このスレッドはSS速報VIPの過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は管理人までご一報ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。

海翔「相変わらずくさいな・・・」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) :2012/07/09(月) 00:21:58.82 ID:nb47HkqL0
即興、クリアしたてのテンション、着地点不明だけどいいかな?
ネタバレはなるべく控えるつもりでつ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1341760918
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713798788/

【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713788018/

ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713736565/

【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713613334/

ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713522243/

旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/09(月) 00:41:14.62 ID:nb47HkqL0
海翔「こなちゃんさぁ・・・ いい加減風呂は毎日入るようにしてよ・・・」
フラウ「だが、断る!! ふ、風呂なんて入らなくても死にはしないですしおすし」
海翔「・・・はぁ・・・入らないなら俺帰るよ? 」
フラウ「い、いつから私が入らないと錯覚していた。今から入るから」
海翔「んじゃあ 行ってらっしゃい」
フラウ「・・・・・・」
海翔「   ん なに?」
フラウ「せ、せんぱいも一緒に入る?」
海翔「入ってあげようか?」
フラウ「まままじで!?フラウちゃん勝利フラグktkr!!!」ギュッ
海翔「冗談だよ!!!コラ!!!脱ぎ掛けでくっつくな!!」
フラウ「今です!!」
海翔「何がだよ!!うわ、くさっ!!こなちゃん臭いよ!!」
フラウ「はははこやつめ」
海翔「ったく・・・ほら早く入っておいでってば」
フラウ「・・・・・・」
海翔「何、入らないよ?」
フラウ「せんぱい・・・入ってる間に帰らん?」
海翔「帰らないから。さっさといっといで。」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/09(月) 00:54:45.57 ID:nb47HkqL0
海翔「中級ランカーじゃこんなもんか・・・物足りないねぇ」

ガチャ

フラウ「新生フラウちゃん降臨だお!」

海翔「おかえりー」

フラウ「ふふふ 先輩も入っていいのよ?」

海翔「入らないってば・・・ てか、こなちゃん近いよ」

フラウ「あててんのよ!ききキレイになった?」

海翔「少なくとも寄られて不快ではなくなったね」 クンクン

フラウ「うっは!!先輩は年下の女子クンカクンカの変態さんです!どーもありがとうございました!」

海翔「その先輩の服脱がそうとしてる変態に言われたくないよ!!」

フラウ「風呂上がりの鎖骨ペロペロ入りましたー!!」

海翔「なんでそんなにテンション高いんだよ・・・」



4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/09(月) 01:09:45.75 ID:nb47HkqL0
フラウ「せせせ、先輩は春からどーすんの?」

海翔「この流れからいきなりヘビーな質問してくれるね・・・」

フラウ「空気とは投げ捨てるもの!!」キリッ

海翔「うーん、実はまだ決めてないんだよね・・・」

フラウ「ニートktkr!!」

海翔「ぅっ・・・ そういうこなちゃんは? 東京戻るの?」

フラウ「・・・せ、先輩は・・・」

海翔「うん?」

フラウ「先輩は・・・私が東京に戻ってもおk?」

海翔「俺に聞くの?こなちゃんのことでしょ?」

フラウ「早くしろー!間に合わなくなっても知らんぞー!!」

海翔「俺の返事で身の振り方決められたら困るんだけど・・・」

フラウ「いいから早く答えれ」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/09(月) 01:19:34.88 ID:nb47HkqL0

海翔「そりゃあ居なくなったら寂しいよ」

フラウ「///// うっはwww 」 ギュウッ

海翔「 /// だ、から近いって!!てか誘導尋問だろこれ!!」

フラウ「よいではないか、よいではないかwwwwww デュフフwwwwww」

海翔「んでどうするの? 東京にはお父さんも居るんでしょ?」

フラウ「ぱ、パパとは電話でも話してるからだだ大丈夫」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/10(火) 01:52:55.62 ID:2Ew6wqZBo
フラウたんかわいいよぉペロペロ
いやむしろ鎖骨ぺろぺろしてください





でもいちばんかわいいのはサキハタリミちゃんだよね!たはは...
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/10(火) 14:20:02.93 ID:tZh9HuW4o
ピンクは黙ってろ

8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/10(火) 22:44:59.83 ID:vsvFvRcP0
海翔「でも一人娘が知らない土地で暮らしてるのって心配するんじゃない?」

フラウ「ほぅ そそ、それは親を卒倒させるような蛮行に至るフラグでつね」

海翔「こんな廃墟で暮らしてるくせによく言うよ」

フラウ「うっはwwwwww 先輩に襲われるwwwwww いいぞもっとやれwwwwww」ギュウゥ

海翔「襲うか!! 分かったからこなちゃん一回離れてよ /////」

海翔( あぁもう・・・この前の裸がフラッシュバックする////)

フラウ「・・・・・・・・・」ジイイィィ

海翔「今度はなにさ?」

フラウ「先輩・・・・・・顔真っ赤wwwwww テラカワユスwwwwww」ムニィ

海翔「 俺の事はいいから!! んで 実際どうするの?これから」

フラウ「んーーー今はまだこの島に残るお」

海翔「そっか、それはいい知らせだ」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/10(火) 22:56:53.25 ID:vsvFvRcP0
フラウ「///// ・・・ここで私に、できることをやっていきたいから」

フラウ「少しずつでもいいから、皆が大好きだったガンヴァレルを取り戻していくつもり」

海翔「できるよ こなちゃんならきっと」ニコ

フラウ「先輩の萌えスマイルイダキマシタアアアア」ガバァ

海翔「うわっいい加減にしろって!! ////////」

海翔「今日のこなちゃん、スキンシップ多すぎでしょ・・・」

フラウ「先輩を愛でたいのよ!!言わせんな恥ずかしい!!」

海翔「いや、気持ちだけ受け取っとくよ」

フラウ「私がくっついたら迷惑?」

海翔「そういう極論を言ってるんじゃなくてね・・・精神衛生上よくないでしょ」

フラウ「照れてるんですね 分かります だが止めない!!」



10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/16(月) 16:41:03.38 ID:b45wB9Xm0
まだか
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/17(火) 23:10:37.88 ID:mW9+zUs60
こなちゃんかわいい
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/18(水) 21:01:31.69 ID:LYxl5J930
フラウ「それに・・・・・・先輩ともっと一緒にいたいし」

海翔「でも、俺もう卒業しちゃうよ?」

フラウ「ニートだからいつでも会える件」

海翔「・・・・・・」 ペシン

フラウ「うはっ デコピンwwwwww 我々の業界ではご褒美ですwwwwww どうもwwwwww」

海翔「にしても・・・・・・こなちゃん、ちゃんとご飯食べてる?」

フラウ「ご飯なんて飾りですよ!!偉い人にはそれが――――」

海翔「はぁ・・・・・・食べてないんだね」

フラウ「ポ、ポッキィ食べてる、あと水も」

海翔「ハムスターじゃないんだからさ、栄養失調で死んじゃうよ?」

フラウ「じゃ、じゃあ先輩なんか作ってくだしあ」

13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/18(水) 21:10:07.26 ID:LYxl5J930
海翔「何食べたいの?」

フラウ「せ、先輩料理できるん?」

海翔「簡単なものならね。んで、何がいいの?」

フラウ「先輩が食べたいです ^q^」

海翔「帰るわ」

フラウ「ちょwwwwww ネタにマジレスwwwwww カコ悪いおwwwwww」

海翔「バカなこと言ってないで、材料も要るんだからさ」

フラウ「・・・・・・じゃあ、カレー、、、食べたい」

フラウ「小さいときママが、夜勤明けに帰ってきて作ってくれたから・・・・・・」

海翔「・・・・・・わかった、買い物行ってくるよ」 ナデナデ

フラウ「 /////// いってら 」

海翔「あと、俺が買い物行ってる間に掃除しとくように、その散らばってるいかがわしい本も含めてね」

フラウ「うはwwwwww 見られてたwwwwww 恥ずかしすwwwwww」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/18(水) 21:28:20.70 ID:LYxl5J930
――――――――――――――――――――――

フラウ「女将を呼べェ!!!」 クワッ

海翔「ビックリしたぁ 急に大きい声だすなよ」

フラウ「すごく・・・・・・美味しいです」 パクッ

海翔「そう? まぁ大したものは入れてないけど、お口にあったなら何よりだ」

フラウ「せ、先輩はいい嫁になるな デュフフwwwwww」

海翔「そりゃどうも、おかわり いる?」

フラウ「もう お腹いっぱいだお ごちそうサマンサ」 ゲプ

海翔「・・・・・・」ジーー

海翔「 ップ・・・くっくくくく」

フラウ「な、なんぞ?」

海翔「こなちゃんって可愛いね」

フラウ「」

海翔「どうしたの?」

フラウ「っく・・・油断してたぜ この天然ジゴロめ!!」ハァハァ

15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/18(水) 23:52:44.85 ID:LYxl5J930
海翔(こうしてると普通の女の子なんだけどねぇ)

フラウ「ええい けしからん八汐先輩は炊事でふやけた指をペロペロの刑に処す!!」

海翔 (これだよ・・・・・・まぁ、そこが面白いんだけどさ)

海翔「皿洗うから貸して」

フラウ「華麗にスルーしおって カレーだけにってかwwwwww うはwwwwww 誰うまwwwwww」

海翔「全然うまくないからね、ほら食器渡して」

フラウ「 (´・ω・`) 」

海翔  カシャン ジャアアアアアア カチャ

フラウ「ねぇ 先輩」

海翔「んー?」 キュッキュ ジャアアアアア

フラウ「・・・・・・なんでもない」

海翔「 ? 」

フラウ(八汐先輩――――)

16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/19(木) 00:01:07.36 ID:jKkmFcWV0
――――――――――――――――――――――――――――



海翔「また来るよ、風呂と食事は定期的にね。」

フラウ「うん・・・・・・」

海翔「どうした?カレーが不味かった?」

フラウ「違う、そうじゃなくて―――」

フラウ「先輩、今日は部長先輩は?」

海翔「あきちゃんは病院だよ」

海翔「何か伝言なら言っておくけど?」

フラウ「八汐先輩は――――」 フルフル

フラウ「部長先輩の事、好きなの?」

海翔「・・・・・・なるほど、それが気になってたのか」

フラウ「・・・・・・」コク





17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/19(木) 00:20:03.21 ID:jKkmFcWV0

