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黒ギャル「うち、俺君に一目惚れしちゃった♪」俺「寝言は寝てから」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/27(水) 03:05:05.88 ID:fdLzeqWAO
『俺』『黒ギャル』の再構成SSです。
去年の夏にVIPで単発で立てていた黒ギャルSSも随所に織り交ぜつつ、心機一転で
書いて行きます。

どうかお付き合い下さい。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1340733905(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
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【進撃の巨人】俺「安価で巨人を駆逐する」 @ 2024/04/27(土) 14:14:26.69 ID:Wh98iXQp0
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諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
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二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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2 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/27(水) 03:08:19.49 ID:fdLzeqWAO
******

〜とあるゲーム屋〜

俺「全部で2980円になります……ありがとうございました」

チャラ男「ありがとうございました〜」

チャラ男「…………」

チャラ男「俺さん、何か暇っすね」

俺「そりゃそうだろ。昔と違ってゲームなんかまともに売れる時代じゃないんだし」

チャラ男「店長がPS2の中古、どうやって捌こうか悩んでましたよ」

俺「店晒しでいいんじゃない?たまに俺みたいな物好きが買ってくし」

チャラ男「まあ、取り扱いやめちゃったらやめちゃったで店ん中寂しくなりますしね」

俺「だな。……っと、客が来た。いらっしゃいませ〜……?」

チャラ男「いらっしゃいま……せ?」

黒ギャル「ちょ、ちょっと、やっぱやめようよ」

白ギャル「何言ってんの、来るって言ったの黒ギャルちゃんじゃん。ほら、しっかり!」

俺「何と言う場違いな客」

チャラ男「今時黒ギャルっての珍しいすよね。AVでしか見ないすよ。
RUMIKAとかひなのりくとか、泉麻那とか武藤クレアとか」

俺「……知らん」

チャラ男「しかも両方ともメチャクチャ可愛いっすよ」
3 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/27(水) 03:08:52.93 ID:fdLzeqWAO
俺「店間違えてんだろ」

チャラ男「…どこと間違えてんすか…あ、こっち来た」

俺「いらっしゃいませ…うわ、おっぱいでか」

チャラ男「……俺さん、独り言は小さい声で言った方がいいすよ」

白ギャル「ほら、早く!」

黒ギャル「う、うん、わかったよ…」

黒ギャル「あの……俺さん……これ、うちのケータイの番号とメアドです!
………良かったら……………良かったら読んで下さい!」

白ギャル「読んでもらってどうすんの!」

チャラ男「うわ……俺さん…すげーじゃないすか」

俺「ケータイ番号とメアド…ねえ。ほれ」

チャラ男「俺に渡してどうすんすか!」

俺「だってどう考えてもお前宛てだろ。俺な訳が無いじゃないか」

チャラ男「しっかり俺さんに渡したでしょーが!」

黒ギャル「あ…あの…うちずっと俺さんの事好きで、ずっと見てて、良かったら……
好きです!」

白ギャル「黒ギャルちゃん2回言ってるって!大事な事なのは解るけど!」
4 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/27(水) 03:09:45.91 ID:fdLzeqWAO
******

〜休憩室にて〜

チャラ男「しかしスゴいっすね俺さん。あんな可愛いギャルからコクられるなんて」

俺「だが俺は騙されぬ」

チャラ男「は?」

俺「これは孔明の罠に違いない。後で高価な壺を売りつけられたり、いいとこで
怖いお兄さんが登場して来たり」

チャラ男「俺さんネガティブ過ぎますよ。せっかくなんだから、ここは素直に受け取りましょーよ」

俺「お前さんみたいなイケメンには解らないんだ。この不自然な流れの底に潜む愛欲の罠が」

チャラ男「でも俺さんだって彼女いた事あるんでしょ?」

俺「昔の話だぞ。もう10年ぐらい」

チャラ男「それでも俺さんの魅力に気付いてくれる女の人はいたって事ですから。
今回もきっとそうですよ」

俺「しかし」

チャラ男「なんすか?」

俺「俺はあの黒ギャルと面識が無いんだぞ。それを好きですってやっぱり不自然じゃないか」

チャラ男「そんなもんですよ。いつどんな偶然で異性の心を惹き付けてるなんて
解んないですから」
5 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/27(水) 03:10:24.26 ID:fdLzeqWAO
******

〜1ヶ月後〜

チャラ男「はい、こちら6800円の買い取りになります。ありがとうございました〜」

俺「ました〜」

チャラ男「ところで俺さん」

俺「あ?」

チャラ男「例の黒ギャルちゃん、どうなりました?進展ありました?」

俺「あ」

チャラ男「?」

俺「連絡する事すら忘れてた」

チャラ男「……かーっ!、何やってんすか!あんな可愛い娘が一大決心して
コクって来たってのに!」

俺「だぁってぇ〜」

チャラ男「唇とんがらかしても可愛くないっす!さ、今すぐ連絡して下さい!」

俺「おい、今は仕事中だぞ」

チャラ男「こっちは俺がやります。さ、早く黒ギャルちゃんに連絡して下さい!」
6 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/27(水) 03:11:26.70 ID:fdLzeqWAO
今回はここまで。
次回は未定です。
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/06/27(水) 04:51:28.36 ID:nMlumv70o
期待
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/06/27(水) 07:50:48.92 ID:jUH1yohGo
期待してます
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/06/27(水) 08:39:28.23 ID:IzCR9qk+o
しえ
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/06/27(水) 08:42:46.53 ID:PkqTbWLpo
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/06/27(水) 09:27:04.87 ID:4+Z2Sjrpo
おう、楽しみにしてますよ
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/27(水) 14:36:56.61 ID:vJ2q8wGDO
新スレ乙 続き楽しみにしてる
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/27(水) 18:45:15.43 ID:H8KrdWtco
期待じゃ
14 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/28(木) 01:18:28.04 ID:FhyWkO3AO
******

〜チャラ男の部屋〜

白ギャル「で、どう?俺さんと黒ギャルちゃん」

チャラ男「聞いたらさ、俺さんあれから1ヶ月連絡してなかったって」

白ギャル「えー?何それー?」

チャラ男「俺もビックリしちゃってさ。すぐ連絡させたんだけど」

白ギャル「う〜ん、脈無かったのかなぁ」

チャラ男「どーだろーな。俺さんギャル系にはあまり興味無さそうだったしなぁ」

白ギャル「でも黒ギャルちゃんにはうまく行って欲しいよ。初めての彼氏に
なるかも知れないんだし」

チャラ男「俺さんも悪い人じゃないし、うまく行くんじゃね?」

白ギャル「だね」

チャラ男「でもなんで黒ギャルちゃんは俺さんを好きになったんだろ?少なくとも
俺さんは黒ギャルちゃんと面識無かったみたいだぜ」

白ギャル「んー、そこは分かんないな。とにかく、いきなり黒ギャルちゃんが好きな人が
出来たって言ってきたから」

チャラ男「ふーん……ところでさ、エッチしてる時はエッチに集中した方がよくね?」
15 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/28(木) 01:18:57.58 ID:FhyWkO3AO
******

〜休日〜

黒ギャル「(良かった……俺さんが連絡くれて)」

黒ギャル「(メアド渡してから1ヶ月だもんね……ダメかと思った)」

黒ギャル「(今日は初めてのデート…服も気合い入れて来たし!)」

黒ギャル「(でもデートってどうしたらいいんだろ…)」

黒ギャル「(やっぱり鉄板コースはご飯食べて、映画観て、買い物して、その後は…)」

黒ギャル「(その後は…)」

黒ギャル「(きゃっ//////////)」

黒ギャル「(……あ!俺さんだ!)」

黒ギャル「おーい!俺さ〜ん!」ぶんぶん

俺「…………」

俺「…………」スタスタ

黒ギャル「ちょちょちょっと、なんでシカトするんですか!」

俺「何でじゃないよ、何だその格好は」

黒ギャル「何って……ふつーのトップスとホットパンツ……」

俺「胸元とか背中とかがっすり開いてんじゃん。公然わいせつだぞ」

黒ギャル「ご、ごめんなさい……」

黒ギャル「(くわー、やっぱ気合い入れすぎたんだー!)」

黒ギャル「(どうしよ……俺さんドン引きだよね……)」

黒ギャル「(初っぱなから大失敗だー……)」
16 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/28(木) 01:19:26.30 ID:FhyWkO3AO
俺「取り敢えずどうする?腹減ってる?」

黒ギャル「あ、はい」

俺「何食いに行こうか?黒ギャルちゃんの好きなモノでいいよ。何食いたい?」

******

俺「まさかお好み焼きと言うとは思わなかった」

黒ギャル「ごめんなさい……うち、お好み焼き大好きなんです」

店員「ご注文はお決まりですか?」

俺「黒ギャルちゃん、先頼みなよ」

黒ギャル「あ、はい…じゃあ、豚玉に、トッピングで牛肉とお餅とチーズで」

俺「(おいおい……食うなぁ)」

俺「(だからこんなにおっぱいが……)」

俺「(いかん、チンポジを直さなければ)」

店員「こちらのお客様は?」

俺「あ、ああ、じゃあ同じヤツを大盛で」

******

俺「(2人っきりでお好み焼きを食うと、焼けるまでの時間がこんなに気まずい
モノだとは知らなかった)」

俺「(う〜ん、何か話すべきなのか)」

俺「(取り敢えずどっか褒めとくか?)」

俺「(黒ギャルちゃんもせっかく気合い入れて来てくれたみたいなんだし)」
17 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/28(木) 01:20:01.50 ID:FhyWkO3AO
黒ギャル「(やだ……俺さんに……見られてる…)」ドキドキ

すっ……

黒ギャル「(きゃっ!俺さんが手を…こんなとこで?)」

くるっ

俺「アブねー、焦げちゃうとこだった。黒ギャルちゃんもそろそろ引っくり返したら?」

黒ギャル「あ、はい」

黒ギャル「(なんだ、お好み焼き引っくり返そうとしたんだ……)」

黒ギャル「(ビックリしちゃった……)」

黒ギャル「(じゃ、うちも引っくり返そうかな)」

がたっ

黒ギャル「よっ、と」

くるっ じゅー……

俺「…………」

俺「(あかん、何故か黒ギャルちゃんが立ち上がってお好み焼き引っくり返すから
おっぱいが目の前に……)」

俺「(鎮まれーい、鎮まれーい!)」

黒ギャル「…………」

黒ギャル「…………あ」

俺「……………あ」

黒ギャル「ひょっとして……見てました?」

俺「うん、しっかりガン見したぞ」

黒ギャル「……少しは誤魔化して下さいっ」

黒ギャル「(ま……うちにはアピールできるとこってったらおっぱいしか無いしね)」

黒ギャル「(それだけでも喜ばなくっちゃ)」
18 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/28(木) 01:21:31.77 ID:FhyWkO3AO
今日はここまで。
次回は未定です。
早くエロに持ち込んで前回のSSに軌道修正したいなあ。
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/28(木) 01:23:36.76 ID:WtJqYgzYo
1乙
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/28(木) 09:58:32.65 ID:7vPT6/aJo
俺って書いて差別化してるんだと思うけど凄く読みにくい
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/06/28(木) 11:01:48.77 ID:7FcgYVLAO
C
22 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/28(木) 15:50:49.60 ID:FhyWkO3AO
******

〜5年前、とあるスーパーにて〜

地味子「うーんと、牛乳と、お味噌と…後なんだったかな?」

クソガキ「うぎゃぁぁぁ〜〜わぁぁぁ!」ドタバタドタバタ

地味子「パパ今日遅いって言ってたからな〜。ゆっくり晩ご飯作ろっと」

クソガキ「わぁぁぁママぁぁぁぁぁ!!!」ドタバタドタバタドタバタ

地味子「あ、そうだ、お塩が無かったんだ………きゃあっ!」

ドンッ!

ドタッ!

地味子「……いったぁい…」

クソガキ「う…う…うわぁぁぁぁぁぁん!!」

地味子「…だ、大丈夫?僕?」

クソガキ「いたぁぁぁぁぁいぃぃママぁぁぁぁぁ!!」

DQN母「ちょっとアンタ何やってんのー(棒)」

クソガキ「いたいぃぃぃママぁぁケガしたぁぁぁ!」

DQN母「…ちょっと膝擦りむいてんじゃないの!」

DQN母「ちょっとアンタ!うちの子がケガしたじゃないの!どうしてくれんの!」

地味子「あ、あの……」

DQN母「血が出てる!治療費貰うからね!名前は!?住所は!?学校は!?」

地味子「いや、でも……」

DQN母「でもじゃないっっっ!さっさと言え!警察呼ぶよっ!」

グイッ

地味子「きゃあっ!」
23 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/28(木) 15:51:23.33 ID:FhyWkO3AO
俺「おい、オバハン」

DQN母「…何よっ!何様!?この娘の連れっ!?ちょっと、店長呼んでっ!」

俺「店長呼べも何も、あんたんとこの子供がドタバタ走り回ってたから
ぶつかったんじゃないか」

DQN母「何よっ!うちの子がケガまでさせられてるのに、言いがかりを
付ける気?良いわよ、出るとこ出ましょう!警察呼んでっ!」

俺「警察呼ばれたら困るのはオバハンの方だろ。その娘の胸倉掴んでるその手、
暴行罪だぜ。…あ、あんなとこに監視カメラがあるな」

DQN母「……っ、」

俺「それにあんたの子供、さっき向こうの惣菜コーナーのおかず豪快に
ひっくり返してたぜ。弁償どんくらいだろうなぁ」

DQN母「もう良いわよ!こんな店二度と来ないから!潰れてしまえ!ほら、あんたも
いつまでも泣いてないで来なさいっ!」

俺「……別に俺の店じゃないんだけどな」

オタ友「おーい、何やってんだよ」

俺「ああ、変なオバハンに絡まれてさあ」スタスタ

地味子「あ、あの……」
24 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/28(木) 15:52:21.31 ID:FhyWkO3AO
オタ友「あんまり関わり合いにならない方がいいぜ。特にお前なんか接客業
やってんだからさ、あー言うのに限ってロックオン能力高いんだから」

俺「構やしねーよ」

オタ友「それより早く飲み会のつまみ買って帰ろーぜ」

地味子「……………」

地味子「……助けてくれたん…だよね?」

地味子「……誰って言うんだろ……」

地味子「………………」

地味子「…もう一度………会いたいな……」
25 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/28(木) 15:53:14.78 ID:FhyWkO3AO
今回はここまで。
次回は未定です。
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/28(木) 15:53:54.79 ID:WtJqYgzYo
1乙
未定か
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/06/28(木) 16:24:35.24 ID:VYOfSHdro
ほう。覚えてるぞ。復活めでたい。
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/28(木) 16:33:50.69 ID:qdQktchIO
未定かい
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/06/28(木) 20:43:12.66 ID:jPZNue7Ko
誰って言うんだろう
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/06/28(木) 20:46:26.46 ID:iAUHQ+e+o
伏線なら、どう考えてもオタ友はあいつだし、地味子はあいつだろ
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/06/28(木) 23:40:10.65 ID:FYR4VHQOo
32 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/30(土) 11:46:28.77 ID:65XRldsAO
******

白ギャル「……で?俺さんと会って、お昼ご飯にお好み焼き食べて、現地解散?」

黒ギャル「うん♪」

白ギャル「うん♪じゃないっ!今時中学生でもそんなデートしないわよ!
もっと女の武器を使って読者サービスしなよ!」

黒ギャル「女の武器って……一生懸命おっぱいも背中も出したし!」

白ギャル「んー、それで何も無かったってんなら……おっぱいの出しようが
足りなかったとか」

黒ギャル「そんな事出来る訳ないじゃん」

白ギャル「今は草食系とか肉食系とか流行ってるからねー。もっと黒ギャルちゃんの
方からガツガツ積極的に行かないと」

黒ギャル「そんな事出来ないよ…誘ってるみたいで…」

白ギャル「そんなカッコでよく言うわ……」

黒ギャル「やっぱりこのギャルファッションがダメだったのかな?もっと
抑え目と言うか、清楚系と言うか」

白ギャル「そもそもさ、黒ギャルちゃんてどうして黒ギャルファッションにしようと
思ったの?」

黒ギャル「Yahoo!の知恵袋で訊いたら黒ギャルファッションがいいって」

白ギャル「そこから豪快に間違ってるわ……」
33 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/30(土) 11:47:04.38 ID:65XRldsAO
******

黒ギャル「はあ…………」

黒ギャル「白ギャルちゃんはああ言うけどさ」

黒ギャル「メアド渡すのだけで心臓バクバクだったんだから……」

黒ギャル「そんないきなり積極的にとか肉食系とか……」

黒ギャル「はあ……」

黒ギャル「うちには彼氏作るのなんて無理だったのかな」

黒ギャル「……あれ?」

男の子「うわ〜ん」

母親「もう、諦めなさい。ママが新しいの貰ってあげるから」

男の子「やだやだ、あのアンパンマンの風船がいいんだもん!」

黒ギャル「あの……どうかしました?」

母親「え?……ああ、さっきおもちゃ屋さんで貰った風船をこの子が
飛ばしてしまって」

黒ギャル「あ、ホントだ。木に引っかかってる」

母親「この子ったらガマンしなさいって言ってるのに、ちっとも聞かなくて……」

黒ギャル「…ちょっと待ってて下さいね♪」

黒ギャル「(10年ぶりぐらいだから……大丈夫かな?)」

黒ギャル「よっ!っと」

するするする

男の子「……わあ、お姉ちゃんスゴい!あんなに高いとこに登っちゃったよ!」

黒ギャル「よいしょっ……と。取れた!」

するする

ぴょん

すたっ
34 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/30(土) 11:48:08.88 ID:65XRldsAO
黒ギャル「はい、ボク。もぉ手離しちゃダメだよ?」

母親「まあ……本当にすみません……ほら、お姉ちゃんにありがとうは?」

男の子「ありがとう!おっぱいおっきいお姉ちゃん!」

母親「こら!この子ったら……」

黒ギャル「うふふ。じゃあね。バイバイ」

黒ギャル「…………」

黒ギャル「ふぅ」

黒ギャル「小学生以来だったから、ちょっとヤバかったかな」

黒ギャル「昔パパに教えて貰ってた木登りが、まさか今ごろ役に立つなんてね」

黒ギャル「…………」

黒ギャル「あ、もうこんな時間だ」

スタスタ

………………。

………………。

俺「………………」

俺「………………」

俺「……へえ〜………」
35 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/30(土) 11:49:20.59 ID:65XRldsAO
******

オタ友「で」

オタ友「それから2ヶ月、何か進展はあったのか?」

俺「進展?進展っつってもなあ。付き合ってるって訳じゃないし」

オタ友「……余裕の発言だな。リア充は爆発してしまえ」

俺「何で爆発すんだよ」

オタ友「2人っきりで会って飯食う間柄で付き合ってないとか、全米の童帝が憤死するぞ」

俺「そこは日本国内でいいだろ。それに、お前も童貞じゃないじゃん……ソープだったけど」

オタ友「古傷をえぐるでないわ」

俺「何だそりゃ」

オタ友「ソープなんか酷いぞ、二度と行くもんじゃない」

俺「何でだよ。ヤれるからいいじゃん」

オタ友「ずーっと騎乗位で腰振られてたんだけどさ、おっぱい触ろうとしたら
メチャクチャ怒られたんだぞ」

俺「変な話だな。マンコにチンコ突っ込んでるのにおっぱいタッチはNGとか」

オタ友「取り敢えず向こうの嬢にしたら腰振って早くイかせて帰らせたかったらしい」

俺「そんな話は聞いた事無いけどなぁ。たまたまハズレ掴んじゃったんじゃねーの?」

オタ友「…男も女も初めては大事だよな…もう俺はモニターの中の彼女でいいや」

俺「腐るな腐るな。まだチャンスはあるって」
36 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/30(土) 11:49:53.36 ID:65XRldsAO
オタ友「ところでお前の彼女ってどんなんだよ」

俺「どんなってもなぁ……あ、こないだ2人で撮った写メがあるから見るか?」

オタ友「2人で写メ……おおお……」

俺「そう言うのいいからよ。……ほれ」

オタ友「どれどれ……って、黒ギャルかよ」

俺「何だよ」

オタ友「ギャルってお前、俺らオタとは全く逆の対極に位置する生物じゃん」

俺「生物言うなよ」

オタ友「しかし、何でまたこんな黒ギャルがお前と付き合ってんだろな」

俺「だから付き合ってる訳じゃないってんだろ」

オタ友「………………」

俺「……おい、どうしたんだよ」

オタ友「……あ、ああ、いや、何でもない。ほれ」

俺「何だよ、変な奴だな」
37 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/30(土) 11:50:55.89 ID:65XRldsAO
******

〜仕事場にて〜

オタ友「うーす。ゲーム買いに来たぞ」

俺「お前は相変わらずだな。予約してあるのに更にフラゲまで望むか」

オタ友「俺は一日も早くやりたいんだよ。解るだろ?」

俺「まあな。……でもあんまりおおっぴらには出来ないからな。レシートは出せないぞ」

オタ友「解ってるよ」

チャラ男「あ、俺さん、黒ギャルちゃんすよ」

俺「あ、そう言や仕事終わってから約束してたんだ」

チャラ男「なぁんだ、俺さんもやる事やってるじゃないすか」

俺「誤解を招く発言はやめろ」

オタ友「お、あの娘が噂の……」

俺「……って、またもの凄い格好してるな……」

オタ友「…………/////」

俺「お前は見るんだったらせめて解んない様に見ろよ」ぺしっ

黒ギャル「あ、お仕事後10分ぐらいだし……来ちゃいました。……迷惑でした?」

俺「ちょうど良かった、PSvitaの在庫がダブついてるから買って行ってくれると
喜びます」

黒ギャル「あはは。やだ、うちはそっちには興味無いですよ」

黒ギャル「あ、こちら、友達さんですか?」

オタ友「あ、あ、あの、こここ」

俺「キョドるなキョドるな」
38 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/30(土) 11:51:33.72 ID:65XRldsAO
黒ギャル「……………」

オタ友「……………」

チャラ男「……………」

チャラ男「……なんなんすか、2人ともいきなり見つめ合っちゃいましたよ」

チャラ男「昼ドラなら混ぜて下さいね」

俺「おいおい、何なんだよ」

黒ギャル「あ、いえ、何でもないです」

******

〜次の日、オタ友家にて〜

俺「よう、お前にちょっと訊きたい事があるんだが」

オタ友「なんだ?」

俺「お前と黒ギャルちゃんだよ。なんか俺に隠してないか?」

オタ友「……いや、別に隠してる訳じゃないんだけどさ」

俺「だって昨日のお前らの様子、完全におかしかったぞ」

オタ友「なあ、俺がさ、レゲー好きなの知ってるよな?」

俺「レゲー?ああ、レトロゲームな」

オタ友「でさ、あれは……3年前だったか、俺が出入りしてるレゲーマーの
サイトでオフ会があったんだよ」

オタ友「その時にみんなで撮った写真をPCにぶち込んであるんだが……まあ、見てくれ」

オタ友「オフ会のメンバーって大体どんな連中か想像出来ると思うんだけど、
その中に女の子が1人いたんだ」
39 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/30(土) 11:52:17.20 ID:65XRldsAO
俺「まあ、腐女子のとかだったら解るけどレゲーマーのオフ会には珍しいよな」

オタ友「女の子ってだけでも珍しいのに、それがまた女子高生だっから
俺も良く覚えてたんだ……っと、あったあった」

オタ友「ほら、この一番後ろの左端にいる娘だよ。ちょっと拡大するぞ」

カチャカチャ

俺「……まあ、レゲーマーのオフ会に来るだけあって地味な娘だよな」

オタ友「……まだ解んないか?」

俺「……へ?」

オタ友「じゃあ、この画像をちょいと加工してみるぞ」

オタ友「この娘の眉を細くして、更に肌の色合いを変えて見ると……どうだ?」

俺「………………」

俺「……黒ギャルちゃん…か?」

オタ友「ちょっとお前の携帯の写メ見してみ」

俺「あ、ああ」

オタ友「こうやって並べてみると……」

俺「……同一人物……だよな」

オタ友「3年経ってるからな。そりゃ多少は顔立ちも大人びてたりはするだろうが、
瞳の形や鼻の形、輪郭なんてのは、こりゃあ整形でもしないと変わるもんじゃない。
でもここまで顔立ちが同じだと、やっぱりこの娘は黒ギャルちゃんだと……」

俺「ちょっと待った、こっちのPCの画像、ちょっと元に戻したくれないか?」
40 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/30(土) 11:53:13.34 ID:65XRldsAO
オタ友「え?ああ」

カチャカチャ

俺「……うーん」

オタ友「どうした?」

俺「この娘、知ってる様な気がしないでもないんだが……」

オタ友「何だよ、お前はギャルから女子高生まで随分ストライクゾーンが広いな」

俺「うーん、うーん」

俺「ダメだ、思い出せん」
41 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/30(土) 11:53:52.95 ID:65XRldsAO
******

〜更に1ヶ月が経ち……〜

黒ギャル「ふぅ、お好み焼きおいしかったですね」

俺「……ああ、うん」

黒ギャル「………………」

黒ギャル「(最近、ずっと俺さんの反応が悪い……)」

黒ギャル「(うちがコクってから半年近く経つけど)」

黒ギャル「(……これって…付き合ってるの?……だよね?)」

黒ギャル「(それなのに……)」
黒ギャル「(やっぱりうち……つまんない女なのかな)」

俺「……………」

オタ友『何だよお前、その黒ギャルちゃんにコクられてまだ返事してないのかよ』

俺「(俺だって……一度失敗すりゃ臆病にはなるさ……)」

オタ友『振るも振らないもお前の自由だけどさ、中途半端な態度のまま
ズルズル行っちゃうのは黒ギャルちゃんが可哀想だぜ』

俺「(俺だって……迷うんだよ)」

黒ギャル『はい、ボク。もぉ手離しちゃダメだよ?』

黒ギャル『うふふ。じゃあね。バイバイ』

元カノ『別れる理由?そんなの鏡見れば解るでしょ』

黒ギャル『あ…あの…うちずっと俺さんの事好きで、ずっと見てて、良かったら……
好きです!』

俺「………………」
42 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/30(土) 11:54:45.72 ID:65XRldsAO
俺「……あのさ」

黒ギャル「は、はい!」

俺「君がメアドくれてから半年ぐらい経つじゃん?」

黒ギャル「……………」

俺「それなのにこんな中途半端な事してちゃ駄目だと思うんだよ」

黒ギャル「……はい……」

俺「だから、今日は黒ギャルちゃんに対して、俺なりの答えを返そうと思ってるんだ」

黒ギャル「(……あー……)」

黒ギャル「(……やっぱり……ダメなんだ……)」

黒ギャル「(だよね……いくらギャルしても、うちはうち。どうせ変われっこないんだ……)」

ぐいっ

黒ギャル「!?」

黒ギャル「んっ……」

黒ギャル「…………」

女の子「ねえママー、あのお兄ちゃんたちチューしてるよー」

母親「しっ!見ちゃダメ!」

黒ギャル「…………ぷはっ…」

黒ギャル「あ、あ、あの……」

俺「うわっ!」

黒ギャル「……?」

俺「いや、てっきりビンタが来るかと」

黒ギャル「そんな……事…しませんよ…」

俺「俺さ、ちょいちょい言葉の行き違いとかで他人とトラブっちゃったり
するからさ。こっちの方が気持ちを伝えられるかなーって。……まあ、
ハリウッド映画のパクりなんですけどね」
43 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/30(土) 11:55:27.82 ID:65XRldsAO
黒ギャル「………………」

……つーっ……

俺「……あの……黒ギャルちゃん……?」

俺「(わーっ!泣いたー!まさかのミッション失敗!)」

俺「(これだから女はイヤなんだー!)」

黒ギャル「………………」

ぎゅっ

俺「……え?」

黒ギャル「………うれしい……」
44 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/06/30(土) 11:57:07.50 ID:65XRldsAO
今回はここまで。
次回は未定ですが、2人の進展からようやくエロに行けるので筆が進む予定ですw
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/30(土) 12:26:13.06 ID:7fpc3PaDO
やっと付き合えたか…まったく
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/06/30(土) 12:42:11.08 ID:6Vqsrr6So
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/30(土) 19:32:06.78 ID:1jJmDewto
乙!
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/01(日) 11:28:42.19 ID:YuenhEAIO
ちんぽ
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/07/01(日) 20:28:19.60 ID:rCZa2ucro
やっとか…

爆ぜろ
50 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/02(月) 02:13:48.13 ID:3kKoMgVAO
******

俺「(こうして俺と黒ギャルちゃんは突き合う事になった)」

俺「(じゃなくて、付き合う事になった)」

俺「(俺は30歳で、その目の前に突然20歳の黒ギャルが付き合ってくれって現れた)」

俺「(しかし…………)」

黒ギャル「ねぇねぇ俺さん、アイス買って来ましたよ♪」

俺「あのさ」

黒ギャル「はい?」

俺「お前さん、すっげー見られてるぞ」

黒ギャル「えー!?なんでなんで!?ちゃんとメイクもしてきたし、……
なんか顔に付いてます?」

俺「そうじゃなくてさ、服装だよ、服装」

黒ギャル「服装、ですか?みせブラにホットパンツ、グラディエーターサンダルは
ギャルの定番スタイルですよ」

俺「それはそうかも知れないけどさ。俺がいなかったら襲われてるぞ」

黒ギャル「ダメですか?」

俺「それにお前さん、さっき走って来ただろ」

黒ギャル「…………?」

俺「……まあいいや」

黒ギャル「はい、俺さん抹茶アイスでしたよね……ここで食べるんですか?
向こうにフードコートありますよ?」

俺「ここでいいよ。むしろここじゃないと」

黒ギャル「……?変なの?じゃここで食べましょ♪」
51 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/02(月) 02:14:20.51 ID:3kKoMgVAO
俺「(一部立ってるから立ち上がれないんだよ)」

俺「………………」ちらっ

俺「(おおう…………)」

俺「(正直、煩悩を振り払える自信がまるでない)」

俺「(襲われるぞ、とは言ったものの)」

俺「(その相手が俺かも知れない…………)」

〜〜〜〜〜〜

黒ギャル「あ、雨だ」

ザー…………

俺「うわー、結構降ってんな」

黒ギャル「さっきまで晴れてたのに〜」

俺「空が真っ暗だからなぁ。夕立って訳でもなさそうだ。こりゃ簡単に
止みそうにないな」

黒ギャル「みんな傘なんか持ってきてなかったから困ってますね」

俺「しょうがない、タクシー呼ぼうか。送ってってやるよ」

黒ギャル「…………え?」

俺「……………?」

黒ギャル「(もう……終わりなんだ…デート…………)」

黒ギャル「(もっと、一緒にいたいな……)」

白ギャル『今は草食系とか肉食系とか流行ってるからねー。もっと黒ギャルちゃんの
方からガツガツ積極的に行かないと』

黒ギャル「(……よし!)」

黒ギャル「あ、あ、あ、あのあのあの」

俺「何を噛みまくってんだよ」

黒ギャル「………ふぅ」
52 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/02(月) 02:14:53.38 ID:3kKoMgVAO
黒ギャル「俺さんちに……お邪魔していいですか?」

俺「……へ?」

黒ギャル「あ、あの、迷惑だったらいいんですけど……良かったら……パパにも
今日は泊まりって言ってきたし……」

黒ギャル「(わーっ!言っちゃった言っちゃった!どーしよう!)」

俺「………………」ゴクリ……

******

黒ギャル「俺さんって一人暮らしなんですね」

俺「ちょっと散らかってるからな、片付けないと……って片付けようがないな」

黒ギャル「なんか……想像してたのと違います」

俺「何を想像してたんだよ」

黒ギャル「なんかオタクの人の部屋って、いっぱいフィギュアとか並んでて、
萌え系のポスターとか壁一面に貼ってたりとか」

俺「オタクにも色々あるよ、俺はそっちには興味が無いだけ」

俺「(黒ギャルちゃんがオタ友んちで見た地味子ちゃんかも知れないってのは
伏せた方がいいな。……つうか、訊いてどうなるって話なんだけど)」

黒ギャル「(俺さん、レゲー好きなんだ……あ、ゲームセンターCXのDVDがある!)」

黒ギャル「(観たいなあ……)」
53 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/02(月) 02:15:32.99 ID:3kKoMgVAO
俺「あ、適当に座ってていいよ。……つうか、まともに座れる場所がベッドしかないけど」

黒ギャル「(ベッド………)」

黒ギャル「(やだ、うちったら何を想像してんだろ/////)」

黒ギャル「(てか、勢いで俺さんち来ちゃったけど、これってつまりは
こう言う事なんだよね……)」

俺「黒ギャルちゃん何か飲む?……つうか酒しか無いな」

黒ギャル「あ…大丈夫ですよ。うち、お酒好きですから」

俺「しかし焼酎」

黒ギャル「全然オッケーです♪」

******

俺「ふぅ、飲んだ食った」

黒ギャル「焼酎もおいしいんですね♪」

俺「飲みやすいし、飲み方によっちゃ残らないからな」

黒ギャル「あ、おトイレ…お借りしていいですか?」

俺「ああ、いいよ」

黒ギャル「じゃ……きゃっ」ふらっ

俺「危ない!」

どさっ

俺「………………」

黒ギャル「………………」

俺「(う…………ヤバい……)」

俺「(女の香水と酒の匂いの相乗効果ってのは……)」

俺「(鎮ま…………無理だ……)」

黒ギャル「……………」

俺「あ…ごめん、大丈夫?」
54 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/02(月) 02:16:05.74 ID:3kKoMgVAO
ぎゅっ

俺「…………?」

黒ギャル「……いいですよ、俺さん。うち、その為に今日来たんですから」

黒ギャル「ずっと………5年間、この時を待ってたんですから……」

俺「5年間?」

黒ギャル「……うふふ、こんなに変わってるんですもんね。判らなくて当然か」

黒ギャル「5年前……スーパーで女の人に絡まれてたうちを助けてくれたじゃないですか」

俺「………あっ!」

俺「あのオバハンに胸倉掴まれてた……あの?」

黒ギャル「ふふ……思い出してくれました?」

俺「……で、女子高生にしては希少種のレゲーマーっ娘!」

黒ギャル「っ!何でそれ知ってるんですか!?」

俺「いやさ、君とオタ友と顔合わせた時に様子がおかしかったって言うか、
何だか顔見知りっぽかったっからさ。申し訳ないけど、オタ友に訊いたんだ」

俺「それにしても……変わったんだね……」

黒ギャル「うちも、地味なままじゃ絶対に俺さんに振り向いてもらえないの
解ってたから……これなら俺さんに振り向いてもらえるかと思って」

俺「変わりすぎだよ。白ギャルちゃんのアドバイス?」

黒ギャル「………Yahoo!の知恵袋」

俺「何でやねん」
55 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/02(月) 02:16:40.70 ID:3kKoMgVAO
しゅるっ

黒ギャル「あ……ブラ……」

むにゅっ

黒ギャル「あっ……」

ちゅっ……ちゅぱっ…

黒ギャル「んっ……」

俺「ベッド…行こうか」

黒ギャル「あ……ごめんなさい…汚れてもいいタオル、あります?」

俺「あるけど……なんで?」

黒ギャル「あの……うち……」

黒ギャル「……処女なんです…だから、シーツ汚しちゃいけないから……」

俺「……え?」

俺「じゃあ、駄目だよ。自分の体の事だから、大事にしないと……」

黒ギャル「やだ!」

ぎゅっ

俺「…………!」

黒ギャル「5年間待ってたんだもん……俺さんにあげる為に大事にしてきたんだもん……」

俺「……………」

俺「解った。じゃあ……辛かったら言っていいんだぞ」
56 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/02(月) 02:17:28.74 ID:3kKoMgVAO
******

黒ギャル「ふぅ……うぅん…あっ」

ぬるっ……くちゅ…くちゅ…

黒ギャル「(やだ……お風呂…シャワー浴びたら良かった…こんなとこ…んっ!)」ビクッ

黒ギャル「はあ……はあ……」

俺「じゃあ……入れるぞ」

ぎしっ………

黒ギャル「(あ……来る……)」

ぴとっ

……………。

ずずっ

黒ギャル「…………っ!」

黒ギャル「(俺さんのが……ダメっ、こんなの入んないっ!)」

ぐぐっ……

黒ギャル「(あっ……い……痛っ……)」

黒ギャル「(何これ……裂け……る……)」

ぐっ…………

……………………。

ずぶぅっ!

黒ギャル「んんんんっ!!」

ずずずっ……

黒ギャル「(ダメ……どうにかなっちゃう……)」

黒ギャル「(ってか……大丈夫なの……これ……)」

俺「……行くぞ」

黒ギャル「…………え……?」
57 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/02(月) 02:18:53.69 ID:3kKoMgVAO
ずっぷ、ずっぷ、ずっぷ、

黒ギャル「んあっ、あっ、あっ、あぁん!」

黒ギャル「(俺さんのが……熱いのが……こんなに……)」

黒ギャル「(マジで……壊れ……る……よっ!)」

ぬっちゃぬっちゃぬっちゃぬっちゃぬっちゃ

黒ギャル「俺…さん…気持ち…いいですか…?」

俺「はぁっ、はぁっ……やべぇ、止まんない……」

黒ギャル「(俺さんが……うちで気持ちよくなってくれてるんだ……)」

黒ギャル「(まだ……終わらないで……ずっと……このまま……)」

俺「はぁっ…はぁっ…………っ!」

黒ギャル「っ!」

ずびゅっ!びゅっ!

俺「……っく、」

びゅっ、…どくん……どくん
58 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/02(月) 02:19:38.66 ID:3kKoMgVAO
******

俺「…………………」

俺「…………泣いてんのか?」

黒ギャル「……はい…」

俺「……大丈夫?」

黒ギャル「違います……アソコがジンジンして痛いのと……あと……うれしいから……」

俺「……ありがとう……」

黒ギャル「……え…?」

俺「…いや、何でもない」

黒ギャル「あ!タオル!」

がばっ

黒ギャル「……うっわ〜……」

俺「……割と大出血でカオスだな……」

黒ギャル「ごめんなさい……こんなになるとは思わなかったから……」

俺「……いいよ、洗濯すりゃ良いし」

黒ギャル「でも、あまり時間置くと取れなくなっちゃいそう……」

黒ギャル「……お風呂場、お借りしますね!漬け置きしとけば何とかなるかも!」

がばっ

黒ギャル「きゃっ!」

どてっ

黒ギャル「痛い……アソコが痛いよぉ……」

俺「何やってんだよ」

黒ギャル「もう!笑わないで下さい!ホントに……痛くてガクガクなんですから……」

俺「いいよ、俺やるから。黒ギャルちゃんは横になってな」

…………。

どてっ
59 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/02(月) 02:20:15.02 ID:3kKoMgVAO
俺「おわっ…いってぇ……」

黒ギャル「大丈夫ですか?」

俺「つうか……俺も凄かったからな……足立たなくなんのって初めてだ」

黒ギャル「俺さんも、どっか痛むんですか?」

俺「ああ、ちょっと童貞線が切れちゃって」

黒ギャル「ええっ!?」

俺「黒ギャルちゃんが痛いのとおんなじ原理でな……」

黒ギャル「…血とか、出てます?薬とか…塗って大丈夫かな……」

俺「……ぷぷっ」

黒ギャル「……?」

俺「あっははは、……冗談だよ。男には童貞線なんか無いって」

黒ギャル「………………」

黒ギャル「もう!本気で心配したのに!大っ嫌い!ぷん!」

ぎゅっ

黒ギャル「……!」

俺「……俺は大好きだよ」

黒ギャル「……もう……」
60 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/02(月) 02:20:55.02 ID:3kKoMgVAO
俺「(こうして俺達は、毛布にくるまり、抱き合いながら夜を明かした)」

俺「(それ以上セックスはしなかったが、本気なら微睡みながら眠りに落ちるところを、
お互いの気持ちが高ぶっていたのか、ずっと起きていた)」

俺「(お互いの肌の感触をもう一度味わいながら、お互いがお互いを想っている事を
再確認し合った)」

俺「(しかし)」

俺「(空が白む頃、やっぱり俺達は互いの身体を重ねてしまった)」

俺「(今度は、昂奮のままにがむしゃらにではなく、相手を想いながら)」

俺「(俺に抱かれながら乱れる黒ギャルちゃんを見ると、一つ垣根を越えられたのかなと
思う)」

俺「(こうして一つ一つ、もっと好きになって行けばいい)」

俺「(黒ギャルちゃんの見た目なんかどうだっていい。俺は……彼女を愛し始めていた)」
61 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/02(月) 02:24:44.36 ID:3kKoMgVAO
今回はここまで。
次回は未定です。
次回から、黒ギャルのキャラが前スレと、去年VIPで立てた単発SSスレ(SSったー!参照)
でのキャラが混じって来るので、今スレから読んで下さっている方々には
少し違和感を感じるかも知れませんが、ご容赦下さい。
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/02(月) 02:36:25.51 ID:uR/jLl5IO
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/02(月) 08:23:51.80 ID:ni5azEXvo
64 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/02(月) 16:51:07.23 ID:3kKoMgVAO
******

俺「(暑い)」

俺「(と言っても部屋の中はエアコンを利かせているので暑くはないんだが、
閉め切った窓越しに聞こえる蝉の声を聞けば、外がどれくらいの暑さかは
簡単に想像出来る)」

黒ギャル「ふんふんふふーん♪」

俺「(黒ギャルちゃんは珍しくスエット姿で洗い物をしている)」

俺「(いつも露出の高い服ばかり着ている黒ギャルちゃんのスエット姿は、
それはそれで新鮮なんだが………)」

俺「(ゆったりとしたスエットのズボンから時折見えるお尻のシルエットが………)」

俺「(……………)」

黒ギャル「……なに?……きゃっ」

むぎゅっ さわさわ

黒ギャル「ちょっと!どこ触ってんの!」

俺「いいじゃないか、エロいモノにムラムラ来るのは健康な男子の証拠」

黒ギャル「だからって今触る?洗い物してるから、あ・と・で!」

俺「お前さんだって、こないだ俺が寝てる間に上に乗っかってたじゃないか」

黒ギャル「//////っ!、起きてたの!?」

俺「あれだけ上で動かれて目が覚めない奴はいないよ」

黒ギャル「…もうっ!」

ずるっ

黒ギャル「きゃっ、脱がすな!」
65 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/02(月) 16:51:53.70 ID:3kKoMgVAO
黒ギャル「もー!変態!」

俺「ありがとう」

黒ギャル「褒めてないから!」

さわさわ

俺「すべすべしてんなぁ」

黒ギャル「触り方がオヤジ入ってるし」

俺「じゃあどう言う触り方がいいんだ」

黒ギャル「そんな話してないっ!」

黒ギャル「ちょっと。洗い物交代」

俺「何でだよ」

黒ギャル「いいから!」

******

ジャー…… ガチャガチャ

俺「………………」

俺「…………おおぅ………」

黒ギャル「ほぅ?ははいほほ、ははほぅへひょ?(どぉ?洗い物、はかどるでしょ?)」

俺「さすがにフェラされながらの洗い物っつうのは……両手が塞がってるから一種の
緊縛プレイか……」

黒ギャル「どう?気持ちいい?」

シコシコ

俺「うぁ……」

黒ギャル「へっへーん、さっきの仕返し♪」

俺「………………」

黒ギャル「………どしたの?」

俺「……ヤバい……出る」

黒ギャル「えっ!?…どうしよ、ティッシュティッシュ……あぁん、あんなとこに!
俺君、取ってくるから我慢出来る?」

俺「シコリながら言うなって……ああマジでヤバい」
66 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/02(月) 16:52:43.11 ID:3kKoMgVAO
黒ギャル「んーと、んーと……………えいっ!」

ぱくっ

俺「………うっ!」

びゅっ!びゅっ!…

俺「………………」

俺「……はぁ……ティッシュ取ってくるから、出しちまいなよ」

黒ギャル「ふえーん、苦くて飲みづらいよぉ」

俺「飲むなよ………」

黒ギャル「けほっ、けほっ」

黒ギャル「……何で精子ってこんなに飲みづらいの?」

俺「正確には精液だけどな。そりゃあ飲む為のモノじゃないし」

黒ギャル「飲んじゃいけなかったの!?」

俺「そんな事はないだろ。精液って蛋白質だし、乱暴に言えば卵の白身と同じだ」

黒ギャル「じゃあ、お肌にもいいのかな……」

俺「……それは普通に美容液買った方がいいと思うぞ」
67 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/02(月) 16:54:23.73 ID:3kKoMgVAO
短いですが今回はここまで。
次回は未定です。
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/02(月) 17:53:09.59 ID:MS+YQOsJo
乙乙!
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/04(水) 00:50:49.66 ID:8cFPdNk+0
乙〜
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/04(水) 12:41:04.55 ID:1BVCwYqIO
71 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/04(水) 20:59:30.18 ID:OTUBdcbAO
******

〜コンビニにて〜

黒ギャル「(さぁて、今から俺君ちに行くんだけど、何買って行こうかなぁ)」

黒ギャル「(お酒は2人で5本ぐらいで、後はおつまみと……あ、実話ナックルズの
新しいのが出てる!)」

黒ギャル「(さぁて……これぐらいでいっか……あれ、なんかレジが騒がしいなぁ)」

オッサン「せやからタバコ言うたらエコーやろがボケ!そんぐらい覚えとけアホンダラ!」

女店員「は、はい…申し訳ありません……えーと…エコー…エコー…」

オッサン「なぁにトロクサしとんのやワレ!」

ドカッ

黒ギャル「(うっわ〜……あの後ろに並びたくないなぁ……)」

オッサン「それとな、阪神や!阪神新聞や!」

女店員「は……阪神…ですか?」

オッサン「わりゃあ!ええ加減にせぇよ!」

ドカッ

オッサン「阪神新聞言うたらデイリースポーツやろがクソボケ!イワしたるぞ!」

黒ギャル「(もー……ウザイなぁ……)」

黒ギャル「(しかもこのオッサン臭い……お酒とタバコと…お風呂に入ってない
匂いが混じってるし……)」

黒ギャル「(サイテー……)」
72 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/04(水) 21:01:13.95 ID:OTUBdcbAO
女店員「お、お待たせ致しました、合計で370円になります」

オッサン「おお?370円?…230円しかないわ、まけとけや」

女店員「え!?そんな、困ります!」

オッサン「なんや!?この店はお客様が金無いゆうとんのに割引もせぇへんのか!
サービス悪いのぉぉ!!」

ドカッ

ガシャン!

黒ギャル「………いらっ」

黒ギャル「ちょっとオッサン」

オッサン「おお?何や!?」

黒ギャル「あのさぁ、みんなレジに並んでんだけど、そんな事されたら迷惑なの。
解る?」

オッサン「何や姉ちゃん、デカい乳しとるやんけ、揉ませや」

黒ギャル「ちょっと!やめてよ!」

オッサン「オッチャンのチンポナメてくれや、ペッティングしよやんけ」

黒ギャル「きゃあっ!」

ガーッ

警察「おい!お前!大人しくしろ!」

オッサン「な、何やぁ!?」

警察「器物損壊容疑で逮捕する!」

オッサン「は、離さんかいっ!」

黒ギャル「…………………」

黒ギャル「………………ふう、助かったぁ」

黒ギャル「でも警察くんのえらく早くない?」

黒ギャル「…あ」

黒ギャル「オタ友さん…………」
73 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/04(水) 21:02:48.60 ID:OTUBdcbAO
******

オタ友「ああ言う時はさ、自分が何とかしようとかしないで素直に国家権力に
通報が一番」

黒ギャル「ごめんなさい、助かりました」

オタ友「まったく、後先考えずにトラブルに首突っ込みたがるとか俺君そっくりだな」

黒ギャル「そうなんですか?」

オタ友「何回か俺も巻き添え食らったしなあ。大抵逆にボコボコに殴られるか
ダッシュで逃げるか……まあ、それがアイツのいいとこでもあるんだけどさ」

黒ギャル「……知ってます」

オタ友「へ?」

黒ギャル「昔……中学生の時に俺君に助けてもらった事があるんです。スーパーで
おばさんに絡まれてて」

オタ友「へええええ。アイツがねぇ」

黒ギャル「それからずっと……俺君の事ばかり考えてて……俺君の事探したりもしてて」

オタ友「……一目惚れってやつ?」

黒ギャル「………///////」コクン

オタ友「はぁ…。これまた、アイツに女の子に惚れられるとこなんかあったか?」

黒ギャル「ヒドいっ!俺君はカッコいいもん!」

オタ友「あはは、ごめんごめん。………そうかぁ、カッコいい、か。俺も死ぬまでには
一回ぐらいそんな事言われてみたいな」
74 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/04(水) 21:03:41.17 ID:OTUBdcbAO
黒ギャル「オタ友さんは彼女とかいないんですか?」

オタ友「いると思うかい?こんなグロメンをカッコいいなんて言う娘が」

黒ギャル「………?うちはフツーだと思いますけど…55点ぐらい」

オタ友「せめて後5点くれ」

黒ギャル「オタ友さん、自分に自身持てば良いんですよ♪オタ友さんより
ブッサイクな男でも彼女いるのいるんだし。ポジティブシンキング!」

オタ友「フォローするんならきちんとしてくれ」

黒ギャル「あ、そうだ!オタ友さんに、うちの友達紹介したげますよ」

オタ友「………は?」

黒ギャル「すっごくいい娘なんですよ♪オタ友さんも、絶対気に入ると思います!」
75 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/04(水) 21:04:49.20 ID:OTUBdcbAO
******

俺「で?お前さんはオタ友にその友達とやらを紹介したのか?」

黒ギャル「うん。でも、なんでかオタ友さんはあんまり乗り気じゃなさそうだったけど」

俺「当たり前だ、人には色々あるんだから、むやみやたらにくっつけるのが
いいとは限らないんだ」

黒ギャル「ぶー。でも鬼ギャルちゃんはホントに可愛い娘だもん」

俺「どんな娘なんだよ」

黒ギャル「写メあるよ。はい」

俺「………………」

黒ギャル「なに?どしたの?」

俺「まあ…お前さんの友達だけあってギャル系はギャル系なんだが………
何と言うか、お前さんと白ギャルちゃんを鍋で混ぜて煮詰めたって感じだな。
レベル50黒ギャルみたいな」

黒ギャル「はぁ?」

俺「で?オタ友とこの鬼ギャルちゃんはどうするんだ」

黒ギャル「今度一緒にデートするんだよ。うちがセッティングしたげたんだよ」

俺「そこまでするか………」
76 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/04(水) 21:05:41.74 ID:OTUBdcbAO
******

オタ友「はあ…………」

オタ友「黒ギャルちゃんに押されるままに鬼ギャルちゃんとやらとデート
する事になってしまったんだが」

オタ友「どーすんだこれ。俺はその鬼ギャルちゃんとやらの顔も知らないんだぞ」

オタ友「で、向こうも当然俺の事を知らない訳だし」

オタ友「勢いに押されてこのボーパルバニー像の前で待ち合わせって
事になったんだが」

オタ友「………帰っちまおうかな………」

ガサゴソガサゴソ

俺「……おい、押すな。バレるだろ」

黒ギャル「仕方ないじゃん、この植え込み狭いんだから」

俺「……隠れて様子を見に来てはみたが…大丈夫だろうな?」

黒ギャル「なにが?」

俺「ドタキャンとかだよ」

黒ギャル「鬼ギャルちゃんはそんな娘じゃないもん!」

チャラ男「期待しててドタキャンされるのが」

白ギャル「一番きっついからねー」

俺&黒ギャル「どわっ!」

俺「な、何出来てんだよお前らは!」

チャラ男「野次馬っす♪」

白ギャル「鬼ギャルちゃんはあたしとも友達だからねー。何だか面白そうだし」

俺「お前らは他人事だと思って……」
77 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/04(水) 21:06:31.92 ID:OTUBdcbAO
俺「つうか、その鬼ギャルちゃんは来てるのか?」

チャラ男「ひょっとして、鬼ギャルちゃん知らないの俺だけっすか?」

俺「なんだ、お前も知らないのか」

チャラ男「白ギャルの友達とかとはあんま遊ばないっすからねー」

黒ギャル「あ、いた!」

白ギャル「どこ?」

黒ギャル「ほら、ボーパルバニー挟んでオタ友さんの向こう側」

チャラ男「うわ」

白ギャル「何よその反応」

チャラ男「何か、すっげーなって。露出メチャクチャ高いし、エクステとかも
ピンクとかゴールドとか。どう言うか…お前と黒ギャルちゃん混ぜて鍋で
煮詰めたレベル50黒ギャルみたいな」

白ギャル「はあ?何それ!?」

俺「……いや、その感想は正しい」

チャラ男「……つか、2人ともなっかなか気付かないっすね」

俺「……なあ」

黒ギャル「ん?」

俺「まさかとは思うがお前さん、ちゃんとお互いにお互いの写メとかを
送ってたりしてるよな?」

黒ギャル「……………あ」

俺&白ギャル&チャラ男「してないんかい」

チャラ男「何やってんすか、お互いに顔知らないんじゃ気付きようがないじゃ
ないっすか」
78 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/04(水) 21:07:15.30 ID:OTUBdcbAO
黒ギャル「……鬼ギャルちゃんに電話してみよっか?後ろにいるよーって」

俺「隠れて見てんのがバレるやろが」

白ギャル「……でもまあ、大丈夫なんじゃない?だってほら、ボーパルバニーの
近くには2人しかいないし」

******

鬼ギャル「………………」

鬼ギャル「つーかさー、誰も来ないんですけどー」

鬼ギャル「こんないい女待たすとか何考えてるワケ?来たらぜってーひっぱたくし!」

〜ボーパルバニーの向こう側〜

オタ友「……つうか来ないな」

オタ友「ま、ドタキャンとか有り得るしな。何か後ろのすごいギャルはキレてるし、
絡まれたら面倒だから、帰ろっかな」

〜再びボーパルバニーの向こう側〜

鬼ギャル「ねー、まだぁ?何か後ろのおにーさんはブツブツ言ってるしさぁ。
マジ怪しいんですけど!」

〜ボーパルバニーの(ry〜

オタ友「うわー、キレてるわー怪しい言われてるわないわー……」

〜ボーパルバニーの(ry〜

鬼ギャル「そりゃ待ち合わせで待たされたらキレるっつーの!」

〜植え込みの陰〜

俺「あいつらはコントをやってんのか………」
79 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/04(水) 21:08:04.64 ID:OTUBdcbAO
鬼ギャル「……………………」

鬼ギャル「つうか」

鬼ギャル「ここってアタシと後ろのおにーさんしかいないじゃん」

鬼ギャル「…………」

スタスタ

オタ友「(うわ、来た)」

鬼ギャル「(じろじろ)」

オタ友「(めっちゃ見られてるやん)」

鬼ギャル「………ねえ」

オタ友「は、はいっ!」

鬼ギャル「おにーさんも、待ち合わせ?」

オタ友「あ、ああ、まあそんなとこで」

鬼ギャル「まだ来ないの?」

オタ友「まあ、まだ来ないね。多分ドタキャンなんだろうけど」

鬼ギャル「ふーん。アタシもさ、待ち合わせでブッチされててムカついてんだー」

オタ友「そりゃ大変」

鬼ギャル「……もう待ち合わせ飽きたからさ、おにーさんアタシと遊ばない?」

オタ友「はあ!?」

鬼ギャル「はあ!?じゃないっての。おにーさんも待ち合わせの相手来ないんでしょ?
だったら一緒に遊ぼーよ♪」

オタ友「いや、しかし……」

鬼ギャル「いーじゃんいーじゃん、さ、」

ぎゅっ

オタ友「ちょ、ちょっと待った!」

鬼ギャル「はあ?何?はっきりしないおにーさんねー」
80 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/04(水) 21:11:26.70 ID:OTUBdcbAO
オタ友「電話だけさせてくんないかな」

