狐娘「早う脱げ」男「だが断る」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 19:07:26.45 ID:rJH4JI2W0

男「……あー、二日酔いが……くそっ、もう13時じゃねえか…」
男(マスターがあんだけ酒出すからな……しかし、急性中毒にならなかっただけましか…)
ピーンポーン
男(なんちゅうタイミングで客…下半身裸で二日酔いだぞ)
ピンポーン
男「はいはい…いまでますよ……とりあえずズボン……」
男(うえっ、胃が…)
ピンポーンピンポーンピンポーン
男「しつこいぞ…宗教団体かセールスかな…」
男「はい……」
ガチャ
狐娘「邪魔するz」
バタン
男「アルコールが幻覚まで引き起こすとは知らんかったわ……ウコン飲んで寝よ」

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旅にでんちう ＠ 2025/04/02(水) 06:55:19.04 ID:YEmuqsNkO
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■　萌竜会　■ ＠ 2025/04/01(火) 21:19:02.52 ID:eHLSpy5Lo
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（･ω･） ＠ 2025/04/01(火) 06:02:48.47 ID:9EGjLzPQO
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【遊戯王SS】デスガイド「A.うれしいから（使われるとうれしくないあたりまえだろ）」 ＠ 2025/04/01(火) 02:15:03.50 ID:ao/gLU/u0
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【俺レベ】水篠「S級とS級の子供は最強のハンターになると思うんですよ」 ＠ 2025/04/01(火) 00:45:51.96 ID:aUIP6KnqO
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〜魔王城〜　男「死にたくない……。せや、命乞いしたろ」 ＠ 2025/03/31(月) 03:45:31.74 ID:MXp56eHz0
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HTML化依頼スレッド Part56 ＠ 2025/03/29(土) 04:59:47.67 ID:oC8IgT4HO
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チノ「メグさんのレオタードを盗みました」 ＠ 2025/03/29(土) 03:57:39.11 ID:EgR/u1U8O
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2 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 19:17:21.28 ID:rJH4JI2W0

30分後
ドスン！
男「ゲェ！」
狐娘「起きたか」
男「幻覚……か……」
狐娘「違う！起きぬか！」
バシィ
男「痛え！あれ、ということは」
狐娘「現実じゃ」
男「は」
狐娘「それはそうとお主……二日酔いじゃな？この薬を飲め」
男「飲めって……」
狐娘「ほれ」
男「流し込むな！ゴホッゴホッ」

3 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/09/19(水) 19:18:00.55 ID:uRZxvks50

改行してね

4 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/19(水) 19:19:08.75 ID:KQKP5SzDO

ぱんつ脱いだ

5 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 19:19:49.97 ID:rJH4JI2W0

>>3
してないか？

6 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/09/19(水) 19:23:50.84 ID:1uqRlT9y0

言い方悪かったかすまん
男「」

狐娘「」
みたいに間をあけてほしい

7 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 19:25:06.38 ID:rJH4JI2W0

>>3ああ、そういうことか

男「嘘のように回復できましたが」

狐娘「じゃろ？秘伝の薬丸じゃからな」

男「で、すっかりペースにのせられていたが、お前誰？」

狐娘「好きに呼んで良い」

男「じゃあ狐娘」

狐娘「其の侭じゃの！？」

男「VIPPERだからな。……でそれはいいとして、一つお願いが」

狐娘「なんじゃ」

男「下半身から退いてくれません？」

狐娘「なぜじゃ？」

男「起きたいから(あと俺の男がね)」

狐娘「済まぬ。ほれ」

男「よいしょっと」

狐娘「じゃあ交換で一つ良いか？」

男「なんだ？」

狐娘「ここに置いてはくれまいか」

8 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 19:29:37.44 ID:rJH4JI2W0

男「無理。さ、良い子は帰りなさい」

狐娘「なんじゃと！？」

男「学校サボってコスプレとはけしからんぞ」

狐娘「違う！わしは童ではない！」

男「ほーお」

狐娘「信じとらんの……」

男「こんな子もコスプレをするなんて、世の中凄いことになってるな」

狐娘「こすぷれだと思うのならば、この耳と尻尾をとってみよ」
男「簡単だな」

ガシッグッ

男「あり？」

狐娘「痛い！離さんか！」

男「取れない……」

狐娘「どうじゃ」

男「……てことはまさか」

狐娘「そうじゃ。わしは正真正銘の妖狐じゃ」

9 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 19:33:13.20 ID:rJH4JI2W0

男「キタ……」

狐娘「む？」

男「キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!」

狐娘「？」

男(NEET歴早XX年……こんな日が来るなんて！某掲示板SSはあったが、こんなリアルにいたなんて！)