海翔「―――――あき穂のことが好きだよ。異性としてね」

フラウ「そ、そうでつか」ズーーン

海翔「なんだろうね。物心ついたころからあきちゃんとは一緒に居たけどさ――」

海翔「ほっとけないんだよね。あきちゃんの一挙一動がいつも俺を惹きつけるんだよ」

海翔「俺があきちゃんを支えなきゃって思ってたんだけど、いつの間にか支えになってた。」

海翔「これでいいかな?」

フラウ「うん・・・グス ありがとう」ヒクッ

フラウ「それでも、私は、ヒグッ 八汐先輩が好きで居ても、いい? ズズッ」

海翔「こなちゃんの感情は、こなちゃんのものだよ。心の想うままに、でいいさ」ポンポン

フラウ「うううううううぅっぅうぁああぁぁぁ」

海翔 (・・・・・・・・・)
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/19(木) 00:29:28.77 ID:jKkmFcWV0


――――――――――――――――――――――

海翔「落ち着いた?」

フラウ「ご迷惑をおかけしますたwwwwww」ケロッ

海翔「気にしてないよ、おれのせいでもあるしね」

フラウ「ちなみに先輩」

海翔 「 何? 」

フラウ「部長先輩とはどこまでいってるの?」

海翔「・・・・・・こなちゃん・・・この期に及んでそれを聞くの?」

フラウ「毒を食らわば皿まで、恐れるものはないですなwwwwww (聞いたらたぶん死ぬけど)」

海翔「いや、俺にもプライバシーがあるんだけど」

フラウ「何をいまさらwwwwww おらwwwwww さっさと言えwwwwww ( もうどーにでもなーれ^q^)」

海翔「えぇー・・・・・・勘弁してよ」

フラウ「A、B、C どこまでいってんだコラwwwwww」

海翔「--ぇ...... 」

フラウ「・・・・・・え?」

海翔「だから!!Aだって!!」

19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/19(木) 00:43:14.42 ID:jKkmFcWV0

フラウ「Aってことはkiss?」

海翔「・・・・・・そうなるね」

フラウ「penetrationは?」

海翔「言い方・・・もうちょっとあるでしょ」

フラウ「おセックs―――」

海翔「ごめん、さっきのでいいよ」

フラウ「いつ?」

海翔「何が?」

フラウ「部長先輩と、いつしたの?」

海翔「・・・・・・これ以上は――」

フラウ「お願い!!これが最後の質問だから!!」

海翔「なら、俺と勝負して――――」

フラウ「先輩!!!!!」ガバァ

海翔「うわああああ こなちゃん 脱がないでよ!! 分かったから!!」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/19(木) 00:53:52.65 ID:jKkmFcWV0
海翔「ハァ・・・・・・この前の作戦の日だよ・・・」

フラウ「( なん・・・だと!?) キ、き―――――」

海翔「 ? 」

フラウ「キマシタァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!! 」

海翔「ど、どうしたの こなちゃん?」

フラウ「いやwwwwww なんでもないですがなwwwwww デュフフwwwwww」

海翔 (うわ・・・・・・気持ち悪い笑い方・・・ でもまぁ )

海翔 「元気になってよかったよ」フフ

海翔「んじゃ、俺はそろそろ帰るよ」

フラウ「八汐先輩」 タタッ

海翔「ンムグッ!?」

フラウ「――――――――」チューーー





フラウ
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/19(木) 01:04:37.36 ID:jKkmFcWV0
フラウ「 またね、八汐先輩 /////////」ニコッ

海翔「」



――――――――――――――――――――



とりあえず こなちゃんを愛でたく勢いで書いてしまい候。
ロボノヒロインみんな可愛いよね!!ロボちゅちゅorロボだーりんが楽しみです
妄想が捗ったらまた何かしら書きたいです
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/19(木) 01:07:59.46 ID:CKxY9gqHo
おつおつ
フラウ可愛いよフラウ坊
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/19(木) 02:11:05.44 ID:CkyQ+anO0
おつ
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/19(木) 02:29:36.47 ID:sjwuBv3no
おっつん

ロボノしてくるお
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/19(木) 19:06:40.27 ID:Av4z667IO
こなちゃぁぁぁぁぁぁぁぁん

素晴らしい>>1でございました
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 21:37:13.19 ID:7zder7Zj0



━━━━━「旧空港:ハンガー前」


昴「部長、こんな問題も分からないんですか!?」

あき穂「いやぁ、うちってば数学苦手なんだよねぇ アハハハ……。」

昴「……他の教科も壊滅的な癖に何言ってるんですか?」

昴「だいたい、よくこの成績で卒業させてもらえますね?先生たちの指導力を疑いますよ。」

昴「こんな学力で来年受験だなんてナンセンスを通り越してハイセンスもいいところです!!」

あき穂「ほんと!?昴がセンスいいとか言ってくれるなんて珍しいね!」

昴「皮肉ですよ!!部長バカなんですか!?」

あき穂「むぅ……そんなにボロクソ言わなくてもいいじゃん!!」

昴「だったらもうちょっと学力を向上させる努力してください!!」

あき穂「それが難しいから昴に教えてもらってるんじゃんかーー。」

昴「まさか部長がここまで勉強ができないなんて……僕の認識が甘かったです。」

あき穂「ホントに失礼な後輩だなー」プンスカ

あき穂「それよりさー、ちょっと休憩しようよ。 うち、疲れちゃった。」

昴「はぁ……好きにしてください。このまま続けても効率も上がりそうにないですし。」


27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 21:38:06.37 ID:7zder7Zj0





フラウ「先輩、ここは公式を使って……さっき教えたやつ―――」

海翔「あぁなるほどね、すんなり解けたよ。」カリカリ

フラウ「フフフ 先輩は飲み込み早いから、教え甲斐がある。」

海翔「こなちゃん 引きこもりの癖に勉強できるとか反則だよね。」

フラウ「天才ですから」キリッ

海翔「ップなんだよ それ」アハハ

フラウ「ジャソプのバスケ漫画はスラムダソクで永久欠番 異論は認めない。」

海翔「そうなの?【ほくろのバスケ】とか、こなちゃん好きなのかと思ってたよ。」

フラウ「敢えて言おう、ちゃんと描き分けろ、と。」

海翔「それ以上はいけない。」

キャッキャウフフ
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 21:39:58.07 ID:7zder7Zj0
あき穂「……」ムスッ

あき穂(フラウ坊近すぎるよっ うちだってカイともっと……)

あき穂(結局、あの日から忙しくてカイには気持ちを言えないまんまだし―――)

昴「――――――ょう」

あき穂(けど……カイってば……う、うちじゃなきゃ嫌だなんて/////// )

昴「部長」

あき穂(あぁ///// もしあのまま行きつく先まで行ってたら//////)

昴「聞いてますか部長?」

あき穂「もう//////  こんにゃろーーーーーー!!!//////」

昴「部長!!!!」

あき穂「っは!?」

昴「何叫んでるんですか?そろそろ再開しますよ。」

あき穂「はぁ……うん」ドヨーン

昴「ため息つきたいのはこっちですよ。そのエネルギーをもっと勉学に費やしてください。」

あき穂「ぐぅぅぅ……」( 生意気〜〜 )

あき穂(それに比べて向こうは―――)
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 21:44:45.97 ID:7zder7Zj0


フラウ「先輩――――」 (八汐先輩のうなじ…最高すぐる……)  トローン

海翔「こなちゃん さっきからどこ見てんの?」

フラウ「なんでもなくてよ!!どんどん問題解いてくお!!」(生きててよかった ※´∀`※)

海翔「こなちゃん、いちいち どアップで顔近づけないでよ」

フラウ「嫌?」

海翔「分別をつけようね 俺先輩、君後輩」

フラウ「おk    だが辞めない!!」スリスリ





あき穂「…………こうたい」プチーン

昴「はい?」

あき穂「講師交代!!!!」クワッ

昴「何言ってるんですか?」

あき穂「次は昴がカイの勉強見て、フラウ坊がうちに教えるの!」

昴「部長のレベルじゃ古郡の教え方に着いていけませんよ。」

あき穂「私も、なめられたものだな」 キリッ

昴「カッコつけても先輩の学力じゃ間違いなく脱落しますよ?」

あき穂「もう!!いいから!!部長命令だよ昴!!伝令!!」

昴「なんで僕が行かなきゃ行けないんですか。そんなに代えたいなら自分で行ってくださいよ。」

昴「部長は教えてもらう立場なんですから自重してください。」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 21:46:12.51 ID:7zder7Zj0
あき穂「アルシオーネ、エレクトラ――――


昴「フォオオオオオオオオオぅ!! ひ、ひきょうでちゅよ ぶちょう!!」

あき穂「日高昴、君のノブレスオブリージュはなんだったかな?」

昴「あぁもうはいはい。分かりましたよ!この外道!!」

あき穂「はい、は一回!! 兵は神速を貴ぶだぞ 日高伝達兵!!」

昴「ナンセンスだ……」ハァ





昴「おーい、古郡 ちょっと」

フラウ「なんぞ?メガネ今いい感じなんだから邪魔すんなメガネ あとその名前で呼ぶなメガネ」ッハ

昴「僕はメガネなんて名前じゃないし、何がいい感じなのか分からないし、その蔑んだ目をやめろ」

フラウ「で、なんか用?残念ながら今お前と澤田きゅんの妄想をしている暇はないお」

昴「何を言ってるんだお前は……。そうじゃなくてだな 交代らしい。」

フラウ「なにが?」

昴「今度は僕が八汐先輩を教えて、お前が瀬ノ宮部長の勉強を見るんだそうだ」

フラウ「だが断る!!!!!!!」カッ

フラウ「八汐先輩に近づくんじゃないこの変態鬼畜メガネ!!!!そんなこと言って先輩の背後から近づいて凌辱する気だろカス!!」

フラウ「お前みたいな野獣が先輩に近づいたら傍によるだけで先輩が妊娠しちゃうし、先輩の貞操はフラウたんのものだ!!」

フラウ「お前は澤田キュンとくんずほぐれつしてろ!!!失せろぶっとばされんうちにな!!」

昴「変態はお前だ!!! 近寄るなこの 妄想不潔女!!!」ウワアアアアア  ダタタタタ......