鬼ギャル「もー。早くしてよね」

オタ友「(ガサゴソ)」

ピポパ………

〜植え込みの陰〜

プルルルル♪

黒ギャル「わっ!携帯鳴った!」

俺「何やってんだよ!」

黒ギャル「……はい、もしも〜し…」

オタ友「あ、黒ギャルちゃん?あのさあ、せっかく黒ギャルちゃんに紹介してもらった
ギャルちゃん、来ないみたいなんだ」

黒ギャル「あ、あの…その…おっかしいですねー……」

チャラ男「目の前のその娘が待ち合わせの相手っすよ、オタ友さん!」

俺「…変われ。……おい」

オタ友「……あれ?何でお前が一緒にいるんだ」

俺「何も考えるな、感じろ。感じたままに目の前のギャルとデートしろ。指示は以上だ」

ブチッ

オタ友「お、おい…もしもーし」

鬼ギャル「なにー?どったの?」

オタ友「いや……友達に電話したんだけど…君とデートしろってさ」

鬼ギャル「ふーん。じゃあいいじゃん、遊ぼーよ♪」

〜植え込みの陰〜

俺「…………………」

俺「……ここまで来てまだ気付かんのか、あの2人は……」
81 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/04(水) 21:13:19.57 ID:OTUBdcbAO
今回はここまで。
次回は未定です。
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/04(水) 21:28:17.83 ID:MrOSfTa4o
オタ友wwwwwwww

乙!
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/07/04(水) 21:54:26.21 ID:johs1Yw/o
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/05(木) 19:24:28.36 ID:3XeYqMwIO
85 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/06(金) 01:17:26.04 ID:pYzcxQTAO
******

オタ友「(しかし)」

オタ友「(何かが間違っている)」

オタ友「(特にこのオタクと鬼ギャルと言う組み合わせは鰻と梅干し並みに
間違っている)」

オタ友「(大体だ、道行く人々はどう考えたってデート中のカップルだなんて
思わないだろ)」

オタ友「…………」

オタ友「(ギャルは白ギャルちゃんや黒ギャルちゃんで免疫が出来てたつもりだったが、
この娘はまた、その上を行く………)」

鬼ギャル「……ねぇ」

オタ友「え……え?」

鬼ギャル「なんでそんなに離れて歩くのさ?」

オタ友「なんで、って……」

鬼ギャル「アタシらデート中なんだからさぁ、離れて歩くのって不自然じゃね?」

オタ友「でも」

鬼ギャル「でもじゃない!ほら、さっさとこっち来る!」

ぐいっ

オタ友「お、おい……」

オタ友「(う……すっげーいい匂いがする……)」

オタ友「…………………」

オタ友「(いかんいかん、邪念シッシッ!オン・サンマヤ・サトバン、喝!)」

鬼ギャル「……なにブツブツ言ってんの?」

オタ友「邪念を祓っております」

鬼ギャル「はあ?なにそれ!?」
86 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/06(金) 01:17:59.54 ID:pYzcxQTAO
鬼ギャル「あっははは、おにーさんもしかして童貞君?まさか違うよねー?」

オタ友「………………」

鬼ギャル「じゃあアタシ、腕組んじゃおっと。そんで、こんな事もしちゃお♪」

むにゅっ

鬼ギャル「どぉ?結構大きさには自信あるんだぁ♪」

オタ友「………………」

鬼ギャル「…………………」

鬼ギャル「あっれぇ?もしかして怒っちゃったかなぁ?」

オタ友「あ……いや、いいよ」

鬼ギャル「あっそ♪じゃあお腹空いたな♪なんか食べに行こっか?」

オタ友「あ……そうだね…」

オタ友「(はあ…飯かぁ……財布ん中いくら入ってたかな……さようなら
福沢諭吉、こんにちは平等院鳳凰堂)」

******

オタ友「てか、マクドかよ」

鬼ギャル「なに?マクド嫌いなの?モス派?」

オタ友「いや、そう言う訳じゃないんだけど」

オタ友「(マクドか……とにかく財布の中身は助かったかな……)」

鬼ギャル「ヘンなの。まあいいや、いっただきま〜す☆」
87 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/06(金) 01:18:25.74 ID:pYzcxQTAO
オタ友「(はあ……これからどうするんだろうな)」

オタ友「(飯食って、それから……それから……)」

オタ友「(ダメだ、デートの経験なんか無いから、プランの立てようが無い……)」

オタ友「(やっぱり……ダメだなあ)」

******

オタ友「(で、マクドを出てから、ボウリング、カラオケ、等々)」

オタ友「(楽しんでたのは殆ど鬼ギャルちゃんな訳だが……それはまあいいか……)」

オタ友「(どっちかと言えば精神的に疲れたな……やっぱり俺にはこんなのは
無理だ。さっさとお開きにして帰って寝るか……)」

鬼ギャル「ねー」

オタ友「……え?」

鬼ギャル「入ろうよ入ろうよ♪」

オタ友「今度はどこへ……って…ラブホじゃないか!」

オタ友「(こ…これは……)」

鬼ギャル「おにーさんも、そのつもりだったんでしょ?」

オタ友「いや……これはダメだよ」

鬼ギャル「……もー!さっきからウジウジウジウジイライラするなぁ!
男ならズバッと決める時は決める!さ、行くの!」
88 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/06(金) 01:18:51.35 ID:pYzcxQTAO
鬼ギャル「はー、今日は歩いたから汗かいちゃったぁ。先にシャワー浴びるねー☆」

どさっ

がたっ

ばたんっ

オタ友「………マズい、これは非常にマズいぞ」

オタ友「どうしてこうなった、どうして……」

オタ友「いつもこうなんだ……あの娘の言う通り、ウジウジしてるから悪い方
悪い方へと行っちまう……」

オタ友「……ダメだ、俺にはこう言うのは無理なんだ」

オタ友「あの娘がシャワー浴びてる間に、帰っちまおう」

ばたんっ

鬼ギャル「ふーっ、さっぱりしたぁ♪ねー、おにーさんも浴びてきなよ」

オタ友「うわっ、早っ!しかも…真っ裸……何たる臨戦態勢……」

鬼ギャル「………?どしたの?……あー、もしかしてシャワー浴びずにヤるのが
好きだったとかぁ?」

オタ友「いや、そんなんじゃ」

鬼ギャル「………えいっ!」

どさっ

オタ友「うわっ!」

鬼ギャル「へへー、逆レイプしちゃお♪」

カチャカチャ

オタ友「ちょちょちょ!」

ずるっ!
89 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/06(金) 01:19:17.21 ID:pYzcxQTAO
鬼ギャル「えー?なんでまだ勃ってないのぉ?」

むぎゅっ

鬼ギャル「まあいいや、いっただきま〜す☆」

ぱくっ

オタ友「…………………」

ちゅぱっ…ぺろっ…

鬼ギャル「んっ………」

ちゅぽっ…れろっ…

鬼ギャル「………………」

オタ友「………………」

鬼ギャル「………………」

鬼ギャル「………………」

鬼ギャル「……ちょっと、何なの!?全然勃たないじゃん!なんで!?」

オタ友「ふぅ……」

カチャカチャ

オタ友「だから、ダメなんだよ、俺は……」

鬼ギャル「……何が?」

オタ友「……ダメなんだ……」

******

ソープ嬢「ぷぷっ」

オタ友「……え?」

ソープ嬢「お客さんのアソコ、なんでこんなにちっちゃいんですかぁ?」

オタ友「え……そんな……」

ソープ嬢「こんなにちっちゃかったら入ってんの解んないかも!あ、その前に
ゴム外れちゃうかー!あっはは!あー、マジウケる!」

ソープ嬢「あっははははは!」
90 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/06(金) 01:19:46.15 ID:pYzcxQTAO
******

オタ友「それからだよ、全然勃たなくなっちまった。AVとか見れば興奮はするけど、
ピクリとも反応してくれやしない。まだ30なのにな。情けないよ、ははは……」

鬼ギャル「そう……だったんだ」

オタ友「友達には見栄張ってソープだけど童貞捨てたぞーって言ってたけど、
みんな嘘さ。チンポも勃たない、一生童貞さ」

鬼ギャル「………………」

オタ友「……ごめんな、今日は楽しかったよ。支払いは済ましとくから。じゃあ」

鬼ギャル「………………」

ぐいっ

鬼ギャル「待て」

オタ友「おわっ」

鬼ギャル「座れ」

オタ友「……え?」

鬼ギャル「い・い・か・ら・座・れ」

どさっ

オタ友「な……」

ふぁさ……

ぎゅっ

オタ友「……えっ……?」

鬼ギャル「触って。アタシのアソコ、触って」

オタ友「で、でも」

鬼ギャル「早くしろ」

オタ友「う、うん……」

ゴソゴソ

……ぬるっ

鬼ギャル「……んっ……」

オタ友「(……濡れてる……)」

鬼ギャル「責任取れ」

オタ友「え?」

鬼ギャル「アタシをこんなにした責任、取れっつんてんの」
91 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/06(金) 01:20:12.39 ID:pYzcxQTAO
オタ友「でも、俺は」

鬼ギャル「責任取らねーんだったら、アタシが責任取らせる。いつまでかかってもね」

がばっ

スタスタ

鬼ギャル「あ、すいませーん。休憩っつってたけど泊まりに変更で♪よろしくー!」

がちゃ

鬼ギャル「さ、脱いで」

オタ友「は?」

鬼ギャル「何回も言わせない!」

オタ友「わ、解ったよ……」

鬼ギャル「今日はエッチはナシにしといてあげるから、代わりにベッドでずっと
アタシといるの。解った?」

オタ友「あ、ああ……」

鬼ギャル「ほら、解ったら早く入って!……もう、腕枕も!」

******

オタ友「(……………………)」

オタ友「(いい匂いがする……)」

オタ友「(それに、肌も綺麗だ……)」

オタ友「(なのに、俺はちっとも……)」

鬼ギャル「んんっ……くすぐったいっ!」

オタ友「わ、起きてたのか、ごめん」

鬼ギャル「………ホントはムッツリスケベなくせに」

オタ友「こんなに女の子と、しかも裸でくっつくなんて初めてだからさ。
せっかくだからと思って」

鬼ギャル「はぁ?なにそれ?」

鬼ギャル「……じゃあ、アタシを気持ちよくさせてよ。せっかくだから」

オタ友「……うん」
92 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/06(金) 01:20:38.84 ID:pYzcxQTAO
すっ…

ぬるっ…

鬼ギャル「あんっ………」

鬼ギャル「……どぉ?」

オタ友「うん……何て言うか、柔らかいんだね」

くちゅ…くちゅ…

鬼ギャル「はぁ…はぁ…ねぇ、指、入れてみて」

オタ友「指……かい?」

ぬるっ…

鬼ギャル「んっ!」ビクッ

オタ友「あ、ごめん、痛かった?」

鬼ギャル「そこはクリトリスだから、直はマズいの!……もうちょっと後ろ」

オタ友「こっち……か?」

鬼ギャル「そう…クリトリスの下から指を押し付けながら滑らせてって……
そしたら、自然に入るから……」

ぬるっ…

ずっ……

オタ友「(あ……入った……)」
オタ友「(暖かいと言うより、熱い……で、何か纏わりついて来る……)」

オタ友「ど、どうすればいい?」

鬼ギャル「ん……抜かないでいいから、そのまま指を曲げてみて……」

くいっ

鬼ギャル「んんっっ!」

鬼ギャル「もっと……もっとして……」

くいっ……くいっ……

鬼ギャル「んんっ!んんっ!」

ぎゅうっ!……がりっ

オタ友「(いてててて!フレディ・クルーガーみたいなネイルで背中に爪を
立てないでくれ!)」

鬼ギャル「ああっ……ヤバい、ヤバい、ヤバいって!」
93 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/06(金) 01:21:04.05 ID:pYzcxQTAO
オタ友「……え?」

鬼ギャル「んんっ…………」

鬼ギャル「………………」

鬼ギャル「………………」

オタ友「……お、おい…」

ぺしぺし

鬼ギャル「……んっ、……はぁ、はぁ」

オタ友「大丈夫か?」

鬼ギャル「……もー、いちいち言わせない!」

ぎゅっ

鬼ギャル「今度は……アタシがおにーさんをイかせてあげるからね……」
94 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/06(金) 01:21:53.96 ID:pYzcxQTAO
今回はここまで。
次回は未定です。
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/06(金) 01:30:44.35 ID:NTpsxql9o
おつ
ついでにマイサンの責任も取ってもらおうか
96 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/06(金) 17:37:49.04 ID:pYzcxQTAO
******

〜仕事場にて〜

俺「うー、足がパンパンだ」

チャラ男「昨日はずっとしゃがみっぱなしだったっすからねー」

俺「結局あの2人、最後はラブホに入って行ったんだがどうなったんだ」

チャラ男「どう…って、そう言う事なんじゃないっすか?」

俺「そうか……」

チャラ男「なに寂しそうな顔してんすか」

俺「いや……童貞の友達がまた1人いなくなったと思うと寂しくなってな」

チャラ男「意味わかんないっすよ」

俺「俺達はさ、まあこんなだから女と関わるのも遅くて、若い頃は馬鹿みたいに
『二十歳までには童貞捨てるぞ!』とか約束し合ってたりしたんだ。
まあ、若い頃の思い出が少しずつ薄れていくんだなぁって」

チャラ男「俺も遅かったすよ。童貞捨てたの二十歳過ぎてからだし」

俺「ええええっっっ!」

チャラ男「そんなに驚かなくても」

俺「い、いや……てっきり小学生ぐらいでバリバリだったかと」

チャラ男「なんでなんすか!……しかも…相手は白ギャルだったんすよ」

俺「へぇ」

チャラ男「燃えるようなあの夜……ああ…あの夜にもう一度帰りたい……」

俺「お前、いつからそんなキャラになったんだ」
97 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/06(金) 17:38:26.16 ID:pYzcxQTAO
******

〜ラブホにて〜

オタ友「んっ……ふわぁぁぁ」

鬼ギャル「うーん……良く寝たぁ」

オタ友「…つうかもう昼じゃん……寝過ぎだな」

がばっ

鬼ギャル「シャワー浴びてくっかなぁ」

オタ友「(……………)」

オタ友「(昨夜はあんな事があったけど)」

オタ友「(……やっぱり、もう二度とこの娘と会う事は無いんだよな)」

オタ友「(………………)」

オタ友「(……何言ってんだ、俺は……)」

鬼ギャル「…………………」

オタ友「……何?」

さわさわ

オタ友「おいおい、何だよ」

鬼ギャル「……予約済み、ね」

オタ友「……え?」

鬼ギャル「え?じゃないでしょ。言ったじゃん、今度はアタシがおにーさんを
イかせてあげるって。だから、童貞の予約☆」

オタ友「……はあ」

鬼ギャル「もう、ノリ悪いなぁ!」

オタ友「それはつまり……今後も会う、って解釈でいいのか?」

鬼ギャル「はあ!?」

オタ友「(うわっ、怒った!……やっぱり違うのか……)」
98 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/06(金) 17:39:17.33 ID:pYzcxQTAO
鬼ギャル「何おにーさん、そんじゃあ、アタシとのカンケーを1日で終わらせる
つもりだったワケ?」

オタ友「いや……あのその」

ぐいっ

鬼ギャル「おにーさん、アタシの事好き?」

オタ友「へ?」

鬼ギャル「答えて!1、好き。2、大好き。3、メチャ好き。どれ?」

オタ友「……………………………………………………………………1」

鬼ギャル「よろしい。今日はそれで許しといたげる」

オタ友「………ふぅ」

鬼ギャル「ところでさぁ、おにーさん」

オタ友「ん?」

鬼ギャル「別に言いたくなかったらいいんだけど……おにーさん、アソコの
ボーパルバニーの前で誰待ってたの?」

オタ友「……ああ、女友達がさ、彼女紹介してくれたんで、アソコで
待ち合わせしてたんだ。でもさ、俺相手の娘の顔も名前も聞くの忘れちゃっててさ。
何やってたんだろうなぁ……君は?」

鬼ギャル「ぐうぜーん、アタシも女友達に彼氏紹介してもらっててさ、
待ち合わせしようにも名前と顔聞き忘れてちゃ意味ないよねー。あははは」
99 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/06(金) 17:40:02.99 ID:pYzcxQTAO
オタ友「ははは、そりゃヒドいな」

鬼ギャル「だよねー、あははは」

オタ友「ははは………」

鬼ギャル「あははは……」

オタ友「………………」

鬼ギャル「………………」

がばっ

鬼ギャル「きゃっ!」

オタ友「……失礼ですが、その女友達の髪の色は?」

鬼ギャル「……メッシュの入った茶髪」

鬼ギャル「……その女友達の肌の色は?」

オタ友「君のように日焼けした褐色。……その女友達の一人称は?」

鬼ギャル「『うち』。………その女友達の彼氏の仕事は?」

オタ友「……ゲームショップ!」

鬼ギャル「………………」

オタ友「………………」

鬼ギャル「なぁんだ、黒ギャルちゃんの言ってた人って、おにーさんだったんだぁ」

オタ友「なぁんだとはなぁんだとは。こんなんで悪かったな」

鬼ギャル「そんな事言ってないじゃん!だったら、あのボーパルバニーの
時に言ってくれりゃ良かったのに」

オタ友「そんな事言える訳ないだろ。違ってたら赤っ恥じゃないか」

鬼ギャル「……ふぅん……じゃあ、おにーさんがアタシの彼氏になるんだぁ……」

俺「こらこら、それはまだ早いぞ」

鬼ギャル「はぁ?なにそれ」
100 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/06(金) 17:41:04.56 ID:pYzcxQTAO
鬼ギャル「あー、すっきりしちゃったら何か喉渇いちゃった♪」

オタ友「意味不明なんですが」

鬼ギャル「だってぇ、昨夜おにーさんがアタシの水分出しちゃったし」

オタ友「はあ……そうですか」

ててて………

鬼ギャル「おにーさんも飲むでしょぉ♪」

オタ友「うん、何でもいいよ……おっと!」

オタ友「(鬼ギャルちゃんがかがんだ瞬間……丸見えだったぞ……)」

オタ友「(エロ画像とかでは見慣れてるんだが、いざ実物となると……)」

オタ友「(………んを?)」

鬼ギャル「なぁに?どったの?」

オタ友「………気のせいか」

鬼ギャル「だから何がよ」

オタ友「いや今、ちょっと勃ちそうな感覚があった様な気がしたんだが」

鬼ギャル「うそ!?マジでマジで!?」

オタ友「でも、気のせいだったみたいだな、相変わらずフニャチンだ」

鬼ギャル「なぁんだ、ガッカリ。……でも、ちょっとでも勃ちそうだったんなら、
リハビリの効果はあったって事だよね!?ね?ね?」

オタ友「リハビリって何だよ……それに君は食いつき過ぎだ」
101 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/06(金) 17:41:37.11 ID:pYzcxQTAO
鬼ギャル「でも、何で勃ちそうだったの?」

オタ友「いやさ、君がさっき飲み物取りに行った時にかがんだだろ?その時に
見えちゃってさ」

鬼ギャル「ふぅん……って、なにが見えたの!?」

オタ友「何って……まあ……全部だよ」

鬼ギャル「全部って……オマンコ……」

オタ友「すまないがオブラートに包んでくれないか」

鬼ギャル「とか……まさか……お尻の……」

オタ友「まあ、チラッとですが」

鬼ギャル「もー!何で見るのよ!スケベ!変態!アナル野郎!」

オタ友「アナル野郎て」

オタ友「それに両方とも素っ裸なんだし、それで見るなってのもなぁ」

鬼ギャル「もー……じゃあ、今度お返しでおにーさんのアナルも見せてよね!」

オタ友「誰が得するんだ誰が」

鬼ギャル「……………」

鬼ギャル「………も一回見せたげよっか……?」

オタ友「?何を?」

鬼ギャル「2回言わすな!………アナルとオマンコだよ!アタシの!」

オタ友「いや……それは……」
102 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/06(金) 17:42:35.65 ID:pYzcxQTAO
鬼ギャル「つーか、それで勃ちそうになったんでしょ?だったらぜってー見せるし!」

オタ友「気合いの入れどころが間違ってるぞ」

鬼ギャル「よいしょ……っと」

ぎしっ

オタ友「おい…何を……」

鬼ギャル「言ったっしょ?リハビリ!いい?アタシがここまでしたげるんだから!」

オタ友「(うわっ……)」

鬼ギャル「んっ…」

オタ友「(……………)」

オタ友「もう、いいよ」

鬼ギャル「やだ!ぜってーオタ友君に自信……」

ぎゅっ

オタ友「気持ちは充分解ったからさ……無理すんな」

鬼ギャル「うー………」

オタ友「…………あ」

鬼ギャル「…………え?……あっ!」

鬼ギャル「おっきく……なってるじゃん!……でも5分勃ちくらいかなぁ……」

オタ友「人のチンコを桜みたいに言うな」

鬼ギャル「あ……でも……ちっちゃくなっちゃった……」

鬼ギャル「……でもっ、でもっ、スゴいよねっ!勃ったんだもん!………そっかぁ、
おにーさんは…アナルフェチだったのかぁ……」

オタ友「アホか」

オタ友「(でも……どうしてなんだろう)」

オタ友「(何年間も……何しても何見ても無理だったのに……)」
103 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/06(金) 17:43:38.55 ID:pYzcxQTAO
鬼ギャル「ね、おにーさん、もうちょっと頑張れる?」

オタ友「いや……今日はもう帰るよ」

鬼ギャル「そんなぁ!せっかく……せっかくおにーさんと……」

ぐいっ

ぎゅっ

オタ友「……これで、また会う理由が出来たろ?」

鬼ギャル「……おにーさん……」
104 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/06(金) 17:44:14.04 ID:pYzcxQTAO
今回はここまで。
次回は未定です。
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/06(金) 17:57:10.57 ID:Fcj7L4yTo
なんだよ……この甘さ。なんだよ……
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/06(金) 18:11:25.84 ID:R4SqbTb9o
いいエロエロだ
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/07/06(金) 19:20:28.72 ID:5Ej9cxnco
いいエロエロだ
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/06(金) 23:55:41.32 ID:E6AnVYr1o
5分勃ちwww
109 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/07(土) 02:23:35.88 ID:f1ZJEukAO
******

黒ギャル「ごめん」

オタ友「い、いや…そんな真っ直ぐに謝られても」

鬼ギャル「そーだよそーだよ、結果良ければ全て良し、だし☆」

チャラ男「しかし鬼ギャルちゃん、相手が待ち合わせに来なかったからって
手近な男に声をかけちゃうってのは感心しないっす」

鬼ギャル「ごっめーん……」

白ギャル「あんたがそんな真面目な事言うとビビるわ」

オタ友「しかしお前ら、覗きは良くないぞ覗きは」

俺「何を言う、友を思う俺達の気持ちが解らんのか」

鬼ギャル「てか……ひょっとして……ラブホの中での事も見てたの?」

俺「そら無理だろ。寝袋用意して張ろうかと思ったんだが、それはさすがに
厳しかったからな」

白ギャル「で……ぶっちゃけ訊くけど……どうだった?」

オタ友「……え?いや……あの……」

鬼ギャル「あのね……実はまだ痛いんだ」

黒ギャル「は?」

鬼ギャル「だっておにーさん、すっげー激しいんだもん/////」

俺「セックスが激しいオタ友……いかん、想像なんかしたくないぞ」

黒ギャル「鬼ギャルちゃん、ぶっちゃけ過ぎ……」

鬼ギャル「それも連続5発!ね、まぢスゴくね?」
110 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/07(土) 02:24:01.98 ID:f1ZJEukAO
チャラ男「連続5発とか……オタ友さんの金玉の中身見てみたいっす」

俺「……オタ友よ」

ぽん

オタ友「え?」

俺「俺は悲しいぞぉぉぉ!」

オタ友「何なんだよ意味解んねーよ!」

******

オタ友「(ふぅ)」

オタ友「(色んな意味で濃い数日間だったな)」

オタ友「(しかし、あそこで鬼ギャルちゃんは何であんな事を言ったんだろう?)」

オタ友「(彼女の性格なら、あそこでケラケラ笑いながら本当の事を
言ってもおかしくないんだが……)」

オタ友「(…………………っ!)」

ぴたっ

オタ友「……なあ」

鬼ギャル「ん?なに?」

オタ友「……ありがとう。俺がみんなの前で恥をかかないで済むように、嘘を
ついてくれたんだよな?」

鬼ギャル「……さー、どーだかね」

オタ友「………………」

鬼ギャル「『初めては大事』、だからね」

オタ友「……ありがとう」

鬼ギャル「………………」
111 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/07(土) 02:24:28.00 ID:f1ZJEukAO
鬼ギャル「……さて問題!アタシはおにーさんをどれくらい好きでしょう?
1、そんなに好きでもない。2、出来れば好きじゃない。3、嫌い。さて、
どれでしょう?」

オタ友「………………4のメチャクチャ大好き、かな」

鬼ギャル「こらーっ!調子に乗るな!」

オタ友「あははは、ごめんごめん」
112 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/07(土) 02:25:40.35 ID:f1ZJEukAO
少量投下ですが今回はここまで。
前回投下後にエピソードを思い付いたんで付け足してみました。
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/07(土) 05:32:16.93 ID:vxwpKkFIO
砂糖吐くうん秒前
乙!
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/07/07(土) 08:14:28.68 ID:AYdFxWcXo
砂糖壺が溢れた
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/07(土) 15:02:24.42 ID:s5sUwGbdo
乙あまー
116 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/07(土) 17:49:08.18 ID:f1ZJEukAO
******

黒ギャル「……ごちそうさまぁ」

俺「あれ?もう食わないの?」

黒ギャル「うん……こないだから何だか食欲無くって…………うっ!」

がたんっ

ばたばた

黒ギャル「うっ!……おええぇっ!」

俺「…………………大丈夫か?」

黒ギャル「おえっ!けほっ!けほっ!」

じゃー…

ばしゃばしゃ

黒ギャル「ふー……ごめんね。どうしたんだろ……」

俺「おい…お前さん、もしかして………」

******

白ギャル「で、相談ってなんなの?」

黒ギャル「うん……実はね……こないだ、俺君とご飯食べてる時に戻しちゃって」

白ギャル「あらら……どしたのよ」

黒ギャル「……それでね……」

鬼ギャル「なんなのよー、はっきり言いな」

黒ギャル「……来てないの」

鬼ギャル「誰が?」

黒ギャル「……生理が」

白ギャル&鬼ギャル「ええっ!?」

白ギャル「それって、もしかして……」

鬼ギャル「あー、ついにこのSSも最終回なんだぁ……」

ぽかっ

白ギャル「こんな時に冗談言わないの!」

鬼ギャル「いった〜!げんこつで殴ったぁ!」

白ギャル「……で、病院は行ったの?それか、妊娠検査薬とか」
117 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/07(土) 17:49:54.11 ID:f1ZJEukAO
黒ギャル「ううん……まだ」

鬼ギャル「何で行かないのさ」

黒ギャル「だって……怖いもん」

白ギャル「生理、どんくらい来てないの」

黒ギャル「……2週間」

鬼ギャル「とにかくさ、病院は絶対に行くとして俺君は知ってるの?その、
妊娠の疑いがあるって事」

黒ギャル「……うん……てか、俺君に『デキちゃったんじゃないか?』って
言われたから……」

白ギャル「俺さんは何か言ってる?」

黒ギャル「てゆーか……こないだからあんまり口利いてくんないの……。
うちが話し掛けても生返事だし……」

鬼ギャル「まさか……妊娠が解って逃げるつもりなんじゃ……」

黒ギャル「そんなっ!俺君は……そんな人じゃ……ないもん」

ぽかっ

鬼ギャル「いたっ!」

白ギャル「……もう一発コンボで行っとこうか?」

鬼ギャル「……ごめん」
118 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/07(土) 17:50:46.98 ID:f1ZJEukAO
******

黒ギャル「ただいまぁ……」

俺「…………………」

黒ギャル「……ただいま」

俺「………………ん」

かちゃかちゃ

黒ギャル「(まただ……うちが来るとすぐパソコン閉じる……)」

黒ギャル「……ね、晩ご飯食べる?」

俺「……………食べる」

黒ギャル「…………………」

俺「ごっそさん」

スタスタ

黒ギャル「(また……パソコンに……)」

黒ギャル「……………」

******

白ギャル「その後、どう?」

黒ギャル「うん……相変わらず口利いてくんないし、エッチもしてくんなくなった……」

鬼ギャル「あっちゃあ……」

白ギャル「生理は?」

黒ギャル「まだ……来ない」

鬼ギャル「もうさ、病院行きなよ。で、はっきり俺君に言っちゃえばいいの!」

黒ギャル「……やだ!それで……俺君に……ヒドい事言われたら……ヤだもん……」

白ギャル「でも、はっきりさせないと何にも進まないよ?」
119 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/07(土) 17:51:29.83 ID:f1ZJEukAO
******

ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン

俺「おわっ……びっくりした、何だよ」

がちゃ

どたどたっ!

オタ友「てめーって奴はぁっ!」

チャラ男「俺さん、見損なったっす!」

鬼ギャル「アタシがひっぱたいてやるから、そこに座れ!」

黒ギャル「ちょ、ちょっと…暴力は……」

俺「ななな何だよお前ら!」

オタ友「とぼけてんじゃねぇ!黒ギャルちゃんを泣かしやがって!」

鬼ギャル「男らしく責任とんなよ!」

俺「いててて!STFはマズいって!」

チャラ男「なんすかこのパソコンは!」

俺「ま、待て!それは見るな!」

白ギャル「………何これ」

鬼ギャル「何?なんなの?」

俺「いててて!膝十字ぐらい解いてから見に行ってくれ!」

オタ友「何か、名前が一杯書いてあるぞ」

チャラ男「将吾、貴昭、浩輔……なんすかこれ?」

俺「……まったく、お前らは……」

ぱんぱん

俺「名前考えてたんだよ、子供のな」

チャラ男&オタ友&鬼ギャル&白ギャル「ええっ!?」
120 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/07(土) 17:52:17.08 ID:f1ZJEukAO
俺「俺と黒ギャルの子供だしさ。一生懸命考えてたんだぞ。最近あれだろ、
キラキラネームとかあるからそれを避けて考えてたら意外と難しくてなぁ」

黒ギャル「…………………」

つーっ……

俺「……へ?」

黒ギャル「ふぇぇぇん!」

俺「え?え?何で泣くの?」

黒ギャル「うぇぇぇん!」

鬼ギャル「よしよし、やな彼氏だねぇ」なでなで

俺「??????????」

******

〜産婦人科にて〜

医師「お待たせしました」

俺&黒ギャル「……はい」

医師「まず検査の結果から申し上げますと……妊娠の兆候は見られませんでした」

俺&黒ギャル「え」ずるっ

黒ギャル「でもでもっ、つわりだってあったし、生理だって2週間も無いんです!」

医師「そうそう、そのつわりなんですが……恐らく……食あたりでしょう」

俺&黒ギャル「え」ずるっ

黒ギャル「じゃあ、生理は……」

医師「妊娠の兆候が見られない事から、恐らく単純に生理不順でしょう。
あなたの様な若い女性には良くある事なんですよ。酷い人だと1ヶ月生理が
来ない人もいる。……まあ、少し様子を見て、それでもまだ生理が来ない様でしたら
また来て下さい」
121 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/07(土) 17:53:25.40 ID:f1ZJEukAO
******

俺「食あたりってなあ、お前さん……」

黒ギャル「だって、急に吐き気がしちゃったんだもん」

俺「さっき病院でお前さん、トイレ行っただろ?大丈夫なのか?」

黒ギャル「あの、それなんだけどね……」

黒ギャル「来ちゃったんだ。生理」

俺「あらら…」

黒ギャル「ぶー、俺君が素っ気なくするからいけないんだよ?」

俺「悪かったよ」

ぎゅっ

俺「おいおい」

黒ギャル「だから……それまでおっきな赤ちゃんでガマンしてね♪」
122 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/07(土) 17:54:18.49 ID:f1ZJEukAO
今回はここまで。
次回は未定です。
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/07(土) 18:52:46.21 ID:h+mBjAiho
どっち向いてもダダ甘だなおい

だがそれがいい。乙!
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/07/07(土) 19:16:37.48 ID:AYdFxWcXo
メープルシロップ吐いた
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/07(土) 21:26:14.37 ID:SfSk2vVDO
イチャイチャ甘々はいいもんだ
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/07(土) 21:37:42.89 ID:f/Z7DrRE0
八ッ橋より甘いな
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/07/08(日) 13:18:56.63 ID:bD0t3adSo
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/08(日) 13:55:39.34 ID:aRqy6K1Io
シロップ漬けのプールで泳いでいるかのようだ。
乙乙です
129 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/09(月) 04:47:58.23 ID:4H5xadyAO
******

俺「うー、さみー」

黒ギャル「良く考えたらもう12月だもんねー」

俺「それはさすがに気付くのが遅過ぎやしませんか」

俺「それにしても今日は一段と冷えるな。………ヒーター入れるか」

ぴっ

…………………

ヒーター「ぴぴぽぽぴぴぽ、ぴぴぽぽぽ♪」

黒ギャル「うわっ、何?」

俺「あっちゃあ…『要給油』のランプが点いてら。買い置きの灯油はあったかな」

俺「ポリタンク、ポリタンク、と……」

ひょいっ

俺「…………………」

黒ギャル「…………………」

俺&黒ギャル「最初はパー、ジャンケンぽん!」

俺「…………」

黒ギャル「…………」

俺「お主、なかなかやるな」

黒ギャル「なんの、お主こそなかなかの手練とみた」

俺&黒ギャル「最初はチョキ、ジャンケンぽん!」

〜10分後〜

俺「と言うか、最初から2人で買いに行くと言う選択肢は思い浮かばなかったのかね」

黒ギャル「俺君だってノッてたじゃん」

俺「……よし、次お前さんな」

黒ギャル「はぁい……よいしょっと」
130 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/09(月) 04:48:26.30 ID:4H5xadyAO
俺「今日はクリスマスイブかぁ……」

黒ギャル「だねぇ。誕生日じゃなくて前日がメジャーになっちゃって
サンタさんも気の毒」

俺「みんなもゆっくり過ごしてるんだろうな……」

******

チャラ男「なあ」

白ギャル「なぁに?」

チャラ男「クリスマスイブに鍋つつくってどっか間違ってねーか?」

白ギャル「何よ、文句ある?」

チャラ男「クリスマスって言えばさぁ、ケーキとか七面鳥とか」

白ギャル「七面鳥とかどこで売ってんのよ」

チャラ男「はふ、はふ……あっちぃ!」

白ギャル「ほらー、だから言ったじゃん、絹ごし豆腐は熱いって」

チャラ男「こんなに熱いとかわかんねーよ」

白ギャル「そう言えば、あたしたち、付き合って何年になるっけ?」

チャラ男「3年目……だな」

白ギャル「ふぅん。意外と長いよね」

チャラ男「あのさ」

白ギャル「うわ、びっくりした。何?」

チャラ男「…………え、いや、あの」

白ギャル「はあ?何よ、言いたい事あるならさっさと言えば?」

チャラ男「……ホタテ、食っていい?」

白ギャル「……はぁ?何言ってんの?たくさんあんだからじゃんじゃん食べればいいじゃん」
131 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/09(月) 04:48:56.79 ID:4H5xadyAO
チャラ男「(ふいーっ……あぶねぇあぶねぇ、勢い余って言っちまうとこだった)」

チャラ男「(やっぱこんな事は焦って言うもんじゃねーよな……)」

******

黒ギャル「んーっ、ケーキおいひぃ♪」

俺「良く食うよな」

黒ギャル「だっておいひぃんだもん♪」

俺「その割には太らないと言うか……あ、一部大きくなってるか」

黒ギャル「何か言ったぁ?」

俺「いいえ何も」

黒ギャル「俺君もケーキ食べなよ」

俺「ああ、食ってるよ」

黒ギャル「ね、もう一個どっちが買いに行くかジャンケンしない?」

俺「アホか」

俺「……お前さんはよっぽどケーキ好きなんだな。クリームが口の周りに
べったり付いてるぞ」

黒ギャル「んー、幸せ♪………んっ!」

ちゅっ

ぺろっ

俺「うん、確かにこのクリームは美味いな」

黒ギャル「……………//////」

ぴろぴろん♪

黒ギャル「あ、白ギャルちゃんからメールだ」

俺「ん?あいつらも今日は2人で過ごしてるんだろ?」

黒ギャル「画像がくっついて来てる。なんだろ?」

俺「……………」

黒ギャル「……………」

俺「……あいつらは鍋か。変わってるな……」
132 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/09(月) 04:49:22.56 ID:4H5xadyAO
******

チャラ男「……こんなにホタテいらねえって」

白ギャル「何でよ。さっき好きだって言ったじゃん」

白ギャル「他に取って欲しいモノある?好きなモノあったら言いなよ」

チャラ男「(好きなモノ……)」

チャラ男「(……お前が一番好きだよ)」

ぴろぴろん♪

白ギャル「あ、黒ギャルちゃんからメールだ」

チャラ男「さっきのメールの返事か。何て?」

白ギャル「こっちも画像がくっついてる……」

白ギャル「……相変わらずケーキ食べてる時はホント幸せそうな顔するよねぇ……」

チャラ男「そう言やオタ友さんにも同じメール送ったんだよな?返事来た?」

白ギャル「ううん、まだ。……まあ、クリスマスイブだしね。そっとしといたげようよ」

******

俺「オタ友の奴、全然返事よこさねーな」

黒ギャル「今日は鬼ギャルちゃんと一緒のはずだから……」

俺「今頃2人でイチャイチャやってんのかな。ちくしょう、うらやまけしからん奴だ。
イタズラメール送ってやる」

黒ギャル「ちょっと、何撮ってるの?」

俺「俺のおいなりさん」

黒ギャル「こーらー!!」
133 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/09(月) 04:49:51.63 ID:4H5xadyAO
******

オタ友「鍋にケーキかぁ。あいつらいいなぁ……」

鬼ギャル「なぁに?おにーさんはケーキ鍋でも食べたいの?」

オタ友「……想像させんなよ」

鬼ギャル「つか、今日はやけに寒くね?」

オタ友「ニュースでもこの冬一番の冷え込みだって言ってたからなぁ……おっ」

鬼ギャル「あっ」

オタ友「雪だ………」

鬼ギャル「おー、結構降ってきたぞー☆」

オタ友「ここいらじゃ滅多に雪なんて降らないのに、珍しいな」

鬼ギャル「じゃあ、サンタさんのプレゼントじゃん♪」

オタ友「………………」

鬼ギャル「どしたの?」

オタ友「君の口からそんなセリフが出て来ようとは」

鬼ギャル「なにーっ!」

******

黒ギャル「はい♪」

俺「……何?この包み」

黒ギャル「いーからいーから、開けてみて」

がさがさ

俺「………お……おおっ!これは俺が10年間探し続けてたゲームソフトじゃないか!」

俺「これネットでもかなり話題になるのにメーカーが倒産しちゃったから、
全然見かけなかったんだよ!……つうか、どうやって見つけたんだ?」

黒ギャル「へっへーん、元レゲーマー同好会を侮らないでよね♪」
134 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/09(月) 04:50:19.89 ID:4H5xadyAO
俺「ほわー、これは……うん、神棚に飾らねば」

黒ギャル「こらこら、ゲームは遊んでなんぼでしょっ!」

俺「……そうだ、俺もお前さんにプレゼントがあるんだぞ……ほれ」

黒ギャル「え?うそうそ!」

がさがさ

黒ギャル「わっ……これ、ナイキのハイカットスニーカーの新モデルじゃん!
これ、結構するのに………」

俺「お前さんいつもサンダルとかだからな。スニーカーなら、木にも登りやすいんじゃ
ないか?」

黒ギャル「え……?……やだ……/////」

俺「つうか、さっそく履くのな」

黒ギャル「どお?似合う?」

俺「うん、スニーカー姿のお前さんも新鮮でなかなかよろしいぞ」

黒ギャル「……ありがとう…」

******

白ギャル「……たまには、こんな静かなクリスマスもいいよね」

チャラ男「だな。今まではダチと騒いでたしな」

白ギャル「………………」

ぎゅっ

チャラ男「………………」

ぎゅっ

白ギャル「………ねえ」

チャラ男「ん?」

白ギャル「あたし達、いつまでこうして一緒にいられるのかな?」

チャラ男「……ずっとじゃね?」
135 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/09(月) 04:50:49.19 ID:4H5xadyAO
白ギャル「うん………」

チャラ男「……どうしたんだよ」

白ギャル「……ねえ」

チャラ男「……ん?」

白ギャル「………結婚、しよっか」

チャラ男「うぐっ、げほっ!げほっ!」

白ギャル「なんでそこで咳き込む!」

ぽかっ

チャラ男「いてて……………だってよ……俺が言いかけてやめちゃったのを
言っちまうんだもん」

白ギャル「…………え?……あ……さっきのご飯の時……」

チャラ男「俺だって、緊張もするんだぜ」

白ギャル「ふふふ、ホント?」

チャラ男「……汝、その健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、
悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、
これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」

白ギャル「……考えとく」

ずるっ

チャラ男「お、おい、何だよそれ!」

白ギャル「あたしのにすぐ返事しなかった罰だっ!」

チャラ男「何だよ、おい」

白ギャル「……あっ!」

チャラ男「?」

がらららら

白ギャル「雪、だ……」
136 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/09(月) 04:51:16.08 ID:4H5xadyAO
******

黒ギャル「ね、外行こうよ!雪だるま、雪だるま♪」

俺「雪だるま作れる程は積もらないだろ……」

バタバタ

黒ギャル「すっごーい、キレイ……」

俺「結構降ってんなぁ」

くるくる……

黒ギャル「俺君見てみて、雪♪雪♪」

俺「……子供かよ」

黒ギャル「はあ……はあ……こんなにはしゃいじゃったの、久し振りだぁ」

俺「ほれ」

ぱさっ

俺「俺の上着着ときな。風邪引くといけないしな」

黒ギャル「……………」

ぎゅっ

俺「ん?」

黒ギャル「……俺君と抱っこしてる方があったかい♪」
137 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/09(月) 04:51:43.47 ID:4H5xadyAO
******

オタ友「さすがクリスマスイブ、ボーパルバニーもイルミネーションするんだな」

鬼ギャル「……でもイルミネーション気合い入り過ぎて倍ぐらいおっきく
なってるじゃん」

オタ友「さすが待ち合わせのメッカ、カップルで一杯だな」

鬼ギャル「……わっ…殆どキスしてるじゃん……アメリカかっつーの」

オタ友「……あ、すみません」

カップル♀「はい?」

オタ友「俺達今からこのボーパルバニーの前でアレするんで、この携帯で
撮ってもらっていいですか?」

カップル♀「あ、いいですよ」

オタ友「ほれ、来なさい」

鬼ギャル「な、何よぅ」

オタ友「……っと、ここらへんでいいかな?」

カップル♀「はい、バッチリですよ♪」

鬼ギャル「ちょっと、何すんの!?」

オタ友「決まってるだろ、みんなやってて俺達だけやらないのは不自然だ」

鬼ギャル「……やだって、超ハズいし!」

カップル♀「あの……お2人、付き合ってらっしゃるんですか?」

オタ友&鬼ギャル「よく言われます」
138 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/09(月) 04:52:13.45 ID:4H5xadyAO
オタ友「ほれ、早くしなさい」

鬼ギャル「………もー……」

鬼ギャル「んっ……」

ちゅっ

ぱしゃっ

カップル♀「はぁい、バッチリですよ♪」

オタ友「ありがとうございます」

鬼ギャル「んー、さすがイルミネーションマジック、アタシの綺麗さが
5割り増しね♪」

オタ友「よし、この画像を……」

鬼ギャル「シカトしてないで肯定しろっ!……って、何やってんの?」

オタ友「ん?俺君とか、あいつらに送るんだよ」

鬼ギャル「馬鹿っ!ハズいからやめろ!」

オタ友「いいじゃないか。俺達はこんなに愛し合ってますよって自慢してやるんだよ」

鬼ギャル「愛し合ってるって………もー……しょーのない馬鹿だなぁ……///////」
139 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/09(月) 04:52:41.40 ID:4H5xadyAO
******

オタ友「おかいまー」

鬼ギャル「はぁ?何それ?」

オタ友「『お帰り』と『ただいま』の造語だ。1人で帰って来た時に
二役が出来る便利な言葉なんだぞ」

鬼ギャル「……意味わかんねーし……」

ぎゅっ

鬼ギャル「きゃっ……何?」

オタ友「………………」

鬼ギャル「ちょっと……危ないって…………」

鬼ギャル「……………………」

鬼ギャル「……何番?」

オタ友「……10」

鬼ギャル「じゃあ、アタシは12ね」

オタ友「無理やり勝とうとするなよ」

鬼ギャル「……だって好きなんだもん……」

オタ友「………………」

オタ友「………………っ!」

オタ友「いてっ!いててっ!」

鬼ギャル「何?どしたの!?」

オタ友「ちょ……ちょっと……」

かちゃかちゃ

オタ友「……おおっ!」

鬼ギャル「……何よ」

オタ友「勃ってる……勃ってる……」

オタ友「……やった……良かった……久し振り……だぁ……」

鬼ギャル「………………」

オタ友「……どうしたんだよ、反応悪いな。いつもの君なら、ムチャクチャ
ハイテンションで喜んでくれそうなのに」
140 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/09(月) 04:53:07.80 ID:4H5xadyAO
鬼ギャル「うん……やだ、何か想像しちゃったら暑くなってきた、なんだろ」

パタパタ

オタ友「服……脱がしていいか?」

鬼ギャル「……いちいち聞かなくていーよ」

ちゅっ……

鬼ギャル「んっ……」

鬼ギャル「(やだ……アタシ何こんなにドキドキしてんの……)」

するっ

鬼ギャル「あっ……」

オタ友「ベッド……行こうか」

鬼ギャル「うん……」

ぎしっ……

オタ友「あのさ……改めて言うけど、俺童貞だから……何か変な事しちゃったらごめんな」

鬼ギャル「うん……大丈夫だよ」

鬼ギャル「(おにーさんのが、大きくなってる…アタシで感じてくれてるんだ……)」

オタ友「じゃあ……行くよ」

ぴとっ

鬼ギャル「(あ……来る……)」

ずっ……

オタ友「んんっ……」

鬼ギャル「ああっ……んっ……」

ずずずっ……

オタ友「はぁ……はぁ……」

鬼ギャル「おにーさん……童貞卒業、おめでとう……」

オタ友「(ニコッ)」

ずっ……ずっ……ずっ…

鬼ギャル「ああっ……んっ、んっ、んんっ…!」

鬼ギャル「(おにーさん……大好きだよ……)」

鬼ギャル「(アタシ…初めてが……おにーさんだったら良かった…の…に…)」
141 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/09(月) 04:53:47.79 ID:4H5xadyAO
今回はここまで。
次回は未定です。
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/07/09(月) 08:01:54.32 ID:4uq608AD0
俺w
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/09(月) 08:03:01.77 ID:Y1xM7Jro0
さすが鬼ギャルやはり非処女
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/07/09(月) 08:35:26.49 ID:9P2XS8/Eo
145 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/12(木) 16:41:39.10 ID:/N82x8KAO
******

〜俺と地味子が出会う少し前〜

がらららら

ざわざわ………

女子学生A「ねーねー、来たよ、あいつ」

女子学生B「ぷふっ、あれだけされてさぁ、フツー学校に来る?」

地味子「…………………」

地味子「(…………まただ……)」

『死ね』

『ブス』

『キモい』

『自殺しろ』

『バカ』

地味子「(何で……私ばかりこんな……)」

ひゅっ

べちゃっ

地味子「きゃっ!」

地味子「……ぞ……雑巾……」

生徒「机汚れてんじゃん。それで拭けばぁ?」

クスクス

クスクス

地味子「(もう……やめてよ……)」

〜昼休み〜

地味子「はぁ…昼休み終わったから、今から5時間目か……」

地味子「行きたくないな……教室……」

どかっ

地味子「きゃっ!」

DQN子「なぁにアンタ、いたの?」

取り巻き「ぎゃはは、全然見えなかったぁ!」

DQN子「ちょっとどいてよ」

どかっ

地味子「うっ……!」

DQN子「そんなとこに転がられてると……通れないでしょっ!」

どかっ

どすっ

地味子「うっ……!」

取り巻き「うっわー、DQN子えっぐー」

DQN子「ホント見てるとムカつくからコイツ」

どかっ
146 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/12(木) 16:42:39.31 ID:/N82x8KAO
地味子「(もう……やめて……よ……)」

ひゅっ!

かぁん!

DQN子「いたっ!」

取り巻き「あ……空き缶?」

DQN子「……誰よっ!」

つかつか

取り巻き「…げっ」

取り巻き「この2人って……」

取り巻き「ちょっと……ヤバいんじゃね?」

鬼ギャル「……あんたらさぁ」

ずいっ

鬼ギャル「いじめって楽しそうじゃん。混ぜてよ、アタシらも」

DQN子「……え?」

白ギャル「殴ったり蹴ったりするのって楽しいんでしょ?こんな風に♪」

どんっ

DQN子「……うっ!」

鬼ギャル「ほらほら、アタシの事も殴ってみてよ。この娘にしたみたいにさ」

DQN子「……………っ、」

バタバタ

鬼ギャル「ちぇっ、逃げちゃった。面白くないの」

白ギャル「……ねえ、大丈夫?」

地味子「……………」

さっ

白ギャル「……何よぅ、可愛くないわね」

地味子「……ごめんなさい、あの……」

地味子「ありがとう……ござい……ます」

鬼ギャル「あのねぇ。ありがとうございます、じゃないでしょ?アタシたち
同い年なんだから、ありがとう、なの!」

地味子「は……はい……」
147 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/12(木) 16:43:18.24 ID:/N82x8KAO
******

鬼ギャル「あー、ねえ、ちょっと腹減ったっぽくね?」

白ギャル「鬼ギャルちゃんも良く食べるよねー……ね、地味子ちゃんは?」

地味子「うん……でも…私はいい……」

鬼ギャル「はあ?何でよー」

地味子「お金……無いから……」

白ギャル「お金って……まさか、あいつらにカツアゲされたの?」

地味子「…………………」コクン

鬼ギャル「……ほんっとあいつらは……一回マジでシメとこうか?」

白ギャル「やめといた方がいいよ。そんな事したら、地味子ちゃんがますます
目を付けられちゃう」

鬼ギャル「んー………」

白ギャル「それよりさ、美味しいモノ食べて、パーッと遊ぼうよ。地味子ちゃん、
何がいい?」

******

鬼ギャル「まさかお好み焼きと言うとは思わなかった」

地味子「ごめんなさい……でも、私、お好み焼き好きなんで……」

白ギャル「まあまあ、あたしたちいつもマクドばかりだから、たまには
こう言うのもいいんじゃない?」
148 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/12(木) 16:44:22.84 ID:/N82x8KAO
鬼ギャル「んー…アタシお好み焼きとかあんま食べた事ないからなぁ……
あ、地味子ちゃん先頼んでいいよ」

地味子「え?…じゃあ豚玉に、トッピングで牛肉とお餅とチーズで」

鬼&白「食べるなぁ」

〜〜〜〜〜〜

地味子「(こうして、私は鬼ギャルちゃん、白ギャルちゃんの2人と遊ぶ様になった)」

地味子「(2人が同級生からどう言う風に言われていたのかは知らないけど、
私はDQN子達にいじめられる事は無くなった)」

地味子「(そんな時………)」

〜マクドにて〜

鬼ギャル「ねえ、地味子ちゃん」

地味子「ん?」

鬼ギャル「あんた、男とヤったでしょ?」

ぽかっ

鬼ギャル「いった〜!げんこつで殴ったぁ!」

白ギャル「あんたはほんとデリカシーが無いと言うかオブラートが無いと言うか……」

地味子「やったって……何をやったの?」

白ギャル「地味子ちゃんも乗っからなくていいから!」

鬼ギャル「セックスよ、セックス!」

地味子「セックスって………///////////////////////////////////////」

地味子「そそそそそんなっ!!私はそんな事しないしした事無いもんっ!」

鬼ギャル「わ、解ったからちょっと落ち着いて……」
149 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/12(木) 16:45:11.53 ID:/N82x8KAO
白ギャル「でも、何でそんな事を?」

鬼ギャル「アタシには解るんだ。男を知らない女とそうでない女の『匂い』の
違いがね」

白ギャル「あんたは野生動物か」

クンクン

白ギャル「匂うなっ!」

鬼ギャル「うん、あんたはまだ処女だね」

白ギャル「バラすなっ!//////」

地味子「でも…私も『まだ』だし……キスだってした事ないもん……」

鬼ギャル「へぇ、今どき珍しい娘ね」

白ギャル「あんたが早すぎるんでしょ」

鬼ギャル「でも、好きな人が出来たと見たっ!これならどうだ!」

白ギャル「付き合ってらんないわ……」

地味子「///////////」

白ギャル「……ウソ、マジで?」

鬼ギャル「冗談で言ったら当たっちゃった……マジで?」

地味子「……………うん」

鬼ギャル「で!?相手の名前は?歳は?イケメン?」

地味子「……そんなの解んないよ……カッコいいとは思うけど……」

白ギャル「え?なに、じゃあ地味子ちゃん、どこの誰かとも解らない男を
好きになったっての?」

地味子「あの人を不審人物みたいに言わないでよっ!」
150 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/12(木) 16:45:48.46 ID:/N82x8KAO
鬼ギャル「どこで知り合ったのナンパ?」

地味子「……スーパーで買い物してたらオバサンに絡まれて…その時に助けてくれたの」

鬼ギャル「………それだけ?」

地味子「……うん」

鬼ギャル「はー……ま、悪い事だとは言わないけど……」

白ギャル「名前とか訊かなかったの?今度お礼しますとか言って」

地味子「うん……なんか友達の人と一緒に買い物してたみたいで、すぐに行っちゃった」

鬼ギャル「なぁんだぁ、それじゃどーしようもないじゃん」

地味子「でも……また会える、そんな気がする……多分」

鬼ギャル「処女特有の妄想か!」
151 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/12(木) 16:46:39.92 ID:/N82x8KAO
******

〜昼休み〜

地味子「(鬼ギャルちゃんはああ言ったけど)」

地味子「(……絶対にまた会えるんだもん!私がこんなに好きなんだから!)」

じゃりっ……

地味子「(………………っ!)」

地味子「(DQN子……………)」

DQN子「やっと1人のとこ見つけた」

地味子「………………え?」

ぱぁぁぁんっ!

地味子「いたっ……!」

DQN子「うるせーよブス、あの2人にくっついてるからって調子こいてんじゃねえよ!」

地味子「そ、そんな……」

ちきちきちき

地味子「(か……カッター……!)」

DQN子「ちょっとあんたら、こいつ押さえといてよ」

地味子「きゃっ!……んっ!やめて……っ」

DQN子「二度とあたしに生意気な態度取れない様にしてやるよ」

地味子「んーっ!んーっ!」
152 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/12(木) 16:48:08.95 ID:/N82x8KAO
******

白ギャル「地味子遅いねー」

鬼ギャル「もー、地味子ー!早く来いー!アタシは腹が減ったぞー!」

白ギャル「……………」

白ギャル「ねえ、もしかして…………」

******

ドタバタドタバタ

白ギャル「……あっ!いた!」

鬼ギャル「……地味子っ!」

地味子「………っ!」ビクッ

白ギャル「どうしたの、その格好!制服も……下着も……ズタズタじゃん……」

地味子「う……う……うわぁぁぁぁんっ!」

鬼ギャル「あいつら……ぜってー許さないっ!」
153 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/12(木) 16:48:44.50 ID:/N82x8KAO
******

DQN子「あー、楽しかったー♪」

取り巻き「でもDQN子ってほんとエグいよねー」

DQN子「なんかムカつくからしょーがないじゃん。どうせならアソコに棒でも
突っ込んどいたら良かったかな」

取り巻き「あはははは」

ばぁぁぁぁぁぁん!

生徒「っ!」

スタスタ

鬼ギャル「おい、DQN子」

スタスタ

DQN子「な…何よ」

ばしぃぃぃん!

がたぁぁん!

