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この時から始まる新たなる未来 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/08(水) 23:28:47.78 ID:HtYVMh6l0
「はぁ……。」

俺は学校から帰宅して早々、ベッドに飛び乗り溜め息をついていた。
その理由はただひとつ。
夏休みが始まるからだ。
夏休みを楽しみに思う人は多いだろう。
だが俺は違う。時間が有り余り過ぎてやることがないのだ。
「そういえば今日の飯の材料きれてたな……。」
一階に降りて冷蔵庫の中を確認する。
「んー……。」
ソース類や飲み物以外はほぼ皆無だった。
とりあえず冷蔵庫から麦茶をとりだしコップに注いだ。
しばらくそれを眺めてから飲み口に口を付けた。
「んくっ……んくっ……ふぅ……。」
冷えた麦茶が喉を通る感覚というのは清々しいものだ。そんな事を考えながら玄関へ向かった。

家を出て数分。目的地に到着した。
ここはこの地域でも数少ない大型スーパーだ。
食材から家庭用品から何まで幅広く扱っている便利な場所だ。
「男君……?」
誰かに声をかけられた。見覚えはある。
腰の辺りまでのびた長い黒髪。
思わず吸い込まれそうになるような大きな瞳。
こんな美少女は俺の知り合いにひとりしかいない。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1344436127
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諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/09(木) 00:06:15.23 ID:olizfkaV0
「幼か…どうした?」
こいつは俺の幼馴染み。もといお隣さんだ。
いつからか分からないがあまり喋っていなかったな。
「男君も買い物?」
「ん……?あぁ。」
こいつの家庭は割と普通な方だし、多分おつかいかなんかだろう。
「い……一緒に行く?」
んー……こいつから聞いてくるって事はこいつは買いにきたものが少ないんだろうか……。
まぁ……俺も久しぶりに幼と話をしたいし。
「そうだな。一緒に行こうか。」

その後、俺は一階の食材売り場へ向かった。
「なぁ……幼。」
「なに?」
「お前は何買いにきたんだ?」
「えーと……人参と玉葱だよ。」
「ふーん。」
人参と玉葱か…今夜のご飯はカレーかハヤシライスあたりかな?
「じゃあ男君は何買いに来たの?」
あ。そういや今日、何作るか決めてなかったな。
「まだ決めてないな。」
「あぁ……そうか。男君は家で一人だったね。」
「それはいいからさ……頼むからいい加減その『男君』っていうの止めてくれよ…」
なんか違和感が物凄いから。
「いやあの…何か久しぶりにお話するなーと思って…ちょっと緊張しちゃて…ごめん。」
「別に怒ってないんだし謝らなくていいって。」
「うん……ありがとう。男。」
お礼されるような事は言ってない気がするんだけど……まあいいか。
「そういえばさ。今日、家にご飯食べにこない?」
「え?」
「だって一人でご飯食べるよりみんなで食べる方がおいしいでしょ?男がご飯作る手間も省けるだろうし。」
「俺からしたらありがたい事なんだけど…親の了解は得られるのか?」
そこがものすごく不安だ…
「まだ昼間だし今のうちに家に行けば大丈夫だよ。」
「うん……まぁいいか。ていうかじゃあお前がおつかいで頼まれてた人参と玉葱も多めに買わないといけないんじゃないのか?」
「あ。そうだね。」

そういえば……幼の家に行くのって何年振りだ?3年振りぐらいか?
「早く行こっ!男!」
なんだか幼が少し明るくなった気がした。
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/09(木) 00:14:23.01 ID:olizfkaV0
眠いから寝るわ(´・ω・`)
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/09(木) 00:34:54.61 ID:v0aCUvumo
名作になるか迷作になるかただの黒歴史で終わるのか。最悪打ち切る時はhtml依頼忘れないでね
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/09(木) 00:59:43.31 ID:olizfkaV0
>>4
自分で言うのもなんだけど名作にはならないと思うわ。

おやすみ
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/09(木) 02:12:55.41 ID:dDU8cDboo
まーた夏厨の新参か
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/09(木) 02:35:30.19 ID:U+UHx+IIO
改行すらできていない

