男「ペット達が人間の女の子になった」 2

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男「ペット達が人間の女の子になった」 2 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

1 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/07/22(日) 00:57:48.48 ID:QRjV+yAr0

注意書き。

・オリジナル
・擬人化
・不定期投下
・パートスレ

前スレ
男「ペット達が人間の女の子になった」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1336317548/#header

以上。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1342886268

1.5 ：荒巻＠管理人★(お知らせ) [Twitter]： ID:???

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少し暑くて少し寒くて＠ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」＠ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定＠ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」＠ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする（´；ω；｀）part56 ばばあ化気味＠ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠～Latest Edition～＠ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな君のせいだ＠ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 ＠ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]：2012/07/22(日) 01:28:48.47 ID:wBVRg53AO

乙

3 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/22(日) 01:51:13.46 ID:UfEZoO820

乙

4 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/07/22(日) 03:06:07.20 ID:hHPoK4Bvo

乙乙！

5 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/07/22(日) 08:23:40.12 ID:9ZFWCKBfo

乙乙乙!

6 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2012/07/22(日) 12:26:00.81 ID:bRFF9bG20

乙乙乙乙！

7 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/22(日) 13:07:37.76 ID:dpFaEp8xo

乙乙乙！

8 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2012/07/22(日) 13:11:51.32 ID:V/rjQgsUo

乙乙！

9 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]：2012/07/22(日) 14:09:28.03 ID:Ne80KjRVo

乙

10 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]：2012/07/22(日) 16:05:48.65 ID:FUS19id+o

乙乙！

11 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/22(日) 18:36:08.76 ID:DObDaTEIO

乙乙乙！

12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/07/22(日) 18:36:41.88 ID:ArRcxqivo

乙乙乙乙！

13 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2012/07/22(日) 19:04:48.66 ID:V/rjQgsUo

乙乙乙！

14 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/22(日) 19:36:13.41 ID:BY15OBAto

乙乙！

15 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/07/22(日) 19:59:39.21 ID:8PGbjeiio

乙乙乙乙乙乙！

16 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) ：2012/07/23(月) 02:44:30.14 ID:Uz6b1duto

いやいいから

17 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/07/23(月) 10:31:56.89 ID:O4VJSDq8o

神奈川以外ID全部違うっていうのがまた恐ろしい

18 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/07/23(月) 13:07:27.78 ID:Ul9vIbfro

乙乙

19 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/23(月) 22:55:53.38 ID:5wGxQK/IO

やっぱり長屋は空気読めないんだね

20 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/07/23(月) 23:15:59.64 ID:YcNVwdyso

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,,,,,_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,,,,iiiilllllllllllllliii,,,,
　　　　　　　　　　,,,,,_　　　.,,,,,,,,,,iiiiiiillllllllllllllllllllllllllllllllllll丶
　　　　　　　　　　ﾞllllllllliiillllllllllllllllllllllll!!!!llllllllllllllllllllllll!!ﾞ
　　　　　　　　　　ﾞ!llllllllllllllllllll!!!ﾞﾞﾞ° ,,illllllllllllllllllll!ﾞ゜
　　　　　　　　　ﾞ!lllllll!!lﾞﾞ’　　　.,,illlllllllllllllll!!ﾞ゜
　　　　　　　　　　　　＾　　　　　.,,illllllll　山
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,illlllll　 iiiiiiiiiiiir
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,illllllllヽoOOO''o_-
　　　　　　　　　　　　　 ,,illlllllll（ <:::::::乙::::::::>ヽ
　　　　　　　　　　　　 ,,illllllllll!/　 ,|:::::::::::::::::|ヽ　ゝ
　　　　　　　　　　　 ,,illllllllll!ﾞ ,<　）ヽ,━━./ （　/　　 liiii,,
　　　　　　　　　　　　 ,,illllllll!ﾞ゜　,lヽ i /::::::::::::::ヽ i .ｒ　　 'llllllli,,
　　　　　　　　　　　 ,,illllllll!ﾞ　　　　 !!|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| !!, 　　 lllllllllli,,
　　　　　　　　　　　,illlllllllﾞ　　　　　　|::::::::∧::::::::|　　 ,lllllllllllllii,
　　　　　　　　　　　llllllllllli,_　　　　　.|::::::::|　|::::::::|　,,,,illlllllllllllllllli,　　　　こ、これは>>1乙じゃなくて
　　　　　　　　　　　!llllllllllllllliiiiiiiiiiiiii,,,|::::::::|　 |::::::::|llllllllllllllllllllllllllll　瞬獄殺なんだから
　　　　　　　　　　　ﾞﾞ!!llllllllllllllllllllllllll|::::::::|.　 |::::::::|lllllllllllllllllllllllll　　変な勘違いしないでよね！
　　　　　　　　　　　　　ﾞﾞﾞﾞ!!!!!!llllll_ ﾉ;;;;;;;;r.　 |::::::::ﾚ_lll!!!!!!!lﾞﾞﾞ゜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'ーー"　　 "ーー'

21 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/24(火) 01:39:35.17 ID:oAmBxBxIO

で、>>1はどこに？

22 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/07/25(水) 19:42:45.46 ID:knBCxiCDo

乙！
いい話だった。次回作まってるわ！

23 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/25(水) 22:01:49.17 ID:kQu9MW8DO

乙!

しかし黒にゃんと柴ワンのアナルは誰にも渡さんぞ!!

24 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/07/25(水) 22:55:01.59 ID:zk3dQ1quo

乙！
そこはアニャルだろうが……

25 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/07/27(金) 01:05:08.84 ID:FeRHY5Bh0

>>2-15
　　　　∩＿∩　　　　　人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人
　　／＼／＼　　　＜すごい一体感を感じる。今までにない何か熱い一体感を。　　　　　　＞
　　|　（ﾟ）=（ﾟ）　|　　＜乙・・・なんだろう波ができてる確実に、着実に、このスレに。.　　＞
　　|　　●_●　 |　　＜中途半端はやめよう、とにかく投下宣言をやってやろうじゃん。　　　　　＞
　/　　　　　　　　ヽ　＜ネットの画面の向こうには(多分)投下を待ってくれている人がいる。(多分)１人じゃない。＞
　| 〃 ------ ヾ　|　＜頑張ろう。そして投下宣言する時間に間に合うようにしよう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞
　＼＿＿二＿＿ノ　＜寝落ちや遅延が起こるかもしれないけど、その時はごめんなさい。　　　　　　　　＞
　　　　　　　　　　　　　ＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹ

ということで今日の深夜１２時に投下予定です。

26 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]：2012/07/27(金) 01:24:08.83 ID:S21QnR/go

はよ

27 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/27(金) 01:28:14.48 ID:joNozU7SO

ということは実質28日の0時ということか

28 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2012/07/27(金) 03:14:54.63 ID:KW17kfjm0

予定は未定であり決定ではないということも否定できないというのが既定路線

29 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/27(金) 19:27:17.92 ID:L1zHwocDO

あと四時間半！！

30 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/27(金) 20:25:12.35 ID:1XiPoSGGo

鰻のタレ味の豚の蒲焼き食べて舞ってる

31 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県) [sage]：2012/07/27(金) 20:59:15.14 ID:BAnjBYjLo

なんで書かないくせに日曜に立てたの？

32 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]：2012/07/27(金) 21:18:06.46 ID:6rbzpB9Jo

誘導するためだろ
問題ない

33 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]：2012/07/27(金) 23:15:42.71 ID:+7o5RcEfo

>>31
飽きたからってそんな事いうなよ

34 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/28(土) 00:08:54.55 ID:q5Ej0tnDO

>>1よ早く来い！

俺達はみんな心待ちにしているぞ！

早く来ないと黒ちゃんにイタズラするぞ！

35 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/07/28(土) 00:12:06.91 ID:6F0xPPAgo

黒ちゃんペロペロ(^ω^)

36 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/07/28(土) 00:21:04.78 ID:xKKjpScR0

　（´Д｀;）　ｺﾞﾒﾝﾅｻｲｺﾞﾒﾝﾅｻｲ
　　　∨）
　　　（（

　（;´Д｀）　　オクレテゴメンナサイ
　（　八)
　　　〉〉

　(´Д｀;)、　　２ジニハトウカスルンデｺﾉﾄｵﾘﾃﾞｽ
　　ノノＺ乙

そういうわけでもう少し手直ししたいので遅れます・・・また遅れてしまって申し訳ないです。

37 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/28(土) 00:23:17.16 ID:q5Ej0tnDO

許さない…

絶対に…絶対にだ！

はよ～～～～～～～～～！

38 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/07/28(土) 01:43:15.74 ID:6F0xPPAgo

PCの前で寝落ちに1ペリカ

39 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/28(土) 02:37:29.21 ID:Zg99RP8IO

お前らなにいってんだよ
この>>1が投稿時間守ったことあったか？
投稿宣言=まだまだ先ってことだろ？

40 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/07/28(土) 03:08:35.96 ID:Jq5kAUQI0

待ってる

41 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]：2012/07/28(土) 06:09:32.73 ID:ziEvsllQo

みんな乙！

42 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岩手県) [sage]：2012/07/28(土) 06:16:45.59 ID:VYI+TZdZ0

ｗｗｋｔｋ

43 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/07/28(土) 11:20:08.29 ID:Um3UvXSVo

まったくしょうがない>>1ちゃんだなぁﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

44 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/07/28(土) 11:59:01.55 ID:dKwIXtCPo

みろ、この有様だ

45 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/07/28(土) 16:39:26.55 ID:8zlurUGTo

お前ら逆転の発想だ
>>1は時をかけているんだしょうがない

はよ

46 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/07/28(土) 18:15:09.35 ID:mmkNwFlao

２時に投下が無理ならそう言えよｋｓ

47 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/28(土) 20:24:03.96 ID:q5Ej0tnDO

ふひひひ…

だれもいない…

三毛ちゃんとおまんこするならいまのうち…

48 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2012/07/28(土) 20:31:24.49 ID:7sNBQOVgo

あれだよ
何日の２時か言ってないよ

49 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2012/07/28(土) 20:52:32.00 ID:BuubMgevo

明日のって言ってたけどな

50 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/07/28(土) 22:48:02.70 ID:yyJGU6S6o

51 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/07/29(日) 00:01:17.27 ID:PQb1OiB60

　　　　　　　　　　　　　／￣＼
　　　　　　　　　　　　 |　　　　| 　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　＼＿／　　　　　　　　
　　　　　　　　／ ⌒｀"|⌒｀ヽ、　　　　　　　　
　　　　　　／,,　／￣￣￣￣＼　　　　投下すると言って結局投下できず、申し訳ありませんでした。
　　　　　　 /,／/::　　　　　　　　＼　　　　　これから投下するので、何卒ご容赦くださいませんか。
　　　　　　;/⌒'":::..　　　　　　　 |⌒ヽ　　　　　
　　　　　　　/　　/､:::::... 　　　　　 /ヽ_　＼　　　　
　　　　 _＿（　⌒ー-ｨ⌒ヽ、　 /⌒`ー'⌒　）　　　　
　　 ━━━`ー──ゝィｿﾉー‐ヾy＿ﾉー─"　　

また、寝落ちです……。出来上がったと思ったら急に達成感と共に眠気が来て、そのまま夢の中へ……と、言った次第です。本当に申し訳ない。

それでは投下します。

52 ： ◆AU/OjWxByc [saga]：2012/07/29(日) 00:06:35.20 ID:PQb1OiB60

居間

白「さて……本はダメだったことだし、次の案を考えなきゃね」

白「黒、なにかある？」

黒「ええと……まだ、なにも……」ぐったり

白「……大丈夫？もしかしてさっきの大分堪えてる？」

黒「い、いえっ！そう言うわけではなくて……。なんて、言うか……」

黒「さっきまでの恥ずかしさが無くなって、ちょっと気が抜けちゃったって感じです」

白「そう？でも辛かったら言ってよ？」

白(……そうさせたの私の所為だし)

黒「ありがとうございます。で、でも大丈夫ですよ。この位何ともないですっ」

白「……ん、わかった」

白「まぁとりあえずはゆっくり考えましょ。時間はたっぷりあるんだし」

黒「そうですね……。男兄さんが帰ってくるまでまだまだ掛かりそうですしね」

白「うん。あーあ。はやく男帰ってこないかなー」

黒「ふふ。そうですね」

53 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:08:47.22 ID:PQb1OiB60

白「うーん……」

黒「……時間潰し……暇つぶし……？」

白「あ、そうだっ！黒、あんた朝男とご飯作ってたわよねっ」

黒「え？は、はいそうですけど……」

白「その時にご飯の作り方とかいろいろ教えて貰ったでしょ？」

白「それを私に教えて欲しいのっ」

白「それなら時間も潰せるし、私はご飯の事も色々覚えられるし、黒も朝の復習になると思うし、どう？」

黒「え、ええと……それは……」

黒「……」

白「あれ？ダメ？」

黒「そ、それはちょっとダメ……です」

白「え？なんでっ」

黒「あ、あのそれは……お、男兄さんがいないときは勝手に台所にあるものを勝手に使ったらダメって言ってたからです」

白「えー……そうなの？でも黙ってればばれないんじゃない？」

54 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:11:43.04 ID:PQb1OiB60

黒「そ、そうかもしれませんけど……その、だ、台所にある物は結構危ないものが多いから、男兄さんは使っちゃダメって言ってました」

黒「下手したら大けがしたり、もしかしたらこの家が無くなっちゃうかもしれないって……」

白「そ、そんなに料理って危ないの？」

黒「はい……。だから使っちゃ駄目だそうです」

白「そっか……。そうね。それならやらない方がよさそうね」

白「そんな事になったら嫌だし」

白「というかよく黒はそんな危ない事出来たわね」

黒「え、えと……その、お、男兄さんが、いましたから……」テレ

白「……む？」

黒「え、ど、どうかしましたか？」

白「ううん、なんでもなーい。それより次の案を考えましょ。時間はそんなに残されていないのよっ」

黒「白姉さんさっきと言ってること違う……」

白「いーのっ！」

55 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:13:45.62 ID:PQb1OiB60

白「でも料理がダメとなると……ホントに案が無くなっちゃうわね。私はもう思いつかないなぁ」

黒「私もちょっと……」

白「なにより人間が何をすれば時間を潰せるかっていうのがわからないから辛いのよねー」

黒「そうですね……。人間になったばかりですし、そう言うの全然わからないですよね」

白「うん。もうちょっと人間がいつも何してるか解ればいいんだけど……ん？」

黒「白姉さん？」

白「そうだ。なにをしてるかなんかすぐ解るじゃないっ！」

白「私たちには男たちがいるんだからっ」

黒「え？それってどういう……」

白「見習うべき相手がすぐそばにいるってことっ！」

白「黒、パパとママと男はいつも何して時間潰してたっけ？」

黒「あ、そういうことですかっ」

黒「なんで気が付かなかったんだろう……。こんなに近くに答えあったのに」

白「盲点だったわね。探す事ばっかりに夢中になってたから」

56 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:15:05.95 ID:PQb1OiB60

黒「それで、お父さんたちがやってた事、ですか……。そうですね……」

黒「お父さんは家にいるときは良くテレビを見てましたね。エイガ？とか言う……」

白「えいが？……よくわからないけど、それってテレビよね？だったら黒は見れないし、ダメね」

黒「あ、でも、白姉さんは見れるからそれでも……」

白「見れるけど、そうしたら黒の暇つぶし探せないじゃない。探してからでも遅くないわ」

白「ふふふふ。感謝しなさいよ～黒」

黒「……ふふっ。ありがとうございます」

白「よろしいっ」

白「それで、次だけど……ママは何やってた？」

黒「お母さんは……確か、本を読んでる事が多かったと思います」

白「本かぁ……本は読めないからダメね」

黒「あ、でも、本以外にも何か毛糸で作ってましたよ」

白「何かって？」

黒「大きな毛糸のマットとか、茶ちゃんと三毛ちゃんのベッドに使ってたシーツだとか」

57 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:16:58.34 ID:PQb1OiB60

白「ふーん……。それ、なんだか面白そうねっ！」

白「それって何か道具とか必要だったりする？」

黒「ええと……長い棒ぐらいだったと思います」

白「それなら何とか出来そうね……。やってみましょっ！」

白「道具の場所は解る？」

黒「あ、えと……なんとなくですけど……確か、寝室の棚の中に」

白「あそこね、了解っ！それじゃあ早速っ」

タタタ

黒「あ、白姉さんっ」

黒「道具あっても私たちやり方解らないんだけど……大丈夫かな」

タタタ

58 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:17:31.31 ID:PQb1OiB60

―――――――

寝室

白「やりかたわかんないっ！」

黒(やっぱり……)

白「でも考えてみたらそりゃそうよね……。今までやったこともないんだから」

黒「そう、ですね……」

白「これもダメかぁ……どうしようかなぁ」

黒「……あの、ちょっと道具を貸してみてくれませんか？」

白「え？黒やり方解るの？」

黒「そ、そうじゃないですけど……。ちょっと触ってみたいなって思って……」

白「そっか。いいわよ。はい」

黒「ありがとうございます」

白「あーあ。良い案だと思ったのになぁ……また考えなきゃね」

黒「……」

59 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:19:30.02 ID:PQb1OiB60

白「ん？黒？」

黒「確か……お母さんは……」

白「えっ？」

黒「こうして……こう……」

ヌイヌイ

白「嘘……出来てる？」

白「な、なんで出来てるのっ！？」

黒「い、いえ、出来てるわけじゃなくて……ただ見よう見真似してるだけ、です」

黒「だからこれで合ってるかどうかも……」

白「でもちゃんと毛糸が縫われてるし……出来てるんじゃない？」

黒「そ、そうなんでしょうか……」

白「多分そうよっ。……というかよく出来たわね」

黒「えと……お母さんがこれをやってる時、ずっと見てましたから……」

白「え？それって猫の時からやりたかったって事？」

60 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:20:09.29 ID:PQb1OiB60

黒「い、いえっ！全然そんな事ではなくて……」

黒「ええと……ただ……」

白「ただ？」

黒「け、毛糸で遊んで欲しいなぁ、なんて……」

白「……ふふっ！なーんだ、それでかぁ」

白「ちょっとびっくりしちゃったじゃないっ」

黒「え、えへへ……」テレ

白「むー……でも、見てただけで出来るっていうのもなんだか悔しいな」

白「黒っ！私にそれ教えてくれないっ？」

黒「え？でも、私教える程出来るわけでもない、ですよ？」

白「いーのっ！やり方は解るんでしょ？」

黒「なんとなく、ですけど……」

白「それでも全然おっけーよっ！だから、ね？お願いっ！」

61 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:21:24.43 ID:PQb1OiB60

黒「……はいっ、いいですよ。あんまり自信は無いですけど、私で良かったら」

白「ホントっ？やったっ！」

黒「でも、ホントに解るのはこの縫い方だけで、何かを作るなんてできないですよ？」

白「いや。それは多分大丈夫っ」

黒「え？」

白「ほら、この毛糸と一緒にあった本。多分これに……」ペラ

白「やっぱりあったっ」

黒「あ、これって……」

白「多分これがママが作ってた物の見本だと思うのよっ！これを手本にして作れば出来るわっ」

黒「でも私たち字が……」

白「だいじょーぶっ！ほら、ここに作り方が絵で描かれてる」

白「これと、黒が出来る縫い方で出来ると思うのよっ」

黒「……うん。確かに、これなら出来そうですねっ」

白「えへへ、そうでしょ？」

白「多分字が読めない分、わからないところが出てくると思うけど一緒にやればなんとかなると思うわ」

白「それを見つけるのも、なかなか楽しそうじゃない？」

62 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:22:58.48 ID:PQb1OiB60

黒「はいっ！……ふふっ、なんだかワクワクしてきましたっ」

白「それじゃあ早速、黒、やり方教えて？」

黒「はいっ！」

白「ふふふ……。上手くなるのが楽しみだわ」

白「黒、一緒に上手くなって、この本にあるようなものをたくさん作って、男を驚かせてあげましょっ！」

黒「ふふふっ！はいっ！」

白「それじゃあやり方だけど……どうやったらそう纏まるの？」

黒「あ、はいっ、これはですね……毛糸を長い棒の先の輪に入れて……」

白(これで男の為になるようなものを作れば、きっと男も喜んでくれるはずっ！)

白(そうしたらきっと……ふふっ、ふふふふっ！)

黒(上手くなって、出来たら、かぁ……)

黒(今は暖かいけど……寒くなったら暖かいものを作って皆にあげれるかな)

黒(……)

黒(男兄さんも……喜んでくれるかなぁ……)

63 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:24:45.68 ID:PQb1OiB60

――――――――

大学　４講目終了後

男「それじゃあ俺、今日は授業ここまでだから帰るよ」

友２「おう。お疲れさん」

男「また明日」

友２「おう。また明日な」

友１「ちょっと待ったぁっ！」

男「え？」

友２「お前、まさか……」

友１「男っ！さっきの電話の相手は誰なんだ？ホントに姪っ子なんだろうなっ！？」

男「だから何度もそう言ってるじゃん……。そうだよ。一月預かる事になった姪っ子たちだよ」

友２「はぁ……流石にしつけぇぞ」

友１「だって気になるんだも―ン」

友２「なにがもーンだ気持ちわりい」

友２「てかいい加減にしねぇとお前の彼女に本当にチクるぞ」

友１「すいませんもう聞かないので許してください」

男「あはは……」

64 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:26:22.71 ID:PQb1OiB60

友２「てかなんでそんなにしつこいんだよ。いつもはそんなに突っ込まねぇ癖に」

友１「匂いがする」

男「へ？」

友２「は？」

友１「美少女の匂いが……な」キリ

男「別にそんなのしないけど……」

友２「するのはお前のくっせぇイカの匂いだけだ」

友１「ちょっ！流石に酷くねぇっ！？」

友２「うるせえハゲ。それよりサークル行くぞ」

友１「禿げてねーし！このハゲ！」

友２「それじゃな男。またな」

友１「無視すんなしっ！あ、男じゃーな。また明日っ！」

男「うん。また明日」

65 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:27:02.04 ID:PQb1OiB60

友１「今日こそ決着だぜこのハゲ！」

友２「うぜぇ黙ってろこのハゲ」

男「仲良いよなぁ。あの二人」

男「さて、俺もバイト行くかな。……あ、その前に家に連絡しなきゃ」

男「結局あれからも連絡は無かったし……ちゃんとやってくれてるのかな」

男「……電話出来ない状況になってるのかもしれないけど」

男「……」

男「そう思ったら急に心配になってきた……はやく連絡しよう」

男「何事もないとは思うけど……やっぱり心配だ」

男「早く出てくれよ……」

66 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:27:51.94 ID:PQb1OiB60

自宅

橙「まじーん、ゴーっす！」

白「……三毛は何を見てるの？」

黒「なんだか『懐かしのアニメ』とか言うのを見てるみたいですよ」

白「そっかぁ……私には良くわかんないけど」

黒「私もあまり……」

白「……で、茶ぁ……」

茶「……う？」

白「だからさっきからその毛糸ボールで遊んじゃダメって言ってるでしょっ！」

茶「……面白い」

白「面白いじゃなくてっ！」

黒「もう……茶ちゃん。あんまりやってると晩御飯抜きだよ？」

茶「……それはやだ」

黒「じゃあもう止めなきゃね」

茶「…………ん」

白「……ありがと。黒」

黒「いえいえ」

67 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:28:47.47 ID:PQb1OiB60

茶「……白と黒、なにしてるの？」

白「毛糸で編み物してるのよ」

茶「……編み物？」

黒「この毛糸で大きな布を作ろうとしてるんだよ」

茶「……ふーん」

茶「……茶もやりたい」

黒「え？茶ちゃんも？」

白「うーん……結構難しいわよ？」

茶「……やる」

黒「……ん、わかった。これだよ？これを持って毛糸を使って作っていくの」

茶「……ん」

白「……ホントに黒は小さい子たちの面倒見るの好きね」

黒「えへへ……はい」

黒「可愛い、ですから……」テレ

白「ふーん。まぁ可愛いのは解るけどね」

68 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:29:44.02 ID:PQb1OiB60

白「そう言えば柴、まだ下りてこないわね」

白「そんなに本って面白いのかしら」

黒「そうですね……やっぱりずっと降りてこないってことは面白い、んじゃないでしょうか。……あ、そこ無理やり引っ張っちゃ絡まっちゃうよっ」

白「そうなのかなぁ……。……ま、アイツのことなんてどうでもいいけど」

黒(そう言う割には気にしてるような……)

茶「……絡まった」

黒「あ、ちょっとまってね……はい」

茶「……ありがと」

黒「うん。どういたしましてっ」

白「んー……あー、全然上手くならない」

白「なんで黒はそんなに器用に出来るのよー」ぶー

黒「い、いえ、私なんか全然……」

黒「そ、それより白姉さん、始めた時より大分上手くなって、出来るようになってるじゃないですか」

黒「私と違って０からのスタートなのに」

白「それでもあんたの方がずっと上手くなるの早いじゃない。……なーんか理不尽ー」

黒「え、ええと……」

白「はぁ……ちょっと休憩するわ。大分やってたみたいだし」

69 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:30:45.75 ID:PQb1OiB60

黒「あ、は、はい」

黒「私はもうちょっとだけ茶ちゃん付き合ってますね」

白「んー」

ｐｒｒｒｒ

白「んっ！？」

黒「！」

茶「……ん」

橙「あー！あにきっすっ！」トテテ

白「あ、ちょっと三毛っ！」

ガチャ

橙「あにきっ？あにきっすか？」

男『その声……三毛？』

橙「やっぱりあにきだったっすっ！はいっすっ！三毛っすっ！」

白「もう……勝手な事して」

黒「ま、まあまあ……」

茶「……男」

男『やっぱ三毛か。黒たちの言う事聞いて元気にしてた？」

橙「はいっすっ！もちろんっすっ！」

70 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:31:57.43 ID:PQb1OiB60

男『そっか。えらいえらい』

橙「にひひ～」

男『うん。所で皆は』

橙「あ、あにきあにきっ！」

男『う、うん？』

橙「まじんがごーで、すくらんぶるがだっしゅでっ、ぶれすとふぁいやーなんすよっ！」

男『……へ？』

橙「だからっ！だからっ！まじんがごーで、すくらんぶるがだっしゅでっ、ぶれすとふぁいやーなんすよっ！」

男『そ、そうなんだ……』

橙「はいっすっ！すごくおもしろかったっすっ！」

男『よ、よかったね』

橙「えふふっ！はいっすっ！」

白「……三毛は何を言ってるの？」

黒「多分アニメの話だと……」

茶「……まじんごー？」

71 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:34:02.43 ID:PQb1OiB60

男『そうだ。黒はそこにいる？』

橙「黒ねぇっすか？いるっすよっ！」

黒(え？わ、私？)

男『ちょっと代わって貰っていい？話したい事あるから』

橙「えーっ？もうちょっと話したいっすー」

男『ごめんね三毛。今回はすぐに切らないといけないから、あまり時間ないんだ』

男『家に帰ったらいっぱいお話しよう。だから、ね？』

橙「むー、わかったっす……」

男『えらいえらい』

橙「えひひっ！あ、今代わるっすねっ」

白「！　み、三毛？それって……」

茶「……」じー

黒「……」ソワソワ

橙「黒ねぇ、あにきがかわってほしいそうっすっ！」

白「やっぱり！」がーん

茶「……」むー

黒「っ！」

黒「あ、う、うんっ！」

72 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:34:53.29 ID:PQb1OiB60

橙「どうぞっすっ！黒ねぇっ！」

黒「う、うん……」

黒「……」

『あれ？黒？』

黒「あ、は、はいっ！く、黒っ、ですっ！」

男『あ、よかった。なかなか出ないからどうしたのかと思ったよ』

黒「ご、ごめんなさい……」

男『いや、別に謝らなくてもいいけど……どうかしたの？何かあった？』

黒「い、いえ、なんにもないですっ！何も……」

男『そう？それならいいけど……』

黒「は、はい……」

73 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:35:44.66 ID:PQb1OiB60

男『朝ぶりだね。黒」

黒「そ、そうですね……」

男『昼間は話せなくてごめんね。話したかったんだけど、次の講義が迫っててさ』

黒「い、いえっ、そんな全然、気にしてないですっ」

男『そっか。気にしてないなら良かった』

男『それがちょっと心配だったんだ』

黒「そ、そうだったんですか？」

男『うん。やっぱり仲間外れみたいにしちゃったからさ』

黒「い、いえそんな……」

黒「お気遣い……ありがとうございます」ペコ

橙「黒ねぇ誰におじぎしてるんすかね？」

茶「……さぁ」

74 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:37:59.74 ID:PQb1OiB60

男『皆今どうしてる？』

黒「み、皆ですか？ええと……」

黒「柴姉さんは今、お、男兄さんの部屋で本を読んでます」

男『え？本を？柴って本読めたの？』

黒「は、はい。白姉さんと私は読めなかったんですけど、柴姉さんは読めて――――」

―――――

男『あははっ！そっか、さっきの三毛はアニメのこと言ってたんだ』

黒「ふふっ。そうみたいです。いきなりでビックリしませんでしたか？」

男『ちょっとね。でもそう言われてみればなるほどだよ』

黒「ふふふっ！」

茶「……まだ？」

白「……うー……昼間話せていなかったとはいえ……」

橙「まだっすかぁ黒ねえー」

75 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:38:38.96 ID:PQb1OiB60

男『それで、黒は何してたの？』

黒「わ、私ですか？私は……」

男『……あ、ごめん。電車来たから切らなきゃ』

黒「あ……」

男『ごめんね。黒の話聞きたかったんだけど……』

黒「い、いえ。き、気にしないでくださいっ」

男『できたら家帰ったら続き聞かせて貰っていい？』

男『あ、でももちろん眠たくなってたら寝てていいから』

黒「は、はいっ！もちろんですっ！」

黒「ま、待ってますからっ！私っ！」

男『……無理はしなくていいからね」

黒「はいっ！」

男『それじゃあ皆によろしく言っておいて。それとなにかあったらすぐに連絡してね』

男『それとお風呂はシャワーでもお風呂でも好きな方を使ってて』

男『それじゃあまたね。なるべく早くは帰るから』

黒「は、はいっ！」

76 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:41:48.31 ID:PQb1OiB60

黒「あ、あのっ！」

男『うん？』

黒「お、男兄さんこれから……バイト、ですよね？」

男『うん。そうだよ』

黒「あ、あの……頑張って、ください」

男『うん。ありがと。頑張ってくる』

男『黒も俺がいなくて大変かもしれないけど、頑張って』

黒「は、はいっ！」

男『あ、もうホントにやばい』

男『それじゃあね』

プツ

黒「あ……」

77 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:44:04.89 ID:PQb1OiB60

白「あ、あれ？もしかして男、切っちゃった？」

黒「あ、は、はい……。電車が来るからもう切らなきゃいけないって……」

橙「えーっ！？あにきともう話せないんすかっ？」

茶「……話したかった」

黒「ご、ごめんね。私が長く話しちゃったから……」

茶「……むー」

橙「もう一回はなしたかったっすー……」

黒「……ごめんね」

白「……茶、三毛。あんた達はもう昼間に男と話したでしょ？それに三毛は今だって話せたし」

橙「そうっすけど……」

茶「……ん」

白「それなのに朝から一回も話せてない黒に我がまま言うなんてダメよ」

白「自分がもし朝から話せなくて、それなのに誰かに我がまま言われたら嬉しい？」

橙「……嬉しくないっす」

茶「……うれしくない」

白「じゃあ、もう黒にこういう我がまま言っちゃ駄目よ」

白「わかったなら、黒お姉ちゃんに謝りなさい」

橙「はーいっす……。ごめんなさいっす、黒ねぇ」

茶「……ごめんなさい」

78 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:45:25.11 ID:PQb1OiB60

黒「……ううん。いいんだよ」

黒「それより私の気持ち考えてくれてありがとね」

黒「すごく嬉しいし、二人とも、凄く偉いよ」ナデナデ

橙「えひひ……」

茶「……んふ」

白「……それじゃ、男が帰ってくるまで行儀よく待ってましょ？」

白「行儀良すぎて、男が喜ぶくらいにねっ」

橙「はいっす！」

茶「……」コクリ

白「それじゃあ黒、私たちは編み物の続きしましょ？」

白｢早く上手くなって男を驚かすんだからっ！」

黒「ふふ、はいっ！」

黒「あ、それと……ありがとうございました」

白「ふ。あんたらのお姉ちゃんなんだからこれくらいはするわよ」

黒「ふふふっ」

79 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/07/29(日) 00:46:25.03 ID:PQb1OiB60

白「そういえば柴降りて来なかったけどどうしたのかしら？」

黒「さぁ……流石に電話の音は聞こえたと思うんですけど……」

男の部屋

柴「……ぐー」

80 ： ◆AU/OjWxByc [saga]：2012/07/29(日) 00:47:48.68 ID:PQb1OiB60

区切りのいいところでここまで。
もう……もう、何も言うまい。次回は頑張ります。
それではまた次回。

81 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2012/07/29(日) 00:56:54.54 ID:hhoHd3blo

おつ

82 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2012/07/29(日) 01:04:36.35 ID:nZr7nLIQ0

乙にゃ
手直しで遅くなったという割には三毛と橙ずっと間違えてるにゃ
投下予告を焦ることはないから自分のペースで書くといいにゃ

83 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/07/29(日) 02:41:10.68 ID:jvLuv8Oeo

黒と男がゲシュタルト崩壊しそうだ

84 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(西日本) [sage]：2012/07/29(日) 03:06:16.04 ID:TDZNTza6o

なんかおかしかったか？

85 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/07/29(日) 08:34:57.42 ID:/lf5Tc7Ko

>>83
('A`)人('A`)ﾅｶｰﾏ

86 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2012/07/29(日) 12:28:26.78 ID:lIi2EyB3o

黒と男ってなんか似てる気が

87 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]：2012/07/29(日) 13:35:17.50 ID:Bz2CbG/jo

三毛は橙でいいんだよ
最初っからずっとそうなんだから

88 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/29(日) 18:05:05.13 ID:q2fqbMoDO

こっそりオ○ニーしてる柴ワンにお仕置きと称して後ろから羽交い締めにしてアニャルバージンを奪いさりたいッ！！

89 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/07/31(火) 01:11:55.06 ID:yfhr69w9o

期待するから何時には投下できるとか宣言いらんよ？

90 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/31(火) 21:15:14.44 ID:mdAzfVADO

で…次の投下はいつですか？

91 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]：2012/07/31(火) 22:39:55.78 ID:osomZfxho

期待するから要らないとかいいつつ、音沙汰なければ生存報告寄越せって書き込むんだからツンデレよなぁ。

92 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/08/01(水) 02:05:25.61 ID:Q6VMqQrCo

まだー？

93 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/01(水) 19:30:13.73 ID:xcpL1hny0

やっぱり男と黒、三毛と橙はこんがらがりますよね……。次の投下からは、橙は三毛で固定にしようかなと思います。
黒はどうしましょうか。猫をみんなカタカナにしようかなとも思ったんですが、そうすると犬みたいになってしまいますし……。

例
クロ「さぁ……流石に電話の音は聞こえたと思うんですけど……」

いっそ名前を、とも考えましたが……そうすると抵抗がありますし。どうしたものか……。
上の例で良ければカタカナで行こうと思いますが、どうでしょうか？

94 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/01(水) 19:56:10.47 ID:vWOMNw5zo

変えなくていいよ

95 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]：2012/08/01(水) 20:14:24.60 ID:TDCFBlzqo

気にする必要ないですよ。
気にしてるごく一部の声が大きいだけですから。
気の向くままに書いてくださいなー

96 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2012/08/01(水) 20:24:50.50 ID:2i82CUzNo

すまぬ>>1よ
似てるって言っただけで変えろと言ったつもりじゃないんだ

97 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/01(水) 21:31:18.28 ID:Aycm7LO5o

白うぜぇ
もっと他の猫ピックアップしろや

98 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]：2012/08/01(水) 22:15:11.31 ID:jYVmIzLJo

白かわいいよ

99 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/08/01(水) 22:16:13.09 ID:bhnh/BOko

今名前を変えると読み直した時訳がわからなくなるぞ

100 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/02(木) 02:22:37.14 ID:ZoCOh7hDo

黒も男も普通に分かるから変える必要なんて無い

101 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(西日本) [sage]：2012/08/02(木) 04:28:09.66 ID:0ebp8xzco

変えなくていいよ
なのでさっさと続けろください

102 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/08/02(木) 07:23:29.98 ID:THp6C/n1o

名称なんてどうでもいいから続きはよ

103 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/08/02(木) 17:47:32.60 ID:AQh8nGqDO

柴ちゃんがオ○ニーを覚えて自慰にふけるシーンはよ！

104 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2012/08/02(木) 18:21:27.06 ID:RZjGpcqpo

>>103
それはないっていってただろうに
で、世間知らずの黒が夜の街うろついて路地裏で襲われるのマダー？

105 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/02(木) 23:32:51.27 ID:ecf+oS4R0

　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　／　　　　＼
　　　　　／　　　　　　　　＼
　　　　／　　　 ─　　 ─　＼
　　　　|　　　　（＿）　（＿）　 |　　　　　最近忙しくて書けないお・・・
　　　＼　　　　（__人__）　 ,／
　　　　ノ　　　　　｀ ⌒´　　＼
　／´　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　|　　　　ｌ　　　　　　　　　　　　　　＼
　ヽ　　　 -一''''''"~~｀`'ー--､　　　-一'''''''ー-､.
　　ヽ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒)　)　　(⌒＿(⌒)⌒)⌒))

という事で、次回の投下は少し時間がかかりそうです。日曜日には投下したいと思ってますが……。

次に名前ですが、黒はやっぱり変えないことにします。ちょっと解りづらいかもしれないですが、ご了承くださると嬉しいです。
でも、三毛は橙から変えようと思います。実を言うと自分もたまに打ち間違える時もありますしｗ

エロの予定はないです。ないです。

106 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2012/08/03(金) 01:55:36.16 ID:sCpGFfJZ0

ゆっくり書いていってね！
こないだはトチ狂った指摘してすまんかったぜよ

107 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/03(金) 03:34:47.42 ID:mH8dDHEDO

えろがない…だと……!?

発情黒にゃんの強制騎乗位アナルファックで男がありったけの精液を無理矢理絞りとられるシーンが…ないだとーーｯ!??

108 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(島根県) [sage]：2012/08/03(金) 04:11:49.44 ID:mL4LzaVdo

男の匂いすんすんくらくらが俺にとってはエロシーンだった

109 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/08/03(金) 09:58:26.03 ID:89AIFEt0o

おつー

まあゆっくりやってくれー

110 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/08/03(金) 10:42:43.17 ID:Jsrjb/I1o

エロなんて野暮ったいこと言わなさんな
俺たちの妄想力を甘く見て貰っては困る

で、続きはよ

111 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/05(日) 22:41:05.22 ID:0AXei8tT0

こいこい！

112 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/06(月) 09:28:40.44 ID:NfkiXYcL0

来てない…

113 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/06(月) 14:57:08.90 ID:mPdeNQ9DO

早く来ないと白ちゃんに窒出しするぞ！

男が見てる前でな！！

114 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) ：2012/08/06(月) 16:56:35.99 ID:H404ebxQ0

>>113
それ男のケツ穴だぞ

115 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]：2012/08/06(月) 18:13:43.88 ID:dtzro/9AO

ｱｯー♂

116 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2012/08/06(月) 18:41:52.38 ID:L2GpuBVz0

窒出しとか初めて見る単語だな

いったいどんな状態なんだ…

117 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) ：2012/08/06(月) 18:46:08.80 ID:gj2skG5X0

突然のホモ♂ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

118 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2012/08/06(月) 19:57:05.92 ID:aqw85O7Ro

窒素を出すんだよ

119 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/08/06(月) 20:34:34.67 ID:FGUVk85vo

字間違えてるんだよ
窯だしだよ

白の置物焼いてたんだよ

120 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/08/06(月) 22:09:17.69 ID:fE2dKmkr0

で、まだなのかね

121 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/08/06(月) 23:39:41.68 ID:tfSjscGTo

おら>>1出てこい！（AA略

122 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) ：2012/08/09(木) 19:07:47.66 ID:8rxxJhND0

まだか？

123 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/09(木) 22:42:08.95 ID:NzI1O8Du0

>>122
>>1が来ないのはいつものことだろjk

124 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/08/10(金) 22:05:28.60 ID:EBTcs2oCo

>>1は都市伝説
実は何者かに踊らされていただけなんだよ

125 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/11(土) 00:29:36.05 ID:j/WsLE5F0

>>124
　　　　　　＿人人人人人人人人人人人人人人人＿
　　　　＞　　　　　　な、なんだってー！！　　　＜
　　　　　￣^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^￣
　　 ∩＿＿＿∩ 　　　　　　　　　　　　 ∩＿＿＿_∩
　　 | ノ　　　u ヽ　　　　　　　　　　　/ u 　　 u └| 　∩＿＿＿_∩
　　/ # ●　　　● |　　　　　　　　　　| ●　　　● # .ヽ/ 　u　　　 └|
　 |　u 　　( _●_)　ミ　　　　　　　彡　 (_●_ )　u　 |●　　　● # ヽ
　彡､　　　|∪|　　､｀＼　　　　　　／　　 |∪| 　　彡　 (_●_)　u 　 |
/　＿＿　ヽノ　/´>　 )　　　　　（　く　　ヽﾉ　／ u 　 |∪|　　　　ミ
(＿＿＿）　　　/　(_／　　　　　　　＼_ )　　　　　（　く　ヽﾉ　　　　　ヽ

ようやく忙しさが収まったので近日には投下できると思います。
一応、日曜の夜を予定してます。

126 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]：2012/08/11(土) 00:37:43.55 ID:ivOD8JdTo

からの？

127 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/08/11(土) 02:31:57.70 ID:JfhUocc9o

寝落ちですねわかります

128 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/08/11(土) 02:54:50.51 ID:VeNwWO1Q0

しまった何月何日の日曜の夜か聞いとくんだった

129 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/08/11(土) 03:30:22.61 ID:e1StcH60o

奴の日曜日が人間界の日曜日とは限らないんだぜ

130 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2012/08/11(土) 07:17:37.12 ID:SU08dJHso

別に二ヶ月後の日曜だとしても俺は待ってるんだよ

131 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/08/11(土) 07:26:13.07 ID:D+yRIAI6o

この信用のなさにﾜﾛﾀ

132 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) [sage]：2012/08/11(土) 10:08:31.67 ID:1bCFwIAjo

信じないで待ってるよ

133 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]：2012/08/11(土) 14:07:56.05 ID:+DOXsiw7o

投下する・・・・・・！投下するが・・・・・・
今回まだ日曜日としか言っていない
そのことをどうか諸君らも思い出していただきたい
つまり・・・・>>1がその気になれば投下は10年20年後の日曜ということも可能だろう・・・・・・・・・・ということ・・・・！

134 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2012/08/11(土) 14:19:00.98 ID:+PKZ4IxSo

135 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2012/08/11(土) 15:44:54.38 ID:Y8JCk781o

信用無さすぎワロタｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

136 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/08/11(土) 19:27:44.70 ID:y7Zy3Iqno

信用は壊すことなら簡単にできるけど作るのは難しいってばあやが言ってた！
……な？

137 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2012/08/11(土) 20:03:07.71 ID:4dI2G8WPo

おまえらほんとツンデレさんだな

138 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]：2012/08/12(日) 00:20:28.77 ID:T6pFXzmAO

諸君らが愛してくれた>>1は日曜と言った。何時のだ！
諸君の父も子も、その>>1の無思慮な未投下の前に死んでいったのだ。この悲しみも怒りも、忘れてはならない。
それを、>>1は、また日曜と言って我々に教えてくれた。
我々は、今！この期待を結集し、>>1に叩きつけ、初めて>>1に投下させることが出来る！宣言通りの投下こそ、読者全てへの最大の慰めになる。読者よ、悲しみを期待に変えて、立てよ読者よ！
我等読者こそ、投下を望む民であることを忘れないで欲しいのだ。>>1の投下こそ、読者を救い得るのである！
ニーク・キューウ！

139 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]：2012/08/12(日) 02:10:18.40 ID:8u6YY9IAO

ニーク・キューウ！
ニーク・キューウ!!
ニーク・キューウ!!!

140 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2012/08/12(日) 02:33:10.22 ID:4w1UswW+o

伸びてると思ったら何だこの流れ

141 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/08/12(日) 10:47:20.13 ID:zD2mhqo7o

恒例の>>1いじり

142 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/08/12(日) 21:29:08.28 ID:RO1yI62V0

で、夜になったけどマダー?

143 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) ：2012/08/12(日) 22:01:34.61 ID:7qMc3uqg0

マダー┌(┌＾o＾)┐ﾊﾖｫ

144 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/12(日) 22:10:14.75 ID:pxQWsHclo

おいおい、投下は明日の夜だろ？何言ってんだ

145 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage ]：2012/08/12(日) 22:27:59.05 ID:92zJhQAio

日曜っていつだっけ(ドワスレ)

146 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/08/12(日) 22:55:47.87 ID:+o/oKpmLo

信用のない>>1 www

147 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県) [sage]：2012/08/13(月) 00:04:17.07 ID:z8T3V/Bbo

今年だけでも日曜日は残り22回あるからな...

