小波くん「タッグフォース！」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) ：2012/06/16(土) 23:54:20.34 ID:+gbtQAwO0

・PSP用ゲームソフト「遊戯王5D'S タッグフォース6」の二次SSです。

・タッグフォースの女の子のモブたちと、主人公キャラが仲良くするお話。

・ゲーム内のストーリーとは無関係の、オリジナルストーリーです。

・世界観、設定等は、一部を除いて「タッグフォース6」に準拠します。

・ただし、主人公はオリジナルの要素が強いです。

・デュエルSSではありません。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1339858460（SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中！）

1.5 ：荒巻＠管理人★(お知らせ) [Twitter]： ID:???

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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 ＠ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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全レスする（´；ω；｀）part56 ばばあ化気味 ＠ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 ＠ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ ＠ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 ＠ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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トーチャーさん「超Ａ級スナイパーが魔王様を狙ってる？」〈ゴルゴ13inひめごう〉 ＠ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
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【安価】貴方は女子小学生に転生するようです ＠ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
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ハルヒ「綱島アンカー」梓「２号線」【コンマ判定新鉄・関東】 ＠ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713736565/

2 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) ：2012/06/16(土) 23:57:08.89 ID:+gbtQAwO0

小波くん

主人公であり、ゲーム内でのプレイヤーキャラ。通称「帽子の男」

一見変な帽子のただの青年。その正体は無敵のデュエリスト。

人を惹き付ける謎の魅力を持っているようで、どんな相手とでも仲良くなってしまう。

よく寝る。朝が弱い。

無職。

当SSでは可愛い女の子が大好きなキャラになっています。

でもデュエルはもっと好きです。

3 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) ：2012/06/16(土) 23:58:29.86 ID:+gbtQAwO0

〜 宮田ゆま 編 〜

4 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage saga]：2012/06/16(土) 23:59:10.36 ID:+gbtQAwO0

宮田ゆま

おっとりした性格で人を疑うことを知らない。

まずは信じることからはじめ、

途中で疑うこともなく、とことん信じる。

彼女のあまりに無垢で綺麗なキラキラした瞳で見つめられて

「私、信じています」などといわれると、

どんな悪人でもたちどころに改心してしまうと、もっぱらの噂。

（公式設定）

5 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage saga]：2012/06/17(日) 00:02:06.30 ID:bxUvoMYo0

ネオ童実野シティ、デュエルレーン。

シティの中でもデュエルのメッカとして知られ、多くのデュエリストが、
老若男女、昼夜を問わず熱いデュエルを繰り広げているスポットだ。

そう、実にたくさんの――……

小波「むふ」

たくさん、いるいる……。可愛い女の子、キレーなおねいさん、より取り見取りですなぁ。

小波「さてさて、今日はどの子とデュエルを、……ん？」

少し離れたところに見える、あの特徴的な頭部のシルエットは。
うん、間違いようがない、あれは……

小波「おーい、遊星ー！」

遊星「……小波か」

やっぱり、遊星だった。

6 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage saga]：2012/06/17(日) 00:03:51.16 ID:bxUvoMYo0

俺が走り寄り、声をかけると、彼はこちらにチラリと目線を返す。
相変わらず愛想のないことだが、遊星のことを少しでも知っていれば、これが彼のいつもの態度だと分かる。

……いや、むしろいつもより、ちょっと機嫌がいいかも。

遊星「ちょうど良かった。お前に、渡したいものがあったんだ」

小波「渡したいもの……？」

遊星「カードの市で、たまたま手に入ったんだが……、このカードを受け取ってくれ」ｽｯ

そう言って、遊星が差し出した、一枚のカード――


《超融合》


小波「ちょ……」

めちゃくちゃいいカードですけど。

7 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage saga]：2012/06/17(日) 00:05:04.74 ID:bxUvoMYo0

小波「いやいや、駄目だろ。こんないいカード、もらえねぇだろ」

遊星「だが、俺のシンクロデッキでは、超融合は力を十分には発揮できなくてな」

小波「それはそうかもしれないけど……」

確かに、遊星のデッキでは、このカードは活躍の機会は少ないだろう。
反面、俺のデッキとは相性がいいカードだ。

遊星「もっと必要としているやつの手元にあったほうが、カードも幸せだと思う」

ニヤリと微笑む遊星。
イケメンが言うと絵になるなぁ。くそぅ。
しかし、必要としてると言ったら、俺よりもこのカードが必要な人ならいくらでも……

小波「……あ」

いた。

このカードが必要としている人。

8 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage saga]：2012/06/17(日) 00:06:26.94 ID:bxUvoMYo0

