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浜面「俺が勇者?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/09/06(木) 13:59:28.34 ID:S8RT+8Qk0
ここはとある異世界


平和だった世界に突如、魔王アレイスターを名乗る人物があらわれ
世界は混沌につつまれた。


世界各地には、想像上のものと思われていた怪物たちがはびこり
死者はあらたな魔王の手先となる。


とてつもなく強大な力の前に、人々が築き上げた文明は敗れ

絶望の淵に追われた時

世界各地に特殊な力を持つ人間が現れ始めた。




あるものは、生まれながらに不幸を纏い
その右手には、あらゆる幻想を壊す力を身につけていた。




あるものは、生まれながらに全ての事象を司り
何者も寄せつけぬ、無敵の盾を身につけていた。




あるものは、生まれながらに雷を纏い
立ち塞がる全ての敵を一直線に粉砕する力を身につけていた。




こうした特別な力を持って生まれた者たちは、アレイスターの放つ怪物を打ち破り、人々から「勇者」と称えられた。

各地の勇者達は、それぞれの思惑を胸に秘め、魔王アレイスターの討伐に旅立つ。






そして、ここに一人の若者がいる。



名を浜面 仕上



この混沌につつまれた世界で、普通に生まれ、普通に育ち
生まれた町を守るために普通の兵士となった男。



これは

決して物語の主人公とは言えない経歴を持つ彼が

世界へ羽ばたく物語である。


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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
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二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 14:06:35.35 ID:S8RT+8Qk0
こんな出だしでSS考えて見ました。


とある魔術の禁書目録の浜面を主役としたSSです。

ただし、禁書はSSでしか見たこと無いので、原作は全く知りません。

キャラやセリフが崩壊してるかもしれませんが、それでもいいかただけ読んでください。
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/06(木) 14:08:05.29 ID:AgB9LQ8DO
そんなもんは無いな。屑浜面さっさと死ね
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/09/06(木) 14:20:44.67 ID:Xjg8js8x0
浜面死ね
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/06(木) 14:24:25.45 ID:ZeMoFcjD0
とりあえず浜面爆発しろ
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 14:47:26.91 ID:S8RT+8Qk0
浜面の不人気っぷりに涙……

いいキャラじゃないか浜面……

ちなみに恋愛要素ないと思うのでよろしく。


それでは少しずつゆっくり投下します。
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 14:48:48.62 ID:S8RT+8Qk0
浜面「んーーー、あーよく寝た。今日から俺もこの町を守る兵士か。しっかりやんなきゃな」


浜面「さてと、アイツが迎えにくる前に準備やらなんやら終わらしとかなきゃな。えーーと、鎧着込んで剣と弓持ってっと……」パサッ


浜面「ん?何か落ちた……おっと大事なものを忘れるトコロだったぜ。父さんの写真も持っていかなきゃな」


浜面「早いもんだなー、あれからもう10年くらいたってんのか……」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 15:02:05.33 ID:S8RT+8Qk0
10年前

浜面「母さん!!母さん待って!」


母「急いで仕上!!早くこの村から離れるのよ!」


「ドラゴンが出たぞーーー!!」


「守備隊は早く配置につけ!住民を避難させるんだー!!」


父「仕上!まだこんなところにいたのか!早くここから逃げるんだ!!」


浜面「ダメだよ!!父さんも一緒に逃げよう!!ドラゴンなんて勝てっこないよ!!」

父「仕上……父さんはな、皆を……仕上と母さんを守ることが仕事なんだ。そのために兵士になったんだ。
なに、父さんのことなら心配するな。皆が避難したらすぐに仕上達のところに帰ってくるさ。勇者もこの村に助けに来てくれるんだ」


浜面「勇者サマが?勇者サマが来てくれるの?」


父「ああ、だから早くお前は母さんと一緒に逃げるんだ。大丈夫。きっと勇者がドラゴンをやっつけてくれるさ」


浜面「うん。うん!!約束だよ父さん!!勇者サマと一緒に!絶対に帰ってきてね!!」


父「ああ、約束だ。じゃあな、仕上」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 15:03:37.55 ID:S8RT+8Qk0


「ドラゴンが第二陣を突破!!我々では歯が立ちません!」

父「何としても死守するんだ!!我々はヤツをこの先へ進めてはならん!!絶対にこの村から出すなー!!」


「第三陣突破されます!!勇者は、勇者はまだ来ないのですか?あ、アアアアアアアアア!!」

「勇者が魔物の大軍に襲われているとの情報が入ってます!到着までには恐らく我々は……」


父「怯むなー!!例えここで死ぬこととなろうとも!我らの家族を逃がすことができたのなら我々の勝ちだ!!」

「第三陣が炎に包まれています!!ドラゴンを目視で確認!!真っ直ぐにこちらに向かってきます!!」

ガアアアアアアアアアアアァァァァァァアアアアア!!!!

「伝令!勇者が村周辺に到着した模様です!!隊長!指示を!!」



父「ついに勇者が来たか……仕上、父さんもうすぐ帰るからな」


10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 15:24:06.61 ID:S8RT+8Qk0
村から近い町



「おい、あのドラゴンが襲ってきた村。殆んど壊滅状態らしいぞ」

「マジかよ!町にいた勇者が加勢しにいったんじゃなかったのか?」


「どうやら道中魔物に襲われ、到着が遅れたらしい。
勇者とはいえ、さすがに少女一人じゃキツかったか……」


「かといってこの町の守備隊まで借り出すとここの守りがな……何とも惨い時代だ」


「村の住人はこっちに避難できたみたいだが……村の守備隊は恐らく……」


浜面「……………………」



浜面「父さんは帰ってくるんだ……勇者サマと一緒に帰ってくるんだ……」




「ん?……あ、あれは!勇者だ!勇者が帰ってきたぞーーー」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 15:36:24.51 ID:S8RT+8Qk0
「おお、勇者だ。ドラゴンの角を持ってるということは無事討伐したんだな!!」



「さすが勇者だ……こ、これは……」




「何という……いくら勇者の力を持つとはいえ、年端もいかぬ少女にこれは……」



浜面「勇者……勇者サマ?」タッタッタ



浜面「勇者サマ!!僕のお父さんは……女の子?それにその顔の傷……」



少女「あ?あぁ……あの村の子か。ごめんなさいね。片目、もう殆んど見えてなくて。左手もあんまし動かないしね。そして……本当にゴメンなさい」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 15:37:48.23 ID:S8RT+8Qk0
浜面「僕とそんなに変わらない女の子がそんな傷を……!!そうだ、僕の父さんは?」




少女「あの村にいた大人は……皆死んだわ。ドラゴンの動きを少しでも止めるために。私の力で確実に仕留めるためにね」




浜面「そんな……嘘だ!父さんは約束したんだ!!勇者サマと一緒に帰ってくるって!!」



少女「そう……それは残念だったわね……もうあなたのお父さんは帰ってこれないわ」



浜面「嘘だ嘘だ!!!お前なんか信じない!そうだ、お前は勇者サマなんかじゃないな?本物の勇者サマはどこだ!父さんを返せ

少女「うっせぇぇえんだよクソ餓鬼がぁぁぁあ!!さっきからピーチクパーチクよぉぉぉぉお!!!バラバラにしてやろうかおぉい!!!」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 15:42:24.69 ID:S8RT+8Qk0
少女「お前の父さんはなぁぁぁあ!!あの村の皆の為に!自分の命を使ってドラゴンを足止めしてたんだよ!!
例え力が無くとも立派な人間だったさ!!!
それがなんだお前は?ここで泣くだけ泣いて好き放題吠えやがって。
キ○タマついてんのかボーーーーーヤーーーー?」



浜面「ぐっ……くっ……」プルプル グスッ


少女「いいか?恨むんならこんなクソみたいな時代に生まれたことを恨みな。あたしみたいな勇者だっていらない時代に生まれなかったことをなぁぁあ。
ちょうどいい。どーせこの体じゃ魔王アレイスターなんざ倒せやしねぇ。この町に残ってお前を教育してやるわよ」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 15:43:26.16 ID:S8RT+8Qk0
浜面「うっ……うぅっ……!!」グスッ


少女「ほら……もう泣くのはやめなさい。男の子なんだから……あなた名前は?」


浜面「グスッ……浜面……仕上。君は?」





少女「私?私の名前はね……」






「麦野沈利。「原子崩し」の力を持つ勇者よ。……もう元勇者になっちゃったけどね」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 15:49:44.46 ID:S8RT+8Qk0
とりあえずプロローグ的なものでした。

今のトコロ2人でてますが、ちゃんと禁書のキャラを出していけてるでしょうか?



とりあえず次回から成長した浜面の物語が始まります。
10レス分くらいずつ、ちょくちょく書いていくので、よかったらご意見お願いします。
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/06(木) 15:53:59.21 ID:GmNAGA6mo
良いねぇ、麦野が師匠で浜面の成長物語とか面白そう
今、麦野も出てきたけど、アイテムの他のメンバーも出てくるの?
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/06(木) 15:55:29.73 ID:VzhXK47SO
結局、期待するってわけよ
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/06(木) 15:56:47.67 ID:AgB9LQ8DO
浜面爆発死なら構わぬ
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/06(木) 16:26:55.43 ID:jrCOHBSIO
異世界みたいだけど浜面はなるべく特殊な能力とかは身につけずに戦ってほしい
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/06(木) 16:28:19.61 ID:XPLXKMlU0
浜面は恋愛要素は絶対いらない
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 18:53:17.40 ID:S8RT+8Qk0
こんばんわ、1です。

さっそくたくさんの意見ありがとうございます。励みになります。

浜面どんだけ嫌われてんだよ……この世界の浜面は悲しい過去を乗り越えたので優しくしてやってください。

例えハーレム状態になることがあろうとも……


>>16
アイテムは出ますね。浜面主役なので。
てか、基本殆んどのキャラが出ると思います。

>>17
ありがとうございます!!

>>19
んーどーなるでしょーねー。まぁ例え能力ついたとしても、多分浜面らしい能力ですよきっと。多分。おそらく。

>>18
>>20
ご期待に添えればいいですが……

とりあえずゆっくり少しずつ投下します。
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 18:57:45.19 ID:S8RT+8Qk0
シアゲー



浜面「あれから10年……俺は麦野の教えの元、ビシビシと鍛えられたんだ。……よく生きてこれたな、俺」ホロリ



シアゲー ? ? ……チャンヨー



浜面「む、いかんいかん。俺は強くなったんだ。こんなことで泣いてちゃダメだな。
そうだよ、今日から俺も町を守る兵士なんだ!!いつまでもあんな勇者上がりの女にデカイ顔を


麦野「誰の顔がデカイって??はぁぁぁぁぁまづらあぁぁぁぁぁあ」


浜面「」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 19:13:29.00 ID:S8RT+8Qk0
浜面「む、麦野……サン?何で俺の部屋にいるんでしょうか?」ダラダラダラ



麦野「さっきからおばさまが呼んでんのに返事すらしなかったからさぁ??、寝てるかもだから起こしに行ってあげてって言われてさぁ??、門出の祝いに優し??くむぎにゃんがお・こ・し・て?あげようかなと思ったんだけどね。







で、誰の顔がデカイって?」ニコッ



浜面「む、麦野さん?いえ、デカイのは顔じゃなくてその豊満なお胸ちょっとその右手をこっちに向けないでもらえませんか?何か手から光が出てるからああそうかあれですね恒例のあれやっちゃうんですねわかります麦野サ

麦野「ブチ殺し確定だ、はぁぁぁぁぁまづらあぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!!!!」ピカー

ゴオオオオォォォォオオオオオオオ!!!!!!!




母「沈利ちゃーん、部屋の修理代よろしくねー」オチャヲズズット
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 19:28:12.42 ID:S8RT+8Qk0
浜面「ハァッハァッ、あぶねぇ、耳のすぐ横でゴォーって音したよ今。めっちゃ近かったよホントに」



麦野「チッ、今のをよけるとは……おめでとう。強くなったわね、浜面。もうこの私が教えることは何もないわ」



浜面「ありがとう師匠、何ていうと思ったかこのヤローーーーー!!今の絶対殺す気で「原子崩し」撃っただろ!晴れの門出の日の朝にゲームオーバーなるとこだったわ!!」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 19:30:00.69 ID:S8RT+8Qk0
麦野「はいはい、すごいわね。ほら、早く支度しないと遅刻するわよ。一応私がこの町の守備隊隊長なんだから遅刻なんてやめてよね」



浜面「人殺しかけてそのリアクションの薄さだと……いいぜ!何でもお前の思い通りに事が進むってんならまずはその」



麦野「ほら、さっさと用意しないと遅刻よ。あと一秒で用意しなかったらもう一発原子崩しね?いーち」パシュン



浜面「全然猶予ねーじゃねーか、ってああああああああ」ゴオオオオオオオオオオ



母「仕上ーー早く起きないと朝ごはん食べられないわよーー」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 19:41:49.21 ID:S8RT+8Qk0
浜面「あー、朝から酷い目にあったな……んじゃ母さん。行ってくるよ。休みになったらまた帰る」



母「ハイハイ、いってらっしゃい。あなたが兵士になるっていいだした時はどーしようかと思ったけど……立派になったわね」グスッ



浜面「母さん……」



母「それに沈利ちゃんが側にいるんだし安心だわ。なんたって元勇者だしね。顔に傷があっても可愛いし」

浜面「母さん……俺、朝そいつに殺されかけたんだけど……二回」



ハマヅラーー、サッサトイクヨーー



浜面「おっと。じゃあいってくるよ母さん。お土産いっぱい持って帰ってくるからな」タッタッタ



母「いってらっしゃい。……あなた、あなたが守り抜いた仕上は立派に育ちましたよ」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2012/09/06(木) 19:57:56.55 ID:BJt4AIwMo
これは名作の予感っ!











浜面爆発しろ
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 20:08:04.35 ID:S8RT+8Qk0
第一の町 城壁付近 守備隊詰所



麦野「皆そろったわねー。それでは今期から入った守備隊のメンバーを紹介していくわよ。ほら、浜面。あんたからよ」



浜面「お、おう。今期より守備隊に入りました!浜面仕上です!武器の扱いや火薬類、体術には自信があります!よろしく!!」


「あれが隊長の秘蔵っ子か……冴えないな」

「子供の頃からあの隊長の地獄の訓練に耐えてきたらしいぜ?……冴えないけどな」

「マジかよ!!そりゃすげー期待できそうだな!いい新人が入ったもんだ!……全然冴えないけどな!!」


浜面「(聞こえてんだよチクショオオオオオオオ)」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 20:10:02.32 ID:S8RT+8Qk0
麦野「あー、ちなみにこの冴えない男は私の愛弟子だ。しっかりコキ使ってやんなー」



ハイ!!タイチョー!!



浜面「堂々と冴えない言ってんじゃねーぞこのやゴハァァァァア!!」ガッシャーーーン



デタ!タイチョーオハコノナナメ45ドカラノマワシゲリ!!


麦野「はーい、チャッチャッと進めるわよー。次の子ドーゾー」


ハイ!チョウマチクタビレマシタ!!
テワケヨ!!


浜面「いててて……麦野め。相変わらず無茶しやがって……ん?女の子?」



女の子「南南西から信号が来てる……」ボー
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 20:11:27.00 ID:S8RT+8Qk0
浜面「か、かわいい……なんて女の子らしい女の子だ……麦野しか知り合いに女の子がいなかったから余計に感動する」ジーン



麦野「はぁぁぁぁぁまづらあぁぁぁぁぁあ、さっさと中に戻って……あら?こんなところにいたのね滝壺」



滝壺「うん……なんだか信号がきたみたいで……」


麦野「はいはい、話しは中で聞くから。浜面、あんたも戻りなさい」


浜面「はいよー(お前が蹴り飛ばしたんだろうに……滝壺ちゃんか。ちょっと変わってそうだが可愛いな)」





麦野「さて、改めて紹介するわね?この子は滝壺理后。
この第一の町、守備隊が誇る高性能探知「魔力追跡」の能力者よ」



滝壺「よろしくね、はまづら」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 20:26:20.95 ID:S8RT+8Qk0
浜面「あ、ああ。よろしくな!それで麦野、探知能力者ってことはこの子も勇者の能力を?」



麦野「そう、このこの子も持ってるわ。ていうか、この守備隊にも能力持ってる子結構いるわよ?
能力がそこまで強くない者は、勇者になるよりそれぞれ町を守ることや傭兵になることを選んだってあんたにも教えた気がすんだけど……?」


浜面「え?あーー……そうだけ?」ハハハ


麦野「オ・シ・オ・キ、確定ね浜面。とにかくこの子は
魔物の気配を探知する力に長けてるの。

事前に魔物の種類や数を確認することで素早い対応ができるのよ。
あー、あとは他の勇者の気配もわかるみたいね」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 20:27:44.31 ID:S8RT+8Qk0
浜面「へー、まさに高性能レーダーか。補佐役としてはこれ以上ない適任だな」

滝壺「ありがとう。はまづらも今日から入るんだよね?一緒に頑張ろうね…ッ」ピクッ

浜面「ああ、一緒にこの町を守ろうぜ!!改めてよろしくな滝壺」


麦野「それじゃあ、各自配置に着いて。今日もお仕事頑張るわよーー」

ハーイ

チョウハリキッテイキマショウ

テワケヨ


滝壺「……(何だろ?浜面から今とっても小さいけど……気のせいかな?)」

麦野「滝壺ー?ちゃっちゃと配置についてよー」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 20:34:53.63 ID:S8RT+8Qk0
とりあえず今回の投下終了です。

滝壺登場です。

いやー、とあるのキャラはwikiに設定とかがいっぱいあるから
めちゃくちゃ書きやすいですね。

一回くらい原作読んで見たいけど……ま、いずれですね。

>>27
頑張って期待に応えたいです!

