佐山「ぷちどる？」　ゆきぽ「ぽぇ〜」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/30(日) 19:55:01.00 ID:9nz/QuJF0

佐山「はぁ………………」

佐山「新庄君が米国ＵＣＡＴへと出張に向かってからはや三日」

佐山「こうして一人愛の巣へと帰るのも寂しいものだね」

ザアアアアアア………………

佐山「おや、私の不幸に神まで泣いてくれるのか。喜ばしいね」

佐山「しかし本来なら新庄君と相合傘ができる雨も、今はあまり好ましくない。相合傘損だね、まったく」

………………ぽぇ〜………………………………

佐山「………………ん？」

………………ぽ〜………………ぽぇ〜………………………………

佐山「動物かね、この鳴き声は………………」



ゆきぽ「ぽぇ〜………………」

佐山「これは………………」

佐山（捨て猫のようにダンボールに入れられた生物がこちらを見ている）

佐山（大きさは4th-Gの彼らと同じほどだが、身体の型は人のそれに近い。二頭身ではあるが………………）

佐山（いや、それよりも………………）

佐山「尻尾が………………生えている………………？」


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光彦「視線を感じます・・・」 ＠ 2025/08/14(木) 01:02:04.75 ID:x7CcMedhO
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2 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/30(日) 20:06:52.13 ID:9nz/QuJF0

佐山（狸が化けてでもいるのだろうか………………。とりあえず触れてみるとしよう）

佐山「どれ」

ゆきぽ「ぴぎぃっ！？」

佐山「悲鳴………………？　おや」

佐山（尻尾の付け根に傷が………………）

佐山「動物虐待、というものかね」

ゆきぽ「ぽ、ぽえ、ぽぇ〜」ﾌﾙﾌﾙ

佐山（怯えている…………。どうやら正解のようだが）

佐山「とりあえず、この雨の中放っておくわけにもいかない、か」ﾋｮｲ

ゆきぽ「ぽっぽえっ！？」

佐山「安心したまえ。取って食いはしない」

3 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/30(日) 20:13:23.91 ID:9nz/QuJF0

佐山「さて、帰宅したわけだが」

ゆきぽ「ぽ、ぽえ〜」ｶﾞﾀｶﾞﾀﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

佐山「まずは風呂が先かね、ぽえ君」

ゆきぽ「ぽ、ぽぇ？」

佐山「そう、君のことだ。名前を聞くすべは今の私たちには無いようだから、当面はこの呼び名で勘弁したまえ」

ゆきぽ「ぽえ〜」ｺｸﾘ

佐山「ありがとう。私は佐山。佐山・御言という。宇宙の中心であり、偉大なる尻の精霊でもある男だ」

ゆきぽ「ぽ、ぽえ〜………………」

佐山「よろしく頼む」ﾍﾟｺﾘ

ゆきぽ「ぽ、ぽえ」ﾍﾟｺﾘ

4 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/30(日) 20:22:14.42 ID:9nz/QuJF0

ゆきぽ「ぽっ、ぽえ、ぽえ〜！」

佐山「ふむ、染みるかね。よし、傷が湯に浸からぬよう私が支えておこう」

ゆきぽ「ぽ、ぽえ〜」ﾍﾟｺ

佐山「構わないよ。存分に癒されるといい」

佐山（来るべき私と新庄君の子の為に買っておいたベビーバスを使って雨で冷えきったぽえ君の身体を暖めているが）

佐山（尻尾の根元以外にも傷があるな。しかもかなりの数だ。よほど荒々しい飼い主の下で飼われていたのだろう）

佐山（現に、今彼女を支えている私の手さえも彼女は恐れているようだ）

佐山「ふむ………………」

5 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/09/30(日) 20:25:15.96 ID:BOT+BYsIO

ぷちどるのクロス先を教えてはくれんだろうか

6 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/09/30(日) 20:27:02.40 ID:m/HYUpNRo

