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ほむら「あなたは遠隔操作されてるの?」QB「そ、そうだよ」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/04(水) 21:54:55.02 ID:ICfQQeGQ0
ほむら「あら?やけに素直ね」


QB「まぁ正確に言うと指示を出されてそれに従ってるって言うか…もういいだろう?この話しは」


ほむら「そいつに会わせなさい」チャキッ


QB「!」ダッ!


ほむら「…………逃がさないわ」スッ…

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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/04(水) 22:10:03.18 ID:ICfQQeGQ0
QB「はぁ…はぁ…思わず彼女の口車に乗せられて喋ってしまった…」



白衣姿で灼眼の目を持った、少女なのか少年なのかわからない

顔立ちをした人物が裏路地に立っていた。

手にラジコンの様なものを持っている。


「どうしたんだい?かなり焦ってるね」


QB「暁美ほむらにキミの事に気付かれたよ」


「…………」


QB「あ…だ、大丈夫だよ!ちゃんと振り切ったから…」


「………嘘だね」


QB「え?」


ほむら「……ようやく見つけたわ」


QB「あ…」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/04(水) 22:18:54.91 ID:ICfQQeGQ0
「暁美ほむら、直接会うのは初めてだね」


ほむら「あなたは何者…?」


「宇宙人」


ほむら「どう見たって人間じゃない」


「元の姿だったらかなり目立つからね、人間に変装してるのさ」


ほむら「あなたの名前は?」


「キュゥべえとでも呼んでくれたらいいさ、僕には正式な名前があるみたいだけど名前なんて所詮は飾りだからね
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/04(水) 22:26:01.24 ID:ICfQQeGQ0
ほむら「……悪いけど、あなたは死んでもらうわ」チャキッ


キュゥべえ「………撃つのかい?」


ほむら「当たり前よ」


キュゥべえ「そうかい」


ほむら(………コイツを殺せばまどかは…!)


キュゥべえ「まどか?」


ほむら「!?」クルッ


キュゥべえ「フン…」チャッ


ほむら(け、拳銃!?しまった…間に合わ…)


バスッ!


QB「」バタッ
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/04(水) 22:34:18.68 ID:ICfQQeGQ0
キュゥべえ「まずはドジを踏んだ不良品の粛清っと…」


キュゥべえ「ハハハ…まんまと引っ掛かったね、暁美ほむら」


ほむら「」イラッ


キュゥべえ「僕を殺しても構わないけど、まだ惑星には代わりがいるさ」


キュウべえ「君は無駄な殺戮をしただけに終わるのさ」


キュゥべえ「ま、そんな事がわかる頭脳ぐらい持ってるよね?」


ほむら「」ピキッ


ほむら「いつか仕返しをしてあげるわ…」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/04(水) 22:40:45.91 ID:ICfQQeGQ0
翌日


まどか「え?キュゥべえを操作してる人がいるの?」


ほむら「指示を出してるってのが正確かしら」


さやか「ところでその操作してるのってどんな人?」


ほむら「白衣姿で白い髪で赤い目をした、性格が鬱陶しい奴よ」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/04(水) 22:43:36.06 ID:ICfQQeGQ0
マミ「へぇ、キュゥべえを操作してる人ね…」


ほむら「そうよ、ちょっと性格に問題があるけど」


マミ「いつか会ってみたいわね」


ほむら「明日、会わせてあげるわ…」ニヤッ
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/04(水) 22:48:54.89 ID:ICfQQeGQ0
杏子「キュゥべえを操作してる人間が居るって?」


ほむら「えぇ、なんなら明日会ってみる?」


杏子「いいぜそいつのツラを拝んでやるよ、何か面白そうだし」


ほむら「…………」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/04(水) 23:09:58.27 ID:rjBHoy8DO
なんかおもしろそう期待
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/04(水) 23:10:02.86 ID:ICfQQeGQ0
明日


さやか「ノリで一応来たけど……」


杏子「本当に居るのかよ」


ほむら「えぇ、確か…この先に」


まどか「あ、キュゥべえ」


QB「……暁美ほむら、どこに行こうとしてるんだい?」


ほむら「あなたに指示を出してるヤツよ」


QB「そ、それは駄目だ!」


マミ「どうしたの?QB…そんなに焦って…」


QB「君たちはあの人の本当の恐ろしさを知らないから……」


まどか「そ、そんなに恐い人なの?」


QB「恐いよ!噛み付くよ!火を吹くよ!」


ほむら「まどか、コイツの言ってる事はデタラメよ」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/07/04(水) 23:17:46.75 ID:NBa5RZC4o
しかも脳波コントロールできる!
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/04(水) 23:24:27.26 ID:ICfQQeGQ0
QB「分かった…話してやろう、あの人の恐ろしい行動を…」


QB「そう…あれは、数年前ぐらいの事だった…」


QB「ある魔法少女があの人と知り合って三日後…」




少女「私を騙してたのね!」


キュゥべえ「騙してなんかいないさ、聞かれなかっただけだよ」


少女「最っ低!二度とその顔を見せないで!」


キュゥべえ「………それは残念だ、どこに行くんだい?」


少女「………他のみんなに秘密を伝えに行くのよ」


キュゥべえ「…………」


QB「それを聞いたあの人は無言で笑ったんだ……そして――」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/04(水) 23:36:02.20 ID:ICfQQeGQ0
ベチャッ


「きゃあああああああああああ!!!」


「う…上から…上半身が捻じ曲がった女の子が降ってきた!?」


「うぇ!おぇええ…!」


「あ、あれ?死体が消えて……」





キュゥべえ「………君のソウルジェム返すよ」


少女「う…うぁ…」


キュゥべえ「やぁ、目が覚めたかい?」


少女「………ッ!アンタ!?な…何をした…の?」


キュゥべえ「…………」


少女「何…?何か…歩きにくい…」フラッ…


キュゥべえ「………鏡だ、自分の姿を見てみたら?」


少女「あれ…な、なに…?体が……捻じ曲がって……!」


キュゥべえ「確かに君は……『ゾンビ』だったね?」ニコッ


少女「うわぁああぁあああああああああああああああああああああ!!!!」


パリンッ
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/07/04(水) 23:37:19.04 ID:8OLsR1HGo
ひっでえwwwwww
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/04(水) 23:39:19.48 ID:ICfQQeGQ0
QB「そして彼女は魔女になり、彼女の仲間に彼女だと言うことを伝えず彼女の仲間に殺されて…」


杏子「おーい!キュゥべえ!居ないなら居ないって言えー!」


マミ「佐倉さん、居なかったら返事しないと思うけど…」


まどか「お留守かな?」


ほむら「そんな事ないわ」


さやか「あ、窓から入れそう…」


QB「僕の話しを聞いてよ!」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/04(水) 23:45:49.12 ID:ICfQQeGQ0
QB「あの人は本当に恐ろしいんだ!」


QB「『殺した』ではなく『救ってやった』と思ってる人だよ!?」


QB「それに君たちがあの人に会ったらまた僕が…!」


さやか「あ、窓開いてるよー」ガラッ


ほむら「無用心ね、さ、入りましょう」


杏子「キュゥべえー邪魔するぜー」


まどか「お邪魔しまーす…」


マミ「ちょっ、ちょっと待って…」


QB「オーイ!」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/04(水) 23:55:53.07 ID:ICfQQeGQ0
さやか「コラー!出てこーい!キミは完全に包囲されてるー!」ドカドカ


QB「ドカドカ入らないで!」


さやか「あ、花瓶」


さやか「イェーイ!」パリーンッ!


QB「何やってんの!?馬鹿なの!?」


杏子「あ、お菓子見っけ」ピリッ


QB「コラ!人の物を食べない!」


杏子「良いじゃん別に」ムッシャムシャ


QB「良くない!あと、お菓子の食べかすをボロボロこぼさないで!」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/04(水) 23:57:50.58 ID:rjBHoy8DO
QBが悪い子をしつける親みたいにみえてきたwwwwww
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 00:01:44.64 ID:vxdt2zEc0
ほむら「しかし、研究所だけあって広いわね、あ、何か押した」ピッ


さやか「見て!杏子!この布団羽毛だよ!」


杏子「何ぃ!?生意気な奴だ!」ビリビリッ!


杏子「羽毛を全部取り出してやる!」ビリィビリッ!


さやか「バレるとマズイから何か色々と入れておこう」


まどか「み、みんな…!そんな事をしたら怒られちゃうよ!?」


QB「そうだよ!殺されちゃうよ!?」


マミ「冷蔵庫に色々あったわ」


ほむら「丁度いいわ、アイツが帰って来るまでコレを食べてましょう」


QB「止めて!もう止めてぇ!」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/07/05(木) 00:06:22.66 ID:QukSbUZg0
べぇさんいじめとか……








構わん、全力でやれ
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 00:07:12.42 ID:vxdt2zEc0
キュゥべえ「…………」ガチャッ


QB「あ」


まどか「え?」


さやか「は?」


杏子「うん?」


マミ「あら?」


ほむら「………」


QB「こ、コレは…あのね?」


ズドンッ!


QB「」バタッ


キュゥべえ「やってくれたね……暁美ほむら…」


ほむら「フン…誉めても何も出ないわよ」


まどか「こ…この人が…?」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 00:13:59.30 ID:vxdt2zEc0
まどか「ご、ごめんねキュゥべえ、」アセアセ


キュゥべえ「いや、謝る事はないよまどか、気にしてないから」


さやか「へぇー…あんたがキュゥべえを操作してるって言う?」


キュゥべえ「うん、そういう事になるね」


杏子「キュゥべえがキュゥべえを殺したけど…良いのか?」


キュゥべえ「代わりなんていくらでもあるから大丈夫」


マミ「所でキュゥべえは何歳なの?」


キュゥべえ「人間の歳で言うとまどか達と同じくらいかな?」


マミ「!」


キュゥべえ「………ところでほむら」


ほむら「何かしら?」


キュゥべえ「昨日は何枚?」


ほむら「え?」


キュゥべえ「昨日の夜、『何枚』取ったの?」


ほむら「」ギクッ
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 00:21:09.97 ID:vxdt2zEc0
キュゥべえ「帰る際は『被って』たね」


キュゥべえ「でも一枚だけじゃないよね?」


ほむら「…………答える必要は無いわ」


まどか「な、何枚って何の事?」


キュゥべえ「あぁ、それはだね」


ほむら「!」チャキッ


キュゥべえ「……どうしたんだい?顔が真っ青だよ?」チャキッ


ほむら(おのれぇ…インキュベータ…あなたはどこまで…クッ!)


ほむら(昨日、まどかの家に忍び込んで下着をクンカクンカして

家に帰ってまどかのパンツを被ってリンボーダンスしてたなんて

口が裂けても言えないわ…!」


まどか「ほ…ほむらちゃん…口に出てる…」


さやか「えぇー…」ヒキッ


杏子「えー…」ヒキッ


マミ「あ、暁美さん…」


ほむら「はめたわね…キュゥべえ…」


キュゥべえ「君が勝手に自爆したんじゃないか、訳が分からないよ」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/05(木) 00:24:23.10 ID:0SR7dhHDO
心の声が駄だ漏れなほむほむwwww
キュゥべえは人間の歳でまどか達と同い年って事は地球ではマミさんより年下か
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 00:30:57.83 ID:vxdt2zEc0
まどか「さよならキュゥべえ!」


さやか「また来るからねー」


杏子「お菓子用意しとけよー」


マミ「私の所にも来てねー」


キュゥべえ「さよならー」


ほむら「…………」ズーン…


キュゥべえ「ほむら…どうしたんだい?」


ほむら「まどかに嫌われたわ…どうしてくれんのよ?」


キュゥべえ「自業自得だよ」


ほむら「…………」


ほむら「……あなたって男性なの?女性なの?」


キュゥべえ「……どっちがいい?」


ほむら「…………フン」プイッ
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/05(木) 00:37:30.48 ID:0SR7dhHDO
女の子で百合展開もいいし男で純愛的なのもいいな
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 00:47:50.82 ID:vxdt2zEc0
明日の夕方


まどか「あ、キュゥべえ!」


キュゥべえ「まどかか」



まどか「ほむらちゃん…あんな事をしてたなんて…」


キュゥべえ「確かにほむらの行動は最低だね…」


キュゥべえ「あれは彼女が君を愛しすぎた行動だろうね」


キュゥべえ「でも、まどかが彼女の事を嫌いになると、ほむらは心の底から落ち込んでたんだ」


キュゥべえ「あまり、ほむらを責めないでおくれよ」


まどか「キュゥべえ…うん、わかった!」


まどか「ティヒヒ…キュゥべえってほむらちゃんに優しいんだね」


キュゥべえ「……や…優しくなんかないさ」


まどか「あ!今、言葉が詰まった!」


キュゥべえ「……むぅ」


まどか「ティヒヒ!」ニヤニヤ
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 01:48:15.26 ID:vxdt2zEc0
ゾワッ!


まどか「え?な、何?」


キュゥべえ「どうやら、魔女の結界に入ってしまったようだね」


まどか「えぇ!?」


使い魔「」グワッ!


まどか「きゃああ!」


ガシッ!


まどか「え?」


キュゥべえ「早く魔女を倒して抜け出そう」


まどか「キュゥ……べえ?…」


使い魔「ギャー!ギギャー!」


キュゥべえ「はい、さよなら」グッ


ブチブチッ!メキッ!
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 01:56:22.61 ID:vxdt2zEc0
使い魔「ギャー!」


キュゥべえ「遅い」ドガァ!


使い魔「グキャー!」バッ!


キュゥべえ「うぉっと」サッ


キュゥべえ「危なかった、よっと!」ベキッ!


使い魔「グギャー……」ジュウ…


まどか「キュゥべえ…すごいね…」


キュゥべえ「まぁコレぐらいなら素手で充分だからね」


使い魔「グギャー!」


キュゥべえ「まどか危ないよ」グイッ!


まどか「わっ!」バタッ


キュゥべえ「それっ」ドゴォ!


使い魔「」サラサラ…


キュゥべえ「……足りないね」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 02:02:24.68 ID:vxdt2zEc0
キュゥべえ「あ、魔女見っけ」


魔女「」


キュゥべえ「あ、そうだ!折角だし昨日、惑星で開発された戦闘型QBを取り寄せよう」ラジコン


まどか「え?どんなの?」


キュゥべえ「さぁ?実は僕も始めて見るんだ」カチッカチッ


キュゥべえ「この結界に転送!」ピッ


バシュウ!


魔女「!?」


ズドォォォン!


まどか「何か降ってきたよ!?」


キュゥべえ「届いたんだ!」


ムキムキQB「」シュゥ〜……


まどか「」


キュゥべえ「」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/05(木) 02:10:40.01 ID:0SR7dhHDO
マッチョべえ…こんな感じか

   |  || /⌒\|
   ‖  /⌒\ ヽ
  |  λ  人 |
  | ∧_∧  > |
  // (・ω・)\/(_ノ
  (  ヽ_ノヽ
  |_丿  /⌒\
  | |  |  ヽ
\/( |〜、人   |
`( | |___\_ノ/
(\| ヽ  \/⌒ヽ/
Σそ LLL)/  L_ノて
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 02:12:02.92 ID:vxdt2zEc0
キュゥべえ「自分で取り寄せて言うのもなんだけど…なんだコレ…」


まどか「こんなの絶対、おかしいよ……」


キュゥべえ「声はマイクで入れるのか…」


魔女「ごぁー!」


ムキムキQB『かかって来い、相手になってやるぜ』キリッ


まどか「ティヒヒヒヒ!!や、止めてよ!お腹痛いよ!」


キュゥべえ「クカカカカ!…コレは面白い!」


まどか「私にもやらせて!」


ムキムキQB『お前はオレの相手には務まらん、失せろ』スッ…


キュゥべえ「カカカカカカッ!こ、これは、訳が、分からないよ!」ゲラゲラ!


まどか「ティヒヒヒ!お、面白すぎるよぉ〜!」ジタバタ!


魔女「がー!」ナニヲーイワセテオケバー!
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/05(木) 02:23:57.25 ID:0SR7dhHDO
ちょっと修正

   |  || /⌒\|
   ‖  /⌒\ ヽ
  |  λ  人 |
  | ∧_∧  > |
  / /(・ω・)\/(_ノ
  (  ヽ_ノヽ
  |_丿  /⌒\
  | |  |  ヽ
\/( |〜、人   |
`( | |___\_ノ/
(\| ヽ  \/⌒ヽ/
Σそ LLL)/  L_ノて
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 02:29:27.69 ID:vxdt2zEc0
キュゥべえ「クケケ…さて、かなり笑った所で…ブフッ…は、始めますか!」


まどか「ティヒ…う…うん!」プルプル…


キュゥべえ「…………」


ムキムキQB『か、髪切った?、クッカカカカカカカカ!!!!』


まどか「や、止めてよ!ティヒヒ!魔女をティヒ!早く倒そうよ!」


キュゥべえ「あー…クケケ…そうだね…」


キュゥべえ「よし!行け!」カチッ


ムキムキQB「」ガシッ!


魔女「!?」


ムキムキQB『まどかさん…今までありがとう…!』


まどか「ブフッ!QB!?何をするつもり…!?」プルプル…


ムキムキQB『さよなら、まどかさん』ホロッ


ズガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!


キュゥべえ「クッカカカカカカ!カカカカ!クカカカカカカカカカカカ!!!」ゲラゲラ!



まどか「ティヒ!ティヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!ティヒヒヒヒヒ!ゲホッ!ゲホッ!」ゲラゲラ!



まどか「もー!キュゥべえ!何でティヒ!急に裏声になるの!?ティヒヒ!」


キュゥべえ「クケケ…!アレで『さよなら、まどかさん』は無いね」


クケーケケケケケ!


ティーヒヒヒヒヒ!


マミ「………楽しそうね」←さっき来た


グリーフシード「」ヘッ、オドカシヤガッテ
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/05(木) 02:58:50.75 ID:F+2sSwk4o
1乙

まどか達楽しそうだなwwww
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/05(木) 03:03:42.67 ID:0SR7dhHDO
市乙

この中に俺も混ざりたいくらい楽しそうだ
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 05:44:36.32 ID:vxdt2zEc0
明日の朝


まどか「おはよう!」


仁美「おはようございます、鹿目さん」


さやか「まどかおっそーい!」




さやか「それでね―……」


仁美「それ本当ですの?」


さやか「本当だって!」


まどか「う、ん?」


まどか(キュゥべえだ…さやかちゃん気付いてないね…)


まどか『おはよう、キュゥべえ』


キュゥべえ『おはよう、まどか!あ、そうだ!聞いてくれ』


まどか『?』


キュゥべえ『昨日、戦闘タイプQBにメイド服着させて、わ、惑星で店を開いてやったよ!』


まどか「ポッフォ!」


さやか「ん?どうしたの?まどか?」


まどか「い…いや…別にティヒヒ…」


キュゥべえ『あの姿で「おかえりなさいませ、ご主人様」だよ?それで入ってきた客の顔が…』


キュゥべえ『?(゚Д゚) ?(゚Д゚)』


まどか「〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」


さやか「まどか?どうしたの?お腹が痛いの?」


まどか「う、うん!大丈夫だよ!気にしないでティヒ…!」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 06:04:43.12 ID:vxdt2zEc0
まどか『それにしてもキュゥべえはいつも私に契約を迫ってたのに、魔法少女の話しを

全然持ち出さないね』


キュゥべえ『ソウルジェムを作るコミュニケーション用のQBを大量に支給してる

途中だからね』


まどか『支給が終わったら…やっぱり?』


キュゥべえ『うーん…まぁノルマを達成しなきゃ惑星に帰れないしね』


まどか『そっか…』


キュゥべえ『ま、僕は君達の敵だからね、ならないと思うけど』


まどか『敵って…そんな事ないよ…』


キュゥべえ『君を契約する時はあの戦闘タイプで契約を迫ってあげるよ』


まどか「べふぅ!」


さやか「?」


仁美「?」


ほむら(おのれ、インキュベーター…まどかと楽しく会話して…!)ホムホム…
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 06:15:40.09 ID:vxdt2zEc0
さやか「って、キュゥべえじゃん!何でここに居るの!?」


キュゥべえ「うん?いや、ただ通りかかっただけだよ」


仁美「この方は?」


さやか「え?えーと…この人は…」


キュゥべえ「やぁ、僕は久兵衛!僕と契約して足軽になってよ!」


さやか「あはははは!きゅ…久兵衛って!ラストサムライかあんたは!」


まどか「ティヒヒヒ!」


仁美「フフ…冗談キツイですわ」


ほむら『まどかから離れなさい』チャキッ


キュゥべえ『訳が分からないよ』チャキッ
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 06:23:19.82 ID:vxdt2zEc0
キュゥべえ「うん?」


杏子「よっ、キュゥべえ!」


キュゥべえ「やぁ、杏子どうしたんだい?」


杏子「腹減った、何か食わせろ」


キュゥべえ「おらよ」ヒュッ、バシッ!


杏子「食べ物を粗末にするな!」ムシャムシャ


キュゥべえ「でも食べるんだね」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 06:33:44.18 ID:vxdt2zEc0
キュゥべえ「しかし杏子、地面に叩きつけた物を食べるなんて惨めに思うよ」


杏子「なんとでも思え」ムシャムシャ


キュゥべえ「所で、キミはここで何をしてるんだい?」


杏子「お前が食べ物を持ってると思って、お前を待ってたんだ」ムシャムシャ


キュゥべえ「待たれてもねぇ……」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 06:40:56.07 ID:vxdt2zEc0
研究所


QB「あ、お帰り」


キュゥべえ「居たのかい」


QB「まぁね、あ、そうだ、コレだけは警告しておくよ」


キュゥべえ「?」


QB「ノルマが達成されなかったら、この星を破壊するんだって」


惑星爆破スイッチ

キュゥべえ「…………」ポチッ


QBの惑星「誠に遺憾である」ズガァーン!


QB「…………」


QB「訳が分からないよ」


キュゥべえ「殺られる前に殺れってね」


QB(本当に恐ろしい人だ…)
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 06:44:50.97 ID:vxdt2zEc0
キュゥべえ「主要都市だけ残してやっただけでも良心的だと思うのだけどね」


QB「へぇ、良心なんてあったんだね」


キュゥべえ「よーし、今日はQBシチューだ」


QB「ちょっと出かけてくるよ」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 06:59:22.33 ID:vxdt2zEc0
キュゥべえ「あ、惑星から通信だ」


『爆破スイッチ、押した?』


キュゥべえ『押したけど何か?』


『えぇ…別に…何でも無いッス…』
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/05(木) 07:42:20.21 ID:F+2sSwk4o
1乙
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/05(木) 08:53:42.84 ID:4TtaST3DO
この人型べぇさんなかなかのフリーダムだな。
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/07/05(木) 09:30:43.11 ID:cORhmBIpo
なにここ
ギャグスレと解釈しておk?
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/05(木) 10:40:23.92 ID:i5CMdsgDO
このキュウべぇ石田ボイスで再生されるwwww
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/05(木) 11:58:31.58 ID:0SR7dhHDO
俺も石田で再生されてやばいwwwwこの人型キュゥべえとなら友達になりたい
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 14:10:03.73 ID:vxdt2zEc0
魔女の結界


キュゥべえ「何故か知らないけど無理矢理マミに連れてこられた…」


マミ「こんな気持ちで戦うの…始めて!」


マミ「もう、何も怖くない!」


キュゥべえ「死亡フラグ乙」ボソッ


マミ「ティロ・フィナーレ!」バシュ!


魔女「」ギャー!


キュゥべえ「お手柄だよ、マミ」


マミ「キュゥべえ……死亡フラグって言わなかった?」


キュゥべえ「ぎゃっぷい?」←今世紀最大のとぼけ顔
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 14:17:59.11 ID:vxdt2zEc0
研究所


キュゥべえ「あー…マミのケーキ美味しかったなー」


キュゥべえ「でも甘すぎて喉カラカラだ…」


キュゥべえ「早く水飲みに行こう…」ガチャッ


杏子「おかえりー」


キュゥべえ「ただいまー」


キュゥべえ「全く、マミには困ったよ」


杏子「そういえば最近、アイツなんか張り切ってたもんな」


キュゥべえ「そんなに張り切る事無いのに…」


キュゥべえ「あ、そうだ」


杏子「ん?」


キュゥべえ「何でいるのかな?」


杏子「見た限りお前は一人暮らしだったからな」


杏子「…一人ぼっちは寂しいもんな」


杏子「いいぜ…一緒に居てやるよ…」


キュゥべえ「結構だよ」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 14:23:30.93 ID:vxdt2zEc0
キュゥべえ「ロクに何も出来ないヤツを居候にさせる程、僕は甘くないんだよ」シッシッ


杏子「えー!?良いじゃねーか!減るもんじゃ無いしー!」


キュゥべえ「食料が減るんだよ」


杏子「チッ、バレたか」


キュゥべえ「キミはその事にしか頭が無いのかい?」


杏子「きゅーべー、腹減ったー」


キュゥべえ「……わかったよ」カチッ


QB「呼んだかい?」ヌッ


キュゥべえ「………」ガッ!


QB「え?ちょっ…まさか…」


キュゥべえ「えい」

ボキッ!メキッ!グシャグシャ!グチョガチャ!



キュゥべえ「はい、イチゴパフェ」スッ


QB「」ピクピク…


杏子「い、いらない…!」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 15:50:51.16 ID:vxdt2zEc0
杏子「まともなの出せよー!」


キュゥべえ「君に出す物なんて無いよ、雑草でも食ってな」


杏子「なんだよー!ケチー!」


キュゥべえ「はいはい、わかったわかった」


杏子「もう怒った!食いもん出すまで帰らねぇ!」


キュゥべえ「本気で言ってるのかい?」


杏子「ああ!本気だ!」


キュゥべえ「……分かったよ…」スッ…


杏子「今度はまともなヤツ出せよ!」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 16:51:46.92 ID:vxdt2zEc0
キュゥべえ「はい、これ食べたら早く帰ってよ」


杏子「カップラーメンか……」


キュゥべえ「文句があるなら僕が食べるよ」


杏子「いやいや、頂くぜ」


キュゥべえ「………」カタカタ…


杏子「何やってんの?」


キュゥべえ「企業秘密」


杏子「きぎょーひみつ?」


キュゥべえ「…………」カタカタ…


杏子「なぁ、キュゥべえ」


キュゥべえ「ん?」


杏子「このゴッツイ扉の先に何かあるのか?」


キュゥべえ「………自爆スイッチ…」


杏子「え?」


キュゥべえ「その扉の奥にあるスイッチを押すと、地球がポーンッてなる」


杏子「」


キュゥべえ(まぁ、嘘だけどね)
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 16:57:24.48 ID:vxdt2zEc0
杏子「さーて、食うもの食ったし、寝るとするか!」


キュゥべえ「外で寝てくれ」


杏子「おいおい、か弱い女の子を夜空の下で寝かす気かよ」


キュゥべえ「か弱い?どうか弱いか教えて欲しいものだね」


杏子「外で寝てたら襲われる可能性があるからな」


キュゥべえ「そんな事するヤツ居ないよ」


杏子「たっく、こんなベットで寝やがって!」ボフッ


キュゥべえ「何さり気なく泊ろうとしてるの?」


杏子「ス―…スー…」


キュゥべえ「………訳が分からないよ」
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 17:00:39.12 ID:vxdt2zEc0



QB「起きたかい?杏子」


杏子「ん?キュゥべえ…?」


杏子「あ!キュゥべえが居ない!」


QB「何を言ってるんだい?僕はココに…ぐえっ!」


杏子「おい!アイツはどこに行った!?」ギギギ…


QB「マ…マミの所に…!」


杏子「クッッ!」ダッ


QB「ゲホッ!ゲホッ!酷い事するなぁ…」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 18:05:01.47 ID:vxdt2zEc0
マミ「その子から離れなさい」


ほむら「なんだーおまえはーしにたいのかー」


キュゥべえ「てめーせいぎぶってんじゃねーぞ」


マミ「フッ、そのへらず口…黙らしてあげるわ」


バキッドカッ!


ほむら「わーやられたー」バタッ


キュゥべえ「ひーつよすぎるー」バタッ


マミ「もっとヤル気を出してやりなさい!」


ほむら(何故、私がこんな事を……)


キュゥべえ(マミは昨日のドラマの真似したくなったんだね、きっと……)
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/05(木) 18:10:08.18 ID:0SR7dhHDO
マミさん可愛いマミマミしたい
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 18:30:51.41 ID:vxdt2zEc0
マミ「キュゥべえ!それがあなたの限界なの!?」


キュゥべえ「悪いけどマミ…僕はこんな下らない事をしてる場合じゃ…」


マミ「何ですって!?あなたは契約するしか能が無いのかしら!?」


キュゥべえ「」ムカッ


マミ「後、暁美さん!何!?あの演技!?」


ほむら「巴マミ、あなたはこんな事よりもっと大事な事が……」


マミ「私の事をとやかく言う前に、自分の演技力の無さを悔やんだら!?」


ほむら「」イラッ
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 18:36:13.86 ID:vxdt2zEc0
take2


ほむら「ヒヒヒ!お嬢ちゃんどこに行くのかなぁ?」


キュゥべえ「俺達から逃れると思ってるのか?」


マミ「その子から離れなさい!」マミッ!


ほむら「何だテメェは!?」


キュゥべえ「正義ぶってんじゃねぇぞ!」


マミ「その減らず口、黙らしてあげるわ」


バコッ!


キュゥべえ「あいだだだだだだだだだだだだだだだだ!!!!」ズザァアアアアアア!


ほむら「だ、大丈夫か!?」


キュゥべえ「さ、さっきの攻撃でゴホッ!骨が全部折れたぁ!」


マミ「えぇ!?」


マミ「だ、大丈夫!?キュゥべえ?」


キュゥべえ「大丈夫だけど」シラッ


マミ「」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 18:57:12.02 ID:vxdt2zEc0
ほむら「よくも一番最弱のモヤシを倒してくれたな!」


QB「うるさい、昆布」


マミ「甘いわね」ヒュッ


ほむら「」ドサッ!


ほむら「〜〜〜〜〜!」


マミ「もうその手は通用しないわ!」


ほむら「〜〜〜〜〜!」ポロポロ…


マミ「え!?そ、そんなに痛かった!?ごめんね!?」


ほむら「別に痛くないわ」シレッ


マミ「」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 19:01:49.02 ID:vxdt2zEc0
ドゥン!


QB「」パタッ


ほむら「さっきこの淫獣を使って、私の事を…って言った?」チャキッ


キュゥべえ「さぁ?気のせいじゃ無いのかな?」チャキッ


ほむら「だったらそのラジコンは何?」


キュゥべえ「あぁ、コレでQBに指示を出してたんだよ」


ほむら「なんて?」


キュゥべえ「暁美海苔って」


ほむら「」ブチッ


タァン!ダダァン!パパパ…ズガァン!ドゥン!ダァン!


マミ「」メソメソ…
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 19:06:24.33 ID:vxdt2zEc0
「えー…ここで銃声が聞こえたと通報があり、何者かと銃撃戦があったと…」



路地裏

キュゥべえ「まったく、急に撃ってくるなんて訳が分からないよ」


キュゥべえ「コッチは拳銃しか持ってないのに、君は機関銃とか使ってくるなんて…」


ほむら「うるさいわね、あんたの自業自得よ」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 19:11:30.92 ID:vxdt2zEc0
まどか「あ、ほむらちゃんにキュゥべえ!」


ほむら「あら、まどか、どうしたの?」


まどか「この近くで鉄砲を撃つ音がしたんだって」


ほむら「それは恐ろしいね」


キュゥべえ「案外、犯人が近くに居たりして」


まどか「恐い事言わないでよ…」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 20:35:35.54 ID:vxdt2zEc0
キュゥべえ「今日は魔法少女を勧誘しよう、本職を忘れる所だったよ」


杏子「きゅーべーぇー!」


キュゥべえ「ん?」


杏子「はぁ、はぁ…探したよまったく…」


キュゥべえ「どうしたんだい?そんなに走って」


杏子「ほら、コレ」


キュゥべえ「わぁ、よくこんなにもグリーフシードを持って来れたね、どうしてコレを?」


杏子「この間の宿泊代だよ」


キュゥべえ「へー、律儀だね君」


杏子「ヘッ!どうだ!参ったか!」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 20:56:26.63 ID:vxdt2zEc0
杏子「じゃあなーキュゥべえー!」


キュゥべえ「さよならー、さて、魔法少女を勧誘するか」


ほむら「魔法少女を勧誘すると聞いて」スッ


キュゥべえ「やっぱり来たかい」


ほむら「絶対にさせないわ」スチャッ


キュゥべえ「キミ…そのラジコン…」


ほむら「あなたの研究所に忍び込んだ時に見つけたわ」


キュゥべえ「どおりで昨日、予備のラジコンが見つからなかった訳だ」


ほむら「戦闘タイプの事も知ってるわ、コレであなたを止める!」ピッ!


キュゥべえ「使い方も知らないキミに負ける訳には行かないね!」ピッ!


バシュウ!バシュウ!


(1P)ムキムキQB「」ズシーンッ!


(2P)ムキムキQB「」ドシーンッ!
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 21:05:49.06 ID:vxdt2zEc0
(1P)ムキムキQB「」←プレイヤー・キュゥべえ


(2P)ムキムキQB「」←プレイヤー・ほむら


キュゥべえ「……君と始めて会ったあの日から…既に戦いは始まってたいたんだよ、ほむら」


ほむら「……!」グッ…


キュゥべえ「来い!名もいらない!光もいらない!僕が望むのは絶望の勝利!!」


(1P)ムキムキQB「」ダッ!


(2P)ムキムキQB「」ダッ!


ほむら「ほぉあた!」カチッ!


キュゥべえ「どおあっ!」カチッ!


アッーーーーー♂
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 21:17:46.15 ID:vxdt2zEc0
さやか「」


まどか「」


(1P)ムキムキQB「」オォォオオオ…


(2P)ムキムキQB「」グォオオオ…


まどか「……こんなの絶対、おかしいよ」


さやか「何…この暑苦しい光景は…」


アッー♂アッーン?♂アッー♂


まどか「嫌っ!見てられない…!」


さやか「私も見たくない……」
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/05(木) 21:45:09.71 ID:F+2sSwk4o
何やってんだよwwwwww
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 22:06:58.35 ID:vxdt2zEc0
30分後


キュゥべえ「やるね…ほむら…!」


ほむら「あなたこそ…!」


キュゥべえ(流石だよほむら、まさかここまでとは…!まったくコンボが続かない!

何という鉄壁の守りだ!そろそろ、精神的にも疲れて来た)


ほむら(読めないヤツ…!私が攻撃してくる所をカウンターで返り討ちにあってしまう!

これは長引きそうね…そろそろ、精神と指が疲れて来た)


(P1)ムキムキQB「」ガガガガ……


(P2)ムキムキQB「」ゴゴゴゴ……



キュゥべえ「これで最後にしよう…暁美ほむら…!」グッ!


ほむら「…………望む所よ!」グッ!


まどか「………」ゴクッ…


さやか「………」ググッ…


キュゥべえ「…………」


ほむら「…………」


キュゥべえ「天に滅せい!!!」カチッ!


(P1)ムキムキQB「」ゴォッ!


(P2)ムキムキQB「」バッ!


ほむら「ッッッ!!!」カチッ!


オッ、アッーーーーーー♂


(P1)ムキムキQB「」ズシーンッ!


キュゥべえ「バ…バカな…!僕の全霊を込めた一撃が…!」


ほむら「私の勝ちよ、インキュベーター…」ファサァ


まどか(凄い…ような…)


さやか(凄く…無いような……))
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 22:36:09.13 ID:vxdt2zEc0
ほむら「さて、敗者には罰が必要ね」


キュゥべえ「分かったよ…今日は魔法少女の勧誘は止めてあげるよ」


ほむら「永遠にの間違えじゃ?」


キュゥべえ「いいや、これからも続けるよ」


ほむら「なら、仕方ないわね」


キュゥべえ「え?」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 22:44:00.31 ID:vxdt2zEc0
ほむホーム


ほむら「あなたを軟禁するしか手が無いわ」


キュゥべえ「……訳が分からないよ」


ほむら「24時間付きっきりであなたの行動を監視させてもらうわ」


キュゥべえ「正気の沙汰じゃないね」
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/05(木) 22:51:15.65 ID:3IMvKudh0
ほむほむ=ヤンデレ
の公式wwwwwww
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 22:56:31.75 ID:vxdt2zEc0
キュゥべえ「ラーメン食べていいかい?」


ほむら「ご自由に」


キュゥべえ「………」ズルズル…


ほむら「………」ジー…


キュゥべえ「…………」ズズズ…


ほむら「…………」ジー…


キュゥべえ「……食べにくいんだけど」


ほむら「あなたは油断もスキも無いから」ジー…


キュゥべえ「えー…」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/05(木) 23:01:14.18 ID:nET28y4DO
待て!!よく考えるんだ!!このほむらは実はキュウべえにゾッコンで、ただ単に独占したいから監禁したという可能性も…



無いな
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 23:01:38.63 ID:vxdt2zEc0
キュゥべえ(なんとかして、抜け出さないと…)


キュゥべえ(!)


キュゥべえ「ほむら、お風呂借りるよ」


ほむら「どうぞどうぞ」


キュゥべえ(窓から逃げよ…)スタスタ…


ほむら「…………」テクテク…


キュゥべえ(ここが浴室か…)ガチャ


バタンッ


キュゥべえ「…………」クルッ


ほむら「?」ホムッ?


キュゥべえ「(゚Д゚)」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 23:06:20.27 ID:vxdt2zEc0
キュゥべえ「……な、何で居るんだい?」


ほむら「良く考えたら、あなたのその白衣の中に拳銃とかあったから」


ほむら「ひょっとしたらその白衣の中に脱出グッズがあると思って…」


キュゥべえ「クッ…!分かったよ!」バサッ


ほむら「フッ…」


キュゥべえ「じゃあもう出ていってくれ…」


ほむら「何を言ってるの?」


キュゥべえ「え?」


ほむら「白衣で済むと思ってるの?」


キュゥべえ「ま…まさか…」


ほむら「……………」
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 23:10:04.36 ID:vxdt2zEc0
キュゥべえ「分かった…降参だ、風呂はいい…白衣を返してくれ…」スッ…


ほむら「駄目よ」サッ


キュゥべえ「返してよ!」バッ!


ほむら「無駄よ」ヒラッ


キュゥべえ「このぉ!」バッ!


ほむら「ほーれほーれ!」サッ
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/05(木) 23:12:42.21 ID:0SR7dhHDO
なんかペットの猫で遊んでるようにしかみえないんだが(笑)
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 23:13:18.77 ID:vxdt2zEc0
キュゥべえ(マズい!完全にほむらのペースに飲まれてる!)


