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魔王「今日こそこの村から制圧する」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/11(水) 23:17:21.61 ID:GCg0vJX70
魔王「うぅ・・・グスッ」

村人A「おいお嬢ちゃんwwwwwwさっきの威勢はどうしたwwwwwwww」

魔王「ふ、フン!誰が貴様らなどのような下等な者に・・・」

犬「ワン!」

魔王「ヒャアア!!モゥッヤダァ!!うわぁああああああん!!!!!」

魔物A「ヨッシャ!!今日も賭けに勝った!!」

村人B「クソッ!!そろそろ大穴が来ると思っていたのに・・・」




臣下「・・・どうしてこうなった」


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バームくんへ @ 2025/06/11(水) 20:52:59.15 ID:9hFPsRzXO
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秘境 @ 2025/06/10(火) 00:47:53.81 ID:BDVYljqu0
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【安価】上条「とある禁書目録で」鴻野江「仮面ライダー」【禁書】 @ 2025/06/09(月) 21:43:10.25 ID:qDlYab/50
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ツナ「(雲雀さん?!)」雲雀「・・・」ビショビショ @ 2025/06/07(土) 01:30:36.87 ID:AfN9Rsm0O
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【安価コンマ】障害走を極めるその5【ウマ娘】 @ 2025/06/06(金) 01:05:45.46 ID:RaUitMs20
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阿笠「わしの乳首に米粒をくっ付けたぞい」コナン「は?」灰原「は?」 @ 2025/06/04(水) 04:01:13.39 ID:ZjrmryLdO
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レッド(無口とか幽霊とか言われるけどまだ電脳世界) @ 2025/06/02(月) 21:21:00.13 ID:ix3UWcFtO
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/11(水) 23:17:43.77 ID:GCg0vJX70
〜〜数日まえ〜〜

臣下「大変です!魔王様!」

魔王「うるさいぞ臣下、今何時だt・・・」


臣下「大魔王様が・・・大魔王様がお亡くなりになりました・・・!!」

魔王「!?、そ、そんな・・・父上が・・・」

魔王「何故だ・・・何故なのだ!?答えよ!臣下!!」


臣下「・・・それが、大魔王様は大きな病を患っておりまして・・・それが原因かも知れません」

臣下(いやー、まさかサキュバスに腹上死しただなんていえませんよ、普通)


魔王「そうか・・・父上は、私に病気のことを悟られまいと気遣っておられたのだな」

臣下(病気なんて持ってませんでしたけどね)


3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/11(水) 23:20:19.70 ID:GCg0vJX70
臣下「大魔王さまが亡き後、実質魔王様が次の後継者です」

魔王「そ、そうか・・・しかし臣下」

臣下「はい、何でしょう」


魔王「私はいったい・・・何をすればいいのだ?」

臣下(そこからですか・・・)
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/11(水) 23:25:24.75 ID:GCg0vJX70
臣下「それではまず、魔王城の近くにある村から制圧していきましょう」

魔王「え?なんで?」

臣下「だって、ほら、お約束ですし・・・」

魔王「お約束なんだ・・・」


臣下「そんな訳で、兵を手始めに200人ほど集めてきました。あとは攻め込むだけです」

魔王「早いなぁ・・・まだ父上の葬儀もしてないというのに」


臣下「それは制圧をしたときにいたしましょう」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/07/12(木) 02:29:50.87 ID:LXVQEqd4o
     ...| ̄ ̄ | < 続きはまだかね?
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.|| ゙ヽ i    ハ i ハ i ハ i ハ |  し'_つ
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6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/12(木) 19:08:32.41 ID:2BuupGf+0
仕事から帰った

〜近くの村〜


魔王「ふははは!!聞け人間どもよ!この魔王である私が、貴様らの村を制圧してやる!!」


村人A「うわぁ!ま、魔王だぁ!!」

村人B「兵をつれて来やがった!逃げろー!」

村人C「ちっこくて可愛いのに魔王だなんて・・・魔物に生まれたかった!!」


キャーキャーワーワー


臣下「ふふふ・・・やはりこうでなくては・・・ってあれ?魔王さま?魔王様はいずこに?」

魔物A「あ、魔王様なら今さっきあちらのほうへ・・・」


『ビィェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエン』

臣下「!?、あの泣き声は・・・魔王様!?」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/12(木) 19:18:41.39 ID:2BuupGf+0
〜ちょっと少し前〜

魔王「ふっふっふ・・・臣下の言うとおりだな!」

魔物B「あ、魔王さま、そこらでうろちょろしたら危ないですよ」


魔王「いいも〜んだ。私は魔王だからいいんだも〜ん」


『ワン』


魔王「?、おい、お前、なんか言ったか?」

魔物B「いいえ、私は何も・・・」

『ワン』


魔王「・・・?」

魔物B「ああ、『犬』の泣き声のことですか?」

魔王「犬?・・・生き物か?」

魔物B「ええ、人間が狩猟用に飼っていたりペットとして飼っているんですよ」

魔王「ほう!」

魔物B「あ、でもアンマリ近づかないほうがいいですよ」

魔王「おい、犬、どうした?近うよれ」

魔物B「犬の中には飼い主にも手を上げるものもいるみたいですし」

魔王「お主はカワユイよのぅ。撫でてやろう」

魔物B「それに、餌を食べている途中など本気で威嚇・・・って魔王さま!!」

魔王「?、どうしt」

『ガブ』
















魔王「ビィェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエン」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/12(木) 19:35:54.70 ID:2BuupGf+0
臣下「ま、魔王様!どうなされましたか!!」

