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Fate/Another   - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆uBeWzhDvqI [saga ]:2012/06/17(日) 22:37:27.78 ID:aF6il23L0

他作品キャラを用いた聖杯戦争パロディです

この作品には原作及び各参戦作品のネタバレを含む場合があるので注意を。

尚、設定は原作とは変わる場合もあります

次に主な設定を。

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トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
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【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
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ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
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【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713613334/

ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
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いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

2 : ◆uBeWzhDvqI [saga ]:2012/06/17(日) 22:45:06.33 ID:aF6il23L0

・各サーヴァント

【セイバー】ロロノア・ゾロ
【ランサー】佐倉杏子
【ライダー】カミナ
【アーチャー】ゲイン・ビジョウ
【キャスター】ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア
【アサシン】ヒソカ
【バーサーカー】範馬勇次郎

で行われます。マスターは物語が進むにつれて登場しています。


・基本的な事は原作とあまり変わりません。

変更点?


・舞台は見滝原【魔法少女まどか☆マギカ】
・英霊に物理攻撃の有効化
・原作Fateの各キャラの時系列を変えている部分があります
・なんだかんで私が一番把握できてないのがFateなので解釈が違う場合がありましたら指摘をお願いします


現段階ではこんな感じです
追加があったら随時書き込みいたします


それでは次から本編開始です
3 : ◆uBeWzhDvqI [saga ]:2012/06/17(日) 22:46:36.51 ID:aF6il23L0


願いを叶えることの出来る夢のような話――――





今、この見滝原の土地にその軌跡が舞い降りる――――






Fate/Another  開幕




プロローグ






4 : ◆uBeWzhDvqI [saga]:2012/06/17(日) 22:50:55.55 ID:aF6il23L0


「行ってきまーす!」


学校に向かうため勢い良く家を出る少女


彼女の名は鹿目まどか。


ピンク色の頭髪が特徴的な中学二年生。


これといった特技のようなものは無い。


どこにでもいる中学生―――――。


「おはよーまどか!!」



5 : ◆uBeWzhDvqI [saga]:2012/06/17(日) 22:53:27.08 ID:aF6il23L0



まどかは友達と合流する。


挨拶をしてきた少女は明るくて活発な印象を与える。


名は美樹さやか。


青色の頭髪が特徴的でまどかと同じクラスに所属する。


「おはよーさやかちゃん」


「今日、仁美風邪で休むって」


「そうなの?大丈夫かな……」


こうして彼女達は普段通り学校へ通学する。





6 : ◆uBeWzhDvqI [saga]:2012/06/17(日) 22:58:26.85 ID:aF6il23L0





学校

「疲れたー」


さやかは席に着くと素早く睡眠の体制を取る。


「さやかちゃん……」


若干呆れるも慣れというのは恐ろしい
特に何も感じなくなる。



何気ない日常と言っても『今日』は一度しか来ない。
つまらないと思っている『今日』が続いても『明日』は全くの別物だ。

少女鹿目まどか

彼女は自分を周りと比べ自分は周りより劣っている、自分を浅く見積もる。
だから何気ない一日を深く――――自分の『未来』を考える時がある。



自分には何が出来るか



何も『使命』を全うすることが無い自分の存在なんて――――


「ホームルームを始めます」




7 : ◆uBeWzhDvqI [saga]:2012/06/17(日) 23:00:25.37 ID:aF6il23L0




(……あ、先生)



