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魔王「急に喚び出すんじゃねえよ」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/01(水) 18:53:44.63 ID:6CiUp+2n0
魔王「食事中だったんだがな?」ギロッ

召喚士「えっ……。あ……」オロオロ

魔王「なんだお前? 感覚的にオレ様は《召喚》されちまったと思うんだが、お前がやったのか?」

召喚士「えっと、あの……」

魔王「はっきり喋れよ鬱陶しい。お前がオレを喚び出したのか、イエスかノーで答えろ」

召喚士「……い、いえす!」

魔王「ふーん……。俺を喚び出せるあたり結構な魔力を持ってるってことだよな」

召喚士「……」ビクビク

魔王「……とてもそうは見えねえけどよ」

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木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
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いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
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【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
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こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
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アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
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エルヴィン「ボーナスを支給する!」 @ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/01(水) 18:54:16.71 ID:6CiUp+2n0
魔王「まァ、いいやな。ほれ、わざわざこのオレ様を喚び出したんだ」

魔王「その実力に免じてお前の言うこと、何個か聞いてやろうじゃねえか」

魔王「何が望みだ? 力か? 名誉か? 財産か? 果ては世界の破滅か?」

魔王「何でも叶えてやっていいぜ。オレ様太っ腹だからよ」

召喚士「……せ、世界の破滅って……」

魔王「あん? 文字通り破滅だよ。オレが暴虐の限りを尽くしてこの世界を終わらせてやるって言ってんだ」

召喚士「そ、そんなのいらない!」ブンブン

魔王「んじゃ何が望みだ? つーか、オレ様に何をやらせたくて喚び出した?」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/01(水) 18:55:00.10 ID:6CiUp+2n0
魔王「何か理由がなきゃ普通は召喚術なんざ使わねぇだろ。理由を言えよ」

魔王「暇つぶしに喚び出されたなんて言われた日にゃあ、テメェの命の保障は出来ねぇがな」

召喚士「……あ、その……」

魔王「本当にハッキリ喋れねぇ奴だな……もっとハキハキしやがれ」

召喚士「ぼ、ボクが君を喚び出したのは……」

魔王「喚び出したのは?」

召喚士「…………定期試験のため、です」

魔王「……ハァ? 定期試験だァ?」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/01(水) 18:55:44.10 ID:6CiUp+2n0
魔王「なんだそりゃ」

魔王「んにゃ、待てよ。……確か人間界に《ガッコー》とかいうのがあるって聞いたけど、それか?」

召喚士「う、うん」

魔王「確かケツの青い未熟者が鍛錬のために通うとこだったよな……?」

魔王「つーか、それに通ってるっつーことはテメェ、まだルーキーなのかよ!」

召喚士「そ、そうだよ……。ボクはまだ正式な召喚士じゃあなくて……えっと、見習いってところかな」

魔王「み、見習い……」

魔王「そんな奴に簡単に召喚されちまうオレ様は……」

魔王「つーかそんな奴に使役されにゃあならんオレ様は……」

魔王「み、認めたくねえ……」ガックシ
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/01(水) 18:56:17.53 ID:6CiUp+2n0
召喚士「その……ごめんなさい……。多分召喚事故が起こったんだと思う……」

召喚士「君の魔力……明らかにボクが喚び出せる召喚獣の枠を逸脱してるもの……」

魔王「召喚事故か……くそっ、巻き込まれるたぁ運のねェ」

召喚士「……ごめんなさい」シュン

魔王「…………ハァ。まあ過ぎたことだ、忘れる」

魔王「だがなテメェ、オレ様を召喚したんだからそれなりの態度は見せてもらわなくちゃならんぜ」

召喚士「え、ぁ……。それなりの態度……って?」

魔王「まずは堂々としろ。卑屈な態度はオレ様大嫌いなんでな」

召喚士「……ぜ、善処する……」

魔王「……とりあえずはその条件だけでいい。矯正には時間かかりそうだしな……」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/01(水) 19:06:22.19 ID:6CiUp+2n0
魔王「……んで? 試験がどーのって言ってたな。なんじゃあそりゃ」

召喚士「あ、うん……その、ボクは騎士学院の、召喚術士課程を専攻してるんだけど……」

魔王「ハァ? キシガクインの? ショーカンジュツシカテー? 新手の呪文か?」

召喚士「あの、ええっと……召喚術を専門的に学ぶ学校に通ってるんだ……けど」

魔王「ふーん……。だから見習いなのか」

召喚士「学校では授業を受けて、その総まとめに試験が行われるんだ……」

召喚士「その試験を受けるためにはまず、召喚獣を召喚しなくちゃならなくて……」

魔王「んで、このオレ様が喚ばれた、ってか」

召喚士「うん。……本当は、もっとボクに見合った召喚獣を喚ぶつもりだったんだけど……」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/01(水) 19:11:24.75 ID:6CiUp+2n0
魔王「ケッ、このオレ様じゃ不満ってのかよ」

