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涼「プロデューサー……やっぱり僕は変態なのかな」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/20(月) 04:38:53.25 ID:xFVVGSSk0
※性描写、ガチホモ描写を含むかもしれません。


君はアイドルだ。男でありながら性別を隠して女性を演じ
しかもそれが一般的な基準を大きく引き離してとびきり美しいものだから
ファンの男たちはステージに現れる君の姿に息を呑み熱狂する。


「涼! 涼! 涼!」


君がそんな天性の詐欺師としての道を歩んだのは
従姉が君の眠れる才能を発掘してくれたからだ。

彼女は芸能プロダクションに所属するアイドルだった。
自分を中性的すぎるきらいがあると薄々と自覚していた君は
彼女に僕もアイドルになりたい、と切なる思いを訴えた。

環境を変えることで、自分を男らしい姿に変貌させられるのではないか。
と、君はそう思っていたのだ。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1345405132
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諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
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二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/20(月) 04:39:35.92 ID:xFVVGSSk0
君は同世代のニキビやそばかすを顔にちらかしている男女と比べて
鏡に映る自分の容姿には口には出さぬまでも相当の自信があったし
歌も踊りも従姉の前でたまに披露すると筋がいいと真剣な顔で
褒められていたのを覚えていたから、しかるべき場所でしかるべき訓練をすれば
テレビに映る凡百の男性アイドルにも劣らないだろうという予測があった。


しかし従姉はそんな君の期待に反して、性別を偽り女装してデビューする道を君に用意したのだった。

3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/20(月) 04:40:35.70 ID:xFVVGSSk0
ライブを終えてステージから楽屋に引き上げる時、君の顔は紅潮している。

良かった、今日も何とかバレずにファンの人たちに喜んでもらえた。

君は眼鏡を掛けたマネージャーから渡されたタオルで
顔を伝う汗を拭って、一時の緊張から解放された事に安堵するが
女性を演じるアイドルとしての自分に浴びせられた賞賛と熱狂の余韻に
君の身体は熱く火照りきっていた。
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/20(月) 04:41:22.23 ID:xFVVGSSk0
「すみません、トイレに」

君はマネージャーにタオルを返し、駆け出す。

遠のく君の背中を見てマネージャーの頭に、
あの子はどっちのトイレに入るのかしら
と、そんな疑問が浮かんだが、すぐに打ち消した。


トイレに向かう寸前の君の顔がどんな女よりも
よほど女らしい表情をしていたので
おそらく女子トイレに入るだろうという妙な確信があった。
そして、それでも特に問題はないように彼女には思えた。
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/20(月) 04:42:11.46 ID:xFVVGSSk0
君は女子トイレに入るとすぐに個室に飛び込んだ。
身体の火照りは未だに静まらない。
興奮の元は明らかだ。それは男性の象徴から来ていた。
君は便座に座るとフリル付きのスカートの上から固くなったペニスを掴んだ。


ああ…こんなに大きくなって。

君はスカート上に形をあらわに主張してくるペニスをゆっくりとさすり出した。
刺激に触れてペニスはスカートの中でますます肥大化していく。
そんな自分の股間を見下ろす君の目は背徳感に包まれている。
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/20(月) 04:43:05.17 ID:xFVVGSSk0
僕は…今…まだ女の子の筈なのに。
でも…こんなに…気持ち良い…。


君はライブの情景を思い浮かべ、喉の中で小さく喘いだ。
手の動きは止まらない。


ステージ上の君を見つめる男たちの眼。
君のスカートの中身を拝もうと情欲に燃えて身を乗り出す最前列の客。
歌の調子に合わせて君が身体を回転させる度に会場中のフラッシュが焚かれる。
そしてそんな彼らにアイドルの格好で色っぽく媚びを売る君の姿。


あの時の、僕は女の子だ。誰よりも、美しい、女の子だったのだ。


君は、君を女だと信じ切っている哀れな男たちを上手く騙しおおせた興奮に酔っていた。
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/20(月) 04:44:06.08 ID:xFVVGSSk0
しかし、君は果てる事が出来なかった。
果てようとする意識を何かが引き戻し、自慰は中途半端な快感を残して終わった。


「また…夢で…出るのかなぁ」


君はそんな自分の呟きに思わず驚く。ある種の期待感がそこには込められていたからだ。
三ヶ月前、正確に言えば女装をして人前に出て以来、君は自慰をしても射精には至れず
代わりに夢精でしか精液を放出できなくなっていた。


夢の中で、君は男に犯されている。
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/20(月) 04:45:24.85 ID:xFVVGSSk0
夢に現れる男の姿は、サラリーマン風だったり学生風だったりするが顔はいつもぼやけている。
展開はいつも一貫していて、初めに必ず君を褒める。
そして褒めながら女物の服を脱がしていく。
すっぱだかになった君は恥ずかしくなり性器を手で隠す。
しかし、手を優しくどかされて、遂に君は観念する。そして性器を男の前に曝け出す。
そのペニスは羞恥と凌辱への期待で勃起していた。一転して、男が君をなじり始める。


『変態め。男に視られて、悦ぶお前は変態だ』

『違う、僕は。違う』

君は否定する。しかし、身体は既に男を受け入れていた。男と繋がっている感覚はなかった。
男に体を覆い被られて、しきりに勃起するペニスがひたすらに熱かった。
目覚めるとパンツの中がべっとりとした精液で汚れているのだった……。
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/20(月) 04:46:29.67 ID:xFVVGSSk0
「あら、涼。ライブは成功したみたいね。おめでと」


トイレを出ると、聞き覚えのある声が君を呼び止めた。
振り返ると、従姉の秋月律子が傍らに一人の男性を引き連れて廊下に立っていた。
先程、出演したライブを見届けていたらしい二人は笑顔で君を見ている。

君は顔を赤くして伏せた。律子の隣に立つ男性が、彼女の恋人のように見えたからだ。
律子は君がこれまで聞いた事のないような好意の込もった声色で、男性に改めて君を紹介する。