鬼ギャル「何よじゃねぇよお前、あんたアタシの友達に何て事してくれてんだよ」

DQN子「や…やめてよっ!」

鬼ギャル「やめて?あんた、地味子がやめてっつった時にやめた?」

ばしっ

DQN子「うっ!」

バタバタ

教師「な、何事だっ!」

教師「またお前かっ!」

がしっ

鬼ギャル「放せよ!」

教師「来い!」
154 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/12(木) 16:49:17.17 ID:/N82x8KAO
〜校長室〜

校長「本当に……とんでもない事をしてくれましたね」

鬼ギャル「……………」

教頭「何とか言わんか!」

鬼ギャル「……とんでもない事つーけどさー、地味子は制服とかズタズタに
されてんだよ?」

校長「それは、誰か目撃した生徒がいるのですか?あなた達2人だけでしょう?」

鬼ギャル「……どー言う意味よ」

校長「先程のあなたの暴力事件は多数の生徒が目撃しています。その地味子さんが
暴行を受けたと言っても、あなた達以外にそれを証明出来る生徒がいるのですか?」

教頭「よくいるんだ、周囲の気を引きたいが為に自作自演をする生徒がな」

校長「……教頭先生」

教頭「……はい」

校長「とにかく、この件は不問にしてあげます。以後、何事も起こさず
この件に関しては誰にも言わず大人しくしているように。解りましたね?」

鬼ギャル「不問……?……はっ、さすが、自分の娘がやった事には甘々なんだね、
校長センセ」

教頭「貴様!口を慎まんか!」
155 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/12(木) 16:50:38.55 ID:/N82x8KAO
鬼ギャル「言っちゃおっかなあ。うちの学校の校長先生の娘が、同級生をいじめてた
挙げ句に制服と下着をカッターでズタズタにしたって」

校長「……………」

鬼ギャル「……じゃあ、アタシ帰るね。あの娘、アタシがついててあげないと
心配だから」

スタスタ

ばたん

校長「……教頭先生」

教頭「はい」

校長「マスコミが来た場合の対応は先生にお任せします。それと………
あの生徒の内申……解ってますね?」

教頭「はい」

******

〜3月〜

地味子「どうして?どうして鬼ギャルちゃん、高校行けないの?」

鬼ギャル「そんなの知らないよ。なんか、内申にボロクソ書かれてたらしいけどね」

白ギャル「……校長よ。あのババアの仕返しだよ」

地味子「………ごめんね……私のせいで……」

鬼ギャル「ちょっとちょっとー、泣かないでよ」

地味子「だって……ぐすん」

鬼ギャル「元々アタシは高校行くのダルいって思ってたしさ、ちょうど良かったのよ」

地味子「ごめん……本当にごめんなさい……」
156 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/12(木) 16:51:06.13 ID:/N82x8KAO
白ギャル「地味子ちゃん……」

鬼ギャル「ちょっと……参ったなぁ……じゃあ、地味子ちゃんの事許してあげるから、
1つだけ約束して」

地味子「……何?」

鬼ギャル「アタシ達3人は、この先何があってもずーっと友達。ね?」

地味子「……………」

地味子「……うん……ありがとう」
157 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/12(木) 16:51:59.84 ID:/N82x8KAO
今回はここまで。
次回は未定です。
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/12(木) 16:52:49.56 ID:PApgeEP80
さすがDQN
さっさと、死ねばいいのに

159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/12(木) 17:19:11.22 ID:0iYwdCHIO
おお、胸糞胸糞
乙!
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/12(木) 17:20:05.55 ID:BaT3VOiDO
>>158
DQN子を暗殺計画するならわしも手伝っておくわ
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/07/12(木) 18:17:03.84 ID:5RbB3fHQo
DQN子なら今俺がペンチで爪剥がしてるところだけど?
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/12(木) 18:40:47.21 ID:iDrJOvTDO
先に鬼ギャルとオタ友の見てるからまだましだが…
胸糞悪いなww
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/12(木) 18:58:34.30 ID:zpHSAssIO
蛙の子は蛙だな
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/07/12(木) 19:50:35.26 ID:8xTS1yXCo
大津の件があったから、余計に腹立つよな、こゆの、
165 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/14(土) 18:34:56.69 ID:0Ttzb5yAO
******

俺「ただいまー」

黒ギャル「………………」

俺「…………?ただいま」

黒ギャル「………………」

俺「おい、どうしたんだよ。返事ぐらい…………」

ぱぁぁぁぁぁぁん!

黒ギャル「触んな!この浮気野郎!」

つかつか

ばたぁぁぁぁん!

俺「…………は?」ヒリヒリ

******

〜職場にて〜

俺「うーっす、おはよう」

チャラ男「………………」

俺「…………?おい何だよ、返事ぐらい……おわっ?」

がしっ

どすっ!

店長「……おい、投げっぱなしジャーマンはお客さんに見えない所でやってくれよ」

俺「…………いってぇ……おい、何なんだよ!」

チャラ男「俺さん、最低っす!そんな人だとは思わなかったっす!」

だっ!

俺「…………は?」

店長「……痴話喧嘩もお客さんに見えない所でやってくれよな」
166 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/14(土) 18:35:41.34 ID:0Ttzb5yAO
******

俺「(解らない……っ!)」

俺「(いっくら考えも解らない!何故黒ギャルにひっぱたかれ、チャラ男に
投げっぱなしジャーマンを食らったのか)」

俺「(……黒ギャルはこないだ寝てる時にこっそり襲っちゃったのがバレて
怒ってるのか……!?……いや、しかし今更そんな事で怒られるとは思えんし、
そもそもチャラ男の事は全く心当たりが無いぞ!?)」

俺「…………ん?あれは……白ギャルちゃん」

白ギャル「あ、俺さん」

俺「ひっ!」

がばっ

白ギャル「……何やってるんですか?」

俺「……げんこつで殴らない?」

白ギャル「ちょうど良かった、俺さんにお話があったんです。お時間、ちょっと
いいですか?」

******

〜喫茶店にて〜

俺「俺が浮気?」

白ギャル「うん。チャラ男と黒ギャルちゃんが、綺麗な女の人と一緒に
歩いてたのを見たって」

俺「おいおい、待ってくれよ、俺が浮気なんてする様に見えるかい!?」

白ギャル「でも、2人は絶対に俺さんだったって」

俺「……白ギャルちゃんは……どう思ってる?」

白ギャル「んー……浮気出来る様な器用な人ではないと思いますけど」

俺「orz」
167 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/14(土) 18:36:35.25 ID:0Ttzb5yAO
俺「一応言っとくが……俺は絶対に浮気なんかしてないからなっ!」

白ギャル「それは解ってます……けど、もう2人もものすごい勘違いしちゃってますよ……?」

俺「うーん……」

******

白ギャル「まあ、色々言っててもしょうがないですね。まずは誤解をどうやって
解くか考えないと」

俺「誤解を解くってもなぁ……ん?」

つかつか

美女「………………」

俺「あの……何か?」

美女「……ふふっ、『何か?』ですって?随分とごまかしが下手なのね」

俺「………はい?」

白ギャル「あ、あの……?」

美女「何よ。人の夫に手を出しておいて、よくもそんなに涼しい顔していられるわね?」

白ギャル「はあ?」

美女「あなたもあなたよ。こんなに若い娘と……ああ、汚らしい!」

白ギャル「……ねえ、俺さんの浮気相手ってこのお姉さん?」

俺「だからこんな人知らねーし、浮気自体してないっつうとろうが」

美女「2人して私を馬鹿にして……っ!人の夫を返しなさいよ、この泥棒猫!」

白ギャル「きゃっ!」

俺「ちょ、ちょっと!」
168 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/14(土) 18:37:18.09 ID:0Ttzb5yAO
ぴろろろ♪

俺「な、何だよ、誰かの携帯が鳴ってるぞ!」

美女「はあ、はあ……助かったわね、あなた……はい、もしもし?」

美女「あなた!よくも……どの顔を下げて電話なんかしてきてるのよ!
今あなたの浮気相手を……………あれ?」

美女「………あなた、今どこにいるの?……家?嘘言わないで、今ここに………ええっ!?」

******

俺「こりゃあ……驚いたな……」

俺男「……………不思議な気分だ……鏡、ではないよな?」

白ギャル「キョロキョロ」

白ギャル「すっごーい……どーしてここまで同じ顔なの?」

俺男「世の中には良く似た人が3人はいると聞いたが……ここまで……」

美女「あの……白ギャルさん…ごめんなさい。知らなかった事とは言え……」

白ギャル「あ、いえ、いいんです。ここまで俺さんと俺男さんがそっくりだったら
仕方ありませんよ」

美女「俺さんもごめんなさい……彼女さんに乱暴なんて働いてしまって……」

白ギャル「違いますっ!」

俺「そこまで断言されても傷付くぞオイラは」
169 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/14(土) 18:38:02.71 ID:0Ttzb5yAO
俺「あの…一応確認しときますが、お2人は……」

俺男「ええ、彼女は私の妻です」

俺男「聞けば、私達の事であなたの彼女さんに誤解を与えてしまったとか」

俺「ええ、まあ」

俺男「念の為にお伺いしますが、俺さんの彼女さんが私達を見たと言うのは、
先週金曜日の7時頃、やる夫ジュエリーではなかったですか?」

白ギャル「ええ、そう言ってました」

俺男「そうですか、ならそれは間違い無く私達だ。妻と一緒に指輪を選んで
いたんですよ」

美女「本当にごめんなさい、私達のせいで」

俺「いや、いいんです」

俺男「しかし俺さんの彼女さん、それに友人さんに大きな誤解を与えてしまってる、
それは解かないと」
170 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/14(土) 18:38:59.61 ID:0Ttzb5yAO
******

黒ギャル&チャラ男「すまん」

俺「いや、誤解が解ければもういいんだよ」

オタ友「はー……こりゃ俺でも絶対に間違う自信があるわ」

鬼ギャル「すっごいよねぇ……でも、どっか1つでも違うとこがあって良さそうな
もんだけど」

黒ギャル「あの……奥さん、付かぬ事をお伺いしますが、旦那さんのアソコの
長さはどれぐらいですか?勃起時で」

美女「えっと……これぐらい」

黒ギャル「うちはこれぐらい」

美女「きゃっ……倍ぐらいある……/////////////」

俺「女同士で何の話をしてんだおまーらは!」

俺男「そ、そうだ!男は長さじゃない、太さだ!」

美女「そう言えばあなた、初めての時なかなか入らなかったのよね♪
2日かけてやっとだったけど♪」

俺男「そう言う事を言うんじゃないっ!//////////////」
171 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/14(土) 18:39:42.29 ID:0Ttzb5yAO
******

俺男「……今回は色々と申し訳ない。改めてお詫びさせて下さい」

俺「いや、お詫びだなんてそんな」

俺男「……実は妻とは5年もセックスレスなんです。いつまでも新婚気分では
いられない、日を追うごとにお互いの気持ちが冷めて行くのが解りました」

俺「………………」

俺男「そんな時、アメリカ支社への異動を命じられました。けれど妻は決して
ついて来ないでしょう。夫婦としてもう潮時かも知れない」

ガサガサ

俺「それは……」

俺男「離婚届です。私の名前と判が押してある。後は妻がサインするだけでいい」

俺「………………」

俺「……もう一度、言ってみたらどうですか?」

俺男「え?」

俺「独身の俺が言うのも何なんですが……さっきの俺男さんと奥さん、とても
冷めてる様には見えませんでした」

俺男「……………」

俺「夫婦としてもうダメだと思ったなら、恋人としてもう一度始めれば
いいんじゃないでしょうか」
172 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/14(土) 18:40:27.22 ID:0Ttzb5yAO
俺男「もう一度、恋人として……そんな事が可能だろうか」

俺「一度は恋人同士だったんです。無理ではないと思いますよ」

俺男「………………」

ビリビリ

俺男「私は……やっぱり妻が好きだ。アメリカ行きの話、妻にしてみます」

俺「大丈夫ですよ、きっと」

俺男「ありがとう。あなたに出会えて本当に良かった」

俺「いえ、こちらこそ」
173 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/14(土) 18:41:28.96 ID:0Ttzb5yAO
今回はここまで。
次回は未定です。
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/14(土) 18:44:21.02 ID:edLAccPZo
終了
無駄に変なキャラ出すな
邪魔
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/07/14(土) 18:54:17.36 ID:Uc36kqabo
やっぱり長屋はばかだな
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/07/14(土) 19:12:56.65 ID:r9pScAGCo
嫌なら見るな!
嫌なら見るな!
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/14(土) 21:39:35.27 ID:gnmnADeFo
乙! 

面白いからいいだろ
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/15(日) 00:52:09.47 ID:RB19VkJm0
無駄な登場人物省いて
長屋が書けばいいんじゃね?
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/15(日) 03:13:14.06 ID:V6/Asv0wo
終了
無駄に変なキャラ出すな(キリッ
邪魔(ドャァ

(失笑)
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/15(日) 03:29:05.38 ID:v5yKzEjZo
続く限り見てる
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/15(日) 09:16:08.98 ID:uPXz7u6+o
無駄な新キャラだしたってより、ただのネタ切れに見えるな
なんも書くことなくなって超展開
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/15(日) 10:00:39.98 ID:4nSdYxvFo
確かに唐突感、違和感が有った
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/15(日) 17:54:28.12 ID:FSWO7fOIo
もうゴールしていいよ
184 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/15(日) 18:47:43.01 ID:plk8q81AO
一応まだ書きたい話はいくつかあるんですが、いかんせん力量不足の為
まとめ切れていません。
取り敢えず書いてる最中です。
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/07/15(日) 21:14:23.18 ID:0elrg461o
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/15(日) 23:46:26.96 ID:hLmlNex3o
いきなり引っ叩かれるんじゃなくて黒ギャルが目撃する所があったらわかりやすかった
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/07/15(日) 23:55:28.19 ID:cwJh/p3/o
起承転結の「起」が抜けてる感じだったな
188 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/16(月) 02:29:46.25 ID:Qu2LqpgAO
読み返してみたら、確かに導入部分が唐突過ぎましたね。
ご指摘ありがとうございます。
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/16(月) 10:15:16.30 ID:PpaN03SDO
まぁ確かに新キャラ邪魔は認めるわ
190 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/17(火) 01:08:26.65 ID:PMx6SGFAO
******

〜コンビニにて〜

黒ギャル「ふぅ、まったく……」

黒ギャル「ちゃんとメモ持ってきてあるのに、買うの忘れるなんてどうかしてるよ……」

黒ギャル「それを帰りに思い出してコンビニで買ってちゃ、何の為に特売チラシ
見て行ったのか解んないし」

黒ギャル「これでよし、と。さ、帰ろっと」

ぴろーん ぴろーん ぴろーん♪

がーっ

女「だからさー、マジウザいんだよねー……そうそう、ムカつくと思わない?」

どんっ

黒ギャル「いたっ!……ごめんなさい」

女「(ジロッ)……ううん、何でもない。何か変な女がぶつかってきてさぁ」

黒ギャル「(むかっ……変なとは何よ変なとは!……つうか携帯にタバコとか……
あんまり関わりたくないタイプだなぁ)」

コンビニ店員「っしゃいませー……あ、お客さんすいません、店内での
タバコはマズいんです。すみませんが外で……」

女「……はぁ?…ちっ、めんどくせー…」

どんっ

黒ギャル「きゃっ!」

黒ギャル「(もー!何なのよ!)」

女「(ちらっ)」

スタスタ

黒ギャル「ったく…親の顔が見てみたいっつうの……」

黒ギャル「…………っ!」

黒ギャル「あれは…DQN子……」
191 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/17(火) 01:08:53.93 ID:PMx6SGFAO
******

俺「ただいま」

黒ギャル「あ、お帰り」

俺「………………?」

黒ギャル「…………え?」

俺「どうした?顔色が悪いぞ」

黒ギャル「う、ううん、そんな事ないよ」

俺「そうか……ならいいけど」

******

〜いつもの喫茶店にて〜

鬼ギャル「……でさー、…なんだよー」

白ギャル「あはは、それウケるよね〜」

オタ友「……んー、女の話と言うのはついて行けん……」

俺「まあ、仕方ないだろ」

オタ友「録音しといて、後で聴かせてあげたいよな」

がらららら

店員「いらっしゃいませ〜」

女の集団「ぎゃはは、何それ〜!」

俺「ふぅ……またうるさいのが入ってきたよ……」

鬼ギャル「でさー…………」

鬼ギャル「………………っ!」

黒ギャル「………………っ!」

俺「……………おいおい、どうしたんだよ鬼ギャルちゃん、そんなに怖い顔して」

DQN子「あらー、鬼ギャルちゃんじゃん、久しぶり……」

がたっ

鬼ギャル「……出よ」

俺「……おい、黒ギャル……?」

オタ友「おいおい、友達じゃないのかよ」
192 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/17(火) 01:09:23.59 ID:PMx6SGFAO
鬼ギャル「………………」

つかつか

鬼ギャル「……ナメてんじゃねえぞお前」

******

俺「……そんな事があったのか」

チャラ男「それにしてもひでー話っすね。一言言ってくれればぶっ飛ばしたのに」

鬼ギャル「今更どーにもなんないよ。………でもDQN子のヤツ、アタシと
白ギャルちゃんにはすぐ気付いたけど黒ギャルちゃんには気付かなかったね」

俺「まあ、中学の時と比べて随分見た目が変わってるからな」

黒ギャル「……こないだ、コンビニでDQN子に会ったの……その時、チラッと
うちを見てた……もしかしたら気付いてるかも知れない……」

俺「おいおい、もう何年も経ってんだし、今更アイツも何にもしてこないだろ」

黒ギャル「そう……かな?」

黒ギャル「………………」

俺「大丈夫だって。な?」

黒ギャル「…………うん」
193 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/17(火) 01:10:22.95 ID:PMx6SGFAO
今回はここまで。
次回は未定ですが、それほどお待たせしない予定です。
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/17(火) 12:25:32.71 ID:N1z1vMdno
追いついたぜ乙
面白い
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/17(火) 12:27:58.22 ID:6O+ViO1IO
196 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/17(火) 16:51:11.97 ID:PMx6SGFAO
オタ友「んー………………」

オタ友「んー……………?」

オタ友「んー………………」

チャラ男「何なんすかオタ友さん、1人で考えてないで俺らにも言って下さいよ」

オタ友「いやさ……あのDQN子とか言う女、どっかで見た様な気がするんだよ」

PC起動

オタ友「最近さ、色々とそう言う事件が多いだろ?だから、その関係について
調べてたんだ」

Google先生で検索中……

オタ友「よし、あった」

俺「何だこりゃ?『NPO『Hand in hand』?』」

オタ友「ああ、主にいじめ問題撲滅の為に活動しているNPOだ。学校や
フリースクールを回って講演活動をしてる。で、ここの主宰者ってのが……」

カチャカチャ

黒ギャル「…………!」

鬼ギャル「これ……DQN子じゃない!」

俺「『Hand in hand』主宰、VIP大学2年DQN子、か」

チャラ男「散々いじめやってた奴が今はいじめ撲滅の為の活動をやってるって
ワケっすか」

俺「でもさ、良く解らないがただの大学生がこんなNPOを立ち上げられたり
するもんなのか?」

オタ友「……このDQN子の例の母親、今は県の教育委員長になってる。
恐らく、そこらへんも絡んでたりするだろうな」
197 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/17(火) 16:51:37.70 ID:PMx6SGFAO
******

〜夜〜

俺「……眠れないのか?」

黒ギャル「……うん」

俺「大丈夫だよ。お前さんには俺がいる、それじゃ不安か?」

黒ギャル「…………」

俺「……不安なのかよ」

黒ギャル「ごめんね、そうじゃないの。ただ……」

ぎゅっ

俺「大丈夫だって。俺がいる。白ギャルちゃん、鬼ギャルちゃんも、チャラ男も
オタ友もいる。みんなお前さんの仲間だよ」

黒ギャル「うん……ありがとう」

黒ギャル「…………」

黒ギャル「……ねえ、して」

俺「え?」

黒ギャル「お願い。俺君が一緒にいてくれるの、感じたいの」

俺「……ああ、解った」

黒ギャル「……ありがとう」

俺「(……黒ギャルは、精神的に不安定になりかけてる)」

俺「(それだけ辛い過去だったんだろう)」

俺「(それを取り除けるのは……俺しかいない)」
198 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/17(火) 16:52:04.30 ID:PMx6SGFAO
******

黒ギャル「やっばー、お昼寝してたらこんな時間!」

黒ギャル「もうすぐ俺君が帰って来る時間だ、早く晩ご飯の材料買いに行かないと」

〜〜〜〜〜〜

黒ギャル「ふー……えっとえっと、何買うんだっけ」

黒ギャル「…………っ!」

黒ギャル「……DQN子……」

黒ギャル「……大丈夫……DQN子はうちに気が付いてないんだから……大丈夫」

スタスタ

DQN子「……………」

ぎゅっ

黒ギャル「っ!」

DQN子「…………あんた、地味子だよね?」

黒ギャル「…………」

ジロジロ

DQN子「あはは、やっぱりそうだ。どうしたのよその格好?地味なオタクから
ヤリマンに大変身?」

黒ギャル「………………」

DQN子「あはは、その怯えた顔も昔のまんまだわ」

黒ギャル「……用が無いなら、うち行くから」

DQN子「あんたに用は無くてもこっちは用があるんだよ」

DQN子「ねえ、お金貸してくんない?取り敢えず150万ぐらいでいいわ」

黒ギャル「150……そんなお金ある訳ないじゃない!」

DQN子「彼氏が下手打っちゃってさぁ。来月までにお金作んなきゃいけないのよ」
199 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/17(火) 16:52:30.52 ID:PMx6SGFAO
黒ギャル「……自分が何とかすればいいじゃない」

DQN子「……あんた、随分生意気になったじゃない……そう言えばさ、
あんたの弟、今度高校受験なんだって?」

黒ギャル「………っ!」

DQN子「無事に高校行けるといいね。……まあいいわ、あんたとは
また会うから、そん時によろしくね」

******

俺「ただいまー……あれ?電気が点いてない」

俺「黒ギャルのやついないのかな?……わっ」

俺「何だよ、いるんじゃないか。どうしたんだよ、電気も点けないで……」

俺「……おい?」

黒ギャル「…………俺君……」

だっ

ぎゅっ

黒ギャル「うぁぁぁぁん!!」

******

鬼ギャル「あいつ……ぜってーに許さない……!」

白ギャル「何とか……何とかできないの……」

俺「家族を盾に金要求とか、完全に恐喝だぞ。こりゃ警察に任せるしかない」

オタ友「そりゃ無理だな」

チャラ男「なんでっすか!」

オタ友「俺達が思ってる以上に、教育委員会ってのは色んな組織に食い込んで、
そして守られてる。俺達が息巻いて行ったところで、もみ消されるがオチさ」
200 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/17(火) 16:52:57.14 ID:PMx6SGFAO
俺「じゃあ……俺達にはどうしようもないってのか……」

オタ友「……DQN子は、いじめについての講演活動をやってる……か。
次の講演会は3日後……」

オタ友「……黒ギャルちゃん、もう一度DQN子に会ってくれるかな?」

黒ギャル「………えっ?」

俺「おい、何を……」

オタ友「強固な砦も数で押せばいつかは落ちるって事さ」

******

〜いつもの喫茶店にて〜

隣の席のリーマン「……え?相手が首を縦に振らない?じゃあ後1億上乗せするって
言えよ。それでもうちに損は出ないんだからさ」

DQN子「………………」

DQN子「……やっと来た。おっそいわねぇ。あんまり待たせないでよ」

黒ギャル「………………」

DQN子「で?出来たの?150万」

黒ギャル「……無理だよ、そんなお金」

DQN子「……あんた、あたしをナメてんの?ねえ?ママに頼んだら、あんたの
弟の進路なんかどうにでも出来るんだよ?鬼ギャルちゃんみたいになるんだよ?
……また昔みたいに遊んだげよっか?」

黒ギャル「弟は……やめてよ」

DQN子「ちっ……じゃあ後一週間待ったげるからさ。それ過ぎたら後は知らないよ?」
201 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/17(火) 16:53:24.70 ID:PMx6SGFAO
DQN子「……………………」

DQN子「ったく……昔っから使えねーヤツだなぁ」

隣の席のリーマン「あ、すいません、精算お願いします」

DQN子「…………あのお兄さんでも引っかけようかなぁ」
202 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/17(火) 16:53:52.12 ID:PMx6SGFAO
******

〜県立モナー文化センター〜

パネルディスカッション『いじめの闇を切り開く一筋の光』〜NPO『Hand in hand』主宰 DQN子

〜〜〜〜〜〜

DQN子「えー、本日はお忙しい中お集まり頂きありがとうございます。
今回は『いじめの闇を切り開く一筋の光』と題しまして、昨今社会問題として
取り上げられているいじめ問題につきましてお話しを皆さんとしていきたいと
思います。まずパネラーの方々として、あめぞう大学教授○○先生、
元NIP高校教諭の見回り先生……」

チャラ男「……しっかし、良くこんなに人が集まってるっすよね」

俺「サクラだよサクラ。DQN子の母親がかき集めたのさ。でなきゃ、一介の
女子大生がこんなに聴衆集めたり、ましてや大学教授なんて呼べる訳がない」

DQN子「……昨今、いじめにより自ら命を絶ってしまう子供達が増えています。
私は、それはもの凄く悲しい事だと考えています。それを防ぐには、やはり
私達大人が、そして何より周りの人達が本人のSOSに気付いてあげる事が
大事だと思うんです」

DQN子「……この中で、いじめを目撃したと言う方はいらっしゃいませんか?
もちろんお話し出来る範囲で構いません」
203 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/17(火) 16:54:18.69 ID:PMx6SGFAO
さっ

DQN子「では、そちらの男性の方」

俺「(頑張れよ、チャラ男)」

チャラ男「えーっと、俺はいじめられた事は無いんですが、友達が昔いじめに
合ってました。で、最近そのいじめっ子に再会したらしいんですが、その
いじめっ子はいじめていた事なんかすっかり忘れて仲良さそうに話し掛けて
来たそうです。DQN子さんに質問なんすが、そんな時のいじめっ子の心理って
どんなもんなんすかね?」

DQN子「……はい。私が思うに、いじめはとても罪深く悪い事だと思います。
それ故に、むしろいじめた側も深い悔悟の念に苛まれていたのではないでしょうか。
時間が解決するとは言いませんが、『赦す』と言う事も1つの解決方法だと
思います」

パチパチ

オタ友「おいおい拍手する様な内容かぁ?」

俺「だから言ったろ?サクラだって。ほれ、現に向こうの隅っこの連中しか
拍手してない」

DQN子「……他にお話し出来る方はいますか?」

黒ギャル「……………」

俺「……ほれ」

ツンツン

黒ギャル「……う、うん」

俺「頑張れ、俺らがついてる」

さっ

DQN子「ではそちらの帽子の女性の方」
204 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/17(火) 16:54:52.28 ID:PMx6SGFAO
すっ

さっ

DQN子「……………っ!」

DQN子「(じ……地味子っ!何でここに!)」

黒ギャル「……私は、中学生の時、同級生にいじめられていました」

DQN子「あ……あの、時間が押してるとの事なので、次に行きたいと……」

大学教授「待って下さい。私は彼女の話を聞きたい。……どうぞ、話して」

黒ギャル「……ありがとうございます。私は中学生の時にいじめられていました」

見回り先生「どんないじめを?もちろん答えにくければ構いません」

黒ギャル「机に『死ね』とか『ウザい』とか落書きをされたり、廊下で
突然殴られたり」

見回り先生「……それは酷い」

黒ギャル「……………」

つーっ……

黒ギャル「うっ………えっく……」

俺「……頑張れ」

ぎゅっ

黒ギャル「コクン」

前列のオッサン「姉ちゃん、頑張んな」

黒ギャル「…………っ!」

黒ギャル「(こないだのコンビニのペッティングおじさん!)」

大学教授「……大丈夫ですか?」

黒ギャル「……はい。……ある時には、人のいない場所で服をカッターで
切り裂かれました。制服も、下着も」

ざわざわ

聴衆「それはヒドい……」
205 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/17(火) 16:59:33.13 ID:PMx6SGFAO
見回り先生「それを誰かに相談出来ましたか?或いは救いの手を差し伸べて
くれた人は?」

黒ギャル「はい。違うクラスの2人の女の子が、私を助けてくれました。
次第に私達は仲良くなり、一緒に遊ぶ様にもなりました」

黒ギャル「でも……その友達が私をかばってその娘を殴ってしまったばっかりに、
高校に行けなくなりました」

大学教授「もちろん暴力はいけない。しかし、それは親友がいじめを受けていた
事に対する義憤にかられた行為だ。そこに、いじめに対するジレンマが存在する。
何故その友達は高校に進学出来なかったんですか?」

黒ギャル「……そのいじめっ子のお母さんが、校長先生だったからです」

黒ギャル「もちろん証拠なんてありません。でも、確かに彼女は派手な娘でしたが、
成績は学年でも常にトップでしたし、高校に行けなくなる様な事なんて
していませんでした」

見回り先生「……もしそれが事実だとすれば……これは大問題ですね」

DQN子「ありがとうございました、それでは次に……」

DQN子「(くそっ、地味子のヤツ……後で覚えてろ!)」
206 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/17(火) 17:00:03.70 ID:PMx6SGFAO
黒ギャル「……ふぅ」

ぽんぽん

俺「良くやった。後は俺に任せな」

黒ギャル「……え?」

俺「すいません、俺も発言いいですか?」

DQN子「すみません、時間が」

つかつか

俺「皆さん、さっきの彼女の話、にわかには信じがたい人もいるでしょう」

俺「……ここに1つの携帯があります。この中には一本の動画が入っている。
……さっきの彼女の話へと全てが繋がる動画です」

俺「ここからでは会場の皆さんに動画を見せる事は無理ですから、このマイクで
音声だけをお聞かせしようと思います」

ぷつっ……

『で?出来たの?150万』

『……無理だよ、そんなお金』

『……あんた、あたしをナメてんの?ねえ?ママに頼んだら、あんたの
弟の進路なんかどうにでも出来るんだよ?鬼ギャルちゃんみたいになるんだよ?
……また昔みたいに遊んだげよっか?』

『弟は……やめてよ』

『ちっ……じゃあ後一週間待ったげるからさ。それ過ぎたら後は知らないよ?』

会場「ざわざわ」

俺「これは先日ある喫茶店での女性2人のやりとりです」

俺「……この2人の女性が誰か、既に皆さんお気付きですよね?」
207 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/17(火) 17:00:30.86 ID:PMx6SGFAO
DQN子「(何で……どうして……?)」

俺「ここにいらっしゃる先生方には動画を見て頂きましょう……どうぞ」

大学教授「…………」

見回り先生「……これは……さっきの彼女と……DQN子さんじゃないか!」

シーン………

ぞろぞろ

チャラ男「おわっ、みんな出て行くっすよ」

オタ友「そりゃそうだ、一気に化けの皮が剥がれたんだしな」

DQN子「ふ……ふざけないでよっ!盗撮なんか……そうよ!肖像権侵害だわ!
肖像権侵害であなた達を訴えてやる!」

俺「………ふぅん、訴える、ねえ。それは自由だけど……俺達を訴えるには
この動画で恐喝してるのは自分だと言わなけりゃならないんだが……
それでもいいなら勝手にどうぞ」

DQN子「ああ…………」へなへな

俺「……?」

つかつか

黒ギャル「…………」

黒ギャル「人を殴っといて……殴り返されないとでも思ってた?」
208 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/17(火) 17:01:00.05 ID:PMx6SGFAO
******

『NPO主宰者、恐喝未遂で逮捕!』

『NPO主宰者の母親は、現職の教育委員長だった!』

『教育委員長、校長時代に在校生徒の内申書を不正改竄していた疑い』

『当時の教頭が激白……『校長から内申書の不正改竄の指示があった事は間違いない』』

『滋賀県大津市いじめ問題に続く教育界の闇』

『高まる世論!教育委員会に抗議の嵐』

『教育委員長、辞職へ!』

******

俺「やっと……終わったな……」

黒ギャル「うん……あっ!ペッティングおじさん!」

俺「何だよペッティングおじさんって」

黒ギャル「どうして……おじさんがここに?」

おじさん「いや……ワシもな、昔、いじめで息子を……」

黒ギャル「そうだったんだ……」

おじさん「あの時のワシは、息子を怒鳴りつけてもうた。男がそんな弱い事でどうする!
殴り返してこんかい!ってな……」

おじさん「でも、それはワシの間違いやった。ワシはアイツを助けてやらんと
あかんかったんや。ワシしかおらんかったんや……」

黒ギャル「おじさん……」

おじさん「けど、今日息子に叱られた様な気がするわ。『オヤジ、何酒に
逃げてんねん!』ってな」
209 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/17(火) 17:01:26.76 ID:PMx6SGFAO
おじさん「……もう酒はやめや。逃げたらあかん。死んでもうた息子の為にも」

黒ギャル「…………」

おじさん「じゃあな、姉ちゃん、兄ちゃん。元気でやったってや。今の日本には
君らみたいな子が必要なんや」

黒ギャル「うん……おじさんも元気でね」

俺「さて……ひと仕事終えたし……飲みに行くかぁ」

チャラ男「あ、それいいっすね」

俺「……おい」

オタ友「え?」

俺「……鬼ギャルちゃんはお前に任せたぜ……お前だけだからな」

オタ友「……ああ、解ってる」
210 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/17(火) 17:01:53.69 ID:PMx6SGFAO
今回はここまで。
次回は未定です。
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/17(火) 17:13:35.90 ID:hTt/+arT0
DQNざまぁwwwwww

だが足りない 自殺してしまえクソアマ
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/17(火) 17:44:04.69 ID:bjXFHgz4o
おじさんのあだ名ひでぇww
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/07/17(火) 18:07:39.73 ID:+hRsjoq7o
ペッティングおじさんwwwwww

息子亡くしたうえにとんでもねえ名前付けられるって前世で何やらかしたんだよ……
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/17(火) 19:37:38.91 ID:TntYBxoSO
うまい具合に時事ネタ絡んで着たな

215 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/18(水) 22:58:31.52 ID:oHKdx45AO
******

ザァーー………………

『…………………………』

『うっ………お父さん……お母さん……?』

『………………うー』

『…………?』

『………………うー』

『……お母さん……どうしたの?大丈夫?』

『………………うー』

『………………ごぼっ』

『お母さん…?…お母さん!お母さん!』

ザァーー………………

『………いたぞ!崖の下にいる!』

『生存者はいるか!』

『いたら返事しろ!』

『子供の声がします!』

『お母さん!お母さん!お母さん!……………』

ザァーー………………

******

黒ギャル「ねー、聞いてる?」

俺「……え?あ、うん、聞いてたよ」

黒ギャル「ウソばっか。じゃあ、さっきうちが何て言ったか答えてよ」

俺「……俺のチンコはデカくて気持ちいい」

黒ギャル「……もう!知らない!」

俺「正直言います考え事してて聞いてませんでしたもう一度お願いしますすみません」

黒ギャル「もう……。あのね、うちのパパとママが、彼氏をうちに連れてきなさいって」

俺「おやおや亀山君、それは困りましたねぇ」

黒ギャル「昔の相棒ネタでごまかそうとしてもダメ」
216 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/18(水) 22:59:22.59 ID:oHKdx45AO
俺「それはつまりだ、お前さんの親父さんに会うと言う事は……」

〜↓以下、俺の妄想〜

俺「お父さん、娘さんを僕に下さい」

妄想上の黒ギャル父「ええいたわけ、貴様にお父さん呼ばわりされる筋合いなぞ無いわ!」

俺「娘さんを必ず幸せにします」

妄想上の黒ギャル父「ええい、まだ言うか!そこに直れ!ワシが性根を叩き直して
やる!」

〜妄想終わり〜

黒ギャル「……ねぇ俺君、何で頭抱えてうずくまってるの?」

俺「え?あ、いや、その」

黒ギャル「ねえ、どうする?都合悪いんなら、うちから断っとくけど」

******

〜職場にて〜

チャラ男「おめでとうございます。俺さんおめでとうございます」

パチパチ

俺「何だよおめでとうございますってのは」

チャラ男「言うまでもないじゃないっすか、フラグっすよ。結婚フラグ」

俺「けっ……こん?」

チャラ男「そうっすよ。相手の両親に会いに行くって事は、そう言う事っすから」

俺「おいおい、俺は30だから分かんないでもないけど、黒ギャルはまだ20歳だぜ?
まだまだはえーよ」
217 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/18(水) 23:00:09.89 ID:oHKdx45AO
チャラ男「確かに世間的には20歳の結婚は早いって思われるかも知れないっすけど、
黒ギャルちゃんはしっかりした娘っすから、大丈夫っすよ」

俺「勝手に話を進めんなよ……」

******

黒ギャル「ねえ、大丈夫?どしたの?」

俺「う………うん」

俺「(チャラ男のヤツ……余計な事言うから緊張しちまうじゃないか)」

ピンポーン

黒ギャル「ただいまー。帰ったよー」

がちゃ

黒ギャル母「あら、お帰りー」

黒ギャル父「おう、帰ったか。お帰り」

黒ギャル「あのね、今日……あれ?」

俺「…………………」

黒ギャル「俺君……なんで頭抱えてうずくまってるのよ」

俺「あ、いや、その」

黒ギャル母「うふふ、あなたが娘の彼氏さんね。いらっしゃい」

黒ギャル父「さあさあ、そんな所でうずくまってないで上がって下さい」

俺「は、はい」

******

俺「(うーむ……ここが黒ギャルの実家……)」

黒ギャル母「そちらの部屋でゆっくりしててね。今お茶入れますから」

俺「は、はい。お邪魔します」
218 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/18(水) 23:00:55.63 ID:oHKdx45AO
黒ギャル「………………」

黒ギャル「こらっ」

ぺしっ

俺「いてっ!」

黒ギャル「今、ママのおっぱい見たでしょ!?」

俺「はあ?」

黒ギャル父「ははは、お前のおっぱいは母さん譲りだからな」

黒ギャル母「まあ、あなたったら」

俺「(そんなの言われるまで気付かなかったよ!)」

俺「(…………確かにデカい)」

俺「(いかん、新たな境地を開いてしまいそうだ)」

黒ギャル「ねぇ、弟は?」

黒ギャル母「部屋で勉強してるはずよ」

黒ギャル「ちょっとからかってこよっと♪」

黒ギャル父「ノックは必ずしろよ」
219 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/18(水) 23:02:11.81 ID:oHKdx45AO
今回はここまで。
次回は未定です。
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/07/19(木) 00:47:01.07 ID:qT2GqC28o
221 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/19(木) 01:51:51.04 ID:/q5M7EcAO
******

俺「(ううむ、やはり初めて来る人の家と言うのは居心地が悪い)」

俺「(これがオタ友んちなら遠慮無く屁をこくんだが)」

俺「(まあ、黒ギャルの親父さんは良い人そうだし、母ちゃんは………だし)」

すーっ

俺「(ん?)」

少年「……………」

俺「や、やあ」

ぱたんっ

俺「(…………何だったんだ今の子は)」

すーっ

黒ギャル父「やあ、お待たせしましたね」

俺「あ、いえ、どうも」

黒ギャル父「ささ、どうぞ。紅茶で良かったかな?」

俺「いえ、お構いなく」

黒ギャル父「はは、それは良かった」

俺「………………」

黒ギャル父「……ああそうだ、茶菓子を忘れていた。ちょっと失礼」

そそくさ

俺「(…………何だったんだ)」

すーっ

俺「(ん?今度は……)」

黒ギャル母「すみません、今うちにはこんな物しか無くて……」

俺「あ、いえ」

黒ギャル母「……じゃあ、娘を呼んで来ますね」

俺「は、はあ」

そそくさ

俺「…………?」

〜ドアの向こう〜

黒ギャル「もー!なんでみんなでこそこそ見に行くのよ!」

黒ギャル母「だって……」

俺「(なるほど……ね)」
222 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/19(木) 01:52:40.89 ID:/q5M7EcAO
******

〜談笑のひととき〜

黒ギャル「ねー、弟は?」

黒ギャル母「出て来なさいって言っても部屋から出て来ないのよ」

黒ギャル父「呼んで来なさい。お客さんがいらっしゃってるのに顔を出さないのは
失礼だ」

黒ギャル母「え、ええ」

******

〜黒ギャル弟の部屋の前〜

こんこん

黒ギャル母「出て来なさい、お客さんがいらっしゃってるのよ」

黒ギャル弟『うるせえ!その馬鹿に帰れって言っとけ!』

黒ギャル父「何て事を言うんだ!」

黒ギャル「てめー!いい加減にしないとはっ飛ばすぞ!」

俺「第二次性徴かな?」

黒ギャル「……それを言うなら第二次反抗期でしょ」

黒ギャル父「いい加減にしなさい!」

俺「……お父さん、ここは俺に任せてもらえませんか」

黒ギャル父「……え?」

がちゃ

黒ギャル弟「……くそっ、姉ちゃんも、父ちゃんも母ちゃんもみんな嫌いだ!」

がっ!

俺「(うっ!)」

俺「(靴下でドアを止めるにはキツすぎた………)」

俺「……下で待っててもらえますか」
223 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/19(木) 01:53:28.41 ID:/q5M7EcAO
******

ばたん

黒ギャル弟「何だよ、勝手に入るなよ!」

俺「受験勉強、はかどってるか?」

黒ギャル弟「関係ねーだろ」

俺「(机の上………家族の写真か……)」

俺「……………」

俺「……さては、姉ちゃんを取られたと思って怒ってんだろ」

黒ギャル弟「//////////……………うるせえ!うるせえ!」

ぽかぽか

黒ギャル弟「…はあ…はあ」

俺「……家族の写真か」

黒ギャル弟「勝手に見んなよ!」

俺「楽しそうに写ってるじゃないか」

黒ギャル弟「……ほっとけよ」

俺「……父ちゃんと母ちゃんは好きか」

黒ギャル弟「……知らねえよ。嫌いだね、あんな糞親」

俺「糞親ってのは感心しないな。なら、何で写真を飾ってるんだ」

黒ギャル弟「………………」

俺「……俺な、家族がいないんだ」

黒ギャル弟「……え?」

俺「君が生まれるずっと前だよ。忙しかった親父が久し振りに休みを取ってくれて、
ワガママを言ってた俺の為に家族旅行に連れて行ってくれた」

俺「帰りに……向こうから車が対向車線をはみ出して来てさ……そのまま
崖の下さ。……俺だけ生き残っちまった」

黒ギャル弟「そうだったんだ……」
224 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/19(木) 01:54:13.95 ID:/q5M7EcAO
黒ギャル弟「……寂しくないの?」

俺「そりゃ寂しいさ。今でも両親の夢を見る。そして後悔してる」

黒ギャル弟「…………」

俺「君の姉ちゃんにコクられた時、正直迷ったんだ」

黒ギャル弟「どうして?」

俺「正直言って1人は寂しかった。誰かに側にいて欲しかった。でも、一方で
怖くもあった。せっかく側にいてくれた人がいつかいなくなるんじゃないかと
考えるとな」

黒ギャル弟「……姉ちゃんと結婚するの?」

俺「それはまだ解らない。結婚ってのは君が考えてる以上に難しいものだからな」

俺「けど、これは言えるぞ。もし俺とあいつが結婚しても、君の『姉ちゃん』が
消えて無くなる訳じゃないんだ」

黒ギャル弟「……解ってるよ。でも……」

俺「……なあ、俺と約束してくれないか」

黒ギャル弟「約束?」

俺「今すぐじゃないが、人と人には必ず別れの時が来る。その時が来た時の為に、
家族を好きになってくれ。君が君自身を好きになる為に、そして、後悔しない為に」

黒ギャル弟「……うん」

俺「よし!」

ぽん

俺「腹減ってるだろ?早く下行って飯食おうぜ」
225 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/19(木) 01:55:06.59 ID:/q5M7EcAO
******

〜翌朝〜

俺「すいません、晩ご飯ご馳走になった上に泊まらせて頂いちゃって」

黒ギャル父「いえ、こちらこそ昨夜はご迷惑を……ん?」

黒ギャル弟「……………」

黒ギャル「何よ、あんた」

黒ギャル弟「……あのさ……俺…俺さんの事、兄ちゃんって呼んでいいかな?」

ずるっ

黒ギャル「なっ……!何を言い出すのよあんたは!」

俺「……ああ、いいよ」
226 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/19(木) 01:56:01.91 ID:/q5M7EcAO
今回はここまで。
次回は未定です。
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/07/19(木) 02:20:09.17 ID:smBpmYUZo
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/19(木) 08:30:31.44 ID:IkbmYFBDO
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/07/19(木) 09:42:18.84 ID:qT2GqC28o
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/19(木) 09:46:28.33 ID:DMbbAPkIO
乙!
外堀が一つ埋まったかwww
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/19(木) 16:43:47.15 ID:gGq6fLMpo
くそっ、年とったらこんなホームドラマでさえ涙が……
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/20(金) 02:39:08.44 ID:krE9Y5T+o
最近涙腺が緩くてたまらん
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/07/20(金) 16:43:36.31 ID:oVah7Yrk0
おもしろーいっww
早く次回期待してまーwwww
234 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/21(土) 17:46:07.32 ID:HR4jGvrAO
******

〜朝〜

黒ギャル「うーん………」

黒ギャル「ふにゃ……今何時?」

黒ギャル「……まだ7時じゃん……ふぁぁ……」

黒ギャル「ふにゃ…二度寝……」

〜30分経過〜

黒ギャル「んー……」

黒ギャル「……寝れない……」

黒ギャル「無駄に早起きしちゃった上に二度寝出来ないとか最悪じゃん……」

黒ギャル「………………」

黒ギャル「……おーい、俺くーん……」

俺「すかー……すぴー……」

黒ギャル「……自分だけ爆睡中とかズルい……」

黒ギャル「どーしよー………」

黒ギャル「……疲れたら寝れるかな……」

ちらっ

黒ギャル「俺君寝てるし……自分でしちゃお……」

すっ……

ぬるっ

黒ギャル「(んっ……)」

くちゅ……くちゅ……

黒ギャル「(んんっ……あっ……)」

くちゅくちゅくちゅっ

黒ギャル「(はぁっ……んっ……)」

ずぬっ……

黒ギャル「(はぁ……はぁ……俺君……もっと……奥まで……)」

ずっ……ずっ……

黒ギャル「(あんっ……俺……君……好き……っ)」

俺「おい」

黒ギャル「(一緒に……イって……)」

俺「おいってばよ」

ぺしっ

黒ギャル「……ひゃあっ!」
235 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/21(土) 17:46:33.99 ID:HR4jGvrAO
俺「ひゃあっ!じゃないよ、何やってんだよ朝っぱらから」

黒ギャル「やだ……起きてたの!?」

俺「起きてたと言うより、横でもぞもぞして息荒くされたらイヤでも起きるっつうの」

黒ギャル「……だってぇ」

俺「だって、何だよ」

黒ギャル「俺君……1回しかしてくんないし……」

俺「何だお前さん、1回じゃ物足りないのか」

黒ギャル「…………///////」

俺「だったら俺も遠慮する事は無かったのか」

黒ギャル「……え?」

俺「中で出してる時のお前さんの顔、可愛いしな」

黒ギャル「ちょ……っ、何言い出すのよっ!……ってか、どんな顔してんの!?」

俺「言ってやらぬふはは」

黒ギャル「こらー!言えー!」

ドタバタドタバタ

がしっ

黒ギャル「勝った」

俺「はあ……はあ……鮮やかなマウント・ポジション……これが歳の差か……」

黒ギャル「……ねえ」

俺「ん?」

黒ギャル「……このまま入れていい……?」

俺「ちょ…ちょっと休憩させろよ」

黒ギャル「大丈夫、うちが動くから♪」

俺「だが断る」

黒ギャル「さっき自分でしちゃったし……なんか変な気分だし」
236 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/21(土) 17:47:23.24 ID:HR4jGvrAO
黒ギャル「ねぇ……いいでしょお?」

しこしこ

俺「うっ!……お前さん、いつからそんな痴女みたいなキャラになったんだ」

なでなで

黒ギャル「うふふ……タマタマがフニャフニャしてる♪」

がしっ

黒ギャル「?」

くるっ

黒ギャル「きゃあっ!」

どさっ

俺「相手の足を抱え、一気に引く。これがマウント返しの極意」

黒ギャル「もー……せっかく俺君襲ってやろうかと思ったのに……」

俺「そう言えば、お前さんのアソコじっくりと見た事が無いな」

黒ギャル「やだっ!ダメっ!」

俺「なんでいきなりマジ拒否するんだよ」

黒ギャル「だって……恥ずかしいもん……」

俺「お前さんにいつもチンコ見られてる俺はどうなるんだよ」

ぐいっ

黒ギャル「やだっ!」

俺「ほれ、脚押さえて」

黒ギャル「何でよぅ」

俺「この方がお前さんが自分で見せ付けてる感が出て興奮倍増」

黒ギャル「意味わかんない……」

俺「因みに手離したら1ヶ月間セックス禁止な」

黒ギャル「ええ?」

俺「やだったらしっかり持たないと」

黒ギャル「うー……」
237 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/21(土) 17:48:05.97 ID:HR4jGvrAO
黒ギャル「んー……やだぁ…恥ずかしいよぅ……」

俺「よいしょ……っと」

ぎしっ

黒ギャル「……何すんの?」

ぴとっ

黒ギャル「え?なに?なに?入れるんじゃないの?」

俺「素股だ」

黒ギャル「す……すまた?」

俺「……知らないのか?」

黒ギャル「し、知らないよ……美味しいの?」

俺「何故今食い物の話をすると思ったんだ」

黒ギャル「え……なんかすまきの親戚っぽい名前だから……」

俺「……行くぞ」

黒ギャル「え…?」

ずりゅうっ

黒ギャル「あぁんっ!」

ずりゅっ……ずりゅっ……

黒ギャル「あぁん……んんっ……んっ!」

びくんっ

俺「……どうした?」

黒ギャル「……なんでもない……」

俺「はぁ……はぁ……」

ずりゅっ……ずりゅっ……

黒ギャル「(俺君も気持ちいいんだ……)」

黒ギャル「(……と言う事は……このまま俺君がイっちゃったら……お腹の上に
かかっちゃう……)」

黒ギャル「(それはいいんだけど……どんななのかな……?)」

黒ギャル「(今まで男の人が出すとこってあんまりはっきり見た事ないから……)」
238 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/21(土) 17:50:31.74 ID:HR4jGvrAO
取り敢えず今回はここまで。
一応VIPで書いてた時は完全エロ路線だったので、久し振りにそちらに
軌道修正してみました。
続きは未定です。
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/21(土) 18:44:05.34 ID:suWfYrQxo
乙乙!
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/07/21(土) 18:51:08.52 ID:1lWfuLFSo
241 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/22(日) 16:27:16.94 ID:WMnUzsHAO
黒ギャル「んっ……んんっ……」

俺「はぁ……はぁ……うぅっ!」

びくんっ

びゅっ!びゅっ!

黒ギャル「(わ!出た!)」

俺「あぁっ………くっ、」

びくん、びくん

びゅっ……びゅっ……

黒ギャル「(……男の人の精液って……こうやって出るんだ……)」

黒ギャル「(ってか……俺君のイってる時の顔……可愛い……)」

俺「はぁ……はぁ……」

俺「……悪い、お腹汚れちゃったな……」

黒ギャル「ううん……大丈夫だよ」

ふきふき

黒ギャル「……俺君、スッゴく気持ちよさそうな顔してたよね」

俺「そう言う事を言うなっつうの」

黒ギャル「俺君だってうちの事言ったじゃんかー」

俺「だってお前さん可愛いんだもん」

黒ギャル「…………///////」

黒ギャル「(……くっ、上手く反撃したつもりがカウンターを食らってしまった……っ!)」
242 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/22(日) 16:28:19.32 ID:WMnUzsHAO
物凄く短いですが今回はここまで。
次回は未定です。
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/22(日) 16:55:00.07 ID:YNJBpXcg0
乙!
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/22(日) 17:46:00.47 ID:dpFaEp8xo
>>1 は高知の人かな
245 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/22(日) 17:50:15.23 ID:WMnUzsHAO
>>244
なんで判りました?
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/22(日) 18:05:47.61 ID:dpFaEp8xo
すまき って、食べ物として認知してる人少ないからさ

高知とか愛媛あたりだったなーと思って。
247 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/22(日) 18:16:11.40 ID:WMnUzsHAO
>>246
すまきって全国区じゃなかったのかorz
うちじゃあお雑煮とかの定番なんだけど。
……ケンミンショーとかに出るかな?w
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/22(日) 18:19:08.17 ID:dpFaEp8xo
はは、出るかもな。

続き楽しみにしてるよ
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/07/22(日) 20:45:21.98 ID:i6/+FjPLo
すまきと言えばドラム缶に生コンの次に酷いイメージがある。
250 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/23(月) 00:38:48.16 ID:ZA1IzWQAO
次回投下までの小ネタとして。
出番は少ないですが、白ギャルの参考画像です。

http://k2.upup.be/9tqACGDgom
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/07/23(月) 07:37:25.99 ID:Ff97qLkDo
白ギャル年増か
252 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/23(月) 08:39:27.37 ID:ZA1IzWQAO
>>251
あれ?年増に見えますかね?
設定ではギャル3人組はみんな20歳なんですが。
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/23(月) 09:15:11.90 ID:HmaPeldIO


>>249
俺もそんなイメージ
254 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/26(木) 16:44:43.49 ID:bL9r3auAO
******

(みなさんは、あの時の初恋がいつ始まったか覚えていますか?)

〜〜〜〜〜

俺「うーん、お前さんちにお呼ばれするのはこれで2回目なんだが……
いつまで経っても緊張するな」

黒ギャル「なに言ってんのよ。ただ一緒にご飯食べるだけじゃない」

俺「いや、そう言う事ではなくてだな……まあいいや」

俺「で」

俺「こいつらは一体何なんだ?」

オタ友「こいつらって冷たいなぁおい」

チャラ男「野次馬っすよ野次馬」

白ギャル「冷やかしとも言うけどねー♪」

鬼ギャル「媒酌人ならアタシに任せとき♪」

俺「……まあ、どうせお前さんらは門前払いだろうけどな」

〜〜〜〜〜

黒ギャル父「いいじゃないか、みなさんにも夕飯をご一緒してもらいなさい。
食事は賑やかな方が楽しい。なあ、母さん」

黒ギャル母「ええ」

俺「うそん」

〜〜〜〜〜

チャラ男「ぷっはー、食った食った、ごちそうさまっしたー」

俺「お前は人んちだと思っておかわりしやがって……」

鬼ギャル「あ、アタシが洗い物やりますよ♪」

黒ギャル母「あら、ごめんなさいねぇ」

白ギャル「やったあ鬼ギャルちゃん、姑に負けるな!」
255 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/26(木) 16:45:37.88 ID:bL9r3auAO
俺「何を言ってるんだこいつらは……」

がちゃ

黒ギャル弟「ただいまー……あれ?誰か来てんの?靴がいっぱい……げっ!」

鬼ギャル「……おーっす、弟ー!久しぶりー!」

白ギャル「あー!弟君だ!」

チャラ男「……あの坊主小僧、誰っすか?」

俺「黒ギャルの弟だよ」

黒ギャル弟「………………」

だだだだだだっ!

白ギャル「あ、逃げた」

鬼ギャル「こらー!待てー!」

だだだだだだっ!

オタ友「……ああそうか、2人とも黒ギャルちゃんの幼なじみだから、弟君
知っててもおかしくはないよな」

チャラ男「……いつもあんなんなの?」

黒ギャル「あいつは女の子に免疫無いから……いじられまくりなのよねー……」

オタ友「……なんかあのまま童貞奪いそうな勢いだな……鬼ギャル……」

〜〜〜〜〜

がちゃ

黒ギャル「ちょっとー、何やってんの?」

黒ギャル弟「どわー、やめろ!」

鬼ギャル「いーじゃん、この坊主頭のチョリチョリが好きなんだからさー」

白ギャル「チョリチョリ♪」

チョリチョリ

黒ギャル「ちょっと、2人とも何やってんの!……お前もフルボッキさせんなっ!」
256 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/26(木) 16:46:25.50 ID:bL9r3auAO
俺「ある意味、今一番幸せな15歳かも知れんな……」

ぴろろろ♪

黒ギャル弟「……あ、電話だ……」

鬼ギャル「あ、出たげるー♪」

黒ギャル弟「だーっ、やめろ!」

ばっ!

