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クソガキ「あいつまたやってるよ」少年「・・・・・・」トンカントンカン - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : [saga ]:2012/07/08(日) 20:14:30.83 ID:QL5IrwaX0
クソガキ1「河原でエアトンカチとかまじキチwww」

クソガキ2「石投げようぜっ!」ヒュルルルルルッ

少年「・・・・・・」トンカントンカン

クソガキ3「今度は俺だっ!!」ヒューーーン

少年「・・・・・・」トンカントンカン

クソガキ1「お前らへたくそだなぁ」スッ

クソガキ2「うわっ、それ当たったら死んじゃうぞ!」ギャハハ

クソガキ3「人殺しだーーーこえーーー」

クソガキ1「こんなんで死ぬか・・・よっ」シューーーン

少年「・・・・っ!?」ガンッ

クソガキ共「「・・・・!?」」ビクッ

クソガキ2「ま、まじで当たったぞ」

クソガキ3「う、動かないな」

クソガキ1「う、うわぁあああああ!!」ダッ

クソガキ2・3「うわぁああああああ!!」ダッ

少年「・・・・・・」ムクッ

少年「・・・・・っ」チダラケ

少年「・・・・・・」トンカントンカン

少年「・・・・・こんなところか」フゥ…

少年「・・・・・・帰ろう」トコトコトコ

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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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2 : [saga ]:2012/07/08(日) 20:28:22.28 ID:QL5IrwaX0
自宅。

少年「ただいま」ヌギヌギ

母親「・・・あんた、その血どうしたのよ」

少年「・・・別に」トコトコ

母親「怪我してる様子もないし、あんた誰か怪我させたんじゃ!?」

少年「それは大丈夫。間違いなく僕の血だから」トコトコバタン

母親「・・・・・余計心配するじゃない」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/08(日) 22:45:33.20 ID:tAu1HJnOo
やめろ
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/09(月) 00:16:27.80 ID:KwfxGpPIO
おいやめろ




やめてくださいしんでしまいます
5 : [saga]:2012/07/09(月) 01:16:50.99 ID:Jo8Dh++y0
続き。
6 : [saga]:2012/07/09(月) 01:19:14.93 ID:Jo8Dh++y0
自室。

少年(あ、予備のトンカチがない・・・)キョロキョロ

少年「また捨てられたのか・・・」ハァ

少年(今月のこづかいは後・・・392円、無理か)

