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P「ときめきメモリアルver765オールクリアデータ」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 02:55:28.31 ID:+HM9dtHX0
もしもアイマスがときめきメモリアルだったら
そんな内容です

1週目と2週目があるので、まずはそちらを読んでもらえたら話の流れがつかめるかと思います

1週目
http://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1346228440/
http://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1346311774/
http://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1346389974/

2週目
http://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1347441113/
http://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1347522666/
http://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1347542081/
http://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1347600244/
http://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1347625022/

あとはタイトル通りです
全キャラの内容を書いていこうと思います

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1349027728
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小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/zikken/1711622906/

満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459420/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 02:56:51.84 ID:+HM9dtHX0
P「アイドル達と夢の学園生活…」

P「年齢設定は全員15歳から…」

P「いや、まさか」

P「765プロと573の夢のコラボレーションで」

P「こんなゲームが発売される日が来るとはな…」

P「しかし亜美や真美、あずささんまで15歳か…」

P「……」

P「雪歩も貴音も美希も全てのイベントは見てない…」

P「なら…」

P「全員完全攻略だ!」カチッ…
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 02:57:33.53 ID:+HM9dtHX0
P「ニューゲームと…」カチカチッ…


春香『あなたの名前を入力してくださいね!』


P「おお、春香の声だ!」

P「まぁ、春香が登場してるんだから春香が声優してないとおかしな話だよな」

P「名前は…プロ デューサー…と」カチ…


春香『あなたのあだ名はなんですか?』


P「プロデューサー」カチカチ…


春香『これで良いですか?』


P「はい」カチッ
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 02:58:19.91 ID:+HM9dtHX0
ロード中…

P『俺の名前はプロ デューサー』

P『今日から私立765学園に通うことになる新入生だ』


P「おっ、プロローグ始まった」



P『なんでもこの高校には毎年アイドルクラスの女の子が多く入学してくるらしい』

P『そんな高校に晴れて入学出来て今は幸せな気持ちでいっぱいだ』



P「そりゃ攻略対象キャラが765プロアイドル全員ともなれば、そうなるよな」

P「俺だって今のプロデューサー業をやれてて幸せだよ」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 02:58:49.43 ID:+HM9dtHX0
P『あぁ、クラス表の掲示板が貼り出されているな…』

P『えーと、俺のクラスは…』

?『わわっ!?ど、どいてくださーい!!』

P『えっ?』

ドシーン!


P「おっ」

P「この声は…」


P『あいたた…』

春香『ご、ごめんなさい…!私がよそ見してたから…!』

P『あぁ、いや。大丈夫だよ』
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 02:59:24.01 ID:+HM9dtHX0
P『それより君の方こそ大丈夫?』

春香『あっ!はい!私はへっちゃらです!』

春香『私っていつも、ドジばっかで…えへへ…』

P『(全力で人に体当たりをドジって言うのか…?)」』

春香『それよりも本当にごめんなさいっ!』

P『あぁ、いやいや…』

P『ていうか、そんなに畏まらなくて大丈夫だよ?』

P『胸のリボン、新入生だよね?俺も新入生』

春香『あっ、ホントだ!』

春香『えーと…』

P『プロ。プロデューサー』

春香『あっ、私、天海春香です!』
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 02:59:49.65 ID:+HM9dtHX0
P『天海さん…って確か俺と同じクラスにいたような…』

春香『えっ?そうなの?』

P『うん。ほら、1−A』

春香『わぁっ。ホントだ!』

春香『えへへ♪なんだか運命的な出会いって感じだね!』

P『うーん…確かに今までには無い出会い方だったかな…』

春香『あっ、私のことは春香で良いよ!』

春香『これから1年、よろしくね!プロデューサーくん!』
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:00:16.01 ID:+HM9dtHX0
P『さて…教室に着いたわけだが…』

P『うん』

春香『…!』

春香『…♪』フリフリ…

P『(春香が手を振ってる…)』

P『(振り返しておこう)』フリフリ…

P『(しかし、まぁ)』

P『(春香がアイドル並に可愛いってのもあるかもしれないが)』

P『(いまいちパッとしないクラスだな…)』

P『(せめて担任の先生が美人とかなら、まだ…)』

ガラッ…
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:00:50.54 ID:+HM9dtHX0
              . :: ´:: :: :: :: :: >.、
                ,.:' :: :: :ィ:: :: :: :: :: :: :: \
                 / :: :: :/ |:: :: :: ::ハ ト:: :: :: ヽ 、
             / :: :: :/__.| | l:|:: i|_}:} ∨ :: ::ハ::}
              / :: :: :, ´ 乂从:_ハ リヽ∨:: :ト:}::!
            ,:: :: :: ::|      ィ斧ミ、 ハ:: ハリ
            |八 :: ::≧=ミ、   乂ン_ノム::}ノ:: :i!
            l :: ヽ:: ト   _'_    /ハ〉∧: |
               ハ:ト: :: 、}   {´ `}  .ムイ::}、:ハ}
             {ハ:\:ヽ .ヽ .ノ  ィハ : 八} ′
                ヽ:}ヽ:}>  <ハリ レ′
                  /{     /ヽ、. ィ7⌒ ヽ
               _ .ィ ∧  /  //// /  ハ
           , ´ {//ハ_  ∨ .. :´: 〉 { '   i!
_   __        l  .| 〉: : : ゝ‐ィ´: : : 〈ニコV     i!
ー 、  `ヽ      |  ,|{ : : : :{、_:人 : : : ム  :.     i!
/  ̄ ´ ハ    .| / 入:/!  ハ:ヽ:ノ :ノ   }     i!
彡 ノ_ 、_ ノヽ.  〈!/  \: : |`く  }: : :/ . . '      i!
- ´   〈    ハ l {. . . . . .ヽ:j ◯〉 !/. . . .イ}       |
      {`    ∧.| 、. . . . . . .:  / ` ー <  ハ       |
     ヽ    }'_ `ー‐ ´  /         / ∨   ∧
       ∨     ヽ  }    、       {   ∨   ∧
         V        ハ     \       `丶、∨   ∧
        ヽ      /  V   ◯〉         〉、、    i!
           \  /   }     /         //,ヽ      i!
           ー'     l   ./       , '/////\    i!
                |、 / 、    //////// ハ   i!
                 |,ヽ/77> 、,ィ/////////// ハ    、
                 |//////////////////////ハ   }
                 |//////////////////////! :< 人
                 |//////////////////////! ト、> ´`ー==7ア
                 |///////////////////> '  ! ヽ   x≦彡'
                 |//////////////> ´     l    ー<ヽ
                | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄丁          ,
                |        ,            /
                |          i!、       . イ
                |`:.ー--.:―:´|:.:`:.:.:.:.:.:.:.:.:.´:.:./
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:01:27.60 ID:+HM9dtHX0
小鳥『はいはーい♪みんな席に着いてねー♪』

P『!!』

P『(び、美人だ!)』

P『(なんで先生やってるんだってぐらいに美人だ!)』

小鳥『はーい♪みんな席についたかな?』

小鳥『おっ…!そこの君!』

P『えっ?俺?』

小鳥『今、先生のこと見て美人だって思ったでしょー?』

P『うっ…』

小鳥『しょうがない子ねー♪でも、先生彼氏募集中だから頑張ってね♪』

P『は、はぁ…』

P『(凄いテンション高い人だな…)』
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:01:59.47 ID:+HM9dtHX0
小鳥『さて、改めましてみんな入学おめでとう♪』

小鳥『私がこのクラスの担任となる音無小鳥です!』

小鳥『担当教科は美術!』

小鳥『同人誌とかに興味がある子は気軽に声をかけてね♪』

P『(うわぁ…)』

小鳥『まぁ、そんなこんなで…何か質問ありますかー?』

モブ『はーい!先生は何歳ですかー?』

小鳥『2X』

モブ『えっ?』

小鳥『2X』

モブ『……』
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:02:35.63 ID:+HM9dtHX0
キンコーンカーンコーン…

P『ふぅ…』

P『(自己紹介っていくつになっても緊張するもんだな)』

P『(春香は緊張かドジかわからないけどイスから転がり落ちてたな)』

P『(まぁ、彼女のことだ。一躍このクラスで人気者になれるだろう)』

P『(そういや…自己紹介の時…)』

P『(1人、気になる子がいたな…)』

?『やぁ!』

P『ん?』
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:03:37.17 ID:+HM9dtHX0
真『キミ、アイマス中学出身なんだって?』

真『ボクも同じ中学だよ!』

真『多分、一緒のクラスになったことは無いけど…』

真『なんか顔見たことあるなーって思ってたんだよねー』

P『……』

P『えーと…?』

真『あぁ、ごめんごめん!』

真『ボクの名前は菊地真!』

真『キミはプロデューサーくんだよね?』

P『…真クン?』

真『……』

真『……』ゲシッ!

P『ぐはぁ!?』
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:04:10.73 ID:+HM9dtHX0
真『ス・カ・−・ト』ヒラヒラ…

P『ま、真ちゃん…』

P『(なんだ…今の一撃…重すぎるっ…!)』

真『全く…失礼な奴だなぁ…』

真『あと、真ちゃんって呼ばれるのは嬉しいけど、ちょっと男子から呼ばれるのはくすぐったいな…』

真『ボクのことは真って呼んでよ!』

P『そうさせて、もらうよ…』

P『(そういえば菊地真って聞いたことある…)』

P『(確か、空手部のスポーツ推薦で入学した期待の女の子って…)』

P『(まぁ、よく見てみれば…可愛いか…?)』
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:04:48.62 ID:+HM9dtHX0
キンコーンカーンコーン

P『さて、帰ろう…』

小鳥『あぁ、プロデューサーくん!ちょっと待って!』

P『音無先生?』

小鳥『やん!そんな他人行儀な!』

小鳥『小鳥って呼んでいいのよ?』

P『…小鳥先生』

小鳥『まぁ、それでもいっかな♪』

P『(この人…ホントにいくつなんだ?)』

P『それより俺に何か用事でも…?』

小鳥『あぁ、うん!』

小鳥『じゃあ、ちょっと連絡先の交換でもしましょうか♪』

P『えっ?』
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:05:16.49 ID:+HM9dtHX0
P『え…あの…』

小鳥『あっ!大丈夫、大丈夫!みなまで言わなくてもわかるわよー!』

小鳥『春香ちゃんや真ちゃん…』

小鳥『そして可愛い担任…』

小鳥『そんな子達がクラスいたら仲良くなりたいのは男の子として当然のこと!』

小鳥『だ・か・らー♪』

小鳥『私がみんなの情報をあなたに教えてあげる♪』

P『ええっ!?教師が良いんですか、そんなの!?』

小鳥『そりゃ条件もあるわよー?』

P『な、なんですか…?』

小鳥『月に1度は私とデートしなさい!』

P『ええっ!?』
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:05:42.59 ID:+HM9dtHX0
P『で、デートって…』

小鳥『いやー♪年下の子って可愛いなぁー♪』

小鳥『ほら、交換交換♪』

P『は、はぁ…』

P『(デートって…)』

P『(そりゃ小鳥先生みたいな綺麗な人とデート出来たら嬉しいけど…)』

P『(生徒と教師が…良いのか…?)』

小鳥『それじゃあ改めてこれからよろしくねー♪』
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:06:41.46 ID:+HM9dtHX0
【ふーん…サボっちゃうのね…】

P『さてと、もうすぐ昼休みも終わりか』

P『えーと、次の授業は…』

P『美術…』

P『……』

P『サボるか…』

小鳥『へー。どうして?』

P『いや、だって教科書が同人誌って正直あり得ないでしょ』

小鳥『ほうほう』

P『……』

小鳥『……』

P『うわっ!?』

小鳥『ごめんねー…あり得ない教師で…』
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:07:32.35 ID:+HM9dtHX0
P『こ、小鳥先生…今のは…』

小鳥『そっかぁーあり得ないかぁー』

小鳥『そりゃそうよねー』

小鳥『私みたいなオバさんが同人誌持ってキャーキャー言ってるなんて…』

P『いや、そこまでは言って…』

小鳥『そりゃデートにも誘ってもらえないわよねー…』

P『あ…』

P『(そういえば、月に一度はデートしろって言われてた気がする…)』

P『……』
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:08:06.39 ID:+HM9dtHX0
P『ご、ごめんなさい…決してイヤでデートに誘わなかったわけじゃないんです』

小鳥『…どういうこと?』

P『その…小鳥先生が美人過ぎて…』

P『俺なんかが、そんな人をデートに誘うってことを考えたら…』

P『いざとなると、どうも気が引けちゃって…』

小鳥『……』

P『(む、無理があったか…?)』

小鳥『なんだー♪そうだったんだー♪』

P『えっ?』
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:08:39.19 ID:+HM9dtHX0
小鳥『それならそうと言ってくれれば良いのにー♪』

小鳥『もう、照れちゃって可愛いんだからー♪』

P『……』

P『(ど、どうにかなったか…?)』

小鳥『でも…』

P『えっ?』

小鳥『どうせなら、ここでデートに誘ってくれるぐらいの器量は見せて欲しかったかなー?』

P『ご、ごめんなさい…』

小鳥『まっ、今回だけは許してあげるわー♪』
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:09:35.13 ID:+HM9dtHX0
【ホントにデートに誘われちゃった…】

P『そうだな…』

P『春香や真の番号も教えてもらったわけだし…』

P『小鳥先生には一度電話をかけた方が良いよな』

trrrrrrrr…

ガチャ…

小鳥『はーい!音無です!』

P『あっ、プロと申しますが…』

小鳥『ぴよっ!プロデューサーくんじゃないのー!!』

P『どうも』

小鳥『やーっとかけてきてくれたわね♪先生、待ってたんだから!』

P『す、すいません…』

小鳥『でも、ちゃんとかけてきただけよろしい!及第点!』

小鳥『それで、私にどんなご用かしら♪』
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:10:15.51 ID:+HM9dtHX0
P『あっ、その…』

P『もし、良かったらデートしてくれませんか?』

小鳥『えっ?』

小鳥『……』

小鳥『ごめんないさい。もう1回言って?』

P『デート、してくれま・す・か?』

小鳥『今度の土曜日3日しかない!?』

P『ダイエットはしなくて大丈夫です』

P『えーと…』

P『海なんてどうですか?』

小鳥『い、行く!絶対に行きます!』

P『じゃあ、今度の土曜日は駅に集合ってことで大丈夫ですね』

小鳥『は、はいっ!』

小鳥『ぜ、絶対に行くから待っててね!』

P『(よっし!)』
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:11:05.90 ID:+HM9dtHX0
【初デートで緊張しない方がおかしいわよ!】

P『今日ってデートなんですか?』

小鳥『そ、そのつもり…です…』

P『良いんですか?教師と生徒で?』

小鳥『そ、それはその…』ガチガチ…

P『(普段押せ押せなのに、いざとなると緊張しいだな…)』

P『とりあえず行きましょうか?』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

小鳥『あ、あれ?泳がないの?』

P『波打ち際で遊んでいるのが好きなんです』

小鳥『あっ、良いわね♪』

小鳥『一緒に砂のお城でも作りましょうか♪』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

小鳥『今日はありがとう!とっても楽しかったわ!』

P『良かったです』

小鳥『もう良い時間ね。先生、お家まで送るわ』
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:12:06.17 ID:+HM9dtHX0
【サボった結果がこれですよ!】

P『(さて、期末テストなわけだが…)』

P『……』

P『(しまったな…)』

P『(美術をサボったのは響いてるな…)』

P『(受けと攻めの定義とかまるでわからない…)』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

小鳥『テスト結果発表ー!!』

P『うっ…赤点…』

小鳥『もー!美術の赤点、あなただけよー?』

小鳥『ちゃんと夏休みは学校に出てきなさいね?』

P『はい…すいません…』

P『(赤点をくらってしまった…)』
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:12:59.01 ID:+HM9dtHX0
【世話が焼ける子ほど可愛いとは言うけれど】

P『今日から夏休みだ!』

P『いやー今日は快晴だなぁ』

小鳥『えぇ!絶好のデート日和ね!』

P『……』

小鳥『……』

小鳥『あり得ない教師でごめんなさいねー…』

P『すいません、ホントごめんなさい…』

小鳥『全く…美術の補習なんて初めてよ…』

小鳥『やっぱり20代も半ばのオバサンの同人誌講義なんて…』

P『いや、小鳥先生は凄く綺麗だと思いますよ?』

小鳥『……』

小鳥『…ほんと?』
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:13:30.53 ID:+HM9dtHX0
P『本当です!初めて見た時から綺麗だなって思ってました!』

小鳥『じゃあ、なんで授業をサボったりしたのよー…』

P『そ、それは…』

小鳥『それはー?』

P『ほ、ほら?ダメな奴ほど構ってもらえるかなって!』

小鳥『……』

P『(さ、流石に無理があったか…?)』

小鳥『なんだー♪なら最初からそう言ってよー♪』

小鳥『先生、あなたに嫌われたのかと思ってたー♪』

P『(おお…!)』

P『(ダメ元だったが意外にも好印象…!)』

小鳥『もう、しょうがないなープロデューサーくんは♪』

小鳥『わかった♪あなたがそうくるなら私も覚悟を決めるっ♪』

小鳥『今までのことは水に流しましょー!!』

P『あ、ありがとうございます…!』

小鳥『ああ、でも補習はしっかりやってね』

P『はい…』
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:14:31.82 ID:+HM9dtHX0
【誘っておいてなんなんですがビックリしました】

小鳥『どう、少年!文化祭楽しんでるー?』

P『あっ、先生!ちょうど良かった!』

小鳥『ぴよっ?』

P『良かったら一緒に文化祭、まわりませんか?』

小鳥『……』

P『先生?』

小鳥『夢じゃない?』

P『現実を見ましょう』

小鳥『よ、喜んでっ!』

P『うわっ!?』

P『じゃあ、演劇部にでも行きませんか?』
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:14:58.31 ID:+HM9dtHX0
P『今年の演劇は野獣と白雪姫らしいですよ』

小鳥『あらやだ、先生食べられちゃうわね///』

P『……』スタスタ…

小鳥『あぁ、ごめんなさい!無視しないで!』

P『まぁ、確かに先生はお姫様って感じですけどね』

小鳥『……』

小鳥『…ぴよぉっ!?///』

P『(こういうウブなところ含めて)』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P『文化祭いかがでした?』

小鳥『今年の文化祭は最高でした!』

小鳥『だからあなたは来年も私とまわりなさい!』

P『ええっ!?』

P『(こうして高校生活最初の文化祭が終わった)』
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:15:36.65 ID:+HM9dtHX0
【クリスマス?予定ありますよ?】

P『今日はクリスマスだ!』

P『…っていっても予定が無い』

prrrrrr…

P『おや…電話なんて珍しいな…』

P『はい、もしもし!』

小鳥『プロデューサーくーん!』

P『うわっ!?小鳥先生!?』

小鳥『今、暇?暇よねー?』

小鳥『遊園地行くわよー!!』

P『ゆ、遊園地…?』
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:16:18.13 ID:+HM9dtHX0
P『そんな唐突に…』

小鳥『えー!?無理なのー!?』

P『いや、無理ってことは無いですが…』

小鳥『もー!』

小鳥『男の子ならシャキッと「はい!」って言いなさい!』

小鳥『感じ悪いわよー?』

P『す、すいません…』

小鳥『まっ、いっか♪じゃあ、現地で落ち合いましょー!』
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:16:59.07 ID:+HM9dtHX0
P『すいません、遅くなりました…』

小鳥『いやいやベストタイミング!』

小鳥『じゃあ、最初はメリーゴーランドに乗りましょう!』

P『め、メリーゴーランドですか…』

P『(この歳になると、ちょっと恥ずかしいな…』

小鳥『王子様とはっくばー♪』

小鳥『ねぇねぇ!?これ、後ろから抱きついても良いよね!?』

P『……』

P『(羞恥心のかけらもない…)』

〜〜〜♪

〜〜〜♪

〜〜〜♪
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:17:34.98 ID:+HM9dtHX0
小鳥『えへへー///』

P『ご満足いただけましたか…お姫様…?』

小鳥『うむっ!くるしゅうない!』

P『(一応、生徒と教師なんだけどな…)』

小鳥『えへへー///』

P『ご満足いただけましたか…お姫様…?』

小鳥『うむっ!くるしゅうない!』

小鳥『じゃあ、次は観覧車としゃれこみましょうか!』

小鳥『密室で二人きりだからって襲わないでね…?』

P『こっちの台詞ですよ!』

〜〜〜〜〜♪

〜〜〜〜〜♪

〜〜〜〜〜♪
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:18:07.72 ID:+HM9dtHX0
小鳥『いやー!絶景だったわねー♪』

P『この観覧車、うちの高校も見えるんですね』

小鳥『ここらじゃ最大規模の観覧車ですもの♪』

小鳥『さてと…名残惜しいけどそろそろ帰りましょうか?』

P『あれ?もう帰るんですか?』

小鳥『あんまり長い時間、教師が生徒を連れまわしちゃうのもいけないしね』

P『……』

P『(そういうところ…気にするのか…)』

小鳥『今日はありがとね!とっても楽しかった♪』

小鳥『お家まで送るわ♪』
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:19:23.67 ID:+HM9dtHX0
【結果はいつも同じなんです】

小鳥『新年!明けましておめでとうございまーす!』

P『小鳥先生?どうしたんですか?』

小鳥『どうしたもこうしたもないわよ!』

小鳥『女の子が新年の挨拶に来たってことは初詣よ!初詣!』

P『あっ、初詣ですか。良いですね』

P『行きましょう』

小鳥『きゃー!ノリ良いわね、Pちゃーん///』

P『(…酔ってるのか?)』

P『(でも…)』

P『頬がほんのりピンク色で可愛いですね』

小鳥『ぴ、ぴよっ?』

小鳥『……』

小鳥『や、やだ…』

小鳥『そんなに…見ないで…///』ポー…

P『(やっぱ美人だよなぁ…)』

P『それじゃあ行きましょうか!』
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:19:57.98 ID:+HM9dtHX0
小鳥『いやーお参りは家族連れがいっぱいねー』

P『そうですね』

小鳥『…私たちはどう見えるかしら?♪』

P『恋人同士ですかね?』

小鳥『ふぇっ!?』

小鳥『え、えと…その…』モジモジ…

P『(自分で話題を振っておいて…)』

P『ほら、行きますよ』

小鳥『あ、あん!待ってぇー!』
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:20:24.65 ID:+HM9dtHX0
小鳥『ねぇねぇ、おみくじは引かないの?』

P『そうですねー…』

P『せっかくだし、引きましょうか?』

小鳥『…多分、今年もおんなじなんだろうなぁ』

P『?』

P『さて、今年の運勢は…』

P『うーん…末吉か…』

P『小鳥先生はどうでした?』

小鳥『私、結構大吉って引くのよ』

P『へぇ、凄いじゃないですか』

小鳥『それで、今引いたのも大吉』ペラッ…

P『ホントに凄いですね』

小鳥『でも、絶対「待ち人来ず」って書いてあるのよねー…』

P『(えー…)』
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:21:14.06 ID:+HM9dtHX0
小鳥『付き合ってくれてありがとう!』

小鳥『あなたのおかげで新年、良いスタートが切れたわ♪』

P『こちらこそ誘ってくれてありがとうございます』

小鳥『改めて今年もよろしくね♪』

P『(こうして俺の高校生活最初の初詣が終わった)』
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:22:07.53 ID:+HM9dtHX0
【傷つきやすいお年頃なんです!】

小鳥『チョコの調子はどうかしらー少年♪』

P『先生…まぁまぁですかね』

小鳥『あら…もてるのね…妬けちゃうな』

P『先生もくれるんですか?』

小鳥『んー…あげますけどー…』

小鳥『はい、これ!』スッ…

小鳥『ちょっとそういう態度はデリカシーが無いわよ!』

P『(怒られてしまった…)』
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:23:15.85 ID:+HM9dtHX0
【期待してなかった分、嬉しさ倍増でした】

P『さて、そういうわけでやってきましたホワイトデー!』

小鳥『あらあら、浮かれてるわね、少年♪』

小鳥『もしかしてホワイトデーのお返し奮発しちゃったー!とか?』

P『そうなんですよね』

小鳥『あら…本当にそうなの…』

小鳥『良いわねー…若いって…』

P『どうぞ、小鳥先生』

小鳥『……』

小鳥『えっ?』

P『チョコ美味しかったです』

小鳥『……』

小鳥『あああああ、ありがとうございますっ!!』

P『(良かった。凄く喜んでくれているみたいだ)』
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:24:03.17 ID:+HM9dtHX0
【あなたは誰にもあげません♪】

P『今日から新学期だ!』

小鳥『はい、今年もよろしくね♪』

P『俺、まだクラス表見てないんですけど…』

小鳥『あなたは来年も私のクラスでーす♪』

P『ええっ!?』

小鳥『頑張って勝ち取ったんだからね♪』

P『(クラス分けで勝ちとるって…)』
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:24:59.98 ID:+HM9dtHX0
【不意打ち禁止です!】

trrrrrrrrr…

ガチャ…

小鳥『はいはーい、音無です』

P『あっ、プロですけど…』

小鳥『あら♪GWに電話をしてきてくれるなんて感激♪』

P『デートしませんか?』

小鳥『……』

P『先生?』

小鳥『そ、そんなサラっと誘わないでよー!?』

小鳥『こ、こっちだって心の準備が…』ドキドキ…

P『あっ、良かった。大丈夫なんですね?』

P『明後日、美術館に行きませんか?』

小鳥『は、はい!喜んで!』

P『じゃあ明後日、美術館前で待ち合わせで大丈夫ですか?』

小鳥『う、うん!何があっても絶対行くし待ってるからね!』

P『(っし!)』
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:25:47.01 ID:+HM9dtHX0
【年齢的にもう…】

小鳥『お待たせー!』

P『俺も今、来たところです』

小鳥『あぁ、良かった。でも遅れてごめんなさいね?』

P『いえいえ』

小鳥『それじゃあ行きましょうか!』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

小鳥『あなたはどんな絵が好き?』

P『裸婦画ですかね』

小鳥『あら、正直ね♪』

小鳥『今度先生、授業でモデルになってあげよっか?』

P『恥ずかしくて出来ないでしょう?』

小鳥『……はい』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

小鳥『今日は良い気晴らしになったわ♪』

小鳥『それじゃあ、先生お家まで送ってあげるわね♪』
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:26:46.96 ID:+HM9dtHX0
【テンションで乗り切ろうとしても、やっぱり緊張します…】

P『さて!夏休みの醍醐味と言えば花火大会だ!』

P『誰か誘おうかな?』

trrrrrrr…

P『ん?電話だ…』

P『もしもし?』

小鳥『花火大会に行きましょう!そうしましょう!』

P『わっ!?小鳥先生!?』

小鳥『あっ…い、いきなりごめんなさい…』

小鳥『良かったら一緒に…ど、どうかしら…?』

P『喜んで。俺の方から誘おうと思ってたぐらいです』

小鳥『ほ、ホントに!?』

小鳥『じゃ、じゃあ…』

P『ええ、河川敷公園で落ち合いましょう』

小鳥『は、はいっ!すぐ支度してすぐ行きますっ!』

P『(よし、行くか!)』
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:27:20.14 ID:+HM9dtHX0
P『さてと、小鳥先生は…』

小鳥『こ、こんばんは…』

P『あっ、小鳥先生』

P『浴衣、着てきたんですね』

小鳥『は、はい…その…あんまり着る機会も無いし…』

P『和風美人ですね。とっても似合ってますよ』

小鳥『ぴよぉっ!?』

小鳥『……』

小鳥『…ありがとう、ございます…///』

P『おっ、そろそろ始まりますね』
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:28:02.79 ID:+HM9dtHX0
ヒュー…パーン!パーン!

小鳥『うーん!花火は日本が生んだ芸術ねー♪』

P『でも、小鳥先生の方が綺麗ですよ』

小鳥『……』

P『先生?』

小鳥『そ、そういうキザな台詞で大人をからかわないでっ!』

小鳥『……もう///』

小鳥『…あなたと一緒に見ることが出来て良かった』

小鳥『ねぇ…一緒に帰りましょう?』
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:28:42.59 ID:+HM9dtHX0
【今の今まで忘れてた】

P『今日から修学旅行だ!』

P『あれ?そういえば行き先ってどこだったっけ?』

P『……』

P『あぁ、そうだ京都・奈良だったな』

P『それじゃあ、バスに乗って出発だ!』
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:29:40.37 ID:+HM9dtHX0
【引率じゃなくてデートよね?】

P『さて、今日は自由行動の日だ』

小鳥『プロデューサーくん、おはよう!』

P『あっ、おはようございます』

小鳥『全くー。せっかくの修学旅行で私なんか誘っちゃってー』

小鳥『…まぁ、嬉しいんだけど』

P『あははっ』

小鳥『あっ、こら!笑うなー!』

P『(本当可愛らしい人だな)』
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:30:14.13 ID:+HM9dtHX0
小鳥『ねぇねぇ、プロデューサーくん?』

P『はい?』

小鳥『鹿と小鳥なら、どっちが好き!?』キラキラ…

P『鹿せんべい買ってきますね』

小鳥『あっ、もー!いじわるー!!』

P『いやーそうストレートに来られると、どうしても…』

小鳥『むー…やっぱりサボり癖でひねくれ者になっちゃたのね…』

小鳥『先生、哀しい…』ホロリ…

P『(照れるから素直に「小鳥」なんて言えるわけないだろ…)』

小鳥『…!!』

P『ん?どうしました…』

P『……』

P『巨大シカー!?』
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:30:51.88 ID:+HM9dtHX0
P『に、逃げましょう小鳥先生!』

小鳥『…!!』ガクガク…

P『…ちょ!?』

P『(声が届いてない…!)』

巨大シカ『…!!』パシッ…!

P『……』

P『ええい!ままよ!』ガバッ…!

巨大シカ『!?』

小鳥『…!!』ガクガク…

P『(俺は小鳥先生を担いで逃亡した…)』

P『(正直、色んな意味で戦った方が楽だったんじゃないかなと思った…)』
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:32:04.33 ID:+HM9dtHX0
P『小鳥先生、落ち着きました?』

小鳥『う、うん…』

小鳥『ご、ごめんね…私、重かったでしょ…?』

P『……』

小鳥『ううっ…みっともないとこみせちゃったなぁ…』

P『大丈夫ですよ』

小鳥『えっ?』

P『全然軽かったです』

小鳥『……』

小鳥『…ウソばっか///』
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:32:38.84 ID:+HM9dtHX0
【引率なら良いんです!】

P『ふぅー…良いお湯だったー…』

小鳥『ぷ、プロデューサーくん!』

P『あれ?小鳥先生、どうしたんですか?』

小鳥『……』

P『…?』

小鳥『今から夜風に当たりに行くわよ!』

P『ええっ!?』

小鳥『ホテル出て、すぐ近くに良いスポットがあるのよ!』

P『えっ、でも…もう外出の時間…』

小鳥『先生が許します!』

P『ええっ!?』

小鳥『良いから着いてきなさいっ!』

P『は、はぁ…』
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:34:08.52 ID:+HM9dtHX0
                  ___
               . ::_´::=≠:: ::  ̄ ::`:: 、
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            / :: :: ::/ :: / :: :: :: :: ヽ:ト:: ヽ:: :: ::ハ
           .' :: :/::/ /:イ{: :: :: :: :: ::ハ:} ヽ::}::}:: :: ::!
            l::l /::/::イ/ {ハ :: :: :: :/‐ナメハ l:: :: ::|
          .イ::l:'::/ /:ム斗 、::_::_:/ ィ斧ミ、}:l:: :: ::|
        '::ハ:: / /:: { ィ斧ミ    乂歹 '/:; :: :: :!
         |::! !::{ :{ :: -〈 乂歹  ,     /イ:: :: :: ;
         |::! '. :: :: :: :∧      `  _   ´/:/:: :: ハ
         |::! '._::_::_::_::_ヽ   < ノ  イ:/:: :イハ::}
         |::レ´  ミヽー':: > 、・_ /∠:イ从 }!__
       r ´     ヽ〉从从 ヘ _   _ /Y三三三| ̄}`ヽ
        /   、__.ノ刀/三三〈_ ヽ` ´/_ ム-一 ´ |  ,  '.
      '   //   | |: : ノ   `Y⌒Y´    ヽ : : : |__/    '.
     /    // }、| |: (r ´ ̄ ` ゝ- 代ニ二>':[小鳥]./ 〉 l
    ,    '/  i ヽ,:´: : `フ´ ̄ / | ||   _ ゝ: : : : : ヽ' / .!
.   /    {  `ヽ /: : : : :´⌒丶/ .!゚|L ィ´ : : : : : : : : : : :. '  ハ
    '      l   ` /:: : : : : : : : : : {  | | /: : : : : : : : : : : : : } / |
  /       ト、  {: : : : : : : : : : : : :、 | |/ : : : : : : : : : : : : : /    |
  .'      i!`、ヽ 、:. :. :. :. :. :. :. :. :. :ヾ':. :. :. :. :. :. :. :. :. :., '    ハ
  ,      八 ヽ } ,ヽ:. :. :. :. :._:. -‐:.r 、\`:.ー-:. :. :. :ィ    / }
  |       / ハ }'/ 丶:_: : ´: : : : : :ゝ' :/: : : : : : : , : /`ーー ´ ./
  l      ムイ }/´    '. : |: : : : : : : : ,:' : : : : : : : /: :i!` ー‐ ┬'
  }    /   ̄       }: :l : : : : : : <: : : : : : : : : { : ハ      !
  ゝ-‐ ´         く : {二ニ=-: r ミヽー‐- :、 :〉 :、}   , {
               ム≦、 _:_:_:_: ゝ': /ー―- 、:}`:〈、  〈 !
              /: : : ,.´////> ..ー-: : : :ヽ: :/    ` '.
             /: : : /////////////> 、_一:´: \     '.
          〈へ、:, '//////////////////ヽ \: : : ヽ     }
          ィニ三/////////////////////'ハ  ヾー≦、   !
            ィニ三//////////////ノ////////,}   ∨三ヽ |
        /三///////////// ,´彡////////!   ∨三/ .l
          ,'ニ///////////////八一'////////     }三ハ |
        {////////////////,'// \//////    ,:三三'. l
      , '////////////////,:'//////ヽ//     /三三ニ} '.
       /////////////////,:'/////////}       /三三ニ/   l
.      ///// ///////////,:'///////////     , '三三三/   |
     ///// //////////,〃///////////   .イ三三三ニ∧  ノ、___
.     '//// ///////////'//////////ム ≦三三三三 ン '. ´   _,_} 〉
   .//// ////////'/ ,:'////////////  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    ー――ォ- ミヽ
  ,:'/// //////// ,:'///////////.イ                     彡イり `
 ,:'/// ///////  ,:'/////////////'
.,:'/// //////  ///////////////
/////////    ///////////////
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:34:56.27 ID:+HM9dtHX0
【あなたがいたから】

小鳥『うーんっ!夜風がきもちいいー!!』

P『良いのかなぁ…』

小鳥『サボりの常連が何を言ってるのよー?』ジトー

P『うっ…』

小鳥『まぁ、本当に良かったのかなって言えば確かにそうねー』

P『えっ?』

小鳥『…プロデューサーくん、修学旅行、ずっと私と一緒にいて…』

小鳥『後悔しなかった?思い出になった?』

P『……』
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:35:22.48 ID:+HM9dtHX0
P『そんなの決まってるじゃないですか』

小鳥『……』

P『小鳥先生がいてくれたから、この修学旅行…』

P『俺はとても楽しかったです』

小鳥『…!』

小鳥『……』

小鳥『…ありがとう』ポテッ…

P『こ、小鳥先生…?』

小鳥『わたしも、すっごくたのしかった…』

P『……』

P『(こうして修学旅行、最後の夜は終わりを迎えた…)』
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:35:57.73 ID:+HM9dtHX0
【お礼です♪】

P『まぁ、なんだ』

P『修学旅行の疲れも残ってるしな』

P『たまには一日、寝て過ごすか…』ゴロン…

P『……』

P『…zzz』

ピンポーン!

P『……』

ピンポーン!ピンポーン!

P『…んが?』

ピポピポピポ!ピンポーン!

P『うるせぇー!!』
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:36:36.03 ID:+HM9dtHX0
P『ったく、子ども染みた真似を…』

P『はいはい、どちらさま…』ガチャ…

小鳥『はーい♪』

P『……』

小鳥『……』ニコニコ

P『おやすみなさい』バタン…!

