カズマ「そうだろぉ当麻」当麻「あぁ、そうだな」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 ：１ [saga]：2012/08/17(金) 10:52:26.90 ID:T373YM4w0

　　　　　　　　　　　たりねぇ




　　　　　　　　　　　輝け





　　　　　　　　　　　もっと





　　　　　　　　　　　もっとだ!!!




　　　　　「なぁ、そうだろ？　上条当麻ぁ」ﾆﾔｧ





　　　　　　　　　　

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1.5 ：荒巻＠管理人★(お知らせ) [Twitter]： ID:???

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阿笠「最近ミセスというガキ共が調子に乗っとるのう」 ＠ 2025/06/25(水) 04:35:52.49 ID:v8H9IvXNO
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男「自公政権が決めて来た増税と負担増？」 ＠ 2025/06/24(火) 20:08:58.15 ID:JMcKG0l20
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（安価＆コンマ）鉄血に狼の男が（機動戦士ガンダム　鉄血のオルフェンズ） part2 ＠ 2025/06/22(日) 22:47:53.63 ID:xiq+pvxz0
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■　萌竜会　■ ＠ 2025/06/20(金) 21:08:31.92 ID:A9RjOWcxo
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■　萌竜会　■ ＠ 2025/06/20(金) 21:07:56.06 ID:9l741hD4o
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■　萌竜会　■ ＠ 2025/06/20(金) 21:07:18.78 ID:XCIH42NJo
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■　萌竜会　■ ＠ 2025/06/20(金) 21:06:42.32 ID:sMr/Yf+to
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■　萌竜会　■ ＠ 2025/06/20(金) 21:06:05.72 ID:A9RjOWcxo
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2 ：１ [saga]：2012/08/17(金) 11:02:10.11 ID:T373YM4w0

学園都市が“隆起現象”というとてつもない天災被害にあって数か月。

海に面していた東側の都市に住む生徒たちは外界と連絡もとれぬまま、必死に毎日を生きていた。

機能を停止した東学園都市のとあるビルで、青年は一人空を見上げて寝転んでいる。

カズマ「はぁ、なんかおもしれーこと起きないかなぁ」

青年はいわゆる無能力者だった。学園都市が学園都市足りえた時はスキルアウトの１人として暴れまわっていた彼だが、今は違う。

？？？「見つけたわよ」

カズマはその声を聞いて、心底嬉しそうに笑った。



カズマ「さぁ、お楽しみの時間だぁ」ﾆﾔｧ

3 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2012/08/17(金) 11:38:37.11 ID:Pbw8ViwAO

期待

4 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/17(金) 11:54:34.38 ID:k2+2iAE30

スクライド×禁書か…俺得ゥゥゥゥウウウウ

5 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/17(金) 12:58:35.19 ID:ylSuN9qDO

削板とカズマ相性良さそう

6 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2012/08/17(金) 13:13:31.16 ID:Pbw8ViwAO

君島枠誰だろ?

7 ：１ [saga]：2012/08/17(金) 13:43:24.77 ID:T373YM4w0

―――時は少し遡り、数時間前。

美琴「はぁ、退屈だわ」

元学園都市第三位“超電磁砲”の御坂美琴は、東学園都市で唯一電気の通ったビルの最上階にいた。

瓜核「まぁ、そう言うな美琴。事件がないってことは平和ってことだっ！　スイカ食うか？　やらねーけど」ｶﾞﾊﾊ

美琴「いらないわよ。それより劉邦はどこに行ったのよ」

瓜核(美琴の奴、劉邦に負けて以来ことあるごとに勝負挑んでるしなぁ。教えてやってもいいが…)

美琴「その顔、知ってるって感じね。…でもいいわ。私は“狩り”にでも行ってくるから」

瓜核「お、おいっ！　狩りってここの奴らは獣じゃねぇ…ぞ」

瓜核(まったく、レベル５の連中はまとじゃねーな)

瓜核「ま、いざとなったらこの瓜核がなんとかするけどなぁ！」ｶﾞﾊﾊﾊﾊﾊ

8 ：１ [saga]：2012/08/17(金) 13:56:26.68 ID:T373YM4w0

美琴「本部の電力は十分供給したし、さぁて、暴れてるネイティブアルターはいないかなっと」

美琴(もし劉邦がいたら、すぐに勝負をしかけてやるわっ！)

？？？「や、やめてくださいっ！」

美琴(おっ、この叫び声は事件かな？)ﾀｯ

不良１「おいおい、俺らはなんもしねぇよ。なぁ？」

不良２「ああ、ただ俺らは同じ東学園都市の仲間として、少しばかりその食料を分けてもらおうと思っただけさぁ」

かなみ「こ、これ以上近づくと、カズ君に言いつけるからっ」

不良達「げっ、それってアルター能力者のカズマのことか？」

かなみ「……」ｺｸﾝ

美琴(カズマ？)

不良３「お、おい、やめとこ―――」

？？？「おおっ、かなみちゃん！　こんなところにいたのかっ！」ｻｯ

かなみ「あっ、当麻君！！」ﾊﾟｧ

美琴「当麻？」ｽｯ

当麻「いやぁ、俺の知り合いが世話になったみたいで」ﾍﾟｺﾍﾟｺ

美琴(ツンツン頭に覇気のない顔・・・絶対弱いわね)ｳﾝ

当麻「さっ、かなみちゃん行こうか」

かなみ「…うんっ」

不良達「……」ｼｭﾝ

美琴(何であいつの好きにさせてるの！？　…もしかして、強いとか！？)ｻﾞｯ

9 ：１ [saga]：2012/08/17(金) 14:02:26.21 ID:T373YM4w0

美琴「ちょっと待ちなさい！！」

不良たち「……！？」ﾋﾞｸｯ

かなみ「……っ」ﾋﾞｸｯ

当麻「……」ﾑｼｯ

不良１「あいつ、あの白い腕章に奇抜な制服。ジャッジメント特殊部隊“ホーリー”じゃねぇか！？」

不良２「ひ、ひぃっ」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

不良３「に、にげるぞ…」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

美琴「何無視してくれちゃってんのよウニ頭」ｷｯ

当麻「……？　俺ですか？」ｷｮﾄﾝ

美琴「そうよ、私はあんたを呼び止めてるのよ、当麻」

かなみ「当麻君…」

当麻「大丈夫。かなみちゃんは先に帰ってて」

かなみ「うん、かず君呼ぶ？」

当麻「いいや、その必要はないよ」

かなみ「わかった」ﾆｺｯ

かなみ「今日は鍋だからねぇ〜」ﾀﾀﾀｯ

美琴「その必要はない…ね」ｲﾗｲﾗ

美琴(ずいぶんと舐められたものね)

当麻「あのー、できれば帰りたいんですけど」

美琴「いいわよ」

当麻「そ、そうです―――「ただしっ」

美琴「私に勝てたらねっ」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

当麻「げっ、電撃！？」

10 ：１ [saga]：2012/08/17(金) 14:09:30.99 ID:T373YM4w0

美琴「舐めてんじゃないわよごらぁああああ！」ﾊﾞｼｭｯ

当麻「くっ」ﾊﾞｯ

―――ﾊﾟｷｨｨｨｨｨﾝｯ!!!

美琴(なっ、消えた！？)

当麻「あ、あぶねぇ・・・」

美琴(弾いたんではなく、消えた！？)ｱｾﾘ

当麻「も、もうこれで終わりにしねーか？」

美琴「ふ、ふふふ、あははははっ！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ

当麻(げぇ！　なんかテンションあがってる！？)ﾋﾞｸｯ

美琴「どういう原理で消したかわかんないけど、あんた面白いじゃない！」

当麻「コイン出してどうするつもり・・・」

美琴「こうするのよっ」ﾋﾟﾝｯ

美琴(ネイティブなんて悪の塊、死んでもどうってことないわ)

美琴「全力のぉ・・・超電磁砲!!!!!」ｺﾞｫｫｫｫｫｫ!!

当麻「なっ」

当麻(こいつ、殺す気かっ！？)ｷｯ

当麻「人の生き死にを軽く見るような奴は」ﾊﾟｷｨｲｲﾝ

美琴(あれも効かないの！？)

当麻「一度痛い目みないと分からねーみたいだなっ！」ﾀﾞｯ

美琴「ちっ！！」

当麻「お前が自分が強いなんて幻想抱いてるんなら、まずはっ！


その幻想をぶち殺す！！！」ｺﾞｯ

11 ：１ [saga]：2012/08/17(金) 14:10:04.72 ID:T373YM4w0

いったんここまで。

12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) ：2012/08/17(金) 14:31:31.72 ID:mNJUQpqB0

期待

最終形態発現前のシェルブリット第二形態をそげぶると初期形態にまで戻っちゃったりして
まぁカズマなら普通に殴り勝つから無問題なんだけどな。一応警察なホーリー隊員の劉鳳と生身でやりあえる時点で

13 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/17(金) 15:50:17.27 ID:Tkq5uH4DO

サマーウォーズ×禁書かと思ったら

14 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/08/17(金) 16:00:49.75 ID:5dIuS1uH0

カズマは当麻呼びよりも上条呼びのほうがしっくりくる

15 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/17(金) 16:18:53.19 ID:k2+2iAE30

>>12　あんまり詮索してやるな…そう思うだろ、あんたも？

16 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]：2012/08/17(金) 16:40:22.15 ID:vjNiE1/80

あぁ、大きくて、太くて、固いあの人が出てこないかなぁ……あの雄々しいモノが早く見たい
俺の期待が暴れっぱなしだぜ

17 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/17(金) 17:57:53.77 ID:k2+2iAE30

>>16　元ネタ知ってないと卑猥の一言だよな

18 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/17(金) 21:08:31.24 ID:YQCo/jEIO

あの人の大事な玉は見れますか

19 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) ：2012/08/17(金) 21:26:19.67 ID:kYnCGLdN0

>>18
大事な玉を右手でにぎにぎしてそげぶ（隠語）

20 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2012/08/17(金) 21:42:11.47 ID:kTlUacDAO

速い人は出るのかい

21 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]：2012/08/17(金) 21:44:46.47 ID:uXDeNGXr0

男性陣は「大きなモノ」や「玉」って言葉を普通に、しかも違和感を感じることなく言いそうだけど、女性陣だけ意識してそうだ

22 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/17(金) 21:55:20.23 ID:/V3Nk9yIO

漫画版ならもっと大変な事にもなりかねないな
正義が勃ったり治療と言う名の合体したり格好良い宇宙船もといタイムマシンが出てきたり

23 ：１ [saga]：2012/08/17(金) 21:58:47.82 ID:T373YM4w0

本編更新12時過ぎます。

崩壊学園都市の現状(仮)

【西学園都市】
アンチスキル
ジャッジメント
レベル１以上の生徒
無能力生徒
スキルアウト
一般人

【東学園都市】
一部のアンチスキル
一部のジャッジメント
ジャッジメント特殊部隊“ホーリー”
レベル１以上の生徒
無能力生徒
アルター能力者
スキルアウト
一般人


もちろん、無常さんもいます。どこかに。



では。

24 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/17(金) 22:28:39.35 ID:hHNMaqwDO

ほんと御坂ってクズだな

25 ：１ [saga]：2012/08/17(金) 23:25:58.58 ID:T373YM4w0

少しだけ続き。

26 ：１ [saga]：2012/08/17(金) 23:35:04.58 ID:T373YM4w0

御坂(何よこいつっ)

当麻「どうした、もう終わりでいいか？」ﾋﾗﾋﾗ

御坂「あんた能力者？　それともネイティブアルター？」

当麻「……その言い方気に入らねーけど、俺はどっちでもねぇよ」

御坂「嘘よっ！　無能力者がぁ」ｸﾞｸﾞｯ

当麻「げっ、廃ビルとはいえ、持ち上げるか？」

御坂「この私の力をぉ」ｸﾞｫｵ

当麻(どうする！？　俺の力じゃビルは消えないぞっ！？)

当麻「かわいい顔して恐ろしいやつだな」

御坂「えっ？　かわいい？」ｶｧ///

当麻(…よくわからないけど隙ができたっ)ﾀﾞｯ

当麻「うぉおおおおおお！！」ﾊﾟｷｨｲｲｲｲﾝ

ビル「」ﾎｳｶｲｯ

当＆美「わぁああああああああ！！！」

27 ：１ [saga]：2012/08/17(金) 23:44:54.84 ID:T373YM4w0

当麻「ててて、やっぱ俺、不幸だけど悪運は強いなうん」

美琴「ふにゃぁ」ﾉﾋﾞｰ

当麻(それにしてもこいつの言動には全く“重み”を感じなかった)

当麻「こんな奴らがこっちの治安を守ってるってのか？」

当麻「かなみちゃんが心配だ。早く帰ろう」

当麻(すまん、ジャッジメントさん。あなたは置いていきます)

当麻「あ、そうだ。カズマならこの子と喜んで戦いそうだな」

当麻「子供たちと路上でお絵かきする用のクレヨンが・・・あった」

『当麻より強い男カズマ。いつでもお前の挑戦を待っている！！』

当麻「よしっ」ﾀﾀﾀｯ

28 ：１ [saga]：2012/08/18(土) 00:57:18.68 ID:i78uGpKq0

美琴「う、うぅん」ﾌﾗﾌﾗ

美琴(えっと、何してたんだっけ？)

美琴「………っ！　あのウニ頭はっ……いない」

美琴(はぁ…、アルター使いには負けるし、無能力者にも負けるし…)

美琴「私、才能ないのかなぁ…」

美琴(……ん？　地面に何か…)

美琴「ふぅん、面白そうじゃない」ﾆﾔﾘ

29 ：１ [saga]：2012/08/18(土) 01:05:06.69 ID:i78uGpKq0

―――そして、時は戻る。

美琴「見つけたわよ」ﾊｧﾊｧﾊｧ

カズマ「誰だお前？」ｷｮﾄﾝ

美琴「そのやる気のない表情、薄汚い恰好、アンタアルター使いのカズマでしょ」

カズマ「そうだけど、お前は誰だ？」

美琴「私は学園都市だいさ―――……ホーリーの御坂美琴よ」

カズマ「ホーリー？　なんだそれ？」

美琴「アンタホーリーも知らないの？」ｱｾﾞﾝ

カズマ「俺はなぁ、頭の回転も悪けりゃ、記憶力もねぇ、見ての通り生意気な面だし、身長もそれほど高くねぇ」

美琴(まぁ、そうね。バカそうね)ｳﾝ

カズマ「だけどなぁ、そのホーリーってのが、俺の敵と名乗るなら」ｷﾞﾛｯ

美琴「……っ」ﾋﾞｸｯ

美琴(空気が変わった？)

カズマ「俺はぜってぇ忘れねぇ。脳みそがぶちまけようと、ぜってぇ忘れねぇ。


　忘れるまで、ぶっ飛ばしてやるっ！！！」


美琴「アンタ、どっか壊れてるわね」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

カズマ「ああ、とっくにぶっ壊れてらぁ！」

30 ：１ [saga]：2012/08/18(土) 01:13:16.56 ID:i78uGpKq0

美琴「本来ならすぐに気絶してもらうところだけど、アンタのアルターがどんなのか気になるわ。待っててあげるからだしなさい」ﾂﾝｯ

カズマ「……待ってて、あげるだと？」ｺﾞｺﾞｺﾞｯ

美琴「何よ、感謝しなさいよね」

カズマ「…俺がいつ頼んだよ」

美琴「何言ってんのよ。格上が格下相手に時間を使ってあげてるんだから、泣いて喜びなさいよ」

カズマ「全部てめぇらが上のような顔しやがってぇええええ！」ｼｭｩﾝｯ

美琴(何あれ！？　物質を構築するの！？)

カズマ「むかつく。とことんむかつくぜあんたっ！！」ｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞｯ

美琴「あいにく、私だってあんたらに腹が立ってるのよ」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

美琴(ウニ頭が防げてもこの男が防げるとは限らないもんね)

カズマ「おれはなぁ！　正義の味方ってのが大嫌いなんだよっ！！」

美琴「……はんっ、治安と秩序があってこその平和でしょう！！」

カズマ「それはあんたら“決める側”の治安と秩序だろっ！」

美琴「……ぐっ」

カズマ「お前らが勝手に敷いたレールの下にはなぁ！　身動きすら取れずに死んでいった奴らが五万といるんだよっ！！」

美琴(………難しいことはどうでもいいわ。私は“狩り”ができれば十分なのよ！)

31 ：１ [saga]：2012/08/18(土) 01:18:39.98 ID:i78uGpKq0

美琴(学園都市が機能していた時は第三位の冠のせいで友達は限りなく少なかった。学園都市が割れてからはその数少ない友達も“失った”。私に残されたのはこの電撃だけ…)ﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ

