このスレッドはSS速報VIPの過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は管理人までご一報ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。

【安価】織莉子「救世を探し求めて」あすみ「全て破壊し」ほむら「たった一人を救う」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/09/23(日) 02:01:07.11 ID:fFj6LQrvo








――――――さぁ、君の魔法(チカラ)を試すと良い。










SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1348333266
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

エルヴィン「ボーナスを支給する!」 @ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713062467/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/09/23(日) 02:01:36.42 ID:fFj6LQrvo
ワルプルギスの夜「アハハハハハハハハ!!アハハハハハハハハハ!!」

織莉子「これが、本当に見滝原なの――!?」

ワルプルギスの夜「アハハハハハハハハハハ!!」

織莉子「街が崩れてく……」

ワルプルギスの夜「アハハハハハハハハハハハハハ!!」

織莉子「……なんて力、あれが魔女なのね?」


ワルプルギスの夜「アハハハハハハハハハハハハハ!!」


織莉子「――これが私の運命と言うのなら」

ワルプルギスの夜「アハハハハハハハハハハハハハ!!」

織莉子「何としてでも止めて――」


織莉子「―――ッ!?」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/09/23(日) 02:02:02.65 ID:fFj6LQrvo
 救済の魔女



                                  その性質は慈悲



        悲しみがなくなれば



                        ここが天国であると錯覚する




倒したくば



          世界中の不幸を



                             取り除く他ならない






                 Kriemhild Gretchen
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/09/23(日) 02:02:34.50 ID:fFj6LQrvo
織莉子「あ……」

織莉子「あぁ……っ……!」


あれは誰にも倒せない。


織莉子「ぅあ、あ、あぁ……!」


あれを解き放つ事は――

――決して許されない事だ。


織莉子「どうすれ、ば……っ」


織莉子「―――!!!」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/09/23(日) 02:03:52.85 ID:fFj6LQrvo
――――いくつかの、分岐するビジョンが見えた

一つ、翡翠の様な色の髪を持つ幼い少女。

二つ、優雅に、華麗に、銃弾の重奏を繰り広げる金色の魔法少女。

三つ、妖艶な笑みを浮かべる、銀の魔法少女。

四つ、全てを嫌悪し、蔑む、黒の少女。


そして、その身を時と言う名の牢獄に囚われた、黒髪の乙女。


―――五つに一つ、どれを選ぶ?

>>6
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/23(日) 02:04:42.73 ID:7EzHMcMTo
銀の魔法少女
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/09/23(日) 02:10:33.92 ID:fFj6LQrvo
織莉子「―――ない、と―――」

QB「どうしたんだい?織莉子?」

QB「顔が真っ青だよ?具合でも悪いのかい?」

織莉子「―――集めないと」

QB「何をだい?」

織莉子「仲間よ」

QB「何のだい?」

織莉子「救世の為の、ね」

QB「……何の事だかさっぱりだ」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/09/23(日) 02:13:15.30 ID:fFj6LQrvo
織莉子「それにキュゥべえ、良い報せがあるかもしれないわ」

QB「と、言うと?」

織莉子「私の魔法はあなたの役にも立つかもしれない」

織莉子「とても良い素質の候補が居るそうよ?」

QB「それは興味深い」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/09/23(日) 02:20:22.19 ID:fFj6LQrvo
―――

織莉子「(調べた結果、銀の子の名は神名あすみ)」

織莉子「(年は12。両親を亡くし、現在が親戚に引き取られて暮らしている模様)」

織莉子「(魔法少女歴は多く見積もって一年かそれ未満)」

織莉子「(彼女の能力は恐らく、精神系統の物でしょう)」

織莉子「(ソレを用いて、探し求める)」

織莉子「(『誰にも倒せないアレ』となり得る魔法少女を探し出し)」


織莉子「(――狩る)」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/09/23(日) 02:26:27.86 ID:fFj6LQrvo
織莉子「(そして今、神名家の前に居る)」

織莉子「(テレパシーで誘いましょうか)」

織莉子「(それとも神名さんはマークだけしておいて、また別の仲間を集めるか)」

織莉子「(力になれない様なら捨てれば良い)」

>>13

1 呼び出す
2 別の仲間を探してみる
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/23(日) 02:27:19.39 ID:7EzHMcMTo
ksk
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(田舎おでん) [sage]:2012/09/23(日) 04:11:38.25 ID:JZN+dOKp0
ksk
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(田舎おでん) [sage]:2012/09/23(日) 04:12:20.65 ID:JZN+dOKp0
1
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/23(日) 07:31:31.92 ID:hmQBoD2m0
カンナってそっちのか……あっちは能力がチートすぎるけれど……
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/23(日) 09:48:58.40 ID:CQEhru/Ho
更新時間帯は深夜だな
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/09/23(日) 12:06:41.02 ID:PX0E4I1AO
期待
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/23(日) 12:08:27.25 ID:AnR8b0nzo
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/09/23(日) 13:48:12.64 ID:fFj6LQrvo
織莉子「(呼びかける上でどう出てみましょうか)」

>>20

1 下手に出る(+「自分の目的を話す」or「良い狩場を紹介出来ると謳う」)
2 強気で接する(+「自分の目的を話す」or「良い狩場を紹介出来ると謳う」)
3 自由安価
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/23(日) 13:52:43.81 ID:CQEhru/Ho
目的は隠さないと嫌がらせされそうだな

威圧感出せるし強気かな
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/23(日) 14:58:00.48 ID:DypZxq1Uo
1 良い狩場がry
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/09/23(日) 15:09:05.24 ID:fFj6LQrvo
織莉子『初めまして、美国織莉子と申します』

あすみ『……!』

織莉子『神名あすみさん、ですね?』

あすみ『!?』

織莉子『少々、お時間を頂ければ幸いなのですが』

あすみ『……』


あすみ『ちょっと待ってて、豚共を黙らせてくるから』

織莉子『えぇ、ごゆっくり』
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/09/23(日) 15:23:09.06 ID:fFj6LQrvo
織莉子「(どうやら先程の会話だけでお互いの身分を察する事が出来た模様)」

織莉子「(そうなる様に狙ったと言うのもあるけれど)


織莉子「(そしてそれから数分立たない内に、誰に聞かれる事も無い好都合な場所として)」

織莉子「(神名さん宅に案内された)」

織莉子「(親戚に聞かれるのではないか、とも思ったけれど)」

織莉子「(扉を開けてみればそこには、一組の男女と二人の少年が倒れ伏す姿があった)」

織莉子「(息はしているだろうけれど、きっと仮死状態なのでしょう)」

織莉子「(杞憂に終わった)」
23 :修正 [saga sage]:2012/09/23(日) 15:27:01.06 ID:fFj6LQrvo
織莉子「(そしてそれから数分立たない内に、誰に聞かれる事も無い好都合な場所として)」

織莉子「(神名さん宅に案内された)」

織莉子「(親戚に聞かれるのではないか、とも思ったけれど)」

織莉子「(扉を開けてみればそこには、一組の男女と二人の少年が倒れ伏す姿があった)」

織莉子「(息はしているだろうけれど、きっと仮死状態なのでしょう)」

織莉子「(杞憂に終わった)」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/09/23(日) 15:34:26.53 ID:fFj6LQrvo
あすみ「それで、話って何?」

織莉子「……」

あすみ「わざわざ念話で語りかけて、しかもあすみイコール魔法少女だと知ってた」

あすみ「そんな有名になった覚えは無いのになぁ……」

あすみ「何せ噂を流そうにもそれ以前に」

あすみ「語り手皆コレになっちゃうし、ね?」

ポケットからグリーフシードを取り出した。見せびらかすように。
量にして手の平サイズの山を成す程、と言ったと所。

織莉子「えぇ、存じております」

織莉子「そんなあなたに、絶好の狩場をご紹介しようと思いまして」

あすみ「……」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/09/23(日) 15:41:00.46 ID:fFj6LQrvo
あすみ「どうやって?」

織莉子「……」

あすみ「正直その餌とっても美味しそうだし嬉しいけど……」

あすみ「そこまでされる筋合いが思い浮かばないって言うか……」

あすみ「それより何で知ってたの?」

あすみ「あすみの事」

あすみ「ま、お姉ちゃんの魔法なんだろうけど」

1 「私の魔法は未来予知です」
2 「私の魔法は魔法少女探知です」
3 自由安価

下1レス
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/23(日) 15:58:42.90 ID:WbZfcmqvo
3 話す前に未来予知を使って交渉の行方を覗いてみる
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/23(日) 16:18:23.71 ID:fFj6LQrvo
織莉子「(ここをどう切り抜けるか)」

織莉子「(未来予知で覗いてみても損はないでしょう)」

織莉子「(この子に魔翌力を探知されようとも、後でいくらでも誤魔化せば良い)」


織莉子「……!」

あすみ「……」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/23(日) 16:25:14.30 ID:CQEhru/Ho
行動する前に自分の戦力確認したかったな

織莉子の認知度は高いけど、バトル描写はあんまりないから
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/23(日) 16:26:58.22 ID:fFj6LQrvo
織莉子「(余程馬鹿な事を言わない限り交渉が決裂する見込みが無い)」

織莉子「(嘘を吐いても吐かなくても、それは同じ事)」


織莉子「(――拍子抜けね)」

織莉子「(こんなにも上手い話があるのかしら)」


1 「私の魔法は未来予知です」
2 「私の魔法は魔法少女探知です」
3 自由安価

下1レス
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/23(日) 16:28:00.76 ID:CQEhru/Ho
2

揺すられるネタにされたくない
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/23(日) 16:34:21.04 ID:fFj6LQrvo
織莉子「私の魔法は魔法少女探知です」

あすみ「……」

織莉子「(いくら決裂しないからとは言え、全部曝け出してあげる必要は皆無)」

織莉子「(逃げ道は作っておきましょう)」


あすみ「ふぅん。じゃあ今魔法少女を探知したんだ?」

織莉子「けれど残念ながら、今付近に居る魔法少女は私達だけの様子」

織莉子「論より証拠と言う事で実演したかったのだけれど、残念です」

あすみ「ま、そこはもう良いよ。分かったから」

あすみ「じゃあ、次は狩場教えてくれるわけが聞きたいなぁ」


下1レス
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/23(日) 16:38:11.43 ID:WbZfcmqvo
とある強力な魔女の誕生を防ぐ為に仲間を集めていると答える
狩場を独り占めする気は無い
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/23(日) 16:47:21.88 ID:fFj6LQrvo
織莉子「狩場を独り占めする気はありません」

あすみ「だから独り占めとかじゃなくて」

あすみ「何でわざわざ寄越してくれるの?って話なんだけど」

織莉子「手ぶらで条件を付き付けられても、考え物でしょう?」

あすみ「……」


あすみ「……へぇ、お仕事ってわけね?」

織莉子「理解が早くて助かります」

あすみ「うん、話だけでも聞いてあげる」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/23(日) 16:48:30.93 ID:fFj6LQrvo
織莉子「救済の魔女」