少年「捨てられないように抱いて寝よう」ゴロン
7 : [saga]:2012/07/09(月) 01:21:39.83 ID:Jo8Dh++y0
翌日。

少年「・・・・・・」トンカントンカントンカンカン

クソガキ1「あ、あいつまた・・・」

クソガキ2「怪我すらしてねーぞ」

クソガキ3「ば、ばけものだぁ!」ダッ

クソガキ1・2「う、うわぁあああ!!」ダダダッ

少年「・・・・・」チラッ

少年(放っておいてくれないかな・・・)トンカン

少年「・・・・・」トンカントンカン

少女「・・・・・」ジーッ
8 : [saga]:2012/07/09(月) 01:25:23.32 ID:Jo8Dh++y0
少年「・・・・・」トンカントンカン

少女「・・・・・」ジーッ

少年「・・・・・何?」トンカン

少女「・・・あんで、おそら叩いてるのにおとが出てるお?」

少年「・・・・世界の音だよ」トンカントンカン

少女「・・・せかい?」

少年「ああ、・・・世界の歪みだ」トンカントンカン

少女「わけわあんない」ニコッ

少年「・・・・・・・」プィ
9 : [saga]:2012/07/09(月) 01:39:55.59 ID:Jo8Dh++y0
自宅。

母親「・・・今日も河原?」

少年「・・・うん」

母親「はぁ・・・あんたってつくづくおかしな子だね」

少年「・・・ごめん」

母親「謝らないでよ。どうせ自分が正しいって思ってるんでしょ?」

少年「・・・うん」

母親「身体の成長は二年くらい止まってるくせに、言うことだけはどんどん大人じみていくのね」

少年「成長は止まってないよ」

母親「じゃあ、なんで身長が伸びてないのよ。体重も増えてないし」

少年「・・・難しい話だし、確証がないけど説明しても良いかな?」

母親「なるべく分かりやすく言って」

少年「世界の歪みをこれで直せば、僕は“矯正に巻き込まれる”」

母親「・・・・・分かりにくい」

少年「まぁ、僕はちゃんと成長してるよ。同時にその逆をしてるだけ」

母親「・・・はぁ、まぁいいわ。当人が言ってるんだからそうなんでしょ」

少年「だから・・・予備のトンカチ・・・」モジモジ

母親「・・・そういう時だけ、子供らしくしないでよ。台所の戸棚」

少年「ありがと!」ニコッ

母親「・・・・・・顔が可愛いだけにむかつくわ」
10 : [saga]:2012/07/09(月) 01:45:46.45 ID:Jo8Dh++y0
自室。

少年(実際、世界の歪みは至る所にある)トンカン

少年「なんでこんな何もない部屋が歪むんだろう」トンカントンカン

少年(そもそも、世界の歪みってなんだ)トンカン

少年「なんで僕はこんなことやり続けてるんだろう」トンカントンカン

少年「・・・こんなもんか」ゴロン

少年「・・・・zzz」
11 : [saga]:2012/07/09(月) 01:56:41.23 ID:Jo8Dh++y0
中学校の屋上。

少年「・・・・・・」トンカントンカン

少年(すごい歪み・・・。やっぱり人の多いところは歪みやすいのかな)

少年「これ終わったらしばらくお休みしないと、赤ちゃんになっちゃうな」トンカントンカン

女子高生「あら? キミも矯正者?」バサバサ

少年「・・・お姉さん、縞パン見えてるよ」

女子高生「おりょ、縞パンとか知ってるなんて“本当は大きな僕”なのかにゃ?」

少年「・・・個人的な趣味だよ」トンカントンカン

女子高生「えへへ、こいつ可愛いな」ギュッ

少年「・・・・・やめてよ。興奮するだろ」トンカン

女子高生「まぁまぁ、お姉さんなら構わないわよ」ギュッギュッ

少年「はやく終わらせたいんだけどなぁ」トンカントトカン

女子高生「ありゃりゃ、それ以上やったら“記憶”まで失っちゃうよ」ナデナデ

少年「・・・分かってるよ」

女子高生「後はお姉さんに任せなさい」スッ

少年(うわ・・・でっかいハンマー・・・)

女子高生「せーのっ!」ガーンッ

少年「すげ・・・」
12 : [saga]:2012/07/09(月) 02:00:47.59 ID:Jo8Dh++y0
少年「あっという間に終わった・・・」

女子高生「早く遊びにいこっ!」ギュッ

少年「・・・危ない図に見えるよ」

女子高生「だいじょぶだいじょぶ。私も一気に“奪われた”から中学生に見えるでしょ?」ボインッ

少年「・・・顔だけね」

女子高生「あははっ、マジでませガキだなぁ」グリグリ

少年「頭ぐりぐりするな」ググッ

女子高生「さっ、ファミレスでもいこっ!」ダッ

少年「・・・お金ないよ」

女子高生「大丈夫! お姉さんにお任せあれっ」ニコッ
13 : [saga]:2012/07/09(月) 02:27:31.91 ID:Jo8Dh++y0
ファミレス。