黒ギャル弟「はあはあ……あ、もしもし?」

オタ友「君は少し悪ふざけが過ぎるぞ」

鬼ギャル「はあい」

黒ギャル「……………」

黒ギャル弟「あ、ありがとうございます!いえ、……どわっ!何聞いてんだよ!
……あ、いえ、こっちの話で……」

俺「お前さんもだぞ」

黒ギャル「てへ」

黒ギャル弟「いいいいいえ、とんでもないです!…はいっ!」

俺「何かどえらく緊張しまくってるな……誰からだ?」

鬼ギャル「名前までは見えなかったけど、『先輩』って出てたよ」

黒ギャル「……女の子の声だったなぁ……」

全員「……………………」

全員「ニヤリ」

黒ギャル弟「はい!じゃあまた……失礼します!」

ぷちっ

黒ギャル弟「……………ふぅ……って……あれ?」

黒ギャル「やっるじゃーん!彼女?彼女?」

ぺしっ

黒ギャル弟「ち、ちげーよ!」

白ギャル「じゃあ誰なの?」ニヤニヤ

黒ギャル弟「う……せ、先輩だよ。中学んときの」
257 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/26(木) 16:47:07.81 ID:bL9r3auAO
俺「ふーん、先輩ね……可愛いのか?」

黒ギャル弟「//////////////////////////////////////////////////」

鬼ギャル「うわーっ、こいつ赤くなったー!かっわいいー♪」

黒ギャル弟「う、うるせー!」

がしっ

黒ギャル弟「な、何だよ」

黒ギャル「………写メの一枚ぐらいあるんでしょ?その先輩の」

黒ギャル弟「う……………」

黒ギャル「見せなさい。うちには実の姉として見る権利がある。お前に
黙秘権は無い」

俺「あ、じゃあ俺も義理の兄として見る権利ー♪」

オタ友&チャラ男「俺も俺もー♪」

鬼&白「じゃあアタシたちは義理の姉ね♪」

黒ギャル弟「な、何なんだよっ!……ほらよっ!」

全員「……………………」

全員「おお〜〜〜〜〜〜………」

黒ギャル弟「何なんだよ意味解んねーよ!」

黒ギャル「ツーショットとは……あんた、そんなに深い仲なの?」

黒ギャル弟「アホかっ!それはなー、先輩がマネージャーだったから、卒業記念に部活の部員全員と
撮ったんだよ!俺だけじゃない!」

黒ギャル「……あ、この先輩の制服って……あんたが受かったギコネコ高校の制服じゃない」
258 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/26(木) 16:48:02.46 ID:bL9r3auAO
鬼ギャル「へー、ギコネコ高校ってけっこーな進学校だよ?入るの大変
だったんじゃないの?」

黒ギャル「……………」

黒ギャル「あんた、もしかして……先輩がいるからギコネコ高校に行ったの!?」

黒ギャル弟「ちちちち違わい!」

俺「全く否定になっていない所が素晴らしい」

黒ギャル「どーもおかしいと思ったんだよねー。あんたの頭じゃ絶対に
ギコネコ高校なんか受かる訳無いのに、あんなに必死になって受けるって
言って聞かなかったんだもんねー……」

全員「ひゅーひゅー」

黒ギャル弟「あのなぁ……」

チャラ男「そっかあ、憧れの先輩を追っかけて同じ高校へねぇ……若いなぁ」遠い目

黒ギャル「不純だなぁ。あんた、これで落ちてたらどーするつもりだったの?」

俺「憧れの先輩と永遠の別れ」

鬼ギャル「いやいや、意外と同じ学校になれたのも束の間、先輩が突然の転校!」

俺「それマリナーズの川崎じゃん」

黒ギャル「川崎って言えば、あんた確か……野球部だったよね?」

白ギャル「どこやってたの?」

チャラ男「ここまで来たらショートであってほしいっすね」

黒ギャル弟「……スコアラー」

全員「どっ!(爆笑)」
259 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/26(木) 16:49:12.11 ID:bL9r3auAO
今回はここまで。
続きは未定です。
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/26(木) 17:08:24.07 ID:jdGJgV3Eo
おっつ!
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/26(木) 22:31:40.95 ID:YUC01HQIO
弟くん、ZIP-HITを買おう!
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/27(金) 09:52:21.41 ID:FlyiVLNIO
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/27(金) 15:06:31.81 ID:w085awWQ0
早く続き読みたい!!!!!!!
264 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/28(土) 16:50:02.48 ID:sFBhFL8AO
黒ギャル弟「う、うるさいっ!スコアラーだって大事な裏方の仕事なんだぞ!」

黒ギャル「で、あんたその先輩の事好きなんでしょ?」

黒ギャル弟「だ、だからそんなんじゃねぇってばよ!」

俺「他にもこっそり撮ったりした画像があるんじゃないのか?」

黒ギャル弟「あ、アホかっ!」

鬼ギャル「勢い余ってストーカーなんかすんじゃないぞぉ?」

黒ギャル弟「だーーーっ!うるさいっ!みんな帰れーっ!」

〜〜〜〜〜〜

〜帰り道〜

俺「しかしまあ、あそこまで顔を真っ赤に出来るなんて羨ましいな」

黒ギャル「……………」

俺「ん?どうした?」

黒ギャル「うん……こないだまで悪ガキだった弟がいつの間にかあんなに
なっちゃうんだなぁって思うと、ちょっとね」

俺「良い事じゃん。健康な男子の証拠だぞ」

黒ギャル「うん…………」

俺「寂しい、ってか?」

黒ギャル「…………まあね」

俺「心配する事は無いよ。いくら彼女が出来ようが結婚しようが、お前さんの
弟に変わりはないんだからさ」

黒ギャル「……そだね」
265 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/28(土) 16:50:57.44 ID:sFBhFL8AO
******

〜そして春〜
〜下校時〜

黒ギャル弟「(うう………意気込んでギコネコ高校に入っては見たものの………
授業がハイレベルだ……)」

黒ギャル弟「(まだ入学して間が無いのに留年確定とかなったらシャレに
なんねーぞ……)」

黒ギャル弟「(はぁ……)」

ぽんっ

黒ギャル弟「……………?」

先輩「よっ!どうした弟君、元気が無いぞ?」

黒ギャル弟「わっ!せ、先輩!」

先輩「ま、溜め息ついてる弟君なんて滅多に見られないからレア物かな?」

黒ギャル弟「……いや、ここの学校って意外と授業がハイレベルなんだなぁって
思って……」

先輩「やっぱり弟君つまづいちゃったかー」

黒ギャル弟「『やっぱり』って……」

先輩「あはは、ごめんごめん。……で、どの辺でつまづいてるの?」

黒ギャル弟「……つまづいてないとこを探す方が早いかも……」

先輩「あっちゃー……それはまずいなぁ……ね、今度勉強教えに行ってあげようか?」

黒ギャル弟「………………はい?」

先輩「か・て・い・きょ・う・し。高校の勉強はスタートダッシュが大事だからね。
みっちりしごいたげるよ?」
266 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/28(土) 16:51:48.80 ID:sFBhFL8AO
〜〜〜〜〜〜

黒ギャル「たっだいまぁ……あれぇ、誰かお客さん来てるの?」

黒ギャル母「ええ、弟が女の人連れて来たんだけど……」

ずるっ

黒ギャル「ええっ!?」

黒ギャル母「随分と物腰が丁寧な方だったから、学校の先生じゃないかしら」

黒ギャル「先生って……家庭訪問とかじゃないの?」

黒ギャル母「そんな話は聞いてなかったけど……」

〜〜〜〜〜〜

先輩「……でね、この公式をここに当てはめると……ね?」

黒ギャル弟「……あ、なるほど……」

黒ギャル弟「さすが俺、飲み込みがいいなあ」

先輩「こら。自分で言うんじゃない」

ぺしっ

黒ギャル弟「いてっ!」

先輩「うふふ。じゃあ次の問題ね」

黒ギャル弟「……先輩、ちょっと休憩挟みましょうよー」

先輩「何言ってんの?今日はとことんしごくって言った筈でしょ?」

黒ギャル弟「それはそうですけど……俺の頭と先輩の頭を一緒にしないで
下さいよ……」

先輩「ふふふ。そうね、じゃあ少し休憩しよっか」

黒ギャル弟「助かったー……」

先輩「何か言った?」

黒ギャル弟「いえ何も」
267 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/28(土) 16:52:45.48 ID:sFBhFL8AO
先輩「ねえ、アルバムとか見てみたいな。弟君の小さい頃とか」

黒ギャル弟「俺の小さい頃ですか?いいですけど、見ても大して面白くないですよ?」

ガサゴソ

先輩「どうして?」

黒ギャル弟「……今も昔も坊主頭ですから」

先輩「……あはは、ホントだー。可愛いー♪」

先輩「……ねえ、この隣の女の子は?」

黒ギャル弟「あ、それうちの姉ちゃんです」

先輩「ふぅん……ちょっと大人しそうだけど可愛い顔してるね。弟君とそっくり♪」

黒ギャル弟「そうですか?……まあ、先輩も今の姉ちゃんを見たら驚」

がちゃ

黒ギャル「いるー?」

黒ギャル弟「…………っ!」

先輩「……!」

黒ギャル弟「……お、おいっ!何急に入って来てんだよっ!」

先輩「(何……この女の人……)」

黒ギャル「……誰が来てんの?先生?」

黒ギャル弟「ち、ちげーよ!いいから出てけよっ!」

先輩「……………」

先輩「あ、私お邪魔みたいだね……」

黒ギャル弟「……え?」

先輩「……さっき教えたげたとこ押さえとけば中間試験は大丈夫だから………
じゃあ」

たたたたたっ

黒ギャル弟「あっ、先輩!」
268 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/28(土) 16:53:39.41 ID:sFBhFL8AO
今回はここまで。
続きは未定です。
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/07/28(土) 17:38:35.77 ID:qNAdxL94o
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/28(土) 18:12:34.55 ID:/1UCmIaVo
先輩勘違い入りましたー
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/28(土) 21:00:10.16 ID:UCXNclyzo
やっちまったなwwww
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/28(土) 23:24:36.16 ID:hW5ojYMRo
弟つらいなwwww
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/29(日) 00:10:29.64 ID:BN6mc5L90
これは先輩が悪いか?
274 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/29(日) 02:10:13.95 ID:rRQKjYdAO
〜〜〜〜〜〜

たったったっ

先輩「(……………何よ)」

先輩「(別に弟君が誰と付き合おうと関係無いけど……)」

先輩「(…………………でも)」

先輩「(でも……どうして……あんな女と……)」

〜〜〜〜〜〜

俺「阿呆」

黒ギャル「な、何よぅ」

俺「大事な事だから漢字で言ってやったんだぞ」

黒ギャル「だ、だって、うちはあいつの姉だから……」

俺「はいストップ。初見の人がさ、マリナーズ川崎と黒ギャルが並んでて
すぐに姉弟だと思うか?」

黒ギャル「…………思わないかも」

俺「それとだ。そもそものお前さんの失敗は、部屋に入ってすぐに
『あ、弟がいつもお世話になってます。弟の姉です』って、これだけ
言っとけば済む事だったんだ」

黒ギャル「うー……じゃ、どーすりゃいいのよ」

俺「そうだなぁ…………」

〜〜〜〜〜〜

黒ギャル弟「(うあー……姉ちゃん何て事してくれたんだよ……)」

黒ギャル弟「(……でも姉ちゃんはただ俺の部屋に入って来ただけなんだし……)」

黒ギャル弟「(………………)」

黒ギャル弟「(うー、考えても解らん!ここはとにかく先輩に事情を話して
解ってもらうしかない)」
275 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/29(日) 02:10:57.08 ID:rRQKjYdAO
女友「でねー……なのよー」

先輩「へー、そうなんだー」

黒ギャル弟「(っ!、先輩だ!)」

黒ギャル弟「(……よーし……)」

黒ギャル弟「あ、あの、先輩」

先輩「でもさー、それって違うよねー」

完 膚 無 き ま で の 無 視

スタスタ

黒ギャル弟「…………………」

黒ギャル弟「(そ……そんな……)」

女友「……あれ?先輩ちゃん、今の一年坊主、何か用だったんじゃないの?」

先輩「さあ。知らないわよ。あんな一年」

女友「……そう?」

〜〜〜〜〜〜

俺「もうそろそろ下校時間だな」

黒ギャル「うーん……何だか緊張しちゃうなぁ……」

俺「何を緊張する事があるんだよ、先輩ちゃん捕まえて事情話すだけで
いいんだから。可愛い弟の為だろ?」

黒ギャル「うん……」

俺「で」

俺「お前らはまた野次馬か!」

鬼ギャル「いーじゃんいーじゃん面白そうなんだから♪」

オタ友「初々しい恋の行方を見届けたいと言う親心だぞ」

白ギャル「それに、先輩ちゃんの実物見てみたいしね」

チャラ男「もうすぐっすよね?」

鬼ギャル「あ!あの娘じゃない?」

黒ギャル「あ、そうだ!」
276 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/29(日) 02:12:01.59 ID:rRQKjYdAO
オタ友「おお、鬼ギャルの言った通り、まさに新垣結衣と新垣結衣を足して
2で割った感じだな」

俺「いいか、お前さんらは絶対に話をこじらせるなよ?」

オタ友「解ってるって」

俺「……よし、行って来い」

黒ギャル「……うん」

〜〜〜〜〜〜

先輩「今日、どっか寄っていく?」

女友「そうだなぁ……って、あれ?誰か来るよ?」

先輩「……………っ!」

先輩「(あのギャル女………)」

たたたっ

黒ギャル「せ、先輩ちゃん」

先輩「……………何ですか?」

黒ギャル「あのさ、ちょっと話があって……」

先輩「私にはありませんから。帰って下さい」

黒ギャル「そんな事言わないで!ちょっとだけ!ね?」

女友「あの…あたし、先帰っとこうか?」

先輩「いいの。気にしないで」

〜〜〜〜〜〜

チャラ男「うーん……予想通り、何かもめてるっすね」

白ギャル「ねえ、ちょっと思ったんだけどさ」

俺「ん?」

白ギャル「その経緯だと多分先輩ちゃんは黒ギャルちゃんを弟君のお姉ちゃん
だとは判らなかったんだよね?」

俺「まあ、あの時が初対面だからな」

白ギャル「で、先輩ちゃんは何でいきなり部屋を出てっちゃたんだろ?」
277 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/29(日) 02:13:02.65 ID:rRQKjYdAO
〜〜〜〜〜〜

先輩「……ふう……女友ちゃんごめんね、また今度」

女友「うん、じゃあね」

先輩「……で?何ですか?」

黒ギャル「(う……怖いよぅ)」

黒ギャル「あ、あのね。こないだの事なんだけど……」

先輩「別に私は気にしてませんから。あ、それと、私と弟君は別に何の
関係もありませんから。安心して下さいね」

黒ギャル「あの、そー言う事じゃなくって……」

先輩「もういいです!あなたと弟君が深い関係だって事は解ってますから!」

〜〜〜〜〜〜

オタ友「……どうも交渉決裂みたいだな」

俺「仕方無い、俺らが行くか……」

〜〜〜〜〜〜

俺「よっ」

先輩「っ!な、何なんですか、あなた達は」

鬼ギャル「……へー…近くで見るとホント可愛いよねー」

オタ友「君はちょっと黙ってろ」

鬼ギャル「はぁい」

俺「……ったく、お前さんはもうちょっと上手く話せないのかよ」

黒ギャル「だってぇ……」

オタ友「信長の野望なら捕まって首斬られてるな……」

俺「端的に言おう。俺はこの黒ギャルの彼氏なんだ」

先輩「彼氏……へぇ…二股ですか」

俺「そうじゃなくって」

黒ギャル「あいつはね、うちの弟なの!」
278 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/29(日) 02:13:47.72 ID:rRQKjYdAO
先輩「……………へ?」

黒ギャル「つまり、うちのパパとママが愛し合って出来た愛の結晶が
うちと弟なワケで」

俺「またそんなたとえ方をする」

先輩「じゃあ……弟君の……お姉さん……?」

俺「はい、良くできました」

先輩「…………ごめんなさいっ!お姉さまとは知らずにあんな失礼な態度を
取ってしまって!」

黒ギャル「いや、誤解が解けたんならもう……」

先輩「本当にごめんなさいっ!ましてや『あんな女』なんて……」

黒ギャル「……?」

チャラ男「よかったっすね、これでひと段落っす」

先輩「でも……ごめんなさい、疑う訳じゃないんですけど……本当に
お姉さん……なんですか?」

黒ギャル「……まあ色々経緯があってギャルやってるけど、本当だよ」

俺「…………っと、そうこうしてる間に主役がやってきたぜ」

………だだだだだだだだっ!

黒ギャル弟「だぁぁぁぁっ!みんな何やってるんだぁぁぁぁっ!」
279 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/29(日) 02:16:35.06 ID:rRQKjYdAO
今回はここまで。
続きは未定です。
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/29(日) 02:17:45.43 ID:jntjcv+mo
お疲れ様です
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/07/29(日) 02:34:35.79 ID:s6ptEZmG0

先輩ちゃんかわいいじゃないかwww
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/29(日) 02:53:43.83 ID:8OXzm4qDO
男たち何かあるごとに集まってるけど……暇かっ!ww

283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/07/29(日) 11:37:34.39 ID:ARfr4dfmo
284 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/29(日) 18:15:07.08 ID:rRQKjYdAO
******

『おいそこの1年!何ぼさっとしてんだよ!』

『よーし、1年は今からグラウンド50周な!』

『馬鹿野郎!そんなイレギュラーバウンドも処理出来ねーのか!』

『おい、お前来月からスコアラーやれ』

『何でじゃねーよ、うちの部は下手くそを枠に入れてやるほど甘くないんだよ』

〜〜〜〜〜〜

『……え?辞める……どうして?』

『そんな……枠に入れなかったからって辞めるなんて駄目よ!』

『ねえ!じゃあ、君が練習してるグラウンドは誰が綺麗にしてくれてるの?
君が使ったボールは誰が片付けてくれてるの?
裏方だって、大切な部の一員なんだよ?』

『みんな、卒業おめでとう!』

『ね、みんなで記念写真撮ろうか?』

『もう、弟君、もっと寄らないと入らないよ?』

黒ギャル弟「(俺が野球部を辞めなかったのは、野球が好きだったって
事もあるけど……)」

黒ギャル弟「(もっと他に、理由があったんだ)」

黒ギャル弟「(……先輩がいたから……)」

黒ギャル弟「(……先輩が好きだから……)」

黒ギャル弟「(……俺、先輩の事が好きです……)」
285 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/29(日) 18:16:21.09 ID:rRQKjYdAO
******

〜学校にて〜

黒ギャル弟「うーっす」

友「よう、おはよう」

黒ギャル弟「……?何だよ、何だか女子がうるさいな」

友「あれ?お前聞いてないの?」

黒ギャル弟「何を?」

友「2年の先輩さんだよ。来月、親父さんの転勤で東京行くんだってさ。
で、向こうの超進学校のひろゆき学園に編入するってんですげー噂になってんだよ
…………って、おい、どこ行くんだよ!」

〜〜〜〜〜〜

たたたたっ!

先輩「……あ……弟君……」

黒ギャル弟「はあ……はあ……せ、先輩……東京……行くってホントですか……?」

先輩「……もう知ってるんだ……弟君には一番最初にって思ってたんだけど……」

キーンコーンカーンコーン

先輩「あ、ホームルーム始まっちゃう……ごめんね、続きは帰りで」

黒ギャル弟「(先輩……東京ってマジかよ……)」

黒ギャル弟「(なんで……なんでだよ……)」

黒ギャル弟「(ウソって……ウソだって言ってくれよ……)」

黒ギャル弟「(先輩………)」
286 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/29(日) 18:16:50.43 ID:rRQKjYdAO
〜〜〜〜〜〜

〜下校時間〜

黒ギャル弟「………………」

黒ギャル弟「あ、先輩……」

たたたたっ

先輩「ごめんね、待たせちゃって」

黒ギャル弟「……先輩、東京行くって……本当ですか?」

先輩「……うん、本当。お父さんがね、東京に異動になるから、家族で
一緒に行く事になったんだ。来週、ひろゆき学園の編入手続きも済ませるつもり」

黒ギャル弟「そう……ですか」

先輩「……あはは、やだなー。別に外国行くって訳じゃ無いんだし、
今まで通り連絡も取れるんだし。夏休みにだって帰って来るんだよ?」

黒ギャル弟「……そ、そうですよね。もう二度と会えなくなるって訳じゃ
無いんですからね」

先輩「……………」

黒ギャル弟「……………」

先輩「…………止めてくれないんだ…………」

黒ギャル弟「…………え?」

先輩「……え?いや……何でもないの……と、まあこう言う事だから。
今までありがとうね」

黒ギャル弟「あ……はい……」
287 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/29(日) 18:17:39.32 ID:rRQKjYdAO
******

先輩「ただいま……」

先輩母「あらお帰り。随分遅かったのね。晩ご飯の支度出来てるわよ」

先輩「……いらない」

先輩母「いらないって……どうしたの?具合でも悪いの?」

先輩「……何でもないから」

たたたたっ

先輩父「何だ、帰って来てたのか」

先輩母「ええ……でも何だか様子がおかしいのよ。晩ご飯もいらないって言うし」

先輩父「ふむ……」

〜〜〜〜〜〜

コンコン

先輩父「……入るぞ」

がちゃ

先輩「お父さん……」

先輩父「どうしたんだ?晩ご飯も食べないなんて、母さんが心配してるぞ」

先輩「うん、大丈夫だから」

先輩父「……東京行きの事か?」

先輩「……………」

先輩父「……………」

先輩父「……なあ。お前が産まれる前……と言うか結婚する前、父さん
何やってたか知ってるか?」

先輩「…………スポーツ……とか?」

先輩父「父さんな、学生時代からバンドやってたんだぞ」

先輩「……うそ!全然そんな風に見えないのに……」

先輩父「しかもヴィジュアル系とかロックとかじゃないぞ。レゲエだ。レゲエ」

先輩「ええ……うそでしょ?」
288 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/29(日) 18:18:27.71 ID:rRQKjYdAO
先輩父「本当さ。ただ、バンドと言っても殆どコピーバンドだったけどな。
ボブ・マーリィやジミー・クリフ、ジョニー・ナッシュとかな」

先輩「ボブ・マーリィ、知ってる!」

先輩父「その内オリジナルも作るようになった。あの頃が今思えば一番無茶を
やってたが楽しい時期だった」

先輩父「……でも卒業が見えて来る頃になると、やっぱり誰からともなく
現実を見ないかって言い出し始めた。当たり前の話さ、学生でいるうちには
趣味や遊びで済まされてたが、卒業するとそう言う事も言えなくなる」

先輩父「……で、卒業前に最後にプロオーディションを受けようって
事になった。結果は……まあこう言う訳だが……」

先輩父「だが、父さんは今の自分に後悔はしてないぞ。オーディションに
落ちてサラリーマンやり始めたお陰で母さんとも出会えて結婚出来たし、
お前が産まれてきてくれた」

先輩父「……生きていると、自分の道を自分で決めなきゃいけない時が
何度か来る。私がお前に言いたいのは、やらないで後悔するより、やって後悔
した方がいいんじゃないかと言う事だ」

先輩「お父さん……」
289 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/29(日) 18:19:12.62 ID:rRQKjYdAO
先輩父「お前は私と母さんの娘だ。だが、1人の人間でもある。もし今、
お前が何かで『後悔するかも』って悩んでるんだったら……自分の気持ちに
正直な道を選びなさい。将来、父さんみたいに『ああ、これで良かったんだ』
って思える様にね」

〜〜〜〜〜〜

黒ギャル弟「(あれから、もうすぐ1ヶ月……)」

黒ギャル弟「(先輩とは……全然顔を合わせてない……)」

黒ギャル弟「(先輩……もう編入手続きは済ませたかい……)」

黒ギャル弟「(もう東京に着いたかい……)」

黒ギャル弟「(先輩………)」

担任「おーし、んじゃあ今から体育祭関係のプリントを回すから各自……あれ?」

生徒A「……せんせー、どしたんですか?」

担任「やっべ、プリント職員室に忘れて来たよ……」

生徒B「えー、マジかよせんせー、しっかりー」

担任「ちょ、ちょっと取って来るから待っててくれ」

がらっ

先輩「きゃっ!」

担任「わっ!」

黒ギャル弟「………っ!」

黒ギャル弟「(せ……先輩……なんで?)」

担任「……君は…確か2年の……」

先輩「ごめんなさい、ホームルーム終わるまで待ってるつもりだったんですけど……」
290 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/29(日) 18:20:07.46 ID:rRQKjYdAO
担任「誰か待ってたのか?」

先輩「えっ……その……はい……」

担任「じゃあ構わないよ。私はちょっと職員室に忘れ物を取りに行って来るから」

先輩「あ……ごめんなさい」

ざわ……ざわ……

女生徒A「あの先輩が……誰待ってたんだろ?」

女生徒B「まさか……このクラスに先輩さんの彼氏が!?」

女生徒C「うそ、マジで!?」

がたっ

女生徒B「……弟、あんた何席立ってんのよ」

女生徒A「先輩さんが迷惑するでしょ。座ってなよー」

女生徒C「って……………ちょっと……まさか……」

女生徒ABC「えっ」

黒ギャル弟「先輩……」

先輩「……ごめんね。ほんとはホームルーム終わるまで待ってるつもりだけど」

黒ギャル弟「いや、それより……東京は?」

先輩「………やめちゃった」

黒ギャル弟「えええっ?」

女生徒A「ね……まさか……あいつが……先輩さんのって……」

女生徒C「……でも……スッゴい2人の周りが……」

女生徒B「うん……男女の空気になってる……」

先輩「やっぱり良く考えたらさ、ひろゆき学園って私には無理かもって」

黒ギャル弟「そんな……」
291 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/29(日) 18:21:23.45 ID:rRQKjYdAO
黒ギャル弟「……じゃあ、お父さんの転勤は……」

先輩「うん、単身赴任にしてくれるって……初めて父さんにワガママ言っちゃった」

黒ギャル弟「先輩……」

先輩「弟君……」

ぎゅっ

黒ギャル弟「せ、先輩……」

先輩「弟君、あのね……」

『先輩……俺、野球部辞めます』

先輩「私……ね……」

『だって……試合に出れないんじゃいる意味無いじゃないですか!』

クラス中「シーン………」

先輩「……やだ、なんで私泣いてるんだろ……」

『先輩……やっぱり部活……続けます』

先輩「やだ……止まんない……どうしよ……」

『俺、ギコネコ高校狙う事にしたんですよ……って、何ですか、その顔は!』

黒ギャル弟「先輩……」

先輩「……あのね……私、後悔はしない事に決めたの。一回ぐらい、
自分に正直になっても……いいよね」

『……びっくりしちゃいました、だって先輩、いきなり部屋出て行くから……』

先輩「弟君……私……弟君が好きでした。今でも、大好きです。これからも、
ずっと………大好きです」

先輩「だから………私と、付き合って下さい」
292 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/29(日) 18:22:01.78 ID:rRQKjYdAO
〜〜〜〜〜〜

俺「『後悔しない生き方』、か」

黒ギャル「なぁに?俺君はなんか後悔してんの?」

俺「いや、今んところは」

黒ギャル「何よその言い方は」

チャラ男「あ、出て来たっすよ」

鬼ギャル「んー、いかにも付き合い始めましたって感じのカップルねぇ……」

白ギャル「もっとこう、腕組むとかすればいいのに」

オタ友「おいおい、学校だぞ?そりゃマズいだろ」

俺「……今日は2人っきりにしといてやるか」

黒ギャル「そうだね…」
293 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/29(日) 18:22:45.15 ID:rRQKjYdAO
今回はここまで。
次回は未定です。
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/29(日) 18:23:27.15 ID:EN2Wk/jD0
弟おめでとう!ただ翌日からかわれるな
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/07/29(日) 18:34:45.22 ID:AbMVEd33o
どういう流れでこうなったの?
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/07/29(日) 18:50:10.78 ID:ARfr4dfmo
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/29(日) 20:13:40.86 ID:roqN+pKvo
クラスメイト全員いる教室で告白とは
さっき漫喫でラブロマ読んできた俺への嫌がらせか、ご褒美か
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/29(日) 20:35:16.13 ID:0He4idZf0
ニヤニヤがとまらない
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/29(日) 20:56:25.88 ID:17AEyndf0
あれだ、こいつら全員たくさんの孫に囲まれてそれなりに年取って静かに安らかに死んじまえ
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/30(月) 01:56:20.61 ID:Rc/qwA8co
なんかもう色々と唐突すぎて取って付けた感がすごい
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/30(月) 03:28:52.88 ID:9qQiZmmao
もうちょっと話の連続性は欲しいよね。
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2012/07/30(月) 12:21:20.35 ID:IDmcs9IAO
恋はいつだって唐突なんだよ
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]:2012/07/30(月) 13:11:47.61 ID:u6UcvvOvo
ひろゆきふー
304 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/30(月) 18:30:52.16 ID:e9RhoT+AO
******

〜黒ギャル家にて〜

先輩「……はい、今日の分はこれでおしまい。お疲れ様♪」

黒ギャル弟「くぁーっ、やっと終わったぁ……」

先輩「『やっと』?『やっと』ってどう言う事?」

くいっ

黒ギャル弟「……え?あ、いや、あのその」

先輩「ふふふ。でも、毎週日曜日の家庭教師のお陰でこないだの中間と期末試験、
成績良くなったでしょ?」

黒ギャル弟「うー……真ん中……の、ちょい上……」

先輩「うん、弟君にしては上出来だな」

黒ギャル弟「『にしては』って何ですか『にしては』って!」

先輩「あはは、冗談冗談♪」

コンコン

黒ギャル弟「……あ、姉ちゃんだ」

……コンココン

黒ギャル弟「…………………」

先輩「……………………」

……ココココココココココココココココココココココココココココココ

がちゃっ

黒ギャル「あ」

黒ギャル弟「何だよっ!開けるんならさっさと開けろよっ!」

黒ギャル「だってぇ、年頃の男女が2人っきりの密室をいきなり開けるワケには
いかないじゃん」

黒ギャル弟「アホやろ!あんたアホやろ!///////」
305 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/30(月) 18:31:44.41 ID:e9RhoT+AO
黒ギャル「それよりさ、海行くぞ!海!」

黒ギャル弟「はあ?何だよ突然」

黒ギャル「俺君とか白ギャルちゃん達とさ、泊まりで海行くの」

黒ギャル弟「……行ってらっしゃい」

黒ギャル「もー、あんた達も行くの!もう鬼ギャルちゃんが8人分の
宿探してくれてるから♪」

黒ギャル弟「……ん?8人って……ひい、ふう、みい……えっ?」

黒ギャル「……先輩ちゃん、大丈夫?」

先輩「……えっ!?わ、私もですか?」

黒ギャル「だって、人数は多い方が楽しいでしょ?」

先輩「えっと……いつですか?夏休みは夏期講習があるから……」

黒ギャル「うーん、8月過ぎちゃうとクラゲが怖いから、今月の末にしたんだけど」

黒ギャル弟「日程決める理由が絶対的に間違ってるぞ」

先輩「あ、だったら大丈夫です。夏期講習は8月に入ってからなんで」

黒ギャル「よし、じゃあ決まりだね……つか、先輩ちゃんご両親は大丈夫なの?」

先輩「あ、それは大丈夫です。逆にたまには遊んで来いって言われてるぐらい
ですから」

黒ギャル「良かったー。先輩ちゃんも、日曜日ごとに勉強でデートする暇なんか
無かったでしょ?うんと楽しもうね♪」

先輩「あ、はい」
306 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/30(月) 18:32:29.62 ID:e9RhoT+AO
〜〜〜〜〜〜

『良かったー。先輩ちゃんも、日曜日ごとに勉強でデートする暇なんか
無かったでしょ?』

先輩「(デート、かぁ…………)」

先輩「(そう言えば私、弟君と付き合ってるんだよね……)」

先輩「(学校ではたまに顔合わせるだけだし、日曜日は家庭教師してるし)」

先輩「(んー……これって付き合ってるうちに入るのかな……?良く解んない)」

先輩「(『デート』かぁ………………むふふ)」

先輩「(……ちょっと待って!よくよく考えたら、デートらしいデートは
この泊まりが初めて………)」

先輩「(……ダメ!そんなふしだらな!ましてや私はまだ17だし、初めての
デートで婚前交渉なんて……っ!)」

通行人「……なあ、あの女子高生、何であんなに悶え苦しんでるんだ?」
307 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/30(月) 18:33:21.92 ID:e9RhoT+AO
今回はここまで。
続きは未定です。
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/30(月) 18:46:02.22 ID:4qHNvMXIO
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/31(火) 00:22:55.89 ID:ImfRgO3po
乙!

先輩は勘違いと言い今回と言い、暴走っ気があるな。大変よろしい
310 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/31(火) 16:34:15.42 ID:ANp6wEHAO
******

〜海泊まり当日〜

ブルルルル………

チャラ男「ふーっ!やっぱ夏は海っすよね!」

俺「お前はいつになくテンション高いな」

チャラ男「当たり前っすよ!海と言えば出会い!どんな出会いがあるか
今からドキドキもんっすよ!」

俺「……後で白ギャルちゃんにバラしてやろっと」

チャラ男「あ冗談すホントごめんなさい」

俺「ところでなぁ……」

ぽんぽん

オタ友「何だよ、運転中だから頭叩くなって」

俺「カップルが4組で計8人だから車2台に分乗するのは解る。しかしだ」

オタ友「何だよ」

俺「何で1台の車に男4人なんだよ!ふつー男2人に女2人でしょーよ?
混ぜろよ!ふつー混ぜろよ!」

チャラ男「何だかんだ言って俺さんも女の子好きなんじゃないっすか」

俺「馬鹿!俺はなぁ、こう、もっと崇高な理由で……」

オタ友「ははは、さてはお前、先輩ちゃんが目当てか?」

俺「アホか!……弟、お前も変な目で見るな!」

チャラ男「……しかし、鬼ギャルちゃんの車ってスゴいっすね」

俺「……ああ、ローライダーなんてGTAでしか見た事無いぞ」
311 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/31(火) 16:35:14.00 ID:ANp6wEHAO
〜鬼ギャル車内〜

白ギャル「わ、海が見える!」

黒ギャル「結構人いるねー……」

鬼ギャル「そりゃシーズン真っ盛りだもんねー」

先輩「………………」

黒ギャル「……?先輩ちゃん、どーしたの?」

先輩「……あ、いえ……本当に私がご一緒させてもらって良かったのかなって」

鬼ギャル「なーに言ってんのよ。勉強勉強ばかりじゃ息が詰まるでしょ?
たまには息抜きもしなきゃ……あ、それよりカーステ大丈夫?うるさくない?」

先輩「あ、大丈夫です。レゲエ好きなんで」

白ギャル「へー、意外ー」

黒ギャル「……てかさあ……うちらガンガン追い抜かれてんだけど」

鬼ギャル「当ったり前じゃん。こっちはきちんと法定速度守ってんだからさ」

黒ギャル「……何かイメージに合わない……」

鬼ギャル「何て!?」

黒ギャル「いえ何も」

〜〜〜〜〜〜

鬼ギャル「さー、着いたぁ♪」

俺「スゴい車の数だな……宿、大丈夫なのか?」

白ギャル「シーズン中だからねー……」

鬼ギャル「……な、何よ!その疑いの眼差しは!」
312 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/31(火) 16:36:00.28 ID:ANp6wEHAO
〜〜〜〜〜〜

俺「……えっ?」

オタ友「何だ」

チャラ男「この部屋は」

黒ギャル「ちょっと鬼ギャルちゃん!何で大部屋一個なの?」

鬼ギャル「だってさー、シーズン中だし、2人ずつ4部屋なんてとても
無理だって言われたんだし」

白ギャル「4部屋とまでは行かなくても、せめて男と女で1部屋ずつとかさあ」

鬼ギャル「別にいーじゃん、今更一緒に寝るとか恥ずかしがる間でも……」

つんつん

鬼ギャル「……ん?何?」

俺「……お前さんは大事なあの2人の事を忘れている」

鬼ギャル「……あ」

先輩「………///////」

黒ギャル弟「////////////////////////////////////////////////////」

鬼ギャル「ま、まあいいじゃん。修学旅行みたいなもんだと思えばさ♪」

俺「修学旅行は男女別だぞ」

白ギャル「つーか……弟君と先輩ちゃんって付き合ってるんだからさ、
そこまで過敏になる事も無いんじゃないかなぁ」

俺「あかん……こいつらは感覚が既にズレきってしまっている……」
313 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/07/31(火) 16:36:54.61 ID:ANp6wEHAO
今回はここまで。
続きは未定です。
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/31(火) 17:39:33.28 ID:4QF9Yjwgo
乙!
315 :以下、名無しにかわりまして、VIPがお送りします :2012/07/31(火) 18:30:00.27 ID:vp1BDl+H0
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/31(火) 19:38:51.91 ID:yYOounhIO
317 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/01(水) 16:42:26.40 ID:8sS5Pe3AO
〜〜〜〜〜〜

俺「で」

俺「俺達は女パーティが水着に着替えるまで部屋の外で待機ってワケか」

チャラ男「……何か部屋の中賑やかっすね」

鬼ギャル『もっとおっぱい上げとかないとポロッちゃうぞ』

黒ギャル『んー、去年はサイズピッタリだったんだけどなぁ』

先輩『……黒ギャルさん……スゴいんですね……』

白ギャル『なぁに言ってんのよ、先輩ちゃんだって綺麗なおっぱいしてるじゃん♪』

先輩『きゃんっ!もう、やめて下さい!』

黒ギャル弟「ふー……ふー……ふー……」

俺「オタ友、ティッシュくれ」

オタ友「えっ」

俺「鼻血だよ、鼻血!」

鬼ギャル『ねえみんな、ひょっとして覗いてる?』

先輩『……えっ!?』

黒ギャル弟「ままままさか!覗きなんかしないですよっ!」

俺「つうかさ、覗いてなくてもそっちの話が丸聞こえなんだよ」

先輩『と言う事は……さっきの私の胸の話も……』

黒ギャル弟「あ、あ、あの」

すーっ

こつんっ

黒ギャル弟「いてっ!」

すーっ

ぱたん

黒ギャル弟「何ですか!不可抗力ですよ!」
318 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/01(水) 16:43:23.99 ID:8sS5Pe3AO
鬼ギャル『どしたの?』

先輩『お仕置きです』

先輩『と言うか……皆さん大胆なんですね……』

白ギャル『何が?』

先輩『だって……普通着替えるのにバスタオルとか巻いて……』

鬼ギャル『はあ?つか女同士なんだからさ、別に隠す必要なくね?』

先輩『そう……なんですか?』

白ギャル『先輩ちゃんガン見しちゃってるけど……』

先輩『……鬼ギャルさん……きちんと処理してるんですね……』

鬼ギャル『夏は特にねー。水着着るし、普段でもローライズとか履くし』

先輩『私も処理した方がいいですか……?』

鬼ギャル『んー……まあ、大丈夫じゃない?ローライズとか履くの?』

先輩『いえ、そこまでは……』

鬼ギャル『じゃあ、これぐらいだったら大丈夫だよ♪』

黒ギャル『あー、先輩ちゃんの水着可愛いじゃん』

先輩『あ、ありがとうございます……でも私も頑張ってビキニにしたら
良かったかな……』

黒ギャル『大丈夫大丈夫、セパレートもスッゴい可愛いよ』

白ギャル『彼氏には見せた事あるの?この水着』

先輩『彼氏……?……ああ、……まだ……です/////』

鬼ギャル『まだ付き合ってる実感が無いかー。うーん、初々しいなぁ』
319 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/01(水) 16:45:04.13 ID:8sS5Pe3AO
すーっ

黒ギャル「お待たせー……ってか、どーしたの?みんな」

俺&チャラ男&オタ友&黒ギャル弟「ふー……ふー……ふー……」

〜〜〜〜〜〜

鬼ギャル「よっしゃあ、海だぁ♪」

黒ギャル「鬼ギャルちゃんってホント海好きだよね」

俺「つうか……さっき車の中から見た時より人の数増えてないか?」

オタ友「まだ朝の10時なのになぁ。みんな元気だぜ」

鬼ギャル「よしっ、ここに決定!おにーさん、パラソル立ててよ」

オタ友「え?ここか?随分と海から遠いんだが……」

鬼ギャル「いーのいーの!じきに解るから」

オタ友「へいへい」

白ギャル「……先輩ちゃん、どうしてシャツ着てんの?」

先輩「え……?だって……あの……恥ずかしいし……」

白ギャル「恥ずかしい……?」

先輩「だって……水着姿なんて見せた事無いし……」

白ギャル「え?だって体育の授業とか……あ、男女別々かぁ」

白ギャル「でも今から水着姿恥ずかしがってちゃあ……」

先輩「……え?」

白ギャル「あ、何でもないです。でも、せっかく海に来たんだから。ね?」

先輩「そ……そうですね……」

ぬぎぬぎ

黒ギャル弟「…………っ!」

ゴクリ

黒ギャル弟「(先輩の……水着姿……)」

ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ
320 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/01(水) 16:45:54.96 ID:8sS5Pe3AO
ぽかっ

白ギャル「こらっ」

黒ギャル弟「いてっ」

白ギャル「そんなにガン見しないの!先輩ちゃん、意識しちゃうでしょ?」

黒ギャル弟「しょ、しょうがないだろ!」

白ギャル「ってか、あんた!」

黒ギャル弟「……あっ!」

白ギャル「何してんのよ!先輩ちゃんの目の前でそれはマズいでしょ!?」

黒ギャル弟「だ、だってしょうがねーじゃんか……」

白ギャル「ほら!あたしが隠してあげるから、大人しくさせなさい!」

チャラ男「……お前ら、何抱き合ってんだよ」

白ギャル「え?あ、いや、ちょっと不測の事態がねー……」

チャラ男「……………?」

白ギャル「早く!ほら、頭の中で谷亮子!」

黒ギャル弟「うー……谷亮子谷亮子谷亮子谷亮子谷亮子谷亮子谷亮子……」

白ギャル「……よし」

俺「……何やってんだ?」

鬼ギャル「うーし、場所取りも出来たし、取り敢えず飲み物でも買って来る?」

俺「あ、俺ビールがいい♪」

黒ギャル「……死ぬよ?」

先輩「……ふー……ふー……」

黒ギャル弟「……?先輩、何やってんですか?」

先輩「……っ!な、何でもないっ!」

黒ギャル弟「何ですかー、見せて下さいよ」

先輩「あっ!ダメっ!」

黒ギャル弟「……あ……浮き輪……」

先輩「……///////」

先輩「……だって、私泳げないし……」

黒ギャル弟「大丈夫ですよ、ほら」

先輩「……あ、浮き輪……」

黒ギャル弟「この真ん中にお尻入れてプカプカしてんのって、割と気持ち良い
んですよ」

先輩「……うふふ」

黒ギャル弟「……?」

先輩「……じゃあ、せっかくだから2人でプカプカしよっか?」
321 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/01(水) 16:47:18.71 ID:8sS5Pe3AO
今回はここまで。
続きは未定です。
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]:2012/08/01(水) 16:53:23.89 ID:m5CuRcxlo
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/01(水) 17:49:21.03 ID:4cLawqEIO
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/01(水) 18:47:21.54 ID:8XBxf/tIO
乙!
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/01(水) 19:16:54.45 ID:LA4qHTcn0
俺も小学校のころ浮きは二人でつかったわ・・・・今ではそれが嬉しくない思い出だ
女子だったけどwwおれもローライダーなんてGTAでしか見た事無い
326 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/02(木) 16:44:42.97 ID:Zi299GCAO
〜〜〜〜〜〜

先輩「ふー……ふー……はぁ……」

黒ギャル弟「先輩、どうしたんですか?」

先輩「あ、ちょっと膨らませるのに疲れちゃって。ポンプ忘れて来ちゃったからなぁ」

黒ギャル弟「じゃあ、俺がやったげましょうか?」

先輩「本当?……でも悪いな……結構しんどいよ?」

黒ギャル弟「大丈夫ですよ。代わりに先輩はこのおれの膨らましかけを
やってくれます?」

先輩「それって全然意味が無いような……」

〜〜〜〜〜〜

先輩「……よし、出来たっ!」

黒ギャル弟「あ、ちょっと待って下さい」

ごそごそ

先輩「何してんの?」

黒ギャル弟「ロープですよ。これでお互いの浮き輪を括り付けとけば、
片方だけが流されずに済むでしょ?」

先輩「へぇ……」

黒ギャル弟「じゃ、行きましょうか」

〜〜〜〜〜〜

ざっぱぁぁぁん…………

プカプカ

先輩「……何か、凄いね」

黒ギャル弟「何がですか?」

先輩「こんなに空全体が真っ青なの見た事無いから……」

黒ギャル弟「……何も無いってのもなかなか見られないですよね……
ふぁぁ、空ずっと見てたら……眠くなってきたな」

先輩「ちょ、ちょっと、寝ちゃわないでよ!」
327 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/02(木) 16:45:15.96 ID:Zi299GCAO
黒ギャル弟「あはは、冗談ですよ」

先輩「……今日は、ありがとね」

黒ギャル弟「……?」

先輩「私、今まで勉強ばかりだったから、息抜きする暇も無くて。
今日こうやって海に誘ってもらってなかったら多分今年の夏も勉強勉強で
終わってたんだろうなぁって思うと、ちょっとね」

ブクブク

先輩「……ふふふ、今日、生まれて初めて日焼けしちゃうかも」

ブクブク

先輩「…………?」

黒ギャル弟「………?」

ブクブク

先輩「何?この音……きゃっ!浮き輪、穴開いてるっ!」

ばしゃばしゃ

黒ギャル弟「せ、先輩、落ち着いて!」

先輩「待って!私、泳げないの!」

ばしゃばしゃ

黒ギャル弟「先輩、とにかくじっとして!」

先輩「じっとしてって……そんな……!」

ばしゃ……

先輩「(んー…………)」

………………

ぷかーっ

ぎゅっ

ざばっ

先輩「……ぷはっ!」

黒ギャル弟「……先輩、こっちの浮き輪に掴まって」

先輩「…はぁ…はぁ…」

黒ギャル弟「先輩、こっちに上がれますか?」

先輩「んっ……ちょっとバランスが……せー……のっ!」

ざばっ

がばっ

先輩「きゃっ!」

黒ギャル弟「うわっ!」
328 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/02(木) 16:46:24.39 ID:Zi299GCAO
〜〜〜〜〜〜

ざっぱぁぁぁん………

先輩「はぁ……はぁ……」

黒ギャル弟「……大丈夫ですか?先輩」

先輩「うん……びっくりしたけど……大丈夫」

黒ギャル弟「ああ言う時は、むやみに動かない方がいいんですよ。人間の
体って自然に浮く様に出来てるから、動くと返って沈んじゃうんです
……まあ、それが難しいんですけどね」

先輩「うん、ありがと……でも……私達、スゴい格好になっちゃってるね……」

黒ギャル弟「……ちょっと……体勢変えますか?」

ぐらっ

先輩「きゃっ!」

ぎゅっ

先輩「ご……ごめん……」

黒ギャル弟「……ちょっとこのままでいた方がいいみたいですね……」

ふにゅ

黒ギャル弟「(う……ヤバい……先輩のおっぱいが胸に……)」

黒ギャル弟「(…………っ!ヤバいっ!)」

黒ギャル弟「(た、谷亮子谷亮子谷亮子谷亮子谷亮子谷亮子谷亮子谷亮子)」

黒ギャル弟「(だ、ダメだーっ!)」

先輩「………………」

先輩「………………!」

先輩「……お、弟君……?」

黒ギャル弟「す、すいません……」

先輩「もう……わざとなの?」

黒ギャル弟「ち、違いますよ!」
329 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/02(木) 16:47:39.93 ID:Zi299GCAO
先輩「……ふふふ、冗談。いくら私でも、男の人の体の事ぐらい知ってるから」

黒ギャル弟「そ……そうなんですか……」

黒ギャル弟「で……でも先輩嫌ですよね。ちょっとずらしましょうか」

ぐらっ

先輩「きゃっ!……ダメっ!動かないで!」

ぐいっ

先輩「(…………………)」

先輩「(……んっ……やだ……///////)」

先輩「(あそこに……さ……触ってる……よ……///////////)」

モジモジ

黒ギャル弟「……先輩?」

ざっぱぁぁぁん!

先輩「きゃあっ!」

黒ギャル弟「どわっ!」

鬼ギャル「ちょっとあんた達、何やってんの!?」

先輩「お、鬼ギャルさん!」

ざっぱぁぁぁん

俺「ぷはっ……やっと追い付いた!」

鬼ギャル「あまりにも遅いから探してたのよ?」

先輩「す、すいません……」

鬼ギャル「てか……浮き輪の上で対面座位とか結構斬s」

俺「それ以上言ったら割と本気で水着の結び目を解く。しかも下」

鬼ギャル「ごめん」

俺「どうしたんだよ、こんな格好で」

先輩「あ、あの……私の浮き輪に穴が開いちゃって……で、弟君の浮き輪に
乗ったらこのまま動けなくなっちゃって……」

鬼ギャル「もー。つうか遠目に見たら」

俺「上と下、どっちを解いてほしい?」

鬼ギャル「ごめん」

俺「さ、俺達が押してやるから帰ろうぜ。もうすぐ昼飯だ」
330 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/02(木) 16:48:16.65 ID:Zi299GCAO
今回はここまで。
続きは未定です。
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/02(木) 16:51:40.68 ID:ZjCZmKl30
乙まってろりんちょ!
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/02(木) 17:20:36.20 ID:hJ4TV1Q6o
膨らましかけってアレのほうかと思ったwwww
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/02(木) 18:04:44.10 ID:TKh7IpGLo
巧みに両者間接キスに持ち込むとは、この弟なかなかデキるな
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/02(木) 20:24:53.47 ID:nL3PFDGIO
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/03(金) 07:51:42.52 ID:NPp3LEeIO
弟ってリア充なんだなぁ…
殺意が湧いてきた
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/03(金) 08:24:43.38 ID:rBrLW+SDo
皆リア充なんだなぁ
337 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/04(土) 01:11:32.75 ID:j6LFJ6BAO
〜〜〜〜〜〜

黒ギャル「ちょっと、あんた達どうしたの?」

黒ギャル弟「実はかくかくしかじか」

先輩「ごめんなさい……3年振りだったんですけど、大丈夫かなって
思ってたら……」

黒ギャル「でも、大事にならなくて良かったよ」

鬼ギャル「よし、ひと段落ついた事だし、昼ご飯にしようよ♪」

先輩「あ、私買ってきます」

オタ友「……でも、海の家結構混んでないか?」

ずりずり

俺「……?何だ?そのクーラーボックス」

鬼ギャル「海に来て海の家で買い物すんのは素人なんだよ?」

白ギャル「海に来るのに素人も玄人もあるの?」

鬼ギャル「判ってないなぁ。海の家は『高い』、『待たされる』、
『衛生面の不安』の3つがあるからね。賢い人間は……自前で用意する!」

ぱかっ

全員「おお〜………」

チャラ男「すげー、おにぎりにサンドイッチにサラダとか……これ全部
鬼ギャルちゃんが?」

鬼ギャル「人を見た目で判断すると人生半分損するぞ♪」

黒ギャル「このランチボックスは……?」

鬼ギャル「ふふふ、それはおにぎりの友、お味噌汁が入っているのだ!」
338 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/04(土) 01:11:59.73 ID:j6LFJ6BAO
俺「ほう……でも冷めちゃってるよな……」

オタ友「焚き火して沸かし直すって訳にもいかないし」

鬼ギャル「………………」

鬼ギャル「う……うるさいなっ!味噌汁もカレーと一緒で冷めた方が
美味しいのっ!」

俺「……まあいいや。早く食おうぜ。腹ぺこぺこだ」

鬼ギャル「はい、みんなおしぼり〜」

〜〜〜〜〜〜

チャラ男「うめー!俺も25年生きててサンドイッチを美味いと思ったの
初めてっすよ!」

白ギャル「本当、マヨネーズとマスタードの配分とか絶妙だし」

鬼ギャル「へへへ、そう?///////」

黒ギャル「うおーっ、このおにぎりはツナマヨだぁぁぁ!」

俺「解ったから。お前さんがツナマヨ好きなの解ったから座れ」

〜〜〜〜〜〜

先輩「もぐもぐ」

黒ギャル弟「むしゃむしゃ」

先輩「……美味しいね」

黒ギャル弟「ほひゃへっひんへふおへっひん」

先輩「きゃっ!口に入れたまま喋らないのっ!」

黒ギャル弟「ふ、ふいまへん」

ごくっ

先輩「……あ、このサンドイッチ、トンカツが挟んであるよ」

黒ギャル弟「あ、ホントだ。すげー美味そうですね」
339 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/04(土) 01:12:26.51 ID:j6LFJ6BAO
先輩「……はい、あーん」

黒ギャル弟「あーん、って……自分で食うからいいですよ//////」

先輩「だーめ、先生が食べさせてあげるの。あーんしないと、私が
食べちゃうよ?最後の1つだよ?」

黒ギャル弟「うー……あーん」

先輩「はい、あーん」

俺「…………………」

黒ギャル「…………………」

ぱかっ

黒ギャル「……俺君、何やってんの?」

俺「ううう……まだ1年なのに早くも倦怠期か……」

黒ギャル「あーごめんごめん、『あーん』ね」

オタ友「…………くっ、殴る壁が無い」

鬼ギャル「もー、おにーさんふてくされないの!アタシがあーんしたげるから」

鬼ギャル「普通のあーんがいい?それとも、おっぱいに挟んであーん
したげよっか?」

オタ友「個人的には是非とも後者だがここは公衆の面前だからなぁ」

チャラ男「…………」

白ギャル「…………」

白ギャル「……ね、あーんして?あーん」

チャラ男「……普通逆じゃね?女にしてもらってこそのあーんじゃね?」

白ギャル「いいじゃんいいじゃん」

チャラ男「……ほれ、あーん」

白ギャル「あーん♪」

ぱくっ
340 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/04(土) 01:12:55.73 ID:j6LFJ6BAO
〜〜〜〜〜〜

俺「さーて、昼飯も食った事だし、食後の運動に繰り出すか?」

黒ギャル「……ダメだよ、弟が見てるし……////////」

俺「そう言う事言うと割と本気でそっち方面に行くがいいのか?いいのか?」

黒ギャル「てへ」

オタ友&チャラ男「うぉぉぉぉっ!」

バシャバシャ

俺「あいつら早速行っちゃったよ」

黒ギャル「じゃ、うちらも行こっか」

バシャバシャ

オタ友「うぉぉっ、ジャーマン・スープレックスだぁ!」

チャラ男「どわぁぁっ!」

ばしゃぁぁん

俺「………浅瀬でプロレスっつうのも最早定番になりつつあるな……」

黒ギャル弟「……隙ありっ!」

黒ギャル「きゃっ!」

ふわっ

ばしゃぁぁん!

黒ギャル弟「へっへー、やったー、大成功♪」

俺「……ガキかよ」

黒ギャル「ぷはっ……てめー、この野郎、待て!」

黒ギャル弟「うわっ、逃げろー!」

黒ギャル「たぁぁぁっ!」

どかっ

ばしゃぁぁん

オタ友「これは綺麗なフォームのドロップキック」

黒ギャル弟「ぷはっ……たんま姉ちゃん!」

黒ギャル「うるさいっ!」
341 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/04(土) 01:13:26.21 ID:j6LFJ6BAO
がしっ

ばしゃぁぁん!

