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春香「夏奈ああああああ!!!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/21(金) 20:29:52.26 ID:EXtcJ8630
トラック内

藤岡「今日はやけに天気がわるいな」

千秋「そうですね。予報ではここまでヒドいとは言われてませんでしたから…」

藤岡「偉く視界がわるいな、気をつけないと。」

千秋「疲れたなら運転かわります。かれこれずっと連続運転でしたし…」

藤岡「ありがとう、千秋ちゃん。」

千秋「いいえ、どういたしまして。」

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テンリュデネ・ゾー @ 2024/05/14(火) 20:47:34.15 ID:aewHWgbao
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715687253/

薬師とか錬金術とか、田舎とか @ 2024/05/13(月) 23:03:05.43 ID:nAT+1SmNo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715608984/

【安価】刃牙の世界で美少女が活躍するようです @ 2024/05/12(日) 21:23:05.29 ID:vRdDvVa7o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1715516584/

I'll never be complete without you. @ 2024/05/11(土) 21:32:24.15 ID:u/oaqw4e0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1715430743/

テオノーマルさんの集い @ 2024/05/11(土) 17:52:36.77 ID:EjZidX+r0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715417556/

(安価&コンマ)苗木「仮面ライダー龍騎?」山田「TVSPですぞ!」(ダンガンロンパ) @ 2024/05/11(土) 16:21:44.19 ID:20Z4yGJVO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1715412104/

寝こさん若返る @ 2024/05/11(土) 00:00:20.70 ID:FqiNtMfxo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715353220/

第五十九回.知ったことのない回26日17時 @ 2024/05/10(金) 09:18:01.97 ID:r6QKpuBn0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715300281/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/09/21(金) 20:43:17.71 ID:pIwqYzbb0
期待&支援
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/21(金) 21:00:52.69 ID:EXtcJ8630
藤岡「だけど、もうすぐ無事辿り着くだろう。」

千秋「そうですね…」

藤岡「…」

千秋「…」

藤岡「千秋ちゃ―」

千秋「あの時も、こんな天気だったな…、雷が強くて強い雨。」

藤岡「千秋ちゃん…」

千秋「あの事件が起きたんだよね、そして私たち家族はバラバラに…」

藤岡「千秋ちゃん!!やめてよ、そんな…」

千秋「だけど、認めなきゃいけない。あれからもう3年もたってるんだから…。私が尊敬していた『姉様』もまさかあんな…」

藤岡「軽蔑…してる?」

千秋「いや。逆にまだ心の中にアイツがいるんだ。だがもう現実はちがう、ヤツは人として最低な行為をした!!」

藤岡「やめなよ!俺だって、まだ信じられない!いや、まだ信じちゃいないんだ。絶対に何かあるはずだよ。」

千秋「先輩と初めて会った時は5年生のころだっけか。ずいぶんとお世話になったものだ。そのころは藤岡って呼び捨てによんでいたな…そして、この集合写真…過去に依存する気はないが…でも…日常が一変したなっ、先輩…私だって信じたくないよこんな現実、こんな、こんな…!」

藤岡「そ、そんなもの!!」

千秋「あ、何するんです。」

藤岡「今の千秋ちゃんは強い。あの事件が起きた時、千秋ちゃんは初めて心から裏切られてた。だけどこうやって立ち直ってるじゃないかっ!今を生きようよ、絶対あの事件には真相があるはずだよ。まだあきらめちゃいけない!千秋ちゃんならなおさら!!」

千秋「分かってます!!だけど…先輩だって、夏奈のこと…」

藤岡「当たり前だよ。夏奈ちゃんの行方は分からない。だけどどこかで絶対!」

千秋「結婚…するはずだったのに。。夏奈のやつ…婚約者を置いてどこかに行ったんだよ…!」

藤岡「婚約か…もう3年もたつのに。夏奈ちゃん、忘れてないよな…」

千秋「そんなわけないじゃないですか!本来なら、新婚生活でいまごろ幸せな家庭を築いているのに!!なんでこんな…藤岡は関係ないのに不幸にさせて…!」

藤岡「千秋ちゃん!!」

千秋「…ごめんなさい、つい癇癪を…」

藤岡「信じよう、今はみんなを。きっと幸せになる日が来るだろう…」




研究所


??「時は来た…か」

ケイコ「人は進化をつづけていた。ゲッター線によって…」

ケイコ「太古に宇宙から降り注ぐ未知なるエネルギーによって…」



デデデーンデデデーン

真(チェンジ)みなみけ 〜南家最後の日〜
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/21(金) 21:22:38.68 ID:EXtcJ8630
ケイコ「どうやら来たようね」

藤岡「ついたぞ。」

千秋「やけに不気味な家だな。」

ケイコ「ようこそ、我が研究所に」

藤岡「ケイコ、久しぶり。今日、依頼があってきたんだけど…」

ケイコ「ありがとう。じゃあ、奥に来て」

千秋「貴方は…」

藤岡「ケイコちゃん。中学の同級生だよ。」

千秋「うん、しってるけど、まさかこんな研究所に…」

ケイコ「話は奥でお願い。ここだと少々危険よ。」

藤岡「じゃあ、行こうか千秋ちゃん」

千秋「はい」




藤岡「今日はどうして?」

ケイコ「今日はあるものを輸送してほしいの」

藤岡「あるもの?」

ケイコ「内容は極秘よ。だけど、これは人類の存命に関わるもの…」

藤岡「そこまで…、とりあえず了解した。しかし、ずいぶんと危険な物を…」

ケイコ「だから折り入って貴方達にたのんだじゃない。じゃあ、外で待っていて。もしかしたら敵が来るかもしれない。」

藤岡「敵?警備ってことだね。了解した。」

千秋「了解しました」



5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/21(金) 21:27:32.50 ID:OCKvBQ5DO
俺の嫁、マキちゃんは出ますか?
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/21(金) 21:35:31.66 ID:EXtcJ8630