佐山って誰

7 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/30(日) 20:31:19.74 ID:9nz/QuJF0

ゆきぽ「ぽ、ぽえ〜」

佐山「目は瞑っておくといい」ｺﾞｼｺﾞｼ

佐山（新庄君との子にもこうして頭を拭く機会が来るのか………………）

佐山（新庄君との子、となると尻神であることはほぼ確定！　尻神が二人になってしまうのか、両手に花だねこれは！）
　
佐山「今からでも楽しみだ………………」

ゆきぽ「ぽ、ぽえ？」

佐山「いや、なんでもないよぽえ君。………………よし、拭き終わった。髪と尻尾は後でドライヤーをかけるとしようか」

ゆきぽ「ぽ、ぽえ〜」ﾍﾟｺﾘ

佐山「さて、服はどうしたのものか………………」

ゆきぽ「ぽえ〜」

佐山「どこから取り出したのかねその服は………………概念空間かね？」

ゆきぽ「ぽえ？」

佐山（まだ見ぬＧの住人なのかもしれない、か。後でＵＣＡＴに連絡を入れておくとしよう）

8 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/30(日) 20:35:26.90 ID:9nz/QuJF0

というわけで終わりのクロニクルとぷちます！のクロスSSとなります。
終わりのクロニクルメインで進むかと思われます。
優しい空間とでも言いますか、六巻での決戦が引き分けで終わった世界と思っていただけると幸いです。

9 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]：2012/09/30(日) 20:36:28.86 ID:4szreO/AO

佐山でまさかと思って駆けつけたらまさかだった

佐山様は宇宙一！！

10 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/30(日) 20:41:54.75 ID:9nz/QuJF0

佐山「さて、夕食にしようか」

ゆきぽ「ぽ、ぽえ〜」

佐山「何かね」

ゆきぽ「ぽ、ぽえ、ぽえ〜！」

佐山「私は風呂に入らなくていいのか、とそう言いたいのかね」

ゆきぽ「ぽ、ぽえ〜」ｺｸﾘ

佐山「優しいね、君は。だが安心したまえ。これでも頑丈な体をしている」

ゆきぽ「ぽえ〜」

佐山「ぽえ君は何を食べたい？」

ゆきぽ「ぽ、ぽえっ、ぽえっ！」

佐山「何でもいい、と？　ははは人間くさいことを言うね君は。遠慮はいけないよ？」

ゆきぽ「ぽ、ぽえ〜」

佐山「そのジェスチャーは………………かまぼこかね？」

ゆきぽ「ぽっ、ぽえぽえっ！」ﾌﾙﾌﾙ

佐山「違うかね………………」　

11 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/30(日) 20:47:21.47 ID:9nz/QuJF0

佐山「まさか沢庵とは思わなかったよ、ぽえ君」

ゆきぽ「」ｶﾘｺﾘｶﾘｺﾘ

佐山「せっかく新しく切ったことだし、こちらはおにぎりでも握るとしよう」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

ゆきぽ「ぽ、ぽえ〜」

佐山「ああ、構わないよ、ぽえ君。こちらに気にせず食事を続けたまえ。お茶は緑茶でいいかね？」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

ゆきぽ「ぽえ〜！」ﾆｺ

佐山「ははは嬉しいかね。もうしばらく待っていたまえ。さて、こちらも握り終えたし食べるとしようか」

あふぅ「」ｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂ

佐山「………………………………ふむ」

12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/30(日) 20:52:43.90 ID:9nz/QuJF0

あふぅ「ナノッ！」

ゆきぽ「ぽえ〜」

佐山「知り合いかね、ぽえ君」

ゆきぽ「ぽ、ぽえ！」

佐山「ふむ、そうか」

佐山（ぽえ君と同型の金髪。おとなしいぽえ君と違って活発な様子だ。巨乳ではないがどこかその雰囲気を感じるのは何故だろうか）

佐山（そして………………………………）

佐山「身体には傷、か」

あふぅ「ナノッ！　ナノッ！」

佐山「おかわりをご所望かね。いいだろう」

佐山（これだけ痩けた頬を見せられては仕方あるまい）

13 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/30(日) 21:05:34.17 ID:9nz/QuJF0