チャラ男「ジャイアント・スウィングに……」

黒ギャル弟「……参った、ごめんて!」

黒ギャル「たぁっ!」

ぴょん

がしっ

くるっ

黒ギャル弟「うわぁぁぁっ!」

ばしゃぁぁん!

白ギャル「……フランケンシュタイナーとかどこで覚えてきたんだあの娘は……」

〜〜〜〜〜〜

黒ギャル「ふーっ、楽しかったぁ♪」

先輩「あ……他のみんな、慌てて片付けてますね」

オタ友「あーあー、バーベキュー台なんか持ち込むからこう言う時に
苦労すんだよな」

俺「……なるほど、夕方になると波打ち際が近くなるから、遠くに
場所を取ったのか」

鬼ギャル「早く海に行きたいから近くに陣取っちゃうヤツらもいるけど、
こー言う事態を見据えとくのも海遊びの常識」

黒ギャル「へぇ〜」

俺「さ、旅館に帰ろうか」
342 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/04(土) 01:13:53.40 ID:j6LFJ6BAO
今回はここまで。
続きは未定です。
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/04(土) 01:18:06.42 ID:cymUkvxlo
なんかタメになった、乙
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/08/04(土) 01:35:11.87 ID:R7Uh5a91o
面白いぞ!乙ー
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/08/04(土) 01:46:06.87 ID:LCSF5jzPo

まぁ、海に行くことなんてないから使いようがないけどな!
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/04(土) 07:28:58.43 ID:DTp3vyj5o
3際くらいの頃に江の島にいった以来、海に行ったことがないからためになりまみた
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/08/04(土) 08:09:33.27 ID:9JRZa3z6o
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/05(日) 00:41:49.84 ID:jc223cOV0
海や川に行くと必ず溺れる

けど必ず助かる俺はキリスト教
349 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/05(日) 14:24:40.29 ID:tsZi6YlAO
〜〜〜〜〜〜

俺「さぁて、晩飯も食ったし、後は……風呂かぁ」

バタバタ

鬼ギャル「ねえねえ、ここのお風呂、混浴なんだって!」

男連中「おお〜……」

黒ギャル「何よその歓声は」

俺「だって……」

オタ友「なあ?」

鬼&黒「で?何なの?」

ぐりぐり

白ギャル「まあ……こう言う機会は滅多に無いんだし……あたしは
別に構わないんだけど」

チャラ男「まあ、裸見られたからってどうこうなる訳じゃ無いですしね」

俺&オタ友「さすが!話が解る!」

パチパチ

鬼&黒「へー、随分嬉しそうに言うじゃない……?」

ぎりぎり

俺&オタ友「いてててっ!」

白ギャル「あ、でも…………」

鬼ギャル「……え?」

先輩「………………/////」

黒ギャル「……あ、そっかぁ…」

鬼ギャル「でも、海入って体ベタベタしちゃってるし、お風呂入らない
ワケにも……」

先輩「あ、あの、私皆さんが出てからで構わないですか?」

チャラ男「でも、バスタオルとか巻けば問題無いんじゃないっすかね」

鬼ギャル「混浴の温泉とかお風呂って基本バスタオルはマナー違反なんだよ?」

俺「ありがとう日本文化」
350 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/05(日) 14:25:38.38 ID:tsZi6YlAO
黒ギャル「あんたも後で入んなよ」

黒ギャル弟「なんで?」

黒ギャル「なんでも!」

白ギャル「じゃあ、先輩ちゃんは後で、って事ね」

黒ギャル弟「ととととと言う事は…………」

ぽかっ

黒ギャル弟「いてっ」

黒ギャル「バカ、あんたも時間ずらして入るの!」

先輩「じゃあ、私、皆さんがお風呂入ってる間飲み物でも買って来ましょうか?」

オタ友「おー、ありがたいねー」

俺「あ、俺ビールがいいな」

黒ギャル「そりゃ無理でしょ……」

鬼ギャル「じゃ、そろそろ行こっか。……先輩ちゃん悪いけどお願いね」

先輩「はい」

ぽかっ

黒ギャル弟「いてっ!何だよ一体」

黒ギャル「あんたも一緒に買いに行くの!」

黒ギャル弟「……え?何でだよ」

黒ギャル「(あんたは……わざわざ2人っきりにしてあげようってゆー
この姉心が解らんのかっ!)」

黒ギャル弟「あ………」

黒ギャル「解ったらさっさと行く!」

〜〜〜〜〜〜

先輩「ふー……浜風が涼しいねー」

黒ギャル弟「近所じゃこの時間帯でもまだ蒸し暑いから外出する気にも
なれないですけどね」

先輩「弟君、買い物に付き合わせちゃってごめんね」
351 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/05(日) 14:26:25.17 ID:tsZi6YlAO
黒ギャル弟「大丈夫ですよ。どうせみんなたくさん飲むし」

先輩「……ね、ちょっと浜の方へ寄り道してみようか?」

〜〜〜〜〜〜

先輩「わー……綺麗……」

黒ギャル弟「ホントですね……月が海に映ってるのなんて初めてだ」

ざっぱぁぁん……

ひゅるる……

ぱぁぁん

先輩「……?何の音?」

黒ギャル弟「……やっぱどこにでもいるんですね……浜辺で花火してるんですよ。
………向こうに岩場があるからちょっと上がってみます?」

〜〜〜〜〜〜

黒ギャル弟「よいしょっと……先輩、大丈夫ですか?」

先輩「うん、大丈夫」

黒ギャル弟「んーと……ここら辺が座れそうだな」

先輩「わー……ここだと海が一望だね」

黒ギャル弟「わっ……と、しまった、敷く物持ってなかった……」

先輩「ふふふ……大丈夫だよ」

ちょこん

先輩「…………………」

黒ギャル弟「…………………」

ざっぱぁぁん……

先輩「……ね」

黒ギャル弟「は、はい」

先輩「私達、付き合ってるんだよね?」

黒ギャル弟「……そ……そうですね……」

黒ギャル弟「(う……今までそう言うの余り意識しなかったな……)」
352 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/05(日) 14:27:13.31 ID:tsZi6YlAO
先輩「……何か、3ヶ月も経つのに恋人らしい事してないよね」

黒ギャル弟「そ……そうですかね?……デートなら何回か……」

先輩「それは恋人同士じゃなくても出来るじゃない?」

黒ギャル弟「は……はあ……」

黒ギャル弟「(先輩……何が言いたいんだろう……)」

ざっぱぁぁん……

先輩「キスしよっか」

黒ギャル弟「えっ!?」

どくんっ!

黒ギャル弟「え?え?それは、あの、つまり」

先輩「嫌?」

黒ギャル弟「いいい嫌ではないですけど……なにぶん私初めてでありまして、
心の準備が……」あたふた

先輩「……私も初めてだよ?でも心の準備出来てるし。初めては弟にって
決めてきたんだし」

どくんっ!

黒ギャル弟「は……はい……」

先輩「……………」

黒ギャル弟「……………」

くいっ

くいっ

先輩「……もう!顔同じ方向に向けちゃったらキス出来ないでしょ?」

黒ギャル弟「だ……だって初めてだって言ったじゃないですか!それに
先輩だって……」

先輩「ふふふ……じゃあ、もう一回……ね?」
353 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/05(日) 14:28:13.31 ID:tsZi6YlAO
ざっぱぁぁん……

先輩「んっ……………」

黒ギャル弟「………………」

先輩「………………」

黒ギャル弟「………………」

先輩「………………」

黒ギャル弟「………………」

先輩「…………ぷはぁっ!」

黒ギャル弟「ぜー、はー、ぜー、はー……ち、窒息するかと思った……」

先輩「く、唇離すタイミング判らなかったね……」

黒ギャル弟「………………」

先輩「ふふふ……あははは」

黒ギャル弟「な、何で笑うんですか!」

先輩「……これで、夏の思い出が出来たなぁって」

黒ギャル弟「夏の……思い出……」

先輩「初キスで窒息しかけたカップル」

黒ギャル弟「そっちかい」

先輩「あっ!いけない、もうこんな時間!早く戻らないと!」

〜〜〜〜〜〜

バタバタ

先輩「ご、ごめんなさい、遅くなりましたっ!」

チャラ男「あ、帰って来たっすよ」

オタ友「ちょうど40分か……」

俺「ちょっと長いかな?」

黒ギャル弟「……?何の話?」

黒ギャル「弟よ」

ぽん

黒ギャル弟「?」

黒ギャル「卒業おめでとう」

黒ギャル弟「あ、あ、あのなぁ…………」
354 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/05(日) 14:28:55.96 ID:tsZi6YlAO
鬼ギャル「あのさ、浜辺でヤると砂が中に入」

ぽかっ

白ギャル「……このツッコミも恒例になりつつあるなー……」

先輩「……?何をやるんですか?」

白ギャル「あ、先輩ちゃんは解らなくていいの」

〜〜〜〜〜〜

鬼ギャル「ふぁぁ……さぁて……もう寝よっか?」

オタ友「だなー」

白ギャル「えーっと、お布団が……4組か」

黒ギャル「……ひょっとして旅館の人が気を利かせたとか……?」

チャラ男「可能性大っすね……」

〜〜〜〜〜〜

俺「…………………………………………………………………………」

俺「だからっ!何で俺が弟と同じ布団で寝なきゃなんないんだよっ!
で、何でお前さんと先輩ちゃんが一緒に寝てるんだよっ!」

黒ギャル「当たり前でしょ?未成年を同じ布団で寝かせるなんて許しません」

俺「いいだろ、別に変な事する訳じゃなし……それに弟と先輩ちゃんは
付き合ってるんだからおかしかないだろ」

黒ギャル「付き合ってるからいいとかそう言う問題じゃないよっ」

俺「何が悲しくてせっかく海に来てお泊まりでなんで男と一緒の布団で
寝なきゃなんないんだよ」
355 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/05(日) 14:29:42.31 ID:tsZi6YlAO
俺「ほれ、代われ」

黒ギャル「もー」

俺「………………」

黒ギャル弟「………………」

黒ギャル「……って、なんでうちと俺君が交代するワケ!?」

先輩「/////////」

俺「てへ」

黒ギャル「てへじゃないっ!まったくもう……」

〜〜〜〜〜〜

先輩「……………………」

ドキドキドキドキ

先輩「(……何か……あの浮き輪の時から変な気分……)」

先輩「(みんな……寝ちゃったのかな……)」

先輩「(何か……眠れない……)」

先輩「弟……君……?」

黒ギャル弟「くかー……すぴー……」

先輩「(……ば、爆睡中……!?)」

先輩「(……そりゃそうだよね……みんな疲れてるんだし……)」

先輩「(……何だか、私焦っちゃって馬鹿みたい)」

先輩「(でも……これぐらいは……いいよね……)」

ぎゅっ

黒ギャル弟「うーん……むにゃ……先輩……」

先輩「(えっ!?)」どきっ

黒ギャル弟「この公式意味解んないです……むにゃ……」

先輩「(………………)」

先輩「(……くすっ)」

先輩「(……あ……弟君の心臓の音……)」

先輩「(何だか……安心……する……)」

先輩「(……おやすみ……)」
356 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/05(日) 14:31:23.93 ID:tsZi6YlAO
少し長くなりましたが、海でお泊まり編はここまで。
次回は未定です。
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/05(日) 16:12:09.44 ID:5W0qkSxgo
乙じゃー!
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/05(日) 18:33:21.94 ID:wf8v0tJ5o
混浴とはなんだったのか
359 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/10(金) 16:34:09.67 ID:jd6LD5tAO
******

〜職場にて〜

俺「うーし、もう時間だな。帰るか」

チャラ男「あ、お疲れ様っす」

俺「………………」

チャラ男「……何すか?何か顔に付いてます?」

俺「いや……お前、何かやつれてないか?」

チャラ男「あー……やっぱり判ります?」

俺「どうしたんだよ。体調でも悪いのか?無理せずに早退していいんだぞ?」

チャラ男「いや、むしろ別な意味で体調はギンギンなんすけどね」

俺「……意味が解らん。どう言う事だ?」

チャラ男「……俺さん、黒ギャルちゃん元気です?」

俺「ああ、いつも通り元気にツヤツヤおっぱいをたゆんたゆんさせてるし、
今日も迎えに来てるんだが……」

チャラ男「ああ、やっぱり俺さんもか……」

俺「だから何だよ」

チャラ男「いやね……こないだみんなで泊まりで海行ったじゃないすか?
俺ら、その前からしばらくヤってなかったもんで、帰って来た途端に
すげー求められて……で、このやつれっぷりなんすよ」

俺「へー、白ギャルちゃんってそっち方面は割と淡泊な感じだけどな」

チャラ男「あ、アイツには内緒にして下さいね。またゲンコツ食らうから」
360 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/10(金) 16:34:55.09 ID:jd6LD5tAO
俺「ははは、解ってるよ。しかし、そこまでだとまるでサッキュバスだな」

チャラ男「いや……サッキュバスの方がまだ楽かも知れないっす……」

俺「となると……そう言や俺達もそれぐらいヤってない様な気がするな」

チャラ男「……ご愁傷様っす……」

〜〜〜〜〜〜

俺「そんじゃ店長、お先に失礼します」

店長「おう、お疲れ様ー」

がちゃ

黒ギャル「あ、お疲れー♪……ってか、早かったね」

俺「早いも何も定時に5分過ぎじゃないか」

黒ギャル「ほら、最近サビ残とか流行ってるし、もうちょっとかかるかなって」

俺「うちの店長の方針なんだよ。よっぽどの繁忙期を除いて、仕事は
その時間のシフトに入ってる人間がこなす、サビ残アピール=無能アピール
ってね」

黒ギャル「ふぅん。でもそっちの方が楽だよね」

俺「どっかで飯でも食うか?」

黒ギャル「んー、さすが長い付き合い♪お腹空いてるの解ったね?」

俺「……お好み焼き……だろ?」

〜〜〜〜〜〜

黒ギャル「ふー、食べた食べたぁ♪」

俺「腹減ってたのは判るが、2枚は食い過ぎじゃないか?」

黒ギャル「そお?」

俺「太るぞ」
361 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/10(金) 16:35:48.83 ID:jd6LD5tAO
黒ギャル「げっ!太るのはやだなぁ」

俺「まあ、お前さんの場合は部分的に太るんだけどな」

黒ギャル「……もう!」

俺「………………」

俺「(んー…………)」

俺「(チャラ男の奴が余計な事言うから、俺まで何だかムラムラしてきたじゃないか)」

俺「(………………)」

俺「(よし、ここらへんは人通りが無いな…………)」

俺「なあ」

黒ギャル「なに?」

俺「お尻触っていい?」

黒ギャル「は……はあ?」

俺「ダメならおっぱい」

黒ギャル「ちょ……ちょっと、何言ってんのよ!」

俺「駄目か…………」

黒ギャル「もう……家まで我慢出来ないの?」

俺「だって一週間ぐらいヤってないし」

黒ギャル「具体的に覚えるなっ!」

俺「お前さんだって……なあ」

黒ギャル「うちは大丈夫だもん」

俺「えっ」

黒ギャル「俺君迎えに来る前に……家でオナって来ちゃったから//////////」

俺「お前さんなぁ……」

黒ギャル「でも……イってないから……ちょっとうちもムラムラしてるかな?」

俺「利害が一致した訳だな」

黒ギャル「利害て」

俺「ちょっといい場所知ってんだ。寄ってこうぜ」
362 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/10(金) 16:36:35.35 ID:jd6LD5tAO
〜〜〜〜〜〜

黒ギャル「ちょっと、ここフツーの公園じゃん」

俺「公園は公園でも普通の公園じゃないぞ。昼間は普通に子供とかが
遊んでる健全な公園だが、暗くなると、途端に町の死角になる」

黒ギャル「こっちのビルは会社だし、向こうは木が植えてあるしね」

俺「近所でも知る人ぞ知る穴場だ。たまにAVの撮影だってやってる」

黒ギャル「ふえー……」

黒ギャル「で……マジでここでヤるの?」

俺「開放的なセックスもたまにはいいもんだぞ」

黒ギャル「うー……何か変態の道行っちゃったらどーしよ……」

ぐいっ

ぎゅっ

黒ギャル「あっ……」

ちゅっ……

黒ギャル「んっ……」

ちゅぱっ……

れろっ……

黒ギャル「ぷはっ……」

ぎゅっ

俺「んんっ……」

黒ギャル「うふふ……俺君のスッゴく硬くなってる」

俺「……お前さんは?」

黒ギャル「あっ!ダメっ!」

俺「何でだよ」

黒ギャル「だって……」

カチャカチャ

黒ギャル「あっ……」

するっ

黒ギャル「んっ……」

俺「………………」

黒ギャル「………………//////」

俺「……これ……どしたの?」
363 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/10(金) 16:37:28.45 ID:jd6LD5tAO
黒ギャル「……だから言ったじゃん……家でオナってたって/////」

俺「……ひょっとして家から今までずっとこの状態だったのか?」

黒ギャル「……こくん//////」

俺「何と言う淫魔」

黒ギャル「い、淫魔言うなっ!/////」

俺「知り合いに淫魔が1人いるらしいんだが紹介してやろうか?女だけど」

黒ギャル「は?」

俺「いや何でもない」

黒ギャル「あ、あのさ」

俺「ん?」

黒ギャル「ここでヤるって事は……つまり、その……真っ裸?」

俺「お前さんが恥ずかしかったら服着ててもいいが、この時期物凄く
汗だくになるぞ」

黒ギャル「うー……エッチはしたいが終わってから汗だくで帰るのも
何だかなぁ……」

俺「因みに俺の使った奴で良かったらタオルあるぞ。これがあれば
少なくとも終わった後に服が汗だくにならずに済む」

黒ギャル「何と言う用意周到さ」

俺「倉庫作業があったからだよ」

黒ギャル「服……どうしよっか」

俺「……そこにベンチがあるから、そこに置いとけばいいんじゃないか?」
364 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/10(金) 16:38:27.71 ID:jd6LD5tAO
〜〜〜〜〜〜

俺「そこまで綺麗に畳んで置かなくても」

黒ギャル「何言ってんの、ちゃんとしとかないと皺になるでしょお?」

俺「……んー、やっぱり何だかんだ言いつつも両親の躾が行き届いて
るんだなあ。ええ嫁になるでしかし」

黒ギャル「……んー?何か言ったぁ?」

俺「いや何も」

黒ギャル「てかさぁ……ほ・ん・と・ー・に、人来ないんだよね?」

俺「と言う噂だ」

黒ギャル「こらーっ!」

俺「もうこんな格好だから遅いんだけどな」

黒ギャル「どーしよっか……うちがベンチに横になる?」

俺「それじゃ背中とか痛いだろ……このベンチ背もたれあるし、やっぱり
立ちバックしかないか」

黒ギャル「んしょ……っと……これでいい?」

俺「んー、この丸くてつやつやしたお尻が何とも」

黒ギャル「撫で回すなっ!」

……ちゅっ

黒ギャル「ひゃんっ!」

俺「このぷにぷにした感触が何とも」

黒ギャル「あ、あのさ」

俺「ん?」

黒ギャル「ちょ、ちょっと訊きたい事があるんだけど……」

俺「何だよ」

黒ギャル「その……臭い……?」

俺「何が?」
365 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/10(金) 16:39:07.21 ID:jd6LD5tAO
黒ギャル「だから……その……おま…………………ん…………………こ////////」

俺「……ああ、おまんこな」

黒ギャル「はっきり言うなっ!」

俺「何でそんな事気にするんだよ」

黒ギャル「……気にするよ、いつも綺麗にはしてるつもりだけど……
やっぱりエッチする時とか匂ったらやだし……」

俺「んー……どれどれ」

ぐにゅっ

黒ギャル「ひ、広げるなっ!//////」

俺「広げないと匂えないだろ……っと、滑るな……」

くんかくんか

黒ギャル「うー……自分で言っといて恥ずかしいよぅ……」

黒ギャル「ど、どう?」

俺「うん、お前さんの匂いがする」

黒ギャル「……は?」

俺「お前さんの体臭みたいな匂いがするんだよ。まあ、不快な匂いではないな」

黒ギャル「……そ、そう……良かった……じゃあ……やっぱいいや……」

俺「だから何だよ」

黒ギャル「あの……ずっとアレして欲しかったんだ……その……フェラの
逆のやつ……/////」

俺「フェラの逆……ああ、クンニか」

黒ギャル「く、クンニって言うの?」

俺「知らなかったのか?」
366 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/10(金) 16:39:44.24 ID:jd6LD5tAO
黒ギャル「言っとくけど、1年前までは処女だったんだからねっ!」

俺「それが今やこんなエロギャルに……うっうっ」

黒ギャル「俺君のせいでしょうがっ!」

俺「ここ、舐めて欲しいのか?」

黒ギャル「や、やだったら別に」

ぺろっ

黒ギャル「あんっ!」ぴくっ

ちゅっ……ちゅぱっ……れろっ……

黒ギャル「んんっ……ああんっ!」

黒ギャル「(やっ……ダメっ……)」

かくんっ!

俺「うわっ!」

黒ギャル「きゃっ!」

俺「ど、どうしたんだよ」

黒ギャル「……き、気持ち良すぎて、足から力が抜けちゃって……」

俺「……大丈夫かよ、立ちバックとか無理じゃないか?」

黒ギャル「あ、それは大丈夫」

俺「セックスよりクンニの方が気持ち良いのか……」

黒ギャル「あ、そー言う意味じゃなくって……って、それどーしたの!?」

俺「……え?……ああ、これか。ガマン汁だな」

黒ギャル「……ガマン汁……?」

俺「……本当に知らないのか?」

黒ギャル「だから1年前まで」
367 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/10(金) 16:40:15.44 ID:jd6LD5tAO
俺「……じゃ、行くぞ」

ぴとっ

ぬるっ

黒ギャル「んっ……」

ずぶっ……

黒ギャル「んあっ!」

俺「…………くっ、」

ずぶぶぶっ……

黒ギャル「んんっ………」

俺「……………っ」

黒ギャル「……はぁ……はぁ……」

ずっぷずっぷずっぷずっぷずっぷ

黒ギャル「んっ!んっ!んっ!」

俺「はぁっ……はぁっ……」

ぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっ

黒ギャル「あっ、あっ、あっ!」

俺「……よいしょ……っと」

黒ギャル「……?どしたの?そこベンチの背もたれ……」

俺「……お前さんの髪、いい匂いするな」

黒ギャル「もー、何なのよっ」

俺「ちょっと踏ん張っててくれる?」

黒ギャル「え?」

ぐぐっ……

黒ギャル「んんっ……ああんっ!お……奥に……っ!」

俺「んっ、んっ……」

ぐっちゅ、ぐっちゅ、ぐっちゅ

黒ギャル「……やっ、そんな……かき混ぜないで……っ!」

俺「ううっ……、ううっ……、」

黒ギャル「(そんな……奥を押されたら……イっ……ちゃ……う……)」

俺「ううっ!」

ずびゅっ!

びゅっ!びゅっ!

黒ギャル「ああっ……んっ」

どくん……どくん……
368 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/10(金) 16:40:55.79 ID:jd6LD5tAO
今回はここまで。
続きは未定です。
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/10(金) 16:46:23.41 ID:Erz7NYjFo
見覚えのあるシーンがこんな形で

乙乙!
370 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/14(火) 16:48:39.28 ID:9c/kwhVAO
******

〜喫茶店にて〜

女友「ふぅ……暑いよねー……」

先輩「うん……まあ外よりましなんだけど、涼しいって程じゃないよね」

ぱたぱた

女友「……ん?何か貼り紙がしてある……」

『節電のため、当店の空調は温度を28度に設定しております』

女友「げっ……有り得ない……」

先輩「28度って言ったらちょっとした最高気温じゃない……」

女友「最近節電節電って流行ってるからねー」

先輩「……節電とかエコとか言っててお客さん減っちゃ意味無いのにね」

女友「………………」

先輩「…………?」

女友「むふふ」

先輩「……な、何よ」

女友「あのさ……これ先輩ちゃんに最初に言うんだけどさ」

先輩「うん」

女友「昨日、彼氏んちに遊びに行ったんだ」

先輩「うん」

女友「でね……ヤっちゃった♪」

先輩「……何を?」

女友「何をって……エッチだよ、エッチ」

先輩「ぶふぉっ!」

女友「ちょ、大丈夫?」

先輩「けほけほ……あ、あの……エッチ……?」

女友「……うん♪聞いてたより、あんまり痛くなかったんだよねー」
371 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/14(火) 16:49:06.83 ID:9c/kwhVAO
先輩「は……はあ……」

女友「先輩ちゃんはどうだった?」

先輩「え?」

女友「え?じゃなくて。あの一年坊主と海行ったんでしょ?しかも泊まりで」

先輩「あ……うん」

女友「どこまで行ったの?」

先輩「どこまでって……だから海まで」

女友「………………」

先輩「………………」

女友「えっ」

先輩「えっ」

女友「……だーかーらー!移動的な意味じゃなくて!関係的な意味!」

先輩「……//////っ!そ、そんなっ!まだ私達そんな関係じゃないし、
それに2人だけで行ったんじゃないし!……………………キスはした」

女友「おー!んで?んで?」

先輩「んでって……それだけ」

女友「……それだけ?」

先輩「だけ」

女友「もー!せっかくの夏の1コマをあんたはキスだけで終わらせたの?」

先輩「だ、だって!」

ずいっ

先輩「な、何よ」

女友「一年坊主が可哀想」

先輩「は……はあ?」

女友「一年坊主だって坊主頭だけどヤりたい盛りの健康男児なんだよ?
海まで泊まりで来といて、キスだけってのは可哀想だわー」

先輩「そんなっ!エッチなんか無くても私達は……!」
372 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/14(火) 16:49:46.95 ID:9c/kwhVAO
女友「甘い甘い。もったいぶってヤらせないと男はあっさり逃げちゃうよ?
それに、いつまでも処女だなんてめんどくさくない?」

〜〜〜〜〜〜

〜数日後〜

先輩「すみません、いきなりお呼び立てしちゃって」

鬼ギャル「まー、アタシらはヒマだから別に大丈夫だけどね♪」

白ギャル「でも先輩ちゃんが相談だなんて珍しいよね。しかもあたし達
2人だけとか」

鬼ギャル「黒ギャルちゃん呼ばなかったって事は……あー、そーゆー
事ね……」

白ギャル「弟がどうかしたの?」

先輩「実は……こないだ海に連れて頂いた時の事なんですけど」

鬼ギャル「うんうん」

先輩「皆さんがお風呂に入ってる間、私と弟君が飲み物買いに行きましたよね?
その時……ちょっと寄り道したんです」

白ギャル「ふんふん」

先輩「で、浜の方に言って、岩場があって……そこで……その……
……しちゃったんです」

鬼&白「ええっ!?」

がたっ

白ギャル「うーん……初めてが岩場とか、弟もなかなか……」

先輩「えっ?……あ、いえ、その、違いますっ!そんなんじゃなくて、
あの…………キスしたんです……」

白ギャル「…………」

白ギャル「……あ、キスね」
373 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/14(火) 16:50:48.94 ID:9c/kwhVAO
先輩「私も初めてだったんで凄くドキドキしたんだけど、その事を
友達に話したら『弟君が可哀想』だって……」

鬼ギャル「つまり、泊まりで来といてキスだけってのは有り得ない、と」

先輩「あの……やっぱり付き合ってたらそう言う関係にならないと
いけないんですか……?」

白ギャル「んー……」

鬼ギャル「まあ、絶対にエッチしなきゃなんないって事は無いと思う
けど、必然的にそうなるものでもあるよね」

先輩「そう……ですか」

白ギャル「先輩ちゃん自身はどう思ってんの?弟君とそう言う関係に
なってもいいと思ってる?」

先輩「私はまだ処女だし……そこまで考えた事は無いです」

鬼ギャル「ほんとーにぶっちゃけて言うとさ、セックスって自分の
全部を見せて触らせて、そう言う事なんだよね。先輩ちゃんは、弟に
そこまで出来る?」

先輩「……そ、それは……」

鬼ギャル「じゃあ、まだそう言う時じゃないね」

先輩「はい……」

鬼ギャル「あのさ、先輩ちゃん」

先輩「……はい?」

鬼ギャル「焦ってるんじゃないよね?」
374 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/14(火) 16:51:40.39 ID:9c/kwhVAO
今回はここまで。
続きは未定です。
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/14(火) 17:10:54.43 ID:40AWzx1IO
乙!
青春夏真っ盛りだなぁ…
376 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/15(水) 16:52:16.97 ID:lezC+uhAO
〜〜〜〜〜〜

鬼ギャル『焦ってるんじゃないよね?』

先輩「(………………)」

先輩「(……やっぱり、大人の女性には適わないや……)」

先輩「(私、焦ってるのかな?)」

先輩「(………………)」

先輩「(確かに弟君と私は付き合ってるけど)」

先輩「(デートらしいデートもしてないし)」

先輩「(2人っきりになれるのは週末の家庭教師だけ……)」

先輩「(弟君は、まだ私に敬語だし……)」

先輩「(もっと……弟君の『彼女』になりたいよ……)」

〜〜〜〜〜〜

黒ギャル母「それじゃあ、実家に帰らせて頂きます」

黒ギャル父「おいおい、そこだけ聞いたら変な修羅場発生かと思われる
じゃないか」

黒ギャル母「てへ」

黒ギャル弟「ふぁぁぁ……はいはい行ってらっしゃい。父ちゃんは
出張で母ちゃんは親戚の結婚式に熊本まで行くんだろ?」

黒ギャル父「出張と言っても3日だからな。先輩ちゃんでも連れ込めば
いいさ」

黒ギャル弟「あ、アホかっ!///////」

黒ギャル「とか何とか言ってホントは寂しいんだろ?一緒にいたげよっか?」

黒ギャル弟「この歳で留守番が寂しいとかねーから!ほら、姉ちゃんも
さっさと俺さんちに行く!」
377 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/15(水) 16:52:43.33 ID:lezC+uhAO
〜〜〜〜〜〜

シーン…………

黒ギャル弟「………………」

黒ギャル弟「と、みんなを追い出したのはいいけど」

黒ギャル弟「……いざこの家の中で1人になるとめっちゃ寂しいよな……」

黒ギャル弟「……まだ8時か……」

黒ギャル弟「夏休みだし……二度寝しよっかなぁ……」

ぴろぴろぴろん♪

黒ギャル弟「おわっ!びっくりした!……なんだ、先輩からか……」

黒ギャル弟「……はぁい」

先輩『おはよう♪……どうしたの?まだ寝てたの?』

黒ギャル弟「いえ……今から二度寝しよっかなぁとか」

先輩『もう、夏休みだからって生活リズム崩したらダメでしょ?
……今日は午後から家庭教師なんだけど、課題のまとめは出来てる?』

黒ギャル弟「……だいたい出来てます……」

先輩『よろしい。じゃあいつもの時間、お昼前にはお邪魔するから、
予習とまとめ、きちんとしといてね?』

黒ギャル弟「はぁい」

ぷちっ

黒ギャル弟「……ふぅ……」

黒ギャル弟「……寝よ」

〜〜〜〜〜〜

………………。

……ーん、ぴんぽーん

黒ギャル弟「むにゃ……誰だよこんな時間に……」
378 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/15(水) 16:53:21.74 ID:lezC+uhAO
ぴんぽーん、ぴんぽーん

黒ギャル弟「………………」

黒ギャル弟「……っ!」

がばっ

黒ギャル弟「やべっ、もう昼じゃん!……先輩っ!」

ドタバタドタバタ

がちゃっ

黒ギャル弟「はあはあ……やあ先輩……」

先輩「……寝てたでしょ」

黒ギャル弟「……はい」

先輩「だろうと思った。さ、これからビシビシしごいたげるから
覚悟しときなさいね?」

黒ギャル弟「……はい」

先輩「うふふ……お邪魔します」

黒ギャル弟「……先輩、汗がスゴいんですけど」

先輩「今日、一番の真夏日なんだって。物凄く暑かったのよ」

黒ギャル弟「先輩、シャワーでも浴びます?そのままじゃベタベタで
気持ち悪いでしょ?」

先輩「………………」

黒ギャル弟「…………えっ?」

先輩「…………えっ?」

黒ギャル弟「……え、いや、あの、そんな意味じゃなくて、俺は純粋に
先輩の汗を流したくて……じゃなくて、その、」

先輩「……くすっ。いいよ、家族の方に迷惑だし」

黒ギャル弟「あ、今日うち誰もいないんですよ。父ちゃん出張で母ちゃん
結婚式、姉ちゃんは俺さんちだから」
379 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/15(水) 16:54:11.16 ID:lezC+uhAO
先輩「あ……そうなの……?」

黒ギャル弟「はい、だから遠慮しないでシャワー使って下さいよ。俺は
ちょこっと覗くだけで」

先輩「……弟君……?」

ぎゅうっ

黒ギャル弟「いててっ……冗談ですよ、冗談っ!」

先輩「ふふふ……じゃあ遠慮無くお借りしようかな」

〜〜〜〜〜〜

ジャアァァァァ………

先輩「ふぅ……気持ちいい……」

先輩「やっぱり汗べったりよりはこっちの方がいいかも」

黒ギャル弟『あ……あの、先輩』

先輩「……っ!お、弟君……?」

さっ

黒ギャル弟『あの、バスタオルここに置いときますから。終わったら
隣に洗濯機あるんでそのまま入れといて下さい』

先輩「あ、ありがとう……」

とたとた……

先輩「………………」

先輩「(やだ私ったら……)」

先輩「(汗かいたからただシャワーを借りてるだけなのに……)」

先輩「(私、何か変だ……)」

先輩「(あの……海の時から……)」

先輩「(これって……本当に必然的な事なの……?)」

先輩「(何だか……自分が自分じゃないみたい……)」
380 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/15(水) 16:54:59.42 ID:lezC+uhAO
〜〜〜〜〜〜

先輩「あ、弟君、シャワーありがとね。気持ち良かった」

黒ギャル弟「…………っ!」

ドキドキ

黒ギャル弟「(濡れた髪の先輩ってのも……ごくっ……)」

黒ギャル弟「海の時に見てる筈なんだけど……また違う……こう……」

先輩「弟君……どうしたの?」
黒ギャル弟「えっ?あっ、いえ……何も……」

先輩「……?……じゃあ、始めようか」

〜〜〜〜〜〜

先輩「……さて、今日はここまでね。弟君、お疲れさま」

黒ギャル弟「ふぃー、やっと終わったぁ……」

先輩「この夏休みでグッと勉強しとかないとね」

黒ギャル弟「腹減ったなぁ……先輩、腹減りません?」

先輩「え?私は……」

ぐぅぅぅ……

黒ギャル弟「………………」

先輩「………………/////」

黒ギャル弟「ははは……どっか食べに行きましょうか?」

先輩「……うん……もうっ!」

がたっ

がたっ!

先輩「きゃっ!」

黒ギャル弟「あっ……危な……っ!」

どさっ

………………。

………………。

黒ギャル弟「……あっ……っと、すいません、こんな……っ!」

ぎゅっ

黒ギャル弟「先輩……?」
381 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/15(水) 16:55:47.56 ID:lezC+uhAO
先輩「……いいよ」

黒ギャル弟「…………え?」

ゴクリ……

ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ

先輩「私の事……好きにしていいよ」

黒ギャル弟「いや、そんな……」

ぎゅっ

先輩「いや……私、弟君の事好きだから……好きにしてもらいたいの」

黒ギャル弟「先輩……」

先輩「……服……脱がせて……」

黒ギャル弟「は……はい……」

するっ

黒ギャル弟「………………」

先輩「ブラも……ブラも外して」

黒ギャル弟「はい……えっと……あれ?えっと……」アタフタ

先輩「……ふふ、ホックを、こうひねって……」

ぷちっ

するっ

黒ギャル弟「………っ!」

先輩「……やだ……やっぱり恥ずかしい……あんまり見ないでよ」

黒ギャル弟「あ……すいません……」

黒ギャル弟「(これが……先輩の……)」

黒ギャル弟「………………」

……むにゅっ

先輩「……んっ……」

黒ギャル弟「(先輩のおっぱい……スゴく、柔らかい……)」

先輩「はぁ……はぁ……」

先輩「(ダメ……何だか頭がぼぉっとしてくる……)」

先輩「弟君も……脱いで……」
382 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/15(水) 16:56:39.52 ID:lezC+uhAO
今回はここまで。
続きは未定です。
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県) [sage]:2012/08/15(水) 17:12:20.96 ID:R2lHXa4So
生殺し(;゚∀゚)=3ムッハー
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/15(水) 17:48:17.21 ID:7OID1Pi1o
なんつう生殺し乙
実家熊本とかナカーマ
385 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/16(木) 15:10:41.09 ID:RQfq/wzAO
〜〜〜〜〜〜

黒ギャル弟「んっ……先輩……」

先輩「んっ……はぁっ……」

ちゅっ……

ぎしっ……

ぬるっ

先輩「んっ!」

ぴくっ

黒ギャル弟「(先輩のここ……スゴく熱い……)」

先輩「(や……何か……だめ……おかしくなっちゃう……)」

先輩「(………………っ)」

先輩「(弟君のがこんなに……私で……感じてくれてるんだ……)」

先輩「(もうどうなってもいい……早く……弟君が……欲しい……)」

黒ギャル弟「……先輩……」

先輩「……なに……?」

黒ギャル弟「……いいですか……?」

先輩「うん……いいよ……」

〜〜〜〜〜〜

バタバタバタバタ

黒ギャル「ああー!もう!」

黒ギャル「どうしてこんな時に限って、俺君に貸したげるDSのソフトを
忘れて来るかな!」

俺「あのさ……はあ…はあ…別の日にだっていいんだぞ?」

黒ギャル「だって!貸したげるって約束してたじゃん!約束は絶対守るの!
絶対面白いんだから!俺君に布教するんだから!」

俺「さすが……ゲーオタの血は黒ギャルになっても冷めない、か……」
386 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/16(木) 15:11:45.11 ID:RQfq/wzAO
〜〜〜〜〜〜

先輩「いやっ……あまり見ないで……」

ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ

黒ギャル弟「(これが……先輩の……)」

黒ギャル弟「あ、あの……どこに入れれば……」

先輩「……え?そ、そんな……私も解んないよ……」

先輩「多分……もっと下だと……思う……」

黒ギャル弟「(どうしよう……)」

黒ギャル弟「(い……いいんだよな……?こう言うの……)」

黒ギャル弟「(先輩…………)」

……………………。

ぴんぽーんぴんぽーん

……がちゃっ!

黒ギャル弟&先輩「っっっっっっ!!!!!」

〜〜〜〜〜〜〜

黒ギャル「おーい弟ー!いるかー!?つうかいるよね?」

俺「おりょ?何か靴が……こりゃ女物だぞ」

黒ギャル「えっ」

黒ギャル「……ああ、多分先輩ちゃんの靴かな?いつも週末は
家庭教師の日のはずだから……おーい、いるんでしょお!?上がるよー?」

〜〜〜〜〜〜

先輩「え?え?家族の方って……今日……」

黒ギャル弟「だって、父ちゃん出張だし母ちゃん熊本だし…………」

黒ギャル弟&先輩「……姉ちゃんだっ!!」
387 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/16(木) 15:12:40.42 ID:RQfq/wzAO
ドタバタアタフタ

先輩「は……早く服着ないと……っ!」

黒ギャル弟「くそっ!何でこう言う時に限ってパンツがなかなか
入んないんだよっ!」

先輩「弟君、その下着私のっ!」

〜〜〜〜〜〜

ドタドタ

黒ギャル弟「や……やあ、姉ちゃんお帰り……」

黒ギャル「なんだ、あんたいたんじゃん。返事ぐらいしろよ」

先輩「あ……すいません……お邪魔してます」

黒ギャル「あ、やっぱ先輩ちゃんも一緒だったの?」

黒ギャル弟「な、何だよ」

黒ギャル「何だよってこたないでしょ?うちが自分ちに忘れ物を取りに
来て何が悪いのよ」

先輩「あ、あの……私……帰るね」

黒ギャル弟「えっ!?」

黒ギャル「え?いいじゃん、うち忘れ物取りに来ただけなんだからさ、
もっとゆっくりしてけば」

先輩「いえ……大丈夫です……それじゃ」

黒ギャル弟「せ、先輩!」

がちゃ

……ばたん

黒ギャル弟「先輩…………はぁ……」

黒ギャル「???先輩ちゃん、どーしたんだろ?」

俺「……どしたんだ?」

黒ギャル弟「……何でもないよ……」
388 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/16(木) 15:13:14.35 ID:RQfq/wzAO
〜〜〜〜〜〜

〜黒ギャルの部屋にて〜

黒ギャル「えーっと……マリオの3Dランド3Dランド、と」

俺「すげーギャル風味な部屋なのにゲームソフトが並んでるってのは
凄い違和感だな」

黒ギャル「あった!」

ぱかっ

黒ギャル「……あれ?」

俺「……中身は?」

黒ギャル「あっれー……おかしいなぁ……どこ行ったんだろ」

俺「DSに挿しっぱなしとか」

黒ギャル「うーん……」

ガサゴソ

黒ギャル「DSに挿さってんの大航海時代だし……」

俺「DSのソフトは裸で行方不明になるとちょっと厄介だぞ」

黒ギャル「……あっ!思い出した!弟に貸したんだ!……おーい」

バタバタ……

〜〜〜〜〜〜

がちゃっ

黒ギャル弟「うわっ!……もう、何なんだよ!」

黒ギャル「こないだあんたにマリオ貸したでしょ?返しなさい」

黒ギャル弟「……え?マリオ?……まだクリアしてねーんだけど……」

黒ギャル「うるさい!俺君に貸したげるんだから!」

俺「おいおい、俺は別にいいんだぞ?」

黒ギャル弟「ちょっと待ってくれよ、確かこないだやったばかりだから
DSに挿さってる筈……」
389 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/16(木) 15:13:57.44 ID:RQfq/wzAO
黒ギャル「どこにあんのよ……きったない部屋だなあ。あんた、こんな
部屋で先輩ちゃんに家庭教師してもらってたの?」


黒ギャル弟「う、うるせえな!」

黒ギャル「ベッドもぐっちゃぐっちゃだしさぁ……あんた、先輩ちゃんに
嫌われるよ?……ね、俺君も探してよ」

俺「いいのか?」

黒ギャル「いーからいーから」

ガサゴソガサゴソ

黒ギャル弟「……ったく……」

……………………。

俺「あ」

黒ギャル「あった?」

俺「………………」

ひょい

黒ギャル「………………なにそのブラ」

黒ギャル弟「…………っ!!!!!」

ばっ!

俺「わっ、びっくりした……まさかお前さん……先輩ちゃんと言う存在が
ありながら実の姉の下着を……」

黒ギャル弟「あ、アホかっ!」

黒ギャル「……でも、うちのはもっとカップが大きいから……おい!」

がしっ

黒ギャル弟「うわっ!」

ずるっ

黒ギャル弟「どわっ、ケツ……!」

ぺしっ!ぺしっ!

黒ギャル「本当にうちは情けない!下着泥棒だけはするなって言ってた
でしょ!?」

黒ギャル弟「アホかーっ!」

俺「………………」

俺「おい……このブラって……もしかして……」
390 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/16(木) 15:14:23.76 ID:RQfq/wzAO
〜〜〜〜〜〜

先輩「(………………)」

先輩「(まだ……心臓のドキドキが止まらない……)」

先輩「(私……一体何て事を……)」

先輩「(あのまま黒ギャルさん達が帰って来なかったら……多分……)」

先輩「(あんな……恥ずかしい……)」

たゆん……

先輩「ん……?」

先輩「///////////////っ!」

先輩「(大変!私、ブラを弟君の部屋に忘れてるっ!)」

先輩「(えっ?えっ?どどどどうしよう!)」

……たたたたたっ

黒ギャル「おーい!」

先輩「あ……黒ギャルさん……」

黒ギャル「はあ…はあ…やっと追い付いた。……はい、忘れ物」

先輩「……え?紙袋…………///////////////////っ!」

黒ギャル「その……ごめんね。何か邪魔しちゃったみたいで」

先輩「そそそそそんなっ!……私こそ……ご自宅ではしたない真似を……っ!」

黒ギャル「え?あ、そんな謝らなくても……付き合ってたら自然な
事なんだし。ね?」

先輩「は…………はい……//////////」

黒ギャル「んー……それにしてもあいつもついに童貞喪失かぁ……
姉として嬉しくもあり寂しくもあり」

先輩「あ、あの……違います……私達、その……まだ……なんです」
391 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/16(木) 15:14:50.43 ID:RQfq/wzAO
黒ギャル「……?だって……あっ……そっか。『直前』だったって
事ね」

先輩「本当にごめんなさい…………」

黒ギャル「そんな気にしなくても……次があるから♪何なら、次の週末も
家空けとこっか?」

先輩「そ、そんな……っ!/////////」

黒ギャル「うふふ……うちは今から俺君ち帰るけど、先輩ちゃんは
いいの?」

先輩「……はい。『約束』が出来ましたから」

黒ギャル「ふふふ……そっかぁ……初体験かぁ……懐かしいなぁ……
むふふ」

先輩「…………?」

黒ギャル「あ、ごめん、ただの思い出し笑い」

先輩「じゃあ、私はこれで」

ぺこり

黒ギャル「うん。じゃあね」

たたたたたっ……

〜〜〜〜〜〜

先輩「(弟君…………)」

先輩「(多分私……何だか『壁』を1つ取り払えた気がするよ)」

先輩「(これでまた1つ、『彼女』になれたのかな?)」

先輩「(でも、弟君は…………)」
392 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/16(木) 15:15:22.98 ID:RQfq/wzAO
今回はここまで。
次回は未定です。
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/16(木) 16:59:23.33 ID:mNPTDCNIO
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/08/16(木) 18:42:32.05 ID:aYr8ekiAO
おつ
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/16(木) 21:16:59.60 ID:1h4muNFpo
まったく悪びれない姉たちww
乙!
396 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/20(月) 16:43:34.31 ID:8Yv3/jTAO
******

〜ある昼下がり〜

黒ギャル「くっ……このっ!……ああ!もう!この高速飛行船って
大っ嫌い!」

俺「ワールド1から順番にクリアしてってそこまで来れりゃあ大した
もんだぞ」

黒ギャル「ねえ俺君……やって?」

俺「勘弁してくれ、俺はワールド8なんてまともにやった事無いんだからさ。
カエルマリオでもワールド3クリア出来ないんだぞ?」

黒ギャル「ぶー。どうしよっかなぁ……」

俺「あれだ、ワールド1に戻ってパタパタの羽を稼ぐと言う手もあるぞ。
それかジュゲムの雲」

黒ギャル「そう言う邪道なのは好きくないんだよなぁ……あっ!また
落ちたっ!」

俺「コントローラー投げるなよー」

黒ギャル「……やっぱパタパタの羽かなぁ……うー」

俺「せっかくそこまでまともに来たのにな」ニヤニヤ

黒ギャル「そんな事言うなぁっ!」

………………………。

俺「(いつもと変わらない休日)」

俺「(いつもと変わらない日常)」

俺「(そして、いつもと変わらない居心地の良さ……)」

俺「(この日々の生活が、いつまでも続くと思っていた)」

俺「(そう、今日までは)」
397 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/20(月) 16:44:00.29 ID:8Yv3/jTAO
******

モグモグ

俺「……なあ」

白ギャル「……ん?なぁに?」

モグモグ

俺「やっぱりマズいんじゃないのか?」

白ギャル「え?美味しいよ?」

俺「そっちじゃなくてさ。お互い彼氏と彼女持ちが2人っきりで飯食う
って事だよ」

白ギャル「別に良いんじゃない?あたしと俺君がどうこうなるなんて
500%無いんだし」

俺「そこまで全面否定しなくても」

白ギャル「チャラ男もさ、『あ、いいよ〜』って言ってたし」

俺「それは俺が信用されていると受け取っていいのだろうか」

白ギャル「黒ギャルちゃんは?」

俺「あいつは何か親戚の結婚式があるからって行っちゃったけど、
ぶーぶー文句は言ってたな」

白ギャル「え?怒ってたの?」

俺「うん。『美味しいモノ食べに行くなんてズルい!うちも食べたい!』って」

白ギャル「ふふふ、黒ギャルちゃんらしいね」

モグモグ

モグモグ

俺「……で、俺に言いたい事って何?」

白ギャル「うん……言いたい事って言うか相談って言うか、背中を
押して欲しいんだけど」

俺「何だよ、回りくどいな」

白ギャル「実はね……」
398 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/20(月) 16:44:39.84 ID:8Yv3/jTAO
ガサゴソ

白ギャル「……じゃーん!」

俺「………………」

俺「おお……その緑色の紙は、噂に聞く『婚姻届』ではないか。俺には
全く縁が無いから都市伝説かと思ってたぞ」

白ギャル「へへへ」

俺「しかし、夫の欄が空白になってるぞ。……そうかそうかそうなのか」

白ギャル「こらーっ!自分の名前を書くなっ!」

俺「冗談だよ、冗談。……………ん?と言う事は……………えっ?」

白ギャル「ちょ、俺君ちょっと鈍くない……?」

俺「えー……あー……なるほどねー……」

白ギャル「////////」

俺「あいつに先を越されちゃったか……」

白ギャル「でも……」

俺「?」

白ギャル「まだあいつには言ってないんだ」

俺「は?え?その、いわゆるプロポーズとか……」

白ギャル「うん、まだ。去年のクリスマスにそれっぽいのはあったんだけど
……あたし、むっちゃ恥ずかしくて思いっ切りはぐらかしちゃったんだ」

俺「へえ」

白ギャル「まあ、あたし達は長い事一緒に住んでるから今更結婚が
どうのってのもアレなんだけど、一応ケジメって言うかさ。一応ね」
399 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/20(月) 16:45:29.29 ID:8Yv3/jTAO
白ギャル「俺君はどうなの?」

俺「何が?」

白ギャル「もう!ごまかさない!黒ギャルちゃんとの事だよ!」

俺「はー……いや、俺自身そう言うのとはとんと縁の無い生活が長かった
からさ。そう言う質問にはちょっと現実味を感じられないんだよな。
……それに」

白ギャル「?」

俺「俺、両親がいないんだ。交通事故で。親戚とも余り行き来が無いし。
あいつと結婚しても、釣り合うのかなぁって」

白ギャル「そうだったんだ……ごめん」

俺「いいよ、昔の事だし……で、何だって?」

白ギャル「……でさ、どうしよう?あいつにプロポーズなんて……
恥ずかしくて……」

俺「付き合って長いんだから、すりゃいいじゃんか」

白ギャル「……女から?断られたらどうしよう……」

俺「チャラ男の方からプロポーズされたんだろ?じゃあむちゃくちゃ脈あり
じゃん。一気に押せ押せだよ」

白ギャル「……うん、そうだね……うん」

俺「まあ、もしチャラ男がまだぐずってるんなら俺らに任せときな。
酒飲まして無理やり婚姻届にサイン」

白ギャル「うふふ……その時はお願いね」
400 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/20(月) 16:46:30.82 ID:8Yv3/jTAO
今回はここまで。
続きは未定です。
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/20(月) 19:25:15.23 ID:puC50PUIO
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/20(月) 20:04:40.21 ID:raaGPid/o
怖いなあ
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/21(火) 06:44:38.26 ID:msNjLG1DO
緑の前に茶色の紙だYO!
404 :   [sage]:2012/08/21(火) 08:21:31.89 ID:iylnLOqho
乙。なんだが、婚姻届は確かに茶色だぞw
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/08/21(火) 08:39:23.90 ID:M+wXfTpWo
緑って離婚届じゃないっけ?
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/21(火) 09:24:28.03 ID:80VGHjHIO
お前ら馬鹿か
実は白ギャルは結婚しててそいつと別れてチャラ男と結婚しようという話だよ
407 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/21(火) 11:15:38.81 ID:CA/cdq1AO
調べたら婚姻届は茶色で緑色は離婚届だった死にたい……orz
白ギャルが出したのは純粋に婚姻届だと言う事でお願いします。
408 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/21(火) 13:47:36.20 ID:CA/cdq1AO
******

〜ある日〜

ぴろぴろん♪

俺「ん?電話か……何だ?こんな番号知らないぞ……もしもし?」

?「あ、俺君?」

俺「えっと……あの、どちらさんで?」

?「……ふふふ、やっぱり解らないか。久し振りね。北海道の伯母さんよ」

俺「あ…………」

〜〜〜〜〜〜

〜ある喫茶店にて〜

ガラララ……

俺「……えーっと……」

伯母さん「あ、来たわよ……俺君、こっちこっち!」

俺「あ……ども……」

伯父さん「……俺君か……随分と大人になったな。……ま、座ってくれ」

俺「はい……」

伯母さん「まあ……本当に大きくなって……ねえ、あなた」

伯父さん「ああ。目元なんか弟にそっくりだ」

俺「あの……用件と言うのは?」

伯父さん「うん。……俺君のご両親の事は実に残念だった。君も随分と
辛い思いもしただろう」

俺「………………」

伯父さん「伯父さんはね、今北海道でちょっとした会社をやってるんだ。
道内を中心に飲食店を展開している」

伯母さん「道内に30店舗、来週には本州にも出店するのよ。うふふ」
409 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/21(火) 13:48:23.05 ID:CA/cdq1AO
伯父さん「私ももう歳でね。手広くやるのは良いが少々手に余りつつある」

俺「はあ」

伯父さん「そこでだ。俺君の今までの苦労に報いてあげようと思っている」

俺「……何ですか?」

伯父さん「北海道に来なさい。伯父さん達と養子縁組をして、いずれは
会社を継いでもらいたいんだ」

俺「はあ?」

伯母さん「伯母さん達はね、子供がいないでしょ?だから、俺君が
家族になってくれればすっごく嬉しい」

伯父さん「俺君は今の仕事でいくら貰ってるんだ?」

俺「……18万ちょいですが」

伯父さん「その3倍を出そう。もちろん役員待遇だし、行く行くは
我がNIPホールディングスを率いて貰う」

伯母さん「そう、それでね……」

ガサゴソ

伯父さん「俺君はいくつになるのかな」

俺「……今年31です」

伯母さん「この方。取引先の娘さんでね。俺君よりは少し年上だけど、
とっても気立ての良い女性なのよ」

伯父さん「君もその歳で独身と言う訳にも行かないだろう。男は家と
仕事を持って一人前だからね」

俺「けど……俺には」

伯父さん「こほん……少し調べさせてもらったよ。付き合ってる女の子が
いるんだろう?」
410 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/21(火) 13:49:45.23 ID:CA/cdq1AO
俺「はい。もう1年に……」

伯父さん「別れなさい」

俺「え?」

伯父さん「聞けば、余り素行がよろしくない風貌の女の子じゃないか。
そんな女の子には君にも我が社にもそぐわない」

がたっ

俺「………………すいません、帰ります」

伯母さん「俺君?」

俺「これ以上お話する事も無いですから」

伯父さん「俺君、君もいい大人なんだ、聞き分けなさい」

俺「………………」

スタスタ

〜〜〜〜〜〜

〜その夜〜

黒ギャル「あっ……ああんっ……」

ぎしぎし

俺「はぁっ……はぁっ……」

ずっちゅずっちゅずっちゅ

黒ギャル「はぁ……はぁ……ね、俺君……」

俺「…………ん?」

黒ギャル「なんか……今日スゴいよ……どうしたの?」

俺「……どうもしないよ……っ!」

びゅっ!びゅっ!……どくっ……

黒ギャル「んんっ……これで……さ、3回目だし……」

俺「……何もないよ」

黒ギャル「そお?ならいいけど。……俺君……大好き♪」

ぎゅっ

俺「(くそったれが……)」

俺「(ふざけんな……絶対に……絶対にコイツだけは……離さない……)」
411 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/21(火) 13:50:24.45 ID:CA/cdq1AO
******