「プロデューサー。こちらが今日、三回目のライブ出演を果たした、いとこの秋月涼です」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/20(月) 04:47:36.38 ID:xFVVGSSk0
プロデューサーと呼ばれた男性は、再びにっこりと笑顔を作ると、君に手を差し出した。


「どうも、先程は素晴らしいショーを拝見させて頂きました。
うちのアイドルたちにも見習わせたいくらい歌も踊りも上手でしたね。
まだデビューしたてとは思えないほどの出来栄えでしたよ」


いえそんなありがとうございます、と手を出して応える君のその仕草は
隣で見ていた律子が一瞬鼻白むほど必要以上に女性的だった。
君は確かにその男性から気に入られたがっていた。その理由を君はまだよく知らない。

二人は君と別れると奥の方へ続く廊下を、会話しながら歩きだした。
この舞台裏には別の用件で訪れ、君とはたまたま会っただけのようだ。
君は名残惜しそうに、去り行く二人の背中をいつまでも見ていた。
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/20(月) 04:48:27.49 ID:xFVVGSSk0
その日の夜、夢の中で君はあのプロデューサーと再び会った。


プロデューサーは君の姿をみとめ、笑いながら囁く。

『君は素晴らしいよ。涼』

『でも、あなたには律子姉ちゃんが』

君は少し拗ねたような返答をしてそっぽを向く。
プロデューサーは何も言わず君に近寄り服を剥ぎ取ってゆく。君も抵抗しなかった。
一枚ずつ脱がされる度に君の胸は期待で高鳴る。お願い、はやくして。君は焦れていた。
ついに最後の一枚が剥がされると狂おしいほどに昂ぶったペニスが現れる。

君の顔は羞恥に紅くなるが、手で性器を隠そうとはしなかった。
彼にもっと見てもらいたかったのだし、抱き締めても欲しかった。

12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/20(月) 04:49:28.72 ID:xFVVGSSk0
『お願い、僕を、抱き締めて』


喘ぐように君はいった。そのまま覆い被られると、肛門に熱量を持った何かが当たった。
はじめて男と繋がる感覚を覚える。その感覚は君にとって心地の良いものだった。


『やっぱり、僕は』

何かをいいかけて、やめた。君の人差し指がプロデューサーの手に掴まれる。
君は体を丸めて彼を受け入れた。肛門が熱くなり、人差し指がさらにきつく締まった。


大声を出して、君は目覚めると、パンツの中からぬめりとした感触が伝わり
右手の人差し指で肛門をいじっている自分の姿が目に映った……。
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/20(月) 04:50:22.86 ID:xFVVGSSk0
簡単な女装を済ませ、876事務所に行く時、君はいつも憂鬱とした気分に駆られる。


事務所で君の本当の性別を知っているのは石川社長と、マネージャーの岡本まなみしかいない。
どちらも女性だが女装した君の姿を見る時、嗜虐めいた表情がちらりと浮かぶ。


女は、自分のアイデアに固執するあまりそれに振り回される側の感情を意に介さない。


それどころか君がデビューして以来、とんとん拍子で人気を獲得するにつれて
事あるごとに、女装して良かったわね、この判断はあなたにとっても良かったのね、などと念を押す。
もしかしたら、嫉妬心も少なからず込められていたのかもしれない。

女装した君の姿は、間違いなく二人よりも美しかったのだから。
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/20(月) 04:51:12.17 ID:xFVVGSSk0
「僕は、いつになったら男子アイドルとして再デビュー出来るんですか?」

と、君は二人きりの事務所の中で石川社長に訊いた。

「この前のライブの反応も悪くなかったので、再デビューするなら早い方が…」

「そうね。ファンの反応は良かった、と聞いたわ」

石川社長が君の話をさえぎり、ゆっくりとかぶりを振った。

「でも駄目よ。初めに言ったじゃない。女性アイドルとして成功したら、ってね」

「成功するって…でも」

君が危惧するのはその事だ。

石川社長の言う成功に辿り着いたとすれば、もう後戻りが出来なくなるのではないか。
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/20(月) 04:52:05.53 ID:xFVVGSSk0
もともと男らしい自分を目指すために、君はアイドルになりたがった。


しかし、今、周囲から用意されているのは、より女性らしく演じる道で
目的の為ならば、と、君も命じられるがまま女性的な演技に没頭したが
その事で却って、本来の目的からますます遠のいているように思えてならなかった。

同時に、君が望む男らしい自分の姿も、そのままどこかに消え失せてしまいそうだった。


特に、ここ最近の夢の内容やライブ後に起こる自分の身体の反応が
その前兆のように思えてきて、君にはそれが恐ろしかったのだ。
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/20(月) 04:53:04.52 ID:xFVVGSSk0
「大丈夫よ。涼。あなたはこの事務所で一番の稼ぎ頭なんだから」

と、石川社長が今度は優しい声音で君を説きはじめた。

「ちゃんと、あなたのサポートも考えているのよ。
高木に頼んで、敏腕プロデューサーにしばらく助っ人に来てもらう手筈になってるわ。
この事務所は女だらけですものね。男同士の方が何かと話しやすいでしょうし」

「えっ、それってもしかして律子姉ちゃんの…」

「そうそう、765プロダクションの人。午後1時から来るからもう少し待っていなさい」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/20(月) 04:53:54.05 ID:xFVVGSSk0
そういって、石川社長は手を振り、君を机へと追い払う。
そう言われては大人しく引き下がるしかない。
机に座った君は時計を見た。時刻は12時50分を指していた。


律子姉ちゃんの事務所って…誰が来るのかなあ。
あっ、もしかしたら、この前会ったあの人なのかな。
あの人だったら話しやすそうだし、僕も嬉しいなぁ。


そうこう思いを巡らせてるうちに、君はすっかりと期待に胸を膨らませて
スケジュールを確認する合間に、事務所の扉にちらちらと視線を走らせていた。
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/20(月) 04:54:54.53 ID:xFVVGSSk0
果たして、午後1時過ぎに扉が開き、そこから現れたのはあのプロデューサーだった。
あっ、と君の心臓が早鐘のように鳴り響き、思わず顔を机に伏せた。


