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QB「魔法少女だよ!」まどかほむらさやかマミ杏子ゆま織莉子キリカあすみ「全員集合!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/09/21(金) 23:42:20.09 ID:DUQNcx/Zo
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(安価&コンマ)鉄血に狼の男が(機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ) part2 @ 2025/06/22(日) 22:47:53.63 ID:xiq+pvxz0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1750600073/

■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:08:31.92 ID:A9RjOWcxo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1750421311/

■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:07:56.06 ID:9l741hD4o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1750421275/

■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:07:18.78 ID:XCIH42NJo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1750421238/

■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:06:42.32 ID:sMr/Yf+to
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1750421202/

■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:06:05.72 ID:A9RjOWcxo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1750421165/

■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:05:29.13 ID:9l741hD4o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1750421128/

■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:04:47.30 ID:XCIH42NJo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1750421087/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/21(金) 23:43:55.48 ID:DUQNcx/Zo
――裏切られた。

――お父様に。


「図太い人ですこと」

「よく学校に来れたものですわ」

「我が学園の質が落ちてしまうわ」

「盗人猛々しいとはこの事ね」

「くすくす」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/21(金) 23:45:54.78 ID:DUQNcx/Zo
――すべての

――信頼していた人達に

「先生はお会いにならないと言っています」

「自分の立場わかってるんですか?」

「不正議員の娘にまとわりつかれたら」

「たまったもんじゃありませんわ」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/21(金) 23:46:50.34 ID:DUQNcx/Zo
―私は私のまま。

―何も変わってない筈。

―にも関わらず、変わってしまった。

―立場も、評価も、視線も。

―何もかも。


―ならば私ってなんだろう。

―自分が存在している意味はあるのか?

無いよ。

―そう、無いのね。
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/21(金) 23:48:27.19 ID:DUQNcx/Zo
そう、無いんだ。

―生きる意味が、無い?

―ならばいっそ。

死んでしまえば良い。

―そう、[ピーーー]ば……。


「……え?」


芸術家の魔女「:pgaua4pylurjf;kbzdjbl.etkjnzdddn;:;:;:」


「……なに、これ……」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/21(金) 23:48:54.05 ID:DUQNcx/Zo
そう、無いんだ。

―生きる意味が、無い?

―ならばいっそ。

死んでしまえば良い。

―そう、死ねば……。


「……え?」


芸術家の魔女「:pgaua4pylurjf;kbzdjbl.etkjnzdddn;:;:;:」


「……なに、これ……」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/21(金) 23:52:59.96 ID:DUQNcx/Zo
芸術家の使い魔「ン;jba:ungarwギ;lrkj;lbaj」

「い、いやっ……!」

芸術家の使い魔「qsp@au;bletgnfdsはあgr:p;re;hje!」

「来ないで……!来ないで!!」

芸術家の魔女「:gaprmupaefbアアァァk:;rawljywa」


「……嫌っ。こんなの嫌っ……!」

「嫌、嫌、嫌……!」

「嫌ぁああああああああああ!!」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/21(金) 23:53:58.12 ID:DUQNcx/Zo
「レガーレ・ヴァスターリア!」

「!?」


芸術家の魔女「:-03t48iphtes;!?」ギュルルルルルル!!

芸術家の使い魔共「g「@08ygぱwろjぎいいwhぱ:2;!!」ギュルルルルルル!!


マミ「ふぅ。間一髪ってところね」

「え……?」

マミ「でももう、大丈夫よ?」

「え、あ……っ?」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/21(金) 23:56:59.69 ID:DUQNcx/Zo
マミ「怖かったわね……?」

「っあ……」

マミ「けどもう、それも終わりにしてあげるから!」


芸術家の魔女「:gんぎいが0−8たpr@:mg:pa!!」

芸術家の使い魔共「:32t08gipo;fあgwjp;l!!!」

マミ「ちょっと一仕事、片づけるわよ!」

マミ「ティロ・フィナーレ!」ドガァァァァァァン!!