女子高生「ほーん。じゃあ、自然に覚えた口なんだぁ」パクパク

少年(スパゲティにハンバーグにジャンボパフェ・・・)ウプ

女子高生「私は“巻き込まれた”口だから、キミほどうまくないかもねぇ」パクパク

少年「でも、一気にすごい矯正されてたよ」

女子高生「まぁ、たまにやりすぎて逆に歪ませちゃうんだけどね」テヘ

少年「聞かなきゃよかった」ハァ

女子高生「それより、もちろん少年って“独り身”よね?」

少年「え、そりゃ結婚はしてないけど」

女子高生「・・・家族はいるかって聞いたんだけど」ジトーッ

少年「・・・お母さんが一人いる」

女子高生「へー、珍しいね!」

少年「そうなの?」

女子高生「世界の歪みが見えるのって大体孤独な人だと思ってたぁ」パクパク

少年「・・・・ふーん」
14 : [saga]:2012/07/09(月) 02:34:49.72 ID:Jo8Dh++y0
帰り道。

女子高生「少年君、しばらくキミの作業場、私に任せてみない?」トコトコ

少年「なんで?」

女子高生「だって、このままじゃいつまで経っても私のほうが年上じゃない」

少年「それになんの問題が?」

女子高生「そりゃあ、“セックスできないから”に決まってんじゃない」アハハ

少年「」

女子高生「あ、帰り道こっちだ。ばいばーい」

少年「・・・大人になろっかな」ボソ
15 : [saga]:2012/07/09(月) 03:14:22.71 ID:Jo8Dh++y0
今日はここまで。
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/09(月) 03:41:27.95 ID:V/JE1sK5o
ほう
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/09(月) 05:25:36.89 ID:HQ3P/hWvo
前にもちょっと似た感じの書いてた方? 別人だったとしても期待してます
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/07/09(月) 08:28:52.12 ID:4uq608AD0
良くあるパターンだが期待
19 : [saga ]:2012/07/09(月) 10:46:13.88 ID:3DJqLRkd0
すこしだけ続き。

>>17 もしかしたら似たのを書いたかもしれません。
20 : [saga ]:2012/07/09(月) 10:49:58.22 ID:3DJqLRkd0
河原。

少年「・・・とはいえ」トンカントンカン

少年(登山家に山を登る理由を聞けば返答は一つであるように、そこに歪みがある以上・・・)トンカントトカン

少年「直さないわけにはいかないよなぁ」ハァ

クソガキ1「わーい、とんぼだぁ」タタタッ

クソガキ2「まてまてー」

クソガキ3「お、おいてかないでくれよー」

少年「成長できない訳じゃないが・・・」

少年(ばれたらあいつに何されるかわからないしな・・・)

少年「・・・行くか」トコトコトコ
21 : [saga ]:2012/07/09(月) 10:55:35.50 ID:3DJqLRkd0
大学生ボランティア集団。

