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マミ「違う! 私のキュウべえはあの子だけよ!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/14(金) 19:32:12.82 ID:bNf12Mwj0
幾多のキュゥマミSSを見たがいまだにこのネタを使ったキュゥマミSSはない
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1304834183/1
パターン1
マミ「あなた誰なの?違う! 私のキュウべえはあの子だけよ!」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
パターン2
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよQB!」
パターン3
マミ「あなた誰なの?」 QB「前の個体は処分した」
QB「『前の僕』、は精神疾患を『患い』かけていたからね。『僕達』にとっては、『煩わしい』存在でもあったしね」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1347618732
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バームくんへ @ 2025/06/11(水) 20:52:59.15 ID:9hFPsRzXO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1749642779/

秘境 @ 2025/06/10(火) 00:47:53.81 ID:BDVYljqu0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1749484073/

【安価】上条「とある禁書目録で」鴻野江「仮面ライダー」【禁書】 @ 2025/06/09(月) 21:43:10.25 ID:qDlYab/50
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1749472989/

ツナ「(雲雀さん?!)」雲雀「・・・」ビショビショ @ 2025/06/07(土) 01:30:36.87 ID:AfN9Rsm0O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1749227436/

【安価コンマ】障害走を極めるその5【ウマ娘】 @ 2025/06/06(金) 01:05:45.46 ID:RaUitMs20
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1749139545/

貴様たちの整備のお陰で使いやすくしてくれてありがとう @ 2025/06/04(水) 20:56:21.03 ID:QjuK6rXtO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1749038181/

阿笠「わしの乳首に米粒をくっ付けたぞい」コナン「は?」灰原「は?」 @ 2025/06/04(水) 04:01:13.39 ID:ZjrmryLdO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1748977273/

レッド(無口とか幽霊とか言われるけどまだ電脳世界) @ 2025/06/02(月) 21:21:00.13 ID:ix3UWcFtO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1748866860/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/14(金) 19:34:02.53 ID:bNf12Mwj0
キュウべえ。
   私の愛しいあの子。

   たまにちょっぴりイジワルで、デリカシーの足りないところもあったけど、
   それでも彼は、私の大切なお友だちで、
   恩人で、仲間で、家族で、パートナーだった。

   あの子がそばにいてくれたから、私は今日まで戦い抜くことができたんだ。

   だから、

だから私は、あの女を許さない。



   黒い魔法少女。

   暁美ほむら。



   あの女だけは、絶対に許さない。




まどか「あ、ここです。わたしの家」

マミ「……素敵なお家ね」

まどか「えへへ……それじゃあ、失礼します。行こ、キュゥべえ」

QB「お邪魔するよ」

マミ「あ……」

マミ「……」

マミ「ちょ――ちょっと、待ってもらえるかしら?」

まどか「え? なんですか、マミさん?」

マミ「その……ちょっと、キュウべえと二人で話しておきたいことが、あるのよ……」

まどか「はぁ……」

QB「……。僕は別にかまわないよ」

   ピョーイ

QB「まどか。君は先に戻っていてくれ。あとで直接君の部屋にお邪魔するよ」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/14(金) 19:35:03.11 ID:bNf12Mwj0
まどか「いいけど、場所、わかる?」

QB「君の魔翌力をたどるさ」

まどか「そ、そっか。それじゃあ、またあとでね。マミさん、失礼します」

マミ「ええ、また明日」

QB「……」

QB「それで、マミ。話って?」

マミ「えぇ……」

マミ「大したことじゃないんだけど……ちょっと、気になって……」

QB「……」

マミ「……」

マミ「少し、歩きましょうか……」







マミ「えっと……」

マミ「……あなたが、暁美さんに襲われた時のことだけど」

QB「ああ……あれは参ったよ。まさかいきなり撃たれるとは思ってなかったからね」

マミ「撃たれた? 彼女の武器も銃器なの?」

QB「……。それがよくわからないんだ。拳銃のように見えたけど……
   気がついたときにはもう、撃ち抜かれていた」

マミ「……」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/14(金) 19:35:50.84 ID:f7SRryeYo
違う!私のキュゥべえは、たった一人!
どんなにスペアで増えたって、キュゥべえは…
私と一緒にいたキュゥべえは、たった一人しか、いないんだぁぁぁぁぁっ!
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/14(金) 19:35:55.31 ID:bNf12Mwj0
マミ「……?」