キュゥべえ「OK…わかったよ…じゃあ白衣は諦める」


ほむら「それの方が利口よ」


キュゥべえ「くそぅ……」


ほむら「どこに行くの?」


キュゥべえ「どこに行くって…そりゃあ…」


ほむら「風呂に入らないと、あなたの晩飯抜きにするわよ」


キュゥべえ「」
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 23:18:53.00 ID:vxdt2zEc0
ほむら(こんなに拳銃を隠し持ってたとは…)


ほむら(それと、なんか変な文字で書かれたメモ)ゴソゴソ…


ほむら(ボールペン…と、見せかけた銃…)


ほむら(…………)ホムホム…


キュゥべえ「あの娘は太陽の Komachi Angel! やや乱れて Yo! Say, yeah yeah!!」ザァァァ…
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/05(木) 23:20:55.42 ID:0SR7dhHDO
べえさんがB'zをしってる…だと…!?
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 23:27:58.10 ID:vxdt2zEc0
キュゥべえ「あー、サッパリしたー…ん?何か落ち着かないな…」ソワソワ…


キュゥべえ「ねぇ、ほむら…僕がB'zを歌ってる間に何かした?」


ほむら「えぇ、あなたがノリノリで『太陽のKomachi Angel』を歌ってる間に銃を拝借させてもらったわ」


キュゥべえ「な、なんて事をするんだ!」


ほむら「大丈夫よ、マグナムだけ残してるから」


キュゥべえ「そう言う問題じゃ無いんだよ!」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/05(木) 23:37:15.30 ID:vxdt2zEc0
ほむら「仕方ないわね、はいベレッタM1915」


キュゥべえ「あんまりだ!」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 00:03:17.92 ID:6CbC45Om0


キュゥべえ「はぁ…食ったものは食ったし、もう寝るよ…」


ほむら「そう、そこの部屋で寝なさい」


キュゥべえ「うん」ガチャッ


キュゥべえ「まったく…本当に用心深いんだから…」ボフッ


ほむら「そうでもしないと、あなたが魔法少女を勧誘しようとするからよ」ガチャッ


キュゥべえ「何で入って来るの?」


ほむら「あぁ、気にせずに」


キュゥべえ「気にするよ……」


ほむら「私はこの部屋にある物を取りに来ただけだから」


キュゥべえ「何だ……」


キュゥべえ「…………」


ガサゴソ…ガサゴソ…


バタンッ


キュゥべえ(帰ったか……)パチッ


ほむら「…………」ジーー…


キュゥべえ(…………何でだ)
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/06(金) 00:39:52.62 ID:3vNiqe3DO
このほむほむ実はただキュゥべえをひとり占めしたいだけだろwwww
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 07:01:55.99 ID:6CbC45Om0



キュゥべえ(結局、寝れなかった…)


ほむら「これで思い知ったでしょ?魔法少女に勧誘しようとするとどうなるか……」


キュゥべえ「あぁ、嫌という程、思い知らされたよ」


キュゥべえ「それじゃあ、帰らせてもらうよ…」


ほむら「えぇ…」


キュゥべえ(こっそりと勧誘しよっと…)


ほむら「まだ分かったないわね…」


キュゥべえ(心の声を読めるだって!?)
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 07:05:58.55 ID:6CbC45Om0
キュゥべえ「もういいよ!こりごりだよ!」


ほむら「そう」


キュゥべえ「はぁ……」


ほむら「………あ」


キュゥべえ「ん?どうしんだい?」


ほむら「……何でもないわ」


キュゥべえ「変なの」
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 07:11:33.44 ID:6CbC45Om0
研究所


キュゥべえ「はぁ…」ガチャッ


QB「やぁ、生きていたのかい?」


キュゥべえ「まぁね」


QB「てっきり死んだと思って、惑星に報告しちゃっry」


バスッ!


QB「」バタッ


キュゥべえ「人が刑務所(仮)に入ってる間に余計な事をしてくれたね…」
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 14:27:47.61 ID:6CbC45Om0
明日


さやか「どうしたの?キュゥべえ」


杏子「大事な話があるって聞いたけど…」


ほむら「下らない話だと殺すわよ」


キュゥべえ「止めてよ……実はある事情で僕が死んだって情報が惑星に流れちゃったんだ」


さやか「死んだって…死んでないじゃん」


キュゥべえ「不良品が下らないガセネタを惑星に流しちゃったんだよ」


キュゥべえ「僕が死んだと言うことは『本部』が動く、ということは…」


ほむら「あなたの代わりが来ると?」


キュゥべえ「そういうことだ」


キュゥべえ「あれ?マミは?」


さやか「あ、マミさんなら、魔女狩りに行ったけど?」


キュゥべえ「……嫌な予感がする」
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 14:47:37.90 ID:6CbC45Om0
お菓子の魔女の結界


シャルロッテ「」


マミ「ティロ・フィナーレ!」


ドグゥ!


シャルロッテ「」ヌッ


マミ「!しまっ…」


ドゴォッッッ!!


シャルロッテの体に上から大きな衝撃が喰らい、そのまま地面に倒れた


マミ「だ、誰!?」


「見つけましたよー魔法少女ー、ここで死なれたら困りますねー」


シャルロッテの上に、白衣を着た茶髪ロングヘヤーの女性が立っていた

右腕がポンプ式ショットガンになっている。


マミ「あなた…誰!?」


「誰…と聞かれましてもねー、まぁぶっちゃけ言うとあなたを魔女にしに来たって宇宙人

とでも言いますか」


マミ「私を魔女に?どう言う意味なの?」


「おやぁ?あの劣等種族から何も聞いてないんですか?えっと…名前はインキュ…何とか

っていう種族に入るんですけどー」


マミ「あなたは何を言ってるの?」


「ま、ハッキリ言うと「侵略者」って所ですよ」
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 15:10:11.81 ID:6CbC45Om0
マミ「しん…りゃくしゃ?」


HL「私は『HL』っていう種族に入りますね」


HL「ま、あなたはあの劣等種族から何も教えられてないようですし、教えてあげましょう」


HL「そこで寝てる魔女、アレも元を言えば魔法少女だったんですよ?」


マミ「え…?」


HL「どうやって魔女になるか知ってますか?ソウルジェムが完全に穢れきると魔女になっちゃうんです」


マミ「そ…それって…」


HL「そーです、あなたは魔女になる為に生まれて来た様なもんですよー」


マミ「それって…じゃあ…私は、キュゥべえに……騙された?」


HL「うーん、まぁ聞かなかったからじゃないですかー?そう言う重大な事も聞いとかなくちゃ」


HL「まぁぶっちゃけ言うと、元をたどればあの劣等種族もその事を知らなかったですしねー」


マミ「え?」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 15:32:15.52 ID:6CbC45Om0
HL「あの劣等種族は最初はどうやら、地球の人間に協力してもらって惑星を救うって勘違いして

たみたいでね」


HL「最初の魔法少女が魔女化した時はあの劣等種族はパニックになってたらしいんですよ」


HL「それで秘密を知ったあの劣等種族が私にこう言った訳ですよ『話が違うじゃないか!』って」


HL「まぁ、それでこう言ってやったんです「聞かれなかったじゃないですか」って」


HL「そしたらあの劣等種族…私の右腕をもぎ取りやがったんですよ」


HL「そして劣等種族は完全に死体と化した最初に契約した魔法少女の遺体を

奴の研究所のどこかに保存したんです」


HL「しかし、コレは逆にチャンスだと私は思いましてね」


HL「私は劣等種族にこう言ってやったんです「あなたの家族は預りました、ノルマを

達成出来なかったら家族を殺す、達成したら家族とその少女も助ける」って」


HL「そしてあの劣等種族はどんな手を使ってでも、魔法少女に勧誘するようになりましてね

よく働きますよ」


マミ「キュゥべえ…」


HL「家族の為…て言ってもあの劣等種族の家族はもう殺したんですけどね!」


マミ「!?」
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 15:40:20.70 ID:6CbC45Om0
HL「だって劣等種族の家族ですよ?あんなのずっと監獄に入れてたら、監獄が腐っちゃいますよ」


HL「腐る前に私が綺麗サッパリ掃除してやったんですよ」


HL「あれ?って事はあの劣等種族は既に死んだ家族の為に働いてるって事になりますね!」


HL「そして、劣等種族がノルマを達成して本惑星に帰って来たら変り果てた家族と

対面って事になりま」


マミ「ッ!!!」チャキッ


ドォウン!


HL「………危ないですね、何しやがるんですか」


マミ「…あなただけは…許さない…!」ギリッ
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 15:50:41.76 ID:6CbC45Om0
HL「ま、そんなに怒らないで下さい」ヒュッ


マミ(消えた!?)


HL「よ」


マミ(!?いつの間に隣に…)


ドゴォッ!


右腕のショットガンでマミの横腹を思いっきり水平に薙ぎ払う


マミ「ゴホッ!ガハッ!」


HL「さっさと魔力を使いまくってくださいよ、そうしたら、魔女化するのも早いですし」


マミ「うるさい!」チャキッ


HL「遅いですよ」シュッ


ドガァ!


マミ「ゴハッ!」ズザザザ!


マミ(な、何ていうスピードなの…!?コレじゃあ…一方的に殴られるだけで…)


HL「早く魔女化してくださいよ、ソウルジャムを傷を付けない様になるべく発砲を避けてる

んですから…」


マミ「………うぐっ」


HL「さっさと魔女化して下さいよ、それがあの劣等種族の為にもなりますし?」


マミ「キュゥべえは…劣等種族なんかじゃ…無い!」ドゥン!ドゥン!


HL「無駄な足掻きでーす」シュッ
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 16:30:33.34 ID:6CbC45Om0
ドガァッ!


マミ「ぐぅっ!」ドサッ


HL「ハッ!アレが劣等種族じゃ無かったら何だって言うんですか!?」


マミ「キュゥべえは…私の…大切な…友達なのよ!」


HL「アイツの事をお友達と言い張りますか?面白い人ですね」


HL「ま、劣等種族は劣等種族同士で仲良くしてるのがお似合いですね」


シャルロッテ「……」グググッ……


シャルロッテ「」グワッ!


シャルロッテがHLに襲いかかる


HL「あ!?何ですか!?この魔女…来るな!このっ!大人しくくたばってて下さい!」ドゥンッ!


シャルロッテはショットガンを喰らいつつも、猛スピードでHLに近づいて…そして…


カチンッ


HL「あ………?」


HLの右腕を噛み千切った


HL「がぁあああああああああああ!!!!こ…この雑魚がぁ!!!」ヒュッ!


右腕のショットガンを水平に薙ぎ払いドゴォッ!と凄まじい音と同時にシャルロッテにトドメを刺した。


マミ「結界が解けた…!」


HL「お…覚えてやがって下さい…!つ、次に会う時はみ、皆殺しです!」ダッ!
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 17:05:08.39 ID:6CbC45Om0
マミ「ま、待ちなさい!」


キュゥべえ「マミ!」


マミ「キュゥべえ…?」


キュゥべえ「大丈夫かい?マミ…」


マミ「えぇ…大丈夫よ…その代わりHLってヤツに会ったわ」


キュゥべえ「HL…おかしいな、HLは地球担当じゃ無いはずなのに…」


マミ「それでね、知っちゃったの…ソウルジャムの秘密とあなた達の目的…」


キュゥべえ「あ、そっか…知っちゃったんだ……ゴメンね…実はそのHLってヤツに僕の家族が監禁されててね…」


キュゥべえ「これは本当なんだ…その…ゴメン」


マミ「いいのよ…」


キュゥべえ「どうしてるかな、僕の家族は、手紙とかくれたけど最近来ないな」


マミ「キュゥべえ、あなたの家族は…!」


キュゥべえ「え?」


マミ「………な、何でもないわ」


マミ(キュゥべえ…あなたの家族は…もう…)
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/06(金) 17:42:00.04 ID:tUMxj7eDO
右腕噛み千切られて右腕で叩く?
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 17:43:43.20 ID:6CbC45Om0
噛まれたのは左腕です、ゴメンナサイ
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/06(金) 17:51:03.98 ID:3vNiqe3DO
ドンマイ気にせずに続きを投下しようか(キラキラ)
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 17:57:29.59 ID:6CbC45Om0
HL「いたたた………」


「どうした」


暗闇の奥から、白衣を着て金髪ショートヘヤーの目が鋭い女性が現れた


HL「魔女に左腕を持ってかれましたよ…あそこでトドメを刺しとけばよかった…」


「とう言うことは、今度は左腕にグレネードランチャーでも付ける気か?」


HL「茶化さないで下さいよ…こう見えても案外、困ってるんですよ?」


「魔女如きに負けるとはお前らしく無いな」


HL「魔女狩りの名が泣きますね、この失態は」


「QBが生きていたぞ」


HL「QB?あぁ、あの劣等種族ですか、ま、生きてたとしても、チャッチャッと

この当たりの魔法少女を魔女化させますけどね」


「魔法少女の前に魔女を倒せ、そうすればグリーフシードの集まりも悪くなるだろう」


HL「なるほど、そう来ますか」
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 18:08:02.64 ID:6CbC45Om0
研究所


キュゥべえ「HLがやって来たって事は…やっぱり『本部』が動いたんだ」


ほむら「『本部』?」


杏子「あ?『こんぶ』がどうしたって?」


キュゥべえ「『本部』だよ、僕達の上層部と言った所か」


キュゥべえ「『本部』は宇宙のあらゆる優等種族が居るんだ」


キュゥべえ「その中に居るのがHLだよ」


マミ「それがあの女なのね…」


キュゥべえ「そうだね」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 18:13:04.59 ID:6CbC45Om0
ほむら「所で……」


キュゥべえ「ん?」


ほむら「このゴッツイ扉の先に何があるの?」


杏子「止めろ!」バッ!


ほむら「佐倉杏子…何を慌ててるの…?」


杏子「この中には地球自爆スイッチがあるんだぞ!」


ほむら「そんなの嘘に決まってるじゃない」


杏子「え?だって…キュゥべえが…」


ほむら「コイツがそんなメリットも無いことする訳ないでしょ?」


杏子「め…めりっと…?」


キュゥべえ「……………」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 18:19:15.67 ID:6CbC45Om0
QB「あぁ、この先には…」


キュゥべえ「………」ガシッ


QB「わ…わかったよ…」


キュゥべえ「深い探索はしない事だほむら」


キュゥべえ「見たって大した物は無い」


ほむら「…………」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 18:33:43.80 ID:6CbC45Om0



ほむら「そんな事言われたら逆に見たくなるじゃない」


さやか「何があるんだろうね?」ワクワク…


まどか「止めてあげてよ…キュゥべえに迷惑がかかるよ?」


杏子「」ビクビク…


さやか「そうは言っても、まどかも気になるんでしょ?」


まどか「ちょ、ちょっとね?ティヒヒ…」


ほむら「じゃあ、開けるわよ」ガチョッ!


杏子「ヒィッ!」ビクッ


ゴガガガガガガガガ………
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 18:39:03.97 ID:6CbC45Om0
ほむら「……広い空間ね」


杏子「な、何だ、驚かせやがって…」


さやか「何だよつまんないなー」


まどか「あ、でも部屋の真ん中に何かカプセルがあるよ!」


さやか「もしかして…コレで過去と未来を行き来できるとか?」


ほむら「いえ、死体保存カプセルね」


さやか「死体保存って…事はこの中に誰かが?」


ほむら「そう言う事になるわね」
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 18:43:34.35 ID:6CbC45Om0
杏子「オイ、この中透明のケースの中にグリーフシードがあるぜ」


ほむら「本当ね、何でこんなに大切に扱ってるのかしら」


さやか「ね、ねぇ!ほむら!」


ほむら「何かしら?」


さやか「このカプセル開けようよ!」


ほむら「いや…それは流石に…」


まどか「そ、そうだよ…キュゥべえに悪いよ…」


ほむら「好奇心は人を殺すわ」


さやか「そ、そうかな…?」
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 18:47:39.82 ID:6CbC45Om0
杏子(ひょっして…死体保存と見せかけて食糧が入ってるんじゃ…)


ほむら「さ、早く帰るわよ…キュゥべえに何を言われるか分からないからね」


まどか「バレたらすっごく怒られるよね?絶対…」


さやか「キュゥべえが帰ってくる前に帰ろう!」


杏子「………」カチッ


プシュウゥゥゥゥ…


杏子「おわっ!」ビクッ!


まどか「あ!」


ほむら「!」


さやか「げっ!」
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 19:13:51.40 ID:6CbC45Om0
さやか「何やってんのよ!アンタ!」


杏子「い、いや…食料が入ってると思って…」


ほむら「入ってる訳ないでしょ!」


杏子「そんなに私を責めなくてもいいじゃんか…」



ほむら「それにしても…やっぱり人間が入ってたわね…」


まどか「この子誰だろう…?」


ほむら「まさか、あのグリーフシード…」


QB「見てしまったようだね」


さやか「うわ!ってQBの方か…ビックリした…」


ほむら「……所でこの子は誰かしら」


QB「その子はあの人が一番最初に魔法少女にした子でもあり、あの人の一番最初の友達だ」
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 19:45:27.76 ID:6CbC45Om0
裏路地


キュゥべえ「………久しぶりだね」


HL「やぁー劣等種族、生きてたとはねぇーしぶといですねぇアンタはー」


キュゥべえ「キミこそ、左腕が無くなって見栄えが良くなったじゃないか」


HL「………」ジャキッ


「ここで争うとするな…騒ぎになる…」


金髪ショートヘヤーの女性が刀でHLとキュゥべえの間を遮る


キュゥべえ「MDも久しぶりだね」


MD「あぁ、貴様と最後に会ったのは…牢獄だったな」


HL「残念ですが、今は思い出に浸ってる場合じゃありませーん」


MD「そうだな、QB、貴様はもう惑星に帰れ」


キュゥべえ「どうしてだい?まだ僕はノルマが……」


MD「帰れと言っとるんだ、お前はもはや無用だ」スラッ…


キュゥべえ「……分かったよ」スッ…




HL「………あの劣等種族、そう簡単に帰りませんよ?」


MD「それは同僚の私が一番知っている……取りあえず今はヤツが動けないようにしなくてはな」
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 20:12:02.33 ID:6CbC45Om0
キュゥべえ「参ったな…MDまで来てるなんて…コレは本当に目立った行動が出来ないね」


ほむら「…………」ザッ


まどか「…………」ザッ


杏子「…………」ザッ


さやか「…………」ザッ


キュゥべえ「どうしたんだい?みんな暗い顔して…」


杏子「ハイ、これ…」


キュゥべえ「え?」


さやか「これ私から」


まどか「これもあげる」


ほむら「これも」


杏子「………それじゃあな…」


さやか「……じゃあね」


まどか「………いつか私もキュゥべえの力になりたいと思ってるから」


ほむら「…………じゃあ」



キュゥべえ「……………訳が分からないよ」大量のお菓子
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 20:16:53.92 ID:6CbC45Om0
研究所


QB「やぁ」


キュゥべえ「彼女達に何か吹き込んだね?」


QB「いや、ただキミとあの子の出会いを語っただけだよ?」


キュゥべえ「…………話したのかい?」


QB「まぁね」


キュゥべえ「それを大げさに話したんだろう?」


QB「ぎゃっぷい」


キュゥべえ「きゃっぷい!」バスッ!
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 20:46:42.11 ID:6CbC45Om0



キュゥべえ「やぁ、僕はキュゥべえって言うんだ!」


少女「そのきゅーべーが何しに来たの?」


キュゥべえ「僕は君の願いを叶えてあげられる!」


キュゥべえ「僕と契約して魔法少女になってよ!」



最初は…こんな事になるなんて思って無かった…



めぐみ「私ね、浅井めぐみって言うの」


キュゥべえ「知ってるよ、君は魔法少女になる素質があるからね、調べさせてもらったよ」


めぐみ「えっ…調べたって…どこまで…?」


キュゥべえ「え!?…いや…その…」


めぐみ「〜〜〜〜〜ッ!キュゥべえのエッチぃ!」


キュゥべえ「ぎゃー!ちょっ!ちょっと待ってよ!」



ただ、僕は協力してもらうだけだと思った…



めぐみ「やった!魔女を倒した!」


キュゥべえ「お手柄だよ、めぐみ!」



時には笑いあって、悔しあって、そんな事が続けばいいのになって思った…



めぐみ「私達、一生友達だよ!」


キュゥべえ「うん!」



嬉しかった…僕の最初の友達………なのに…
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 20:50:42.11 ID:6CbC45Om0
キュゥべえ「めぐみ!大丈夫かい!?」


めぐみ「キュゥべえ…私…もう…駄目みたい…」


待ってよ……


キュゥべえ「気をしっかり持つんだ!」


まだ…僕は…


めぐみ「私が死んでも…友…達だよ?」


まだ僕はキミに……


キュゥべえ「何を言ってるんだ!当たり前じゃないか!」


『好き』って言ってないのに……


パリンッ
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/07/06(金) 20:54:10.18 ID:Vziz5QAoo
メグミチャン!
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 20:57:26.83 ID:6CbC45Om0
オオォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!


キュゥべえ「な…何だコレは…」


なんで……


HL「劣等種族、とっととその忌々しい魔女ブッ潰して下さい」


キュゥべえ「何を…言ってるんだ……?アレは……」


HL「あれは浅井めぐみの魔女、そしてそれが抜け殻」


何でこんな……


HL「早くしてくださいよ、まだアンタにはやる事がまだありますから」


キュゥべえ「あ……止めてくれ……めぐみ…!」


ガアァァァァァァ!!!


キュゥべえ「ぐぅ!や…止め…」ギリギリ…


キュゥべえ「止めろっっっっ!!!!!」


何でこんな……事にならなくちゃ…いけないのかな?


ドガァアアアアアアアアアアアアアアアンッッッッ!!!!
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 21:01:42.64 ID:6CbC45Om0
HL「あーあ…派手にやりましたね…」


キュゥべえ「何だコレは!?話と違うじゃないか!!!」ガシッ!


HL「あ?何言ってるんですか?こんな事になる事も知らなかったんですか?」


キュゥべえ「僕を騙したな!!よくも…よくもめぐみを…!めぐみを返せ!!!」


HL「は?何言ってるんですか?」


HL「聞かなかったじゃないですか」


キュゥべえ「―――――――ッッッ!!!!」


ブチッッッ!!
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 21:05:55.02 ID:6CbC45Om0
キュゥべえ「……………」


MD「派手にやったな…HLの右腕を引きちぎるってのは免職ものだぞ」


キュゥべえ「…………何しに来たんだい?」


MD「ここから出してやる、看守の目が無い内にな」
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 21:09:02.06 ID:6CbC45Om0
キュゥべえ「ここが……君の研究所…」


MD「さ、行こう」



キュゥべえ「………めぐみ!」


MD「死体は保存してある…腐ることは無い」


キュゥべえ「すまない……キミにここまで…」


MD「この情けは今日と言う日だけだ……覚えておけ」
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 21:11:37.05 ID:6CbC45Om0
MD「あと、HLから伝言だ」


キュゥべえ「…………何?」


MD「貴様の家族はHLの監獄に捕らえてるのだと」


キュゥべえ「えっ!?」


MD「安心しろ、ノルマを達成出来たら家族は開放して―――」


MD「――その少女を助けてやるだとよ」


キュゥべえ「!」
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 21:17:19.04 ID:6CbC45Om0
僕のせいで、めぐみだけじゃなくて…家族まで不幸に……



………こうなったら、多少強引でもいい


どんな手を使ったって必ず魔法少女にしてやる


他人が不幸になったって構うもんか


そして、家族を


めぐみを


絶望の底から助け出してやる
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 21:20:19.21 ID:6CbC45Om0
キュゥべえ「……………」


キュゥべえ「………ん?」


チュンチュン…


キュゥべえ「朝チュンか……」


QB「大丈夫かい?うなされてたけど…」


キュゥべえ「大丈夫、懐かしい夢を見てただけさ」
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 21:45:34.37 ID:6CbC45Om0
キュゥべえ「………」コソコソ…


キュゥべえ(まだ…まだ手はある…HLをこの手で倒すことによってめぐみや家族を助けられるかもしれない…)


まどか「あ、キュゥ……」


まどか(って…どう話せばいいんだろう…あんな話し聞いちゃったし…)


キュゥべえ「…………」コソコソ…
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 23:29:54.61 ID:6CbC45Om0
結界


さやか「よし!サクッとやっちゃいますか」


HL「はーい!お待ちくださいーい!」


さやか「………!あんた、確かキュゥべえの」


HL「おやぁ?私を知ってるんですか?」


さやか「あなたは……許せない!」チャキッ


HL「何を聞いたか知りませんが、まぁ、チャッチャと絶望してください」


MD「待て、貴様はまだ左腕の武器を付けられてない」


さやか「どいて……私は本当に倒したいのはアンタじゃなくてソイツ…!」


HL「え?私ですか?」


MD「コイツを倒したければ私を倒してからにしろ」スラッ…


さやか「…………ッ!」
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 23:46:22.78 ID:6CbC45Om0
まどか「きゅーべー…」


キュゥべえ「うわ!驚かさないでよまどか!」


まどか「ご…ゴメンね、そんなつもりはなかったんだ…」



まどか「私はその人を許せないよ……」


キュゥべえ「うん…よく考えればあの頃から全てが始まったって言うか…」


まどか「ね、ねぇ…キュゥべえ…も、もしだよ?」


キュゥべえ「うん?」


まどか「もし、キュゥべえの家族が……死んでいたら…どうするの?」


キュゥべえ「……その時は僕は『本部』に乗り込んで諸悪の根源ごと自爆するよ」



キュゥべえ「惑星破壊爆弾のスイッチが研究所にあるけど、アレは『本部』がある惑星じゃ

ないからね」



まどか「そんなの駄目!」ギュッ


まどか「そんなのって無いよ!あんまりだよ!」


キュゥべえ「何を言ってるんだいまどか、まだ家族が殺された訳じゃないだろ?」


まどか「う、うん、そうだね……」


まどか(キュゥべえの家族がもう死んじゃったなんて、ますます言えなくなっちゃったよ……)
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 23:55:13.30 ID:6CbC45Om0
杏子「大変だ!キュゥべえ!」


キュゥべえ「どうしたんだい?杏子、そんなに慌てて…」


杏子「さやかが…MDって野郎にボコボコに!」


キュゥべえ「何だって!?」


まどか「MDって…キュゥべえの恩人じゃ…」


キュゥべえ「そうだよ、MDは半端なく強い、さやかじゃ勝てない!」


杏子「早く来い!お前ならソイツの倒し方ぐらい分かるだろ!?」


キュゥべえ「………!」


キュゥべえ「駄目だ……手遅れだ」


杏子「え?」


キュゥべえ「さやかは既に魔女になってしまった」


杏子「ど…どういう事だよ……!」


キュゥべえ「MDは半端なく強いと言っただろ?」


キュゥべえ「魔力の使いすぎで魔女になってしまっただろう……」
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/06(金) 23:59:16.53 ID:6CbC45Om0
杏子「そ…そんな……」


まどか「さやかちゃん……」


杏子「クソッ!あの時、私があのMDって野郎と戦ってたら……」


キュゥべえ「いや、キミは正しいよ、キミがMDと戦ってたらさやかと一緒に魔女化していた」


キュゥべえ「杏子!早くさやかの所に戻って!僕は一旦研究所に戻る!」
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 00:02:20.91 ID:omhUruMD0
オクタヴィア「」ォォォ…


HL「おお!ようやく魔女になりやがりましたな!」


MD「中々、楽しめたぞ…さて、貴様のグリーフシードを貰うか…」


杏子「そうはさせないぜ!」ザッ!


MD「ほぅ…まだ居たのか…」
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 00:07:08.06 ID:omhUruMD0
杏子(確かにコイツは強いかもしれない…だが…)


杏子(キュゥべえが来るまで時間を稼いでやる!)ダッ!


カキンッ


MD「遅いな」


杏子「チッ!ウゼェ!」バッ


MD「そこだ」シュッ


杏子の横腹を刀の鞘で殴りつける


杏子「グフッ!」ドゴォ!


MD「そんな物か」


杏子「………待ってろよ、さやか…キュゥべえが来るまで辛抱だ!」ジャキッ
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 00:10:03.36 ID:omhUruMD0
杏子「ぐわぁ!」ドンッ!


MD「スロー過ぎる、こんな物じゃ話にならん」


杏子「く…キュゥべえ!早く…」


MD「さて…コレで終わりだ」チャキッ


MD「死ねっ!」シュッ


ガシッ!


キュゥべえ「待たせたね、杏子…」


杏子「キュゥべえ!」


MD「……………」
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 00:13:13.74 ID:omhUruMD0
MD「帰るぞ、HL」


HL「えぇ!?で、でも、魔女はどうするんですか!?」


MD「帰るぞ」


HL「………わかりましたよ」


キュゥべえ「逃げたな……」


杏子「キュゥべえ!早く…早く…さやかを…!」


キュゥべえ「分かってるって」ガチャッ


キュゥべえはロケットランチャーの様な物を取り出した


杏子「そ、それは?」


キュゥべえ「説明は後で!」バシュウ!


ドゴォォォォォォォンンンン!!!
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 00:17:19.11 ID:omhUruMD0
オクタヴィア「」ギャアアアア…


杏子「あ…あぁ……」


コトッ


杏子「さやかのソウルジェムが出てきた!」


キュゥべえ「このランチャーは魔女化後退砲だよ」


キュゥべえ「コレを…あの時開発しておけば…」


杏子「あー…」


キュゥべえ「でも、副作用があるんだよ」


杏子「副作用?」
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 02:00:46.63 ID:omhUruMD0
杏子「危険か?それ」


キュゥべえ「いや、特に危険では無いけど…人によっては危険かも」


杏子「ほら、さやか、お前のソウルジェムだ」


さやか「う、ん?きょーこ?」


さやか「あれ?さやかはさっきあの金髪の人と負けちゃって…それで…」


杏子「ん?」


キュゥべえ「おわかりいただけただろうか…」
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/07(土) 08:00:53.40 ID:BNOJ9awKo
なん…だと…
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/07(土) 09:43:51.24 ID:A7ubNzBIO
頭がティロティロしてきた
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 10:44:05.17 ID:omhUruMD0
さやか「きょーこ!怖かったよー!」ダキッ


杏子「わっ!な、なんだよ!暑苦しいな!」イャッフー


杏子「しかもお前、ちっこくなってるじゃねぇか!」ヤッター


杏子「まさか……副作用って……」


キュゥべえ「そうさ、何故か魔女化を解いたのはいいんだけど、幼児化してしまうんだ」


キュゥべえ「3か月前、イタリアに行った時に実験でとある魔女に使ったんだけど………」


キュゥべえ「最初に見たときなんだコレって思ったよ」


キュゥべえ「これは封印かな」


さやか「さやかは頑張ったんだよ?なのに…あの人…すごく強くて…」ポロポロ…


杏子「…………キュゥべえ」


キュゥべえ「うん?」


杏子「ありがとう」


キュゥべえ「……?どういたしまして」ニコッ
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/07(土) 13:41:14.01 ID:kTPvRoIDO
杏子wwww
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 15:03:42.42 ID:omhUruMD0
ほむら「話は聞かせてもらったわ」


キュゥべえ「居たのかい?」


ほむら「それは魔法少女にも効くのかしら?」


キュゥべえ「効果は無いね、でも副作用は出るかも」


ほむら「そいつを寄越しなさい、言い値で買うわ」


キュゥべえ「あぁ、そうだったキミはそういう奴だった」
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 15:09:25.88 ID:omhUruMD0
ほむら「いいから寄越しなさい、早く」


キュゥべえ「やだよ」


ほむら「あなたはどこまで愚かなの…?」


キュゥべえ「その言葉、そっくりそのまま返すよ」
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 15:48:23.04 ID:omhUruMD0
HoLocaust、通称HLは『本部』の上位組織の一人。


奴隷を多数持っており、あらゆる惑星から拉致して奴隷にする。


彼女のすることは非常に酷い。


食料を一切与えなかった恋人同士に剣を持たせ、一人分の食べ物の為に殺し合いをさせたり


家族に一丁ずつ銃を手渡し、一人だけ逃げる事が出来る通路を用意して

母が父を撃ち、父が母を撃ち、子が残る。


などと言うその光景を宇宙中のVIP達がにモニターで観戦している。


しかし、この戦いで生き残った者はいない。


このえげつない戦いで勝った勝者にはHL直々に殺されるという結末を迎える。


奴隷が「話が違う」とHLに言っても「聞かれなかった」と一蹴される。



HLはそう言う種族なのだ。
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 16:56:41.62 ID:omhUruMD0
HL「うーん…今日は収穫が悪いですねー」


HLが持っている箱に大量のグリーフシードが入ってる。


HL「コレじゃあエネルギーの足しにもなりませんねー」


MD「見滝原に居たあの魔法少女…やがて我々の障害になるだろう」


HL「じゃあ、とっとと魔女に……」


MD「QBがアイツら側に付いてる、魔女化対策なんかを考えられてるだろう」


HL「じゃあ、どうしろって言うんですか」


MD「殺せ」


HL「……………」


HLはグリーフシードが入った箱をMDの手渡し、ニタリと笑って闇の中へと消えて行った…


MD「……………」
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 17:03:46.83 ID:omhUruMD0



マミ「……………」


マミは後ろに気配を感じ取った…


マミ「誰?」


マミが振り向いた瞬間


HL「久しぶりですねぇ」


右腕のショットガンを振りかぶったHLの姿だった。


マミ「…………!」


マミは瞬時に後ろへ下がって、HLはチッと軽く舌打ちした。


マミ「何の用かしら、また私を魔女にしにきた訳?」


HL「いやいや、違いますよ、何でもあなた達を殺さなきゃならないらしいんですよ」


HL「ま、殺しは私の専門分野なんで構いませんけどね」


マミ「そう簡単に殺されないわ!」
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 17:20:38.68 ID:omhUruMD0
マミは変身してマスケット銃を取り出し素早くHLを撃つ。


弾は全部ショットガンで払い、HLの左腕の機械で出来た義手が変化して剣に変身した


マミ「な!?」


HL「あの魔女に感謝しなければなりませんねぇ」


HL「御陰で惑星からこんな義手を用意してくれましたし」


HLはそのままマミに突進していく。


マミ「クッ!」チャキッ


マミは再びマスケット銃を構えたが、HLは既にマミの隣に居た。


マミ「!?」


HL「おっせえです」


ドガァッ!と言う銃声が響いて、マミの体は左に大きく飛んだ。


マミ「………ッッ!………ッッ!」


言葉に出来ない程の痛みがマミを襲う、横腹から血が溢れて来てる。

そんなマミにゆっくりとHLが近付いてきた。


HL「早く治療したらどうです?」


HLは笑いながらマミにそう言い放った。
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 17:25:54.92 ID:omhUruMD0
マミ(この女……殺すとか言っときながら私を魔女化させる気ね…!)


HL「どうしたんですか?」


マミはHLに目掛けて発砲した、がHLには当たらなかった。


HL「危ない事をしますね…」


マミ「黙りなさい……!」


HLは再び笑を浮かべた。
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 17:39:11.72 ID:omhUruMD0
マミ(……何とか血は止めれたけど…アイツの動きは素早すぎて読めない…)


マミ(何か動きを止める物があれば…!)


マミ(……!そうよ、リボン!リボンでアイツの動きを封じられる!)


HL「もういいですか?」


HLはそう言って再び猛スピードでマミに走って来た。


マミ「!」チャッ


HLはジグザクに走ってる為、標準が合わせれない


マミ(こうなったら……)グッ


マミはマスケット銃を逆に持ち替えて、力強く握り締めた。


マミ「でやぁあああ!!!」


マミはマスケット銃を大きく横に振った


ドゴッッ!と言う鈍い音が響いた。


HL「がぶぇ!?」


HLは大きく宙回った。


マミ「今だ!」シュッ


マミは素早くリボンでHLの束縛した。


HL「がぼぉる!?」


マミ「喰らいなさい……ティロ・フィナーレ!」


巨大な大砲の様な銃から発射された弾はHLに命中した。
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 17:48:44.27 ID:omhUruMD0
マミ「はぁ…はぁ…キュゥべえにやってきた非道い行動を悔い改めなさい…」


HL「ふ…フザケ、るな…!」


マミの背後から低い声が飛んで来た、マミが振り返ると右上半身が無くなかった

HLの姿だった。


マミ(!? 何て…タフなヤツなの…?」


HL「わ…私は…『本部』の…上位なんだぞ……!」


HL「お前ら劣等種族と違っ、て……私は…優等種族……!」


HL「私が、お前の、ような…売女ッ!にッッ!負けるわけが無いんだぁあああああ!!!!」


先程まで穏やかな表情が鬼の形相に変わっていた


マミの目にも止まらぬ速さで残った左腕の剣を構えてマミの喉元を捉えた…かのように

見えた……


マミ「…………?」


MD「そこまでだ、止めておけ」
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 17:57:39.17 ID:omhUruMD0
MDが刀でHLの左腕の剣を止めていた。


HL「何ですかッ!?邪魔しないで下さいッ!!」


フーッフーッと息を荒らげながら、HLはMDを睨みつける。


MD「………先程、『本部』から連絡が入った」


HL「『本部』!?『本部』がどうしたんですか!!!」


HLにはマミを殺すことしか頭に無い、そんな事もお構いなしに


MDはHLに『本部』の連絡を伝えた


MD「お前が奴隷売買をしていると言う情報が入った、コレは違法行為だ」


HL「で!?私はクビ命令ですか!?」


MD「いいや」


MD「粛清命令だ」


HLが「は?」と聞き返す前に体がバラバラになった。
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 18:46:08.25 ID:omhUruMD0
マミ「なっ!?」


HL「あ……が…ぁ」


MD「安心して逝け、貴様の仲間もいずれ貴様の元に送り届けてやる」


MDは顔に付着している返り血を拭ってHLに吐き捨てるように言った

HLはそこで絶命した。

MDはHLの肉塊を黒いカバンの中に詰め込んでその場から立ち去ろうとした。



MD「…………」スッ…


マミ「あ、待って!」


MD「………何だ」


マミ「その…ありがとう……」


MD「何も感謝されるような事はしていない、ただ――」



MD「―――『本部』の命令に従ったまでだ」
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 18:59:50.84 ID:omhUruMD0
路地裏


ビー…ビー…ガ―……


MD「『本部』緊急連絡だ、HLが死亡した」


『何?HLが死んだだと?魔法少女に殺されたか?』


MD「いや、分からない」


『分からないだと?』


MD「ただ分かってるのは、私が目を離したスキにHLが血まみれで倒れていたという事だけだ」


『………我々の邪魔をする商売敵か…あるいはHLに恨みを持つ宇宙人か…』


MD「これからどうすればいい?なんなら私一人でエネルギー収集を続けてもいいが……」


『いや、『本部』の上位メンバーを複数そちらに向かわせる』


MD「……了解」
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 19:17:03.23 ID:omhUruMD0
明日


マミ「………という事なのよ」


杏子「ハッ!あの野郎ようやく、くだばりやがったか」


ほむら「当然の報いよ」


さやか「やったね、キュゥべえ!」


キュゥべえ「…………」


マミ「どうしたの?キュゥべえ?」


キュゥべえ「いや、奴隷売買で粛清命令が出るなんておかしいんだ」


ほむら「と言うと?」


キュゥべえ「上位組織が奴隷売買するのは別に罪じゃないんだ……なのに…どうしてMDは…」


ほむら「ただ、巴マミを助けたかっただけ?」


杏子「そんな事するようなヤツには見えないけどな」


さやか「さやかはそいつにコテンパンにされたんだよ!?」


キュゥべえ「でも、彼女は優しいんだよ?」


さやか「どこが!」


杏子「そうだ!」ガバッ


さやか「きゃー!きょーこ!止めて!くすぐったいよー!」


マミ「あらあら……」
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 19:21:23.74 ID:omhUruMD0
ほむら「インキュベーター、早く魔女化後退砲を」


キュゥべえ「僕の種族名をフルネームで言っても絶対に渡さないよ」


ほむら「クッ!」


キュゥべえ(だって、さっき凄い目してたもん…)
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 19:31:40.31 ID:omhUruMD0
マミ「でもあの人、仲間であるあの女を私の目の前で八つ裂きにしたのよ?」


キュゥべえ「でも、一応、優しい一面があるんだよ?」


キュゥべえ「花に水をやったり、犬を見ると我を忘れてモフモフするし、

白兎のヌイグルミを抱いて寝てたし……」



杏子「可愛いだけじゃねーか」サヤサヤ


さやか「ハハハハハッ!止めて!止めてよきょーこ!」ジタバタ


MD「………人のプライパシーも守れないのか貴様…」


マミ「あ…あなた…」


キュゥべえ「でも、本当の事なんでしょ…」


MD「うっ…………………」


MD「あぁ、本当だ、何だ?何か文句があるのか?」


キュゥべえ(開き直った…)
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 19:36:39.27 ID:omhUruMD0
MD「あるんだろ!?文句!?言ってみろ!」


キュゥべえ「無いよ!別に無いよ!」


MD「何だ!花に水をやって悪いか!?」


キュゥべえ「悪くないよ!」


MD「可愛い犬を見てモフモフするのが悪いか!?あぁ!?」


キュゥべえ「別に…!」


MD「ぜぇ…ぜぇ…」


キュゥべえ「ね、ねぇ、一旦落ち着こう?ね?」


杏子「おい、何で白兎のヌイグルミを抱いて寝るんだ?」サヤサヤ


MD「……………」


杏子「………」サヤサヤ


さやか「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!」ジタバタ!
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 19:48:17.67 ID:omhUruMD0
MD「………さて、貴様らに警告を伝える」


杏子「オイコラ、無視すんな」サヤサヤ


MD「HLが死んだ事で『本部』の上位メンバーが複数コチラに向かっている、だから貴様達は

魔女退治には行くな、上位メンバーと鉢合わせする可能性があるからな」


杏子「何で白兎何だよ?熊でも良かったじゃねーか」サヤサヤ


MD「いいか、上位メンバーと接触しても絶対に戦うな」


杏子「なぁ、教えろよ、何で白兎なんだよ?」


MD「上位メンバーが来るのはこの見滝原だからな、ここから出ると言う手もいい」


杏子「おい、教えろよ!」サヤサヤ


MD「うるさい黙れ」


さやか「ぜぇ…ぜぇ…ぜぇ…」
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/07(土) 19:50:21.48 ID:kTPvRoIDO
MDさんが可愛く見えてきたwwwwww
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 20:01:09.38 ID:omhUruMD0
マミ「所で、あなたとキュゥべえはどういった関係?」


MD「ただの仕事の同僚だ」


MD「な?な?そうだろ?そうだと言ってくれ、頼む」


キュゥべえ「う…うん…そうだね…」


ほむら「と、見せかけて?」


MD「……………ッ!いい加減に黙らないと本当に斬るぞ!!!」


ほむら「おぉ、恐い、恐い」
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 20:14:51.49 ID:omhUruMD0
マミ「あなた、シャイなのね」


MD「は?」


マミ「ハッキリ言えばいいのよ」


MD「…………」


キュゥべえ「それにしても、キミが本気で怒るのは始めて見たよ」


さやか「この人はアレだよ、ツンデレなんだよ」


キュゥべえ「ツン……なんだい?それは?」


MD「…………」スッ…


MDは白衣の内側からシンプルな鉄仮面を被った


ほむら「あ、照れた」


MD「照れてない」
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 20:18:05.33 ID:omhUruMD0
ほむら「じゃあなんで鉄仮面を被るの?」


MD「花粉症対策」


マミ「ちょっと一瞬、顔が赤かったわよ?」


MD「赤くない」


杏子「その仮面取っていいか?」


MD「駄目」


さやか「キュゥべえが好きなの?」ニヤニヤ…


MD「…………答えたくない」


キュゥべえ(何だ?一体みんなは何の話をしてるんだ?)
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/07(土) 20:29:17.82 ID:r7h+tBlao


                           _,.r1
                     ,<´  ', |
                     /   `ヽ', l`ヽ
                 /i         `'   ',
                i__l__           ,ィ{
                 l  >-`、 _, ‐,-r、'´ l  ,r‐、_/⌒ヽ、
                   ', {⌒ヽヽ´ ̄  レ'vi i__,ノ/l   ,レ⌒i
                  〉ヽ_,ノ ,}---`‐'´ヽ_l<`ヽ {_,/´ ___{
                   / ,//  \__ヽ/ ヽヽ\ヽ   ̄-‐_´{
                // ノ ヽ ヽ  `ヽ、,´' Yヽ  ̄  ̄)
              _,.-‐',´--、       〃 /  `ー'`'ー-‐'ヽ
        __   _,. -'\ (ヽヽ   `ー---‐'´  / / l |       ヽ
     /  ̄> ̄ \  \   、  __   ノ ,/ ,/  l       \
   /  ̄_ つ   \  ヽ   `ー─‐'´  ,ノ /  l           \
  /     ̄ ̄ 7    /ヽ ⊥   `ー=-‐'´ /    lヽ-、
  ヽ      /  / / (  )` ‐- 、   __,/l |    !   \
  l      /   /  //l  ヽ      ̄ |  || |  /i     \
   ヽ、 /__, - 、/  /  l ,‐-ヽ      |  || | / l       \
     ̄| ̄   l   /    レ′       |  || |'´
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 20:41:43.86 ID:omhUruMD0
杏子「この野郎!取れ、この野郎!」ガシッ


MD「気安く触るな!」


マミ「さぁ!本当の自分をさらけ出しなさい!」


MD「止めろ!」


まどか「あれ?みんな、どうしたの?」


さやか「実はかくかくしかじかで」


まどか「えー!?そうなのー!?(あれ?さやかちゃん?ちっちゃくなってる…)」ティヒヒ…


さやか「まどかも手伝ってよ!」


まどか「わ、分かった!」


MD「離せ貴様ら!このっ…上位メンバーと出会う前に切り刻んで…あ!刀が無い!」


ほむら「……刀ってこれ?」


MD「なぁ!?いつの間に…」


杏子「ほら取れ取れよ!」バッ!




