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【咲:安価で】京太郎「ワイルド・ウェスト?」マホ「さーん!」【西部劇!】 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/09/25(火) 22:11:14.79 ID:vPcv5Ze20

にわか西部時代を闊歩する安価スレ……と見せかけてバック・トゥ・ザ・フューチャーと好感度とヤンデレが入り混じる謎のスレ。最早西部のせの字も無い。
レスはいつでも大歓迎だよー
そして恐らくこのスレで終わる! きっと!


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1348578674
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713798788/

【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713788018/

ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713736565/

【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713613334/

ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713522243/

旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

2 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/09/25(火) 22:11:39.55 ID:vPcv5Ze20


【きゃらしょうかい】


須賀先輩……カッコいい。地味に家庭的な所とか、こっちにきっちりツッコミを入れてくれる所とか、笑顔が素敵な所とか、長点は上げるとキリがないですね。

マホ……私ですね。

佐々野さん……ヘタレ。現実世界では須賀先輩と全く関わり合いがないのは評価できます。

姉帯さん……大きい。純粋そうで他の部員と仲がよく、恋愛にうつつを抜かさそうだったので呼んできました。

岩戸さん……おっぱい。須賀先輩を持っていく的な意味では最重要人物だけど、先輩はそのおっぱい魔人達とは悉く相性が悪いのでよかったです。

宮永先輩……呼んできたのが間違いでした。何でこんなに仲のいい人を呼んできてしまったのか、未だにマホは疑問です。後、おっぱいが無くてよかったです。

加治木先輩……とってもいい人です!!! どうかそのままお幸せに!! 他の男とかに色目を使っちゃ駄目ですよ!!!

神代さん……岩戸さんと同じですが、結構ボーっとしてるのでよかったです。意外と自活能力は無いみたいでよかったです。須賀先輩は家庭的な人が好みだそうでよかったです。

小走……ふざけんな

新免さん……刀を二本差した謎の人ですね。強そうです。

船久保さん……須賀先輩とは相性が最高に悪そうでいいですね。研究の対象に先輩を巻き込まないようにしてくれたら最高です。

ムロ……相棒。仲良しだとは思いますが、私を監禁するとは酷い奴です!!

怜さん……只のエロゾンビだったでござる。

すこやん……荒ぶる婿さがしの鬼。恐るべきはその力です!

末原さん……あれ? 末原さんいたんですか?

竹井……タケイサマステキ! タケイサマステキ!

3 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/09/25(火) 22:12:13.87 ID:vPcv5Ze20

【前スレのあらすじ】


マホふっかつ。
イベントをこなすだけの怠惰な毎日。コンマ運に好かれて西部っぽくなったのも一日終了。
今は二十二日目、すこやんとマホでお料理作るよ!


【前々スレ】→http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1344861672/

【前スレ】→http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1345558715/
4 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/09/25(火) 23:54:54.09 ID:vPcv5Ze20

前スレは>>1000了解です! ……まぁ、ホラ、当然アレですよアレ! 条件を満たしたらですけどもね!

さっきも寝落ちしかけたんでとりあえずこの安価出して、寝ます!



京太郎「咲とか」

マホ「ハハッ、ワロスワロス」ヘヘヘヘ

咲「何がそんなに面白いの?」ヒョコッ

マホ「!?」

咲「ねぇねぇ、私にも何が面白いのか教えてよ。ねぇねぇ」ズイズジ

マホ「い、いえあの……えっと……」

咲「あれ? 何で答えられないの? 変だよねそれって」ズイズイ

マホ「う、うう……」

京太郎「やめてやれ」ガシッ

咲「いやだなぁ、別に聞いてるだけなのに。それよりも料理作るんだってね。私も頑張っちゃうよー」ニコニコ

京太郎「(しばらく出番が無いからか暗黒面への進行が進んでいるぞ……)え、えーっとじゃあ何を作るかを決めましょうか……健夜さん、何かありますか?」

健夜「え!? えーっと、そう、ねぇ……>>6、とか?」


【マホが魔法の力で何でも出すので食材の心配はいらないぞ! また、料理によって三組のコンマに補正掛ったりするぞ! セミとか選んでどうなっても知らんぞ!】

5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/25(火) 23:56:13.33 ID:DBw053lDo
闇鍋
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/25(火) 23:56:47.57 ID:UD8XAW4Mo
カレー
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/26(水) 00:09:19.86 ID:s6zvI/P40
アラフォー……カレー…セミ……うっ、頭が…
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/09/26(水) 00:25:41.25 ID:LWnfzTWDo
うん、頭が入ってたね







セミの
9 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/09/30(日) 00:40:21.25 ID:1x4fJ+Cb0
ちょっと書けたのでやりますぬ
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/30(日) 00:42:59.48 ID:MMlgeC7No
イッチガキタデー
11 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/09/30(日) 00:49:00.09 ID:1x4fJ+Cb0


健夜「カ、カレーとか?」

久「カレー、ねぇ……」

マホ「成程、それなら割と実力差も出づらくていいですね! マホみたいな下手っぴでも頑張りが効くし!」

京太郎「珍しく謙虚だな」

マホ「もーっ、失礼ですよ須賀先輩!!」プンプン

マホ「…………」

マホ「(……なんてな!!)」

マホ「(カレーなら液体だから好都合! ムロさんから色々力をパクられる際に奪ったこの『薬』を使えば……)」

マホ「うひ、うひひひ……」ニヤニヤ

咲「…………」


【料理勝負でマホに負けると、すこやんの攻略が不可能になっちまいます! 気を付けましょう!】

12 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/09/30(日) 00:53:48.26 ID:1x4fJ+Cb0


久「カレー、ねぇ……あれっておいしいマズイの問題っていうより、より長く煮込んだ者勝ちなのよね」

春「久といっしょなら負ける気がしない……。あ、福路はそこらへんで」ポリポリ

美穂子「まぁ上埜さんと一緒に料理作るのは私なので、滝見さんは滝にでも打たれてるといいですよ。滝だけにwwww むはっwwww」

春「あ?」

美穂子「あ?」

京太郎「(この二人もうキャラ崩壊ってレベルじゃないよな……)」

久「過去の過ちはどうやっても拭えないのよね……」トオイメー


【また、久達に勝利するとすこやんの好感度を一気に引き上げる事ができます! 強敵ですが頑張りましょう!】





【楽しいカレーきょうしつのルール説明】


・カレー対決は安価の数字によって点数が決定し、それにより点数が付く……どこかで見たことあるアレですが気になさらないよう。

・すこやんは普通にカレーを作りますので、京太郎はその分だけ【具体的には五回分程】何か自由安価により行動をする事になります。

・といってもこの説明じゃ何していいか意味不明なので、とりあえずの方向性としては【すこやんを手伝う(隠し味とか?)】、【久チーム妨害】、【マホチーム妨害】の三種を基本にするといいかと思われます。あ、いや安価ですので当然自由ですが。

・安価の内容によってすこやんや他の奴らのカレーにコンマ補正が付きます(そのままほっとくとすこやんの点数は最低でも【二十点】になります。つまり二十以下は切り上げですが、当然これに補正がくっ付いて上がる場合も下がる場合もあります)


それではいきまーす

13 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/09/30(日) 01:04:38.98 ID:1x4fJ+Cb0


―第一フェイズ―


健夜「まずは食材を切る所からね……これは結構得意だから安心して!」

京太郎「(確かに流れ者だし、物を捌くのは得意なんだろうな……さて他の様子は……)」


咲「……」ザシュ! ザシュ! ザシュ!

マホ「こ、この人無表情で肉を切ってる……こ、怖いですー!」

咲「早く野菜洗いなよ……」

マホ「は、はい!!」


美穂子「……」トントントントン…

春「……」トントントン…

久「(よかった、野菜を切る時ぐらいは静かにやってくれてるわね……)」ホッ

美穂子「……この」ピタッ

久「?」

美穂子「この刃物を、あの憎い相手に突き立てられたらどんなに幸せな事か……」トントントン

春「それには激しく同意……きっと相手は違うだろうけど……」トントントン

久「(あぁ、やはり只の一時休戦だったのか……)」


京太郎「さて、俺は何しようかな……」


【何をする?(【○○を手伝う/妨害】だけでも構いませんが、具体的な内容を添えて頂くと手っ取り早いです)】


>>15

14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/30(日) 01:06:31.09 ID:E45v9jYPo
部長達がギスギスしてるみたいだしどっちが部長に似合ってるか白黒つけるよう煽る
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/30(日) 01:06:44.95 ID:JgI6pw/do
>>14
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/30(日) 01:15:40.70 ID:8+jCGtCY0
下手すると料理勝負どころじゃない惨劇になる恐れが……
いざとなったら咲さんが鎮圧しそうだけど
17 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/09/30(日) 01:36:21.02 ID:1x4fJ+Cb0

ちょっとアラフォースレっぽくしてみるテスト。




京太郎「おっ、そうだ」ピコーン

京太郎「部長達がギスギスしてるみたいだしどっちが部長に似合ってるか白黒つけるよう煽るなんてどうだろう……ウン、これいいな」


突然湧いて出たその悪魔のようなひらめきを胸に、京太郎はふらふらと久達の元へと向かった。


京太郎「どうもー」ヒョッコリ

美穂子「あら、どうされたんですか?」

春「一応敵同士なのに……まぁ、本当の敵はすぐ身近にいるけど」ボソッ

京太郎「いやぁ、健夜さんがあんまりにも上手いから暇で暇で……」エヘヘ

久「!!??(そうか……須賀君は私の肩身の狭いこの状況を察して、助け舟を出してくれたのね! やっぱりいい所で頼りになる男じゃない!)」

京太郎「あ、ところで福路さんと滝見さんって」

久「(成程成程、自然に話題転換を図り二人の注意を散らせてくれる訳ね)」フムフム

京太郎「二人って、どっちが部長にお似合いなんですか? 何か傍から見てる分だとどっちも同じぐらいだけど……」

美穂子「!?」

春「!?」

久「ちょっ、おま」

京太郎「部長は見た目で決める人じゃないし、料理の腕も同じぐらいですし……やっぱり中身ですか?」

美穂子「……」

春「……」

久「(ど、どういう事!? 須賀君は私を助けてくれるんじゃないの!?)」ワタワタ


【コンマ下二桁により決定!】

大成功……「(い、いやまさかこれは……私に頑張って和解しろという遠まわしなメッセージ!?)」

成功……「(ま、まぁフォローがフォローにならなかったって事は、よくあるし……)」

失敗……「(ははーん、妨害しにきた訳ね)」ピキーン

大失敗……「…………」ウルッ


>>18の下二桁


(大成功:00-09
成功:10-59
失敗:69-89
大失敗:90-99

18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/30(日) 01:37:30.54 ID:IKfggBfjo
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/30(日) 01:38:17.74 ID:8+jCGtCY0
大失敗の方が見たくなる不思議
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/30(日) 01:38:22.24 ID:PMgUHxlEo
21 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/09/30(日) 02:14:24.46 ID:1x4fJ+Cb0


久「(ま、まぁフォローがフォローにならなかったって事は、よくあるし……)」

久「(悪気があった訳じゃないわよね……多分……)」

久「はいはい、今はその話はせずに料理に集中しましょ!」パンパン

美穂子「じゃあいつやるんですか?」

春「いつどっちがいいか決めてくれるの?」

美穂子「いつ挙式の日取りが決まるんですか?」

春「いつマイホームを建てるの?」

京太郎「いつ第一子の誕生予定なんですか?」

久「(フォロー、してくれてるのよね……?)」


【久達のカレーに-3の補正が掛ります!】

22 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/09/30(日) 02:16:01.71 ID:1x4fJ+Cb0


―第二フェイズ―


健夜「次はルーだけど、ここでどういうルーを選ぶのかって結構大事だよね。レトルトのでいいのかな?」

京太郎「まぁ、時間を掛けて煮込めればそれでいいのでは……」


マホ「ふっふっふ、見てください咲さん! このマホが開発したオリジナルブレンドのルー! 全てを一気に忘れるぐらいの超激辛ですよ!」

咲「却下」

マホ「ええー?」


美穂子「私の!」

春「この」

美穂子「愛情の!」

春「籠った」

美穂子「ルーを!」

春「選んでくれるよね……」

久「(どうしてルーだけでこんなに必死になるのかしら……というか私が食べる訳でもないのに……)」


京太郎「はてさて、どうしようかな……」


【何をする?(【○○を手伝う/妨害】だけでも構いませんが、具体的な内容を添えて頂くと手っ取り早いです)】


>>24
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/30(日) 02:17:00.36 ID:EsM8vSeyo
すこやんを応援しよう
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/30(日) 02:17:23.87 ID:E45v9jYPo
マホが咲に頼りっぱなしだな。もっと自主性と個性を出すようアドバイスしようぜ!
25 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/09/30(日) 20:50:57.24 ID:1x4fJ+Cb0


スミーの魔法少女スレが面白すぎて筆進まん現象 ところでVIPでSSやんのとここでやんのとってどんな違いがあるんですかね? 分量とか?