小鳥『あぁ、ちょっとぉー!?』

P『…なんの用ですか?』ガチャ…

小鳥『えへへー♪』

小鳥『修学旅行のお礼をしに参上しました!』

P『…お礼?』
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:37:05.77 ID:+HM9dtHX0
小鳥『はい♪美術のテスト対策のノートです♪』スッ…

P『あっ、助かります』

小鳥『でしょでしょ?』

P『でも…』

小鳥『ん?』

P『近所迷惑なんだよっ!!』

小鳥『ぴよぉっ!?』

P『(こうして俺の休日は潰された…)』
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:37:46.17 ID:+HM9dtHX0
【約束しましたもの♪】

P『さて!今日は文化祭だ!』

小鳥『そこの少年♪』

P『小鳥先生』

小鳥『1人ー?お姉さんと一緒にまわらない?』

P『喜んで』

小鳥『おっ、良いお返事♪』

小鳥『去年の約束覚えててくれたのねー♪』

P『(そういえば、来年も一緒に見てまわれと言われてた気が…)』

小鳥『それじゃあ茶道部にでも行きましょうか♪』
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:38:36.41 ID:+HM9dtHX0
ガラッ…

雪歩『い、いらっしゃいませー…!』

小鳥『雪歩ちゃん、頑張ってるー?』

雪歩『あっ、先生っ』

P『……』

P『(この子、中学の時に見かけたことあるな…)』

小鳥『って言っても、お茶とお茶菓子を出す休憩所だから、そんなに大変ってこともないか♪』

雪歩『でも、お茶もお茶菓子も好評です♪』

小鳥『そっか♪それは良かったわ♪』

P『先生、あの子と仲良いんですか?』

小鳥『あっ、私『茶道部』の顧問よ』

P『ええっ!?』

P『(てっきり美術部かと…)』
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:40:34.38 ID:+HM9dtHX0
P『文化祭いかがでした?』

小鳥『そうね、来年も一緒に過ごしましょうね♪』

P『もう約束ってレベルじゃないですよね?』

P『(こうして2年目の文化祭は終わりを告げた)』

P『(きっと来年も俺の隣には小鳥先生がいるのだろう…)』
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:41:14.74 ID:+HM9dtHX0
【クリスマス?だから予定ありますって!】

P『さて、帰るか…』

P『おや、あれは…?』

P『小鳥先生!』

小鳥『あら、まだ帰って無かったんだ?』

P『小鳥先生と一緒に帰りたくて…』

小鳥『え、えっ…』

小鳥『も、もー!しょうがない子ねー!』

小鳥『良いわ!そこまで言うなら一緒に帰ってあげましょう!』

P『じゃあ、帰りましょう』
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:41:44.57 ID:+HM9dtHX0
P『もうすぐクリスマスですね』

小鳥『そうねー』

小鳥『まぁ、伊織ちゃんの家のパーティに行くから1人じゃないけど♪』

P『…それって』

小鳥『はい、この話はやめやめ!美術赤点にするわよ!』

P『横暴だー!!』

P『(などということを話ながら下校した…)』
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:42:24.65 ID:+HM9dtHX0
【チケットは小鳥先生から貰った】

P『さーて!クリスマスですよ!クリスマス!』

P『水瀬家のクリスマスチケットも手に入れたし…』

P『多少小奇麗な格好をして行けば大丈夫だろう!』

P『って、思うんですよね?』

新堂『伊織お嬢様のご友人の方でいらっしゃいますか?』

P『あー…えーと…』

P『(水瀬家の名前は知ってるけど本人とは接点無いんだよな…)』

P『でも、チケットを…』ペラッ…

新堂『拝見させていただきます…』ジッ…

新堂『…結構でございます。どうぞごゆっくりとお楽しみくださいませ』

P『あっ、どうも』
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:44:05.66 ID:+HM9dtHX0
【もちろん私はお酒です♪】

P『いやー流石に豪華なパーティーだな…』

P『テレビで見るようなお偉いさんの顔まで…』

P『…まぁ、それはともかくだ』

P『俺もパーティを楽しまないとな』

P『誰か知ってる顔はいるかな?』

小鳥『メリークリスマース!』

P『あっ、先生?』

小鳥『あら!?ドリンクも持たずに何をしてるの!?』

P『あぁ、いや。これから取りに行こうかと』

小鳥『しょうがない子ねー!』

小鳥『はい!これあげるから乾杯するわよ!』スッ…

P『えっ!?これ、お酒じゃ…』

小鳥『ノンアルコールカクテルよ。生徒にお酒を勧めるわけないじゃない』

P『……』

P『(…この人はそれでも勧めてきそうなものだが)』

小鳥『それじゃあ、改めて…』スッ…

P『あっ、はい』スッ…

P&小鳥『メリークリスマス!』チンッ…
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:45:06.61 ID:+HM9dtHX0
【いくらなんでもあんまりだ】

P『さて、そろそろプレゼント交換の時間だな』

P『まぁ、ランダムだから欲しいものが貰えるわけじゃないけど…』

P『……』

P『どうせ貰えるなら小鳥さんの…』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P『さてと…俺へのプレゼントは…』ガサッ…

P『……』

P『……P総受け(R15)』

P『同人誌ってアンタ』

小鳥『あっ、私のプレゼントだってわかった?』

P『…登校拒否になっても良いですか?』

小鳥『ええっ!?どうしてぇ!?』

P『(こうして2年目のクリスマスが終わった…)』
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:46:02.70 ID:+HM9dtHX0
【あなたの教師ですもの】

P『謹賀新年!』

小鳥『さーて、今年から貴方は最上級生よ!』

P『本当ですね』

小鳥『1年なんて、あーっという間』

小鳥『どう?今までの高校生活に悔いは無い?』

P『それは…』

小鳥『まぁ、過ぎたことを思い返しても仕方ないけどね!』

小鳥『最後まで面倒見てあげるから安心しなさいな』

P『(こういう時は本当、頼れる先生だよな)』

P『(今年も1年頑張るぞ!)』
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:46:42.37 ID:+HM9dtHX0
【私のことだけど】

P『バレンタインですよ!バレンタイン!』

P『ふぅ…』

P『今年はどうだろうか?』

小鳥『まぁ、貰えるとは思うけどねー』

P『うわっ!?』

小鳥『はいっ!まずは私からの手作りっ!』スッ…

P『あ、ありがとうございます』

小鳥『チョコ貰って安心してちゃダメよー?』

小鳥『目移りしてたら女の子はすぐに嫉妬しちゃうんだから』

P『うっ…』
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:47:23.40 ID:+HM9dtHX0
【最後の1年】

P『ついに最上級生か…』

小鳥『ええ。最後の1年よ』

P『小鳥先生…』

小鳥『ってわけで今年も私が担任です!』

小鳥『卒業までの残り1年よろしくね!』
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:48:18.02 ID:+HM9dtHX0
【だから、不意打ちは禁止ですってば!】

trrrrrrrr…

ガチャ

小鳥『はい。音無です』

P『あっ、すいません。プロと申しますが…』

小鳥『えっ!?プロデューサーくん!?』

小鳥『えー!?なになにー!?どうしたのー!?いきなりー!?』

P『(テンション高いな…)』

P『あのー先生?』

小鳥『ん?なぁに?』

P『デートしませんか?』

小鳥『……』

小鳥『えーと、もう一回?』

P『デートしてくれま・す・か?』

小鳥『今度の土曜日、3日しか無い!?』

P『あっ、OKですか。良かった』
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:48:43.82 ID:+HM9dtHX0
P『それじゃあ今年も海に行きましょうか』

小鳥『う、海っ!?』

小鳥『え、えーと…あ、あの水着でも平気かしら…』

小鳥『でも、もう私も年齢的に…』ブツブツ…

P『…先生?』

小鳥『あっ、は、はいっ!バッチリOKですっ!』

P『3日後の土曜日に駅で待ち合わせで良いですか?』

小鳥『うんっ!何があっても絶対行くから待っててね!?』
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:49:36.87 ID:+HM9dtHX0
小鳥『……』

P『水着、期待しても良いですか?』

小鳥『あ、あんまり…過度な期待は…』

P『……』

P『(やべぇ…小鳥先生が可愛く見える…)』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

小鳥『あ、お、お待たせ…///』

P『おお…』
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:50:58.96 ID:+HM9dtHX0
            ......----
          >::::, -=  ̄  ̄ >:....
          /:::/ . ,...-::::: ̄:::::::::::::::::::>
       ./:::::/ . /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
       /:::::: / /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::: ヘ
      ..{:::::::: l .ム::::::::::::::: l:::;、:l:::::::::::l::lヽ、ヘ::::::::::ヘ
       l:::::::: l ム:::::::::/::::/l::ハl:::::::::::l├-|=、ミ,,:::::::ヾ
     ハ::::::::l .ム::::::::/:::://|:l-┼|::::::::l_ll  ..`┤::::::;l
      .}:::::::∨::::::::::l:::/, ´  .l .. ̄  ==x . l::::::: ll
      ';::::::::::|:::::::: レ   ,==-      lノ l .ミ.l ::::::八
.       .l::::::,┤:::::..ハ..xイノ::ハ       .l:::ノ ..l::::::;:l
       |:::.( .l:::::::::::',...`ゝ::ン      . ̄   i:::::::ll
      ..l:::::::ゝ::::::::::: ', :::::::::::     `.:::::::::..l:::::::l:L
      //l::::,:: l:::l:::::::ハ           .<l::::::::リ ヽ
      ./ ..|l::::l::l:::ハ::::::: ヽ      , - .、 / ./l:::::/  .l
        . ̄ . v ,.ヽ::: ヽ≧- ...    イ         .l
          /  ` -``      ̄/ .ヽ    ,     l
          /    ____\... -- 、 :   ヽ   i     l
       ./           l          ヽ  }   .l
       /          l          .ヽ ,     l
       .}             l           .、 ....l
      ..l            .l           ヽ \ .l
      .ハ        .、 ,   l     、      l;ヽ.ヘl
      .ハ       .   .l       v     .|;; ム .}
       ヽ       l    .l       .:     .l;;;;; ムl
        '., .       }   ./;;;\     .',    .l;;;;;;;;;;ll
        ヽ     .i  /;;;;;;;;;;;ム    .i    l;;;;;;; ノ
         .、    i ./;;;;;;;;;;;;;;;;ム    .;  _...≦-ノ
          l...  八/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ム_. -/ ‐ _.....´
         ハ.ム     丶  ̄ ̄ ̄  .ノ      ./
        .,,,...┤.ム     ヽ. ---- ´.../     /
      /     ヽ     ヽ     ./     /
     ..        ヽ     ヽ  ,ノ、   ./
     /            ..    .ハ /    ./
    .}            ヽ    、/    ./
   ∧             ム    .l   ../
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:51:53.57 ID:+HM9dtHX0
【無理は承知で】

小鳥『……』モジモジ…

小鳥『や、やっぱ!無理あったよね…!?』

P『先生ってやっぱり美人でセクシーですよね』

小鳥『うん!自分でもこれはないなーって!』

小鳥『……』

小鳥『ぴよっ?』

P『小鳥先生、その水着凄く似合ってますよ』

P『ホント、眩しいくらいに』

小鳥『……』

小鳥『う、あ…ええっ…!?』

小鳥『……』

小鳥『ありがとう…ございます…///』プシュー
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:52:19.92 ID:+HM9dtHX0
小鳥『きょ、今日はありがとうっ!!』

小鳥『すっごく楽しかった…ですっ!!』

P『俺も凄く楽しかったです』

小鳥『ま、また今度…』

P『はい。誘います』

小鳥『…///』

小鳥『や、約束だからね!?』

小鳥『忘れたら承知しないわよっ!?』

P『はいはい』

小鳥『じゃあ…一緒に帰ろう?』

P『はい、帰りましょうか』
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:53:27.18 ID:+HM9dtHX0
【今までごめんなさい】

小鳥『さて、新学期早々進路相談のお時間です』

P『お願いします』

小鳥『あなたの成績なら色々な大学に行くアテがあります』

P『はぁ』

小鳥『おしまいです』

P『ええっ!?』

小鳥『進路相談なんかより、もっと大切な話があるの!』

P『いやいや!?教師がそれで良いんですか!?』

小鳥『まぁ、聞いて?』
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:53:55.51 ID:+HM9dtHX0
小鳥『学生生活も残りわずか』

小鳥『どう?』

小鳥『そろそろ意中の女の子は決まった?』

P『え…?』

P『…はい』

小鳥『……』

小鳥『…そっか』

小鳥『…うん!それならそれで大変結構よ!』

小鳥『卒業までの期限、その子の為に時間を使ってあげて!』

P『…え?』

小鳥『…ありがとう。私の馬鹿に今まで付き合ってくれて』

P『せ、先生…?』

小鳥『それじゃあ、進路相談おしまい!』

P『……』
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:54:36.92 ID:+HM9dtHX0
【俺はあなたが…】

P『先生…』

小鳥『あら?どうしたの?』

P『これ…誕生日プレゼントです…』

小鳥『…えっ?』

P『受け取って…くれませんか…?』

小鳥『……』

小鳥『…ダメよ』

P『えっ…』
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:55:19.45 ID:+HM9dtHX0
小鳥『ダメダメ!教師と生徒でそんなプライベートな関係なんて!』

P『で、でも…』

小鳥『…良いのよ、もう』

小鳥『あなたを待っている子は他にいるから…』

P『先生…』

小鳥『…それじゃあね』ダッ…

P『あっ…!』

P『……』

P『…先生、違うんです』

P『俺は…』
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:55:56.88 ID:+HM9dtHX0
【脚本書きたいです!】

P『さて10月だ!』

小鳥『はい!みんな、おはようございまーす♪』

小鳥『今日はあなた達に大切なお知らせ!』

小鳥『今年の文化祭はクラスで出し物をすることに決定しました!』

P『また唐突な』

小鳥『ていうわけで、みんな意見をちょーだいな!』

P『(ふむ…)』

P『(出し物か…)』
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:56:37.88 ID:+HM9dtHX0
小鳥『…はい!じゃあ演劇をやることに決定!』

小鳥『みんなで頑張りましょうね♪』

真美『うー…残念無念…』

P『ゲームコーナーも面白そうだったのにな』

真美『まぁ、多数決だしね!』

真美『それに演劇は演劇でなんか楽しそうじゃん?』

P『(でも、脚本は小鳥先生なんだよな…)』
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:57:19.43 ID:+HM9dtHX0
【ロミオとジュリエット】

真美『いあいあ…いよいよ明日が本番ってなるとキンチョーしますなー…』

P『全くだな…』

P『(なんせ俺と真美は主役とヒロインだからな)』

P『(緊張しない方がおかしいって話だ)』

小鳥『でも、二人ともとってもお似合いよ♪』

真美『てかさー、今更だけど何なの、このお話?』

小鳥『えっ?劇のタイトル忘れちゃったの?』

小鳥『現代版!ロミオとジュリエットよ!』

真美『いあ…ロミオとジュリエットはわかるんだけどさ…』

P『なんでロミオがスーツにネクタイなんですか…』

P『(劇のシナリオは小鳥先生が1人で担当)』

P『(まぁ、予想通りというかなんというか…ぶっとんだ内容だった…)』

P『(これ、大丈夫なのか?)』
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:58:28.71 ID:+HM9dtHX0
【私がヒロインになんて…】

P『今日は文化祭だ!』

P『…文化祭なんだけど』

小鳥『ぴよぉっ!?真美ちゃんが急な発熱で学校をお休みってウソでしょー!?』アタフタ…

P『(まさかのヒロイン、舞台に立つ前に降板…)』

ザワザワザワザワ…

小鳥『うう…代役を立てるにしても、みんなそれぞれの役柄に着いちゃってるし…』

小鳥『諦めるしかないのかなぁ…』グズッ…

P『(確かに…他のクラスから代役を頼むにしても…)』

P『(今から台詞を覚えてもらうのは…)』

P『……』

P『(いや?待てよ?)』

P『(ヒロイン役…台詞を覚えてる…)』

P『…!!』

P『まさに1人、適任がいるじゃないか!!』

小鳥『ふぇっ?』
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 03:58:58.97 ID:+HM9dtHX0
小鳥『ぴよぉっ!?わ、私がジュリエットの役で出るのぉ!?』

小鳥『そ、そんなの無理無理ー!!』

P『でも、劇を行う為には自らシナリオを書いて台詞も網羅している小鳥先生…!』

P『あなたしかいないんですよ!!』

小鳥『で、でもぉ…』ガタガタ…

P『…大丈夫ですよ』

小鳥『えっ?』

P『先生なら誰もが憧れるジュリエットになりきれます』

P『ロミオの俺が保障しますよ』

小鳥『…!』ドキッ…

小鳥『……』

小鳥『わ、わかったわ…』

小鳥『わ、私…やってみる!!』

P『そうこなくちゃ!』
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:00:19.55 ID:+HM9dtHX0
                                 ,、   __ __ 
                                /,:::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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    从.:.:.:.:.:.:.:.:/ }.:.:}  !.:.:.!j   / : : : : : : : : : } _: /)≠ミ/    !/  , ': : : /: : : : : : : : : : : : : i
     }!ハ:И.:./  j.:!:j  ! '゙゙    ,: : : : : : : : .'  ̄/    ̄¨つ     /: : : : /: : : : /: : : : : : : : : : 、
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     |          ヽ、‘、 `ー, '  , '   /  .|i : |ミ'.!  ./: : : : : /: : : : : : :i : : : : : : : : : : : :|
     {   、         ', \/  ,      /   ii!: :!ミ!  /: : : : : /: : : : : : : : i: : : : : : : : : : : :|
     ',   ヽ         ヽ、\, '     /    、: ; !ミ!./: : : :,. ′: : : : : : :  i: : : : : : : : : : : :|
     ‘,    \         ,¨.∨    /     |: ;}ミ/: : : :/: : : : : : : :: : : : :i: : : : : : : : : : : .|
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                     i             } i : : : : : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : :|
         i            .i            ,: :i : : : : : : : : : : : : : : : : : | : : : : : : : : : : :.|
         |            i           ,: : :j.: : : : : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : :|
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:00:50.67 ID:+HM9dtHX0
【私はあなたが…】

小鳥『ああ…ロミオ…あなたはどうしてネクタイが曲がっているの…?』

P『それは君に直してもらう為さ、ジュリエット』

P『(よし、ここまでは順調だ!)』

P『……』

P『(…あれ?)』

小鳥『……』

P『(せ、先生?次、台詞ですよ…?)』パクパク…

小鳥『ねぇ…ロミオ?』

P『(きた…って、あれ?)』

P『(なんか台本と違わないか…?)』

小鳥『……』
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:01:39.56 ID:+HM9dtHX0
小鳥『ねぇ、本当のロミオとジュリエットの結末って知ってる…?』

P『えっ?』

P『(おいおい!?これ、台本には書いて無いぞ!?)』

P『(小鳥先生、何を…!?)』

小鳥『二人の間には愛がありながらも結局その恋は報われずに最期を迎えるの』

P『……』

P『(…ジュリエットの台詞なんかじゃない…?)』

P『(これは…小鳥先生自身の言葉…?)』

小鳥『辛い想いをするだけなら…』

小鳥『報われない恋だとわかっているなら…』ツー…

P『…!』

P『(涙…)』
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:02:26.29 ID:+HM9dtHX0
小鳥『最初から好きにならなければ良いのにね?』

小鳥『すっぱりと…諦め…られたら…』

小鳥『……っ!』

P『……』

P『(小鳥先生の涙に魅せられたのか…)』

P『(大勢の観客を飲みこんでいるはずの会場はいつしか静寂に包まれていた…)』

小鳥『…無理よぉっ』

小鳥『諦めたく…ないよぉ…!』グスッ…

小鳥『だって、だって…!』

小鳥『私はぁ…あなたが…!!』

P『……』
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:03:06.70 ID:+HM9dtHX0
小鳥『う、ぐぅっ…!!』グズッ…

P『…諦めないでくれよ、ジュリエット』ギュッ…

小鳥『あっ…!?』

P『諦めないで、良いんだよ…』

P『どんなに結末が待っているかもわからない…』

P『その結末に絶望するかもしれない…』

小鳥『……』

P『…それでもっ!』

P『誰だって最後の最後までハッピーエンドを望んでいたいだろ!』

小鳥『…!!』
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:03:43.35 ID:+HM9dtHX0
P『無責任な台詞かもしれない…』

P『だけど、僕は…貴女に幸せになって欲しい…』

小鳥『……』

小鳥『…もう』

小鳥『そこは「僕が君を幸せにする」ぐらい言ったらどうなの?』

小鳥『私の…この世界で見つけたロミオさん…///』ギュッ…


観客『……』

観客『…う』

観客『うおおおおお!!!』パチパチパチパチ…


生徒『……』ポカーン

生徒『…!』

生徒『お、おい!幕閉じろ!幕!』

生徒『ここで締めるぞ!!』
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:04:25.16 ID:+HM9dtHX0
P『ふぅ…なんとか凌いだな…』

小鳥『……』

P『…先生』

小鳥『…最後の最後まで諦めない、か』

P『…先生?』

小鳥『うん…!そうよね…!』

小鳥『簡単に手放したりしたら…いけないわよね…!』

P『あの…』

小鳥『プロデューサーくんっ!!』

P『は、はいっ!?』

小鳥『一緒にキャンプファイヤー見るわよ♪良いわね?』

P『ええっ!?』

P『(こうして高校生活最後の文化祭は幕を閉じた…)』
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:05:09.49 ID:+HM9dtHX0
【一世一代の大勝負】

P『さて、期末テストなんだが…』

P『…うん』

P『これだけ出来れば上出来だ!』

小鳥『赤点無しは喜ばしいことです!』

P『わっ?小鳥先生?』

小鳥『えーと、なんだろ…』

小鳥『い、1年間、お疲れ様でしたっ!』

P『あっ、どうも』ペコッ

P『(なんだか、よそよそしいな…)』
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:06:08.67 ID:+HM9dtHX0
小鳥『あ、うう…』

小鳥『い、行くのよ、小鳥…!』

小鳥『もしかしたら、これが最後のチャンスかもしれないんだからっ…!』

P『…先生?』

小鳥『…すーはー』

小鳥『ぷ、プロデューサーきゅん!』

P『は、はいっ!?』

小鳥『く、クリスマスっ!!』

小鳥『良かったら二人っきりで過ごしてもらえませんか!?』

小鳥『お願いしますっ!!!』

P『…!!』
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:06:44.62 ID:+HM9dtHX0
P『…喜んで』

小鳥『……』

小鳥『…えっ?今、なんて言ったの…?』

P『一緒に過ごしましょう、小鳥先生』

小鳥『……』

小鳥『ぴっよぉ!?』

P『ちょ!?どれだけ驚いてるんですか!?』

P『(こうして小鳥先生とクリスマスを一緒に過ごす約束をした)』
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:07:28.90 ID:+HM9dtHX0
【光】

P『さて、クリスマス当日だ!』

P『えーと、水瀬家にでも行くんですか?』

小鳥『い、いえ…その…』

小鳥『もっと…大人っぽいデートが出来るような…』

P『まさかバーとか言いませんよね?』

小鳥『……ぴよぴよ♪』

P『えぇっ!?本当にバーなんですか!?』

P『俺、未成年ですよ!?』

小鳥『だ、大丈夫!マスターにはお酒出さないように事前にお願いしてるからっ!』

P『(それで本当に許されるのか…?)』
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:07:54.96 ID:+HM9dtHX0
カランコロン…

高木『いらっしゃい!』

小鳥『こんばんわ、マスター♪』

高木『おお、音無くん!』

高木『待ってたよ』

P『し、失礼します…』

P『(随分と洒落たお店だな…)』

P『(奥にはステージとピアノがあるし…)』

P『(マスター…真っ黒だし…)』

高木『おっ?』
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:08:33.60 ID:+HM9dtHX0
高木『君かぁ!音無くんが言ってたお気に入りっていうのは!』

小鳥『ちょ!?ま、マスター!?』

高木『まぁ、良いじゃないか』

高木『こんな夜に二人きりで過ごしているんだ』

高木『言葉を選ぶような仲でも無いだろう?』

小鳥『で、でも…もう少しムードってものが…!』

P『……』

P『(なんだか大っぴらな人だな…)』

高木『うん…中々のティンとくる面構えをしている』

高木『私は音無くんにはピッタリだと思うよ!』

小鳥『だ、だから、そういうのはやめてくださいってばー!!』

P『(小鳥先生、だいぶこのお店の常連なんだな…)』
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:09:11.12 ID:+HM9dtHX0
高木『どうだ、音無くん?』

高木『せっかくお似合いの彼を連れているんだ』

高木『ここは1曲、彼の為に歌ってあげてはいかがかな?』

小鳥『ぴよっ!?ちょ、な、なにを言い出すんですか…!?』

小鳥『私は人前で歌うのが苦手っていつも…!』

高木『彼女の歌唱力は、それはもうアイドル顔負けでね…』

P『へぇー』

小鳥『もー!!』

P『小鳥先生の歌声かー』

P『確かに聴いてみたい気もするなぁ』

小鳥『…えっ?』

小鳥『だ、だめよ…』

小鳥『そんな…』
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:09:41.75 ID:+HM9dtHX0
P『……』

P『俺、クリスマスプレゼント欲しいんです』

小鳥『えっ?』

P『…プレゼントってことで…聴かせてくれませんか?』

小鳥『…!』

高木『ほう…!』

小鳥『…全く』

小鳥『あなたはいつまで経っても可愛い問題児さんね…』ハァ…

小鳥『…1曲だけだから』ザッ…

高木『…音無くんがステージに立つぞ!』

高木『皆、速やかに配置に着くんだ!』

P『(えっ?そんなにVIP待遇なの?)』
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:10:34.27 ID:+HM9dtHX0
http://www.youtube.com/watch?v=g9arsC58jeE
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:12:02.12 ID:+HM9dtHX0
高木『彼女の歌声はどうかね、君ぃ?』

P『凄い…なんで美術教師やってるんだってぐらいに上手です…』

高木『そうだろう』

高木『しかし彼女は極度緊張しいでねぇ』

高木『中々、人前で歌いたがらない』

高木『趣味の話なら誰を目の前にしても平気なんだが…』

P『(同人誌か)』

高木『…見てみなさい』

高木『あんな美人の歌声が我々だけのものだ』

高木『こんな最高のプレゼントがよもや今も転がっているだなんてねぇ』

P『(ホント…なんで彼氏いないんだろ…)』

P『(こうして高校生活生活最後のクリスマスの夜は更けていった…)』
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:13:02.16 ID:+HM9dtHX0
【繋いだ手は離さないで】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

P『……』

ピンポーン!

P『おや?誰だろう?』

ガチャ…

小鳥『新年明けましておめでとう!』

P『先生』

小鳥『……』

小鳥『…ねぇ?初詣行きましょう?』

P『あっ…』
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:14:21.45 ID:+HM9dtHX0
P『もちろんです』

小鳥『…!』

小鳥『…嬉しいな』

P『……』

P『しかし、外は冷えますねー…』

小鳥『あっ、そうね。手袋でもした方が良いんじゃ…』

P『先生』

小鳥『は、はい?』

P『外は寒いし、初詣はきっと人が溢れかえっててはぐれてしまうかもしれません』

小鳥『そ、そうかも』

P『だから…』
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:14:56.84 ID:+HM9dtHX0
P『手、繋ぎませんか?』スッ…

小鳥『えっ…』

小鳥『……』

小鳥『…うん』

小鳥『そっちの方が暖かいものね…///』ギュッ…

P『それじゃあ…行きましょう…!』

小鳥『…うんっ!』
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:15:47.84 ID:+HM9dtHX0
―――そして、時は流れ


P『3月1日…卒業式…』

P『今日、最後の制服…』

P『この道を歩くのも最後になるんだな…』

P『……』

P『…行こう』
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:16:19.96 ID:+HM9dtHX0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

小鳥『…それじゃあ、私からは以上!』

小鳥『みんな!今までありがとねっ!!』

P『……』

P『(本当に卒業しちゃうんだな、俺…)』

小鳥『あぁ、あとプロデューサーくんは残っててね?』

P『えっ?』

小鳥『ちょっと個人的な連絡事項がありますので♪』

真美『……』

真美『(ピヨちゃん、ガンバ!)』
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:16:58.89 ID:+HM9dtHX0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P『…先生、ここって』

P『(伝説の木…)』

小鳥『…あなたも知ってた?』

小鳥『この学校の伝説のこと』

P『…はい』

小鳥『そっか…』

小鳥『……』

小鳥『…え、えーと』

小鳥『プロデューサーくん!まずは卒業おめでとう!』

P『…ありがとうございます』

小鳥『うん…』
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:18:05.59 ID:+HM9dtHX0
小鳥『その…そのね…?』

小鳥『え、えっと…』

小鳥『あ、あはは…』

小鳥『ダメだ…私ったら…』

小鳥『こんな大事な時に、伝えたいこと上手く言葉に出来ない…』

P『小鳥先生、ゆっくりで良いです』

小鳥『…えっ?』

P『俺、ちゃんと聞いてますから』

小鳥『……』

小鳥『…ありがとう』

小鳥『優しいな…』
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:18:53.24 ID:+HM9dtHX0
小鳥『そうね…順をおって話しましょうか…』

小鳥『初めて出会った時のこと、覚えてる?』

P『えっと…入学式のことですか?』

小鳥『そう』

小鳥『あなたは新入生。そして私はあなたの担任』

小鳥『あの頃のあなたは可愛かったなぁ♪』

P『えー?今は可愛くないんですか?』

小鳥『ふふっ♪今だって、もちろん可愛いわよ?』

小鳥『だけど…今は可愛いっていうよりは…そうね…』

小鳥『この3年間でとっても素敵な男の子になったなって感じかしら』

小鳥『あなたが立派な男の子になっていく様子を三年間、見守ってこれて嬉しかった』

P『……』
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:19:23.80 ID:+HM9dtHX0
小鳥『私、初めて会った時、あなたに凄くがっついたでしょ?』

P『そ、そうですね…』

P『彼氏募集中だから…とかのアピールなんかもして…』

小鳥『実はね…一目惚れだったのよ?』

P『えっ?』

小鳥『ふふっ♪良い歳した女が年下の、しかも自分の生徒に一目惚れ!』

小鳥『ホント、笑っちゃうわね』

P『小鳥先生…』

小鳥『だから、私は積極的にアピールしたわ』

小鳥『あなたのことをもっと知りたい』

小鳥『私のことも、もっと知ってもらいたい』

小鳥『…だけどね』
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:20:22.03 ID:+HM9dtHX0
小鳥『時が経つにつれて、それはいけないことなんだって思ったの』

P『…どうしてですか?』

小鳥『…私とあなたの年齢差かしらね』

P『そんなの…』

小鳥『あなたはまだ若いわ』

小鳥『きっと、これからも様々な出会いをすると思う』

小鳥『まだ出会ってない女の子が実はあなたの運命の人かもしれない』

小鳥『そう思うとね』

小鳥『私があなたに構い過ぎるのはいけない』

小鳥『あなたの可能性を奪ってしまう』

小鳥『そんな気がして…一度はあなたから距離を置いたわ…』

P『……』
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:20:51.15 ID:+HM9dtHX0
小鳥『けど…けどね?』

小鳥『いけないことだってわかってても…』

小鳥『それでも3年間…ずっとあなたの近くにいた…』

小鳥『いけないって気持ちが高まるにつれて…』

小鳥『あなたへの想いも…』

小鳥『…私、自分の気持ちに嘘はつけなかった』

小鳥『諦められなかった…』

小鳥『だって…』

小鳥『だって、私っ!』

小鳥『本当にあなたのことが大好きだからっ!!』

P『…!!』
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:21:42.18 ID:+HM9dtHX0
小鳥『ずっと…ずっと傍にいたいの…』

小鳥『だからっ…』グズッ…

P『…先生』

小鳥『うっ…ひぐっ…』

P『…渡したいものがあるんです』

小鳥『…えっ?』

P『…あの日、受け取って貰えなかった誕生日プレゼント』

P『左手、借りますね』スッ…

小鳥『こ、これって…』
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:22:14.75 ID:+HM9dtHX0
小鳥『指輪…?』

P『…諦めたくないのは俺もでした』

P『ずっと一緒にいたいと思っていた気持ちだってそうです』

P『小鳥先生…』

P『いや…』

P『小鳥さん』

小鳥『あっ…』

P『俺も…小鳥さんのことが好きです』

P『ずっと前から…大好きでした』

P『だから、これからもずっと』

P『俺の傍にいてください』

P『そして、俺が大人になったと思えるその時がきたら』

P『結婚してください』

小鳥『…!!』
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:22:49.49 ID:+HM9dtHX0
リンゴーン!リンゴーン!

小鳥『うっ、うぅぅっ…!!』

P『な、泣きやんでくださいよ』

小鳥『だっでぇ…だっでぇっ…!!』

小鳥『私…こんなに幸せなの初めてなんだもんっ…!!』

P『…これから、もっと幸せになっていくんです』

小鳥『…えっ?』

P『俺と小鳥さんと…二人で…』

小鳥『…!』

小鳥『うんっ…うんっ…!』
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:25:05.76 ID:+HM9dtHX0
P『返事、もらってもいいですか…?』

小鳥『…はい』

小鳥『私を…』

小鳥『あなたのお嫁さんにしてくださいっ!』

小鳥『大好きですっ!!』


―――二人で幸せになりましょうね

―――若い子に浮気とかしないでね?

―――私、すぐ妬いちゃうんだから
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:26:03.83 ID:+HM9dtHX0
         .-‐::::::::::::::::::::::::::::‐- 、
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      |::::i !::::::i:::::::::,′ |::::::::::::::! ヽ、:::::::::、:::::::::::::::ヾ:::}        i 'v=0ァ |/ ,′
      |::::y!::::::!:::/i::iー‐‐i:::::::::::::::i ―-\:::::::`、:::::::::::::::マ        i  i  i i {/ )
      |:::::::!:::::i:/ !:|  弋::::::::::::{     ヽ:::::::::::::::::::::::::ヽ        }      | /
      |::::::ム::::i  ィf'乏心 \:_::从 r弍抃 \ト、:::::::::::::`:::',         |      };
      |::::::{ Y{ 。r_匕炒      丈ソ_っ ,ハ、;:ヾ:ヽ:::::`:、       !      i
      |::::::! 圦:! ;´ .,,,.    ,     .,,,. ゚゛o }ヾ::::::i `、::::'.       ヽ,     {
      i!:::::::ヾ__ヽ               /__'从:::゚::::':。 `':、        |  ,,.__!    END
      乂::::::::::::::ハ     ー-ー     厶::::::{ 乂::/ `           }゚ ̄´  i
        ヽ::::::::::::::ヽ、  .      ,イ::::::ヾ.:ミ   ′           {      i
         ヾゞ:::.,,':、r≧  ‐-‐  イj弋ヾ                  i    ,,r'}
               } ヽ、__  /   辷.                〈~ ̄¨´   j
            ∠ヲ    f¨圦    }三三ニ≧=-、          i      {
         yニ≦三\  _厶;-、廴_.-‐―、三三三三!ヽ、         |      i
     ,r-‐ィ孑三三三=_,r'"´.:.:.:i{.:j.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{: :ヾニ三/  \        i      !
    /   {三三n:"´.:.:.:.:.:.:.:.:.:i!、{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}__: : : : {     `: 、      、      ',
    ,′  孑"¨: : :{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}!l \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ.:{: : : :i{       `'.、__,{       ‘,
   ,′    }: : : : : ヽ、.:.:.:.:.:.:.:.:}.:ヽ `丶..,,_/.:.:.:./: : : : `、          ,'
   /   \ !:./: : : : : :乂____,ノ.:.:.:\ノヾ.:.:.:.:.:/: : : : : : :∨        i        i
  {       /: : : : : : : :f_.:.:.:.:.,i.:.:.:.:.:.:.:ゝ\,: '゙::: : : : : : : : : }                  }
  /      {: : : : : : : :::::: ̄孑--‐一' ::::::::::::: : : : : : : : : ノ‐- ..,,_     ‘,       !
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 04:26:52.93 ID:+HM9dtHX0
小鳥編終了です
次回更新時は伊織編を投下していこうと思います
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/10/01(月) 04:59:49.74 ID:g9/pIm8AO


ニ周目は安価とはいえあれだったから楽しみ
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/01(月) 05:02:32.42 ID:qln5QRsjo
乙乙荒れたしこっちに来たんだな

121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/10/01(月) 05:03:30.04 ID:7Lj6eLyso
乙まってた
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/01(月) 05:11:41.04 ID:70Cg4e08o
前荒れたからあれだけど一応ここでも安価できるよ?
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 05:15:49.73 ID:+HM9dtHXo
おお、反応があって嬉しい
thx

>>122
オールクリアデータだから今回は安価無しで各キャラ個別ED一直線で書いていこうと思う
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/10/01(月) 05:53:34.93 ID:XNk8qPaAO
楽しいな、やっぱギャルゲーとして接するのは。
伊織に期待大。
楽しみにしています。
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/01(月) 06:48:01.97 ID:JFEZpvxDO
二つともまとめサイトで最近読んだばかりだけど…
モンファーはどうなってるのか気になる
Ver.2の最後で確か次はモンファーでコレは気が向いたら書く的なこと言ってなかった?
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 06:58:57.10 ID:+HM9dtHXo
>>125
すまない
モンファーのつもりだったんだけど急に全員分書きたくなってな
これが完結したら今度こそモンファー書くよ
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/10/01(月) 07:52:09.55 ID:0FWiSXHso
とりあえず過去スレ読んできた
>>1の ちからって すげー!
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/01(月) 12:43:30.05 ID:sFCacp9bo
あっちでも見てたよ。期待してる!
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/01(月) 13:20:39.63 ID:E7yY9rWIO

良かった。不幸になったピヨちゃんなんて居なかったんや!!
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/01(月) 16:07:25.51 ID:L+Vtr8SPo
2週目はまとめられてるのを読んでたら完結してたからこっちで見れるのは良いな
頑張ってほしい
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/01(月) 17:04:09.36 ID:LA+YQMjMo
VIPの時みたいにリアルでのキャラの反応も入れてくれるとうれしい
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/01(月) 17:15:40.52 ID:hfScXCoq0
これは・・・。
律子もあるんだよな!超期待!
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/01(月) 20:49:04.28 ID:cr6Hv+3a0
俺は真期待!
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/01(月) 22:45:14.24 ID:JFEZpvxDO
一回目はまぁ律っちゃんでなかったのは仕方ないとしても二回目で律っちゃん出ないってのは酷いと思ったから律に期待
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/10/01(月) 23:43:05.98 ID:rmoNkuiko
>>77のところ毎回Pの安価がはいだったからいいえの時の反応が気になります!
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]:2012/10/02(火) 01:10:54.54 ID:7qu5WYLOo
全イベントありなら攻略済みキャラもでるんかね?
見逃しイベントとかみたいんだけども
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/10/02(火) 22:38:16.23 ID:BpxZvlYBo
期待してる
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/03(水) 02:41:42.15 ID:mo/WSVUWo
こう電話する前緊張してるであろう小鳥さん、今日はやり過ぎちゃって嫌われてないか心配な小鳥さん


ありがとう小鳥さんが楽しそうでよかった
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:22:33.60 ID:+DImPKGGo
【バッドコミュニケーション】

P『うおぉぉっ!やべぇ、遅刻遅刻!!』ダッ…

P『(深夜の再放送のガッチャマンが面白過ぎて完全に寝過ごした!)』

P『(なんだよ!科学忍法火の鳥って!どっちだよ!)』

P『(…って、校門が見えてきた!)』

P『(人もまばら…どうやらデッドラインは超えたようだな…)』フゥ…

ブロロロー…

P『…ん?』

P『!?』

キィッ!