148 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 00:05:39.43 ID:wDLocXz20

レスにぐぬぬって思って絶対間に合わせたろうと思って書き続け……　

　　　　　　/ﾆＹﾆヽ
　　(ヽ　　/（ﾟ )( ﾟ）ヽ　　　/)
　　(((i ) ／::::⌒｀´⌒::::＼　( i)))　　結局間に合わないていうｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
　／∠_|　,-）＿＿＿（-，|＿ゝ＼
( ＿＿＿､　　|-┬-|　　　　,＿＿）
　　　　|　　　　`ー'´　　 /´
　　　　|　　　　　　　　　/

　　 _, ,_ 　ﾊﾟｰﾝ
　（　‘д‘）
　　⊂彡☆))Д´） >>1

二時には投下します。ごめんなさい……。

149 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2012/08/13(月) 00:07:56.07 ID:jF2IJl80o

何日の２時だよと
まあ来るのならいいけど

150 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage ]：2012/08/13(月) 00:12:05.40 ID:g8siNl8Do

寝落ち安定

151 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]：2012/08/13(月) 00:29:36.24 ID:mOqaFtL+o

あと1時間半だと思うじゃん？

152 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2012/08/13(月) 00:56:24.00 ID:6st5soU7o

きっと来年の日曜日の2時

153 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/13(月) 01:36:24.81 ID:nxR7+8BRo

まぁでもあと624837時間以内には投下してくれるだろ
焦るなよ
焦らすなよ

154 ： ◆AU/OjWxByc [saga]：2012/08/13(月) 02:00:56.96 ID:wDLocXz20

　　　　　　　　＼　　ヽ　　　　　! |　　　　 /
　　　　　＼　　　　ヽ　　　ヽ　　　　　　　/　　　　/　　　　／
　　　　　　　　寝落ちしなかったああああああああああぁぁぁ！！
　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　｜　　　　 /　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｲ
￣　--　　=　＿　　　　　　　　　 / |　　　　　　　　　　　　　 --'''''''
　　　　　　　　　　,,, 　　 ,r‐､λノ　ﾞi､_,､ﾉゝ　　　　　-　￣
　　　　　　　　　　　　　　ﾞl　　　　　　　ﾞ､_
　　　　　　　　　　　　　 .j´　.　.ﾊ_, ,_ﾊ　　　（.
　　　　─　　　＿　　─ {　　 (ﾟωﾟ　）　　 /─　　　＿　　　　　─
　　　　　　　　　　　　　　 ).　 c/　　 ,つ　 ,l~
　　　　　　　　　　　　　 ´y　　｛ ,、｛　　 <
　　　　　　　　　　　　　　ゝ　 lﾉヽ,)　　 ,

投下します

155 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/13(月) 02:01:41.05 ID:Vsw8R9/IO

時間通りとか明日は大地震がくるぞ

156 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:02:49.09 ID:wDLocXz20

――――――――

男のバイト先

男「着いた。時間は……余裕だな」

ガラッ

「あ、いらっしゃ……て、あら、男君」

男「お疲れ様です。店長」

店長「うん。ありがとう。……今日は男君がシフトだったっけ？」

男「そうですよ。忘れちゃいました？」

店長「そう言う事ではないんだけど……。ちょっと確認するの忘れちゃって。ふふ」

男「……そうですか」

店長「うん。だから忘れたってわけじゃないのよ？」フフン

男「……胸張って言う事じゃないですよー」

店長「ふふ、そう？」

男「そうですよ……。というか、もし俺がシフトサボって来なかったらどうしてたんですか？」

店長「……どうするって？」

男「連絡とか。解って無かったら俺とか、他の子に連絡するの遅れちゃって、店長が大変になるかもしれないんですよ」

157 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:04:29.45 ID:wDLocXz20

店長「ああ、そっか。……ふふ、そこまで考えてなかった」

店長「アルバイトの皆、いい子だからそんなこと考えもしなかったなぁ」

男「店長……人の事信用し過ぎですよ」

店長「そうかなぁ……」

店長「じゃあ男君は、勝手にアルバイト休んじゃうの？」

男「そんなことは……しませんけど」

店長「ふふ、でしょう？」

店長「私だって、信用できる人と出来ない人くらい解るんだからっ」

男「でもこの前胡散臭い保険屋に説得されそうになってましたよね」

店長「……そうだったかしら？」

男「そうですよ」

店長「うーん……」

男「とにかく、あんまり人を信用しちゃ駄目ですよ」

158 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:06:17.83 ID:wDLocXz20

店長「じゃあ、男君も信用しちゃ駄目なの？」

男「いや、そういうことでは……」

店長「私は男君の事信じたいな」

男「……えと」

男「……信じて、いいですよ」

店長「ふふふっ、ありがと」

男「はぁ……」

男「それじゃあ俺、用意してきますね」

店長「うん、今日もよろしくお願いします」

男「はい」

店長「あ、そうだ。今日はまかない何食べたい？」

男「ええと……それじゃあ、オムライスで」

店長「わかったわ。それじゃあ作ったら持っていくから、食べたらお手伝いお願いね」

男「はい。わかりました」

男(まかない……晩御飯か)

男(皆ちゃんと晩御飯食べて、やれてるかな……)

159 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:07:03.73 ID:wDLocXz20

―――――

自宅　夕食後

三毛「ごちそうさまっすーっ！」

茶「……さまでした」

白「ごちそうさま。んーっ、美味しかったっ！やっぱり男の作るご飯は最高ねっ！」

白「贅沢を言えば、出来たてを食べたかったけどっ」

柴「贅沢言うんじゃない」

白「むむっ」

黒「ふふっ」

白「さてと……ご飯も食べたことだし、あとは男の帰りを待つだけね」

黒「そうですね……。でも、男兄さん、遅いですね……」

茶「……男、おそい」

三毛「あにき、まだ帰るのじかんかかるっすか？」

黒「え、えーと、それは……」

柴「……ご主人にもやることがあるのは解ってるだろう？」

柴「私たちはそれが終わるのを待つだけだ」

柴「今までだってそうだったろう？」

160 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:08:26.84 ID:wDLocXz20

三毛「そうっすけど……」

柴「なら、我慢しなきゃな」

茶「……でも、寂しい」

三毛「そうっすよっ。さびしいっす……」

柴「……」

柴「……ご主人は、暗くなったら帰ってくると言っていた」

柴「もう外は暗い。もうすぐ帰ってくるさ」ポン

三毛「ほんとっすかっ！？」

茶「……ほんと？」

柴「ああ。もちろん」

三毛「えふふっ！やったっすっ！」

茶「……」尻尾立て

柴「だから、それまでいい子で待っていような」

三毛「はいっすっ！」

茶「……うん」

161 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:11:26.37 ID:wDLocXz20

三毛「それじゃあ茶ねぇっ！あにきが帰ってくるまで遊ぼうっすっ！」

茶「……何する？」

三毛「えーと、えーと……」

柴「ふふ」

黒「すごいです……柴姉さん」

柴「ふっ、これ位造作もないさ」

黒「ふふっ。……あ、そうだ。今日お風呂とシャワーどっちにします？」

柴「風呂か？うーん……風呂かな」

白「私はシャワーが良いかなっ」

黒「別れちゃいましたね……。ちょっと茶ちゃんと三毛ちゃんにも聞いてきますね」

柴「ああ」

白「それとなーくシャワーにするようにしてねー」

黒「あはは……。あ、茶ちゃん、三毛ちゃん。今日……」

タタタ

162 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:14:27.14 ID:wDLocXz20

白「……で」

柴「うん？」

白「茶と三毛にもうすぐ帰ってくるなんて言っちゃたけど、大丈夫なの？」

柴「……な、何がだ？」

白「だって、もうすぐ帰ってくるなんてわからないじゃない」

白「遅くなって、まだ帰ってこない～って二人が騒いだらどうするのよ？」

白「あんた、嘘吐きって言われちゃうわよ？」

柴「……」

白「まさか……考えてなかったの？」

柴「…………いや、か、んがえてたさ」

柴「私が考えてない訳な、ないだろう？」

白「じゃあそうなったらどうするか、もう考えてるわけね？」

柴「も、もちろんだっ。あまり馬鹿にするなっ」

163 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:16:31.55 ID:wDLocXz20

白「ふーん……」

白「……ま、いいけど。私知らないわよ」

柴「ああ……」

白「……ばーか」

黒「柴姉さん、白姉さんっ。二人とも、お風呂が良いそうですっ」

三毛「おふろーっ！」

茶「……おふろ」

白「えー？……まぁこうなる気がしてたけど」

黒「あ、す、すいません……それとなくは言ってみたんですけど……」

白「あんなの気にしなくていいわよー。それより、お風呂ならお風呂のお湯入れなきゃね」

黒「は、はいっ！それじゃあ私、お湯入れてきますねっ」

白「私も行くわ。お風呂の入れかた見ておきたいし」

黒「はいっ、それじゃあ行きましょうっ」

トタトタ

164 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:17:54.86 ID:wDLocXz20

柴「……」

柴「……どうしよう……何も考えてなかった……」

柴「どうするか、考えなきゃ……」

三毛「？　なにがっすか？」

茶「……かんがえ？」

柴「っ！い、いや、なんでもないぞっ！あはっ！あはははっ！」

柴「はぁ……」

茶「……？」

三毛「変な犬っすね。茶ねぇ」

茶「……変」

ピンポーン

柴「……ん？この音は……」

三毛「人間が来たっすっ！お客さんっすっ！」

茶「…………知らない人間、きらい」

165 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:18:49.07 ID:wDLocXz20

柴「客か……確か、ご主人たちはここを押して……」

ポチ

柴「あ」

「こんばんは」

柴「ま、まずい……」

三毛「犬？どうしたんすか？」

茶「……うー」

「あれ？繋がってないのかな？もしもーし」

柴「あ、う、そ、その、すまない」

柴(え、えーと確か、ご主人達は……)

柴「ど、どちらさまですか？」

「うーん……そうだね。男くんの知り合いかな」

166 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:19:28.26 ID:wDLocXz20

柴「ご主人の？」

「そうだよ。結構長い付き合いなんだ」

柴「はぁ……でも、長い付き合いという割には貴女を見たことは無いですが」

「君がこの家に来た頃には、私は彼の傍にいなかったからね」

「君が私を知らないというのも当然だ」

「だから、こう見えて、私は君達より大分付き合いが長いんだよ？」

柴「……」ムッ

柴「……そう、ですか。それで、その貴女がどういった御用向きで？」

「男君にね、君たちの様子を見てくれるかと頼まれたんだ」

「やっぱり皆だけだと心配だからって」

柴「……」

「あれ？どうかした？」

柴「け」

柴「……結構です。貴女がいなくても、私がいます」

柴「私がしっかり皆の面倒を見ます。ですから、わざわざ貴女がお手数かけなくても結構です」

167 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:22:10.80 ID:wDLocXz20

「でもなぁ……頼まれた身だし、ここで引き下がっては彼に申し訳が立たないよ」

「君に追い返され、男君の頼みを反故にした。では私の顔もたたないしね」

柴「それは、説明して」

「君は男君に私に対して頭を下げさせるつもりかい？」

柴「う……」

「下げる必要もない頭を下げさせる。ましてやそれを君のご主人に。それが君は望んでいることではない筈だよ」

柴「……」

「そうだな……じゃあ君は、私を家に入れて一人ひとりに話させてくれるだけでいい」

「そのほか全ての世話、面倒を君が引き続き見るという事でどうかな？」

「それならば、私は様子を見たという目的を便宜上達成したという事が出来るし」

「君の望みも全て叶えられるだろうしね」

柴「……」

「どうかな？互いに悪くない、むしろ良い提案だと思うけどな」

168 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:22:59.86 ID:wDLocXz20

柴「……わかりました」

「くくくっ！そうか。ありがとう」

柴「待っててください……。今、開けますから」

「うん。待ってるよ」

プツ

三毛「あれ？もうお話しやめちゃったんすか？」

茶「……知らない人間、帰った？」

トタトタ

黒「あ、あの、今、お客さんが来た音しませんでしたか？」

白「こんな時間にお客なんて珍しいわねー。あ、お風呂はオッケーよんっ」

169 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:25:00.54 ID:wDLocXz20

柴「……皆」

三毛「なんすかー？」

茶「……？」

白「なによ？」

黒「は、はい？」

柴「今から……お客さんが来るから、行儀良くしてくれ」

三毛「お客さんっすか！？やったぁっすっ！」

茶「……うえ」

黒「え、ええっ！？お客さんですかっ？」

白「え？なんでまた……」

柴「……ご主人に頼まれて、私たちの様子を見に来てくれたそうだ」

白「男に？」

柴「ああ。だから」

柴「行儀よく、頼むぞ」

170 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:26:38.38 ID:wDLocXz20

玄関

「こんばんは。それと初めまして」

白「……ん？貴女はっ！」

「やぁ、昨日ぶりだね。白君」

柴「知ってるのか？白？」

白「ええ！昨日男を追いかけて家を出た時に、男の居場所を教えてくれた人よっ！」

「無事に男君には会えたかい？」

白「ええ。貴女が教えてくれたお陰でねっ！」

白「あの時は本当に助かったわっ。ありがとうっ」

「いやいや。当然のことをしたまでだよ」

「それより、ちゃんと君が男君に会えてよかった」

白「えへへっ。でも、男には怒られちゃったけどね」

「そうなのかい？」

白「ええ……。心配掛けるなーって、凄い怖い顔で」

白「でも、そこまで心配してくれたって思ったら凄く、凄く嬉しくて……」

白「それにその後もずっと男は守ってくれて……えへっ、えへへっ……」

171 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:27:29.28 ID:wDLocXz20

「そっか。君は凄く男君に大事に思われてるんだね」

白「そ、そうかなぁ……えへへ……」

「そうだよ。だから君も、男君の事大事に思ってあげてね」

白「もちろんっ！」

「くく。まァ、そういうことで僕と白君は知り合いなんだ」

柴「そうだったのか……。申し訳ない。白が迷惑を掛けました」

「いつものしゃべり方でいいよ。柴君」

柴「私のこと、知ってる……んですか？」

「だからいつものしゃべり方でいいと言ってるのに……まぁいいや」

「そうだよ。男君から聞いているからね」

「他の子も、皆ね」

「君が、白君」

白「ええ」

「君が柴君」

柴「……はい」

172 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:29:07.54 ID:wDLocXz20

「それで君が……」

三毛「三毛っすっ！よろしくおねがいっすっ！」

「ああ。よろしくね。三毛くん」

「凄く元気いっぱいだね。君は」

三毛「はいっすっ！えふふっ！」

「元気な事はすごくいい事だから、このままの君でいてね」

「あ、でも。あんまり元気で、男君の事困らせたらダメだよ？」

三毛「もちろんっすっ！あにきは絶対困らせないっすっ！自信があるっすっ！」

「くく。そっか。それなら安心だ」

「これからよろしくね。三毛くん」

三毛「はいっすっ！よろしくっす！」

173 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:29:50.06 ID:wDLocXz20

「それで……」チラ

黒「……！」ビクッ！

「黒君……の後ろに隠れてるのが、茶君」

茶「……」じとー

「君が、茶君だよね？」

茶「……」サッ

黒「あ、ちゃ、茶ちゃん……」

柴「茶っ」

「ありゃ、嫌われているのかな？」

「僕は君に酷い事なんかしないよー」

茶「……」じとー

「くくくっ。今はダメか」

「今は嫌いかもしれないけど、よろしくね。茶君」

茶「……」サッ

174 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:30:35.50 ID:wDLocXz20

柴「すいません……」

「いや、いいよ。僕は急によそからやってきた人間だからね。こう扱われるのも仕方ないさ」

「それより……」

黒「……っ！」びくっ

「さっきも言ったけど、君が黒君だね？」

黒「は、はははは、はぃっ！」

「そんなに怖がらなくて大丈夫だよ。とって食ったりはしないから」

黒「はっ！……ぃ……」

「くく。慣れるまで大変かもしれないが、よろしくしてくれると助かるよ」

黒「よ、よよよよよよ、ょろしく、おねがいひまひゅ……」

黒「ぅあぅ……」カァ

「くくくっ。よろしくね」

175 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:31:20.15 ID:wDLocXz20

うん。これで皆全員だね」

「何度も言うけれど、これからよろしくね」

柴「これから……？」

「うん。多分、男君が家から出ていない時に何度か、この家に来る事になると思うからね」

「だから、これから」

柴「そう、ですか……」

「嫌かな？」

柴「い、いえっ！そう言うわけでは」

「そっか。よかったよ」

「それじゃあ皆。改めてよろしくね」

三毛「よろしくおねがいっすっ！」

白「ええっ！よろしくねっ！」

黒「よ、よろしく、おねがいしま……」ボソボソ

茶「……」ジトー

柴「よろしく、お願いします……」

176 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:32:49.07 ID:wDLocXz20

三毛「ところでっ！おねーさんのなまえはなんていうんすかっ？」

白「そうね。これからよろしくなのに、名前も知らないのはおかしいわよね」

「ああ、そっか。名乗るのを忘れていたね」

「僕の名前は……うーん、そうだなぁ……」

狐「狐って言うんだ」

黒「きちゅ、……」

白「きつね？変な名前ね」

狐「くくくっ。よく言われるよ。もう慣れたけどね」

三毛「きつね、きつね、きつね……」

三毛「きつねぇ！」

狐「うん？そう呼んでくれるのかい？」

三毛「はいっすっ！ぼくはきつねぇがいいっすっ！」

狐「そうか。ありがとう。あだ名をつけてくれて」

狐「ならそれでお願いしていいかな。三毛君」

三毛「はいっすっ！きつねぇっ！」

狐「くくっ」

177 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:33:46.54 ID:wDLocXz20

白「よろしくねっ！狐っ！」

狐「ああ。よろしく。白君」

柴「お、おい。あまり慣れ慣れしく話しかけるな。失礼だろうっ」

白「えー？別にいいじゃない」

三毛「ダメなんすか……？」

柴「面倒を……みてくれる上に、お客さんなんだぞ。それ相応の礼儀を……」

狐「僕は構わないよ」

三毛「ほんとっすかっ？」

柴「い、いいんですか？」

狐「ああ。この位ふれんどりぃな方が嬉しいからね」

白「ほら、狐もこう言ってくれてるんだし、良いんじゃない？」

柴「……そうだな。狐さんがいいなら」

狐「ありがとう。柴くん」

柴「いえ、こちらこそありがとうございます」

178 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:34:38.83 ID:wDLocXz20

狐「柴君はその話し方のままなのかい？」

柴「……お客様ですから」

狐「そうか。残念だなぁ」

狐「でも、いつでもいつもの話し方でしゃべってくれて良いからね？」

柴「はい。考えておきます」

狐「うん。お願い」

黒「あ、あああ、あの……」

狐「うん？どうしたの？黒君？」

黒「きちゅ、きちゅねしゃん」ガタガタ

狐「落ち着いて。大丈夫だから」ポン

黒「あ……」

狐「ね？」

黒「はい……なんだか急に緊張が……」

黒「すごいです、狐さんっ！」

狐「いやいや。これは黒君の力だから。僕はなにもしてないよ」

179 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:37:08.70 ID:wDLocXz20

狐「さて。挨拶も済ませたことだし……」

狐「皆。何か今困った事とかないかな？」

三毛「こまったことっすか？」

狐「うん。それをどうにか、もしくは起こさせないのが僕の仕事だから」

白「困ったこと……は、無いわね」

黒「そうですね……。わからなくて困りそうなことは大体男兄さんが教えてくれましたし」

三毛「ご飯もおいしかったっすーっ！」

狐「そうか。何もないならよかった」

柴「……ええ！私がちゃんと見てますからっ！」

白(ひたすら本に夢中になってたやつが何言ってるんだか)

狐「そっか。すごいな、柴君は」

狐「男君もいないのに、ここまで面倒見切れるなんて凄いよ」

柴「い、いえ。そん、な……」

白(顔に出てるわよー)

180 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:37:47.73 ID:wDLocXz20

黒「……ああっ！」

柴「ど、どうした？いきなり」

黒「お風呂のお湯、出しっぱなしでした……」

柴「……なんだ、そんな事か」

黒「でも、お湯、溢れてるかもしれません……」

柴「止めれば何とかなる。溢れた分は……後でご主人に謝ろう」

柴「それより止めに行くぞっ」

黒「は、はいっ！」

タタタ

狐「くくっ。頑張ってるなぁ」

白「ホントね。張り切っちゃって鬱陶しいったらないわ」

狐「そうなの？」

白「……いえ。アイツはあんな感じだったわ。いつも」

狐「くく。そっか」

181 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:39:35.47 ID:wDLocXz20

狐「そうだ。ねぇ白君。教えて欲しい事があるんだけどいいかな？」

白「うん？なに？なんでも聞いていいわよっ」

狐「まァ、教えて欲しい事って言うか君たちの事なんだけどね」

白「私たちの事？」

狐「うん。皆はどんな子なのかとか」

狐「私が男君の傍にいなかった間、どんな人生を送ってたとか、さ」

白「……男の事、気になるの？」

狐「まぁね。長い間付き添って、離れてしまった友達の事だからね」

狐「教えてくれないかな？」

白「……いいわよっ！でもっ」

狐「うん？」

白「教えたくないことは絶対に教えてあげないからっ！」

狐「くくっ。それでも全然いいよ」

狐「君たちの事を聞けるだけで、僕は満足だからね」

白「え、いいの？ならいいけど……それじゃあまず、男の事からだけど、男は―――」

182 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:42:03.94 ID:wDLocXz20

――――――――

男のバイト先　

男「ありがとうございました」

ガラッ

店長「やっと落ち着いたね……お疲れ様。男君」

店長「コーヒー飲む？」

男「あ、ありがとうございます」

店長「お腹空いてない？何かつくろっか？」

男「い、いえ。お腹空いてないですから大丈夫ですよ」

店長「そう……？遠慮なんかしなくていいからね？」

男「え、遠慮なんかしてませんよ。さっきオムライス頂きましたし、お腹は全然減って無いですよ」

店長「そっか。ならよかった」

男「あはは……」

183 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:43:07.26 ID:wDLocXz20

店長「あ、そうだ。男君」

男「はい？」

店長「なにか心配ごとでもあるの？」

男「え、ど、どうしてですか？」

店長「男君。お手伝い始めてくれた時からなんだかずっと難しい顔してるんだもの」

店長「なにかあったのかな、って思って」

男「え、ええと……心配ごとって言うほどでもないんですけど」

男「俺、姪っ子達を預かってて……それで、ちゃんと留守番出来てるかなって、思いまして」

店長「姪っ子さん？でも、今は確かお父様達は旅行に行ってるんじゃ……」

男「急な事でそうなってしまって……。だから今、家にあの子たちだけなんです」

店長「……」

男「て、店長？」

184 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:43:39.91 ID:wDLocXz20

店長「男君っ！！」

男「は、はいっ？」

店長「何でこんなところに来たのっ！姪っ子さんたち小さいんでしょう？なら小さい子だけにしちゃ駄目じゃないっ！」

男「で、でもそれじゃあ店長の迷惑に……」

店長「私はいいのっ！それより小さいこの方が大事っ！」

店長「今日はもう上がっていいから、あとは私に……」

ガラッ

「店長ちゃ～んこんばんわっ！」

店長「あ、あら社長さんいらっしゃいませ」

「また来たよ～」

店長「あ、ありがとうございます」

「店長ちゃんの為にさ、今日は会社の奴ら皆連れてきたから」

「これでいっぱい儲けちゃってちょーだいっ！！」

「店長さん俺ハンバーグ定食ねー」

「俺はシチューねー」

「俺は――――」

185 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:44:18.81 ID:wDLocXz20

店長「は、はーい。ありがとうございますっ少々お待ちくださいね」

男「店長……」

店長「きょ、今日は私一人で大丈夫だからっ！男君は帰ってあげて」

男「いや……」

男(この数、店長一人じゃ大変過ぎるし……)

男(店長の苦手な社長さんもいる)

男(これは帰るわけにはいかないだろ)

男「残ります。俺、ハンバーグ定食からやりますね」

店長「でも……」

男「これで帰ったら今度はこっちの心配で難しい顔しちゃいますから」

男「それに大きい姪っ子もいるので大丈夫だとは思いますから」

店長「……ごめんね」

「お冷まだー？」

男「はい。ただいまー！……それじゃあもうちょっと、お願いします」

店長「……うん。ありがとう、男君っ」

186 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/08/13(月) 02:45:07.75 ID:wDLocXz20

男(まだ帰るの遅くなりそうだな……)

男(皆、大丈夫かな)

男(……今は考えてもしょうがないか)

男(頼んだよ)

男(柴)

187 ： ◆AU/OjWxByc [saga]：2012/08/13(月) 02:49:54.04 ID:wDLocXz20

区切りのいいところでここまで。
丸々二週間ぶりですね……本当に遅くなりました。じかい……。
そしてついに遅刻常習犯として扱われるようにになってしまいましたね。事実ですから何にも言えませんけど。
その汚名をへんじょ……
それではまた次回。

188 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/13(月) 02:56:02.60 ID:xxItXANDO

>>1乙

汚名は挽回しろよw

189 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]：2012/08/13(月) 03:02:05.93 ID:mOqaFtL+o

おっつ

190 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/13(月) 03:05:47.40 ID:Vsw8R9/IO

おつ

191 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]：2012/08/13(月) 03:11:56.89 ID:n5P8Bum+o

>>188
女の名前とか言わなければ…

192 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/08/13(月) 03:19:39.25 ID:EZ0kAoXNo

乙乙乙

193 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/08/13(月) 03:46:28.08 ID:sdtMOVS/o

汚名は挽回じゃないそ
返上だぞ
挽回するのは名誉

194 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/13(月) 03:55:13.95 ID:xxItXANDO

>>193
意地悪言っただけさw
遅れるのは想定内だしな

195 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/13(月) 08:22:14.46 ID:PROlXl0ao

>>193
Ｚガンダムネタだろー。
それと1投下乙

196 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2012/08/13(月) 08:59:05.41 ID:jF2IJl80o

俺が寝落ちしたわ
時間通りとか恐いわ

197 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage ]：2012/08/13(月) 09:27:01.67 ID:rd4qTjHVo

出来る>>1だと思ってたぜ
おつ

198 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2012/08/13(月) 09:31:53.89 ID:UIhFQ57lo

この>>1はできる>>1

199 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/08/13(月) 15:10:55.67 ID:P6+xenbdo

ある意味、期待を裏切らない>>1だなwwww

200 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/08/13(月) 17:11:27.14 ID:EcAHISvDO

黒たんかわいすぎておちんちんきもちいお!

201 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/08/13(月) 19:22:47.40 ID:Quj9Ko8so

今日は日曜日だったか

202 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岩手県) [sage]：2012/08/17(金) 12:14:01.07 ID:1heduFNV0

今月中には来てくれよ

203 ： ◆AU/OjWxByc [saga]：2012/08/22(水) 00:07:36.73 ID:EMxTFqiN0

　　　　　|∧∧
　　　　　|･ω･)　　　ﾀﾞﾚﾓｲﾅｲ...
　　　　　|⊂　　　　　ﾄｳｶｽﾙﾅﾗｲﾏﾉｳﾁ
　　　　　|

という事で投下宣言してないですけど投下します。

204 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/08/22(水) 00:08:50.33 ID:EMxTFqiN0

――――

自宅

狐「くくくっ！そうか、彼がか。くくっ」

白「そうなのっ。優しいのは良いんだけど、すっごく鈍くって」

トタトタ

黒「すいません……」

柴「気にするな。次から気をつければいいさ」

白「あ、二人とも。……やっぱり零れてた？」

柴「たっぷりな」

白「あちゃあ……。気にしとけばよかったなぁ」

柴「全くだ。お前は黒たちの一番上なのだから、もう少ししっかりしろ」

白「そんなこと位わかってるわよ。……うるさいなぁ」ボソ

柴「何か言ったか」

白「いーえ。なにもー」

205 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/08/22(水) 00:10:26.23 ID:EMxTFqiN0

黒「そ、そんな……柴姉さん、それだったら私だって……」オロオロ

三毛「……け、けんかっすか？」

狐「くく、まァ柴君もそこまで言ってやらさんな」

狐「人間になってからそう時間もたっていないのに、突然の事態にすぐに人間として対応しろというのも難しい話だと僕は思うな」

柴「そうですが……。ですが白は」

狐「それに、今回は僕が何の連絡もせずに君たちの家に訪れた、という部分が大きい」

柴「……それは」

狐「僕があらかじめ尋ねると伝えていればこのような事はならなかった。これは明らかに僕の失態だ」

狐「僕が頭を下げる。それでは足りないかもしれないが、白君の事許してあげてくれないかな？」

柴「あ、頭なんか下げないでくださいっ」

柴「わ、わかりました……。今回は無しにします」

狐「くくっ、ありがとう。柴君」

柴「……はい」

白「……」

206 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/08/22(水) 00:11:33.37 ID:EMxTFqiN0

三毛「あ、も、もうけんか、もうしないっすかっ？」

狐「そうだよ。もう皆仲良しだ」

三毛「ほんとっすかっ？よかったっすっ！」

黒「……」ほっ

狐「さて、一件落着としたことだし、僕はもう帰ろうかな」

三毛「えーっ？もう帰っちゃうんすかっ？」

狐「うん。僕が男君に頼まれたのは、君たちの様子を見に来ることだからね」

狐「ちゃんと君たちはやっていたし、これ以上僕がここにいてもしょうがないよ」

三毛「でもっ、でもっ！せっかくなかよくなったっす！もっときつねぇと居たいっすっ！」

黒「そ、そうですよっ。もう少しぐらいゆっくりしていっても……」

狐「ありがとう、そうしたいのは山々なんだけどね……。これから僕は用事があるんだ」

狐「だから、そろそろ行かなくちゃならない」

207 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/08/22(水) 00:12:51.93 ID:EMxTFqiN0

黒「だったらせめてお風呂くらいは……」

三毛「ぼく、きつねぇとおふろはいりたいっすっ！」

柴「……二人とも。狐さんはいいと言っているんだ。それなのにしつこくするのは失礼だぞ」

黒「あ……それもそう、ですね……。ごめんなさい……」

三毛「でも……」

狐「くく、二人の気持ちは嬉しいよ。それに失礼とは僕は思ってない」

狐「でも、そこまでして貰っては流石に申し訳ないし」

狐「よそ者の僕がこの家の主である男君の許可も無しに勝手に入るのもよろしくないしね」

狐「お風呂に入るのは男君の許可がもらえて、僕の用事もない日にしよう」

三毛「……きょか？があにきからもらえたら、いっしょに入れるっすか？」

狐「そうだね。今この家で一番偉いのは男君だから」

三毛「だったらかえってきたらぼく、あにきにおねがいっするっす！きつねぇと一緒にはいれるようにってっ！」

狐「そうかい？くくっ、ありがとう。嬉しいなァ」

狐「三毛君は優しいね」ナデナデ

三毛「えふふふー」

208 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/08/22(水) 00:14:12.97 ID:EMxTFqiN0

白「それじゃあもう帰っちゃうのね。……もうちょっと話したかったわ」

狐「僕もだよ。もっと男君の事とか、皆の事聞きたかった」

白「そうね。私も全然話し足りなかったわ」

白「また、来てくれるの？」

狐「男君に頼まれればね。そうでなくても個人的に来たい所ではあるけれど……」

白「来てもいんじゃない？狐は男の昔からの知り合いなんでしょ？」

狐「流石に勝手には無理だよ。さっきも言ったけど、許可がないから」

白「そっか……。男にいつでも来ていいって許可、取ったらいいんじゃない？それならいつでも来られるし」

白「なんだったら、私からも話しておくわよ」

狐「そうかい？ありがとう。話して置いてくれると助かるよ」

狐「私も男君に頼んでみる」

白「うんうんっ！それがいいわっ」

狐「くくっ、次に家に来るのが楽しみだよ」

白「私もっ」

209 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/08/22(水) 00:14:53.29 ID:EMxTFqiN0

狐「それじゃあ帰るとするよ。茶君にも挨拶したかったけど……」

黒「ええと……ごめんなさい……」

狐「いやいや、黒君が謝る事じゃないよ。いきなり来た僕に問題があるんだから」

黒「でも……」

狐「ゆっくり仲良くなっていくさ」

狐「お気遣いありがとう。黒君」

黒「い、いえっ」

狐「黒君もじゃあね。また」

黒「はいっ！お待ちしてますねっ」

狐「ああ。くくっ」

柴「……お送りします」

狐「ああ。すまないね」

210 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/08/22(水) 00:17:05.50 ID:EMxTFqiN0

玄関

狐「それじゃあ皆、また」

白「うんっ！またねっ！」

黒「はいっ！また今度っ」

三毛「次ははやくきてくださいっすっ！」

柴「……それでは」

狐「あァ、そうだ。柴君。最後に一つだけいいかな？」

柴「……何でしょうか？」

狐「あどばいす、というやつさ。……っと」

狐「……すこし肩の力を抜いたほうがいい。そうでなければただ辛いだけだよ」ボソ

柴「……」ぴく

狐「くくくくっ」ぽんぽん

狐「それじゃあまたね」

ガチャ

狐「皆」

バタン

211 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/08/22(水) 00:19:09.96 ID:EMxTFqiN0

―――――――――――

柴「……」ぼー

白「……」ぼー

黒「……」ぼー

三毛「……」ぼー

柴「ん？」

白「へ？」

黒「え？」

三毛「はへ？」

白「……ねぇ」

柴「……なんだ」

白「私たち……」

白「何で揃って玄関にいるの？」

212 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/08/22(水) 00:22:01.06 ID:EMxTFqiN0

柴「……こっちが聞きたい位だ」

黒「私と白姉さんはお風呂場にいて……お湯を入れてた筈なのに」

白「そうよね……」

柴「私は三毛と茶と一緒にいて……それで、客が来る音がして……それで……？」

三毛「あれ？茶ねぇはどこっすか？」

柴「……そうだ。茶はどこへいった？」

トタトタ

茶「……」

柴「ん、茶……お前、何処にいた？」

茶「……男のへや」

茶「……柴」

柴「どうした？」

茶「……どうして茶、男のへや？」

柴「……私に聞かれても困る」

213 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/08/22(水) 00:24:43.49 ID:EMxTFqiN0

柴「茶、お前は……気が付いたらご主人の部屋にいたのか？」

茶「……ん」

柴「そう、か。皆揃って居た場所が変わってる……どういう事だ？」

白「さぁ……」

白「でも、誰かと一緒に過ごしてたような……」

三毛「そうっす！とってもたのしかったっすっ！」

黒「そうですね。とっても安心できるような人、だったような……」

茶「……しらない人間だった。……？」

柴「……そうだな。それで、私は……あまり気にくわない奴だった、ような気がする」

柴「でも、その人って誰なんだ？」

黒「……ええと……」

三毛「わかんないっす！」

茶「……？」

白「さぁ？ていうか、そもそもそんな人いなかったんじゃない？」

白「この家にはずっと私たちだけだったんだし」

214 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/08/22(水) 00:25:47.53 ID:EMxTFqiN0

柴「……ここにいる全員で幻覚でも見たって言うのか？」

白「わかんないけど……でも、この家にはずっと私たちだけだったし」

柴「……そう、だな。確かに……」

柴「この家には私たちだけだった筈だ」

黒「そうですよね。この家には私たちだけでしたんだから」

三毛「そうっすそうっす！ぼくたちだけっす！」

茶「……茶たちだけ」

柴「ああ……」

柴「……なんだったんだろうな。全く」

黒「……あっ」

柴「どうした黒？なにか心当たりでもあるのか？」

215 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/08/22(水) 00:27:03.65 ID:EMxTFqiN0

黒「あ、い、いえっ！そういうことではなくて……」

黒「そ、そろそろお風呂見ないとと思いまして……」

柴「……そうだな。一度見た方が良いかもしれないな」

黒「は、はいっ、私、ちょっと行ってきますっ」

タタタ

白「……私たちも部屋に戻りましょ。いつまでもこうしててもしょうがないし」

白「ほら、あんたたち戻るわよー」

三毛「はーいっすっ！」

茶「……ん」こくり

トタトタ

柴「……」

216 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/08/22(水) 00:28:52.32 ID:EMxTFqiN0

柴(何もなかった、そう言われれば、確かにそう頷ける)

柴(だが、何かあったのかと言われればそうとも頷ける)

柴(なんなんだ？この不思議な感覚は……)

柴(……それと、他に)

柴(何故だろう……今、すごくご主人にイライラしてる)

柴(イライラだけじゃない。それだけじゃなくて、凄く、私は……)

柴(……)

柴(……どうして、どうしてこんなに……)

柴(不安なんだろう)

柴(……解らない。解らないよ……)

柴(ご主人……)

217 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/08/22(水) 00:30:26.43 ID:EMxTFqiN0

―――――――――――

男のバイト先

「ごちそうさん！また来るから、その時はよろしくねぇ店長ちゃん！」

店長「はいっ、ありがとうございました。またいらしてくださいね」

「うんうんまた来るまた来るぅ。店長ちゃんの為なら毎日でも来ちゃうから！」

「店長ちゃんは、べっぴんだからねぇ！」

店長「そ、そうですか？ふふふっ、ありがとうございます」

店長「社長さんも渋くて素敵ですよ」

「ほんとかいっ！？いやぁ照れるねぇ～。よしっ！明日も店長ちゃんの為に社員みんなで来ちゃうからっ！」

「え？社長～そんなことしたら俺らの財布が大変な事になっちゃいますよ～」

「それに、毎回こんなに来たら店長さんも大変ですよ」

「む？そうか……。なら、明後日だな！」

「ほとんど変わってないじゃないですか……」

「ぬわははははは！」

「それじゃあ店長ちゃん、またねぇ～！」

店長「はい。お待ちしてますね」

218 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/08/22(水) 00:31:03.91 ID:EMxTFqiN0

「いやぁいつ見ても店長さんは綺麗ですね～」

「お前。店長ちゃんに手を出したらクビだからな」

「マジッすか！？それは――――」

店長「ありがとうございました～」

店長「ふぅ……」

男「お疲れさまでした。店長」

男「水です。よかったらどうぞ」

店長「あ。ありがとう、男君」

店長「……それより、ごめんね？結局こんなに遅くまで残って貰って」

店長「姪っ子さんの事、気になってたでしょうに」

男「いえ、そんなことないですよ。さっきも言いましたけど、姪っ子には大きな子もいますし……」

男「だからそこまで心配は」

店長「嘘」

男「……どうしてです？」

219 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/08/22(水) 00:32:10.07 ID:EMxTFqiN0

店長「だって男くん。ずっと社長さん達が来る前までと同じ、難しい顔してたもの」

店長「それにその、男君が難しい顔してる時の顔」

店長「あの人が心配ごとか、悩みごとがある時の顔とそっくりだから」

男「……そう、でしたか」

店長「うん。だからわかっちゃった。……あ。それともう一つ、謝らなくちゃいけない事があったわ」

男「え？」

店長「その男君の顔が、あの人とあんまりにも似てたから……ずっと男君の顔見ちゃってた」

店長「ごめんね。勝手に」

男「い、いえ。気にしてませんよ。というか、気付いていませんでしたから……」

店長「……そう？よかった……訳じゃないけど。……そっか」

店長「ごめんね」

男「……いえ」

220 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/08/22(水) 00:33:26.50 ID:EMxTFqiN0

店長「あ、今度は関係ない話しで引きとめちゃったわね。ごめんなさい」

店長「お詫びと言ってはなんだけど……今日はお家まで送らせて？」

男「いえ、大丈夫ですよ。家までそんなに遠くないですし……」

男「それに、店長明日の仕込みもあるじゃないですか。それなのに時間を取って貰うわけにもいかないですよ」

店長「でも……」

男「あ、その代わりと言ってはなんですけど……」

店長「代わり？いいわよっ。私に出来る事なら何でも言ってっ」

男「あはは……。そんな事軽々しく言っちゃ駄目ですよ」

男「特に、男の人には」

店長「え？どうして？」

男「え？ええと、それは……まぁ……色々とあるからです」

店長「そう……？」

男「はい。それで、代わりのお願いなんですけど……」

男「社長さん達の食べたあとの片付け、お願いして良いですか？」

221 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/08/22(水) 00:34:32.87 ID:EMxTFqiN0

店長「……それだけでいいの？」

男「はい。いつも洗いものとかは俺がやってるんで、その代わりという事で」

店長「そのぐらいならお安い御用だけど……」

男「ありがとうございます」

店長「でも、これは本当は私がやるべき事なのにやって貰ってることだし、お詫びには」

男「それじゃあお願いしますね。お疲れ様です」

タタタ

店長「あ、男君っ！」

店長「……行っちゃった」

店長「……ふふ」

店長「こういう優しいところも、あの人そっくり」

店長「次のお手伝いの時には、とびきり美味しいまかない、振舞ってあげなくちゃ」

222 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/08/22(水) 00:35:48.09 ID:EMxTFqiN0

――――――――――――

帰り道

男「ふぅ……」

男「……我ながらちょっと臭かったかな」

男「まぁこれ位しないと、あの人は引きさがってくれないだろうしな」

男「ちょっと恥ずかしいけど、これで良かったよな」

男「……」

男「……はぁ」

男(性格も姿も……凄く好みなんだけど)

男(……ダメなんだよな。俺じゃ)

男「はぁ……」

男「あ、こんなこと考えてる場合じゃないな」

男「大分遅くなっちゃったし、早く帰らないと」

男「……っと、その前に、連絡した方が良いかな？」

男「いや、でも、もうみんな寝てるかもしれないし……」

男「……やっぱり急いで帰ろう」

男「早く皆に会いたいな……」

223 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/22(水) 00:36:25.95 ID:71Mq1FWUo

きてるー

224 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/08/22(水) 00:36:52.59 ID:EMxTFqiN0

――――

同時刻　自宅

白「おーそーいーっ！」

柴「……うるさいぞ、白」

白「だってさぁ……男、帰って来ないんだもん」

白「会いたくて会いたくてしょうがないのよっ！もーっ」

柴「だからって騒いだってしょうがないだろう。それでご主人が帰ってくる訳でもあるまいし」

白「そうだけどさぁ……」ぶー

柴「……もう少し落ち着いて待て」

柴「茶たちを見てみろ。お前よりよっぽど落ち着いているぞ」

茶「……」こっくりこっくり

三毛「……ふぁ……んにゃ」ごしごし

白「……あの子たちは眠たいから静かなだけじゃない」

柴「落ち着いてるのは本当だろう」

白「……そうだけどさぁ……まぁいいけど」

225 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/08/22(水) 00:38:41.89 ID:EMxTFqiN0

黒「……でも、男兄さん本当に遅いですね……」

白「そうよね。さすがにお風呂から出るくらいには帰ってくるとは思ってたけど……まだ帰って来ないし」

白「早く帰ってくるっていってたのに……もー」

黒「そうですね……何かあったんでしょうか」

柴「……何かってなんだ」

黒「あ、えっ、えと、あ、アルバイトが、大変、だとか……です……」

柴「それ以外にないだろう。……変な事を言うな」

黒「ご、ごめんなさい……」

白「……柴、あんたなにいきなりそんな怖い顔してんのよ」

白「それに別に黒は変な事なんか言ってないでしょ？なに突っかかってんのよ」

柴「……別に、突っかかってなんかいない」

白「突っかかってるじゃない。威圧的に話して、睨んで」

柴「していない」

白「それに、あんたさっきからなんか変よ。妙にピリピリしてるっていうか」

柴「していない！！」

白「なっ……！」むか

226 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/08/22(水) 00:41:06.48 ID:EMxTFqiN0

三毛「っ！？な、なんすかっ」

茶「……！」

黒「っ、な、なんでもないよ？ちょっとお話ししてるだけで……」

白「それがピリピリしてるっていうのよっ！こんなことで怒鳴り散らしてっ！」

柴「それはお前がしつこいからだろう！突っかかってるのは誰だ！？お前だろう！」

白「あんたがそんな喧嘩腰だからでしょ！？私だってアンタが黒にあんな事してなきゃ突っかかったりしてないわよ！」

柴「下の戯言を諌めるのが私の仕事だ！それを行って何が悪い！」

白「戯言っ！？男を心配するのが戯言っていうの！？」

三毛「……な、なんでけんか、してるっすかっ？なんでっ」

茶「……」

黒「なんでもない、なんでもないからっ！今はお布団の所に……」

227 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/08/22(水) 00:43:41.43 ID:EMxTFqiN0

柴「そんなこと誰も言っていないだろう！余計に皆の不安を煽るなと言ってるんだ！」

白「不安を煽ることなんか一つも言ってないじゃないっ！それにあんたそんな事言ってない！」

柴「諌めるという事はそう言う事だろう！余計な事さえ言わなければ私も黒を諌めたりしない！」

白「だから余計な事なんか言ってないでしょ！？何かあった、のどこが余計だっていうのよ！」

柴「その位解らないか！そもそもお前は上だって言うのにちゃらちゃらちゃらちゃらして、下にだらしない姿を晒して情けないんだ！」

白「またあんたは……！いっつも上だの下だのうるさいのよ！あんたのどうでもいい上下関係を押しつけるな！うざいのよいい加減！」

柴「どうでもいい……だと！？そんな言葉を良くも吐けるなこの馬鹿猫が！！」

白「馬鹿はどっちよ！あんたの勝手な事情を私たちに押しつける方がよっぽど馬鹿だっていうのよ！」

柴「なんだとこの……！！」

ギュッ

三毛「や、やめてくださいっすっ！け、けんか、は、だめ……」

茶「……ダメ、けんか、だめ……」

柴「お前らは黙ってろ！！！」

三毛「ひっ」

茶「っ！」ビクッ

白「柴ぁっ！！！」

228 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/08/22(水) 00:45:43.29 ID:EMxTFqiN0

黒「いい加減にしてください！！！！」

白「っ！」

柴「っ！」

黒「……どうして、どうしてけんかするんですかっ」

黒「私が、変な事を。い、言ったのが悪いんでしょうっ？私をおこって、それで終わりで、いい、じゃないですかっ」

黒「それなのに、こんな小さい二人まで巻き込むこと無い、ないじゃないですかぁっ」

黒「おかしいっ、ですっ。こんな、の……」

三毛「くろねぇ……ないてる、っすか……？」

黒「っ！ご、ごめんね、これは、違う、違うから……」

柴「……」

白「……」

黒「あの、だから、もう、ケンカは……」

柴「……」

スタスタ

黒「しっ、柴姉さんっ！」

白「……なんなのよ、アイツはっ！」

白「もう知らないっ！」

スタスタ

黒「白、姉さん……」

229 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/08/22(水) 00:47:09.97 ID:EMxTFqiN0

黒「……」

茶「……黒……？」

黒「私が、あんなこと、言わなければ……」

黒「ごめんね、二人とも、ごめんね……」

三毛「黒ねぇ……」

茶「……黒……」

ぎゅっ

黒「二人とも……ありがとう……ごめんね……」

黒「こういうとき、どうすれば、いいのかな……」

黒「男兄さん……」

230 ： ◆AU/OjWxByc [saga]：2012/08/22(水) 00:49:08.78 ID:EMxTFqiN0

区切りのいいところで今日はここまで。
今回は前回より投下ペースが速いぞ！やったね！
……まぁ、１週間以上経ってるんですけどね。
それではまた次回。

231 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2012/08/22(水) 00:57:53.49 ID:k6kRSe1s0

￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
　な、なんか狐につつまれたような　　 |
　気がする・・・。　　　　　　　　　　　　　.|
＿＿＿＿＿　＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
　　　　　　　 V　　　 ∧＿∧
　　　　　　　　　　　 / 　　　ヽ
　　　　　　　　　　　 | ｀　　´ |
　　　　　　＜>○<＞＼=　o/
　　　　　　／/　ヽ＼⊂￣ , ヽ
　　　　　 / ∧＿∧ヽ￣　ヽ
　　　　　/,（；´∀｀）ヽ ,ゝ　　|＿＿＿, ﾍ
　　　　　|　ヽ＼`yﾉ　)（　　　|　　　<　　 |
　　　　　ヽ　＿＿＿ﾉ_と＿ノ＼＿<＿ノ

とか用意してたのにそんな空気じゃない件

232 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/08/22(水) 01:46:01.55 ID:FaYSyHlko

乙

その調子でどんどんペースを上げていけよ？

233 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]：2012/08/22(水) 07:00:26.73 ID:uQdkLj1Ro

乙乙！

店長は未亡人とかそういうの？

234 ：かきふらい ：2012/08/22(水) 22:23:22.29 ID:r5U5BJcf0

店長もかわいいなｗｗ

235 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/08/22(水) 23:55:13.86 ID:YsQUwNa30

っ④

次の更新待ってるぜ

236 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/23(木) 02:30:20.43 ID:PbCl7WjDO

えろはまだですか

237 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/23(木) 17:12:25.35 ID:CS3rDBcIO

柴犬ってこんな感情的になるっけ。

238 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/08/24(金) 00:49:50.93 ID:RT0Q2vHFo