QB「話というのはそのことかい? なら、残念だけどそれ以上のことはわからないよ」

マミ「い、いえ。そうじゃなくて」

QB「だったらなんだい?」

マミ「それは……」

QB「……」

マミ「……ねぇ、キュウべえ」


QB「うん」

マミ「どうしてあのとき、鹿目さんに助けを求めたの? ――私にではなく」

QB「……」

マミ「言ってはなんだけど、彼女では助けにならなかったはずよ?
   いくら素質が大きいとはいえ、まだ契約していないんだから」

QB「……。だから、その契約をしようと思ったのさ」

マミ「え……?」

マミ「な、何を言っているのよ。そんな、襲われてる状況で契約なんて……」

QB「そんな状況だからこそだよ。『僕のことを助けたい』 と願ってもらうつもりだったんだ」

マミ「……なんですって?」

QB「まどかは、性格ゆえか環境ゆえか、ごく些細な望みすら抱いていないようだった」

QB「しかしその一方で、一定以上の “善良さ” を備えていると見受けられたからね、
   助けを求めれば、『そうしたい』 と願ってくれると思ったんだ」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/14(金) 19:36:50.10 ID:bNf12Mwj0
マミ「な……」

マミ「何を、言っているの、キュウべえ……?」

QB「何って、君の質問に対する答えだよ。――上手くいくと思ったんだけどなぁ」

マミ「キュぅ……」

QB「実際、何かしらの願いを抱えてもらうところまでは成功したんだよ。
   だけど生憎と僕の方が、それを聞き出せる状態じゃなくなってしまったんだ。
   まったく、勿体ないことをした」

QB「まぁ、暁美ほむらが今後も僕を狙うつもりでいるのなら、まだチャンスはあるだろう」

マミ「……っ!」


マミ「――何を言っているのよ! キュウべえ!」


QB「……」

マミ「そんな、そんなの、おかしいわ。そんなのはダメよ」

QB「……。どうしてだい?」

マミ「だってそんな、罠にはめるみたいな遣り方、間違ってるわ」

QB「暁美ほむらが僕を襲ったのも、魔女の使い魔が現れたのも、偶然だよ。
   僕が意図したことじゃない」

494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/19(火) 21:55:13.94 ID:Y7FSLY7Jo

マミ「そういうことを言ってるんじゃないわ! どうしてわからないの!?」

QB「……。わからないよ。何をそんなに問題にしているんだい?」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/14(金) 19:37:45.33 ID:bNf12Mwj0
マミ「彼女は、鹿目さんは、心から心配してあなたを助けようとしたのよ?
   その気持ちを踏みにじるようなことを、あなたはしようとしたの!」

QB「まさか。逆だよ。その気持ち――助けたいという意思を無駄なく活用するための
   もっとも効率的な方法だよ」

マミ「……!?」

QB「それに、守護の祈りで契約すれば、高い確率で守りに特化した魔法少女になれる。
   まどかならきっと、ワルプルギスの夜からもこの街を完璧に守り抜いてくれるはずさ」

QB「マミ、これは君の希望にも沿うことだろう?」

マミ「……」

QB「……? マミ?」

マミ「あ、あなた……」

QB「どうしたんだい、マミ? 顔色が悪いよ?」

マミ「どうしちゃったの、キュウべえ……今日のあなた、どこかおかしいわ」

QB「僕はいつも通りだよ?」

マミ「おかしいわよ! ワルプルギスの夜のことを隠そうとしたり、
   一般人を魔女退治に連れ出そうなんて言いだしたり……」

QB「……。ワルプルギスの夜については言う必要がなかっただけだし、
   見学についてだって、君も納得したじゃないか」

マミ「違う……違うわ……」

マミ「普段のあなたなら、そんなことは絶対に言わない……」

QB「そうかな? 昨日と今日で、ルールや行動指針を大きく変えたりはしていないよ?」

マミ「そういう、ことじゃ……」

QB「……。わからないな。君はいったい、何にそんなにこだわっているんだい?」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/14(金) 19:38:22.63 ID:bNf12Mwj0
マミ「それは……」