P『な、な…』

P『(校門前に…リムジン…!?)』
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:23:16.85 ID:+DImPKGGo
ガチャ…

新堂『お嬢様、お足もとのご注意を…』

?『わかってるわよ』

?『ありがとう、新堂。御苦労さま』

新堂『いえ。それではお気をつけて…』

P『……』ポカーン

P『(お、お嬢様…?)』

?『ん?ちょっとアンタ?何見てんのよ?』

P『えっ?』

?『見世物じゃないわよ』

伊織『まぁ、水瀬家令嬢の伊織ちゃんに視線が釘付けになっちゃう気持ちは…』

伊織『仕方ないことだけどね。にひひ♪』
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:24:01.87 ID:+DImPKGGo
P『な、なんだよ…?』

伊織『ふぅ…』

伊織『なんだかパッとしない男ねー』

P『なっ!?』

P『(こ、コイツ…!?出会い頭になんてことを…!?)』

伊織『まぁ、伊織ちゃんぐらい眩しい人間なんてそうそうは…』

P『そうだな。お前のデコは眩しいよ』

伊織『……』

伊織『はぁっ!?アンタ、今なんて言った!?』

P『デコちゃんほど輝いてるおでこはそうはいないって言ってやったんだよ!』

伊織『な、な…!?』
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:24:41.09 ID:+DImPKGGo
               ,. : : ´ ̄ ̄: :`丶、
            __/: : : : _: : : : : : : : : ヽ
           {/{:、:::' ´   `丶、: : : :,: : :ト
           //: /      /` \: :l: : l: .
           {/!:{  、_ ー' ィ斥 }! Y: l: : .
            Y ,ィtハォ ::,::::    l: : l }: :.
            {∧` `¨    ,...、  ,イ: : |´: : :.
             ヽ:ハ   r'_=- '  !: : : |__: : : :.
              }:人       ,ィ: ///∧: : :.
              |: : : :≧=--, く/ / ⌒ヽ//}: : : .
               /: : : : : //l / ,/ /   ,///: : : : .
            /: : : : rr{//Y/ /   //イ: : : : : :.
              /: : : : /ハ {// / /   /  |: : : : : : }
           /: : : : // `´_/    /   {: : : : : : :!
          ,. - -―   ̄  ´      /   /: : : : : : /

伊織『なんて失礼な奴なの!?』
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:25:53.02 ID:+DImPKGGo
P『お前にだけは言われたくないよ!』

伊織『こんのー…!!』

キンコーンカーンコーン

P『あっ、やべ!?予鈴…!』ダッ…

伊織『あっ!?ちょっとアンタ待ちなさいよ!?』

P『うるさい!口悪いでこちゃんに構ってる時間なんて無いんだよっ!!』

伊織『でこちゃん言うなー!!』

伊織『くぅぅぅぅっ…!!』

伊織『覚えてなさいよー!!』

P『(あとで聞いた話だと水瀬伊織は見た目通りの良いとこのお嬢様)』

P『(そんな奴にケンカ売って大丈夫だったのか…俺?』
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:26:33.21 ID:+DImPKGGo
【そういうつもりじゃなかった】

P『GWだ!』

P『いやーしかし…』

P『そんな日に男1人でファンシーショップってどうなんだ?』

P『……』

P『いやいや可愛い物に惹かれる気持ちに男女なんて関係ない!』

伊織『なに1人でブツブツ言ってるわけ?』

伊織『気持ち悪いわよ?』

P『なっ!?お前は…!?』

伊織『あの時は世話になったわね…』

P『デコちゃん!』

伊織『デコちゃん言うな!!』
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:27:02.80 ID:+DImPKGGo
伊織『アンタって奴は性懲りもなく、この伊織ちゃんに立てつこうってわけ!?』

P『いや、そんなことは無いぞ?』

P『俺は今日は可愛いウサギのぬいぐるみを見て心を癒しに来てるんだから』

伊織『あら…そうなの…』

P『……』

P『(腕にウサギのぬいぐるみを抱えてる…)』

P『(ウサギが好きなんだろうか?)』

伊織『ま、まぁ。アンタみたいのでもウサちゃんの可愛さはやっぱり理解出来るものなのね!』

P『(おっ、このウサギのぬいぐるみ…可愛いな…)』

P『(ふむ…ここはあの生意気なデコちゃんに恩を売るチャンスか…!)』

P『デコちゃん』

伊織『ちょ、だからデコちゃんって…!』

P『ちょっと待ってろ』

伊織『へ?』
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:27:41.16 ID:+DImPKGGo
アリガトウゴザイマシター

P『これをお前にやろう』

伊織『えっ?ウサちゃんのぬいぐるみ…?』

P『なに、お前にピッタリだと思ってな』

伊織『…!』ドキッ

P『(ふっふっふ)』

P『(これであの口うるさい生意気なデコちゃんを…)』

伊織『…アンタ、知ってたのね、私の誕生日』

P『(黙らせて…)』

P『えっ?』

伊織『まぁ、正確には明日だけどさ…』

伊織『……』

伊織『…ありがとう』

P『(な、なんだか予想よりはるかに感謝されてしまった…)』
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:28:24.64 ID:+DImPKGGo
【名前はピョンちゃんよ!】

P『……』

P『いや、違う!断じて違う!』

P『俺は散歩をしていただけだ!』

P『そしたら、たまたま水瀬家の前に来てしまっただけだ!』

新堂『伊織お嬢様のお友達の方でいらっしゃいますか?』

P『うわっ!?』

P『(し、執事さんか…)』

P『(本当にいるんだな、こういう人って…)』

P『あっ、いや俺は…』

新堂『申し訳ございません』

新堂『そのようなお召し物の方のご入場は…』

P『ああ…』

P『(そりゃそうだ)』

P『(軽装でパーティ会場に行く奴がどこに…)』
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:30:00.10 ID:+DImPKGGo
伊織『新堂、入れてあげて』

P『で、デコちゃん…』

新堂『お嬢様…しかし…』

伊織『ソイツは私個人のお客様よ』

伊織『会場には入場させないから安心して』

新堂『そうでしたか…』

新堂『失礼いたしました…どうぞ、こちらから…』

P『えっ、お、俺は…』

伊織『ほら、行くわよ?』

P『…えー?』
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:31:12.08 ID:+DImPKGGo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

伊織『まぁ、すぐ会場に戻らなきゃいけないから』

伊織『アンタの相手をしてる時間は少ないけどね』

P『……』

P『(すっげー…こんな大広間がコイツの1人部屋かよ…)』

P『(あっ、昨日俺があげたウサギのぬいぐるみ)』

P『(デコちゃんが抱えてたウサギと並んでおいてある…)』

伊織『あ、そ、それは別に意味は無いわよ!!』

伊織『ただ、二匹とも可愛いから並んで置いた方が見栄えが良いってだけで…!』

P『……』

P『…なぁ、デコちゃん』

伊織『デコちゃん言うな!』

P『じゃあ、なんて呼べば良い?』

伊織『えっ?』
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:31:45.45 ID:+DImPKGGo
伊織『なんてって…』

伊織『……』

伊織『…い、伊織ちゃんとでも呼びなさいよ』

P『伊織』

伊織『んなっ!?』

伊織『ちゃ、ちゃんを付けなさいって言ったでしょ!?』

P『(俺はコイツのことを勘違いしていたのかもしれないな)』

P『(口は悪くてプライドは高いけど)』

P『(根は可愛くて良い奴じゃないか)』

P『なぁ、伊織』

伊織『だからっ…!』

P『誕生日おめでとう』

伊織『あうっ…!?』

伊織『……ありがとう』カァァッ…

P『(こうして伊織の誕生日を祝った)』
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:32:56.76 ID:+DImPKGGo
【水瀬家たるもの勉学には勤しんでるわよ!】

P『さーて、期末テスト1週間前だ!』

P『今週も頑張るぞー!』

P『……』

P『勉強するのダルいなー…』

P『いや、流石に入学早々赤点なんてくらったらシャレにならんだろう』

P『夏休みも補習で潰れちゃうしな』

P『勉強、勉強』カリカリ…

P『……』

P『…ダメだ』

P『なんだよ…サイン、コサイン、ターンジェントって…』

P『……』

P『もう公式だけ暗記しちゃうか…』

伊織『そういうのはオススメしないわよ』

P『えっ?』
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:34:27.20 ID:+DImPKGGo
              _,. . .-―- . _
           ,. : :´: :_:_: : : : : : : : `ヽ、
         ,. : ´r/,. -―-、//`ヽ、: : : : :.ヽ、
       _/,. : :´: : : : : : : : :`ヽ、//\: : : : : :ヽ
        //: : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、/\: : : : : :.
     rィ/∧: : _: : : : : : : : : : : : : : : : :.\/ハ: : : : ::.
     {//: : _/:::::> 、 : : : : : : : : : : : : : : \ハ: : : : :.
     /: :イ      `ヽ、: : : : : : : : : : : : : Y: : : :.i
     {: :./     ,   \: : : : :.i: : : : : : :Y: : : {
      ∨:! -‐ '   ` ー―-\: : :l: : : : : : : l: :\: : `ヽ、
      Y            \:l: : : : : : :.}: : : :\: : : : `ヽ、
          -      -       |: : : : : :,イ: : : : : : : : : : : : : \
       ハ 三三    三三三 |: : : : : ;' }: : : : : : :__:_: : : : : :`
       `ム   ,         ;': : : :.:/ノ: : : : ://///ハ: : : : : :
        八      _    |: : : :/ ヽ : : : ////////: : : : : :
         \  <  _,ノ    ,ィ: : :.イ///\:_//////,イ : : : : : :
         /: : `ヽ、     ,イ |: : : :!//////}////  !ヽ: : : : :
        ,: : : : : : : :T77´∧ !/ !: : :.:|////// ,!´   {  ',: : : :
          {: : : i: : : : :|////\//|: :.:.:.|/////  |     |   : : : :
          |: : : l: : : : :|\//// Y: : : {\//.   }    |   |: : : :
          ∨: :{: : : : :|  i ̄ ̄ヽ|: : : :|、      |    |   |: : : :

伊織『公式だけ覚えてもダメだって言ってんの』

伊織『こういうのは基礎からしっかり学んで、そして応用出来るようにならなくちゃ』

P『伊織…?』

伊織『…って、サイン、コサインがわかんないってアンタどんだけ勉強してなかったのよ』
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:35:01.10 ID:+DImPKGGo
P『…うるせ』

伊織『全くしょうがないわねー』

伊織『この学年上位の伊織ちゃんがわかりやすく解説してあげるわよ』

P『えっ?』

伊織『あ、か、勘違いしないでよね!』

伊織『こういうのは基礎からが大切なんだから!』

伊織『私自身の復習も兼ねて、ついで教えてあげるってだけなんだからっ!』

P『いや、それはありがたいんだけど…』

伊織『な、なによ?』

P『お前…頭良かったんだな…』

伊織『…はぁ!?』
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:35:55.44 ID:+DImPKGGo
【むしろ踏んでくれ】

P『期末テストですよ、期末テスト!』

P『……』

P『うん』

P『伊織の教え方が上手かったせいか理系科目は問題無しだな』

伊織『あら?なにその気の抜けた顔?』

P『伊織』

伊織『赤点免れて一安心ってところ?』

P『まぁな』

伊織『それは結構なことね』

伊織『ていうか、私が教えてあげたのに散々な結果だったら踏んでたとこだったわ』

P『(こうして学生生活最初の期末テストが終わった)』
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:36:49.11 ID:+DImPKGGo
【現実を忘れて】

P『夏休みと言えば花火大会だろう!』

P『……』

P『…伊織って普通に誘っても良いのか?』

trrrrrrrr…

ガチャ…

P『もしもし?水瀬さんのお宅でお間違いないでしょうか?』

伊織『あら?その間の抜けた声はプロデューサーじゃない』

P『おお、伊織か』

伊織『なに?わざわざ電話をかけてくるぐらいだから、つまらない用じゃないわよね?』

P『なぁ、今から一緒に花火大会とかって行けるか?』

伊織『えっ?』

伊織『……』
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:37:17.88 ID:+DImPKGGo
P『…やっぱりダメか?』

伊織『あっ!?いや、その…』

伊織『い、良いわよ!付き合ってあげるわ!』

P『おおっ!?良いのか!?』

伊織『か、勘違いしないで欲しいわね!』

伊織『アンタの一言で純粋に花火が見たいって気持ちになっただけなんだから!』

P『それで充分だよ』

P『それじゃあ河川敷公園で落ち合う感じで良いか?』

伊織『え、ええ…』

伊織『お、遅れずにきなさいよ!?』

P『(よし!準備して行くか!)』
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:38:01.56 ID:+DImPKGGo
P『さてと…伊織は…』

伊織『ちょ、ちょっと!遅いわよ!』

P『伊織、先に来てたのか』

伊織『全く…人を呼び出しておいて遅刻だなんてどういう了見よ…』

P『(伊織が早すぎる…ってのは言わないでおこう…)』

P『ていうか、伊織…』

伊織『な、なによ?』
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:38:28.84 ID:+DImPKGGo
     ,    _,..-''"
.     /!  ,. :": :/_,,.. .-‐
      l .| ./: : : / :´: :_ ィ_´.-- 、
.     |: :V: :: : : :‐'' :~,.'´: : : : : : : ヘ
     l.: :ゝ , '.: :: : : :': :: :,ィ=ミ.、 : : : :ヽ
.     , ´_.: :/: :: : : : : :,メ''"~´'''''-.、: : : :.
    レ´!: :,': : 、: :: :∠ _..-==-_   \ : ハ
      冫.{.: :: :ヽ: :/   _ `   ,,_トi: :|
     /: :爪: : : :_: {  ィ'´乍ミ、゙  ,,_ノ.l: ;'
     \l ',.ヽ /ッ `    弋シ   .lメ: :.|,'
.        '; :'; `ヾ、ニ         >: : l'
       `ー、: :: :{ヽ          ノ :ノ!
         ゙''''' |  .._   '´イ: ;.': :!
          ,ィ|.     ト__‐' レ : : : }
         _ノ .{´   /  ソ : : : ;.'
        ,.  ´ l  |  /   ,ィ': : : :.;.'‐t
     /   l   〉'´  /,./: : : :/   .l
     ,   ,'  | /.  /./,':l: : : :l    |
.    i  ,′ !/   , '::::,'. .iリl : ハ:l    .l
    lヽ i  /  ., '::;-〈.    ヾ|. ` /:::|
     l:::::|. /  , '::::ハ ∨ ./゙ヽ` /:::::::::!
.    l::::::l /  ,.':::::ん゚〉、_〉〈 l! ',,.'::::::::::::::::|.
    |::::::レ′/::::::/ {` 。   。}ゝイ::::::::::::::;--|
.    lヾ::;' ./:::::::,'  〉、  ・ ノ  l:::::::::/  .l
.    l ,'_,'__r''"~{ l`¨´! }ニ=-ィ〔    |
   lノ´     `i  `¨   ¨     `     |
   /  r┬ ┬┤                   l
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/03(水) 22:38:49.70 ID:xeUYTq1Ao
クリアバージョンきたああああああああああ
応援してます
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:38:56.41 ID:+DImPKGGo
P『浴衣着てきたんだな』

伊織『ま、まぁ…』

伊織『み、水瀬家の娘たるものTPOはしっかりと…』

P『よく似合ってるな。可愛いぞ』

伊織『んなっ!?』

伊織『……』

伊織『…そっか、似合ってるか』

伊織『…にひひ♪』

P『おっ、そろそろ花火が始まるな』
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:39:28.06 ID:+DImPKGGo
ヒュー…パーン!パーン!パーン!

伊織『…こうやって何も考えずにいられる時間って良いわね』

P『現実を忘れるのも良いよな』

伊織『現実を…忘れてか…』

伊織『…そうね』

伊織『楽しい夢を見続けられたら…』

P『(…伊織?)』

伊織『…今日はありがとう。良い時間だったわ』

P『こちらこそ来てくれてありがとな』

伊織『お家まで送ってくれるんでしょ?当然よね?』
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:40:25.86 ID:+DImPKGGo
【小鳥先生は美術教師】

P『今日から新学期だ!』

P『スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋…』

P『伊織ならどれだ?』

伊織『なに惚けたこと言っちゃってんの、アンタ?』

伊織『そんなの伊織ちゃん自身が芸術の秋そのものに決まってるじゃない!』

P『そうか…お前も小鳥先生サイドだったのか…』

伊織『…ごめん。今の発言、取り消すわ』

P『そうしておけ』

小鳥『ちょっとぉー!?どういう意味ー!?』
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:41:14.02 ID:+DImPKGGo
【伊織ちゃんの誕生石よ♪】

P『さて!文化祭当日だ!』

P『うーん…』

P『せっかくだし誰かと一緒に見てまわろうかな?』

伊織『相変わらず暇そうね』

P『おっ、伊織』

伊織『1人なの?私が一緒に見てまわってあげても良いわよ?』

P『おぉ、ちょうど良かった。相手を探してたところなんだよ』

伊織『あら。良い心がけじゃない』

伊織『まぁ、伊織ちゃんの頼みを断るだなんてこと許されないけれどねー♪』

伊織『にひひ♪』

P『そんじゃ、美術部にでも行ってみるか』
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:41:56.23 ID:+DImPKGGo
P『伊織は美術品の価値とかってある程度わかるのか?』

伊織『まぁ、見慣れているから人並み程度ってぐらいかしら?』

伊織『って言っても欲しい物は買えるだけ買うから関係無いんだけどね』

P『…流石だな』

伊織『あーでもぉ、そろそろ新しいジュエリーが欲しいわねー』チラッ…

P『…何が言いたい?』
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:42:31.33 ID:+DImPKGGo
伊織『今度の誕生日プレゼントとかエメラルドなんて贈ってくれていいのよー♪』

P『わりとマジで何言ってんだ、このダイヤモンドデコちゃん』

伊織『あっ!?』

伊織『またデコちゃんって言ったわねー!?』

美術部員『……』

美術部員『あの二人、作品も見ないなら帰ってくれないかな…』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P『文化祭どうだった?』

伊織『終わってみると呆気ないものねー』

伊織『来年に期待ってとこかしら?』

P『(そうだな…来年は頑張ろう…)』

P『(こうして高校生活最初の文化祭が終わった)』
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:43:24.90 ID:+DImPKGGo
【遊園地、楽しかった】

P『今日はクリスマスだ!』

P『…っていっても予定が無い』

prrrrrr…

P『おや…電話なんて珍しいな…』

P『はい、もしもし!』

小鳥『プロデューサーくーん!』

P『うわっ!?小鳥先生!?』

小鳥『今、暇?暇よねー?』

小鳥『遊園地行くわよー!!』

P『ゆ、遊園地…?』
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:43:55.36 ID:+DImPKGGo
P『そんな唐突に…』

小鳥『えー!?無理なのー!?』

P『いや、無理ってことは無いですが…』

小鳥『せっかく伊織ちゃんも誘ったのにー』

P『えっ、伊織?』

P『行きます!すぐ行きます!現地集合ですか!?』

小鳥『…感じわるーい』

P『す、すいません…』

小鳥『まっ、いっか♪じゃあ、現地で落ち合いましょー!』
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:44:24.16 ID:+DImPKGGo
P『すいません!遅くなりました!』

小鳥『いやいやベストタイミング!』

伊織『全く…来てみればプロデューサーに小鳥…』

伊織『このガッカリ感ったら、ないわー』

小鳥『でも、プロデューサーくんが来るのをずっとソワソワして待ってたわね♪』

伊織『は、はぁっ!?な、なっ…そんな適当なこと…!?』

P『俺はお前に会えて嬉しいぞ、伊織』

伊織『はうっ!?』

伊織『……』

伊織『…こ、光栄に思いなさいよね…///』カァァッ…

小鳥『(ふふっ♪)』
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:44:53.95 ID:+DImPKGGo
小鳥『じゃあ、最初はメリーゴーランドに乗ろうか?』

小鳥『プロデューサーくん、どんな感じで乗りたい?』

P『えっ?その…』チラッ…

伊織『……』ソワソワ…

P『……』

P『(なんだアイツ、可愛い)』

小鳥『(可愛いわね)』

P『伊織と一緒で』

小鳥『そうしてあげなさい♪』

伊織『あ、アンタと二人きりなの?』

伊織『…ま、まぁ…どうしてもって言うんなら乗ってあげても良いわよ…?』

〜〜〜♪

〜〜〜♪

〜〜〜♪
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:45:22.16 ID:+DImPKGGo
伊織『私、メリーゴーランドって結構好きよ』

P『そうなのか?』

伊織『だって華やかで良いじゃない』

伊織『それに白馬や馬車なんて伊織ちゃんにはピッタリの乗り物だしね♪』

P『…なるほどな』

P『(子どもっぽいじゃなくて華やか…)』

P『(確かにそうやって捉えられれば楽しめるな)』

伊織『ところで小鳥は?』

P『お姫様になってくるって言ってもう一周』

伊織『…そう』
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:45:53.51 ID:+DImPKGGo
伊織『小鳥を待ってるのもなんだし次、行きましょうよ』

P『良いのかな?』

伊織『そもそも遊園地はペット同伴不可よ』

P『なるほど、それもそうだ』

P『伊織、なに乗りたい?』

伊織『……』

P『伊織?』

伊織『きょ、今日は良い天気よね…』

P『そうだな、観覧車からの眺めも絶景だろうな』

伊織『か、観覧車?し、仕方ないわね』

伊織『二人きりで変な気を起こさないなら付き合ってあげるっ!』

P『はいはい』
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:46:21.38 ID:+DImPKGGo
P『うーん!ホントに良い眺めだなー』

P『おっ、伊織の家も見えるぞ』

P『やっぱでかいよなぁ…』

伊織『……』

伊織『…そうね』

P『ん?どうした?』

P『浮かない顔して…具合でも悪いのか?』

伊織『別に』

P『…そうか』

伊織『あぁ、私、これ下まで着いたら帰るから』

P『えっ?もう帰るのか?』
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:46:57.19 ID:+DImPKGGo
伊織『あぁ、アンタ知らないんだっけ?』

伊織『今日は夜から水瀬家でのクリスマスパーティがあるのよ』

P『クリスマスパーティ…そんなのもあるのか…』

伊織『会場には色々な人たちを招くわ』

伊織『だからパパにママ』

伊織『お兄様』

伊織『…当然、娘の私もその場にいなきゃいけないってわけ』

P『そっか…お嬢様っていうのも楽じゃないんだな…』

伊織『そうね…』
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:47:26.62 ID:+DImPKGGo
伊織『誇れるからこそ…なおのことね…』

P『えっ?』

ガコン…

伊織『…さてと、もう終わりね』

P『あ、あぁ…』

伊織『今日は楽しかったわ』

伊織『小鳥にもよろしく伝えておいて』

伊織『じゃあね』ヒラヒラ…

P『……』

P『(水瀬家という名の誇り…?)』

P『(こうして学生生活最初のクリスマスが終わった)』
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:48:01.32 ID:+DImPKGGo
【コツってなんだ?】

P『伊織…』

P『新年早々、相手をしてくれるだろうか?』

trrrrrrrrrr…

ガチャ…

P『もしもし、プロと申しますが…』

伊織『あら、アンタじゃないの』

伊織『新年早々、伊織ちゃんに何か用事?』

P『これから初詣に行かないか?』

伊織『初詣…悪く無いわね』

伊織『良いわよ。付き合ってあげる』

P『おっ、ホントか?じゃあ神社の前で待ち合わせでどうだ?』

伊織『結構よ。遅れたりしたら承知しないから』

P『(よし、準備していくか)』
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:48:30.10 ID:+DImPKGGo
P『さてと…伊織は…』

伊織『あら、私よりも早く着いてるなんて感心ね』

P『伊織』

伊織『まぁ、当然のことだけど』

P『(伊織の奴、晴れ着だぞ)』

P『和服も似合うな』

伊織『まぁ、当然ね』

伊織『この伊織ちゃんに着られてるんだもの』

伊織『この晴れ着も本望ってとこじゃない?』

伊織『お参りするんでしょう?早く行きましょうよ』

P『ああ、そうだな』
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:49:02.83 ID:+DImPKGGo
伊織『おみくじがあるわね』

伊織『まぁ、伊織ちゃんは当然大吉だろうけど…』

伊織『アンタ、どうする?』

P『あぁ、やってみるかな』

P『よーし…今年の運勢は…』

P『中吉!なかなか良いじゃないか!』

P『(伊織はどうだったかな?)』

伊織『どうだった?』

P『こんな感じだったよ。伊織は?』

伊織『伊織ちゃんは大吉に決まってるじゃない!ほらっ』ペラッ…

P『おお…本当に大吉だ…』

伊織『にひひ♪』

伊織『おみくじにはちょっとしたコツがあるのよねー♪』

P『(おみくじにコツなんて必要あるのか?)』
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:49:42.00 ID:+DImPKGGo
伊織『まぁ、楽しかったわよ?』

P『そうか、そりゃ良かった』

伊織『……』

伊織『…家にいても同じことだしね』

伊織『新鮮な新年の幕開けだったわ』

伊織『ありがと』

P『(…伊織?)』

P『(こうして高校生活最初の初詣が終わった)』
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:50:20.03 ID:+DImPKGGo
【見損なわないでよね】

P『さて、帰ろう…』

P『おっ、あれは…?』

P『伊織!』

伊織『あぁ、アンタ?』

伊織『この伊織ちゃんに声をかけてくるんだもの』

伊織『それ相応の用があるのよね?』

P『良かったら一緒に帰らないか?』

伊織『なるほど…死ぬ気で声をかけてきたってわけね』

伊織『良いわよ。アンタの勇気に免じてボディーガードさせてあげる』

P『じゃあ、帰るか』
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:50:53.19 ID:+DImPKGGo
P『伊織って行きはリムジンなのに帰りは歩きなんだな』

伊織『ホントは行きも歩きで良いんだけどね』

P『どうしてだ?リムジンの方が楽だろ?』

伊織『校門前に止めてちゃ、みんなの迷惑なるじゃない』

伊織『家柄のせいで人に迷惑かけるの私はイヤなのよ』

伊織『まぁ、行きも歩きにしちゃったら執事の仕事が減っちゃうんだけどね』

P『(強気な性格でも、お嬢様であることを鼻にかけない…か…)』

P『(そんなことを話ながら下校した…)』
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:51:48.71 ID:+DImPKGGo
【ばかぁ!】

P『(さて、今日はバレンタインデーだ!)』

伊織『ねぇ、アンタ?』

P『伊織じゃないか、どうした?』

伊織『こ、これは、特別な意味はなんにもないんだからね?』ハイッ!

P『えっ?』

伊織『きょ、今日の為にベルギーから取り寄せたとか、そんなんじゃ…』

伊織『むしろ私がベルギーのチョコを食べたかったっていうか…』

P『ありがとう、伊織。嬉しいよ』

伊織『…っ!!』

伊織『ば、ばかぁ〜〜〜〜!!』ダッ…

P『(ばかぁ?俺、なんかしたか?)』
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:52:49.50 ID:+DImPKGGo
【渡して良かった…】

P『さて、そういうわけでやってきましたホワイトデー!』

伊織『な、なによ…呼び出したりして…』

P『おお、伊織』

P『いや、なんだ。チョコレートのお返しをだなと』

伊織『えっ…』

伊織『ま、まぁ、当然よね!』

伊織『アンタにしては良い心がけじゃない!』

P『サンキュー。伊織、美味しかったよ』

伊織『…あ」

伊織『…うん』

P『(良かった。凄く喜んでくれたみたいだ)』
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:53:43.79 ID:+DImPKGGo
【「お嬢様」なんて肩書】

P『うーん、もうすっかり春だなぁ』

P『ポカポカして、麗らかな日差しが気持ちいい…』

P『こういう時はオープンカフェでゆったりとお茶でも…』ズズズ…

P『……』

P『俺ってもしかしてセレブ?』

伊織『なーにがセレブよ』

P『おわっ!?…伊織?』

伊織『ここ空いてる?』

P『あ、あぁ…』

伊織『まぁ、空いて無いって言われても座るけど』ストン…

P『……』

P『(いつからいたんだ?)』
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:54:12.29 ID:+DImPKGGo
伊織『アンタ、何飲んでるの?』

P『ストレートティだけど?』

伊織『あはは、似合わない♪』

P『うるせ』

伊織『にひひ♪』

P『そういう伊織は何を飲んでるんだよ?』

伊織『私?私はこれだけど?』ハイ

P『…なんだこれ?』

P『(見た感じオレンジジュースにしか見えないが…)』

伊織『オレンジジュース』

P『って、まんまかよ!』
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:54:53.96 ID:+DImPKGGo
P『伊織のことだから、もっと高級な飲み物かと…』

伊織『はぁ?なに言ってんのよ』

伊織『確かに私はお嬢様かもしれないけど』

伊織『それ以前に他の女の子と変わりは無いと思ってるわ』

P『…!』

伊織『だから良いじゃない。オレンジジュースが好きでも』ゴク…

P『…すまん』

伊織『なに謝ってんの?わけわかんないの』

P『(伊織はプライドは高いけど、水瀬家の看板に複雑な思いを持っているみたいだ…)』

P『(発言には気をつけないとな…)』

P『(こうして伊織とオープンカフェでお茶をした)』
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/03(水) 22:55:29.62 ID:cboj50Llo
こんな連投して平気か
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:55:44.99 ID:+DImPKGGo
【小鳥先生の趣味】

P『さて、今日から2-Aだ!』

P『知ってる顔はいるかな?』

P『…おっ?あれは…?』

P『伊織!』

伊織『あぁ、アンタか』

P『同じクラスになったな』

伊織『まぁ、普通のことよね』

P『普通?』

伊織『このクラス、小鳥のお気に入りを集めて出来たクラスみたいだから』

P『(…あの人、何者なんだ)』
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:57:29.11 ID:+DImPKGGo
【忘れてないか?は大抵忘れてる】

P『さてGWですよ!GW!』

P『って言っても、今日は最終日の子どもの日…』

P『……』

P『なにか忘れてないか?』

P『まぁ、いいか』

P『柏餅食べて寝よ…』

P『…ん?留守電が入ってる…』

ピーッ…

伊織『アンタ、今日が何の日か…!…ううん…別にいいわ…』

P『あっ…!』

P『(やばい…!今日は伊織の誕生パーティがあったんだった…!)』

P『(近いうちにフォロー入れておかないとな…)』
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:58:21.63 ID:+DImPKGGo
【ずっと待ってた】

P『さて…帰るか…』

P『おっ、あれは…?』

P『伊織!』

伊織『……』

P『…伊織?』
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:59:02.51 ID:+DImPKGGo
            ,. : ´____: : : : : :`ヽ、_
          _,.. :--‐―--. .、//`ヽ、: : : : :ヽ、
        _/: : : : : : : : : : : : : `ヽ、/\: : : : : : :.
         _{: : : : : : : : : : : : : : : : : : : \/ハ、: : : : : :.
      r/∧:r:::...、: : : : : : : : : : : : : : : : \/ハ: : : : :.:.
      {/: : :_-'‐-`ヽ、: : : : : : : : : : : : : : :ヽ/}: : : : : :.
        i: : /        `ヽ、: : : : 、: : : : : : : Y: : : : : :i
        {: イ           \: : : ヽ: : : : : : :}!: : : : : :|
       Y! 、         ,ィ、: ∨: : : : :.j!: : : : :.:.|
       Y  \__,     、_,.ノ  \l: : : : : :j!: : : : : :.|
         ', r┬t┬     ┬ ォ┬下: : : : :j!: : : : :.:.:|
        ハ 弋ソ      弋z)ソ |: : : : : |}: : : : : : |
        ヽ}   ,       , ,    |: : : : :.j!: : : : : : :!
           l:.              |: : : : :j!: : : : : : : :.
         人   v⌒ヽ     ,..::|: : : : :{: : : : : : : : :.
            |: : >、 ゝ _,ノ  ,..ィ   |: : : : j!:,: : : : : : : :{
            |: : : : : :> - ,r ´   /|: : : :/: :',: : : : : : : :.
.          W: ://// //!  // /: : : :;: /: ト 、__: : :.:.
         /: : ,i/// ///!,.イ////: : : : : :i/:/ k//ハ: : :.
          /: : / Y ///介∨///: : : : : : : / //////: : : :.
          ,: : :/  /  {// o//∨/: : : : : : : / /////l: : : : : .
         ,: : /  /  ∨ o/////:イ : : : : :./ // /  ;: : : : : : .
      /: : ,  /    ∨//// i: : : : : /  {//   /: : : : : : : l
       ,: : :/  {      ̄´    ,: : : :イ   W   /: : : : : : : : l

伊織『…なんで、来なかったのよ』

P『えっ?』

伊織『…私、待ってたんだから…』

P『…!!』

P『(誕生日のことか…)』
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 22:59:39.37 ID:+DImPKGGo
P『(これは忘れていた俺が悪い…)』

P『(素直に謝ろう)』

P『…ごめんな』

伊織『……』

P『お詫びと言ったらなんだけど…良かったら今度一緒にでかけないか?』

伊織『…えっ?』

P『どうかな?』

伊織『……』

伊織『…当然、アンタのおごりでしょうね?』

P『もちろん』

伊織『…どこに連れていってくれるわけ?』
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:00:14.04 ID:+DImPKGGo
P『どうだ?カラオケでストレス発散とか!』

伊織『ストレスを溜めさせたのはアンタでしょうに!』

P『うっ…』

P『(だ、ダメか…?)』

伊織『…まぁ、私の誕生日を忘れていたなんて信じられないことだけど』

伊織『アンタみたいな鳥頭にもっと事前に伝えておかなかった伊織ちゃんにも非はあるかもしれないわ』

伊織『良いわよ。それで手を打ってあげる』

P『そうか、良かった』

伊織『……』

P『…一緒に帰ろうぜ?』

伊織『…うんっ』

P『(こうして伊織とのデートの約束を取りつけた)』
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:01:01.87 ID:+DImPKGGo
【海外は行き慣れてる】

P『期末テストも終わって俺の夏が始まった!』

P『今日は海外旅行から帰ってきた伊織とのデート!』

P『(伊織は…うわっ!もう来てるぞ!)』

伊織『ちょっとアンタ、何してたのよ!』

P『いや時間通りだけど・・・』

伊織『時間通りでも、この伊織ちゃんより早く来てることが当たり前でしょ!?』

P『(そんな無茶な)』

伊織『ほら、遅れた時間を取り戻すわよ』
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:01:36.82 ID:+DImPKGGo
P『夏休み入って、すぐに旅行に行ったじゃん?』

伊織『ええ、そうね』

P『どこに行ってきたんだ?』

伊織『ああ、そういえば言ってなかったっけ』

P『うん』

伊織『じゃあ伊織ちゃんがクイズを出してあげるわ!』

伊織『もし正解出来たら、お土産あげるわ!』

P『ええ!?クイズ式なのか!?』

伊織『にひひ♪世の中そんなに甘くないのよ♪』

伊織『じゃあ、いくわよ?』

伊織『どこの国の言葉でしょうか?』

伊織『de変態』
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:02:16.13 ID:+DImPKGGo
P『フランス』

伊織『あら、意外と頭良いのね』

P『フランスに行ってきたのか』

伊織『そうね。年に1度は行ってるから、そろそろ飽き飽きしてるけど』

P『(年に1度って…他の国も含めたらどうなるんだ…)』

P『それよりも約束通り、お土産くれよ』

伊織『えっ?お土産?』
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:02:57.88 ID:+DImPKGGo
             ,. _//: :ヽ:{:/ -\: : : : : : \
               ,<//: -        \: : : : : : : .
           ///: ィ   ´ ̄`     ∨: : : : : : : .
             /:.{/: :/   __      ´ ̄ヽ: : : : : : :.!
          ,: : {: / ィ斥_ヾ    _   ',: : : : : : :|
            ;: : :Y  弋(ソ      ィチ_ ',: : : : : : ;
             l: : /ハ!  , , ,      弋)ソ }i !: : : : :./
             |: :.{ i>        '      !: : : : /
             |: : ヾ、_l     , -、      ィ: : : イ
             |: : : : 込、    { ∨    //: : :/:.!
             i:/: : : : : :.\   `´    ,.ィ:/: : :/: :{
          /: : : : : : : :r'、> - ‐ <-=-、 : /: : :|
            /: :. -- 、:_:_:l/∧ ///ィ^! } l j: :{_: : : .
        /: :∧///ハ //、∨ィ//ノ} !  /: :|//7: .
          /: : :}/∨// } ∨/ヽ// /   /: : {/ハ{: : .
.        /: : :./  ∨//  ヽ///    /: : : : |/ }: : : .
       /: : :./   };/    ` {  イ |: : : /!:.!  {: : : : 、
.      /: : :./    /         !   ! j: : ://!リ  |: : : : : :.