あすみ「……」

織莉子「彼女だけは解放してはならないの」

織莉子「その誕生を防ぐために、こうして仲間を集めようと――」


あすみ「――待った」

織莉子「はい、どうしました?」

あすみ「……」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/23(日) 16:54:24.83 ID:fFj6LQrvo
あすみ「意味わかんないんだけど」

織莉子「と、言いますと?」

あすみ「絶好のチャンスなのに、なんで防がなきゃだめなの?」

あすみ「グリーフシード獲得のチャンスなのに……」

織莉子「彼女は世界を滅ぼす」

あすみ「はっ?」

織莉子「十日足らずで、人々は皆死に絶えるでしょう」

織莉子「全て、理想郷へと導かれ――」


あすみ「ますます意味わかんないんだけど」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/23(日) 16:54:59.48 ID:fFj6LQrvo
織莉子「えっ……」

あすみ「織莉子お姉ちゃんの魔法って魔法少女サーチャーだったよね?」

あすみ「なのになんで強力な魔女が産まれるって分かっちゃうの?」

あすみ「それじゃなんだかまるで……」


あすみ「予言者みたい」


織莉子「……」

1 魔女も探知出来ます
2 未来予知です
3 自由安価で誤魔化す

下1レス
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [saga]:2012/09/23(日) 16:56:04.10 ID:WfZg8jRHo
2、正直に話す
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/23(日) 16:57:17.07 ID:CQEhru/Ho
探知して素質が大きいのがわかれば必然的にわかると思うんだけどなぁ
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [saga]:2012/09/23(日) 17:00:07.62 ID:WfZg8jRHo
魔法少女探知って素質ある普通の人間も引っ掛かるもんなの?
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/23(日) 17:01:14.05 ID:fFj6LQrvo
織莉子「……ごめんなさい、全貌を少し隠させて頂きました」

あすみ「……」

織莉子「私の魔法は未来予知です」

織莉子「自らが故意に曲げようとしない限りは、絶対的な物となります」

あすみ「……ふぅん」

織莉子「……」


織莉子「(変な気を起こさせない様に、少し釘を打っておくべきかしら)」


1 打つ
2 やめておく

下2レス
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/23(日) 17:04:18.19 ID:CQEhru/Ho
1

早めに立場をはっきりさせたい
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/23(日) 17:05:14.74 ID:WbZfcmqvo
1
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/23(日) 17:10:04.05 ID:fFj6LQrvo
織莉子「故にあなたの行動を掌握出来ると言っても過言ではありません」

あすみ「……」

織莉子「もちろん、今ここで乗るか否かはあなたの自由です」

織莉子「……が、仕事とは言わばギブアンドテイク」

織莉子「テイクだけするべく、後から裏切ろうとする素振りを見せれば……」

あすみ「……」

織莉子「……分かりますね?」

織莉子「変な気を起こさない方が賢明かと思われますが」

あすみ「……」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/23(日) 17:17:03.37 ID:fFj6LQrvo
あすみ「それじゃあ乗るしかないわよねぇ」

あすみ「ここで断ったら殺されそうだし」

織莉子「御心配なきよう。ただ狩場の話は無かった事になるだけですから」

あすみ「でも、ま……うんっ、いいよ」

あすみ「流石に人類滅亡は洒落になんないし、ね」

あすみ「全滅しちゃったらわたしの『楽しみ』もなくなっちゃうし、ね?」

あすみ「だから、お姉ちゃんの方も心配する事はないよ」

織莉子「ご協力、感謝します」

あすみ「うんっ。いいよ」


あすみ「でもせっかくだから、見ていってほしいなぁ」

織莉子「何を?」

あすみ「うふふ。それはね……」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/23(日) 17:18:38.01 ID:fFj6LQrvo
―――

あすみ「それじゃお姉ちゃん。また明日!」

織莉子「……えぇ」

ガチャン

織莉子「……」


織莉子「(……飛んだ趣のある人形劇だったわ)」

織莉子「(尤も、私の趣向には合わなかったけれど)」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/23(日) 17:28:11.00 ID:fFj6LQrvo
織莉子「(あの親戚の方々も気の毒ね)」

織莉子「(けれど、彼らは彼女を壊した)」

織莉子「(それも、昏い道中でしか安息を見出せなくする程にまで)」

織莉子「(……当然の報いと言えば、そうなのでしょう)」


織莉子「(以上から、1人仲間を得られたけれど)」

織莉子「(当然か、未だ未来は変わっていない)」

織莉子「(次は何をすれば良いか……)」

下2レス

1 あすみの餌探し
2 キュゥべえに伝えて、魔法少女を増やす
3 仲間にする為に、魔法少女と接触
4 自由安価
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/23(日) 17:31:25.56 ID:WbZfcmqvo
4 QBを呼び出して魔法少女候補の情報を聞き出す
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/23(日) 17:49:16.14 ID:kBj+5bZIO
3
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [saga]:2012/09/23(日) 17:52:01.95 ID:WfZg8jRHo
あんまり細かく安価しないでいいと思うんだが
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/23(日) 18:44:18.74 ID:fFj6LQrvo
―――

織莉子「(ひとまずの予知完了)」

織莉子「(駒は適度に居るに越したことは無い)」

織莉子「(使えるものは使う)」

織莉子「(現存する魔法少女は私と神名さんを除き3人)」

織莉子「(一人は赤髪の子)」

織莉子「(けれどこの子はかなりの利己主義者)」

織莉子「(残るは絶望のビジョンの後に垣間見えた、2人)」

織莉子「(しかし、どうやら黒髪の子は私に憎悪の念を抱いている模様)」

織莉子「(それはもう、会った瞬間に殺されそうなまでに)」

織莉子「(と、なれば……)」


織莉子「(銃弾とリボンの魔法少女を押える)」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/23(日) 18:57:10.69 ID:fFj6LQrvo
織莉子「(彼女は魔女と使い魔の両者を狩り、人知れず孤独の英雄となる事に生を見出している)」

織莉子「(ボランティアもいいところね。皮肉のつもりではないけれど)」

織莉子「(だがその孤独さに苛まれるばかりに、仲間を欲し過ぎている)」

織莉子「(その対象が『アレ』となれば、もう目も当てられない)」

織莉子「(そうなる前に取り込みましょう)」

織莉子「(それから付きっきりで居るキュゥべえの視線を逸らす為に、候補の子の情報も伝えておきましょうか)」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/23(日) 18:57:45.44 ID:fFj6LQrvo
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/23(日) 19:14:38.90 ID:MldNDxqdo
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/24(月) 00:20:28.02 ID:PYuHbsXOo
再開
寝落ちしたらごめん
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/24(月) 00:21:26.95 ID:PYuHbsXOo
―――見滝原中学―――

織莉子「(予知通りの時間帯に彼女が現れた)」

マミ「〜〜」テクテク

織莉子「(見た所誰かと一緒に帰宅しようだのとはしていない様子)」

織莉子「(好都合と言えば好都合)」


織莉子「巴マミさんね?」

マミ「え……そうだけど」

織莉子「……」
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/24(月) 00:22:00.78 ID:PYuHbsXOo
織莉子「こう言う者なのだけれど」

真珠色の宝玉の付いた、指輪を見せる。

マミ「――!」

織莉子「少し、私の話に付き合って頂けませんか?」

マミ「……ここじゃ不味いわ。場所を移しましょう」

織莉子「助かります」




―――

織莉子「(そうして、人気の無い公園へと案内された)」

マミ「……それで、話と言うのは?」


織莉子「(神名さんの場合、既に魔女化についての情報は知っていた)」

織莉子「(絶望、呪いから産まれた魔法少女ならともかく)」

織莉子「(あくまで巴さんは普通の魔法少女)」

織莉子「(率直に事実だけを伝えて、その重圧に耐え切るかどうか……)」

1 隠してはまどろっこしい。率直に伝える。駄目な様ならばケアすれば良い
2 ところどころを誤魔化して伝える
3 自由安価
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/24(月) 00:26:34.42 ID:qgA7hUH5o
3 魔女化の部分だけを伏せて事情を伝える
58 :安価忘れたけど>>57で [sage saga]:2012/09/24(月) 00:42:47.62 ID:PYuHbsXOo
織莉子「率直にに申し上げます」

織莉子「私の魔法は未来予知です」

マミ「えっ……!」

織莉子「そして私は、絶望のビジョンを見ました」

マミ「ど、どんな……?」


織莉子「絶対に解き放ってはならない」

織莉子「誰にも倒せない」

織莉子「全ての生命を吸い上げ」

織莉子「この世を枯れ果てさせる魔女の出現を」

マミ「ッ!?」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/24(月) 00:50:28.53 ID:PYuHbsXOo
織莉子「それを阻止すべく、私は仲間を集めていて」

織莉子「昨日既に1人仲間にした所……と言った所でしょうか」

マミ「それで、私のもとに……?」

織莉子「えぇ、察しが早くて助かります」

マミ「……」


マミ「そんな倒せない魔女をどうやって処理すると言うの?」

マミ「いくら未来予知が出来たとしても、出てしまってはそれまでよね?」

マミ「何か、魔女の出没を未然に防ぐ方法があるのかしら?」

織莉子「……」
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/24(月) 01:00:50.17 ID:PYuHbsXOo
織莉子「素体」

マミ「えっ?」

織莉子「魔女とは言わば呪いから産まれる存在、でしたね?」

マミ「……そうね」

織莉子「どうやら、ソレを具現化するに能う程にまで悩める少女が居るそうで」

マミ「えぇ……ッ!?」

織莉子「彼女はこれから、途方もない絶望を知る」

織莉子「その絶望こそが、救済の魔女の誕生の鍵となり」

織莉子「この世が生涯を終える事でしょう」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/24(月) 01:01:51.80 ID:PYuHbsXOo
マミ「い、今までそんな話聞いたことがないわ!」

マミ「だ、大体途方もない絶望って言うけれど、どんな物よ!?」

マミ「それだと今頃この世界が既に終わっていても……!」

織莉子「現に起ろうとしている訳です」

マミ「だ、だけど……!」

織莉子「私は未来を予知できます」

マミ「あ、あなたのハッタリって事も……!」

織莉子「その様な嘘を吐いて何の得があると?」

マミ「……ッ」

織莉子「確かに、私の見たビジョンは他者に見せびらかす事は出来ないわ」

織莉子「けれど仮に嘘だとしても、あなたにどう言う危害が加わると?」

マミ「……」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/24(月) 01:12:11.80 ID:PYuHbsXOo
マミ「……その子に何かしようって事も」