思考に深けていてすっかり時間を忘れていたようだ。
背筋を伸ばし前を見る。
先生がいつもの様に話を進めている。


横に目を流すとさやかが姿勢を丸めている。
どうやら一応は起きてるらしく体が地味に動いている。



「美樹さん。姿勢を正しく!」


先生に見つかったようだ

名前を呼ばれたさやかの体は驚いて震えていた。


「は、はいいい!」


さやかの過剰な反応にクラスが笑いに包まれる。
当の本人は顔を真っ赤に染め上げている。
だが悪いの自分自身だが。





転校生が来るなどのイベントも発生するはずなく一日が進んでいく――――




「―――――ふむ、大分上達したようだね・・・」


「ええ、おかげ様で――――」





8 : ◆uBeWzhDvqI [saga]:2012/06/17(日) 23:05:51.75 ID:aF6il23L0


――――遠坂邸――――



遠坂。その名は歴史ある大魔道家。


現当主遠坂時臣。


高めの伸長に風格ある表情
そして凛凛しく生える髭が目立つ。


そんな彼が話をしているのは若めの神父だ。


名を言峰綺礼


その身長は時臣を軽く越えその冷たい視線には何かの恐怖を覚える。
尚、若めとは時臣と比べてである。


9 : ◆uBeWzhDvqI [saga]:2012/06/17(日) 23:09:03.35 ID:aF6il23L0




「『聖杯戦争』も直に来る……ようやくだ……」



聖杯戦争―――――

この地に降り立った聖杯を巡る戦い


選ばれた人間はマスターとなりその証として令呪を授かる


そして彼らはサーヴァントを召喚しそれを使役する


最後に残った勝者は願いを一つ叶えることが出来る――――




「前にも言ったと思うがこれは表向きの話だ」


時臣は綺礼に対して何度も申し訳ないと言った表情で話す
綺礼もそれを苦とすることなく聞き入る。




10 : ◆uBeWzhDvqI [saga]:2012/06/17(日) 23:13:33.29 ID:aF6il23L0




「この聖杯―――見滝原の地に降り立つ物が神の巫女の聖遺物でないのは君も知っての通りだ。」



「ええー―――でなければ回収の話がきますので」



「だが、見滝原の聖杯はそれでもだ。これが悪行を良しとする者に渡れば……な……


だが事前に聖杯を望ましい者に渡す事が出来るのならばそれに越したことはないだろう?」



「だから私は聖堂教会から遠坂に派遣され修業を重ねた」



「根源への到達――――我が遠坂の悲願はそれを置いて他にならない。



だが嘗て志しを共にした間桐はその道を完全に忘れきっている……」



「私は時臣氏を勝利に導くため支援をする……」



「無論、表では私達は聖杯を争う敵同士……



だが水面下で協力し他のマスター達を葬る……確実な勝利のために……」




11 : ◆uBeWzhDvqI [saga]:2012/06/17(日) 23:17:25.48 ID:aF6il23L0





説明確認のような話を終えると再度綺礼に対し話を振る。




「ここに来るまで誰にも目撃はされてないな?」




せっかくの準備も公にされては意味がない。
それに敵に早期から発見されるのは避けたい。だが




「この遠坂の結界なら問題はないでしょう……それに」




遠坂邸には強力な魔術により結界が張られている
その強さはまだ魔術に浅い綺礼でもわかるほどに。




そして―――――




「サーヴァントに見張りをさせておいたので」




そう告げると何もない空間から突如粒子が蔓延る。




次第に粒子は具現化し一人の男の形となった。



12 : ◆uBeWzhDvqI [saga]:2012/06/17(日) 23:18:30.46 ID:aF6il23L0







「ええ、誰にも感知されていませんよ?マスター♠」








13 : ◆uBeWzhDvqI [saga]:2012/06/17(日) 23:24:21.46 ID:aF6il23L0






「ご苦労だ。アサシン。引き続き監視を頼む」





「わかったよ、マスター◆」





そう告げると綺礼のサーヴァント、アサシンは再び姿を消す





「彼の出す空気……流石はアサシンといったところか」






特に何もすることなく周囲に不快な空気をばら撒く
それは相手を恐怖させ混乱に陥れる
殺人者にはもってこいの素質である。








「では今宵、私はサーヴァント召喚の儀式を行う」





14 : ◆uBeWzhDvqI [saga]:2012/06/17(日) 23:28:36.73 ID:aF6il23L0


儀式を行うため地下へ向かう二人に出くわす少女が一人。



「お父さん……と綺礼……さん」


遠坂凛。時臣の娘であり現在は高校一年生となっている。