あふぅ「あふぅ」ｹﾞﾌｯ

佐山「満足したかね、なの君」

あふぅ「ナノ！」

佐山「そうか、それは何よりだ」

佐山（三合炊いていたのだが綺麗に平らげられてしまったな………………）

ゆきぽ「ぽえ〜ぽえ〜」

佐山「沢庵を二枚も譲ってくれるのかね、ぽえ君。有難いよ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ゆきぽ「ぽっ、ぽえ〜………………」ﾃﾚﾃﾚﾌﾙﾌﾙ

佐山（恐怖と照れが半々、といったところか。先程も尻尾に触れることは拒絶されてしまった）

佐山（対人恐怖症………………か）

佐山「悲しいね」

ゆきぽ「ぽえ？」

佐山「私は君とも、分かり合いたいよ」

佐山（対話が妨げられることは、寂しいことだ）

佐山（分かり合うことが、できなくなるのだから）

14 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/30(日) 21:10:37.95 ID:9nz/QuJF0

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

佐山「おや、来客かね」

佐山（来る者と言えばＵＣＡＴの誰かとなるが………………）

ゆきぽ「ぽ、ぽえ〜」ﾌﾙﾌﾙ

佐山「ああ、安心したまえ。変態なら追い返す」

あふぅ「ナノ〜！　ナノ〜！」

佐山「なの君も威嚇しないでいい」

15 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/30(日) 21:21:09.15 ID:9nz/QuJF0

ｶﾞﾁｬ

美影「こんばんは」

佐山「おや、美影君。こんな時間にどうしたのかね？　今日は飛場と有給を取っていたはずだが」

美影「新庄がいなくて寂しい思いをしている佐山に夕飯の差し入れ。そろそろ思いやりのこもった料理が食べたくなる頃だと思って」

佐山「私は君達が思うほど寂しがりではないよ？　なにせ出発前に自発的な口チューを三桁も頂いているからね」

美影「温もりの貯蓄？」

佐山「そのようなものだね。飛場は家かね？」

美影「ううん、一緒に来たよ。佐山の家に着いた途端両手両膝ついて、『こ、これが脳筋と頭脳派の差ですか………………』とか言い始めて」

佐山「やはり給料が違うから仕方ないと伝えてやってくれたまえ」

16 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/30(日) 21:35:31.76 ID:9nz/QuJF0

ゆきぽ「ぽ、ぽえ？」

美影「佐山、その廊下の角から顔を出しているのは、娘？」

佐山「ははは美影君、ここ数ヶ月で新庄君の腹は太って見えたかい？」

美影「正直ちょっと。幸せ太りだと思う」

佐山「そうだといいが………………」

美影「佐山って意外と怖がりだね」

佐山「………………そうだろうか」

美影「そうだよ」

佐山「ふむ………………」

ゆきぽ「ぽ、ぽえ〜」ﾄｺﾄｺ

佐山「ああ、ぽえ君すまない。こちら、ややエロい飛場の嫁である美影君だ」

美影「よろしく」ﾆｺｯ

ゆきぽ「ぽ、ぽえ」ｵﾄﾞｵﾄﾞ

飛場「ちょ、ちょっと待ったーーーー！　い、今、不名誉な紹介がされた気がしますよ！？」

ゆきぽ「ぽえっ！？」ﾋﾞｸｯ

佐山「黙れ飛場」ﾄﾞｺﾞｯ

美影「竜司君黙って」ゲシッ

飛場「ぐふっ！　登場シーンから横暴ですよ！？　訴えていいですかねこれ！？」

佐山「私の年収を教えてやるからもう一度家の前で打ちひしがれてるといい」

美影「ごめんね、ぽえちゃん」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ゆきぽ「ぷいーぷいー」ｸﾞｽｸﾞｽ

