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ハルヒ「隣人、部……?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [saga]:2012/07/03(火) 14:17:17.57 ID:eNyfjSCH0

キョン「聖クロニカ学園?」

ハルヒ「そ。あたしの転入先だってさ」

古泉「校名から判断するに、キリスト教系の学校なのでしょうか」

ハルヒ「別にそこまで宗教宗教してる訳じゃないそうよ。制服は普通のブレザーだし。
    一応シスターとかはいるみたいだけどね」

キョン「ふぅん。でも、大丈夫なのか?」

ハルヒ「何が?」

キョン「いや……キリスト教系ってことは結構おとなしめの、漫画にでてくるお嬢様みたいな生徒も多いんだろ」

古泉「それは偏見ではないでしょうか。涼宮さんも言うとおり、そこまで宗教色の強い校風ではないようですし……」

キョン「だといいんだがなぁ。和やかな雰囲気の学校に、こんなアンチ癒し系のジャイアンみたいなヤツが
    入って教室を火の海にしなけりゃいいが……」

ハルヒ「イイ根性ねキョン。あたしが転校する前に決着つけようって訳? 喧嘩なら買うわよ」

キョン「別に売ってねえよ。だからとりあえずファイティングポーズをやめろ。でも新しい学校で『あの自己紹介』
    はするなよ」

古泉「何でしたっけ? 確か『この中にうちゅ―――』」

ハルヒ「あああぁぁぁぁァァァ!! 一々思い出さなくていいから! キョンも変なアドバイスとかいらないのよ!」

キョン(ああ一応恥ずかしくは思ってたんだな)

ハルヒ「とにかく! あたしが出ていく前に言いたいのはこれだけ!」

 ハルヒはゴホン、とわざとらしく咳をして、

ハルヒ「みんな、あたしがいないからって怠けるんじゃないわよ。転校したってあたしがSOS団団長で
    あることには変わりないんだから! キョン! 様子を見に来てダラダラしてたら校庭200周よ!」

キョン「何で俺だけ……」

ハルヒ「古泉くん。明日からはあなたがSOS団団長代理よ! ここの事は頼んだからね」

古泉「はっ、仰せつかりました」

キョン(わざとらしい)

ハルヒ「みくるちゃんも有希も、きちんと古泉くんをサポートするのよ」

長門「……了解した」

みくる「わかりました。涼宮さんも、向こうの学校で頑張ってくださいね」

ハルヒ「ありがとみくるちゃん。それじゃ、明日からも各々全身全霊でいきましょー!」




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ポケモンSS 安価とコンマで目指せポケモンマスター part13 @ 2024/05/09(木) 23:08:00.49 ID:0uP1dlMh0
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今際の際際で踊りましょう @ 2024/05/09(木) 22:47:24.61 ID:wmUrmXhL0
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誰かの体温と同じになりたかったんです @ 2024/05/09(木) 21:39:23.50 ID:3e68qZdU0
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A Day in the Life of Mika 1 @ 2024/05/09(木) 00:00:13.38 ID:/ef1g8CWO
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真神煉獄刹 @ 2024/05/08(水) 10:15:05.75 ID:3H4k6c/jo
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愛が一層メロウ @ 2024/05/08(水) 03:54:20.22 ID:g+5icL7To
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/03(火) 14:29:50.31 ID:G3ZXpHZSo
期待
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [saga]:2012/07/03(火) 14:50:24.01 ID:eNyfjSCH0


     *


星奈「ねえアンタたち、聞いた?」

夜空「ああ、どこぞの金髪ビッチが援交している事が発覚したらしいな」

小鷹「そうなのか?」

星奈「んなわけあるかぁ!! アタシは金で釣られるような安い人間じゃないわよ!」

夜空「おや……? 私は『どこぞの金髪ビッチ』と言っただけで個人名は出していないぞ。つまり今貴様は自分の
   事を『ビッチ』だと認めたわけだ。良かったな肉。また新たな属性が追加されたぞ」