また23時くらいに10レスくらい投下予定です。
意見参考してくんで、どんどん意見しちゃってくださいね。

34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/06(木) 20:38:12.62 ID:CZwKjMVDO
こんなゲームあったら言い値で買うわ
期待

魔術サイドの人達は出るのかな?
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage saga]:2012/09/06(木) 21:23:43.86 ID:m4lbjCkh0
原作は全く知らないのによく書こうと思ったね
つかオリジナルでやりゃ良さそうなネタじゃねえのこれ
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/06(木) 22:12:52.99 ID:AgB9LQ8DO
屑浜面なくオリジナル勇者だったら面白いのにな…
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 22:39:57.70 ID:S8RT+8Qk0
1です。何とか11時までに間に合いました。

>>34
いろんなゲームや漫画の設定をいいとこ取りしてますからねぇ。いつか出て欲しいです。

>>35
>>36
大体の設定を考えた時、ピタリと設定にとあるがはまったので……
浜面主人公は、チート能力のない徐々に強くなっていく主人公を探してたらたどり着きました。
だから浜面責めないであげて……

それじゃあのんびり投下します。
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 22:43:23.59 ID:S8RT+8Qk0
一ヶ月後




?「ああ、やっと町が、町が見えたぞーーーー!!!!!」ギュルルーーー



?「うるさいんだよ!!お腹に響くから黙っててほしいかも!!」ズキューーーーーーン



?「今の腹の音か!?近年作られた銃って武器の音に似てたんですけど!?」



?「乙女に向かって失礼なんだよ!!あ、こんなとこにウニが……殻ごと食べちゃうんだよ」ガパァ



?「ちょっ、ちょっとまて。陸にウニは生息できませんことよ!?ほら、落ち着いて!深呼吸してお腹を空気で満腹に……不幸だーーーーー!!!」ギャアアアアアアアアア
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/06(木) 22:44:42.58 ID:y42m9L0IO
浜面主役ならなおさら浜面が出てる巻だけでも原作は必読だろ常考
多分今のままじゃ上で言ってるようにオリジナルでやったほうがいいって感じになると思う
そのくらい原作読まないと浜面の良さは伝わらないし
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/06(木) 22:52:16.23 ID:DMDEsdiCo
とある勢の中じゃ目立たないだけで、浜面も充分チートだよ?
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 22:54:53.06 ID:S8RT+8Qk0
浜面「……暇だな」


麦野「オラ、たるんでんじゃないわよ浜面!」ビシ!


浜面「イテッ!だってなぁ……一ヶ月間本当に何もなかったもんなぁー。そりゃ魔物がくればいいなんて滅多なことは言わねーけどよ!」


麦野「当たり前だバカ!そんなん言ったら天国のおじさまに天罰喰らうわよアンタ。何だかんだ、私らが暇ってのはいいことなのよ」


浜面「わかってるよそんなこと……あー、でもなー、何か日常にホンの少しでもいいからスパイスが」


「食い逃げだーーーーー!!!誰かその二人組を捕まえてくれーーーーー!!!」



麦野「……ピリッときてんじゃない?」

浜面「……みたいだな」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 22:57:45.59 ID:S8RT+8Qk0
「誰かーー、そいつらを捕まえてくれーーーー!!」


男「あーーーーー、お前食いすぎなんだよチクショー!!少しは持ち合わせ考えろおバカ!!」ダッダッダ


少女「背に腹は変えられないんだよ!あれっぽちの食事代も出せないなんてビックリかも!!」ゲップ!ダッダッダ


男「パスタ10人前、魚10人前、肉なんざ豚一頭分丸々食いやがって!!あんなもんの支払いしちまったら俺のサイフはカラッカラだ!

あれっぽっちだ!?いいぜ!お前があの料理に対してそんなふざけたことを言うんだったら!まずはその」ポロリ


少女「あ、サイフ落としたんだよ。拾うヒマは全然ないかも」ダッダッダ


男「俺の全財産があああぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!」ダッダッダ
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 23:13:38.76 ID:S8RT+8Qk0
浜面「ん?何か尋常じゃなく悲痛な叫び声が聞こえたような……アッチか?」



浜面「よーし、この俺が麦野の地獄のシゴキによって得た身体能力を見せる時が来たようだな!かの有名女好き暗殺者も真っ青のフリーランニング力!!見せてやるぜーー!!」ウオオオオオオ




麦野『何やってんだはぁぁぁぁぁまづらあぁぁぁぁぁあ!!方向チゲーよ馬鹿!!北に行け北にーーー』←拡声器


滝壺『大丈夫、せっかくの見せ場を簡単につぶし、町中に恥を晒すはまづらを私は応援する』



浜面「だぁあああああああ恥ずかしいよチクショオオオ!!!」ダッダッダッピョン!ダッダッダ
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 23:16:28.22 ID:S8RT+8Qk0
麦野「全くあの馬鹿は……滝壺。犯人は能力者で間違いないのね?」

滝壺「うん、片方からとてつもなく強力な反応を感じる。むぎの以上の力かもしれないね」

麦野「そうか……勇者だったらいいんだけどね。もしも力を悪用する輩だったら、それだけの力なら厄介になるわ」

滝壺「うん、それもきになるんだけどもう一つ……もう片方からは何にも感じないの。気配すらも。本当に二人組なのむぎの?」


麦野「気配すらって……あんたそれ、まさか幽霊ってんじゃないんでしょうね?」ビクビク

滝壺「幽霊も私感知できるよ?ほら、むぎのの後ろにもひとり

麦野『ギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!』←拡声器



浜面「麦野!?っクソ、まさか麦野がヤられたのか?どんだけヤバイんだこの食い逃げ犯ってのは……いた!!あの見慣れない目立つ二人組だな!?」ダッダッダットウ!!
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 23:27:33.81 ID:S8RT+8Qk0
男「クソゥ、俺の全財産が……チクセウ……」グスッ


少女「いつまでもクヨクヨと男らしくないんだよ!!」ダッダッダ


男「うるさい!ああ、これからどう生きていけば……魔物って食えんのかな


「浜面キィィィィィィック!!!!!」バキッ!


男「ブルァァアアアアアアアアアア」ゴロゴロゴロゴロ


少女「とうまーーーーー!!後は任せたんだよ!死して屍拾うもの無しなんだよ!!!!」ピュー
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 23:28:54.96 ID:S8RT+8Qk0
男「ちょっ、ちょっとまて!!元はと言えばお前が……チキショウ……」ガクッ


浜面「さぁ捕まえたぞ食い逃げ野郎!!麦野の仇だ。ただですむと思うなよ!?」


男「食ったのは俺じゃねーんだよー……ん?仇!?何それ!上条サンまだ人殺しまで手を染めてませんことよ!?」


浜面「しらばっくれんなぁ!!食い逃げ及び守備隊隊長への公務妨害だ。詰所まで御同行願おうか。お前名前は?」


男「不幸だ……間違いない、これは不幸だ。ああ、名前ですか。



上条 当麻と申します。」……グスッ
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 23:31:18.53 ID:S8RT+8Qk0
第一の町 守備隊詰所


浜面「……で?お前は食い逃げなんざやってないし、麦野に危害も加えてないと?」



上条「はい……上条サンは無実ですことよ。何にも食ってない証拠にさっきから腹が鳴りっぱなしです」ギュルンギュルンギュルルン


浜面「腹の音かそれ?何か原動機みたいな音してんだが。まぁ、仮にお前は食ってなくても相方の女がやっちまってんだ。誰かが罰を受けなきゃなぁ」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 23:33:19.73 ID:S8RT+8Qk0
上条「そ、そんな。冤罪にも程がありますことよ!」


浜面「まぁ、もう1人の女は今ウチのモンが網張って捜索中だ。じきに見つかるだろうよ。二人で仲良く檻ん中で反省するんだな」


上条「ふっ、不幸だ……せっかく上条サンは勇者として旅立ったというのに一つ目の町でリタイアですか」ガクッ


浜面「不幸なのは店の主人だろうよ、在庫全部食われちまって商売あがったりだろ。全くどんだけ食ったんだよその女は……ん?勇者?」


上条「はい……上条サンはとある村出身の勇者でございますよ……あの女はこの町にくる途中で行き倒れてたのを拾ったのです」


浜面「えええええぇぇぇぇぇええ!!!勇者!?おまっ、あなたが!?」


上条「あれ?……もしかして勇者効果抜群?」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 23:35:13.66 ID:S8RT+8Qk0
滝壺「ただいまー」


麦野「ただいまー、あーあの女ちょこまかと……って浜面、そいつは?」



浜面「おー、帰ってきたかお前ら!驚くなよ?この上条サン、何と勇者サマだってよ!」


上条「いやー、それほどでもないですよ。まだ旅にでたばかりだし」


浜面「いやいや、勇者ってことは麦野みたいに強力な能力持ってるんだろー、スゲーよホント。勇者サマなんざ見るの、麦野に続いて2人目だ!」


上条「いやー、はっはっはっは」


滝壺「でも、この人から何も感じないよ?能力っぽい反応」



浜面「」

上条「」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 23:37:33.80 ID:S8RT+8Qk0
麦野「食い逃げに詐欺罪も適用だにゃーん?」カキカキ


上条「ウソじゃない!ウソついてませんよ上条サンは」


浜面「俺たちはここで全員町を守って、この町のために生きるのは確実だってのに、その中心にいるお前には思惑すらねえってのか?

この浜面仕上の人生がこの町で終わるっつーのに、その一番最初のデカイ事件だっつーのに……せめて巨大な陰謀に巻き込まれたとか、とんでもない策士がいたとか、そういう風にごまかす事もできねえってのか。

ははは。はははははははッ!!
たまんねえなオイ。殴り殺さなくちゃ気が済まねえよ」


滝壺「いい感じに錯乱しているねはまづら」

麦野「私以外の勇者を見てテンション上がったけどウソだってわかったからでしょ」

上条「待って!上条サンは正真正銘の勇者……」

浜面「ぶ・ち・こ・ろ・し確定だコラアアアアア!!!!!」


イヤアアアアアアアアアアアアアアアア
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/06(木) 23:38:54.63 ID:S8RT+8Qk0
滝壺「…………!!」ピクン

麦野「?どうしたの滝壺?」


滝壺「南西……町から10kmほど離れたトコロに……数体の強い魔物の反応が……」


浜面「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァァァァァ!!!!!!」


上条「あべし!!!」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 00:02:14.33 ID:s959VJ6F0
第一の町 守備隊詰所 作戦会議室


麦野「さて、皆そろったかしら?まぁこんな緊急事態に遅刻なんざするヤツはお仕置き確定だけど」ジロ

浜面「……(あっぶねぇーーー!!!調子に乗って上条殴ってたら気絶しちまって後処置大変で遅れるとこだった)」ハァッハァッ

麦野「なんだか約一名息切れ起こしてる馬鹿いるけど気にせず進めるわよ。滝壺」


滝壺「今から1時間前に町から南西10km地点で複数の強い魔物の反応を確認。
また、その中に一体観測したことのない魔物の反応が。おそらく今回の襲撃のまとめ役」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 00:04:09.17 ID:s959VJ6F0
滝壺「現在は、南に5km地点に。数は小さい反応が100ほど、大きい反応は10。大きい反応の種族は恐らく、「キラーエイプ」(DQシリーズ参照)」


浜面「キラーエイプだって?なら話は簡単だ。今すぐ満月になっている月をぶっ壊せば変身が解けて



麦野「殺すわよ、浜面?この辺りでは見ない種ね。完全にこの町を襲撃するために編成された部隊のようだわ」


浜面「しかしまぁ、何でいきなり襲撃なんざ……何が目的なんだろうな?」


麦野「大体の予想はつくわ。昨日まで無くて、今日あるもの。町を騒がしてくれた二人組がいるじゃない」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 00:06:11.58 ID:s959VJ6F0
浜面「上条とあの女の子のことか!!でも上条からは勇者の力を感じなかったんだろ?魔王軍がわざわざ狙う必要があんのか?」


麦野「上条じゃなければあの女の子でしょ。確証もあるわ。滝壺、あの子から私と同等。それ以上の力をあの子から感じたんでしょ?」


滝壺「うん。むぎのの最大出力よりもまだ更に奥があるような……とても強い勇者の力を感じるよ」


麦野「大方上条はあの子のお供ってとこでしょう。恐らく狙いは強力な勇者を早めに潰すこと。

ふん、勇者を殺させる訳にもいかないけど。何よりも。
この町に喧嘩売ってきたことを心底後悔させてやらねーとなぁみんな」クックック


「「「(隊長が悪魔のような顔をしている……)」」」ビクビク
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 00:07:53.06 ID:s959VJ6F0
麦野「そんじゃあ作戦を決めるわよ。滝壺は私と南側の城壁へ。
浜面、絹旗、フレンダは敵の迎撃をしつつ、あの女の子の捜索。場所は滝壺が把握しているわ!
他の皆はいつもの配置より南側に寄った配置で迎撃ね」


絹旗「超了解です!浜面、わたしの足引っ張らないでくださいよ!!」

フレンダ「結局、浜面は私達の補助に回ってほしいって訳よ!!」


浜面「…………お前ら誰だっけ?」


「超「はぁあああああああ!?」って訳よ!!」
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 00:09:40.78 ID:s959VJ6F0
絹旗「入隊して一ヶ月ほどになるのに……絹旗です!絹旗最愛!能力持ちで「窒素装甲」っていう超無敵の能力ですよ!!」


フレンダ「フレンダ・セイヴェルンよ!!特技は爆弾作りとトラップ戦って訳よ!!」


浜面「ああ……いたな、そういえば。最近ヒマ過ぎて記憶がボヤけててなぁ」


麦野「はいはい。そろそろ皆配置に行った行った」ポンポン


麦野「あっ、浜面。死んだら殺すから。さっさと女の子探して帰ってらっしゃい」

浜面「無茶苦茶言うなよ隊長……まぁ、初の実戦なんだ。しっかり確実にこなしてみるさ」

麦野「ん。いってらっしゃい。」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 00:12:37.03 ID:s959VJ6F0
第一の町 メインストリート 屋台通り

浜面「この辺にあの女の子がいるらしいんだが……さすがに人が多いな。どうやって見つけるか」


フレンダ「結局、三人で手分けしたほうが早いわけよ!!」


絹旗「超同意ですね!手分けして見つけたら詰所に連れて行きましょう。あそこが1番安全ですからね。では!」タッタッタ
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 00:13:30.56 ID:s959VJ6F0
浜面「おー了解。……さてっと。どこから探すっかなぁ?一応逃亡者なんだからこんな目立つ場所にいるとは思えないが」


「お嬢ちゃんやるねぇ!!特盛5分以内完食で5000円だ!受けとんな!!」

「このくらい前菜にもならないんだよ!!」



浜面「いた。絶対こいつだ。俺より馬鹿だこいつ」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 00:15:11.14 ID:s959VJ6F0
少女「ハグハグ!おじさん!このとんこつラーメンって食べ物美味しいんだよ!!スープまで全部飲んじゃったかも!!」

浜面「おっす大将。今日も繁盛してる?」

大将「おー仕上ちゃん!繁盛も繁盛よ!!見てくれよこの嬢ちゃんの食べっぷり!!こんな気持ちいい食べっぷりは初めてみるぜ!!」

少女「何杯でも余裕なんだよ!!」ズルズルッ!

浜面「あっはっはー、そうかそうかー!そりゃよかったなーお嬢ちゃん。






ところでお嬢ちゃん、ここの支払いは大丈夫なの?」


少女「ズルズルッ!!!」ピタッ

大将「何で箸が止まるんだいお嬢ちゃん!?」
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 00:16:27.21 ID:s959VJ6F0
ガッシャーーーーーーン


少女「ご馳走様なんだよ!!ここは戦略的撤退なんだよ!!」ピョン、ダッダッダ


大将「食い逃げだーーー仕上ちゃん!捕まえてきてくれーー!!」

浜面「わかってるよ大将!!待てーーおチビちゃーん!!」ダッダッダ



30分後


浜面「ハァッハッやっとッハァッ捕まえたぞおチビ!!」

少女「うぅ、こんなとこで捕まるなんて一生の不覚かも!!だが忘れるな!ここで私が捕まろうといずれ第二、第三の私が」


浜面「いきなりキャラ変えんじゃねーよ、全く……
嬢ちゃん、今町は魔物に襲われるかもしれない状況なんだ。
あんたが勇者だってことはわかってるから、大人しく俺らの詰所に……」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 00:18:22.81 ID:s959VJ6F0
少女「魔物!?まさか私達を追ってきたの?……そうだ!とうまは?とうまはどこにいったの!?」


浜面「とうま?ああ、上条のヤツか。アイツは嬢ちゃんのお供だろ?詰所で保護してるから安心して」


少女「とうまが私のお供?違うんだよ!!私はとうまを助ける為に私がとうまのお供をしてるんだよ!!




勇者は……
「幻想殺し」という伝説の力を持つ勇者はとうまのほうなんだよ!!」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 00:19:58.35 ID:s959VJ6F0
浜面「なっ……てことは魔物たちが狙ってるのは……上条のほうか!!」

ドゴオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!