「どうも、遅れてしまいました。あれ、秋月涼さんは…」

「プロデューサーさん。急な頼み事を引き受けてもらってすみません…」

「いえいえ、俺で出来る事ならば……それで……」

「ええ……実は………」

「………」

「……」

「…」


二人は小声で何かを話し始め、しばらくすると足音が近付いてきた。
あの人だ。あの人が来る。挨拶をしなければ。
君はそう思い、さっきから机上に埋もれさせていた
自分の顔をすぐに取り繕おうとする。
あの人には、出来るだけ、きれいな顔をしなければ。

「涼」

優しく声を掛けられたので、君は覚悟を決めて、ゆっくりと彼を振り仰いだ。
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/20(月) 04:55:53.96 ID:xFVVGSSk0
「涼…君は、本当に男…なのか」

君に笑顔を向けられて、プロデューサーは動揺したような表情を一瞬のぞかせた。
しかし、首を振って自身を落ち着かせると、次は陽気な声を立てて笑った。

「素晴らしい! これはまさに天性の才能だ」

「才能…?」

君は可愛らしく小首を傾げる。

「その通り」

プロデューサーは君に近寄り、肩に手を置くとウインクした。

「君は愛される資格があるということだ。そしてそれはアイドルにとって必要なことなんだ」

「資格? 私が…」

「その服装に、その声色。まるで本物の可愛い女の子みたいだ」

くすくすと面白そうに笑うと、君の手を取り、机から立たせた。
君の胸中は彼に褒められた喜びでいっぱいになり、何も考えられなくなっていた。

「さぁ、昼御飯がまだだろう。ゆっくりとお話でもしながら一緒に食べよう」

「はい…」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/20(月) 04:56:53.65 ID:xFVVGSSk0
二人で876事務所を出ると、社用車らしき車が事務所の前に停まっていた。


プロデューサーは車道側に回り込み車にキーを挿して
運転席に乗り込むと手早い動きで助手席の扉を開放した。

君が年頃の女の子っぽくスカートの裾を手で抑えながらやや内股気味で
開いた助手席に乗り込んだので、その様子を見ていたプロデューサーは声を立てて笑った。


「いつも、そんな感じにしているのか」

「女の子の格好をしている時は、つい癖で」

と、君は少し顔を赤くして応える。
エンジンが掛かり、二人を乗せた車は加速して車道の流れに躍り出た。
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/20(月) 04:58:20.45 ID:xFVVGSSk0
君は夢見心地の気分で、運転席に座るプロデューサーと色々な話をしていた。


女装以外のデビューは認めないと言われた時の衝撃、初めてのライブの緊張、
日々のレッスンの苦労、女装するにあたって注意しなければならない事など
次から次へと話したいことが幾らでも出てくるのだった。


プロデューサーはその一つ一つの話に、笑ったり同情してくれたり相槌を打つなど
話が進みやすいように反応を示してくれるので、君も嬉しくなって喋り続けるのだ。

だが、君は気付いていただろうか。

事務所で君の正体を知る石川社長に対しては男である事を隠さずに喋っていたのに
運転席で君の話に耳を傾けるプロデューサーに対してはずっと女の口調でいることに。
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/20(月) 04:59:31.22 ID:xFVVGSSk0
「それと、涼。今日のスケジュールはどうなっていた?」

「午後3時から、レッスンの予定が入っています」

「明日は?」

「明日も…夕方からレッスンですね」

「そんな感じで、次のライブまでレッスン漬けか。大変だな」

「でも…アイドルですから、頑張れます」

「けれど、事務所で石川社長と話して、次のライブはキャンセルする事になったんだ」

「えっ」

「だからライブに向けてのレッスンはしばらく休止。その間、君は俺と一緒にいること」

「それは…どういうこと…でしょうか?」

「君の適性を見極めろってことなんだ。そして、それはどうしても必要な事なんだ」


やおらにハンドルが切られ、車の鼻先が、入口付近で警備員が
出入りを見張っている大仰そうな駐車場の中に突入した。

君は驚き、窓外に映る看板を見た。『TOKYO帝國Hotel』という文字が見える。
この建物は地下駐車場と一体化した高級ホテルのようだ。
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/20(月) 05:01:06.68 ID:xFVVGSSk0
プロデューサーは、地下に所狭しと並べられている高級車の間に視線を走らせ
やっと空いた駐車スペースを見つけると、そこに車を停めてエンジンを切った。

「着いたよ。涼。さぁ、降りて」

君を促すその声は、これまでと同じようにアイドルに対する優しさと配慮に満ちている。
それ故に、君は先の展開をまったく予測できず、わずかに上ずった調子で彼に訊ねた。


「あの、これから…どうなるんですか?」

「心配するなって。何も取って喰おうって訳じゃない。ある人に会わせるだけさ」

「……ある人?」

「そうだ。その人は、このホテルの最上階にいる」

そして彼は君の顔を見ると、少し笑った。

二人きりではない事を知らされた時、君の表情が少し残念そうになったからか
もしくは、この後の展開を知っているための笑いなのかは、君にはよく分からなかった。

24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/08/20(月) 11:10:00.32 ID:xRXUYPRUo
あれ?
続きは?
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) :2012/08/20(月) 17:38:29.61 ID:JniiseWxo
なんか疾走思い出した
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/20(月) 20:17:54.19 ID:h553x9dEo
ふむ…待ってる
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/08/20(月) 21:38:30.26 ID:lxKImP5AO
いいじゃない……機体。
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/08/20(月) 23:41:01.49 ID:0SK5wFA4o
P×涼ちんなら期待
この引きに一抹の不安が残るがww
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/23(木) 12:15:10.09 ID:a12COEJdo
大期待
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/08/23(木) 17:23:57.04 ID:9jerx2A4o
マダー?
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/25(土) 09:00:12.78 ID:4I1HaT7To
待ってるよー
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/12(水) 20:33:34.94 ID:sW9O/xbD0
パンツ脱いでスタンバってるんだけど…まだかな?
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/15(土) 21:39:21.16 ID:Gtj6iwXk0
涼ちんの誕生日なので生存報告。
これからは数日ごとに、定期的に投下していくようにしたいと思います。