フラウ「ふん、戦闘力5のゴミめ」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 21:47:51.14 ID:7zder7Zj0


海翔「こなちゃん、何叫んでの? 答え合わせヨロシク」

フラウ(部長先輩……職権乱用ワロス。だが残念 大正義はフラウちゃんだお)

フラウ(部長先輩と八汐先輩がチュッチュしたのはどう見ても年が明けてから。)

フラウ(つまり、先輩のFirst kissはフラウちゃんが頂いたということ!!)

フラウ(この前の不意打ちチュッチュも相まって―――――――)

フラウ(うっはwwwwww これはwwwwww 大勝利ktkr wwwwww)

フラウ 「 *:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*」ワクワクテカテカ

海翔「こなちゃん? 問題解き終わったけど……」

フラウ「んふーどれどれ?」ランランルー♪

海翔「なんでしな垂れかかってくるのさ……」




あき穂「日高伝達兵、戦況は?」

昴「失敗ですよ失敗、まったくあの女……頭沸いてるんじゃないのか?」

あき穂「せいっ!!」チョップ!!

昴「あ痛っ!! にゃ、にゃにするんですか!!」サスリサスリ

あき穂「にゃにじゃないよ!!もー!なんで易々と引き下がってくるのさ!」

昴「古郡と話してるとこっちが毒電波で汚染されるんですよ!そんなの僕はごめんですからね」

あき穂「おのれ、フラウ坊めー」ムキー

フラウ  ニヤニヤ(・∀・)

あき穂「く、くやしぃ〜〜」ワナワナ

32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 21:49:41.52 ID:7zder7Zj0


海翔「こなちゃん前は 『ロボ部のメガネを呼んでこ〜い』とか言ってたのに今日は昴君に当たりキツいね」

フラウ「だ、だって八汐先輩が、メガネに籠絡されちゃうかもしれんから……/////」



愛理「男の後輩にガチ嫉妬、これはヒドいですね。」

淳和「み、みんな〜 おやつ買ってきたけど、何かあったの?」

海翔「おかえり、二人とも わざわざありがとうね」

フラウ「苦しゅうない、空手先輩にはメガネ討伐の任務を与える」

淳和「メガネ討伐?」

海翔「気にしなくていいよ。俺たちも少し休憩にしようか」ウーン

フラウ「先輩ポッキィゲームしようずwwwwww デュフフwwwwww」

海翔「しないよ、淳ちゃん、二人も呼んであげてくれない?」

淳和「あ、うん。おーい、日高くーん、あき穂ちゃーん」タタタ

愛理「お勉強、捗ってます?」

海翔「まぁボチボチってとこかな? 今までサボってたぶん辛いけどね」

愛理「ふふふ 頑張ってくださいね♪」

フラウ「先輩はフラウちゃんが手取り足取り教えてあげるお」グイグイッ

海翔「あーもう寄りかかってくるなって」

33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 21:50:57.40 ID:7zder7Zj0


あき穂「そうだよフラウ坊っ、近づきすぎだよ!!」ダタタ

フラウ「ぐぬぬ、現れたな地方妖怪ブチョウセンパイめ!!」

フラウ「またナチュラルに恋人ポジションに着こうとしおって!!」プンスカ

あき穂「フラウ坊はさっきまでずっとカイにのしかかってたんだからおしまい!交代だよ!」ピョコン

海翔「あきちゃん、ちゃんと勉強してるの?さっきからワーキャー叫んでるみたいだけど」

あき穂「してるよ〜!でも昴が意地悪ばっかり言うんだもん!」

昴「部長が的外れな解答ばかりするからでしょう、人のせいにしないでくださいよ全く」

あき穂「まーーー可愛くない後輩だこと本当に!!」

愛理「うふふ、どっちが先輩か分からなくなってしまいますね」

あき穂「愛理……ヘコむようなこと言わないでよ……」

淳和「あはは、でも日高君すごいよね〜 実は学年トップの成績だったなんて」

昴「べ、べちゅにしゅごくなんてないですよ。授業をちゃんと聞いてればごく普通の事です」

フラウ「ぶふっwwwwww メガネテンパりすぎワロタwwwwww」

昴「う、うるさいぞ古郡、だいたいお前学校来てないくせに、なんで勉強できるんだ!」

フラウ「天才ですから」キリッ

海翔「こなちゃん、天丼はよくないよ?」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 21:53:38.94 ID:7zder7Zj0

あき穂「ねぇカイ それよりさ……」

あき穂「 か、肩揉んでくれない? 勉強のしすぎで凝っちゃって /////」

海翔「いいよ?」

フラウ「!?」ガタンッ

あき穂「うんっ!!////// じゃあうちを膝の上に……ってカイ?なんでポケコン?」

海翔「いや、俺に肩揉んで欲しいんでしょ?だったらもうわかるよね?」 ッサ

海翔「キルバラで勝負」

フラウ「メシウマ展開ktkr wwwwwwwwwwww」プークスクスクス

あき穂「か、カイの――――」プルプル

あき穂「カイの朴念仁!甲斐性なしーー! //////」ポカポカ

フラウ「せっかくだから、私は敢えて先輩の肩を揉んであげるぜ!!」ダキッ

海翔「抱き着いて肩が揉めるわけないでしょ!」

あき穂「こらーー!!フラウ坊!密着禁止!!」

淳和「クスクス あはははは」

昴「全く……ナンセンスですね」メガネクイッ

愛理「ふふふ、修羅場ですね わかります 」

ワーワーガヤガヤ
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 21:54:56.56 ID:7zder7Zj0



ブイイイイイイイイイイイイイイイイン

海翔「ん?滑走路に車? ていうか あのバン確か……」

あき穂「なんか前もこんなことあったような―――――――って!!!」

淳和「あ、あの車こっちに突っ込んでくるよ!!」アワワワ

昴「悠長なこと言ってる場合ですか!!このままだと僕ら轢かれちゃいますよ!!」

海翔「みんな避けろ!!」

淳和「日高君!! 私の背中に!!」スクッ

昴「え、えぇ!?ちょ、大徳先輩!!////」ガシィッ

フラウ「メガネwwwwww 女子に背負われるとか憐れwwwwww」

あき穂「言ってる間にもう目の前まで来ちゃったよっ!!!」

キィィィィィィィィィィ!!!!

海翔「っく!!」ダッ

あき穂「か、カイうちらをかばって //////」キュン

フラウ「や、八汐先輩に押し倒されたタ━━━━(//゚∀゚//)━━━━ 」キュンキュン

愛理「と、止まったみたいですね……」

フラウ「な、なんというドリフトテク、インド人を右に!!!!」

海翔「痛っつつつつ…… やっぱりそうだ、この黒塗りのバンは―――」

36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 21:57:28.16 ID:7zder7Zj0


ブイイイイイイイイイイイイイイイイン

海翔「ん?滑走路に車? ていうか あのバン確か……」

あき穂「なんか前もこんなことあったような―――――――って!!!」

淳和「あ、あの車こっちに突っ込んでくるよ!!」アワワワ

昴「悠長なこと言ってる場合ですか!!このままだと僕ら轢かれちゃいますよ!!」

海翔「みんな避けろ!!」

淳和「日高君!! 私の背中に!!」スクッ

昴「え、えぇ!?ちょ、大徳先輩!!////」ガシィッ

フラウ「メガネwwwwww 女子に背負われるとか憐れwwwwww」

あき穂「言ってる間にもう目の前まで来ちゃったよっ!!!」

キィィィィィィィィィィ!!!!

海翔「っく!!」ダッ

あき穂「か、カイうちらをかばって //////」キュン

フラウ「や、八汐先輩に押し倒されたタ━━━━(//゚∀゚//)━━━━ 」キュンキュン

愛理「と、止まったみたいですね……」

フラウ「な、なんというドリフトテク、インド人を右に!!!!」

海翔「痛っつつつ…… あぁ、やっぱりそうだ、この黒塗りのバンは―――」

37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 21:59:06.64 ID:7zder7Zj0



ガチャッ

綯「海翔君、すぐに私と来てください!!」 ガバッ

海翔「えっ?」 グイッ


バンッ


ブロロロロロロロロロロロロロ............

あき穂「……」

フラウ「……」

昴「……」

淳和「……」

愛理「……あらまぁ」

あき穂「か、カイが――――――――」

あき穂「カイが誘拐されちゃった!!!!!!!」








.
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 22:04:54.84 ID:7zder7Zj0


━━━━━「コスモライン、プリンセスわかさ、甲板」




ボオオオオオオオ

岡部「…………九州ももう見えなくなったな」

まゆり「オカリン〜 陸が見えてきたよ〜」

まゆり「まゆしぃはねぇ、ず〜っと前からでっかい杉の木が見たいと思ってたのです」

岡部「まゆり、それは屋久島だ、俺たちがこれから行くのは種子島だぞ」

まゆり「え そうなの〜? じゃあ種子島は何があるのかな?」

岡部「種子島はアレだな。火縄銃発祥の地だ。あとはロケット発射場、もといJAXA種子島宇宙センターが有名だ。」

まゆり「ロケット!? それはすごいです!!ロケット楽しみ〜。」

岡部「そうだな。というかだな、まゆりよ 今回シスターブラウン絡みで種子島へ行くのだから大体わかるだろ!」

まゆり「そうだったね〜!!綯ちゃん元気かな〜。早く会いたいね オカリン」

岡部「うむ、そうだな……(感動の再開と修羅場が同時に起こると思うと胃が痛い……そして)」

フェイリス「凶真〜〜!!フェイリス 新しい水着を買ったのニャン 見てほしいニャン!」ギュウッ

岡部「フェイリス、今は3月だぞ!! 海で泳いだら風邪を引くだろうが!あとくっ付くな!」

萌郁「岡部君、岡部君」クイクイ

岡部「ん なんだ萌郁」prrrrr

岡部「またメールか……いい加減口頭で伝えろとあれほd――――」パカッ

from 萌郁「 沖ノ鳥島楽しみだね!! 新たな出会いに胸が躍ります!! ルンルン♪(^-^)」

岡部「萌郁、ここから沖ノ鳥島まで行くなら船内泊だぞ そもそも沖ノ鳥島にある出会いは魚かサメ程度だ、そしておまえm」

岡部「ええいっ お前達!!俺の腕に纏わりつくな!!」ウガー
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 22:08:23.95 ID:7zder7Zj0


