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百合子「オリジナルなンだもン!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 19:42:45.17 ID:1PeUCg4K0
芳川「君もずっと培養機の中にいるのは退屈よね」

???「ハンッ!なんだァ?そりゃ…俺に対する嫌味か!?」

芳川「違うわよ。ただの会話。」

???「会話にしちゃァ随分とバカにしてるように聞こえるがな。」

芳川「君は人が話しかけても自分に嫌味を言っていると感じてしまうのね。」

???「そりゃ、俺は人を信用してねェからな。」

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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 19:43:58.39 ID:1PeUCg4K0
芳川「フフ…本当にあの子の遺伝子なのか疑っちゃうわね」クスクス

???「つーかよォ、俺と会話を弾ませるぐれェならさっさと手を動かしたらどォなンですかァ?」

芳川「あら?弾んでいるのかしら、この会話」クスクス

???「キャッチボールができてンじゃねェか、その時点で弾んでるだろ」

芳川「それもそうね…ねぇ、話を元に戻すけど、ずっと培養機の中にいるのって、退屈…」

???「だァーから、それは俺に対する嫌味かって…」

芳川「ちょっと!話が前に進まないじゃない!!…だから…」


ーーー外へ出さしてあげるって言ってるの。ーーー
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 19:45:44.73 ID:1PeUCg4K0
ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーー

打ち止め「ほぇ?」
黄泉川「ほぉ?」
???「ふァーー!!」パァァァ

芳川「紹介するわね。彼は今日からここに住む一方通行、ここにいる、鈴科百合子のクローンよ」



このSSの説明!

? このSSでは百合子が元からいる第一位で一方さんがクローンです。

? 百合子は基本的に皆に好かれていますというかモテモテ

? 百合子の語尾はオリジナルです

? 絶対能力進化実験はクローンを二万体作ったが、やはり人間のクローンではうまくいかず、1万31体死んでしまいます。そして1万32体目で成功し百合子に実験の話を持ちかけますが、承諾されずクローンの実験の噂を聞いた上条によって、天井は倒され、実験もなんやかんやで締結となっています。

? 一方さんは演算は普通に出来る設定です(百合子も同様に)

? 色々めちゃくちゃな設定です

? 思いつきのネタなんでグダクダ

説明終わり!上に書いてある通りなんかいろいろめちゃくちゃなんで苦手な人は今すぐ回れ右だ!!
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 19:48:52.73 ID:1PeUCg4K0
ーーーーーーーーーーーーー

黄泉川「それにしても…本当によく似てるじゃんよー!」

芳川「そりゃそうよ。だってクローンですもの」

打ち止め「そういえば自己紹介がまだだったね!ってミサカはミサカは打ち止めだよ!よろしくね!!」

黄泉川「おー!忘れてたじゃん!えーと…私はこのマンションの持ち主の黄泉川愛穂、よろしくじゃん」

芳川「私は…ってまぁ言わなくても分かると思うけど、芳川桔梗、研究者よ。」

一方「ニートの間違いじゃねェのか?」

百合子「そしてそして!百合子が、貴方のクローンのオリジナル!鈴科百合子だょ!よろしくなンだもン♪」

一方「」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 19:52:39.92 ID:1PeUCg4K0
芳川「…どうしたの?固まっちゃって」

一方「…いやだって…えェー…これは……マジでェ!?マジで俺のオリジナルなのか!?学園都市第一位の鈴科百合子なのか!?」

黄泉川「何言ってるじゃん!一方通行?正真正銘の鈴科百合子じゃんよ」

打ち止め「きっとあまりの可愛さにびっくりしちゃったんだよってミサカはミサカはあなたの気持ちを推測してみたり!」ピキーン

一方「全然違ェから!!全然何一つかすりもしてねェから俺の気持ちに!!!」

百合子「どうしたの?あ!呼び方決めなきゃね!一方通行なンて能力名じゃ、かわいそうだもン♪」

一方「呼び方とかいいから!!俺が自分で一方通行って言ってっから!!」

百合子「私のクローンだから…百合子…百合子……!あ!百合男!百合男とか…」

一方「聞いちゃいねェ!!…つーかすげェだせェな、その名前。なンだよ百合男って…考える気ゼロじゃねェか!…そーじゃなくてよォ…」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 19:57:37.68 ID:1PeUCg4K0
芳川「どうしたのよ…あなたがそんなに興奮するなんて…?」

一方「だから……。あー…学園都市の第一位だろ?俺がこンな性格だからよォ、きっとオリジナルは俺よりも非道で…最悪で……。なンつーか思ってたのとギャップが凄まじ過ぎて…」

芳川「なるほど、腰が抜けちゃったのね」クスッ

打ち止め「あなたの性格はまだ分からないけど、百合子はとってもいい子だよ!ってミサカはミサカはきっとあなたの性格も百合子に似ていい子だと想像してみたり!!」

一方「想像するのは勝手だけどよォ、自分よりも年上の奴をいい子呼ばわりかよ」

打ち止め「だって百合子はいい子だからいい子って呼ぶのはいい子に…ってアレ?!?なんだか言ってる事の訳が分からなく…」アセアセ

百合子「やっぱり打ち止めは癒し系マスコットだねェ…かわいいんだもん!!!」ギュー!!ホワワー

打ち止め「な!?何言ってるの!!?癒し系マスコットはあなたでしょ///百合子!ってミサカはミサカは顔を真っ赤にしてフワ?!!!」ギュー!!ホワホワ
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 20:06:55.37 ID:1PeUCg4K0
一方「なンつーか…俺が思ってたよりここ(学園都市)は随分と平和らしィな」

黄泉川「それでも私は結構忙しいけどね。フフン…見てるとこっちまで癒されるじゃんよ!学園都市第一位ってのも理解出来たかじゃん?」

一方「いや…どこをどう見てコレを第一位って理解する奴がいるかよ」

百合子「とにかく…」


ギュッ


百合子「あなたはこれから私達の家族の一員だょ!一方通行!!」

一方「…っ…!」

芳川「フフッ」ヤッタネ

黄泉川「フフン」タエチャン!

打ち止め「ワー!」カゾクガフエ…

百合子「えへへ///」ギュー!
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 20:13:57.31 ID:1PeUCg4K0
ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーー

打ち止め「へえー!一度も培養機から出た事なかったんだ!って、ミサカはミサカはそんなに外に出たかったなら培養機ぐらい壊して出れば良かったのにってこっそり疑問に思った事を隠しながらも何も知らない子をアピールしてみたり!」ニコニコ

一方「こっそり隠せてねェぞ…なンだこのクローン…こいつ自身がバカなのか、それとも第三位がバカなのか…」

打ち止め「なっ!!お姉様をバカにしないでってミサカはミサカはクローン呼ばわりされた事もムカつくけど、取りあえずお姉様をバカにされたことが許せなかったり!!!」

百合子「け…ケンカはやめてょ!百合子は平和主義なんだもン…うゥ…」ウルウル

打ち止め「あっ!えと…っ!ケンカはしてないよ!ミサカ達はただの会話をしてたんだよ!ってミサカはミサカは全然許してないけど百合子のために大人な態度をとってみる…!!」ギリッ

一方「なンで俺が睨まれなくちゃいけねェンだよ…?」???

打ち止め「全体的にあなたが悪いんだから!ってミサカはミサカはこれじゃループしちゃうから早くさっきの疑問に答えてほしかったり!」ギリギリ

一方「こっそり隠す疑問じゃねェのかよ…分かンねェわこいつ…」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 20:22:04.28 ID:1PeUCg4K0

打ち止め「早く!いいから早く答えて!ってミサカはミサカは早く会話の形にしないと!ミサカが百合子に怒られちゃう!」

一方「…はァ…やっぱ同じクローンでも元が違ェと頭の出来も違ェな…」

黄泉川「?…どういうことじゃん?第三位の頭脳と第一位の頭脳じゃ第一位の頭脳の方が賢いに決まってるじゃん?」

一方「いや…そういうことじゃ…あー…もォ面倒くせェからそれでいいや…そうだよ、俺は第一位のクローンだろうが?」

芳川「そうね」

一方「第三位と違って第一位のクローンだと調整にはそれなりの培養機が必要みてェなンだわ。俺が好奇心にかられて培養機をぶっ壊して外に出て…万が一、万が一生死を彷徨うケガをしたとして研究所に戻るとする…するとどうだ?自分を元に戻すハズの培養機はさっき自分がぶっ壊して使えませン。オマケに超高級で超特別ときたもンだ、すぐに用意出来る訳がねェ。」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 20:33:38.83 ID:1PeUCg4K0

芳川「第一位のクローンを調整する培養機だものね。確かにあれは高いって前木原君が…」

百合子「わァ!懐かしい名前が出てきたょ!」

一方「木原君を知ってンのか?…って当たり前か。俺のオリジナルだったなお前」

黄泉川「百合子をお前呼ばわりした奴は初めて見たじゃん…まぁそいつも見た目は百合子だからなんだかおかしな感じじゃん」クスクス

一方(やべェ…第一位のクローンなのに鈴科に似てるってのが嫌だとか言ったら確実に亡き者にされるだろォなァ…)

打ち止め「なんだかその人…嫌な感じがする…そんな人のことより、替えの培養機は用意してないの?ってミサカはミサカは話の内容のベクトルを元に戻してみる!」
※打ち止めは木原に攫われたりしてません。
会ってすらいません。

芳川「勝手に外に出て勝手に野垂れ死んで勝手にズタボロになって戻ってこないように培養機は一個と上から言われているわ」

一方「まァ、そういうこった。俺は理解力があるからな、培養機一個の理由ぐれェ分かれってことだ」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 20:41:26.75 ID:1PeUCg4K0


なんか誰も見てないっぽいけど自己満だから投下ー


打ち止め「うーん…それでも…第一位のクローンなら…ケガも滅多にしないんじゃないのかな?ってミサカはミサカは上の人の考えがわからなかったり」

百合子「きっと上の人も百合子と同じで平和主義者なンだと思うょ!勝手に培養機から出て、暴れられたら困るもンね」

一方「流石は俺のオリジナルってとこか?だいたい理由はそンなとこだろ」

百合子「わァーい!正解しちゃったょ!嬉しいだもン♪」ニコニコ

黄泉川「可愛いじゃん!可愛いじゃんよぉお!!!」ホワホワ

打ち止め「癒される!癒されるねぇええ!!!ってミサカはミサカは余りの可愛さのために癒されるの舞を踊ってみたりぃいー!!」クルクル

百合子「なにそれなにそれ!百合子も楽しそうだから参加しちゃうもン♪」クルクル
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/11(火) 20:44:23.79 ID:N7MqnuHh0
見てるよー!
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 20:48:06.72 ID:1PeUCg4K0

>>12

ありがとう元気がてできた!


一方「…なンつーか…」ポリポリ

芳川「ずっと培養機の中にいたあなたにはどう見えてるかしらね」クスッ

一方「…ほンと…外にはバカばっかだな…」

芳川「あなたもシャレを言うようになったのねフフッ」

一方「ァあ"あ!?…つーか…腹減ったな…」

黄泉川「それじゃあそろそろご飯にするじゃんよ!一方通行!一緒にご飯作るじゃん?」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 20:50:03.86 ID:1PeUCg4K0

一方「なンでだよ…いくらクローンで一般常識詰め込まれてるっつってもなァ、料理なンか味噌汁とカップ麺ぐれェしか出来ねェんだよ…」

打ち止め「ろ…ろくなデータを入れられてないねってミサカはミサカはあなたの調整をしていた研究員の常識を疑ってみる…」

芳川(…良かったわ…私が調整する第一員者なんて説明しなくて)

一方「言われてますよ?常識が揃ってない研究員さン?」ニヤニヤ

芳川「一方通行ぁああぁあああ!!?」

打ち止め「芳川ェ…」ウワァ…

黄泉川「ニートの桔梗に常識なんて求めちゃだめじゃんよ…」ウワァ…

芳川「…こっち見ないでよ…っていうか…愛穂、あんたそんな辛辣なキャラだったかしら?」ズーン
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 20:54:32.45 ID:1PeUCg4K0

百合子「あー君!黄泉川は料理を全部炊飯器で作っちゃうンだょ!凄いよねェ♪あ!百合子はちょっと喉が乾いてきちゃったもン!」

一方「黄泉川に常識うンぬン言われたくねェな…………!!?っあ!?…あー君!!!?」

百合子「うン♪あなたのニックネーム!百合子製!!」

打ち止め「か…可愛いぃいいい!!!とってもいいニックネームだよ百合子ぉ!!!ってミサカはミサカは百合子のセンスに大絶賛!!!」キラキラ

一方「全然良くねぇよ!!なンだ!?あー君って!!俺のことは一方通行と呼べっつってンだろォがよォオ!!!?」

百合子「だから一方通行からとってあー君なンだもン♪ぴったり似合ってるょ!あー君!!」キラキラ

一方「いや話聞けよォオオ!!?呼べっつってンだろ!?呼べってよォ!!誰が改名しろっつったよォオオオ!!!?」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 21:01:14.82 ID:1PeUCg4K0
黄泉川「ハッハッハッ!!!いいじゃんいいじゃん!あー君!呼びやすくて可愛いじゃんよ!!あー君!」キラキラ

芳川「そうね!いいわね!!流石は百合子よ!驚きのセンスに脱帽しちゃうわ!!これからは一方通行のことはあー君と呼びましょう!」キュピーン

一方「芳川てめェェえええ!!さっき俺がてめェのことバラしたからってクソガァアアアア!!!つーかさっきのはどう考えてもてめェの自業自得だろうがクソニートォオオオオ!!!」ウガーッ

百合子「あー君!クソとか汚い言葉使っちゃダメだもン!黄泉川!カフェオレ欲しいな♪」

一方「…もォ定着しちまったのかクソ…っ!」

百合子「っァああー!!また使ってるゥ!!注意したばっかりなのに…ハッ!!もしかしてあー君はクローンだから言葉の意味とかがわからなかったりする…」ブツブツ

一方「いや違ェから!!俺ついさっき理解力あるって自分で言ってるから!!!お前本当に第一位なのか!?まだ俺は信じれねェぞ!!?」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 21:11:20.94 ID:1PeUCg4K0

黄泉川「やっぱり2人が絡むと本当に双子みたいじゃん!同じ顔だから当たり前かもだけど…はい、カフェオレ!あー君は何飲むじゃん?」

百合子「えへへ///なンだか弟が出来たみたい!!!百合子がお姉さンかァ…」

打ち止め「お姉様と同じ立場だね!百合子!!ってミサカはミサカは百合子がお姉さんなあー君を羨ましがってみたり」チラッ

一方「なンで弟なンだよ…クローンっつーのは全く同じ遺伝子をもってる奴のこと、つまり同一人物だろォが。オリジナルは女で俺は男だから自分の男verを見てることに…」ツラツラ

打ち止め「もぉおおお!!!なんであなたはそう現実主義者なの!?ってミサカはミサカは私達がお姉様と呼ぶようにお姉様も愛情を込めて自分達のことを妹達と呼んでくれている事実を明かしてみたり!!」

一方「第三位の遺伝子は揃って姉妹ごっこが好きですねェ…あ、俺コーヒー…ブラックで」

黄泉川「かしこまりましたじゃん!(なんだかまた嫌?な雰囲気じゃん…)はぁー…」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 21:15:24.39 ID:1PeUCg4K0

打ち止め「むきぃいいぃいい!!!!もう起こった!!もう許せない!!ってミサカはミサカは本当に百合子の遺伝子なのか信じられないあなたに私達を侮辱した罰としてこのry…」

百合子「あー君!!!」

打ち止め「っ…!(百合子…!?)」

一方「…ンあ?なンだ?オリジナル」

百合子「……ない…」

一方「……?」

百合子「…じゃ…ないょ………妹達と美琴ちゃンは姉妹ごっこなンかじゃないょ!!!」

打ち止め「百合子っ…」

百合子「本当に血が繋がってる家族なンだもン……。…本当に妹達を馬鹿にしたンなら…いくら百合子のクローンでも…許せないょ」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 21:20:23.74 ID:1PeUCg4K0

一方「…………。」

百合子「…………。」

打ち止め「……百合子…」

一方「…なァー…」

百合子「…なに?」

一方「第三位……。その妹達のお姉様は自分のクローンのことを本当に認めてンのか?…本当に妹達と…思ってンのか…?」

百合子「思ってるょ!!!」

打ち止め「だって私達のお姉様だもん!!ってミサカはミサカは…」

一方「…そうか…」

百合子「…そうだょ…」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 21:25:14.34 ID:1PeUCg4K0

一方「……………っ。ァー…あー………。……悪かったな…。別に…侮辱した訳じゃねェンだよ…」

百合子「…?じゃあなンで…?」

一方「本気でそンなこと言うかよ。その場の…なンつーかノリで…言っちまったっつーか…悪い」

百合子「…そ…そうだと思ったンだもン!あー君はひどい子じゃないンだょ!知ってたもン!!」

打ち止め「じょ…冗談でも言っていい事と悪い事があるってミサカはミサカはまだちょっと怒りが残ってたり!」プンプン

一方「悪かったな…。…つーかそンななンか触れたら銀の槍でも降ってきそうな話題をそう軽々と許していいのか?」

百合子「…ちょっと弟に怒るってことをしてみたかったンだょ♪」

一方「」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 21:30:17.10 ID:1PeUCg4K0

打ち止め「百合子は初、家族に怒鳴る!だね☆ってミサカはミサカは弟に怒鳴れて嬉しそうな百合子をミサカも保護者のような目で見てみる!」ウンウン

一方(俺のオリジナルちょっと外道な気がすンなァー…俺も本気で謝ってねェけど…打ち止めはいいのかよ…鈴科の変な理由で簡単に許しちまってってすげーよさそうだな…やっぱ外の奴はまともなのいねェな、外っつーかこのマンションの住人)

打ち止め「そういえば!ずっと質問しようと思ってたけどすっかり忘れてた質問があるのってミサカはミサカはあー君に質問!」

一方「何回質問言うンだよ…なンだよ?」

打ち止め「どーして百合子は女の子なのに…クローンのあなたは男なの?ってミサカはミサカは今までスルーしてた話題を持ち出してみたり!」

百合子「ンーそういえばそうだねェ…百合子は女の子なのに…?」

一方「…………(うっわそンなン知らねー…全然考えもしなかったなそういえば)…えーと…」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 21:35:12.06 ID:1PeUCg4K0


ガチャッ


芳川「あら?もう話は終わったの?なんだか随分重い話をしててキッチンに逃げてたんだけど…」

一方「おー…随分クソみてェな茶番にされちまった重い話ならとっくに終わってンだけどよォ…」

芳川「…?」

百合子「また汚い言葉使ってるゥー!(またまた弟のあー君に怒鳴れるチャンス!)」

一方「てめェに聞きてェことがあンだよ(なンか今隣のオリジナルがクソくだらねェこと思ってるような気がする…)」

芳川「聞きたいことって?」



23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 21:40:02.55 ID:1PeUCg4K0





芳川「あーそれはね、なんだか百合子の能力、ベクトル操作がなんやかんやでX染色体をY染色体に必然的に変えるようよ」

一方「わー漠然としてやがるー」

打ち止め「何がなんだかよくわからなかったけどミサカはまだ子供だから理解に乏しいんだってミサカはミサカは実質0歳な自分の非力さに嘆いてみたり…」

一方「大丈夫だクソガキ、第一位のクローンの俺でもあの説明じゃァ能力がなンか関与してンだなぐらいしか分かンなかったから」

百合子「やっぱり百合子じゃないから脳の作りが甘いンだね。あー君!」

一方「お前って本当の本当に学園都市第一位か?」

芳川「それより一方通行、悪いけどコーヒーちょうど切れてたみたいで無いのよ」

一方「…っはァあ!?」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 21:45:04.96 ID:1PeUCg4K0

打ち止め「ヨシカワ!ちゃんとあー君って呼んでよ!ってミサカはミサカはあー君呼びを定着させるのに必死になってみたり!!」

芳川「あら、そういえばそうだったわね、あー君!」プークスクス

一方「次そう呼んだら髪の毛全部無くすからな」イラッ

芳川「っていうか、君ってコーヒー飲んだこともないわよね?なんでコーヒー?しかもブラック」

一方「そりゃ培養機の真ン前でここぞとばかりにコーヒー飲まれたら飲みたくなンだろ」

芳川「見せ付けてた訳じゃなかったんだけどね」

一方「違ェよ。てめェもだが主に木原のクソがなンか知ンねェけどすっげーうまそうにコーヒー飲むとこ見せ付けンだよ!!!すっっっげェムカついてンだよアレにはよォ…!」イライラ
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/11(火) 21:47:29.13 ID:/+fRC3qIO
見てるけど気持ち悪いし、なによりつまらないからもう見るのやめる
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 21:50:00.41 ID:1PeUCg4K0

芳川「…まぁ…なんとなく君に度々木原君がイタズラしてるってことは知ってたわよ、コーヒーでもしてたなんて…まったく…これからコーヒーしか飲まないようになったらどうしてくれんのよ…見た目がコレなだけにかなり痛い子みたになっちゃうじゃないのよ…」ブツブツ

黄泉川(なんじゃん…ただ単にあー君が中2炸裂の黒歴史真っ只中男子だと思ったらただの興味本位じゃんよー…ん?それってつまり中2病なんじゃん?んん??)

一方「おォーい…後半は聞かなかったことにしてやっから早くコーヒーかって来いやクソニート、いいかげン外に出ろ」

芳川「どちらかというと君の方がニートなんじゃないの培養機入り息子」

一方「なンだよ培養機入り息子って…箱入り息子だろォが…勝手に言葉作ってんじゃねェよ、国に謝れ。つーか俺のは上からの命令だったから仕方ねェし俺の意思でこもってた訳じゃねェしむしろ外に出たくてウズウズしてたし」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 21:55:00.63 ID:1PeUCg4K0

芳川「だったら好都合じゃない。自分で買ってきなさいよ。近くにコンビニあるから」

一方「…ァア"!!?」

芳川「外に出たくてウズウズしてたんでしょ?」

一方「あ……ァ…ぁあああぁあぁあああぁあ!!!!?」

打ち止め「あーあ、負けちゃったねあー君、途中まで面白かったのにねってミサカはミサカは賭けに負けたことに悔しがってみる…」ショボーン

黄泉川「ハッハッハッ!桔梗に口で勝てるのなんてそうそういないじゃん!桔梗を甘くみた百合子&打ち止めチームの負けじゃん!」

百合子「あー君負けちゃったー…途中まであー君が勝ってた風だったのにねェー」ショボーン

一方「…墓穴掘ったぁあああぁあぁあああぁあ…って…てめェらはてめェらで何人様を賭け事に使ってンだァア"ア"!!?」クワッ

芳川「どうやら私の勝ちのようね、ッフフ…あ、そうそう…」ゴソゴソ
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 22:00:01.06 ID:1PeUCg4K0

>>25
まぁ、ただの自己満足だから苦手な人は見ない方がいいかもです…読んでくれてる方はありがとうございます!




スッ…


一方「…?なンだコレ」

芳川「あなたは今無一文だものね、一人の男たるもの、好きな物を好きな時に買えなくてどうするのってことで上から預かったわ」

一方「黒の…カード?」

黄泉川「!?こ…これって…」

百合子「あー!!それ百合子も同じの持ってるょ!!お揃だお揃だ!!あー君とお揃ーなんだもんー♪」キラキラ

打ち止め「ブラックカードぉお!!?ってミサカはミサカは学園都市レベル5か相当な金持ちしか持ってないとされるとっても貴重なカードが目の前に二枚もあることに驚きを隠せなかったり!!!」キラキラ

一方「へーコレってそンなすげーもンなのか」パシパシ

黄泉川「ぅあぁああ!!?何してるじゃんよぉおぉおお!!?なんでカードをデコピンで弾いてるじゃん!!?」

打ち止め「これはとっっっっても貴重なカードなんだからね!!!あなたはまだ社会に慣れてないから分からないかもしれないけどコレはサラリーマンさんが喉から手や臓器がまるごと出るくらい欲しいカードなんだよ!!?ってミサカはミサカはMNWで学んだお金のありがたみについて少し熱弁してみたり!!!」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 22:05:02.60 ID:1PeUCg4K0

百合子「そンなにコレって凄いカードだったンだァー!百合子コレなンでも買える魔法のカードだと思ってたょ!!!」キラキラ

一方「…ンで…なンでそンな大層なもンを俺に渡すンだ?クローンの俺に?」

芳川「知らないわよ、渡せって上から言われたんだから…仮にも第一位のクローンだからってことなんじゃないの?」

黄泉川「…ちょっと気になったんだけど…あー君って…実際どの位のレベルなんじゃん?」

打ち止め「あー!それもそうだよね!!ミサカ達は最大でレベル4だから、あー君はレベル5の一歩手前ぐらいじゃないかなってミサカはミサカは大予想!!」

芳川「……。…まぁ…うん…そのくらいね…。」

百合子「?…どうしたの芳川?」

芳川「なんでもないわ。ほら、一方通行、早くコーヒー買ってきなさい、あとポン酢買ってきて頂戴、ちょうど切れてたの」

一方「だれが買うか!!」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 22:10:00.72 ID:1PeUCg4K0

芳川「いいじゃない、ついでにポン酢買うくらい…じゃ、よろしく頼むわよ」

打ち止め「…うーん…ヨシカワは度々あー君のニックネームを忘れるなーってミサカはミサカはもしかしてあんまり定着してないのか不安になってみたり」ズーン

百合子「百合子も一緒に行っていい!?芳川!!」キラキラウワメヅカイ

芳川「あら?それだと彼の外の世界に慣れるための初めてのおつかい♪…が第一位が2人並んで歩いている不思議!さまざまな奇行な目を浴びるおつかい…になっちゃうわよ?」

百合子「う…それはちょっとヤダなァ…あー君は百合子のだからそンな目を浴せる人には粛清しちゃいそう…百合子…自重するもン!」ズーン

一方(粛清て…俺のこのつっかかるような性格はオリジナルのこういうところが率先して出てきてるせいかもしンねェなァ…)
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 22:15:00.77 ID:1PeUCg4K0


ガチャッ


打ち止め「あ!あなた!いってらっしゃい!!ってミサカはミサカ内心不安で仕方ないことを隠しながら元気よく送り出してみたり!!」フリフリ

一方「だから隠せてねェって…おめェの口調ってウソとかつけなさそうで同情するわ」

打ち止め「む!同情するならゲコ太クッキー買ってきて欲しいかも!ってミサカはミサカは定番の返しを……アレ?今誰かの口調が写ったような…???」

一方「…………」

黄泉川「家を出るときは『いってきます!』って言うじゃんよ!!ほら!元気よく!あー君!!」フリフリ

百合子「いってらっしゃいなンだもン!!!」フリフリ

一方「……いっ…………ま…ス…」

黄泉川「ハハハっ!!!元気よくはないけど初めては恥ずかしくてなかなかいけないかもじゃん!だけど!私達はもう家族なんだから!慣れてきたら、恥ずかしがらずにちゃんと言うじゃんよ!?」

一方「……ッチ」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 22:20:02.31 ID:1PeUCg4K0

百合子「無事を祈るンだもン…!!」

芳川「…戦争に行くんじゃないんだから……。…行ったわね…」

打ち止め「行ったねってミサカはミサカはなんだか急に静かになっちゃったことに虚無感を覚えてみたり…」

黄泉川「虚無感とか…どこで覚えてくるじゃんよそういうの…」

芳川「よく考えたらあの子、このマンションでハーレムになってるわね」

百合子「あー君は百合子の弟なンだもン!!誰にも渡さないょ!!」

芳川「フフっ…すっかりお姉さん気分ね百合子、あの子…百合子と瓜二つといっても…性格の歪みが顔に出てるのかすっごい怖い顔してるのにどこに魅力を感じるのかしらねえ?性格もあんなだし…」

百合子(たった一人…血の繋がった…家族ができたンだもン♪魅力なんて…いるだけでいいょ!!)フフフッ
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 22:25:00.23 ID:1PeUCg4K0





一方(マンションに行く時は車だったから外の景色とかぼーっとしか見てなかったけど…こうやって歩いてみると案外たくさん建物あンなァー)キョロキョロ

…ン?

一方(つーか…なンだ?このクソみてェな服のセンス…用意されてたの着ただけだけどよォ…最悪すぎるだろこの服…黒に変な白の線って…)
※服は全部木原君が用意した設定です。なんか木原君が白衣の下に着てた服と一方さんのが似てる気がしたんで

オーイ!スズシナー!

一方(金は結構あるみてェだしよォ…後で服買いに行くかァー…)

オーイッテバー!

一方(それにしても…コンビニってどこにあンだァ?つーかどれだ?確かコンビニっつーのはァ…日用品、食料品を中心に扱う小型のスーパーで…24時間年中無休、住宅地に近接が特徴…だっけかァ???)キョロキョロ

ッタッタッタ

一方(『convenience』は便利、好都合を意味し…「消費者に便利を与える店」からこの名称に… )ウーン

???「おーい!!!鈴科!!!」バシッ

一方「!!?」ビクッ
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/09/11(火) 22:25:20.13 ID:L0cLfs+AO
百合子の語尾がウザく見える、話は良いからできればもンはもっと控えで
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 22:30:06.47 ID:1PeUCg4K0

>>34分かりました!控えさせます



???「どしたんだよ!?さっきから結構大声で呼んでんのに…もしかしてなんか考え中だったか?」

一方「ェ……ァ……ウ……(やべー!オリジナルのダチかなンかに捕まった!!そうか俺今見た目鈴科百合子だもンなァ…)…」シドロモドロ

???「はっはっはっ!鈴科が考え事ってなんか珍しいなー!鈴科は上条さんと同じで考え事なんかしないタイプだと思ってましたよ」

一方「…ゥ…ゥえ…?(上条さン…?こいつは上条さンというのか!…自分のこと上条さンとか呼ンでンの引くわー…つーか俺今ろくにしゃべれてねェな…)…」シドロモドロ

上条「どもってる鈴科も可愛いなぁー!」ホクホク

一方「…かっ…!?…っかわ……!!?(…え…何こいつ…俺のこと今可愛いつったか!?)…」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 22:35:18.84 ID:1PeUCg4K0

上条「…ん?どした?鈴科…え?…か…上条さんはごくごく普通で当たり前の事を言ったつもりなんですけど…?」

一方「ふェ!?…ゥ…(当たり前か!?何オリジナルっていっつも皆に可愛いって言われてんのか!?あの見た目で…そういえばマンションでのあいつはそうだったな…)」シドロモドロ

上条「す…鈴科?」

一方「……ァ……ゥ…(なんで俺のことまだ鈴科だと思ってんだ…?顔も結構オリジナルと違うのに可愛いとか目が腐ってンだろ…うェ…)」シドロモドロ

上条「…どっか行く途中だったのか?」

一方「…う…うン(…なンだよ『うン』って…自分で言ってて気持ち悪くなったわ)」

上条「どこ行くんだ?もしかしてまたあの甘?いパフェが売ってるところか?」ケラケラ

一方「…コ…ン…ビニ……(普通に人と話すのなンかしたことねェからかなりどもっちまうな…)」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 22:40:01.03 ID:1PeUCg4K0

上条「そっかー……。ん?…鈴科ってそんな声だったっけ?」

一方「!!?(やべェ!!思いっきり地声で喋ってた!!……べ…ベクトル操作で声帯筋を緊張させて…ヒダの開閉の周波数を高く…)…ァ…あー!…あー!あー!」

上条「!?!?」ビクゥッッ

一方「あー!あー!あー!(こんなもンか?オリジナルの声…)」

上条「ど…どうされました!!?鈴科さん!!!?いきなり発生練習…???」

一方「な…なンでもないよ…(大丈夫…か?)」

上条「す…鈴科ってたまーに変な行動とるよな…ま、まぁ!そこが可愛い所でもあるんですけどね!」アハハ

一方「そンなことないよ(また言ってやがる…どこ見て可愛いっつってンだ…?…大丈夫っぽいな)」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/11(火) 22:40:08.53 ID:cY16DBESO
「ょ」もできれば控えてほしい
応援してる
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 22:45:36.73 ID:1PeUCg4K0

>>38
了解しました!