飛場「あ、あれ？　なんですかその可愛い生物。ハッ、もしや隠し子………………！」
　
佐山「ゲオルギウス、片方ならあるがどうかね貴様」

飛場「すいません静かにしてます………………」

佐山「とにかく入りたまえ。茶でも出そう。あと沢庵も」

美影「沢庵？」

ゆきぽ「ぽえ〜！」

佐山「ぽえ君が好きなのだよ」

17 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/09/30(日) 21:52:50.10 ID:9nz/QuJF0

飛場「は〜、捨て猫同然で捨てられていたんですか」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

佐山「何もないところから服を呼べるようだ。荒帝やサンダーフェロウよりも早い展開速度でだ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

飛場「新しい技術………………。他のＧの住人の可能性がある、と」

佐山「うむ」

美影「美味しい、ぽえちゃん？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ゆきぽ「ぽ、ぽえ〜」ﾃﾚﾃﾚﾓｸﾞﾓｸﾞ

あふぅ「ナノ！　ナノ！」ｶﾞﾂｶﾞﾂ

美影「なのちゃんも、ゆっくり食べてもご飯は逃げないよ？」ｸﾁﾓﾄﾌｷﾌｷ

佐山「美影君はすっかりお母さんしているね」

飛場「そりゃあもう！　何せ母性の象徴が豊かですから！　ここ数ヶ月でまた大きくなって夢が広がりまくりですよ！」

佐山「美影君、全竜交渉で調教しすぎたのではないかね？」

美影「ううん、元からそんな感じだよ」

飛場「あれぇ！？　ま、また僕貶められてませんか！？」

佐山「子供は、作るつもりなのかね」

美影「もう少し、後になると思う。まだ全竜交渉の後始末も残ってるし。佐山は？」

佐山「私はいつでも準備万端だ。新庄君が落ち着いたら、頑張ろうと思う」

美影「楽しみだね」

佐山「ああ、お互いに」

飛場「あれ、僕はスルーですか？　結構大切な話なのに………………」

佐山「飛場だから仕方ないな」

美影「竜司君だもんね」

飛場「美影さんまでひどい！？」

18 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(佐賀県) ：2012/09/30(日) 22:46:05.39 ID:80ogu67G0

まさかアイマスと終わクロのクロスがこようとは……期待！

セメント先輩はでるのか楽しみだ

19 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]：2012/09/30(日) 23:19:54.00 ID:XQrhdTvgo

乙
終わクロと言うだけでもレアなのにぷちどるだと……！

20 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/01(月) 21:02:08.37 ID:hfScXCoq0

終わクロわからんが面白くなりそう
期待

21 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/10/01(月) 22:25:59.76 ID:lQyXC4pj0