美琴「仕方ないじゃない…」

カズマ「グダグダと喋るのはやめようぜっ！　まずは喧嘩だっ！！」ﾀﾞﾝｯ

美琴「なっ、右手を叩きつけて跳び上がった！？」

カズマ「考えると腹が減る。ぶん殴るとスカっとする。そう思うだろ、あんたも！」ｸﾞｸﾞｸﾞｯ

美琴「………そうね、その通りね」ﾋﾟﾝｯ

カズマ「衝撃のぉ・・・」

美琴「これが常盤台エースの・・・」

32 ：１ [saga]：2012/08/18(土) 01:24:24.81 ID:i78uGpKq0

カズマ「ファーストブリッドォオオオ！！！」
美琴「レールガンだぁぁあああああ！！！」






少し離れた居住エリア。

かなみ「……カズ君？」

当麻「どうしたの？　かなみちゃん」

かなみ「……ううん。それより、当麻君お布団ちゃんと干した？」

当麻「うっ…それがまだ…」

かなみ「駄目だよぉ、ちゃんと干さなきゃカビが生えるんだからね！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

当麻(うぅ、こんな小さい子に説教されるなんて不幸だぁ…)

当麻「ちゃんと干しますよっと」ｶﾞﾗｶﾞﾗ

当麻(ベランダで…い…っか)

白い布「………」ｸﾞﾃﾞｰ

当麻「白い…布？」

インデックス「………っ」ｶﾞﾊﾞｯ

当麻「うわぁっ！」

インデックス「………」ﾎﾞｰｰｰｰｯ

当麻「あ、あの…どちらさまでしょうか？」

インデックス「美味しいご飯を食べさせてくれると嬉しいなっ」ﾆｺｯ

当麻「………へっ？」

33 ：１ [saga]：2012/08/18(土) 01:29:22.37 ID:i78uGpKq0

　　　　　とある魔術の禁書目録SS
　　　　　　　　　　×
　　　　　　　　スクライドSS
　　　

　　　　　カズマ「そうだろぉ当麻」
　　　　　　当麻「あぁ、そうだな」



　　　　　　第一章『はぐれ者達』

34 ：１ [saga]：2012/08/18(土) 01:40:41.38 ID:i78uGpKq0

ホーリー本部ビル。

瓜核「それでおめおめと顔を腫らして帰ってきたのかぁ！？」ｶﾞﾊﾊｯ

美琴「………」ｷﾞﾛｯ

イーリャン「でも、学園都市第三位の御坂さんを返り討ちにするなんて…」

シェリス「そうよねぇ、“元”とはいえ学園都市の第三位、常盤台のエースだもんねぇ」

美琴「あら、スキルアウトのにくべ…下っ端シェリスアジャーニさんにもその名前が届いてるなんて光栄だわ」

シェリス「クソガキ、今言いかけたこと言ってみなさいよ」ｷﾞﾛｯ

美琴「あぁ！？　誰のおかげで電気のある生活できてると思ってるのよ」

瓜核(げぇ、女同士の喧嘩は見てられねぇぞ)

イーリャン「・・・・・・・・・」ｵﾛｵﾛ

？？？「そこまでだ」

美琴「……っ」ﾊﾞｯ

瓜核「劉邦…」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

シェリス「りゅうほーー！　御坂さんがいじめるぅ！」ｷﾞｭｯ

劉邦「御坂、シェリスは僕達の大切な仲間なんだ。偏見で物を語るんじゃない」ｷﾞﾛｯ

美琴「………っ、分かったわよ」ﾌﾟｨｯ

シェリス(……イーっだ)ﾍﾞｰ

劉邦「シェリスも。年上なんだから年上らしくしろ」

シェリス「だってぇ、劉邦が早く大人にしてくれないからぁ」ｸﾘｸﾘ

美琴「……中古のくせに」ﾎﾞｿｯ

シェリス「……っ」

劉邦「御坂美琴っ！」ﾊﾞｯ

美琴「っ」ﾀﾞﾝｯ

35 ：１ [saga]：2012/08/18(土) 01:49:55.19 ID:i78uGpKq0

瓜核(一瞬にして美琴を壁に叩きつけた。アルターなしでこの動き。やっぱ伊達じゃねぇな)

瓜核「学園都市現第二位“絶影”の劉邦」ﾎﾞｿｯ

劉邦「さぁ言え。お前が言うべき言葉を」ｸﾞｸﾞｸﾞｯ

美琴「く、苦しい・・・」

シェリス「ちょ、ちょっと劉邦・・・」

イーリャン「劉邦、女の子相手にかわいそうだよ」ｵﾛｵﾛ

劉邦「シェリスだって女の子だ」ｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞｯ

美琴「ご、ごめんなさい」ｳｩ…

シェリス「分かった、分かったから劉邦！！」

劉邦「・・・・・・」ﾊﾞｯ

美琴「ごほっごほっ・・・かはっ」ｷﾞﾛｯ

瓜核(おいおい、そりゃあ仲間に向ける目つきじゃねぇぞ美琴)

劉邦「…ずっと見ていたのなら、もっと早く止めるべきだ。ストレイト・クーガー」

クーガー「いやいやいや、女の子同士の戦いは醜く低俗で無価値。そして俺には二人を止める技術も力もそして何より“速さ”もある!!　しかし、女の子同士の喧嘩はスピードがある！　思ったことをストレートに、感じたことを考えることなく言葉にする！　俺は女の子の喧嘩なら何時間だって観察できるっ！」ﾑﾝｯ

瓜核「いばることかよ・・・」

36 ：１ [saga]：2012/08/18(土) 01:54:52.90 ID:i78uGpKq0

劉邦「それより、御坂美琴、キミを倒した男と言うのは誰だ」

美琴「・・・・・・忘れたわ」

シェリス「お礼まいりしたいのよねぇ」

美琴「・・・・・・いいじゃないっ！　私が見つけた“獲物”よっ！　どうしようと勝手じゃない！！」

劉邦「御坂。我々はなんだ？」

美琴「何よいきなり」

劉邦「質問してるのはこっちだ。我々は何だ？」

美琴「……ジャッジメント特殊部隊“ホーリー”の戦闘部隊よ」

劉邦「そうだ。そしてホーリーおよびジャッジメントとは法と秩序を元に正義を下す必要がある」

美琴「その正義に歯向かう者は……」

劉邦「この絶影で斬り落とす！」ｼｭﾝｯ

絶影「……」

美琴(忌々しい人形め。絶対に壊してやるんだから)ｸﾞｸﾞｸﾞｯ

クーガー「………」

美琴(なんと言われようと、何されようと、あんたの仇をとるまではホーリーに居続けるからね)

美琴「黒子」ﾎﾞｿｯ

37 ：１ [saga]：2012/08/18(土) 02:00:04.46 ID:i78uGpKq0

かなみの家。

かなみ「…それで、なんでそんなにボロボロになって帰ってきたの？」

カズマ「…うるせぇなぁ、いいじゃねぇか。男の子は傷だらけになるもんだぜ」ﾄｺﾄｺﾄｺ

かなみ「もうっ、カズ君っ！」

当麻「すんませんすんませんすんません」ﾍﾟｺﾍﾟｺﾍﾟｺ

イン「許さないんだよ」ｶﾞｼﾞｶﾞｼﾞｶﾞｼﾞ

カズマ「なぁにやってんだ当麻」

かなみ「当麻君はね。こちらのインデックスさんの服を破いちゃったの」

カズマ「へぇ！　そいつはおもしれーや。当麻はロリコンだったのか！？」ｹﾀｹﾀ

当麻「ち、ちがっ！！　俺はセクシーなおねぇさんが好みだっ！」

イン「ごめんなさいね、ツルツルペタペタで…って思い出すなぁ！！」ｶﾞﾌﾞｯ

当麻「いてぇ！！　不幸だぁあああああ！！！」

38 ：１ [saga]：2012/08/18(土) 02:01:30.68 ID:i78uGpKq0

調子が出てきたのですが、今日はここまでにします。

ちなみにシェリスの最後のエターナルデボーテのためにスクライドは何回も見てます。

それではおやすみなさい。

39 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2012/08/18(土) 02:02:50.83 ID:Adk2bGcAO

乙乙

40 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]：2012/08/18(土) 02:08:07.15 ID:V4I30IJAO

美琴って基本女子供には優しいが…

よく分からんが乙

41 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/18(土) 02:54:07.54 ID:W0fY8mhIO

キャラ崩壊ヤバいな


オリキャラ化一歩手前

42 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/18(土) 09:22:41.66 ID:SO6Lwn3IO

スクライドと禁書のクロスは未完率が高いから是非とも完結まで行ってほしいな

43 ：１ [saga]：2012/08/18(土) 10:26:22.60 ID:AdqvY+Ml0

おはようございます。

>>41
出会い方がそれぞれ違うので、キャラ同士の会話にはかなり違和感あるかもしれませんが、基本的には原作の性格をしています。

ちょっとだけ続き。

44 ：１ [saga]：2012/08/18(土) 10:31:27.37 ID:AdqvY+Ml0

黒子「ただいまですの」

かなみ「黒子さんお帰りなさい」ﾀﾀﾀｯ

当麻「白井ー、助けてくれー」

イン「許さないんだよ許さないんだよ許さないだよー！」ｶﾞｼﾞｶﾞｼﾞｶﾞｼﾞ

黒子「な、なんですの、気持ち悪いので近寄らないでいただけます？」

当麻「ふ、不幸だぁ…」ｶﾞｰﾝ

カズマ「はぁ…」ｽｯ

かなみ「あれ？　カズ君また出かけるの？」

カズマ「あぁ、ガキのじゃれあいに付き合ってる暇はないってね」ﾋﾗﾋﾗ

当麻「せ、せめて助けて…」

カズマ「………なぁシスターさんよ」

イン「な、何かな…」

イン(この人ちょっと怖いんだよ)

カズマ「神様っているのか？」

イン「……え？」

45 ：１ [saga]：2012/08/18(土) 10:40:34.83 ID:AdqvY+Ml0

カズマ「いや、神様がいるのなら、シスターが迷えるウニ頭をかじってても許すのかね」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ

イン「そ、それは・・・」

カズマ「まぁ、神様なら心が広いだろうし、それも許すかもな」ﾆｺｯ

イン「………」

カズマ「それでも最後は自分だ。誰が何と思おうと、たとえ神に否定されようと、お前が正しいと思うならそれを貫け。絶対にな」

イン「………」ｽｯ

カズマ「そっか、それが答えか」ﾜｼﾜｼﾜｼ

イン「い、痛いんだよ」ﾃﾚﾃﾚ

当麻「ほんと、女子供には優しいよな」

黒子「ロリコンですの」

かなみ「ずるいよカズ君！　私にはしてくれないのにっ！」

カズマ「い、いってきまーす！」ﾋﾟｭｰ!!

当麻「……さて」

46 ：１ [saga]：2012/08/18(土) 10:48:04.08 ID:AdqvY+Ml0

当麻「インデックスさんでしたっけ？　どうしてこの家のベランダに干されてたんでしょうか？」

イン「………」

『お前が正しいと思うならそれを貫け』

イン「当麻は…」

当麻「うん？」

イン「ううん、なんでもない」ﾌﾙﾌﾙ

イン(頼ってちゃ駄目だ。自分の問題は自分で解決しなくちゃ)

当麻「そっか、まぁカズマの言葉を否定する訳じゃないけど、誰かに頼ったっていいんだからな」ﾆｺｯ

イン「う、うん」ｶｧ///

黒子「ここの男どもは天然フラグメーカーですの」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

かなみ「当麻君モテるもんね」ｺｼｮｺｼｮ

イン「そ、そろそろ行くんだよ」

当麻「そっか、困ったらいつでも来いよ」ﾆｺｯ

イン「わかったんだよ」ﾀﾀﾀｯ

47 ：１ [saga]：2012/08/18(土) 10:55:09.41 ID:AdqvY+Ml0

君島「おぉーぃ、カズマー」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

カズマ「君島ぁ！　なんかおもしれー話はねぇか！」

君島「おいおい、いくら俺でもいつもいつもうまい話が…あるんだなっ」ﾆﾔ

カズマ「さっすが君島！　で、喧嘩か！？」ﾜｸﾜｸ

君島「ああ！　お前好みのでっかい喧嘩だ！」

カズマ「おおっ！　そりゃいいな！　で、どっちに行けばいいんだっ！」

君島「北の街でホーリーが現れたってよ！」

カズマ「ホーリー！　こりゃぁ良い！！」ｹﾀｹﾀ

カズマ(あの女の子は俺に幸せを運んでくれた女神だったんかもなぁ！)

君島「逃げてきた奴の話を聞けば、なんでもとてつもなくでっかい銃のアルター使いらしい」

カズマ「アルターかっ！　面白くなってきたじゃないのっ！」ﾀﾞｯ

君島「お、おい！　最後まで話を聞けっ！」

カズマ「君島ぁ！　今日うちで鍋だから食べに来いよ！」

君島「……フラグ立てんなよな」ﾊｧ

48 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/18(土) 11:03:28.78 ID:W0fY8mhIO

不自然な会話だ

何度見直してもおかしい

49 ：１ [saga]：2012/08/18(土) 11:06:50.29 ID:AdqvY+Ml0

北の街。

立浪ジョージ「ぎゃははははっ！」

ジャッジメント「暴れるなっ！」

生徒「きゃぁ！！」

立浪「逆らうやつは殺せ殺せ殺せぇ！」

一般人「ゆ、許して…」

立浪「…………却下ぁ」ﾆﾏｧ

ジャッジメント「………」ﾊﾟﾝｯ

人々「きゃぁあああ！」

レベル３「ゆるせねぇ…」

立浪「おんやぁ？　堅くてぶっとい俺様の前に立つクソガキ、誰が勝手に―――」

レベル３「発火！！」ﾎﾞｯ

立浪「ほぅ、炎の塊か？　だがなぁ！」ﾌﾞｩﾝ

立浪砲「ブチヌキマス」ﾊﾞｧﾝ

レベル３(だったもの)「」ﾄﾞｻｯ

人々「きゃぁあああああ！」

立浪「はははははっ！」

立浪「お前の軟弱な能力と違ってなぁ――

立浪「太いんだよ！」ﾊﾞｧﾝ!

立浪「堅いんだよ！」ﾄﾞｫﾝ!

立浪「暴れっぱなしなんだよっ!!!」ﾄﾞﾄﾞｰﾝｯ!!

人々「………」ｼｭﾝｯ

立浪「逆らうやつは俺のでっかい玉をぶち込むぞっ！」ｷﾞｬﾊﾊﾊﾊ

50 ：１ [saga]：2012/08/18(土) 11:08:08.97 ID:AdqvY+Ml0

今日はここまでです。

立浪のしゃべり方忘れたので、違和感ありまくりでごめりんこ。

51 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/18(土) 12:13:36.24 ID:QBQrCr6AO

禁書読んでねえけど電気女ってマジでこんなクズなの？
ヒロインとか嘘だろ

52 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) ：2012/08/18(土) 12:25:05.73 ID:mto8iYzz0

クズじゃないよ……

53 ：１ [saga]：2012/08/18(土) 12:55:39.93 ID:AdqvY+Ml0

続きいけそうなので続き。

54 ：１ [saga]：2012/08/18(土) 13:25:32.89 ID:AdqvY+Ml0

立浪「おい、女連れてこい」

ジャッジメント「え、で、でも…」

立浪「…ふーん、まぁいいや。お前も女か」ﾆﾏｧ

ジャッジメント「い、いや…」

ジャッジメント「くっ」

立浪「おんやぁ？　ホーリーの立浪ジョージにジャッジメントの下っ端ごときが逆らうってのかぁ？　そいつぁ、反逆ってやつだねぇ、やだねぇやだねぇ………調子こいてんじゃねぇぞクソアマ！！！」ｸﾞﾜｯ

立浪砲「ウチマスウチマス」

ジャッジメント「………」ﾍﾟﾀﾝ

「諦めんじゃねぇよ」

ジャッジメント「………？」

立浪「喰らいやがれっ！」

「衝撃のぉ・・・」

55 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/18(土) 13:47:51.18 ID:C8Y5sZ/ao

どんだけ反応欲しいんだよコイツ待ちすぎだろｗｗｗｗ
キャラ崩壊もそうだが純粋につまらん

56 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/18(土) 15:28:31.92 ID:8cHWmn0DO

乙なんという俺得
>>51
元々一巻から無能力者狩りしてたからこんな感じだぞ
外伝だと主人公やってるけど原作だと比較的空気だったりする

57 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]：2012/08/18(土) 16:48:14.30 ID:euhzLvAAO

>>56

にわか乙。一巻での御坂の性格が良くない感じなのは認めるが、御坂美琴が無能力者狩りをしてた、なんて内容は無いからね。

58 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/18(土) 16:56:56.89 ID:W0fY8mhIO

結局作者の技量が低いからキャラ崩壊に見えるって訳よ

59 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(青森県) [sage]：2012/08/18(土) 17:41:10.60 ID:OzikipFIo

やめたげて

60 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/18(土) 18:07:42.72 ID:QBQrCr6AO

つまり実際でももうちょっとマシって程度なのか
電気っつうか狂気だな、ありえねー

61 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2012/08/18(土) 19:34:21.60 ID:DQO+A4vqo

>>51
御坂は無能力者見下してたクズだからな

62 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/18(土) 20:16:54.75 ID:jSpZu2Ej0

いやいや明らかに美琴ヘンでしょ
まぁ二次創作ものだしここの美琴はこれでいきますってならしゃあないけど…
原作の美琴はこんなじゃない、とだけは言わせてくれ

63 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2012/08/18(土) 22:28:56.50 ID:FGHjqIfAO

>>30の御坂の括弧内のセリフはおかしいだろ
物質を構築するの!?ってコイツ、アルターの基本的構造も知らずに今まで何やってきたんだ
まるで足元しか見ないイノシシだな

64 ：１ [saga]：2012/08/19(日) 01:25:56.52 ID:09yqTofR0

ただいまです。

帰ってきたら大変なことに笑

まぁ、続きです。

65 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]：2012/08/19(日) 01:27:22.36 ID:Y76jj1JSo

美琴とインデックスはアンチがめんどくさいからね

66 ：１ [saga]：2012/08/19(日) 01:33:11.93 ID:09yqTofR0

同時刻。ホーリー本部。

雲慶「きたきたきたーのであーる！！」ﾊﾞｯ

来夏月「本当かい！？　僕の愛する彼女達の出番が来るのかい！？」

雲慶「うん？　お主、四姉妹じゃなかったか？」

来夏月「……ああ、いや、僕の愛する彼女達は三姉妹だよ」

雲慶「そうであるか。ならシナリオをちょちょいと変えるであーる」

来夏月(そうさ。あいつはお荷物でゴミ箱なんだ。だから僕の愛する姉妹たちには入れてあげない)

来夏月「で、対象は決まったのかい？」

雲慶「それは吾輩の知るところではないのであーる」

来夏月「それもそうだね。今度隊長に聞こう」

雲慶「やはり吾輩は天才なのであーーーーる！！」

67 ：１ [saga]：2012/08/19(日) 01:45:08.67 ID:09yqTofR0

カズマ「ファーストブリッドォオオオオオオ！！」ｺﾞｫｯ

立波「ビ――ーッグマァグナァム！！」ﾄﾞｫｵｵﾝ!!