綺礼に対しぎこちないのは幼い頃は呼び捨てだったが成長した今での敬語のつもりである。



「凛、無理に私に敬語を使う道理はない。昔みたいに綺礼と呼び捨てでも構わないが?」



「結構です!」



勢い良く断った凛に対して場の空気は少し和む











「凛よ、私はこれから前に話した英霊の召喚儀式に参る――――きっと人生に壱度の機会だ。どうだ、見てみる気はないかい?」





15 : ◆uBeWzhDvqI [saga]:2012/06/17(日) 23:30:39.36 ID:aF6il23L0




準備は整った






地に描かれた魔法陣を前に時臣が降り立つ






その背後に凛と綺礼が付く形となる。







手を翳し時臣は詠唱を始める――――








再度告げる、準備は整った――――









詠唱を進める内に魔法陣から溢れ出す光は一層輝きを増す。
風圧も次第に強くなり綺礼が凛の前に立ち風除けの役目を担う。
凛は不服そうだが。









時臣も両手を翳し最後の大詰めに入る





16 : ◆uBeWzhDvqI [saga]:2012/06/17(日) 23:31:21.34 ID:aF6il23L0






『汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ――!!!』





17 : ◆uBeWzhDvqI [saga]:2012/06/17(日) 23:37:49.11 ID:aF6il23L0




詠唱が終わると光は一種の爆発のような広がりを見せる。





「お、終わったの……?」





凛が綺礼の背後から召喚が終了したかどうか確認のため顔を出す。
だが煙が充満していてよくは見えない。





「大丈夫かい?凛」





綺礼が声を掛けるもその苦手意識からか顔を逸らす。





「大丈夫です……言峰さん」






そんな会話を繰り返す内に煙が晴れていた。






「あれが――――英霊――――」








視線の先にはコートを纏った褐色肌の男が立っていた






18 : ◆uBeWzhDvqI [saga]:2012/06/17(日) 23:43:35.81 ID:aF6il23L0



視線の先にはコートを纏った褐色肌の男が立っていた





現れた英霊は辺りを見回し床に手を付ける



どうやら場所を確認しているらしい




何やら考えていたようだが顔を上げ時臣達の方へ視線を向ける




そして歩き出したかと思えば凛の目の前で膝を付く








「えっと――――って!きゃ!」




英霊は凛の手を取りそこにキスを授ける。



その行動には三人それぞれが驚いている。
特に当事者の凛は軽いパニック状態に陥っている。






「え、いや、その――――ね、あ、……」




突然の出来事で上手く状況が把握出来ていない凛。






そんな状況に助け舟を出したのは英霊張本人。





19 : ◆uBeWzhDvqI [saga]:2012/06/17(日) 23:47:12.13 ID:aF6il23L0




「突然のご無礼をお許しください。そしてもしよければお名前を」






先ほどとは打って変わって紳士的な態度を取る英霊
凛も少しは落ち着いたようだ。







「遠坂、凛……です」










「『凛』か。ときめくお名前です。この『アーチャー』マスターである『凛』。貴女を必ずやお守りしましょう」








「マスターは私なんだがな……」








呆れた表情で時臣は独り呟く―――――








20 : ◆uBeWzhDvqI [saga]:2012/06/17(日) 23:49:21.16 ID:aF6il23L0


【アーチャー/遠坂時臣】

【アサシン/言峰綺礼】


確認。
21 : ◆uBeWzhDvqI [saga]:2012/06/17(日) 23:52:20.01 ID:aF6il23L0
とまぁ、今回はここまでです


説明に書いた時間軸は
時臣、言峰はゼロ時代だけど凛はステイナイト辺りといった感じです


とりあえずちゃっちゃと英霊召喚していけるよう頑張ります


もしよければコメントでも


それでは。
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/18(月) 01:24:25.53 ID:7G095tUDO
/Anotherを名乗るとはすごい自信だな
期待しとく
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/18(月) 16:50:51.53 ID:CVXFQRea0
サーヴァントは全部別作品でfateキャラの設定も変更、舞台も別作品。
そのうえ作者はfateが一番よくわかってない。