星奈「良くないわよ! どう考えてもマイナスにしかならないじゃない!!」

夜空「今更その程度のマイナス……。10億の借金に1000円を足すようなものだろう」

星奈「ちょっとお!?」

理科「いつもながらに話が脱線してますね。で、最初は何を言おうとしていたんですか?」

小鷹「そういや何か言おうとしてたな」

星奈「そ、そうよ! 夜空のせいで忘れかけてたじゃない」

夜空「貴様が勝手に興奮してただけだろう。まったくこれだから『ビッチ』は」

星奈「くぅ……ッ! ま、まあいいわ。アタシが言いたかったのは明日転入生が来るって事よ」

マリア「あ、それならわたしも聞いたぞ! 女らしいぞ。おんな!」

小鷹「う、うん、何でそんなに女であることを強調すんのかは分からんけど。夜空、知ってたか?」

4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [saga]:2012/07/03(火) 15:09:48.53 ID:eNyfjSCH0

夜空「知らん。興味もない」

星奈「あら。アンタたちのクラスに来るのに知らなかったの? クラスで話題になってなかった」

夜空「興味がないと言っただろう」

星奈「そんなこと言って。どうせクラスに友達がいないから話についていけな―――って痛っ!?
   ちょ、ハエたたきは人を叩くものじゃ―――」

 夜空は無表情でビシビシと星奈の頭を叩きながら、

夜空「クラスに友達がいない? 貴様にそれを言う権利があると思っているのか。『ビッチ』で『ボッチ』の
   肉塊が。どうせその情報も愛しのパパとやらから聞いたんだろう」

小鷹「最近夜空の毒舌にますます拍車がかかってるな。てか俺も知らなかった。……そうだよなぁ。
   俺にそんなこと教えてくれる人なんていないもんなあ。ははは……」

理科「心配いりませんよ先輩。ここは『隣人部』。転校生の話題で盛り上がるようなリア充どもの方が
   例外なのです」

幸村「あにき。たとえ仲間はずれされていたとしても、わたくしはついていきますゆえ」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [saga]:2012/07/03(火) 16:12:26.18 ID:eNyfjSCH0

小鷹「幸村……お前」

幸村「あにき……」

理科「にしてもまた中途半端な時期ですね」

星奈「親の仕事の都合みたいよ。詳しい事は知らないけどね。まあ色々あるんじゃないの?」

理科「せっかくですし、これを機に友達づくりを始めてみてはどうですか、夜空センパイ」

夜空「なっ、なぜ私なんだ」

理科「だって先輩方のクラスみたいですし。それに転校生ならいろいろと不安なこともあるでしょう。勇気を持って声を
   かけてみれば、意外とすぐに仲良くなれるんじゃないですかね。ってリカはリカは分析してみたり!」

夜空「ふ、ふん。私にはトモちゃんという唯一無二の親友がいるんだ。大体、この私が初対面の人間に気安く話しかけ
   れるわけがないだろう」

星奈「いや、それ、胸を張って言う事じゃないわよ」

夜空「黙れ肉。何なら貴様がその転入生と友達になればいいではないか」

星奈「あら、いいわねそれ! 小鷹。アンタその子を隣人部に連れてきなさいよ。このアタシの友達にふさわしいかどう
   か見定めてあげるわ」

夜空「な、何で私ではなく小鷹に言うんだ」

星奈「は? だってアンタ初対面の人に話しかけれないんでしょ」

夜空「う、ぐ……ッ」

星奈「決まりね。もし渋るようなら『理事長の娘の命令』って言えばいいわ」

理科「理科ならそんなことを言う人とは絶対に友達になりたくないですけど」

小鷹「つーかそれ脅迫じゃねえか。まぁ勧誘ぐらいならできなくも……ないけど」

夜空「今の間はなんだ」

理科「そもそもついてきてくれますかね? 先輩なら『ヤンキーに脅された』とか言われて途中で職員室に逃げ込まれる
   可能性も―――」

小鷹「おい、目に見えるようだからやめてくれ」

理科「冗談ですよ。そんなに気を落とさないでください。てへぺろ」





  
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [saga]:2012/07/03(火) 17:01:07.66 ID:eNyfjSCH0