少年「うわ・・・すげぇ歪み」アゼン

大学生1「きゃはは」

大学生2「おれめっちゃボランティアすっぞ」

大学生3「かっこい〜」

少年(“善の歪み”を直したら成長する・・・)トンカントンカン

大学生4「ん? この子誰?」

少年「・・・」トカトカトトトン

大学生5「カナヅチたたいて可愛い♪」

少年(放っておいてくれないかな・・・)トカトカトカトカ

お嬢様「・・・・・・」ジーッ

少年(なんだ? あの食い入るような視線・・・)トンカントカカ

お嬢様「あ、あの・・・」

リア充「お嬢様ちゃん! あっち行って遊ぼうよ」

お嬢様「で、ですが私はボランティアを・・・」

DQN「いいじゃんいいじゃん♪ 地域活性化も立派なボランティア☆」

お嬢様「・・・・・はい」シュン

少年「・・・・・ださ」トンカントンカカ
22 : [saga ]:2012/07/09(月) 10:59:49.63 ID:3DJqLRkd0
帰り道。

少年「・・・一気に成長させすぎた」パツパツ

女子高生「あ、少年じゃんやほー」

少年「・・・こんばんわ」

女子高生「・・・あれ? 大きくなった?」ナデナデ

少年「少しだけね」

女子高生「へー、歪みの種類まで見極められるなんて、立派な職人さんだなぁ」ヨシヨシ

少年「これくらいふつう・・・」

女子高生「あはは、どうして大きくなりたかったのかなぁ」

少年「それは・・・」カァ///

女子高生「あはは、わかってるわかってる。私の処女はほら、あんたにとってあるよ」ピラ

少年(黒の縞パン・・・だと?)ゴクリ

女子高生「じゃあ、またね〜」バイバイ

少年「・・・しっかりと記憶しておこう」ウンウン
23 : [saga ]:2012/07/09(月) 11:14:13.51 ID:3DJqLRkd0
自宅。

少年「ただいまー」

母親「・・・あんた、何それ」

少年「ちょっと身体が伸びちゃった」

母親「ふつう服が縮んだ、でしょ。まぁあんたに限って驚きはしないけど」

少年「疲れたから寝るね」

母親「あんたってほんとご飯食べないわね」

少年「胃が小さいのかも」

母親「ガキがスイーツみたいなこと言うな」

少年「おやすみ」

母親「・・・たまには作った飯食えっての」シュボッ

24 : [saga ]:2012/07/09(月) 11:49:29.92 ID:3DJqLRkd0
自室。

少年(以前、お好み焼きを食べた後に歪みを直したら、キャベツが元の形に戻って以来、食への恐怖が生まれた)

少年「寝る前に少量の水。後は原型の形をした野菜やフルーツ。・・・肉は怖くて食えない」ハァ

少年(それにしても・・・あの女子高生、めちゃくちゃ可愛いのになんで“これ”をやってんだろう)

少年「・・・ま、関係ないか」ゴロン

少年「・・・・・zzz」
25 : [saga ]:2012/07/09(月) 11:54:59.21 ID:3DJqLRkd0
大学生ボランティア団体。

少年「・・・・・」トンカントンカン

大学生1「あ、あの子また来てる」

大学生2「ボランティアに興味があるのかな?」

少年「・・・・・」トカトカトトトト

大学生3「でも、ずっと宙に向かってかなづち振るだけだよな」

大学生4「なんであのかなづち空気叩いてるのに、金属音するんだろ」

少年「・・・・・」トントトトントトトカトントン

大学生2「そういうおもちゃなんじゃない?」

大学生3「それシュールなおもちゃだな・・・」

お嬢様「・・・・・・あ、あの」

少年「・・・・?」トントントントン

DQN「お嬢様ちゃーん、今日もあっちで遊ぼうじぇい」

お嬢様「わ、わたくしは・・・」

DQN「いいじゃんいいじゃん、さ、いこっ」ガシッ

お嬢様「いやっ!!」バシッ

大学生たち「「なになに?」」ザワザワ

DQN「・・・・・ちっ」トコトコトコ

お嬢様「な、なんでもないです」ニコッ

少年「・・・・・ださ」トントコトコトコトントコトン
26 : [saga ]:2012/07/09(月) 11:58:21.78 ID:3DJqLRkd0
お嬢様「あ、あのキミ・・・」

少年「・・・何?」

お嬢様(あ、あれ? こんなに大きかったかな)ゴシゴシ

少年「用がないなら邪魔しないでくれるかな」トントン

お嬢様「あ、あのさ・・・、それって誰から教えてもらったのかな?」

少年「・・・?」

お嬢様「お、男君って知らない?」

少年「・・・・・おじょう?」ボソッ

お嬢様「なんでそれ知ってるの!?」ガシッ

少年「いたいよっ!」バッ

お嬢様「ご、ごめんなさいっ」パッ

少年「・・・あなたがお嬢様って呼ばれてたから言ってみただけだよ」プィ

お嬢様「・・・そう、ですか」シュン

少年「・・・・・・・」スタスタスタ

27 : [saga ]:2012/07/09(月) 12:01:25.54 ID:3DJqLRkd0
回想。

男「・・・・なんだよこれ」

仲間A「これ・・・直せないだろ」

男「だが、直さなければ・・・世界は」

仲間B「お、おれが・・・」ガクガク

男「・・・いいよ。お前らにはどっちみち無理だ」ザッ

仲間A「お、おとこ・・・」

男「お前ら、矯正に巻き込まれたら・・・死ぬぞ」

仲間A・B「「す、すまんっ」」ダッ

男「・・・・・くそ、幼・・・すまん」ブゥン


―――――カァァァァァァァァァン!!


大きな。とてつもなく大きな音が、響いた。

28 : [saga ]:2012/07/09(月) 13:44:52.86 ID:3DJqLRkd0
自宅。

少年「ただいま」カチャ

母親「・・・すぅ」zzz

少年「・・・幼」ナデ

母親「・・・・男ぉ」グスッ

少年(いっそ言ってしまうべきか?)