カズマ「ぐっ・・・削れ・・・？　うわぁあああ！！」

立波「あーはっはっは、俺の太くてかったぁいビッグマグナムに拳なんて通用するわけがねぇだぁろ」

ジャッジメント(さっきから何回言ってんだこいつ・・・)

カズマ「ぐっ……まだまだ…」

立波「こざかしいハエめ！　ぶち殺してやるぅうううう！！」

カズマ「撃滅のぉ…セカンドブリッドォオオオオ！！」

立波「きっかぁあああああん！！！」ﾄﾞｰﾝｯ

カズマ「ぐぁああああああ！！」

立波「ほんと弱っちなぁ、粗悪品のごみくずアルターさんよぉ」

カズマ「ぐっ、誰がごみくずだ…」ﾌﾗﾌﾗ

68 ：１ [saga]：2012/08/19(日) 01:53:31.85 ID:09yqTofR0

カズマ(どうする…。撃てるのは後一発、だがあいつは何発でも撃てそうだクソッ)

立波「どぉしたぁ？　地面に頭擦りつけて謝ったら、半殺しくらいに許してやってもいいぜぇ？」

カズマ「………そうか、そうだな」ﾌﾗｯ

立波「ぁあん？」

カズマ「こいつのきたねぇ玉一つ握りつぶせなくて、この先喧嘩なんか続けられる訳がねぇよな！！」ｶｯ

立波(雰囲気が変わった！？)

カズマ「ガチンコ勝負だ、チンコ野郎！！」ﾀﾞｯ

立波「てめぇみてーな租チン野郎に俺様の太くてかったぁいのが負ける訳がねぇだろぅが！！！」

カズマ「抹殺のぉ！　ラストブリッドォオオオオ！！！」ｶﾞｯ

立波「ビィイイイッグ、マグナ……何ィイイイイ！？」

立波(弾丸が押し返さ…れ

どーーーーーーーーーーん！

カズマ「………誰が租チンだこの野郎」

69 ：１ [saga]：2012/08/19(日) 01:59:41.89 ID:09yqTofR0

？？？「あれあれあれェ？　なにやられちゃってんですかァ」ｶﾞｯ

カズマ(白髪頭？　誰だこいつ)

？？？「ぎゃははッ！　……おめェか？」ｷﾞﾛｯ

カズマ「………っ！？」ﾋﾞｸｯ

カズマ(わからねぇ。わからねぇけど、俺の中の何かがヤベーって騒いでやがる)

カズマ「俺はアルター使いのカズマだ。あんたの名前は？」

？？？「俺かァ！？　俺はなァ……」





一方通行「ただの一方通行だよ」ﾆﾏｧ

70 ：１ [saga]：2012/08/19(日) 02:07:56.39 ID:09yqTofR0

同時刻、東の街。

当麻「たくっ、どこ言ったんだよカズマの奴…」

かなみ『カズ君が帰ってくるまで皆ご飯抜きだからねっ』

当麻「朝から食べてないってのに…」ｸﾞﾙﾙ…

当麻「不幸だ…」ﾊｧ

？？？「や、やめてください！」

当麻「………？」

不良能力者「いいじゃん、ちょっと俺らと遊ぼうよ」

スキルアウト「俺達がリードするからさっ」

当麻(また女の子がからまれてるのか…)

当麻「って、び、ビリビリ！？」

美琴「……誰がビリビリよ。あんた誰よ」

当麻(俺のこと覚えていない？)

不良能力者「お前、喧嘩売ってんの？」

スキルアウト「リーダーはな、レベル３“気合い玉”の使い手だぜっ！　逆らうと・・・」

当麻「と、とにかく行くぞビリビリ」ｽｯ

美琴「やーよ」

当麻「な、なんで？」

美琴「だって、あんただって知らない人だし」

当麻「いや、今朝あったばかりじゃん！！」

美琴「はぁ？　あんたストーカー！？」

当麻「ぁあああぁあ！　訳分からんっ！」ｸｼｬｸｼｬ

71 ：１ [saga]：2012/08/19(日) 02:13:16.69 ID:09yqTofR0

不良能力者「俺を…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

不良能力者「無視するなぁぁああ！」ﾎﾞﾝｯ

当麻「ちょっと、待ってね」ﾊﾟｷｨｲｲｲｲﾝｯ

不良たち「いぃいい！？」ﾋﾞｸｯ

美琴「へぇ、あんたも能力者なんだ？」

当麻「いや、れっきとしたレベル０“無能力者”ですよ」

不良たち「お、おい、レベル０のくせにリーダーの玉を消し去ったぞ」

当麻「ちょっと、黙っててもらえますか！？」ﾆｺｯ

不良たち「ひ、ひぃいいい！？」

美琴「まぁ、良いわ。とにかく今すぐ私と戦いなさい」

当麻「…えぇ？　マジ？」

美琴「何よ。なんか文句あるの？」

当麻「いや、ないですけど・・・」

美琴「それならさっさとやるわよ」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ

当麻「分かった。とにかくやろう」

美琴「いくわよっ！」ﾀﾞｯ

72 ：１ [saga]：2012/08/19(日) 02:27:46.27 ID:09yqTofR0

美琴(いきなり戦いになったは良いけど、街中だし下手に電撃ぶっ放せないわね)

当麻(なんだこいつ、朝とはまるで別人の動きだ…)

美琴(この方向なら！！)

美琴「喰らいなさい！！！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ

当麻「くっ」ﾊﾟｷｨｨｨﾝｯ

美琴「私の電撃をかき消すなんて、なかなかやるわね」

当麻「まぁ、俺の幻想殺しはあらゆる能力を打ち消すからな」

美琴「何それ。チートじゃない」

当麻「まぁ、神様からのご加護みたいなんも打ち消して万年不幸だけどね」ﾊﾊﾊ

美琴「………」ﾊｧ

当麻「やめるのか？」

美琴「ちょ、ちょっと用事思い出しただけよっ！」ｶｧ///

当麻「そっか、よかったな思い出せて」ﾆｺｯ

美琴「ねぇ、あんたの名前は？」

当麻「俺の名前は当麻、上条当麻だっ。あんたは御坂美琴だろ」

美琴「なんで知ってるのよ」ｼﾞﾄｰ

当麻「そ、それは……」

？？？「あぁああ！　いたぁ！！」

73 ：１ [saga]：2012/08/19(日) 02:30:51.37 ID:09yqTofR0

当麻＆美琴「え？」

シェリス「さ、行くわよ美琴！」

美琴「ちょ、ちょっとっ！　何すんのよ！」

シェリス「何って本部に帰ってアルター狩りの会議でしょ……って、何その格好？」

美琴「常盤台の制服だけど？」ﾋﾗﾋﾗ

シェリス「速くホーリーのユニフォームに着替えてっ！」

美琴「ほ、ホーリーって何！？」

当麻「………なんかおかしいぞ？」

劉邦「シェリス。行きたくないって者は放ってこう」

シェリス「劉邦！？　本気で言ってるの！？」

劉邦「ああ、そもそもその子はホーリーの隊員ではない」

シェリス「え？」

劉邦「行くぞ」ｽｯ

シェリス「う、うんっ」ﾀﾀﾀｯ

当麻＆美琴(なんだったんだ…)

74 ：１ [saga]：2012/08/19(日) 02:31:22.95 ID:09yqTofR0

ちょっと眠気限界。寝ます。

75 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]：2012/08/19(日) 02:32:16.13 ID:Y76jj1JSo

乙〜

76 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2012/08/19(日) 02:32:41.75 ID:ILBoRIsAO

何が起こってるんだってばよ

>>1乙

77 ：１ [saga]：2012/08/19(日) 02:45:34.62 ID:09yqTofR0

いや、ここで立ち止まっちゃ何もおこらねぇ、そうだよな君島ァ。

アクセルワールド見ながらもうちょっとだけ進みます。

78 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2012/08/19(日) 02:46:48.48 ID:ILBoRIsAO

ほいきた

79 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]：2012/08/19(日) 02:49:51.25 ID:Y76jj1JSo

しャーねえなァつきあッてやンよ

80 ：１ [saga]：2012/08/19(日) 02:53:46.53 ID:09yqTofR0

美琴「はぁ、アンタのせいで変な奴らに絡まれたじゃない」ﾊｧ

当麻「おいおい、言いがかりだろそれ」

美琴「まぁいいわ。それより、ちょっと付き合ってくれない？」

当麻「付き合う！？　出会って間もないのにでしょうか！？」

美琴「ば、ばかっ！！　そういう意味じゃなくて、一緒にご飯を食べようって言ってるのよ！」

当麻「あ、そういう意味ですか」

当麻(かなみちゃんは頑固だからカズマが帰ってこない限り本当にご飯を食べない気だろう)ｸﾞﾙﾙ…

美琴「ちょ、ちょっと期待した？」ﾎﾞｿｯ

当麻「え、なんか言った？」

美琴「な、なんでもないっ」ｶｧ///

当麻「そうだなっ、付き合うよっ！」ﾆｺｯ

美琴「……っ！？」ｶｧ///

美琴(な、何をﾄﾞｷﾄﾞｷしてるんだ私わーーーー！)ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ

当麻「め、めし・・・」ｸﾞﾙﾙﾙﾙﾙﾙ…

81 ：１ [saga]：2012/08/19(日) 03:01:54.78 ID:09yqTofR0

青空食堂。

美琴「へぇ、良い所ね」

当麻「だろ？　味もいけてるぜ」ﾆｺｯ

美琴「………」ｶｧ///

美琴(な、なんでこいつの顔を見てたらﾄﾞｷﾄﾞｷするんだろう)ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ

当麻(それにしても、朝の時とは全然違う…)

美琴「な、何よ、ジッと見つめてこないでよっ！」ｱﾜﾜﾜﾜ///

当麻「す、すまんっ、ちょっとお前のこと考えてたら見つめてた！」ｱﾜﾃｱﾜﾃ

美琴「私のことを考えて/////」ﾌﾟｼｭｰｰｰ

おばちゃん「へいお待ちっ！」ﾄﾞﾝｯ

当麻「でたっ！　おばちゃん特製巨大チャーハン！！」

美琴「ひ、ひとつのお皿・・・」

82 ：１ [saga]：2012/08/19(日) 03:05:42.17 ID:09yqTofR0

美琴「ねぇ、取り皿はないの！？」

当麻「え？　あるわけないだろ。取り皿使えば洗い物しなきゃダメだろ。水は貴重なんだ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

美琴「じゃ、じゃぁ…一緒にたべ…」

当麻「あ、もしかして俺と一緒のは嫌か？　ならおばちゃんに頼ん―――」

美琴「嫌じゃないっ！　嫌じゃないからっ！」ﾊﾞﾝｯ

当麻「お、おう…、それならいんだけどな」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

美琴「………///」ﾝｸﾞﾝｸﾞ

83 ：１ [saga]：2012/08/19(日) 03:13:54.56 ID:09yqTofR0

当麻「そういえば、ビリビリって常盤台のお嬢様なんだな」

美琴「まぁ、そうね」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

当麻「じゃあレベル３以上なのか？」

美琴「レベル？　レベル５よ」

当麻「ほえーすごいんだ…ってレベル５！？」

美琴「……！？」ﾋﾞｸｯ

当麻「すげー！　初めて見たっ！　握手してもらっていいっ！？」

美琴「え、う、うん」ｽｯ

当麻「上条さんは感動を隠しきれませんことよ」ｷﾞｭｯ





―――ﾊﾟｷｨｲｲｲｲｲﾝｯ!!!





美琴「……っ！？」ﾋﾞｸｯ

当麻「ど、どうしたっ！？」

84 ：１ [saga]：2012/08/19(日) 03:17:58.16 ID:09yqTofR0

美琴(な、何これ！？)

『ち、ちがうっ、キミはそんなんじゃないっ！』

『そうだ。キミは常盤台のエースでお嬢様で、僕が唯一憧れた僕だけの女の子なんだっ！』

『……本当に駄目な子だ。…雲慶、この子は“僕に合わない”みたいだ』

『……そういえば量産計画があったな。それを利用すれば…』

『吾輩の名は雲慶。キミを幸せに導く者であーる』


・
・
・


美琴「かはっ！！　ごほっごほっ！」

当麻「だ、大丈夫かっ！？」

美琴「だいじょう・・・ぶ」ｹﾞﾎｹﾞﾎ

85 ：１ [saga]：2012/08/19(日) 03:29:01.09 ID:09yqTofR0

当麻「………ということは、御坂クローンをえっと…いっぱい倒せばレベル６になれるの？」

美琴「えー…っと、まぁそれでいいや。元々は第一位をレベル６へシフトチェンジするための実験だったんだけど、隆起現象でそれどころじゃなくなった」

当麻「そりゃ、人命のほうが大事だよな」

美琴「違うわ。彼ら研究者は人の命より実験のほうが大事よ」

当麻「じゃあ、なんでそれどころじゃなくなったんだ？」

美琴「私の能力は何？」

当麻「電気…だよな」

美琴「現在、東学園都市に必要なものは何？」

当麻「……クローンを発電所代わりに！？」

美琴「そう、それこそが新たな量産計画の目的よ」

当麻「……許せねぇ」ｸﾞｸﾞｯ

美琴(私のことでこんなに怒ってくれてる…)

美琴「私は計画を根絶するため、力を求めたわ」

当麻「それでジャッジメントに？」

美琴「ええ、……だけど、現実はそう甘くはなかった」

86 ：１ [saga]：2012/08/19(日) 03:41:32.38 ID:09yqTofR0

過去。

美琴「量産計画を認めるですって！？」ﾊﾞｧﾝ!!