上条「なんか…今日はやけに謙虚だな鈴科…あはは」ウーン

一方「そうかな…(早くコーヒー買いにコンビニ行きてェ…どっか行ってくれねェかな)」

上条「そうだよ。大人しいっていうか…見た感じも…?せ…セーラー服じゃない!!?どどどどうしたんだ鈴科!?!?トレードマークのセーラー服じゃないぞ!!?」

一方「………衣替え…」ボソッ

上条「……え?」

一方「…い、いいでしょ別に…服ぐれェ…替えても…」

上条「…え、あっ、ごめん!!そ…そうだよな!服ぐらい好きなの着るよな!鈴科もオシャレしたい年頃だもんな!(…って言ったけど、コレ…オシャレっていうより男装みたいな…?)」

一方「…そう…(トレードマークのセーラー服って…そういえばマンションでもセーラー服だったなオリジナル。なんだここ(学園都市)は…クソみたいなセンスの奴ばっかかよ。つーか衣替えって、咄嗟に出たとはいえひでェ言い訳だな)」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 22:50:02.72 ID:1PeUCg4K0

上条「機嫌…悪くしちゃったか?なんなら!この前のパフェ、奢るぞ!?(なんか言葉遣いがいつもと違う?…気が…)」

一方「いいよ、別に(早くコンビニ行きてェ!…もういっそ怒鳴って追い返すか?)」

上条(そういえば身長もなんか高い気が…)「なぁ、鈴科!」

一方「なに?」

上条「鈴科…その、身長伸びたのか?前はもっと低かったのに今は上条さんと同じぐらいの…」

一方 ギクッ(うわーめンどくせェー!なんだこいつ!なンでこんな鋭いンだ!?)
※百合子は一方さんより10cm身長が低い設定です。158くらい

上条「もしかして身長もお得意のベクトル操作で変えたりしてんのか?あはは」

一方「そ、そうなンだよ!!!俺は身長が高いのに憧れてっからな!!俺の能力で身長なンか…」アセアセ

上条「お…れ…?」

一方(っ!しまっ…)

???「ちょっとあんたぁあー!!!」タッタッタッ

上条一方「!?!?」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 22:55:04.97 ID:1PeUCg4K0

???「また百合子のことセクハラしてるわね!?この変態!!!」

上条「び…ビリビリ!!?」

???「ビリビリ言うなぁあああ!!!」バチバチ

一方(こいつ…この顔!まさか…)

???「そんなことより早く頭から手をのけなさいよ!!」

上条「あ!違っ!これはセクハラしてたんじゃなくて身長を計るために手を…って!前のもセクハラじゃなくてたまたま偶然転んだ先に鈴科が…」
※上条さんお得意のラッキースケベだったようです

???「セクハラはセクハラよ!言い訳して逃れようったってそうはいかないわ!!」

上条「だっ、だから!違うって!話をちゃんと聞いてくれよ頼むから!!!それじゃあ上条さんが故意に鈴科を触ってることに…」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 23:00:01.43 ID:1PeUCg4K0

???「今は故意に触ってはないって訳?」バチバチ

上条「今は…今はその、故意にだけど!!これはさっきも言ったように…」

???「変態ぃいいい!!!」バチバチドーン

上条「うおっっ!!?ちょっ、やめ!危な…っ!」ソゲブッ

???「やっぱりセクハラじゃないぃいい!!許さっ」

一方「お前超電磁砲か!?第三位の!!!」

御坂「!!!?…そ、そうだけど…え?百合子、そんなこととっくに知って…」

上条「あれ…お前らって初対面だっけか?」

御坂「そんな訳ないでしょっ!!?あんたがセクハラした時私も一緒にいたじゃない!」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 23:05:05.12 ID:1PeUCg4K0

上条「あー!そういえば…ってだからあれはセクハラしたんじゃなくてだなー!」

一方「そンなことどうだっていンだよ!それより超電磁砲!!妹達について聞きたいことが…」

御坂「……!?」

上条「鈴科…?」

一方「……え?」

御坂「百合子、声…男の人みたいな…え!!?」

一方(やべっ、興奮して地声に戻ってた、オリジナルの声に戻して…)

上条「……」

一方「……えーと…その…ス…スキルアウト、の、マネ…」

御坂「……」

上条「……」

一方「……」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 23:10:00.25 ID:1PeUCg4K0

御坂「…す…」

上条「す…」

一方「……(あーあ…こンな早くクローンだってバレて…)」

御坂「す…す、す、すすすす凄いわよ百合子ぉおおお!!!」

一方「!?!?」

上条「あぁ!凄いぞ鈴科!!ほんとに男のスキルアウトそっくりだった!!!」

一方「…え」

御坂「百合子にそんな特技があるなんて知らなかった!!百合子凄い!凄いわぁあ!!!」

一方「……(やっぱ外の奴はバカばっかだった)」

上条「もしかしてその男物みたいな服はスキルアウトのマネするために着て来たのか!?ものまねに対する熱意が凄い伝わってくるぞ鈴科!!!」スゲー!

御坂「百合子の凄いとこまた一つ見つけちゃったわね」ウフフ

一方「に、似てたかなー?(外の奴らはこれくらいバカな方が普通なのかもな、俺は…ってクローンって時点で普通じゃねェけど、培養機の中にいたからこいつらよりちょっと賢くなっちまってたってことか)」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 23:15:07.30 ID:1PeUCg4K0

御坂「凄いし可愛いし第一位だし、もう言うことなしね!百合子!!」ギュー!

一方「!!!」

上条「いやー、ほんとそうだよなー!鈴科凄すぎだわー!!…上条さんも抱きつきたいけどそれしたら本当にセクハラ扱い受けそうだからやめときます…」

一方「…ゥ…や…(ちょちょちょ!!?抱きつくな!抱きつくな!抱きつくなァアアアア!!!)」///

御坂「百合子顔紅くなってる可愛いわぁ?!妹にしたいぃい!!」ギュー!

上条「うぁあああ上条さんはなんで男になんか生まれてきたんだぁああ!!女の子だったら今思いっきり鈴科に抱きつけるのにぃいいい!!!」

一方「…うゥ…(当たってるからァアア!!そンなに無くてもあるものが当たってるからァアア!!!)」///

御坂「百合子また背、伸びたんじゃない?成長期なのかしらね!…成長期な百合子も可愛いぃいいい!!(何故か今なんかムカついた)」ギュー!
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 23:20:29.53 ID:1PeUCg4K0

上条「鈴科肌白いから紅くなってるのすぐわかるなぁー、あー可愛い!…おい、御坂!そんな抱きつくなよ!そんなとこ見せつけられてると上条さんも我慢ができなくなるんだよ!!!だから…そんな…」

御坂「うふふ!!これは女の子同士の特権なのよ!いつも私の事ビリビリって言ってる罰だと思って目に焼き付けなさい!!」ギュー!

一方「…ンゥ…(女の子同士じゃねェンだよ残念ながらァアアア!!!だから離れ…さっきからなンか恥ずかしくて声がうまくでねェェ!!!)」////

上条「クソ!!クソ!!!クソぉおお!!!……いいぜ…上条さんが男で女の子の百合子に抱きつくとセクハラになるとかいつも御坂のことビリビリとか言ってて抱きつかせないなんて言うなら……まずはその、ふざけた幻想を…ぶちこr」

???「なにをやっているんですか?」

一方「……!!!」

御坂「あんたは…!」

上条「……御坂妹?」



47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/11(火) 23:22:24.27 ID:1PeUCg4K0

……と、今日はこんなとこで終わりです。今日はって…
ほんとにグダグダ書いてるからいつ終わるのか分からない…
読んでいただいてる皆様ありがとうございます!!

明日か明後日の夜にまた自己満しはじめると思います!
つまらなくても本当に自己満だからいいんだよ!!

おやすみなさい
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/11(火) 23:30:58.45 ID:UKZ3fQ4b0
乙でーす
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/11(火) 23:31:06.73 ID:cY16DBESO

一方百合子かわいいよ
楽しみにしてます
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/11(火) 23:31:09.45 ID:MkSyxtWDO
>>1

おもすろかったぜぃ

更新楽しみにしてる
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/09/11(火) 23:37:25.01 ID:NYxgdOmAO
一方通行♂さんが出るなら期待しますよ?
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/11(火) 23:51:43.15 ID:T04RsPlYo
自己満なら他人の意見気にしてんじゃないよ
スレタイにもある口調を控えさせるってなんなの?

SS自体微妙だけど作者さんのブレた姿勢が一番どうかと思う
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/12(水) 00:21:09.53 ID:UyLVHjaHo
なんなの?って、その口調部分を控えたってレスを
まだ投下してもおらんのに…
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/12(水) 02:28:53.83 ID:LBKXLGOso
別にお前が満足してなくても>>1が満足ならどうでもいいわけですし
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/12(水) 03:01:07.64 ID:DrPBBkySO
満足満足ってお前らサティスファクションか
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/12(水) 06:30:42.95 ID:Tq01YtlIO
自己満だーい!って開き直るくらいならチラシの裏でイイじゃん
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/12(水) 07:15:15.66 ID:lPs1AQnDO
批判レスのせいでどれだけのSSが自然消滅していったやら…

だいじょうぶ、自己満だろうが何だろうがそんな>>1を私は応援してる。
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/12(水) 18:21:30.50 ID:CUrQiOwFo
面白ければ何でも有りだけど、これはつまらないから期待できない
59 :1です :2012/09/12(水) 19:00:16.84 ID:KLoHXQoK0

なんだかいろいろ言われちゃってますが、口調とかは読んでもらってて不快に思う方が多いようなので…
自己満足でも楽しく読んでもらいたいんです
読んでくれるのはすごく嬉しいんです!
暇潰し程度にみていただければ幸いです

>>57
ありがとう


では、投下していきます!
少々汚い言葉がはいってます。
読む時は注意してください!
あと、>>1はエロ書けません
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/12(水) 19:05:01.50 ID:KLoHXQoK0

10032号「またお得意のぶりっ子でお二人をたぶらかしていたのですか、百合子。と、ミサカはお姉様に抱きつかれて何故か赤面しているクソビッ…百合子に話しかけます」

一方「……(第三位によく似た顔、マンションのチビガキと同じような口調…間違いねェ!第三位のクローン、妹達の一人か!!)」

上条「お、おいおいおい!別に鈴科は俺達をたぶらかしてた訳じゃ…(上条さんの決めゼリフが中断されてしまった…)」

御坂「ぶりっ子って…百合子はそんないやしい奴じゃないわ!!むしろなんか大人しかったわよ!!…そういえば今日、百合子…静かね」???

10032号「そうですか?お姉様方は百合子に感化されているから気付かないのかもしれませんが、はたからみたらかなりのぶりっ子っぷりですよ、とミサカはお二人が百合子にかなり毒されていることに悲しみを覚えます」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/12(水) 19:10:06.14 ID:KLoHXQoK0

上条「なんだ、お前も実は俺達や鈴科とじゃれあいたかったのか!そうならそう言えばいいのに…」

10032号「どう聞いたらそうなるんだよ…?と、ミサカは上条当麻の理解力のなさに驚きを隠せません」

上条「驚きを隠せなくてもいつも通り無表情で落ち着いてるな…(ちょっとこえぇ…!!)…と、そうじゃなくて…別に鈴科がぶりっ子でもいいんじゃんか。なんでそれを邪険に扱うんだよ、御坂妹も自分のこと否定されたら嫌だろ?」

10032号「……………はい…そう考えるとそうですね…百合子に失礼な事を言ってしまったかもしれません…と、…ミサカは上条当麻に怒られたことが恥ずかしくて…」

上条「いや、別に上条さんはお前のこと怒ってるんじゃなくてだな?その…」

御坂「もーいいじゃないの!!思えばあんたは最初から百合子のこと、あんまり好んでなかったみたいだし、好きじゃないやつを否定したくなるのは誰にもあるんだし!これから気をつければいいんじゃない?それより百合子の可愛さについてみんなで語りましょうよ!!!」キラキラ
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/12(水) 19:15:00.67 ID:KLoHXQoK0

10032号「百合子のこと、あんまり好きじゃないと分かってくれているのに百合子の可愛さについて語ろうとかいいだすお姉様は…まったく…はぁ…と、ミサカはお姉様のバカさ加減に呆れ顔をしてみます」

御坂「(まったく顔変わってないけど…)だから、百合子の可愛さを語って、徐々に百合子を好きになっていくようにー」

10032号「そんなこと絶対にないので、その意味が全くない語り合いはやめておきましょう。と、ミサカは、大変遺憾ながらその提案を殺伐と却下します」

御坂「いや全然遺憾とか思ってないでしょ!?殺伐ととか言っちゃってるし!!!っていうかなんで百合子の可愛さが分からないのよ!!?百合子の可愛さを見つける…こんな楽しい語り合いないわよ!?」

10032号「すいません、全くわかりません。」

御坂「口調を忘れるほど!!?」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/12(水) 19:20:00.15 ID:KLoHXQoK0

上条「…なぁ…御坂妹、なんで鈴科を好きになる部分が全くない…なんて決めつけるんだ?ふざけやがって、そんなつまんねえ感情はどうでも良い!理屈も理論もいらねえ、たった一つだけ答えろ御坂妹!!――――テメェは、御坂をお姉様と呼んで慕ってたんだろ?テメェは、怖かったんだろ?御坂が鈴科を愛でまくって、自分のことを忘れてるんじゃないかって、自分より鈴科の方が大切なんじゃないかって、そんな妹達がn」

一方「おい、おめェ!!ここにいる第三位のクローンだよな?」

10032号「?当たり前じゃないですか…聞かなくてもわかるのでは?と、ミサカはもしかしてこの性悪腹黒女がミサカという存在を今まで忘れていたのかと逆にミサカがあなたの存在を忘れていたということは隠して聞いてみます」

上条「……あは…はは…(また、中断された…うわ…何コレ恥ずかしい!!)」カァァ///

一方「だから隠せてねェって…(俺のこと勝手にオリジナルと勘違いしてギャーギャー喚きやがって…あと長ェんだよセリフがよォ)」

10032号「…え?…なんか、百合子…声が…?」

御坂「あぁ!これはスキルアウトのものまねですって!ほんっっと凄いわよねー!本当に声が男だもの」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/12(水) 19:25:01.92 ID:KLoHXQoK0

一方「……」スタスタ

10032号「…!?っちょ!来るな寄るな!近寄るなー!!?と、ミシャカは…」


手首ガシッ


10032号「……!!?離しt」

一方「俺はこいつと話があるからよォ、ちょっと向こう行ってっから」グイッ

10032号「は、はぁ!?ミサカはお前と話すことなんか何もない!!だから離し…っていうか本当にあなたはあの百合子なんですか!!?とミサカは声も口調も変わっている百合子を疑い…あれ?そういえば今日…セーラー服じゃ……ない?……え!?セーラー服じゃない!!?今日の百合子はなんだか別人みたry」


シュンッ


御坂「お、おぉぉおおー!?消えた…?ゆ…ゆ、百合子天才!!!さっきのも本当にスキルアウトみたいでかっこよかった百合子!!!ねぇ!あんたもそう思うでしょ??」

上条「か、上条さんの説教は必要ないんでしょうか…このSSでは必要とされてないんでせうか…!?!?ことあるごとに中断されて…上条さんの存在意義が…存在意義が…存在…」

御坂「こ…れは……(このまま死にそう)」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/12(水) 19:40:04.35 ID:KLoHXQoK0




ーー路地裏ーー

10032号「………話…とは、なんですか?と、ミサカはまるで別人の様な百合子に、2人っきりなことがすげぇ嫌だということを隠して…」

一方「だァから、隠せてねェっつってんだろ。」

10032号「………ミサカの前でまでその変な題名のものまねはしなくていいんで、と、ミサカはまだおバカな子を演じている腹黒女に軽く引きながら注意します」

一方「スキルアウトのマネ…か?」

10032号「そうです…まさかそのものまねがミサカに受けていたとおもってたんですか?うわあとミサカはまた軽く引きながら百合子を遠目に見ます」

一方「……お前はとことん鈴科のことが嫌いみてェだな」

10032号「自分のこと名字呼びとか某有名歌手しか許されないことを…質問にはYesと平然と答えます。と、ミサカは…やべぇ、マジで吐き気してきた、2人っきりとかうえっ」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/12(水) 19:45:01.39 ID:KLoHXQoK0

一方「…嫌いすぎだろ、いくらなンでも。流石に同情するわ…」

10032号「え?…自分で自分を?…もしかしてその口調も性格もそれが百合子の本性なんじゃ…?と、ミサカはとうとうミサカの前で本性をさらけ出したかもしれない百合子にやい!腹黒女!!やっぱりてめぇはクソビッチだったな!…とミサカも負けじと本性をさらけ出して罵倒してみます」

一方「…どこまで嫌ってんだよ?…いいかげンオリジナルの評価下げンのも悪いな…おい、クローン」

10032号「やはり本性をさらしているな、百合子!!ミサカ達のことをクローン呼ばわり…っていうか嫌われてないとか思ってる時点で気持ち悪いんだよ尻軽女!!!」

一方「…そーろそろ、お口をチャックしねェと後悔することになると思うぞ…?」

10032号「何をする気だ!?クソ女!!第一位の力まで使って!第三位の所詮クローンをどうするきだ!?言ってみろ!!!」

一方「じゃァてめェにとって大事なことを言ってやる、俺は…学園都市第一位の鈴科百合子じゃねェぞ?」

10032号「なんだそんなことか!!そんなこと………………え?」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/12(水) 20:00:01.02 ID:KLoHXQoK0

一方「もう一度言ってやろうか?俺は、学園都市第一位の

? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ?

鈴科百合子じゃねェぞ?」

10032号「……………………………ハッ!!そんな見え透いた嘘をついた所でミサカを騙すことなどできませんよ?腹黒性悪クソ女?」

一方「…てめェ…本気で俺がスキルアウトのまねとかしてると思ってるのか?仮にも第一位だぞ?…つか、なンだ?スキルアウトのまねって…自分で言ってて悲しくなったきた」

10032号「バカの演技ではなく、本当にバカなんですねかわいそうに…それより、鈴科百合子じゃないとか言っておきながら第一位って…矛盾してることに気付かないんですかバカ女?」

一方「口調忘れてンぞ、クローン?矛盾は…まぁギリギリしてねェよ」

10032号「矛盾はギリギリしてない…?…どういうことですか?…と、ミサカは注意されたので口調を戻しながら聞いてみます…というか、あなたも口調と声を戻して下さい、吐きそうなんで」

一方「戻してンじゃねェか、口調も声も…」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/12(水) 20:01:40.61 ID:KLoHXQoK0

変なの入ってる!?
こっちです


一方「もう一度言ってやろうか?俺は、学園都市第一位の

? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? 鈴科百合子じゃねェぞ?」

10032号「……………………………ハッ!!そんな見え透いた嘘をついた所でミサカを騙すことなどできませんよ?腹黒性悪クソ女?」

一方「…てめェ…本気で俺がスキルアウトのまねとかしてると思ってるのか?仮にも第一位だぞ?…つか、なンだ?スキルアウトのまねって…自分で言ってて悲しくなったきた」

10032号「バカの演技ではなく、本当にバカなんですねかわいそうに…それより、鈴科百合子じゃないとか言っておきながら第一位って…矛盾してることに気付かないんですかバカ女?」

一方「口調忘れてンぞ、クローン?矛盾は…まぁギリギリしてねェよ」

10032号「矛盾はギリギリしてない…?…どういうことですか?…と、ミサカは注意されたので口調を戻しながら聞いてみます…というか、あなたも口調と声を戻して下さい、吐きそうなんで」

一方「戻してンじゃねェか、口調も声も…」
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/12(水) 20:05:00.54 ID:KLoHXQoK0


結局取れてないハテナ;






10032号「百合子…あなたもしかして………男だったんじゃ…」

一方「…やっぱり第三位のクローンらしくバカだった…」

10032号「む、バカとはなんですかバカとは!!?このミサカはかなり賢くて気品で可愛い方です!!訂正しろ!…と、ミサカはてめぇのほうがバカだろといいながら…」

一方「…はァ…ここまで言って分かンねェンじゃバカの仲間入りだバカ。俺の正体、学園都市第一位の鈴科百合子でなく、でもギリギリ第一位じゃないこともない、声と口調も男の様…もう分かンだろ?流石に…」

10032号「もしかして……百合子の……」

一方「……あァ、そうだ」

10032号「隠し子…」

一方「だっからてめェはバカっつってンだバカ!!!!普通ここまで言ったら俺が鈴科百合子のクローンだってわっかンだろォがよォオオ!!!?」

10032号「またバカっていった!!!親にも言われたことないのに!!…あ、親いなかった…と、ミサカは…………………え?」

一方「…あ」

10032号「ク、ロー……ン…?」

一方「………俺もバカかよ…」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/12(水) 20:10:02.44 ID:KLoHXQoK0


ーーいろいろ説明中ーー


10032号「では、本当に鈴科百合子のクローンなんですね?と、ミサカは今だに信じれませんがとりあえず聞き返してみます」

一方「今だに信じてねェのに、本当だっつっても訳分かンねェだろ…まァ、本当だけどよ…悪かったな、性悪腹黒クソ女じゃなくてよォ?」

10032号「う…、そ、それはその…忘れて下さい…と、ミサカはもう手遅れなことを承知してお願いしてみます。お願いします!!!ミサカが言った悪口の数々、どうか上条当麻に告げ口をしないで頂けませんか!!?」ドゲザッ

一方「ほォー?てめェも中々に人ができてねェな、ま、クローンだから仕方ねェか…ン?」

10032号「すいませんすいません!!!今までのことはすべて謝ります!!!だからどうか!どうか上条当麻には……!!!とミシャカはぁー…うぅ…」
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/12(水) 20:15:01.32 ID:KLoHXQoK0

一方「……はァ…もういい、顔あげろ。」

10032号「すいませんすいませんすいま……うぇ?」

一方「土下座をやめろっつってンだ。…同じクローンだろうが、上下関係なンかねェよ。」

10032号「で、ですがミサカは…あなたを、一方通行を…百合子と間違えてあんなに…」

一方「オリジナルのこと本当に嫌いなンだな…俺だったらいいのかよ」

10032号「…それは…あなたは百合子と違うじゃないですか。と、ミサカは何故か不思議そうな顔をしている一方通行を眺めながら理由を淡々と答えます」

一方「…てめェらはつくづくよく分かンねェな。クローンだから同一人物だって…」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/12(水) 20:20:01.90 ID:KLoHXQoK0

10032号「一方通行の方がよく分かりません。あなたと百合子では性格も性別も声も口調も…なにもかもが違うじゃないですか?見た目は…同じですが」

一方「…ンだァ?じゃァてめェらはてめェらの言う妹達、全員が全員、違う性格をしてるとでも言うつもりか?ァあ!?」

10032号「その質問は愚問ですね。当たり前のことじゃないですか。自分と百合子を見比べてみたらどうですか?と、ミサカは妹達全員が独自の性格をしていることを確定します」

一方「………」

10032号「だからミサカも、百合子にはムカつくけど、一方通行にはムカつかないんです。と、ミサカは再度百合子が大嫌いだということをほのめかしながら…ぁあ!だからあなたは百合子に見た目がソックリなのにイラつかないんですね!!」

一方「……なに自分で言って自分で納得してンの。…なァ、妹達っていってるよな?」

10032号「はい、それが何か?」
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]:2012/09/12(水) 20:20:20.94 ID:RzvcHaWAO
>>1
これ
つsaga
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/12(水) 20:24:59.99 ID:KLoHXQoK0

一方「第三位のことはお姉様っつってるよな。それ、どういうつもりで言ってンだよ」

10032号「……質問の意味が…その、あまり理解に苦しみますが、私が答えれる範囲で答えるとすれば…。……お姉様は最初、ミサカ達のことをあまり良く思っていませんでした。と、ミサカは今でこそ、親し気に接していますが、昔はかなり辛辣だった事実を明かします」

一方「……(俺のオリジナルは最初から…)…」

10032号「…そして最近、とある実験が行われました。知っていると思いますが絶対能力進化実験のことです。お姉様は、その実験の存在を知ってから、死ぬために作られたミサカ達を助けようと…ミサカ達を初めて人間として、見てくれました。クローンの私達をです。それから、ミサカ達のことを、一人一人の人間として接するために、『妹達』という愛称を付けてくれました。だからミサカ達も、敬意を表して『お姉様』と呼ぶのです。と、ミサカはそれだけではなく、お姉様がいなかったらミサカ達も作られなかったこと、生みの親…に近い認識で接していること、他にも様々な感謝の気持ちでそう呼んでいることを一方通行に伝えます。…伝わりましたか?」

一方「………」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 20:30:00.02 ID:KLoHXQoK0

10032号「もちろん、実験を断ってくれた百合子には感謝しています。百合子がいなかったら、実験用にミサカ達が作られることはなかったでしょうし…と、ミサカは珍しく百合子のいいところを述べてみます…が、やはり彼女の性格が最悪すぎるので決して百合子を認めた訳ではないということを分かっていてください!!!」

一方「つーかよォ…なンでてめェはそンなに鈴科のこと嫌いなンだよ」

10032号「…あのクソ女…実験を止めたのはあくまで上条当麻のはずなのに…まるで自分が止めた様な振る舞いで…しかもっ…!しかもそこらへんのアイドルみたいな扱いを受けて、上条当麻に色目を使ったあげく、セクハラをさせてお姉様に上条当麻を叱ってもらったりもして…とにかくクソなんです!!!あばずれなんです!!!とミサカはあのクソが本当に目障りなことを…っ!!!」ギリギリッ!!
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 20:35:02.07 ID:KLoHXQoK0


これで大丈夫かな?
>>73
ありがとう




一方「わ、分かった!お前が上条当麻のことをすげェ好きなことは分かったから仮にも俺の元となった奴のことをクソとか言うの、やめてくれませンか」

10032号「…す…!!?」

一方「あ?違ェのか?いや違ェ訳ねェだろ。明らかにそうだろ」

10032号「そ、そ、そ…そそそそんな訳…なななないじゃ…っ!!あ、あのクソ女がやけに上条当麻のまわりをうろちょろするからで…」

一方「目障りって言ってたじゃねェか…学習能力が備わってねェのか?次クソって言ったら…」

10032号「ご、ごめ、ごめんなさっっ…上条当麻には…っ」

一方「へーへー、言わねェよ…つか、言っても信じなさそうだしな、…バカだし」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 20:45:01.45 ID:KLoHXQoK0

10032号「…それで…その…聞きたかったことは、聞けましたか?と、ミサカはそういえばそんな理由でここまで連れてこられたなと思い返してみます」

一方「ん?あ、あァ」

10032号「そうですか。…ちなみにお姉様方にはクローンと言うことは…?」

一方「バレてねェよ。バカだし」

10032号「バカ呼ばわりするな!…と、言いたい所ですが…これだけバカな所が見つかると…フォローもできませんお姉様方…お姉様方がバカすぎて…」

一方「くかか!なァ、お前、上条のことが好きなんだろ?協力してやろうか?」

10032号「本当にバカ…え?」

一方「聞こえなかったか?協力してやるって…」

10032号「き、聞こえてましたけどガッツリ…でも…え?な、なんで…?」
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 20:55:06.88 ID:KLoHXQoK0

一方「なンで?………。…なンとなく?」

10032号「なんとなく?…ですか…?」

一方「あァ。今、思いついたンだけどよォー…俺って見た目鈴科百合子だろ?」

10032号「はい…それが何か…?」

一方「だからよォ、俺がクローンだとバレねェうちは、鈴科百合子としてあいつらに接する。そンで、上条に鈴科百合子でいろんな嫌がらせをする…すると上条は俺を鈴科と思いこンでるから必然的に鈴科のことを嫌いになる。そこをお前が付けいる!…くかかくけけけ!!考えただけで笑っちまうよなァ!何も気にせず他人に罪をなすりつけてイヤガラセできる…!こンなイイコト他にはねェ!!!」

ずっと培養機の中にいて究極に暇だった一方通行は、ずっと他人がどんなことをしたら嫌がるか、を考えていたのだ!!!
いつのまにか、一方通行は外道になっていた!!!
…半分くらい木原くンの嫌がらせを受けたせいでもある。

10032号「な!?なんですかそのミサカの恋を応援しているようでしていない思いつき!!?」

一方「どっちも得するいい案だろ?」
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 21:00:06.84 ID:KLoHXQoK0

10032号(さっきミサカが百合子のことをクソとかいったら凄い怒ってたのに…百合子に罪をなすりつけるってミサカが悪口言ったより酷い気がします。とミサカは…)

10032号「な、なんだか百合子に悪い気がしてきました…と、ミサカは一方通行が外道すぎて、百合子を嫌いということを忘れそうです」

一方「おい、俺のこの性格は鈴科の性格の根本からだからな?言っとくけど」

10032号「目が覚めました。ありがとうございます!一方通行!!」

一方「…で、どうすンの、乗るのか?乗らないのか?」
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 21:10:01.33 ID:KLoHXQoK0

10032号「その提案、乗らない訳が見当たりませんね。一方通行様!」グヘヘ

一方「お前も中々いい性格してンじゃねェか!」クカカ

10032号「いえいえ一方通行様ほどでは…!とミサカは定番の返しをしてみます」

一方「おし、そうと決まれば、さっそく作戦にとりかかンぞ。えーと…」

10032号「ミサカの検体番号は10032号ですが、このミサカは上条当麻に『御坂妹』というあだ名をつけてもらっています。だから一方通行もミサカのことは御坂妹と呼んで下さい。ほかのミサカとの見分け方は首のネックレスで分かると思います」

一方「ンじゃ、御坂妹、今からあることをする。俺が言ったことは必ず守れ。作戦は…」
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 21:20:00.53 ID:KLoHXQoK0




ーー5分後ーー

10032号「…なるほど、つまりミサカが飴役、一方通行がムチ役、ということですね、とミサカは先ほどの説明で瞬時に理解し再度確認をとる、というものわかりが良い子だということをアピールします」

一方「俺の説明が分かりやすかっただけだろうが」

10032号「それもあるでしょうが、ミサカがものわかりの良い子だったからこそ、作戦がこんなに早く伝わったのです」

一方「自分を過大評価し過ぎだ、バカ」

10032号「お姉様の遺伝子ですから、とミサカは自分がこんななのは全部お姉様のせいということを伝えます」

一方「第三位だから仕方ねェか」

10032号「えー、作戦はつまり、上条当麻に飴とムチで接していき、ミサカの好感度を上げる、ということですね、とミサカは確認作業にとりかかります」

一方「まァ、そういうこった。分かったら上条ンとこに戻るぞ」

10032号「了解です!ボス!!」ビシッ
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 21:25:15.83 ID:KLoHXQoK0




ーー公園ーー

上条「いやー、買った買った!本当、ありがとうな、御坂!」

御坂「な、べ、別に…あ、あんたのためじゃ…」

上条「いやいや、御坂がいなかったら卵も2パック買えなかったしな、本当感謝しきれないよ」

御坂「た、卵ぐらいで…大袈裟ね!」

?


10032号「なぜかお姉様のツンデレが炸裂していますね」チョコン

一方「…買い物袋2つひっさげて…買い物の帰りか?」チョコン
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 21:30:34.04 ID:KLoHXQoK0

10032号「きっとタイムセールに2人で行ってきたところでしょう。と、ミサカは2人の会話の卵というキーワードに注目してみます」

一方「…だったら卵を割れば上条の奴は怒るだろうな」

10032号「卵を割るんですか!?それだと飴がやりにくい気が…」

一方「卵があればいンだろ?」


シュンッ


10032号「え!?消え…」


シュタッ


一方「おらよ、卵」ガサッ
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [saga]:2012/09/12(水) 21:35:05.07 ID:KLoHXQoK0

10032号「え…?あ、あの一瞬で買って帰ってきたんですか!?」

一方「ン?あ、あァ。…?第一位のクローンだからこンぐれェできンだろ」

10032号「…(実際のところ、第一位のクローンだからといってあんな空間移動の様な…いや、あれは空間移動というよりは瞬間移動…)……あの…気になっていたんですが…」

一方「ン?」

10032号「一方通行のレベルはどのくらいなんですか?と、ミサカは先ほどの瞬間移動の様なものをみて疑問を口にしてみます」

一方「瞬間移動じゃねェよ。あれもベクトル操作の応用」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 21:40:00.96 ID:KLoHXQoK0

10032号「ですが…本当に一瞬で…スーパーもここから200m以上離れていますし…と、ミサカはベクトル操作の応用力の広さに目を丸くします」

一方「そこらへンは鈴科に聞けよ。説明すンのも面倒くせェ。…で、上条がこっから動かねェうちにはやいとこ作戦開始すっぞ」

10032号「は、はい…(レベルの話が誤魔化された気がしますが…)」

一方「作戦はこうだ、俺とお前が鬼ごっこで上条のとこまで走っていく」

10032号「はい……は、はい!?鬼ごっこ!!?」

一方「あァ、鬼ごっこ。オリジナルならこンくらいしててもおかしくはねェだろ」

10032号「おかしくはないですけど…ていうか前上位固体と一緒にしてましたけど」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 21:45:03.61 ID:KLoHXQoK0

一方「そンで、お前が鬼、俺が逃げる役。俺が上条の買い物袋に突っ込ンで行く」

10032号「…なるほど、そこで卵を割り、ミサカが上条当麻に卵を渡して好感度UP…ということですね?」

一方「おォ…なァ、ちょっと鈴科のマネしてくンね?」

10032号「?…百合子のマネ、ですか?」

一方「オリジナルの声は出来ても口調まであンま分かンねンだよ」

10032号「………。…ゆ、百合子鬼ごっこすっごい大好きだょ!!かけっこは大得意だもんね!!!えへへ」キャピッ

一方「………」

10032号「えへへ…へ…へ……。う、うぅ…」グスッ

一方「……なンか…すまねェ…」
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 21:50:00.67 ID:KLoHXQoK0




ーー3分後ーー

一方「……泣き止ンだか?」

10032号「…はい…すいません…思いっきり泣いてしまって…」

一方「いや、頼ンだ俺も悪い。……今から俺がマネするンだ。それ見て笑ってろ」ポンポン

10032号「頑張って下さい。百合子のマネは色々と削がれます…主に精神面が、とミサカは経験から得た知識を一方通行に教えます」

一方「教わらなくても分かるけどな、はァ…ンじゃ…やるぞ……ァ、あー!あー!あー!…こンなもンか?」

10032号「声が百合子に!!…忌々しい…!」

一方「性格面をみてンじゃねェのかよ!?」

10032号「そのはずなんですがやはり百合子の声はミサカをイラつかせますね…!と、ミサカはあまりその声でミサカに話しかけないでほしかったりします」ギリギリ

一方「…女の敵が多そうだな、オリジナルの奴は…よし、たまりにたまった鬱憤、理不尽に晴らさしてもらうぞ!!おら、御坂妹!行くぞ!!!」タッタッタッ

10032号「その声で命令するな!と、ミサカは百合子の声で一方通行の口調はかなりムカつくことが分かり、さらにイラつきながら一方通行に続きます…百合子ー待てー!」タッタッタッ

88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 21:55:03.15 ID:KLoHXQoK0

一方さんが演じる百合子は「もン」と「ょ」がかなり多めです







上条「あはははは…ん?あれは…」

<ユリコーマチナサーイ
<イヤダモンネーユリコハツカマラナイョー!