ここまでアレなら単なるバトロワ物にすりゃよかったんじゃない?
24 : ◆uBeWzhDvqI [saga]:2012/06/18(月) 23:05:17.16 ID:DJn9xiQu0
>>22
タイトルが思いつきませんでしたw

>>23

バトロワは若干トラウマがあるもので……
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/06/18(月) 23:11:27.73 ID:Ekeg+eMK0
Anotherっていうから鳴ちゃんが拝めると思ったのに…
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/06/19(火) 16:38:29.20 ID:YdLZuGONo
FateとAnotherのクロスかと思ったわw
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/22(金) 21:50:56.33 ID:TLYKRXts0



「悪いまどか、今日はちょっと用事があって……」





「え?そうなの?」






学校も終わりいつも通りの帰り道に着く所だったがどうやら今日は違うらしい。
さやかは用事があると言い素早く身支度すると急いで帰って行った。





普段のさやかならCDを買いに行くのに付き合って。





と言うのだが今回は反応からして違うらしい。
今思えば今日のさやかは何処か何時もと違う感じがした。
授業中に睡眠の姿勢を取るのがいつもより多く感じた気がした。






まぁ、考えすぎかとまどかは思い自分も帰路に着こうとした所、見知った顔に出会う。




28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/22(金) 22:00:21.93 ID:TLYKRXts0



「あ、まどかじゃん!」



「あ、――君!学校帰り?」




29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/22(金) 22:02:05.22 ID:TLYKRXts0




まどかは見知った少年と軽い会話をしながら近くの喫茶店に入る。
内容から察するに二人は幼馴染らしい。





お互い向い合せで座り適当にメニューを頼む。
頼み終えると少年――――と言ってもまどかより2,3歳上と言ったところか。
が、話を切り出す。




「久しぶりだな、まどか!」




「そうだね……前に遊びに行ったのが……去年ぐらいかな?」




「あー、それぐらいかな?まどかの親やタツヤは元気かい?」






タツヤとはまどかの弟である。
この少年はよくタツヤのお守り兼遊び相手をやっていたようだ。





30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/22(金) 22:11:16.19 ID:TLYKRXts0



さやかは現在柄にもなく図書館に足を運んでいる。
お世辞にも頭がいいようなキャラではなく、むしろスポーツ万能型だ。
もちろん成績も言わずもなく……。




そんなさやかが図書館に来るのは大変珍しい。
どうやら今日の様子がおかしかったと関係があるらしい。
誰にも話をしたくないらしくまどかを振り切ってまで一人で来たのだ。





世界の歴史――――授業で習うような部分ではなく――お伽噺や神話の類。
そのような分厚い本を何冊か持ってきて机の上に置く。





タイトルには魔術、魔法と言ったファンタジー関連が多い。





31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/22(金) 22:16:06.03 ID:TLYKRXts0




一体さやかはどうしたのか。






柄にもなく図書館に足を運ぶ。
そして魔術の類と言った神話の世界の話。
……現に魔術師の類は存在しているわけだが……





別に厨二病に目覚めたわけではないらしい。






運んだ本を見て得意げな顔をするさやか。
彼女はもちろん問題集を買っただけで勉強した気分になるタイプだ。





右手の袖を捲り視線をそちらに移す。






「さてこの謎の入れ墨は何だ……?」












そこには俗に言う令呪が宿ってあった





32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/22(金) 22:36:02.17 ID:TLYKRXts0



「なるほど……アーチャー君の能力値は中々だな」





「光栄ですよ、マスター」







遠坂邸の時臣の自室。






そこでマスターの時臣とサーヴァントのアーチャーが会話をしている。
マスターの権利としてマスターはサーヴァントを見るとある程度の能力値が分かるのだ。






「基礎能力に身体能力はそれなり……魔術も使えは出来る……ふむ」






続けて時臣が話す。






「単独行動スキル……長くて一週間と言ったところか。」






「ええ、だからマスターは安心して身を隠していても構いませんが?」





「フ……頼りにさせてもらうぞ?アーチャーよ」







「このアーチャー『黒いサザンクロス』の名に懸けて」





33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/22(金) 22:37:23.42 ID:TLYKRXts0