飛場「じゃあ、そろそろ僕ら帰ります」

美影「お邪魔しました」

佐山「ああ。美影君はまた来てくれ。ぽえ君たちが喜ぶ」

美影「ふふ、ありがと」

ゆきぽ「ぽえ〜！」

あふぅ「ナノ！」

美影「ぽえちゃんもなのちゃんも、またね？」

飛場「もうツッコミませんよ？　もうツッコミませんよ？」

佐山「つっこまなかった場合一番傷つくのは貴様だと思うが………」

ゆきぽ「ぽ、ぽえぽえ！」

佐山「ん？　どうしたぽえ君？」

ゆきぽ「ぽえ〜」ﾀﾞｷｯ

美影「足に抱きついてきた………可愛い………………」

佐山「ふむ、美影君たちを見送りたいのかね」

ゆきぽ「ぽえっ！」ｺｸﾘ

佐山「なら、そこまで行こうか。美影君もいいかね？」

美影「喜んで。でもいいの？」

佐山「なに、ちょうどまロ茶の在庫を切らしていてね。帰りに自販機にでも寄るとするよ」

飛場「な、なんかすいません」

佐山「ああ、飛場は荒帝で一人寂しく帰宅するといい」

飛場「概念兵器を虐めに使わないでもらえますか！？」

美影「勝手に帰っちゃダメだよ竜司君。ちゃんと手をつないで帰る、って約束」

飛場「そ、そうでした！　美影さんと約束してたんでした！　ありがとう約束！」

佐山「ゲオルギウス云々なしで殴っていいかね貴様」

飛場「お、横暴ですよ！？」

佐山「こちらが一人寂しい思いをしているというのに………」

22 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/10/01(月) 22:27:28.45 ID:lQyXC4pj0

ゆきぽ「ぽ、ぽえ〜」おぶおぶ

佐山「ん？　どうしたぽえ君？」

ゆきぽ「ぽ、ぽ、ぽえ〜」おぶおぶおぶ

佐山「しゃがめ、と？　構わないが。肩車でもご所望かね」

ゆきぽ「ぽえ〜」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

佐山「………慰めてくれるのか、ぽえ君」

美影「………………もしかして」

飛場「何ですか？　美影さん」

美影「寂しがってる佐山の為に、誰かが造ってくれた自動人形か何かなんじゃないかな、ぽえちゃんたち」

佐山「自動人形、か………。確かに、今のＵＣＡＴの力を持ってすればこのレベルの人工知能は造れるだろうが………」

飛場「まあ、今日はもう夜遅いですし、また明日にしましょう。僕たちも出勤してますし」

佐山「飛場、力になれると？」

飛場「ええ、助力ながら、って何か聞き方おかしくなかったですか？」

佐山「いや、大丈夫だ。ただ、飛場の知能を借りるくらいならワムナビにでも頼もうかと思ったくらいだよ」

飛場「げ、現実が辛い………！」

美影「あはは」ﾆｺﾆｺ

ゆきぽ「ぽえ〜！」ﾆｺﾆｺ

23 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/10/01(月) 22:35:04.68 ID:lQyXC4pj0

飛場「あ、ここらへんまででいいです」

美影「佐山、また明日」

佐山「ああ、また明日会おう」

ゆきぽ「ぽえ〜」ﾌﾘﾌﾘ

美影「ふふ、ぽえちゃんもまた明日ね」

ゆきぽ「ぽえ！」

飛場「じゃ、帰りましょうか、美影さん」

美影「うん、竜司君」ｷﾞｭｯ

佐山「さて、私たちも帰るとしようか」

ゆきぽ「ぽ、ぽえぽえ！」

佐山「おお、そうだまロ茶まロ茶」

自販機「イラッシャイマセ」

佐山「うむ、アクリル越しでもわかるこのオーラ。これぞまさしくまロ茶の貫禄。宇宙一の飲料。もちろん新庄君が口を付けた飲料には数段劣るが」ｻｲﾌｶﾞｻｺﾞｿ

佐山「む、十円が………」ﾁｬﾘｰﾝ

やよ「うっうー！」ﾀﾞｯｼｭ

佐山「………………」

やよ「う！？」ﾋﾞｸｯ

佐山「………………………」

やよ「う、う〜」ｼﾞｭｳｴﾝｻｼﾀﾞｼ

佐山「………………とりあえず、礼儀はなっているようだね」

ゆきぽ「ぽ、ぽえ………………」

24 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/10/01(月) 22:40:54.01 ID:lQyXC4pj0

