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西條「ここは…精神病棟、じゃないよな…」さやか「アタマでも悪くなったの?拓巳」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :Busy Girl [saga]:2012/07/10(火) 13:10:42.98 ID:4SdB8m8S0
先日に建てた「さやか「大丈夫拓巳」西條「…は?」」の修正版です、というかやり直し。
なんでいちいち分けるのかという質問に対しましては

まず、事故で書きこまれてしまった。
スレタイ等も没案のモノでネタも溜まっていなかった。
ちなみに前の板は依頼を済ませてしまっていた、そして却下するつもりはない。
その他諸々

というわけでもう一度立てさせていただきました、迷惑をおかけします。
1は雑談などが大好きなのでちょくちょくレスを返したりしますがご容赦ください。

この作品はクロスオーバーとなっております。
そのため、SS上の設定に不備や矛盾、無理難題が発生してしまう可能性がありますが、こまけぇこたぁでお流しください。

では、始めます。

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満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
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にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
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にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/10(火) 13:29:23.30 ID:BJ4v4vki0
カオへにしたのか
ソーニャ
期待
3 :Busy Girl [saga]:2012/07/10(火) 13:31:01.64 ID:4SdB8m8S0
空から視線が降ってくる。

また、ここか。

僕はこの光景を知っている、終わりの街だ。

だけど違うのは、雨が僕に優しくない。

誰かが泣いてるような、そんな表現が似合わないもっと暴力的で大粒の水だ。

瓦礫とひびと廃墟と雨。

雨、降って、水が、たまる。

そして、大きな木。

可笑しいな、こんな光景は見たことない。

体が動かない、でも浮いてるから気持ちいい。

ふと僕は右をみた、女の子が泣いている。

二人、居る。

僕はその子たちを知らない。
4 :Busy Girl [saga]:2012/07/10(火) 13:40:49.32 ID:4SdB8m8S0
そうだ、結局僕はどうなった。

彼女は無事なのか、皆は無事なのか。

女の子が泣いてる、一人だけ泣いてる。

もう一人は動かない、犠牲になったのか。

理解が、追いつかない。

ねえ、梨深。

僕を殺してくれるんじゃなかったのか。

全て終わったんだぞ、お前が現れないのはなんでだ。

なんで…もしかして…。

女の子が泣いている。

僕には動く事は出来ない。

女の子が立ちあがる。

僕には、何も

女の子が消えた。

僕の意識は消えた。
5 :Busy Girl [saga]:2012/07/10(火) 13:41:37.93 ID:4SdB8m8S0
>>2
うむ、前回の意見を取り入れて、ニトプラ祭りにしようかと。
ニトプラ全部知ってるわけじゃないけど。
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/10(火) 13:44:15.77 ID:DTqO98KH0
全裸で期待させていただこう
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/10(火) 13:46:33.40 ID:2Mdhz+/30
期待
8 :Busy Girl [saga]:2012/07/10(火) 13:47:47.90 ID:4SdB8m8S0
僕は見たよ。

大きな木、降りしきる雨、光をさえぎる薄い雲。

僕を揺らす波、そして瓦礫。

僕はもう役目を終えたよ、梨深。

でも君が務めを果たす前に、僕は消えるみたいだ。

ほら、体の痛々しい感覚を消していた限界を超えて、僕はまるで平常のように漂っている。

でもさ、もう少し。

もう少しだけ。

ほんとに少しだけ。

しがみついていたかったなぁ…。

それともう一つ。

あの白い人形は、なんていう名前なんだ?

ちょっとだけ、興味を持ったよ
9 :Busy Girl [saga]:2012/07/10(火) 14:11:09.84 ID:4SdB8m8S0
目覚めれば、気持ちよく。

夕方の日差しが差し込んでくる。

ここは、病院。

拓巳「ここは…精神病棟、じゃないよな…」

さやか「アタマでも悪くなったの?拓巳」

拓巳「…!?」

梨深か?そう思い見てみれば、青色の髪をした少女が座っている。

さやか「はい、頼まれてたモノも持ってきたよ」

そう言って紙袋を渡す、中にはいくつかのキャラのグッズ。その中にカレンダーも入っていた。

2008年のカレンダーが。

さやか「もうそろそろ、退院だね、まったく…ボロボロでさやかちゃんは心配したんだぞ…なんて」

何故だ、どういう事だ。

拓巳「さ、さやか」

さやか「ん?というかスルーかい…」

拓巳「こ、ここは…ど、どこ」

さやか「…どこも何も…見滝原の病院」

拓巳「…い、意味がわからない…」
10 :Busy Girl [saga]:2012/07/10(火) 14:11:40.94 ID:4SdB8m8S0
というわけで一旦離脱します。
11 :Busy Girl [saga]:2012/07/10(火) 14:26:50.84 ID:4SdB8m8S0
ちなみに気になった点や疑問、指摘などは教えていただければ助かります。
それでは今度こそでは
12 :名無しNIPPER [sage]:2012/07/10(火) 14:38:05.73 ID:f4n07EiK0
何故さやかを知っている
何故2008年
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2012/07/10(火) 14:39:38.66 ID:d+6yUJNho
自分で名乗ってるじゃん
14 :名無しNIPPER [sage]:2012/07/10(火) 14:50:50.63 ID:nGFo60cB0
さやかちゃんって言ってた…
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2012/07/10(火) 15:16:15.14 ID:Rp6mGdSn0
お前(このスレ)を見ているぞ……


16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 15:38:38.79 ID:youatpTIO
その目、だれの目?
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/10(火) 16:23:48.69 ID:LMfYlIWQo
その目誰の目
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/07/10(火) 16:59:44.87 ID:3W+IuyTGo
その目!チャチャチャ
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 17:30:41.65 ID:DMmV3S8IO
ビシィ!
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/07/10(火) 18:05:39.87 ID:fLLEqiqmo
やっぱりヒロインはピンク髪じゃないとね!…たはは。
21 :Busy Girl [saga]:2012/07/10(火) 20:23:16.66 ID:4SdB8m8S0
はいはい、来ました。ソーニャです

心理描写必要でしたかね、さやかが名乗っていますよ、分かりにくいけど。
気をつけます。
そして2008年の理由はとあるところでまどマギが2008年10月16日にスタートしたという説があったので使わせていただきました。

ちゃんと二次的設定も考えてるから安心してほしいのらー
あと、その目誰の目湧きすぎだろ俺BADENDみそうだよ。ソレガイイ
関係ないがカオヘだとわつぃはエリン派です、ロリコンゆうなよ。
あと関係あるかもですが、梨深とさやかの声優一緒なので―――ウワナニヲスル
22 :Busy Girl [saga]:2012/07/10(火) 20:30:24.32 ID:4SdB8m8S0
>>19>>20
お前を知っているぞ
23 :Busy Girl [saga]:2012/07/10(火) 20:48:31.16 ID:4SdB8m8S0
拓巳「し…渋谷じゃな、ないの?」

さやか「…渋谷?何、渋谷でやられてここまで戻ってきたの?拓巳はタフだねぇ…」

拓巳「そ、そうじゃなくて…」

さやか「あっごめんね、恭介の方にも行ってくるから。体をしっかり休めてね」

拓巳「あ、ああ…うん…」

さやか「じゃあね」

扉が閉まり、体は仰向けになる。

渋谷の事件が起きたのは2009年、今は2008年、つまり一年近く時間が空いている。

何故だ、どういう事だ。

ノアUを正常に停止しなかったから?

いや、さすがにノアUでも時間には干渉できないはず。

それなら、何か。

分かれ、見ろ、探れ、自分を取り戻せ。

拓巳「そ、そうだ、僕がここに居ないという事は説明できる。タイムリープじゃない…」

何しろ生まれて数カ月、両親にもあった事はありません。

いや父にはあったか。
24 :Busy Girl [saga]:2012/07/10(火) 21:05:19.34 ID:4SdB8m8S0
それじゃあ、何だ。

思い出せ、何も分からなかった自分が何をしてきたか。

エラーを探せ。

拓巳「エラー…」

とは言えギガロマニアックスが近くに居る訳ではない、エラーは見当たらない。

というより、『今の声』はなんだ?

拓巳「エラー…」

誤り…間違い?

拓巳「僕は…エラーだ」

ここに居るはずの無い者、エラー

拓巳「エラー…」

ベッドは…違う、もっと分かりやすいものを探せ
25 :Busy Girl [saga]:2012/07/10(火) 21:16:13.35 ID:4SdB8m8S0
拓巳「…パソコン?」

見つけたのは眼の前に設置されている台の上に乗った、ノートPC。

開いてスイッチを押せば、パスワードを要求される。

拓巳「パスワードなんて…知らないよ…」

それでも思い付く限り打ってみる、自分の名前とか、趣味とか、それでもロックは解除されない。

拓巳「僕の事じゃないなら…」

一つ、思い付く事がある。

ネットの中でも彼もアイツもよく使う言葉。

拓巳「その目、誰の目」

表現を変えても違う、なら残りはこれしかない。

拓巳「Ir2」

始まりの数式に、PCはアクセスを許可した。

26 :Busy Girl [saga]:2012/07/10(火) 21:41:53.94 ID:4SdB8m8S0
一旦外す
27 :Busy Girl [saga]:2012/07/11(水) 01:43:55.06 ID:Hvfcv7gg0
デスクトップにたった一つのテキストファイルがある。

おめでとう、君は英雄だ、だからこそ次のステージが用意された。
予想外だった、でもこの現象を止めても意味がないから君にこの件も託したい。
君が何をするか、それは君の自由だ。本当の自由が君にある。
頑張ってね、そして
君には、力がある。
今ならわかる、僕は謎の一つを理解した。
ありがとう
将軍

以上の内容だ、これではっきりした。

この文章を信じるなら、僕はノアUを破壊することに成功した。

そしてその後辿り着いたのがココ。

結局分からないことばっかりだった。

そもそも、さやかという女の子を僕は知らないし、見滝原なんて地名も知らない。

それに、落ち着かない。

平和になったのに――ニュージェネをもう一回体験する事になる可能性もあるが――落ち着かない。

結局、僕はあの女の子に振り回される事に慣れを感じてしまっていたらしい。

僕は、今日を考える事に費やした。
28 :Busy Girl [saga]:2012/07/11(水) 01:59:47.96 ID:Hvfcv7gg0
僕は仮想の存在。

計画を破壊するための媒体、ただし僕は意思を持つ。

そして、僕は人を一度超えている。

だからと言って過去に戻る事は出来ないはず。

時は戻らない、戻ったとしても僕には出来るはずがない。

何故なら現在に生きる僕たちが過去へ干渉するのは不可能。

拓巳「そうだ…ディソード…」

そう言ってディソードを思い浮かべる、正確にはディソードに貯めこまれていた膨大すぎる量の反粒子だ。

反粒子は、過去へ向かう性質を持つ。

そして野呂瀬とノアUに対して今までの妄想分をさらに超えた反粒子を叩きつけて破壊した。

例えば、その影響を少なからず受けていたら?

僕は崩壊するんじゃないのか…そもそも現実なのか?

分からなくなってきて、眠くなって、瞼を閉じた。
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/11(水) 02:00:30.42 ID:w2x6Cxlpo
ソーニャか
30 :Busy Girl [saga]:2012/07/11(水) 02:02:04.89 ID:Hvfcv7gg0
>>29
イエス!!
コテスレじゃないコテスレことソーニャです
31 :Busy Girl [saga]:2012/07/11(水) 02:14:07.91 ID:Hvfcv7gg0
>>30
コテハンだった!!畜生!!
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/11(水) 02:16:43.29 ID:tlc6tfua0
コwwwwwwテwwwwwwスwwwwwwレwwwwww
33 :Busy Girl [saga]:2012/07/11(水) 02:18:38.99 ID:Hvfcv7gg0
しかし、その時声が聞こえた。

『聞こえまーすか?たくみしゃん』

拓巳「…え?こずぴぃ!?」

僕は跳ねるように飛び起きた、初めて指針が見えてきたんだ!!

拓巳「こずぴぃ!!どこ!?」

『ここのら〜』

あたりを見渡す、人影はない。

ただ、棚の空きスペースに一つの食玩サイズのフィギュアが置かれていて…

梢『ここだよ〜たくみしゃん♪』

拓巳「…こずぴぃがフィギュアになってる…なんだ妄想か…寝よ」

梢『寝ちゃダメのら〜!!皆からの伝言があるのら〜!!!』

拓巳「話が変わった、kwsk」



34 :Busy Girl [saga]:2012/07/11(水) 02:19:25.48 ID:Hvfcv7gg0
>>32
なんかおかしいって思ったんだよ…
35 :Busy Girl [saga]:2012/07/11(水) 02:41:45.52 ID:Hvfcv7gg0
梢『えとえとえーと、まずは皆から「ありがとう」って』

拓巳「え、あ、うん…どういたしまして…」

梢『それでー、たくみしゃんを探してたら…』

拓巳「さ、探してたら?」

梢『すけすけーで、ぽわぽわーなたくみしゃんが居たのれす』

拓巳「に、日本語でおk…」

梢『えーと…死んじゃうかもって皆が』

拓巳「ええー…僕ぴんぴんしてるのにえー」

梢『あ、消えちゃった』

拓巳「うおおおおおおおおい!!?…ってお?」

視界の端を何かがかすめた、それを確認する前に世界が閉じて夢が覆った。
36 :Busy Girl [saga]:2012/07/11(水) 02:49:21.40 ID:Hvfcv7gg0
今日は終わり
37 :Busy Girl [saga]:2012/07/11(水) 03:38:29.82 ID:Hvfcv7gg0
カオヘはセリフづくりが難しい。
五段活用の方が簡単だ。
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/11(水) 13:11:08.97 ID:TqVWN0/IO
ドカバキグシャー!なのら♪
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/07/11(水) 13:18:03.68 ID:6kUQ0Ll/o
40 :Busy Girl [saga]:2012/07/11(水) 20:46:44.44 ID:Hvfcv7gg0
拓巳「な、なんだよこれ…普通じゃない…」

暗い、ひたすら暗い。

拓巳「妄想か…でもそれなら犯人は…?こずぴぃは何かわかる、って…」

人形に話しかけても返答が来ない、僕の幻聴だったのかそれとも向こうの状況が一変したのか。

拓巳「何なんだよ…一体…!」

とにかく移動するために扉を開けるとそこはもはや病院でなく、まるでダンジョンのようになっていた。

拓巳「まるで、エンスーの隠しダンジョンみたいだ…まあ楽勝だったけど、フヒヒ」

しかし、そもそも不安な点が多すぎる。

とにかく道なりに進む事にした。
41 :Busy Girl [saga]:2012/07/11(水) 21:09:37.84 ID:Hvfcv7gg0
一方その頃

梢「たくみしゃんの心が聞こえないのら〜!!」

あやせ「おそらく、拓巳の体が消えてしまったから。今の彼を繋ぐ媒体が消えてしまった」

セナ「クソッ…どうなってる」

梨深「…タク」

優愛「西條君とコンタクトを取る為には…」

セナ「何か媒体を用意しなきゃだめだな、そもそもどうなってるか理解が出来ん!!」

七海「おにぃが…居なくなっちゃうの?」

あやせ「黒騎士の呪い、彼の呪縛が訪れるのを待ちましょう」

梨深「タク、ギガロマニアックスの力が弱まったのかも、いや消えちゃったのかもしれない…」

セナ「…なんだと?」

梨深「事情があるから話せないけど…もしかしたら…」

七海「おにぃ…戻ってきてよ…」

その場に暗い雰囲気が立ち込め、皆が再び祈りをささげた。
42 :Busy Girl [saga]:2012/07/11(水) 21:49:48.26 ID:Hvfcv7gg0
とりあえず、走り続けなければならない。

異形のモノが蠢く空間でおとなしく待っている度胸はない。

例え攻撃する意思が無かったとしても今だけかも知れない。

拓巳「…助けてよ」

だがそれも限界が訪れかけていた、平常では無い空間での行動によるストレスが限界に達しかけていた。

拓巳「誰か…僕を助けてよ!!」

ついにその場でしゃがみ込んでしまい、ついに音をあげる。

拓巳「…もう何も出来ないよ」

――本当かな?

拓巳「…無理だよ、僕はただの人間なんだ」

――そうかな

拓巳「だって、役目を終えた僕に何が出来るのさ」

――考えてみて、いや『妄想』するんだ。

拓巳「だって、僕だけじゃギガロは―――」

将軍は、一年前だから生きているがしかし。

拓巳「君は、誰だ!!」

――考えるんだ、君になら出来る。

声は、そのまま聞こえなくなった。
43 :Busy Girl [saga]:2012/07/11(水) 21:51:03.20 ID:Hvfcv7gg0
そうか、2008年ならシュタゲ出せないのか。
44 :Busy Girl [saga]:2012/07/11(水) 22:22:42.77 ID:Hvfcv7gg0
拓巳「…僕の出来る事、出来るならしたい事、皆に会いたい…」

妄想する、今の僕なら出来る。

拓巳「僕の声が、聞こえる?僕はここだよ」

何も起きない、そんな事は分かっている。

拓巳「こずぴぃは僕に妄想した、なら僕も妄想する」

この声は、届く。

拓巳「僕はここに居るよ」

声は届く、絶対に

拓巳「…ディソード、声を響かせて」

絶対この声は届く、なぜなら

拓巳「その声、僕の声」

僕は皆大切な仲間だから。

拓巳「僕はここに居るよ」

声は届く。

セナ『西條!!』
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/11(水) 22:44:48.53 ID:D9oTmtIw0
そういえばノアUは熱力学にケンカ売ってる永久機関じゃなかったか。
46 :Busy Girl [saga]:2012/07/11(水) 22:47:58.62 ID:Hvfcv7gg0
>>45
永久機関自体ケンカ売ってるけどな、でも反粒子が出てくるから行けるのかなーと思ってムリダナーと俺は思ってる。
47 :Busy Girl [saga]:2012/07/11(水) 23:19:46.27 ID:Hvfcv7gg0
拓巳「…セナ」

セナ『やっと通じたか…厄介な事になってるようだな』

拓巳「状況はそっちで理解できる?」

セナ『ギガロマニアックスの力に近いがおそらく違うな、だが本体を倒せば終わりなのは同じだろう』

拓巳「そ、そっか…そう言えばどうやって僕に話しかけてるの?」

セナ『名前は分からんがフィギュアがいきなり現れてな、それで梢が反応したんだ』

フィギュア…星来か?

セナ『それで試してみたのだが、これは妄想シンクロで話しかけている。つまりこの世界は妄想なんだ』

拓巳「妄想…で、でも僕はこんな妄想は出来ない」

あの状況でこんな妄想をするわけがない、つまり。

セナ『妄想シンクロで話しかける、でもお前じゃない、ならこれは誰かの妄想なんだ』

拓巳「な、なんでそんな事に…」

セナ『分からないが…おそらくこの妄想は世界単位だ、お前のギガロマニアックスをはるかに凌駕する。テラロマニアックスとでも名付けようか』

拓巳「それって…やばい事じゃ…」

セナ『凄まじいだけに半端ない事が起きる可能性があるな』
48 :Busy Girl [saga]:2012/07/11(水) 23:48:21.34 ID:Hvfcv7gg0
セナ『それで、先ほどから全員で妄想シンクロを試してみているが、どうやら最大で一人しか受け付けないらしい』

拓巳「え?な、なんで?」

セナ『さあな、本人がけし飛ぶ妄想なんて私は知らない。仕組みすら分からないからな』

拓巳「結局…ぼ、僕が動くしかないってこと?」

セナ『そうなるかな、私たちもおもちゃにしかならないみたいだからな』

拓巳「鬱だ…死のう…」

セナ『すでに死んでるかもしれないがな、とりあえず動け。お前も妄想が使用できる事はさっき確認しただろう』

拓巳「う、うん」

セナ『頑張れ、応援しているぞ』

拓巳「うん…取りあえず脱出しよう」

セナの人形を胸ポケットに入れて拓巳は再び歩き出した。
49 :Busy Girl [saga]:2012/07/11(水) 23:49:54.46 ID:Hvfcv7gg0
疲れた、休憩。
50 :Busy Girl [saga]:2012/07/12(木) 00:39:23.10 ID:UaMOpJft0
すまん、やっぱ寝る。
そしてやはり気になった点や疑問、指摘などは教えていただければ助かります。
では
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/07/12(木) 00:46:30.83 ID:4gyf+UUAo
乙!
52 :Busy Girl [saga]:2012/07/12(木) 02:13:12.31 ID:UaMOpJft0
一方その頃

ほむら「はなしてー」

マミ「ダメ」

まどか「ほむらちゃん…」


さやか「なんとかしないと」

QB「きゅっぷい」
53 :Busy Girl [saga sage]:2012/07/12(木) 03:12:43.36 ID:UaMOpJft0
拓巳「そう言えば…こいつらは何なんだ…?」

梨深『さあ…分からない』

拓巳「…梨深!?」

梨深『ピシィッ!!なんてね…たはは』

拓巳「よ、良かった…無事で」

梨深『おかげ様でね…とりあえず進んじゃおう』

拓巳「う、うん…」

――くぅ…こんなことしてる場合じゃ…。

拓巳「お、女の子って…あれ?」

見た事がある?