QB「……」 ジー…

マミ「っ……」

マミ(……目を逸らしちゃった……何をやっているの、私……)

マミ(……でも、違う。何かが変だわ。“この子” は何かが、いつもと違う……)

QB「……。まぁ、言いたくないなら別にいいけど」

マミ「……」

QB「もう行っていいかい?」

マミ「……ま、待って」

マミ「一つ。あと、一つだけ」

QB「……。なんだい?」

マミ「……」

マミ「……さっき、鹿目さんたちと一緒に出したお茶、だけど……」

QB「うん」

マミ「お、美味しかった……?」

QB「……」

QB「うん。美味しかったよ」

マミ「そ、そう? 本当に?」

QB「もちろん本当さ」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/14(金) 19:38:52.36 ID:bNf12Mwj0
マミ「そう……」 ホッ…
          . . . ..... . .. .. .
QB「でも――それがどうしたっていうんだい?」

マミ「……ッッ!?」

マミ(うそ……)

マミ(そんな……)

マミ(こんなの、違う……)



   『――気がついたときにはもう、撃ち抜かれていた』
                             (貫通している傷なんて一つもなかった)

マミ(違うわ……)


   『―― 一応、応援も呼んでおこうかな』
                    (“応援” なんて、どこにいるの?)

マミ(この子は……)


   『――フゥ……助かったよ、マミ』
                 (抱き心地が、いつもと違った)


マミ(……キュウべえじゃ、ない……!)

マミ「……まさか……」 ズ…

マミ「……そんな、そんなこと……」 ズリ…

QB「……。マミ?」

マミ「ひっ――!」 ズザザッ
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/14(金) 19:39:25.38 ID:bNf12Mwj0
QB「……。やっぱり、おかしいのは君の方だよ。どうしてそんなふうに距離をとるんだい?」

マミ「う、あ……」

マミ「あぁ……あ――」

マミ「あなた………………………………………………………………誰なの?」

QB「……」

QB「へぇ」

QB「ああ。確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよ」

QB「そちらは暁美ほむらに撃ち殺された」

QB「だけど、それがどうしたっていうんだい?」

QB「……」

QB「わからないなぁ」

QB「もう何度も説明しただろう? 僕たちは一つの意識と記憶を共有しているって。
   身体は別でも中身は同じさ」

QB「君だって服を着替えたぐらいで別人扱いされたら困るだろう?」

QB「それに、君と契約したのだって、君のそばにいたのとは別個体だったんだよ?」

QB「ほら、どれだって同じだろう? どうしてそんなことを気にするんだい?」

QB「わけがわからないよ」

QB「……」
              . . . ... .
QB「死体かい? もう片付けちゃったよ」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/14(金) 19:39:58.31 ID:bNf12Mwj0
マミ「う、うぅぅ……」

マミ「キュウべえ……」

QB「なんだい?」

マミ「っ……」

マミ「……あなたじゃないわ……」

QB「僕もキュゥべえだよ」

マミ「違う! 私のキュウべえはあの子だけよ!」

QB「……。“君のキュゥべえ” なんていやしないよ。僕は君に所有された覚えはない」

マミ「……ッ!?」

QB「君のそばにいたのは、君がそうして欲しいと言ったからだ。
   魔法少女やその候補者の要望には可能な限り応えることになっているからね」

マミ「やめて……」

QB「しかしね、マミ」



マミ「やめて!」

マミ「その顔で……その声で! 私の名前を呼ばないで!」

QB「……」

QB「それは、少し困るなぁ。まどかたちの見学のときに、会話に支障が出る」

マミ「っ……!!」

QB「何がそんなに不愉快なのかはわからないけど、我慢してもらえないかな?」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/14(金) 19:40:24.18 ID:bNf12Mwj0
マミ「……」

QB「……」

マミ「……わかったわ」

マミ「でも、私と二人のときは、名前を呼ばないで」

マミ「……ううん。まず、できるだけ二人きりにならないで」

QB「ふむ……まぁ、それならいいか。わかったよ」



マミ「……」

QB「……」

QB「それじゃあ僕はもう行くけど、気をしっかり持っておくれよ?」

QB「いま君に終わられると、まどかとの契約が難しくなりそうだからね」

   トエトテトテ…

マミ「……」

マミ「……」

マミ「……」



   『――終わりのときは、僕は君のそばにいる』



マミ「……うそつき……」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/14(金) 19:40:50.48 ID:bNf12Mwj0
マミ「――暁美さん」