MD「あ!」
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 20:55:26.10 ID:omhUruMD0
杏子「あ……」


マミ「凄い真っ赤ね」


まどか「本当だー」ティヒヒ…


さやか「」ニヤニヤ…


キュゥべえ「どうしたんだい?MD」


MD「!」


MD「…………」ダッ!


マミ「あ!逃げた!」


ほむら「そうはさせないわ!」ホムタックル!


MD「ぐぅ!」


杏子「おら!よくもあの時はボコボコにしてくれたなぁ!」


さやか「そのだらしない顔を白昼の下にさらけ出せ!」


MD「止めろ…!止めて…!」
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/07(土) 21:06:32.54 ID:kTPvRoIDO
MDさん可愛すぎですwwww
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 21:35:18.31 ID:omhUruMD0
MD「………!美樹さやか、貴様は行かなくてはならない所があるんだろう?」


さやか「あ!そうだった!きょーすけの所に行かないと!」


まどか「えぇ!?でもさやかちゃん……」


キュゥべえ「まだ副作用が切れてなかったんだね」


さやか「うぅ……!アンタ!責任取って告白をって……あれ?」


杏子「逃げられた……」
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 21:48:34.87 ID:omhUruMD0
病院


さやか「大丈夫かな…」


まどか「多分…大丈夫だよ…」


さやか「きょーすけ!」ガラッ


恭介「あ、さや…か?」


上条の世界が崩壊した。
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/07(土) 21:55:29.49 ID:gZBOBRdIO
ロリさやかか……
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 22:11:20.78 ID:omhUruMD0



ほむら(あら?あれは…上条恭介?)


ほむら(おかしいわね…まだ足が動けない筈なのに…)


恭介「…………」


ほむら「あの……」


恭介「え?」


ほむら「あなた、上条恭介ね?」


恭介「え?かみじょ…あ、ああ!そうだけど?君は?」


ほむら「私はこの間、転校した暁美ほむらって言うの」



恭介「暁美…ほむら……」
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 22:22:57.46 ID:omhUruMD0
ほむら「何故、あなたがココに?」


恭介「いやぁ、結構早く退院出来てね」


ほむら「あら、そうなの?」


ほむら「それで、左腕は大丈夫なの?」


恭介「え…?あぁ、大丈夫だ、おかげさまで治ってね」


ほむら「なにで?」


恭介「……なにでって…手術…だった…様な…」


ほむら「あら…左腕は治る見込みが無かった筈だったのに?」


恭介「…………」
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/07(土) 22:40:43.49 ID:kTPvRoIDO
この上条は何もんだ
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 22:43:21.62 ID:omhUruMD0
ほむら「あなたは何者?上条恭介に化けてまで何をする気?」


恭介?「やっぱり…変装はまだ完全じゃないねぇ…」


恭介?「まさか、こうも早く見つかるとは、ね!」ビュッ!


ほむら「!」サッ!


ほむら「ヌンチャク?」


恭介?「暁美ほむら…確か、ブラックリストの魔法少女だったねぇ…」ジャラッ…


恭介?「今日は凄くラッキーね」


恭介?「さっさと大人しくアタシのギャラになりな!」


ほむら「……『本部』」
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 22:53:12.83 ID:omhUruMD0
恭介?「とっとと変身しなよ!」


ほむら「言われなくても…」シュイイン…



恭介?「オラ行くぞぉ!」ビュッ!


ほむら(なっ!?ヌンチャクが伸びた!?…ここは時間を止めて…)


カチッ


ほむら(銃でヘッドショットを狙いましょう)ドゥッ!


ほむら(さよなら)


カチッ!


恭介?「!」バスッ!


銃弾は見事に額に命中した。


ほむら「案外、あっさりと倒せたわね…」


恭介?「何を勝ったと思ってんだよ、そいつは影だバーカ」


ほむら「!?」
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 23:07:52.51 ID:omhUruMD0
恭介?「ヒャハッ!」シュッ!


ヌンチャクを盾でガードするほむら


ほむら「くっ!」



ほむら『キュゥべえ!『本部』のメンバーと接触してしまったわ!』


キュゥべえ『誰と接触したんだい!?』


ほむら『えぇっと…上条恭介に変装した奴よ!』


キュゥべえ『へ…変装?』


ほむら『あと、ヌンチャクを使ってくる!』


キュゥべえ『まさかHT!?』


キュゥべえ『HTはマズい!そいつから早く逃げるんだ!』
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 23:12:32.49 ID:omhUruMD0
Hallucination 通称、HTは相手を惑わすのを得意とする『本部』の上位組織のメンバーの一人。


武器はヌンチャク、このヌンチャクはとても特殊で伸縮可能である。


彼女から生きて逃れた者は未だに居ない、金が絡むとヤル気が出るらしい。
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 23:14:58.25 ID:omhUruMD0
キュゥべえ『……って事だ!』


ほむら『説明ありがとう!』バッ!


HT「うん?路地に曲がったか…」


HT「いいね!狩りはそうこなくちゃねぇ!」ダッ!
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 23:24:11.10 ID:omhUruMD0
HT「オラァ!どこに言ったぁ!」


ピッ ドガァアアアアアアアン!!!


ほむら「そこには地雷を仕掛けて居たのよ」


HT「ハハッ!そいつも偽物だぁ!」


HT「とっととくだばりやがれぇ!」


ほむらの前後から二人のHTが走って来た、ほむらはとっさに伏せた。

そのせいで、二人のヌンチャクが顔面に当たった。


HT「」メギッ!


HT「」メギッ!


ほむら「痛そうな音がしたわね…」
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 23:30:03.61 ID:omhUruMD0
まどか「わっ!ほむらちゃん!何なのコレ!?」


ほむら「あら?まどか、いや…実はホムホムシカジカで」


まどか「えぇ…そんなギャグ漫画みたいな事…」


ほむら「それがあったのよ、目の前で…」


まどか「『本部』にも馬鹿な人が居るんだね」


ほむら「馬鹿以上よこんなの」
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 23:33:21.68 ID:omhUruMD0
まどか「早く逃げようよ、HTがまだ潜んでるかもしれないよ?」


ほむら「その必要は無いわ」


ほむら「売られた喧嘩は買わないと、ね」


ほむら(しかし…まどかにアイツの名前を教えたかしら…)
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/07(土) 23:51:53.31 ID:omhUruMD0
まどか「ねぇ…ほ…ほむらちゃん……」モジモジ…


ほむら「あら?どうしたの?まどか」


まどか「ちょっと…ここ…痒いんだ…///」ピラッ


ほむら「!!!!!!」


まどかがスカートをピラリと捲る、そしてまどかの下着があらわになる

それを見たほむらは滝の如く鼻血が流れた。


ほむら「か…痒い?痒いってどこが?ねぇ?どこが?」ダラダラ…


まどか「えっ…えっと…///」


ほむら(ま、まさか…これは神様が私にくれたご褒美?)ドクドク…


ほむら(つ、遂に私の時代が来たのね!?)ドクド…ブシュッ!


ほむら「掻いてあげるからその邪魔な下着を退けなさい……」ドクドクドク……


まどか「う…うん…///」


ほむらはまどかの下着に顔を近づけた、しかし…


まどか「んなエロゲみたいな展開があると思ってんのかバーカ」


ほむらの頭頂部にドゴッ!という鈍い音がした。


ほむら「!!!」
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 00:22:53.37 ID:VliTXjOR0
HT「ちょっとアレな性格って聞いたけど…マジだったとはね」


HT「恥ずかしくないの?アンタ」


ほむら「恥ずかしくなんか無いわ、むしろ大手を振って歩けるわ」


HT「マジかよ…」


HT「ま、いいや」ガシッ


ほむら「うっ!」


HTは乱暴に髪の毛を掴み上げた


ほむら(まどかに髪の毛を乱暴に引っ張られてる…)ハァハァ…


HT「じゃあ、とっととくたb」


ほむら「おおおおおおおおお!!!まどかぁああああああああああああああ!!!」ガバッ!


HT「うわぁ!」


ほむらはHTを勢い良く押し倒した。


ほむら「まどかに変装したのは運のつきね…この際偽物でもいいわ!」


ほむら「喰らえぇええええええええええええええええええ!!!!」


HT「うわぁああああああああああああああ!!!!」



HT「アッ――――――――――――――――!!!!」
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/08(日) 00:36:11.56 ID:z3I6DYOMo
ほむほむはここでも変わらずほむほむさんだったかwwwwwwwwwwwwwww
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 00:47:04.20 ID:VliTXjOR0
ほむら「ぜぇ…ぜぇ……」


HT「何という…テクニシャン……!」


ほむら「私の勝ちよ…」


HT「む、無念…」
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 00:50:12.30 ID:VliTXjOR0
さやか「あ、戻った」ポンッ


まどか「良かったね」


さやか「何か今日の恭介、機嫌が良かったような気がする…」


まどか「そう言えばそうだったね……あ!あれって仁美ちゃん…」


さやか「本当だ、仁美のヤツ裏路地に入っていったけど、何してるんだろう?」
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 01:07:32.23 ID:VliTXjOR0
裏路地


MD「HTがやられた」


「なんですっテェ!?」


「こんなにもあっさり?」


裏路地には3人の白衣を着た女性が居る。


一人はMD


もう一人は黒髪のポニーテールでお人好しの感じの女性。


もう一人はやや黒が入った金髪のおかっぱ頭の陰気そうな女性。



「みなさん、『本部』からの伝言ですわよ」



MD達の後ろから上品なお嬢様言葉が飛んで来た。


MD「Robbery……貴様まで来てたのか…」


RB「RBでいいですわ」
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 01:21:48.89 ID:VliTXjOR0
「しかし、RBさんが出るってそこまで深刻なんですか?」


RB「そうですわね、『本部』も焦ってるようですし」


RB「何よりHLさんが死んだって言うのが計画外でしたからね」


MD「で?『本部』からの伝言ってなんだ?」


RB「あぁ、そうでしたわ、忘れる所でしたわ」


RB「何でも地球に我々の商売敵が現れたそうですわ」


MD「商売敵だと?」


RB「複数の組織が地球を侵略しようとしてる輩が大量に入ってきましたの」


RB「これは椅子取りゲームですわ、どの組織が『地球』と言う一つの椅子に誰よりも早く座る事が

出来るのでしょうか?」


MD「そんな事、聞くまでもない」


RB「………そうでしたわね」ニヤッ
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/08(日) 02:09:27.41 ID:uaVDQZ/DO
HT「何という…テクニシャン……!」

これにすべてを持ってかれたww

ほむら「私の勝ちよ…」

HT「む、無念…」

そしてこれに勝敗はなんだったんだとツッコミを入れてしまった
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 07:06:57.58 ID:VliTXjOR0
キュゥべえ「………!」


ほむら「どうしたの?キュゥべえ」


キュゥべえ「いや、さっきね、MDから連絡が入ったんだ……」


ほむら「それで?」


キュゥべえ「どうも地球に侵略者、つまり僕達の商売敵が現れたんだ」


ほむら「それは危険なの?」


キュゥべえ「まぁね、でも『本部』の上位メンバーが何人か居るからね、心配する事は無いよ」
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 07:16:01.65 ID:VliTXjOR0
明日


キュゥべえ「MDが身を隠しておけって言われたからね、指示に従わないと」


まどか「でも、いいのかな?見滝原のみんなに警告しなくても大丈夫かな?」


キュゥべえ「この見滝原に宇宙人が一人も居なかったら話は別かもしれないけど

今日は『本部』の上位メンバーが何人かこの見滝原に居るから大丈夫だよ」


さやか「仁美は大丈夫かな……」


キュゥべえ「志筑仁美なら大丈夫だと思うよ?だって彼女は……」


杏子「よぉ!ちょっと遅れちまった!」


さやか「杏子おそーい!」


杏子(ムッ…さやかが元に戻ってる、コレはコレで……)
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 07:21:25.76 ID:VliTXjOR0
ほむら「『本部』のメンバーを一人、ヤッつけてしまったけどいいの?」


キュゥべえ「大丈夫だよ、別に殺した訳じゃないんだろ?」


マミ「身を隠すって……どこに身を隠すの?」


キュゥべえ「東京に身を隠そう、あそこは最適の隠れ場所だ何より人が多い」
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 07:31:39.33 ID:VliTXjOR0
廃工場


RB「VL達は見滝原の西側の警備を頼みますわ」


VL「分かりましタ」


RB「STは東側の警備にあたってくださいまし」


ST「分かった」


MD「RB、すまない、私はこれから東京に行く」


RB「あら?何故ですの?」


MD「取りあえず主要都市は確保しなくてはならないからな」


RB「そうですか、では、増援が来たら私も行きますの」


MD「そうか」
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 07:41:12.41 ID:VliTXjOR0
秋葉原


ほむら「何でよりにもよってここなの…」


キュゥべえ「ここは一番安全だからね、ほらアレを見て」


ワー!ワー!ヒュー!HEY!HEY!


さやか「オタクだね」


まどか「あの人達がどうしたの…?」


キュゥべえ「彼ら…いや、彼女達は『本部』の精鋭部隊なんだ」


杏子「フーン……」


マミ「…………」


「「「「ええええええええええええええええええええええええええっっっっっっ!!!!!?????」」」」
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 07:50:47.26 ID:VliTXjOR0
キュゥべえ「RBの精鋭部隊だね、RBは僕よりずっと前から居た諜報員だけど、精鋭部隊の隊長も

やっているんだ」


キュゥべえ「まさか、こんなのには……と、思うようなヤツに変装するのが得意なんだ」


ほむら「た、確かに意外ね…」


ルキアハワシノヨメデス,イロンハキキマセン ナニヲキサマー!


マミ「あれが精鋭部隊だなんて……」


さやか「以外すぎるよ…」
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 08:27:35.24 ID:VliTXjOR0
キュゥべえの研究所


MD「取りあえず、ここで寝よう……」


MDはゴッツイ扉に目をやる


MD「………浅井めぐみ…目が覚めるといいな」


MDが持ってた旅行用のカバンの中から、大きい白兎のヌイグルミを取り出した。



MD「…………貴様が苦しんでいたら、私も苦しくなるだろうが…」ギュッ


MD「ハハッ…なんてな」


QB「」


ズバッ!
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 09:20:07.66 ID:VliTXjOR0



MD「しっかりとセキュリティも起動させて……と」


RB「もう出ますの?」


MD「何だ…貴様もう行くのか」


RB「はい、増援が予定より早く到着しましたので」


MD「まぁいい、貴様と居れば少しは危険が減るというものだ」


RB「忘れ物はないですの?」


MD「荷物は全部持っていくつもりだ」


RB「あの白兎の人形も?」


MD「……………何故知っている」


RB「風の噂ですわ」クスッ
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 09:44:26.02 ID:VliTXjOR0
ジジ――…バチンッ!


MD「やはり転送装置で移動した方が早いな」


RB「あまり乱用すると、『本部』がうるさいですが、今はそんな悠長な事を言ってられませんし」


MD「あぁ、そうだな」


RB「所で、QB達もここに来たと聞きましたが?」


MD「………知らないな、何の事だ」


RB「…………そうですわね、そんな訳ありませんわよね」


黒コート「死ねぇ!」バッ!


黒コートの人物が暗がりから飛び出してMDを背後から襲いかかるが、

黒コートの両腕と首が吹っ飛んだ。


ベチャッ



MD「QBの所に急いで行くぞ、既にここは侵略者共に占領されてる」チンッ


RB「そうですわね」
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/07/08(日) 09:50:25.29 ID:nY0qZMOWo
これなんか元ネタあるん?
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 10:13:44.97 ID:VliTXjOR0
オリジナルになります
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 10:21:12.62 ID:VliTXjOR0
黒コート「」ザッザッザッ…


まどか「え?何…?」


さやか「何でキュゥべえ達とはぐれた途端にくるかな」


黒コート「」シュッ


まどか「ナイフ!?」


さやか「まどか!下がってて!」


黒コートの集団が路地裏からゾロゾロと出てきた


さやか「え…えーと…」


その時、いきなり黒コートの集団がゴウッ!と音と共に一斉に宙を回った。


さやか「え?な、何が…?」


「大丈夫ですか?お二人共」


まどかやさやかがよく知っている声が砂煙の中から聞こえた。


まどか「まさか……」


さやか「………仁美?」
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 10:26:57.09 ID:VliTXjOR0
仁美「皆さん、お怪我はありませんか?」


まどか達の友人、志筑仁美がそこに居た、仁美の右手には巨大な剣を持っていた。

あのか弱い腕であの大剣を片手で振ったのか?とまどか達が思う…。


まどか「えっと…仁美ちゃん?」


さやか「本当に、仁美なの?」


仁美「ハイ、そうですわ、私は正真正銘の志筑仁美ですわ」
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 10:29:47.87 ID:VliTXjOR0
>>195

物語やMDとかHLとかがオリジナルです
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 10:36:30.93 ID:VliTXjOR0
まどか「何で、仁美ちゃんが…ここに?」


仁美「どうも、ここは既に侵略者が占領してるようですの」


仁美「私達が侵略者達が占領した地域を奪還しようと来たのですが…」


仁美「そこにお二人と出会ったのですわ」


仁美は軽々と数メートルもある大剣を肩に掛けて、スラスラと語る。


さやか「じゃ、じゃあ…仁美は……」


まどか「宇宙人なの…?」


仁美「まぁ、宇宙人でも『本部』の上位メンバーの一人ですわ」
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 10:48:18.83 ID:VliTXjOR0
あっさりと答えた。


仁美「私は『本部』に送り込まれた諜報員、いわゆるスパイですわ」


仁美「今まで皆さんに嘘を言ってましたの」


それを聞いたまどか達は表情が少し曇った。


仁美「あ、でも、皆さんとの友情は本物ですの」


その言葉を聞いたまどか達はホッとした。


さやか「で、仁美は何しに来たの?」


仁美「この地域に居る侵略者の親玉の首が目的ですわ」
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 10:51:21.08 ID:VliTXjOR0
まどか「親玉って?」


仁美「さっきの黒コート集団の…」


仁美「あの黒コート集団は宇宙でも二番目に巨大な盗賊集団ですの」


仁美「それをMDさんと一緒に来たと言う訳ですの」


まどか「そうなんだ…」
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 10:58:26.92 ID:VliTXjOR0
仁美「そこに居るのでしょう?出てきなさいな」


黒コート1「ハハッ!気付いてたのか!お前ら!やっちまえ!」


黒コート2「『本部』が何だ!本部なんて目じゃねぇ!」


黒コートの号令と共に数人の黒コートが刃物を持って走って来た


仁美「フフッ…威勢がいい方が殺しがいがあるってものです」スッ…


仁美は再び大剣を構える。


仁美「お二人共!早く、逃げて下さいまし!」


まどか「う、うん!さやかちゃん!行こう!」


さやか「え、あ、うん!仁美!無茶するなよ!」
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 11:08:37.88 ID:VliTXjOR0
黒コート「やっちまえ!!!」


黒コートの集団が一斉に仁美に飛びかかるが、ボッッ!と言う音と共に

複数の黒コートの上半身が一斉に吹っ飛んで、血の雨が降った。

仁美にはベッタリと血が付着して不気味に笑を浮かべている。

この光景に黒コートは少し退いた。



黒コート1「な、何をビビってるんだよ!お前ら!早くやれ!相手はただの女だぞ!」


黒コート2「ただの女な訳ないだろ!どう見ても…ば、化け物…!」


仁美「はぁ、人の事を化け物呼ばわりですか?失礼ですわね、まぁ、否定はしませんけど」


仁美は大剣を再び構え直して、くだらなさそうに答えた。
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 11:33:58.43 ID:VliTXjOR0
Robbery 通称、RB  地球での名は「志筑仁美」


『本部』の上位メンバーの一人、精鋭部隊の隊長と諜報部の部長の両方をやっている。


キュゥべえより前に地球に訪れており、地球の調査を行なっていた。


幾つもの偽物の友情や偽物の恋をしてきたが、鹿目まどかや美樹さやかと出会ってから


自分の本来の目的を忘れかけていた事が何度かあった、上条恭介に気がある。


武器は大剣、何百トンもあり数メートルもある大剣を本気で斬られると、一瞬で血の塊になる。
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 12:01:03.59 ID:VliTXjOR0
キュゥべえ「みんなとはぐれちゃったな…精鋭部隊は全員出払ったようだね…」


MD「QB」


キュゥべえ「MD!?キミ…来ていたのかい!?」


MD「ここに宇宙の盗賊集団が来たようだ」


キュゥべえ「盗賊集団?」


MD「二番目に巨大な組織『黒空』だ」


キュゥべえ「何だ…雑魚じゃないか…」
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 13:05:36.46 ID:VliTXjOR0
仁美「さて、次の死にたがりは誰ですの?」


黒コート「お…お前ら!やれ!」


黒コートは周りを見渡すと死体だらけで一人だけだった


黒コート「」


仁美「あら?もうあなただけですの?」


黒コート「な、舐めるなよ!俺は『黒空』の幹b」


言葉は続かなかった、ゴゥッ!と言う音と共に黒コートは肉塊と化した。


仁美「フー…後はボスですわね…」
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 13:34:03.34 ID:VliTXjOR0
黒コートの大男「ボスならここに居るぞぉ!!!」グワァ!


仁美「!?」


仁美(クッ…!これじゃあ間に合わな…)


ドガァッ!!!


黒コートの大男「げぶぅ!」バタッ!


仁美「だ…誰ですの?」


さやか「いや〜間一髪だったね仁美ぃ〜」


仁美「美樹さん……」
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 13:44:40.37 ID:VliTXjOR0
さやか「それにしても仁美は強いねー、どうやってその大剣を片腕で振り回せるの?」


仁美「美樹さん……今の私を見てどうとも思わないんですの?」


さやか「え?別に?」キョトン


仁美「…………プッ、おかしな人」


さやか「なっ!?何か今バカにされた気がする…!」


仁美(今までの偽の友達はいつも私のこの姿を見て化け物扱いされてきましたけど…)


仁美(美樹さんは本当に……優しい方ですわね)
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 14:26:47.00 ID:VliTXjOR0
ほむら「あら?みんなとはぐれてしまったわ」


ほむら「ただでさえ人が多いのに…って、人が一人も居ない?」


「見つけたぞバーカ」


ほむらの後ろから、見覚えがあるヌンチャクが飛んでくる。


ほむら「!? 上条恭介…いや、あなたは!」


HT「そう、アタシだよ…あの時はよくもやりやがったな……!」


ほむら「いつまで上条恭介に変装してるのよ」


HT「知るかよ!何か知らないけど戻らないんだ!」


HT「そんな事より……とっととくたばりやがれ!」


ほむら「フン…実力の差を見せてあげるわ…さぁ、まどかに変身しなさい」


HT「それはヤダ!」
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 15:21:00.37 ID:VliTXjOR0
HTはほむらの顔面に目掛けて、ヌンチャクを勢いよく放つ。

ほむらは時間を止めて、HTにロケットランチャーを発射する


そして時間が動く。


ズガアアアァァァァアァァァァァァンンンン!!!


HTの体は完全に粉々になった…かのように見えた


HT「忘れたのか?そいつは影だよバーカ!」


背後から2,3人程度のHTが飛び出して来た。


ほむら「何度やっても無駄な事……」


ほむらはもう一度時間を止めて、今度は銃で2,3人のHTの脳天を撃って、時間を動かす。


すると、2,3人とも命中。


だが、ほむらが上を向くと、今度は5,6人のHTがビルから出てきた。


ほむら「何人居るの…!?」
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/07/08(日) 15:22:21.29 ID:jLj+rYnKo
HenTaiさんか
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 15:29:01.19 ID:VliTXjOR0
3人のHTがヌンチャクで叩きつけて来て、残りはキックをほむらに入れようとした。


ほむら「無駄よ」


ほむらは再び時間を止めてヌンチャク3人の頭に銃弾を、キック3人に手榴弾を。


そして時間が動いた。


3人のヌンチャクは見事に脳天を撃ち抜かれた、キックを入れようとした2人が爆死したが


残りの1人が突撃してきた。



ほむら「まさか、コレが本物!?」


HT「違う、コッチが本物だバーカ」


背後に居た本物のHTが思いっきり蹴りを入れてドゴォッ!と言う衝撃がほむらの背中に響いた


ほむら「ッッッ!!!」


ほむらは前に勢い良く飛び出して、飲食店の建物に衝突した。
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 15:39:24.89 ID:VliTXjOR0
ほむら(クッ…!アイツ…この前はあっさりと倒せたけど……本当に強いじゃない…)


ほむらが立ち上がろうとすると、いつの間にか目の前に居たHTに首元を掴まれて乱暴に


外に投げ出された。


ほむら「がっっ!」


HT「この前はしくじったけど…今回はそうはいかねぇぞ!」


ほむら(いや…アイツが本物なら勝機がある!)


カチッ


ほむらは再び時間を止めてショットガンを取り出して、HTに目掛けて発砲


そして時間が動く。


HT「!」


HTの体に複数の風穴が空いた、そのままHTはぐグラりと後ろに倒れた。


ほむら「はぁ…はぁ…コレで……」


HT「だけど、そう簡単に終わらないんだよ、な!!!」


飲食店の屋根の上からHTの物凄いスピードでヌンチャクがほむらの腹部に突き刺さった。



ほむら「ぐぅっ!?」
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 15:46:38.67 ID:VliTXjOR0
ほむら(ま…また偽物…?じゃ、じゃあどれが本物なの?)


ほむらは困惑した、偽物がひょっとすると本物と偽ってるかもしれない

もしかしたら本物はこの場には居ないのかも知れない、もしくは


今見てるのは『幻覚』かもしれない。


本当は、ほむらはがむしゃらにそこに存在する訳が無いHTを殺しまくって


本物は一人だけで本物に痛めつけられてるのかも知れない。


ほむらは再び困惑した。


ほむら(どうなってるの…?今…目の前に居るのは本物?偽物?)


HTはそんな困惑も気にせずにヌンチャクを振り回した。
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 15:51:42.69 ID:VliTXjOR0
長くなったヌンチャクがほむらの体に巻きついて、そのまま投げられた。


ほむら「ぐぅっっ!!!」


コンクリートに思いっきり叩きつけられて、血を吐いた。


HT「しぶといなぁ…とっととくたばれよ」


HTは退屈そうにほむらに吐き捨てる様に言った。


ほむら「ゲホッ…!そう簡単に…くたばらないわ…!」シュゥゥゥ……


ほむらは手持ちのグリーフシードで穢れてたソウルジェムの穢れを取った


HTはその姿のほむらを見てニヤッと笑う。
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 15:59:58.24 ID:VliTXjOR0
HT「そう言えばアンタ達、魔法少女が持ってるソウルジェムとか言う奴が完全に穢れちまったら

魔女とか言うのになるんだっけ?」


その通りだ、日本の首都まで来て魔女化する訳にはいかない。


だが、ほむらにはHTを倒す方法が一つも無い…。


ほむら(コイツに……私は負けるの…?いや、そういう訳にはいかないわ)



ほむら(しかし…どうすれば……っ!)



その時、ほむらは閃いた。
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 16:07:10.85 ID:VliTXjOR0
ほむら(コイツが分身した時、私が攻撃を受けたのは一人から……)


ほむら(同時にアイツの攻撃を受けた事が無い!)


ほむら(なら…あの分身は…)


ほむらはゴルフクラブを取り出して、そのまま棒立ちになった。


その異様な行動にHTは首を傾げた。


HT「あぁ?もう観念したんですか?」


ほむら「………降参よ、タコ殴りにでもなんなりするといいわ」


それを聞いたHTは、全速力でほむらに走った


そのHTの背後から数人のHTが飛び出して来た。


HT「それなら、望み通りにしてやるよぉおおおおお!!!」
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 16:15:46.34 ID:VliTXjOR0
数人のHTは一斉に、ヌンチャクを伸ばしてほむらに叩きつけようとした


ほむら(今だっ!)


ほむらは素早くゴルフクラブを振った。

上手く、大量のヌンチャクの鎖の部分にゴルフクラブに絡める事が出来た。


しかし、妙な事に重さは一人分しかない。


ほむら「つーかまーえた……」


鎖を掴み、その重力があるヌンチャクの持ち主に向けて

ダンッ!バンッ!っと銃で発砲した。


HT「がっ…あ……!?」


HTは目を大きく見開いて、そのまま仰向けに倒れた。


それと同時に周りのHTがスゥー…と消えていった。
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 16:25:56.88 ID:VliTXjOR0
ほむら「やっぱり幻覚使いか何かだったのね…」


HT「ごはっ…!テ…テメェ…!何故…幻覚って気付いた…!?」


HT「アタシの幻覚は完璧だった筈……!?」


ほむら「ただの勘よ」


ほむらはファサッと髪の毛を掻きあげて、サラっと答えた。


HT「勘…だと…?そ、そんな……んで……」


ほむら「悪いわね」


ほむらは血まみれのHTに銃を向けて言い放った。


ほむら「私には守るべき人が居るの、ここで死ぬわけにはいかないわ」


ドガァン!っと銃声が響き、HTにトドメを刺した。


ほむら「はぁ……魔女と戦うより少し楽しめたわ」


ほむらは周りが先程の戦闘で滅茶苦茶になった場所から立ち去った。
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 16:56:08.23 ID:VliTXjOR0
見滝原


まどか「また帰って来ちゃったね」


さやか「MDのヤツが『見滝原に帰れ』って言ったからね」


杏子「まったく、自分で身を隠しとけとか言ってたくせに…」


ほむら「私は何だか5週間ぐらいあそこに居た気がするわ」


まどか「仁美ちゃんは?」


さやか「MDとどっかに行っちゃった」


まどか「そうなんだ」


キュゥべえ「じゃあみんな、今日はここで解散だ」
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 17:00:17.76 ID:VliTXjOR0
研究所


キュゥべえ「そう言えば、MDがここに居たんだったな」


キュゥべえ「セキュリティ解除……」ピッ


QB「やぁ、帰って来たのかい?」


キュゥべえ「まぁね」


QB「明日、契約しにいくのかい?」


キュゥべえ「いや、今はそれどころじゃ無くなってるみたいなんだ」


QB「あぁ、そう言えばそうだったね」
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 17:07:14.95 ID:VliTXjOR0
キュゥべえ「………めぐみ……」


キュゥべえはめぐみのグリーフシードを取り出した。


キュゥべえ(どうやったらグリーフシードは元に戻るんだ?)


キュゥべえ(今、僕が出来る範囲は魔女化を後退させる程度…副作用あるけど)


キュゥべえ(魔女化を後退出来てグリーフシードがソウルジェムに戻せないなんて

ありえない……)


キュゥべえ(もっと科学力が優れてる所ならば……非公開なだけで既に開発出来てる

かもしれない……)


キュゥべえ(一番、科学力が優れてる……『本部』がある惑星か!)
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 17:11:30.16 ID:VliTXjOR0
明日


MD「言われた通りに宇宙船を持ってきたぞ」


キュゥべえ「すまない…MD…」


MD「気にするな、私も浅井めぐみが目を覚まして欲しいからな」


さやか「あれー?キュゥべえじゃん!何それ!?」


まどか「すっごーい!宇宙船みたい!」


マミ「宇宙船よアレは」


杏子「なぁマミ、宇宙船って何?美味いのか?」


ほむら「食えないわよ」


キュゥべえ「どうしたんだみんな来て?何かようかい?」


ほむら「そんなの聞くまでも無いでしょ?」


MD「まさか……」
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 17:15:03.68 ID:VliTXjOR0
宇宙


さやか「うわー!すっごーい!広ーい!!」


まどか「あ!見て!火星だよ!テレビで見たことある!」


杏子「はぁー……」


マミ「ほぉー……」


MD「何故、コイツらを連れていくのだ…」


キュゥべえ「多い方がいいじゃないか」


MD「宇宙を満喫してるところ悪いが、早めに惑星に行くぞ」カチッ!
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 17:19:24.40 ID:VliTXjOR0
惑星


MD「着いたぞ…ってどうした?」


まどか「」


さやか「」


杏子「」


マミ「」


ほむら「スピード…出しすぎよ…」フラフラ…


キュゥべえ「よし、行こう」


ほむら「ちょっと待って、この惑星には大気はあるの!?」


キュゥべえ「当たり前じゃないか、大気が無かったら生物は住めないよ」
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 17:23:21.85 ID:VliTXjOR0
まどか「うわっ!眩しい!」


マミ「ここにも太陽があるのね」


キュゥべえ「コッチだ」


杏子「…………」キョロキョロ…


さやか「どうしたの?杏子?キョロキョロして」


杏子「いや、見たこと無い生き物が居るから…」


ほむら「そりゃそうでしょ」


まどか「なんだか未来構図みたいな都市だね」
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 17:26:12.98 ID:VliTXjOR0
キュゥべえ「ここだ」


まどか「大きな建物だね」


ほむら「コレが研究所?」


さやか「キュゥべえの研究所より立派だね」


MD「悪かったな、立派なやつじゃなくて」
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 17:36:14.19 ID:VliTXjOR0
キュゥべえ「Misfortune!QBだ!」


扉が開き中から、ヨレヨレの白衣を着た水色の髪でボサボサ頭で、眼鏡を掛けた胡散臭そうな女性が出てきた。


Misfortune「QB先輩じゃないッスか!久しぶりッスね!」


Misfortune「それにしてもQB先輩!先輩のせいであの時爆破した惑星の件に僕が怒られたんですよ!」


キュゥべえ「悪かったよ、そんな事より研究所を見学させてくれ」


Misfortune「そんな事ってなんですかー!?」


マミ「なんだか縁起の悪い名前ね…」
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 17:42:48.24 ID:VliTXjOR0
MT「僕はMisfortune、MTって呼ばれてるッス」


まどか「そのMTさんは何をやってるんですか?」


MT「まぁ、主に兵器開発ッス」


MT「『本部』の上位メンバーの一人のHLのショットガンや義手とか

HTのヌンチャクとかRBの大剣とか作りましたね」


杏子「おい!ありゃ何だ?」


MT「あぁ、あれはこの星で一番美味しいパンが入ってます」


さやか「パン!?パンあるの!?」


MT「えぇ、でも、実験用のヤツですから食べれません、よ?」


杏子「ヒャッホー!」バッ!