ほむら「無駄に協力ね…爆薬使うわけにもいかないし…って…」

拓巳「………」

ほむら「何故ここに…!?危ないから逃げなさい!!」

拓巳「あ、危ないって…こ、っここは危ない場所なのか?」

ほむら「ええ、そうよ」
54 :Busy Girl [saga sage]:2012/07/12(木) 03:12:50.34 ID:UaMOpJft0
拓巳「そう言えば…こいつらは何なんだ…?」

梨深『さあ…分からない』

拓巳「…梨深!?」

梨深『ピシィッ!!なんてね…たはは』

拓巳「よ、良かった…無事で」

梨深『おかげ様でね…とりあえず進んじゃおう』

拓巳「う、うん…」

――くぅ…こんなことしてる場合じゃ…。

拓巳「お、女の子って…あれ?」

見た事がある?

ほむら「無駄に協力ね…爆薬使うわけにもいかないし…って…」

拓巳「………」

ほむら「何故ここに…!?危ないから逃げなさい!!」

拓巳「あ、危ないって…こ、っここは危ない場所なのか?」

ほむら「ええ、そうよ」
55 :Busy Girl [saga]:2012/07/12(木) 03:13:48.44 ID:UaMOpJft0
すまん、二度書きこまれちった。
まじですまん
56 :Busy Girl [saga]:2012/07/12(木) 03:21:53.63 ID:UaMOpJft0
寝る、指摘あればよろしく。
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/07/12(木) 08:03:15.70 ID:hgSGEF6Ao
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2012/07/12(木) 10:09:24.32 ID:AbFBdE6T0
乙ー
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/12(木) 11:38:46.59 ID:WyCfUZfIO
>>56
ビシィッ!だよ

たはは……
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/12(木) 13:42:27.63 ID:gGSfHi930
ビシィさんェ
61 :Busy Girl [saga]:2012/07/12(木) 17:35:36.46 ID:UaMOpJft0
拓巳「…そ、それじゃあ君は何なんだ?」

ほむら「…派遣よ」

拓巳「そ、そんな恰好の派遣がい、居る訳ないだろ。JK」

ほむら「…こっちは忙しいの、早くこの拘束を解かないと…」

拓巳「どうなるの…?」

ほむら「死人が出るわ、急がないと…!!」

梨深『…助けてあげたら?』

拓巳「…そ、そうだね」

拓巳はあたりを見渡し一言つぶやく。

拓巳「僕は、あの柱の影が剣に見える」

そしてディソードを引き抜き、少女に当てないように反粒子を衝突させ、自己崩壊を発生させる。

拓巳「だ、大丈夫?」

ほむら「…何者なの?貴方」
62 :Busy Girl [saga]:2012/07/12(木) 18:15:07.13 ID:UaMOpJft0
拓巳(…どうしよう)

梨深『気をつけて、貴方は一年前には居ないのよ。この世界がどういう構造になっているかわからない今は慎重に行動して』

拓巳「………どうしろと…」

ほむら「簡単な事だわ、貴方は何者でいったい誰なのか。自分の事を話せばいいわ」

拓巳「…ぼ、僕はナイトハルト、パラディンだ」

ほむら「頭おかしいのかしら」

拓巳「…みんなして僕の事をそういう…だ、大体君に言われたくないね!所謂魔法少女みたいな恰好ww黒タイツとか分かってるねwwフヒヒ」

ほむら「ええ、私は魔法少女よ」

拓巳「…mjd?」

ほむら「本当よ」

梨深『えー…』
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/12(木) 18:33:15.25 ID:WyCfUZfIO
魔法少女になんて負けやしないわ
所詮ファンタジック
モニタの中だけ♪
64 :Busy Girl(ビシィッ!) [saga]:2012/07/12(木) 18:36:47.73 ID:UaMOpJft0
>>63
さすがだな
65 :Busy Girl(ビシィッ!) [saga]:2012/07/12(木) 18:38:24.84 ID:UaMOpJft0
後、ソーニャってばれるスピードが速くなってきてる。
どうでもいいか。
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/12(木) 18:40:24.24 ID:Yqdqr7zK0
分かりやすすぎる
67 :Busy Girl(ビシィッ!) [saga]:2012/07/12(木) 18:53:15.12 ID:UaMOpJft0
拓巳「そもそも、君こそ、な、何者だよぅ…」

ほむら「…私は魔法少女で、こういう場所で仕事をする者よ」

梨深『えー…意味がわからない…』

ほむら「…どうしたの?」

拓巳「…ぼ、僕もついて行っていいかな?一人だけだと不安だし…」

ほむら「…構わないけど、邪魔にならないで」

拓巳「分かった」

ほむら「こっちよ」

そういうと、迷うことなく道を駈け出した。

68 :Busy Girl(ビシィッ!) [saga]:2012/07/12(木) 19:56:20.69 ID:UaMOpJft0
それは、余裕だった。

拓巳「な、なんぞ?あれ…」

梨深『ふわあー、凄ーい』

ほむら「あれも、魔法少女よ。しかもベテランね」

舞踏のように舞い、嵐のように敵を蹴散らす。

拓巳「そ、それにしても…魔法少女とか…虹でおk」

ほむら「?」

そしてそれを眺めていると、とあるモノが目を引いた。

拓巳「あれ…さやか?」

梨深『誰?それ?』

ほむら「…貴方、美木さやかを知っているの?」

拓巳「そ、それは…」

<ティロフィナーレ

ほむら「…!!不味い!!!」

拓巳「え?何が?」
69 :Busy Girl(ビシィッ!) [saga]:2012/07/12(木) 19:57:04.18 ID:UaMOpJft0
一旦外れる
70 :Busy Girl(ビシィッ!) [saga]:2012/07/12(木) 20:42:14.67 ID:UaMOpJft0
カオスヘッドと装甲悪鬼村正という謎クロスを思い付いた。
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/12(木) 20:43:27.42 ID:OUoylf3+o
古来より思い立ったが吉日と申します
72 :Busy Girl(ビシィッ!) [saga]:2012/07/12(木) 20:51:15.61 ID:UaMOpJft0
>>71
陰義:超誇大妄想(ギガロマニアックス)
てな感じか、まあ装甲も不完全とは言え脇差だけの時もあったから出来そうだな。

あと沙耶の唄も考え着いたけど俺の頭の方がカオスヘッドになりそうだから止めた。
73 :Busy Girl(ビシィッ!) [saga]:2012/07/12(木) 21:15:10.57 ID:UaMOpJft0
それは、すでに終わった事だった。

もはや大砲と呼べる一撃が敵を貫く、それは無情にも失敗に終わる。

敵は、孵化したらしい。

口を開けて喰らう、捕食。

意味があるのかわからないその行為は行われようとして。

僕はその恐怖を知っている。

体にそれが食い込む恐怖を知っている。

僕はディソードをリアルブートする。

それを投げつける、かかった時間は「0秒」。

僕はその場に向かって走り出した。

74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/07/12(木) 21:16:39.21 ID:39qUWDbco
ギガロマニアックスが劒冑になったのか・・・
でもそれ同じギガロマニアックスが装甲しないと使えそうにないよね
75 :Busy Girl(ビシィッ!) [saga]:2012/07/12(木) 21:20:04.60 ID:UaMOpJft0
>>74
茶々丸さんを思い出せ、村正を思い出せ。
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/07/12(木) 21:35:37.86 ID:39qUWDbco
なるほど、ギガロマニアックスだったら人型にもなれそうだな
77 :Busy Girl(ビシィッ!) [saga]:2012/07/12(木) 21:45:27.13 ID:UaMOpJft0
ほむら「………」

巴マミが捕食される瞬間に彼女は時を止めた。

そして魔女を抹殺するために動こうとした時、魔女の頭を剣が地面に縫いつけた。

時間停止の中で動く事の出来るその物体は何か、ナイトハルトの剣だ。

ただし、ナイトハルト自体は停止している。

まさにゲームのようなものだ、聖騎士というジョブで特殊な武器を持っている。

そして時間停止を解除した次の瞬間にナイトハルトは走り出す。

先ほどまで無かった道を走りだし、いつの間にか回収したのか、剣を構えて彼は魔女を一刀両断した。

彼はいったい何者なのか。

ともあれ、巴マミは生き残った。
78 :Busy Girl [saga]:2012/07/12(木) 22:33:15.57 ID:UaMOpJft0
マミ「………」

拓巳「騎士が走る下に道はあり、その先に自分と違うモノがあり、僕の手には剣がある。僕は切り進む」

拓巳(なんてね、どっかでみた事があるけどなんだったかな)

あやせ『いい邪心よ、拓巳』

拓巳(…誉められてる気がしない、というかさっきからコロコロ人が変わりすぎだろ)

あやせ『それだけ人気モノなのよ拓巳は、さっきから順番が回ってこない二人の黒騎士が邪心に飲み込まれそうだわ』

拓巳(色々な意味で笑えない状況なんだが)

マミ「…あ、私…」

僕はディソードのリアルブートを解除して女の子の近くに移動する。

拓巳「き、君、大丈夫?」

マミ「………」

答えはない。

さやか「拓巳!!」

拓巳「さ、さやか…」
79 :Busy Girl [saga]:2012/07/12(木) 23:17:03.86 ID:UaMOpJft0
さやか「ねえ、さっきのなんなの?」

拓巳「そ、それよりもほら!!マミさんを運ばないと!!」

さやか「あ、そうだった…どうしよう」

拓巳「そうだ…お、おい!!派遣少女!!」

ほんの少し間が空いて。

ほむら「その呼び方だけは止めてほしいわ」

拓巳「そ、それじゃあ手伝ってくれ」

ほむら「もしも…断ると言ったら?」

拓巳「ぼ、僕の秘密が分かるかもしれないぞ」

ほむら「…なるほど、いいわ。送るのは彼女の家でいいのね」

さやか「え?あ、うん…」

まどか「ありがとう、ほむらちゃん」

ほむら「…行くわよ」
80 :Busy Girl [saga]:2012/07/12(木) 23:17:48.60 ID:UaMOpJft0
拓巳が何故マミさんを知ってるかって?
ミスだよ!!
ごめんなさいまじで。
81 :Busy Girl [saga]:2012/07/12(木) 23:21:38.17 ID:UaMOpJft0
さて、今日はこれで終了。
例のごとく、意見や希望、指摘等があれば一報ください。

では
82 :Busy Girl [saga]:2012/07/12(木) 23:24:59.15 ID:UaMOpJft0
後なんで拓巳がマミさんって呼ぶのかもミスだな。

拓巳「そ、それよりもほら!!この子を運ばないと!!」

に変更お願いします。
83 :Busy Girl [saga]:2012/07/14(土) 01:59:10.71 ID:JXDGKPv70
マミの家

まどか「マミさん…」

ほむら「そっとしておいてあげて、まどか。死を前にして平然としていられる者はいない」

さやか「…転校生も魔法少女なんだよね」

ほむら「ええ、そうよ」

さやか「今日みたいな事もあったの…?」

ほむら「そうね、魔法少女が死ぬところは何度も見てきた。でも助けられなかった」

さやか「…ごめん」

拓巳「そう言えば名前は…?」

ほむら「…明美ほむらよ、ほむらでいいわ。貴方は?ナイトハルト」

拓巳「僕はナイトハルトだよ、それ以外には何もない」

さやか「ん?拓巳、そのナイトハルトって言うのは?」

拓巳「あ、その…えーと…」
84 :Busy Girl [saga]:2012/07/14(土) 02:23:19.15 ID:JXDGKPv70
拓巳「まあ、聞かないでくれ」

さやか「ふーん…?というより病院は出てきちゃって大丈夫なの?」

拓巳「え?あ、うん…ちゃんと後で戻るよ」

拓巳(もしかして…さやかは七海と同じように改竄されてるのかな…)

七海『どうなんだろうね…ちょっと分からない』

拓巳(な、七海、そっちはどうなってる?)

七海『えーと…瓦礫のまま、だけどまだ時間はそんなに経ってないよ。ただ、人を入れ替えるのはセナさんが時間の違いで不都合が起きる可能性があるって言ってて…』

拓巳(本格的に分からなくなってきたな…)

ほむら「それで、タクミ…いえナイトハルト。貴方の秘密とやらを聞かせてもらいたいのだけれど…」

拓巳「…え、えーと…まずはさやかから答えてもらうよ。さやか、僕たちが初めて会ったのはいつ?」

さやか「え?えーと…一週間前ぐらいにボロボロになった拓巳が倒れてたのが最初かな…」

拓巳(つまり…記憶の改竄はそれだけか…)

ほむら「なるほど…それで、貴方からは何を教えてくれるのかしら?」

拓巳(落ち着け…まずは情報を整理するんだ…)
85 :Busy Girl [saga]:2012/07/14(土) 02:24:06.35 ID:JXDGKPv70
寝ます…
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/07/14(土) 02:28:37.04 ID:5wafOvPOo
ふむ。

87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/07/14(土) 06:45:17.77 ID:nvnJyCBAO

さてここからが本番、どうなるか期待
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/14(土) 22:04:00.45 ID:HgMpxegIO

ソーニャ久しぶりだな
前スレでダベってた者です
89 :Busy Girl [saga]:2012/07/15(日) 16:08:52.30 ID:RB5rY4MK0
>>88
お久ぶりです―
90 :Busy Girl [saga]:2012/07/15(日) 16:09:27.94 ID:RB5rY4MK0
最近インターネットにつなげなくなったのでしばらく書き込みが滞るかもしれません。
よろしくお願いします。
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/15(日) 16:14:02.82 ID:xgrcgqJIO
おk
気長に舞ってる
92 :Busy Girl [saga]:2012/07/15(日) 16:42:54.40 ID:RB5rY4MK0
深く考えるな、自己崩壊を引き起こす可能性がある。

考えろ、相手が期待する答えはなんだ。

ほむら「まずは…」

拓巳「そ、それよりも外に出よう」

ほむら「そうね、その方がやりやすいわ」



ほむら「それで、タクミさん」

拓巳「ぼ、僕はナイトハルトだって言ってるだろ!」

ほむら「そのナイトハルトって言うのは何かしら…?」

拓巳(一か八かだな…)

優愛『何をするんです?』

拓巳(また変わった…とりあえず相手を動揺させてここは流そう)

優愛『まさか…』

拓巳「ね、ねえ、ほむら…さん」

ほむら「何かしら」

拓巳「…もし、君が見てるモノが偽物だったら?君の考えてる事が視られていたら?君の事自体が偽物だったとしたら…どうする?」

ほむら「…え?」

ほむらが振り返ればもう一人拓巳が居た。

拓巳「その目、誰の目?」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/15(日) 16:46:07.56 ID:xgrcgqJIO
来たか…(ガタッ
94 :Busy Girl [saga]:2012/07/15(日) 16:48:40.84 ID:RB5rY4MK0
>>93
やはり、恒例なのか
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/15(日) 16:49:54.72 ID:xgrcgqJIO
>>94
えぇ、そうですとも
96 :Busy Girl [saga]:2012/07/15(日) 17:00:45.01 ID:RB5rY4MK0
拓巳(さて、ここから相手がどう動くかで決まるな…)

ほむら「…幻術、かしら」

拓巳「さ、さあね…」

ほむら「本当に…貴方は何者なの?」

拓巳「僕はただのヒッキーなオタクだよ、決して英雄じゃない」

拓巳(…少しやりたくないけど…思考盗撮しようかな…JCの思考…ふひひ)

優愛『自重しようか、自重するよね、自重しないとおかしい、自重しないわけがない、自重するべき、自重しなさい、自重しろ、じ・ちょ・う・し・ろ』

拓巳(…さーせん)

目の前の彼女に意識を集中する、これは第六感。

ほむら(いったい何者…魔法少女以外にこんな事が出来るなんて…)

拓巳『それが、僕には出来るんだ』

ほむら「…!!本当に何者なの…!?」

ほむら(魔法少女以外が私にテレパシーを…こんなケースは私は知らない…!!)

拓巳「疾風迅雷のナイトハルト、それだけで十分だ」

ほむら「…敵なの?」

拓巳「て、敵だったら助けないよ。JK」

ほむら「分かったわ…」

ほむら(時間停止しても剣が動くなら迂闊に手を出せないし…もう少し様子を見ましょう…)

拓巳(ちょ!時間停止とか…魔法少女の能力かそれwwwというか…ディソードって時間が停止しても動けるのか)

セナ『それはいい事を聞いた、あのほむらという子と仲良くなれば…』

拓巳(もちつけ)
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/15(日) 17:07:08.66 ID:xgrcgqJIO
セナさん…一体何を企んだんだ…?
98 :Busy Girl [saga]:2012/07/15(日) 17:09:55.73 ID:RB5rY4MK0
>>97
シュタゲもそうだが…時間ってロマンじゃないか?
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/15(日) 17:11:45.58 ID:xgrcgqJIO
>>98
つまり…時間停止で動けなくなったタクにあんなことやこんなことを…?
タクもげろ
100 :Busy Girl [saga]:2012/07/15(日) 17:12:40.69 ID:RB5rY4MK0
>>99
むしろそれはタクがやりそうなことだがな…髪の毛クンカクンカの件もあるし
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/15(日) 17:14:49.65 ID:xgrcgqJIO
>>100
どちらにせよ
タクもげろ
102 :Busy Girl [saga]:2012/07/15(日) 18:14:04.24 ID:RB5rY4MK0
今日は堕ちる
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/15(日) 18:14:37.67 ID:xgrcgqJIO
>>102
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2012/07/15(日) 18:59:36.89 ID:Ekr++2tgo
>>97
この娘ジョジョラーだっけ?
105 :Busy Girl [saga]:2012/07/16(月) 01:17:38.93 ID:FXuQAzfi0
>>104
何がどうしたし
106 :Busy Girl [saga]:2012/07/16(月) 20:36:04.04 ID:FXuQAzfi0
ほむら「とりあえず…事情があるってことでいいのかしら…?ただ特別敵対する事はないと」

拓巳「う、うん…。そんな感じで…」

ほむら「…もう何もしないからそっちも止めてもらってもいいかしら」

拓巳「あ、うん」

僕はもう一人を消した。

ほむら「…これから貴方はどうするの?」

拓巳「き、決まってないんだ…そもそも拠点すらも無い」

ほむら「そう、本当に気になるわ、貴方の事」

拓巳「それなんてerg」

ほむら「?…ともかく私は行くわ」

拓巳「…ど、どこに行くんだよ、あの子の事を知ってるんだろ?」

ほむら「…ええ」

拓巳「なら一人にしちゃダメだ」

ほむら「…分かったわ」
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/16(月) 20:37:03.61 ID:YcFzxrsIO
来たか…(ガタッ
108 :Busy Girl [saga]:2012/07/16(月) 21:31:27.11 ID:FXuQAzfi0
まどか「あ、二人ともお帰り」

拓巳「あ、うん…マミさんは…?」

まどか「あそこ…」

そこには壁際に寄りかかる少女が一人、ただその目は何も映していなかった。

さやか「さっきから何も言ってくれなくて…」

拓巳「…今日は二人とも、帰るの?」

さやか「え、うん…あ、そうか」

まどか「マミさんを一人にさせたら…駄目だよね…」

拓巳「………」

梨深『…死ぬのって、怖いよね』

拓巳(確かに怖いけど…それでも生きてるからには動かなきゃ)

梨深『何をするの?』

拓巳(…結局は、自分で見つけなきゃいけないと行けないと思うから…)

梨深『…そうだね』
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/16(月) 22:51:28.10 ID:YcFzxrsIO
寝落ちか?
110 :Busy Girl [saga]:2012/07/17(火) 13:43:00.94 ID:4REJdgqm0
>>109
すんません、回線が落ちました
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/17(火) 14:19:56.10 ID:LBP9BjoIO
>>110
なら仕方ないか
112 :Busy Girl [saga]:2012/07/17(火) 14:20:29.24 ID:4REJdgqm0
さやか「ううー…それでもさすがに今日は帰らなきゃ…」

まどか「私も…ほむらちゃんは?」

ほむら「…私も今日は…」

拓巳「そ、そっか…仕方ないね…うん。それじゃあそろそろ帰ろうか」

さやか「あ、うん…」

まどか「あ、そうだ…マミさん」

マミ「……」

まどか「また明日!!」

さやか「うん…そうそう!明日には元気になってくださいよ!!」

まどか「ほら、ほむらちゃんも!!」

ほむら「…え?…貴女らしくないわよ、今の貴女。早く復帰しなさい巴マミ」

さやか「…素直じゃないな〜転校生は〜」

ほむら「…そんなんじゃないわ」

まどか「…もしかして…照れてる?」

ほむら「…照れてない…」
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/17(火) 14:22:32.73 ID:LBP9BjoIO
投下来たか…(ガタッ
114 :Busy Girl [saga]:2012/07/17(火) 14:32:32.53 ID:4REJdgqm0
拓巳「…死ぬのは怖いけど、ちゃんと生きてるよ。だから明日も生きなきゃ」

ほむら「貴方…」

拓巳「初めて会ったばかりだけど…言わなきゃいけない気がして」

梨深『…拓巳』

七海『おにぃ…』

拓巳「…ってな、なんで二人が僕に話しかけてる!!?」

ほむら、まどか、さやか「?」

拓巳「な、なんでもない」

拓巳(ど、どういう事…?)