魔王「臣下〜!」

魔物A「魔物B、いったい何が・・・」

魔物B「あ〜、なんっていうか・・・犬に手を噛まれただけなんですかど・・・」

魔物A「なんだ、噛まれただけか」

臣下「魔物B!貴様が近くにいながら・・・!」

魔物B「ちょ!おま!俺悪くn」

魔王「もう城に帰る〜!!ビェェエエエエエン!!」

臣下「え!?ちょ!あ〜〜もう!!全員、撤退!!」




村人A「・・・・助かった?」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/12(木) 22:18:20.58 ID:2BuupGf+0
〜魔王城〜

魔王「・・・グスっ」

臣下「よしよし、怖かったですね」

臣下(まさか犬に噛まれただけでこんなにダメージになるなんて・・・これでは国の制圧なんで夢の又夢・・・)


魔王「・・・臣下」

臣下「あ、はい。どうしました?」

 
魔王「明日も村へ出向くぞ」

臣下「は・・・はい!」

臣下(よかった、犬のせいで制圧が無くなるかと思った)

魔王「明日は兵は少なくていい!しかし村人を出さないように周りを囲め!」

臣下「はい!」

魔王「そして万が一のために衛生兵を数人用意しろ!」

臣下「はい!」

魔王「そして・・・!」

臣下「はい!」

魔王「次こそ!!犬に触る!!」

臣下「はい!!・・・えっ?」 
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/13(金) 07:56:13.11 ID:B9geSkMSO
目標がかわいい
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/14(土) 01:30:33.88 ID:P/5hCCt30
〜現在〜

臣下「・・・とまぁ、そんな訳で毎日のようにこの村に来てるわけですが」チラリ


魔王「ウゥ・・・グスッ・・・怖く・・ヒック・・・怖くないからなぁ!!おま・・・お前なんか怖く」


犬「ワン」

魔王「ヒィヤァアアアアアアアアアア!!!!」



村人「おいおいwwwwwwそんな調子じゃあ制圧ところか犬にも勝てないぞwwwwwwww」

魔物c「魔王様wwwwww頑張ってwwwwww今月の給料wwwwww全部注ぎ込みましたからwwwwwwwwドゥフフwwwwwwww」




臣下「魔王さまは犬が苦手になり、さらに魔物と人間が魔王様で賭けを行なっているという始末」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/07/14(土) 03:22:20.75 ID:/h+JDjLAO
魔王ちゃん可愛いwwww
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/14(土) 08:31:31.62 ID:9sbkXUqSO
今日も世界は平和です
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/14(土) 10:34:44.18 ID:P/5hCCt30
魔王「臣下〜」

臣下「はいはい、怖かったですね」ポンポン

臣下「ほんじゃ、魔王軍撤退ね。あと魔物c、お前あとで半殺しだからな」

魔物c「マジか・・・」

臣下(やばいぞ・・・これは完全に人間に嘗められている・・・いや、それだけではない!魔物すら魔王様を下に見下している・・・!!)


臣下「・・・魔物B、ちょっと使いを頼んでもいいか?」

魔物B「はぁ、なんでしょう」


臣下「すぐに『四天王』を集結させよ!」

魔物B(あ、いやな予感しかしない)
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/15(日) 19:46:02.81 ID:iPHw/vQb0
〜数時間後〜

臣下「はい、これより第一回定期会議を行ないます。大魔王様に悪戯をして逆鱗に触れて無様に各支部に飛ばされた四天王の皆さん、ここ一ヶ月の行いを発表してください」

東支部四天王・オーク「何も額に『肉』って書いただけで飛ばさなくても」

西支部四天王・ドラゴン「おいおい、それまだマシじゃないか。俺なんて階段から突き落としただけだぜ?」

北支部四天王・クラーケン「それもまだいいじゃん。自分は夕食にベルゼブブを入れただけでっせ?」

南支部四天王・サキュバス「皆甘いわね・・・私なんて大魔王様の名義で土地を買っただけよ?」


臣下「お前らよく首飛ばなかったな・・・」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/16(月) 02:49:07.23 ID:fsKXSHhm0
結局大魔王も部下からなめられてるじゃねえかwwwwwwww
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/16(月) 08:51:22.85 ID:Z12rQJEg0
臣下「はい、それじゃあまずはオークから」