　　　　　　　（￣`''‐-、__,,,.-ｰｰ、
　　　　　　　 `i;;;;;;;;;;;;::: : : . .　／
　--、＿＿＿ﾉ;;;;;;;;　::: : : .　ヽ,
　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`''‐－一一一'ハ
　＼;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ,＿＿＿＿＿＿,,,.ヽ、
　　＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::: : : . .　　　　`''ー、
　　　　ヽ、;;;;;;;;;;;;::: : : . .　　　　　　　　＞　　　＿＿＿＿＿＿
　　　　　 `i'ー、;;;::.＿＿＿_,,,. －―''''"　　　／
　　　　　　|;;;;;|，ｊ `i､_,,,.-r' {lll/　|　　　　　／>>1が仕事をするわけがない
ｒ一一ー ┤;;;;;`''|　|’_ _ノ　|lll|ｲ/　　　　＜　
|;;;;;;::: : : . |;;;;;;; 〔_ 'i::: : : . . |lllﾚ/　　　　　　＼　
|;;;;;;::: : : . l;;;;;;;;;;;::: : : . .　　|lll;;/`''ー-、＿　　＼さてはルパンだな？
｜;;;;;;::: . .＼;;;;;;;::: : : . .　　|lll;i　　　　　　　７　　＼
｜;;;;;;;;;;;;;::: :＼¨ﾆ.''ｰ、_　,|lll|　　　　　　　/　へ　　￣￣￣￣￣￣
　|;;;;;;;;;;;::: : : . ＼;;"　　`'　〉ｿ＼、　　　 /／　　｀ｉ
　|;;;;;;;;;;;::: : : . .　ヽ、,__／一六　　　　　　　　　　|
　|;;;;;;;;;;;::: : : . .　　　＼＼　/　ヽ,　　　　　　　　　|
　|;;;;;;;;;;;::: : : . .　　　　＼八＿r'、,　　　　　　　　|
　|＿＿,,,,,,,,,,.......　　　　＼　＼|　　ヽ、　　　　　 |
llllllllllllll_,,,.-―''''"　　　　　＼　|　　　＼　　　　　|
llllllllll;;;;;;;;;;;;;;;　　　　　　　｀ｉ、＼|　　　　＼　　　|
lllllll;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　　　　　＼　＼　　　　＼

239 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/24(金) 02:15:31.86 ID:ZHAhj9FSO

しばうぜー
しろたんくろたんかあいそ

240 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/25(土) 05:35:43.71 ID:IeGg7SaIO

とりあえず柴可愛い

241 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/25(土) 14:30:03.71 ID:BJjez3CIO

乙

242 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/29(水) 05:24:17.04 ID:Lk2SApMDO

黒にゃんのアニャルの中に種付けしてもいいですか？

243 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) ：2012/08/29(水) 06:53:53.88 ID:d04z+vaO0

もう！一週間！
待ってるよｗｗ

244 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/29(水) 09:36:23.89 ID:RNrcaMPBo

白自己中過ぎてうぜぇ
白はほっといて他のキャラにもっと焦点当てろや

245 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]：2012/08/29(水) 10:17:01.87 ID:xAtUhU/2o

白が飼い猫だったらかわいいよなあ

246 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/08/29(水) 10:19:23.15 ID:eWlhlrh5o

みんな可愛い

247 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/29(水) 12:11:48.31 ID:08v0/zpDO

きてたのか、>>1乙

これは志場ちゃんが雌に目覚めたフラグか？！(笑)

248 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/30(木) 04:03:44.33 ID:oT+a2h1DO

店長さんが男くんの目の前で中出しされるＮＴＲ話を期待します

249 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/31(金) 21:18:59.33 ID:tSfShbDDO

>>242
残念だったな！黒ちゃんのアナルはすでに俺のもんだ！

ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝ！

250 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(広島県) [sage]：2012/08/31(金) 21:53:19.96 ID:3wAeteozo

>>249
スパンキングされてんだろ

251 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/01(土) 02:35:15.89 ID:1vOlS34DO

ふつうに黙って見られんのかお前らは…

ふひひ…白のおまんこは良く締まるのぉ…

252 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/09/01(土) 13:04:47.90 ID:lCwKtGXto

茶ちゃんのお口はいただきます！

253 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/09/01(土) 13:12:30.02 ID:sBjhzKXno

1も来てないのになんでこんな伸びてんだ

254 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/02(日) 02:58:34.99 ID:1IxgbtNU0

|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
| お巡りさん､あの人達ですぅ！|捕まえてくださいよぉ、へひひひひ |
|＿＿＿＿＿＿　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|　
　　　　　　　Ｖ
　＼＝＠＝/
　 ( ･∀･)| ∧_∧　>>1
　 // У ノ( ^ω^)
　(ﾌ==◎=|と　　ﾆア ( >>249-252)
　 (＿)＿) しーＪ

　＼＝＠＝/　　ﾊﾟｰﾝ
　（　‘д‘）
　　⊂彡☆))Д´） >>1

３日、０時に投下予定です。

255 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]：2012/09/02(日) 03:25:09.74 ID:mQWszv3xo

来たか

256 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/02(日) 11:33:12.27 ID:3CtPpCWvo

９月とは言ってない

257 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/09/02(日) 12:41:18.84 ID:yHLdQd+Bo

（゜３゜）日

258 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) ：2012/09/02(日) 13:38:10.30 ID:1CJ9h9Bao

やっときたか
３日の二時ね

259 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/02(日) 14:28:36.75 ID:bkO1nCHQo

　　　　ヾミ || || || || || || || ,l,,l,,l 川〃彡|
　　　　　V~~''-山┴''''""~ 　　ヾニﾆ彡|　　　　　　　投下する・・・・・・！
　　　　 /　二ー―''二　　　　　ヾﾆニ┤　　　　　　投下するが・・・
　　　 <'-.,　　￣￣　　 _,,,..-‐､　〉ニﾆ|　　　　　　　今回　まだ　その年と月の
　　　/"''-ﾆ,‐l 　　l`__ニ-‐'''""` /ニ二|　　　　　　　指定まではしていない
　　　|　==＝､!　　`＝====､　　l =ｌべ=|
.　　　| `ーﾟ‐'/　　 `ー‐ﾟ―' 　　l.=lへ|~|　　　　　　　そのことを
　　　 |`ー‐/　　　　`ー――　　H<,〉|=|　　　　　　　どうか諸君らも
　　　 |　　/　　　､　　　　　　 l|__ノｰ|　　　　　　　思い出していただきたい
.　　　| ／`ー　~　′　　＼　　　.|ヾ.ニ|ヽ
　　　 |ｌ　下王l王l王l王lヲ｜　　|　ヾ_,|　＼　　　　　つまり・・・・
. 　　 |　　　　≡　　　　　　　　　|　　 `l　　＼__　　　私がその気になれば
　　　　!、　　　　　　　　　　 _,,..-'′ ／l　　　 |　~'''　投下は
‐''"￣|　`iｰ-..,,,＿,,,,,....-‐'''"　　／　 |　　　 |　　　 1ヶ月後　1年後ということも
　-―|　　|＼　　　　　　　　　／　　 |　　　　 |　　　可能だろう・・・・・・・・・・ということ・・・・！

260 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2012/09/02(日) 15:25:18.27 ID:Fkb+m4y7o

12月の3日か…そのくらいならなんとか…

261 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage ]：2012/09/02(日) 16:14:41.65 ID:a1pBhO2Lo

みんな疑いすぎワロタwwwwwwwwwwwwwwwww

262 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2012/09/02(日) 16:20:20.45 ID:42IiB6cio

三日後か……

263 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2012/09/02(日) 17:20:36.47 ID:NaX+qUibo

あと7時間後に投下開始されている可能性もゼロではないッ！

264 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]：2012/09/02(日) 22:15:29.77 ID:RW4dr0IZo

　年内に投稿あれぱいいほう

265 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/09/02(日) 22:37:33.02 ID:N9Q5w7KOo

>>1はてめーらのためにSS書いてるわけじゃねーんだよ。

わかるか？

てめーがにゃんこ達prprできねーかのひがみで、店長とｲﾁｬｲﾁｬできねーかのらのひがみにしか聞こえーんだよ。

>>1の投下を「信じても」メリット無いってきずけよ。

>>1を信用して、何のメリットがあんだよ？答えてみろよ！？
あぁ！＿？

むしろ、>>1の投下予告信用しても「実際の投下時間にかんけーし」

「投下時間にかんんけーあるかねーかで」「判断するんなら」「てめーは>>1に慣れねーし」「prprする権利もねーよ」

このレスは朝の五時で消すからな。

悔い新ためろ、住民。

「心理を言ったまでだ、よく考えろ」

「意味を」

これはスレ住民全員が考える正論だよ。

今一度意味を考えろ。

266 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/09/02(日) 22:42:40.18 ID:SgwZDd4Bo

とりあえずお前の愛は伝わったからゆっくり待とうぜ

267 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/09/02(日) 22:56:36.53 ID:su0GF4gS0

　 ∧＿∧
　(0ﾟ･∀･) ﾄﾞｷﾄﾞｷ
oノ∧つ⊂)
( (0ﾟ･∀･) ﾜｸﾜｸ
oノ∧つ⊂)
( (0ﾟ･∀･) ﾃｶﾃｶ
oノ∧つ⊂)
( (0ﾟ-∀-) ｵﾓｲ･･･
∪(　∪ ∪
　と＿)＿)

268 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/09/02(日) 23:06:23.96 ID:eVxpdVRyo

マリーさんの屁ペロペロ

269 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/02(日) 23:10:27.72 ID:lTO8sJWDO

黒ちゃんのアナルにグミはいくつまで入るかな？という算数のお勉強をしてあげてもいいですか？

270 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/09/02(日) 23:29:21.83 ID:yHLdQd+Bo

無駄に長文書くなよ、邪魔だからさ

271 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/02(日) 23:56:43.61 ID:bkO1nCHQo

見たことないコピペだ

272 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/03(月) 00:24:17.23 ID:FP8inkW/0

>>1は激怒した。必ず、かの罵詈雑言の限りを尽くす読者達を見返せばならぬと決意した。
だが、よくよく思い返さぬとも>>1は時間を守った試しがあまりなかった。そう思うと彼らの言う事ももっともだと溜飲が下がり、納得に心を満たした。
それと同時に、>>1の頬に理由の解らぬ暖かい一滴の滴が流れおちた。
その頬に流るる一滴の輝きはとても、とても。
汚らしいものだったという。

そして>>1は流るる一滴の理由に思いを馳せながら、震える手でスレに偉大なる先生の文を模倣した、駄文と共に一行の文字を書き置いた。

また遅れまーすｗｗｗｗ

……すいません。ゲジゲジ襲来でパニックになってメモ帳を消してしまい、仕上げがパーになりました。
２時には投下したいですが、もしかしたら今日の夜９時の投下になるかもしれません。

273 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/09/03(月) 00:25:43.57 ID:GMvjVb9G0

　　　　､__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__,
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　　　 _）　　ナ　ゝ　　　　　　　ナ　ゝ　 /　　ﾅ＿``　 -─;ｧ　　　　　　　　　　　　 l7　l7　　（_
　　　 _）　　 ⊂ﾅヽ　°°°° ⊂ﾅヽ /'＾し / ､＿　つ　（__　￣￣￣￣￣￣￣￣　o　o　　（_
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　／　　　,　,ｨﾊ i､　、　　 !　　 /''⌒ヽ-─‐- ､　　､ー'´　　　　　　＼　.ｲ　　 ,　,ｨﾊｉ、 .　　　|
　/ｲ　 ,ｨ/l/ |/　ﾘuヽlヽﾄ、　|　　ゝ ,､.＿＿＿,　＼　＞　　　 ,　　　　 !　 |　,ｨ/l/ l/ uﾊlヽﾄiヽ.　|
　　ｲ /r ＞r;ﾍj=:r‐=r;＜ヽ│　「 ./ 　　　 u ＼　 |　 ≧　 , ,ｨ/ﾊヽ＼　　 | 　 |/ﾞ＞r;ﾍ　'-‐ｧr;j＜`Ｋ
　　r､H 　 ┴'rj　ｈ ‘┴　}'|ﾄ､　 |./　　　　　　　　ヽ |　　1　ｲ/./ ! lvヾ,.ゞ、 !　.ry 　 ┴　〉　 └'‐　:|rﾘ
　　!ｔ||u`ｰ-‐ベ!` ` ｰ-‐'　ﾙﾘ　r|´ﾞ＞ｎ-､ヽ-rj＝'^vヽ　_ﾚ「ﾞf.:jヽｰT'f.:j'7｀ｈ　|t|.　　　ヾi丶　　 u ﾚ'
　　ヾl. 　　 fﾆﾆﾆヽ　　u/‐'　 :|r|　ー "j　`ー ′ hﾞﾘ {t|!v￣" ｝　 `￣　 !ﾘ　ヾl　u　ｉﾆﾆﾆヽ　　 /|
　　　ﾄ､　　ヽ.　　ﾉ　u,ｲl.　　ヾ! v　　ヾ＿_　v　ｲ‐'　ヾl　　　ヾ＿　 v　./'　　ﾄ､　　､＿_丿u ,ｲ　ﾄ､
　　　,.| : ＼　｀ﾆ´　／ ; ﾄ､　　　ﾄ.､u　L＿ﾌ　, ' |.　　　ﾄ、u ヾー｀>　/.|.　　　,| ::＼　　　／ ;　/　＼
-‐''7 {'　:: 　 ` ー '　　,;　ゝ:l`ｰ- ⊥:｀ヽ. ＿_ ／ ,' |　　　　| :＼　￣　／,' ﾄ､_ ／〈　::　 ` ｰ ' 　 ,'／　　　「
　 /　＼ ::　　　　 , '／　 :|　　　　 `'''ｰ- ､　, '　'＞-,､.._ﾉ ::　 `ー '　　／,.ｲ　　＼::　　　　／　　　　 |
　/　　　＼　　　／　　　 |　　　　　　　 | ヽ-‐'´ _,.ﾍ＜　 _::　　　_,. イ／　|　　　 ,.へ、／´＼　　　 |

274 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]：2012/09/03(月) 00:27:16.61 ID:rA7s+dG/o

何やってんだよw

275 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/03(月) 00:27:31.33 ID:hBO9OiKIo

必殺「夏休みの宿題やったけど家に忘れてきた」発動!!!

276 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/09/03(月) 00:37:51.77 ID:VNamGEIqo

　　　　　　 |::::::::::::::::::::::::::ヽ‐_､,.r''"￣｀ﾐ
　　　　‐- 　|::::::::::::::::::::::::::::::::＼)-- ､::::ド
　　　　　　 |_:_:/:::::::､::::::::::::::::::::＼　　ヾ
　　　　‐- 　|　/__/:::::!:::::::l::::::::::::::.ヽ
　　　　　　 |´l_::_l､ヽ!::::::::l:l::::l::::l:::::.i お・に・い・ちゃん！
　　　　‐- 　|ﾞ､;;::.:ﾊ L＿_l´lヽ::::l:::::::|
　　　　　　 |:;;..ｿ　　　ｧ~;:ﾒL/::::::::| 　えへへ・・・もうおねんねしないとダメだおー
　　　　‐‐ 　|⊃　　　〈;;c/ｿ´::::::::::|
　　　　　　ｈ　 ._ _　こ　ﾉ::::::::::::;l
　　　　‐‐ 　ﾐ｝＼--- r 升､ﾉﾉ:::::/
　　　　　　 |)|::::::＼:::ヽ　　　｀ソ
　　　　-‐　 |/::::::::::::ヽ::|

277 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2012/09/03(月) 00:47:38.75 ID:OWqqZ700o

おいｗｗｗｗｗｗ

三日、0時に(生存報告)投下予定かよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

278 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) ：2012/09/03(月) 01:07:37.13 ID:n1ZJIFtm0

俺は今日トビズムカデが家に襲来したよ
気長に待ってるぞ

279 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2012/09/03(月) 02:05:21.95 ID:wvoWV7BZ0

遅れる理由が多彩すぎるだろｗｗｗｗｗｗもうこの儀式がないと安心出来ない体になっちまったよ腹痛ぇｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

280 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2012/09/03(月) 02:26:55.05 ID:LJR5Rjkoo

とりあえず2時は過ぎましたね。
催促してるわけじゃないよ。

ただ、2時は過ぎたと報告したかっただけ。

281 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/03(月) 07:45:56.30 ID:MH4jVvvIO

>>265

282 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/09/03(月) 08:09:13.29 ID:gJ/DOOtxo

まぁ、あさになっても進展してないのは当たり前

283 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/09/03(月) 11:04:01.11 ID:aD8vv1QBo

ダメだ、やはりこの流れに吹いたwww

284 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) ：2012/09/03(月) 15:57:34.25 ID:+w9q3S5x0

投下さえすればそれでいい。
それでいい・・・

285 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/09/03(月) 17:21:39.60 ID:GK+BxEWco

お前らのレスが>>1より多いってどうよｗｗｗｗ

286 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/03(月) 19:45:17.08 ID:XGmdlV2SO

もしかしたら、夜の９時頃になるかもしれぬ………そう言ったな、だが、あれは嘘だ！！サーセンww

と、明日朝３時頃に胸を張って開き直る>>1が見えた気がした
そんな>>1が俺は大好きなんだけどさ

287 ： ◆AU/OjWxByc [saga]：2012/09/03(月) 21:13:54.94 ID:FP8inkW/0

　　　　　　　　　　　　　　　　i三i
　　　　　　　　　　　　　　〃　　ヾ､
　　　　　　　　　　　　〃　　　　　ヾ､
　　　　　　　　　　　〃　　　　　　　　ヾ､
　　　　　　　　　　〃　　　＿＿＿_　　　ヾ､
　　　　　　　　　〃　　　／　　　　＼　　　ヾ､
　　　　　　　　　||　　／　 _ノ　ヽ､_　＼　　||　また投下宣言時間から遅れてしまったお・・・　
　　　　　　　　　||　／　oﾟ⌒　　　⌒ﾟo　＼ ||　　もう早く投下して、自殺して誠意を示すしかないお・・・
　　　　　　　　　ヾ,|　　　　（__人__）　　　　|//　　
　　　　　　　　　　(⌒)､_ 　　｀ ⌒´ 　　 _,(⌒)　
　　　　　　　　　 /　i `ー＝＝===＝＝一'i　ヽ
　　　　　　　　　ｌ___ﾉ,、　　　　　　　　　　,､ヽ___i
　　　　　　　　　　　　ｌ　　　　　　　　　　ｌ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i三i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〃　　ヾ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〃　　　　　ヾ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〃　　　　　　　　ヾ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〃　　　＿＿＿_　　　ヾ､　　ﾁﾗｯ…
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〃　　　／　　　　＼　　　ヾ､
　　／￣￣＼　　　　　　　　　　　||　　／　　⌒　　　⌒＼　　||
　／　　_ノ　　＼　早く投下して　　 ||　／　　　(●　）　（― ）＼　||　　　　　　　　
　|　　（ ●）（●）l　　　死ねよ　ヾ,|　　　 ::::⌒（__人__）⌒:::::|//
.　|　　　（__人__） |　　　　　　　　　 (⌒)､_ 　　　　￣　　 _,(⌒)
　 |　　　　｀ ⌒´　|　　　　　　　　　/　i `ー＝＝===＝＝一'i　ヽ
.　 |　　　　　　　 } 　　　　　　　ｌ___ﾉ,、　　　　　　　　　　,､ヽ___i
.　ヽ　　　　　　 }　　　　　　　　　　　　ｌ　　　　　　　　　　ｌ
　　ヽ　　　　　ノ
　　　/　　　く
　　/　　　　　ヽ

投下します。自殺はしません。

288 ： ◆AU/OjWxByc [saga]：2012/09/03(月) 21:15:39.35 ID:FP8inkW/0

バス

男「ふぅ……」

男(最終便に間に合ってよかった……これがなかったら歩いて帰るところだった)

男(やっぱ街から遠いってのはバイトするのに辛いよなぁ……)

男(まぁそんな事思っても意味ないんだけど)

男(……)

男(こんな時間になっちゃったけど……皆大丈夫かな。ちゃんと寝てるかな)

男(大丈夫だとは思いたいけどやっぱり心配だな)

男(人間になったから出来ることも増えた分だけ、危ないことも増えたわけだし)

男(元の姿ではあり得なかった怪我も当然あるんだから……)

男(……)

男(……考えたらますます不安になってきた。バス停に着いたら走って帰ろう)

289 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/03(月) 21:17:16.07 ID:FP8inkW/0

男(……それにしても……不思議な感覚だな)

男(あの子たちが今の姿になるまで、こんなにあの子たちの事を意識したりしなかったのに)

男(いつだって皆が何事もなく出迎えてくれるのが普通だったから)

男(今じゃこの前までじゃ考えられない位心配してる)

男(心配をするってのは好きじゃないけど……でも……なんていうか……)

男(大事なものに思いを向けられるって言うのは……悪くない、と思う)

男(こんな俺が……あの子たちの為になれる。必要としてくれる)

男(こんな俺でも、役に立てるって思える)

男(価値が貰えた様に……思える)

男(だから、あの子たちの為に頑張ろうって、思える)

男(……あまり褒められた理由では無いよな)

男(結局は自分の為にやってる事になるんだから……)

290 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/03(月) 21:18:46.38 ID:FP8inkW/0

男(……やめよう。こんなこと考えても意味ない)

男(今はあの子たちの為に頑張るだけだ)

男(早く、あの子たちを元に戻す方法を見つけよう)

男(それがあの子たちの為になるんだから)

男(……戻す方法の見当もつかないけど)

男(……)

男(……でも)

男(あの子たちが元に戻ったら……俺はどうなるんだろう)

男(……元に戻るだけか。あの子たちが元の姿にだった頃に)

男(特に何もない。何の役もない人間に)

男(……)

男(駄目だ。また変な事を考えてる)

男(バイトで疲れたんだな……俺)

男(早く駅に着かないかな……)

291 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/03(月) 21:19:54.53 ID:FP8inkW/0

ブルブル

男「……ん？」

男(電話……家からっ！？)

男(こんな時間に……まさか、何かあったんじゃ……)

男「……」キョロキョロ

男(乗ってるのは俺だけだし……申し訳ないけど)

ピッ

『……男……兄さん？』

男「その声は……黒？どうしたの？何かあった？」

黒『男兄さん……私……私、大変な事を……』

男「大変な事っ？何があった？」

黒『どうしよう……どうしたら……っ』

男(こんなに取り乱すなんて……何があったんだ？)

男(でも、今は……)

292 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/03(月) 21:21:10.64 ID:FP8inkW/0

男「……とりあえず落ち着いて。深呼吸しよう。それから起こったことを話してみて」

黒『しんこ、きゅう……？』

男「うん。息を大きく吸って吐くんだ。そうしたら少し落ちつけると思うから」

黒『は、はい……。……すー……はー……』

男「少しは落ち着いた？」

黒『……少し、だけ……』

男「起こったこと、話せる？」

黒『はい……』

男「じゃあ、話してみて。焦らないで、ゆっくりでいいから」

黒『は、い……。……さっき、私が、わたしが言った事のせいで、白姉さんと、柴姉さんが――」

293 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/03(月) 21:23:00.37 ID:FP8inkW/0

―――――

男「そっか。なるほど……」

黒『はい……私が、あんなこと言わなければ……』

黒『ごめんなさい……』

男「黒が謝ることなんか無いよ。それにこれは多分誰も悪くない」

男「強いて言えば……俺が悪いかな」

黒『ど、どうして男兄さんが悪いんですかっ、男兄さん何もしてないのに……』

男「いや、俺がもっと早く帰ってればこんなことにはなって無かったんだ」

男｢なるべく早く帰るって言ったのにね」

黒『でもそれはっ』

男「それよりも」

黒『あ……』

男「誰かが怪我したとかじゃなくて本当によかった」

男「怪我だったら俺、どうしていいか解らなくなってたと思うからさ」

男「無事で、よかった」

294 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/03(月) 21:24:52.80 ID:FP8inkW/0

黒『……は、い……』

男「あ、もちろん喧嘩が起こって良かったってわけじゃないからね」

黒『は、はいっ、もちろんっ、わかってますっ』

男「あははっ」

終点。お降りの際は忘れ物にご注意ください

男「ん……、そろそろバスから降りるから一回切るね」

黒『えっ……』

男「大丈夫。もうちょっとで帰るから」

男「でも疲れてるんだったら待たないで寝てていいからね。後は何とかしておくから」

黒『い、いえっ』

黒『待ってます……男兄さんの事』

男「……わかった。でも無理しなくていいからね」

黒「それじゃあ」

プツ

295 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/03(月) 21:26:29.05 ID:FP8inkW/0

男「ふぅ……」

男(電話が来たときは焦ったけど……怪我とかじゃなくてホントに良かった)

男(……でも、喧嘩か……)

男(多分、俺がいないことで不安になっていたことが原因なんだろうけど……)

男(それをきっかけに今まで溜めていた不満が出てきたんだろうな)

男(……少し、難しいかもな)

男(どうしたもんかな……)

「お客さん？」

男「……はい？」

「もうとっくに着いてますけど……降りないんですか？」

男「あ、す、すいませんっ、降りますっ！」

男(は、恥ずかしい……)

296 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/03(月) 21:28:23.45 ID:FP8inkW/0

――――――――

玄関前

男「はぁ……はぁ……」

男(思わず走って帰ってきてしまった……。いやまぁ走って帰ろうとは思ってたんだけど)

男(……考え事して夢中になる癖もどうにかしないとな)

男(まぁ今はそんな事よりも二人をどうにかしないとな)

男(……よし)

男(……ん？)

男(鍵が開いてる？俺鍵閉め忘れたっけ？)

男(ちゃんと閉めた筈だけど……誰か外に出たのか？)

男(まさか、白か？でも一朝一夕で約束を破るとは思えないし)

男(……まさか柴が出て行ったか！？)

297 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/03(月) 21:30:20.00 ID:FP8inkW/0

自宅

男「ただいま！！」

タタタ

三毛「あにきぃっ！」

茶「……！」

ギュッ

三毛「あにきっ、あにきどうしよう、犬が、白ねぇがけんかして、それでっ！」

茶「……おとこぉ」

男「ちょ、ちょっと待って、今は……」

トタトタ

黒「……」

男「あっ黒っ、良い所にっ！今柴は……」

黒「……」

男「……黒？」

298 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/03(月) 21:31:57.49 ID:FP8inkW/0

黒「……」へた

男「へ？黒、どうし……」

黒「……にい、さん……」

黒「おかっ、おかえ、り……なさい……！」ジワ

男「え、あ、く、黒っ？」

三毛「く、黒、くろね……」

三毛「わあああああああ！！！」ポロポロ

茶「……ひっ、ひっ、ひっ」

ぎゅうううう

茶「ううううううううううううぅ！！」

299 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/03(月) 21:33:12.15 ID:FP8inkW/0

男「……」

ギュッ

男「よしよし。泣かない泣かない」

男「俺が全部何とかするから。今日はもう皆の傍にいるから」

男「だから泣かないで」

三毛「わああああああああ！！！」グスグス

茶「うぐ、うううううっ！！」

男「よしよし……」

黒「……」

三毛・茶「うあああああん！！！」

男(鍵の事聞きたいけど……今は無理か……)

300 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/03(月) 21:35:35.87 ID:FP8inkW/0

―――――――――――

リビング

男「そっか……。柴はちゃんと家にいるんだ。よかった」

黒「……は、い……」

男(でも、それならどうして玄関が開いてたんだろう？)

男(やっぱり俺の閉め忘れか？まずいな、もし変質者が入ってきてたら大変な事になってただろうし……)

男(しっかりしないと)

三毛「……くー……」

茶「……すー……」

男「……ん、あぁ、二人とも泣き疲れ寝ちゃったか」

男「よしよし」ナデナデ

三毛「……ん……」

茶「……」

301 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/03(月) 21:36:59.41 ID:FP8inkW/0

男「……黒は、大丈夫？」

黒「は、はいっ！……もう、大丈夫、です……」

男「そっか、よかった」

男「あと、さ。黒」

黒「……は、はいっ？」

男「ごめんな。こんなに遅くなって、不安にさせて」

黒「い、いえっ！そんな、男兄さんが謝ることなんてないですっ！」

黒「それにこれは私が、変な事を言った所為で……」

男「いや、これは黒が悪いわけじゃないよ。悪いのは俺だ」

男「不安になってるって解ってるのに、こんなに遅くなった俺の」

黒「違いますっ！！」

男「……黒？」

302 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/03(月) 21:39:07.36 ID:FP8inkW/0

黒「あ、ご、ごめんなさい、私……」

黒「で、でも男兄さんは絶対……絶対、悪くないです……」

黒「だから、その……」

男「……ありがとう」

黒「……え？」

男「そうだなぁ……黒が俺は悪くないって言ってくれるんなら、俺も黒は悪くないって言うよ」

男「だって、黒は俺を心配してくれただけなんだから」

男「だから黒は悪くないよ」

303 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/03(月) 21:40:15.36 ID:FP8inkW/0

黒「……で、でも、私が……」

男「んー……よし。もうこの話は無しにしよう。どっちも悪くないって事でさ」

男「これ以上続けてもずっと自分が悪いって事になっちゃうと思うから」

男「黒は嫌だ？」

黒「い、いえっ、そんなこと、ない、ですけど……」

黒「……いいん、ですか？」

男「俺はね。……その方が俺は嬉しいしね」

黒「……ふふっ、わかり、ました」

黒「男兄さんがいいなら、私もそれがいい、です」

男「あはは、ありがとう。黒」

黒「い、いえ……えへへ」

男「よし、じゃあそろそろ三毛と茶を布団の所に連れて行こう」

男「いつまでもこんなところに寝かせておくのも可哀想だし」

黒「あ、はいっ！」

304 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/03(月) 21:42:30.14 ID:FP8inkW/0

――――――――

寝室

三毛「くー……」

茶「……すー……」

男「よし、これでいいな」

黒「はいっ。ふふっ、気持ち良さそうに寝てる」

男「そうかな？」

黒「はいっ、やっぱり、男兄さんがいると二人とも安心できるんですよ」

黒「男兄さんはやっぱり凄いです。……私じゃこんなに安心させてあげられる事出来なかったですから……」

黒「ダメダメです。私」

男「……いや、黒は凄いよ」

黒「……私、が？」

男「うん。だってさ、三毛と茶があんなに怖がってたんだ。凄い喧嘩だったんだと思うんだ」

男「それなのに黒は止めることが出来た。それって凄いことだと思うよ」

305 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/03(月) 21:43:49.28 ID:FP8inkW/0

黒「そ、それは……ただ、夢中で……」

男「それだけじゃない。その後も黒も不安だったろうに、我慢して怖がってる三毛と茶の面倒を見ることが出来たんだ」

男「俺には年上の人たちが喧嘩して仲裁して、その後も不安な気持ちを我慢することなんてきっとできないよ」

男「だから、黒は本当に凄いと思う」

男「よく頑張ったね」ナデナデ

黒「……」

男「黒？」

黒「……」ぽろ

男「っ、黒、泣い……」

黒「……私、私……すごく、なんかない、です」ぽろぽろ

黒「喧嘩を止めた時……私、こ、こわくて、我慢できなくて、な、泣いちゃって……」

黒「茶ちゃんと三毛ちゃんを不安にさせるって解ってたのに、あそこで、泣いちゃ、駄目、だったのに……」

黒「怖くて、怖くて……！」

男「……」

306 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/03(月) 21:45:39.53 ID:FP8inkW/0

黒「その後だって、私、白姉さんと柴姉さんに何かするべきだったのに」

黒「お姉ちゃんだから、三毛ちゃんと茶ちゃんを、安心させなきゃ、いけなかったのに……」

黒「私、怖くて、何も……！」カタカタ

黒「だから、私は、私なんか、凄くなんかぁっ」

ギュッ

黒「……ぁ……」

男「……まだ、怖い？」

黒「……あ、ぁ……」

男「怖いなら、俺が傍にいる」

男「俺なんかじゃ、怖さが和らがないかもしれないけど……」

男「傍にいて、黒を守ることぐらいならできるから」

男「だからもう大丈夫」

男「もう、怖がらなくていいよ」

黒「う、う……」

307 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/03(月) 21:47:02.26 ID:FP8inkW/0

男「それにね、黒」

男「いくら黒が自分は凄くないなんて言ったって」

男「黒は凄いんだ」

男「誰だって今の黒をみたらそう思うだろうし」

男「俺だって自信を持って言い切れる」

男「だから、そんなに自分の事を酷く言わないで」

男「黒は、凄いんだから」

黒「う、ぁ、あ……」

きゅっ

黒「……ぁ！……っ！……！」グスグス

男「よしよし……」

男(やっぱり黒は凄いよ)

男(二人が寝てるからって、声を上げないように泣けるんだから……)

308 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/03(月) 21:48:35.14 ID:FP8inkW/0

――――――

黒「……ごべん、なさい……」

男「いいよ。それよりもう大丈夫？」

黒「は、はい……」

男「よかった」

黒「……ぁ」

黒(わ、私……今、抱き合ってる……？)

黒「……！」カァ

男「うん？どうかした？」

黒「な、なんでも、なんでもないですっ」

黒(ど、どうしよう、凄く、凄くはずかしい……)

黒(……でも……)ちら

男「うん？」

黒「っ！」さっ

黒(恥ずかしい、恥ずかしいけど……)

黒(離れ……たくない……)

309 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/03(月) 21:50:06.81 ID:FP8inkW/0

男「さて、黒ももう泣きやんだし、そろそろ二人の所行ってくるよ」

すっ

黒「あっ……」

男「ん？どうかした？」

黒「い、いえっ、何も……」

男「そう？ならいいけど……」

男「気になることがあったら言ってね。何とかするから」

黒「はい……」

男「うん。……それじゃあ行ってくる。黒は先に寝てていいからね」

黒「は、はい……」

男「それじゃあおやすみ。黒」

スタスタ

黒「あっ、あ……」

310 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/03(月) 21:50:36.33 ID:FP8inkW/0

黒「あ、あのっ」

男「うん？」

黒「……ぁ……えと……」

男「どうかした？……もしかして、まだ怖い？」

黒「あ、えと、え、えと、えと……その……」

黒「……」

黒「……」コクリ

男「ん、そっか……」

ギュッ

黒「ぁ……」

男「これでいい？」

黒「……」こく、り

黒(今は、こんなこと、駄目だけど……)

黒(もうちょっと……だけ……)

311 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/03(月) 21:54:08.36 ID:FP8inkW/0

　　　　　　　　　　　　／l
　　　　___　　　　　　　〉　〉　　　　　　　 /l
　　　　ヽﾞi＿　　　〉 __ヽ,＿　　　　r‐'" ﾉ
　　　　　l､__　｀l＿,.-'くく_ｺ｀'l ,ﾍ､,ヘﾉ　 l~
　　　　　　　l　／ｰ-､ヽ─‐'"/.＿_＼／
　　　　　　　`/l￣V''ｰv l_ し'"V 　 /　ヽ
　　　　　　 | l､＿＿/　　ﾞ､＿_／　　　l　　　ギップリャァアアアアアア！！！
　　　　　 |　　　　 rﾆヽ,　　　　　　　|
　　　　　　　 |　　　　　lﾆﾆﾆl　　　　　　/
　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　 `ーァ---──'''"ヽ,
　　　　　　　　　　／　/　l,　 i　ヽ `　＼
　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　 ,.-､
　　　　　　　　　lﾆ‐-- .,,__,. -‐‐-､＿ノ／
　　　　　　　　　　｀ｰ- .,,＿,,. -‐‐--‐'"

区切りのいいところで今日はここまで。
うん……。
それではまた次回。

312 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2012/09/03(月) 21:58:13.70 ID:R2rvvJ8uo

乙
>>！も俺達の事をこんなに心配に思ってくれてるだろうか…

313 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/03(月) 21:58:16.80 ID:teRYj8kIO

おつー

次回の投下予定はいつ？

314 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(佐賀県) [sage]：2012/09/03(月) 21:58:55.89 ID:lNd0U86Vo

おつ
投下予告なんてあくまで目安だ
好きに投下してください

315 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]：2012/09/03(月) 22:12:59.31 ID:0qTu+9Q0o

完全に正妻じゃないですかー

316 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/04(火) 02:45:03.50 ID:ki30KyiDO

そしてこのあと白と柴の元に行くと二人が仲直りの百合百合エッチをしている場面にでくわしてロリっ娘なにゃんことわんこ達を巻き込んだ大乱交スマッシュシスターズがはじまるんですねわかります…わかりますとも、えぇ!

ところで店長さんが社長さんに寝とられる話はまだですか？

もしくは男くんが店長さんの目の前で狐さんに騎乗位強制中出しさせられて寝とられる展開はまだですか？

ってか次の投下はいつで…あっこらおまえらなにをするそこはいれるところじゃなくてだすところだぞこのへんたいやめ…やめて……アッ―

317 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(西日本) [sage]：2012/09/04(火) 03:01:50.55 ID:UQg13IFRo

うるせー黙ってろ

318 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(島根県) [sage]：2012/09/04(火) 05:05:22.15 ID:HsdkWIbfo

この前から変態レスで寒い流れにしてるのそろそろ空気読んでやめよ

319 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/04(火) 07:46:01.55 ID:jVSSf1pIO

ギップルは卑怯だｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

320 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) [sage]：2012/09/04(火) 12:55:49.60 ID:VcOWbGh2o

VIPからだし我慢しろよ
寒いのはわかるが

321 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2012/09/04(火) 19:35:35.35 ID:o8ziceQSo

ここはNIPです
NIPの空気を読んでくださいおねがいします

322 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) [sage]：2012/09/04(火) 22:48:21.67 ID:VcOWbGh2o

VIPでもこんな気持ち悪いのなかなかいないけどな

323 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/05(水) 04:36:26.29 ID:3LDdxjaDO

それでも黒にゃんのアナルは誰にも渡さんぞ!

324 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2012/09/05(水) 15:06:58.91 ID:vU7i7zGX0

>>323
今までの黒のアナルをどうとか言ってるの全部おまえだろ
キモいレスでageてんじゃねぇよ死ね

325 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/09/05(水) 20:09:17.10 ID:j0Sy6+Lb0

まあ　ゆっくり待とう　先は長い

326 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/05(水) 20:59:48.04 ID:3LDdxjaDO

>>324
そうだぞ。とりあえず落ち着けよ。
アナルがどうとか変態かよ…

327 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/06(木) 00:10:59.44 ID:AYHCYdKDO

三毛ちゃんぺろぺろ

328 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) [sage]：2012/09/06(木) 22:14:48.54 ID:zzte7nrpo

>>326
お前さあ・・・
面白いと思ってやってるんだろうけど面白くないよ？

329 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/07(金) 02:29:49.56 ID:/2KB5BRDO

>>328
気持ちは分かるけどお前もいちいち反応して書き込むな

かまってやるから何回も喜んでやるんだよこの手のバカは

相手にした時点でお前も同じ穴のムジナだよ

スルーしろスルー

330 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/07(金) 18:53:58.58 ID:DuEjJ2rIO

>>329
ーーーーーーーー以下無限ループーーーーーー

331 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/09/07(金) 23:46:01.20 ID:NFXtszF8o

スルースキル検定二級の俺が来たからにはもう安心だ

332 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/08(土) 00:27:29.90 ID:aov+rq7DO

お浣腸した黒にゃんのアナルにおちんちんで栓をしてあげたい!

333 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/08(土) 01:09:53.40 ID:iXP8pTn9o

正規表現ID Ｏ$でNGにすればおk

334 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/10(月) 03:12:12.04 ID:oU+llF8DO

白…かわいいよ白…

335 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/12(水) 03:29:53.81 ID:eKI1N5ODO

>>1はまだか!

336 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/09/13(木) 01:33:23.03 ID:K4rygIzHo

(　ﾟ∀ﾟ)o彡°>>1の尻を叩く素振りでもしておくか

337 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/13(木) 17:04:58.11 ID:V84/NMHDO

まさかエタったりしないよね？

338 ： ◆AU/OjWxByc [saga　sage]：2012/09/14(金) 01:52:09.81 ID:FYJDv2bf0

　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　／＼　　／＼　ｷﾘｯ
.　　　　　／　（ー）　（ー）＼　　　　＜お待たせしました。今までを反省しこれからは遅れず毎日２１時に更新します
　　　　／　　 ⌒（__人__）⌒ ＼
　　　　|　　　　　|r┬-|　　　　|
　　　　＼　　　　 `ー’´　　／
　　　　ノ　　　　　　　　　　　＼
　／´　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　|　　　　ｌ　　　　　　　　　　　　　　＼
　ヽ　　　 -一””””~~｀`’ー–､　　　-一”””’ー-､.
　　ヽ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒)　)　　(⌒＿(⌒)⌒)⌒))

＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　○
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ο
　　　　　　　　　　　　　　　　　　o

　　　　　　　　　　　,, --──-- ､._
　　　　　　　,.-''"´ 　　　　　　　　　＼
　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　ヽ､　　　と頭の片隅で出来るわけがない事を思う>>1であった
　　　　/　　　　／＼　　　／＼　　　　ヽ
　　　 l　　　, , ,　　　　　　　　　　　　 l
　　　 .|　　　　　　　(_人__丿　　"""　　　　|
　　　l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l
　　　　` ､　　/⌒⌒i　　　/⌒ヽ　　　　　 /
　　　　　　`/　　　　| 　　| 　　　＼　　　／

という事で、１５日の０時に投下予定です。

339 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/09/14(金) 02:17:43.77 ID:/UbWBlfso

340 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2012/09/14(金) 02:19:58.14 ID:K/rUk/0Ao

信用しろよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
で、10月の15日だな
わかった舞ってる

341 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/14(金) 02:24:54.53 ID:rYt8Kv5DO

だめだ!もう待てないから黒にゃんのアナルにちゅ～するお!