伊織『伊織ちゃん、なんのことかわかんなーい』

P『…おい、こら』

伊織『冗談よ。あとであげるわね』

P『全く…』

伊織『にひひ♪』
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:03:57.16 ID:+DImPKGGo
【せーの】

P『さて、カラオケに着いたわけだけど』

伊織『歌って良いの?歌うわよ?』

P『おっ、結構好きなのか?歌うの?』

伊織『まぁ、人並みにね』ピッ…

P『なっ…この歌は…!?』
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:04:25.07 ID:+DImPKGGo
http://www.youtube.com/watch?v=a4hcoYYSlXk
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:04:57.36 ID:+DImPKGGo
伊織『はい!拍手―!』

P『確かに自然に拍手が出るぐらいに上手かったよ』

伊織『まっ。伊織ちゃんの美声を持ってすれば、どんな歌でもそうなるのは当然よ♪』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

伊織『楽しかったわ。次回も期待ってところかしらね』

伊織『…えーと』

P『一緒に帰ろうぜ』

伊織『…!!』

伊織『べ、別にそんな…!』

伊織『……』

伊織『…うん。一緒に帰る…』
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:05:34.94 ID:+DImPKGGo
【稀にハブが勝つ】

P『今日から修学旅行だ!』

P『あれ?そういえば行き先ってどこだったっけ?』

P『……』

P『そうだそうだ、沖縄だったな』

P『よし!飛行機に乗って出発だ!』
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:06:04.98 ID:+DImPKGGo
P『(初日はクラスで団体行動の日だ)』

伊織『元々、ハブとマングースって天敵同士じゃないのよ』

P『えっ?そうなのか?』

伊織『ハブの血清が出来る前での沖縄ではだいぶハブの被害に悩まされていたの』

伊織『色んな対策をとったけど、どれもいまいち効果は出ず』

伊織『そこで試しにアフリカあたりからマングースを引っ張ってきて戦わせてみたらマングースが勝った』

伊織『そしてハブとマングースのショーが生まれたってわけ』

P『へぇー』

伊織『まぁ、ショーは昼間にやるから大概マングースが勝つんだけどね』

伊織『ハブは夜行性だし』

P『(伊織の話を聞いてると、まさに『修学』旅行に来てるって感じになるな)』
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:06:55.65 ID:+DImPKGGo
【思い出の修学旅行】

P『さて、今日は自由行動の日だ』

小鳥『そんなあなたに大事なお知らせ!』

P『わっ!?小鳥先生!?』

小鳥『伊織ちゃんが熱を出して寝込んじゃってるみたいなの…』

P『えっ?』

小鳥『はい!大事なお知らせはおしまい!』

小鳥『みんながみんな、修学旅行が良い思い出になると良いわね♪』

P『……』

P『…伊織』
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:07:50.97 ID:+DImPKGGo
        __
     _. /: : : : : : : ̄`ヽ、
    ////:,. -   ̄`ヽ、: : : \ /
   /:_//: {/       - ─\: : ',: .
  /:!//!: : イ   ,     ,ィr、、: :、:\
  {:∨/!: : :!  /     ゙ゞ゚' ヽ:.\: :- 、__
  l: :{/ハ: : {.,    ,ィ、   //'//   ∨: 、: : : : \
  {: :Yハ: : {_   イrメ //// ,..,  }: : :\: : : : :}__
  ∨: :\\: \  ////    '´   ;: : : : : ヽ///∧ア、
  ∨: : :`ヾ、: ,ィ            ,イrr、--ヽ: ∨////- ''´ ̄ ̄\
  ─\: : : : : {( _,- ,..._,... <r7、////´  ̄ ̄´
   ─\: : : : : ̄ ´: : : {//// ////                \
      ヽ: : : : : : : : : :,}//////
       ',: : : : : : :./  ̄/         \                \
         }: : : : :///>、 /
         |: : : :.ノ//////
         |: : :.//////                \              \
        {: :.〈////
        ヽ: :.`/
         \/
            /
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:08:26.54 ID:+DImPKGGo
伊織『…う、うーん…』

伊織『……』

伊織『(今頃アイツは自由行動でも楽しんでる最中かしらね…)』

伊織『(まぁ、別にどうでも…)』

伊織『……』

伊織『…一緒にいたかったな』

ガラッ

P『そうか、そりゃ嬉しいな』

伊織『きゃぁっ!?』
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:08:57.25 ID:+DImPKGGo
P『あぁこら、起きるな。寝とけ寝とけ』

伊織『ぷ、プロデューサー…!?』

伊織『あ、アンタ…なにしてるのよ…!?』

P『なにって伊織のお見舞いだけど』

伊織『…!』

伊織『は、はぁ?』

伊織『あ、アンタバカじゃないの…?』

伊織『別に私は大丈夫…』

伊織『アンタが自分の自由行動を削るほどのことじゃ…』

P『バカはお前だ、このデコちゃん』コツン…

伊織『あうっ…!』

伊織『な、なにすんのよ…!?』
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:09:23.58 ID:+DImPKGGo
P『自分の自由行動だろ?』

P『つまり俺が思うように使って良い時間ってわけだ』

伊織『そ、そうよ…』

伊織『だから、こんな無駄なことしてないで…!』

P『俺はだな』

P『お前と一緒にいたいから、ここにいる』

伊織『…!!』
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:09:50.92 ID:+DImPKGGo
P『お前と一緒に修学旅行を楽しみたいんだ』

P『それは無駄な理由か?』

伊織『……』

伊織『…アンタ、バカよ』

P『よく言われるよ』

伊織『…いたいなら勝手にすれば?』

P『あぁ』

伊織『……ありがと』

P『(こうして俺は伊織と修学旅行の思い出を作った)』
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:10:49.71 ID:+DImPKGGo
【美味しいみかんジュースになるんだから♪】

P『食欲の秋だ!』

P『……』

P『栗や柿が食べたいな…』

伊織『そこは、みかんでしょ』

P『伊織?』

伊織『はい、おすそわけ』スッ…

P『…みかん』

P『どうしたんだ、これ?』

伊織『最近、造園に凝ってるの』

伊織『ウチのみかんの木がそれは良いもぎたてフレッシュなみかんを作ってくれるもんだから♪』

P『造園って…』

P『(その技術は凄いんだろうけど…渋いな…)』
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:11:30.29 ID:+DImPKGGo
【私が法よ!】

P『もうすぐ生徒会総選挙の日だ』

P『まぁ、まるで興味は無いのだが』

伊織『はぁ!?アンタ、興味無いって正気!?』

P『伊織?どうした、そうカッカして』

伊織『どうしたもこうしたも、この伊織ちゃんが生徒会長に立候補するのよ!』

P『えっ!?そうなのか!?』

伊織『アンタ…ポスターとか見て無いわけ…?』

P『いや…ホントに興味無かったから…』

伊織『はぁー…まぁ、いいわ』

伊織『そんなアンタでも、これでもう目が離せなくなっちゃったでしょ?』
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:12:04.31 ID:+DImPKGGo
P『そうだな』

P『伊織が立候補してるとならば話は別だな』

P『伊織がしっかりものなのはよく知ってるし俺は応援するよ』

伊織『にひひ♪当然!』

伊織『最高の学校をつくるには最高の伊織ちゃんじゃないとね!』

P『(ここまで胸を張って言えるんだから大したもんだよ)』

P『(後日、生徒会総選挙で伊織の無駄の無い説得力のある演説が行われた)』

P『(そして、その翌日、晴れて伊織は765学園の生徒会長に任命された)』
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:12:48.00 ID:+DImPKGGo
【大人買いってレベルじゃない】

P『今日は文化祭だ!』

伊織『小物屋に行くから付き合いなさい』

P『唐突だな!』

伊織『なに?ダメなわけ?』

P『いや、全然ダメじゃないが』

伊織『じゃあ決まりね!』

伊織『アンタは荷物持ちっ♪』

P『おい…文化祭の小物屋でいくら使う気だ…?』

伊織『まぁ、お小遣いの3万円ぐらいの範囲で?』

P『そんなにいらねーよ!』
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:13:48.30 ID:+DImPKGGo
P『文化祭、どうだった?』

伊織『そーねー』

伊織『お祭り感覚なんてパーティで慣れてるけど』

伊織『こういう方が気楽で良いわね』

P『楽しかったってことか?』

伊織『……』

伊織『ま、まぁ…そこそこね!』

P『(こうして2年目の文化祭は終わりを迎えた…)』
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:14:31.48 ID:+DImPKGGo
【伊織ちゃんは学年2位】

P『期末テスト前だ!』

伊織『アンタもえらくなったもんねー』

伊織『まさか、この伊織ちゃんを家庭教師につけるだなんて』

P『いや、ホント…お前ぐらいしか頼れる奴がいなくて…』

伊織『…///』

伊織『ま、まーね!』

伊織『が、学年トップクラスの伊織ちゃんに頼りたくなる気持ちは人として当然よねー!!』

P『うおー…微分積分わかんねぇー…』カリカリ…

伊織『あぁ、それはね…』

P『(こうして伊織に家庭教師をしてもらった)』
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:15:18.58 ID:+DImPKGGo
【絶対だからね!】

P『今年もクリスマスパーティやるのか?』

伊織『そーね』

伊織『24日に水瀬家で開催されるわ』

P『へぇー流石は水瀬財閥…スケールがデカいな…』

伊織『それでそのー…』

P『?』

伊織『ど、どうせ、クリスマス1人なんでしょ!?』

伊織『だったら遊びにくればいいんじゃない!』スッ…

P『これは…クリスマスチケット…?』

伊織『…来てくれる?』

P『必ず行くよ!ありがとう伊織!』

伊織『…ふんっ』
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:16:10.13 ID:+DImPKGGo
【ラストダンスは二人で】

P『さーて!クリスマスですよ!クリスマス!』

P『伊織本人からクリスマスチケットも貰ったし…』

P『多少小奇麗な格好をして行けば大丈夫だろう!』

P『って、思うんですよね?』

新堂『伊織お嬢様のご友人の方でいらっしゃいますか?』

P『はい。本人からチケットも…』ペラッ…

新堂『拝見させていただきます…』ジッ…

新堂『…結構でございます。どうぞごゆっくりとお楽しみくださいませ』

P『あっ、どうも』
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:16:38.38 ID:+DImPKGGo
P『いやー流石に豪華なパーティーだな…』

P『テレビで見るようなお偉いさんの顔まで…』

P『…まぁ、それはともかくだ』

P『俺もパーティを楽しまないとな』

P『誰か知ってる顔はいるかな?』

伊織『どう?水瀬家のパーティ、楽しんでる?』

P『伊織』

P『あぁ、楽しませてもらってるよ』

P『それにしても凄い規模のパーティだな…』

P『やっぱりこういうパーティだと社交ダンスタイムとかあるのか?』

伊織『あるわよ?当たり前じゃない』

P『うおっ!?マジかよ!?』
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:17:07.42 ID:+DImPKGGo
伊織『まぁ、自由参加だけどね』

P『伊織は踊るのか?』

伊織『誘われはするけど、正直、どいつもこいつもねー』

P『おいおい…』

伊織『…まぁ』

伊織『アンタが、どーしてもっていうなら…』

伊織『一緒に踊ってあげても、いいけど…』

P『水瀬家のお嬢様の引いてか…』

P『そりゃいいな。誇りになるし最高のクリスマスプレゼントだ』

伊織『えっ…?』

伊織『わ、私がアンタの誇り…?』
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:17:33.94 ID:+DImPKGGo
P『あぁ、難しく考えなくて良いぞ』

P『俺はお前と仲良くなれて良かったって意味だから』

伊織『…!!』

伊織『……』

伊織『…上手くエスコート出来るんでしょうね?』

P『任せろ。運動神経には自信ある』

伊織『…そ』

伊織『…ねぇ?』

P『ん?』

伊織『私もアンタが友達で…良かったわよ…』

P『……』

P『あぁ、ありがとな』

P『(こうして2年目のクリスマスは終わりを迎えた…)』
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) :2012/10/03(水) 23:17:46.31 ID:/zSYYV8AO
こんな所に神スレが
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:18:09.66 ID:+DImPKGGo
【と、友達同士なら普通でしょ!?】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

伊織『慌ただしいわねー』

P『今年も初詣付き合ってくれてありがとな』

伊織『べ、別にっ…!』

伊織『……』

伊織『…その…友達だから…』モジモジ…

P『(素直な伊織も可愛いな)』

P『(今年も1年頑張るぞ!)』
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:18:54.66 ID:+DImPKGGo
【バカ二人=親友】

P『ふぁっ…眠っ…』

P『……』

P『午後の授業はサボろうかな…』

美希『それがいいと思うな!』

P『星井さん』

美希『ねぇねぇ、どこか遊びに行こうよ!』

P『そうだな…そうしようか!』

伊織『…そんなこと許されると思ってるわけ?』

P&美希『げっ!?』
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:19:37.46 ID:+DImPKGGo
P『い、伊織…』

美希『で、でこちゃん…』

伊織『そこ!でこちゃん言うなっ!』

伊織『校則違反よ!』

美希『ええっ!?なにその校則!?』

伊織『今、作ったの』

伊織『生徒会長権限で、これは絶対よ』

美希『あんまりなのっ!?』

伊織『アンタ達はホントにもう…』

伊織『ていうか!私の親友ならもっとシャキッとしなさいっ!』
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:20:21.21 ID:+DImPKGGo
P&美希『……』

伊織『…な、なによ。急に黙っちゃって…』

P『そうだな『親友』だもんな』

美希『『親友』の言うことは聞かなきゃダメだね』

伊織『!?』

伊織『な、何、無駄に『親友』を強調してんのよ!?』

P『別にそんなことないよな?』

美希『うんっ』

P&美希『それに『親友』なのは事実だし』

伊織『〜〜〜っ!!!!』カァァァッ…

伊織『あ、アンタ達のことなんて、なんとも思ってないんだからっ!!』

P『ふふっ』

美希『あはっ☆』

P『(こうして俺と星井さんは午後の授業にもサボらず出席した)』
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:21:11.29 ID:+DImPKGGo
【幸せにしてあげてね?】

P『ついに最上級生か…』

小鳥『ええ。最後の1年よ』

P『小鳥先生…』

小鳥『女の子の誕生日は把握してる?』

小鳥『伊織ちゃんの誕生日、絶対に忘れちゃダメよ?』

P『伊織の誕生日…』

小鳥『ってわけで、今年も私が担任です!』

小鳥『残り1年、よろしくね!』
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:22:23.00 ID:+DImPKGGo
【小鳥先生も手を貸した】

P『さて担任は変わらずともクラスは変わった…』

P『誰か知っている子は…』

P『あっ…』

伊織『おはよ』

P『伊織、今年も同じクラスだな』

伊織『そうね、生徒会長権限でそう仕向けたもの』

P『えっ?』

伊織『残り1年だけどよろしくね』

P『(えっ?えっ!?)』
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:22:54.49 ID:+DImPKGGo
【水瀬伊織】

P『GW最終日…』

P『子どもの日…間違いない…』

P『礼服も着たし…』

P『今年こそちゃんと伊織の誕生日パーティに行くぞ!』

trrrrrrrr…

P『ん?誰だ、こんな時に…』

P『もしもし?』

伊織『あぁ、アンタ?私よ。伊織』

P『伊織?』
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:23:22.05 ID:+DImPKGGo
P『どうしたんだ?』

伊織『……』

P『あぁ、誕生日パーティか?』

P『大丈夫だぞ。もう、ちゃんと出かける準備してあるから』

伊織『…そう』

伊織『一緒に過ごしてくれるってことよね?』

P『?』

P『まぁ…そうなるな…』

伊織『じゃあ、中央公園に来て?』

P『えっ?中央公園?』
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:23:49.75 ID:+DImPKGGo
P『今から中央公園って…パーティの時間、始まるぞ?』

伊織『良いから一緒に過ごしてくれるなら来てよ』

P『でも…』

伊織『…お願い』

P『……』

P『…わかった。中央公園の入り口で良いのか?』

伊織『うん…私、待ってるから』

ガチャ…

ツーツー…

P『……』

P『(…伊織!)』ダッ…
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:24:24.08 ID:+DImPKGGo
伊織『……』

P『伊織っ!』

伊織『プロデューサー…』

P『……』ハァハァ…

伊織『…走ってきたの?』

伊織『くすっ…髪の毛、乱れててみっともないわよ?』

P『…バカ野郎』

P『お前が走らせたんだろうが…』

伊織『…心配してくれたの?』

P『当たり前だろ…』

伊織『……』
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:24:54.84 ID:+DImPKGGo
P『……』

伊織『……』

伊織『…何も聞かないの?』

P『必要なら聞くけど』

伊織『えっ?』

P『とりあえず、今はお前と一緒に過ごすってことだけしか考えてないから』

伊織『…!』

伊織『アンタってホント、人が良いわね…』

伊織『こんな、わがままで口悪い私なんかに付き合ってくれて…』
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:25:30.12 ID:+DImPKGGo
P『おいおい、なんだよそれ?』

P『いつも自信満々の水瀬伊織はどうした?』

伊織『…そう、私は『水瀬』伊織なの』

P『えっ?』

伊織『…私の誕生日パーティはね、多くの人が集まってくれるわ』

伊織『でもね…嬉しくないのよね、これが』

P『……』

伊織『私のパパとママはそれはもう凄い人達よ』

伊織『私は二人の娘であることを誇りに思える』

伊織『お兄様達だってそう』

伊織『一族の最高傑作!なんて言われるほどの人達なんだから!』

伊織『…とても誇らしいことなの』

伊織『でも、私は?』
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:26:01.63 ID:+DImPKGGo
伊織『誕生日パーティ、クリスマスパーティ…』

伊織『来るお客、来るお客…』

伊織『みんな私と親族のことを比べるの』

伊織『それもそう』

伊織『だって私には何も無いもの』

P『……』

伊織『それがイヤで今日のパーティから逃げたしてきたのよ』

伊織『ホント、ダメよね』

伊織『私は『水瀬』の看板を与えられているだけ』

伊織『でも、それが気に入らなくて私は必死に努力した』

伊織『学校の勉強だって、いつも良い点数を取った!』

伊織『だけど、それって』

伊織『『水瀬』じゃ当たり前のことだったのよね』
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:26:28.62 ID:+DImPKGGo
伊織『私は自分自身で自分だけの何かを掴めない』

伊織『目標を高く掲げても現実は残酷』

伊織『そんなことも知らずに今まで頑張ってきた』

伊織『私は私の家族のようになれない』

伊織『褒めてもらえない』

伊織『認めてもらえないっ…!』

伊織『私っ…もうっ…!』グズッ…

P『……』

P『それ、本気で言ってるなら本気で怒るぞ?』

伊織『えっ…?』
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:26:58.35 ID:+DImPKGGo
P『何も無い?認めてもらえない?』

P『誇れるものも無い?』

P『…ふざけるなよ』

伊織『プロデューサー…?』

P『何も無いのなら、俺達の関係も全部嘘だったってことか』

伊織『なっ…!?』

伊織『そ、そんなこと言ってないでしょ!?』

P『じゃあ伊織にとって俺や星井さんとの関係ってなんだよ?』

伊織『そんなの決まってるでしょ!?』

伊織『大切な友達よっ!!』

伊織『なに!?そんなこと言うアンタの方が、今までの関係を嘘だって思ってるんじゃないの!?』

P『……』

P『…伊織にもあるじゃないか』

伊織『えっ?』
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:28:02.79 ID:+DImPKGGo
P『何も無いだなんてことは無い』

P『少なくとも、伊織には友情関係が存在してるじゃないか』

伊織『そ、それは…』

伊織『それとこれとは…!』

P『前にも言ったけどさ』

伊織『えっ?』

P『俺は伊織のことを認めてるし、お前と友達であることを誇りに思ってるぞ』

伊織『…!!』

P『もちろん星井さんも俺と同じだと思う』

P『伊織はどうだ?』

伊織『……』
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:28:48.81 ID:+DImPKGGo
伊織『…認めてるわよ、アンタも美希のことも』

P『……』

伊織『私だって誇りに思ってるわよっ!』

伊織『アンタや美希の存在を!』

伊織『私の…友達だからっ!!』

P『……』

P『…それで良いんだよ』

伊織『えっ…?』

P『認め合える、誇り合える誰が傍にいる』

P『それだけでもう、栄光は掴み取ってるじゃないのか?』

伊織『あ…』

伊織『……』

伊織『だ、だけど…』
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:29:16.59 ID:+DImPKGGo
P『水瀬家の名前に縛られてるんじゃないぞ?』

伊織『え?』

P『確かに名前の看板は大事なのかもしれない』

P『だけど、それに縛られて何も出来なきゃ本末転倒だろ?』

P『確かにお前は『水瀬』だ』

P『だけど『伊織』なんだ』

伊織『…!!』

P『周りの目なんて気にするな』

P『今じゃなくて良い』

P『お前のペースで…』

P『お前のやりたいようにやって…』

P『いつか誰にでも認めてもらえるようなスーパーガール伊織ちゃんになれば良いじゃないか!』
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:29:46.19 ID:+DImPKGGo
伊織『プロデューサー…』

P『その日が来るまで支えてやるから』

伊織『…!!』

P『な?』

伊織『……』

伊織『あははっ…なにそれ?』

伊織『それってこの伊織ちゃんの下僕宣言ってことかしら?』

P『おっ、いつもの調子に戻ってきたじゃないか』

伊織『……』
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:30:18.64 ID:+DImPKGGo
伊織『ねぇ…』

伊織『…ずっと仲良くしてくれる?』

P『あぁ、俺は伊織と仲良くしたい』

伊織『……』

伊織『ありがとう…』

伊織『…にひひっ♪』

伊織『じゃあ、これでアンタは完全に私の下僕ってことね!』

P『えっ!?結局下僕なのか!?』

伊織『ええ、そうよー!』

伊織『アンタは私がスーパーガール伊織ちゃんになる為の下僕なんだからっ!』

P『おいおい…』
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:30:48.10 ID:+DImPKGGo
伊織『…ねぇ?』

P『ん?』

伊織『今日はこのまま…』

P『…あぁ』

P『一緒に過ごそうか、伊織』

P『あとで俺も一緒に謝りに水瀬家に行くからさ』

伊織『…!』
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:31:48.19 ID:+DImPKGGo
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         <////:{           /    ∨: : : : :.|: : :.
         |: : l/: :.!  ̄ ̄`ヽ.          _Y: : :.:.:|: : :.{
         |: : : ; : |            ,ィ示_下: :.:.:.|: : : !
         |: : /: : |、 下示_、       弋z(ソ |: : : : |: : : |
         |: /: : : |{ハ 弋z(ソ       //// |: : : : |: : : |
          W : : : |、,ム ////  、       |: : : : |: : : |
           /: : : : :.|:.ゝハ        _,    /!: : : : !: : : !
        /: : : : : :.j: : :l込、    ` ´     イ: !: : : : !: : : !
       ,: : : : : : :/__!: : :.>       ィ: : : :/: : : : j: : : {
        /: : : :.:.:,/////`ヽ、: :.,-|  ` ¨´  |: : :/: : : : :/: : : :.:.
       ,: : : : : /////////l l//∧     /∧,: : : : :イ: : : : : :.
      , : : : : //////////| |///∧   ,イ///: : : : ://///ハ、::.
       {: : : : :T `\/////!| |/////\,イ//,イ: : : : :///////∧:.
      |: : : : :.!   \/// ∨// ̄` </|: : , -' ̄ ̄´ ̄ ノl: .
      |: : : : :.|     ∨   ` { 、      }!: / 、     / !: :.
      |: : : : : !     {     |  `T ー 'W   7ー ´    !: : .
        〉: : : : l      !     ', r、 !   /   /        ;: : : :.
     /:,ハ{∨!       |     、」r、イ}' ̄ `ヾ、       ,: : : : : .
      /r-'- `ヽ!       |     (_f、丸      ヽ     ,: : : : : : :.
     ,:_}ー     ',       |     l    。   。  }   /: : : : : : : .
   /:{ マ       i       !    叭     。    ;    ;: : : : : : :l: : .
.  /: : :ゝ}     ヽ、     !    , - \   人  /   /: : : : : : リl: :l
  ,: : /l: ヽ、     `丶、 、 _/:::::::ヽ} ` ー― イ、   /: : : : : : :/ !: |
 /: /  ∨: : ゝ、__        人:::::::ノ ̄`丶、/!::::::::} /: : : : : : /  }リ
 !:/    、: : : /l: : Tヽ、       ̄       ゝ::::ノ /:l\: : : /  /
 /     ヽ: / ,: ∧  ` ー  _                 /l: !  ヽ: {

伊織『うんっ…!』

P『(こうして伊織の誕生日を二人きりで過ごした)』
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:32:38.81 ID:+DImPKGGo
【ジャグジーも完備よ!】

P『夏休みだ!』

P『いや、しかしだな…』

伊織『どうしたの?』

P『水瀬家は室内プールまで完備って…』

伊織『日に焼けちゃったら困るじゃないの』

P『そういう問題なのか…?』

伊織『無料で使わせてあげてるんだからぐちぐち言わないの!』

P『確かに…タダほど安い物は無い』

伊織『ねぇ、それよりもさ』

P『ん?』
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:33:21.47 ID:+DImPKGGo
                  ___
                ,..-:ア--ー--ニ=、:、_
            rくXへ=-'^ ̄':"~: : : : : `ヽ;ヽ、
           rJヘトr (: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ:':.、
          (^5  〉ヽ {: : : :_;.;、: : : : : : : : : : : :ヽ;:、
         ,. .ス(_ ,.( r'フ: r='"    `ヽ、: : : ; : : : i;.l、_  
       ,r:': : : )ー(-‐',r':r __        ヽ; : :i : : : :i:|. ト:、 
       i': : : : : ヽ-ヘ-'    `ヽ、   _,...._'i; :i : : : : ij.ノ: : i、
     . | : : : : : : : : |1;、l _,,、,,_         ':j : : : : :i/: : : :.i 
     ,ノi、: : : : : : : :|.(ヘi ( i'..::ヽ、    _,,.. 、_ij : : : : .|: : : : : :.
    ,/  i: : : : : : : :|. ヽ_i  'ー'^    '^i..::::j`i : : : : :j; : : : : :.i、
   i、: : : :i; : : : : : : :|   l.     ,   `ー' j : : : : j'|: : : : : :j:ヽ、
   ,/i; : : : :.i; : : : : ,: -ー')/ 、  、        ,ノ: : : : /ノ: : : : : : : : l
  / : i; : : : : i; : :/   )i i ヽ、` ー‐ '"  ノ/: : : : /: : : : : : : : : ノ
  i、: : ヽ: : : : j '     jj iノ.  `   - '"i /: : : : /: : : : : : : : :,/:.i  
  .j::\:.:ヽ: /     _ji....,i_       ) /: : : :.:/`i; : : : : : /: :ノ 
   i:j: : ヽ;. '     /n__njヽ.      (/: : : ノj/.  i;: :_;.:'": : : / 
    い:.:; '    ,.r1〜〜-、ヘヽ.   ,.r'~,.:': : /.ノ   i;': : : : : ノ、 
  i  `/    / ヽー-ィ__'‐ニ、i、/. /: ;.r'-/:i     i; : : :ィ: : :ヽ
  .>'"   /    ヽ、.____二フノi-=' -'"〜〜;ノ}、   ':/ノ: : : :ノ 
. '~    _/ヽ △   .l   r'"lj' T i^ヽー--‐'^7 i:,    ';/: : :/--、
  _,...-'~ヽ._ノ (__(^>./' 、 |__ノl ヽヘノ-ー、  .{、':\   `'v' ̄ノ:ノ
. '"       _,.ィ'^/'|      i、__.       ヽ,_ ̄ヽ    ヽフj^
         ./ lノr'^i、     、.         lニi (;:\   ':、
        ▽ /`r'へ、              ノo=三つ\   \.,rー'^ヽ
         ,.'   i,  ノヽ、_          _/、-ljヽ、,_,..-、\   ヽ  /
       ,. '    'rー、j  `'┬--r---‐へ __ノ^'ll.__ノ    `' - 、._.. ニ)
      ,/       ヽ  ー-'^'ー-i___ノー'^/    |
     :/        \        _,. '"    l
     /           フー-v‐‐ ' "       j
    /          /   |          j
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:33:49.23 ID:+DImPKGGo
伊織『どう?伊織ちゃんの可愛らしー水着姿は?』

P『その姿をタダで見れる俺は幸せ者だよ』

伊織『なっ…!?あっ…///』

伊織『…う、うう…!』

伊織『み、見せ物じゃないわよ!ド変態っ!』

P『(伊織から見せてきたのにその言い草はあんまりだ)』

P『(まぁ、その言い草を期待してたんだけど)』

P『(…その考えに至る時点でやっぱり俺って変態か?)』
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:34:35.00 ID:+DImPKGGo
【ときメモで1番大切なのは女の子!】

P『今日から新学期だ!』

小鳥『はいはーい。進路相談の時間よー』

P『あっ、はい』

小鳥『まぁ、そんなのどうだっていいわね』

P『!?』

小鳥『あなたの成績なら行くアテはありますし』

P『そ、そんなアバウトな…』

小鳥『それよりも大切なのは女の子との関係でしょ?』

小鳥『伊織ちゃんとはとっても仲良しね!』

小鳥『このまま卒業まで一直線っ!』

小鳥『そういうわけで進路相談終わりっ!』
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:35:24.17 ID:+DImPKGGo
【なんで私が魔女なわけ!?】

P『さて10月だ!』

小鳥『はい!みんな、おはようございまーす♪』

小鳥『今日はあなた達に大切なお知らせ!』

小鳥『今年の文化祭はクラスで出し物をすることに決定しました!』

P『また唐突な』

小鳥『ていうわけで、みんな意見をちょーだいな!』

P『(ふむ…)』

P『(出し物か…)』

伊織『(出し物…)』
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:35:54.35 ID:+DImPKGGo
小鳥『…はい!じゃあ演劇をやることに決定!』

小鳥『脚本は私!』

小鳥『題目は白雪姫!』

小鳥『王子様!プロデューサーくん!』

P『えっ!?もうそこまで決めるの!?』

小鳥『ヒロインは私!』

伊織『ちょ…!?こ、小鳥!なにこの伊織ちゃんを差し置いて…!』

小鳥『伊織ちゃんは魔女の役でーす♪』

伊織『はぁぁっ!?』

P『(おいおい…これ大丈夫なのか…)』
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:36:26.01 ID:+DImPKGGo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

伊織『……』ムッスー…

P『見るからにご機嫌ナナメだな』

伊織『あったりまえでしょ!?』

伊織『なんで小鳥がお姫様なのよ!?』

P『結局押し切られたっていうか、脚本は既に完成してたし役割分担も決めたみたいだからな…』

伊織『しかも、よりにもよって王子役がアンタとか…』

P『あぁ、俺が王子ってのはサマにならないよな』

伊織『あ…い、いや、ちがくて…』

P『…?』

伊織『…うー!』

伊織『ほ、本来なら王子役のアンタが私をお姫様役として選ぶべきだったのよっ!!』

P『え?』

伊織『ばかぁっ!!』ダッ…

P『…そんな無茶な』
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:37:06.00 ID:+DImPKGGo
【認める…わけないでしょ!】

P『(今日は文化祭だ!)』

P『(そういうわけで、クラスで演劇をしているわけなんだけど…)』

伊織『鏡よ…鏡よ…鏡さん』

伊織『世界で一番可愛い女の子はだーれだ?』

モブ『それはしらゆ…』

伊織『そうよねー!私に決まってるわよねー!』

モブ『えっ…?』

小鳥『(ちょ、ちょっと伊織ちゃーん!?)』

P『(生徒会長、大暴走…)』
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:38:02.93 ID:+DImPKGGo
                    /" ̄ ̄ ̄`/....rへl  )ー:::〈,
                 __,.../-‐=ー---、l......i,.__,ィ@へ.....l. 
           _,.。-‐'"~ 三三__,.三.,、。.三.,_三`'へ..ヽ.__r、ノ..ノ 
          r='--ー'" ̄ 三三 /: r'    `ヽ、;`':‐:、,__`'ー-く  
         \三三三三三 i : i,. -‐-    -‐':, :.i: : `T'‐、 `ヽ、 
rvヘ,、        `'ー-、_三三 l : l. ,...__     __..,.ヽi: : :.:l :三`ヽ、_`' 、
〉o く{             `'ー-、_l :_:i ((.::j`   'i..::)〉.l: : : ;i. 三三= `ヽ、'_、
‐^ーく               l:.lr:i `"  '  `" ,j: : : :;i. 三三三=_,.ノ
   \          ('ー‐‐-!、:ヽ;、  r ― ┐  /i : : :.l:i.ー--ー '"
     \         \三三三=ヽ.、ヽ .. ノ ノ. 7: ;. : lー---ァ    ,.、
    r-っ、,_         \三三三= `'i-  1ィ  l:/ : : | 三/   ri,r'/
    〈/ミュハヽ、       /:\三三: oNvvv1/i8 /: : : : j/:':、 /r彡i 
     `く =、 1       /: : :.r\三 8   pO/.:: :.r'l:ノヘ: ; :i. r' 'ーク
      `ヽ、 ヽn    /: : :/三三 ,r'^'POP‐、/; : / /' 三l; i :l.l / ./
        iヘ_r'^>>1、 .i : :.ノ 三三 l _r'"⌒ヽ.i':./ 三三∧;:r{_,. イ
          \、、i.l  i、l:r'"三三三 フ. 〉^・^〈くl/ 三三三三 |Y ヽん
           (1.l |   ヽー、三三彡'"\`火'_ノ^ヽ、三三彡‐^i-i : ム
          j Y l             j i.1      i:1  - イヽl.、 l l_
.          ) i.|          /:i.   l i i l、    l::::ヽ、 : ヽ.lj、 l、
           ) l l        ,l::::i、  | i i l、   'i;::::::l、_   \i  l
          ( j l       ノ::::::j1   l. i i. l     ';::::::::l,    `ヘ `i
          )l .|      /:::::::.::i    l. i. i. li       ';::::::::i、    \l
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            Yj     /::::::::::::::l      l i. i  ll      ';::::::::::1   ノ
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:38:37.59 ID:+DImPKGGo
伊織『ねぇ、そこのお姫様』

小鳥『あら、こんにちは魔女さん』

小鳥『なにかご用?』

伊織『毒リンゴは私が自分で食べたわ』

小鳥『えっ?』

伊織『私が王子の愛で目を覚ますから…』

伊織『アンタは…小人達と平和に…生きてなさい…』バタリ…

小鳥『……』

シーン…

小鳥『ええっ!?』
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:39:26.28 ID:+DImPKGGo
アハハハハハハ…!!