岡部(この二人はいつにもまして密着度が高い……) ムニィ ムニュウ

岡部「前後で挟むな!!!! ///////」

フェイリス「ニャーン☆」

萌郁「(●´∀`●)」

るか「うわぁ 種子島って意外と大きいんですねー 凶真さん、僕初めて来ました!」

岡部 「実を言うと俺も今回が初上陸だ」  ( 常識人はルカ子だけか……だが男だ )

岡部「まったく、どうしてこうなった――――」



鈴羽「おとうさん あれなにー?」

ダル「あれはねー、幻のムー大陸だお 旧支配者が住んでるんだお」

岡部「ダル!!鈴羽に間違った知識を教えるのはやめろ!!SAN値がさがったらどうするのだ!!」

ダル「英才教育だよ(キリッ  オカリンも厨二秒患者なんだから人のことは言えんっしょ。」

岡部「うるさい!!というか俺は最近そこまでエキサイトしとらんわ!!」

ダル「そういえばオカリンの鳳凰院モードもあんま見なくなったな」

岡部「まぁ俺ももう28だからな……年相応というやつだ」

ダル「年相応というやつだ……  だっておwwwwwwww 18でも十分手遅れだった件についてwwww」バンバン

岡部「っく……このSAS[ピザ]め……」ブルブル

由季「もう、至君? 鈴羽の前なんだからあんまり変なことは言わないでね?」

鈴羽「でね?」

ダル「サーセンwwwwww ママと鈴羽と旅行ができてボクは幸せだなー」デヘヘ

鈴羽「すずはもー」ニコニコ
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 22:11:14.27 ID:7zder7Zj0

岡部「まったく……締まりのない顔をするな」 ッフ

由季「でも良かったの岡部君? 私たちまで一緒に来て」

岡部「構わんさ 旅費は殆どミスターブラウンがもってくれているからな」

天王寺「そうだぞ!! 何幹事気取りしてやがんだ岡部!! 現地入りしたらわかってるだろうな!!」

岡部「わ、分かってますって! 俺だ……あぁ先手を打つ、オペレーション:スルト 決行だ……」

ダル「ブフゥ やっぱ厨二病拗らせてるんですねwwwwww わかりますwwwwww」

岡部「うるさいぞ ファットダディが!!」ゲシッ

鈴羽「ふぁっとだでぃが!!」パシン

ダル「おうふ!!オカリン、鈴羽が真似するからやめるお!! おれはこういう人間だ!!」ドヤ

岡部 (そう、俺たちは今種子島に向かっている )

岡部 (事の発端は二週間前に遡る―――――――)
――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
―――――――――――――――
――――――――――――――
――――――――――――

41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 22:13:18.89 ID:7zder7Zj0





━━━━━二週間前、「秋葉原:ブラウン管工房前」

ダル「しっかし、まさかオカリンがあのボロビルを10年借りつづけるとは想定外だったお」

岡部「あそこは……なんというか俺たちを繋げている場所だからな」

岡部「年に数回集まるか集まらないかでも、皆が戻ってくる場所にしておきたいんだ」

ダル「ふぅーん?それはひょっとしてアメリカにいる誰かさんとの愛の巣ってこと?」 ニヤニヤ

岡部「そ、そんなのではない!! 大体いつ俺が愛の巣なんかにした!!そもそもあ、愛など―――」

ダル「はいはい ツンデレ、ツンデレ」ヘラヘラ

岡部「と、ともかく!!さっさと家賃を払いに行くぞ!」 ガチャ

岡部「ごめんくださ――――――

天王寺「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」 グワァッ

岡部「うわああああああああああ 跳べよおおおおおおおおぉぉぉっ!!!」ヒューーーーーンッ

ダル「おかべくんふっとばされた!!」


42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 22:14:46.09 ID:7zder7Zj0

天王寺「なんだ岡部か!!! 何しに来やがった!!」

岡部「に、入店一番で背負い投げ、開口一番、邪険にするとは、り、理不尽にもほどがあるだろう……」ボロッ

天王寺「うるせぇよ!! 用がないなら帰れモヤシ!!」イライラ

ダル「それにしてもこの店主イライラである」

天王寺「ああん!!!???」ギロッ

ダル「と岡部倫太郎が申しております」

岡部「ダル貴様何をっぁぁあああああぁぁぁぁ゛ぁ゛ぁ゛」 ヒューーーーンッ




岡部「も、もうそろそろ話をさせていただけないでしょうか……」ボロボロッ

天王寺「ッチ んで なんだ?」イライラ

岡部「家賃を納めにきました……」

天王寺「あぁ、今月倍額な」

岡部「え゛ぇ゛っ!!??」

ダル「マスオさん 乙」

岡部「な、聞いてないですよ!!(この倍額払ったら俺のライフはゼロよ!!)」

天王寺「今日は俺の機嫌悪いから倍額だコラ!!!」クワッ

岡部「り、理不尽すぎる……」

ダル「小学生かよ……」ボソ

天王寺「 (^ω^#) ビキビキビキ」

ダル「と岡部倫(ry

岡部「おいwwwwwwww お前、マジでいい加減に ぁぁぁああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛」バヒュー―――ン
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 22:16:26.86 ID:7zder7Zj0

岡部「せ、せめて お怒りの理由をおしえてくださいませんか 天王寺店長」ズタボロッ

天王寺「――――が出来た」

岡部「え?なんです?」

天王寺「綯に......が出来たッ」

岡部「よく聞こえませんよ」

天王寺「綯に男が出来ちまったんだよォォォォォォォ!!!!!」ブンッ

岡部「な、何だってええエエエエ゛エ゛エ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛」ドッヒュー―――ン

ダル「オカリン 無茶しやがって…………」





岡部「そ、ソースは……?」ズタボロボロッ

天王寺「これを見てみろ」

岡部「写真? 水着のシスターブラウンもとい綯ちゃんですね」

ダル「うっはwwwwww なんという着エr」ブスゥ

ダル「アッギャアアアアアア メガ メガアアアアアアアア」 ゴロゴロ

天王寺「綯の横に男が写ってるだろ……赤茶髪の」

岡部「本当だ、これ天王寺さんに送られてきたんですか?」

天王寺「いや、綯が友達に送るのを間違えて送ったみたいだ」

岡部「メールにはなんて?」

天王寺「 ん 」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 22:17:42.55 ID:7zder7Zj0



綯『東京に戻る前に海翔君がデートに連れてってくれたよ♪ 新しい水着も着れたし海でも遊べて楽しかったー^^』



岡部「なるほど……デートだったのは確定的みたいですね、でもこれ夏に送られてきたメールですよね?」

天王寺「メールセンターでずっと止まってたみてぇなんだが、この前整理してたら受信しやがったッ」

天王子「ここから半年だぞ!?綯とこの写真のクソ野郎はもうッ……」ビキバキッ

岡部 (け、携帯が紙くずみたいに拉げたっ……)

岡部 「で、でも ほら もしかしたら単純に遊んだってだけの可能性も」

天王寺「そう思うかっ!?」パアアァァ

岡部「いや、分かりませんよ? 懇ろになってるかm」

天王寺「な……ん、だと……」ドカバキグシャ パラパラパラ......

岡部 ( マルミ○大人の携帯振りかけ新発売 )

岡部「ただ、この写真とメールだけじゃあまりに情報が少なすぎるでしょう」

岡部「本人には確かめたんですか?」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 22:19:53.42 ID:7zder7Zj0

天王寺「それなんだよおおおおおおォォォォ」グイイィッ

ダル「ちょwwwwwwww 締まってる しまってr ギブ!! ギ・・・ブ」 クタァ

岡部「ダル……妻子を残して逝くとは罪作りなスーパーハカーめ」グス

ダル「死んでないお!!!」ハァハァ

岡部「で、綯ちゃんはなんて言ってたんです?」

天王寺「 全然返事が来なくってよォ……」

ダル「 oh 」

岡部「それは……なんとも……」

天王寺「どうしたらいいんだァァァァァッッ」

岡部「連絡が取れないんのではどうしようもないな」

ダル「直接本人に確かめに行けばいんじゃね?」

岡部、天王寺「 え? 」

ダル「いや、綯氏も多分、この前の騒動のすぐ後で忙しいんでしょ 常考」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 22:20:55.41 ID:7zder7Zj0

岡部「た、確かに、それは一理あるな」

ダル「なら、いっそ種子島に直接乗り込めばいいんだお」

岡部「いやいやいや、ダル、お前は何を言ってるんd――」

天王寺「それだ!!!! 橋田お前いいこと言った!!!」

岡部「えええええええ!?」

ダル「だってそうっしょ? 飛び道具が使えない以上、あとは直接本人に聞くしかないお」

岡部「いやまぁ確かにそうだが……いくらなんでも種子島は遠すぎるだろ」

ダル「今の時代、空路を使えば一瞬だお」キリッ

天王寺「さらに綯に知らせずに行けば真実も自ずと見えてくるってわけか……」

岡部「それは、さすがに趣味が悪いのでは――――」

天王寺「なんか言ったか?岡部 (^ω^#)」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 22:22:17.74 ID:7zder7Zj0


岡部「とても素晴らしいアイディアだと思いますハイ」

天王寺「そうと決まれば、善は急げだ。近いうちに行くぞ」

岡部「行くぞ?」

天王寺「調査は情報量で決まる。お前ら珍妙団にも付き合ってもらうぜ」

岡部「へ?」

天王寺「つー訳だから頭数集めとけよ岡部。」

岡部「お、俺たちも行くんですか!? いきなりは無理ですよ!!」

天王寺「来るなら旅費は俺が持つ。今月の家賃もタダにしてやるよ。ただし、」

天王寺「不参加なら―――――――――」

天王寺「来月から家賃は5倍だ」





岡部 (そのウシ○マ社長もビックリな暴利の前に、俺が取れる行動は一つしかなかった―――――――)