御坂「御坂妹と百合子?話し合いから帰ってきたのかしら」

上条「何してるんだ?…鬼ごっこ…?」

御坂妹「いいかげんミサカに捕まったらどうなんですか百合子ー!!と、ミサカは…はぁ…はぁ…百合子を全力で追いかけ…はぁ…」

上条「…え?…ちょっ、こっちに来て…止まっ、止まれ!鈴科!!危なっ…」

一方「捕まらないもンねー百合子は…ってうわっ!!!」


ガサガサッパキッ


上条「いっててて…」

一方「いったァー…」
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 22:00:00.43 ID:KLoHXQoK0

御坂「ちょっとアンタ達、大丈夫!?」

上条「上条さんは大丈夫…鈴科、大丈夫か?」イテテ

一方「百合子はなンともないょ。」

上条「そっか、良かった…。…ん?パキッ?ま、まさか…」ガサッ


タマゴデローン


上条「う、うううわぁあああぁああ上条さんの卵がぁああぁああ」

10032号「お、落ちついて…」チラッ

一方「…あ…ァ…」コクッ

御坂「…百合子…」

一方「ゆ、百合子悪くないもン!!!こンな所にほおっておいた上条が悪いンだもン!!!」

御坂「百合子アンタ…!」
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 22:05:01.41 ID:KLoHXQoK0



上条「…はは…は…だ、大丈夫!大丈夫!!こんな所においておいた上条さんが悪いんだ。鈴科は悪くねぇよ…ははは…」

一方「そうだょ!上条が悪いもン!!百合子は鬼ごっこしてただけ!!上条がボーッとしてるからいけないんだょ!!!」

御坂「百合子!!?!何言ってるのよ今のは確実にアンタが悪いでしょうよ!?」

一方「百合子は悪くないょ!!!上条がバカだから上条が悪いンだょ!!」

御坂「いくらなんでも今のは許せない…!アンタがぶつかって、どう見てもアンタが悪いのに…こいつのせいにして、バカにして、しかも謝らないって…どうしたのよ百合子!?アンタそんなゲスな奴じゃないじゃない!!?」

上条「み、御坂!!大丈夫だから…鈴科は…鬼ごっこに夢中で、前にある袋に気づかなかっただけだし!」

御坂「で、でも!!卵を…」
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 22:10:00.30 ID:KLoHXQoK0


上条「卵くらいで何言ってんだ、たかだか140円くらいの不足ですよ!こんなのいつもの不幸に比べればどうってこと…っはは…」

御坂「卵くらいって!アンタさっきあんなに大喜びして…あんなに嬉しそうにしてたのに…」

上条「だーいじょうぶ、大丈夫!!卵がなくてももやしがあるから料理には困らないし!!」

一方「うンうン!卵なンてあってない様なもンだしね!上条の頭もあってない様なもンだし、ここは上条が百合子に謝って場をおさめるってことで解決になると思うょ♪」キャピッ

10032号 「」ブフォッ

御坂「ちょっ!何笑ってんのよ!!?アンタも酷いわね!!」

10032号「!?わ、笑って…ま…まふぇん」プルプル

一方(笑ってンじゃねェか)

10032号(笑わせにきてるじゃないですか…一方通行!上条当麻の頭はあってない様なものって…)プルプル

一方(こいつ見てっとイラくつンだよ…なンか罵倒したくなるンだって!つーか早く飴をやれ!笑ってねェで)
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 22:15:00.19 ID:KLoHXQoK0


上条「はは…はは…」

10032号(うっく…はぁ…はぁ…ふー…よし、)
「あの…と、ミサカは上条当麻に話しかけます」

上条「ははは…は…?なんだ?御坂妹」

10032号「卵が割れてしまったんですよね?でしたらミサカがたまたま偶然先ほど百合子と一緒に卵を買っていたんです。良かったら差し上げます、とミサカはわざとらしく卵を上条当麻に差し出します」スッ

上条「…え!?そ、そんな!悪いって!!もやしがあるから!!」

10032号「もやしなんかより、卵はずっと栄養が高いですよと、ミサカは卵の素晴らしさについて語り始めます」

上条「いや、あの!卵が嫌なんじゃなくてだな!御坂妹、お前に悪いって俺は…」

10032号「ミサカが良いといっているのです。人の良心は受け取っておくべきですよ、と、ミサカは明らかに下心なことは隠して上条当麻をさとします」

一方(だから隠せてねェっつーの…それ隠さないとヤバくね?)
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 22:20:00.49 ID:KLoHXQoK0



上条「あ、あり…が…とう…?え、本当にいいのか!?」

10032号「もちろんです。と、ミサカは満面の笑みで答えます」

御坂(全然顔変わってないけど…ていうか…)

上条「あり…あり、あり…ありがとう御坂妹!!!本っ当っっっにありがとう御坂妹!!!!上条さんは…上条さんは嬉しすぎて…涙で前が見えません!!」グスッ

御坂(いつのまにか慰めるポジション取られたぁああ!!?)

10032号「いえいえそんなに喜ばれるとは…あげたこちらも嬉しくなってきましたとミサカは少し照れながらどういたしましてと返事を返します」

一方「なンだ、じゃあもう百合子全然悪くないね!卵も戻ったンだし」

御坂「なっ!?百合子、だからアンタは…」
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 22:25:01.49 ID:KLoHXQoK0


上条「はっはっは!そうだな!鈴科はもう悪くなくなっちゃったな!!」

御坂「は、はぁ!!?アンタも何言ってんのよ!?百合子に謝ってもらって…」

上条「御坂こそ何言ってんだよ?鈴科だぞ?別に可愛いんだから謝らなくてもなんか許しちゃうっつーか」アハハ

御坂「確かに百合子は世界一…いや、宇宙一可愛いけど…でも…」

上条「鬼ごっこくらい誰でも夢中でやるよなー!はははっ」

一方「百合子鬼ごっこ大好きだょ!上条は嫌いだけど」

上条「え」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 22:30:03.05 ID:KLoHXQoK0



一方「え?好かれてると思ってたの?上条キモーイ。上条じゃなくてキモ条だね♪頭ツンツンだもンね!」

上条「え」

10032号「百合子!!何を言ってるんですか!ツンツン頭は上条当麻のトレードマークですよ!?と、ミサカは上条当麻にあなたのツンツン頭は素敵ですと伝えます!!!」

上条「御坂妹…!!」

一方「どこ見て素敵とか思ってるの?一緒の空気吸うだけでも百合子は嫌なのに」

上条「」ゴファッ

10032号「!?だ、大丈夫です!!!あなたの吐く息はミサカのためになってますから!!!(吐血した!!?)」

<ナンダニャー!?イマナンカオレノアイデンティティガウバワレタキガ…

一方(一歩間違ったらセクハラだな今のセリフ…つーかセクハラだな)

96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 22:35:00.86 ID:KLoHXQoK0


上条「み…御坂…妹…本当、か…?」ゴフッ

10032号「もちろんですもちろんです!ミサカはいつだってあなたの味方です!!とミサカはミサカが敵ではないことを上条当麻に示します」

上条「あり…がとうな、御坂妹」ニコッ

10032号「!!」

御坂「!!」

一方「百合子、御坂妹の感性がよく分かンないょ。こんなゴミ、どこがいいのか百合子ちょっとおバカだから見当たらないなー」

10032号「例えば…困っている人がいたら、必ず助ける所…などです、とミサカはそれ以外にも数えきれないほど上条さんにはいい所があるということを…」

一方「うーん…やっぱりよく分かンない。だって上条はクズだもン」

10032号「そうやって、人をクズだゴミだと決めつけるのは良くないことだと思います、百合子。と、ミサカは学習装置ではなく、これまでの経験から分かったことを百合子に述べてみます」
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 22:40:00.96 ID:KLoHXQoK0


上条「御坂妹…。はっはっは!上条さんは夏休みも補習で潰しちゃうようなクズですから、鈴科に責められても仕方のないことだとは…でも御坂妹!ありがとうな!なんか元気でた!!」アハハ

10032号「なんだか今日はお礼を言われてばかりいる気がしますと、ミサカはお礼を言われるのは悪い気がしないということを学びます」

御坂「……百合子は可愛い、可愛いけど…あんなこと百合子が言うはず…」ブツブツ

一方「百合子、上条と一緒にいるのが嫌だからもう帰るもン!バイバイ、みンな!」フリフリ

上条「おお!またなー鈴科!!!上条さん、今度会う時は鈴科に嫌われない様に気をつけますよー」フリフリ

10032号「その黒すぎる性格をなおしてからミサカたちに会って下さいねとミサカは最後まで百合子を敵として認識します」フリフリ

御坂「百合子!!……な、なんでもないわ、またね!今度は2人っきりで遊園地にでも行きましょう!!!」フリフリ
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 22:45:02.22 ID:KLoHXQoK0






上条「なんだか今日は鈴科の奴、かなりのツンデレぶりというかなんというか」

御坂「ツンデレって…(百合子のはツンデレって分かるのに私のは分からないのね……って私は!別にツンデレしてる訳じゃなくて…)」

10032号(あれはツンデレじゃなくてただ単に悪態ついてるだけでしたけどね、というか上条当麻のかなりのタフさにミサカはびっくりしました)

上条「それにしても…怒ってる鈴科も可愛いかったなー!御坂!!」

御坂「ええそうね!!怒ってる百合子なんかみたこと無かったもの!!貴重なものがみれたわ!うふふ(きっと百合子、今日は少し機嫌が悪かったのね)」

10032号(めでたい頭の人たちですね…とミサカは全然疑問に思ってない2人を見てため息が漏れます。…悪態つくにしても、やりすぎですよ一方通行、この2人がバカだったから良かったものの。なに楽しくなっちゃってるんですか…はぁ…まぁミサカも楽しかったからいいんですけどね)

99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 22:50:00.30 ID:KLoHXQoK0




一方「……ンーンー♪(楽しすぎて鼻歌が出ちまうな)」クスクス

一方(あンなに堂々と悪態がつけたのは初めてだったからな。あー、すっげェ良い気持ちだー)ツヤツヤ

一方(御坂妹も上条に褒められてたし、良いことしたって感じだな)
※十分悪いことです

一方(これからも堂々とあの上条とかいう奴に悪態つけるとか考えると…笑いが止まンねェな!!くかかか!)

一方(…でも正直鈴科の真似は色々と疲れた…腹、減ってきたな…早く帰って飯でも食うか)





ーーマンションーー

ガチャッ


一方(今朝と同じ位置に靴がある…出かけてはねェのか)クツヌギヌギ
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 22:55:09.10 ID:KLoHXQoK0


一方(オリジナルに俺が上条にイヤガラセしてるのがバレるのも時間の問題だな…別にバレてもいンだけ…)


ガチャッ


???「はぁー疲れたー!一日中調整とかどこの入院患者だっつーの」

いきなり開かれた扉の前には、学園都市の中で7人しかいないと言われているレベル5、そのなかでも第三位の地位に健在している通称超電磁砲。御坂美琴…に、良く似た少女が立っていた。彼女は御坂美琴に顔さえ似ているが、悪意が見て取れる様な目つきをしており身体は普通の高校生がみたら泣いて喜びそうな出るとこは出て、締まるとこは締まる、そんな身体つきをしている。こんな人が目の前に現れたら、御坂を知っている人はきっと、御坂ではないか?と、聞くに違いない。実際一方通行も

一方「………第三位…?」

…と、聞いていた。するとこの少女はっ…って、他の文なんかいらないかも!

???「あれ?こんなとこで何してるの、第一位。もしかしてミサカのことお出迎えするつもりだったとか?ぎゃはっ☆女にお出迎えとか気持ち悪過ぎて吐いちゃいそう」

一方(…まァーた俺のこと、鈴科と間違えてやがる。背は俺のが高ェし顔は全然違ェのに。つゥーかこいつ、妹達の一人か?…にしちゃァ、えらく成長してるというか…?)
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 23:00:00.64 ID:KLoHXQoK0


???「ミサカがこんなに喋ってるっていうのに、無視するんだ?百合子酷い言葉は嫌いなんだよォーうってか?…ハッ!!あなたには酷い言葉がお似合いだよオセロもやし?」

一方「オセロもやし?」

???「そ、ミサカが考えてあげたあなたのニックネーム。ピッタリでしょ?色白腹黒もやしさん。ぎゃはっ」

一方「……確かに」

???「は、はぁ!?な、なに納得しちゃってんの!!?ほんと、あなたと喋ると調子狂うなぁー」

一方(色白のくせに天然腹黒そうだもンなァ…オリジナル。つかオセロもやしって語呂悪ィな。…仮にも女にもやしって…もやしって…)

???「それよりそこどいてくれない?ミサカが通れないじゃない。第一位は靴を履ききすることもままならないとか?笑えないジョークだねオセロちゃん♪」
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 23:05:01.42 ID:KLoHXQoK0


一方「お前も鈴科のことが嫌いなのか?」

???「当たり前じゃん。ミサカはあなたの不の感情を多く拾うんだからさ、ミサカが嫌うのは必然的でしょ?でも、あなたがミサカにどうしても好かれたいっていうなら、コンビニでティラミスプリン買ってきてよ!それでなんとか嫌わないでいてあげる。それでも好感度はマイナスのままなんだけどね!くけけっ」

一方「そうか(妹達に嫌われ過ぎだろオリジナル!?どうやったらそこまで嫌われンだよ)」

???「ひゃはっ、もしかして悲しくなっちゃった?うっわードン引きものだね。どれだけミサカに好かれたかったのさ。みんなに好かれようとか思ってる時点でドン引きものだよ」

一方(こいつは自分のことをミサカっつってるから、第三位のクローンで間違いねェだろう。でも、なンでこいつだけこんな身体つきが違ェンだ?……絶対能力進化実験で作られたクローンと違う…?俺が知らねェうちにほかのなンらかの目的で作られたクローンなのかもしンねェな)
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 23:20:09.70 ID:KLoHXQoK0


???「ちょ、ちょっと?何、だんまり決めこんじゃってるのさ…ミサカの言葉…ほ、本気にしちゃったとか?ば、バッカみたーい。なに真面目に聞いてんの、そんなに嫌ってたら、普通一緒に住まないよ…って、ミサカも何言っちゃってんの!!?ちがっ!さっきのはあくまであなたのそんな陰気臭ーい顔を見たくなかっただけで別に慰めてた訳じゃ…」ワタワタ

一方「………(なンだただのツンデレか)」

???「いいかげん、その顔やめてよ!……あぁー!!もう、こうすればいんでしょ!!!」バッ

一方「!!?」


ぎゅーっ!!


一方「ェ…!?(またァ!?!?)」

???「あなたがそんな顔するからいけないんだから!!あなたが言ったんだよ!悲しくなったら抱きしめてくれないとベクトル操作でジュッだって!!ミサカはあなたの暗ーい顔見てるのが気持ち悪いからこうしてるだけなんだから!!!」ギュー!

一方(なンで俺はこうつくづく女に抱きしめられることが多いンだ!?クソッ!離れろ離れろ離れろ…!!!)

???「ミ、ミサカの意志じゃなくてあなたがこうさしてるんだからね!!好きでこんなことしてるんじゃ…」ギュー!

一方「ン…ぐぅ…(こ、いつ…!力強すぎだろ!?反射したら変に思われるし…つゥーかこのクローンツンデレ過ぎるだろうがよォ!?!なンで口ではすっげェ罵倒してやがるのに行動が言ってることと全然違ェんだよ…!!)」グググッ
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 23:25:01.61 ID:KLoHXQoK0



???「…あれ?そういえば第一位、あなたってそんなに長身だったっけ?どことなく顔もいつもと違う様な…?口調も…」

百合子「あぁあああぁああ!!?なに百合子のあー君に抱きついてるのミサワ!?」

一方「あ」

ミサワ(仮)「……え?…だ、第一位が…2人!!?」

百合子「ミサワが抱きつくのは百合子が悲しくなった時だけって前に決めたンだょ!?!なのに!どうして、どうして百合子のあー君にィー!?」ギリギリ

ミサワ(仮)「え?だ、だから第一位が悲しそうにしてるからミサカは…あれ!?じゃあこの第一位は…誰?」

一方「話がまたややこしくなってくな…おい、えーと…ミサワ?だっけか。いいかげん離れろ、説明すっから」

百合子「ミィーサァーワァー!!!」

ミサワ(仮)「ま、まって第一位!!ミサカ約束破ったんじゃなくて間違えちゃっただけで…!」

一方「オリジナル!てめェも第一位なら落ち着きやがれ!!!」

105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 23:30:01.26 ID:KLoHXQoK0





ーーリビングーー

ミサワ(仮)「第一位のクローン!!?うっそ…?」

打ち止め「本当だよ!!ってミサカはミサカはそういえば朝、ミサワはいなかったねって思い出してみたり!」

百合子「なァンだ、てっきり百合子、ミサワに裏切られたのかと…」

黄泉川「間違えるのも無理ないじゃん!あー君は百合子に超そっくりだからね!!ちなみにあー君は男の子じゃん」

ミサワ(仮)「男!!?な、なんでオセロもやしから男のクローンが…?っていうか男なんか住まわせていいの?黄泉川」

黄泉川「心配ないじゃん!百合子が2人いるみたいで、目の保養にもなるし!」

一方「…ンで?この妹達の一人と分かるが妙に体と目つきが発達してやがるクローンは誰だ?」

芳川「この子は番外個体よ。第三次製造計画によって作られた新たな妹達。見た目は戦闘用に特化するために少し成長させているからよ。一方通行、この子とも仲良くしてあげてちょうだいね」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 23:35:02.71 ID:KLoHXQoK0


一方「番外個体…ま、仲良くする義理はねェからな、適当にあしらうわ。つゥーか変な服だな」

番外個体「ミサカもあなたとは仲良くする義理はないからね、百合子みたいなのがもう一人増えて最悪って気分だし、機嫌が悪い時は殺しちゃうかもしれないよ?ぎゃはっ☆それに、服のことはあなたにとやかく言われたくないなー?何その服、センス壊滅!」

一方「これは俺のセンスじゃなくて、研究員のアホのセンスだ。俺にケンカ売るのは間違ってると思うぜ?たかが第三位のクローンに第一位のクローンがそうやすやすと殺される訳ねェしな?」

番外個体「あなたって第一位のクローンのくせしてバカなんだね☆芳川の話聞いてた?ミサカは他の妹達と違って戦闘用に特化してるんだよ、他の妹達より2つか3つレベルが上なの。ミサカと戦って、恥をかくのはあなたの方じゃないのかにゃー?」

一方「…おい、なンでてめェは妹達の1人なのにそンな表情豊でなおかつクソムカつくンだ?それも相手を挑発する内の一つなのか?ァアあ"!!?」

芳川「サードシーズンのクローンだからじゃないかしら。まぁ、あなたと同じよ一方通行、あなたも表情豊でムカつくもの」

一方「なンか言ったか芳川ァアアア!!!」

打ち止め「もー!ケンカはだめだよ、芳川、ミサワ、あー君!!ミサワがこんな性格なのは妹達の不の感情を受信しやすいせいだからってミサカはミサカは大説明!」

107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 23:40:00.75 ID:KLoHXQoK0


一方「…不の感情を受けやすい?…どういうことだ、妹達全員が考えてることが分かるとでも…」

芳川「あら、あなたには説明してなかったわね、妹達はMNWというもので脳内が繋がっててね、第六感すべてを共有できるのよ」

一方「ふーン…便利なもンだな」

番外個体「そうでもないけど」

百合子「ミサワは受信したくない感情まで受信してるもンね。妹達全員が幸せなら!不の感情なンかなくなっちゃうね!」

打ち止め「最近じゃあみんなで楽しいことを増やそう運動をしてて、ミサワが少しでも楽になるように頑張ってるんだよってミサカはミサカは末っ子のために一肌脱いでることを明かしてみたり!」

番外個体「なっ、おチビ!最近あんたらが妙に優しかったのはそれのせい!?余計なことしないでよ!!後、末っ子って言うな!!!」

黄泉川「まぁまぁ!人生楽しいことに越したことはないじゃん!みんな揃ったし、そろそろ夕飯でも作るじゃん!」
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 23:45:05.34 ID:KLoHXQoK0



百合子「百合子オムライスが食べたァーい♪」

打ち止め「ミサカもミサカも!ってミサカはミサカはお子様なメニューでも全然喜んで食べれることを誇りに思ってみたり」

芳川「あなたお子様でしょ」

打ち止め「うー!ちょっと芳川、余計な一言がうるさいかな!」

黄泉川「じゃあ今晩はオムライスに決定じゃん!」

百合子「オムライスも炊飯器で作っちゃうの?黄泉川」

黄泉川「当たり前じゃん!炊飯器はなんでも作れる家庭の万能アイテムじゃん♪」


ワーワーキャーキャージャーンジャーン


一方「…妹達全員の不の感情を受けるんならなンで俺に悪態つくンだ?…今日俺に会った妹達なンてそこのチビガキと御坂妹ぐれェしかいねェのによォ…?」

番外個体(…どうしてこんなに心臓がドクドクすんだろ…不整脈!?)ドキドキ

109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/09/12(水) 23:47:07.06 ID:KLoHXQoK0


……今日はここまでです
百合子と一方さんの絡みまで書こうと
思ってたんですけど眠気が…

ここまで読んでくれた方!ありがとうございました!!
おやすみなさい
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) :2012/09/12(水) 23:47:33.57 ID:KLoHXQoK0


2、3日後にまた書くと思います
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/13(木) 00:03:27.20 ID:Fo2AfXfLo

全員がビミョーに自由にズレまくってるなw
一方通行はそのうちしっぺ返し食らうべき

ところで負の感情じゃなかったっけ
不だと不思議な感情みたいだじぇ
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/13(木) 00:08:53.24 ID:zkMsVw08o

あと文字化けとか止めるんならsageじゃなくてsagaじゃないのかね
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/13(木) 00:36:43.39 ID:NRGaM/GDO
カッコ閉じるときは句点いらなくないか
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/13(木) 02:02:24.89 ID:LrsKmhYIO
キモすぎて直視できない

お前ら凄いよ
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 02:38:33.95 ID:gyPzvUFAo
この世で最もキモいのは末尾IOだということを知らないのか
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/13(木) 02:50:21.32 ID:gblJY9y1o
oh……
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/13(木) 06:27:03.44 ID:eWsmrFxDO
>>114
嫌なら見るな
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/13(木) 12:48:46.74 ID:1GfLvJAYo
確かに嫌なら見なければ良い

俺は見ない事にする
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/13(木) 14:19:26.12 ID:z8Vb1/TMo
そういう宣言はいらんです
120 :1です [sage]:2012/09/13(木) 15:15:44.37 ID:HYddWfXIO

>>115
本当にすいません!!!
知らなかったんです…
無知ですいません
本当にすいません!!!ごめんなさい…

不快に思う方がいると思うので
もう書かないとこうかなと思います
本当にすいませんでした
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/13(木) 16:26:41.13 ID:IVCQbIiq0
114のことを言ってるんでないの? <キモいやつ
楽しんでるのもいるから、気にせず続けてくれたら嬉しいな
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/13(木) 16:44:12.07 ID:8XRpc+JCo
>>120
作者のことじゃなくて>>114のことだと思う
ここしばらくID:末尾IOであちこちのスレに難癖つけて回る荒らしがいたんだよ
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/13(木) 17:25:51.20 ID:PLbg5GPgo
お前ら必死だな
124 :1です [sage]:2012/09/13(木) 19:30:09.51 ID:SDSjpJdu0

>>121
>>122
そうだったんですか!

それじゃあもう少しだけ続けます
>>1も納得のいく終わり方じゃないので…
楽しんでくれている方はありがとうございます!!
注意書きにIOが不快になる方は見ないほうがいいです。を
増やします

それでは明日か明後日にまたよろしくお願いします!

125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/13(木) 21:18:44.54 ID:Fo2AfXfLo
他人のレスはそんな気にしなさんな
自分も含め、それぞれ勝手なこと言うわけだしw
待ってるね
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/14(金) 00:59:29.06 ID:q2c9jhzio
>>120ってほんまもんの1?
せやったら態々にスマホにするとかお茶目すぎやろwwwwww
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/14(金) 09:45:33.79 ID:PUejavuqo
このオリキャラは不快
128 :1です [saga]:2012/09/14(金) 19:12:03.65 ID:WWDibFVv0


>>111>>112>>113
1はアホ丸出しな自分を嘆きます…

>>125
ありがとう!!

>>126
ほんまもんの1ですよ。
最初からずっとスマホで書いていたんですけど、何故かIDが変わってますね。なんでだろう…

>>127
実は、百合子の最初の設定はただのうざい奴、という設定でした。何故かというと、ほかの方の百合子が可愛すぎるから、どうせならとことんウザい子にしようかなとか思ったからですwでも、書いてみたらほんとに鬱陶しいだけになってしまって…

百合子好きの方に悪いので、たまに1なりの可愛い百合子もかけたらなと、思ってます。かけるか分かりませんが

グダグダ書いてますが、オチはなんとなく考えてます。そこまでかけるか分かりませんが


ではでは、投下していきます!


129 :1 [saga]:2012/09/14(金) 19:15:50.57 ID:WWDibFVv0





ーー夜、一方通行寝室ーー

一方「今日来たばっかなのにもう寝室が用意してあるとかすげェな」ボフンッ

一方「……あと広ェ…。たしか黄泉川の仕事が体育教師と警備員…第七三活動支部に所属してンだっけか?」

一方「公務員の仕事ばっかしてンな…いつの時代も国は公務員に優しいからな…儲けてンだろうなー」ゴロゴロ

一方「ンーンー」ゴロゴロ

一方「ンー♪」ゴロゴロ



130 :1 [saga]:2012/09/14(金) 19:30:01.16 ID:WWDibFVv0




打ち止め「すこーし様子を見に来たけど…なにあの白くて可愛いもの!!!」つドアノスキマ

黄泉川「私が教師と警備員してんのはそんなやましい理由じゃないじゃんよー!?」コソコソ

芳川「でもあなたのおかげで私が何もしなくても楽しく過ごせていられるわ。ありがとう愛穂」コソコソ

黄泉川「お前は少し働け」

番外個体「ぎゃははははっ!今度こそ働かないと家から追い出されるかもね?芳川!!」

百合子「ミサワ!そンなに大きな声だしたらあー君に気付かれちゃうよ、しーっしーっ」コソコソ

131 :1 [saga]:2012/09/14(金) 19:40:02.22 ID:WWDibFVv0


黄泉川「それにしても…さすが百合子の遺伝子じゃん!百合子に引けを取らない可愛さ♪」

番外個体「うえーそうかなー?百合子に全然似てないよアレ」

打ち止め「!?…そ、それは百合子はあー君より全然可愛いっていうミサワのデレなのかなってミサカはミサカはツンデレ末っ子の久しぶりのデレに驚きを隠せなかったり!」

番外個体「はぁあああ!!?違うっつーの!ミサカはあいつが百合子とはまた違う気持ち悪さがあるって言ってんだよ!!!あーあ!百合子みたいな白モヤシが2人も家にいて吐き気が止まらないったらありゃしないね!!」

打ち止め「今日もミサワのツンデレが炸裂してるってミサカはミサカはミサワのツンデレ振りを微笑ましく眺めてみたり!」

番外個体「だから……ツンデレじゃないって言って…!!!」

一方「人の寝室の前で集団覗きですかァ?変態ども」ガチャッ

番外個体「!!!」ドキッ

132 :1 [saga]:2012/09/14(金) 19:50:01.23 ID:WWDibFVv0


百合子「あー君!!えへへ!覗いてるのバレちゃったかァー」ダキッ

一方「だっから…てめェはなンでそう俺にいっつも抱きつくンだゴラァ!!?」グイグイ

打ち止め「ミサワが大きな声だしたからあー君にバレちゃったじゃない!このまま見てたらあー君の可愛い所もっと見れたかもしれないのにってミサカはミサカは不機嫌丸出しでブー垂れてみたり!!」

一方「声高らかに犯罪宣言かよ」グイグイ

番外個体「ミサカのせいじゃなくてミサカのことからかったおチビが悪いんじゃん!(ドキッてなに!?ドキッって!!?ミサカやっぱり病気なのかな…)」

黄泉川「どっちもどっちじゃん?それに、ミサワのツンデレは可愛いかったじゃん!」

番外個体「か、かわっっ!!?は、はぁあぁああ!?なに言っちゃってんの黄泉川!!そんな年なのに同性好きって終わってるね!!っつーかツンデレじゃねぇえし!!!」

芳川「確かにさっきの番外個体のデレはびっくりしたわねー。てっきり百合子のこと、本当に嫌ってんのかと思ってたから安心したわ。これからもツンデレを突き通しなさいミサワ」

番外個体「だぁああかぁああらぁあああ!!!ミサカはツンデレでも、百合子のこと好きでもなぁああぁあああい!!!」

133 :1 [saga]:2012/09/14(金) 20:00:02.65 ID:WWDibFVv0






一方「…で、なァーンでこうなるンだ?」

百合子「あー君と一緒♪あー君と一緒♪」ギュー!

一方「抱きつくな離れろ寝にくい」

百合子「離れないィー!ふぁああ!あー君いい匂いがするー」ギュー

一方「てめェの家のボディソープ使ってンだから同じ匂いだろうが」

百合子「違うもン!あー君の匂いがするンだよ!!こうやって抱きつくと落ち着いてきてェ…」ギュー

一方「寝にくいっつってンだろ」ゲシッ

百合子「あぅっっ!!いてててて…百合子、蹴られたの初めてだょ…」ボフッ

一方「一緒に寝てェンだったらベッドのなるべく端で身を縮ませて大人しく寝てろハゲ」

百合子「そンなの一緒に寝てないよ!!」

134 :1 [saga]:2012/09/14(金) 20:10:01.11 ID:WWDibFVv0



一方「……あのなァ?俺はてめェのクローンっつー前に1人の男っていうのを忘れんな」

百合子「あー君が何もしなかったらいいことだと思うよ♪」

一方「思うよって……別になンもしねェけどよォ、気が散って寝れねェンだよ」

百合子「じゃあ気配を消して寝るから寄り添っていい?ダメ?」

一方「気配を消しても俺は最初から自分の身を守るためにベクトル操作してンだよ。だから無駄だ、気が散る」

百合子「えェーとね!えェーとね!百合子の思う理想の寝方は身を寄り添って1人が包むようにもう1人を抱きしめてあげながら寝る、っていうので…」

一方「聞いちゃいねェ…すいませンねェ。理想の寝方じゃなくて」

135 :1 [saga]:2012/09/14(金) 20:19:59.81 ID:WWDibFVv0



百合子「百合子、こンな端っこやだよォ。百合子、寂しいと死ンじゃうよ?」ウルウル

一方「死ぬ訳ねェだろホラ吹くのも大概にしろ。兎じゃあるめェし」

百合子「でも百合子、よくウサギさンって言われるょ?」

一方「…見た目はな」

百合子「あー君もウサギさンだもン。あー君も寂しいと死ンじゃうんだよ」ウルウル

一方「残念ながら俺は兎じゃねェンでな。寂しくても死にゃあしねェ」

百合子「百合子…百合子…うゥ…」ウルウル

一方「………」

百合子「ひ、1人で寝るね。おやすみあー君」

一方「………」

136 :1 [saga]:2012/09/14(金) 20:30:00.19 ID:WWDibFVv0



一方「………」

百合子「………」

一方「………」

百合子「……ェぐっ…」

一方「………」

百合子「……ひっく…」

一方「………」

百合子「………ぅぐっ」ウルウル

一方「だぁあああぁああ!!!さっきからビービービービー!!うるっせェンだよ大人しく寝ることすらできねェのか!!?」バサッ

百合子「ビービーなンか言ってない!!大人しく寝てたもン!!!」ウルウル

一方「………はァ…次ぅぐっでもひぐっでも言いやがったら部屋から放り出すからなクソウサギ」

百合子「ウサギさンはあー君もだもン」

137 :1 [saga]:2012/09/14(金) 20:40:04.62 ID:WWDibFVv0



一方「………」

百合子「………」

一方「………」

百合子「………」

一方「………」

百合子「………ひぅっ」ウルウル

一方「…」イラッ


バサッ


百合子「う、うわっ!?な、なになにどうしたのあー君!!?百合子を持ち上げて…え?そ、そっちはドアの方…きゃあっっ」ドテッ

一方「大人しくできねェ鳥頭はドアの前でバカ丸出しで寝てろ!!」ガチャンッ

百合子「え、あ、あー君…あー君!!いや…いやぁ…百合子…こンなとこで寝たくない…百合…子、あー君と一緒に寝たかっただけなのに…う、う、うぁああぁン、うぐっぐす…ひぐっう、うぇえええン」ポロポロ

<ウルセェゾシズカニシロ!!

百合子「う!?」ピタッ

百合子「う…うぐ…うぅ…」ポロポロ

百合子「…うく…う…」ポロポロ



138 :1 [saga]:2012/09/14(金) 20:50:16.35 ID:WWDibFVv0





ーー30分後ーー

カチャッ

一方「………」ソロ?