ほむら「……」

マミ「あなたの求めるものはここにはないわ。だからもう――」



マミ「暁美さん 私の前から、消えてくれないかしら」



まどか「……!」 ゾクッ

さやか「ま、マミ、さん……?」

マミ「……」

ほむら「大した剣幕ね。あなたらしくもない」

マミ「……まるで私のことをよく知っているような口ぶりね」

ほむら「さぁ……どうかしら」

マミ「……」

マミ「いいえ。知るわけがないわ」 ジャキッ

さやか「ちょっ!」

まどか「ま、マミさん!?」

ほむら「……」

マミ「そうよ。知っているわけがない」

マミ「知っているなら、あんなことができるはずがないのよ……!」

ほむら「……? 私が何をしたっていうの?」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/14(金) 19:41:16.92 ID:bNf12Mwj0
マミ「……」 ピク

   キィーン…

ほむら「ぐぅうっ!?」 ギリギリギリッ

マミ「『何をした』?」

マミ「『何をした』、ですって?」 キィーン…

ほむら「うぁあああっ!!」 ギリギリギリギリッ
                               . . ..
マミ「驚いたわ……嘘つきなだけじゃなく、そこまで人でなしだったなんて」

ほむら「う、ぅう……!」

マミ「それとも、あの子を――キュウべえを殺したのは自分じゃないとでも言うつもり?」

ほむら「キュゥ……べえ……?」

マミ「……」

ほむら「何を言っているの……? アレはまだ、生きて――」

マミ「“アレ” はあの子じゃない。別の個体よ」

ほむら「!?  あなた、あいつらの在り方を知って……?」

マミ「馬鹿にしないで。当然よ」

ほむら「なら、わかるでしょう? 一匹潰したぐらいでは――ぐっ!?」

ほむら「うぁあああああああああああっ!!」 ギリギリギリギリッ

マミ「……」

マミ「……ふっ」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/14(金) 19:42:45.05 ID:bNf12Mwj0
マミ「ふふ、ふ、ふふふふふふふふふふふ、ふ……」

   シュイーン――キラッ!

マミ「潰した?! 潰したですって!?」 ジャキッ!!

ほむら「!?」

マミ「よくもそんな言い方ができるわね! あの子を何だと思っているの!?」

マミ「人間じゃなくても、在りようが違っても、ちゃんと心を持った生き物なのよ!?」

マミ「それを、どうして……どうしてそんな……っ!」

ほむら「ち、違うわ!」

ほむら「アレに心なんてない! あなたは騙されてるのよ!」

マミ「――ッ!」

マミ「黙りなさい!!」

   シュルルル――パシッ!!

ほむら「むぐっ!?」

マミ「言うに事欠いて……」

マミ「あの子の命を奪っただけでは飽き足らず、そんな侮辱までするなんて……」

マミ「あの子がどれだけ優しかったか! あの子がいてくれて、私がどれだけ救われたか!」

マミ「それを知りもしないで……っ!!」

ほむら「ンンッ! ンーッ!」 ギリギリギリ…

マミ「――ハァ、ハァ、ハァ…………」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/14(金) 19:49:27.58 ID:bNf12Mwj0
ほむら「ッ! ……ーッ!」

マミ「……」

マミ「……」

マミ「……」

ほむら「ッ……、…………?」

マミ「……あなた、似てるわ」

ほむら「? ……?」

マミ「私が初めて倒した、あの “子供部屋の魔女” に。今のあなた、そっくりよ」

ほむら「……」

マミ「あの魔女も、耳障りな騒音を撒き散らして、キュウべえを傷付けてくれたから、
   そうやって口を塞いでやったのよ」

マミ「……」

マミ「そう…………あなた、魔女だわ」

ほむら「――!?」

マミ「身勝手な理由で人を傷つけて、惑わして、貶めて……」

マミ「暁美さん。あなた、魔女そのものよ」 シュンッ…

ほむら「……ッ」

ほむら(? ……マスケットを、消した?)

