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がんばれ!ヤヨイちゃん【モーレツ宇宙海賊】 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆1BrjSSUSHI [saga]:2012/06/26(火) 23:20:31.82 ID:JighgIoC0
ヤヨイ「き、来ちゃった」

ヤヨイ「マリカ先輩の家」

ヤヨイ「・・・うぅ」

ヤヨイ「やっぱり、帰ろうかな」

ヤヨイ「・・・・・・」

ヤヨイ「だ、だめだよ」ぶんぶんっ

ヤヨイ「わたしっ」

ヤヨイ「アイちゃんを守るために、ここに来たんだから!」

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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
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2 : ◆1BrjSSUSHI [saga]:2012/06/26(火) 23:21:31.43 ID:JighgIoC0
〜実は数日前〜

ナタリア「そういえば先輩っ」

ナタリア「リン部長以外に、部内恋愛ってなかったんですか?」

サーシャ「部内恋愛?」

真希「んー、聞いたことないね」

ウルスラ「でもさー」

ウルスラ「マリカあたり、怪しそーじゃない?」

ヤヨイ「マリカ先輩・・・ですか?」
3 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/26(火) 23:22:44.33 ID:JighgIoC0
ウルスラ「チアキちゃんと、とかさー」

真希「グリューエルも、結構一緒にいるね」

サーシャ「あ、マミとか」

ナタリア「そんなにですか!?」

真希「ナタリアも気を付けた方がいいよー」にひひ

ナタリア「えー?」

真希「冗談、冗談♪」

ナタリア「おどかさないでくださいよー」

ウルスラ「まー、マリカがそうだとしてもさ」

ウルスラ「ナタリアは大丈夫じゃない?」
4 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/26(火) 23:24:31.08 ID:JighgIoC0
ナタリア「なんでですかー!」

ナタリア「そりゃ、わたしはそういう魅力ないかもだけど」

ウルスラ「そーじゃなくて」

ウルスラ「最新のマリカ情報だと」

ウルスラ「マリカは、アイちゃんにご執心のはずっ」

ヤヨイ「あ、アイちゃんですか?」
5 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/26(火) 23:25:59.39 ID:JighgIoC0
真希「あー、そういえば」

真希「この前、2人で楽しそうにディンギー整備してんの」

真希「見かけた気がするわ」

サーシャ「声を掛けなかったの?」

真希「いやー、手伝わされると思ったからさー」

ナタリア「それって、どうなんですかー」はぁ

真希「いやー、あはははー」





ヤヨイ(ま、マリカ先輩が、アイちゃんを?)
6 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/26(火) 23:27:11.92 ID:JighgIoC0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ヤヨイ「た、確かめないと」

ヤヨイ「そのために、ここに来たんだから!」

茉莉香「あっれー?」

茉莉香「ヤヨイちゃんじゃない」

ヤヨイ「ひゃあ!」びくっ

ヤヨイ「ま、マリカ先輩!?」

茉莉香「なんか、わたしに用?」

ヤヨイ「あ、いえ、その」

茉莉香「ごめんねー、今日はランプ館でバイトだったんだー」
7 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/26(火) 23:28:13.16 ID:JighgIoC0
ヤヨイ「お邪魔・・・します」

茉莉香「遠慮しないで、入って入ってー」

茉莉香「今日は、誰もいないからさー」

ヤヨイ「ふ、二人きりですか?」

茉莉香「そうだけど、なんか都合悪い?」

ヤヨイ「そんなことないです!」

茉莉香「どうしたの?いつもと違うね」

茉莉香「あー、先輩の家だから緊張してるー?」

ヤヨイ「い、いえっ」
8 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/26(火) 23:29:33.69 ID:JighgIoC0
茉莉香「紅茶でいいかな?」

ヤヨイ「あ、わたしが」

茉莉香「いいって、いいってー」

茉莉香「こう見えても、ランプ館じゃ手慣れたもんなんだから」

ヤヨイ(ど、どうしよう)

ヤヨイ(なんか、話を切り出しにくくなっちゃった)
9 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/26(火) 23:30:40.88 ID:JighgIoC0
茉莉香「はい、どうぞ♪」

カチャ

ヤヨイ「あ、ありがとうございます」

茉莉香「それで、どうしたの?」

ヤヨイ「は、はいっ」

ヤヨイ「あの、その」

茉莉香「ん?」

ヤヨイ(こ、心の準備がー)

ヤヨイ「ま、マリカ先輩はっ」

ヤヨイ「アイちゃんのこと、どう思ってますか!?」

茉莉香「アイちゃん?」

ヤヨイ(わ、わたしっ)

ヤヨイ(なんでこんなストレートに!?)がーんっ
10 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/26(火) 23:35:23.27 ID:JighgIoC0
茉莉香「・・・ははぁ、なるほどね」

ヤヨイ「え?」

茉莉香「大丈夫だよ、ヤヨイちゃん」うんうん

ヤヨイ「な、なにが大丈夫なんですか?」

茉莉香「確かに、アイちゃんは凄い子だよね」

ヤヨイ「は?」

茉莉香「でも、あの凄さはさー」

茉莉香「好きなことをやってるからだと思うな」

ヤヨイ「好きな・・・こと?」

茉莉香「アイちゃんは、飛ぶことが大好きで大好きで」

茉莉香「その想いは、誰より強いんだと思う」
11 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/26(火) 23:36:44.31 ID:JighgIoC0
茉莉香「だから、あんなに頑張れるし」

茉莉香「前向きでいられるんだと思うよ」

ヤヨイ「は、はぁ」

茉莉香「あんな子が近くにいたら、自分と比較しちゃうかもだけど」

茉莉香「わたしに言わせれば、ヤヨイちゃんだって凄いよー」

ヤヨイ「わ、わたしがですか?」
12 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/26(火) 23:38:43.35 ID:JighgIoC0
茉莉香「ヨット部で海賊した時」

茉莉香「ヤヨイちゃんの転換炉の知識は凄かったし」

茉莉香「なにより、冷静に判断してたじゃない」

ヤヨイ「あの時は、もう必死で」

茉莉香「それがなかなか出来ないんだなー」

茉莉香「必死な中で、冷静に考えられるってさ」

ヤヨイ「・・・あ」

ヤヨイ(そっか)

ヤヨイ(この人は、恋愛感情とか、そういう目でわたし達を見てない)

ヤヨイ(もっと、大きな人なんだ)キュンッ
13 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/26(火) 23:42:46.47 ID:JighgIoC0
茉莉香「あ、そーだ」

茉莉香「夕飯食べてかない?」

茉莉香「後輩のために、はりきって作っちゃうよー」

ヤヨイ「は、はいっ」

ヤヨイ「今度こそ、お手伝いします」

茉莉香「じゃあ、一緒に作りましょー♪」

ピンポーン

茉莉香「あれ、誰だろ?」
14 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/26(火) 23:44:19.08 ID:JighgIoC0
茉莉香「ちょっと待っててね」

ヤヨイ「はい」

茉莉香「はいはーい、誰ですかー」

ピッ

茉莉香「あれ?」

茉莉香「サーシャ?」
15 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/26(火) 23:45:51.12 ID:JighgIoC0
サーシャ「ヤヨイちゃん?」

ヤヨイ「こ、こんばんは」

サーシャ「もしかして、お邪魔だった?」

ヤヨイ「そ、そんなこと!」

茉莉香「なーに言ってんだかー」

茉莉香「後輩の相談に乗るのも、先輩の立派な務めです!」

サーシャ「そっか」

サーシャ「慕われてるね、マリカは」

茉莉香「いやー、それほどでもー」
16 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/26(火) 23:47:14.96 ID:JighgIoC0
茉莉香「で、サーシャはなにをしに?」

サーシャ「リン部長に頼まれてるの」

茉莉香「たはー、あの件かー」

ヤヨイ「なにかあったんですか?」

サーシャ「マリカを次期部長にって、話があってね」

ヤヨイ「マリカ先輩がですか?」

ヤヨイ「素敵じゃないですか」

茉莉香「ヤヨイちゃんまで、そんなー」
17 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/26(火) 23:50:34.85 ID:JighgIoC0
茉莉香「今日は先客がいるので、その話はなしで!」

サーシャ「え、でも」

茉莉香「いま、ヤヨイちゃんとごはん作ろうとしてたんだけどなー」

茉莉香「サーシャは食べていかないのかなー?」

サーシャ「ごはん?」

ぐーっ

サーシャ「・・・あ///」

茉莉香「へっへっへー」
18 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/26(火) 23:52:01.00 ID:JighgIoC0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ヤヨイ「今日は、どうもありがとうございました」

茉莉香「まー、色々あるかもだけど、頑張ってね」

ヤヨイ「はいっ」

茉莉香「送っていかなくて、大丈夫?」

ヤヨイ「はい、一応」ちらっ

茉莉香「そっか、迎えかー」

ヤヨイ「それでは、失礼します」

茉莉香「また休み明け、ヨット部でねー」ふりふり
19 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/26(火) 23:53:21.07 ID:JighgIoC0
ガーッ

サーシャ「お疲れ、マリカ」

サーシャ「いい先輩ぶりだったよ」

茉莉香「そんなことないってー」

茉莉香「っと、こんな時間だけど、帰らないとまずくない?」

サーシャ「んー」

サーシャ「マリカさえ良ければ、泊まってっていいかな」

サーシャ「久しぶりに、色々おしゃべりしようよ」

茉莉香「あー、いいねー」

茉莉香「海賊なんかやってると、フツーの女の子の話題がなくてねー」

サーシャ「そうだろうね」くすっ
20 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/26(火) 23:54:40.21 ID:JighgIoC0
〜1週間後〜

ウルスラ「最近、マリカとヤヨイちゃん、仲いいよねー」

真希「あー、さっきも二人でシュミレーターやってたね」

ウルスラ「もしかして、乗り換えた?」

真希「・・・・・・」

ナタリア「・・・・・・」

ウルスラ「・・・・・・」

アイ「え?」

アイ「な、なんですか?」
21 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/26(火) 23:56:32.95 ID:JighgIoC0
真希「なんでもない、なんでもない♪」

ウルスラ「・・・この反応」

ウルスラ「アイちゃんご執心説は、間違いだったかー」

ナタリア「てゆーか、本気だったんですか?」

アイ「ご就寝?」

真希「そっか、わかった!」

真希「実は、アイちゃんは隠れみの!」

真希「本命は、最初からヤヨイちゃんだった!」びしっ

アイ「ほ、本命ってなんですか!?」
22 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/26(火) 23:58:49.99 ID:JighgIoC0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

アイ「き、来ちゃった、ランプ館」

アイ「マリカ先輩、今日は早上がりだったから」

アイ「今日は、ここでバイトのはずっ」

アイ「・・・うぅ」

アイ「やっぱり帰ろうかな」

アイ「・・・・・・」

アイ「だ、だめっ」

アイ「わたしっ」

アイ「ヤヨイちゃんを守るために、ここに来たんだもん!」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/06/27(水) 01:17:13.76 ID:AmGv2iPPo
モーパイSSとは期待!
24 : ◆1BrjSSUSHI [saga]:2012/06/27(水) 21:17:34.02 ID:9JqkzcEm0
カランッ

茉莉香・マミ「いらっしゃいませー」

茉莉香「あれー、アイちゃん?」

茉莉香「一人でなんて、珍しいね」

アイ「はい、その」

茉莉香「どうしたの?」

アイ「いえ、その」

アイ「や、ヤヨイちゃんのことなんですけどっ!」

茉莉香「ヤヨイちゃん?」
25 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/27(水) 21:26:58.49 ID:9JqkzcEm0
茉莉香「んー、最近なんか、同じことがあったような」

茉莉香「んー」

茉莉香「!?」ぴこーん

茉莉香「なーんだ、そういうことかー」

マミ「どうしたの?一人で納得しちゃって」

茉莉香「いやいやー」

茉莉香「マリカさん、ちょっと鈍かったよー」

マミ(うん、知ってる)
26 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/27(水) 21:30:54.82 ID:9JqkzcEm0
茉莉香「はいっ、とりあえず」

茉莉香「いつものチョコレートパフェね♪」

アイ「ど、どうもです!」

マミ「じゃあマリカ、あとよろしくねー」

茉莉香「はいはーい、お疲れー!」

カランッ

茉莉香「で、ヤヨイちゃんがどうしたの?」

アイ「は、はいっ!?」

アイ「!?」ごくんっ

アイ「ごほっ、ごほっ!」

茉莉香「あ、アイちゃん大丈夫!?」
27 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/27(水) 21:33:36.63 ID:9JqkzcEm0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

アイ(・・・はぁ)

アイ(まさか、パフェを喉に詰まらせるなんて)

アイ(というか)

アイ(それで横になってるなんて)

アイ(マリカ先輩、心配し過ぎですっ)

アイ(しかも)

アイ(迎えに来させるなんて)
28 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/27(水) 21:35:36.15 ID:9JqkzcEm0
アイ(・・・はぁ)

アイ(ママに、なんて言おう)

カランッ

ヤヨイ「アイちゃん!」

アイ「え、ヤヨイちゃん!?」

ヤヨイ「良かった、無事だったんだ!」

ぎゅっ

アイ「え?」

アイ「えぇぇぇぇぇ!?///」
29 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/27(水) 21:38:21.69 ID:9JqkzcEm0
ヤヨイ「マリカ先輩から、倒れたって連絡もらって」

アイ「マリカ先輩から?」

茉莉香「ごめんねー」

茉莉香「親に連絡するのもどうかなーって思って」

茉莉香「ヤヨイちゃんに頼んじゃった」

アイ「なんで、ヤヨイちゃんに!?」

茉莉香「さー、なんででしょー」

茉莉香「自分の胸に手を当てて、聞いてみればー?」にひひ

アイ「はぅっ!///」

ヤヨイ「え・・・え?」
30 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/27(水) 21:40:16.84 ID:9JqkzcEm0
茉莉香「さぁ、アイちゃん」