小鳥『…!』

小鳥『あ、あはは…』

小鳥『ま、まぁーこれは大変なことにー』

小鳥『お墓でも作って王子様に気づかれないように埋めちゃいましょー』

伊織『埋めたら意味無いじゃない!?』ムクッ…!

小鳥『ぴよっ!?生き返るにしても今じゃないでしょー!?』

アハハハハハハ…!!

P『……』

P『(まぁ、客席のウケも良いし…)』

P『(もう小鳥先生と伊織の漫才で良いか…)』
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:40:09.15 ID:+DImPKGGo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P『なにやってんだ、アンタ達は』

小鳥『ごめんなさい…』

伊織『私は悪くないわよ』ツーン

小鳥『あーん!王子様とキスしたかったのにー!』

伊織『教師と生徒でそんなのダメに決まってるでしょ!』

伊織『生徒会長として、そのような不純な行為を見過ごすわけにはいかないわ!』

小鳥『…伊織ちゃんだってキスしたかったくせに』ボソッ…

伊織『んなっ!?』

P『ん?』

伊織『小鳥ー!?今年のクリスマスは1人で過ごしたいようね!?』

小鳥『ええっ!?パーティチケットちょうだいよー!?』

P『(小鳥先生、何を言ったんだろう?)』

P『(こうして高校生活最後の文化祭は幕を閉じた…)』
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:41:08.56 ID:+DImPKGGo
【言われなくても美希も誘うつもり】

伊織『そんなこんなで、もうすぐクリスマスね』

P『そうだな』

伊織『……』

伊織『ねぇ?』

伊織『今年もパーティ…来てくれる?』

P『あぁ』

P『行けるならもちろん行くぞ』

伊織『…!』

伊織『本当よね?』

伊織『絶対!絶対に来なさいよね!?』

P『うん』

美希『ミキもいくのー!』

P&伊織『わっ!?』

P『(こうして今年もクリスマスは伊織の家で過ごすことになった)』
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:42:23.46 ID:+DImPKGGo
【とっておきの場所】

P『さて!やってきたぞ、クリスマス!』

P『しかし相も変わらず凄いパーティだ…』

伊織『ちゃんと来たわね』

P『おお、伊織』

P『今年も誘ってくれてありがとな』

伊織『お礼を言うのはまだ早いわよ?』

P『ん?』

伊織『さて…歓談タイムの今がチャンスね』

伊織『プロデューサー、ちょっと着いてきなさいよ』

P『え?』
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:42:49.78 ID:+DImPKGGo
P『良いのか?会場にいなくて』スタスタ…

伊織『良いのよ。私が良いと思ったんだから』テクテク…

P『ははっ、流石だな』

伊織『にひひっ♪まーね♪』

伊織『私は私のやりたいように生きていくんだから!』

P『伊織…』

伊織『さぁ、ここよ』ピタッ…

P『あっ…』
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:43:17.68 ID:+DImPKGGo
             ,ヘ_
             ∠+ く
             /; V⌒:';;
           ★、;:;":;ノ;;"★
          ,ノソ”'・*☆.:*・“ヾ
          ☆.;;:。;:;;::、;ゞ:;ヾ☆';
         ,:';;”*,:.。.:";`;:;"ノ,,:*゚;:、
       ★;ヾ ,.;;゚・*:.★:*・゚ヽノ;;;;入★
      ,r゚・*:.:;ヾ :::ソゞ:;ヾ :::ソ:ソゞ;.*・゚:;ゝ
    <ヾ;ヾ”`*☆ ,.;;,.;;:。;:;;::☆*・゚ ;:;;、;ゝ
   . ぐヾソゝ,.;;:。;:;;:゚゚・*:.。..。.:*・゚、;ヽノ;;;;ノ;;;;;ヾ);;;)
   ☆:;ァノゞ:;ヾ,.;;:。;::;;:::、;:;":;";";;;ノ;;;;;ヾ);;;☆
    <*ノソゝヾ★”,.;i;';.,,,.;i;';.,,,.;i;';.★¨"';X ,*'
      ゚・*:,。*゚     Yji !|ijl シ/"'  ゚*。,:*・゚
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              i'三,i'三,i'三,i'三j
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:43:47.49 ID:+DImPKGGo
伊織『ここからの眺めが一番良いのよ?』

P『伊織…お前、これを俺に見せたくて…?』

伊織『い、色々考えたんだけどね』

伊織『アンタには、その何かと世話になったと思うし…』

伊織『それでその…この場所は私だけのとっておきの場所だから…』

伊織『えーと…』

P『ありがとな、伊織』

P『お前とこんな景色が見れて嬉しいよ』

伊織『あっ…』

伊織『うんっ…』

伊織『二人だけの…秘密なんだからね…?』

P『(こうしてクリスマス最後の夜は更けていった…)』
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:44:35.48 ID:+DImPKGGo
【絶対に叶えたい】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

P『……』

ピンポーン!

P『おや?誰だろう?』

ガチャ…

伊織『新年明けましておめでとうございます』

P『伊織』

伊織『まぁ、挨拶はともかくとして…初詣、行くわよ?』

伊織『付き合ってくれる…?』

P『…あっ』
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:45:20.78 ID:+DImPKGGo
P『もちろん』

伊織『そっか…ありがと』

伊織『二人の方がきっと…お願いも叶いそうな気がするから…』

P『お願い?』

伊織『あ…な、なんでもないわよ!』

伊織『ほら、早く着替えてきなさい!』

伊織『おいてくわよっ!』

P『おいおい…そんな急かすなよ』

P『(…俺がいての願いごと、か)』
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:45:47.85 ID:+DImPKGGo
―――そして、時は流れ


P『3月1日…卒業式…』

P『今日、最後の制服…』

P『この道を歩くのも最後になるんだな…』

P『……』

P『…行こう』
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:46:15.61 ID:+DImPKGGo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

伊織『私たち卒業生は今日、765学園を卒業し、社会への一歩を踏み出します』

P『(流石は伊織。しっかりとした答辞だな)』

美希『あふぅ…』

伊織『……』

伊織『さてと…お堅い挨拶はこれぐらいにしておきましょうか』

P『(…えっ?)』

美希『ん?』
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:46:53.70 ID:+DImPKGGo
伊織『にひひ♪』

伊織『私ねー、この3年間が凄く楽しかった』

伊織『入学した当初は全然期待してなかったんだけどね』

伊織『きっと、私が水瀬財閥の娘だからってことで媚を売ったり疎んだり…』

伊織『実際、そういう奴らもいたと思う』

伊織『だから学生生活なんかになんの期待もしてなかった』

伊織『私が私であることを変えるつもりは無かったしね』

P『……』

美希『……』

小鳥『あんな答辞…止め無くて良いんですか、校長?』

高木『君なら止めるかね?』

小鳥『まさか♪』

高木『はっはっは、そうだろう』
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:47:25.04 ID:+DImPKGGo
伊織『そんな、私が楽しかったと言える理由…』

伊織『それはね…』

伊織『大切な『親友』達がいたからなの』

伊織『ソイツらは私の家柄と性格とか関係無く』

伊織『いつもありのままで接してくれたわ』

伊織『ソイツらはホント、バカで頭にクることばっかりだった』

伊織『だけど、ソイツらがいたからたくさん笑ったり嬉しいことがあった』

伊織『まずは、お礼を言うわ』

伊織『…美希』

美希『…!』
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:48:24.77 ID:+DImPKGGo
伊織『ありがと、アンタのおかげでホント退屈しなかった』

伊織『こんな私だけど、これからも仲良くしてくれる?』

美希『…トーゼンなの!』

美希『ミキはでこちゃんの『親友』だもん!』

美希『これからも、ずーっと『親友』だよっ!』

伊織『…ありがと』

美希『…あはっ☆』

伊織『…さてと』

伊織『もう1人、伝えたいことがある奴がいるの』
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:48:55.66 ID:+DImPKGGo
伊織『ソイツと出会いはそれはもう最悪だったわ』

伊織『お互いがお互いをいがみ合って…』

伊織『実際、私だって『こんな奴!』って思ったし…』

伊織『ソイツもそうだったと思う』

伊織『だけど、ソイツはいつも傍にいてくれた』

伊織『辛い時も、悲しい時も…』

伊織『……』

伊織『…アンタがいなかったら自分自身を乗り越えるが出来ないまま』

伊織『私はずっと葛藤し続けたと思うし…』

伊織『今、こうしていられるのもアンタのおかげだと思ってるわ』

伊織『…プロデューサー』

P『…!』
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:49:23.32 ID:+DImPKGGo
伊織『だけど、いつかまた私は崩れそうになる時があると思う』

伊織『そんな時に、私はアンタがいないとダメだと思ってる』

伊織『…私は』

伊織『私は!アンタのことが必要なの!』

伊織『私の人生には!アンタがいなきゃ、ダメなのよ!』

P『!!』

伊織『私…アンタのことが好きっ!』

伊織『だ、だから…えーと…』

P『伊織っ!』

伊織『…!』
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:50:36.86 ID:+DImPKGGo
P『えーと、なんだ…』

P『これからも…ずっと一緒にいよう!』

伊織『えっ…』

P『俺も、俺も伊織のことが好きだ!』

伊織『…!!』

伊織『……』

伊織『…以上、卒業生答辞…』

伊織『卒業生代表、765学園生徒会長…水瀬伊織っ!!』ニコッ!!

生徒『……』

美希『…あはっ☆』パチパチパチ…!

生徒『…!』

生徒『…うぉぉぉぉぉぉぉ!!!』パチパチパチパチ…!!!

高木『うむ!これ以上にない最高の答辞じゃないか!』

小鳥『ですね♪』
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:51:12.01 ID:+DImPKGGo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

リンゴーン!リンゴーン!

美希『伝説の鐘まで鳴っちゃって、なんだか結婚式みたい!』

伊織『まぁ、そのつもりだったけど』

美希『わお』

P『えっ、そうなの?』

伊織『…なによ、浮気でもするの?』ジトッ…

P『い、いや…しないけど…』

伊織『にひひ♪あったりまえよねー♪』


―――この伊織ちゃんをお嫁さんに出来るんだもの

―――これ以上に幸せなことは無いわよね

―――さて、これから3人で卒業祝いでもしにいきましょうか!
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:51:57.60 ID:+DImPKGGo
             __rf´: : : : : : : : : : :`: .、  、 / 、
            ,f´ア八fて≧ミ 、 : : : : : : \ /\  \   /
           rf アz‐'        _\: : \ /\   \  ×
         r ア.:/      〃⌒丶: : :ヽ: : :丶  、/、 丶
         { {: ;′ ,,っ     ,,  \ : }i:. :\:/\ 丶
         { { :  /        '7斥”ヽ Υハ /\  丶   END
            Y! ′ _、    Vh} ′} : : }: : :i 丶
.           |八 (r ⌒ ,   `¨、、 ,': : : ; : : |   丶
.           |/ :ト、  、、        / : : /| : : |
.         /: : l :|ヽ    lヽ    / : : / i| : : |
        /: : : : :|ーヘ     ┘   ′ : ′リ : : |
       /: : : : :/「∨: :>. . __,. イi: : : : i∠=ミ:.:|
.     r─一'´ ̄`7 } г=ミ:_:_}:    |: : : : |、   Y
    冫⌒7⌒ 7{ :{ };   W}i    | i: : : |ハ   、__
.   , : : : : {_/ /_,. ィ'   }} `丶 八{: : : Y   _}{
  / i: : : : : し'⌒i   |ヽ  ,}}     `ミト :\ヘ、_彡、
.  i : |: : :|: : : : : : |   YーK_}}___ _  _彡ヘ{厂 rヘ._}
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/03(水) 23:54:21.61 ID:+DImPKGGo
伊織編終了です
次回更新時は真美編を投下していこうと思います
俺の中で攻略していくキャラの順番はもう決めちゃってるので好きなキャラが中々出てこなくても気長に待っててね


>>135
脱落イベントは無くなるけど演劇のフラグが立たないのでノーマルENDになります

>>136
雪歩、貴音、美希も再攻略します
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/04(木) 00:06:12.83 ID:8laCoy7Zo
>>131
これ、小鳥編で入れなかったから全キャラクリア後に入れたいと思います
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/10/04(木) 00:07:34.78 ID:EKDyHN6No
乙乙
真美期待
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/04(木) 00:09:51.65 ID:5gKxpCtpo
素晴らしいいおりんだった
乙 他キャラも期待してます
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/10/04(木) 00:19:08.56 ID:mBXHRMzdo
なんだか泣けてきた
俺もこんな青春を送りたかったという意味ではなく、なんか話的に

276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/04(木) 00:53:15.01 ID:GQEv7qVx0
律子に超期待。
知ってるか、前回前々回共に未登場なんだぜ・・・
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/04(木) 01:52:42.59 ID:jAoF1QvMo
>>276
ナンテコッタイ
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/04(木) 02:09:43.76 ID:HM4+cjKIO


前スレで伊織んルートが残念な事になってしまったから、キチンとした物が読めて良かった〜
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(田舎おでん) [sage]:2012/10/04(木) 02:30:47.14 ID:kG3PIMoro
>>276
安価の力いと恐ろし
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) :2012/10/04(木) 06:37:05.47 ID:AjQWbgKAO
クオリティ高すぎだろ
俺は千早を期待したい
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/10/04(木) 07:51:19.17 ID:t2xWyIOAO
素晴らしいとしか言えない。
他に言葉が無い。
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/04(木) 07:54:21.90 ID:gZNCnWWDO
初期からいるのにすぐに排除される真に期待してる
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/04(木) 09:03:31.14 ID:9Q5rdLADO
いおりんの可愛さに全俺が泣いた

律子は出番無しで可哀相だったな…
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/04(木) 11:20:45.39 ID:BdCXzZmho


安価スレをあれだけ見事に捌いた上で、
更に全貌が読ませてもらえるとか
マジで後光が射して見えるわw
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/10/04(木) 14:20:36.19 ID:bcSRMe0go


千早ENDが楽しみだわ
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/04(木) 15:07:01.12 ID:HM4+cjKIO
前々スレで千早は行方不明になったままだからなぁ…
救済が必要
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/04(木) 15:34:22.92 ID:rRU0Lh5d0
全員好きだからこういうスレはすごく有難い
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/10/05(金) 02:02:07.48 ID:kvQ3YQcAO
やよいっちもよろしくお願いします
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) :2012/10/06(土) 00:12:35.49 ID:UJ5jgPKAO
攻略キャラ全員だと考えるとvipの時以上に膨大な作品になるな…
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/06(土) 00:29:09.08 ID:MB+5hNh+0
ageないでくれとだけ
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/06(土) 02:11:45.92 ID:l4u5g4YTo
あの続きが見られるとは…SS速報覗いてみて良かった
次回も楽しみにしてます
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/06(土) 13:33:12.75 ID:EkkjP6CDO
律子はどうやって登場するのか気になりますな
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 00:44:53.04 ID:JIgqiCoao
【現れた問題児】

P『しかしGW前とは言っても…』

P『何か予定があるわけでも無いんだよなぁ…』

P『1人で情報誌めくってる自分が悲しい…』 ペラッ…

?『おおっ?その情報誌は最新号ですなー!』

?『流石はPちゃん!1人者なのにデートスポットとかのチェックはかかさないねー!』

P『む…!お前らは…!』
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 00:45:45.27 ID:JIgqiCoao
                  │|  l/{/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ\:::::::::|
                     │|  | |::/::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::寸:::::::|
                     | ` :,ヽ {:::::::::::::/::::::::::::::/:::::::::|⌒ヽ::::',:::::::|               |{  /::/ ̄
                     |   !  ',::::::::/::::::/}/}:::::/:|  `、::|:::::::|               |:::V::::::(__
                   ノ  ノ  ノ:::::/:::/ミメ /::::/|/     }|:::::/          ....:::┘:::::::::::::/
.             f^(    /:::|:::|l/ /¨茫iミ|/ /ー―- j/::/|        /⌒ヽ::::┌七⌒>-‐…ァ冖::...
              f⌒  \__/V/^|:::|    ヒノ    ノ茫゙Y/:::{::|              /⌒Lア":::::::::::::::::::::::::::::::::\
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. (                |      ヽ   } '《\ \iト ____ |/                     \_}       、 ミ,___r┴‐fー-ミ
       ‐-   ,_  |             ,′ '《i:i\__) '《__ノ\                   _/八  ┌‐-  _   r'-ミメ -‐   ゚。
            } ̄|        ∨   '《i:i:i:i ̄ ̄》,: : : :|                ⌒>::::::::::\  、_У   ノ`ヽ. -- 、  ┌ヘ
               \_|______,,.  /    '《⌒ヽ〉_,ノi》,∨:|            x― ⌒>ヘ| \_ ,.....<_     ( ̄) ゝ┤
                   ∨{      《    \i:i:i》,∨           / : : : : : `'f┬く    |、{\「       匚ノ└ヘ
                       ∨{      《      ∨:》小.            / : : : : :____》 |    |》‐┬- .      }  ゚。
                     ∨      《    /  》│`、           |.: : : :l: :\i:i:i》\_____|《/   \__    ,  
                       ヽ      《    /{ /》 |: : `、         |/: : :.|: : / 〉i:》i:i:i\ >i:i《  |   "⌒ー┐ |   ,
                          /       《   /  〉i:i》│.:/          /.: : : :.|/ ⌒》「 ̄ ^⌒《, |/         厂|   ′
                      /      《     ⌒》 ∨|           / : : : : ,'\/|_》'      《 |         /  |    l
                         ,___,.  -‐《》"¨¨¨¨¨¨ヽ》 | |       〈: : : : : ;゙|i:i:i:i:i:i》'      ,《  ^`    _/`      |
                    |__,. -‐》《'"¨¨¨¨¨ヽj》ミ| 、       /\_/ ^¬i:i》′ /   ,《 /           `¨¨
                        }/}    》《   ′ 》《ノ  \     /    /   |》'  /{   ,《 /
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 00:46:17.65 ID:JIgqiCoao
亜美『亜美的にはねー、今は遊園地の気分かなー!』

真美『あー良いね、良いねー!』

亜美真美『どうよ?』

P『どうよ…って言われても』

P『別にお前たちを誘おうと思ってるわけじゃないし…』

亜美『えー!?なんでさー!?』

真美『Pちゃん、ノリ悪いよー!!』

P『(中学時代からの腐れ縁、双子の双海姉妹…)』

P『(そんなとりわけ仲が良いわけでは無いんだが…)』

P『(彼女たちの性格からか、こうやって気軽に話かけられることは多々ある…)』

P『(馴れ馴れしいの間違いかもしれないが…)』

亜美『そんで、いつ行くの?』

P『行かない』

真美『えー!?』

P『(まぁ、可愛いのは間違いないんだが…)』
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 00:47:01.56 ID:JIgqiCoao
【黄金コンビ誕生】

P『さて!今日は体育祭だ!』

P『俺は二人三脚に出場するわけなんだが…』

真美『おいーっす!』

P『おぉ、真美』

P『俺のペアの相手は真美だったな』

真美『んふふー♪この真美ちゃんとペアになれるなんてPちゃんは幸せモンだねー♪』

P『ほら、足かせ。結ぶから』

真美『ちょー!?ノリ悪いよ、Pちゃーん!?』

P『(まぁ、確かに真美は可愛いけどさ)』
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 00:47:30.57 ID:JIgqiCoao
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ワァァァァァァッ!!

P『まぁ、ロクに運動とかしてなくてもさ』

真美『元気があれば!』

P『そして二人の息がピッタリなら二人三脚は速く走れるわけだ』

真美『真美達って、もしかして息ピッタリ?』

P『もしかしなくてもそうかもな』

真美『1位だよ、Pちゃーん!やったぜぃー!!』

P『おう!』

P『(やったぜ!!)』

P『(こうして今年の体育祭は幕を閉じた…)』
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 00:48:08.02 ID:JIgqiCoao
【よきょー】

P『ふあっ…ねむっ…』アフゥ…

?『やっほい、Pちゃん!』

P『ん?その声は…』

P『…って』

?『んふふー♪』サラッ…

P『(髪留めを外しているだと…?)』

?『さてさて、ここで問題でーす♪』

?『わたちは亜美でしょうかー?真美でしょうかー?』

P『むむむ…』
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 00:48:41.55 ID:JIgqiCoao
P『お前は真美だ!』

?『どーして?』

P『なんせ真美は亜美よりも髪が長いからな』

?『それだけ?』

P『まぁ、確かに二人は双子だから瓜二つだけどさ』

P『例え髪型が同じでも友達の区別ぐらいはちゃんと付けられるよ』

真美『…えへへ、そっか☆』

P『いきなりどうしたんだ?』

真美『いや、なにねー』

真美『ちょいとした、よきょーってやつ?』

P『余興?』

真美『んっふっふ〜♪PちゃんはやっぱりPちゃんだね〜♪』

真美『そいじゃねー☆』ダッ…

P『あっ、おい!』

P『(なんだったんだ…?)』
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 00:49:29.94 ID:JIgqiCoao
【Pちゃんは予想以上の男だった】

P『たまにはウィンドウショッピング!』

P『おっ、この帽子…かっこいいな』

P『変装に使えそうだ…』

?『へい!Pちゃん!』

P『ぬお?』

?『こんなとこで会うなんて偶然じゃないのさ!』

?『なにやってんの?』

P『お前は…』

P『(帽子をすっぽり被ってて髪型で判断出来ん…)』
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 00:50:19.71 ID:JIgqiCoao
P『よう、真美』

真美『わっ…?よくわかったね?』

真美『帽子を被ってれば見分けつかないだろーなーって思ったのに…』

真美『あっ、もしかしてカンとかー?』

真美『だとしたら、亜美のフリでもしてれば良かったかなー♪』

P『バカだな』

真美『えっ?』

P『どんな格好、どんな髪型でもさ』

P『俺が真美を間違うだなんてこと、あるわけないだろ』

真美『…!!』キュン…

真美『ちょ、そ、それズルいかもぉ…』

真美『あうあう…///』

P『(真美の奴、照れてるぞ)』

P『(…まぁ、かくいう俺も自分で言ってて結構恥ずかしかったりなんだが…)』
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 00:51:15.00 ID:JIgqiCoao
【真美はやや高音寄り】

P『夏休みだ!』

P『学生生活の夏休みで思い出を作らない青春なんて悲しいよな!』

P『となると、遊びの誘いに対して快く来てくれそうな子を…』

trrrrrrrr…

ガチャ…

?『はーい、双海でーす』

P『(この声は…)』

P『真美、俺だ』

真美『おお、Pちゃんじゃん!』

真美『よく、真美が真美だってわかったねー?』

P『当たり前だろ。お前の声が聞きたくて電話したんだから』

真美『……』

真美『う、うあうあー!?それ、あまあますぎだよー!!』

P『まぁ、それはともかくさ』
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 00:51:46.05 ID:JIgqiCoao
P『今度の休みに室内プールなんてどうだ?』

真美『プール!?いいねぇ!』

真美『んふふー♪真美のせくちーな水着に悩殺されたらダメよん☆』

P『はいはい』

真美『…新しい水着買わなきゃ』ボソッ

P『ん?』

真美『…あっ!?いあいあ!なんでもないよん!?』

P『…まぁ、いいや?』

P『とりあえず休みの日になったらバス停で待ち合わせってことで大丈夫か?』

真美『うん、行く!真美、絶対行くからね?』

P『(っし!)』
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 00:52:29.12 ID:JIgqiCoao
【撃ち抜くぜい!】

真美『夏!』

P『俺達を大胆に!』

真美『ところで今日はどんな感じに攻めていくの?』

P『ふっふっふ、今日の為にとっておきのモノを用意したんだ』

真美『え、なにそれ?面白いモノ!?』

P『まぁ、着がえたらわかるさ!』

P『行くぞ!』

真美『なんだろー!?』ワクワク…
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 00:53:27.08 ID:JIgqiCoao
                             _
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        // /\; ` ヒツ     ヒツノ ノ⌒V  |:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
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       ∨三三∨/_ \ 、   ノ /   ,′     }:.:.:.:/   )ノ⌒丶
       |《()》=-j/r_、〉 `   __  イ     {       ,:.:.: ′ ´
.      /ーrーr' r‐<  \_    _/   |     ∧:.:.:|
.    /  「「 l:::l]人ノ  ヽ             |      /} \!
..   {  | l !::l///ア  〉ー----------'、   /ノ〉
.    \_,|_|   ̄ ´   /                 /_ ノ\
       `ー――'7ニ=-           /☆ ☆ 〉
                / 三三二ニ=- ..___/   ☆ く
            〈三三二二二ニ=-☆>  ☆  ☆ 〉
               \ 二二ニ=- /∨\    ___ /
                  |_____       /   }
                     \   \__/
                                 、
                   }            \
                     /
                  /     j〉
                /                     〉‐-
.            厂ア´ ̄\                    /    \
            〈/   ∧   \_________,/ ☆   /
             〈  <☆>         ☆   \∧/      〈
           \  ∨  /    l    ノ  <  >  ☆   \
            / \   /   ☆  | o /   /∨\ o      /
.            /   \/   o    |  〈r―――z_____/
            /     〈_____jーァ'′            ,′
         /           /  /           /

真美『いっくぜぃ、Pちゃん!』パシュッ!
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 00:53:55.47 ID:JIgqiCoao
P『ぐおっ!?やったなー!』パシュッ!

真美『きゃは☆こんのー♪』

P『(いや、まさかここまで喜んでくれるとはな)』

P『(ウォーターガン…用意しておいて良かった…)』

P『(まぁ、流石に他の人の迷惑にならないように人気の少ない子ども用プールで微笑ましくやってるけど…)』

真美『んふふっ♪なんだか、ちっちゃい頃にタイムストリップしたって感じ♪』

P『なんで脱ぐんだよ』

P『(こうして真美と微笑ましくウォーターガンバトルを繰り広げた)』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

真美『いあいあ、すっごい遊んだ!真美ちゃん大満足なり!』

真美『えーと、そのさ?』

P『家まで送るよ』

真美『…!』

真美『…うんっ☆』
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 00:54:34.96 ID:JIgqiCoao
【こっちこっち!】

P『さて、夏の終わりと言えば花火大会だろう!』

P『これは女の子との距離を一気に縮めるチャンス!』

P『……』

P『俺は、どっち誘う…?』

trrrrrrrrr…・

ガチャ…

真美『もしもーし?』

P『あぁ、真美か?』

真美『およ?Pちゃんじゃん!』

真美『こんな時間にどったの?』
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 00:55:05.98 ID:JIgqiCoao
P『真美、今日花火大会あるの知ってるか?』

真美『あー!花火大会って今日かー!』

真美『あれ?てことは…』

P『あぁ、良かったら一緒に行かないか?』

真美『行く行く!うわぁ、すっごい楽しみ!』

P『ホントか?それじゃあ、今から河川敷公園で落ち合わないか?』

真美『了解であります!すぐ行くねー!』

P『(よし!俺も準備して行くか!)』
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 00:55:34.09 ID:JIgqiCoao
P『さてと、真美は…』

真美『やっほ!』

P『おお、真美。悪い、待たせたか?』

真美『いあいあ!今、来たとこさね!』

真美『…って、このセリフって、なんだかデートって感じですなぁ〜♪』

P『デートだろ?』

真美『えっ…』

真美『……』

真美『そ、そか…』

真美『うん…デート…だね…』モジモジ…

P『(そうじゃなきゃ二人きりで花火大会なんかに誘えないよ)』
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 00:56:01.56 ID:JIgqiCoao
P『もうすぐ打ち上がる時間かな?』

真美『あっ!真美、花火がよく見える絶景の場所知ってるよん!』

P『えっ?そんなところ河川敷公園にあるのか?』

真美『んっふっふ〜♪いわゆる、穴子ってやつがあるんだよねーこれが♪』

P『…穴場か?』
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 00:57:06.75 ID:JIgqiCoao
      r、
      ',ゝ、_                    ,....-==:.、  _>=--.、
        j_`  ヽ                  フ´:.:.:.:.:,:.:.:.:.:.`ヽゝ_:.:.:.:.:.:i
      ヽ、   丶           ,イ:.:.:,イ:/!:.:.:.:/`ヽ;ヽ」 :.:.:.:.:!
          `ー-、  ` <       /.:.:/,r'仍i,イノ `ヽ',:.「:::.:.:.:.:i
           丶.   `<     レ」    ,  沙).}.|::::::.:.:.:i
              \   `  、   (_,    _    ノ;ハ:.:.:.:.:.:i
                、     ゛ 、. 、 (    ヽ , ' ).八:.:.:.:.:`ー.、
                  > .       t:、-==-<,.ノー '    ̄ フ::.:.:.:|
                      `ヽ  / j   ',´ ̄!   ='´ァ.:.:./リ
                       >._/    ',:ヽ`ヽ     i:.::ノ
                       ,(./ーイ>、   i!: i.ノ      !'´
                         / /V i  丶、 '  ′
                     /,イ /j i   ::;..   ,',
                        j' ! i i |   `:;  / 、
              -ゞー-=/ j//  ! 、   /   }
                    `ヽ _/ /:i/   !  丶  /-= ´
                 ´ ̄/ /.::i'   |     `i_
                    / /  |    |        `ヽ
                     ,   ,  |   _j          i
                  ,   i__  !  >.i       , --、:i
               ,   j/ ,j<´ ゞ!   /ヽ__ノ
                 i  :i  |i      ゝ./コ  ', ̄
                 |  |丶、|....::::::::::::        ',
                 |  |   ft、:::::::::,       ',
                   ー}   ',',  `          ',
                 i    ',',          i
                  |    ',',  ___,...:イフ       ,.:-、
                   ゝ __ノ ` ∨       ∨      /ヾ.:::∨
                    ',        ゛、     ノ:.    ./ .∧:::∨
                    ',        !∨__, <  ∨  /   ./ .∧_j
                    ',__,=-┤ヘ      ',/   /
                     ',      !  ヘ          ′
                      ',.     !  ∧        , ′
                       ',     i    ∧    ./
                       ',         ゛ ==.'
                           ',    ∨
                           ∧    ∨
                         ∧.    i
                       ∧.   !
                            ',.   !
                             ',    i
                              ',   ,
                              ',   ∨
                               i    .).
                               }   /:::!
                           /-=.:'::::/ノ
                              /:::::::::::://
                        ノ:::::::::::/ '
                       (____ノ

真美『ほらっ!こっちこっち!』

P『あ、こらこら。1人で勝手に行くなよ!』
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 00:57:35.42 ID:JIgqiCoao
ヒュー…パーン!パーン!!

真美『さてさて、Pちゃんや!ご感想は?』

P『確かにここから見る花火は一段と綺麗に見えるな』

P『人の波も緩いし…まさにうってつけの場所だな』

真美『でしょでしょー!』

P『今日、真美を誘って良かったよ』

P『ありがとな』

真美『…!』

真美『…ううん』

真美『真美の方こそ、今日誘ってくれてありがとね…』

真美『こ、今度は真美の方から誘うから…』

真美『また絶対に一緒に見ようね!』
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 00:58:22.06 ID:JIgqiCoao
【毎日がエブリデイだった】

P『今日から新学期だ!』

亜美&真美『……』ズーン…

P『って、新学期早々、双子が揃って何を辛気臭い顔をしてんだよ?』

亜美『…夏休みってさ、長いようでチョー短いよね…』

真美『楽しい時間はあっという間って、こーいうことなんだよね…』

P『……』

P『…夏休みの宿題か?』

亜美&真美『一個も終わって無い…』

P『……』

P『まぁ、頑張れ!』

亜美&真美『Pちゃんのハクジョーものー!』
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 00:59:04.57 ID:JIgqiCoao
【プロ デューサーたる所以】

P『さて!今日は文化祭だ!』

亜美&真美『やっほい!』

P『お?どうした、亜美真美』

亜美『ねぇ、亜美達と一緒にでんのー部行こうよ!』

真美『シューティングゲームが出来るんだって!』

P『電脳部でゲームか』

P『面白そうだな、行ってみるか』

亜美『おっ!流石はPちゃん!ノリ、いいねー!』

真美『流石は生けるノリ!』

P『なんかしっくりこない語感だな…』
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 00:59:31.36 ID:JIgqiCoao
亜美『せっかくPちゃんもいることなわけですしなー』

真美『まぁ、そういうことになりますなー』

P『ん?』

亜美&真美『Pちゃん、今からスコアアタックで勝負だ!』

亜美『最下位は二人にお昼ご飯を奢る!』

真美『どうだい?乗ってくるかね、この勝負?』

P『なるほどな…飯をたかる為にこの俺を誘ったってことか…』

亜美&真美『んっふっふ〜♪』

亜美&真美『気づけば時はすでにお寿司だぜぃ!』

P『…そこまで挑発されたら、乗らないわけにはいかないな』

P『見てろ!お前達の思い通りにはさせてやらないからな!』
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:00:10.51 ID:JIgqiCoao
http://www.youtube.com/watch?v=jI4KTXyOKgQ
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:00:38.33 ID:JIgqiCoao
亜美『なん…だと…?』

真美『Pちゃん、貴様…もしやこのゲームをやり慣れてるな!?』

P『やり慣れてる?そんなことは関係無い』

P『始まる前から勝負は決まっていたんだ』

亜美&真美『どういうことさね!?』

P『お前ら、俺の名字を忘れてないか?』

亜美『Pちゃんの…』

真美『名字…?』

亜美&真美『…はっ!?』

P『そうさ』

P『俺は「プロ」なんだ!』

P『アマチュアがプロに勝てるわけないだろうっ!』ででーん!