少女「な、なにこの音!!」

浜面「始まったか……麦野の原子崩しによる迫撃砲だ。もう魔物が町の近くまできてんだな……嬢ちゃん!!上条のもとに急ぐぞ!!名前は!?」



「私?私の名前は……




インデックス。「魔道書館」の力を主にいただいた、教会の魔導師なんだよ!!」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 00:40:21.05 ID:s959VJ6F0
とりあえず最初の舞台に役者が出揃ったところで終了です。

インデックスキャラこんな感じだっけな。まぁ大体あってればいいです。

>>39
ご指摘どうもです。まぁキャラ崩壊は覚悟で書いてますので大体あってれば何とか……なるかな?15巻見てみたい気はするんですけどねー

>>40
まぁ他に比べて、人間って感じがするので。運転技術とか知恵とか身体能力もこの作品では麦野師匠に鍛えられてるので。近いうちに披露できると思います。

今んとこキャラ崩壊は大丈夫かな?まぁなんとかなるか。
ではおやすみなさい。
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/07(金) 05:00:23.31 ID:0Uweuc9DO
とりあえず浜面死ね
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/07(金) 07:11:37.70 ID:2+ZeTxQ80

期待してるぜぃ。
それはおいといて麦野さんがやさしいすぎんだろ。
てことで浜面爆発な。  
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/07(金) 13:49:13.15 ID:YAIxtc+DO

浜面生きろ
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/07(金) 15:16:08.28 ID:1+UCff7Bo

ところで酉は付けないの?
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 18:43:50.72 ID:s959VJ6F0
こんばんわ、1です。

今日もゆっくりと投下していきます。

>>64
>>66
今日も浜面は元気です。
>>65
この話の麦野サンは師匠みたいなもんですからねぇ。これで優しいと言われる麦野サンぱねぇ……
>>67
付け方わからないのと、つけた効果がわからないので……正直かなりの初心者なので温かく見守ってください。

それでは投下します。
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 18:46:13.65 ID:s959VJ6F0
第一の町 南側城壁 見張り台

パシュン

ゴオオオオオオオォォォォォオオオオオオオ!!!!!


麦野「滝壺、次は?」


滝壺「左に45°、そのまま下方に1°ずつ修正。3、2、1、セット」

パシュン

ゴオオオオオオオォォォォォオオオオオオオ!!!!!

滝壺「うん、命中だね、むぎの」


麦野「頼りになるねぇー滝壺ちゃーん。私は右目見えてないから距離感掴めなくてさ。
あんたの感知能力で照準合わせられれば精密な長距離狙撃砲の完成ってわけだ」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 18:48:58.13 ID:s959VJ6F0
滝壺「これで、襲撃グループの大体半分くらいは倒したね。かなり近くまで残りの魔物も来てるみたいだし、そろそろ私達も配置につく?」


麦野「そうねー、できれば敵の頭をここで潰しておきたかったんだけど……さすがに甘くないか。そいつに向けた狙撃砲、全部避けられちゃったんでしょ?」


滝壺「うん、一番大きな反応は消えてないね」


麦野「だったら後は接近戦で直接当てるしかないわね。じゃあ配置に戻りましょうか……っと、どうせだからアレ試そうかな」ゴソゴソ

滝壺「?何その宝石みたいなの?」
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 18:59:54.58 ID:s959VJ6F0
麦野「ん?これ?私の原子崩しを拡散させる性質がある鉱石よ。ちょっとした切り札だけどさ、お祭り開始の合図にはちょうどいいかなーってね」ポイッ



麦野「さーてどれだけ生きてこの町に入ってこれるかにゃーん?この豚野郎共が!!せいぜい少しでも長く私を楽しませてみな!!!」パシュンッ!!




麦野が鉱石に向かって放った原子崩しは
そのエネルギーを溜め込み、無数の光線に分かれ、城壁の外へ放たれた。その結果


ドン!ドドドドドドン!!!!ドドドドドドドド!!!!


辺りの地形が変わってしまいそうな威力である。
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 19:10:57.81 ID:s959VJ6F0
第一の町 メインストリート外れ→守備隊詰所へ


浜面「っっっっ!!!!あんの馬鹿!またあんなとんでもない技かましやがったな!ったく……」


インデックス「す、凄い音だったんだよ!!花火みたいにピカッと光ったと思ったら!!一体何が起きたのかな!?」



浜面「ああ、麦野が……っと、ウチの隊長がな、すんごい大技出した音だよきっと。原子崩しっていってな。簡単に言えばもんの凄いビームだ」
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 19:13:26.84 ID:s959VJ6F0
インデックス「『原子崩し』……電子の「粒子」と「波形」を「曖昧なまま固定された電子」として強制的に操り
その場に『留まる』という反応を利用し、電子を擬似的な壁として対象に当てる能力だね。
あらゆる物質を硬度など関係無しに貫くし、全ての能力の中でもトップクラスの破壊力かも」


浜面「へぇー、アイツそんな物騒な力だったんだなー怖い怖い……ってちょっと待て。
何でお前がそんなこと知ってんだよ!!!麦野だってそこまで能力についてわかってないぞ!!」


インデックス「さっき言ったよね、しあげ。私の力は『魔道書館』。
私の頭の中には、10万3000もの魔術、能力の情報がインプットされてるの。能力は神様が人間に与えたもの。私はその能力の全てを把握しているんだよ!!」エッヘン


浜面「なんちゅーチートな……まさに嬢ちゃんは歩く能力辞典ってわけだ」
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 19:16:02.77 ID:s959VJ6F0
インデックス「大雑把に言えばそうなんだよ!!だけど、私の真骨頂はそこで終わらないかも。私の能力の1番いいところは……」


「魔物だー!!魔物が町に入ってきたぞー!!」


「大丈夫だ!ここらの住民の避難は住んでいる!!冷静に対処しろ!!」


絹旗「浜面ーー!!そっちに超強そうなのが行きましたよーーー!!!」


ガアアアアアアア!!


浜面「危ねえ嬢ちゃん!!っと、意外に早く町ん中まで入ってきたなぁ。インデックスだったか、お前の力は戦闘向きじゃあないんだろ?俺に任せて詰所に向かえ!!
さぁ、今こそ世紀末大兵士HAMADURAの第一戦だ!華々しくデビュー戦を飾ってやる


インデックス「しあげ、ちょっとどかないと危ないかも」キュイーーーーン
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 19:19:28.80 ID:s959VJ6F0
浜面「ぜ!!って、へ?おい、ちょっと待て。何だその手の光は!何か見覚えあんぞ!!お前の能力って他の能力の知識だけじゃなかったのかよちょっと待て待て待て待ってぇ!!!!」




インデックス「私の能力の真骨頂はね?しあげ。










一度見た能力なら情報を引き出して自由に使えることなんだよ」



バシュン


ゴオオオオオオオオオオオオオオオ

浜面「イヤァァァァァァァァアアアアアアア!!!!」ヨコットビ!
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 19:33:23.96 ID:s959VJ6F0
守備隊詰所 牢屋内


ゴオオオオオオオオオオオオオオオオ

イヤアアアアアアアアアアアアアアア


上条「ん?何だか上条サン以外のとんでもない不幸が起こったような……気のせいかな?」



コロスキカーコノチビスケガァァァアアアア!!

カンケェェナイ、カンケェェェェェェエナインダヨォォオオ

ナンデムギノクチョーナンダヨ!コエーヨ!!



ドサッ


カツッカツッカツッ



上条「ふう……しっかしさっきから急に外がピカッと光ったり、すんごい轟音が鳴り響いたり、何やら聞き覚えのある声が聞こえたりと、何が起きてんだ全く……外で何かあったのか?」



「ホント、騒がしいったらねぇよなぁ、全く」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 19:50:06.86 ID:s959VJ6F0
上条「!!誰だ?お前。見たところここの兵士じゃなさそうだが」


男「アァ?目上に対していきなりお前とはいい度胸じゃねーかクソ餓鬼がぁ。
噂の「幻想殺し」を持つ勇者ってのがどんなヤツか見にくりゃ……はっ!まだまだヒヨッ子じゃねーかよ。
全くアレイスターの野郎、何が「私のプランの最大の障害になるであろうな」だ」


上条「俺の力を知ってるんだな……しかもアレイスターだと!お前まさか……」

男「あぁ、俺はアレイスターの直属の幹部みてぇなもんだけどよー






木原 数多って言うんだわ。よろしくなぁクソ餓鬼ぃ」
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 19:51:49.13 ID:s959VJ6F0
上条「木原か……アレイスターの出現と共に人間でありながら闇に堕ちた一族。そんな方が上条サンみたいな者に何の御用でせうか?」


木原数多「いんやー、特にねーなー用なんざ。ちょっと噂の勇者サマの顔でも拝見させて戴こうと思ってなぁ」

上条「ハハッ、それはそれはありがたいことで。存分に堪能していただけましたでしょうか?」

木原数多「おーしたした。これで、いつでも殺す時は殺しにいけらぁ。あ、それと一つ気になったんだけどよう?」


上条「何でせうか?誕生日でしたら忘れちゃったんですが」



木原数多「お前、勇者なのに何で牢屋なんざ入ってんだオイ?」


…………


上条「それは上条サンにもわかりませんことよ」シクシク

79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 19:58:33.06 ID:s959VJ6F0
木原数多「まぁいいや。とりあえず顔見せも済んだことだし俺は帰るとすらぁ」


上条「シクシク……お前らは何でアレイスターについたんだ?」


木原数多「ああ?そんなもん知るかよ。まぁ俺はいろんな実験もできるし、実験材料には困らねーから楽しんで生きてっけどなぁ」ハッハッハ


木原数多「ああ、それとよぉ。町くるついでによう、俺のペットの散歩も兼ねてんだわ。もし見かけたら遊んでやってくれよなぁ。ちょっと霜焼けするかもしれんが」


上条「ああ、任せておけよ。……お前の顔、覚えておくよ。その刺青顔は簡単には忘れねぇぞ」


木原数多「そのツラ、あの真っ白なクソ餓鬼とそっくりだなぁ。あーやべぇ、殺したくなってきた。まだまだ我慢しねぇとなぁ」ウズウズ


上条「戦らないのか?俺はいつでも準備できてるんだが」スッ


木原数多「殺してほしけりゃもうちょっと大きくなってからきなー。じゃあなー幻想殺しのボーズ」フリフリ


上条「ああ……じゃあな。…………クソ!!!」ダン!!


80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 20:04:09.01 ID:s959VJ6F0
とりあえず終了です。

インデックスさんのチート性能
まぁ制御無しのインデックスさんならこんなもんかと。
キャラがほぼギャグなのでチート性能でも問題ないと思いますけどね。


あとはアレイスター側に木原を使いました。ピッタリと思ったので。

次回投下からはガチバトルです。
地の文をおりまぜながら書いてますがご容赦ください。
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/07(金) 20:15:00.00 ID:ZnzlvzsD0

世紀末傍観者になってますょー。
浜面さん
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/07(金) 20:34:36.34 ID:YAIxtc+DO
>カンケェェナイ、カンケェェェェェェエナインダヨォォオオ

妙にしっくりきてワロタw
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 23:07:46.51 ID:s959VJ6F0
こんばんわ、1です。
少し書けたので投下しておきます。
すぐバトルと書きましたが、ちょっと間が空いたので、バトル直前までを投下します。

>>81
まぁ浜面ですからw
浜面が主人公するのはもうちょい後ですね。

>>82
気づいてくれてありがとうごさいます!!響きが似てたんでw
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 23:10:42.53 ID:s959VJ6F0
守備隊詰所近辺


浜面「殺す気かぁ!!このチビスケがぁぁぁああああ!!すぐ前に俺が居んだろうがぁ!!!」



インデックス「そんなの関係ない、関係ェェェエないんだよォォォオオオオ!!!」



浜面「何で麦野口調になってんだよ!!怖ぇーーよ!微妙に元の口調とあってるし!!!」



絹旗「浜面ーー!!無事でしたか浜面ーー!今麦野の超ビームが撃たれたみたいな光が見えたんですが」トテトテ


インデックス「あ、それ私がやったんだムガッ」


浜面「あー大丈夫だ大丈夫。麦野近くにいんのかなぁ?全く危なっかしいヤツだよなぁ」ハハハ
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 23:12:11.95 ID:s959VJ6F0
絹旗「?そうですね。私達も超巻き添えにならないようしないと。それより浜面!見てください!!キラーエイプ超ボコボコにしてやりましたよ!!」


キラーエイプだったもの「」ボロッ


浜面「げっ!絹旗より先に手柄取られたか!しっかし強力だなお前の「窒素装甲」だっけ?」

絹旗「えぇ、攻撃よし!防御よしの超ハイスペックですからね!浜面なんかには負けてられませんよ!!」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 23:13:29.11 ID:s959VJ6F0
インデックス「『窒素装甲』、大気中の窒素を自由に操る事が出来る能力だね。攻撃にも防御にも転用出来るけど、この子の場合、防御に特化してるかも!!
最近作られた銃って武器なら弾丸の方が逆にひしゃげるね。
しかもあの子の意思無関係に360度自動展開され、常に防護の壁を展開しているから正しく対物理には絶対防御かも!!

ただし、射程距離はあの子の身体から数センチ程度だから、攻撃を行う際には拳で直接殴る必要があるね。その辺の荷馬車くらいなら軽々持ち上げられるし、パンチの威力も凄まじいかも!!」


絹旗「なっ、何で私の能力のことを……てか私も超知らないこと言ってませんでしたか!?何なんですかこの子ー!!」

浜面「あー……ややこしくなるから後で話そうと思ったのにこのチビスケは」

インデックス「説明は読者サービスなんだよ!!」

浜面「何だ読者って。とりあえず詰所行こうぜ。こいつのことや上条のこともゆっくり説明するから」
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 23:15:00.24 ID:s959VJ6F0
守備隊詰所

浜面「なっ!!何だこりゃ……」

絹旗「私達の詰所が……」

インデックス「完全に崩壊してるんだよ!しかもところどころ、凍っちゃって氷柱ができてるんだよ!!」


浜面「こんなとこまで敵が来てんのか……そうだ!!上条が中に居たはずだろ!!」

インデックス「!!とーまがいたの!?そんな、とーま!!」

浜面「落ち着けインデックス!!大丈夫だ!あいつは勇者サマなんだろ!こんなところで死ぬもんか!!」

インデックス「とーま!!とーまがいなかったら……私明日からご飯食べられないんだよ!!また食い逃げするしかないんだよ!!!」

浜面「そっちの心配かよ!!お前、上条のお供でアレイスターを倒しにいくんだろ!!」

インデックス「世界を救うよりも、私のお腹を救うのが先なんだよ」ズダダダダダダダダダ


浜面「今の腹の音だよな!?機関銃みたいな音したぞ!ていうか、さっきラーメン食ってただろ!!」
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 23:16:33.63 ID:s959VJ6F0
インデックス「私の能力使うとすぐお腹が空くんだよ!!燃費バリ高なんだよ!!!」


浜面「あー、そういう副作用があったのかあのチート能力。でも食糧だけであの力が使えるのはめちゃくちゃローリスクハイリターンだな」


絹旗「リスクというなら能力使用に付き店一軒超食い逃げされるってことですよね」


インデックス「私の知っている10万3000もの能力の中にも食べ物を無限に出す能力はなかったんだよ!!」ズダダダダダダダダダダダダ
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 23:18:44.13 ID:s959VJ6F0
…………

浜面「絹旗の能力で詰所跡を捜索してみたけど上条の死体はなかったみたいだな」

絹旗「何人か残っていた仲間がやられていましたけどね……超悲しいことです」


浜面「おそらくやったのは、滝壺が言ってた「感じたことのない反応」のヤツだろうな……麦野と滝壺は今どこにいるんだろうか」


絹旗「麦野がいれば、滝壺サンは超安全でしょうけどね……あ!!」

浜面「どーした絹旗!!」


絹旗「今、あの辺が超ピカッと光りました!!」

ゴォォォォォォォォォォォ

ユカイニケツフッテンジャネーゾーイヌッコロー

ウオォォォォォォーーーーーーーーーン!!!!
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 23:22:57.57 ID:s959VJ6F0
浜面「麦野だな……アイツとやり合ってんのにまだ決着ついてないってことは……相当な相手ってことか」


絹旗「早く超加勢に行きましょー!!上条サンも一緒にいるかもしれませんし!」

ピー


浜面「そうだな……ん?……絹旗。お前、インデックスと一緒に先に行ってくれ」


絹旗「何ですか!?超怖気ついたんですか浜面ー?」ププッ


浜面「チゲーよ!!……あーションベンだションベン。スッキリしてからいくから先行ってろ」ゴソゴソ


絹旗「なっ!!!!レディの前で何やってんですかこの超馬鹿面は!!行きましょうインデックスちゃん!!馬鹿が移ります馬鹿が!!」カァァァァ
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 23:24:29.12 ID:s959VJ6F0
浜面「やれやれ酷い言われようだなー全く……よっと。
こんなトコでなにやってんだお前は」ゴソゴソ


スライム(DQ)「ピー……」ブルブル


浜面「大方、魔物の襲撃に巻き込まれたんだろ?ほれ、薬草やるから傷治ったら家に帰んな。じゃあな!」タッタッタ




スライム「……ピー……」ピョン、ピョン、ピョン
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 23:27:50.51 ID:s959VJ6F0
第一の町 守備隊詰所→中央広場

浜面「なっ……何だよこれ!!あちこち穴だらけ、氷漬けだらけじゃねーか!!」


普段、多くの人で賑わう中央広場への街道は、麦野の能力によるものであろう大穴と、おそらく敵の仕業であろう氷柱で覆われていた。


浜面「いくら魔物でもこんな力……!!広場で麦野の原子崩しの光が……今いくぞ麦野!!」ダッダッダ
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 23:29:30.42 ID:s959VJ6F0
麦野「オラァ!!オラオラオラオラオラオラオラオラァ!!!!!」

バシュ!!
バシュン!!
バシュン!!!