茉莉香「体はもう、大丈夫だよね?」

アイ「は、はいっ」

茉莉香「それじゃー、帰った帰ったー」

茉莉香「ヤヨイちゃん、あとよろしくー」

ヤヨイ「わ、わかりました」
31 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/27(水) 21:42:52.57 ID:9JqkzcEm0
茉莉香「あ、そーだ」

茉莉香「ヤヨイちゃん、ちょっと」ちょいちょい

ヤヨイ「な、なんでしょう」

茉莉香「この間は、気付かなくてごめんねー」ひそ

茉莉香「両想いみたいだから、頑張って♪」ひそ

ヤヨイ「ななな、なに言ってるんですかー!///」

茉莉香「はい、あと任せたー」

茉莉香「さよならー!」ふりふり

ヤヨイ「もう!茉莉香先輩!///」

カランッ
32 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/27(水) 21:45:41.94 ID:9JqkzcEm0
ヤヨイ「体は、ほんとに大丈夫なの?」

アイ「う、うん」

アイ「最初から、たいしたことなかったから」

ヤヨイ「そ、そっか」

アイ「・・・・・・」

ヤヨイ「・・・・・・」
33 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/27(水) 21:48:19.34 ID:9JqkzcEm0
アイ「で、でもっ」

アイ「ちょっと不安だから、手を繋いでもらってもいいかな?」

ヤヨイ「ももも、もちろん!」

にぎっ

ヤヨイ「・・・・・・///」

アイ「・・・・・・///」





茉莉香(・・・頑張れ、二人共)
34 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/27(水) 21:50:28.51 ID:9JqkzcEm0
茉莉香「さーて」

茉莉香「わたしも帰らないと」

カランッ

茉莉香「ごめんなさい、今日はもう閉店で・・・」

茉莉香「って、サーシャ?」

サーシャ「今日もいい先輩っぷり、見せてもらったよ」

茉莉香「見てたんだー、人が悪いなー」

サーシャ「あの二人、そうだったんだね」

茉莉香「まーね」

茉莉香「いくら鈍感なわたしでも、そのくらいわかるよー」
35 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/27(水) 21:52:48.30 ID:9JqkzcEm0
サーシャ「ふふっ、鈍感でも」

サーシャ「わたしの想いに気付いてくれたもんね」

茉莉香「そ、そりゃ気付くでしょー!」

茉莉香「裸でベッドに入ってくれば!」

サーシャ「うふふ///」

茉莉香「まったく、サーシャにあんな大胆なとこあったなんてー」

サーシャ「あら」

サーシャ「海賊する時、バニーなんて衣装あてがったくせに」

茉莉香「あれは、マミの趣味だから!」

サーシャ「じゃあ、マミには見抜かれてたかな」

サーシャ「本当のわたしを」
36 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/27(水) 21:55:43.96 ID:9JqkzcEm0
サーシャ「そういえば」

サーシャ「改めて見ると、そのメイド服もいいね」

茉莉香「ど、どうもー」

サーシャ「・・・・・・」

茉莉香「な、なにかな?」

サーシャ「その格好のまま・・・ね?」

茉莉香「ねっ、てなによ、ねってー!」

サーシャ「・・・わかってるくせに」

茉莉香「ちょっ、サーシャ!?」

茉莉香「あの、待っ」

茉莉香「ちょぉぉぉぉぉ!?」
37 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/27(水) 22:00:59.25 ID:9JqkzcEm0
〜さらに一週間後〜

ウルスラ「うーん」

ウルスラ「マリカ最近は、アイちゃん、ヤヨイちゃん」

ウルスラ「両方と仲がいいよねー」

真希「わかった!両手に花だ!」

ナタリア「そんなわけないじゃないですかー」

ウルスラ「ねー、サーシャー」

ウルスラ「なんか知ってる?最近のマリカ情報」

サーシャ「さぁ」

サーシャ「わたしには、わかんないな」にこっ
38 : ◆1BrjSSUSHI [saga]:2012/06/27(水) 22:03:06.19 ID:9JqkzcEm0
        /::: --=ミx
      /:::/     }j___          _
       i::/    -=彳:::::::::`::...    f^| |
       ゝ ニ7/..........:::::::::ヽ::::::::::\  |  |ヘヘ
           ′:::::::∧「ヽ::_/::::::::::::ヽj  J_ノ
        |:::::Xi/  ヽ_f笊ト、::::::r―'     }
     f {  .|::::f笊ミ   { じ 犲::::ト ̄≫==く
  ___j {  ::::杙_ソ   ゞ='.. j:::::|ノ:::::::ヘ  ‘
. ーォ_,...  } .|:ハ:}" f7 ̄ヽ  /::::人:::::::「 マ  ‘,
   辷彡 ノi_ .|' {::ヽ ゝ _ノ 厶从i、}/i从 .マ   ‘,
    ‘, ̄ ‘, V⌒> =ァt r ' /| ̄ ̄`7´ ̄ヽ  ,
.    ‘,   ‘, /} ./入_〃V 八   /       _〉
       V   У  Y:::::::H_::::::j .〉 〈 _ =- ¨
      }      -t`7_j L丁< ___ У
      ヽ_ =- ´  .} \∨ / {:*::} {   ←トラブルは、だいたいこいつのせい
           - ミ_}  ヽ/   `¨´ {
          /    ヽ `_ oi    |  i\    (もしくは、ハラマキのせい)
.          {    ヽjハ{ ヽ oi    i    \
        ‘,    } iV   |   「 ̄|   /
           ‘,__从∧.  ∧   ヽ__j   ∧
            `マ'//∧∧_/  ヽ     ./ヽ〉
              マ//∧ }   ‘,\ _/\ {
            マ//∧_ゝミ ‘, \   「
             マ=シ:ヽ | ヽ_j___ヽ/
               }__j::::::〉 |    /
             辷|::::{ |   ./
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/06/27(水) 23:04:04.63 ID:AmGv2iPPo
乙 終わり?
こういうの嫌いじゃないが山もオチも無かったなww
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/27(水) 23:07:20.71 ID:I5QiyYUSO
モーパイSS! と思ったが…終わりなのか?
41 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/28(木) 02:57:59.04 ID:YeRBs/TW0
〜問題の夜〜

茉莉香「・・・ん、んん」

茉莉香「むにゃ・・・なんか、重い」

茉莉香「!?」

茉莉香「な、なにやってんの!?サーシャ!」

サーシャ「ん、夜這い・・・かな」

茉莉香「ちょ、意味わかって言ってる!?」
42 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/28(木) 03:04:09.29 ID:YeRBs/TW0
サーシャ「もちろん♪」

茉莉香「い、いや」

茉莉香「笑ってる場合じゃなくてぇ」

サーシャ「だって、こうでもしないと」

サーシャ「わたしには、茉莉香が手に入らないからね」

茉莉香「いやいやいや」

茉莉香「意味わかんないって!」

サーシャ「わからない?」

茉莉香「・・・・・・」こくこく

サーシャ「じゃあ、わからせてあげる」

茉莉香「ま、待ったー!」
43 : ◆1BrjSSUSHI [saga]:2012/06/28(木) 03:10:20.12 ID:YeRBs/TW0
サーシャ「なに?」

茉莉香「なに、じゃないってー!」

茉莉香「こんな冗談、怒るよ、もー!」

茉莉香「はい、どいた、どい・・・た?」

むにゅっ

サーシャ「あんっ///」

茉莉香「!?」

茉莉香「さささ、サーシャさんっ!?」

サーシャ「ん?」

茉莉香「なんで、裸なんですかぁぁぁぁぁ!?」
44 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/28(木) 03:28:54.40 ID:YeRBs/TW0
サーシャ「だって、夜這いだから」

茉莉香「いやいやいや」

茉莉香「だって、じゃないよ、だってじゃ」

サーシャ「だって、本気だから」

茉莉香「わ、わかった」

茉莉香「本気なのは、わかったから」

サーシャ「マリカ」

茉莉香「は、はいっ!?」

サーシャ「・・・好き」うるっ
45 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/28(木) 03:33:59.18 ID:YeRBs/TW0
茉莉香(うわー、サーシャの潤んだ瞳)

茉莉香(なんて綺麗なんだー)

茉莉香(・・・・・・)

茉莉香(って、違う、違う!)

茉莉香(そーじゃないでしょ、加藤茉莉香!)ぶんぶん

茉莉香「あー、コホン」

茉莉香「サーシャ、わたし達は女のコなんだよ?」

サーシャ「マリカは、リン部長の恋愛、否定するの?」

茉莉香「え?あ、いや、しないけど」

サーシャ「じゃあ、いいよね」
46 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/28(木) 03:38:02.20 ID:YeRBs/TW0
茉莉香「ってぇ!」

茉莉香「それとこれとは、話が違ーう!」

サーシャ「じゃあ」

サーシャ「わたしのことが、嫌いなの?」

茉莉香「そ、そんなわけないじゃん!」

サーシャ「だったら、いいよね」

茉莉香「え?あ、うん」
47 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/28(木) 04:00:39.49 ID:YeRBs/TW0
茉莉香「だから、違うってー」えーん

サーシャ「ごめん、マリカ」

サーシャ「もう、わたしは自分を止められない」

茉莉香「わたしなんかの、どこがいいのよー」

サーシャ「すべて」

茉莉香「す、すべてって」

サーシャ「マリカと一緒に海賊した時」

サーシャ「あなたは、わたしを虜にしてしまった」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

茉莉香『わたしのワガママで、みんなを巻き込んじゃったことは』

茉莉香『よくわかってる』

茉莉香『でも』

茉莉香『絶対に失敗させないから』

茉莉香『わたしに、ついてきて欲しい!』

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/28(木) 11:22:22.04 ID:yLgV7npDO
あの時に落ちてたのかwwwwww
49 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/28(木) 21:47:55.62 ID:YeRBs/TW0
サーシャ「だからわたしは、あなたのすべてが欲しい」

サーシャ「マリカのすべてが、好き」

茉莉香「そんなに・・・本気なんだ」

サーシャ「・・・・・・」こくん

サーシャ「もし、マリカに拒否されたって」

サーシャ「セイレーンになって、あなたを引きずり込むから」

茉莉香「・・・・・・」

サーシャ「・・・・・・」

茉莉香「はぁ」

茉莉香「負けた、負けたー」
50 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/28(木) 21:52:36.67 ID:YeRBs/TW0
茉莉香「そこまで言われて、突き放すほど」

茉莉香「わたしも、野暮じゃないってー」

サーシャ「じゃ、じゃあ」

茉莉香「前向きに検討しますので」

茉莉香「今日の所は、お開きということでー」

サーシャ「・・・・・・」

茉莉香「だ、だめ?」

サーシャ「わたしの聞きたいのは、2つに1つだよ」

サーシャ「わたしのものになるか」

サーシャ「それとも、ならないか」にこっ

茉莉香(え、笑顔が怖い)
51 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/28(木) 21:56:25.64 ID:YeRBs/TW0
茉莉香「これじゃあ、どっちが海賊かわかんないよー」えーん

サーシャ「マリカが、わたしを変えたんだよ?」

茉莉香「絶対、嘘だー!」

サーシャ「どっちにしたって」

サーシャ「マリカがいなかったら、わたしはこうなってなかった」

サーシャ「だから、責任は取ってもらわなきゃ」

茉莉香「せ、責任って」

サーシャ「大人しく、わたしのものになりなさい」
52 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/28(木) 22:09:08.10 ID:YeRBs/TW0
茉莉香「はぁ」

茉莉香「サーシャが本気出せばさー」

茉莉香「言い寄る男なんて、わんさかいるだろうにー」

サーシャ「そんなものいらない」

サーシャ「わたしは、マリカがいればそれでいい」

茉莉香「!?」ドキッ

サーシャ「だから、マリカ・・・」

茉莉香「あーあ」

茉莉香「不覚にも、ドキッとしちゃったよー」
53 : ◆1BrjSSUSHI [saga]:2012/06/28(木) 22:16:10.88 ID:YeRBs/TW0
茉莉香「わかったわ」

茉莉香「サーシャの気持ち、受け入れます」

サーシャ「ほ、ほんとに!?」

茉莉香「・・・だけどさ」

茉莉香「一つ、気に入らないんだよなー」

サーシャ「なにが?」

茉莉香「主導権を奪われっぱなしなのは」

茉莉香「わたしの性に合わない!」

サーシャ「え?」

茉莉香「だからね」

茉莉香「サーシャのすべてを、わたしが奪う!」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/06/29(金) 01:23:20.57 ID:ICW6y9LCo
乙 続いてた!
いいよいいよ
55 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/29(金) 22:22:57.08 ID:V1xxMg830
サーシャ「う、奪う?」

茉莉香「唇・・・初めて?」

サーシャ「もちろん、だけど」

茉莉香「もらうね」

サーシャ「え、もらうって?」

サーシャ「ん"ん"っ」

茉莉香「・・・・・・」

サーシャ「・・・ぷはっ///」
56 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/29(金) 22:32:02.60 ID:V1xxMg830
サーシャ「ま、マリカ///」

茉莉香「次は、もっと深くね」

サーシャ「ふ、ふかっ?」

サーシャ「ん"ん"ん"ん"ーっ」

サーシャ「!?」

サーシャ(し、舌が入って)

サーシャ(だ、だめっ、舌を動かしちゃ)

茉莉香「・・・・・・」

ごそっ

サーシャ「ふぁっ!?」

サーシャ「だ、だめっ・・・そこ、やっ」

サーシャ「いやぁぁぁぁぁ!」
57 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/29(金) 22:43:06.97 ID:V1xxMg830
〜2時間後〜

サーシャ「・・・すぅすぅ」

茉莉香(はぁ)

茉莉香(また、ノリノリでやってしまったー)あぅぅ

茉莉香(今日の今日まで、考えもしなかったよ)

茉莉香(隣に、裸の女のコが寝てる状況なんてー)