今日は土曜日ですから書けるところまで一気に書いていくつもりです。
ではお付き合い下さい。
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/15(土) 21:40:07.83 ID:Gtj6iwXk0

ロビーに入ると、プロデューサーは「ちょっと待ってくれ」と君に言い
胸ポケットから携帯電話を取り出し、君から少し離れると、電話をコールして小声で話し始めた。

これから会う人と話しているのかな、僕がここに来ていることを伝えるために。

プロデューサーの雰囲気からそう察した君は、彼の背中を見、そしてロビーの中を見回す。


幾層にも重ねられているシャンデリアが天井から吊るされていて
ロビー中に暖色系の明かりを照らし、床には踏み心地の良い絨毯が敷き詰められている。
ロビーにまばらに点在している客らしき人々の表情、動作にも落ち着き払ったものがあり
日々をあくせくと働き回る人たちの生活とは、程遠い余裕さがあった。


こんな高級そうなホテルにいる人と、僕を会わせてどうするっていうんだろう?
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/15(土) 21:40:54.74 ID:Gtj6iwXk0

「涼。もう少し時間が掛かるから、しばらく待ってくれだってさ」

携帯電話との会話を終えると、プロデューサーは君に肩をすくめて苦笑した。
君が頷くと、彼は言った。

「仕方がないから、先に昼飯を済ましてしまおう。確か、二階にレストランがあった筈だ」

君はまた頷き、先を歩くプロデューサーの後に従った。
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/15(土) 21:41:33.22 ID:Gtj6iwXk0

和食レストランでの楽しい食事を終え、二人で退出してから、君はプロデューサーにお礼を言った。

「御馳走さまでした。とても美味しかったです」

「ああ、美味しかったな。涼と一緒に食事をするのは、初めてだけど楽しかったよ」

「い、いえ、そんな。わ……私の方こそ楽しかったです」

君は慌てて頭を下げる。顔がかっと赤くなるのを感じたからだ。
彼にさりげなく褒められるたびに、心臓が高鳴り、胸の奥がじんと痺れてくる。
これはリップサービスの一種なのだと、頭では分かっているはずなのに。
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/15(土) 21:42:53.50 ID:Gtj6iwXk0

そう、それに本当は、プロデューサーは律子姉ちゃんと…。

君は、律子とプロデューサーの並んで歩く後ろ姿を急に想起して、胸の痛みを覚える。

あの時、君の眼から見た二人の距離感は、Pとアイドルという仕事仲間の領域を越えて
お互いを深く信頼し合っている恋人同士のように映ったのだった。

それは今でも尾を引いていて、彼の口から君への賛美の言葉が出るたびに
君はその光景と、律子の顔がちらついて、何故かやるせなさを感じてしまうのだった。


……僕はどちらに嫉妬しているんだろう?
律子姉ちゃんと仲の良いプロデューサーにだろうか。それとも律子姉ちゃんに?


君にはその判別がまだつかなかった。
ただ一つ分かっているのは、今、彼と並んで歩いている間の距離に物足りなさを感じている事だけだった。
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/15(土) 21:47:59.29 ID:ubqyBDxIO
期待してやまない
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/09/15(土) 21:53:10.20 ID:E6rDDjayo
やったー!続き待ってた甲斐があった!イヤッッホォォォオオォオウ!

ふぅ…どうぞ続きを
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/15(土) 22:15:05.60 ID:Gtj6iwXk0

「さて、涼。そろそろ会いに行くけど、その前にトイレを済ませた方がいい」

レストランフロア角に設置されたトイレの前まで歩くと、プロデューサーは立ち止まり、君に言った。

プロデューサーの指は、女子トイレを指し示している。君は顔を少し赤くして頷いた。
そして言われるがままに女子トイレに入ろうとする君を、彼は呼び止めた。

「ちょっと待ってくれ。二つ、どうしてもやってもらわなければならない事がある」

彼は君に近付き、肩に手を置いて耳元で囁いた。

「一つは、必ず便を出すこと。そして便を出した後は肛門の周りを綺麗に掃除すること。
 もう一つは、トイレを済ませた後は、パンツを脱ぐこと。
 必ず、パンツを脱いで、トイレを出てくるんだ。いいね?」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/15(土) 22:56:25.65 ID:Gtj6iwXk0

「………えっ?」

「……聞こえなかったかな。もう一度、言うぞ」

「ぎゃおっ! い、いいえ。き、聞こえました。でもどうして」

「これから会いに行く人にとって、それらは邪魔なものなんだ」

と、彼はきっぱりと言った。そして君の手を掴むと、言葉を継いだ。

「どうしても出来ないんだったら、俺が一緒にトイレに入ることになるが、いいのか?」

「いっ、いいえっ! ひとりで、一人で出来ます!」

君は顔を真っ赤にして、プロデューサーの手を慌てて振りほどき、女子トイレに向かって駆け出した。
それでも決心がつかず、出入口の境目で棒立ちになり、プロデューサーを振り返ると彼は笑顔で頷いた。

「ここで待ってるよ。さぁ、行ってきて」

その声に背中を押され、君は混乱する頭を何一つ整理できないまま、女子トイレの中に入っていった。
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/15(土) 23:33:16.35 ID:Gtj6iwXk0

女子トイレの個室に入った後も、君の頭はまだ錯乱したまま思考が働かない。
君は背中を扉にくっつけて、呆然と立ったまま、便器を見下ろしている。


僕が、便を出さなければならない? 肛門を綺麗に? パンツを? 何のために?
これから会う人の為だとプロデューサーは言った。
では、僕が、これから肛門の中にある固まりを出して、パンツを脱いだままにするのは
もしかしたら、その人に、僕の尻を見せる為なのだろうか。
しかし、そんな事を、あのプロデューサーが僕にやらせるのだろうか。あんなに優しそうな人が。