京太郎「マホが咲に頼りっぱなしだな。もっと自主性と個性を出すようアドバイスしようぜ!」

京太郎「うん、我ながらいい案だな。上手く行けば大幅にあいつらの出来を悪くできるぞ……おーい」


何気に酷く失礼な事を言いながら、京太郎はマホ達の方へふらふらと向かった。


京太郎「うーっす」ヒョッコリ

マホ「あ! 先輩! まさかマホ達の手伝いに来てくれたのですか!?」ウキウキ

咲「そんな訳ないでしょ……どーせ暇だから来たんでしょ? ふらふらしてるから丸わかりだよ」ジトッ

京太郎「そ、そんな事ない! ……ぞ?」

マホ「まぁまぁ、来てくれたことには変わりないですからね!」

京太郎「そうそう! ……で、調子はどうなんだ?」

咲「どうって……普通だよ? カレーに工夫なんてナンセンスだし」

マホ「それが面白くないんですよー。どーせマホ達なんて負けキャラなんだから、ネタに走らないと(というかギャンブルにもっていかないと勝てそうにもないし)」

咲「何で最初っから負ける気なの……?」

京太郎「まぁ、勝ち負け云々はともかく咲も疲れるだろうから、ルー選びぐらいマホの自主性に任せたらいいんじゃないか?」

咲「京ちゃん……」


【コンマ下二桁により決定!】

大成功……「分かった。じゃあちょっとお休みさせてもらうね」

成功……「……まぁ、京ちゃんがそう言うなら」シブシブ

失敗……「京ちゃん、いくら勝ちたいからってそれはダメだよ」

大失敗……「おーっとここで唐突にマホが自作のルーをぶち込むのですー!!」ガバァー!


>>27の下二桁


(大成功:00-09
成功:10-49
失敗:59-79
大失敗:80-99

26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/30(日) 20:53:21.58 ID:UCXlBVXdo
うむ
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/30(日) 20:54:22.98 ID:PMgUHxlEo
>>25
行数制限がvipは30行
連投制限がSS速報のほうがゆるめ
スレ立て、レスがプロバイダ単位で規制されることもあるし、忍法帳の制限で出来ないことも多い
連投しすぎるとしばらく書き込めない規制をくらうこともある
レスつかないとすぐ落ちる

でも人は明らかに向こうの方が多いし、まとめられやすいし、人気が出れば嬉しい
28 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/09/30(日) 21:12:21.31 ID:1x4fJ+Cb0


>>27 なるほどなるほどなるほど〜 わざわざ答えてくださってどうもありがとうございます!



咲「うん、じゃあお言葉に甘えて……」

マホ「おーっとここで唐突にマホが自作のルーをぶち込むのですー!!」ガバァー!!

咲「 」

マホ「今ここに君臨する未知と狂気のフレーバー!! 死ねぇ!!」ダバダバダバ

咲「なんてことだ…なんてことだ… って!! 本当になんてことだだよ! 大惨事だよもう!!」プンプン

京太郎「いやぁ、マホがいてよかったなぁ(ガッツポ」

咲「よかないよっ!! ……ってあれ?」

京太郎「ん?」


マホがそのルーを入れた途端、周りに溢れる空気が一気に香り良い物へと変化した。

その匂いを不思議に感じたのか、咲がルーを一舐めし――そして、驚愕の声をあげた。


咲「う、嘘!? 何か……凄いおいしい!?」

マホ「やたー!! どうやらマホは奇跡を呼んだんですねー!!」ワーイワーイ

京太郎「(あ、これはやっちまったかもしれん……)」


【マホ達のカレーにとんでもない補正がかか、り……ます……?】

29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/30(日) 21:24:29.32 ID:UCXlBVXdo
ジョイナス!皆でカレー作りだ!
30 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/09/30(日) 21:28:10.20 ID:1x4fJ+Cb0


―第三フェイズ―


健夜「野菜を入れてルーも入れて……まぁこれも入れるだけだし、工夫の仕様もないのかなぁ?」

京太郎「みたいですね……何かカレーって簡単ですね。煮込むばっかだし」

健夜「ふふふ、だね! なんたって私みたいなアラフォーでもできちゃうんだもの!!」

京太郎「ははははっ」

健夜「うふふ、ふふふふ……」

健夜「……アラフォーじゃ、ないよ……」

京太郎「ええっ!?」

京太郎「(……というか、普通に暇なんだよな。今ぐらいなら、ちょっとおふざけてもいいかもしれないなぁ……)」


【何をする?(【○○を手伝う/妨害】だけでも構いませんが、具体的な内容を添えて頂くと手っ取り早いで
す)】

【また、今回に限りこの場にいない人間を唐突に出すのも可能です!! その人を他のチームとコラボさせたりも自由!】


>>32

31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/30(日) 21:33:36.44 ID:UCXlBVXdo
部長たちを更に煽る
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/30(日) 21:35:12.45 ID:PMgUHxlEo
すこやんの耳元で応援の言葉をささやく
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/09/30(日) 21:35:18.10 ID:orjdVMh3o
カモン姉帯さん!すこやんに協力で嫁力を高めるんだ!
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/30(日) 21:36:56.15 ID:Lu4HPnLro
はるるを集中的に煽る
35 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/09/30(日) 21:58:59.76 ID:1x4fJ+Cb0


京太郎「よーし! じゃあ俺暇だから健夜さんの応援しますね!!」グッ

健夜「京太郎君、超暇なんだね……」

京太郎「すっごく!!」

健夜「(またそんな堂々と……)じゃ、じゃあ、それならお願いするね」

京太郎「はい!(といっても只の応援じゃつまらんから、ここは……)」


そう意を決し京太郎は健夜の耳元に口を近づけて言った。


京太郎「すこやさーん」ボソボソ

健夜「うひゃぁ!!」

京太郎「すこやさんがんばれー……」ボソボソ

健夜「な、何で耳元で囁くの//!?」

京太郎「いやぁ何かつまらんなぁ、と思って……すこやさんふぁいとぉー」ボソボソ

健夜「へ、変態……//」

京太郎「なんで変態だと思うんですかねぇ……」ボソボソ

健夜「う、ううう……//」


【コンマ下二桁により決定!】

大成功……「ふ、ふにゃぁ//」コシクダケー

成功……「も、もー!! そんな風にやられると流石のお姉さんも怒るよー!!」プンプン

失敗……「きゃ、きゃうんっ// あ、鍋の中に変な物を……」ボチャッ

大失敗……咲「」ニッコリ


>>37の下二桁


(大成功:00-09
成功:10-49
失敗:59-79
大失敗:80-99

36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/30(日) 22:00:11.24 ID:oZjVPmDY0
ほい
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/30(日) 22:00:22.12 ID:sVxgHHLdo
えい
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/09/30(日) 22:00:43.16 ID:orjdVMh3o
えい
39 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/09/30(日) 22:23:44.56 ID:1x4fJ+Cb0


健夜「も、もー!! そんな風にやられると流石のお姉さんも怒るよー!!」プンプン

京太郎「す、すいません健夜さん」ボソボソ

健夜「ひ、ひゃぁ……// って! そういうのがよくないのー!!」ポカポカ

京太郎「はっはっは。健夜さんはいい反応してくれるから好きですよー」


久「……」ジーッ

春「ああいうの、やってほしいの?」ジロッ

美穂子「そうなんですか?」ジロッ

久「え!? い、いやいやまさかそんな……」

春「勿論」ボソッ

美穂子「やってあげますよぉ」ボソッ

久「うひぃ!?」ゾクッ

春「どう、これ、結構くすぐったい?」ボソボソ

美穂子「ふふふ、もっと近づけた方がくすぐったいんじゃないですか?」ボソボソ

久「や、ちょ、美穂子っ、そっち駄目っ……」ガクガク

春「むっ……なら私は舌を入れる。ん、むっ、ちゅぅ……」

美穂子「むむっ、そんな簡単な事私でもできます! んんちゅるるる……んっ、んっ」

久「ちょ、まって、りょうほっ、うの、耳がぁ……//」

春「ちゅぱっ、れろれろ……」

美穂子「じゅる、じゅるるるる……」

久「う、うひぃぃ……//」ヘナヘナ


咲「皆カレー作ってよ……」

マホ「私達も須賀先輩にやりますか!?」

咲「やらない」

マホ「えー」


【すこやんのカレーに+5の補正が掛ります!】

40 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/09/30(日) 22:57:52.09 ID:1x4fJ+Cb0


―第四フェイズ―


健夜「後はひたすらに煮込むだけ……あ、こういう時こそ隠し味の出番だよね!」

京太郎「へぇ、健夜さんの家では何か隠し味使ってたんですか?」

健夜「うーん、リンゴ、だったのかなぁ……? 今となっては良く分かんないや」

京太郎「確かに、隠し味が何か分かったらそれって隠せてない事になりますからね」

健夜「ふふふ、全くだね」


マホ「隠し味に、牛乳を入れて〜」

咲「ふむふむ」

マホ「砂糖を入れて〜」

咲「ん?」

マホ「チョコレートも入れて〜」

咲「……」

マホ「あーっとはシメにコーヒーを〜……あんぎゃー!!」バキバキバキ


久「隠し味、かぁ……」

美穂子「や、やっぱり隠し味には愛ですよねっ!!」テレテレ

春「糞クサい事を言うのはほっといて、少しの糖分ならアリらしい……黒糖、どう?」

美穂子「あ?」

春「くっさいくっさい……」ボソッ

美穂子「あ? ああ?」


【何をする?(【○○を手伝う/妨害】だけでも構いませんが、具体的な内容を添えて頂くと手っ取り早いです)】

【今回はついでに隠し味の指定ができるぞ! 入れる対象はすこやん鍋以外でも当然可!】


>>42

41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/09/30(日) 23:01:36.89 ID:ejfNOHCao
なんかレジェンドがすこやんのサポートをするらしいっすよ
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/30(日) 23:01:53.58 ID:yyrBAahN0
セミ
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/30(日) 23:02:46.69 ID:PMgUHxlEo
隠し味の京太郎特製苦くてねばねばしたホワイトソースをすこやんの口に
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/30(日) 23:04:17.72 ID:oZjVPmDY0
部長をさりげなくキッチンから遠ざける
45 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/09/30(日) 23:05:13.29 ID:1x4fJ+Cb0
>>42
誰の鍋にぶち込む気で?

>>47
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/30(日) 23:06:22.07 ID:E45v9jYPo
部長
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/09/30(日) 23:06:42.43 ID:ejfNOHCao
全員
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/30(日) 23:10:54.89 ID:UCXlBVXdo
阿鼻叫喚じゃないか・・・
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/09/30(日) 23:13:19.44 ID:ejfNOHCao
我慢できなかったんだ
だが私は謝らない
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/09/30(日) 23:13:37.82 ID:orjdVMh3o
食べ物をダメにするようなことする奴は極刑で
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/30(日) 23:20:44.59 ID:URIgJ2ZC0
咲ちゃんの熱い粛清
52 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/09/30(日) 23:38:24.53 ID:1x4fJ+Cb0


しかし、京太郎に電流走る――!


京太郎「そうだ……セミカレーだ!!」

健夜「え?」

京太郎「セミって、食べれるんですよ……知ってました? ナイトスクープとアラフォースレでやってました」キリッ

健夜「へ、へぇそうなんだ……ってえ!? い、入れるの!?」

京太郎「駄目ですか!?」


何故か異様な情熱を持って迫ってくる京太郎に、徐々に押されていく健夜。


健夜「(え、こ、これは普通断る所……だよね? でもこの勢いじゃ断りづらいし……)じゃ、じゃあそんなにいい物ならさ! 皆にも分けて来たらいいんじゃない?」

京太郎「ええー? 健夜さん勝ちたくないんですか?」

健夜「え、えーっと……それは……あっ! だっ、だって、もったいないじゃない! そんなに美味しいなら皆にもそれを伝える事が最優先だと思うよ! 私達のは少な目でもいいし!」

京太郎「(健夜さん……なんていい人なんだろう!!)」ジワッ

京太郎「わっかりました!! 見ててください! 必ずセミの美味しさを皆にも伝えてきますからね! うぉぉぉぉおおおおおお!!!」ダダダダダ…

健夜「あの子、辛い家庭環境で育ったのかな……」


十数分後。

他のチームとすこやんを阿鼻叫喚の地獄絵図に叩き落とす、セミ投入は完遂された。

その結果は――。


【コンマ下二桁により決定!】

大成功……すこやん一匹、マホ二匹、久二匹

成功……全員一匹ずつ仲良く

失敗……すこやん二匹、マホ久共に一匹

大失敗……すこやんの鍋にセミをシュゥゥゥーッ!! 超! エキサイティン!


>>54の下二桁


(大成功:00-09
成功:10-39
失敗:49-79
大失敗:80-99


53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/30(日) 23:39:17.71 ID:E45v9jYPo
エキサイティン
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/30(日) 23:39:31.89 ID:Zn819yJYo
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/30(日) 23:39:36.96 ID:sVxgHHLdo
56 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/09/30(日) 23:50:40.30 ID:1x4fJ+Cb0


健夜「(何かもの凄いデカさの籠を持っている……)そ、それで、どうだったの?」

京太郎「ハイ! 皆の鍋に一匹ずつブチ込みました!!」

健夜「へ、へぇそお……よかったね……そ、それでその籠は……?」

京太郎「ああ、この籠ですか? 見た目大きいけど大した事ないですよ……この中のは健夜さん用にしとこうと思って」ニッコリ


そう言いながら京太郎は籠の中身を――何かサカサカしているソレを――鍋にぶち込んだ。


健夜「うひぃぃぃぃぃ!!!」ガクガクガク

京太郎「はっはっは。楽しいですね健夜さん! 料理作りって!」ボドボドボドボド

健夜「い、いぃやぁああああああああ!!!」


【すこやんのカレーにとってもよくない補正が掛ります!】
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/30(日) 23:51:57.78 ID:oZjVPmDY0
全員高コンマ狙いじゃないですかー
58 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/01(月) 00:08:52.79 ID:HzyYNfAf0


―ファイナルフェイズ―


健夜「後はこの具の三割がセミと化したカレーを盛り付けるだけ……もうこれわかんねぇな」

京太郎「いやぁ、何かすっごく楽しかったですよ、ウン」

健夜「もう泣きたい……」


咲「……まぁ、セミ一匹ぐらいなら……」

マホ「うわぁ・・・! おいしそう〜! いいにおい〜! マホ、セミカレー大好き〜!」

咲「そこから安定のサンドイッチ……ってこのネタは分からない人絶対いるから……」


春「……セミ除去、完了」

美穂子「後味にも全く影響ありません!」

久「よし、もう大丈夫ね……っていうか、審査員はどうするの?」


ふと思い出したように久がそう言った。


京太郎「あ、ホントだ忘れてたなぁ……えーっと」


【】内はヒントだぞ! 相変わらず流用だぞ!