織莉子「何故?まるで利益が思い浮かばないのだけれど」

マミ「……個人的な恨みが」

織莉子「殺しを他者に宣言するなどとは愚かだと思わないのかしら」

織莉子「どこかの殺人予告も良い所ね」

マミ「……殺し仲間を……」

織莉子「二人係じゃないと殺せない一般人とは?」

マミ「……」


織莉子「……兎に角、私はその子を保護しようと考えております」

マミ「……」

織莉子「どうかしら?」

織莉子「私と共に、昏い道に灯りを照らし」

織莉子「救世を成し遂げませんか?」
63 :訂正、ヌケてた [sage saga]:2012/09/24(月) 01:18:09.73 ID:PYuHbsXOo
マミ「……その子に何かしようって事も」

織莉子「何故?まるで利益が思い浮かばないのだけれど」

マミ「……個人的な恨みが」

織莉子「殺しを他者に宣言するなどとは愚かだと思わないのかしら」

織莉子「どこかの殺人予告も良い所ね」

マミ「……殺し仲間を……」

織莉子「二人係じゃないと殺せない一般人とは?」

マミ「……」


織莉子「……兎に角、私はその子を保護しようと考えております」

織莉子「恐らく、魔法少女となり契約する事が絶望のキーとなるでしょう」

織莉子「そうならない名目での事です」

織莉子「グリーフシード目的での排除だろう、と言うのならば」

織莉子「今ここで貴女を排除していてもおかしくはありません」

マミ「……」

織莉子「どうかしら?」

織莉子「私と共に、昏い道に灯りを照らし」

織莉子「救世を成し遂げませんか?」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/24(月) 01:24:15.64 ID:PYuHbsXOo
マミ「……悪事を働く素振りを見せたら、その時は覚悟しておく事」

マミ「尤も、予知と謳うあなたに敵えばの話だけれど」

織莉子「……感謝します」

織莉子「時々垣間見るビジョンで新たな情報が入り次第」、巴さんに伝えられれば、と思います」

織莉子「魔女の出現場所も含めて」

マミ「……えぇ、わかったわ」


―――

織莉子「(率直に伝えられない、と言うのはこうもまどろっこしい物ね)」

織莉子「(かなり苦しい問答だったわ)」

織莉子「(恐らく、印象としては良くは無いでしょう)」

織莉子「(けれど、信頼ならばこれから勝ち取れば良い)」

織莉子「(神名さんや巴さんを遣い、素体となる彼女を手に入れ)」

織莉子「(囲い込んで殺す)」


織莉子「(……さて、そろそろかしら)」

織莉子「(かわいいだけの役立たずさんが涙する時は)」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/24(月) 01:27:16.65 ID:PYuHbsXOo
―――

ゆま「キョーコ、どこ……?」

ゆま「どこにいっちゃったの……?」


ゆま「キョーコ……」

ゆま「……キョーコぉ……」


織莉子「……ふふっ」

ゆま「!?」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/24(月) 01:30:36.09 ID:PYuHbsXOo
織莉子「佐倉杏子、彼女はまだ現世に居るのかしら?」

ゆま「え……」

織莉子「それとも最早、死神に連れ去られてしまったのかしら?」

ゆま「し、にが、み……?」

織莉子「……」ニコッ


織莉子「彼女は魔女と戦って、そして死ぬ運命」

ゆま「キョーこ、が……死……!?」

織莉子「貴方に運命の歯車を廻せるかしら?」


織莉子「かわいいだけの役立たずさん」

ゆま「――――!!!」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/24(月) 01:39:39.10 ID:PYuHbsXOo
―――

織莉子「(これであの子も魔法少女)」

織莉子「(災難だけれど、救世には犠牲が付き物よ)」

織莉子「(佐倉さんに会う事があるならば、真っ先に批難されるでしょうけれど)」

織莉子「(あくまで相手を尊重しつつ救世を盾に言い包めれば、どうと言う事はない筈)」


織莉子「(……と、一先ず手筈は整った)」

織莉子「(神名さんとの魔法少女狩りでキュゥべえの視線を釘付けて、彼女から逸らす)」

織莉子「(それも強制的にグリーフシードと化させての事だから、キュゥべえからも悪く思われない事でしょう)」

織莉子「(私を排除しようなどとは思わない筈)」

織莉子「(万が一巴さんに見られたとしても、神名さんの精神魔法がある限り心配は無い)」

織莉子「(そして表で巴さん、裏から神名さんを使って詰めて)」

織莉子「(彼女を排除する)」



―――
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/24(月) 01:41:37.51 ID:PYuHbsXOo
―――

キリカ「(この世のすべてがキライ)」


キリカ「(ううん、興味が無い)」

キリカ「(そうなんだ、で全部弾ける内容の無い会話)」

キリカ「(友情、恋愛。嗚呼)」

キリカ「(全てくだらない)」



「―――ならいっそ、全部壊しちゃう?」
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/24(月) 01:44:04.66 ID:PYuHbsXOo
あすみ「……」ニコッ

キリカ「……誰だ」


あすみ「わかるよぉ?その気持ち」

キリカ「何……?」

あすみ「馬鹿らしい友情ごっこや恋愛」

あすみ「そして絵に描いたような家族ごっこ」

あすみ「興味は無くは無いけど」


あすみ「汚らわしいな、って」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/24(月) 01:47:53.22 ID:PYuHbsXOo
あすみ「ねぇ、お姉ちゃん」

あすみ「奇跡と魔法……」

あすみ「いや……」

あすみ「厄と呪いって、信じる?」

キリカ「……」

あすみ「わたし自身がソレで」

あすみ「チカラを持っているの」

あすみ「そしてお姉ちゃんにも、その力を分け与えてあげれるよ?」

あすみ「白き悪魔を使ってね」

キリカ「……」
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/24(月) 01:50:47.45 ID:PYuHbsXOo
あすみ「さぁ、一緒に壊そう!?」

キリカ「……」

あすみ「愛も、情も、何もかも!!」

あすみ「見て見ぬ振りして、裏切る奴等を!!」

あすみ「全てぶち壊そう!?」

あすみ「絶望を以てして、ね!!??」

あすみ「その為にお姉ちゃんも変わろう!?」

あすみ「違う自分に変わろう!?」

キリカ「……」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/24(月) 01:53:27.09 ID:PYuHbsXOo
キリカ「私は……」

あすみ「うんっうんっ」


キリカ「私は――――!」

キリカ「―――――!」


あすみ「……ふぅん」
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/24(月) 01:54:13.01 ID:PYuHbsXOo
ここで一旦終了
次は夕方ぐらい
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/24(月) 01:55:11.74 ID:qgA7hUH5o
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/24(月) 02:39:44.29 ID:egwYpFBZo
さてキリカはどっちサイドかな
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/24(月) 17:47:05.21 ID:PYuHbsXOo
ごめん疲れてる
明日になるかも
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/25(火) 01:32:41.92 ID:35ULX7C8o
――――――

織莉子「(両者を仲間にしてから数日)」

織莉子「(巴さんと共に、未来予知による場所特定を用いての魔女使い魔両者の退治)」

織莉子「(そして神名さんと共に、魔法少女を絶望させての狩り)」

織莉子「(彼女の精神汚染とキュゥべえの話術が有れば、絶望まで一瞬の事)」

織莉子「(完全には不可能だけれど、せめてキュゥべえを素体から逸らせる事は出来ている)」

織莉子「(未来予知にも今の所は『異常』はなし)」


織莉子「(もちろん、時たまに神名さんと巴さんが鉢合わせしてしまう時があるけれど)」

織莉子「(その時には巴さんの私に対する信頼の為、純粋無垢で善良な小学生を演じてもらっている)」

織莉子「(もちろん魔法少女としても、所謂正義の味方型と言うところで)」


――あすみ「マミお姉ちゃんのケーキおいしいね!」

――マミ「ありがとう。手作りした甲斐が有ったわ」


織莉子「(尤も、それは彼女の持ち併せていたスキルで今に始まった事ではないけれど)」

織莉子「(……なんて下劣なお子様なのかしら)」
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/25(火) 01:37:20.04 ID:35ULX7C8o
織莉子「(そして今日成すべき事は……)」




1 もっと信頼を得る為に、巴マミと行動
2 神名あすみ・QBと行動
3 単独行動
4 自由安価

下1
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/25(火) 01:52:44.05 ID:QIOGJzcDo
3
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/25(火) 02:07:59.29 ID:35ULX7C8o
織莉子「(巴さんについてはもう充分でしょう。必要以上に媚びる必要はありません)」

織莉子「(神名さんも上手くキュゥべえを惹き付けてくれているわ)」

織莉子「(……となると、私のみでの行動となりますか)」

織莉子「(因みに予知を用いた結果、現時点に於いて目立った行動を取る者は居ない模様)」

織莉子「(その上でどうするか……)」

下1
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/25(火) 02:45:44.62 ID:E99XU8gHo
世界を滅ぼすピンクを探す。
探して、釘を刺すなり、[ピーーー]なり。
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 05:41:54.17 ID:c39xQAjco
――――

織莉子「(奴の現在(いま)を見ておきましょう)」

織莉子「(監視して、機会を伺い)」

織莉子「(もし討てる状況ならば討ちましょう)」

織莉子「(そうなれば、どれ程呆気ない事か)」


織莉子「(――――――――……)」


――――

織莉子「(……何とも愚かしい事)」

織莉子「(奴には守護者が居る)」

織莉子「(永遠に昏い道を歩き続け)」

織莉子「(それも、その道に逃げ続けると言う愚か者)」


織莉子「(―――暁美ほむらが)」


織莉子「(だが今の私単独では、奴には勝てない)」

織莉子「(……と、なれば)」

織莉子「(やはり巴さんを使いましょうか)」
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 05:48:07.49 ID:c39xQAjco
――――

マミ「ショッピングモール?」

織莉子「えぇ。明日の夕方、そこに使い魔が現れ私達の保護対象が囚われます」

織莉子「薔薇園の使い魔、と言った所ね」

マミ「……何故私に行けと?」

織莉子「見えたのですよ。彼女の傍に」



織莉子「愚者の跳躍者が居る所が」



マミ「――!?」

織莉子「どうやらその時空跳躍者、計り知れぬ憎悪を私に抱いている様子で」

マミ「……何故そんな事が」

織莉子「(……)」


織莉子「彼女は何もかもが私達と対になってしまっている」

マミ「つまるところ……敵と言う事?」

織莉子「えぇ。彼女は鹿目まどかの絶望を解き放とうとしている」

マミ「―――!!」

織莉子「よって彼女――暁美ほむらは私達の……」

織莉子「……いえ―――」



織莉子「――――世界の敵です」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 05:51:02.10 ID:c39xQAjco
マミ「……」