……宮田ゆま。

デュエルアカデミアに通う、高校三年生の女の子。
ちょっと天然だけど、明るくて、純粋で……、正直、すごく可愛い。
そして彼女の使うHEROデッキなら、超融合のカードは切り札として活かせるはずだ。

そう、きっとこのカードをプレゼントすれば――……


〜イメージしろ〜


小波『……ゆま、君にこのカードをあげよう』

ゆま『あうっ！？ い、いいんですかっ！？』

小波『あぁ。俺が、君のために用意したカードだ……』

ゆま『嬉しい！ 大事にしますっ！ 』

小波『分かってくれたかい、ゆま……これが俺の気持ちだ……』ﾀﾞｷｯ

ゆま『こ、小波さん……、本当に、私……嬉しいです……』ｷｭﾝ…

小波『俺と お前は 相性抜群！』

ゆま『え、えへへっ……、小波さぁん……』ｳｯﾄﾘ


〜イメージ終了〜


小波「これはいける」

遊星「小波？」

9 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage saga]：2012/06/17(日) 00:09:01.02 ID:bxUvoMYo0

俺は遊星に向き直り、真剣な表情で語りかける。

小波「遊星……、超融合には、俺よりもっとふさわしい持ち主がいる」ｷﾘｯ

遊星「ふさわしい、持ち主？」

小波「あぁ。ソイツなら、このカードと深い絆を築けるはずだ」

遊星「絆……。絆、か……」

遊星の声に熱っぽいものが混じる。
お前本当に絆好きだな。

小波「遊星さえよければ、俺からソイツに、このカード、超融合をプレゼ――……、渡してやろうと思うんだが」

遊星「ああ……、分かった。そういうことなら、このカードの行き先は、お前に託す」

小波「ありがとう、遊星」

遊星からカードを受け取り、丁寧にスリーブに封入して、ケースにしまう。
これできっと、ゆまの好感度も……

小波「……むふ」

遊星「……？」

10 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage saga]：2012/06/17(日) 00:09:51.63 ID:bxUvoMYo0

今日はここまでです

11 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2012/06/17(日) 00:12:49.78 ID:U8FM+B2no

コナミ君本編じゃカタコトだからなぁ

12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]：2012/06/17(日) 01:01:38.11 ID:gTdtBmh10

期待してる。

がんばれ

13 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]：2012/06/17(日) 15:28:13.31 ID:bxUvoMYo0

夕暮れの湾岸を、俺は歩いている。
沈みかけの太陽が海面に映え、なかなかムードのある情景だ。
少し強い潮風と、爽やかな海の香りが心地よい。

ここはゆまのお気に入りの場所らしい。
海を眺めながら危なっかしく歩いている姿をよく見かける。

俺も、アカデミアが放課後になるこの時間を見計らって、ゆまに会いにここへ来ることもしばしばある。

……ストーカーじゃないですよ？

小波「……お」

ゆまを見つけた。

アカデミアの制服に身を包んだままだ。放課後、真っ直ぐこの場所へ来たらしい。
少しうつむき加減の、たそがれた様子で、水平線を見つめている。

14 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]：2012/06/17(日) 15:29:29.67 ID:bxUvoMYo0

小波「ゆま」

ゆま「あ、小波さん……」

俺が声をかけると、ゆまはこちらを向き、沈んだ表情を打ち消すように笑顔を浮かべた。
弾ける笑顔というヤツだろうか、見ているだけでこっちまで笑顔になってくる。

ゆまは可愛いなぁ。

ゆま「えへへ、こんにちは、ですっ！」

小波「何かあったか？ 珍しく元気ないみたいだけど」

ゆま「あぅぅ、何で分かるんですか？ 小波さんはエスパーなんじゃないでしょうか。エスパー小波さんです」

なんか大盤振る舞いしそうな呼び方やめろ。
というか、誰でもわかるぞ、そんな顔していれば。

15 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]：2012/06/17(日) 15:31:32.79 ID:bxUvoMYo0