糞ですね
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/09(木) 02:38:04.02 ID:olizfkaV0
>>6
まだ中2ですから夏厨であってますね
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/09(木) 02:39:29.89 ID:olizfkaV0
改行は全行した方がいいんですか?
自分はするべきところとしなくても良さそうなところで分けているんですが…
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/09(木) 03:08:25.58 ID:olizfkaV0
人の家っていうのは落ち着かないものだ。
匂いとか空気とかいろんなものが自分の家と違う。
俺はそういうのにあまり慣れていない。
昔はよく幼の家に行ってたし慣れてたのかもしれないけどこれだけ久しぶりだとその経験も皆無に戻ってしまうようだ。
「久しぶりねぇ。男君。」
「お久しぶりです幼母さん。」
美少女の親だけあって美人だな。と、久々にあって思った。
「相変わらず綺麗な顔してるわねぇ。女の子みたいよ。」
「そんな誉められ方してもイマイチ嬉しくないですよ。」
一度でいいから「かっこいい」とか言われてみたいものだ。
「えー?私は男が羨ましいなぁ……」
「そんなお前みたいな美少女に羨ましがられるようなもの俺は持ってないって。」
「私は別に美少女でもなんでもないよ。普通です。普通。」
お前が普通だったらクラスの女子のほとんどがカスかゴミになるぞオイ。
「あ。そういえば男君。」
突然、何かを思い出したように幼母が言い出した。

「ミスコン。出てみない?」

「「え?」」
俺と幼は唖然としている。
それでも幼母は話を続けた。
「だって男君!そんないいもの持ってるんだから!ちゃんといかさないと!」
落ち着くんだ。おちつけつつだ。
……落ち着け。
「具体的に俺のどこが……どう良いって言うんですか……。」
単刀直入に質問してみた。
「えーとぉ。まずその大きくて紅いお目々とか。真っ白なお肌とか。つやつやしてて常に光ってるような白い髪とかかな?」
oh my god……
「なぁ幼…そんなに俺って女に見える?」
「うん。」
はぁ……俺が目指してるのはそんなキャラじゃない……
「で、まぁそこは分かりましたけど。」
「なに?」
「そもそも男ですからミスコンなんて出られませんよ。」
ここを取れればもう勝ったもどうぜん。
「大丈夫よ。私、『主催者』だから。」
あああああああああああ
「え?マジで?」
「本当なのお母さん!?」
「ええ!マジで本当よ!」

俺の夏……終わっちゃった。
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/09(木) 03:26:31.47 ID:olizfkaV0
ご飯を頂戴してきた後。
俺はすぐに家に帰った。
まぁ例のあれについては丁重にお断りしておいた。
なぜあのときすぐに断る事を思いつかなかったのだろうか……謎だ。
まぁとりあえず幼が代わりに出る事になった。
我が校の男子達。感謝するがいい。
なんでもそのミスコンには水着審査があるそうだからな。
「だからどうしたと。」
自分の思考に対して自分でツッコミを入れてみた。
「フフ……フフフ……はッ!!」
思わず幼の水着姿を思い浮かべてしまった。
「あらあら……。」
息子も元気になってしまった。どうしたオロナミンCでも飲んだか。
「……。」
にぎっ
「うおっ」
なんだこの感覚はァァァァァァァアアアッ!!
息子が暖かいッ!
「……。」
握ったはいいがこっからどうすればいい……。
手を……動かすか……?
しゅっ しゅっ
「あ……あうッ!」
思わず変な声がァァァァァアアアアア!!
しかも窓が開いてるゥゥゥゥゥウウウッ!!
バタンッ
「ふぅ……。」
防音完了。よし。つ……続きといこうか。
しゅ しゅ
「あ……あ……。」
しゅ しゅ
「………あっ」
トロ……
びくん……びくん……
「はぁ……ふぅ……。」
なんだか……量が少ない気がするのは気のせいか……?
雨粒5適分くらいしか出てないぞ……。
「まぁいいか。」
その後、俺はしばらく考える事を止めた。
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/09(木) 03:28:52.33 ID:olizfkaV0
抜いてくる。
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/09(木) 04:40:49.61 ID:olizfkaV0
夏休み一日目。
今日は何をしようか。