オーク「あいよ。ワシが飛ばされた東支部には自然が多く、土もだいぶ肥えているから田畑や家畜に最適だと思われる。なので農業を主に取り組んで行きたいと思う。人間と」

臣下「へ?」

ドラゴン「じゃ、次は西支部の俺ね。西支部には炭鉱が盛んで、この国の9割はこの西支部から輸出されているようだ。それに稀にレアメタルもでるらしい。多分他の所を掘れば鉄鉱石だけでなくダイヤモンドやルビーなども出る可能性があるから、しばらくは掘り進めて、余裕があれば武器の開発をして行こうと思う。人間と」

臣下「は?」


クラーケン「北支部は漁業が盛んやね。でも北支部には組合みたいなものが無く、個人で漁業を行なっている模様。流石に乱獲されると困るので組合を作って組織化に成功しました。あとは人間と・・・」


臣下「ねぇ、一寸待って。なんでちょくちょく人間が出るの?」


オーク「は?なんでって言われても・・・」

クラーケン「大魔王様が人間と和親条約結びましたし・・・」


臣下「何それ怖い」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/16(月) 14:53:23.07 ID:Z12rQJEg0
臣下「いやいや、私それ聞いてませんが!?」

ドラゴン「嘘だろ?人間の国王に知らせてから村や町に大魔王様と国王が自ら言いまわったんだぜ?そんなわけないだろ?」

臣下「いえ、聞いてませんし」

オーク「大魔王様から直接聞いてないのか?」

臣下「何言ってんだあんた。大魔王様はお亡くなりになったじゃないですか」

四天王『え?』

臣下「え?」

クラーケン「何それ怖い」


臣下「あれ?てっきり知っているものかと・・・まぁ私も和親条約のことは知らなかった訳だし、相殺ということで」


サキュバス(・・・ヤバイ)
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/16(月) 15:01:14.64 ID:Z12rQJEg0
クラーケン「おかしいな・・・最期に見たのはつい最近だぞ?」

ドラゴン「おう、俺もだ。確かあの時は様子見で来たっていってたな」

オーク「ワシのとこにも来たぞ。ってか死因はなんだ?」

臣下「ああ、死因ですか?死因は・・・」


サキュバス「はいはーい!!まだ私の報告が終わってませーン!!私の所属している南支部は土地が広く魔物と人間が訪れやすいので宿泊施設や娯楽施設を作りましたー!」

クラーケン「あれ?お前たしか風俗の街を作ったって言ってなかった?」

オーク「なんだっけ?ラミアソープにハーピーデリヘルにあと・・・」

ドラゴン「サキュバスの風俗店もな」


臣下「ほう・・・」

サキュバス「」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/16(月) 19:02:52.59 ID:Z12rQJEg0
〜回想〜

大魔王「そういうわけで、和親条約結んだし」

サキュバス「わっかりましたぁ〜」

大魔王「さて、後は魔王城にもどってこの事を臣下に知らせないと・・・」

サキュバス「あ、大魔王様!せっかくここに来たんですから名物のサキュバス風俗に寄っていってくださいよ!」

大魔王「いや、娘と妻を裏切るようなことしたくないし・・・ってか名物ってなんだよ」

サキュバス「固いころは言わないで!さぁさぁ入って!優秀なサキュバス達を揃えたから!大魔王様だし特別にサービスもしますよ!!」

大魔王「いや、だから・・・」


サキュバス「ま・さ・か、部下の誘いを断る、なんて無いですよね〜♪」

大魔王「んんんんな訳ないだろ!!私は大魔王だぞ!部下期待に応えずになにというか!!」


サキュバス「は〜い、1名さまごあんな〜い♪・・・サキュバスAちゃん、大魔王様を案内してあげて」


サキュバスA「かっしこまり〜!さぁ、大魔王様!お楽しみしましょ!」


サキュバス「あ、そだ。今日ドラゴンの所に行くんだった!ラミアちゃん、あとお願いね」

ラミア「かっしこまり〜」











大魔王『フゥォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!』
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/07/17(火) 11:15:59.44 ID:07IHkOSAO
ラミアちゃんをムギナミに変換完了
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/17(火) 20:10:31.09 ID:Oo25BOdL0
〜回想終了〜

サキュバス「数時間後、私が見たのは、干からびた大魔王様とお肌艶々のサキュバスAでした」

臣下「お前馬鹿か・・・お前馬鹿か・・・」

臣下「しかし、道理で私の耳に和親条約のことが届いてないはずだ。まさか伝わる前にサキュバスに殺されるとは」


サキュバス「殺してない!!あれは事故よ!!」

臣下「そもそも、南支部を風俗街にしたてあげんなよこのタコが!」


オーク「ま、大魔王のことは放っておいて、最期は臣下だけだぞ」

ドラゴン「でも、あの大魔王が腹上死で死ぬとは思えんけどな・・・」

臣下「丁度魔王様は熟睡中ですから、少し騒ぎ立てても大丈夫ですかね」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/17(火) 22:17:14.04 ID:Oo25BOdL0
臣下「それでは、魔王様の現在の状態なのですが、私達は和親条約が結ばれたということを知らず、村に侵攻していました。が、残念ながらあと一歩の所で手が届かず、撤退を余儀なくされました。魔王様は『今度こそ犬に触れるようにする!』と意気込んでいます」