芸術家の魔女「亜阿ああああああああああアアアアアアア!!」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 00:00:13.74 ID:Aof0vHtyo
マミ「……ふぅ。一件落着、っと……」

「……」ガクガク

マミ「……」


マミ(相当怖かったのね……。まぁ、無理もない、か)

マミ(せめて、手を差し伸べてあげなきゃ)

マミ「……」スッ

「え……?」

マミ「立てる?」ニコッ

「え、あ……」

「は、はい……」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 00:04:44.35 ID:Aof0vHtyo
「あ、あの……」

マミ「ん?何かしら?」

「さ、先程の者達は……?」

マミ「……説明したいのは山々なのだけれど」

マミ「ここでは、ね……?」

「はい……?」

マミ「あなた、まだ手が震えてる……」

「あっ……」


マミ「もしよかったら、私の家で話さない?」

「え……?」

マミ「多少のおもてなしなら出来るわよ?」

マミ「お茶菓子と紅茶でも飲んで、ゆっくり落ち着いて……ね?」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 00:05:55.97 ID:Aof0vHtyo
「……すみません」

マミ「良いのよ、気にしなくて」

マミ「寧ろ、あなたを助けられて良かったわ」

「あの……」

マミ「ん?」

「お名前、お聞きしてもよろしいでしょうか?」


織莉子「私、美国織莉子と申します」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/22(土) 00:06:03.40 ID:8i/MyArIO
書く内容もある程度考えてからスレッドを立てましょう
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 00:07:08.10 ID:Aof0vHtyo
キリ良いから一旦離脱する

>>13
そこは大丈夫
っつか大筋まったく考えないで建てるなんて俺には出来んわ
ただアドリブかなり多いってだけ
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/22(土) 00:21:09.14 ID:dhVNKWxH0
聖団を差し置いてあすみが普通にいるだと…
とりあえず乙
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 00:44:37.70 ID:Aof0vHtyo
―――

マミ「そう……。あなた、この子が見えてるのね?」

織莉子「えぇ、まぁ」

QB「きゅっぷい」

マミ「なら猶更説明する必要があるわね」

マミ「キュゥべえに選ばれた以上は、美国さんにとって他人事じゃないものね……」

織莉子「っ……」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 00:45:25.69 ID:Aof0vHtyo
マミ「? どうかしたかしら?」

織莉子「失礼を承知でお願い申し上げますが……」

マミ「え、えぇ?そんなに畏まらなくても……」

織莉子「その、苗字で呼ばれるのは、ちょっと……」

マミ「?」

織莉子「美国って名前、ご存知無いですか?」

マミ「……うーん?」


マミ「……あっ」


織莉子「……」

マミ「……分かったわ」

マミ「ごめんなさいね?織莉子さん」

織莉子「いえ、こちらこそ……」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 01:14:53.47 ID:Aof0vHtyo
マミ「さて、本題に入りましょうか」

織莉子「……お願いします」

マミ「えぇ、じゃあ先ずは……」

マミ「……織莉子さんの知りたがってた、アイツ等についての話」


マミ「奴等は魔女」

織莉子「魔女……」

マミ「不安や猜疑心、過剰な怒りや憎しみ」

マミ「そう言った呪いを世界にもたらしてるの」

織莉子「呪い……、?」

マミ「えぇ、動機不明の事件……そうね」

マミ「自殺や殺人事件等は、魔女の呪いが原因な事が多いわ」

マミ「見えない悪意となって、人々を蝕んでゆくの」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 01:15:20.08 ID:Aof0vHtyo
織莉子「ならば、私は……」

マミ「えぇ、取り込まれかけてたわ」

織莉子「……申し訳ございませんでした」

マミ「もう。気にしないでって言ってるのに……」

マミ「それより。そう言う時は謝るんじゃなくて……」

織莉子「……?」

マミ「……ね?」

織莉子「……!」


織莉子「……助けて下さり、有り難うございました」

マミ「ううん、いいのよ」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 01:15:46.28 ID:Aof0vHtyo
織莉子「じゃあ、その様な者と戦ってる巴さんは……」

マミ「えぇ、魔法少女よ」

織莉子「魔法、少女……」

QB「魔女が呪いから産まれた存在だとすれば、願いから産まれるのが魔法少女だね」

QB「魔女が絶望を撒く一方、魔法少女は希望を振りまく」

QB「たった一つの願いを対価に、魔女と戦う使命を課せられた者達」

QB「それが魔法少女さ」

QB「その素質が君にはあるんだ、織莉子」

織莉子「願い……」

マミ「もうっ、キュゥべえ?いくら素質があるからって急かしちゃ嫌われるわよ?」

QB「なに。まだ勧めたわけじゃないさ」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 01:16:13.25 ID:Aof0vHtyo
マミ「……と言う事なの」

織莉子「……」

マミ「……どう?」

マミ「魔女と戦う命がけの危険を冒してまで、叶えたい願いがあると言うのなら」

マミ「それ制止しようなどとは思わないわ」

織莉子「……」


織莉子「……命がけ、と言うところでどうにも……」

マミ「……それはそう、よね」

マミ「まぁ、無理もないわ」

織莉子「……申し訳ございません」

マミ「ううん、だって当然の事だもの」

マミ「それに私だって、強制する訳にはいかないもの」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 01:16:39.60 ID:Aof0vHtyo
マミ「……っと、それじゃあそろそろお開きにしましょうか」