342 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/14(金) 03:21:49.66 ID:3hQopth/o

海の日に投下か・・・

343 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/14(金) 20:21:10.21 ID:DMMJ7Q8xo

この流れがあると安心する

344 ： ◆AU/OjWxByc [saga]：2012/09/15(土) 00:22:58.49 ID:tX7UCuBu0

　　　　∧__∧
　　　（　＾ω＾）＜投下しますよ～
　　　(　O┬O
≡◎-ヽJ┴◎

　　　∧__∧
　　（　＾ω＾）＜・・・
　　(　O┬O
◎-ヽJ┴◎

　　　∧__∧
　　（＾ω＾）<遅れると思ったでしょ？
　　(　O┬O
◎-ヽJ┴◎

　　　∧__∧
　　（＾ω＾）
　　(　O┬9m
◎-ヽJ┴◎

345 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:25:43.70 ID:tX7UCuBu0

黒「……♪」きゅー

男「……」

男（ちょっと長い……気もしないでもない）

男（でも、怖いって言ってるのに離れる訳にもいかないし……）

男（そろそろ二人の所に行きたいんだけどなぁ。心配だし）

黒「……ん……♪」すりすり

むにゅ

男（……ちょっと、黒の柔らかいところが当たって落ち着かないし）

男（よし、黒には悪いけどそろそろ離れて貰うかな）

男（そうと決まれば……）

346 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:27:07.93 ID:tX7UCuBu0

・・・・・

黒（そろそろ……そろそろ離れなきゃ……）

黒（男兄さん、柴姉さんの所に行く、のに……）

黒（……）

黒（……でも……）

黒「……」きゅー

黒（でも……男兄さんに……抱きしめられるの……凄く気持ちよくて……）

黒（……）すりすり

黒（それに……）すんすん

黒「……んぅぅ……っ」

黒（男兄さんの匂いも……濃くて……頭がふわふわして……）

黒（幸せ……）

347 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:27:51.26 ID:tX7UCuBu0

「……ろ、黒っ」

黒（もうちょっと……もうちょっとだけ……）すんすん

男「黒っ！」

黒「……はえ？」

男「大丈夫？もしかして眠たい？」

黒「……」

黒「っ」かぁ

黒「あ、いえっ、あ、あの、あの、ええとそ、そのっ」

黒「だ、だいじょうぶでふっ」

男「でふ？」

黒「あ、で、です。です……」

男「あ、あぁ、そっか」

348 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:28:45.13 ID:tX7UCuBu0

黒「そ、それで……どうしたん、ですか？」

男「あぁ、えと、そろそろ柴と白の所行きたいと思ってさ」

男「……もう怖くない？」

黒「は、はい。もう……大丈夫です」

男「そっか。よかった」なでなで

黒「……ぁ……」

黒「……あっ、ご、ごめんなさいっ、お時間、取らせちゃって……」

男「あはは、気にしなくていいよ。黒の為だし」

黒「……ありがとう、ございます……」

349 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:30:06.19 ID:tX7UCuBu0

男「それじゃあ俺は行くけど……黒はもう寝てていいからね」

男「今日も色々あって凄く疲れたと思うし」

黒「い、いえ。私は……」

黒「……あの、男兄さん、私も」

男「……大丈夫。俺に任せて」

男「俺の事も、二人の事も気にしなくていいから、ゆっくり寝てて」

男「明日にはいつも通りになってるから」

黒「……でも」

男「大丈夫」

黒「……わかり、ました……」

男「うん。いいこいい子」なでなで

男「それじゃあおやすみ。黒」

黒「はい……おやすみ、なさい」

350 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:31:07.64 ID:tX7UCuBu0

男「じゃあ」

黒「あ、あのっ」

男「ん？」

黒「お二人の事……お願い、します」ぺこ

男「……うん。任せて」

黒「はいっ」

スタスタ

黒「……」

黒（やっぱり、男兄さんはすごいなぁ……）

黒（さっきまで、どうしていいか解らなくて不安だったのに……こんなに暖かい気持ちにしてくれる）

黒（姉さんたちのことも、絶対になんとかしてくれるって……思える）

黒（すごいなぁ……男兄さん）

黒「……」

黒「……ぁ」

黒「……」すんすん

黒「……男兄さんのにおい……ちょっとだけ、のこってる……」

黒「……」

黒「……」すんすん

黒（なんだか……凄く、いけない事してるみたい……）ぽー

351 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:31:59.97 ID:tX7UCuBu0

――――――――

居間

男（黒はもう大丈夫そうだ。……よかった）

男（でもあの子はちょっとなんでも自分の所為にしちゃう癖があるな……）

男（この癖を直さないと、また自分を追い詰めちゃいそうだ）

男（何とかしてあげたいけど……今は、柴と白を何とかしなきゃな））

男（と言っても……どうするかな）

男（この喧嘩は黒の言葉が切っ掛けだっただけで、多分、今までの互いへの不満が原因だろうし……）

男（ちょっと難しいかもなぁ……）

男（……でも、だからって何もしない訳には行かない）

男（まずは話を聞くか）

352 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:32:55.60 ID:tX7UCuBu0

二階

男「ん……」

男（物置に使ってる部屋のドアが開いてる）

男（……柴、そこにいるんだな）

男（でも今は……）

コンコン

男「白、いる？」

「……」

男（寝ちゃったかな？それとも前みたいに俺の布団の中に……）

ガチャ

白「……」

男「あ、白……」

白「……おかえり、なさい」

男「うん。ただいま」

353 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:34:31.68 ID:tX7UCuBu0

男の部屋

男「よっと」

白「……」

男「……おいで。一緒に座ろう」

白「……うん」

ぽす

男「……」

白「……」

男「聞いたよ。夜の事」

白「……うん」

男「黒、白のこと心配してたよ？」

白「……うん」

354 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:35:01.43 ID:tX7UCuBu0

白「黒には……ううん。茶と三毛にも悪いことしちゃった」

男「……そっか」

白「もう、あの子たちは大丈夫なの？」

男「うん。もうみんなぐっすり眠ってる」

白「そっかぁ、よかった。……ごめんね。男」

男「いいよ。俺はあの子のたちの飼い主……いや、今は違うか」

男「なんて言ったらいいかわからないけど……保護者、みたいなもんだから」

白「……それは飼い主とは違うの？」

男「うーん……飼い主は動物であるペットを飼ってる人に使うものだからさ」

白「でも、私たち、男のペットだよ？」

男「でも今は、皆人間でしょ？」

白「……うん」

男「一緒に暮らしてるのは人間なのに、飼い主っていうのはおかしいからさ」

男「だから、保護者」

355 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:35:42.20 ID:tX7UCuBu0

白「……そっか。そうなんだ」

白「そうだよね。私たち、もう人間だもんねっ」

男「ん？　うん」

男（なんだかちょっと嬉しそうだな……）

白「あ、えと、まぁそれはそれとして……」

白「あの、ね、男」

男「うん？」

白「……怒ってる？」

男「え、どうして？」

白「だって、私たちの所為で、黒に心配かけて……茶たちも泣かしちゃって」

男「……聞こえてたの？」

白「あれだけ大声で泣いたら、聞こえちゃうよ」

白「だから……」

356 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:37:00.01 ID:tX7UCuBu0

男「そっか……。怒ってないよ、俺は」

白「ほんと？」

男「というか、早く帰ってくるって言っておいて、帰れなかった俺が怒ることなんかできないよ」

白「それは……しょうがなかったんでしょ？」

男「ん……まぁ、ね。でも」

白「なら、遅くなっても仕方ないよ。男には男の理由があるんだし」

白「それに、私たちだって、そんな放っておいてちゃしょうがない事を放っておいて帰ってきてくれても嬉しくないよ」

男「……そっか。うん」

白「あ、やっぱり帰ってきてくれて嬉しくないって言うのは嘘」

男「へ？」

白「しょうがない事を放っておいて来たことは気になるのは本当だけど……」

白「やっぱり私、嬉しいな」

白「……こんなこと言っちゃ駄目なんだろうけどねっ」

357 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:38:24.33 ID:tX7UCuBu0

男「そっか。……ありがとう」

男「優しいね、白は」

白「へ？」

男「だって、俺の事気遣ってそう言う事言ってくれたんでしょ？」

男「だから、白は優しいなって」

白「あー、そっかぁ……。うん」

白（……気付いて欲しいところはそこじゃないんだけどなぁ。……鈍感）

男「え、違った？」

白「……しらなーいっ」

男「えぇ……」

白「ふふふっ」

358 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:39:47.85 ID:tX7UCuBu0

男「まぁ……そういうことで、俺は怒ってないよ」

男「喧嘩した理由もわからないで怒れないしね」

白「……うん」

男「……どうして今日はこんなに喧嘩しちゃったんだ？」

男「いつもなら喧嘩になりそうになっても、どっちも引くのに」

白「……いつもは、ね」

男「……」

白「……夜から柴、ずっとピリピリしててたんだ」

白「理由を聞こうにもそんな雰囲気じゃなくて……皆聞けなかったの」

白「皆怖がってた。皆口には出せなかったけど」

白「それに少し……私、イライラしてたの」

白「いつも下の事考えろ、下の事考えろって言ってたくせに、下の子たちにもその雰囲気を隠そうともしてなかったから」

男「……うん」

359 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:41:03.33 ID:tX7UCuBu0

白「そんな時、黒が言ったの。男になにかあったのかなって」

白「それだけなのに、柴は黒にきつく言ったの」

白「それに私……我慢できなくて」

白「そこからもう、口が止まらなかった」

白「黒への言葉の事だけじゃなくて、今まで私たちに押しつけてた上下関係の事まで」

白「下の子たちもいるのに、こんなに言っちゃ駄目だって思ったんだけど……ね」

男「……」

白「最後には柴、止めようとしてくれた下の子たちにまで怒鳴りつけてさ」

白「怖かっただろうにね……それなのに」

白「もうそこで私、怒り過ぎて訳わかんなくなっちゃいそうになっちゃった」

男「……それで、どうなったの？」

白「……その時に、黒が止めてくれたの」

白「あの時、黒が止めてくれなかったら……柴の事、叩いてたかもしれない」

男「……」

360 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:44:06.76 ID:tX7UCuBu0

白「男……私が来たこの家に来てすぐの頃、覚えてる？」

男「……うん、覚えてるよ」

男「……よく……覚えてる」

白「……男？」

男「ああいや、なんでもない。その頃の……柴の事？」

白「そう」

白「その時からアイツ、私が上だ、私が上だって言ってたの」

白「それをわからせるためなのか知らないけど……よく、追いかけられたりした」

男「……ああ、覚えてるよ」

白「……うん」

白「……やっと、パパの顔も、ママの顔も、男の顔も覚えたばっかりで、どんな場所かすこしわかっただけだったのに」

白「いきなり追いかけられて、追い詰められて、私が上だ、私が上だって……」

白「あの時は……ほんとに、ほんとに……怖かった……」

男「……」

361 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/15(土) 00:46:24.79 ID:ohim9ZdDO

この>>1が時間通りに投下…だと！？

…ざわ…ざわ…

…ざわ…

362 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:47:49.66 ID:tX7UCuBu0

白「……でも、あの時、男……助けてくれたよね」

男「……うん」

白「走って柴の前に立ちふさがってくれて……抱き上げてくれて……」

白「……すごく、安心したんだよ？あの時……」

白「その後も、柴が私を苛める度にいっつも助けてくれて……」

白「だから、私……」

男「……私？」

白「あ、あっ、えーと……」

白「か、感謝、してるの……」

男「そ、そっか……うん」

男「ええと……そんな風に思ってくれてたんだね」

男「嬉しいな」

白「……うんっ」

363 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:49:09.33 ID:tX7UCuBu0

白「そう言えば……段々とあんまり上だ上だって柴が言わなくなったけど……あれは男が抑えてくれたの？」

男「え、えーと……家族皆でね」

白「……嘘でしょ」

男「え？」

白「だってパパとママ、私たちの事可愛がる位しかしなかったもん」

白「世話は男が大体してくれたしねっ」

男「……まぁ、うん」

白「えへへっ、やっぱり♪」ギュッ

男「あ、あはは……」

男（なんか恥ずかしいな……）

白「まぁ、そんなこともあったから……、アイツが上下関係の事言うのは嫌いなの」

白「それに今は昔と違って、人間なんだしね」

白「今更そんなこと言うのもおかしいもん」

男「そっか……」

364 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:50:27.66 ID:tX7UCuBu0

男「白は……柴の事、嫌い？」

白「……」

白「……好きじゃないよ」

男「白……」

白「でも……居なくなって欲しいとは思わないけど」

白「あいつも一応、家族だし」

男「……そっか。それを聞けて少し安心した」

白「……ん」

男「あのさ、白」

白「何？」

男「どうして柴は自分が上になる事に拘ると思う？」

白「……わかんないよ。そんなこと」

365 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:52:14.99 ID:tX7UCuBu0

男「それはね……下の子たちを安心させてやりたいと思うからだよ」

男「強い自分が上になって、皆を守りたい。そう思うから上になりたがるんだ」

白「……それで下の子を苛めたら元も子もないよ」

男「確かにそうだね……その点では柴は凄く不器用なんだろうね」

白「不器用？」

男「上になって安心させてあげたい……でも、上と思わせるにはどうしたらいいかよく解らない」

男「だから柴は一番わかりやすい、力を見せることで上と思わせようと思ったんだ」

男「そこで、柴は自分の力、白には白を追い詰めることで、自分の力を見せつけようとしたんだ」

白「……そんなことされても、わかんないよ」

男「そうだね。他にもっとやりようがあっただろうにね」

男「でも、柴は出来なかった。色々な理由があると思うけどね」

男「だから、柴は不器用なんだ」

白「……」

366 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:52:54.92 ID:tX7UCuBu0

男「だから、決して柴はただ白の上に立って支配したいっていうわけじゃない」

男「ただ、新入りだった白を安心させたかっただけなんだ」

白「……」

男「……それとね、もうひとつ白の上に立ちたかった理由がもう一つあるんだ」

白「まだあるの？」

男「うん。……これを言ったら柴に怒られちゃうけどね」

白「なんなの？それって……」

男「それはね……不安だからなんだ」

白「不安って……私、あの時すっごく小さかったんだよ？それにその時は柴、もう凄く大きかったし……」

男「それでも不安だったんだ」

男「柴……というか、犬、だけど。上下関係を決めないと不安でしょうがない生き物なんだ」

男「あんなに大きな体をしてるけど、凄く怖がりなんだよ」

男「今だって、ね」

白「柴が……」

367 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:53:52.56 ID:tX7UCuBu0

男「うん。だから、必要以上に白を追いかけて、自分を上だと思わせようとした」

男「自分の不安を消すために」

男「段々追いかけ回すことが減ったのは、俺達が柴を抑えたのもあるけどそれ以上に、白がどんな奴かってことを解って不安が消えたからなんだ」

白「……そう、なんだ」

男「うん。犬は……柴は、白が思ってる以上に」

男「怖がりなんだよ」

男「ただ威張り倒したくて、怖がらせることで喜ぶような生き物じゃなくて」

男「目の前の小さな生き物に怯える様な怖がりだけど、それでも守りたいって思う事ができる子なんだよ」

男「柴っていう子は」

白「……」

368 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:54:31.42 ID:tX7UCuBu0

男「そしてこれは予想だけど……多分、柴は今日、凄く不安だったんだ」

男「これは多分、俺がいないせいだと思うけどね」

白「……」

男「不安で不安でしょうがなくて……でも、それを知られたくなくて、不安が皆に伝わる事なんかしたくなくて」

男「ピリピリした雰囲気で誤魔化してたんだと思う」

白「……意味ないじゃん。そんなの」

男「そう。でもさっきも言ったでしょ？」

男「柴は不器用だって」

白「……」

男「そんな不安な時に、黒の言葉で不安がもっと煽られて……」

男「それを誤魔化したくて、自分は平気だって思わせて不安がらせないように、黒にきつく当たっちゃたんだと思うよ」

男「それで、白の事怒らせちゃったけどね」

白「……うん」

369 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:55:40.93 ID:tX7UCuBu0

男「それで、その後の喧嘩で、白は上下関係のことなんか言っちゃたんだよね？」

白「……うん。……くだらないって」

男「そっか……」

男「今まで白達の為に築きあげてきたのにそう言われて……」

男「そして多分、隠そうとした不安を暴かれたような気がして、柴は余計怒っちゃったんだね」

白「……」

男「確かに柴が勝手に雰囲気を悪くして皆を怖がらせた上に、下の子たちを怒鳴りつけたのは悪い」

男「人間になったのに上下関係を押しつけるのもおかしいのかもしれない」

男「でも、難しいかもしれないけど、柴の不安な気持ちも、上下関係に込めた意味もわかってくれると、嬉しいな」

男「もちろん、わかった上で、受け入れろなんて言わない」

男「おかしいと思う所は言っていってくれていい」

男「白と柴は全く違う生き物なんだし、家族なんだからさ」」

白「……」

370 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:56:42.32 ID:tX7UCuBu0

白「……難しいよ。そんなの」

男「うん。俺だっていきなりそんなこと解れって言われても難しいよ」

男「今まで苦手だった人ならなおさら」

男「だから、ゆっくりでいい。頭の片隅に置いておくだけでもいい」

男「そうすればきっと何かが変わる。変わってくるから」

白「……」

白「……うん」

男「ありがとう。白」

白「……ん」

男「よしよし」なでなで

371 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:58:50.03 ID:tX7UCuBu0

白「……ね、男」

男「ん？」

白「抱っこ、して？後ろからのやつ……」

男「いいよ。おいで」

白「うん……」

ぎゅっ

白「……ん……」

男「……」なでなで

白「……」

372 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 00:59:27.24 ID:tX7UCuBu0

白「……ね、男」

男「うん？」

白「私……酷いこと、しちゃったかな……」

男「……」

男「でも、柴が怒鳴ったことで、関係ない黒も、茶も、三毛も傷ついた事は本当だ」

男「それは間違ってることだし、しちゃいけないことだ。上下関係関係なくね」

男「それを怒った白は正しいし、体の大きい柴に立ち向かった事は凄いと思う」

男「それに今回の事で、柴も考えると思う。そのきっかけを作ったんだ」

男「凄いよ。白は」

白「そう、かな……」

男「うん。それと……少しだけでいいから、柴の気持ちと思い、考えてあげて」

白「……うん」

373 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 01:00:54.01 ID:tX7UCuBu0

白「……ね、男」

男「うん？」

白「強く……ぎゅっ、ってしてほしいの」

白「なんだか……こわいの」

男「……うん。いいよ」

ぎゅっ

白「……♪」

男（白はもう、大丈夫そうだな……）

男（あとは柴だけど……一番大変そうだ）

男（大丈夫かな……）

男（……そういう俺もすこし疲れたけど）

白「男……もっと……」

男「あぁ、はいはい」ぎゅー

白「……ん♪」

男（まぁこの子たちの為ならこの位、何ともないさ）

374 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/15(土) 01:02:07.32 ID:tX7UCuBu0

区切りのいいところで今日はここまで。
いい加減AAのズレを何とかしたいですね……。
それではまた次回。

375 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/09/15(土) 01:03:04.87 ID:hbby1pI0o

乙乙

376 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/09/15(土) 01:03:47.24 ID:oQ9kuAYs0

予定どうりに更新・・・だと・・・

乙乙！

377 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/15(土) 02:41:26.92 ID:ohim9ZdDO

乙！

次はいよいよ男くんと柴がわんわんお！するのか…ごくり…

378 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(佐賀県) [sage]：2012/09/15(土) 06:54:11.53 ID:pvhsIdq2o

乙
やはり出来る>>1だったかー

379 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/15(土) 08:07:20.64 ID:Ev6F6A140

乙

380 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage ]：2012/09/15(土) 12:15:17.97 ID:ONNhKsoMo

これは台風が来るな...。

>>1おつ。

381 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/09/15(土) 15:00:39.04 ID:l2z6MUmto

おっつー！しかし、槍でも降ってくるんじゃあ……

382 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/15(土) 16:20:40.42 ID:JeaeNSGgo

槍じゃ済まないだろw

383 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/15(土) 21:28:24.40 ID:BVkCEpZSO

こーどーりねんとか、よくわかるけどやっぱりしばうぜー
やっぱりしろたんくろたんかあいそ

384 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/16(日) 02:14:48.12 ID:XtTyK/vDO

黒にゃんがうんち漏らすまでアニャルを吸ってもいいですか？

385 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]：2012/09/16(日) 07:57:42.08 ID:CBtKZXAzo

>>384
漏らしたらやめちゃうのか？

386 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/09/16(日) 10:08:02.80 ID:CjuGghQCo

>>380
もう来てるよ・・・

387 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2012/09/17(月) 19:34:51.75 ID:vilKk47Qo

この台風は>>1のせいか…

388 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) ：2012/09/17(月) 20:36:50.80 ID:qCYNvMi90

本当に台風きたぞ

389 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/09/19(水) 15:01:38.12 ID:WvCjZxDvo

>>1パネェ

390 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/09/19(水) 22:16:00.30 ID:uvjVzuP+o

>>1のせいで土砂降りになり外仕事で大変な目にあった

391 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage ]：2012/09/19(水) 22:17:51.11 ID:EXenfUJIo

>>1はワンランク上の人種へとシフトしたのか...

392 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/09/19(水) 22:30:14.26 ID:4KpnXuOKo

天狗みたいな>>1だな

393 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/09/19(水) 22:45:36.34 ID:+fkboGu2o

>>1はかんけーねーだろ

394 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/19(水) 23:57:25.68 ID:KQKP5SzDO

柴ちゃんがおまもりひまりのヒマリちゃんと被って仕方がないんだが…

395 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/09/20(木) 19:56:18.72 ID:NfdQWd5do

そういうのいいから(切実)

396 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/20(木) 20:40:15.63 ID:SQrIMcqDO

いやいや､柴はドッグデイズのレオ様だろ

397 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/21(金) 00:16:47.34 ID:OCKvBQ5DO

>>396
レオ閣下は猫科だよね

398 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/24(月) 04:24:54.37 ID:et8x+MyDO

はよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよ

399 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/25(火) 02:46:30.95 ID:StIQRtvl0

　　　　　　　　　　　　, ;,勹　　　　
　　　　　　　　　　ノﾉ　　　`'ﾐ
　　　　　　　　　 /　y　,,,,,　 ,,, ミ　　　
　　　　　　　　　/ 彡　`ﾟ　　ﾟ' l
　　　　　　　　　〃　彡　　"二二つ
　　　　　　　　 |　彡　　~~~~ミ　　　　　＜天狗とか何言ってんだ…ありえないだろ常識的に考えて…
　　　　　,-‐― |ll　　川| ll || ll|ﾐ―-､
　　　／　　　　　|ll　　　　　　 |　　　ヽ
　　/　　　　　　　z　W`丶ノW　　　　　ヽ
　/　　　　　　　　＼＼　　 / /　　　　　 |
/　　　天　　　　　　＼`i　/ /　　狗　　 |

ということで、2012年、９月２６日の深夜に投下予定です。ですが体調が芳しくないのでかなり微妙です。

400 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/25(火) 05:19:21.50 ID:my1WtteDO

返せぇーー!

みんなの金をーｯ!!

※このSSは>>1の可愛さを楽しむ為…彼のあたりさわりのない、期限を守れるか守れないか分からない投下宣言を生暖かく見守るSSです。

401 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/25(火) 06:30:57.17 ID:SeZtqgbIO

今回も遅れるに10000ジンバブエドル

402 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]：2012/09/25(火) 08:00:16.29 ID:tEMl6Y5AO

遅れるに10,000ベラルーシ・ルーブル

403 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage ]：2012/09/25(火) 12:15:36.65 ID:r+gD82Aho

予定通りに来たら次はいよいよ戦争だな、多分。

404 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2012/09/25(火) 12:20:56.26 ID:xsTM24iHo

まだ西暦とは言ってない

405 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/25(火) 15:57:37.95 ID:cPjRHUgIO

>>403
やめてくれwwwww忙しくなるだろうがwwwwwww

406 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/09/25(火) 17:15:23.54 ID:NIv3vwzQo

>>405

日本の平和は任せる

407 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/09/25(火) 22:31:22.92 ID:y3T5LzZ80

平成2012年か天皇長生きだな…

408 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/26(水) 00:08:01.69 ID:6eMAal5IO

2012年というのは紀元前2012年のことかもしれない…
つまり>>1は4000年あまり遅れていることになる！
やはり>>1のいうことは当てにならないな！！

409 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/26(水) 04:30:29.33 ID:+wLwR29DO

黒にゃんのアナルは芳ばしいかほりがするでござる

410 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/09/26(水) 20:27:24.40 ID:HwoOwolVo

アナル男気持ち悪い

411 ：じんじゃー ：2012/09/26(水) 21:50:44.38 ID:LozWmE9z0

まだか

412 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2012/09/26(水) 21:51:23.78 ID:grbgy2DJo

皇紀2012年とか過去かよ

413 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/09/26(水) 22:06:24.24 ID:Tb8BjBqdo

414 ： ◆AU/OjWxByc [saga]：2012/09/27(木) 00:02:04.57 ID:M3o17SJt0

投下宣言後の>>1　
　　　＿＿＿
　　　／　　　　＼ふふふ。今回は年の指定もしたからいじられることはないはずだお！
　　　／　　　　　　＼
　／　　⌒　　　⌒　　＼
　 |　 /// （__人__） /// 　|
　＼　　　　　　　　／

　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　／　　　　＼
　　　　　／　　─　　 ─＼
　　　　／　　（●）　（●）＼
　　　　|　　　　（__人__）　　 |　＿＿＿＿＿＿＿_
　　　＼　　　　｀ ⌒´ 　 ,／　.| |　　　　　　　　　　|　　　さぁて、僕のスレはと・・・
　　　　ノ　　　　　　　　　　　＼　| |　　　　　　　　　　|
　／´ 　　　　　　　　　　　　　 | |　　　　　　　　　　|
　|　　　　ｌ　　　　　　　　　　| |　　　　　　　　　　|
　ヽ　　　 -一ー_~､⌒)^),-､　　　| |_＿＿＿＿＿＿__|
　　ヽ＿＿＿＿,ノγ⌒ヽ)ニニ-￣　　　| |　　|

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　　　＼　　　　｀ ⌒´ 　 ,／　.| |　　　　　　　　　　|　　　
　　　　ノ　　　　　　　　　　　＼　| |　　　　　　　　　　|
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　|　　　　ｌ　　　　　　　　　　| |　　　　　　　　　　|
　ヽ　　　 -一ー_~､⌒)^),-､　　　| |_＿＿＿＿＿＿__|
　　ヽ＿＿＿＿,ノγ⌒ヽ)ニニ-￣　　　| |　　|

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　　　　／:::::::: （ ○）三（○）＼
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　　　　ノ::::::::::::　　`ー'´　　　＼　| |　　　　　　　　　　|
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　|::::::::::::::::: ｌ　　　　　　　　　　| |　　　　　　　　　　|

まぁ遅れちゃったしNE！ごめんNE！
投下します。

415 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/09/27(木) 00:02:45.51 ID:GoAUxlhb0

くるか・・・！

416 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:03:35.99 ID:M3o17SJt0

―――――――――

男「さてと……白？」

白「ん……行くの？」

男「うん。これ以上遅くなったら柴、変なところで寝そうだし」

白「……うん、わかった。ちょっと名残惜しいけど……」

男「ごめんね」

白「謝らなくたっていいよ。柴と話さなきゃいけないのにお願いしたの私だし」

白「ありがとね、男」

男「いやいや、遅くなったお詫びってことで」

白「そんな事気にしなくたっていいのに……ふふっ」

417 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:06:10.04 ID:M3o17SJt0

白「……ね、男」

男「うん？」

白「……大丈夫？」

男「大丈夫。ちょっと話してくるだけだから」

白「そうじゃなくて……」

男「へ？」

白「体。疲れてない？」

男「……大丈夫だよ。全然疲れてないから」

白「……そう？」

男「大丈夫。だから心配しなくていいよ」

男「ありがとう、白」

白「うん……」

418 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:07:46.98 ID:M3o17SJt0

男「それじゃあ行ってくるね」

男「あ、先に寝てていいから。もしかしたら遅くなるかもしれないし」

白「……」

白「んーん、待ってる」

白「もともと私が喧嘩をしなきゃ皆に、男に迷惑掛けることは無かったんだし……」

男「それは白が悪いわけじゃ」

白「悪い訳じゃないかもしれないけど……でも、こうしちゃったのは私だから」

白「それなのに男に全部任せて寝る訳にはいかないよ」

男「白……」

白「それに私も……柴に話したい事、あるから」

男「……わかった。偉いな、白は」

男「話し終わったら俺の部屋に連れてくるよ。でも眠たくなったら寝てていいからね」

白「うんっ」

白「ありがと、男っ」

419 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:09:41.50 ID:M3o17SJt0

男「じゃあ、あとでね」

白「うんっ。……あ、ねぇ、男っ」

男「うん？」

白「あのね、行く前に……」

白「んっ」

男「ふふ、うん」

ナデナデ

白「えへへー♪」

白「いってらっしゃいっ」

男「うん、行ってきます」

バタン

白「……」

白「いつもこのぐらい言いたい事わかってくれればいいのになぁ……」

420 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:10:09.37 ID:M3o17SJt0

―――――――――

二階

男(白も解ってくれた……ちょっと時間掛かるかと思ったけど、よかった)

男(それにしても……結構白も皆の事考えてるんだなぁ)

男(家の猫の中で一番猫っぽいから意外だったな)

男(……)

男(でも、本当に元から白はそうだったんだろうか)

男(人間の姿になって……その姿に順応し始めてそう考え始めたとしたら？)

男(それは……元の姿だった頃の自分を、忘れ始めてるって事じゃないのか？)

男(動物じゃなく、人間として生きるために)

男(……それは……猫の白にとって良くない、事なんじゃないだろうか)

男(……)

男(……考え過ぎか。元々白はそうだったんだ)

男(もしそうだったとしても元に戻りさえすれば……)

男(……)

男「柴の所へ……行こう」

421 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:12:07.10 ID:M3o17SJt0

二階　倉庫部屋

柴「……」

男「……」

男「ただいま、柴」

柴「……」

男「やっぱりここにいたね」

男「柴、怒られたりしたらいっつもここに来てたもんな」

柴「……」

男「……はぁ」

男「前、座るよ」

柴「……」

422 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:13:54.55 ID:M3o17SJt0

男「……」

柴「……」

柴「……私を怒りに来たのか」

男「いや」

柴「嘘だ」

男「柴がここにいる時、俺が怒ったことあった？」

柴「……」

柴「……じゃあなんで来たんだ」

男「柴とちょっと話をしようと思って」

柴「……私は……話すことなんて……ない」

男「……」

423 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:15:28.91 ID:M3o17SJt0

男「柴」

柴「……」

男「どうして黒にきつく当たったんだ？」

柴「……」

男「柴」

柴「私は悪くない」ボソ

男「柴」

柴「私は悪くない」

男「柴」

柴「私は悪くない！！」

男「……」

424 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:16:51.12 ID:M3o17SJt0

柴「黒が皆の不安を煽るから！私はそれを諌めただけだっ！」

柴「私は皆、皆の為にやったんだ！」

柴「だから私はっ、私は悪くないっ！」

男「……白と喧嘩をしたことも？」

柴「そうだっ！私は皆の為にやったのに、それなのに白は私を責めてきたんだっ！」

柴「そんなのおかしいだろうっ！？だから私はあいつに解らせようとしたんだっ！」

柴「だから、……私はっ！」

男「……止めてくれたチビ達を怒鳴りつけたことも？」

柴「っ、……」

男「……」

男「……今日は、散歩に行って無かったね」

男「外、行こうか。ここは空気が悪い」

男「こんなところにいたら、考えが滅入るばっかりだ」

柴「……」

425 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:19:32.02 ID:M3o17SJt0

玄関

男「もう夜遅くだし……今日は久しぶりにリードつける？」

柴「……いい」

男「いいの？この前までは……」

柴「……」

男「……わかった。じゃあ、はい」

柴「……なんだ、この手は」

男「手、繋ごうと思って」

柴「……」

柴「……いい、一人で……歩ける」

男「……そっか」

男「それじゃあ」

トタトタトタ

男「……ん？」

426 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:20:04.90 ID:M3o17SJt0

ガチャ

白「男っ」

男「白？どうしたの？」

柴「……」

白「階段降りる音が聞こえたから……どうしたのかなって思って」

男「そっか……。大丈夫、ちょっと外で話してくるだけだから」

白「そう……？」ちら

柴「……」ふいっ

白「……む」

男「……まぁ、そういうことだから」

男「ちょっと行ってくるね。白」

白「……うん」

427 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:21:50.26 ID:M3o17SJt0

白「柴っ」

柴「……なんだ」

白「私もあんたに話したい事あるの」

白「だから、早く帰ってきなさいよねっ」

柴「……」

柴「……私は話すことなんてない」

白「私にはあるっ」

柴「……」

柴「……さっさと……寝ていろ」

男(はぁ……)

男「それじゃあ……いこっか」

男「行ってくるね。白」

白「行ってらっしゃいっ、男っ」

白「柴もねっ」

柴「……」

428 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:22:53.50 ID:M3o17SJt0

外

男「春だけど……流石に夜は寒いな」

男「大丈夫？寒くない？」

柴「……あ、ああ」キョロキョロ

男「……大丈夫だよ。流石にこんな時間だし、誰も起きてなんかいな」

ワンワンッ

柴「ひぃっ」ビクッ

男「……起きてたね」

男「大丈夫？」

柴「だ、大丈夫だっ！馬鹿にするなっ」

429 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:24:55.89 ID:M3o17SJt0

男「ホントに？」

柴「しつこいっ！」

男「ならいいけど……」

柴「そうだ。わ、私はこの位平気、だ！」

柴「そうさ、平気、平気なんだ……私は……」じりじり

男(そうなら柵もあるのにそんなに離れなくたっていいだろうになぁ……壁を背にして歩いちゃって)

ウゥウウ……！

柴「う、うう……」

男「……」

男「行くよ。ほら、手」

柴「え」

ぎゅっ

柴「あ……」

柴「……」

タッタッタ

430 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:27:24.53 ID:M3o17SJt0

公園　ベンチ

男「はぁ……はぁ……」

柴「……今ので疲れたのか？」

男「いやぁ……最近あんまり運動してないから、さ……」

柴「情けないな」

男「あはは……面目ない」

柴「……」

柴「大丈夫……か？」

男「うん。もう大丈夫」

男「ありがとう」

柴「……ふん」

431 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:28:01.78 ID:M3o17SJt0

男「というか柴凄いな。これで疲れないなんて」

柴「このぐらい普通は疲れないだろう。ご主人が体力なさすぎるんだ」

男「あはは、そうだね」

男「少し運動しないと駄目かな……」

柴「ふふっ、そうだな。仮にもご主人が一番上なんだから、体力をつけて貰わないと困る」

男「……まぁおいおいね」

柴「すぐにしてくれ。そうじゃないと下に示しがつかないし、私もそんなご主人が上だとふあ……心配だ」

男「うん。……考えておくよ」

柴「またそうやって……」

男「あはは」

柴「……ふふっ」

432 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:30:47.51 ID:M3o17SJt0

柴「あ、は……くしゅっ」

男「あ、寒い？」

柴「……寒くない」

男「本当？」

柴「さむ……くしゅっ」

柴「……くない」

ぱさ

柴「え？これ……」

男「俺の上着。ちょっと汗臭いかもしれないけど、どうぞ」

柴「いやでも、それじゃご主人が……」

男「俺はそんなに寒くないから大丈夫。自分で言うのもあれだけど、俺、結構体丈夫だし」

男「あ、そうだ。ちょっと待ってて」

433 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:31:49.99 ID:M3o17SJt0

柴「え、ど、どこに行くんだっ」

男「ちょっとね。すぐ戻るから」

柴「あっ、あっ、ご、ご主人っ」

タッタッタ

柴「い、行っちゃった……」

柴「……ぅう」きょろきょろ

しーん

柴「な、なんで一人にするんだよぉ……」

柴「なにか、出てきたら、どうす」

ガサガサッ

柴「ひやっ！」ビクッ

柴「な……なんだっ、なんなんだっ」

・・・

柴「で、出てくるなら、出てこいよぉ！」

434 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:32:52.90 ID:M3o17SJt0

ガサガサッ

柴「ひぃあああ！」

柴「で、出てこなくていいからぁ！、あ、あっち、あっちいって……」

にゃー

柴「あ、ね、ねこ……？」

柴「……なんだ……猫か……ビックリした」

……

柴「な、なんだ、何見てるんだ」

柴「わ、私は犬だ、ぞ！お前より、ずっと上で、こ、怖くなんか……」

柴「怖く、なんか……」

柴「……」

柴「……私は……何をしてるんだろうな……」

柴「こんな小さな猫にまで、自分が上だ、なんて……」

柴「……こんなだから私は……」

435 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:34:56.23 ID:M3o17SJt0

にゃー　タタタ

柴「あ……」

柴「……はぁ」

柴「何ほっとしてるんだ私は……」

・・・

柴「……遅いな、ご主人。なにしてるんだろう……」

柴「……」

柴「……もしかして置いて行かれた、なんて……」

柴「いや、そんな訳ない。ご主人に限って……」

柴「……でも、私はご主人の期待に最後まで答えられなかった」

柴「ただ心配した黒にきつく当たって……行き過ぎていたって解っていたのに白と喧嘩して……チビ達を怒鳴り散らして……」

柴「皆の事を任せられたって言うのに……私は」

柴「……見捨てられても……おかしくない、のかもしれない……」

柴「……こんな、期待にもこたえられない、あの子たちを安心させることも出来ない、私なんて……」

436 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:36:24.37 ID:M3o17SJt0

柴「……私は……」

ガサッ

柴「ひぅっ！」

柴「こ、今度は風、か……」

・・・

柴「い、いやだ……」

柴「一人は嫌だ、怖い、怖いよ……」

柴「ご主人……はやく、早く戻ってきて……」ギュウ

「柴ー」

柴「っ！……ご主人……」

男「はぁ……はぁ……ごめん。大分遅くなっちゃった」

柴「……」

男「柴？」

柴「っ……お」

柴「おかえり、なさい……」

437 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:37:34.50 ID:M3o17SJt0

男「あー……うん。ただいま」

男「ごめん。不安にさせちゃったね」

柴「ふ、不安なんか……」

柴「……」

柴「……どうして、こんなに……遅くなったん、だ？」

男「ちょっと自動販売機を探しててさ」

男「昔はこの近くにあったと思ったのに無くなっちゃってたから、探すのに時間が掛かっちゃったんだ」

男「ごめんね」

柴「……いい」

柴「戻ってきてくれた、だけで……私は……」ぼそ

男「……うん」

男「ごめん」

438 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:38:13.92 ID:M3o17SJt0

男「お詫びと言っちゃなんだけど……はい」

柴「……これは？」

男「暖かいココア。それ飲めば、きっと体、暖まるよ」

柴「あ……」

男「はい、どうぞ」

柴「あ、ありがと……あちっ」ぽろ

柴「ああっ」

ぱしっ

男「っと……セーフ」

柴「す、すまない」

男「いや、俺がそのまま渡したのがまずかったよ」

男「どうしようかな……このまま渡したらまだ熱いだろうし……」

439 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:39:03.35 ID:M3o17SJt0

柴「が、我慢するから大丈夫だ。だから」

男「うーん……あ、そうだ。柴、俺の上着の袖で手を覆って」

柴「え、あ、うん。……覆ったぞ」

男「それじゃあそのままココア持って。それなら熱くないだろうから」

柴「あ、ああ」

男「どう？」

柴「……本当だ。熱くない」

男「よかった」

柴「……ありがとう、ご主人」

男「いえいえ。さ、どうぞ」

柴「……ああ」

440 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:41:37.01 ID:M3o17SJt0

柴「……」

男「？　飲まないの？」

柴「い、いや、ちょ、ちょっとな」

男「うん……？」

柴「……」

柴「あ、あの、ご主人……」

男「ん、なに？」

柴「い、いや、やっぱりなんでもない」

男「……そう？」

柴「……あ、ああ……」

441 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:42:04.41 ID:M3o17SJt0

柴(これ……どうやって飲むんだ？)

柴(似たようなものをご主人やお父様が飲んでるところを見たけど……)

柴(……確か、上のあたりを……)

柴(……あ、ふ、服で滑る……)

柴(で、でも、直接持ったら熱くて持てないし……)

柴(どうしよう……持ってきて貰った上に、ご主人に開けて貰うのも気が引けるし……)

柴(それに、この位は……)

男「……」

男「柴、ココア一口貰っていい？」

柴「あっ」

男「ん、……久しぶりに飲むココアは美味しいな」

男「はい。ありがとう、柴」

柴「あ、ああ……」

442 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:43:29.40 ID:M3o17SJt0

男「……あれ、もしかして俺の口付いた奴嫌だった？」

柴「い、いや、そんなことないっ」

男「そっか、それなら良かった」

柴「……というか、ご主人、たまに口に含んだものを私にくれた事あったじゃないか」

男「あー……言われてみればそうだった」

男(まぁあれはそのままあげたらしょっぱいだろうからってことなんだけど)

柴「ふふっ」

柴「……それじゃあ、頂きます」

男「うん、どうぞ」

柴(……もしかして、ご主人は私の気持ちを解ってくれたのかな)

柴(……なんてな。このご主人にそんなことできるわけないか)

男(自分の分買ってくればよかった……)

443 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:45:39.53 ID:M3o17SJt0

柴「んく……」

男「どう？」

柴「ん……暖かくて……甘くて、凄く美味しい」

柴「それに少し……ご主人の匂いがする」

男「え、それって……」

柴「あっ、い、嫌って訳じゃないっ」

柴「ただ……その……じ、事実を伝えただけだっ」

男「……そっか。まぁココアを気にいってくれたみたいで良かったよ」

柴「ああっ」

444 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:49:10.12 ID:M3o17SJt0

男「それじゃあ一息ついたところで……柴」

柴「……」

男「落ち着いて考えて……本当に、本当に自分は正しかったって思える？」

柴「……」

柴「…………いや」

柴「私は……正しくなかった」

柴「……自分が正しくない、って事は……わかっていた」

男「……」

柴「黒に必要以上にきつく当たったことも」

柴「白と喧嘩して、皆の事を考えず引かなかったことも」

柴「……チビ達を怒鳴りつけたことも」

柴「私が悪いという事は……解っていたんだ」

445 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:50:45.70 ID:M3o17SJt0

柴「でも……そうだとは認められなかった」

柴「認めたくなかったんだ」

柴「解っていても……おかしいと思っていても」

柴「自分の気持ちが……抑えてくれなかった」

柴「それで……引っ込みがつかなくなって……面倒見る事を投げ出して……」

柴「そして全てをご主人に押しつけることになって……こんな有様だ」

柴「……最低だよ。私は」

男「……柴は最低なんかじゃないよ」

柴「……何故？私はご主人が帰ってくるまで皆の面倒を見きることが出来ず、それどころか調和をぐちゃぐちゃにしたんだ」

柴「その上、自分の失態を認めず……ご主人にまで当たり散らして……」

柴「それが最低だって言わずになんて言う？」

446 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:55:00.45 ID:M3o17SJt0

男「……柴は、そのままで終わらせるつもり？」

柴「……え」

男「このまま自分は出来なかったからって、皆を傷つけてしまったからってそう言い訳して何もしないなら」

男「確かに柴は最低かもしれないね」

柴「っ」

男「でも」

男「でも柴はそんな事、したくないでしょ？」

柴「……」

柴「したく……したくない」

男「うん。信じてた」

男「……やったことはもう仕方がない。もうどうしたってやったことは消えないんだから」

男「だったらそれを悔い続けて何もしないより、これからどうすればいいのか考えて、やった方がいい」

男「それが出来るなら、最低どころか、最高の人間だよ。……俺はそう思う」

447 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:56:41.30 ID:M3o17SJt0

柴「でも……考えて、行動して……また、失敗してしまったら？」

男「またこれからを考えて行動すればいい。何度失敗したってね」

男「それに失敗しない人間なんていない。失敗することは当たり前なんだ。初めての事ならなおさらね」

男「そこからどうするかが大事なんだ。どうして失敗したのか、どうすれば上手く行くのか考える事がね」

男「でも、それが出来ない人はいっぱいいる」

男「柴は……それが出来ない人になりたい？」

柴「……なりたくない」

男「なら、これから頑張ろう。俺も出来る限り協力する」

男「自分の為にも、白達皆の為にもね」

柴「……ああっ」

448 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:57:15.28 ID:M3o17SJt0

男「じゃあ、この話はお終い」

柴「……え？い、いいのか？それだけで……」

柴「私は酷い事をしてしまったのに……」

男「うん。だって、柴はもう解ってくれたし、これから頑張るって言ってくれた」

男「だったらもう話すことは無いよ」

男「やった事を気にしてるなら、これからの事を考えて」

男「自分はこれからあの子たちにどうすればいいか。どう付き合っていけばいいか」

男「その中で、どうしても譲れない事があると思う。……柴が考える、上下関係の事とか」

男「どうしても譲れないなら、譲る必要はないと思う。だって、自分に大切なものなんだから」

男「……今日は、白がその事にちょっと言っちゃったんだよね」

柴「……」

449 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:58:19.27 ID:M3o17SJt0

男「今日は柴がやってしまったっていうのはあるけど……白が言った事は悪いことだ」

男「柴にとって大切な事だったんだから」

柴「……」こくり

男「でも、そう言ったのには必ず理由がある」

男「それを聞いて、どうすればいいか考えたら、俺はいいと思う」

男「譲るべきか、そうでないのか」

男「どちらにせよ、話し合いは必要だけどね」

男「足りない言葉は、皆の為にならないから」

柴「……わかった」

男「ありがとう。やっぱり柴は賢いな」ナデナデ

柴「……んっ」

450 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 00:58:57.97 ID:M3o17SJt0

男「じゃあ、帰ろっか？柴」

柴「……」

男「……まだ、気が済まない？」

柴「……」こくり

男「うーん……じゃあ、おしおきしようか」

柴「っ！」

男「それならきっと柴も気が済むでしょ？」

柴「……ああ。頼む」

男「それじゃあこっちに顔向けて、目、瞑って」

柴「……ああ」

柴「……」ぷるぷる

男(怖いならお仕置きなんか頼まなきゃいいのに……)

451 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 01:00:13.74 ID:M3o17SJt0

男「じゃあ、行くよ」

柴「……あ、ああっ」

男「……」

柴「……ぅ……」

ピシッ

柴「ひやっ！……え？」

男「はい、お終い」

柴「な……何したんだ？」

男「デコピン」

男「さ、帰ろう。柴」

柴「こ、これだけ……？」

男「うん。そうだよ。それとも……もっと酷い事して欲しい？」

柴「……」

柴「……ご、ご主人が望むなら……」

452 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 01:04:08.36 ID:M3o17SJt0

男「そっか……じゃあ」

柴「……」ゴクリ

男「望まないからお終い」

柴「え、あ……」

男「帰ろう。これ以上外にいたら風邪ひく」

柴「……」

柴「……あ、ああ……」

男「……なんか残念そうだね？」

柴「そ、そんな事無いっ」

柴「そんな事……」

男「……」

男(柴ってＭなんだろうか……。いや、なわけないか)

男「それじゃあ、はい、手」

柴「……ああっ」ギュッ

453 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 01:04:46.46 ID:M3o17SJt0

帰り道

柴「……なぁ、ご主人」

柴「ひとつ聞きたい事が……あるんだが」

男「ん、何？」

柴「ええと……その」

柴「……」

柴「ご主人は……私の……事……」

男(な、なんだ？いつもと様子が……)

男(まさか……いやそんな訳が……いや、そうだとしても相手は)

柴「信頼、してないのか？」

男(まぁわかってました)

454 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 01:05:45.78 ID:M3o17SJt0

男「どうしてそんな事を？」

柴「……自分でも、よくわからない」

柴「でも……何故か、そう思えてしょうがないんだ」

柴「そう思ったら、凄く、不安で……私は……」ぎゅっ

男「そっか……それで」

男「……柴」

柴「……？」

男「俺は柴の事、信頼してるよ」

男「今家にいる人の中で、誰よりも」

柴「……本当？」

男「そうだよ」

455 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 01:08:34.12 ID:M3o17SJt0

男「だって、信頼してなかったら、柴に皆の事任せて出て行かなかったし」

男「もし行ったとしても、心配で大学の勉強も手に付かなかったと思う」

男「俺はそのどっちにもならなかった」

男「それは誰よりも柴を信頼してたから、そうならなかったんだよ」

男「だから、柴を信頼してないなんてことは、断じてない」

柴「……」

男「……柴は、俺の言っている事、信用できない？」

柴「そ、そんなことないっ！」

男「ありがと」

男「それと同じ位、俺も柴を信用してるし、信頼もしてる」

男「だから柴を信頼してないなんてこと無いよ」

柴「……うん」

柴「ありがとう、ご主人……」

男「ん」

456 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 01:09:20.49 ID:M3o17SJt0

男「あ、俺も聞きたい事あるんだけど、一ついい？」

柴「……うん？なんだ、なんでも聞いてくれ」

男「うん、それじゃあ、柴はいつから不安だったの？」

柴「ぅ……それを聞くか」

男「だって、電話した時は全然平気そうだったのに、不安になったっていうからさ、気になって」

柴「うぅ……話さなきゃだめ、か？」

男「うん」

男(何時くらいまでに帰れば大丈夫かとか解るしね)

柴「……はぁ」

柴「……きゅ、急に、なんだ。玄関に皆でいた時から……」

男「玄関？なんでそんなところに？」

457 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 01:10:27.73 ID:M3o17SJt0

柴「わからない」

男「へ？わからないって……どういうこと？」

柴「そこに行った……記憶がないんだ。誰かが家に来た時からそこまで……」

男「そんな……本当に？」

柴「ほ、本当だっ！」

柴「……さっき信用してるって言ったのに……」

男「あ、ご、ごめんごめん……信じるよ」

男「……ちょっと詳しく話してくれる？」

柴「ああ。……あの時―――――」

458 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 01:11:44.15 ID:M3o17SJt0

自宅前

柴「それで、気が付いたら玄関に皆で居たんだ……」

男「そっか……わかった。ありがとう」

男(記憶が抜け落ちてる？……そんな事あり得るのか？)

男(普通はそんなことあり得ない筈だけど……)

男(……もしかしたら、今の姿になった副作用、なんてことは……)

男(そうと考えるには早いが……無くは無いかもしれない)

男(これは早く元の姿に戻さなきゃいけないのかもしれないな)

男(それと、家に来た人の事)

男(家に来て、その後どうしたんだ？)

男(……家に入った)

男(ないとも言い切れない。皆記憶が抜けてるんだから)

男(でも、家は荒れていなかったし……)

男(……訪問者と、記憶の抜け降ち)

男(何か関係があるのか……？)

459 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 01:15:00.97 ID:M3o17SJt0

柴「ご主人？」

男「あ、ごめん、考え事してた」

柴「……大丈夫か？」

男「大丈夫。ボケた訳じゃないから」

柴「い、いや、そう言う事じゃなくて……」

柴「……疲れてないか、ってこと、なんだけど……」

男「ああ、そういうことか。大丈夫。まだまだ元気だよ」

柴「そうか。……よかった」

男「んじゃ、入ろうか」

柴「ああ」

男(考え過ぎも良くない、な)

男(でも、考えないといけない、事だよな……)

460 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/09/27(木) 01:17:53.62 ID:M3o17SJt0

区切りのいいところで今日はここまで。
改めて遅れて申し訳ない。……うん。
説教回。しばらくは説教はない……予定です。
それではまた次回。

461 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/09/27(木) 01:24:32.62 ID:4g9P/n9L0

次回も楽しみにしてるよー

462 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/27(木) 01:38:08.31 ID:DgppcVyw0

男の叱り方がめちゃくちゃ上手い

上司や先輩に欲しいレベル

463 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/27(木) 01:47:14.46 ID:GDjLsC2DO

ぱんつ脱いだ

464 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/27(木) 03:51:15.10 ID:fNGu2oCIO

おつ

465 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/27(木) 03:54:20.65 ID:oHM9/2IDO

柴には「2人きりの時はめちゃめちゃ甘えて良い権」をあげるべき

466 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/09/27(木) 11:28:08.81 ID:C2IzyrW6o

説教多くてつまらんと思ってたらようやく日常パートも来るか！乙！

467 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) ：2012/09/27(木) 16:22:44.39 ID:Au0uWYac0

追いついたー！
次待ってる！

468 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/09/27(木) 16:25:33.00 ID:gN2pM7DU0

〉男「それじゃあ、はい、手」

こんな状況で何を言ってるんだと思ったら…

‘お手'に見えた俺は重症だな

469 ：じんじゃー ：2012/09/27(木) 19:10:13.84 ID:Fb6HqDYa0

いまさらだが男がすごくイケメンだなｗｗｗｗｗｗ

乙だ

470 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/09/28(金) 00:02:34.64 ID:CEAmZMr4o

>>469
メ欄をよく見てから書込みしような

471 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/28(金) 00:53:32.84 ID:YQxXYwBIO

やったねたえちゃん、NGネームがふえるよ！

472 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/28(金) 01:33:22.83 ID:onyLwBODO