四天王(・・・犬?)
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/18(水) 23:30:25.53 ID:vo1eCjIX0
サキュバス「ゴメン、犬ってなんのこと?」

臣下「ええ、話すと長いのですが、赫赫然然・・・」


クラーケン「何だそれ・・・何だそれ!?」

サキュバス「犬に触れるようになるまで村に行き来するって、相当の根性よね」

オーク「村人もよく村に通すな」

臣下「まぁ、賭けを行なってますし」

オーク「賭け!?」

臣下「先ほど半殺しにした魔物Cに問い詰めたところ、現在のレートは犬が0.4倍、魔王様が1.3倍だそうです」

ドラゴン「よく分からないな・・・」

臣下「ええ、全くです」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/07/20(金) 00:04:43.03 ID:zFYOeJGKo
乙?
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/20(金) 00:06:44.40 ID:VizsD0Yq0
臣下「さて、ここからが本題です」

オーク「本題って報告じゃないのか?」

臣下「本題とは、どうすれば魔王様が犬のことを諦めるか!!」

オーク「無理だな」
クラーケン「無理っすね」
ドラゴン「無理言うな」
サキュバス「無理ね」

臣下「ちょ、あんたら諦めんの早すぎ」

ドラゴン「お前、ゲームに負けたら自分が勝つまでやり続けるあの魔王だぞ?」

クラーケン「そこだけは血が繋がってるねぇ・・・」

オーク「寧ろお前が諦めるべきでは?」

臣下「嫌よそんなの」

サキュバス「アナタも強情ね・・・あ、じゃあ明日私達も着いて行って、それで様子を見るのは?」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/22(日) 15:41:53.94 ID:ufbg/72IO
レート0.4なんて賭けにならねえよ。1.1倍とかだろ
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/23(月) 23:46:29.80 ID:yHDaxeuw0
>>27スマン、そこらへんは知らないんだ

臣下「いや、別にいいですが・・・ドラゴンとクラーケンはそのまま来る気ですか?」

ドラゴン「ん?だめか?」

臣下「そりゃ宜しくはないですね」

クラーケン「じゃあ自分等は人型で一日過ごすとするか」

ドラゴン「そうだな。それ、転換魔法」キュイン


クラーケン(人)「お、久しぶりの人型d・・・え?」

サキュバス「うわぁ・・・」

オーク「初めてしった・・・」

ドラゴン(人)「?、どうした皆?」


臣下「貴方・・・女だったんですね・・・あと二人は服きてください」

ドラゴン「いいじゃん、鱗と尻尾があるんだし」

臣下「鱗があるのは腕と脚だけで大事な所は隠れてませんがね!!」

クラーケン「ただヌメヌメして肌が白いだけの自分って一体・・・」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/23(月) 23:55:49.49 ID:6Pc/7dKSO
>>28
1000円の0.4倍はいくらだ?
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/24(火) 23:29:29.34 ID:I/KqcIOL0
>>29なるほど、そういうことか


ドラゴン「この布切れを着るとかホント嫌なんだが・・・・ってかサキュバス、お前以外に胸スカスカなんだな」

サキュバス「冗談言わないで頂戴!あんたが大きいだけでしょ!」

クラーケン「サキュバスでもかなり胸あるのにな」

臣下「はいはい、そんなどうでもいい話はいいから、明日に備えてください。はい解散」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/08/04(土) 18:22:35.94 ID:0KpLzVtlo
まだー?
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/07(火) 19:01:19.20 ID:Fogrs4oL0
パソコン直った!

〜翌日〜

臣下「はい、四天王を引き連れてやってきたわけですが・・・」

魔王「ふぇ・・・」

犬「ヘッヘッヘッへ・・・」


クラーケン「え?何?うちの魔王ってあんな子犬に負けてんの?」

ドラゴン「無いわー、マジで無いわー」

サキュバス「あ、売り子さーん!ジュースとその魔王様の写真ちょーだい♪」

売り子「マイドアリー」

オーク「何やってんだ貴様は・・・」


臣下「・・・あ〜あ、もう考える気も無くなった」




犬「ワン」

魔王「ひぁああああああああああああああああああああああ!!!!!」


サキュバス「お!売り子さん、チャンスよ!シャッターチャンス!!」

売り子「抜かりは無いぜ!」パシャッパシャッ
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/08/07(火) 21:45:04.02 ID:svMBOCiAO
乙?
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/07(火) 22:10:31.54 ID:eiC1wnbIO
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/07(火) 22:53:21.14 ID:udzq/gTVo
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/08/08(水) 11:15:12.28 ID:y4cKWeobo
乙乙!
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/08/09(木) 12:03:28.86 ID:zoV/I/8k0
面白かった
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/09(木) 13:52:41.73 ID:00YS01J50
糞スレ発見
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/09(木) 21:14:39.26 ID:IhpFjaxb0
初めてss書いたけどもうネタ切れだ