織莉子「……」


織莉子「(吐いても良いけれど、嘘は言っていない)」

織莉子「(……と言うのも、彼女本人にとっては時間を跳躍しているつもりでしょうが、実はそうではない)」



織莉子「(幾多もの平行世界【パラレルワールド】の旅路を踏んでいるに過ぎない)」



織莉子「(契約しようと言うアレ【まどか】を、直前に彼女を抹殺する事も無く見過ごし)」

織莉子「(破滅を置き土産に次の時空)」

織莉子「(……いえ、次の世界へと旅立つ)」

織莉子「(残された人々は来たるべき死を虚しく待つだけでしかない)」

織莉子「(よって、彼女も世界の破壊者と称しても過言ではない)」

織莉子「(私はそれを、決して許す訳にはいかない)」

織莉子「(鹿目まどかと同じく―――)」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 05:52:32.20 ID:c39xQAjco
マミ「……鹿目さんが捕われた所を助け、暁美さんに接触させる事なく引き込めばいいのね?」

マミ「言い方も悪いし、方法としても気が引けるけれど……」

織莉子「えぇ」

マミ「鹿目さんが魔法少女に憧れを抱いてしまったらどうするの?」

織莉子「無論避けられませんが、寧ろそれは好都合です」

織莉子「そうなると言う事は、少なくとも貴女に対して好き印象を抱いていると言う事」

織莉子「それならば取り込みやすくなり、後の説得次第でどうとでもなります」

マミ「けれど、もし使い魔にやられてしまったら……?」

織莉子「ご安心を。現段階に於いて巴さん・鹿目まどか共に命を落とす心配はありません」

織莉子「私の予知が利く限りでは」

マミ「……万が一の事だってあるかもしれないわ」

織莉子「……それが第一関門です」

マミ「……善処するわ」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 06:00:33.20 ID:c39xQAjco
織莉子「ところで巴さん」

マミ「何かしら?」

織莉子「紅茶とお菓子、美味しかったわ」

織莉子「ご馳走様でした」

マミ「え、えぇ、ありがとう……」

織莉子「……」


織莉子「(……駒として出会わなければ、良い話し相手にもなれたでしょうに)」


―――
――
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 06:02:15.40 ID:c39xQAjco
一旦終了
織莉子編も一旦終了
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 06:13:20.44 ID:c39xQAjco
せっかくだからもう一レスだけ投下しとくか……
最早アテになってないけど再開は夕方辺りで
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 06:13:47.95 ID:c39xQAjco
―――
――




ほむら「―――暁美ほむらです、よろしくお願いします」



ほむら「(……見慣れた教室ね)」

ほむら「(尤も、馴染み深いと言う意味とは程遠いけれど)」

ほむら「(寧ろ、病院の純白の壁と同じく忌々しさすら感じさせてくれるわ)」

ほむら「(あぁ、また駄目だった、って)」

ほむら「(そう言う意味を以てすれば)」

ほむら「(まるでこの教室が監獄の様にさえ見えてくるわ)」

ほむら「……」

1 まどかを見る
2 さやかを見る
3 仁美を見る
4 上条の空席を見る
5 どこも見ない

下1
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/26(水) 07:50:03.79 ID:MuVJeq5yo
4
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 17:17:39.60 ID:c39xQAjco
おはようございます
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 17:18:07.55 ID:c39xQAjco
ほむら「……」チラッ

ほむら「(……上条恭介)」

ほむら「(魔法少女となった美樹さやかの絶望要因の一つ)」

ほむら「(美樹さやかが契約するよりも前に、彼の腕を治せればいいのだけれど)」

ほむら「(ムリな夢物語ね。不可能よ)」

まどか「……?」

さやか「……」

仁美「……」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/26(水) 17:18:34.91 ID:c39xQAjco
―――――

女子生徒1「部活なにやってたの?」

女子生徒2「前の学校どんなんだった?」

女子生徒3「シャンプーなに使ってるん?」

ほむら「……」

ほむら「(他愛なさ……)」

ほむら「(……いえ、鬱陶しさすら感じる質問責めを適当にあしらう)」

ほむら「(これも、毎度毎度慣れた事)」

ほむら「(……何時かの私って、この程度の事にも怯えてたものね)」

ほむら「(一体、何週してしまったのだろう)」
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 17:20:35.86 ID:c39xQAjco
―――――

ほむら「ごめんなさい。緊張し過ぎて気分が……」

ほむら「(これも嘘っぱち。毎度手慣れた手段でしかない)」

ほむら「係の人にお願いするわ。気にしないで」

ほむら「(……あの子に接触する口実でしかない)」

ほむら「(それも、警告するための)」


ほむら「鹿目まどかさん、よね」

まどか「え、あっ……」

ほむら「保健係よね?連れてってもらえる?」

まどか「えと……その……」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 17:23:38.58 ID:c39xQAjco
さやか「あー……っと、暁美さん?」

ほむら「(……?)」

ほむら「何かしら」

さやか「えっとさ……、割り込む様で悪いんだけどさ」

さやか「あたしもついてっていいかな?」

ほむら「……」


ほむら「(何故、美樹さやかが?)」

ほむら「(……まぁ良いわ、これは好都合)」

ほむら「(二人同時に警告出来ると思えば、別に付いてこられても損じゃないわ)」

ほむら「えぇ。良いわよ」

さやか「ぃよっしゃぁ〜!」

ほむら「……」
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 17:26:35.58 ID:c39xQAjco
―――――

まどか「えと……。暁美、さん?」

ほむら「(……暁美さん、ね)」

ほむら「ほむらで良いわ」

まどか「え、じゃあ……えっと……」

まどか「ほ、ほm」

さやか「ねぇほむら」

ほむら「……」

ほむら「……何?」

さやか「あたし、美樹さやか!さやかちゃんって呼んでくれたまえ!」

ほむら「えぇよろしく。美樹さやか」

さやか「……」
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 17:30:43.04 ID:c39xQAjco
ほむら「……それで、何だったかしら」

まどか「あの、なんでわt」

さやか「まどかが保健係ってなんで知ってたの?」

まどか「……」

ほむら「……早乙女先生から聞いたのよ」

さやか「……あぁ、なるほど」

まどか「……」


さやか「そういやほむらってさ」

ほむら「……何」

さやか「名まe」

まどか「ほむらちゃんってカッコイイ名前だよねっ!」

ほむら「……」

まどか「な、なんて言うかその、燃え上がれ〜!って感じで!」

さやか「だよねだよね」

ほむら「……」
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 17:33:45.17 ID:c39xQAjco
ほむら「(……さて、そろそろ警告を)」クルッ

さやか「ん?」

ほむら「……鹿目まどか、美樹さやか」

まどか「な、なにかな……?」

さやか「……どうしちゃったの、改まって」

ほむら「貴方は自分の人生が尊いと思う?」

さやか「……えっ?」

まどか「??」

ほむら「……家族や友達を、大切にしてる?」

さやか「……」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 17:36:09.44 ID:c39xQAjco
さやか「あ、あのさ」

ほむら「何かしら」

さやか「さっき自己紹介の時に……見てたじゃん?」

ほむら「(……唐突に何を)」

ほむら「……見てたって?」

さやか「えっと……、空いてる席」

ほむら「(……あぁ、上条恭介の席ね)」

さやか「……まさか、知ってたりしない……よね?」

ほむら「……何を?」

さやか「あの席の子の事」

ほむら「……」


1 「空席だから見ただけよ。特に意味もないし知りもしない」

2 「上条恭介の事なら、少しは知っているわ」

下1
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/26(水) 17:37:02.36 ID:nmtcLW/IO
折角だから2
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 17:43:48.57 ID:c39xQAjco
ほむら「(何かと美樹さやかは勘が鋭い)」

ほむら「(下手に嘘を吐くよりも、事実も交えつつ適当にあしらっておいた方が良いのかもしれない)」

ほむら「上条恭介の事なら、少しは知っているわ」

さやか「えっ……」

ほむら「昔、知り合いづてに耳にしたことがあるの」

ほむら「天才バイオリニストとしての評判を、ね」

ほむら「(事実、これは嘘じゃないわ)」

ほむら「(紛れもなく、目の前に居る美樹さやかから聞いた事)」

さやか「……じゃあ、なんであの席が恭介のだって……」

ほむら「早乙女先生からよ」

ほむら「(これは嘘。けれど些細)」
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 17:49:06.73 ID:c39xQAjco
さやか「そっか……」

ほむら「えぇ。早くよくなる事を祈ってるわ」

ほむら「(違う意味で、ね)」

さやか「……うん、ありがと」

ほむら「けれど、これだけは覚えておいて」

さやか「ん?」

ほむら「あなた達に、奇跡を押し売ろうと取り入る者がやって来たとしても」

ほむら「決して耳を貸さないで」

さやか「は……?」

まどか「???」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 17:50:37.87 ID:c39xQAjco
ほむら「……世話になったわね、ここまでで良いわ」

さやか「お、おう。お大事に」

まどか「……」


ほむら「(後は志筑仁美も交えて、ショッピングモールに向かい)」

ほむら「(そこでキュゥべえと接触してしまう)」

ほむら「(撃ち殺して、それを阻止する)」

ほむら「(何時も通りね)」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 17:59:06.20 ID:c39xQAjco
―――放課後―――

さやか「ぬわぁああ疲れたもぉおおおん!!」

仁美「もう……。はしたないですわさやかさん」


さやか「……ねぇまどか」

まどか「うん?」

さやか「この後ほむらも誘ってみる?」

まどか「えっ?」


さやか「あの子、ちょっと電波入ってるけどさ」

さやか「あたし分かっちゃうんだよね」

まどか「え、何が?」

さやか「そんな悪い奴じゃないんだろうな、って」

さやか「ほら、恭介の事もあぁ言ってくれたし」

まどか「う、うん……そだね」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 18:00:54.42 ID:c39xQAjco
さやか「けどさ、緊張し過ぎなんだよもう」

まどか「そ、そかな……?」

さやか「そうだよ。何か塞ぎ込んでる感しない?」

まどか「え、えーっと……?」

さやか「そこで、だ」

さやか「このさやかちゃんがひと肌脱いでやりますかね!」

さやか「ほむらの緊張をほぐしてやるのだ!」

仁美「まぁ、悪くは無いかと……」

まどか「そだね」

さやか「っつーワケで誘ってくる!」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 18:04:07.46 ID:c39xQAjco
さやか「おーい!ほむら〜!」

ほむら「……?」

さやか「一緒にメシどう?」

ほむら「えっ……」

さやか「あ、まどかと仁美も一緒だよ?」

まどか「う、うぇひひ……」

仁美「ふふっ」

ほむら「……」


ほむら「(……珍しい事もあるものね)」

ほむら「(まさか美樹さやかから誘われるなんて)」
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 18:07:46.37 ID:c39xQAjco
ほむら「(……一見して、かなり条件の良い時間軸に思える)」