48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 22:25:00.39 ID:7zder7Zj0

岡部「という訳なんだが……来るか?」

まゆり「種子島? オカリンが行くなら人質である まゆしぃはどこでもいくのです☆」




岡部「お前は経営管理でいろいろと忙しいだろう?無理に来なくても――」

フェイリス「ニャニャ!? 行くニャ!!凶真にフェイリスのセクシー水着見せてあげるニャ!!」

岡部「 (´・ω・`) 」




萌郁「……」 ピコ、ピコピコ ピロン

岡部「……」(ポケコンに変えてから打つのが少し遅くなったな……)prrrrr パカ

from 萌郁「 岡部君と旅行!! 絶対行きたい!!(>∀<) 楽しみ〜〜♪」

岡部「……」

萌郁「嬉しい/////」 コク




るか「え、ホントですか? 僕までご一緒していいんでしょうか?」

岡部「お前に来てほしいのだ」 (他のメンバーのストッパー的な意味で)

るか「きょ、凶真さん ////// 嬉しいです」

岡部  ( だがお(ry )
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 22:26:06.49 ID:7zder7Zj0




岡部「あいつら二つ返事でOKみたいだがどんだけ暇なんだよ」

ダル「皆ノリ気なら問題ないお、人数も確保できるならいいんじゃん?」

岡部「だいたいダル、お前が余計なことを言うからだぞ!!」

岡部「いきなり種子島なんて……」

ダル「家賃もタダになるならそれこそ一挙両得だお」

岡部「しかしだなぁ……まぁいい。」

岡部「 お前はどうするのだ?」

ダル「せっかくだし家族総出で行くわ。鈴羽が生まれてからあんまり遠出もしてなかったかんね」

岡部「そうか―――。いい機会だ、しっかり家族サービスしてやれ」

ダル「DaSHもいつの間にやら一家の主とは――――濡れる!!」

岡部「HENTAI発言はほどほどにしておけ。また連絡する。じゃあな」

ダル「オーキドーキー」

岡部 ピッ カチャ

岡部「――――――。」パカッ 

岡部「……さすがに、アメリカから呼ぶわけには行かないか」

岡部「土産は買っておくから、今回お前は留守番だ」

岡部「まぁでも、こうして皆で旅行に行くのも久しぶりだしな」

岡部「ここは素直に楽しむとしよう、――――目的に目をつむればの話だが」
 
―――――――
――――――――――
―――――――――――――
―――――――――――――――――
――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 22:30:50.17 ID:7zder7Zj0


ピンポンパンポ〜ン 「ご乗船、ありがとうございました―――」

岡部 (鹿児島まで飛行機で数時間。船で乗り継いできた訳だが…… )

岡部 (この間の事件からそれほど経っていない、にも関わらず)

岡部 (のどかな所だな、ここが今から悪鬼の怒りで焼かれるのかと思うと頭が痛い)

まゆり「オカリ〜ン 早くおりようよ〜」

岡部「 ん 今いく」 

萌郁「......ウウプ」

るか「き、桐生さん、大丈夫ですか?着きましたよ」

フェイリス「だからポケコンいじるのはやめたほうがいいって言ったニャン〜」

萌郁「ウウプ……もうだめ……」マッサオ

岡部「やれやれ、なにをやってるんだ全く……」ホラ、カタヲカセ








  

   しかし、この数時間後 俺はこの旅の本当の恐怖を知ることとなる―――







.
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) :2012/07/25(水) 10:09:18.89 ID:D8kbPsj30
いつの間にか更新してた
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/25(水) 13:23:08.38 ID:rd1tmKsdo
混ぜるねぇー!!
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/25(水) 17:16:50.53 ID:2RAjxtJk0
こ れ は 期 待
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/25(水) 23:09:19.87 ID:868kKsjIO
ラボメンが出てきたらおもろいな
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/30(月) 22:30:45.68 ID:ubL8ua8bo
一気に面白くなってきた!
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 21:20:23.86 ID:6GsDW8u60

ブロロロロロロロロロロ..................


海翔「それで俺を誘拐拉致した、と?」

綯「ぁぅ……誘拐拉致だなんて、ひどいです〜」

海翔「いや、いきなり車に引きずり込んで連れ去るなんて、今時ドラマでも稀に見ない誘拐でしょ」

海翔「しかも綯さん笑顔で攫いに来るから余計に怖いよ……」

綯「海翔君に会えるのも久しぶりだなぁと思ったらつい嬉しくて えへへ」テレテレ

海翔「あの状況でよくその思考に辿り着けるね……」

綯「で、でもぉ他に方法も思いつかないし、あのままあそこにいたら海翔君が見つかっちゃいます」

海翔「でもさ、それって内緒の来島だったんじゃないの?」

綯「そうですね、私は事前に何も聞かされてませんでした」

綯「大崎射場の事後処理も忙しくって殆ど連絡も取れてなかったので」

海翔「じゃあなんで綯さんはそのことを知ってるのさ?」

綯「いえ、実はさっき昔馴染みの人から連絡があったんです」

綯「お父さんが皆を連れて島に来てるって」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 21:21:39.17 ID:6GsDW8u60

海翔「例のタコ坊主みたいっていうお父さんか……」

海翔「今からお父さんに連絡して誤解だって言えないの?」

綯「いえ、それが……『ここまで来た以上、そいつには絶対会う』と言ってるらしく……」

海翔「えぇー……」ズーン

海翔「ち、ちなみにさ」

海翔「もし、俺がお父さんに捕まったら、どうなるの?」

綯「…………ごめんなさい」

海翔「なんで謝るの!?ちょと!!綯さん!?」

綯「怖がらせたくはないんですけど、多分――――」

綯「五体満足では居られないと思います」

海翔「じょ、冗談だよね……?」

綯「私、高校生の時にクラスの男の子に告白されたことがあったんですけど」

綯「何も言ってないのに、なぜかそのことがお父さんに知られてて」

綯「次の日からその子、一週間学校を休んだんです……」

綯「登校してきてから、休んでた理由を聞こうとしても怯えて避けられるようになってしまって……」

綯「そんなことが何回もありました」


58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 21:23:38.69 ID:6GsDW8u60


海翔「マジかよ……」

綯「告白されただけでそんな状態だったので……」

綯「一緒に遊びに行った相手となれば―――――」

綯「正直、想像もつかないです」

海翔「勘弁してくれよ……」

綯「ごめんなさい」シュン

海翔「あ、俺こそ……ゴメン、綯さんのせいじゃないよ」

海翔「それに、あの日綯さんを誘ったのは俺だしね」

海翔「ある意味、お父さんの悪い虫センサーも正確だ」

海翔「それにしても――」

海翔「綯さん、やっぱり学生の頃からモテモテだったんだね」

綯「ぇ!?いやぁそれほどでもないですよ//////」

海翔「そんな人とデートしてもらえたなんて役得だったかな?」

綯「あ、アハハハハ ////// 海翔くん、あまりお姉さんをからかうもんじゃありませんよ?/////」

綯「それに――――――――」

綯「海翔君も――――モテてると思いますよ///////」カァァッ
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 21:25:50.19 ID:6GsDW8u60


海翔「え、なんて? どうしたの急に小声で?」

綯「な、 なんでもないです///」プイっ

綯「ごほんっ/// お父さん達一行はまだ西之表港に着いたばかりでしょう」

綯「幸い、私たちは南種子に居たので、すぐに追手がくるということはないと思います」

海翔「それならあの危険運転は必要なかったんじゃないの?」ズバッ

綯「あ、あれはだからぁ 久しぶりに海翔くっ……み、皆に会えるなぁと思ってつい //////」

海翔 (喜びを毎回あのカースタントで表現されてたら命がいくつあっても足りないんだけど……)

海翔「プッ、ハハハ さすがは"暴走小町"ってところ?」

綯「お、覚えてたんですかっ、もう海翔君! からかわないでください〜」

綯「とにかく、車で移動すれば接触、捕縛されるリスクも低いはずです」

海翔「そのお父さんと知り合いの人たちは何人ぐらい来てるの?」

綯「情報によると、お父さんを含めて9人、だそうです」

海翔「なんだ、思ったより全然少ないんだね」ホッ

綯「……人数は問題じゃないんです、あの人達は―――」

海翔「綯さん?」

綯「本気になったあの人達の嗅覚は―――――」

海翔「……」ゴクリ

綯「――――獣をも凌駕します」

60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 21:30:09.56 ID:6GsDW8u60



━━━━━「西之表:ホテルロビー」




岡部  ピロリロン (よし、綯に事のあらましと現状はメール送信した。)

岡部(やはり、こういう下衆な探偵業のような真似事はどうにも好かん。)

岡部(しかし密告を悟られないためにも、あまり表だって動くことはできない。)

岡部(あとは本人に任せよう)


まゆり「うわ〜 海も近くてキレイなホテルだね〜 オカリン何か食べに行こうよ〜!」

フェイリス「プールもあるみたいだニャン!!凶真!!一緒に入るニャン☆」

from萌郁『岡部君、せっかくの旅行だから全身マッサージしてあげるね  (・ω<)☆バチン』

るか「凶真さん!!オーシャンビューの大浴場があるみたいですよ!!一緒に入りに行きましょう///」

岡部「わかったから、お前たち少しは落ち着け。」

岡部「みんな、話がある」

岡部「前にも話したがこの旅行の目的は覚えてるな?」

61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 21:32:32.54 ID:6GsDW8u60


まゆり「ロケットを見ることだよね〜」

岡部「違う、お前さっきまでロケット発射場の存在すら知らんかっただろうが」

フェイリス「機関のエージェントの足跡は掴めたニャ。凶真、そんな装備で大丈夫かニャン?」

岡部「ああ、大丈夫だ、問題ない。お前も気をつけろよ、エル・プサイ・コングrってそうじゃないだろ!!」

萌郁「えっと……たしか……」ピコピコピコ ピロン

岡部「……」パカ

from萌郁「沖ノ鳥島が果たして島として成立してるかどうか、そしてその定義に基づく排他的経済水域の―――:【全文受信しますか?】」

岡部「違うし長いよ!!お前いつまで沖ノ鳥島引っ張ってんの!?」

るか「えっと……僕は……凶真さんが、お前に来てほしいからって言われて//////」

まゆり・フェイリス・萌郁「 !? 」

岡部「ぉ おぅ……」 (D.O.D)