ここで終わってもいいかも知れないな


書きたかったら誰か書いてもいいのよ?
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/08/10(金) 10:12:33.10 ID:ZoBI5+Q3o
>>39
ふざけんな最後まで書け
41 :!ninja :2012/08/10(金) 12:36:13.91 ID:hz4xA3Fw0
乙!
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/10(金) 12:59:09.18 ID:zhGHW7vIO
正真正銘の糞スレ

レートで腹筋崩壊したわ
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/15(水) 21:10:17.56 ID:9GI/XKuWo
初SSにしては良い出来ぢゃあないか?
乙。
>>1 書き終わったら、あとはhtml化依頼しておくんだぜ?
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/08/18(土) 13:45:24.48 ID:AXTdu3zm0
まだ書き終わっていないのに乙が付くというのは

「終わってもいいよ」を意味するんだぜ?
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/18(土) 15:01:51.44 ID:OcpP1L60o
>>44
それは地域の風習だと思いたい
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/08/18(土) 23:49:43.73 ID:T7ovCDVYo
まだー?
いつまでも舞ってるのよこっちは
>>1が終わらせるその時まで
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/08/19(日) 19:28:34.22 ID:Kwh7Jgje0
へー
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/08/20(月) 17:40:37.20 ID:mib7S9hA0
間を空けすぎ
せめて三日にいっぺんぐらいは書こうぜ
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/20(月) 21:44:58.06 ID:k8A4Ec2w0
自分も>>44と解釈してたんだが・・・

二十歳になったばっかのオッサンにこれ以上無い脳みそに何を絞りとれと・・・



〜帰宅途中〜

魔王「うぇええええええん」

臣下「はいはい、泣かないの。あなたはもう立派な魔王様なんですから」

魔王「だって・・・だって、犬・・・ぐスッ・・・犬がぁ・・・」

オーク「これは完全に折れてますなぁ」

サキュバス「そもそも、ほかに方法は無かったの?餌付けとか・・・」

魔王「・・・餌付け?」

ドラゴン「餌付けかぁ・・・それは危ないんじゃないか?」

サキュバス「危ない?どこが?」

ドラゴン「いや、だって・・・魔王様だぜ?」

臣下「確かに・・・この『魔王様』ですからねぇ・・・当然無理ですね。」

臣下「餌付けしようとしたら駄目ですよ?魔王様」





魔王「・・・餌付けかぁ」

オーク(あ。これ聞いてないな)
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/08/21(火) 07:30:30.23 ID:Y8QGov+Ro
お疲れさまの略だと思う

51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/21(火) 20:30:09.65 ID:dHqYdkS60
まあ、どっちも考えられない事もないけどね
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/23(木) 19:50:56.70 ID:c8viGeFF0
〜翌日〜

魔王「ほほほほれ、犬!これが欲しいのだろう!く、くれてやろう!!」

オーク「うっわ〜・・・やっぱり聞いてなかった」

臣下「あの馬鹿(魔王)に餌渡した奴は誰だぁ!!!!」


魔物A「俺じゃないです」

魔物B「俺でもないっす」

サキュバス「ねぇ、あれって・・・」

ドラゴン「お前も気づいてたか・・・あの餌ってアイツのだよな?」



サキュ・ドラ『クラーケンの足・・・』










〜魔王城(クラーケンの部屋)〜

クラーケン「」





53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/08/23(木) 20:52:43.29 ID:pR9n+NXzo
乙乙!
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/24(金) 18:18:24.86 ID:jgpmCHZIO
糞スレ発見
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/24(金) 18:25:28.52 ID:hVRJHcyEo
犬にイカって大丈夫なのか……?
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(台湾) [sage]:2012/08/25(土) 21:05:06.51 ID:wwU3/Br70
通りすがりだったが、残念ながら好みに合わなかったので失礼
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/08/26(日) 01:29:57.56 ID:RKPGVd+Ho
台湾www
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/26(日) 01:31:07.98 ID:QzHruKTIO
台湾から言われちゃ文句言えねえよ
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/26(日) 11:14:29.77 ID:3BbZNtFno
>>56
なんだ、大陸支那も台湾も大陸支那が主張する通り「同じ」じゃないか(笑) NG
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(南樺太) [sage]:2012/08/26(日) 21:24:20.21 ID:/p4UIM0i0
俺も便乗しよっとwwwwww
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/08/27(月) 20:10:42.28 ID:bIHkUEiN0
はよ
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/28(火) 18:39:44.39 ID:XCGss+DT0
犬も猫同様にイカは駄目だよ


魔王「ほれ、ここだぞ・・・ホレ!」ポイッ


犬「ワン!」パクッ


魔王「お、おおお・・・」

オーク「あの、魔王様?」

魔王「フッ、フフフフフ・・・とうとう我に屈服したか犬よ!」

オーク「分かってますよね?犬が物を食ってるときに近づいたら」

魔王「さぁ、犬よ!我に忠誠を誓うが良い!!」



犬「・・・グルルルルルル」


臣下「おい!誰か魔王様をつれて来い!あの威嚇してる!!」

魔物A「んなこと言ったって離れすぎて・・・」



魔王「さぁ!この手に誓え!!」スッ









ガブリ
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/28(火) 19:57:02.15 ID:EPxG15YIO
もうやめとけつまらんから
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/08/28(火) 20:07:05.76 ID:C3/1A1luo