少年「幼・・・俺は・・・」

母親「・・・・・んっ」

少年「・・・・っ!?」ビクッ

母親「・・・あれ? 帰ってたの?」

少年「あ、ああ。ついさっき」キョドリ

母親「・・・そのテンパったらきょどる癖、父親そっくりだね」ニコッ

少年「・・・・・・!」ドキッ///

少年(言ってしまうか・・・)ドキドキ

少年「幼・・・・」

母親「ガキが親の名前呼ぶんじゃない」バシッ

少年「あいたっ」

母親「たく、身体だけでも変なのに、言動までおかしくなったらマジで追い出すよ」

少年「あい・・・すいません」トコトコ

母親「・・・・・・男」ボソッ
29 : [saga ]:2012/07/09(月) 14:03:31.06 ID:3DJqLRkd0
道路。

少年(うわ・・・最悪だ)

救急隊員「急いで搬入するぞ!!」

野次馬1「すげー、事故だ事故」パシャッ

野次馬2「初めて見た!」

少年(すげーきつい歪み・・・)

女子高生「あちゃー、こりゃすげーなぁ」バサッ

少年(・・・制服に黒の下着・・・眼福です)クンクン

女子高生「嗅ぐな変態小学生」バシッ

少年「人をスカートの中に入れるな変態女子高生」

女子高生「それはそうと、少年は手出すなよ」

少年「・・・見てしまったんだからそうもいかないよ」

女子高生「あれはダメ。赤ちゃんになっちゃうよ」

少年「・・・しかし」

女子高生「どちらにせよ、今は人が多い。夜にしましょ」

少年「・・・・・うん」
30 : [saga ]:2012/07/09(月) 14:03:57.20 ID:3DJqLRkd0
今日はここまで。
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/09(月) 14:24:45.88 ID:8vZFEx57o
お疲れ様ん
かなり楽しみにしてるから頑張ってくだせぇ
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/07/09(月) 14:27:03.13 ID:/LR9EzJ1o
全く設定がわからん
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/09(月) 16:09:29.65 ID:pa9d8AzSO
まだ序盤だし。
>>1乙楽しみにしてるさー
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2012/07/09(月) 17:08:39.05 ID:hgJdUeKf0

1行目のエアトンカチですごい引き込まれた
35 : [saga ]:2012/07/09(月) 18:49:20.62 ID:3DJqLRkd0
ファミレス。

女子高生「だいぶ頑張って大きくなったなぁ」ナデナデ

少年「なんで四人用のテーブル席で一緒の方向なんだよ」グビグビ

女子高生「え、変かな?」

少年「・・・別にいいけど」グビグビ

女子高生「そういえばこの前も食べてなかったけど、何も食べなくて平気なの?」パクパク

少年(スパゲティにハンバーグにドリアにジャンボパフェを目の前にしたら食欲も失せるっての)ハァ

少年「矯正に巻き込まれて、胃の中のもん逆行したことないの?」

女子高生「んー・・・あったかもね。でも忘れた」ニャハハ

少年「・・・のんきな」

女子高生「少年、こっち」

少年「・・・・・? ムグッ!?」

女子高生「へへへ、女子高生が噛んだ食べ物だぞ。ありがたく頂け」

少年「・・・・おえ」

女子高生「うそつけ、勃起してるくせに」

少年「生理現象だ」

女子高生「つまり興奮してるんじゃねーか」

少年「・・・・・・おかわり」

女子高生「へいへい」モグモグ

店員たち((な ん だ こ い つ ら))
36 : [saga ]:2012/07/09(月) 18:52:55.28 ID:3DJqLRkd0
自宅。

少年(はぁ・・・久しぶりに食べ物を口にしたから胃がつらい・・・)