岡部「お前らが俺の話をちゃんと聞いていないことはよくわかった」

岡部「今回はシスターブラウンこと天王寺綯の男子との交際関係の有無の調査だと言っただろう」


まゆり「そうだっけ?」

フェイリス「すっかり忘れてたニャン☆」テヘペロ

from 萌郁『綯ちゃんに彼氏だなんて。そんなぁ  (TДT)ガーン』

るか「すいません、僕、浮かれて失念してました……」


62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 21:34:46.97 ID:6GsDW8u60
岡部「いろいろと物申したいところだが……」

岡部「今回に限ってお前たちにやる気がないのは俺としても僥倖だ」

岡部「正直、俺もこの件はあまり乗り気ではない。」

まゆり「どうして〜?まゆしぃは綯ちゃんの彼氏さんがいるなら気になるのです」

岡部「まぁ興味本位程度で直接聞くなら構わんさ」

岡部「だが本人の与り知らぬところで勝手に調べるのは少々モラルにかけるのではないか?」

岡部「ましてや 色恋沙汰ともなるとだな……その、あまり詮索されたくないこともあるだろう」

るか「そうですね……出歯亀みたいな真似になっちゃいますよね」

岡部「それに……こういうことは当人たちの意思がだいじなのではないか?」

岡部「俺たちの調査の結果で綯の気持ちや関係が乱されるのは、心が痛む……」

フェイリス「凶真……そこまで考えて……」

from萌郁『ええ話や 。゜(ノДヽ)。゜』

岡部「あいつももう自分の言動や行動に責任をもてる年齢だ」

岡部「恋愛にしろ、そうでないにしろ、綯自身の意思を尊重してやりたい」

まゆり「オカリン//////」 (今日のオカリンなんだかオカリンじゃないみたい)キュン

フェイリス「凶真//////」 (倫太郎さん……カッコいい)キュンキュン

萌郁「岡部君///////」   (これは確かに、も・り・あ・が・る!!)ジュンジュワァ

るか「凶真さん//////」   (僕自身の意思を尊重かぁ)ムクムクゥ
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 21:37:58.81 ID:6GsDW8u60


岡部「みんな、だからだな 今回の調査はやめ――――」

天王寺「お前ら何やってんだ行くぞ!!!」

天王寺「あ、そうだ、岡部 一つ言い忘れてたがな」

天王寺「お前の部屋は 岡部倫太郎 名義でスイートルームをとってある」

ま・フェ・萌・る「!!!???」

岡部「スイートルーム?何ですかそれ?」

天王寺「太平洋が一望できる部屋にツインベッドが置かれた最上階の一等室だ!!」

ま・フェ・萌・る (ツインベッド!!!???)

岡部「なんでそんな無駄にいい部屋とってあるんですか!?普通の部屋でいいですって!」

天王寺「ここにその部屋のカギがある」

天王寺「ターゲットを捕獲し、俺の前に引っ立てた奴に――――――」

天王寺「このカギを渡す」ニヤ   デデーンッ

ま・フェ・萌・る「!!!!!!!!!」ガタンッ

岡部「なん……だとっ……!?」

岡部「そんなふざけた真似ッ……!!」


64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 21:41:17.20 ID:6GsDW8u60


天王寺「岡部、お前の浅知恵なんざお見通しに決まってんだろうが」

天王寺「なんのために俺が全員の旅費を賄ってまでこの旅行に連れてきたと思ってんだ?」ニヤァ

天王寺「今回の計画のために前準備と保険は十分すぎるほどに掛けてある!!」

岡部「ミスターブラウンッ!!!あなたという人は!!汚いぞ!!!」

岡部「皆、惑わされるな!!これは機関の卑劣な罠だ!!」

まゆり「ま、まゆしぃは〜、この辺の地理がよく分からないのです」ソワソワ

まゆり(オカリンとスイートルームで一晩中//////)

フェイリス「そ、そうニャン。それにフェイリス、ターゲットの顔や素性も聞いてないニャン」ソワソワ

フェイリス(それもご褒美という大義名分のもとやりたい放題/////)

萌郁「……移動する、足が無い」ソワソワ

萌郁(既成事実の成立はほぼ確約されたようなものだよね//////)

ま、フェ、萌 (あのカギを手にしたら……ウエディングベルの福音は鳴る!!高らかに!!!!) 

るか「ぼ、僕は別に捕物に興味は……」ソワソワ

岡部「そうだ、そうだ!!もっと言ってやr―――ん? あれ?」

天王寺「ターゲットの写真、ある程度の情報と島の地理はお前たちのポケコンに送信しておいたぜ」

天王寺「ホテルのほうでレンタカーも出してくれるそうだ」

岡部「な、いつの間に!!!???」

65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 21:44:04.23 ID:6GsDW8u60


岡部「ミスターブラウンよ!!!あなたともあろう人が液晶の権化たるポケコンに魂を売るのか!!」

天王寺「っく……痛いところをついてくれるじゃねェか」

天王寺「そうだな、ブラウン管ちゃんは俺を責めるだろうよ……」

天王寺「だがな……綯を思う気持ちだけはな……」

天王寺「例え、悪魔に魂を売ろうとも譲れねェんだよ!!!」

岡部「ミスターブラウン……あなたはそこまで……」

天王寺「だから、準備は入念にしてあるといったはずだぞ岡部」ッフ

岡部「ふ、ふん。だが、我が未来ガジェット研究所も舐められたものだ」

岡部「もう既にラボメンの総意は反旗を翻すということで得ている!!」

岡部「固い絆で結ばれた俺たちがそのような甘言に踊らされると思ったか!!」

岡部「なぁ、そうだろうお前たち――――――」 クル




        ガラーン






るか「は、はい……」 ポッツーーーン



66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 21:49:09.56 ID:6GsDW8u60


岡部「…………………………」

岡部「………なぁ」

岡部「ルカ子よ」

るか「はい」

岡部「俺の記憶が定かなら、さっきまでここには四人の人間がいたはずだな?」

るか「はい」

岡部「次に俺の視覚と認識能力も正常なら、今ここにはお前一人しかいないな?」

るか「はい」

岡部「そして最後に俺の計算能力、これが正確であるならこの場から三人の人間が消えたな?」

るか「はい」

岡部「さて、現状、俺が出せる答えはこれが限界だ。そこでルゥカ子よ」

るか「は、はい、なんでしょう岡b――凶真さん……」

岡部「あの三人は―――――――どこへ行った?」

るか「ポケコンを睨み付けながら走っていきました」

岡部「…………スゥー――――ハァー―――――」


岡部「あいつらあああああああああああああああ!!!!!!」ダッ!!!!




67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 21:52:00.42 ID:6GsDW8u60


━━━━━「旧空港:ハンガー前」



あき穂「どうしよう!!昴、淳、フラウ坊、愛理!!」アタフタアタフタ

あき穂「カイが綯さんに誘拐されちゃったよぉ〜〜!!」

淳和「お、落ち着いてあき穂ちゃん……」

愛理「なにやらずいぶんとあわてたご様子でしたね、天王寺さん」

昴「そうですよ、天王寺さんに連れてかれただけでしょう?多分何か用があったんですよ」

フラウ「メガネ馬鹿野郎メガネ!!! 何冷静に分析してんだメガネ!!だからお前はメガネなのだ!!」ヌギヌギ

昴「耳元で叫ぶな古郡……ッッッ!にゃんでお前は服脱いでいるんだよ!!!お前こそ冷静になれ!!」

フラウ「ああぁぁぁ!!いくら綯様が凛々しいお姉さまとはいえ、八汐先輩を攫うのは絶対に許さない!!」バンバンッ

フラウ「あんな狭いバンなんてエロい空間で仕事着の綯様にせまられたら、先輩が……先輩がアアアアァァァ」ゴロゴロ

あき穂「どうしよう……カイが、カイが綯さんに骨抜きにされちゃったら」ウルウル

あき穂「そういえば、いつだったか確か―――――」



━━━「綯さんのこと……好きなの?」

━━━━━「え?どうだろう、好きっていうかさ――――」

━━━━━「綯さんさ、すっごい強いんだよね」キラキラ


68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 21:56:54.43 ID:6GsDW8u60


あき穂 (カイはゲームのことしか頭にないと思うけど……)

あき穂 (でも、もし、もしもだよ? そこから綯さんの事、ホントに好きになっちゃって――――)



    『ごめん、あきちゃん。俺は綯さんのことが――――――』



あき穂「ダメええええええええ!!」

あき穂「カイぃ 行っちゃやだよぉ グス カイ、カイぃ…… うぅ うっ」

あき穂「そんなのやだああああああ うぇええええん。。・゚・(つд∩)・゚・。 」ビエエエエエン


フラウ「せっかく、せっかく光明が見えたと思ったのに……グスン」

フラウ「……八汐先輩は……八汐先輩だけは渡さない……」ゴゴゴゴゴ

フラウ「八汐先輩の全身ペロペロはフラウちゃんのものだあああああああ」ゴロゴロゴロゴロ




昴「なんなんだこの人達……」

69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 22:00:22.10 ID:6GsDW8u60


愛理「でも、すごいですねぇ 滑走路にタイヤ跡がいっぱい付いちゃってます」

淳和「うわぁほんとだぁ。怖かったなぁ。私、正直あのとき死んじゃうと思ったよ〜〜」ブルブル

昴「あ、あのですね。大徳先輩」ソワソワ

淳和「あ、うん何かな?」

昴「しゃ、しゃっきはたしゅけてくりぇてありがとうごじゃいまちゅた」

淳和 「う、うん!」(なんて言ってるのか全然わかんない……)