MT「あ」
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 19:03:50.86 ID:VliTXjOR0
杏子「うめぇ!さすがこの星一番のパン!」ムシャムシャ


MT「あああああ!!!何食べてるんッスか!?」


マミ「聞こえてないみたい」


さやか「あのパンに何か入ってるんですか?」


MT「昨日開発した薬ッス…まだ効力が分からないのに…」


さやか「えぇ!?危険なのそれ!?」


MT「危険って事は確かッス」


さやか「杏子!それ食べちゃ駄目だよ!」


杏子はそのまま巨大なベルトコンベアに流されて奥に行ってしまった。
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 19:29:17.85 ID:VliTXjOR0
所長室


MD「じいさん、久しぶりだな」


MDとキュゥべえの前に、人間で言うと70歳前後の老人が居た。


キュゥべえ「ちょっと聞きたい事があるんだCS」


CS「なんだ……お前達か……何の用だ………」


キュゥべえ「グリーフシードをソウルジェムに治す装置を開発したかい?」


CS「あぁ、したよ」


キュゥべえ「本当!?」


CS「あぁ、しかし…最後の仕上げが分からんのだ」


キュゥべえ「え?」


CS「MTの馬鹿がドジを踏んでな、設計図が盗まれたのだ」


MD「誰に盗まれたんだ?」


CS「『本部』の局長だよ」
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 19:35:57.26 ID:VliTXjOR0
キュゥべえ「な…んだって…それって…まさか…」


MD「『Despair』か……!」


CS「そうだ、あの性悪女め…ワシの設計図をどこかに売り捌く気だ」


キュゥべえ「何だって!?」


CS「明日、売り捌くのだと」


QB「クッ!」


MD「ま、待てQB!どこに行く!?」


QB「『本部』だよ!」
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 19:40:58.08 ID:VliTXjOR0
さやか「大丈夫かな?杏子」


MT「大丈夫ですよ、あの先に管理員も居ますし」


マミ「所で気になってたけど…あの大きなビルは何ですか?」


MT「あぁ、アレがDespair局長を中心とする軍事組織の……」


MT「―――『本部』のビルですね」
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 19:51:14.48 ID:VliTXjOR0
『本部』局長室


窓から惑星の景色が一望出来る窓があって、赤い絨毯が敷かれている

高価そうな木で出来た机には山積みの紙がある。


そこに、額に縫い目があり、少し赤が入った黒色髪の毛を丁寧に纏めていて

黒色のスーツを着た優しそうな女性がコーヒーを飲んでいた。


Despair「ん?」


キュゥべえ「局長!」


Despair「おぉ!QB、生きていたのですか、てっきり死んだかと…」


Despair「まぁ、座りなさい、コーヒーはいりますか?コーヒーは良いですよ?

コーヒーは人類が生み出した努力の結晶です」


キュゥべえ「コーヒーなんて飲んでる場合じゃ無いです!」バンッ!
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 19:56:33.79 ID:VliTXjOR0
Despair「一体何を怒ってるんです?落ち着きなさい」


キュゥべえ「設計図はどこです!?」


Despair「設計図…ですか…?はて、なんの事やら…」


キュゥべえ「CSから盗んだ設計図ですよ!」


Despair「盗んだ?私が?あはははははは!冗談キツイですよ何を言ってるんですか?」


Despair「そんな事言ってないで、あなたは地球に帰ったらどうですか?」ニコッ


キュゥべえはこの女が苦手だ。

何故なら、この女はMDが粛清したHLの姉だからだ。
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 20:43:50.43 ID:VliTXjOR0
キュゥべえ「ふざけないで下さい!早く設計図を………」


Despair「黙れ!」


キュゥべえは物凄いスピードで窓に吹っ飛ばされ、ビルから落ちた


キュゥべえ「………ッッッ!!!」


ダンッッ!!!


キュゥべえ「はぁ…はぁ…足ジ〜ン…」



Despair「ここに魔法少女が居る事は知ってるんですよ!精鋭部隊!この都市のどこかに魔法少女が居るぞ!探せ!!」


キュゥべえ「クッ…しまった…!」
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 21:02:40.42 ID:VliTXjOR0
「イヤッハアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!」


頭上から和服を着た真っ赤な髪をした長髪の女が長刀を振りかぶってキュゥべえを

縦に斬ろうとしていた。


ガキンッッ!!!


MD「QB!逃げろ!コイツは私が何とかする!」


キュゥべえ「すまない!MD!」


赤髪の髪の長い女は舌なめずりをしてMDを睨みつけた


MD「KL相変わらず…香水臭いですね!」


KL「ハハッ!MD…!お前ごときに私を倒せるかぁ!?」
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 21:09:02.60 ID:VliTXjOR0
仁美「…………美樹さん」


さやか「あれ?仁美じゃん?どうしたの?」


仁美「美樹さん、逃げてください」


さやか「……え?」


仁美「先程、侵入者した魔法少女を抹殺するという指令が『本部』の局長から……」


さやか「…………」
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 21:21:26.04 ID:VliTXjOR0
仁美「私…美樹さんと戦いたくありませんの…」


さやか「で、でもアンタが私を逃がしたりなんかしたら…!」


仁美「………ただではすみませんね…」


仁美「あの、美樹さん」


さやか「え?」


仁美「私は実は上条恭介さんをお慕いしてましたの」


さやか「そ、そうなんだ」


仁美「しかし、私は多くの血を流しすぎた…私が上条さんの隣に居ればやがて

不幸にさしてしまいますの」


仁美「だから、美樹さん…美樹さんが上条さんの傍に居てやって」

さやか「何を…言ってんのよ…」


仁美「え?」


さやか「何を諦めてんのよ!恭介への愛も偽物だったの!?」


仁美「そ、そんな事……」


さやか「じゃあ……決着をつけよう…」


さやか「どっちが恭介に相応しいか…!」


仁美「…………そうですわね」


仁美は手に持ってた大剣をさやかに向けた。
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 21:30:49.92 ID:VliTXjOR0
さやか「行くよ!仁美!」チャキッ


仁美「手加減なしですわ」


さやかは数本の剣を仁美に投げつけた。


仁美「遅いですわ」


ゴォッ!と剣を全て粉々にした、と同時にさやかが突撃して

さやかが仁美の頭を斜めに斬る、仁美の顔が斜めにズレた…が


仁美「コレでは終わりませんの」


ドゴォッ!と言う音と共にさやかの喉から大量の血が吹き出た。


さやか「………!」


仁美の顔がみるみると治っていく…。


仁美「私の種族は傷を瞬時で修復させる能力がありますの」


仁美「残念ですが、さやかさん…この戦いは私の勝ち…!?」


さやか「悪いね…仁美…!」


さやか「その能力は私も持ってるの」
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 21:42:58.05 ID:VliTXjOR0
仁美「馬鹿な…!確実に仕留めた筈…!」


さやか「魔法少女はこんなもんでは…死なないのよ!」


再びさやかが突っ込む



仁美「……流石ですわ、美樹さん…だけど」


仁美は大剣を地面に叩きつけて砂煙を上げた


さやか「!」


砂煙の中から大剣が飛び出して来た、その大剣がさやかの腹部を貫通した。


さやか「ガッハ……!」
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 21:54:58.13 ID:VliTXjOR0
さやか「へヘッ…ちょっと…ソウルジェムを外したね仁美ぃ…!」


刺さった大剣を掴む。


仁美「……………!」


仁美はお構いなしに大剣を隣にあった建物に思いっきり叩き付けた


さやか(クゥ…!滅茶苦茶するなぁ…だけど…それだけ恭介を思ってるって事なんだね仁美…)


さやか(なら、私も負ける訳にはいかない!)
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 22:07:11.17 ID:VliTXjOR0
『本部』地下


ほむら「誰でも簡単、幼児化銃?貰ったわ」


ほむらは『本部』の地下にある兵器倉庫の兵器を盗んでいた。


ほむら「ん?何かしらコレ……」


ほむら「量産装置?」


「へへっ…あの量産装置にRBの持ち物を入れてやれば大量のRBが産まれるだろう」


「まさか、こんな時にアレが役に立つ時が来るとはな…って誰だお前!?」


ほむら「この装置に対象人物の持ち物を入れると…大量の人物が量産される…?」


ほむら(それじゃあ…この、まどかのパンツを入れると…)


「オイ!何しようとしてんだ!」


「あ!馬鹿!何入れた!それが何だか分かってるのか!?」



ほむら「コレを押せば…大量のまどかが…」


ほむら「私の、最高の友達…!」キュルキュル…


「馬鹿!止めろ!量産率を何MAXにしてんだ!?」


ほむら「神様……!」


ほむら「ありがとうございますっっっっ!!!!」


「止めろぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」



カチッ
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 22:12:31.55 ID:VliTXjOR0
CS「………何だか、騒がしいな…」


MT「え?そうですか?」



地下


まどまどまどまどまどまどまどまどまど


「ぎゃあああああ!!!圧殺されるぅ!」


「しぬぅううううううう!!!」


地下は大量のまどかで溢れていた、そのまどかの中でほむらがいた。


ほむら「そう…ここよ!ここが私の居場所!」


ほむら「ここが私のエデンなのよ!」


ホムラチャン!ホムラチャン!ホムラチャン!


ほむら「美樹さやか……あなたの言った通りだったわ…」


ほむら「奇跡も、魔法もあるのね…」ブシュッ!
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 22:18:08.13 ID:VliTXjOR0
仁美「ぜぇ…ぜぇ…」


さやか「仁美…そろそろ…ギブアップ?」


仁美「ハッ…まさか…」


さやか(だけど…仁美も私も不死に近い…どうすれば…)


さやか「ん?奥から何かが」


まどまどまどまどまどまどまどまどまどまどまど


仁美「わっ!わわ!か、鹿目さん!?」


さやか「な、何だこの波はあぁあああ!!!流されるぅ!!!」



ほむら「美樹さやか」


さやか「あれ?ほむら…こんな所で何やってんの?」


ほむら「あなたの言う通りだったわ」


さやか「は?」


ほむら「ありがとう」


さやか「は?」
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 22:21:48.57 ID:VliTXjOR0
杏子「あ〜、満腹満腹っと…ってここどこだ?」


マミ「佐倉さん!?こんな所に居たの!?」


杏子「え?あぁ」


マミ「佐倉さん、体は大丈夫!?」


杏子「え?別にどうともないぜ」


マミ「それならいいけど…ん?」


まどまどまどまどまどまどまどまどまどまどまどまど



杏子「おわぁあああああ!!!???何だコレぇえええええ!!!」


マミ「鹿目さん!?な、流されるぅうううう!!!」
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 22:23:20.00 ID:VliTXjOR0
まどか「みんな大丈夫かな…」


まどか「私も心配だから見に行こう」


まどまどまどまどまどまどまどまどまどまどまどまどまどまどまどまどまどまど



まどか「えっ!?私っ!?ちょっ止め…!」
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 22:25:55.64 ID:VliTXjOR0
キュゥべえ「早く宇宙船に乗るんだ!」


ほむら「まどかを10人ぐらい連れてっていい!?」


キュゥべえ「駄目!」


さやか「とぅ!」


杏子「やぁ!」


マミ「ひぃ!」


まどか「わっ!な、流され…」


ガシッ!


キュゥべえ「早く乗るんだ!」


キュゥべえ「惑星脱出!」カチッ
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 22:30:27.07 ID:VliTXjOR0
宇宙空間


さやか「す…凄い…惑星がどんどん、まどかに埋めつくされて行く…」


キュゥべえ「後数時間で、まどか星の完成だね」


まどか「そんなの絶対、おかしいよ!」


ほむら「で、求めてた品は手に入れたの?」


キュゥべえ「CSが機材もくれたし、設計図も手に入れたし

『本部』も機能しなくなったし…一石二鳥だね」
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 23:30:00.76 ID:VliTXjOR0
研究所


キュゥべえ「よし…コレでいい」


まどか「コレでめぐみちゃんが…」


キュゥべえ「うん……長かった…ここまで…!」


フッ!


杏子「な、何だ!?電気が切れたぞ!?」


キュゥべえ「えっ!?だ、駄目だ…これだとグリーフシードをソウルジェムに復元出来ない!」


さやか「どうしたんだろう?こんな時に停電なんて…」


ほむら「そう言えば外が騒がしいわね…」
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 23:33:47.77 ID:VliTXjOR0
空は暗闇で包まれていた、人々は逃げ惑っている


「に、逃げろぉおおおおおおお!!!」


「嫌だぁぁああああああ!!!」


まどか「ど、どうしたんだろう…みんな…」


マミ「何かから逃げてるようだけど…」


キュゥべえ「! あ…アレは…!」


キュゥべえ「『本部』の戦艦!?」
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/08(日) 23:39:17.62 ID:VliTXjOR0
Despair「よくも…よくも惑星を…あんな事にさせましたね…!」


Despair「死罪で済むと思うなよ!!!」


ほむら「あれが『本部』のボス?」


さやか「何か…すっごく怒ってるね」


マミ「そりゃあ…あの惑星を大量の鹿目さんに占領されましたし…」


ほむら「それで怒るなんて信じられないわ、私なら勲章をあげてるわ」
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/09(月) 00:45:09.76 ID:spiLgWTgo

ほむほむは安定だなwwwwww
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/09(月) 01:14:22.91 ID:mIiiKGqDO
ほむほむを大量生産して大量生産されたほむほむ+オリジナルほむほむで惑星破壊するなりほむほむとまどかを半々で生産して二人の惑星にした方がよかったんじゃないのか?ほむほむよ…
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 06:48:23.69 ID:ujUiF2oG0
マミ「とにかく、アイツを生かしておいたら危険だわ」


ほむら「えぇ、さっさとぶっ倒しましょう」


さやか「あ!待ってよ!」


杏子「へヘッ…さて…『本部』の親玉の実力を見せてもらいますか」


まどか「あ、みんな!」


キュゥべえ(駄目だ…みんなじゃDespairには勝てない…)


キュゥべえ(Despairを倒せる方法……一つだけ、一撃で倒せる方法があるけど……)


キュゥべえ(………ッ!)ダッ!
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 06:56:29.73 ID:ujUiF2oG0
マミ「ティロ・フィナーレ!」


Despair「ハハハハッ!アハハハハハハツ!!!」


黒いオーラーがDespairがマミの攻撃を弾き返した


マミ「!」


さやか「マミさん!」


マミ「うぐぅ…!」


さやかの頭上に黒い刃の様な物が降ってきた。


さやか「わっ!うわっ!」


ほむら「美樹さやか!」


ほむらの背中から巨大な黒い拳が飛んで来て、背中にメシッ!と言う音がした。


ほむらはそのまま前に飛ばされた。


ほむら「ぐぅッ!!!」ズザァァ…


ほむら「宇宙人共は私の背中になにか恨みでもあるのかしら…!」サスサス…
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/07/09(月) 06:58:04.22 ID:rabs2ORco
胸と背中間違えられてないだけいいよね
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 07:10:36.00 ID:ujUiF2oG0



さやか「だ、駄目だ…全然…攻撃が当たらない…!」


杏子「ゲホッ、あの黒いヤツがすっごいウゼェ事が判明した…」


マミ「つ…強すぎる……」


ほむら「これまでね………」


キュゥべえ「みんな!」


マミ「キュ…ゥべえ?」


キュゥべえ「Despairは全宇宙の絶望を集めて、それを形にした物で戦っている」


杏子「な…何ぃ…?」


さやか「そんなのどうしようも無いじゃないか」


キュゥべえ「いや、勝つ方法は一つだけあるんだ……」


キュゥべえ「僕達の惑星にはDespairの前の『本部』の局長、hopeが居たんだ

そのhopeは救世主として崇められてたんだけど…Despairがhopeを捕まえて

牢獄に入れられたんだ、もちろんそんなあっさりと捕まって無いよ?hopeは

Despairに瀕死レベルの重傷を与えてたんだ」



キュゥべえ「だから僕がhopeの力を最大出力でDespairに放射すればいいんだ」
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 07:24:17.25 ID:ujUiF2oG0
キュゥべえ「……ごめんね、めぐみ…君と再会したかったけど…どうやら無理のようだ…」


キュゥべえの腕に無数の光が集まる。


ほむら「何…アレ…」


さやか「す…凄い…」


キュゥべえ「…………」


Despair「……!?あの光は…まさかッ…!?」


キュゥべえ「でやぁああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」



キュゥべえの右腕から猛スピードで放出された光の球体がDespairに向かっていった、


キュゥべえの体中から血が吹き出す。


キュゥべえ「ごはっ!!」


マミ「キュゥべえ!」



Despair「ま…まさか…こんな形で…ヤツに殺される事になるとは…!」


ヤツとはキュゥべえの事を指して居るのではなく、別の誰かに対して言った物だった


Despairの戦艦は一瞬で粉々になり、暗闇も晴れた。
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 07:39:14.56 ID:ujUiF2oG0
ほむら「キュゥべえ……」


キュゥべえ「ほむらか……」


ほむら「あなた…どうなるの…?」


キュゥべえ「うん……死んじゃうね…コレは…」


ほむら「あれは何をやったの?」


キュゥべえ「コレ…」


キュゥべえの右手に折れた十字架が握られていた。


キュゥべえ「hopeの持ち物なんだけど…CSが地下で拾った物らしいんだ…

そしたら……この十字架には力が宿って…ゴホッ!」


キュゥべえの口から大量の血の塊を吐き出した。
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 07:47:16.03 ID:ujUiF2oG0
キュゥべえ「はぁ…はぁ…これに…hopeの力が悪用されない様に…hopeだけが…

使えるようになってるんだけど……無理矢理引き出す事が出来るんだ…」


キュゥべえ「でも…そうすると…体は、崩壊して…ぐふっ!」


ほむら「分かった…」


キュゥべえ「ハハハ……ほむら…こんな形で決着がつくなんてね……」


キュゥべえ「君はようやく…憎き敵を倒したんだ……コレで…まどかを、魔法少女には……」


みるみるとキュゥべえの声が薄れていく。
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 07:53:25.59 ID:ujUiF2oG0
ほむら「あなたの家族を残して死ぬ気?」


キュゥべえ「いや…家族の元に行くさ……」


ほむら「まさか…知ってたの?」


キュゥべえ「まぁね……CSが…教えてくれたよ……」


ほむら「………そう」


キュゥべえの頬に雫のような物が落ちる、その雫の正体は…。


キュゥべえ「…………?ほむら…キミ…」




キュゥべえ「………泣いてるのかい?」
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/07/09(月) 07:55:35.23 ID:rabs2ORco
MD来てくれェーッ!
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 08:14:05.54 ID:ujUiF2oG0
ほむらはそれを指摘されて涙を急いで拭う。


ほむら「……あなたは…死ぬのが怖くないの?」


キュゥべえ「怖く何か無いさ、救われるだけだよ……」


ほむら「そう……」


キュゥべえ「まぁ、どちらが勝っても…不幸になってたかもね…」


キュゥべえ「結局…誰も救われな……ぐぅっ!!」


ほむら「……!」


キュゥべえ「僕はもう…めぐみは助けられない……電気が再稼働するのは何週間になる

だろうね、だから…めぐみの死体は…完全に腐って…がはっ!!」


ほむら「分かった…!分かったから…」


ほむら「もう…喋らないで…!」


キュゥべえはほむらの後ろに立っている人影に目をやった…


キュゥべえ「キミ…なのかい……?」


キュゥべえ「hope…?」
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 08:32:36.26 ID:ujUiF2oG0
そこには髪が白く、髪が腰の所まで伸びている神々しい光を放った女がキュゥべえを見下している。


ほむらには見えないようだ。


キュゥべえ『キミは……牢獄に…捕らわれた筈…』


hope『あなたの同僚のMDとRBに救出されました』


hope『あなたがDespairを倒した事によって、本惑星では革命が起きてます』


キュゥべえ『そうか……』


hope『所で、Despairの『本部』があった、惑星が何者かに占領されてましたけど?』


キュゥべえ『この子がやったんだ、暁美ほむらがね……』


hope『なるほど……QB、この偉業をなした褒美として、願いを1つだけ叶えて差し上げましょう』


キュゥべえ『あぁ…そうだったね…じゃあ、浅井めぐみを…生き返らせてくれ…』


キュゥべえ『彼女が生きていれば……僕はもう……』


hope『承知しました』


hope『後、もう一人……Despairの惑星を機能不可能にさせると言う偉業を成した…暁美ほむら』


hope『今、あなたが願っている、願いを叶えて差し上げましょう』


キュゥべえ『ほむらの………?』


hope『それでは……またいつか機会があればまた会いましょう』
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 08:38:18.21 ID:ujUiF2oG0
hopeが光の中に消えると、キュゥべえの体の傷がみるみると治ってきた。


キュゥべえ「なっ…なんだ!?」


ほむら「…え…?」


キュゥべえ(hopeの力を無理矢理引き出すと、体は確実に崩壊するはず……)


キュゥべえ(奇跡………)


キュゥべえ(!)


キュゥべえ「まさか…ほむら…君が願ったのって…」


ほむら「……?」


キュゥべえ「そうだ!めぐみ!」ダッ!
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 08:53:55.94 ID:ujUiF2oG0
キュゥべえは少し転びかけて、研究所に走っていった。


長い廊下を走り、死体安置所のゴッツイ扉を手で開けた




中央のカプセルから、オレンジ色の髪をした少女が辺を見渡していた


その少女はキュゥべえをと目が合い、ニコッと笑って…




「おはよう、キュゥべえ」



「………まったく……寝すぎだよキミは………何年寝てたと思ってるんだい?………訳が分からないよ……」






キュゥべえはその少女の前で泣き崩れた。





                                                おわり
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/09(月) 09:27:38.17 ID:fE7zup+go
乙!
面白かった
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 09:50:41.45 ID:ujUiF2oG0
倍プッシュ
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 09:59:42.07 ID:ujUiF2oG0
3日後


杏子「よぉ!キュゥべえ、来てやったぜ!」


キュゥべえ「あぁ、杏子、来んだ」


杏子「みんな、めぐみが起きてるの見たこと無いらしいからな、アタシが第一号になろうってこと」


キュゥべえ「ごめんね、まだ、めぐみは寝てるんだ」


杏子「なんだ……死んでんじゃないの?」


キュゥべえ「縁起でも無いこと言わないでよ…」


杏子「へへっ、悪ぃ悪ぃ、ほんの冗談だ……うっ!?」


キュゥべえ「え?どうしたの?」


杏子「は…腹が…き…急に……!」


キュゥべえ「ええっ!?」


杏子「ト…トイレ……!」


キュゥべえ「あっ!今、トイレ使えないよ!」


杏子「何だとぉ!?」
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 10:03:14.16 ID:ujUiF2oG0



杏子「あの宇宙人がぁ!はぅ!?電気だけじゃなくっ!水道までっ!止めやがってっへぇ!」ビキッ


さやか「あ、杏子、どうしたの?そんなに急いで」


杏子「おぉ、さやかか、悪いな…アタシ…急いでん…だっ!」


さやか「え?何?どうしたの?」


さやか「あっ!そんな事より聞いてよ〜」


さやか「」ペラペラペラペラペラ……


杏子「……………(ヤバイ…)」

272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 10:06:10.24 ID:ujUiF2oG0
さやか「って訳なの!」ビシッ!


杏子「なぁ…もう…行っていいか?」


さやか「何をそんなに急いでるのよ〜?」


杏子「いや、何か腹がっ!あぁああ!!!」


※しばらくお待ちください※


273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/09(月) 12:54:51.02 ID:GGGTd1bDO
ちょwwwwwwwww
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 14:06:55.41 ID:ujUiF2oG0
研究所


MT『多分この前、食べたパンの成分に下痢になる成分が入ってたのかもしれないッス』


キュゥべえ「下痢?」


MT『えぇ、この成分は特殊でしてね、ある物じゃないと治らないんッスよ』


杏子「そのある物ってのはどこにある!」ガッ!


キュゥべえ「ちょっ…杏子…」


MT『それが分からないんッスよ、『惑星まどか』に説明書置いていっちゃたッスからね』


キュゥべえ「とうとう名前が付いたんだ…あの星」


ほむら「じゃあ、その星に行くしかないわね」


キュゥべえ「やっぱり来たね」


杏子「そうと決まれば、キュゥべえ!宇宙船を出せっ!?うぐっ!?」



ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 14:15:40.10 ID:ujUiF2oG0
惑星まどか


キュゥべえ「本当にまどかしか居ないね」


ほむら「本当ね、風俗店はどこかしら」


キュゥべえ「キミは中学生だろ?それに、今の惑星は地球の歴史でいうと弥生時代だ

そんな物無いよ」


杏子「じゃあ、この後、何年かしたらまどか同士の戦いが…」


MD「貴様たち、居たのか」


キュゥべえ「MD?」


ほむら「見事に包帯まみれね」


MD「あの後、Despair勢力の鎮圧活動とかがあってな…」


MD「本惑星に再びhopeに政権が戻った後、久しぶりにここに来たんだ」
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 14:19:53.63 ID:ujUiF2oG0
MD「で?貴様らはここで何をやってんだ?」


杏子「それは…アタシの腹に潜んでる悪い虫っ!?」


ほむら「佐倉杏子!駄目よ!こんな神聖な所で」


杏子「いつ神聖な地になったんだぁ〜〜〜!」


杏子「お、オイ!トイレはどこだ!?」


農民まどか「え!?あ、あっちです……!」
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 14:28:50.57 ID:ujUiF2oG0
杏子「はぁ…!はぁ…!九死に一生を得た……」


ほむら「凄い音だったわね」


杏子「きっ、聞くなよ馬鹿!!」


ほむら「ん?」


子まどかA「姉ちゃん達、どの星から来たのー?」


子まどかB「お姉ちゃん達、プチトマト食べれるー?」


ほむら「あら…」ジュルリ…


キュゥべえ「駄目だ!キミ達!この姉ちゃんからすぐに逃げるんだ!」
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/09(月) 14:45:22.87 ID:mIiiKGqDO
子まどか逃げてー!
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 15:53:09.44 ID:ujUiF2oG0
ほむら「ハハッ!馬鹿め!時間停止を使う私から逃れられる事が出来ると思ってたのか!」バッ!


キュゥべえ「あぁ!捕まった!」


子まどかA「え!?!凄い!姉ちゃんさっきどうやったの!?」


子まどかB「教えて教えて!」


ほむら「じゃあ教えるわ、手取り足取り処女取り…」



村長まどか「大変だよ!SYKの連中が来たよ!」


農民まどかA「ヒィー!」ワー!ワー!


農民まどかB「助けてけろー!」ワー!ワー!



杏子「何の騒ぎだ…うっ!また腹が…」グルグル……


キュゥべえ「何かあったんですか?」


村長まどか「SYKって言う暴徒達がコッチに向かってるの」


ほむら「SYKって…」


キュゥべえ「嫌な予感しかしない……」
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 15:59:05.97 ID:ujUiF2oG0
ほむら「あっ!あれは…!」


さやか「ヒャッハー!大人しく水と食料を寄越しやがれぇー!」


村長まどか「誰があなた達に…!」


ほむら「馬鹿な!量産装置にはまどかの私物しか入れて無いはず…」


MD「あ」


キュゥべえ「心当たりがあるのかい?」


MD「そう言えば、RBの私物を量産装置に入れてRBを量産化しようとしてたって事を

知ったら、RBのヤツが怒って、美樹さやかの私物を量産装置に入れて…」


キュゥべえ「何でさやかの奴を入れようと思ったんだ!?」


MD「………分からん」
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 16:42:38.55 ID:ujUiF2oG0
ほむら「美樹さやか…あなたはどこまで愚かなの…?」スッ…


甲冑さやかA「何だお前はぁ?」


甲冑さやかB「死にたいのかぁ!?」


ほむら「退きなさい」


甲冑さやかA「!?」


甲冑さやかB「!?」


ドガッシャーン!


農民まどか「す…凄い…!まさかコレは…」


村長まどか「北斗神ry」

キュゥべえ「いや、違うから」
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 16:46:20.33 ID:ujUiF2oG0
甲冑さやかC「ぎゃー!」


甲冑さやかD「にゃー!」


農民まどか「す…凄い!次々とSYK達が倒れていく…!」


村長まどか「まさか…あのお方は救世主?」


ボスさやか「な、何だお前は!」


ほむら「フン、スローすぎてあくびが出るわ」


ボスさやか「私を怒らせたなー!」グワァ!


カチッ


手榴弾ポイ


カチッ


ズガァアアアアアアアアアアアン!!!!!!
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 16:49:11.11 ID:ujUiF2oG0
「ほむら様バンザーイ!」「救世主様ー!」


村長まどか「ありがとう…どうお礼を言っていいのか…」


ほむら「構わないわ…私はあなた達を助けたかっただけ…あ、あと」


村長まどか「え?」


ほむら「私の事は『ほむらちゃん』でいいわ」キリッ
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/09(月) 17:13:13.30 ID:mIiiKGqDO
さすがのほむらも様とか救世主って言い方は照れてはずかしくなったかwwww

にしてもどうやってさやかの私物手に入れたのかwwww
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/09(月) 17:53:26.83 ID:GGGTd1bDO
もしこれがさやかの私物じゃなくほむらのだったら・・・


あ、メガほむ大量生産ならそれもいいかな




>>284
学校で借りたとかじゃね?
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/09(月) 18:12:32.61 ID:mIiiKGqDO
>>285
機械があったのは本部だしさすがにそれは無理じゃね?

もしこれで入れてたのがさやかじゃなくワカメのだったら……ゾッとするな
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/09(月) 18:13:45.18 ID:mIiiKGqDO
sageチェック忘れてたすまんorz
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 20:06:18.35 ID:ujUiF2oG0
杏子「まったく……付き合ってられねぇ」


MD「研究所があったのはこの辺だな」


杏子「早速、探す…うぐっ!?」


杏子「だ、だけど…探す途中に腹が痛くなると……!」


MD「下痢を止める方法が一つだけある」


杏子「何だと!?初めからしろよ!」


MD「するのはいいが、少し激痛が走るぞ」


杏子「え……うぐぅっ!」グギュルル…


杏子「下痢が止まるなら…なんでもいい……!」


MD「そうか…ならば後ろを向け」チャッ


杏子「そ、それは脇差の鞘?」


MD「下痢を止める穴はたった一つ…!!」


杏子「な、何を…」


MD「心霊台!!」


ザスッ!!


アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 20:17:34.69 ID:ujUiF2oG0
杏子「…………」ヒリヒリ…


キュゥべえ「杏子、MDも悪気があってやった訳じゃないんだ……だから…その…」


杏子「………黙って探せ」


キュゥべえ「ハハハ………」
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 20:31:01.48 ID:ujUiF2oG0
キュゥべえの研究所


めぐみ「あれ?」


めぐみ「キュゥべえが居ないな…」


めぐみ「ふぁ〜…よく寝た…」


QB「めぐみ、誰か来たようだよ?」


めぐみ「え?」


めぐみ「どなた?」ガチャッ


まどか「あっ!」


さやか「め、めぐみ!?」


めぐみ「な、何で名前を……」
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 20:41:46.68 ID:ujUiF2oG0
まどか「私は鹿目まどかって言うの!よろしくね、めぐみちゃん!」


さやか「私は美樹さやかって言うの」


めぐみ「へぇー、二人も魔法少女なんだ」


さやか「まぁね、恐らくめぐみよりも強いかもよ?」


まどか「それは無いよさやかちゃん、めぐみちゃんはベテランだから、さやかちゃんより強いよ」


さやか「まどか…事実だとしてもそれはちょっとひどいよ…」


まどか「ティヒヒ!」


遠い惑星でとんでもない扱いを受けてるとは知る由も無いまどかとさやかだった。
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 20:52:01.80 ID:ujUiF2oG0
再び惑星まどか


キュゥべえ「あった!」


杏子「どれだ!?」


MD「あぁ、MTのヤツか」


キュゥべえ「よし、コレを持って本惑星に行こう」


杏子「ほむらはどうするんだよ?」


MD「置いていっても問題は無いだろう」
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 21:07:01.83 ID:ujUiF2oG0
本惑星


杏子「案外近かったな」


MD「Despair勢力が居るから気をつけろよ」


仁美「あら、二人も来てましたの?それと佐倉さんも」


杏子「アタシを知ってるのか?」


仁美「えぇ、まぁ」


MD「RB、CSの研究所にこの二人を連れて行け、私はやることがある」


仁美「そうですか、ではお二人共、私について来て下さいまし」
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 21:44:44.04 ID:ujUiF2oG0
仁美「hopeに政権が戻った後、Despairを支持していた『本部』のメンバーはKLを始めとするテロリスト集団が

毎日、本惑星で争いをしてますの」


キュゥべえ「恐ろしい星になったもんだね」


仁美「ここがCSさんの研究所ですの」


杏子「見事に錆びれてるな…」


仁美「じゃあ、入りますよ」
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 22:06:10.94 ID:ujUiF2oG0
数時間後


MD「…………」


杏子「なんとか治った…」


MD「じゃあ帰るか」


仁美「私も地球に用があるので私もついでに連れて行って下さい」


キュゥべえ「よし、帰る…前に」


キュゥべえ「ほむらを拾いに行かなきゃ」


惑星まどか



キュゥべえ「ねぇ、キミ、ほむらは見かけ無かったかい?」


農民まどか「ほむらちゃんならあの建物に」


キュゥべえ「ほむらー…もう帰る…ん?」



<ココカ!?ココガイインダロウ!?


<アンッ!ハゲシイヨホムラチャン!



キュゥべえ「」
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/09(月) 22:20:51.82 ID:mIiiKGqDO
ほむほむアンタって人はーッ!wwww
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 23:46:35.46 ID:ujUiF2oG0
キュゥべえの研究所


まどか「あっ!そうだ、今、映画のチケットを3枚持ってるんだ!めぐみちゃんも映画を見に行こうよ!」


めぐみ「え?いいんですか?」


まどか「うん!全然いいよ!」


さやか「じゃあ、行こっか」


さやか「ねぇ、まどか…いつから魔法少女になったの?」


まどか「え?宇宙人が襲来した後だよ」


さやか「そ、そうなんだ」


まどか「QBが「いつまた襲来するか分からないから、契約しようよ!」って言ったから…」


さやか(あの淫獣め…)
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 23:53:31.30 ID:ujUiF2oG0
繁華街


めぐみ「ところで、なんて言う映画を見るの?」


まどか「えっと…『奪われたシャンプーハット〜復讐編〜』ってやつ」


さやか「なにそれ…B級映画の臭いがする……」


まどか「とにかく見てみようよ!面白いかもよ?」


めぐみ「そうだね!」
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/09(月) 23:57:15.25 ID:ujUiF2oG0
映画館


さやか「ポップコーン買ってきたよー」


まどか「ティヒヒ!ありがとう、さやかちゃん」


めぐみ「ありがとう」


さやか「感動ストーリーみたいだけど…こんなタイトルのヤツで感動出来る訳ないでしょ…」


まどか「わ、分からないよ!?そんな事!」


めぐみ「取りあえず、見てみようよ!」


さやか「うん、まぁ…見るけどさ…」
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 00:01:37.35 ID:sZ63kAxt0

ジ、ジジーーーー………


めぐみ「あ、始まるよ」


まどか「しっ!静かに…」


さやか「……………」




昨日、僕のタマ○ンをフィリピン人に蹴り潰された。




さやか(どんな状況だよそれ!!!)


まどか「…………」ジー…


めぐみ「…………」ジー…


301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 00:08:31.12 ID:sZ63kAxt0
そして蹴り潰された後、僕のタマ○ンは無くなった。



さやか(タマ○ンの話はもういいよ!!引っ込んだだけだよ!!)



そしてフィリピン人の彼女はこう言った…



「どうです?赤道の上でタマ○ンをケリ飛ばされた気分ワー!?」



さやか(何で赤道の上でフィリピン人にタマ○ン蹴られてんだよ!?)



「き、気持ちいいです…」



さやか(しかも主人公が変態だった!!)



まどか「…………」ジー…



めぐみ「…………」ジー…
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 00:18:02.79 ID:sZ63kAxt0
そんな事はさておき、ここは東京の銭湯。


さやか(さっきのフィリピン人の件は何だったんだよ!?)


まどか「…………」ジー…


めぐみ「…………」ジー…
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 09:51:27.33 ID:jjWS5z0IO
見せられないよ!
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 15:51:54.87 ID:sZ63kAxt0
ごく普通の銭湯に僕は居た。


さやか(って、見えてる!見えてるよ!!アレが見えてるよ!!)


さやか(いくら見る人が少ないからって……!)


まどか「わぁ……///」ジー…


めぐみ「おぉ……////」まじまじ…
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 15:54:41.03 ID:SGHHn+9DO
中学生っていったら一番興味津々な年頃だもんな…
これは仕方ない
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/07/10(火) 16:17:11.21 ID:tlP+UP3jo
べえさんの貞操が危ない
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 16:28:43.76 ID:SGHHn+9DO
下手したらオリジナルまどかの初めても危ない!まどか星でほむらがまどかの味を染めてたらオリジナルに危険が!
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 17:13:33.94 ID:sZ63kAxt0
宇宙空間


キュゥべえ「まったく…」


ほむら「悪かったわ、あの子が告白してきたものだから…」


キュゥべえ「展開が早すぎるよ!」


杏子「まぁ、何はともあれアタシの腹痛も治ったし」


ほむら「所で、あなた達は地球に戻って何するの?」


MD「私達は地球に居るDespair勢力を潰しに行くのだ」


仁美「まぁ、コレは宇宙人同士のいざこざなので、暁美さん達は巻き込めれませんわ」


MD「お前たちは大人しく見てればいい」


ほむら「………」
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 17:14:43.10 ID:tSKTF0TIO
そろそろMDがなんの略かを
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 17:19:37.80 ID:sZ63kAxt0

「アタイ、絶対に許さない!」


「そっ…そのスリッパは……!」



まどか「こ、こんなのって無いよ…あんまりだよ…」ポロポロ…


めぐみ「もうやだ……見てられないよぉ……」グスグス…


さやか(どこで感動してんだか………)
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 17:25:27.13 ID:sZ63kAxt0
>>309

Murder
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 17:31:06.12 ID:SGHHn+9DO
モルダーでいいのか?読み方…XFILEからとった…わけないか
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 17:33:15.06 ID:tSKTF0TIO
マーダー
人殺し
じゃないの?
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 17:34:44.22 ID:sZ63kAxt0
ほむホーム


ほむら「よし、出来たわ」



hope勢力


hope→不明


MD→Despair勢力を鎮圧中


RB(志筑仁美)→MDと共にDespair勢力を鎮圧中


CS→?


MT→氷風呂



Despair勢力


Despair→瀕死の重傷の為、入院中。


KL→反hope活動続行中


ST→不明


DR→不明



QB「よく出来たリストだね」


ほむら「あら、居たの?」


QB「別にキミは首を突っ込まなくていいのに」


ほむら「こういう勢力争いが好きなのよ」ホムッ
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 17:45:50.87 ID:sZ63kAxt0
「一生、豚の餌でも食ってろ!」


「はい!ご主人様!」ムシャムシャ…


「サンタクロースの軍勢が攻めてきました!」


「何ぃ!?アイツら…!」



まどか「うっ……うう……」グスグス


めぐみ「ううう……」エグエグ…


さやか(やべぇ…泣けてきた…)ポロポロ…


さやか(チクショー…こういう作品こそ、いろんな人が見るべきなんだよ…!)グスッ
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 17:58:03.53 ID:SGHHn+9DO
ところで仁美(RB)って何の略がでたっけ?
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 18:06:25.47 ID:sZ63kAxt0
裏路地


MD「………ここなら人目が付かないでしょう、出て来いVl」


Vl「おや?気づいてたんですカ?」


MD「貴様がDespair勢力につくとはな…見損なったぞ」


Vl「そりゃあコッチのセリフですヨ、アナタハ一度Despairに助けられたじゃないですカ」


Vl「せっかく、Despairに地球での93人殺しの汚名を払拭してくれたのニ」


MD「……………」
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 18:09:16.07 ID:sZ63kAxt0
>>316

Robbery
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 18:13:32.75 ID:sZ63kAxt0
MD「余計なお世話だ…あのまま処刑してればよかったものを…」


Vl「じゃあ……ワタシが処刑させてあげましょうカ?」


Vl「HLサンを殺した怒りも含めて、処刑してあげまス」


MD「知ってたのか…」スラッ…
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 18:30:52.39 ID:sZ63kAxt0
数ヶ月前


仁美「はぁ…粛清…ですか…」


HL「えぇ、地球の劣等種族が我が種族を車で轢き殺した様ですから…」


仁美「しかし…あれはどう見ても事故ですの」


HL「RB、お前は私の指示に従ってたらいいんですよ」


HL「まぁ、嫌と言うなら鹿目まどか、美樹さやかとか言う鬱陶しい人間をお前の目の前で脳天をぶち抜いて

やってもいいんですよ?」


仁美「…………ッッ!」ギリッ


HL「何です?何か文句でもあるんですか?」


仁美「………いえ」


HL「では早速、その劣等種族の仲間を女、子供構わず皆殺しにしちゃってくださーい☆」


仁美「……………分かりましたの」
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 18:36:06.20 ID:sZ63kAxt0
ザァァァ……


仁美の周りに大量の死体があった。


仁美「…………」


MD「な、何をやってるんだ…RB…?」


仁美「……………」


MD「………とにかくRB、お前は逃げろ!」


仁美「え?し、しかし…」


MD「いいから!」


仁美「で、出来ませんの!」


MD「うるさい!行けっ!早く!」


仁美「……………ッ!」ダッ!