1:ちゃちゃのん【素直な子】

2:姉帯【優しい子】

3:霞【お世辞の言える子】

4:やえ【王者っぽい子】

5:船Q【研究する子】

6:加治木【野生の子】

7:怜【不死身の子】

8:小蒔【いい子】

9:恭子【カタカタカタ】

10:レジェンド【???】


>>60が三人選ぶという形でオナシャス!

59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/01(月) 00:10:22.80 ID:bdJ8fZKvo
679
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/10/01(月) 00:11:21.12 ID:9tcZ3dTAO
378
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/01(月) 18:17:27.95 ID:6JDeQokIO
なぜかじゅを選ばなかったのか…
なぜ目を離した隙にこんな展開になっているのか…
62 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/01(月) 22:55:56.04 ID:HzyYNfAf0


小蒔「か、カレーですか! 私はあんまり食べたことがないのですっごく楽しみです!!」ワクワク

霞「あらあら、スプーンを握ったままうろうろするのはお行儀が悪いわよ」ナデナデ

怜「はふん……膝と胸に挟まれる贅沢コンボ、正直コレだけでも生きてるって感じやでぇ……」

京太郎「割とまともな評価をしてくれそうな人達を呼んできたぞー。一人を除いて」

健夜「(どうしてまともな評価をする人を呼んだんだぁあああ!!!)」

マホ「ほうほう、あの時の水着対決では審査員の所為でマホが負けちったようなもんですからねー。いやー勝てた! あの勝負は勝てたわー」

京太郎「(嘘つけ……)まぁ、こんな所でウダウダ言っててもアレだし、早いトコ出すかぁ」

健夜「(おお、もう……)」


そして、カレーの皿が運ばれてきた……。

63 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/01(月) 22:56:30.11 ID:HzyYNfAf0


―第一回戦―


久「まずは私達からね」

美穂子「これは結構な自信作ですよー」ニコニコ

小蒔「この香り、この見た目、この味……こっ、これすっごくおいしいです!」ウキウキ

霞「あらあら、本当においしいわね」モグモグ

怜「霞ちゃーん、あーんてしてあーんてー」

霞「はいはい」アーン

怜「……あ、普通においしいなぁ。うーん、でももうちょっとパンチの効いたのがほしいけど……まぁ、それは次以降に出てくるやろうしな」ハフハフ

小蒔「たっ、確かに、もぐもぐ……普通のおいしいカレーです!! もぐもぐ……」

京太郎「酷い言われようだなぁ……まぁいいや。期待しとけよぉー」ニヤニヤ

健夜「(ああ、『どうせ凄い辛い程度だろう』とか思ってる皆様ごめんなさい……)」


春「……それで、点数の方は?」

怜「うーん、そうやなぁ……」


【やっぱり点数も使い回しだぞ! まぁ気にするな!】


怜:>>63(まぁ、普通に考えてカレーがマズイ訳ないねんけどな。50点以下は強制で50に)

小蒔:>>64(カレー美味過ぎる! おいしい! おいしい!! 60点以下は強制で50に)

霞:>>65(……普通に考えると、このままじゃ竹井さん達が勝っちゃうわねぇ。コンマが30点以下、70以上なら強制で40に)

64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/01(月) 22:57:07.62 ID:bdJ8fZKvo
59
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/10/01(月) 22:57:11.04 ID:6Mrk6QFOo
ほい
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/01(月) 22:57:54.67 ID:cLdF0I8vo
はい
67 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/01(月) 22:58:16.10 ID:HzyYNfAf0
おっと、安価ミスですな>>64>>65>>67に変更デー
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/01(月) 22:58:52.04 ID:AU+jU+zuo
マタフンデルデー
69 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/01(月) 22:58:55.09 ID:HzyYNfAf0
うわぁ再びのミス >>64>>65>>66でしたすみません
70 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/02(火) 00:01:28.33 ID:aNFcLjhT0


怜「62、点ぐらいやろうね」

小蒔「未来への期待を込めて50点!」

霞「67点かしら?」


62+50+67=179点


マホ「ふっふっふ……つまらん!! 何の面白みもない点数ですね!!」ババーン

マホ「179点、つまり平均60点って……マホの学校の平均点並のつまらなさですね、ズバリ!!」キラーン

京太郎「……で、お前はそのテストで何点なんだよ」

マホ「……この前は解答用紙をいっこずつずらしてて0点になってました……」ジワッ

京太郎「ド、ドンマイ……」


京太郎のそのフォローに涙目になるマホをよそに、咲は皿を持ってきた。


マホ「あっ、ごめんなさいなんか任せちゃって!!」ワタワタ

咲「いや、なんか任せたら転んで落としそうだから」

マホ「……そ、そうですか……」


―第二回戦―


カレーを口に含んだ三人は、それぞれ不思議そうな声をあげた。


怜「あれ……」

小蒔「意外と……」

霞「おいしい……?」

マホ「しっつれーな!! こっちには宮永先輩がいるんですからね、当然普通においしくなるのです!!」

京太郎「(自分の事はいいのか……?)」

怜「いやでもホンマにおいしいわ。まるで数日間煮込んだような深いコクと独特の辛さではない濃い味わいがあるし。これはあれやな、いわゆる――」

霞「そうね。牛肉をデミグラスソースを使っているなんてこれはまるで、まるで――」


怜霞「(……あれ、これってビーフシチューじゃない?)」


小蒔「お、おいしいですおいしいです!! ……ん? 何か今じゃりって音がしたような気が……」

マホ「(ヤバい!)」

咲「(マズい!)」

マホ「さ、さぁ得点をおねがいしまーす!」ワタワタ


怜:安価一つ↓(ビーフシチュー……? コンマの一桁目が偶数だった場合点数が−20、奇数だった場合点数+20)

小蒔:二つ↓(一桁目偶数で「セミじゃないですかぁあああああ!!」、奇数でごっくんして点+20、ゾロ目で「セミおいしい! セミすっごくおいしい!」)

霞:三つ↓(最低50点、コンマ一桁目が偶数だった場合+10)

71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/02(火) 00:02:26.91 ID:bxCmX+Uw0
へい
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/02(火) 00:02:29.17 ID:VniGdH8So
セミおいしい
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/02(火) 00:02:53.32 ID:ct5iDLeqo
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/02(火) 00:02:58.70 ID:+xgLUEMCo
75 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/02(火) 00:27:02.52 ID:aNFcLjhT0


怜「あ、もうビーフシチューでええわ。100点」

京太郎「んぬわっ!!」

小蒔「ああ、おいしかった……いや、でもやっぱりあのジャリジャリが気になる……37点でしょうか」

マホ「ぐっ……(セ、セミトラップって意外と効くんですね……)」

霞「そうねぇ……(この点数のバランスなら)60点ぐらいかしら?」

健夜「(ああ、終わってしまったかも……)」


100+37+60=197点


マホ「ふふん、でもまぁこれで一位ですからね! この勝負貰いましたよ!」

咲「だね!」

京太郎「くっ……ま、まぁしかしアレだな。俺達のカレーも中々だから……ねっ、健夜さん!」バチコーン

健夜「サードウナンダロウネー」


【忘れてる方もおられると思うので再確認しますが、この勝負に負けるとすこやんの攻略が不可能になります!】

【……とはいえまぁ、ペナルティと引き換えに勝利扱いにできるっちゃあできます。もうお分かりかと思いますが、イッチはペナルティが大好きな人です】


―第三回戦―


――そして、カレーが運ばれた!!

カレー内に存在する具の中の二割はセミッ! セミッ! 圧倒的、セミ……ッ!!

皿からちらちらと、まるで雲の切れ間から差し込む光のように出てくるはセミの足……ッ!!

そう、セミ! どこからどう見てもセミ……ッ!!


ざわ・・ ざわ・・ ざわ・・


震える手を抑えながら、スプーンをおそるおそる近づけていく一同……ッ!!

そして……ッ!!


怜「……」

小蒔「……」

霞「……」


怜:安価一つ↓(……まっず。コンマ一桁目が偶数の場合強制0点)

小蒔:二つ↓(セ、セミって、おいしいですよね……げふっ。コンマ60以上の場合強制的に40点へ)

霞:三つ↓(一桁目が奇数の場合お世辞に余裕が無くなって適当に百点をたたき出します)

76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/02(火) 00:27:56.78 ID:VniGdH8So
セミ
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/02(火) 00:28:44.02 ID:N9ARLVtno
負けた
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/02(火) 00:29:56.01 ID:jU58BQWso
うらあああああああああ
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/10/02(火) 20:21:03.73 ID:Mi4oIHYh0
>>76のコンマが奇数だったら惜しいとこまでいってたな
80 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/02(火) 22:57:31.47 ID:aNFcLjhT0


怜「……まっず。いやぁ、セミはないわ。セミは」

健夜「え、えーっと……て、点数の方は?」

怜「ああ? ねぇよ、そんなもん」

健夜「で、ですよねー」


小蒔「……セ、セミが、カレーと合わないというだけでもしゅ、収穫だったんではないかなぁ……とおも、おも……げふっ」

京太郎「あれー? そんなマズイですかねーこれ」

咲「京ちゃん……セミは駄目だよ、セミは……」


霞「お、おいしいわねー……ひゃ、百点! 百点でいいから水をお願いしたいのだけど!」

美穂子「は、はいどうぞ……」

霞「がっ、ぐび、ぐびぐびぐび……げほっ、げほげほげほ!!」


0+2+100=102


―結果発表―


久「え、えーっと、結果発表ー!」パチパチパチ

マホ「……発表するまでもなく須賀先輩達の惨敗ですけど……」

京太郎「…………」

健夜「…………」

京太郎「あ、あの健夜さん……その、なんというか、すみませんでした……」


セミによる敗北というまさかの展開に顔を伏せていた健夜だったが――やがてむくりと顔を上げ、晴れやかな顔で言った。


健夜「決めた……私、もうこの町から出ます!」ガバッ

京太郎「ええっ!?」

健夜「正直甘かったと思うの……私自身の魅力の育成を他人に頼るなんて!」

京太郎「え、ちょ、ちょっと待って……(セミカレーでなんでそうなるんだよぉ!?)」

マホ「(あれ、マホが手を出すまでも無くですかー、もしかして……)」

健夜「よぉーし、そうと決まったら早速……」


そう言いながら馬に飛び乗る健夜を、京太郎は――。

……

…………

………………
81 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/02(火) 22:59:32.54 ID:aNFcLjhT0

……

…………

………………

ムロ「……あの、どうされますかね? ペナルティのお時間ですが……」

ムロ「選択肢の一つ目は【放っておく】。この場合は健夜さんは攻略不可能になり、町から立ち去ります」

ムロ「二つ目は【折衷ペナルティ】。一日と好感度減少を犠牲に、成功扱いにします」

ムロ「三つ目は【人ペナルティ】。一人の人物を犠牲に、成功扱いにします」

ムロ「今回もこの中から選んで……いや、ちょっと待ちましょうか……」

ムロ「……少し変わったモノとして、四つ目を用意させて頂きます。これはミニイベントの一番下の???として用意してたものですが……まぁ、ペナルティは一日減少+【何か】、という事で……」

ムロ「……まぁ、四つ目は最も大幅な変化がありますね。それがいい物と考えるか悪い物と考えるかは各個人に任せます……いや、割と本当に人によります」

マホ「まぁこのスレも終わりの方だし、ちょっとぐらいふざけてもいいんじゃないですかねって痛ッ!」スパーン

ムロ「いきなり出てくるな馬鹿たれ!」


【どれに致しますか?】


1:【放っておく】

2:【折衷】

3:【人】

4:【???】


>>84
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/02(火) 23:01:09.63 ID:/uaWxVgno
1
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/02(火) 23:01:15.42 ID:+xgLUEMCo
2
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/02(火) 23:03:33.60 ID:VniGdH8So
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/02(火) 23:04:32.14 ID:jU58BQWso
86 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/02(火) 23:18:55.66 ID:aNFcLjhT0


ムロ「一日減少、そして……」ガチャリンコ

マホ「わぁーい、お決まりのアレだぁー(棒)」

ムロ「あ、一回好感度を上げなおした人とかは可哀想なんで確率を下げてまーす」

マホ「まーたそんな事をさらっと言う!!」ギャーギャー


コンマ下一桁によって決定。>>88


0:マホ
1:やえ
2:姉帯
3:咲
4:佐々野
5:やえ
6:小蒔
7:マホ
8:咲
9:やえ

87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/02(火) 23:19:23.18 ID:3MEQF7jko
マホメット
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/02(火) 23:19:31.70 ID:VniGdH8So
マホ
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/02(火) 23:36:43.77 ID:JuTx5B+Ao
すばら
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/10/02(火) 23:36:49.21 ID:hmLJSbbZ0
マホ美味しいなw
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/02(火) 23:47:02.93 ID:dswICX2io
マホは当たりだな
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/03(水) 04:11:41.15 ID:LrqrK+pIO
今回は千葉とチベットが大戦犯
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/03(水) 05:12:35.19 ID:fvWXjjE2o
ただでさえ夏が終わり更新がゆっくりになってしまってるのに地雷を踏み抜いて進むと何時まで経っても終わらないんじゃなかろうか
94 :今日は二レス程なのでsageで ◆g1RagFcnhw [sage saga]:2012/10/06(土) 00:13:21.44 ID:zSb5uimP0