織莉子「えぇ、ですね」

マミ「あとそれと」

織莉子「?」

マミ「織莉子さんさえ良ければ、なのだけれど」

マミ「連絡先の交換、お願い出来ないかしら?」

織莉子「えっ……」

マミ「失礼な言い方かもしれないけれど、状況が状況だし」

マミ「何か起こりそうだったらその時に電話してくれれば、って……」

織莉子「……分かりました」

マミ「ふふっ、改めてよろしくね?」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/22(土) 01:21:30.14 ID:4n57gLASo
>>15
スレタイの文字数制限2倍ぐらいにしないと入らねぇw
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 01:23:38.82 ID:Aof0vHtyo
―――

QB「珍しいじゃないか」

マミ「うん?」

QB「連絡先を渡した事さ」

QB「助けたっきり立ち去る事こそよくあるけれど」

QB「今回みたいな件は今まで無かったじゃないか」

マミ「……そう、ね」


マミ「織莉子さん、かなり怯えてた……」

QB「あぁ、魔女に襲われてたからね」

マミ「いえ、それだけじゃないわ」

QB「そうかい?」

マミ「えぇ……」

マミ「きっと、もううんざりなんだと思う」

QB「?」

マミ「自分は何もしていないのに、突如自分への目の色が変わる」

マミ「私なら、とても耐えられる気がしないわ」


QB「……わけがわからないな」

マミ「どうして?」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 01:31:50.49 ID:Aof0vHtyo
QB「君達曰く、美国議員と言えば裁かれるべき存在だろう?」

マミ「……」

QB「その娘となれば、侮蔑の眼差しで見るのが普通じゃないのかい?」

マミ「いいえ、それは違うわ」

QB「どうして?」

マミ「だって織莉子さん、何も悪い事してないのよ?」

マミ「織莉子さんは織莉子さん。なのに傷付ける真似はとてもしたくはないわ」

マミ「それにもう、魔女に狙われる程にまで怯えきってしまってるの」

マミ「絶対に、彼女を助けるべきなんだと思う」

QB「……そうかい」


QB「はぁ。人間と言う物はまだまだよくわからないな」

マミ「ふふっ。これから学んでいけばいいのよ」

QB「善処するよ」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 01:36:48.92 ID:Aof0vHtyo
マミ「……さて、と。丁度テレビで映画やる頃だし」

マミ「一緒に見ましょう?」

QB「はいはい、わかったよ」


TV『えーニュースをお伝えします』

TV『今日午後、××県見滝原市のマンションにて』

TV『×村一家が、遺体で発見されました』
27 :修正 [sage saga]:2012/09/22(土) 01:37:16.65 ID:Aof0vHtyo
マミ「……さて、と。丁度テレビで映画やる頃だし」

マミ「一緒に見ましょう?」

QB「はいはい、わかったよ」


TV『えーニュースをお伝えします』

TV『今日午後、××県見滝原市のマンションにて』

TV『×村さん一家が、遺体で発見されました』
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 01:39:17.67 ID:Aof0vHtyo
マミ「最近物騒ねぇ……」

QB「そうだね」

マミ「……これも魔女の呪いの仕業なのかしら」

QB「さぁ、それはわからないな」

マミ「けどこれ、もう何件目よ?」

マミ「一家全員惨殺なんて、最近毎日の様に聞くわよ?」

マミ「絶対、魔女が関わってるに違いないわ」

QB「マミがそう言うのなら、そうなんだろう」

マミ「……」


マミ「尚更、気合入れないとね……」

QB「そうだね、まぁ頑張ると良い」

マミ「えぇ、もちろん」

マミ「あ、映画始まるわよ!」

マミ「キリが無いけど、せめてもの気晴らしとしましょう?」

QB「うん、そうだね」


QB「……」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 01:53:36.36 ID:Aof0vHtyo
―――

男「ぁ……。ぁああ……っ……!!」


少女「……フフ、ウフフフ」ズル...ズル...


男「なんで……、なんで、こんな……っ!」

少女「……フフフフ……っ」ズル..ズル...