亜美&真美『ぐはぁっ!?』
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:01:05.10 ID:JIgqiCoao
亜美『…完敗だよ。ぐうの音も出ないや…』

真美『うあうあー!真美が最下位だからPちゃんにご飯奢りだよー!』

真美『ううー…でもルールは守らなきゃだよね…』

真美『Pちゃん、何が食べたい…?』ショボーン…

P『うーん…そうだなぁ…』

真美『あ、あんまり高いのは…そのなにとぞ…』

P『……』

P『よし、真美。200円出すんだ』

真美『に、200円…?それだけで良いの?』
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:01:32.66 ID:JIgqiCoao
P『たこ焼きが食べたくてな』

真美『あ、あれ?たこ焼きって400円じゃ…』

P『しかし1人で全部食べるとなると飽きると思うんだよな』

P『だから俺も200円出して二人ではんぶんこってのはどうだ?』

真美『えっ…』

真美『ふ、二人ではんぶんこ…?』

P『それとも、やっぱり俺1人で食べた方が良いか?』

真美『う、ううん!!』

真美『ま、真美もPちゃんと一緒に食べたいっ!』

P『じゃあ決まりだな!』

真美『Pちゃん…///』

亜美『おいおい…まさかの亜美ちゃん、ほったらかしでラブコメはじまっちったよ…』

P『(こうして高校生活最初の文化祭は幕を閉じた…)』
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:02:04.16 ID:JIgqiCoao
P『今日はクリスマスだ!』

P『…っていっても予定が無い』

prrrrrr…

P『おや…電話なんて珍しいな…』

P『はい、もしもし!』

小鳥『プロデューサーくーん!』

P『うわっ!?小鳥先生!?』

小鳥『今、暇?暇よねー?』

小鳥『遊園地行くわよー!!』

P『ゆ、遊園地…?』
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:02:33.30 ID:JIgqiCoao
P『そんな唐突に…』

小鳥『えー!?無理なのー!?』

P『いや、無理ってことは無いですが…』

小鳥『せっかく亜美真美ちゃんも誘ったのにー』

P『えっ、双海姉妹?』

P『行きます!すぐ行きます!現地集合ですか!?』

小鳥『…感じわるーい』

P『す、すいません…』

小鳥『まっ、いっか♪じゃあ、現地で落ち合いましょー!』
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:02:59.88 ID:JIgqiCoao
P『すいません!遅くなりました!』

小鳥『いやいやベストタイミング!』

亜美『おーっす、Pちゃん!』

真美『やほやほー!』

小鳥『こーんな可愛い女の子達と一緒にクリスマスを過ごせるだなんて…』

小鳥『プロデューサーくんは幸せ者よねー!』

亜美真美『ねー!』

P『…女の子?』チラッ…

小鳥『……』ギロッ …

P『な、なんでもありません!』

P『そ、それよりも早く入りましょうよ!』
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:03:28.40 ID:JIgqiCoao
小鳥『じゃあ、最初はメリーゴーランドに乗ろうか?』

小鳥『プロデューサーくん、どんな感じで乗りたい?』

P『4人でかぼちゃの馬車とかどうです?』

小鳥『あー良いわねー♪』

小鳥『なんか親子みたいで…///』

小鳥『もちろん、奥さんはわ・た・し…きゃー///』

亜美『Pちゃん、ペットの入場は不可だよ?』

真美『ちゃんとセンター預けに行かないとー』

P『そうだな』

小鳥『ああ、待って!1人にしないで!』

〜〜〜♪

〜〜〜♪

〜〜〜♪
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:04:03.91 ID:JIgqiCoao
亜美『あはは!流石に狭かったねー!』

真美『ピヨちゃん、幅取り過ぎー!』

小鳥『ぴよぉっ!?わ、私そんなに太ってる!?』

P『太ってません、太ってません』

小鳥『プロデューサーくん…///』ジーン…

P『小鳥のわりに大きいだけです』

小鳥『ぴよぉっ!?』

亜美『次はどーすんのー?』

真美『やっぱ定番は観覧車っしょ!』

亜美『そだねー!』

亜美『じゃあPちゃん、乗り合わせ決めてよ!』

P『ま、また俺か?』
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:04:45.03 ID:JIgqiCoao
P『まぁ、せっかくだし4人で一緒に乗ろうか?』

亜美『んー亜美的にはそれでも良いけどー』

真美『もっと二人っきりでドキドキワクワクーな展開も欲しかったっていうかー』

亜美真美『Pちゃんのヘタレー!』

P『そ、そんなこと言われてもなぁ…』

小鳥『はっ!?』

小鳥『なに!?観覧車乗るの!?』

小鳥『も、もしかして私と二人きりが良いとか?』

P『乗るか』

亜美&真美『そだねー』

小鳥『ちょ、ちょっとー!?』

〜〜〜♪

〜〜〜♪

〜〜〜♪
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:05:28.17 ID:JIgqiCoao
小鳥『まぁ、せっかくクリスマスに女の子が3人も集まってるわけだし』

亜美『お?』

真美『なになに?』

小鳥『恋の話でもして盛り上がりましょうー!』

亜美真美『おー!』パチパチパチパチ…!

P『え?ちょ、ちょっと…?』

小鳥『はいっ!私、プロデューサーくん、お気に入りー!』

P『!?』

真美『ええっ!?』

亜美『おやおや、真美ぃ?Pちゃんは熟年層からも支持を受けてるみたいですなー♪』

真美『ま、真美は別にそんなじゃ…!』

小鳥『ま、まだ熟年じゃないわよっ!?』

P『(…早く降りたい)』
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:06:09.70 ID:JIgqiCoao
【真美はまだこの時は気づいてなかった】

小鳥『いやー!今日は1日楽しかったわねー!』

亜美『うん!亜美もすっごい楽しかった!』

真美『真美も真美も!』

P『またいつかこのメンバーで遊びに行きたいですね』

亜美『おおっ!ことしつはとったよ、真美!』

真美『だ、だから、真美は違うもんっ!』

小鳥『それを言うなら言質よ、亜美ちゃん』

小鳥『でも、その言葉…忘れないからね♪』

P『は、ははっ…』

P『(こうして高校生活最初のクリスマスは幕を閉じた…)』
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:06:39.62 ID:JIgqiCoao
【切実】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

P『さて、新年の行事と言えば初詣なわけで来てみたが…』

真美『あけおめ!』

P『おお、ことよろ…って、真美も初詣に来てたのか』

真美『まっねー』

真美『…お家いても、補習課題と冬休みの宿題とにらめっこだしさー…』

P『願い事はそれらが全て無くなりますようにってか?』

真美『いあいあ!そんなんにお願い事を使っちゃ、もったいないよー!』

真美『……今、一番のお願いは無事に2年生になることだよ…』

P『…叶ったら良いな』

P『(さて今年も1年、頑張るか!)』
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:07:09.45 ID:JIgqiCoao
【いたずら】

P『今日はバレンタインだ!』

真美『やっほい、Pちゃん!』

P『おお、真美』

真美『ほら、あげるよ!』ヒョイ…

P『おっ、サンキュー…って!』

真美『あはは!引っかかったー!』ダッ…

P『お、おい!こら、待てー!』

P『(ただの空になった包み紙じゃないか!くそー!)』
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:07:46.36 ID:JIgqiCoao
【いたずら返し?】

P『さて、今日はホワイトデーなわけだ』

P『(真美から、あんな贈り物を貰ったんだ…)』

P『(こっちもそれ相応のお返しをしないとな…ふっふっふ…)』

P『(さて、真美はいるかな…?おっ…)』

P『真美!』

真美『ん?なになに、Pちゃん、どったの?』

P『ガム食べるか?』スッ…

真美『おお!それはそれはご親切に!』スッ…

P『(…しかし、これは本当のガムなんかじゃないけどな!)』

P『(そのガムを抜きとったら最期!)』

P『(パチンガムに指を挟まれてビックリするが良い!)』

真美『……』

真美『…なーんちゃってね〜♪』スッ…!

P『!?』

P『(手を引っ込めただと!?)』
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:08:24.59 ID:JIgqiCoao
               ___       ,..: :― - 、
           _,. : : ´: : : : : : : : : :`ヽ、  /: :--:、: : :ハ
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     ,: : : : : :./: / /:/: : :イ:/      ∨: : :-/{: : : :!: : : i
     |: /!: : :.l: / /イ!: : / /   _   }: , -、 イ: : : l: : : :{
     j/ ,: : :l/ `ヽ l: :/ /__ィ´    `  ,ィ /  } |: : : : : : l: :.
         ∨:.l,ィ升_、'    ,ィrォrfァ  ;:! ' ) / !: : : : : : ハ:.:.
          Y  弋(ソ      弋_(ソ  l:{__/ |: :; : : : リ ',: :.
         {_ハ     ,             |:|`ヽ、 /:イ: : : :/  \、
         {:.ム   __,..-_ァ   ,. j:{ ,.  /´ !: : :/
         |:{ d、  `ー― '  イ  リ/ {.   |: :./
         レ' //≧-、_,.. ィ´    / /  ,/|: / }
            {::::{ \ i、. ∨ |    /   / /イ`ヽ、
           ヽ::ヽ. \ }、    / ,イ /  /::::::::::::::ヽ
            、:::}  Y   /イ´ ̄    /::::::::::::::::::::}

真美『クックック…いたずらでこの真美ちゃんを出し抜こうだなんて100万光年早いのだよ、Pくん…』

P『くっ…!?』

P『最初から見抜かれていたのか…!?』

真美『しかし、またなっついもん持ってきたねー』

P『そんなことよりも光年は時間じゃなくて距離だぞ』

真美『ほえ?』
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:09:05.70 ID:JIgqiCoao
【実はピヨちゃんに掛け合って貰った】

P『さて、もうすぐ春休みに突入!』

P『そしたら今度は2年生だ!』

真美『Pちゃん…』

P『…真美』

P『…短い間だったけど、お前といて俺は…』

真美『真美も2年生になれるやいっ!!』

P『冗談だよ』
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:09:43.32 ID:JIgqiCoao
【悪友】

P『さてと今日から2-Aだ!』

P『知ってる顔はいるかな?』

P『…おっ?あれは…?』

P『よう、双子の姉』

真美『誰だー!そんな呼び方する奴はー!』

真美『って、Pちゃんじゃないのさ!』

P『どうやら一緒のクラスみたいだな』

真美『ほっほー♪Pちゃんが同じクラスですかー♪』

真美『んっふっふー♪こりゃ楽しい1年になりそうですなー♪』

P『頼むから面倒事には巻き込まないでくれよ…』

P『(こうして真美と同じクラスになった)』
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:10:31.16 ID:JIgqiCoao
【高校生には結構シビアな金額】

亜美『Pちゃん、Pちゃん!』

真美『もうすぐチョー大切な日がやってくるよね!』

P『なんだ、唐突にお前らは』

P『ていうか、大切な日?』

亜美『またまた〜♪とぼけちゃってね〜♪』

真美『5月22日と言えば〜♪』

P『おお!5月22日か!』

亜美&真美『そうさね!』
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:10:57.62 ID:JIgqiCoao
P『ゲーム会社の765がアーケードゲーム、パックマンを発表した日だな!』

亜美『えー!?亜美達ってパックマンと同じ誕生日なのー!?』

真美『こりゃ驚きですなー!』

P『そうだろう、そうだろう』

亜美&真美『まぁでも、そんなことより…』

亜美&真美『誕生日プレゼントはときメモver765ドラマシリーズでよろしくねーん♪』

P『…誤魔化せなかったか』

P『(二人で同じギャルゲーを2本も頼むなよ…)』
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:11:41.98 ID:JIgqiCoao
【向かうところ敵無し】

P『もうすぐ体育祭だな』

真美『Pちゃん、今年の二人三脚はどーすんの?』

P『…真美隊員!』

真美『…!なんでありますか、Pちゃん隊長!』

P『今年も我らが1位を取る!これは命令だ!』

真美『合点承知!』

真美『真美達はサイキョーのコンビだっ!』

P『(そして、来たる体育祭)』

P『(今年も俺は真美と組んで二人三脚で1位を取った)』
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:12:16.54 ID:JIgqiCoao
【とある夏の一コマ】

真美『なっつだー!』

真美『ってわけで、どよ?』

P『どうよって、なにがだ?』

真美『ほら、夏服だよ!夏服〜!』

真美『似合ってるかな?』

P『そうだな、夏服の方が元気な真美にはピッタリかもな』

真美『…えへへ、そかそか♪』

真美『Pちゃんにそう言われると嬉しいな…☆』

P『(そして急にしおらしくなるのも、また可愛いんだよなコイツ)』
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:13:03.47 ID:JIgqiCoao
【修学旅行も一緒に遊ぼうよ!】

P『今日から新学期だ!』

亜美『やっほい、Pちゃん!』

真美『やほやほー!』

P『おお、どうした。姉と妹』

亜美『ちょー!?そんな簡単にまとめないでよー!?』

真美『そうだ、そうだー!Pちゃんのすぼらー!』

P『悪い、悪い。そんで、どうしたんだ?』

亜美『どうしたもこうしたもないさね!』

真美『もうすぐ修学旅行じゃないのさ!』

P『あぁ、そうだな』
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:13:29.93 ID:JIgqiCoao
亜美『でねでね、修学旅行ってさ!自由行動あるじゃん!』

P『あぁ、クラス別でも組めるやつな』

真美『でね、真美とPちゃんは同じクラスの仲良しさんじゃん?』

P『んー…まぁ、仲は良い方か?』

亜美『そんで亜美と真美は姉妹なわけですよ!』

P『一緒に行動しようってことか?』

亜美&真美『そういうことー!』
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:13:55.92 ID:JIgqiCoao
P『まぁ、予定も無いしな』

P『いいぞ。一緒に行動するか』

亜美『おー!Pちゃんノリいいねー!!』

真美『ノリが良いのだーい好きっ!』

亜美『やったじゃん、真美ー!このこのぉー!』ウリウリ

真美『ちょ…!ま、真美はそういうつもりとかじゃなくて…』

亜美『えっ?そういうつもりってどういうこと?』

亜美『なんか下心とかでもあるわけですかー?』ニマニマ…

真美『もー!亜美ー!!』

亜美『きゃはは♪』

P『?』

P『(こうして双海姉妹と修学旅行を過ごす約束をした)』
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:14:39.32 ID:JIgqiCoao
【空港に着くまで忘れてる】

P『今日から修学旅行だ!』

P『あれ?そういえば行き先ってどこだったっけ?』

P『……』

P『そうだそうだ!北海道だったな!』

P『よし!飛行機に乗って出発だ!』
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:15:25.32 ID:JIgqiCoao
【問題児、二人】

P『(初日はクラスで団体行動だ)』

真美『なぁ、Pちゃんや』

P『なんだね、真美さんや』

真美『ぶっちゃけさー』

P『うん』

真美『時計台しょっぼいねー!』

P『真美もそう思うか!』

P&真美『あははははは♪』

小鳥『すいません…うちの生徒がすいません…』ペコペコ…
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:16:10.08 ID:JIgqiCoao
【実際、本当に死ぬと思う】

P『今日は自由行動の日だ!』

亜美『ねぇ、Pちゃん。このおじいちゃんってなにした人なの?』

P『クラーク博士か?まぁ、今で言う北海道大学の教頭やってた人かな』

真美『うーん…いまいちピンときませんなぁ…』

P『「少年よ、大志を抱け」って言えば、わかるか?』

亜美『あー、それ聞いたことある!』

真美『真美も真美も!』

P『まぁ、俺もこれぐらいしか詳細はわからないんだけどな』
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:16:35.98 ID:JIgqiCoao
亜美『しっかしさー』

P『ん?どうした?』

真美『こういう修学旅行のイベントってゲームだと、クマなんかが襲ってきたりするもんなんだけどねー』

亜美&真美『つまんないのー』

P『クマが展望台までやってきたら、怖いっての』

P『それにマタギのおじさんも展望台まで助けに来ないだろうし』

亜美&真美『そっかー』

亜美&真美『Pちゃんの勇士、見たかったのに〜』

P『(戦ってもマタギのおじさん来る前に死ぬって…)』
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:17:03.97 ID:JIgqiCoao
P『ふぅー…良いお湯だったー』

真美『あ、あのさ…』

P『真美?どうした?』

真美『こ、この近くにチョー景色の良い場所あるんだって!』

真美『それで、その…』モジモジ…

P『そうなのか?じゃあ一緒に行くか』

真美『…!』

真美『うんっ!』
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:17:54.86 ID:JIgqiCoao
                             ,.ィ:⌒ヽ
               ,. . :――: . 、__  r-、: : : : : ハ
            ,. :´: : : : : : : : : : ヽ: :`、ノ-、: : /: :!
          _,.ィ: : : : : : : : :.,: : : : : : : : :.ヽ-': : : : :{
          ィ: : : :,: : ,.ィ: :,./: :/`ヽ、_: : : : :ヽ: : : : :、
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            |:ハ: :l: / '  /:/ ー- 、 !: : : : { ヽ: : : :.i: : .
          {! Y/ィチ_/        }: :,: : :; }: : : :; :ハ:}
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          /:,イ }   '   弋(ソ /イl /  /: :/
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            リ  _\ 、  ノ /:ィヽ.   /
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           /</、: : :ll: : : : : : :<\: : >、               ` ー 、    ̄ ´ ー―_っ
          /\   \||: : : : : _, -\>  }                   `丶.;   ,.ィヽ\ヽ、
           /   \_   {{       _,イヽ                    //⌒    ヽ_}` '
           7、  /  Tーヽ}__,.... イ  |  /       

真美『いあいあ!修学旅行はたくさん遊んだねー!』
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:18:40.47 ID:JIgqiCoao
【最高の悪友】

P『修学旅行「も」だろ?』

真美『あはは♪そうかも♪』

真美『…ねぇ、Pちゃん?』

P『どうした?』

真美『修学旅行から帰っても…これからも真美といっぱい遊んでね…?』

P『……』

P『当たり前だろ。お前がいないと毎日に張り合いないからな』

真美『…!』

真美『えへへ…ありがと☆』

P『(こうして修学旅行最期の夜は幕を閉じた…)』
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:19:29.72 ID:JIgqiCoao
【かかったな!】

亜美&真美『スポーツの秋っしょ!』

P『また唐突だな』

亜美『Pちゃん、亜美達とテニスで勝負だ!』

P『テニス?別に良いぞ?』

P『どっちから先にやるんだ?』

真美『んっふっふ〜♪真美達とだよん♪』

P『いや、それはわかってるけど』

亜美『亜美達はダブルスでPちゃんはシングルなのだ!』

P『なんだと!?』

真美『別に良い、って言ったんだからナシとは言わせないよ〜♪』

亜美『負けたらジュースね♪』

P『(こうして、俺は亜美真美の罠にかかりジュースを奢るハメになった…)』
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:20:17.28 ID:JIgqiCoao
【プロ デューサーの名にかけて】

P『今日は文化祭だ!』

亜美『Pちゃん、去年の借りを返しにきたぜ!』

真美『でんのー部のアクションゲームのタイムアタックで真美達と勝負だ!』

P『ふっ…懲りずにまた来たか…』

亜美『去年までの真美達だと思うなよ?』

真美『Pちゃんを倒す為だけにこの1年間生きてきたのだ…』

P『面白い…やってみろ!』

P『…てなわけで、電脳部に行くか』

亜美&真美『うん』
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:20:57.21 ID:JIgqiCoao
http://www.youtube.com/watch?v=zpslAVo0pDg
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:21:32.49 ID:JIgqiCoao
亜美『バカな…!?』

真美『2秒…3秒…まだ縮まるだと!?』

P『ふっ…過酷な試練を積んでいたのはお前達だけじゃない…』

P『俺が「プロ」である限り、更なる高みを日々目指しているのだ!』

亜美『ええい!765学園のPちゃんはバケモノか!?』

真美『双子の彗星、真美達のスピードを上回るだなんて…』

P『ってわけで、昼飯代よろしくな』

亜美&真美『くっそー!』

P『(こうして2年目の文化祭は終わりを迎えた)』
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:22:08.72 ID:JIgqiCoao
【実際、奇跡に近い】

真美『Pちゃん、いおりんちのクリスマスパーティ行く?』

P『あぁ、行くつもりだぞ』

P『チケットも手に入ったしな』

真美『Pちゃん、真美ねー新しいゲーム機が欲しいな〜♪』チラッ…

P『プレゼント交換ってランダムだぞ?』

真美『うえっ!?そうなの!?』

真美『じゃあ、いおりんにもおねだりしておかないと…』

P『それでも当たる確率、相当低いと思うけどな…』
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:22:49.72 ID:JIgqiCoao
【その奇跡が起こるのがときめきメモリアル】

P『さーて!クリスマスですよ!クリスマス!』

P『伊織本人からクリスマスチケットも貰ったし…』

P『多少小奇麗な格好をして行けば大丈夫だろう!』

P『って、思うんですよね?』

新堂『伊織お嬢様のご友人の方でいらっしゃいますか?』

P『はい。本人からチケットも…』ペラッ…

新堂『拝見させていただきます…』ジッ…

新堂『…結構でございます。どうぞごゆっくりとお楽しみくださいませ』

P『あっ、どうも』
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:23:17.89 ID:JIgqiCoao
P『いやー流石に豪華なパーティーだな…』

P『テレビで見るようなお偉いさんの顔まで…』

P『…まぁ、それはともかくだ』

P『俺もパーティを楽しまないとな』

P『誰か知ってる顔はいるかな?』

真美『やっほい!』

P『おお、真美』

真美『ねぇねぇ、Pちゃん』

P『どうした?』

真美『こんだけ広いと、ちょいとお屋敷で追いかけっこしたくなるよね!』

P『伊織がデコ真っ赤にして怒るだろうから、やめておきなさい』

真美『ちぇー』
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:23:45.45 ID:JIgqiCoao
P『さて、そろそろプレゼント交換の時間だな』

P『まぁ、ランダムだから欲しいものが貰えるわけじゃないけど…』

P『どうせなら真美の…』

P『さてと…俺へのプレゼントは…』ガサッ…

P『おお、これはときメモ765の攻略本じゃないか!』

P『…って、俺が用意したのと一緒だし』

真美『あっ、それ多分、真美んだ』

P『おお、真美のプレゼントだったのか』

真美『てか、聞いてよーPちゃーん!』

P『どうした?』

真美『真美が用意したプレゼントと同じプレゼント貰っちゃったよ〜!』

真美『もう、ときメモはマスターしたのに〜…』

P『…それ、俺のだわ』

真美『ええっ!?』

P『(こうして2年目のクリスマスは終わりを迎えた…)』
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:24:17.04 ID:JIgqiCoao
【こぶち】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

真美『紅白観た?』

P『まぁ、軽くだけな』

P『あとはガキ使』

真美『あのかぁねぇぶぉぉぉぉならすのはあなぁぁだぁぁぁぁ』

P『おお、こぶちがきいてるな』

真美『演歌は得意なんだよねー♪』

P『あれって、演歌か?』

P『(さて、今年も1年頑張るか!)』
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:25:14.07 ID:JIgqiCoao
【珍しい光景】

P『さて、今日から新学期なんだが…』

亜美『んー…』カリカリ…

真美『うあー…』カリカリ…

P『…双海姉妹が図書室で勉強だと?』

P『頭でも打ったのか…?』

亜美『しっつれいなー!』

真美『赤点の補習課題をやってるだけだしー!』

P『図書室では静かに…』シー

亜美&真美『うぐ…』
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:25:41.10 ID:JIgqiCoao
亜美『いいなーPちゃんは…』

真美『真美達と違って優等生だもんねー…』

P『優等生かどうかは知らんが…どれどれ…』

P『あぁ、英語の教科書本文書き写しか』

亜美『書き写したって頭に入らなきゃ意味無いのにねー…』

真美『そうだそうだー…』

P『ふんふん…まぁ、これぐらいの量ならすぐかな』

亜美&真美『……』

亜美&真美『…えっ?』

P『なるべく字は似せて書かないとな。ほら、ペン貸せ』

亜美&真美『…手伝ってくれるの?』

P『今度学食奢れよ』

亜美&真美『…っ!!』

亜美&真美『Pちゃん、だーい好きっ☆』

P『しー…』カリカリ…
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:26:16.08 ID:JIgqiCoao
【嬉しいのは真美】

P『…お姉ちゃんの方は理系も全滅か』

真美『お願いPちゃん、手伝ってぇー!』メソメソ…

P『数学…化学…うお、生物もあんのか…』

P『いくらなんでも溜めこみ過ぎだろ…』

真美『こんなの冬休み中に終わるわけないっしょ?』

P『開きなおんな』コツン

真美『あいたっ…』
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:26:44.10 ID:JIgqiCoao
P『で、どうすればいいんだ?』

P『数学は課題プリントだけど…』

真美『理解してないなら書けないと思わない?』

P『……』

真美『にへー♪』

P『…教えてやるから自分で解け』

真美『えー!?そんなことやってたら全部終わらないよー!』

P『とは言ってもなぁ』

真美『お願いPちゃん!これやってくれたら今度デートしてあげるからっ!』

P『なぬ?』
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:27:18.65 ID:JIgqiCoao
P『(真美とデートか…)』

P『(真美の奴、歳を重ねる度に可愛くなってくんだよな…)』

P『(ロングテールも似合ってるし…)』

P『…良いだろう』

真美『え、え?ホントに?』

P『真美が言いだしたんだろう?』

真美『……』

真美『……やったぁ///』ボソ…

P『ん?』

真美『あ、いあいあ!なんでもない!』

真美『じゃあ、化学と生物は真美が頑張るから数学はよろしくねーん♪』

P『しょうがないな…』

真美『(わーい♪)』
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:28:20.87 ID:JIgqiCoao
【二人ならどこでも楽しいね!】

P『さぁて、今日は真美とデートだ!』

P『そういえば場所、決めてないな』

P『とりあえず待ち合わせ場所は俺の家にしたけどさ』

真美『うあうあ…///Pちゃんたら、大胆…///』

P『どうするんだ、今日?』

真美『…ノリ悪いよ〜』
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:29:15.18 ID:JIgqiCoao
P『って言っても』

P『真美がいるなら、どこでも良いんだけどさ』

真美『えっ…?』

真美『ま、真美が…いるなら…?』

P『うん』

真美『あ、亜美じゃなくて…?』

P『俺と一緒にいるのは真美だろ?』

真美『…!』

真美『…うんっ!』
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:30:00.92 ID:JIgqiCoao
        /: : : : : : : : : : : : : : ;: : \__ノ: : : : : :l
        /:/: : : : : : : : : : : :,: : : :}:_: : :.∨_): : : : |
         ,: /: :/: : : : :/: : : :/: : : :; ミ、: :.∨: : : : :.!
       ,: {: :/: : : : :/: ://: : : :/   ヽ: : }: : : : : ;
        {: |: {: : : : :/:イ /: : : :/  __ ∨:|: : : : :/
       Y: !: : : /l/`ヽ {/: : / ´    Y: : : :/
       }:lリ: : :/ /__   {: :/  _,.  W: : : {
        rW/ ィ ⌒ヽ  l:/  ´ ̄ ヽ /!: : : : :l
        { }ハ         ´ ,      {ハ: : : : :.:.
        ヽ!: l.               八:!: : : : : .
         |: |〉、    <-二 フ  /: : リ: : : :l: :}
         ∧:!、   、   ` ´ ,..<_ l: : : : : :./j:/
       /ヽ//ハ     ュ - く/}  /ヽ: /!: : { /
     /   ∨/ハ   {   _}/l/   }' 、: :.!
    / `ヽ、_}//∧ー-  ´/イ    /  ヾj
    /       ̄  ー― '´   /  ,'

真美『真美もPちゃんがいるなら、どこでも良いっ///』

真美『いやー!真美ちゃん大満足なり!』

真美『えっとぉ…帰りは家まで、送ってほしいな…真美…』
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:30:42.08 ID:JIgqiCoao
【こーいうのはじめて…】

P『今日はバレンタインか…』

亜美『やっほ、Pちゃん!』

真美『……』モジモジ…

P『おお、亜美と真美。どうした?』

亜美『…ほら、真美!』トンッ…!

真美『わ、わぁっ!?お、押さないでよー!?』

P『?』

真美『あ、え…えと…』

真美『その…』モジモジ…

亜美『真美ねー!Pちゃんの為に徹夜でチョコ作ったんだよー!』

真美『ちょ、あ、亜美ー!?』

P『えっ?手作りなのか?』

真美『あ、その…!』

真美『…う、受け取って…くれるかな…?』オズオズ…

P『もちろん!サンキューな!』

P『(これ徹夜で作ってくれたのか。嬉しいな)』
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:31:21.05 ID:JIgqiCoao
【最高の贈り物】

P『さてと、ホワイトデーだ』

P『真美はと…あっ、いた!』

P『真美!』

真美『わっ!?Pちゃん…ま、真美にご用…?』

P『チョコ、ありがとな。美味しかったよ』

P『これ良かったら受け取ってくれ。ホワイトデーのお返し』スッ…

真美『わぁ…ありがとう…』

真美『真美、今年は良い1年だったよ…』

P『早いな、おい』

P『(でも、凄く喜んでくれたみたいで良かった)』
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:32:01.21 ID:JIgqiCoao
【ピヨちゃんの権力も使えないほどヤバい】

P『お姉ちゃんはまた課題と格闘ですか…』

真美『しかも、今回は激ヤバだよー…』カリカリ…

P『歴史の課題プリントか…』

真美『これ、今日中に終わらせないと真美、マジで留年しちゃうんだって…』ズーン…

P『ええっ!?そんなにヤバかったのか、お前!?』

真美『…Pちゃーん』ウルウル…

P『…しゃーない。俺とお前の仲だ…』

真美『うっわー♪ありがとー♪』

真美『Pちゃんってホント頼りになるなー☆』

P『(流石に仲の良い奴が留年だなんて後味が悪すぎるしな…)』

P『(こうして真美の課題を延々と手伝った)』

P『(終わる頃にはもう日が暮れていた…)』
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:32:34.16 ID:JIgqiCoao
【亜美と真美】

P『ついに最上級生か…』

小鳥『ええ。最後の1年よ』

P『小鳥先生…』

小鳥『女の子の誕生日は把握してる?』

小鳥『亜美真美ちゃんの誕生日はどうしたら良いのかしらね?』

P『二人の誕生日か…』

小鳥『ってわけで今年も私が担任です!』

小鳥『最後まで面倒見てあげるから残り1年よろしくね!』
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:33:16.27 ID:JIgqiCoao
【言われなくても同じクラスにするつもりだった】

P『さて担任は変わらずともクラスは変わった…』

P『誰か知っている子は…』

P『あっ…』

P『真美!』

真美『ほわっ!?Pちゃん!?』

P『また同じクラスだな、俺達』

真美『うあうあ、マジかー…!』

真美『こりゃ、ピヨちゃんには感謝してもしきれないね…』ボソッ…

P『ん?』

真美『な、なんでもない!』

P『?』

P『(こうして今年も真美と同じクラスになった!)』
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:33:47.54 ID:JIgqiCoao
【じぇらし〜】

真美『ねぇねぇ、Pちゃん』

P『ん?どうした?』

真美『隣のクラスのあずさちゃんが髪の毛、バッサリ切ったの知ってる?』

P『あぁ、三浦さんな』

P『大人びてた雰囲気だったけど、なんか可愛らしい印象になったよな』

真美『…ショートの方が好きなの?』

P『確かにショートの三浦さんは俺好みだなぁ』

真美『……』
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:34:26.97 ID:JIgqiCoao
               _,. : : : ̄ ̄ ̄: : :- 、__ /: : : ヽ
           ,. : :´: : : : : : : : : : :--:、: :__/: : : : : : ハ
          /: : : :, : : : : : :l: : : : : : : :(__。)_:_: : : : : |
         ,:': : : : :/: : : : : ::/_: ,: : :__: : : :(__。): , : : : :!
          /: ; : : : {: : : : : :./ `/イ: : -: : : :{: : : : : : :|
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         |: : }: : : : :/!: : l:/         l: :,ィハ |: : : : : :|
         }: イ: : : : / l: : l:{    /   }:// } !: ; : : : :!:.
         l/ ∨: :/、_ Y!リ 、__/_   ,: { ' / |:/: :; : :.|::.
             Wrtチテ从  伐テテ' }  |:/_,/  {: : / : : l: :.
            }ハ  ̄ ,    ` ̄    j:{/`ヽ. |: /: : :.:.|: :}
               }           /リ / },!イ: : : : :!: ;
              人  ー-、   ,..ィ   /  //: :!: : : : :|:/
             >---- ≦   / / / {:.ハ: : : :.j/
             /   /   __/ /  {/ l/  }: : :/

真美『…ふーん』ムスッ

P『あれ?どうした、真美?』

真美『別にっ!』プイッ…

真美『真美、もう帰るっ!』ダッ…

P『あっ、おい!』

P『……』

P『(ロングヘアの真美の前じゃショートをベタ褒めするのは失言だったか…)』
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:35:30.82 ID:JIgqiCoao
【例え俺が特別な感情を抱いているのが1人だけだとしても】

P『今日は亜美と真美の誕生日だ!』

P『……』

亜美『さてさて、亜美と真美のどっちにプレゼントくれるの?』

真美『……』

P『…恋人にする、しないならになったらともかくさ』

亜美&真美『えっ?』

P『こういうことでお前らを区別するのは違うと思うんだよな』

亜美&真美『……』
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:35:57.33 ID:JIgqiCoao
P『お前達は俺にとって二人とも大切な友達だ』

P『だから、どちらかを特別扱いなんてせずに俺は二人に誕生日プレゼントを渡すよ』

P『優柔不断かもしれないけどさ』

亜美『…ううん、その気持ちだけで充分だよ』

真美『そんなPちゃんだから真美達も友達をやってるんだよ!』

P『お前達…』

亜美&真美『Pちゃん、いつも仲良くしてくれてありがとう!』

亜美&真美『これからもよろしくね!』
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:36:30.13 ID:JIgqiCoao
【永遠の相棒】

P『さぁ、学生生活最後の体育祭だ!』

P『…不思議だな』

真美『…ホントにね』

P&真美『二人三脚、まるで負ける気がしない!』

P『さぁて、今年も一暴れするか!』

真美『合点!』

P『(そして、二人三脚…)』

P『(俺と真美は見事に三冠を達成した)』
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:37:26.30 ID:JIgqiCoao
【大学に入って遊ぶんだ!】

小鳥『はいはーい!期末テストの結果発表ー!』

P『おおっ…!』

P『とりあえず平均点以上はキープか!』

小鳥『やるわねー♪』

小鳥『担任名利に尽きるわ♪』

真美『なんと真美も赤点が無いよー!』

小鳥『涙で前が見えないわ…』

P『真美…成長したな…』

真美『そりゃ、真美だって補習で夏休み潰したくないもん!』

真美『今年の夏は思いっ切り遊ぶんだ!』

P『いやお前、一応受験するんだろ?』
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:37:58.82 ID:JIgqiCoao
【決めなきゃダメ!】

亜美『やっほい!今日は何して遊ぼーか?』

P『呼び出しといて、それかよ…』

真美『まぁまぁ、良いじゃんよ!』

真美『真美達、パワー有り余ってるもんでさー!』

P『いつも通りだろ』

亜美『ってわけでさー』

亜美『ぱんぱかぱーん!遊園地のペアチケットぉ♪』

P『おお…どらねこモンのモノマネ似てるな…』

P『ん?ペアチケット?』

亜美『Pちゃん、どうする?』

真美『……』モジモジ…

P『…ええっ!?』
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:38:25.79 ID:JIgqiCoao
P『…決めなきゃダメか?』

亜美『ダメ!』

P『……』

亜美『……』ムー…!

P『…亜美には悪いんだが、俺は…』

亜美『俺は?』

P『…真美と一緒に行きたいな』

真美『…っ!!』

亜美『……』

亜美『んふっ♪』

P『えっ?』
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:39:09.25 ID:JIgqiCoao
亜美『曖昧な返事をせずによく答えを出したっ!』

亜美『Pちゃん、アンタは良い男だねぃ!』

P『え、えっ?』

亜美『うんうん♪妹として、これで安心して姉を任せられるってわけですよ☆』

真美『ほ、ホントに…Pちゃん…?』

真美『真美と二人…だよ?』

P『あ…えっと…』

P『……』

P『一緒に行こうぜ、真美』

真美『…っ!!!』

真美『う、うんっ!!』ニコッ

亜美『かぁー♪亜美ちゃん妬けちゃうなー!このこのぉ♪』

P『お、おい…やめろよ…』

P『(こうして真美と遊園地に行く約束をした)』

P『(これは亜美が気を利かしてくれたのか?)』
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:39:59.53 ID:JIgqiCoao
【遊びつくすぞー!】

P『さて、亜美から貰ったペアチケット…』

P『真美と二人きりか…』

真美『そ、そだね…』モジモジ…

P『…真美』

真美『な、なにさね?』

P『今日は思いっきり楽しもうなっ!』

真美『えっ…』

真美『……』

真美『うんっ♪』
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:40:41.18 ID:JIgqiCoao
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     ⌒¨¨ア゙:::ノl::ト.    __     ¬辷彡 /  __`ヽ__,. ‐≦ニニニニ
      ⌒¨¨´  V^\ ク⌒^          ┐しj爪    /|ニニニニニニニ
             乂ト.       `   / 丿 ′     /; |ニニニニニニニ
           ⌒'¬辷彡心   r_‐      ,.イ      /| ; |ニニニニニニ/
               >'''つ `¨¨¨´    /    _/; | ; |ニニニ/ニ/
          f'¨¨⌒V /丿  ̄[/``丁´ |   /{; ; ; ∨∧ニニ-{./
          <〈‘,匸⌒V 人.     \____|  ,/ /; ; ; ; ;∨∧二ニ|
.         /┴ゝ′ //ニ\    \  | /; {; ; ; ; ; ; ;\ \__|〉,
.          / /   ノニニニ∧;`トー―‐Ltュ∨; ; ; ; ; ; ; ; ; ;/\; ; ; {
         /     /ニニニニ∧ |; ; ; ; ; ; ; ;{{ ; ; ; ; ; ; ; ;/     \__|
.       /└──ヘノニニニニニニ{; ; ; ; ; ; ; ;{{ ; ; ; ; ; /        |

ミッフィーマウス『はい、チーズ!』カシャッ…!