百合子「……ンぅ……」スースー

一方(寝てンな…)

一方(……っ!クソっ重てェ)ダキッ

百合子「…うー……」

一方(同じ顔の奴を抱きかかえるってすげェ気持ち悪ィな)

百合子「……あー……く…」

一方「………ッチ(泣き過ぎだクソが。泣き後が付いてんじゃねェか…)……………………はァ…」


139 :1 [saga]:2012/09/14(金) 21:00:06.19 ID:WWDibFVv0






ーー朝ーー

黄泉川「おはよーじゃん!あーく…ハッ!!?」カチャッ

百合子「ンぅ…」スースー

一方「……ンー」スースー

黄泉川「ここは…天国じゃん…?……桔梗ぉおおおおおカメラ持って来てぇええ!!できるだけハッキリ写れて本格的なのぉおおお」





芳川「ふーん?それで、ほっとけなくて結局一緒に寝ちゃったのね?」ニヤニヤ

一方「違ェよ、起きた時ドアのとこにこンな白いもンが寄っかかって寝てたら嫌だったから仕方なく…」

打ち止め「(白いのはあなたも一緒だと思うけど)なんだかミサワに引けを取らないツンデレさんだねあー君って、ミサカはミサカは朝から顔をニンマリさせてみたり!」ニヤニヤ

一方「なンなンだてめェらは、朝から気持ちの悪ィ顔しやがって…」

140 :1 [saga]:2012/09/14(金) 21:10:12.47 ID:WWDibFVv0



番外個体「初日からお盛んだねクローンさん?ミサカ、自分と同じ顔の人、犯す奴初めて見たー」

一方「てめェはどンだけ気持ち悪いィ妄想してやがる。」

番外個体「気持ち悪いのはあなたのほうじゃないの?百合子と一緒に寝るとかありえなくね?しかも我慢できなくて襲いそうになったから自重しようと百合子を外にだしたんでしょ?それで、やっぱり我慢できなくて部屋に連れ込んで…うわー、百合子に近づくのはいいけど、ミサカには半径1m以内に近づいてこないでよね性欲ローンさん!ぎゃはっ☆」

一方「お花畑な頭をカチ割ってやろうか今すぐ」

百合子「それにしても、百合子、昨日は本当にそのままほっておかれるのかと思った…」ギュー

一方「抱きつくな鬱陶しい。お前は顔洗ってこい、いつまでも泣き顔無様にさらしてねェで」

百合子「そのままほっておかれるのかと思った!」

一方「お前がいつまでも騒がしく…」

百合子「そのままほっておかれるのかと思った!!」

一方「ハイハイ、すいませンねェエエエ!!!部屋の外に放り投げて!!!」

百合子「あー君はやっぱり優しくて大好きィー!!!」

141 :1 [saga]:2012/09/14(金) 21:20:00.58 ID:WWDibFVv0


打ち止め「ツンデレさんなのはいいけど、百合子を泣かすのはやり過ぎだよあなた。ってミサカはミサカは朝一に百合子の泣き顔を見た時の衝撃が忘れられなかったり!」

一方「泣かしてねェ、勝手に泣いた」

芳川「泣かしてるじゃないそれ」

百合子「なンだか昨日はよく覚えてないけど、寂し過ぎて目からポロポロって、勝手にこぼれちゃったンだ。あー君は何もしてないょ」

番外個体「泣いてる百合子を前に慰めもしなかったんだクローンさん?とんだ基地外だね!ぎゃはっそれとも、何も出来なかったとか?それはそれでヘタレすぎて」クスクス

一方「おーけィ、てめェが死に急いでンのは分かった。そこに座れ」

芳川「朝から物騒ね。毎日これから騒がしくなると思ってたけど、少し騒がしすぎよ」

142 :1 [saga]:2012/09/14(金) 21:30:06.35 ID:WWDibFVv0



黄泉川「これぐらいが丁度いいじゃんよ!はい、コーヒー」コトッ

芳川「あら、ありがとう」

番外個体「ミサカもコーヒー飲むー」

黄泉川「ミサワはカフェオレのほうがいいと思うじゃん?コーヒーは思ってるより苦いし」

芳川「そうそう、大人の味だしね」

番外個体「2人してミサカをバカにしないでほしいなぁー?ミサカは誰が見ても大人な良い女だと思うけど?」

一方「おい、番外個体。てめェ聞いた話によるとまだ実質0歳なンだってな?そンな奴が背伸びしてコーヒー?頑張ってますねとしか言いようがねェ気がするけどな」

番外個体「そんなあなたもコーヒー飲んでるじゃない?ミサカのことは子供扱いして自分はもう大人なんですってか?背伸びしてるのはどっちさ」

一方「ァあア"!!?」



143 :1 [saga]:2012/09/14(金) 21:40:10.21 ID:WWDibFVv0



黄泉川(い…今…ね、ねぇ桔梗)コソコソ

芳川(え、えぇ…確かに言ったわ…)コソコソ

打ち止め(言ったよ言ったよ!ミサカもちゃんと聞いた!)コソコソ

百合子「わぁああ!!ミサワを呼ぶ時、この中で芳川以外にあー君が初めてちゃんと番外個体って呼んであげたね!!!」

一方「!?」

番外個体「!?…っそ、そういえば…芳川以外に…初めて名前で呼ばれたかも…」

一方「……はじ…めて……?」

打ち止め「うん!ミサワを呼ぶ時は、いっつもミサワだったから、あー君が初めてだよってミサカはミサカはミサワおめでとうって祝福してみる!」

番外個体「か、勝手に祝福すんな!!それから腹黒ーンも!ミサカのことは番外個体って呼ばないでよバーカ!!」

一方(腹黒ーンて……)

144 :1 [saga]:2012/09/14(金) 21:50:13.48 ID:WWDibFVv0



芳川「あらあら、本当は嬉しいくせに…素直じゃないんだから」クスクス

番外個体「はぁ!?はぁああ!?嬉しくないし!逆に気持ち悪いしぃい!!こんな白モヤシにちゃんと名前で呼ばれるとかなんの罰ゲームですかぁって感じだしぃい!!」カァァ

百合子「顔が紅くなってるよ?ミサワ!嬉しい時は嬉しいって言わないとちゃンと相手に伝わらないよ♪」

番外個体「だから嬉しくないって言って…」

一方「…番外個体」ボソッ

番外個体「!!?」カァァ///

打ち止め「また紅くなってる!ってミサカはミサカすぐ顔に出ちゃうミサワを愛おしく思ってみたり!」

番外個体「…ってない…紅く…なって…なぁあああぁあいぃぃ////」

ワハハハ クカカカ ミサワー ワーイ



?
145 :1 [saga]:2012/09/14(金) 22:01:32.95 ID:WWDibFVv0

たまに何故かバグった文字で ?がでてますが気にしないで下さい


?




一方「暇だし出てきた…御坂妹ン所でも行くか」スタスタ

一方「たしか芳川の話だと病院のどっかの部屋にいるらしいな」





ーー病院近辺ーー

一方「この辺のはずなンだが…座標聞き間違えたか?」スタスタ

???「おや?あなたは百合子ではありませんか?と、ミサカはいきなり現れた白い影に平然と話しかけてみます」

一方「…お前は…御坂i」

???「私は御坂妹、10032号ではありませんよ。ミサカの検体番号は10034号ですと、ミサカは自分のことを百合子に説明します」

一方「そォか…間違えて悪かったな…お前ェも間違えてっけどよォ」

10034号「失礼しました。あなたは百合子ではなく一方通行でしたねと、ミサカは自分の間違いを何気なく直します」

一方「…なンだ、知ってンじゃねェか。…?なンで知ってンの」


146 :1 [saga]:2012/09/14(金) 22:10:34.53 ID:WWDibFVv0




10034号「あなたのことは昨日MNWで通知され済みですので」

一方「あぁ…なンかあの便利な機能か。じゃあ御坂妹が俺に会って上条にすることとか知ってンのか?」

10034号「承知済みです!あなたが10032号の恋路を手助けすることもあなたが百合子と全然違う性格をしていることも承知済みです」

一方「どこまで知ってンだよ…もしかして…」

10034号「昨日10032号が会った時から別れた時まで全部です!と、ミサカはMNWの機能の良さを誇らしげに自慢してみます!!」

一方「便利過ぎるだろ…じゃあお前ェらは隠し事とか出来ねェンじゃねェの?」

147 :1 [saga]:2012/09/14(金) 22:20:28.88 ID:WWDibFVv0



10034号「MNWに繋がなければ隠し事も守れますと、ミサカはすかさずフォローを入れます」

一方「ふーん…じゃあ昨日のことは…御坂妹が全部流したから知ってるってことか?」

10034号「そうですが?」

一方「そうか、分かった」

10034号「?」

一方「…御坂妹はどこにいるンだ?」

10034号「病院の○○号室ですとミサカは一方通行に10032号の居場所を伝えます」

一方「…分かった、すまねェな」

10034号「いえいえ、ミサカも一方通行と話せれて嬉しいですと、ミサカはまだ一方通行と話したいのですが」

一方「後は鈴科とでも喋れよ」シュッ

10034号(ミサカは百合子ではなく一方通行と喋りたいのですがって…もういない…本当に百合子と全然違いますね…すかさず、今の会話をMNWに流します)

148 :1 [saga]:2012/09/14(金) 22:25:05.74 ID:WWDibFVv0






(一方通行に会った、と、ミサカ10034号はネットワークを介し、皆に伝えます)

(マジでか!!?外道な行為は行われなかったかkwsk)

(wktk)

(昨日のMNWでも盛り上がってたな!クローンとかびっくりしすぎて飲んでたカプチーノこぼしたわ)

(それ漏れのカプチーノだったのにな)

(カフェオレだった間違えた)

(早くしろ寒い)

(なんで脱いでんだよwせめて下着ぐらい着とけww)

149 :1です [sage]:2012/09/14(金) 22:28:56.31 ID:WWDibFVv0


……と、中途半端ですが今日は
ここまでです。
MNWネタはかっこで書きます
勝手にMNWネタすいません…

ここまで読んでくれた方々、ありがとうございました!!!

それでは、次は3日後の夜ぐらいになるとおもいます。
おやすみなさい

150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage]:2012/09/14(金) 22:35:48.67 ID:MFvF1mRao


おもしろいから頑張れ
御坂妹の鈴科嫌いいいな
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/15(土) 01:08:36.52 ID:QcXKUWbZo

混沌っぷりが楽しい
そして御坂妹がおいしい
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/09/16(日) 23:03:40.00 ID:GnL8QB9F0
私怨
153 :1です [saga]:2012/09/17(月) 19:02:45.05 ID:6tzkjFZa0
〈・:

>>150
ありがとうございます!
最高の褒め言葉です頑張ります!

>>151
ありがとうございます!
1は小ネタが多いんでごちゃごちやしちやうんですよね


それでは、投下して行きます!
154 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 19:05:02.30 ID:6tzkjFZa0




(めんどいから、つ感覚共有、とミサカ10034号は投げやりに感覚共有を繋げてみます)

(!!?)

(!?!?)

(いつ見ても百合子ソックリw)

(普通の会話だ…昨日の外道さがない)

(ちょっとまてよこいつ本当に百合子の細胞と一緒なのか!!?)

(だよなー違いすぎるよなーミサカ10034号も初めて喋った時百合子とのギャップがありすぎて感覚がおかしくなったんだもんね)

>>10034号、なんで百合子口調なのか)

(なんでちょっとかっこよく見えるんだ!?百合子のクローンなのに)

(かっこいいっていうよりヴィジュアル系()だよな)

(ってかこの会話昨日のMNWでもされてたぞw)

(昨日は途中から百合子の悪口に変わったからな)

(昨日のは一方通行がゲスすぎてびっくりした、10032号も結構罵倒してたけどな……百合子を)

155 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 19:10:00.96 ID:6tzkjFZa0



(漏れらは百合子をあんまり好んでないもんな、お姉様方が異常なだけで…ほんとアレは百合子になんかされてるんじゃ…あと昨日、名言が生まれたんだよな、全部百合子の遺伝子からとかいう)

(>10650号、>11122号、
10032号「な、なんだか百合子に悪い気がしてきました…と、ミサカは一方通行が外道すぎて、百合子を嫌いということを忘れそうです」

一方「おい、俺のこの性格は鈴科の性格の根本からだからな?言っとくけど」

10032号「目が覚めました。ありがとうございます!一方通行!!」
…これだろ?)

(wwwwwwwwwww)

(百合子ゲスだわーマジゲスだわーw)

(>12221号、百合子はゲスじゃない、漏れの爪の垢煎じて飲ませるぞ)

(>10707号、百合子属性にされたくないのでやめて下さい)

(百合子とはまた違ったゲスさがあるよなアクセラレータ)

(>14215号、アクセラレータは一方通行って書くんだよ)

(って)

(ミサカはミサカは)

(やべぇイチゴミルク飲みすぎてすげードロドロの出た)

(>10070号、wwwwwwwww)

(なぁなぁ「…なンだ、知ってンじゃねェか。…?なンで知ってンの」の時の顔すげー可愛くね?)

(それミサカ10552号も思ってたこれは本家よりも可愛い)

(今北産業)

(>13535号、つ感覚共有)

(!?!?!)

(!!!?)

(もういいよこの流れwww)

156 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 19:20:09.90 ID:6tzkjFZa0



(一方通行と喋りたいー!!百合子なんか見たくもないー!!)

(>13340号、それだと一方通行とも会えないぞ)

(うぁあああぁああなんであんな見た目してんだぁあ)

(>13340号、百合子の遺伝子だからだょ)

(>18836、www名www言wwwww)

(百合子だと見ただけで頭痛くなるのに一方通行はならないよな)

(一方通行の方が可愛いよな)

(一方通行は可愛いんじゃなくてこの性格とのギャップがいいんだよ)

(>10051号、そ れ だ !!)

(一方通行はストイックだよな、たまーに目を丸く見開いた顔がヤバ過ぎる///)

(ていうかそれは百合子にも言えることで…)

(>11112号、もしかしてこれを機に、百合子の可愛さを漏れらが分かってしまうんじゃ…)

(>17327号、つまんねぇこと言うなよ!!!)

(もしかしてこれを機に、一方通行属性とかでてきたり上条とcpさせる輩がでてくるんじゃ…)

(>16666号、手遅れだ)

(やべー漏れも一方通行と喋りたい友達になりたい趣味が合いそう)

(ミサカ達の中に外道がいるぞ)

(漏れも一方通行に罵られたいぐひひ)

(変態は帰れ。でも喋りたいな同じく)

(ミサカ19380号も!)

(おいも!)

(わても!)

(おい、10034号はいるか?とミサカ10032号はなにやら大盛り上がりのMNWに繋いでみます)

(>10032号、おお!第一一方通行接触人!)

(>10032号、どうした、記念すべき第一人者?)

157 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 19:30:02.06 ID:6tzkjFZa0



(漏れはここにいますけど?とミサカ10034号は呼ばれて飛び出てみます)

(お前…一方通行にミサカ10032号が昨日のことをここに流したの、話したのか?とミサカ10032号は10034号に質問します)

(え?知られたらまずいことでもあるの?とミサカ10034号は…)

(話したんだな…)

(え?え!?)

(話したんだな!!?)

(は、はぃいい!!話しました話しました!!!)

(おいおいどうした10032号?なんか機嫌が悪い気が…と、ミサカ16312号は…)

(一方通行に怒られたのか?とミサカ14889号は10032号の興奮度合いに少々驚きながらも質問してみます)

(いや…なんていうか…ああああもう面倒臭い!!!最終奥義!感覚共有!!!)






ガラッ

一方「よぉ、元気してたか?って…昨日の今日でなンだけどよォ」

10032号「おや、あなたは一方通行じゃありませんか。会いに来てくれたんですか!?と、ミサカは突然の来客にびっくりします」

一方「おー…もうオリジナルと見分けがつくのか」

10032号「百合子だと、見た瞬間に虫唾が走りますからね」

一方「だから、嫌い過ぎだろソレ」

10032号「これは生理現象だと自分でも思ってますから仕方のないことだと…」

一方「…ま、いいけど。それより…」

158 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 19:40:00.75 ID:6tzkjFZa0



10032号「どうかされたんですか?とミサカは…」

一方「お前らMNWっつーので繋がってるらしいな」

10032号「はい!それはミサカ達唯一の特徴です!」

一方「ふーン…ンで?なンか言うことねェのか?俺に」

10032号「え…」

一方「分かンねェのか?あ?」

10032号「!?」ビクッ

一方「…はァー……」

10032号(え!?言うこと?一方通行にミサカが言うこと!?…なにか…)

一方「……なァ、個人情報保護法って…知ってるか?」

10032号「し、知ってます。一応…法律は全部…学習装置で習得済みで…」

一方「じゃあ話は早ェ」

10032号「…え?(法律の話!?ミ、ミサカはなにか犯罪的なものをおかしてしまったんでしょうか!!?え、え…)」

一方「そもそも、個人情報保護法っつーのは、個人情報の有用性に配慮しながら個人の権利利益を保護すること…だ。」

10032号「……はい(なんだろう…この威圧感)」

一方「そンでェ、そのなかの同法第三条にな、『個人情報は、個人の人格尊重の理念の下に慎重に取り扱われるべきものであり、その適正な取扱いが図られなければならない』…って、書いてあンだよ。意味、分かるか?」

10032号「……はい」

一方「………」ニヤ

一方「さらにな、積極的プライバシー権っつーのがあってな、これは他者が管理している自己の情報について訂正・削除を求めること、ができる権利なンだよ。これも意味、分かるか?」

10032号「………はい」

一方「本当に分かってンのか?俺がこれをお前に使えばお前ェの記憶の一部を消去できるってことなンだぞ?どういう意味か…本当に分かってんのか?ぁあ"ア"!!?」

10032号「ひっ!?」ビクッ

一方「分かってンのかって…聞いてンだ御坂妹ォオオ!!!」

10032号「ひぁっ!!?」ビクビク

一方「………」

159 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 19:50:03.51 ID:6tzkjFZa0



一方「………」

10032号「…っ…」ガクガク

一方「……別にいンだよ…さらされてもよォ…ただ一言くらい声はかけろよ。お前ェらが言ったんだからな?妹達全員違う性格だって。ただのクローンと扱ってほしくねェってよォ」

10032号「それ…は…どう…いう…」ビクビク

一方「さらされるってことは、妹達全員に俺の情報が渡るってことだ。クローンだから同一人物、そんだけの人数に見られてても別にいいだろうってなるだろうが、てめェらは一緒にされたくねェんだろ?」

10032号「あ…あく…一…方…通行…」ビクビク

一方「…ただ、これからは気を付けろって言いたかっただけだ。俺たちはクローンだからな、人間の常識云々がたまに分かンねェ時くらいあンだろ。それがたたって、本物の人間の機嫌を損ねたりするかもしれねェ。だからこういうことがあった時は、ちゃんとしとかねェと後で困ンだよ」

10032号「………」

一方「…ほら、俺に言うことは?」

10032号「ご…ごめ…ん…なさっ」

一方「…………」

一方「………おう」ポンポン

10032号「!!」

一方「……なンか…悪ィな。」ナデナデ

10032号「い、いえ…ミサカも…常識ハズレなことをしてしまいましたし…悪いのはミサカのほうです」

一方「…そォか……俺も………ここまで懲らしめるつもりはなかったンだけどよォ…」ポンポン

10032号(…ナデナデ…)

一方「なンつーか…」ナデナデ

10032号「…んぅ…なんですか?」

一方「……お前見てるといじめたくなるンだよなァ」ナデナデ

10032号「!?…いじ…めたく…!!?」

一方「あァ、でも、悪気はねェ。悪気はねェよ、適当にそれっぽく法律並べてただけだし、悪気は…」ポンポンポンポン

10032号「ちょっ!あく、一方通行!!なんかだんだんポンポン叩くのが強くなってませんか!?っと!み、ミサカっは!いたっ、痛い!!」

一方「……」ガンガンガンガン

10032号「な、なんでチョップ!?痛い!痛いです一方通行!!現在進行形で悪気ありまくりですよ!!!と、ミサっ」








((((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル)

(こ…怖ぇーΣ(゚д゚lll))

(怖すぎワロエナイ)

(アワ((゚゚дд゚゚ ))ワ)

(と、とんだドSだぜぇ…)

160 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 20:00:01.97 ID:6tzkjFZa0




(何これ…ほんと何これマジでgkbrものなんですけどとミサカ10032号は…)

(10032号、よくその場にいて耐えれたな…漏れなら泣き出してたぞ)

(ミサカ10032号もあとちょっと言われてたら泣き出してた超怖かった…本当に超怖かった…)

(コレは感覚共有しない方が良かったな…百合子なんかより一方通行が第一位なんじゃないのか?サドスティックコンテストの)

(いじめたくなんだよって言い出した時の顔が怖すぎるw)

(っていうか一回確実に笑ってるよな…)

(ミサカ10032号をいじめるのがそんなに楽しいのか一方通行はぁああ!!?)

(いじめるために法律を羅列するとかwやっぱり外道だったww)

(ミサカ20000号の生涯に…いっぺんの…悔いなし!!!)

(変態がドS責めに昇天しかけてるぞ)

(ほっとけ、それより問題は…10034号ェ…)

(あ、元はといえば10034号が一方通行と会話する話題に昨日のこと言ったんだっけな)

(10034号逃げたんじゃね?ここにいなくね?)

(10034号ぉおおおおおぉお!!!逃げんじゃねぇえええぇえ!!!!とミサカ10032号はぁああああ!!)

(百合子と真逆の性格って…性格違いすぎね?これもう百合子のクローンじゃなくね?)

(でもこの性格は百合子の性格の根本から…)

(思うんだけど百合子ってそんなにゲスだっけ?なにしたからこんな嫌われてるんだっけか?)

(>12447号、ヒント、上条当麻)

(おい、ヒントだしたやつ、百合子はゲスじゃねぇって言ってんだろ)

(またでたよ百合子属性の10707号!!いっとくけどミサカ達の中で百合子好きって10分の1にもみたないからな!!)

(だからなんだ?漏れの爪の垢煎じて飲むか?)

(>10707号、百合子属性になりたくないのでやめて下さい)

(>10032号、感覚共有のことで怒られたのにまた流して大丈夫なのか?)

(これは仕方がない、10034号を締め上げるためだ)


161 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 20:10:02.15 ID:6tzkjFZa0



(最初のラッシュは怖かったけど最後の頭ナデナデは良かったな////)

(ああ!感覚共有途中で切らなかったミサカ達へのご褒美だな////)

(そういえば10032号、一方通行に頭撫でてもらってた時少し喘いでたろ「…んぅ…」って具合で)

(仕方ないだろ頭撫でられたのなんか初めてだったんだし…しかも不意に突然でびっくりしてたし…)

(一方通行の「ぁあ"ア"!!?」っていう凄みはやばかった…体がビクってなって研究員驚かせちまった)

(そういえばその凄む前に一方通行が「俺がこれをお前に使えばお前ェの記憶の一部を消去できるってことなンだぞ?どういう意味か…本当に分かってんのか?」…て言ってたけどどういう意味?分からなかったんだけど)

(そのまんまの意味だろ)

(そのまんまって…出来なくない?どうやって記憶消すの?培養機にかけられる訳じゃないし)

(え、殺すって意味じゃないの…
漏れはそう捉えたけど…)

(おまいら思いだせ、一方通行は第一位のクローンだぞ?出来ないことはないんじゃないのか??)

(出来ないことはないって…無理でしょ?殺さず記憶だけ消すって…第一位じゃないんだし)

(どこまでベクトル操作ができるかだな)

(聞いた、出来るらしいよ殺さず記憶消すの、とミサカ10032号は…)

(>10032号、?(゚Д゚;)エーッ)

(>10032号、(;゚Д゚)(゚Д゚;(゚Д゚;)ナ、ナンダッテー!!)

(さすが第一位のクローンさんやでぇ…怖ぇー…)

(>10032号、っていうか…え?今10032号は…一方通行と一緒にいるのか!!?)

(そうだけど)

(>10032号、感覚共有!感覚共有!とミサカ10034号は優しい10032号に頼んでみます!)

(>10032号、感覚共有!感覚共有!とミサカ14669号も優しい10032号に頼んでみます!)

(>10032号、感覚共有!感覚共…あれ?今なんか紛れてなかったか…?)

(10034号ぉおおおおおぉおおぉおおおおぉ!!!!)







10032号「」ガタッ

一方「うぉっ!!?」ビクッ

10032号「あ…す、すいません」

一方「お、おォ…」

10032号「……いやあの、MNWの問題の犯人を捕まえようとしていた所で…と、ミサカはいきなり行動が激しくなった理由をたんたんと説明します」

一方「そンなゲームもあンのか、MNW」

10032号「ま、まぁ…(クソ…また逃げやがった10034号のやろぉおお!!)」

162 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 20:20:02.15 ID:6tzkjFZa0



一方「ほんと、便利だよなァそれ」

10032号「第一位のクローンは一方通行だけですから百合子NETWORKをしようにも意味ありませんもんね(お前らさっきから感覚共有、感覚共有うるせぇんだよ…分かったよ!すればいいんでしょすればぁ!!)」

一方「第一位のクローンがそう何人もいたら学園都市が潰されかねねェからなァー…」

10032号「(なに!?お前らの質問をミサカ10032号がしろだと!?…なんでそんな安価みたいなこと…分ぁーったよ分かったから!ミサカ10032号が会ってるぶんの代償ね、はいはい……等価交換、等価交換うるせぇんだよ皆してハガ○ンにハマってんじゃねぇよ!!…はぁ、っていうかまた感覚共有勝手にしてるのバレたらソレをネタにいじめられそうだぞ…)あの…その……一方通行?」

一方「ンあ?なンだ?」

10032号「その…質問なんですが…一方通行って、パンツは何派…(…って、こんなん聞けるかぁぁあああああ!!!!)」

一方「………は?」

10032号「いや!あの!えとっ…(クソ変態ぃいい!!変な質問してんなよ!読まずに言っちまっただろうがぁあ!!!死ね!)…その、パ…パンとご飯どっち派かなーとミサカはひつように気になりまして!!!」

一方「どっち派?…どっちかっつったらコーヒーだな」

10032号「へー!!参考になりました!とミサカは…(…あれ?質問の答えになってなくないか?…まぁいいや)一方通行にまだ質問したいのですが!」

一方「…お、おォ…?」

10032号「(今度は慎重に選んで…お?これはミサカも気になる…)一方通行は実際、百合子のことをどう思っているのですか?と、ミサカはそういえばミサカの気持ちばかりで一方通行のことをあまりよく知らないなと気付き、質問してみます」


163 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 20:40:04.67 ID:6tzkjFZa0




一方「オリジナルのこと……(…俺がどう思ってるか?)」



『あー君♪』
『えへへ///なンだか弟が出来たみたい!!!百合子がお姉さンかァ…』
『あー君はやっぱり優しくて大好きィー!!!』
『あなたはこれから私達の家族の一員だょ!一方通行!!』



一方「……ァー……近所のうぜェガキ、程度…」

10032号「ゆ、百合子をですか!?」

一方「…その前に感謝とか色々一応付いてンよ。…けど、あいつはうるさすぎる」

10032号「ほー…なるほど、分かりました。(これは好きか嫌いかでいったら微妙ですね…近所のガキはたまにウザいけど一緒にいて飽きない存在です、百合子のこともウザいウザいと思う反面楽しいと感じるのでしょうね…と、ミサカは勝手に解釈してみます、な、なんだかMNWで先ほどの一方通行の言葉の解釈を言い合ってますね……あ、ミサカの解釈も否定された!?)」

一方「もォー気になることはねェのか?この際、全部答えとくわ」

10032号「(なかなか議論が終わらない…おいお前ら!なに会議してんだ!質問ないならミサカ10032号が勝手にするぞ!……よし、勝手にするからな、知らねぇぞ!?…)えーと…えー…一方通行は百合子と会ったんですか?」

一方「?…おォ、会ったけど…」

10032号「どこで会ったんですか?と、ミサカは場をつなぐために適当に質問します」

一方「…どこでって…家で」

10032号「なるほど、もう家にまで行ったんですね!」

一方「もうって…つゥーか一緒に住ンでンし…」

10032号「へェー、一緒に住んで………一緒に住んでる!!?」

164 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 20:50:08.58 ID:6tzkjFZa0


一方「…知らなかったのか?打ち止めとか番外個体とかに聞いたりとか…」

10032号「いえ…全然…(あんのクソガキがぁあああ!!ミサカが一方通行に会った頃くらいからMNWに繋いでないと思ったら……ミサカ達に知られたくなかったんでしょうけど残念でしたね、上位個体!!もうミサカが皆に伝え済みですよフハハハハ!)

一方「そういえば一緒に住む必要はねェのか…」ボソッ

10032号(フハハハ……ハハ…ハ…ミサカが……第一接触人じゃなかったんだ……)ズーン

一方「………」

10032号(なんだか一気に……ぅ…いたっ…ちょっ!お前ら一気に感情流しすぎだ!!!)ズキッ

一方「………ン?」

10032号(びっくりしたのは分かったから!そんな一斉にしゃべんな頭が痛い!!いたたたたたた!!痛いって言ってんだろバカ!痛いって…いt)ズキズキ





スッ…


10032号「!?」

一方「……」

10032号「あ、…アク…一方通行?な、なんでミサカの頭をナデっ」///

一方「頭痛ェンだろ?なおしてやる」

10032号「え!?そ、そんなことも出来るんですか!!?」

一方「仮にも第一位のクローンだ」

10032号「………あ……ありがとう…ございます…」

一方「あァ」

10032号(お前らミサカ10032号がMNWをまだ切ってないことに感謝しろよな!……百合子に撫でられてるとか言うなよ…)

一方「………」

165 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 21:00:10.34 ID:6tzkjFZa0


一方「………」

10032号「………(こんな短時間にナデられるの2回目…)」

一方「………」

10032号「………」ボー

一方「………」

10032号「………」

一方「……悪ィな、上条当麻じゃなくて」

10032号「え?」

一方「なンでもねェ」

10032号「………」

一方「………」

10032号「……あの、もう…頭、痛く無くなりました…」

一方「ン」

10032号(…百合子の頭もあんな風に撫でているんでしょうか?…百合子のぶりっ子は一方通行には効いてないようですが…)

一方(なンか急に静かになったな…)

10032号(…本当にMNWが軽い…一方通行はミサカに何をしたんでしょうか…あ、質問まだするのか)

一方(きっと御坂妹は上条とすごしてェとか思ってンだろうなァ…………すごしてくれたら俺も罵倒し放題なのに)

10032号「一方通行、質問の続きをしていいですか?(なるべくまともな質問を探して…)」

一方「おォ、あ、さっきの一緒に住んでるっつっても別に変なことはしてなry」

10032号「え?あ、大丈夫です大丈夫です!ミサカはそんなこと微塵も思ってませんから!」

一方「そォか」

10032号「むしろしてたら今この場で百合子と実験開始しますが」ギロッ

一方「……そォか(微塵も思ってるじゃねェか…)」

166 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 21:11:01.45 ID:6tzkjFZa0


10032号(まとな質問…まとな質問…体を洗う時はどこからか…そんなん聞けるか!……プレーンオムレツの作り方を教えてください…ググれks!!……わくわく○んを知っていますか?…なんとなく触れてはいけない気がします…なんなんですか!?なんでまともな質問が一個もないの!?バカなの?死ぬの?)

一方「……(なンもしねェって…ン?)……どした?」

10032号「…………」ブツブツ

一方(…聞いてねェー…つゥーか聞こえてねェ?…もしかして…)

10032号「一方通行、質問なんですがz」

一方「もしかしてお前またMNWに流してねェか?」

10032号「」ギクッ

一方「あ?流してんのか?」ニヤ

10032号「…なが…流してないでしゅっ……よ?(か、噛んだ…ていうか…)」

一方「ほんとォか?ンー?」ニヤニヤ

10032号(またする気だ…またミサカをいじめて楽しむ気だこの外道!!!おいお前ら!!MNWに繋いでんのバレたらお前らも同罪で一方通行にいじめてもらうからな!!!あ、コラオイ!!接続切るなよぉお)

一方「黙るってことは…そうだってこと…だよな?」

10032号「違っ!!違います違います!!!ちょっと頭の中を整理して質問を分かりやすく改造していたところで!!!」

一方「へェー、ふーん」

10032号「本当ですよ!信じて下さいよ!!(このサド野郎!!)ミサカがあんなに(鬼畜でどうせなら上条当麻にされたかった)説教をされてまた勝手に流すと思ってるんですか!?」

一方「思ってます」

10032号「そうでしょう?…え…いやっちがっ…だから信じて下さい!!!(このサド野郎!!)ミサカはそんなゲスじゃありません!!」

一方「……あァ、知ってる」

10032号「一方通行…!」パァア

167 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 21:30:03.64 ID:6tzkjFZa0


一方「お前はゲスなんかじゃねェ」

10032号「じゃ、じゃあ…!」

一方「あァ、俺は知ってる……お前が………上条のためなら鈴科をクソ扱いするドゲスだってなァ!!」

10032号「一方通行ぁあ!!?そ、それは一方通行の提案で…」

一方「乗ったのはてめェじゃねェか」

10032号「そう…です…けど…いや、あれは乗ったというより乗せられt」

一方「俺のせいにすんのか?ほォー、とんだクズだなァ」

10032号「!?…ク…ズ…?」

一方「あァ、クズだ、てめェはクズだ」

10032号「……クズって……アク…」

一方「なンだ?本当のこと言われて傷ついちゃいましたァってか?くけッくかかッ」ニヤニヤ

10032号「……アク……レ……も…」プルプル

一方「なァンでェすかァ??聞ィこえェませェン」

10032号「アクセ…ラ……レータも……」プルプル

一方「あ?」

10032号「」ブチッ

10032号「……一方通行も……一方通行もクズだろうがぁぁああ!!!クズ中のクズだしドゲスだしド外道だしドクズじゃねぇかぁぁああぁあああぁああ!!!!」バチバチッ

一方「うォっっ!?」ハンシャッ

168 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 21:40:01.81 ID:6tzkjFZa0

10032号「クズのくせにぃ!!!三度のめしよりクズのくせいにぃいい!!!とミサカはぁあああ!!この外道にぃいいいいい!!百合子に似てる時点でもう犯罪だということをぉおおおおォオオ!!!」

一方「くひっくけけっくかかかかきききけけっくきききけけ!!!」ニヤニヤ

10032号「なんですかぁあああ!!!?何笑ってるんですかドクズのくせにぃいいい!!?殺されたいのかぁぁああああ!?」

一方「殺されてェのはてめェだ!」ドスッ

10032号「いたっ!!?えっえっ!!?!?チョっチョップ!?チョッ」ズキズキ

一方「いや、えっ…じゃねェだろ何回クズクズ言うンですかァ?」

10032号「一方通行もクズクズ言ってたじゃないですか!!!とミサカはまだこのクズに怒り足りないんですが……ぐぎぎ」ギリギリ

一方「おあいこだおあいこ、お互いクズクズ言ったンだし…つゥーかお前の方が言ってっけどな」

10032号「おあいこじゃないです!!!ミサカの方が精神面的にダメージくらいました!!!とミサカは百合子エサ同盟仲間にクズと言われたことが悔しくて…」

一方「いつ俺がそンな同盟結んだ」

10032号「あの密約が成立した時から結んでしまってますとミサカは一方通行にもう手遅れだということを伝えます。ペッ!!」

一方「つば吐くなバカ。…じゃあそれはクズ同盟ってことか」

10032号「違いますね、一方通行だけクズなので」

一方「いやお前も十分クズだろ」

10032号「ミサカはクズじゃありません、一方通行だけクズです」

一方「そうかよ、そういうお前はどうせ今もMNW繋いでんだろ?」

169 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 21:50:05.04 ID:6tzkjFZa0


10032号「残念でしたね一方通行、MNWはMNWのことを問いただされていた時に危険を察知した皆が勝手に接続を切っていきました。よって、今は繋いでません。いじめたいですか?残念いじめれませんねー!」プークスクス

一方「残念なのはお前の頭の方だ、今の話だと問いただすまで繋いでたってことだろ?」

10032号「……あっ…」

一方「やっぱりゲスだったようだな、こりゃお仕置きが必要かァ?」ニヤ

10032号「えっ…おし…おき……?」ビクッ

一方「あァ、注意しても分かンねェんだ、お仕置きするしかねェだろ。何しよっかなー」ニヤニヤ

10032号「なに…する…」ビクビク

一方「何がいいか選ばせてやるよ。俺も鬼じゃねェしな?」

10032号「…え……え…」ビクビク

一方「あー………そォだな、
上条の前で『私は最低のクズ人間ですどうか私をクズと言って罵って下さい!罵られると興奮するんです!!』って言うのと、
上条の前で『あなたに私の髪の毛をあげます。どうしてか?そんなんミサカがあなたのことが好きだから…いえ、なんでもありません。とりあえず受け取って下さい!!』つってその場で前髪切って渡すか、
上条の前で『悪臭が好きなんです!洗ってない靴下を下さい!!大丈夫ですおいしく頂きますから!!』って言うの、どれがいい?」