君は恐怖していた。これから起こる出来事の予測がまったく不透明なためであった。
悪い夢であってくれ、と君は思った。たちの悪い冗談であってくれ、と君は願った。

トイレを出たら、プロデューサーが「さっきのは冗談だよ」と笑いながら
君に謝り、いつものように優しい声音で、面白い話の続きを君に語りかけるのだ…。

そこまで夢想してから、ふと、君は便意がゆっくりと迫ってきている事に気付いた。
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/09/16(日) 00:06:21.75 ID:hvPWc6+ho
待ってた!
そして前回感じた不安通りになりそうで怖いww
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/16(日) 00:44:25.10 ID:Xgm9uBmq0

……とりあえず、済ませなきゃ。

君はスカートの中に手を伸ばしパンツを膝下まで下ろすと、便器の上にゆっくりと座った。
しかし緊張している為か、力んでもなかなか便が出てこない。

トイレの外にプロデューサーを待たせている状況を急に思い出し
君は焦燥感に駆られ、上半身をぐっと前屈させて、精一杯に気張ろうとする。


その時だった。

上半身を俯けたまま尻を持ち上げて、自分の肛門を
誰かに見せつけている光景が、突然、君の脳裏に広がった。
君が尻を振りながら見せつけている相手はプロデューサーだ。
彼は君の肛門を見て言う。『涼、掃除していなかったな』
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/16(日) 00:46:11.06 ID:Xgm9uBmq0

「いや! 見ないで!」

想像の中の自分の痴態に、思わずそんな叫び声を出した。
次に自分の身体に起こった現象に気付き、君は愕然とする。

いつの間にか、ペニスが痛いほどに勃起していた。
同時に、便が堰を切ったように肛門から出てこようとしている。

ああ――! 駄目!

君は背中を逸らし、スカートをまくり上げて、糞便を排泄しながら尿を撒き散らした。
そして、そのまま君は長々とわたる排泄の快感に酔い痴れる。
自分の痴態を想像してペニスを勃起させ、尿でトイレを汚しながら便を排泄するという
あまりにも異常な背徳感の渦の中に、君は巻き込まれていた。

やがて全てを済ませると、君は朦朧とした思考の中で、一つの事実を悟るのだった。

膝下まで下ろしていたパンツが、自分の尿でずぶ濡れになっている事を。
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/16(日) 02:01:08.97 ID:Xgm9uBmq0

君はトイレの鏡の前で顔を洗っている。自分自身を落ち着かせる為だ。


ぐっしょりに濡れたパンツは、使用済みナプキン入れ箱の中に、丸めて突っ込んだ。
掃除する人に対して申し訳なく思いながら、けど乾きそうにもないしごめんなさい
と、心の中で言い訳をして、捨てたのだ。

次に、君は肛門をペーパーで何度も念入りに拭き取った。
拭いている最中に、個室の中に鏡がないことを、君はもどかしく感じたものだ。
どうにか納得が行くまで拭き終えると、君は自分の服に視線を走らせた。

幸いにも、尿の被害は、スカートや靴まで及ばなかったようだ。君はほっとした。
靴下がわずかに濡れていたが、許容範囲だった。
君はペーパーを取り、個室の床や扉に飛び散った尿を掃除した。

しなければならない事をすべて終わらせたかどうかを何度も確認してから、君はやっと個室を出た。


これでプロデューサーに言われた事は全てやった。
けれど大丈夫。あのプロデューサーが僕に酷い事をするわけがない。

君は鏡に映る自分にそう言い聞かせてから、遂に女子トイレを出る事を決心した。
トイレの外で待っているであろうプロデューサーの元へ戻るために。
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/16(日) 02:04:57.79 ID:Xgm9uBmq0
今日はここまでです。
更新を長く空けていたのに、待っていてくれてありがとうございます。
おかげで完結まで書き切る気力が湧いてきました。

次も投下する時はよろしくお願いします。
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/09/16(日) 02:07:40.80 ID:hvPWc6+ho
乙!
待ってる!嫌な予感プンプンするがww
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/09/16(日) 02:25:51.16 ID:XvVkdnNYo

こりゃあ続きが楽しみだぜ
よくよく考えたら完全にホモォ…な内容なのにwktkしてしまうあたり涼ちんは魔性の女(男)やでぇ…
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/09/16(日) 05:39:45.14 ID:+Cx+Oy3AO
乙です。
待ってますぜ。
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/19(水) 11:06:55.74 ID:poLbU6ODO
Pとのラブラブセックス期待
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/20(木) 20:18:20.31 ID:YK9UdnoO0

「……プロデューサー」

ベンチに腰掛けて君を待つプロデューサーの姿が目に入った瞬間、安堵する。
だが、安心してばかりもいられない。何しろ、自分がこれからどうなるか分からない上に
スカートで隠されてるとはいえ、その下では性器が無防備に露出されているのだ。

したがってプロデューサーのもとへ歩き出す、君の下半身は、いつもより内股にならざるを得ない。

あ、駄目…。どうしても、あそこがスースーとする。

君は羞恥に顔が赤くなるのを感じつつも、少し憤りを覚え始める。

人前なのに……こんなの恥ずかしいよ! ちゃんと説明してくれないと…。
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/20(木) 20:20:07.10 ID:YK9UdnoO0


「おかえり、涼」

トイレから出てきた君の顔が仄かに赤くなり、手でスカートの裾で押さえながら
訴えるような視線を自分にぶつけてくるのに気付き、彼はベンチから笑って立ち上がる。

「ちゃんと出来たようだな。偉いぞ」

「……待たせてすみません。でも、こんなこと…酷いですよ」

近寄ってくるプロデューサーに、君は口を尖らせて言う。
そう、これを止めさせるよう、はっきりと文句を言わなければならないのだ。
だって、仮にも僕は男の子なんだから…。
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/20(木) 20:20:56.08 ID:YK9UdnoO0