召喚士「ぼ、ボクには釣り合わないよ!」

召喚士「それに人型を取る召喚獣なんて聞いたこともないし……」

魔王「まァ、テメェら人間が召喚するのは大抵霊獣やら悪魔やらだもんな」

召喚士「君は……いったいどんな召喚獣なの……?」

魔王「……知りてぇか?」

召喚士「う、うん……」

魔王「気が向いたら教えてやらぁ」

召喚士「ええっ……そんな! ボクは召喚士で、一応は君のマスターなのに……」

魔王「一応は、って自覚してんだろが」

魔王「オレ様はお前の実力で喚ばれたワケじゃねぇようだしな。敬意を払うつもりはねェ」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/01(水) 19:18:49.09 ID:6CiUp+2n0
召喚士「そんなあ……」

魔王「オレ様の正体が知りたきゃァ、せいぜいその力をオレ様に見せつけてくれよ」

魔王「お前が敬意を払う相手に値するかどうかは、オレ様がこの目で見定めてやらぁ」

召喚士「…………じゃあ、多分無理だね……」

魔王「おいおい初っ端から諦めてんじゃねぇよボケ」

召喚士「召喚獣に罵倒された……」

魔王「ケッ……こんなんで出来んのかよ、試験とやら」

召喚士「が、頑張るけど……」

魔王「……前途多難そうだなぁ、こりゃ」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/01(水) 19:19:21.90 ID:6CiUp+2n0
《騎士学院》

魔王「なんだ、オレ様達、《ガッコー》の敷地内にいたのか」

召喚士「う、うん……今は昼休みで……」

魔王「……やっぱ人間界は明るいなァおい。魔界たぁえらい違ェだぜ」

召喚士「し、新鮮?」

魔王「まーな。昔何度か来たことがあるけどよ」

召喚士「じゃあ、ベテランの召喚獣なんだね……」

魔王(人間界に侵攻しに来たんだが……ま、教えてやる必要もねえか)

召喚士「その、定期試験は午後イチで始まるんだ」

魔王「オレ様の力を発揮するのはすぐってことか。腕が鳴るぜ」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/01(水) 19:29:04.79 ID:ITbhnDd60
もちろん召喚士はボクっ娘だよな?
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/01(水) 20:07:16.83 ID:yvH5jVBB0
面白いぞ
12 :以下、VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/01(水) 20:19:03.43 ID:bayHVI4C0
>>10
ボクっ娘期待やわー
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/08/01(水) 20:28:25.16 ID:eW9paQ+ho
なんかこんな成年コミックあったな確か
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/01(水) 20:40:18.25 ID:6CiUp+2n0
召喚士「……つ、ついたよ。ここが、生徒控え室」

召喚士「は、入ろうか……」ゴクリ

魔王「あん? なんで緊張してんだお前。まだ始まってもねぇぞ?」

召喚士「あ……いや、だって、その。……ボク、学校で一番の落ち零れで……」

魔王「……ルーキーでその上ドベなのかよ……」

召喚士「……結構、バカにされるんだ。だから、ちょっと入りづらくて」

魔王「ケッ……グタグタ言ってても始まらねェ。とっとと入るぞ」ガチャッ

召喚士「あ、待ってよ!」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/01(水) 20:41:14.33 ID:6CiUp+2n0
生徒「……」ジロジロ

生徒「……」ジロジロ

召喚士「み、見られてる……」

魔王「まあ誰もお前を気にしてはいねーけどな」

召喚士「え?」

魔王「お前さっきも言ってたろ。オレ様の魔力はお前が使役できる召喚獣のそれを逸脱してるってな」

召喚士「あ……」

魔王「この有象無象共はな、お前が不相応な召喚獣連れてきてるから驚いてんだ」

魔王「結論を述べればオレ様にびっくらこいてんのさ」

召喚士「ど、どうしよう……! 悪目立ちしちゃったよぅ……」

魔王「ケッ。良いじゃねえか。注目上等だぜ」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/01(水) 20:41:54.46 ID:6CiUp+2n0
スタスタ…

『そこの二人。お待ちなさい』

魔王「あ?」

召喚士「あ……っ」

お嬢「ご機嫌よう」

お嬢「……なかなか不思議な召喚獣を引き連れてきましたわね、落ち零れさん?」クスッ

魔王「……なんだコイツは?」ボソッ

召喚士「その……クラスで一番成績のいい子なんだけど……。ちょっと嫌味で」ボソッ

お嬢「全部聞こえてますわよ、落ち零れさん」

召喚士「はうっ……」

魔王「……まァどーでもいいがよ。なんか用かい、嬢ちゃん」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/01(水) 20:42:41.37 ID:6CiUp+2n0
お嬢「ええ。少々あなたが気になったものですから」

お嬢「人型の召喚獣。人語を解し、なおかつその魔力も膨大」

お嬢「落ち零れさんが使役するには少々力のありすぎる召喚獣ではなくって?」

魔王「だとよ」

召喚士「そ、そこでボクに振るの……?」

魔王「ケッ、なよっちい。……少しは啖呵切って見せろよ」

召喚士「そうは言っても……」

お嬢「あなた、不思議な召喚獣ですわね」

魔王「そうかい?」

お嬢「ええ。そこで、私、一つ提案がありますの」

魔王「予想はつくけど聞いてやるぜ、嬢ちゃん」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/01(水) 20:45:32.28 ID:6CiUp+2n0
お嬢「あなた、私に傅きませんこと?」