10032号「」

170 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 22:00:07.66 ID:6tzkjFZa0


一方「どうした、選べよ、そンな難しいことじゃねェだろ?」

10032号「いや…それ…」

一方「できンだろクズなンだから」

10032号「…そ…………」

一方「………」

10032号「………ぅ…」ウルッ

一方「…………」

10032号「……ぅう…ミサカは……最初MNWを…繋げるの…止めっ」ウルウル

一方「………」

10032号「…うっく……うぅ……」ウルウル

一方「………」

10032号「……これ…は、泣いてるんじゃ…っ」ウルウル

一方「…………」

一方「………」ヤベェヤリスギタ

10032号「………」ウルウル

一方「……ァー……」

10032号「…ぅ…うぅ…」ウルウル

一方「………おい」

10032号「な、なんです…か?」ウルウル

一方「………嘘だ」

10032号「え……?」ウルッ

一方「お仕置きとか嘘だっつってンだ」

10032号「………」

一方「………」

一方「さっき言ったろ、お前見てっといじめたくなるって…まァ………やりすぎたけど」

10032号「………」

一方「………」

10032号「………」

一方「後、お仕置きとか言う前にもう十分楽しンだから、MNWに流してンのとかもういい」

10032号「……え?」

一方「もういいって…許すって言って……つゥーかMNWのことは90%ぐらいお前をいじめるための口実だったンだよ…別に勝手に流そうが俺はなンとも思わねェ。……だからそう泣くな。百合子エサ同盟だろ?」

10032号「…………」

一方「…………」

10032号「………」

一方「………」

171 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 22:10:01.17 ID:6tzkjFZa0
10032号「………」

一方「………」

10032号「…………クズ…」

一方「…………」

10032号「…………」

一方「…………」

10032号「…………ふふッ」ニマ

一方「!!」

10032号「クズ同盟の間違いじゃないですか?と、ミサカは一方通行の間違いを正しく訂正します」

一方「………」

一方「………くかか…あァ、そうだな」

一方「クズ同盟だ」

10032号「……ふふっ、改めて酷いですね、この同盟」

一方「そうだな、どっちもクズだし…」

10032号「ふふふっ」グスッ

一方「……これからもクズ同士、よろしく頼むわ」

10032号「………」

10032号「はい…よろしくお願いします!一方通行!!」ス…

一方「………」

10032号「……?」

一方「………」

10032号「…?…何してるんですか?握手ですよ、握手。友好を深めた証です!と、ミサカは一方通行が握り返してくれるのをもしかしたらしてくれないかもという不安を胸に手をさし伸べ続けます」

一方「………いっつも言ってっけど、そういう不安は口に出すな」ス…





ニギッ

172 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 22:20:03.87 ID:6tzkjFZa0




10032号「…言っときますけど実際のところ、一方通行の方がクズ度上ですからね?」

一方「………お互い様だって……てっきり取り引きも決裂して敵同士にでもなるのかと思ったけどなァ」

10032号「……言われてみたら…ミサカとあなたがこう普通に話しているのが不思議に感じますね。なんででしょう?」

一方「……さァ……なァ、お前って涙腺でも脆いのか?」

10032号「『一番外道』と書いて『ゲスセラレータ』と呼んでもいいですか?誰でもああクズクズと言われれば泣きたくもなります!!」

一方「……好きに呼べよ…」

10032号「一方通行のクズ!一方通行のクズ!!」

一方「へーへー」

10032号「……あと、1回ぐらい謝ってくださいよ一番外道」

一方「………」

10032号「………」

一方「………」

10032号「……あ…一方通行…」

一方「…………悪かった」

10032号「……はい、ミサカもすいませんでした……(好きに呼べって言ったのに…嫌ならそう言えばいいのに…)」




173 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 22:30:01.46 ID:6tzkjFZa0






10032号「では、一方通行、質問の続きをしてもよろしいでしょうか?と、ミサカはMNWに繋ぎながら一方通行に質問するという高度な技術〈わざ〉を見せびらかします」

一方「それって難しいことなのかいまいちよく分かンねェな」

10032号「オセロとそろばんを同時にしながら素数を数えるぐらい難しいです」

一方「………」

10032号「………すいません、嘘です。見栄をはりました、本当は呼吸をするより簡単です」

一方「………だろうな」

10032号「えー…それでは質問を…(えーと…なるべくまともな…お、微妙ですが…)一方通行は実質何歳なんですか?と、ミサカは猫を撫でている一方通行にたずねてみます」

一方「1歳から2歳までの間」

10032号「曖昧ですね…それじゃあミサカの1個上ということですね?と、ミサカは同級生ではないのか…という悲しみにとらわれます」

一方「同級生て…」

10032号「ミサカと同じクローンで同級生!ってちょっと憧れだったんです」

一方「クローンは俺とお前らしかいねェなァ、そういえば」

10032号「はい、友達も…その猫と…………いいなぁ…猫に触れて…」ボソッ

一方「……触りたいのか?」

10032号「だ、ダメですダメです!ミサカは触ることが出来ません!!(お前らうるさい!仕方ないだろ!目の前で思いっきりにゃんこ触られてるんだぞ!?羨ましがってもいいだろ!)」

一方「…触りたいンじゃねェの?」

10032号「さ、触りたいのはやまやまなんですが!…ミサカは触れないんで…」

一方「………欠陥電気……あァ、電気が…」

10032号「そうです…ミサカの能力が電気系なばっかりに……動物はミサカ達に近寄らず……(クソぉ!!ミサカは愛するものも触ることができないのか!?守ることはできても…触れないなんて…こんな理不尽…ひどすぎるやい!と、ミサカはやるせない気持ちを心の中で叫んでみます)」

一方「………」サワサワ

174 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 22:40:02.27 ID:6tzkjFZa0


10032号「…あ、あの…(猫を触るのをいいかげんやめてほしいんですけどなんでそんな触りまくってるんですか一方通行、それはミサカへのあてつけですか一方通行!…と、ミサカは叫びたいのですが叫ぶとまたいじめられそうなのでだんまりを決め込みます)」ウズ…

一方「………」サワサワ

10032号「………」ウズウズ

一方「………」サワサワ

10032号「………」ウズウズ

一方「……よし、触れよ」

10032号「……え?」

一方「…お前が触っても大丈夫なようにしてやったから」

10032号「………ほ、本当ですか?……と、ミサカはこれまで1度も触れなかった事実を思い出して確認作業をとります!!」

一方「本当だ、それともまた俺がお前で遊ぶと思ってンのか?」

10032号「(9割5分くらい思ってます!!!)……思ってません」

一方「なら触れよ……それと、これはさっきのわびだ。触れ、ほら」


ソロー


10032号「………」ビクビク


ソロー


10032号「………」ビクビク


サワ


10032号「!!!」

一方「………」

10032号「さわ…さ…触れるぅうううううう!!!!」サワサワ

一方「本当だったろ」

10032号「はい!!本当に触れる!触れる!!……ありがとうございます一方通行!!!本当に…本当に…触れる…」ウルッ

一方「泣くほどか、お前やっぱ涙腺脆いンじゃねェの」

10032号「…これは…仕方のないことです…!……動物に触れるということはミサカのいつかは叶えたい夢だったので…これで…これでやっと、上条当麻と一緒に猫を撫でて可愛がるというシチュエーションができます…!」

一方「良かったな(機嫌、なおったか)」

10032号「本当にありがとうございます。一方通行」

一方「おォ」

10032号「(MNWも盛り上がってますね…お姉様にもこの猫のことを教えて上げましょう!!)……そういえば今日はどうしてここに?」

一方「あー…」


175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/17(月) 22:41:10.95 ID:td+DiARIO
10分おきに投下してるけどなにゆえ?
とりあえずwktk
176 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 22:50:02.75 ID:6tzkjFZa0





ーーーーーーーーー
ーーーーー
ーー

10032号「連絡手段?と、ミサカは一方通行の言葉をそのままオウム返しします」

一方「そうだ、今日はたまたまお前がいたが、こうやって突然おしかけンのも悪いしな」

10032号「なるほど、一方通行がたずねてきてもミサカがいないと意味がありませんもんね」

一方「そこで、今から携帯電話っつゥーのを買いにいく」

10032号「ケイタイデンワ?と、ミサカは聞き慣れない言葉にまたオウム返しを…」

一方「電話だ、電話。携帯する電話」

10032号「ああ!なるほど、繋げて言うから訳わからなかったんですね」

一方「お前は持ってねェのか?…ってその調子じゃ持ってなさそうだな」

10032号「よく、上条当麻やお姉様が使っているあの四角くて小さいものですよね?」

一方「あァ、たぶん。クレジットカードはよこすのに携帯はくれねェからな、上のやつは」

10032号「日用品は全部てめぇで買えやそんなお前ばっかにかまってる暇はねんだよ培養機入り息子!!ってことなんでしょうねとミサカは上の方の言葉を代弁して言ってみます」

一方「………なァ、流行ってンの?培養機入り息子……」






ーー携帯ショップーー

一方「これが携帯か」ピッピッ

10032号「買えましたね!これでミサカも、晴れてリア充の仲間入り…」

177 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 23:00:03.86 ID:6tzkjFZa0

>>175
なんとなくですw
文章なおしたりする時間がぴったりなのもありますね
wktkありがとう!






一方「なンかすげェー種類あったな」

10032号「一方通行はシルバー、ミサカは情熱の赤ですと、ミサカは説明します」

一方「誰に言ってんの?…つぅーかなンでお前は赤な訳?すげェ赤買う赤買ううるさかったけどよォ」

10032号「この機種の赤は、上条当麻と同じものなんです!それが今ミサカの手の中にあると思うと…!」キラキラ

一方「なるほどな」

10032号「そういう一方通行はどうしてシルバーなんですか?」

一方「なンでもいいだろこンなン、使いやすそうなの選ンだ」

10032号「色に執着しないところが一方通行らしいですね、と、ミサカは一方通行のことをあまり知りませんが何年も付き添った友達のごとく振る舞います」

一方「……色に意味見出してどうすンだって話だろ」

10032号「それは単に、個人のセンスだと思いますが…」

一方「そうかよ(……ン?まてよ…今俺は携帯を買った、御坂妹と一緒に……そうだ、俺は今、御坂妹と一緒にいる…こンな所をもし鈴科に知られたら…



百合子『あー君!携帯電話って知って…え?もう持ってる?わぁああ!シルバーだ!シルバーだ!!…でも、百合子と一緒に選びたかったなァ…』


っつって挙げ句の果てには…


百合子『え?御坂妹ちゃンと一緒に買ったの?……いつ仲良くなったの…百合子聞いてない……あー君は百合子のだもン…許せない…』



…みたいになって御坂妹をしばきにくるンじゃ…)おい、御坂妹!」

10032号「!!?は、はい!?なんですか!?と、ミサカは一方通行から久しぶりに御坂妹と言われてきょどりながら返事を返します!?」

一方「携帯買ったことは鈴科には言うなよ、絶対」

10032号「………」

一方「………」

10032号「…………了解しました。と、ミサカは百合子という存在だけで全てを理解します」グッb

一方「話が早くて助かる」


178 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 23:10:00.95 ID:6tzkjFZa0


10032号「ミサカですから!…と、それより、お互いのメルアドはペア契約で入手済みですが、その…メール…というものは、どうやってするのか…」ピッピッ

一方「あー…学習装置で使い方入れられてるか検索かけてみるわ」

10032号「お願いします!ミサカは…入れられてない」ズーン

一方「………」

10032号「…他のミサカたちも知りませんねェ……使えねェ…」

一方(…まてよ…たしか俺の調整第一人者って……





検索結果:『パカパカ』)

一方「芳川ぁぁああああぁああああアアアァアアア!!!!!」

10032号「!!?!?」ビクッ

一方「そういえばお前はそンな奴だったわ!!!常識なンか揃ってないてめェの感性だけで行動するクソニートだったわぁああぁあああァアアア!!!!」ガンガンガンガン

10032号「アク、一方通行!!?いきなり叫んで…何故頭を壁に!?!?」

一方「つゥーかパカパカってなンだパカパカってぇえええ!!!?使い方を検索したのにパカパカってなンだクソがぁああぁああァアアアぁああ!!!」ガンガンガンガン

10032号「一方通行!!一方通行!!!いい加減頭を壁に叩きつけるのやめてください!!!血がっ!血がっ!!」

一方「今時パカパカなンて言わねェンだよぉおおおお!!!がぁあああぁあ"あ"あ"!!!!」ガンガンガンガン

10032号「一方通行!!血がっ!!!周り人の目が!!!落ち着いて下さい!!ミサカがいい迷惑になってますから!!!」

一方「うるせぇええ!!!今から研究所ぶっ壊しに行くンだ邪魔すンなぁああぁ"あ"あ"」

10032号「あく……せ……………うるっせぇのは………てめぇだ大人しくしろやぁあああぁああああ!!!!」






179 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 23:25:05.48 ID:6tzkjFZa0






ーー30分後、公園ーー

一方「………」ズーン

10032号「………」ズーン

一方「………」

10032号「………」

一方「………すまねェ」

10032号「……いえ…ミサカも…騒ぎ立てましたし……」

一方「いや、元はといえば俺が切れて……」

10032号「………」

一方「………」

10032号「………メ、メール……一緒に使い方……」

一方「………あぁ、お前の携帯で試すか…」

10032号「……はい…今、気付いたんですけど、ここに手紙の絵が描かれたボタンが…」

一方「それ、押してみろ……」

10032号「あ、メール…ここにアドレスを…」

一方「ここに本文か……送ってくれ」

10032号「……送れました…」

一方「………届いたわ……」

10032号「………」

一方「………」




10032号・一方「「…はぁ……」」ズーン




10032号「……気を取り直して…このまま買い物でもしませんか?」

一方「……買い物ォ?」

10032号「はい、さっき騒ぎ立てた所から結構離れた所になるんですけど、お店が…」

一方「……そうするか…」

10032号「………忘れましょう、先ほどのことは…」

一方「………」

10032号「………」

一方「……あれ…俺って朝起きてまっすぐこの公園に向ったよな」

10032号「…………は、はい!…そしてばったりミサカと会いました…MNWでも皆そう言ってます」

一方「そォか、そォか」

10032号「はい…」

一方「………」


180 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 23:30:13.24 ID:6tzkjFZa0


10032号「………」

10032号「なんか……公衆の面前でミサカとあなたが頭血まみれで叫びあってた変な夢をみたんですけど」

一方「………ただの夢だ、それは」

10032号「なぜか今、少し息があがってるんですけど」

一方「………ただ寝ぼけてるだけだ、目を覚ませ」

10032号「………そうですね、行きましょうか…質問の続きでもしながら…」

一方「おォ……」






ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーー


10032号「…えーと………さっそく質問なんですが…」スタスタ

一方「ン」スタスタ

10032号「えー……一方通行は海にどんな生き物がいると思いますか?と、ミサカは海というものを見たことがないので興味津々に聞いてみます」スタスタ

181 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 23:40:03.30 ID:6tzkjFZa0


一方「俺も見たことねェけど…どんな生き物って…魚とか…お前は何がいると思ってンの」スタスタ

10032号「………………………………か…河童……とか…」

一方「…………」

10032号「…………」

一方「………はァ…」

10032号「………(ため息!?)」

一方「………お前はバカですかァ?」

10032号「!?…な、なんでバカ呼ばわりされ…」

一方「あのなァ…」

10032号(ミサカはなにかおかしなことを言ったでしょうか!?)

一方「河童はなァ…」

10032号「…………」

一方「河童はなァ、海じゃなくて川か沼なンだよぉおオオおおお!!!」

10032号「!!?」

一方「海の生き物つってンだろバカが!!」

10032号「そ…そうだったんですか!!全然知りませんでした!!」

一方「おォ、次から気を付けろ」

10032号「はい!」

10032号「………ふと思ったんですけど、河童ってどこで呼吸してるんでしょうね?やっぱりエラ呼吸でしょうか」

182 :1なんだよ [saga]:2012/09/17(月) 23:50:11.25 ID:6tzkjFZa0


一方「いや、見た目的に肺呼吸だろ」

10032号「肺呼吸…河童は何類なんですか?」

一方「哺乳類だろ、クジラみてェに…半分人間に見えるし」

10032号「両生類じゃないんですか?」

一方「あァ?……なるほど、皮膚呼吸みてェに皿で呼吸してたりしてな」

10032号「!!!そうかもしれませんね!!皿の水で命をつなぐっていいますし!!一気に夢が広がりました!!!」

一方「くかかか!!」

10032号「ワクワクしますねー!」ワクワク

一方「そうだな!」

10032号「ふふふー♪」

一方「………まァ、河童なンかいねェンだけどよ」

10032号「」

一方「お前バカだろ」

10032号「………そんなぁ…ミサカの夢が……」

一方(動物に触る夢って河童も含まれてンのかよ)

10032号「MNWの皆にミサカがかなりバカ呼ばわりされてるんですけど…」

一方「当然だバカ」

10032号「………」ズーン

一方「…はァ…」

183 :1なんだよ [saga]:2012/09/18(火) 00:00:01.43 ID:8AlNtIyJ0


10032号「…一方通行は……河童がいないって知ってて…またミサカで遊んでたんですね……」ズーン

一方「…いやコレは…遊ばざるおえねェっつーか…お前がいじめてほしいものだと…」

10032号「ミサカはどっかのミサカみたいにMじゃないです…」ズーン

一方「………そう何回も落ち込むなよ……お前まだ実質0歳なンだから…子供らしくていいじゃねェか」

10032号「………子供らしい…」ズーン

一方(面倒くせェ…)

一方「子供らしいっつーより子供だろ、お前ェのお姉様も中学生だし」

10032号「………」

一方「………で、店ってどこにあるンだ?……そこで何すンの」

10032号「………あぁ、そういえば何するのか決めてませンでしたね…」

一方「買い物っつってたけどよォ…」

10032号「えーと……たとえばh」グゥゥゥ

一方「…………」

10032号「………」

一方「……さすが第三位のクローン、自己主張が激しいですね」

10032号「………」カァァ

一方「ナイスタイミング過ぎンだろ」

10032号「…………あ…一方通行、あなたのお腹なりましたよ?お腹空いてるんですか??」

一方「………ソレが通じるほど俺は優しくねェぞ?」

10032号「………」

一方「………」

10032号「……聞かなかったことに…」

一方「できねェな、どっか食いもンがあるとこ行くかァ」

10032号「…………すいません」カァァ

一方「おォ、気にすンな」




184 :1なんだよ [saga]:2012/09/18(火) 00:10:09.14 ID:8AlNtIyJ0






ーー大通りーー

10032号「たしかここら辺に、ジョセフがあるんはずなんですが…」スタスタ

一方「なンだそれ」スタスタ

10032号「ファミレスですファミレス。簡単に言うとなんでも食べれるよ屋さんです」

一方「そンなンがあンのか、便利なもンだな」

10032号「結構おいしいですよ……ん?」

一方「どした?」

10032号「何か嫌な予感が……」

一方「?…そンなン感じねェけど」

10032号「…いえ…かなり感じます…どんどん近づいてきているような…ドス黒い何かが…」

10032号「………あ」

???「こ、こんな所で会うなんて奇遇ね?ゆり…第一位?」

一方「!」

10032号「!」

???「うわー超挙動不審ですね。麦野」

???「ぁあ"あ"!!?」ギロッ

10032号「あなた達は…!」

一方(…誰だ?)

10032号「学園都市の暗部、『アイテム』のリーダー、第四位『原子崩し』の麦野沈利と部下のレベル4『窒素装甲』の絹旗最愛じゃないですかー!と、ミサカは目の前に現れた不穏分子に少し戸惑いながらも…」

麦野「誰が不穏分子だって?電撃女」

絹旗「超説明口調なのはなんでですか!?っていうか部下ではなく仲間と言って下さい!!」

一方(第四位!!?…レベル5と4…しかも暗部だァ!?!?…もしここで戦闘になったら………)ゴクッ

185 :1です [sage]:2012/09/18(火) 00:13:10.04 ID:8AlNtIyJ0


……今日はここまでです。
読んでくれた方々、ありがとうございます!!

次は3、4日後の夜あたりになると思います
おやすみなさい

因みに1は絹旗が大好きですw
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/18(火) 00:30:08.82 ID:ZxPXNPpWo
かわいいなこいつら 良いコンビだわ
てか河童www
乙でした。面白かった!
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/18(火) 00:44:45.26 ID:77QCPGMIO
おつ
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/18(火) 04:16:50.56 ID:LfoEhU6IO
キモいンだもン!
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/18(火) 17:10:32.67 ID:8AlNtIyJ0
>>188
お前の顔が?
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/18(火) 17:46:08.36 ID:WUnrtkoIO
>>188
おいおい、そりゃ鏡だ
そこにうつってる地底人みたいな奴は、お前自身だぞ
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/18(火) 18:13:32.08 ID:8JtOi7lVo
>>189
さっさと書け
192 :1です [sage saga]:2012/09/18(火) 18:36:27.70 ID:8AlNtIyJ0

やっぱりイラっときて反撃したらダメですね
もう一回いいますが嫌だ!キモイ!氏ね!…と思ったら
回れ右です
このssは、ほかの方々のssも全部読み終えて
究極に暇だ!…ってなった時に読んでもらえれば幸いです
それでは何日か後に
お騒がせしました
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/18(火) 18:38:40.86 ID:8JtOi7lVo
書く気も無いのに自スレ張り付いてんなよ・・・
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/18(火) 18:53:42.42 ID:WUnrtkoIO
おいっ、待てっ

>>1カムバァァァァァァァッッッッッッック!!!!!!!!





数日後、また来ます(;_;)
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/18(火) 20:57:03.22 ID:TpzG5NBBo
おもしろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおいい
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/19(水) 03:00:18.65 ID:4mANaLaIO
百合子のセリフが何故かネプチューン王で再生される…
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/19(水) 16:15:56.83 ID:1qXJgOLDO
百合子の口調に余計なキャラ付けなきゃ荒れないんじゃないの
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/19(水) 18:44:59.88 ID:mTAnc3UIO
何を思ってこんな気持ち悪い口調にしたのか
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/19(水) 18:45:54.03 ID:ZSgPhq7c0
このスレ、もっと伸びてもいいと思うんだ

200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/21(金) 07:28:17.51 ID:rr4wVqBIO
この気持ち悪さはもっと評価されていい

本年度No.1キモヲタ賞
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/21(金) 11:05:39.60 ID:aW2z4UBDO
>>200
そんな駄レス垂れ流すオマエも同類なんですが


鏡見た事あんの?wwwwww
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/09/21(金) 12:55:11.72 ID:kliAVapIO
>>201
禿同
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/21(金) 15:32:56.13 ID:+kt7L5YLo
レス乞食にエサをやる方も良くないみたいよ
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/22(土) 04:44:29.48 ID:s7RbArejo
耐性なさすぎワロタwwwwwwwwwwww
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/22(土) 11:08:52.12 ID:j2kUPYU2o
変なのはよ去ってくれんかな
続きが見たい
206 :1です [saga]:2012/09/22(土) 22:33:25.01 ID:9NdPK6Mw0

>>186
かわいいキャラって言われたの初めてw
ありがとう

>>195
ありがとう

>>196
1も今気付きました

>>197
>>198
前にも書いたんですが、単にうざい子にしようとしたらこうなっちゃったんですw

>>204
1は耐性力がほしいです

>>205
ありがとう、お待たせしました


かなり叩かれてると思って消えようかと思ってたんですが…
皆さんが優しすぎて1は嬉しいです
続きを待ってくれている方のためにも最後までかきます!
本当にありがとう!


あと、せめてキモイじゃなくてきしょいって言って下さいw

それじゃあ投下していきます!



207 :1ですぜ [saga]:2012/09/22(土) 22:40:01.73 ID:9NdPK6Mw0



麦野「あん時以来ね第三位。ほんと…あんたたちは仲良いわよね。気色悪いぐらいに」

10032号「嫉妬しても無駄ですよ?百合子に罵倒を言いまくって嫌われている第四位さん?と、ミサカは負けじと反発してみます」

麦野「あら、それは嬉しいわね。第一位に嫌われてるなんて、じゃあ今この瞬間も第一位のことを苦しませられているってことでしょ?こんな嬉しいことないわね」

一方(そうだ俺今、見た目鈴科百合子だった)

絹旗「何言ってるんですか麦野。この前百合子に嫌われてるのどうしたらいいって泣きついてきたの麦野じゃないですか?あれは罵倒じゃなくて戯言なんだー!って。しかも呼び方いつもは百合子なのに今日はだいいちi」

麦野「なんか言ったか、ァあ"あ"!!?」ギロッ

絹旗「!?!」ビクッ

絹旗「な、なんでもないです…」

一方(なンだ第四位もツンデレかよ)

麦野「……なに黙りやがってんだ?第一位、馬鹿にしてんのか?」

一方(なンでそうなる…そうだけど)

絹旗「麦野、被害妄想過ぎですよ…百合子が他人を馬鹿にするわけないじゃないですか」

麦野「そんなこと分かっ……違っ、ゆり……第一位は人を馬鹿にして笑う様なやつなんだよ!!」

10032号(素直じゃないですね…まぁ、百合子は分かりませんが一方通行は人を馬鹿にして笑う様なやつですが)

絹旗「百合子はそんな子じゃないです!!」

麦野「そんな子よ!!!」

208 :1ですぜ [saga]:2012/09/22(土) 22:50:08.73 ID:9NdPK6Mw0



10032号「……はぁ…用がないならミサカ達はもう行きますが?」

麦野「あ?……勝手にどっかいけば?私達はこの近くのジョセフで駄弁るだけだし、あんたらがいたら邪魔になるしぃ?」

絹旗「何言ってるんですか麦野。百合子を見つけてから百合子誘おう百合子誘おうって言ってたの麦野じゃないですか?私じゃ無理だから絹旗お願いー!って。しかもジョセフで期間限定ケーキ一緒に食べたいってi」

麦野「なんか言ったか、ァあ"あ"!!?」ギロッ

絹旗「!?!」ビクッ

絹旗「な、なんでもないです…」

一方(なンでこいつらはさっきからコントしてンだ?)コソコソ

10032号(第四位は百合子のこと大好きなのに己のプライドが邪魔をして感情をうまく出せないようですね、ミサカも初めて会ったんですがミサカのことをお姉様と勘違いしている様です、とミサカはこの状況を正しく解説します)コソコソ

一方(ツンデレばっかだな、可哀想になってきた)コソコソ

10032号(も、もしかして一緒に昼食を食べようとか言い出したりはしませんよね??)コソコソ

一方(…………)

10032号(そのまさかですか……一方通行、一緒に昼食ということは常に百合子のマネをする、ということですよ?あの肉体的にも精神的にも疲労を感じてしまう人のマネですよ!?!?上条当麻の前でもないのに…)コソコソ

一方(…分かってる…でもこいつはいつも鈴科の奴に無下に扱われてンだろ?だったらせめて俺が鈴科の代わりをして…)コソコソ

10032号(どうしたんですか!!?本当に一方通行!?あの外道な一方通行からこんな…綺麗な一方通行?今時流行りませんよそんなん!!!)コソコソ

一方(流行る流行らないの問題じゃねェって…たぶん今までのゲスさが一回りして良心的に…)コソコソ

209 :1ですぜ [saga]:2012/09/22(土) 23:00:12.53 ID:9NdPK6Mw0


10032号(本当は?)コソコソ

一方(……俺が優しく接して本物の鈴科に会った時にすげェショックを受けさせれるかなァと……)コソコソ

10032号(……いつものあなたで安心しました一方通行!とミサカはクズな一方通行の方が何故か納得できる事実を痛感します)コソコソ

一方(痛感するな、俺はいたって良心的だハゲ)コソコソ

10032号(ちょっ!?こんな可愛らしくて愛らしい女の子を前にハゲ!?本当にゲスですね一方通r)コソコソ

麦野「なに、2人でコソコソ話してるのかにゃーん?」

10032号「!」

一方「………」

麦野「おい、第一位、第三位。お前ら見てっと腹が立って仕方がねェんだ。とっとと失せな」

絹旗(その腹が立って…は、ただ麦野が第三位に嫉妬してるだけなんですけどね)

麦野「なんか言った?」ギロッ

絹旗「!?!」ビクッ

絹旗「いえ…今回は本当に何も言ってません…」

麦野「……はぁ。何してんの?早く失せろって言って…」

一方「麦野」ユリコヴォイス

麦野「!?!?」

絹旗「!?!?」

10032号「………あ…」

210 :1ですぜ [saga]:2012/09/22(土) 23:10:04.14 ID:9NdPK6Mw0


一方「なンでそンなに怒ってるの?」

麦野「……え……な…」

絹旗「ゆ……ゆゆ…百合子が麦野を麦野呼びィ!!?いつもは第四位か呼び止めることすら…目も合わせないあの百合子が麦野を真っ直ぐ見つめて麦野呼びィイイイ!!?!?」

10032号(いつもの第四位に対しての百合子の様子を一方通行に伝え忘れてました…まぁ、これから優しく接するからどうでもいいか)

麦野「な………なに…名前で呼ん……////」

一方「百合子、お腹が空いてるんだ。一緒に食べょ?」

麦野「」ブォハッ

絹旗「麦野ォオオ!?!?あの麦野が鼻血…」

10032号「…………」

一方「…………」


<ムギノ!ムギノ!ハシタナイデス!イマスグフイテクダサイ!!コレハムギノノニンゲンセイガトワレマス!!!
<ユリコガ…ユリコガ…ワタシノナマエ…ヨンデ…
<ムギノォオ!!!


絹旗「…………」

麦野「…………」←鼻血拭いた

10032号「…………」

一方「…………」

麦野「……う、う"ん"んっ!!…おい、第一位!!何、許可もなく私の名前、呼んでんだ?あ"?」

一方「呼ンだらダメって言われてない」

麦野「だからって何麦野って呼んでんの?あんた私のこと嫌いなハズでしょう?」

一方「嫌いじゃない」

麦野「……は?」

一方「嫌いじゃないよ。むしろ好き」

麦野「」

211 :1ですぜ [saga]:2012/09/22(土) 23:20:06.25 ID:9NdPK6Mw0


絹旗「……あれ?そ、そうだったんですか百合子!!?」

一方「うン」

絹旗「良かったですね麦野!!!嫌われては無かったみたいですよ!!」

麦野「………////」

絹旗「…お…おぉう…麦野が超赤面してる…かなり貴重な顔ですね…」

麦野「ハッ!!!なにっ!!はぁあっっ!!?……だ、第一位!!てめぇが私のこと好きでもなぁ!私はてめぇのこと好きじゃねんだよバァーカ!!!」

絹旗「麦野ぉお!?折角百合子が麦野を嫌ってないって分かったのに…こんな時までツンデレなんですかぁああ!?」

10032号「………」

一方「麦野…百合子のこと、嫌いなの?」

麦野「!?!?」

一方「嫌い……なの…?」

麦野「………いやっ…違っ!」

一方「……良かった」ニヘラッ

麦野「!!!」

絹旗「百合子が…麦野に微笑みかけた……」

10032号「………」

一方「だったら、一緒にご飯食べよォ?百合子、お腹空いてるンだ」

麦野「………」

一方「……いい?」

麦野「………」

絹旗「ちょ、超良いですよ!!ね!?麦野!!!」

麦野「…ま、まぁ……別に…どっちでも…」

一方「じゃあ行こっか」

絹旗「ええ!……百合子、今日はなんか滝壺みたいな喋り方ですね」アハハ

麦野「……そういえばそうね…(百合子が私に笑いかけた!!嫌いじゃないって言った!!しかも一緒に昼食…!!夢みたい…////)」ドキドキ

10032号「…………」

212 :1ですぜ [saga]:2012/09/22(土) 23:30:06.43 ID:9NdPK6Mw0


10032号(一方通行…)コソコソ

一方(あ?)コソコソ

10032号(なんでそんな大人しくて可愛い喋り方なんですか…百合子の面影が激薄じゃないですか!?)コソコソ

一方(あー…)コソコソ

10032号(百合子を嫌いなミサカでさえ少しキュンときてしまったではありませんか…これも第四位を落とすための作戦ですか?)コソコソ

一方(……いや…これはだな…その……上条の前だと罵倒するって事が前提だから鈴科のマネもやりやすいンだけどよォ…その…普通に話すってなったら…出来なくて……)コソコソ

10032号(……なんか…すいません)コソコソ

一方(なに謝ってンだ、あァ!?聞いたらいけない話聞いたみてェなツラしてンじゃねェぞゴラァア!!!)コソコソ

10032号(いやだって…それってつまり…コミュしょ)コソコソ

一方(人見知りだ人見知りィ!!!)コソコソ

10032号(悪く言えばコミュ障、良く言ってもコミュ障ですよそれ、紛れもない)コソコソ

一方(結局コミュ障じゃねェかぁああ!!!)コソコソ

10032号(外道でコミュ障で友達皆無って…)コソコソ

一方(一回殺されるか?)コソコソ

10032号(このssでもコミュ障扱いの可哀想な一方通r)コソコソ

一方(よし、殺す)コソコソ

10032号(っていうか一方通行、今ミサカとは普通に話せてるじゃないですか、なんでこの2人の前だとあんな風に…?と、ミサカは疑問に思ったことを率直に聞いてみます)コソコソ

一方(お前は上条と一緒だ、罵倒していいよ対象)コソコソ

10032号(ひどっ!!?)コソコソ

絹旗「何してるんですか?百合子と…えー…超電磁砲?早く行きましょう!ジョセフ」

10032号「は、はい!!…あ、それと…」

絹旗「?」





213 :1ですぜ [saga]:2012/09/22(土) 23:40:19.89 ID:9NdPK6Mw0





ーーーーーーーーーー
ーーーーー
ーー

麦野「ふーん、クローンの方だったの」

10032号「喋り方とゴーグルでバレると思ったんですがね(一方通行も、セーラー服じゃないし身長もかなり高めなのに気付かないってことは、観察眼があまり備わってないんでしょうか、とミサカはおもいっきり失礼なことを思ってみます)」

絹旗「本当に超似てますねー。ゴーグルなかったらもう第三位ですよ」

一方「…………」←ボロが出ない様に喋らないようにしてる

麦野「…第三位と一緒に昼食…なんてことにならなくて良かったわ……だ、第一位とも嫌だけど!」

絹旗「麦野、無理に意地はってるとまた百合子に嫌われますよ?」

麦野「!?」

絹旗「………」

麦野「……………」ズーン

絹旗「…う、嘘です!嘘です!!なんで本気にしてるんですか麦野!?」

麦野「………」シーン

絹旗「麦野ぉお!!?ほんとどうしちゃったんですか!!思春期の時に友達に嫌われてるかどうか悩む女子か!!!」

一方(見てるだけで疲れるなコイツら…)

麦野「………うるさい絹旗……はぁ……(ほんとどうしちゃったのかしら…私…)それより、お腹、へったわねー」

絹旗「あ!そうでした。ケーキケーキ!期間限定ケーキ!!」

10032号「期間限定ケーキ?」

絹旗「ええ!!!実は私達、今日はそれを目当てで来たんですよ♪」

10032号「ほー、それは甘いもの好きとしては興味がありますね」

絹旗「どんなケーキなのか今からドキドキワクワク…あれ?」

麦野「どしたの」

絹旗「こんな時、甘いものと聞いていつも一番に騒ぎ出すのは決まって百合子のはずですけど…」

10032号「!!」

一方「!?え、えとっ!!け、ケーキ!ケーキ!期間限定ケーキ!!ど…どんなケーキなのか今からドキドキワクワクが止まらないンだもンもンー!!!」アセアセ

10032号(おいおい、それ、さっき絹旗最愛が言った言葉、丸パクリして言っただけじゃねぇか一方通行!?それにもんもんって…)

絹旗「んー!やっぱり百合子は超可愛いですねェ!!」ホワホワ

10032号(気づいてない…)

一方「え、えへへー♪」

10032号(一方通行、顔が引きつってますよ)

214 :1ですぜ [saga]:2012/09/22(土) 23:50:20.67 ID:jI+5RGAIO


絹旗「百合子はいつ見ても可愛いですねー!……あー…抱きついていいですか?百合子、いや、いいハズです!いつもしてますもんね!!はいやぁあ!!!」バッ

10032号(…あ……)

絹旗「ふぎゃあああ!!?」ドサッ

一方「………」

麦野「!?」

絹旗「………え?」

麦野「…何一人ですっ転んでんの?あんた」

絹旗「……いや…ちがっ……え?…え?」

一方「………チッ」

絹旗「…百合…子…?…なんで反射…?」

一方「………あンなァ…」

10032号(あ、バカ…)

一方「……俺はなァ、もうなァ…抱きつかれるのはこりごりなンだよォオオ!!!」

麦野「!?」

絹旗「!?」

10032号(バカセラレータ)

一方「………」

一方「………あ」

絹旗「………え…?」

麦野「………百合子…?」

10032号(ばれるか?)