千秋「一体なんなんでしょうね。あの積み荷は…」

藤岡「さあ、俺にもさっぱりわからない。軍に所属してる俺達にまで内緒だなんて…」

千秋「日本軍も今や混乱状態だからあまり信用されてない…とか」

藤岡「まさか、それに敵って…とりあえず武器は所持してるが…」バズーカ

千秋「本当に、人っ子一人いそうもないところなのに…」マシンガン

藤岡「ケイコちゃん…いったい何を考えてるのやら…」

千秋「トラック…ずいぶんと時間かかりますね…」

藤岡「よほど大事なものなんだろう」


『キャー!』
『うわああああ!!』

千秋「??悲鳴声??」

藤岡「まさか!!ち、千秋ちゃん、戦闘準備して!」

千秋「はいっ!いったい、これは…」ガチャリ

カサカサカサ…

藤岡「くる…!!」

千秋「な、なんなんだ。すさまじいスピードで!!」

アナウンス『トラックの準備完了しました!』

藤岡「くっ!今それどころじゃないのに!!」

ギャオオオオオ!!

千秋「!!!」

藤岡「くっ!コイツ!!」ズパーン!!

インベーダー「」

千秋「イ、インベーダ!だけど、月面戦争で全滅したはずじゃ??」

藤岡「俺にも分からない!だけど、攻撃しなきゃやられるよ!!」ズパーン!

千秋「こ、このおお!!」ズパパパパパパパパッ!!!

インペーダー「ギャオオオー!!」

藤岡「くそ、なんてヤツだ!動きがはやすぎる!!」

千秋「先輩!!このままじゃ。ああ!ケイコの研究所が!!」

藤岡「ケイコ!!大丈夫か!!」


7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/21(金) 21:58:41.25 ID:EXtcJ8630
ケイコ「私はなんとか!!だけど!!私よりそのトラックを!!」

千秋「だめです!こんなに囲まれては!!」ズバババババババッ!!

藤岡「こ、ここでおしまいなのか!!くっそおお!夏奈に会えずに終わるのか!!」

千秋「こ、こんなところで!!」

インベーダー「ギャオオオ!!」

ズガアアアアアアアアア!!

インペーダー「????」

千秋「な、何だ??」

藤岡「ま、まさかこの音は??」

ゲッター2「」ドリドリドリッ!!

千秋「ゲ、ゲッター2??」

藤岡「い、今だ!!千秋ちゃん、トラックに乗って!!」

千秋「は、はい」ガチャ!

ケイコ「いいわね?絶対こいつらに渡さないで!!」

藤岡「ケイコちゃん!!」

ケイコ「私は大丈夫!たのんだよ!!チアキちゃん、藤岡君!」

藤岡「行くぞ!千秋ちゃん、つかまって、飛ばすよ!」

千秋「ゲ、ゲッター2だなんて」







千秋「なぜ、ゲッターロボが?」

藤岡「いや、問題は誰が操縦してるかってことだよ。それにインベーダーまで復活して…」

千秋「あのとき、全滅しきってなかったか。人類の敵、インベーダー!!」

藤岡「兎に角、この荷物を!!なんとか」

千秋「先輩!!インベーダーが!!」

藤岡「くっ!渡すものか!!」

インベーダー「ギャアア」

千秋「この馬鹿野郎!」ロケットランチャー

8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/21(金) 22:09:36.05 ID:EXtcJ8630
千秋「食らえ!!」ズパーン

インベーダー「シャアアア!」カワス

千秋「もういっちょお!」ズパーン

インベーダー「ギャアアア」ボーン!!

千秋「よし」

藤岡「ナイス千秋ちゃん」

千秋「って、また来た!!」ガチャ!

ガン!!キュルルルルル

藤岡「く、ハンドルが!」

千秋「これでも食らえ!」ズパーン!

インベーダー「」カワス

千秋「な、何だと??」

藤岡「千秋ちゃん、ハンドル変わってくれ!ヤツに目にモノを見せてやる!!」ピピピピ

千秋「了解!」

キュルキュルキュル!!

インベーダー「ギャアアア」

千秋「あ、輸送品がインベーダーに!!」

ギュイーン!!

藤岡「そう、ゲッター3!!」ギュオーン

インベーダー「ギャアアアアア!!!」

藤岡「こいつは渡せないね、インベーダー!!」

千秋「くっ、車の制御が!!」

藤岡「さあ、返してもらうよ!!」パワーオン!

インベーダー「クキャアアアア!!」

藤岡「ん?輸送物質の中身が見える。ズームだ!!」ピコン

??「」

藤岡「ま、待って!!これってこれって??人??女性の上半身??」

千秋「どうしましたか、先輩!!はっ!な、なんだあの巨大なモノは!!」

藤岡「ち、千秋ちゃん!どうしたの!」

千秋「巨大な人型のモノが!これってゲッターロボ??」

藤岡「な、ちょっとまってよ…」

謎ゲッター「」グチャグチャ

千秋「な、あの巨大インベーダーをいとも簡単に」

藤岡「こ、こっちにくる!!千秋ちゃん!」

千秋「に、逃げ切れない!殴られる!!」

謎ゲッター「」パンチ!


ガキャン!!

藤岡&千秋「うわあああ!!」



9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/21(金) 22:12:04.44 ID:EXtcJ8630
千秋「が、崖から落っこちる!!」

藤岡「お、俺の知らない、ゲッターだとお!」」


ガッシャーン!!

藤岡「うううぅぅ、ああ、輸送品が…」

謎ゲッター「」モライ

??「ふふふ、これは預かっておく…」

シャン!