狐娘「なぜそんなイキイキした目をしておる？」

男(稲荷神様ありがとう！神道信仰してて良かった！！万歳！)

狐娘「おい」

男「どうした狐娘」クルッ

狐娘「で、置いてくれるのか？」

男「いいよ」

狐娘「本当か？…」

男「俺は嘘はつかないんだ」

狐娘「そうか、じゃあお邪魔させていただくの」

男「d(^_^o)」

10 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 19:36:30.16 ID:rJH4JI2W0

狐娘「早速じゃが飯は」

男「食ってないのか？」

狐娘「3日ほどな」

男「よく生きてたな」

狐娘「妖怪は燃費がいいのじゃ」

男「どのくらい」

狐娘「お主ら人間が"とらばんと"、わしが"あくあ"ぐらいのもんじゃ」

男「比較がすげえな」

狐娘「えこかー補助金と免税対象じゃ」

男「よく知ってるなそんな言葉。妖怪のくせに」

狐娘「人間社会にはよく来ておるぞ。勿論耳と尾を隠してじゃが」

11 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 19:41:33.11 ID:rJH4JI2W0

男「いつから生きてるんだ」

狐娘「900年ぐらいじゃの」

男「俺の36倍か」

狐娘「物心ついたのは平安、源義親の乱の少し前じゃ。其れから鎌倉、室町、安土の後の乱世も経験しておる。江戸の世もしかと見ておる」

男「すげえな」

狐娘「明治維新も知っておるし、日露も話だけは聞いたものじゃ。その少し後から新聞やラジオもな」

男「ラジオ？」

狐娘「人間に化けて買ったものでな」

男「金は？」

狐娘「葉で化かしたのじゃ」

男「なるほど。新聞も同じ手口か」

狐娘「天皇陛下万歳も沢山耳にしたわい。占領軍の亜米利加兵も、大阪万博も見た事あるぞ」

男「歩く歴史の教科書みたいだな」

狐娘「嫌な呼び名じゃな」

12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 19:45:09.28 ID:rJH4JI2W0

狐娘「というか、飯をくれまいかと言っておったのじゃが」

男「ああ、悪い悪い。きつねでいいか？」

狐娘「わしからしたら、食物には聞こえないのじゃが……」

男「昔から有るのに知らないのか？別に狐が入っているわけではない」

ジョボボボ

狐娘「ではなんじゃ」

男「うどんだ」

狐娘「ほお饂飩か」

男「ただのうどんじゃないぞ」

狐娘「？」

男「まあ数分待て」

13 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 19:49:07.51 ID:rJH4JI2W0

男「開けていいぞ」

ピラ

狐娘「おおおっ！！！こ、これは！あ、あ、油揚げではないか！！」

男(想像より喜んでるな)

ピョンピョン

男(反応が始めてラーメン見たポニョだ……)

狐娘「何年ぶりかのう……嬉しいのう……」

男「熱いから」

狐娘「熱っ熱っ、はふはふ」

男「云ったのに」

14 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 19:50:49.47 ID:rJH4JI2W0

男「ご馳走様でした。ん？お粗末さまだっけ」

狐娘「同じくじゃ」

男「さて、そろそろ夕刻ですが」

狐娘「なんじゃ」

男「冷蔵庫に何もないからちょっと買い出しに行ってくるね」

狐娘「わしもいく」

男「は」

狐娘「さっき云ったじゃろう。耳と尾は隠せるから安心せい」

男「いや、そういう問題では」

狐娘「つべこべ云わずに行かせるのじゃ」

男「その巫女服g」

狐娘「黙れ」

15 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 19:53:09.82 ID:rJH4JI2W0

他人(ヒソヒソ・・・まあなんて格好・・・コスプレかしら・・)

男(はい、やっぱりこうなったー☆)