     *


ハルヒ(マズイマズイ……。転入初日から遅刻とか冗談じゃないわよ)

 新しい制服に身を包み、転入用書類が入った大きな封筒を抱えて、彼女は携帯のナビと格闘していた。
 学校まではバスで行らしいのだが、いかんせん慣れない土地、そもそもバス停が見当たらないのだ。

ハルヒ(ほ、本当にこっちであってんの!? 何か山に向かってるんだけど)

 と、その時。

小鷹「やっべえ! 次のバス間に合わなかったら確実に―――ッ」

ハルヒ「(! 同じ制服)ちょ、ちょっとあんた!」

小鷹「んあ!?」

ハルヒ「その制服、聖クロニカ学園よね! あたしもそこへ行こうとしてたの。で、どっちに行ったらいいの!?
    てかバス停はどこ!?」

小鷹「え? 行こうとしてたって……じゃあ君が転入生? ってそんなこと言ってる場合じゃねえ! 急げ! 次のに乗り遅れたら確実に遅刻だ」

ハルヒ「ちょ―――待ちなさいよ!!」


     *


 何とかバスには間に合った。遅刻ギリギリに駆け込むような生徒は少ないらしく、彼らを除いて聖クロニカ学園の生徒はいなかった。

ハルヒ「羽瀬川、小鷹ね。ありがと、死ぬかと思ったわ」

小鷹「いや、何で死ぬんだよ。にしても良かったな。もし転入初日に遅刻なんてしたら―――」

 そこまで言うと、なぜか小鷹は遠い目をした。

ハルヒ(なんだろう……? 触れないほうが良さそうね)




 




7 : ◆MMK87RLv1GqO :2012/07/03(火) 17:14:09.05 ID:Gqu0zrFDO
期待
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/03(火) 17:17:44.50 ID:rtqn/iByo
>>7を特定しました ^^9m

と言いつつ期待。続きはよはよ
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/03(火) 17:20:29.39 ID:Gqu0zrFDO
>>8
しまった、酉付けたままだったww
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/04(水) 20:39:26.84 ID:23ZwT4NDO
てっきり高度なギャグかと。
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [saga]:2012/07/04(水) 21:14:33.44 ID:2JhsMVSq0

 何となく話題を変えようと、ハルヒは学園のパンフレットを引き出しながら、

ハルヒ「ここの理事長の名前、柏崎天馬(ペガサス)っていうのね。何だっけ、キラキラネームとかいうヤツ? 最初     に見た時吹き出しそうになったわ」

小鷹「あーーー、あんま学校の中では言わない方がいいかもな。本人も気にしてるみたいだし。ってかそれよりさ」

ハルヒ「なに?」

小鷹「涼宮さん、だっけ。えーと、転入先のクラスなんだけど……実は俺と同じ5組なんだ、な」

 急によそよそしい態度をとり始めた小鷹。ハルヒは若干疑問に思いつつも適当に相槌を打つ。

ハルヒ「ああ、それであたしが転校生だってすぐに分かったわけ。それじゃこれからよろしくね羽瀬川」

小鷹「お、おぅ」

 久しぶりにクラスメイトから苗字を呼び捨てにされ(隣人部以外の同級生からはくんづけで呼ばれている)、小鷹は少し動揺した。

小鷹「えと……、それで涼宮さんは―――」

ハルヒ「涼宮でいいわ。あたしも呼び捨てにしてるし」

小鷹「涼宮は、何か部活とかする気はあるのか?」

ハルヒ「部活、ねぇ……」

 ハルヒは実質的にSOS団団長でいるつもりだが、彼女はもう北高の生徒ではないので、便宜上今はどこにも所属していない事になっている。
 そもそもあの部室は文芸部のものであり、部長は長門有希で涼宮ハルヒには何の権限もなかった訳だが、本人はさして気にしていないようだった。
 ハルヒはちらりと窓の外に目をやり、