藤岡「き、消えた?」ガク
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/21(金) 22:27:10.03 ID:EXtcJ8630
都市

アナウンス『緊急事態発生、緊急事態発生、ただちに住民は避難せよ、繰り返す…』

??「」


病院

内田「藤岡くんと千秋ちゃんは大丈夫ですか?」

医者「ああ、命に別条はないし、2人とも意識を戻してる。」

内田「よかったぁ〜」

医者「後は時間がたてば…」

内田「あ、あのう。南さんと面会してもよろしいですか?」

医者「ああ、問題ないよ」



内田「チアキちゃん!」

ユウキ「し、静かに。今寝てるから」

内田「ユウキちゃん、来ていたの?」

ユウキ「ええ、」

内田「交通事故だって…本当?」

ユウキ「分からないけど、でも本人は謎のゲッターロボにやられたって言っていたわ」

内田「そうなんだ。あれ?この子は?」

マコト「…」

ユウキ「南マコト、チアキちゃんじゃなく、あの南タケル博士の息子さん。今までは藤岡大佐が預かっていたけど、どうしても南さんが会いたいというから…」

内田「この子も災難だよね、本当にかわいそう。お父さんが殺されちゃうなんて…」

ユウキ「それに、なにより殺した犯人よ。おかげですっかり心を閉ざしてしまったわ。藤岡大佐の言うにはずいぶんと落ちついた方だと言っていたけどね。」

内田「そうなんだ…」


都市 基地 ヘリコプター

リョータ「なんだって?それは本当かよ!まさか、あの男が??本人なのか?しっかり確認しろ!」

無線『ですが、あれは本物です!ああ、あれはゲッター…ガガガガガガ…』

リョータ「ちい、無線が途絶えた。ヤツが生き返っただと?ふざけるな。」

兵士「報告します!只今入った情報によりますと、新・南研究所より大量の敵出現、機種はゲッターG!」

リョータ「な、何だと!!!」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/21(金) 22:39:51.11 ID:EXtcJ8630
新・南研究所

ゲッタードラゴン「」

ゲッタードラゴン「」


兵士2「な、なんて数だ!!」

兵士3「このお、くらえ!!」ズバーン

ゲッタードラゴン「」ゲッタービーム


ドガーン!!

タケル「ふふふ、くるならこい、この愛しのトウマには指一本触れされはしないぞ、ハハハハハ!」



再びヘリ

リョータ「しかし、本当かよ。いくらなんでもこれにA級囚人を仮釈放するだなんて。日本政府の命令なのか??」

??「」

リョータ「しかしだな、よく考えてみろ、ヤツは3年前に殺されたはずだ、コイツの手によって!!」






基地

コウジ「いくらこれがポンコツだからって、今の状態はわずかな戦力をも必要としているのに!!」

メグミ「なぜ私たちを降ろす!!」

長官「しかし、これは軍部の命令となってますので…」


コウジ「ま、まさかもう一度アイツをゲッターに乗せるのですか??」

長官「ちょうど、ヤツを乗せたヘリがきました…」




内田「はい、わかりました。では気をつけて」

ユウキ「今の状況のこと聞けた?一体どうなってるのよ。」

内田「どうにもこうにもないわ、あの人が現れるのよ」

マコト「…」

ユウキ「まさか、ゲッターに乗せるの?もう一度…」

内田「そう、ここからよく見えるわ、マコト君窓の外をみて。」

ユウキ「」ゴクリ


ウイイイイン


マコト「!!!」

内田「あれが南タケルを殺した張本人。南春香よ…」




マコト「!!!」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/21(金) 22:53:10.65 ID:EXtcJ8630

旧ゲッター1「」ガシャン!

春香「ゲッターバトルウイング!!」バサッ!!

ビューン!!



千秋「な、何だと!春香をゲッターに乗せた???」

内田「起きた。そうだよ、これは政府からの命令だって…」

ユウキ「貴方のお姉さんだっけ??」

千秋「も、もう違う!しかし、ゲッターになんかのせたら!!あっ」

マコト「…」

千秋「ま、マコト、ごめんなさい、貴方を巻き込む気は…本当にごめんなさい…」

内田「…」

13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/09/21(金) 23:02:36.76 ID:AQHaPeAAO
なにこれ
期待
保坂ァァァアア!!
出てこーーーーーい!!!!
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/21(金) 23:42:10.83 ID:EXtcJ8630
ユウキ「皮肉なものね。いくら仮釈放とはいえ、一度殺した相手をもう一度[ピーーー]チャンスを与えるとはね…」

千秋「い、いやな予感しかしない…」


新・南研究所


タケル「ふはははは、そうだ、この日を俺はいつから待っていたのであろうか!」

タケル「ゲッター線に関わった己が愚かさを、お前たちは気づきはしなかった!そう、そしてその報いは受けなければいけない。そのゲッター線の本質が一体何であるかを…!!」


国連

会長「ぐ、あれがゲッター線の最高権威、南タケル…!」

会員「しかし、ヤツは3年前に殺されたはずでは??」

保坂「ふふふ、確かに、ゲッター線は進化を促すいわば生命体のようなエネルギー」

速水「そして私たち人類もそれに導かれし者、そうだよね、保坂」

保坂「だな、速水」

会員「どうすれば、これはいったい??」

保坂「まだあわてるでない。」

速水「そうだ、まだ早いのだから…」


南妍

タケル「ゲッター線に関わったものの報いは受けねばならぬ。その本質を知らず、無限のエネルギーをと、ゲッター線をもてあそぼうとした愚かな者どもよ、さあ、世界最後の夜明けに懺悔せよ!!ハハハハハ」

??「うるさい!!」

タケル「おん??」

春香「それは貴方のやることよ!」

タケル「春香っ!!」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/22(土) 00:01:38.61 ID:mHLQ4Hbq0
ビューン!ガシャン!!

春香「久しぶりね、タケルおじさん。そして今度こそ引導を渡してやるわ!」マシンガン

タケル「お、お前!」

春香「食らえー!」ババババババババババババババッ!!

ゲッタG「」ドカーン!!