マミ「――レゴ〈拘束〉」

   シュルルルル――パシッ
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/14(金) 19:49:53.23 ID:bNf12Mwj0
ほむら「ッ!?」

マミ「……どうしてまた別のリボンを巻くんだ、って思った?」

マミ「『未来から来た』 なら知らないでしょうね……このリボンは私のかつての武器よ。
   銃が使えるようになるまでは、これで魔女と戦っていたの」

マミ「〈ナストロ・ブルカーノ〉……日本語にすれば、火山帯、ってところかしらね」

マミ「名前の通り、爆発するわ」

ほむら「!!?」

マミ「あの魔女も、これで顔から焼き殺してあげたわ」

マミ「危ないから封印してたんだけどね……今なら、また使えそうな気がする」

マミ「そういえば……本来そういうものなのよね、魔女狩りって」

マミ「魔女は磔にして焼き[ピーーー]のが、古来からの……そう。正しいやり方」

マミ「……そうよ。これは正しいことなのよ」

マミ「魔女は[ピーーー]……殺さなきゃいけない……」

マミ「魔女……私たちの、敵……」

マミ「キュウべえの……――カタキ!」

ほむら「……っ!!」

ほむら(まどか……ッ!!)

ほむら「……」

ほむら「……」

ほむら「……、……?」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/14(金) 19:52:47.24 ID:bNf12Mwj0
ほむら(……生きて、る?)

マミ「……」

マミ「……うっ」

マミ「う、うぅぅ……ううっ……」 ――ペタン

   …パラッ

ほむら「ひゃっ?」 ドサッ

   シュウゥゥゥ…

ほむら「……え?」

マミ「う……ぅ、う……」

マミ「……できるわけ、ないじゃない……」

マミ「あの子は……キュウべえは、言ったのよ! 魔法少女には生きていて欲しいって!」

マミ「魔女を[ピーーー]ことなんかより、ただ生きていてくれればそれでいいって!」

ほむら「な……っ!?」

マミ「それなのに! それなのに……っ!」

マミ「……殺せるわけ……ないじゃない…………」

ほむら(あいつ……!) ギリ…

マミ「うっ、ううっ、うっ、うぅぅ、うぅ……」

ほむら「……」

ほむら「……巴マミ」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/14(金) 19:53:38.74 ID:bNf12Mwj0
マミ「……」 ピク

マミ「何も言わないで」

ほむら「……」

マミ「……」

ほむら「……」

マミ「……お願い。この街から出て行って」

ほむら「……」

マミ「……お願いよ」

マミ「……あなたがいるって思うと、私、この街を守れない……」

ほむら「あなたは騙されてるのよ!」

ほむら「騙されてはいけないわ、鹿目まどか、美樹さやか」

ほむら「こいつの本当の名前はインキュベーター。願いと引き換えに、永遠に魔女と戦い続ける運命を背負わせる、死の案内人」

ほむら「魔法少女となった少女は魂を抜かれ、生きた体を失う。そしてその魂……ソウルジェムが汚れきった時、魔法少女は魔女へと変わる」

さやか「そんな……本当なの!?」

まどか「それじゃ、マミさんも……?」

マミ「嘘つくな!!」

   シュルルル――パシッ!!

軽い発砲音。
   続いて、

ほむら「ぅ――?」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/14(金) 19:54:19.87 ID:bNf12Mwj0
 ドサ、と、暁美ほむらが倒れ込む。その背中にさらに一発。

ほむら「ぅあっ!? な――に、を……」

まどか「マミさんっ!?」

   二人分の驚愕が向けられる。
   動揺は特にしなかった。

マミ「非致死性の麻痺弾よ。死にはしないわ」

   他にも炸裂弾や煙幕弾など、弾丸のバリエーションはそれなりにある。
   これはグリフシードを巡っての争いや模擬戦など、対人用に準備しておいたものだ。
   それなりに集中が必要なので佐倉さんのときは使えなかったけれど。

   しかし、さっきの妙な感覚のおかげか。
   まだ変身すらしていないのに繰り出すことができた。

まどか「だ、だからって……」

   鹿目さんがうめく。
   だけど悪いけど、今は後回し。

まどか「……マミさん」

マミ「なに」

まどか「わたし、キュゥべえにもう一つ聞いたんです」

マミ「何を?」

まどか「わたしの願いで、マミさんのそばにいた子を生き返らせることはできるの? って」

マミ「――っ!!?」

まどか「そうなったら……ほむらちゃんのこと、許してあげられませんか?」

マミ「……」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/14(金) 19:55:03.04 ID:bNf12Mwj0
 この子は。