劉邦「ああ、決定事項だ」

瓜核「………」

立波「ひゃはははは！　一人くらい分けてくれよ！　俺様の従順な―――」

美琴「……うるさい」ﾊﾟｼｭﾝｯ

立波「………ひぃっ」ﾀﾗ…

劉邦「心配するな御坂。クローン達の人権は守られる」

美琴「劉邦……」

シェリス「どうだろうねぇ」

劉邦「シェリス」

シェリス「だってそうじゃない。東学園都市にジャッジメント以外の秩序があると思ってるの？」

美琴「……やっぱり駄目よっ！　計画は止めましょう！！」

イーリャン「どうするの劉邦？　もし止めるのなら僕が居場所を…」

劉邦「いや、その心配には及ばない。……御坂、すまなかった。計画は止めよう」

美琴「ほんとっ！？」ﾊﾟｧｧ

劉邦「ああ、だが、計画を根絶やしにするには準備がいる。今日は大事をとって休め」

美琴「そ、そうね…。じゃあ先に帰らせてもらうわ」ﾀﾀﾀｯ

劉邦「雲慶、来夏月」

雲慶「分かっているのであーる」

来夏月「彼女は今混乱してるだけだ。僕の魅力に気づけば元の可愛いお嬢様に戻るはずだ」

シェリス「劉邦ってばわるーい」

劉邦「正義を貫くためだ。それにクローン達の人権は守らせてみせる」

クーガー「………」

87 ：１ [saga]：2012/08/19(日) 03:59:02.59 ID:09yqTofR0

美琴「絶対に止めてみせるわ…」ﾃｸﾃｸﾃｸ

美琴(先に下調べした方がいいかな…)ｳｰﾝ

雲慶『不安と重圧に耐えながら、悩みながらも一人帰路に着く御坂美琴』

美琴「黒子ーいるー？」

黒子「おねぇえええさまぁあああ！」ｷﾞｭｯ

美琴「ちょっ、黒子っ！？」

黒子「お姉さまがホーリーに所属されるのは必然ですが、黒子は、黒子はぁ・・・」ﾊｧﾊｧ

美琴「はいはい、あんたががんばってホーリーになれば良いのよ」

黒子「あんな化物能力者集団に入れる訳がありませんの」

美琴「あんた私のこと化物だと思ってた訳ぇ？」ｺﾞｺﾞｺﾞ

黒子「」

雲慶『弾む会話！　なごむ空気！　そこに現れる優男！！』


ピンポーン


黒子「あら、誰ですの？」ﾊｰｲ

来夏月「あの、御坂美琴さん御在宅でしょうか？」

黒子「あなた誰ですの？」

来夏月「御坂さんと仲良くさせてもらってる来夏月です」ﾆｺｯ

黒子(胡散臭い殿方ですの)

美琴「あれ？　来夏月さん？」

来夏月「美琴ちゃん！　心配になってきちゃったんだ！」

雲慶『己の心を曝け出す来夏月！　羊の衣を被った狼に気付かず迎え入れる美少女の姿があった！！』

美琴「あ、ありがとうございます」ｶｧ///

来夏月「よかったら…話がしたいんだけど」ｶｧ///

美琴「は、はい…」

黒子「きぃいいいいいっ！　許せませんのぉ！！」ｺﾞﾝｺﾞﾝｺﾞﾝ

88 ：１ [saga]：2012/08/19(日) 04:23:58.85 ID:09yqTofR0

来夏月「そっか、クローンさんも傷ついて欲しくないって思ってるんだ」

美琴「うん…」

来夏月「優しいね。美琴ちゃんは」ﾆｺｯ

美琴「………」ｶｧ///

雲慶『解けていく心と心！　繋がっていく気持ちのパズル！　二人の距離がゼロに近づいていく！！』

来夏月「ねぇ美琴ちゃん。今だけでもいい。僕のことだけ見てくれないか？」

美琴「…それって…」

来夏月「今はクローンのことは“忘れて”僕のことだけ考えてほしい」ｽｯ

美琴「……よ」

来夏月「え？」

雲慶「なっ」

美琴「私はクローンを助けに行くって言ってんでしょぉおおおおお！！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ

来夏月「ひ、ひぃ！？」

雲慶「吾輩のシナリオを打ち破ったのであるか！？」

美琴「あんたらが私を洗脳に来たということは、やっぱり妹達を助ける気はないのねっ！」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

来夏月「う、うんけい助けっ―――」

？？？「あれあれぇ？　やっぱキミ達じゃ駄目みたいだねぇ」ﾊﾟﾁﾝｯ

美琴「……あ…れ？」ﾊﾞﾀｯ

来夏月「しょ、食蜂、す、すまんっ」

美琴「わた、わた・・・」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

食蜂「さっすが御坂さんっ！　抵抗力すごぉい」

89 ：１ [saga]：2012/08/19(日) 04:33:31.21 ID:09yqTofR0

黒子(な、何をしていらっしゃいますの！？)

黒子(あれはレベル５の食蜂操折！？)

黒子「た、助けなきゃいけませんの…」

黒子(ホーリー二人とレベル５相手にお姉さまを助けだせますの！？)

食蜂「あれぇ？」

黒子「……っ」ﾋﾞｸｯ

食蜂「なんかぁ、以上に緊張してる子が一人いるんだけどぉ？」

黒子「ひっ」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

黒子(落ち着きなさい白井黒子。冷静にならなけ―――)ｶﾞｸﾝｯ

黒子「あ…う…」ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ

食蜂「あららぁ、ちょっと脳内物質出しすぎちゃったぁ？」

黒子「………」ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ

食蜂「だっれかなぁ？　だっれかなぁっと」ｽｯ




食蜂「あれ？　いないなぁ？」




来夏月「キミは！？」

黒子「ほうがｋｓｄんじゃうぼ」ｼｭﾝｯ

食蜂「あらら、レベル４のテレポーターだったのかぁ。もっと壊しちゃえば良かったかなぁ」

雲慶「こ、これではまずいのである！！」

食蜂「そう？　そんなことないわよぉ」

来夏月「良い案があるんですか？」

食蜂「もっちろんだよぉ。本物がいなくなったのなら…



　　　偽物を本物にすればいいじゃん」



雲慶＆来夏月「……」ﾆﾏｧ

90 ：１ [saga]：2012/08/19(日) 04:36:09.98 ID:09yqTofR0

黒子「はぁはぁはぁ…」ｺﾞﾎｯ

黒子(頭が割れそうですわ…)

美琴「………」ｸﾞﾃﾞ

黒子「えっと、私はこの方を助け…」

黒子(この方…誰でしたっけ…)

黒子「分からない…ですわ」ﾌﾗﾌﾗﾌﾗ





美琴「………く、ろ…こ」ﾊﾞﾀ

91 ：１ [saga]：2012/08/19(日) 04:42:45.71 ID:09yqTofR0

―――現在。

当麻「白井ならウチで居候してるけど、ビリビリみたいに能力で何かされてるってことはないと思うぞ」

美琴「なんでよ」

当麻「あいつ一人じゃ寝られないから、いつも俺と寝てるんだけど頭とか撫でても何も起きないし」

美琴「」

当麻「まぁ、記憶喪失って何がきっかけによみがえるか分からないらしいし、ビリビリの顔を見たら何か思い出すかもな」

美琴(く、黒子に先を越された…しかも同じ好…)

美琴「だ、断じて違うんだからねっ！」

当麻「うん？」

美琴「な、なんでもないなんでもない！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝｯ

当麻「まぁいいや、ただいまぁ〜」

かなみ「おかえりなさい。カズ君見つかった！？」

当麻「いや、それがまだ」

かなみ「えーーーーっ、いつもならもう無理やり連れて帰ってくるのにぃ」

当麻「ご、ごめんなさい。…ってそれより白井いる？」

黒子「いますわ…よ」

美琴「黒子ぉおおおお！！」ﾀﾞｷｯ

黒子「お、おねぇさま……」

92 ：１ [saga]：2012/08/19(日) 04:43:13.94 ID:09yqTofR0

もう、ほんとに限界です。

おやすみなさい。

93 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]：2012/08/19(日) 04:44:09.72 ID:Y76jj1JSo

おつ〜そしておやすみーzzz

94 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2012/08/19(日) 09:08:39.29 ID:ILBoRIsAO

すまない、寝てしまった>>1乙

95 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]：2012/08/19(日) 15:22:17.84 ID:ECaS21CAO

電撃ぶっ放すだけじゃないぞ？

後見下してたのは努力もせずに諦めてる奴だよ

96 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/19(日) 20:00:43.55 ID:3VrJx6bAO

少なくとも>>1の言う御坂の性格と原作の性格は違うよな
ここの御坂はもういくら可愛子ぶられても屑にしか見えない
原作御坂がシェリスにあんな暴言吐くとは思えん
番外個体なら言うだろうが
スクライド的にもちょっと無いわ

97 ：１ [saga]：2012/08/19(日) 23:54:57.02 ID:09yqTofR0

続きです。

御坂人気すぎ笑

とりあえず御坂側終わらせに行くか

98 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 00:00:56.31 ID:nZG0w4oa0

黒子「お姉さま…わた、私は…」ｸﾞｽｯ

美琴「無事でよかった」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

黒子「……ひぐ、えっく…」

黒子(本当にごめんなさいお姉さま！！)ｼｭﾝｯ

御坂「………え？」

当麻「白井が消えた！？」ﾋﾞｸｯ

かなみ「く、黒子さん！？」ｵﾛｵﾛ

御坂「落ち着いて！　敵じゃないわ！　黒子の能力は空間移動よ！」

当麻「そ、そうだったのか！？　でも、記憶喪失の白井がなんで！？」

御坂「私が知りたいわよっ！　……何でなのよ…黒子」

99 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 00:08:40.39 ID:nZG0w4oa0

街のはずれ。

黒子「おねえざまぁあああ」ｸﾞｽﾞｸﾞｽﾞ

黒子(黒子はもっと必死にお姉さまを探すべきでしたの。あの日、当麻さんの手に触れて記憶を取り戻した時から…)

黒子「いえ、違いますの。必死に探しておりましたわ白井黒子。ただ、私は食蜂さんから解放されても、心のどこかで恐怖していた…」

黒子「……合わせる顔がありませんの…」

美琴「……誰に？」

黒子「それはもちろん、おね…ぇさま？」

美琴「やっほー黒子。あんた無事だったんだね」ﾆｺｯ

黒子(その服…ホーリー？)

美琴「いやー、ずっと探したんだよ？　あんたが生きているって信じてたからね」

黒子「お姉さま…」

美琴「そのためなら何だってやった。ホーリーに入ったのだってそのためだし、あんたを危険にさらすネイティブアルターやスキルアウトも潰して回った」

黒子「な、何を言って…」

美琴「ねぇ黒子」ｷﾞｭｯ

黒子「ひっ…」

美琴「一緒にホーリーでがんばろ？」ﾆｺｯ

黒子(……もう、私の心は…)

？？？「ちょっと待ったぁああああ！！」

黒子「………その声は…」

100 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 00:21:01.40 ID:nZG0w4oa0

美琴「あんた、妹達の一人ね。黒子をどうするつもりよっ！」

美琴(妹達？)「あらぁ、生きてたんだぁ…



　　　　　　　私の本当のお姉さま」ﾆﾏｧ



美琴「黒子！　そいつから離れて！」ﾊﾞｼｭｯ

美琴(妹達？)「きゃはっ、お姉さまの電気気持ちいい〜」ｼｭｩﾝ…

黒子(お姉さまが二人…)

美琴「あんた、識別番号を言いなさいよ！　名前が被っちゃ黒子が混乱するじゃない！」

美琴(妹達？)「え〜、お姉さまがそれを望むのなら私の答えは……やだよ♪」

美琴「くっ…」

黒子「あなた…お姉さまの姿をしていますが、私のお姉さまはもっと上品ですわっ！」

美琴(以下ミサカ)「んー、ミサカに言われても困るなぁ」

黒子(離れなきゃ…)

ミサカ「放さないよ」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

黒子「あぁああああ！！！！」ｶﾞｸｯ

美琴「黒子っ！！」ﾀﾞｯ

ミサカ「近づいちゃ駄目♪」ｽｯ

美琴(ナイフを黒子の喉に…)ｸｯ

ミサカ「黒子は私のもんなんだからねー、お姉さまにも渡さないわ」ｷﾞｭｯ

黒子「……お、お姉さま…」

美琴「黒子…」

101 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 00:35:09.25 ID:nZG0w4oa0

少し離れた場所。

雲慶「来夏月殿、もはやあれは別人であーる」

来夏月「いいんだよ。あいつは」

晩夏「そうですわ、キッくんの愛を分からない女なんて姉妹ではありませんわ」ｷﾞｭｯ

仲夏「そうだよー、キッくんは私達四人に愛されてたら十分なの♪」

初夏「キッくんキッくんキッくん」ｷﾞｭｩｯ

来夏月「あぁあ！　僕の理想の女の子達！　これからも僕のために理想であり続けてくれぇ！」

真夏「……はい」ﾆｺｯ

雲慶(この真夏とかいう女、御坂美琴そっくりなのであーる)

来夏月(ふふふ、この子達の負の感情はぜーんぶ、あいつに押しつけて、これからも理想の女の子達は可愛くあり続けるんだっ！！)

102 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]：2012/08/20(月) 00:36:23.46 ID:xbAMuV1No

完全に番外だな

103 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 00:39:41.42 ID:nZG0w4oa0

ミサカ「さぁて、死んだと思ってたお姉さまには興味ないし、私はそろそろ黒子と帰るね」

美琴「まちなさいっ！！」ﾊﾞｼｭｯ

ミサカ「いくら電気を放っても無駄だって。それより、私が帰ったらアンタは裏切り者としてホーリーから追われることになるから覚悟しといたほうがいいよ」

美琴「…くっ」

ミサカ「私もねぇ、この前まではホーリーが大嫌いだったんだけど、“ご主人様”のおかげで最近好きになってきたんだぁ！」

美琴(ご主人様…？　ホーリーにそんな奴いたっけ…)

美琴「……来夏月…」

ミサカ「……！？　あんた…今なんつった」

美琴「あんたが言ってるご主人様って来夏月のことなのっ！？」

ミサカ「私のご主人様を呼び捨てにするなぁあああ！！！」ﾋﾞｭｯ

美琴「ナイフ！？」

美琴(避けられない―――)



「あぶねぇじゃねぇか」ｶﾞｼｯ



美琴「………え？」

104 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 00:43:19.39 ID:nZG0w4oa0

>>102

※また批判来そうなので先に言っておくと、僕は番外のこと原作で知りません。

系統を似せてますが、容姿は美琴と同じで来夏月が負の感情をミサカに送り込んでるだけです。

なので番外という名前でなくミサカで行きます。キャライメージは同じでかまいません。

この子に美琴と言う名前を使ったせいで御坂ファンを怒らせてしまったorz

まぁそういう感じで。

105 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]：2012/08/20(月) 00:47:01.01 ID:xbAMuV1No

>>104
ほいさー
あとあれはどっちかって言うとアンチのが酷かったと思うよ

106 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/20(月) 00:47:34.13 ID:gFml6N+IO

あの、まぁ、純粋に、貴方の描写不足とキャラ崩壊が酷いからなんですが…

107 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2012/08/20(月) 00:48:24.88 ID:Q82+LgxAO

>>104
応援してんべ〜

俺はもう限界だから落ちるが、頑張ってくれ

108 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 00:52:00.94 ID:nZG0w4oa0

当麻「女の子に刃物を投げつけちゃいけませんことよ」ﾎﾟｲｯ

美琴「あんた！　血がっ！」

当麻「ん…あ、ああ、気にすんな」ﾆｺｯ

ミサカ「あんた、この前の…」

当麻「そういうことだったのか。道理でこっちのビリビリは大人しくて可愛い訳だぜ」

美琴「か、可愛い…」ｶｧ///

当麻(つっても白井やかなみちゃんに比べたらだいぶ激しいけどな…)

当麻「今すぐ白井を解放しろ！　ワルワル！！」

美琴「そこまでして私をビリビリって呼びたいの！？」

ミサカ「嫌だよ♪　あんたが私をイかせてくれるなら考えてもいいけどぉ？」

当麻「い、いかっ！？」ﾋﾞｸｯ

美琴「行かせるってあんたを行かせたら意味ないじゃない！！」

当麻「ちょ、ちょまっ」

ミサカ「お姉さまってばイかせるの意味分かってないのかわい〜」ｸｽｸｽ

美琴「行かせるって言ったら行かせる以外に何があんのよっ」

当麻「ちょ、ちょっと女の子二人でそんな言葉連呼しないで…」ﾓﾝﾓﾝ

ミサカ「まぁ、ウニ頭のほうは分かってるみたいだし、聞いてみたら？　私はもう行くね」ﾊﾞｲﾊﾞｲ

美琴「ちょっ、話は終わって―――」

当麻「……間に合ったみたいだな」ﾆﾔﾘ

ミサカ「…え？」

君島「正義の味方参上っと」ｶﾞｼｯ

黒子「……君島…さん？」

君島「おー、何度かしか会ってないのに名前を覚えてくれてるなんて、嬉しいねぇ」

ミサカ「時間稼ぎだったってわけね」ﾜﾅﾜﾅ…

109 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 00:57:14.99 ID:nZG0w4oa0

当麻「ビリビリ！　君島さんのバギーに乗って逃げろっ！」

美琴「えっ！？　で、でもあいつがっ！」

当麻「白井のことは誰が守るんだよっ！」

美琴「………分かった。でも、あんたも無茶しないで逃げてね」ｺｸﾝ

当麻「逃げるのは上条当麻の得意中の得意技ですことよ」

君島「常盤台の彼女も早く乗った乗ったっ！」

美琴「黒子のことは任せて！！」

当麻「……あいよ」

当麻(やば、カズマの口調が移ったかな)

ミサカ「……ば、バカにして…」ｸﾞｸﾞｯ

当麻「さて、この前は理由がなかったから逃げたけど、今回は逃げないぜ」

110 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 01:10:18.37 ID:nZG0w4oa0

ミサカ「くらえぇええ！！」ﾊﾞｼｭｯ

当麻「………」ﾊﾟｷｨｲｨｨｨﾝ

ミサカ「くっ、なんでミサカのこと邪魔するのよ…」

当麻「邪魔なんかしてねーよ」

ミサカ「うるさいっ！　ミサカはミサカはご主人様のために黒子を連れて帰らなくちゃ駄目なんだから！！」

ミサカ(真夏が私と同じ妹達なら、黒子と喋ればきっと笑顔を見せてくれる！　そしたら私のことも褒めてくれる！)