タケル「な、俺のゲッタードラゴンを!!」

16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/09/22(土) 00:21:58.68 ID:8inYCW3AO
ネタバレ

黒幕はフユキ
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/22(土) 00:41:22.17 ID:mHLQ4Hbq0
タケル「や、やめないか!」

春香「!」

タケル「それ以上はお前のためにならんぞ!だがな、ここは良く来たと褒めてやろう、この裏切り者めが!!」

春香「う、うるさいわ!貴方がゲッター線で何をたくらんでいるか、私は忘れてないわ!だけどね、貴方はどの道死なないとならないの。ならば、今度こそ私の手で!」

タケル「ナツキの時もそういったのか?」

春香「!! だ、黙りなさい!!!」ゲッタートマホーク

春香「でああ!!」スパーン

ゲッタードラゴン「」ダブルトマホーク

春香「こうなったら、空中から!ゲッタービーム!!」ドーン!

タケル「俺のゲッター軍団をよくも!」

春香「もう、なんて数のゲッターロボなのよ!!ゲッタートマホーク!!」スパーン!!

ガシャンガシャンガシャン!!

タケル「さすが元南家の一員、伊達じゃない」ライガースイッチポチッ

グオオオオオオオ!!

春香「!」

ゲッタライガー「」チチュウヨリ

春香「ゲッターライガー!きゃあ!こんなところで!!」

タケル「さあ、とどめだ!!」

ゲッタードラゴン「」ダブルトマホークブーメラン!!

春香「この!オープンゲット!!」ドガーン!!

タケル「やったか??」

ギュイーン!

ジャガー号春香「まだよ!」

春香「チェンジゲッター1!!」

タケル「なに!」

春香「もらった!」

タケル「春香アアアアアア!!」

ギャシャン!!

タケル「ぐっ、うううう!」バリアー展開

春香「ど、どいて、タケルおじさん!!」



18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/22(土) 00:48:43.08 ID:mHLQ4Hbq0
タケル「はははははっ、何も分からない愚か者が!いいか?よく聞け。これこそが俺らゲッター線に関わってきたものがついに夢にまで見たもの、背負わねばならぬ宿命そのもの。そしてもし、もし俺がここをどいてみろっ!その時こそ世界は最後を迎えるんだぞ!」

春香「う、うるさい!いい?世界やその変なクローンがどうなろうと、もう知ったことじゃないの。ただ、貴方の勝手で私たちの仲間をバラバラにした貴方とあと一人、夏奈を…夏奈を!!」

??「いけないよ、これはやっちゃいけないっ」

タケル「!!」

春香「か、カプセルが、中に人がいるの??」

??「やっちゃいけない、なぜならば…」ピカーン!!

19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/22(土) 01:09:08.70 ID:mHLQ4Hbq0
春香「ひ、光が!!」

タケル「い、いかん!!」

ゲッタードラゴン「」オープンゲット

ゲッターライガー「」オープンゲット

ゲッターポセイドン「」オープンゲット

春香「な、なんですって!!ゲッターG軍団が一斉にオープンゲットして、ゲットマシンが!!ゲットマシンが!!」

春香「タ、タケルおじさん。これはどういうこと??…って?いない…」

春香「と、とりあえずここを離れないと!!」ビューン!


離れ所

春香「ぐ、なんとか着地出来たみたい!!」



新・南研究所内

タケル「まだ、まだ早いというのに…トウマよ。だがそれまでしっかりと守ってやるぞ!」

離れ

春香「い、いったいなんなの?あんな量のゲットマシンが合体しだすなんて…あり得ないよ…」

春香「私がつかまってA級囚人になってから、3年間、一体何があったのかしら?だけど、あのクローンはいったい??」

春香「!! それより、あの巨大ゲッターを破壊しないと!今ならゲッターの最大の弱点、合体の最中を狙える!!」トトトトト

春香「ジャガー号ごめんね、このままゲッター炉を暴走させて自爆させればこの域は全部ふっとぶから…」ピピピピ

春香「しかし、あの大きなゲッターとあのクローンの関係は??……いや、そんなのは私の勘違いだわ。ならこのままこの域を!」

タケル「この域をどうするつもりだ??春香よ!!」

春香「!!」

タケル「ふふふふふ、相変わらず見た目に反し、過激なやつだ!だがそのかわり何をしでかすか、手に取るように分かるわ!!」

春香「ゲ、ゲッターロボG!!タケルおじさんが乗ってるの??」

タケル「ふふふふ…」ガチャガチャ

春香「ジャガー号!!ゲッター炉心が!!」

タケル「今しがた自爆させようとしたのに、一体なにが悲しいっていうんだい?ええ?春香よ」グチャ!

春香「…わ、私だって、貴方やゲッターにかかわりたくなかった!貴方が死んだあの日からね!!」

タケル「ふふふ、愚かな奴!!南ハルカァァ!!」

春香「ふ、踏みつぶされる!!」

20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/22(土) 01:34:49.35 ID:mHLQ4Hbq0
グオオオオ!

春香「な、何?この地鳴りは??まさか、この音は」

バアアアアアア!!

ゲッター2「グオオオ」ガシャン!

春香「ゲッター2!!」

タケル「うおおお!!このお!!愚かな奴が、俺の邪魔をするのか」

春香「だ、誰が乗っているんだ!!」

タケル「ぐうう、おのれゲッター2!!ゲッタートマホーク!!」

グルルルルルルル!!