やよ「うっうー！」

ゆきぽ「ぽえーぽえー！」

佐山「仲良きことはいいことだね」

やよ「う！　う！　うっうー！」

ゆきぽ「ぽ、ぽえ！？　ぽえ！　ぽえぽえ！」

佐山「どうしたのかねぽえ君」

ゆきぽ「ぽっ！」

佐山「茂みに何かあるのかね？」

やよ「うっうー！」

ｶﾞｻｺﾞｿｶﾞｻｺﾞｿ

ぴよぴよ「ぴっ！」

みうらさん「あら〜」

ちひゃー「くっ！　くっ！」

いお「キー」

佐山「………………ふむ」

25 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/10/01(月) 22:41:41.16 ID:HP+UEBFBo

一気に増えたなｗｗ

26 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/10/01(月) 22:46:54.32 ID:lQyXC4pj0

佐山「皆、ぽえ君の仲間かね」

ゆきぽ「ぽ、ぽえ〜」ｺｸﾘ

佐山「そうか………………」

佐山（サイズは相変わらずの二頭身だが髪の色や鳴き声は多彩）

佐山（だが、やはりどこかしらに傷を負っているように見える）

ちひゃー「くっくっ」

ゆきぽ「ぽえっ、ぽえぽえっ！」

佐山（彼女らはどうやら私を恐れているようだ。ぽえ君が説得を試みているようだが）

いお「キー！」

佐山（よほど、酷い目に遭ってしまったのだな）

佐山（………とりあえず）

佐山「飯を、確保しなければ」

27 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/10/01(月) 23:05:40.10 ID:rhpsorQDO

完結してるしホライゾンよりもやりやすいか

28 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/02(火) 05:22:31.32 ID:aaW7y+H40

ぷちどる参考↓
http://www.cafereo.co.jp/product_detail/120912_zw_puchimasu/images/mousepad.jpg
こんな子たちを虐待とか人間じゃねえ

29 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/02(火) 19:12:43.61 ID:VdKROraIO

続きをはよ。

30 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/10/02(火) 21:49:11.27 ID:VN7x+lUc0

ぷちどる「」ｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂ

佐山「済まないね、遼子。こんな夜遅くに」

遼子「ううん、いいのよ若。いつでも頼ってくれていいのよ？」

佐山「それはありがたい」

ゆきぽ「ぽ、ぽえ〜」おずおず

佐山「はは、ありがとう、ぽえ君。おにぎり、ありがたくいただくよ」

遼子「にしても驚いたわ〜。せっちゃんともうこんなに子供作って」

佐山「ははは、さすがに新庄君も怒るよ？」

遼子「あは、冗談よ。拾ったの？」

佐山「ああ。半分以上は拾わされたに近いが………」

ゆきぽ「ぽ、ぽえ〜」ﾍﾟｺﾍﾟｺ

佐山「いや、別に構わないんだがね。ちょうど人寂しかったところだ。それより………」

鹿島「あ！？　やんのかこのでこっぱち！」

いお「キー！　キーキー！」

鹿島「んだとお！？　ぅ犯すぞコラ！」

詩乃「れ、レイパー！」

鹿島「お前に言ったんじゃねえよ！」

佐山「何をしているのかね君達は」

31 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/10/02(火) 21:55:48.27 ID:VN7x+lUc0

鹿島じゃない、熱田でした、誤字すいません。

遼子「ちょうど遊びに来てたの」

佐山「ああ、そうなのか。いやそういうことじゃなくてね遼子」

いお「キー！」ｶｯ

熱田「うおっ！？」

詩乃「れ、レイパーさんが光になった！？」

熱田「く、くそ、佐山！　なんだこいつら、新手の概念兵器か！？」

いお「キー！」ﾌﾟﾝｽｶ

佐山「私もそれを聞きたいところだ。鹿島は何か言ってなかったのかね」

熱田「お前も知ってんだろ！　あいつ、女房が第二子身篭ってから仕事場に出てきやしねえ！」

佐山「それはそうだったな」

佐山（結局、明日行って聞くのが一番か）

32 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/10/02(火) 21:59:22.89 ID:VN7x+lUc0