お嬢「少なくともそちらの落ち零れさんの元にいるよりは、良い待遇で迎えられると自負しておりますが」

召喚士「え、ええ……っ!? 召喚獣の使役権利を移行するなんてできっこない……」

お嬢「可能ですわよ。勉強不足ですのね」

召喚士「ぇぅ」

お嬢「召喚獣の同意が前提ですが、召喚士から召喚獣への魔力の流れを切り替えれば、ね」

召喚士「で、でも、ボクの同意だって必要なんじゃ……?」

お嬢「あら。私が交渉しているのはあなたではなく、あなたの召喚獣ですの。あなたの同意など必要ありませんわ」

召喚士「う……うぅ」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/01(水) 20:46:55.04 ID:6CiUp+2n0
魔王「おいおい、オレ様抜きで話を進めるなよ」

お嬢「それは失礼。それで……どうでしょう? 魔力供給も滞りなく行えますから、悪い話ではないはずですが」

魔王「ふむ、召喚獣が現界するにゃぁ、召喚士からの魔力供給が必要」

魔王「それが滞ればいずれ召喚獣は消滅する、と」

魔王「確かに、このヘナチョコよかお前さんの方が召喚士としての腕は良さそうだ」

召喚士「えっ……!」

お嬢「ふふん……話のわかる召喚獣ですわね」

魔王「悪くない申し出だな……」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/01(水) 20:46:59.53 ID:uSOSU7/Lo
期待
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/01(水) 20:48:00.08 ID:6CiUp+2n0
召喚士「ちょ、ちょっと、ダメだよ! ぼ、ボクが君を召喚したんだから……!」

お嬢「落ち零れさんはお黙りなさいな。私が、この召喚獣と交渉しているのです」

魔王「……おいおい、勘違いするなよ嬢ちゃん。あくまでオレ様は『悪くない』っつっただけだぜ」

お嬢「ということは、この提案を聞き入れて下さる余地はあるのでしょう?」

魔王「バカ、んなのただの感想だよ。オレ様は別にこのヘナチョコの手元から離れるつもりはねェ」

召喚士「!」パァァ

お嬢「……そうですの。召喚獣として、最低限の忠義は持ち合わせているということかしら」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/01(水) 20:49:44.47 ID:6CiUp+2n0
お嬢「その忠誠に天晴れ、と言っておきますわ。残念ですけれどね」

魔王「ケッ。別に心にも思ってないこと言わなくても良いんだぜ、嬢ちゃん」

魔王「テメェのハラん中は読めてるぜ。強烈な自尊心と欲の塊が蠢いてるのがよく見えるものな」

魔王「内心はさぞかし穏やかじゃねェだろ?」

魔王「なんせ落ち零れ、自分より格下と見てる相手の召喚獣が、こうもレベルが高いわけだしよォ」

お嬢「……何のことですの?」

魔王「隠すなよ。オレ様を見たら平常心ではいられねぇよな、そりゃそうさ」

魔王「……ハハハ、愉快愉快。オレ様、人間のそういう感情の揺れ、結構好きなんだぜ!」

お嬢「……わかったような口を」

魔王「素直に生きろよ嬢ちゃん。感情剥き出しの方がなお楽しいっつーもんさ」

召喚士「な、何を言ってるの……?」

お嬢「ふん……」クルッ
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/01(水) 20:50:39.47 ID:6CiUp+2n0
魔王「行っちまった。ハハ、正鵠を射すぎたか?」

召喚士「な、何なの? どういうこと?」

魔王「ったく、本当に何もわかってねぇなお前。まあいいけどよ」

召喚士「?」

魔王「そろそろ試験とやらが始まるんじゃねェのか?」

召喚士「あ、そ、そうだった! 準備しなくちゃ」

魔王「試験の内容は何なんだ? ま、オレ様にかかりゃある程度は余裕だろうがよ」

召喚士「うん……試験の内容は生徒個人の成績と召喚獣のランクによってバラバラに決定されるんだ」

召喚士「どっちも高ければそれに見合う分の難しい内容になる……みたい」

召喚士「ボクの場合は……成績が最低ランクで……召喚獣が最高ランク……だよね? きっと」

魔王「オレ様のランクは高ぇぜ。多分な」

召喚士「…………難しくなるかも」

魔王「ケッ、上等」ニヤリ
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/01(水) 20:51:12.40 ID:6CiUp+2n0
教師「……これより各個人に試験内容を言い渡します。召喚獣を連れ、列になって並びなさい」