茉莉香「・・・・・・」

サーシャ「すぅすぅ」

茉莉香「キレイな横顔だなぁ」

茉莉香「髪も、こんなキレイだったんだ」

サーシャ「・・・くすぐったいよ、マリカ」

茉莉香「げっ、起きてたの!?」
58 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/29(金) 22:47:46.65 ID:V1xxMg830
サーシャ「奪った獲物を見てたの?」

茉莉香「あはは・・・獲物って」

サーシャ「どうですか、船長?」

サーシャ「お気に召して頂けました?」

茉莉香「はいはい」

茉莉香「すごい宝物、宝物」

サーシャ「・・・ロマンチックじゃないなぁ」

茉莉香「ごめんねー」

茉莉香「なんせ、海賊なもんでー」
59 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/29(金) 22:52:04.74 ID:V1xxMg830
サーシャ「今回は、海賊さんに奪われてあげたけど」

サーシャ「次は、そうはいかないんだからね?」

茉莉香「あれあれー、それ宣戦布告?」

茉莉香「よーし、そのケンカ買ったー!」





この翌週
メイド服のまま、サーシャの急襲を受けようとは
思いもしない茉莉香であった
60 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/29(金) 22:58:06.55 ID:V1xxMg830
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

茉莉香「かくして弁天丸船長、加藤茉莉香は」

茉莉香「サーシャに撃墜されましたっと」

茉莉香「わあ、わたし、上手いこと言ったー」

茉莉香「・・・・・・」

茉莉香「とほほー」

ヤヨイ「マリカ先輩!」

茉莉香「ひゃいっ!?」

ヤヨイ「相談があります!」

茉莉香「や、ヤヨイちゃんかー」

茉莉香「どど、どうしたのかな?」どきどき

ヤヨイ「どうしたら、アイちゃんを」

ヤヨイ「デートに誘えると思いますか!?」

茉莉香「えぇぇぇぇぇ!?」
61 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/06/29(金) 23:06:26.72 ID:V1xxMg830
茉莉香「そういうことだったらさ」

茉莉香「リン部長に聞いた方がー」

ヤヨイ「部長にですか?」

茉莉香「・・・いや、待てよー」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

リン『あん、デートだぁ?』

リン『そんなん、ちまちま考えてるからだめなんだ』

リン『女は度胸だ!』

リン『構わねーから、どーんと押し倒せ!』

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

茉莉香「ど、どう考えても人選ミスだー!」

ヤヨイ「ま、マリカ先輩?」
62 : ◆1BrjSSUSHI [saga]:2012/06/29(金) 23:12:28.48 ID:V1xxMg830
茉莉香「そうすると、マミとかかな」

茉莉香「・・・・・・」

茉莉香「いやいや、待てよー?」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

マミ『じゃーんっ』

マミ『相手をメロメロにしたいなら、この下着♪』

マミ『自分には、似合わない?』

マミ『いやいや、そのギャップに萌・え・る・の』

マミ『ほーら、今夜あたり』

マミ『これ着て、迫っちゃえばー?』にやぁ

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

茉莉香「もうデートの誘いじゃないじゃん!」

ヤヨイ「あ、あの、茉莉香先輩?」
63 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/04(水) 21:29:42.42 ID:Yy8SsLTg0
茉莉香「コホン」

茉莉香「やっぱり、わたしが考えた方がいいみたい」

ヤヨイ「お願いします!」

茉莉香「それにしても、アイちゃんとデートかー」

茉莉香「うーむ」

ヤヨイ「誘う方法、あるでしょうか?」

茉莉香「やっぱり、アイちゃんの好きなことだよねー」

ヤヨイ「好きなこと、ですか?」

茉莉香「・・・・・・」

ヤヨイ「・・・・・・」

茉莉香・ヤヨイ「ディンギーかな」
64 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/04(水) 21:35:46.23 ID:Yy8SsLTg0
茉莉香「やっぱり、そう思う?」

ヤヨイ「は、はい」

ヤヨイ「ディンギーに乗ってるアイちゃんは」

ヤヨイ「とっても楽しそうですから」

茉莉香「だよねー」

ヤヨイ「楽しそうなアイちゃんを見てると」

ヤヨイ「わたしも幸せなんです」もじっ

茉莉香「そっかー」

ヤヨイ「・・・・・・」

茉莉香「とりあえず」

茉莉香「いろいろ、ごちそうさまー」

ヤヨイ「はぅっ!///」
65 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/04(水) 21:41:39.75 ID:Yy8SsLTg0
ヤヨイ「もう、いいです!///」

茉莉香「わー、ごめん、ごめん!」

茉莉香「真剣に考えるってー」

ヤヨイ「ほ、ほんとですか?」

茉莉香「ほんと、ほんとー」

茉莉香「・・・とは言え」

茉莉香「ディンギーでデートは、無理だしなー」

ヤヨイ「あれ、単座ですし」

茉莉香「・・・・・・」

ヤヨイ「・・・・・・」

茉莉香「あ!」

茉莉香「サイレント・ウィスパー使う?」

ヤヨイ「せ、戦闘機でデートですか?」

茉莉香「ですよねー」
66 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/04(水) 21:56:43.04 ID:Yy8SsLTg0
茉莉香「ていうかさ」

茉莉香「ヤヨイちゃんは、どういうデートがしたいの?」

ヤヨイ「わ、わたしですか」

ヤヨイ「そうですねー」んー

ヤヨイ「楽しく、おしゃべり出来て」

ヤヨイ「あとは・・・てっててて」

茉莉香「て?」

ヤヨイ「手でも繋げれば、幸せかなぁって///」

茉莉香「な、なるほど」

茉莉香(ピュアだー!)

茉莉香(それに比べてー)

茉莉香(ベッドの中で始まったわたし達って、一体!?)
67 : ◆1BrjSSUSHI [saga]:2012/07/04(水) 22:01:40.98 ID:Yy8SsLTg0
茉莉香「もうここは、ピュアで押すっきゃない!」

ヤヨイ「ピュア!?」

茉莉香「名付けて!」

茉莉香「ドキドキ☆遊園地で初デート大作戦!」

ヤヨイ「遊園地でデートするんですか?」

茉莉香「小細工するより、正攻法よ!」

茉莉香「目指せ、正面突破!」ビシッ

ヤヨイ(だ、大丈夫なのかな)
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/07/05(木) 02:27:36.36 ID:MSEDjL6AO
気がつかなかった。
モーパイで、ヤヨイちゃんとは……こんな俺特があったとは。
今更ながら、全力支援させていただく。
69 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/07(土) 08:34:09.65 ID:8PAS289+0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ヤヨイ「これが、マリカ先輩に用意してもらった」

ヤヨイ「遊園地のチケット」

ヤヨイ「あとは、アイちゃんを誘うだけ」

ヤヨイ「誘うだけ・・・なのに」

ヤヨイ「・・・・・・」

ヤヨイ「はぁ」

ヤヨイ「ケータイ握ったまま1時間って」

ヤヨイ「なにやってんだろう、わたし」

ヤヨイ「・・・マリカ先輩に助けてもらおうかな」

ヤヨイ「・・・・・・」

ヤヨイ「んーん」

ヤヨイ「そんな弱気じゃだめ!」ぶんぶん

ヤヨイ「ちゃんと自分で誘わなきゃ!」
70 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/07(土) 08:45:36.93 ID:8PAS289+0
トゥルルルルル

ヤヨイ「・・・・・・」ドキドキ

ヤヨイ(うぅ、心臓が口から飛び出ちゃいそう)

トゥルルルルル

ヤヨイ(で、出ないのかな)

ヤヨイ(忙しかったら、悪いですよね)

ヤヨイ(またかけ直し・・・)

ピッ

アイ『はい』

ヤヨイ「!?」びくーっ

ヤヨイ「ああああ、アイちゃんですか!?」

アイ『その声、ヤヨイちゃん?』

ヤヨイ「は、はいっ、ヤヨイ・ヨシトミです!」

アイ『あ、あの』

アイ『なんでフルネームなのかな』
71 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/09(月) 23:19:55.79 ID:42VCZtAV0
アイ『それで』

アイ『どうしたの?ヤヨイちゃん』

ヤヨイ「あああ、あの、その」

アイ『ん?』

ヤヨイ「今日は、いい天気だったね!」

アイ『あ、うん』

ヤヨイ(なんで天気の話なんかー!)

アイ『えと、それで』

ヤヨイ「えええ、えっと」

ヤヨイ「明日も、晴れるといいね!」

アイ『そう・・・だね』

ヤヨイ(だめだ、切り出せないよー!)

ヤヨイ(どうしよう、マリカ先輩ー!)あぅぅ
72 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/09(月) 23:24:12.78 ID:42VCZtAV0
アイ『ヤヨイちゃん?』

ヤヨイ「はいっ!?」

アイ『なにか、天気を気にする用事でもあるの?』

ヤヨイ「あ!」

ヤヨイ「そ、そうなの!」

ヤヨイ「日曜日が晴れないかなーって思って」

アイ『日曜日?』

ヤヨイ「じじじ、実は」

ヤヨイ「遊園地のチケットをもらったの!」
73 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/09(月) 23:32:32.91 ID:42VCZtAV0
アイ『へー、遊園地かぁ』

ヤヨイ「食事券つきのペアチケットなの」

ヤヨイ「だから、あの」

ヤヨイ「いい、一緒に行かないかな・・・なんて」

アイ『わたしと?』

ヤヨイ「だめならいいの、だめなら!」

ヤヨイ「ほら、都合とかもあるだろうし!」

アイ『んー』

ヤヨイ「・・・・・・」ドキドキ





アイ『うん、楽しそうだよね』

アイ『一緒に行かせてもらおうかな』
74 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/09(月) 23:38:55.01 ID:42VCZtAV0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

茉莉香「そっかー、アイちゃん誘えたんだー」

ヤヨイ『マリカ先輩のお陰です!』

茉莉香「・・・それはいいんだけどさー」

茉莉香「なにも、こんな時間に電話しなくてもー」

ヤヨイ『す、すいません』

ヤヨイ『嬉しくて、何時間かボーっとしてたものですから』

茉莉香「そ、そうなんだ」

ヤヨイ『自然に顔がにやけちゃって、大変でした』

茉莉香「あ、あははー」
75 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/09(月) 23:43:10.12 ID:42VCZtAV0
茉莉香「ともあれ!」

茉莉香「これで、第1段階突破!」

ヤヨイ『はいっ』

茉莉香「あとは、遊園地の雰囲気に乗じて」

茉莉香「手を繋いで、ラブラブデートするのみ!」

ヤヨイ『が、頑張ります!』

茉莉香「うん、頑張って」

茉莉香「ヤヨイちゃんなら、きっと出来る!」

ヤヨイ『ありがとうございます』

ヤヨイ『では、夜分に失礼しました』

茉莉香「おやすみー」
76 : ◆1BrjSSUSHI [saga]:2012/07/09(月) 23:52:44.51 ID:42VCZtAV0
茉莉香「うんうん、いいねー」

茉莉香「ピュアで、一生懸命でー」

茉莉香「・・・それに比べて」





サーシャ「やっと電話終わったね」

サーシャ「もう、わたしをこんなに焦らして」

茉莉香「こらこらこら」

茉莉香「足を絡めるの、やめなさい」

サーシャ「うふ」

茉莉香「うふ、じゃないよー、まったく」

サーシャ「あ、そういえばマリカ」

茉莉香「なに?」

サーシャ「今度の日曜は、仕事ないって言ってたよね」

茉莉香「うん、次の仕事は土曜で終わるはずだけど」

サーシャ「じゃあ、ちょっと付き合ってくれないかな」

茉莉香「どこに?」

サーシャ「内緒♪」

サーシャ「着いてからのお楽しみってことで」

茉莉香「えー、怖いなー」

サーシャ「怖くない、怖くない♪」
77 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/10(火) 21:43:35.81 ID:SruNJriF0
〜日曜日〜

アイ「やっと着いたー」

ヤヨイ「着いたねー」

アイ「天気もいいし、楽しくなりそうだね」

ヤヨイ「うん、一杯遊ぼうね」

アイ「じゃあ、早速中に入ろ?」

ヤヨイ(良かった)

ヤヨイ(アイちゃん、喜んでくれてるみたい)

ヤヨイ(あとは自然に手を繋いで)

ヤヨイ(楽しく過ごさなきゃ)

ヤヨイ(ここなら、知ってる人もいないし)

ヤヨイ(もう少し先のスキンシップも・・・なんて///)





???「あら、あなた方は」

ヤヨイ「え?」
78 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/10(火) 21:49:10.52 ID:SruNJriF0
グリューエル「ヤヨイさんと、アイさんではないですか」

ヤヨイ「ぐ、グリューエルさんと」

アイ「グリュンヒルデさん?」

グリュンヒルデ「こんな所でお会いするなんて、奇遇ですわ」

ヤヨイ「そ、そうですね」

ヤヨイ(なんで!?なんでここに!?)

グリューエル「それにしても、こちらから声を掛けたとはいえ」

グリューエル「よくわたし達だと、お分かりになりましたね」

アイ「あ、あの」

アイ「バレバレだと思います・・・けど」

79 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/10(火) 21:56:53.52 ID:SruNJriF0
グリューエル「おかしいですわ」

グリューエル「変装には、自信ございましたのに」

グリュンヒルデ「お姉様」

グリュンヒルデ「だから、言ったではないですか」

ヤヨイ「そ、それで」

ヤヨイ「今日は、遊びに来たんですか?」

グリュンヒルデ「あ、そうですわ」

グリュンヒルデ「こうしてはいられませんわ」

グリューエル「そうね」

グリューエル「お二人とも、これから話すことは」

グリューエル「どうか、内密にお願い致します」

アイ「は、はい」

ヤヨイ「わ、わかりました」
80 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/10(火) 22:08:48.23 ID:SruNJriF0
グリューエル「実は、我が国の諜報部の情報なのですが」

アイ「ちょ、諜報部?」

ヤヨイ「・・・・・・」ゴクリ

グリューエル「マリカ様が、今日の遊園地のチケットを」

グリューエル「購入されたらしいのです!」

アイ「・・・・・・」

ヤヨイ「・・・・・・」

アイ「え?」

ヤヨイ(こ、こここ)

ヤヨイ(このチケットのことでしょうか!?)がーん

グリュンヒルデ「どうやら」

グリュンヒルデ「事の重大さが、飲み込めていないご様子」

アイ「いえ・・・あの」

グリューエル「もし、殿方と密会でもしてるのであれば!」

アイ「は、はい!」

グリューエル「取り返しのつかない事態になる前に」

グリューエル「目を覚まして頂かねばなりません!」

グリュンヒルデ「まったくですわ!」

ヤヨイ(ひっ、ひぃぃ!)