狐娘「ちょっと彼奴ら黙らs」

男「とっとと行くぞ！」

ウィーン

店員男「ウィルスミスー」

店員女「いらっしゃいませー」

男「えーと、南関揚げと、きんぴらと、冷凍コーナーは……」

狐娘「お主、これ買ってくれぬか」

男「ん？」

ゴディバアイス:480円

男「………お前知ってて言ってるだろ」

狐娘「？上品な香りがしたのでな」

男「密閉されてるのに匂いがするわけねーだろ」

狐娘「嗅覚が違うのじゃ」

男「ああ、そういえば狐だったな」

狐娘「そういえばじゃと？」

16 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 19:55:46.82 ID:rJH4JI2W0

店員女「合計4439円になります」

男「はい」

店員女「5000円からのお預かりですので、お釣り561円です」

男「あざっす」

狐娘「いっぱい買ったの」

男「ん、ああ」

店員女「可愛い娘さんですね」

男「はは…親戚の子なんですよ」

店員女「あ……し、失礼致しました」

ウィーン

男「やれやれ」

狐娘「娘など……無礼極まるの」

男「さ、帰るぞ」

狐娘「そうじゃの」

男(疲れるわあ……)

17 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 19:58:14.27 ID:rJH4JI2W0

PM7時

男「さて、飯ですが」

狐娘「先のモノはないのか？ないのか？」

男「先のものとは」

狐娘「きつねうどんとかいうものじゃ」

男「ないね。さっきので切れた」

狐娘「そうか……」ｼｮﾎﾞｰﾝ

男(耳垂れた……かわいいなおい！)

男「と云ったが、狐娘は油揚げが欲しいんだろ」

狐娘「そうじゃ」

男「さっきコンビニで買っといたぞ。南関あげと稲荷寿司」

狐娘「有難うのお主！」ガシッ

男「うおっ、おいおい//」

狐娘「では、早速いただくとするかの」

男「馬鹿、明日の分だ」

狐娘「むう」

男「晩飯はこのシャケ弁当で勘弁してくれ」

狐娘「まあシャケならいいわい」

男「なんでこいつがこんなに偉そうなんだよ…」

18 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 20:00:33.00 ID:rJH4JI2W0

男「おーい狐娘、風呂沸いたぞ」

狐娘「では早速」ヌギヌギ

男(こいつは羞恥というものを知らないのか///)

狐娘「お主は入らんのか？」

男(うんまあ普通に展開きたねこれ)

狐娘「早う脱げ」

男「だが断る」

狐娘「なぜじゃ」

男「俺は結婚した女の子としか風呂は入らんと決めている」

狐娘「硬派じゃの」

男「それが信条だからな」

狐娘「まあよい。湯気と音声で楽しむのも一興じゃ」

男「お前、本当に羞恥という言葉を覚えた方がいいよ」

19 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 20:01:58.94 ID:rJH4JI2W0

狐娘『フンフンフーン』

ザバアアア

男「あいつ……ワザと云ってるな」

狐娘『さーて、身じゃな』

男「くそっ、負けてたまるか」

20 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 20:05:13.58 ID:rJH4JI2W0

狐娘「あがったぞ」

男「……おい、服はどこだ」

狐娘「ん？洗っておるが？」

男「いやね、君、童貞男子の前で全裸はちょっとダメなんじゃないかなー」

狐娘「……お」

男「お？」

狐娘「したいのか？」

男「馬鹿野郎。そんなことは好きな相手とだろ」

狐娘「………わしが好きでは無いのか？」ウルウル

男「そうは云ってない(クソ可愛いぞおい！)」

狐娘「………」

男「さっきのアイス食べるか？」

狐娘「そうじじゃった。食べるのじゃ食べるのじゃ」ドタドタ

男(単純！)

21 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 20:06:13.93 ID:rJH4JI2W0

男「寝るか」

狐娘「もう亥の刻ではないか」

男「で……一つ問題が」

狐娘「何じゃ」

男「うちに寝具は一つしかありませんが」

狐娘「なーに、簡単な事じゃ」

22 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 20:08:07.23 ID:rJH4JI2W0

男(で)

狐娘「ムニャムニャ」

男(やっぱりこうなるんだな)

狐娘「スースー」フリフリ

男(ああ尻尾！モフモフしてて気持ちええわ！)