梨深、七海『さあ…?』

拓巳(どういうことだ…?)

拓巳「まあ…いいや、行こう」


まどか「そう言えば鍵はどうするんですか?」

拓巳「だ、大丈夫、閉まってる…から」

さやか「嘘…開かない!なんで!?」

拓巳「ぼ、僕は魔法使いだからだよ、30超えてないけど」

まどか「魔法少女と…魔法使い…関係あるのかな」

ほむら「……」
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/17(火) 15:04:06.05 ID:LBP9BjoIO
また回線が落ちたのかな?
116 :Busy Girl [saga]:2012/07/17(火) 15:16:06.89 ID:4REJdgqm0
マミ「…朝、だ」

昨日からずっと動いていない、なんだか動けるような気分じゃない。

マミ「…今日は、学校行くの止めようかしら…」

さやか「起きました?マミさん」

マミ「……え?」

まどか「勝手に台所を使わせて貰ってすいません…」

拓巳「ほ、ほら、また明日って言ったよね。やっぱり一人は嫌だよ、そんな思いを誰にもさせたくない」

マミ「……」

まどか「ほら、ほむらちゃん。ちゃんとかき混ぜないと焦げちゃうよ」

ほむら「…まだ?」

まどか「まだ」

ほむら「…むぅ」

さやか「今こっちはサンドイッチを作ってるんで期待しててくださいね!」

マミ「……うん」

ほむら「ちなみにナイトハルトは何をしてるの?」

拓巳「…た、拓巳でいいよ。や、やっぱりそっちで呼ばれるとムズ痒くなってくる」

ほむら「何をやっているの?」

拓巳「え?…秘密」

ほむら「…?」
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/17(火) 15:18:11.99 ID:LBP9BjoIO
よかった生きてた
118 :Busy Girl [saga]:2012/07/17(火) 15:18:49.98 ID:4REJdgqm0
>>117
ネタがな、アドリブなのさ。
故に我が子の自立が発生する。
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/17(火) 15:22:44.40 ID:LBP9BjoIO
>>118
いつものことです
120 :Busy Girl [saga]:2012/07/17(火) 15:25:16.58 ID:4REJdgqm0
>>120
まあなー
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/17(火) 15:28:12.42 ID:LBP9BjoIO
>>120
前スレでもねー
122 :Busy Girl [saga]:2012/07/17(火) 15:39:54.86 ID:4REJdgqm0
さやか「出来上がり!」つサンドイッチ

まどか「二人ともお疲れー」つ紅茶

ほむら「……」ファサァ つコーンポタージュ

拓巳「おお、うまそう…」

さやか「一応拓巳の分もあるよ、ハイこれ」

拓巳「…女の子の…手料理だと…!?」

七海『私の料理は食べなかったくせに』

拓巳(うるさいやい)

まどか「ハイ!マミさん!!朝ごはんを食べましょう!!」

さやか「ほら転校s…ほむらも!」

ほむら「ええ…拓巳もぼさっと立ってないでこっちに来たら…?」

拓巳「その上ハーレム…リア充展開ktkr…ふひひ」

梢『たくみしゃん…えっちっち〜だねぇ〜』

拓巳(読まれた…鬱だ、死のう)

まどか「いただきます!!」

タクさやほむ「いただきます」

マミ「…いただきます」
123 :Busy Girl [saga]:2012/07/17(火) 15:48:41.69 ID:4REJdgqm0
さやか「私のサンドイッチはどうですか!?」

マミ「マスタードが少し多いけど…美味しいわ…」

まどか「わ、私の紅茶は…?」

マミ「…鹿目さんのはちょっと苦いかしらね…今度コツを教えてあげる」

ほむら「…私のコーンポタージュは…?」

マミ「…味がここまで整っているのは素晴らしいわね、どうやったの?」

まどか「あ、私がやったんです、パパからコツを教えてもらって」

マミ「…なるほど…うう…」

そして、彼女は泣いた。

マミ「…死にたくないよ…怖いよ…怖かった…」

拓巳「お、落ち着いて、大丈夫、皆が居るから」

マミ「…うん…」

拓巳「困った時は…これを持ってて、ハイこれ」つ あやせのフィギュア

さやか「何渡してるの!?」

拓巳「いや、話し相手がほしいかなって…」

あやせ「こきゅーとす」

さやか「おお…聞こえる、不思議…」

まどか「何というか…かっこいい?」

あやせ「貴女…いい邪心をしてるわね」

まどか「…ええ!?」

拓巳「い、いつもそんな感じだから安心してくれ」

ほむら「安心できるのかしら…?」
124 :Busy Girl [saga]:2012/07/17(火) 15:56:20.45 ID:4REJdgqm0
堕ちるー
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/17(火) 15:58:45.76 ID:LBP9BjoIO
>>124
126 :Busy Girl [saga]:2012/07/17(火) 16:17:08.62 ID:4REJdgqm0
ちなみにこれ一応カオヘが終わった後だから…
一応ラブチュチュと被ってるところもあるのか。

まどマギはマミさんかほむらが好きです。
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/17(火) 16:22:22.92 ID:LBP9BjoIO
>>126
ほむほむとマミさん派か…
俺はあんこちゃんだけどな(キリッ
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2012/07/18(水) 18:22:23.21 ID:yZ7eImkr0

>>126
そして俺はさやかが好きだ。誰が何と言おうとも(キリッ
129 :Busy Girl [saga]:2012/07/19(木) 11:34:52.75 ID:5xub1ebu0
拓巳「そ、それよりそろそろ学校じゃないの?」

まどか「あ、そうだね。早く食べちゃわないと」

ほむら「あまり急ぐと…つまらせるわよ」

さやか「それでも急がないと…んん!!」

マミ「言った傍から…はい、美木さん」

さやか「んっ…んっ……ありがとうございます…」

マミ「どういたしまして」

拓巳「…JCのび、美少女に囲まれながら一緒に手料理とか…なんというリア充展開…」

まどか「りあじゅう…?」

ほむら「…さあ?」

さやか「ほほう…美少女ねぇ…拓巳さん?」

拓巳「な、なんだよ」

さやか「私たちをそんな風にねぇ…」

拓巳「べ、別にいかがわしい真似をするわけじゃないし…そんな根性も無いよ」

あやせ「その割には私の下着姿を妄想してたけど」

拓巳「あ、あやせ!?」

マミ「へぇ…」
130 :Busy Girl [saga]:2012/07/19(木) 13:02:57.44 ID:5xub1ebu0
マミ「そう言えば…拓巳さんが助けてくれたのよね…ありがとう」

拓巳「いや…ほ、ほむらに礼を言ってよ…僕じゃあそこまで行けなかった…」

マミ「貴女が…?」

ほむら「忠告はしたわよ」

マミ「ご、ごめんなさい…浮かれてたわ…」

ほむら「…次から気をつけなさい、あとグリーフシード」

マミ「でも…」

ほむら「私はいいから使いなさい」

拓巳「そう言えば…ま、魔法少女って何?」

マミ「それについてはまたあとで話すから…それじゃあ学校に行くけど拓巳さんはどうするの?」

拓巳「…ちょっと、遠くまで行こうと思う」

マミ「…お別れなの?それじゃあ、あやせさんも…」

あやせ「私はここに残るわ、そういう事でしょ」

拓巳「…よろしく頼みたい」

あやせ「分かったわ、早く迎えに来てね」

拓巳「分かってる。…それじゃあマミ、あやせをよろしく」

マミ「ええ…気をつけて…」
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/19(木) 13:28:19.84 ID:O1DY2IIIO
来てたか…(ガクッ
132 :Busy Girl [saga]:2012/07/19(木) 13:32:45.67 ID:5xub1ebu0
>>131
五連休に入ってな、ついでに打てる時に打ってしまおうと
133 :Busy Girl [saga]:2012/07/19(木) 13:36:59.67 ID:5xub1ebu0
ほむら「拓巳、貴方の事を知るヒントを貰えないかしら」

拓巳「…僕の?丁度いい、見て来てくれないか?」

ほむら「何?」

拓巳「渋谷にあるKURENAIビルの屋上、そこにあるコンテナハウス」

ほむら「…分かったわ、それじゃあ」

拓巳「気をつけて」


セナ『いいのか?』

拓巳「少し試したい事があって…ところでそっちは?」

セナ『そっちの状況を私と岸本で確認して、他のメンバーはサポートに回ってもらった。それで、どうする気だ』

拓巳「この街を出る」
134 :Busy Girl [saga]:2012/07/19(木) 13:54:06.08 ID:5xub1ebu0
おちる
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/19(木) 15:38:47.35 ID:OxePrPdIO
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/19(木) 19:45:31.53 ID:H1xyWsfIO
っガルガリ君(当たり)



柴犬
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/19(木) 19:56:45.62 ID:H1xyWsfIO
U(°人°U お前を見ているぞ
138 :Busy Girl [saga]:2012/07/19(木) 22:37:12.92 ID:5xub1ebu0
そういやカオヘSSって少ないような
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/19(木) 22:44:48.84 ID:OxePrPdIO
>>138
そらそうだ
NOAHの方が18禁くらうくらいだからな
140 :Busy Girl [saga]:2012/07/19(木) 22:52:57.47 ID:5xub1ebu0
>>139
でもNOAHじゃない方は15歳際だったような
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/19(木) 22:53:54.25 ID:OxePrPdIO
>>140
確かに
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/19(木) 22:56:35.17 ID:c58ESqCeo
こずぴぃが恐ろし過ぎたからな
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/19(木) 22:57:59.87 ID:OxePrPdIO
>>142
普通のエンディングのはずがどうしてこうなった状態だからな
144 :Busy Girl [saga]:2012/07/19(木) 23:37:09.61 ID:5xub1ebu0
セナ『さて、渋谷にでも行くのか?』

拓巳「まずはそうしようか…」

切符を買って電車に乗り込みまずは渋谷を目指す、しかし。

拓巳「おかしい…何故電車が来ないんだ?」

セナ『どういうことだ…?』

拓巳「さっきまで普通に動いていた電車が停止してここに降ろされた後、目的の電車が一向に来ない…いや『載せてくれない』、まるでノアUの時みたいだ」

セナ『…そうか』

拓巳「仕方ない…こうなったら」

セナ『何をする気だ?』

拓巳「適当な人に神の目をくっつける」

セナ『…ん?』

拓巳「遠隔で相手を観察させてもらう」
145 :Busy Girl [saga]:2012/07/20(金) 00:00:20.93 ID:iZS9oJl30
マミ「さて…お昼ご飯作るの忘れちゃったわね…」

まどか「マミさん発見!」

さやか「確保!!」

ほむら「……はあ」

マミ「え?何!?」


屋上


マミ「食事誘ってくれるなら普通に来てくれればいいのに」

さやか「いやぁ…」

まどか「教室が何処か分からないからってさやかちゃんが…」

ほむら「全力疾走してたわね…」

マミ「お昼は何かしらって…あら?」

まどか「どうしたんですか?」

マミ「あれ…何かしら…」

ほむら「…?」

そこには昨日までは無かったコンテナハウスがあった。
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/20(金) 00:04:07.44 ID:dfkBfErIO
タク…見滝原中の屋上でもおんなしなのな
147 :Busy Girl [saga]:2012/07/20(金) 00:14:00.21 ID:iZS9oJl30
ほむら「…この学校に無かったはずよね…」

さやか「よく覚えて無いけど…多分」

まどか「私もうろ覚えだけど…」

マミ「確か無かったはずよ」

あやせ「あら、あれ拓巳のコンテナハウスにそっくりね」

マミ「そうなの?」

あやせ「ええ、前々から不思議に思ってたけどね」

ほむら「…開けてみる?」

マミ「まあ一応…確かめてみましょうか…」

扉を開くと中には簡単な椅子と机、そしてフィギュアが一体置かれていた。

あやせ「あら、セナ」

セナ「お前は…岸本か」

まどか「知り合いなの?」

あやせ「ええ」
148 :Busy Girl [saga]:2012/07/20(金) 00:22:36.91 ID:iZS9oJl30
拓巳「…最近の女の子は不法侵入が好きみたいだね」

まどか「うわあ!」

マミ「びっくりした…」

さやか「ってあんたがここに居る方が不法侵入でしょうが!!どうやって入ったのよ!!」

拓巳「普通に正門から」

さやか「そういう事じゃなくて…」

拓巳「セナ、やっぱりだ」

セナ「そうか、厄介だな」

さやか「聞いてよ!!」

ほむら「拓巳、話があるわ」

拓巳「分かってる、は、入る?」

ほむら「そうさせてもらうわ」
149 :Busy Girl [saga]:2012/07/20(金) 00:23:11.13 ID:iZS9oJl30
一旦、おちるー
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/20(金) 00:23:27.83 ID:dfkBfErIO
>>149
151 :Busy Girl [saga]:2012/07/20(金) 01:34:56.77 ID:iZS9oJl30
セナ「さて、質問させてもらうぞ」

ほむら「ええ、いいわ」

セナ「魔法少女とはなんだ」

ほむら「魔女を狩る存在よ」

セナ「具体的には」

ほむら「QBと呼ばれる生物と契約し、自分の願いを叶えてもらう事で異能の力を手に入れる」

セナ「…なるほど、それで契約というからには代償があるはずだ。それはなんだ」

ほむら「…魔女と戦い続ける事」

あやせ「それは…代償になりえるのかしら」

ほむら「………」

拓巳「…ほむら、隠し事は出来ないよ」

ほむら「なら交換条件を提示するわ、貴方達の秘密を教えなさい」

拓巳「…分かった」
152 :Busy Girl [saga]:2012/07/20(金) 01:52:07.78 ID:iZS9oJl30
拓巳「魔法を使うと穢れが溜まって…それが限度に達すると魔女になる…か」

ほむら「そんなところね」

拓巳「…ありがとう、いい事を聞いた」

ほむら「…え?」

セナ「そうだな、これで仮説の一つが試せそうだ」

ほむら「何の話…?」

拓巳「こ、こっちの話…それで僕の秘密か…実は僕はタイムスリップしてきたんだ」

ほむら「…え?」

拓巳「ただね、その確認をするために出かけたんだけど…僕たちは群馬を出る事が出来なかったんだ」

セナ「それで仕方なく計画を変更してここまで戻ってきて拠点を作らせてもらったというわけだ」

ほむら「…もうひとつ交換しないかしら、お互いの手札に関して」

セナ「…いいだろう」
153 :Busy Girl [saga]:2012/07/20(金) 01:57:08.01 ID:iZS9oJl30
マミ「それが…グラジオール…サーガ!!!」

あやせ「貴方は本当にいい邪心をしている…今度もっと聞かせてあげるわ」

拓巳「マミがあやせに適応している…だと!?」

マミ「拓巳さん!あやせさんって凄いのね!!」

拓巳「ああもう…マミが元気そうで何よりだよ…」

さやか「暗黒が邪心で…?」

まどか「蛇が…杭で…?」

拓巳「二人とも戻って!!」

まどさや「はっ!!」

ほむら「何があったの…?」

拓巳「ちょっとね…」

ほむら「…?」
154 :Busy Girl [saga]:2012/07/20(金) 01:58:39.07 ID:iZS9oJl30
この速度で行くといつ終わるやら…
155 :So Near [saga]:2012/07/20(金) 02:07:55.69 ID:iZS9oJl30
今日は落ちる
156 :So Near [saga]:2012/07/20(金) 02:08:31.65 ID:iZS9oJl30
あ、やべ、ソーニャになってる。
まあいいか、このままで
157 :So Near [saga]:2012/07/20(金) 12:11:52.30 ID:iZS9oJl30
まどか「あ、昼休み終わっちゃった」

さやか「そう言えば転校s…ほむらは話しあいに夢中で昼ごはん食べてなかったんだっけ…」

マミ「あらあら」

ほむら「まどかのご飯…」

拓巳「ケロリーメイトならあるけど…」

セナ「ガルガリ君なら出せるぞ」

あやせ「邪心に囚われる事のない究極の物質…チョコレートなら出せるわ」

さやか「偏ってるなぁ…」

マミ「チョコレートは邪心に囚われない…」

まどか「ま、マミさん?」

ほむら「それじゃあケロリーメイトを貰うわ」

セナあや「…そう」ショボン

ほむら(あ、残念そう)

あやせ「それじゃあ私は行くわ、マミ」

マミ「ええ、行きましょうあやせさん」

さやか「拓巳はどうするの?」

拓巳「とりあえず…聞きたい事は聞いたから辺りをぶらつこうと思う」

ほむら「…さようなら」

拓巳「そ、それじゃあまた」



158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/20(金) 12:17:26.24 ID:dfkBfErIO
来たか…(ガタッ
159 :So Near [saga]:2012/07/20(金) 12:20:07.98 ID:iZS9oJl30
>>158
本当に反応早いな
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/20(金) 12:22:35.74 ID:dfkBfErIO
>>159
張り付いてますから
161 :So Near [saga]:2012/07/20(金) 12:39:47.22 ID:iZS9oJl30
まどか「…行っちゃいましたね」

マミ「そうね」

さやか「あ、コンテナハウスが無くなってる!!」

あやせ「拓巳が消していったんだと思うわ」

まどか「本当に拓巳さんは何者なんだろう…」

ほむら「さあ…ね」

さやか「今度はどこに行くんだろう」

マミ「不思議な人ね…」

あやせ「でも、拓巳程面白い人はいないわ」

まどか「うーん…」
162 :So Near [saga]:2012/07/20(金) 13:08:54.27 ID:iZS9oJl30
落ちる―、意見や希望、指摘は何時もどおりにー
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/20(金) 13:10:34.01 ID:dfkBfErIO
>>162

あんこちゃんはいつ出るんだい?
164 :So Near [saga]:2012/07/20(金) 13:13:35.60 ID:iZS9oJl30
>>163
予定としては
美滝原+α組と
拓巳+杏子組
ほむら+?組

に分けるつもり、ほむらは未確定
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/20(金) 13:25:18.71 ID:OiZ67rKf0
だれもツッコまないけど見滝原だと思うんだが・・・・・
166 :So Near [saga]:2012/07/20(金) 20:00:18.22 ID:iZS9oJl30
>>165
snks
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/20(金) 20:13:54.81 ID:QzqVerFW0
>>166
tnksじゃね?
168 :So Near [saga]:2012/07/20(金) 20:20:55.61 ID:iZS9oJl30
>>167
純粋にミスった
tnks
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/20(金) 21:09:23.27 ID:kqczn+Jgo
しねかす
ちんかす
ひどい
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/20(金) 21:11:13.33 ID:dfkBfErIO
>>169
煽り乙
171 :So Near [saga]:2012/07/20(金) 21:27:25.07 ID:iZS9oJl30
>>169
立て読みにもなってないのかよ…
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/20(金) 21:28:55.89 ID:aqvBRNXQo
>>171


173 :So Near [saga]:2012/07/20(金) 21:29:35.12 ID:iZS9oJl30
しばらくネタを練るので書き込みを少し離れます。
返信等はしていきますのでよろしくお願いします
174 :So Near [saga]:2012/07/20(金) 21:31:05.98 ID:iZS9oJl30
>>172
俺もそれは思ったけど…すすとか。
しかし最後のひどいの意味がわからん、このSSがって意味か?
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/20(金) 21:34:49.47 ID:dfkBfErIO
>>174
気にすんなただの基地外だから
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/07/20(金) 22:02:22.19 ID:kqczn+Jgo
お前ら本当にVIPから離れるとどうしようもなくなるな
snks tnksっていったらしねかすちんかすだろ
177 :So Near [saga]:2012/07/20(金) 22:20:28.65 ID:iZS9oJl30
>>176
こんな事にレス使いたくないけどお前の固定観念はどうでもいい。
状況が読めてないんだな、わざわざ訂正してくれた相手にそんな事言うか。
thanksの略で使ってんだよ、俺は最初ミスったけどな。
しかもわざわざ他の人が理解して再び訂正してくれたというのにお前ときたら…。