一方「……………って…」

絹旗「………」

麦野「………」

一方「えーと……浜面って人が言ってた、うン」

絹旗麦野「「………うわー…」」

麦野「はぁぁまづらぁあ(帰ったら殺す)」

絹旗「うっわー気持ち悪…やっぱり浜面は浜面ですね…」

10032号(…ばれてない…はぁ……逃れる理由がいっつもギリギリ変ですよね一方通行…バカですよね、って言ったらいじめられそうなんでミサカは心の中で一方通行を小バカにしてみます)

一方(なンか今イラッとした…適当に名前言ったけどほんとにいるンだな、浜面とかいうやつ)

215 :1ですぜ [saga]:2012/09/23(日) 00:00:12.10 ID:mPrKfIYW0


絹旗「っていうか百合子!!あのバカの馬の鹿面のマネなんかしてないでギュッとさせて下さいよ!!」

麦野「あんたおもいっきり飛びついてたものね。おもいっきり反射されてたけど」

絹旗「そうですよ!!おもいっきり抱きついて反射されるってかなり痛いんですよ百合子!!私だったから良かったものの…」

麦野「…ていうか、え…?ちょっと絹旗……いつもって…」

絹旗「あぁ、実は私達、結構よく遊んでるんですよ。麦野みたいに私は超ツンデレじゃないんでねー」

麦野「ぐぅ……じゃ、じゃあもしかして…フレンダや滝壺も…」

絹旗「フレンダと滝壺は会ったことないんじゃないですか?浜面は会って仲良くなったって言ってましたけど…」

麦野「はぁーまづらぁー……(帰ったら殺す…ハンバーガーみたいにスライスしてサンドしてマ○クの店頭に並べてやる……)」グギギ

絹旗「滝壺達…連れて来た方が良かったですねー。百合子と合わせたかった…」

麦野「フレンダも滝壺も、なんか体調悪そうだったから置いて来たけどね(浜面は滝壺の看護に忙しそうだったけどぉ?帰ったら殺す)」※みんな、生きてる設定

絹旗「あ!見えてきました!ジョセフの看板!!期間限定!!」

一方(…やっぱ…こいつらと昼食一緒にするンじゃなかった…)

10032号(今更落ち込んでも自業自得ですよ一方通行、とミサカは心の中で無様に衰退していっている一方通行を鼻で笑ってみます)フフン

麦野「はいりましょうか」


ウィーン


※暗闇の五月計画では百合子の精神性・演算方法の一部を意図的に植え付けるられた絹旗、もうとっくの昔に百合子とは和解している

216 :1ですぜ [saga]:2012/09/23(日) 00:10:17.13 ID:mPrKfIYW0




ーーーーーーーーーーー
ーーーーー
ーー

絹旗「ケーキ!ケーキ!」

10032号「ケーキ!ケーキ!とミサカもマネをしてはしゃいでみます!ケーキ!ケーキ!」

麦野「少し静かにしなさいよ。恥ずかしい…」

一方(話の流れでみンなでケーキ食べることになってっけど…そもそも、ケーキってなンだ?…えーと…




検索結果:『なんか甘いもの』
……ですよねー)

絹旗「百合子!百合子は何食べたいですか?やっぱり大好きなモンブラン?」

一方「うぇ!?えっ…あ、そ、それにする!!それそれェー!」

絹旗「なんか百合子……ケーキ食べれることに超舞い上がってません?」

一方「う…うンうン舞い上がってますねー超舞い上がってますねーー!!」

10032号(もはやキャラが定まってない一方通行はオウム返しという典型的な手法でこの場を逃れようとするがやはり一方通行はバカであったので百合子ではないということがすぐにバレてしまった!!あぁ、なんとバカな一方通行、そのバカな頭をいかして、ペットボトルのキャップをただひたすらしめる作業をあの時やっていれば!…今頃は出世して…)コソコソ

一方(ねェ、何言ってンの?ペットボトルに詰められたいの?)コソコソ

10032号(詰められたくないです、それより百合子のマネをちゃんとしないとそのうちバレますよ?相手はあの第四位ですよ?レベル5ですよ?)コソコソ

一方(分かってる…分かってっけど…)コソコソ

10032号(お得意のコミュ障が…)コソコソ

一方(ねェ、ほんとに殺されたいの?)コソコソ

10032号(今は一方通行にいじめられる方が実は怖かったりします)コソコソ

一方(またお前で遊ンでやろうか?あァ!?)コソコソ

217 :1ですぜ [saga]:2012/09/23(日) 00:20:33.72 ID:mPrKfIYW0


10032号(それはやめた方がいいと思いますよ?ミサカで遊ぼうとするとたちまちどこからともなく現れるミサカ達があなたを抑えて離さなくなります、応援はもう手配済みですから)コソコソ

一方(俺には反射が…)コソコソ

10032号(あなたに倒されて喜ぶミサカもいるということをお忘れなく、何度も何度も一方通行に飛びついて何度も何度も痛めつけられて徐々に喜びに満ちた顔になっていき、やがてはよからぬ声をあげて周りの方に助けを…)コソコソ

一方(分かったわ!!お前で遊ばねェよ!!なンでお前急に…)コソコソ

10032号(ミサカはやれば出来る子、殺れる子なのです!今まであなたにいじめられていたのは一方通行の楽しそうな顔を写真に記録するためにいじめられてやっただけで…)コソコソ

一方(おいぃぃ!!その写真どこにあンだ出せゴラァア!!)コソコソ

10032号(残念ミサカの頭の中なので出せませんねー!プフーッ!!ミサカを殺して、頭を解剖し、取り出してもいいですが、今ミサカが言った、写真に記録している、ということが嘘という可能性もあるので殺すことも出来ない一方通行なんですねー!プフフーッ!!)コソコソ

一方(なンなンだコイツ…っ!?いきなり憎たらしくなりやがって…クッソ……ああああ!もういい!やめだ、とりあえず今はこの大能力者どもの相手に集中するか)

10032号(……はぁ…どうやら応援を準備済みという嘘も写真に記録しているという嘘もバレてはないようですね…ミサカ達の中で唯一の外道、略してゲド戦機のマネをMNWを通してやることで一方通行をからかいましたが…からかうだけでも凄い怖い……)

絹旗「百合子もケーキにはしゃいでますし、早いとこ頼みましょう!…と、言いたいんですけど、これって、ドリンクは無料になるんですか?」

10032号「横に絵が描かれているから無料になるんじゃないんですか?と、ミサカは勝手に予想を述べてみます」

麦野「んー、分かんないわね。とりあえず店員呼びましょう。…って、ここボタンないじゃない…はぁ、すいませーん!」

店員「はい!!お待たせしました。ご注文をお伺いします」

麦野「えー…と、コレって…」

店員「こちらは只今、期間限定でケーキの種類を増やしております。1個ケーキを注文すると、お好きなドリンクが1つ、ついてまいります。こちらのメニューの中からお好きなケーキとドリンクをお選びいただけますが、どちらになさいますか?」

麦野「(あら、全部言ってくれた)そうね、じゃあ私はこのロールケーキを…」

絹旗「私は…そうですね、やっぱりここは、定番のショートケーキを!」

10032号「それではミサカはイチゴが沢山乗っているこのイチゴタルトを」

一方「………」

218 :1ですぜ [saga]:2012/09/23(日) 00:30:28.84 ID:mPrKfIYW0


絹旗「………?…百合子、まだ悩んでるんですか?」

一方「…う、うン(やべェ…わっかンねェ!!どれ選べばいンだ?っつかこいつらはなンなンださっきから!?タルト?ロール?ショート?なンかの暗号かなンかかァ!?)」

絹旗「百合子はもしかして全部食べたいとか思ってそうですね!」

麦野「…早くしなさいよ、第一位。なんで決めてないの」

一方(検索結果であの知識がない芳川でも『甘い』っつゥーキーワードを残してやがる…そしてさっきそこのチビガキが言った、定番のショート…ショート?じゃあ定番じゃない不人気のロングがあンのか?…とりあえず言えンのは、ショートケーキは短くて甘いものということ…いや、まてよ…ショート=短い、ではなく、ショート=もろい、の方のショートなのかもしれねェ…)

10032号(……もしかして一方通行…ケーキが分からないんじゃ……いやぁ、そんなまさか……まさかぁ……あの、一方通行?)コソコソ

一方(…………ンあ?)コソコソ

10032号(何黙りこくってるんですか、店員さんの顔を見て下さいよ、あのイラつきに満ち溢れた笑顔…いつぞやのあなたの顔を思い出しますね…あなたの方が怖かったですけど…ってそんなことじゃなくて、早く決めて下さいよ)コソコソ

一方(いやでも…その…ケ、ケーキがその…)コソコソ

10032号(はぁ…やはりまさかでしたか一方通行、あなたはいつから天然不思議ちゃんキャラを目指してるんですか?こんなん適当にちゃちゃっと決めてしまえばいんですよ)コソコソ

一方(適当に決めて大変なことになったらどうしてくれンだ!?)コソコソ

10032号(なりませんから無駄な心配は百合子だけにしときましょうよ、早く決めて下さい好い加減)コソコソ

一方(決めろっつっても…そもそもケーキって…)コソコソ

10032号(甘いものです、とにかくなんかやたらと甘いものです)コソコソ

一方(お前ェもかよ…)コソコソ

10032号(?…っていうか一方通行は本当にミサカより1歳、歳上なんですか?培養機に入りっぱなしだったとはいえ物事を知らなさ過ぎでしょう……まぁいいや…そうですね、一方通行は確かコーヒーが好きと前に言ってましたね、それじゃあなるべく甘くないこれなんか…)コソコソ

一方「えーと、それじゃあ…」

麦野「やっと決まったの?店員さんに悪いから適当に選んじゃったわよ」

一方「な…」

219 :1ですぜ [saga]:2012/09/23(日) 00:40:12.14 ID:mPrKfIYW0


絹旗「でも大丈夫ですよ百合子!百合子がいっつも頼んでるモンブランを頼みましたから!しかもドリンクはケーキによく合うダージリン・ティー!!超楽しみですねェー!!」

一方「……モン…ブラ…ン…?」

10032号(まぁケーキなんかなんでもいいし、それよりミサカはそのダージなんとかとかいうのが気になりますね!)ワクワク

一方(……なンだモンブランって…だンだン新しい暗号を増やしていきやがって…!?モグラの仲間かなンかか?…いやバカか俺、ケーキっつってンだろ…紅茶…紅茶は砂糖入れないとして、ケーキ…甘いもの……どうすっか)

麦野「……やっぱりチーズケーキにするんだった…失敗したなー」

絹旗「麦野、なんか適当でしたもんね最初から、ロールとか珍しいなと思ったんですよねー(いつも鮭定食だからケーキ食べること事態が珍しいんですけど)」

麦野「ロールを何故か無償に食べたくなったのよねぇ。でも今はエクレアが無償に食べたい」

絹旗「要するになんでもいいんじゃないですか」

麦野「まぁね、たまに甘いものでも取らなきゃねぇ」

一方(…おいおいおいおい!!!また増えやがったぞ新たな暗号が!!なンだチーズケーキって!チーズなのにケーキって!!エクレアってなンだ!?エウ○カの仲間かなンかか、あァ!?)コソコソ

10032号(一方通行が絶賛混乱中です…本当に不思議ちゃんキャラまっとうしてますね…もしかして天然の方でいらっしゃるんですか?)コソコソ

一方(天然じゃなくて知らねェだけなンだって)コソコソ

絹旗「それにしても…麦野、さすがですね」

麦野「?」

絹旗「店員を呼び止めるなんて!!」

麦野「……あれぐらい普通じゃないの?」

絹旗「いえいえ!あれは大人の女性の証と言っても過言ではない行為ですよ!!さすが麦野、やはり実年齢より見た目が老けていると行動も…お、大人びていると行動も…」

麦野「……きぃぃぬぅぅはぁぁたぁぁ?」

絹旗「麦野はキレーダナー」

麦野「実年齢より見た目が?」

絹旗「老け…大人びててキレーダナー」

麦野「ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね。」

絹旗「」

店員「お待たせ致しました。こちら、ご注文のケーキ…お、お客様!?どうかされましたかお客様ぁあ!!?口から泡を…!?」





220 :1です [sage saga]:2012/09/23(日) 00:47:16.00 ID:mPrKfIYW0


…今日はここまでです
眠気がー(´Д` )
次は水曜の夜になると思います
ここまで読んでくれた方はありがとうございます!
嫌いな方は無理して読まなくていいですよ

ではでは、遅くまで失礼しました
おやすみなさい

221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/23(日) 02:02:57.43 ID:wlxazirIO
おつ
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/23(日) 16:42:21.49 ID:tAyCFO3O0
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/09/24(月) 12:04:12.81 ID:GyGuV3SE0
場をかき乱す天災の第一位が、一番混乱しとるなw

てかむぎのんかわいい
乙なンだもン
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/26(水) 01:49:10.50 ID:wcijjOYN0
>麦野「はぁーまづらぁー……(帰ったら[ピーーー]…ハンバーガーみたいにスライスしてサンドしてマ○クの店頭に並べてやる……)」グギギ

h/a/m/a/d/u/r/aになるのか……
225 :1です [saga]:2012/09/26(水) 20:39:11.66 ID:DK+Qjccu0

~ ×

>>223
むぎのんはこれからさらにキャラ崩壊していきます

>>224
そうなりますねw
浜面にご冥福を…


こんばんは、1です
では、投下していきます!
226 :1ですぜい [saga]:2012/09/26(水) 20:41:23.87 ID:DK+Qjccu0





ーーーーーーーーーー
ーーーーー
ーー

麦野「ロールケーキって抹茶味しかないのねぇ」

絹旗「この生クリーム…気持ち悪くならない…!!ここ、通おうかな」

10032号「タルト…!この食感!この味わい!」

一方(……どうやって食べるンだこの気持ちの悪ィ食いもン…全然うまそうに見えない不思議)ソロ~

10032号「うまい!うまい!うまっ…!?一方r…百合子!?ななななんでモンブランを麺みたいに一本ずつすすって食べようとしているんですか!?いつまでその不思議ちゃんキャラを押し通すんですか!!?」

一方「!?…た、食べ方があンのか?このモンブランっつゥーのには!!?」

10032号「………今思いっきりあなたを殴りたいんですが」

一方「はァ?なンでそンなイラついてンだよ、意味分かンねェ」

麦野「………思ったんだけど…ゆり…第一位と第三位は仲良いけど、第一位と第三位のクローンは仲良くないってレベル5の間でも有名でしょ?……あんたら…」

10032号「!!」ギクッ

絹旗「あー!そういえば超珍しい組合せですねー!見た目が第三位に似てるから違和感なかったですけど…」

麦野「それに見てればさっきからかなり仲良さそうだし、コソコソ2人でなんだか楽しそうじゃない?」

一方「!!」ギクッ

絹旗(麦野…また見え見えの嫉妬を…)

麦野「なんか言った?」ギロッ

絹旗「!?!」ビクッ

絹旗「いえ…ほんとに何も…」

227 :1ですぜい [saga]:2012/09/26(水) 20:51:13.82 ID:DK+Qjccu0


一方「ゆ、百合子、実は相手に好きか嫌いか伝えるのがとても苦手。だから皆も百合子が御坂妹を嫌ってるって思っちゃったンだね」

10032号(一方通行!ナイスフォロー!!口調とかもはや百合子に全然似てませんけどナイスフォロー!!せめて『もン』ぐらい言えよコミュ障野郎!でもナイスフォロー!!とミサカは罵りながら褒めてみます)

麦野「……でもゆり…第一位、あんた前…そこのクローンに…」





百合子『わぁあ!美琴ちゃンにソックリな御坂妹ちゃンだ!お久しぶり!』

10032号『ソックリっていうかクローンなので同じ顔で当たり前なんですが…とミサカはこれで53回目となる説明をクソビッ…百合子にします』

百合子『そンなに説明されなくても分かってるよ!だって百合子と御坂妹ちゃンは友達だもン!!』

10032号『は?死ねば?』

百合子『え』

10032号『あ…すいませんプフッつい流れで本音が…ゴホンゴホンッえー……ミサカとあなたは友達(笑)ではないんじゃないんですか?とミサカは百合子にミサカとあなたの関係の訂正を求めます』

百合子『あー!そっか!百合子達は友達じゃなくて……親友!…だったね♪』

10032号『……………。…ちょっとだれか霊柩車を……』





麦野「みたいなこと…言われてなかった?」

一方「…………」チラッ

10032号「…………」

一方(…うわー…)ボソッ

10032号「…………」

一方(…引くわー…無いわー…俺なンかよりよっぽどクズだわー…良心が痛むわー)ボソッ

10032号「うぐっ…」グサッ

一方(鈴科はどう見ても純粋な気持ちでお前に接してるのになァー)ボソッ

10032号「うぐぐっ…」グサグサッ

一方(これでクズ度はお互いフィフティーフィフティーになったンじゃね?)コソコソ

228 :1ですぜい [saga]:2012/09/26(水) 21:01:16.53 ID:DK+Qjccu0


10032号(…あ…一方通行も…目の前に嫌いな人が現れたら嫌でしょう?)コソコソ

一方(俺は面と向かってそンな酷い言葉は言いませン)コソコソ

10032号(言いそうなんですが…)

一方(それに俺は本人を目の前にして小馬鹿にしたかの様に笑いませン)コソコソ

10032号(笑いそうなんですが…)

絹旗「……あの…第三位のクローンさん?それって…本当なんですか…?」

一方「…………」

10032号「…………えーと…み、ミサカは…そこで…そう、友達じゃなくて親友です!!って賛美したハズなんですが…と、ミサカはワザとらしく記憶を改変します」

絹旗「………百合子は…」

一方「…ゆ、百合子は…うン。友達じゃないね、親友だねって一緒に友情ごっこをした記憶が…」

麦野「でもまぁ、今は仲良いみたいだし、私の見間違いだったのかもね、あんたらが仲悪いってのもただの噂だったのかもしれないし」

絹旗「そ、そうですよねー!百合子は心優しい女の子!誰かを嫌うなんてまずあり得ませんから!!」

一方(そこの第四位は嫌われてるみたいだけどな、とりあえず誤魔化せたな)コソコソ

10032号(はい、焦りました……百合子じゃないとバレるかと…)コソコソ

一方(なンか…この第四位に優しく接するのも面倒臭くなってきた)コソコソ

10032号(優しく接することすらしていませんが…)コソコソ

229 :1ですぜい [saga]:2012/09/26(水) 21:12:05.03 ID:DK+Qjccu0


一方(……なァ、もういっそのことばらしていンじゃねェか?)コソコソ

10032号(それだと第四位を百合子に会わせた時にショックをあたえる作戦が…ここまで昼食を共にした意味がなくなるじゃないですか)コソコソ

一方(思えば俺が他人に優しく接するっつゥーことが間違いだったンだよ、俺は他人に優しく出来ませン)コソコソ

10032号(いやいやいや、あなたの作戦でしょう?)コソコソ

一方(自分の力量を正しく理解してなかった俺の失態だ…)コソコソ

10032号(そんなワザとらしく反省会開こうとしてもダメですよバカセラレータ)コソコソ

一方(そもそもなンで俺は鈴科じゃねェってばらしちゃいけねェンだ?)コソコソ

10032号(それは…あなたが最初にミサカの恋の手伝いと見せかけ、他人のせいにしながら上条当麻を罵倒しまくりたいと言ったからではありませんか?)コソコソ

一方(外道な理由だな)コソコソ

10032号(はい、とても外道な理由ですね、でもあなたが初めに言ったことですから)コソコソ

一方(そうだった)コソコソ

10032号(で、どうするんですか?)コソコソ

一方(このまま鈴科のマネすンのも疲れる、ばらすわ)コソコソ

10032号(……そうですか、今は上条当麻の前でもないですし、いいんじゃないですか?)コソコソ

一方(………なンかただばらすっていうのも…つまンねェな)コソコソ

10032号(……何かします?)コソコソ

一方(…………あー……こいつらって色々鈍いよな、さっきから)コソコソ

10032号(鈍いですね、色々と)コソコソ

一方(オリジナルの奴って色々ぶっ飛んでるよな)コソコソ

10032号(ぶっ飛んでますね、色々と)コソコソ

一方(だから、どこまで言ったら鈴科じゃないと分かるかゲームをしようと思う)コソコソ

10032号(なんですか?その題名もクソもないゲーム?)コソコソ

一方(………ゲームの内容は…俺が鈴科のマネをしながら現実味のない話&行動をしまくる、そンで、いつ俺が鈴科じゃないと気付くか見守る)コソコソ

10032号(すぐにバレそうな雰囲気ですね)コソコソ

一方(すぐバレてもいいからこういうゲームなンだよ)コソコソ

10032号(なるほど…そういえばさっきからなんでコソコソ話は()←このかっこで書かれてるんですか?)コソコソ

一方(それは単に1が普通に()←このかっこを何故か当たり前のように押していたからだ、理由はねェ…ってこンな発言もいらねェンだよ)コソコソ

10032号(人はこれをメタ発言と呼ぶ)

230 :1ですぜい [saga]:2012/09/26(水) 21:31:21.05 ID:DK+Qjccu0


麦野「本当に仲良かったみたいね」

絹旗「ええ…ちょっとお二人とも!なに仲良くくっちゃべってるんですか!!皆で来たんですから皆で喋りましょうよ!」

一方「あ…あぁ」

10032号「は、はい!」

一方(何話すか…ン?)

絹旗「あ!」

一方(あァっ!?なンだこの紅茶!?なンでこンな甘い…)

絹旗「百合子…気付きましたか?その紅茶…実はですね、甘党の百合子に合わせて角砂糖を3個、麦野が入れてあげたんですよ♪」

麦野「……お…おほんっ」チラッ

一方(はぁぁあああ!!?なに余計なことしやがって…まさか…第四位の野郎、俺の正体に気付いて角砂糖を…)

10032号(それはありえません一方通行、とミサカは一方通行が思っているであろうことを予想してとりあえずツッコんどきます)

絹旗「やっぱり麦野は優しいですねー。些細なことにも気付いて気遣ってくれる麦野は優しいなー」ボウヨミ

麦野「あ…当たり前のことをしただけよ」

一方(……言わされてやがる)

10032号(百合子に気に入られようと必死ですね第四位…でも今は一方通行なので逆効果になってますが)

絹旗「当たり前のことっていっても出来ない人もいますからねー。いやー麦野は凄いですよー」ボウヨミ

麦野「言いすぎだって絹旗」テレッ

絹旗「いやいや麦野は凄いですよ!なんたって百合子がいないにもかかわらず百合子の誕生日に率先してケーキを買ってきてアイテムの皆(強制参加)で祝ったぐらいですもんねー!いやー麦野は凄いなァー」

麦野「!?」

一方「……うわ」

10032号「………」

231 :1ですぜい [saga]:2012/09/26(水) 21:41:17.15 ID:DK+Qjccu0


麦野「ちょっ…絹旗何言って」

絹旗「誕生日に関わらず百合子と目が合うたびに1人でひっそり祝ってますしねーいやー流石だなァー」

麦野「」

一方「………」

10032号「………」

絹旗「麦野は凄いなーハッハッハッ…ん?あれ、麦野?どうかしましたか麦野」

麦野「」

一方「………」

10032号「………」

絹旗「…麦野ー?」

麦野「」

10032号「………」

一方「……ゆ…」

絹旗「?」

麦野「」

一方「………ゆ…百合子、誕生日祝ってくれてて嬉しいなー!」

10032号「!?!?!?」

麦野「百合子…!!」

絹旗「あ、麦野、ついに百合子って言って…」

一方「……ァー……えーと、百合子、そんなに麦野に好かれてると思ってなかったから嬉しいもン!」

麦野「!!!」

10032号(……またでたよ綺麗な一方通行…第四位のフォローしてるし…第四位が絡むと出てくる仕様なんでしょうか)

232 :1ですぜい [saga]:2012/09/26(水) 21:51:01.09 ID:DK+Qjccu0


絹旗「やはり百合子は麦野の行動を受け入れましたか…(私だけ百合子に好かれて麦野に羨ましがられる…そして優越感に浸る…そんな今までの鬱憤を晴らすような算段でしたが…)」

麦野「百合子…」

一方「ちゃンと名前で呼ンでくれたね麦野」

10032号(もはや誰なんでしょうかこの人、オリジナルの百合子でさえ第四位のことを毛嫌いしているというのに…今の一方通行の方が百合子よりよっぽどいい子な気がします)

一方「麦野…これからも百合子の誕生日、祝ってね」

麦野「……気が向いたらね」

絹旗「とかいいながら毎年祝ってますがねー」

麦野「うっさい絹旗」

10032号「………」

一方(……はァ…疲れた)

10032号(優しいですね、一方通行)コソコソ

一方(第四位見てっと悲しくなってくンだよ…)コソコソ

10032号(……そんな風に情けをかけれる様になったんですね一方通行)コソコソ

一方(何不良の息子が更生して親孝行してくれた時の母親みてェなツラしてンだよクソが)コソコソ

10032号(いえいえ、これはこんな顔にもなりますよ、あれだけの外道さを知っているミサカとしては…よく成長しましたね、と優しい声をかけてあげたいくらいです)コソコソ

一方(かけんな気持ち悪ィ)コソコソ

233 :1ですぜい [saga]:2012/09/26(水) 22:01:19.20 ID:DK+Qjccu0


10032号(優しい声とともにバカですねともかけてあげますよ?)コソコソ

一方(あァ!?)コソコソ

10032号(これで百合子ではない、とばらしたら第四位はどんな生き恥でしょうね)コソコソ

一方(あ…)

10032号(考えなかったんですか?これから自身の正体をばらそうという相手に対して…こんな…)コソコソ

一方(……ばらさねェよ…)コソコソ

10032号(優しいですね、一方通行)コソコソ

一方(………だろ?)

一方(………はァー…)

麦野「絹旗、今日隠れ家に戻ったら覚えときな」

絹旗「え…」

一方(当たり前だな、あンな風に人をおとしいれようとする企みがバレバレな発言をしたンだからよォ…俺ならもっとうまくやる)

麦野「お風呂入ったら正座して待ってなさい」

絹旗「」ガクガク

麦野「あと、あんたの貯金の残金数えとくこと、それと有り金全部かき集めといて。クレジットカードもあるなら出しなさい」

絹旗「」ブルブル

一方(……あれ?これ殺す気じゃね?)

麦野「あとは…そうね、皆に言っておきたいことを短く簡潔にまとめておくこと」

一方(あ、やべーわこれ殺す気だわ)

麦野「携帯や武器とか…要は必需品も集めときなさい。一緒に埋葬してあげるから。この際遺書なんかもk」

10032号「こ…この紅茶美味しいですね、とミサカは不穏な雰囲気をぶち壊すために和やかな話題をふってみます」

一方(第四位怖ェ…)

234 :1ですぜい [saga]:2012/09/26(水) 22:21:40.11 ID:DK+Qjccu0


麦野「あ?……あー…そうねぇ、不味くはないわねぇ」

絹旗「…はぁー(クローンちゃん助かりました…麦野を相手にしたらやっぱり超怖いですね…)」

麦野「何ためいきついてんの?」

絹旗「!?!?」ビクッ

麦野「話はまだ終わってなi」

一方「ここここの紅茶甘くておいしーなァ!麦野の入れてくれた砂糖のおかげだね麦野!!!」

麦野「い…え!?何…ゆり…第一位!?」

一方「ななななに?麦野」

麦野「今…なんて…」

一方「むぎ…麦野のいれてくれた砂糖のおかげですっごく飲みやすい(飲みにくい)って言ったんだもン!!」

麦野「な…っ。そ、そう?良かったわね」

10032号(ミサカにはそのかっこの中の本音が見えます)

絹旗(百合子が麦野を褒めている…異様な光景ですね、なんにしても百合子、ありがとう!)

麦野「また砂糖入れたくなったらいいなさいよねっ」

一方「う、うンッ!(砂糖ぐらい自分で入れれるっつゥーの、っつかもう砂糖なンか見たくもねェ、このモンブランとかいうケーキ…俺を殺す気だ)」

10032号(一方通行)コソコソ

一方(なンだ?)コソコソ

10032号(モンブランが食べられないんでしたら麦野沈利と交換してみてはいかがでしょうか?とミサカは珍しく一方通行を助けるための提案をしてみます)コソコソ

一方(交換…ケーキとケーキじゃ甘いことに変わりはねェンじゃねェの?)コソコソ

10032号(あなたのはモンブラン、第四位は抹茶のロールケーキ、どう考えても第四位の方が甘くないです、ケーキに詳しくないあなたよりミサカのことを信じて下さいよバカセラレータ)コソコソ

一方(……まァ、嘘だったとしても甘いままだしな、初めて礼を言うぜ御坂妹)コソコソ

10032号(ほんとだ、言われてみれば初めて礼を言われました、どんだけ自己中なんですか)コソコソ

一方(うるせェ、)

10032号(っていうかミサカ達コソコソ話多いですね)コソコソ

一方(黙れ)

235 :1ですぜい [saga]:2012/09/26(水) 22:40:16.93 ID:DK+Qjccu0


絹旗「あれ?百合子…大好きなモンブランなのにあまり食べていませんね?」

一方「う、うン。百合子、今日はモンブランよりロールケーキが食べたいょ。麦野と取り替えっこしていい?」

麦野「!?!?」

一方「麦野、いい?」

麦野「………はぁぁあ?なんで私がゆり…第一位と交換しないといけないの?(…あれ?なんで私思ってることと逆のこと言ってんの?)」

一方「(え、なに?またツンデレぶり返してンの第四位)嫌なの?」イラッ

麦野「(すっごい良い!!)すっげーいや。(寧ろ今私もモンブラン食べたい!!)死んでもいや。(…あれ?今私なんて言った?嫌っていった?なんで?なんで逆のこと言っちゃうの!?あれー?)」

一方「……ふ、ふゥーン…」イライラ

10032号「ぷふッ」プルプル

一方「……分かったァ…(こ…こ…ろ…してェェ…)」イライラ

絹旗「ちょっと麦野。百合子に対して何言っちゃってるんですか。家では百合子神!!って脇目も振らさず一心に叫んでるのに…そんなツンデレだと本当に嫌われますよ?」

麦野「っ!?」

絹旗「おっと、これは別に麦野の暴露話をしている訳では超ありません。私は麦野にただ忠告しているだけです」

10032号(いや暴露話をいちいちおりまぜなくてもいいだろ…とミサカは第四位を気の毒に思いながらツッコミます)

麦野「ちがっ…違うの絹旗!なんか知んないけど思ってることと逆のこと言っちゃうっていうか!」

236 :1ですぜい [saga]:2012/09/26(水) 23:00:08.70 ID:DK+Qjccu0


絹旗「そうだとしても百合子の顔を見てみて下さいよ」

麦野「え?………あ…」

10032号「ブォハッ」

一方「………」

絹旗「麦野に嫌われたと思って凄い死んだ目をしてるじゃないですか!!こんな虚ろな…まるで…そう、クローンの様な!!」

10032号(クローンの様ってクローンなんですけどね、…それにしても…ぶふっ!な、なんて顔してるんですかっ!?ちょっ!一方通行はミサカを笑い殺す気ですか!?ぷはッ!)プルプル

絹旗「こんな目にしたのは紛れもない、麦野、あなた自身ですッ!!」ババンッ

麦野「!!!」

一方「………」

絹旗「こんな百合子を麦野は見たいですか?」

麦野「…見たく…ない…見たくない!!百合子はいつもニコニコ笑ってなきゃダメッ!!」

絹旗「………私は信じてました。麦野、麦野がそう言ってくれることを…っ!」

麦野「絹旗!!」

絹旗「麦野!!」

10032号(なんだこのヒューマン劇場…ツンデレと戦う女の物語?)