ほむら「(けれど、まどか達3人と友好的かと思えたあの時間軸では……)」


―――――

織莉子『何度繰り返すの?』

織莉子『貴女が歩いた昏い道に、望んだものに似た景色はあった?』

織莉子『違う道に逃げ続ける貴女が、私に敵う筈が無い』


―――――

ほむら「(……)」

ほむら「(誘いに乗っても損は……)」

ほむら「(いえ、付いていくべきよ)」

ほむら「(インキュベーターからも、美国織莉子一派からも)」

ほむら「(まどかを護りきって見せる)」

ほむら「(……何を犠牲にしようとも、必ず)」
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 18:11:07.38 ID:c39xQAjco
ほむら「えぇ、良いわ」

さやか「お!見かけによらず付き合い良いじゃん!」

まどか「ちょ、さやかちゃん!」

ほむら「見かけって何よ」

さやか「あぁごめんごめん。ちょっと口が滑っちゃって」

ほむら「……」

まどか「ご、ごめんね?ほむらちゃん」

まどか「こ、こう見えても根はすごい良い子で……」

さやか「こう見えてって何さー!?」

まどか「あ、ご、ごめん!」

ほむら「……」


ほむら「(……例え護衛目的だとしても)」

ほむら「(たまには、悪くないものね)」
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 18:15:57.45 ID:c39xQAjco
―――バーガー店――

さやか「あのさほむら」

ほむら「何かしら」

さやか「前に会った事あるっけ?」

ほむら「(……)」

ほむら「どうして?」

さやか「ん〜。さっきのもそうだしなんて言うか……」

さやか「なんとなく?」

ほむら「……きっと気の所為よ」

さやか「そお?」

ほむら「そうよ」

さやか「そうなのか」

さやか「まどかも、あんたはどう?」

まどか「……うーん」
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 18:17:49.44 ID:c39xQAjco
まどか「常識的には初めてなんだけど……」

さやか「何よそれ?非常識なところでなんかあんの?」

まどか「……笑わないでね?」

さやか「おう」

仁美「えぇ」

ほむら「……大丈夫」

まどか「……ほむらちゃんとね?」

ほむら「……?」


まどか「昨日の夜、夢の中で会ったような……?」

ほむら「!?」
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 18:23:54.52 ID:c39xQAjco
さやか「ぶっ!」

仁美「ふふふっ」

まどか「ひ、ひどいよぅ!わたし真面目に言ってるのに!」

さやか「あはははっ。ごめんごめん」

さやか「けどそれ、アレじゃん。なんて言うか……そうだ」

さやか「何か因果あるんじゃない?前世の」

ほむら「……」

仁美「もしかしたら、本当は暁美さんと会った事があるのかもしれませんわ」

まどか「え、えぇ……?」

ほむら「……」


まどか「あ、えっと……ほむら、ちゃん……」

ほむら「……ごめんなさい、記憶に無いわ」

まどか「そ、そうだよね!ご、ごめんね!わけわかんない話しちゃって!」

ほむら「構わないわ」

まどか「あ、あはは……」

ほむら「……」


ほむら「(……まどか……)」
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 18:26:47.00 ID:c39xQAjco
仁美「あら、もうこんな時間……。お先に失礼しますわ。ごめんなさい」

さやか「今日は茶道?日本舞踊?」

仁美「ピアノのお稽古ですの。もうすぐ受験だと言うのに……」

仁美「……と言う事で、また……」

まどか「うんっ。またね!」

さやか「じゃね!」


―――――

さやか「あたし等もいこっか」

まどか「そだね」

ほむら「えぇ」

さやか「って、あぁそうだほむら」

ほむら「何かしら」

さやか「ちょっと付き合ってもらいたいトコあるんだけど……」

ほむら「……えぇ」

さやか「CD屋。どう?」

まどか「また上条君の?」

さやか「へへっ、まあね」

まどか「うんっ。わたしはいいよ」

まどか「ほむらちゃんは?」

1 「構わないわ」

2 「ごめんなさい」

下2
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/26(水) 18:48:54.86 ID:QcXh1MlIO
2
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/26(水) 18:53:37.93 ID:23qsoBcIO
1
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 19:01:26.75 ID:c39xQAjco
ほむら「構わないわ」

さやか「んじゃ決まり!早速行くとしますか!」

まどか「うんっ」


ほむら「(恐らく、そろそろ奴が接触を試みる所かしら)」

ほむら「(ここが第一の踏ん張りどころ)」

ほむら「(接触を許すわけにはいかない……!)」


―――――

さやか「んじゃ、CD探してくるから」

まどか「うんっ。いってらっしゃい」


まどか「ほむらちゃんって何聴いてるの?」

まどか「音楽」

ほむら「(そんな物を嗜む時間なんて、微塵も無かったわ)」

ほむら「ごめんなさい。入院生活が長かったから、最近の曲はよくわからないの……」

まどか「そっかぁ……」

まどか「じゃあこれ聴いてみよっか」

ほむら「えぇ」

まどか「〜♪」
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 19:04:22.63 ID:c39xQAjco
ほむら「(さぁ。来るなら来なさいインキュベーター……!)」

ほむら「(まどかに接触しようものならば、今ここで始末してあげるわ……!)」

ほむら「……」


ほむら「……?」

まどか「ど、どうかな?」

ほむら「え……?」

まどか「い、今の曲……ほむらちゃんの趣味に合った、かな……?」

ほむら「……」

ほむら「(聴いてなかった……)」

ほむら「えぇ、とてもよかったわ」

まどか「よかったぁ。良い歌だよねっ」

ほむら「えぇ、とても……」


ほむら「(……おかしい)」

ほむら「(何時もならこのぐらいのタイミングでインキュベーターが来る筈……)」
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 19:08:41.41 ID:c39xQAjco
まどか「もう一曲聴こ?」

ほむら「え、えぇ……」

まどか「えへへっ。わたしこれも好きなんだぁ……!」

ほむら「……」

ほむら「(……多少のズレ、と言う事もあるわ)」

ほむら「(油断は許されない……!)」



―――――

ほむら「……」

さやか「お待たせっ!」

まどか「やっぱり上条くんのなんだ?」

さやか「当然!」

まどか「クラシックとか難しくてわかんないなぁ……」

ほむら「……」


ほむら「(結局奴は来なかった)」

ほむら「(何故……?)」
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 19:21:05.77 ID:c39xQAjco
―――――

さやか「いやーわざわざ付き合せちゃってごめんね!」

ほむら「構わないわ」

さやか「っつーか、あんた意外と気が利くじゃん!」

ほむら「……?」

さやか「なんかさ、話しかけんなオーラむんむんしてたからさ」

さやか「なんて言うか……その、アレかな?って」

ほむら「アレ?」

さやか「コミュ……」

まどか「さやかちゃん?」

さやか「はっはっは!なんでもないわごめんごめん」
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 19:22:15.87 ID:c39xQAjco
さやか「けど、ま、アレだ!このさやかちゃんが居る限りはもう大丈夫だ!」

さやか「あたしは緊張しちゃう転校生とも友達になる子だ!」

ほむら「……緊張なんて……」

さやか「だから、まぁ、この先何か辛かったらあたしに言ってくれたまえ?」

さやか「このさやかちゃんが何でも聞いてやるぞっ!」

ほむら「……」


ほむら「……どうせ聞いてくれない」ボソッ

さやか「ん?」

ほむら「……なんでもないわ。気持ちだけ受け取っておく」

さやか「……」


さやか「なんなら、あたしを受け取ろうとしても良いんだよ!」

ほむら「は?」

さやか「ま、無理だろうけどね!」

さやか「あたしはまどかを嫁にするのだ〜!」

まどか「ま、またそれ……?」

ほむら「……」
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 19:22:42.68 ID:c39xQAjco
ほむら「(……さっきから指先を伝って感じ取れている)」

ほむら「(この近くに魔女……)」

ほむら「(……いえ、使い魔が来てる)」


1 使い魔退治に向かう
2 放置

下1
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/26(水) 19:43:10.86 ID:uR3yl4cw0
1
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/26(水) 20:09:23.35 ID:c39xQAjco
一時間ほど休憩
最悪明日の夕方再開
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/26(水) 20:10:44.05 ID:MuVJeq5yo
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/26(水) 20:16:43.54 ID:Tn3LvJZ/o
やっぱりアンタだったか……。期待してるぜ
ところで、まどかの好きな音楽ってアレだよなー、と思いつつ読んだらワロタww
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/27(木) 00:55:00.69 ID:S4qfKUzBo
再開
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/27(木) 00:55:28.22 ID:S4qfKUzBo
ほむら「(まどかも美樹さやかも、魔法少女に関わることなく過ごせている)」

ほむら「(束の間の平凡かもしれないけれど……)」

ほむら「(二人とも巻き込まれる前に狩っておきましょう)」


ほむら「私の帰り道はこっちだから…」

さやか「おう、お疲れ!」

まどか「明日は一緒に学校行こうねっ」

ほむら「えぇ、そうね」

さやか「んじゃバイバイ!」

まどか「また明日!」

ほむら「えぇ、また」


ほむら「……さて、やりましょう」
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/27(木) 00:57:36.69 ID:S4qfKUzBo
―――結界―――

アントニー「ダナハイナノトコタミ」

ほむら「やっぱりこいつ等ね……」

アントニー「カウオマシテッギンョチ」

ほむら「苦戦する程の相手ではないけれど」

アントニー「リクオンチロギハナハオイルワ」


アントニー「セトオリキ!」

ほむら「……」


ほむら「(―――停止)」カチッ
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/27(木) 01:02:53.11 ID:S4qfKUzBo
――世界が灰色に染まる。

 彼女目がけて飛び掛かる大量の物の怪共も彩色を失い、虚空の中で静止する。何もかもが色を失い、その動きを止める。

――彼女を除いては。

ほむら「―――――フッ!」

 重圧かつ重厚なアサルトライフルを手に、廻る様に身を翻し、命を穿つ弾丸を放射状に散らす。

ほむら「――――――――!」

 次に、黒光りする数多の球……グレネードを荒く配ってやる。

ほむら「(―――解除)」
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/27(木) 01:03:55.03 ID:S4qfKUzBo
――世界が彩を取り戻す。

 鮮やかに動きを取り戻さんとする魑魅魍魎。だが無情にも、火薬と硝煙の香りを持つ花―――爆発で咲き覆われていた。完膚なきまでに炎に包まれる奴等。最早一匹たりとも生き残れないと見て良い程に。

アントニー「━━━━━━━━━!!!!」

 重低と破裂を伴い轟く爆発音に交じり、声にもならない、金切るかの如き悲鳴が五月蠅く響き渡る。

ほむら「……ふぅ」

 掻き上げられた彼女の髪が、戦の余韻が仄かに香る煙たい風に靡いていた。
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/27(木) 01:04:21.98 ID:S4qfKUzBo
ほむら「……他愛ない」