ピンポーン

チャイムが鳴った。ちょっとだけびっくりしたのは内緒だ。
「男ー!いるー?」
なんだ幼か……。
「どうした?こんな朝早くに。」
今は6時を少しすぎたあたりだ。
「暇かなと思って遊びに来ました。」
輝く笑顔が眩しいよ。本当に。
「今から朝飯食うけどお前も食うか?」
「あ。そうそう。」
なにやら手に持っていた風呂敷を開けている。
「じゃじゃーん!こんな事もあろうかとサンドイッチ作ってきました!男の分もあるよ!」
そういや幼って料理もできたんだっけか。
流石、美少女の鏡。
「ありがとう。今度、俺も何か作ってやるよ。」
「うん。楽しみにしてるね。」
ふふふ。お前も度肝を抜くようなもんを作ってやるよ。
「よし。食うか。」
タッパからひとつを手に取り一口かじった。
「おぉ!うまい!」
まさに誰もが『朝に食いたい!』と思うような味だった。
「えへへ。お口にあってくれて良かったよ。」

二人でサンドイッチを黙々と平らげ、その後二人でゆっくりと朝のニュースを眺めていた。
「なぁ……幼……。」
「なに?」
「お前さ……彼氏いるの?」
「え……?彼氏……?」
明らかに変な反応だ。
「え……えと……いない……よ。一応。」
「じゃあさ……好きな人とかいんの?」
「え!?………そ……それは……。」
好意を抱いている人ができてもおかしくはないハズだ。
お年頃だからな。
……ん……まてよ。
俺はこんな事聞いてどうしようって言うんだ?
「すまない。今のは忘れてくれ。」
「う……うん……。」
分からない。
俺は幼の事が好きだ。
家族的な意味として。
それ以外は何もないハズだ。

「憂鬱だ……。」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/10(金) 08:25:04.57 ID:8aRJS/Jz0
幼が帰った後、気づいたら廊下でよだれを垂らして寝ていた。
とりあえずよだれは急いで処理したが、変なところで寝たせいかちょっと調子が悪い。
朝のあの爽やかさが全く感じられない。
「散歩にでも出掛けるか。」
とりあえず朝の散歩で気分を晴らすという寸法をとる事にした。

「今日は空が綺麗だな……。」
どっかの青春ラブストーリーを連想させるような爽やかすぎる程の青空だ。
いつもであれば『散歩=適当に歩く』なのだが、今回は最初から歩く場所は決まっていた。

「やっぱり、こういう時な川の側を歩くと気持ちいいよな。」
何も考えずにこの空間を楽しむ。
いわば散歩とは立体の絵画を楽しむようなものなのだ。
絵は毎日少しずつ変化し、見ているものを楽しませる。

散歩から帰った後は風呂に入り、それからは適当に本を読んでいた。
本はそこまで好きではない。
過去に好きだった頃があるようで家には結構な数の本があるが、今になってみると何故あそこまで本に没頭していたのかが分からない。
本とはその著者が描いた空想。
そんなただの空想に金を割いていみがあるのだろうか?
いつからかそう思うようになり本を買うのは止めた。

「はぁ……。」
本を読んでいたら何故か疲れがたまった。
そこで読書を止め、ソファに座りテレビを観る事にした。
テレビとは便利なものだ。
何も考えずに、何も行動せずに情報を入手できる。

その日はそうやって過ごした。
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/10(金) 13:00:33.62 ID:zhGHW7vIO
なんだただの糞スレか
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 00:12:29.10 ID:gGbXoKNIO
読みにくい
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/12(日) 02:31:09.24 ID:p+Ne8o/O0
>>16
読みにくいのは俺本人でも分かるわ……。
ちょっと文章の書き方を変えた方が良さそうだな。
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/12(日) 04:45:05.79 ID:gK7P1pITo
五年後に期待するわ
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/12(日) 17:00:33.07 ID:m3P1+PuIO
読みにくい
それ以上につまんねぇ
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/23(木) 23:40:27.62 ID:RCpoGSZL0
完全改行のほうが読みやすい気がする
場所により2行開けとかレスを変えるとか
あと1レスが長いかな
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