当麻「ご主人様ご主人様って、白井の気持ち考えたことあんのかよ」

ミサカ「はぁ？　黒子は私のことが大好きなんだから、考える必要ないじゃない！！」

当麻「バカなこと言ってんじゃねぇよ！！」

ミサカ「………っ！？」ﾋﾞｸｯ

当麻「白井が御坂美琴を好きなのは確かにそうなんだろう。だけどなっ、


それは御坂美琴が白井のことを好きだから、考えてやってるからに決まってるだろ！


お互いがお互いのことを信頼してねーで、勝手に気持ちを語ってんじゃねぇよ！！」


ミサカ「な、何言ってんのよアンタおかしいんじゃない」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

当麻「ああ、俺がおかしいのかもしれねぇ。間違っているのかもしれねぇ。

それでもっ！　白井をっ！　物みたいに扱う奴が正しいなんか認めねぇよ！！」

ミサカ「……あ」

『お前はただのゴミ箱だ。僕の理想の女の子達に不必要な感情を溜めこむだけの物だ。それ以外に価値がないんだから、せいぜい溜めこんでくれよ』

ミサカ「あ、あぁあああ…」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

当麻「それでも、まだ黒子のことを考えてやれねぇって言うのなら、自分が一歩進まなくても黒子が歩み寄ってくれるなんて幻想を抱いているのなら」ﾀｯ

ミサカ「うわぁあああああああ！！！」ﾊﾞｼｭｯﾊﾞｼｭｯ

当麻「まずはっ」ﾊﾟｷｨｨｨｨﾝ





　その幻想をぶち殺す！！！！




―――君島号。

美琴「黒子、黒子ぉ」ｷﾞｭｯ

111 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 01:21:04.55 ID:nZG0w4oa0

黒子「お、お姉さま、私、お姉さまに謝らなくちゃいけませんの」

美琴「え？」

黒子「私、お姉さまを連れて逃げたあの日以来、ホーリーが食蜂さんが怖くて何もできなくなっていた」

美琴「………」

君島(そりゃ、ホーリー相手にちびらない奴なんていないだろ)ﾌﾞｰﾝ

黒子「当麻さんのおかげで記憶を取り戻してからも、潜在的に植え付けられた恐怖は私の足を止めましたの」

美琴「それは―――」

黒子「ええ、多くの人は“仕方のない事”と言って許してくれるでしょう。…だけどっ！　私は！　お姉さまのためなら命を懸けると！　この胸に誓いましたのに…」ｸﾞｽｯ

君島(ひょえー、こんな初潮も来てないような子供でもここまで考えてるのに、カズマの野郎は喧嘩しか考えやがらねぇ)ﾌﾞｰﾝ

黒子「普段からお姉さまのことを愛してると騒ぎながら、いざ愛を示せる場面になってもその程度で足が竦むようじゃお姉さまのパートナー失格ですの」

美琴「……えーっとね。黒子」

黒子「……はいですの」ｼｭﾝ

美琴「あんたは私の命の恩人であるってこと忘れてない？」

黒子「……え？」

美琴「だって、あの日の夜、ホーリー二人とレベル５相手に私を助けてくれたんでしょ」

黒子「え、ええ、それはまぁ」

美琴「しかも、記憶が戻ってから探してくれたわけでしょ？」

黒子「ええ…」

美琴「それって十分“すごすぎること”じゃないの？」

黒子「………」

美琴「あんたは誇っていいわ」ｷﾞｭｯ

黒子「お、おねぇさま…」ｷﾞｭｯ

美琴「あなたがいなければ私は助からなかったかもしれない。…ありがとう、黒子」

黒子「お、おねぇざま…」ｸﾞｽﾞｯ

君島「………良い話だねぇ」ｸﾞｽｯ

112 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 01:29:39.00 ID:nZG0w4oa0

ミサカ「あ、あああぁあぁあぁあああ！？」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

当麻「お、おいっ！　どうしたんだっ！？」

ミサカ「頭が、頭がわれるぅうううう！？」

当麻(顔を殴った瞬間、気が狂ったかのように暴れ始めた…まさかこの子も！？)

晩夏「あらあら、ミサカちゃんったら、気持ち悪い動きしないでくださる？」ｸｽｸｽ

初夏「死にかけのバッタさんみたいー」ｸｽｸｽ

仲夏「そんなんだからキッくんが愛想尽かすんだよねぇ」ｸｽｸｽ

真夏「………」

当麻「誰だお前らっ！！」

来夏月「僕の理想の女の子達をお前呼ばわりしないで欲しいなぁ」

当麻「お前の服…ホーリーか！？」

来夏月「そう、僕の名前は来夏月爽！　この子達の理想の男の子さっ！」

晩夏「ああ、ご主人様ぁ」ｳｯﾄﾘ

仲夏「キッくん素敵…」ｳｯﾄﾘ

初夏「かっこいい」ｳｯﾄﾘ

真夏「………」

当麻(う、うらやましい…)

ミサカ「ご、ご主人様…」

来夏月「やれやれミサカ。白井黒子を連れてくれば真夏が笑顔を思い出すって言ったのはキミだろう？」

晩夏「それなのに負けた上に醜態さらすなんて…」

初夏「ミサカは姉妹の中でも最弱だからねぇー」

当麻「おい、やめろよ」

来夏月「ええっ！？　キミがそのセリフ言うのぉ！？」

仲夏「キミが彼女をそんなんにしたんじゃない」ｸｽｸｽ

初夏「セキニンとバイショーを要求するー」ｷｬﾊﾊ

晩夏「というより、あなたはもう帰った方がいいんじゃないかしら」

ミサカ「………」ｸﾞｸﾞｯ

113 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 01:35:25.29 ID:nZG0w4oa0

ミサカ「ミサカは、真夏の笑顔を取り戻して、ご主人様に褒めてもらいたかったの…」

来夏月「でも、失敗してるよねぇ」

晩夏「キッくんの愛が欲しいなら、仕事は完璧にしなきゃだめよ」

仲夏「私達はいつだって完璧」

初夏「パーフェクトなのだー」

来夏月「そんな訳でぇ…キミはもう用済み」

ミサカ「あ、ああ………」

来夏月「あ、そうだ。よかったらキミが貰ってよ」

当麻「は？」

来夏月「キミ、モテなさそうだし。うん、それが良いよ」

晩夏「キッくんたら優しいんだから」ｷﾞｭｯ

仲夏「頭の良いキッくん大好き」ｷﾞｭｯ

初夏「でも私のことは捨てないで欲しいのだー」

真夏「………」

来夏月「そういう訳だから、ミサカ、“新しいご主人様に尽くせ”」

ミサカ「…………は、い」ﾎﾞｰｯ

当麻「ふざけんじゃねぇよ」

来夏月「ふざけてないし、キミと戦う気なんてないからねぇ」ﾌﾜｯ

当麻「浮いた！？」

晩夏「私達の愛で」

仲夏「キッくんは空を飛べるのよ」

初夏「私達が飛んでるだけだけどー」

キッくん「そういう訳でばいばーーーい」

当麻「……くそっ！」

ミサカ「………」

114 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 01:39:30.40 ID:nZG0w4oa0

ミサカ「ご主人…さま」ｷﾞｭｯ

当麻「ちょ、ちょっと！　困るんですよ！　抱きついたりしちゃぁ！」

ミサカ「ご、ごめんなさいっ！！」ﾊﾞｯ

当麻「……様子が？」

ミサカ「じ、実は…あなたに触れられた瞬間、私の中にあったイライラやもやもやが全部吹き飛んじゃって…」

当麻(この子も何らかの能力で…？)

ミサカ「それに…ご主人様、…前のご主人様の言うことも別に聞かなくてもよかったんだけど…」ｷﾞｭｯ

当麻「だ、だから…」

ミサカ「ミサカにはもう、あなたしかいないから…う、うぅ…」

当麻「ミサカ…」

ミサカ「ご主人様…私を…貰ってくれますか？」ｳﾙｳﾙ

当麻「……っ！？」ﾄﾞｷｯ

115 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 01:47:39.20 ID:nZG0w4oa0

同時刻、カズマ。

カズマ「はぁはぁはぁ…なんっだよ」ﾎﾞﾛｯ

一方通行「ぎゃははは！　弱え！　弱すぎんよお前よォ！」ｶﾞｯ

カズマ「ぐあぁあああ！」ﾊﾞｷｯ

カズマ(あいつが地面を蹴ったら波のように地面が隆起しやがるっ！！)ｶﾞｯ

一方通行「…んだよ、とっとと死ねよ」

カズマ「……やだね」

一歩通行「あっそ、じゃあ虐殺決定だァ」ﾆﾏｧ

カズマ(しっかし、このままじゃあ本当に虐殺確定だ…。負けるなんて死んでもごめんだが、死ぬのはもっとごめんだっ)

カズマ「死ぬくれぇなら…、命を削るっ！」ｶｯ

一方通行「へェ、まだ出せるんだ、そのへなちょこグローブ」

カズマ(くそっ、命を削って一枚だけかよっ！)ﾊﾟｷｨﾝ

カズマ「抹殺のぉラストブリッドォオオオオ！！」ｺﾞｫｯ

一方通行「ひゃはっはははは！　効かないねェ！！！」ﾊﾟｧﾝｯ

カズマ「うわぁああああああ！！！」ﾄﾞｻｯ

一方通行「俺の能力は“反射”だ。お前みたいな特攻野郎は演算しやすくて楽だわァ」

カズマ「く…くそ…」ｸﾞｸﾞｸﾞｯ

116 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 01:57:09.20 ID:nZG0w4oa0

一方通行「はぁ？　まだ立ち上がってくるんですかァ？　めんどくせェなぁおい」

カズマ「うるせぇ…、俺が勝つまで立ち上がる…そう、何度でもな」ﾌﾗﾌﾗ

一方通行「もう良いから死ねよ」ｽｯ

カズマ「命を全てくれたって良い…」ｽｯ

一方通行「なぁにやろうとしてやがんだァ？」

カズマ「肉体全て朽ち果てたって良い」ｷﾞｭｯ

カズマ「だが、負けるのだけは何があっても嫌だっ！」ｶｯ

一方通行「右腕が光ってやがる…これだからアルターってのは気持ちわりぃんだよ」

カズマ「だから輝け、もっと、もっとだっ！！！」ｸﾞｸﾞｸﾞｯ

一方通行「……んだよ、それ」

117 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 02:02:07.54 ID:nZG0w4oa0

離れた場所。

イーリャン「一方通行の近くで、巨大なエネルギー体を補足したよ」

ジグマール「そうか、開くか」

ジグマール(“向こう側”への扉を開くのは劉邦だと思っていたが…)

イーリャン「すごい…なんだこれ…」

ジグマール「一方通行の近くには誰がいる？」

イーリャン「NP3228と…修道服を着た女の子？」

ジグマール「そうか…ならば、ホーリーをそこへ向かわせろ」

ジグマール(全てお前の筋書きか……アレイスター…)

118 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 02:12:26.47 ID:nZG0w4oa0

―――向こう側？

一方通行「んだよここ…」

一方通行(ベクトルが複雑すぎて疲れんだよ…)

カズマ「」

一方通行「こいつは気絶してるし……って誰だよおめェ」

アルター結晶体「………」

一方通行「無視かよ…」

カズマ「……よ…こし、やが…れ」ｶﾞｯ

自動書記「………」

一方通行「なんだあれ？　シスター？」

自動書記「　　　」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

一方通行「空気の振動がねぇから何言ってんのかわかんねぇよ」




自動書記「　　　　　　　解放　　　　　　　　」ｽﾞﾊﾞｧ!!!

119 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 02:15:04.21 ID:nZG0w4oa0

一方通行「お、おい！！？　なんだそりゃ！？」

一方通行(レーザー光線だと！？　そんなもん喰らったら、演算が間に合わなくなる！！)ｽｯ

カズマ「へへっ、頂いた…ぜっ」ｼｭﾝｯ

カズマ(身体がっ…ぐっ、ぐぁっ！！？)

アルター結晶体「………―――

一方通行「なんて威力だァ…」

カズマ「ぐ、ぐぅ…」

一方通行「運の良い奴…。…お？　消えるのか？」

自動書記「……消滅の失敗」

アルター結晶体「………」ﾎﾞﾛｯ

120 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 02:23:02.95 ID:nZG0w4oa0

元の世界。

一方通行「やっぱこっちのほうがいいわァ」

イン｢………」

一方通行(こいつ…あれほどの威力を出すなんて…)ｼﾞｰｯ

カズマ「……てて…なんなんだよ」ﾌﾗﾌﾗ

一方通行「おんやァ？　まだ生きてらっしゃったのですかァ？」ﾆﾔﾆﾔ

カズマ「ああ、俺はいつだって前を向いて生きてるよ…」ｸﾞｯ

一方通行「いいねェいいねェ！　元気があるって素晴らしい！　だから……いっぺん死んどけ」ｶﾞｯ

カズマ「死なないねぇ！」ﾀﾞﾝｯ

一方通行「空に浮きあがればただの的になるだけだぜぇ！！」

カズマ「いいや、違うね！！」ｶｯ

カズマ(第二形態)「今の俺は空も飛べる！！」ｼｭｰｰｰﾝ

一方通行「厄介な野郎だァ…」

カズマ「俺はもう、お前にボコられていたカズマとは違う！！



　シェルブリッドのカズマだっ！！！」




一方通行「おれはいつだって一方通行だァ」

カズマ「行くぜ一方通行！！　これが俺のぉおおおおおお！！！




　シェルブリッドバァアアアアアストォオオオオオオオオ！！！！！」




一方通行(くっ、単純なベクトルだったさっきとは違うって訳か！　……だがっ！)

一方通行「俺をなめんじゃねぇええ！！」ﾊﾟｧﾝｯ

カズマ「………ちぃっ！！　後少し、何か何かがたんねぇ！！」

一方通行「殺す殺す殺す！！！」


「そこまでだっ！！！！」

121 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 02:32:47.07 ID:nZG0w4oa0

劉邦「NP３２２８。お前を破壊活動の容疑で拘束する」

カズマ「んだよっ！　いきなり現れて仕切ってんじゃねぇよ！」

一方通行「そうだぜ第二位。俺はあいつをぶっ殺してやるんだからなァ」

劉邦「一方通行。お前が序列を気にしているのには驚きだが、ホーリーの現場責任者は俺だ。言うことを聞いてもらおう」

一方通行「ちげぇよ。全然ちげェ。俺は序列を言ったんじゃねェ、ただ単純にてめーの名前を知らないだけだ。そして、第二位以下の奴らの序列なんてぜーんぶ同じだァ。



　全部俺以下なんだよォ」ｺﾞｯ



瓜核「一方通行の野郎！　こっちに能力使ってきやがった！！」ｽｲｶｰｰｰ

シェリス「きゃぁあああ！」

劉邦「瓜核！　シェリスを頼むぞっ！！」ﾀﾞｯ

瓜核「ああ分かった！　速く終わらせて帰るぞっ！！」

劉邦「絶影！！」ｼｭﾝｯ

絶影「………」ｼｭｯ

一方通行「効かねぇっつってんだろっ」ﾊﾟｷﾝｯ

カズマ「邪魔すんじゃねぇよ！　お坊ちゃん野郎！！」ﾊﾞｷｯ

絶影「………」ﾄﾞｰｰﾝｯ

劉邦「絶影が力負けしただと！？」

一方通行「おめぇも誰相手に戦ってんだよ！」ﾊﾞﾝｯ

カズマ「うわぁああああ！！」

シェリス「なんて戦いなの…」

瓜核「………」

劉邦「貴様ら相手に絶影の真の姿を魅せることになるとはなっ！」

真絶影「………」ﾊﾟｷﾝｯ

カズマ「んだよ、手をほどいただけじゃねぇか…よ」

真絶影「………」ｺﾞｯ

カズマ「へぶっ！」ﾄﾞｰﾝｯ

真絶影「………」ｶﾞｯ

一方通行「はぇーな。でも無駄だ」ﾊﾟｷﾝｯ

122 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/20(月) 02:45:02.49 ID:m4twGmYn0

なるほどいい感じの関係で力が拮抗してるわけね

123 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 02:45:12.96 ID:nZG0w4oa0

劉邦「剛なる右拳・伏竜！！」

真絶影「………」ｽﾞｫｯ

一方通行「なっ」ﾊﾟｷﾝｯ

劉邦「ほう、これも駄目か。だがっ同時ならっ！！　剛なる左拳・臥龍！！」

真絶影「………」ｽﾞｫｯ

一方通行「くっ」

一方通行(なんて複雑なベクトルなんだァ…)

一方通行「………なぁんてな」ﾊﾟｷﾝｯ

劉邦「なっ！？」

一方通行「おめぇら、弱すぎるくせにしつこいから鬱陶しいわ。俺はもう帰る」ﾌﾟｨｯ

カズマ「ま、まちやがれっ！！」

劉邦「お前が待てっ！！」

カズマ「あぁ！？　俺に命令すんなっ！！　俺に命令できんのは俺だけだっ！！」

劉邦「なっ、なんて低レベルな発言をっ」ｲﾗｯ

カズマ「御託は良いから、あいつの代わりにお前が相手になってくれんのかよ、ええ！？」

劉邦「………いいだろう」ｽｯ

カズマ(すかした野郎だ。きにいらねぇ・・・)

劉邦(知識だけでなく意識の程度も低い野蛮な男…気に入らん)

インデックス「二人とも止めるんだよっ！！！！」

カズマ＆劉邦「―――っ！？」

イン「キミは早くかなみちゃんのところへ帰ってあげるんだよ！」

カズマ「……うるせーよ」

イン「あなたはホーリーなら村を壊すような真似はしたらいけないんだよっ！」

劉邦「………時とば―――」

イン「それは言い訳なんだよっ！」

劉邦「……ぐっ」

シェリス「……ぷっ」

瓜核「こいつぁいいや！　まさか劉邦が女の子に負けるなんてなっ！」

劉邦「ええい、帰るぞっ！」

シェリス「はいはい、クールな劉邦が台無しね」

劉邦「うるさいっ！」

劉邦(感情を制御できないのはNP３２２８の影響だ！！)