MD「…………Despair」


Despair「とんでもない事をしてくれましたね……」
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 18:42:21.01 ID:sZ63kAxt0
『本部』


HL「トンデモない事をしてくれました…ねっ!!」ドガッ!


MD「!」


MD「………!」キッ!


HL「何ですか…?その目はぁ…あぁ!?」ドゴッ!


MD「ッ!」


HL「まったく…このクソメス豚がぁ…!」ガッ!


MDの髪を強引に引っ張り、HLがMDの耳元で囁く。


HL「お前のせいでRBを陥れられなかったじゃないですか…!」ボソッ


MD「このクソ野郎…!」


ドガッ!


MDはHLの右腕のショットガンの銃身で思いっきり顔を殴られる。


HL「口の聞き方に気を付けて下さいよ、ぶっ殺しますよ?」


MD「………!」
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 18:48:45.57 ID:sZ63kAxt0
Despair「まぁ、いいじゃないかHL」


HL「ですがお姉さま…」


Despair「MDは『本部』の中でも実力者だ、普通なら処分してますが、処分するのが惜しい」


Despair「そうですね、特別にMDをHLの犬にしてあげましょう」


HL「こんなキッタナイ犬、要りませんよ」


HL「こんな無愛想なヤツ、飼うヤツなんて一人も居ませんよ」


MD(………クソッ…)


Despair「じゃあ、あなたが第一号になればいいじゃないですか」


HL「ハァ…分かりましたよ…おい駄犬、さっさと来て下さい」ガシッ!


HLは再び、MDの髪を強引に引っ張り、そのまま歩く。


MD(クソッ…!屈辱だ…!)


その後、HLとMDは共に行動する事になった。
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 19:03:27.55 ID:sZ63kAxt0
MD(この話をしても、Vlは信じないだろうな…)


Vl「それでは…行きますヨ?覚悟はいいですカ?」



MD「……………」スッ…
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 19:15:31.01 ID:sZ63kAxt0
Vlの右腕が光で出来たチェンソーが現れ、それをMDに切り付ける


それをMDは刀で防御をして、キィィィィィン!と火花が散る。



Vl「ククク……」


MD「でやぁ!」


ガキンッとチェンソーを払いのける。


Vl「その体制になるとスキだらけですヨ!」


MD「!」


チュン!ギィン!チュィン!と音をたてながらMDとVlの刀とチェンソーで攻防が始まる。
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 19:24:09.89 ID:sZ63kAxt0
まどか「面白かったねー、あの映画」


さやか「感動ものだよ!」


めぐみ「続編も観たいですねー」


まどか「ん?」


キィン!チュイン!ギュイン!


MD「クッ!」


Vl「どうしましタ!?動きが遅くなって来ましたヨ!」


まどか「MDさん!?」


Vl「ン!?増援ですカ――」


Vlが後ろを振り向いた瞬間、MDはVlの首を刀ではねた


Vl「あー…しくじっちゃっター」


Vlの首はズルリッとズレて、血が吹き出して後ろへ倒れる。


MDはまどか達にVlの首を斬った後、素早くまどか達の前に立った為、まどか達からでは死体が

見えない。


MD「あっさりと倒せたな…」


さやか「その人誰ですか?」


MD「Despair勢力の一人だ」
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 19:53:05.70 ID:sZ63kAxt0
研究所


マミ「なるほど、つまりDespair勢力は私達hope勢力を円環の理に導く為に…」


キュゥべえ「いや…hope勢力って…別にマミはhope勢力でも何でもないだろ?」


MD「何を普通にコッチの勢力に入ってるんだ」


ほむら「しかし、Vlを倒したのは流石よ、アイツは厄介だからね」


MD「お前もか」


キュゥべえ「まぁ、いいじゃないか…二人共、そう言う年頃なんだから」
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 20:00:34.37 ID:sZ63kAxt0
仁美「Despair勢力の拠点を見つけましたわ…って、あら?二人共…」


マミ「ご苦労様RB、じゃあどうする?早速攻める?」


ほむら「いや、正面から行くのは危険よ、ここは少し……」



仁美「この二人もhope勢力に入りましたの?」ヒソヒソ…


MD「知らん、勝手に入ってきたんだ」ヒソヒソ…


キュゥべえ「正式には入って無いね…」ヒソヒソ…
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 20:04:00.89 ID:SGHHn+9DO
マミさんは好きそうだから入るのはわかるがほむほむまで……
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 20:06:42.97 ID:sZ63kAxt0
めぐみ「ただいまーキュゥべえって…誰?」


ほむら「あなたが浅井めぐみね、私は暁美ほむら、通称、HA」


マミ「あなたと会うのは始めてかしら?私は巴マミ、通称、MTよ」


キュゥべえ「めぐみ、彼女達の事は普通の名前で呼ぶんだ、いいね?」


めぐみ「うん、分かった、よろしくね!マミさん!ほむらさん!」


マミ「…………」


ほむら「…………」
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/07/10(火) 20:08:41.19 ID:FEwXF9w4o
マミさん氷風呂
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 20:10:56.30 ID:sZ63kAxt0
本惑星の研究所


MT「!」


CS「どうした小僧…」


MT「……何か名前を勝手に使われた気がする!」
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 20:16:55.20 ID:sZ63kAxt0
某工場


仁美「じゃあ、乗り込みますの」


MD「じゃあ私は裏から入る」


キュゥべえ「僕は地下から潜入するよ」


マミ「甘いわね…」フッ…


MD「あぁ?」


マミ「この工場は既にもぬけの殻よ」バァーン!


MD「………RB、QB、さっさと行くぞ」


仁美「はいですの」


キュゥべえ「マミは大人しく待っててね」


マミ「まったく…これだから素人は…」←※素人
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 20:17:20.19 ID:SGHHn+9DO
MTじっさいにいたのか
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 21:35:59.59 ID:sZ63kAxt0
工場内


キュゥべえ「何とか潜入出来たね……」


キュゥべえはポケットの中から45口経の拳銃を取り出した。


キュゥべえ(誰かの話し声が聞こえる…)


ST「全部運び出せ…そうだ…全部だ……」


キュゥべえ「あれはST…彼女もDespair勢力に加わったのか」


キュゥべえ「数人居るな…MDかRBが来るのを待とう…」


カランッ


キュゥべえ「」


ST「誰だ…!」
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 21:41:13.53 ID:sZ63kAxt0
猫「」ニャー…


ST「猫……!」


「ちょ!STさん!?どこに行くんですか!?」


「コレどうするんですか!?」



ST「怖くない……怖くないよ…?」チチチ……


猫「」ニャー…



キュゥべえ(はぁ…助かった…)
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 21:45:00.94 ID:sZ63kAxt0
ST「にゃー…にゃー…にゃー…」


猫「」ニャーン…


ST「にゃー?にゃー…」


キュゥべえ(今の内に…!)


カコンッ!


ST「誰だ?」


キュゥべえ「にゃ…にゃーん…」


ST「………?」


ST「お友達?」


猫「」ニャー…


ST「あはは…そうなんだにゃー…」


キュゥべえ(助かった…)
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 22:06:19.51 ID:sZ63kAxt0
今、猫と戯れているのは黒い半袖の服を着て、黄色と黒が入ったスカートを履いていて、黒いニーソックスを履いた

やや黒色の金髪でおかっぱ頭の陰気そうな少女、胸はまな板同然。

彼女はhope勢力の幹部を暗殺した事がある、出来れば敵に回したくない。


ST「にゃ?にゃーん?」


キュゥべえ(あれがDespair勢力の主砲だなんて信じられないけど、彼女の恐ろしさを知ってるのは僕だ!)


ST「にゃにゃーにゃーん……」


猫「」ニャー ニャー


ST「にゃん!」ギュッ


猫「」ニャー!


キュゥべえ「よし!抜けれた!」


キュゥべえ「後は、あのコンテナの中を調べれば…!」
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 22:18:52.56 ID:SGHHn+9DO
STとほむほむどっちが胸でかiザク
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 22:19:32.30 ID:sZ63kAxt0
ST「にゃー…にゃー!にゃ?」ピーガガガ……


ST「もしもし?…」ピッ


「STさん、誰かが潜入した後があります、どうしますか?」


ST「辺を強化するにゃー…」


「にゃ、にゃー?わ、分かりました!」


ST「行こっか…」ヒョイ


猫「」ニャ?


ST「にゃー…にゃー…にゃー…にゃー…」
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/10(火) 22:56:27.50 ID:sZ63kAxt0
MD「………警備が強化されたな…」


MD「ん?」


仁美「あ、MDさん」


MD「RBか…QBは?」


仁美「上手く潜入出来たようですわ」


ST「あー…」


ST「しんにゅーしゃさんはっけーん…」


MD「!」


仁美「ST!?」
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 07:11:09.69 ID:xPQUL6LI0
sanctuary、通称、ST。


元本部の上位メンバーで、『本部』の中では一番、純粋でもあり残忍である、彼女の情報は殆ど無い。

武器は鉈。猫と山菜が大好き。
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/11(水) 08:22:06.75 ID:mAfAWn/Ko
鉈とかひぐらし最強武器じゃないですかー
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/11(水) 10:10:10.82 ID:9y60JfSDO
STさんをレ●と呼ぼう
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 14:53:30.13 ID:xPQUL6LI0
ST「たーのしい、楽しい、理科のじっけーん」ジャキッ


MD「うっ…相変わらず、無駄にでかい鉈だ!」


仁美「に、逃げますわよ!」


MD「な、何でだ!?貴様の大剣があれば……」


仁美「大剣を忘れて来てしまいましたの〜!」


MD「な、何ぃいいいいいい!?」


ST「じんたーいかいぼーう!」ダッ!


MD「く、来るぞ!」
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 15:01:54.24 ID:xPQUL6LI0
マミ「騒がしいわね…」


ほむら「巴マミ、遅くなったわね、他のみんなは?」


マミ「既に工場の中よ、何か物音がするけど」


ほむら「…………」


ガゴンッ!ガン!ドン!


ほむら「コンテナが落ちる音…?」


マミ「え?」
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 16:09:38.88 ID:xPQUL6LI0
キュゥべえ「そうだ、久々にラジコンを使おう」


キュゥべえ「何も僕直々に行かなくても、契約用個体で偵察すればいいじゃないか」カチッ


QB「呼んだかい?」


キュゥべえ「コンテナの中を調べに行ってくれ」


QB「ぼ、僕が?」


キュゥべえ「嫌かい?」チャキッ


QB「じゅ、銃を収めてくれ…わかったよ、行ってくるよ」
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 18:22:47.89 ID:xPQUL6LI0
QB「くそう…何で僕が…」


QB「…………」ソロ〜…


「何か奥で凄い音がしたぞ?」


「侵入者かもしれない!行くぞ!」


ドカドカドカ……


QB「ふぅ…」


QB「さてと、コンテナの中を調べるか」


QB「………?」


QB「コレは…核ミサイル?」


QB「………見たところ数発あるな」


QB「Despair勢力はコレで何をする気だろう…まぁ、だいたいは予想がつくけどね」
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 18:29:27.61 ID:xPQUL6LI0
MD「ゲホッ!アイツ…滅茶苦茶しやがる…!」


仁美「コンテナを崩すなんて…!」


ST「あそぼーよ」バッ!


MD「! RB!横だ!」


仁美「!」バッ!


仁美はとっさに右腕でSTのキックをガードしたが、メキメキッ!と音がして、仁美の顔が苦痛で

歪む。


仁美「ぐぅ!」ズザァァァ!


ST「えへへ……」ニコニコ


仁美「ぐっ……ま、マズイですの…!」


ST「ん?」カランッ


ドガァアアアアアアアンッ!!!!!


ST「うわ!」


仁美「な…何ですの?」


ほむら「助太刀が必要かしら」


仁美「暁美さん!」
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 18:48:31.68 ID:xPQUL6LI0
MD「暁美ほむら!貴様は先にキュゥべえと合流しろ!」


ほむら「って、事は私をhope勢力に加えるって言う意味でいいかしら?」


MD「………ええい!分かった!加えるから行ってこい!」


ほむら「了解よMD」ダッ!


MD「何で人間が宇宙人同士のイザコザに巻き込まなければならないんだ!」


ST「いたーい……」


猫「ニャー…ニャー…」プルプル…


ST「!? 大丈夫?酷い怪我…」


猫「ニャー…」


ガッシャアアアン!!!


STが猫の元に行こうとしたら、上からコンテナが崩れ落ちて猫はコンテナの下敷きになった。


ST「!?」


Desupair勢力と思われる黒い軍服の男達がコンテナを落としたようだった。

まさか、猫を下敷きにしたとは知らずに軍服の男達はSTに話しかける。


ST「…………」ワナワナ…


MD「ま、マズイ!逃げるぞ!」ダッ!


仁美「は、はいですの!」ダッ!


「侵入者だ!追え!」


ST「〜〜〜〜〜!」ポロポロ…


「STさん!何故、泣いてるんです!そんな事をしてる場合じゃ……」


ズバッ!


「あれ?」


軍服の男は不抜けた声を出して、口から上が無くなって後ろへ倒れた。
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 18:59:09.42 ID:xPQUL6LI0
「は、はひ!?STさん!?」


「い…一体、どうなされたのです!?」


ST「この無能共がァ…!」


「う…うわああああ!!!た、助け!」


ザクッ!ドスッ!


「ご…あお…!」


ドサッ


「ひ、ヒィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!」


「うわぁあああああああああああああああああああああ!!!!!」



ST「クソボケの無能共がァ…!」


ST「テメェらのクソ汚ったねぇ肉塊で俺様の友達の墓ァの一部になるんだ…感謝しな…!」


さっきまでの性格や口調や一人称まで180度変わったSTは鉈を持って、自分の仲間を

虐殺しに行った…。
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 19:11:00.44 ID:xPQUL6LI0
ぎゃあああああああああああああああ!!!!


MD「だからマズイって言ったのに…」


仁美「相変わらずの豹変ぶりですわ」


MD「アイツは昔から友達が居なかったみたいだしな…」


仁美「あんな性格じゃ…ねぇ?」


MD「とっととキュゥべえと合流するぞ」
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 19:23:06.08 ID:xPQUL6LI0
仁美「プッ!キュゥべえって…QBとかしか呼ばなかったあなたが…キュゥべえって…」


MD「…………」


MD「な…慣れだ……」


仁美「そうですか」クスクス…
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 19:41:17.12 ID:xPQUL6LI0
MD「キュゥ…コホンッ…QB!」


キュゥべえ「やぁ、遅かったじゃないか」


ほむら「このコンテナの中に核が入ってるらしいわ」


仁美「核ですって!?」


MD「核か…Despair勢力の連中が考えそうな事だ」


MD「この後、hope勢力が集めたグリーフシードをメラニン星人に売り捌いて軍資金にする予定だったが…

仕方がない、一回、本惑星に核を持っていってから売り捌くか…」


ほむら「グリーフシードを売り捌く?」


MD「宇宙ではグリーフシードは高値で売れるからな、遠い星から地球にわざわざやって来て乱獲してる

宇宙人が増えたみたいなんだ」


ほむら「あぁ、だから最近、魔女が少ないのね」


MD「お前達、魔法少女は困るかもしれんがな」


ほむら「それなら大丈夫、無限に使えるグリーフシードをキュゥべえが開発したから」


MD「何ぃ?本当か?」


キュゥべえ「正確に言うと、CSの情報を元に作ったんだけどね…」
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 20:09:09.78 ID:xPQUL6LI0
マミ「やったわ!Despair勢力の一人を捕まえたわ!」


ST「……………」


MD「うわっ!そいつって…寝てるのか?」


ST「スー……スー……」


仁美「どうやら暴れ疲れて寝てるようですわ」


マミ「これで私もhope勢力の一員ね!」


MD「いや、何でだよ!」


ほむら「で?どうするの?この子」


MD「…………巴マミ、hope勢力に加えてやるから、そいつを責任を持って拘束しろ」


マミ「分かったわ、MD!」


MD「……………」
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 20:33:52.28 ID:xPQUL6LI0
ST「…………ん?」


ST「わぁ…すっごーい!お花畑だー!」


ST「あ…キミは…!」


猫「やぁ」


ST「何で…?アレは夢だったの?」


猫「いや、紛れも無く事実だよ、私はあの時、キミの目の前で死んだ」


ST「ごめんね、キミの復讐が出来なかった…」


猫「ううん、いいの」


猫「キミとの短い時間は楽しかったよって、言いたかったの」


ST「そうなんだ…エヘヘ…嬉しいな…」


猫「私はあの世に行っちゃうけど、ずっと友達だよ!」


ST「うん!友達だよ!」





ST「―――――ん?」



マミ「め、目を覚ましたわね!Despair勢力の一人め!」


マミ「さ、さぁ!Despair勢力の情報を吐いて貰うわ!」


ST「夢オチ……」
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 20:42:22.24 ID:xPQUL6LI0
ST「…………あなたは誰?hope勢力?」


マミ「ま、まぁね!」


ST「ここはあなたの部屋?」


マミ「う、うん…」


マミ「そんな事より、DeSpair勢力の情報を…!」


ST「そこのケーキを食べさせてくんないと、喋ってあーげなーい」


マミ「むっ…しょ、しょうがないわね…」
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 21:13:36.31 ID:xPQUL6LI0
マミ「ほら…(渾身の手作りなのに…)」


ST「あーん……」


マミ「………」ドキドキ…


ST「………」パクッ


マミ「ど、どうかしら?」


ST「うん、凄く美味しいよ」


マミ「ほ、本当!?」


ST「うん」


マミ「こ、コレ手作りなの!」


ST「へぇ〜…上手だね!」ニコッ!


マミ「」マミーン!


マミ(ハッ!だ、駄目よ…この子は敵なんだから…)
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 21:58:21.48 ID:xPQUL6LI0
研究所


キュゥべえ「大丈夫かな?マミにあの子を任せて」コノコムスメメ!マンビキナンザショッテー!


MD「大丈夫なんじゃないの?」アタイナニモヤッテナイ!


キュゥべえ「だったらいいんだけど……」ナニヲー!コウシテクレルワー!


MD「チッ…この時間帯だと、面白いのはやってないな…」アンッ!キモチィィ!


MD「ま、今回の騒動は私達に任せておけ、お前達は平穏な日常を過すがいい」ピッ


MD「私はあの大量の核を惑星に持っていくから、早く行かなければな」スッ…


キュゥべえ「うん、それじゃあ」



キュゥべえ「MDは忙しそうだな…」


キュゥべえ「おや?この白兎の人形…どこかで…」


キュゥべえ「う〜ん……思い出せない…」
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 22:07:31.61 ID:xPQUL6LI0
仁美「全部輸送機に核を入れましたわ」


MD「丁重に扱えよ、宇宙空間で暴発なんざシャレにならん」


仁美「何も忘れ物とかありませんの?」


MD「安心しろ、全部このバックに…」


MD「あっ!!!!」


仁美「ど、どうかしましの?」ビクッ!


MD「い、い、いや、何でも無い…」


仁美「お顔が真っ青ですわよ…」


MD「な、何もない…た、た、た、ただの発作だ…」


仁美「発作?」
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/12(木) 00:42:52.62 ID:WzMFL+X60



めぐみ「ふぁ〜…おはよう、キュゥべえ」


キュゥべえ「あぁ、おはようめぐみ」


めぐみ「あれ?兎の人形なんてあったっけ?」


キュゥべえ「あ!思い出したよ!コレはMDの抱き枕だ!」


めぐみ「え?MDって…あの金髪ショートヘヤーでクールそうな女の人?確かキュゥべえの同僚の…」


めぐみ「コレを抱いて寝るのか…意外だなぁ…」


めぐみ「あっ!そうだ!」


めぐみ「ねぇ!キュゥべえ!この人形持っていっていい!?」


キュゥべえ「構わないよ、あ、MDの物だからね、大切に使っておくれよ」


めぐみ「わかってるって!」
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/12(木) 06:53:23.18 ID:WzMFL+X60
さやか「何?めぐみ?話があるって…」


めぐみ「うん、実はコレなんだけど…」


まどか「わぁ…可愛い人形だね、めぐみちゃんの?」


めぐみ「違うんだよ、それが」


まどか「え?じゃあ…誰の?」


めぐみ「MDって言う人の物なの!」


さやか「ええええええ!?MDの!?」


まどか「そう言えば、コレを抱いて寝てたとか…」


さやか「そうか、コレがあの…」


ほむら「面白い物を持って来たわね、浅井めぐみ」


まどか「ほ、ほむらちゃん!?いつの間に…ってゆうか近い…」


ほむら「コレであの女の化けの皮を剥がしてやるわ」
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/12(木) 09:39:41.76 ID:WzMFL+X60
MD「アレが無かったから、眠れなかった…」


MD「どこに置いたんだっけ…」


ほむら「何を探してるの?」


MD「……別に何でもいいだろ」


ほむら「もしかして…コレかしら?」


MD「!? な、何故…貴様が…」


MD「か、返せ!」バッ!


ほむら「ヤダ」サッ


MD「じゃあ、どうしたら返してくれるんだ」


ほむら「ある事をやったら返してあげるわ」


MD「は?」
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/12(木) 09:45:33.41 ID:WzMFL+X60
MD「ある事…?」


ほむら「愛の告白をすれば返してあげるわ」


MD「だ…誰に…?」


ほむら「キュゥべえによ」


MD「………実力行使がいいか?」スラッ…


ほむら「やってみなさい、斬ったらこのウサちゃんの命も無いわ」


MD「クッ…」チンッ


ほむら「さぁ選びなさい、告白するか、告白するべきか」


MD「そんな理不尽な選択肢は始めて聞いたぞ……」
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/12(木) 09:51:43.06 ID:WzMFL+X60
ほむら「さぁ、どうするの?」


MD「新しいのに買い直せばいい」


ほむら「……ヘタレね」


MD「何故、好きでもない奴に告白しなければならないのか理解に苦しむ」


ほむら(完全に一蹴されてしまったわ…もっと顔を真っ赤にしてテンパるかと思ったのに…)
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/12(木) 09:59:17.15 ID:WzMFL+X60
ほむら「仕方が無いわね……この人形に手榴弾を詰めて…」


MD「おいバカ止めろ」


ほむら「何で?」


MD「何だっていいだろう」


ほむら「買い直すんじゃなかったの?」


MD「そりゃ……あぁ、買い直すとも」


ほむら「あらそう、じゃあこの人形は…」


MD「止めてくれ」


ほむら「…………」ニヤッ…


MDは顔を伏せた。
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/12(木) 13:48:10.13 ID:WzMFL+X60
MD「分かった…勘弁してくれ…」


MD「ちょっと待ってろ…CSを呼んでやる…」


ほむら「?」
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/12(木) 13:56:00.25 ID:WzMFL+X60
30分後…


CS「なんじゃ」


ほむら「MDが言うには、いろんな人に変身出来る物を開発したって本当かしら?」


CS「もちろんじゃ、何だ?信用してないのか?」


ほむら「当たり前よ、そんな胡散臭い物」


CS「だったら試してみろ!」


ほむら「そうさせてもらうわ」



ほむら「す…凄い…!本当にまどかに変身出来た!」


CS「どうじゃ、コレがあればDespair勢力の一人に化けて奴らのアジトに侵入することも…」


ほむら(早速、家に帰って鏡の前で……うへへへ……)


CS「………まぁ、つまり結論を言うとじゃな…ん?」


CS「………居ない」
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/12(木) 18:04:52.57 ID:WzMFL+X60
私、美樹さやかはイタリアの地に立っている。


どうやってイタリアに来たかと言うと、突然やって来たCSと言う宇宙人が

テレポート装置の実験と言うので、イタリアに行きたかったので、イタリアにテレポートさせてもらった。

イタリアのヴェネチアに来た筈なのに周りは砂しかない、つまり砂漠だ。



さやか「う〜ん…おかしいな…ヴェネチアってもっとこう…川とかあって雰囲気のいい都ってイメージだったのだけど」


さやか「ここまで地球温暖化が進んでるのか……」


さやか「おや?ピラミッドだ、イタリアにあったっけ?まぁいいや」


私は重要な事を考えて無かった、どうやって帰るのかを。
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/12(木) 18:11:05.01 ID:WzMFL+X60
さやか「ヒャ〜…暑い…こうも暑いとは…」


さやか「まさかイタリアがこうも暑いとは思わなかったよ…」


さやか「あっ!自動販売機!」


さやか「よかったー!助かったー!」


ゴンッ!


さやか「痛た…よく見たら岩じゃん……」


さやか「よーく考えてみたら私、財布持ってきてなかったんだ…」
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/12(木) 18:12:05.39 ID:8rVkFnvDO
シリアじゃなくてよかったなww
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/12(木) 18:20:59.92 ID:WzMFL+X60
キュゥべえの研究所


キュゥべえ「マミはどうやらSTのワガママに苦戦してるようだね」


MD「まぁ、ああいう奴だったからな」


MD「しかし、魔法少女を契約する必要も無くなったし、貴様はお払い箱かもな」


キュゥべえ「まぁ、僕はあの個体を操作して指示を出すしか能が無いからね…」


キュゥべえ「僕はhope勢力だけど、あまり戦力にはならないし…」


キュゥべえ「確実にお払い箱だね」


MD「まぁ、のんびりと暮らすのも悪くないだろう、コッチの事は心配するな」


キュゥべえ「そうだね…CS?どうしたんだい?」


CS「さっきの青い髪の嬢ちゃんをテレポートさせた途端に、この装置が壊れてしまったんじゃよ

このポンコツめ!これじゃあ、あの嬢ちゃんを戻せない」


MD「まったく…仕方が無いな、どこに転送したんだ?」


CS「イタリアのヴェネチアとか言う所じゃよ」


MD「分かった、じゃあ今から美樹さやかを拾いに行く」


CS「頼んだよ」
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/12(木) 18:34:34.78 ID:WzMFL+X60
ほむホーム


ほむら「ぜぇ…!ぜぇ…!」


ほむら「ぜぇ…!み、水……」ゴクゴク…


ほむら「ぷはぁ!ハァ…ハァ…!」


ほむら「まさか私の手芸がここまでとは…自分の才能が恐ろしいわ…」


ほむら「しかし、本当に、まどかに変身出来るとは…さすが宇宙の技術力」


ほむら「声もまどかだったら完璧だったけど…まぁ、贅沢は言ってられないわ」


ほむら「さてと、二回目の探検しましょう…」


ほむら「今度は中指を使って…」
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/12(木) 18:40:21.58 ID:WzMFL+X60
まどか「あれ?MDさん?どこに行くんですか?」


MD「イタリアに飛ばされた美樹さやかを拾いに行く、貴様もどうだ?」


まどか「えぇ!?さやかちゃん、何でイタリアに飛ばされたんですか!?」


MD「それを話すと長くなる…」


まどか「私も行きます!」


MD「そうか、じゃあ早速、宇宙船に乗ろう」


MD「宇宙船に乗って行けば2分で行けるからな」
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/12(木) 18:50:38.52 ID:WzMFL+X60
私はエジプトのカイロを抜けて東に向かった…この時も私はイタリアと勘違いしていた。


さやか「イタリア人って肌が少し黒いんだな〜」


ヒッチハイクなどを繰り返し、そして私はなんやかんやでヨルダンに到着した、最悪だ。


しかし私は、この後に及んでまだ勘違いをしていた。


さやか「う〜ん…ここはどこだろう…オーストリア?」


さやか「それにしても、いいのかな?パスポートも持たずに入っちゃったけど…」


さやか「あのヒッチハイクした車の人達は別に構わない的な事を言ってたし…」


さやか「ま、いいか、気にしないでおこう」
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/12(木) 19:01:40.22 ID:WzMFL+X60
ヴェネチア


まどか「うわー!綺麗だな〜!」


MD「ここから美樹さやかを探すのか…面倒だな…」


まどか「さやかちゃん、大丈夫かな?」


MD「まぁ大丈夫だろう、鹿目まどか、私から離れるなよ」


まどか「分かってますよ!」キラキラ…


MD(旅行気分だな…)
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/12(木) 19:10:20.83 ID:WzMFL+X60
キュゥべえの研究所


ほむら「何ですって!?まどかがイタリアに!?」


キュゥべえ「うん、MDがそう連絡してきたよ」


ほむら「き…危険だわ!イタリアにまどかを行かせるなんて!」


キュゥべえ「キミが行くと余計に危険になると思うけど…」


ほむら「キュゥべえ!早く、宇宙船を用意しなさい!」


キュゥべえ「まったく…CS、宇宙船は借りるよー」


CS「おー、壊すんじゃないぞ」


ほむら「あ、その前に、少しの間、この前のブツは借りておくわ」


CS「返せよ…必ずな」
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/12(木) 19:25:18.69 ID:WzMFL+X60
キュゥべえ「よりにもよって、スペインに不時着してしまった…」


ほむら「何で不時着するのよ…」


キュゥべえ「だってCSがフラグを立てるから…」


キュゥべえ「仕方がないからフランスを越えて、イタリアに行ってMDと合流しよう…」


ほむら「宇宙船はどうするの?」


キュゥべえ「スペインに居るhope勢力の誰かに直してもらう事にするよ…無線持ってきてよかった…」
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/12(木) 23:46:15.28 ID:WzMFL+X60
私はヨルダンの市街で大規模なデモ集団と遭遇した。


さやか「何だろうあれ?祭りかな?」


何故か祭りと勘違いして、私はデモ集団に紛れ込んだ。

今思えば何故、デモ集団の人達は不自然に思わなかったんだろう。
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/12(木) 23:56:41.46 ID:WzMFL+X60
キュゥべえ「さてと、フランスを越えるよ」


ほむら「その間は暇ね」


キュゥべえ「う〜ん、そうだ!少し思い出話しをしてやろうって………何かあったっけ?」


ほむら「MDとはどうやって知り合ったの?やっぱり職場?」


キュゥべえ「いや、幼馴染だよ」


ほむら「じゃあ、MDと始めて会った話し」


キュゥべえ「え〜?本当にコレでいいのかな…MDに悪いかも…」


ほむら「構わないわよ、今は居ないんだし」


キュゥべえ「ま、いっか…」


キュゥべえ「僕達が小学5年の時にね、MDが男の子達にイジメられてたんだ」


ほむら「あなた、イジメられてたの?」プッ


キュゥべえ「『MD』が」


ほむら「え?」
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/13(金) 00:10:01.53 ID:wQeufuEa0
男の子A「やーい!この泣き虫!」


男の子B「お前はいつまでたっても泣き虫だな!」


MD「グスッ…ふぇぇん……」


男の子C「ホラ、早く立てよ!ドッジボールの続きやろうぜ!オラ!」ビュッ


MD「!」バコッ!


男の子B「顔面だからセーフだ!運がいいなお前!」


MD「うぇぇんん…お母さん…お父さん…」グスグス…


男の子A「ヘッ!お前のかーちゃんもとーちゃんも助けて来ねーよ!」


男の子B「だって、デコイ星人に殺されちゃったもんな!」


男の子C「ぎゃははははは!ダッセー!デコイ星人如きに殺されるなんてー!」


MD「うぅぅぅぅぅ…………!」ポロポロ…


キュゥべえ「止めろ!」


男の子A「ん?誰だよお前ー」


男の子B「俺はコイツと遊んでるんだ、邪魔するな」


キュゥべえ「何が遊びだ…!その子が泣いてるじゃないか…!」
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/13(金) 00:18:29.74 ID:wQeufuEa0



キュゥべえ「確か、その時かな?MDと始めて会った瞬間は」


ほむら「ふーん、意外ね」


キュゥべえ「何が?」


ほむら「MDって冷静でいつも人を見下した感じがある性格だったから」


ほむら「まさか、イジメられてたとは…」


ほむら「で?あなたが登場して、どうしたの?」


キュゥべえ「う〜ん、腹に3発ぐらいローキックして、顔をボコボコにした

記憶がちょっと残ってる…」


ほむら「容赦ないわね…」


キュゥべえ「まぁね…ガムシャラだったから…」
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/13(金) 00:33:16.20 ID:wQeufuEa0



キュゥべえ「帰れ!」


男の子達「「「ひぃぃぃぃ!!!」」」


キュゥべえ「ふぅ、大丈夫かい?」


MD「え、えっと、えと、あの、その…」オロオロ…


キュゥべえ「大丈夫かい?はい、ハンカチ」


MD「え?あ…ありがとう……///」


キュゥべえ「どういたしまして」


MD「わ、私…普通に男の子と話すの始めてだから……///」


キュゥべえ「え、お、男?は…はは…そ、そうなんだ…」


MD「あれ?違うの…?」


キュゥべえ「う、うん…」


MD「ご、ゴメンナサイ!」


キュゥべえ「あ、謝る事なんて無いよ!気にしてないから!」
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/13(金) 00:33:27.05 ID:oTBfGzAHo
>>382
ローキックは足とかの低い位置蹴るキックだから腹までは行かないと思うが
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/13(金) 00:37:20.62 ID:wQeufuEa0
>>384

今さっき気づきました、普通のキックでお願いします。
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/13(金) 00:43:44.45 ID:wQeufuEa0


ほむら「あら、女の子だったの?」


キュゥべえ「まぁね」


ほむら「…………」サワッ


キュゥべえ「あひゃ!」


キュゥべえ「どこ触ってんの!」


ほむら「確かめただけよ、で?」


キュゥべえ「…まぁ、それでMDを守ってやったのはいいけど、あの男の子達は言うことを

聞かなくてね…」


ほむら「ほぅ…」ホムゥ…
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/13(金) 00:53:48.93 ID:wQeufuEa0



キュゥべえ「散れ!」


男の子達「「「びぇぇぇえええええんん!!!」」」


キュゥべえ「ふぅ、疲れた…」


MD「……うぅ……」グスグス…


キュゥべえ「大丈夫かい?」


MD「ごめんね…ヒック…わ、私…弱いから……」


MD「ま、また…迷惑かけちゃった…」


キュゥべえ「迷惑だなんて…そんな事ないよ?」


MD「で、でも……」


キュゥべえ「大丈夫、キミが強くなるまで僕が守ってあげるよ!」


MD「う…うん!ありがとう!」
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/13(金) 02:43:07.41 ID:xU4zjluDO
べえさん女だったのか…
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/13(金) 05:39:42.29 ID:wQeufuEa0



ほむら「二回目はどう撃退したの?」


キュゥべえ「エルボーと頭突きをやったのを覚えてる」


ほむら「本当に容赦無いわね…」


キュゥべえ「その時もガムシャラだったから……」
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/13(金) 05:51:54.93 ID:wQeufuEa0
キュゥべえ「まぁ、それからMDを守り続けたんだ」


ほむら「で、どうして、あんな性格になったのかしら?」


キュゥべえ「そうだな…あれは、僕やMDが『本部』に入ってから五日目だったかな?」


キュゥべえ「確か、なんとかっていう宇宙人と戦ってて、MDがその宇宙人の攻撃が当りかけたから僕が

守った時かな…」
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/13(金) 06:02:02.13 ID:wQeufuEa0


MD「嫌だぁ…死んじゃやだよぉ……」グスグス…


MD「何で…私は守られてばかりなの…?」


hope「MD、QBの治療は私達に任せて…あなたはもう帰りなさい」


MD「hope……」グシッ…


MD「hope…頼みがあるの…」


hope「何です?」


MD「私…変わりたい!変わって…今度は私がQBを守る立場になりたい!」


hope「………じゃあ、殲滅部隊にでも入隊しますか?」


MD「…………はい!」
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/13(金) 06:07:58.46 ID:wQeufuEa0


ほむら「殲滅部隊?」


キュゥべえ「当時は地獄のような部隊だったらしいよ?今は分裂して機能してないけど」


キュゥべえ「休み無しで惑星を滅ぼすーっていう部隊だったっけ?まぁ、その部隊に入った人は

性格とか変わっちゃった人が何人か居るらしいけど」
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/13(金) 06:11:44.75 ID:wQeufuEa0
キュゥべえ「まぁ、見事に性格が変わったね、彼女は」


ほむら「そうなの」


キュゥべえ「僕を頼らなくなったし、逆に守る立場になったし、もう退かないし、媚びないし

省みなくなったね」


ほむら「どっかで聞いたセリフね」
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/13(金) 22:58:03.46 ID:wQeufuEa0



キュゥべえ「なんやかんやでフランスに来れたね」


ほむら「疲れたわ…」


キュゥべえ「おや?アレは…」


MD「何だ、お前達…来てたのか」


キュゥべえ「イタリアに行ったんじゃなかったけ?」


MD「もしや、美樹さやかはフランスに行ったんじゃないかと思ってな」


キュゥべえ「フーン…まぁ、助かったよ…あ、CSからだ」ピーピー


CS『あの嬢ちゃんの居場所が分かったぞ、場所は――――』
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/13(金) 23:10:15.62 ID:wQeufuEa0

パパパパパパパ……タタタタタタタ……



さやか「クソッ!弾詰まりだ!」


「さやか!コレを使え!」


さやか「悪い!」チャキッ


「来るぞ!撃て!」


さやか「この土地から出て行け白人共がぁあああああ!!!!」ズダダダダダダダ……


さやか「……………」


さやか「ヨーロッパじゃないなココ」


あたしって、ほんとバカ。
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/13(金) 23:21:52.28 ID:wQeufuEa0
キュゥべえの研究所


さやか「いや〜、みんなが迎えに来なかったら本当に民兵になってたよー」


ほむら「あそこまで来て、ヨーロッパじゃないって気付かないのが逆に凄いわ」


まどか「さやかちゃん、すごーい!」


さやか「えへへ…褒めても何も出ないよ?」


キュゥべえ「褒められてないよ」


MD「軽く馬鹿にされてるぞ、気付け」
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/13(金) 23:43:39.64 ID:wQeufuEa0
翌日


杏子「よぉ、キュゥべえ」


キュゥべえ「やぁ、杏子かい」カチカチッ


杏子「何やってるんだ?」


キュゥべえ「個体を操って、リアルタイムで魔法少女勧誘してるんだ」


杏子「でも、もうしなくて良かったんじゃなかったっけ?」


キュゥべえ「本当に魔法少女する訳じゃないよ」


キュゥべえ「個体で少女に話し掛けてこの箱に入ってる選択肢が書かれた紙を三つ引いて、

その三つの内の一つを選んでそれをするって言う暇潰しだよ」


杏子「面白そうだな!選択肢追加してもいいか?」


キュゥべえ「構わないよ」
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/13(金) 23:56:46.29 ID:wQeufuEa0
キュゥべえ「ラジコンをテレビにプラグを繋いで…と」


杏子「あ、映った」


キュゥべえ「よーし、明日の朝まで暇潰しするぞー…」


杏子「ここは…病院?」


上条『―――――』


さやか『―――――』


杏子「さやか!」


キュゥべえ「さて、選択肢を選ぶぞー」ガサゴソ…


キュゥべえ「それ!」バッ!



[やぁ!僕はキュゥべえ!(安岡力也風に)]


[おい、クソ野郎]


[カサカサ肌!]



杏子「いきなりカオスな選択肢だな…どうするんだ?」


キュゥべえ「う〜ん……」
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) :2012/07/14(土) 00:07:17.26 ID:Ef85uAsb0
QB『カサカサ肌!」


さやか『だ、誰がだ!』


上条『え?さ、さやか…?』


QB『こんのカサカサ肌が!爛れろ!』


さやか『黙れ!』


上条『さやか……』


さやか『あ…いや、あの、ね?』


杏子「あーあ……」


キュゥべえ「悪い事したな…さてどうするか」ゴソゴソ…



[好きだ、結婚しろ]


[○○は海派?山派?]