「ごめんよ。さぁ行こう」

しかしプロデューサーは君の不満をさらりと躱し、笑いながら君の肩を抱く。
君はアッと思う間もなく、抱き寄せられる。

「あの人も涼が来るのを、待っているだろうからさ」

と、彼は言った。そのまま君を抱いたまま、エレベーター側に方向転換しようとする。

君はすぐに直感する。これは僕に逃げられないようにする為だ、と。

ここで「嫌だ。帰りたい」と叫んで、暴れたり、逃げ回ったりすれば
断固として抵抗する君を、プロデューサーは諦めて解放してくれるかもしれない。
このプロデューサーが別の事務所のアイドルに、無理に手荒な真似をするとは考えられないし
へたに騒ぎが大きくなってしまいかねない展開は、彼にとっても避けたいだろうからだ。

しかし――君は拒否しなかった。それどころか、顔を一層に赤くし
頭をゆっくりと、遠慮がちに、プロデューサーの胸元にのせて

「はい…」

と、頷き、彼と歩調を合わせるように歩き出したのだった。
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/20(木) 21:09:54.68 ID:YK9UdnoO0

プロデューサーに抱かれたとき、君の脳裏には律子の顔が一瞬浮かんだ。
しかし次の瞬間には、甘い喜びが脳髄を蕩かして、このまま時が止まればいいのにとさえ思った。

あの時、プロデューサーは律子姉ちゃんと二人きりで――恋人同士のようだった。
けれど、今、こうして人前で、僕を抱いてくれる。優しく、包むように!

そのことが、君にはたまらなく嬉しかった。彼との距離がぐっと縮まったように思えたからだ。

エレベーターの前まで来た。プロデューサーがボタンに手を伸ばす。押す。君を抱いたまま。
扉が開く。無人の空間。君はどきりとする。心臓が高鳴る。二人でエレベーターに入る。扉が閉まる。
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/21(金) 02:21:16.39 ID:4n+g5+p40

「涼」

指定階のボタンを一方の手で押すと、プロデューサーは君に呼び掛けた。
プロデューサーの腕の中に優しく包まれたまま君は、「ん」と甘ったるい声で応える。

あっ、今のは変じゃないか。僕ってば、頭がぼーっとしておかしな声を出しちゃった。

あわててプロデューサーの顔を上目遣いで見上げると、彼は笑っていた。
君も眼元を少し赤く染めて、はにかんだ。しばらく見つめ合う。エレベーターが動き出す。
こんな時、女の子なら、律子姉ちゃんならどうするか。と少し考え、君は自然に目を閉じる。

57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/21(金) 02:55:59.07 ID:4n+g5+p40

プロデューサーともっと仲良くなるには、そうしなければならないように思えたし
なにより今は、女の子の格好(本当は男の子なんだけど)をしていて、この距離でくっついているんだから
たとえ、キスをされたって別におかしなことじゃない。目を閉じたまま、君は内心で言い訳を始める。

そう、僕はただプロデューサーとさらに仲良くなって、これから何が起ころうとも
プロデューサーから守ってもらえるという保障が、どうしても欲しいだけなんだ。
そう、安心できるようになりたいだけなんだから……。

これは打算的な意図から来る行為だと、君はすぐに認め、肯定する。
しかし君の股間には血が集まり出し、スカートの中で、皮を被ったペニスがムクムクと大きくなりはじめる。
待ち続けるあまりに息が断片的に切れはじめ、唇の位置が悪いのかな、と顎を少し持ち上げて
――それでもキスしてくれないプロデューサーに焦れて、君は目を開ける。

プロデューサーの優しい微笑があった。視線はさっきからずっと君の顔を捉えたままだ。
あっ、だめだ。目を閉じなきゃ。君はあわてて再び目を閉じようとする。
そんな君の様子を見てか、くすくすと笑いながら、君の肩から手を離し、彼は言った。

「涼。話しにくいから、ちょっと離れてくれよ」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/21(金) 04:33:44.37 ID:4n+g5+p40

「初めに言っておこう」

と、プロデューサーは言った。ひとつずつ、言い含めるような口調だった。

「おそらく、これから涼は色々な質問をされる。それらに対して、全部、正直に答えるんだ」

「……分かりました」

「本当に?」

そう言って笑う。君の返答に、存外刺々しい怒りが込められていたことが、おかしく思えたのかもしれない。
あるいは、その答え方に律子を重ね合わせて思い出し、懐かしく感じたのかもしれない。

そのどちらでも君にはどうでもいい事だった。

高まる期待と興奮から一転して寂寥とした虚しさに、君は突き落とされたのだから。
プロデューサーに裏切られたという思いで、君の胸は張り裂けそうだった。

ヤッパリ、プロデューサーハ、僕ヲ仕事上ノ関係トシテシカ見レナイノダ。
ソレハ、僕ガ男ダカラナノダ。彼ハ僕ヲ律子姉チャンノヨウニ、愛シテハクレナイノダ。
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/21(金) 08:18:33.05 ID:4n+g5+p40

「………本当です。大丈夫です!」

君はプロデューサーから顔をそむけて、一段ときつく言った。
彼に苛立ちを感じる自分自身を腹立たしく思いながらも、そうせずにはいられなかった。

「…涼?」

君を気遣うプロデューサーの声が背後から聞こえる。君は唇を噛み、手をきつく握り締める。

変だ……。こんなの……。僕の気持ち、バラバラだ。キスをせがむなんて。
そんなの、普通はしないのが当たり前だと、頭では分かっているのに。
拒否されたのが、なぜこんなに悲しいんだろう。なぜこんなに苦しむのだろう。

エレベーターの隅を見つめ、君の頭は次第に冷静さを取り戻していく。

もともと、僕の面倒を見に、プロデューサーはせっかく765プロから来てもらったんだ。
だったら、せめて一緒にいる間だけは、良い関係でいよう。怒っちゃ駄目だ。
嫌われちゃうかもしれない。そうだ……。それだけは避けなければ……。