ハルヒ「興味がないわけじゃないけど……、2年のしかもこんな中途半端な時期に入ったって輪を乱すだけじゃなんじゃ
    ないの?」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/04(水) 21:48:27.87 ID:10A1j4l00
はよ
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [saga]:2012/07/04(水) 22:03:05.48 ID:2JhsMVSq0

小鷹「そ、そんなことはないんじゃないか。年中誰でもウェルカムみたいな所だって少なからずあるだろうさ」

ハルヒ「表向きだけでしょ。それとも何? 『人数が足りなくて大会に出られません』って事態になるくらいスポーツ系
    が弱い学校なの?」

小鷹「甲子園の予選で50−0とかになってるあれか……。確かにミッション系のスクールであんまり運動部は有名じゃ
   ないけど、他の部活に助っ人を頼みに行くほど困窮はしてないみたいだぞ」

ハルヒ「じゃあ無理じゃん。あーあバイトでもしてみよっかなぁ……。あたし前の学校じゃちょっとしたサークルの
    団長をしてたのよ。夏休みに日雇いとかでやったことはあるんだけどちゃんとシフト組んでってのは経験ない
    のよね。学校も環境も変わるんだから生活も変えてみようかなって、今少し考えてるわ」

小鷹「確かにバイトもいいけどな。社会勉強にもなるし。で、でもほら。やっぱ高校生は一生で今だけなんだから今し
   かできないことをやらないか? 部活とか、部活とか」

ハルヒ「三流の少年漫画みたいなセリフね。あとやたらと部活推してるけどそんなに面白いところがあるの? そこまで
    言うんなら何か紹介してみなさいよ」

小鷹「! よしわかった。俺が今所属してるとこなんだけどさ―――」


     *


 五分後。
 ひとしきり語って、プレゼンテーションをなんとか無事に終えた新入社員のような顔をする小鷹に対して、ハルヒは
なんとも言えない微妙な表情だった。
 彼女がそんな表情をしている理由は簡単で、小鷹が熱弁してくれた隣人部とかいう謎の団体の活動内容にある。
 映画作り、花火大会、プール、カラオケ―――。
 聞きながら、これ大学のチャラい飲みサークルと変わらないんじゃないの? と思い始めたところで彼女は気づいて
しまったのだ。


 SOS団(自分たち)も、実質的には同じような事しかしてこなかったではないか、と。


ハルヒ「……、ねぇ羽瀬川」

小鷹「ん、何だ?」

ハルヒ「アンタたち、隣人部、だっけ? 立ち上げの書類出す提出する時に『部活動の目的、内容』とかって何て書いた
    の?」




14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [saga]:2012/07/04(水) 22:39:05.27 ID:2JhsMVSq0

小鷹「ええっと……、なんだっけな―――」

 言いながら、小鷹は鞄から小さな手帳を取り出した。いちいちそんなものを見なければ分からない
時点で、彼が部活動の理念をどうでもいいと思っている証拠である。
 ハルヒは手帳にその内容が書かれているものと思ったが、小鷹は手帳の最後のページに留めてあった
クリップを外すと、折りたたまれたメモ用紙のようなものを手に取った。
 広がったそれは、一枚のポスターだった。
 プリンの上のような場所で、おにぎり(たぶん)に手足が生えた生き物を、子供たちが大口開けて
齧り付こうとしている。
 お世辞にも上手いとは言えない画風と重なって、なんだかものすごくシュールな印象を受ける。
 そしてその下に、こんな言葉が並んでいた。


                  隣人部
              とにかく臨機応変に隣人
              とも善き関係を築くべく
              からだと心を健全に鍛え
              たびだちのその日まで、
              共に思い募らせ励まし合い
              皆の信望を集める人間になろう