男「なんで、なんでこんな事するんだ……!?」


少女「……うふっ♪」ピチャ


...ボトッ


「――――」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 01:56:05.41 ID:Aof0vHtyo
男「なんでだよ……なんでだよぉっ!!」

男「俺等がなにしたって言うんだよぉっ!?」


少女「……うーうん。寧ろ何もしてないよ?」

男「なら、なんで……っ!」

少女「……アハっ!」


少女「ねーえ?」

男「は……」

少女「今まで生きてこれたのって、どうしてだと思う?」

男「な、なにを……」

少女「それはね……?」

少女「幸せだったからなの」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 02:09:34.34 ID:Aof0vHtyo
男「は……」

少女「ねぇ?知ってる?あなた、今の私と同じように」

少女「色んな人を食い物にしてきたのよ……?」

男「し、知るか!!俺はなにもやってない!!」

少女「あははッ!知る訳ないかぁ」

男「ふざけるな!!!」

少女「……」

男「こんな、こんないわれのない逆恨みで」

男「なんで、妻と子がなんでこんな目に……っ!!」

男「お前みたいな奴に、俺らが何したって言うんだ!?あァ!?」


少女「自惚れないでよ」

少女「家畜」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 02:20:08.15 ID:Aof0vHtyo
男「何を……!!」

少女「強者が弱者を食い散らし、そして更に強い者が強者を食い散らす」

少女「ま、所謂食物連鎖と似たような感じよね?」

男「し、知るか!!俺等はなにも……!!」

少女「だから、まだ分からないの?」

少女「流石は家畜よねぇ!おつむまで飼いならされてる!」

少女「私に翻弄されるだけはあるわ!」

男「黙れ!!」

少女「アハっ!しかもよく鳴くこと鳴くこと」

男「……警察を……」

グシュッ

男「ッぅぁあああアアアアアアアア!!」

少女「させないよ?」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 02:23:39.08 ID:Aof0vHtyo
少女「……幸せってね、不幸があってこそ成り立つ物なの」

少女「憐れな奴隷共の働きによって、ようやく成り立つ物なの」

少女「相互に依存してるって訳ね、うん」

男「ぁ……ぁ……ぅ……」

少女「けれどさ、何かと勿体無くはなぁい?」

男「ぁ……?」

少女「幸せな人が不幸を、不幸な人が幸せを知らないなんて、さ?」

男「……」

少女「如何にして自分の幸せが奴隷のお陰で成り立ってるか、って」

少女「身を以て知る機会ぐらい有っても良いんじゃないかなあ、って」

少女「職業体験的なヤツ?ってね?アハっ☆」

少女「ま、片道切符だけどね!アハハっ!!」

男「……」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 02:26:22.86 ID:Aof0vHtyo
男「か…………え……せ……」

少女「あ?」

男「かえ、せ……ッ……!妻と子を返せ……!!」

少女「……」


少女「あー、まだ分かんないか」

少女「返しちゃったら意味ないでしょ?せっかくの職業体験なんだから」

男「返せ……!返せよお!!返してくれよお!!」

少女「やだ」

男「ふざけるな!!返せよおおおおお!!」

少女「……」


少女「お前は一生孤独に生きるの」

少女「妻と子を守り切れなかった悪夢に苛まれながら、ね?」

男「返せ!!返せええええええ!!」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 02:29:59.57 ID:Aof0vHtyo
少女「それじゃ、さよなら」

男「ッァアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」


少女「……チッ」

男「ア……?」

少女「……あーあ、私のソウルジェム濁っちゃってる」

少女「ったくしょうがないなぁ。はい浄化、っと」


男「なんだ、お前……!」

少女「ん?あぁ、これ?」

少女「私の魂よ」

男「は……」

少女「今からお前等全員、私のコレの食い物になるの」

男「……どういう事……」

少女「こう言う事よ」ポイッ
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 02:33:34.43 ID:Aof0vHtyo
ゴワァァァァ

男「な、なんだ、これ……」

少女「悲しみの種、とでも言うべきかしらね?」

少女「どう?黒光りしてて綺麗でしょ?」

少女「ちょっと黒い霧出しちゃってるのが玉に瑕かもだけど」

男「は……」

少女「いーい?この中からね?」

少女「幻想郷が誕生するわ」

少女「それがお前等の最期のピクニック」


少女「出でよ、春の魔女」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 02:37:04.48 ID:Aof0vHtyo
春の魔女「:gぱおうr:gぱう3-[028tqr:gia;―――――!!」

男「うわ、、、ぁあああ……!!!」

少女「ね?桜色が綺麗な魔女でしょ?」

少女「一家のピクニックには、最適だと思わない?」

男「来、るな、、、!来るなぁあ!!」

少女「……」


少女「まぁ精々、最期の昼飯でも満喫しておくと良いわ」

少女「ただし、そのメシとはお前等の事だけど」

男「ぁああああ!あぁあああああああああああ!!」

少女「精々魔女のグリーフシードの肥やしになってよ」


男「ッァアアアアアアアアアアアアアアア!!」バリバリバリ


少女「以上、不幸の配達少女」

あすみ「神名あすみでした。バイバイ」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 02:41:51.08 ID:Aof0vHtyo
―――