昴「ただ、小柄な先輩に背負われるのは結構ショックですね……」ズーン

淳和「あ、ははははは、ご、ごめんね!でもほら、私空手やってたし」

愛理「日高さんは動けないんですし仕方ないですよ」

昴「肝が冷えましたよ……。雪船さん、体調大丈夫ですか?」

愛理「えぇ ご心配なく。日高さんこそ足痛みませんか?」

昴「痛いのは頭のほうですよ……勉強を教えにきたはずなのに、なんでこんなことに」

フラウ「大体なんで八汐先輩なん!?」

昴「さあ、それは本人に聞いてみないことにはわからないだろうな」

フラウ「どうせ連れてくならメガネにしろよ常考!!」イラ壁ドンッ



70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 22:03:58.80 ID:6GsDW8u60


フラウ「そんでもって屈強なおっさん5人ぐらいにバンの中で調教される展開キボンヌ デュフフwwwwww」

淳和「神代さん……」

昴「こ、この変態が!!いい加減にしろ!!」

愛理「そして、苦痛と屈辱がいつの間にか快感と悦楽へ変わっていくんですね フフフ」

昴「雪船さんまで!?」

淳和「それよりさ、これからどうするの?もう勉強会って訳にもいかない……よね?」

フラウ「追いかけるにももう結構時間経ってしまってる件」

淳和「原付で探せば見つけられないこともないかもしれないけど……」

あき穂「うちは……探しに行くよ」

昴「当てもなく探しても見つからないと思いますよ?」

あき穂「それでも行くの!!だってこのままじゃカイが……」

フラウ「てか、日差し強すぎワロえないwwwwww 日傘持ってくるか……」スタスタ

あき穂「ええー!?フラウ坊探しに行かないの?」

フラウ「一旦帰る。私、原付もないから、 チャリで来た」グッ

あき穂「免許はこの前取りに行ってたよね?」

フラウ「肝心の原付が無い罠」

71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 22:07:40.61 ID:6GsDW8u60


あき穂「カイのを借りればいいんじゃない?」

フラウ「mjd!!??」ガタンッ

フラウ「八汐先輩が毎日座ってるサドルに……腰かけるとか……」ハァハァ

あき穂「フラウ坊……気持ち悪すぎるよ……」

フラウ「と、とりあえず日傘取ってくるお」チャリンチャリ〜ン

あき穂「行っちゃった……マイペースだなぁ」

昴「僕は帰りますよ」

あき穂「昴……薄情of the year受賞だね」

昴「なんですかそれ。訳の分からない揶揄はやめてください。」

昴「大体、相手は僕らにいつも良くしてくれるJAXAの職員さんなんですよ?」

昴「怨恨や金銭目的なんて陳腐な理由な訳ないでしょう?」

昴「急用があったから連れて行った、それだけですよ」

あき穂「そ、そりゃそうかもだけどさ〜」

淳和「そうだね〜。私も、あんまりそういう心配はしてないかなぁ」

淳和「天王寺さんすごくいい人だし。」

あき穂「な!?既に部員の人心掌握済み!?綯さん……恐ろしい子!!」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 22:10:46.43 ID:6GsDW8u60


あき穂「で、でもね……二人とも……このままだと、カイが綯さんに、えっと―――」

愛理「取られちゃう、ですか?」

あき穂「あ、愛理そういう言い方は////////」

愛理「確かに、それは私としても寂しいですね〜」

あき穂「えっ!?」

愛理「と言っても私も移動手段がありません……」

昴「僕も見ての通り、あまり動き回るのは勘弁してもらいたいですね」

あき穂「そうだね。無理はさせられないし、しょうがない、うち一人で――――」




ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!


ブゥイイイイイイイイイイイイイイイイインッ!!!!!!!!!


ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウッゥゥゥゥゥンッ!!!!!!!!!



昴「ちょっ!!!!!!また車が滑走路に!!!!!!!しかも三台!!!!!!?????」

淳和「一列に並んで突っ込んでくるよ!!!」アワワワワワ

あき穂「こ、こんなの避けられないって!!」




73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 22:13:53.46 ID:6GsDW8u60


ギュバアアアアアアアアアアアアアアッ   ピタッ

キキキキキキキキィィィィィィィィィイィッ   ピタッ

キュルルルルルルルルルルルルルゥゥゥゥッ   ピタッ



昴「じょ、乗用車三台に囲まれた……」

淳和「こ、これ映画の撮影じゃないよね?」ビクビク

あき穂「まさか今度こそほんとに誘拐犯!?」

愛理「ど、どうしましょう〜」



ガチャッ

ガチャッ

ガチャッ



フェイリス「着いたニャ!!島の人の話だとここで間違いないニャ!!」

まゆり「うわ〜〜広いね〜〜〜」

萌郁「……二人とも……運転、荒い……」

フェイリス「萌にゃんだってどっこいどっこいだったニャ!!」

まゆり「まゆしぃはペーパードライバーだからしょうがないのですっ」エヘン



74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 22:19:01.24 ID:6GsDW8u60


昴「な、なんなんだこの人達!!なんで人を轢き殺しかけておいて普通に雑談してるんだ!!」アリエナイ  ワナワナ

愛理「ひ、日高さん落ち着いてください」

淳和「こわいよぉ あき穂ちゃん」ブルブル

あき穂「だ、大丈夫だよ淳、あの、すいません!!」

フェイリス「ニャニャ!?これは失礼したニャン」

フェイリス「急ぎの用だったものでつい飛ばしてしまったのニャン」

フェイリス「つかぬことを聞くんニャけど、君達は中央種子島高校ロボ部の部員さんかニャン?」

あき穂「そ、そうですけど、どうして?」

まゆり「わ〜☆ やったねぇ〜フェリスちゃん。一歩前進だよ〜」

フェイリス「フェイリス達は今日、東京からこの島にやってきたニャン」

あき穂「東京から……?」

フェイリス「そうニャ、君たちの中にこの写真の子は居るかニャ?」ッパ

あき穂「あ、カイ!!と水着の綯さん……」ムゥッ

萌郁「ビンゴ……」

まゆり「まゆしぃ達は〜、この写真の子と綯ちゃんを探してるのです」

あき穂「ど、どうしてですか?」

フェイリス「実はだニャ―――――――」



75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 22:23:16.84 ID:6GsDW8u60



━━━━━「ホテル:車両貸出車庫」



岡部「あいつら……どんだけ迅速なんだよ……」

岡部「見事に車が三台借りられている」

るか「ど、どうしましょう、岡部さん……」オロオロ

岡部「追うしかないだろう……放っておいたら何をしですか分かったものじゃない……」ハァ

岡部「ルカ子は先に車で追いかけてくれ。俺はダルに伝えてくる。」

るか「わかりましたっ!みなさんを見つけたら連絡しますね!」

岡部「すまんな、よろしく頼む」


  ブウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥン


ダル「オカリーン どうかしたん?」

岡部「おお、ダルか、丁度良かった……まゆり達が車で綯を探しに行ってしまった」

ダル「随分やる気だお なんかあったの?」

岡部「説明するのも億劫だ……」ズーン

ダル「んじゃ、僕らも行くかい?」

76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 22:28:06.84 ID:6GsDW8u60


岡部「いや、いい。俺一人で十分だ。お前は由季さんと鈴羽を観光にでも連れてってやれ」

ダル「え、でも……」

岡部「せっかく来たんだ。旅行を満喫して来い」

ダル「オカリン……サンクス!!」

由季「ありがとうね 岡部君」

岡部「どこかいい場所があったら教えてくれ 俺もあとでゆっくり見物したいからな」



岡部「さて、じゃあ俺も車を借りるとすr――――」クイクイ

鈴羽「…………」ジーーーー

岡部「―――どうした?鈴羽」ニコ

ダル「鈴羽 ロケット見に行こうずー」

鈴羽「すずは、オカリンおじさんといくー」ニカッ

由季「あらら、珍しいね〜。鈴羽がすぐ懐くなんて」

岡部「ハハハ、俺と来てもあまり面白くないぞ?ずっと車で移動するだけだしな」ポンポン

ダル「鈴羽ー オカリンおじさんを困らせちゃだめだお?」

鈴羽「いっしょにいっちゃだめー?」ジー

岡部「…………ッフ ダル、鈴羽を連れて行ってもいいか?」

ダル「え、いいん?急ぐんでしょ?」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 22:31:18.30 ID:6GsDW8u60


岡部「お前たちがいいなら俺が面倒みておくよ。久しぶりに二人でゆっくりしてきたらどうだ?」

ダル「うーん、ホントにいいのかお?」

岡部「ああ、今まで忙しくて鈴羽と遊ぶ暇も一度も無かったからな」

岡部「今日ぐらいは、わがままを聞いてやらんとな、おじさんとしては」

ダル「はは、なんぞそれ。じゃあ頼もうかな。行こうか由季ちゃん?」

由季「岡部君の言うことちゃんと聞くんだよ。いいね鈴羽〜?」

鈴羽「うんっ!」

由季「それじゃあ、岡部君、よろしくお願いします」

岡部「ああ、楽しんできてくれ」

ダル「じゃ、また夜にな〜〜」  ブィィィィィィィン

鈴羽「いってらっしゃ〜い」ヒラヒラ



岡部「それにしても、あれからもう10年か……」

岡部「なんだか不思議な気分だよ」

鈴羽「 ? 」キョトン

岡部「ようやく会えたな 鈴羽」

鈴羽「どうしたの?オカリンおじさん」

岡部「いや、なんでもない」

岡部「よし、俺たちも行くか!!!」

鈴羽「うんっ!!!!」ギュッ

78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 22:34:44.81 ID:6GsDW8u60


━━━━━「旧空港:ハンガー前」



あき穂「えええええ!!綯さんは悪の秘密結社の跡取り娘でカイをお婿さんにしようとしてる!?」

昴「…………」

フェイリス「そうニャ、そして海翔ニャンを結社の次期党首にして先代党首に初孫を見せようとしてるニャ!!」

昴「…………」イラ

あき穂「は、初孫!?//////////// そ、そんなの絶対ダメ!!」

昴「…………」イライラ

フェイリス「だからフェイリス達はこの縁談を阻止しにきた正義の機関のエージェントだニャ!!」

まゆり「トゥットゥル〜☆ まゆしぃもエージェントの一員なのです!!」

萌郁「……セクシー、エージェントです…………」クネクネッ

昴「…………」イライライラ

あき穂「そ、そうだったんですか!! カッコいい〜〜!!」キラキラ

フェイリス「ニャッハッハッハ それほどでもないニャ〜〜〜」

まゆり「そんなに褒められたら照れちゃうよ〜☆」

from 萌郁「このことはくれぐれも秘密にしてね (^o^)ゝ」


昴「そんな訳ないでしょう!!!!」ドッカーーン
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 22:38:02.87 ID:6GsDW8u60


あき穂「うわっびっくりした…… 昴、急に叫ばないでよ〜」

昴「叫びたくもなりますよ!!部長まさかこの人達の話信じてるわけじゃないですよね!?」

あき穂「なに言ってるのさ昴!!今の話で綯さんがカイを攫った理由が分かったじゃん!!」

昴「おかしいでしょ!!!なんですか悪の秘密結社って!!ありえないでしょう!!」

あき穂「あり得たじゃん!!昴あの日の作戦をもう忘れちゃったの!?」

昴「なっ!!!???」 (部長の癖に正論を言った!?)