真美『にへへっ♪』
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:41:09.87 ID:JIgqiCoao
ミッフィーマウス『パレードも良かったら観て行ってねー!』

真美『ありがとー!うさぎねずみー♪』

P『二人で写真だなんて、なんだか照れくさいな』

真美『へへ…そうかもっ』

真美『でも、さいっこーの思い出になると思うな、真美…』

P『(俺もそう思うよ)』

真美『ねぇねぇ、Pちゃん!次はあのアトラクション行こうよ!』

P『よし!目指せ完全制覇だ!』

真美『おー!!』
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:41:41.17 ID:JIgqiCoao
【やっぱ、遊んでナンボっしょ!】

P『さて新学期になって、すっかりもう秋だ!』

小鳥『はい!みんな、おはようございまーす♪』

小鳥『今日はあなた達に大切なお知らせ!』

小鳥『今年の文化祭はクラスで出し物をすることに決定しました!』

P『また唐突な』

小鳥『ていうわけで、みんな意見をちょーだいな!』

P『(ふむ…)』

P『(出し物か…)』

真美『(だちものねー…)』
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:42:11.48 ID:JIgqiCoao
小鳥『…はい、じゃあゲームコーナーをやることに決定!』

小鳥『みんなで頑張りましょうね♪』

P『ゲームコーナーってなにするんだ?』

真美『うーん…ゲームボーイアドバンス貸し出しとか!』

P『そりゃ休憩所だろ』

真美『あぁ、そっかぁ。案が通ったのは良いけど考えてみると難しいですな…』

P『夏祭りみたいな感覚で良いんじゃないのか?』

真美『およ?どういうこと?』

P『ほら、輪投げとかで入ったら景品とか』

真美『あー!それいいねー!』

P『(子どもとかでも楽しめそうだしな)』
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:42:56.23 ID:JIgqiCoao
【しかし何故、俺が的なのか】

P『今日は文化祭だ!』

子ども『ねぇ、おねえちゃん。それはどうやってあそぶの?』

真美『よっし、お姉ちゃんがお手本を見せてあげるから良く見てるんだよ!』

真美『そりゃ!』ビヨーン!

P『あいてっ!?』ポコッ!
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:43:43.61 ID:JIgqiCoao
           . -‐−−ヾヽ¬
           / /     ̄¬''゙´ヽ、
          /  /  , '     }ヾ  ,
          , . :´/7/`ト/}  ハ /^i  ',
          |  ゛; イ≠ヾ厶彡 j/ |   i
          ,! :.|   ヒ'丿   ,− ∧  }           _,r'"~'’ 、.
         {ヽ |       r'ノ / :  }          /,/⌒ヽ `ヽ
          ゝヽ:|  f=ー-    / ,′ ;            r  ,イ\_j   }
            \. ヽ、__/  / /  /         ┌==ヽ     ,  ;,′
            } \  . , '  /  /     ____| |___ \  ,:;/
        ,''゙´ ̄"`ヽ`i゛、    /  /.       | l―― ┤|――′゚''゙´
.       /⌒ヽ: : : `丶ヽ、`ヽ .〈/リ从 ___.__| i____.! |
        i   ゝ!: : : : : ヾヽr‐、    i┌――.| |-――‐┘
       .|    }: : : : : ’、゙、: .l     | |.    | |
       ,/   /: : : : : : : |  !.〆==┬===≠┘
      〉′ ;y: : : : : : : ,,../〉/介  | |
      /   }: : : : ,,.. '  ヾ;/: } /,一!
     i / 厶−イ  ,. __ /: : : ./f/ ,′
     | ''゙´   ヾヽ/: :i ̄.:}: // ゝ ノ
     {  __ ./: : : ./   |: {/ /
     ` t二亠ー=二辷!  .|_| :フ
      /          └―}
     /_____.       :,.
     f”    ,'   ̄!` ー 、 'i
    ,′;   ,.'  i  .!   ヽ ゙ヽ
   /  l   ^、 i  ヽ、  `ヽ \
   /′ j  i  i  `ヽ  、  iヽ  ヾ..,,_
 / __、r’'"~ヾ_ヘ、     __ , t一'y.: /
  ̄  ヽ       i ̄¬ー′ ̄  '
      ヽ      |   :!     |

真美『あのお兄ちゃんに当てたらお菓子が貰えるんだよー♪』

子ども『わぁ♪おもしろーい♪』

子ども『かして、かして♪』

子ども『わたしもー♪』
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:44:11.96 ID:JIgqiCoao
P『…真美』

真美『ってわけで、Pちゃん逃げちゃダメだよ〜?』

真美『お菓子貰えない子がいたらかわいそうだしね〜』

P『そんなゲーム…案に無かっただろ…』

真美『そりゃ、真美が今考えたんだもん♪』

P『あのなぁ…あいてっ!?』ポコッ!

子ども『あっ、あたったよ〜!』

真美『はいは〜い♪じゃあ、このお菓子をプレゼントなり♪』スッ…

子ども『わーい♪』

P『…まぁ、いいか』

P『(こうして学生生活最後の文化祭は幕を閉じた…)』
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:44:51.84 ID:JIgqiCoao
【頑張ったんだよ…?】

P『さて、期末テストなんだが…』

P『…うん』

P『これだけ出来れば上出来だ!』

真美『真美もギリギリセーフっ!』

P『おお、やったな!』

真美『あっ、そ、それでさ…』

P『ん?』

真美『その…』

真美『頑張った真美に、ご褒美が欲しいかなー…なんて…』モジモジ…

P『ご褒美?』
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:45:45.11 ID:JIgqiCoao
真美『えーと…なんだろ…』

真美『こ、今年もいおりんのパーティー行く…?』

P『まぁ、そのつもりだったけど…』

真美『じゃ、じゃあさ!』

真美『ク、クリスマスパーティ、真美とずっと一緒にいようよっ!』

P『…!』

真美『…だ、ダメかな…?』

P『……』
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:46:12.73 ID:JIgqiCoao
P『…そうだな、真美は頑張ったもんな』

P『クリスマスは一緒に過ごすか』

真美『ほ、ホントっ!?』

P『あぁ』

真美『嬉しい…』

真美『ま、真美っ!お、おめかししていくからっね!』

真美『Pちゃんも真美に釣り合うくらいの格好で来てよねっ!』

P『はいはい』

P『(こうして今年のクリスマスは真美と過ごすことになった)』
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:46:54.42 ID:JIgqiCoao
【君と見るから】

P『さて、クリスマス当日だ!』

真美『……』モジモジ…

P『可愛いぞ、真美』

真美『…っ!』ドキッ…

真美『ぴ、Pちゃんも…中々のナイスガイだよ…』ドキドキ…

P『サンキュ』

真美『…ねぇ、一緒に中庭のクリスマスツリー見にいこ?』

P『あぁ、良いぞ』
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:47:30.03 ID:JIgqiCoao
             ,ヘ_
             ∠+ く
             /; V⌒:';;
           ★、;:;":;ノ;;"★
          ,ノソ”'・*☆.:*・“ヾ
          ☆.;;:。;:;;::、;ゞ:;ヾ☆';
         ,:';;”*,:.。.:";`;:;"ノ,,:*゚;:、
       ★;ヾ ,.;;゚・*:.★:*・゚ヽノ;;;;入★
      ,r゚・*:.:;ヾ :::ソゞ:;ヾ :::ソ:ソゞ;.*・゚:;ゝ
    <ヾ;ヾ”`*☆ ,.;;,.;;:。;:;;::☆*・゚ ;:;;、;ゝ
   . ぐヾソゝ,.;;:。;:;;:゚゚・*:.。..。.:*・゚、;ヽノ;;;;ノ;;;;;ヾ);;;)
   ☆:;ァノゞ:;ヾ,.;;:。;::;;:::、;:;":;";";;;ノ;;;;;ヾ);;;☆
    <*ノソゝヾ★”,.;i;';.,,,.;i;';.,,,.;i;';.★¨"';X ,*'
      ゚・*:,。*゚     Yji !|ijl シ/"'  ゚*。,:*・゚
________   j|il:';:';ki j   _______________________
Il二Il二Il二Il二Il二II l^l==l^l==l^l Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二
.             ||j!i:|..|:i;:i| |
              i'三,i'三,i'三,i'三j
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:48:00.99 ID:JIgqiCoao
真美『…キレイだね』

P『そうだな』

真美『なんでだろね…』

真美『クリスマスツリーを眺めてるだけなのに…』

真美『真美、この時間がとっても楽しいんだ…』

P『……』

P『…俺達、二人だからじゃないか?』

真美『…!!』

真美『…そっか』

真美『隣にPちゃんがいるからか…///』

P『(こうして学園生活最後のクリスマスの夜は更けていった…)』
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:48:35.71 ID:JIgqiCoao
【最高の思い出を】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

P『……』

ピンポーン!

P『おや?誰だろう?』

ガチャ…

真美『あけおめー!』

P『真美』

真美『……』

真美『…一緒に初詣行こうよ?』

P『あっ…』
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:49:01.98 ID:JIgqiCoao
P『…あぁ、そうだな』

P『一緒に行くか!』

真美『ホントに!?やったぁ!!』

真美『真美ね!もうお願いごと決めてあるんだー!』

P『へぇ、何をお願いするんだ?』

真美『学校で過ごした3年間が最高の3年間だったって思えますようにって!』

P『…最高の3年間か』

P『叶うと良いな』

真美『うんっ!』
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:49:29.62 ID:JIgqiCoao
―――そして、時は流れ


P『3月1日…卒業式…』

P『今日、最後の制服…』

P『この道を歩くのも最後になるんだな…』

P『……』

P『…行こう』
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:49:56.35 ID:JIgqiCoao
P『卒業式も終わっちゃったな…』

亜美『Pちゃーん!』

P『亜美?』

亜美『ほい、真美から預かってる物』スッ…

P『これは…真美の髪留め?』

亜美『確かに渡したよん♪』

亜美『伝説の木の下で返してあげてね♪』

亜美『真美が待ってるから!』

P『…わかった』

P『ありがとな』ダッ…

亜美『……』
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:50:22.91 ID:JIgqiCoao
亜美『(…やっぱ、そうだったんだなぁ)』

亜美『(亜美のPちゃんに対しての「好き」って…)』

亜美『(亜美の初恋だったんだなぁ)』

亜美『(ちょいと気づくのが遅すぎたかな?)』

亜美『(まっ、いっか☆)』

亜美『(亜美はこれからも真美とPちゃんと遊べればそれで良し!)』

亜美『…頑張れ、真美♪』
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:51:01.26 ID:JIgqiCoao
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

真美『……』

P『真美っ!』

真美『あっ…Pちゃん…』

真美『来てくれたんだね…』

P『俺がお前をほったらかしにするわけないだろ?』

真美『へへっ…嬉しいな♪』
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:51:27.40 ID:JIgqiCoao
真美『真美は大事にしてもらえてるなー♪』

真美『…でもさー?それって友達としてっしょ?』

P『いや、そんなことは…』

真美『あぁ!言わなくても大丈夫だって!』

真美『真美はわかってるからさ!』

真美『真美はまだまだ子どもだからさ』

真美『そーいう目で見てもらえないのって!』

P『……』
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:51:59.29 ID:JIgqiCoao
真美『実際、真美だってそーいう気持ちになるだなんて思って無かったし…』

真美『毎日が楽しく過ごせればいいや!な感じだったしさ!』

真美『だけどね…こーなんていうかさ、やっぱ違うんだよね』

真美『一緒にいて楽しいのは当たり前』

真美『でも、一緒にいて嬉しいのはやっぱ違うんだ』

真美『…うん、嬉しいんだ』

真美『こう、胸がね、ドキドキするんだよね』

P『……』
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:52:26.42 ID:JIgqiCoao
真美『そして、真美は気づいたんだ』

真美『何が違うのかってことに』

真美『一緒に遊びたい、ずっと仲良くしたい』

真美『それは友達でも当たり前』

真美『だけど、真美だけを見て欲しいっていうのは当たり前じゃない』

真美『それは特別な気持ちなんだ』

真美『だから真美ね…』

真美『Pちゃんのこと大好きだよ』

真美『友達としても…1人の男の子としても…』
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:52:53.21 ID:JIgqiCoao
P『真美…』

真美『あー!すっきり!』

真美『あっ、答えは良いよ!わかってるもんっ!』

真美『…でも、これからも一緒に遊べたら…』

P『おい、勝手に話を進めるなよ』

真美『えっ?』

P『勘違いしてるなよ』

P『俺も真美のことが好きだぞ?』

真美『…えっ!?』
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:53:19.73 ID:JIgqiCoao
真美『……』

真美『…あー!はいはい!それって…』

P『友達としてもそうだ』

真美『えっ?』

P『そして1人の女の子として…』

P『双海真美のことが大好きだ!』

真美『…!!』

真美『うそ…だって真美なんて…』

P『「なんて」なんかじゃない』

P『俺は真美「だから」好きなんだ…』

真美『ぴ、Pちゃん…』
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:53:45.59 ID:JIgqiCoao
リンゴーン!リンゴーン!

真美『じゃ、じゃあ…今から抱きついても大丈夫…?』

P『良いぞ?』

真美『拒否しない…?』

P『むしろ俺が抱きしめたい』

真美『…!!』

真美『〜〜〜っ!!!』

真美『Pちゃ〜んっ!!』ダッ…!

真美『だ〜い好きだよぉっ!!!』ガバッ…!!

P『おう!』ギュッ…!!


―――ずっと一緒に遊ぼうね!

―――お爺ちゃん、お婆ちゃんになっても…

―――ずっとずっと、仲良しさんでいようね!
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:54:34.13 ID:JIgqiCoao
                            ___,ニミ/    \
                      ,. -‐ ミ____j{ ̄) }j 厂 ̄`   ヽ
                       ,  ´           `'マ厶         '.
                      /                   \}⌒ヽ     }
                          /     厶___      }ハ     , =ミ
                   ,      /     ,   '⌒7     '.   /  ′
              _/     /{      /       \     '.  .′ /|   ⌒)
                 〈,′    ,′{    / -―- ミ  ヽ    ; .:  , l/ /
         〈 、   } /  ⌒jト {  /}/         }   / :j  {_/ .′
            \\   V}/|   ,j抖代/     ィi{⌒T炸 ノ-‐yーく,___ ___厶
             \\,ノ }|   j狄 { {        } _,ノ ノ'〃〈_j,′,、 _,ノ,ノ⌒ 、   END
              〈⌒\ 八 、 \ `^′          {  }   └{__,. ⌒ 〉
            ,ノ⌒ (__,ノハ{\ハ     ′        ; {,:仁{        /
            }⌒ ー ′.′  }八    __,.  -‐ヲ  j {/ ∧     /
          ,ノ〉、   _,ノ __,人{丶  `^ー‐  ´  /} {  ′ .    イ{\
         /| U  //    `^ ,ノ≧: .、_,,. イ{_,人  {  '.    }V{
      __/ │ | /⌒\      \} ̄`汽ニ、-‐- ミ{  ,ハ   , {\
   __,ノ   O} し′   丶         }   }L {    /′ {__}_,/ {О\
  /⌒′ O /`ァ′      、     人_,ノ厂{\   {〉    `T 、 ∧ O ヽ
 j|       /       ,. -‐=≧=‐-\   /{V} `ニニ、     |  }/ 丶.  丶
 |^ニニ   / ,. -‐='^⌒′       ∧_/ ∨\___/---┐ し/         、
  ー‐=≦-- ′         . - ミ {  \{ / ├ ---┤  \         丶
                   /       >―‐-ミiト、  、    、   \          \
                   .         /        \\ \__〉    \           〉
              /         .′        \\`ニニニ  -‐ ⌒iト、      /
             /                  \}      --‐‐    \    , ′
            /⌒丶      i               \     「 ̄` 、丶  \_/
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/08(月) 01:56:29.91 ID:JIgqiCoao
真美編終了です
次回更新時は亜美編を投下していこうと思います

亜美編は真美とのイベント被り(選択肢無しの場面)を削っていくつもりなので短めになりそうですが、その分個別イベントは気合い入れて書こうと思います
今しばらく、お待ちください
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/10/08(月) 02:00:47.23 ID:7bhB5JZko

真美がデレたときのかわいさは異常
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/10/08(月) 02:06:21.87 ID:YP6OURtko

真美が可愛すぎて目から汗が出そうになるわ
亜美も幸せになってほしい
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/08(月) 02:24:43.50 ID:+r8CTmoMo


最後の>―――お爺ちゃん、お婆ちゃんになっても…
で春香の世界でいちばん頑張ってる君にを思い出した
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/08(月) 02:27:40.40 ID:UEVXpnU1o
おつ
たまんねえな
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/08(月) 02:47:27.24 ID:+PudNKWIO

Yes思春期!!
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/08(月) 09:42:48.56 ID:oKe+XKiwo


413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) :2012/10/08(月) 11:29:31.56 ID:vHUDwsEAO
これは亜美編に期待が出来る
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/10/08(月) 18:24:21.25 ID:0iNJz6OAO
最高だな。
もうSSという枠を超えて、パラレル物のノベライズみたいだ。
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/08(月) 19:49:05.83 ID:Tllb46IXo
おつでした
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/08(月) 20:23:03.07 ID:j6ul21pZo
乙ー
真美は可愛いなあ!!
個人的にはあずささん√に期待
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:41:32.08 ID:TsAtbS0Yo
【ゲーム屋荒らし】

P『そういや、ときメモver765の発売日って今日だった!』 ダッ…!

P『すっかり忘れてた!』

P『えーと店頭には…おっ、まだ二つ…』

P『なんだ…そんなに急いでくる必要は…』

亜美『おおっ!見て見て、ちょーど二つ残ってるよ!』

真美『これはまさしく真美達に買われるって運命を背負ってますなー!』

P『えっ?』

亜美『それじゃー!』ヒョイ…

真美『ゲットだぜー!』ヒョイ…

P『……』

P『…えっ?』
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:42:00.46 ID:TsAtbS0Yo
                  │|  l/{/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ\:::::::::|
                     │|  | |::/::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::寸:::::::|
                     | ` :,ヽ {:::::::::::::/::::::::::::::/:::::::::|⌒ヽ::::',:::::::|               |{  /::/ ̄
                     |   !  ',::::::::/::::::/}/}:::::/:|  `、::|:::::::|               |:::V::::::(__
                   ノ  ノ  ノ:::::/:::/ミメ /::::/|/     }|:::::/          ....:::┘:::::::::::::/
.             f^(    /:::|:::|l/ /¨茫iミ|/ /ー―- j/::/|        /⌒ヽ::::┌七⌒>-‐…ァ冖::...
              f⌒  \__/V/^|:::|    ヒノ    ノ茫゙Y/:::{::|              /⌒Lア":::::::::::::::::::::::::::::::::\
.            /\__)‐┼┘ |} |:::|          、 ー'゛/::::::::::::.               /:::::::::::::::z-|:::::::::::::::::::::::::\
                /`┘   |:\|:::|     、       {ノ:::::::::::::::.            /::::::::::/  |:::::::::::::::::::::::::::::::.
.       '´     /       」/ |:/\     ー‐    八::::::::::::::::|                |:::::::::/    |::::|:::::|:::::::::::::::::::::.
.      /                  |(  }\       イ:::l::::::::|:::::::ノ               |::::::/ \   |::::|:::::|::::::::::::::::::::{
   /       / ┌―- -‐┬ "⌒\厶    ┬<   }:/|/:::::|/{             /^V 斗-ミー }/|:::∧:::|::::::::|::::|\
  /      / ̄”¨',     \     `ヽ》   |、     /l:::/{                   { ) ヽヒツ^  }/ーV\__|_/
. (                |      ヽ   } '《\ \iト ____ |/                     \_}       、 ミ,___r┴‐fー-ミ
       ‐-   ,_  |             ,′ '《i:i\__) '《__ノ\                   _/八  ┌‐-  _   r'-ミメ -‐   ゚。
            } ̄|        ∨   '《i:i:i:i ̄ ̄》,: : : :|                ⌒>::::::::::\  、_У   ノ`ヽ. -- 、  ┌ヘ
               \_|______,,.  /    '《⌒ヽ〉_,ノi》,∨:|            x― ⌒>ヘ| \_ ,.....<_     ( ̄) ゝ┤
                   ∨{      《    \i:i:i》,∨           / : : : : : `'f┬く    |、{\「       匚ノ└ヘ
                       ∨{      《      ∨:》小.            / : : : : :____》 |    |》‐┬- .      }  ゚。
                     ∨      《    /  》│`、           |.: : : :l: :\i:i:i》\_____|《/   \__    ,  
                       ヽ      《    /{ /》 |: : `、         |/: : :.|: : / 〉i:》i:i:i\ >i:i《  |   "⌒ー┐ |   ,
                          /       《   /  〉i:i》│.:/          /.: : : :.|/ ⌒》「 ̄ ^⌒《, |/         厂|   ′
                      /      《     ⌒》 ∨|           / : : : : ,'\/|_》'      《 |         /  |    l
                         ,___,.  -‐《》"¨¨¨¨¨¨ヽ》 | |       〈: : : : : ;゙|i:i:i:i:i:i》'      ,《  ^`    _/`      |
                    |__,. -‐》《'"¨¨¨¨¨ヽj》ミ| 、       /\_/ ^¬i:i》′ /   ,《 /           `¨¨
                        }/}    》《   ′ 》《ノ  \     /    /   |》'  /{   ,《 /
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:42:42.82 ID:TsAtbS0Yo
店員『まいどどうもー!』

亜美『この子、亜美ソックリじゃね!?』

真美『この子も真美にソックリだよ!?』

亜美&真美『もしかして、あたいら有名人?』

亜美&真美『なーんてねー♪』タター…

P『……』

P『(あ、あれは…悪ガキコンビ双海姉妹…)』

P『(俺のときメモ765が…)』

P『ていうか、同じ恋愛シュミレーションを二本とも買うなよ!』

P『くそー…覚えてろ…』
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:43:20.01 ID:TsAtbS0Yo
【亜美達は戦闘民族だ!】

P『今日は体育祭だ!』

亜美『騎馬戦でごーごー♪』

P『しっかりと大将にぶちかませよ?』

亜美『まっかせなー!』

亜美『Pちゃんこそ、他のお馬さん蹴散らせてよねっ!!』

P『あぁ、俺が通った後はペンペン草1つ残さないぞ!!』

亜美&P『はっはっはー!!』

真美『いっけぇー!ぶっつぶせぇー!!』

小鳥『先生が許すわ!!』

生徒『赤組、血の気多過ぎだろ…』

P『(こうして赤組は他の組をひよらせて、見事勝利をもぎとった)』
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:43:54.60 ID:TsAtbS0Yo
【よきょー】

P『ふあっ…ねむっ…』アフゥ…

?『やっほい、Pちゃん!』

P『ん?その声は…』

P『…って』

?『んふふー♪』サラッ…

P『(髪留めを外しているだと…?)』

?『さてさて、ここで問題でーす♪』

?『わたちは亜美でしょうかー?真美でしょうかー?』

P『むむむ…』
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:44:22.73 ID:TsAtbS0Yo
P『お前は亜美だ!』

?『どーして?』

P『なんせ亜美は真美よりも髪が短いからな』

?『それだけ?』

P『まぁ、確かに二人は双子だから瓜二つだけどさ』

P『例え髪型が同じでも友達の区別ぐらいはちゃんと付けられるよ』

亜美『おおー!言いますな〜♪』

P『いきなりどうしたんだ?』

亜美『いや、なにねー』

亜美『ちょいとした、よきょーってやつ?』

P『余興?』

亜美『んっふっふ〜♪PちゃんはやっぱりPちゃんだね〜♪』

亜美『そいじゃねー☆』ダッ…

P『あっ、おい!』

P『(なんだったんだ…?)』
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:44:55.69 ID:TsAtbS0Yo
【だーれだ?】

P『たまにはウィンドウショッピング!』

P『おっ、この帽子…かっこいいな』

P『変装に使えそうだ…』

?『へい!Pちゃん!』

P『ぬお?』

?『こんなとこで会うなんて偶然じゃないのさ!』

?『なにやってんの?』

P『お前は…』

P『(帽子をすっぽり被ってて髪型で判断出来ん…)』
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:45:30.79 ID:TsAtbS0Yo
P『よう、亜美』

亜美『おお?よくわかったね?』

亜美『帽子を被ってれば見分けつかないだろーなーって思ったのに…』

亜美『あっ、もしかしてカンとかー?』

亜美『だとしたら、真美のフリでもしてれば良かったかなー♪』

P『バカだな』

亜美『えっ?』

P『どんな格好、どんな髪型でもさ』

P『俺が亜美を間違うだなんてこと、あるわけないだろ』

亜美『おお…!?』

亜美『ちょっとPちゃんのこと甘くみてたなぁ…♪』

亜美『いや〜友達甲斐があるね〜Pちゃん♪』

P『そりゃ光栄なことで』

P『(…しかしまぁ、相手が亜美だから良いけど結構恥ずかしい台詞言ってるなぁ俺)』
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:46:43.11 ID:TsAtbS0Yo
【亜美はやや低音寄り】

P『夏休みだ!』

P『学生生活の夏休みで思い出を作らない青春なんて悲しいよな!』

P『となると、遊びの誘いに対して快く来てくれそうな子を…』

trrrrrrrr…

ガチャ…

?『はーい、双海でーす』

P『(この声は…)』

P『亜美、俺だ』

亜美『おお、Pちゃんじゃん!』

亜美『よく、亜美が亜美だってわかったねー?』

亜美『まぁ、亜美の方が低音せくちーぼいすだから聞き分けられてもおかしくはないけどねー♪』

P『せくちーかどうかは知らないがな』
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:47:23.72 ID:TsAtbS0Yo
P『まぁ、それはともかくさ』

P『今度の休みに室内プールなんてどうだ?』

亜美『プール!?いいねぇ!』

亜美『んっふっふー♪亜美のせくちーな水着に悩殺されたらダメよん☆』

P『はいはい』

亜美『見て見てっ、この脚美線っ…///』

P『電話の向こうで何をしてるんだ、お前は』

亜美『んっふっふ〜♪今、想像したっしょ?』

P『…そういうことにしといてやるよ』

P『とりあえず休みの日になったらバス停で待ち合わせってことで大丈夫か?』

亜美『うん、行く!忘れないでよね〜?』

P『(っし!)』
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:48:09.38 ID:TsAtbS0Yo
【狙ったエモノは逃がさんよっ!】

亜美『一夏の恋に期待した!』

P『俺達はもういない!』

亜美『ところで今日はどんな感じに攻めていくの?』

P『ふっふっふ、今日の為にとっておきのモノを用意したんだ』

亜美『え、なにそれ?面白いモノ!?』

P『まぁ、着がえたらわかるさ!』

P『行くぞ!』

亜美『なんだろー!?』ワクワク…
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:49:03.48 ID:TsAtbS0Yo
              __
           /:./ __
            :.:.:.://: /
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     `ヽ:.:.:.:`:.:.:/ハ∨/ フ -‐‥‐-. .
       >:.: :〈〈:_:;j ア´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`.:..、
.     <:.:.:.:.:.:.:.: `ア´ .:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.::i:.:.:.:.:.:.丶
        ):/⌒/ :.:.:.:.:ア"´|:.:.:.:.:.:.:.:.:.| :.:.:.:.. ..:.:.:..
.      '"´  /:.:.:.:.:.ア _   |:.:.:.:.:.:.:.:.:.ト :.:.:.:.:.:.:.:. !
            :.:.:./:.{   ミメ :.:.i:.:.:.:.| |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
          V:.:.:.:.:{` ァf芳_狄:.:.:.:斗ャ从 .:.:.:.;
.            V⌒Y ` ヒ:リ   \:jf拆゙Yハ:. /
             { い           ヒリ ,癶j/
              \rヘ     r-    ′   }j´
.             ノ:.:.八         У  从
.         ー=彡:_:.:.:.:.:\   ー    イ
           ´    ` 、ノ`   _ ...::i:.:.|
         {         丶    {:.:.:.l:.人
.         V     /   ー 、^>ァ´ `丶
         /      ,′         ´     i .:.
.         /     /  ̄ ̄ ̄ ̄\__rヘ j  :.
.      / / ̄ ̄\ ̄ ̄ ̄\______,l_r〔〕〉 :.
      {  |:::::: _:_:_:_:_|  \∧/     /∧〉   、
      :.  \/ :::::::::: \<☆>     〈/ ∧     丶
            ∧:: YニY::://∨\       !〈∧〉´
       :. 〈/∧《 () 》′  ヽr‐――┬┤O。{      |
          } l」」」lゝ=イ __,ノ.:.:.:.:::::::. ー┴┬く}   ___,|
          l 、ヽl|l三/´ .:.:.:.::::::: / ̄ ̄\:.:.:|:::ハ////\
          | \l|エ/)l  ̄ ̄ ̄        ̄|´ /////// ∧
         ヽ二二ソ }             | |/////////〉
                 ノ              ′∨///////l
                           {  ∧///////}
.            /                    |  ヽl]]_[[[三]]
                        j〉      |   {_| [《()》]
.        /                    |   {_l__/  ̄
.      /\                   |
      /O  \                _;、
.      /。 O /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l |
    ,___/  ☆   \∧/ o  ☆   lo |
.    ′    \    <☆>   o ☆ | o|
    i       \   /∨\       _ ノ_ノ、
    |         \   ☆ ≪>'"´      \
    |          \___/             \
    |              {     \               \

亜美『くっらえー♪みだれうち〜!!』バシューン!バシューン!
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:49:35.66 ID:TsAtbS0Yo
P『くっ…!二丁拳銃とは卑怯だぞ!』バシューン!

亜美『くっくっく…勝負にキレイもキタナイも無いのだよ…』

亜美『そもそもオモチャの扱いで亜美に挑むという時点で、すでにPちゃんの敗北は決まってたのさ!』バシューン!バシューン!

P『ぐほっ!?』ピチャッ!

亜美『んっふっふー♪勝負アリましたな〜♪』

P『ぐっ…鼻に水がっ…』

P『(…しかし、まさかここまで喜んでくれるとはな)』

P『(ウォーターガン…用意しておいて良かった…)』

P『(まぁ、流石に他の人の迷惑にならないように人気の少ない子ども用プールで微笑ましくやるつもりだったんだが…)』

P『(終わってみると結構、二人とも熱が入っちゃてったな…)』

亜美『んっふっふっ♪なんだか、ちっちゃい頃にタイムストリップしたって感じ♪』

P『なんで脱ぐんだよ』

P『(こうして亜美と熱いウォーターガンバトルを繰り広げた)』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

亜美『いあいあ、すっごい遊んだ!亜美ちゃん大満足なり!』

亜美『途中まで一緒っしょ?お話しながら帰ろうよ!』

P『そうだな』
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:50:21.21 ID:TsAtbS0Yo
【花火師の留さん】

P『さて、夏の終わりと言えば花火大会だろう!』

P『これは女の子との距離を一気に縮めるチャンス!』

P『……』

P『俺は、どっち誘う…?』

trrrrrrrrr…・

ガチャ…

亜美『もしもーし?』

P『あぁ、亜美か?』

亜美『およ?Pちゃんじゃん!』

亜美『こんな時間にどったの?』
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:50:48.79 ID:TsAtbS0Yo
P『亜美、今日花火大会あるの知ってるか?』

亜美『あー!花火大会って今日かー!』

亜美『あれ?てことは…』

P『あぁ、良かったら一緒に行かないか?』

亜美『行く行く!うわぁ、すっごい楽しみ!』

P『ホントか?それじゃあ、今から河川敷公園で落ち合わないか?』

亜美『了解であります!すぐ行くねー!』

P『(よし!俺も準備して行くか!)』
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:51:15.01 ID:TsAtbS0Yo
P『さてと、亜美は…』

亜美『やっほ!』

P『おお、亜美。悪い、待たせたか?』

亜美『いあいあ!今、来たとこさね!』

亜美『…って、このセリフって、なんだかデートって感じですなぁ〜♪』

P『デートだろ?』

亜美『えっ?』

亜美『あぁ、これデートなんだぁ!』

亜美『真美…亜美は真美よりも先に大人の階段を上りきっちゃったよ…』

P『上りきったのかよ』

P『…っと、そろそろ花火が始まるな』
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:51:43.14 ID:TsAtbS0Yo
ュー…パーン!パーン!!

亜美『たーまやー!』

P『かーぎやー!』

亜美『さっきの花火、チョー派手だったね!』

P『昇り竜乱れ七変化っていうらしいぞ』

亜美『なにその名前!?チョーかっこいいっ!!』

P『命名は留さんだ』

亜美『留さん、すげー!!』

ギャラリー『(…誰?)』
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:52:30.94 ID:TsAtbS0Yo
【切実】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

P『さて、新年の行事と言えば初詣なわけで来てみたが…』

亜美『あけおめ!』

P『おお、ことよろ…って、亜美も初詣に来てたのか』

亜美『まっねー』

亜美『…お家いても、補習課題と冬休みの宿題とにらめっこだしさー…』

P『願い事はそれらが全て無くなりますようにってか?』

亜美『いあいあ!そんなんにお願い事を使っちゃ、もったいないよー!』

亜美『……今、一番のお願いは無事に2年生になることだよ…』

P『…叶ったら良いな』

P『(さて今年も1年、頑張るか!)』
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:53:08.50 ID:TsAtbS0Yo
【言質は取った】

P『今日はバレンタインだ!』

亜美『やっほい、Pちゃん!』

P『おお、亜美』

亜美『ほら、あげるよ!』ヒョイ…

P『おっ、サンキュー…って!』

P『5円チョコかよ…』チョコン…

亜美『お返しは倍返しで、よろしくね〜ん♪』

P『…その言葉忘れるなよ?』
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:53:42.19 ID:TsAtbS0Yo
【実際、美味い】

P『さて、今日はホワイトデーなわけだ』

亜美『ようよう、Pちゃ〜ん?ちゃんと倍返し用意したかぁ?』

P『おう、きっちり倍返しを用意したぞ』スッ…

亜美『なっ!?これは…!?』

亜美『うめぇ棒だと!?』

P『5円の2倍でキッチリ倍返しだ』

亜美『くっ…!?しかも納豆味をチョイスとは…!?』

P『納豆味、うめぇぞ?』

亜美『あむっ…んぐんぐ…確かに!』モグモグ…
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:54:19.54 ID:TsAtbS0Yo
【でもピヨちゃんは大忙し】

P『さて、もうすぐ春休みに突入!』

P『そしたら今度は2年生だ!』

亜美『Pちゃん…』

P『…亜美』

P『…短い間だったけど、お前といて俺は…』

亜美『亜美も2年生になれるやいっ!!』

P『冗談だよ』
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:54:56.39 ID:TsAtbS0Yo
【悪友】

P『さてと今日から2-Aだ!』

P『知ってる顔はいるかな?』

P『…おっ?あれは…?』

P『よう、双子の妹』

亜美『誰だー!そんな呼び方する奴はー!』

亜美『って、Pちゃんじゃないのさ!』

P『どうやら一緒のクラスみたいだな』

亜美『ほっほー♪Pちゃんが同じクラスですかー♪』

亜美『んっふっふー♪こりゃ楽しい1年になりそうですなー♪』

P『頼むから面倒事には巻き込まないでくれよ…』

P『(こうして亜美と同じクラスになった)』
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:55:41.20 ID:TsAtbS0Yo
【勝率0%】

P『今年も体育祭で蹴散らすぞっ!』

亜美『おうさね!』

真『今年の騎馬戦はボクが相手だよっ!!』

P&亜美『……』

P『亜美さんや』

亜美『なんだい、Pちゃんや』

P『あの大将、討ち取れるか?』

亜美『無理っしょ』

P『アイツ1人で馬ごと壊しかねないしな』

P&亜美『棄権します』

真『ええっ!?』
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:56:16.44 ID:TsAtbS0Yo
【亜美に限ってそんなこと…】

亜美『亜美の悩みを聞いておくれよ』

P『唐突だな』

亜美『最近ねー、なんか胸がぽかぽかするんだよね〜』

P『なんだ?恋でもしたのか?』

亜美『えっ?』

亜美『これが俗に言う恋なの?』

P『いや、知らないけど』

亜美『……』ジー…

亜美『…いあいあ!ダメっしょ!』

P『いや、何がダメなのかわからないけど』

亜美『(…うん、それは違うって)』

亜美『(じゃないと、真美に…)』

P『(…なんなんだ?)』
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:56:51.29 ID:TsAtbS0Yo
【修学旅行も遊ぼうよ!】

P『今日から新学期だ!』

亜美『やっほい、Pちゃん!』

真美『やほやほー!』

P『おお、どうした。姉と妹』

亜美『ちょー!?そんな簡単にまとめないでよー!?』

真美『そうだ、そうだー!Pちゃんのすぼらー!』

P『悪い、悪い。そんで、どうしたんだ?』

亜美『どうしたもこうしたもないさね!』

真美『もうすぐ修学旅行じゃないのさ!』

P『あぁ、そうだな』
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:57:18.31 ID:TsAtbS0Yo
亜美『でねでね、修学旅行ってさ!自由行動あるじゃん!』

P『あぁ、クラス別でも組めるやつな』

亜美『でね、亜美とPちゃんは同じクラスの仲良しさんじゃん?』

P『んー…まぁ、仲は良い方か?』

真美『そんで真美と亜美は姉妹なわけですよ!』

P『一緒に行動しようってことか?』

亜美&真美『そういうことー!』
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:57:46.27 ID:TsAtbS0Yo
P『まぁ、予定も無いしな』

P『いいぞ。一緒に行動するか』

亜美『おー!Pちゃんノリいいねー!!』

真美『ノリが良いのだーい好きっ!』

亜美『やったじゃん、真美ー!このこのぉー!』ウリウリ

真美『ちょ…!ま、真美はそういうつもりとかじゃなくて…』

亜美『えっ?そういうつもりってどういうこと?』

亜美『なんか下心とかでもあるわけですかー?』ニマニマ…

真美『もー!亜美ー!!』

亜美『きゃはは♪』

亜美『……』

亜美『(Pちゃんと一緒♪嬉しいなっ♪)』

P『?』

P『(こうして双海姉妹と修学旅行を過ごす約束をした)』
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:58:22.32 ID:TsAtbS0Yo
【しおりを見てから思い出す】

P『今日から修学旅行だ!』

P『あれ?そういえば行き先ってどこだったっけ?』

P『……』

P『そうだ、そうだ!京都・奈良だったな!』

P『よし!バスに乗って出発だ!』
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:59:09.79 ID:TsAtbS0Yo
【あーいるいる。お前みたいなの】

亜美『修学旅行のお土産で木刀って人気だよね〜』

P『欲しいのか?』

亜美『まっさかー☆』

亜美『別に使うわけでもないのに、こんなのに1000円以上払うなんてもったいないっしょ!』

P『まぁ、そうだよなぁ』

P『形に残る物にしても、もうちょっと選ぶものってのが…』

P『まぁでも、今どき木刀を買う奴なんて…』

冬馬『おっ、この木刀中々良いな』

P&亜美『……』

P『…まぁ、男には木刀を見て何か滾るものがある奴もいるわけで』

亜美『…でも、似合ってると思うよ』

冬馬『な、なんだよお前ら…!?人を憐れむような眼で見て…?』
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 01:59:49.67 ID:TsAtbS0Yo
【奴の名は鹿・グレート】

P『今日は自由行動の日だ!』

亜美『Pちゃん、大変だ!』

P『どうした?』

真美『あそこのでっかい鹿が真美達のこと狙ってる!』

P『なにっ!?』

巨大シカ『…!』パシッ…!