以下この件に関しては放棄します、ここはSSのスレッドなので。
他の皆様方、どうもすいませんでした。
178 :So Near [saga]:2012/07/20(金) 22:30:23.60 ID:iZS9oJl30
というか、まどマギの世界おしゃれすぎるだろ。
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/20(金) 22:33:38.88 ID:OoqphFwOo
あのアニメ会社が作ると、他作品でも謎のセンスの建物が量産される
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/20(金) 22:35:03.61 ID:dfkBfErIO
劇団イヌカレーさんの世界観は凄いと思う
181 :So Near(ちゃんとネタ練ってるよ) [saga sage]:2012/07/20(金) 22:36:07.47 ID:iZS9oJl30
>>179
シャフトの歴を見たら確かにうなづけるものがある…
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/20(金) 22:38:04.53 ID:dfkBfErIO
>>181
阿良々木家の居間とか凄いからな
183 :So Near(ちゃんとネタ練ってるよ) [saga sage]:2012/07/20(金) 22:39:25.09 ID:iZS9oJl30
>>180
認められる独特って凄まじい魅力だよね…
184 :So Near(雑談に見えてネタに利用してます、ありがとうございます) [saga sage]:2012/07/20(金) 22:40:13.00 ID:iZS9oJl30
>>182
個人的にぱにぽには毎回凄いと思った。
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/20(金) 22:45:10.58 ID:dfkBfErIO
>>184
ぱにぽに見てないお…
186 :So Near(ちゃんとネタ練ってるよ) [saga sage]:2012/07/20(金) 22:48:18.50 ID:iZS9oJl30
>>185
あの適当さとネタはよく出来てる、あとカオス具合。
ネタ探しだけでも十分楽しめるくらい。
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/20(金) 22:49:16.60 ID:dfkBfErIO
>>186
今度みるしか無いな
シャフトがタクを動かしたらどうなるんだろうか…
188 :So Near(ちゃんとネタ練ってるよ) [saga sage]:2012/07/20(金) 22:52:31.85 ID:iZS9oJl30
>>187
妄想シンクロが生々しくなる。
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/20(金) 22:54:10.52 ID:dfkBfErIO
>>188
今さらながらシャフトに作り直して貰いたくなってきた
190 :So Near(ちゃんとネタ練ってるよ) [saga sage]:2012/07/20(金) 23:03:06.08 ID:iZS9oJl30
雑談が長くなる事がまたありそうなので(というか前回も注意された)もしも私に訂正の指摘等以外の何かあれば
http://chat.kanichat.com/chat?roomid=so_near
まで、どうぞ。
191 :So Near [saga]:2012/07/21(土) 00:42:21.84 ID:8pNyeFlK0
落ちます、意見や希望、指摘は簡単にお願いします。
雑談などは上に書いたとおりにチャットへどうぞ
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/21(土) 00:54:15.88 ID:YaX5gLfIO
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/21(土) 14:01:34.21 ID:vuSpDQKDO
追い付いた。期待してる。
194 :So Near [saga]:2012/07/22(日) 05:28:58.66 ID:qPK7IQes0
あやせ「ところで貴女たちは拓巳の事をどう思ってるの?」

まどか「え?…その、不思議な人だなって…色々な意味で」

さやか「何というか勿体ないやつだよねー…何を考えてるか分からないけど」

マミ「私は感謝してる。だって助けてくれたし慰めてもくれた…あやせさんとも出会えたし…他にも――」ゴニョゴニョ

ほむら「…私も感謝してるわ。巴マミが死ななくてよかった…とは言え全員に忠告したはずなのだけど…」

さやか「あれは忠告って言わないんだよ!」

ほむら「というより巴マミが会う先々で喧嘩腰で話をややこしくするんだもの」

まどか「あはは…」

マミ「…ごめんなさい」

ほむら「もういいわ…過ぎた事よ」

あやせ「つまり皆は拓巳の事が気になるの?」

ほむら「…話してくれるの?」

あやせ「別にかまわないわよ?」
195 :So Near [saga]:2012/07/22(日) 05:32:29.31 ID:qPK7IQes0
あやせ「拓巳は…救世主で英雄で黒騎士で私の大好きな仲間で…ちょっぴり弱虫な男の子よ」

はい、これでいったん終了。
あえて名前をつけるなら第一章「出会い編」みたいな感じか。
次は第二章「拓巳編」かな。

なおマミさんが死ななかった事によりいっきにオリジナル要素が強くなりますがご了承ください。
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/22(日) 09:00:28.82 ID:Gam27d9IO
来てたか…(ガクッ
197 :So Near(第二章杏子編) [saga]:2012/07/22(日) 19:17:49.58 ID:qPK7IQes0
ここに来てから一週間が経った。

僕は僕以外にも面倒事を抱えている少女達が居ることを知った。

そして僕にとって有益な情報も手に入れた、そういうわけで僕は単独で動いている。

…のだが。

杏子「おい、返事しろよ。無視すんなよオイ!!」

なんだか変なのに付きまとわれてます。
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/22(日) 19:19:14.77 ID:Ksrosasx0
来たか…(ガタッ
199 :So Near [saga]:2012/07/22(日) 19:56:00.53 ID:qPK7IQes0
なんかカオヘ&ラブチュチュがPS3に移植と科学シリーズ第四弾が出るらしい。

さすがニトプラ、28歳になっても無職の引き籠りのタクは今回も出番はありますか?つかそしたらタクは今度は何歳だよ!!
そう考えると20世紀少年を思い出す。
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/22(日) 20:02:18.55 ID:bL51T0Iq0
タクは本物のタクになって健在なのか
ロボノやれないからわからん
201 :So Near [saga]:2012/07/22(日) 20:33:21.91 ID:qPK7IQes0
それは彼女たちと最後に話した日の事、僕は思う事があり一人で動いていた。

それはQBを探すことだった。

とりあえず彼女等が言う情報では魔法少女はQBという生命体と契約するらしい、しかし僕は見た事が無い上に少女にしか見る事しか出来ないらしいので駄目もとだったのだがそれに見合う対価があると僕は踏んでいた。

しかし、そう簡単には見つからない。

拓巳「あー…疲れた…引き籠りが動く運動量じゃないだろ!JK!!キンキンに冷えたコーラが飲みたい…て言うか帰りたい…」

そう思ってみるが、お金はないし帰る場所には物理的にも帰れない。

拓巳「…今日はここで休もう…コーラぐらい出せるし…ケロメ食べて休もう…」

そう思いポケットをあさるが

拓巳「晩御飯はお預けか…」

そう呟き目の前の少女にケロリーメイトを投げつけた。

202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/22(日) 20:36:22.29 ID:UV8dp82IO
来てたか…(ガクッ()
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/22(日) 20:54:12.33 ID:UV8dp82IO
>>200
一応タクはオクテットの時点で生きてるからシュタインズゲートでも生きてる
つまりロボノの後でも出せる
204 :So Near [saga]:2012/07/22(日) 21:45:12.73 ID:qPK7IQes0
???「おわ!?テメエ!食べ物を放り投げるんじゃねえ!殺すぞ!!」

拓巳「…た、食べ物を大切にする気持ちとか言っておきながら…せ、窃盗とか犯罪臭のする行動で食べ物を貪ろうとする君に言われたくない。ハイ論破」

???「は?…お前、私の事知ってるのか?」

拓巳「き、君がおそらく魔法少女であってると思うでFA」

???「…オイ、面貸せよ」

拓巳「ぼ、暴力イクない!!」

???「あ?舐めた事言ってんじゃねえぞ、何故魔法少女を知ってる」

拓巳「ひ、秘密」

???「ああ?」

拓巳「そ、それよりも君は魔法少女なんでしょ?」

???「そうだよ。だからなんだ」

拓巳「QBを探してるんだ、知らない?」

???「…何故、探してるんだ」

拓巳「ちょっとね…き、君の名前は?」

???「…はぁ?」

拓巳「…佐倉杏子…ちゃんか、よろしく」

杏子「テメエ!?ほんとに何者だ!!あとちゃん付けするんじゃねえ!!!」

喉元にどこから出したのか槍が突きつけられる。

拓巳「聖騎士の…ナイトハルト」

杏子「そうかよ」

槍が、突き刺さる。
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/22(日) 21:47:42.79 ID:UV8dp82IO
あんこちゃんあんあん!(あんこちゃんが出て歓喜する音)
206 :So Near [saga]:2012/07/22(日) 22:08:11.92 ID:qPK7IQes0
杏子「これは…コーラ?」

公園のベンチの上には穴のあいたコーラのペットボトルが置いてあるだけだった。

拓巳「人に凶器を向けるのはどうかと思う、JK」

杏子「甘いねぇ…大体私の質問に答えてないだろ」

拓巳「ぼ、僕の質問にも答えてないだろ!」

杏子「…面倒だなぁ…それなら負けた方が答えるってのは?」

拓巳「戦わないって選択は?」

杏子「無い!!」

そう言って彼女は変身する。

拓巳(僕の思考盗撮は魔法少女用のチャンネルが開いてるからこずぴぃと同じ要領で相手の思考を自分に流し込む事が出来る、肉体面はそこで補うしかない。後はギガロマニアックスの妄想攻撃で落とすしかない…無難だけどこれしか必勝にて最適、これを封じられたら勝つ事は出来ない…!!…だけどその前に)

拓巳はディソードを掴み取り、構える。

杏子「…?」

拓巳「速く…鋭く!!」

全力で駆け寄りディソードを振り抜いた。

リアルブートしていない妄想のツルギを。
207 :So Near [saga]:2012/07/22(日) 22:16:39.04 ID:qPK7IQes0
杏子「!?…なんだ?」

拓巳「やっぱり…見えるんだ、やっぱり思ってた通りだ」

杏子「何をしたっ!」

拓巳「何もしてないよ、ちょっと試させてもらったけど」

杏子「何だと…?」

拓巳「君もありがとうね、QBは自分で探すよ」

杏子「は?」

拓巳「それじゃあ」

杏子「…あ」




杏子「畜生!!アイツは一体何なんだ!!?」

208 :So Near [saga]:2012/07/22(日) 22:30:30.01 ID:qPK7IQes0
とまあ、そういう事があって。

僕は自分の仮説を試せたし、知りたい情報も得たからその場を去った(逃げた)

ちなみに情報が得られない場合はそのまま戦闘に持ち込んで情報を得るつもりだった。

詳しく言うと、服をビリビリにしてそのまま動けない状態で―――いやなんでもないです。

ちなみに、思考盗撮はオフにしてます。

拓巳「何だよ…こっちは忙しいんだよ…」

杏子「嘘付け!」

拓巳「君こそ学校はどうしたんだよ…」

杏子「行ってねえよ」

拓巳「…大変なんだな」

杏子「同情すんじゃねえぞ」

拓巳(まあ梨深も凄いけどね、境遇的に)
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/22(日) 22:32:50.44 ID:UV8dp82IO
服ビリビリあんこちゃんだと…
こいつ…出来る…!
210 :So Near [saga]:2012/07/22(日) 22:54:21.03 ID:qPK7IQes0
杏子「おい!!だから質問に答えろよ!!」

拓巳「うるさいなぁ、スカイフィッシュを探してるんだから黙っててくれない?」

杏子「QBじゃないのかよ!!?」

拓巳「そっちも探してるよ、ちゃんと」

杏子「そうか…」

拓巳「………」

杏子「…そうじゃなくてさぁ!!」

拓巳「…なんだよ?いきなり叫んで」

杏子「答えろって言ったよねぇ!?」

拓巳「今考えてるから」

杏子「…そうか」

拓巳「…ちょろいなぁ」

杏子「ああ!?」
211 :So Near [saga]:2012/07/22(日) 23:04:54.24 ID:qPK7IQes0
杏子「もう怒った!無理矢理でも吐かせてやる!!」

拓巳「こっちの方には居ない…やっぱりほむらに聞いたとおりだ、仕方ない…明日から方法を変えるか…」

杏子「聞けって言ってるだろ!馬鹿にしやがって!!…仕方ないな、こうなったらお前が自分から話したくなるような催眠を…」

拓巳「無駄だよ」

杏子「…え?」

拓巳「今の僕にその手の攻撃は一切通用しない」

杏子「そうかよ」

辺りを見回せば人気のない場所。

杏子「なら実力行使だ!!」

槍を突き刺せば、

諏訪型人形「痛いっス!!」

杏子「また逃げられた!!!」
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/22(日) 23:07:01.53 ID:UV8dp82IO
諏訪ェ…
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/07/22(日) 23:18:28.53 ID:LloyKOmHo
杏子「食うかい?」

諏訪「それうまそうっスねー」
214 :So Near [saga]:2012/07/22(日) 23:27:22.34 ID:qPK7IQes0
諏訪人気だな
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/22(日) 23:29:33.98 ID:UV8dp82IO
>>214
実際は嫌いだけどな
諏訪をメッタメタにしてやりたかった俺としてはこのスレでの扱いは嬉しいというものだ
216 :So Near [saga]:2012/07/23(月) 00:40:18.99 ID:qhSIJKLf0
今日は終わります。
雑談等で話したい事があればhttp://chat.kanichat.com/chat?roomid=so_nearまでどうぞ。
あまり長く雑談をしてしまうと進行やSSが見にくくなってしまう場合がありますのでご協力お願いします。
意見や希望、指摘に関しましては簡単にレスしてくれるとありがたいです。

では
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/23(月) 00:45:54.22 ID:cBGxZicIO
>>216
218 :So Near [saga]:2012/07/24(火) 16:15:43.55 ID:JCpX4AZa0
そして別の日

拓巳「今日は…ここで野宿か」

梨深「やっと見つけた」

そこには等身大の少女が立っていた

拓巳「…妄想シンクロだね、僕に話って?」

梨深「今の貴方は何を考えてるの?まるで絶望を知ったかのような…倦怠感が漂っているって言うか…」

拓巳「…将軍は僕を見てる。だから『僕』は将軍の管理外、だけど僕はギガロの力を使う事が出来る」

梨深「……」

拓巳「僕は―――」


杏子「オイ…テメェ、さすがにこれだけは許さねえ!!ここから…ここから!出て行けぇ――――!!!!」

拓巳「!!?」

ガッ
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/24(火) 16:40:43.87 ID:7F8wUgvd0
来たか…(ガタッ
220 :So Near [saga]:2012/07/24(火) 17:05:22.39 ID:JCpX4AZa0
拓巳「…イタタタタ」

杏子「人を散々おちょくって挙句の果てには不法侵入かよ、いい身分だよなぁ。オイ!!」

拓巳「…屋根の下ぐらい貸してくれよ」

杏子「がっつり中に入ってたじゃねえか…!!…それでさぁ、そろそろめんどくさい事は終わりにしない?」

拓巳「君が諦めてくれればいいんだと思うけど」

杏子「こっちのセリフだよ!」


拓巳「だから…」

拓巳「当たらない」

拓巳「って言ってるだろ」


杏子「今度は分身…一体タネはなんだ?」


拓巳「君が考えているモノは」

拓巳「全て被害妄想だ」

拓巳「自分を追いやれば道は狭まっていく」


杏子「…分からねえが…全部殺せば解決だ!!」

槍を振るうが…

杏子「また全部偽物かよ!!」

杏子(異常だ…私は魔法少女、それを生身で超える存在…異常だ!!)

杏子「こうなったら…!!」
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/24(火) 18:48:31.38 ID:WQzeCQ4IO
来てたか…(ガクッ
222 :So Near [saga]:2012/07/25(水) 00:02:26.83 ID:Th5w76WJ0
諏訪「あ、こっちには来てないっすよ!!」

杏子「ぜってぇ!!嘘だろうがーーー!!!」

諏訪「ヒドイッス!!」

杏子「…ふぅ…本当にいねぇ…ん?」

使い魔の結界。

杏子「ここか?」



拓巳「キューベー、キューベーやーい」

彼はまさに異常だった、使い魔とは言え人間にとって脅威には変わりはない。

彼はただ歩いているだけなのにあらゆる物理攻撃が彼には通用しない。

伸ばした腕は空を切り、原理不明の光線は壁や床を焼き、体当たりは同志打ちで消滅していく。

敵が自動的に消えていく中を拓巳は呑気に進んでいく。

梨深「拓巳…」

拓巳「梨深?どうしたの?」

梨深「結局、拓巳は何がしたいの?」

拓巳「…それは―――」

次の瞬間、あらゆる方向から伸びた物体が拓巳を刺し貫いて行った。

それは狙ったものではなく「結界全て」を操作したために逃げる場所が無かったのだ。しかし

拓巳「――なんで、邪魔ばっかり来るかな…おかげで説明しやすくなったけど…」

梨深「タク…もしかして」

拓巳「そう、僕は西條拓巳であり、ノアUなんだ。生まれながらにして人間を超えた化け物がさらなる力の祝福を受けた、本当の化け物だ」

梨深は言葉を失った。
223 :So Near [saga]:2012/07/25(水) 00:03:07.00 ID:Th5w76WJ0
今日は、落ちる
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/25(水) 00:05:05.87 ID:uPfJJWcIO
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2012/07/25(水) 06:18:34.96 ID:rG24zgYe0
226 :So Near [saga]:2012/07/26(木) 15:47:38.45 ID:X7z02oR00
梨深「どういう事…?」

拓巳「どうやら僕が壊したのはノアUの外装部分だけで、中身とも言える概念が僕を巻き込んで襲った。だけど僕は人間を捨てたから一つになる事でノアUを取りこむことに成功した」

梨深「…つまり?」

拓巳「…僕を基盤にノアUの防御機構と永久機関、妄想実現。それに人間のカタチを捨てる事によって生まれる現象を操る能力を手に入れた」

梨深「という事は…不老不死で最強の存在?」

拓巳「…そうとも言えないんだ、なんせ僕はもう少ししたら死んでしまう」

梨深「え?」

拓巳「だから僕に出来る事をするために行動してるだけだよ」

梨深「それって…何?」

拓巳「この世界を終わらせる。そのために…QBを捕まえる!!」

次の瞬間、拓巳の姿は別の場所へ移動した。

拓巳「…始めましてだね、QB」

QB「君は今テレポートしたのかい?それなら君もイレギュラーだね、最近忙しくて仕方ないよ」

227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/26(木) 15:58:06.70 ID:Vd6bwxSIO
来たか…(ガタッ
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/26(木) 20:46:05.63 ID:Vd6bwxSIO
落ちたか…ならあんこちゃんあんあんしてようhttp://i.imgur.com/7jwfe.jpg
http://i.imgur.com/Ygh0Q.jpg
http://i.imgur.com/DqPS2.jpg
http://i.imgur.com/NgZXi.jpg
229 :So Near [saga]:2012/07/26(木) 20:51:32.00 ID:X7z02oR00
>>228
つまりあれか、杏子を優遇しろと?
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/26(木) 20:54:37.31 ID:Vd6bwxSIO
>>229
なんだ生きてたのか
違うよそうじゃないんだよただ今日気が向いたからあんこちゃん画像集めてたら思ったよりも収穫があったからあんこちゃん派の人のために貼ってみただけなんだよそうなんだよ(優遇してくれるとそれはとっても嬉しいなって)
231 :So Near [saga]:2012/07/26(木) 20:56:03.89 ID:X7z02oR00
>>230
さっき蘇った、それじゃあ次の文章でさっそく杏子ちゃんだすか。
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/26(木) 20:57:27.81 ID:Vd6bwxSIO
>>231
ktkr
233 :So Near [saga]:2012/07/26(木) 22:13:39.26 ID:X7z02oR00
杏子「…カハッ」

結界全てが操作されたため拓巳を追っていた杏子はとばっちりを受けていた。

腕、腹、心臓、太もも、ひじ、膝、首等が攻撃により肉は貫かれ、骨は砕かれ、末端部分はちぎれ飛んだ。

それでも彼女は生きていた。

QB「ひどい有様だね、大丈夫かい?」

杏子「お前か…別に、これぐらいなら何とでもなる」

QB「そうかい、でもあの男、ニシジョウタクミは不思議だね」

杏子「…ああ?」

QB「見てみるかい?」


拓巳「――なんで、邪魔ばっかり来るかな…おかげで説明しやすくなったけど…」

拓巳「そう、僕は西條拓巳であり、ノアUなんだ。生まれながらにして人間を超えた化け物がさらなる力の祝福を受けた、本当の化け物だ」


杏子「あれで無傷かよ…マジで化け物じゃねえか」

QB「あれを表現するなら…君たちと対比して魔王とでも表現しようか、それに彼は誰かと連絡を取っているみたいだ」

杏子「仲間が居るかもってか?厄介だねぇ」

QB「本当に厄介だよ、僕の事を探しまわってるみたいだし」

杏子「そう言えばそうだったな」

拓巳「そうなんだよね」

杏子「…いつの間に!?」

拓巳「…始めましてだね、QB」

QB「君は今テレポートしたのかい?それなら君もイレギュラーだね、最近忙しくて仕方ないよ」
234 :So Near [saga]:2012/07/26(木) 22:16:22.57 ID:X7z02oR00
予告どうり出したけど…地の文が出ちゃいやした。ごめんな杏子
ちなみに別の奴からは俺さんの地の文のこの事を「血の文」とか言われたり。
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/26(木) 22:31:15.60 ID:Vd6bwxSIO
>>234
怖いわ!
なんでそんなあだ名がつくんだよ!
236 :So Near [saga]:2012/07/26(木) 23:10:18.78 ID:X7z02oR00
QB「僕の名前はQB、僕を探していた理由は何かな?」