[がっ!!!!]



杏子「どうするんだ?」


キュゥべえ「上を選ぶか」


杏子「下が凄い気になるけどな…」
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/14(土) 00:21:19.93 ID:Ef85uAsb0
QB『さやか、実はキミの事が好きだったんだ』


QB『だから結婚してくれないかい?』


さやか『私は恭介と結婚するって決めてるから!』


上条『さ、さやか…急に何を言い出すんだ…///』


さやか『あ…///あははは…///』


杏子「……………」カーッ、ペッ


キュゥべえ「クソが」
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/14(土) 00:59:44.38 ID:Ef85uAsb0
杏子「何だコレ…ポッキー食いながらじゃないと見ていられねーぞ」ポリポリ…


キュゥべえ「同感だよまったく…」ゴソゴソ…


[契約してワイフになってよ]


[ラーメン食べたいな]


[喰らえ!宇宙破壊キック!ありゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!!!]



キュゥべえ「………」カチッ


QB『喰らえ!宇宙破壊キック!ありゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!!』


上条『はは…///』イチャイチャ


さやか『ふふ…///』イチャイチャ



杏子「無視かよこの野郎」
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/14(土) 06:41:34.03 ID:dlGrg+tDO
実に面白い
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/14(土) 09:13:03.55 ID:82ByIP9yo
カサカサ肌!

シュールだなwwwwww
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/14(土) 10:18:02.00 ID:Ef85uAsb0
キュゥべえ「さやかはムカツクから、他にしよう他」


杏子「胸糞悪くなったぜ…」


ほむホーム前


キュゥべえ「今度はここにするか」


杏子「ほむらのとこか」


「あァン!まどか!まどかぁあああ!ああぁあっぁぁあああ!!」


「あぁっ!ほむらちゃ、ん!何か、来ちゃう!(裏声)」



キュゥべえ「やっぱ止めよう」


杏子「そうだな」
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/14(土) 10:30:36.23 ID:Ef85uAsb0
杏子「ん?あれは…」


キュゥべえ「まどかじゃないか」ゴソゴソ…


[殴って下さい!]


[縛って下さい!]


[『お前を蝋人形にしてやろうか!!』って言って下さい!]



キュゥべえ「まさかのマゾヒストフィーバー…」


杏子「で?どうすんだよ」


キュゥべえ「まぁ…ここは下だな」
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/14(土) 10:53:49.10 ID:Ef85uAsb0
QB『まどか!頼む!』


まどか『えっ!?何!?』


QB『お前を蝋人形にしてやろうか!!って言ってくれ!頼む!』ハァハァ…


まどか『ええぇっ!?』



杏子「淫獣め」


キュゥべえ「さぁ、どうするまどか!」


まどか『えぇ…じゃあ……』


まどか『お、お前を蝋人形にしてやろうかぁ!!//////』


杏子「言うのかよ!」


ほむら『待ちなさい』スッ…


キュゥべえ「なんか召喚された」
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/15(日) 00:13:39.83 ID:ZmVds5CG0
ほむら『まどかに蝋人形にされるのは私が相応しいわ、私、私しか居ないの』


まどか『ほ、ほむらちゃん…』


杏子「なんか訳の分からねぇ事を言い始めたぞ」


キュゥべえ「さて、どうするか…」ゴソゴソ…


[僕の特権なんだぞ!]


[○○は僕の嫁!]


[殺してやる!]


キュゥべえ「コレだ!」カチッ


QB『まどかは僕の嫁!』


ほむら『死なないと分からないみたいね』チャキッ


まどか『止めて!ほむらちゃん!』


ほむら『駄目よ、この淫獣は始末しなくちゃ』



杏子「殺されんぞ?いいのかよ」


キュゥべえ「まぁ、撃たれても僕は痛くも痒くもないけどね」


キュゥべえ「行動の選択肢が入ってる箱を使おう」ゴソゴソ…
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/15(日) 00:21:58.13 ID:ZmVds5CG0
キュゥべえ「ここで僕はほむらを――」


[押し倒す、そしてキス]


[押し倒せよ、あとキスもしろよ]


[押し倒してしまえよ、んでキスもしてしまえよ]


杏子「あ、コレ、アタシが追加した選択肢だ」


キュゥべえ「キミってヤツは…まぁいいや」


杏子「でもよ、あのちっこいのでほむら押し倒せんのか?」


キュゥべえ「ここは代わりに杏子が行くしかないね」


杏子「なんでだよ!」


キュゥべえ「お菓子あげるから」


杏子「ちょっと行ってくる」


キュゥべえ「CSが置いていったテレポート装置で送ってあげるよ」
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/15(日) 00:38:43.24 ID:ZmVds5CG0


ほむら「さて、処刑を始めましょうか」


まどか「ほむらちゃん!何も殺さなくても…!」


杏子「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」バッ!


ほむら「!? 佐倉きょ…きゃっ!」バタッ


杏子「許せ!」


ほむら「な、なんのマネ……んっ!?」


まどか「!?」


杏子「ん……」


ほむら「〜〜〜〜〜〜!」ジタバタ!


まどか「//////」ジー…
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/15(日) 00:46:17.14 ID:ZmVds5CG0
杏子「…………ぶはっ!」


ほむら「ぶはぁ!げほっ…げほっ…!」


ほむら「さ、佐倉杏子!よ、よくも舌を入れてくれたわね!!!」


まどか「し、舌ぁ!?///」


ほむら「まどかの為に取っておいたディープキスを……!」


ほむら「絶対に殺してやるぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」ダッ!


まどか「あ!ほむらちゃん!」
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/15(日) 00:59:53.23 ID:ZmVds5CG0
キュゥべえの研究所


杏子「帰ったぞー」


キュゥべえ「お疲れ様」


杏子「さて、とあそこまでやったんだから、それなりの物を貰わないとね」


キュゥべえ「分かってるよ、はい」


杏子「ほむらに殺されるかな?」ムシャムシャ


キュゥべえ「明日になったら忘れてるんじゃない?」


杏子「そうかな?」ムシャムシャ


キュゥべえ「あ、マミだ」


キュゥべえ「さて、どうしようかな…?」


[石を投げつける]


[『負け犬』と書かれた空き缶を投げつける]


[粗大ゴミの冷蔵庫を開けて『ここがお前の指定席だ!』って言う]



杏子「ど、どうするんだ?」


キュゥべえ「ま…真ん中かな?」カチッ
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/15(日) 01:25:48.74 ID:ZmVds5CG0
マミ『痛っ』カンッ


マミ『何?コレ…」


[負け犬]


マミ『!』バッ!←後ろ振り返る


QB『フッ…』


マミ『…………!』プルプル……


杏子「やべぇぞ!行ってこい!」


キュゥべえ「えぇ!?何で!?」


杏子「操作したのお前だろ!早く事情を伝えに行け!」


キュゥべえ「クッ!」
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/15(日) 01:38:09.55 ID:ZmVds5CG0
キュゥべえ「マミ!」


マミ「キュゥべえ…QBが私に負け犬って…負け犬って…!」プルプル…


QB「僕は正論を言ったつもりなんだけどね」


QB「マミは負け犬って事は確かじゃないか」


マミ「!」


キュゥべえ「話がややこしくなるから黙ってて」ドゥンッ!


QB「」ベチャッ


マミ「うぅ…キュゥべえ…私…私って…負け犬なのかな…?」


キュゥべえ「よしよし、マミは負け犬なんかじゃないよ」ナデナデ


キュゥべえ(事情、伝えよっか……)
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/15(日) 10:30:04.41 ID:ZmVds5CG0
キュゥべえの研究所


マミ「まったく…あなた達は…」


キュゥべえ「ごめん…」


杏子「悪かった…まさか泣くとは…」


マミ「あんな事されたら誰でも泣くわよ!」
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/15(日) 11:05:16.58 ID:ZmVds5CG0
夜道


仁美(おかしいですわ…昨日からDespair勢力の活動がピタリと止まりましたの…)


仁美(なんだか気味が悪いですわね…ま、その方が都合がいいのですが…)


「Despair勢力の攻撃が何故、止まったか教えてあげましょうカー?」


仁美「ッ!?あなたは…!」


Vl「? どうしましター?鳩が豆鉄砲喰らった様な顔しテー」
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/15(日) 11:17:49.11 ID:ZmVds5CG0
仁美「そんなバカなッ…!確かにMDに殺された筈…!」


Vl「あの程度ではワタシは死にませーン」


Vl「あ、そうそう、本惑星に居たDespair勢力が何で活動が停止したか知ってますカー?」


仁美「まさか…地球に!?」


Vl「そうでース、今までは本惑星重視でやって来ましたが、地球を侵略してからにすると

決定しましたんデ」


Vl「モチロンKLさんも地球に来てますよ、まぁどこに居るのかはワタシにも分かりませんガ」


Vl「まぁ、そんな訳デ、殺されてくださーイ」


仁美「!」
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/15(日) 11:31:23.58 ID:ZmVds5CG0
MD「QB!QB!」


キュゥべえ「どうしたんだい?そんなに慌てて」


MD「RBは見なかったか!?あの野郎、私が遅れるとすぐに怒るくせに…!」


キュゥべえ「仁美かい?いや、見てないね、何かあったの?」


MD「あぁ、さっきから連絡が全然取れないんだ!」


キュゥべえ「何だって!?」
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/15(日) 11:52:37.26 ID:ZmVds5CG0
繁華街


まどか「さやかちゃん、もう帰ろうよ」


さやか「そうだね……ん?」


「人が倒れてるぞ!」


「お、おい!誰か救急車を呼べ!」


「エグイなこりゃあ…腹を裂かれてやがる…」


さやか「え?………あれって…」


まどか「………仁美ちゃん?」
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/15(日) 12:17:59.85 ID:ZmVds5CG0
さやか「仁美!……うっ!」


さやか達は変り果てた友人の姿を見て吐き気がしたが、押し戻した。


まどか「そ、そんな…仁美ちゃんが…」


さやか「何でだよ…仁美が何をしたって言うんだ…!」


さやか「誰が…誰が…こんな事を…!」ギリッ…


まどか「仁美ちゃん!!仁美ちゃん!!」


まどか「起きてよ!仁美ちゃん!仁美ちゃん!」



「う…嘘、だろ…?」


遅れてやって来たMDがボソリと呟いた、その声に反応したまどか達は後ろを振り返った。


MD「な、何かの…冗談か…?こ、コレは……夢なんだろ…?わ、悪い、夢かなんかだろ?」


MD「そ、そうなんだろ…なぁ、そうだと言ってくれよ……夢、って……」


MDは大きく目を見開いて動揺していた、声が震えてるのが分かる。
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/15(日) 12:31:24.19 ID:ZmVds5CG0
MDは乱暴に仁美の胸ぐらを掴んで無理矢理起こした。


MD「貴様は!こんな所で死ぬような奴じゃねぇだろ!!なのにこんなあっさりと死にやがって!!!」


MD「クソッ!殴ってやる!殴らないと起きないのか!?昔、全てを諦めかけた私をボコボコに

したあの時の貴様の様に!!!」



まどかやさやかはそのMDの行動を止めなかった。


後ろからキュゥべえがフラリと近付いて、冷静に分析していた。


キュゥべえ(……仁美を倒すヤツが居るって事は、この近くにDespair勢力の主砲が?)


キュゥべえ(STはマミに拘束されている…じゃあ、誰が…)
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/15(日) 16:53:07.95 ID:ZmVds5CG0
学校


さやか「……………」


まどか「……………」


ほむら「どうしたの?暗い顔をして…」


ほむら「志筑さん、休みなの?」


まどか「………うん」


さやか「………そう言う事になるかも」


ほむら(どうしたのかしら……)
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/15(日) 17:07:55.85 ID:ZmVds5CG0
キュゥべえの研究所


MD「……………」


キュゥべえ「MD、ショックなのは分かるけど…そこまで落ち込まなくても…」


MD「……同僚が一人死んだんだ、落ち込まれずにいられるか」


MD「………………」スッ…


キュゥべえ「どこに行くんだい?」


MD「Despair勢力が居るアジトを潰す…怒りの矛先をヤツらに向けないと気が済まない」


キュゥべえ「あ、ちょっ…MD…!」


キュゥべえ「行っちゃったよ…」
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/16(月) 12:10:02.84 ID:rl5E04hX0
仁美「いや〜、死ぬかと思いましたの、心臓が二つ無かったら即死でしたの」


キュゥべえ「やっぱり死んだフリをしてたんだね」


仁美「あれ?MDさんは?」


キュゥべえ「どうやら彼女はキミの能力を知らなかったせいでトンデモない事が起きるかも」
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/16(月) 12:16:12.03 ID:rl5E04hX0


キュゥべえ「おや、アレは…」


仁美「鹿目さんと美樹さん!どうしてあんなにお暗い顔に……」


キュゥべえ「キミが死んだからだよ」


仁美「え」


仁美「え、そ、そんな…まさか…私は死んだ事になってるんですの?」


キュゥべえ「今、彼女達の前に現れたらゾンビ扱いされるよきっと」


仁美「し、しかし、美樹さんと私は一度戦って、私の能力を知ってる筈…」


キュゥべえ「さやかはきっと、忘れてるかも」


仁美「そ…そんなぁ…」
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/16(月) 15:03:48.71 ID:rl5E04hX0


MD「ハァ…ハァ…!どういう事だ…!?」


Vl「クックック……ゲホッ!…ゲホッ!」ビチャッ


MD「お前は…一度…殺した筈…」


Vl「あなたが殺したのは量産装置のワタシのクローンですヨ……」


Vl「そしてワタシもまたクローンの一人……」


Vl「残念でしたね…Despair勢力の主砲は最初っからSTだけだったんですヨ…」


MD「何だと…?」


Vl「それに、私達の狙いは地球ではありませン」


MD「……あ?」


Vl「昔、『本部』があった惑星が狙いだったんでス」


MD「それって……まさか…!?」
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/16(月) 15:13:35.57 ID:Q0gqmN3DO
月とか…なわけないか…
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/16(月) 15:33:36.84 ID:rl5E04hX0


Vl「クックック…あそこは資源が豊富ですからネ…」


Vl「もう遅いですヨ……あの惑星は既に我々の手に落ちましタ…」


Vl「だ、大丈夫ですヨ…ちゃんト…復興は…しま…」


言葉を言い切る前にVlの頭が吹っ飛んだ


MD「…………ふざけてる」


MDはゆっくりとその場から離れた。
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/16(月) 16:15:56.89 ID:rl5E04hX0


MD「QB、地球に居る全てのhope勢力に惑星まどかに行くように伝えろ」ピッ


キュゥべえ『どうか、したのかい?』


MD「アイツらが私達をハメやがった」


MD「宇宙船も用意してくれ、私も行く」


キュゥべえ『うん、分かった』ピッ
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/16(月) 16:43:36.45 ID:rl5E04hX0
宇宙船内


MD「……で」


ほむら「?」


マミ「?」


ST「…………」


MD「何で居るんだよ!」


ほむら「何でって…」


マミ「そりゃあ、私達はhope勢力なんだし」


MD「違うだろ!一回したけどアレは非公式だ!」


ST「あのね、コレはDespairとhopeの問題なの、あなた達は関係ない」


MD「お前に至っては敵だろ!」
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/16(月) 17:25:53.70 ID:rl5E04hX0
惑星まどか


MD「やはり荒らされてるか…」


マミ「自然が豊かな所だったのに…酷い…」


ほむら「焼け野原にするなんて…Despair勢力め…皆殺しにしてやる…!」ギリッ


MD「まぁ、士気が上がるから都合は良いがな」


431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/16(月) 18:01:03.97 ID:rl5E04hX0
農民まどか「うっ…うっ…」


MD「どうかしたか?」


農民まどか「おっかぁが殺された…!Despair勢力って奴らに…!」


農民まどか「うぅ…チクショウ……」


ほむら「………」チャキッ


マミ「あ、暁美さん…」


MD「落ち着け、まだhope勢力が到着してないんだ」


MD「まず、あのデッカイ収容所に潜入するぞ」
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/16(月) 18:23:32.86 ID:rl5E04hX0


MD「まずは住民達の開放が先決だ」


マミ「広い所に出たわね…」


MD「……何だか異臭がするな」


マミ「この堀からよ」


MD「ムッ!こ、これは…!」


マミ「酷い…鹿目さん達の大量の死体が堀に入れられてるわ…!」


MD「正確に言うとそのクローンだがな…誰か来るぞ!隠れろ!」バッ!



「おい、死体の追加だ」


「また多いな」


「コイツらの子供の目の前で頭を撃ち抜かれるた時のガキの反応は面白かったぜ」ゲラゲラ…


ブルドーザーで大量の死体が堀に入れられていく。



ほむら「……………ッ!!!」ガチガチギリギリ……



MD「待て!落ち着け、目から血が流れてんぞ」
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/16(月) 18:40:41.73 ID:rl5E04hX0
MD「お前の気持ちは分からんでもないぞ、だが相手は何人も居るんだ」


マミ「そうよ、暁美さん…ここは様子を見て…」


ほむら「ッッがぁあああああああああああああああああああああああ!!!!!」ジャキッ!


MD「ちょっ」


ほむらは勢い良く機関銃を取り出して、その場に居るDespair勢力全員、蜂の巣にした。


鬼の様な形相でDespair勢力を撃ち殺す、ほむらの姿を呆然と見るMDとマミだった…。
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/16(月) 18:47:47.32 ID:rl5E04hX0
ドガッ!ドガガガガガガガガガガガッッ!ドガンッ!


「ぎゃあ!」


「ぐぇ!」


「ぱぁー!」


ほむら「ぜぇ…ぜぇ…」


MD「す…凄い…あっという間にあの人数を……」


ほむら「うっ…うぅ…ごめんね…ごめんね…!」ガクッ


ほむら「私…あなた達を……守れなかった……!」ポロポロ…


マミ「暁美さん……」


「何ですカー?、今の銃声ハー」


MD「誰か来るぞ!隠れろ!」
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/16(月) 18:58:09.26 ID:rl5E04hX0
Vl「ややっ!?何ですかコレ!?敵襲ですカ!?」


Vl「どこに居るんです、隠れてないで出てきなさイ!」


Vl「………もしかしてこの死体捨て場に隠れてるのカ?」


Vl「じゃあ、この死体ごと切り刻んで…」


ほむら「やめっ…ムグッ!」パシッ!


MD(静かにしてろ!)


Vl「ン?今さっき…何か聞こえタようナ…」


Vl「まぁ、いいや、さてと…どう切り刻んで…」


ST「Vl」


Vl「ありゃー?ST!?生きてたのですカー?」


ST「まぁね……Vl、少し話がある……来てくれないか?」


Vl「ハイ」


ST「…………」スタスタ…


MD「アイツ…まさかVlの足止めを…?」
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/17(火) 14:58:23.02 ID:0/wWJKSS0
マミ「それよりここから出ましょう、こんな事をしてる内にまた犠牲が出るかもしれないわ」


MD「そうだな、それに、あまり長居したくないしな」


マミ「じゃあ、暁美さん、行きましょう」


ほむら「うぅう…ヒック…ううぅ…」ポロポロ…


MD「早く行くぞ」


ほむら「ヒック…ちょ、ちょっと待ってオリジナルまどかの下着を……」スッ…


ほむら「………………」スーッ!スーッ!クンカクンカ


ほむら「ふぅ…じゃあ行くわよ」


MD(もう麻薬だな…)
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/17(火) 17:58:53.89 ID:0/wWJKSS0
ドガァアアアアアアアアアアアアアンンンン!!!!


MD「うわっ!何だ!?」


マミ「門が爆破された!?」


「殺れ!殺せ!侵略者共を皆殺しにしちまえ!!」


ほむら「まどか!?」


「この星を好き勝手しやがって!」


MD「確かに鹿目まどかだな、見た目が」


MD「アイツらはこの惑星のレジスタンスの連中だろう」


マミ「本当に戦争って感じになってきたわね…」


ほむら「この惑星に居るまどかは全員オリジナルと同じ性格じゃないの!?」


MD「あの時の量産装置はまだ試作品だったのかもな、だから様々な性格の鹿目まどかが出てきたのかも」


ほむら「という事は、様々なまどかの味を楽しめるって訳ね」ジュルリ…


MD「お菓子みたいに言うな」
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/17(火) 18:17:55.59 ID:0/wWJKSS0
「お前達は何者だ!?」チャキッ


ほむら「私はあなた達の嫁ry」


MD「落ち着け、私はhope勢力だ」


「hope勢力…?あぁ、お前はMDか…。一度、この惑星に来んだったな」


J「私はレジスタンスのリーダー、みんなは何故か私の事をJって呼んでる」


J「この黒いシャツを来てるのが、ベル」


ベル「どうも」ペコッ


J「他にも色々居るけど、紹介していくと時間が長引く」


J「今は私とベルの名前を覚えておけばいい、知りたかったら空いてる時間に聞きだせばいい」


J「所で…その二人は?」


MD「あぁ、コイツらは地ry」


ほむマミ「「hope勢力よ!」」


MD(違うと言いたいが、ややこしくなるから言わないでおこう…)
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/17(火) 19:12:32.96 ID:0/wWJKSS0


キュゥべえ「ようやく着いたよ、ここが『惑星まどか』だ」


まどか「わぁ…酷い…」


さやか「なんて事を……」


キュゥべえ「やっぱり、完全にDespair勢力に侵略されたみたいだね……」


まどか「ここの住民の人は?どうなったの?」


キュゥべえ「恐らく皆殺しだね。Despair勢力ならやりかねない」


まどか「そんなのって…あんまりだよ…」


キュゥべえ「とにかく、hope勢力の増援が来るまでここに居るんだ、いいね?」


さやか「大丈夫だよ、私達は魔法少女だから!」


キュゥべえ「じゃあ、行ってくる」



まどか「キュゥべえ…どこに行くんだろう…」


さやか「さぁ?」
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/17(火) 19:52:47.93 ID:0/wWJKSS0


「おーい、こっちこっち、こっちですのー…」


キュゥべえ「仁美」


仁美「待たせましたの」


キュゥべえ「MD達は?」


仁美「この星のレジスタンスの所に居るみたいですの」


キュゥべえ「レジスタンス?」
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/17(火) 23:25:05.62 ID:0/wWJKSS0
地下


J「私達はここで奴らの迫害から逃れてるんだ」


MD「こんな所があったとはな」



マミ「あなた達はこの後、どうするの?」


J「私はベルと一緒に奴らの基地に20発ぐらいの白リン弾を撃ち込みに行く」


MD「待て、私も行く、もうすぐ来るhope勢力の増援にお前達は敵じゃない事を説明しなくてはならないからな」


マミ「私も行くわ」


ほむら「私も…と、言いたい所だけど、少しここで休ませてもらうわ」


J「じゃあ二人は来てくれ…アンタは…」


ほむら「私はあなたの部屋で休憩したい(そして漁りたい)」


J「え」


MD「牢屋にぶち込んどけ、その方がいい」
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/17(火) 23:36:25.40 ID:w9KBOv5DO
確かに牢屋にぶちこまないと(性的に)暴走してしまうww
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/17(火) 23:46:51.35 ID:0/wWJKSS0
バタンッ


ベル「本当にいいの?こんな事して」


MD「大丈夫だ、ほら見ろ」


ほむら(私…今…まどかに拘束されてる!拘束されてる!)ハァハァ…


ほむら(まどかもそう言うのが好きだったのね、フフ…変態さんね…)ゾクゾク…


ほむら「好きなだけ縛るといいわ!好きなだけ殴るといいわ!その代わり、あなた達の

始めてを貰うわ!」ホムゥ!


ベル「大丈夫そう…だね…」


MD「ほら、行くぞ」


マミ「暁美さん…私、暁美さんの事がよく分からないわ…」
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/07/17(火) 23:46:58.53 ID:gDIE2PAr0
きゅっぷい!
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/18(水) 06:21:33.36 ID:Y8WgNJOJ0
Despair勢力基地前


マミ「警備が固いわね」


J「そんな時の為の白リン弾だろ?」


J「よ〜し…ベル、二発ぐらいヤツらにお見舞いしてやれ、BBQパーティだ」


ベル「燃え上がれ〜♪」パシュッ



「何だ?あの光は……」


バゥッッ!!!!
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/18(水) 06:33:13.73 ID:Y8WgNJOJ0
地下


キュゥべえ「ここがレジスタンスの基地か…」


まどか「本当に私がいっぱい居る…なんか気味が悪い…」


さやか「増援が来るまで、待つんじゃ無かったの?」


キュゥべえ「ここにMD達が居るみたいだからね、先に合流しておこうと思って」


「誰か助けて!いやぁあああああ!!!」


まどか「え!?な、何!?」


さやか「この部屋から声が!?」


さやか「大丈夫……か?」ガチャッ


ほむら「ハッ!?」


民まどか「うぅ……」


まどか「」


さやか「」
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/18(水) 06:40:01.22 ID:Y8WgNJOJ0
まどか「何でほむらちゃんは私と同じ顔をした人を押し倒してるのかな?それで何でほむらちゃんは

裸なの?」


ほむら「えっと、ね?まどか、えっと、コレはね?……」アセアセ…


まどか「ほむらちゃんのバカ!!変態!!マゾヒスト!!」


ほむら「ありがとう」


さやか「いや、感謝するところじゃないでしょ」
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/18(水) 07:37:53.66 ID:Al1tX7/IO
マジでブレないなwwww
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/18(水) 15:06:20.73 ID:Y8WgNJOJ0
まどか「もうほむらちゃん何て知らない!口も聞いてやんない!」プイッ


ほむら「ごめんなさい、まどか(まどかの怒ってる顔超可愛い!!)」ニヤニヤ…


まどか「そんなニヤけた顔で謝らないで!」


ほむら「別にニヤけて無いわよ」ジュルリ…


さやか(今、何考えてるのかは大体は予想がつく…)
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/18(水) 17:02:01.36 ID:Y8WgNJOJ0
Despair勢力基地


「ぎゃああああああああ!!!熱いぃいいいいいいいいいいい!!!!」


「ぐああああああああああああぎゃああああああああああ!!!!」


マミ「エグイ事をするわね…」


J「こんなの、アイツらが私達にしてきた事に比べればまだマシな方だ」


J「ベル!二発目だ、撃て!」


ベル「分かった!」パシュッ


バウッ!!!


「ぐわぁあああああああああああああああ!!!!」」


「にぎゃああああああああああああああああああ!!!!」



MD「フン、いい気味だ」
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/18(水) 17:12:39.79 ID:Y8WgNJOJ0
J「ティヒヒ!ほら、早く三発目の白リン弾だよ!」


ベル「分かった!」


ベル「あ、ゴメン、詰まった」


バウッッ!!!!!


「な、何だ…?」


「勝手に自爆しやがったぞ……」


「チャンスだ!撃ち殺…ヴァッ!?」グチャッ!


MT「やれ!殲滅だ!殲滅!」


MD「ゲホッ!ゲホッ!hope勢力だ!」


マミ「ゴホッ!ゴホッ!少し遅かったわね…」


ベル「ゴメンね!わざとじゃないの!」


J「大馬鹿野郎!ゴメンで済んだらレジスタンスは要らないんだよ!」
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) :2012/07/19(木) 19:12:38.20 ID:ods1pv250
MD「さて、hope勢力も来たことだし、お前達は引き上げるのか?」


J「そうだな、コイツがバカをやらかしたせいで武器も全部パーになったからな」


ベル「うぅ……」ショボーン


J「取りあえずTKと合流してから再び襲撃をかける」


MD「TK?」


J「あぁ、私達の仲間の一人だ。昨日、入った新顔でな」


J「小っこい宇宙船にTKが乗っててな、それで、どこから来たんだって聞いたらな…」


J「あの、アレだよ、その記憶がアレになるヤツ…何だっけ…あぁ、名前が出てこない…」


マミ「フラッシュバック?」


J「いや、そんな名前じゃなかった…えぇっと…思い出せないなぁ…」
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/19(木) 19:37:11.87 ID:ods1pv250
J「それでTKがその記憶がアレになるやつになっててな…」


J「TKが持ってた財布に所々焦げてて読めなかったけど、唯一読めるのが『TK』だったんだ」


マミ「それでその人TKって呼ばれてるのね?」


ベル「TKは優しいんだよ!この前も私が怪我した時、治療してくれたもん!」


マミ「ウフフ…そうなの?」


J「優しくもあり、残酷なヤツだけどな」
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/19(木) 20:46:35.28 ID:ods1pv250
地下


「TKだ!」


「TKー!」


まどか「なんだろう?賑やかだね」


さやか「見に行こうよ」


真っ白い純白なコートにその色にあわせて両手に白い革製の手袋を付けた


まどか達より背が高い青年がまどか達に向かって歩いて来た。


「君達は?」


まどか「え、えっと…私達は…」


ほむら「私達はhope勢力の人間よ」


「hope勢力?あぁ、もう増援が来たんだね」


さやか「いつの間にhope勢力になったんだよ……」


TK「僕はみんなから『TK』って呼ばれてるんだ、よろしく」
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/19(木) 21:15:42.20 ID:ods1pv250
TK「あ、悪いけど、僕、急がなきゃいけないから…それじゃあ!」


まどか「…………」ポーッ…


さやか「どうしたの?まどか?まさか、あの人に一目惚れとか?」


まどか「ち、違うよ!そんなんじゃないよ!ただ、どこかで会った人だなぁって」


さやか「あれ?まどかも思った?私もそう感じたんだよ…誰だったかな…?」


まどか「う〜ん…思い出せない…」


さやか「まどかの彼氏だっけ?」


まどか「か、彼氏なんて居ないよ!」


さやか「白状しろー!私に隠れて彼氏を作ってたんだろ〜?」ダキッ


まどか「わぁ!さやかちゃん!抱きつかないでよー!」



ほむら(美樹さやかが、まどかに抱きついてる…!?私なんて、まどかに抱きつこうとしたら

警察を呼ばれかけたのに…!おのれぇ…美樹さやか…!)ワナワナ…
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/19(木) 21:25:32.69 ID:ods1pv250



ほむら「まどかー♪」バッ!


まどか「!? いやぁああああああああああああああああ!!!!」


まどか「お巡りさぁああああああああああああん!!!!」ダダダダ……


ほむら「まどか…!?なんで逃げるの…!?」


ほむら「はは…そうよね…私なんて、所詮は――」


QB「暁美ほむら…何故キミは外なのに真っ裸なんだい?」
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/19(木) 22:55:23.54 ID:ods1pv250
荒野


J「あっ、居た、おーい!TKー!」


TK「J!白リン弾が暴発したって聞いたけど…」


J「あぁ、ベルがドジッてな」


ベル「ぐっ…」


J「悪いがTK、また武器を支給してくれ」


TK「分かってる、コレはDespair勢力の武器庫から盗んできた物だ」


MD「コレが言ってた宇宙船か?こんな宇宙船は見たことないぞ」


TK「君達もhope勢力?」


マミ「えぇ」キッパリ


MD「………まぁな…この宇宙船、ウチの科学者に調べさせてもらっていいか?」


MD「あ、あと、貴様の名前が書かれていたと思われる財布も寄越せ、解読してやる」


MD「お前が何者か調べてやろう」


TK「そうかい、じゃあお願いするよ」


MD「金はいいのか?」


TK「全部燃えちゃったようで……」
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/19(木) 23:05:27.59 ID:ods1pv250
MD「早速、CSを呼ぶか」


マミ「急にどうしたの?」


MD「あの男が気になってな、あの白いコートと手袋…あれは『本部』で作られる予定の

特殊スーツだ」


MD「何故、まだ開発すらされていな特殊スーツをヤツが着てるのか気になってな……」


CS「それは興味深いな」


マミ「うわっ!?いつの間に…」


CS「あのテレポート装置がで来たんじゃ」
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/19(木) 23:12:53.42 ID:ods1pv250
MD「どうした?妙に滑舌が悪いなお前」


CS「みゃにゃ…ちがう…」モゴモゴ…


CS「ペッ!歯が取れかけてたんじゃ、ワシも歳か…」


MD「そんな事よりこの宇宙船らしき物が何かと――」


CS「TKと呼ばれる青年の名前が書かれていたと思われる財布の解析じゃろ?わかっとるよ」
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/19(木) 23:20:21.96 ID:ods1pv250
30分後


MD「何か分かったか?」


CS「……ちょっと待ってくれ…もう少しで分かりそうなんじゃ…」カチャカチャ…


MD「早くしろよ、Despair勢力に見つかったらヤバイ」


マミ「ね、ねぇ!」


MD「ん?」


マミ「じ…地面から大量の赤い虫が…!」


MD「……マズイ!猛毒を持ってるサソリだ!」


MD「巴マミ!撃ち払え!」


マミ「えぇ!?何で私!?」


MD「お前は遠距離攻撃だろ?私は近距離攻撃だから…!」


マミ「まぁいいわ、とっとと片付けるとしますか!チャキッ!
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/19(木) 23:33:41.61 ID:ods1pv250
ドゴォン!バゴォン!


MD「いいぞ!そのままサソリを全滅…ってうっひゃあ!後ろからも来た!」ガシッ!


CS「おいコラ!しがみつくな!解析に集中できんじゃろ!」


MD「C…CS!何か分かったか!?」


CS「コレは…宇宙船と言うより…タイムマシン?」


MD「うわぁ!来るな!来るな!」シッシッ!
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/19(木) 23:44:30.69 ID:ods1pv250
マミ「やっぱ無理ぃ!」ガシッ!


MD「何やってるんだ!!」


マミ「虫無理!虫嫌!」


MD「贅沢言うな!」


マミ「あなたが潰せばいいでしょう!?」


MD「死んでもするか!」


CS「おい!やめんかお前ら!」


MD「で?タイムマシンってアイツ、未来から来たのか!?」


CS「あぁ、そういう事になるな」


マミ「この星の未来から来たの?」


CS「いや、どうも地球からやって来たようだ」


マミ「地球から!?」
463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/07/19(木) 23:46:37.51 ID:vwtPK8fco
大体予想ついて来たぞ
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/19(木) 23:52:19.37 ID:ods1pv250
CS「タイムマシンの機能もあり、宇宙に飛行出来る機能も搭載されとるのう」


CS「燃料切れで墜落したんじゃろう」


マミ「じゃあ、それで記憶がアレになっちゃったの!?」


CS「そういう事じゃな、ついでに、名前も解析しといたぞ」


MD「どれ?」スッ


MD「あ」パッ


MD「あぁああああああああ!!!!大量のサソリの中に落ちたぁ!」


マミ「取って!取って!」


MD「無茶言うな!」


MD「で?CS?何て名前だったんだ?」


CS「えぇっと…なんだったかのぅ…ド忘れしてもうたわ…」


マミ「だ、駄目じゃん!」
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/19(木) 23:58:01.36 ID:NPTeCBpDo
あぁ・・・TK・・・成る程
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 00:01:47.14 ID:iec/r56t0
マミ「『本部』の特殊スーツを着てるって事は… 『本部』の人間って事?」


MD「そうかもな…いや、ひょっとしたら、その設計図は未来では売られてるかもしれない…」


MD「地球に居た『本部』のスパイか?」


マミ「誰か分からないの?」


MD「うーん…まったく予想が出来ん…『本部』のメンバーなんて何億も居るからな…」


マミ「で?どうするの?このサソリ」


CS「明日になったら元の巣に帰ってるじゃろ」
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 00:18:36.59 ID:iec/r56t0
地下


まどか(今、外はどうなってるんだろう……)


TK「外はサソリで溢れてて、出られませんよ」


まどか「あ、TK…さん」


TK「はは……何だか、不思議な気分です」


まどか「何でですか?」


TK「あなたを見てると…なんだか…懐かしいような気がするんです」


まどか「TKさんもそうなんですか?」


TK「って事は…あなたも…」


まどか「はい…」


TK「……本当にどこかでお会いしませんでしたっけ?」


まどか「いや……あっ!私は鹿目まどかって言うんです!」


TK「鹿目…まどか…いい名前ですね」


まどか「ティヒヒ…ありがとう!」


J「TK!明日から基地に再び襲撃しに行くんだから計画を練るぞ!」


TK「うん!分かってるよ!じゃあ、まどかさん僕はこれで」


まどか「頑張って下さいね!」
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 00:31:02.09 ID:iec/r56t0
深夜


MD「う〜ん…サソリがぁ…サソリがぁ…ムニャムニャ…」


マミ「やったー…友達百人出来たよー…こんな気持ち、始めて……ムニャムニャ…」


CS「あんな暑苦しい所では寝られんわい」


CS「老人を外で寝かしおって…」


CS「サソリは全部巣に戻ったようじゃのう……」


CS「TK…あの青年の名前、なんじゃったかのぅ……」


CS「ワシも歳じゃな…昔は物覚えが良い方だったのじゃが…」


CS「あ」


CS「コレじゃコレ、サソリ共に持って行かれてなかったわい」


CS「そうじゃ、TK、あの青年の本当の名は―――」
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 00:46:39.44 ID:iec/r56t0
TKという青年は突然、惑星まどかにタイムマシンに乗って墜落した。

TKは墜落のショックで記憶を失っており、自分が何者なのか、ここがどこなのか分からなく

なっていた。


住民の民家で居候してた時に、Despair勢力の人間が三人程やって来て

子供達を連れ去ろうとしていた、その子供達の親がDespair勢力の人間を止めようと

したが、子供達の目の前で殺されると言う結果になった。

それを見たTKは感情任せで鉄製のシャベルを持って、後ろからDespair勢力の人間を三人とも

撲殺した。

その勇気のある行動を見たJがTKにレジスタンスに入るように勧誘したところ、即OKした。


そして現在に至る。


墜落の際に、無事に持っていた物は財布のみ。

財布に名前が書かれていたが、所々焦げてて読めなかったが、CSの御陰で

「TATUYA KANAME」と読めるようになった。
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/07/20(金) 00:47:48.51 ID:/bV9JfIuo
タトゥーヤさん……
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/20(金) 00:48:23.32 ID:HezAL+gDO
そっちのTKか
未来のMKさんとJKさんはどうなってんやろ
472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/07/20(金) 00:50:19.40 ID:psTOVzzgo
テツヤ コムロさんかあ
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 00:55:23.64 ID:iec/r56t0



まどか「あれ?TKさん?」


TK「あ、まどかさん、おはようございます」


まどか「基地に襲撃するって……」


TK「さすがに朝っぱらから襲撃なんてしませんよ」


まどか「ティヒヒ…ですよねー…」


TK「…………」


まどか「…………」


まどか「い、今、何やってるんですか?」


TK「襲撃の時に持っていく武器を積み込んでるんですよ」


まどか「そうなんですか…へぇー…」


TK「…………」


まどか「…………」


まどか(会話が続かない…)
474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 01:07:54.76 ID:iec/r56t0
TK・まどか「「あの!」」


TK「む……ど、どうぞ?」


まどか「えっと…TKさんは…昔…何かしてたんんですか?」


TK「う〜ん…分からない…僕、記憶が無くて……」


まどか「え?そうなんですか?」


TK「はい…」


まどか「で…TKさんは…?」


TK「えっ?あぁ…、まどかさんは…その、学生なんですか?」


まどか「え?は、はい」


TK「あぁ…そうなんですか……」


まどか「は、はい…」


TK「………」


まどか「………」


まどか(またしても沈黙が!)
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 01:21:08.33 ID:iec/r56t0
さやか「ほーぅ…まどかさーん、朝から見せつけてくれますねぇ?」ニヤニヤ…


まどか「さ、さやかちゃん!(この沈黙から出られた!ありがとうさやかちゃん!)」


TK「ハハハ…いやいや、ただ話してただけですよ…えっと…」


さやか「私は美樹さやか!気安くさやかちゃんって呼んでね!☆」


TK「さ…さやかちゃんはちょっと……」


さやか「で?まどか?どこまで進展してるの?」


まどか「ち、違うって!そういうのじゃ……!」


さやか「ありゃー?まどか、顔が赤いよー?」


まどか「あ、赤くないもん!」


さやか「もぅ!可愛い奴めぇ!こんのぉ!」


まどか「ウェヒヒ!くすぐったいよ、さやかちゃん!」
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/20(金) 01:29:30.27 ID:qqgsM4BDO
やっぱりタトゥーヤさんだったか
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 01:34:52.19 ID:iec/r56t0
J「TK、起きてたのか」


TK「あぁ、Jか、二日酔いはどう?」


J「まだ気分が悪い……あんなに酒を飲まなきゃよかった…」


TK「襲撃はどうするの?」


J「hope勢力の増援も来た事だし…別に明日行ってもいいんだけどね…」


TK「そうかい、あ!あとJ!」


J「何だ?」


TK「計画を立てる時、テキーラを死ぬほど飲むのは止めておいた方がいいよ

君が酔うとすぐ機関銃を乱射するからね」


J「………心得とく」
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/20(金) 01:36:21.82 ID:8ujECkv9o
???「たたたたっくん!大変だぁ!オルフェノクだ!」
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 01:47:07.21 ID:iec/r56t0
MD「鹿目タツヤだと?確か、鹿目まどかの弟の?」


CS「そうじゃ!その、カナメタツヤって言うのが彼の本名なんじゃ」


マミ「じゃ…じゃあ、あの人は鹿目さんの弟?」


MD「だが、ヤツが鹿目タツヤだと言う決定的な証拠がない、財布を預かってもらっただけの鹿目タツヤの友人か

それとも、鹿目タツヤから財布を盗んだドジっ子スリ師か…」


CS「むぅ…それを言われると…」
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 01:49:09.09 ID:iec/r56t0
MD「鹿目タツヤだと?確か、鹿目まどかの弟の?」


CS「そうじゃ!その、カナメタツヤって言うのが彼の本名なんじゃ」


マミ「じゃ…じゃあ、あの人は鹿目さんの弟?」


MD「だが、ヤツが鹿目タツヤだと言う決定的な証拠がない、財布を預かってもらっただけの鹿目タツヤの友人か

それとも、鹿目タツヤから財布を盗んだドジっ子スリ師か…」


CS「むぅ…それを言われると…」
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 01:51:59.89 ID:iec/r56t0
ミスった、このポンコツパソコンが。
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 02:03:59.98 ID:iec/r56t0
MD「鹿目タツヤという決定的な証拠が無い限り、鹿目タツヤと決めつけられない」


マミ「振り出しね……」


CS「完璧にカナメタツヤだと思ったのじゃがな…」


MD「さっさと帰るぞ、サソリがまた出たシャレにならん」


マミ「サソリ嫌いなの?」


MD「子供の頃、誤ってゴキ○リを噛み砕いてしまって以来、虫全般が嫌いになった」


マミ「うぇ…」


CS「食欲を失せるような事を言うな!」


MD「悪かったよ、ピザの話をしてやるから」
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 06:54:52.64 ID:iec/r56t0
ベル「J、大変だ!私達の仲間がDespair勢力に殺された!」


J「何ィ?ならば報復が必要だな」


J「TK、行くぞアイツらの基地に襲撃しに行く」


TK「分かった」



まどか「あれ?どこか行くんですか?」


TK「ちょっとした散歩に行くだけだよ」
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 07:15:14.92 ID:iec/r56t0
MD「それでな、あのチーズは本当に美味かった、ソレを石窯で焼いてだな」


さやか「あ、マミさん達だ」


マミ「あれ?あなた達、来てたの?」


まどか「ほむらちゃんや、キュゥべえも来てるんです」


マミ「あら、そうなの?」


MD「TKは居るか?」


まどか「散歩に行くって……」


MD「散歩ねぇ……」


CS「まさか?」


MD「行くか」


さやか「え、何?何?」


MD「Despair勢力の基地だ、お前達も来るか?」
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 07:24:28.53 ID:iec/r56t0
Despair勢力基地内


Vl「hope勢力がとうとう来ちゃいましたネー」


ST「どうするんだ…?」


Vl「まず鬱陶しい反乱分子どもを叩き潰しまショウ」


ドォォオオオオオオオオオオオンンンン!!!!