ヤヨイ(どど、どうしよう!?)
81 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/10(火) 22:23:01.32 ID:SruNJriF0
グリューエル「あら、ヤヨイさん」

グリューエル「顔色が優れないようですが、ご気分でも?」

ヤヨイ「い、いえ!」

ヤヨイ「全然、まったく、大丈夫です!」

ヤヨイ(ぐ、グリューエルさん、鋭いですー)

グリューエル「そうですか」

グリューエル「杞憂であれば、それに越したことはないですけれど」

グリュンヒルデ「お姉様、急ぎませんと」

グリューエル「わかったわ」

グリューエル「お二人とも、もしマリカ様をお見掛けしましたら」

グリューエル「すぐ、ご連絡頂けると助かりますわ」

グリュンヒルデ「即刻、捕獲に参りますので」

アイ「は、はい」

ヤヨイ「ほほ、捕獲ですか」

ヤヨイ(ま、マリカ先輩がここに来るはずないし)

ヤヨイ(言わなくても、大丈夫だよね)

ヤヨイ(マリカ先輩、大丈夫ですよねぇ)あぅぅ
82 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/10(火) 22:36:28.22 ID:SruNJriF0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

茉莉香「くしゅんっ!」

サーシャ「マリカ、風邪?」

茉莉香「いやー、誰か噂してるのかなー」

サーシャ「ふふっ、そうかもね」

サーシャ「さ、着いたよ、マリカ」

茉莉香「ふーん、サーシャの来たかったのって・・・」

茉莉香「げっ!?」

サーシャ「どうしたの?」

茉莉香「ここって、遊園地じゃない!」
83 : ◆1BrjSSUSHI [saga]:2012/07/10(火) 22:43:15.75 ID:SruNJriF0
サーシャ「うん、話を聞いてたら来てみたくなっちゃって」

茉莉香「なっちゃって、じゃないよー」

茉莉香「だって、ヤヨイちゃん達が!」

サーシャ「え、だって」

サーシャ「あの子達は、もっと近いとこの遊園地行ったんだよね?」

茉莉香「近いと知り合いに会うかもって」

茉莉香「わざわざ、遠いここにしたんじゃん!」

サーシャ「そうだったんだ」

茉莉香「だから、ここはまずいんでー」

茉莉香「どっか別のところにでも」

サーシャ「そっか、そうだね」

茉莉香「そうそう!」

サーシャ「・・・・・・」

茉莉香「・・・・・・」

サーシャ「でも」

サーシャ「園内広いから大丈夫だよ、きっと♪」

茉莉香「えぇぇぇぇぇ!?」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/10(火) 23:47:22.32 ID:5maLtrQbo
サーシャは茉莉香との関係が、上下関係利害関係抜きで友達って感じで微笑ましい。
そのポジションだとマミが筆頭なはずなんだけど、なんか違うとこ居る感じだし。
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/07/11(水) 19:40:34.77 ID:32/BOZJHo

王族の力を何に使ってんだww
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/11(水) 22:45:18.95 ID:T62EM4qd0
チアキちゃんを、チョイ役でもいいから出して欲しい。
87 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/17(火) 23:19:40.84 ID:kh8PhBSy0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

アイ「・・・行っちゃったね」

ヤヨイ「うん」

アイ「で、でもね」

アイ「もし、マリカ先輩がいたとしても」

アイ「会った時に考えれば、いいよね」

ヤヨイ「そ、そうだよね」

ヤヨイ「万が一、来てたとしたって」

ヤヨイ「この広い園内だもん、そうそう会うなんて・・・」

茉莉香『ちょっとサーシャ、引っ張らないでー!』

サーシャ『ほら、せっかく来たんだもん』

サーシャ『楽しまなくちゃ損だよ』

茉莉香『わかった、わかったからー!』

アイ「・・・・・・」

ヤヨイ「・・・・・・」

アイ「えーっと」

ヤヨイ「アイちゃん!」

アイ「は、はい!?」

ヤヨイ「見てないよ!」

ヤヨイ「わたし達、なにも見えなかったよ!」

アイ「わ、わかった」
88 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/17(火) 23:29:05.51 ID:kh8PhBSy0
アイ「じゃあ、気を取り直して」

アイ「ここのガイドマップは、チケットに入ってるよね」

ヤヨイ「うん、そのはずだけど」

ピッ

アイ「あった、これだ」

ヤヨイ「ふぅん、結構アトラクションあるんだね」

アイ「わぁ、わたしの大好きなジェット・コースターが」

アイ「いーっぱいあるよ♪」

ヤヨイ「じぇ、ジェット・コースター!?」

アイ「あ、ヤヨイちゃん、ああいうのダメなのかな?」

ヤヨイ「そ、そんなことない!」

ヤヨイ「大好きに決まってるよ!」

アイ「よかったぁ」

アイ「全部制覇するつもりで、頑張ろうね」にこっ

ヤヨイ「も、もちろんだよ」

ヤヨイ(うぅぅ)

ヤヨイ(ジェット・コースターなんて)

ヤヨイ(小学校以来、乗ってないんですけど)

ヤヨイ(なんで、動物園とかにしてくれなかったんですか)

ヤヨイ(マリカ先輩ー!)
89 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/17(火) 23:39:25.56 ID:kh8PhBSy0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

茉莉香「へくちっ!」

サーシャ「また、誰かの噂?」クスッ

茉莉香「いやー、ごめん、ごめん」

サーシャ「!?」

サーシャ「マリカ、こっち!」

茉莉香「わわっ!?なによ、サーシャ」

サーシャ「しっ、黙って」

茉莉香「・・・?」

グリューエル『おかしいですわね』

グリューエル『確かに、マリカ様の気配を感じたのですが』

グリュンヒルデ『気のせいだったのではありませんか?』

グリューエル『そうなのかしら』

グリュンヒルデ『王宮の庭ほどではないにせよ』

グリュンヒルデ『ここも、それなりに広いようです』

グリュンヒルデ『根気よく探すことが、大切ですわ』

グリューエル『なるほど、もっともです』

茉莉香「な、なんであの二人が?」ヒソ

サーシャ「どこからか、情報が漏れたのかも」ヒソ

茉莉香「情報って、なんの情報よ!」ヒソ
90 : ◆1BrjSSUSHI [saga]:2012/07/17(火) 23:48:33.33 ID:kh8PhBSy0
サーシャ「しっ、また誰か来る」ヒソ

???『こんな所にいた』

茉莉香「あ、あれはー!?」ヒソ

グリュンヒルデ『おはようございますですわ』

グリューエル『お待ち申しあげておりました』

グリューエル『チアキ様』

チアキ『いったい、なんなの?』

チアキ『遊園地なんかに呼び出して』

茉莉香「チアキちゃんまでー!?」がーんっ
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/18(水) 22:59:58.08 ID:xeKablmp0
チアキちゃんキタか!
これは期待!!
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/07/19(木) 02:00:32.34 ID:RYOV9yBAO
チアキ登場に、思わず俺涙。
流れ的に、チョイ役かも知れないけど嬉しい。
93 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/21(土) 21:25:28.77 ID:v9oesMt60
サーシャ「うーん、なるほどね」ヒソ

茉莉香「どしたの、なにかわかった?」ヒソ

サーシャ「チアキちゃんは、遊園地でも制服なんだね」

茉莉香「うむ、確かに」

茉莉香「あの制服以外だと」

茉莉香「巫女のコスプレしか見たことないもんなー」

茉莉香「なんとか可愛い服を着せる方法はないものかー」うーん

茉莉香「!?」

茉莉香「だから、問題がずれてるー!」

グリューエル『本日、お呼び立てしましたのは』

グリューエル『他でもありません』

グリューエル『マリカ様のことです』

茉莉香「わたしっ!?」
94 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/21(土) 21:40:06.97 ID:v9oesMt60
グリュンヒルデ『マリカ様は、本日の遊園地のチケットをご予約』

グリュンヒルデ『そして購入されておりますわ』

チアキ『別に、マリカだって遊園地くらい来るでしょう』

グリュンヒルデ『確かにチケットを買うくらい』

グリュンヒルデ『普通のことかもしれません』

チアキ『でしょ?』

グリューエル『でも』

グリューエル『それがディナー予約の付いた』

グリューエル『ペアチケットだったとしても?』

チアキ『ペア・・・チケット?』

茉莉香「なんで?」

茉莉香「なんで、わたしがチケット買うのが変なの!?」

サーシャ「しっ」

サーシャ「このスキに逃げよう」

茉莉香「え、ちょっ」

茉莉香「待ってよ、サーシャ!」
95 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/21(土) 22:26:10.30 ID:v9oesMt60
グリューエル「このことは、マミ様も知らないご様子」

グリューエル「そして我々も知らないとなると」

グリュンヒルデ「どなたかと密会と見て」

グリュンヒルデ「差し支えないと思われますわ」

チアキ「なるほど」

チアキ「全くの当て推量ってわけでもなさそうね」

チアキ「だけど」

チアキ「どうして、それをわたしに?」

グリューエル「・・・チアキ様」

グリューエル「もう、駆け引きなしでいこうではありませんか」

チアキ「は?」
96 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/21(土) 22:43:26.11 ID:v9oesMt60
グリュンヒルデ「わたくしも、お姉様も」

グリュンヒルデ「マリカ様をお慕い申しております」

グリューエル「チアキ様も、そうではございませんか?」

チアキ「な、ななな」

チアキ「なにを言ってるんだか!」

チアキ「わたしが、そんなわけないじゃない!///」

グリュンヒルデ「・・・ずいぶん焦っておられるようですけど」

チアキ「なっ!?///」

グリューエル「もし、それがご本心でしたら」

グリューエル「マリカ様に、ご興味はないということで」

グリューエル「考えて宜しいですよね」

チアキ「ぐっ」

グリュンヒルデ「よかったですわね、お姉様」

グリュンヒルデ「ライバルが一人、減りましたわ」

グリューエル「本当に、願ってもないことです」

チアキ「・・・・・・」

グリューエル「・・・・・・」

グリュンヒルデ「・・・・・・」

チアキ「わ、わかったわよ」

チアキ「それで、わたしはなにをすればいいの?」

グリューエル「そうこなくては」にこっ
97 : ◆1BrjSSUSHI [saga]:2012/07/21(土) 22:54:08.85 ID:v9oesMt60
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

アイ「どどどど」

アイ「どうしよう」

アイ「聞いちゃいけないこと、聞いちゃった」

ヤヨイ「だって、行く先々にいるんだもん」あぅぅ

アイ「言った方がいいのかな」

ヤヨイ「え?」

アイ「マリカ先輩のこと」

ヤヨイ「そ、それは」

アイ「・・・・・・」

ヤヨイ「・・・・・・」

アイ「ていうか」

アイ「なんで、サーシャ先輩と一緒だったのかな?」

ヤヨイ「あれ、え?」

アイ「ということは、あれ?」

ヤヨイ・アイ「もしかして、そういうこと!?」

ヤヨイ「い、言っちゃいけない気がするね」

アイ「う、うん」

アイ「やっぱりね」

アイ「わたし達はなにも見なかったんだと思うの」

ヤヨイ「うんうんうん」コクコク

98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/07/21(土) 23:58:55.78 ID:yRCdNU5mo

面白くなってきたぞww
続きが気になる
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2012/07/22(日) 12:32:59.35 ID:Y6KsW03K0
これは楽しみ。
期待大。
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/23(月) 00:50:38.87 ID:ZzuVQZLh0
アニメ1話で、チアキ見て可愛いって言ってたもんな。
チアキ出るとわくわくする。
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/07/23(月) 07:40:50.99 ID:L0pe1YSAO
楽しみに待ってます。
102 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/23(月) 21:08:06.32 ID:vYmbq2gJ0
アイ「とりあえず」

アイ「少し離れたコースターに行こうよ」

ヤヨイ「さ、さんせーい」

ヤヨイ(これ以上、巻き込まれたら)

ヤヨイ(デートが台無しになっちゃう)うぅ

アイ「そうすると」

ピッ

アイ「うーん、Dエリアかなぁ」

ヤヨイ「そこだと、少し歩くだけでいいね」

アイ「なんか、スタートでつまずいちゃったけど」

アイ「取り戻そうね」にこっ

ヤヨイ「う、うん、絶対そうしよう」

ヤヨイ(じゃあ、まず手始めに)

ヤヨイ(ててて、手を繋いじゃったり?)