QB「さっきの魔女は放置かい?」

あすみ「再孵化の奴はある程度食わなきゃグリーフシード孕まないし……」

QB「あぁ、そうか。合理的だね」

あすみ「でしょ?」

QB「けどそれにしてはわからないな」

あすみ「あ?」

QB「君の言うグリーフシードの肥やしにせず、単に惨殺するか」

QB「若しくは絶望の中に置き去りにする時があるじゃないか」

あすみ「あぁ、アレは見せしめって言うか私の楽しみ」

QB「あぁ、まったく非合理だね……」

あすみ「どうでもいいわそんな事」

あすみ「明日は我が身かもって思ってくれてブルっちゃってくれれば、それだけで愉しいし」

QB「そうかい」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 02:46:05.92 ID:Aof0vHtyo
あすみ「よ、っと」

QB「どこに行く気だい?」

あすみ「……魔女狩り」

あすみ「いや。もといそのネタ育て」

QB「あぁ、そうか」


QB「魔法少女をグリーフシードと化させるんだね?」

あすみ「うん」

QB「まったく、僕が見てきた魔法少女の中でも異質だよ君は」

あすみ「希望を振りまく魔法少女が居たとして」

あすみ「その対になる、絶望を振りまく魔法少女が居ても良いじゃない?」

QB「まぁそうだね。お陰でエネルギーが効率的に集まってくれている」


QB「そこで、だ」

あすみ「あ?」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 02:51:09.36 ID:Aof0vHtyo
QB「一国の王や救世主を遥かに上回る、、とてつもない才能を持った魔法少女候補が居る」

あすみ「聞こうじゃない」

QB「鹿目まどか、さ」

あすみ「かなめちゃん」

QB「彼女を魔法少女にして、魔女に仕立てあげれば」

QB「僕らのエネルギー回収ノルマが、それだけで達成してしまう程さ」

あすみ「で、どんな境遇?」

QB「ごく平凡な第二次性徴の女子さ」

あすみ「ふぅん」

QB「幸せな家庭に恵まれていて、友達も居る」

あすみ「なんだ、普段の私の餌じゃん」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 02:54:45.99 ID:Aof0vHtyo
あすみ「ま、悪い話じゃないかもね……」

あすみ「そんな子を絶望に突き落としてから魔法少女にしてしまえば」

あすみ「私の同類な魔法少女が誕生、ってね」

QB「いや、そういう訳にもいかないんだ」

あすみ「あ?」

QB「彼女の契約を阻害されてしまっているんだ」

QB「暁美ほむらに」

あすみ「なにそれ?ストーカー?」

QB「……まぁ、君達の言葉で言えば間違ってはいないかもね」

QB「それに、スペアを何体か消費してしまう程だ」

あすみ「うわぁ、きも」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 02:58:29.15 ID:Aof0vHtyo
QB「君が協力してくれるのはとてもありがたい」

QB「けれど、如何せん彼女の能力が分からない」

QB「そんな中、闇雲にまどかと接触しようとするのはどうかと思うね」

あすみ「……ふぅん」

あすみ「けど、ま、アレじゃない」

あすみ「それでも魔法少女、てな訳で」

あすみ「寧ろ負ける方が難しいわ」

QB「考え様によればそうだね」

QB「なにしろ君の魔法は精神攻撃だ」

QB「効率的に魔法少女からグリーフシードを生み出せるぐらいなのだから」

QB「意外と恐れるに足らないかもしれないね?」

あすみ「でしょでしょ」


あすみ「それじゃ、出かけるかな」

QB「あぁ、一応は慎重にね」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/22(土) 02:59:56.58 ID:Aof0vHtyo
寝る
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/22(土) 03:14:21.35 ID:cCMMF8BIo


おりことあすみのコラボは珍しいから楽しみだ
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/22(土) 17:00:33.73 ID:UHJG7S6wo
藍花ちゃんは?
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/25(火) 14:53:47.41 ID:1/XyGuoIO
これは期待
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/07(日) 17:17:30.19 ID:uDO1ArfTo
はよ
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/12(金) 11:43:11.39 ID:AMxwSiKUo
マダカァ
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/12(金) 12:23:00.95 ID:K3sCc0vIO
ロムレチャン!
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