〜翌朝〜

俺「じゃ、行って来るからな」

黒ギャル「行ってらー……お見送りしたいけどぉ……あそこがヒリヒリ
するぅ……」

俺「ふふっ……じゃあな。出張だから……明後日には帰るから。直帰だし」

黒ギャル「はぁい……それまでオナニーでガマンしとく……」

俺「オナニーもガマンしろよ。その方が燃えるだろ?」

黒ギャル「にひひ」

俺「じゃな」

黒ギャル「じゃーねー」

がちゃ

……ばたん

〜〜〜〜〜〜

〜そして……〜

俺「つあーっ……出張っつっても3日間はキツいなぁ」

俺「……黒ギャルのヤツ、本当にお土産こんなんで良かったのか?」

『B級ご当地グルメ・カツオのお好み焼き』

俺「……ま、いっか」

がちゃ

俺「ただいまー……あれ?真っ暗だ……おーい、いるんだろ?」

かちっ

ぱっ

俺「……あれ……家に帰ってんのか……?今日帰るって言ってあったのに」

俺「……ん?テーブルの上に……何だこりゃ……封筒と手紙……」

俺「……っ!何だ……この札束…」

俺「……手紙……」
412 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/21(火) 13:51:08.16 ID:CA/cdq1AO
俺君へ。

突然こんな手紙で終わらせちゃってごめんね。
俺君が仕事に行った後、俺君の伯父さんと伯母さんが来てました。
俺君が北海道へ行く事も、お見合いする事もみんな聞きました。
でも……一言でも、うちに言って欲しかったな。そうしたら、うちなりに
気持ちの整理が付けられたのに……。

でもね。うち、考えたんだ。
このままずっとうちと一緒にいても、俺君は幸せになれないんじゃ
ないかって。もしかして、うちは俺君の邪魔になってるんじゃないかって。
だから……うちは俺君と別れようと思います。

……うちって、いつも要領悪いんだよね。俺君好きなのに何年も
言い出せなかったり、気を引こうとこんなカッコしてみたり……。
せめて……せめてこんなカッコしてなかったら、堂々と『俺君の彼女です』
って言えたのに……。

この1年、本当に楽しかった。俺君に告白した事。クリスマスの俺君の
プレゼント。弟の事。海での事。みんな楽しかったよ。本当にありがとう。

伯父さんに渡されたお金はそのまま置いて行きます。
それじゃね。
さようなら。

黒ギャル
413 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/21(火) 13:52:04.68 ID:CA/cdq1AO
今回はここまで。
続きは未定です。
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/21(火) 13:57:21.42 ID:hmd5n/8Z0
伯父伯母[ピーーー]
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/08/21(火) 13:57:48.86 ID:hmd5n/8Z0
伯父伯母死ね
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/08/21(火) 14:39:53.94 ID:VLVcRtrio
馬鹿だなおまら
伯父伯母がいるから一歩先に進めるんだろうが
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/21(火) 16:23:19.29 ID:HMwnJqG6o
障害があるほど燃えるらしいからな。
418 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/21(火) 18:25:43.43 ID:CA/cdq1AO
******

バタバタ

俺「はあ……はあ……」

………………

ぴんぽーんぴんぽーん

がちゃ

黒ギャル弟「はーい……あ、俺さん!」

俺「はあ……はあ……あいつ……いるか……?」

黒ギャル弟「俺さん、一体どうしたんだよ!姉ちゃんいきなり帰って
来て、ずっと部屋で泣いてるし……!」

黒ギャル母「……俺君!」

俺「……すいません……いきなり……お邪魔します」

〜〜〜〜〜〜

〜黒ギャルの部屋の前〜

俺「はあ……はあ……こほん」

こんこん

………………。

こんこん

俺「……俺だ。いるんだろ?」

黒ギャル母「出て来なさい、俺君が……」

黒ギャル『帰って!』

俺「……え?……」

黒ギャル『もう顔も見たくないから!帰って!消えて!』

黒ギャル母「ちょっと!何て事を!」

黒ギャル『うるさい!オタクなんか大嫌い!もっとイケメン探すもん!
出て行け!帰れ!俺君なんか大っ嫌い!!』

黒ギャル弟「姉ちゃん!」

俺「………………」

黒ギャル母「俺君……」

俺「……いえ……もういいです。すみませんでした」

ぺこり
419 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/21(火) 18:26:18.25 ID:CA/cdq1AO
黒ギャル弟「俺さん!」

俺「はは……俺、姉ちゃんに嫌われちまったよ」

黒ギャル母「待って、そんなに結論を急がないで」

俺「いえ……もう大丈夫です。今まで、ありがとうございました」

黒ギャル弟「俺さん!」

〜〜〜〜〜〜

………………。

黒ギャル『あの……俺さん……これ、うちのケータイの番号とメアドです!
………良かったら……………良かったら読んで下さい!』

黒ギャル『あ…あの…うちずっと俺さんの事好きで、ずっと見てて、良かったら……
好きです!』

俺「(………………)」

俺「(この部屋……あいつがいなかったら……こんなに広かったんだ……)」

黒ギャル『ずっと………5年間、この時を待ってたんですから……』

黒ギャル『だから……それまでおっきな赤ちゃんでガマンしてね♪』

……どさっ

俺「……嫌だ……」

俺『つうか、さっそく履くのな』

黒ギャル『どお?似合う?』

俺『うん、スニーカー姿のお前さんも新鮮でなかなかよろしいぞ』

黒ギャル『……ありがとう……』

俺「……嫌だよ……行かないでくれよ……」
420 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/21(火) 18:27:07.45 ID:CA/cdq1AO
俺『俺の上着着ときな。風邪引くといけないしな』

黒ギャル『……………』

ぎゅっ

俺『ん?』

黒ギャル『……俺君と抱っこしてる方があったかい♪』

俺「嫌だ……嫌だ……うわあぁぁぁぁぁっ!!あああぁぁぁぁっ!!」
421 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/21(火) 18:27:58.08 ID:CA/cdq1AO
******

こんこん

黒ギャル母「……入るわよ」

ぱちっ

ぱっ

黒ギャル「………………」

黒ギャル「…………何よ」

黒ギャル母「……お母さんね。さっきのあなた達見てて、昔を思い出し
ちゃった」

黒ギャル「………………」

黒ギャル母「お母さんの勝手な勘違いでね。お父さんと大喧嘩しちゃったの。
大嫌い大嫌いって大騒ぎして」

黒ギャル「………………」

黒ギャル母「それからしばらく会わなかったんだけど、ある時、ふっと
思ったの。大嫌い大嫌いって言ってたのも、お父さんを忘れようとして
自分に言い聞かせてたんだって。逆に言えば……お父さんを忘れられ
なかったのよね」

黒ギャル「…………くすん…………」

黒ギャル母「どう?俺君の事、忘れられた?」

黒ギャル「…………ううん…………」

黒ギャル母「でしょ?なら、俺君を信じてあげなさい。そのままの
あなたを好きになってくれた俺君を、信じてあげて。ね?」
422 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/21(火) 18:28:43.45 ID:CA/cdq1AO
******

………………。

ぴろぴろん♪

俺「……っ!」

がばっ

俺「……なんだ、店長か……はい」

店長『おう、出張帰りで疲れてるとこ悪いが……ちょっと店に顔
出せないか?』

俺「今から……ですか?」

店長『ああ。ちょっと込み入った話でな。頼む』

〜〜〜〜〜〜

こんこん

俺「……失礼します」

店長「おう、来たか。わざわざ呼び出して済まないな。ま、座ってくれ」

俺「それで……話って言うのは?」

店長「……うん。実はな。昨日お前の伯父さんと言う人が店に来たんだ」

俺「ええっ?」

店長「NIPホールディングスって会社をやってるとの事らしいが……」

俺「伯父さんが……何か言ってきたんですか?」

店長「お前に会社を継がせるから、昨日限りで辞めさせてくれと言ってきた」

俺「ええっ!?……そんな……俺は……」

店長「まあ待て。うちとしても本人の辞意も確認出来てないのに、
他人が来て辞めさせて下さいはいそうですかとは言えないと、そう言って
帰ってもらったんだ」

俺「くっ……」
423 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/21(火) 18:29:40.97 ID:CA/cdq1AO
こんこん

店長「……はい」

スタッフ「店長、NIPホールディングスの社長さんと奥さんがお見えに
なられてますが」

俺「……っ!」

店長「また来たか……ちょうどいい。通してくれ」

〜〜〜〜〜〜

伯父さん「さて……店長さん。昨日もお話しましたが、俺君の件についてです。
既に私共の方でも手続きを進めてあります。後はそちらが必要書類などを
揃えて頂き……」

店長「ちょっと待って下さい。先日も申し上げましたが、本人の意思確認が
出来ない事には退職は認められないんですよ」

伯父さん「ははは、それは大丈夫ですよ。既に私共の方で俺君の椅子は
用意してある。俺君にはこんな所ではなく、新しい土地で新しい人生を
歩いてもらうんですよ」

伯母さん「俺君。どうか聞いて。伯父さんはあなたの事を思って、ここまで
してあげてるのよ?」

俺「……なよ」

伯父さん「ん?」

俺「だったら!!」

俺「……だったら……なんで父さんと母さんが死んだ時にすぐ来て
くれなかったんですか……」

伯母さん「……それは、まだ私達も生活が苦しかっ……」
424 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/21(火) 18:30:28.50 ID:CA/cdq1AO
俺「……両親が死んで……施設に入って……クラスでも肩身の狭い
思いして……それでも……やっと……ここまで来たんだよ……」

店長「………………」

俺「それを今更……生活に余裕が出来たから後継ぎが欲しい……?……
はは、俺はペットかよ……あんたらのペットかよ」

伯母さん「俺君!伯父さんに失礼よ!」

俺「ふざけんじゃねえ……金でビンタしたら言う事聞くとでも思ってた
のかこの野郎……」

ぶるぶる

店長「……もういい。落ち着け」

俺「はあ……はあ……」

店長「……もうお分かりになったでしょう。彼の気持ちが」

伯父さん「ふん……まあ、もういい。そうやって生きていくといいさ。
後で泣きついてきても知らんからな……おい、帰るぞ」

がたっ

ばたんっ!

俺「……店長……すいませんでした……」

店長「なぁに、気にするこたないさ……明日有給やるから、充分
落ち着いて、それからまた出社しろ。またこき使ってやるからな」

俺「……ありがとうございます」

〜〜〜〜〜〜

〜黒ギャル家〜

ぴんぽーん

黒ギャル母「はぁい……あ、俺君……」
425 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/21(火) 18:32:02.37 ID:CA/cdq1AO
俺「すいません……」

黒ギャル母「ううん、いいのよ。さ、会ってあげて」

俺「……はい」

〜〜〜〜〜〜

こんこん

……がちゃ

黒ギャル「…………っ!」

俺「……よう。……迎えに来たぜ」

黒ギャル「………………」

つーっ……

だっ

がばっ

黒ギャル「うっ……うっ……うえぇぇぇん!」

俺「……ごめんな……俺……お前さんがいないと……全部止まっちゃって
無理みたいだ……」

黒ギャル「ぐすっ……うちも……俺君の事忘れようとしたけど……
無理だった……忘れたくても……好きになり過ぎちゃったから……」

ぎゅっ

俺「……愛してるよ」

黒ギャル「うちも……」

******

〜市役所にて〜

俺「(うーん)」

俺「(白ギャルちゃんがあんなもん見せるから、何だかこっちまで
意識しちまったじゃないか)」

俺「(……ま、貰うだけだしな)」

俺「えーっと……あの、すいません」

女性職員「はい?」

俺「結婚したいんですけど」

女性職員「…………えっ?」

俺「いや、ですから結婚したいんですけど」

女性職員「あ、あの……すいません、私、彼氏がいるんで///」

俺「えっ」

女性職員「えっ」

女性職員「あ……あ、婚姻届ですねっ!はいっ、こちらですっ!」

俺「?????」

?「あのー、すいません、婚姻届出したいんですけど」

俺「何だよ、今月は結婚ラッシュか?…………ええっ!?」

チャラ男&白ギャル「……あっ!」
426 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/21(火) 18:32:44.74 ID:CA/cdq1AO
今回はここまで。
次回は未定です。
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/08/21(火) 19:04:20.44 ID:hmL66DB8o

幸せになって末永く幸せになれ
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/21(火) 23:17:28.49 ID:/oqzSyR4o
乙だー
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/08/21(火) 23:54:42.14 ID:KjE06KRXo
乙ー
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/22(水) 00:27:02.74 ID:1M7H1qUIO
ん?会社の重役?いいよ、なってやるよ→あー、わりー会社つぶしちゃったーwwwあ、融資してもらった金とかは伯父さんの名前で借りてるからキチンと返して置いてよねwww→おう、迎えにきたぞ!


これくらい畜生なかんじでもww
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/08/22(水) 01:57:59.09 ID:4BCMzANxo
>>430
何年かかると思ってんだ
バカは黙ってろよ
432 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/26(日) 16:45:25.25 ID:nI9OBPiAO
******

〜職場にて〜

俺「ありがとうございました〜」

チャラ男「ました〜」

俺「………………」

チャラ男「さぁて……中古ソフトの棚でも入れ替えすっか……どうしたんすか?
俺さん?」

俺「ニヤニヤ」

チャラ男「………………?」

俺「うりゃっ」

つんっ

チャラ男「はうっ!……な、何すか!」

俺「うりゃっ!うりゃっ!」

つんっ つんっ

チャラ男「はうっ!……うっ!」

女スタッフ「うりゃっ」

つんっ

チャラ男「おふっ!」

店長「うりゃりゃっ」

ぐりぐり

チャラ男「ああぁぁぁおぅっ!」

チャラ男「…………だーっ!何なんすか!みんなで寄ってたかって!」

がしっ

俺「おいおい、しらばっくれてんじゃねーぞ?どうなんだ?新婚生活は?ん?」

チャラ男「ど、どうって……」

店長「良いよなぁお前、今日帰ったら奥さんと甘〜い生活なんだろ?
俺なんか子供出来てからセックスレスでなぁ……うっうっ」

女スタッフ「チャラ男さんヒドいっ!あたしの処女返してよっ!」

チャラ男「こらーっ!誤解される様な事言うなっ!」
433 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/26(日) 16:45:54.40 ID:nI9OBPiAO
俺&女スタッフ&店長「……いいなぁ……」

チャラ男「……なんなんだこの人らは……」

〜〜〜〜〜〜

白ギャル「お帰りー……って、どうしたの?何かボロボロ……」

チャラ男「俺さん達に仕事場でいじられまくったんだよ、仕事そっちのけで!」

白ギャル「まぁ、店長さんには挨拶するのは当たり前として、あそこで
俺さんに出くわすとは思わなかったよねー」

チャラ男「俺さん、何しにあんなとこにいたんだろうな?」

白ギャル「……さあ?まあ、市役所なんて生活してればいくらでも
用事はあるからね。……さ、ご飯出来てるよ。お腹空いてるでしょ?」

くるっ

チャラ男「………………っ!」

チャラ男「は……裸エプロン……」

チャラ男「……ブレねぇよなぁ、俺達は……」

〜〜〜〜〜〜

チャラ男「……ふぃー、食った食った。ごっそさん」

白ギャル「………………」

チャラ男「…………?」

白ギャル「…………ぷふっ」

チャラ男「何だよ、何がおかしいんだよ」

白ギャル「べっつにー。何でもなぁい。お皿片付けよっと」

チャラ男「んだよー」
434 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/26(日) 16:46:36.80 ID:nI9OBPiAO
白ギャル「何でもないってば。さ、洗い物洗い物……きゃっ!」

ぎゅっ

白ギャル「……なになに!?」

チャラ男「……何にも無いよ」

白ギャル「………………」

白ギャル「ふふっ……もう……」

ちゅっ

白ギャル「んっ……」

〜〜〜〜〜〜

黒ギャル「けどさー、白ギャルちゃんが真っ先に結婚するなんて
意外だったよねー」

もぐもぐ

俺「まあ、あいつらは同棲生活がそこそこ長かったからな」

もぐもぐ

俺「……つうか、お前さんは普通に家での夜食にもお好み焼きなんだなー……」

黒ギャル「いーじゃん、好きなんだから」

もぐもぐ

黒ギャル「てかさ……次は誰なんだろね?次は鬼ギャルちゃんだったりして」

俺「どうだろうなー……」

俺「(…………?)」

俺「(これって……もしかしてフラグなのか?)」

黒ギャル「んー、おいひいおいひい♪」

もぐもぐ

俺「(…………違うか)」

黒ギャル「ところでさ、俺君は将来の夢とかあるの?」

俺「何だよいきなり藪から棒に」

黒ギャル「いやさ、こないだ弟と進路の話しててさ、そう言う話に
なったから」
435 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/26(日) 16:47:57.06 ID:nI9OBPiAO
俺「進路って言っても弟はまだ高1じゃないか」

黒ギャル「うちもそう言ったんだけどさ、今は高1から進路決めとかないと
遅いんだって」

俺「へえ、世知辛いねえ」

俺「……まあ、言っても俺はもう31だからさ。今更夢がどうこう言う
歳でもないし」

黒ギャル「でも、昔は夢があったんでしょ?」

俺「……まあな」

黒ギャル「え?なになに?教えてよ♪」

俺「いいよいいよ。大して面白い話でも無いし」

黒ギャル「ぶー。いいじゃんか、言ってよ」

俺「……俺な、学生の頃から小説家になりたかったんだよ」

黒ギャル「……へ?小説家?」

俺「そんな顔するなよ……昔読んだ小説ですごい面白いのがあってさ。
読んでるうちに自分でもこう言うの書いてみたいなぁって」

黒ギャル「へー、すごーい!何か書いたのあるの?ねえ、読ませてよ」

俺「残念ながら終わりまで書き終えたの無くってな。未完成でどっか
行っちまったまんまだよ」

黒ギャル「なあんだ……でもさ、なら今から書けばいいんじゃない?」

俺「今からか?」

黒ギャル「そうそ!で、芥川賞とかに応募して、どっかーんて有名になるの!」

俺「(………………)」
436 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/26(日) 16:48:54.95 ID:nI9OBPiAO
俺「(芥川賞の仕組みとかは……黙っといてやるか……)」

黒ギャル「ねえねえ、書きなよ。うち、俺君の小説読んでみたいな♪」

俺「……この歳になって、夢ねえ……」
437 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/26(日) 16:50:23.28 ID:nI9OBPiAO
今回はここまで。
続きは未定です。

投下ミスって短文レスが出来てしまったorz
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/26(日) 17:16:06.01 ID:TyFmLqGDo
芥川賞の仕組みか
ふむむ
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮崎県) [sage]:2012/08/26(日) 19:02:16.91 ID:p2swypV40
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/27(月) 01:01:35.36 ID:/qHS8HrUo
無名作家、あるいは新人作家の純文学で、選考年に『発表済み』であること。
よって、未発表の新作は選考対象外。
出版までこぎつけてることが前提になるので、狭き門がさらに狭くなっている。
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/28(火) 22:45:42.18 ID:gUrou3+G0
>>440
サンクス
442 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/30(木) 16:38:00.99 ID:WyVMJd3AO
******

〜職場にて〜

俺「ふぁぁぁぁ」

チャラ男「うわっ、どうしたんすか」

俺「ああ……わりぃわりぃ。最近まともに寝てなくてな」

チャラ男「うんうん、解ります。黒ギャルちゃんのあのおっぱいは男を
魅了しますからね」

俺「白ギャルちゃんにチクるぞ」

チャラ男「すんません……で、どうしたんすか?」

俺「……絶対笑うから言わない」

チャラ男「笑うって……何やってんすか?」

俺「ふぁぁぁぁ……っと、休憩時間だ。お先になー」

チャラ男「ちょっと何なんすか!教えて下さいよ!」

〜〜〜〜〜〜

カタカタ……

俺「ふーむ……」

カタカタ……

俺「……よし……」

カチャカチャ

黒ギャル「よっ……!」

カチャカチャ

黒ギャル「……っ!あー、やられたぁ……もうっ!ちゃんとボタン
押したのにっ!」

カタカタ……

俺「……やっぱりここは違うか……」

黒ギャル「………………」

黒ギャル「……おーい、俺くーん」

俺「……んー?」

黒ギャル「……何でもな〜い」

俺「……何だよ」

黒ギャル「トイレ行ってくるねー」

俺「…………?トイレの報告……?変なやつだな」
443 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/30(木) 16:38:27.61 ID:WyVMJd3AO
〜〜〜〜〜〜

黒ギャル「(ふぅ…………)」

黒ギャル「(あれからずっと俺君はパソコンに向かいっきりで小説を
書いてる……)」

黒ギャル「(言い出したのはうちだけど……俺君に火を付けちゃったみたい)」

黒ギャル「(……構って欲しいけど……ダメだよね)」

黒ギャル「(せっかく俺君の夢がまた見え始めたんだから……うちが
邪魔しちゃいけないんだ)」

黒ギャル「(うちは……俺君を応援するよ)」

黒ギャル「(うちは、俺君の味方だからね……)」

ざぁーーっ

かちゃ

黒ギャル「……俺君……?」

俺「…………くかー……すぴー……」

黒ギャル「あらら……寝ちゃった……キーボードに頭突っ込んじゃって……」

黒ギャル「俺君……無理しすぎだよ……って……あっ!」

俺「……ふにゃっ?」

黒ギャル「俺君、キーボード!よだれがべったり……っ!」

俺「……どわっ!」

黒ギャル「あちゃあ……」

俺「うあああ……買い直しかよ……」

黒ギャル「もー……俺君、少しは休まないと。いくら何でも根詰めすぎ!」

俺「ふぁぁぁぁ……へ〜い」
444 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/30(木) 16:38:53.12 ID:WyVMJd3AO
がばっ

黒ギャル「きゃっ!何?何?」

俺「んー……お前さんと一緒に寝たいなぁ」

黒ギャル「もー!俺君疲れてるんだから素直に寝なさい!」

俺「やだー一緒に寝るぅー」

黒ギャル「子供かっ!……って、何で勃ってんの!?」

俺「……だってお前さんいい匂いするし」

くんかくんか

黒ギャル「あのねー……んっ……」

ちゅっ

ちゅぱっ……れろっ……

黒ギャル「んっ……もう……」

俺「……俺達、どれぐらいヤってないっけ?」

黒ギャル「……一週間ぐらい?」

俺「だろうなー、このムラムラ感は半端じゃないもんなー」

黒ギャル「……仕方ないなぁ。明日に残っても知らないよ?」

俺「そこらへんの回復は早いから大丈夫だぞ」

黒ギャル「はいはい……じゃあ、うちが上になったげるね」

ぎしっ

するっ

黒ギャル「………………」

俺「……何だよ」

黒ギャル「何か、いつもと大きさが違う……」

俺「一週間だからなー」

黒ギャル「スゴく熱いし……びくんびくんしてる……」

ぬるっ

黒ギャル「んっ……!」

俺「……お前さんもな」
445 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/30(木) 16:39:49.64 ID:WyVMJd3AO
黒ギャル「よいしょ……っと」

ぴとっ

ぬるっ……

黒ギャル「んっ……入れるよ……」

ずぶ……ずぶぶ……

黒ギャル「んんっ……ああぁんっ!」

ずっぷずっぷずっぷずっぷずっぷ

ぎっしぎっしぎっしぎっしぎっし

黒ギャル「はぁ……っ、はぁ……っ、」

ぎしっぎしっぎしっぎしっぎしっぎしっ

黒ギャル「んっ、んっ、んっ、……あんっ!」ぴくんっ

黒ギャル「……はぁ……はぁ……俺君……?」

俺「くかー……すぴー……」

黒ギャル「えっ」

黒ギャル「……てか……爆睡?」

黒ギャル「……おーい、俺くーん……」

俺「んが……くー……」

黒ギャル「つーか、途中で寝る……?」

黒ギャル「……ま、仕方無いか。俺君疲れてんだもんね……」

黒ギャル「……それより……この状態どうしよ……」

黒ギャル「……せっかくだから終わりまでしちゃお……」

ぎしっぎしっぎしっぎしっぎしっ

じゅぶっじゅぶっじゅぶっじゅぶっじゅぶっ

黒ギャル「あっ……あっ……んんっ!」

黒ギャル「だ……ダメ……イっちゃ……う……」

きゅううっ

ふらっ
446 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/30(木) 16:40:15.91 ID:WyVMJd3AO
黒ギャル「………………」

黒ギャル「……はぁ……はぁ……」

俺「んっ……んっ!」

黒ギャル「……?」

ずびゅっ!びゅっ!

黒ギャル「きゃっ!」

びゅっ……どくん……どくん……

俺「むにゃ……くかー……」

黒ギャル「んっ……寝ててもしっかりイクんだね……んっ」

ずるん

黒ギャル「うわ、俺君のベトベト……」

黒ギャル「ティッシュ、ティッシュ……」

ふきふき

黒ギャル「……ふぅ」

どさっ

黒ギャル「……イっちゃったら……うちも眠くなって来ちゃった……」

俺「むにゃむにゃ……」

黒ギャル「……くすっ」

なでなで

俺「……ううん……」

ぎゅっ

黒ギャル「きゃっ……」

黒ギャル「……ふふふ……」

なでなで

黒ギャル「……お休み」
447 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/08/30(木) 16:40:46.42 ID:WyVMJd3AO
今回はここまで。
続きは未定です。
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/08/30(木) 22:02:00.17 ID:BsnFifkAO
乙です
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/08/30(木) 22:25:13.87 ID:Ksqpg80Uo
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/08/31(金) 07:39:10.59 ID:5rkr11Dao

ゴムしてないよな…
451 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/01(土) 16:48:11.62 ID:IbG2weMAO
******

〜悩める先輩、再び〜

女友「じゃーねー、先輩ちゃん」

先輩「うん、じゃーね」

先輩「………………」

先輩「(んー…………)」

先輩「(……とうとう女友ちゃんにも言い出せなかったなぁ……)」

先輩「(て言うか……普通言えないよね……)」

男「かーのじょ♪」

先輩「(はあ……何か私、変な方向へ行っちゃったらどうしよう……)」

男「ねえねえってば♪」

ぽんっ

先輩「きゃっ!」

男「うわっと、ごめんごめん。驚かせちゃった?」

先輩「……あ、あの……何ですか……?」

男「君、ギコネコ高校の先輩ちゃんでしょ?」

先輩「は……はい、そうですけど……?」

男「ははっ、良かった。ねねね、今学校の帰り?良かったら今から
俺と遊びに行こうよ♪」

先輩「…………はあ?」

男「今帰りなんでしょ?面白いとこ知ってんだ。行こうよ♪」

先輩「……すいません、私帰るのに忙しいんで」

男「ちょ、ちょっと待ってよ!」

がしっ

先輩「きゃっ!や、やめて下さいっ!」

ぶろろろろ……

ききぃぃぃっ!

先輩「きゃっ!」

男「どわぁっ!」

先輩「(……あ……このローライダー……)」
452 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/01(土) 16:48:55.19 ID:IbG2weMAO
男「……何だてめぇ、アブねーだろがっ!」

すーっ……

男「…………っ!」

鬼ギャル「……おいお前、何うちの妹ナンパしてんだよ」

男「……え?」

ぶろんっ!

男「うわっ!」

鬼ギャル「死なねー程度に轢いてやろうか?ん?」

男「……じゃ……じゃ、またねー!」

バタバタ……

〜〜〜〜〜〜

ぶろろろろ……

先輩「すいません、助けて頂いちゃって……」

鬼ギャル「いいのいいの。あの近くって田島大学があるからねー、
気を付けなよ?」

先輩「何かあるんですか?」

鬼ギャル「田島大学って正直あんまレベル高く無いしね。1年から3年は
女とヤる事しか頭に無い連中が行くとこだから」

先輩「そうなんですか……」

先輩「………………」

先輩「(鬼ギャルさん、相変わらず凄い格好してるなあ……)」

先輩「(胸も……私なんかより大きいし……形もいいし……)」

先輩「(…………///////)」

先輩「(……やだっ……私ったら、一体何を……)」

鬼ギャル「……?どしたの?顔赤くして。風邪?」

先輩「……いえ、違うんですけど……すいません鬼ギャルさん、私の
顔ひっぱたいて貰えませんか?」

鬼ギャル「はあ?」
453 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/01(土) 16:49:51.47 ID:IbG2weMAO
先輩「すいません、お願いします」

鬼ギャル「んー……弱中強どれがいい?」

先輩「……中で」

鬼ギャル「……じゃあ……ごめんね」

ぱしぃん!

先輩「……いったぁ……」

鬼ギャル「だ……大丈夫……?」

先輩「……いえ、お陰で活が入りました。ありがとうございました」

ぺこり

鬼ギャル「活って……先輩ちゃん、どうしたの?」

先輩「んー……」

鬼ギャル「いや……言いたくなかったらいいんだけど」

先輩「……あの、鬼ギャルさんは……その……自分でした事ありますか……?」

鬼ギャル「は?」

先輩「あの……その…………自慰行動を……///////////////////」

鬼ギャル「あー、オナニーねー。そりゃーするよー。おにーさんと
会えない時とか特にねー」

鬼ギャル「……先輩ちゃんは?」

先輩「あの……その……実は、私、弟君とはまだなんです」

鬼ギャル「あらら。相変わらずプラトニックなんだねー」

先輩「でもこないだ、本当に寸前までしちゃって……それから何だか……
自分の体が落ち着かなくなる時が出来ちゃって……」

鬼ギャル「んー、先輩ちゃんもついに目覚めちゃったってワケかー」
454 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/01(土) 16:50:39.58 ID:IbG2weMAO
先輩「で……こないだ、しちゃったんです。……自分で……//////」

鬼ギャル「へー、やるじゃん。で、どうだったの?」

先輩「どうやっていいか解らなかったから取り敢えず触ってみて……
まあ……その……気持ち良かった……です」

鬼ギャル「じゃあいいじゃん。中にはクリオナでもイケない娘も
いるからねー」

先輩「クリオナ……?」

鬼ギャル「あ、いや、あんまり深く考えないで……で、どうしたの?」

先輩「その……終わった後、凄く何て言うか……罪悪感と言うか
何だか悪い事をしちゃった気分になって……」

鬼ギャル「そんな事ないよ?だって男なんて毎日シコッてるんだからさ」

先輩「でも、調べたら全国の女子大生の自慰経験率はたったの40%
だって……っ!」

鬼ギャル「あー、それ嘘。女は言わないだけだから」

先輩「そう……なんですか?」

鬼ギャル「そうそ。大体性欲が溜まったら発散しなきゃ、体に悪いんだよ?」

先輩「はあ……」

鬼ギャル「それに、弟と寸止めだったんでしょ?弟もお盛んな年頃
だからねー……今頃悶々として変な事考えちゃってるかも」

先輩「そんな……私と付き合ってるのに……」

鬼ギャル「だ・か・ら。そんな事になる前に先輩ちゃんが受け止めたげないと♪」
455 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/01(土) 16:51:35.93 ID:IbG2weMAO
〜〜〜〜〜〜

黒ギャル弟「うー、腹減ったなー……コンビニでパンでも買って帰るかな……」

たたたたたっ

ぺしっ!

黒ギャル弟「いてっ!」

俺「よう!今頃帰りか?」

黒ギャル弟「……何だよ俺さんかよ……いきなり何なんだよ」

俺「奇遇だなあ。俺もちょうど仕事帰りでな……先輩ちゃんはどうしたんだよ」

黒ギャル弟「どうしたって……帰ったんじゃねえの?」

俺「何だお前、一緒に帰ったりとかしてないのか」

黒ギャル弟「うん……先輩は先輩で友達と帰ってるから……」

俺「……お前ら、本当に付き合ってんのか?」

黒ギャル弟「つ……付き合ってるよ!」

俺「デートとかしてんのか?」

黒ギャル弟「……殆どしてない……」

俺「おいおい、してねーのかよ」

黒ギャル弟「で……でも週末はうちに来てるし!」

俺「でもそれは家庭教師であってデートじゃないだろ?」

黒ギャル弟「う…………」

俺「女はなぁ……寂しいとすぐ他になびいちゃうんだぞ」

黒ギャル弟「え……?」

俺「あれだけ可愛い娘だしな、俺ならほっとかないな……今頃、
こうしてる間にもどっかのイケメンにナンパされて……処女奪われてたりしてな」

黒ギャル弟「う…………うわぁぁぁぁぁっ!先輩ぃぃぃ!」

どどどどど…………

俺「………………」

俺「煽ったった煽ったった」
456 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/01(土) 16:52:17.92 ID:IbG2weMAO
今回はここまで。
続きは未定です。
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]:2012/09/01(土) 16:55:16.17 ID:LVc/dt9fo
おつおつ
458 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/05(水) 16:41:56.87 ID:lXzSHGZAO
******

〜ギコネコ高校にて〜

先輩「……あれぇ?」

女友「どしたの?」

先輩「うん……学生証が無いの。財布のカード入れに入れといた筈なのに……」

女友「ちょっとぉ、何してんの?」

先輩「おっかしいなぁ……今度の模試で出さなきゃいけないのに……」

女友「どっか、買い物する時に間違って落としたんじゃない?」

先輩「うん……」

女友「先生と事務の人に言ってさ、再発行してもらえば?」

先輩「でも……模試は来週だし……間に合うかな……」

〜〜〜〜〜〜

先輩「はぁ……学生証、結局見つからなかった……間に合うか解らない
けど、一応再発行の手続きしようかな……」

ぽんっ

先輩「ひゃっ!」

先輩「…………!?」

イケメン先輩「っと、ごめんごめん。びっくりさせちゃって」

先輩「あ……イケメン先輩……」

イケメン先輩「先輩ちゃん、どうしたの?何だか浮かない顔してるけど」

先輩「あ……はい。実は学生証無くしちゃって。一応再発行の手続きは
するんですけど……来週の模試の提出に間に合うか微妙で……」

イケメン先輩「へえ……学生証……って、これかい?」

先輩「あ!それです!」
459 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/05(水) 16:42:36.10 ID:lXzSHGZAO
先輩「ど……どこにあったんですか!?」

イケメン先輩「いや、購買部のとこに落ちててさ。……はい」

先輩「たっ、助かりました!ありがとうございますっ!」

イケメン先輩「ははは、そんなにむちゃくちゃお礼言わなくてもいいよ。
俺はただ落とし物を届けただけだからさ」

先輩「でも……これ無かったら今度の模試受けられなかったし……」

イケメン先輩「……じゃあ……一個だけ、いいかな?」

先輩「はい?」

イケメン先輩「今度、デートしようよ」

先輩「えっ?」

先輩「……あ……あの……ごめんなさい」

先輩「私……彼氏いるんで……そう言うのはちょっと……」

イケメン先輩「……へえ……先輩ちゃん彼氏いたんだ?全然そんな
風には見えないけど」

先輩「すいません……いるんです。…………一応」

イケメン先輩「ふぅん……ねえ、俺、立候補しちゃっていい?」

先輩「は?」

イケメン先輩「先輩ちゃんの彼氏にさ」

先輩「そんな……困りますっ!」

ぎゅっ

先輩「……えっ?」

イケメン先輩「これ、俺の携帯番号とメアド。また連絡してよ。じゃ」

先輩「あっ!ちょっと……」
460 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/05(水) 16:43:29.04 ID:lXzSHGZAO
〜〜〜〜〜〜

〜教室にて〜

つんつん

女友「ねえねえ」

先輩「……何?」

女友「先輩ちゃんさあ……さっきイケメン先輩に何貰ったの?」

先輩「え?……やだ、見てたの?」

ぱさっ

女友「……何これ?」

先輩「……イケメン先輩の携帯番号とメアド。……何か、付き合って
くれって言われちゃった」

女友「え……マジで……やっぱり?」

先輩「な、何よ、そのモロどん引きな顔は」

女友「だって……イケメン先輩ってすごい軽いの先輩ちゃんだって
知ってるでしょ?」

先輩「うん……まあね。先月は隣のクラスの娘が告られたんだよね?」

女友「あたしも去年告られてるしさ……何か気に入らないのよねー」

先輩「まあ……あんまり節操が無いのも、ね」

ビリビリ

女友「わっ!ちょっと先輩ちゃん……っ!」

先輩「……?だって私には彼氏がいるんだし、必要無いもの」

女友「……そうそう、その先輩ちゃんの彼氏の一年坊主の事なんだけどさ」

先輩「?」

女友「先輩ちゃん、もうちょっと一年坊主とラブラブしてもいいんじゃない?」
461 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/05(水) 16:44:17.52 ID:lXzSHGZAO
先輩「ら……ラブラブ?」

女友「余計なお節介かも知れないけど……もっとこう、彼氏います
アピールした方がいいよ?」

先輩「彼氏いますアピール……?」

女友「先輩ちゃんそう言うの好きじゃないっての知ってるけど、きちっと
しとかないとイケメン先輩みたいに悪い虫がどんどん寄って来るよ?」

先輩「うーん……」

女友「とにかく!今日はあたしとじゃなくて、一年坊主と帰りなよ」

先輩「えー?」

〜〜〜〜〜〜

先輩「(ラブラブって言ってもなあ……)」

先輩「(そんなのどうしていいか解らないし……)」

先輩「(それに、ここは学校)だし校内でそんな事出来る訳無いじゃない
……ん?」

女生徒A「ごめーん、遅くなったぁ」

男子生徒A「大丈夫大丈夫、俺ちょっとしか待ってないから」

女生徒「ホント?……うふふ♪」

いちゃいちゃ

先輩「う…………」

先輩「……っ!」

女生徒B「んっ……」

男子生徒B「んっ……」

ちゅっ……

先輩「ななな……何なの!?」

先輩「う……うちの学校ってこんなに乱れてたの!?」

先輩「……それか、私が意識しすぎちゃってるから余計に目に付く様に
なったのかしら……」
462 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/05(水) 16:45:15.82 ID:lXzSHGZAO
〜〜〜〜〜

〜1年昇降口にて〜

友「おう、今日どっか寄って帰るか?」

黒ギャル弟「そうだなー……腹減ったから何か食いてーな」

友「……お前はいっつも腹が減ってるよな」

黒ギャル弟「何だよ、育ち盛りだからいいじゃんか」

友「育ち盛りって言えばよ、お前の姉ちゃん」

黒ギャル弟「何だよ」

友「すげーよなぁ……」

黒ギャル弟「あー、お前の事だからな。どうせおっぱいの話だろ?」

友「こないだ街であったんだけどさ、ありゃやべーぞ。しかもお前の
姉ちゃん露出高いからブラまで……うっ!思い出しただけで……」

黒ギャル弟「……お前は違う意味の盛りだな……あ」

友「……あ」

黒ギャル弟「……先輩……どうしたんですか?」

先輩「あ、弟君……たまには一緒に帰ろうと思ったんだけど……
お友達と一緒なんだね……」

黒ギャル弟「……え?あ……?こいつ?」

どかっ!

友「いてっ!」

黒ギャル弟「だ、大丈夫ですよ!こいつは1人でも生きて行けますから!」

友「ななな何だよおい!」

先輩「でも……お邪魔だったら私別に……」

黒ギャル弟「あ……あはは、大丈夫ですってば!」

ばきっ

友「ふぎゃっ!」
463 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/05(水) 16:46:41.44 ID:lXzSHGZAO
友「……ったく何なんだよお前は!友達がいの無い奴だな!」

がしっ

友「な、何だよ」

黒ギャル弟「頼む。こう言うチャンス滅多に無いんだからさ」

友「……解ったよ。じゃ、俺も彼女と一緒に帰るか」

黒ギャル弟「……へ?彼女?」

女友「おーい、友ー♪」

先輩「え……?」

女友「どうしたの?急に呼び出したりして」

友「まあ、ちょっと見せびらかしたくてね……じゃあな」

黒ギャル弟「えっ」

先輩「えっ」

先輩「女友ちゃんの彼氏って……友君だったんだ……」

黒ギャル弟「……じゃあ……帰りましょうか……」

〜〜〜〜〜〜

先輩「今日、どうだった?」

黒ギャル弟「は、はい……昨日なかなか寝れなかったから授業中寝ちゃって……」

先輩「そうなんだ……」

黒ギャル弟「………………」

先輩「………………」

黒ギャル弟「(マズいな……)」

黒ギャル弟「(こんなに……会話って続かないもんだったのか……?)」

黒ギャル弟「(こないだの寸止めの事もあるし……何だか気まずい……)」

先輩「………………」

鬼ギャル『いーい?弟はあの性格だから、逆に先輩ちゃんの方から
ガツガツ誘わないと!』

先輩「(そんな事言われても……どうやっていいか解んない……)」

先輩「(それに……)」

先輩「ね、ねえ。お腹空かない?」

黒ギャル弟「は……はい……どっか食べに行きましょうか?」

先輩「(……まただ……また敬語……)」

先輩「(……あそこまで行った間なのに……まだ弟君は私の事を
『彼女』として見てくれてない……のかな?)」

先輩「(弟君……私解んないよ……このままでいいの?)」
464 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/05(水) 16:47:50.50 ID:lXzSHGZAO
今回はここまで。
続きは未定です。
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/05(水) 18:11:56.66 ID:mSwZE+Bno
先輩ちゃんはばかだなぁ
ばかわいい
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/05(水) 19:27:00.60 ID:hn6nosPIO
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/09/05(水) 22:56:46.25 ID:Q3vjxz/AO
おっつ〜
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/09/06(木) 00:28:28.38 ID:IGbMk9cCo
どーかイケメンが黙ってますように!
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/06(木) 22:43:02.44 ID:xqfFAA04o
障害があるほど燃え上がるんだって俺前にも言ったな
470 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/07(金) 00:31:19.54 ID:RmVHyhgAO
417: (長屋) [sage] 08/21(火)16:23 ID:HMwnJqG6o(1)AAS
障害があるほど燃えるらしいからな。

ですよね?
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/07(金) 02:53:31.75 ID:E4/AyVLoo
なんかありがちな話ばっかなんだよな
もうずいぶんたくさん書いてんだからもう少しうまくならんのかね
472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/07(金) 08:46:31.18 ID:dczOWkkgo
ありがちじゃない話なんて誰も求めていないからな
473 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/07(金) 15:18:19.07 ID:RmVHyhgAO
******

キーンコーンカーンコーン

先輩「ふう……授業終わったお腹空いたぁ」

先輩「……うん。私は弟君の彼女なんだ。もう色々考えるのよそう」

先輩「私は弟君が好き……それでいいんだから……堂々としてれば
いいの!」

ぐっ

女友「……先輩ちゃん、何1人でブツブツ気合い入れてんの?」

先輩「……え?……ううん、何でもない//////」

女友「さあてお弁当お弁当……って、先輩ちゃんどこ行くの?」

先輩「え?……うん、ちょっと……」

女友「……あっ!解った!あの一年坊主のとこに行くんでしょ?」

先輩「えへへ//////」

女友「くー……先輩ちゃんが友情より恋人を取る娘だなんて思わなかった……」

先輩「そんなぁ……」

女友「ふふふ、冗談だよ。……じゃあ、あたしも彼氏のとこに行って
来ようかな♪」

〜〜〜〜〜〜

キーンコーンカーンコーン

黒ギャル弟「よしっ飯の時間だっ!」

友「……お前はいつもいつもどんだけ腹が減ってんだよ……」

がらっ

友「……あっ」

黒ギャル弟「あっ……先輩……」

先輩「弟君……お弁当作って来たんだけど……一緒にどう?」
474 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/07(金) 15:18:47.35 ID:RmVHyhgAO
黒ギャル弟「……えっ?弁当……俺にですか?」

先輩「……あ……弟君、お弁当あるんだ……」

友「そーそー、こいつ愛妻弁当持って来てんですよ♪」

ぽかっ

友「いてっ」

黒ギャル弟「誤解される様な事言うなよ!これは愛姉弁当だっ!」

友「何だお前、お姉ちゃんに弁当作ってもらってんのかよ」

黒ギャル弟「うちは父ちゃんも母ちゃんも朝早いからな。姉ちゃんが
弁当作ってんだよ」

友「いいなあ……」

黒ギャル弟「指をくわえて覗き込むなよ!お前はお前で愛妻弁当が
あるだろ!」

がらっ

女友「友ー♪一緒にご飯食べよー♪」

先輩「……弟君……お弁当あるんじゃ駄目だね……」

黒ギャル弟「……えっ?……あっ、いや、食べます!寧ろ頂かせて
下さい!」

先輩「でも、黒ギャルさんのお弁当……」

黒ギャル弟「大丈夫ですよ、こう見えても元野球部、弁当の2つや3つ
ぐらい!」

〜〜〜〜〜〜

黒ギャル弟「う……げふっ」

先輩「……もう。だから言ったじゃない。無理しないでって」

黒ギャル弟「だ……大丈夫です……後でちょっとばかしランニング
すればこんな……」
475 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/07(金) 15:19:22.21 ID:RmVHyhgAO
がさっ

イケメン先輩「よっ、先輩ちゃん」

先輩「……あっ」

黒ギャル弟「げふ……?誰?」

イケメン先輩「先輩ちゃん全然連絡くんないからさ。直接会いに来ちゃったよ」

黒ギャル弟「……先輩、誰ですか……?」

先輩「えっと……あの……」

イケメン先輩「俺?俺は先輩ちゃんの新しい彼氏だけど?」

黒ギャル弟「ええっ!?」

ガラガラピッシャーン!←黒ギャル弟が雷に打たれる音

先輩「ちょっと!やめて下さい!あれは先輩が勝手に携帯番号とメアドを
私に押し付けて来たんじゃないですか!」

イケメン先輩「でも先輩ちゃんは受け取ってくれたじゃん。俺的には
あれはOKの返事だと受け取ったけど?」

先輩「……あのメモは捨てましたし、私、先輩とどうこうするつもり
なんてこれっぽっちもありませんからっ!」

先輩「それに……私は弟君の彼女です!私が好きなのは弟君だけなんです!」

黒ギャル弟「イケメン先輩が新しい彼氏……そんな……ピクピク」←聞いてない

ぐいっ

先輩「きゃっ!」

イケメン先輩「女心と秋の空は何とやらってね」

先輩「もう……」

がばっ

先輩「これ以上すると……先生に言いますよ!」
476 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/07(金) 15:20:09.37 ID:RmVHyhgAO
〜〜〜〜〜〜

黒ギャル弟「ただいまー……」

俺「おかえりー」

黒ギャル弟「んー……」

とたとた……

黒ギャル母「……あら、あの子どうしたのかしら?いつもなら俺君が
いるのを真っ先に突っ込むところなのに」

黒ギャル「何か落ち込んでるみたいだねー」

俺「……ちょっと様子見て来ます。こう言うのは男同士の方がやりやすい
ですから」

〜〜〜〜〜〜

こんこん

俺「入るぞー」

がちゃ

黒ギャル弟「………………」

黒ギャル弟「……返事ぐらい待ってから入ってくれよな……」

俺「どうしたんだよ?元気無いみたいじゃないか」

黒ギャル弟「……別に」

俺「……あれか、先輩ちゃんの事で悩んでんのか?」

黒ギャル弟「ち、ちちちちち違うよ」

俺「……解りやすいよなぁ、お前は」

黒ギャル弟「俺さん……俺もう彼女なんていいよ。一生童貞でいいや……
元々俺と先輩なんて釣り合う訳なかったんだ……」

俺「おいおい、いきなりどうしたんだよ」

〜〜〜〜〜〜

俺「あ?先輩ちゃんが?浮気?イケメン先輩と?」

黒ギャル弟「……うん」

俺「何だそりゃ、何でそんな展開になってんだよ。……先輩ちゃんは
認めたのか?」
477 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/07(金) 15:21:02.24 ID:RmVHyhgAO
黒ギャル弟「いや……それは聞いてないけど……」

俺「何だそりゃ。んなもん、先輩ちゃんを問いただしゃ済む話じゃないか」

黒ギャル弟「……でも、イケメン先輩ってすげーイケメンなんだよ……
先輩も絶対俺なんかよりイケメン先輩の方がいいに決まってるんだよ……」

俺「まあ、そりゃイケメン先輩なんて名前が付くぐらいだからな……
でも、真偽が解んないんじゃこうやってウジウジしてたって仕方無いだろ」

〜〜〜〜〜〜

たたたたたっ

女友「ゴルァ!」

どかっ

黒ギャル弟「どわぁっ!……いてぇっ!女友先輩、何すんだよ!」

女友「何すんだよじゃない!あんた、一体何やってんのよ!」

黒ギャル弟「……え?」

女友「先輩ちゃんの事だよ!あんた、先輩ちゃんがイケメン先輩と
付き合ってるって、一体どう言う事なのよ!」

黒ギャル弟「……ああ……その事ですか……」

女友「ああ……って……どう言う事なのか説明しなさい!」

黒ギャル弟「説明も何も……その通りですよ」

女友「その通りって……本当に別れたのかって訊いてんのっ!」

黒ギャル弟「そ……それは……」

女友「……かーっ!あんたは本当にウジウジウジウジ……」
478 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/07(金) 15:21:50.25 ID:RmVHyhgAO
ぴろぴろぴろん♪

女友「……え?電話?何よ、こんな時に……」

女生徒『ちょっと!大変!先輩ちゃんが……!』

女友「何?先輩ちゃんがどうしたの?」

女生徒『今先輩ちゃんとイケメン先輩が一緒にいたんだけど、何か
怖い人達に絡まれてるの!その人達イケメン先輩と知り合いみたい
なんだけど……あたしどうしていいか解らなくて……!』

女友「判った!今行く!」

ぷちっ

女友「あんたも聞いてたでしょ?一緒に行くの!」

黒ギャル弟「俺は……いいですよ」

女友「はあ!?」

黒ギャル弟「……きっと……イケメン先輩が何とかしてくれますよ」

女友「……勝手にしろ!」

ばたばたばた……

黒ギャル弟「(………………)」

黒ギャル弟「(そうだよ、これで良かったんだよ)」

黒ギャル弟「(今までの事だって、何かの間違いだったんだ)」

先輩『いや……私、弟君の事好きだから……好きにしてもらいたいの』

黒ギャル弟「(…………っ!)」

黒ギャル弟「(先輩は……俺の事を……)」

黒ギャル弟「(でも、先輩は……)」

黒ギャル弟「(いや……)」

黒ギャル弟「(俺は…………)」
479 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/07(金) 15:22:38.39 ID:RmVHyhgAO
〜〜〜〜〜〜

先生「おーい、弟は?」

生徒「あ、弟なら何か物凄い顔して走って行きましたよ」

先生「何だ、もう帰ったのか。前の小テストの結果が余り良くなかった
から説教かましてやろうと思ったんだが」

〜〜〜〜〜〜

先輩『……私も初めてだよ?でも心の準備出来てるし。初めては弟にって
決めてきたんだし』

たたたたたっ

黒ギャル弟「はあ……はあ……」

黒ギャル弟「(あの時……先輩は初めて俺を呼び捨てにした……)」

黒ギャル弟「(なのに俺はいつまでも敬語のままだった……)」

先輩『いや……私、弟君の事好きだから……好きにしてもらいたいの』

黒ギャル弟「(あの時……先輩は本当に覚悟をして来たんだ……)」

先輩『……あのね……私、後悔はしない事に決めたの。一回ぐらい、
自分に正直になっても……いいよね』

黒ギャル弟「(先輩との間に距離を作ってたのは俺自身だったんだ……)」

黒ギャル弟「(先輩……俺も……正直になっていいよな?)」

〜〜〜〜〜〜

DQN男「へえ、これがお前の彼女?」

先輩「ち、違いますっ!やめて下さい!」

DQN女「ねー、何かムチャ否定してんだけど?」
480 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/07(金) 15:23:56.73 ID:RmVHyhgAO
イケメン先輩「大丈夫ですよ先輩。俺達今から一発ヤりに行くとこですし」

先輩「……なっ……!」

イケメン先輩「先輩、部屋貸して下さいよー」

DQN男「俺の部屋かー?……つうか俺も混ぜてくれるんなら貸して
やってもいいぜ」

イケメン先輩「おっ!いいっすねー」

先輩「……っ!やだ…っ…!」
だっ

イケメン先輩「……あ?」

先輩「……お……弟君……」

黒ギャル弟「やめろっ!!俺の女に手を出すなっ!!!!」

だっ!

イケメン先輩「……っ!」

ばきぃぃっ!

イケメン先輩「がっ!」

どさっ

先輩「弟君、ダメっ!」

黒ギャル弟「はあ……はあ……」

黒ギャル弟「……いいか。こいつは俺の彼女だ。この娘に手を出したら……
次は分かんねえぞ……」

ぐいっ

先輩「あっ……」

黒ギャル弟「行こう、先輩」

〜〜〜〜〜〜

………………。

イケメン先輩「……おわーいてぇ……あそこまで本気で殴られるとは
思わなかったぜ……」

DQN男「当たり前だバーカ。おめー調子コキ過ぎんだよ」

DQN女「でもさあ……ホントにこれで良かったの?」

イケメン先輩「……ええ、良いんです。こうでもしなきゃあの2人、
ずっとあのままだったろうし」

DQN男「おめーに一芝居打ってくれとは頼まれたが、まさかこんな
修羅場になるとはなぁ……」

イケメン先輩「これで弟の奴も先輩ちゃんも大丈夫だと思います」

DQN女「ったく……可愛い後輩2人の為に体張るなんて、イケメンは
顔だけにしときなよ?」

イケメン先輩「……ははは。さぁて、今からナンパにでも繰り出すかなぁ」

DQN女「……その顔でぇ?」

DQN男「…………おい、お前本当は先輩ちゃんの事を…………」

イケメン先輩「……ん?何か言いました?」
481 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/07(金) 15:24:24.86 ID:RmVHyhgAO
今回はここまで。
続きは未定です。
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/07(金) 15:25:29.36 ID:iqoI3kZj0
性格までイケメンだった!
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/07(金) 15:33:52.78 ID:N4BpUE52o
えっ
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/07(金) 16:00:46.44 ID:LRNCEBbjo
えっ?
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/07(金) 16:07:03.63 ID:K6BddxXDO
えっ?と言うより…はぁ?
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/07(金) 16:26:55.76 ID:Bbxt9TzIO
伏線がなさ過ぎて「?」
イケメン先輩の行動のきっかけプリーズ
487 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/07(金) 16:43:20.72 ID:RmVHyhgAO
あー、確かに書き急ぎましたね。

ラストのイケメン先輩の行動のきっかけは、

いつまでも進展しない黒ギャル弟と先輩の仲

進展しないのは黒ギャル弟が先輩に対して距離を置いてる為

イケメン先輩がDQN男&DQN女と協力、黒ギャル弟に自ら先輩との距離を
近付ける様に一芝居

実はイケメン先輩は先輩を……?

てな感じです。

書かなかったのは書くとラストのDQN男とイケメン先輩のやり取りが
蛇足になるかなと思ったからです。
確かに書き急いで雑にはなってしまいましたが……。
488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/09/07(金) 16:54:59.75 ID:RERNm8vno
そもそもポッと出のキャラだから意味がわからなすぎるのであって……。別に先輩ちゃんとイケメンの面識もなさそうだし。
489 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/07(金) 16:57:00.88 ID:RmVHyhgAO
ですね。以後留意します。
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/09/07(金) 17:02:28.94 ID:zt+nKtvAO
ん?