ほむら「(……その場凌ぎにしかならないでしょうけれど、一先ずまどかから遠ざける事が出来た)」


ほむら「(けれど、逆に不気味ね)」

ほむら「(今の所、インキュベーターが接触を測ってこない)」

ほむら「(それも、彼にとってはイレギュラーである私に対してですら、よ)」

ほむら「(何を企んでいるのかしら?)」


ほむら「(……ますます例の時間軸に似通ってきているわ)」

ほむら「(奴が、美国織莉子と呉キリカが居る時間軸に)」

ほむら「(幸か不幸か、まどか達との関係も良好)」

ほむら「(あの時よりも、監視を強化し―――)」


マミ「あら、使い魔をやっつけてくれたのね」


ほむら「――――――!」
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/27(木) 01:04:49.38 ID:S4qfKUzBo
ほむら「巴、マミ……」

マミ「……!やっぱり私の名前を知ってるのね……」

ほむら「……」

マミ「……まぁ良いわ。それにしても良かったわ……」

ほむら「……何が?」

マミ「あなたがグリーフシード目当てじゃない、って事よ」

マミ「その為に、使い魔を見逃す子を私は知ってるもの」

ほむら「(佐倉杏子、ね)」

ほむら「……守るべき者が居るの。当然の事よ」

マミ「……意外と良い子そうで良かったわ」

ほむら「……」
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/27(木) 01:05:38.83 ID:S4qfKUzBo
ほむら「何の用?」

マミ「……」

ほむら「わざわざ世間話をしに来たんじゃないのでしょう?」

マミ「……」



マミ「―――鹿目まどかさん、についてよ」



ほむら「―――――ッ!?」

ほむら「(どう言う事……!?既にまどかの事を知ってる……!?)」

ほむら「(……いや、キュゥべえから聞いたのよ、きっと……!)」


ほむら「……彼女も魔法少女に誘うつもりなのかしら?」

マミ「……いいえ、違うわ」

ほむら「な――――――ッ!?」

ほむら「(……変だ!)」

ほむら「(この人が、誰よりも寂しがり屋なこの人がそんな事を言う筈がない……!)」

ほむら「(誰よりも、仲間と言う物に渇望していた巴マミが……!)」
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/27(木) 01:06:16.50 ID:S4qfKUzBo
ほむら「……何が目的なの?」

マミ「その子の保護よ」

ほむら「……は」

マミ「……魔女は呪いから産まれる、そうよね?」

ほむら「……」

ほむら「(間違ってはいない。けれど、その出所を言う訳には……)」

ほむら「……訂正するほど間違ってはいない」

マミ「言わば、キーとなれる人物が居ると言う話だそうよ?」

ほむら「……?」

マミ「魔女を孵化させるに能う人が、ね」

ほむら「(……何よそれ、聞いたことが無いわ)」

ほむら「(そんな者が居るとするならば、紛れもなく魔法少女のみの筈……!)」
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/27(木) 01:06:43.16 ID:S4qfKUzBo
マミ「そこで鹿目まどかさん、よ」

ほむら「……!」

マミ「彼女の絶望がキーとなり、最強にして最悪の魔女が産み落とされる」

ほむら「……」

マミ「それはもう、十日足らずで地球上の全生命の命を吸い上げる程の物よ」

ほむら「……」

マミ「だから、私達は鹿目さんを守るの」

マミ「彼女の絶望がどの様な物かは計り知れない」

マミ「けれど私達がケアし、取り除いてみせる」

マミ「もちろん、あなたにも協力を頼むわ」

ほむら「……」

マミ「だからお願い。彼女に会わせてくれないかしら?」

ほむら「……」
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/27(木) 01:07:09.85 ID:S4qfKUzBo
1 単純に断る

2 彼女の背後に潜むであろう人物の名を出す

下2
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/27(木) 01:11:39.26 ID:aQmq2+hqo
1

ほむら能力のネタばらしするのはリスキーな気が…
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/27(木) 01:11:54.54 ID:H1Ai4fIJ0
2
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/27(木) 01:25:44.22 ID:S4qfKUzBo
ほむら「―――美国織莉子」

マミ「――!!」

ほむら「……図星ね」

マミ「……」


ほむら「(まどかの魔女化を予め知っている、ならばそいつは美国織莉子ぐらいしか考えられない)」

ほむら「(そしてその目的、大体は予想が付くわ)」

ほむら「(保護などと言う聞こえの良い言葉を名目に)」

ほむら「(まどかを囲い込み抹殺、と言った所かしら)」

ほむら「(しかもこの巴マミ、愚かにも本当に保護するものだと信じきっている)」

ほむら「(美国織莉子に騙されている)」

1 「あまり彼女を信用しない方が良い」
2 「彼女の目的は、鹿目まどかの抹殺よ」
3 「魔女がどこから産まれるかを教えてあげるわ」

下2
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/27(木) 01:45:09.01 ID:q1Fz4fFDo
1
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/27(木) 01:46:44.65 ID:aQmq2+hqo
1
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/27(木) 01:59:52.31 ID:S4qfKUzBo
ほむら「あまり彼女を信用しない方が良いわ」

マミ「……えぇ、私もそう思ってる」

ほむら「……!なら何故……」

マミ「あ、勘違いしないで欲しいのだけれど」

マミ「私はあなたに傾くつもりはないし、同じく美国さんに傾くつもりも無い、と言う事よ」

ほむら「中立とでも言いたいのかしら」

マミ「えぇ。そうよ」

マミ「使い魔こそ狩ってくれるけれど、あなた達一体何を考えてるか分からないもの」

マミ「それこそ、鹿目さんに取り入って何時かは命を……なんて事も有り得るだろうし」

マミ「だから私は、あくまでも最悪の魔女が誕生する事を阻止する為だけに動くわ」

マミ「尤も、未知数な力を持つあなた達に敵えるならばの話だけれど」

ほむら「……」
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/27(木) 02:08:37.38 ID:S4qfKUzBo
ほむら「……時間を無駄にしたわね」

マミ「いいえ、こうして話が出来ただけでも良かったわ」

マミ「ある程度は話が通じる相手と分かっただけでも、私にとっては大収穫よ」

ほむら「貶されてるのか褒められてるのか、よくわからないわね」

マミ「ごめんなさい、あまり人の事を貶したくはないの」

ほむら「……結局、あなたは私の邪魔をするの?」

マミ「邪魔……がどう言うものかは分からないけれど、これだけは言えるわ」


マミ「鹿目さんを絶望、ないしは殺害すると言うのならば」

マミ「私は一戦を交える覚悟がある、と」


マミ「もちろん、美国さんにも言える事だけれど」

ほむら「……善処するわ」

マミ「えぇ、お互いに」


―――
――
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/27(木) 02:11:21.44 ID:S4qfKUzBo
―――
――


マミ「……はぁ」

マミ「(……怖いわ)」

マミ「(美国さんも、暁美さんも……)」

マミ「(二人とも、冷徹な目をしてた)」

マミ「(……震えが止まらない……!)」








織莉子『 巴 さ ん ? 』

マミ「ッ!?」ビクゥッ!!
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/27(木) 02:18:21.69 ID:S4qfKUzBo
マミ『……何かしら』

織莉子『……鹿目まどか引き入れの収穫は如何?』

マミ『……不在だったわ』

織莉子『……予知が外れてしまった様です。その事はお詫びします』

マミ『え、えぇ……』

織莉子『……明日、巴さんの御宅へ赴いても構いませんか?』

織莉子『今後の方針をお話します』

マミ『……分かったわ』
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/27(木) 02:27:35.91 ID:S4qfKUzBo
―――――

織莉子「(……私の予知は言わば台本の様な物であり、私はそれを書き換える者)」

織莉子「(しかし、何時の間にやら予期せぬ展開に書き換えられていた)」

織莉子「(……流石は時空跳躍、と言った所でしょうか)」

織莉子「(相手もその"台本"を知っている、ないしは書き換え可能と言った所かしら)」

織莉子「(それも、私の存在さえも知っている)」

織莉子「(故に、戦闘に於いてはともかくとして、私の予知に歪みが生じてきている)」


織莉子「(……けれど、こちらには切り札がある)」

織莉子「(神名あすみと言う名の、切り札が)」
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/27(木) 02:30:19.06 ID:S4qfKUzBo
今日はここまで
慣れてないながら戦闘描写のみ地の文的な何かを入れました
正直顔を覆いたくなる
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/27(木) 02:32:27.49 ID:aQmq2+hqo
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/27(木) 02:32:58.45 ID:S4qfKUzBo
追記

あくまで試験的な感覚で入れました
次からは止める可能性大
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/27(木) 02:36:08.69 ID:mctrIpsIO

何時もはどうやって戦闘書いてる?
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/27(木) 02:38:57.37 ID:S4qfKUzBo
>>149
モノローグか台詞の中に何したか書いてる
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/27(木) 02:59:09.25 ID:q1Fz4fFDo
152 : ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/28(金) 00:34:34.57 ID:bM78mBTSo
ごめん
今回無理
多分明日夕方

鳥付ける事にした。念の為
153 : ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/28(金) 00:35:15.96 ID:bM78mBTSo
ってか日付変わってるから今日か。うん
154 :グロ注意 ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:30:14.64 ID:OibvOgb3o
投下前に一つ
専用ブラで「グロ注意」を部分NGネームにして頂くことをお勧めします。

あの子の趣味に関する描写だけど、見なくてもさほど影響無いと思うんで。
155 :グロ注意 ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:30:47.72 ID:OibvOgb3o
―――神名家―――

少年1「…………ッ!」ガタガタガタガタ

少年2「…………!!!」ブルブルブルブル

女「ぁ……ぁああ……ッ……!!」

男「……っ!!」

―――全員が見て取れる程にまで震え、戦戦兢兢としていた
その内の子供一人は、小水まで染み漏らす始末。

そしてそれを眺め嘲笑い、悦に浸る銀の少女の姿も有る。

あすみ「……ッくフフ……!」

小さい躰ながらも椅子に腰を下ろして笑うその姿は
奴隷と言う名の玩具を扱う、何時かの王様の様だ。
156 :グロ注意 ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:31:14.25 ID:OibvOgb3o
あすみ「ねぇ、おにいちゃん?」

少年1「ひッ……!」

あすみ「この前言った事、聞いてくれたよねえ?」

少年1「―――――――っ……!!」


あすみ「……まさか、覚えてないの?」

少年1「お、覚えてます!覚えてます!!」

あすみ「あはッ!そうよねえ?忘れる訳ないよねえ?」

少年1「は、はい!!ちゃ、ちゃんと……お、俺とアニキで……!」

少年1「お、お母さんさんを……!」

あすみ「……ふぅん、そお?」

少年1「あ、あぁ……!」


あすみ「……けどお義母さん死んでないわね?」
157 :グロ注意 ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:31:41.06 ID:OibvOgb3o
少年1「―――――は」