「レジスタンスだー!」


ST「来たか…」


Vl「噂をすればなんとやらですネー」
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 07:46:17.86 ID:iec/r56t0
燃え上がる炎の中からTKが歩いて来た。


ST「何やってる…!撃て…!」


「は、はい!」


ダンッ!バンッ!ドガァンッ!


「な、何だ!?当たってるハズなのに、アイツ、血の一滴も流れねぇ!」


TK「…………」


TKの右腕から紫色の炎の様な刃が現れた。


「うわっ!来る――」


TK「遅い!」ズバッ!


Vl「アレは何ですカ?私と似たような能力ですガ…」


ST「クッ……」チャキッ


TKの紫色の刃をヒラリとよけて、STの鉈がザクリ、と刺さった感覚がしたのだが、

TKの血が流れていない事に目を疑ったSTにドゴッ!という音と共にSTの体は

横に飛ばされた。


Vl「なっ…!?あのSTをこうもアッサリと……!」


TK「今度はお前だ」


TKは紫色の刃をVlに構えて、Vlは大慌てで光で出来たチェンソーを出現させた。
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) :2012/07/20(金) 07:58:19.09 ID:iec/r56t0
Vlは刃をかわして、壁に立て掛けてあったショットガンをTKに向けて発砲するが

やはり血の一滴も流ない。


TKは刃でショットガンを水平に斬り壊して、そのままVlに目掛けて刃をVlに

突き刺そうとしたが、Vlは光のチェンソーで防御した。


Vl(何でス…・?この人の能力ハ…!まったく攻撃が効かなイ!?)


ガキンッとチェンソーでTKの刃を振り払い、チェンソーでやぶれかぶれでTKを斬る。
488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 08:10:10.76 ID:iec/r56t0
Despair勢力の基地前


MD「もう始まってるのか…」


まどか「ねぇ!どういう事なの!?TKさんが未来のタツヤって…!」


MD「恐らくだ、その可能性があるって話しだけだ」


CS「しかしマズイな、ここにはVlが居るんだろ?だとしたら、あの青年…危ないかもしれん」


まどか「えっ!?」


CS「あのスーツは攻撃を受け流す効果がある優れモノなのだが…それはあくまで

現実的攻撃によるものだけだ」


CS「Vlは光で出来たチェンソーを扱うハズだったじゃろ?だとすれば…」


まどか「ッ!」ダッ!


MD「お、おい!アイツ…まさかあの男の所に…!Despair勢力も居るって言うのに…!」
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 08:29:33.88 ID:iec/r56t0
鮮血が吹き出た。


Vlは確実にやられたと思う…だが、Vl自身には痛みが感じられない

痛みのあまり、神経が麻痺してるのかと思ったが違った、Vlに付着してる

血はVlの物ではなかった。


もしやと思い、VlはTKを見ると、TKの右肩から血が溢れ出てた

TKは無表情でVlを見つめてた。


Vl「は…ハハハッ…!そういう事デスカ…!」


Vl「アナタが攻撃を受け流すのは銃弾や刃物らの攻撃のみ!しかし、それが唯一通るのが

非現実的な武器!」


勝機がVlに見えた、Vlはチェンソーを再びTKに向けた。


Vl「残念ですネー、形勢逆転しちゃいましたヨー!」


余裕のVl、だがTKの表情は一切変わらず。


TK「だからどうした……君の攻撃が当たっただけだ」


Vlの背筋が凍る、この冷静さがVlに恐怖を与えた。

普通、今まで攻撃が通用しなかったヤツが初めて攻撃が当たったらパニックをするものだが

TKはまるで初めっからこうなる事が分かっていたようだった


TKは再びVlに刃を突き立てた。
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 08:46:13.81 ID:iec/r56t0
まどか(どこに…どこに居るの…!?)


「おい!何だおま…」


J「天誅だ!」ドガッ!


「ぐわぁあ!」


「アッチだ!アッチに行ったぞ!」


「おい!見えねぇよ!」


まどかはレジスタンス達の波に流されつつもある男を探していた。


ドゴオォォォォォォンンン!!!


もの凄い爆音と共に、血の塊がまどかの前を横切った。

ズタズタに引き裂かれて、直視出来ない状態になっていたDespair勢力の一人のVlだった。




Vl「ゴホッ!そ…そう…か…あのスーツ……ワタシが…設計した…特殊スーツ……

な…何故…あの……男が……」


Vlは弱々しい声で喋りながら大量の血を吐いて、それ以降ピクリとも動かなくなった。


まどかはVlが飛んで来た方向を見ると、真っ白のスーツが血に染まった

TKが倒れていた。


まどか「…………ッ!」
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 09:14:23.37 ID:iec/r56t0
まどか「あ、あぁ…あ……!」


まどかはその光景に絶句していた

TKがまだ生きている確認すると。


まどか「タツヤ!」


TKの本当の名と思われる名を叫んで、まどかはTKに駆け寄った。


TKはその名を呼ばれてピクリと反応した様に見えた。


まどか「タツヤ!大丈夫!?血が……!」


TK「ま……まど……かさん…な、何で……!」


紫色の刃が出ていた腕は既にもぎ取られていて、胸部や腹部から

大量の血が溢れていた。


まどか「タツヤ…しっかり!タツヤ!」


まどかは今にも泣き出しそうな顔で自分の弟の名を叫ぶ。

TKは血を口からこぼしつつ、弱々しい声で


「姉、ちゃん………せっかく……姉ちゃんの……結婚式……だったのに……」


「欠席になって……ゴメン……」


まどかににそう告げると、TKまたは鹿目タツヤは動かなくなった。
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 09:29:16.47 ID:iec/r56t0
さやか「やっぱりその人…たっくんだったね……」


まどか「……やっぱりタツヤだったの?」


まどかは低く暗い声で言った。


さやか「うん…たっくんが乗っていたタイムマシンの中に焦げた写真を解析したら、紛れも無くたっくんだ、って…」


まどか「そう…なんだ……」


まどか「何で…タツヤがこんな目に……」


さやか「…………」


まどか「こんなのって無いよ…!あんまりだよぉ…!」


さやかはまどかの後ろから、まどかをジッと見つめていた。
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/07/20(金) 12:09:47.89 ID:H/CSb3Pao
タツヤ…
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) :2012/07/20(金) 12:38:40.00 ID:iec/r56t0
数年後の見滝原


「どうしたの?タツヤ」


タツヤ「あ、姉ちゃん、今日『本部』の仕事が入っちゃって…大丈夫、明日には帰って来るから」


まどか「絶対に帰って来てよね?」


タツヤ「大丈夫、帰って来るさ」


タツヤ「それにしても、あの姉ちゃんが結婚かー…そう言えばお母さん泣いてたね」


まどか「何も泣く事ないのに…」
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 12:54:10.30 ID:iec/r56t0
タツヤ「じゃあ…そろそろ行ってくる」


まどか「うん、行ってらっしゃい!」


まどか「あ!ちょっと待って!」


タツヤ「え?」


まどか「財布、忘れてるよ?」


タツヤ「あ、そうだった、ありがとう姉ちゃん」


タツヤ「姉ちゃんのお守りが入ってるからね」


まどか「それじゃあ……頑張ってね!」


タツヤ「それじゃあ、行ってくる!」
496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 13:13:05.41 ID:iec/r56t0
明日


「まどかさん…そろそろ、時間ですよ?」


まどか「あ、ちょっと待って下さい!まだ、弟が来てないんです」


「あ、タツヤ君ですか?」


まどか「はい、スミマセン…いつもは遅れる子じゃないのに…どうしたのかな…」


「……じゃあ、奥で待ってますから」


まどか「はい」


まどか(タツヤ、どうしたのかな……?)


まどかは、タツヤを式が開始される時間のギリギリまで待ち続けた。

だが、タツヤは式が終わっても来なかった。
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 13:30:48.06 ID:iec/r56t0
村跡


J「……マジで死にやがったのか…TKのヤツ…」


MD「あぁ…」


J「いつかはそうなるんじゃねぇかって、思ってたんだがな……」


まどか「…………」


さやか「まどか……」


さやか(自分の弟が目の前で死んじゃったもんね……)


MD「鹿目まどか、未来は変えられるさ、Despair勢力を潰して地球には一切関わらない、そうすれば鹿目タツヤは

死ぬ事は無いだろう……」


まどか「…………」コクッ


MD「鹿目タツヤはよくやってくれたよ、御陰でSTは捕縛出来たしVlは死んだ、これでDespair勢力の主砲が

二人消えたんだ」


J「アイツこそ、この星の救世主だよ……」


J「けど、ベルや民にどう説明すればいいんだ…」
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 18:37:03.75 ID:iec/r56t0
まどか家前


タツヤ「ねーちゃん!」


まどか「タツヤ……?」


タツヤ「ねーちゃんを待ってたの!」


まどか「タツヤ…!」ギュッ!


タツヤ「? ねーちゃん、どーして泣いてるの」


まどか「ううん、なんでもない…なんでもないけど…しばらく、このままにしてていい?」


タツヤ「うん?いいよ?」


まどか「ごめんね…」ギュッ


タツヤ「? 変なねーちゃん」
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 21:01:30.55 ID:iec/r56t0
本惑星のとある施設



Despair「――――――」


DR「私です、DRです」


Despair「―――――?」


DR「はい、実はついさっき、Despair勢力宛の荷物が届いたんです」


Despair「―――――」


DR「いや、武器じゃないです、死体が送られて来たんです」


Despair「――?―――?」


DR「大理石で作られた棺桶の中には『black joke』と書かれた緑色の布の中にズタズタにされたVlの死体でした」


DR「死体の他には高価な宝石が数個入ってました」


Despair「………――――」


DR「STは行方不明になりました」
500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 21:22:29.64 ID:iec/r56t0
DR「しかし、この行為はどう見てもhope勢力による挑発でしょうね」


Despair「――――――」


DR「いや、Vlはどうやらレジスタンスに殺されたようです、信じられませんがね」


Despair「―――――」


DR「もう無理でしょうね、あの星は既にhope勢力の手に落ちてますから」


Despair「…………」


DR「何人ものDespair勢力のメンバーを失ってしまいましたね」


Despair「……………」


DR「所で、いつになったらその装置から出られるんですか?」


Despair「――――――」


DR「……そうですか」


Despair「―――――…………」


Despair「………………」
501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/07/20(金) 21:24:06.81 ID:/bV9JfIuo
そろそろ誰かまとめてくれないと頭ティロティロする
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 23:15:52.24 ID:iec/r56t0
キュゥべえの研究所


キュゥべえ「Vlの死体を『ブラックジョーク』って書かれた布でグルグル巻きにして、それを棺に入れて

Despair勢力の本基地に送り付けたぁ!?大胆な事するね、戦争ものだよそれ!?」


MD「何言ってるんだ、初めっから戦争だぞコレ」


ほむら「さらに激化するわね」


MD「とっととヤツらとケリを付ける、RBと未来の鹿目タツヤの弔い合戦だ!」


「いつまで死んだ事にしてるんですの!?」


MD「なっ…!?そ…その声は…!」


仁美「まったく……」


MD「RB…!生きてたのか…!?」
503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 23:47:36.36 ID:iec/r56t0
仁美がVlの手によって殺される。
    ↓
Vlが仁美の死体を繁華街にに投げ捨てて、その死体をまどかとさやかとMDとキュゥべえが発見。
    ↓
葛藤したMDがVlが潜んでいた所に襲撃。
    ↓
しかしそのVlは偽物と判明して、Despair勢力の本当に占領する星が『惑星まどか』だと判明。
    ↓
MDは、ほむらとマミと共に『惑星まどか』に到着。
    ↓
Despair勢力の残虐行為を目撃する。
    ↓
『惑星まどか』のレジスタンスと合流。
    ↓
キュゥべえとさやかとまどかが『惑星まどか』に到着。
    ↓
MDらはレジスタンスのリーダーであるJと共に惑星まどかにあるDespair勢力の基地を襲撃。
    ↓
ほむらの変態行為。
    ↓
TKと出会う。
    ↓
TKを探る。
    ↓
TKは未来からやって来た『本部』に入った、鹿目タツヤと判明。
    ↓
レジスタンスのメンバーがやられた為、J達は報復を開始。
    ↓
タツヤがSTを倒して、相打ちになったが、Vlを撃破。
    ↓
タツヤはまどかの結婚式に行く予定だった(新郎不明)。
    ↓
タツヤの遺体は『惑星まどか』の村跡に埋葬(タツヤが居候していた村)。
    ↓
MDがDespair勢力と決着をつける為、Vlの死体を利用してDespair勢力を挑発。
    ↓
MDは仁美が生きていた事に驚愕。
    ↓
   今ここ 
504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/20(金) 23:58:34.28 ID:iec/r56t0
キュゥべえ「今振り返るとさ、魔法少女関係なくない?」


マミ「そう言えばそうね……」


ほむら「私、死体捨て場で機関銃を乱射した事以外しか活躍してない」


マミ「私はサソリの大軍を撃ちまくった記憶しか……」


キュゥべえ「う〜ん…まぁ…宇宙人同士の戦いだからね」



仁美「私の回復能力を知りませんでしたの?」


MD「初耳だぞ…そんなの…」
505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/21(土) 04:59:14.48 ID:mo+hEowi0
MD「それじゃあ、鹿目タツヤの偉業に続くぞ!」


キュゥべえ「うん」


仁美「そうですわね」


マミ「面白くなって来たわ」


ほむら「ふぁ〜…」


MD「………それにしても滑稽だな」


ほむら「何が?」


MD「あの財布のに書かれてた鹿目タツヤの名前」


MD「普通はTATSUYA KANAMEなのにTATUYA KANAMEって書いてあった

このまま読んでしまったら―――」


ほむら「別にどっちでもいいじゃないの?両方とも鹿目タツヤって読めるんだし」


MD「いや、しかしなぁ……」
506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/21(土) 11:51:10.54 ID:3WyVKczAo
>>501
はやらないから
507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/21(土) 21:40:53.54 ID:mo+hEowi0
MD「あ、そうだ、殲滅部隊を再結成したから入ったらどうだ?」


ほむら「殲滅部隊?」


MD「Despair勢力が占領した星を奪還するだけだ」


ほむら「フッ…面白そうね」


MD「決まりだな、私も行くから」



仁美「殲滅部隊って…策も何も無しに真正面から突撃する部隊じゃありませんでしたっけ?」


キュゥべえ「あまりにもハード過ぎて性格が変わってしまう程らしいんだけど…前、ほむらに話した筈なんだけど」
508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/21(土) 22:00:17.26 ID:mo+hEowi0
明日


さやか「へぇ、ほむらが殲滅部隊とか言うところに行ったの?」


キュゥべえ「Despair勢力の主力部隊を2時間で潰すっていう事をしたみたい」


キュゥべえ「まぁ、ほむらなら魔法で何とかなると思うけど…」


ほむら「…………」


まどか「あ、ほむらちゃん!」


ほむら「……鹿目まどか、気安く話し掛けないでくれる?虫酸が走るわ」


まどか「え」


さやか「たったの2時間で見事に性格が変わった…!」
509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/21(土) 22:09:19.40 ID:mo+hEowi0
キュゥべえ「このパターンは珍しいね」


さやか「でも、コレでまどかに変態行為をしなくなくなるね!」


まどか「うん、でも何か悲しい気もする…」


ほむら「美樹さやか」


さやか「えっ!?は、はい?」ビクッ


ほむら「いえ……さやか…」


さやか「え」


ほむら「……好き」ポッ


さやか「」


まどか「」


キュゥべえ「ま、まさか…」
510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/22(日) 20:58:32.16 ID:pfG5rTMn0
ほむら「えへへ…///」モジモジ…


さやか「えっ、今…幻聴が聞こえたような…」


さやか「い、今、なんて?なんて言ったの?」


ほむら「美樹…さやか…あなたの事が…好きです!」ホムゥ!


ほむら「きゃっ///」


まどか「えぇええええええええええええええ!?さ、さやかちゃん!早く!」


さやか「えぇっ!?えっと…私もほむらの事が…ってなんでだよ!」


MD「おい、そろそろ殲滅に行くぞ」


ほむら「返事…待ってます…///」


さやか「え…あ、う、うん」


ほむら「それじゃあ!」



まどか「なんて言うか…凄い変わったね…」


さやか「本当だよ…誰なんだよ…あの人…」
511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/22(日) 21:09:00.58 ID:pfG5rTMn0
明日


まどか「ほむらちゃんへの返事、考えた?」


さやか「いや、まだ…」


まどか「あっ!ほむらちゃんだ!」


ほむら「これはこれは…鹿目殿に美樹殿…!」


まどか「か、鹿目殿?」


さやか「み、美樹殿って…」


さやか「あ!そうだ!まだ、返事を考えてないんだ…」


ほむら「返事…?はて、何の事やら……」


さやか(な、何だ、覚えてないのか…良かったぁ…!)


MD「おい、早く行くぞ」


ほむら「これから戦に行くので、拙者はこれで…」



さやか「侍になってた……」


まどか「侍だったね……」
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/23(月) 17:56:21.00 ID:3F2Ir+g80
さやか「あ、ごめん、まどか。これから病院に行ってくるから」


まどか「上条君の所?うん、分かった」


病院


さやか「恭介ー…って、バイオリン弾いてたの?」


恭介「やぁ、さやか。これから、さやかの為に弾こうと思ってた所なんだ」


さやか「えっ!?」


恭介「聞いてくれるかい?」


さやか「も…モチのロン!」


恭介「じゃあ…」


さやか「…………」ドキドキ…


メギャギャギャギャギャギャギャ!!ゴヒッ!ブヒュッ!


さやか「」
513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/07/23(月) 18:10:31.94 ID:v9050txMo
ほむほむ……
514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/23(月) 18:26:07.34 ID:3F2Ir+g80
さやか「」


恭介「どう…かな…?」


さやか「えっと…奇抜な音楽だった…」


恭介「そうか…ここ最近、スランプなんだ」ピギィー!


さやか「へぇ…珍しいね、恭介が…(スランプであんな音出るの!?)」


恭介「何故か知らないけど、変な音が出るんだよ」


ジャワーン!ジャワジャワジャワジャジャワジャ!ベルン!ボルン!


恭介「ほら」


さやか「バイオリンがおかしいんじゃ?」


恭介「僕もそう思ったけど、バイオリンは正常なんだ」


恭介「はぁ…せっかく退院出来るのに…」


さやか「うん…え?退院するの?」


恭介「え?そうだけど?」
515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/28(土) 07:33:24.15 ID:O6iJGxJr0
キュゥべえの研究所


さやか「―――って訳で、一生のお願い!」


キュゥべえ「あのねぇ、さやか、上条恭介のスランプを直してやりたいのは山々なんだけど、hope勢力の研究班は

忙しいんだ」


キュゥべえ「昨日から、本惑星の通信が混雑してるし」


さやか「そんな事言わずにさぁ〜お願いだよ〜」


キュゥべえ「無理なものは無理」


さやか「恭介のスランプを直してくれたら、『さやかちゃん特製キッス』をあげるから」


キュゥべえ「さ…『さやかちゃん特製キッス』…!?そ、それは一体……いや、いらない…」
516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/28(土) 07:52:49.15 ID:O6iJGxJr0
さやか「お願いだよ、なんでもするから!」


キュゥべえ「はぁ…分かったよ…出来るか限りの事はしてみるよ」


さやか「ホント!?」


キュゥべえ「片手間でやる程度だから、期待しないでくれよ」
517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/28(土) 08:03:08.11 ID:O6iJGxJr0
キュゥべえ「さてと…ラジコンの改良の続きと上条恭介のスランプを治す装置を作ろう」


キュゥべえ「テレビ見ながら」ピッ


赤髪のホームレス『おい!なに勝手に撮ってんだよ!撮るんじゃねぇよ!』


赤髪のホームレス『あー!そうだったな!お前らはそういうヤツらだったよな!』


赤髪のホームレス『そんなに人が苦しんでるところを撮って面白いかァ!』ガッ!


カメラマン『うわ!なにをするやめ…』


ガチャ!ガチャ!ガッシャーン!!


―――しばらくお待ちください―――


キュゥべえ「〜♪」
518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/28(土) 08:06:23.72 ID:jBxht5oDO
赤髪のホームレス?それってあんk(ザクッ
519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/28(土) 10:12:08.06 ID:KUspOH4DO
確実にあn…
520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/28(土) 20:24:44.84 ID:O6iJGxJr0
キュゥべえ「俺との愛を守る為ーお前はたびーだちー♪」


赤髪のホームレス『撮るなよ!撮るなっつてんだろ!』


赤髪のホームレス『いい加減にしろよ!この野郎!』


テレビクルーA『うわ!生ゴミを投げてきた!』


テレビクルーB『ギャー!汚ねぇー!』


テレビクルーC『それと臭ぁ!!』


キュゥべえ「あーいを取りもどっせー♪」


テレビクルーA『逃げろ!退避!退避!』


赤髪のホームレス『二度と来んな!』


キュゥべえ「おわぁったぁー!」バーンッ!


キュゥべえ「ようやくラジコンの改良が出来た、ついでに新機能も付けてしまった」


キュゥべえ「人間も操る事が出来る機能なんだけど…使うとこ無いな…余計な物を付けてしまった」


キュゥべえ「あ、そうだ、アニソンを歌ってたから、上条恭介のスランプを治す装置を作ってないや」


キュゥべえ「さっさと終わらすか」
521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/28(土) 20:31:48.23 ID:O6iJGxJr0
ほむら「」ホムッ


キュゥべえ「でーびでびでびでび〜♪」


ほむら(人間を操れるラジコンを作るとは…インキュベーター…それを使ってまどかにあんな事や

こんな事をする気じゃあ…!)


ほむら(そうはさせないわ!まどかは私の物!)


カチッ


ほむら(時間を止めてっと…このラジコンを回収しておきましょう)


ほむら(…………フヘッ)


ほむら(フヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘ……………)


カチッ


キュゥべえ「フーンフンフーンフフフーン〜♪」カチャカチャ…
522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/28(土) 20:41:28.84 ID:jBxht5oDO
ほむらェ…惑星まどかでまどか(住民)を食って味染めやがったなwwww
523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/28(土) 20:44:44.53 ID:O6iJGxJr0
さやか家


さやか「うん?」ゴーホーム!ゴォ-ホォーム!


さやか「電話?誰からだろう?」カチャッ


さやか「もしもし?」


恭介『あ、さやか?』


さやか「恭介?どうしたの?」


恭介『実は…コンサートが決まったんだ…』


さやか「え"っ!」


恭介『もう駄目だぁ!僕が弾いたバイオリンの音が全部、豚の泣き声みたいになるなんて言えないよ!』ブヒィー!ビギィー!


さやか「う…うわぁ…悪化してる……」


恭介『うぅ…うぅう!』グスグス…


さやか「だ、大丈夫だよ恭介!私、いい医者知ってるから!その人なら何とかなるかも…」


恭介『え?』
524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/28(土) 20:54:12.21 ID:O6iJGxJr0
キュゥべえの研究所


MD「QB!暁美ほむらはどこに行ったぁ!?」


キュゥべえ「え?ほむらがどうかしたのかい?」


MD「アイツ、三日以上の休日を取りやがったんだ!」


キュゥべえ「え!?そ…そんな事をしたら…」


MD「あぁ…殲滅部隊に入って、CSの薬を飲まないまま、休むと、元の性格がかなり酷くなる…」


キュゥべえ「…え?って事は…」


MD「鹿目まどかが危ない!」


キュゥべえ「それは大変だ!早くい…ってあれ?」


MD「どうした?」


キュゥべえ「ラジコンが無い!?」
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/28(土) 21:02:25.46 ID:O6iJGxJr0
まどかの部屋


まどか「スー…スー…」


ほむら(クケケ…相変わらず、まどかの寝顔は可愛いのぅ…グヘヘヘ…)ジュルリ…


ほむら(本来なら、覆面を被ってまどかの処女を頂くのだけど、今はその時ではないわ…)スッ…


ほむら(さぁ…まどか!私の最高の友達になるのよ!)カチッ


バチバチッ!


ほむら「きゃあ!な、何!?ち、違う!そうじゃな…!!」


カッ!


ほむら「」ポケー…


まどか「えへへ…さやかちゃん…上条君のバイオリンの音がファミコンみたいな音になってるね…」


まどか「スー…スー…」


ほむら「」ポケー…
526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/28(土) 21:10:46.08 ID:O6iJGxJr0
ピピピピピ………


まどか「むにゃ…ん…」


カチッ


まどか「ふぁ〜…朝か…ん?」


ほむら「」ポケー…


まどか「え……ほ、ほむらちゃん…?」


ほむら「」ポケー…


まどか(様子がおかしい……どうしたんだろう……)


まどか「ん?なんだろう…このラジコン…どこかで見た様な…」カチッ


ほむら「ハッ!?」


まどか「あれ?ほむらちゃん?大丈夫!?」


ほむら「……………」ギギギギ……


まどか「え…ほ、ほむらちゃん…?」


ほむら「…………」ニタァ…


ガバッ!


まどか「わっ!ちょっ!ほむらちゃ…あん!や…やめ…!」


ほむら「ゲヘヘヘヘヘ…グヘヘヘヘヘ……!」


まどか「いやぁああ!助けてぇ!誰かぁあああああ!!!」


タツヤ「?」
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/28(土) 21:14:29.95 ID:zpJ/9Hkgo
ほむほむェ……
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/28(土) 23:24:16.23 ID:jBxht5oDO
ほむらェ…キュゥべえー!MDー!はやくきてくれー!
529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/28(土) 23:40:18.62 ID:O6iJGxJr0
ほむら「!?」


ほむら「フヘヘ……タックーン…」ユラァ


まどか「あ!駄目!タツヤ!ほむらちゃんから逃げて!」


ほむら「クケケケ………」


タツヤ「?」


まどか「止めてよ!ほむらちゃん!……わぁ!」ガッ


まどか「ギャン!」バタッ!


まどか「いたた……ラジコンに足を引っ掛けちゃった……」


ほむら「」ポケー…


まどか「あ…あれ?」


ほむら「」ポケー…


まどか「………まさか、このラジコンが…」
530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/28(土) 23:47:55.06 ID:O6iJGxJr0
まどか「これでほむらちゃんを元に戻せるかも…」カチッ


ほむら「ハッ!?」


まどか「ヒッ!」ビクッ!


ほむら「わ……私は……一体…!?」


まどか「あ、よかった〜…ほむらちゃん、元に戻ったんだね……」


ほむら「だ、誰…?」


まどか「え…?ほ、ほむらちゃん」


ほむら「こ、ここはどこ?私……病院に居たハズなのに…」


まどか「お、落ち着いて、ほむらちゃん…」


まどか(もしかして、記憶を戻しちゃったのかな………)
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/28(土) 23:52:20.97 ID:O6iJGxJr0
ほむら「あなたは誰!?や、止めて!来ないで!」


まどか「落ち着いて!ほむらちゃん!私は―――ッ!」


タツヤ「なにこれー」パチッ


ほむら「まどかぁあああああああああ!!!ベロベロベロベロベロベロ!!!!」ガバッッ!


まどか「ギャアアアアアアアアア!!!誰かぁあああああ!!」


タツヤ「あはは!おもしろーい!」カチッカチッ


まどか「や、ちょ、そん…わぁ!ああああああああああ!!!」
532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/28(土) 23:56:16.81 ID:O6iJGxJr0



キュゥべえ「早く急ぐんだ!まどかが危ない!」


MD「もうすぐだ!」


「待てェ!」


AR「私はDespair勢力の一人、AR!ここから先は通さんぞ!」


キュゥべえ「」スルー


MD「」スルー


AR「」ズコー!
533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/29(日) 00:01:59.03 ID:PPRlxoOB0
AR「おいコラ!何スルーしてるんですかぁ!?」


MD「うるさいなぁ…今はお前と相手してる場合じゃ無いんだよ馬鹿」


AR「あ!馬鹿って言ったなぁ!この私に向かって馬鹿って言ったな!?」


MD「うるさいよ……この大馬鹿が」


AR「大馬鹿!?馬鹿に『大』を付けやがったなぁ!?もう許さん!!」


AR「私を怒らせたらどうなるか……思い知らせてやる!」カチャッ


キュゥべえ「あ、あの光線銃は………!」


AR「喰らえ!」


カッッ!


キュゥべえ「うわぁ!」


MD「な、何だ!?この光は…!」
534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/29(日) 00:13:49.81 ID:PPRlxoOB0
キュゥべえ「……………」


MD「…………って」


MD「何も起きないんかい!」


MD「あれ?こんなに、声が高かったけ?」


AR「フフフ………」


MD「うわぁ!ARがで、デカくなった!」


AR「デカくなった訳じゃ無いんだよ、お前らが縮んだんだ」


キュゥべえ「な……や、やっぱり……」


MD「な、何だと!?」


AR「ハーッハハハ!その体では思うように動けまい!死ねぇ!」


キュゥべえ「あ!お巡りさん助けて!」


ガシッ!


AR「は?」


警官「ちょっとキミ、来てくれないか?」


AR「え…あ、あの…こ、コラー!国家権力を使うとか卑怯だぞ!!オーイッ!!!」



MD「まったく…どの口が言うか…」


キュゥべえ「早くまどかの所に急ごう」
535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/29(日) 00:20:03.07 ID:PPRlxoOB0
キュゥべえ「体だけが小さくなったから、着てる物がそのままだから歩きづらい……」


MD「これでは手遅れかも……」


MD「出来れば変なヤツと会いませんように……」


変態「デュフフフフ………」


MD「悪いQB、フラグを建設してしまった……」


キュゥべえ「いいや、いいんだよ。薄々こうなるだろうなって思ってたから」
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/29(日) 00:33:50.29 ID:4Ioai78DO
おまえら少し自重しろよwwww
537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/29(日) 00:45:13.86 ID:+C/g/fmAo
おい
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/29(日) 01:03:11.08 ID:PPRlxoOB0
キュゥべえ「なんか変な人だし…しかもよく見たら手錠をしてるし……目を合わさないでおこう……」


MD「あぁ…そうだな…」


変態「クッククク……」


MD「!? ち、違う!コイツはただの変人じゃない!コイツはDespair勢力の――――」


ドガァアアアアアアアアアアンッッ!!!!!



キュゥべえ「ぎゃん!」


MD「ぐっ!」


「フフフ……」


キュゥべえ「うわぁ!パンチ一つでクレーターが!な、何者なんだい!?」


MD「ヤツはPI、私の右腕を折った男だ」
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/29(日) 01:09:05.20 ID:PPRlxoOB0
MD「よりにもよってコイツと会うことになるとは……」


キュゥべえ「か、勝てるかい?」


MD「無理だな…特に今の状態では…いや、通常の体でも負けるだろう……」


MD「私はコイツに5回戦って5回負けてるんだ……」


キュゥべえ「そ、そんな……」


PI「…………」ザッ…


MD(万事休すか…!)


PI「…………」クルッ


キュゥべえ「あ、あれ?」


MD「帰った?よ、よかった……」ガクッ…


キュゥべえ「でも何で…って、クレーターの中心に何か潰れてる…」


MD「スズメバチ?ま、まさか…アイツ…」


キュゥべえ「スズメバチを叩き潰しただけ?」


MD「はぁ…何はともあれ助かった……」
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/29(日) 01:11:51.63 ID:PPRlxoOB0
まどか家前


さやか「ん?」


ヤメテ!ホムラチャン!


ウヘヘヘヘヘ!マドカァァァ!!


さやか「なんだ?まどか?それと…ほむら?」


さやか「まさか…ね…」


タスケテ!タスケテ!


マドカハワタシノヨメニナルノガフサワシイ!


さやか「って、何をやっとるんだアイツは!」ダッ!
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/29(日) 01:17:27.79 ID:PPRlxoOB0
さやか「勝手に上がり込みますよー!」ドカドカ



さやか「コラー!何をやっとるかぁ!」ガチャッ!


まどか「あ!さやかちゃん!助けて!」


ほむら「うへへへ……まどかぁ…!」


まどか「嫌……嫌ぁ!止めてぇ!」


さやか「人が嫌がる事は止めろ!!」バシッ!


ほむら「ギャフン!」
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/29(日) 01:32:16.00 ID:4Ioai78DO
手錠してるってのでテイルズオブシンフォニアのリーガルを想像した
543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/29(日) 08:11:55.33 ID:wEYi9zKvo
ほむらェ……
544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/12(日) 12:39:04.94 ID:sEvG6e330
「甘いわ!その程度で心が折れる私じゃないわ!」


「やめて!助けて!」


「人ン家で暴れるな!」


「さやかちゃんの家じゃないよ!?」


「い、いや…そういう意味で言ったんじゃ……」



キュゥべえ「あぁ、遅かったか……」


MD「美樹さやかも居るようだな、行くぞ」
545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/12(日) 12:47:05.59 ID:sEvG6e330
キュゥべえ「ま、待って!この姿で行くのかい!?」


MD「とりあえずラジコンを取り戻してからだ、話はそれからだ」


キュゥべえ「ウ…ウン、そうだね」


タツヤ「だれー?」


キュゥべえ「これをキミにあげるよ」


QB「え?ちょっと待っ……」


タツヤ「わーい!」


キュゥべえ「よし、今の内に入るよ」


MD「あれ見えてるのか?」


キュゥべえ「ステルスOFFにしてるからね、誰にでも見えるんだよ」
546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/12(日) 12:55:05.94 ID:sEvG6e330
さやか「止めろ!」


ほむら「離しなさい!美樹さやか!く、首が…し、締まって……」


キュゥべえ(よし、今の内にラジコンを………)


MD(何をやっとるんだコイツら……)
547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/12(日) 12:57:10.98 ID:sEvG6e330



MD「ほっといていいのか?」


キュゥべえ「さやかが居るから大丈夫だろうね」


キュゥべえ「今、hope勢力はどうしてるかな」ピッ
548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/12(日) 14:05:54.48 ID:sEvG6e330
キュゥべえ「うん、順調のようだね」


MD「そうか、それは良かった」


AR「ぜぇ…ぜぇ…オイこら!さっきはよくもやってくれたな!」


MD「お前か……勝手にお前が捕まったんだろうが、人のせいにするな」


AR「黙れ!今度はそうはいかないぞ!PI!」


PI「グッフッフッフ………」


MD「ゲッ!」


キュゥべえ「スズメバチの……」


AR「やれ!殺せ!hope勢力を打ちのめせ!」


MD「クッ…!打ちのめされるのはソッチだ!」スラッ


MD「がぁ!さっきまで気付かなかったけど、刀がデカいせいでまともに持てないぃ!」


キュゥべえ「ど、どうすれば!あ!そうだ…このラジコンを使えば…宇宙人に効くかなコレ」ピッ!
549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/12(日) 14:20:51.78 ID:sEvG6e330
PI「」ピタッ


AR「え?」


PI「」クルッ


AR「えっ、ウソ…ちょっと…まっ…」


PI「」ダッ!


AR「わぁああああああああああああああ!!!!!」


杏子「クソ、マスコミめ……ん?」


AR「わぁあああああああああああ!!!!」


杏子「おわぁあああああ!!!??」


ギャアアアア!


ナニスンダテメェ!コッチクンナ!