【残り日数が26日になりました】

【マホの好感度が半分になりました 【マホエンディング:裏】および『京太郎悪堕ちフラグ』を没収します】


ムロ「ざwwwまwwwぁwww」

マホ「 」

ムロ「はっはっは! いやいや、これが見ている皆の総意というヤツだな!」ポンポン

マホ「・・・ ・・・ ハッ!! ま、まだ表エンドがありますー! まだまだ余裕ですー!」

ムロ「いやぁ、よかったよかった。平和だなここ……えー、じゃあまああれかな。点数とかはキンクリして、マホチームに勝利した後の会話イベをさらっと終わらせましょうか」

95 : ◆g1RagFcnhw [sage saga]:2012/10/06(土) 00:14:45.22 ID:zSb5uimP0


?「……が……、……がくん。須賀君!」

京太郎「……ハッ」

健夜「大丈夫? 何かボーっとしてたみたいだけど……」

京太郎「あ、ああ大丈夫ですどうも……(最近、こんなんになる事多いな……)」

マホ「ゲームオーバー率も結構高いですよね」ヒョコ

京太郎「?」

マホ「いや何でも……ていうか負けるとかありえないですー! まさか普通に作ったカレー如きに敗れるなんてー!」ウワーン

京太郎「何だその言い方は! つーか普通じゃねーよ! 俺達には隠し味の……隠し、味の……?」

健夜「隠し味? ……えーっと、リンゴの事かなぁ?」

京太郎「あれ? セ、ミ的な……何かを……」

マホ「セミぃ?(ええ、もうそりゃたっぷり入れてましたぜあんさん)」

健夜「いや流石にセミカレーはちょっと……」

セミ「つーか俺ここにいるし。勝手にカレーの具にすんなよ」ブブブ

京太郎「だよなぁ……?」

健夜「まぁ、勘違いだったって事で……隣、いい?」

京太郎「ええ、どうぞ」


不思議そうに首を捻る京太郎の隣に、健夜は座り込んだ。

空はもう夕方から夜に変わろうとしており、橙と紺が混ざり合ったような空には星が散りばめられていた。


健夜「うわぁ、始めた時には昼間だったのに……もう夜だねー」

京太郎「そうですねぇ……」

健夜「…………」

京太郎「…………」

健夜「えーっと……二日もお世話になっちゃったね。ありがとう」

京太郎「いえいえまさか! で、どうでした? 何か掴めましたか?」

健夜「……あ、あえて言うなら、一つだけ」

京太郎「はい?」


彼女はそこで、照れたようににへへと笑顔を浮かべた。


健夜「意外と、大事な物は近くにあったかもしれない……って事かな?」ニヘヘヘ

京太郎「???」


【恐怖! 戦慄のお婿さん探し!!】:クリア!

96 : ◆g1RagFcnhw [sage saga]:2012/10/06(土) 00:33:39.04 ID:zSb5uimP0

正直sageでこれやるのどうかと思うけどまぁいいや イベント安価ー そしておやすみなさいませー




京太郎「残り、【二十三日】か……なんだかんだであとちょっとになっちゃったな……あっという間だったような、そうでないような……」

京太郎「……正直、もう帰りたい気持ちでいっぱいだぞ、俺……」


【二十三日目】


【日数に余裕がありますので、ミニイベントを行います】


>>98


姉帯:197pのお化け屋敷

霞:空を飛ぶ最も安全な方法

小蒔:最速には最速が似合う

加治木:愛よ永遠に

新免:はた迷惑な女、再び

舟Q&美穂子:バック・トゥ・ジ・ウエノサン:リプレイ

怜:地球まるごと超決戦!!!(膝枕的な意味で)

健夜:伝説とそれに対抗しうるだけの見栄っぱり

末原&咲&姉帯&霞:せめて夢の中だけでも

???:大番狂わせと西部

97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/06(土) 00:34:10.26 ID:3DJb2tizo
198
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/06(土) 00:35:18.46 ID:OeyT2rU0o
すこやん
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/10/06(土) 00:50:16.54 ID:uPVoaI0to
末原&咲&姉帯&霞
100 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/08(月) 22:25:29.42 ID:5A2PLWJr0


こんにちは キーボードにローションぶちまけて滅茶苦茶凹んでますが更新します

全く関係ないですが後発の安価スレ様達が凄い更新スピードでちょっとメゲちゃいますね、いや本当に申し訳ない

101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/10/08(月) 22:29:18.44 ID:Reolw7WNo
きたか…!!

  ( ゚д゚ ) ガタッ
  .r   ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
  \/    /
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/08(月) 22:29:57.19 ID:pOwgFZXUo
イッチガキタデー
103 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/08(月) 22:30:21.50 ID:5A2PLWJr0


マホ「……まさか、最後の最後でアラフォーだなんて!」

健夜「今、何か言った?」ニコッ

マホ「あ、いや、その……皆さん、自分の言った言葉には、お気をつけて……」ガタガタ





――小蒔の列車騒動から数日後。

赤土 晴絵は自室で一人っきりの祝杯をあげていた。

その理由は後述するとして……まずは忘れている方もおられると思うので事実の再確認から始める事にする。

――彼女は酒を飲みだすと発言も態度も調子に乗り出すという悪癖がある。

そして、その傾向はこの日もまた然りであった。


晴絵「うへへへ、あ〜、いい気持ちだわ〜」ホワホワ

晴絵「今ならあれだわ、私何でもできるわー」ホワホワ

晴絵「えーっと、例えば……例えば……そう! 今ならすこやんに手紙だって書けるぜー、超書けレジェンド!! 会いにだっていけレジェンド!!」グッ


……

…………


――そういった悪乗り八割で書かれた手紙が小鍛治 健夜に届いたのは、そのさらに数日後の事だった。


健夜「か、『カロウトにいると聞いたので、会いにいってもよろしいでしょうか。いい加減仲良くしましょう』……な、何で私が全面的に悪いみたいになってるの!」プンプン

健夜「あ、続きがある……何々? 『……ところで、私事ではございますがつい最近別の劇団にようやく就職する事ができました。あなたも夢に向かって頑張って下さい』……あ、あの人絶対ただ単に自慢したかっただけじゃん!」


健夜はそこまで言うと手紙を放り投げ、酒をぐいっと飲み――自らも紙とペンを手に取った。


健夜「アッタマ来た。何だろ! あれは!」プンスカ

健夜「なーにが『夢に向かって頑張って下さい』だこらー! 私にだってな、私にだってなぁー!」カリカリカリカリ


物凄い勢いで手紙を書きあげながら、健夜は一人自室の中で吠えた。


健夜「誰にも負けないモノぐらいあるわー!」バサァーッ!!

『お久しぶりです。ところで私も将来を誓い合う相手をようやく見つけ……』


……こうして、無駄に壮大な見栄を込めた手紙は相手の元に届けられたのであった。


【伝説とそれに対抗しうるだけの見栄っぱり】

104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/08(月) 22:30:24.90 ID:owQp/XC90
いや、どんな状況だよwwwwなんとなく想像できるがwwww
105 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/08(月) 22:34:46.99 ID:5A2PLWJr0


―保安官詰所―


晴絵「あのー、人の居場所を聞きたいんだけどー」ニョッ

京太郎「うわっ出たな!」

晴絵「お、君はあの時の……そうかそうか。確か君保安官とか言ってたな」ニヤッ

京太郎「はぁ、どうも……今日は酒浸りじゃないんですね」


以前であった時の酷い姿を思い出しながら京太郎がそう言うと、晴絵はニヤリと笑いながら言った。


晴絵「まぁ、新しい劇団へのオファーがあったかr」

京太郎「へぇ、そりゃすごいや! おめでとーございます赤土さんそれでどなたをお探しで?」

赤土「む、無視すんのかコラ! ……まぁいいよ。どうせ二日間はここに滞在するから……あの、小鍛治 健夜って人知らない?」

京太郎「(ああ、あの人の知り合いか……)えーっと、あっちの道を曲がった方のホテルにいますけど」

赤土「なるほどなるほど! ありがとうね!」

京太郎「いえいえ、こちらこそ」

赤土「……」

京太郎「……」

赤土「……」

京太郎「……? なんで行かないんですか?」

赤土「つ、ついてきてくれると助かるんだけど」

京太郎「ええー?」

赤土「お、お願い! 頼む! ついてきてくレジェンド!!」


全力で頭を下げられた京太郎は、ため息をつきながら誘導する事になった。

106 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/08(月) 22:37:57.35 ID:5A2PLWJr0


―すこやんの部屋の前―


京太郎「ホラ、ここですよ」

赤土「あ、開けてくレジェンド」

京太郎「……あの、さっきからその語尾はなんなんですか? 酔ってるんですか?」

赤土「いやこれが素だから」

京太郎「素かよ!!」


そんな風にわいのわいのと騒いでいると部屋の扉ががちゃりと開かれ――中から寝間着姿の健夜が現れた。


健夜「うーん、何ですかこんな朝っぱらから……」ムニャムニャ

健夜「……って京太郎くん!? ……と、あかど、さん?」オズオズ

赤土「ど、どーもー」カチコチ

京太郎「あ、どうも(何だ、知り合いなのに随分余所余所しいな)」


京太郎が不思議そうに見守る中、両者は気まずそうに会話の糸口を探し――そして最初に口を開いたのは健夜だった。


健夜「あっ! そ、そうだそうだ! 就職おめでとう!」

赤土「そ、それはどうもー……あっ! そっちの方もおめでとう! えーっと、確か結婚を前提に……」

健夜「あっヤバ!!」

京太郎「やば? って何が……うおわっ」ガシッ


全く事情を知らない京太郎は、首根っこを掴まれそのまま健夜の部屋へと引き摺りこまれた。

107 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/08(月) 22:38:27.81 ID:5A2PLWJr0


かくかくしかじか

健夜が晴絵との確執と勢いで書いてしまった手紙の説明をすると、京太郎は呆れたような表情で言った。


京太郎「何でそんな事書いたんですか……」

健夜「だ、だってちょっと見栄張りたかったんだもん」

京太郎「……で、こんな事を俺に言うって事は……」

健夜「そう! なんとかして私の婚約者のフリを……ね?」チラッ

京太郎「(お決まりのパターンだな……)分かりましたよ。但しバレても知りませんからね!」

健夜「も、勿論!」

108 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/08(月) 22:38:55.95 ID:5A2PLWJr0


ガチャ


健夜「ふ、ふう……ごめんね。ちょっと彼との話が長くなっちゃって」

赤土「あれ? という事はまさかそこの金髪少年が将来の……?」

健夜「そ、そうそう! そうなの! いやぁもうそれはそれは素敵な出会いで! ねぇ!」

赤土「ふーん、そうなんだ……」ジーッ

京太郎「(か、完全に怪しまれている……)赤土さん二日間ここに滞在するんですよね! と、とりあえずこの町を案内しますよ!」

赤土「ありゃ、そりゃわざわざどーも(怪しい……)」ジーッ

京太郎「お、お気になさらず! さぁ行きましょうねー!」


そう言うと京太郎は無理矢理腕を掴んで外へと引き摺りだしていった。

109 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/08(月) 22:40:28.74 ID:5A2PLWJr0


京太郎「さ、さぁまずどこへ行きますかね!?」

赤土「ここの事あんまり分からないし、そっちの好きにしてもらっていいわよ(……やっぱり怪しい。すこやんが見栄を張っているのは明らかだけど……何かそのまま騙されて帰るのもナンだし……)」

赤土「(……嘘はいけないわよね、嘘は……)」ニヤリ

京太郎「(マズい、明らかにマズい……中のあんま良くないおっさんとかに俺の事を聞かれたら一発でバレそうだし、ここはどこに行くかよりも誰に会えそうかで場所を決めよう……!)」


【このイベントは三回(朝、昼、晩)分の移動安価をし、一日を通して嘘だとバレなければ成功です! 逆に言えば一回でもバレたら死ぬぞ!】

【時間帯によって会える人は変わってくるぞ、気をつけよう!】


― 一回目:朝 ―


【どこに行きますか?】


1:保安官詰所

2:酒場

3:ふなきゅーの住まう家

4:駅

5:ん、あれは……?(既存のみの人物指定)


>>111

110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/08(月) 22:41:48.65 ID:pOwgFZXUo
死ぬのか
4
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/08(月) 22:42:07.62 ID:fUbdWD16o

Cさん
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/08(月) 22:42:43.00 ID:owQp/XC90
113 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/08(月) 23:11:08.19 ID:5A2PLWJr0