124 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 02:49:48.34 ID:nZG0w4oa0

当麻達の家。

美琴「………え、えっ」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

黒子「な…なん…で」ﾜﾅﾜﾅ

君島「おいおい、それはいくらなんでも…」

当麻「……返す言葉もございません」

ミサカ「ご主人様ぁ♪」ｷﾞｭｯ

かなみ「お、同じ顔…」

美琴「ちょっとどうしてあんたがここにいるのよ！！」

黒子「まさか、当麻さんを！？」

当麻「ちょ、ちょっと待ったっ！！」

ミサカ「ご、ごめんなさいぃいいい」ｳｪｴｴｴﾝ

美琴「どういう…ことなの」

当麻「説明します…」

125 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 02:57:22.52 ID:nZG0w4oa0

当麻「…で、どうやら俺の幻想殺しが効いたらしく…」

美琴「この子の性格を変えてた何かが消えた…と」

ミサカ「当麻さんは私を変えてくれました。だから私のご主人様なのですっ」ｷﾞｭｯ

黒子「お、お姉さまの容姿で当麻さんに抱きついて…」ﾜﾅﾜﾅ

黒子(私はどっちに嫉妬していますの…)

美琴「い、今すぐ離れなさい！！」

ミサカ「何でですかお姉さま！？」ｳﾙｳﾙ

美琴「えっ…そ、それは…」

当麻「ビリビリ…お前と同じ容姿の人間が俺なんかに抱きついて不愉快かもしれないが、少しの間だけ許してやってくれ」

美琴「え…」

当麻「この子は今、頼る人が俺しかいないんだ。親に捨てられた子供みたいなもんなんだ」

美琴「そ、そういうことじゃなくて…」

当麻「え、じゃあどういうことなんだ」

美琴「うらやま………」ﾎﾞｯ/////

美琴(な、何を言おうとしてたんだ私わぁああああ！！)

かなみ「……違う」

一同「……え？」

かなみ「あ、い、いえ…なんでもないです…」

かなみ(人間じゃないなんて言ったら失礼だよね。…でも)ﾁﾗｯ

ミサカ「………？」

カズマ「ちっ、結局ここまでついてきやがったのか」

イン「だって、あなた送り届けないとどこ行くか分からないもん」

かなみ「カズ君！！」

カズマ「よ、よぉ、ただいま」

かなみ「……ただいまじゃないよ」ﾌﾟｨ

カズマ「か、かなみ？」

126 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 03:01:05.52 ID:nZG0w4oa0

かなみ「カズ君の帰りが遅いから、みーんなお腹をすかせてまってたんだからねっ！！」

カズマ「うっ…」

当麻「うっ…」
(食べちゃった…)

美琴「うっ…」
(食べちゃったわ…)

かなみ「カズ君！　みんなに謝って！！」

カズマ「な、なんで俺がっ！」

かなみ「あ　や　ま　っ　て　!!!」

カズマ「みんなごめんなさい」ﾍﾟｺｯ

君島「あははっ、天下のカズマもかなみちゃんには勝てないかぁ！」

カズマ「君島ァ！　てめぇいたんなら助けろよっ！」

君島「何言ってんだよ！　どう考えても俺はカワイコちゃんの味方だろっ！」

カズマ「てめぇえええ」

かなみ「カズ君！」

カズマ「…わ、分かってるよ…。それより飯にしようぜ！」

当麻(かなみちゃん、ミサカに怯えてる？)

127 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 03:03:57.71 ID:nZG0w4oa0

お風呂に入って、そのまま寝るかもしれないです。

スクライドの出したいキャラが多すぎて困る。

禁書側は………笑

128 ：名無しNIPPER [sage]：2012/08/20(月) 03:15:08.23 ID:eat7SBNAO

一方通行の『ん』は『ン』になるよってミサカはミサカは言ってみる！

129 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]：2012/08/20(月) 03:17:59.17 ID:xbAMuV1No

>>127
ほう、よほど禁書ファンにけんかをうりたいと見える……

ほんとにけんかうってるようにも見えるから言い方気をつけてね

130 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 03:24:44.16 ID:nZG0w4oa0

>>128
勉強になったんだよ！

>>129
俺の神裂さんへの愛を舐めてやがンのかァ！
禁書側だすと、つい愛情から禁書の方優遇しちゃうから
それで毎回上条さんのターンで終わってしまうorz



喋り方とかはどの作品でもあんまし覚えれないので批判を素直に受け止める。

131 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]：2012/08/20(月) 03:30:13.70 ID:xbAMuV1No

>>130
言い方っだっつってんだろうが！このど素人がぁ！
禁書キャラ出せじゃなくて『禁書側は………笑』の言い方がちょっと……ってミサカはミサカは思ったの
前にちょっと荒れてたから俺が過敏になってるのかもしれないけどね

132 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 03:40:10.86 ID:nZG0w4oa0

>>131
あー、いや、それは謝る。すまんぬ。
数少ない時間を好きな禁書とスクライドに割いてたから眠気と疲れで変なコメントになってたと思う。

って、やりとりしてる暇あれば書けって感じですよね。
でもかみじょーさんは今からお洗濯の時間なんですよ。

禁書の中で一番好きなのは、オリアナ姉さんなんですよね。はい。

133 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 04:14:24.59 ID:nZG0w4oa0

ジャンプ読んだ。黒髪めだかがあんな後ろなのは納得いかない。

少しだけ続き。

134 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 04:19:21.09 ID:nZG0w4oa0

とある廃墟。

神裂「さて…なんとか東学園都市に来れたのは良いですが…」

ステイル「なんとかって、キミは楽々来てただろう。苦労したのは僕だけだよ」

神裂「そんなことはどうでもいいのですよステイル。それより、インデックスを見つけないと」

ステイル「……ああ、そうだな」

神裂「さぁ、行きましょうステイル」

ステイル「インデックスを…狩りに」




　第二章『完全記憶能力』

135 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 04:24:55.89 ID:nZG0w4oa0

イン「お世話になったんだよ」ﾍﾟｺﾘ

かなみ「そんな、ただ晩御飯食べただけだよ」ｱｾﾘ

イン「一宿一飯の恩義は子の子まで伝えるんだよ」

当麻「本当に大丈夫なのか？」

イン「大丈夫なんだよっ！　…こっち側にはまだあいつらは…」ﾎﾞｿｯ

当麻「ん？」

イン「なんでもないんだよっ！」ﾆｺｯ

当麻「そ、そうか」ﾄﾞｷｯ

イン「それじゃあお別れなんだよ！」ﾊﾞｲﾊﾞｲ

ミサカ「行ってしまいましたね」ｷﾞｭｯ

当麻「ああ…」

美琴「ちょっとちょっとちょっとぉ！！　何二人で良い雰囲気出してるのよっ！」

黒子(あれ…なんで私、もう一人のお姉さまに嫉妬を・・・？)ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ

当麻「そ、それはっ」ｱｾｱｾ

カズマ「朝からごちそうさん、と」

当麻「カズマっ！」

カズマ「…んあ？」

当麻「その腕…大丈夫なのかよ」

カズマ「ん？　…ああこれ？　大丈夫大丈夫♪」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

かなみ「……カズ君」

カズマ「それじゃちょっと君島のところ行ってくるわ。かなみ、今日の晩御飯は先に食べてくれよ。おっと、だけど俺の分もきっちり残しといてくれよなぁ」ﾆﾏｧ

かなみ「うん…」

136 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 04:29:18.59 ID:nZG0w4oa0

カズマ「もう、大丈夫か…」ﾖﾛｯ

カズマ「…ちっ、思った以上にしんどいぜこれは…」ｸﾞｯ

クーガー「よぉ、カズヤ」ﾁｯｽ

カズマ「兄貴…」

クーガー「お前、“あっち側”に行ったんだって？」

カズマ「らしいな。俺はあんま覚えてねぇけど」

クーガー「そして、“あいつ”からそれを奪った、と」

カズマ「そうだ！　これで今度こそあいつをっ！」

クーガー「一方通行をか？」

カズマ「そうだ、アクセル全開野郎をぶっとばす！」

クーガー「やめとけ、あいつはお前じゃ勝てないぞカズヤ」

カズマ「カズヤじゃねぇ！　カズマだっ」

クーガー「まぁ、忠告したからな。それじゃあ俺は行くぜ」

カズマ「あ、ああ」

クーガー「………みのりさーーーーーん！　今行きますからねぇええええええ！」ﾄﾞﾋｭﾝｯ

カズマ「は、はぇええ…」

137 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 04:32:07.62 ID:nZG0w4oa0

当麻「さて…、どうしたものか」

かなみ「………」ﾁﾗｯ

ミサカ「………」ﾁﾗｯ

二人「………」ﾋﾞｸｯ

当麻(かなみちゃんがミサカを怖がって、それにミサカが反応して怖がっている)

美琴「上条当麻、ちょっと来て」

当麻「なんだよビリビリ」

ミサカ「あっ、私も…」

美琴「あんたはちょっとお留守番っ！」

当麻「す、すぐ帰ってくるから待ってろ！」

ミサカ「………はい」ｼｭﾝ

かなみ「………」ﾁﾗｯ

ミサカ「………」ﾁﾗｯ

二人「………」ﾋﾞｸｯ

二人(気まずい…)ﾊｧ

138 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 04:37:40.94 ID:nZG0w4oa0

当麻「で、どこに行くんだ？」

美琴「あんた、あの子があのままの服で良いと思ってんの？」

当麻「あ…ホーリーの服」

美琴「この辺りじゃホーリーは敵みたいなもんでしょ。…ホーリーにいたから知ってるの…」

当麻「ビリビリ…」

美琴「私はホーリーのやり方が嫌いだった。力で全てをねじ伏せるやり方が…。でも、変えられなくちゃ一緒だよね」ｼｭﾝ

当麻「んなこたねーよ」

美琴「え？」

当麻「誰か一人でも変わらなくちゃ、何も変わらない。美琴がそのことに気付いたおかげで誰かが変わったかもしれねーだろ」ﾆｺｯ

美琴「そ、そうかもね」ｶｧ///

美琴(もう、なんでそんなにカッコイイことさらっと言えるのよ)ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ///

当麻「でも、それならミサカを連れていったほうがいいよな」

美琴「ちょっと待ったごらぁあああ！」ﾄﾞｯ

当麻「ぐぇっ」ﾊﾞﾀｰﾝｯ

美琴「だからホーリーの服着てたら怖がられるって言ってんでしょ！」

当麻「じゃ、じゃあどうすれば」

美琴「だから…私が一緒に行ってあげるわよ…」ｶｧ///

当麻「ビリビリっ」ｶﾞﾊﾞｯ

美琴「ちょっ、そんなに急に起き上がったらっ」ﾄﾞﾃﾝｯ

二人(ち、近い…)

黒子「あらあら、お姉さまに当麻さん、昼間から重なり合って何していらっしゃいますの？」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

二人「い、いえ、何も…」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

139 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 04:43:26.16 ID:nZG0w4oa0

仮設商店街。

当麻「いやー、ここもだいぶ復興してきたなぁ」

美琴「人間の力ってほんとすごいわよね」

当麻「しかし、こうして歩いてると…」

美琴「えっ？」

当麻「俺達兄妹みたいだなっ」ﾍﾍｯ

美琴「………っ」ｽﾞﾙｯ

当麻「俺、兄弟欲しかったんだ」ﾆﾏﾆﾏ

美琴「………」ﾑｩ…

当麻「俺のことお兄ちゃんって呼んで良いんだぞ？」ﾆｺｯ

美琴「………当麻お兄ちゃん」ﾎﾞｳﾖﾐ

当麻「………っ」ﾊﾟｧｯ

美琴「」ﾋﾞｸｯ

当麻「美琴〜！　可愛い俺の妹ぉおおお」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

美琴「ちょっとちょっとちょっとっ！」ｶｧ///////

当麻「なんだよこのサラサラヘアー、少し俺に分けてくれっ！　なんだよそのスベスベの肌っ！　ずっと触らせてくれっ！　ほんと最高ですよ俺の妹はっ！！」ｷﾞｭｩｯ

美琴「ちょっと待てやごらぁあああ！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

当麻「おわっ」ﾊﾟｷｨｨｨﾝ

美琴「はぁはぁはぁ…」////////

当麻「び、ビリビリ？」

美琴「あんた…何か隠してない？」

当麻「………っ」ﾋﾞｸｯ

140 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 04:54:38.88 ID:nZG0w4oa0

当麻「……学園都市に隆起現象が起きる少し前、俺は迷子の女の子のお母さんを探してあげてたんだ」

美琴「………」

当麻「その子は俺のことをお兄ちゃんって呼んで、会ったばかりの俺を信頼してくれた。だから俺、嬉しくなって必死にお母さんを探した。女の子が足が痛いと言ったから背負ってあげた。真夏だったからジュースを買ってあげて、少し休んでまた探して…。そして、お母さんを見つけた。





　　　…だけど、その時隆起現象は起きた」






当麻「俺は目の前で隆起に飲み込まれて行く二人をただ見ていることしかできなかった！　いや、一歩踏み出したら俺も隆起に飲み込まれて気絶した…。そして気づいたら辺りが瓦礫の山になっていて…」

美琴「その子達は…」



当麻「奇跡的に助かった…」



美琴「ずこーーーー」ｽﾞﾙｯ

当麻「それ以来、あの子とお母さんは俺にご飯を作ってくれたり、編み物をしてくれたり至れり尽くせりな訳ですよ！　もう上条当麻シスコンと呼ばれてもマザコンと呼ばれても否定できそうにないんですよはい！」

美琴「ないんですよはい！　じゃないでしょぉおおお！」

当麻「………っ」ﾋﾞｸｯ

美琴「それと私を撫でると何の関係があるのよっ！」

当麻「……いや、結局俺ら学園都市の学生って家族と連絡とれないじゃん」

美琴「……あ」

当麻「ホーリーなら西側とどうにかして連絡できそーだけど、美琴はもうホーリーじゃない訳だし、寂しい気持ちが少しでもあるなら俺が力になれたらって…」

美琴「……なによ…」

当麻「いらんお世話だったかな」ﾊﾊﾊ

美琴「私はまだあんたの家族じゃないっ！」

当麻「そうだよな…はは…って“まだ”？」

美琴「………///　突っ立ってないで行くわよっ



当麻！！」/////



当麻「なっ！？」ﾄﾞｷｯ////

141 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 05:00:15.89 ID:nZG0w4oa0

当麻「……いやぁ、買ったなぁ」

美琴「財布の中にお金入れててよかった…もうほとんどないけど」

当麻「まぁ、案外カズマが君島さんとやってる仕事って割良いみたいだし、白井も稼いでるし、俺もそれなりに稼げるし、お金のことは心配すんな」ﾆｺｯ

美琴「あんたって何の仕事してんの？」

当麻「肩叩き屋さん」

美琴「え？」

当麻「だから肩叩き屋さん」

美琴「それってお金もらえるの？」

当麻「ああ、お客様は女性の方がほとんどなんだけどな。みんな相当疲れてるのか、長時間の全身マッサージを希望をするんだ」

美琴「ぜ、ぜぜぜ、全身ですって！？」

当麻「ああ、何ならビリビリもやってやろうか？」ﾆｺｯ

美琴「私はそんな―――」

美琴(待て私！　落ち着け私！　これは大チャンスじゃないの！？)

美琴「そ、それじゃあお願いしよ―――」

当麻「あ、でも予約が半年後まであるから、それまで待ってくれよな」

美琴(なんじゃそりゃぁああああ！！！)ｶﾞｧ

142 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 05:02:29.38 ID:nZG0w4oa0

当麻「そろそろ帰ろうか」

美琴「そうね。君島さんがいないから歩いて帰らないといけないしね」

当麻「今日は背負って帰れないからな。荷物あるし」

美琴「私を妹扱いするなっ！」

当麻「ははは、明日なら別にかまわんぞー」

美琴「もう…」

当麻「ははは―――


女性「きゃぁああああああ！！」


当麻「なんだっ！？」ﾀﾞｯ

美琴「ちょっと当麻っ！？」ﾀﾞｯ

143 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 05:07:22.04 ID:nZG0w4oa0

ビフ「ハーーーーンマッ！！」ﾄﾞｺﾞﾝｯ

人々「うわぁああ！　逃げろーーーーっ！！」

スキルアウト「はははっ、ビフ君最高だぜ！！」

ビフ「アハハハハハッ！　ビフ君は最高で最強なのだっ！」

当麻「何してやがるっ！！」

スキルアウト「……ん？　おめぇ誰だ？」

当麻「こっちが聞いてんだ！　この人たちは皆のために商品を出してんだろ！　それを邪魔するなんて酷過ぎるだろっ！！」

ビフ「皆の物はビフ君のものなのだっ！　だから、全部頂くのだっ！」ｱﾊﾊﾊﾊｯ

美琴「なにあれ、クッパの乗り物みたいなアルター…」

当麻「美琴！　お前は皆を頼むっ！！」

美琴「今私のこと！？　…って、あんたじゃあんなでかいのどうしようもないじゃない！！」

当麻「あれ？　言ってなかったっけ？」

美琴「え？」





当麻「俺、アルターも使えるんだぜ」ﾆﾏｯ

144 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 05:08:49.78 ID:nZG0w4oa0