麦野「クソが!チョロチョロ逃げ回りやがって!!
愉快にケツ振って逃げ回ってんじゃねーぞぉ、犬っコロがぁ!!!」



麦野の目の前には、麦野が。いや、この町の住人が誰も見たことのないような魔獣の姿があった。
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 23:30:58.74 ID:s959VJ6F0
「随分と乱暴なことだな小娘。我との力の差、そろそろ思い知ったのではないか?」


麦野「ああ!?喋ってんじゃねーよ駄犬がよぉ!!ワンちゃんは黙ってお家へハウスしてりゃあいいんだよくそったれがぁ!!その首三つとも鎖着けてお散歩してやろうか!?」


目の前の魔獣は、大きさ15mほどであろうか。大きな体に3つの首を持ち、体は冷気を纏い、氷の鎧を身につける
古き伝承に伝わるテメンニグルの門番「ケルベロス」を彷彿させた。(DMC3参照)


ケルベロス「ふん、虚勢を張るのも虚しいものだな小娘。そろそろ終いにしようか。我も追っている人間がいるのでな」


麦野「上ォォォォオ等だワンちゃん!その生意気な態度
調教してバター犬にしてやるよテメエエエエエ!!!!!」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 23:33:59.40 ID:s959VJ6F0
麦野の右手から原子崩しが放たれる。

ウオォォォォォォオオオオオオオン!!!!!

ケルベロスが吠えると、地面から氷山のような氷柱が突き出した。
原子崩しは氷柱にぶち当たるが、半分ほど破壊したあとその光を消してしまう。


麦野「く、私の原子崩しが完全に防がれるなんて……」


ダダダダダダダダダダダダ!!!!

ケルベロスの追撃が続く。


ケルベロスが三つの頭の口を開くと、それぞれの口から
氷の槍が発射された。
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 23:35:22.43 ID:s959VJ6F0
麦野「チクショウ!!ちょっとくらい「待て」ができないの!?この駄犬は!!」

慌てて態勢を整え回避する。


浜面を立派な兵士に鍛え上げた麦野は、もちろん自身の鍛練も怠らなかった。
ガトリングガンのように発射される氷の槍を素早い動作で避け、ケルベロスの死角に入り、逆転への一歩を踏み出す。

一対一の勝負であれば、まだ望みはあったかもしれない。一対一ならば。


ガッ!ブチッ!!!!

麦野「……えっ?」


近距離で原子崩しを叩き込もうとした麦野の左腕を、ケルベロスが噛みちぎった。
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 23:36:54.02 ID:s959VJ6F0
ケルベロス「ムシャムシャ、ゴクン。善戦だったな小娘。

残念ながら、三つの頭、三つの意思を持つ我らには死角など存在せぬ。貴様の善戦に報い、腕一本。これで貴様とは終わりだ。せいぜい養生するんだな」



麦野「あ、あたしの、私の腕……左腕が……うふ、ウフフフフフ」



ケルベロス「?何が可笑しいのだ小娘。早く血を止めなければ死ぬぞ貴様」
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 23:39:09.45 ID:s959VJ6F0
麦野「あっはははははははははははは!!!!!可笑しいに決まってんだろ駄犬が!!!
たかが腕一本取っただけで勝っちゃった気にナリヤガッテヨォ!!!

関係ねえよ!!カァンケイねェェんだよォォォ!!
何が腕一つだ!手足がもげようが内臓が潰れようが、私の意思は何も変わらない!!!
この町を……あの馬鹿を守る為に戦ってんだよ!!!
これが勇者だ!!これがこの町の守備隊隊長だ!!
これが『原子崩し(メルトダウナー)』の麦野沈利だ!!!

つけ上がってんじゃねえぞクソ犬がァ!!テメェら化け物相手なんざなぁ。腕一本無くなっても100回は殺せるんだよォォォオ!!!!」


麦野はポケットから全ての鉱石を取り出し、宙に投げ捨てた。
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 23:41:09.96 ID:s959VJ6F0
ケルベロス「!!!これは……クリスタルの欠片か!!魔力増幅器を何故投げ捨てる!


まさか小娘……」


麦野「この石知ってんのかワンちゃん?お利口なこった。
ならどうなるか予想つくよなぁぁぁぁ」



麦野は青白く光る右腕を宙に舞うクリスタルの欠片に向ける。


「バイバイ仕上。あんたは立派な兵士になんなさいよ。この勇者、『麦野沈利』の愛弟子なんだから」バシュン!!!


クリスタルに当てられた原子崩しがエネルギーを増幅、乱反射し、辺り一面を青白い光が夜を照らす。
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 23:44:22.91 ID:s959VJ6F0
同時刻 中央広場まで残り300m

インデックス「さいあい!伏せるんだよ!!」バッ!

絹旗「へ?ってキャアアアアアアアアア!!!」チョーバッ!


ゴオオオオオオオオオオオオオオ!!!

絹旗「な、何ですか今の。麦野の超ビーム?でも何かが……イ、インデックスちゃん!前……」ブルブル


インデックス「原子崩しが何重にも拡散、乱反射してる。あんなの見たことないんだよ……原子崩しの力じゃあんな風には……」

絹旗「と、とりあえず広場に向かいましょう。ほら、もう超すぐ近くですよ」タッタッタ

インデックス「(原子崩しは力の使い方を誤れば自らも傷つける力。恐らくあんな拡散、乱反射された中心にいる能力者はもう)」タッタッタ



同時刻 中央広場まで残り700m



浜面「麦野……お前まさか!!」ダッダッダッダッ
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 23:46:49.31 ID:s959VJ6F0
同時刻 中央広場付近 時計塔内部

「す、凄いもの見ちゃった訳よ!!麦野の最後の攻撃!!あんなもの喰らったらひとたまりもない訳よ!!


……なのに、なのに!!」ゴソゴソ



フレンダ「結局何であの犬はピンピンしてんのよ!!!」ゴソゴソ


力を出し尽くし、残った右腕すら自身の能力に奪われた麦野は、地面に倒れ伏していた。

その前には、自身の巨大な体を分厚い氷の鎧で包み、麦野の拡散原子崩しを完全に防ぎ切ったケルベロスの姿があった。
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 23:48:50.39 ID:s959VJ6F0
ケルベロス「見事だな、人間の勇者よ。まさかクリスタルの欠片を使い、エネルギーの増幅、拡散、反射を用い、全方位からの砲撃を行うとは……その力恐れ入った」


ケルベロス「まだ息があるのであろう。もはや生き延びよとは言わぬ。敬意を持って弔ってやろう」


麦野の体がゆっくりと凍りつき、ついには氷に包まれた。

ケルベロス「ゆっくりと眠るといい。人間の勇者よ。
心配するな、我の標的を仕留め次第、我もこの地を去る」




ケルベロス「上条当麻と言う、勇者を始末すればな」







インデックス「とうまに手は出させないんだよ!!」

絹旗「麦野の仇……今ここで超取らせていただきます!!」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/07(金) 23:52:57.13 ID:s959VJ6F0
今日の投下終了です。
バトル直前とか言ったけど、あれは嘘です。

すいません、キリがいいとこまで行きたかったので。

とりあえず麦野サン敗退です。
絹旗、インデックスはワンちゃん相手に戦えるのでしょうか。
そして浜面はそろそろ主人公になれるのでしょうか。

ある程度書き次第、また投下します。
おやすみなさい。
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/07(金) 23:56:25.77 ID:qgCi2Hml0
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 17:28:32.19 ID:quNgiqri0
こんばんわ、1です。

見てくれてる人がいるかわかりませんが、とりあえず今日もゆっくり投下していきます。

いろいろ意見ありがとうございます!参考させてもらいます!
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 17:32:48.88 ID:quNgiqri0
絹旗「インデックスちゃん!あの超デカイワンちゃんわかりますか?」


インデックス「あの魔獣はケルベロスっていって地獄の番犬として有名なんだよ!!

氷の魔術を操るタイプは、おそらく伝説の塔、テメンニグルの門番だね。身に氷の鎧を纏い、殆どの攻撃はあの氷によって防がれる。原子崩しでもダメみたいだったんだよ!!!
恐らくそこらの炎の魔術、能力じゃあビクともしないんだよ!!
弱点は、あの三つ首か心臓だけど、心臓は氷に守られてるから攻略不可かも!!」


絹旗「ようするに、あのワンちゃんを超懲らしめるにはどうすりゃいいんですか!?」


インデックス「ひたすら頭を殴って!殴って!!タコ殴りなんだよ!!!」


絹旗「超合点了解です!!!」ダッ!
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 17:42:25.23 ID:quNgiqri0
ケルベロス「また人間の娘……小娘か。貴様如きでは我が氷の鎧は貫けぬぞ!!」

絹旗「そんなのやらなきゃ超わかりません!!絹旗キーーーーック!!!」バキャ!!


インデックス「真ん中の頭にクリーンヒットなんだよ!!」


ケルベロス「っく!とても小娘のだせる力ではない!!まさかまた能力者か!!」


絹旗「私の『窒素装甲』の威力を舐めないでください!!絹旗超ラーーーーッシュ!!」バキッドカッメキッ!パリーン!!
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 18:04:48.05 ID:quNgiqri0
インデックス「タコ殴りなんだよ!!ケルベロス油断し過ぎなんだよ!!!真ん中の顔の鎧が剥がれたかも!!!」


ケルベロス「調子に乗るなよ小娘ーー!!!」ガパッ!


インデックス「氷の槍の速射砲なんだよ!!!」


ドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!




ケルベロス「……小娘。名を何と言ったか」


絹旗「絹旗最愛です!!私の『窒素装甲』は氷の槍何かじゃあ超貫けませんよ!!」

インデックス「凄いんだよ!!本物の魔獣に全く引けをとってないんだよさいあい!!!」
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 18:12:51.32 ID:quNgiqri0
ケルベロス「先程の勇者の娘といい、この小娘といい……人間界にも面白いヤツがいるものだ……アレイスターが楽しんでいるのがわかるな」


絹旗「化け物なんかに人間は負けません!!さっさと超降伏してハウスした方が身のためですよ!!!」


ケルベロス「そうだな……小娘と思って手加減した非礼は詫びよう。少し本気でゆくぞ?」

インデックス「ま、魔力が一気に跳ね上がったんだよ!!さいあい離れて!!!」

絹旗「!?」バッ
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 18:22:08.27 ID:quNgiqri0
ケルベロス「先程の娘には守り重視でいたのだが、貴様とは相性が悪いようだ……我の前に現れたこと。後悔するなよ絹旗とやら!!!」ブンッ


絹旗「両前足を振りかぶって……!!インデックスちゃん!!広場から離れますよ!!!」バッ


ケルベロス「ガァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」ダンッ!!!!


ガシャァァァァァァァァァァァァアアアアアン!!!!!!



インデックス「ひ、広場全体が……一瞬で無数の氷の柱に包まれてるんだよ……」

絹旗「ワ、ワンちゃん体が超真っ赤になってるんですが……しかも顔の鎧戻ってますし……」


ケルベロス「小娘ェェェェエエエエエ!!!遊びは終わりだ!!!本気でユクゾォォォォォオオオオ!!!!!」ガァァァア!!

絹旗「」

インデックス「」
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 18:34:35.01 ID:quNgiqri0
広場時計塔上部

フレンダ「ちょっ、ちょっとアレはヤバイって訳よ!!私のとっておきのトラップが……通用するのかなアレ?」ビクビク


「フレンダ!!こんなトコにいたのかお前!何してんだよ!!」

ビクッ!
フレンダ「はっ、浜面?何で、何であんたもここに……」


浜面「広場の中が氷漬けで見えねぇから高いとこから見ようと思ってよ。どーなってんだ一体!!」


フレンダ「私だってわかんない訳よ!!麦野があのデカイワンコにやられちゃうし!!絹旗と食い逃げ犯がワンコ追い詰めたと思ったら、ワンコがキレて広場が凄いことなっちゃうし!!!」
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 18:45:04.00 ID:quNgiqri0

浜面「ッ!!!…………」

浜面「麦野が……やられたのか。……そうか」チャキッ



フレンダ「滝壺も一体どこにいったのかわからないし……浜面?どうしたって訳よ浜面!?ここで剣取り出してどーすんの!?」






ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!


絹旗「っく!!槍の硬度がさっきまでと桁違いです。超痛いんですけど!!!」ジンジン ヒョイ


インデックス「痛い程度で済んでるさいあいがよっぽど凄いんだよ!!私なんか一発当たっただけでアウトかも!!」ヒョイッ グシャッ!!


ケルベロス「どこだ小娘ェェェェェェエ!!!!今の我から逃げられると思うなよォォォォォォ!!!」ガァァァァァ!!
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 18:48:56.29 ID:quNgiqri0
絹旗「完全に超性格変わってますよね、あのワンちゃん」ビクビク


インデックス「キレてるよねアレ。でも、あの状態になってから鎧の硬度が断然下がってるかも。近づくのすんごい怖かったけど」ビクビク


絹旗「そうですね。ワンパンチで右頭の鎧超割れましたもんね。あとは、どうやって仕留めるかですが」フー

インデックス「私が原子崩し撃っても避けられるか防がれちゃうしねー」フー


チョ、チョットハマヅラ?

ァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 19:02:28.85 ID:quNgiqri0
絹旗「今の状態で近づくのはぶっちゃけ超命知らずですからねー……何か聞こえません?」


インデックス「ん?あっホントだ。上から何か」ウエミアゲ





浜面「よっくも麦野をやってくれやがったなこのワン公がぁぁぁぁぁぁぁぁぉぁぁあああああ!!!!!!!!!!」

グサッ!!!!!!!

ガァァァァァァァァァァァァァァァアアアア!!!!!!!




絹旗「……は、浜面が空から超降ってきた……」


インデックス「思いっきり剣がケルベロスの右頭に突き刺さってるね……命知らずここに極まれりなんだよ……」
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 19:03:43.16 ID:quNgiqri0
浜面「インデックス!!!いるんだろ!!今のうちにこいつに原子崩しぶち込んでやれ!!!!」バッ!!

インデックス「わ、わかったんだよ!!!!」バシュン!!


グシャァァァァァァァァァアアアアアア!!!!

ギャァァァァァァァァァァアアアアアア!!!!


絹旗「や、やった!!!右の頭を超消し飛ばしました!!!」

インデックス「やったんだよ!!!これで少し怯んでくれるかも!!!」
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 19:16:45.79 ID:quNgiqri0
浜面「ハァッ、ハァッ。やってやった、やってやったぞチクショーーがぁ!!」


ケルベロス「ぐっ、こ、小僧!!貴様どこから……あの時計塔からか!!!何というヤツだ……」ググッ


浜面「チクショ……あぁ、麦野の仇だ……ここから生きては返さねぇぞワン公」


ケルベロス「貴様も……あの娘の仇討ちか。涙を流しながら……よほどあの娘は周りに恵まれていたようだな」


絹旗「浜面……初めて泣き顔を見ました。いつも麦野の超厳しいシゴキにも笑ってたのに」

インデックス「よほど仲良かったのかな?」

絹旗「どーでしょう……ただ、浜面を叱ってる時も、回し蹴りを食らわせた時も、原子崩しをぶち込んでる時も麦野は少し笑ってました。とても超素直な笑顔で」
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 19:35:21.04 ID:quNgiqri0
浜面「あいつはなぁ、俺にとっての初めて会った勇者であり!!」

『あ?あぁ……あの村の子か。ごめんなさいね。片目、もう殆んど見えてなくて。左手もあんまし動かないしね。そして……本当にゴメンなさい』



「初めての友達であり、とてつもなく厳しい師匠であり!!」

『ブチ殺し確定だ、はぁぁぁぁぁまづらあぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!!!!』


「……優しい姉貴だったんだ」


『ん。いってらっしゃい。』




浜面「何度でも言ってやる。
ワン公、お前は絶対にここから生きては帰さねぇ!!それがこの町の兵士であり!麦野の愛弟子であり!!弟である俺の務めだ!!!」
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 19:38:34.87 ID:quNgiqri0
ケルベロス「……気に入ったぞ小僧。能力者でもない、ただの人間が我にそんな口を聞いたのは初めてだ」パリン!パラパラ


絹旗「あ、ワンちゃんの顔の鎧が超剥がれましたよ!」


ケルベロス「貴様らまとめて相手してやろう。存分に策を練り、力を尽くすがよい!!我は守りを捨て、貴様らを全力で叩き潰す!!!」
ガァァァァァァァァァァァァアアアアアアア!!!!!!!


浜面「いいからさっさとかかって来いよクソワン公がぁぁぁぁぁぁ!!!!」
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 19:41:10.37 ID:quNgiqri0
キリがいいのでいったん休憩です。

浜面がやっと主人公になりました。

浜面嫌いな人はゴメンなさいw

見てる人いるんかな?次の投下は10時ごろ予定です。
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/08(土) 19:42:56.88 ID:QNN6wzcFo
がんばれ
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/08(土) 19:48:51.19 ID:aaN5kPUIO

むぎのん死んでしまったん?
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/08(土) 20:18:59.22 ID:X+G7KNoM0

浜面さん普通にかっこいいす。
でもげるのはいつですか?
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/08(土) 20:41:19.34 ID:7cz3pBBDO

やはり師匠ポジは主人公覚醒のために死ぬ運命なのか……
いやまだ死亡確定してないけど
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/08(土) 22:33:19.68 ID:js1/0/gDO
はいはい妄想乙。現実では屑浜面はすでに死んでる
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 22:39:09.43 ID:quNgiqri0
こんばんわ、1です。

4人読んでくれてる人がいたのに驚きです!ホント励みになりました!!