柴は犬だったころお手とかおすわりとかできる子やったんやろか…地味に気になる…

473 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/28(金) 23:09:48.04 ID:gzO7dGir0

お座りどころかちんちんできるぐらいだと信じている･･･

474 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/29(土) 15:16:51.75 ID:fbJvTvqDO

柴に…ちんちん…

475 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/30(日) 21:57:30.35 ID:UwcU8dPDO

男｢柴…ちょっとこっち来て｣

柴｢なんだ？｣

男｢ちんちん…｣

柴｢…やれと言われてもやらんからな｣ﾑｽｯ

男｢…ちんちん｣

柴｢…｣ﾊｧ…

男｢…ちんちん!｣

柴｢…｣ﾌﾟｲ…

男｢…｣

柴｢…？｣ﾁﾗｯ

男｢…おちんちん!｣ﾎﾞﾛﾝ…

柴｢…!?｣

男｢柴…｣

柴｢まったく…しょうがないなぁ…｣ｶﾎﾟ…ｼﾞｭﾎﾟ…ｼﾞｭﾎﾟ…

…みたいな展開はありますか？

476 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/09/30(日) 22:19:30.35 ID:EC0Ave3Z0

[ﾋﾟｰｰｰ]

477 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/30(日) 22:41:29.57 ID:iN37G5pSO

何故荒れる様なつまらない書き込みをするのか…

478 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/09/30(日) 22:52:36.37 ID:m70EjhOTo

スルーしてやれよ

479 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/01(月) 00:15:03.00 ID:YGE+7Mdno

いつもの寒い携帯なんだからいい加減わかれよ

480 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/10/01(月) 00:24:46.19 ID:Q7tkQNMIo

真・スルー　何もレスせず本当にスルーする。簡単なようで一番難しい。
偽・スルー　みんなにスルーを呼びかける。実はスルーできてない。
予告スルー　レスしないと予告してからスルーする。
完全スルー　スレに参加すること自体を放棄する。
無理スルー　元の話題がないのに必死でスルーを推奨する。滑稽。
失敗スルー　我慢できずにレスしてしまう。後から「暇だから遊んでやった」などと負け惜しみ。
願いスルー　失敗したレスに対してスルーをお願いする。ある意味３匹目。
激突スルー　話題自体がスルーの話に移行してまう。泥沼状態。
疎開スルー　本スレではスルーできたが、他スレでその話題を出してしまう。見つかると滑稽。
乞食スルー　情報だけもらって雑談はスルーする。
質問スルー　質問をスルーして雑談を続ける。
思い出スルー　攻撃中はスルーして、後日その思い出を語る。
真・自演スルー　議論に負けそうな時、ファビョった後に自演でスルーを呼びかける。
偽・自演スルー　誰も釣られないので、願いスルーのふりをする。狙うは４匹目。
３匹目のスルー　直接的にはスルーしてるが、反応した人に反応してしまう。
４匹目のスルー　３匹目に反応する。以降５匹６匹と続き、激突スルーへ。

481 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/01(月) 00:33:26.71 ID:HfE8h1dIO

きもい氏ね

482 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(石川県) [sage]：2012/10/01(月) 01:01:23.40 ID:O1iqceE70

昔天使のしっぽっていうアニメがあったな

483 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/01(月) 03:52:20.30 ID:qStCjYRDO

アホどもが…

争え…

もっと争え…

484 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage ]：2012/10/01(月) 07:13:52.09 ID:4MKf5YOTo

台風すごかったな、これも>>1の実力なのか

485 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/01(月) 07:23:11.04 ID:BvC9CM47o

臭いな

486 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/01(月) 12:17:43.11 ID:C0BSc60IO

おい、台風の所為で屋根の一部が吹き飛んだぞどうしてくれる>>1

487 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/10/01(月) 18:23:53.21 ID:M5n1NmMKo

何でもかんでも>>1のせいにしたら面白くなるみたいな勘違い()

488 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/10/01(月) 20:00:42.72 ID:I8MqRapmo

>>1のおかげで腰痛が治りました

489 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/10/01(月) 20:09:13.40 ID:4yuz+M8Uo

>>1のおかげでデバッグが進みました！

490 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/10/01(月) 20:27:14.92 ID:M5n1NmMKo

>>1のおかげで腹筋が割れました

491 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage ]：2012/10/01(月) 21:25:51.24 ID:jW1li0/Mo

>>1のせいで離婚しました！

492 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/10/07(日) 01:26:41.54 ID:p0o4iO9/o

　　　　　　　　　,r '"￣"'''丶,
　　　　　　　 ./.ﾞﾞﾞﾞﾞ　　.lﾞ~ﾞﾞﾞﾞヽ＼
　　　　　　 . i´ ri⌒.'li､　.'⌒ヽ　 'i::`i,
　　　　　　.|　′　.ﾞ゜　　.ﾞﾞﾞ″ .:::l::::::!
　　　　　　|,　　　,r'!ヾ･ヽ,　 .::::.|:::::::i　　>>1はもう消した！
　　　　　　.i,　　./,r──ヽ, :::::::i::::,r'
　　　　　　ﾞヽ､　 .ヾ!ﾞﾞﾞﾞﾞﾞ'''ヽ、_ノ　　
　　　　　　　　｀'''ﾞi　._____ l /ヽ　
　　　　／＼へ　ﾞヽ＿__ノ’_／
　　　　へ､　　 |￣＼ーフ￣ |＼ー
　／／￣＼　| 　＞|￣|Σ　|　 |
　 ,　┤　　　 |/|＿／￣＼＿| ＼|
　|　　＼＿／　ヽ
　|　　　＿_(￣　 |
　|　　　＿_）～ノ
　人　　＿_）　ノ

493 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/10/07(日) 01:40:23.62 ID:3tQb7jMjo

>>492
だからお前は誰なんだよ

494 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/07(日) 03:11:12.33 ID:6RWzc+mDO

三毛ちゃん強制レイプのイベントマダー？

495 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/10/07(日) 13:44:26.26 ID:kz6ItLN+o

>>493
スレ住民も一枚岩ではないからな

496 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/10/07(日) 18:48:08.44 ID:WB2MM7/No

>>495
完全に一枚岩じゃねえか

497 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]：2012/10/07(日) 19:01:51.73 ID:dQIWx/u4o

ここまでコピペ

498 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/07(日) 19:36:54.59 ID:3GLeCtQso

ここまでがコピペ

499 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/08(月) 01:52:37.08 ID:/QivLXVDO

と、思わせてここまでがコピペ

500 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/08(月) 02:52:52.70 ID:aySG/x1D0

まあこのスレのレス全部俺のコピペなんだけどな。　　 ∧＿∧
　　　　　　　　　　　∧＿∧　　　>>1　　　　　　　　　　　　　（´<_｀；）　(大丈夫かこいつ・・・)
　　　　　　　　　　（　´_ゝ`）　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　 ⌒i
　　　　　　　　　　／　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　/ ｨ　　 |　|
　　　　　/￣￣￣￣//￣￣￣￣//￣￣￣￣//￣￣￣￣//￣￣￣￣/
＿_　＿/　 Prius　 //　 FMV 　//　 VAIＯ　// Ｍeｂiｕｓ //　LaVie　 /＿＿＿＿
　　＼/_/￣￣￣￣//￣￣￣￣//￣￣￣￣//￣￣￣￣//￣￣￣￣/
　　＿ /ThinkPad //ＷinＢook//DynaBook//Ｌｉbretto // Presariｏ/
　　＼/_/￣￣￣￣//￣￣￣￣//￣￣￣￣//￣￣￣￣//￣￣￣￣/
　　＿ / Inｓpｉｒon //Endeavor//InterLink //　　Ｅvo　 //Let'sNote/
　　＼/＿＿＿＿//＿＿＿＿//＿＿＿＿//＿＿＿＿//＿＿＿＿/
　　　　　　　　　│　　　　 │　　　　 │　　　　 │　　　　 │　　　　　　　 ┌─┐
　　　　　　　　　└────┴────┴────┴────┴───────ｺ.│

そろそろ投下……と言いたいところですが、忙しくて書く暇がなく、まだ時間がかかりそうです。
火曜日までには投下したいと思っていますが……なんともいえない状況です。
毎回お待たせして申し訳ないですが、エタるつもりはないので、待っていただけると幸いです。
それではまた。

501 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/08(月) 05:14:09.89 ID:/QivLXVDO

ふひひ…今度投下遅れたら黒にゃんのアニャルだけじゃなくて>>1のアナルにもハメハメするお!

502 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]：2012/10/08(月) 08:08:46.67 ID:NFvUaOF0o

俺たちは>>1の手のひらの上で踊らされていたのか...

503 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/08(月) 08:15:52.14 ID:msPBL+dIO

なんだってー

504 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]：2012/10/08(月) 09:07:00.35 ID:IeP1+tFpo

火曜日までということは今日の日付が変わる前か

505 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]：2012/10/09(火) 09:24:42.45 ID:EmDvaBnAO

今週の火曜日とは言ってない

506 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/10/09(火) 10:37:02.78 ID:o8NNdSAI0

しまった油断していた

507 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage ]：2012/10/09(火) 11:30:34.64 ID:gGJh0MRbo

俺は今日の火曜日だと信じている！

508 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/09(火) 17:46:49.54 ID:c2FXQaBFo

来週の火曜日に100ペリカ

509 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/09(火) 18:48:07.48 ID:LZ3FVXJDO

来年の火曜日に1000ガバス

510 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/10/09(火) 21:09:05.59 ID:6sG1o3Rb0

期待を裏切らない>>1だな

511 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/09(火) 23:29:24.51 ID:1tQvs2FDO

火曜日が終わってしまう…

512 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(広島県) [sage]：2012/10/09(火) 23:40:43.73 ID:OIChKHpvo

来週やで

513 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]：2012/10/10(水) 00:01:10.04 ID:ltHFKWfqo

そして水曜日なわけだが

514 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/10(水) 00:09:48.48 ID:kwzMqeBDO

もう>>1なんて信じない…

515 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/10/10(水) 00:16:10.00 ID:hK/k/dk0o

何ともいえないと書いてあるので
嘘はついてない

516 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/10/10(水) 00:47:20.89 ID:DE6gcf8Ro

いつの火曜日か言っていないからな

517 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/10/10(水) 01:00:11.83 ID:SayYQTfdo

518 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/10(水) 02:46:35.51 ID:uHynnLMIO

火曜日、これきっと暗号…
分解すると「｀」「人」「′」「日」「ヨ」「ヨ」「隹」「日」
これにより導かれる答え…
つまり遅れるってことだな！！

519 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/10/10(水) 12:23:13.82 ID:HMK+1yT3o

現に今週ではなかったようだしな

520 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/10(水) 13:38:02.86 ID:kwzMqeBDO

許さない…

絶対に…

…絶対にだ!

521 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/10(水) 15:02:21.47 ID:f4tmtgDio

　待ってたのに…
もう寝るからね!!
＿＿＿　＿＿＿
　　　∨　　　
　　_∧∧___　
　|（,ﾟДﾟ)|　
　|＼⌒⌒＼.　
　U､ |⌒⌒|.　
　　~U￣U　　

522 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) ：2012/10/10(水) 23:59:35.00 ID:rrrKEc9yo

>>500
バッカモ――――ン！！！！！！そいつはルパンだーーーーーーー！！！！！

523 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2012/10/11(木) 00:44:11.32 ID:b9la5Mwn0

>>1愛されすぎだろｗｗｗｗ

524 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]：2012/10/11(木) 01:24:36.53 ID:T9OtklLNo

なんだよ……ッ！なんなんだよッ！！！
ずっと、待ってたのに……

525 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/11(木) 03:16:37.76 ID:5vKm58LDO

いつまで待たせるつもりだ!

俺はいつまでぱんつを脱いだままでいればいい？

誰か…教えてくれｯ!

526 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/10/12(金) 00:02:12.08 ID:P6NbGqG2o

( ﾟ∀ﾟ)ｱﾊﾊハハ八八ノヽノヽノヽノ＼

527 ： ◆AU/OjWxByc [saga]：2012/10/12(金) 00:35:56.43 ID:2voot//q0

|
|､∧
|ω^）　
⊂）
| /
|´

　　（＾ω＾）　…
　　（⊃⊂）

　　　／⌒Ｙ⌒ヽ
　　／　／￣￣~＼
　　/／／　　　　＼
　　/ ｜::.　　　　｜　
　 /　∧:::.　　　 /＼
　(　￣￣⌒＼／⌒￣￣)
　￣￣￣ヽ｣｣人LLﾉ￣￣

結局三日遅れです。更に前回の投下から２週間。……申し訳ない。
今回はちょっと長めかも。
それでは投下。

528 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 00:37:54.40 ID:2voot//q0

自宅

白「あっ、男っ、柴っ！」

男「ただいまー……ってえ？白っ？もしかしてずっとここで待ってたの？」

白「そうだよっ、だって待ってるって言ったじゃないっ」

男「そうだけど……だからってこんなところで待ってなくても」

白「いいのっ。私はここで待ってたかったんだから」

白「おかえり。男っ」

白「柴っ」

柴「……」

柴「……ああ。ただいま」

男「うん、ただいま」

白「うんっ」

529 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 00:38:57.99 ID:2voot//q0

白「だーめっ。男が先っ」

柴「そうだ。そうじゃないと私たちの気が済まん」

男「でも俺これから風呂入るし、その間にでも話を」

白「……お風呂？」

男「え？ああ、うん。流石に汗臭いし、さっぱりしたいから」

白「……そっかぁ、お風呂かぁ」

柴「白？」

男「……もしかして……」

白「ふふふふ～♪」

530 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 00:40:10.60 ID:2voot//q0

脱衣所

白「じゃあ、そう言う事で、男の事洗ってあげようと思いまーすっ！」

男(やっぱこうなるのか……)

柴「そ、そう言う事ってどういう事だっ！何で私までっ！」

白「えー？だって男の事休ませてあげようって柴も言ってたじゃない」

柴「だ、だからってっ！こんな……」チラ

男「……？」

柴「こ、こっち見るなっ！」

男「え、あ、ごめん」

柴「ま、全く……わ、私は、ご飯を用意するとか、先に寝て貰うとかそういうのをだなっ、それが休ませることだってっ」

白「でもお風呂だって入ったら気持ちいいし、疲れ取れるでしょ？」

柴「そ、それは、そうだが……」

柴「だ、だがなっ、だからって私たちがご主人を洗う必要なんかないだろうっ！」

531 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 00:42:24.76 ID:2voot//q0

白「洗ってあげたら男、楽じゃない」

白「今日ずっと男は頑張ってくれたんだし、それくらいの恩は返してもいいと思うけどなぁー」

柴「う……」

白「それに」ズイッ

柴「な、なん」

男(耳打ち……？)

白「気持ち良かったでしょ？自分で洗うより、男に洗って貰った方が」ボソ

柴「んなっ！？」

白「男にもしてあげたら、男も気持ち良くなってくれるんじゃないかなぁ」ボソ

柴「そ、そんなっ！……そんなこと……」チラ

男「……？」

白「っと、そう言う事で、洗ってあげましょうよっ、柴っ」

柴「……だ、だが……」

532 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 00:42:51.06 ID:2voot//q0

白「これでも駄目なのー？それじゃあ……」

白「男っ」

男「えっ、な、何？」

白「男もさっ、こんな可愛い女の子二人に体洗って貰ったら嬉しいよねっ？」

男「え、あー……えーと……」

白「……」キラキラ

柴「……」チラ

男(う、嬉しいけど、そう言っていいのかな？言ったら、裸の女の子二人に体を洗われることになるだろうし……)

男(でも断ったら白に悪いし……それに)

男(……大丈夫、だよな？二回も一緒に入って反応しなかったんだし、姿は中学生みたいなもんだし……)

男(まぁいい……かな)

男「う、嬉しい……かな？」

533 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 00:44:35.87 ID:2voot//q0

柴「！」

白「んふふふ～♪」

白「ねっ？、男もこう言ってることだし、お風呂入りましょ？」

男「あー……ええと、柴？嫌ならしなくても」

柴「わ」

柴「わかった……は、入る」ボソ

男「いいんだよー……」

白「やった♪それじゃあ早く入りましょっ！」

柴「あ、ああ……」

白「ほら柴っ脱いで脱いでっ」

柴「や、やめろっ自分で脱げるっ」

534 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 00:45:27.80 ID:2voot//q0

男(二人ともちょっと気まずい感じになるかとは思ったけど……大丈夫みたいだな)

男(少し心配してたけど……良かった良かった)

柴「あっ、な、なに見てるんだっ！はやく先に入ってくれっ」

男「え？一緒に入るんじゃないの？」

柴「そ、そんなわけないだろうっ！ま、全く……！」

白「そうだよ～。女の子の着替えを見るなんて最低だよ、男っ！」

白(まぁ男になら見られてもいいんだけどっ)

男「ああと……わ、わかった。じゃあ先入ってるよ」

白「はいはーい」

柴「……」

男(なんか理不尽だなぁ……でも、まぁ良いか)

男(二人ともいい感じだしね)

535 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 00:46:24.78 ID:2voot//q0

風呂場

男(……ちょっと温いな)

男(まぁシャワーよりはマシか。……あぁ気持ちいい)

男(なんだかんだでやっぱり疲れたからなぁ……)

男(でも、疲れた甲斐はあったんだから良し、だな)

男(……)

男(というか二人とも遅いな。何してんだろう)

や、やっぱり私はっ

今更何言ってんのっ！行くわよっ、ほらっ

男(噂をすればなんとやらか)

男(……大丈夫だよな？息子……)

ガチャ

536 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 00:46:54.37 ID:2voot//q0

白「おじゃましまーすっ」

柴「……邪魔する」

男「どうぞー……って」

柴「な、なんだっ、なにかおかしいかっ」

男「ああ、いやそうじゃなくて……」

男(二人とも下着なんだ。白は白いシャツで、柴は……一応ブラなんだな。……てっきり裸で来るものだと思ってた)

白「んふふ～」ズイッ

男「ん？な」

白「裸のほうがよかった？」ボソ

男「い、いやっ！そ、そんな事ないって」

白「そう？ふふふっ」

537 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 00:47:58.56 ID:2voot//q0

白「さ、上がって上がってっ。頭洗ったげる」

男「ええと……あのさ」

白「うん？」

柴「……ん」

男「いいの？本当に洗って貰って。二人とも色々あって疲れてるだろうし、それなら」

白「いーのっ！男はそういうの気にしすぎっ」

白「これは、今日のお礼ももちろんあるけど、私がやってあげたいからやってる事なんだから」

白「気にしなくたって、良いんだよ？」

柴「……私も、そうだ」

柴「今までのお礼もある。けど、ご、ご主人の為になる事をしたいという気持ちの方が……強い、んだ」

男「……そっ……か。ごめん」

男「ありがとう。二人とも」

白「うんっ♪」

柴「……ふん」

538 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 00:52:09.14 ID:2voot//q0

白「それじゃあ男、これに座って？」

男「ああ、うん」

白「私が頭洗って、柴が体洗うから。男はじっとしててねっ」

男「わかった。二人とも、よろしくね」

白「はーいっ♪」

柴「……わかった」

白「それじゃあ頭からシャワーかけるから、目つぶっててね？」

白「行くよー？」

男「うん」

ジャー

男(……)

男(二人とも、そんな風に思ってくれてたんだな……)

男(嬉しいな。……すごく)

539 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 00:53:15.78 ID:2voot//q0

白「もういいかな。はい、柴っ」

柴「あ、ああ」

白「それじゃあシャンプー行くよー」

白「かゆい所あったら言ってねっ」

男「ん。了解」

柴「ご、ご主人。シャワー体に掛けるからな。当たってないところがあったらいってくれ」

男「うん、ありがとう、柴」

男「あ。ああ、えと……柴、前はやらなくていいからね？」

柴「え？どうしてだ？」

男「なんでも。それに白が前にいるからやれないだろうし」

白「そうよー柴。前も私がやっておくから無理しなくていいわよー」」

男「いや、そういうことじゃなくて」

柴「……」むっ

柴「いや、やる」

540 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 00:54:23.85 ID:2voot//q0

男「や、いいっていいってっ！」

柴「やるんだっ。後ろからだって私は前を洗えるっ！」

男「いやいやいやいや！いいから！大丈夫だからっ！」

白「お、男っ、暴れたら危ないってばっ」

柴「う、動くなっ！今洗えるって事を証明してやるっ！」

ふにゅ

男「うっ！」

白「きゃっ！」

男(柴が前に手をまわした所為で……し、柴の、体が……)

柴「ふふ、そうだ。そうやってご主人は静かにしてればいいんだ」

男「あ、ああ、うん……」

541 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 00:55:22.24 ID:2voot//q0

白「そうだよー。男が暴れるから」

男「え」

白「シャワー思いっきりかかっちゃったじゃないのよー」ぶー

男「……！」

男(濡れて透けて……張り付いている！)

男(……いい形してるんだな……)

白「ねー、聞いてるの？男？」

男「あ！ああ、聞いてる聞いてる。ごめんね」

白「まぁ、男だから許してあげるっ♪」

男「あ、はは、はは……」

男(な、何とか脱出しなきゃ……このままじゃマズイ！)

男(でも動こうとしたら柴が抱きとめるだろうし、下手したら体勢崩して白に倒れるかもしれないし……)

男(う、動けない……)

542 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 00:56:51.08 ID:2voot//q0

柴「よし……。じゃ、じゃあ洗うぞ」

ゴシゴシ

男「ぬぅっ！」

柴「ど、どうしたっ？い、痛かったか？」

男「い、いや。大丈夫だよ」

男(柴が洗う為に体を揺らすから柔らかいものが……擦れる！)

柴「そ、そうか……よかった」

柴「で、でも、痛かったら言ってくれよ」

男「わ、わかったよ」

ゴシゴシ

柴「ど、どうだご主人？痛くないか？気持ちいい……か？」

男「あ、ああ……気持ちいいよ。うん」

男(背中も正面も)

男(……柴って案外大きいんだな)

柴「そ、そうかっ。ふふふっ」

柴「洗って欲しいところがあったら言ってくれ。すぐにやる、から」

男「あ、ありがとう……」

543 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 00:57:45.72 ID:2voot//q0

白「……」むー

白「ねぇねぇ男っ、私のは？気持ちいい？」

男「あ、ああ。力加減も丁度良くて、凄く気持ちいいよ」

白「そうっ？良かったっ」

白「それじゃあ大体終わったし、シャンプー流すからね」

男「あ、ん、わかった」

白「いくよー？目、瞑っててね？」

男「うん」

白「……」

男「……白？」

ぎゅー

男「し、白っ！？」

柴「なっ」

男(これは……頭を抱きしめられてるっ？)

男(当たってるってっ！色々とっ！)

544 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 00:58:19.11 ID:2voot//q0

白「えへへっ♪びっくりした？」

男「び、びっくりした。けど」

白「ふふふっ、やったっ」

男「あ、あはは……。あのさ、ビックリさせたからもう、良いでしょ？そろそろ……」

白「んー……。やだっ」

男「な、なんで？」

白「だっていつも抱っこされてる方だから、こういう私から抱きしめるって、凄く新鮮だもん」

男「いや、でもさ」

白「それに……なんていうかなぁ」

白「男の顔を抱きしめてると……すごく、暖かい気持ちになれるの」

白「もっと抱きしめたいーって気持ちになるの」

白「だからまだやーだっ」

545 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 00:59:36.05 ID:2voot//q0

男「で、でも、これ以上抱きしめたら泡で白が」

白「もう遅いよー」

白「それに男に着いた泡なら……全然気にならないもん」

白「だから、ね？もうちょっとだけ」

男「……ええと……」

柴「……馬鹿なこと言ってないでさっさと泡を流せ。もう終わっているんだろ？」

柴「お前がいつまでもそこにいると前がしっかり洗えないだろう」

白「なによーもうちょっと位いいじゃない」

白「あ、もしかして……」

柴「な、なんだ」

白「羨ましいの？」

546 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:00:05.28 ID:2voot//q0

柴「ちっ」

柴「違うっ！そんなわけないだろう！」

柴「何で私がそれくらいで、ご主人の頭を抱きしめてるぐらいで羨ましがらなきゃならないんだっ」

柴「お父様ないざ知らず、どうしてご主人なんかにっ」

柴「馬鹿げてるっ！どうしてそんなこと……全く馬鹿げて」

白「あーはいはい解ったわよー」

柴「な、何が解ったんだっ私はっ」

白「それじゃあ名残惜しいけど、柴がうるさいから流しちゃうね？」

男「あ、ああ。頼むよ」

柴「聞いてるのか、おいっ白っ」

白「はいはい聞いてますよー。それじゃあ行くね？」

じゃー

柴「聞いてないっ！お前はどうしてそう」

・・・・・・・

547 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:01:01.89 ID:2voot//q0

白「はい、おっけーだよ」

男「あーうん、ありがとう」

白「気持ち良かった？」

男「うん。凄く」

白「えへへっ、良かった」

白「またして欲しかったら、いつでも言ってね？」

白「言ってくれば、今度は頭だけじゃなくて、どこでも洗ってあげるから」

男「あはは……う、うん、ありがとう」

白「えへへっ♪」

柴「全く……何が羨ましい、だ。私が……」ブツブツ

白「さてと……柴、髪の毛終わったわよ」

白「……聞こえてる？」

柴「ん？あ、ああ。解った」

柴「それじゃあご主人、しっかり前を洗うから、こっち向いてくれ」

548 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:01:55.25 ID:2voot//q0

男「あ、あー、も、もういいよ？大体もう柴が洗ってくれたし」

柴「いや、まだ下半身が残ってるだろう。そこもちゃんとやらなければ」

男「い、いやいいって。自分でやるよ。汚いところだし、ね？」

柴「だったらなおさらだ。そこをやってこそ恩を返す事になる」

男「いや、でも……」

柴「……もしかして、私に洗われるのは嫌だった、のか？」

男「そ、そんなことないっ。凄く嬉しいよ」

柴「だったらやらせてくれ！そうじゃないと私の気がすまないっ」

男「あ、ちょ、ちょっと柴っ？」

柴「さっき見たいに気持ち良くなるように頑張る。だから」

男「す、ストップストップ！待ってってっ！」

白「ちょ、ちょっと柴っ、男も自分でやるって言ってるんだし」

柴「ご、ご主人っ離せっ。ちゃんとやるん」

549 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:02:46.70 ID:2voot//q0

ツルっ

柴「あ」

白「あ」

男「あ」

ぐにゃっ

男「あ”」

ああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！

550 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:03:58.74 ID:2voot//q0

リビング

白「大丈夫？男……」

男「ああ……もう大丈夫だよ……」

男(危うく息子が娘になるとこだったけど)

柴「……すまない……」

男「あはは……もういいって。柴は俺の為にやろうとしたんだし」

男「それにさっき散々謝って貰ったしね」

白「ごめんなさいごめんなさいって、柴らしくなくなる位だったもんね」

白(ちょっと半泣きだったし)

柴「あ、あれはっ！……仕方ない、だろう……」

柴「だって、ご主人、蹲って動かなくなるんだから……」

男「あれは……うん」

男「まぁホントにもう大丈夫だから。気にしなくていいよ」

551 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:05:37.35 ID:2voot//q0

男「というか、先に俺がデリケートな部分だって教えてなかったのが悪かったよ」

柴「……いや、でも」

男「柴」

男「この話はもうお終い。俺はもう大丈夫だし、柴は謝ったんだから」

男「ね？」ナデナデ

柴「……ああ、わかった」

男「あ、あとさ。柴の叩いちゃった所は、俺だけじゃなくて皆にとってもデリケートなところだから」

男「家族の皆には絶対叩いちゃ駄目だよ」

白「はーい」

柴「……ああ」

552 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:06:25.03 ID:2voot//q0

男「さて……やることも全部終わったし、そろそろ寝よっか？」

白「はーいっ。じゃあ男っ、一緒に寝よっ♪」

男「俺と？ベッド狭いよ？」

白「いーのっ。というかそれがいいのっ！」

男「そうなの？」

白「うんっ！それに男、最近一緒に寝よう寝ようって言っても一緒に寝てくれないし」

白「今日ぐらいはいいでしょっ？」

男「あー……そうだったね。うん、いいよ」

白「やったっ♪」

553 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:08:23.80 ID:2voot//q0

白「今日は寝るまでずっと撫でてねっ？」

男「うん。わかったよ」

白「絶対だよ？絶対だからね？」

男「わかってるよー」

柴「……」

柴「じゃあ……お休み、私はお父様達の部屋で寝る」

男「あ、柴……」

男(白と、話はいいのかな……)

男(でも、まぁこんな夜遅くだし、急いでもしょうがない事だし明日以降でもいい、か)

男(でもなぁ……)

白「……」

白「柴」

柴「……ん？なんだ？」

白「あんたも一緒に寝ましょ？」

554 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:09:36.42 ID:2voot//q0

555 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:10:04.79 ID:2voot//q0

柴「わ、私もか？でも……」

白「いいじゃない。どうせ寝るんなら皆一緒のほうが良いでしょ？」

柴「でも、私が入ったらご主人が言ってた様にベッドが……」

男「……俺は柴が嫌じゃないならいいよ？」

男「つめれば、何とか寝られると思うしね」

柴「……でも……」

白「うんっ、じゃあ男もいいって言ってるんだし決定ねっ！」

柴「お、おいっ」

男「……ん、わかったよ。それじゃあ先行っててくれる？ちょっと寝る準備してくるから」

柴「ご、ご主人までっ」

白「わかったっ、それじゃあ部屋、先に行ってるねっ」

白「ほら行くよっ、柴っ」

柴「ちょ、ちょっと待……」

タタタ

男「……気が利くよなぁ。白は」

男「さ、歯でも磨いてくるかな」

556 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:11:05.74 ID:2voot//q0

階段

柴「ちょ、ちょっと待てっ！私は」

白「……男と一緒に寝たかったんでしょ？」

柴「え、ど、どうして」

白「男と話してる時に、あんな羨ましそうに見られたら解るわよ。ばーか」

柴「な、わ、わ……」カァ

白「はぁ……素直に言えばいいのに」

柴「……私は素直だ」

白「はいはい」

柴「……それに」

白「……うん？」

柴「仮に、仮にそうだったとしても、そんなこと言えるわけないだろう」

柴「あんな目に合わせたあと何だから」

557 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:12:17.45 ID:2voot//q0

白「はぁぁあああ……」

柴「な、なんだっ、その溜息はっ。私は」

白「男があれで柴を許さないとでも思ってんるの？」

柴「……」

白「逆に良いって言ってるのにいつまでも気にしてる方が男は嫌がると思うな」

柴「……そう、だな」

白「あんた私より男と一緒にいるんだから、それぐらい解りなさいよね」

柴「……」

白「……こんなのもうこれっきりなんだからねっ！ホントは男と二人っきりで寝たかったのに……もうっ」

柴「……すまないな。……ありがとう」

白「……な、なにいきなりそんな事言ってんの。アンタらしくもないっ」

白「ほ、ほらっ、さっさと行くわよっ」

柴「ああ」

558 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:13:25.35 ID:2voot//q0

――――――――

男「さて、歯も磨いたし寝るか」

男「……そういえば黒は寝たのかな。結構気にしてたし……」

男「ちょっと見てくるか」

寝室

茶「すー……」

三毛「くかー……」

男(流石に寝てる……よな)

男(……ん？)

黒「すぅ……すぅ……」

男(……寝てるは寝てるけど)

男(何で服の裾鼻に当てて寝てるんだろう)

男(お腹丸出しだし、布団に入ってないし)

男(ちょっと丸みが見える……)

男(じゃなくてっ！布団入れてあげるか……)

559 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:14:24.34 ID:2voot//q0

男「よっ……と」

黒「……んう……？」

男「あ、起こしちゃった？ごめんね」

黒「……」ぼー

男「……黒？」

黒「……にいさん……？」

男「ん？どうしたの？」

黒「んふふ……ぅ」

男「え」

きゅー

黒「にいさん……♪」

男「く、黒っ！？」

560 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:16:59.99 ID:2voot//q0

黒「にぃさん……♪にぃ……♪」すりすり

男「ちょ、ちょっとっ……」

男(ああやっぱり大きい……じゃないっ！)

男(黒らしくない……寝呆けてるのか？)

男(このままじゃ困るけど……無理に離したら起こしちゃうな)

男(どうしたもんかな……)

黒「……にーさん……？」

男「ん、ん？なに？」

黒「……」

ぺろっ

男「っ！」

男(く、首っ、首筋舐められたっ)

黒「……んふふっ」

きゅー

黒「に……い」

561 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:18:58.76 ID:2voot//q0

黒「……」

男「……く、黒？」

黒「すぅ……すぅ……」

男「寝た……のか？」

黒「すぅ……」

男「……」

男「はぁあああ……」

男「危ないって……いろいろと……」

男「……」

男「おやすみ。黒」

562 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:20:19.39 ID:2voot//q0

563 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:20:59.03 ID:2voot//q0

男の部屋

男「ごめん、待たせた」

白「おそーいっ！」

柴「……どうしたんだ？随分時間掛かったな」

男「いやぁ……ちょっとね」

男「それじゃあ寝よっか。俺は……」

白「真ん中っ！」

男「え？真ん中？」

白「柴と二人で話し合って決めたの。ささっ、どーぞっ」

柴「……早くしろ」

男「……うん。解ったよ」

564 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:21:27.12 ID:2voot//q0

白「はいっ、いらっしゃーいっ」

柴「……ん」

男「二人とも大丈夫？狭くない？」

柴「私は……大丈夫だ」

白「狭いよ？だ、か、らっ」

ぎゅぅ

男「わっ」

白「こうするっ♪」

白「これでちゃんと布団に入れるよっ」

男「あはは……うん、よかった」

白「へへ～♪」

565 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:22:08.98 ID:2voot//q0

柴「……」

柴「……あ、あのな、ご主人」

男「ん？どうかした？」

柴「私も……す、少し、布団からはみ出してるんだ。だから……」

柴「その……く、くっついても……いいか？」

男「あ、ああ、いいよ」

柴「そ、そうかっ、なら……」

柴「じゃま……するぞ？」

ぴたっ

男「……うん」

柴「……ふふっ」

男(な、なんか落ち着かないな……)

566 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:22:54.93 ID:2voot//q0

白「男」

男「……う、ん？」

白「今日は本当にありがとね。私たちの事、皆の事……」

柴「ご主人がいなかったらどうなっていたか解らなかった。本当にありがとう」

男「……いや。俺は皆の保護者だし、当然だよ」

白「それでも、だよ。ありがとう」

柴「それと、お疲れ様……です」

白「私たち、なんにもできないけど……」

柴「せめて。私たちの体で、暖まって、ゆっくり眠ってくれ」

白・柴「今日一日、本当にお疲れさまでした」

男「……ありがとう。二人とも」

567 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:23:32.89 ID:2voot//q0

白「それじゃあ、おやすみ。男」

柴「お休みなさい。ご主人」

男「……え、っと、白、撫でなくて……いいの？」

白「うん。撫でて貰わなくても、こうやってくっつけてれば私、幸せだから」

白「だから、ゆっくり休んで」

男「……」

ナデナデ

白「男……」

ナデナデ

柴「……ご、ご主人……」

男「……お休み。二人とも」

男「ありがとう。こんな俺に……」

568 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:24:32.02 ID:2voot//q0

男(ああ、幸せだな)

男(こんなに俺の事を思ってくれる子たちがいる)

男(こんなに嬉しいことは……ないな)

男(……ああ、眠気が……)

男(気持ち、いいなぁ……)

569 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:25:08.35 ID:2voot//q0

―――――――――

男「……すー」

白「寝た、ね」

柴「……そうだな」

白「ふふっ、可愛い寝顔」

白「大好きだよー男」きゅっ

柴「……あまり抱きつくなよ。ご主人が起きる」

白「解ってるわよー。もうちょっとだけっ」

柴「……全く」

柴「……白」

白「……うん？」

柴「ちょっと話、いいか？」

570 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:26:02.18 ID:2voot//q0

白「いいわよ。私も話したい事あるから」

白「いっぱいね」

柴「ああ。私も……ある」

白「まだ夜は長いから、ゆっくり話しましょ」

柴「ああ」

柴「まずは―――――――」

571 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/12(金) 01:29:12.32 ID:2voot//q0

区切りのいいところで今日はここまで。
二重投稿したところがありました。申し訳ない。
ラッキースケベ？回。そしてようやく３日目終了です。これからテンポを……
それではまた次回。

572 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2012/10/12(金) 01:30:17.77 ID:B0utQvN10

エロなしって言ってたじゃないですか！あるじゃないですか！やったー！

あ、息子さんにはお大事にとお伝えください

573 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]：2012/10/12(金) 01:47:19.05 ID:4O6hn0bDo

乙だな

574 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/12(金) 02:08:40.00 ID:aAmEDW1DO

まだ3日しか経ってなかったのかW

そしてこれからチンポを…何だって？

575 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/12(金) 04:13:54.25 ID:PAR/EZoDO

ぱんつ脱いだ

576 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/12(金) 06:54:29.28 ID:oMXUrcMxo

形がいいのかあ
白いいなあ

577 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage ]：2012/10/12(金) 07:20:14.70 ID:7Wy0XIQHo

この>>1は焦らしプレイが得意と見た。

578 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/12(金) 07:23:50.90 ID:Py9GJgxIO

おつでござった

579 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岩手県) [sage]：2012/10/12(金) 20:15:19.18 ID:WgjXyTS40

ぱんつ食べた

580 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/10/12(金) 21:04:00.97 ID:0gidCHCKo

エロというかお色気回でしょう
あれですよ、乳首にもやがかかってるみたいな
乙

581 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/12(金) 23:15:52.18 ID:6FTPidtIO

不可解な光と都合がいい湯けむり回か

582 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/10/13(土) 22:30:25.44 ID:xWvcT4aS0

黒の南半球！・・・ふぅ

583 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/10/14(日) 01:51:51.55 ID:hTOGPrCOo

　　　　　お　　っ　　ぱ　　い　　触　　わ　　ら　　せ　　ろ　　～　　　　
　　　　　　　　　　　 , 、　　　　　　　　　＼ ` -、_
　　　　　　　　　　／/　　　　　　　　　　　ゝ:::::::::|__
　　　　　　　　__ノ::/ 　　／/　　　　　　|ヽ＼::::ヽ:::＼
　　　　　　　　|::::::|　　　/:::l　　　　　　　|:::::|＿ゝ::::▽:::〉
　　　　　　　／::::::`ーノ:::::l　　　　　　　＼__:::::::::::::::／
　　　　　　　＼::::::::::::／￣　　　　　　　　　　￣＼::::＼
　　　　　　　　/:::::::/　　　　　　　　　　　　　　　＼:::＼
　　　　　　　 /::::::/　　　　　　　　　　　　　　　＼:::＼
　　　　　　　/:::::/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　}:::::::}
　　　　　　 /::::/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }::::::::}
　　　　 /::::/　　　　　　|ヽ,-‐―‐-、ノ|　　　　　　　／:::／
　　　　　＼:＼　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::＼　　　　／::／
　　　　　　　ヽ:::_`.‐／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　／::／
　　　　　　　　 ,＞::::::::::::::::::⊂⊃:::⊂⊃::::::::::∨::／
　　　　　　　　　￣＼ヘﾍ、::::::__＿_,::::::/＞:::::＜
　　　　　　　　　　　　`ニ＝`:::::`^"~:::::':::／￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　＼:::::::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |::::::::::::::::|
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　　　　　　　　|::::::|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼:::＼
　　　　　　　　|::::|　　　　　　　　　　　　　　　　＼::＼
　　　　　　　　|::::|　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼::＼
　　　　　　 |:::|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ:::〉
　　　　　　　　 |::|　　　　　　　　　　　　　　　　　　／／
　　　　　　 ⊂二ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼:::丿

584 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/10/14(日) 11:06:40.99 ID:ZoTqv5B50

585 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2012/10/14(日) 23:07:23.21 ID:Cv/E/0CK0

これはもう男がロリコンを発症してもやむをえないな

586 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage ]：2012/10/15(月) 01:20:33.46 ID:Ehw2nxsSo

白かわいいなぁ、ナデナデしてからおでこデコピンしたい。

587 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/15(月) 06:38:26.41 ID:NOODLcEfo

茶がかわいいことをみんな忘れている！

588 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/15(月) 19:58:01.94 ID:WtG7eg8DO

新キャラのすずめっ娘が出るって噂は本当か!?

589 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/10/20(土) 22:56:04.47 ID:3XAPGlDVo

　　　　　　　　　　_Y_
　　　　　　ｒ'｡∧｡ｙ.
　　　　　　　　　ゝ∨ノ　　　　　　　>>1が　　　　　　　,,,ｨf...,,,__
　　　　　　　　　）~~（　　　　　　　サボっている間に　　　_,,.∠/ﾞ`'''t-nヾ￣"'''=ー-.....,,,
　　　　　　　　　,i　　 i, 　　　　　　　　　　　　　　　　　　,z'"　　　￣￣　／nﾞﾞ''''ー--...
　　　　　　　　 ,ｉ>　　 <ｉ　　文明はどんどん発達し　　 r”^ヽ　　　　　く:::::|::|:::〔〕〔〕
　　　　　　　　ｉ>　　　<ｉ. 　　ていく・・・・・・。　　　　　　入_,..ﾉ ℃ 　　　　￣U￣＿二ﾆ＝
`=.,,ｰ- ...,,,__　 |,ｒ'''"7ヽ､|　 __,,,... -ｰ,,.=' 　　　　　　　　>ーｚ-,,,...--,‐,‐;;:'''""~
　　~''':x.,,　 ~"|{ G ゝG }|"~　 ,,z:''" 　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　 ~"'=| ゝ､.3 _ノ |=''"~ 　　　＜ー＜> 　　　　　　　　／　　l￣￣＼
　　　　　　　 .|）) 　　　(（| 　　　　　　/￣￣ﾞｉ;:､　　　　　「￣￣￣￣|￣|￣￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　))| 　　　ｒ'´￣「中]￣｀ヾv､　　　`-◎──────◎一'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　├―┤＝├―┤　|li:,
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||//__|Ｌ_」||＿_.||ｌ」u|:;
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＿. └ｰ┘ .＿| ||/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾍ　「￣￣￣|　/

590 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]：2012/10/22(月) 17:29:02.11 ID:6CooWxuYo

今夜は逝けるかな……>>1？

591 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/10/24(水) 12:23:13.23 ID:Xa+ePhCDO

はよ…

はよおぉぉぉぉ…!!

592 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]：2012/10/24(水) 17:24:47.73 ID:pWU+toWyo

はぁぁぁ………よぉぉおおおおおお………

593 ： ◆AU/OjWxByc [sage saga]：2012/10/25(木) 00:00:18.68 ID:U15sCguL0

　　　　　　　　＿＿
　　　　　　ｲ´　　　｀ヽ
　　　／ /　￣￣￣＼　　　　パンツパンツって・・・いい年して恥ずかしくないのかお！まったく・・・
　　　 /_／　　　 ∞　　＼_
　　 [＿＿＿＿＿＿＿＿＿_]
　　 |　　､"　ﾞ)（__人__）"　.）|　　　　_＿＿＿＿＿＿＿＿＿_
　　　＼　　　｡｀ ⌒ﾟ:j´　,／　jﾞ~~| | |　　　　　　　　　　　　　|
＿＿／　　　　　　　　　　＼　 |_＿| | |　　　　　　　　　　　　　|
| |　/　　 ,　　　　　　　＼ｎ||　 | |　　　　　　　　　　　　　|
| | /　　 /　　　　　　　　　r.　（こ） | |　　　　　　　　　　　　　|
| | |　⌒ ーnｎｎ　　　　|＼ (⊆ｿ .|_|_＿＿＿＿_＿＿＿＿_|
￣＼＿_､("二）￣￣￣￣￣ｌ二二ｌ二二　＿|_|＿_|＿

また遅くなりました……。今回も忙しくなっていたためで、決してブレイブリーデフォルトに夢中になっていた訳ではないです。
ごめんなさい。
前置きはさておき西暦2012年、１０月２６日の０時、投下予定です。

594 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/10/25(木) 00:10:24.71 ID:RnaFHw/ro

一巡した世界の26日か
遠いな

595 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/25(木) 00:27:27.86 ID:6GbdOgVdo

>>1www
グダグダ言われんのが嫌で、めっちゃきちんとした投下予告入れて来やがったww

まぁ予告通り来るとは限らないワケだが

596 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage ]：2012/10/25(木) 00:30:15.45 ID:SMK8Pdaxo

>>1かわいいな、掘りたいわ

597 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]：2012/10/25(木) 00:44:57.22 ID:f3bGnThwo

日本時間ではない可能性もあるしな

598 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/25(木) 01:17:20.02 ID:qFlaM9dko

例え西暦でも旧暦ならずれるしな

599 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/10/25(木) 01:26:16.74 ID:e6nzdQUDO

10月26日の0時…

それは25日から日をまたいで26日に変わる時なのか…

それもと26日から日をまたいで27日になる時なのか…

わからない…

どっちなんだ…

600 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/25(木) 02:01:17.30 ID:taK0+Bt9o

この時間軸じゃなくて、平行世界での西暦2012年１０月２６日の０時だろ

601 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2012/10/25(木) 07:57:06.37 ID:IeZ5X8wKo

いろいろ言われすぎワロタｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

どう言えばいいんだよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

602 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/25(木) 08:25:26.06 ID:kU3LcOtFo

0時といってもJSTとは限らない

603 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/25(木) 12:10:02.52 ID:A4RXCP7IO

前の時間軸の>>1はダメだったよ…

この時間軸の>>1は大丈夫だよな…？

604 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage ]：2012/10/25(木) 12:19:12.69 ID:GcIVzRMio

そもそも地球上での0時なの？

605 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]：2012/10/25(木) 15:37:58.85 ID:DglRdthQo

GMT＋33かもしれない運転

606 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/25(木) 18:21:33.76 ID:rZNQxzHIO

今回1度きり、>>1の予告を信じてみる

607 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]：2012/10/25(木) 18:39:12.81 ID:P4/q65LEo

>>606
やめておけ
それ以上は何も言うまい

608 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/10/25(木) 19:39:51.25 ID:MLAg7+4no

揚げ足を取り過ぎて>>1のかかとがぼろぼろになりそう

609 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/10/25(木) 23:19:54.92 ID:5F70d2hso

とりあえず俺とフレ登録でもするか？

610 ： ◆AU/OjWxByc [sage saga]：2012/10/25(木) 23:46:05.16 ID:U15sCguL0

今家に帰ってきました。……１時間ほど遅刻します。

>>609
ありがとうございます。
でも俺、無線LANもなく、wifi設定もしてないんです(やり方が解らない。めんどくさい)
お気持ちはありがたいのですが……申し訳ない。

611 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/25(木) 23:54:56.68 ID:S0aEqyQDO

＠５分

612 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage ]：2012/10/26(金) 00:09:55.56 ID:F4A0C0Bvo

1時間後...だと...！？

613 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]：2012/10/26(金) 00:26:23.14 ID:V7ogb5oY0

来たと思ったら案の定遅れるのか・・・

614 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2012/10/26(金) 00:54:29.09 ID:fpSfsZYZo

いや、時間通りに来れるだけでも

615 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]：2012/10/26(金) 00:57:30.66 ID:nY0F8pe3o

あと3分

616 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/26(金) 01:04:26.41 ID:fh1OanSFo

やはりこの世界の事ではなかったか…
パラレルワールドの>>1は今頃投下の真っ最中か

617 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/26(金) 02:46:14.75 ID:JGwrFRUDO

おい…またか…

また寝落ちしたのか!!