キリの良い所で寝ます。

最後の台詞、正しくは「俺、アルターは使えるんだぜ」です。

上条は自分の幻想殺しを能力だとは思ってなかったですね。かみまみた。

145 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]：2012/08/20(月) 05:11:27.00 ID:xbAMuV1No

乙〜
上条さんがかっこよくて上条さんで満足です

146 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 05:32:03.35 ID:nZG0w4oa0

黒雪姫先輩がおっぱい揉まれたせいで寝れないじゃないか。

147 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 05:44:53.67 ID:nZG0w4oa0

回想。

君島「お、おいっ、上条がアルター能力を使えたって本当かっ！」

カズマ「……ああ、本当だぁ君島」

君島「なんで上条当麻が…。あいつは“超能力者側”だと思ってたのに…」

カズマ「君島ぁ、アルターは超能力者だろうと赤ちゃんだろうと動物だろうと、誰にだって使えるぞ」

君島「アルターって何なんだよ…」

カズマ「アルターが何かなんて俺にはわからねーが、アルターを“使える奴”と“使えない奴”の違いは分かる」

君島「それは何だよっ！　それが分かれば俺にも使えるのかっ！？」

カズマ「その違いは…“意思の強さ”だ」

君島「意思の強さ？」

カズマ「ああ、誰にも負けねー、誰にも譲れねー強い想いだ。その意思の強さがアルター能力の強さを決める」ｸﾞｯ

君島「……俺にはわかんねーよ」ﾊｧ

カズマ「わかんねーうちは使えねーよ」

君島「じゃあ、上条当麻の意思は強いっていうのかよ。あのぼーっとした子供がか？」

カズマ「ああ、あいつの意思は強い…。俺とは向いてる向きが全然違うが、強さだけでいえばあいつのほうが上かも知れねぇ」

君島(カズマにそこまで言わせるなんて上条…すげーやつだったんだな)

カズマ(だが、その方向が俺と交差すれば俺は迷わずお前を…)ｸﾞｯ

君島「で、あいつの想いってなんなんだ？」

カズマ「……ああ、それはなぁ…」

148 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 06:00:13.80 ID:nZG0w4oa0

――現在。

美琴「アルターが使えるって、あんたの幻想殺しが消し去ってしまうんじゃないのっ！？」

当麻「理屈はわかんねーが、俺はアルターを使える。それが事実だ」ﾊﾟｧｯ

美琴(当麻の身体が輝いてる！？)

ビフ「ハーーーンマッ！？」

当麻「……ぷはぁっ…」ｶﾞｼｬｯ

美琴「それは…剣？」

当麻「ああ、左手でしか持てないし、数分で体力の限界が来るけど、その間は…無敵だっ」ｼｭﾝｯ

美琴「はやっ！」

美琴(…そうだっ！　見とれてる場合じゃなかった！　皆を助けなきゃ)ﾀｯ

当麻「この剣の名は“ガーディアンソード”。白井が名づけてくれた」

黒子『守る者が持つにふさわしい剣ですわね』

当麻「俺はこの力を守るためにしか使わねぇ」ｽﾞｼｬｯ

ビフ「ハーーーンマッ！？　ビフ君のハンマーがまっぷたつに！？」

当麻「この右手だってそうだっ！」ｶﾞｯ

ビフ「あぁああ！？　ビフ君のハンマーが消えていくぅ！？」

当麻「絶対に、絶対に負けない！！！」ｶﾞｽｯ

スキルアウト「に、逃げろぉおおお！！」ﾀﾞｯ

ビフ「ハーーーーンマッ！！」

当麻「…………っ」ﾄﾞｻｯ

美琴「当麻っ！？」ﾀﾞｯ

149 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 06:12:34.77 ID:nZG0w4oa0

当麻「……あ、あはは…、皆と違って俺がアルターを使うと倒れるほど疲れちゃうんですよ」

美琴「それなら私がっ…」

当麻「美琴はもう俺の家族だ。俺は家族を守る。そして…家族を危険な目に合わせないんだよ」ﾆｺｯ

美琴「…ばか、それじゃあ私だって同じこと言うわよ」ｷﾞｭｯ

当麻「お、おお////」
(やわ、柔らかいものがぁああ！！)

美琴「あんたが危険な目に遭ったら私が哀しむわよ…」ｷﾞｭｩｯ…

当麻「……すまん」

150 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 06:22:05.24 ID:nZG0w4oa0

帰り道。

美琴「ほらほら、がんばって歩いて」

当麻「あ、ああ」ﾌﾗﾌﾗ

美琴「常盤台のエースが肩を貸してるのよ。光栄に思いなさい」

当麻「ありがたやありがたや」ｽﾘｽﾘ

美琴「ちょっと、ほっぺたくっつけないでよっ」ｶｧ///

イン「………」ﾌﾗﾌﾗﾌﾗ

当麻「インデックス？」

美琴「…シスター？」

イン「………」ﾄﾞｻｯ

当麻「インデックスっ！」ﾄﾞﾃｯ

美琴「ちょっと！　無理しないでよっ！」

当麻「俺にかまわずインデックスのところへ行ってくれ！」

美琴「わ、分かったわっ」

インデックス「……ハァハァ」

美琴「……何、この刃物に斬られたような跡…」

当麻「美琴っ！　インデックスを連れて先に家に帰ってくれ！」

美琴「で、でもあんたが！」

当麻「美琴…たのむっ」ｸｩ…

美琴(なんでそんな哀しそうな顔するのよ…断れないじゃない)

美琴「分かったわ」ｸﾞｯ

イン「………」ｸﾞﾃﾞｯ

美琴「神経伝達いじって…」ﾄﾞﾝｯ

当麻「はは、はやっ」

151 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 06:29:20.13 ID:nZG0w4oa0

ステイル「やれやれ、キミのせいであの子を見失ったじゃないか」

当麻「お、お前は！？」ｸﾞｸﾞｯ

ステイル「僕の名はステイル＝マグナス。イギリス清教所属、必要悪の教会(ネセサリウス)の魔術師さ」

当麻「わ、わけわかんねーよ」ﾌﾗﾌﾗ

ステイル「ははは、訳分かんないのはキミのほうさ。なんでそんなふらふらなのかな？　貧血かい？」

当麻「……インデックスをあんなにしたのはお前か？」

ステイル「あー、…厳密には違うけど、そうだね。僕だよ」

当麻「お前が…、インデックスを…」ｸﾞｸﾞｯ

ステイル「そして、必要とあればこれからもそうする」

当麻「………っ」ﾌﾟﾂｯ

当麻「ぁああああああああ！！」ﾌﾞｩﾝｯ

ステイル「ほうっ、これがこの場所特有の異能力“アルター”というやつかっ！」ﾊﾞｯ

ステイル「いでよ魔女狩りの王“イノケンティウス”！！」

炎王「ぐぉおおおおおお！！」

当麻「アルターか？」

ステイル「いいや、魔術さ」

当麻「どっちにしろ、インデックスを傷つける奴は倒す！！」ﾀﾞｯ

ステイル「僕の邪魔する奴は排除する！」

二人「「うぉおおおおおおお！！」」ｶﾞｯ

152 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 06:30:46.72 ID:nZG0w4oa0

アクセルワールドに続いてSAOも見てしまった・・・。

仕事まで後ちょっと・・・寝ます。

スクライドって剣のアルター出てきたっけ？
あすかのエタニティエイトはそれっぽいのになってたけど・・・。

153 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/20(月) 12:20:42.50 ID:lNTU7duZo

>>1乙
此処までアンチが大騒ぎするスレは久しぶりすぎるｗｗ
見たくなきゃ見なきゃいいのに

154 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/20(月) 14:30:03.42 ID:PuGWNZFCo

ま

155 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/20(月) 19:00:39.92 ID:8lbE/6fNo

上条にアルター必要だったか？

156 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/20(月) 19:25:41.80 ID:gFml6N+IO

この作者はとある嫌いなのかと思わせる文ですね

157 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]：2012/08/20(月) 20:09:43.02 ID:su6fq3AAO

みさきちの口調が違うかな

後ふにゃー化はあんまりしないぞ…
まして初対面ではなあ

158 ：１ [saga]：2012/08/20(月) 21:46:04.02 ID:oijIKl6i0

1です。今日明日は続きいけるかわかりません。とか言いながら書きそうだけど。

みさきちに関しては番外個体と同じく設定しかしりません。原作読みたいけど、暇がないのです。

って、これ書いてる暇があれば読めばいいのか・・・。

159 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/21(火) 11:53:03.11 ID:OzDYOHI00

上条にアルター使わせるとかありえないだろ
なんのための右腕だよ

160 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/21(火) 13:31:50.29 ID:lUJ2qDfIO

面白ければ設定破綻も良い
これはつまらないからダメ

161 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/21(火) 19:18:31.05 ID:wfDxC2EGo

でも所詮上条って右手で異能が消せて喧嘩が強いってだけの雑魚じゃん
主人公補正おかげで勝ってきたようなものじゃないか。

162 ：１ [saga]：2012/08/21(火) 23:35:19.59 ID:dKwBCTRF0

１日ぶりです。
続きです。

163 ：１ [saga]：2012/08/21(火) 23:45:43.68 ID:dKwBCTRF0

―――過去、仮設病院。

カズマ「せ、先生！　上条がっ！！」ﾊﾞﾀﾝｯ

冥土帰し「やれやれ、その表情から患者が大変なのは分かるけど、それならもっと安静に扱うべきじゃないかな？」

カズマ「うるせぇ！　早くみやがれっ！」

当麻「……ハァ…ﾊｧ」

冥土帰し「これは…、ふむ…」ｸﾞｯ

カズマ「大丈夫なのかっ！？　どうなんだ、ええ！？」

冥土帰し「少し落ち着くんだね。………はっきりと言うよ」

カズマ「早くいいやがれっ！」

当麻「………はぁはぁ…」ｽｩ

冥土帰し「疲労が溜まってる…いや、逆なんだろうね。体力が空になっているんだよ。彼は」

カズマ「……どういう…こった？」

冥土帰し「僕は少し前から彼を知っている。彼の右腕には異能を打ち消す幻想殺しという力が宿っている」

カズマ「なんだそりゃ？　俺のアルターも消せるってのか？」

冥土帰し「消せるとも言えるし、消せないとも言えるんだね」

カズマ「はぁ？」

黒子「上条さんっ！！」ﾊｧﾊｧﾊｧ

冥土帰し「ちょうどいいんだね」

164 ：１ [saga]：2012/08/21(火) 23:49:51.98 ID:dKwBCTRF0

冥土帰し「キミは確か、空間移動の能力があったね？」

黒子「え？　はいですの」

冥土帰し「じゃあ、彼の右手を持ったまま空間移動してみてくれるかな。対象はなんでもいい」

黒子「それと、上条さんの容体と何か関係があるんですの？」

冥土帰し「原因と対処法を教えないと、彼が触らせてくれないみたいだからね」

カズマ「………」ｼﾞｰｯ

黒子「……はぁ、分かりましたの」ｷﾞｭｯ
(上条さんの右手…)///

黒子「いきますのっ！」

黒子「………あれ？」ｷｮﾄﾝ

カズマ「何もおきねーじゃねーか」

黒子「そんなはずはありませんのっ！」ｸﾞｯ

カズマ「ちゃんとやってんのか？」

黒子「………訳が分かりませんの」

冥土帰し「それじゃあ、僕の説明に戻るんだね」

165 ：１ [saga]：2012/08/21(火) 23:57:14.96 ID:dKwBCTRF0

冥土帰し「彼は全ての異能を打ち消す力がある。それは見てもらって分かったとおもうんだね」

カズマ「ああ、この女はこの前、確かに瞬間移動してたからな」

冥土帰し「じゃあ、対してキミのアルターは異能の部類にはいるのかな？」

カズマ「普通じゃねーだろ。こんな力…」

黒子(自分で言うか…ですの)ﾊｧ…

冥土帰し「そうかな。僕は極めて合理的で未来的だと思うんだね」

カズマ「どこがだよ。こんなその辺の壁からでも元を調達できるもん」ﾊﾟｷﾝｯ

冥土帰し「ここの壁に穴を開けてほしくないけど、キミが今言ったことが合理的な部分なんだね」

カズマ(長くなんのかなぁ…)

当麻「……すぅ…」

166 ：１ [saga]：2012/08/22(水) 00:11:05.88 ID:9lKxlBXM0

冥土帰し「その辺にある無機物は全て材料になる。なんて万能な対応なんだろうね」

黒子「確かに…」

冥土帰し「次に未来的と言った理由は、アルターの力が発動者の“心”にゆだねられている点だ。異能はある程度この世界の法則に従って解析・演算しているけど、アルター能力にそれは一切関係ないんだね」

カズマ「つまり要約すると、“俺のアルターはすげぇ！”ってことか？」

冥土帰し「そういう解釈でも間違いではないよ。一応ね」

黒子「それと上条さんが倒れてるのと何の関係がありますの？」

カズマ「そうだぜ！　俺はそれを聞きにきたんだっ！」

冥土帰し「やれやれ、いつの世もせっかちは早死にするんだよ」

カズマ「気にいらねー奴全員ぶっとばしたら早死にしてやらぁ！」ﾊﾟﾝｯ

冥土帰し「キミのその意思の強さがアルターに反映されてるんだろうね」

カズマ「褒めんなよぉ！」

黒子「褒めてるのかしら…」ﾔﾚﾔﾚ

167 ：１ [saga]：2012/08/22(水) 00:24:16.46 ID:9lKxlBXM0

冥土帰し「まだ僕はキミから何も聞いていないから仮説の話になるけど、かれはアルター能力が発現したんだね？」

黒子「そうですの！？」
(異能を消す能力だけで驚きですのにアルターまで使えるんですの！？)ﾄﾞｷﾄﾞｷ

カズマ「なんかよぉ、レベル４だったかなぁ、そいつら数人に絡まれてる女の子助けるために飛び出して、負けそうになったら突然剣をだしやがったんだよ」

冥土帰し(剣…ね。それは彼自身を表しているのか…それとも)

冥土帰し「なぜ彼がアルターを使えるのか、それははっきりと言えないんだね。意思の強さはアルター能力を使うに申し分ないのは僕が太鼓判を押すんだね」

冥土帰し「ただ、彼がアルター能力を使った瞬間、幻想殺しは彼のアルターを対象とした」

黒子「……あ、そういうことですの…」

冥土帰し「聡明で助かるんだね」

カズマ「………」ﾁﾝﾌﾟﾝｶﾝﾌﾟﾝ

冥土帰し「分かりやすく説明するから、キミもアルターを出してほしい」

カズマ「まぁ、別にかまわねーけどよ。この部屋がどうなってもしらねーぜ」ｶｯ

冥土帰し(仮設の病院だから壊れてもどうってことないんだね)

168 ：１ [saga]：2012/08/22(水) 00:34:42.45 ID:9lKxlBXM0

カズマ「で、この後どうすんだよ」

冥土帰し「その手で彼の右手を触れてみて欲しい。…ただし、アルター能力は常に出し続けといてほしいんだね」

カズマ「はいはい」ｷﾞｭｯ

当麻「………」ﾊﾟｷｨｲｲｲｲﾝ！

カズマ「………！？　こいつ」ｶｯ

当麻「………」ﾊﾟｷｨｨｨｨｨﾝ!