どこに連れて行っても何やら絶望的な香りがするこの状況に、救いの糸が垂れてきたのはその時だった。


C「お、そこにいるのはボウズと……列車で死んでた酔っ払いじゃねぇか」

赤土「死んでないわー!」

京太郎「あ、どうもどうも!(よ、よかった! この人なら超安心だぞ……)」

C「お前はともかくそこの姉ちゃんはなんでここにいるんだ? 何か忘れたが、あんた有名な女優かなんかだろ?」

赤土「!!! こ、この人私の事を知っている! 誰も私の事を知らなかったのに!」フンフン

C「はぁ」

京太郎「(赤土さんが興奮してる今の内に……)あの、Cさん。俺に……その、好きな人(精一杯のボカシ)がいるって話しましたっけ?」

C「……いや、してないけど……俺にそんな話しても、アドバイスなんか何にもできないぞ」

赤土「そ、そんな事より私の話を! 私の話をしよう!」フンフン

C「え、ええー?」

京太郎「(よーし、どうやら話の矛先をずらせたみたいだぞ……)」


【偶にラッキーだとこういう風に安価を通さずそのまま時間が経過する事がありますが、大抵は自由台詞安価か選択肢、コンマ等を行わなくてはなりません】

【……因みにラッキーを呼ぶ人間は残り二名。どちらも京太郎に興味が全く無い人です】

114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/08(月) 23:14:36.28 ID:owQp/XC90
船Q、トキ、モモあたりか?
115 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/08(月) 23:16:57.72 ID:5A2PLWJr0


赤土「超良かった……まさか私のファンがこんな所にいたなんて……ハッ!」

赤土「(じゃなかった!! 嘘を暴くんだぞ、嘘を……)」ジーッ

京太郎「(ぐっ、正気に戻ったか……)じゃ、じゃあ次はどこに行こうかなー?」


― 二回目:昼 ―


【どこに行きますか?】


1:保安官詰所

2:酒場

3:ふなきゅーの住まう家

4:駅

5:ん、あれは……?(既存のみの人物指定。同じ人二回はアカンデー)


>>117

116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/08(月) 23:17:24.40 ID:owQp/XC90
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/08(月) 23:17:36.45 ID:e2yUEZgTo
3
118 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/09(火) 22:45:51.70 ID:KfXL7hfR0


一日一レスでもいいから更新しようと決めたので更新します



―船Q宅―


京太郎「ここがこの辺で一番頭の良いと噂される人の家です」ドヤッ

赤土「も、もっと別の場所は無かったの?」

京太郎「……お察し!」

赤土「そ、そうですか……(他に行くところが無かったのね……)」


そんな風にわいわいやっていると、中からにゅう、と眼鏡の女が顔を出した。


船Q「あれ、何をやってますのん須賀君」ヒョコ

京太郎「あ、どうも船久保さん」

赤土「どうも! 始めましてレジェンド!」ヒラヒラ

船Q「(なんやこの人……)」

京太郎「あ、いやこの人は今日明日とここに滞在することになった有名人(らしき)人でして、かくかくしかじか」

船Q「……今日明日ですか。なら多分大丈夫ですね……須賀君」

京太郎「はい?」

船Q「あと三日でここの生活も終わりなんですから、慎重にお願いしますね」ボソボソ

京太郎「は、はい」

赤土「そんな事よりちょっと聞きたい事があるのだけれど!」

船Q「はい? あ、何か直してほしい物があったりですか?」

赤土「いやいや、まさか……そういう事じゃなくて、ここにいる金髪少年の彼女の話だレジェンド!」キリッ

京太郎「アー」

船Q「ん? そんなんいましたっけ……ああ」


【コンマ下二桁で船Qの発言がヤバい! どれがヤバいかは教えてやらん!】


(00-29:ああ、あの幼い……
30-59:ああ、あの小っちゃい……
60-79:ああ、あの興味深い……
80-99:んー、そんなんいましたっけ?(確定回避))


>>120

119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/09(火) 22:47:13.60 ID:JL6c8lwco
はい
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/09(火) 22:48:02.23 ID:2kary2kS0
ほい
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/10/09(火) 22:48:57.64 ID:nLxA0w+AO
これヤバくね?wwwwww
122 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/09(火) 23:03:56.42 ID:KfXL7hfR0


船Q「ああ、あの幼い……十七歳の人? ですか? カレー対決してた」

京太郎「(よ、よかった……セーフセーフ!)」ケホー

赤土「……あれ、やっぱり違うのかなー、おっかしいなー」

船Q「??? まぁ、今はちょっと中に入れないんですけど(車がありますからね)、珍しい物ならお見せできますよ」

赤土「お、じゃあ見せてもらおうかな……」ワクワク


船Qに(当時としては)新技術を見せてもらい、何とかその時間帯を凌いだ……。





赤土「ふーん、あれが噂の『あいぴーえすなんやら』というヤツかー」フムフム

赤土「(しかっしこの流れ、やっぱり嘘じゃなかったのかなぁ?)」

京太郎「(どうやら結構バレずにすんでるみたいだな……もう一日も終わりそうだし、なんとか凌ぐぞ……)」


― 三回目:夜 ―


【どこに行きますか?】


1:保安官詰所

2:酒場

3:ふなきゅーの住まう家

4:駅

5:ん、あれは……?(既存のみの人物指定。同じ人二回はアカンデー)


>>124

123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/09(火) 23:08:43.95 ID:vZn+esryo
5:キャップ
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/10/09(火) 23:09:47.32 ID:xP/NH5qgo
5姉帯
125 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/10(水) 22:49:58.10 ID:QZDI+tFS0


今日も今日とてちょっぴり更新




夜の闇に紛れるようにして現れたのは、にょっきりとした背丈が目立つ女性だった。


姉帯「あれー? こんな所で何して……あー!」

京太郎「ん?」

赤土「ふむ?」

姉帯「あ、赤土 晴絵さんだー! サ、サインください……!」キラキラ

赤土「え!? マジで!? マジで言ってくださってるの!?」

京太郎「(何で敬語なんだよ……とはいえ、いい状況だな。このまま話が流れれば……)」

赤土「昔サインを求められたファンには拒否ってしまった……しかし! 今まで考え続けて早三年! スピードと美しさを兼ね備えた、理想のサインを創造する事に成功したんだレジェーンド!!」サラサラサラ

姉帯「わー! とっても早くてかっこいいよー!」

赤土「ふっ」キランッ

京太郎「(何で無駄に早いんだこんなときだけ!)」

姉帯「お礼になんでもするよー! 何でも!」

赤土「ほうほう、何でもとな……じゃあそこの金髪少年の彼女について!」

姉帯「えー?」

京太郎「ちょ、おま!」


おそらくこのままいけば、普通に健夜との関係が嘘だという事がバレてしまうだろう。

どうにかして止めなければ……そう思った瞬間、京太郎の口から滑り出た言葉は――。


【一個イベント終了、一個コンマ再安価(失敗したらやっぱりイベント終了)、一個安全】


1:こ、この話は内密に……(ドゲザッ)

2:ああ、あいつね! ああ、うんうん、わかるわかる!

3:あ、UFO!


>>127

126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2012/10/10(水) 22:52:35.41 ID:w3xZFUCH0
1
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/10(水) 22:52:56.23 ID:rPFNQaxIO
3
128 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/10(水) 23:58:28.65 ID:QZDI+tFS0


ゲームオーバーがある三択物で「あ、UFO!」とかメタ発言はゲームオーバーへの入り口だと思ってるんだ、すまない




京太郎「あ、UFO!」ビシッ

赤土「ん?」

姉帯「ふへ?」


京太郎は大きく天を指さしてから自分のミスに気が付いた。


京太郎「(……あ、UFOってこの時代なかったわ……)」

赤土「UFOって何?」

姉帯「えーっと、UFOっていうのは……」


豊音がそうやって解説しようとした時――京太郎の指さした方向の空に、ふよふよと浮かぶ物体が突然現れた。


京太郎「!!??」


京太郎の顔が驚愕を表すソレになる中、気づいていない豊音の説明は続く。


姉帯「えーっと、平べったい円盤でね」

赤土「ふんふん」


ソレは、平べったい円盤で、


姉帯「何だかきらきら光ってて」

赤土「成程成程」


ソレは、何だかきらきら光り輝いていて、


姉帯「こう、すぱーん! と動いたりぐにゃぐにゃーっ! と曲がったり色んな動きをして」

赤土「へへぇ」


ソレは、時たま実に不規則な動きをし、


姉帯「後は、後は……あ! とっても大事な事を忘れてたよー!」

赤土「それは?」

姉帯「それは空から現れて……そして突然人を攫っていくんだよー!」


――そしてソレは、突然京太郎に向かって光線を発射した。

浮き上がる彼の体。


京太郎「ちょ、おま、待てコラァアアアアアア!!!」


滅茶苦茶な不条理感を感じながら、彼は浮遊していき、そして――。


……

…………

………………
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/11(木) 00:03:01.65 ID:OYsnbu5Bo
これはメタなのか?
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/11(木) 00:04:16.54 ID:QLb+VD21o
UFOエンドwwwwww
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/11(木) 00:21:55.28 ID:NQtGZZUAo
アラフォーに関わると碌なことにならないからもうアラフォーはポイで
132 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/11(木) 00:26:13.93 ID:KHU9twDb0


>>129 メタっていうか「あ、UFO!」って突然のエンディングとしては定番のネタじゃないですか……え? 違う?




ムロ「よーし、それじゃあペナルティの時間ですねー」

ムロ「……って、もうそもそも残り日数自体ありませんね……残り二日は削れないし……」

ムロ「うーん、かといって好感度だけ減らすってのもアレだし……じゃあ仕方ありません。とりあえず待ってみましょうか……せいっ」パチン


―選手棟―


京太郎「……お、お前UFOオチはナシだろぉぉぉ!」ガバッ

京太郎「……ん!? あれ、記憶が残ってる?」

京太郎「なんだ……前に記憶が消えるとか言ってたのは嘘かぁ!!」

京太郎「という事はこれで終わりっぽいな、うん」


そう一人でごちゃごちゃ言いながらあの西部の世界を思い出し、彼はとりあえず――。


【もう(残り日数が)ないじゃん…… という事なのでそのままグッドエンド突入の選択肢用意の構え。俺は女の子とイチャイチャするエンドだけが見たいんだよ!(迫真)って方推奨】

【その疑いのある選択肢は二つあるような気もしますが、エンドにそのまま突入できるのはあくまでも一つだけです】


1:二度寝じゃー!

2:外出じゃー!

3:他の人も記憶残ってるか聞くぞー!


>>135

133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/11(木) 00:27:11.95 ID:OexnHnUBo
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2012/10/11(木) 00:27:49.06 ID:sshWC1e90
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/11(木) 00:28:25.74 ID:NiYWvOvfo
2
136 : ◆g1RagFcnhw [sage]:2012/10/13(土) 01:49:51.26 ID:aotXUVXd0
眠い 寝る

この三連休中ぐらいで頑張ってスレを完結させようと努力しますので、見捨てないであげてやって下さい
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/10/13(土) 04:00:10.11 ID:nH3A7x3Eo
待ってるよ
138 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/13(土) 23:22:00.17 ID:aotXUVXd0
よーし、終わらすぞー、終わらすぞー でも人いなかったら次作品の書き溜めに走るで、すまんな
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 23:23:53.01 ID:Bm+HarSho
次なにやるのー
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/10/13(土) 23:25:23.46 ID:KlUyohB7o
次はなにー?
141 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/13(土) 23:26:22.84 ID:aotXUVXd0

これ終わる時に次回作予告をいくつかやるデー まぁ期待したら負けというヤツですね!



色々考えたが、とりあえず外へ出なければ始まらない。


京太郎「よーっし、外出じゃあ!」ガチャ


そう言い意気揚々と京太郎は部屋の扉を開け――目の前に待機していたUFOにそのまま吸い込まれた。


京太郎「ちょっ!!」

マホ「おっとアブねえ! 逃がしてたまるかっつーの!」みょんみょんみょん

京太郎「な、何だ! 俺はもう帰らねーぞ! 面倒くせえ! もうペナとかないんだろ!」ギャーギャー

マホ「そうはいかんざき! 実はさっき計算したらまだ一日残ってたから、それをペナルティにしてやったのです!」

京太郎「な、ちょ、おまっ!」


【残り日数が二十五日になりました!】


マホ「ってこんなテロップはもういらん! 須賀先輩! もうあと二日なんですから最後ぐらい頑張ってバックがトゥでフューチャーして下さい!」

京太郎「ええーい! やっかましいわい馬鹿たれ! 大体あれもうカオスすぎてヤベえじゃねぇか!」

マホ「やかましいのはそっちだい! とっとと戻れぇぇぇ!!」ぴろりろりろりろ……

京太郎「うぉぁあああああぉあああ……」


京太郎は光の中に吸い込まれ、そして……意識を失っていった……。





―???―


【人物を一人、選択してください】


1:宮永 咲

2:小走 やえ

3:佐々野 いちご

4:夢乃 マホ


>>144
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/13(土) 23:27:15.25 ID:qiwS/X0Go
3
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 23:27:25.40 ID:Bm+HarSho
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2012/10/13(土) 23:27:50.61 ID:mRH3Vsbm0
1
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/10/13(土) 23:27:56.65 ID:2+BfPNIAO
2
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/13(土) 23:27:57.20 ID:fkt1wCoso
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/14(日) 18:33:37.42 ID:6krvldcP0
そして選ばれないマホ…
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/14(日) 18:37:11.61 ID:ZK9FBIMho
ペナだと思った
149 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/15(月) 21:39:11.49 ID:IuKVRynt0
こんにちは 一日分更新します これで後一日で終わりですか!? やったー!
150 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/15(月) 21:44:05.98 ID:IuKVRynt0