おれは見てるぞ
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/01(土) 17:57:08.80 ID:HQXNvIxR0
わりと好きなノリだがw
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/09/04(火) 05:33:36.81 ID:nfU0vMqHo
乙乙!
俺も待ってるぞ
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/04(火) 23:30:08.27 ID:VYM2HZIl0
〜魔王城〜

臣下「魔王様、お怪我の具合はどうですか?」

魔王「・・・ああ、臣下か。まだ少し痛むぞ」

臣下(犬にマジ嚙みされて三日目、魔王様は犬に咬まれたことによる腕の怪我と精神的ショックによってレイプ目になったままだ・・・)


臣下(それと、腕を切られ餌にされたクラーケンはまだ部屋に引きこもったまま・・・生きてるのか?あいつ)


魔王「どうした臣下?この無様な私の姿を笑いにきたのか?」

臣下「残念ながらすでに酒の肴として笑わせてもらってます。包帯を交換する時間なので寄らせてもらっただけですよ」


魔王「・・・どいつもこいつも私を馬鹿にしよって・・・」

臣下「あなたが馬鹿が始まったのは昔からじゃないですか。全く、どれだけ私たちに迷惑を掛ければ気が済むんですか!」

魔王「・・・ゴメンナサイ」


臣下「それと、クラーケンには謝ったのですか?あんなのでも一応貴女に仕える四天王の一人・・・一杯なんですから」

魔王「どうしてイカって『杯』で数えるんだろうな」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(台湾) [sage]:2012/09/08(土) 12:09:36.01 ID:GT/WQj7c0
久しぶりに来てみた
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/12(水) 05:30:46.29 ID:He/G2bkoo
安定してつまらない
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/10/27(土) 21:13:55.71 ID:6LIN9ZvH0
遙か昔、アリアハン国は世界中を治めておりました。

しかし、大きな戦争が起り、国は分裂してアリアハンも、今では小さな国…。

ロマリア、エジンベア、サマンオサ、イシス…。数多の国がこの時に誕生したと伝えられています。

――やがて時は移り、いずこよりか悪の権化、大魔王がこの地上に現れたのです。

古の勇者による魔物たちの封印は解かれ、世は再び邪悪と混迷へと向かいました。

多くの男達が大魔王に戦いを挑みましたが、いずれも悲惨な結果を迎えるばかり…。

そんなある時、とある国を一人の青年が訪れたのです。

王様「魔王を討ち滅ぼすために、アリアハンより来た勇者というのはそなたか?」

勇者「ははっ、きっとこの手で魔王を討ち果たしてみせます!」

王様「そうか……、そんなお主を見込んで一つ頼みがあるのじゃが……」

勇者「頼み?一体どんな用件でございますか?」

大臣「……魔王の討伐ついでに、我が国の姫様を助け出して戴きたいのです」

勇者「噂では、この国の姫様は魔王に囚われてしまったとか……」

王様「そうなのじゃ……。さらわれてしまった姫を助け出して欲しいのじゃ」

勇者「……分かりました、姫様は必ずや無事にお助けしてみせます!」
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/10/27(土) 21:14:44.02 ID:6LIN9ZvH0
――これは、勇者が彼の城を訪れてから1年後の物語である。

勇者「魔王!貴様の邪悪な野望もこれまでだ!」

魔王「よく参ったな勇者。余が魔族の偉大なる支配者、魔王だ」

魔王「……ほう、姫を連れて来てくれたのか。ご苦労であったな」

魔王「ところで勇者よ。もし余の味方になれば、世界の半分をお前にやろう!」

魔王「悪い話ではあるまい。……どうだ?余の味方にならんか?」

勇者「黙れっ!貴様を斃して世界を平和にして……俺は姫様と幸せに暮らすんだっ!」

魔王「……なっ!???お、お前……突然何を言い出すのだ!???」

魔王「あっ!?勇者っ!?その姫の腹の膨らみは……まさか!?」

勇者「ん?……ああ、そのまさかだ!」

姫様「妊娠8か月ですわ……ぽっ///」

側近「事もあろうに、身重の女を連れての魔王討伐とは……」

魔王「……勇者よ、貴様は余を舐めておるのか?」

勇者「黙れ!これには事情があったんだ!」

魔王「……事情、だと?」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/10/27(土) 21:15:53.07 ID:6LIN9ZvH0
勇者「あの日……俺と姫様は出会ったんだ!」