母親「なんか辛そうね? どうしたの?」

少年「あ、いや・・・大丈夫」

母親「つらいことがあると伏し目がちになるところも父親そっくりだね」

少年「・・・あ、あのさ」

母親「ん?」

少年「今日の夜、ちょっと用事があって外に・・・」

母親「ダメ」

少年「どうしてもいかなく―――」

母親「夜だけは絶対にダメ」

少年「・・・だよね」トボトボ

少年(俺がお前の前からいなくなったのが夜だもんな・・・)ハァ

母親「夜だけは・・・駄目なんだよ」
37 : [saga ]:2012/07/09(月) 18:54:55.48 ID:3DJqLRkd0
夜。

少年「・・・・・・」ソーッ

母親「・・・・zzz」

少年(どうする・・・行くか?)カチャ

母親「・・・・・・・おとこ」グスッ

少年「・・・すまん、幼」タッタッタ

母親「・・・・・たく、あいつ」ムクッ

母親(私の言うこと全く聞かないところもそっくりだ)ヤレヤレ
38 : [saga ]:2012/07/09(月) 19:02:41.39 ID:3DJqLRkd0
事故現場。

女子高生「バスの横転事故。横から追突したトラックの運転手は飲酒運転・・・。こりゃあ相当の“歪み”だねぇ」

少年「・・・・・・お、くれた」ハァハァハァ

女子高生「ん? 別に来なくてもよかったのに、少年には参加させないし」

少年「いや・・・君じゃ無理だ。こいつは複雑すぎる」

女子高生「あー、まぁ、確かに私じゃ“きれい”に直るかわかんないけどさ」バサッ

少年(俺よりも長い柄のハンマー・・・)

女子高生「今日は私の“師匠”が来てるから大丈夫」

少年「・・・え?」キョロキョロ

女子高生「あー、師匠は極度の恥ずかしがり屋だから、目の前には表れないと思うよ」ニャハハ

少年「あ、そう」

少年(まぁ、いざとなったら参加すればいいか・・・)

女子高生「ほんじゃ、ま、行きますかっ!!」ブゥーン



 振り上げた巨大なハンマーが歪みと衝突した時、


 ―――――キィィィィィィィィィィィィィン!!!


 少年の予想よりも甲高い音が世界に響いた。
39 : [saga ]:2012/07/09(月) 20:33:50.93 ID:3DJqLRkd0
女子高生「う、うげぇろろろろろ」ボチャ

少年(うわ、原型に戻った苺とかバナナ戻してる。・・・さすがに肉は戻らないのか? なんでだ?)

女子高生「じぇ、じぇいけーのゲロ見て興奮してんじゃねぇぜ少年」ハァハァハァ

少年(まったく興奮しないけど、その疲弊しきった顔には少しばかり欲情する・・・)

女子高生「そ、それよりどうだ? 歪みは直ってるか?」

少年「・・・・・うん、多少デコボコは残ってるけど、芯はまっすぐになった」

女子高生「へへっ、じゃあ、後は師匠に任せて、若いもんは退散しようぜ」ハァハァハァ

少年(・・・もはや中学生一年生でも通じるな・・・)

女子高生「・・・おりょ? 体格一緒になった?」ハァハァ

少年「・・・みたいだな」

女子高生「へへへ、これで少年の童貞ゲットだぜ」

少年「・・・・・・いや、その・・・すまん」

女子高生「何を謝るおぬし」

少年「歩きながら話す」トコトコトコ

女子高生「まって・・・負ぶって・・・おえ」ビチャッ

少年「・・・新鮮な魚」

魚「・・・・」ピチピチ
40 : [saga ]:2012/07/09(月) 20:40:30.60 ID:3DJqLRkd0
河原。

女子高生「・・・童貞じゃ、ない、だと?」キョウガク

少年「いや、何もそんなに驚くことじゃ・・・」

女子高生「いや、いやいやいや、んなわけないだろー」バンバンッ

少年「痛い。それになんでそんな自信満々なんだよ」

女子高生「たしかにまんまんには自信あるってうるさいわ」バシッ

少年「なんで涙目なんだよ」

女子高生「だって、運命の王子様が・・・」

少年「・・・は?」

女子高生「・・・・・なんでもない」カァ///

少年「どういうことだよ」ガバッ

女子高生「きゃっ!」ドテッ

少年((・・・ちかい・・・))女子高生

女子高生「ま、童貞じゃなくてもいいや。こい」スッ

少年(目を閉じた・・・だと?)