アイ「いこっ、ヤヨイちゃん」

タタタッ

ヤヨイ(は、走らなくてもー!)がーんっ





ヤヨイ「って」

ヤヨイ「待ってぇ、アイちゃーん!」

ヤヨイ(うぅぅ、まだまだ先は長いもん)

ヤヨイ(頑張れ、わたしっ!)
103 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/23(月) 21:18:41.21 ID:vYmbq2gJ0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

グリューエル「それにしても」

グリューエル「マリカ様の携帯の電波が掴めないのは」

グリューエル「どういうことなのでしょう」

グリュンヒルデ「朝から、ずっと掴めないのは変ですわ」

チアキ「マリカも海賊だもの」

チアキ「盗聴防止や追跡防止くらいは、やってると思うわよ」

グリュンヒルデ「なるほど」

グリュンヒルデ「軍の探査でも引っ掛からないはずですわ」

チアキ「軍!?」

チアキ「あなたいま、軍って言った!?」

グリューエル「今回、弁天丸は敵に回るかもしれませんし」

グリューエル「軍がダメなら、ここは同じ海賊の手で」

チアキ「は?」

グリューエル「ということで、チアキ様」

グリューエル「よろしくお願い致します♪」
104 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/23(月) 21:28:51.42 ID:vYmbq2gJ0
ケンジョー『おう、どうしたチアキ』

チアキ「お、オヤジ」

チアキ「えっと、お願いが・・・あるんだけど」

ケンジョー『どうした、歯切れが悪いな』

チアキ「そ、そんなことないわよ」

グリューエル「チアキ様」ヒソ

グリュンヒルデ「お早く、お願いしますわ」ヒソ

チアキ「わかってるわよ!」

ケンジョー『なんだ、そこに誰かいるのか?』

チアキ「い、いるわけないわよ!」

ケンジョー『そ、そうか』

チアキ「・・・実はね」

チアキ「弁天丸の加藤船長のことなのだけれど」

ケンジョー『キャプテン・マリカの?』
105 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/23(月) 21:47:50.83 ID:vYmbq2gJ0
チアキ「ある組織が、船長を狙ってるって」

チアキ「情報があるらしいの」

ケンジョー『ふむ』

ケンジョー『まあ、キャプテン・マリカに関しては』

ケンジョー『色々な組織が動いてるからなあ』

チアキ「でしょ?」

ケンジョー『ただ』

ケンジョー『風凪星の一件以来』

ケンジョー『不可侵協定に、一層引き締めが掛かったと聞いてるが』

チアキ「ほ、ほら」

チアキ「また外部の組織の仕業とか」

ケンジョー『外部ねえ』

ケンジョー『で、どこの情報なんだ、それは?』

チアキ「・・・・・・」

グリューエル「・・・・・・」コクリ

チアキ「セレニティ連合王国よ」
106 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/23(月) 21:57:48.81 ID:vYmbq2gJ0
チアキ「はぁ、なんか罪悪感」

グリューエル「なにを言っておられるのです」

グリュンヒルデ「全て、マリカ様の為ですわ」

チアキ(・・・ごめん、オヤジ)

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ケンジョー『弁天丸にスパイがいるかもってのは』

ケンジョー『ちょっと、眉ツバだがなあ』

ケンジョー『王国の情報なら、無視する訳にもいかんか』

ケンジョー『わかった』

ケンジョー『弁天丸に知られずに、キャプテンを探してみよう』

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

チアキ「それにしても」

チアキ「スパイなんて嘘っぱち、良く思い付くわね」

グリュンヒルデ「あながち、嘘でもないかもしれませんわよ?」

チアキ「まさか、映画じゃあるまいし」

グリューエル「ふふっ、ですよね」
107 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/23(月) 22:10:01.29 ID:vYmbq2gJ0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ケイン「へくしょーい!」 ←弟(スパイ)

ルカ「あら、風邪?」 ←アンドロイド(スパイ)

ケイン「ヨット部の部員にでも、噂されてんのかぁ?」

ミーサ「あらあら」

ミーサ「煙たがってたんじゃなかったの?」クスッ

ケイン「まぁ一応、教え子だしな」

三代目「・・・羨ましい」

百眼「三代目、なんか言ったかー?」

クーリエ「あっれー?」

シュニッツァー「どうした?クーリエ」

クーリエ「なんか通信防御システムに」

クーリア「変な干渉が入ってるのよねー」

ミーサ「どこからかの電子戦かしら?」

クーリエ「そういう訳でもなさそう」

クーリエ「でも、一応」

クーリエ「船長には、連絡入れといた方がいいかもー」
108 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/23(月) 22:20:05.76 ID:vYmbq2gJ0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ピリリリリリッ

茉莉香「あれ、弁天丸からだ」

ピッ

茉莉香「はい、マリカです」

クーリエ『どうも、船長ー』

クーリエ『なにか変ったことはないですかー?』

茉莉香「別にないけど」

茉莉香「どうしたの?」

クーリエ『いえいえー』

クーリエ『なければ、それでいいんだけどねー』

茉莉香「ほぇ?」

クーリエ『ちょっと、こっちの通信システムにおイタしようなんて』

クーリエ『不逞の輩がいるものでー』
109 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/23(月) 22:34:49.78 ID:vYmbq2gJ0
茉莉香「ま、まさか」

茉莉香(グリューエルとチアキちゃんー!?)

クーリエ『船長、なんか心当たりが?』

茉莉香「ないない!なんにもない!」

クーリエ『それなら、いいけどー』

クーリエ『こっちで位置情報は把握したから』

クーリエ『携帯の電源は、切った方がいいかもー』

茉莉香「わかった、ありがとう」

クーリエ『緊急時には、いつでも連絡ちょうだいねー』

クーリエ『ではでは』

ピッ

サーシャ「どうしたの?」

茉莉香「うーん」

茉莉香「裏で、グリューエル達が動いてるっぽいなー」

サーシャ「そっか」

茉莉香「・・・・・・」

サーシャ「・・・うん」

茉莉香「サーシャ?」

サーシャ「こっちも援軍、頼まないとね」

茉莉香「な、なにする気!?」
110 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/23(月) 22:42:43.41 ID:vYmbq2gJ0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ミーサ「船長のこと、あんなので良かったの?」

クーリエ「んー、大丈夫じゃないかなー」

ケイン「なんでそんなこと、言えるんだ?」

クーリエ「実は、船長の位置情報の近くでねー」

クーリエ「セレニティ王国軍と思われる」

クーリエ「暗号通信の痕跡があるのよねー」

三代目「それに、なんの関係が?」

シュニッツァー「・・・キャサリン小隊長か」
111 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/23(月) 22:54:43.72 ID:vYmbq2gJ0
クーリエ「ご名答ー」

百眼「また、あの無口な別嬪さんかー」

百眼「仕事とはいえ、ご苦労さんだねぇ」

ミーサ「あの人がいるってことは」

ミーサ「セレニティのお姫様達が一緒なのね」

シュニッツァー「ヘタな護衛より、よっぽど役に立つ」

クーリエ「そーゆーことー」

クーリエ「まぁ念のため、監視衛星でもハッキングするから」

クーリエ「弁天丸を、海明星に近付けてくれるー?」

ケイン「了解だ」

ルカ「・・・見えない?」

クーリエ「そーそー」

クーリエ「ハッキングするにも、こっからじゃ遠くてねー」

三代目「ルカと、会話が成立してる!?」
112 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/23(月) 23:06:52.64 ID:vYmbq2gJ0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

グリューエル「ご苦労様です、キャサリン小隊長」

グリュンヒルデ「ご苦労様ですわ」

キャサリン「・・・・・・」コクリ

チアキ「ま、まさかこの人は!?」

グリュンヒルデ「近衛隊の、キャサリン小隊長ですわ」

キャサリン「・・・初めまして」

チアキ「ど、どうも」

チアキ「じゃなくて!」ぶんぶんっ

チアキ「あなた達、本当に軍を!?」

グリュンヒルデ「わたし達の護衛が、彼女の役目です」

キャサリン「・・・任務ですので」

グリューエル「と、いうことです♪」

チアキ(普通に公私混同じゃない、これって!?)がーんっ

グリューエル「それで、どうしたのですか?」
113 : ◆1BrjSSUSHI [saga]:2012/07/23(月) 23:14:38.83 ID:vYmbq2gJ0
グリューエル「なんですって!?」

グリューエル「近衛隊の黒服のせいで」

グリューエル「隊員が、遊園地のスタッフに間違われて大混乱!?」

グリュンヒルデ「これは、思ってもない事態ですわ」

チアキ「・・・は?」

グリューエル「マリカ様の探索に、近衛隊の助力は期待出来ません」

グリューエル「やはり、わたし達の足で探さないと!」

グリュンヒルデ「頑張りましょう、お姉様!」

グリューエル「ええ!」

チアキ「・・・・・・」

グリューエル「さ、チアキ様」

チアキ「は、はい!?」

グリュンヒルデ「レッツ・ゴーですわ!」

チアキ(だ、大丈夫なの?こんなんで)
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/07/24(火) 00:27:43.67 ID:FyaY6yfAO
乙Summer。
面白い。
戸惑うチアキ、可愛い。
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2012/07/26(木) 10:38:32.44 ID:SFIyT3oE0
支援。待ってます。
116 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/31(火) 22:22:56.73 ID:iQSlx9xh0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ヤヨイ「ぜぇぜぇ」

アイ「大丈夫?ヤヨイちゃん」

ヤヨイ「う、うん」

ヤヨイ「ちょっと、さっきのコースターが」

ヤヨイ「予想外だったから」

アイ「そうだよね」

アイ「あんな動きをするなんて、ビックリだよ」

ヤヨイ(え、えっと)

ヤヨイ(休みなく、3連続コースターっていうのが)

ヤヨイ(予想外だったんだけど)

アイ「じゃあ、5分休んだら、次いこっか♪」

ヤヨイ「そ、そうだねー」

ヤヨイ(わたしっ)

ヤヨイ(生きて遊園地を出られるんでしょうかっ)
117 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/31(火) 22:38:23.59 ID:iQSlx9xh0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

♪♫♪♫♪♫

サーシャ「あ、わたしの携帯だね」

茉莉香「あ、気にしないで、出て出てー」

ピッ

サーシャ「はい、サーシャです」

ジェニー『あー、出た出た』

ジェニー『はいはーい、こちらジェニー・ドリトルでーす』

茉莉香(ジェニー先輩!?)

サーシャ「お久しぶりです、お元気でしたか?」

ジェニー『元気、元気♪』

ジェニー『それより、聞いたわよー』

ジェニー『おめでとうを言っておかなきゃって、思ってね』

茉莉香(・・・お、おめでとうって)

サーシャ「ありがとうございます」

サーシャ「それより」

サーシャ「今回は、パートナーさんに無理なお願いしちゃって」

サーシャ「申し訳ありません」

茉莉香「は?パートナー?」

ジェニー『いいの、いいの』

ジェニー『リンも勉強の息抜きになるだろうし』

ジェニー『せいぜい、こき使ってやってね』
118 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/31(火) 22:52:00.62 ID:iQSlx9xh0
茉莉香「あ、あの、サーシャ?」

茉莉香「まさか、さっき言ってた援軍ってー」

サーシャ「うん、リン部長だよ」

茉莉香「一番、かかわって欲しくない人だよねぇ!」がーんっ

ジェニー『久しぶりー、船長』

茉莉香「お、お久しぶりですー」

茉莉香「いいんですか?先輩」

茉莉香「リン部長って、先輩と同じとこ受けるって」

茉莉香「勉強で忙しいんじゃあ」

ジェニー『だから、いいの、いいの』

ジェニー『リンが大人しく、勉強だけやってるガラだと思う?』おほほほ

茉莉香「・・・先輩、パートナーですよね」

ジェニー『まぁ、いざとなったら』

ジェニー『ハッキングして試験結果を書き換えるだろうし』

ジェニー『大丈夫じゃない?』

茉莉香「ちょぉぉぉぉぉ!?」
119 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/31(火) 23:09:08.64 ID:iQSlx9xh0
ジェニー『冗談よ、冗談♪』

茉莉香(ぜ、全然、冗談に聞こえないよー)

ジェニー『あ、そろそろね』

ジェニー『バルバルーサとセレニティ王国に妨害掛ける頃だと思うから』

ジェニー『あなた達は、安心してデート楽しみなさい』

サーシャ「ありがとうございます、先輩」

ジェニー『じゃあ、今度お話聞かせてねー』

ピッ

茉莉香「・・・・・・」

サーシャ「えっと」

サーシャ「なんか、すっごく大きな話になっちゃったね」

茉莉香「誰のせいよ!」
120 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/07/31(火) 23:29:18.93 ID:iQSlx9xh0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ヤヨイ(お、お昼を挟んでコースター、8連続)

ヤヨイ(なんとか、耐えたぁ)よろろっ

アイ「えと、ヤヨイちゃん」

アイ「なんかフラついてるよ、大丈夫?」

ヤヨイ「う、うん、大丈夫なんだけど」

ヤヨイ「そろそろ、他のアトラクションも乗りたいなー」

ヤヨイ「なんて、思ったりして、あは、あはは」

アイ「うん、そうだね」

アイ「他のアトラクション挟んだ方が」

アイ「また新鮮に、コースター楽しめるかも♪」

ヤヨイ「・・・・・・」

アイ「どしたの?ヤヨイちゃん」

ヤヨイ「な、なんでもない」
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/08/01(水) 00:19:00.28 ID:YtkjtiR9o

続き待ってる
122 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/01(水) 20:57:53.44 ID:AyYY+yb40
アイ「じゃあ、どのアトラクションいこっか」

アイ「ショーを観て回るとか・・・」

ヤヨイ「お化け屋敷!」

ヤヨイ「お化け屋敷がいいと思う!」

アイ「お化け屋敷?」

ヤヨイ「ここのお化け屋敷は、すっごく凝ってるんだって!」

アイ「そうなんだー」

アイ「そんなに言うくらいなら」

アイ「きっと、すごいんだね」

アイ(意外だなぁ)

アイ(ヤヨイちゃん、ああいうの好きなんだ)

ヤヨイ(お、お化け屋敷なら)

ヤヨイ(怖いから手を繋ごうって、自然だよね)

ヤヨイ(よーし、頑張る!)グッ

アイ「・・・ガッツポーズするほど好きなんて」

アイ「もしかして、お化け屋敷マニアとか?」

ヤヨイ「は?」
123 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/01(水) 21:00:02.24 ID:AyYY+yb40
〜30分後〜