ちょっと意味わかんない・・・
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/07(金) 19:33:38.74 ID:+UvQDFeVo
こればかりは意味が分からない
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/07(金) 20:28:58.86 ID:BeJaXlQao
イケメン先輩に関する情報が女の子に軽い感じで告白しまくってたぐらいしかないから急展開過ぎるな
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/07(金) 20:52:56.45 ID:ezB38caSo
展開がジェットコースターでわろたww

>>470 正解
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]:2012/09/08(土) 00:30:19.86 ID:ed3fX9V8o
イケメンはクソでよかった
495 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/08(土) 13:17:07.91 ID:S+WUNZ4AO
******

黒ギャル弟「あの……すいません、何か……」

先輩「ううん、いいの……ありがとう……でも、暴力は……」

黒ギャル弟「すいません……何か頭に血が登っちゃって……」

先輩「……『俺の女』、かぁ……」

黒ギャル弟「ごめんなさい、そんなつもりじゃ……」

先輩「ううん、いいんだよ。……それより……」

先輩「ずっとね、思ってたんだ。弟君……いつも私に敬語じゃない?」

黒ギャル弟「そ、それは先輩だから……」

先輩「その前に、私は弟君の彼女だよ?」

先輩「私なりに努力はして来たつもりだったんだ……私と弟君の距離が
近くなる様にって」

先輩「さっきも、もしかしたら弟君が助けに来てくれないんじゃないかって……」

先輩「……ねえ」

黒ギャル弟「……は、はい」

先輩「私の事好き?」

黒ギャル弟「……うん」

先輩「じゃあ、セックスして」

ドクンッ

黒ギャル弟「え?……あの……?」

先輩「私は、弟だけの物になりたい。私の体に、弟だけの物だって言う
証拠が欲しい」

ぎゅっ

先輩「……今日、母さん夜勤でいないんだ。だから……」
496 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/08(土) 13:17:49.93 ID:S+WUNZ4AO
〜〜〜〜〜〜

がちゃっ

黒ギャル弟「(ここが……先輩の部屋……)」

黒ギャル弟「(姉ちゃんの部屋には入った事はあるけど……)」

黒ギャル弟「(それとは違う……何か……いい匂いが……)」
黒ギャル弟「(それに……先輩の匂い……姉ちゃん達の香水とは違う、
いい匂い……)」

先輩「あ……座ってていいよ。私、シャワー浴びて来るから」

ぐいっ

がばっ

先輩「きゃっ!」

先輩「ちょ……ちょっと!弟君……」

黒ギャル弟「ごめん……俺……もう我慢出来ない……」

先輩「ダメっ!……せめて身体綺麗にしてから……あんっ!」

どさっ

………………。

先輩「………………」

黒ギャル弟「………………」

先輩「……もう……私、初めてなんだよ……?」

黒ギャル弟「す、すいません……でも……」

すっ……

黒ギャル弟「……っ!」

ぺちっ

先輩「……こら。大人しくしなさい」

黒ギャル弟「……ご……ごめんなさい……」

先輩「…………くすっ」

先輩「…………せめて服だけは脱ご?ね?」

黒ギャル弟「は……はい……」
497 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/08(土) 13:18:37.01 ID:S+WUNZ4AO
ぷちっ……ぷちっ……

……するっ

先輩「……2回目なのに……まだ恥ずかしいね……」

黒ギャル弟「先輩の体……綺麗です」

先輩「……え?……あ、ありがとう……//////」

ぷちっ

するっ

先輩「あっ……」

黒ギャル弟「先輩のおっぱい……こんなとこにほくろあったんですね」

先輩「だから。あんまり見ないの!」

ちゅっ

ちゅぱっ……れろっ

先輩「あん……んんっ……待って……スカート脱ぐから……」

するっ

むにゅっ

れろっ……ちゅっ……

先輩「やっ……あんまり色んなとこ舐めないで……今日体育の授業
あったから、汗臭い……」

黒ギャル弟「先輩のなら……いい匂いですよ」

先輩「……くすっ……何それ」

くいっ

先輩「(あ……パンツ……)」

するっ

先輩「あっ……」

黒ギャル弟「………………」

ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ

黒ギャル弟「(先輩が……濡れてる……)」

先輩「弟君も……脱いで?」

黒ギャル弟「は、はい」

するっ

カチャカチャ

するっ

先輩「…………///////」

先輩「……ねえ」

黒ギャル弟「はい?」

先輩「これ……触ってもいい?」
498 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/08(土) 13:19:19.95 ID:S+WUNZ4AO
黒ギャル弟「ええ?……まあ……いいですけど……」

先輩「んっと……確か……こうするんだっけ」

しこしこ

黒ギャル弟「うあっ……っ!せ……先輩……」

先輩「ご、ごめん!……痛かった?」

黒ギャル弟「いや……痛くはないですけど……ちょっとヤバかったです」

先輩「……何か間違ってたのかな……鬼ギャルさんの言う通りのはず
なんだけど……」

黒ギャル弟「はあ?鬼ギャルの姉ちゃん?」

先輩「うん……こないだ相談に乗ってもらったついでに、色々教えて
もらったんだ」

黒ギャル弟「……あの人の事だから、何を教えたのかは容易に想像出来るな……」

先輩「まず最初に、ふぇ……ふぇらちお?ってので弟君を気持ち良く
してあげて、次は、その……つまり……私の……あそこを……弟君に……」

黒ギャル弟「……終わったら絶対にクレームの電話入れたる……」

先輩「……でもっ!私は弟君が好きだから気持ち良くなってもらいたいし、
気持ち良く……してもらいたいの!だから……」

ぎゅっ

先輩「あっ……」

黒ギャル弟「無理しなくていいですよ、先輩」

先輩「む、無理なんか……」
499 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/08(土) 13:20:09.89 ID:S+WUNZ4AO
黒ギャル弟「それは、先輩が本当にしたくなった時でいいですから……」

先輩「弟君……」

黒ギャル弟「先輩……」

ぎしっ

先輩「(あっ……いよいよなんだ……)」

黒ギャル弟「先輩……行きますよ……」

先輩「……うん」

ぬるっ

先輩「んっ……」

ずぬっ……

先輩「あっ……!」

すぶぶ……

先輩「あっ……あああっ!」

ぎゅっ

黒ギャル弟「先輩…………」

ぐぐっ

先輩「んんっ……!」

………………。

ずりゅっ!

先輩「あああああっ!」

黒ギャル弟「…………っ」

黒ギャル弟「(これが……先輩の中……熱い……柔らかい……)」

黒ギャル弟「……先輩……痛いですか?」

先輩「はあ……はあ……うん……痛いけど……大丈夫」

先輩「動いて……弟君……」

黒ギャル弟「先輩……」

ずぬっ……ずぶっ……ずぬっ……ずぶっ……

先輩「はあ……っん、あっ……」

黒ギャル弟「先輩……先輩……」

ずっちゅずっちゅずっちゅずっちゅずっちゅ

先輩「あっ!あっ!あっ!」

ぎしっぎしっぎしっ

先輩「弟君……もっと……気持ちいい……っ!」
500 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/08(土) 13:20:51.34 ID:S+WUNZ4AO
ずっずっずっずっずっ

先輩「ああっ!弟君……もっと……めちゃくちゃにして……っ」

ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ

黒ギャル弟「先輩…っ!先輩…っ!」

先輩「ああっ!……んんっ……」

黒ギャル弟「先輩……俺……もう……」

先輩「んんっ……あああっ!」

きゅううっ

ずびゅっ!

黒ギャル弟「ううっ!」

先輩「んあっ!」

ずびゅっ!びゅっ!びゅっ!

どくん……どくん……

〜〜〜〜〜〜

先輩「はあ……はあ……はあ……」

黒ギャル弟「はあ……はあ……はあ……」

先輩「…………ふふふ」

黒ギャル弟「…………?何ですか?」

先輩「……なんでもない」

黒ギャル弟「何ですか、言って下さいよ」

先輩「あのさ……私、変じゃなかった?」

黒ギャル弟「?」

先輩「だから……ヤってる最中……余り覚えてないから……」

黒ギャル弟「……俺もですよ……何か無我夢中だったから……」

先輩「……なぁんだ、せっかくの初めてだったのに2人とも覚えて
ないんだ……」

先輩「………………」

黒ギャル弟「……?」

先輩「……あのさ……」

黒ギャル弟「……はい?」

先輩「……、したいな////」
501 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/08(土) 13:22:17.81 ID:S+WUNZ4AO
黒ギャル弟「…………え?」

先輩「…………あの、もう一回……したいな、って//////」

黒ギャル弟「もう一回ですか?」

先輩「あ、無理だったら別に……ただ、気持ち良かった筈なのに余り
覚えてないのってやだなぁって思ったから……」

黒ギャル弟「いえ……俺なら大丈夫ですけど……つうか俺もあんまり
覚えてないから……」

先輩「…………っ!」

先輩「な……なんでまだそんなにおっきいの……?」

黒ギャル弟「いや……いつもこんなもんですよ?」

先輩「『いつも』……?」

黒ギャル弟「え?あ、いや、シコッてる時の話ですよ」

先輩「シコッて……あ……オナニーの事ね……////////」

先輩「………………」

ぎゅっ

先輩「あっ…………」

黒ギャル弟「先輩…………」

502 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/08(土) 13:22:49.28 ID:S+WUNZ4AO
今回はここまで。
次回は未定です。
503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/08(土) 14:56:51.38 ID:LFdoYaDIO
乙ーイケメンが良い奴で良かった
先輩と弟がちゃんと結ばれて良かった
504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/08(土) 16:16:11.16 ID:bpB9KjEIO
乙!
505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/08(土) 18:06:04.00 ID:RGhWDocIO

ゴムはしろよ
506 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/11(火) 01:29:01.69 ID:F163GqwAO
******

〜ある朝〜

黒ギャル「ふぁぁぁ……おはよー……」

俺「んー……もうこんな時間か……仕事遅番で良かった……」

黒ギャル「……あれ?なんか郵便が来てるよ」

たたた……

黒ギャル「素っ裸で取りに行くなよ……せめてパンツは履け」

がたっ

黒ギャル「……あっ!西村書院からだよ!」

俺「……西村?」

黒ギャル「ほら!こないだ西村書院のコンテストに小説応募したじゃん!
あれだよ!」

俺「あー、あれか。すっかり忘れてた」

ずるっ

黒ギャル「そこを忘れるかな?せっかく満を持して応募したんじゃん……はい」

俺「……読んでくれ。はいはいチキンですよ」

黒ギャル「んじゃ……読むね」

ビリビリ

黒ギャル「んーと……『この度は西村書院小説コンテストにご応募
頂きありがとうございました』」

俺「ふむふむ」

黒ギャル「『我が社担当編集者による厳正なる審査の結果』……」

俺「……?」

黒ギャル「『誠に遺憾ながら今回の採用を見送らせて頂きます』……」

俺「…………」

黒ギャル「……ま、また次があるよ!ね?」

俺「まあ、最初の1回目で当選しようなんて都合のいい展開も無いだろうしな」
507 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/11(火) 01:29:27.72 ID:F163GqwAO
黒ギャル「そうだね、西村書院だけが出版社じゃないし!また別の出版社に
応募してみればいいよ」

がばっ

黒ギャル「……俺君?」

俺「…………」

黒ギャル「(俺君……やっぱりショックだったのかな……)」

がくっ

どさっ

黒ギャル「っ!俺君!?俺君!」

〜〜〜〜〜〜

俺「すまんのう……ワシがこんな体なばっかりに」

黒ギャル「もー、つまんない事言わないの!はい、体温計!」

俺「……ほい」

黒ギャル「37.2℃かぁ……高熱って程じゃないけど一番辛いとこだね」

俺「ワシの遺産はお前さんに……」

黒ギャル「はいはい、それだけつまんない冗談言えたら元気だね」

黒ギャル「まったく……小説家目指すからって、いきなり根詰めて
やり過ぎたら風邪も引くって!」

俺「……今何時だっけ?」

黒ギャル「?今、もうすぐ3時だけど?」

俺「来る……ヤツらが来る……」

黒ギャル「……?じゃあうち買い物に行って来るからね」

俺「寂しいよぅ」

黒ギャル「子供みたいな事言わないの!じゃあ行って来るから大人しく
してるんだよ?」
508 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/11(火) 01:29:53.34 ID:F163GqwAO
〜〜〜〜〜〜

黒ギャル「ふう……ただいまー。大人しくしてた?」

黒ギャル弟「おっす、お帰り」

先輩「あ、お邪魔してます」

ずるっ

黒ギャル「な、何であんたらがいるのよっ!?」

黒ギャル弟「何でって、俺さんの看病じゃないか」

黒ギャル「で、何でお前が俺君のベッドにいる!」

俺「同じ添い寝ならお前より先輩ちゃんがいいなぁ……」

黒ギャル「バカな事言わないの!ほら、お前もベッドから出る!」

どさっ

俺「……何これ」

黒ギャル「風邪薬と2リットルポカリ。下手に病院に行くより、こっちの
方がよっぽど治りが早くて安上がりなんだからね」

俺「……何だよこのポカリ、ぬるいじゃんか……普通冷えてんの買うだろ……」

黒ギャル「解ってないなあ。風邪には水分補給が一番。ポカリはぬるくて
体温に近い方が吸収が早いの」

ぶろろろ……

先輩「……あ、何か外でエンジン音が……」

俺「あー、言わなくても解るよ……」

たたたた……

がちゃっ

鬼ギャル「おーっす俺君、裸で添い寝しに来てあげたよー♪」

黒ギャル「ニヤニヤすんなっ!」

ぽかっ
509 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/11(火) 01:30:19.11 ID:F163GqwAO
〜〜〜〜〜〜

コトコト……

黒ギャル弟「おー、すげー!姉ちゃんの作ったおかゆマジで美味そうじゃん」

黒ギャル「なーに言ってんの、昔あんたが熱出した時しょっちゅう
作ってやってたじゃんか」

先輩「あの……」

黒ギャル「ん?なに?」

先輩「私にも、何かお手伝い出来る事ありますか?」

黒ギャル「うーん……あ、そうだ。じゃあ押し入れに冬用の掛け布団が
あるから、出して俺君に掛けたげてくれる?」

先輩「掛け布団、ですか?まだ暑いんじゃ……」

黒ギャル「暑くていいの。たっぷり汗かいた方が風邪治るんだから」

鬼ギャル「……ふうん、汗かいた方が治りが早いんだぁ?」

俺「えへへへ/////」

黒ギャル「えへへへじゃないっ!余計な体力使って風邪がぶり返したら
どうすんのっ!」

黒ギャル弟「姉ちゃん、怒るポイントずれてるぜ……」

黒ギャル「……よーし、おかゆ出来たぁ♪」

ぐつぐつ

俺「……んー……あんまり食欲無いんだけどな……」

黒ギャル「だーめ。食欲無くてもしっかり食べて栄養と体力付けないと」

黒ギャル弟「滋養なんかどこにあるんですか!」

先輩「弟君……そのネタ解る人少ないと思うよ……」
510 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/11(火) 01:30:47.24 ID:F163GqwAO
黒ギャル「はい、あーん」

俺「衆人監視のもと、あーんは恥ずかしいぞ」

黒ギャル「じゃあ自分で食べる?」

黒ギャル弟「あーん」

黒ギャル「流し込んでやろうか?直で流し込んでやろうか?ん?」

黒ギャル弟「最近姉ちゃんの当たりがキツすぎる……」

ピンポーン

黒ギャル「あ、誰か来た」

がちゃっ

白ギャル「俺君がぶっ倒れたって聞いてすっ飛んで来たんだけど……
大丈夫?」

俺「……このままじゃ絶対に全員揃うな……おかゆごっそさん」

黒ギャル「あ、全部食べた?じゃあ次は風邪薬とポカリだね……はい」

俺「……風邪薬はいいが……せめてポカリはコップに入れてくれよ……」

黒ギャル「ポカリは一気に飲んで一気に体に吸収させないといけないの。
うじうじ言ってないでラッパ飲み!」

先輩「黒ギャルさんの口移しだったら愛が入ってるから治りも早いかも
知れませんね」

黒ギャル「……あ、そっか」

こくこく

黒ギャル「んっ……」

俺「んっ……」

先輩「……っ!///////」

先輩「……本当に口移ししちゃった……!」

黒ギャル弟「……この連中は下手な事言うとすぐ実行に移すからなぁ……」
511 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/11(火) 01:31:25.38 ID:F163GqwAO
今回はここまで。
続きは未定です。
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/11(火) 02:00:24.36 ID:6wNomsm2o
乙!
513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/11(火) 10:21:27.23 ID:6U1eD23Go
514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/09/11(火) 22:44:48.91 ID:ccN5r+1AO
おつ
515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/12(水) 02:17:35.81 ID:SumLLM8b0
乙乙
黒ギャル可愛すぎ
516 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/14(金) 17:46:05.24 ID:3LFDcGmAO
俺「ふぁぁぁ……腹一杯になって風邪薬飲んだら眠くなって来たな……
俺は先に寝させてもらうから、お前さん達は好きな事してていいぞ」

******

(……俺は夢を見ていた)

(遥か遥か遠い昔の記憶)

(俺は子供の頃に両親を事故で亡くした)

(その後親戚に預けられた俺は、見知らぬ田舎で孤独だった)

(夏休み)

(俺は何をするでもなく、1人公園のベンチに座っていた)

(そこで俺は、1人の少女と出会った)

(うつむきベンチに座る俺に缶コーラを差し出したその少女は、俺と
余り変わらない年頃だったが、妙に大人びた雰囲気を持っていた)

(彼女は俺の隣に座り、俺の事をあれこれと訊いた)

(今思えば寂しくベンチに座っていた俺を元気付けようとしていたのだろうか)

(もう20年も前の事だ)

(今はただ、あの夏の公園の風景と彼女の声だけが記憶の片隅で眠っている)

〜〜〜〜〜〜

ざー……

かちゃかちゃ

先輩「すいません、何かお手伝い出来る事ありますか?」

黒ギャル「あ、先輩ちゃん……座ってていいよ」

先輩「でも、鬼ギャルさんも白ギャルさんも洗濯とか掃除してるし、
私だけ何もしないと言うのも……」
517 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/14(金) 17:46:32.03 ID:3LFDcGmAO
黒ギャル「そっかあ……じゃあ、この洗ったお皿拭いちゃってくれる?」

先輩「はい!」

ざー……

かちゃかちゃ

きゅっきゅっ

かちゃかちゃ

きゅっきゅっ

先輩「………………」

黒ギャル「………………」

黒ギャル「…………どしたの?何か付いてる?」

先輩「……え?……いえ……あの……ごめんなさい//////」

先輩「その……黒ギャルさんのって、大きいなぁって思って……」

黒ギャル「え?……ああ、おっぱいね」

先輩「羨ましいなぁ……」

黒ギャル「でも、先輩ちゃんもキレイなおっぱいしてるじゃん」

先輩「あの……いいですか?……触ってみても……」

黒ギャル「え?……あ、うん。いいよ」

先輩「それじゃ……失礼します」

むにゅ

たゆん……

先輩「凄い……ですね……いつからこんなに大きくなったんですか?」

黒ギャル「んー……高校の時ぐらいからかな?うちってよく食べるからさ、
おっぱいに全部行っちゃってるかもね」

先輩「ふぅん……」

むにゅむにゅ

もみもみ

先輩「………………」

もみもみ

黒ギャル「あの……先輩ちゃん……?」

先輩「……っ!す、すいませんっ!つい……」
518 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/14(金) 17:47:24.27 ID:3LFDcGmAO
黒ギャル「……えいっ」

むにゅっ

先輩「きゃっ!」

もみもみ

先輩「んっ……」

黒ギャル「なぁんだ、先輩ちゃんのおっぱいも結構おっきいじゃん」

先輩「そう……ですか?」

もみもみ

もみもみ

白ギャル「あんたらねー……」

黒ギャル&先輩「きゃっ!」

白ギャル「洗い物がなかなか終わんないとか思ってたら、俺君寝てる
間にレズプレイ?」

先輩「そ、そんなつもりじゃ……」

黒ギャル「えいっ」

もみもみ

白ギャル「揉むなっ!//////」

黒ギャル「人妻のおっぱいもなかなか……」

白ギャル「人妻言うなっ!」

ピンポーン

黒ギャル「……あ、絶対チャラ男さんとオタ友さんだ」

がちゃっ

オタ友「おいーっす!風邪悪化させに来たぞー!」

黒ギャル「あ……オタ友さん……しーっ」

オタ友「……へ?」

黒ギャル「今風邪薬飲んで寝てるの。だから……ね?」

オタ友「何だ、本当に風邪だったのか」

鬼ギャル「おにーさんも友達がいが無いなー……」

チャラ男「……ってか、おい。そこの人妻と女子高生はなんでおっぱいの
揉み合いをしてんだ?」
519 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/14(金) 17:48:09.56 ID:3LFDcGmAO
〜〜〜〜〜〜

黒ギャル弟「おいおい、なんだよー。みんなで台所でゴソゴソさぁ。
掃除手伝ってくれよっての……何やってんの?」

チャラ男「人妻と女子高生のレズプレイ」

白ギャル「アホかっ」

ぽかっ

オタ友「さー、掃除すっか」

鬼ギャル「つうかさ……これだけアタシらが騒いでんのに俺君絶賛爆睡中だね」

オタ友「そりゃあ風邪でダウンしてるからな」

黒ギャル「うん……それに、ちょっと疲れてるみたい」

鬼ギャル「黒ギャルちゃんもさぁ。アタシらみたいに生理の日以外は
いつもヤってんじゃないの?そりゃ疲れるよ」

先輩「えっ……皆さん……そんなに……?//////」

黒ギャル「そんなにヤってないっ!せいぜい2日に1回だっ!」

黒ギャル弟「アホかあんたら!未成年が2人もいるんだからちょっとは
オブラートに包めよ!」

白ギャル「はいはい、ちゃっちゃと掃除済ませちゃうよ」

〜〜〜〜〜〜

オタ友「しかし……他は散らかってんのに趣味の場所だけ奇妙に整然と
してるのは、やはりオタクの性だな」

鬼ギャル「おにーさんの部屋もこんなだよね」
520 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/14(金) 17:49:17.13 ID:3LFDcGmAO
パタパタ

先輩「んー、以外とこう言う所の埃は見落としやすいんだよねー……」

ぱさっ

先輩「……あれ?」

ひょい

先輩「何だろ、この茶色の紙……婚姻届?」

鬼ギャル「ん?どしたの?」

先輩「棚掃除してたらこんな紙が……」

鬼ギャル「……げっ!婚姻届?」

チャラ男「ん?どしたどした」

わらわら

黒ギャル弟「……何だこれ」

白ギャル「婚姻届よ。あんたも聞いた事ぐらいはあるでしょ?」

黒ギャル「なになに?どうしたの?」

たたたっ

白ギャル「あ……黒ギャルちゃん……これ」

黒ギャル「何これ……え?……婚姻届!?」

チャラ男「……そう言や俺らが役所に婚姻届出しに行った時、何故か
俺さんに会ったんすよね。挨拶したら何かコソコソ逃げてったけど……」

白ギャル「……あの時は、この婚姻届取りに来てたのか……」

つんつん

鬼ギャル「やるじゃーん、白ギャルの次は黒ギャルちゃん?」

黒ギャル「ちょ、ちょっと待って……うちこんなの知らないよ?」

ガサガサ

チャラ男「……あ。夫の欄は俺さんの名前書いてるけど、妻の欄は
空白だ」

白ギャル「え?黒ギャルちゃん知らないの?」
521 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/14(金) 17:49:52.47 ID:3LFDcGmAO
黒ギャル「うん……今までそんな話すらした事無かったし……」

オタ友「んー……これは物語が急展開だな……」

黒ギャル「ど……どうしよう……」

鬼ギャル「どうしようって……あんた、イヤなの?」

黒ギャル「違う違うよっ!俺君と結婚がイヤとかじゃなくて……その……
いきなりだからどうしていいかわかんなくなっちゃって……」

俺「んー……何だよ……騒がしいな……むにゃむにゃ」

鬼ギャル「わっ!俺君が起きた!」

オタ友「隠せ隠せ!……つうか戻せ!」

ドタバタドタバタ

俺「ふぁぁぁぁ……お前さんらはいっつもドタバタだな……」

黒ギャル「あ……俺君……体は大丈夫……?」

俺「……え?……ああ、おかげさんでちょっと軽くなったよ」

俺「……っと、チャラ男、今日は休んじまって悪かったな」

チャラ男「いいっすよ。それと、店長明日も休んでいいって」

俺「えっ?」

チャラ男「店長、無理して出て来てぶり返すより、しっかり治してから
出て来てもらった方がいいって。有給扱いにしてくれるそうっすよ」

俺「そうか……悪いな」
522 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/14(金) 17:50:43.73 ID:3LFDcGmAO
鬼ギャル「あ……それじゃ、アタシたち帰るね」

俺「……?何だよ、もうちょっとゆっくりしてけばいいのに」

白ギャル「ほら、2人の時間を邪魔しちゃいけないじゃない?」

俺「何だよ……」

オタ友「じゃあなー」

ドタバタ

俺「……何か嵐の様にやってきて嵐の様に去って行ったな……」

〜〜〜〜〜〜

俺「さぁて……どうしようかな……」

黒ギャル「あ!そうだ、俺君、服脱いでっ!」

俺「はあ?」

黒ギャル「汗いっぱいかいたじゃん。まだお風呂入れないんだから、
体拭いたげるよ」

俺「いいよ、1日ぐらい」

黒ギャル「だーめ」

俺「やだ」

黒ギャル「だめっ!言う事聞かないともうエッチしたげないよっ!」

俺「はい」

ぬぎぬぎ

黒ギャル「脱ぐんかい」

黒ギャル「……はい、じゃあ背中ね」

俺「はい」

ふきふき

黒ギャル「はい、次は脇」

俺「はい」

ふきふき

黒ギャル「胸とお腹ねー」

俺「はい」

ふきふき

黒ギャル「………………」

俺「……?」

黒ギャル「……どうやって拭こうかな……」

俺「…………ああ、チンコか。何だよ、普通に拭きゃいいじゃん」
523 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/14(金) 17:51:27.54 ID:3LFDcGmAO
黒ギャル「うん…………」

ふきふきしこしこ

俺「うおぅっ!」

黒ギャル「ど、どうしたの?」

俺「……いやさ……何か手コキみたいだなぁって……」

黒ギャル「でも他にやり方が……わっ!勃って来ちゃった……!」

俺「仕方ないだろ……」

俺「…………あのさ」

黒ギャル「ん?」

俺「婚姻届の事さ、余り深く考えなくていいよ」

黒ギャル「え……えっ?き……聞いてたの?」

俺「あれだけ騒がしかったら目も覚めるっちゅうねん」

黒ギャル「ご……ごめん」

俺「あれはさ、ただ俺が貰って来ただけの奴だから。お前さんは
プレッシャーに感じる事はないんだぜ」

黒ギャル「…………ごめんね」

俺「……っ!ちょっ!やば……出る……っ!」

黒ギャル「……えっ?わっ!わっ!わっ!」

ドタバタドタバタ

〜〜〜〜〜〜

黒ギャル「(……別にイヤだとかプレッシャーじゃないんだよ)」

黒ギャル「(こうやって俺君と一緒にいたいし……)」

黒ギャル「(……でも)」

黒ギャル「(うちなんかでいいの……?俺君……)」
524 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/14(金) 17:52:30.95 ID:3LFDcGmAO
今回はここまで。
次回は未定です。
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/14(金) 18:21:49.35 ID:3val7nWIO
乙ー
526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/14(金) 18:54:26.42 ID:GphX1FKIO
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/15(土) 17:29:17.59 ID:OXuEJBzxo
えっ、聞いてたの? とか ご、ごめんとか言いながらも手を止めない黒ギャル……恐ろしい子
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/15(土) 18:50:54.09 ID:OYWTlKHE0
おいついたー^^
529 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/20(木) 01:43:46.61 ID:lEtlT1xAO
******

〜ある朝〜

俺「ん………………」

俺「んんん…………」

俺「……………………」

俺「ふぁぁぁ…………」

俺「むにゃ……もうこんな時間か」

俺「やべーな……昨夜黒ギャルとヤってから、また裸のままで寝ちまったよ……」

俺「もういい加減朝晩は寒くなってきたからやめないとな……」

黒ギャル「くぅ……すぴー……」

ごろん

俺「…………」

俺「しかし、よく寝るよな」

俺「………………」

くちゅ……

黒ギャル「……んっ」

ぴくん

くちゅくちゅ……ぬるっ

黒ギャル「んっ……ああん……」

俺「おーい、起きろ」

くちゅくちゅくちゅ

黒ギャル「あっ……俺君……なんでおちんちん2本あるの……むにゃ……」

俺「どんな夢見てんだよ」

黒ギャル「むにゃむにゃ……ぐう……」

俺「これだけやってまだ起きないってか……よーし」

ぎしっ

ぴとっ

ずぶぶ……

黒ギャル「んんっ…………」

ずぶうぅぅ…………

………………。

ずっずっずっずっずっずっずっずっずっ

黒ギャル「……ああんっ!あっ!あっ!あっ!あっ!」

俺「起ーきーろー」
530 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/20(木) 01:44:13.74 ID:lEtlT1xAO
ずっぷずっぷずっぷずっぷずっぷずっぷ

黒ギャル「むにゃ、ダメ、俺君……おちんちん2本も入れたらダメ……」

俺「この状態でまだ目を覚まさないってのもある意味……つうか早く
起きてくれ、そろそろ……」

黒ギャル「んっ!んっ!んっ………………ふにゃっ!?」

黒ギャル「……お、俺君……何やってんの!?」

俺「やっと起きたか……おはようのキスならぬおはようのちんこ」

黒ギャル「もー、何してんのよぉ……ふぁぁぁ……」

俺「つうかお前さんどんな夢見てたんだ」

黒ギャル「夢……何がぁ?」

俺「……まあいいや」

ずるん

黒ギャル「あんっ」

俺「さて、シャワー浴びて来るか」

黒ギャル「……あ、あれ?」

俺「ん?」

黒ギャル「あ、あの……続き……は?」

俺「続き?続きは別料金になります」

黒ギャル「えー?もー、ちょっと、最後まで責任取ってよっ!」

ぴろぴろぴろん♪

俺「お、電話だ」

黒ギャル「ぶー」

俺「はい、もしもし」

?『もしもし、俺さんですか?』

俺「はい……そうですけど」

?『荒巻出版の編集長です。今ちょっとお時間よろしいですか?』

俺「あ……はい」
531 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/20(木) 01:44:40.43 ID:lEtlT1xAO
〜〜〜〜〜〜

黒ギャル「数打ちゃ当たるじゃないけど、荒巻出版にも小説持ち込み
しといて良かったね」

俺「それは褒めてるのか貶してるのか」

黒ギャル「でも、荒巻出版の編集長さん直々に呼び出しとか、これって
期待度大じゃない?」

俺「どうだろうな……まあ、大抵の場合不採用だとこないだの西村書院
みたいに郵便通知だからな。荒巻出版の場合は持ち込みだから……」

黒ギャル「もー、俺君ネガティブ過ぎだよ。もっとポジティブに
行かないとっ!」

俺「ポジティブシンキングではたき落とされる方がダメージデカいじゃ
ないか……っと、着いた着いた」

黒ギャル「ふあああ……デッカいビル……」

俺「出版不況と言われて長いが、その中でもトップに君臨し続けた
出版社だからな」

黒ギャル「……なんか不安になって来ちゃった」

俺「何だよそれ……じゃ、行くぞ」

〜〜〜〜〜〜

黒ギャル「……なんか、応接室一つ取ってもいちいち豪華って言うか」

俺「何かすげー静かだしな……むちゃくちゃ圧迫感つうか」

こんこん

黒ギャル「うわ、来たっ」

がちゃ
532 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/20(木) 01:45:06.86 ID:lEtlT1xAO
編集長「はじめまして。荒巻出版の編集長です。あなたが俺さんね?」

俺「あ、はい」

黒ギャル「(うわぁ……スゴい綺麗な人……)」

黒ギャル「(うちよりだいぶ年上っぽいけど……負けた……)」

編集長「……こちらの女性は?」

俺「……え?あ、すいません、僕の彼女です」

編集長「随分と若い彼女さんね。おいくつ?」

黒ギャル「あ、はた……いえ、21です」

編集長「そう。俺さんは私と同い年だから、10歳も違うのね」

俺「は……はあ……」

編集長「まず、このファンタジーの長編ね」

俺「あ、それは一番力を入れました。何せラストをどうするかで……」

編集長「回収出来ていない伏線が5箇所。かと思えば、ラスト直前で現れた
剣士、これは何の伏線も無しに突然現れて問題解決なんて……俺さん、
もしかしてめんどくさくなったの?」

俺「い、いえ……そう言う訳では……」

黒ギャル「(うっわぁ……厳しいなぁ……)」

編集長「それに……これは長編を書きたがる人が必ず陥る失敗。
独自の設定が多すぎる。何?設定資料集片手に小説読ませるの?」

俺「うう……」
533 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/20(木) 01:45:32.37 ID:lEtlT1xAO
編集長「それにこっちの短編。私は、ヒロインの華奈が出て来て
2ページでオチが読めたわ」

俺「に、2ページ……」

編集長「オチがすぐ読めるのはまだいい。ただあなたの場合そのオチが
待ち受けているラストまで大した盛り上がりも無しに終わってる。
……どうやらオチが読まれるのを解ってなかったみたいね」

俺「……へい」

黒ギャル「……ちょっと、編集長さんっ!」

俺「……っ!?」

編集長「なに?」

黒ギャル「いくら自分の好みに合わなかったからって、そこまで
こき下ろす事無いんじゃないんですか?」

俺「おい、やめろって」

編集長「…………」

黒ギャル「じゃあお訊きしますけど、小説を読む人全員が東野圭吾を
好きですか?宮部みゆきのファンですか?馳星周にハマりますか?
感性なんて人それぞれなんですっ!」

俺「やめろ!」

黒ギャル「だって……!」

俺「……すいません」

編集長「……確かにその通りね。でも、うちは出版不況と言われている
今だからこそ安易な新人作家の出版に頼らず、質の良い作品を、座右に
置きたいと思って貰える本が出したいの。一年後にブックオフの100円
コーナーに並ぶ様な作品はいらないのよ」
534 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/20(木) 01:46:02.53 ID:lEtlT1xAO
俺「ありがとうございました……」

がたっ

編集長「………………」

編集長「来週から1ヶ月間、うちのサイトでニューカマーノベルズ・
コンペティションって言う企画をやるの」

俺「……え?」

編集長「応募作品をサイト上で公開、一般閲覧者による投票形式で
ランキングを競ってもらうの」

編集長「見事最多投票数を勝ち取った人は、うちの出版社ブランドで
書籍化の権利。場合によってはうちが出してる雑誌で新連載も有り得るわね」

黒ギャル「………………」

編集長「さぁて。うちものんびりしていられるほど余裕がある訳じゃないし。
持ち込みでこき下ろされたぐらいでめげる様な人が応募してこないと良いけど」
535 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/20(木) 01:46:34.98 ID:lEtlT1xAO
今回はここまで。
続きは未定です。
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/20(木) 13:38:15.46 ID:BkmFxl/IO
537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/21(金) 07:40:50.27 ID:9e+Ol6cr0
538 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/24(月) 16:47:34.86 ID:57c//zIAO
******

俺「……なあ」

黒ギャル「ん?」

俺「お前さんの気持ちは解るけどさ。あれはマズいぞ」

黒ギャル「うん……」

俺「それにしても……あそこまで完膚無きまでに叩きのめされると
さすがにヘコむよなぁ……」

黒ギャル「そう言えば編集長さん、帰り際にネットでどうとか言ってたね」

俺「あー、言ってたな。応募作品をサイトで公開して人気投票」

黒ギャル「……どーすんの?」

俺「……んー、どうするかなぁ……」

ぴろぴろぴろぴろん♪

俺「お、電話だ。……オタ友からだ……ほいほーい」

オタ友『よう、お前今日暇だよな?』

俺「何だその結論ありきな言い方はよ」

オタ友『実は今日みんなでな、『ほぼ一周年パーティ』ってのをしようか
って考えてんだよ』

俺「曖昧過ぎて何がなにやら」

オタ友『おいおい、忘れてんのか?お前や俺達が付き合い始めて大体
一年じゃないか』

俺「あー、そう言やそうだな。俺も歳を取るはずだ」

オタ友『でさ、みんなで集まってパーティしようって話をな、鬼ギャルや
白ギャルちゃんともしてるんだよ』

俺「つうか、もうほぼ話は固まってんだろ?」

オタ友『まあな』
539 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/24(月) 16:48:21.64 ID:57c//zIAO
俺「で、どこでやるんだ。どっか店でも借りてやるのか」

オタ友『残念だが予算的にはそれは厳しくてなあ』

俺「……俺んちかよ」

鬼ギャル『当ったりぃ〜♪』

俺「おわっ、びっくりした」

鬼ギャル『あのさ、弟と先輩ちゃんにも声かけてんだよ』

俺「何と根回しの早い……ってちょっと待て、『今日』って言ったな?」

鬼ギャル『うん』

俺「つうか今3時じゃねえか。夕方から始めるにしてもあんまり時間が
無いじゃないか」

鬼ギャル『4時』

俺「あ?」

鬼ギャル『4時にさ、ボーパルバニーの前で集合ってのどう?そっから
みんなで酒とか食料の買い出しに行くの』

俺「………………」

俺「(ま、みんながパーティやってくれるって言ってくれてるんだからな……)」

俺「……解ったよ。4時にボーパルバニー前だな?」

鬼ギャル「おっけー♪じゃ4時にアタシの『CJ』で迎えに行くからね♪」

俺「……『CJ』?」

鬼ギャル「アタシの愛車の名前ぢゃん♪おにーさんが付けてくれたんだよ」

俺「(……アイツらしいな)」

鬼ギャル『じゃ、そーゆー事でねー♪』

ぷちっ

俺「……と言う事だそうだ」
540 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/24(月) 16:49:10.45 ID:57c//zIAO
〜〜〜〜〜〜

部下「編集長、相変わらず厳しいっすね」

編集長「何が?」

部下「さっきの持ち込みの兄ちゃんですよ。多分本人にしたら渾身の
力作だったんだろうけど……」

編集長「力作かどうかは第三者が判断するのよ。自称だけならサルでも
出来るわ」

部下「(ふぇー……怖い怖い)……あ、編集長何か飲みますか?」

編集長「……そうね」

部下「俺はミルクティーで……編集長はいつものコーラでいいですよね?」

編集長「ええ、いいわ」

ちゃりんちゃりん

ぴっ

がたがた

部下「ほい、編集長。……つうか、編集長にコーラって何か似合わない
ですね」

編集長「ごくごく……何?文句でもあるのげふ」

部下「……無理に喋らなくても良いですよ、ゆっくりで」

編集長「……何かね……好きなのよ。覚えてないんだけど、すっごーく
昔から……何でだろ」

部下「ごくごく……何か思い出でもあるんですかね?淡い思い出とか」

編集長「……何が言いたいの?」

部下「いやいや何も。……さぁて、溜まってる原稿でも取りに行くかぁ」
541 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/24(月) 16:49:54.20 ID:57c//zIAO
〜〜〜〜〜〜

がちゃがちゃ

がちゃっ

俺「うおーっ、やっと帰ったぞー!」

どさっ

鬼ギャル「ふーっ、買ったねー!」

オタ友「殆ど酒じゃないか……飲みきれるのか?」

鬼ギャル「もし飲めなかったら飲めなかったで弟と先輩ちゃんに」

俺「おーっとそれは絶対NGだぞ。解ってるな?」

鬼ギャル「えー、つまんないなぁ」

俺「つまるつまらないの話じゃないだろ。弟と先輩ちゃんはあくまで
未成年なんだから。バレたらどう責任取るんだ」

鬼ギャル「今時高校生で飲酒なんてさぁ」

オタ友「まあまあ、まずは俺達が酔っ払ってから。だろ?」

もみもみ

鬼ギャル「……もう!おにーさんエロすぎ!」

先輩「…………///////オタ友さん、積極的………」

チャラ男「おーい、先輩ちゃんのスイッチが入りそうっすよ」

俺「それともう一つ言っとくがな、酔った勢いを言い訳にして変な事とか
考えるなよ?弟と先輩ちゃんは未成年なんだから」

弟&黒ギャル「えー」

俺「お前らが不満を述べるな」

先輩「わ、私は別に…………///////」

俺「……おい、先輩ちゃんのスイッチどうやって切るんだ?」
542 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/24(月) 16:50:48.41 ID:57c//zIAO
白ギャル「別にいいじゃん。乱交するって訳でもないんだしさ。むしろ
あたしは見られる方が」

俺「……君だけはと思っていたんだが……」

オタ友「さあ、早くパーティ始めようぜ。腹ペコペコだ」

〜〜〜〜〜〜

黒ギャル「ふー、食べた飲んだぁ♪」

俺「さすがこの人数だと、酒の減りも速いな」

白ギャル「ねー、暑いよー」

俺「そりゃ鍋パーティだったからな。……つうかもう9月も終わりだぞ?
そんなに暑い事があるか?」

チャラ男「……やべ」

俺「ん?何がヤバいんだ?」

白ギャル「我慢出来ない!脱ぐっ!」

ぬぎっ!

俺「!!!!!!!!!」

オタ友「ななな、何やってんだよ!」

チャラ男「やっぱ始まっちゃったかー」

俺「何だよ」

チャラ男「いやね……あいつ飲むと暑い暑いっつってすぐ脱ぎたがるんすよ」

俺「確かに……顔だけじゃなくて体も赤くなってんな」

チャラ男「……俺さん、止めた方がいいっすよ」

俺「へ?……って、うわっ!下は脱ぐな!」

白ギャル「えー?なんでー?」

するっ

俺「うわっ……本当に脱いだ……」
543 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/24(月) 16:51:26.81 ID:57c//zIAO
チャラ男「……おーい、そこまでにしとけな。弟も先輩ちゃんもいるんだから」

俺「そこまでって?」

チャラ男「うちだと、全部脱ぐっすから……さすがにそれはマズいっしょ?」

俺「まあ、弟と先輩ちゃんにはそこまでは刺激が強いな」

チャラ男「それに、うちの白ギャルの細い体見ても物足りないっしょ?
ん?ん?」

ぱかーん!

チャラ男「はうっ!」

俺「おおう、久し振りに白ギャルちゃんの拳がクリーンヒット」

白ギャル「貧相な体で悪かったね!べーっ!」

俺「はいはい、解ったから服を着なさい」

白ギャル「やだー、暑いもん」

俺「はー……予想はしてたが……やっぱりドタバタになったな……」

〜〜〜〜〜〜

先輩「それじゃあ、私達は学校があるんでこれで」

黒ギャル弟「ってか……何でみんな下着姿になってんだよ……」

黒ギャル「いーじゃん、ノリよノリ♪」

鬼ギャル「別にアタシらの水着見た事あるんだからいーじゃん」

黒ギャル弟「そう言う問題じゃなくてだな……まあいいや。じゃなー」

黒ギャル「おう、気をつけて帰んなよ。それと、しっかり先輩ちゃんを
送ってあげなよ」

黒ギャル弟「わ、解ってるよ!」
544 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/24(月) 16:52:16.65 ID:57c//zIAO
先輩「じゃ、失礼します。今日は楽しかったです♪」

俺「じゃあな。気をつけて」

がちゃ

鬼ギャル「……うーし、飲むぞー!」

俺「まだ飲むのかよ……」

〜〜〜〜〜〜

〜ベランダにて〜

俺「………………」

俺「……ふう」

がらっ

ぽんっ

黒ギャル「よっ、俺君どーしたの?」

俺「ん?……ああ、ちょっと風に当たろうと思ってな」

黒ギャル「んー、じゃうちも付き合っちゃお♪」

俺「おいおい、まだ下着姿なのかよ。風邪引くぞ」

黒ギャル「大丈夫♪俺君にくっついてたらあったかいし」

ぴとっ

俺「………………」

俺「…………あのな」

黒ギャル「ん?」

俺「……ありがとう」

黒ギャル「へ?な、なに?どーしたの?いきなり」

俺「いや……1年も俺と付き合ってくれてさ」

黒ギャル「……お礼を言うのはうちの方だよ」

黒ギャル「あの時、俺君と出会ってなかったらこうして2人でいる事も
無かったんだしさ……」

黒ギャル「それに、俺君がいたから、いじめられてても立ち直れたし、
やり直せた。俺君がいたからうちがいるんだよ」
545 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/24(月) 16:53:00.82 ID:57c//zIAO
俺「………………」

黒ギャル「…………ね」

俺「ん?」

黒ギャル「……んー、あー、またあの時と同じだー」

俺「おいおい、何だよ」

黒ギャル「……あのね、俺君」

俺「………………」

黒ギャル「うちと……結婚して……下さい」

俺「………………」

俺「……ちょっとトイレ」

黒ギャル「もー!なんでそこではぐらかすかなっ!」

俺「ダメなんだよ、俺昔っから緊張に弱くってさ」

黒ギャル「もー!うちから意を決してのプロポーズなのにっ!」

俺「ははは、悪い悪い」

俺「……そうか、結婚か……」

がらっ

鬼ギャル「何2人っきりでいいムードになってんのー?」

俺&黒ギャル「うわっ!」

鬼ギャル「寒いから中入りなよ。おにーさんと白ギャルちゃん寝ちゃったしさ」

俺「え?大丈夫なのか?」

鬼ギャル「あ、それは大丈夫。ただ眠たいって言ってそのまま寝ちゃったから」

俺「そう言ってもなぁ……って、おい!何で白ギャルちゃんとオタ友が
一緒にベッドで寝てるんだ!しかも白ギャルちゃんはまだ下着姿じゃないか!」
546 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/24(月) 16:54:05.88 ID:57c//zIAO
チャラ男「ちょっとしたイタズラっすよ。2人が起きたらどんな顔する
かなぁって」

俺「お前らなぁ……また白ギャルちゃんの鉄拳制裁喰らっても知らんぞ?」

白ギャル「んん……チャラ男……」

俺「あーあー、寝ぼけちゃって」

オタ友「むにゃむにゃ……鬼ギャル……」

チャラ男「こっちも豪快に寝ぼけちゃってるっすね……」

オタ友「んん……」

白ギャル「チャラ男……しよーよぉ……」

ぐいっ

ぎゅっ

全員「………………」

俺「ヤバいっ!」

黒ギャル「は、はがしてっ!はがしてっ!」

鬼ギャル「ちょっ!ちょっと……!」

チャラ男「だぁぁぁっ!」

オタ友「ふ、ふにゃ!?」

白ギャル「ふぁっ!?」

俺「ふー……間一髪だった……だから言わんこっちゃないんだよ……」
547 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/24(月) 16:54:40.82 ID:57c//zIAO
今回はここまで。
次回は未定です。
548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/24(月) 17:25:50.61 ID:ZjhI22tIo
乙!
549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/24(月) 17:38:15.86 ID:stVveozIO
乙ー
550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/24(月) 18:11:02.87 ID:A1qM4AWIO

こんな友達欲しい
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/09/24(月) 23:53:41.00 ID:M3QxiZZAO
乙です
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/26(水) 21:09:56.54 ID:MnL3GkOE0
おちゅっちゅ!
553 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/27(木) 16:21:28.17 ID:8Dhz12qAO
******

〜仕事場にて@休憩中〜

がちゃっ

店長「話は聞かせてもらったぞ、俺君!」

俺「どわっ!何なんすか、店長!」

女スタッフ「俺さん、冷たいじゃないですか!どうして言ってくれなかったんですか?」

俺「だから何なんだよっ!」

店長「しらばっくれても無駄だぞ。ニューカマーノベルズ・
コンペティション
とやらの話だ」

俺「……え?……ああ……って何で知ってんですか?……って、チャラ男!」

チャラ男「別にいいじゃないっすか。恥ずかしい事やってる訳じゃないんだし」

俺「知り合いに読まれるとか思うと恥ずかしいんだよ」

チャラ男「でも俺さん本名で投稿してるし」

店長「それでな、微力ながら俺達も一票を投じさせてもらったぞ」

俺「え……本当ですか?」

女スタッフ「私も携帯から投票しましたよ」

俺「はー……あ、ありがとう……」

店長「よし、みんなで事務室行こう!」

〜〜〜〜〜〜

俺「店長、店のパソコンでいいんですか?」

店長「こまけえこたぁいいんだよ……っと」

かちゃかちゃ

チャラ男「っと出た。これがランキングっすね」
554 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/27(木) 16:21:55.28 ID:8Dhz12qAO
女スタッフ「何この『愛空』っての。スゴい票取ってんだけど」

チャラ男「……ああ、昔ケータイ小説って流行っただろ?そん時に
書籍化だの映画化だのって話題かっさらったヤツの小説だな」

女スタッフ「そんなスゴい小説家が応募してるんだ……」

俺「スゴいっつっても君は知らないかも知れないが当時は賛否両論
でな。根強いファンこそいても後の作品がさっぱりだったんだ」

店長「1位が『愛空』で、2位が俺君の小説か……」

女スタッフ「こう言っちゃ何ですけど……結構、差が……」

全員「………………」

店長「ま、まあ投票期間はまだ半月ぐらいあるしな。逆転サヨナラも
充分あるさ」

〜〜〜〜〜〜

〜そして……投票締め切り直前〜

〜俺んちにて〜

俺「さて、皆様。いよいよ運命の時がやって参りました」

黒ギャル「投票締め切りは、午前0時……後2時間だね」

鬼ギャル「……ってか先輩ちゃん、なんで白装束なの?」

先輩「いえ……せめて俺さんの為に水垢離でもと思いまして」

俺「気持ちは嬉しいけど、そんな事したら風邪引いちまうよ」

オタ友「……よし、パソコンを開くぞ」
555 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/27(木) 16:22:43.25 ID:8Dhz12qAO
全員「………………」

白ギャル「んー……これは……その……」

チャラ男「『愛空』が15,782票に……俺さんのが……」

黒ギャル「……10,013票……」

俺「後、2時間、か……」

〜〜〜〜〜〜

〜そして午前0時〜

俺「……『愛空』16,182、俺のが10,903……か」

鬼ギャル「…………」

チャラ男「…………」

黒ギャル「……あの……俺君……」

俺「あ?」

黒ギャル「あのさ……うん、次があるよ!ね?」

俺「……おいおい、何だよ。そんな顔しちまってさ。……意外と俺は
大丈夫だからさ。こう言うの慣れてるし」

俺「だからさぁ、そんな顔すんなって……」

ぴろぴろぴろん♪

俺「……お、電話だ。誰だよこんな時間に……」

俺「……荒巻出版の編集長じゃないか……」

黒ギャル「うっわー、こんな時にかけてくるなんてイヤミだなぁ……」

俺「……もしもし?」

編集長『俺君、残念だったわね。大差での2位』

鬼ギャル「……このババア殴らせろ一発でいいから」

オタ友「落ち着け落ち着け」

俺「はあ……」

編集長『あら、元気が無いのね』

俺「そりゃそうですね。負けたんですから」
556 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/27(木) 16:23:26.77 ID:8Dhz12qAO
編集長『……まあ、いつまでもいつまでも落ち込んでいられても
困るんだけどね』

俺「……は?」

編集長『今回の作品以外にも書きためてあるんでしょ?』

俺「はあ……いくつかは」

編集長『じゃあ今度、それ全部もってうちに来てくれる?』

俺「ちょ……意味が解らないんですけど……」

編集長『再来月、うちからノベルムックが出るんだけど、それの
小説枠が1つ空いてるのよ……興味が無いんなら他の人に頼むけど?』

俺「……えっ!?それは……えっと……その……」

編集長『余り時間は取れないわよ。……そうね、来週中には持ってきて
ちょうだい』

〜〜〜〜〜〜

俺「……しかし、びっくりしたな。1位の雑誌連載にばっかり気が
行ってたけど、2位にもあったとはな」

黒ギャル「みんな、喜んでたね」

俺「まあ、まだ単発掲載だしな。後が続くとかまだ解んないし」

ぎゅっ

俺「……ん?どうしたんだよ」

黒ギャル「……何か、俺君が遠くに行っちゃいそうな気がして……」

俺「何言ってんだよ。そんな訳あるかよ」

黒ギャル「……偉くなっても、どっかに行っちゃわない?」

俺「行かないよ。こんな可愛い彼女置いてどこ行くんだよ」
557 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/27(木) 16:25:04.64 ID:8Dhz12qAO
黒ギャル「……へへへ/////ね、も一回言って?」

俺「んごー」

黒ギャル「寝るなー!」

黒ギャル「……えいっ」

しこしこ

俺「おおっふ」

黒ギャル「へへー、目が覚めた?」

俺「……この野郎!」

がばっ

黒ギャル「きゃっ!」

俺「………………」

黒ギャル「………………」

俺「……好きだよ」

黒ギャル「うん……うちも大好き」

〜〜〜〜〜〜

〜翌朝〜

俺「じゃ、仕事行って来るからなー」

黒ギャル「うん……行ってらー」

俺「……大丈夫か?」

黒ギャル「……アソコがヒリヒリするよぅ……」

俺「……ちょっとヤりすぎたかな?」

黒ギャル「9回はヤりすぎだよっ!」

俺「ははは。じゃあな」

黒ギャル「うん。気を付けてね」

がちゃっ

ばたん

黒ギャル「………………」

黒ギャル「んー…………」

黒ギャル「アソコヒリヒリ……でも、やる事やっとかないとね……
んしょっと……あいたた」

〜〜〜〜〜〜

ガチャガチャ

きゅっきゅっ

黒ギャル「……よし、洗濯に洗い物終わりっ!後は取り込みだけだね。
……うん、うちっていいお嫁さん♪……言っちゃった♪」
558 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/27(木) 16:25:48.66 ID:8Dhz12qAO
ぴろぴろぴろん♪

黒ギャル「あれ?電話だ。誰からだろ?」

ぴっ

黒ギャル「はい、もしもーし」

黒ギャル「……はい、そうですけど」

黒ギャル「………………」

黒ギャル「……え?……あの、もう一度……」

黒ギャル「………………」

黒ギャル「…………俺君が…………交通事故…………」
559 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/27(木) 16:26:22.60 ID:8Dhz12qAO
今回はここまで。
続きは未定です。
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/27(木) 16:29:53.36 ID:/9ylPDE20
ありがち
561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/27(木) 16:43:47.70 ID:y+Np8Nb/0
おちゅっちゅ!!
562 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/28(金) 02:13:00.33 ID:mJRkLSSAO
******

鬼ギャル「えっ!?……ちょっと、それマジなの!?……泣いてないで、
すぐ車で迎えに行くから!どこの病院!?」

〜〜〜〜〜〜

店長「それで……そうか……かなり危ないのか……解った、俺もすぐ行く」

〜〜〜〜〜〜

オタ友「って……どこで事故ったんだよ!?何やってたんだ!?」

〜〜〜〜〜〜

黒ギャル弟「信号待ちで車が突っ込んで……解った、俺もすぐ行くよ。
……うん、先輩も」

〜〜〜〜〜〜

白ギャル「ちょっと……ホント!?……うん、チャラ男にもすぐ
連絡するから!」

〜〜〜〜〜〜

〜病院にて〜

黒ギャル「はあ……はあ……俺君は?俺君はどこ!?」

看護師A「……俺さんのご家族の方ですか?」

鬼ギャル「え……?いや、その……」

黒ギャル「…………妻ですっ!」

黒ギャル弟「(…………姉ちゃん…………)」

看護師A「今手術中です。しばらくお待ちになって……」

黒ギャル「手術って……そんなに酷いんですか!?」

看護師B「すいません!輸血の準備お願いします!」

看護師A「……分かりました!」

黒ギャル「輸血って……そんな……」
563 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/28(金) 02:13:35.30 ID:mJRkLSSAO
ぐいっ

看護師A「きゃっ!」

黒ギャル「う、うちの血液型は俺君と同じO型ですっ!お願いします!
うちの血、全部俺君にあげて下さいっ!」

黒ギャル弟「姉ちゃん、落ち着けよ!」

黒ギャル「やだっ!俺君死んじゃやだっ!早くっ!」

看護師A「分かりました、必要になればお呼びしますので、落ち着いて
お待ち下さい!」

黒ギャル「俺君!俺君!俺君!」

〜〜〜〜〜〜

チャラ男「……俺さん、どうなっちまうんすかね……」

オタ友「……大丈夫……大丈夫だよ……あいつは殺したって死にゃしないさ……」

黒ギャル「うっ……うっ……」

がたがた……

鬼ギャル「黒ギャルちゃん……」

ぎゅっ

黒ギャル「うっ……えっく……」

鬼ギャル「大丈夫……大丈夫だから……」

白ギャル「俺君の事だから……また笑いながら出て来るって……」

がちゃっ

黒ギャル弟「……あっ」

先輩「先生……っ!」

だっ

黒ギャル「……先生っ!俺君は……っ!」

医師「……申し訳ございません。最善を尽くしましたが……残念ながら……」

黒ギャル「うそ…………そん……な……」

ふらっ

……どさっ

鬼ギャル「黒ギャルちゃんっ!」
564 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/28(金) 02:14:23.53 ID:mJRkLSSAO
******

黒ギャル「(……もうどれくらいの時間が経ったんだろう)」

黒ギャル「(俺君は……もう何も話さなくなった俺君は……うちを
おいてベッドの上で眠ってる)」

黒ギャル「(……いつまでもあの瞬間が続くなんて思ってたうちが
馬鹿だった)」

黒ギャル「(こんな時に限って……俺君に伝えたい、話したい言葉が
次から次へと溢れ出て来る)」

黒ギャル「(でも、俺君にはもう届かない……)」

黒ギャル「(…………ね)」

黒ギャル「(……意地悪しないでよ。今すぐ目を開けて、冗談だよって
笑ってよ)」

黒ギャル「(お願いだから……今までのうちを嘘にしないで……)」

黒ギャル「(また……エッチしようよ……もうすぐ寒くなるよよ?
2人で、ベッドの中であったまろうよ……)」

黒ギャル「(…………ねえ)」

〜〜〜〜〜〜

………………。

俺「(…………ここは…………?)」

俺「(……寒い……川……?)」

俺「(……あれは……黒ギャル……と……俺……?)」

俺「(……何で俺、ベッドで寝てるんだ?)」

?「…………君」

俺「(……誰?)」
565 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/28(金) 02:15:13.09 ID:mJRkLSSAO
?「……君……へ来たの?」

?「……つも……ったからな……」

俺「(…………何だか……とても懐かしい…………)」

ぱしゃ……

俺「(……そっちへ……行きたい……)」

?「……てもいいの?」

俺「(…………え?)」

?「……がいるんじゃないのか?」

くるっ

俺「(……黒ギャル……)」

?「まだ、こっち……来るのは……早いわよ」

?「大事……がいるんだろ……ってあげなさ……」

シュゥゥゥゥ!