【二十四日目】


―保安官詰所―


京太郎「…………」ムクッ

マホ「うぃーっす! この度GM(ゲームマスター)に復帰した夢乃 マホです! 最後の記念にムロさんに権利を返してもらいましたー! やったー!」

京太郎「……」ギロッ

マホ「そ、そんなに睨まなくても……お、思わず泣いちゃいますよ!」

京太郎「……今の気持ちを一言で表してやろう」

マホ「はいはい!」

京太郎「……面倒臭い」

マホ「ええー!? ……ま、まぁそう思うのもやむなしですが……そ、それでも何だかんだでやってくれるのが須賀先輩ですよね!」

京太郎「お断りだ馬鹿」

マホ「うえー」


堅いベッドから身を起こし、京太郎はマホを睨み付けながら言った。


京太郎「あのUFOに吸い込まれた時思ったんだがな……よく考えたら、もうこの二日間を頑張る必要なんか欠片もねーじゃねーか。ゲームオーバーにでもなんでもしろよ」

マホ「な、何でこんな喧嘩腰なんですかー! 今回の目標は最終日に【船Qさんと美穂子さんをタイムでスリップさせたら成功】なんですからー! それは譲れないんですー!」

京太郎「あ?」

マホ「ひ、ひえええ……わ、分かりましたよもー! もういいです! 今日はお祭りですから、たっぷり楽しみやがれコラー!」グスグス


そう言いながらマホは半泣きの顔で消えようとしたが……ふと思い直したように言った。


マホ「あ、そうだ忘れてました!」

京太郎「ん?」

マホ「今回のペナルティですが……えへへへへ」

京太郎「あーん?」

マホ「えへへへへへへ」


突然笑いだしてそのまますぅ、と消えていったマホに対抗するように、京太郎はふんと鼻をならしながらベッドに寝転びなおした。


京太郎「(そもそも今までが変だったんだよな。何が楽しくてこんな事やってたんだろ……最初の方の情熱は一体どこから来てたんだ……)」


石川御大並の虚無っぷりを感じながら京太郎がその疑問を抱くのと、詰所の扉がぎぃと音を立てて開かられたのはほぼ同時の事だった。


151 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/15(月) 21:47:58.97 ID:IuKVRynt0


――そこから顔を見せたのは、『カロウト』屈指のキリングマシーンこと宮永 咲だった。


京太郎「おっ、何だいきなり?(こいつも割を食ってるって意味なら間違いないよなー、この二日間が終わったら俺の中のイメージが大幅に変わりそうだ……)」


そう思いながら彼女の返答を待ってみて、京太郎は何か様子がおかしい事に気付いた。


咲「…………」

京太郎「? どうしたんだ?」


いつも(西部の世界に来てから)とは違って異様に内気な態度を取る咲に疑問を呈すと、咲は困惑したような態度で言った。


咲「……あのさ、京ちゃん」

京太郎「んー?」

咲「あの……えっと……これって……夢?」

京太郎「…………はぁ?」


不思議な発言をする咲に対し、京太郎は首を捻って反応した。


咲「あ、あの、やっぱり夢、的なアレなのかな? 二回戦終わってからベッドで寝て、気づいたらいきなり西部の世界にいるって……え? あれ……」

京太郎「あ? ……あああー!!」

咲「え?」

京太郎「(さっきのマホの意味深な笑みはそういうことかぁ……! 今回のペナルティは、俺じゃなくて咲が受けたのか!?)」

咲「あ、あの、これってどういう……?」

京太郎「ちょっと待ってろ、今の状況を説明してやるから……マホ!」

マホ「あーあ、先輩ったらマホの話はロクに聞かないくせに、他の女の子が絡むとすぐに呼び出すんですねー」ブーブー

京太郎「うっせー馬鹿! これ完全にテメエの所為じゃねーか!」

マホ「チッ」

152 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/15(月) 21:50:07.07 ID:IuKVRynt0


かくしかじかしかしかもしもし


マホと京太郎の二人掛かりでざっくりと事情を説明すると、咲は何とも言えないような表情でぼそりと一言だけ言った。


咲「……あの、あと二日で終わりなのにそれ、する意味あったの?」

京太郎「それは思った」

マホ「くっくっく、それに気づいた時こそ、本当の『ペナルティ』の意味を知る時なんですけどね……けっけっけ」ヒュン


にやにやと怪しい笑いを浮かべながらマホは再びふわぁ、とその場から穏やかに消えた。


咲「あの娘って前からあんなんだっけ……?」

京太郎「いや、多分おそらく間違いなく違う。人に命令している内に性格がおかしくなってるんだろ……それより、どうせ後二日なんだ。今日は祭りがあるらしいし、いくか?」

咲「う、うん。行くよ。折角の夢? なんだから、楽しまないとね」

153 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/15(月) 21:54:54.63 ID:IuKVRynt0


『カロウト』の創立何十年目かを祝うその祭りには、町中の人がほぼ全員集まっていた。

道には屋台が立ち並び、皆一様に祭りを全力で楽しんでいた。


小蒔「この謎の肉みたいなの……何だか変な味がします……」

やえ「こ、これは何を原材料にしてるんだ……?」

霞「さぁ? ……あ、缶詰に『ソイレントシステム』って書いてあるわ」

やえ「ぎ、ぎゃぁああああ!!」





久「……結局、私の出番は少なかったわねー……」

美穂子「私の中では世界の中心ですよ」ニコッ

春「私の中でも、勿論……」

健夜「不遇さでは私も負けてないよね、多分……」

末原「…………」

船Q「あ、末原さんいたんですか?」

末原「し、死にたい……」





姉帯「やった、当たったよー!」ピョンピョン

怜「射的うまっ!!」

ちゃちゃのん「へぇ、すごいもんじゃのう」

まこ「ほんまほんま」

ちゃちゃのん「!? な、何故ここにおるんじゃ!」

まこ「あれ? わしだけ脱獄したんじゃけど……」

ちゃちゃのん「流石キンクリに定評のある四天王……と、捕えんと」

まこ「いやいやいや! 今日ぐらいお外に出させてもええじゃろ!? 祭りが終わったら戻るから! な!?」

ちゃちゃのん「む……まぁそれなら……」ゴニョゴニョ

まこ「いやはや、ありがたやありがたや……(まぁホンマは『K』が誰か分かったから探したろって話なだけなんじゃがのぉ、この事は当然伏せるけども……)」

154 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/15(月) 21:58:07.32 ID:IuKVRynt0


ワイワイガヤガヤ


咲「……えへへ」

京太郎「ん? なんだいきなり笑い出して」

咲「ううん、何だか昔の事思い出しちゃって。中二ぐらいの時もこんな風にお祭りに行ったよね」

京太郎「ああ、近所でやってたしょっぱいヤツな」

咲「もー、しょっぱいとか言わない! ……でも、やっぱり楽しかったなー。あの時」

京太郎「ああ。俺の黄金時代だった」

咲「なにソレ」エヘヘ

京太郎「なんだろうな」アハハ

咲「……」

京太郎「……」

咲「来年もさ」

京太郎「おう」

咲「また、行こうね。アレ」

京太郎「……おう!」

155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/15(月) 22:01:18.78 ID:FK1bnm/IO
…こっちで咲になにかあるとまずいのか?
156 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/15(月) 22:02:41.52 ID:IuKVRynt0


……

…………

………………

それから、しばらくして。

かつて健夜と京太郎達が向かい合った時計台の前に集まった町人達の前で、ちゃちゃのんがスピーチをする事になった。


ちゃちゃのん「あ、えーっと、そのー……この町もー……も、もう創立されてからー、はや……年が経ちー……」ボソボソボソ

京太郎「(あちらの世界ではアイドル雀士だとは思えないボソボソ喋りだ……緊張でガチガチになりすぎだろ……)」


そういった調子でちゃちゃのんはボソボソボソボソと喋り続けていたが、やがて感極まったように吠えた。


ちゃちゃのん「……ええーい! もういいです! この町の未来を祝して乾杯! かんぱいかんぱーい!!」グッ

京太郎「ふふっ、なんだそりゃ」グィッ

咲「適当だね、ホントに」グィッ


町の人間がその適当さに半笑いになりながら祝福の杯を持ち上げるのと同時に――



まこ「ちょぉぉぉぉっと待ったぁぁぁ!!!」バンッ!



――海産物がワカメ酒になるためかなんなのか、突然その場で名乗りをあげた。

157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/10/15(月) 22:04:57.55 ID:6WKzhpcAO
ベッドで二回戦終わってから寝たって?
158 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/15(月) 22:07:12.68 ID:IuKVRynt0


咲「あ、染谷先輩……?」

京太郎「!? な、何でここにいるんだあの人!?」

まこ「くっくっくっく……」

町の人「ざわざわざわざわ……」


京太郎達が困惑と驚愕に包まれながら、少しずつ距離をとっていく。

それが大きな円形を作ったのを見計らい、彼女は大声で話し始めた。


まこ「わしは『スーアンコウ』のメンバー、染谷 まこじゃ! 訳あってここの牢屋に閉じ込められ取ったが、今日は用があってここまで出て来た!」

まこ「そもそもこんな町を襲撃しよう思た理由はただ一つ! リーダーの『K』がここに潜伏しとるって話を聞いてのことじゃ!」

町の人「ざわざわざわ」

京太郎「……それ前にも言ってたけども、どうせ嘘なんじゃないんですか? あなた達が来た時に名乗り出なかったのがいい証拠ですよ」

まこ「…………」

京太郎「……? どうしたんですかいきなり」

まこ「実はの…………


     ………その通りなんじゃ」


京太郎「は」

ちゃちゃのん「はえ?」

町の人「ハァーーーン?」

159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/10/15(月) 22:07:12.94 ID:xrOmf9txo
……あれ、もしかしてポンコツなままじゃ
戦闘に入ったらヤバクね?
160 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/15(月) 22:13:01.44 ID:IuKVRynt0


先程の困惑一色だった視線とは違い相当に敵意を持った視線を一身に受けながら、彼女は言葉を続けた。


まこ「『K』は死んどった! もう随分前の話やったらしい!」

まこ「じゃあ何故わしらの元にそんな情報が来とったのか!? 根も葉もない噂だったのか!? 違う!」

まこ「実は『K』は死ぬ前に、二人程娘を残しとったっていう話だったらしいんじゃ……その情報が今回動くきっかけとなった」

まこ「よって現在『K』の名前を語るにふさわしいのは、そいつっちゅう話になる!!」

町の人「…………」ザワザワ


周りの人間がお互いの顔を見合わせる中、京太郎はマホの言葉を思い出しながら、嫌な予感を感じていた。


京太郎「(……まさか、この流れは……)」

ちゃちゃのん「そ、それでその人って誰なんじゃ!? 早よぉ言ってよぉ!!」

まこ「まぁ慌てんな。すぐ近くにおって逃げも隠れもしてないんじゃ。今すぐに正体は言える……のぉ、『宮永 咲』ちゃん!!」ビシッ

京太郎「(やっぱかぁあああああ!!)」

咲「…………」

咲「…………」

咲「…………え」


咲「ええええええええええええー!?」

161 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/15(月) 22:17:05.40 ID:IuKVRynt0


咲「ちょ、ちょっと京ちゃん! どどどいうことなの!? 私そんな悪い人だったのー!?」ボソボソ

京太郎「う、わ、悪い人かどうかと言われると……だがそんな立場のヤツでは、なかった、ような?」ボソボソ

咲「じゃ、じゃあこの状況でも大丈夫だよね!?」ボソボソ

京太郎「い、いやそれは……」チラッ


彼はそう言いながら視線を周りに向け――


町の人「…………」ジロジロ


――その目に不安と怯えと敵視が含まれているのを見て『理解してもらっていない』と結論づけた。


まこ「くっくっくっく。保安官さんが近くにおると安心じゃのう……とっととその子をこっちに引き渡してもらおかな。うん?」

咲「きょ、京ちゃん……」

京太郎「……それはできない」

町の人「ンヘァ!?」

まこ「おっとお? 仮にもこんな平和な町でそんな危険な犯罪者を野放しにしとってええんじゃろうかのぉ? ええ?」ニヤニヤ

京太郎「ぐっ……」


おそらく。

おそらくは、この時点で既に染谷 まこは咲が全く身に覚えがないと言う事を知っているのだろう。

だがギャングとて階級社会、伝説視されているリーダーの娘を自分の物にした方がピラミッドを駆けあがるのは早い、そういう判断の上での行動なのだ――そう思い、彼はぎりりと歯ぎしりをした。


京太郎「……分かった。じゃあこうしよう。今日も遅いしまた明日にするってのはどうだ? 明日の日没にそっちに引き渡す、それまでは咲を俺が厳重に監視しておくから安心しといてくれ」

町の人「エー」

まこ「ほぉ、じゃあそれでええわい。但し、約束はキチンと守ってもらうわ……それじゃあ、それまではこの町でゆっくりさせてもらう事にするかのぉ。かっかっか」

町の人「ざわざわざわ」バラバラ…

ちゃちゃのん「え、えーっと、その……か、かいさーん!!」


人々の中で疑惑と困惑が漂いだしたその日の祭りは、結局有耶無耶となってしまった……。

162 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/15(月) 22:18:51.56 ID:IuKVRynt0
二十四日目終わり 後一日です

因みにこれかいてる時にラブじゃん呼んでみたらマホちゃん可愛くて笑った なんでこんなぐう畜になったんかね不思議だね

ちゅーわけで今日は早いですがもう寝ます ではでは!
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/15(月) 22:19:22.53 ID:4JKWe44Go
乙ー
164 : ◆g1RagFcnhw [sage]:2012/10/18(木) 23:06:10.44 ID:hG6qWlkz0
ちょっと書けたんですがやっぱり書き溜めしてからドヴァーって投稿する事にします てな訳でもうちっと待ってね!
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/10/18(木) 23:08:51.01 ID:Cd8Na+5Vo
今日はないってことかな?
166 : ◆g1RagFcnhw [sage]:2012/10/28(日) 02:36:59.13 ID:OSYxzQ7Y0