拓巳「純粋に質問に答えてもらいたい」

QB「なにかな?」

拓巳「まずは、魔法少女の本体となるソウルジェムに関して、それに伴い、魔法少女が魔女になる事について」

杏子「…なんだと」

QB「彼女の前でそれを聞くのかい?僕が言えた事じゃないけどそれはあんまりだと思うけど」

拓巳「今すぐ聞きたい、時間が無いんだ」

QB「…おそらく君が知っている通りだ。魂を物質化した魔法少女の本体とも言える中枢がソウルジェム、そしてそれを限界まで濁らせれば魔法少女は魔女になる」

拓巳「…ありがとう、これで魔法少女のある見方に関しての境地の最後の一歩までたどり着いた」

QB「ニシジョウタクミ、君は何をする気だい?」

拓巳「…魔法少女を全て消す…または自分が消える準備をするといった感じかな?」

QB「…魔法少女を…そんな事が出来るのかい?」

拓巳「理論上はね」

QB「…それじゃあ、期待させてもらうよ。その理論とやらを」シュタッ

拓巳「行っちゃった…大丈夫かい?杏子」

杏子「………」

拓巳「杏子?」

杏子「…私は騙されたのか?」

拓巳「…被害妄想は止めよう、彼らは君たちを騙したつまりは無いと思ってるはずだ。そういう生き物だから」

杏子「だって…それじゃあ私たちは化け物にされたのと同じじゃないか!!」

拓巳「僕だって化け物だ」

杏子「…!!」
237 :So Near [saga]:2012/07/26(木) 23:12:42.54 ID:X7z02oR00
>>236
×騙したつまりは
○騙したつもりは
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/26(木) 23:15:12.16 ID:Vd6bwxSIO
>>237
かみまみた!
239 :So Near [saga]:2012/07/26(木) 23:16:52.03 ID:X7z02oR00
今日はここで、落ちる。
そしてそろそろ杏子編も終わりかな?物足りないなら増やすつもり。
というか何要素が足りない?ほのぼのか?日常か?百合分か?血か?
全部苦手だぜ、だけど盛り込むよう努力するから意見を下せぇ。

次はさやか編だ!!
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/26(木) 23:19:28.17 ID:Vd6bwxSIO
百合入れると確実にあんさやとまどほむがでてくるから俺はいらんと思う
血は結構でゲス
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/07/26(木) 23:36:11.42 ID:bwfEDge3o
もっと血と絶望と目があるとそれはとってもうれしいなって
血の文大いに結構
242 :So Near [saga]:2012/07/26(木) 23:51:23.08 ID:X7z02oR00
拓巳「…仕方ないね」

杏子「ちょ!!お前降ろせよ!!」

拓巳「いいじゃないか、おんぶくらい」

杏子「…お前の服、汚れるぞ?」

拓巳「それぐらい、何とでもなるよ」

杏子「…お前は…テレポート出来るんじゃないのか?」

拓巳「ん?あれはね、誰かが居る場所に神の目(監視装置)との間に共通認識を生み出してそこに量子ワープの要領で自分の情報を送信するんだ、つまり化け物である僕にしか出来ない代物なんだ」

杏子「…?つまり私が居るから置いて帰れないと?」

拓巳「そう言う事、ちょっと治療が出来る人のところまで行こうか」

杏子「…うん」
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/26(木) 23:56:16.35 ID:Vd6bwxSIO
来たか…(ガタッ






まだ投下すんのな
244 :So Near [saga]:2012/07/27(金) 00:44:13.76 ID:eWhU2Oco0
マミ「いらっしゃい…って」

拓巳「…やぁ、久しぶり」

マミ「拓巳さん!お帰りなさい!!で、後ろの子は…」

杏子「…よりにもよってここかよ…」

マミ「佐倉さん!?」

拓巳「し、知り合い?」

杏子「まーな」

マミ「とりあえず上がって…」

拓巳「お邪魔します…」
245 :So Near [saga]:2012/07/27(金) 00:44:49.92 ID:eWhU2Oco0
今度こそ落ちる―
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/27(金) 00:45:31.80 ID:uy4Q5bXIO
>>245
乙ー
247 :So Near [saga sage]:2012/07/27(金) 02:28:04.22 ID:eWhU2Oco0
怖い文章をか…挑戦してみよう
248 :So Near [saga sage]:2012/07/28(土) 01:30:21.18 ID:ST3H0TIf0
あやせ「…拓巳、入浴中よ」

拓巳「リビングでどうどうと目玉おやじみたいな光景見せられても興奮しないね、まあ脳内変換させていただきますけど。フヒヒ」

あやせ「拓巳はエッチね」

拓巳「ちなみに、そろそろ世界が拡大してるから等身大の自分を作れると思うよ」

あやせ「…そう」

次の瞬間、はだかのあやせが目の前に現れた。

拓巳「かといって次の瞬間に戻るんじゃない!!!」

マミ「あやせさん!!服!!」

あやせ「もう着たわ」

マミ「は、早い…」
249 :So Near [saga]:2012/07/28(土) 01:45:17.08 ID:ST3H0TIf0
マミ「それで…応急処置程度しか出来なかったけどこれで大丈夫なはずよ」

杏子「ありがとな、さてっと」

マミ「帰らせないわよ」リボンシュルシュル

杏子「お前!!離せ―!!」

マミ「応急処置程度だって言ったでしょうがせめて今日は休みなさい」

杏子「クソっ!!拓巳は!?」

あやせ「魔女を狩りに行くって言ってたわ、まさにインノケンティウスのように」

杏子「アイツ…こんな時間に…」

あやせ「マミに治療させるためよ」

杏子「…馬鹿だな」

あやせ「ええ、可愛いわよね」

マミ「それじゃあ、治療はもう少し進めましょう。いいわよね?」

杏子「…ああ、頼む」
250 :So Near [saga]:2012/07/28(土) 01:46:02.93 ID:ST3H0TIf0
おちる
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/28(土) 09:39:25.32 ID:/mlQIopIO
来てたか…(ガクッ





ところでインノケンティウスはわざとなのかい?
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2012/07/28(土) 12:47:33.91 ID:w7E79Qtxo
ぐぐれ
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/07/28(土) 15:57:09.04 ID:ScQWzH+Ho
インノンケティウス(意味深)
254 :So Near [saga]:2012/07/28(土) 16:19:07.15 ID:ST3H0TIf0
>>253
なにか沸いてますね…
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2012/07/28(土) 16:21:21.95 ID:w7E79Qtxo
申し訳ないがホモネタはNG。
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/28(土) 17:13:57.87 ID:pXFLeTXco
何がわざとなのか分からない俺はおそらく正常
257 :So Near [saga]:2012/07/28(土) 21:06:52.24 ID:ST3H0TIf0
>>256
おそらく、とあるの影響でイノケンティウスだと間違えている様子。
実際の歴史ではインノケンティウス特に魔女狩りは8世だと思われる。
258 :So Near [saga]:2012/07/28(土) 22:54:29.75 ID:ST3H0TIf0
杏子「………」

治療されている個所がムズ痒い、だが我慢できないほどではない。

マミ「他に気になるところは?」

杏子「無い…」

そう言いつつも先ほどの言葉を思い出すとやりきれない思いになる。


QB「…おそらく君が知っている通りだ。魂を物質化した魔法少女の本体とも言える中枢がソウルジェム、そしてそれを限界まで濁らせれば魔法少女は魔女になる」


杏子「……クソッ」



拓巳「僕だって化け物だ」



マミ「…杏子?」

杏子「…え?」

マミ「具合悪そうだけど…大丈夫?」

杏子「あ、うん…」
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/28(土) 23:02:28.54 ID:cdBqwsOY0
来たか・・・(ガタッ
260 :So Near [saga]:2012/07/29(日) 00:29:46.63 ID:HLPyG6b+0
マミ「随分としおらしくなったわね…」

杏子「今だけだよ…」

この秘密を知っているのはごく少数だろう。

マミが聞いたら…そうでなくとも魔法少女がこの事を聞いたら…。

私が今落ち着いていられるのはアイツのおかげだ。

アイツも化け物…でも私をはるかに超えた存在。

何度も遊ばれていたのだ、戦わなくても分かる。あれには勝てない。

261 :So Near [saga]:2012/07/29(日) 00:57:41.53 ID:HLPyG6b+0
杏子「なあ、そこの…チョコ食べてる姉さん」

あやせ「…私かしら?」

杏子「拓巳の事を知ってるんだよな?」

あやせ「ええ、それなりに」

杏子「あれは…なんだ?」


あやせ「―――というわけで、私たちは出会い彼は英雄になった」カクカクシカジカ

杏子「…とりあえず強いって事は分かったけど…人間なのか?」

あやせ「あなたはそれを何で判断するの?」

杏子「…え?」

あやせ「人間と話せるのは人間だけよ、化け物と話せるのは化け物だけ、虫がコミュニケーションを取るのも虫だけ」

杏子「…」

あやせ「でも、私たちは曖昧な知性を持ってる。それを使えば相手と話す事が出来る、貴女が理解して受け入れればの話よ」

杏子「私は…化け物…でも」

あやせ「私も化け物よ」

杏子「そうか…そこから違うんだな…」

知性を持って違う自分を、理性を装備した「妄想の自分」を受け入れる。

杏子「そうだな…うん、頑張れる気がする」

あやせ「そう…」

マミ「杏子、ひとつだけ言っておくわ。自分を化け物なんて言っちゃだめよ、貴女も可愛い女の子なんだから」

杏子「…マミはホントに変わらないなぁ」

…暖かいなぁ。

262 :So Near [saga]:2012/07/29(日) 01:45:43.43 ID:HLPyG6b+0
拓巳「まったくだね、化け物は僕らだけで十分だよ。リアル魔法少女アザスwww」

杏子「拓巳!?」

マミ「隣町の魔女をこの速度で…言うのもなんだけど…本当に化け物並みのタイムね…」

あやせ「それにしてもその言い分は失礼だと思うわ」

拓巳「…悪かったよ」

あやせ「それじゃあ…一緒にシャワー浴びる?」

拓巳「なんでそうなるんだよ!?」

あやせ「冗談よ…マミ、杏子をシャワーで洗ってあげて」

マミ「あ、ハイ」

杏子「…悪いな」

マミ「いいのよ」


拓巳「それで、渋谷の方はどうなってる?」

あやせ「やっと落ち着いたみたいね、黒騎士たちも聖地に呼びもどされ残ったのは私とセナと梨深だけよ」

拓巳「そっか…」

あやせ「…これを」

そう言って渡したのはレポートの束。

拓巳「セナからだね…ありがとうこれで、魔法少女は妄想では無くなった」

拓巳は自分の発言に悲しくなった。

この行動が野呂瀬と同じ行為をしているのだと思うと、少し笑ってしまった。
263 :So Near [saga]:2012/07/29(日) 01:46:13.90 ID:HLPyG6b+0
今日は落ちる
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/29(日) 10:17:38.92 ID:8Zt/4qtIO
乙ー
265 :So Near [saga]:2012/07/29(日) 18:32:07.92 ID:HLPyG6b+0
数日後

まどか「そう言えばほむらちゃん、学校以外で見かけなくなったよ…」

マミ「暁美さんは私の代わりに魔女退治を請け負ってくれるみたい。曰く『今の貴女は足手まといだから』だそうよ。言い返せないのが苦しいわ」

さやか「ほむらめ…そんな言い方はないじゃんか」

まどか「まあ…そう言いながらもマミさんの為にやってるんだから大目に見てあげようよ」

さやか「分かってるけどさ…」

マミ「ふぅ…ホントに情けないわね…」

あやせ「でも拓巳は同じ恐怖を乗り越えたわ。貴女も立ち上がるべき」

マミ「…あやせさんの話を信じるなら、拓巳さんは本当にスゴイ人なんですね」

あやせ「ええ、彼は服の上から下着姿を想像できる妄想のスペシャリストよ」

さやか「うげ…今度一発殴っとこ」

あやせ「出会って間もないのに地下鉄の通路で私の(姿をした拓巳の妄想の)下着姿を見られもしたわ」

まどか「…ア、ハハハ…」

さやか「アイツ…」
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/29(日) 18:51:43.11 ID:8Zt/4qtIO
来たか…(ガタッ
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/29(日) 18:52:04.05 ID:eSkKYdLw0
来たか
268 :So Near [saga]:2012/07/29(日) 20:17:37.77 ID:HLPyG6b+0
拓巳「クシュ」

杏子「あ?風邪か?」

拓巳「いや…誰かが噂でもしたのかな」

杏子「お疲れさん」

拓巳「そう言う心遣いがあるなら僕の背中から降りてくれないか?」

杏子「体がまだうまく動かねえんだよ」

拓巳「自分で帰るって言ったんじゃないか。それならマミの家にもらえばいいのに」

杏子「屋根の下貸してやったんだからこれぐらいいいだろ」

拓巳「どうせならセナとか背負った方が役得感がある」

杏子「そいつは知らんが悪かったな、成長してなくて」

拓巳「安心しろ、セナもでかくない」

杏子「…そうなのか?」

拓巳「最近の流行りは貧乳じゃなくて、少し出てる…ちっぱいがいいとか何とかグリムが言ってた」

杏子「………」

拓巳「イタッ」

杏子「馬鹿にしてるだろ」

拓巳「してないよ…」
269 :So Near [saga]:2012/07/29(日) 22:26:39.06 ID:HLPyG6b+0
ほむら「あらあら、お熱いことね」

拓巳「ほむら」

杏子「…?あんた誰だい?」

ほむら「暁美ほむらよ」

拓巳「ほむほむと呼んであげてくれ」

杏子「分かった」

ほむら「…拓巳?私の盾に収納されたデンドロビウムが火を吹くわよ?」

拓巳「じょ、冗談だよ…」

ほむら「…いいニュースと悪いニュースがあるわ」

拓巳「良いニュースから」

ほむら「なんと今回は運よく武装が手に入ったのよ、穴場だったわ」

拓巳「…悪いニュースは?」

ほむら「美木さやかが…魔法少女になった」

拓巳「…何?」



270 :So Near [saga]:2012/07/29(日) 22:27:12.50 ID:HLPyG6b+0
今日は終わります。
雑談等で話したい事があればhttp://chat.kanichat.com/chat?roomid=so_nearまでどうぞ。
あまり長く雑談をしてしまうと進行やSSが見にくくなってしまう場合がありますのでご協力お願いします。
意見や希望、指摘に関しましては簡単にレスしてくれるとありがたいです。

では
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/29(日) 22:30:06.91 ID:8Zt/4qtIO
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/30(月) 00:24:52.50 ID:JNXx5L7Ao

美樹さやか が 美木 になってるのは若干気になる
273 :So Near [saga]:2012/07/30(月) 00:37:12.90 ID:hwtI2OJ80
>>272
ありがとう!!
間違ってた気はしたんだがそこだったのか!!
274 :So Near [saga]:2012/07/30(月) 19:34:51.90 ID:hwtI2OJ80
さやか「ほむら遅いなぁ…テレパシーも通じないし。ちょっと探しに行ってきます」

マミ「あ、それじゃあ私も…!」

さやか「いえいえ、マミさんはゆっくりしていて下さいって〜」

マミ「……気をつけて」

さやか「イエス!マム!!」

シュバッ

まどか「…マミさん?」

マミ「ごめんなさいね、…今日もよろしく」

まどか「いえ…これぐらいしか私も出来ないですし…」

マミ「これも結構重大よ、それじゃあ行ってくるわ」

まどか「…さやかちゃんをお願いします」

マミ「…こういうときにあやせさんと拓巳さんが居てくれると助かるのに…そう思ってる私はまだ弱いわね…行ってきます」

まどか「あ…行ってらっしゃい」

マミ「ただいまはもう少しかかるからゆっくりしててね!!」

シュバッ

まどか「こんなの」…あんまりだよ…
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/30(月) 20:25:39.59 ID:SoCcbzPIO
来たか…(ガタッ
276 :So Near :2012/07/31(火) 01:45:09.23 ID:mazBvcn90
最近、私は夢を見てる。

朝になると忘れるけど、それが何か、どう思ったか、そう言うのは全部覚えてる。

魔法少女になってほんの最初の頃は苦戦したけどなれたらバシバシ勝てるようになった。意外と才能あるのかも。

昨日も偶然見つけた使い魔を倒そうと切りかかった上手い感じにかわされちゃった。

結構強いなぁとか思って戦うけど攻撃がこっちに当たらないんだ、だから攻撃を当てる瞬間も丸分かりだったんだよね。

そしたらもう一体の使い魔が出てきて私に攻撃してきたんだよ、二体とも遠距離攻撃を放ってくるけどやっぱり当らないんだよね。

舐めてるのかなぁって思いながら思いっきり攻撃して、そして陽動と偽物を混ぜた攻撃で相手の体をぶった切ってやったんだ!

でも、それでビビっちゃったみたいで相手がすぐに逃げちゃったんだ。

それでみたら人間の片腕が落ちてて、被害者のかな、とか思いつつ腕を処分したんだ。みられると事件になりかねないからね。

でも腕を処分するのはさすがに気分が悪かったけどね。


そんな夢を見て、現実の事だったって思いだす。

違和感のある、夢だった。
277 :So Near [saga]:2012/07/31(火) 01:51:23.20 ID:mazBvcn90
さやか「おはよ、まどか」

まどか「うん…おはよう」

さやか「どうしたどうした〜元気ないぞ〜…まさか…寝不足?」

まどか「そうじゃないんだけど…ちょっとね」

仁美「寝不足はいけませんよ」

さやか「おっす、仁美」

仁美「はい、おはようございます。そう言えば今日は上条君が退院するそうですね」

さやか「あ…そうだね、治ってよかったよ」

まどか「いつも心配してたもんね…」

仁美「噂をすれば…ほら!!」

さやか「…え?」

上条「おはよう、さやか」

さやか「…うん、おはよう恭介」

上条「…うん」


夢だったらよかったのに。
278 :So Near [saga]:2012/07/31(火) 01:57:20.86 ID:mazBvcn90
まどか「…あれ?」

さやか「どうしたの?まどか、もうHR始まるけど…もしかして教科書忘れた?」

まどか「いや…今日ほむらちゃん遅いなって…」

さやか「…もしかして体調崩してほーむ・ルームに居るんじゃない?…なんつって」

まどか「でも魔法少女って体調崩すのかな…」

さやか「あ、そっか…」

まどか「…心配だな」

さやか「まあほむらの事だからきっと大丈夫だよ、ベテランなんだからさ!」

まどか「帰りにお見舞いに行こうかな」

さやか「それいいねぇ、ただ」

まどか「え?」

さやか「ほむらの家、知ってる?」

まどか「………」

さやか「…後で考えようか」



――それと、暁美ほむらさんが病気の問題でしばらく学校を休むことになりました。



まどか「…ほむらちゃん…」

さやか「………」

夢でありますように
279 :So Near [saga]:2012/07/31(火) 01:57:48.75 ID:mazBvcn90
今日は落ちる、ヒャッハー地の文だ―
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/31(火) 09:08:54.81 ID:yQ1UdL0IO

血の文か…
281 :So Near [saga]:2012/07/31(火) 13:23:46.73 ID:mazBvcn90
拓巳「なるほどね、ほむらが学校に来なくて心配と…」

さやか「ええ、さも当然のように屋上に居るのはもう慣れましたよ」

杏子「お前そんな事してたのか」

さやか「あんたもだよ、というか誰よ」

杏子「私は佐倉杏子だよ、よろしく」

さやか「杏子ね…それでどうしてここまで?」

杏子「私はお兄t――拓巳がシュークリーム買ってくれるって言うからついてきただけだ」

拓巳「後で買ってあげるから待ってて」

まどか「仲がいいですね」

さやか「…ん?お兄ちゃん?拓巳の妹だったの?」

拓巳「い、いや?妹はいるけど遠いところに居るよ」
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/31(火) 13:30:16.55 ID:sbjDkjLho
きたか!
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/31(火) 13:40:25.28 ID:yQ1UdL0IO
来たか…(ガタッ
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/31(火) 13:44:29.95 ID:eeejgsko0
おいちょっと待てタク
いまあんこちゃんなんて言ったオイコラ
お兄ちゃんって言掛けたろコラ