>>120
ありがとうごさいます!!!
>>121
>>123
まぁ敗退とはいいましたねー。

>>122
恋愛ものとか書ける気しないのでもげる機会がないと思います。多分。恐らく。きっと。
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 22:50:15.18 ID:quNgiqri0
5人いた……すんません……
>>124
なんせ異世界が舞台なもんで……

それでは続きを投下していきます。
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 22:53:09.60 ID:quNgiqri0
守備隊詰所周辺


滝壺「かみじょう、早く」タッタッタ

上条「ああ、わかってるよ滝壺サン!」タッタッタ


上条「しかし、滝壺サン。よく俺がここにいるってわかったな。俺は滝壺サンの感知能力に引っ掛からないハズなのに」


滝壺「能力を限界まで引き出して、ソナーみたいに建物の感知もやってみたの。ぽっかり穴が空いているところが、多分かみじょうの反応だと思ったから」
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 22:55:39.84 ID:quNgiqri0
上条「凄いなぁー、反応がないことを逆手にとってそこから見つけ出すとは……馬鹿な上条サンには考えつかないことですよ」

滝壺「さすがに町中を探索するのは疲れたけどね……今にも倒れそうなんだけど」フラフラ


上条「も、申し訳ございません……」



滝壺「それよりかみじょう、どうやって牢屋から出たの?
詰所に大きな反応があったからむぎのと行ってみたら、見たことない魔物がいるし、詰所潰れてるし」


上条「いや……ちょっといろいろな」


滝壺「?まぁいいけど。中央広場にいるむぎのの反応がとても小さいの。急いで助けに行ってあげないと」タッタッタ


上条「そうだな……俺のせいでもあるからな」タッタッタッ
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 22:58:19.05 ID:quNgiqri0
ドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!

「ガァァァァァァァァアアアアアアアア!!!!!」

ガッシャァァァァァァァァアアアアン!!!!!



ケルベロス「どーした小僧共ォォォォオ!!それが貴様らの全力かァァァ!!!」


浜面「っく、何てヤツだよクソ……近づくことすら出来やしねぇ」


絹旗「またワンちゃんキレちゃいましたね。私と、私の力を使ってるインデックスちゃん以外が氷の槍喰らえば一発超退場ですからね!!」


インデックス「真っ向から向かって行っても無謀なんだよ!!何とかして意表をつかないと」
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 23:00:17.48 ID:quNgiqri0
浜面「意表ったってなぁ……最初の時計塔からの奇襲はもう使えないだろうし。……あり?そういえば」


絹旗「?どうしました浜面?」

浜面「いや、何か忘れてる気が済んだけど……なんだっけな」


ケルベロス「そこかァァア小僧共ォォォオ!!!」
ダンッ!!

ガッシャァァァァァァァアア!!!!

絹旗「そんな氷柱何回もやられたら超躱せるんですよー!!インデックスちゃん!!!」

インデックス「ボッコボコにしてやるんだよーーーーー!!!!」

ボコスカボコスカ!!!ユカイニシッポフッテニゲテンジャナインダヨーーー!!!
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 23:18:46.17 ID:quNgiqri0
浜面「(どう攻める……いくら絹旗達が多少抵抗できるとしてもジリ貧だ。アイツの顔の鎧は剥がれてんだ。何とか動きを止めれば……どーにか罠でも張ってやるか?……あれ?罠?罠張るのが得意なヤツって……)あっ!!!!」バッ!!


時計塔内部

フレンダ「よし。これでセット完了って訳よ!!あとはどうにかこの時計塔の中にあのワンコを誘いこめば……結局どうやっておびき出すのよ……」ズーン


フレンダ「あっちは絹旗達が頑張ってる訳だし……何とか参戦したいけどあんなのに相対したら速攻でフレ/ンダになっちゃうし……何とか絹旗達に伝えて


浜面「フレンダ!!頼みがあるんだ!!!」

フレンダ「ヒャイッ!!!!」ビクッ!
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 23:20:04.09 ID:quNgiqri0
……




フレンダ「……結局そんな感じでセット完了してるって訳よ」

浜面「なるほどな。どうにかこの時計塔の中に誘いこめばいいのか」

フレンダ「悪いけど私は囮役はパスだからね?あんなの相手に足止めもできない訳よ!」

浜面「わかってるさ。絹旗達があんなに頑張ってるんだ。俺が囮くらいやらなきゃ男がすたるってもんだ!!」


インデックスチャン!!プラス!!
マイナスナンダヨーーー!!!!!

ナ二!カラダガヒキコマレテイク!

チッソクロスボンバー!!!!!!

グアアアアアアアアアアアアアアア


フレンダ「いい?チャンスは一回。このトラップ以外じゃワンコの動きを止めるなんてできない訳よ。しっかり頼むわ!」


浜面「ああ、やってやるよ。必ず成功させてみせる」
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 23:34:24.58 ID:quNgiqri0
ケルベロス「しゃらくさいわァァァァァァァア!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!


絹旗「あぅ!!」
インデックス「キャン!!」


絹旗「うぅ……氷の槍の勢いが更に超増してます……装甲も限界ですよ」ズキズキ

インデックス「他の能力で対抗したいけど、今窒素装甲を解いたら一発退場なんだよ!!」ズキズキ


ケルベロス「そろそろ限界のようだな小娘共。覚悟はよいか?」


浜面「待ちなワン公。選手交代、こっからは俺が相手だ」
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 23:38:31.70 ID:quNgiqri0
絹旗「浜面!!あなたじゃこのワンちゃんの相手は!っく!!」ズキズキ

ケルベロス「ほう?小僧。策も無しに我と生身でやり合うか?よもや勝てると思っているんじゃなかろうな?」

浜面「さぁ?どうなんだろうな。とりあえず少しはそいつらを休ませてやらねーとなぁ」

ケルベロス「ふむ。まぁよい。小娘の相手をするのも飽きてきたところだ。生身だからとて手加減はせぬぞ小僧ォォオ!!」ダッ!!

浜面「上等だワン公ォォォオ!!!無能力者の底力見してやらぁぁぁぁあ!!!!」ガキィィィィィン!!


インデックス「ケルベロスが突進してしあげが剣で受け止めたんだよ!!でも吹っ飛ばされてるかも!!」

絹旗「何考えてるんですかあの超馬鹿面は……こんな時にカッコつけてんですか?」イテテテ
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 23:55:35.60 ID:quNgiqri0
ドドドドドドドドドドドド!!!!!
ソンナヤリアタンネーンダヨワンコー!!!


「オオオオオオオオオオオ!!!」
「脇が甘いわ小僧ォォォオ!!!」ドシャァァァァア!!


絹旗「あぁ、また超吹っ飛ばされた!!見てられないですよもう!!」ガバッ

インデックス「待ってさいあい。さっきからしあげ変じゃない?」

絹旗「変?超変なのはいつものことなんですよインデックスちゃん!!!」
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 23:56:39.37 ID:quNgiqri0
インデックス「違うんだよ!!さっきからしあげは氷の槍や氷柱はよけてるけど、ケルベロスの突進は受け止めてるんだよ!!」


絹旗「それって超単純に突進がよけきれてないだけじゃないですか!?」


インデックス「それに見て!!吹っ飛ばされてる方向が全部一緒なんだよ!!!」

絹旗「……ホントです。一体何考えてるんですか浜面は」


インデックス「わからない。けど、何か策があるんだよしあげには!!あの吹っ飛ばされてる先……時計塔に!!」
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 23:58:22.22 ID:quNgiqri0
浜面「くっ……どうした?ワン公……もう終わりなのか?」ポタッポタッ

ケルベロス「……貴様わざと我の突進を受け止めているな?どういうつもりだ?」

浜面「あぁ?何のことだぁ?お前が甘えたくて尻尾振って突っ込んでくるから受け止めてやってるだけじゃねーか」ポタッポタッ

ケルベロス「ククッ、その体でそれだけ吠えるのならば遠慮はいらんようだな。覚悟はよいか?」ザッ、ザッ

浜面「おぉ、遠慮なくこいよ。この時計塔の壁を突き抜けるくらいの勢いでな」

ケルベロス「ああ、そうさせてもらおうか!!!!!!」ダッ!!!

浜面「くっ!!!」ガキィィィィィイン

バコォォォォォォォォオオオオ!!!!!

インデックス「時計塔の中に入ったんだよ!!」

絹旗「さぁ、どう出るんですか浜面……」
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/08(土) 23:59:25.57 ID:quNgiqri0
浜面「グッ……クッソ……」ギギギギギギ


ケルベロス「望み通り突き抜けてやろう。向こう側の壁もな!!」グッ!


浜面「なっ!!!」


バコォォォォォォォォオオオオ!!!!!


インデックス「つ、突き抜けて出てきたんだよ!!!」

絹旗「まさか……作戦失敗なんですか?」
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/09(日) 00:00:13.11 ID:f92vDJjw0
浜面ww
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 00:01:02.92 ID:+RWUjueP0
浜面「クッソ……ガハァッ」ボタボタボタ

ケルベロス「残念だったな小僧。大方あの時計塔の中に我を誘い込み、爆破でもして時計塔ごと我を潰そうという魂胆だったのだろう。

甘く見過ぎだ小僧。そんなちゃちな罠にかかるような頭は持ち合わせておらぬぞ!!」

浜面「クソ……クッ……ククッ」プルプル


ケルベロス「さて、小僧。お別れの時間だ。あの娘によろしく頼むぞ……何が可笑しい」
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 00:05:20.03 ID:+RWUjueP0
浜面「ああ、悪い悪い。ワン公……









ちゃちな罠にかかっちまったなぁおい?」


浜面がパチンと指を鳴らす。








フレンダ「待ってましたーーーーーってわけよーーーー!!!!!!!!!!」ポチッ
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 00:07:02.82 ID:+RWUjueP0
ボンッ!!
ボンッ!!!
ボンッ!!!!

ズズズズッ


ケルベロス「……何だ?やはり時計塔の爆破ではないか。しかもあんな小さな爆発では崩すことすらできていない。
随分お粗末な罠だな小僧」



浜面「派手に爆破させるだけが能じゃねーんだよウチの爆弾好きはよぉ」


ズズズッ

ギィィィィィィィ

グラッ


ケルベロス「!!!時計塔がこちらに傾いて……どういうことだ!!!」
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 00:12:20.80 ID:+RWUjueP0
フレンダ「結局、麦野とワンコがやり合ってた時から万が一のこと考えて用意してた訳よ」


フレンダ「この時計塔の各階全ての柱に、その柱だけを壊せる量の爆弾をセット。
壊す柱によって、時計塔がどのように、どちらの方向に最速で崩れるかなんて私なら簡単に操作できるって訳よ」


フレンダ「時計塔の高さは30mくらい。ぶっちゃけ時計塔の半径15m以内くらいまでワンコを誘い込めば、ほぼミッションコンプリートな訳よ」


浜面「しかし、お前くらい動きの早いヤツなら、時計塔爆破の音で罠に気づき、崩れてくる前に時計塔から離れるかもしれない」

浜面「だから、油断させる必要があったんだ。俺らの仕掛けた罠を見破り、看破したという油断が」


フレンダ「頭のいいヤツほど、相手を出し抜いたと思った後は気を抜いちゃう訳よ。だから浜面は、ワザとバレバレの陽動で時計塔の中におびき寄せた」


浜面「俺が、この時計塔に罠を仕掛けていると気づき、お前がワザと陽動に引っかかった時点で。
お前はもうフレンダの張った蜘蛛の巣に捉えられてたんだよ」
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 00:16:00.62 ID:+RWUjueP0
ズズズズズッ

グラァァァッ!!

ケルベロス「くっ!!だが今すぐ範囲内から脱出すれば何の問題も
『グサッ!!』
グァッ!!こ、小僧!!」

浜面「つれねーこと言うなよワン公。逝くなら一緒に逝こうぜーオイ」ギチギチギチ

ケルベロス「貴様!このままでは貴様も押し潰されて死ぬのだぞ!!」

浜面「無能力者の命一つで、伝説級の大悪魔一匹。安い買い物じゃねーか」

グラァァァァァァァァァァァッッッ!!!!!!
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 00:17:55.66 ID:+RWUjueP0
ケルベロス「クソ!!!小僧!!小僧ォォォォォォォオ!!!」
















浜面「楽勝だ、大悪魔」

ズズーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 00:19:45.92 ID:+RWUjueP0
…………



ケルベロス「ブハァァァァ!!!ゴホッ!!ゴホッ!!」ガラガラガラ




ケルベロス「小僧ォォォォォオ!!!どこだ貴様ァァア!!!よもや瓦礫に埋もれたままなどと言う間抜けではあるまいな!!!貴様は我が殺すのだ!!勝手なマネは許さぬぞォォォォオ!!!」






「やーーーーーっと出てきましたねーーワンちゃーーん」トントン
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 00:21:41.47 ID:+RWUjueP0
瓦礫から這い出たケルベロスの目の前では、窒素装甲を纏った少女が1人、片足をトントン、と地面に軽くつけながら待ち構えていた。




ケルベロス「こ、小娘……」




絹旗「言ったでしょワンちゃん。ここで麦野の仇を超取らせていただきますって。
麦野式斜め45°からの回し蹴り。窒素装甲で味付けして超味合わせてあげますよ」ユラァ

ケルベロス「まっ、待て小娘!!」



絹旗「おぉうりゃあぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」ブン!!

バッキャァァァァァァァァ!!
ブチッ





絹旗「残ってる頭はあと一つですよワンちゃん!!」
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 00:27:45.03 ID:+RWUjueP0
今回はここまでです。


やーーーっと浜面が主人公の仕事やり始めました。
まぁ最後の見せ場は取られてますけどね。

原作麦野戦のセリフだけ使いましたけど、原作見てないから麦野どうやって倒したかわからず、中途半端な罠になりました。すんません。
次回の更新もある程度書けたら更新します。
見てくれてる人が思ったよりも多くてよかったです。
ではおやすみなさい。
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/09(日) 00:40:07.40 ID:wEvDAcvu0
乙ー!
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/09(日) 00:55:41.02 ID:HkYzwHXP0
乙,期待
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/09(日) 05:45:29.11 ID:Nv0BwaVp0

フレンダが頼りになるだと…
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/09(日) 07:54:51.01 ID:quiY2MZDO
SS速報は1レスの書き込みに対し20人のROMがいると思った方がいいよ乙
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/09(日) 08:59:30.10 ID:AOy+cLdDO

インさんは一度に一つの能力しか使えないのか
まあそうじゃないとチート過ぎるかw
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 19:06:06.89 ID:+RWUjueP0
こんばんわ、1です。

福岡は雨です。
今日もゆっくり投下していきます。

>>149
>>150
ありがとうございます!!

>>151
今回以外は基本空気ですけどねフレンダ。
>>152
マジですか!!てことは100人……みなぎってきたーー!!
>>153
さすがに同時使用はね……強すぎますよね。

それでは今日もゆっくりお読みください。
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 19:07:35.30 ID:+RWUjueP0
ケルベロス「小娘ェェエ!!まだ我は生きているぞ!!その小さな体、噛み砕いてくれるわ!!」ガパァッ!


インデックス「脇が甘いんだよー!!!」ドロップキック!



ケルベロス「ガアアアアアアアアアアァァァァァ!!」ズザァァァァ


インデックス「思いっきり吹っ飛ばしてやったんだよ!!今のうちにしあげを瓦礫の中から助けないと!!」


絹旗「超わかってます!!浜面!!生きてますか浜面!!今中から引きずりだしてやりますからね!!」ガラガラ



う、うぅ……
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 19:15:48.30 ID:+RWUjueP0
インデックス「!!しあげの声が聞こえたんだよ!!まだ生きてるんだよ!!」


絹旗「浜面ーー!!死んだら超ぶっ殺しますからね!!」ポイポイポイポイッ


浜面「うぅ……」


インデックス「見つけたんだよ!!」


絹旗「浜面!!わかりますか浜面!!」


浜面「おぉ……絹旗じゃねーか……どーした泣きそうな顔して……」


絹旗「超うるさいんですよ!!しっかりしてください浜面!!」
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 19:17:13.06 ID:+RWUjueP0
浜面「アイツは……ワン公はどうなった?」

絹旗「私が頭を超思いっきり蹴り飛ばしてあげましたよ!!浜面の作戦は成功したんです!!」

浜面「そうか……そりゃよかったな……安心したら眠くなっちまった……」

インデックス「寝たらダメなんだよ!!死んじゃうんだよ!!」

浜面「ああ……父さん迎えに来てくれたのか……今いくよ……」

インデックス「ダメなんだよ!!そっち行っちゃダメなんだよ!!」
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 19:18:44.15 ID:+RWUjueP0
浜面「……」

インデックス「しあげ!!しあげ!!!」

絹旗「浜面!!バニーちゃんが凄い危ない水着で歩いてますよ!!」

浜面「バニー!!!!!!?」ガバッ!!

インデックス「」

絹旗「これが超浜面なんですよインデックスちゃん」

フレンダ「結局最後まで浜面はカッコつけられない訳よ」ハァッ

絹旗「あ、フレンダいたんですか?超気づきませんでした」

フレンダ「少しは私の活躍も褒めてもらいたい訳よ!!!」


浜面「バニー!!危ないバニーは!?」キョロキョロ
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 19:21:44.57 ID:+RWUjueP0
浜面「ふぅ……さて、あのワン公の頭も残り一個な訳だが」


絹旗「何で超賢者モード入ってんですか」


インデックス「さっきまで殺伐としたシリアスモードだったよね?」

フレンダ「結局浜面が主人公になれるのは、遠い未来の話な訳よ」



浜面「とにかくあと一撃。あと一撃強烈なヤツをワン公にぶちかませれば終わるんだ。何か策はないか?」
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 19:23:05.03 ID:+RWUjueP0
絹旗「私の窒素装甲では簡単には超有効打が打てませんね」

インデックス「私に残ってる魔力じゃ、せいぜい足止めに使えるデカイ能力が一回分だけなんだよ!お腹空いたし!」ギュルギュル

フレンダ「さすがにさっきみたいな規模のトラップは無理な訳よ。小出しじゃ通用するかわからないし」

浜面「となると……やっぱ正攻法しかないか。絹旗と俺がワン公とやり合うから、フレンダはできるだけデカイトラップを。インデックスはその一発を確実に当てられるタイミングで」



ケルベロス「……策は決まったか?小僧共?」
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 19:35:28.53 ID:+RWUjueP0
ビクッ!!