…このバカ者!

…アホ!

…風邪とかひいちゃったりしたらいけないから寝落ちはあれほどダメだと…

…な、なにニヤニヤしてんやのよ!別に>>1のことなんか好きでもなんでもないんだから勘違いしないでよね///

618 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]：2012/10/26(金) 05:56:30.28 ID:X71xyhr9o

実に清々しい朝だ！

619 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/10/26(金) 06:03:32.95 ID:v1kxKrCY0

朝、だな

620 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]：2012/10/26(金) 06:03:47.98 ID:ZVKZ0DbAO

あ～た～らし～い♪朝が来た♪

621 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/26(金) 07:27:04.04 ID:xM2LOpzIO

き～ぼ～おの♪あ～さ～だ♪

622 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2012/10/26(金) 07:49:04.24 ID:S/uwI+GCo

お前ら早起きだな…

623 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/26(金) 11:39:20.09 ID:qb33vwGIO

>>1
別に空気読んでわざと遅らせなくてもいいんだぞ！！

624 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/26(金) 11:57:45.32 ID:IauDEmmco

空気を読む力が強すぎる>>1

625 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/10/26(金) 12:36:30.83 ID:aFnOgmK5o

結局この有様かよwww
期待を裏切らない>>1が好きだ！

626 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]：2012/10/26(金) 14:12:17.11 ID:0qLJdx2AO

>>1がこのSSを投下するようになって、既に半年が過ぎていた。
ネットの巨大な掲示板は人類の第二の故郷となり、人々はそこで子を生み、育て、そして死んでいった。

肉球世紀2012、住民から最も信頼のない>>1は投下を宣言し、肉球連邦住民に宣言通りの投下を挑んできた。
この半日余りの戦いで>>1の無投下は総人口の大半を睡眠に至らしめた。

人々は>>1の行為に恐怖した。

627 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/26(金) 16:17:22.44 ID:dAkwv82IO

>>1の住んでいるところとここは時差があるのさ…
そもそも猫が人になるあたり>>1は別次元の人間だろ

628 ：>>606 [sage]：2012/10/26(金) 18:30:02.26 ID:Lk/215vIO

今回1度きり、>>1の予告を信じてみた俺がバカだった

629 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/10/26(金) 20:15:35.09 ID:dAkWAOMso

やはりこの世界線でも予告通りの投下はされなかったか…

630 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]：2012/10/26(金) 22:14:54.17 ID:TcZ5jrcpo

これが完結するまで………[ﾋﾟｰｰｰ]ないなぁ……

631 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/10/26(金) 22:32:05.04 ID:iukJB2fso

　　　　　　　　　　＿人人人人人人人人人人人人人人人＿
　　　　　　　　　＞　　　　　　ごらんの有様だよ！！！　　＜
　　　　　　　　　　￣^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^
＿＿＿_＿＿_　　_____　　＿＿_____　　　　＿＿_　　_____　　＿＿_____
ヽ、　　　 _,,　'-´￣￣｀-ゝ、　　　ﾉ　　　 |　_,, '-´￣￣｀-ゝ　　、　　｜
　ヽ　 r ´　　　　　　　　　　　ヽ、ﾉ　　　　 'r ´　　　　　　　　　　　ヽ、ﾉ
　　　´/＝=─-　　　　　　-─=＝ヽ　　　/＝=─-　　　　　　-─=＝ヽ
　　　/　　 / 　 /!　i、　iヽ、　ヽ　　ヽ　/ /　/,人|　　iヽヽ、　　ヽ,　　、i
　ﾉ　/　/ 　 /__,.!/　ヽ|､!__ヽ　ヽヽ　i （ !　/ iゝ、ヽ、! ／_ルヽ、　、　ヽ
／　/　/|　／(ﾋ_] 　　　ﾋ_ﾝ　i、 Vヽ!　ヽ＼i　(ﾋ_] 　　　ﾋ_ﾝ ) ｲヽ、ヽ、_` 、
￣/ ／iヽ,!　'"　　,＿__, 　"'　i ヽ|　　　　 /ii""　　,＿__, 　 "" レ＼ヽ　ヽ、
　 '´i |　|　 !　　　ヽ _ﾝ　　　 ,'　|　　　　 /　人.　　ヽ _ﾝ　　　　|　|´/ヽ!￣
　　 |/|　|　||ヽ、　　　　　　 ,ｲ||　|　　　 /／　ﾚヽ、　　　　　　 ,ｲ|　|'V` '
　　　　'"　 ''　　｀ー--一 ´'"　　''　　　´　　　　ル｀ー--─ ´　レ" |

632 ： ◆AU/OjWxByc [saga]：2012/10/27(土) 00:14:18.18 ID:RyQq9DFL0

本　　　 ∧ ∧
当　　 n(ﾟдﾟ`∩　ﾄｳｯ
に　　 `ヽ　　У
：　　　｢`　　|
　　　　し⌒ヽ｜
　　　　　　　∪
　　　　　　＼＼
　　　　　((　　　))

　　　　　　　　　/
す　　　(　 /　　/　)
い　　　人　　　// ))
ま　　((　//　　/
せ　((　　　　 ′ ズ
ん　　／⌒⌒ﾝフ　ザ
し　　/　　　ﾚ/　ザ
た　 /　　､ノ　　ザ
┃　(　　　)　　　｜
ッ　ﾉレレ /　　　：
!!　ﾍつ⊂／

何度目か解らぬ寝落ちです。いい加減学習した方が自分でもいいと思ってます。
でもどうせ学習しないんだろうNE!
投下します。

633 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:18:32.24 ID:RyQq9DFL0

―――――――――――

全くお前は

貴方がしっかりしないと

どれだけ私が

これぐらい当たり前だ

やっとか

もう少しやれると思ったんだがな

この程度か……

貴方には期待しているのよ

それじゃあお留守番よろしくね

何でこんなことも出来ないの！

可愛くない、可愛くない子

こんなものか？お前は

頭の悪い……

お父さんは頭のいい人なのに……

努力が報われないことなんか当たり前だろう

だからもっと

貴方より

お父さんの方が大事なんだから、当然でしょう？

634 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:20:16.63 ID:RyQq9DFL0

四日目　早朝

男「……」

男「時間は……５時前、か」

白「……すー」

柴「……くー……」

男（よかった。……お陰で目覚まし使わないで起きれた）

男（ちょっと体がだるいけど……まぁいいか）

男「さてと、ご飯でも作ろうかな」

白「すぴー……」

男（白、ご飯作りたいって言ってたけど……今日は起こさない方が良いよな）

男（あんなに夜遅くまで起こしちゃってたんだし）

男（……後で怒るかもしれないけど）

635 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:21:05.29 ID:RyQq9DFL0

男（でもその為に……）

柴「んー……」ぎゅっ

白「んふふ……」ぎゅっ

男（この両側から抱きつかれてる状況をどうにかしないと）

男（無理に動いたら起こしちゃうし……どうしたもんかなぁ）

男（とりあえず腕を……）

むにゅ

男「ぬおっ」

柴「ん……」

男（……やわらかいなぁ）

男（じゃなくてっ！……どうしようか……）

636 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:22:04.56 ID:RyQq9DFL0

居間

男（結局色々触っちゃったよ……ごめんね。二人とも）

男「……ん？あれ？茶と……三毛？」

茶「……おは」

三毛「あっ、あにきっ！おはよ」

茶「……三毛」

三毛「あっ、ごめんなさいっす……静かにっすよね」

男「あはは。……どうしたの？こんな早くに。……何かあった？」

茶「……なにもない」

茶「……起きたから、起きた」

三毛「そうっすっ！ぼくもっ」

茶「……」

三毛「あう……」

637 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:23:11.82 ID:RyQq9DFL0

男「あははっ。そっか。二人とも、おはよう」

男「二人ともどう？昨日の疲れは残ってない？」

茶「……ない」

三毛「ないっすっ」

男「そっか、よかった」

男「二人ともあったかい牛乳でも飲む？」

三毛「あっ！のみたいっ……っす」

茶「……飲む」

男「わかった。それじゃあちょっと待ってて、今温めてくるから」

三毛「はーいっす」

茶「……ん」

638 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:23:44.47 ID:RyQq9DFL0

キッチン

男「……」

茶「……」じー

三毛「……」じー

男（またすっごい見られてる……）

三毛「まだっすかねっ、茶ねぇっ」

茶「……まだ」

男「……ええと、二人とも、もうちょっと時間掛かるから向こうで座ってていいよ？」

三毛「はーいっすっ」

茶「……ん」

男（……でもこう言ってもずっと見てるんだろうなぁ）

茶「……」じー

三毛「……」じー

男（今度は逆にすぐ傍に寄って来てる……）

男(まぁ……いいか)

639 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:24:38.35 ID:RyQq9DFL0

―――――――

居間

男「はい、二人ともどうぞ。熱いから飲むときは気をつけてね」

茶「……ん」コクリ

三毛「やったぁっすっ！あにきっ、ありがとうっす！」

男「どういたしまして。それじゃあ俺は皆のご飯作ってくるから、二人は居間で静かに遊んでて」

男「コップは飲んだら置いといていいから」

三毛「はーいっすっ！いただきまー」ゴク

三毛「あっついっ！」

男「わっ、大丈夫っ？」

三毛「び、びっくりしたっす……」

男「ごめんね。少し温くしたんだけどまだ熱かったみたいだ」

三毛「いーっすよっ！これぐらいへーきっすっ！」

男「そう？ホントに大丈夫？」

三毛「はいっすっ！」

640 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:25:11.98 ID:RyQq9DFL0

茶「……三毛、うるさい」

三毛「えひひ。ごめんなさいっす」

茶「……むう」

男「三毛、ちょっと息吹きかけながら飲むといいよ。飲みやすくなるから」

男「茶もね」

三毛「はーいっすっ」

茶「……ん」

男「それじゃあ俺は朝ご飯作ってくるから、その間二人は居間で静かに遊んでて」

男「飲んだコップは置いといて良いから」

三毛「わかったっすっ」

茶「……」

茶「……男」

男「ん？どうしたの？熱くて飲めない？」

641 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:26:23.11 ID:RyQq9DFL0

茶「……そうじゃない」ふるふる

茶「……昨日の」

三毛「あ！そうっすよっ、あにきっ昨日、犬としろねぇはどうなったんすかっ」

男「ああ、そっか……二人とも心配してくれてたんだ」

男「ありがとね」

茶「……ん」

三毛「へへっ」

男「白と柴はもう大丈夫。心配しなくていいよ」

男「二人が眠った後、二人でちゃんと仲直りしてたから」

三毛「ほんとっすかっ！？」

642 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:26:58.70 ID:RyQq9DFL0

男「ああ。本当だよ」

男「だから今日からはちゃんと今まで通りだよ」

三毛「やったぁっすっ！」

茶「……」ほっ

男「だから二人も、今まで通り柴と白と話してあげてね」

三毛「はーいっすっ！」

茶「……ん」

男「あ、そろそろ牛乳も飲みやすくなってると思うよ」

男「これ以上置いとくと冷めちゃうから早く飲んじゃいな」

三毛「あっ、そうっすねっ！いただきまーっすっす！」

茶「……ます」

643 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:28:54.90 ID:RyQq9DFL0

男(……)

男(二人ともこんなに心配してたんだなぁ)

男(凄い勢いで喧嘩してた見たいだから当然なのかもしれないけど)

男(まるで本当に人間の姉妹みたいだな)

男(……猫だった時の面影が無い位に)

男(……)

男(……なにはともあれ心配が無くなってくれてよかった)

三毛「あにきっ！おかわりっ！」

男「……えっ？おかわり？」

三毛「おいしかったっすっ！だからもっとほしーっすっ」

男「あはは……駄目だよ。あんまり飲んだらお腹いっぱいになって、朝ご飯食べれなくなっちゃうから」

三毛「えー！」

男「早く作っちゃうからさ。ね？」

三毛「……あと少しだけでもだめっすか？」

男「駄目」

644 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:29:37.65 ID:RyQq9DFL0

三毛「あにき、けちっすー……」ぶー

男「あははっ」

ぐいぐい

男「え？」

茶「……おかわり」

男「……俺の話聞いてた？」

茶「……きいてた」

男「……」

茶「……おかわり」

三毛「茶ねぇがおかわりなら僕もおかわりっすっ！」

男「……はぁ、わかったよ。でも少しだけだからね」

三毛「やったぁっすっ！」

茶「……んふ」

男「全くもう……」

645 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:31:09.22 ID:RyQq9DFL0

男(……)

男(考え過ぎ……かな)

三毛「あにきっ、はやくはやくっ！」

茶「……はやく」

男「はいはい。わかったよー」

男(今はそれより、ホットミルクと、朝ごはんだな)

646 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:32:15.14 ID:RyQq9DFL0

――――――――――――

寝室

黒「……ん……」

黒「ぅ……朝……？」

黒「……」ぽけー

黒(……私……いつの間に寝たんだろう……？)

黒(男兄さんに……抱っこしてもらって……いいにおいで……)

黒(それで……？)

黒(……なにか……あったような……)

ガチャ

男「お、黒起きてたか」

男「朝ごはん出来てるけど、食べる？」

647 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:33:32.10 ID:RyQq9DFL0

黒(昨日の夜……確か……男兄さんが……来たよう)

『にぃ……さん♪』

黒「なっ！？」

黒「わ、私っ……なんてことを……！」

黒「あんなことしたなら男兄さんだって……あんな態度とるよっ」

黒「どんな顔して男兄さんに会えば……！」

黒「は、恥ずかしいぃぃ……！」バタバタ

黒「……」

黒「でも……」

黒「気持ち……よかったなぁ……」

黒「じゃないよぉ！」

648 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:35:54.04 ID:RyQq9DFL0

抜けました。>>647の一つ前

黒(男……にいさん……？)ぼー

男「あれ？黒？黒―？起きてる？」

黒(……あれ？)

黒(……きのう……抱っこしてくれたあと……たしか……)

男「……あっ。じゃ、じゃあ俺用意してるから、く、黒は食べたくなったらでいいからっ」

バタン

黒(あ……行っちゃった……)

黒(なんだか……いつもと様子……ちがう……ような……)

黒(……)

黒(……あれ？)

649 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:37:45.39 ID:RyQq9DFL0

居間

男(チビ達起きてるからって咄嗟に逃げちゃったけど……まずかったかなぁ)

男(黒、気にしてなきゃ良いけど……)

三毛「あにきっ、黒ねぇおきてなかったっすか？」

男「えっ、あ―……うん。まだ寝てた。だから俺達だけで先に朝ご飯食べてようか」

三毛「はーいっすっ！」

三毛「ぼくもうおなかぺこぺこっすよーあにきー」

男「え、あれだけ飲んだのにもうお腹空いたの？」

三毛「はいっすっ！ぺこぺこっすっ！」

男(昔からよく食べてたとはいえ凄い食欲だなぁ……あの後結局３杯も飲んだのに)

男「わかったよ。じゃあ早く食べちゃおう」

男「茶、ご飯食べるよ」

茶「……」

男「茶？」

650 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:39:11.48 ID:RyQq9DFL0

茶「……けぷ」

男「……茶」

茶「…………おなか、いっぱい」

男「全く……調子に乗って三毛と同じくらい飲むからだよ」

茶「……おいしかったから」

男「朝ご飯、食べれる？」

茶「……ちょっとだけ」

男「わかった。でも、残した分はちゃんと冷蔵庫にしまっといて、お昼か夜に食べるんだよ？」

茶「……えー」

男「えーじゃない。ちゃんと作った物は食べなくちゃ駄目なんだから」

茶「……むぅ」

651 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:40:13.56 ID:RyQq9DFL0

「ほら、食べに行くよ」

茶「……はーい」

男「よしよし」なでなで

茶「……んふ」

三毛「あー！ぼくもっぼくもっ！」

男「え？三毛も？」

三毛「はいっすっ！茶ねぇばっかりずるいっすよーっ」

男「茶ばっかりってわけじゃないんだけどなぁ……。まぁいいや、わかったよ」

男「よしよし」なでなで

三毛「やったぁっす！えふふっ！」

茶「……」むっ

茶「……男」ずい

男「いや、茶はもう」

茶「……」ずずい

男「……はいはい」なでなで

茶「……むふ」

652 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:41:19.87 ID:RyQq9DFL0

三毛「あれ？そーいえば、白ねえたちは一緒に食べないんすか？」

男「ああ、白達はいいんだよ」

男「昨日、仲直りの為に夜遅くまで起きてたから」

三毛「はえー……おねぼうさんっすね！」

男「あはは……お寝坊って訳じゃないんだけどね」

男「まぁ気にしないで先に食べよう」

三毛「はーいっす！」

茶「……ん」

男「……」

男(二人とも結構遅くまで起きてたからなぁ)

男(疲れて風邪引いてなきゃいいけど)

男「へ……」

男「へぇっくしっ！！」

男「……人の事言えないかもな」

653 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:42:38.07 ID:RyQq9DFL0

――――――――――

男「じゃあ行ってくるから、二人とも、お留守番よろしくね」

男「皆起きてきたら、皆にもよろしく言っておいて」

男「あと、ご飯は全部冷蔵庫に入ってるって」

茶「……ん」

三毛「はーいっすっ！」

三毛「あっ！あにきっ！あにきっ！」

男「んー？」

三毛「今日はあにき帰ってくるの早いんすかっ？」

男「今日もバイトあるから遅いかな」

三毛「えーまったっすかぁ……」

茶「……むぅ」

654 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:43:43.36 ID:RyQq9DFL0

男「ごめんな。でも今日は昨日より早く帰ってくると思うから」

男「昨日みたいに良い子で待ってて」なでなで

三毛「はーいっす……」

茶「……」ぶー

男「それじゃ……ん？」

ガチャ

黒「あ、お、おはよう、ございます……」

三毛「あー！黒ねぇ！」

茶「……黒」

ぎゅっ

三毛「おはようっす！黒ねぇ！」

茶「……おはよ」

黒「きゃっ、う、うん。ふふ、おはよう。二人とも」

655 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:44:40.11 ID:RyQq9DFL0

男「あ、黒起きたんだ。おはよう」

黒「あ、はっ、はい！……お、おはよう、ございます……」ぼそ

男「ちょうど良かった。今から大学……」

男「って、どうしたのっ？顔真っ赤だよ！？」

三毛「あー！ほんとっす！黒ねぇまっかっす！」

茶「……トマトみたい」

黒「え、う、嘘っ、また……！」

男「もしかして風邪引いたっ？体はだるくないっ？」

黒「あ、いえ、あのっ、そうじゃなくてっ！ち、違うんです、これは……！」ずりずり

茶「……黒？」

三毛「？　黒ねぇなんであにきからはなれようとしてっるっすか？」

男「ちょっとおでこ触らせて。熱を……」ズイっ

656 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:46:01.04 ID:RyQq9DFL0

『ん？どうしたの？』

黒「！！」

黒「だ、大丈夫ですっ！大丈夫ですか……あっ、わわわっ！」ふらふら

三毛「あー！」

茶「……むぅ！」

男「あ、ちょっ、皆……」

ドテッ

男「あー……」

黒「いたた……ぁ」

茶「……いたい」

三毛「痛いっす……どうしたんすかぁ？黒ねぇ……」

黒「ご、ごめんねっ！二人とも……」

茶「……むー」

657 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:47:25.82 ID:RyQq9DFL0

男「……大丈夫？三人とも」

黒「わ、私は大丈夫ですけど……茶ちゃん三毛ちゃん、大丈夫？」

茶「……大丈夫」

三毛「へへっ、このくらいなんともないっすよっ！」

黒「よかった……」

男「うん。……手、貸す？」

黒「あ、ご、ごめんなさい……。ありがとう、ございます」

黒「二人とも、男兄さんが手かしてくれるって」

三毛「あっ！ありがとっすっ！あにきっ！」ぎゅっ

茶「……ん」ぎゅっ

黒「そ、それじゃあ私は……」

658 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:48:58.95 ID:RyQq9DFL0

三毛「あー！黒ねぇもっすよぅ！」

黒「え、わ、私も？」

三毛「はいっす！みんな、いっしょっす♪」

茶「……いっしょ」

黒「……で、でも……私、重いし……」ちら

男「ん、大丈夫。黒は重くないし、三人位平気だよ」

男(ちょっときつそうだけど)

黒「……え、えと……」

黒「……」

ぎゅっ

男「うん。行くよっ！」グイッ

三毛「ぬわー！」

茶「……わー」

黒「……あ……」

659 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:50:23.34 ID:RyQq9DFL0

男(お、重ぉ！でも言ったからには……！)

男「よっ……とぉ！」

黒「あ、ありがとうございます……」

三毛「さすがっすね！あにきっ！」

茶「……ちからもち、男」

男「い、いやいや、どういたしまして」

男(腕痛い……)

黒「だ、大丈夫ですか……？」

男「え、あ。大丈夫大丈夫」

男「んん。……で、どうかしたの？いきなり後ろ下がって……」

三毛「そうっすよっ！どうしたんすかっ黒ねぇ？」

黒「あ、え、ええと……」かぁ

男(……うん？恥ずかしがってる……？)

黒「あ、あの、その……」

660 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:51:38.27 ID:RyQq9DFL0

男(恥ずかしがることなんて何も……あ、もしかして)

男(昨日の夜の事、思い出したのかな)

男(あれだったら確かに恥ずかしいよなぁ、寝呆けてたとしても。……俺だったら、恥ずかしくて顔出せないだろうし)

黒「それは……き」

男「まぁいいや。危ないから次から気をつけてね」

黒「え？……あ、は、はいっ！」

三毛「黒ねぇ？」

黒「あ、え、ええとね？あれは足が滑っちゃったの。だから……」

男(恥ずかしいのに聞いちゃって悪いことしたな)

男(……だから白に鈍いって言われるんだろうなぁ)

男(ま、まぁ、何事もなくてよかったって事にしよう。うん)

661 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:53:01.40 ID:RyQq9DFL0

――――――――

男「じゃあ黒、あとはよろしくね」

男「何かあったら、昨日みたいにすぐ連絡してね？」

黒「はいっ、わかりましたっ」

黒「男兄さんも大学とアルバイト、頑張ってくださいね」

男「うん。ありがとう」

男「黒も大変だろうけど、頑張って」

黒「はいっ、ありがとうございます」

黒「……あ、そうだっ。男兄さん、昨日は……」

男「ああうん。さっき三毛たちも話したけど……」

三毛「もう白ねぇと柴ねぇはなかおりしたっす！」

茶「……ん」こくり

男「……こういうことで」

黒「ふふふっ。そうですか……よかった。本当に」

662 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:53:49.44 ID:RyQq9DFL0

黒「あの……」

男「ん？」

黒「男兄さんが……なんとかして……くれたんですよね？」

男「……ちょっとだけね。実際はほとんど二人で解決したよ」

男「だから、もう心配しなくて大丈夫だし、気にしなくたっていいんだよ」

黒「……はい」

黒「男兄さん。本当に、ありがとうございました」ペコ

茶「……？」

三毛「黒ねぇ？」

男「黒も、お疲れ様」ナデナデ

黒「……あ……」

三毛「あー！黒ねぇずるいっすっ！ぼくもぼくもっ！」

茶「……茶も」

男「え、また？」

黒「ふふっ」

663 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:55:13.14 ID:RyQq9DFL0

・・・・・・・

男(……また結構撫でた気がする)

三毛「そえじゃああにきっ！いってらっしゃいっす！」ほっこり

茶「……らっしゃい」ほっこり

黒「気をつけて、行って来てくださいね」

男「あはは……うん、ありがとう。それじゃあね」

三毛「はーいっす！あにき、きょうははやくっすよ！」

男「わかってるよー。行ってきます！」

がちゃ　ばたん　

三毛「あーあ……行っちゃったっす……」

茶「…………ん」

黒「男兄さんのやらなくちゃいけない事だからね。仕方ないよ」

三毛「そうっすけど……」

664 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:57:29.60 ID:RyQq9DFL0

黒「さ、二人とも居間にもどって、お姉ちゃんと一緒にあそぼ？」

黒「男兄さんの言った通り、いい子で待ってなきゃ」

三毛「黒ねぇあそんでくれるっすかっ？やったっす！」

茶「……ちゃんばら」

黒「ちゃ、ちゃんばら？」

三毛「あー！そうっす！ちゃんばらがいいっす！」

三毛「さっそくあたらしいのを用意するっす！茶ねぇ！」

茶「……ん」

タタタ

黒「……ふふ」

665 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:58:02.29 ID:RyQq9DFL0

黒(……)

黒(男兄さんはちょっとって言ってたけど……そんなことないんだろうな)

黒(あれだけ喧嘩して、きっかけもないのに仲直りするなんて無いだろうし)

黒(やっぱり男兄さんは凄いなぁ……)

「黒ねぇー！なにしてるんすかっ？はやく黒ねぇもやろうっすっ！」

黒「あ、はーい！」

黒(男兄さん……頑張ってくださいね)

黒｢今行くよー！」

666 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 00:58:50.59 ID:RyQq9DFL0

―――――――――

バス停

男「へ」

男「へっくしっ！」

男「……うう、さっきからくしゃみが」

男「誰かが噂をして……るわけないか。はは」

男「だったら後は……」

「風邪かな？」

男「そうかもなぁ……風邪ひいたかもしれない」

男「って、え？」

掛けられた声を反射的に返した俺は、驚きと既視感に、間抜けにもまたも反射的に振り向いた。

だが、振り向いた先に声を掛けた主はいなかった。いる筈の人がいない。その不思議さに俺は首を捻る。

「ここだよ。こーこ」

また俺の耳にさっきと同じ主の声が届く。声は俺の視界の下から届いていた。

少しの恥ずかしさに心の中で呻きながら、視線を下に向けた。

「やぁ」

声の主を視界に入れると同時に、親しげに声の主は笑みを見せる。

だが俺には、その見せる笑顔に、姿に、ただ驚く事しかできなかった。

その姿は、白いワンピースで目深にかぶった麦わら帽子を被り、ランドセルを背負った小さな女の子。年は１０代前半と言ったところだろうか。

ここまでならなんら驚く事は無い。いまどき珍しい姿であるかもしれないが。

俺を驚をかせたのは、これまでここで出会った女の子達と同じ、腰まで伸びる金色のように眩い艶を放つ髪と、瞳に宿す、悪戯っぽい光だ。

姿も、背の大きさも、声も違う。だけどそれでも、俺にまとわりつく既視感とそれによる驚きは消すことは出来なかった。

667 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 01:02:12.59 ID:RyQq9DFL0

「くく。どうしたの？」

男「あ、い、いや、なんでもないよ」

「変なおにいちゃんっ」

男「あ、あの……君」

「なぁに？おにいちゃん」

男「俺と……いや」

男「君、お姉さんいない？二人くらい」

「えー？いないよぉ」

「どうして？」

男「え、いや……君と凄く似てる人と昨日ここで話しかけられたからさ、もしかしたらお姉さんかなって思って」

「ふーん。そうなんだぁ。くくっ、不思議だねっ」

男「あ、ああ……そうだね」

668 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 01:02:46.26 ID:RyQq9DFL0

男(妹さん……じゃないのか)

男(でも……よく似てる。似すぎてる……)

男(本当に関係ないのか？)

「……くくっ」

「おにいちゃん、疲れてるの？」

男「え、な、なんで？」

「かおがつかれてるーって言ってるからだよぉ」

「家が大変なの？」

男(鋭い……のか？……そうだとしてもなんか変な子だな)

男(……まぁいいか。適当に言っておこう)

男「いや？そんなことないよー。多分風邪引いてるからかな」

男「それより君、小学生だよね？学校は行かなくて良いの？」

「学校？……ふむ」

男「……？」

669 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 01:05:01.18 ID:RyQq9DFL0

「ねぇ、おにいちゃんっ」

男「え？な、なに？」

「ぼくね？学校行かなくちゃいけないんだけど、迷っちゃったの」

男「え……と。いつも行っている学校じゃないの？だったら」

「ぼく、この前ここに引っ越してきたばっかりなの。それでね？今日はじめて行く学校だから、行き方が良くわからないの」

男「そっか……。それなら解らないよな」

「あのね、だから……」

「おにいちゃん、連れてってくれない？」

男「え？あ、あー、俺もこれから学校だから……」

「駄目なの……？」うるうる

男「う……」

「お願いおにいちゃん……。ちゃんと行かないと私、お母さんに叩かれちゃう……」

男「叩かれるって……」

男(こんな小さな子をほっといておいて、叩くなんて……)

670 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 01:06:19.60 ID:RyQq9DFL0

「駄目……？」

男「う」

「私……叩かれるのは嫌だよう……ぐすっ」

男「……はぁ」

男「わかったよ。学校まで連れてってあげる」

「ほんとっ！？」

男「うん。本当」

男(ここの近くの小学校っていったら、俺の通ってた小学校位だし、場所もそこそこ近いから大丈夫だろう)

男(それに……)

「ありがとうっ！おにいちゃんっ！」

男(うちの子たちと近い位の姿だし、放っておけないよ)

男「いいよ。すぐ近くだしね」

男(……一講は駄目になるだろうけど)

671 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 01:07:29.38 ID:RyQq9DFL0

「やさしいんだねっ、おにいちゃん！」

男「あはは……ありがとう」

男「それじゃあ行こうか。遅れちゃまずいんでしょ？」

「うんっ。……お母さんに怒られちゃう」

男「じゃあ急がなくちゃね。こっちだよ」

「うんっ！」

「あ、ね、おにいちゃん」

男「うん？なに？」

「手、つないでもいい？」

男「え？あー、うん。いいよ」

男(……誘拐に思われそうだけど)

「えへへっ！やったぁ！」

ギュッ

「あったかーいっ」

男「そう？」

「うんっ！」

「本当に、ね」クス

672 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/10/27(土) 01:09:36.00 ID:RyQq9DFL0

区切りのいいとこで今日はここまで。
さすがに最近遅刻も多く、投下も遅れすぎなので、次回は一週間以内に投下します。
目標にします。
それではまた次回。

673 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/10/27(土) 01:32:37.74 ID:9aQtrxdDO

今度投下遅れたらスカイツリーの頂上からフライング土下座な!

674 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/27(土) 01:46:52.70 ID:hfA2sJ8DO

乙

675 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]：2012/10/27(土) 02:04:36.83 ID:XUpxAutTo

やっぱりGMT＋33だったか乙

676 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/27(土) 08:15:33.84 ID:1nhPhoGIO

おつ
http://www2.nict.go.jp/aeri/sts/tsp/JST/JST5.html

677 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/10/27(土) 09:18:07.00 ID:LVI71Ojwo

>>675
GMT-33だと思う

678 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/28(日) 09:52:18.55 ID:/f5EvhhIO

0時で寝落ちすると言うのであれば、投下を23時にしてはどうか(提案)

679 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2012/10/28(日) 20:16:27.46 ID:C7New8z20

今まで何も書き込みをしないで見ていた、埋まってしまうからもう書き込まないようにする
とても面白いです！　遅れるのは安定なのでokですが失踪だけは勘弁！

680 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]：2012/10/28(日) 20:22:02.78 ID:raJ20GD+o

この>>1はできる>>1。
なにも心配する必要はない。
遅れることですらみんなを楽しませられる。
途中で埋まったら次スレへついて行くまで。

681 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/28(日) 20:54:06.25 ID:tEB4O87do

ここの>>1は自転周期の違う星の住人なんだ
地球時間で遅れていても、その星の時間が来れば必ず来るから問題ない。

682 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/30(火) 00:37:30.39 ID:OApvCfxDO

次は1週間以内か…
週末に期待しよう

683 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/10/31(水) 22:46:33.19 ID:T/vDEn9Do

チンポリオさんが一周した一週間後か、長いな

684 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/11/02(金) 17:11:21.72 ID:Ib/kLB6D0

さて、期限最終日なわけだが

>>1はどこだ？

685 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/11/02(金) 17:53:16.82 ID:/tTgetbro

一週間以内ってのはつまり月曜日から日曜日のうちってことであって
それ以外の曜日には投稿しないってことだろ
まだ大丈夫だ

686 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/11/02(金) 20:19:28.46 ID:r/YJ4jtko

日曜日の次の日……うっ頭が

687 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/11/02(金) 20:31:39.60 ID:wzVBBJ3So

一周以内だろ？
次の10/27までまだまだあるよ

688 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/03(土) 00:33:09.41 ID:sjnEPdoT0

>>1　　　　　　　　　＿＿＿　　　まぁ確かに・・・
　　　　　　　　　　／ ⌒ '' ⌒＼　　
　　　　　　　　　／　（ ● ) (● )＼　　　　　　　　一週間以内には投下できなかった
　　　　　　　　／ :::::⌒　　　ゝ⌒:::::＼　　 (⌒)　　　
　　　　　　　　|　　　　　`ｰ=-'　　　　　|　　ﾉ ~.ﾚ-r┐､
　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　／　ノ__　 |　.|　|
.　　　　 ,　⌒ ´　＼　　￣　´ ! 〈￣　　｀-Lλ_ﾚﾚ
　　　　/　　__　　　ヽ　　　　　　|　￣｀ー‐---‐‐´
.　　〃 ,. --ミ　　　　ヽ　　　　　i　　　|/ハ　／
　　　ji／　￣｀　　　　　ヽ　　　 |
　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　／　ノ '' ⌒＼
　　　　　　　　　／　（ ● ) (● )＼　　だが、『投下宣言』は一週間以内
　　　　　　　　／　:::::⌒,　　　ゝ⌒:::::＼　
　　　　　　　　|　　　　　ﾄ==ｨ'　　　　　|　
　　_,rｰく´＼　＼,--､　　`ー'　　　　／　
. ,-くヽ.＼ヽ Y´　／　　ー　　´ ! ｀ｰ-､
　{　-!　l _｣_ﾉ‐′/ ヽ　　　　　　　|　　　 ∧
. ヽ　ﾞｰ'´ ヽ　　/　　ヽ　　　　　　i　　　|/ハ
　｀ゝ、　　ﾉ　ノ　　　　ヽ　　　　　|
　　　　　　　　　　　　＿＿＿　　
　　　　　　　　　　／　ヽ '' ノ＼　　
　　　　　　　　　／　（ ● ) (● )＼　　
　　　　　　　　／ :::::⌒　､＿ゝ⌒:::::＼　　 (⌒)　　　　　だろっ？
　　　　　　　　|　　　　　　 -　　　　　　|　　ﾉ ~.ﾚ-r┐､
　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　／　ノ__　 |　.|　|　
.　　　　 ,　⌒ ´　＼　　￣　´ ! 〈￣　　｀-Lλ_ﾚﾚ
　　　　/　　__　　　ヽ　　　　　　|　￣｀ー‐---‐‐´
.　　〃 ,. --ミ　　　　ヽ　　　　　i　　　|/ハ　／
　　　ji／　￣｀　　　　　ヽ　　　 |

明日の深夜投下予定です(投げやり)

689 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]：2012/11/03(土) 00:37:00.37 ID:U1NMt4A9o

明日…
つまり、4日だな
深夜…
投下まで47時間か

690 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/11/03(土) 00:48:22.49 ID:kOB62ngDO

どこの星系の1週間かわかりません(>_<)

691 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(広島県) [sage]：2012/11/03(土) 01:31:09.66 ID:Uzsk0Zlro

予定な

692 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]：2012/11/03(土) 05:13:25.72 ID:ih47+ijAO

>>1わかってる何時もの前フリだろＷＷＷ

693 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/11/03(土) 07:56:39.97 ID:sCWDazJAo

ほんと愛されてるなここの>>1は

694 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage ]：2012/11/03(土) 09:59:57.58 ID:j/1/RMsao

それはここの時間軸の話ですか！？

695 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/11/03(土) 12:06:57.57 ID:6rGwN4Qxo

期間延長したいなら素直に言えよ

696 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) ：2012/11/03(土) 13:49:20.59 ID:uKTPOArUo

時間通りに投下しないってやばいすか？

697 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/11/03(土) 21:05:01.81 ID:21XkJGHW0

うわぁ頑張ろう

698 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/11/03(土) 21:27:58.56 ID:8A4CbJ3K0

＞＞1が……。
そろそろやってくる((((゜д゜;))))

699 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]：2012/11/03(土) 23:47:36.51 ID:6qTqH7Ico

そろそろ寝る頃かな

700 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/11/04(日) 00:13:33.04 ID:LGmdb0PDO

今日の深夜ってこと？

701 ： ◆AU/OjWxByc [saga]：2012/11/04(日) 01:37:28.76 ID:xEbuftAu0

　　　　　　　　　　　　　　 ,　 -　──　、
　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　 /　　　　ー- ､　　　ヽ
　　　　　　　　　　 /ノ　　　　　　　　　し　 | いやぁまいったお。危うく遅れるところだったおね
　　　　　　　　　 |　　　　　　（ー‐）　　　 |　　　　　　
　　　　　　　　　 |（ ● ）　　　　　〃　　　 l 　　　　　　　　期待を裏切るようで悪いけど、投下させてもらうお　　　
　　　　　　　　　 |〃　　　　　　,　　　　　 /
　　　　　　　　　　, ﾍ　（_ノ｀ー'　　　　／　　　　　　　　　　
　　　　　　 ,／　　＞-ﾍ-ー― 　＜＿
　　　　　　,.. '´　　／ｰ:::'７. 　|o 　　,／::::／￣＼
　　　　r'"　　　ィ　　 /│ 　| 　　/:::::／　〃⌒ヽ、
　　　　|　　　／ |　　 /　.|　　|o　/:::::/　　/　　　　　＼
　　　　ゝ--＜!　 l　　/:::::::￣￣￣:::::/　　 l　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　ヽ__>-/::::::::::::::::::::::::::::::|　　　|　　　　　　　ﾉ

投下します

702 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 01:38:20.77 ID:xEbuftAu0

―――――――

「白」

白「……うー？」

「白、白。起きて」

白「ん……お、とこ？」

「うん。おはよう。白」

白「えへへぇ……おはよぅ、男ぉ♪」

ぎゅっ

「おわ、どうしたの？いきなり」

白「んー……？なんにも、ないよぉ？」

白「したいからした、だけー。んふふっ」

「甘えん坊だね。白は」

白「んー……そうだよぉ？甘えんぼーなの。わたし」

703 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 01:40:56.47 ID:xEbuftAu0

「知ってた」

白「でしょー？んふふっ」すりすり

ぎゅっ

白「えっ……？」

「可愛いな。白は」

白「え、えっ？ど、どうしたの……？」

「どうもしないよ」

「白が可愛いから抱きしめただけ」

白の体を抱きしめる腕がゆっくりと動き始め、服の上から愛でるように白の背中を撫でる。

いつもと違う彼の態度に戸惑いながらも、白は彼の腕の中にいる心の家から湧きあがるような安心感と、背中を撫でられる得も言えぬ快感に身動きが取れずにいた。

704 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]：2012/11/04(日) 01:42:10.19 ID:3b2QLpA00

嘘だ！なぜきている！？

確認しておいてよかった……

705 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 01:42:54.02 ID:xEbuftAu0

「可愛いなぁ。白は……」

彼が白の耳元で囁く。

吹きかけられる熱の籠る吐息と、甘ったるい声音に、白の体はゾクリとした快感を走らせ、体を震わせられた。

白「あっ」

白の口から驚きの吐息が漏れる。

それは、彼が白の背中を撫でるのを止め、白の華奢な身に纏う薄い布の中にその手を滑り込ませたからだった。

彼の手が這うように白の体を愛でる。

柔らかな手の平を腰を撫で、指先でわき腹をなぞり、大きくもなめらかな手の甲で薄い背を擦る。

そのどれらも、白を堪らなくさせた。

彼の手が自分の体に触れる度、情けない声を漏らしてしまいそうになってしまう。

白「ひあっ！」

だがとうとう白は彼の愛撫とも言える手の動きにこらえることが出来ずに、快感の声を上げてしまう。

男の固くも、優しい指先が、白の背筋をなぞってしまったからだ。

706 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 01:44:53.70 ID:xEbuftAu0

情けない声を出してしまった恥ずかしさに白は、顔を真っ赤に赤らめ、俯かせようとする。

だが彼はそれを許さなかった。

「白」

愛しさを込めて白の名前を呼びながら、おでこを合わせることで。

白は高まる心臓と、驚きに呻きながら、恐る恐る彼の表情を窺った。

彼の瞳は欲情に濡れながらも、しっかりと白の瞳を見据えていた。それに白の心臓はひと際高鳴らせられる。

白「ど、どうし、ちゃったの？いつもの男、じゃ」

高鳴る心臓に彼の瞳を見つめることが出来ずに、視線を彷徨わせようとする。

だが、それさえも彼は許さなかった。

「キスしていい？」

白の聞き慣れぬ、人間のの愛の言葉によって。

707 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 01:46:17.59 ID:xEbuftAu0

白「き、キスって……」

しどろもどろになりながらも、聞き慣れぬ言葉を問おうと足掻く。

「キス、するね」

だがそれも、彼の言葉と近づけられる唇に止められてしまう。

近づく彼の顔に間が離せず、白の心臓がこれまで以上に高鳴っていく。

白「ま、待って……待ってってばぁ……！」

そして遂に、近づく彼の唇と震える白の唇がゆっくりと合わさり

あわなかった

白「へ？」

708 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 01:47:34.09 ID:xEbuftAu0

――――――――――

男の部屋

白「っ！」ぱち

白「ゆ……夢かぁ……」

白「……そりゃそうだよね。男があんなことする訳……」

白「でも……ああいう男も結構……ぬふふ……」

白「って」

柴「……んふふ……」ぎゅうう

白「あんたかっ！」ぺしっ

柴「あうっ！」

柴「な、なんらっ？なにが……」

白「……」ぶすー

柴「……なんでお前がこんな近くにいるんだ？ご主人は？」

白「こっちが聞きたいわよっ！」

白「ていうか、いい加減手を服から出しなさいよっ！」

709 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 01:50:18.27 ID:xEbuftAu0

柴「……朝からぎゃんぎゃん騒ぐな。うるさい」

柴「私だって好きでお前の服の中なんかに手を入れたわけじゃない」

白「んなっ！私だってあんたの手なんかに……」

するっ

白「いひゃあっ！」

柴「……何いきなり変な声を出してるんだ。気持ち悪い」

柴「ただ服から手を抜いただけだろう」

白「そ、それは……。あ、あんたが背筋に触るからっ……」

柴「……？」

白「も、もういいっ！起きるわよっ」

柴「お前に言われなくても起きる」

白「こ、このぉ……！」

白「……はぁ、まぁ良いわ。それより男は何処行ったの？折角ご飯の作り方教えて貰おうと思ったのに」

柴「知るわけないだろう。私が聞きたい位だ」

710 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:02:39.74 ID:xEbuftAu0

白「……そりゃあそうよね。一緒に起きたんだし」

白「あーあ。男も起きるなら一緒に起こしてくれれば良いのに」

柴「……ご主人の事だから、遅くまで起きてた私たちに気を使って起こさなかったんだろう」

白「そんな事解ってるわよー。それでもさぁ……」

柴「我儘言うな。それより起きるぞ。ご主人たちに挨拶しなければ」

白「そうね。早く行かないと男学校行っちゃうかもしれないしねっ」

白「あ。それと、柴……」

柴「わかってる。ちゃんとけじめはつける」

白「ん、そっか」

がちゃ

黒「え、えーと……おはようございます」

白「あ、黒。おはよう」

柴「……おはよう」

黒「……今、ケンカしてませんでした？」

白「うん？してないわよ？」

黒「そ、そうなんですねっ。よかった」

柴「……？」

711 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:03:05.16 ID:xEbuftAu0

白「ね、黒。男は？朝の挨拶したいんだけどっ」

黒「え？男兄さんですか？ええと……男兄さんならとっくに出て行きましたよ」

白「へ？」

黒「それに、あの……もうお昼ご飯前です……」

白「……うそ」

黒「……ほんとです」

白「……そ、そんなぁ……」がっくし

白「ああ……毎日の楽しみが……」

黒「ご、ごめんなさい。起こせばよかったですね」

柴「気にするな。どうせご主人たちが私たちを気遣ってしたことだしな」

柴「黒も起さなくてもいいとは言われてたんだろう？」

黒「そう、ですけど……でも……」ちら

白「抱っこ……撫で撫で……」ぶつぶつ

柴「……気にするな」

712 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:06:12.68 ID:xEbuftAu0

柴「んん……それより」

黒「はい？」

柴「その……昨日の事で話がある」

黒「あっ、いえっそれは……」

柴「……昨日は、すまなかった」ぺこり

黒「そ、そんなっ！あ、謝らないでくださいっ、昨日は私が考えなしに……」

柴「いや、あれは私が悪い」

柴「ご主人が帰って来ない不安といら立ちを隠すために、黒に当たることでそうしたんだ」

柴「黒はただご主人を心配しただけだって言うのに」

柴「だから黒は何も悪くない。悪いのは私だ」

柴「すまなかった」

黒「……」ぽかん

713 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:07:21.37 ID:xEbuftAu0

柴「……？どうした？」

黒「あ、ご、ごめんなさい。ちょっと意外で……」

黒「柴姉さんがそんな風に言ってくれるとは思っていなかったから……」

柴「……私はどんな目で見られていたんだ」

黒「あ、い、いえっ！そういうわけじゃなくてっ、その……」

白「ま、そりゃそうよね～」

黒「あ、し、白姉さん」

柴「……復活したのか」

白「いつもあれだけ偉そうにしてるんだもん。いきなりそんな態度とられてもビックリするわよ」

柴「……え、偉そう、か……」

柴「……だが、本当の気持ちだ。……すまない」

白「だって、さ」

714 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:11:28.57 ID:xEbuftAu0

黒「……」

黒「気に、しないでください」

柴「黒……」

黒「私も、考えなしでした。柴姉さんが、その……苛立ってる事解ってたのに、誤解させてしまうようなことを言ってしまって」

黒「私も……男兄さんが帰って来ないから、不安、だったんです。それで……」

黒「ですから、私も……ごめんなさい」ぺこ

黒「これで……その、私がいうのもなんだか変ですけど……」

黒「おあいこで……お願いしても、いいですか？」

柴「……」

柴「私が悪いっていうのにな……全く」

柴「ありがとう。黒」

黒「はいっ！」にこ

715 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:12:04.11 ID:xEbuftAu0

白「よーしっ、一件落着ね！」

柴「……なんでお前が仕切ってるんだ」

白「別にいいじゃないのよー」

柴「よくない。お前に仕切られると癪だ」

白「どういうことよそれ」

黒「ふふっ」

白「あ、えーと……黒？」

黒「はい？」

白「私からも……ごめんね。駄目だって解ってたのに、ケンカ、止められなかった」

黒「……いえ」

黒「白姉さんは私たちの為に怒ってくれたこと、わかってますから」

黒「ありがとうございます。白姉さん」ぺこ

白「……む」

716 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:12:41.81 ID:xEbuftAu0

白「さ、さっ！柴！あんたまだチビ達に謝るのが残ってるでしょ！下に行くわよ！」

柴「お前に言われなくても解ってる」

白「だ、だったらはやく行く！」

白「年の所為で体の動きがわるいのかしら？ねぇ？おばさまっ」

柴「……毛玉のくせに騒ぐな」

黒「ま、まぁまぁ」

黒「……」

黒(よかった。本当にいつも通りになってる)