一方「………」

絹旗「麦野!!分かったなら、さぁ!百合子のあの笑顔を一緒に取り戻しましょう!!」

麦野「ええ!!ゆ…第一位…?」

絹旗「麦野!?本当に分かったんですか?いつまでそんな呼び方をするつもりなンですかァ!?そンな呼び方じゃあ答えてくれる者も答えませンよッ!!」

237 :1ですぜい [saga]:2012/09/26(水) 23:20:56.36 ID:DK+Qjccu0


麦野「!!……そうね…ゆ…百合子?」

一方「………」

麦野「百合子?」

一方「(あ、俺のことか)…なに?」

麦野「…これ…ロールケーキ。交換しましょう?」

一方「…え?」

麦野「さっきのことは…ごめんなさい。少し…気が狂ってたの。本当にどうかしてたとしか…」

一方「麦野…!」

麦野「交換…いいわよね?」

一方「も、もちろンだよ!!麦野!」パァァ

麦野(なんだこの天使、超絶かわいい)

絹旗「虚ろな目が元に…!」

一方(第四位に何が起こったンだ?でも、ロールケーキゲットした…やったぜェ…)

10032号(凄く嬉しいのが丸わかりですよ一方通行)

一方(さっそく食べッ………)

絹旗「良かったですね!百合子♪……?」

麦野「……なんか…凄く嬉しそうな顔からまた虚ろな顔に固まって……?」

10032号「あくs…百合子?どうかしましたか百合子……?」

一方「………」

一方「……こっちのが…」

絹旗「?」

麦野「?」

10032号(もしかして…)

一方「こっちのが……断然…」

一方(断然、甘いじゃねェかァァァァッ!!)

10032号(やべぇ、殺されるかも)





238 :1ですぜい [saga]:2012/09/26(水) 23:30:13.41 ID:DK+Qjccu0




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ーーー

絹旗「ぷはーっ!食べましたね!あのあとパフェとケーキをもう一個食べちゃいましたからお腹いっぱいですよ!!」

麦野「誰に説明してんの」

10032号「ミサカももう砂糖は食べたくないです…」

絹旗「やはり甘い物好きは私の方が一枚上でしたね!御坂妹ちゃん!」

10032号「あぁ、はい…そうですね、それでいいですよもう」

麦野「…凄い落ち込みようねぇ?」

10032号(あのあと、切れた一方通行は私の紅茶に角砂糖を15個いれ、ケーキの中にもその固形物を混ぜるということをやってくれやがりました…改めてミサカは一方通行恐怖症になりました)

一方(ハッ…騙したバツだクソがァ)

絹旗「うーんっ!食ったら運動したくなりました!これからどうします?」

一方(もォ帰りてェ…ケーキ食べるだけにどれほどの労力を…)

麦野「絹旗…ちょっと耳…」

絹旗「ん?なんですか麦野?」

麦野「……」コソコソ

絹旗「ほー…なるほど。百合子ー」

一方「な、なに?」

絹旗「なんか麦野が百合子と一緒にプリクラ撮りたいって言って…」

麦野「ちょっ絹旗何言って…耳打ちした意味なくなってんじゃない!?絹旗が行きたいていで言ってって…」

絹旗「それだと麦野のためになりません!!麦野が自分で言って下さい。私がいちいち言うのは超面倒いですよ!」

麦野「ぐぅ…百合子?私とその……ゲーセン!ゲーセン行かない?」

一方「え!?あ…そ、そうだな」

絹旗「百合子っプフッ!百合子が男言葉って超変ですよっなにっなんでそんな慌ててるんですか百合子」ケラケラ

一方(こいつはビクついたり急に笑いだしたり忙しい奴だなクソが、帰りてェンだよ)イラッ

絹旗(やっぱりプリクラ…とは言えないんですね麦野…でも誘うようになっただけでも超成長してます!)

10032号(まだどっか行くんですか…)




239 :1ですぜい [saga]:2012/09/26(水) 23:40:39.10 ID:DK+Qjccu0




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ーーー



ーープリクラ機前ーー

麦野「夢…みたい…」

絹旗「もう口に素顔が出てますね麦野」

10032号「プリクラなんて初めてしました!!とミサカは初めての体験に少し興奮気味に…」

一方(なンで証明写真でもねェのにあンな写真撮りまくるンだ?)

絹旗「百合子がおどおどしてて超可愛かったです!」

麦野「そうねぇ…」

麦野「このプリクラ…宝物にするわ」

一方10032号「「たかッ…!?」」

絹旗「大袈裟ですね麦野」

10032号(のしかかる愛が……)

一方(…お…重い…第四位、クソ重てェ…)

麦野「この百合子…可愛い…」

絹旗「百合子の隣でプリクラにうつっていることが嬉しい麦野です」




ーー太鼓の達人前ーー

10032号「………」

麦野「百合子、もう一回したくならない?なるでしょ?」

一方「…はい…なります…」

絹旗「これで25回目…後ろの列が超凄まじいことになってますね…」

絹旗「…見て見ぬふりをしときましょう」

10032号「一回100円…2人だから合計5000円もここで使ってしまったんですね…」

麦野「上手いわね百合子」

一方「む…麦野の方が上手だもンー!」

麦野「////」

絹旗「もうデッレデレですね麦野。さっきまでのツンデレはどこへ…」

一方「…はァ…」



240 :1ですぜい [saga]:2012/09/26(水) 23:50:52.60 ID:DK+Qjccu0



ーーエアホッケー前ーー

麦野「百合子…なかなかやるわね」

10032号「………」

一方「麦野も凄いよ!(…まァ、エアホッケーも太鼓の達人もここまで俺の全戦全勝なンだけどな…)」

麦野「そう?」

絹旗(麦野のこんな楽しそうな顔…初めて見ましたよ…百合子と仲良くなれて良かったですね、麦野)

麦野「うふふ♪もう一回対戦よ!」

一方「わ…わァーい…」

10032号(エアホッケーという物は音がうるさいですね…エアホッケーに限らず全てがうるさいです…鼓膜が破けそうです、とミサカはゲーセンに対してのイメージがミサカの中でガタ落ちしたことをここに述べます)

一方(なんに対しても可哀想に思えてくンな第四位は…わざと負けてやるか…)





ーーーーーーーーーー
ーーーーー
ーー

麦野「本当に今日は楽しいわ」

絹旗「私から見ても超楽しそうですよ!顔がいつもより輝いてますもん!!」

麦野「悪いわねぇ百合子、付き合わせて」

一方「百合子も…麦野と一緒に遊べて楽しいからいいもン!」

麦野「!!」

絹旗「百合子…もう麦野のこと大好きになってますね!」

一方「うン!」

麦野「………////」

絹旗「百合子…直球ですね、正直今私は麦野にかなり嫉妬してるのですが…」

241 :1ですぜい [saga]:2012/09/27(木) 00:00:09.40 ID:OuvYSYtF0


一方「また遊びたいなァ……(クッソ疲れた…)」

10032号(ミサカから見ても疲れてますよ、顔がいつもより老父ですもん)コソコソ

一方(おいそれは俺がいつも老父みてェな顔してるってことか?あァ!?)

10032号(違います…とは言い切れません)

一方(………)イラッ

一方(…はァ……第四位のやろォ…どンだけエキサイトしてンだよゲーセンで…幼稚園児かよ)コソコソ

10032号(なんか当初の予定通りになってますね、第四位に優しく接して百合子に合わせた時にショックを与える作戦…これで本物の百合子にもし出会ったりしたら…)コソコソ

一方(出会わせるかよ意地でもよォ)コソコソ

10032号(もうただの良い人ですね一方通行)コソコソ

一方(偽善だ偽善)コソコソ

10032号(自分でいいますか)コソコソ

一方(本当はこういう予定じゃなかったンだけどよォ、あまりにも第四位が可哀想すぎて…)コソコソ

10032号(こんなに好かれようと努力しているのにいっこうに報われてませんもんね)コソコソ

一方(ああ、もうこうなったら絶対オリジナルに会わせないようにs…)

百合子「ああああ!!?」

麦野「!?」ビクッ

絹旗「!?」ビクッ

百合子「あー君だァ!あー君と御坂妹ちゃンと最愛ちゃンと………第…四位…?…え?」

一方10032号((即フラグ回収かよォォォォッ!!))





242 :1ですぜい [saga]:2012/09/27(木) 00:05:16.16 ID:OuvYSYtF0




百合子「第四位…何して…百合子のあー君に何しようとしてるの第四位!?」

麦野「………え?百合…子?」

絹旗「百合子が2人!?えっ?超どういう状況なんですかコレッ!?」

一方(あァー……)

10032号「タイミングがよすぎますよ…」

百合子「あなたに百合子って言われたくないよ?なンであー君と一緒に…」

麦野「ちょっと待って!?…なんでって言いたいのはこっちのセリフで……え…?」

百合子「百合子のことを嫌いなのは別にいいもン…でも…あー君を傷付けるのは許さない…原子崩しァ、百合子があなたを傷付けてやるンだもン!!」

麦野「あー君?誰だよそいつ!?私は百合子のこと嫌いじゃないって言って…?」

絹旗「つまりどういう…え?」

百合子「傷付けるンだもン!!傷付けるンだもン!!傷付けるンだもン!!」

麦野「はぁ?…え?もしかして…今まで一緒にいたのって…偽もn…」

一方「ちっ…違うんだもン!!」

百合子「あー君!!?」

一方「百合子が本物、あそこにいるのが偽物だもン!!」

麦野「え?え!?なにが…どういう…え!!?」

百合子「原子崩しァァ!!あー君を百合子にみたてていじめてたンだね!?許さない…許さないィィッ!!あー君は百合子のもっ…」

一方「ちょっとてめェ黙れやオリジナルゥゥゥ!!」

百合子「あー君!?」

絹旗「なんか…改めて見ると…さっきまで一緒だった百合子より今来た百合子の方が可愛い気が…」

243 :1ですぜい [saga]:2012/09/27(木) 00:10:11.91 ID:OuvYSYtF0


麦野「オリ…ジナル?」

一方「違うンだって!!私がオリジナルでこいつがクローン…」

麦野「…………ねぇ、」

一方「…な、なンだもン?」

麦野「百合子はさぁ……」

一方「?」

麦野「自分のことを呼ぶ時にさぁ……、私なんて……私なんて言わないんだよぉぉぉぉ!!」

一方「なンでそンなことまで知ってンだよ気持ち悪ィなクソがァァっ!!」

麦野「うるせぇぇてめぇが偽物の……え?クローン?」

百合子「そうなンだもン!!あー君は百合子のクローン!たった一人の家族なンだもン!!」

麦野「クローン…どうでもいいけどてめぇ…私を騙してやがったのか?あ"?」

一方「しょォォがねェェだろォがよォォォ!!」

麦野「あ"あ"あ"!?!?」

一方「っつゥーかもう俺が百合子でいいじゃねェかァァ!!それでてめェも生き恥晒しにならなくてすむンだからよォォ!!そういうことにしとこうぜェ!俺が百合子であいつが俺、これで一件落着だろォがよォ!!」

10032号(もう俺って言っちゃってますし…今更隠せないですよ一方通行)

麦野「意味分かんねぇことペラペラ喋ってんじゃねぇよ…じゃあ何?アレか?エアホッケー……一緒にしたのもてめぇか?」

一方「………」

麦野「太鼓の…達人も?…プリ………クラ…も?」プルプル

一方「………」

麦野「最初に……私を…好きって……言ったのも……てめぇか?」プルプル

一方「………」

絹旗「あれ?ってことは…麦野は百合子に嫌われたままってことで…麦野…」

麦野「あああアああアアア!!死ねぇぇクソクローンがぁぁぁぁッ!!」ドガァァ

244 :1ですぜい [saga]:2012/09/27(木) 00:15:30.80 ID:OuvYSYtF0


一方「てめェさっきまでオリジナルと仲良しごっこさせてやっただろォが!!!幸せな時間を提供してあげただろォがァ!!感謝ぐらいしたらどうなんですかァ年増女ァ!」

麦野「まだてめぇらと同世代だイカサマやろぉ!!人を馬鹿にしやがって…生ごみにまで溶かして燃えるゴミの日にだしてやろうかぁ!?まぁその前にてめぇは埃サイズのチリにまで焼却されっけどなぁっ!!生ごみがぁぁぁぁッ!!」

一方「なまっ!?てめェ俺は仮にも第一位のクローンっつゥーのを忘れてねェか?見た目なんか鈴科にソックr」

麦野「てめぇと百合子は似て非なる者なんだよぉぉぉ!!っつか全然違ぇぇぇ!一緒にすんじゃねぇよたかだかクローン風情の白アリ野郎がぁぁぁ!!」

絹旗(こうなった麦野は落ち着くまでもう誰も止められはしない…、ご愁傷様です。百合子のクローン)

一方「クソ野郎が…いいこと教えてやるよ。クローンはなァ……同一人物なンだよォ!!とろける電子ちゃンがァ!」

麦野「バカにしてんじゃねぇッ!!とろけるチーズみたいに言いやがりやがって…てめェの×××に×××して×××を××××…」

一方「載せられねェような言葉持ち込ンでンじゃねェ!すいまっせェェェンッ!!想像させちゃったならすいまっせェェェンッ!!」

百合子「原子崩し…許さない…百合子のあー君の×××を×××するなンて…今すぐバラす…バラバラにしてやるもン!殺すンだもンッ!!殺すンだもンッ!!殺すンだもっ…」

一方「うるっせェェ!うぜェェェ!!だからてめェは少し黙れやオリジナルゥ!!!言っとくけど元はといえばてめェが俺達の前に姿を見せなきゃこうくるくるふわっと何もかもがうまくいってたンだよクソがァァァ!!!」

10032号(いやいや元はといえば一方通行が百合子の振りなんかするからでしょうが)

麦野「ああああ!!!殺さないと気がすまねェぇェェ!!さっさと死ねやぁぁぁッ!」キュイーン

一方「がァっ!?」ハンシャッ

一方「危ねェだろォがァ!!周りにいる一般市民の皆様のことも考えやがれ第四位ィ!」

麦野「あんなの所詮社会的地位もない無能力者(レベル0)の能無し野郎どもだ、関係ねぇ!」

一方「てめェ必死に納税してらっしゃる方々に対してその言い草はなンだゴルァ!!能無しなのはてめェの方だ原子崩しァァ!!」

麦野「たかがクローンにレベル5の第四位様が能無し呼ばわりされるとはねぇ。ハッ、殺す…無様に喜劇に享楽に…抱腹絶倒に死に晒せぇぇぇぇッ!!」

一方「っ!?まっ…ちょっ…第四位っ…来ンなっ…こっちに来ンなァァあアア!!!」


キューンッ
ズガガガガ
ドパーンッ



一方「ああアあアアあああアあアアアあ!!!!」





ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーー

10032号「……かくして、百合子ではなく、クローンだということがあっさりバレてしまった一方通行は第四位、麦野沈利の」



麦野『実はなァ、ずっと第一位と戦いたかったんだけどさぁ、百合子が可愛すぎて手が出せなかったんだよねぇ…で、てめぇクローンだろ?ちょっと…第一位との戦闘の練習台にさしてもらうぞ×××野郎ぉぉぉぉッ!!』




10032号「…という言葉を合図に、一方通行は毎日追いかけられては殺されかける…という日々を送るようになるのです。麦野沈利は百合子に嫌われたまま…。実は今も鬼ごっこをしています。どこかの不幸少年とツンデレ少女のようですね、とミサカは最後を綺麗に締めくくろうと頑張ってみます」


<キニクワネェ…!キニクワネェェンダヨォォォ!!!
<クンナッツッテンダロォガヨォ!!
<シネェェェ!!
<アアアアッ!!


10032号「ミサカの恋を応援しているようでしていない作戦はしばらくできそうにないですね…」


245 :1です [sage saga]:2012/09/27(木) 00:19:00.47 ID:OuvYSYtF0


…今日はここまでです。
ここまで読んで頂いた方々、ありがとうございます!
最後の方が雑になってしまってすいません…
百合子の口調が多いのはわざとです。
気を悪くしてしまったんならすいません。

次は2、3日後の夜になると思います。
それでは、おやすみなさい。
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/27(木) 00:28:39.52 ID:fNGu2oCIO
おつ
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/09/27(木) 00:40:58.63 ID:i7s7pi4AO
乙!!
麦のん怖ぇーgkbr


ってか一方さん反射使えんなら麦のんなんて瞬殺じゃね?
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/27(木) 02:16:13.36 ID:ybFenwev0
一方さんがやるまでもなく百合子が手を出すんじゃ
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/27(木) 09:36:31.02 ID:LdVumOw4o
>>247
見るに反射しているというより操作している気がする
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/28(金) 00:27:30.03 ID:fJ+9AwIIO
糞スレ…
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/28(金) 06:56:07.43 ID:lhtQHlxIO
操作だったにしても傷一つ付けられないはず…
252 :1です [saga]:2012/09/28(金) 21:38:49.12 ID:1WJOK4tc0

<<247
やっぱりむぎのんは怒ってる方が書きやすいですw

<<248
そういえばそうですねw
百合子は我慢してるってことで
めちゃくちゃ設定ですいません

<<249
<<251
1も気付いてたんですが他の理由を今から書きます

<<250
糞スレですいません


こんばんは、1です
それでは投下していきます
253 :1です [sage]:2012/09/28(金) 21:40:48.19 ID:1WJOK4tc0

>←これの向き逆になってますね
すいません
254 :1なんです [saga]:2012/09/28(金) 21:42:10.53 ID:1WJOK4tc0


ーー黄泉川家ーー

一方「第四位、麦野沈利に追いかけ回される様になってから3日たった……毎日毎日必要に追いかけられては光線を飛ばしてくる…もう限界だ…だから、俺は決めた。…俺は………………
家に籠るッ!!」

打ち止め「ええええええええええええぇぇぇ!!?!?ダメだよあなた!!ってミサカはミサカはいきなり引きこもり宣言をしたあー君に将来の可能性を考慮しながら注意してみたり!!」

番外個体「外にでないとコミュ障はなおんないよ、白モヤシ?」

一方「うるせェ、もう決めたことなンだよ…口出しすンじゃねェ!」

百合子「口出しぐらいやらしてほしいな、百合子達は家族だって前に言ったンだもン」

打ち止め「百合子の言うとおり!!ミサカ達はもう家族!悩んでることや困ってることなんかは気軽に言い合おう!!ってミサカはミサカは家族会議で決まったことを再確認のためにもう一回言ってみたり!!」

一方「……そォだったな……悪ィ。…俺達は…家族だったな。分かってる…」

百合子「あー君…!!」

一方「分かってる…けど俺は、家に籠るってもう決めたンだよォッ!!」

黄泉川「分かってないじゃんっ!?!?」


ガチャッ


芳川「なんだか騒がしいわねぇ?」

百合子「芳川!!」

芳川「?」

芳川「何かあったの?」

百合子「あー君がおかしいの!!」

芳川「彼が…?」

255 :1なんです [saga]:2012/09/28(金) 21:45:09.36 ID:1WJOK4tc0


一方「俺は籠る、家に籠る、もう絶対外にでねェ…!あ、培養機の中に一旦戻って…」

芳川「…?別にいつもどおりじゃない?」

打ち止め「どどどどこが!?いきなり家に籠るとか言い出したのに!!?このままだとあー君の未来予想図が悲惨なことに…」

芳川「一方通行っていつもこのぐらいおかしいじゃない」

一方「あァッ!?」

黄泉川「さすがにそれはないわ、桔梗」

芳川「え?何か私、おかしなこと言った?」

一方「てめェはつくづく人を不快にさせることに長けてんな」

番外個体「っていうかモヤシ、なんでそんな、引きこもるー!ニートになるゥー!って言ってんの?」

一方「ニートになるは言ってませン、あと呼び方モヤシに固定すンのやめてくンね?」

番外個体「自宅警備員に…おれはなる!!…って言ってなかったっけ?ぎゃはっ☆」

一方「言ってねェし、しつけェッ!!どこの無業者王だクソが」

打ち止め「海賊王みたいに言わないでほしいなってミサカはミサカは日曜日の朝は毎日早起きしていることをほんのり明かしてみたり!」

一方「海賊王と日曜日の朝との関係性ってなくね?」

打ち止め「す…少しショックを受けたかもしれないってミサカはミサカは…」

百合子「とにかく!!あー君がこのままだとお先真っ暗お腹真っ黒になっちゃうよッ!!」

一方「お腹真っ黒ってなンだよ…っつか腹黒のお前に言われたくねェ」

黄泉川「百合子のどこ見て腹黒とか言ってるじゃん?」イラッ

一方「すいませンでした」

番外個体(真っ白のあなたが真っ暗な部屋に籠るって…なんか洞窟に長年住んでて体が白くなったゴキ○リみたい…)

256 :1なんです [saga]:2012/09/28(金) 21:50:07.81 ID:1WJOK4tc0


芳川「で、君はなんでそんなに籠りたがってるのかしら?」

一方「冒頭でも言った通り、第四位のラブコールがうぜェから」

打ち止め「ら…ラブコール!?あなたいつのまに女の子と仲良くなったの!?って…」

一方「会った瞬間光線飛ばしてきたり明らかに俺よりでけェ瓦礫持ち上げたりする奴を女の子って言うのか?(メタグ○スっつゥーんじゃねェの?はかいこうせんみたいなの出すし…)」

番外個体「ふーん…とんだヤンデレだねそいつ、変な奴に好かれたもんだねゴキセラレータ!」

一方「おいゴキセラレータってなンだよ…まさかゴキ○リからきてンじゃねェだろォな?そンな訳ねェよな?なァ?」

芳川「ねぇ、質問なんだけど…」

一方「なンだよ」

芳川「第四位と追いかけっこって言っても…別に瓦礫を投げられようが光線飛ばしてこようが君には関係ないんじゃない?全部反射すればいい話だし…」

一方「あンなァ、周りのことも考えてンだよ…どこに反射すれば誰にも危害が及ばねェか、とかいちいち演算して…」

芳川「そうだとしても、誰もいないところに反射すればいいんだし、簡単なことでしょう?」

一方「ビルとかに当たったたら黄泉川が来ンだろォが…あンま目立った行動したくねェンだよ…」

打ち止め「黄泉川って…アンチスキルのことなのかな?」

黄泉川「その前にジャッジメントが飛んでくると思うじゃん、それにビル壊したからって必ず私が行くとは限らないし」

百合子「…籠っちゃうの?あー君」

257 :1なんです [saga]:2012/09/28(金) 22:00:18.60 ID:1WJOK4tc0


一方「…あァ。籠らねェ理由がねェな」

番外個体「働く理由が無い、と似てるね白モヤシ!」

芳川「働いたら負けです、とか言わないでよ一方通行」

一方「言うかァッ!!言わねェし全然似てねェェ!!」

黄泉川「ああ!ちょっとどこいくじゃん!?」

一方「部屋だ部屋ァ!!もう絶対部屋からでねェからな!!」


バタンッ


打ち止め「……籠っちゃったね…」

百合子「もう出てこないのかなァ…ご飯の時は出てくるよね?」

番外個体「あの白モヤシのことだし出てこないんじゃねぇの?お外が怖いんですー!って言ってたし」

黄泉川「それは言ってないと思うけど」

芳川「同じことでしょう」

打ち止め「どうするの?芳川、ってミサカはミサカはこのままじゃあー君、一生部屋から出てこなくなっちゃうかもって心配してみたり…」

芳川「…て言っても、その第四位さんにやめて下さいって直接頼むしかないと思うんだけど」

番外個体「でもミサカ達にまで危害を加えそうじゃない?そのヤンデレ女」

百合子「原子崩しァ…百合子が出て行っていっちょ殺してk」

打ち止め「だめええええええ!!!そんなどこかの第一位みたいな凶悪なセリフ、はかないで百合子!!ってミサカはミサカは第四位のことになると何故か一方通行っぽくなっちゃう百合子を落ち着かせようと頑張ってみたり!!」

芳川(もしかしたら百合子のこういう部分が一方通行に全部…)

258 :1なんです [saga]:2012/09/28(金) 22:10:09.82 ID:1WJOK4tc0


黄泉川「百合子はまだその人のことを好きになれないじゃん?」

百合子「第四位はね、百合子のあー君を傷付けようとしたンだよ?そンな人を百合子は好きになれって言うの?なろうとしてもなれないもン」

打ち止め「百合子…」

百合子「……………。やっぱり百合子が第四位を殺s」

打ち止め「だからだめぇええええええ!!殺すことから離れて百合子!!ってミサカはミサカは百合子を可愛いキャラに戻そうと…」

番外個体「えー戻さなくていいよ、ミサカは殺気立ってる百合子の方が好きだな」

黄泉川「ちょっ!?ミサワ!!なんてこと言うじゃん!?」

番外個体「だってその方が…」

打ち止め「ミサワ、それだといつもの百合子も好きだけど、喧嘩腰になってる百合子はもっと好き!って言ってる様に聞こえるよ?ってミサカはm」

番外個体「はぁぁぁぁあ!!?なにおかしなこと言っちゃてんのおチビっ!?だだだ誰が百合子のことなんかッ…!!」

芳川「はいはい存分にツンツンした所で、誰か彼の部屋に行って説得してきてくれない?そうか1人ずつ説得しに行く?」

黄泉川「それしか方法がない気がするじゃん…」

百合子「百合子が初めに行ってk」


<ウオオオォォァアアアアァイェェェァアアアアッ!?


百合子「!?」

黄泉川「!?」

芳川「!?」

番外個体「!?」

打ち止め「!?」

259 :1なんです [saga]:2012/09/28(金) 22:20:03.84 ID:1WJOK4tc0


芳川「い………今のって…」

百合子「あー君の声…?」

打ち止め「何かあったのかな!?ってミサカはミサカはあー君の聞いたことのない叫び声を聞いて驚きながらも心配して…」

番外個体「何まったりくっちゃべってんのさ!早く様子を見に行かないと何かあったのかもしれないでしょ!!」ダダダ…

黄泉川「………」

打ち止め「………」

百合子「ミ…ミサワ…」

芳川「………」

芳川「こういう時は素直に行動するのにねぇ?」







260 :1なんです [saga]:2012/09/28(金) 22:30:05.67 ID:1WJOK4tc0






ーー 一方通行寝室ーー

番外個体「何があったの白モヤシぃぃ!?」バァァンッ

一方「番外個体!!」

番外個体「何がっ……、」

一方「………」

一方「…あ……」つボロボロの女の子の人形

番外個体「………」

一方「………」つボロボロの女の子の人形

番外個体「……へ…」

一方「………」つボロボロの女の子の人形

番外個体「変態ぃぃぃ!!!」

一方「違ェェェェッ!!」








番外個体「……え?何持ってんの!?何そのボッロボロの汚い人形!!そんな趣味があったの?変態なの!!?」

一方「違ェっつってンだろォ!!」

番外個体「じゃあその汚い人形はなにさ!?いやあなたにはお似合いだけども!!」

一方「知らねェよ!もう絶対部屋から出ねェ、って決めていざ寝ようとベッドに入ったらこの人形が布団の中にあって…」

番外個体「そんなモロバレな嘘がミサカに通じると思うの?うわー…」

261 :1なんです [saga]:2012/09/28(金) 22:40:05.13 ID:1WJOK4tc0


一方「本当ォなンだって!!」

番外個体「嘘だね、どーせその人形で抜こうとして取ってみたらボロボロで驚いた…とかそんなオチなんでしょ?うっわーこの部屋スルメ臭いんですけどー変態モヤシ臭いんですけどー」

一方「そンな発想が出てくるてめェの方が変態だろォがッ!!」

番外個体「違うの?変態モヤシ?じゃあそれは…」

一方「だから布団の中に入ってたっつってンだろ!!」

番外個体「はぁ?もう意味わかんない。あなたの存在ごと意味わかんない」

一方「俺も意味分かンねェよ…つゥかなンなンだよコレマジで………」


つボロボロの女の子の人形


一方「………………キモチワルッ!!」

番外個体「モヤシ!!あなた呪われてるよコレっ!呪いの人形だよコレ!!」

一方「呪い!?ふざけンなよクソがァッ!!俺はまだ死にたくねェ!!」


ガチャッ


百合子「あー君!!」

一方「オリジナル!?」

262 :1なんです [saga]:2012/09/28(金) 22:50:09.50 ID:1WJOK4tc0


百合子「あー君何があっ……」

一方「………」つボロボロの女の子の人形

百合子「………」

一方「………」つボロボロの女の子の人形

百合子「………」

百合子「……あー君…そンな趣味が……」

一方「違ェェェェッ!!2人して同じ勘違いしてンじゃねェよクソがッ!!」








百合子「布団の中に…?」

一方「あァそうだ、決して俺がこの人形を籠もるための暇つぶしで持ってきたとかそンなンじゃねェから、決して違ェから」

番外個体「なんか妙にリアルでそれっぽい例えだねモヤシ」

一方「本当に俺は知らねェから、本当だから」

番外個体「否定しまくってる所が逆に怪しく見えるよモヤシ」

一方「本当だから、マジで本当だから」

百合子「……それにしてもボロボロだね、その人形」

一方「………」

番外個体「………あなたが造られた時から大事にしてる人形だったりし…」

一方「信じて下さいお願いします」

263 :1なんです [saga]:2012/09/28(金) 23:00:00.28 ID:1WJOK4tc0


百合子「……なンか…よォーく見たら女の子が好きそうな可愛い感じの…」

打ち止め「あの……」ガチャッ

番外個体「おチビ?」

一方「どした」

打ち止め「それ……その…」

百合子「?」

打ち止め「あの……ミサカなの」

番外個体「え?」

一方「あ?」

百合子「??」

打ち止め「ミ、ミサカがその………布団の中に入れてたの…」

一方「え」

番外個体「こ…このきったねぇ人形!?」

打ち止め「うん…」

百合子「???」

一方「え、なンで…」

番外個体「もしかして……最終信号…この変態オセロに嫌がらせするために?ちょっとやめてよそれはミサカの専売特許なんだから!!」

一方「そォじゃねェだろバカ!!なンでこのボロボロの人形を俺のベッドに入れてたンだっつゥことを聞けよまず!!」

百合子「これ…どォしたの?」

打ち止め「あのね…」





264 :1なんです [saga]:2012/09/28(金) 23:10:01.35 ID:1WJOK4tc0






一方「拾ってきた!?」

打ち止め「うん…落ちてて可哀想だったから…連れて帰ってきたの、ってミサカはミサカは一目みた瞬間その人形に一目惚れしたことを思い出してみたり」

一方「………じゃあなンで俺のベッドの中に…」

打ち止め「それは…その子の寝る場所がなかったからとりあえずあー君のベッドに寝かせてたの」

番外個体「う…うわーおチビはやっぱ見た目どおりお子様だね、とりあえず寝かせる前に洗濯ぐらいしときなよ」

百合子「そ、そォだよ!!こンなボロボロじゃ可哀想なままだよ打ち止め!」

打ち止め「!!」

打ち止め「……ごめんなさい…ミサカはまだ子供だから洗濯するって考えが浮かばなくて…」

百合子「ううン、謝らないで打ち止め!分かったなら早く洗濯してあげよう!!この子もきっと喜ぶと思うもン!」

打ち止め「うん!!ってミサカはミサカは百合子の優しさに感激しながら…」

番外個体「洗濯しようって最初に言ったのミサカなんですけどー?」

打ち止め「そうだったね!番外個体もありが…」

一方「いやいやいや、そンなことより前にさァ…………
落ちてるもンを拾ってくンな!!」

打ち止め「!?」

百合子「!?」

265 :1なんです [saga]:2012/09/28(金) 23:20:22.41 ID:1WJOK4tc0


一方「いや、『!?』じゃねェだろバカ!!てめェら揃いも揃って常識ハズレなンですかァ?」

番外個体「ミサカは『!?』ってしてないから常識ハズレの仲間じゃ…」

一方「ツッコむ前に洗濯しろっつった時点でてめェも仲間入りだバカ」

番外個体「!?」

一方「とりあえず全部言うわ。まず、落ちてるものは拾ってはいけませン。お金が落ちてたら交番に届けましょー。次に、なンで寝かせる必要があるンですかバカなンですか?こンな誰のものかも分かンねェ人形拾ってきて人間様のベッドの中で大事に寝かせンな泣けてくるだろォが。そして、拾ってきたらまず!ボロボロのこの子を洗濯して綺麗にしてあげろよバカ!!可哀想だろォがこの人でなしッ!!」

打ち止め「!!」

百合子「!!」

番外個体「いやあなたも十分ミサカ達の仲間入りだよねソレ、情が湧いちゃってるよねソレ」

一方「俺は全部ツッコンだ後に洗濯しろっつったからまだギリギリそっち側には入ってねェ」

番外個体「もう入りかけてるよねソレ、片足突っ込んでるよねソレ。もう片方は常識と非常識を別ける白線の上だよねソレ」

一方「コレの名前どうすっかなー」

番外個体「逃げっちゃったよこのモヤシ!!逃げ方ももう意味不明だけど!!」

266 :1なんです [saga]:2012/09/28(金) 23:30:11.88 ID:1WJOK4tc0


百合子「よし、決めた!!百合子、この子を手洗いしてあげることにした!!」

打ち止め「あ、ミサカも手洗い手伝う!!あー君たちはその子の名前考えててねってミサカはミサカはあー君とミサワのネーミングセンスにかけて頼んでみたり!」

一方「お、おォ…」

番外個体「……どんだけこの人形が気に入ったの…あの2人…ただの人形に…」

一方「線路はどこまでつづくのかっつゥーのを想像するだけで楽しくなったりする年頃なンだろ」

番外個体「情が移ってるミサカとあなたもそういうお年頃ってことになるね、ぎゃはっ」

芳川「あら?」ガチャッ

芳川「なんともなってないじゃない」

黄泉川「いつも通りじゃんー?」

一方「てめェら今頃来たのかよ」

芳川「おそらく、昼に打ち止めが君の部屋に入れてた人形のことでしょうね、って2人で思ってコーヒーで一段落してたんだけど…」

黄泉川「なかなかミサワとかが帰ってこないから心配になってやって来たんじゃん?」

一方「お…お前ェら……一段落すンなァァッ!!家族が悲鳴あげたらすぐさま駆けつけろや薄情者どもォォ!!」

一方「つゥか人形のこと知ってたンかァァァァッ!!!」

芳川「それはだって、ねぇ?昼、君が第四位さんと鬼ごっこしてる時は家にいたんだから…あんなボロボロの人形持って来たら嫌でも印象に残るわよ」

黄泉川「ボロボロすぎて可哀想だったからとりあえずあー君の部屋で寝かせてあげたんじゃん」

一方「てめェらもかァァ!!てめェらもあンな人形なンかに俺のベッド…」

番外個体「オイオイッ!だから情が移ってるあなたも一緒だって」

一方「オイッ!て言ってンじゃねェぞオイッ!!」

番外個体「あなたも言ってるじゃん!?」

黄泉川「じゃんはとらないでほしいじゃーん」

267 :1なんです [saga]:2012/09/28(金) 23:40:08.14 ID:1WJOK4tc0


百合子「洗い終えたもーーン!!」ガチャッ

芳川「百合子…人形を洗いに行ってたのね」

百合子「うン!!」

打ち止め「名前は決まった?ってミサカはミサカは早速気になってみたり!」

一方「名前なンか決める前にこいつらが色々と…ン?」

芳川「あら?人形は綺麗になったけど…最初はなかった糸が人形から出て…」

打ち止め「あ…それはその…百合子が洗ってる時に…ちょっと変なとこ引っ張っちゃったらしくって…でもミサカもそn」

一方「オリジナルゥゥゥ!!てめェ第四位傷付けずになにこの子を傷付けてやがるゴラァッ!!?」

番外個体「!?!?」

百合子「まことにすいませン」

打ち止め「あ…あー君!!ミサカも少し傷付けちゃったから百合子だけが悪いんじゃ…それに百合子は第四位さんのことを思い出してムカついてて、手元に少し力が入って…」

一方「確かにオリジナルは第四位にムカついてンだろう、だからってな、この子に八つ当たりして良いはずがねェンだ。ああ分かってる、最初にこの人形を気持ち悪いっつった俺が、今さらどの口がそンな事を言うンだってのは自分でも分かってる!でも違うンだよ!たとえ第四位がどれほどのクズでも、どンな理由を並べても、それでこの子が傷付けられて良い事になンかならねェだろォがよ!!」

百合子「あー君…!」

黄泉川「あー君…」

打ち止め「あー君…」

番外個体「………」

268 :1なんです [saga]:2012/09/28(金) 23:50:27.60 ID:1WJOK4tc0


百合子「………」

打ち止め「………」

番外個体「………」

黄泉川「………」

芳川「ねぇ、この人形改造して実験に使ってもいい?」

一方「芳川ぁああああああああああッ!!」

芳川「え!?」ビクッ

黄泉川「桔梗ぉぉぉぉ!!あー君が少しかっこいいところだったのに!!全部台無しじゃん桔梗ぉぉ!!」

芳川「え?何?」

打ち止め「信じられないよ芳川!!あのセリフの後あんなこと普通言う!?ってミサカはミサカはこの中で一番の人でなしは芳川だったってことに気付いてみたりぃぃ!!」

芳川「なんで私がこんなに責められてるの?状況がまるで飲み込めない」

番外個体「ミサカでもそれはないと思うわ」

芳川「???」

一方「あァ…もォいいわ…たぶん俺もこれぐらいクズだし」

芳川(クズ呼ばわりされた…)

百合子「あー君がクズ?なンで」

一方「なンでもねェ」

百合子「?」

百合子「あ、それと……あー君、その…人形…」

一方「あァ…お前ももォいいわ。そンなン切り落とせばいい話だしな、気まずい雰囲気にするのもなンだしよォ、そのブサイクな部分早く切り取ろうぜ」

百合子「あー君!!ありがとう…なンだもン!」

黄泉川「仲直りした所で…ハサミ…どこにあったっけなー…」

打ち止め「たしかえーと…」

269 :1なんです [saga]:2012/09/29(土) 00:00:06.57 ID:F0rJY0On0


一方「あ、いや、俺がとるわ、能力で…」

番外個体「能力の無駄使いすぎだよねそれ」

一方「別にいいだろ…制限があるわけでもねェンだしッ!」グイッ


プチンッ


一方「これで綺麗な傷一つねェ人形に…」

打ち止め「……あれ?」

一方「……どした?」

打ち止め「なんかこの人形…光って…」

番外個体「え…」

黄泉川「え…」

百合子「これ…」

一方「もしかして…」


ピカァァァアア


芳川「ふッ……爆弾、みたいね」

一方「ああああアああアアあああアああああ!!?!」




チュドーーン!!!