浜面「あ、あぁ。とびっきりの作戦が決まったぜワン公。もうすぐお前の最後の首も取ってやるよ!」

絹旗「も、もう超泣いてハウスしても許しませんからねワンちゃん!!……い、いや、ハウスしたけりゃいいんですよ?しても」

インデックス「……何かケルベロスの雰囲気がさっきのキレてた時より異質かも」

フレンダ「意を決したって感じがビンビン伝わってくるわけよ……」


ケルベロス「そうか……もう如何なる策を労しても構わぬ。
上条当麻を仕留める為に残しておいた我が力……貴様らに使うとしよう。
正面から叩き潰してやる」コォォォォォ
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 19:37:28.21 ID:+RWUjueP0
浜面「……なぁ?何かヤバイ気配しかしないんだが……」

絹旗「えぇ……何なんですかねこの寒気」ブルッ

フレンダ「何だか本当に寒くなってる気がする訳よ」ブルブル

インデックス「周囲の温度が急激に下がってる……何かヤバイんだよコレ!!」


ケルベロス「ウォォォォォオオオオオオオオン!!!!」ビリビリビリ



浜面「ーーーーー!!!」ビリビリ

絹旗「ーーーーー!!!」ビリビリ

フレンダ「ーーー!!!」ビリビリ

インデックス「ーーーーー!!!」ビリビリ
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 19:44:59.35 ID:+RWUjueP0
中央広場まで300m



滝壺「!!!!」

上条「どうした滝壺サン!!」


滝壺「な、何か……今までとは桁違いな反応が……空から……」

上条「空?空からって!!……何だあれは……」
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 19:46:06.34 ID:+RWUjueP0
中央広場


浜面「おい……何か空が歪んでないか?」

絹旗「ホントですね……何か超グニャァッとしてます」

フレンダ「もうレベルが違い過ぎて正直ついていけてないわけよ……」

インデックス「本物の大悪魔の力って……こんな軍勢に人類が勝てるの?」



ケルベロス「大したことではない……我を中心に100mほど、ほんの少し氷柱が降ってくるだけだ。ほんの少し大きめのな……」
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 19:47:40.57 ID:+RWUjueP0
ズズズズズズズズズズ


絹旗「歪みから何か超出てきましたよ!!」

インデックス「皆集まるんだよ!!!!『イノケンティウス』!!!来て!!!!」


ボゥ……ボァァァァァァアアアアアアアアアアア!!!!

絹旗「ほ、炎の巨人みたいなのが超出てきました!!!」

浜面「これも能力なのか……何で俺には能力が無いんだ!!!」


インデックス「私の…私の残りの魔力全部あげるから!!!皆を守って!!!!」


ケルベロス「さらばだ小僧共」スゥッ

ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!

ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

浜面「降ってきやがった!!!何て数だありゃあ!!!!」

インデックス「お願いなんだよ『イノケンティウス』!!皆を守って!!!」


ボォアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!


ドス!!ドスッドス!!!ドス!ドス!!ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドトドドド!!!!!!!!
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 19:50:30.88 ID:+RWUjueP0
…………



浜面「う……い、生きてんのか俺は。!!皆は!?」バッ


浜面「な、……何だよこりゃ……」


浜面が辺りを見渡すと、そこは一面空から降り注がれた氷柱で埋め尽くされていた。

浜面「絹旗?フレンダ?インデックス!?どこだよおい!!」


返事は帰ってこない。氷柱で埋め尽くされた中央広場は浜面の叫び声以外の音は無く、まるで時が止まったかのような静寂に包まれていた。


ケルベロス「まだ生きていたか。存外しぶといな小僧」
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 19:53:27.04 ID:+RWUjueP0
ズンッ!ズンッ!

静寂を壊すようにケルベロスが浜面の元へゆっくりと歩みを進める。


ケルベロス「あれは我の持てる最大の技だったのだがな。誇ってよいぞ小僧。あれを喰らって立ち上がる人間は恐らく後にも先にも貴様だけだ」


浜面「別に俺が防いだわけじゃねーよ……インデックスが助けてくれただけだ。自分の全ての力を使ってな」


ケルベロス「そうか……あの小娘達も我をここまで追い詰めるとはな。
とはいえ我の三つの頭の内、二つを奪ったのは貴様の力だ」


浜面「俺に力なんざねーよ。力があればお前みたいなワン公から絹旗を、フレンダを、インデックスを。……麦野を守ることができたんだ」
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 20:05:09.37 ID:+RWUjueP0
ケルベロス「そう自分を恥じるな小僧。我は忘れぬぞ?我とここまで切り結んだ貴様を生涯な。小僧、名前は何と言う?」




浜面「浜面……浜面仕上だ」





ケルベロス「浜面よ。ゆっくり休むがよい。娘もお前を待っているハズだぞ」コォォォォォオ




浜面「ゴメンな麦野……俺、立派な兵士になれなかったよ。誰一人守ることができなかった」





ケルベロス「さらばだ、浜面よ」
















「誰が、誰一人守ることができなかっただって?」
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 20:25:47.11 ID:+RWUjueP0
浜面「!?」

ケルベロス「!!きっ、貴様は……」



「滝壺サン……教えてくれ。アイツの仲間は……インデックスはもう死んでるのか?」


滝壺「ううん。反応は小さいけど生きてるよ。この広場にいる。絹旗も、フレンダも、インデックスって子も。……麦野も」






浜面「な!!!!皆も……麦野も?」

「聞いたかよ浜面。お前は守りきったんだ。お前の仲間を皆。
お前には皆を守る力があったんだ。能力のことを言ってるんじゃねぇ。お前の鍛えあげた身体が、お前の知恵を振り絞った策が、お前のその強大な魔獣に立ち向かう勇気が仲間を守ったんだよ!!わかるか!?無能力者なんてこの場には1人もいねぇ!!例え異能の力が無くともお前には力があったんだよ浜面!!!」

浜面「…………」


ケルベロス「ふふっ。ヤツの言うとおりだな浜面よ。お前に力があることは我も認めるところ。
だがな、勇者よ。小娘達は守りきれなかったようだぞ?今は生きているのかも知れぬがこの氷柱に囲まれた極寒の地で!!貴様ら人間はどのくらい耐えられるものなのか!!!」


「言っただろ?浜面は守りきったんだ。いいぜ、ケルベロス!!お前が浜面の力を否定すると言うのなら!!!」
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 20:28:14.47 ID:+RWUjueP0









上条「まずは!!そのふざけた幻想をぶち殺す!!!!」ダンッ!!!!!









171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 20:31:10.57 ID:+RWUjueP0
パキィィィィィィィィィィィィィィィイイイイイン


中央広場全体から、何かが壊れた音が鳴り響いた。



ケルベロス「ばっ……馬鹿な……………我の創り上げた氷柱の世界が一つ残らず!!!!」


滝壺「これがかみじょうの能力……氷柱が砕けて氷の結晶に……綺麗……」


浜面「ハ、ハハハ。これが伝説の『幻想殺し』を持つ勇者か。……やっぱスゲぇな麦野、勇者サマってのはよ」


中央広場全体を覆っていた氷柱群は上条当麻の能力「幻想殺し」によって粉々に砕かれた。

砕かれた氷は結晶となり、雪のように深々と柔らかく広場へゆっくりと降り注ぎ、消えていった。



ケルベロス「貴様……上条当麻!!!詰所で我と切り結んだ時、何故この力を使わなかった!!!我を愚弄していたのか!!!」


上条「切り札ってのはとっておきだから切り札なんだよ。さぁ始めようぜケルベロス!!俺とお前の第2ラウンドだ!」




172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 20:34:43.15 ID:+RWUjueP0
一旦休憩です。



主人公交代のお知らせです。


以上です。



次の投下は23時ごろの予定です。
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/09(日) 20:45:00.53 ID:l6KyeU7A0

たしかにワンチャンが一番出演シーン多いもんねぇ
てか浜面さんおいしいとこもってかれすぎじゃね?
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/09/09(日) 20:56:30.37 ID:+RWUjueP0
>>173
確かにwww

スレタイ
ケルベロス「幻想殺しだと?」
の方がしっくりきたかもです。
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2012/09/09(日) 21:42:35.26 ID:9lLB8UkSo
>>174
それだとこの話で終わりみたいじゃないか
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/09/09(日) 21:57:09.20 ID:+RWUjueP0
>>175
えっ?
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/09(日) 22:04:04.18 ID:Ydcyx+/h0
>>176
ちょっw
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 22:38:18.00 ID:+RWUjueP0
お待たせしました1です。
上の流れは気にせず参りましょう。

179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 22:40:13.78 ID:+RWUjueP0
カミコロシテクレルワ!!カミジョウトウマァァァア!!

マズハ、ソノフザケタゲンソウヲブチコロス!!!


滝壺「はまづら、皆いたよ。気を失ってるだけ」

浜面「絹旗……フレンダ……インデックス……それに」









浜面「麦野。やっと帰ってこれたよ、お前のところに」







麦野「スー、スー」zzZ
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 22:43:13.34 ID:+RWUjueP0
浜面「何も心配なさそうな顔で寝やがって。初めて見たよ、そんな顔」

滝壺「きっとはまづらがむぎのの心配事を全部片付けてくれると信じてたんだよ。自分がやられた後のことを全部」

浜面「なんだよそれ。柄じゃねーこと考えやがって……」


浜面「ん?そういえば何で俺だけ無事だったんだ。皆インデックスの能力に守られたんじゃ」


滝壺「それはねはまづら。この子がはまづらの盾になってくれてたみたいだよ?」ヒョイ
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 22:44:13.69 ID:+RWUjueP0
スライム「」キュー

浜面「こいつは詰所んとこにいた……何でこんなところに」

滝壺「はまづらについてきたんでしょ?この子なりの恩返しだったんじゃないの?」

浜面「そうだったのか……ありがとな、おかげで俺は自分の強さを知ることができたよ」ヒョイ

カッ!!

浜面「えっ?」

…………

滝壺「はまづら?どうしたのはまづら!!」

182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 22:46:41.46 ID:+RWUjueP0
浜面「……あれ?どこだここ?滝壺は?麦野達は?」




「ここは君の精神の中だよ仕上」




浜面「あれ?お前はさっきのスライムじゃ」



スライム「そうだよ。仕上、君に助けられたスライムだよ」


浜面「スライムだよって……お前喋れんのか?その前に何で俺の精神の中にお前が」






スライム「それが君の能力なんだよ、仕上」

浜面「能力って……俺!?俺に能力何てあったの!?」
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 22:49:42.11 ID:+RWUjueP0
絹旗「ん……んー、イテテテ。あれ?滝壺サン何でここに……アレ?ワンちゃんは?あのたくさんあった氷柱は?」


インデックス「もう……もう食べられないんだよとーまー……ムニャムニャ」


フレンダ「アタタタ……結局何がどうなったって訳よ」



滝壺「はまづらから……浜面から小さいけど。確かに能力の反応が!」


184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 22:55:06.55 ID:+RWUjueP0
スライム「君には……いや、元々君たち人間には皆能力が与えられているんだ。それが、顕著に表れたのが能力者という存在なんだよ」


浜面「ちょっとまてよ!じゃあ何で今更能力が開花すんだよ」



スライム「君の能力は君自身に押さえつけられていたんだ。君の精神に触れてわかった。
幼い頃の父親の死。弱い自分を君はとにかく責めた。
いくら身体を鍛え上げても、自分自身の力を心から信じきれなかったんだ」


スライム「1%でも、自分の力を疑うものには能力は上手く発動しない。だから君には能力が開花せず。君の師匠である麦野はその力を落としてしまった」

浜面「麦野も?……!アイツまさか……」


麦野「彼女もまた、10年前から苦しんでいたんだよ。君の村を救えなかった己の無力をね」
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 23:06:50.05 ID:+RWUjueP0
浜面「そうか……やっぱアイツはあの事で悩んでたんだな。だから、1人で町のことを全てを抱え込んでたんだ。1人であのワン公とやりあってたしな」


スライム「彼女が救われた時、彼女の原子崩しは本当の力を解放するだろうね。10年前ドラゴンを倒した全盛期を遥かに超える本当の勇者の力を」


スライム「その為にも仕上。君はここで完全に能力を開花させなければならない。君自身の為にも。麦野を本当の意味で救う為にも」


浜面「それで……俺はこれからどーすればいいんだ?」



スライム「簡単な事さ仕上。君の能力はね、他の能力者と違い、ちょっと扱いが難しくてね。
決して1人では得られる力ではない」


スライム「僕の力をあげるよ。全部。僕の体はもう死んでるようなものだからね」



浜面「!!お前……」
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 23:08:26.24 ID:+RWUjueP0
スライム「いいんだ。僕は君に助けられなかったらあの場で死ぬ運命だったんだ。君を守るためにその命を使えたなら、本望なのさ」

スライム「君の力の源はね?君の力を心から認めた人や魔物達の心なんだ」


…………



インデックス「ん。……あれ!?ラーメン食べ放題はドコ!!!」ガバッ


絹旗「あっ、超気がつきましたかインデックスちゃん」


インデックス「さいあい?無事だったの!?しあげもフレンダも!?」


フレンダ「おかげさまで何とか生きてるって訳よ」
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 23:09:47.99 ID:+RWUjueP0
インデックス「よ、よかったーーー。……あれ?広場の氷柱が全部消えちゃってるんだよ?」


絹旗「あの勇者サンが全部超ぶっ壊しちゃったんですよ。……全く。あの人は何者なんですか。詰所で見た時は、新手の勇者詐欺だと思ったのに」




ハァクイシバレ!ケルベロス!!オレノコブシハチョットバッカシイテェゾ!!!


バキィッ!!


グハッ!!キッ、キサマ!!ナゼワレノチカラガツウヨウセヌ!!!
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 23:11:54.81 ID:+RWUjueP0
インデックス「とうまはね、右手に全ての異能、魔術を打ち消す『幻想殺し』を持ってるの。さいあいの窒素装甲も、しずりの原子崩しも、ケルベロスの氷も……全部消しちゃうんだよ。跡形も無く」


絹旗「全部消しちゃうって……何ですかそのトンデモ性能!!インデックスちゃんでも大概なのに、超チートってレベルじゃないですよ!!」


インデックス「私の能力はね、一度見た能力なら自分で再現できるの。威力はオリジナルより落ちちゃうけどね。

でも、中には再現できないものがある。とうまの幻想殺し、昔に一度だけみた、全ての攻撃を反射し、全ての力の流れを操る最強の矛と盾の能力。

他にもいくつかあるけどね。まだ見たことないけど、性質上真似できないものが」



絹旗「そんな能力……やっぱり才能に選ばれし伝説の勇者ってわけですか?」
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 23:14:37.87 ID:+RWUjueP0
インデックス「そうかもしれないね。でもね、さいあい。とうまはその力の源によって今まで苦しんできたんだよ」


絹旗「力の源?」





ケルベロス「ふ、ふははははは!!どうした上条当麻!確かに貴様には我の力が通用せぬ!!しかし、貴様の力では我を倒すことも出来ぬぞ!!」


上条「それはどうなんだろうな……俺はお前に力を見せたが、まだ切り札を見せてないんだが」


上条当麻の右腕から淡い青の光が煙のように発せられる。
光は集まり、右腕をある姿に型取り包んでいた。


ケルベロス「貴様……その右腕!!その姿!!その力!!そうか……わかったぞ貴様の力の秘密が!!!!」







インデックス「とうまの力の源はね……大昔、世界を滅ぼそうとした魔王『竜王』の魂なんだよ」
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 23:16:03.54 ID:+RWUjueP0
ユラァ


上条当麻「相手が悪かったなケルベロス。なんていうか不幸っていうか。








……ついてねーよな。お前。












本当に、ついてねーよ」

グシャァァァァァァァ!!!!!!
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/09(日) 23:16:12.91 ID:ZufZgOfL0
削板の能力も真似出来るのかな
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 23:18:01.87 ID:+RWUjueP0
絹旗「ワ、ワンちゃんが超思いっきり殴り飛ばされました……何ですかあの右腕!!!まるでドラゴンの頭のような……」


インデックス「『竜王の顎』。とうまに宿った竜王の力の一つなんだよ……初めてあった時から数えて、見たのは二回目かも」


フレンダ「ただの右ストレートが半端ない威力な訳よ……どんな異能の守りも通用しない攻撃なんて結局反則なわけよ!!」

193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 23:20:27.52 ID:+RWUjueP0
インデックス「でもね……とうまは幼いころからその力によって周りから忌み嫌われていたんだよ。
村に災いをもたらす厄病神、世界を滅ぼす竜王の化身だって」



インデックス「私が教会の指示を受けて、とうまの保護に向かった時、私の目の前でとうまは記憶を失った。村を襲い、焼き払おうとした『魔王の使い』と1人で戦い、相打ちになって」



インデックス「そんなとうまを村の人は更に追い詰めた。村が襲われたのはコイツのせいだって。だから私はとうまを村から連れ出し、勇者へと導いた」



インデックス「伝説の勇者の素質を持っていても、人間の中では異質中の異質。英雄は戦いが無ければ、忌み嫌われるものなんだよ」
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 23:22:34.52 ID:+RWUjueP0
絹旗「そんな……自分達を救ってくれた人間まで厄介者扱いするなんて……超あんまりじゃないですか!!」


フレンダ「結局人間なんてそういうもんってわけよ。都合のいい時だけ力を持つ者を頼り、用がすんだらハイサヨナラ」


インデックス「それでもとうまは村の人を責めることはなかった。魔王がいるから人の心が荒んでいく。魔王さえ倒せば世界は平和になる。それが俺にできる可能性があるならとことんやってやるんだって」
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 23:24:23.25 ID:+RWUjueP0
上条「どうしたよケルベロス。木原に言われてんだろ?俺を殺せって。やれよ……やってみろよ!!!」



ケルベロス「古き時代の『竜王』の力か……そんなものをたかが人間が受け継いでいるとは。
……仕方ない」ダッ!!