黒(それに柴姉さんがあんなことまで言ってくれるなんて)

黒(……やっぱり男兄さんはすごいなぁ)

白「黒ー？下行くわよ？私お腹減っちゃった！」

黒「は、はーいっ！」

黒(……いつか男兄さんにお返ししなくちゃ)

タタタ

717 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:15:47.55 ID:xEbuftAu0

―――――――――

男「ぶえっくしっ！」

「大丈夫？おにいちゃん」

男「あ、ああうん。ごめんね？さっきから」

「だいじょーぶっ。気にしてないよ」

「それより、おにいちゃんは？」

男「俺は大丈夫だよ。……たぶん」

「そお？」

男「うん。それよりほら、学校行かなくちゃ」

「あ、うんっ！」

男(……さっきからくしゃみが止まらない。本格的に風邪引いたかな？)

男(バイトもあの子たちの世話もあるってのに……まいったな)

718 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:16:20.63 ID:xEbuftAu0

「ねーおにいちゃん」

男「うん？」

「学校までまだ遠いの？」

男「いや、もうすぐだよ。この階段を上って……」

男(……階段なんか上ったか？登ってない気が)

男(……いや、こっちだ。こっちなんだ。こっちにいけば……)

「おにいちゃん？」

男「あ、えーと……とにかくもうすぐだから。こっちだよ」

男「もう少しだけ歩くの我慢してね」

「はーいっ！」

男「うん。いい子だね」

男(……)

男(こっちの筈なんだ。こっちに行けばすぐに学校に着く)

男(……でも、なんで違和感を感じる？こっちが正解の筈なのに……)

男(……考えててもしょうがないか。急ごう)

719 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:18:39.09 ID:xEbuftAu0

「あっ！」

男「え？どうしたの？」

「おにいちゃん、背中に毛が付いてるよー」

男「え？毛？……あ、ホントだ」

「取ってあげるっ！ね、ねっしゃがんでしゃがんでっ」

男「いいの？ありがとう……はい」

「ん……しょ。とれたよー！」

男「あはは……ありがとう。やさしいね。君は」

「えへへー」

「ね、おにいちゃん動物飼ってるの？」

男「あー……えーと」

男(今はそうとは言えないけど……まぁそういうことにしとくか)

男「うん。猫４匹と、犬を一匹飼ってるよ」

「そんなにいるの！すごーい！」

「あのね、僕の家もね、犬飼ってるんだよっ！」

男「へぇそうなんだ。一緒だね」

「うんっ！」

720 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:19:34.98 ID:xEbuftAu0

「名前はね、柴っていうのっ！」

男「……柴？」

男(家の柴と同じ名前？……まぁよくある名前だし、被っててもおかしくないか)

「うんっ、柴っ！」

「ちょっと気難しいけど、それでもいっつも私と遊んでくれるの」

男「へぇ。そうなんだ。俺の飼ってる犬もね、柴っていう名前なんだ」

「そうなの！？わぁ……同じ名前なんてなんだかすごいねっ」

男「あはは……そうだね」

「おにいちゃんの柴はどんな性格なの？」

男「柴かぁ……柴は……」

男「不器用な性格かな」

「ぶきよう？」

男「うん」

721 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:22:13.65 ID:xEbuftAu0

男「頭が悪い訳じゃないけど……いや頭がいいから余計に考え過ぎちゃうんだ」

男「それで、その……猫たちと仲良くしたいんだけど、上手く出来ないって感じなんだ」

男「本当はすごく優しくて、頑張り屋で、良い子なんだけどね」

「ふーん」

男(あれ？つまらなそう……なんか駄目だったかな)

「おにいちゃん、よく柴のこと知ってるんだねっ」

「まるで、話したことがあるみたい！」

男「あ、ああそうかな？」

男「長く一緒にいるからね。それくらいは解るよ。あ、あはは」

「ふーん」

722 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:26:01.48 ID:xEbuftAu0

「私もおにいちゃんみたいに、柴の考えてる事しりたいなぁ」

「そうしたら、もっと仲良くなれるのに」

男「……そうだね。俺も柴を飼い始めた時はもっと柴の考えてる事、知りたいと思ったよ」

「そうなんだっ。また一緒だね！」

男「あはは。そうだね」

「私ね、私の柴とお話ししたい」

男「やっぱり柴ちゃんの考えてる事知りたいから？」

「ううん」

男「え？違うの？」

「それもあるけどね？それより……」

「私の事をもっと知って貰ってね？それでね？親友になって欲しいの！」

男「え……」

男「……どう、して？」

「居場所がほしいから」

723 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:26:33.39 ID:xEbuftAu0

男「居場所……」

「うん」

「僕の事もっと見てくれて、甘えさせてくれて、なんでも話せて」

「褒めてくれて、笑ってくれて、泣いてくれて」

「そして必要としてくれる、そんな居場所が欲しいの」

「僕なんかと一緒にいてくれる柴ならきっと僕の全てを解ってくれると思うから」

「一緒にいてくれる柴なら、僕の事、絶対に煩わしがらないと思うから」

「だから僕は柴とお話ししたいんだぁ」

男「……」

「でも。そんなことありっこないよね」

男「……そう、かもね」

「それにね。僕、そんなことを思う自分が大っきらいなんだ」

「こんな妄想をすることで自分を慰めてる情けない僕が」

「どうにかする勇気も持てない臆病な僕が」

「こんな状況をどうすることもできない無力な僕が」

「今の状況を妥協して、受け止めてる怠惰な僕が」

724 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:28:48.58 ID:xEbuftAu0

男「き」

男「……嫌いになる必要なんか、ないよ……」

男「自分にはどうにもできないことだってある。仮にどうしたとしても、その先がどうなるかわからない」

男「だから、そう、そう思ったって……自分の事を、嫌いになる必要、なんて……」

「本当に？」

男「……」

「叶わないと思い込んで諦めることは良い事なの？」

「周りに流されて自分から何もしない事は良い事なの？」

「自分の価値を他人に求めることは良い事なの？」

「保身を第一に考えて、臆病になることは良い事なの？」

「行動することに理由をつけて、逃げることは良い事なの？」

「本当に？」

男「……それ、は……」

725 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:29:31.17 ID:xEbuftAu0

「僕は、それが許せない」

「そうすることしか出来ない僕を、僕は許せない」

男「……」

「……ごめんね、おにいちゃん。いきなりこんなこと言われても、困っちゃうよね」

男「ああ、いや……」

男「つら……いんだね」

「ううん。もう慣れちゃったから大丈夫だよっ」

「それよりおにいちゃんこそ大丈夫？なんだか顔色が悪いけど……」

男「あ、うん。大丈夫……だよ」

「よくわからないけど……無理しないでね？」

男「あはは……ありがとう」

726 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:31:16.70 ID:xEbuftAu0

男「でも……」

「ん？」

男「柴と、飼ってるペットと話したいって思ってても俺は良いと思うんだ」

男「どんな理由があれ……さ。解りたいってことは本当なんだから」

男「気持ちが解って、もっとペットの為に何かしてあげたいっていうのもあると思うから」

男「思い続けていれば……きっとお話しできる日が……来るよ」

「……ふふっ」

「優しいね。おにいちゃんは」

男「優しくなんか……ないよ」

「……」

727 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:31:52.41 ID:xEbuftAu0

「ところで、おにいちゃん」

男「……うん？」

「ここ、どこ？」

男「ここって……あれ？」

男「何処だここ……何で森の中に……」

「学校ってこっちなの？」ジッ

男「……」

男「……いや、こっちじゃないよ。何で俺は……」

「えー！そんなぁ！」

男「ごめん。こっちの訳がなかったのに……本当にごめん！」

男「君のお母さんには一緒に謝るよ。だから……」

「くくっ、いいよ。気にしないで」

「僕がおにいちゃんに変な話をしちゃったのがまずかったんだ」

男「……へ？」

男(なんか最初にあった時と随分反応が違うような……)

728 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:35:20.48 ID:xEbuftAu0

「それより僕、疲れちゃったっ！座って休憩しない？ちょうど座りやすそうな木もあるしっ」」

男「でもこれ以上遅れたら……」

「いいよ。もう今から行ったって遅れたことには変わらないんだから」

男「それでも」

「ねっ？」ジッ

男「……」

男「あ、ああ……解ったよ……」

「ほんとっ？ありがとっ、おにいちゃん！」

「やっぱりおにいちゃんは優しいね！」

男「あはは……ありがとう」

男(いや、こんなの駄目だ。いくらこの子が良いって言ってもちゃんと送らないと……)

男(……)

男(でも……いいか……この子が良いって言ってるんだから……)

729 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:37:45.82 ID:xEbuftAu0

「ん～……お日様、気持ちいいね」

男「そうだね……こんなところがあるなんてなぁ」

「そうなの？」

男「うん。ずっとここらに住んでるけど……森の中にこんな広場みたいなところがあるなんて知らなかったよ」

「そうなんだぁ。ふふっ、だったらここを知れて良かったね」

男「ああ、そうだね……」

男(あんまり外に出ない性質だったけど、だいたいここらの事は知ってるつもりだったんだけどなぁ)

男(まだまだ知らないこともあるもんだな)

男(……皆が外に出られるようになったら……皆でここに来ようかな)

……くしよう

男「……え？なんか言った？」

「？　何も言ってないよ？」

男「え、あ、そっか……」

「くくっ！変なおおにいちゃんっ！」

男「あ、あはは……」

男(なんか聞こえた気がしたけど……気のせいだったのかな)

730 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:39:20.97 ID:xEbuftAu0

「ね、おにいちゃん」

男「うん？」

「僕……おにいちゃんに膝枕してほしいなぁ」

男「ひ、膝枕？」

「うんっ！ずっと歩いて疲れちゃったしね～」

男「……う」

男「い、いいけど……良いの？こんなあったばかりの俺に膝枕なんて」

「いーのっ。おにいちゃんがいいの」

男「わかった。君がいいなら……はい」

「ありがとっ、おにいちゃんっ」ぽすっ

「ん～気持ちいいなぁ」

男(随分くっついて来るなこの子は……無邪気と言うか不用心と言うか……)

男(いや、変、っていった方がしっくりくるな)

男(……でも)

男(嫌な気がしないのは、なんでだろうな……)

731 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:40:17.84 ID:xEbuftAu0

「……」

男「……」

「風が気持ちいいね……」

男「うん、そうだね」

男(少し眠くなってきたな……)

「……」

「ねぇ、おにいちゃん」

男「……うん？」

「少し……お話聞いて貰っていい？」

「さっきみたいな困っちゃうような話じゃないから」

男「……うん。いいよ」

男「どんな話？」

732 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:41:27.21 ID:xEbuftAu0

「ずーっと昔のお話なんだけどね」

「ある村に、二人の男はいました」

「一人は、とても優しく、正直な男」

「もう一人はずるくて、嘘吐きな男」

「正反対な性格でしたが、二人ともとても仲良く暮らしていました」

「嘘吐きな男が、いくら正直な男を、その正直さを面白がってからかったとしても」

「嘘吐きな男のずるさに、正直な男が損をしたとしても」

「うららかな春の日も、照り返す夏の日も、葉、紅く染まる秋の日も、雪積もる冬の日も」

「いつも二人は共にいました」

「例え、嘘つきの男の所為で、村人に疎まれていようとも」

733 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:42:26.30 ID:xEbuftAu0

「二人はこんな日々がずっと続くと思っていました」

「笑い合える、楽しい日々が。唯一心許せる居場所がある日々を」

「ですが、どんなものでも終わりが来るもの……」

「二人の過ごす日々も、例外ではありませんでした」

「ある日、正直な男が病魔に倒れてしまったのです」

「体も動かせず、口もきけず、頷きと表情でしか語ることが出来ない重病に」

「村人達は、重い病魔に倒れた彼を怖れ、村から追い出そうとしました」

「彼を生んだ親達でさえも」

「彼は素直に従いました。追い出されればどうなるか解っていたのに」

「これ以上迷惑を掛けれない、と。自分が去れば村に平和がもたらせれるならば、と言って」

「嘘吐きな男は正直な男を救おうと、走り廻りました」

「正直な男を追い出さないでくれ。直せる医者を連れてくるからと」

「ですが。疎まれていた嘘吐きな男に頷いてくれる村人などいませんでした」

734 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:44:22.01 ID:xEbuftAu0

「結局行動虚しく、正直な男は身一つで追い出され、捨て置かれました」

「彼と共にいる事を選んだ嘘吐きな男と共に」

「二人は嘘吐きな男の足で各地を流れました」

「正直な男を救う為に」

「ですが、どこの村に行こうとも、重病を患う男がいる二人を受け入れる所など、ありませんでした」

「各地を流れに流れ、西へ東へ」

「ですが遂に正直な男は体力の尽いてしまいます」

「流れ着いた森の中の廃屋。嘘吐きな男は床に伏す正直な男の横で泣いていました」

「どうしようも出来ない自分の無力さに。今までの行いの後悔に」

「何度も正直な男に謝り。自分を責めました」

「こんな状況にしてしまったのは自分だと」

735 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:45:49.46 ID:xEbuftAu0

「正直な男はそんな嘘吐きな男を許しました」

「そして、二人は約束を結びます」

「死ぬまで、ずっと二人でいようと」

「その約束が、正直な男を、死ぬまで苦しめるという事も知らずに」

736 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:46:47.83 ID:xEbuftAu0

「お終い」

男「……終わっ……たの？」

「うん。終わったよ」

「……僕ね、このお話しが大嫌いなんだ」

男「……え？」

「この話の嘘吐きな男が、大嫌いだから」

「話の展開も、好きじゃないしね」

男「……」

「それでね？おにいちゃん」

男「……ん？」

「おにいちゃんは……この話を聞いてどう思う？」

男「……そう、だね……」

737 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:47:55.62 ID:xEbuftAu0

男(……なんだ……眠い……)

男(話が詰まらなかった……わけじゃない、のに……)

男(むしろ……)

「……ど……たの？」

男「い……や……なん、でも……」

男「そう、だね……俺、は……」

男「……おれは……」

男(ああ……いしき……が……)

「……ね」

男「俺…………は」

738 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/04(日) 02:49:52.77 ID:xEbuftAu0

区切りのいいところで今日はここまで。
少し物語が進んだ気がしないでもない。
それではまた次回。

739 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]：2012/11/04(日) 03:15:07.84 ID:WCcZgLrmo

んんん？

740 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]：2012/11/04(日) 07:23:20.62 ID:lnU9b2f2o

乙

黒飼いたい

741 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]：2012/11/04(日) 12:26:46.80 ID:vGsPuksXo

クロスチャンネルの母親を思い出すな。

742 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/11/04(日) 17:05:25.79 ID:Mxnecu5m0

なんか意味深な話だな

743 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/11/04(日) 23:21:31.46 ID:LGmdb0PDO

乙

744 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/11/05(月) 13:15:34.95 ID:KeZm/yjDO

黒ちゃんをペット(性奴隷)にしたい!

745 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/11/05(月) 22:06:13.21 ID:96zcn3BIO

黒を恋人にしたい

746 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/11/11(日) 03:16:54.36 ID:HmoIu2Gi0

今週も一週間以内だと期待してた( ´Д`)y━･~~

747 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]：2012/11/11(日) 12:26:33.22 ID:UsPWV1Aao

次回はよ

748 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/11/12(月) 23:58:49.47 ID:JGOqj0Hr0

>>1はちがう時間軸でry

749 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/11/13(火) 00:53:19.40 ID:KDi0yBxio

こんどはとび森で村から出れなくなったか
しずえちゃん可愛からなあ

750 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/16(金) 21:57:54.12 ID:TCYmmldR0

　ヾヽヽ
　(,, ・∀・）
　ミ＿ノ
　　″″

かわいいから持ってきた。
決してネタがないから持ってきたわけではない。

１８日の深夜に投下予定です。

751 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage ]：2012/11/16(金) 22:22:00.99 ID:yj0nGzRRo

この時間軸とは言わないのか。

752 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]：2012/11/16(金) 22:23:21.84 ID:9Kz3MIxEo

生きているうちに頼む

753 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/11/16(金) 22:26:16.26 ID:alhfu9jHo

せめて年をこさないうちに…

754 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/11/16(金) 23:27:51.37 ID:C2ykrE8Ko

再来年内までにはオナシャス！

755 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/11/17(土) 00:44:37.74 ID:rgrqhz9jo

お前ら良いお年を

756 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/11/17(土) 02:43:45.82 ID:XUe62rUDO

店長さんはどこへ行ってしまわれたのか…

757 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]：2012/11/18(日) 01:00:49.52 ID:I48tkt3Mo

店長さんなら俺のベットで寝てるぜ

758 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(滋賀県) [[saga]]：2012/11/18(日) 06:22:37.97 ID:p0JQAYe00

楽しみにしてたのにまだか・・・・・・

759 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/11/18(日) 15:26:39.21 ID:0Sibx6/IO

18日の深夜とは、今日の22:00～26:00辺りを指すんだよな？

760 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]：2012/11/18(日) 16:13:07.40 ID:Oq69lDNFo

誰か11月と言ったか？

761 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]：2012/11/18(日) 23:18:32.93 ID:u99V342fo

ま、まさか…12月？い、いや1月、2月…うわぁぁぁぁぁああああああ

762 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/11/19(月) 00:23:27.02 ID:TINw5AY8o

深夜待ち続けるのは無理だ
明日の朝見ることにする

763 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/11/19(月) 00:29:34.62 ID:P8ngzEXFo

まぁまぁ気長に来年いっぱい待とうや

764 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/11/19(月) 00:30:47.14 ID:emFdo4i2o

　　　　　　　(ヽ、００　　∩
　　　　　　⊂ニ、ﾆ⊃　⊂　⊃
　　　　　　 ,, -‐- ＼　　　| |／⌒ヽ　〇　〇
　　　　　　（ ⊂ニニ　　 /　／⌒) ）
　　　　　　｀ｰ――'′　し∪　（ノ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(ヽ、００　　∩
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⊂ニ、ﾆ⊃　⊂　⊃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,, -‐- ＼　　　| |／⌒ヽ　〇　〇
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ ⊂ニニ　　 /　／⌒) ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ｰ――'′　し∪　（ノ

765 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/11/19(月) 00:41:06.61 ID:EVAwCIRDO

やっぱり来年の18日か…
皆さんよいお年を…

766 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/11/19(月) 01:21:08.57 ID:Mg3X8Yg5o

ほんと期待を裏切らない>>1だよww

見ろよこの安定感

767 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]：2012/11/19(月) 01:30:39.11 ID:baV4j1t3o

おい空気読まなくてもいいんだぞおい

768 ： ◆AU/OjWxByc [saga]：2012/11/19(月) 02:49:53.86 ID:A98pP3mB0

　＿＿＿　　読めませ～ん
∥　　　　|　　　　　∨
∥空気 ∧_∧ 　 .ﾍ∧
∥　＼ ( ･∀･)　(ﾟA●)
||￣￣⊂　　 ) 　( 　と)
凵　　　し`Ｊ　　 U U

と、言いつつ本当は昨日の０時あたりに投下する予定だったんですけどね。

投下します。

769 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 02:51:12.29 ID:A98pP3mB0

―――――――――

「……こ。……とこ！」

男「おれ……は、俺……」

「男！」

男「っ！」

友１「お、やっと起きた。おーっす、男」

男「……へ？」

友１「なんだよその変なものを見たような顔は」

友２「実際に変なものだからな」

友１「何が変なもんじゃ！ほら、見てみろよ。この美しい顔と姿を……」

友２「寝言は寝て言え」

友１「はぁああああ？起きてますしーちゃんと起きてますしー」

男「いや、えっと……なんで二人とも……ここに？」

友１「何でって……大学だから？」

友２「何で俺を見る」

770 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 02:52:19.12 ID:A98pP3mB0

男「え？大が……く？」

男「……本当、だ……」

友２「どうしたんだ？寝呆けてるのか？」

友１「そら寝呆けもするでしょうよー。朝から来ててずっと寝てたんだからさ」

男「寝て……た？」

友１「おー。って覚えてないの？」

友１「男、一講目にギリギリ着いたと思ったらずーっと寝てたんだぜ？」

友２「今日は午前中同じ教室だから良かったものの……。下手したら他の講義受けれなかったぞ」

友１「あ、授業は代返しといたぜー。こう……」

友１「『男はここにいますよ。フフフッ』ってな！」

友２「嘘吐くな。ていうか似てねぇしキモい」

友１「はー？似てなくてもキモくは無いだろぉ常識的に考えて」

友２「常識的に考えたらもっとキモくなったわ」

男「……」

771 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 02:53:56.94 ID:A98pP3mB0

男(あれは……夢、だったのか？)

男(見知らぬ女の子も、その女の子の為に学校を探し回ったことも)

男(あの……不思議な場所も)

『……僕ね、このお話が大嫌いなんだ』

男(いや、そんなことない)

男(あの子の声も、握った手の感触も)

男(昔話を話した時の寂しそうな顔も、現実だった筈だ)

男(……でも、それが現実だったらどうして俺はここにいる？)

男(それに友たちは朝から俺はここにいて眠ってたって言ってる)

男(……どう、なってるんだ……？)

772 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) ：2012/11/19(月) 02:55:18.67 ID:A98pP3mB0

友２「……大丈夫か？」

男「……え、あ、ごめん。ぼーっとしてた」

友１「本当に大丈夫かー？具合悪いなら帰った方が良いぞ」

男「ああいや、もうホントに大丈夫だから」

友１「そっか。ならいいんだけどなー」

友１「ていうか、真面目な男が寝るなんて珍しいよな。もしかして昨日なんかあったのか？」

男「昨日は……」

男(……言わなくてもいいか)

男「……バイトかな。ちょっと忙しくてさ」

友１「マジかぁ。俺と同じだな！実はさ俺も昨日の居酒屋のバイト」

友２「お前の話はどうでもいい」

友１「ひでぇー」

男「あはは……」

773 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 02:56:21.03 ID:A98pP3mB0

友１「ま。お話はこんくらいにして飯食いにいこーぜ。腹減ったわー」

友２「そうだな。……男、食えるか？」

男「大丈夫。食えるよ」

友１「うっし、じゃあ食堂いこーぜ！今日はＡ定食だ！」

友２「今日もだろ。いっつも同じで飽きないのかお前は」

友１「変えたら負けだと思ってる」

友２「なに言ってんだこいつ……」

スタスタ

男「……」

男(……いつも通り、か)

男(さっきの事は本当は夢だったのかもしれない)

男(二人が言う事も、俺がいる場所も、そう考させる)

男(でも俺はそうは思えない)

男(上手くは言えないけど……何か、そう考えさせる様な作為的な物を、感じる)

774 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 02:57:58.68 ID:A98pP3mB0

男(……はは。こんな考えを持つなんて、おかしくなった人みたいだな)

男(今の状況を考えれば、悩んでる俺は妄想を現実にしようとしているにすぎないんだから)

男(……)

男(……本当におかしくなったのかもな。俺は)

男(もしかしたらここ数日見たことも、白達がいたことも、おかしくなった俺の妄想なのかもしれない)

男(猫が人間の姿になるなんて本当はあり得ないんだから……)

男(……)

男(後で……家に電話しよう)

男(そうすれば証明できるはずだ。電話に白達が出れば、ここ数日の事は本当だってこ)

男(……)

男(これでもし、出なかったら？)

男(出たとして、妄想で俺が話すとしたら？)

男(俺は本当に、妄想を、現実に……)

男(……)

775 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 02:59:46.86 ID:A98pP3mB0

友１「男ー？何立ち止ってんだ？いくぞー」

男「あ、ああ……うん……」

友２「おい、さっきより顔色悪いけど……大丈夫か？」

友１「うおっマジだ！大丈夫かっ？」

男「……だい、じょうぶだよ」

友１「本当か？マジで具合悪そうだぞ」

男「……大丈夫。そ、それよりほら。早く食べに行かないと次の講義遅れるよ」

友１「なら良いけどさ……無理すんなよ？」

男「うん、ありが、とう……」

男(もしかしたら……今も妄想を見てるのかもね)

男(こんなに仲良くしてくれる二人も……)

男(……なんてな)

男(……)

776 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:01:41.15 ID:A98pP3mB0

―――――

自宅

白「……」じー

柴「……白は電話の前で何をやってるんだ？」

黒「ええと……男兄さんの電話を待ってるみたい、です」

柴「そう言えば昨日はこの位に電話が掛かってきてたな」

柴「……だからってあんなに見てなくても良いと思うがな」

三毛「白ねぇあそぼーっすよぉー」

茶「……あそぼ」

白「んー？んー……」

三毛「きいてるんすか白ねぇ……」

茶「……きいてない」

柴「全く……」

黒「あはは……」

777 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:04:07.43 ID:A98pP3mB0

黒「でも、確かに昨日より遅いですね……大学が大変なんでしょうか？」

柴「多分そうだろうな。でもご主人の事だ。絶対掛けてくるさ」

黒「ふふ、そうですよね」

柴「……で、黒は何をやってるんだ？」

黒「えと、これをなんて言うかわからないんですけど……毛糸で膝掛けを作ってます」

柴「へぇ……器用だな。綺麗に出来てる」

黒「そ、そんなことないですよっ！ま、まだまだ見よう見まねで……」

柴「そうか？私に出来の良さは良く解らないが……綺麗には見えるぞ」

柴「凄いじゃないか」

黒「あ、ありがとうございますっ……」カァ

黒「あ、し、柴姉さんもやりますか？なかなか楽しいですよ」

778 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:05:35.33 ID:A98pP3mB0

柴「いや、私は遠慮しておく。そういう細かそうな作業はにが……好きじゃない」

黒「そ、そうですか……ちょっと残念です」

柴「……む」

黒「あ、そうだ。柴姉さん麦茶飲みませんか？」

柴「お茶？」

黒「はいっ。ちょっと喉乾いてきましたし……よかったら一緒に用意しようかなと思って」

柴「そうか。なら頼む」

柴「すまないな」

黒「ふふ、いえいえ」

黒「あ、そうだ、それなら……皆も麦茶飲みませんかっ？」

三毛「麦茶っすかっ？飲みたいっすー！」

茶「……のむ」

白「んー？んー……」

三毛「……白ねぇきいてるっすか？」

白「んー？んー……」

茶「……きいてない」

779 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:07:27.30 ID:A98pP3mB0

黒「あはは……白姉さんったら」

黒「それじゃあ用意してきますから、ちょっと待っててくださいね」

柴「ああ。頼む」

黒「はいっ」ニコ

トタトタ

「黒ねぇ！ぼくも手伝うっす！」

「……茶も」

「いいの？ふふ、ありがとね、二人とも」

「えふふっ！」

「……んふ」

柴「……ふふっ」

780 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:09:26.98 ID:A98pP3mB0

柴「……」

柴「膝掛け、か」

柴「……」

柴(なんだこれ、これでどうやって黒は作ってるんだ？)

柴(糸をこうして……？こう……？)

柴(あ、マズイ、糸が絡まった)

柴(せめて直さないと)

ｐｒｒｒｒ

柴「っ！」びくっ

ガチャ

白「男っ！？」

柴(な、なんだ電話か……ビックリした)

781 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:11:16.88 ID:A98pP3mB0

白「……」

白「あ、ごめんなさい。今そう言う事話せる人いないんです」

白「それにうちの人あまりそう言うのに興味ない人なので、そういうのは……」

白「ですから、ええ。ええ、失礼しますね。はーい」

ガチャ

白「……」

白「はぁあああぁ～……」

柴「ご主人じゃなかったのか？」

白「そ。保険屋とかいうなんだかわからない人」

白「紛らわしいのよっ、全くもう……」

白「……で、なんであんたが黒の膝掛け持ってるのよ？」

柴「あ、いや……綺麗だなって思ってな」

白「ふーん。まぁ良いけど壊したら黒、泣くわよ」

柴「こ、壊すわけないだろうっ」ぎく

白「そ、ならいいけど」

柴「あ、ああ……」

782 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:12:45.94 ID:A98pP3mB0

白「それにしても男、遅いわね……」

白「定期的に連絡するって言ったのに」ぶー

柴「忙しいんだろう。それにここでくだくだ言ってもしょうがないだろう」

白「そーだけどさぁー」

白「あーあ。早く男に外に出ていいよって言われるようにならないかなぁ」

柴「どうしてだ？」

白「だってそうなったら男の大学に付いていけるでしょ？」

白「それに外に出られるならいつだって男と一緒に居られるじゃないっ♪」

柴「……流石にそれは迷惑だろう」

白「ん……そうかなぁ。まぁその時はちゃんと聞くわよっ」

柴「はぁ……好きにしろ」

783 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:16:03.06 ID:A98pP3mB0

柴「でも……外に出れるようになったら、皆でどこかには行きたいな」

白「ん、珍しいじゃない。柴がそんな事言うなんて」

柴「私だってこの位考えることはある」

柴「外で皆で行くのは良いぞ。いろんなものが見れる」

柴「それに何より楽しい」

白「そうね。確かに男と外に行った時も楽しかったわ」

柴「お前は勝手に出て行っただけだろう」

白「……そうとも言うわね」

柴「そうとしか言わん」

白「……」

白「てへっ♪」

柴「何がてへだ」

784 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:19:05.61 ID:A98pP3mB0

柴「……まぁ、そうか。お前も曲がりなりにもご主人と外に行ったのか」

白「大分怒られたけどねー」

柴「当然だ。もうするなよ」

白「解ってるってば。あんなに皆に心配かけたんだし、もうしないわよ」

柴「ん」

柴「……」

白「む？何よ？」

柴「……いや、なんでもない」

白「……？」

785 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:19:45.71 ID:A98pP3mB0

黒「お二人とも、お茶が入りましたよー」

三毛「はいったっすよー！」

柴「ん、わかった。今行く」

白「え？お茶？なんのこと？」

柴「……本当に何も聞いてなかったんだな」

黒「あはは……」

茶「……黒がお茶、入れてくれた」

白「ほんと？丁度飲みたかったのよねー。さすがっ！」

黒「そ、そうなんですか？……えへへ、良かったです」

黒「あ、二人も手伝ってくれたんですよ？」

白「へー、偉いじゃない。二人とも」

三毛「ふふんっす」

茶「……むふ」

白「さ、それじゃ早速飲みましょ。喉乾いちゃった」

三毛「はーいっすっ！」

茶「……ん」

トタトタ

786 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:21:52.33 ID:A98pP3mB0

黒「ふふ、喜んでくれてよかった」

柴「……」

黒「……柴姉さん？どうしたんですか？」

柴「いや、ちょっと……な」

黒「……？」

柴「ほら、黒も行くぞ。ぼーっとしてたらあの子たちに全部飲まれてしまう」

黒「あ、はいっ」

柴「……」

柴(お出掛け、か)

柴(……なんだかモヤモヤするな。なんだこれは)

柴(ご主人が電話して来てくれたら聞けるんだが……)

柴(確かに遅いな。……どうしたんだ、ご主人……)

787 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:24:55.99 ID:A98pP3mB0

―――――――

夕方

友１「くあぁ……やっと終わった。疲れたぜ全くよぉ！」

友２「お前はほとんど寝てただろ」

友１「寝疲れって奴だな！」

友２「胸張って言うことじゃねぇよ」

男「あはは……」

友１「……てか、大丈夫か？」

男「え？」

友１「いや、結局ずっと顔色悪いまんまだったからさ。大丈夫かと思ってさ」

男「あぁ……ごめん」

友１「いや、別に謝らなくてもいいけどさ」

友２「今日バイトは？」

男「あるよ。……でも大丈夫。ちょっとした風邪だと思うから」

788 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:27:49.08 ID:A98pP3mB0

友２「変わって貰うとか出来ないのか？」

男「出来る……と思うけど、急に入って貰うのも悪いしさ」

男「体も全然だるくないし、大丈夫だよ」

友２「そうか。……無理すんなよ」

男「解ってるよ。それじゃあね」

友１「おー、またなー。明日辛かったらメールしろよな」

友１「代返ぐらいならとっといちゃるからさ」

男「うん、ありがとう。じゃあ……」

男「……」

友２「……どうした？」

友１「おっ？何か忘れ物でもしたか？」

男「……あのさ、二人とも」

789 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:29:49.29 ID:A98pP3mB0

友１「うん？」

男「……」

男「……いや、やっぱりなんでもない。また明日」

友１「お、おう……？」

友２「……」

スタスタ

友２「……なんかあったな」

友１「そらそうっしょ。朝からのアイツ見てれば一目了然だっての」

友１「それでも言わないってことは言いたくない事なんだろ」

友２「まぁ、そうだろうな」

790 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:32:24.07 ID:A98pP3mB0

友２「……でももう２年も付き合ってんだから話してくれたって良いのにな」

友１「何年付き合おうと言いたくないことなんかいくらでもあるっしょ。つか、俺らにもあるじゃん」

友２「俺は無いぞ」

友１「え？ねぇの？」

友２「ああ」

友１「……つくづく変な奴だなお前」

友２「お前に言われたくない」

友１「そーござんすか」

友１「まぁ、てか、そういう性格っしょ。アイツは。お前だって解ってただろ」

友２「まぁな」

友１「俺らはアイツ自身で解決するのを待つしかないんだよ。今までそうだったようにさ」

友２「もどかしい」

友１「そうだろうけど待つしかいっつーの。……ま」

友１「アイツが相談してきたら話は別だけどな！」

友２「……そうだな」

791 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:34:25.32 ID:A98pP3mB0

友１「じゃ、俺はユミちゃんとこ」

友２「チクっとくな」

友１「勘弁してください。てかお前、前マジでチクっただろ！」

友２「チクるって言ったからな」

友１「ひでぇめに合っただろうが！」

友２「自業自得だ」

友１「そうだけどよぉ！」

792 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:36:53.37 ID:A98pP3mB0

――――――――――

バイト先前

男(結局二人に言えなかったな……)

男(……まぁ言える訳ないんだけどな)

男(二人は俺の妄想なんですか？なんてさ)

男(絶対に変な目で見られるに決まってる)

男(というか、こんなこと考える時点でおかしいんだろうけど)

男(……大丈夫か、俺)

ブルブル

男(携帯……皆？)

男(……違った。メルマガだった)

男(……結局皆にも電話、してないな……)

男(定期的に連絡するって約束したばっかりなのに)

男(……はは)

男(……出ても、出なくても怖いなんて……どうかしてるよ)

793 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:39:20.06 ID:A98pP3mB0

ガラッ

店長「あら？男君？」

男「わっ」

店長「ひゃっ」

男「……何で店長も驚いてるんですか」

店長「あの……男君が驚いたから、それにね？」

男「ああ……そうですか」

店長「ところでどうしたの？こんなところでぼーっとして」

店長「何か考え事？」

男「あ、いえ……」

男「……」

男「なんでもないです。ちょっと姪っ子達の事を考えてて、それで」

店長「そっか。ふふ。男君は姪っ子さん達の事、大好きだね」

男「え、ええ、そう……ですね」

店長「……？」

794 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:40:34.91 ID:A98pP3mB0

店長「あ、そうだ。男君ちょっとお店でお留守番しててくれない？」

店長「コーヒーとか好きなもの飲んでて良いし、お腹空いてたら好きなもの作っていいから」

店長「あ、それとも私が帰ってきたらでよかったら何かつくる？」

男「いや、ええと……店長何処かに行くんですか？」

店長「うん。ちょっと買い出しにね」

店長「お昼に結構お客さんが来てね。卵が切れちゃったの」

店長「だから男君にお留守番頼もうかなって。丁度よく来てくれて助かったわ」

男「いや、まずくないですか、それ」

男「誰もいないお店にアルバイト一人置いとくなんて」

店長「え？どうして？」

男「どうしてって……それは。何かするかもしれないじゃないですか」

店長「何か……？」

795 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:42:47.10 ID:A98pP3mB0

男「いや、様するに不用心ってことですよっ。レジのお金盗まれたらどうするんですかっ」

店長「あ、そういうことねっ」

男「それ以外に何があるんですか……。そう言う雑用は俺みたいなアルバイトに」

店長「男くんは、そう言う事するの？」

男「え……いや、しない……ですけど」

店長「でしょう？」

店長「なら何も心配することなんかないわ」

店長「私も男君がそう言う事する人じゃないって信じてるもの」

男「……あ、いや……」

男「……良くそんな事恥ずかしげもなく……」ぼそ

店長「え？」

男「な、なんでもないですっ」

店長「そう……？ならいいけど……。それじゃあ私行ってくるから、お留守番よろしくね」

796 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:44:43.79 ID:A98pP3mB0

男「あ、て、店長っ」

店長「うん？」

男「俺も……行きます。荷物持ち、いた方が良いと思いますから」

店長「え？でも……」

男「いいんです。一人で店にいるのも暇ですから」

男「それに……今はあまり……ひとりで居たくないん、です」

店長「……そっか」

店長「なら、お願いしていい？」

男「はい。もちろんです」

店長「ありがとう。助かるわ」

店長「それじゃあ、行きましょっか？」

男「はいっ」

797 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:46:10.84 ID:A98pP3mB0

商店街

店長「――――でね。卵料理ばっかりで、もうすぐになくなっちゃたの」

男「いつもはそんなに注文されないのに珍しいですね」

店長「そうなの。だからビックリしちゃった」

男「あははっ」

店長「ふふふっ」

店長「あ、そう言えば」

男「はい？」

店長「男の子とこうして二人で歩くなんて久しぶりだわ」

店長「なんだかデートみたい」

男「で、デート、ですか？」

店長「うん。相手はこんなおばさんだけどね」

店長「もうちょっと私が若かったら絵になったかな」

男「そ、そんなことないですよっ。店長まだ27じゃないですか。まだまだ若いですよっ」

店長「そうかな？ふふふっ、ありがと。お世辞でも嬉しい」

男「お世辞、なんかじゃ……」

798 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:47:49.02 ID:A98pP3mB0

店長「そうだ。デートと言えば……男君。彼女出来た？」

男「……いえ、全然」

店長「うーん。おかしいよねぇ。男君、こんなに優しくてカッコいいのに」

男「あはは……本当にカッコよかったら、とっくに彼女くらいで来てますよ」

店長「あ。お世辞じゃないのよ？ホントの事よ？」

男「ありがとうございますー」

店長「信じてないでしょー。もう」

店長「あの頃のあの人とそっくりなんだから、もてない筈ないんだから」

男「……あの、人」

店長「うん。あの人、男君位の時はすっごくモテてたのよ？」

店長「にぶちんだったから全然気付いてなかったけど」

男「そうなん、ですか」

店長「ふふっ、うん。いつ取られるかと思っていつもソワソワしてた。私」

799 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:49:30.39 ID:A98pP3mB0

店長「でもあの人は……」

店長「……」

男「……店長？」

店長「ううん、なんでもない」

店長「ごめんね。勝手に盛り上がって、勝手に盛り下がって」

男「いえ……」

店長「……懐かしいわ。本当に」

店長「あ、着いた。早く卵買って、お店に戻りましょ？」

男「……はい」

800 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:51:51.36 ID:A98pP3mB0

バイト先

店長「ただいまー」

男「お邪魔します」

店長「ありがとね、男君。沢山買ったから持って貰って助かっちゃった」

男「いえ、手伝いたいって言ったの俺ですから」

店長「ふふ。やっぱり優しいね」

店長「そうだ。お腹空いてない？早速買ってきた卵で何かつくろうか？」

男「……良いんですか？」

店長「うん。オムライスで……」

店長「……」

男「……店長？」

店長「あ、ごめんね。好きなの言って。卵料理なら何でも作るから」

男「……」

801 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:54:30.30 ID:A98pP3mB0

男「……あの、店長」

店長「うん？なぁに？」

男「店長は……今の生活が妄想か、夢だったらって思った事はありますか」

店長「……どうしてそんな事を？」

男「……いえ、なんとなく、ですけど」

店長「男君がちょっと元気ないのもそれに関係してる？」

男「……」

店長「……ふふ」

店長「そうね……。何度そう思ったか解らないわ」

店長「ここで瞬きしたら、目が覚めてあの頃に……なんてね」

男「……」

店長「でも今はそう思う事も少なくなったわ」

男「え？どうして、ですか？」

店長「皆がいるもの」

店長「手伝ってくれるアルバイトの皆、毎日のように来てくれるお客さん、良くしてくれるお店の人」

店長「そう思ったら、この生活が無くなってあの頃にもどる、って言うのは……寂しいな」

店長「これであの人がいてくれたら……これ以上の事は無いけれど」

店長「……ふふ、これはわがままね」

802 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:58:22.05 ID:A98pP3mB0

男「……わがままなんかじゃないです。誰だって……自分の思い通りの世界にいたいと思います」

店長「男君も？」

男「……」

店長「……ふふ」

店長「男君も幸せな頃に戻りたいって、悩んでるの？」

男「……いえ、俺は……」

男「……怖いんです」

店長「怖い？」

男｢はい……」

男「妹みたいな姪っ子達がきて、頼ってくれて」

男「大事な友人が出来て」

男「店長のような人にいつも優しくされて」

男「本当は俺は夢か、自分の考えた妄想の中にいるんじゃないかって……そう思えて……怖いんです」

803 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 03:59:58.05 ID:A98pP3mB0

店長「幸せすぎて怖い……か」

男「……あ！す、すいません俺……」

店長「いいの。……幸せすぎて怖いって思う事、私にもあったもの」

店長「そう言う気持ち、良く解る」

男「店長も、ですか？」

店長「うん」

店長「いろんな想いも、願いも叶って……夢みたいだって」

店長「信じられなくて……でも、この幸せが無くなってしまうのが怖くて……」

店長「それでね、信じられないうちに……」

店長「無くなっちゃった」

男「……」

804 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 04:02:07.54 ID:A98pP3mB0

店長「男君は、今見ているのが夢かもしれない、妄想かもしれないって、思ってるんだよね」

男「……はい」

店長「いいじゃない」

男「え？」

店長「妄想だとしても、夢だとしても」

店長「その感じてる幸せは本物でしょう？」

男「……はい」

店長「うん。だったら夢の中だったとしても、幸せをしてくれる相手を大切にしてあげたら良いんじゃないかな」

店長「そうじゃないと、いつかその夢の中の幸せも逃げちゃうかもしれないよ」

男「……」

男「でも、今まで積み上げた幸せが目が覚めたこと急に無くなってしまったら？」

店長「新しく積み上げれば良いわ」

店長「私だって出来たんだもの。私よりちゃんとしてる男君に出来ない筈ないよ」

店長「それに、積み上げたものは形を変えたとしても絶対に貴方の中から消えることは無いわ」

店長「幸せって感じたことは消えないもの」

805 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 04:03:57.06 ID:A98pP3mB0

男「……」

店長「……そうね。私なんかが言ってもしょうがないかもしれないけど」

店長「今感じてる幸せも、築きあげた関係も、今いるこの場所も」

店長「全部、本当よ」

店長「そうじゃないと……私が嫌」

男「え？」

店長「だって、男君の中から私、消えたくないもの」

男「……！」

店長「ね、男君」

店長「手を、かしてくれる？」

男「え、手……ですか」

店長「うん。ね？」

男「え、あ、はい……」

806 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 04:05:10.97 ID:A98pP3mB0

ギュッ

男「……え、えと……」

店長「暖かいでしょ？」

男「……はい」

店長「ふふ、私も暖かい」

店長「……夢だったら、妄想だったら、この暖かさは感じられない」

店長「この暖かさが、現実の証拠」

店長「……ね？」

男「……」

『男っ』ギュッ

男（そうだ。あの暖かさは全部……）

男（妄想なんかじゃ……ないんだ）

男「……そう、ですね……」

男「全部……全部、本当です」

店長「うんっ」

807 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 04:05:51.86 ID:A98pP3mB0

店長「少しは不安、取れたかな？」

男「はいっ。もうすっかりと」

男「ありがとうございました。店長」

店長「ふふ。よかった」

店長「あ、そろそろ開店時間ね。男君、今日もよろしくね」

男「はいっ！」

男「あ、そうだ。その、その前に……ちょっと良いですか？」

男「姪っ子達に連絡してなかったので、ちょっとしてきたいんです」

店長「ええ。もちろん」

男「ありがとうございますっ」

タタタ

店長「……ふふ、良かった。元気になってくれて」

店長「……」

店長「……夢、か」

808 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/11/19(月) 04:07:19.20 ID:A98pP3mB0

今日はここまで。
2週間ペースに戻ってしまいました……次回は１週間以内に投下しようと思います。
それではまた次回。

809 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/11/19(月) 04:24:28.94 ID:Pty8jnTIO

月曜が攻めて来たじゃねーか！乙でした

810 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/11/19(月) 10:20:04.56 ID:vvuRxDQx0

朝っぱらから乙でした！

811 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/11/19(月) 12:52:52.17 ID:DWygibsIO

乙

812 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2012/11/19(月) 12:54:41.97 ID:SV328T9po

乙
店長ルートはあり

813 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/11/19(月) 15:31:55.26 ID:U3KaxxaDO

だねぇ

ペット達がずっと人間のままとは限らないし、店長フラグは大事かも

814 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/11/20(火) 00:13:44.64 ID:WSfZ16avo

「以内」の定義が分からなくなってきた今日この頃

815 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/11/20(火) 06:49:25.78 ID:QpAAIV9so

ここではどんな定義も役にはたたないんだぜ～
wildだろ～

816 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/11/20(火) 18:06:38.92 ID:NQBW/E4IO

>>815
そのネタの人って怪我してから完全に消えたよな

817 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/11/25(日) 21:42:09.95 ID:+KdGwgcIO

一週間だし連休だし、書き溜めいっぱいできたかなｰﾁﾗﾁﾗ

818 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]：2012/11/26(月) 20:49:25.78 ID:gPsKAK4N0

もう・・・　書いてもいいんだぜ・・・

819 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/11/26(月) 22:05:35.51 ID:JGckfTXqo

月曜夜だー
一週間だー

820 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) ：2012/11/26(月) 22:44:42.91 ID:RFydWOkj0

あと一時間ちょっとでっせ

821 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]：2012/11/27(火) 03:20:24.47 ID:jQFDr6AAO

やはり>>1は俺たちとは違う世界違う時間軸で生きている

822 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/11/27(火) 13:23:24.21 ID:AJ6NGdyDO

続きはまだか!早くしないと俺の童貞を黒にゃんのアナルに捧げるぞ!