あんこちゃんあんあん!
285 :So Near [saga]:2012/07/31(火) 14:15:09.19 ID:mazBvcn90
さやか「で?今回は何の用よ」

拓巳「え?」

さやか「拓巳は最近難しい顔して面倒事に自分から首つっこむからさ…最初の謙虚な感じはどうしたのよ」

拓巳「そう言われても…ね」

さやか「で、どうしたのよ。もしかして魔女?それならさやかちゃん張り切っちゃうよ!!」

拓巳「ち、違う!」

まどか「もしかして…」

マミ「遅れてごめんなさい」

拓巳「マミ、おはよう」

マミ「拓巳さん…最近どこへ行ってるんですか?朝になると居なくなるし、夜にいきなり現れる上今だってこんなところにいるし…」

拓巳「今日は皆の顔を見に来ただけだよ…あれ?ほむらは?」

さやか「今日は休みだって」

拓巳「へえ…?」
286 :So Near [saga]:2012/07/31(火) 14:41:11.39 ID:mazBvcn90
まどか「…拓巳さん、ほむらちゃんにまた会えますよね?」

拓巳「会えるんじゃないかな、ほむらの事だし」

まどか「…そうだといいな」

拓巳「そう言えばさやか、昨日はどこかに出かけてた?」

さやか「え?」

拓巳「マミさんの家に行ったらまどかしかいなくて、マミはすぐに帰ってきたけどさやかは遅かったからさ」

さやか「まあ確かに出かけてたけど…もしかして急ぎの用事でもあった?」

拓巳「いや…ちょっと気になっただけ」

杏子「タクミ〜暇〜」

拓巳「…コーラ上げるからおとなしくしてて」

杏子「炭酸強いからやだ」

拓巳「じゃあキャラメルあげるよ」

杏子「わーい!…うえぇ…何これ凄い…」

拓巳「ジンギスカンキャラメル」

杏子「食べ物を粗末にするんじゃねえ!!」

拓巳「じゃあアイス」

さやか「今の季節にここで食べるものじゃないね…」

杏子「…うえぇ…」

まどか「今度はなんだったんだろう…」

拓巳「ガルガリ君リッチ、コーンポタージュ味」

セナ『ガルガリ君を!!』

杏子「食べ物を!!」

きょうせな「粗末にするんじゃない!!!」
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/31(火) 14:44:42.11 ID:yQ1UdL0IO
ガルガリ君コーンポタージュ味か…
想像しただけでも最悪な味だろうなとわかる
288 :So Near [saga]:2012/07/31(火) 14:46:15.16 ID:mazBvcn90
>>287
実際出るらしいけどね


暑いから落ちる。
杏子のお兄ちゃんの件は後で出しますので
デハ
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/31(火) 15:34:39.45 ID:yQ1UdL0IO

爆発決定だろその味
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/31(火) 19:57:55.22 ID:/4Hhidxwo
せっかく涼もうとアイスを食べるのにポタージュ味でのどが渇くだと・・・
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/07/31(火) 23:05:06.66 ID:eOWIe/wA0
もう少しタッキーの口調、吃っても良いんじゃないかしら
292 :So Near [saga]:2012/08/01(水) 00:00:15.67 ID:QThXut6i0
>>291
俺が吃るのを書いてるとこれじゃない感があってな…やっぱり会った方がいいかな
ていうか戻すか
293 :So Near [saga]:2012/08/01(水) 00:12:54.65 ID:QThXut6i0
拓巳「わ、分かったよ…ほら、リンゴ」

杏子「お、さんきゅ…美味い」

まどか「二人とも仲がいいんですね」

拓巳「そ、そうでもないよ、この前なんか」

杏子「…拓巳、それはもう終わった事だろ?」

拓巳「け、けど。流せと言われて流せる事じゃないだろ、JK」

まどか「拓巳さん…落ち着きましたか?」

拓巳「…え?」

まどか「さっきまで拓巳さん、ピリピリしてましたから」

さやか「あーわかる…こっちが心配になるくらいビクビクしてるもんね、いつもは」

拓巳「ほ、ほっとけ」

さやか「そうそう、それそれ」

さやか(でも自分でやる事を決めた時だけ迷いがなくて真っすぐにキリッてなるんだよねぇ…いつもそうならいいのに)

さやか「ん?てことはさっきまでピリピリする事があったって認めたって事だよね?何かあったの?」

拓巳「え、えーと…」

さやか「実は私達に会いたかっただけとか?」

拓巳「そ、そうなんだよね、たまにはふれあいが欲しいなとか思ったり…」

拓巳(そうじゃないだろ!!僕キメエwww)

さやか「へぇ?」

拓巳(視線が痛い…ご褒美です)
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/01(水) 00:14:50.47 ID:RmJDlrnIO
来たか…(ガタッ
295 :So Near [saga]:2012/08/01(水) 00:37:41.60 ID:QThXut6i0
そして終わるのさ…
296 :So Near [saga]:2012/08/01(水) 04:40:48.53 ID:QThXut6i0
さやか「…もしかして…拓巳ってロリコン?」

拓巳「…ちちち違う!僕は可愛いものがせ、正義なだけであってその…」

さやか「…へぇ?」ニヨニヨ

拓巳「…ドロン」

まどか「あ、いなくなっちゃった」

さやか「アイツ…逃げたな」

杏子「…え?私は?」

まどか「…さあ…」

さやか「すぐに追いかけたら?」

杏子「…えー」

さやか「どんまい」
297 :So Near [saga]:2012/08/01(水) 04:57:28.35 ID:QThXut6i0
所変わってほむら家

拓巳「ま、まあと言った感じで何時もどおりだったよ」

ほむら「…そう」

拓巳「け、怪我の調子はどう?」

ほむら「治りが遅い癖に魔力だけ喰っていくわ、性質が悪い」

拓巳「…う…厄介な事になってきた」

ほむら「ええ、ほんとね」

拓巳「ま、魔女を探さないと…これはむごい」

ほむら「…ただ一つ言いたいのは、これは予測できないイレギュラーよ。その分それなりに厄介」

拓巳「…とりあえず、ぼ、僕は行ってくるよ」

ほむら「お願いするわ、気をつけて」
298 :So Near [saga]:2012/08/02(木) 01:33:24.03 ID:5hTqJoJg0
拓巳「まずは…杏子に連絡を取ろう…」

拓巳『杏子?』

杏子『お兄ちゃん!?今やばい!!こいつはなんだ!!!』

拓巳「い、今どこに居る!!」

杏子『病院の屋上!!こいつ凄い暴れてる!!手を貸して!!』

拓巳「今行く!!」



???「ねえ、そろそろかな」

???「うーん…僕は普通の人間だから分からないけど…」

???「私の見立てだとそろそろ切れてくる頃かな」

???「さすがだね」

???「ほめてくれる?」

???「さすがだ」

???「フフフ…♪」
299 :So Near [saga]:2012/08/02(木) 01:52:08.06 ID:5hTqJoJg0
今日は落ちる
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/02(木) 09:52:35.80 ID:wquN51KIO
乙ー
301 :So Near [saga]:2012/08/02(木) 17:20:02.00 ID:5hTqJoJg0
それを見れば敵と分かる、そして考える事を思い付いた時にその違和感に気付く。

それは人のカタチを保っていて、人ではない意匠を纏う。

人の動きに、人では考えられない動きで襲いかかる。

杏子「クソッ…やりづれえ!!」

多節槍を振り回しあらゆる角度から襲う剣を弾き続ける、ひとつの場所にとどまらず動き続けなければいけないほどに読み辛いのだ。

上から、周りから、同じ方向から縦に二本、下から跳ね上がり、障害物を貫き、そして

???「アアアアァァァァアあああああああああああ!!!!」

剣を構えた敵が剣圧で一帯を嵐のように吹き荒ばせながら突撃してくる。

杏子「甘い!!」

槍の形状に戻し穂先で受け流しそのまま突きの攻撃を移行するが。

???「………ハッ!!」

通り過ぎようとしていた敵の衣装の一部と周囲に構えられていた剣が襲いかかり攻撃を阻害する。

この繰り返し。

確実に体力と精神力を削られていた。
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/02(木) 18:40:00.58 ID:wquN51KIO
来てたか…(ガクッ
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/08/02(木) 18:42:48.19 ID:JjFYuMuQo
>>302 死んだか…
304 :So Near [saga]:2012/08/02(木) 18:53:24.93 ID:5hTqJoJg0
杏子『病院の屋上!!こいつ凄い暴れてる!!手を貸して!!』

杏子「後は耐えるだけ…ッ!?」

そして、ついに捕まった。

太ももを抉るような一本の剣はそのまま貫通し膝の関節を潰し脹脛を抉って地面を貫いた。

杏子「ぐぅッ…」

それだけで終わりになるわけもなく、体中に剣が刺さっていく。

杏子「また…串刺しかよ…!!」

???「………」

杏子「良い趣味してるな…止めでも刺す気か?」

???「……来る…」

杏子「…?」

拓巳「好き勝手やらないでよね」

???「!!?」

拓巳「ここは…僕の妄想だよ」

次の瞬間、杏子に刺さっていた剣はすべて敵に刺し変わっていた。

拓巳「妄想シンクロ…敵意が強ければ強いほどやりやすい…それに」

杏子「これは私の幻想だよ、騙されたかい?」

杏子は別のところから現れた。
305 :So Near [saga]:2012/08/02(木) 19:13:10.51 ID:5hTqJoJg0
???「…あ」

拓巳「…ごめんね、見せてもらうよその仮面の下!!」

???「…イヤッ!!」

暴れるが…

拓巳「…やっぱりね」

その青い少女は抵抗を止めた。

さやか「…拓巳?あれ?使い魔は?」

拓巳「さやか…覚めたのかい?」

さやか「もしかして私…気絶してた?」

拓巳「…そうだよ、今日は一度帰るといい」

さやか「でも…」

拓巳「いいから」

さやか「わかった…」
306 :So Near [saga]:2012/08/02(木) 19:15:10.66 ID:5hTqJoJg0
イメージはこちら。


                 f'´   f'´  f'´   f'´
                 易   姓  革   命
                 |\ ∧  ∧   /|_
               ,.<三二Λ ト、| | | |// ////>、
            /////////Λ|ム|_.iM|_.|//_∠///////ヽ
         /////////// / : : : : : : : : : : : : : ヽ、////\  
         ,'///////// , ´ : : :i : : : : : : : : : : : : : :.`、////∧   
           {////////// : : : : :l : : : : : : ',: : :\: : : : .∨///∧
           {////////,' : : : :/iΛ : : : :ト、 ',\ : :Y7 : : i/////} ____
         V//////ノ : ::i イ/{≧ト、: : i ヽ}=≦ミ| : i7i :i////∠三二ニ二三ミ、
            ∨/////イ : :|: { {::心 \{  {:::心 i : :| :i :|///仁二二二二三ヨュ.  
           ∨/////| : :| ヘ弋少  ,`  弋少 | : :| :i :|//γニミ黄三ミ、γ蒼ミミ
           \////VΛ:ハ ,,,,        ,,, | : :| :| :}// {{;;il天{;;illllli;;}}天lli;;}}
            `<//}从:込、   `     ,ィノハイ从// {{;;;ili當{{;;li;;;}}{{;;己i;;}} 
                `<//rー ,、≧=-=≦=ー┐/>´  'ゞ=立彡ヘ死ゞ=彳
                  `>{;;;;;;;;;;;;≧{;;;}≦;;;;;;;;;;;;;}≦、    Vr==ニ二ミV/
               / ゞ:;;;;;;;;:ィ;;|ト、ヾ:;;;;;;;;;;ノ   `ヽ、  圷iil}.{lll}.{ll}.{iiメノ
              /    `ー'´ .|;;|.iΛゞ` -'´     `、  `=ニ(\\='´
                i、         |;;|ハ ヾ;\       /  ヽ、   (\、ヽi 
                l ヽ、       i;;|llllヽ \;;\  /    \  (\  }
                 |   \     /|;;|llllllΛ  VΛ         \入  ノ
307 :So Near [saga]:2012/08/02(木) 19:15:36.78 ID:5hTqJoJg0
今日は落ちるー。
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/02(木) 19:22:10.96 ID:lNinRILko
易姓革命
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/02(木) 19:24:43.01 ID:wquN51KIO
乙ー
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2012/08/03(金) 15:22:56.19 ID:NHNEiGrO0
311 :So Near [saga]:2012/08/04(土) 01:20:37.56 ID:R9LjBVSh0
マミ「お帰りなさい…拓巳さん」

ほむら「こんばんは、拓巳」

拓巳「マミ、ほむら…さやかは?」

マミ「ちゃんと帰ったみたい…」

まどか「拓巳さん…さやかちゃんがどうかしたんですか…?」

拓巳「…大丈夫、夢のように終わるから」

まどか「…はい」

杏子「それで、どうすんのさ」

拓巳「…そ、そこなんだけど…あやしいモノが一切反応しないんだ…」

ほむら「私もウロウロしてるけど中々見つからないし、反応もしなかったわ」

杏子「お前そんなんで動いて大丈夫なのかよ…」

ほむら「斬られたのは右腕よ、利き腕じゃないんだぜ…よ」

まどか「…ほむらちゃん…今度は何を見たの?」

ほむら「コマンドーよ」

拓巳「ガンダムの次はコマンドー…次はなんだ…」

ほむら「…最近はファイアボールを見ているわ」

拓巳「ま、また懐かしいモノを…」

まどか「…?」

杏子「…?火の玉?」

拓巳「…そ、そうか、一年前のアニメだったからな…」

杏子「そもそも全部分かんないや」

マミ「録画してるのならあるわよ?」

杏子「見る!!!」
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/04(土) 01:35:10.44 ID:ApOmT68IO
来たか…(ガタッ
313 :So Near [saga]:2012/08/04(土) 02:09:16.11 ID:R9LjBVSh0
拓巳「…そうじゃなくて!!」

杏子「な、なんだよ…」

拓巳「仕方ない…彼女達を呼ばざろうを得ない」

杏子「…?」

拓巳「…来れるって」

マミ「あら、じゃあお茶を用意しないと」


あやせ「どうしたの?拓巳」

梢「久しぶり!たくみしゃん!!」

梨深「タク、こっちも大変なの?」

杏子「おおう…二人ぐらい知らないのが増えた…」

梢「こずぴぃはねぇ…こずぴぃ☆」

杏子「頭悪そうだなーおい」

梢「むっかちーん、ドカバキグシャーしちゃーうよ?」

杏子「ああ?やってみろよ、返り討ちだ」

拓巳「…なんで話がこじれていくんだ…これだから三次元女は…」

梨深「たはは」
314 :So Near [saga]:2012/08/04(土) 02:35:24.63 ID:R9LjBVSh0
拓巳「だ、大体セナはどうしたんだよ!!」

梨深「蒼井さんはガルガリ君の食べすぎでお腹を壊して…」

拓巳「予想してたよ…ほ、他の人は?」

梨深「七海ちゃんは家に戻ったきりで」

あやせ「優愛も家に戻ってそのままよ」

拓巳「そ、そう…仕方ないこの面子でいこう」

<アハハ、アハハハハッハハハハ☆

<ちょ、ま!危ねえええええええ!!!

拓巳「こ、困った時は足で探すしかない…とりあえず明日からすぐにでも動こかなきゃ」

あやせ「…拓巳、それは本当に魔女なの?」

拓巳「…え?」

あやせ「マミ達から相談を受けるけどここまでして見つからないのなら魔女じゃないんじゃないかしら」

拓巳「そんな事が…ありえるのか」

あやせ「例えば私達」

拓巳「…だ、だけど違うと…思う、ギ、ギガロはあの時点で察知されていた僕たちだけのはず…だから」

あやせ「それこそもっと危ないものだったら?」

梨深「うわ…想像したくないかも」

<三枚にしてあげるのら〜!!!

<はっはっは!!バーカ!!偽物だよ!!

拓巳「お、おまいらもちつけ!!!!」
315 :So Near [saga]:2012/08/04(土) 02:36:07.29 ID:R9LjBVSh0
今日は終わります。
雑談等で話したい事があればhttp://chat.kanichat.com/chat?roomid=so_nearまでどうぞ。
あまり長く雑談をしてしまうと進行やSSが見にくくなってしまう場合がありますのでご協力お願いします。
意見や希望、指摘に関しましては簡単にレスしてくれるとありがたいです。

では
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/04(土) 07:09:55.92 ID:ApOmT68IO
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県) [sage]:2012/08/04(土) 13:07:22.40 ID:TKo+dSK0o
カオへは吉野のあの本気で気持ち悪いオタク演技見るだけでも一見の価値あると思う
318 :So Near [saga]:2012/08/04(土) 17:16:39.49 ID:R9LjBVSh0
最近、私は鬱屈した気持ちに侵されている。

何故か自分が嫌なやつで、周りから嫌われていて、それで―――自分が嫌いになる。

まどか「―――ちゃん、さやかちゃん」

さやか「…へ?」

まどか「さやかちゃん、呼ばれてるよ」

さやか「え?あ、すいません…」

和子「ぼーっとしてちゃだめですよ、そして今日は何と新しい転校生を紹介いたします」

<では、入って下さい

まどか「…また転校生だって」

さやか「へぇー…」

杏子「きょ、今日からこの学校にか、通わさせていただきたくまいります…そのあの…うぅ」

まどさや「!!!」

和子「落ち着いて大丈夫ですよ、えーとお名前は…」

杏子「さ、佐倉杏子です!!」

和子「はい、よく出来ました。みなさん仲良くするように。それともう一人」

さやか「まだいるの…?」

拓巳「佐倉杏子の守護霊のニシジョウタクミです」

上条「守護霊なら仕方ないな」

仁美「ええ、そうですね」

貧乏姫「仕方ないですね」

偽さやか「よっぽど大事なんだねー」


さやか「えぇ…?」

まどか「…あはは」
319 :So Near [saga]:2012/08/04(土) 17:34:33.84 ID:R9LjBVSh0
さやか「で、なんで体育の授業にまで居るわけ?」

拓巳「だ、だって守護霊だから、それに杏子を見守らなきゃいけないわけだし」

さやか「私とまどかとほむらでやっておくから」

拓巳「な、ならこんなところに居ないで杏子と遊んでやってくれ、ま、任せたよ」


杏子「スーパースカイハイトルネードスパイラルジンジャーダイナミックエントリー!!!」

ほむら「県大会記録を余裕で更新、さすがね杏子」

さやか「やりすぎじゃないの…それ…」

杏子「楽しいな!!これ楽しいな!!」

ほむら「よかったわね…」

杏子「もう一回行ってくる!!さやか、競走しようぜ!!」

さやか「…よし!!絶対負けないからね!!」

ほむら「私も行くわ」

拓巳「ぼ、僕も」

さやか「あんたは帰れ」
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/04(土) 17:48:56.41 ID:ApOmT68IO

来たか…(ガタッ






あんこちゃんあんあん!
321 :So Near [saga]:2012/08/04(土) 20:43:37.35 ID:R9LjBVSh0
拓巳「よ、よし、これで準備はできた」

梢「たくみしゃんはただ追い出されたからやる事がないだけだと思うっぴ」

拓巳「だ、だってさやかの方に自覚がないんじゃ仕方ないじゃないか」

あやせ「それで?この学校の中は大体探したけど?」

拓巳「わ、分かった…ありがとう」

梨深「タク〜」

拓巳「り、梨深?」

梨深「見てみてこれ」

その手には一冊のノート。

梨深「学校の中でうわさが流れてたからまとめてみたんだけど…」

拓巳「うわ…」

居なくなる愛玩動物たち、消える新生児、消える商品、鳴かなくなった森

梢「にゅーじぇねみたいだね〜」

拓巳「こ、個人的にはあれよりましだけどね…」

よくよく考えればあの一連の事件は僕等に対する盛大な嫌がらせだもんな…。
322 :So Near [saga]:2012/08/04(土) 22:20:25.07 ID:R9LjBVSh0
今日は落ちるっす〜
323 :So Near [saga]:2012/08/04(土) 22:43:51.73 ID:R9LjBVSh0
なおたまに拓巳などが暴走するのはなごみ文庫版カオスヘッドを読んだせいです。
されにかなり影響を受けていますのでご了承ください
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/04(土) 22:44:44.86 ID:ApOmT68IO
乙ー
325 :So Near [saga]:2012/08/05(日) 01:08:23.33 ID:1g+7mbaq0
ああ、この時間が来た。

徐々に太陽が落ちていく、その時間が私にとって何よりも苦痛だ。

さやか「まどか、帰ろっか」

まどか「…え、ごめん…今日も用事で」

親友が信じられなくなってくるからだ。

最初はまあまどかにも隠したい事があるんだろうとも思ってた。

でもほむら、マミさんと続き拓巳も私に隠すようになった。

あの落ち着かない夢の事もあり私の心が揺れていた。

でも今日は…

マミ「いらっしゃい、さやかさんは?」

まどか「…教室で別れてきました、大丈夫のはずです」

隠し事どころか私は除け者なの?