一週間放置してすいませんでした、ちょっと多忙で……あ、いや、メダロット7なんかしとらへんで、ホンマやで

もう結構な時間やけど、後ちっとやしエンディングまで投下しまっせー……んでもって先に謝っときます、BTTFの伏線全く使えませんでした。本当に申し訳ない、ああいう無計画な事はもうしないですハイ

後ちょっと文章がおかしい所がありますが、それは最初から書き溜めしてた内容にちょくちょく継ぎ足してるからやで、すまんな


あ、あと次回作についてちょいちょい聞きたい事もあるし、もし人おったら返事してなー

167 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/28(日) 02:37:37.77 ID:OSYxzQ7Y0
あげ忘れェ!
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/28(日) 02:38:42.62 ID:1TB6sFico
はい
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2012/10/28(日) 02:39:55.21 ID:JonEuwsf0
へい
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/10/28(日) 02:41:41.74 ID:+QTty9xDo
おるで
171 :あざっすあざっす! じゃあとっとと終わらしますねー ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/28(日) 02:50:21.68 ID:OSYxzQ7Y0


マホ「やっほー! おはようさんですよー!」

京太郎「うるせえ死ね!」ゲシッ

マホ「へっへーん、当たらないですー」ニヤニヤ

京太郎「ぐっ……」

マホ「……とはいえまぁ、このペナルティを出した時ムロさんにボコボコにしばかれたので、最後のノルマは【咲さんを含めた記憶持ち全員のこの町からの脱出】という事で。わーお、超簡単!!」

京太郎「だーかーらー! やらねえっつうの!! 今更そんなもん頑張ったからって何になんだよ!!」

マホ「そんな事言ってていいんですかー? 確かにこのまま達成しなかったからといっても特に何かあるわけじゃないです……『須賀先輩』には!」

京太郎「その含んだような言い方……まさか!」

マホ「……にやりんこ」ニヤリ

京太郎「無駄に言い方が可愛らしいのがムカツくぞ……」


京太郎のその言葉にマホはにやにやと笑いを浮かべながら――静かに、消えた。


【二十五日目】


―保安官詰所:早朝―


京太郎「さきー、咲ちゃーん」ボソボソ

咲「ん……あ、お早よ……うわっ!」ガバッ

京太郎「ん? どうしたんだ?」

咲「いや別になんでもないよ……(な、何で普通に隣で寝てるんだっけ……?)」

京太郎「とりあえず、この町から出ればこの夢も終了だ。とっとと出ようぜ」

咲「う、うん」


次の日の早朝。

京太郎はワカメと約束した時間よりも大分前に咲を叩き起こした。

そもそも引き渡す約束などは元からすっぽかす予定だったのだが――彼は戸口から外をそっと窺い、そしてどちらにせよ自分の判断はあまり変わらなかった事を悟った。

何故なら外には――既に町人達がわらわらと張り込んでいたのである。

172 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/28(日) 02:51:03.38 ID:OSYxzQ7Y0


―おそと―


外には、ほぼ全員――というかむしろ町の全員よりも数倍程多いような気すらした――とも言える数の町人達がそれぞれ思い思いの武器を持ちながら待機していた。


マホ『いやぁ、他のマップデータ等とか人を削ってここに集結させましたからね! 言っておきますけど余計な増援は無いと思ってもらって構いませんぜ、旦那!』

京太郎「(何面倒くせえ事してんだこのアホ!!)え、えーっと……こんにちはー」ヒラヒラ

町の人「……ドーモー」ジロジロ


疑いの視線を向けられながら、京太郎は背筋の方に冷や汗がじんわりと浮かびあがるのを感じた。

しかし、いくらなんでもこんな数の人間がこの場に集まるのは異常である。そう思いながら彼が見渡すと――


ワカメ「読めとったわい、約束を破って早よぉ出てくるくらい、の」ニヤニヤ

京太郎「く、くそ……」


やはりというかなんというか――そこには、これだけの数を集めたと思われる主犯格がいた。


咲「……な、何だか染谷先輩がラスボスみたいだね……」コソコソ

京太郎「ああ、全くだよ……(マホで始まりまこで締める……なんて、しょーもないシャレか何かかっつうの)」

ワカメ「かっかっかっか。まぁ町の人達も平和を享受したいんじゃ。あんたも保安官っつうなら、これに協力せんといかんのじゃないかのぅ?」ニヤニヤ

町の人達「ワカメニアヤツラレルノハシャクダケド、シャーナイヨネー」

京太郎「むむむ……」


保安官詰所には裏口はない。よってたった一つの出口を潰された今、退路は存在しなかった。

ならばどちらにせよ正面突破するより他に方法はない、しかしそう容易くは通してくれないだろう――そう悟った彼は、指を天高く構え吠えた。



京太郎「あ!! UFO!!」ビシッ


咲「……」

町の人「……」

ワカメ「……」


京太郎「あ、あれ? 何でUFO来ないんだ? あれ?」

マホ『いやぁ、流石にそういう使い方はちょっと……というか同じオチ二回連続は流石に……』

京太郎「なんじゃそりゃ!!」


咲「あ、あの京ちゃん……どうしたのいきなり?」

町の人「ユーフォーッテナンダ?」

ワカメ「……あー、えーっと……おかしくなって、しもたんか? それならそれで謝るが……」

京太郎「おいやめろ! 何かむしろこっちが申し訳なくなっちゃうだろ!!」

173 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/28(日) 02:51:44.37 ID:OSYxzQ7Y0

冷静な返し方をされ地味な恥ずかしさを覚えた京太郎は、気を取り直すように言った。


京太郎「え、えほん……と、とりあえずここは一旦退いて頂きたいですけど……無理、ですかね?」

町の人「ムリダナ」

ワカメ「……大体のぉ、なんでそんなにその娘を庇うんじゃ。ここのに聞いたが咲は随分暴れ放題しとったんじゃろ? そんなんを庇ってどないするんじゃ、ワシらの仲間じゃなくてもどうせこの町の平和を乱すぞ、その娘は」

町の人「ソウダヨネ! ソウダソウダー!」

咲「(な、何でこんなに言われなきゃならないのー?)」グスッ

京太郎「…………」

ワカメ「ほれ、何か言ってみぃ? ま、おおかた誑かされたとかそんなんじゃろうけどな」カカカ

京太郎「…………」


全方位からかかる町の人の声とワカメの煽りを聴きながら京太郎はぐっと拳を握り――そして、静かに言った。


京太郎「……その理由は」

ワカメ「ほほお、その理由は?」


京太郎「こいつが俺の大事な人だからです!!」


ワカメ「!?」

町の人「ココデソンナコトイウカーイ!!」

咲「……う、うぇー!?」


京太郎がその言葉を叫んだ途端、全員の視線が一斉に彼に集まった。


『パーン!!』


と、その瞬間――銃声が、その場に響き渡った。

174 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/28(日) 02:52:20.42 ID:OSYxzQ7Y0


町の人達「!?」

ワカメ「!?」

京太郎「ちょ、なんだなんだいきなり!」

咲「え!? 今のは注意を引き付ける為とかじゃなかったの?」

京太郎「いや知らん!」

咲「ええー!!」

?「全く、中々に無謀な人ですね……」


末原「こんな所で愛の告白なんて……するもんちゃいますよ」

豊音「ほ、ホントだよー! そういうのはもっと後にやってくれるとありがたいかなー!」ドキドキ


京太郎「ふ、末原さん……!」

咲「(あ、宮守の大将の人もいる)」

ワカメ「ちっ、余計な事を……ってあれれ? 今のは町人に撃ったんじゃないかのぉ?」

町人「エ!? mjd!?」

ワカメ「くっくっく、仮にも町の人間がこんな事してると思ったら、どうなることやr」


『プァーン!!』


ワカメ「は――?」ゴスッ


しかしワカメの煽りは最後まで口にされる事がなく――そのまま突然現れた車に追突された。


京太郎「く、車ぁ?」

やえ「あ、しまった! 轢いてしまったぞ!」

船Q「大丈夫です! 夢やから!」グッ

ムロ「ガソリン満タンですからね!」

やえ「そういう問題ではないような気がするが……」


京太郎「やえに船久保さん……それに室橋さんまで!」

咲「(知らない人もいる……凄いなぁ)」

ワカメ「うぐぐぐ……何が、何が起こっとるんじゃ……」ギギギ

175 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/28(日) 02:53:31.55 ID:OSYxzQ7Y0


京太郎「……しかし、これでようやく終われるのか……」

やえ「長かったな……無駄に」


目標に必要な人間が全員揃った所で、京太郎はゆっくりと回りを見渡した。

周囲には黙ったままの町の人達が、彼らを静かに取り囲んでいた。


町の人達「…………」

町の人達「…………」

京太郎「…………」


――彼らは、間違いなくプログラムである。

マホという人間に作り上げられた、完璧に一分の隙もないNPC達。

本来なら彼らに礼を言う義理も理由もない、しかし――


京太郎「…………」ペコッ

咲「京ちゃん……」


――彼は、頭を下げた。

言葉こそ無かったが、彼なりの最大限の感謝を込めて。


京太郎「……後、マホ!」

マホ『あーあ、もう終わりですか。結構楽しかったんですけど』

京太郎「……俺もだぜ」ボソッ

マホ『え!?』

京太郎「なんでもねーよ、もうどうせ全員で外出るのもどうするのも一緒だからとっとと終わらせてくれ!」

マホ『はいはい……最後ぐらいキッチリ目標達成してほしかったんですけどなー……ほいやー!』ペカー

京太郎「うおっ、眩しっ!」

咲「うひゃあ!」


マホの言葉と共に彼らは光に包まれ、そして――


……

…………

………………

176 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/28(日) 02:54:00.24 ID:OSYxzQ7Y0





そして――

そし、て――


「…………ん」

「あ、朝か……」


――俺は、目覚めた。


「うーむ、いろいろあったが……しんどかったなあ」


まるで一夜の夢とは思えないほどのあの濃密な時間を思い出しながら、俺は布団の上に胡坐をかきながらうむむと唸った。

正直、あの経験で何かが変わったとは到底思えない。俺は今まで通り地味で影の薄い人生を送っていくことだろう。


「……でも、ま」


ぽん、と自分の膝を叩きながら俺は立ち上がった。

――きっと、今日は昨日よりもちっとはマシになってる事だろう。


「さって、今日も雑用雑用っとお!!」


そう言いながら俺は部屋の扉を開け、そして――背中に、一陣の砂っぽい風が舞ったような気がした。


【エンディング:1→さよならウェスタン】

177 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/28(日) 02:54:27.68 ID:OSYxzQ7Y0





夏が終わって秋になった頃、俺は奈良県へとやって来ていた。

あの西部な世界で親しくなった中で、唯一全国大会へと来ていなかった彼女。

俺はそんな彼女に会うために単身奈良へと赴き、そして晩成高校への山道をひたすらに登っていた。


色々と話したい事があるのだ。

あの西部な世界での話。

あそこで出会ったたくさんの人間達の話。

彼女が得意だという麻雀の話。

そしてなにより――


やがて、山道は終わりを告げ、俺の目の前には晩成高校の物と思われる巨大な門が立ち塞がっていた。

その近くに少女が一人いるのを見て、俺は少し笑いながら問うた。


「……俺、にわかでしたかね?」


「――まさか。にわかな訳がなかろうが」


彼女も、ほんの少しだけ笑った。


【エンディング:2→相手になるのは誰?】

178 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/28(日) 02:55:28.13 ID:OSYxzQ7Y0





全国大会が終わった後、にわかに騒がれたスキャンダルがあった。

――広島県代表『鹿老渡高校』の中堅、佐々野いちごが誰かと付き合っている。

一部のアイドル的な人気を狙っていたマスコミが、手のひらを返して徹底的にその噂を元に記事を作る中、本人は黙秘を続けていた。


「……まぁ、真実なんだけどもね」

「? どうしたん京太郎君?」

「いえいえ、何でもないです」


あの西部の世界を生き残っただけでこんな可愛い彼女が出来るとは、幸運極まりない事だった。


「むっ……敬語は禁止! 折角……その、付き合ってるんじゃけぇ、の?」

「はいはい。全くもう、いちごは可愛いなぁ!」

「うへへへ……それでよろしい!」


【エンディング:3→ちょっと未来の話】

179 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/28(日) 02:56:07.10 ID:OSYxzQ7Y0





夏が過ぎ、秋になって。

俺は気づけば夢乃 マホと付き合う事になっていた。


「あ、あのー……注文したいんですけどー……」

「はい? 何になさいますかー?」

「こ、この『カップル専用パフェ』っていうのをお願いしたいんですけどー」

「はい、かしこまりましたー!」


――ちゅ、注文できたぁー!!

緊張で高鳴る胸をどうにか抑えながら、俺は眼前で同じく緊張している小っちゃい少女に小声言った。


「おい、何でマホが注文してくれなかったんだよ!」

「だ、だって恥ずかしいし……」

「ぐっ、お前何で夢の世界じゃあんな態度でかかったのにこっちじゃ滅茶苦茶緊張してんだよ!」

「リアルワールドとドリームワールドは別物ですし……」

「何だよそりゃ!」


もにゅもにゅと小さく言葉を呟き続けるマホに俺はため息をついた。

こっちに帰って来てから、ずっとこんな感じである。西部な世界で王を気取っていたあの尊大な態度はどこへやら、気づけば元気で活発な頑張り屋さんという要素も薄まってきていた。


「ったく、どうにかしてくれよもう!」

「と、とか言いつつちゃんとやってくれてる先輩も素敵だと思います!」

「……ああ、そうかい。んで? この後は映画を見るんだよな。コッテコテの恋愛映画」

「はい!」

「前売りチケットは? 買ったんだろ?」

「え、えーっとそれなら……このかばんの中に……ありませんでしたぁ」ジワッ

「コラー!!」

「ご、ごめんなさい……」グスングスン

「…………仕方ない、ちょっと伝票貸してくれ」

「はい? 何でですか?」

「あのなぁ……今日は俺が奢るって言ってるの! 映画のチケット代も俺が払うからな。女の子に負担は掛けさせれんし」

「先輩……」

「分かったらとっとと食べていk」

「先輩!!」

「……ん? 何だ?」

「あ、あの、えっと、その……だっ」


――大好きです!