アイ「はぁはぁはぁ」

ヤヨイ「ぜぇぜぇ」

アイ「ご、ごめんね、ヤヨイちゃん」

アイ「怖くて、全力で駆けちゃった」

ヤヨイ「う、ううん」ぜぇぜぇ

ヤヨイ「アイちゃん・・・意外と・・・足速いね」ぜぇぜぇ

アイ「普段は遅いんだけど」

アイ「こういう時って、速く走れるものなんだねー」

アイ「係の人に、ビックリされちゃった」てへ

ヤヨイ「あ、アイちゃん」ぜぇぜぇ

ヤヨイ「普段通りのアイちゃんが」

ヤヨイ「一番いいよ!」うぅぅ

アイ「あ、ありがと」
124 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/01(水) 21:05:11.37 ID:AyYY+yb40
アイ「なんか走ったら、のど乾いちゃった」

アイ「なにか、飲みにいかない?」

ヤヨイ「そ、そうだね」ぜぇぜぇ

アイ「大丈夫?手を引いてあげようか」

ヤヨイ「ほ、ほんと!?」ぱぁぁっ

チアキ『まったく、どこのどいつよ!』

ヤヨイ・アイ「!?」ビクーッ

チアキ『こんな大事な時に』

チアキ『バルバルーサにハッキング仕掛けてくるなんて!』

グリューエル『うちの諜報部からも、同様の報告が』

チアキ『見つけたら、シバキ倒してやる!』

グリューエル『ま、まあまあ、チアキ様』

グリュンヒルデ『少し落ち着かれた方が、よろしいですわ』

チアキ『落ち着け、ですってぇ!?』

グリュンヒルデ『ひぃっ!?』

チアキ『んなことしてる間に』

チアキ『マリカに、なんかあったらどうすんの!』

チアキ『ほら、ちゃっちゃと探す!』

グリューエル『は、はいっ!』

アイ「・・・・・・」

ヤヨイ「・・・・・・」

アイ「な、なんか、大変そうだね」

ヤヨイ「だね」
125 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/01(水) 21:12:02.26 ID:AyYY+yb40
アイ「・・・あ」

アイ「手を引くんだったっけ」

ヤヨイ「う、うんっ」

茉莉香『あー、もう面倒くさい!』

ヤヨイ・アイ「!?」ビクーッ

茉莉香『なんで逃げてるかも、よくわかんないけど』

茉莉香『こうなったら、逃げて逃げて逃げてー』

茉莉香『なおかつ、遊園地を楽しんでやる!』

サーシャ『その意気だよ、マリカ』

茉莉香『ほら行くよ、サーシャ!』

サーシャ『うん♪』

ヤヨイ「・・・・・・」

アイ「・・・・・・」

ヤヨイ「こっちは、大変なのかな」

アイ「さ、さあ」
126 : ◆1BrjSSUSHI [saga]:2012/08/01(水) 21:18:34.97 ID:AyYY+yb40
ヤヨイ「行っちゃった、よね?」

ヤヨイ「じゃ、じゃあ手を・・・」

アイ「あ、ヤヨイちゃん、息整ったみたいだね」

ヤヨイ「へ?」

アイ「よかったぁ、もう大丈夫だね」

アイ「ほら、どっかお店入ろ?」

タタタッ

ヤヨイ「え、え?」

アイ「ほら、早くー!」





ヤヨイ「・・・・・・」

ヤヨイ(み、みみみ)

ヤヨイ(みんなのバカぁぁぁぁぁ!)えーん
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/08/02(木) 02:49:05.64 ID:7PFgGSGAO
乙、乙。
読んでて楽しい。
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2012/08/02(木) 13:30:58.99 ID:WEQ3Z73W0
支援。面白い。
129 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/03(金) 20:55:13.50 ID:F+Tg4za40
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

チアキ「おかしいわね」

チアキ「これだけ探してもいないなんて」

チアキ「そもそも、マリカはほんとに来てるのかしら?」

グリュンヒルデ「配置した人員からの報告によれば」

グリュンヒルデ「ご自宅、ランプ館、そして白凰女学院共に」

グリュンヒルデ「マリカ様の姿は確認されておりませんわ」

グリューエル「宇宙港でも発見されておりませんし」

グリューエル「そもそも、本日の弁天丸に仕事は入っておりません」

チアキ「・・・うーん」

グリュンヒルデ「いけませんわ、お姉様」ヒソ

グリューエル「そうね」ヒソ

グリューエル「あれだけ高かった、チアキ様のテンションが」

グリューエル「若干、下がり気味のご様子」

グリューエル「ここは、例の作戦を」

グリュンヒルデ「わかりました」

ピッ

グリュンヒルデ「キャサリン小隊長」

グリュンヒルデ「例の物をお願いしますわ」

キャサリン『・・・了解しました』
130 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/03(金) 21:26:55.12 ID:F+Tg4za40
キャサリン「・・・例の物は、この中に」

グリューエル「ご苦労様です♪」

チアキ「なに、そのクーラーボックス?」

グリュンヒルデ「チアキ様、少々お疲れではございませんか?」

チアキ「いえ、疲れたってほどのことは・・・」

グリュンヒルデ「疲れは、集中力を低下させます」

グリュンヒルデ「ここは一つ」

グリュンヒルデ「甘い物で、疲労回復などを」

パカッ

チアキ「はぁぁぁぁぁ///」☆*・゚・*:.。.☆.。.:*・゚・*☆

グリューエル「先ほど、ランプ館に買いに行ってもらいました」

グリュンヒルデ「どうぞ、お召し上がり下さい♪」

チアキ「!?」ハッ

チアキ「ちょ、ちょっと休憩するだけよ」

チアキ「すぐに捜索に戻るんだからね!///」

グリューエル「わかっております♪」
131 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/03(金) 21:42:34.86 ID:F+Tg4za40
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

アイ「やったぁ!」

アイ「これで、コースター全制覇だよ♪」

ヤヨイ「そう・・・だね」よろろっ

アイ「次は少し」

アイ「大人しめのアトラクションがいいかなぁ」

ヤヨイ「まだ乗るの!?」

アイ「あ、そうだよね」

アイ「もう、ディナーの時間も近いしね」

ヤヨイ「でしょ、でしょ!?」

アイ「夕焼けがキレイだから」

アイ「観覧車がいいなーって、思っただけなの」

アイ「欲張り過ぎは、よくないよね」てへへ

ヤヨイ「・・・観覧車?」

ヤヨイ「えーっと」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

二人で観覧車
  ▽
夕陽がキレイだね
  ▽
自然に肩を組む二人
  ▽
もしかして、その先も?

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ヤヨイ「・・・・・・」

アイ「あれ、ヤヨイちゃん?」

ヤヨイ「乗ろう!」

ヤヨイ「わたし、観覧車乗りたかったの!」
132 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/03(金) 22:08:00.18 ID:F+Tg4za40
アイ「うわぁ」

アイ「さすがに、この時間は混んでるね」

ヤヨイ「だねー」

ヤヨイ「でも、ディナーの時間には十分間に合うし」

ヤヨイ「楽しみだね!」

アイ「うん!」

ヤヨイ「ふんふんふんー♪」

アイ「よかったぁ」

ヤヨイ「ん?」

アイ「さっきまで、ちょっと元気なかったから」

アイ「心配してたんだ」

ヤヨイ「わ、わたし元気、元気だよ!」

アイ「・・・わたしね」

アイ「夢中になると、周りを振り回しちゃうとこあるから」

アイ「気付いたら、ちゃんと言ってね」
133 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/03(金) 22:18:48.03 ID:F+Tg4za40
ヤヨイ「だ、大丈夫だよ!」

ヤヨイ「アイちゃんになら、むしろ」

ヤヨイ「どんどん振り回して欲しいもん!」

アイ「!?」ドキッ





アイ「あ、ありがと///」

ヤヨイ「そんな、お礼なんて」

アイ「・・・ヤヨイちゃん///」

ヤヨイ「・・・アイちゃん///」
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/08/04(土) 00:54:39.65 ID:AOiCR/qro

チアキちゃんちょろいww
そして主役二人はいい雰囲気だ
135 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/04(土) 08:29:23.17 ID:0fU4Grgw0
パチパチパチパチ

アイ「え?」

ヤヨイ「な、なに?」

団体客1「うんうん、ええ感じやぁ」

団体客2「若いって、ええなぁ」

ヤヨイ・アイ「!?」

ヤヨイ「あああ、あのっ///」

アイ「そんなんじゃ///」

団体客3「ほら、困ってるじゃないの」

団体客4「ごめんなさいね、お二人共」

ヤヨイ「い、いえ///」

アイ「うきゅぅぅぅ///」
136 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/04(土) 08:41:14.08 ID:0fU4Grgw0
団体添乗員『は?キャンセルが出た?』

団体添乗員『今から行って、全員入れるんですか?』

団体客1「ん?なにかあったんかな?」

団体客2「はて」

ヤヨイ・アイ「?」

団体添乗員『みなさーん』

団体添乗員『ナイトショーをやるお店に、空きが出たそうでーす』

団体添乗員『すぐ行けば、ショーに間に合いますけどー』

団体客3「あら、素敵」

団体客4「ぜひ、観たいわ」
137 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/04(土) 08:50:28.67 ID:0fU4Grgw0
ゾロゾロゾロ

ヤヨイ「え、え、え?」

アイ「なんか、一気に前がいなくなっちゃったね」

ヤヨイ「団体さん、だったんだー」

団体客1『あんたら、頑張るんやでー』

団体客2『わははははー』

ヤヨイ「うぅぅぅ///」

アイ「は、恥ずかしい///」

ヤヨイ「って、あれ?」

ヤヨイ「ていうか、もうわたし達の番?」

係員「どうぞー」

アイ「は、はいっ」

ヤヨイ「すぐ乗ります!」
138 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/04(土) 09:03:03.77 ID:0fU4Grgw0
ゴウンゴウン

アイ「よかったね、すぐ乗れちゃった」

ヤヨイ「う、うん」

ヤヨイ(別れて座るのかぁ)

ヤヨイ(まあ、当然だよね)とほほ

アイ「ほら、ちょうど日が沈むとこだよ」

アイ「ラッキーだったね♪」

ヤヨイ(なんとか、アイちゃんの隣に座れないかな)

アイ「・・・?」

ヤヨイ(そしたら肩を組めないまでも)

ヤヨイ(手を握るくらいは)

アイ「ヤヨイちゃん?」

ヤヨイ(だって、全然手を繋げてないもん)

ヤヨイ(前の時は、簡単に繋げたのに)

ヤヨイ(どうして、今日は出来ないのー)うぅぅ

アイ「あの、ヤヨイちゃん?」

ヤヨイ「!?」ハッ

ヤヨイ「ははは、はいっ!?」

アイ「どうしたの?」

アイ「なにか考え事なのかな?」

ヤヨイ「てっ、ててて」

アイ「て?」

ヤヨイ(わたし、なに言うつもりっ!?)

ヤヨイ「て、てっとり早く乗れてよかったなって!」

アイ「そ、そだね」
139 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/04(土) 09:10:49.26 ID:0fU4Grgw0
ヤヨイ(言えないよー)

ヤヨイ(隣に座りたいなんて)

ヤヨイ(手を握りたいなんてー)

アイ「あ、そろそろ頂上なのかな」

ヤヨイ「うん、そうか・・・な!?」ビクーッ

アイ「どうしたの?」

ヤヨイ「なな、なんでもっ!」

アイ「変なヤヨイちゃん」

ヤヨイ「あは、あはははは」




ヤヨイ(アイちゃんからは見えないよね)

ヤヨイ(でも、前のゴンドラに乗ってるのって)

ヤヨイ(マリカ先輩と、サーシャ先輩だー!)

ヤヨイ(も、もしかして)

ヤヨイ(あの団体さんの前に、並んでたのー!?)がーんっ
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/08/04(土) 22:13:40.22 ID:pzMjjGqAO
乙。
いい雰囲気だ。
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/06(月) 00:46:32.33 ID:wzS2KAwS0
紫煙
142 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/07(火) 22:10:42.62 ID:++foqZiA0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

サーシャ「さ、マリカ」

サーシャ「こっちに一緒に座ろ?」

茉莉香「えー、いいよ、恥ずかしい」

サーシャ「ダーメ!」

サーシャ「マリカのおかげで、落ち着いてられなかったんだから」

サーシャ「罰として、話をちゃんと聞くこと」

茉莉香「あ、あれ?」

茉莉香「わたしのせいになってる?」

サーシャ「それに、こっちに来れば」

サーシャ「面白いものが見られるかもよ」

茉莉香「面白いもの?」

サーシャ「だから、こっち来て♪」

グイッ

茉莉香「ちょ、ちょーっ!?」

サーシャ「はい、ちゃんと腕も組んでね」

茉莉香「もう、強引だなー」

茉莉香「で、面白いものって?」

サーシャ「あ・れ」チョイチョイ

茉莉香「あ、あれはー!」

茉莉香「ヤヨイちゃんと、アイちゃん!?」
143 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/07(火) 22:21:41.48 ID:++foqZiA0
茉莉香「な、なんで後ろのゴンドラに!?」

サーシャ「ほら、後ろの団体さんが」

茉莉香「あー、あの後ろにいたのかー」

サーシャ「なんかヤヨイちゃん、困ってるみたいだね」

茉莉香「ほぇ?」

サーシャ「ほんとは、スキンシップしたいのに」

サーシャ「勇気がなくて、困ってますーって」

サーシャ「そんな感じじゃない?」

茉莉香「そ、そうかな」

サーシャ「ここは一つ」

サーシャ「先輩が背中押してあげないと、ダメじゃないかな」

茉莉香「・・・背中押すって」

茉莉香「悪い予感しか、しないんだけど!?」

サーシャ「もー」

サーシャ「キスが悪い予感なんて」

サーシャ「ムードないよ、マリカ」

茉莉香「やっぱり!?」
144 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/07(火) 22:31:32.17 ID:++foqZiA0
茉莉香「んー、でも」

茉莉香「確かに、ヤヨイちゃんには」

茉莉香「あと少しだけ勇気が必要かなー」

サーシャ「でしょ?」

茉莉香「なーんか」

茉莉香「サーシャに上手く乗せられてる気がするけど」

茉莉香「しょうがないかー」

サーシャ「しょうがない、しょうがない」

茉莉香「・・・サーシャ、目を閉じて」

サーシャ「はい♪」

茉莉香「・・・・・・」

サーシャ「・・・んっ///」
145 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/07(火) 22:46:51.01 ID:++foqZiA0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ヤヨイ「※△◎#□!!!///」

アイ「あれ?」

アイ「ヤヨイちゃん、顔真っ赤だよ?」

ヤヨイ「!?」ドキーッ

ヤヨイ「たたた、多分あれだよ!」

ヤヨイ「夕陽に照らされてるから!」

アイ「そっか、そうだね」

アイ「すっごくキレイな夕陽だもんね」

ヤヨイ(な、なにやってんですか!)