「……はい、もう大丈夫ですから」

君は無理に笑顔を作って、ゆっくりと振り返る。
プロデューサーは君の顔を見、少し安心したように頷く。
エレベーターが止まった。
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/21(金) 08:28:41.89 ID:4n+g5+p40
キリがいいので今日はここまでです。ガチホモな展開で、書くのにすげー時間が掛かってすみません。
この展開についてこられる読者はいるんでしょうかねぇ…。
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/21(金) 10:52:51.37 ID:H29s7LJIO
おけおけ
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/21(金) 11:21:44.18 ID:X8KZfGeZ0
問題ない。ゴーだ。
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/09/21(金) 13:03:03.07 ID:hJd6Awr+o
全く問題ないのでそのまま突き進んでいこうか
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/21(金) 15:47:14.56 ID:PRjbSByDO
涼ちんが酷い目に遭うのだけは勘弁……。
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/09/21(金) 18:05:17.90 ID:wHVy39wzo
問題無い。しかしこの流れ…Pとのイチャラブはあるのだろうか…
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/27(木) 01:45:40.58 ID:GZZcWSKK0

……
………


「はい。ファミリースイート御予約の二名様ですね。
確かに、お話は伺っております。ではこちらにサインをどうぞ」

フロントでプロデューサーが若いホテルマンに名乗ると、ポマードを頭に撫でつけた支配人風の男が
愛想笑いとともに部屋の奥から出てきて、手に持った領収書とボールペンをカウンターの上に差し出した。
君は領収書に記された数字を見て、目を丸くする。『100,000』桁が一つ違うのではないか、と思った。
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/27(木) 01:47:37.33 ID:GZZcWSKK0

「これでもかなり安い方なんだよ。二人で一泊すると普通は倍以上を越えるんだから」

プロデューサーが隣の君にこっそりと教えて、慣れた手付きで領収書にサインし
財布から十万きっかり支払う。支配人は一万円札を均等に揃え直して
うやうやしく目礼しながら受け取ると、部屋の鍵をプロデューサーに手渡す。

「御案内致しましょうか?」

「いや、分かるからいいよ」

プロデューサーがそう断ると、支配人はそれもそうですね、と言いたげな顔で頷いたので
あっプロデューサーはここに何度か泊まりに来たことがあるんだな、と君は察した。
「さぁ、行こうか」とプロデューサーが君を促して先に歩き出す。君は慌てて彼に付き従う。


「ごゆっくりどうぞ」

背後から支配人が、君たちを送り出すようにそう言った。
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/27(木) 01:49:20.25 ID:GZZcWSKK0

「わぁ、凄い。こんな部屋、初めてです」

君は部屋の中を見回して、思わず感嘆の溜め息を漏らす。
アイドル関連の仕事で、地方に泊まり掛けで遠征する際に
君が時々利用する、ビジネスホテルの部屋とは雲泥の差があったからだ。


大型液晶テレビに、座り心地の良さそうな対面式ソファーに
デザインセンスの良いテーブルチェアに、壁に飾られている風景画に
キッチンまで完備された、高級感溢れる部屋に泊まるのは、君にとって初めてのことだ。

窓一面が街並みを展望する意匠でガラス張りになっていて、それが高所恐怖症の君を
少し怯えさせた点を除くと、特に君の目を引いたのは、部屋の隅に置かれたダブルベッドと
それに面した壁が鏡張りになっていることだった。


君がその事をとりわけ意識しないようにするには、出来るだけベッドの存在が目に入らないように
興味もない装飾品たちの上に、敢えて視線を釘付けさせなければならなかった。

何故ならば、部屋にある寝床は、そのダブルベッドしかなかったからである。
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/27(木) 01:50:54.56 ID:GZZcWSKK0

「高ランクアイドルになれば、こういう部屋も慣れるようになるよ」

備付けクローゼットの中に、脱いだスーツの上着を掛けながら、プロデューサーが言った。
そして彼は君の近くを横切り、ソファーの上に座ってネクタイを緩めだした。勝手知ったる
他人の家のようにリラックスした様子だった。そのままくつろぎながら、彼は続ける。

「ただし今回の場合は特別だと言っていい。涼にとっても、涼の事務所にとっても
大きな転換のキッカケになるかもしれない。だから石川社長も、俺に君を任せたのだろう」

彼は君の視線が自分の顔に注がれているのを確認すると、

「なあに、べつに失敗したって、スイートルームを早いうちに体験できて
儲けものだと思えばいいよ。涼の素質なら実力を積み重ねていけば、いずれどんなホテルの
スイートルームだって名前を言えば向こうから部屋を空けてくれるようになるさ」

と君を安心させるように笑った。君もつられて口元を少し緩めた。
場が和らいだ雰囲気になり、部屋に二人きりということもあって
君はプロデューサーに、これまで聞きたかった事をやっと質問する。


「あの……。私が会う人って、いったい誰なんでしょうか」

「……そうだな。もうここまで来たからいいだろう」

プロデューサーがそう呟く。
そして君の眼を見つめながら、彼は言った。

「音楽番組のプロデューサー、ヒット曲を何度も世に送り出した作曲家。武田蒼一だ」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/27(木) 01:52:25.13 ID:GZZcWSKK0

「……武田さんですか」

君は目をやや見開いて驚く。武田蒼一といえば音楽業界に関わる者ならば誰しもが
名前を知っているほどの大御所的存在であり、駆け出しアイドルに過ぎない君からすれば
まさに雲の上のような人であった。もちろん、今まで会った事もなければ話した事もない。

「はは。そんなに緊張することはない。いい人だよ。武田さんは」

プロデューサーが君の緊張を和らげるように、笑って言った。

「といってもだ。何が彼にとって効果的かを、よく考えなきゃいけない。
涼、こっちにおいで。武田さんに会う前に、打ち合わせをしよう」


「はい、分かりました」

プロデューサーの口から出た“打ち合わせ”の言葉に反応し、君は元気良く答える。
ところがプロデューサーと真向いのソファーに座ろうとすると、彼はそれを止めた。

「いや、そっちじゃない」

「えっ?」

「涼。こっちに来て、俺の上に座ってみてくれ」
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/27(木) 01:54:10.73 ID:GZZcWSKK0

「え………ぷ、プロデューサーの上に………ですか…?」

プロデューサーの要求に君は狼狽する。スカートの下に何も履いていない自分の状態を
思い出し、またプロデューサーの要求通りに彼と密着する自分の姿を想像し、そのことに
対する喜びや不安がないまぜとなった複雑な感情が、一気に心中にせり上がってきたからだ。