インデックス「ケルベロスが崩壊した時計塔の瓦礫の山の上に!!」

上条「!?逃げるのか!!」




ケルベロス「逃げる?我にそんな行為は存在せぬ。よもやこれまで。潔く散るとしよう」


ケルベロス「貴様全員道連れにしてやるがな!!!!!」コォォォォ

上条「!!!!」
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 23:26:39.34 ID:+RWUjueP0
インデックス「ケルベロスの魔力がドンドン高まっていくんだよ!!でもおかしい……あんなメチャクチャな上げ方じゃあケルベロスの身がもたないんだよ!!……まさか!!」


フレンダ「自爆する気!?」レイ!!


絹旗「滝壺!!浜面はまだ起きないんですか!?」



滝壺「はまづらの能力の反応が……すごく波打ってるの。とても脆弱で。とてつもなく強大で。はまづらは今、自分自身と対話しているんだよ」
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 23:27:59.76 ID:+RWUjueP0
スライム「仕上。よく聞いて。僕の力はとても弱い。それこそ魔物の中でも一番。でもね仕上。僕の力を……そして自分の力を信じて!その心が僕の力を何倍にも引き出すんだ」


スライム「君の強さは仲間や魔物との絆の強さなんだ。僕はただのきっかけでいい。仕上の力を目覚めさせるための鍵でいいんだ」





浜面「うるせぇ……」

スライム「えっ?」
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 23:29:37.23 ID:+RWUjueP0
浜面「きっかけだ?力を目覚めさせるための鍵だぁ?そんなの関係ない。関係ないんだよ!!

お前は俺を助けてくれた。絆なんざそれで充分だ。一緒に戦ってくれるんだろ?
たとえ力なんざ無くてもなぁ、お前はもう、俺の仲間だ!!!」



スライム「し、仕上……」

浜面「行こうぜスライム……おっと。なんだか味気ないな。お前名前は?」


スライム「名前?仲間なんて……」


浜面「ないのか?じゃあ俺がつけてやる。お前は今日からスラ坊だ。行こうぜスラ坊!!俺たちの仲間が待ってんぞ!!」

スラ坊「うん……うん!!!」


カッ!!!
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 23:31:16.32 ID:+RWUjueP0
ケルベロス「我の命と引き換えにこの町を絶対零度の地獄へと変えてくれる!!貴様らは我等にとって危険過ぎる!!我等が魔族の悲願の為、ここで我はその礎となろう」
コォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ


インデックス「凄まじい魔力が渦巻いてるんだよ!!ホントに自爆する気なんだよ!!」


上条「俺の幻想殺しで防ぐしかない!!皆!俺の後ろに!!」





ケルベロス「甘いな上条当麻よ。我の捨て身の力を舐めるなよ?
未熟な貴様の力では、抑えきれぬほどの力だ。万が一貴様が耐えたとしても生き残るは貴様だけだ」
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 23:34:11.71 ID:+RWUjueP0
絹旗「浜面!!早く起きてください!!いつまで超寝てんですか!!」




フレンダ「ここまで来て何力尽きてるってわけよ!!あんたがここまで私達を引っ張ってきたんでしょ!!」




滝壺「はまづらの力の波が安定してきてる……でもこのままじゃあ間に合わない






「どきな……滝壺」


絹旗「!!!」

フレンダ「む、む、」

滝壺「むぎの……目を覚ましたんだね……」







麦野「いつまで寝てんだよ仕上。こんな場所でグッスリ寝るような行儀の悪りぃ男に育てた覚えはねーぞこの野郎ォォォォォォォォォオ!!!」










「あぁ、そりゃあ悪かったなぁ。麦野」」
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 23:36:33.82 ID:+RWUjueP0
ブワァァァァァァァァァァァァァァァァァァア!!!!!



ケルベロス「起きたか浜面よ……大きな力を感じる。我との闘いで大きく成長ようだな。
敵とはいえ、貴様の成長する姿を見るのは心が踊るようだ……
しかし、今度こそ別れだ」
コォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオ!!!!













「いーや!!!まだまだお前には付き合ってもらうぜワン公ぉ!!!お前には、俺と一緒に皆を守ってもらわねーとなぁ!!!」


ケルベロス「!!!き、貴様!!いつの間に我の後ろに……」

202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 23:39:57.90 ID:+RWUjueP0
絹旗「フレンダ……今の見えましたか?」


フレンダ「全然……浜面の目が覚めたと思ったら、変な機械が出てきて……浜面が機械に乗った瞬間に消えた訳よ」



インデックス「あれってバイクって乗り物なんだよ?昔の本で見たことある。アレイスターが出てくる前の文明の機械だって。
……何か浮いてるけど」


滝壺「むぎの?どうしたの、すんごい笑顔だけど。怖いよ?嬉しいの?」





麦野「嬉しいに決まってるでしょ……愛弟子があんなでっかい男になっちゃったんだから!!!」
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 23:42:40.85 ID:+RWUjueP0
ケルベロス「貴様……それは魔具か!!先ほどまで無能力者であった貴様がなぜそんなものを!!」


浜面「話は後で、俺ん中でゆっくり話そうぜワン公ぉ。今はお前にトドメを刺すのが先だ。
俺は最初に言ったよなぁ。


















お前を生きては帰さねぇ」
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 23:44:25.05 ID:+RWUjueP0
ケルベロス「……ここまでか。よかろう、この首。貴様にくれてやる。さらばだ浜面よ」



浜面「いいや。また会えるさ。またな、ワン公」ブン



ズシャァア!!!!!!

ゴトン。
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 23:48:15.91 ID:+RWUjueP0
ケルベロス戦終了です。



展開が早すぎた気がする……

まぁ主人公補正で強くなった浜面の活躍でトリを飾ることができました。


続けてほんの補足的な説明がてら、エピローグの途中まで投下します。
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/09(日) 23:49:07.59 ID:wEvDAcvu0
乙〜、
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 23:52:00.21 ID:+RWUjueP0
「……ここはどこだ?我はあやつに殺されたハズでは……



浜面「あぁ。確かに俺が殺したな。首を剣でスパっとな」



「浜面!!貴様がなぜここに!いや、それよりもここはどこだ!!」




浜面「ここは俺の精神の中らしい……俺もよくわかんねーけどな。まぁそういきり立つなよ。ゆっくり話そうぜワン公……いや、ケルベロス」



ケルベロス「……ふん、少しくらいは相手をしてやろう」
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 23:53:51.01 ID:+RWUjueP0
ケルベロス「それで……先程の力はなんだったのだ?あれは我等魔族の力を込めた魔具に見えたのだが……見たことない形をしていた」



浜面「さぁな。俺にもよくわかんねーよ。ただ一つ、あれは俺とスラ坊の力だ」


ケルベロス「スラ坊?そうか。それが貴様に力を貸したのだな!一体どんな強者が……」


スラ坊「こんにちわ、ワンコさん!!」






ケルベロス「…………はっ?」
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/09(日) 23:55:38.46 ID:+RWUjueP0
ケルベロス「浜面よ……我を愚弄する気か?」


浜面「ん?いや、全然。普通にスラ坊と一緒にお前を倒したんだけど」

ケルベロス「スライムだぞ!!スライム!!人間の子供といい勝負の魔物だぞ!!テメンニグルの門番であり、地獄の番犬と恐れられる我がスライムに負けたのか!?」


浜面「ん?ああ、負けたな。あんときは力加減わからなかったから、全速力で突っ走ってたからなぁ。一瞬で終わったよな」



ケルベロス「そんな……我が……大悪魔である我が……スライムに……」

スラ坊「そんな落ち込まないでよワンコさん。大丈夫!いいことあるよ!!」


ケルベロス「もうやだ……もう塔に帰りたい……」






浜面「いや、帰れないけどな。一応お前死んでるから」
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 00:05:35.36 ID:+PaYrZDQ0
中央広場


絹旗「ワンちゃんを倒したと思ったら、ワンちゃんが消えて浜面がまた超寝ちゃいましたよ」

フレンダ「結局寝る子は育つって訳よ。……今日だけでどんだけ育ったのかわからないけど」

滝壺「はまづらからあのワンちゃんの力を感じる……はまづら、もしかしてあのワンちゃんと対話してるのかな」


麦野「まぁ、今日くらいはいくらでも寝かしつけてあげるわよ。何ならここにいる女全員で添い寝でもしてあげたら?
バチは当たんないわよ多分」


絹旗「お断りです」
フレンダ「それはない」
滝壺「むぎの、それは応援できない」


麦野「私が言うのも何だけどかわいそうなヤツよね、コイツ」ハァッ


浜面「スピーzzZ、スピーzzZ」
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 00:07:05.98 ID:+PaYrZDQ0
インデックス「しあげの能力は多分「魔物使い(モンスターマスター)」の一種なんだよ」


インデックス「かなり珍しい能力で、魔物と心を通じ合い、魔物と共に戦闘を行う能力。魔物の技を使うこともできるんだよ」
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 00:09:38.40 ID:+PaYrZDQ0
インデックス「だけどしあげは違う。しあげは魔物を魔具に変換させ、それを自由自在に使役していた。
あのバイクは、しあげが魔物の力を具現化させ、乗りこなしたものなんだよ」


インデックス「あんな能力見たことも、私の「魔道書館」にも情報がない。全く未知の力なんだよ。

とうまの幻想殺し。
世界の事象を操る能力「ベクトル変換」。
この世界にない物質を作る能力「未元物質」。
どれも激レアな能力で私にも再現できない能力だけど、それに並ぶ能力かも」



インデックス「魔物、魔獣、悪魔。もしかすると天使や魔王すらをも使役し、その力を魔具として具現化させ、使いこなす能力。名前をつけるとしたらーーー」

213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 00:12:07.87 ID:+PaYrZDQ0






浜面「『幻想使役』《エビルドライバー》ってとこか。ネーミングセンス的に自信はないがな」





214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 00:21:12.14 ID:+PaYrZDQ0
投下終了です。

ついに浜面の勇者としての能力が判明しました。


某デビルハンターのパクリとか無しです。

浜面は乗り物だからセーフです。

あと能力名がしょぼいもなしです。


一応、次回の投下でこの話は終了の予定です。

続きは別タイトルでやりたいんですが……いいんかな?

あと構想としては

総力戦での空中&地上戦
アイテムメンバーによる一人一殺戦

などがありますが、皆さんの意見も参考にしたいと思いますので遠慮なくどーぞ。

誰VS誰とかは多分無理なのでご了承ください。

215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/09/10(月) 00:35:53.64 ID:GEz5zrXDO
別のタイトル立てるは必要ない。人間として屑浜面もどい最低な屑勇者はここの冒険は終焉。永遠に
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/10(月) 03:18:28.67 ID:9kG5LYES0

この浜面なら心から応援できるわぁ。
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 13:43:57.43 ID:+PaYrZDQ0
こんにちは、1です。

時間ができたので投下しときます。

このスレではおそらく最後の投下です。

>>191

インデックス「すごいパンチなんだよーーーーーーーーー!!!!!」

うん、違和感ないですね。真似できます。

>>215

浜面「俺たちの冒険はこれからだ!!」

>>216
応援ありがたいです!!!
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 14:14:16.45 ID:+PaYrZDQ0
ケルベロス「なるほどな。我等を使役し、我等の力と貴様の力を掛け合わせることで、本来の魔具とはまた違ったものが現出するということなのだな」



浜面「多分そういうことだ。きっと、その魔物の力を最も俺に合った形状にしてくれるのが俺の力の役割なんだろうな。スラ坊の魔具はめちゃくちゃ使いやすかったぞ。
初めて乗るのに、体が運転の仕方を覚えているような感覚だった」



ケルベロス「魔具とはそういうものだ。使用者の魂に直接使用法を叩き込む。本来人間が魔具を使えば、たちまち魂が砕けてしまうものなのだがな」
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 14:15:46.69 ID:+PaYrZDQ0
浜面「とんだチート能力に目覚めたもんだな俺は。まぁ、仲間が……スラ坊やお前がいなければ何もできないようなもんだが」


ケルベロス「ふん。心配せずとも貴様の真の強さは能力ではない。言ったであろう、ただの人間でありながら、二度我を追い詰めた貴様を、我は認めているのだと。

……ちょっとまて。お前というのは我を指しているのか?」



浜面「ん?他に誰がいんだよここに。スラ坊とお前しかいないだろ?」
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 15:55:11.79 ID:+PaYrZDQ0
ケルベロス「貴様……我の力をも使役するつもりか!!」


浜面「使役っていうのはなんだかなぁ。こき使ってるみたいで好きになれんが。
まぁ根本的には同じ意味かな。俺はお前に一緒に戦ってほしいんだ」


浜面「俺の仲間……そして俺が旅立つ先にいる人達を守るためにな」
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 15:58:02.85 ID:+PaYrZDQ0
ケルベロス「ほう……旅立つのか浜面。新たな勇者の誕生という訳だな?」



浜面「俺が勇者?」




浜面「違う違う。俺は世界を救う、勇者サマなんて柄じゃないよ。ただ単に……」


「世界を旅してみたいだけさ。もちろん行く手を塞ぐ者は、魔王アレイスターだろうがぶっ倒すだけだけどな」


ケルベロス「……ククッ。それを人間共は勇者と呼ぶのではないのか?まぁよい。それで我の力を欲するのか」


浜面「ああ。何だかんだでお前はいいヤツそうだしな。敵で無くなれば、いがみ合う理由も特に見当たらない」



ケルベロス「お断りだ小僧。




……と、言いたいトコロだかな。あいにく我は貴様を認めてしまっている」
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 16:02:23.37 ID:+PaYrZDQ0
「我はテメンニグルの番犬ケルベロス」



「力無きものには安らかなる死を与え」



「力有するものには更なる力を与える存在」



ケルベロス「力が欲しいか小僧?」



浜面「あぁ……欲しいな。皆を守る為の更なる力が」



ケルベロス「よかろう。力が欲しければくれてやる!!」



「テメンニグルの番犬ケルベロス。貴様を主として迎えよう!!存分に我が力、扱うがよい!!!!」




カッ!!!


ブワァァァァァァァァァァァァァァァァァア!!!!
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 16:08:55.06 ID:+PaYrZDQ0
中央広場



絹旗「」

フレンダ「」

滝壺「」

インデックス「」

上条「」



麦野「おはよう仕上。ゆっくり寝れたのかしら?」フフッ

浜面「寝てた訳じゃねーよ……おはようというか……」




「ただいま麦野」

「えぇ、おかえりなさい仕上」
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 16:10:21.48 ID:+PaYrZDQ0
ケルベロス「感動の対面というヤツか。ん?どうした上条当麻、小娘達よ」


絹旗「ふ、ふ、ふ、ふ……」プルプル


ケルベロス「ふ?」






絹旗「超ワンちゃんが復活しましたーーーー!!!!!」ギャーーー!!!


フレンダ「しかも頭三つとも戻ってるってわけよ!!結局また最初からやり直しってわけよーーーー!!!」イヤァーーーーーー!!!

滝壺「あ……私もう探査能力限界だから……皆頑張ってね……」パタンッ

インデックス「りこうが倒れたんだよーーーーー!!!!!」

上条「ああ!!そういえば上条サンを探し出すのに力を出し切ったって言ってましたーーーーーー!!!!」
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 16:13:12.06 ID:+PaYrZDQ0
ケルベロス「相変わらず騒がしいな小娘ども。少しは慎みを覚えたらどうだ?」フゥッ



浜面「いや、お前がいきなり出てきたらそらビックリするわな?てかあんな死闘を経験させられた側としては大パニックだ」

麦野「浜面。祝勝会がてら、ご飯食いに行くわよ。
……あ、私今腕ねーから食えねーや。浜面、私にアーンしなさい」



滝壺「む、むぎのが……デレた……」パタンッ
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 16:15:41.08 ID:+PaYrZDQ0
インデックス「りこうーーーーーーーーー!!!!」


上条「おのれケルベロス!!お前の仕業か!!!」


ケルベロス「我のせいにするな上条当麻。何なのだ全く」




絹旗「と、と、と、とりあえず窒素装甲を……あ、私も超ガス欠です……やだーーーー!!超まだ死にたくないですーーーーーーー!!!!」ビエーーーーー!!!