俺「(…………光が…………ドア…………?)」

俺「(俺………………)」

俺「(……そうだ……帰らなきゃ……いけないんだ)」

かちゃ……

俺「(…………っ!)」

俺「(体が…………ドアの方に……)」

俺「(………………)」

俺「(父さん……母……さ……ん……)」

シュゥゥゥゥ…………

〜〜〜〜〜〜

黒ギャル「うっ……えっく……俺君……」

黒ギャル「俺君……俺君……」

すっ

なで……

黒ギャル「………………」

黒ギャル「…………え?」

俺「………………」

俺「……お前さんって……ホント……よく泣くよな……」

黒ギャル「……うそ……俺……君……?」
566 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/09/28(金) 02:16:24.53 ID:mJRkLSSAO
今回はここまで。
次回が最終回となります。
567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/28(金) 03:32:10.15 ID:Yh41bGXIO
568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/28(金) 16:52:39.78 ID:sQdYYov40
臨死体験wwおちゅっちゅ!!!
569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/28(金) 17:37:43.75 ID:XKy2uklZo
乙乙。
いよいよ最終回か
570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/09/28(金) 20:04:36.55 ID:YcFRYidMo
事故怖い…
571 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/02(火) 12:02:24.85 ID:F0cZHUlAO
******

〜半年後〜

たたたたたっ

ぽかっ

オタ友「よっ!何硬くなってんだよっ!」

俺「いてっ!いきなり何なんだよ!」

チャラ男「まさか死後硬直が半年遅れで来たとかじゃないっすよね?」

俺「あのなあ……まあ確かに半年前は一回死んでたがゾンビじゃ
ないんだからさ」

オタ友「しっかし、生き返るとは思わなかったな」

俺「……だよなあ。自分でも不思議だぜ」

チャラ男「黒ギャルちゃんにお礼言ったっすか?結構俺さんに輸血
したらしいっすよ」

俺「……ああ……あいつが、俺の中にいるのか……何か不思議な感じだな」

オタ友「映画化決定か?その前に小説化だな」

チャラ男「タイトルは『ギャル・オブ・ザ・デッド』で決まりっすね」

俺「だから俺はゾンビじゃねえっての!ロメロ呼ぶ気かお前は」

こんこん

がちゃっ

式場係員「失礼します。お式まで後20分少々となりましたので、ご準備の
方、よろしくお願いします」

俺&チャラ男&オタ友「へーい」

チャラ男「最近は合同結婚式だと安くなるなんてプランもあるんすね」

俺「最近は結婚が遅くなってる上に結婚式を挙げない連中が多い
らしいからな。必死なんだろ」
572 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/02(火) 12:03:04.79 ID:F0cZHUlAO
俺「さぁて……行くか」

オタ友「……待ってくれ、腹痛い」

俺「……やっぱりか……早く行って来いよ」

チャラ男「どうしたんすか?」

俺「あいつ、昔っから緊張に弱くてな」

チャラ男「へえ」

俺「高校ん時の卒業式、代表授与じゃなく個人授与だったから、あいつ
見ててハラハラするぐらい顔面蒼白だったな」

〜〜〜〜〜〜

司会『それではただいまより、俺家、黒ギャル家、チャラ男家、白ギャル家、
オタ友家、鬼ギャル家合同結婚披露宴を行いたいと思います。新郎新婦の
ご入場です』

〜入場曲〜

俺「うおっ、まぶしっ」

黒ギャル「うわー……めちゃめちゃ緊張してきた……」

オタ友「………………」

鬼ギャル「………………」

チャラ男「……2人とも緊張し過ぎて軍隊の行進みたいになってるっすよ」

ぱちぱちぱち

俺「ふえー、人がいっぱいいるな」

チャラ男「そりゃ合同結婚披露宴すからね……でも俺は不満があるっす」

俺「何だよ」

チャラ男「何で入場曲をスタン・ハンセンの入場曲にしてくんなかったんすか……」

俺「……お前ロープまで用意してたもんな……」
573 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/02(火) 12:03:56.18 ID:F0cZHUlAO
〜〜〜〜〜〜

俺「さて……テレビとかでは見た事あるが……実際ここに座ると
やっぱり緊張するな……」

黒ギャル「なんかめっちゃ見られてるよね……」

かたっ

オタ友「ん?何だこのバケツみたいなの」

白ギャル「お酒を入れる為の入れ物だよ。式の間中みんながお酌しに
来るけど、それを全部飲んでちゃ大変な事になるでしょ?だから、
受け取ったお酒をこっそりこの中に入れるのよ」

オタ友「へえ」

司会『えー、それではここで皆様に、本日の主役でありますご3組の
新郎新婦の馴れ初めについてご紹介させて頂きます』

司会『まずオタ友さんと鬼ギャルさんの出会いは今から1年前、あの
伝説のボーパルバニーの前で出会ったのがきっかけでした』

俺「……よう、あのボーパルバニーってそんなに有名だったの?」

鬼ギャル「後で聞いたんだけど、あそこで出会った男女は永遠に
結ばれるんだって」

俺「……どっかで聞いた事あるな」

司会『チャラ男さんと白ギャルの出会いは、プロレス観戦がきっかけでした』

俺「え?そうだったの?」

白ギャル「あの時は全然別で見に来てたんだけどね」
574 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/02(火) 12:04:42.06 ID:F0cZHUlAO
司会『レスラーの鉄柵攻撃から身を挺して白ギャルさんを守った
のがチャラ男さんでした。因みにその時のカードは棚橋弘至×永田裕志でした』

俺「いるか?その情報」

司会『最後に、俺さんと黒ギャルさんの出会いについてご紹介させて
頂きます。お二人の出会いは6年前。とあるスーパーで女性に絡まれて
いた黒ギャルさんを助けたのが俺さんでした』

司会『その日から黒ギャルさんは俺さんに一目惚れ。何とか彼のハートを
射止めようと黒ギャルが辿り着いたのはYahoo!の知恵袋でした』

会場『どっ!』

司会『ベストアンサーの通り、彼女は黒ギャルに大変身。ところが、
黒ギャルに変身はしても俺さんとの出会いが無ければ意味は無い。
そう気付いた黒ギャルさんは一念発起、自らの想いをしたためたラブレターを
手に俺さんの職場に突撃したのです』

俺「んー、そう言う事もあったなあ」

黒ギャル「そう言う事もって、去年の事じゃんか。もー」

〜〜〜〜〜〜

〜そして〜

店長「俺君!おめれとう!俺は!非っ常に嬉しいぞぉ!」

俺「わ、店長」

チャラ男「ひゃあ……随分へべれけになってるっすね……」
575 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/02(火) 12:05:34.74 ID:F0cZHUlAO
店長「俺君!俺からのはなむけだ!いいか!人生には大事な3つの
袋があると言うが!実は!それ以上に大事な3つの玉と言うのが」

女スタッフ「はいはい店長、大人しく向こうで飲んでましょうね〜」

ずるずる

黒ギャル「……1つは解るけど、残りは何だろ?」

俺「解るのかよ」

司会『えー、ご歓談中ではございますが、ここで新郎のお一人で
いらっしゃいます俺様より皆様にメッセージがございます』

俺「……なに?聞いてないぞそんな事」

全員「ニヤニヤ」

俺「……お前らか!何か打ち合わせの時にコソコソやってると思ったら……」

オタ友「いいじゃないか、最後はお前がピシッとシメてくれよ」

俺「意味解んねえよ、メッセージったってそんなの全然考えてないし……」

司会『それでは俺様、前の方へどうぞ』

俺「くうぅぅ……お前ら覚えてろよ」

黒ギャル「頑張れー♪」

……………………。

俺『えー…………』

俺『きょきょ今日は僕達の結婚披露宴にお集まり頂き……えーと』

オタ友「うわ、めっちゃあがってるじゃん」

俺『今日は晴天にも恵まれ……』

鬼ギャル「……雨降ってたよね?」
576 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/02(火) 12:06:26.52 ID:F0cZHUlAO
俺『……こほん』

………………………。

俺『……僕は、20年前に両親を交通事故で亡くしました』

俺『ですから、僕の人生の中では家族と言う物がいなかった時間の
方が長く、正直こう言った場での相応しい言葉と言うのが上手く
見当たりません』

俺『小さい頃の僕はとても泣き虫で、しょっちゅう泣いては母さんの
胸で甘え、父さんに励まされていたのを覚えてます。ですから……』

俺『多分、僕の中での両親が20年前の姿で止まっている様に、両親の
中での僕も20年前のひ弱な子供で止まっていると思います』

俺『……今日、この結婚式に両親に来てもらってます』

黒ギャル「あ……あの前の席の写真……」

オタ友「……あいつの父さんと母さんだ……」

俺『幼い僕を残して死んでしまった両親は、きっと僕を心配していると
思います』

俺『……でも僕は新しいもう1つの家族と愛する女性、そしてかけがえの
無い友人達、弟や妹と出会いました』

俺『自分勝手に聞こえてしまうかも知れませんが、この1年は僕にとって
素晴らしい1年でした。みんなとお互いに喜びをもたらし合ったと言っても
嘘にはならないでしょう』
577 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/02(火) 12:07:29.94 ID:F0cZHUlAO
俺『そして僕は1人で学校に行き、1人で仕事に行き、そして、1人の男として
1人の女性を愛する事が出来る様になりました』

俺『……だから、もう心配しなくていいよ。俺はもう大丈夫』

俺『……父さん、母さん。……俺、今日、結婚します』

〜〜〜〜〜〜

鬼ギャル「わーっ、晴れてる!」

俺「ほれ見てみろ、俺の日頃の行いが出たんだぞ」

黒ギャル「……さっきまで雨だったのにねー」

俺「何か言ったか?」

黒ギャル「てへ」

白ギャル「よーし、じゃあブーケトスしようよ」

鬼ギャル「……って、なんで男連中も混ざってんの?」

オタ友「いいじゃないか、一緒にブーケトスすれば御利益も倍だよ」

チャラ男「……御利益……って言うんすかね?」

黒ギャル「じゃあ、行くよー」

鬼ギャル「せーの……」

俺「それっ!」

……………………。

黒ギャル弟「……ちょっとフライ過ぎないかぁ?」

先輩「……何かすごいね……」

黒ギャル弟「……って、先輩、そっち!そっち!」

先輩「……え?……わっ!きゃっ!」

とさっ

先輩「………………」

先輩「……取っちゃった」

黒ギャル弟「……さすが元野球部」



〜終わり〜
578 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/02(火) 12:10:00.18 ID:F0cZHUlAO
以上で、今回のSSは終了です。
約3ヶ月間お付き合い頂きありがとうございました。

それでは、また。
579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/02(火) 12:23:01.37 ID:8XtLvTSe0
乙でした!
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/02(火) 13:32:48.74 ID:m0mDClhG0
乙です!完結してくれて良かった!
581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/02(火) 13:36:11.15 ID:lAWExoiIO
     ...| ̄ ̄ | < お疲れ様でした とても面白かったです
   /:::|  ___|       ∧∧    ∧∧
  /::::_|___|_    ( 。_。).  ( 。_。)
  ||:::::::( ・∀・)     /<▽>  /<▽>
  ||::/ <ヽ∞/>\   |::::::;;;;::/  |::::::;;;;::/
  ||::|   <ヽ/>.- |  |:と),__」   |:と),__」
_..||::|   o  o ...|_ξ|:::::::::|    .|::::::::|
\  \__(久)__/_\::::::|    |:::::::|
.||.i\        、__ノフ \|    |:::::::|
.||ヽ .i\ _ __ ____ __ _.\   |::::::|
.|| ゙ヽ i    ハ i ハ i ハ i ハ |  し'_つ
.||   ゙|i〜^~^〜^~^〜^~^〜
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/10/02(火) 17:45:40.13 ID:rwVIkn7AO
とても面白く読ませてもらいました。

乙!!
583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/02(火) 20:23:35.15 ID:51aEkAPxo

面白かった
584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/02(火) 20:45:28.99 ID:V7vvtDMao
乙でした!!!とても面白かったです
585 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/10/02(火) 22:32:16.43 ID:cUi1dR0lo

後日談書いてもいいのよ?
586 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/10/03(水) 02:39:47.48 ID:XTGL97AEo
>>1乙ー面白かったよー
次回作にも期待してます
587 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/03(水) 04:02:32.31 ID:tKIIb5nAO
>>585
後日談ですかー。
今回はストーリー追うのに必死でエロにまでなかなか手が回らなかったので、
ひょっとしたらここでまたエロメインの後日談エピソード書くかも知れないです。
元々エロSSだったし、個人的にもエロ書きたいしw
588 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/03(水) 16:38:18.37 ID:tKIIb5nAO
と思いましたが、だらだら蛇足になってもいけないし、やっぱり
このSSはこれで〆にしたいと思います。週末にもHTML依頼を出します。

改めて読んで下さった皆さんありがとうございました。
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) :2012/10/03(水) 22:13:40.07 ID:8wIipuaAO
最後に鬼ギャルと先輩の参考画像をよろしく!
590 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/04(木) 14:09:55.10 ID:vpJ3K9UAO
>>589
鬼ギャル
http://stat.ameba.jp/user_images/20110619/18/chimchimlife/7c/70/j/t02200293_0240032011300314839.jpg

先輩
http://stat.ameba.jp/user_images/20111113/10/yuukichieyes/ea/46/j/o0293040011608160527.jpg

鬼ギャルはレゲエダンサーのギャル風をイメージしてたんですが、
探してたらブッサイクしかいなかったので(笑)、こちらで。
先輩ちゃんは文中でも触れてましたが、新垣結衣+新垣結衣÷2なので
こちらで(笑)
591 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/04(木) 14:26:25.03 ID:vpJ3K9UAO
おまけ

黒ギャル
http://img.idol-mile.com/av/product/pp_98557l.jpg

黒ギャル弟
http://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/img/f-bb-2012-0303-0003-ns300.jpg

白ギャル
http://blog-imgs-47.fc2.com/b/u/h/buhisoku/kumicky.jpg
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) :2012/10/04(木) 22:48:22.47 ID:/AhyZz5AO
HMRNwwwwwwww
593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/04(木) 23:13:50.01 ID:gRmnkHaIO

別スレでもいい…
エロ展開を読みたい…
594 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/05(金) 00:23:52.22 ID:JUaduEMAO
実はこの数日間迷ってまして。
この黒ギャルSSは初めて完結させる事の出来た物語でもありますし、
正直このSSの登場人物に思い入れが出来てしまってますし……。

と言う訳で、このスレもまだ400近く残ってますし、コロコロ言う事が
変わって申し訳ない、本編の後日談の言う形でエロメインのSSを
続けさせて頂きたいと思います。

皆さん、今しばらくのお付き合いをお願いします。
595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/05(金) 00:48:20.51 ID:qVMD/Lkno
いいぞー
やれやれー
596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/05(金) 21:16:06.93 ID:eeMVDS37o

とりあえず2次元最高ということだけは分かった
597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/06(土) 01:06:07.92 ID:iizQff+IO
願いが叶って嬉しいです
598 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/07(日) 00:34:42.57 ID:YYhMkLNAO
第二期?開始前に主な登場人物の人となりをおさらいの意味も含め
解説したいと思います。

【俺】
ゲームショップで働く31歳。
10歳の時に両親を事故で亡くし、20歳で彼女と別れて以来孤独に
暮らしていたが、黒ギャルにラブレターを渡され告白される。その後、
何やかんやで黒ギャルと結婚。

【チャラ男】
俺と同じゲームショップで働く26歳。
プロレス好きで、場外乱闘に巻き込まれそうになった白ギャルを
助けて以来白ギャルと交際、結婚。
そこそこイケメンではあるが、白ギャルと付き合うまでは童貞だった。

【オタ友】
俺の数少ない親友。31歳。
長らく童貞だったが、意を決して言ったソープでチンコの小ささを
詰られEDに。
黒ギャルの紹介で鬼ギャルと付き合い、鬼ギャルのリハビリ?の
甲斐あってEDを克服。鬼ギャルと結婚。

【黒ギャル弟】
黒ギャルの弟。ギコネコ高校1年の16歳。マリナーズの川崎似。
元野球部(レギュラーではなくスコアラー)で、マネージャーだった
先輩に想いを寄せ、猛勉強して同じ高校に入学する。
その後、先輩と交際。
599 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/07(日) 00:35:15.02 ID:YYhMkLNAO
【黒ギャル】
レゲー同好会所属の21歳。
元々はいる事も気付かれなさそうな地味な女の子だったが、俺に
スーパーで絡まれている所を助けて貰って以来一目惚れ。
自分を変える為にYahoo!知恵袋の力を借りて黒ギャルに変身。
お好み焼きが大好物で、俺に「栄養が全部おっぱいに行っている」と
言われる程の巨乳。
何かと首を突っ込みたがる性格らしい。

【白ギャル】
黒ギャル、鬼ギャルとは中学校からの同級生。21歳。
胸が小さい(と言っても黒ギャルや鬼ギャルと比べてだが)事を
気にしており、それに言及されると怒る。
他のメンツに比べ真面目な性格らしく、おふざけが過ぎると鉄拳制裁が
飛んでくる。

【鬼ギャル】
黒ギャル、白ギャルの親友。21歳。
黒ギャルとは、中学時代にイジメられていた黒ギャルを助けて以来の仲。
オタ友とは逆ナンで一夜限りの関係のつもりだったが、オタ友の
コンプレックスの話を聞いて母性本能がくすぐられたのか交際に発展。結婚。
オタ友の事は『おにーさん』と呼ぶ。

【先輩】
ギコネコ高校2年の17歳。
頭が良く、無理して入った黒ギャル弟の週末家庭教師を務める。
新垣由衣と新垣由衣を足して2で割った様な真面目美少女だが、ふとした
瞬間にエロスイッチが入り挙動不審になる。
友達が次々と初体験を済ませて行く事に戸惑っていたが、無事に
黒ギャル弟と結ばれる。
600 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/07(日) 11:09:45.22 ID:YYhMkLNAO
******

俺「(あのドタバタ結婚式から数ヶ月)」

俺「(結婚と言う大きな岐路を迎えた俺達の生活が変わったかと言えば……)」

俺「(やっぱり相変わらずだった)」

俺「(そんな俺達の『後日談』を語ろうと思う)」

〜〜〜〜〜〜

実況『お〜っとC組、巧みなパス回しでスリーポイントラインに到達!』

実況『パスが速い!E組追い付けません!』

生徒「……なあ、バスケのクラスマッチに実況いるか?」

女友「はい、先輩ちゃん!」

ひゅっ

先輩「わっ!」

ぱしっ

実況『ここでノーマークの先輩ちゃんにパスが回った!』

先輩「ど、どうしよう……」

先輩「…………えいっ!」

実況『先輩ちゃん、ダウンタウンからのスカイフック!カリームだ!
これは女カリーム・アブドゥルジャバーだ!!』

ひゅううっ

……がこん!

実況『あーっと入らない!リングに嫌われた!』

すたっ

…………ぐきっ

先輩「…………っ!」

実況『さあ、E組ディフェンスリバウンドからの速攻を狙い……おや?』

実況『C組の先輩ちゃんの様子がおかしい!動けない様です!どうしたのでしょうか!?』
601 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/07(日) 11:10:12.02 ID:YYhMkLNAO
女友「ちょっと、先輩ちゃん!大丈夫?」

先輩「いった〜……」

先輩「変な降り方しちゃった……足捻っちゃったみたい」

〜〜〜〜〜〜

どたどたどたどたどた

がらっ

女友「おいっ!一年坊主っ!」

先生「うわっ!何だ君は!授業中だぞ!」

黒ギャル弟「お、女友先輩?」

すたすたすた

ぽかっ

女友「あんたはのんきに授業なんか受けてる場合か!先輩ちゃんが
大変なのよ?」

黒ギャル弟「え?先輩が?」

ぐいっ

女友「さ、さっさと一緒に来る!」

黒ギャル弟「わっ!」

先生「待ちなさい、授業中だぞ!」

女友「授業?日本史?いい国作ろう室町幕府!はい終わり!」

〜〜〜〜〜〜

〜保健室にて〜

黒ギャル弟「は……ははは」

先輩「もう……女友ちゃんたら……」

黒ギャル弟「でも、捻挫で良かったですよ。捻ったら、意外とあっさり
骨がイっちゃったりしますから」

先輩「保健室の先生も大丈夫だろうって言ってくれたし。……まあ、
さすがに走ったりするのは無理だけどね」

黒ギャル弟「良かった……じゃあ、週末の家庭教師はしばらく休みですね」

先輩「なぁに?何か言った?」

黒ギャル弟「は……ははは………」
602 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/07(日) 11:10:43.40 ID:YYhMkLNAO
黒ギャル弟「………………」

先輩「………………」

黒ギャル弟「(んー……何か気まずいと言うか……間が持たねーな……)」

黒ギャル弟「あ、あの……保健室の先生は?」

先輩「うん……何か薬品会社の人が来てるって、もう放課後まで
帰って来ないみたい」

黒ギャル弟「あ、そうですか……」

黒ギャル弟「………………」

黒ギャル弟「(ダメだ、やっぱり間が持たねー!)」

……………………。

先輩「何か……こんな静かなとこに2人っきりだと変な気持ちだね」

黒ギャル弟「……え?//////」

先輩「……え?あ……いや、そんなつもりじゃなくて……その……」

黒ギャル弟「あ……はい」

……………………。

黒ギャル弟「あの……早退するんですか?」

先輩「んー……午後は現国だから、早退する事もないかな」

黒ギャル弟「そうですか……じゃ、学校終わったら送って行きますよ」

先輩「うふふ、ありがと」

黒ギャル弟「(どきっ)」

黒ギャル弟「(先輩って、こんなに可愛かったっけ……)」

黒ギャル弟「(いや、そんな言い方したら先輩が可愛くなかったみたい
だけど……)」

黒ギャル弟「(何つうかその……可愛さに磨きがと言うか)」
603 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/07(日) 11:11:11.28 ID:YYhMkLNAO
先輩「……あ、そろそろ戻らなくちゃ」

黒ギャル弟「え?……ああ、もうすぐ昼休みですもんね」

先輩「今日はありがとね」

黒ギャル弟「あ、いや、女友先輩に引きずって来られたみたいな
もんですけど」

先輩「よいしょっ……と」

黒ギャル弟「(…………っ!)」

黒ギャル弟「(胸元からおっぱいが見えた……)」

黒ギャル弟「(先輩……つうか一回しか見てないけど……明らかに
デカくなってる……よな)」

先輩「弟君?」

黒ギャル弟「は、はいっ!」

先輩「…………見たでしょ」

黒ギャル弟「う…………………………………………………………はい」

先輩「もう!」

黒ギャル弟「す、すいません……」

先輩「……うふふ、胸見られたぐらいで怒る様な関係でもないか」

黒ギャル弟「う……そ、そうですね……///////」

先輩「でも、変な事考えちゃ駄目だよ?ここは学校なんだから」

黒ギャル弟「……はい」

先輩「………………」

すっ

黒ギャル弟「…………っ!」

ちゅっ

先輩「んっ…………」

ちゅぱっ

れろっ……

黒ギャル弟「んっ……」
604 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/07(日) 11:11:37.23 ID:YYhMkLNAO
がばっ

先輩「きゃっ!」

黒ギャル弟「せ、先輩……俺……もう……」

先輩「もう!駄目だって言って……あんっ!」

むにゅ

ちゅっ

ちゅぱっ……

先輩「……もう……バレたって知らないからね……?」

〜〜〜〜〜〜

女友「んー、先輩ちゃん大丈夫かな?」

女友「まあ、一年坊主が一緒だから大丈夫だろうけど……」

がらっ

女友「失礼しまーす……あれ?誰もいない……」

女友「先輩ちゃん……あれ、あそこだけカーテンが閉まってる」

たたたたたっ

女友「先輩ちゃ………」

ひょいっ

女友「………………」

女友「♂♀×◎%&@*っ!!!///////////////////」

ぎしっ、ぎしっ、ぎしっ

ずっちゅ、ずっちゅ、ずっちゅ

黒ギャル弟「はあ……はあ……先輩……」

先輩「あっ……んっ……んんっ!」

ずっずっずっずっずっ

女友「(ちょちょちょちょちょちょっとーっ!)」

女友「(何であんたら保健室のベッドでヤってんのよ!)」

女友「(サカりすぎでしょ!いくら何でも!)」

女友「(……………………)」

女友「(つうか……他人のエッチ見るのって初めて……)」
605 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/07(日) 11:12:04.19 ID:YYhMkLNAO
女友「(なんか……こうやって見ると……何かカオス……)」

女友「(先輩ちゃんのお尻の穴とか丸見えだし……)」

女友「(一年坊主のも…………)」

ずっちゅ、ずっちゅ、ずっちゅ

女友「(…………なんか…………)」

女友「(やだ……濡れてきちゃった……)」

キョロキョロ

女友「(……………………)」

ぬるっ

女友「(んっ………………///////)」

くちゅくちゅ

女友「(はあ……んんっ……)」

くちゅくちゅ

女友「(つか……友達のエッチ見てオナってるあたしも……)」

先輩「はあっ……あんっ……」

黒ギャル弟「んっ……んっ……んっ……」

ずっずっずっずっずっずっ

くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅ

女友「(あっ……んんっ……)」

黒ギャル弟「…………先輩っ!」

ずびゅっ!ずびゅっ!ずびゅっ!

先輩「あっ……弟君……っ!」

びゅっ……びゅっ……どくん……どくん……

女友「(はあ……はあ……)」

黒ギャル弟「はあ……はあ……」

先輩「はあ……はあ……んんっ……」

ずるん

黒ギャル弟「先輩……そろそろ戻らないと……昼休み終わっちゃいますね」

先輩「うん……そうだね」
606 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/07(日) 11:12:32.06 ID:YYhMkLNAO
ぎしっ

女友「(………………っ!)」

女友「(やば、見つかる……)」

そー…………

〜〜〜〜〜〜

キーンコーンカーンコーン

女友「さーて、今日も終わった終わった」

女友「……………………」

先輩「すー……すぴー……」

女友「……………………」

ぽんぽん

女友「先輩ちゃん、起きなよ。授業終わったよ」

先輩「…………ふにゃ?」

女友「ふにゃ?じゃないよ。もー、授業中にあそこまで爆睡出来るなんて……」

先輩「……ふぁぁぁ、ごめん……」

女友「よっぽど疲れてたんだねー」

ニヤニヤ

先輩「うん……バスケなんて久し振りだったし……」

女友「気持ち良かった?」

先輩「……はあ?足怪我してるのに、気持ちいい訳ないじゃない」

すっ

先輩「……何よその手は」

女友「黙っててあげるからジュース奢って?」

先輩「へ?」

女友「ほ・け・ん・し・つ♪」

先輩「…………………」

先輩「っ!!!/////////////////////////////////////////////」

先輩「やだっ!やだっ!見てたのっ!?」

女友「ごめんねー、全部見えちゃった♪」
607 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/07(日) 11:12:59.76 ID:YYhMkLNAO
先輩「やだ……どうしよう……///////////////////////////////」

女友「……まあ、あたしも学校でムラムラ来ちゃう時はあるからねー。
今度からは西2校舎の多目的トイレ使いなよ?」

先輩「…………え?そんな場所あるの?」

女友「うん、あたしだけしか知らない穴場。殆ど誰も来ないから、
あたしも時々使ってるし」

先輩「ふぅん……って、女友ちゃん!?」

女友「あはは。保健室よりは見つかりにくいよ?」

先輩「そう言えば女友ちゃん、たまにお昼休みにどっか消えると
思ってたら……」

女友「いいじゃんいいじゃん、これでおあいこ♪」
608 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/07(日) 11:13:29.39 ID:YYhMkLNAO
今回はここまで。
次回は未定です。
609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/10/07(日) 12:36:04.36 ID:yBpOhiUh0
おちゅっちゅ!!!!
610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/09(火) 11:53:41.87 ID:zb2Ptna7o
けしからん!
超期待して全裸待機!
611 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/12(金) 12:52:47.71 ID:PHLlaejAO
******

オタ友「ふぃー、今日も仕事疲れたなぁ」

オタ友「……ん?あのローライダーは……」

鬼ギャル「おにーさんお疲れー♪」

オタ友「何だ、迎えに来てくれたのか」

鬼ギャル「あったりまえじゃん。愛しい旦那様♪」

オタ友「旦那様……ああ、そうか」

鬼ギャル「はあ?何それ」

オタ友「んー、結婚したってのにまだ実感が湧かなくてな」

鬼ギャル「んふふ、ラブラブの新婚だもんねー♪」

ぎゅっ

オタ友「おいおい、みんな見てるぞ」

鬼ギャル「いーじゃんいーじゃん」

オタ友「それに何だその格好は」

鬼ギャル「え?」

オタ友「ホットパンツの前留め忘れてるぞ。パンツが見えてるじゃないか」

鬼ギャル「これはこう言う着こなしだよ?パンツだって見せパンだし」

オタ友「初めて聞いたぞそんな話。つうか恥ずかしくないのか?
下着が見えてるんだぞ?」

鬼ギャル「まあ、水着来てると思えばどってことないよ」

オタ友「意味解んねーな……襲われても知らないぞ?」

鬼ギャル「その時はおにーさんが助けてくれるんだもんね♪」

オタ友「……努力します」
612 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/12(金) 12:53:48.18 ID:PHLlaejAO
同僚女「オタ友さん、お疲れー……さま……です」

オタ友「あ、お疲れさん」

じろじろ

鬼ギャル「な、何かアタシめっちゃ見られてるんだけど……」

オタ友「そりゃそんな格好してりゃ目も引くよ」

鬼ギャル「あ、いつもおにーさんがお世話になってます。おにーさんの
妻です♪」

同僚女「ええええええっっっっっ!!!!?」

オタ友「……まあ、そりゃあ驚くよな」

鬼ギャル「え?え?なにこの反応?」

オタ友「結婚した事、会社で言ってないからな」

鬼ギャル「はあ?言ってないの?」

オタ友「いや、最初に上司には報告したんだけどさ。全っ然信じて
貰えなくて、結局そのまま」

鬼ギャル「上司が部下の結婚報告を信じないってどー言う事かな……」

同僚女「オタ友さん、結婚したって……本当だったんですね……」

オタ友「だから言ってんじゃん。なのに課長もみんなも全然信じないし」

同僚女「でも……PCのディスプレイから出て来るって大変だったんですよね?」

オタ友「はったおすぞ」

鬼ギャル「……………………」

同僚女「……あ、じゃあ私はこれで」

オタ友「ああ、お疲れ」
613 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/12(金) 12:54:23.65 ID:PHLlaejAO
〜〜〜〜〜〜

ぶろろろろ…………

鬼ギャル「……あのさあ、おにーさん」

オタ友「ん?」

鬼ギャル「さっきの同僚女ちゃんと、どー言う関係なの?」

オタ友「は?意味が解らん、ただの職場の同僚だよ」

鬼ギャル「……ホントに?」

オタ友「……君は何を言ってるんだ」

鬼ギャル「アタシにはね、判るんだ。あの娘、おにーさんの事好きだよ」

ずるっ

オタ友「は……はぁぁぁぁ?」

鬼ギャル「女の勘ってのは当たるんだから……結構惚れてるわ」

オタ友「そー言や君は匂いで処女か非処女かを見分けられるらしいが
……そこまで見分けられるのか?」

鬼ギャル「おにーさんはあの娘の事どう思ってんの?」

オタ友「あほくさ……ただの同僚だよ……」

鬼ギャル「……ふーん」

〜〜〜〜〜〜

同僚女「みなさん、短い間でしたが本当にお世話になりました」

ぱちぱち

同僚A「同僚女ちゃん、結婚してもたまには遊びに来てね!」

同僚B「赤ちゃん出来たら見せに来てね!」

課長「いやあ、これで我が課から初の新婚さんが出来たって訳か」

オタ友「課長、俺、俺」

課長「オタ友君……私は嘘を吐く男を部下に持った覚えは無いぞ」
614 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/12(金) 12:55:07.32 ID:PHLlaejAO
オタ友「……またかよ」

同僚女「オタ友さん、今まで本当にお世話になりました!」

ぺこり

オタ友「あ……ああ、うん……」

オタ友「…………あのさ、同僚女ちゃん」

同僚女「はい?」

オタ友「もしかして、俺の事好きだったの?」

〜〜〜〜〜〜

オタ友「……って訊いたら、竹中直人のあの笑いで正拳突き食らったぞ」

鬼ギャル「あははは、マジでそんな事訊いちゃったの?」

オタ友「君が妙な事を言うからだ」

鬼ギャル「……だって……」

オタ友「……あ!もしかしてヤキモチ焼いてたのか?」

鬼ギャル「……う、うるさいなあ!違うわ!」

オタ友「わーいわーい赤くなったぁ!」

鬼ギャル「うるさぁい!」

ぽかぽか

オタ友「いてて……しかし、何で君がヤキモチを焼くんだよ。逆に
俺がヤキモチなら解るが」

鬼ギャル「ぷん」

オタ友「俺なんか黒ギャルちゃんや白ギャルちゃんとたまに2人っきりで
会う事あるけど、それは何にも言わないじゃないか」

鬼ギャル「あの娘達は人の男に手を出すような娘じゃないって解ってるし……それに」
615 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/12(金) 12:55:57.67 ID:PHLlaejAO
鬼ギャル「……ほら、社内恋愛とか良く聞くじゃん……だから」

オタ友「そんなに器用だったら30まで童貞でいる訳無いじゃないか」

鬼ギャル「それもそうだね」

オタ友「……ちょっと傷付いたぞ」

オタ友「それに、浮気なんかする必要無いしな」

鬼ギャル「……へ?」

オタ友「美人でスタイル良くて料理も出来て、エッチも積極的な
嫁さんがいるのに浮気なんかしたら罰が当たるってもんだよ」

鬼ギャル「……そ、そんなぁ////////照れるじゃん」

ぺしぺし

オタ友「痛い痛い叩くな」

鬼ギャル「さー、おにーさんの浮気疑惑も晴れた事だし」

オタ友「だから何なんだよ」

鬼ギャル「お風呂にする?ご飯にする?それとも」

オタ友「さー寝よ寝よ」

鬼ギャル「こらー!」

〜〜〜〜〜〜

オタ友「それはそうと前々から君に訊いてみたかった事があるんだが」

鬼ギャル「なに?」

オタ友「何で君は部屋の中ではいつもパンツ一丁なんだ」

鬼ギャル「だって、この方が楽でいーじゃん」

オタ友「もういい加減涼しくなってきたからな、風邪引くぞ風邪」
616 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/12(金) 12:56:50.29 ID:PHLlaejAO
鬼ギャル「風邪引いたらおにーさんがあっためて治してくれるんだもんね☆」

オタ友「ふぁぁぁぁ」

鬼ギャル「ごまかすなっ!」

オタ友「こないだの見せパンと言い、目のやり場に困るんだよな」

鬼ギャル「え?ひょっとしてアタシを性的な目で見てる?」

オタ友「いかんのか」

鬼ギャル「いやいやもー、おにーさんになら大歓迎ですよ♪」

オタ友「君、段々キャラ変わってないか」

鬼ギャル「それに、パンツだけの方がおにーさんも襲いやすいっしょ?」

オタ友「人を獣みたいに言うな。それにそのパンツ、黒地にゴールドの
スケルトン柄って拒否る気満々の柄じゃないか」

鬼ギャル「えー、そんな事ないよ?むしろいつでもカモンカモンウェルカム
みたいな」

オタ友「へいへい」

鬼ギャル「そー言えばさぁ」

オタ友「何だね」

鬼ギャル「おにーさんって結構エッチふつーだよね」

オタ友「はあ?普通じゃないエッチってどんなんだよ。まさか縛られて
ウンコとかそんなんか」

鬼ギャル「え……おにーさんってそんな趣味あったの……?」

オタ友「物の例えだよ。普通に入れて正常位、バック、騎乗位に正常位で
フィニッシュが不満なのか?」
617 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/12(金) 12:57:38.79 ID:PHLlaejAO
鬼ギャル「不満ってワケじゃないけど……おにーさん遠慮してないかなーって」

オタ友「遠慮って何だよ」

鬼ギャル「だからほら……人にはそれぞれ性的興奮のポイントが
違うワケでさ。おにーさんだってもっとあーしてみたいこーしてみたい
ってのがあるっしょ?アタシは出来るだけアナルセックス以外でそれに
応えてあげたいなぁって」

オタ友「今君はサラッとNGポイントを出したな」

鬼ギャル「だって……友達でAV出てる友達がいるんだけど」

オタ友「随分と濃い友達をお持ちで」

鬼ギャル「事務所の方針でアナルセックスばっかりやってたら、……
その、ウンコが我慢出来なくなっちゃったって」

オタ友「元々入れる場所じゃなくて出す場所だからな。しかもチンコを
激しく出入りさせてたら括約筋がダメになるらしいぞ」

鬼ギャル「だから……アナルセックスだけは……ごめんね」

オタ友「待て待て、それじゃ何か俺がアナルセックスやらせろって
言ったみたいになってるじゃないか。俺だって人の嫌がる事をしてまで
気持ち良くなりたかないさ。それより……」

鬼ギャル「それより……?」

オタ友「何故期待を込めた目で見るんだ」
618 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/12(金) 12:58:28.42 ID:PHLlaejAO
鬼ギャル「なになに?なんかワクワクしてくるんだけど♪」

オタ友「君のさ……アソコをじっくり見てみたいなぁ……とか」

鬼ギャル「………………へ?何それ」

オタ友「いや何でもないですごめんなさい」

鬼ギャル「いや、そー言う意味じゃないんだけど……そんなんでいーの?」

オタ友「いやまあ……一応俺達はこう言う関係だけど、そう言や
まだじっくり見た事無かったなぁって」

鬼ギャル「んー、別にいーよ?」

オタ友「いいのか?」

鬼ギャル「目を輝かせない!」

〜〜〜〜〜〜

ぎしっ

鬼ギャル「よいしょ……っと」

オタ友「ちょいタンマ。俺にパンツ脱がさせてくれよ」

鬼ギャル「え?」

オタ友「こう、じわじわと脱がしてじわじわと見えていくのが」

鬼ギャル「うわー、それって変態っぽくね?」

オタ友「たまにはそう言うのも悪くないぞ?」

鬼ギャル「んっ……」

するっ

オタ友「……お、見えて来たぞ」

鬼ギャル「んっ……何が?」

オタ友「お尻の穴」

鬼ギャル「うー、マジハズいんだけど……」

くにゅっ

鬼ギャル「ひゃんっ!」

オタ友「何かヒクヒクしてるぞ」

鬼ギャル「やめれ、くすぐったい!」
619 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/12(金) 12:59:20.66 ID:PHLlaejAO
くにゅっ、くにゅっ

鬼ギャル「いやっ、あんっ!」

オタ友「もうちょっと脱がすぞ」

するっ

オタ友「………………」

鬼ギャル「…………なに?」

オタ友「……いや、アソコとお尻の穴って意外と近いんだな」

ぐにゅっ

鬼ギャル「んふぅ!間は……ダメ……っ」

ぐにゅっぐにゅっ

オタ友「そうか、君はここの間が弱いのか」

鬼ギャル「んぐっ、バカっ!」

するんっ

鬼ギャル「あっ………」

オタ友「さて……君の許可も出た事だし、じっくり観察させてもらおうかな」

ぬるっ……

オタ友「なんだ、エラく濡れてるな」

鬼ギャル「うー……おにーさんのせいじゃん」

くぱぁ

鬼ギャル「やっ………」

オタ友「よっ……と、滑るな……」

オタ友「なるほど……ここが膣で……ここは?」

ちょん

鬼ギャル「ふうっ!」

ピクン!

オタ友「ここって何て言うんだっけ?」

鬼ギャル「し……知ってるでしょ!」

オタ友「知らないよ。教えてくんない?」

鬼ギャル「んー……クリ……」

オタ友「ん?」

鬼ギャル「クリトリスっ!バカッ!」

オタ友「はい、良く出来ました」

鬼ギャル「くー……ムカつく……」
620 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/12(金) 13:00:18.81 ID:PHLlaejAO
オタ友「……何か、スゴい濡れてきてんな。結構熱いし」

鬼ギャル「だってぇ……ね、もういいでしょ……?」

オタ友「ん?……ああ、そうか。っしょっと……はい、パンツ」

鬼ギャル「……え?」

オタ友「え?って……もういいんだろ?」

鬼ギャル「え?いや、その、そっちのもういいじゃなくて……」

オタ友「さー、寝ようか」

鬼ギャル「わー!違う違うー!」

オタ友「んー?何が違うんだ?」

鬼ギャル「だって!だって!」

オタ友「……良く意味が解らないなぁ……」

鬼ギャル「あー!イジワル!めっちゃ放置プレイじゃん!」

オタ友「……んがー……」

鬼ギャル「やだやだ!おにーさんのチンコだってこんなに大きく
なってんじゃん!ふつーヤるでしょ!」

オタ友「谷亮子谷亮子谷亮子谷亮子谷亮子谷亮子谷亮子谷亮子谷亮子」

鬼ギャル「だーーー!アタシのアソコ、どうしてくれんのよっ!」
621 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/12(金) 13:01:35.01 ID:PHLlaejAO
今回はここまで。
次回は未定です。
622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/12(金) 20:02:34.44 ID:WhOOwp+7o
鎮静呪文で吹いたwww
乙!
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/10/13(土) 10:41:21.40 ID:ujeXrrGC0
おちゅっちゅ!!!!!
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 21:33:10.17 ID:b54jeg5IO
呪文w
625 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/23(火) 11:07:42.41 ID:yaxU19IAO
******

〜少し時間は巻き戻って〜

キーンコーンカーンコーン

女友「あー、終わったぁ。ね、地味子ちゃん」

地味子「……え?」

女友「今日帰りにみんなでカラオケ行くんだけどさ、一緒に行こうよ」

地味子「うーん……ごめんね、今日約束があるんだ」

女友「えー?そうなの?」

地味子「ごめんね」

男子A「おい見て見ろよ。校門とこにすげーギャルが二人いるぜ」

男子B「え?どこどこ……うわっ、すげー!」

男子C「すっげーミニスカじゃん……もう片っぽのギャル半分おっぱい出てるし!」

男子B「やべー、俺あのおっぱいで今晩抜けるわー……うっ」

女友「ったく、男子っつうのは……?地味子ちゃん?」

たたたたっ

男子A「何だよ地味子、おっぱいに反応したのか?」

男子B「おっぱいって言えば地味子も結構」

地味子「白ギャルちゃーん、鬼ギャルちゃーん、もうすぐ終わるから待っててー!!!」

白ギャル&鬼ギャル「おーう、早くしてねー!!!」

クラスメイト「えっ?」
626 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/23(火) 11:08:09.97 ID:yaxU19IAO
〜〜〜〜〜〜

地味子「ごめんごめん、お待たせー」

鬼ギャル「つかさー。何であんなに窓際に人だかり出来てたワケ?」

地味子「んー、うちの男子、鬼ギャルちゃんみたいなのに免疫無いみたいだから」

鬼ギャル「は?何それ?」

白ギャル「鬼ギャルちゃんのそのカッコじゃないの?そのおっぱいは
サカりの男子高校生には刺激が強過ぎるんだよ」

鬼ギャル「おっぱいっつったら地味子ちゃんもすげーじゃん。制服でなかなか
解んないけどさー」

もみもみ

地味子「あのー……ブラずらしておっぱい揉むのやめてくれる……?」

鬼ギャル「………………」

白ギャル「……どうしたの?」

鬼ギャル「……負けた」

〜マクドにて〜

鬼ギャル「んー、やっぱりマックグラコロは期間限定だけあって
絶品だねー」

白ギャル「鬼ギャルちゃんって意外とリーズナブルだよね」

鬼ギャル「何か言ったぁ?」

白ギャル「別に……そう言えば地味子ちゃん、『あれ』どうなったの?」

地味子「え?」

白ギャル「え?じゃなくてさ。例の一目惚れ彼氏だよ」
627 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/23(火) 11:09:29.76 ID:yaxU19IAO
鬼ギャル「あー、アタシも気になってたんだよねー」

地味子「うん……でもやっぱりどこの誰だか解んないし……」

白ギャル「んー、そこが一番のネックかぁ」

鬼ギャル「ネックも何も、それじゃあどーしようもないじゃん」

地味子「うん……」

鬼ギャル「この際さぁ、スパッと気持ちを切り替えて他の男にしたら?」

地味子「それはやだ!私……初めては初めて好きになった人にって
決めてるんだから……」

白ギャル「そこまで話を飛躍させなくても」

鬼ギャル「地味子ちゃん、ちょっと」

地味子「え?」

くんかくんか

鬼ギャル「……よし」

地味子「な……何が『よし』よっ!//////////」

〜〜〜〜〜〜

地味子「はー……………」

地味子「やっぱりそうだよね……」

地味子「スーパーで助けてもらって……それだけだもんね」

地味子「何か……運命の人みたいに舞い上がっちゃって……私馬鹿みたい」

地味子「やっぱり……鬼ギャルちゃんの言う通り、スパッと気持ちを
切り替えるしかないのかな……」

がーっ

女スタッフ「いらっしゃいませー」

地味子「とか悩みつつ足はゲーム屋に向かってしまう自分が情けない……」
628 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/23(火) 11:10:15.92 ID:yaxU19IAO
地味子「んー、ここのゲーム屋はレゲーの品揃えが良いんだよね。
で、値段もお手頃だし」

地味子「最近はレゲーを店晒しにしてる癖に値段が妙に高い店が
多いからねー」

地味子「……っと、あったあった!64版のシムシティ2000!これ、
レゲー同好会のみんなもオススメしてくれたんだよね」

たたたたっ

地味子「すいませーん、これ下さーい」

「はいはーい」

たたたたっ

地味子「………………」

地味子「………………っ!」

ぴっ

俺「はい、こちら一点で1980円になりますねー」

地味子「………………」

俺「…………?あの?」

地味子「…………は、はいっ!」

あたふた

地味子「さ、財布……きゃっ!」

ばさっ

ちゃりんちゃりーん

地味子「わわわっ、落ちちゃった…………!」

俺「……大丈夫ですか?」

地味子「……だっ、大丈夫ですっ!はいっ、1980円っ!」

俺「……はい、1980円ちょうど頂き……」

地味子「あ、ありがとうございましたっ!」

たたたたっ

俺「…………何だあの娘」

〜〜〜〜〜〜

地味子「はあ、はあ、はあ…………」

地味子「いた……見つけた……あの人……」
629 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/23(火) 11:11:16.97 ID:yaxU19IAO
今回はここまで。
続きは未定です。
630 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/23(火) 11:22:57.95 ID:Mk03C0d1o
631 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/23(火) 13:37:41.21 ID:PZUoOXzco
632 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/24(水) 16:29:12.12 ID:Plab3JwAO
〜〜〜〜〜〜

地味子「………………」

地味子「………………」

白ギャル「………………」

鬼ギャル「………………」

白ギャル「…………おーい」

ぶんぶん

地味子「………………」

鬼ギャル「………………」

白ギャル「……おい」

とすっ

地味子「……い、いたっ!な、何よっ!」

白ギャル「何よじゃないわよ、さっきから話し掛けてんのに全然
上の空じゃん」

地味子「そ、そう?……ごめん」

鬼ギャル「しかも何かニヤニヤしちゃってさぁ。良いことでもあったの?」

地味子「……むふふ」

鬼ギャル「な、何よその笑い方」

地味子「実はね……見つけちゃったんだ」

白ギャル「見つけたって……何を?」

地味子「例のあの人……見つけちゃったんだ♪」

鬼ギャル「例のって……あの一目惚れ彼氏?」

白ギャル「へー、スゴいじゃん。どうやって探したの?」

地味子「探したって訳じゃ無いけど……偶然入ったゲーム屋の店員さん
だったんだ」

鬼ギャル「ゲーム屋かぁ。まあある意味地味子ちゃんのホームグラウンドだし、
灯台下暗しってヤツ?」
633 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/24(水) 16:29:40.44 ID:Plab3JwAO
地味子「うん、でもそこのお店って家からあんまり近くないから行った事
無かったんだよね……ね、これってもしかすると」

白ギャル「また始まった……言っとくけど、運命の赤い糸なんかじゃ
無いよ?あくまでも偶然なんだからね?」

地味子「つれない事言うなぁ。いいじゃない、偶然でもさぁ……でも」

鬼ギャル「でも……なに?」

地味子「こんな私が行っても……断られるんじゃないかな……」

白ギャル「あらら、急にネガティブシンキングになっちゃった」

鬼ギャル「なに?自分に自信が無いの?」

地味子「うん……だってこんなもっさい女なんて相手にしてくれるかどうか……」

白ギャル「んー、地味子ちゃんは化粧っ気が全く無いからねー」

地味子「化粧なんて……私みたいなのがやってもあんまり意味無いだろうし……」

鬼ギャル「あーあー、言ってくれちゃいますねー。地味子ちゃんタヌキ顔
だし、素材は寧ろ良いんだからさ。特におっぱいとか」

地味子「……それって褒めてるの?」

鬼ギャル「アタシはキツネ顔で白ギャルちゃんはネコ顔だし、寧ろ
アタシとか見た目でビビられる時があんだからね」
634 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/24(水) 16:30:42.26 ID:Plab3JwAO
白ギャル「タヌキ顔の女って実は一番モテるんだよ?」

地味子「う、嘘だぁ」

鬼ギャル「んー、これは本気で気づいてないっぽいな」

白ギャル「とにかくさ、当たって砕けろでコクってみなよ。ね?」

〜〜〜〜〜〜

〜地味子自宅にて〜

地味子「……2人はああ言うけどさぁ……」

地味子「やっぱりこんな女なんて振り向いてもらえないよ……」

地味子「よし、決めた!私、変わるぞ!」

ぐっ

地味子「……と言ってもどう変わったら良いんだろ?」

地味子「男受けのするファッションとか……?そんなの急に言われても
解らないしなぁ……」

地味子「鬼ギャルちゃんか白ギャルちゃんに相談してみようかな……
でも恥ずかしいな……」

地味子「うー………………」

地味子「…………よしっ!」

〜〜〜〜〜〜

〜数日後、学校にて〜

ざわざわ

ばたばたばた

ガラッ

黒ギャル「おはよー!」

ざわ………?

女子A「……え?誰?」

男子A「……すげーギャルが来たぞ……あんなんうちの学校にいたか?」

女子B「何か肌もスゴい焼けてるし……」

男子B「髪とかめっちゃ染めてるやん」

男子A「うわ、スカートも短かっ!」
635 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/24(水) 16:31:32.38 ID:Plab3JwAO
男子B「制服のボタンも開けすぎだろ、おっぱい見えて…………うっ」

黒ギャル「(う……何だろ、この反応……)」

黒ギャル「(まあいいや。メイクしてたら遅くなったから早く席に
座ろっと)」

がたっ

女子B「あ、あの」

黒ギャル「え?」

女友「そこ、うちのクラスの地味子ちゃんって娘の席なんですけど」

黒ギャル「…………うん」

女友「いや、ですから」

黒ギャル「(……え?女友ちゃん、なんで敬語なの?)」

がらっ

担任「うーし、おはよー」

女子B「……起立、礼」

クラス「おはよーございまーす」

担任「はい、おはようさん……んん?何だ君は」

黒ギャル「…………はい?」

担任「はいじゃない、早く自分のクラスに戻りなさい……地味子は
まだ来てないのか。あいつが遅刻とか珍しいな」

黒ギャル「いえ、来てますけど」

担任「君は黙れ。そして去れ」

黒ギャル「(…………もしかして)」

黒ギャル「(…………みんな…………私に気付いてないの!?)」

がたっ

黒ギャル「先生、あの!」

担任「お座り!」

黒ギャル「私です!わ・た・し!」
636 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/24(水) 16:32:15.50 ID:Plab3JwAO
担任「後で保健室行ってお薬出して貰おうな。……じゃあ出欠取るぞ」

黒ギャル「ああ、もう!」

がさごそ

黒ギャル「私!地味子です!ほら!学生証!」

………………ぴたっ

女友「…………えっ?」

担任「…………俺は学生証を偽造なんかする生徒を持った覚えは無いぞ」

男子A「…………そう言や……地味子は左のおっぱいにほくろがあったよな」

黒ギャル「なんであんたが知ってるのよっ!/////////」

男子A「す、水泳の授業で見えたんだよ!///////地味子ってああ見えて
おっぱいデカいから…………」

男子B「…………うっ」

女友「…………ちょっと確認」

がたっ

すたすた

ぺろっ

女友「ほくろ……………………………………あった」

担任「……確かに」

黒ギャル「ちょっと、先生!」

男子A「おいおい、ホントか?クラスメイトとして確認しないと」

男子C〜Z「ほくろあるの知らなかったけど俺も俺も」

がやがや

黒ギャル「こらーーーっ!!集団で女子のおっぱいほくろ見るクラスって
何なのーっ!!」

男子B「うっ」
637 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/24(水) 16:33:49.61 ID:Plab3JwAO
今回はここまで。
続きは未定です。
638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/24(水) 17:09:33.54 ID:HavKlgfSo
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/10/24(水) 22:59:49.56 ID:AvOLF+ggo
男子Bwwwwwwwwwwwwww
640 : ◆wG3/5upN0w [saga]:2012/10/30(火) 19:19:59.32 ID:94D0fxSAO
突然ですが、後日談と言う事で書かせて頂いてましたが、蛇足に
なりやすまいかとの結論にやはり至ってしまい、読んで頂いた方々には
大変申し訳ないがやはり今回で〆とさせて頂きたいと思います。
改めてご愛読ありがとうございました。

また違った設定の黒ギャルSSを考えていますが、またここでやるのも
なんなので、深夜の方に引っ越しをしたいと思いますので、興味の
ある方は覗いてみて下さい。

ありがとうございました。
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/30(火) 19:41:06.77 ID:UQoAKSzqo
そうか、残念だがそう決めたなら仕方ない。
長いこと楽しませて貰った。

深夜の方も期待してるぞ。乙でした!
642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岩手県) [sage]:2012/10/30(火) 19:48:48.14 ID:RnWPgC+zo

おもしろかったよー
643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/30(火) 20:02:54.18 ID:RvBfV434o
次は俺じゃなくて男だといいな
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