「なに、打ち合わせだよ。さぁ、乗ってくれ」

と、プロデューサーは膝上を軽く叩いて、君を促す。平然とした様子だった。
それで覚悟を決めた君は、あくまでも平静さを装いながらプロデューサーの前まで移動して、

「そ……それでは失礼します」

と、断ってから彼の膝上にそろそろと座ろうとした。
しかし君のその背中をプロデューサーの手が押し止める。なんだろう、と思って振り返ると
彼は首を振っていた。「そうじゃない」と彼は言った。

「俺と向き合うように跨って座るんだ。俺の首に手を回して、恋人同士みたいに」

そしてプロデューサーは背中をソファーの背凭れにぐっと反らし、股をやや開いて
君が自分の上に跨りやすいようにスペースを作った。
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/27(木) 01:55:59.27 ID:GZZcWSKK0

「えっ……。こ、恋人同士のように……。そ、そんなの…恥ずかしい………です」

君がうろたえながらも、そう言われて歓喜の衝動が内心で湧き起こってくるのを無理に抑えて
目一杯の恥じらいを込めた返答をすると、プロデューサーはくすくすと笑った。

「といっても男同士じゃないか。ほんの少し、演じるだけだよ」


「………分かりました」

男同士。演じる。それら言葉に君は胸の痛みを覚える。自分の過剰反応ぶりに冷や水を掛けられたようだったし
また自分がプロデューサーの事をここまで意識しているのに、彼にとってはさほどでもないという
事実を改めて眼前につきつけられたみたいで―――それが君には悲しかった。

君はプロデューサーの前に向き合って立ち、顔を窺う。プロデューサーは頷いた。君も黙って頷く。
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/27(木) 01:57:03.26 ID:GZZcWSKK0

右手をプロデューサーの肩に掛け、スカートの裾がめくれ上がらないように左手で
自分の股間部分を押さえながら、ソファーの上に立ち上がり、プロデューサーの
太腿上にゆっくりと腰を下ろそうとする。ところが着地する時に、プロデューサーの右手が
君の背中に廻され、彼はそのまま君を抱き寄せた。したがって君が初めに座るつもりだった
位置よりも遥かに近く、プロデューサーと密着することになり、特に自分の尻がスカート越しに
彼の股間の上に乗っていることを、君は強く意識しなければならなくなった。


「あっ、あの……プロデューサー……ち、近すぎるんじゃないでしょうか」

君は顔を赤らめさせ、尻をもじもじと動かしながら、プロデューサーに言う。
彼は君の下半身、特に自分の股間と密着している部分を、じっと見下ろしていた。
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/27(木) 01:59:23.46 ID:GZZcWSKK0

君は恥ずかしくなって、せめてものと思い、膝をぴったりと閉じようとした。
このまま両膝を閉じるよう動けば、プロデューサーの太腿の上に尻を移動させることになり
少なくともプロデューサーの股間の上に跨ったままという、君の羞恥心を刺激するような
この状況からは逃れられる筈だった。

そんな君の動きを、プロデューサーは背中に廻した右手で制止して、言う。

「涼。両手を俺の肩にのせて、尻を少し浮かしてくれ。位置を変えたい」


「は、はい」

君は言われるがままに、両手をプロデューサーの肩に当てて、彼の股間から
自分の尻を持ち上げて、空白を作る。
するとプロデューサーの左手が、その隙間からスカートの中に入り、君の性器に触れた。

「あ……」と、君は変な声を出して、びくりと身体を少し震わせる。今度は、スカートの中で手が
露出された尻を撫で回しながら移動し始めたので、君は目を閉じて、プロデューサーにしがみついた。
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/27(木) 02:14:00.83 ID:GZZcWSKK0

「よし、いいよ。尻を下ろして」

「は……はい」

尻を愛撫する感覚が無くなり、耳元でプロデューサーの声がしたので、君は浮かせていた腰を下ろす。
すると、睾丸が、腿が、尻が、ズボンのざらざらとした感触に当たった。君は驚いて自分の下半身を見下ろした。
スカートの裾がソファーの上に円形状に広がり、その中身の下で、君は性器と臀部を丸出しにしたまま
プロデューサーの股間にぴったりと密着させていた。尻の割れ目辺りが、じわりと汗ばむのを感じた。


「ぷ、プロデューサー……これは……」

君は息が荒くなるのを懸命に堪えながら、目の前のプロデューサーに問う。

「スカートの位置が邪魔だったんだ。じかに触れやすい方がいい。これで打ち合わせがしやすくなった」

と、彼は事もなげに答えた。そして左手を再びスカートの下に潜り込ませた。
君は下腹部への愛撫を予測して身を固くする。プロデューサーの肩を掴む
手の力が一段と強くなった。

スカートの下に左手を差し入れたまま、彼は言った。

「涼。これからする俺の質問に、一つずつ正直に答えてくれ」
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/27(木) 02:20:35.31 ID:GZZcWSKK0
涼ちんは一体どうなるのか。今日はここまでっす。
ちなみにガチホモ展開でも読んでくれる人がいて涼ち
んの潜在的需要というかそういうものが確認できて励みになりました。どうもありがとう。
これからもよろしくお願いします。
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/09/27(木) 02:26:10.19 ID:6MkQDZpno

ちょ…これは涼ち
んどうなってしまうんだ…
この続き早く読みたいぞ
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/27(木) 06:19:26.68 ID:TVbTPGxIO
そう、僕だ

79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/09/27(木) 07:28:23.72 ID:ow8cCC4AO
乙!
続きが待ち遠しい。
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/09/27(木) 22:41:42.69 ID:yUIsj5dxo
ふぅ…

81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/28(金) 18:48:59.77 ID:S0z1w80IO

涼ちん可愛いよ涼ちん
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/08(月) 01:00:19.33 ID:xOLgOovSo
マダカナー?
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/24(水) 01:04:08.83 ID:AMwOweMIO
マダカナー?
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 21:55:09.26 ID:3DHIYkZro
もうこのまま落ちるのかな…
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