カズマ「くっそーーーー！！」ｶｧｯ
(一瞬で消されるから、創るのが追いつかねぇ！！)

当麻「………」ﾊﾟｷｨｨｨｨｨｨﾝ！

カズマ「…くそっ！！」ﾊﾞｯ

カズマ(んだよこれっ！　めちゃくちゃ疲れるじゃねーかっ！！)ｾﾞｰｾﾞｰ

冥土帰し「それが彼の倒れた原因なんだね」

カズマ「……あ」

冥土帰し「彼がどちらの能力も使うことは、火と水を同居させるようなもんなんだね。幻想殺しに殺され続けても、アルター能力を何度も何度も構築させ続ける…矛盾という言葉がふさわしいんだよ」

カズマ「つまりそれが原因でこんなことになったんだな！　…で、どうすれば治るんだよっ！！」

冥土帰し「それは単純明快なんだね」ﾆｯ





冥土帰し「絶対安静なんだね」

169 ：１ [saga]：2012/08/22(水) 00:42:49.59 ID:9lKxlBXM0

――現在。

当麻「………」ﾌﾗｯ

ステイル「やれやれ、まさか僕のイノケンティウスが消される時がくるとはね」

当麻(やべぇ、意識が朦朧としてきた…)

ステイル「……と、言っても」ﾊﾟﾁﾝｯ

炎王「ぐぉおおおおおお！！」

ステイル「僕がいる限り負けはないんだけどね」

当麻「………くそっ……」
(剣を発動させたままにしておくこともできそうにない……)ﾌｯ

ステイル「どうした？　それで終わりかい？　ならっ！」ｽｯ

炎王「グォオオオオオオオ！！」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ

ステイル「君には“焼死体”になってもらおう！！」

当麻「…………俺が負けたら…あいつが不幸になるのかなぁ…」
(インデックス…インデックス！！)

当麻「うぉおおおおおおお！！！」ｺﾞｳｯ

170 ：１ [saga]：2012/08/22(水) 00:43:35.42 ID:9lKxlBXM0

ちょっとここまで。風呂入ってきます。

171 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2012/08/22(水) 00:44:25.44 ID:rUqnJU6AO

待ってるぜ

172 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]：2012/08/22(水) 00:45:09.77 ID:Hz1gn4hCo

おうよ

173 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/08/22(水) 00:48:50.45 ID:NixAGC1C0

時間限定の最強ヒーローかっこいい

174 ：１ [saga]：2012/08/22(水) 01:10:41.36 ID:9lKxlBXM0

続き行きます。
第二章はインデックスさんのお話なのに、まだまだ上条さんのターンです。

175 ：１ [saga]：2012/08/22(水) 01:17:02.64 ID:9lKxlBXM0

　　　　　　―――夢を、夢を見ていたんです。




　　―――夢の中の私は、色も、形も、心も、全てが不透明で、




―――ただ、ただ、守りたい、守りたいという“願い”だけが虹色に輝いていました。





　　　　　　　　　　　　　―――その人の輝きはどんどん失われていきます。



　　　―――私は、がんばれ、がんばれっ、と叫びますが、何度叫んでも彼に届くことはありません。




　―――そして、彼の輝きはゆっくりと消えていき、そして・・・

176 ：１ [saga]：2012/08/22(水) 01:28:20.26 ID:9lKxlBXM0

当麻「うぉおおおおっ！」ｻﾞｼｭｯ!

炎王「ぐぅううううおおおおおお！！」ｼｭｩｩｩﾝ

ステイル「しつこいなキミは！！」ｻｯ

炎王「ぐぉおおおおおおおおお！！」ｺﾞｫｵｵｵｵ

当麻「ぜぇ…ぜぇ…ぐっ」
(やばい、これやばい…エネルギー切れなんてもんじゃない…)ﾌﾗｯ

ステイル「キミの体力が万全じゃなくてよかったよ。手間がかからなくてね！！」

当麻「………う、ぅうう…」ﾕﾗｧ…
(あー、身体は限界のくせに頭はよく働く。これが走馬灯ってやつか…)

177 ：１ [saga]：2012/08/22(水) 01:37:12.39 ID:9lKxlBXM0

ステイル「イノケンティウス！　全てを焼き払え！！」ﾊﾞｯ

炎王「邪王炎殺黒龍波!!」ｺﾞｫｵｵｵｵ！


　眼前を炎で満たし、ステイルはようやく勝利を確信した。

　思い返せば、何も相手のペースに合わせず、全方位から炎の攻撃を喰らわせてやればよかった。


ステイル「まぁ、後の祭りってやつか」ｸﾙｯ


　まて…よ


ステイル(インデックスはどこ…だ？)ｿﾞｸｯ

ステイル「……やれやれ、これだから日本人は苦手なんだ。引きの美学を知らなさすぎる」

当麻「………引かねぇよ」ﾄﾞｸﾝﾄﾞｸﾝﾄﾞｸﾝﾄﾞｸﾝ

ステイル(なんだ？　彼の身体が非常に赤い…)

当麻「インデックスは誰も頼らなかった。最初はそういうのが苦手だからだと思っていたけど、違った」ﾄﾞｸﾝﾄﾞｸﾝﾄﾞｸﾝﾄﾞｸﾝ

当麻(あいつは頼らなかったんじゃない。“頼れなかったんだ”)ﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸ

ステイル「何をごちゃごちゃと言っているんだい？　早く逃げないと焼死体になるよ」

当麻「あいつは誰よりも“他人”の命を優先した。それならっ、上条当麻も“インデックスの命”を優先するしかねぇだろうがよぉおおおおお！！！」ﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯ






当麻「行くぜ」ｼｭﾝｯ!!





ステイル「消えたっ！？」

178 ：１ [saga]：2012/08/22(水) 01:40:06.62 ID:9lKxlBXM0

　―――夢の中の私は輝きを一度失いました。




　　　　―――それでも、色も、形も、心も、何も見えません。




―――ああ、このまま誰にも知られることなく、消えていくのでしょうか。





　　　　　　　　　　　　　―――その時です。





　　　　　　―――ぼっ、と赤く、とても紅い炎のような輝きが放たれました。





　―――それを見た私はすぐに気付きます。ああ・・・







　　　　　　　　　　　　彼は命を捧げたのだ、と。

179 ：１ [saga]：2012/08/22(水) 01:44:55.82 ID:9lKxlBXM0

当麻「すまんっ」ｺﾞｯ

ステイル「………っ！？」ﾊﾞｯ
(足がっ！？　折れたのかっ！？)

当麻「気絶しなきゃ消えないのかっ！？」ｶﾞｯ

ステイル「ぐぁあああ！」ﾊﾞﾀｯ

炎王「ぐぉおおおおおお！！！！」

当麻(勢いが増してる！？)

ステイル「…む、だ…だ。僕が…いし、きを…」ｶﾞｸｯ

当麻「……どうすれ――――」ｷﾞｭｩｩｩｩ

当麻「―――っっっっっ！！！」
(心臓がっ…つぶ、れ、るっ…)

炎王「がぁああああ！！！」

当麻「う…ご……け…」ｸﾞｸﾞｯ

180 ：１ [saga]：2012/08/22(水) 01:51:15.83 ID:9lKxlBXM0

当麻(は、はは…、やっ…ぱり、せい…ぎ…ヒーロー…んて無理…だ…ったん…)










カズマ「それでいいのか、当麻」








当麻「……わけ…るか」

カズマ「そうか、なら分かってるだろ」

当麻「た…って…たた…え」ｸﾞｯ

カズマ「……偉そうに言いながら、俺だってあいつから奪ってんだよな…」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ

当麻「………そっ」ﾊﾞﾀｯ…ｸﾞｸﾞｯ

カズマ「…………ああ、くそっ、少しだけだからなっ！！」ﾊﾟｷﾝｯ

カズマ(“あいつから奪った物”を分けてやる！！)ｶﾞｯ




当麻「ぁあああぁあぁぁぁあぁぁぁぁあああああ！！！」ｼﾞｭｩｩゥｩｩゥ！！！

181 ：１ [saga]：2012/08/22(水) 01:58:42.91 ID:9lKxlBXM0

当麻『…なんだ、ここ？』

カズマ『うるせー、今から言うことを黙って聞け』

当麻『カズマ？』

カズマ『ああ、俺がシェルブリッドのカズマだ。そしてお前が上条当麻だ』

当麻『当たり前のこと言うなよ』

カズマ『だが、てめぇはさっきから“何か”になったつもりで背伸びしてんじゃねぇのか？』

当麻『………っ』

カズマ『てめぇのやりたいことをやらねぇから身体が拒否ってくるのさ。だから…』

当麻『…だから？』





カズマ『言うこと聞かせたいなら身体をしつけるのさ。無理やりな』ﾆｯ





当麻「……ははっ、あんたらしいや」ｸﾞｯ

182 ：１ [saga]：2012/08/22(水) 02:10:27.20 ID:9lKxlBXM0

炎王「ぐぉおおおおおお！！！」ﾊﾞｯ

当麻「………」ｼｭﾝｯ

当麻(この剣自体に意味はない。…ならっ)ﾊﾟｷｨｨｨｨｨｨﾝｯ!!

カズマ「そうだ当麻。てめぇが気に入らねぇなら“変えちまえ”」

当麻「俺に必要なのは……“勝って守る覚悟”」ｸﾞｸﾞｸﾞｯ

当麻(右腕が黒い何かで覆われた？)

当麻「ぐっ…ぐぐ…かはっ」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀｯ
(もう決めないと本当に死んでしまう…)

当麻「…だけど、負ける気はしねーな」ﾀﾞﾝｯ

当麻(左腕が…カズマの右腕みたいな形になった…)

当麻「消滅のぉ………」ｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞｯ





当麻「ラストブレイカァアアアアアアアア！！！」ﾎﾞｯ




炎王「」ｼﾞｭｩｩ……


当麻「勝った……」ｼｭﾝｯ

183 ：１ [saga]：2012/08/22(水) 02:16:08.00 ID:9lKxlBXM0

当麻「………や…た」ﾌﾗｯ

カズマ「おっと…」ｶﾞｼｯ

当麻「カズマ………」

カズマ「最後のはなかなか良かったじゃねーか」ﾜｼﾜｼｯ

当麻「あんたのおかーーー」

カズマ「俺はなんもしてねぇ。全部おめーの力だ」

当麻「カズマ…」

カズマ「まぁ、強いて言うなら、なんでブレイカーなんだよ。ブリッドにしろよ」

当麻「自然と出ちゃったんだ、よっと」ﾌﾗｯ

カズマ「歩くのもやっとなんだろ？　肩貸してやるよ」ｸﾞｨｯ

当麻「カズマ…ありがとう」

カズマ「気持ち悪い奴。君島のほうがまだましだな」ﾊﾊﾊｯ

当麻「言ったな！！」ﾊﾊｯ

カズマ「とりあえずけーるぞ」

当麻「ああ、そうだな」
(インデックス………)

184 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]：2012/08/22(水) 02:17:23.89 ID:wyQtH9zAO

イノケンの技がおかしすぎんだろｗｗｗｗ

185 ：１ [saga]：2012/08/22(水) 02:19:32.36 ID:9lKxlBXM0

今日はここまで。寝ます。

次はインデックス×御坂美琴メインルートでいきます。

186 ：１ [saga]：2012/08/22(水) 02:20:48.20 ID:9lKxlBXM0

>>184
間違えて「」の中適当に埋めてたらそのまま更新してしまったorz
なんか適当にぐぉおおおおって覆いかぶさるような動きをしたと脳内補完お願いします。

187 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]：2012/08/22(水) 02:26:05.70 ID:Hz1gn4hCo

乙〜
うーん……上条さんキャラ違うなあとかイノケンおかしいなあとか
わかりにくいとこがちょくちょくあったりしたけどアルターが一番引っかかったな……
剣から急に変えちゃったのもよくわからないし右手と能力被せるのもちょっと……

188 ：１ [saga]：2012/08/22(水) 02:55:01.24 ID:9lKxlBXM0

マガジン買ってきちゃった。ハピプロが・・・

>>187
イノケンさんを会話形式で動かそうとしたらどうすればいいのか…orz
とあるもスクライドもお互いに影響されていこうと思ったけど、原作のままのほうがいいのかな。
剣が変わるとこらへんは記憶が飛んでるので、自分も後悔しております。

189 ：１ [saga]：2012/08/22(水) 03:05:57.32 ID:9lKxlBXM0

描写不足なので、上条さんまとめ。

基本スペック
【幻想殺し(イマジンブレイカー)】
媒体：右腕
能力：異能を打ち消す。

【ガーディアンズソード】
媒体：再構築により剣を形どる
能力：それ自体はただの剣だが、身体能力が飛躍的にあがる。
※ガーディアンズソードのアルターを発現中は、幻想殺しが常にアルターを打ち消そうとするので、使い続けると上条自身の体力が減っていく。

【シェルブレイカー】
媒体：左腕
能力：破壊？
※ガーディアンズソードで幻想殺しの打ち消しを相殺している時のみ発現可能。カズマが奪ったものを当麻に譲ったため、カズマの能力に酷似する。ガーディアンズソードとシェルブレイカーを同時に発動するため、体力の消費が半端ではない。

190 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/22(水) 03:07:52.97 ID:V7RfNZ2IO

いやークロスさせなかったほうがいいんじゃない？

191 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]：2012/08/22(水) 03:14:24.17 ID:wyQtH9zAO

>>188
ぶっちゃけイノケンは地の文で動かすか
炎王「」ﾒﾗﾒﾗ
とかそんなんでいい気がする
イノケンの動きならロシア編か1巻見れ

192 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]：2012/08/22(水) 03:16:04.22 ID:wyQtH9zAO

>>189
そして腕だけで闘わない上条さんは上条さんじゃないと思うが

193 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]：2012/08/22(水) 07:45:06.10 ID:usZWvwpP0

ボクの学園都市も隆起しそうです

194 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/22(水) 10:31:20.63 ID:HVqlxOVIO

剣が形質変化させて幻想殺しを包んで、右腕の効力を相殺してる中で左腕を顕現させて戦うでFA？

195 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/22(水) 10:33:14.79 ID:HVqlxOVIO

剣が→剣を
のミス

196 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/22(水) 12:30:49.46 ID:+7f1C1eDO

剣なんか持たせなくても右腕だけでどうにかできるだろ
こんなひどい扱いをするくらいならオリキャラでやってくれよ……

197 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/22(水) 12:37:14.20 ID:T4Y9XcVOo

アンチ多いナァ…

でも上条さんの武器は幻想殺しだろ…
それに＋αはちょっと…

198 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/22(水) 16:22:37.11 ID:V7RfNZ2IO

みさきち云々じゃ無いんだよ
お前禁書好きじゃないならクロスさせんなよ
色んなとこがおかしいし皆さんの指摘も当然だよ？

199 ：１ [saga]：2012/08/22(水) 18:58:08.52 ID:hIgg5ci50

1です。
とあるのアニメは好きですが、原作は読めていないって言ってるのに、好きじゃないならって言われるともう終わるしかないですね。


まぁ、気になる方のみへ第二章の流れだけ、



・美琴＆禁書、家に戻る。→回復のため能力とアルターを持っていない人物が儀式を＝君島(笑)
・神裂とカズマが衝突。圧倒的にやられるも、カズマの意地で痛み分け。その時禁書の完全記憶能力のことを知る。
・当麻しばらく寝込む。その間に完全記憶能力について疑問を持った美琴と黒子が調べて回る。
・目が覚めた当麻は自身のアルターを放棄する。「上条さんは誰かを傷つける勝利なんていらないんですよ」
・当麻のアルターを得たカズマは再び神裂と対峙、当麻は美琴と黒子が調べた結果から、違和感に気付く。
・カズマは神裂をふっとばすも、神裂が本気でなかったことを知り、「いつか負けを認めさせてやるよ神裂ぃ」と満足げに笑う。
・当麻が禁書の口内に触れた瞬間自動書記発動。かなみは禁書が心の底で助けを呼んでいることを当麻に伝える。

当麻「インデックス、お前が誰にも迷惑をかけ(以下略)、その幻想をぶっ殺す！！」

・当麻は勝利するも記憶を失う。かなみなら気づけたかもしれないが、幻想殺しが邪魔をして気づけず。
・当麻の記憶喪失という大きな代償と共に解決したかに見えたが、西学園都市で不敵に笑う男が一人。





無常「――そう、無常、無常矜侍です」





第二部完。

クロスの難しさを知ったので、次はもっとうまくやりたいです。
それでは。

200 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/22(水) 19:02:20.57 ID:V7RfNZ2IO

辞めないでくれーって言って欲しいの？
早くHTML化依頼してね

201 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/22(水) 19:37:36.66 ID:86uBmKP0o

カズマと神裂のところがとてもみてえ

202 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [saga]：2012/08/22(水) 20:00:08.99 ID:hIgg5ci50

依頼しました。

>>201
スクライド見た人なら分かると思いますが、カズマは基本スピードタイプの攻撃をよけない(よけれない？)ので、そこらへんをうまく書いて絶影との闘いのようにしたかったのですが…ｏｒｚ　カズマも神裂さんから言わせれば結局素人(笑)のくだりもやりたかったし。
くそぅ、最初は原作通りにはじめてればよかった。

203 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]：2012/08/22(水) 22:15:31.23 ID:g5Nx60aAO

ていうか当麻にアルター持たせたのが間違い

禁書世界にアルター使い持ちこんだ方が叩かれなかったかも

204 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2012/08/22(水) 22:19:21.62 ID:zCcmZfVAO

スクライド側も禁書側もキャラの描写が雑すぎるよ

もっかいスクライド見直し禁書の原作を読んで、各キャラの設定を理解してセリフを違和感のないように仕上げたらいい
幾分かはマシになるだろう

205 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/22(水) 22:25:59.51 ID:V7RfNZ2IO

作者さんは禁書の原作読んだこと無いらしいけどそれを言い訳にしちゃだめでしょ

アニメ見てればキャラ設定ぐらいわかるでしょうに、作者さんの好きなようにキャラ改変しまくったから皆さん呆れているんだよ

206 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/23(木) 10:03:49.06 ID:LHewiTJno

特に上条さんにアルターとかないわ

禁書は禁書のキャラの良いところがあって
スクライドにはスクライドのキャラの良さがあるのに
それをまぜちゃねぇ…

207 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/23(木) 12:32:10.72 ID:85B0pH2DO

キャラ崩壊でも面白いSSはいっぱいあるんだし、口調や性格がちょっとくらい違ったってたいした問題にはならないよ
このSSで問題なのは上条にアルター使わせたこと
カズマの左腕に別のアルターを使わせても同じ反応されたと思う

208 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2012/08/23(木) 21:45:50.56 ID:CP15ccjAO

越えちゃいけないライン、考えろよ