ゲッター3「」

春香「ゲッター3まで!!」

タケル「おのれゲッター3、トドメを刺さなかったのが失敗だったかあ!!」

藤岡「もうやめましょう博士!このままじゃ、本当に、本当に取り返しのつかないことになりますよ!」



春香「ゲッター3に乗ってるのは藤岡君??ってことは、まさか…まさか…」

ゲッター2「」

春香「まさかゲッター2に乗ってるのは…」

春香「貴方ね!!夏奈あああああああああ!!!」

夏奈「…ひさしぶりだな、春香、藤岡」

藤岡「か、夏奈ちゃんかい?やっぱり」

夏奈「藤岡…元気でいたか…」

春香「か、夏奈!!!貴方は、貴方は私を!!自分のやったこと分かってるの??」

夏奈「すまない…すまないと思ってる。」

春香「すまないですって!!貴方、その程度で許されることだと思ってるの??私にタケルおじさんを殺させた罪をかぶせ、私はA級囚人で3年間!!すまないの4文字ですむ出来事じゃないわ!!」

夏奈「本当にすまないとおもっている。私が、あの1万円くれるおじさんの口車にのったせいで。」

春香「それだけじゃないわ、千秋や藤岡くんや、アツコちゃん、アキラくん、みんなに…」

藤岡「もう、話はそこまでにして!今はあの大きなゲッターロボを止めなきゃ!!」

春香「タケルおじさん!」

タケル「もう、もうおそい、完全な手おくれよ。なあ…トウマよ!!!」

トウマ「!!!」パリーン

トウマ「チェーーーーンジ!!!ゲッタアアアアア!!!真・ドラゴーーーーーーン!!!」

タケル「そう、あれがあれがゲッター線最後の希望!!真ドラゴンよ!!!!!」

春香「し、真」

藤岡「ドラゴン??」

夏奈「手遅れ??そうだ、確かに手遅れだな…」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/22(土) 01:45:22.18 ID:mHLQ4Hbq0

夏奈「だから…だから、私は私の手でケリをつけてやる!!ドリルアタック!!」

春香「夏奈ああああ!!!」

インベーダー「ギャアアア!!」グサッ

春香「い、インベーダーですって??そんな、月面戦争で全滅したはずじゃ!!」

タケル「そう、お前らはいつも詰めが甘い!!」ギュイーン

藤岡「は、博士!!」

タケル「お前らと付き合ってる暇なんぞないわ!!」

トウマ「!」

インベーダー「ギャアアア!!」ビュン

タケル「ぐおおお!!」

藤岡「な…」

夏奈「!!」

春香「!!」

冬馬「!!!」

インベーダー「ギャアアア」

ゲッター2「」ビビビビビッ

げったー3「」ビビビビビッ

春香「どうしたの、夏奈、藤岡くん!!」

冬馬「ううああああああああ!!!」

春香「ゲッターと咆哮してる???」

タケル「い、いかん!!まだ、目覚めるには早すぎる!!!」ガチャ・スパーン

夏奈「まさか、まさかアイツはあれを!!!」ビューン

春香「げ、ゲッター2!!どこへ行くの!!おいかけなきゃ!!藤岡くん!私と合体して!」

藤岡「お、おう!オープンゲット!!」

春香「よーし!行くわよ!!!ゲッター1よ!!」

藤岡「分かりました!!」

藤岡「チェーンジ!!!」

デーデーデーデーデ

ナノマシン変形

シュインシュインスパーン

春香「ゲッターーーーーーーー」

ガシャン!!ドワォ!!ドワォ!!ガキーン!!スドーン!!

春香「ゥワンッ!!!」

春香「いっけえ!!」ビューン

22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/22(土) 02:08:04.53 ID:mHLQ4Hbq0
研究所内

タケル「まだはやいぞ、トウマよ!!!だがしかし安心せい、残り二人も…」

タケル「このカプセル中に!!」

タケル「うん?コイツは…まさか…」

パリーン!!


春香「よし、着いたわ!!」

藤岡「ま、待ってください春香さん!!」

春香「大丈夫藤岡君、貴方の怪我じゃこれ以上は無理だわ。ここでこの機関銃をもってゲッターを見張っていて!!」

藤岡「待って!俺の話を聞…いてててて、傷が!」


春香「研究所ない。ものすごく変わってしまったわね…」

春香「だけど、私は夏奈のせいで、A級囚人としてひどい目に会った。夏奈は絶対に許さないわ!」

春香「…しかし、不気味なところ…ん?」

夏奈「あっ」

春香「夏奈!!」ガチャッ

夏奈「」ガチャ

春香「その銃でどうするつもり、夏奈。私を打つの??」

夏奈「春香こそ、トリガーを引く勇気が果たしてあるかな?」

春香「やってみる?」

夏奈「やってみるか」

バンバンバンッ!!

ふじおか「ギャアアア」

春香「な、何なの?このクマみたいな生き物は」

夏奈「こ、コイツは…まさか…バカな…」

春香「お、襲ってくるわよ!!」バンバンッ

夏奈「そんなチンケな武器じゃダメだ、そこのロケットランチャーを使え!!」

春香「こ、このお!」バゴーン!!

夏奈「ま、まだ生きて居やがる!!」

春香「も、もう一発だ!!」ドーン!!

ふじおか「ギュギャアアアアア!!」

夏奈「もう一匹来るぞ!!」

やまだ「ギョオオオオ!!」

夏奈「ちい!!」バンバンッ



23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/22(土) 02:25:49.42 ID:mHLQ4Hbq0
やまだ「ギャアアアア」

春香「な、何??体が!!動かない!!」

夏奈「超能力か!!奴らは金縛りが使えるんだ!!」

春香「くっ、なんてパワーなの!!」

夏奈「ぐ、ぐうう」

春香「だ、ダメ!!体が動かなきゃ」

ふじおか「ギュウウ」

やまだ「ガアア」

夏奈「これはちょっとヤバいかもな!!」

タケル「ふははは、助けてほしいか?夏奈よ、春香よ!!」

夏奈「い、生きていたのか、タケルのジジイ!」

タケル「お、おしえて、このバケモノが何者かを!!」

タケル「ふふふ、俺にもよくわからん。だがどうやらお前らがきにいらないようだな。」

春香「な、なんなのよ」

夏奈「このままじゃ、ジジイもろとも死ぬぞ!!」

タケル「はははは、素直に許しを請えばいいものの、なあ、トウマよ!!!」

トウマ「!!!」

??「」

トウマ「ゲッタァァァァァァビイィィッィィィィィィムッ!!」

ビュイーン!!