少年「・・・・・」スゥ

女子高生「・・・あ」パチッ

少年「・・・・っ!?」ビクッ

女子高生「そうか、矯正で時間の逆行に巻き込まれたんだから、童貞じゃん」ソッカ

少年「・・・は?」

女子高生「そっかそっか。ほいじゃ、こうだ」チュッ

少年「・・・んーっ!?」チュッジュルッ

女子高生「・・・ぷはっ、やっぱ手馴れてるな」トロォ

少年「よだれ・・・」

女子高生「謎の彼女みたいだろ」

少年「お前のよだれはゲロの味しかしねーよ」

女子高生「そのよだれでここがこんなになってんだからやっぱ変態だな少年」サワサワ

少年「・・・・・生理現象だ」
41 : [saga ]:2012/07/09(月) 20:45:30.54 ID:3DJqLRkd0
自宅前。

少年(マジで幼に顔向けできん・・・)ハァ

少年「いや、実際幼とはやったことないんだが・・・」


 ――――ガチャッ! 勢いよく扉が開いた。


母親「・・・・・・っ」ハァハァハァ

少年「・・・・・す―――」


 ―――スパァァンッ!!


少年「・・・・あ」ヒリヒリ

母親「・・・・・ふんっ」バタンッ

少年(今の怒った顔、幼が“俺”に見せる顔だ・・・)

少年「・・・牛乳プリンでも買って帰ろう」トボトボ


少年(静寂が心に染みる・・・なんてな)ハァ

42 : [saga ]:2012/07/09(月) 20:46:05.17 ID:3DJqLRkd0
つい続きやっちまった。本当にここまで。もう一つも更新せねばならんので。では
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 07:02:24.43 ID:s4wKco8yo
お疲れ様です
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 21:24:03.24 ID:N/X1MhbDO
なんだこれすっごい面白い
けど早く終わってしまいそう
45 : [saga]:2012/07/11(水) 00:46:29.00 ID:/tTs1uJn0
続き。
46 : [saga]:2012/07/11(水) 01:07:35.22 ID:/tTs1uJn0
とある施設。

受付嬢「あら、少年君久しぶりね」ニコッ

少年「忙しくて・・・」

少年(本当はここに来たら・・・)

ビッチ「少年〜〜〜♪」ガバッ

少年「・・・・・」ハァ

ビッチ「ねね、少年エ――」

少年「エッチはせん」

ビッチ「(´・ω・`)ショボーン」

少年(めちゃくちゃ可愛いし、リアクションも萌えるのに・・・なんでビッチなんだよ)

受付嬢「うわ、少年君、どんだけ歪み直したの」

ビッチ「見たい見たい〜♪ ・・・うわ、一万ポイント越え?」

受付嬢「すごすぎますー。だからいつまでたっても少年なんですねー」ナデナデ

少年「うるさいなぁ。訳があるんだよ」

少年(大人に戻ったらばれるからな・・・)

ビッチ「でも最近世界中で歪みまくりだからねー。稼ぎ時ってやつ!?」

少年「300ポイントをお金と変えてくれ」

受付嬢「はい、300万円ですね」ニコッ
47 : [saga]:2012/07/11(水) 01:19:22.99 ID:/tTs1uJn0
少年(290万講座に振り込んで・・・残りは新しい金づちを・・・)

ビッチ「女の人にずっと振り込んでるんだよねー。きゃー、純愛☆」

少年「まぁ・・・純愛かどうかは分からんが。これだけはかかせん」

受付嬢「この仕事してるとお金とかあんま興味なくなりますしねー」

少年「それじゃ、後はおいといて」

受付嬢「は、はいー」

ビッチ「あ、セフレから電話だー」タタタッ

少年「すげーなあいつ」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/07/11(水) 01:22:26.00 ID:Kttdm1LMo
まさかの小遣い設定消え……
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/14(土) 23:21:34.16 ID:UBngW76Mo
良い。
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2012/07/30(月) 21:09:07.17 ID:NGGt/raAO
まだかね
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/30(月) 23:33:13.91 ID:uBtrkRLjo
まだ慌てるような時間じゃない……
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/20(月) 08:06:40.38 ID:9RPmdhVzo
はよ
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