喫茶店



まどかと少年が他愛もない話を続けていると少年の知り合いが通ったようだ。





「よう、――こんな所で何だ?デートか?」





どうやら彼らは仲がそこそこ良いらしく、楽しそうに会話を進める。





デートと言われ顔を赤くするまどか。
が対する少年は違う。と簡単に否定して話をしていた。






「おーい―ヤンそろそろいくぜぃ?」





遠くから少年の友達の名を呼ぶ声が聞こえてきた
その人はじゃあな。と言って席を立つ。
まどかの方に振り向き声をかける。





「悪いな邪魔しちゃって!幼馴染なんだってな、ま、こいつの事よろしくな!」





「お、おい!何言ってんだよ――!」





その友達は笑いながら手を振り去ってしまう。
少年は溜め息をついて彼を見送る。





「仲良いんだね」






「悪友って感じかな」





34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/22(金) 22:40:16.05 ID:TLYKRXts0



「……まさかね。」






本を見渡しながら独り呟くさやか。
その本にはこう書かれている。






令呪―――――それはマスターの証






「聖杯戦争……あたしどうなっちゃうんだろう……」





日常から非日常への転換。
掛かる命、伸し掛かる死への恐怖、日常の拒絶。
考えると震えが止まらない。





だがこれを否定――つまり参加しないという事もできる。
監視とされている場所に申し出れば保護もしてくれるらしい。






『そもそも何故こんな本が普通の図書館に置いてあるのか』







35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/22(金) 22:42:44.21 ID:TLYKRXts0




「でもあたしは――――――」







最期まで生き残れば願いを叶える権利を与えられる。






「恭介――――」
















「他に質問はないかい?美樹さやか」






「え?」


突如響く自分を呼ぶ声。
その声は聴いたことも無ければ声の本人も視認できない。





「後ろだよ」




声の通り振り返るとそこには得体の知れない白い生物がいた。











「僕の名前はキュゥべぇ。今回の聖杯戦争の監督役の一人を務めさせてもらっているよ!」





36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/22(金) 22:43:38.45 ID:TLYKRXts0



「ただいまー」






先ほどまどか達と話していた少年は自分のマンションへと到着していた。
靴を揃え居間に行くと白いシスターの少女と猫がいる。






「おかえりー。――ぁ」






「――――――、聞きたいことがあるんだけど」






帰ってそうそう何だろうか。
居候のシスターは何?と言った顔で少年を見上げる。






「コレ……わかるか?」







「『当麻』……いつその『令呪』が宿ったの?」








「やっぱり『インデクッス』は知っていたか……」





37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/22(金) 22:45:03.33 ID:TLYKRXts0



喫茶店





まどかと少年は会計を済ませ店を出る。
辺りはオレンジに染まりもう少しで夜が訪れるのを暗示している。






「悪いな、まどか。時間取らせて」






少年が謝るがまどかはそんなことないよ、と優しく微笑む。






そして別れの挨拶をする。







「じゃあな!まどか!」













「バイバイ、士郎君!!」










少年の名は――――――衛宮士郎。






38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/22(金) 23:01:54.04 ID:TLYKRXts0
と、まぁ全然進んでいないですが。

書きながら更新と溜め込んでから書く

ってどっちがいいんでしょうかね。
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) :2012/06/23(土) 22:33:55.49 ID:PGCfxWeZo
やりやすい方でいいよ
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/24(日) 22:30:30.20 ID:wVVYGoM60


「インデックスコイツは何だ?」



少年ーー上条当麻は自分の『左手』に宿った令呪と呼ばれる物をちらつかせる。




「それは令呪と言って聖杯戦争に参加資格のあるマスターに与えられる称号なの」




「聖杯戦争?」



「そう聖杯戦争」



「一体何なんだ?その聖杯戦争ってのは?」




「元の起源は遠坂、間桐、アインツベルンが原因なの」





「はぁ?」






























41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/24(日) 22:35:03.18 ID:wVVYGoM60