狐娘「ンム………」バシッ

男(尻尾と手の両方に叩かれた……)

狐娘(ムフ……くすぐったいのじゃ母上……)

男(こいつ、母親いるのか……)

男(しかし、この異形の生物になんで俺は驚かないんだ)

男(まだ一日も経ってないのに、まるで当然のようになってるし)

男(まあ、気にしてたって始まらないか。とりあえず明日は……zz)

23 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 20:10:07.43 ID:rJH4JI2W0

ここから男の友達が大量に出てくるので、名前をつけたいと思うがいいか？
勿論男にも名前(苗字)をつけるぞ。

24 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/09/19(水) 20:24:52.07 ID:D+QxqJCM0

友1とかで良くね？

25 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 20:27:36.07 ID:rJH4JI2W0

>>24
友6まででてくると流石にこんがらがるだろうと思ったが

26 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/19(水) 20:33:03.83 ID:rguU4axfo

A,B,C,1,2,3

27 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/09/19(水) 20:38:58.75 ID:D+QxqJCM0

αβγ以下略

28 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 20:45:42.89 ID:rJH4JI2W0

狐娘「起きろ！」

男「うおっ」

ガバッ

男「……やっぱり上に乗るのな」

狐娘「お主はこれがよく起きるのじゃ」

男「なぜ？」

狐娘「知らん！とにかく飯じゃ！」

男(昨日より元気いいな……)

29 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 20:47:06.36 ID:rJH4JI2W0

狐娘「おお……稲荷寿司じゃ稲荷寿司じゃ！」

男「朝っぱらから叫ばんでくれ。お隣さんはまだ寝てるんだから」

狐娘「すまぬ……しかし、稲荷なぞ何年ぶりかのう…」

男「そんな食べたかったのか」

狐娘「有難く頂くぞ」

男「これからは好きな時に食べさせてやるよ」

狐娘「有難うの……」

男「どうした。突然しおらしく」

狐娘「突然上がり込んで無礼極まるわしに、このような………」ポロポロボロボロ

男「おいおい、飯と涙一緒に落とすなよ」

狐娘「す、すまぬ……はぐっ」

男(純情だったんだなこいつ)

狐娘「ぐぐ……ぐ……」ポロポロ

男「大丈夫だ」

狐娘「え？」

男「こっちも……1人暮らしに寂しさを感じはじめてたところだったんだよ」

狐娘「お主…」

男「だから……居ていいぞ」

男「そもそも、泣いてる女を見捨てる程俺は腐っちゃいない。飯代も、女1人増えたところでそんなに苦しくなるわけじゃない」

狐娘「……」

男「どうした？」

狐娘「有難うの……有難うの……」ダキッ

男「抱きつくな//」

狐娘「うっ…うっ…」

男(胸ねえ！)

30 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 20:52:03.03 ID:rJH4JI2W0

男「飯食ったし、顔洗え」

狐娘「家にいるのじゃから、泣き腫らしでも良いではないか」

男「人と会う約束をしてるんだよ」

狐娘「ほう誰じゃ」

男「友達だ」

狐娘「じゃあわしは留守番しておくので、お主行って来い」

男「お前も来るんだよ」

狐娘「は？」

31 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2012/09/19(水) 21:05:00.05 ID:qt1L3LPIO

何故かオリジナルで名前付けたら叩かれる風潮

32 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 21:05:19.95 ID:rJH4JI2W0

ジ○イフル

男「待たせたな」

友A「おう来た来た」

友C「3年ぶりの再開でスネークの真似かよお前www」

友B「変わらないな」

友D「今日はどうしたんだ男君？」

友E「『高校時代の友達と再開なう』と……」

女友「なにその子ー！可愛いー！こっちおいでー！」

狐娘「い、行っていいのじゃろうか……」

男「この中であいつは一番無害で一番馬鹿だから心配するな」

狐娘「そ、そうか」

おそるおそる

女友「可愛いねぇ！男の姪か何か？」

男「まあそんなとこだ」

男(いいか？さっき教えたような口調で話せよ)

狐娘(わ、分かっておる……)

友A「いいな、そんな可愛い姪なんていて」

男「Aは一人っ子だったな」

友A「ま、俺の近くにあんな子いたら色々危ないかww」

男「そうだなwwww」

33 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 21:29:00.83 ID:rJH4JI2W0