私は当てもなく歩き出した。
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/05(日) 01:09:42.30 ID:0ACfrdxIO
来たか…(ガタッ
327 :So Near [saga]:2012/08/05(日) 01:17:10.85 ID:1g+7mbaq0
杏子「よお、さやか」

さやか「…杏子」

杏子「こんなところまで来てどうしたんだよ、散歩か?」

さやか「…ああ、こんなところまで来たんだ。マミさんと初めて会った場所」

杏子「あんた大丈夫か?顔色も悪いし…そうだ、これ食うか?お兄ちゃんがくれたんだ」

さやか「…食べる」

杏子「そうこなくっちゃ」

さやか「…最近、まどか達とかと甘いモノとか食べてないからさ…」

杏子「最近忙しそうにしてるもんな」

さやか「…そうだね」

拓巳にべったりの杏子がここに居るってことは私が悲観的になる必要はないかも知れない。

そんなとき。

さやか「…!使い魔!!」

杏子「私に任せとけ!!」

さやか「私も!!!」

杏子「馬鹿!!」

そうだね、そうだったんだね

さやか「………」

夢じゃなかったんだね?
328 :So Near [saga]:2012/08/05(日) 01:24:05.60 ID:1g+7mbaq0
それからは悲劇だった。

一般人にも被害者が出てしまった。

なんとか軽傷ですんだうえに幻覚で誤魔かして一応の対処をとったがそれで済ませられる問題ではない。

現に彼女は暴れている、今度はもしかして彼女の意志によるものなのか。「

杏子「そうじゃねえだろ…あいつだって一般人を傷付ける奴じゃないはずだ…」

ほむら「そうね、でもそれはどうかしら」

杏子「どういうことだよ」

ほむら「それは希望の話よ、絶望はひとを簡単に殺してしまう」

そこには習い事の帰りだろうか、仁美がいた。

そしてそれに斬りかかるさやか、だが次の瞬間。

上条恭介、彼が間に割り込んだ。

そして、落ちる右腕。
329 :So Near [saga]:2012/08/05(日) 01:31:15.07 ID:1g+7mbaq0
その刹那、さやかの体をリボンが拘束するがもう遅い。

それは、終わったのだ。

さやか「う、うわあああああああああああああああああああああ!!!!」

彼女は拘束を力ずくで破り逃げ出した。


ほむら「マミ!彼の腕は!!」

マミ「…駄目ね、切断面を焼かれてるわ。きっと威力が強すぎたのでしょう」

まどか「こんなのって…」

杏子「お兄ちゃん…!なんとかならないのかよ!!」

拓巳「…方法ならある」

杏子「…え?」

拓巳「…犯人を今日中に捕まえる!!」
330 :So Near [saga]:2012/08/05(日) 01:39:28.99 ID:1g+7mbaq0
あやせが教えてくれた。

それは異世界の住人。

銀の鍵と共に現れて神光系の病院に多大なる被害を与えた事件がありそれを独自に追った者が居る。

それは銀の鍵によって呼び出されたバケモノ。

名を、沙耶。

マミ「沙耶?」

あやせ「邪教の怪物とでも考えてもらってもいいわ、そして調査したら偶然ファイルを解読する事が出来た」

ほむら「それが沙耶?」

あやせ「ええ、彼女には生物の情報を弄る力がある」

ほむら「…もしかして」

あやせ「認識を弄られたのね、そして自我のずれから意匠も変わってしまった」

まどか「ひどいですよ…そんなの、さやかちゃんは何も悪くないじゃないですか…」

あやせ「…拓巳、見つかった?」

拓巳「…もう少し」

杏子「////」

拓巳が行っているのは視界の拡大だった。
331 :So Near [saga]:2012/08/05(日) 01:48:08.90 ID:1g+7mbaq0
今回している拓巳の妄想はあらゆる生物の視界を傍受する事、そしてそのためにまずは誰か一人の目を見続けなければいけない。

杏子「…///」

拓巳「…ずらさないで」

杏子「そ、そんな事を言われても…」

拓巳「…」

そして、見つけた。

一匹のネズミ、それが。

沙耶「ふしゅるー♪…ん?君、美味しそうだね。いただきます」

捕食された。

そしてその場所。

拓巳「…廃墟だね」

あやせ「そう…なら私が行くわ、さすがに拓巳も疲れたはずよ」

マミ「私も…!!」

あやせ「駄目よ、あなたはまだ戦えないのだから。梨深も病院に行っているし貴女には無茶させられない」

ほむら「私もダメね…もう少しで動くんだけど…」

あやせ「大丈夫よ…行ってくる」

拓巳「き、気をつけて」

あやせ「…ええ」
332 :So Near [saga]:2012/08/05(日) 01:48:41.36 ID:1g+7mbaq0
今日は落ちるー。
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/08/05(日) 01:50:53.30 ID:lBV4LK7eo

カオへ世界には沙耶の歌あるんかね?塵骸魔京はあるみたいだけど
334 :So Near [saga]:2012/08/05(日) 01:52:01.65 ID:1g+7mbaq0
>>333
あくまで誰も知らないお話だからな…逆に現代ならどこにでも出せると思う
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2012/08/05(日) 02:06:20.06 ID:RRM++3nWo
というか混ぜるのか・・・色々危険だ
336 :So Near [saga]:2012/08/05(日) 02:11:17.99 ID:1g+7mbaq0
>>335
これ以上は混ぜないぜ
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/05(日) 06:55:40.19 ID:0ACfrdxIO
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/05(日) 17:56:44.16 ID:lh0bjhg+o
沙耶を悪者にしないでくだちぃ!
339 :So Near [saga]:2012/08/05(日) 22:05:42.99 ID:btTHTzCG0
さやかは、幽かに揺れていた。

もはや彼女は知ったのだ、自分こそが元凶で人に害なす存在だという事を。

自分は彼の為にこの身をささげたのだ、ただ、それは自分の手によって失ってしまった。

何より自分で自分を壊していた事に笑うことしかできなかった。

先ほどから頭の中で再生される映像。

バケモノを見るような眼で逃げる人、斬りかかる自分。

普通じゃなかった、なんて言い訳はしない。

というより、したとして誰かが許しても自分を許せない。

この感覚が本物だから、忘れる事は出来ないし自分への失望を消すことはできそうにない。

私は何をしたかったのか。

願いは無駄になり

決意は自分で踏みにじり

その挙句自己嫌悪に加えて親友まで疑い

そして今、私は


剣を握っている。

340 :So Near [saga]:2012/08/05(日) 22:18:49.16 ID:btTHTzCG0
殺した、殺してしまった。

今度こそ私の手で殺した。

邪魔だから殺した。

邪魔なんだ、邪魔だったんだ。

私が望む世界に邪魔だったから。

いらない、消えてしまえばいいんだ。

だから殺した。

あんなの守ってやる意味なんてない  だから殺した。

大体あんなの生きていても迷惑なだけ  だから殺した。

人間としてあり得ない  だから殺した。

だから殺した。

魔法少女が一般人をまた  コロシタ。
341 :So Near [saga]:2012/08/05(日) 23:05:17.02 ID:btTHTzCG0
―――ううっ…。

そう思ったらまだ生きてた。

でも体中から血をながして体も動かせなくてなんだか可哀そう。

殺してあげようかな、どうせ一瞬で終わるし。

でもまあいっか、どうせ放っておけば死ぬでしょ。

あはは

馬鹿みたい






342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2012/08/05(日) 23:17:40.08 ID:RRM++3nWo
沙耶は悪者なんじゃなくて人類にとって災厄なだけ。
それが少女の心をもっていたからこそのあの物語なんだと俺は思う
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/05(日) 23:45:54.56 ID:lh0bjhg+o
投下乙

考え方が違うからしょうがないのかなー
沙耶にあそこまで愛されたいもんだぜ
344 :So Near [saga]:2012/08/05(日) 23:55:53.48 ID:btTHTzCG0
あやせ「…私の声が聞こえる?沙耶」

沙耶「…私の名前を知ってるの?」

あやせ「ええ、もちろん」



あやせ「なるほどね…」

沙耶「私たちはただ二人で生きていたいだけ、そのために表に出ずにここで暮らしてる」

郁紀「それで、僕たちの事情を聴きに来たわけじゃないんだろう?」

あやせ「さやかに手を出したでしょう」

沙耶「…私たちだって生きていくには食糧だって必要になる、それならあの魔法少女?なら殺すのはその子一人だけで済む」

あやせ「…コキュートス」

沙耶「…あ!!体が!!!」

あやせ「私の要求をのみなさい、沙耶」

沙耶「仕方ないよね…いいよ」
345 :So Near [saga]:2012/08/05(日) 23:56:28.96 ID:btTHTzCG0
>>343
個人的には沙耶の唄を高く評価してる。
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/06(月) 00:05:31.59 ID:6Si9DaYSo
>>345
いいよな沙耶の唄
まさに純愛の一つの形だな
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2012/08/06(月) 01:05:20.53 ID:pWl2/YcHo
ただ、郁紀が沙耶の正体を知ったらどうなったのか。それだけが俺の中で消化できずにいる。
348 :So Near [saga]:2012/08/06(月) 01:10:54.25 ID:fQL1F9ih0
>>347
そもそも知ったとしても二人で生きる事が前提になってると思うからな…正体を知っても開花エンド迎えるだけだし
349 :So Near [saga]:2012/08/06(月) 01:14:20.78 ID:fQL1F9ih0
沙耶「…これで大丈夫、この子の腕はくっついたよ」

あやせ「…そう」

沙耶「…私を殺すんだよね…」

あやせ「ええ、そうよ…」

郁紀「…待て!そんなの聞いてないぞ!!」

あやせ「私の友人を傷付けて、その上にここまで事態を大きくして、さらに一生貴女たちの餌にされるのは、許せない事だと思うわ」

沙耶「でも私たちは今更そんな事は考えない」

あやせ「分かってるわ」

郁紀「分かっているなら…!!」

あやせ「理解できるからこそ、二人を殺してあげる」

沙耶「…うん」

あやせ「拓巳が守ったこの世界を滅ぼすわけにはいかない」

郁紀「…止めろおおお!!!」

あやせ「――――――杭を打て」
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2012/08/06(月) 01:21:09.45 ID:pWl2/YcHo
それでも彼が正体を知らないで生きるのは純愛としてどうなのかとは思うの。
351 :So Near [saga]:2012/08/06(月) 01:23:39.36 ID:fQL1F9ih0
>>350
まあ彼は沙耶の事を人間に見えるとはいえ人外の化け物として理解はしてはず。
そのための最初の選択肢と最初のEND
しかも抽象的とは言え自分の正体を明かしてたしね。
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2012/08/06(月) 01:24:55.59 ID:pWl2/YcHo
とはいえ実物を見ないであーだこーだと思うのはどうなのかなーとは思ったのね。
まぁいいんだけどさ…
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/06(月) 01:35:22.42 ID:6Si9DaYSo
病院ENDで察してるきがしないでもない
354 :So Near [saga]:2012/08/06(月) 01:49:54.38 ID:fQL1F9ih0
まどか「見つけた…さやかちゃん」

さやか「…ははは…こんばんわ、皆」

まどか「大丈夫なの?」

さやか「…ん?ああ、体を動かすのがだるいだけだよ」

ほむら「貴女…ソウルジェムが…」

マミ「こんなにドス黒く…」

さやか「まあ…こうなるよね。疲れちゃってさ」


魔法少女は希望の存在なんかじゃない。

希望を始端にして絶望へ落ちていく悲しい存在。


さやか「結局私の守ろうとした世界って…なんなんだろうね…」

さやか「私ってホントに…バカ…」


拓巳「自惚れるな、さやか」
355 :So Near [saga]:2012/08/06(月) 02:03:43.20 ID:fQL1F9ih0
さやか「…え?」

拓巳「調子に乗るなって言ってるんだ!」

さやか「…!!拓巳に何が分かるんだよ!!」

拓巳「私が守ろうとした世界?悲しい存在?自分を悲劇のヒロインにするんじゃない!!

さやかがやってる事は世界を救う事じゃない、さやかは世界を救うことなんてできない。

平和を維持する事はそう見える妄想で、実際は何人もの犠牲の下に成り立ってる。さやか一人で世界が成り立ってるんじゃないんだ!!

普通の人だって誰だって希望を胸に生きてるんだ!絶望を勝手に押しつけるんじゃない!!

一回さやかも英雄になってみるといい!!

誰も自分の事なんて見てくれやしない!それでも良いのなら英雄になってみろ!!

不条理の中で生きるのを諦めるのか!それこそ馬鹿らしい!!

人の気持ちを考えてみろ!!皆の顔を見てみろ!!!」

さやか「…あ」

拓巳「…落ち着いた?」

さやか「うん…ごめんなさい…」

拓巳「…さやか、これから君は夢を見る。このつらい夢から君は覚める」

さやか「うん…」

それは世界を呪う思い

拓巳「お休み、さやか」

さやか「う、ん…おやうみ…」
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県) [sage]:2012/08/06(月) 02:05:05.45 ID:5YXo6fyDo
全くどもらなかったな
357 :So Near [saga]:2012/08/06(月) 02:11:45.15 ID:fQL1F9ih0
>>356
タクはやるときはやると信じてる!
…のにまたすぐにどもっちゃうって感じで考えてるからこの結果。
358 :So Near [saga]:2012/08/06(月) 02:19:35.14 ID:fQL1F9ih0
拓巳「…杏子、ぐ、グリーフシードを」

杏子「あいよ」

拓巳「た、足らない…仕方ない…」

マミ「…え!?今グリーフシード無しで浄化しませんでした!!?」

ほむら「…え?」

杏子「…はあああ!?」

拓巳「な、何といったって人工の神を搭載したバケモノだからね、サセーン」

まどか「それってとても凄い事だなぁって…」

ほむら「凄いどころかまさにバケモノよ…あり得ないわ…」

杏子「さすが兄ちゃんだぜ」

ほむら「…あとでその件も聞かせてもらおうかしら…」



ほむら「これで…残るはワルプルギスの夜だけになった」

拓巳「…ほ、ほむら、ありがとう」

ほむら「どうしたのよいきなり」

拓巳「おそらくこれで本当に終わりが来る」

ほむら「…?」

拓巳「ぼ、僕は消えていなくなるって事だよ」

ほむら「…え?」



まどか「消えて…いなくなる…?」
359 :So Near [saga]:2012/08/06(月) 02:34:13.82 ID:fQL1F9ih0
こうして一連の事件は違和感だけを残して終結した。

あれだけいた魔女も大人しくなり、後は最後の敵を待ち構えるだけとなった。

そして拓巳は五人に事情を話す事にした。

ほむら「というわけで〜〜にワルプルギスの夜が来る」

杏子「証拠は?」

ほむら「統計よ」

杏子「何のだよ」

拓巳「ほむらは、じ、自分の話をすっとばしてるから分かるわけないじゃないか…」

ほむら「…それもそうね」

説明中

まどか「ほむらちゃん…」

ほむら「…そう言うわけよ、そして魔法少女は魔女になる」

マミ「…それならQBは?」

再度説明中

マミ「なるほどね…まあ考えてはいたわ」

ほむら「…え?」

マミ「あやせさんと話している時にね…その話題になったモノだから」

360 :So Near [saga]:2012/08/06(月) 02:39:38.80 ID:fQL1F9ih0
拓巳「ね、ねえ…ギガロマニアックスって知ってるかい?」


次回のカオス少女拓巳マギカはなんとほのぼの日常編!?
意外と見てる人が居てびっくりなソーニャはここで一気に通り過ぎた日々を取り返すために巻き返すぞ!!
杏子が拓巳をお兄ちゃんと慕うわけは?
拓巳が辿り着いた魔法少女の正体とは!?
悪すぎる夜さんは控室にログインしました。

ではお楽しみに!
修正や意見、指摘はレスかチャットでよろしくね!!

眠いから寝る…。
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/06(月) 09:43:41.25 ID:EBUrlp/IO

なんか番宣にワラタwww
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/08/06(月) 12:18:59.70 ID:e/cmYBSHo

こんな次回予告は嫌だ…勿論いい意味で
363 :So Near [saga]:2012/08/06(月) 16:57:14.22 ID:fQL1F9ih0
おはよっす。
カオス少女拓巳マギカってなんだよ…拓巳が魔法少女見たくなってるじゃないか…。
まあいいや悪すぎる夜が来るまでの日々をお送りしまーす。
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/06(月) 17:04:37.58 ID:EBUrlp/IO
来たか…(ガタッ





あと、この時間におはようはおかしい
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2012/08/06(月) 17:06:19.41 ID:pWl2/YcHo
俺もおはようだったんだが…
366 :So Near [saga]:2012/08/06(月) 17:15:45.99 ID:fQL1F9ih0
ほむら「メガロマニアックスなら分かるのだけど…」

拓巳「そ、そうそれ…簡単に言うと妄想の能力でそれが現実に作用して実体化させる能力を持つ」

杏子「ああ、あやせが出してたチョコレートとかそういうことか…便利だなぁ…」

拓巳「そこで僕は考えたんだ…」


そして拓巳は改めてギガロマニアックスに関して詳しく話した後に説明を開始した。

内容は、簡単に言えば魔法少女もギガロマニアックスだという事。

魔法を使えば現実に作用し穢れが溜まる。

ギガロをつかえば現実に作用し反粒子が溜まる。

穢れが限界を超えると魔女になる。

反粒子が限界を超えると自己崩壊を起こす。

それぞれの単語を置きかえる事が出来るのだ。

そして魔女に関する項目などギガロチーム総出で調べた結果を上げていった。

拓巳「そ、それでさやかの穢れは僕特製の粒子を流し込んで相殺した、その代わり僕に反粒子が溜まったけどね」

マミ「そ、それって大丈夫なの?」

拓巳「ま、まあ…。だからさ…さやかも何か喋ってよ…」

さやか「いやもうなんか申し訳ない気分で…ええ…」

拓巳「わ、わかったからほら…」

さやか「…うん」
367 :So Near [saga]:2012/08/06(月) 17:53:06.11 ID:fQL1F9ih0
拓巳「さやか…でも僕は逆発想で思い付いた事があるんだ」

さやか「…?」

拓巳「ギガロが魔法少女なんじゃないかって発想に…」

さやか「拓巳は何言ってるの?アホなの?」

拓巳「しょ、正直僕や将軍が例外なだけで女性率高くないか?」

さやか「知らないよ…」

拓巳「に、にしても魔法少女の服ってセンス良いよなぁ…結構可愛いし女の子自身のレベルも高い…フヒ、で、でも星来にはかなわないけど、フヒヒ」

さやか「え、えぇ?///」

拓巳「よし、さやか変身してくれ。今からへそを」

ほむら「どうしちゃうのかしら?」

拓巳「…まどか、助けてくれ」

まどか「やっちゃえ、ほむらちゃん」

拓巳「まどかっ!?」

ほむら「Yes,Ma'am」

拓巳「…ほむらの足って綺麗ですね」

タン!!タン!!タン!!!