まどか「えっと、その。ほむらちゃんは……言ってることは、よくわからないこともあるし、
     やったことはもちろん悪いことですけど、悪い子じゃないと思うんです」

まどか「なんて言ったらいいか、わからないんですけど……すっごく一生懸命っていうか」

まどか「だからたぶん、どうしてもそうしなきゃいけない理由とか、あったかも……とか」

まどか「い、いえ。それでももちろんダメなんですけど、そこは、わたしが。願いで」

   この子はどこまで、優しいのか。

マミ「……鹿目さん」

まどか「あ、は、はい」

マミ「……それは、わからないわ。彼女を許せるかどうかは」

まどか「マミさん……」

マミ「わからないの。あの子が大切っだって気持ちが、いなくなった今でも消えないように……
   暁美さんに対するこの嫌な感情も、そう簡単になくなってくれるとは思えないの」

まどか「……」

マミ「……、でも」

まどか「え?」

マミ「努力は、してみるわ」

まどか「マミさん……!」

22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/14(金) 20:04:28.34 ID:bNf12Mwj0
ちょっと久々に紅茶読んできた

Aほむほむが麻痺した世界
Bまど神が誕生したテレビ版の世界
●シャル戦■まど神改変▲紅茶END★改変シャル戦◆人類滅亡
―改変が起こる前の世界
━TV本編以降の世界

で、例の人にはおそらく、

                    A───────★━━━━━━━━━▲
                              ┃
                              ┃
                              ┃
B━━━━━━━●━━━━━━━━━■

こんな風に見えた。でも時間遡行をしたほむらは一人だけなので実際にはBなんて無く、

A───────●━━━━━━━━━■

■によって世界改変が起こり、

A━━━━━━━★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▲

になる。仮に改変前にほむらが死んでしまうと、

A───────●─────────◆

となってしまう、ということだと思うんだがいかがだろうか。
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/14(金) 20:05:27.58 ID:bNf12Mwj0
マミ「寝てなさい。帰りに中和してあげるわ」

   使い魔の行き交う結界の中で、それまで生きていられれば、ね。」

使い魔が多くの結界の中で麻痺弾にほむらを気絶させて帰って来る途中にもし生きていたら中和してくれるというマミは行動したが魔女退治の後帰って来たがほむら が死亡していればどのようにするつもりだったろうか
間接殺人をまどかが許すと思うのか本当に馬鹿だ

どうせ紅茶は平行世界の魔手改変で死亡したほむらもまた復活するが
結局世界計辺になると言ってもまどかの願いで旧QBを蘇生マミほむ和解全員生存ワルプル撃破SS行って見たい

紅茶SSは平行世界のまどかが世界改変をしたそうではなければほむらが記憶を失うことはないでしょう?

ほむらは麻痺弾を当たって気を失っているから原作みたいな展開では行かなかったんだろう

後日談の矛盾発見

さや「QBのあの言葉があったから転校生は生き延びられたんだよねぇ?」

あん「あぁ、そうだな」

さや「で、アイツがいなくなると芋づる的にまどか魔女化確定で人類滅亡なわけで」

あん「……まぁ、そうなるだろうな」

さや「つまり、世界はQBに救われたってことだね! やったね!」

ほむらが死んでもまどかが魔女がなってもどうせ 670のように世界改変が起きるから世界滅亡は起きないでしょう
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/14(金) 20:13:04.07 ID:bNf12Mwj0
言っとくけど、乗っ取りは大歓迎
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/14(金) 20:17:49.58 ID:jGtv4J9J0
速報で乗っ取りはNGだ
スレ立てる前にローカル読んで来い
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/09/14(金) 20:26:40.26 ID:0iX8ISEAO
>>1の文章を今まで何度も見てきたけどようやく解放されるのか
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チリ) [saga sage]:2012/09/14(金) 20:27:14.49 ID:r2x0gAqK0
これはまどマギSSでよく見かける例のあれか……ついに誰かが作り始めたんだな