召喚士「い、いよいよだ……」ゴクリ

魔王「しかしまあ……周りの奴らの召喚獣は弱っちいなァおい」

生徒「……」ギロリ

召喚獣「……グルル」ギロッ

召喚士「ひぅっ」ビクッ

召喚士「……に、睨まれてるよ! 余計な事言わないで!」

魔王「事実だろーが。シャキッとしろシャキッと」

召喚士「で、でも……」

お嬢「…………」

召喚士「……見られてるし……」

魔王「ありゃ嫉妬とかそういう類の視線だっつーの。傑作傑作」

召喚士「な、なんでそんなに余裕そうなのさ……」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/01(水) 20:55:09.92 ID:6CiUp+2n0
魔王「嫉妬、妬み、嫉み、やっかみ」

魔王「そーいうのはな、相手が自分より劣ってると自覚するからこそ向けられる感情なんだ」

魔王「言い換えればつまり、自分は相手より優れてるってことよ」

魔王「わざわざ向こうからそうやって教えてくれるんだぜ。愉快だろォがよ?」

召喚士「……そ、そんな風には思えないよ……」

魔王「なよっちいなァ、ホントーに……。それでこの先生きていけんのかよ」

召喚士「だ、大丈夫だよ……。それより、そろそろボクたちの番だよ……」

魔王「おゥ、そうかい。……ドラゴン討伐とかだったら面白ェなあ」

召喚士「ぜんぜん面白くないよ……」

魔王「ケッ、余裕がねェ奴だぜ」

召喚士「むしろ……、君に余裕がありすぎ……」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/01(水) 21:03:04.73 ID:6CiUp+2n0
教師「それでは……えー、あなたですか……」フゥ

魔王「これ見よがしにため息吐かれてら」

召喚士「……どうせボクは落ち零れだよ……」

教師「あなたの成績はEランクですから、最低ですね。そして召喚獣は……」

召喚士「あ、はい……その、彼です」

魔王「オレ様がこのルーキーの召喚獣だ」

教師「…………」

教師「…………え?」

魔王「あ? んだよ、早くオレ様のランクを言い渡せっての。試験内容もな」

教師「…………召喚獣のランクは……、間違いなく、Sを超えていますね……」アセアセ

召喚士「え、えすぅ!?」

ザワザワ ザワザワ

魔王「低いなァおい」ケラケラ
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/01(水) 21:06:09.03 ID:zL1WwK9Ko
この魔王、DSなイメージ
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/01(水) 21:11:15.37 ID:6CiUp+2n0
教師「あなたの能力で喚び出せるレベルを超えている……」

教師「召喚事故が起きたのですか……?」

召喚士「は、はい……たぶん……」

教師「……それで尚、この召喚獣を使役できるとは。あなたへの評価を見直すべきなのでしょうか……」ブツブツ

魔王「なげぇよ……。早く試験の内容を言えってんだボケ」

教師「……そ、そうですね。成績はE、召喚獣はS……」

教師「こんなチグハグな生徒は初めてですよ……」

召喚士「で、でしょうね……」

教師「……。では試験内容を通達します……《悪魔の谷》へ赴き、《ガーゴイルの牙》を一つ持ち帰ってきなさい」

召喚士「が、がーごいる、ですか!?」

ザワザワ ガーゴイルダッテヨ
アノオチコボレガガーゴイルカヨ

召喚士「せ、先生、ぼ、ボクには荷が重すぎるんじゃ……」

教師「いえ、順当です」

魔王「ガーゴイルの一匹や二匹、何を恐れる必要があるんだよ?」

召喚士「だってガーゴイルだよ!? 飛んでるんだよ!? 早いんだよ!?」

魔王「オレ様も飛べるけどな」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/08/01(水) 21:58:02.95 ID:dQHXEtqZ0
これは期待できる
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/01(水) 22:01:12.40 ID:zL1WwK9Ko
乙かな?
次回も楽しみにしてるよ!
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/01(水) 22:07:17.45 ID:rtpiM5Ct0
乙←これはポニ(fy
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/01(水) 23:36:38.47 ID:oM3EGYF9o

面白そう
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/08/01(水) 23:57:11.60 ID:9F3KcxINo

召喚士がでるSSって珍しいよな
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/02(木) 00:06:12.89 ID:Pa6AhdjIO
>>13
黒光りしたおっさん召喚のやつか
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/08/02(木) 00:47:54.71 ID:ENeMSiKEo
>>34
多分違うと思う
作者名がやみなべってのしか覚えてないんだすまん
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/02(木) 08:41:30.97 ID:JU6eW1R40
《騎士学院》

召喚士「うぅ……ガーゴイルの牙なんて……」

魔王「そんなに難しい試験とは思えねェけどな」

召喚士「そんなことないよ! この時期に出される試験としてはおかしいレベルだよ!」

魔王「ふーん、そうなのか」

召喚士「こ、この時期は、鉱石とか植物とかを集める採集系統の試験が多いんだ」

魔王「そういや狼連れてた奴は「キノコを集める」のが試験だったな。ケッ、下らねぇ」

召喚士「でも、魔物の討伐試験が出されるのは早くても来学期くらいで……」

召喚士「ましてそれがガーゴイル討伐だなんて……!」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/02(木) 08:46:35.96 ID:JU6eW1R40
魔王「んだよ、怖じ気づいてるのか」