――これは今から8か月前、とある洞窟での出来事である。

ドラゴンをやっつけた!▽

勇者「姫様〜っ!ご無事ですかっ!?」

姫様「まあ!こんな所に助けに来て下さる方がいらっしゃるなん、て……!」

姫様「……あら、嫌だわ私ったら、お名前も聞かずボーっとして……ぽっ♡」

勇者「……まるで天使、いや女神のように美しい姫様だ……!」

――これが勇者と姫様の初めての出逢いであった。

姫様「まるで全身に稲妻が走ったようで、一瞬で恋に落ちてしまいましたの」

勇者「俺もこの可憐な姫様に、一目惚れしてしまって」

側近「……」

魔王「……で、だから何だ?やはり余を馬鹿にしておるのか!?」

勇者「まあ待て!話はまだ終わりじゃないんだぜ」

魔王「何を!?まだ下らぬのろけ話に余を付き合わそうと言うのか!?」

側近「……我ら魔族もひどく舐められたものだな」ボソリ
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/10/27(土) 21:18:24.04 ID:6LIN9ZvH0
――町の宿屋

姫様「まあ、勇者さまのお父様はもうこの世には……」

勇者「はい。魔王討伐の途中でネクロゴンドの火山に墜ちて帰らぬ人に……」

勇者「それで僕は亡父の遺志を継いで魔王を斃そうと決めたんです」

姫様「お父様に先立たれて、さぞかし淋しい思いをしたんでしょうね」

勇者「……でもこうして姫様に出会った今はもう、淋しい事なんてありません」

姫様「まあっ、勇者さまったら!……ぽっ♡」

勇者「姫様っ!僕は、貴女を心から愛しています……」ムギュ

姫様「勇者さまっ……!私も、貴方を心からお慕いしています……!」ムギュ

勇者「……姫様っ!!お許し下さいっ!!!」ガバッ!

姫様「きゃっ!!勇者さま……っ!!んんっ……!」

ピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャ……

愛し合う二人の舌が濃厚に絡み合い、閉ざされた部屋に水音が響き渡る……。

勇者「……姫様。愛し合う男女が一夜を共に過ごすというのが、どういう事かお解りですか?」

姫様「は、はいっ……!どうぞ私を、勇者さまの思い通りになさって下さいましっ……♡」
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/10/27(土) 21:37:11.66 ID:6LIN9ZvH0
――

ギシギシパンパンギシギシパンパンギシギシズチュズチュ

勇者「も、もう限界だっ!姫様っ、もう抜きますよっ……!」ハアハア

姫様「こ、子種でしたら……中でお出しになって下さい……勇者さまっ!」

勇者「し、しかし……!」

姫様「お願いですから、私の中でお出しになって下さ、い……!」

勇者「でも、あなたは一国の姫様なんですよっ!もし懐妊してしまったらっ……!」

姫様「構いませんわ……!お願いだから、中で出し、てっ……!」

姫様「わ、私は愛する勇者さまの、全てを受け止めたいのですっ!」

勇者「うっ……姫様っ!本当に膣内で出しちゃいますよっ!いいんですねっ!?」

姫様「は、はいっ……!ご遠慮なさらずに、お出しになって下さいましっ……♡」

勇者「くっ……!あ、ああっ!もう我慢できんっ!!」

ドピュッ!ドクッ!ドクドクッ!ビュルルルル!ビュルビュル!

――そして夜が明けて……

宿屋「ゆうべはお楽しみでしたね」ニタニタ
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/10/27(土) 21:40:41.09 ID:6LIN9ZvH0
――城中

王様「勇者、よくぞ姫を助け出してくれた!心から礼を言うぞ!」

王様「さあ姫よ、わしの隣へ来るのだ!」

姫様「待って下さいませ!私は勇者さまのお供をしとうございます!」

王様「な、何じゃと!?!?そ、それは正気で言っておるのか!?!?」

勇者「王様!姫様を僕に下さい!」

王様「ゆ、勇者っ!?唐突に何を言い出すのだっ!!?」

姫様「勇者さまを愛する私の心……。どうか分かって下さい、お父様っ……///」

王様「……すっかり惚れ込んでしまったようじゃな。……勇者よ、娘をよろしく頼むぞ……」

王様「今日という日をわしは一生忘れないであろう。本当に心から礼を言うぞ!」

王様「……全てが片付いた暁には、姫の婿としてこの国を……ゴホン!」

――

勇者「事のあらましはこうだ!これで分かったか?」

魔王「……まるで説明になっておらんぞ!ええい、もうよい!」

魔王「余を見縊った事を後悔するがいいわ!さあ、来るがよい……!」
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/10/27(土) 21:41:45.34 ID:6LIN9ZvH0
側近「魔王様、まずはこの私めが相手を……」

魔王「構わぬ、余が直々に相手してくれよう」

勇者「姫様!お下がりになっていて下さい!」

姫様「はい!勇者さまっ!頑張って下さいねっ!」

勇者「待たせたな、覚悟を決めとけよ魔王」

魔王「貴様のような人間の分際でこの余に敵う筈がないわ」クックック

魔王はメラゾーマを唱えた!