ヤヨイ(マリカ先輩ー!!!)ドキドキ

ヤヨイ「・・・・・・」

ヤヨイ(うぅ、でも)

ヤヨイ(夕焼けに染まった先輩達が)

ヤヨイ(すごく素敵に見える)

ヤヨイ「・・・・・・」

ヤヨイ(い、いきなりキスしたいとか言ったら)

ヤヨイ(アイちゃん怒るよね、きっと)
146 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/07(火) 22:55:48.74 ID:++foqZiA0
アイ「わぁ」

アイ「どんどん太陽が沈んでくよ」

アイ「神秘的だよね」はぁ

ヤヨイ「・・・あ」

ヤヨイ(夕陽なんかより)

ヤヨイ(アイちゃんの横顔の方が、よっぽど輝いてるよ)

ヤヨイ「・・・・・・」

ヤヨイ(そうだよ)

ヤヨイ(いまは、わたしの想いが形に出来なくても)

ヤヨイ(いつか)

ヤヨイ(いつか、きっと)

アイ「・・・?」

アイ(ヤヨイちゃん?)
147 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/07(火) 23:02:43.40 ID:++foqZiA0
アイ(ヤヨイちゃん、また考え事かなぁ)

アイ(なんか、ちょっと寂しそう)

アイ(元気づけてあげたいなぁ)

アイ「・・・・・・」

アイ(でも、わたしの出来ることって)

アイ「・・・・・・」

アイ「うん、そうだよね」

ヤヨイ「え?」

アイ「あのっ、ヤヨイちゃん」

アイ「ま、まぶたの上に、なにかついてるよ?」

ヤヨイ「え、どこ?」

アイ「とってあげるから、目を閉じててくれるかな///」

ヤヨイ「あ、うん」
148 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/07(火) 23:19:38.11 ID:++foqZiA0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

クーリエ「さーて」

クーリエ「監視衛星の、ハッキング完了ー」

百眼「意外と手間取ったなー」

クーリエ「でも、先に遊園地のシステムに割り込んでるからねー」

クーリエ「問題起こってれば、すぐ分かるし」

ミーサ「さすが、抜け目ないわね」

クーリエ「はい、衛星カメラでズーム開始」

クーリエ「高い場所から、ズーム始めるよー」

三代目「うわ、感度良すぎじゃね!?」

ケイン「!?」

ケイン「おい、いまのとこ!」

クーリエ「ん?」

シュニッツァー「どこかで見た事があるな」

クーリエ「ここかなー」

ミーサ「あら、この子達って」

ケイン「ヨット部の1年生じゃねえか」

百眼「なるほど、言われてみればー」

クーリエ「んーっと、遊園地のシステムいじって」

クーリエ「音声も拾ってみよー」

ピッ
149 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/07(火) 23:23:53.02 ID:++foqZiA0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ケンジョー「なに?」

ケンジョー「弁天丸がハッキングしてる?」

ケンジョー「ふむ」

ケンジョー「・・・・・・」

ケンジョー「気付かれずに、電波拾えるか?」
150 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/07(火) 23:32:07.66 ID:++foqZiA0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

リン「おっと」

リン「バルバルーサに動きあり、っと」

カタカタカタ タンッ

リン「なんだこりゃ、衛星の画像?」

リン「音声データは別からみたいだな」

リン「・・・・・・」

リン「って」

リン「うちの1年生じゃん!」
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/08/08(水) 01:44:48.33 ID:ITCte0U5o

「見せつけてやろうぜ」を実戦しやがったwwww
152 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/08(水) 22:06:12.24 ID:qET6bfBb0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

チュッ

ヤヨイ「!!?」

ヤヨイ(え、なにこれ)

ヤヨイ(わたしっ、アイちゃんにキスされてるの!?)

ヤヨイ(な、ななな)

ヤヨイ(なにが、どうして!?)

ヤヨイ(なんで!?)

ヤヨイ(なんで!!?)

ヤヨイ(なんでーーー!!!?)
153 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/08(水) 22:12:44.67 ID:qET6bfBb0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

クーリエ「おー」

ルカ「・・・見えた?」

百眼「若いって、いいなー」うんうん

三代目「おぉぉぉぉぉ!!!」

ミーサ「なんか、見てるこっちが照れるわね///」

ケイン「まあ、こういうのも青春でいいじゃないか」

ケイン「なあ、シュニッツァー」

シュニッツァー「その話題を、俺に振るのか!?」
154 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/08(水) 22:16:31.24 ID:qET6bfBb0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ケンジョー「ほう」

ケンジョー「キャプテン・マリカの後輩の嬢ちゃん達か」

ケンジョー「顔に見合わず、大胆なこった」

ケンジョー「それにしても」

ケンジョー「チアキが、変な刺激受けなきゃいいんだがなあ」ニヤッ
155 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/08(水) 22:20:14.51 ID:qET6bfBb0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

リン「うーむ、これは」

リン「・・・・・・」

リン「とりあえず」





リン「遡って、録画っと」

カタカタカタッ
156 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/08(水) 22:37:44.81 ID:qET6bfBb0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

スッ

アイ「・・・・・・///」

ヤヨイ「あああ、あのっ」

アイ「!?」ビクッ

ヤヨイ「な、なんで!?」

ヤヨイ「なんでキスを!?」

アイ「ご、ごめんなさいっ」

アイ「ヤヨイちゃんを、なんとか励ましたくて」

アイ「で、でも」

アイ「イヤだったよね、ごめんね」うぅっ

ヤヨイ「いいい、イヤとかでは決してなく!」

ヤヨイ「な、なんて言ったらいいか」

ヤヨイ「そうだ!」

ヤヨイ「ただただ、驚いちゃったから!」

アイ「・・・良かったぁ」

アイ「嫌われちゃったかと、思った」
157 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/08(水) 22:43:44.39 ID:qET6bfBb0
ヤヨイ「嫌いになんか、なるわけないよ!」

ヤヨイ「だって、わたしアイちゃんのこと」

ヤヨイ「す、すすす!」

アイ「す?///」

ヤヨイ「・・・・・・///」カァァァッ

ヤヨイ(あぅぅ)

ヤヨイ(あと一言が出ないよー)

ヤヨイ(一番大事なのに、わたしの意気地なしー!)

ヤヨイ「!?」

ヤヨイ(後ろのゴンドラ)

ヤヨイ(マリカ先輩が、なにか言って?)

ヤヨイ(・・・ば・って?)

ヤヨイ(が・ん・ば・って?)

ヤヨイ「・・・あ」
158 : ◆1BrjSSUSHI [saga]:2012/08/08(水) 22:51:56.61 ID:qET6bfBb0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ヤヨイ「が、頑張ります!」

茉莉香『うん、頑張って』

茉莉香『ヤヨイちゃんなら出来る!』

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ヤヨイ「・・・うん」

ヤヨイ「ちゃんと、頑張りますよ」

アイ「え?」

ヤヨイ「あああ、アイちゃん!」

アイ「は、はいっ!」

ヤヨイ「わたし、わたしっ」





ヤヨイ「アイちゃんのことが、好き///」





アイ「う、うん」

アイ「ありがとう」





アイ「わたしも・・・好き///」
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鳥取県) [sage]:2012/08/09(木) 03:18:29.67 ID:Ok07V4R40
えんだああああああああああ
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/09(木) 04:01:09.63 ID:hTVR+kq+0
チアキちゃんは、変な刺激を受けて下さい
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/08/09(木) 11:23:24.04 ID:ZSQUJHjAO
がんばれヤヨイちゃん!

チアキちゃんもがんばれ!
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/09(木) 16:41:54.43 ID:QKa7gRAS0
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/08/09(木) 23:40:17.20 ID:O9Mytn/Ho

色んな人に見られてた事は知らない方が幸せだろうな…ww
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/10(金) 01:53:10.57 ID:h00kwWy+0
>>163
そうゆうプレイに目覚めたりして
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/10(金) 13:56:06.17 ID:PD2+85Ne0
ええ話や・・・乙
166 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/11(土) 11:41:12.59 ID:x8A2t+gm0
ヤヨイ「ゆ、夢じゃないよね」

ヤヨイ「ほんとに?」

アイ「・・・・・・///」コクッ

アイ「あの、実はね」

アイ「ヤヨイちゃんに誘われる前に」

アイ「マリカ先輩から電話があったんだ」

ヤヨイ「マリカ先輩・・・から?」
167 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/11(土) 11:50:42.10 ID:x8A2t+gm0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

アイ「え?ヤヨイちゃんからですか?」

茉莉香『うん』

茉莉香『近い内に、お誘いがあると思うんだー』

アイ「はぁ」

茉莉香『単刀直入に聞くけど』

茉莉香『アイちゃんは、ヤヨイちゃんのこと好きだよね?』

アイ「・・・は?」

茉莉香『好きでしょ?ヤヨイちゃんのこと』

アイ「なな、なに言ってるんですか!///」

茉莉香『別に、誤魔化すとかしなくていいからねー』

アイ「べ、別に、誤魔化すとか・・・その」ごにょごにょ

茉莉香『で、どうなのかな?』

アイ「どうって言われてもー///」

茉莉香『まー、そうだよねー』

茉莉香『わたしに言うことじゃないかー』

アイ「うぅ・・・あの」

茉莉香『じゃあ、一つだけお願い』

アイ「お願い?」
168 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/11(土) 11:57:44.80 ID:x8A2t+gm0
茉莉香『ヤヨイちゃんは』

茉莉香『そういうつもりで、アイちゃんを誘うと思う』

茉莉香『言ってる意味、分かるよね?』

アイ「は、はい///」

茉莉香『だから、アイちゃんにもそういう気持ちがあったら』

茉莉香『応じてあげて欲しい』

アイ「・・・わたしの、気持ち?」

茉莉香『逆に、そういう気持ちがなかったら』

茉莉香『応じないであげて』

アイ「・・・・・・」

茉莉香『・・・・・・』

アイ「あの」

アイ「それは、ヤヨイちゃんを傷つかせないためですか?」

茉莉香『そういうことになるのかなー』

アイ「・・・マリカ先輩は」

茉莉香『ん?』

アイ「ヤヨイちゃんのこと、好きなんですか?」





茉莉香『うん、好きだよ』

アイ「!?」ビクッ
169 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/11(土) 12:03:21.03 ID:x8A2t+gm0
茉莉香『だって、大事な後輩だもん』

茉莉香『当り前じゃない』

アイ「・・・あ、後輩としてですね」

アイ(び、ビックリしたー)

茉莉香『だから、アイちゃんのことも』

茉莉香『ヤヨイちゃんと同じくらい、好きだよ』 ←天然

アイ「!?///」

アイ「や、やめてください」

アイ「なんか、ドキドキしますぅ」

茉莉香『あははー、ごめんごめん』

茉莉香『ということで』

茉莉香『お願い、聞いてくれるかな』

アイ「はい・・・確かに」
170 : ◆1BrjSSUSHI [saga]:2012/08/11(土) 12:17:22.82 ID:x8A2t+gm0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ヤヨイ「じゃ、じゃあ」

ヤヨイ「そういう気持ちで、ここに来てくれたの?」

アイ「うん///」

ヤヨイ「・・・アイちゃん///」

アイ「・・・ヤヨイちゃん///」





ヤヨイ「ん?」

ヤヨイ「ということは、あれ?」

アイ「・・・?」

ヤヨイ「もしかして、最初から手を繋いでも」

ヤヨイ「全然かまわなかったって、こと?」

アイ「え?」

アイ「ヤヨイちゃん、手を繋ぎたかったの?」

ヤヨイ「う、うん」

アイ「じゃあ、はい♪」にこっ

ぎゅっ

ヤヨイ「・・・・・・」

アイ「・・・・・・」にこにこ

ヤヨイ「こ、こんな簡単に」

ヤヨイ「わたしの、わたしの頑張りは」

ヤヨイ「一体・・・なんだった、の?」くらっ

パタンッ

アイ「ヤヨイちゃん!?」

アイ「どうしたの、ヤヨイちゃーん!!!」あわわっ
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/08/12(日) 07:28:30.02 ID:DKGuH/QAO
乙Summerです。
楽しい。
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/16(木) 00:45:58.07 ID:5NPpwyt30
ワロタ。ヤヨイちゃん、がんばれ。
173 : ◆1BrjSSUSHI :2012/08/17(金) 21:47:04.18 ID:sXmEosPy0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ヤヨイ「う・・・ん」

ヤヨイ「あれ、ここは?」

グリューエル「気がつかれたみたいですわ」

ヤヨイ「グリューエル・・・さん?」

サーシャ「体は大丈夫そう?」

ヤヨイ「は、はい」

ヤヨイ「そうだ、わたし倒れて!?」

茉莉香「ビックリしたよー」

茉莉香「振り返ったら、アイちゃん泣いてるし」

アイ「はぅぅ///」

グリュンヒルデ「でも、医務室に行かなくていいのでしょうか」

チアキ「大丈夫でしょう」

チアキ「原因は大体、わかってるし」チラッ

アイ「あぅぅ」
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/17(金) 21:48:22.55 ID:5Ej0mGb40
キタ!
175 : ◆1BrjSSUSHI :2012/08/17(金) 22:07:15.80 ID:sXmEosPy0
茉莉香「すごいよねー」