15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/04(水) 23:25:08.62 ID:rjBHoy8DO
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・) バンバンバンバン゙ン
_/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
\/___/ ̄

バン はよ
バン(∩`・д・) バン はよ
/ ミつ/ ̄ ̄ ̄/
 ̄ ̄\/___/
ドゴォォォォン!!
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!!,' (;; (´・:;⌒)/
∧_∧(;. (´⌒` ,;) ) ’
Σ(* ・ω・)((´:,(’ ,; ;'),`
⊂ヽ ⊂ ) / ̄ ̄ ̄/
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ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
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16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [saga]:2012/07/04(水) 23:33:21.52 ID:2JhsMVSq0


 ハルヒは5秒ほどこのポスターを見て、

ハルヒ「ともだち募集……?」

小鷹「だから何で分かるんだよ。お前といい星奈といい。俺か? もしかして俺がおかしいのか?」

ハルヒ「なに? あんたヤンキーのくせにこんなチャチなトリック使って友達作りに励んでたって
    わけ」

小鷹「この髪は地毛なんだよ。俺はヤンキーでもないしそのポスターも俺じゃなくて部長の三日月
   夜空ってヤツが書いたものだ」

 小鷹は否定したがハルヒは聞いていないようで、何か考え込むようにぶつぶつ呟いている。
 彼女はこんなことを考えていた。

ハルヒ「(キリスト教の隣人愛にかこつけてこんな適当な文言並べて部室を獲得か)」

 これと似たような状況を、彼女は知っている。
 いや、知らないわけがない。なぜなら彼女はその張本人なのだから。


 S(世界を)O(大いに盛り上げる)S(涼宮ハルヒの)団。


 さて……、自分たちはどんな理由を付けて教師陣を納得させたのだったろうか。
 先ほど隣人部の活動について積極的に語る小鷹を見て、一瞬だがアホらしいと思った自分。
 そんな自分たちは、隣人部を貶せるような功績を残したのか?
 それはつまり鏡だった。
 涼宮ハルヒがSOS団の事について話していた時、他人はさっきの自分と同じような感想を抱いてた
ということ。

ハルヒ「……、ねぇ羽瀬川」

小鷹「おう」

ハルヒ「自分を客観視するって、気分がダウナーな時にやるとヤバいかもしれないわね」

小鷹「?」

 涼宮ハルヒは客観的に見るということを覚えた。

小鷹(なんか俺の知らないところでスゲー馬鹿にされた気がする)
 
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/04(水) 23:59:04.21 ID:rjBHoy8DO
つづきマダー?
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/05(木) 09:03:03.13 ID:8XcQsPPIO
面白い
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/07/05(木) 12:34:01.59 ID:0vhQK7tAo
面白いっす
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/05(木) 14:37:43.58 ID:PusSW9wDO
まだか
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/05(木) 23:29:25.92 ID:0SR7dhHDO
書けなくなって逃げた…とかないよな?
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/07/06(金) 00:57:10.46 ID:SWwmqudUo
>>21
一日しか経ってないのに何言ってんだ新参[ピーーー]
氏ねじゃなくて[ピーーー]
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/06(金) 01:10:03.58 ID:d0LPHUWqo
面白いが
ハルヒの時間軸がかなり進んでるな
ハルヒが真人間だ
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/06(金) 18:23:11.34 ID:fiYPntK+o
>>22
まあまあそんなに怒るなよ
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/06(金) 19:44:59.81 ID:3vNiqe3DO
たて逃げするやつがいるから>>1はそうならないよな?って気になって聞いただけじゃん
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/06(金) 19:59:42.86 ID:fiYPntK+o
>>25
まあ聞く前にROMれよな?
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/06(金) 23:46:13.69 ID:3vNiqe3DO
確かに俺が悪かったすまん
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/08/24(金) 20:47:36.82 ID:J/R84v1D0
otu
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