佐山「新庄君の尻が２７５６８、新庄君の尻が２７５６９、新庄君の尻が２７５７０………」

ゆきぽ「ぽ、ぽえーぽえー」

ぴよぴよ「ぴっぴっ！」

佐山「ああ、朝か。新庄君の尻を数えて眠れないのもこれで二日目か。さすがに二徹は辛いね。まあ、寝不足であればあるほど宙に浮かぶ新庄君の数も増えるから損ばかりではないが」

33 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/10/02(火) 22:02:24.10 ID:VN7x+lUc0

佐山「ＵＣＡＴに着いたわけだが………」

はるかさん「かっか！」

はるかさん「かっか！」

はるかさん「かっか！」
はるかさん「かっか！」
はるかさん「かっか！」
はるかさん「かっか！」
はるかさん「かっか！」
はるかさん「かっか！」
はるかさん「かっか！」
はるかさん「かっか！」

佐山「ＵＣＡＴが、ぽえ君の同類で埋めつくされている………」

佐山「………………やはり、何かの概念兵器では無いのかね、君達は」

ゆきぽ「ぽ、ぽえ〜？」

34 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/10/02(火) 22:06:00.59 ID:VN7x+lUc0

Sf「佐山様」

佐山「おや、Sf君。どうしたのかね。というか、何があったのかね」

Sf「分かりません。各技術部も調査に乗り出し始めてはいますが、幾分彼女たちの増殖の速度が早すぎます」

佐山「見事に制圧されているのか」

Sf「それよりも、どうか力をお貸しください」

佐山「多勢に無勢かとも思われるが」

Sf「いえ、至様が生き埋めになられておられます」

佐山「大惨事じゃないか」

35 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/10/02(火) 22:07:42.45 ID:VN7x+lUc0

佐山「なんとか、掘り出せたな」

至「………」

はるかさん「」ﾓﾁｭﾓﾁｭﾓﾁｭﾓﾁｭ
はるかさん「」ﾓﾁｭﾓﾁｭﾓﾁｭﾓﾁｭ
はるかさん「」ﾓﾁｭﾓﾁｭﾓﾁｭﾓﾁｭ
はるかさん「」ﾓﾁｭﾓﾁｭﾓﾁｭﾓﾁｭ
はるかさん「」ﾓﾁｭﾓﾁｭﾓﾁｭﾓﾁｭ

Sf「引き剥がします」

佐山「手伝おう」

36 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/10/02(火) 22:12:23.62 ID:VN7x+lUc0

至「………………なんだこいつらは」

はるかさん「かっか！」

佐山「何かしらの概念兵器かとも思われるが」

佐山（また、生傷が………………）

Sf「至様」

至「ああ、Sf、助けが遅いぞ何をやっていムグッ」

Sf「んっ」

ゆきぽ「ぽえ？」ﾒｶｸｼ

佐山「ぽえ君にはまだ早いね」

至「………何のつもりだ」

Sf「口直しを」

至「………………そうか」

佐山「私も、あれくらい新庄君に嫉妬してもらいたいものだ」

ゆきぽ「ぽえ………………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

佐山「ありがとう、ぽえ君」

はるかさん「かっか！」ﾓﾁｭﾓﾁｭ

佐山「かっか君も心遣いはありがとう」

37 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/10/02(火) 22:16:38.16 ID:VN7x+lUc0

佐山「他の面子も助けに行くとしようか」

みうらさん「あら〜」

佐山「おや、どうしたのかね、あら君。私の頭の上に乗って」

ゆきぽ「ぽ、ぽえぽえー！」

佐山「何かねぽえ君。手を叩けばいいのかね？」

ゆきぽ「ぽえ！」

佐山「ふむ、まあ分かった。叩こう」

佐山「ほっ」ﾊﾟﾝｯ

あら〜

38 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/10/02(火) 22:23:41.15 ID:VN7x+lUc0