召喚士「そ、そりゃそうだよ……」

魔王「本当によわっちい野郎だな。お前には向上心とか反骨心はねぇのかよ」

召喚士「……な、ないよ……。だってボクが落ち零れなのはボクが一番知ってるし……」

魔王「…………」ギロッ

召喚士「ひぅ……」

魔王「条件を出しただろうが。卑屈になるなって」

召喚士「で、でも……」

魔王「でも、もかも、もねェ」

召喚士「…………わ、わかったよ……」
38 :以下、VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/02(木) 08:47:38.68 ID:eYPGSDg60
お、きたきた
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/02(木) 08:52:35.44 ID:JU6eW1R40
魔王「よォし、んじゃ早速《悪魔の谷》とやらに向かうとすっか」

召喚士「うん……」

魔王「……お。そういや、試験の期限とかって決まってんのか?」

召喚士「……一応、一週間が試験の期限になってるんだ。それまでにはクリアしなくちゃならない」

魔王「ふーん……。ここから《悪魔の谷》とやらまではどれくらいかかる?」

召喚士「徒歩で三日かな……。でも、さっき君は飛べるって言ってたから……」

魔王「前言撤回だ」

召喚士「へっ」

魔王「往復は徒歩だ。オレ様がテメェを鍛えてやるよ、くはは」

召喚士「え……ええっ!?」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/02(木) 08:54:13.65 ID:JU6eW1R40
魔王「《悪魔の谷》とやらまで歩くぞ」

召喚士「む、むむむ無理無理無理! 体力持たない!」

魔王「持たせろ」

召喚士「無茶だぁ!」

魔王「無茶で結構。オレ様は悩むより行動する方が好きなんでな」

召喚士「とんでもない召喚獣だよぅ……」

魔王「ケッ、ほら行くぞ」

召喚士「ま、待ってよ! 小旅行になるんだから準備しなくちゃ!」

魔王「……ほう」ニヤリ

召喚士「な、なに……?」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/02(木) 08:55:04.72 ID:JU6eW1R40
魔王「行く気はあるみてぇだな」

召喚士「あ、いや……だ、だって、行かざるを得ないじゃない」

魔王「小さいが大きな一歩、か」

召喚士「……そ、そう?」

魔王「なァに、まだまだこれからだけどな。オレ様が調教……じゃなかった、矯正してやる」

召喚士「ねえ……聞き捨てならない台詞を聞いたんだけど気のせいだよね……?」

魔王「気のせいだろ」ケラケラ

召喚士「絶対気のせいじゃないよ! 笑ってるし!」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/02(木) 08:57:56.93 ID:JU6eW1R40
召喚士「一応、準備は出来たよ……」ヨロッ

魔王「倒れそうになってんな」

召喚士「だって荷物重いんだもの……」

魔王「ケッ。なよっちい」

召喚士「少しは手伝ってよ……」

魔王「お前が死にかけたらな」

召喚士「……うぅ。酷い召喚獣だ」

召喚士「試験の内容は難しくなるし、体力使わなくちゃならないし……」

魔王「うし、んじゃ出発と行くか!」スタスタ

召喚士「ああ、もう……!」フラフラ
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/02(木) 09:05:04.58 ID:JU6eW1R40
《街道》

召喚士「……王都から四方への道は……整備されてるんだ……」

魔王「なるほどな」

召喚士「だから、歩くのも、まあ、無理な、ことじゃあ、ないけど」

魔王「……」

召喚士「…………死んじゃう」

魔王「まだ死なねェよ」

召喚士「うぅぅぅ……!」

魔王「ほれ、キリキリ歩け。目の前になんか見えるぞ。ありゃ村か?」

召喚士「村……」

魔王「あそこまでの辛抱だ。ほれいけ」

召喚士「うぐぐぐぐぬぬ……」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/02(木) 09:10:05.21 ID:JU6eW1R40
《村》

召喚士「……ぜはー……ぜはー……」

魔王「体力ねェなあ」

召喚士「……」ヘハァ

魔王「ここで小休憩してから、また歩くとすっか」

召喚士「えっ!」

魔王「あん?」

召喚士「泊まらないの……?」

魔王「別にオレ様は構わねぇけどよ。泊まってたら間に合わねぇぜ」

召喚士「…………今からでも君の力で飛ばない?」

魔王「嫌だね」

召喚士「ケチ……どケチ! マスターの言うこと聞いてくれても良いじゃないか……」

魔王「ケッ、まだオレ様はお前を全ッ然認めてねェんだよ、くはは」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/02(木) 10:47:50.29 ID:G+yFa/4DO

これは面白い
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/02(木) 11:16:55.16 ID:ElGyn2HSO
期待
乙乙
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(田舎おでん) [sage]:2012/08/02(木) 15:27:47.37 ID:5T+2Gqpco
追いついた
召喚士は男だよな
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/08/02(木) 15:46:40.16 ID:/w4oqres0

昔読んだバーティミアスっていう児童向けの小説を想い出した
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/02(木) 16:07:03.76 ID:SmNCsjTK0