ゆま「でもでも、大丈夫ですよ！ 小波さんの顔を見て、元気百倍です！」

おいおい天使か。
しかし、落ち込んでいるところを励ませば好感度はさらにアップだろう。ここはチャンスとも言える。

小波「そうそう、ゆま、君にこのカードをもらってほしい」

俺が差し出した超融合のカードをゆまは一瞬きょとんとした顔で見る。
その表情がみるみる驚いた様子に変わった。

ゆま「えぇ！？ すごい！ レアカードじゃないですか！？」

小波「俺が、君のために用意したんだ。受け取ってくれるかい？」

ゆま「あぅ……っ、ありがとうございます、小波さん！」

控えめな胸にカードを抱き、心から嬉しそうに微笑むゆま。
しかしいきなりプレゼントなんてしたら、何か裏があるかも、なんて考えそうなものだが……

ゆま「えへへっ！ 大切にします！」

……あぁ、疑う様子もない無邪気な笑み。きっと、ゆまの世界は善意で満ち溢れているんだろうなぁ。
下心丸出しの自分が、なんだか恥ずかしくなってくるようです。

16 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]：2012/06/17(日) 15:32:44.02 ID:bxUvoMYo0

ゆま「でも、どうして私にこのカードを……？」

小波「君に理解してほしかったんだ、俺の思い」

ゆま「思い？」

絶好のタイミング、そしてシチュエーション。これはもう、ロマンチックが止まらない感じのはず……！

センス古いとか言うな。

小波「そうさ、ゆま……もしよかったら、俺と……付き合ってほしい……」

ゆま「……？」

おい、そこで小首を傾げるな。

小波「いや、つまりね、俺のパートナーに――……」

ゆま「えっと……？ んー……あっ！ そういうことですか！」

17 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]：2012/06/17(日) 15:33:50.36 ID:bxUvoMYo0

小波「おぉ！ 分かってくれたか！」

ゆま「小波さん、私……嬉しいです……っ！」

感激した様子で瞳を潤ませるゆま。
その頬を染めるのは、沈む夕日か、それとも――

……来た！

来たよ俺の時代！
ゆまの手を優しく握ると、ゆまは真っ直ぐ俺を見つめ返し、そして……

小波「さぁ、ゆま！ 俺と愛の……」

ゆま「私とタッグデュエルをしてくれるってことですね！」


……ほげ？

18 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]：2012/06/17(日) 15:35:43.01 ID:bxUvoMYo0

ゆま「ほら、今度開催される、シティのタッグデュエル大会ですよぉ」

タッグデュエル？
あー、そういえばそんなようなことを、テレビで何か言ってたような……

ゆま「今度の大会は、デュエルアカデミアの生徒は、課外活動として全員参加なんですけど……」

ゆま「周りの友だちは、みんなもうタッグを組んじゃって、私だけなかなか、パートナーが決まらなくて……」

ゆま「それで、どうしようかと悩んでたんです……」

そう言ってゆまは肩を落とす。
ははぁ、それでさっきは、暗い顔していたのか。

ゆま「でもでもっ！ 小波さんがパートナーになってくれて、私本当に嬉しいです！」ﾆｺｯ

なるほどなー。

待て。待て待て。大いなる誤解で話を進めるな。
俺が興味あるのは夜のライディングデュエルだけで、一般のタッグデュエルなんてこれっぽっちも――……

19 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]：2012/06/17(日) 15:37:00.43 ID:bxUvoMYo0

ゆま「私、上手くやれるか不安ですけど……、でも！ 小波さんと、小波さんからもらったこのカードが一緒なら……」

一点の曇りもない眼差しで俺を見つめるゆま。
やめろ、そんな綺麗な目で見るのはやめるんだ。

小波「や、やめ……」

ゆま「私、信じてますから。小波さんと、このカードを」

小波「やめ、や、や……」

ゆま「や？」

その瞳、裏切れない。

小波「……やるからには、絶対勝つぞ」

ゆま「は……、はいっ！」ﾊﾟｧｧ


――どうしてこうなった……。

20 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]：2012/06/17(日) 15:37:39.90 ID:bxUvoMYo0

ここまでです

21 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]：2012/06/17(日) 15:46:26.19 ID:4+QPNOh9o

俺と青葉あげはを超融合おつ

22 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]：2012/06/17(日) 18:55:52.72 ID:gTdtBmh10

乙

どうせこの小波君も最終的にハーレム築いてベッドがベットォ〜リになるんだろ？
爆発しろ

23 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/17(日) 20:32:45.14 ID:uB9LiXpDO

ダークネスゆまか……

○○さんゆまですよ！ゆーま！