とりま>>1乙
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/14(金) 20:27:52.90 ID:+eZNFdqEo
>>26
そうなって欲しいわ、こっちも風評被害で困るんだよね
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/14(金) 20:43:40.12 ID:bNf12Mwj0
紅茶SS旧QBはちょっと感情があることだろう? そうだとしても人間が牛や豚をを食べてのように魔法少女システムを当たり前に思うようだが旧QBが魔女化の真実が
しかし原作そのままの世界改変SS増えた嫌いだどうして旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破使わないで世界改変で終わったのか?
逆行物は原作に不満の多いファンが使ったそれなら紅茶SSに不満が多い SS作者が紅茶バージョン旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破SSを書けば本当にありがとうございます

しかし原作そのままの世界改変 SS 増えた嫌いだどうして旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破使わないで世界改変で終わったのか?
まどか逆行物は原作に不満の多いファンが使ったそれなら紅茶SSに不満が多いSS作者が紅茶バージョン旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破でないことか

できれば紅茶バージョンで紅茶以前のルーフ 1週次の世界
2週次の世界も見たい紅茶作者はどうして平行世界改変ネタを使ったことだろう?
ほむらが死亡してもワルプルギスを撃破しても平行世界の改変が起きるから何らの意味がないでしょう
私はその結果よりワルプルギスを撃破する過程がもっと見たいが
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/14(金) 20:46:27.44 ID:1S6bcDyDo
紅茶関係なくねもう
別作品でいいだろ
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/09/14(金) 21:10:25.73 ID:R0glPxKu0
>>1のやつってなんなの?
理想郷とかでもよく見かけるけど何がしたいの?
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/14(金) 21:11:17.77 ID:1S6bcDyDo
理想郷にも貼ってるのかよ怖いな
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/14(金) 21:18:32.85 ID:2Ad4QiGeo
この病人自分で文章書けたのか
じゃあ最初から自分でやれよ
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/09/14(金) 21:19:18.06 ID:bNf12Mwj0
マミが新QBと話し合っている途中旧QBと違う存在というのを悟って新QBを不正で

旧QBを殺害したほむら OR 新QBに怒るSSはほとんどない

紅茶はほむらが旧QBを殺したがもし新QBが精神疾患感情旧QBを殺したらマミはQB種族全体に仇を討つことだろう?

新QBが旧QBを感情精神疾患理由で[ピーーー] SSを pixivにあってその後にマミが新QBと旧QBがを紅茶のように他の存在と言う事を見抜く SSはまだないが
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/14(金) 21:24:35.81 ID:JbSNRPK+0
>>6に何か引用した跡みたいなのがあるんだが…
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/14(金) 22:59:41.47 ID:utjgU4poo
いつもの病人が自分で書いてるのこれ?
だったらやるじゃん見直したよ。
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/15(土) 07:22:17.02 ID:tlmth6QAO
SSに読めるのにレスが読めない不思議
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/15(土) 07:23:02.13 ID:tlmth6QAO
○SSは
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/15(土) 15:55:08.96 ID:3OPhXjDso
アニキャラ板でマミQスレ立て続けてる奴だろこいつ
もう1年以上前からずっとこのコピペ爆撃続けてるんだよな
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/15(土) 15:57:40.67 ID:rcveiEA+o
アニキャラ板見たら機能してなくてワロタ
メジャーカプのはずなのにこいつのせいなのか
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/16(日) 05:26:43.12 ID:kk+i85hCo
主にそう
マミQネタがあるとすぐこのコピペ爆撃が来るから
もう誰も話題に出したがらない
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/09/16(日) 17:21:57.07 ID:oOeeTp83o
VIPでまどかSSスレが立つとほぼ必ずこのコピペ見かけるし
マミQとは関係ないキャラスレにもたまに貼られてるな
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 15:40:04.29 ID:6H6/Z6aR0
幾多のキュゥマミSSを見たがいまだにこのネタを使ったキュゥマミSSはない
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1304834183/1
パターン1
マミ「あなた誰なの?違う! 私のキュウべえはあの子だけよ!」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
パターン2
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよQB!」
パターン3
マミ「あなた誰なの?」 QB「前の個体は処分した」
QB「『前の僕』、は精神疾患を『患い』かけていたからね。『僕達』にとっては、『煩わしい』存在でもあったしね」
マミ「違う! 私のキュウべえはあの子だけよ!」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
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