マミ「いくらゴム弾でも室内で発砲しないでくれない?」
368 :So Near [saga]:2012/08/06(月) 20:17:01.04 ID:fQL1F9ih0
杏子「大丈夫か?」

拓巳「と、とてつもなく痛い。だがそれがいい」

ほむら「なんなら対戦車ライフルもあるけど」

マミ「壁に穴開くから止めて!?」

まどか「耳が痛い…」

ほむら「ごめんなさいね…まどか、そこの変態がイケないのよ」

拓巳「ぼ、僕は変態じゃなくて紳士だよ!フヒヒ」

さやか「へぇ…」

ほむら「これがもうちょっとちゃんとしてればましなのに…」

拓巳「し、仕方ないだろ。これが僕なんだから」

マミ「まあでもちょっとエッチよねぇ…」

杏子「で、何さりげなくおに――拓巳の隣に座ってるんだよ」

ほむら「確かにいつの間にかいたわよね」

杏子「お前もだよ」

ほむら「何かやらかした時に始末しやすいし」

マミ「…拓巳さんにほむらさんが折檻しようとした時に家が傷付くと大変だから…」

杏子「にしても近くねえか?」

ほむマミ「気のせいよ」

拓巳「……ッは!これがリア充…!!」

杏子「拓巳も落ちつけ」

ほむら「どいて欲しければ何故拓巳の事をお兄ちゃんと呼ぶのか吐きなさい」

杏子「…うらやましいのか?」

ほむら「…少しだけ」
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/06(月) 20:19:19.50 ID:EBUrlp/IO
杏子「うらやましいのか?」
俺「お前にお兄ちゃんと呼ばれてる拓巳がな!」
ほむ「」
370 :So Near [saga]:2012/08/06(月) 21:20:54.72 ID:fQL1F9ih0
まどか「確かに…ここに居る皆はお兄ちゃんいないしね…」

さやか「確かに…お兄ちゃんって貴重かも」

拓巳「…み、皆さん?」

マミ「…兄さん」

拓巳「ま、マミ!?」

ほむら「…お兄ちゃん…」

拓巳「ほむら!?」

さやか「兄ちゃん…」

まどか「お兄ちゃん…ティヒヒ」

拓巳「え、ええ…?」

杏子「…お兄ちゃん?」ウルウル

拓巳「なんだこの展開」
371 :So Near [saga]:2012/08/06(月) 22:07:36.90 ID:fQL1F9ih0
拓巳(というか七海あたりにばれたら面倒な事になりそうな雰囲気でFA)

杏子「お兄ちゃんと呼んでいいのは私だ!!」

ほむら「良いじゃない、別に。ねぇ、まどか」

まどか「別に良いんじゃないかな…」

さやか「そうそう」

マミ「そうね」

杏子「うう…」

ほむら「いやなら理由を言ってもいいのよ?」ワクワク

さやか「あ、それ私も聞きたい」

杏子「拓巳ぃ…」

拓巳「別に話してもいいんじゃないかなぁ…」

杏子「…分かった」
372 :So Near [saga]:2012/08/06(月) 22:15:14.87 ID:fQL1F9ih0
眠いから寝るぜい。
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/06(月) 22:17:59.60 ID:EBUrlp/IO
>>372
374 :So Near [saga]:2012/08/07(火) 03:14:01.70 ID:lV3yXrV90
杏子「それは拓巳が私の教会の屋根を貸せと言った時の事…」



拓巳「か、貸してくれよ」

杏子「…良いけどさ、頼みがある」

拓巳「な、なんだよ?…ま、まさか、から、体で払えとか言うつもりじゃないだろうな…!?」

杏子「…?そうじゃなくてさ、本気で手合わせしてくれよ」

拓巳「…ど、どうして」

杏子「お願いだ、本気でやってくれ。私以上の化け物がどういうものか見てみたい」

拓巳「…それだけ?」

杏子「…頼む、自分を試したいって気持ちもあるけどさ、何よりけじめだ」

拓巳「わ、分かったよ…ただし僕が勝ったら…お兄ちゃんって呼んでもらう!!」

杏子「分かったよ…それじゃあ勝負だ!!」
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/07(火) 03:20:23.69 ID:R0Rq2mDfo
きたか!(ガクッ
376 :So Near [saga]:2012/08/07(火) 03:32:27.06 ID:lV3yXrV90
>>375
お前はいつ寝てるんだ…
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/07(火) 03:34:56.63 ID:6NjV+72IO
先を越されたか…(ガクッ
378 :So Near [saga]:2012/08/07(火) 03:38:44.08 ID:lV3yXrV90
>>377
お前もだよ…ありがたいけどさ
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2012/08/07(火) 03:42:42.02 ID:pnARUAPWo
きてたか・・・
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/07(火) 03:44:03.29 ID:6NjV+72IO
>>378
それよりもまずはあんこちゃん分をだね
381 :So Near [saga]:2012/08/07(火) 03:44:54.12 ID:lV3yXrV90
>>379
もうすぐ四時になるよ?
今日に響くよ?
あざーす
382 :So Near [saga]:2012/08/07(火) 04:05:27.93 ID:lV3yXrV90
杏子「ってなってな?」

まどか「負けちゃったんだ…」

拓巳「さ、さっきも説明した能力に加えて最悪のバケモノの能力も持ってる僕に敗北の二文字は無かった、キリッ」

さやか「拓巳…あんたそこは手加減してあげる所じゃないの?」

拓巳「ぼ、僕が本気出したら世界が終了するから、こ、これでも制限した方だよ?」

さやか「ほんとになんでもありだな」

ほむら「で、期限がついてないのにいまだに律儀にお兄ちゃんと呼ぶと」

マミ「可愛いわね、杏子」

杏子「もう喋ったからいいだろ!?拓巳お兄ちゃんから離れろよ!!」

ほむら「杏子、良い事を教えてあげるわ」

杏子「…何だよ」

ほむら「座る場所がなければ―――膝の上に座ればいいのよ!!!!」

杏子「ふぇ?」

拓巳「ば、バッチ来い」

杏子「で、出来るか!!!」

拓巳「えー…」

杏子「えー、じゃない!!」
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/07(火) 04:06:35.79 ID:6NjV+72IO
俺「なら俺が」ガタッ
384 :So Near [saga]:2012/08/07(火) 04:07:35.58 ID:lV3yXrV90
>>383
ようこそ拓巳の膝の上へ
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/07(火) 04:09:16.82 ID:6NjV+72IO
>>384
そっちじゃないやい
あんこちゃんを乗っける方だい
386 :So Near [saga]:2012/08/07(火) 04:29:47.42 ID:lV3yXrV90
ほむら「簡単よね…おいでまどか」

まどか「え?…その…ええ?///」

ほむら「恥ずかしがる必要はないわ」

まどか「うん…?それじゃあお邪魔します…?」

ほむら「いらっしゃい」

まどか(重くないかな…他にも…あわわ…)

ほむら(…ん、丁度いいかんじね…何より温くて気持ちいい…)

マミ「あらあら、暁美さんが気持ちよさそう」

さやか「まどかも赤くなってる〜、二人ともかわいいなぁ」

マミ「…美樹さんも座る?」ポンポン

さやか「…へ!?」

マミ「膝の上に」

さやか「そそそそうじゃなくて!私には似合わないですよ!!」

マミ「似合う似合わないじゃなくて…私もやってみたいし…甘えてほしいなって…」

さやか「うっ…!…それじゃあ、その…」

マミ「いらっしゃい?」

さやか「はい…」



拓巳(…百合百合しい…)
387 :So Near [saga]:2012/08/07(火) 05:22:29.48 ID:lV3yXrV90
ほむら「さて、これで杏子、残るは貴女だけよ?」

さやか「そうだよー、いいじゃんか乗っちゃえよー」

杏子「う、うるさい!!」

マミ「素直になった方が得よ?」

杏子「素直も何も別に私はお兄ちゃんって呼んでるだけで甘えたりとかは…」

ほむら「本当にそうかしら?」

杏子「え?」

ほむら「とりあえず乗りなさい」カチッ

杏子「…うわ!?ほむら時間止めたな!?」

拓巳「おお…驚くほど軽い…」

杏子「あ、あう…」

拓巳「……」

杏子「……」

拓巳(何このハーレム)
388 :So Near [saga]:2012/08/07(火) 05:37:29.90 ID:lV3yXrV90
杏子「か、顔見ないで…」

拓巳「ご、ごめん…」

マミ(降りればいいのに…)

さやか(拓巳の胸に顔押しつけちゃってまあ…)

まどか(照れ屋さんなんだね!)

ほむら(…まどかもね)

杏子「そ、その…えーと…」

ほむら(拓巳、杏子の頭を撫でてあげなさい)

拓巳(引きニートにそんな高度の要求するんじゃない!!)

ほむら(簡単でしょうが)

拓巳(わ、分かったよ…やればいいんだろ…)

杏子「…!?…!!?」

拓巳「わ、ごめん!」

杏子「え、…止めちゃうの?」

拓巳「」

ほむら(自分で言うのもなんだけど誰この子、キャラ崩壊しすぎでしょ)

まどか(杏子ちゃんがかわいい…)

さやか(なんか小動物的な可愛さが…)

マミ(…いいなぁ)
389 :So Near [saga]:2012/08/07(火) 05:38:51.64 ID:lV3yXrV90
一旦おちる。
凄まじいほどの杏子押しだったな…。
さて、次の展開を考えよう…毎度アドリブだからネタの消費が激しいんだ…。

では後は何時もどおりお願いします。
では
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/07(火) 05:47:58.85 ID:iBIxkpDIO
>>1
カオへのss書けるなんて羨ましい
君のssはエントロピーを遥かに凌駕している
391 :So Near [saga]:2012/08/07(火) 05:53:29.20 ID:lV3yXrV90
>>390
ほんとなら書き溜めすればもう少しましになるんだけどね…。
君も挑戦してみるといいさ。
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/07(火) 09:24:27.23 ID:6NjV+72IO

あんこちゃんあんあん!
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/07(火) 19:19:46.99 ID:u4dUvFy6o
カオヘはタクが難しすぎる
394 :So Near [saga]:2012/08/07(火) 23:20:05.81 ID:0mIwrhmi0
>>393
タクはマジでしんどい
395 :So Near [saga]:2012/08/08(水) 01:35:50.91 ID:k/mAmuNY0
QB「おやおや、仲がよさそうで何よりだねニシジョウタクミ」

ほむら「あら、インキュベーター」

QB「やれやれ、拳銃を向けられないだけ今日はラッキーだね」

ほむら「…それで今更何の用かしら?」

QB「最初からニシジョウタクミに呼び掛けてるじゃないか、聞きたい事があってね」

拓巳「な、なんだよ」

QB「魔法少女を殺す、その方法は確立したのかい?」

「…!?」

拓巳「…せ、正確には魔法少女を消す、だよ」

杏子「ど、どういうことだよ」

QB「君たちは僕たちがどういう存在でどんな役目を持っているか知っているのだろう?それなら話は早い、つまりはまどかを魔女に出来なくては意味がないがないんだ。それに」

マミ「…それに?」

QB「最悪の場合阻止するならソウルジェムを砕いてしまえばいい、それなのに彼は魔法少女を消すと言った、その真意を聞かせて欲しいと思ってね」
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/08(水) 01:36:42.52 ID:bcXQqmVVo
きたかッ!
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/08(水) 01:47:09.11 ID:xqOzLXGIO
来たか…(ガタッ
398 :So Near [saga]:2012/08/08(水) 02:01:48.26 ID:k/mAmuNY0
拓巳「そもそもQB、き、君は僕の目的を分かってない」

QB「へえ?それじゃあなんだって言うんだい?」

拓巳「ぼ、僕の目的はこの世界から心残りなく消えていくことが目的だ。魔法少女云々はに、二の次、魔法少女を消すって言うのは…実はさっき諦めたばっかりで…もう決心はついた…むしろQB」

QB「なんだい?」

拓巳「む、むしろ僕は君に期待しているよ。僕が行おうとしている最大のチャンスを呼び起こせる鍵だって言う事を」

QB「…数日後を楽しみにするといいさ」

そう言ってQBは去って行った。

399 :So Near [saga]:2012/08/08(水) 03:13:36.15 ID:k/mAmuNY0
杏子「行ったな…それで」

さやか「魔法少女を消すってどういう事?」

拓巳「簡単に言えば普通の女の子に戻すっていう意味だね」

マミ「…出来るの!?」

ほむら「…!!」

拓巳「いや、わ、悪いんだけどこればっかりは諦めたんだ…」

杏子「え、なんで?」

拓巳「…規模が大きすぎるんだ、それを覆う力を観測できるのはい、一度しかない。…悪いけどこの力は僕の作戦に使わせてもらう…」

さやか「そっか…残念だけどなぁ…」

拓巳「で、でも、ワルプルギスさえ乗り切れば何とかなるんでしょ?」

ほむら「ええ、そのはずよ」

さやか「私も活躍しちゃうよ!!」
400 :So Near [saga]:2012/08/08(水) 03:17:37.41 ID:k/mAmuNY0
そして、彼女たちは数日を過ごした。

その間、拓巳は姿を消していた事もありイレギュラーのない時間経過は収束し、いつも通りの展開を見せた。

ただ、違うのは今は味方が、仲間が居ると言う事。

これだけでも違うものだ。

そして、希望が生まれ時間は流れ。

ワルプルギスはやってきた。
401 :So Near [saga]:2012/08/08(水) 03:28:01.42 ID:k/mAmuNY0
全力の一撃を叩き込み、全ての方法を試した。

それでも結果は変わる事がなかった。


QB「やあほむら」

ほむら「……」

QB「本当なら今ここに来る必要はなかったのだけど伝えておくよ」

ほむら「……」

QB「君の仲間たちは死んでない、どっかで倒れているはずさ。そしてまどかがこちらに向かってきている」

ほむら「…また…繰り返す」

QB「…ニシジョウタクミ」

ほむら「…!」

QB「彼もまたこちらに向かってきている、君も見届けたらどうだい?」

ほむら「…貴方が…そんな事を言うなんてね…」

QB「…決まっているだろう?君も絶望したら十分得じゃないか」

ほむら「…そう」
402 :So Near [saga]:2012/08/08(水) 03:44:21.57 ID:k/mAmuNY0
QB「おや、先に着いたのは君か、まどか」

まどか「お願い、願いをかなえて」

QB「断る必要はないよ、さあ言ってごらん」

まどか「うん」

ほむら「まどか…待って!それだけは駄目!!」

まどか「ほむらちゃん…大丈夫、決めた事だから」

ほむら「それでも…なんで!それだけは本当に止めて!!お願い…!!」

まどか「…ごめんね?ほむらちゃん」

QB「準備はいいよ、まどか」

まどか「私の願いは『過去、現在、未来、全宇宙に存在する全ての魔女を生まれる前に自分の手で消し去ること』叶えられるよね?叶えてよ!!インキュベーター!!」

QB「君の願いは―――」

拓巳「―――悪いけど叶えてあげるわけにはいかない」
403 :So Near [saga]:2012/08/08(水) 03:54:28.75 ID:k/mAmuNY0
全ての始まりを今、ここで考えてみよう。

君は、魔法少女、それによる魔法、QB(インキュベーターという名の宇宙人、異文化生命体)、魔女、穢れ、魂。

これらのワードを聞かされて、貴方は現実にて起こりうると言い切れるだろうか。

人によっては妄想だと、言われてしまうだろう。

それはそうだろう、そもそもあらゆる情報を遮断する人間に定められた事象によって構成されるのならば何を持って現実とするのか。

それなら逆にこうも言えるのではないか、この世界は元々妄想なのではないかと。

だが、それは極論だ。

元々そのままで存在する世界の事を現実と表現する事は可能であろう。

だが、例えばこの空間が現実では無かったら?

異空間していたら?

あらゆる因果が収束した事により神に匹敵する力を持ったまどかのように。

この世界も影響を受けていたら?
404 :So Near [saga]:2012/08/08(水) 04:39:07.05 ID:k/mAmuNY0
セナ「お前はおそらく反粒子の影響をそのまま受け、過去方向に概念として飛ばされた。そして過去にあった妄想、この地域一帯に妄想シンクロしてお前擬似的なタイムスリップを成功させた」

拓巳「そ、壮大すぎワロタ…つまり僕は死んだってこと?」

セナ「…つまりはそうなると思う、妄想が覚めた時、妄想のお前は消える」

拓巳「それで、この妄想を終わらせる方法は?」

セナ「…妄想を具現化出来るのはギガロマニアックスだけ、そして仮定を立てるならこの世界はリアルブートされようとしている」

拓巳「最初に一人しか入れなかったのはそういうことか…妄想が妄想としてまだあやふやだったから…」

セナ「そうなると、それを崩せばいい訳だ」

拓巳「つまり?」

セナ「ひとつ目に妄想のイメージ、二つ目にそれを具現化させるエネルギーと仕組み、最後にそれを妄想にしてしまう原因」

拓巳「それさえ分かれば…」

セナ「この世界は終わる」



拓巳「やっとこの時が来た…まどか心の底から願いを決めた時…僕が望む状況は出来上がった」

一つ目はまどか、二つ目はまどかの因果とQB、最後は度重なる程繰り返されたほむらによる世界。

そして、この状況が最大に達する今こそ、妄想の世界がリアルブートされる一歩手前。

QB「…この状況で何をする気だい?」

拓巳「僕の望むモノは今、この時点で全て揃った。これからは僕のターンだ」
405 :So Near [saga]:2012/08/08(水) 04:40:42.65 ID:k/mAmuNY0
腹減ったし眠いから寝る…。

                 ヽ、  .,ヽ、
              _     .}:ヽ ./::::::\
               ヽ: `. 、ノ : ノ':::::::::::::::ヽ
          ,.........─.......`-...._....'__::::::::::::::::ノ
        <:::::::::::::::;. . . .': : : : : : : : : `. . . .、ヽ
         .〉::::;. .': : : : : _: : : : : : : : : : : : : ヽ
         i:/: ; -- : /: : : : ; 'ヽ : `: ヽ: -: 、\     ヽ人_从人__从_从人__从人_人_从人__从人__从人ノ
        / ;: : i: : : : :! : : /    \: : :|: : : : } : ヽ   <                             >
        .i /: : :{: : : /!: :ム    ヽ|、:∧ : : /: : : i  <          こまけぇこたぁいいんだよ!!>
       ._ .レ!: : :ヽ: :厂V.、      }∠`十/ : : : |   <                             >
      _/ `丶 、:iV.《  》      《  》个: :/V     Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒Y⌒WY⌒⌒Y⌒WY
── ': : :ヽ     ' >-', 、____,、 -ヽ`‐ '  ̄ ヽ
   `  ─,ゝ -─--- '  /`'     `.i  ヽ-┐__.ノ
      /: : : : : ` ̄. .、. {       .,   .イ: ,'
    ,. .': : : : : : : : : : : : :>‐  __ ' < : : /
  /: : : : : __,: : , ─ '  { /. ゝ`-' ' .| } ` ‐ 、
./ -‐ '  /: : :`─‐‐ ': :/  ゝ木 '  /`. .-,----'
     / : : : : : : : : : ; 「      ; --- 、'
    ./: : : : : : ; .-,-'     ,  、     ヽ、

406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/08(水) 10:30:41.79 ID:xqOzLXGIO

407 :So Near [saga]:2012/08/08(水) 22:57:49.69 ID:k/mAmuNY0
QB「確かに君は最大級のイレギュラーの一人だ、だが鹿目まどかに匹敵するどころか足元にも及ばない君に何が出来る」

拓巳「…妄想シンクロ、他人が作り出した因果を歪ませて…入れ替える!!!」

QB「…!!これは…!わけがわからないよ!!」

拓巳「…これで、まどかの因果は僕に所有権が渡った、あとは妄想するだけだ」

まどか「…ど、どういう事?」

QB「…まどか、今の君の魔法少女として素質は0だ。全てタクミが持って行ってしまった」

ほむら「……そんな事が」

QB「事実だ。…拓巳、君はその力で何をするんだい?」

拓巳「…まどか、確かにすばらしい願い事だ。だからこそ君を犠牲にはしない。神にしない。本物の神なら…人の悲しみの上に幸せを打ち立てることはしないと、僕は信じてるから…だからこそ、僕は願うよ」


拓巳「僕の願いは『           』」


408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/08(水) 23:01:57.21 ID:xqOzLXGIO
来たか…(ガタッ
409 :So Near [saga]:2012/08/08(水) 23:21:55.06 ID:k/mAmuNY0
QB「…おめでとう、これでワルプルギスの夜は消え去った」

ほむら「拓巳は…死んだの?」

QB「そう表現してもいいけど…別に彼は神になったりとかしたわけじゃない。彼は元々この世界の住人じゃないからね、純粋にこの世界から解き放たれて消滅しただけだよ」

ほむら「…そう」

QB「それにまどかは僕の姿を見る事は出来ないだろう?」

ほむら「まどか…QBの姿、見える?」

まどか「…QBが視えない…魔法少女になれなくなったからかな」

QB「君は勝利した、それだけだよ」

ほむら「……」

QB「僕はやる事があるからね、さようならさ」
410 :So Near [saga]:2012/08/08(水) 23:29:31.83 ID:k/mAmuNY0
そしてほむらのループが終わり、しばらくした頃。

マミ「私、私立翠明高校って場所を受けてみようって思うの」

そしてまた来年になれば会えるはずだ。

拓巳「タク、遅れるぞ」

タク「ま、待ってよ…将軍」

拓巳「そのあだ名はそろそろよしてくれよ…」

会えるはずだ。
411 :So Near [saga]:2012/08/08(水) 23:34:17.56 ID:k/mAmuNY0
…終わっていい?
よし、なんかもう燃え尽きたから終わりで…
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/08(水) 23:35:17.36 ID:8KMLOJQu0
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/08(水) 23:37:11.96 ID:bcXQqmVVo
あっさりと終わったな
乙!
さびしい
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/08(水) 23:38:08.07 ID:xqOzLXGIO

>>413
さみしいならチャットすればいいじゃない
415 :So Near [saga]:2012/08/08(水) 23:51:57.71 ID:k/mAmuNY0
というわけで物足りないかもしれませんが今回はここで終了です
雑談等で話したい事があればhttp://chat.kanichat.com/chat?roomid=so_nearまでどうぞ。
あまり長く雑談をしてしまうと進行やSSが見にくくなってしまう場合や苦情が来る恐れがありますのでご協力お願いします。
意見や希望、指摘に関しましては簡単にレスしてくれるとありがたいです。
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