昴 (そうだ、あんな事件があったんだった 確かに可能性は0じゃない)

昴 (けど、絶対ウソだろこれは…… なんだよ正義のエージェントって、チープすぎるにも程がある)

昴 (部長はバカだから完全に手中に収まってしまった……)

昴「じゃあ一つ聞きますけど、あなたたちが八汐先輩を取り返すメリットってなんなんですか?」

フェイリス「それは……愛ニャ//////」

まゆり「お嫁さんだよ〜//////」

萌郁「寿退社//////」

昴  (間違いない、確実に変な人達だ)

あき穂「フェイリスさん、まゆりさん、萌郁さん!!うちにもそのお仕事手伝わせてください!!」


フェイリス「その言葉が聞きたかったニャ!!」ドンッ

まゆり「やっぱり持つべきものはは幼馴染だよね〜」シレッ

from萌郁「今日から君も我々の仲間だ!!(´◉◞౪◟◉)」キリッ
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 22:41:45.16 ID:6GsDW8u60


昴「帰りましょう、大徳先輩、付き合いきれないです」(雪船さんもいつの間にか逃げたみたいだし……)

淳和「そ、そうだね〜。私も帰りにお買いもの頼まれてたんだったよ……」

フェイリス「待つニャ☆」ガシィッ

昴「ニャ、ニャニしゅるんでしゅか!!!はなしてくだしゃい//////」ジタバタ

淳和「ひ、ひぃ〜〜〜」ブルブル

フェイリス「この作戦にはフェイリス達の未来が掛かってるニャ」

昴「しょ、しょれと僕たちににゃんの関係があるんでしゅかっ!!」

フェイリス「今の話聞いてなかったかニャン?正義の心が滾々と湧き出てくるはずニャ!」

昴「はずないでしょう!!どう見てもあにゃたたち私利私欲丸出しじゃにゃいですか!!」

昴「あんなので洗脳できるのは瀬ノ宮部長ぐらいでしゅよ!!」

フェイリス「ニャハハ、まぁぶっちゃけ最初の下りはどうでもいいニャン」ニャニャン

昴「なんなんだよこの人!!!!」イラッ

フェイリス「綯ニャンの行動予測はともかく、フェイリス達は海翔ニャンのことよく知らないニャン」

フェイリス「効率よく二人を探すためには協力してくれる人が必要だニャ」

フェイリス「そのためには海翔ニャンと種子島に詳しい二人にも手伝って貰うニャ〜〜〜〜〜ン」ニヤァ
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 22:44:31.11 ID:6GsDW8u60


昴「お、お断りしましゅ!!僕はこんな茶番に付き合うちゅもりは毛頭ありましぇん!!」

フェイリス「そう……」シュン

昴「な、なんですか……」

フェイリス「それは残念だニャ」ピト

昴「なっ!!??ちょっっっ顔を近ちゅけけないでくだしゃい!!//////」

フェイリス「フェイリス、君の頼もしい助力を期待してたのにニャ……」ススス

昴 (み、耳元に吐息があぁ//////)

フェイリス「ミ ス タ ー プ レ ア デ ス  君?」 ニタァ

昴「んなっ!!!!???? 何故しょれを!!!!????」 ガガーン

フェイリス「こう見えてフェイリス、ROBO-ONEのファンなのニャ」

フェイリス「君の顔どこかで見たと思ってカマをかけてみたんニャけど……」

フェイリス「どうやら"チェシャ猫の微笑"炸裂しちゃったみたいニャ」ニャッハッハッハ

フェイリス「その取り乱しよう……君は正体をあまり人に知られたくないんじゃにゃいかニャ〜?」ニャハ〜

昴 (なんなんだこの人!? ただの痛い人じゃない!?)

フェイリス「さて、あとは言わなくても分かるニャン?」

昴「っく……これのどこが正義のエージェントなんだよっ!!」 orz

フェイリス「ニャッハッハ 少年、まだまだ脇が甘いのニャ☆!!」

82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 22:49:19.29 ID:6GsDW8u60




淳和「あ、あわわわわ 何故か知らないけど日高君が言い負かされちゃってる!!」ポンポン

淳和「……え?」クルッ

萌郁「……ヨロシクネ」ニコッ

淳和「え、ええ〜〜〜?」

萌郁「……」コク

淳和「そ、そんな〜〜〜」



あき穂「そうなんですか……まゆりさんにも大事な幼馴染が」

まゆり「まゆしぃと〜、ず〜っと一緒に居てくれたのです」

あき穂「まゆりさんの事いつも大切にしてくれてるんですね」

まゆり「そうなの〜 でもね、このままじゃオカリンを他の子に取られちゃいそうなんだ〜」

あき穂「グスン……うちにはその気持ち、痛いほどわかります、この任務絶対成功させましょう!!」ガシッ

まゆり「うん!ありがとうあき穂ちゃん!なんだかまゆしぃ達、いいコンビになれそうだね〜」

83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 22:52:30.85 ID:6GsDW8u60

フェイリス「さて、共闘はここまでニャ!!こっから先は皆ライバルだニャ!!」

まゆり「オカリンは、まゆしぃのお婿さんなのです!!」ゴゴゴゴゴゴ

from萌郁「カギを手に入れて岡部君と式場の下見に行くのは私だよ!!(><)」ゴゴゴゴゴゴ

フェイリス「じゃあ、次に会うときはホテルで勝者と敗者ニャ!!!」







まゆり「まゆしぃとあき穂ちゃんで幼馴染同盟結成だね〜!」

あき穂「コードネーム:"至高、異論は認めない【チャイルドフッドラバーズ】"ですね!!」

まゆり「うわ〜なにそれカッコいい!!あき穂ちゃんオカリンみたいだね〜」

あき穂「えへへ////// やっぱりチーム名がないと締まらないかなぁって」

まゆり「トゥットゥルー☆ 頑張って綯ちゃんたちを捕まえよ〜!!」

あき穂「おーーーーー!!!」

      
          ブゥイイイイイイイイイイイイイイイイイイイインッ

84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 22:55:52.53 ID:6GsDW8u60




フェイリス「昴ニャン!!出動だニャ!!!」

昴「これは夢だ、悪い夢に違いない。」ブツブツ

フェイリス「アルシオーネ、エレクトラ、マイア―――」

昴「やってやりましゅよ!!!!」(泣)

フェイリス「よーし!!チーム "ツブヤキスバル【デンパメガネ】" いざ出陣ニャ!!!」

昴「誰が電波メガネですか!!!!」クワッ

          ブゥオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッ





from萌郁「頑張ろうね 淳和ちゃん!ヽ(^-^)ノ」

淳和「ふ、ふぇぇぇぇぇぇ何をがんばるんですか〜」(なんでメールで話すんだろ)

萌郁「…………婚活//////」ッポ

淳和「ええー……」(すごくキレイなのに……変わった人だなぁ……)

from萌郁「私たちはチーム、"不言実行【サイレントスプレマシー】"だね!! (・∀・)イイ!!」

淳和「お家に帰りたいよ〜〜」グスン

萌郁「............テイクオフ」


           ギュウウウウイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイインッ


85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/01(水) 13:00:54.94 ID:djI5Or2M0
このSS読んでるとたまに△押してポケコン出しそうになる……出てこないはずなのに(-_-;)
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/01(水) 14:59:47.92 ID:0LmXQ4eIO
モチロン助手(本妻)も出るんだろうな
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/02(木) 22:28:04.03 ID:v6inNDtUo
Yだろぉぉおお!!
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/03(金) 00:16:39.49 ID:L+9FY+86o
モ、モロチン…
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/05(日) 13:07:18.39 ID:5Up1AgQo0
>>87
なに言ってんだ?PS3だから△に決まってんだろ

それよりもまだか?ロボノSS全然ないから四六時中wktkしてるんだが
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(石川県) [sage]:2012/08/05(日) 15:11:23.10 ID:qpZLe+MG0
SG×RNのssとはなんという俺得!続きはよ
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(石川県) [sage]:2012/08/05(日) 15:11:50.84 ID:qpZLe+MG0
SG×RNのssとはなんという俺得!続きはよ
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/05(日) 23:50:48.85 ID:QDsHrZ18o
>>89
お前PS3でSSみてんのかよ…
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(石川県) [sage]:2012/08/06(月) 04:38:59.96 ID:rqtos3J60
>>92
俺はセルフ臨場感を出すためにpspでみてる
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/07(火) 00:18:59.56 ID:XXpSuIu50
>>92
なぜバレた……

というより家にあるPC十年近く前ので兄貴が独占してるんだよ
まあPS3でも事足りるからとくに気にしてないんだけど
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/21(火) 04:12:40.21 ID:MYTs3fBto
まだあ?
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/26(水) 11:17:06.15 ID:MwIDaVz0o
待ってる
74.70 KB   
VIP Service SS速報VIP 専用ブラウザ 検索 Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)