図書館



「―――――でキュゥべぇ、アンタは何物なのよ?」



「だから聖杯戦争の監督役……」



「だったら聖杯戦争とやらは実在するのね」



「うん。証拠に君にはマスターの証である令呪が宿っているじゃないか!」



「この際選ばれた理由なんてどうでもいい。一つ聞いてもいい?」



「いいよ、僕には義務があるからね」





「優勝したら願いが叶うって本当?」







42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/24(日) 22:46:44.83 ID:wVVYGoM60




上条家


「あ、言い方が悪かったかも……魔術協会が主催なんだよ」



「そんな事はどうでもいい……が」



「願いを叶えるために殺しあうなんて冗談じゃない……!!」


上条当麻はごく普通の人間である。
友達と遊び、学校に通い、ご飯を食べ、明日に備え寝る。
おかしいとしたら、人よりも少し不幸気味な体質。



「そんな事はあったら駄目なんだ……ッ」



右手。
彼の右手は特殊の力が宿っている。
それは全ての異能を打ち消す力『幻想殺し』
そう、彼は非道を憎み、悪道を根絶する。



自分の身がどうだろうと―――――




「インデクッス。契約の仕方を、サーヴァントの儀式を教えてくれ」




「当麻……」




「聖杯戦争……そのくだらない幻想をブチ壊す!!」




彼は『正義の味方』なのだから――――――


43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/25(月) 00:10:00.69 ID:2prlnX6Io
上条さんと士郎って絶対に相容れないよな
普段仲良くても肝心なところで仲違いするイメージ
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/25(月) 06:04:55.36 ID:nO0H+RHYo
改行うざい
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/07/26(木) 02:32:42.59 ID:LVQ8/bAxo
だめだったか
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/30(月) 16:36:35.73 ID:hdfcaTc60

禁書「いいの?当麻」


上条「ああ、いくぞ!」





上条「でろ……俺のサーヴァント!!」





描かれた魔法陣から出てきたのは傷を持つ男だった。
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/30(月) 16:40:15.31 ID:hdfcaTc60


さやか「これが私のサーヴァント……」ゴクリ


QB「そうだね。この風貌はセイバーだね」


セイバーと呼ばれた男
特徴的な三本の刀を持った緑髪の男


セイバー「ふあぁぁぁ……ん?」


大きなあくび。
セイバーは寝ていたらしくこちらを見て初めて状況を確認する



セイバー「なるほどな……マスターさんよぉ?」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/30(月) 16:43:22.68 ID:hdfcaTc60


さやか「えっと……よろしく…」


セイバー「偉く他人行儀だな、お前は俺の主だぞ?恐がる必要はない」


さやか「そうです……そうだよね!よろしくセイバー!」


QB「さっそくで悪いけど……」


セイバー「ああ、わかってる」


さやか「あれ、置いてけぼり?」


セイバー「おいおい、魔術師じゃないのか?」


さやか「えへへ……素質はあるらしいんだけど……」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/30(月) 16:45:47.56 ID:hdfcaTc60
当麻「あいつがセイバーか」


禁書「うん。魔力以外はそれなりの数値……流石はセイバーのランクだね」


さやか「あれが敵……」


セイバー「どうする?大将」


さやか「えっと……」


(ううん。私は迷わない!)


さやか「おねがい!セイバー!!」


50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/30(月) 16:48:22.09 ID:hdfcaTc60


セイバー「任された…!」ドン!!


???「ふっ、セイバー相手にとって不足なし!!」


「いざ尋常に勝負!!」


セイバー「いいが、誰だお前?



???「そうだな……」



「我が名は『ファイター』この聖杯戦争に置いてセイバー!貴様にガンダムファイトを申し込む!!」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2012/08/03(金) 16:33:49.75 ID:yRwcW+C40
アニメ「Another」キャラのfateかと思ったら違ったでござる
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