あすみ「……なにやってるの?わたしちゃんと言ったよね?」

あすみ「二人でさ?お義母さんちゃんを囲ってさ?」

あすみ「鳩尾蹴って、ハラワタぐっちゃぐちゃにして」

あすみ「……それで殺せって」

あすみ「その脚で」

少年1「ひッ!」ビクッ

あすみ「……はぁ」



あすみ「まったくもぉ、使えないなぁ」

あすみ「サッカー部のクセに、さ?」
158 :グロ注意 ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:32:07.14 ID:OibvOgb3o
少年1「な、何を……?」

あすみ「……ん?あぁ」

あすみ「使えないんなら、別に潰しちゃってもいいよね?」



あすみ「……その脚」

少年1「―――――――――――――ッ!?」
159 :グロ注意 ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:32:33.79 ID:OibvOgb3o
男「や、やめろ!!」

あすみ「あァ……?」ギロッ

男「ッ……」


男「こ、コイツの脚は、お、黄金の脚だ……!!」

男「だ、だから……頼む!!やめてあげてくれッ!」

男「この子の脚は……!この子の脚だけは……ッ!!」

あすみ「ふ〜ん……?」
160 :グロ注意 ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:33:00.76 ID:OibvOgb3o
あすみ「そんなにコイツの脚が大切なんだ?」

男「あ、当たり前だろ……!!」

男「この子の脚は、この子の命そのものなんだぞ……!?」

男「それ、それを取られてしまったら、この子は絶望してしまう!!」

あすみ「へぇ……」

男「だ、だから、頼む……!こ、この子だけは、助けてやってくれないか……!?」

あすみ「……」



あすみ「やだ」
161 :グロ注意 ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:33:27.72 ID:OibvOgb3o
男「……っ!!」

あすみ「……くフフ……っ!!」

男「……」


男「なん、で……」

あすみ「っハハハッ!!あはハハハッ!!」

男「……なんでだよ……!なんでこんな事するんだ……!?」

あすみ「っふふ……ッ!だぁってぇ……?」


あすみ「……あすみの時はそうやって守ってくれなかったよ?」


男「ッ……!」

あすみ「あすみの時と違って、あすみをいじめたコイツの方は守るんだね……?」

あすみ「ねぇ、なんで?」

男「ッ……そ、れは……!」

あすみ「……」


グチャァッ!!
162 :グロ注意 ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:33:54.59 ID:OibvOgb3o
少年1「――――――――――あ」

ボタ...ボタ...

少年1「――――――――!!」

あすみ「……ウフ」

少年1「...ぁ....ぁあ....あ!」




少年1「アアアアアアアアアアァァァァァアアアアアアアァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!??!?!?!??!!??」
163 :グロ注意 ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:35:19.06 ID:OibvOgb3o
男「……ぁ、ゆうす、け…………!」

あすみ「……っ……フフ……!」

男「っぁ……ぁあ……っ……!!」


男「ぁあぁあああああああああッッッッッッ!!」

あすみ「っアハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!」


あすみ「……く、フフ……っ。綺麗……」

少年1「゛ァ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!痛い゛ぃ゛い゛!痛いイ゛ィ゛イ゛イ゛イイイ゛!!゛」

あすみ「まるで柘榴みたい……!」

少年1「ァ゛!アァア!!ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」


あすみ「……」ペロォ...

あすみ「……あはッ!この返り血……良い味ぃ……♥」

男「ゆうすけぇええええええええええ!!!!ぁああああああああ!!!!!!」
164 :グロ注意 ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:35:46.44 ID:OibvOgb3o
あすみ「……ねぇ、お義父さん?」

男「ぁああああああああああああ!!!!」

あすみ「……ゆうすけクン"だけ"は、って言ったよね……?」

男「―――――――――!?」

あすみ「……他は要らないって事、よねえ……?」

男「ッ……や、めろ……!」

あすみ「あすみの好きにして良い、って事だよね……?」

男「やめろ……!」

あすみ「……」ニィッ...
165 :グロ注意 ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:36:13.16 ID:OibvOgb3o
あすみ「ねぇたかしくん!?お義母さん!?聞いた!?」

二人「―――――――っ!」ビクッ

あすみ「この男!オマエ等の事を好きに遊んじゃって良いんだってさ!?」

二人「――――――――っっっ!!!!」ブルブルブル

あすみ「ッあハハハ!!あすみ楽しみだなあ!?」

あすみ「次は誰にしようかなあああ!!?!?」

二人「――――――――――!!!」ガタガタガタガタ

あすみ「あはハハハハハハハハハハはははははははッ!!!」
166 : ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:36:40.59 ID:OibvOgb3o
織莉子『――神名さん』

あすみ「……!」

織莉子『今、お忙しいですか?』

あすみ『うんっ!とっても大忙し!』

あすみ『今ねえ……?あすみのおうちでねえ……?』

あすみ『"お人形さん"達で"遊んでる"の!』

あすみ『もう楽しくて楽しくて……!』

織莉子『お忙しい中申し訳ありませんが……』

あすみ『なあに?』

織莉子『……お仕事です』
167 : ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:37:07.71 ID:OibvOgb3o
あすみ『はア?』

織莉子『もう直ぐ巴さんが帰宅する頃です』

織莉子『至急、彼女のマンションへ来て下さる様お願い申し上げます』

あすみ『……今良いトコなのよ、後にしてくれる?』


織莉子『……私の魔法【チカラ】を、お忘れで?』

あすみ『……』

織莉子『貴女の力は精神掌握』

織莉子『されど私の力は、未来を掌握する事』

あすみ『……』

織莉子『……分かりますね?』


あすみ「……あぁ〜。しょうがないなぁもう」

あすみ「それじゃ、行くとしますか!」
168 :グロ注意 ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:37:35.52 ID:OibvOgb3o
あすみ「ねぇ、オマエ等」

二人「ひッ――――――――――――!!」

あすみ「何時もの約束、分かってるわよね?」

二人「……ッ!!」コクコク

あすみ「……他言しちゃえば……」


あすみ「わたしの仕掛けたバックドア、ボカンしちゃうから」

二人「―――――――――――!!」

あすみ「一発でお前等全員生涯的に知的障害者ルート確定だから」

あすみ「良い?」

二人「――――――――――――!!」コクコク

あすみ「……んじゃあ、ストライカーゆうすけクンの脚のさ……」

あすみ「この……ぐちゅぐちゅの肉片をさ……」


あすみ「……お義母さん」

女「ッ!」ビクッ
169 :グロ注意 ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:38:02.55 ID:OibvOgb3o
あすみ「……あんた処理してよ」

女「っ、ぃっ、ぁ……!」

あすみ「何?出来ないの?」

女「っぇ……ぁ……!」

あすみ「……ふぅん?出来ないんだ……?」

女「……っ!」ブンブン

あすみ「あら、出来るのねえ?」

女「……っ!」コクコク

あすみ「そっかぁ……」

あすみ「……うんっ!良い子良い子!」ナデナデグシグシ

女「……っ」ポロポロ

あすみ「それじゃ、さっそくこのお肉を――」


あすみ「――食べて処理してもらいましょうか!!」

女「――――え」
170 :グロ注意 ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:38:29.10 ID:OibvOgb3o
あすみ「……出来るよね?」

女「……嫌……っ……!」

あすみ「……ふぅん?」

女「……いや……いやああああああああ!!!」

女「いやああああ!いやいやいやいやいやあっ!!」

女「いやああっ!!」


あすみ「……」ゴスッ

女「へぶっ!!」


あすみ「……よぉく考えて?」

あすみ「今ここでお肉を食べるか」

あすみ「それとも……食べ物を粗末にして」

あすみ「ここで知障にされちゃうか……」


あすみ「……選んで♥」
171 :グロ注意 ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:38:56.18 ID:OibvOgb3o
女「……っ」

あすみ「……」


女「……っむ……っ」グ...

あすみ「……」

女「……っぐ……む……ぐ……」クチャ...ッ

あすみ「……」



女「――――――――――ッぐ!!」

ビチャビチャビチャァァァァァ...


あすみ「……あーあ、吐いちゃった」
172 :グロ注意 ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:39:22.79 ID:OibvOgb3o
あすみ「もうっ、だめじゃない!」

あすみ「せっかく食べたものを戻しちゃったら……ねえ?」

女「ゲホ―――――ッ!!ッゲホゲホ――――――ッ!!」

あすみ「わたし、言ったよね?」

女「ぃ……ぁ……」

あすみ「食べなかった場合、どうなるか、って……」

女「ゃ……ぁ……!」

あすみ「……」


あすみ「……まぁ、あなたがそうしたいなら、仕方ないよね?」

女「ぁ……ぁああ……!」

あすみ「わたしにも、強制する事なんて出来ないしね?」

女「っぃぁあ……!」



あすみ「……サヨナラ、クソババァ」キィィィン....

女「―――――――――――!!」
173 :グロ注意 ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:39:49.21 ID:OibvOgb3o
女「……」

あすみ「……」

女「……ぎ」

あすみ「ぎ?」



女「んぎぃいいいいいいいいいいぎぎぎ!!!!!!!!!!!」

あすみ「……」

女「っぁあ!!んぎぎひい!!!っがあああああああああああああああ!!」

女「っふぅ!!!ぎひぃいいいいいいいい!!ぁあうううううううううううあああああああ!!」

あすみ「……プ……っ……!」



あすみ「ッく――――ハハ―――――――――!!」

あすみ「あはははははははははハハハハハハハハハハハハハ!!!!」

あすみ「楽しいなああああああアアアアアアアアアアアアア!?!?!!!???」

あすみ「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!!!!」
174 : ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:40:15.21 ID:OibvOgb3o
―――マミ宅―――

ピンポーン

マミ「……?はい」

ガチャ

あすみ「こんにちはっ!」

マミ「あら、あすみちゃん!いらっしゃい!」

織莉子「ごきげんよう。巴さん」

マミ「……えぇ、いらっしゃい


あすみ「マミお姉ちゃん!ケーキケーキっ!」

マミ「ふふっ、もう……食い意地はらないの」

マミ「ちゃんと用意してあるから……ね?」

あすみ「うんっ!」
175 : ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:40:41.95 ID:OibvOgb3o
―――――

織莉子「今日集まって頂いた理由をご理解頂けていると存じております」

マミ「……えぇ」

あすみ「……」

織莉子「……鹿目まどか確保が、失敗に終わってしまった事です」

マミ「……ごめんなさい」

織莉子「いえ、巴さんだけの責任だとはとても言えません」

織莉子「寧ろ、私の予知が利かなかった事にも原因があります」

織莉子「……ですが、それ以上にイレギュラーなのが」

織莉子「世界の破壊者、暁美ほむら」

マミ「……」

織莉子「彼女は、この世界の結末を知っていると考えて間違いはないでしょう」

織莉子「故に彼女も私と同じくして、予知を幾分か書き換える事が可能と思われ」

織莉子「今回私の予知が利かなかった理由は、そこにあると考えられます」

マミ「……」
176 : ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:41:08.39 ID:OibvOgb3o
織莉子「そこで、これからの方針をお二方にお伝えしたい所ですが……」