国連

会員「お、おお」

会長「これこそが私たちの行きつけなかったゲッター線」

会員「し、しかし、ゲッター線は進化を促すエネルギーじゃなかったのか?なぜ、ビームの軌跡上に植物が古代化し、恐竜が…!」

保坂「ゲッター線は未知のエネルギー」

速水「何が起きてもおかしくない。」

保坂「だが、安心しなさい。私たちがついているじゃないか…」

研究所

春香「た、たすかったけど、一体何が何だか。全部説明しなさい、夏奈!あの大きなゲッターについても」

夏奈「…」

タケル「もうすでに手おくれよ、すべて洗いざらい話してしまえ。我々の犯した過ちを!」

夏奈「ああ、まんまと博士の口車に乗った私が馬鹿だったんだよ。取り返しのつかないことになってしまった。」

春香「な、なんなのよ、私が分かるように説明して!!」

タケル「いいだろう、教えてやろう!!」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/22(土) 02:37:07.33 ID:mHLQ4Hbq0
タケル「これが、これが…」

トウマ「!」

タケル「最後のゲッターロボ!真・ゲッターロボよぉ!!」

春香「真ゲッターロボですって?」

タケル「あの真ドラゴンの護衛として、そして人類最後の希望として俺が作り上げた最強最後の究極のゲッターロボよ。ははははは」


国連

保坂「みろ速水、あれこそが俺たちのもとめていたもの」

速水「見えるわ保坂、あれこそが私たちの夢見たもの」

保坂「だが、連中はそれを亡きものにしようとする」

会長「な、だめなのか!」

保坂「チッチッチッチ・・」

速水「ふふふふ…」




研究所

夏奈「ああ、すべては博士の口車、いや、性格にはお前じゃないが…」

タケル「お前もかかわっているんだぞ。春香よ!」

春香「わ、私も?」

タケル「そうだ、ナツキのあの事故の時からだ!!」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/22(土) 19:58:28.83 ID:AkTzDpqf0
ww
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/22(土) 21:16:12.24 ID:AkTzDpqf0
春香「!」

タケル「あの、ナツキが死んだあの日、あの時!忘れはせんぞ、春香ァアアア!」

春香回想 数年前

旧・南研究所

春香「よし、ゲッタードラゴンの調子はいいわね。」」

夏奈「おっけおっけ、こっちも上々だよ。とっとと終わらせて温泉にでもつかろうぜ!」

ナツキ「ウスッ、こちらポセイドン号。春香先輩、夏奈さん、こちらもOKッス」

タケル「いいか、お前達。まだプロトタイプなんだから慎重にたのむぞ。万が一のことがあったら…」

夏奈「なに心配してるんだおじさん。まかせてよっ!」

夏奈「ようし、じゃあライガーにチェンジだっ!」

春香「オッケ!じゃあ、タイミングをよろしく」

ナツキ「ウスッ。了解ッス!」

ナツキ&春香&夏奈「チェーンジ!ゲッターライガー!!」

ナツキ「???」ビリビリ

春香「な、ナツキ君危ない!!」

夏奈「ぶ、ぶつかる!!ポセイドン号!どいてくれーー!!」

ナツキ「あ…ああ」

春香「ナ、ナツキ君よけて!!!」

夏奈「うわああああ!!」


ドーン!!

タケル「ああ…あああああああ!!!」



回想終了

タケル「あのとき、ゲッターGに不具合があったにも関わらず、お前たちは合体を強行した!!そして大切な我が息子、ナツキを…!」

春香「そ、そんな!!あれは、誰がどう見ても事故よ!あの時は、不具合なんてなかった!!偶然な事故よ!!」

タケル「お前はまだ、まだあの事を偶発的な事故だと言い切るのか!!ゆるさん、ゆるさんぞ春香!!」


都市
アナウンス『世界安全監視システム作動、只今、最高危険地レベル5に達しました。よって危険除去モードに移行します。くりかえします…』

保坂「ふふふ…どうして奴らはこうもすぐに銃を突き付けるのか…」

速水「そんなことだから、ゲッター線も何たるかを理解しない…」

保坂「そう、進化」

速水「進化」

保坂&速水「進化なし!」

アナウンス『繰り返します、危険除去モードに移行します。システムの解除は不可能。カウントダウンなし…」



千秋「こ、これは…」

マコト「…」

千秋「日本壊滅指令!」

27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/22(土) 21:33:20.08 ID:gCWlzzzV0
研究所

タケル「俺はな、愛する我が息子をお前たちに奪われたのだ…」

春香「…」

夏奈「…」

真ドラゴン「グオオオオオオオ!!」

タケル「なんだ??なんだ。真ドラゴンが…一体どうしたというのだ、トウマよ」

トウマ「来る。敵がくるよ…」

無線『ビー・・・ビビビガガガガ!!』

春香「あれ?これって…」

千秋『は、ハルカ!お前研究所にいるのか?』

夏奈「!!千秋…」

千秋『何?まさか、まさか夏奈までいるのか?真相を聞きたいのはやまやまだが、今はそんな事態じゃなくなったぞ、馬鹿野郎!!!』

春香「ち、千秋…ごめんね…」

千秋『今更何を!いいか、今からその研究所上空に巨大ミサイルが突っ込んでくるぞ。日本壊滅指令がでたんだ。お前たちも早くそこから脱出しろ。このまま巻き添えを食らうぞ!』