ヘタレを鍛えるとか魔王様も暇だねぇ〜
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/02(木) 19:19:00.73 ID:HFEmbiEHo
乙!
魔王と召喚士が良い感じの凸凹コンビだ
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/02(木) 20:43:21.41 ID:JU6eW1R40
召喚士「はあ……」ハフゥ

魔王「人間界の食い物は美味いもんだな」モグモグ

召喚士「あっ、いつの間に」

魔王「お前がぜはぜは息を整えている間にな」モグモグ

召喚士「……」

魔王「そんなに物欲しそうな目で見つめるなよ」

召喚士「べ、別に欲しいわけじゃないよ」

魔王「じゃ、遠慮はいらねぇな」モグモグ

召喚士「…………」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/02(木) 20:47:29.31 ID:JU6eW1R40
魔王「さって、と。そろそろ出発するか」

召喚士「え!? まだ一時間も経ってないのに……」

魔王「時間は有限なんだぜ?」

召喚士「そ、そうは言っても……やっぱりボクも疲れてるし」

魔王「知ったことか。ほれ行くぞ」

召喚士「なんでボク主導権握られてるの……」

魔王「ケッ、ひとえにテメェの弱さが原因だっての」

召喚士「……もういいよ……」

『…………はあぁあ〜』

魔王「あん? んだよボケ、溜息吐くな鬱陶しい」

召喚士「ボクじゃないよ!」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/02(木) 20:50:53.42 ID:JU6eW1R40
魔王「じゃ、誰だっつーんだ?」

召喚士「さあ?」

女「ああ……誰か助けてくれる人はいないものか……」チラッ

魔王「……」

召喚士「……」

女「……誰か……いないかなー」チラッチラッ

魔王「……厄介ごとを背負い込む趣味はオレ様にはねぇぜ。んなの、テメエだけで十分だ」

召喚士「ボクが厄介事なのは否定しないけど、ボクも背負い込むのはちょっと……」

女「……」チラッ
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/02(木) 20:54:18.28 ID:JU6eW1R40
女「ああ、このままじゃ私は破滅だなあ」チラチラッ

魔王「そりゃ大変だ。どうぞご勝手にってなァ」

召喚士「それは言いすぎなんじゃ……」

魔王「知るか。行くぞ」スタスタ

召喚士「あ、待ってよ」スタスタ

女「ああ、大変だ、とても大変だ、人手が欲しくて大変だ」スタスタ

召喚士「……ついてきてるよ」

魔王「……鬱陶しい輩だなァおい」

召喚士「話、聞くだけでも聞いてみない?」

魔王「仮にあのアホの話を聞くとしてだ」

魔王「結果として《悪魔の谷》と逆方向へ向かうことになっても構わねぇなら、オレ様は止めねぇぜ」

召喚士「あぅ……」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/02(木) 20:57:53.99 ID:JU6eW1R40
女「おお、これは重畳、なんという僥倖、まさしく幸運、これは運命!」

魔王「うおっ」

女「君たち、《悪魔の谷》へ向かうと言っていたね? 奇遇だなあ、私もちょうど用事があるのだよ」

召喚士「あの……?」

女「どうだろう諸君、私を君たちの旅路に加えてはくれまいか」

魔王「胡散臭ぇ……」

召喚士「失礼ですけど……ボクもちょっと、いきなりそんな事言われても……」

女「おお……人が人を信じられぬとは、なんて悲しい世なのだろう……よよよ」

魔王「こいつは旅芸人か何かなのか?」

召喚士「ボクが聞きたいよ……」
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/02(木) 21:02:58.26 ID:JU6eW1R40
女「しかし、数多の誤解、幾多の障害を乗り越えてこそ真の友情は結ばれ得る」

女「これも我が人生の道に落とされた一つの試練ということか……」

魔王「面倒くせぇ。すごく。消し飛ばして良いか?」

召喚士「ダメだよ! 召喚獣の狼藉はイコール召喚士の責任になるんだから!」

魔王「ケッ……こいつの鬱陶しさを鑑みりゃァ、ここで消しといた方が世のタメだぜきっと」

女「フッ……私は鬱陶しくはない。愛が重い女だの、婚期を逃した女だのと言われることはあってもな」

魔王「それを鬱陶しいって言うんだよボケ」

召喚士「あの……話が進まないんですけど……。《悪魔の谷》にあなたも用事があるんですか?」

女「ああ、そうとも。私に課せられた試練――その答えは彼の地に」

召喚士「……それで、ボクたちと一緒に行動したいんですか?」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/02(木) 21:10:10.47 ID:JU6eW1R40
女「うむ、そういうことになる」