魔王は激しい炎を吐いた! 勇者に合わせて150ポイントのダメージ!▼

勇者「くっ!!流石に魔王だ……!そこらの魔物とは桁違いだ……っ!」

魔王「どうした勇者?もう貴様の負けを認めるのかな?」クックック

勇者「何を言うっ!戦いはまだ始まったばかりだぞ……っ!」

勇者「この痛みをそのまま返してやる!俺の渾身の一撃を喰らいやがれっ!」

勇者の攻撃!魔王に40ポイントのダメージ!▽

勇者「なっ、何だとぉ……ッ!?」

魔王「愚かなものよ。どう足掻こうと余に勝てる筈が無いわ!」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/10/27(土) 21:43:31.12 ID:6LIN9ZvH0
魔王はマヒャドを唱えた!

魔王の痛恨の一撃!合わせて勇者に250ポイントのダメージ!▼

勇者「ぐああああっ……!!」

側近「大口を叩きおって。所詮はこの程度か」

姫様「ゆ、勇者さまっ!!頑張って下さいっ!!」

姫様はベホマを唱えた!勇者のキズが回復した!▽

勇者「す、すいません姫様っ……!」

魔王「……ほう、姫は呪文が使えるのか」

姫様「勇者さまっ!やっぱり私も一緒に戦いますわっ!」

姫様はバイキルトを唱えた!勇者の攻撃翌力が二倍になった!▽

勇者「よしっ!うおおおおおっ!喰らえ魔王っ!!!」ザシュッ!

勇者の攻撃!魔王に180ポイントのダメージ!▽

魔王「ぐおっ……!!しかし、所詮これしきのキズなど!!」

魔王はベホマを唱えた!魔王のキズがみるみる塞がってゆく!▼

魔王「……無駄とは言わぬが、この程度ではやはり余は倒せぬぞ!」
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/10/27(土) 21:44:59.92 ID:6LIN9ZvH0
勇者「くそう、化け物め……!これでも喰らえっ!」

勇者はギガデインを唱えた!魔王に250ポイントのダメージ!▽

魔王「ぐおおおっ……!おのれ!もはや手加減はせぬ!覚悟せい勇者!」

魔王は凍てつく波動を放った!勇者の全ての特殊効果がかき消された!

魔王はメラゾーマを唱えた! 勇者に150ポイントのダメージ!▼

勇者「ぐおっ……!お、おのれ……!」

姫様「勇者さまっ!今すぐ回復を……!」

魔王はマホトーンを唱えた!姫様の呪文は封じられた!▼

姫様「あっ!そ、そんな……!呪文が……いや……!」

魔王「フフフ……フハハハハ!」

魔王「勇者!これで貴様は終わりだ!」

姫様「嫌ぁーーっ!!勇者さまーーっ!!」

魔王はマヒャドを唱えた!

魔王はメラゾーマを唱えた!合わせて勇者に300ポイントのダメージ!▼

勇者「ぐふっ……!」ドサッ
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/10/27(土) 21:46:19.66 ID:6LIN9ZvH0
側近「どうやら終わったようですな、魔王様……」

魔王「フフフ……。フハハハハ……!愚かなり勇者よ!!」

魔王「魔族の秘宝『闇の衣』を身に纏いし余に敵う者なぞ存在せぬ!」

魔王「残念だったな勇者よ!初めからこの戦いの勝敗は決しておったのだ!」

勇者「……俺はまだ、終わってない、ぞ……!」スクッ

姫様「ゆ、勇者さま……!!」

勇者の攻撃!魔王はひらりと身をかわした!▽

魔王「……まだそれ程の力があるとは。やはり勇者の称号を持つだけの事はあるな」

魔王「勇者よ、何ゆえもがき生きるのか?滅びこそ我が喜び。死にゆく者こそ美しい!」

魔王はメラゾーマを唱えた!▼

勇者「ぐはあああっ……!!!」

魔王「……勇者よ、冥途の土産に聞かせてやろう。世界の半分とは即ち『闇の世界』だ」

勇者「や、『闇の世界』だと……!?それは……一体、何だ……っ?」

魔王「……貴様のような、余に刃向かう愚かな人間共の流刑地だ」

魔王「落ちたら最期、二度とこの上の世界へは戻っては来れぬ場所でな」
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(台湾) :2012/10/28(日) 15:41:37.50 ID:foMjRrGn0
何だこの>>1との差は
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(台湾) [sage]:2012/10/28(日) 15:45:49.93 ID:foMjRrGn0
>>77
ところで攻撃翌翌翌力って何?ww
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/10/28(日) 15:49:57.64 ID:foMjRrGn0
自己解決した
そういう仕組みなのか
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(印度) [sage]:2012/10/28(日) 15:52:36.26 ID:foMjRrGn0
とふざけてみたけど、このスレを利用させてもらっても宜しいでしょうか?
84 :48 [sage]:2012/10/28(日) 16:02:46.93 ID:foMjRrGn0
>>79
同じ中部地方だから利用して連続してふざけてみたけど、真面目に助言するわ
このスレもうじき落ちるから、ちゃんと別スレ立てた方が良いよ
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/30(火) 20:45:46.07 ID:c27vRBZY0
>>84
マジでふざけ過ぎ
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/31(水) 23:27:50.42 ID:8UbXHT+K0
>>83

別にいいよ
仕事とか残業でこのスレを更新するの忘れてたし、どうやって進めようかも忘れたし
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