キュゥべえ「はぁ…宇宙人にも効くとは……とんでもない物を作ってしまった…」


MD「いや、結果オーライだ…」
550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/12(日) 14:29:41.45 ID:sEvG6e330
河原



AR「ぜぇ…ぜぇ…」


杏子「ハァ…ハァ…」


AR「くそ…アイツが操られるなんて……」


AR「うぅ…もぅやだぁ…故郷に帰って畑を耕してたいよぉ…」グスグス…


杏子「ゼェ…ゼェ…何を泣いてるか、分かんねーけど、ホレ」


AR「?」


杏子「食うかい?」
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 14:31:38.69 ID:6/rV5YFfo
あんこちゃんまじ聖女
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/12(日) 14:58:07.89 ID:sEvG6e330
AR「すまない…うぅ…」ポリポリ…


杏子「どうした?チョコ類は嫌いか?」


AR「いや、こんなに優しくされたのは初めてで…Despair勢力の仲間達にすら冷たくされてるから……」


AR「今まで砂漠地帯に置いていかれたり、窃盗犯の身代りにされたり、盾にされたりされてたから……」


杏子「そうか…お前も酷い思いをしてきたんだな」


AR「うん…」


杏子「ヘッ、いつまでクヨクヨしてんだよ!ホラ、立てよ」


AR「うっ…すまない…」ガシッ


杏子「気にすんなって」
553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/12(日) 15:12:54.29 ID:sEvG6e330
488889099

早く友達の一人ぐらい作ったら?^^


4776663

家帰ってママのおっぱいでも飲んでろks


355587

うるせぇ、みんな死ね



MT「クソッ、死ね、死ね、みんな死ね」カタカタ…


キュゥべえ「あれ?MT、居たの?」


MT「あぁ、お邪魔してますよ。クソッ、死ね」カタカタ…


キュゥべえ「何やってんの?」


MT「Despair勢力の通信をハッキングしてるんですよ。クソが死ね」カタカタ…


キュゥべえ「何しに地球に?」


MT「つい最近、この地球に来たARってヤツの確保ですよ。死ねクソが、テロ活動してろ」カタカタ…


MT「ARを捕まえて見せしめで殺す予定なんですよ。クソッ死ねボケ」カタカタ…


キュゥべえ「見せしめ、ね……」
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/12(日) 15:18:10.29 ID:sEvG6e330
河原


杏子「で?お前どうするの?」


AR「あぁ…追われているからな……」


杏子「追われている…?誰に?」


AR「あ、え、いや…」


杏子「ま、言いたくないなら、言いたくないでいいけどよ」


杏子「よし、匿ってやろう」


AR「え?で、でも…」


杏子「気にすんなって」


AR「はは…本当に悪いな……」
555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/12(日) 15:20:20.59 ID:sEvG6e330
AR「で?家は?」


杏子「まぁ、色々あってな…ホームレス状態なんだよコレが」


AR「そうなのか…大変だな…」


杏子「ま、慣れたら大した事ねーぜ?」


AR「あまり慣れたくないな…」
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/12(日) 15:25:01.37 ID:sEvG6e330
明日


ほむら「違うのよ、コレは誰かの陰謀で…」


さやか「そんな話し信じられるかぁ!」


まどか「ほむらちゃん…」


ほむら「え?何?何なの?まどか?」ズイッ


まどか「ヒッ!」ヒキッ


ほむら「そんな化け物を見るような目で私を見ないで」ハァハァ…


さやか「嫌なの?嬉しいの?」


ほむら「嬉しい」キッパリ


さやか「そう、か…アンタは私の想像以上の人間だったようだ…」


ほむら「褒めたって何も出ないわよ」
557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/12(日) 15:59:50.34 ID:sEvG6e330
学校


先生「…なので、この物質は人間が見知ることが出来る物質とはほとんど反応しないなどともされておられ

本当に存在するのか、どのような物質なのかすら不明な為……」


上条「………」ポケー…




休み時間


中沢「よぉ、上条。どうしたんだ?」


上条「中沢か…いや、色々あってな…」


中沢「なんだよ」


上条「実は…スランプなんだ…」


中沢「へぇー…珍しいな」


上条「しかも、バイオリンだけじゃなくて、ピアノとか他の楽器を使っても変な音が出るし」


中沢「変な音?」


上条「何か…こう…言葉には出来ないような音が出るんだ」


中沢「スランプってレベルじゃねーぞ、ソレ」
558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/12(日) 16:05:51.08 ID:sEvG6e330
屋上


上条(はぁ…もう駄目だ、どうやったら普通の音が出るんだ…)メヒョーン


上条(ハーモニカですらこの有様だよ……)プレーンボリーンヌレルーン


上条(でも、さやかが良い医者を知ってるって言ってたし。まだ希望を捨てるのは早いな)ゴルップーン


マミ(何かしらこの奇怪音は……)
559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/12(日) 16:17:42.77 ID:sEvG6e330
マミ「何をやってるの?」


上条「?」


ハーモニカ『はい?なんでしょうか?』


マミ(ハ…ハーモニカで喋ってる!?)


上条「あの…」


マミ「え?あ、な、何をしてるの?)


上条「実は上手くハーモニカが吹けなくて…」


マミ(あの音、ハーモニカの音なの!?)


マミ「そ、そのハーモニカ壊れてるんじゃないの?」


上条「いや、正常ですよ」


マミ「何であんな音に…?」


上条「ちょっとスランプで…カスタネットでも普通の音が出なくて」


ジャコッ!メジッ!アボッ!カボカボカボッ!ワンワンッ!


マミ「ど、どうやったらそんな音が……」
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 18:01:18.89 ID:wwm0hOVDO
久々の更新ktkr
561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/13(月) 05:30:35.41 ID:Py5BmT9U0
本惑星のDespair勢力のアジト


「どうするんですかー」


「数週間も耐えられないよー」


「もう駄目だー」


KL「こりゃ手詰まりだな、地球に居たDespair勢力と連絡がつかないし」


DR「KLさん、地球に居るhope勢力を潰しましょう」


KL「こんな状況でどうやって出来るんだよ、そんなヒマねぇんだぞ?」


DR「いえいえ、私達がするのではなく、地球の人間にhope勢力を潰してもらうのです」


KL「は?」


DR「魔法少女を使って、hope勢力を潰すのですよ」


KL「あ、なるほど」


DR「その前に大量生産装置の確保に向かいます」


KL「何で?」


DR「使うことがあるんですよ。あ、それと、数体の契約用個体を地球に送り込んで下さいね」
562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/13(月) 05:45:35.87 ID:Py5BmT9U0
ほむら「学校なんて久しぶりのような気がするわ」


「……だから、僕と契約して…魔法少女になって欲しいんだ!」


ほむら(ハッ!?この忌々しいセリフは……だ、駄目よ!学校で銃なんて撃ったりしたら!)ガクガク…


ほむら(今までずっと、あの白い変な生物を撃ってなかったから……くぅぅ…!)ガクガク…


ほむら(いや、駄目よ…学校の廊下で銃をぶっ放すなんて非常識にも程が……!)ガクガク…


ほむら「あ、そうだ。銃がダメならロケットランチャーならいいのでは?」ホムーン!


ほむら「なーんだ、何でそんな簡単な事を思いつかなかったのかしら」


ほむら「消音銃を使えばいいと思うけど、ランチャーの方が殺傷力が上だしね、うん」
563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/13(月) 05:51:32.18 ID:Py5BmT9U0
運動場


さやか「ほむら遅いねー、何やってるんだろう」


ズガァアアアアアアアアアアアン!!!!!!


まどか「わわっ!?何!?」


さやか「学校からもの凄い爆音が……」


まどか「まさか…!?」


さやか「いやいや、それはないでしょ。いくら、ほむらが変人でも学校を爆破するなんて……」
564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/13(月) 05:59:08.75 ID:Py5BmT9U0
廊下


QB「あがが……」ピクピク…


ほむら「ふぅ、スッキリしたわ。それにしても、コイツは誰と契約したのかしら…」キョロキョロ…


QB「ぐぐぐ……」プルプル…


ほむら「ランチャーがモロ当たってなくてよかったわね」


QB「お、鬼っ…!あ、悪魔っ…!」プルプル…


ほむら「オマケで銃弾を贈呈してあげるわ」バスッ


QB「ヴぇ」ビクンッ
565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/13(月) 06:17:19.98 ID:Py5BmT9U0
上条「うわっ!何だコレ!?」


ほむら「ホム?」


上条「あ、暁美さん…さっきの爆発は一体……そ、その格好は…」


ほむら「コレは我が暁美家に代々受け継がれている鎧なの」


上条「よ…鎧なのそれ!?それ、受け継がれているんだ!?」


ほむら「残念ながら鎧なのよ」


上条「何だか暁美さんの事がさらに、分からなくなった気がするよ…」


ほむら「分からないままでもいいんじゃない?」


ほむら「次、体育よね?行かなくていいの?」


上条「い、いや…まだ、時間あるし…」
566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/30(木) 00:09:56.20 ID:ta1PP8Uho
567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/09/05(水) 15:15:23.34 ID:BsOk4tnAO
まどかが結婚するのはほむらちゃん!
568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/11(火) 23:05:51.91 ID:uQrScAgJ0


まどか「ほむらちゃん、どこに居たの?」


ほむら「ちょっと色々あって…あ、上条恭介と出会ったわ」


さやか「体育の時間が終わるまで恭介と何してたのよ…まさか!?」


ほむら「違うわ、あなとの思ってる事とまったく違うから」


ほむら「さぁ、行くわよ二人共。次の授業が始まるわよ」


まどか「待ってよ、ほむらちゃーん!」


ほむら「待ったわ」ピタッ


まどか「むぎゅっ」ドンッ!


さやか「やれやれ…」


さやか(!?)ドクンッ!


さやか(な、に…?意識が…遠……く)


さやか(…………)
569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/11(火) 23:14:30.03 ID:uQrScAgJ0
まどか「あれ?どうしたの?さやかちゃん?」


ほむら「美樹さん?」


さやか「……ねぇ、二人共、魔法少女になる時にキュゥべえに願い事したよね…」


さやか「その願いって…誰が実現してくれてるのかな?」


さやか「あ、ごめんね、私みたいなクズが二人にこんな事を聞いちゃって…」


まどか「ど、どうしたの?さやかちゃん…」


さやか「ゴメンねまどか、心配かけて…大丈夫…で、誰だと思う?」


ほむら「キュゥべえじゃないの?」


さやか「でもさ、キュゥべえが願いを叶えられる力を持っていたらさ、あの戦いは

終わらせれるよね?」


ほむら「キュゥべえじゃないと言うの?」


さやか「うん、なんかおかしいなって思ってさ…」


さやか「……もしかしたらキュゥべえの上司じゃないのかって思って」


ほむら(『本部』時代のキュゥべえ達を仕切っていたのって確か…)
570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/11(火) 23:26:53.28 ID:uQrScAgJ0
ほむら「『本部』のボス…確か…『Despair』だったわね」


さやか「そう、あの人は今は仮死状態だけど、目覚めてしまったら大変だよね?」


さやか「だってさ、『上条君』の腕も治してしまう程なんだよ?」


まどか(!?)


さやか「絶対に治らないって言われてたのに、治せるなんて凄いよね?」


さやか「何でも叶えられる力を持っているって事は地球もひょっとしたら危ないよね?」


さやか「だからさ、私達以外の魔法少女を始末しようよ!」


ぽむら「………何でそうなるのかしら、それに、美樹さん少しおかしいわよ?」


さやか「え?私、変な事言った?」


さやか「はは…ゴメンね…私みたいなウジ虫の発言で二人を不愉快にさせて…」


さやか「私は大丈夫…大丈夫だから…」


さやか「ダイジョウブ……」


ほむら「…………」
571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/11(火) 23:57:17.93 ID:XtktiYQOo
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/12(水) 05:43:53.64 ID:zfRaTjhR0
公園


AR「…………」


杏子「どうしたんだよ?」


AR「いや…実は私は命を狙われててな…」


杏子「お前を?誰が?」


AR「え、いや、その…・」


杏子「ま、いいや。ホレ、リンゴ食うかい?」ポイッ


AR「うぉっ…」パシッ


杏子「安心しろ、どんなヤツが来ても、お前はアタシが守ってやるからよ」


AR「佐倉さん……」ジーン…
573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/12(水) 05:50:32.94 ID:zfRaTjhR0
MD「ようやく元の身長に戻れたな」


キュゥべえ「そうだね」


MD「ん?何だそれは」


キュゥべえ「聞きたいかい?このヘルメットは着けるとその場に居る人の心の内を読む事が出来る

万能ヘルメットだよ」


MD「それでどうする気だ?」


キュゥべえ「コレでARを探すんだよ、この人混みじゃあ見つけにくいしね」


キュゥべえ「早速着けてみよう」カポッ


キイィィィィンン……
574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/12(水) 05:57:39.21 ID:zfRaTjhR0
MD『またコイツはこんな胡散臭い物を作ったのか…』


MD『まぁ、心を読める物を作れるって事はコイツは天才……』


MD『あ、ひょっとして、心読まれてる?』


MD『ちょ…余計な事を考えないようにしよう……』


MD『…………』


MD『あ、猫』


MD『………可愛いなぁ』


キュゥべえ「うんそうだね、あの黒猫可愛いね」


MD「勝手に人の心を読むな馬鹿!!!」
575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/12(水) 06:36:46.00 ID:zfRaTjhR0
キュゥべえ「悪かったよ」


MD「まったく……」


キュゥべえ「………」



『あー昨日の料理美味かったなー』


『うふふ…コレを先輩に食べさせれば…』


『許せねぇ!殺してやる!』


『……クッ!右腕が疼く!」


『愚かな人間共め…お前達の余命を楽しむがいい…フフ…』


『龍の刻印を早めに封印しなければ……』


キュゥべえ「…………」
576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/12(水) 06:48:30.77 ID:zfRaTjhR0
キュゥべえ(…………人の心を読むと言うのは少し気まずい事がある)


キュゥべえ(外見ではそんな事を考えてるような雰囲気じゃないのに…)


キュゥべえ(『ほむほむしたいよぅ〜』とか考えてたら僕なら恐らくそいつから距離をとるだろう)


キュゥべえ(例えるなら、エロ同人誌を読んでいる最中にお母さんが乱入される時)


キュゥべえ(あの時の気まずさは半端ない…まぁ、経験した事がないけど…)


キュゥべえ(今日は『アレ』しか考えてないヤツとか厨ニを患っている人が居る)


キュゥべえ(罪悪感が凄い、勝手に心を読んでゴメンねー)キャプイ
577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/12(水) 06:52:26.94 ID:zfRaTjhR0
MD「まだか?」


キュゥべえ「………駄目だね、ここにはARは居ない」


MD「ふむ…どこに行ったんだ?」


キュゥべえ「!」


MD「どうした?」


キュゥべえ「おかしいな…魔女の気配がする…」


MD「魔女?Despair勢力とかに乱獲されてたんじゃ?」


キュゥべえ「……とりあえず行ってみよう」
578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/12(水) 18:04:56.49 ID:zfRaTjhR0
MD「それにしても、最近の魔女は弱体化してるって聞いたぞ」


キュゥべえ「グリーフシードは金になるって知った宇宙の海賊や盗賊達は地球に集中して集まってきてる

らしいし、『本部』は分裂して宇宙の治安を守る組織が居ないからグリーフシードを大量に手に入れれる

チャンスだろうね」


MD「まったく、火事場泥棒みたいなヤツらだな」


キュゥべえ「お!」キッ!


MD「どうした?」


キュゥべえ「魔女の気配が消えた…」
579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/12(水) 20:57:08.57 ID:zfRaTjhR0
さやかの家


さやか「――――ハッ!?」


さやか「あ、あれ?いつの間に…」


さやか「うぅ〜ん…まだ頭が痛い…」


さやか「なんだったんだろう…あの時、誰かの声が聞こえたような…」


さやか「……ま、深く考えるのも止めよう」


さやか「もう寝よう……」

580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/12(水) 21:05:40.83 ID:zfRaTjhR0
さやか「恭介!実は昔から恭介の事が好きでしたぁ!付き合ってください!」


上条「ごめん…さやか…」


さやか「なッ…ど、どうして!?」


上条「僕はもう付き合っている人が居るんだ」


さやか(まさか仁美…!?)


上条「なぁ、中沢」


中沢「おう、上条」


上条「……///」


中沢「……///」


さやか「う…う…」


さやか「嘘だぁあああああああああああああああああああああああ!!!!!!」


――――――――――――

―――――――――

――――

――


さやか「うう〜ん、うう〜ん…そんなぁ…恭介がソッチ系の人だったなんてぇ〜…」


QB「さやか」


さやか「え?仁美も知らなかったの?実は私も……」


QB「さやか!おーい!」


さやか「うぅ…ほむら…まどか…ありがとう…」


QB「起きろやゴラッ!」クワッ!


さやか「わぁ!」ガバァッ!


QB「やっと起きたか…」


581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/12(水) 21:14:45.06 ID:zfRaTjhR0
さやか「あ、あれ?ま、まさか…」


QB「そのまさかだよ、さやかヨダレの跡があるよ」


さやか「夢でよかったー…そうだよね、まさか恭介がホモ…まさか正夢!?」


QB「ありえないと思うけど…どんな夢を見てたんだい?」


さやか「え?いや、まぁ…色々と…」


QB「あ、そうそう。外にまどかとほむらが待ってるよ」


さやか「まどかとほむらが?何だろう?」



さやか「今日休みなのに……はーい」ガチャッ


まどか「さやかちゃん!」

ほむら「美樹さん!」バッ!


さやか「うわっ!何すんのさ!?」


ほむら「……熱は無いわね…」


まどか「よかった〜」


さやか「ど、どうゆう事?さやかちゃんには一向に話が見えないんだけど?」


まどか「実は……」
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/12(水) 21:28:16.05 ID:zfRaTjhR0
さやか「へ〜…そんな事が」


まどか「あの時のさやかちゃん、人が変わった感じだったもん」


ほむら「あのままでもよかった気もするけど…」


さやか「いやいや…」


さやか「あー…そういえば嫌な夢みたしなーあれもあるかも」


まどか「嫌な夢?」


さやか「う〜ん…実はかくかくじかじか…」


まどか「え〜そんな事が」


ほむら「フン、甘いわね私は美樹さんと違って良い夢を見たわ」


さやか「へー」


ほむら「アレはもうパラダイスだったわ、まどかとまどかとまどかでおしくらまんじゅうをしたり

大量のQBを皆殺しにしたり…」


まどか「ほむらちゃん……」


QB「………」ゾクッ


さやか「ちなみにそこに私は居た?」


ほむら「いや」


さやか「そう…」ショボーン…
583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/13(木) 06:56:14.33 ID:PhmnwTDc0
ほむら「それにしてもどうして美樹さんがあんな事になったんでしょうね?QB?」


QB「なんで僕に…」


まどか「またDespair勢力?」


さやか「ど、どうなのよQB!?」


QB「僕は何も知らないよ」


ほむら「本当に?」


QB「本当」


ほむら「マジ?」


QB「マジ」
584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/20(土) 09:54:23.95 ID:hFZ2SDdDO
もう1ヶ月たったのか
585 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/20(土) 16:05:04.87 ID:b57bYYgQo
はよ
586 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/21(日) 22:43:09.45 ID:GitLsmHG0
明日



早乙女「えー、転校生を紹介しまーす」


「えー?誰ー?」


まどか「転校生だって!さやかちゃん!」


さやか「誰だろうねー?」


早乙女「それじゃあ入って来てー」


???「ハイ……ガラッ


さやか(真っ白い長い髪にマスクにしかも目に光が無い!怪しすぎる…!)


ほむら(Despair勢力の人間じゃなきゃいいけど……)


鵜飼「鵜飼珠美って言います……好きな物はサーロイン……ゲホッゲホッ!」


早乙女「鵜飼さんは肺の病気を患っているので、皆さん無理はさせないで下さいね!」
587 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/21(日) 22:48:41.35 ID:GitLsmHG0
女生徒A「鵜飼さんって前はどんな学校だったのー?」


鵜飼「不良で溢れてる学校……だったら死んでたな私……ゲホッ!」


女生徒B「前はなんの部活だったのー?」


鵜飼「勢いでテニス部に入ったのはいいけど、途中で止めた……ゲホッ!」


中沢「付き合ってください」


鵜飼「ごめんなさい、タイプじゃないんです」


まどか「大人気だねー」


さやか「そう言えば、ほむらが転校してきた時もあんな感じだったねー」


ほむら「………」
588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/21(日) 22:52:55.39 ID:3AWD8NARo
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/21(日) 22:53:36.82 ID:GitLsmHG0
ほむら「鵜飼さん、話しがあるの。付いてきて」


鵜飼「………はぁ」


まどか「あれ?ほむらちゃんが鵜飼さんを連れて行っちゃったよ?」


さやか「何だろうね?」


仁美「これは禁断の恋いの予感……」


さやか「うわっ!?仁美!?いつの間に……」


仁美「さっきから居ましたわよ」


まどか「全然気付かなかったよ……」


仁美「それにしてもあの鵜飼珠美と名乗るあの人は何者なんでしょうか……Despair勢力では

無いといいんですが……」


さやか「このタイミングで転校かー…ムム…怪しい…」
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/21(日) 22:59:48.72 ID:GitLsmHG0
廊下


鵜飼「……話しとは何かな?暁美ほむら」


ほむら「……私の名前を知ってるの?」


鵜飼「まぁ、ね」


ほむら「あなたはどっちの勢力なの?hope?Despair?」


鵜飼「どちらでも無い……まぁ強いて言うならhope勢力かな?ゲホッ!ゲホッ…」


ほむら「と言う事はあなたも宇宙人……」


鵜飼「残念ながらゲホッ…違うんだ…私はあなた達と同じだ」


ほむら「同じ?」


鵜飼「これを見たら分かるだろ…ゲホッ!」


ほむら「それは…ソウルジェム!?まさかあなたも……!?」


鵜飼「そうさ、私も戦闘民族なのさゲホッ!」


ほむら「魔法…少女じゃなくて…?」


鵜飼「魔法少女よりも戦闘民族の方がしっくり来るでしょ?ゲホッ!ゲホッ!」


ほむら「残念だけど…共感出来ないわ……」
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/21(日) 23:03:46.73 ID:GitLsmHG0
鵜飼「ゲホッ!ゲホッゲホッ!ゴハッ…!失礼……トイレに行かせてもらうよ…」


ほむら「…………」


まどか「あれ?ほむらちゃん一人?鵜飼さんは?」


ほむら「彼女ならトイレに行ったわ、彼女に何か用なの?」


まどか「少し、お話しようと思って……」


ほむら「…………そう」
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/21(日) 23:08:10.49 ID:GitLsmHG0
女子トイレ


まどか「鵜飼さーん……」ソー…


鵜飼「ゲホッ!ガハッ!ゲホッゲホッ!」ビチャッベチャッ!


まどか「鵜飼さん…?大丈……!?」


鵜飼「あ…?あぁ…鹿目まどかですか…ごめんなさいね、転校初日で吐血しちゃって…」
593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/21(日) 23:11:01.09 ID:GitLsmHG0
鵜飼「あ、そろそろ……教室に戻らないと……授業が始まるぞ…ゲホゲホッ!」


まどか「あ、あ!あの!わ、わ、私、保健委員だから…その…ほ、保健室で安静にしてた方が…」


鵜飼「心遣い有難う……だけど、気にしないでくれたまえ……ゲホッ!ゲホッ!」


まどか「う、鵜飼さん!」
594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/21(日) 23:17:15.46 ID:GitLsmHG0
教室


ほむら「…………」


キュゥべえ『聞こえるかい?ほむら」


ほむら『キュゥべえ?実は……』


キュゥべえ『知ってるさ、鵜飼珠美が来たんだろ?』


ほむら『知ってるの?』


キュゥべえ『知ってるも何も、僕が契約した魔法少女なんだから』


ほむら『どうして彼女をここに?』


キュゥべえ『実はね、ここ最近、魔女や魔法少女が急激に増加したんだ』


キュゥべえ『キミ達に少しでも戦力を上げようと、彼女を送ったんだ。

この事はまどか達に伝えておいてね』


ほむら『分かったわ』
595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/21(日) 23:21:16.58 ID:GitLsmHG0
ほむら「――と、言う訳なのよ」


まどか「鵜飼さんも魔法少女だったんだ…!」


さやか「でも戦力って……あんな死にかけの人を送られたってねぇ……」


ほむら「キュゥべえの指名らしいし、そこそこ力はあるんじゃないのかしら?」


さやか「どうだろうね?」
596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/21(日) 23:29:51.42 ID:GitLsmHG0
下校


鵜飼「ゲホッ!ゲホッ……」フラフラ…


鵜飼(クッ…キュゥべえめ…この私に重労働させるとは…!)


鵜飼(まぁいいか……キュゥべえには借りがある、断れんな……)


鵜飼「ゲホッ!ゲホゲホッ!ゴハッ!」ビチャビチャ…


さやか「ちょ、ちょっと!アンタ大丈夫!?血が……!」


鵜飼「これはこれは……美樹さやか…始めまして…マイネームイズ……」


さやか「何で英語で自己紹介しようとするの!?」
597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/21(日) 23:37:51.30 ID:GitLsmHG0
公園


鵜飼「あぁ、面倒かけて済まない美樹さやか……私の事は既に知ってるだろ?」


さやか「それより何でアンタみたいな死にかけの人間が……」


鵜飼「それはだね…後、三ヶ月の命だからさ」


さやか「え?」


鵜飼「死ぬ前に少しだけ、余命を楽しもうと思ってね」


さやか「あ…あぁ…そう、なんだ……」
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/21(日) 23:45:57.85 ID:GitLsmHG0
さやか「あの……珠美のさ、病気って具体的になんなの?普通の肺の病気には見えないけど……」


鵜飼「ほう、名前で呼んでくれるか。まぁ教えてあげよう、私の病気は魔法少女にだけかかる

病なんだ」


さやか「魔法少女…だけ…?」


鵜飼「あぁ、私が昔に倒した魔女から出てきた気体を吸い込んでしまってこうなったんだ」


さやか「そうなんだ……」


鵜飼「その気体が私の肺を蝕んでいるのだ、キュゥべえに見てくれた所、残り三ヶ月の命だと」


さやか「………治せないの?」


鵜飼「無理だね、どんな最新医療でも薬草でも呪文でも無理だと」
599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 05:37:09.80 ID:rZNHktWm0
鵜飼「それでは、また明日だ。美樹さやか」


さやか「う、うん……あ!ちょっと待って!」


鵜飼「ん?どうした?」


さやか「今度の日曜にさ、コンサートがあるって知ってた?」


鵜飼「あぁ、聞いたことはあるな」


さやか「日曜さ、一緒に行ってみない?」


鵜飼「……あなたと?」


さやか「いや、他のみんなも来るけどさ」


鵜飼「そうか……まぁ、いいよ、付き合ってあげるよ」


さやか「じゃあ、また日曜で!」
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 05:43:43.37 ID:rZNHktWm0
研究所


鵜飼「ゲホッ…ゲホッ…」


キュゥべえ「やぁ、お帰り珠美」


鵜飼「あぁキュゥべえ、実は今度の日曜にコンサートに誘われたんだ、例の咳止め貸してくれ

演奏中に咳が激しくなると大変だからな」


キュゥべえ「はい、朝に飲むんだよ」


鵜飼「済まない……めぐみ先輩は?」


キュゥべえ「もう帰って来てるよ」


鵜飼「先輩とも…誘ってみる……いいか?ゲホッ!」


キュゥべえ「いいんじゃない?」


鵜飼「そう、か……」
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 05:54:17.02 ID:rZNHktWm0
仁美「QB、鵜飼さんを呼ぶとは相当焦ってますわね」


キュゥべえ「仁美かい」


仁美「皆さんの前に契約した人を……どうして?」


キュゥべえ「彼女の戦闘力を『本部』で僕がまとめた資料に載ってただろう?

彼女の力は相当な物だ」


仁美「では何故彼女を?」


キュゥべえ「……Despair勢力がとうとう動き出すよ、いつかDespairが再びこの地球にやってくる」


仁美「………なるほど、それで彼女を」


キュゥべえ「彼女が居れば、Despair勢力に契約した魔法少女が居ても一蹴さ」


キュゥべえ「だけど、寿命があるのは……少し悲しいね、昔から嫌味しか言わないヤツ

だったけど……」
602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 06:00:28.94 ID:rZNHktWm0
日曜


まどか「ゴメンね、さやかちゃん…遅れちゃって……」


さやか「大丈夫だよ、まだ時間あるしね」


仁美「上条さんはもう大丈夫ですの?スランプだとか……」


ほむら「キュゥべえが何とかしたみたいね」


さやか「あ、ちょっと待って、もう一人呼んでいるんだ」


ほむら「もう一人?」


鵜飼「やぁ……皆さん」


ほむら「鵜飼さん……」


まどか「鵜飼さんも呼んだの?」


さやか「えへへー!まぁね!」


鵜飼「それでは行くか……」


さやか「あ、ちょっ待ってよ!場所分かんないでしょ!?」
603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 06:06:14.77 ID:rZNHktWm0
コンサート会場


さやか「えーっと、えーっと……あ、ここだよ」


まどか「上条くん大丈夫かな?」


さやか「キュゥべえが治したみたいだし、後は恭介次第だよ」


ほむら「まだ治ってなくて、あの意味不明な轟音を出さなかったらいいんだけど……」


仁美「あら?」


めぐみ「へへ…みんな久しぶり」


まどか「めぐみちゃん!?」


MD「上条恭介の腕を見に来たんだ……こういう機会は中々無いしな」


仁美「あなたも居るって事はキュゥべえも?」


MD「いや、アイツは研究所に居るよ」
604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 06:12:25.64 ID:rZNHktWm0
数分後


上条「…………」ガクガク……



さやか「頑張れ恭介…!」


まどか「震えてるけど……」


ほむら「無理もないわ、何日もバイオリンに触れて無いのに」


仁美「しかも練習期間は三日……」


めぐみ「最悪の状態だね……」


鵜飼「楽譜すら覚えられてないでしょ……」


MD「見守る事しか出来ないな」



上条「………」プルプル……


上条(大丈夫大丈夫出来る僕は出来る……)スッ…
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 06:17:17.63 ID:rZNHktWm0
上条「………」〜♪




さやか「!」


仁美「……!」


MD「はぁ、なるほど…出来るじゃないか、スランプからはすでに脱した様だな」


鵜飼「そうだね、だてに天才とは言われて無いね」


鵜飼「他のみんなも食いついてるしさ」


さやか「………」ググ…


まどか「………」


仁美「………」


ほむら「………」


MD「ガン見だ……」
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 06:21:31.13 ID:rZNHktWm0
パチパチ……


上条「はぁ…良かった……」



さやか「はぁ、良かったぁ」


ほむら「でもあの音が二度と聞けないと思うとなんか悲しいけど」


まどか「良かったね」


仁美「上条さんは良く頑張りましたわ」


めぐみ「凄かったねーあれ、どこに行くの?珠美ちゃん?」


鵜飼「少し……トイレにあぁ大丈夫、血じゃなくて尿の方だから」
607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 06:24:42.43 ID:rZNHktWm0
廊下


鵜飼「ふぅ…ん?」


魔法少女A「あなた、この見滝原の魔法少女でしょ?」


鵜飼「だったら……どうする気?」


魔法少女B「もちろん…殺す!」ジャキッ!


鵜飼「フン…キュゥべえが言ってたDespairの魔法少女か……」


鵜飼「Despairにどんな嘘を吹き込まれたか知らないが……新人如きに負ける私ではない」スッ
608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 06:31:07.96 ID:rZNHktWm0
ゴガァァァァァンンンッッッ!!!!


ほむら「!」


さやか「え?今のって……?」


まどか「な、何?」


ほむら「行ってみましょう」



廊下


ほむら「この荒れ様…誰かと争った後?」


さやか「しかも普通の人間同士じゃないね」


まどか「あ、あれ…!」


魔法少女A「つ、強すぎる…あなた何者…!?」


鵜飼「まったく……ん?あぁ、君達か」


さやか「珠美!?って露出度高いな!」


鵜飼「そうでも無いぞ……?」


まどか「それより…この人達は…?」


鵜飼「Despair側の魔法少女さ」
609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 06:35:02.34 ID:rZNHktWm0
鵜飼「なんにせよ……この廊下の状況を見ると他の人が騒ぎになるな」


MD「私に任せろ…この争った形跡は治す、そこの魔法少女は私が拘束しておく」


めぐみ「私も手伝うよ」


ほむら「あなた達……」


鵜飼「それでは頼む……じゃあ戻ろう」
610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 06:38:57.44 ID:rZNHktWm0
コンサート終了後


さやか「良かったね恭介!今回のMVPじゃないの!?」


上条「はは…そんな、大げさだよ…」


まどか「でも上条くんはそれぐらい頑張ったよ、お疲れ様」


上条「鹿目さん……うん、ありがとう」
611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 06:44:51.78 ID:rZNHktWm0
研究所


キュゥべえ「さて…いよいよ来るね、Despair…キミ達とも決着を付けないとね……」


キュゥべえ「……コッチには鵜飼も居るしほむらやマミも杏子のベテランも居る……」


キュゥべえ「いくら魔法少女で人数を増やそうとしても、無理矢理契約だけは出来ないからね……」


キュゥべえ「明日…明日、決着を付けよう」
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 06:51:22.69 ID:rZNHktWm0
宇宙船



BR「……そろそろですね」


Despair「―――――」


KL「で?私達はどうします?」


Despair「――――です」


KL「へ?」


Desoair「――地球を血に染めるのです」


KL「りょーかい…」
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 06:55:06.99 ID:rZNHktWm0
広場


杏子「ん?何だありゃ…?」


AR「あれは……Despair勢力の主砲戦艦…!?」


杏子「せん…かん…?」


AR「に、逃げよう!早くここはぶっ飛ばされ……」


ドガァアアアアアアアンッッッ!!!!


AR「……もうぶっ飛ばされた」


杏子「いてて…何だありゃ?」
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 07:00:26.33 ID:rZNHktWm0
高台


MD「まさか明日来るとはな……」


キュゥべえ「ごめん、言わなくて」


鵜飼「まぁ、どっちにせよ追い返してやろう…ゲホッ!ゲホッ!」


めぐみ「無理しちゃ駄目だよ?」


さやか「hope勢力はまだ来ないの?」


仁美「もう少しで来るですの…あ、ほら」


まどか「わぁ、こっちも凄いね」


仁美「なんだってコチラも主力戦艦ですもの」


さやか「そう言えば杏子やマミさんやほむらは?」


MD「佐倉杏子は知らんが、巴マミと暁美ほむらにはある作戦に行った」


さやか「作戦?」
615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/22(月) 14:42:39.23 ID:husOllF0o
616 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 18:18:58.26 ID:rZNHktWm0
Despair勢力艦隊内


ドガォォォンッ!


KL「な、なんだ!?」


ほむら「すみませーん、ピザ持って来ましたー」


マミ「代金お願いしまーす」


隊員A「何だピザキャップか」


隊員B「誰かピザ頼んだかー?」


KL「馬鹿!お前らの目は節穴か!件の魔法少女だぞソイツら!」


ほむら・マミ「「もう遅いわ!!!」」ジャキッ!ジャキンッ!
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 18:24:28.70 ID:rZNHktWm0
バボォンッ!


キュゥべえ「戦艦から煙が…ほむらとマミがやったんだ!」


まどか「あ、戦艦から……」


MD「あの黒い点々…全部Despair勢力のヤツらだな……」スラッ


鵜飼「終わらせよう、まぁ、案外アッサリといくかも」


さやか「全部雑魚なんでしょ!?楽勝だよ!」


まどか「キュゥべえはどうするの?」


キュゥべえ「僕は見物させてもらうよ、僕は戦闘向きじゃない…めぐみ、無茶は駄目だよ」


めぐみ「分かってるよ」


仁美「それじゃあ、参りましょう」
618 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 18:28:02.15 ID:rZNHktWm0
Despair勢力戦艦内部


マミ「上手く行ったわね」


ほむら「コイツらがアホで良かったわ」


KL「ゲホッゲホッ…ま、待て……」バタッ


マミ「しかし、ここのボスのDespairに私達だけで勝てるのかしら?」


ほむら「キュゥべえに良いものを貰ったわ、これを使うわ」チャキッ


マミ「それって…スピードとか測る……」


ほむら「それとは違うけど、まぁ…使ってみたら分かるわ」
619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 18:34:04.07 ID:rZNHktWm0
高台



さやか「でやぁ!」ズバッ


まどか「やぁ!」シュバンッ!


MD「フンッ!」ズバッ!


鵜飼「そらよ」ドゴッ!


めぐみ「やぁ!」バシンッ!


仁美「みなさん!危ないですわよ!」ゴゥッ!


ドッゴォォォォォ!!!!


さやか「っぶないよ仁美!その大剣を振る時はもっと離れて」


隊員C「余所見してる場合……ながぁ!?」


杏子「ヘッ、なんか面白い事してんじゃん!アタシも混ぜろよ」


さやか「杏子!」


まどか「杏子ちゃん!」


鵜飼「これでベテランが三人と新人二人とhope勢力の精鋭二人だ、直ぐにカタがつきそうだなゲホッ!」
620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 18:39:40.45 ID:rZNHktWm0
Despair勢力戦艦内部


ほむら「…………」


Despair『良くここまで来れましたね』


マミ「あなたはもう終わりよ」


Despair『そうですね、だが、私を継ぐものは何人か現れます』


ほむら「全部潰すまでよ」


Despair『成程、それは合理的です』


Despair『ですが……』


マミ「うっ!?」グンッ!


ほむら「っ!」グンッ!
621 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 18:47:35.67 ID:rZNHktWm0
Despair『私も大人しく殺される訳にはいかない……あなた達を殺せる力はありませんが……

動きを封じる程度でしょう』


Despair『地球を滅ぼした後に戦いに行った隊員達に殺させてもらいましょう』


マミ「クッ…ぐぐ……!」グググ…チャッ


Despair『ほう、で?それからどうするのです?』


マミ「倒すに……決まってるでしょ!ティロ・フィナーレ!」ドォウッ!


ドゴォォッ!


Despair『無駄ですよ、このカプセルは耐久度は計り知れないので』シュゥ〜


マミ「なっ!?」


Despair『まぁ、大人しくそこでつっ立ってて下さい、後で死にますから』


ほむら「……いや」グググッ……


ほむら「死ぬのは貴方よ、Despair!」チャッ


Despair『そ、それは…!?ま、まさか…!や、止め…!』


ほむら「遅い!」カチッ



カッ!
622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 18:50:00.33 ID:rZNHktWm0
まどか「な、何?」


さやか「今の光は……」


MD「まさかキュゥべえ……あれを持たせたのか?」


まどか「あれって?」


鵜飼「……」
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 18:56:23.93 ID:rZNHktWm0
マミ「暁美さん?それは?」


ほむら「昨日、キュゥべえに渡された特殊銃よ」


マミ「こ、効果は?」


『―――――』


マミ「か、カプセルにDespairが居ない?!」


ほむら「アイツの悪の心の塊を消してやったのよ、カプセルから消えてると言う事は

アイツの存在その物が悪だったって訳ね」


ほむら「これで終わったわ……これで…誰も絶望せずに済む」


ほむら「本物の諸悪の根源をようやく潰したわ……これで…まどかも……」
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 19:05:09.12 ID:rZNHktWm0



キュゥべえ「みんなお疲れ様!」


杏子「あぁ〜疲れた〜」


さやか「無限グリーフシードが無かったら確実に魔女化してたね」


まどか「ティヒヒ…そうだね」


鵜飼「まぁアイツらは口程にも無かったな、呉先輩の方がよっぽど強敵だった」


ほむら「戦った事あるの?」


鵜飼「少し…ゲホッ!ゲホッ!」


マミ「ケーキ焼けたわよー!」


めぐみ「わー、美味しそう」


杏子「おおおお!コレを待ってたんだ!」


さやか「手で食うなよ!」ムシャムシャ


まどか「さやかちゃんも手で食べてるじゃん……」


マミ「ハイハイ、二人共行儀よくね、まだまだあるから」


キュゥべえ「長かったな…何もかも」


MD「そうだな」


仁美「私達は後始末ですわ……」


「それじゃあみんなー?いくよー!」


「hope勢力の勝利を祝って!」


「「「カンパーーーーーイ!」」」








MD「いつからhope勢力になったんだお前ら」


仁美「まぁまぁ……いいじゃありませんの?今晩だけ」
625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 19:06:49.18 ID:rZNHktWm0
一応ここで終わりですが、続編を別スレで建てるのでしばらくお待ち下さい。
626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/22(月) 19:42:29.43 ID:rZNHktWm0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1350902199/

次回です
627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/22(月) 20:34:58.17 ID:CcdUChODO
おちゅ!失礼噛みました
628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/22(月) 20:46:49.36 ID:aFtrn408o
629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/10/22(月) 21:33:18.57 ID:Q9hWIGRuo
乙やん
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