【エンディング:4→これはこれで】

180 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/28(日) 02:56:42.60 ID:OSYxzQ7Y0





あれから一年が過ぎ――そして、懐かしき祭りの日が訪れた。


「うわぁー……中学校の頃となんにも変わってないね」

「相変わらずちゃっちいままだな、ウン」

「もー! またそんな事を言う!」


ぷんぷんと怒る隣の彼女に向かって、俺はにやりと笑って見せた。

――しかし、本当に何も変わっていない。

こうして道の両側に大量に店を出す縁日も、店番をしているオッサン達も、そこではしゃぎ回る子ども達も、家族連れも。

橙色に包まれた電灯も、途中で上がるしょっぱい花火も。


ここで唯一変わっていっていたのはもしかしたら――


「なぁ、咲……」


俺と――


「んー? 何、京ちゃん」


こいつとの――距離だけなのかもしれない。


「この手はずっと繋いだままでいるのか? 物買う時に大変だぞ?」

「ふふん、私は京ちゃんと違ってそんな横着な真似はしませんー……それに」

「それに?」

「京ちゃんの手に触れてたままの方が何だか安心するんだもん……なんちゃって!」

「…………」

「…………な、何?」

「あの、変な西部ワールドが無ければさ。俺達はこうなってなかったのかねぇ、と思うと複雑な気持ちでな」

「んー……それをひっくるめて二人の出会いっていうんじゃないかな? 私も京ちゃん以外の男の人を知らないからよく分かんないけど」

「『男の人を知らない』……なんてやらしいフレーズなんだ!」

「な、なななにを言ってるのもう!!」

「お、花火だー。相変わらずしょぼーい」

「話を逸らさないのー!」


――まぁ、とりあえず言える事は。

あの砂塵に塗れた世界よりもこっちみたいに二人でずっと話してる方が。

この平凡な幸せの方が、俺にとっちゃよっぽど楽しいのだ。


【エンディング:5→夏祭り】

181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/28(日) 03:00:52.03 ID:Sfb2C/C4o
なんやこの怒涛のEDラッシュ…ちゃちゃのんとかやえさんとかぐう羨ま
182 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/28(日) 03:01:31.82 ID:OSYxzQ7Y0


ほい、終わり! 今まで暖かいレスしてくれた人は本当にありがとう! ちょーうれしいよー!

正直色々不満がありますが(というか皆さんおありでしょうが)、数を熟すうちに改善していけたらなぁ、と思ってます!


……んでもって次回作なのですが、三つほどの内から決めきれないのですよね

そんでもって、そういう時こそ皆さんのお力を借りれたらなぁ、と思うのです もし三つの内『これがいい』というのがあれば是非レスしていただけるとありがたい(ネタ被りと後追いが怖いので安価には流石にしませんが……)です!

それでは予告イクデー!

183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/28(日) 03:02:21.07 ID:OR61M4Lx0
次はメダロットのクロスか胸が熱くなるな(歓喜)
184 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/28(日) 03:03:46.14 ID:OSYxzQ7Y0




――そして、俺はバランスを崩した。


「きょ……!! ……!!」


町は「ええじゃないか」という言葉で溢れ、俺に「ええじゃないか」向かって必死に「ええじゃないか」手を伸ばす「ええじゃないか」彼女の口から「ええじゃないか」出ている言葉すらも、明瞭には「ええじゃないか」聞きとれ「ええじゃないか」なかった。

そして、川に飲み込まれる直前。

俺は「ええじゃないか」このくだらなく「ええじゃないか」矮小で猥褻で「ええじゃないか」とことん無味無価値無節操「ええじゃないか」であった自分の人生の「ええじゃないか」中でも、最も大きな声で吠えた。


ええわけあるかい。ええわけがあるものか。ええと思ってたまるか!


185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/28(日) 03:04:06.78 ID:w6db9RNIO
姉帯さんエンドまでいけなくて俺涙目wwww…涙目…
186 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/28(日) 03:04:11.26 ID:OSYxzQ7Y0




部活には入っていたものの影の薄い三年間を過ごした愛情も未練もない学び舎。

その腐りきった学生生活の一切を捨て去り大学に入学した俺は、当初目の前にバラ色のキャンパスライフへの扉が無数に開かれているのを目の当たりにし興奮を抑えられずにいた。

そして俺が選び取ったのは――。


【麻雀サークル:嶺花】


その三年間で慣らした麻雀の腕でサークル内の頂点まで駆け上がって、ついでに美しき乙女達にちやほやされてやる――そう思っていた俺は、救いようのない、アホだった。

187 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/28(日) 03:04:44.97 ID:OSYxzQ7Y0


「どうせあんたはどんな道を選んでも今みたいな有様になっちまうんだ!」

「私なりの愛ですよぉ、我々は運命の黒い糸で結ばれているという訳です!」


――不健康そうな悪友


「京ちゃん、お疲れ様ー……えっと、その……あんまり落ち込まない方がいいよ」

「私だってあんまり運動とか勉強とかできないし……ホラ、麻雀だけが全てじゃないんだから!」


――腐れ縁の幼馴染


「私の名はかもたけつぬみのかみだ。最近では主に、縁結びなんかをやっているみたいだねん。出雲大社に行って」

「え? 出雲大社に行くのは十一月? 今は十二月? ……あー、えーっと、難しい事はわっかんねー」


――怪しげな神様!?
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/10/28(日) 03:05:00.95 ID:+QTty9xDo
なんか、こう、感慨深いものがあるな……
189 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/28(日) 03:05:09.98 ID:OSYxzQ7Y0


「ほら、京ちゃんったらそんなに落ち込まなくても……」


あの時!


「あ、すいません須賀君。宮永さん今どこにいるか知りませんか?」


もっと!


「とにかく、好機を逃さない事ですな……さもないとっ!」


別の!


「ここに、少年と――ちんの名前があんのよ。私の目的は縁結びだからね。結んでもらわなきゃ困るってわけー」


道を!


「ええじゃないか」「ええじゃないか」「ええじゃないか」


選んでいれば!!

190 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/28(日) 03:05:38.29 ID:OSYxzQ7Y0


こうなってしまったのも、俺が【麻雀サークル:嶺花】を選んでしまったからに他ならない。

あの時別のサークルを選び取っていればという考えは今でも拭えない。

嗚呼、やり直しの効かぬ人生よ。リセットを押させない神よ。

何故こうなってしまうのか全力で問いたい。


――責任者は、どこか。





京太郎「四畳半、神話大系……」


五章完結予定。

191 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/28(日) 03:06:17.58 ID:OSYxzQ7Y0






――それは、ある日突然始まった。


?「漫ちゃん、漫ちゃん」

漫「ん、ふぁ……誰ですかこんな朝っぱらから……って、末原先輩!?」

末原「おはよう、漫ちゃん……早速やけどホラ、はよ着替えて着替えて」スッ

漫「あ、どうもわざわざ着替えを……って、何で私の家いるんですか? それにこんなに急いで……」

末原「そりゃああんた……」


末原「魔王が現れたからに決まっとるやんか。漫ちゃんにはちゃんと勇者してもらわな困りますよ」


漫「……え?」

漫「ええええええええーー!?」

192 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/28(日) 03:07:16.21 ID:OSYxzQ7Y0


【全国各地に突然現れた魔王を討伐する為選ばれた伝説の勇者、上重 漫!!】


洋榎「よし、さっそくやけどここの魔王はウチやから! さーこい勇者よー!」ブンブン

絹恵「上重さんもお姉ちゃんもファイトやでー!」ブンブン

漫「な、なんか調子乗らないなー……」


【伝説の剣をその手に持ち、】


漫「……え? これってバドミントンかなんかのラケットじゃないですか?」

由子「そーなのよー。漫ちゃんにはそれで戦ってもらうのよー」

洋榎「だって重い金属の剣とか重いだけやろ? これはウチのアイデアやで! どや?」

漫「へ、へぇー……」


【悪をその手で切り裂け!!】


末原「あ、因みに言うとくけど」

漫「? はい?」

末原「魔王討伐は【十レス以内】でお願いな。じゃないと世界滅ぶから」

漫「はぁーーーー!?」


【※但し十レス以内で】


漫「十レス勇者?」


乞うご期待!!

193 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/28(日) 03:07:43.55 ID:OSYxzQ7Y0






大陸の遥か南、海を越えたその先の

海都アーモロードには、海底に繋がる

謎の遺跡があると伝えられていた。

その伝承を認めるかの如く、海都を

支配する元老院から、各大陸へと

冒険者を集う通達が発せられた。


船長さん「ほい、着いたよお嬢ちゃん」

莉子「こ、ここがアーモロードですか……!」

194 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/28(日) 03:08:13.86 ID:OSYxzQ7Y0


謎の海底迷宮を踏破せよ!

その触れは冒険者たちの心を揺さぶり

多くの者が海都に集った…。

…しかし、どれだけ冒険者が集おうと

海底奥深くへ挑み、踏破するだけの

猛者は現れなかった。


衛兵「……それで職業の方は?」

莉子「あ、プ、【プリンセス】です!(こ、これ自分で言うの結構恥ずかしい……)」


安福 莉子:レベル1 プリンセス

195 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/28(日) 03:09:02.66 ID:OSYxzQ7Y0


難攻不落の遺跡は、いつしか

世界樹の迷宮 と称されるようになり

風のように噂は広がり続けた…。

………。

君もまたその噂を耳にして海都行きの

船に乗り込んだ若き冒険者である。

その目的は一つ、迷宮に挑んで

富と名誉をその手につかむことだ。

さあ船を降り、街へと進みたまえ!


オオヤマネコ「ギャオー」モグモグモグ

莉子「い、いやぁああああああー!!」


GAME OVER…


【咲で】莉子「世界樹の迷宮で全滅したらhageるスレ……うう……」【世界樹3!】

196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/28(日) 03:10:25.19 ID:w6db9RNIO
京太郎は1だけかな
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/10/28(日) 03:10:58.15 ID:+QTty9xDo
四畳半というだけで俺得の臭いがすごい
198 : ◆g1RagFcnhw [saga]:2012/10/28(日) 03:13:20.64 ID:OSYxzQ7Y0


ほいとっさ! この三つです! 本当は仮面ライダーやら人狼やらをやろうとしてたんやけども、他の人が立ててくださってるからね、しょうがないね

種類としては


・四畳半京太郎→人物安価ちょっと、京太郎スレ

・勇者漫→戦闘はガチ安価、全国の皆をシバキにいきます 計算しないですむRPGスレ

・戦犯世界樹→他のパーティーメンバーとかちょくちょく安価、やる夫系のスレみたいになる予感大


って感じです 「俺はこれがいいと思うよ」ってのありましたらよろしくお願い致します!

199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/28(日) 03:15:37.12 ID:1TB6sFico
何レスで終わるか気になるから勇者漫で
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/10/28(日) 03:16:05.42 ID:rDKBHi+AO
漫ちゃんはともかく莉子ちゃんは主人公としてはちょっとなあ
この中なら自分は2かな
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/10/28(日) 03:16:36.05 ID:puhBdYhqo
むしろ莉子ちゃんの活躍()が見たいので3
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/28(日) 03:16:41.96 ID:w6db9RNIO
仮面ライダーはないんじゃ?いや、しず変身か?

どれもすごく見たいけど
四畳半で京太郎スレみたいかなー
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/10/28(日) 03:20:33.54 ID:+QTty9xDo
四畳半といい人狼といい、ここの>>1はワイとツボが同じっぽいのでどれが来てもついていきますわ
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/28(日) 03:24:21.39 ID:Sfb2C/C4o
なんだかんだ京太郎厨なんで四畳半がええなあ
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/28(日) 07:16:50.71 ID:vHBtPqeDo
四畳半押しで!
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/28(日) 10:11:34.44 ID:nFWBZmsDO
3ですね、莉子ちゃんかわいい!
京太郎はそろそろお腹いっぱい
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/10/28(日) 11:21:45.16 ID:xc2NwZ0AO
全滅に絶望する課程をしっかり書くなら3
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岐阜県) [sage]:2012/10/28(日) 12:23:54.03 ID:7GYgP14uo
メインパーティー戦犯オンリーで世界樹ならおそらく好きなキャラ多くなって俺得
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/10/28(日) 12:29:31.84 ID:rDKBHi+AO
文堂さんですね分かります

まあ池田、末原先輩、衣あたりか?
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/10/28(日) 15:03:50.05 ID:mNnMcQ4ao
四畳半みたいかな
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/11/05(月) 00:18:05.05 ID:z8jZV9sbo
イッチこないなー
212 : ◆g1RagFcnhw [sage]:2012/11/13(火) 19:51:15.48 ID:oJNyHDZy0
新作焼き上がりました

【咲で】莉子「全滅したらhageるスレ……」【世界樹3!】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1352731044/
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/11/13(火) 20:02:35.12 ID:7Wt+cZLso
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
結局世界樹か!
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