男「……んでさあ、大学で彼奴と会うとは思わなかったな」

友C「彼奴がいたんだ！」

友A「………」

男「で、彼奴俺見るなりキョトンとしてさ、数秒後に俺だとわかったんだろうな。慌てて目を逸らして急ぎ足に戻っていきやがった」

友E「ウケるww」

友A「おい」

男「なんだ」

友A「そろそろ本題に入ろうぜ。まさかそんな昔話をするために俺らの時間を裂いたわけじゃないだろ？」

男「相変わらず鋭いっすな。じゃあ本題に入るぞ」

友E「どうぞ」

34 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 21:30:38.74 ID:rJH4JI2W0

男「しばらく一緒にいてくれないか？」

友A「は？」

男「この姪……名前は狐娘ってんだが、親が交通事故で死んじまってな、肉親が俺と俺の弟だけになっちまったんだ(まあ全部嘘だが)」

友C「それで、暇人の男君が」

男「そゆこと」

狐娘「ぶっ」

友A「そんなことで俺らを呼んだのかwwwww」

友D「マジですかww」

男「マジだ」

女友「ええー、私はいいよー。可愛いからね」

男「特に女友にはいて欲しい。女だからな」

友D「俺らも元々忙しくはないからね。住む場所はあるのかい？」

男「俺は今、西原村の死んだ祖父の家に住んでるから、そこならこの人数収容できるぞ」

友B「僕らはいいが、女友と一つ屋根の下は危ないんじゃないか？」

男「マスターの厄介になるから安心しろ」

35 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 21:39:46.50 ID:rJH4JI2W0

友D「マスター……」

友B「懐かしいな」

女友「今だからいうけど、私の初恋はあの人だったのよ」

友C「マジか！」

友E「ほぅおwww」

友A「で、誰か男の頼みを断る事情があるやついるか？」

全友『いません』

友A「決定だ。今から荷物持っていくよ」

友C「久々の帰郷だね」

友B「懐かしい」

男「ありがとうお前ら」

36 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 22:02:43.08 ID:rJH4JI2W0

男車内

男「正直、お前らがマスターを覚えてたのは驚きだよ」

友A「忘れるわけないじゃないか」

友C「僕達の兄貴分みたいなもんだったしなあ……」


マスターは、元々永らく貴族だった男の一族に、仕えていた一家の末裔だった。なので男とは幼い頃から知り合いであり、何方も完全に心を許せる仲だった。

彼は、男と友達の数少ない大人の遊び相手だった。男達の故郷で細々とバーをやっていたマスターは、色んな事を知っていた。毒草、薬草、自然薯掘り、山の危険箇所から村人の好みの飲み物まで全て把握していた。サバイバル知識も持っていて、マスターの入れ知恵は男達を助けた事もある。

紳士なその態度は、村人からも好かれていた。行くとこ行くとこで声をかけられて、村一番の紳士だったと男は記憶している。

運動も村一番、知識も村一番、なのに少しも威張らない、謙虚なその態度と物腰は、村の人達から崇拝され、子供も彼を尊敬していた。

男「マスター、やっぱり老けたぞ」

友A「本当か」

男「ああ。髭が映えて益々ダンディになってる」

友D「ちょっと寄ってみようよ」

友C「いいね」

男「じゃあ寄り道するぞ」

37 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 22:27:59.39 ID:rJH4JI2W0