823 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]：2012/11/27(火) 17:39:00.11 ID:NMrpyoUno

今日だと信じてる

824 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/11/28(水) 23:55:15.08 ID:f5BUpmkLo

(´･ω･｀))

825 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/11/29(木) 01:00:27.82 ID:HPtf95TCo

　　　　　　　　　 _____
　　　　　 ,. ‐''三ヾ´彡ｼ,=｀丶、
　　　　　／'".:=≡ミ_≧_尨彡三:ヽ、
　　　　/／.:;:彡:f'"´‐------ ｀`'ｒ=:l
　　　/〃彡_彡′,.=､￣￣ ,.=､　|ミ:〉
　　　'ｙ=､､:ｆ´===tr＝=､.___,. ==､._ゞ{　
　　　{´yﾍl'′　　 |　　 /⌒l′　 |｀Ｙ}　　
　　　ﾞ､ゝ) 　　　 `''''ﾂ_　 _;`ｰ‐'ﾞ:::::ｌ{
.　　　ヽ.__　　　　　,ｨnmmm､　　 .:::|!　
　　,.ィ'´ﾄ.´　　　　　´｀"｀"｀ﾞ″　.::::;'
イ´::ﾉ|::::l ＼　　　　　　"'　　　:::/　　
::::::::::::|:::::l 　ヽ、　　　　　..::　 .:::/.､
:::::: ::: |:::::ヽ　　ヽ、.......::::／..:::／!＼＼
::::::::::: |::::::::ヽ　　　｀`''‐--ｧt''′ |!:::ヽ:::＼
:::::::::::::|::::::::::::ヽ、　　　 /i|iﾄ､　 |l:::::::ヽ:::::＼　　
:::::::::::::|::::::::::::::/:ヽ、　　∧|i|i|i|〉. ||::::::::::ヽ:::::::＼

826 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/11/30(金) 23:07:24.77 ID:VPNjufLDO

来年か…

827 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/01(土) 22:02:39.69 ID:hXG0+ZmG0

はよ

828 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/02(日) 07:23:27.90 ID:G5WiXkW3o

(^ー゜)

829 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/02(日) 10:12:45.18 ID:NhxxH/F60

>>1はどういう時間軸にいるんだ？w

830 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/12/03(月) 02:32:35.93 ID:0rtrBDVh0

月曜「また来ちゃった♪」

831 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/03(月) 03:59:45.68 ID:0WFXjKVy0

ageんじゃねぇよおおおおおお
期待しちまったじゃねぇかあああああ

832 ： ◆AU/OjWxByc [saga]：2012/12/05(水) 00:51:54.06 ID:tdIuWAKs0

　　||//　∧＿∧|∧＿∧
　　||/　 ( ´･ω･)(　　　　)　投下予定日の月曜から　だいぶ過ぎている気がする
　　|| 　（　　　）|（　　　）
　　￣￣￣￣￣　ｕ―ｕ'

　　＿＿＿＿＿
　　||//　∧＿∧|∧＿∧
　　||/　 (n´･ω･)n　　　)　　２週間も　過ぎている　気がする
　　|| 　（ｿ　　丿|ヽ　　　）
　　￣￣￣￣￣　ｕ―ｕ'

　　　　.　..＿＿＿_
　　||￣￣投下日│
　　||￣￣￣￣￣　∧＿∧
　　||=-′　ヽ-=・-n´･ω･n)　気のせいだと　思いたい　
　　||:::＼＿＿_／　（　　　）
　　||::::::　＼／　　│ｕ―ｕ'

すいませんでした。
投下予告はしていませんが、投下します。

833 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 00:53:59.88 ID:tdIuWAKs0

―――――――

自宅

白「おっっっそい！！」

柴「うるさい」

白「だっておと」

柴「それはさっき聞いた」

白「……むー」

黒「あはは……」

三毛「でもっ、本当にあにき遅いっす……」

茶「……遅すぎ」

黒「そうだよね……。昨日は何回か連絡くれたのに……」

黒「昨日の約束、忘れちゃったんでしょうか……」

白「んー……男に限ってそれはないでしょ」

柴「そうだな。昨日と同じでやることがあって、忙しくて連絡できないんだろう。……恐らくな」

834 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 00:56:04.58 ID:tdIuWAKs0

黒「……そう、ですよね。……男兄さん大丈……」

柴「……」

黒「あっ、いえ、これはそういう事じゃなくてっ」

柴「……ふふ、心配なだけだっていうのはわかってる。だからそう身構えるな」

黒「は、はいっ」

茶「……」

柴「……大丈夫だ、茶。絶対にご主人からの連絡は来る。だから私たちはちゃんとして待っていよう」

柴「……昨日取り乱してしまった私が言える事ではないかもしれないがな」

茶「……柴？」

三毛「むー……」

黒「い、いえ、そんなっ、柴姉さんは……」

白「……はぁ」

柴「な、なんだ。何か変な事言ったか」

白「いや、昨日の事申し訳ないって思ってるのはわかるけどさぁ、それでもそこは黙っておきなさいよ」

白「心配するなって言ったあんたがそんな弱気な態度見せちゃダメでしょーが」

白「意味ないじゃない」

柴「……む」

835 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 00:56:48.11 ID:tdIuWAKs0

白「えーと、その」

白「……し、柴が皆を纏めるんでしょ。だから……ほら、もう一回ちゃんと言いなさいよ」

柴「……ああ」

柴「皆」

柴「待とう。ご主人からの連絡は絶対に来る。だから、しっかりとな」

黒「……はいっ」

茶「……んっ」コク

三毛「なんだかよくわからないっすけどっ、りょーかいっすっ！」

柴「そうか。……皆、ありがとう」

柴「よし、それじゃあご主人の連絡が来るまで」

ｐｒｒｒｒｒ

柴「……電話？」

三毛「あー！きっとあにきっす！」

白「遂に来たわねっ」

茶「……男」

黒「あ、で、でもまだ男兄さんと決まった訳じゃ」

836 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 00:58:09.00 ID:tdIuWAKs0

ガチャ

白「はいっ！男っ！？」

『……』

白「あの……男……なの？」

『……』

白「えっと……違う、のかな？男じゃ……ないの？」

三毛「あにきじゃないんすかー……？」

茶「……人違い？」

黒「……」

白「ええと……あなたは」

『……ごめん。男だよ』

白「……男ぉ！」

三毛「あにきっすか！？あにきっ！あにきー！聞こえるっすかぁ！」

茶「……男……」

黒「よかった……男兄さんだったんですね……！」

柴「話をすれば、か」

柴「……よかった」

837 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 00:59:50.87 ID:tdIuWAKs0

――――――――

白『もー！なんですぐ返事してくれないのっ！人違いかと思ったじゃないっ』

男「あはは、ごめん」

男「ちょっと……その、驚かそうと思って」

白『そう言うのやめてよね！ただでさえ電話遅かったんだから……』

男「……ごめん」

白『ま、まっ、いいけどね！こうやって連絡してくれたんだからっ』

白『大学大変だったの？』

男「ん……まぁ、そんなとこだよ」

白『……ほんと？』

男「……うん」

白『そっか。じゃあ今回は許してあげるっ』

白『でもこれからはちゃんと電話してよねっ！』

男「うん。もちろん」

838 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:01:46.69 ID:tdIuWAKs0

男「それで、今日はどうだった？」

白『今日？今日はね……すっごくつまんなかったっ』

男「つまんなかったって……あ、そっか。結局何か遊びを教えるって言っておいて何も教えて無かったもんな」

男「教えておけばよかったね」

白『んーそれはもういいんだけどね？……そうことじゃなくてさ』

男「え？どういうこと？」

白『うんと、遊びというか、趣味みたいなことは見つけたからそういうつまんないとかは無いんだ』

白『でもやっぱり、さ。……ね？』

男「……ね？」

白『……にぶちん』

男「な、なんで？」

839 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:03:25.05 ID:tdIuWAKs0

白『しらなーい。自分で考えてくださーいっ』

男「えぇ……困ったな」

白『……ふふ』

白『教えて欲しい？』

男「う、うん」

白『そっ。じゃあ昨日より早く帰ってきてくれたら教えてあげるっ♪』

男「……そっか。じゃあ早く帰れるように頑張んないとな」

白『うんっ、頑張って♪』

男「うん。あ、それで、今日はつまんないって言ってたけど何してたの？」

白『うーん、今日はね。黒と一緒に―――――』

840 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:04:53.52 ID:tdIuWAKs0

――――――――

柴『―――と、何も問題はなかったよ。さっき皆から聞いたと思うが』

男「うん、聞いたよ。ありがとね。今日も皆の面倒見てくれて」

柴『……さすがに昨日あれだけやらかしたんだ。今日ぐらいはちゃんとするさ』

男「そっか……頑張ったね。お疲れ様」

男「まだ帰るまで時間あるけど、もうちょっとだけよろしくね」

柴『ああ、わかってる。……ありがとう』

柴『あ、そうだ。その……帰ったらひとつお願いが……あるんだが』

男「うん？何？」

柴『それはご主人が帰ったら話す。……今じゃ話しにくい』

柴『な、なんでもないっ！お前らには関係無いことだっ」

男「あはは……なんだかよく解らないけどわかったよ」

柴『あ、ああ、頼む』

841 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:06:36.69 ID:tdIuWAKs0

柴『そう言えばご主人、結構長い事話してるけどバイトは大丈夫なのか？』

男「……あ」

男(マズイ……とっくにバイトの時間過ぎてる！)

男「ご、ごめん！もう切るよ！」

男「皆によろしくね！」

柴『あ、ああ。わか』

プツ

男「まずった。いくら話しに夢中になってたからって……」

男「早く戻らないと」

842 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:08:03.31 ID:tdIuWAKs0

店内

店長「あ、男君」

男「すいません！遅くなりまし……って、あれ？」

男「お客さんは……？」

店長「ふふ、残念ながら、まだ誰も来てないよ」

男「そうですか……よく、はないですね」

店長「ううん。たまにはこんな日も良いわ。ゆっくりするのも大切だもの」

店長「それに男君も間に合えたことだし」

男「……すいません」

店長「いいのよ。昨日は無理して残ってくれたんだから」

店長「だから気にしなくていいの。お客さんも来なかったしね」

男「……ありがとうございます」ぺこ

店長「いえいえ」

843 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:09:48.38 ID:tdIuWAKs0

店長「そう言えば昨日は遅くまでごめんね？姪っ子さん達寂しがってたでしょ？」

男「い、いえ、そんなことは」

男「……皆いい子にして待ってましたよ」

店長「そっかぁ、それなら良かった」

店長「あ、今日は何があってもちゃんと早くに返すから、安心してね」

男「いや、い、いいですよ。昨日みたいに忙しくなったら店長が大変じゃないですか」

男「忙しくなったらちゃんと残りますよ」

店長「だーめ。今日は何があっても返します。店長命令です」

男「でも……」

店長「……姪っ子さん達がいい子に待ってたって言っても、絶対に寂しさは感じてるはずなんだから」

店長「男君が慕われてるって言うなら、なおさら、ね？」

男「……はい」

店長「じゃあ今日はそれで決定っ」

844 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:11:22.18 ID:tdIuWAKs0

ガチャ

店長「あ、いらっしゃいませ」

店長「さ、男君。今日も頑張りましょうっ」

男「はいっ」

男「あの、店長」

店長「うん？」

男「ありがとうございます」

店長「……」ニコ

店長「すいません、お待たせしました。ご注文はお決まりで―――」

845 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:15:14.20 ID:tdIuWAKs0

男「……」

男(店長には助けて貰ってばっかりだな……いつかちゃんとした形でお返ししないと）

男（……）

男（それにしても……相談して、あの子たちと話せてよかった。だいぶ落ち着けた）

男（あの子たちが本当だって、ちゃんと信じられる）

男（いつも悩みは自分だけで何とかしてたけど……誰かに相談するとこんなに楽になるものなんだな）

男（話したのが店長だから、なのかもしれないけど）

男（……でも、もうこういうのはこれっきりにしないとな）

男（店長も、迷惑だっただろうし。あの子たちの為にも俺がしっかりしないといけないんだから）

男（……頑張ろう、ちゃんとあの子たちの事信じて……）

男（……）

男（ちゃんと、か）

846 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:16:17.71 ID:tdIuWAKs0

男（結局昼間の出来事はなんだったんだろう）

男（幻覚だとは思えない。幻覚と思う訳にはいかない）

男（あの子たちを信じるって決めたんだから）

男（でも、それならどうして俺は大学ににいた？居た事になっている？）

男（……）

男（あの子に会う必要がある、気がする）

店長「男君。ビーフシチューセットおねがーいっ」

男「あ、はいっ！」

男（……明日はバイト休みだし、あの子たちを元に戻す方法を探すと一緒に、あの子を探そう）

男（会えば、きっと……何かが解るはずだ）

847 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:19:34.04 ID:tdIuWAKs0

―――――

自宅

柴「あ、ああ。わかっ」

プツ

柴「……って、もう切れたか」

三毛「む？あにきどうかしたんすか？」

柴「バイトの時間がもう過ぎてたらしい。それで急いで切った」

黒「えっ、そ、それって大丈夫なんですかっ」

柴「……わからん。でも大分焦っていたからあまり良いとは言えなさそうだ」

黒「そんな……。私、話し過ぎちゃったのかな……」

三毛「あにき、大変なんすかっ、茶ねぇ！」

茶「……わかんない」

白「……」

柴「……まぁご主人も忙しさで疲れて、気が抜けてたんだろう」

柴「それにご主人の事だ。ちゃんと何とかするさ」

848 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:21:13.07 ID:tdIuWAKs0

黒「……そう、ですよね。男兄さんなら……」

柴「ああ。さ、ご主人が帰ってくるまでもう少しだ。それまでしっかり留守番しよう」

柴「いいな」

黒「は、はいっ」

三毛「はーいっす！」

茶「……ん」

柴「じゃあ夕飯まで各自自由にな」

トタトタ

柴「……」

白「男らしくないわね」

柴「……やっぱりそう思うか」

白「ええ」

849 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:22:43.19 ID:tdIuWAKs0

白「まぁ、電話取った時から変な感じはしてたけどね」

白「……なにかあったのかしらね」

柴「だろうな。でも、ちゃんと連絡してくれたことだし、そこまで重大な事では無いと思うが……」

白「だといいけどね……」

白「まぁ。詳しくは帰ったら聞いてみましょっ」

柴「ああ、そうだな」

白「……それと、柴？」

柴「ん、なんだ」

白「ふふふ～頑張ったわね」

柴「……何のことかわからん。良いからお前も何処かに行け」

白「はいはーい」

柴「……全く」

850 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:26:13.65 ID:tdIuWAKs0

ピンポーン

柴「……ん？」

白「あれ？お客さん？」

柴「……またか」

白「また、って私たちがこの姿になってからお客さんなんか来たっけ？」

柴「……いや、来てない……筈だ」

柴「でも、誰か来た様な……」

白「なにそれ？」

柴「……わからない」

白「まぁいいけど。それよりお客さんどうするの？」

柴「ご主人がいないんだから、出てもしょうがないだろう。このま」

柴「……」

白「……柴？どうしたの？お客さんと話すとこなんか見つめちゃって」

柴「……狐……さんだ」

白「へ？狐……って誰？」

ピッ

柴「もしもし」

851 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:29:10.56 ID:tdIuWAKs0

白「あ、ちょ、ちょっとっ！」

白「もうっ、なんなのよ。さっき出てもしょうがないって言ったばっかりなのに」

黒「あの……白姉さん？」

三毛「あー！お客さんっすかっ！？」

茶「……」

白「あ、皆来てたのね」

黒「お客さんの音がしましたから……」

三毛「白ねぇ！お客さん来るんすかっ？」

白「どうかなー。良く解らないけど柴は知ってる人みたいだから、来るかもね」

三毛「やったっすっ！お客さんっす！」

黒「お、お客さん……ですか……」

茶「……うげ」

852 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:31:04.09 ID:tdIuWAKs0

・・・・・・・

柴「もしもし」

『やぁ。その声は柴君かな。昨日ぶりだね』

柴「……ええ。そうですね」

柴「今日はどう言った御用向きで？」

『くくくっ。意地悪だなぁ、君は』

『今日も君たちの様子を見に来たんだよ』

柴「……そうですか。ありがとうございます」

『いやいや。私が好きでやってる事でもあるからね。お礼なんか言わなくてもいいよ』

『それで、今はお邪魔しても大丈夫かな？』

柴「……ええ。夕飯前ですが、よければ」

『良いのかい？ありがとう』

『すまないね。あわただしい時間だって言うのに』

柴「いえ。……少々お待ちください」

853 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:35:29.30 ID:tdIuWAKs0

プツ

柴「……」

茶「……知らない人間、来る？」

柴「ああ。狐さんだ」

黒「狐……？」

白「だから狐って誰なのよ？」

柴「……何寝ぼけた事言ってるんだ。昨日来てくれた人だろう」

三毛「きのう……？」

茶「……？」

柴「なんだ、皆してからかってるのか？全く……」

柴「ふざけてないで出迎えに行くぞ」

スタスタ

854 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:38:26.42 ID:tdIuWAKs0

白「あ、ちょっとっ」

黒「……なんだか柴姉さん、様子が変ですね……」

茶「……変」

白「本当ね。どうしたのかしら……」

三毛「犬、なんか変なもの食べたっすか？」

黒「ええと……それは無いと思うよ？」

白「とりあえず今は玄関に行きましょ。お客さん、来るらしいし」

黒「そうですね……」

三毛「はーいっすっ！」

茶「……やだ」

白「わがまま言わない。ほら、行くわよ」ぐい

茶「うー……」ずりずり

855 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:40:38.41 ID:tdIuWAKs0

―――――――

玄関

狐「やぁ。こんばんは」

柴「……こんばんは」

狐「今日もいい子にしてお留守番してたかな？」

柴「はい」

狐「素っ気ないなぁ……。僕、君に何か嫌われることしたかな？」

柴「いえ」

狐「くくっ、そうか。なら良いんだけど」

狐「それじゃあ、上がっても良いかな？」

柴「どうぞ」

狐「ありがとう、お邪魔するよ」

856 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:41:46.64 ID:tdIuWAKs0

ガチャ

三毛「おきゃくさーん！」とたとた

黒「あ、み、三毛ちゃんっ走っちゃ……」

狐「おや？」

柴「……三毛っ、お客さんの前だぞ」

三毛「えひひっ」

狐「くくっ、今日も元気だね。三毛くん」

三毛「あっ、おきゃくさんっ！こん」

三毛「……」

柴「……三毛？」

黒「三毛ちゃん？どうし」

黒「……」

柴「ど、どうしたんだ二人とも？狐さんの顔見つめて……」

857 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:44:08.89 ID:tdIuWAKs0

三毛「……ぁ」

三毛「あー！きつねぇっす！」

黒「……」

黒「あ、こ、こんばんはっ、狐さん」

狐「うん、こんばんは。二人とも」

三毛「はいっす！」

柴「……どうしたんだ？二人とも」

黒「へ？」きょとん

三毛「どういうことっすか？」

柴「い、いや、なんでもないなら良いんだが……」

柴「……くくっ」

858 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:45:36.49 ID:tdIuWAKs0

狐「それで二人とも、今日もお邪魔させて貰うけどいいかな？」

三毛「もちろんっす！だいかんげーっす！」

黒「ど、どうぞっ。狐さんが嫌じゃなければ……」

狐「くく。ありがとう、二人とも」

狐「よろしくね」

三毛「はいっすっ！」

黒「は、はいっ！」

柴「……」むす

859 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:46:37.88 ID:tdIuWAKs0

柴「……そう言えば白と茶はどうしたんだ？」

黒「あ、二人でしたら……」

「茶っ！挨拶ぐらい良いでしょっ」

「やだー！」

柴「……全く……」

黒「あはは……」

狐「くく。相変わらず茶くんは駄目か」

柴「申し訳ない……」

狐「いいよいいよ。誰だって苦手なものはあるものさ」

狐「ねぇ？」

柴「……ええ。そうですね」

860 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:48:32.40 ID:tdIuWAKs0

白「ああやっと着いた……」

茶「……」むっすー

白「ほら茶、お客さんに挨拶……」

狐「やぁ、白君」

白「って、貴女はこのま」

白「……」

白「って、狐じゃないっ！いらっしゃい！」

狐「うん。お邪魔してるよ」

狐「茶君もね」

茶「……黒」さっ

黒「あ、ちゃ、茶ちゃんっ」

狐「あらら……。くくっ」

柴「全く……」

861 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:50:48.11 ID:tdIuWAKs0

白「まぁ、こんなところで立ち話もなんだし上がってよっ！」

白「今でゆっくりお話しましょっ」

狐「うん。それじゃあお言葉に甘えて……いいかな？」

柴「……ご主人に許可を貰っているんですから。どうぞ」

狐「くくっ。ありがとう」

三毛「きつねぇきつねぇ！一緒にあにめみよーっすよぉ！」グイグイ

狐「あにめかい？うん。いいよ」

白「あっ、三毛っ。私とお話しするのが先よっ」

狐「くくくっ。まいったなぁ」

狐「白君、今回は三毛くんの方が早かったから三毛くんが先でいいかな？」

狐「お話はあにめを見終わったら思う存分話そう」

白「ええぇー……」

862 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:52:51.25 ID:tdIuWAKs0

三毛「しろねぇおねがいっすよぉっ」

柴「……二人とも、無茶を言うな。狐さんが困ってるだろう」

三毛「はへ？きつねぇこまってるっすか？」

狐「ううん。困っていないよ」

狐「こんなに歓迎してくれて嬉しい位さ」

柴「なら……いいですが……」

狐「さて……。ね？白君。僕からもお願いするよ」

白「……もう。狐が言うなら仕方ないわね」

三毛「やったぁっす！」

狐「ありがとう。白君」

狐「ほら、三毛君も順番譲ってくれたお姉ちゃんにお礼言わなきゃ」

三毛「あ、はーいっすっ！」

三毛「ありがとうっすっ！白ねぇっ！」

白「はいはい」

狐「うんうん。よくできました」ナデナデ

三毛「えふふっ！」

863 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:54:06.21 ID:tdIuWAKs0

三毛「はやくはやくっす！」

狐「はいはい。今行くよ」

白「三毛っ、あんまり引っ張っちゃ駄目よっ」

トタトタ

黒「ふふっ。すっかり三毛ちゃんなついちゃって」

柴「……そうだな」

黒「あ、そうだ。私麦茶入れてきますね」

黒「柴姉さんも飲みますか？」

柴「……ああ、頼む」

黒「はいっ、わかりました。ちょっと待っててくださいね」

トタトタ

茶「……」

柴「茶は、行かないのか？」

茶「……知らない人間、きらい」

茶「……柴のほうがいい」

柴「……そうか。でもここにいたら寒いだろう。行くぞ」

茶「……ん」

864 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:54:57.16 ID:tdIuWAKs0

柴(……)

柴(……どうしてあの人はああもすんなり入り込める)

柴(あの子たちと過ごした時間も短い他人だというのに……)

柴(なだめ方も……)

柴(……くそ。何でこんなに腹が立つ)

茶「……柴」

柴「う、うん？どうした？」

茶「……柴、こわいかおしてる」

茶「……昨日と、同じ」

柴「っ」

柴(くそ。ここでまた顔に出していては昨日と同じじゃないか)

茶「……怒ってる？」

865 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 01:56:00.90 ID:tdIuWAKs0

柴「……いや、怒ってはいない」

柴「ちょっと気になることがあっただけだ」

茶「……そう？」

柴「そうだ。だから怖がらなくたって大丈夫だ」

茶「……ん」コク

柴(……)

柴(……よし、もう大丈夫だ)

柴(昨日より私はしっかりやった。それに……)

柴(私は、ご主人に信頼されてるんだから……な)

柴「よし、茶。行くぞっ」

茶「……？」

866 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/05(水) 02:10:55.31 ID:tdIuWAKs0

区切りのいいところで今日はここまで。
１０月には終わるだろうと思っていましたけど、気づけばもう１２月になっていました……。
自分の遅刻と遅延のせいなんですけどね。
来年までにはどうにか話の筋が見えるまでには……。

そして今回はアンケートを取りたいと思っています。
内容は、これからどう話を進めていくか、です。よければご協力お願いします。

下記の選択肢のどれかを選んでください。
① いままでのように日常パートを多く挟みながら物語を進めていく。
② 日常パートを極力減らし、主に物語を進めていく。
③ 自分で考えろ。現実は非情である。

①、③の場合は話がいつ終わるか解りません。
②の場合は運が良ければ年内に終わります。
一番多い選択肢で進めていこうと思っています。ご協力してくださると嬉しいです。
それではまた次回。

867 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/05(水) 02:13:32.89 ID:CoZr1WmIO

やっと一週間たったか！乙でした
本筋も気にはなるけど1で

868 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/05(水) 02:14:17.42 ID:IAOI2ezDO

駆け足で追い付いた
１＋もっと男になついてる描写がほしい

869 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/05(水) 02:35:31.72 ID:SaeOOONF0

乙

日常パートあってこそのこの物語だろう
もちろん１だ

870 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/05(水) 04:31:31.06 ID:FbmPVoSDO

時空の狭間からお帰りなさい>>1

あまりにも長くなるとダレそうだけど、適度に日常を交えつつ
毎回少しずつでも話を進めてもらいたいかな。

基本的には1で。

871 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/05(水) 07:24:38.91 ID:keDJj1ido

乙1

872 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/05(水) 07:27:26.46 ID:r7X6KqeAO

乙
①しかないだろう

873 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/05(水) 08:01:21.06 ID:rarv+aIIO

3一択

874 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/05(水) 10:35:05.36 ID:UB/rh9JHo

②で

875 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/05(水) 11:57:22.09 ID:X5gtm872o

876 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/05(水) 11:58:20.57 ID:oaPxYMUAo

乙
急いで無理に終わらせる必要はないんだから1でいいよ

877 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2012/12/05(水) 12:06:58.71 ID:9lUlg42Po

なんでもいいんだけど1で

878 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/05(水) 12:56:23.15 ID:RCz6i7d+o

安定の3で

879 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/05(水) 13:11:20.95 ID:FgYkGk7Oo

乙でした

1で

880 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/12/05(水) 14:42:03.34 ID:R23+ZweDO

④だ!

えろだ…

…もっとえろをだせ!

特に黒にゃんのおしりとかアナルとか!!

881 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/05(水) 16:49:44.92 ID:tJn95JGbo

俺は誰かの意見に左右されるよりあなたの作品が読みたいです、ってことで③
まあこの数ならどう考えても死票なので仕方ないけどね
やりたいことをやってください

882 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/05(水) 17:10:40.65 ID:MWL1vkOqo

３

883 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/05(水) 18:06:40.61 ID:GPuhNT2zo

自分としてはずっと続いてて欲しいから1だけど自由に書いてほしいな

884 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/05(水) 18:24:45.89 ID:sXHP4tKDo

乙
1かな

885 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/05(水) 22:07:37.45 ID:UGaU2m/IO

1かな

886 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/05(水) 22:25:09.50 ID:VLZzhOeo0

①
この空気がすきだ

887 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/05(水) 22:53:30.51 ID:8Q8DzCKqo

1乙の１で

888 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/05(水) 23:25:35.92 ID:IUASWm1J0

3　頑張れ

889 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/12/05(水) 23:38:21.23 ID:/AYiKDxt0

乙乙ー
>>1らしい1番の進め方がいいかな

890 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/05(水) 23:49:34.74 ID:W09C41p4o

正直エタらなければどれでも

891 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/05(水) 23:52:29.80 ID:VWfsTVUDO

①一択

892 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/06(木) 01:24:26.08 ID:3LWIv0+AO

④ラッキースケベを……

893 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/06(木) 01:31:05.31 ID:MxL1klifo

エロはいらない
1だ

894 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/06(木) 01:44:26.58 ID:gJiEflkvo

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（＼＼＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼"''ﾞ=.,＼
こまけぇとこが大事なんだろうが　　　　　　　⊂'‐-"'=r.,　f i 　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／_ノ　ー､＼~'‐-.,_　　　|　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／（●）　.（● ）⊂ﾆ二,　　　i,　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ :::::⌒（__人__）⌒::::::フﾞli 　　　ヽ.　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　|-┬r|　　　　　|!,!,　　､ﾄ｢ｲ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　｀'ー` 　　　／"ｨ丶_/ヾﾄi 丶

895 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/06(木) 03:03:22.54 ID:TcbvgT8c0

>>1乙
1だな　期待してるよ

896 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/06(木) 08:17:16.91 ID:z9kneceIo

③すなぁ

897 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/06(木) 15:33:08.68 ID:3BgCaEmWo

3しかなかろう

898 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/06(木) 16:02:49.58 ID:uVQGDcQAO

話の展開も気になるが、日常もみたい！
よって③だ
好きなように書け!!俺は読む!!

899 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/06(木) 18:16:15.95 ID:i1+2CaC+o

900 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/12/06(木) 20:19:40.96 ID:L3ct9mOS0

２で(⊃∀｀* )

901 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/07(金) 23:46:47.83 ID:p8OtGsvI0

③一択デスネー

902 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/08(土) 17:30:46.67 ID:UFkao+Dr0

3ですな
期待してる

903 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/12/08(土) 19:36:40.61 ID:40dJQ/RDO

俺も④のもっとエロを!に賛成します!!

904 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/08(土) 19:49:26.36 ID:w2+YTk6k0

まあ１かなぁ

905 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/08(土) 21:20:56.64 ID:nTvFMrjLo

1であり3でもある

906 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/08(土) 21:43:49.69 ID:h4prgLbso

(　0M0）＜③！

907 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/09(日) 16:27:45.97 ID:2ZAaPnsHo

３で
楽しみにしてるので自由にやって下さい

908 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/12/15(土) 09:20:36.27 ID:IMRFLRIDO

４! えっちじゃないのはいけないとおもいます!!

909 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/15(土) 15:24:43.34 ID:HIyxuG2uo

エロが読みたいなら他行けよ鬱陶しいなあ

910 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/15(土) 17:10:20.58 ID:Q3N+X47ao

エロが読みたくないなら他行けよ鬱陶しいなあ

911 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/16(日) 02:54:13.26 ID:lHEF1JGwo

選択肢以外の言ってる奴ら消えろよ

912 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/12/16(日) 04:02:06.19 ID:x+oRjUCq0

>>911
　 ∧＿∧
　（　´∀｀）＜オマエモナー
　（　　　　）
　｜｜　|
　（_＿）＿）

あっ俺は１でお願いします
そして今日は>>1が来ると予想します

913 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/16(日) 07:02:28.42 ID:5O7YYi0Y0

なんのための選択肢だと思ってんだよ
それ以外が選ばれるわけないだろ

自分は１で

914 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/16(日) 14:52:09.60 ID:D9vmeNFDO

馬鹿野郎！選択肢ってのはなぁ…破る為にあるんだよ！

てなわけで４のえろだ！

915 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/16(日) 15:24:36.44 ID:Pf+CvUSOo

これは期間を指定しなかった>>1が悪い

ただえっちぃのはいけないと思います

916 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/16(日) 15:27:14.99 ID:KSgqqN7Io

4でいいんじゃね？フヒヒ

917 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/17(月) 02:54:21.11 ID:PfoCb1FDO

この投票って1が来るまで続くのか？

ともかく①で

918 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2012/12/17(月) 07:51:49.84 ID:tes9rvrEo

>>1が来るまでとかこのスレ埋まるぞ
3で

919 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/17(月) 12:30:21.27 ID:5/Eyy6kYo

これは>>1が俺たち投票に夢中になってるのをいいことにこのまま埋めさせてしまおうという巧妙な作戦…ッ

あ、①でお願いします

920 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/17(月) 13:03:37.22 ID:IrIxlCb/o

お前らのレスでスレが埋まる

921 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/17(月) 17:57:17.53 ID:Dbk9Vps6o

アホが湧いてるから早く>>1が来ないと埋まっちまうな

922 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/18(火) 00:57:58.67 ID:gRpl32G8o

1かな

923 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/12/18(火) 03:02:36.06 ID:dH8ZV3vDO

白ちゃんのちっぱいパイズリが見たいので４のエロでお願いします

924 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/18(火) 10:42:06.95 ID:Rm9GE2fIO

あげんなよ…期待しちまったじゃねーか

925 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2012/12/18(火) 21:28:28.62 ID:Bt1HFkpS0

お久しぶりです。毎度のことながらお待たせてしまって申し訳ない。
お待たしているのは忙しいからであって、他のssに浮気していたとかではないので安心してください。

そして今回は投下ではなく、アンケートの結果発表です。
結果は①が一番多いようなので、①とします。
長々と続いてしまいますが、生ぬるい目で見守ってくれると幸いです。
上の方でなんどか書かれていますが、濃いエロはありませんのでご了承ください。

次回の投下ですが、三日後くらいに『予定』しています。
期待しないでお待ちください。
それではまた次回。

926 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/18(火) 22:53:04.52 ID:KpVLBKEwo

乙
待ってる

927 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/18(火) 23:16:08.19 ID:mqCbDbBVo

舞ってます

928 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/18(火) 23:22:29.71 ID:x6RPYTlvo

俟ってます

929 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2012/12/19(水) 08:32:15.87 ID:O0ffCieAo

スレ住人達（どうやって煽ろうか……）

930 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/19(水) 22:18:26.32 ID:uBLzh8O6o

三が日終了までお預けか

931 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/21(金) 01:42:48.33 ID:GLutmgyDO

特濃なえろが欲しかった…

黒にゃんのアナルとか､白にゃんのおしりの穴とか店長さんの二穴ファックとか…!

932 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/21(金) 05:53:07.67 ID:lbRfELl1o

>>931
くどいキモい

933 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/21(金) 07:40:36.90 ID:weC5TxKjo

お前の性癖晒す場所じゃないから

934 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/12/22(土) 21:49:25.70 ID:gwqoAPbs0

「三日後」･･･「三日以上」･･･いつになるんだろうか[遠い目]

俺は待ってる！、待ってるぜ！！！！

935 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/24(月) 00:16:30.10 ID:eUkrbIwDO

３日後くらいって書いてるから
＋３ヶ月は想定内だろ

936 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/12/24(月) 10:52:10.02 ID:9qyK40If0

>>931
いい加減つまらないし寒いと気づけ

937 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/12/25(火) 01:20:55.83 ID:zbD/cVJDO

しかしえろは欲しいところだな…

938 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/25(火) 08:07:09.69 ID:SYDW0mtao

いやいらないだろ

939 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/27(木) 17:39:56.99 ID:UgiXMxFDO

どいつもこいつもエロが欲しいとかアホか？

エロよりモロだろ！

940 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/27(木) 21:59:13.64 ID:5hN/aCj10

エロエロ言ってる末尾DO同じやつだろ
いい加減にしろ

941 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/27(木) 22:23:36.05 ID:b4dkolVko

末尾DOってなんなん？
docomoのガラケーってこと？
書き込みがアホだな

942 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/28(金) 00:41:02.03 ID:9JUoC1rko

まずID変わる時点で多重投票し放題だし
期間決めなかった>>1も>>1

943 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/28(金) 00:51:20.97 ID:D2Hwx4Fko

病気の子は構うなよ
構うから余計に書き込むんだろ

944 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/12/29(土) 03:25:23.21 ID:Y10TxDKW0

あと何ヶ月で３日後だと思う？

945 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/29(土) 03:51:39.93 ID:8dGrHpGW0

>>941
末尾っていうのはIDの一番後ろの記号のこと
0やらoやらで何で書き込んでいるのかが大体分かる

946 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/29(土) 06:46:52.89 ID:HH8jYdZko

>>945
いや、それはわかってて実際末尾DOがいつものアホだってことだよ。
ここでは末尾二桁に意味を持たせてるのかなって話。

まあこんな話はどうでもいいから早く>>1来てください。
そろそろ3(0)日だよ。

947 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/29(土) 23:10:19.24 ID:DTeH/PeIO

DO→docomo
AO→au
SO→SoftBank
IO→iPhone

948 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/31(月) 23:05:25.00 ID:1iWNA66DO

>>930

可能性が高くなってきた

949 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/01(火) 00:20:40.71 ID:0+eO9t0Mo

次スレまで投下ないって未来で見てきたわ

950 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/01(火) 01:46:24.74 ID:VVyuuIdzo

１月３日の後に投下
ということだろうから、ひな祭りの辺りには来るのではないだろうか？

951 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/01(火) 02:56:06.38 ID:gVG+KZHr0

もうスレ埋める？

952 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/01(火) 08:40:37.97 ID:Q8IRMgtDO

まさか来年ってことはないよな

953 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/03(木) 13:26:05.53 ID:wH+AS3Feo

流石だな

954 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/04(金) 13:07:28.49 ID:ly9N+qB60

>>1君はどこにいったの?私のことがそんなに嫌いなの?おねがいだからでてきてよおおおおおお!!

955 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/04(金) 22:37:04.38 ID:D1J0chalo

梅

956 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/04(金) 22:48:25.17 ID:T2jsbxMDO

３日後くらいってどこの星基準だ？

957 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2013/01/05(土) 01:24:03.99 ID:6ty2363C0

すらんぶゥ…

958 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/05(土) 01:53:04.36 ID:rLvaq4qfo

ワロタ

959 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/05(土) 02:35:13.39 ID:Y66zEbe8o

　　　　　　　　　　　　＿_ /:.: : : : /::／￣ヽ┘└'´￣＼::､: : : :ヽ
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　　　　　　/／:./ :.:.:.:.:.|:.: : : i:.:. : : : : :/ | : : : ,'|: : :|ヽ: : l:.:. : :ﾊ:.: i: : !
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　　　　　　　　　　|´: : :.:|:.: : : |/ / { 　ﾊ-‐'"　 ,':.:./,ｨ"|ﾊ`ヽ!:.:.:,':.:.:|: :,'
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　　　　　　　　　 ∨| i| | : :.:!（￣）--'　　　　　ヽ-（￣）|∧イ /
　　　　,.､―=へ. 　∨､!:| : : |　xxx　,. ‐―‐--- ､_　xxxx i: :.ﾊ　　　　　　ヽヽ　　　
　　　／　　 ,.r-ﾊヽ　∨ﾄﾄ:.: :l 　　 /´￣￣｀､::::::::::ﾊ　　　}:. :|:| 　 │─┼‐ . ┼‐┐＼　　　　 f 7 f 7
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　　 |　￣　　　_＞-}: :!:::l:.:|: |＼ﾍ　∨　　　　　　}::::/ .イ/i:.|: /ﾘ　　└└┘ 　 ┘ .┘　あ　　　　 o　o
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__,」:∧　　　　 _,.､--'､|:::::∧ | :: :: :: ｀''ｰ‐'＾ヽ|:: ::|／|／:!　! !
: : :/|∧　　　　　　 _}|:::::::∧|:: :: :: :: :: :: ::／:i:.:: :: :: :: ::.:|　| |
:／/|: : ヽ　　　＞''7 |:::::::::| :!ﾍ:: :: :: :: ::./;;;:/:: ::.／:: ::.:ﾉ　|/
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: : :|: : : : ﾊ　　／　 /;;;;;;;;;;| :: :: :: :: :: /;;;:/／:: :: ／

960 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/05(土) 04:47:20.57 ID:aQFwgrjMo

スランプか

961 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/05(土) 22:25:27.48 ID:TCdx5X23o

まだー？

962 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/06(日) 00:28:20.42 ID:vsbsi7Vb0

もう次スレ建てようぜ

963 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/06(日) 02:40:51.71 ID:cuYM4Fz/o

そんなに焦るなよ
ここはそう簡単には落ちないんだから
余計なことすると>>1が迷子になって永遠に出てこなくなるぞ

964 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/06(日) 16:35:21.61 ID:9YuM1C7co

いや、もう出てこないんじゃない？

965 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/06(日) 18:40:01.40 ID:n2Z4ccO+o

昨日出てきたばっかだろ
ひな祭り頃にはまた出てくるさ

966 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/06(日) 18:46:42.14 ID:RpvnaZHBo

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967 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/07(月) 23:19:25.00 ID:n5wsLRfe0

３ヶ月後ぐらいか・・・

968 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/11(金) 20:30:10.58 ID:j0h483YI0

まだーー

969 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/14(月) 21:44:39.07 ID:MZs2Tmwro

追いついちまった

970 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/15(火) 23:41:19.97 ID:C/g5CjS5o

　　　＼　　　　　＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　＼　 r'´￣￣￣　　￣￣￣｀､::.　　　＿＿＿
　　　l} ､:: 　　　＼ﾍ,___,＿＿＿＿＿＿＿/::.＿＿|　　　　.|＿＿＿＿＿＿＿＿＿_＿
　　　|l　＼::　　　 | | 　　　　　　　　　　　｜､:..　　|[],　_ .|:[ニ]:::::
　　　|l'-,､イ＼:　　　| |　　　　∧,,,∧　.　　　｜::..　　ﾍ￣￣,/:::(_＿)::
　　　|l　　´ヽ,ノ: 　　| |　　　（´・ω・｀）　　　 ,l､:::　　　￣￣::::::::::::::::
　　　|l　　　 | :|　　 | |,r'",´￣￣￣￣￣｀ヽ､l:::::
　　　|l.,＼＼| :|　　 | ,'　　　　　　　 :::::... 　..::ll:::: 　　そうだ
　　　|l　　　 | :|　　 | |　　　　　　 :::::::... . .:::|l::::　　　これは夢なんだ
　　　|l＿＿,,| :|　　 | |　　　　　　 ::::....　 ..:::|l:::: 　　ぼくは今、夢を見ているんだ
　　　|l￣｀~~| :|　　 | |　　　　　　　　　　　　|l::::　　　目が覚めたとき、
　　　|l　　　 | :|　　 | |　　　　　　　　　　　　|l::::　　　ぼくはまだ12歳
　　　|l　　　 | :|　　 | |　　　''"´　　　　　　 |l::::　　　起きたらラジオ体操に行って、
　　　|l ＼＼[]:| 　　| |　　　　　　　　　　　 |l::::　　　朝ご飯を食べて、涼しい午前中にスイカを食べながら宿題して、
　　　|l　　ｨ'´~ヽ　　| |　　　　　　　｀`' 　 |l::::　　　午後から友達とプールにいっておもいっきり遊ぶんだ・・・
　　　|l-''´ヽ,／:: 　　| |　　　''"´　　　　　　 |l::::　　　
　　　|l 　／:: 　　　 | ＼,'´＿___..:::::::::::::::_`l__,ｲ::::

971 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/16(水) 00:16:02.15 ID:edJ4rAxco

>>970
やめろ

972 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/16(水) 03:33:51.62 ID:TpwFgljAO

ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝ
ﾊﾞﾝ　　　　　　　ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝ
ﾊﾞﾝ（∩`･ω･）　　ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾞﾝ
　＿/_ﾐつ/￣￣￣/
　　　＼/＿＿＿/￣

973 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/19(土) 12:32:21.60 ID:+pkf3iID0

>>1は一体どんな時間軸にいるんだ···

974 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/19(土) 17:34:21.47 ID:5XsK/HfQ0

ムジュラの仮面というゲームを知っているかね？
このゲームは同じ３日間を永遠にやり続ける
今風に言えばループするのだ
何度も何度も、な

我々の時間ではすでに１か月が過ぎようとしているが
>>1はループを繰り返し>>1の中ではいまだに３日という期間は
過ぎていないのだろう
さながら１１回目の１日目といったところか

ならばどうするか
その答えは簡単だ
>>1のループを断ち切ってやればいい
問題はどうやってだ

ゲームではループは主人公の手によって引き起こされていた
だから、おそらく>>1のループも>>1自身の手によって
引き起こされているものだと考えられる
この仮説があっているなら>>1を・・・ん？
すまない、誰かがきたようだ
少し見てくる

975 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/19(土) 17:45:38.10 ID:b/+hezY7o

そういうのでスレ埋めるのやめようね
>>1も残りレス少ないから生存報告だけでもよろしくね

976 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/19(土) 19:10:00.53 ID:tqaRwse3o

1000で終わりだっけ？

977 ：Sarasa12 ：2013/01/19(土) 21:18:37.45 ID:KNCNCniN0

カウントダウンが始まる．．

978 ： ◆AU/OjWxByc [saga sage]：2013/01/21(月) 01:41:59.07 ID:C+GszqVP0

あの……生存報告ですよ？

　　　　　　　　 .∧__,,∧
　　　　　　　　（´・ω・`）
　　　　　　　　 (つ願望と）
　　　　　　　　｀ｕ—ｕ´

　　　　やる気だけはあるんですよ？ええ

お久しぶりです。投下が遅れに遅れ申し訳ない。
三日後ぐらいとは言いましたけど、ここまで「ぐらい」が伸びるとは自分でも予想外でした。
やる気があるんですけど、どうにもスランプに陥ってしまいまして……書いてもこれじゃない感が強く、書いては消してを繰り返しています。
とりあえず一月末までには次回を投下をしたいと思っていますが……どうなることか。

次回の投下ですが、スレの残りが(自分のせいで)だいぶ少なくなっているので次スレで投下しようと思っています。
次スレは自分が次回を書き終え次第建てますので、それまで期待せずにお待ちください。
それではまた次回に。

979 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/21(月) 01:59:42.06 ID:IkAjkSlKo

投げ出さないなら遅れても気にしないよ

980 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/21(月) 03:05:17.24 ID:Y89OgU29o

　　　　　 ,. ‐''三ヾ´彡ｼ,=｀丶、ヾ´彡ｼ,=｀丶、ｼ,=｀丶、,=｀丶、丶、
　　　　　／'".:=≡ミ_≧_尨彡三:ヽ、≧_尨彡三:ヽ、彡三:ヽ、三:ヽ、:ヽ、
　　　　 /／.:;:彡:f'"´‐------ ｀`'ｒ=:l------ ｀`'ｒ=:l-- ｀`'ｒ=:l ｀`'ｒ=:l 'ｒ=:l
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981 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/21(月) 06:49:08.01 ID:8zGvAXnAO

　　／||ミ
　／::||＿＿
／::::||ＷＣ|
|:::::||￣￣|
|:::::||　ｶﾞﾁｬｯ
|:::::||　　|
|:::::||∧_∧
|:::::||･ω･`)
|:::::||ｏ o(生存)~
＼::::||―ｕ|
　＼::||
　　＼||彡
皆さん､
生存報告が入りましたよ…

982 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/21(月) 12:52:53.41 ID:v0IKWgyPo

まだ安心する時間じゃない(ドヤ

983 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/21(月) 19:09:24.08 ID:S/WXIJBw0

次スレなら誘導欲しいな

984 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/25(金) 21:46:32.16 ID:uasZ9GAC0

次の投下はもうないだろうな

985 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/26(土) 19:44:00.92 ID:B0Ru6ghco

だな

986 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/29(火) 21:26:52.58 ID:i7kjZ5mU0

まだなのか

987 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/31(木) 23:25:25.01 ID:aqgV7Emwo

埋める

988 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/06(水) 12:10:29.53 ID:4nEWSURN0

次スレってもう立ってるのか？

989 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/06(水) 12:43:34.78 ID:XnEv9Clu0

っていうか次スレ立つの？

なんかもう打ち切りっぽくね？

990 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/02/06(水) 13:28:39.82 ID:nvs5DVXv0

結局ぶん投げるんだな

「俺たちの生活はこれからだ！」でもいいから作者が締めろよ

991 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/02/07(木) 00:39:44.69 ID:b//tUKwSo

お前らの感想なんてどうでもいいから

992 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/07(木) 10:07:45.22 ID:GDiMnEtT0

クソスレ埋め

993 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/02/10(日) 12:41:34.01 ID:ErLBY1JDo

うめ

994 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/02/10(日) 12:42:13.98 ID:ErLBY1JDo

うめうめ

995 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/02/10(日) 12:42:52.71 ID:ErLBY1JDo

うめうめうめ

996 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/02/10(日) 12:43:19.00 ID:ErLBY1JDo

う
め

997 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/02/10(日) 12:44:02.64 ID:ErLBY1JDo

うめ
うめ

998 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/02/10(日) 20:19:58.43 ID:ErLBY1JDo

うめ

999 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/02/10(日) 20:46:09.22 ID:HJ/CAT6To

埋め荒らしをするなら反応されないように最後までやれよそんなんだから叩かれるんだよ
1000まで埋める気が無いなら最初から埋めんな

1000 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/02/10(日) 22:01:18.11 ID:Df3Rxfsco

1000なら更新再開

1001 ：1001 ：Over 1000 Thread

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