佐山「………………何故かっか君の軍勢の中に私はいるのだろう」

八号「さ、佐山様！？」

佐山「しかも八号君をお姫様抱っこ。………瞬間移動概念かね」

みうらさん「あら〜」

佐山「ふむ………」

八号「さ、佐山様、何故このようなところに、というか危険です」

佐山「一応救出に来たのだが、駄目かね？」

八号「だ、ダメじゃないですが………………」ｶｱｱ

佐山「どうやら、手を叩けば移動ができるようだね。しかし今の私はお姫様抱っこで両腕がふさがっている。八号君」

八号「は、はい、なんでしょう」

佐山「ＵＣＡＴ入口を思い浮かべながら手を叩いてくれたまえ」

八号「し、しかし、私の手は今佐山様の首に………」

佐山「ああ、その点は安心したまえ。私が抱きしめるようにホールドしておくから落ちる心配はしなくていい」ｷﾞｭｯ

八号「ッッ………………！」ﾎﾞﾝｯ

佐山「さあ、頼む」

八号「は、はひ………………」

八号「えいっ」ﾊﾟﾝｯ

あら〜

39 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/02(火) 22:31:31.89 ID:VdKROraIO

ぷちどるって凄いんだなw

40 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/10/02(火) 22:31:38.11 ID:VN7x+lUc0

佐山「なんとか、うまくいったようだね」

八号「さ、佐山様の体温が、で、データはとってもいいのでしょうか………」

みうらさん「あら〜」

佐山「皆も少しずつではあるが避難が進み始めているようだね」

オドー「ロジャー、ロジャー！　なんだこいつらは！」

ロジャー「わ、分かりません！　とりあえず参考として一体捕まえましたが！」

ちびき「あがっ、あがー！」

ロジャー「他個体とは違う形、女王蜂のようにヒエラルキーの頂点に立つ個体かと思われます！」

オドー「貴様、貴様！　あいつらをなんとかしろ！」

ちびき「だ、だぞっ」

オドー「ここは、ここは日本だぞ貴様！　日本語を話せ！」

ちびき「だ、だぞ………」ｳﾙｯ

あが〜！

アレックス『な、なんだ一体！？　吾輩、竜美と共に茶の間で仮面ライダーWを見ていたはずだが！？』

佐山「………………君達は本当に、何者なのかね」

みうらさん「あら〜」

41 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/10/02(火) 22:40:09.67 ID:VN7x+lUc0

鹿島「そうか、増殖に瞬間移動、はては機竜召喚か」

佐山「ああ。増殖したかっか君は、うー君が何とかしてくれた」

やよ「うっうー！」

佐山「後で褒美を取らせよう。アレックス君には外でぽえ君の面倒を見てもらっている。竜美君にも来てもらった」



アレックス『いいか、正義というのは………』

やよ「うっうー！」

ちひゃー「くっくっ！」

アレックス『吾輩をジャングルジムか何かと勘違いしているのか、君達は」

竜美「いいじゃない、喜んでるようだし」



鹿島「はは、彼は子供が好きらしいしね。後で写真撮らせてもらおう。子供が喜ぶ」

佐山「そうするといい。それよりも、今は」

鹿島「ああ、彼女たちが何であるかを調べることが先決か」

佐山「有給中すまない」

鹿島「構わないよ。最近毎日有給だ。戦闘も日に日に減っているから、やることも減っているしね」

佐山「喜ばしい、と言って構わないかね」

鹿島「僕から言いたいくらいだよ」

42 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/03(水) 11:46:08.19 ID:KnJfyGWIO

続きはよ。

43 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/10/07(日) 04:23:04.39 ID:jEYQbzNIO

終わクロとぷちますとか俺得過ぎる
どうか続きをば

44 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/12/02(日) 00:46:06.47 ID:Rfh0BMFh0

２カ月

45 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/12/02(日) 08:23:29.32 ID:TX5nDqlZ0

まじかよ