ガチャ チリンチリン

男「マスター……て、あれ」

女友「いないの？」

男「いつもいる筈なんだが……」

狐娘「おい」

男「お」

狐娘「さっきから会話に入れなかったが……マスターとはどの様な者じゃ」

男「ああ、お前は知らないだろうな。昔からの俺たちの知り合いだよ」

狐娘「ほう。昔からのか」

男「知識豊富で運動能力抜群。それなのに全然威張らないで謙遜ばかりする。そしてとても気さくでいい人だ」

狐娘「会うてみたいよの」

男「そろそろ来るんじゃないか？……お、足音が」

ガチャ

マスター「や、や、これは坊ちゃんでしたか。それにお久しぶりですね、皆さん」

友A「所用でねマスター。暫く滞在するよ」

友E「てかなんで泥だらけ？」

マスター「いやいや、山に山菜採りに行ってたんですよ。見てくださいほら、シイノミ、サルナシ、アケビ、ヤマブドウ。クルミ、アキグミと大漁ですよ。オマケに自然薯」

友C「老化を知らないマスターwww」

友A「俺らのマスター、今なお健在か」

マスター「もうすぐ夕方ですね………"いつもの"しときますから、また夜に来てくださいな」

友B「やった。マスターの"いつもの"が出るぞ」

友D「マスターの日替わりケーキがまた食えるのかぁ」

男「じゃあお前ら、出直すか」

友E「そうしよ」

男「じゃあマスターまたね」

マスター「お待ちしておりますよ………おや、その子は？」

男「ああ……ちょっとした理由で預かってるんだ……マスター？」

マスター「…………ん、ああ！坊ちゃん、では夜に」

男「じゃあね」

バタン

マスター「………………」

マスター(あの娘………どこかで……？…いや、私の気にし過ぎでしょうか？)

マスター「おっと、変な考えが有っては美味しいケーキを作れませんね。さて、集中しますか」

38 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 22:46:35.02 ID:rJH4JI2W0

男「ほい、着いたぞー」

「ほお」「懐かしい」「変わらないな」

男「お前らの悪戯の跡もしっかり残ってるよ」

友B「俺が付けた床柱の傷とか？」

男「ああ」

友A「本当に懐かしいな。じゃあ、お邪魔するとしよう」


友C「おっ、テレビちゃんとある」

友D「WI-FIきてるぞ」

男「田舎でも便利な世の中になったんだぞ」

友E「『故郷に帰省』と……」

狐娘「帰ってきたのじゃ！」

友A「じゃ？」

狐娘「じゃ、じゃがりこある？」

男「お、おう。あるぞ」(あぶね)

女友「じゃあ、狐娘ちゃんお風呂入ろうかぁ！」

男「え」

女友「沸いてるんでしょ？」

男「こいつ着替えg」

女友「大丈夫！私が小学生の時の持ってきたから！ふふっ」

男「………」

狐娘「どうするのじゃ」

男「どうするって……」

狐娘「もう話していいのではないか？」

男「そうか？」

女友「どうしたの？」

男「ちょっとこっち来い」

39 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/19(水) 23:01:11.46 ID:rJH4JI2W0

説明中

女友「そんなの信じられないよ」

男「じゃあ見てみろ。おい狐娘、出してみろ」

狐娘「よいかお主、驚くでないぞ？」

ピョン

女友「きゃあ！」

男「恐れていた反応が」

女友「カワイー！なによこのモフモフ！反則じゃないの！」

狐娘「え？ああ、まあ」

女友「妖怪？妖怪？」

狐娘「妖狐じゃ」

女友「お爺ちゃんの噂だけで、まさかいるなんてねー！昔の人が騙されるわけよ！これだけ可愛いかったらねえ！喋り方も愛くるしいし！」

狐娘「そ、そうか。まあお主が驚いて変な行動をせぬか心配しておったが、その必要はなさそうじゃの」

女友「モフモフモフモフ」

狐娘「き、聞いておらん…」

女友「なんて手触りなの！ちょっと男！なんで真っ先に私に言わないのよ！」

男「お、おう悪い悪い……」

女友「じゃあ、一緒にお風呂入ろうか」モフモフ

狐娘「触るのはいいが……加減を考えてはくれまいか？」

女友「モフモフ」

狐娘「………」

40 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/19(水) 23:49:03.42 ID:+Lmir+8DO

登場人物増やしすぎて微妙になった

41 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2012/09/19(水) 23:51:21.48 ID:eRU5EHcg0

なんか元貴族とかすごい設定でてきたな

それにこれからのことは分からんがこんなに登場人物必要なのか

42 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/20(木) 01:02:20.98 ID:YK9UdnoOo

ギャグだなこりゃ

43 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/09/20(木) 06:29:14.61 ID:pc0wY+b50

登場人物　男　女　狐娘でよくね？

44 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]：2012/09/21(金) 20:26:46.75 ID:le+TWTZ+o

まあ終わらせてくれれば文句はない

45 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/30(日) 12:34:22.82 ID:Z9kF4U9to

しばらく様子を見ようじゃないか

46 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/10/05(金) 21:00:33.54 ID:j5jfj+Noo

まだか……