270 :1なんです [saga]:2012/09/29(土) 00:05:08.93 ID:F0rJY0On0






ーーーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー

麦野「フレンダからかっさらってきた爆弾、爆発したみたいねぇ?クソクローンは木っ端微塵にでもなったかにゃーん?」ニヤッ

絹旗(百合子の家で爆発したということは百合子も巻き込んでいる、ということですから百合子にさらに嫌われる…ということに麦野は気付かないんでしょうか?)

麦野「ま、あの爆発で死ぬ様な奴じゃねェしな、百合子のクローンだしそろそろ…」

一方「乙女レーダー作動中ですかァ?俺がすぐ気付いてお前を探しにくるってよく分かったな、褒めてやるよ」

麦野「百合子の声でお願いするわ」

一方「クッソ原子崩しァァァァァァッ!!!てめェ変なもン打ち止めに拾わせてンじゃねェよ下ネタ野郎ォォ!!」

一方「なンで水に濡らしたり洗剤で洗ったりしても爆発しねェのに変な糸切ったら爆発すンだよクソがァァ!!誰も傷ついてねェけど家がなくなったわボケがァァァァッ!!!」











フレンダ「結局人形を拾った奴が悪いって訳よ。そんなことより鯖缶買ってくれるっていう麦野との約束は果たされるのか…」

滝壺「大丈夫、そんな果たされることのない約束をずっと信じてるフレンダを私は応え…これから毎日家を焼こうぜ」

<タ、タキツボー!イマナンカムギノカラレンラクガハイッテカクレガノヒトツガフキトンダッテ…




271 :1です [sage saga]:2012/09/29(土) 00:08:44.51 ID:F0rJY0On0


…今日はここまでです。
羽休め的な意味で今回は短めです
一方さんとむぎのんは
むぎのんの攻撃は一方さんにまったく効きませんが
毎回毎回追いかけ回されて鬱陶しい、という意味での
限界だ、です。
こんなめちゃくちゃな設定でも読んでくれた方々、
本当にありがとうございます!!

次は月曜か火曜の夜あたりに書くと思います。
それでは、おやすみなさい。
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/29(土) 00:22:11.70 ID:keZeeklIO
おつ
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/29(土) 00:29:53.99 ID:Ij14EjLGo
>249コレ別にツッコミ入れてる訳じゃないんだけど気使わせちゃったらごめんね
274 :m060214.ppp.dion.ne.jp [sage]:2012/09/29(土) 00:40:52.76 ID:1ttYcjSEo
>これから毎日家を焼こうぜ

よくもこんなキチガイ展開を!(震え声)
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/09/29(土) 08:32:17.99 ID:HW9NmNBAO

これ次百合子と麦のんが会ったら確実に麦のん殺されるよな(汗)
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/29(土) 13:44:12.33 ID:keZeeklIO
どこかで聞いたことあるフレーズだと思ったらあれか
277 :1です [sage saga]:2012/09/30(日) 00:22:41.27 ID:y++y5Ovd0

こんばんわ
少し説明不足だと思ったので説明です
説明なので投下はしませんすいません
むぎのんが一方さんにはじめて攻撃した時に、
一方さんが言った
一方「がァっ!?」ハンシャッ
このセリフですが、攻撃は効いてません。ハンシャッってちゃんと跳ね返してます。
そして、この、がァっ!?ってのはただの叫び声です。
びっくりしてでちゃったやつです。
お前いきなり光線飛ばしてんじゃないよ!バカ!
ってことです。
で、一方さんがよく言う「あああアアあああ」みたいなのも
ただの叫び声です。
むぎのんは自分が死なない限りに頑張って連続で光線飛ばしてます。
それを一方さんは全部演算して跳ね返してます。
叫んでる間にも頑張って跳ね返してます。
つまり、どこに跳ね返すのか考えんのが面倒くさいのに
そんなに光線飛ばしてくんなー!っていう心の叫び声が
「あああアアああ」です。びっくりするとよく言います。
建物壊すのが嫌ならむぎのんに当てればいいじゃない!!
ってなると思うんですが、むぎのんがよけちゃうかもしれません。
よけちゃった後ろにもし、人がいたら危ないからわざわざ演算してます。
そういう設定にして下さい。お願いします。
それでは、なんか思いっきり後付けなんですが補足?でした。
おやすみなさい。1でした。


278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/30(日) 00:58:37.71 ID:rXug6+a5o
思いっきりそういう風に読んでた
あんまりこの一方さんの能力強度についてはまわりが語らん方がよさそうだねぼかしてあるみたいだし
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/30(日) 01:40:27.82 ID:dIUOD7XIO
なにその綺麗な一方通行
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/30(日) 14:57:57.51 ID:m7wDkywmo
人形の下りは正直クソつまらん
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/09/30(日) 20:00:03.66 ID:+R3pQMEV0
名前といいこの作者臭いな

SSが面白けりゃ良いんだが特別面白くないし
282 :1です [saga]:2012/10/01(月) 17:51:44.30 ID:xoJGrcVs0


>>273
1も説明不足なところとかが多いと思います。
だから、ん?ってなった所とかは全然言って下さい!
ありがとう

>>274
>>276
好きなんですよねw

>>275
むぎのんを死なせないようがんばりますw

>>278
1の説明不足のせいですいません…

>>279
とりあえず警察沙汰は避けたい一方さんにしてます

>>280
すいません…
1も面白く書こうと頑張ってるんですけど
超暇になった時に読んで下されば1も満足です

>>281
臭くてすいません
こんなんしか書けないんです…
目を通してくれるだけでも1は嬉しいです



~

どうも、1です
これからかなり読みにくいと思います。
気を付けてください
それでは、投下します
283 :1です [saga]:2012/10/01(月) 17:53:44.49 ID:xoJGrcVs0


>>273
1も説明不足なところとかが多いと思います。
だから、ん?ってなった所とかは全然言って下さい!
ありがとう

>>274
>>276
好きなんですよねw

>>275
むぎのんを死なせないようがんばりますw

>>278
1の説明不足のせいですいません…

>>279
とりあえず警察沙汰は避けたい一方さんにしてます

>>280
すいません…
1も面白く書こうと頑張ってるんですけど
超暇になった時に読んで下されば1も満足です

>>281
臭くてすいません
こんなんしか書けないんです…
目を通してくれるだけでも1は嬉しいです



~

どうも、1です
これからかなり読みにくいと思います。
気を付けてください
それでは、投下します
284 :1です [saga]:2012/10/01(月) 18:01:28.52 ID:xoJGrcVs0





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ーーーーーーー
ーーー


ここ商店街のど真ん中、休日ということで普段は学校で授業を受けているであろう学生が、普段黒板の前で仏頂面で将来役に立ちそうもないことを教えている教師に対して、憂さ晴らしをするように謳歌していた



そんな賑わいの中に1人、誰かと一緒というわけでもない1人の男が大量の汗を滝の様に流しながら立っている。


上から下まで全身真っ白、何故か目だけが紅い、一方通行、彼だった。


彼が培養機の外に出てからはや一ヶ月、普段から冷静、冷酷、冷笑が売りの一方通行。別にアイドルじゃないんだから売りという表現は正確ではないのだが、この場合面倒くさいのでこのまま通すことにする。


言うなれば、一方通行は外道であった。



285 :1です [saga]:2012/10/01(月) 18:11:19.71 ID:xoJGrcVs0





毎日毎日他人のせいにしながら上条などを罵倒する、という日々を送っていた。他人から見れば、とても正常な精神の持ち主とは思えない、クズだ、と思われたりもするだろう。実際、妹と呼んで下さい!といった、下手したら変態と思われる様な自己紹介をした人に言われたこともあった。



だが、彼自身そんなことをしたからといって、心のどこかが少し痛くなる…という様な純粋な気持ちなど持ち合わせてはおらず、自分が楽しくなるためなら罵倒対象に対して物事を冷静に判断し、冷酷に作戦を実行し、そして冷笑する。そんな男である。




そんな男が今まさに大量の汗を顔から溢れさしていた。



もうかなりベットベトである。とても汚い。もし、彼の友達だったら手なんか触りたくもない。そしてなにより、彼にはとてもじゃないが、似合ってない。



彼自身もこんなに汗だくになっているのは似合わないと思っていた。冷静で冷酷で冷笑が売りの自分が、こんな風に冷静でない汗を大量に流しているのだから。クズだ、と言った妹さんが今の一方通行を見たら、きっと周りから見ても「あ、今こいつバカにされてるんだろうな…」と分かる様な笑い声をあげるに違いない。一方通行もその妹さんがこんなに汗を流していたら、これでもかというほど笑いあげるだろう。



それぐらい、一方通行は大量に汗を流しているのだ。汗っかきなんですか?と聞かれればそうでない、と答える。彼も流したくてこんなに流している訳ではない。というか流したくない。それでも、今から起こることを思えばこんな風に汗が出るのも無理はなかった。





もう一度言う、自分でもこんなに汗だくなのは似合わないと思っているのだが、今から起こることを考えるだけで『自然』と滝の様な汗が溢れ出てくるのだ。




何故、こんなに似合わない汗を流しているのか、というのを説明しようとすると、それは昨日の朝にまで時間は戻る。









286 :1です [saga]:2012/10/01(月) 18:20:07.76 ID:xoJGrcVs0







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ーーー


この日、一方通行は朝から上機嫌だった。朝起きてリビングに行くといつもは用意されていない自分用のコーヒーが用意されており、しかもそれはいつも飲んでいる物より数倍美味しかった。黄泉川が宝くじの景品で当てた少し高級なものを使っているようで、一方通行は朝からコーヒーが飲める、ということだけで世界が自分中心に回っているかの様な錯覚を覚えるほど機嫌が良かった。




だから百合子の抱きつき攻撃(正確には攻撃ではない)にもムカつかなかったし、



番外個体の「うっわー自分と同じ顔に抱きつかれて喜んでるとか変態だね、もう人間をやめた方がいいんじゃないかな?って言ってあげたいぐらい変態だね、ぎゃはっ☆ほんと変態だよ、どの位変態かというと12月25日に人様の家の煙突から勝手に家に上がりこんでくる真っ赤な某サンタクロースぐらい変態だよ。絶望的な変態さだね変態の塊だね白モヤシ?もう変態そのものなんじゃないかな?っていうか変態より変態だと思うな、変態って呼んでいい?ねぇ変態?変態??変態???マジ変態?リアル変態?変態白モヤシ?アレ?変態って言いすぎて変態がなんなのか分かんなくなってきた。変態って何?モヤシ=変態って記憶はあるんだけど肝心の変態がなんなのか分かんない…変態のモヤシには分かる?っていうか変態ってモヤシのこと?変態なの?ねぇ、変態なの?変t…」という変態ラッシュ攻撃(これは攻撃)にもムカつかなかった。



いつも湧いてくる「あ、殺そうかな」という気持ちも「頭をかち割ってやろうか、それとも頭を凍らしてかき氷機でかき氷にした後、木原君のところに持ってって食べさしてあげようかな」という気持ちも湧いてこなかった。



ただ、「これ殴ってもいいよな」っていう少しの怒りは普通の人間としては湧いてきたが、それでも一方通行は普段のイライラは見せなかった。



287 :1です [saga]:2012/10/01(月) 18:30:04.09 ID:xoJGrcVs0



だって機嫌が良かったから。何も言わずにコーヒーが用意されていたから、それがいつもより数倍美味しかったから。



そんなまるで3億円の宝くじを当てたどっかの主婦の様な顔をして、一方通行はそのまま何も考えずに外に出た。








今日は本当に運がいいらしい、いつもなら家から出て数歩歩いたところでどこからともなく現れる第四位の麦野沈利が、自分を殺そうと言わんばかりの勢いで襲いかかっては追いかけてくる。だが、今日はそれもない。




「今日はもしかしたら1年で1番幸せな日なのかもしンねェ…」




そんな、どこかの不幸少年が聞いた瞬間まるで体の重力が膝に集中したかの様に床へと崩れ落ち、もう高校生だというのに土下座の態勢で泣きわめきそうなことをなんとなく思いながら、一方通行はどこに行くでもなく歩いていた。




「今日は何しても平和に終わりそうな気がすンなァ、傷一つも身体に刻めそうな気がしねェ」



288 :1です [saga]:2012/10/01(月) 18:40:22.57 ID:xoJGrcVs0





本当にツイてる。今日は運がいい。どこに行こうか?何をしてやろうか?かけ込み乗車でもしてみるか?赤信号なのに渡ってみるか?逆に麦野沈利を探してやろうか?大騒ぎしたジョセフでもう一回大騒ぎしてやろうか?白線の外側に歩み出てやろうか?扇風機が回ってる最中に手を突っ込んでみようか?

…あぁ本当に何をしてやろう!




「こンなにツイてると人間っつゥーもンは自分から不幸を求めるもンなンだなァ」




今日は本当に運がいい。不敵で少し気持ちの悪い笑みを顔に浮かばせ、一方通行はそんなことを思っていた。






そんなことを、思ってしまった。



ーーいつもなら日常で起こる出来事を運なんかのおかげと思ったりしないーー





だからばったり出会ってしまった。






レベル5の 第三位、超電磁砲こと御坂美琴に…。





それはこの日で一番ツイてない出来事だった。だが、浮かれている一方通行は気付かない。いや、気付けなかった。








289 :1です [saga]:2012/10/01(月) 18:50:08.30 ID:xoJGrcVs0








会った瞬間百合子だと勘違いした御坂は一方通行に抱きつき攻撃(正確には攻撃ではない)をかますことになる。本日2回目となる攻撃だ。パッと見、10032号もとい、御坂妹に見えていた一方通行は相手からの突然のラブコールに銅像の様に固まってしまった。



いつもなら数秒後、切れて暴れ出す一方通行だが、なにぶん今日は運がいい。そして機嫌もいい。だから一方通行は切れるどころか少し嬉しいとさえ思ってしまった。




「男なら女子中学生に突然抱きつかれたら嬉しく思うのも当然だろォが!?」




などという誰に向けて言うでもない少しロリコンめいた言葉を胸に秘めながら一方通行は御坂美琴を初めて、優しく抱きつき返してあげた。…はい、そうです。おっしゃる通り、変態行為です。正真正銘の、変態行為です。






だが、御坂にとって、百合子の反応はこれが当たり前のようで、何も言ってはこなかった。が、それでもコミュ障の一方通行は自分から抱きついたことなどこれまでで一度もなかったので(というか男である自分が恋人でもない相手に対して抱きつく、という行為事態が論外なのだが)抱きついた瞬間心臓がドクンッと音をたてて、跳ね上がった気がした。



体が熱い。顔も熱い。しかもなんだか柔らかい何かが当たってます。そんなに無くても当たってます。




290 :1です [saga]:2012/10/01(月) 19:00:01.67 ID:xoJGrcVs0






一方通行はこの日、いつも以上に上機嫌だった。



そして、いつも以上に変態だった。後ろ側に紳士、という言葉は付かず、前側に正真正銘、という言葉が付く。まさしく番外個体が言った通りの変態だった。








では、時間を今に戻そう







そんなまるでエロゲの様な日常を過ごした一方通行は今まさに滝の様な汗を流してつっ立っている。たった一日で何があったんですか?と、女性関係がゆっるゆるの芸能人を問い詰める報道陣の様に問いただしたい所。



でも、ただつっ立っているのではない、一方通行は人を待っているのだ。もっと細かく言えば上から下まで全身真っ白、何故か目だけが紅い自分とソックリな人を待っている。そう、一方通行のオリジナル、鈴科百合子だ。



一方通行と一緒に出かけたいと言っていた百合子の願いを彼は叶えてやることにした。ただし、百合子の服装は、深く帽子をかぶり、髪の毛はなるべく出さず、眼鏡をかけることを条件に。




「なかなか帰って来ねェな、早くしろよクソが…」




この呟きはトイレに行っている鈴科百合子に対して放った言葉。依然、一方通行の額には汗が流れたまま。イラつきのせいか右足の足首から先を上げたり下げたりしている。貧乏ゆすりだ。




291 :1です [saga]:2012/10/01(月) 19:10:01.68 ID:xoJGrcVs0





「なかなか来ねェーな、早くしろよクソが…」




この呟きは鈴科百合子に対して放った言葉ではない。一方通行は人を待っていた。さらに細かく言えば肩まである茶髪に、気が強そうな顔つき、自分とソックリの女の子が大好きな人を待っている。レベル5の第三位、御坂美琴だ。



え?3人でショッピングするのかって?いえいえ、違います。だいたい、一方通行はまだクローンということはバレてはいません。一方通行は2人と別々に遊ぶ約束をしたのです。



百合子とは朝抱きついてきた時に…。

御坂美琴とはバッタリ出くわした時に…。








そう、同じ日に。









一方通行はバカであった。



今日は運がいい、などと浮かれていた一方通行は話の内容を聞かずに首を縦に振っていたのだ。まさか2人とも同じ約束を取り付けてくるとは思わなかった。まったくどんな日だよ今日は、




「………あぁ、運がいい日か、っくかか」





笑わせるな、死ね。



ドッと疲れが出てくる。汗だくになるのも無理はない。自分で自分が嫌になる。



292 :1です [saga]:2012/10/01(月) 19:20:11.49 ID:xoJGrcVs0




一方通行は絶望していた。これから起こる惨劇に対して。もしくは悲劇に対して。



きっと御坂にはクローンということはバレる。今まで騙していたことを迫られるだろう。そして切れられる。

鈴科には同じ日に違う子と約束を取り付けるなんて信じられない!…といった内容で迫られるだろう。そして切れられる。



もうそれが決まりごとの様に実行されるに違いない。まざまざと、2人の女の子に怒鳴られている自分の姿がまぶたの裏に浮かんでくる。




設定だけ見れば、これはかなりおいしい展開なのだが、なにぶん一方通行はコミュ障なので2人の女子がいっぺんに怒鳴りつけてくる、ということだけでもう勘弁してほしいのだ。音を反射して怒られたフリをしようとも思ったが、きっと鈴科がさらにベクトル操作をしてきてそれも無理だろうと判断した。精神的攻撃は反射出来ませン。……アレ?これコミュ障関係なくね?






…だから、御坂美琴ルートに入るわけでも、ましてや自分のオリジナルの鈴科百合子ルートに入るわけでもない。ただ怒られて痛みつけられて終わり、という未来だけが待っていることだろう。…まぁ、後者のはあるかもしれないが。







293 :1です [saga]:2012/10/01(月) 19:30:00.73 ID:xoJGrcVs0






……助けて。一方通行はもう祈るしかなかった。頭の中で必死に有名な神様の名前を思い浮かべてはその神様に向かって祈り続ける。宗教なんかクソくらえだ!…と思っていても祈って祈って祈りまくる。もうそれしかすることがなかったから。




助けて、助けて下さい。 ほんと助けて。誰でもいいから、神様、いるなら助けて。いや神様じゃなくてもいいから誰か今手の空いている心のお優しい方、この状況を打破出来る素晴らしい案を大至急頼みます。お願いだから。







…そんな些細な祈りも神様には届かない。もちろん、今目の前を通り過ぎて行った一般市民にも届くはずがなく…。



一方通行はすぐに祈ることをやめ、自分の運について思考を巡らせ始めた。




自分の運。そうだ、自分の今日の運と昨日の運。今日がこんなにツイてないのもきっと、昨日があんなにツイていたせいだ。昨日に限って嬉しいことが嵐の様に起こりまくりやがった。コーヒーは朝から飲めたし、麦野沈利にも執拗に追いかけられはしなかった。…そうだ、それがいけなかったんだ。





一方通行はさらに考える。



たぶん、毎日平均的に幸せが配られているはずなのに、昨日にだけ幸せが偏り過ぎてしまい、人生の幸、不幸のバランスが崩れてしまったんだ。その天秤がつねに水平を保つ様にするために、今日のこの日をこんなに最悪な日にしてしまったんだ。



どっかの誰かが。神様あたりが。そうだ、きっとそうだ。




「クソッ、また神様かよ」




一方通行は勝手に考えて勝手に切れだした。




294 :1です [saga]:2012/10/01(月) 19:40:02.53 ID:xoJGrcVs0





なんて薄情な奴なんだ神様っていうのは、こんなに困ってるっていうのに微笑みかけてくれることすらない。しかも微笑みかけるどころか地獄の制裁をくだしてきやがった。神様なのに。なんなんだ神様って。



一方通行はただ理不尽に神様という存在を呪うしかなかった。相変わらず汗だくのまま。




「もしかして昨日で俺の幸運使い果たしちまったのか?俺の幸運ゲージはこれからもゼロのままですかクソ野郎。

……どうやったら幸運ポイントは増やせますかァ?」









誰も答えてはくれない。




「……不幸だ…。」




一方通行は自然とこの言葉を口に出していた。どっかの誰かの様に。口癖のみならず、不幸さまでそのどっかの誰かが乗り移っている様な気さえしてくる。そんな気と共に、何かムカムカしたものが胸の奥に込み上げてきた。




もう切れよう。もう切れるしかない。そのムカムカの原因に対して。浮かれ過ぎてこんな面倒臭い事態を起こした自分に対して。ついでに鈴科と御坂美琴に対して。もう切れてしまおう。うん、そうしよう。それが一番いい解決案だわ。





295 :1です [saga]:2012/10/01(月) 19:50:01.20 ID:xoJGrcVs0





一方通行は半ば自暴自棄になっていた。切れる暇があるならこれからどうするか考えたらどうなんだよクズ野郎。



「あァ!?」




一方通行はバカであった。いや、バカ過ぎた。


どうやって同じ日に別々の相手と遊ぶんですか一方通行?運がいいにしても浮かれ過ぎですよ一方通行?




「ちょっ……、」



何が今日は一番ツイてるかもしれねェ…ですか、しかも最終的には神頼みって…とことん笑わせてくれますね。



「なっ………、」



っていうか神様信じてるんですか?そのナリで?うわー……本当に超バカですね一方通r…



一方「うっせェぞナレーション!!!なに、気安く話しかけてやがる!?」



え?話かけちゃダメなんてルール、あるんですか?



一方「ルールとかそういうンじゃなくてコレは暗黙の了解っつゥーもンでナレーションするやつは大体、心得ておくことなンだよクッソ野郎のド素人がァ!!慣れねェ文書きやがって読みにくいンだよクソがァアア!!」



誰に切れてるんですか一方通行。



一方「だから話しかけンなっつってンだろォがよォオ!!あとてめェ絶対あいつだろ!!!」



あいつ?超誰のことか分かりませんね。



一方「分かってンだよ超超うるせェな!!誰か当ててやるよ!!あの超超うるせェクソチビガキ…」



誰がクソですかゴラァ!!?誰がクソでチビでガキなんですか一方通行ァ!!!



一方「ほらァァアアア!!!ほらもォ分かっちゃっただろォォ!!」



296 :1です [saga]:2012/10/01(月) 20:00:02.11 ID:xoJGrcVs0



???

一方通行がバカ過ぎて何を言ってるのか超分かりませんね。それより一方通行、どうするつもりですか?百合子は今トイレに行ってますが、御坂美琴との待ち合わせまであと10分ですよ?もしかして分身の術とかしちゃう感じですか?ヒューヒュー!!



一方「うるせェェェ!!少し黙れ淫ら女!!!」



な!?淫ら!?!?そんなこと今まで生きてきて一度も言われたことありませんよ!!!どこらへんが淫らと言っているのか…



一方「そンな某ワカメちゃンみてェな格好してっからだ、ふしだら女。今まで一度も言われたことねェのはみンなお前のことを思って心の奥底にとどめておいてくれたンだろォな!っつかそんな術使えたらこンな汗かかねェから!!」



ワカメちゃんはパンツが見えてるのでふしだら女でいいですが私は超計算された服なので絶対見えないんですよ。だからふしだら女でも淫ら女でもないです。そこんところを超分かってて下さい、術も何も使えない一方通行!!



一方「超超うるせェ!

………なンか……もう普通に話しかけてンな」




こまけェーこたぁ超どうでもいいんですよ。



一方「……出てきたら?」



いいえ、私はあくまでナレーションですから!それより一方通行、もう後5分ですよ?良かったですね、御坂美琴が30分前に来るような真面目ちゃんじゃなくて。



一方「そォだな」



297 :1です [saga]:2012/10/01(月) 20:10:02.74 ID:xoJGrcVs0





…なんか…余裕ですね。もしかして自分は第一位のクローンだからなんでも出来ると思ってません?自分は一方通行、本家様では自分が第一位だからこっちの世界でも出来ねェことはねェンだよ…とかそういう中2的なことでも思ってるんですか?うわー。超ダサいですね。そして超寒いです。今って冬でしたっけ?いいえ夏です。



一方「ごちゃごちゃうるせェ。……はァ、大丈夫だ、俺はそンな自分に自身満々の勘違い固執男じゃねェから」



勘違い固執男version~~ナルシスト~~じゃないんですか?



一方「そんなモードつけンな、違ェっつってンだろ」



あ、こんな超どうでもいい話をしているうちにもう近くまで御坂美琴が来てますね。



一方「鈴科は…まだだな」



一方通行…少し老けましたね。顔が試験前の浪人生の様な顔つきになってますよ。



一方「…昨日がハッピー過ぎたンだよ畜生ォが…だから今日はこンなにアンハッピーに…」



全然うまくないですね一方通行。



一方「昨日がラッキー過ぎたから今日はアンラッキーに…」



なんでも『アン』つければいいと思わないで下さい。



一方「昨日帰ってTVで『…パンマン』をやってて打ち止めと一緒に…」



そこはアンつけてくださいよ是非。




298 :1です [saga]:2012/10/01(月) 20:20:07.38 ID:xoJGrcVs0








一方「あ、やべェ…第三位見えたわ今一瞬…俺のことを探してやがる」



もうこうなったらドタキャンしちゃえばいんじゃないですか?学生の間ではドタキャンは普通だと思いますし。



一方「……ドタキャンってなンだよ……ドタバタキャンプの略か?」



なんで待ち合わせの直前に一人でいきなりドタバタしながらキャンプ始めなきゃいけないんですか…。土壇場のキャンセルの略ですよ。会社だと契約関係でしょっちゅうあることで有名な…。



一方「そうか、失礼極まりねェな。さすが俺のオリジナルの精神性の一部を植え付けられた女だ。尊敬するわ、色んな意味で」



それはもしかして私のことを酷い女の子と言っているんでしょうか?そうだとしてもそれだと百合子をディスってることに…。



一方「ディスってンだよ」



なんでですか一方通行ァ!?!?百合子は酷い子じゃ…



一方「やっぱお前と喋ってっと疲れる。第三位が俺を見つける前に早く対策考えてくれ」



超人任せですね、自分で考えて下さいよ。私はナレーションなんですから。



一方「ナレーションならもう黙りやがれ、そうかちゃンとナレーション業を全うして下さァい」




299 :1です [saga]:2012/10/01(月) 20:30:19.32 ID:xoJGrcVs0




嫌ですね。ここの文書くのって超大変なんですよ!?書いたことないからなんかぐっちゃぐちゃになっちゃうし言葉遣いとか難しい単語とかちゃんと小説!って感じで書かないといけないですし…



一方「そうでなくても普通の会話でぐっちゃぐちゃになってるしな」



そうなんですよ!自分で読んでてどういう状況なんだコレは!?っていうことが多々あってですね…




一方「それに言い回しがくどすぎるしな、つゥーかさっきから何の話をしてやがる俺達は!!今は第三位に対しての対策を…」


御坂「百合子ぉぉおおお!!!」


一方(ああああ!!!?見つかった!!どうし…)




そんなこんなで結局何もすることもなく簡単にあっさりと見つかってしまった一方通行!

さぁ、一方通行の運命やいかに…?




一方(うぉおおおい!!?!?なにナレーション業全うしてンだクソがァァ!!!)



ちょっ…いい感じに締めれたんですからこのまま終わりましょうよ。



一方(終わらせるかァァアアア!!!)



終わらせます!!超疲れました。一方通行は私の親指を脱臼させる気ですか?この仕事も楽じゃないんですよ。では、さようならー!



一方(あっ!?ちょっおいッ!!チビガッ…逃げンなクソがァァアアア!!!)




御坂「百合子!!それじゃあ行きましょうか♪」

一方「え……あ、はい…」

御坂「なんで敬語?」








あ、因みにあの日麦野があなたを追わなかったのは鮭の新たな調理法を編み出すのに超必死だったからです。それでは、本当にさようならー!



一方(そンなどォでもいい情報伝えるためだけに戻ってくンな死ね!!)






300 :1です [sage saga]:2012/10/01(月) 20:34:00.57 ID:xoJGrcVs0



……今日はここまでです。
ここまで読んでくれた方々、こんなたどたどしい
文を読んでくれてありがとう!!


次は木曜の夜あたりになると思います。
おやすみなさい。

301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/01(月) 20:43:33.43 ID:1aWxq9+R0
とりま超ナレーションさん乙
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/01(月) 22:33:37.48 ID:DaVvvH8no
SSでラノベやらなくてもいいのよ
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/01(月) 22:59:18.60 ID:4gUU85kIO
おつ
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/02(火) 01:45:39.21 ID:jSVDykZGo

メタはクソだ
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/02(火) 11:44:18.01 ID:NF7CVW9IO
頼むから寒いネタやめてくれよ
306 :1です [sage saga]:2012/10/04(木) 21:06:16.98 ID:qgaIDVME0
今日はなんかすげぇ忙しいのでまた何日か後かにきますね。すいません。
あと、ラノベ風なのは1がやりたかったからですww
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/05(金) 03:28:54.47 ID:ucMJudFIO
おけ
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]:2012/11/06(火) 00:34:43.02 ID:ezaAQnxg0
文句があればみなきゃいいのにレスするってツンデレなのか?
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/11(日) 19:52:12.33 ID:9UaSeajx0
まだー?
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/17(土) 22:04:13.77 ID:hI2X5PGIO
文句があればみなきゃいいのにレスするってツンデレなのか?
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