茉莉香「1日で全部のコースター乗っちゃうなんて」

グリューエル「考えただけで、目眩がしそうです」

アイ「ご、ごめんなさいっ」

ヤヨイ「あ、アイちゃんは悪くありません!」

ヤヨイ「悪いのは、わたしですから!」

サーシャ「大丈夫、責めたりしないよ」

グリューエル「ヤヨイさんも無事なようですし」

グリュンヒルデ「問題ありませんわ」

茉莉香「こほん」

茉莉香「まあ、一つ言うとすれば」

ヤヨイ「は、はい」

アイ「・・・・・・」ゴクリッ

茉莉香「いろいろと、ごちそうさまー」

ヤヨイ「ま、マリカ先輩!///」
176 : ◆1BrjSSUSHI :2012/08/17(金) 22:29:06.37 ID:sXmEosPy0
チアキ「まあ、こっちはこれでいいでしょう」

茉莉香「ん?」

チアキ「もっと大事な問題に取り掛かりましょうか」

チアキ「ねえ、マリカ?」

茉莉香「わたしっ!?」

グリュンヒルデ「そうですわ」

グリューエル「いろいろ、白状して頂かないと」

茉莉香「な、なにかなー?」

チアキ「単刀直入に聞くわ」

チアキ「あなた一体、今日はここで何をしていたの?」

茉莉香「な、なにってー」

チアキ「・・・・・・」

グリューエル「・・・・・・」

グリュンヒルデ「・・・・・・」

茉莉香(ひぃぃっ、どうしよう!?)
177 : ◆1BrjSSUSHI :2012/08/17(金) 22:48:59.87 ID:sXmEosPy0
サーシャ「あ、それなんだけどね」

サーシャ「そろそろ、リン部長がヨット部引退になるでしょ?」

グリューエル「そうですが」

グリュンヒルデ「でも、それとなんの関係が?」

サーシャ「ほら、リン部長派手好きそうだから」

サーシャ「追い出し航海だけじゃ、つまらないと思ってね」

グリューエル「は、はぁ」

サーシャ「そしたら、マリカが遊園地でも行って」

サーシャ「パーっと、って言うから」

サーシャ「下見に来てたわけ」

茉莉香(よ、よくもこんな)

茉莉香(嘘八百が出てくるもんだよね)がーんっ

サーシャ「ね、マリカ?」

茉莉香「そ、そーそー!」

茉莉香「その通りー、なんて」

茉莉香「あは、あははははー」
178 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/17(金) 23:08:10.94 ID:sXmEosPy0
チアキ「本当でしょうね?」

茉莉香「も、もちろん!」

チアキ「実はこれがカムフラージュで」

チアキ「男の人と密会してたなんてこと、ないわね?」

茉莉香「お、男の人って!?」

サーシャ「あるわけないよね、マリカ」

茉莉香「へ?」

サーシャ「"男の人"と密会なんて、あるわけないもんね」

茉莉香「あ!」

茉莉香「そ、そうだよー」

茉莉香「やだなー、変な風に疑っちゃってー」

茉莉香(う、嘘はついてないよね、嘘はー)

チアキ「・・・・・・」

茉莉香「・・・・・・」うぅっ

チアキ「ま、信じてあげるわ」

チアキ「でも、あなたはいろいろ狙われてるんだから」

チアキ「少しは、気をつけなさい」
179 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/17(金) 23:17:22.21 ID:sXmEosPy0
茉莉香「あっれー?」

茉莉香「チアキちゃん、心配してくれてるんだー」にひっ

チアキ「なっ!?///」

チアキ「ち、違うっ!」

チアキ「これは、同じ海賊として!」

茉莉香「・・・ありがとう、チアキちゃん」

チアキ「ひぅっ!?///」

グリューエル「わ、わたくし達も」

グリュンヒルデ「いっぱい、心配しましたわ!」

茉莉香「ありがとう、二人とも」なでなで

グリューエル「うふふ///」

グリュンヒルデ「くすぐったいですわ///」

サーシャ「・・・・・・」ギュッ

茉莉香「いたたたたたっ!?」
180 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/17(金) 23:26:21.07 ID:sXmEosPy0
サーシャ「あ、もうこんな時間だね」

サーシャ「急がないと、次の下見に間に合わなくなるよ」

茉莉香「へ?次のって?」

サーシャ「ほら行くよ、マリカ」グイッ

茉莉香「ちょ、ちょっとサーシャ!?」

チアキ「こら、どこ行く気!?」

グリュンヒルデ「お姉様!」

グリュンヒルデ「また、マリカ様が逃亡を!」

グリューエル「わかってます」

グリューエル「ヨートフ、来ていますわね?」

ヒュンッ

ヨートフ「・・・は、ここに」

グリューエル「キャサリン小隊長と協力して」

グリューエル「マリカ様の身柄確保を」

ヨートフ「・・・引き受けました」

グリューエル「よろしくお願いします♪」
181 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/17(金) 23:31:58.20 ID:sXmEosPy0
チアキ「ま、またあなたは」

チアキ「今度は侍従長さんまで巻き込んで」

グリュンヒルデ「お二人とも、マリカ様を見失ってしまいますわ!」

チアキ「そ、そうだったわね」

グリューエル「ですね」

チアキ「もう、こうなったらー」

チアキ「オラオラ!待ちなさい!」

チアキ「マリカー!!!」

グリューエル「その意気です、チアキ様!」
182 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/17(金) 23:40:03.53 ID:sXmEosPy0
ヤヨイ「・・・・・・」

アイ「・・・・・・」

ヤヨイ「行っちゃったね」

アイ「うん」

ヤヨイ「・・・・・・」

アイ「・・・・・・」

ヤヨイ「あ!わたし達もディナーの時間!」

アイ「大変、こんな時間だよ!?」

ヤヨイ「急がないと!」

アイ「そ、そうだね」

ヤヨイ「でも待って、その前に」

アイ「・・・?」

ヤヨイ「手・・・繋いでいいかな///」

アイ「う、うん、もちろん///」

ぎゅっ

ヤヨイ「さ、急ごう?///」

アイ「うん!///」
183 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/17(金) 23:47:26.21 ID:sXmEosPy0
〜数日後〜

ガーッ

アイ「遅くなりましたー」

ヤヨイ「すいません、ホームルームが長引いちゃって」

ウルスラ「あ、来た来たー」

ナタリア「どうぞどうぞ、噂のお二人さん」

ヤヨイ「え?」

アイ「な、なんですか!?」

真希「まー、座って座ってー」

ヤヨイ「え、え?」

リン「・・・・・・」

ピッ
184 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/17(金) 23:50:32.49 ID:sXmEosPy0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ヤヨイ『あああ、アイちゃん!』

アイ『は、はいっ!』

ヤヨイ『わたし、わたしっ』





ヤヨイ『アイちゃんのことが、好き///』





アイ『う、うん』

アイ『ありがとう』





アイ『わたしも・・・好き///』

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
185 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/18(土) 00:02:30.02 ID:I75sbRU50
ウルスラ「おめでとー、二人とも」

真希「いやー、おめでとー!」

ナタリア「ヒュー、ヒュー♪」

アイ「なな、なんですか、これぇ!?///」

リン「まあ、安心しろ」

リン「武士の情けで、キスシーンは消しといてやる」ニッ

アイ「き、キスまで!?」

アイ「どうしよう、ヤヨイちゃん!」





ヤヨイ「・・・・・・」ちーん

アイ「立ったまま、気絶してる!?」

アイ「ヤヨイちゃん!」

アイ「ヤヨイちゃーん!!!」
186 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/18(土) 00:11:25.20 ID:I75sbRU50
〜そして月日は流れ〜

ヤヨイ「はぁ」

ヤヨイ「最近やっと、からかわれなくなったねー」

アイ「だねー」

ヤヨイ「あれ?」

ヤヨイ「なに見てるの?アイちゃん」

アイ「うん」

アイ「マリカ先輩のいる星が、あの方向かなーって」

ヤヨイ「そっか、そろそろ」
187 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/18(土) 00:22:11.72 ID:I75sbRU50
マミ「いま頃、マリカは、なんとか会議かなー」

サーシャ「グリューエルの話だと」

サーシャ「どうやら無事に、海賊の巣に着いたみたいよ?」

真希「きっと、マリカのことだから」

真希「男どもを前に、バーンってやっちゃってるんじゃない?」

真希「バーンって!」

リリィ「なによ、バーンって」

サーシャ「ま、なにはともあれ」

サーシャ「わたし達は、留守番をきちんとしないとね」

サーシャ(だから、ちゃんと)

サーシャ(わたしの所に、帰ってきてね)

マミ「・・・待ってるよ、マリカ」

マミ(そしたら、そろそろ)

マミ(わたしも鈍いマリカさんに、本気出さないとね♪)
188 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/18(土) 00:33:58.66 ID:I75sbRU50
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

グリュンヒルデ「そういえばお姉様」

グリュンヒルデ「マリカ様が到着されたことを、皆様には?」

グリューエル「先ほど、サーシャ副部長に伝えましたわ」

グリュンヒルデ「そうですか」

グリューエル「はい」

グリュンヒルデ「マリカ様が無事に帰ってこられたら」

グリュンヒルデ「勝負の始まりでしょうか、お姉様」

グリューエル「あら、怖い」

グリュンヒルデ「正々堂々と、お願いいたしますわ」

グリューエル「正々堂々、裏の手も使って、ですね♪」

グリュンヒルデ「おほほほほっ」

グリューエル「おほほほほほほっ」
189 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/18(土) 00:40:38.24 ID:I75sbRU50
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

チアキ「オヤジのやつ」

チアキ「マリカと行くか、だなんて」

チアキ「・・・・・・」

チアキ「うん」

チアキ「わたしもそろそろ、覚悟決めないと」

ググッ

チアキ「待ってなさいよ、マリカ!」

チアキ「あなたは、わたしが手に入れる!」
190 : ◆1BrjSSUSHI [sage saga]:2012/08/18(土) 00:52:42.50 ID:I75sbRU50
加藤茉莉香率いる海賊船団は、機動戦艦グランドクロスに勝利することとなった

女子高生海賊を続けることを宣言する、茉莉香であったが

この時まだ、彼女は知らなかった

血を血で洗う、正妻戦争が待ちうけていることに





頑張れ、加藤茉莉香!

負けるな、加藤茉莉香!





海賊ハーレムを完成する、その日まで!
191 : ◆1BrjSSUSHI [saga]:2012/08/18(土) 00:56:38.43 ID:I75sbRU50
        //                                  V∧
      //                             Y⌒Y   \\
     //                               V V      \\
.   //                  ==―‐== . _    〈∧〉        \\
 //            >´″/:/ :/,.イ: :i: : : : >..、  〉〈        \\
. V∧             /: :/ ×/: /   / :八.斗匕 :V:ヾ〈∧}           )〕
 ∨∧             /:i|: : レ夊≧く.ヽ //≠ヌ≦、 〔以ノ 〉.〈           //
.  ∨∧          ;' /ト、彡〈 {iしハ  //   イし i} 〉 孑7〈∧〉        //
   ∨∧        :./ i|: :ヽ 乂弋ツ        弋 ツ/ ; : : | 〉.〈≧ー―‐―‐‐ ″
    \_\厶斗匕___.i| : : ハ  ~¨    ,    ¨~  /i|: : i! ∧〉___
       /____ノi|: : : ∧    、_  _ ... -ァ   /、:}: : i| ∨______〕    さあ、海賊の時間だ!
        イ        {ト、: :;′\  ヽ      /  /  V: : ! §____人
     ///≧ー――゙W: : ::ハ ./ >   ー‐   イ`ヽ  リ: : ! リ |  |  |  |
.    〈// /  /  / !|: : ;′.V 〔   ≧ー≦    〕 .ヒ ¨ ̄ ̄ ヽ |  |  |〉
      V /  /  /  .i| : ハ::::::∨ハ  〔     〕   ノ. ノ    ̄¨ヽ V. ┼イ"
      /、;′./  /   .|: :|:::::::::::∨ .ヽ ヽ   ノ   厂 `ヽ        〉:::::::::〕、
.     〈:::::::::::_:::::::::::::::::|: :!:::::::::::::∨         /  〈  ソ       ∧ \Vハ
    / ̄ ̄ /:::::::::::::::从 |:::::::::::::::::\     / / `7         /ヽ.\,イ Vハ
.  〃.   /:::::::::::::ノ i| iト、:::::::::::::ハ ヽ ____/ / ;′     〃  V::::::::::Vハ
  / ∧/:::::::::::::/   i{≧==≠―‐ 〉イ〔_ _〕ト、/ <{      / \  V::::::::::Vハ
. / ̄:::::::::::::::::::/    i}!丁〕::::::::::::::::/  / i|i ヽ V `Y ⌒くi]    \ }::::::::::::Vハ


END
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/18(土) 01:05:11.10 ID:u9X7PAun0
乙!
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/08/18(土) 01:10:55.64 ID:EaFuDplTo
超乙!
面白かった!
アイちゃんヤヨイちゃんの話が全部茉莉香に持っていかれたww
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/18(土) 01:19:36.25 ID:T061lCySO
乙乙! 読み返してこよう!
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/18(土) 01:28:33.46 ID:kjNl7/dW0
良かった!
またモーパイ書いて欲しい。
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(島根県) [sage]:2012/08/18(土) 01:54:08.14 ID:5/bu5sF00
面白かった。
197 : ◆1BrjSSUSHI [sage]:2012/08/18(土) 08:02:07.04 ID:I75sbRU50
>>195
とりあえず、前に書いた短いのでいいなら

http://blog.livedoor.jp/punyo_punyo_yuyu/archives/8362100.html
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/08/19(日) 08:02:35.65 ID:Nwi+oaCAO
乙Summer。
終わっちゃったか……
ありがとう、楽しかったです。
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