魔王「何が目的なんだ?」

女「それを説明するには苦しくも儚い我が半生をとくとくと語らねばならぬからして……」

召喚士「……」

魔王「……」

女「……じ、事実だ。信じてくれたまえ」

召喚士「いや、でも、怪しいですし……どうにもこうにも」

魔王「だな。こいつにかけた時間が無駄だ、早く行くぞヘナチョコ」

女「ああ、待ってくれ! すまない、私の言い方が悪かった」

女「私を同行させて下さい。お願いします!」

魔王「…………ケッ、始めからそう言えっつうんだよ」

召喚士「……何が目的なのか、聞かせては貰えませんか?」

女「…………うむ、まあ、あそこに住まう悪魔共に用があるんだ」

魔王「……ふーん……? ま、オレ様はこいつをどうするかテメェに任せる」

召喚士「え……」

女「頼む、私を連れて行ってくれ」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/02(木) 21:29:34.14 ID:JU6eW1R40
召喚士「……あの、顔を上げて下さい」

召喚士「ボクは……その、あなたと一緒でも構いませんから。うん……」

魔王「…………」

女「本当かい!? おお、これが志を共にする仲間の魂が共鳴し会う様、か!」

召喚士「そんな大層なものじゃありませんよ。いえ、ほんとに」

女「感謝するよ。私は女という。君は? そしてそこの半裸の男は?」

召喚士「ボクは召喚士と言います。それでこっちの半裸のが……」

魔王「オレ様はそこのちんちくりんの召喚獣だ。短い旅路だけどせいぜいよろしくな」

女「うむ、よろしくたのむ」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/02(木) 23:11:58.69 ID:IBn+mngDO
一段落か?ならば乙

地味に面白いぞ。ちゃんと終わらせてくれよな!
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/08/03(金) 02:40:11.40 ID:+9ysB6Pco

魔王半裸なのかwwwwwwwwwwwwww
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/03(金) 04:07:15.36 ID:sOcDfgPs0
DSっぽいて言ってたヤツがいるけど当たってるな
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄) [sage]:2012/08/03(金) 04:25:23.80 ID:wNIA2C4AO
成長物語なら個人的に召喚士は男であって欲しいな
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/03(金) 10:20:31.68 ID:T347Q0YDO
召喚士は、土下座が上手くなれいいだろ!
後は魔王次第だな
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/03(金) 11:53:28.48 ID:UC+DaTzIO
DSってなに?
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/03(金) 11:56:25.67 ID:1hMlXq88o
DOGEZA… 召喚士のみが使いこなせる伝説の魔法…
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/03(金) 11:57:00.99 ID:1hMlXq88o
DSはDSだろ、ほら、あれだ、漫画が何年おきに新刊の出る…あれだあの人。
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/03(金) 14:19:54.10 ID:MMTncNxM0
召喚士「彼が召喚獣ってこと、驚かないんですね」

女「ん? ああ、どちらかというと半裸なほうに気が……」

魔王「ケッ。これがオレ様のスタイルなんだよ」

召喚士「出てくる時は気にならなかったけど、いざ考えてみると結構危ない人だよね」

女「厚い胸板……悪くはない、いやむしろ」

魔王「近寄るな気色悪ィ」

女「……フッ。慣れてるよ」

召喚士「変な人だなあ……」

魔王「……お前が仲間にするつったんだからな」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/03(金) 14:23:59.93 ID:MMTncNxM0
《村の外》

召喚士「女さんは旅人なんですか?」

女「む? ふむ、そうだな……人生を歩むという面において、人は皆等しく旅人さ」フッ

魔王「アホくせぇ……」

召喚士「不思議な人ですね」

女「よく言われるとも。時に召喚士君、君はいったい?」

女「まだ若い身で召喚術を扱うとは」

召喚士「ボクは、王都の騎士学院の召喚術士課程で召喚術を学んでいる最中なんです」

女「ほう、まだ駆け出しだったのか……」

魔王「そしてオレ様は憐れにもそのヘナチョコに喚び出されたってわけさ」
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/03(金) 14:30:45.63 ID:MMTncNxM0
女「なるほど……。君は何故《悪魔の谷》へ?」

召喚士「試験があるんです。ガーゴイルの牙を持ち帰らなくちゃならないんですけど」

女「ふむ……そうか」

魔王「なァチビ助」

召喚士「なにそれ。……ボクのこと?」

魔王「お前以外に誰がいるんだよ? このアホ女はアホで十分だしな」

女「そんな風に適当にあしらわれると……参ったな、少しばかり昂ぶってしまう」

魔王「…………」

召喚士「…………。それで、なに?」

魔王「ん、なんか敵っぽい奴らが何人かいるみたいだぜ」

女「この匂いは男のものだな……。数人いる。……男性に飢えた私にはわかる」クンクン

魔王「…………」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/03(金) 14:31:11.86 ID:MMTncNxM0
ちょっと途中離脱
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/03(金) 15:40:55.08 ID:hrqI5txw0
女はビッチやったんかーww
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/03(金) 16:12:09.41 ID:WQnZA3RDo
面白いね期待してる
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/03(金) 16:45:48.62 ID:x2ybSJk90
こう言うのワクワクする
支援
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/08/03(金) 17:35:04.45 ID:+i3hXrTZo
耳年増な処女の可能性も捨てきれない
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/08/04(土) 18:14:41.28 ID:0KpLzVtlo
乙乙!
76 :  [sage]:2012/08/04(土) 22:44:25.86 ID:JIL5z1BgP
この女はエロいお姉様だな…たまらん。
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/04(土) 22:56:50.85 ID:3OHIC2bIO