織莉子「先ず神名さん」

あすみ「うん……?」

織莉子「神名さんには、既にお伝え出来ていると思うのですが」

織莉子「如何でしょう?」ニコッ

あすみ「……」

あすみ「うんっ!大丈夫!」

織莉子「そして巴さん」

マミ「……えぇ」

織莉子「……」
177 : ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:41:38.16 ID:OibvOgb3o
織莉子「(今回の事で、巴さんによる鹿目まどか捕獲が難しくなってしまった)」

織莉子「(恐らくは暁美ほむらが護衛に付いていると考えて良いかもしれない)」

織莉子「(その上で彼女と一戦を交える戦力としては、巴さんでは心許無い)」

織莉子「(しかも、私ですらそう)」

織莉子「(いくら予知出来たとしても、銃弾を避けるなんて至難の業)」

織莉子「(間違いなく殺害されるでしょう)」


1 巴マミを、事実上のクビにする
2 引き続き鹿目まどかとの接触を依頼する
3 次の方針が決まるまで待機させる
4 自由安価

下1
178 : ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:42:16.60 ID:OibvOgb3o
寝る
次は次の深夜か明後日の夕方になりそう

下1
179 : ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/09/29(土) 04:42:51.93 ID:OibvOgb3o
やっぱり日付変わってるから明日の夕方か

下1
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/29(土) 04:50:29.21 ID:auHlGIoLo
2
何でもいいから繋がりを作るべき
181 : ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/10/04(木) 16:37:30.38 ID:8sSwTxlOo
さーせんっした
182 : ◆9aN95vAyMc :2012/10/04(木) 16:37:56.73 ID:8sSwTxlOo
織莉子「引き続き巴さんには、鹿目まどかとの接触をお願いしたいと思います」

マミ「……暁美さんがどう出るか分からないけれど?」

織莉子「だからこそ、です」

織莉子「鹿目まどかが絶望する前に、一刻も早い保護をお願いします」

マミ「……」

織莉子「……厳しいでしょうけれど、あの子と世界の為であり救世の為です」

織莉子「もし、暁美ほむらと一戦を交える様な事が有れば」

織莉子「……難しいかもしれませんが、逃げる様お願いします」

マミ「……」
183 : ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/10/04(木) 16:38:23.70 ID:8sSwTxlOo
マミ「そんな制約だらけの中で、どうやって鹿目さんに会えばいいの?」

マミ「流石に厳し過ぎるわよ……」

織莉子「……」

マミ「……どうすればいいのかしら?」

織莉子「……手は打ちます」

マミ「……と言うと?」

織莉子「……ごめんなさい。今は言えません」

マミ「……そう」

織莉子「……今の時点で言える事はただ一つ」

織莉子「一見、難攻不落の彼女ですが、たった一つの盲点が有ります」

マミ「……」

織莉子「……今に分かります」

マミ「……」
184 : ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/10/04(木) 16:39:04.46 ID:8sSwTxlOo
―――学校―――

ほむら「……」


ほむら「(あれから約三日経過)」

ほむら「(依然として、巴マミから接触を試みる気配が無い)」

ほむら「……」


ほむら「(多分、もう既に美国織莉子一派には割れてしまっていると見て良いでしょうね、私の能力が)」

ほむら「(ならばもう勝算が見えている筈で、あの時の様にこの学校を襲撃して)」

ほむら「(私共々まどか殺害に移してしまえば良いのでしょうけれど)」

ほむら「(それをしてこない……?)」

ほむら「……」


ほむら「(美国織莉子の戦力の大半は、呉キリカで占められていた)」

ほむら「(だからこそ出来たあの荒業)」

ほむら「(恐らく今回の彼女は、まだ呉キリカを手に出来ていないと考えて良いのかもしれない)」

ほむら「(けれどそれが無い今、幸か不幸か、私の能力が割れている事が)」

ほむら「(まどかへの接触の抑止力になって居る、と言う所かしら)」
185 : ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/10/04(木) 16:40:05.26 ID:8sSwTxlOo
さやか「さて!昼飯食おっか!」

仁美「えぇ」

まどか「ほむらちゃんも一緒にどうかな?」

ほむら「……」

まどか「……?」


まどか「……ほむらちゃん?」

ほむら「!」

仁美「どうかされましたの?」

さやか「何か暗いよ?」

ほむら「……」

まどか「具合、悪いの……?」

ほむら「……いえ、大丈夫、ちょっと寝不足なだけ」

まどか「……何か困ってるなら、言っても良いんだよ?」

ほむら「……大丈夫、大丈夫だから……」

さやか「……」
186 : ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/10/04(木) 16:40:34.14 ID:8sSwTxlOo
ほむら「……で、何だったかしら」

さやか「あー……あたし等で昼飯食わない?って話」

仁美「えぇ」

ほむら「構わないわ」

まどか「どこで食べよっか?」

1 教室内
2 屋上
3 中庭

下1
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/04(木) 16:41:12.57 ID:Ux8pw99Uo
1
188 : ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/10/04(木) 19:44:13.38 ID:8sSwTxlOo
ほむら「……ここで食べましょう?」

まどか「うんっ」


生徒A「えェー!?それマジなの?」


まどか「っ!?」ビクッ

さやか「!?」

仁美「!」

ほむら「……」


生徒B「ちょ、声大きいって……!」

生徒A「あぁごめんごめん。けどさー!」


ほむら「……」

ほむら「(……あいつ等五月蠅いわね)」
189 : ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/10/04(木) 19:48:11.28 ID:8sSwTxlOo
生徒A「けどマジでウケるんですけど!アンタの友達伝いに持ってきたネタ!」

生徒A「ソイツ白女に通ってるんでしょ?」


ほむら「(……え。白女?)」


生徒A「お嬢様のクセにサボりとかウケるんですけど!」

生徒B「まぁまぁ、立場上しょうがないでしょ」クスッ

生徒A「自業自得じゃん!汚職議員の娘とかウケる!」

ほむら「(……白女。汚職議員……娘……」

ほむら「(……美国織莉子の事ね)」


仁美「……」

まどか「……」

さやか「……」

ほむら「……」

仁美「……やはり屋上の方でどうです?」

さやか「あ、うん、そうしよっか……」

ほむら「……」
190 : ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/10/04(木) 19:57:51.56 ID:8sSwTxlOo
――屋上――

さやか「仁美。やっぱここにした理由って」

仁美「……あの様な話はあまり好みませんの」

さやか「あぁ、だよね」

まどか「うん……」

ほむら「……」


まどか「えっと、むずかしい話とかよくわかんないけど……」

まどか「あれって悪い事した人の子の話だったんだよね?」

さやか「まぁそだね」

まどか「……その子の方は何も悪い事してないのに……」

仁美「だから気分が優れませんでしたわ」

さやか「まぁ気持ちは分からなくもないけど、ね……」

仁美「えぇ、それで先程の話で思い出しましたが……」

さやか「何よ?」
191 : ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/10/04(木) 20:06:23.68 ID:8sSwTxlOo
仁美「何年も前の事でしたけれど、私の家の都合でお食事会に参加する事になりまして」

仁美「その時限りに、一度だけお会いした事がありますの」

仁美「美国さんの子に」


ほむら「……!」

ほむら「(……わずかに繋がってる……?)」

ほむら「(……いえ、だからと言って志筑仁美に何か出来る訳でもない)」


さやか「ふーん。どんなだった?」

仁美「なにぶん小学生の頃でしたので、はっきりとは覚えてませんが」

仁美「悪い人ではなかったかと……」

まどか「……なのにあんな言い方ないよ……」

ほむら「……」
192 : ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/10/04(木) 20:22:03.19 ID:8sSwTxlOo
ほむら「(それからは、適当に話を合わせて食事を済ませた)」

ほむら「(私が彼女の本性を言い触らしたところで何かが変わる訳でもない)」

ほむら「(寧ろ、せっかく魔法少女とは無縁なのに敢えて触れさせる事になってしまう)」

ほむら「(そして放課後)」


まどか「今日も習い事?」

仁美「えぇ。今日は空手のお稽古ですの」

さやか「毎日大変ねー」

仁美「まったくですわ……」

ほむら「お疲れ様」

仁美「えぇ……。それではまた」
193 : ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/10/04(木) 20:23:18.80 ID:8sSwTxlOo
――商店街――

仁美「……はぁ」

仁美「(……自由な時間が欲しいですわ)」

仁美「(もっと、さやかさんやまどかさんと出かける時間が欲しいんですの)」

仁美「(それに、まだ受験生ではありませんが、お稽古と勉強の両立は骨が折れますわ……)」

仁美「……はぁ」

仁美「……ん?」


杏子「……」キョロキョロ

仁美「……」


仁美「(……あの方、何かお探しでしょうか……?)」

仁美「(……いえ、これは……)」
194 : ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/10/04(木) 20:27:11.86 ID:8sSwTxlOo
杏子「……」サッ

仁美「……!」

杏子「……」ダッ

仁美「(万引き……!)」


――路地裏――

杏子「……っし!」

杏子「ちょろいっての、あそこの店」

杏子「良いカモにも程があるってもんだろ……」

杏子「……さてと、帰ってゆまに……」


仁美「何してるんですの?」

杏子「……あ?」
195 : ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/10/04(木) 20:37:58.77 ID:8sSwTxlOo
仁美「……先程のお店から、盗みましたわね?」

杏子「……」

仁美「……お店の方にも、あなたの事は伝えておきました」

杏子「……」


杏子「……あー、やっちまったか」

杏子「……ったく、アタシとした事が」

杏子「こんなボンクラに見られるとはツいてねえなぁもう……」

仁美「……」
196 : ◆9aN95vAyMc [sage saga]:2012/10/04(木) 20:38:34.75 ID:8sSwTxlOo
仁美「……警察に――」

杏子「させるかッ!」パシンッ!!

仁美「……!」

仁美「(携帯が叩き落とされて……!)」

仁美「(……いえ、それよりも……)」


杏子「眠ってろ!」ガンッ!!

仁美「ぁうっ!」ドサ...

杏子「ハっ!トーシロが……」


仁美「(……なん、ですの……この力……)」


仁美「...」ガクッ

杏子「……」


杏子「……あーあ、せっかく良い店だったってのによ」

杏子「めんどくせぇ事しやがって……」

杏子「……ゆまン所に帰るか」
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/10/05(金) 22:28:30.21 ID:XjBbNNzAO
空手習ってもあんこちゃんの前では
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/05(金) 23:20:22.62 ID:AsA6EU0Go
あんこちゃんだったら何もせずに逃げる気がするな
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/11/06(火) 18:44:42.96 ID:mXkwAPrAO
生存報告して
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/29(木) 13:03:06.23 ID:lNbsKtH+o
もう無理か
87.16 KB   
VIP Service SS速報VIP 専用ブラウザ 検索 Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)