夏奈「千秋…相変わらずだな…」

春香「か、顔が見たい…」

千秋『あっ、ちょっと…』

マコト『お、お兄ちゃんがいる…お兄ちゃんがいるの??』

タケル「そ、その声は!!」

タケル「マコト…マコトがいるのか??」

マコト『お兄ちゃん!!おにいちゃぁーん!!』

タケル「おお、我が息子、マコト!俺のことを覚えているか??」

マコト『!!!!』

千秋『マコト…私たちは核シェルターに避難する。お前らも早くしろよ!!』ガチャッ

春香「ど、どうするのよ!すべては貴方の招いたことでしょ!責任をどう取るのよ」

タケル「ミサイル…だと?そんなことやってみろ、今の真ドラゴンに火をつけるようなものだッ!」

夏奈「おい、見ろ、さっき吹き飛ばしたバケモノが!!」

ふじおか&やまだ「ギャアアアア!!」

春香「合体してる!!」

ふじおか&やまだ「ギャアアア!!」ドドドドドドド

夏奈「こっちに来るぞ!!」

ふじおか&やまだ「ギュワ!!」パンチ

真・ゲッター「!」



28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/22(土) 21:58:06.45 ID:4gAJUA170
ドゴ

春香「あ、危ない!!」

夏奈「じ、ジジイ」

タケル「う、うわああああ!!」ラッカ

春香「た、タケルおじさああん!!」

夏奈「ぐ、ぐう!!ジジイの奴の心配してる間じゃねえ、今の私たちもかなりヤバイかも…」

春香「いい?トウマ君、関節動かしちゃダメよ」

真・ゲッター1「」

トウマ「」コクリ

ふじおか&やまだ「グァアアアアア!!」ビュルビュル

真・ゲッター1「!」ボゴッ!

春香「きゃああ!夏奈!!なんとか、なんとかならないの??」

夏奈「む、無理だよ、今は自動操縦みたいなものだから。やはり3人乗らねば…」

春香「さ、三人??」

夏奈「そ、そうだ。だから、私はあの時、あの時にお前を…」

回想 3年前

旧研究所

バンバン!!

春香「な、なんなの、あの銃声は。あっちの方向から聞こえてきたわ…」トトトトッ

春香「あ、あれは!!」

タケル「」

春香「た、タケルおじさん!?誰が!?一体、どうしてこんなこと!?」

夏奈「…」ナイフ

春香「夏奈!一体これは…」

夏奈「…」ヒュンヒュン

春香「え??ナイフが…!!い…血が!!」

夏奈「…」

春香「こ、このお。」ハンドガン

夏奈「…」

春香「に、逃げるの!?夏奈!」



春香「いったいなんだったの?いててて、右頬の傷が…」

マコト「…」

春香「あ、マコトくん、大変よ!!いま、タケルおじさんが!!」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/22(土) 22:19:33.77 ID:AzfDLbjM0
マコト「え??」チラ

春香「え?どうしたの??」

マコト「そ、それ…!」

春香「こ、このハンドガンは…ち、違うよ!マコト君!この銃は…」

マコト「い、いやだ…うわああああああ!!」ダッ

春香「ま、マコト君ーーーーーー!!」

ファンファンファン・・・

春香「ち、違うの、私じゃない、私じゃないの!信じてよ!!」

回想終了

春香「あ、あのときに…」

夏奈「そうだ、本来ならあの化け物が乗るべきだったんだよ。だけど、何かが、何かが狂ったんだ。」

春香「そ、そのために…」

夏奈「だけどトウマしか、完成されなかった…しかし、今は」

ふじおか&やまだ「ギャアアア!!」

春香「とにかく、このバケモノを…」

夏奈「くう…」

ゲッター3「」ギュイーン!!

ふじおか&やまだ「ギギギギギッ」

春香「ゲッター3!藤岡君??」

藤岡「なにしてるんです、春香さん、夏奈さん。ミサイルがこっち来ているんだ。博士は俺が収容しておいた。」

タケル「うううぅぅ」

藤岡「博士は俺に任せて、とにかくミサイルをなんとかして!」

夏奈「な、なんとかよじ登れた…」

春香「こっちもよ、はやく、この真ゲッターに!!」

夏奈「…」

夏奈「藤岡…」

藤岡「夏奈ちゃん…」

夏奈「元気だったか?ごめんね、いろいろ迷惑かけて。お前との婚約…。こんな私でも…」

藤岡「あたりまえじゃないかっ!何年たっても気持ちは変わらない。ちょっと期間が延びただけさ!こんな事態だけど、落ちついたら…結婚しようよ!」

夏奈「藤岡…本当にありがとう…」

藤岡「夏奈ちゃんが僕のプロポーズを覚えてくれてうれしいよ、さあ、はやくミサイルを!」

夏奈「分かった!よし、行くぞ春香!」

春香「ええ…」

真・ゲッター「!」

春香「コックピットには変わりはないわ」

夏奈「三号機トウマ、お前はレバーを握っているだけでいい!!」

トウマ「…」コクリ

春香「ゲッターバトルウイング!!」

真・ゲッター「!!!」ヒュウ…

30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/22(土) 22:29:55.33 ID:a5C0IPOX0
夏奈「よし…行くぞ…」

夏奈&春香「ゲッターロボ、発進!!」

真ゲッター「!!!!」ビュウウウウウン


藤岡「たのんだよ、春香さん、夏奈ちゃん…」



宇宙空間

真ゲッター「!」ビュンッ

春香「うううぅぅぅぅ」

夏奈「ぐううあああ!!!」

春香「はあ、はあ、なんてスピードなの?トウマ君、大丈夫?」

トウマ「…」

夏奈「奴さんに、心配は御無用だ、どうやら、私たちが年をとっただけらしいな」

春香「じゃあ、その分はカンでなんとかするしかないわね。」

夏奈「おい、来たぞ、ミサイルだ!!」

真ゲッター「!!」ビュン

春香「あれ?ミサイルの上に何か…ズーム」ビビッ

速水「」

保坂「」

春香「う、ウソでしょ!!に、人間が…!!」

夏奈「あ、あいつらああ!!」

春香「う…イヤ…いやあああ!!」ガクガクブルブル

夏奈「どうした春香!!はやくミサイルを撃ち落とせ!!何してる!!」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/22(土) 23:10:47.33 ID:rwXAp2BD0
地上

藤岡「必殺、大雪山おろしいいいいい!!」ギュルルルルルルッル

ふじおか&やまだ「グアアアア」

藤岡「ゲッターミサイル発射!!」

藤岡「どうだ!!」

タケル「ふふふ、さすが元みなみけの一員、あのようなバケモノにも屈しないとは」

藤岡「たのむよ、みんな!!」


宇宙

春香「…」ガクガク

夏奈「はやくしろ!春香!ミサイルが落ちてもいいのか!!」

春香「うわあああ!!ゲッタートマホーク!!」

春香「このまま、切れば!!」ギュン

春香「たぁ!!」

ガシャン!!