魔王をもだまらせるとはwww
良いキャラしてんな。


>>66
ああ、あれか。
ひとつの戦闘描くのにガチ10年かけたあの漫画のあの人ね。
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/05(日) 08:17:08.27 ID:f5oDZsxEo
>>77
そう、闇のまる勝ち様だね
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/06(月) 00:35:23.28 ID:GwnmtRSDO
まだー?
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/08/09(木) 18:04:06.46 ID:eZgqgiq8o
つまり残念な美人か
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/08/10(金) 19:25:42.18 ID:MMWHNLwq0
(・ω・`)まだなのか・・・
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/08/14(火) 16:34:07.69 ID:ZXwFnLA/0
待っとるよ。
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/15(水) 12:53:16.24 ID:V2agA0jDO
はよしろください
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/08/15(水) 19:51:57.50 ID:XFevyTH/0
はよ
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/15(水) 20:22:17.65 ID:M+xu2t2IO
あげるな
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/08/15(水) 21:08:01.74 ID:+yK2Ueyr0
何故にあげるし・・・
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/15(水) 21:13:32.76 ID:TWyGDF0fo
ageてんのは匿名の長ヤなんだろうよ。
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/15(水) 23:38:55.45 ID:ML2DRlTQo
そう、長屋を邪見に扱わないでくれや、純粋に楽しんでるやつのいるんだから
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/16(木) 19:39:34.72 ID:a99NlN0DO
まだかのぅ
90 :ケルベラル :2012/08/16(木) 20:02:11.56 ID:jbtG5rqb0
期待機
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/18(土) 19:59:13.48 ID:q+ARzbYDO
まだかな
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/18(土) 22:31:23.26 ID:HV0YArgIO
まだだよ
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/08/19(日) 00:16:31.83 ID:fEuTHN6Bo
まじかよ
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/19(日) 21:57:25.79 ID:4EPX4ehDO
まじだぜ
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/20(月) 20:21:48.60 ID:puC50PUIO
魔王は半裸ってどう半裸なのか…

右か左か…まさか下が!?
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/08/20(月) 22:39:36.82 ID:T/rXGq0P0
前後だろjk
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/20(月) 22:50:58.84 ID:xz+ePb/DO
わたしま〜つ〜は
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/08/23(木) 03:21:18.75 ID:fnxCVCilo
いつまでもまーつーわ
99 :あなるユルユル右衛門 ◆ANALVIP.zA :2012/08/23(木) 13:51:56.02 ID:/ekOA5mgo
たとえあなたーがふりむいてくれなくてーもー
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/08/23(木) 16:14:04.31 ID:6m/EVmTAO
すみません嘘です振り向いてくださいお願いします
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/08/23(木) 16:49:10.17 ID:WolOX8Le0
つまんね
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/08/23(木) 17:39:34.95 ID:pR9n+NXzo
まだーq
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/23(木) 18:53:43.10 ID:u9ACip0eo
途中離脱しすぎだろ
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 22:09:33.93 ID:H5th8oaAo
割と期待してる
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/23(木) 22:15:48.18 ID:ZTt44SVro
期待しているやつは沢山いるんだからな
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/08/24(金) 00:21:10.14 ID:8/DRhkBuo
なーんだえたっちゃったのか
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/08/24(金) 08:37:42.76 ID:gTuGvYAYo
     ...| ̄ ̄ | < 続きはまだかね?
   /:::|  ___|       ∧∧    ∧∧
  /::::_|___|_    ( 。_。).  ( 。_。)
  ||:::::::( ・∀・)     /<▽>  /<▽>
  ||::/ <ヽ∞/>\   |::::::;;;;::/  |::::::;;;;::/
  ||::|   <ヽ/>.- |  |:と),__」   |:と),__」
_..||::|   o  o ...|_ξ|:::::::::|    .|::::::::|
\  \__(久)__/_\::::::|    |:::::::|
.||.i\        、__ノフ \|    |:::::::|
.||ヽ .i\ _ __ ____ __ _.\   |::::::|
.|| ゙ヽ i    ハ i ハ i ハ i ハ |  し'_つ
.||   ゙|i〜^~^〜^~^〜^~^〜
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/24(金) 12:29:08.72 ID:xC5t0gPfo
>>106
たえっちゃったに見えた
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/24(金) 19:21:59.45 ID:s2/2AuNIO
>>108
なんだえ?勃っちゃったのかぇ?

だろ、そこは。
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/04(火) 00:47:45.09 ID:JQ67N8sIo
書いてよー
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/12(水) 23:12:34.18 ID:KC2T2k8DO
ドウシタンダ
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/09/13(木) 04:32:03.00 ID:zb60nNGJo
更新無しなんか
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/14(金) 17:15:09.51 ID:qc9YtDI20
失踪ですね
わかります
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/30(日) 01:28:15.69 ID:hX0n0PAI0
もうすぐ2ヶ月か・・・
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/11(木) 02:09:19.31 ID:xn3mqfqDO
ダメか…
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