フレンダ「け、け、け、結局こうなったらこの広場ごとこの特製フレンダ印の地球破壊爆弾でーーー!!!」


浜面「せっかく全員生き延びたのにトドメをお前が刺すな!!」
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/10(月) 16:45:11.14 ID:hCh3IQ5W0
浜面がポケモントレーナーになりました
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 16:52:09.84 ID:+PaYrZDQ0
次の日

浜面「んーよく寝た。さてと……ん?」ムニュ


麦野「スヤスヤ」ムニュムニュ




浜面「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!」

「おれは昨日の夜、町中総出で祝勝会を終えたあと
家に帰り、自分のベッドで寝ていたと思ったら
いつのまにか麦野が俺の横で添い寝していた!!」

「な…何を言っているのか、わからねーと思うが、俺も何が起こっているのかわからなかった。
頭がどうにかなりそうだった…あの手の感触は夢だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねぇ!!
もっと恐ろしい、とても柔らかい感触を味わったぜ」


麦野「簡単に言うと?」

浜面「おっぱいがとっても柔らかかったで……」ダラダラダラ
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 16:53:21.39 ID:+PaYrZDQ0
麦野「はぁぁまづらぁぁ……」


浜面「ご、ゴメンなさい……は/ま/づ/らは勘弁してください麦野サン!!!」ガタガタガタガタ








麦野「何言ってんのよ仕上……揉みたいなら好きなだけ揉めばいいのに」

浜面「ゴメンなさいゴメンなさいゴメンなさ……へ?」ピタッ
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 17:21:03.98 ID:+PaYrZDQ0
麦野「いやー、英雄色を好むっていうじゃない?昨日せっかく頑張ったんだし、師匠として褒美に弟子の童貞くらいもらってやろうかなぁーって思って?
夜這いしてやろうかなぁーって思ったけどあたし今腕ねーじゃん?
だからあんたが起きてからあんたの好きにヤらせてあげようと思って」テヘペロ♪



浜面「す、好きにヤらせてあげようって麦野サン……あんたと俺は姉弟みたいなもんであって……」プルプルプルプルプルプルプルプル



麦野「姉弟の前に男と女よ仕上……それに私、あんたの横で添い寝していたら体が熱くなってきちゃって……自分で弄ろうにも腕ねーし」モジモジ







「……責任とってくれるわよねぇ?し・あ・げ?」ウルウル


浜面「よ、よろこんでーーーーーー!!!」ルパンダイブ!!
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 17:32:56.80 ID:+PaYrZDQ0
麦野「はいドーン」ブン バキャァッ!!

浜面「グァァァァァァァァアアアアアアア!!!!」ボキッ!パリーン!!ドサッ!!
ギャフンッ!!







麦野「絹旗!タイムは!!」


絹旗 カチッ「浜面起床より8分37秒!!10分の壁を簡単に超えましたよ麦野!!!」

フレンダ「あーーー!!!せめて10分はもつかと思ったのに!!結局麦野の一人勝ちって訳よ!!」ガーーー!!



麦野「ふっふっふ。腕ないくらいじゃあ私の魅力にはさほど影響しないってことよ。
しかも、抵抗できない。さらに言えば発情してるのに自分で発散できないっていう二弾要素が男の思考を更に狂わせるの」

滝壺「フムフム」カキカキ
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 17:35:24.87 ID:+PaYrZDQ0
絹旗「浜面窓の外に超落ちちゃいましたねー。どうします?」


麦野「ほっといていいわよ。それより朝ご飯食べに行きましょ?私誰かに食べさせてもらわないとご飯食べられないのよ」

フレンダ「あれ?何だろこの気持ち……何かキュンと」ドキドキ

滝壺「頭大丈夫?フレンダ?」

スタスタスタスタ



……



上条「お前も苦労してんだな、浜面」

浜面「わかってくれたかい大将」

上条「ああ。それにしても……散歩中に上から浜面が降ってくるなんて……不幸だ」パタン

浜面「わかっていたさ。例え罠だとわかっていても……あの乳の魔力には逆らえなかった……恐るべし、むぎ乳……」パタン
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/10(月) 17:46:29.23 ID:ao2tBWuC0
かっこいいといったがやっぱもげやがれぇぇぇ
うらやましす。

234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 17:47:39.41 ID:+PaYrZDQ0
ちょっと休憩です。

このスレ最初にして最後の濡れ場をお届けしました。限界です。

次回最終回です。
とりあえず次スレに向けて準備してるので興味ある人は楽しみにしててください。
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/10(月) 17:49:21.04 ID:hCh3IQ5W0
最終回・・・だと・・・!
乙!!!!!!!
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/10(月) 17:54:40.89 ID:nEzqcfbDO
やっぱり浜面は超浜面ですね
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/10(月) 17:58:09.61 ID:ao2tBWuC0
乙 楽しみに舞ってる
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/10(月) 18:53:55.08 ID:EoKsF8lDO
面白いから期待

機会があれば原作は読んだ方がいいとは思う。


後、変なのは気にせずがんばれ
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 18:56:07.19 ID:+PaYrZDQ0
こんばんわ。1です。

今回の投下が最後になります。


>>233
>>236
まぁ基本は浜面ですから。

>>235
>>237
最後までありがとうございました。

240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 18:58:55.98 ID:+PaYrZDQ0
>>238
期待に答えていきたいです!!
まぁ変な人も見てくれてるってことで!

それでは開始します。
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 19:01:03.12 ID:+PaYrZDQ0
…………


浜面「行くのか上条。インデックス」


上条「ああ、世話になったな浜面、麦野」


麦野「対したことはしてないわよ、伝説の勇者サマ」


上条「やめてくれよそんなの。俺はただの勇者さ。世界各地にいる勇者のように、アレイスターを倒すために旅をする、な……」


インデックス「しずり……その両腕……」

麦野「ん?ああ、大したことないわよこんなの。まぁ、さすがに守備隊からは退役かな。もう退役届け出しちゃったし」ハハハ

浜面「麦野……」






「心配はいらないよ、インデックス」

「新たな勇者が生まれたと聞き、参上いたしました」
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 19:03:11.44 ID:+PaYrZDQ0
上条「お前らは……!!」


インデックス「す、ステイル!!かおり!!」



ステイル「初めまして浜面仕上。僕はステイル
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 19:04:23.44 ID:+PaYrZDQ0
上条「お前らは……!!」

インデックス「す、ステイル!!かおり!!」


ステイル「初めまして浜面仕上。僕はステイル
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 19:07:53.75 ID:+PaYrZDQ0
上条「お前らは……!!」

インデックス「す、ステイル!!かおり!!」


ステイル「初めまして浜面仕上。僕はステイル・マグヌス。
その子と同じ。教会所属の魔術師さ」

神裂「同じく教会所属。聖人の力を持たせていただいています、神裂火織です。以後お見知りおきを」


インデックス「何で二人がここに!!もしかして……」


ステイル「ああ、新たな勇者の力を持つ者、浜面仕上の力を見極めるため」

神裂「そして、勇者、麦野沈利の復活と更なる力を与えに参りました」
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 19:10:38.66 ID:+PaYrZDQ0
…………


麦野「……っで?私の復活ってどうすんのよ」


神裂「こちらで最上級の治癒能力者を用意しております。彼の場合、能力とは言えないかもしれませんが」


神裂「『冥土返し』という名を聞いたことがありませんか?彼ならば、腕の一つや二つ。ついでにその目の視力をも回復できるでしょうね」


麦野「世の中広いのね……チート能力が溢れているわ。っで?更なる力というのは?」


神裂「こちらの神具をあなたにお渡しします。とはいえ、使いこなせるかはあなた次第ですが」


神裂「神具『アルテミス』。使いこなすことができれば、今までとは比較にならない力をあなたは得るでしょう」


神裂「最も……あなたは先日の戦いで既に。自分の壁を一つ乗り越えていたみたいですがね」


麦野「あら、バレてたのね」
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 19:13:08.04 ID:+PaYrZDQ0
第一の町はずれの草原


浜面「それで?力を見極めるってどうすりゃいいんだ?」


ステイル「簡単なことさ。僕に君の力を見せてくれればいい。何なら少しくらい手加減はするよ?」



浜面「はは、そりゃありがたいな。俺もまだこの力を使いこなせてはいないんだ。練習相手がいるのは助かる」


ステイル「本気でこないと火傷するよ。僕を殺す気で来てごらん。じゃないと君の力を見極められない」




浜面「そっかぁ。じゃあ遠慮なく行くか。ケルベロス」

「そこの小僧……我にそんな口を利いたこと……後悔するなよ?」


ステイル「!!!」


カッ!!

ブワァァァァァァァァァァアアアアアアアア!!!!!!
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 19:15:22.14 ID:+PaYrZDQ0
ステイル「な、なんだその機械は……乗り物なのか!?それが君の力か!!!」









浜面「おお、お前もバイクタイプかケルベロス。スラ坊よりはさすがにかなりデカイけどな」


ケルベロス「当たり前だ。我とあのスライムでは格が違うのだ」
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 19:17:49.84 ID:+PaYrZDQ0

ケルベロスの力を現出させ、具現化した魔具は、太古の乗り物でいう大型、それも全長3mを超えるほどの超大型バイクの形をしていた。

全体的に、淡い青色で冷気を帯び、タイヤには氷柱の力を宿したスパイク。
サイド部にはケルベロスの牙の力を宿した2本の剣。

排気口からは強烈な冷気を発し、フロントサイド部には、大口径の機関砲が装備されていた。


浜面「こりゃ凄えな!!剣が備えつけられてるし、最近開発されたと聞くゴツイ銃ってヤツもついてる。至れり尽くせりだな全く!!


ケルベロス「さてと……どうした小僧。何なら少しくらいは手加減してやろうか?」
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 19:22:54.70 ID:+PaYrZDQ0
ステイル「……舐めるなよ新米勇者風情が!!『イノケンティウス』!!!!!」



ボゥァァァァァァアアアアアアアアアアアアア!!!!



浜面「あれはインデックスが使った炎の巨人……そうか。お前がオリジナルだったんだな」


ケルベロス「くっくっく。中々どうして……浜面よ。貴様に従うてよかったよ。世界にはまだまだ強者がいるものだ」



ステイル「僕の力は『魔女狩人』。こいつは魔女狩りの王イノケンティウスさ。先程の非礼を詫びるよ。僕は全力で君を殺す。
頼むから死なないでくれよ?君の力は世界の大きな助けになる」

浜面「まぁ、やれるだけやってみるよ。じゃあやるか、ケルベロス」ギュッ!!

ウォン!!!ウォン!!!……ウォォォォォォォォォォォン!!!!!!!
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 19:26:31.39 ID:+PaYrZDQ0
…………



麦野「治療はありがたいけど……私は勇者に戻るわけにはいかないわ。この町を守らなきゃ」



「なーに言っちゃってるんですか麦野!!!」


「本当は、浜面と一緒に行きたくて行きたくてしょうがないくせにってわけよ!!」


「むぎの。私達ははまづらとむぎのについていくよ」




麦野「あんた達……」

251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/10(月) 19:28:25.10 ID:aNHvNSVL0
うちの氷華ちゃんの出番あるかな(´・ω・`)
村人Aぐらいでも出てくれたらうれしいなって。・・・氷華ちゃんのss登場率の低さは異常
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 19:28:49.08 ID:+PaYrZDQ0
絹旗「守備隊の皆を舐めちゃダメですよ麦野!!麦野がいなくても、彼等なら超守ってくれます」


フレンダ「結局、あの戦いでも誰も犠牲者を出さずに守りきってるわけよ!!さすが私の先輩たち!!」


滝壺「むぎのも私の力がないと困るでしょ?いこ。むぎの」


「隊長!!あとは俺らに任せてとっとと守備隊引退しちゃってくださいよ!」


「勇者がこんな町でくすぶっててどうするんですか隊長!!」




麦野「あんた達……」
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 19:32:19.18 ID:+PaYrZDQ0
浜面「教会まで腕治しに行くんだろ?送ってくぜ麦野?後ろに乗れよ」
ウォン!!ウォーン!!

麦野「浜面……あんたまたえげつないバイクに乗ってるわねホント」




神裂「どうでしたかステイル。彼の力は」

ステイル「どうもこうもないさ……完敗だよ。君ですら危ういんじゃないかな」

神裂「ふふっ。それはそれは……上条当麻以来の逸材に巡り合えましたね」

ステイル「全くだ」
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 19:35:17.74 ID:+PaYrZDQ0
絹旗「これがワンちゃんの力ですか……やっぱ凄いんですねワンちゃん!!」


ケルベロス「当然だ小娘。貴様は中々理解が良いな。特別に我に乗せてやろう」フフフ


絹旗「ホントですか!!超ワーイ!!」ヨイショ


フレンダ「私にも乗させてってわけよ!!」ホッ!


滝壺「麦野。いこ?」ンショ



浜面「そっか。まだ腕ないままだから乗れないんだな。よっと」



麦野「!!!は、はまづら!!なにしてんだてめぇ!!」カァァ
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 19:39:23.57 ID:+PaYrZDQ0
絹旗「超お姫様だっこですね」


フレンダ「照れてる麦野がかわいいわけよ。ホントかわいい……」ドキッ


滝壺「フレンダ。冥土返しに見てもらおっか。ついでに」




麦野「はなせ馬鹿!!馬鹿面!!……重いでしょ馬鹿」

浜面「生憎お前に散々鍛えられたからなぁ!!よっと。準備はいいか?お前ら!!」



絹旗「超オッケーです!!」サムズアップ!!

フレンダ「バッチリって訳よ!!」

滝壺「しゅっぱつしんこー」オー

麦野「ったく……事故ったら承知しないわよ」ポスッ

ケルベロス「では参ろうか浜面。世界の果てまでの長い旅だ」






浜面「ああ、そんじゃあ行くとするか!!麦野を治し!!世界を見によぉ!!!」



おわり。














fin ←ピッ

???
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 19:56:30.86 ID:+PaYrZDQ0
投下終了です。

今までありがとうございました。

少ししたら新タイトルでスレを立てます。

URLを貼るので、このスレを見てる方は、できたらこのスレから次スレにいってほしいです。
理由は22時ごろまでにはわかります。

それでは次スレで会いましょう。さようなら。
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/10(月) 20:16:51.47 ID:uHcko8Ep0

次章も楽しみにしてる。
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sege]:2012/09/10(月) 20:33:49.91 ID:SS4NvvKH0

次も楽しみにしてる
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2012/09/10(月) 21:00:59.60 ID:2vNbVfwdo
豚カツ乙カレー!
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 21:35:11.21 ID:+PaYrZDQ0




…………




ザッ、ザザッ、ジジジッ!





アレイスター「役者は次の舞台へ移ったようだな。次の物語へと繋がる少しの間。少し我らの話をさせてもらおうか」





ザザッザザッザァァァァァァァァァァァァァ、プツン!!!
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 21:38:14.91 ID:+PaYrZDQ0
…………


ブンッ!!ジジジッ!!ジジッ!!





世界の果て 窓のない巨城



カッ、カッ、カッ、カッ




ガチャ





木原数多「よう。戻ったぜぇ、アレイスター」




アレイスター「ご苦労だったな数多よ。どうだ?幻想殺しの力は」
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 21:39:34.72 ID:+PaYrZDQ0
木原数多「どうもこうもねーよ馬鹿野郎ぉ。まだまだひよっこじゃねーかあんなもん。……まぁ見所はあるがな」フッ



アレイスター「そうか。それはなによりだ。それと、あの実験体の行方はどうなった?」



木原数多「実験体?んなもん多すぎてどれのことだかわかんねーよ!!」
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 21:41:12.29 ID:+PaYrZDQ0
木原数多「まぁ、一方通行のことだろうがな。アイツの行方ならわかんねー。
ったくあのクソ餓鬼が。せっかく俺が天使と悪魔の魂を組み合わせ、赤ん坊の時に植えつけ、最強の能力者を作り出してやったのによう。
とんだ反抗期だよ全く」


アレイスター「ふふ。まぁよいのだよそれで。幻想殺しと一方通行の真の力。
それが私のプランの要となるのだからな。今は放っておくがよい」


木原数多「相変わらずなに考えてんのかわかんねーヤツだかお前は」


アレイスター「一応私の部下という役職なのだがね君は」
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 21:43:38.83 ID:+PaYrZDQ0
木原数多「あ?敬語でも使って欲しいのか馬鹿野郎。ああ。そういやケルベロスがやられたみてぇだ。俺のペットのくせにあっさりやられすぎなんだよ使えねーなーあの犬」


アレイスター「君の『猟犬部隊』なんだ。部下は大事に使ってくれたまえよ」



木原数多「あー、肝に命じとくわ。ないけど。そんで、これがケルベロスを倒したっていう新しい勇者のデータだ」ホレ



アレイスター「浜面仕上か……魔物の力を操る能力……興味ないな」



木原数多「いいのか?放っておいて」
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 21:45:23.10 ID:+PaYrZDQ0
アレイスター「暇な時に気が向けば多分刺客を送るさ。私の創り出した魔物を操ったところで私に敵うはずがなかろうに。使えない能力だ」



木原数多「知ってるかアレイスター。窮鼠猫を噛むって言葉。舐めてると痛い目見ることになるんだぜ?」



アレイスター「ふふ。それもそうだな。肝に命じておくよ。ないけど」ポイッ



パサッ……
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 21:46:59.61 ID:+PaYrZDQ0
『勇者・能力者素養格付』





上条当麻Lv15
能力「幻想殺し」
危険性 最警戒人物






一方通行Lv60
能力「ベクトル操作」
危険性 最警戒人物







パラッ…………
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 21:48:31.50 ID:+PaYrZDQ0




垣根帝督Lv55
能力「未元物質」
危険性 要警戒人物






御坂美琴Lv25
能力「超電磁砲」
危険性 要警戒人物






麦野沈利Lv25
能力「原子崩し」
危険性 要注意人物







ビューーーーーーーーーーー!!
パラパラパラパラパラパラパラッ…………パラッ
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 21:49:44.40 ID:+PaYrZDQ0









浜面仕上Lv15
能力「幻想使役」






危険性 特に無し



269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 21:55:28.41 ID:+PaYrZDQ0









新しい物語が解放されました。




fin



To be continued
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/09/10(月) 21:57:09.27 ID:+PaYrZDQ0
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/09/10(月) 22:01:38.54 ID:+PaYrZDQ0
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/10(月) 22:03:42.66 ID:+PaYrZDQ0
どうやってURL張るんだーーーー!!!

てわけで、新タイトルは

浜面「俺は勇者なんかじゃないさ」です。

最後少しくらいかっこつけよと思ったらこの有様だよ!!!
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/10(月) 22:09:44.20 ID:d9OuTc3k0
削板はLv50ってところか
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/11(火) 07:05:40.67 ID:fRaBYDRDO
つぎすれなんだよ!
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1347281517
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/11(火) 07:11:22.89 ID:fRaBYDRDO
飛べない…だと?orz
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1347281517/
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