春香「!!!」

速水「ほう、私たちがこのミサイルをなんとかしようとしたのに…」

春香「う、ウソ…ゲッタートマホークを受け止めるなんて…」

保坂「そんなに、ミサイルが落ちてほしいのか!!」ガキャン!!

夏奈「な、トマホークを折るなんて…」

保坂「おらよっと」ピタッ

保坂「グオオオオオオオオ」グチャグチャ

春香「!!口からインベーダーが!!」


地上

ガサガサガサ

藤岡「うん?なんだこのトカゲの大群は!!動けないぞ!!」ガチャガチャ

藤岡「畜生!!オープンゲットも出来ない!!」

タケル「ふふふふ、すまない。どうやら俺の受けるべき天罰をお前まで巻き込んでしまいそうだ…」

藤岡「すまない…だって?まさか貴方の口からそのような言葉がでるなんてね。だけどね、本当にすまないと思うなら、マコト君にいったらどうです?」

タケル「やはり…やはりマコトには荷が重すぎた…」

藤岡「荷?」

タケル「そうだ、本来ならこの俺がやらねばならぬことを…!!」

藤岡「そ、そんな!!まだマコト君は8歳だぞ!!そんなことを…!!」

タケル「しかし、仕方がない、仕方がないことなのじゃ。我が最愛の一人息子を…たった一人の息子を失ったのだから…」

藤岡「たった一人だって??ナツキ先輩のことを!!」

タケル「そうだ。お前たちにはまだ話していなかったがな、マコトは違う。俺の子じゃないんだ…孤児からひきとったんだ…」

藤岡「そんな…マコトくんが…あのことは知っているのに、どうして、どうして今まで!!」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/22(土) 23:36:07.86 ID:rwXAp2BD0
タケル「今までも何も…あれは我が子、我が子なんだ。妻の死が早すぎたのだ。こんな年で生殖きのうも望めん。だがね、真実を知ってもどうしようもないことよ。だが、あの事故は防げたんだ…この俺が、この俺がしっかりと周りを見ていてさえいれば、一体誰が敵であるか即座に判断できたはずなのに。」

藤岡「ま、まさか…」

タケル「そうだ、そうだよ。そして俺はあの日誓ったんだ、これがゲッター線の携わる者の宿命なら神の領域に触れることさえも恐れはしないと…俺は所詮ゲッター線のエサ。そしてゲッター線の廃絶のため、真ドラゴンに賭けたのだ!!」

ふじおか&やまだ「ギャアアア」

藤岡「あ、あの化け物、まだ生きていたのか!!じゃあ…この生物は、バケモノは…!!トウマは!!」

タケル「そう、トウマこそが、トウマこそが本当の!!」

ふじおか&やまだ「ギャアアアアア」ドッドッドッド!!

藤岡「なんてことだ…じゃあ、こいつらは!こいつらは!!!」

ふじおか&やまだ「ガアアア!!」ボゴ!!

ゲッター3「」グチャ!!

藤岡「」




宇宙

春香「どうして!どうしてよ」

夏奈「インベーダーだ。いい、春香。私たちと博士はこいつらに対抗するために。そうだ、こいつらインベーダーと対抗するためにトウマを!!」

トウマ「…」

トウマ「!!」カッ

保坂「!」ビクッ

保坂「…」

春香「インベーダーが…もとに戻ってくわ…」

夏奈「そうだよ、そのためのトウマ。トウマなんだ!!」

保坂「もういい、さがれ速水!!」

速水「!」パン

速水「とんでもない、とんでもないことになるんだね、保坂」

保坂「さらばだ、君たちは取り返しのつかないことをした。」

速水「その報いをみずからのものとするがいいさ!」

保坂&速水「さらばだ、ゲッターロボ、もう会うことはないだろう…」ヒューン



夏奈「オープンゲット!!」

春香「え??ちょっと夏奈!!なにするの!!」

夏奈「邪魔者はもういない、とっととミサイルを破壊するぞ!!」

春香「なら、どうして分離するのよ!?」

夏奈「遅れた分、ゲッター2のスピードに賭ける!!」





33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2012/09/22(土) 23:41:17.38 ID:rwXAp2BD0
ゴオオオオオオオオ!!

大気圏内

春香「無茶よ、こんな中、こんなスピードで…もしもコンマ数センチ、数秒でもすれたら…バラバラに!!」

夏奈「他に方法がない!」

春香「ま、まさか…まってよ、もし、失敗したら!!失敗なんかしたら!!」

トウマ「…」ニヤ

春香「と、トウマくん??」

トウマ「何もかも昔と変わらないな…」

真ドラゴン「グオオオオ」

夏奈「行くぞ!!チェンジゲッター2!!」

トウマ「…」ガシャン!!

春香「うううぅ」ガシャン!!

夏奈「いっくぞおおお!!ゲッタービジョン!!」

真ゲッター2「…」ビュイーン

春香「間に合って!!」

夏奈「うおおおおおおお!!」

トウマ「…」ニヤ

夏奈「間に合えええええ!!」

ピカーン

真ドラゴン「??」

ドーン!!!




34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/09/27(木) 17:21:36.43 ID:RKVbFQpAO
オモシロかった
リアルタイムで見れてよかった
キャラがどいつもこいつも魅力溢れてる
でもまだまだ面白い話が書けるはずだ
やっと読み終えた
れもん
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