P『…!!』

P『(ホントにデカイ!!)』
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:00:20.05 ID:TsAtbS0Yo
P『3対1か…』

P『…亜美隊員、真美隊員!配置につけ!』

亜美&真美『…!』

亜美&真美『了解っ!』バッ…!

P『行くぞ…巨大シカ…!』ザッ…!

巨大シカ『…!』パシッ…!パシッ…!

P『…総員退避ー!!』ダッ…!

亜美&真美『らじゃー!!』ダッ…!

巨大シカ『!?』

P『(こうして俺達は敵前逃亡した)』

P『(だって角で突かれたら大怪我するだろうし)』
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:00:50.83 ID:TsAtbS0Yo
【難しいお年頃】

P『ふぅー…良いお湯だったー』

亜美『……』スタスタ…

P『(おや?あれは亜美か?)』

P『(…外に行くのか?)』

P『(…1人みたいだな)』

P『(ちょっと追いかけてみるか)』
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:01:19.28 ID:TsAtbS0Yo
亜美『ふぅー…』

P『よっ、なに浸ってるんだよ?』コツン…

亜美『ひゃっ!?ちべた!?』
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:02:01.66 ID:TsAtbS0Yo
                        r'"::::::::::::\
                         レ1 :::::::_ノ^l
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                ,.。.--、 l: l/ : ;.-| └‐ァ::彡1
               r'rー-、、,,ir::ァ/  |  r'":::::::::|
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                  rク'",..、., ,rィ:`nー--−'": : : : ヽ、
                 /'’ '" ̄` /1: i' ,l_i、_: : : : : i: : : : : :.、
                /ヲ-ァ、  j l i: l V1ヽ、: : :.i : : : : : : :,
               .// f'o:;j     V  ヽ; : : i : i1;: : : : : : :.
               / 、 'ー'    -ァr:ェ-.、 ':,: :.l: :j:.l i, : : : : : l、
             ,r' ''   r'      (.:.(:ノ:.:ノヽ_; jl.:/∧:,: : : : :.j;.i
            /          、_`'ー '"_.人Vj/:イ:∧; : : : /l:j
            l                  /イl.:/: :ヽ、: ./:.l
            l    ,.、        '''      l:j:i': : : : /:l i
                i,  (__)              ij:l:l : :/: :.ri:l
          、-:-:i.                 /: ljr'" : : :/ .ij
            ̄入              '"⌒ヽ: :_:,ィ:/
           -'z=‐ヘ、.          _ノ ノ .ノ"/'"/
           彡^    ./ ` ' ー--r、v1-、.__`ニr'"
          ミ、    /     (T^`  ーヘz:;:;:.`ヽ__ 
         _,ィl-lri〜'1"     ,..Z┘        `"'‐:=
    ,.。-ー ''" ,。iO:、 ,.. 。 --- ―フzーァ_   __      `ヽ、
   ./    ,O^"ヽ:ヽ、__   i'/  ,/'" '^'ー'`ヽ、      'z
  ,./    O    `'ー-r-i'ー/メ  ,/、....,_  _,ノl.'l,      ミ
:'"./ .    O  __r:vOO'  ̄ /    l........... o ̄......ノ 1     i.lヽ
. /  : . ,:' lrO^'‐'^~      /  r;ク .j,...o............o..../  `l._   ./j'
/   . :i ☆        ;'.      l.l.../.........o......./   '∧ノ'
     :         . :i   ((_) .l l/...o..............ノ   /

亜美『って、Pちゃん…?』

P『飲めよ。俺の奢りだ』

亜美『…どったの?』

亜美『あっ!もしかして亜美の追っかけ?』

亜美『いあいあ♪亜美ちゃんって罪な女の子ねん♪』

P『……』
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:02:29.74 ID:TsAtbS0Yo
P『…良い景色じゃないか』

P『こんな景色を見るなら俺も誘えよな』

亜美『あー…うん…』

亜美『そだね…』

P『まぁ、俺じゃ無くても真美と一緒にとかさ』

亜美『……』

亜美『…ねぇ、Pちゃん?』

P『…どうした?』

亜美『亜美と真美っておんなじかな?』

P『……』
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:02:56.80 ID:TsAtbS0Yo
亜美『Pちゃんにとっては仲の良い双子の姉妹ってことで、まとめられちゃってるかな?』

P『……』

P『バカ野郎』コツン

亜美『あいてっ…?』

P『お前は双海亜美だ』

P『真美も大切な友達だけど』

P『俺は亜美は亜美として大切な友達だと思ってるよ』

亜美『…!』

亜美『…そっか、ありがと』

亜美『亜美は、亜美だよね!』

P『……』

P『隣、良いか?』

亜美『うんっ…』

P『……』
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:04:41.79 ID:TsAtbS0Yo
P『(それ以上、亜美から俺に話かけることは無かった)』

P『(そして俺からも何も話しかけたりはしなかった)』

P『(俺からは、何も聞くまい…)』

P『(こうして修学旅行、最後の夜は終わりを迎えた…)』
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:05:26.38 ID:TsAtbS0Yo
【チーム名は竜宮小町だよ!】

亜美『Pちゃん、いおりんちのクリスマスパーティ行く?』

P『あぁ、行くつもりだぞ』

P『チケットも手に入ったしな』

亜美『Pちゃん、亜美ね!ファッションショー出るんだよ!』

P『ファッションショー?』

亜美『いおりんと並んで歩くんだー!』

亜美『釘付けのイチコロにしてあげるんだから絶対に来てよねっ!』

P『(水瀬の家で伊織と並んで歩いたら注目の的になるだろうなぁ)』

P『(伊織もそうだが実際、亜美も可愛いしな)』
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:06:18.24 ID:TsAtbS0Yo
【どう見てもトップアイドル】

P『さーて!クリスマスですよ!クリスマス!』

P『伊織本人からクリスマスチケットも貰ったし…』

P『多少小奇麗な格好をして行けば大丈夫だろう!』

P『って、思うんですよね?』

新堂『伊織お嬢様のご友人の方でいらっしゃいますか?』

P『はい。本人からチケットも…』ペラッ…

新堂『拝見させていただきます…』ジッ…

新堂『…結構でございます。どうぞごゆっくりとお楽しみくださいませ』

P『あっ、どうも』
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:06:46.23 ID:TsAtbS0Yo
P『いやー流石に豪華なパーティーだな…』

P『テレビで見るようなお偉いさんの顔まで…』

P『…まぁ、それはともかくだ』

P『俺もパーティを楽しまないとな』

P『…って言ってる間にそろそろファッションショーの時間か』

P『さて、亜美と伊織はと…』

P『おっ』
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:07:13.60 ID:TsAtbS0Yo
                    -、-、  _
                     ,ィ´¨`::::::i,〃 ̄
                         ',.ェ'孑-ュ__<´
                     ,.:´:.:.:.:`ヽ 'ァ)ニヽヽ      ___
                      ,':.:,.:.:.:.:.:.:.:={(‐-、)}:.:.、-=≦´     ̄`ヽ
                  {:.:|'',:.:.|:.:.:.:.:.ゞニイ:.:.:.:.)--=、 A      丶
                      i'豺ァ、!:.:.:.:.j, -、:.:.:.:.i 〉'_=,:.:.:.:.ヽ∨         、
                     ノ '  |/i/ ) i:.:.:.:.:.j/ -、',:.:.:.:.:.Y、        ヽ
                     、 ,..-、  ,ィ:.:':.:.:.:, ´.!   ',:.:.:.:.:.!::∨      ノ
                     ゛ゞ_.ノ  ..:::)ィ:.:.:{  ノ 廴 ',:.:.:.:.|:.:.:.` <__>'
                 ,=-rゝ__ ィ:::::::'´ i!ゞ i     }:.:.:.i!:.:.:.:.:.:|:.:.|
                  イY三ヽ,__,..) ,>_´`ヽ. 一   ,':.:/j'.',:.:.:.:.:.!:.:i
                    (、(`   i./ / /  `ヾiλ__ ..:i:./.j、:::',:.:.:.:.!:.:!
                  i 1  i',ィ`>.、  , i}   r-:/.':.,'ノ、::',:.:.:.:.:.i!
                }ーゝ-='_iー.ァ' ` 、`イ.j! ,オ-ノ:.:./., -<::',:.:.:.:.:.',
                 i___>' ,>'/ヽ ', ̄!:iァ'イ/:.:.:.ノ´   i:::',:.:.:.:.:',
                  />'r'´__,ィ、`ヽ.', 'ー< _ノ7:.ノ_,ィ\ ..,':::::',:.:.:.:..',
               'T ̄i个ー'>'´ヽr'    ヽ |´      ヽ:::::::',:.:.:.:.:',
                     |  ..|   /、i ・    }|      ,ィ/:::::::::',:.:.:.:.:',
                 ー=´i   ,イ { ::.    ィァ、    .ノ:::::::::::::::::i';.:.:.:.:',
                      }ー '.)〉, ->--ァ _/ レ'| ,、i、!:::::::::::::::::::i::';:.:.:.:.',
                   ,イーtt-i }イ/_ノ    ./___ノ:::::::::::::::::::::::::'、.:.:.:',
                  /イ ̄ア'ゝ.い,」)    ,〈:::::::::::;:::::;:::::;:::::::::::::::::::|ヽ:i
                 (/  /  \  フr'` ー(  ヽ:::::;::::;'::::;'::::::::::::::::::::!
                 /_  ,'    >',イ、 ..-i 〉 i i 〉 ̄〉::,イ:::::::::./!:::::::!
                   ,イ- :i. ,   / ( / 7 i  `¨´  /::/ .|::::::ィ;'.八:::|゙
             〃ー┤! .,  .//'    ゝ┘    ノ'´   レ' リ、 ゝ!
                ∨ー//'´                   丶
                 〉'./'´                      ヽ
                /--'´                     > -ヾヽ
               ,イ ̄ `丶        _          /    ヽ|)
                ('__     ヽ  , ´       `丶    /    __ノ
               λ___   ._∧_            ヽ /   ___ノ
                  i `ー、 |__|             j`ヽ__ノ
                     i    `ー-t、__, ィ、_.ィ-==-‐‐ァー´
                 i     ノ j──-- ,' ゙、 }<´¨ ̄_∨
                  i    , '   }----==,'   ヽ}- ´ >i
                    i    i   }---===′   ヾ<´
                ,     .!  i     ,',     ', .    ',
                     ,'    .!  !     ,' ヽ.    ', .     、
                    ,'     '  i     ,'  ∧     , 、      ヽ
                   ,     ,′ .!          ∧   .>.丶     ∨
              ,′-= _/    !     .,       }<´ 〉、\
              ,′---=}   j    .′    〉-< .o)  、    ∨
             ,′--==/   ,′  .,′     ゝ_> ´ :∨  \     、
             ,′   ,′  ,′  ,         ∧    ヽ   丶   ヽ
            r'     ,′ r'    j          、  _i.    }     ).
      r---===-'     r'  ,ノ__>-r'             }二- ' `ヽ  /   / ヽ
       i`>、_____.r´ ` ー-= ´     `>        __ノ       ,j-'   /  ./
      ≧、 __> 7、、_    _____j         r'´    ノ ___/´     /`´
            ゝ__二_>'i____ノ      λ二二二/ .λ__.ノ
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:07:43.59 ID:TsAtbS0Yo
P『(…あれは凄いな)』

P『(纏ってるオーラが違うよ)』

P『(流石はアイドルクラスの容姿を持った二人だ)』

P『(これはダントツの優勝で決まりだな)』

伊織『亜美、この伊織ちゃんとペアを組めて光栄でしょ?』

亜美『(Pちゃん…Pちゃん…)』キョロキョロ…

亜美『(あっ、いたっ!)』

亜美『(この衣装どうかな〜…?気に入ってもらえるかな〜…?)』ソワソワ…

伊織『……無視しないでよ』

P『(こうして学生生活2年目のクリスマスは終わりを迎えた…)』
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:08:11.88 ID:TsAtbS0Yo
【こぶち】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

亜美『紅白観た?』

P『まぁ、軽くだけな』

P『あとはガキ使』

亜美『いいうぇわだぢはさぞりざのおんなぁぁぁぁぁ』

P『おお、こぶちがきいてるな』

亜美『演歌は得意なんだよねー♪』

P『あれって、演歌か?』

P『(さて、今年も1年頑張るか!)』
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:08:48.65 ID:TsAtbS0Yo
【秘密兵器を作るのさ!】

P『亜美が図書室に俺を呼び出すなんて、明日は槍でも降るのか…?』

亜美『どーいう意味さね!?』

P『いや、亜美ってあまりにも図書室が似合わないからさ…』

亜美『まぁ、亜美だって好き好んでこんな静かな場所に来ませんよ…』

P『その心は?』

亜美『もうすぐ学年末テストあるじゃん?』

P『そうだな』

亜美『でねでね、それで悪い点数取っちゃうと亜美、ケッコーヤバイんだ!』

P『そりゃ大変だ』

P『…で、その手に持ってる紙とハサミはなんだ?』
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:09:18.46 ID:TsAtbS0Yo
亜美『Pちゃん、カンニングペーパー作るの手伝ってぇ♪』チョキチョキ…

P『小鳥先生、呼んでくるな』スタスタ…

亜美『わぁー!?待ってよぉー!?』

P『お前…いくら切羽詰まってるからって…』

亜美『冗談だよ!軽いジョーダン!』

P『ホントかよ…』

亜美『…Pちゃん、勉強教えて?』

P『まぁ、それなら…』

亜美『わーい!』

P『ていうか、図書室では静かにしような』

P『(こうして亜美のカンニングを防止した)』

P『(勉強の理解度から言って、多分わりとマジでカンニングペーパーを作る気だったに違いない…)』
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:09:50.09 ID:TsAtbS0Yo
【ついでだよ?】

P『今日はバレンタインか…』

亜美『やっほ、Pちゃん!』

真美『……』モジモジ…

P『おお、亜美と真美。どうした?』

亜美『…ほら、真美!』トンッ…!

真美『わ、わぁっ!?お、押さないでよー!?』

P『?』

真美『あ、え…えと…』

真美『その…』モジモジ…

亜美『真美ねー!Pちゃんの為に徹夜でチョコ作ったんだよー!』

真美『ちょ、あ、亜美ー!?』

P『えっ?手作りなのか?』

真美『あ、その…!』

真美『とにかく受けとって!じゃあっ!』ダッ…!

P『あっ、真美!』

亜美『……』
463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:10:18.34 ID:TsAtbS0Yo
P『行っちゃった…』

亜美『ねぇ、Pちゃん?』

P『あぁ、亜美。あとで真美によろしく…』

亜美『亜美からもあげるよ。チョコ』

P『おっ?亜美もくれるのか』

亜美『まぁ、ついでですよ!ついで!』

亜美『真美が手作りしてるの見たら、なんだか亜美もムショーに作りたくなってね!』

P『手作りなのか?』

亜美『あー…うん』

亜美『美味しいかどうかの保証は無いけど…』

P『その気持ちだけで嬉しいよ。サンキューな』

亜美『……』

亜美『…それじゃあ、亜美も行くからっ!』ダッ…

P『えっ…』

P『……』

P『(亜美…真美…)』
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:10:51.09 ID:TsAtbS0Yo
【亜美は貰えないよ!】

P『さてと、ホワイトデーだ』

P『……』

亜美『あっ!Pちゃん、やっほ!』

P『あぁ、亜美。ちょうど良かった』

亜美『およ?なんか亜美に用事?』

P『これ、ホワイトデーのお返し』スッ…

亜美『えっ…』

P『チョコ、美味かったよ』

亜美『……』

亜美『あははっ!Pちゃんったら律儀だね〜!』

亜美『亜美はついでだって言ったのに〜!』

P『いや、でも…』
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:11:18.55 ID:TsAtbS0Yo
亜美『真美にはもうあげた?』

P『いや、まだ…』

亜美『…じゃあ、早く真美にあげないと!』

P『お、おい、亜美…』

亜美『それじゃね!』ダッ…

P『……』

P『(…亜美)』
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:11:54.31 ID:TsAtbS0Yo
【いつまでも子どもじゃない】

P『ついに最上級生か…』

小鳥『ええ。最後の1年よ』

P『小鳥先生…』

小鳥『亜美ちゃんと真美ちゃん…』

小鳥『お互いがお互いを大切に想っている…』

小鳥『特に亜美ちゃんの心はこの2年間でとても大人になった…』

P『……』

小鳥『ってわけで今年も私が担任です!』

小鳥『最後まで面倒見てあげるから残り1年よろしくね!』
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:12:37.01 ID:TsAtbS0Yo
【ピヨちゃんが教師として1番頑張る時】

P『さて担任は変わらずともクラスは変わった…』

P『誰か知っている子は…』

P『あっ…』

P『亜美!』

亜美『ほわっ!?Pちゃん!?』

P『また同じクラスだな、俺達』

亜美『うあうあ、マジかー…!』

真美『こりゃ、ピヨちゃんには感謝してもしきれないね…』ボソッ…

P『ん?』

亜美『な、なんでもない!』

P『?』

P『(こうして今年も亜美と同じクラスになった!)』
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:13:16.17 ID:TsAtbS0Yo
【髪留めも外してみたりしよっかな?】

亜美『ねぇねぇ、Pちゃん』

P『ん?どうした?』

亜美『隣のクラスのあずさちゃんが髪の毛、バッサリ切ったの知ってる?』

P『あぁ、三浦さんな』

P『大人びてた雰囲気だったけど、なんか可愛らしい印象になったよな』

亜美『…ショートの方が好きなの?』

P『確かにショートは俺好みだなぁ』

亜美『……』

亜美『…そっか♪』

P『ん?』

亜美『なんでもないよん♪』

P『(…可愛い奴だ)』
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:13:57.84 ID:TsAtbS0Yo
【二人ともかけがえのない存在】

P『今日は亜美と真美の誕生日だ!』

P『……』

亜美『さてさて、亜美と真美のどっちにプレゼントくれるの?』

真美『……』

P『…恋人にする、しないならになったらともかくさ』

亜美&真美『えっ?』

P『こういうことでお前らを区別するのは違うと思うんだよな』

亜美&真美『……』
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:14:24.45 ID:TsAtbS0Yo
P『お前達は俺にとって二人とも大切な友達だ』

P『だから、どちらかを特別扱いなんてせずに俺は二人に誕生日プレゼントを渡すよ』

P『優柔不断かもしれないけどさ』

亜美『…全くホント、その通りさね』

真美『でも、そんなPちゃんだから真美達も友達をやってるんだよ!』

P『お前達…』

亜美&真美『Pちゃん、いつも仲良くしてくれてありがとう!』

亜美&真美『これからもよろしくね!』
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:15:22.99 ID:TsAtbS0Yo
【まこちんのパワーは53万です】

P『今年最後の体育祭だ!』

真『今年こそ、ボクと戦ってくれるよね!?』

亜美『だって、Pちゃん』

P『最後の体育祭も騎馬戦は棄権か…』

亜美『残念無念…』

真『ちょ、ちょっと待ってよ!?』

真『それじゃあ、また今年も不戦勝になっちゃうじゃないか!?』

P『ポイント入るなら良いだろ?』

真『物足りないんだよ〜!戦ってよ〜!!』

亜美『まこちんは手加減を知らないから無理だよ』

真『そんなぁ〜!!』

P『(こうして今年の体育祭も騎馬戦は棄権した)』
472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:15:54.75 ID:TsAtbS0Yo
【思いっきり遊ぶんだ!】

小鳥『はいはーい!期末テストの結果発表ー!』

P『おおっ…!』

P『とりあえず平均点以上はキープか!』

小鳥『やるわねー♪』

小鳥『担任名利に尽きるわ♪』

亜美『なんと亜美も赤点が無いよー!』

小鳥『涙で前が見えないわ…』

P『亜美…成長したな…』

亜美『そりゃ、亜美だって補習で夏休み潰したくないもん!』

亜美『今年の夏は思いっ切り遊ぶんだ!』

P『いやお前、一応受験するんだろ?』
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:16:41.05 ID:TsAtbS0Yo
【本音は裏腹】

亜美『やっほい!今日は何して遊ぼーか?』

P『呼び出しといて、それかよ…』

真美『まぁまぁ、良いじゃんよ!』

真美『真美達、パワー有り余ってるもんでさー!』

P『いつも通りだろ』

亜美『ってわけでさー』

亜美『ぱんぱかぱーん!遊園地のペアチケットぉ♪』

P『おお…どらねこモンのモノマネ似てるな…』

P『ん?ペアチケット?』

亜美『Pちゃん、どうする?』

真美『……』モジモジ…

P『…ええっ!?』
474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:17:09.62 ID:TsAtbS0Yo
P『…決めなきゃダメか?』

亜美『ダメ!』

P『……』

P『じゃあ、俺の言うことは絶対ってことか?』

亜美『そうだよ!』

真美『……』

P『…亜美、一緒に行こう』

真美『…!』

亜美『……』

亜美『…えっ?』
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:17:37.64 ID:TsAtbS0Yo
亜美『き、聞き間違いかな〜?』

亜美『い、今…亜美って…』

P『……』

真美『…聞き間違いじゃないよ』

亜美『真美…』

真美『へへっ♪やったじゃん、亜美♪』

真美『亜美だってPちゃんと一緒に行きたかったんでしょ?』

真美『真美の分まで楽しんでおいでよっ!』

亜美『で、でもっ…』
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:21:45.35 ID:TsAtbS0Yo
真美『良いんだって!もともと亜美が用意したチケットなんだしさ!』

真美『真美は真美でまたそのうちPちゃんに埋め合わせしてもらうから!』

真美『ねっ?Pちゃん?』

P『あぁ、必ずするよ』

真美『だから、行ってきな…?』

亜美『…!』

亜美『…うん』

亜美『(亜美はやっぱりずるい子だ…)』

P『(亜美…真美…)』

P『(こうして俺は亜美と遊園地に行く約束をした)』
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:22:39.28 ID:TsAtbS0Yo
【サイコーの時間だけど】

P『さて、二人で遊園地だなんて新鮮だな』

亜美『…ねぇ、Pちゃん』

P『ん?どした?』

亜美『な、なんでもない!』

亜美『(どうして亜美を選んだの?なんて聞けるわけないよ…)』

P『……』

P『…ほら、そんな入場する前から辛気臭い顔するな!』パンッ…!

亜美『わっ!?』

P『今日は遊びつくすぞ?』

亜美『……』

亜美『…う、うんっ!』

亜美『(Pちゃんと一緒にいられるのは嬉しいんだ…)』
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:23:28.69 ID:TsAtbS0Yo
              |\    ,/
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     ____xへ|:..| 〈  ^ ん癶         ヽ|  `:::::::| `¨⌒
          `く ̄「V:.、    乂/        ー―-ミ  }:::::|\
.,__     ¨¨¨¨`<〉 V〉┤              万豕ヽ_  ∧:::|⌒
ニニ≧=-  .,____/⌒¨¨`つ__       しシ ノ^/〉|/∧
ニニニjニニニニl ̄ ̄「|圦  〈ヽ\   ´      ,__/
<ニニlニニニニ|    l∧ 丶 \    ー┐   /  ┌r 、__
  `¨Vニニニニ/〉   | ∧  \   ー―'゙ ⊂ニ`'<厂ア〉ト
    Vニニニ//∧   }/{   \__..   -=≦ゝ }>. '¨¨⌒ヽ\
.    |ニニ//〈,∧   |\   //      人  \
.   ノl,//: : : :}: : 、  ∨l/⌒7"     /-ニ\     ┐   {
.   [ ̄/\: : : : : :{ :\ |/   /       /|ニニニ∧  / ̄ ̄ ̄\
   /´     \ : : : } : : `'く>∠,,___/! :/ニニニニ≧x\____  〉
.  /       \: : : : : : // : : : : : : : : : |/ニニニニニニ〉_|     |‐′


ミッフイーマウス『はい、チーズ!』

亜美『いひひっ♪』
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:25:07.74 ID:TsAtbS0Yo
ミッフィーマウス『パレードも良かったら観て行ってねー!』

亜美『ありがとー!うさぎねずみー♪』

P『二人で写真だなんて、なんだか照れくさいな』

亜美『へへ…そうかもっ』

亜美『でも、さいっこーの思い出になると思うな、亜美…』

P『(俺もそう思うよ)』

亜美『ねぇねぇ、Pちゃん!次はあのアトラクション行こうよ!』

P『よし!目指せ完全制覇だ!』

亜美『おー!!』

亜美『(…だけど、違う…違うんだよ…)』

亜美『(亜美は…)』
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:25:57.05 ID:TsAtbS0Yo
【双子だから以心伝心】

P『さて新学期になって、すっかりもう秋だ!』

小鳥『はい!みんな、おはようございまーす♪』

小鳥『今日はあなた達に大切なお知らせ!』

小鳥『今年の文化祭はクラスで出し物をすることに決定しました!』

P『また唐突な』

小鳥『ていうわけで、みんな意見をちょーだいな!』

P『(ふむ…)』

P『(出し物か…)』

亜美『(だちものねー…)』
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:26:46.29 ID:TsAtbS0Yo
小鳥『…はい、じゃあゲームコーナーをやることに決定!』

小鳥『みんなで頑張りましょうね♪』

P『ゲームコーナーってなにするんだ?』

亜美『ほら、輪投げとか射的とかで景品付けるとか!』

P『あぁ、なるほどな。そういうゲームか』

亜美『参加型なんかも面白そうだよね〜♪』

亜美『ツイスターゲームとか☆』

P『ツイスターゲームか…大人から子どもでも楽しめそうで良さそうだな』

P『よし!ツイスターゲームは俺は用意しておくよ!』

亜美『おおっ!よろしく頼むよ!』

亜美『んっふっふ〜♪じゃあ亜美はツイスターゲームの指示する人ね〜♪』

P『(何かよからぬことを考えている気がする…)』
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:27:32.13 ID:TsAtbS0Yo
【女の子とやってナンボのゲーム】

P『今日はっ…文化祭…だ…!』プルプル…

P『ま、亜美…は、早く次の指示を…!』

亜美『えっとねー。右手が赤、左手が黄色、右足が赤で、左足が緑だよっ♪』

P『ま、マジかよ…そ、そんなの…身体がネジ切れるぞっ…!』ググッ…

P『あ、亜美…それ、ホントに…ちゃんと回してるんだろうなぁ…?』
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:28:15.65 ID:TsAtbS0Yo
             _,,..- '"  ̄ ̄ ̄ ゛''-.,,_
            /    _         \
          /   ,..-'"::::::::::::::::::゛::::' '-.,,_    i_
    _,,..-'" ̄::ヽ  /:::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\    ヽ
   (:::::_,,..-=,;;;;;::::〉'::::::://::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::ヽ、   `,
   \三三ミミ:::/::::::r//i::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ\ヽヽ:ヽ   |
   /:::::::::::::::::/:::/ .|i ヽヽ:::::::::::ヽ::::::::::::::::::ヽ ゛''-:::::',   ゝ
   (::_;;..-二>彡/  .|!  .\ヽ::::::::::::ヽ、:::::::::::::゛''-.,::::::i   i
   `'  ,,.-' 〉 |彡   ヽ   ゛''-.,,_..,,____-.,,―--,‐"::::::|   |
     / /  |::', _,,..-‐'"       .ュ':::ヾヘ  ',::r‐、|   /
     丶ゝ   ',::',  x==ュ      弋:::リ:   ',| , ',  /
          ',::', 《 弋::::)             i ノ ) /
           i"',   `"   、        /''/ /
           ', ',               ./  ヽ-_-..
            ヽ',     ,..‐'  ̄ i    /  -ニ,'-
            __,,,ヽ.    ヽ .,,__.ノ   /i--‐' ̄
            ヽ..;;;;_>, .,,_     _.-'/  丶_
              _,,. .-‐'"', ', -‐ '  i       ̄゛゛''''‐...
        _,,.. -‐'"       ', ',___∧ _',_           ヽ
   _,,..-‐'"         _,,..   ', ヾ'._i__ /            ',
  ',         _,,..-'"   ',  ', /_'!゛_ヘ.',            ',
   ',      _,,..‐'"       .',  .',/、∨r", ',            ',
   ',  _,,.‐'"           ',  .',  / ∨, =',            .',
  _,,..-‐'"              .',  ',`      ',            .',

亜美『うんっ♪亜美はちゃんと回した通りの指示を出してるだけだよ〜?』

P『そ、その…顔…あやし…ぐっ…!?』ググググッ…

P『も、もうダメだっ…!』ペタン…!

亜美『はいっ♪Pちゃん、アウトー!』

亜美『最後まで生き残った君にはお菓子をプレゼントなり♪』

子ども『わーい!』

P『…まっ、いっか』

P『(…わりと悔しいけど)』

P『(こうして学園生活、最後の文化祭は終わりを迎えた…)』
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:28:58.02 ID:TsAtbS0Yo
【ケジメをつけるよ!】

亜美『ねぇ、Pちゃん。ちょっと良いかな?』

P『亜美?どうした?』

亜美『今年のクリスマスも1人〜?』

P『…悪かったな』

亜美『あははっ♪ごめん、ごめん♪』

亜美『そっか、でも予定無いのかな?』

P『まぁ、そうだな』

亜美『じゃあさ…』

亜美『亜美が二人で一緒に過ごそう!って言ったら過ごしてくれる?』

P『…!』
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:29:24.58 ID:TsAtbS0Yo
P『あぁ、俺で良いなら喜んで』

亜美『ほ、ホントに?』

亜美『…良かった』

亜美『……最後に二人の思い出が作れるよ』

P『えっ?』

亜美『い、いあ!なんでもないよ!』

亜美『じゃあ今年もいおりんのパーティ行こうよ!』
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:29:56.55 ID:TsAtbS0Yo
亜美『それで一緒に行動しよっ!』

P『あぁ、わかった』

亜美『そいじゃねっ!』ダッ…

P『……』

P『(最後…)』

P『(…亜美、お前は)』
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:30:32.19 ID:TsAtbS0Yo
【夢でも逢えたら】

P『さて、クリスマス当日!』

P『(俺は亜美と二人で伊織のパーティへと来た)』

P『(そして今、俺達は肩を並べて中庭のクリスマスツリ―を見てる)』

P『(…はずだったんだが)』
488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:31:04.03 ID:TsAtbS0Yo
             .|:::::|   /::::_,,.-''"
              .|::::::i /:::/ "__,,.-- ,、
         ,,. -‐‐-.,_|:::::::〉:::::::/ ̄ 二:::::::::::\
        i:::: 〆、:::::::::::/:::::::/:::::/    ̄ ̄
        |::::i ̄:::::::::::::::i_::::::_∠- 、
        i∧| ̄゛゛''''γ   ヽ    ヽ
               |     i_,.......-‐'―--‐'" ̄゛'''ヽ
              .ヽ _ ノ::::::::::::::::::::::\\\:::\::::.\
               ./:::::::::::::::::::::::::::::::::_,,..-‐ヽ::::::::::::\::::::\
              /::::::::::::::::::::::<" ̄      ' ,',',:::::::ヽ:::::::::\
             ./::::::::::::::::::::::> ̄       ',::',ヘ:::::::ヽ:::::::::::ヘ
             .i:::::::::::::::::::/   ゛゛ ̄゛゛''‐.._ ',:', ヘ:::::::i|:::::::::::::ヘ
             i::::::::::::::::::ソ   ュ,,,,_、     ',| ヘ:::::|.|:::::::::::::::i
             i::::::::::::::::/    ”” ̄”_      ヘ:::| |:::::::::::::::i
            .//二ヘ /                 |/、|/|::::::::/
           ./i   ヘ| |               x=@ ヽ |:::::/\
           ./::i  ( /"              、  _ /|::::|: : : i、
          /::::::ヽ  ニ                  ”/ヾ:::/: : : : i
          /:::::::::::::::''-.,,_         ,-‐ 、     /: :ヾ|!: : : : : i
        _./::::::::::::::::::::::::::::: ̄:::>'     ″ -'.     /: : : : : : : : i: :ヽ
       . ̄ ̄ ̄\::::::::::::::::::ヽヽ、            /: : : : : : : : : _ゝ: :\
             \|\:::::::_::\.゛''-.,,_   __,,..- i-ヾ___,,..-‐'": : : : : : :i
          __,,..-": : r-\\゛"―-..,/_ ̄    _ \_: : : : : : : : : : : : : : :|
      γ ̄: : : : : : ,,..<_    ヾ    ,,..!   >、!\|"Τ__  ゛'‐-..,,_: : : : : : /
       /__,,..-‐'" ̄   _ 二ニ'''''''''''''''".  ̄ 7: :"''" ̄: : : :">'-.,,_ ゛゛''‐../
     , '"       /: : : : : ::ヽ    _,._i: : : : : : : : : : : \_,,.-''".    ヘ
    ./   r:":゛''-.,, .|: : : : : : _ ,,.!_ ,r'": : : : : :ヽ: : : : : : : : : / _,,.-‐'"    . ヘ
    /   〈 , -: : ::/: :ヽ: :/: ::  ): : : : : : : : /\: : : : ::,∠.‐'"  _,,..-     ヘ
   ./    /: : : :_,,,,>--’ -< ̄: : : : : : : : : ヽ,  \: :<__,,.-'' |_r'"”       i
  /    ./: : : ::i: : ::_,,.‐'7ヘ\ .゛'-: : : : : : : : : : :i.   \: : : : : :/ ._,..-‐、     i.
  /    /: : : : : :〜": :-": :ヘ: :\ノ: : : : : : : : : : : |    ヘ: : ::<_,,,iヘ   \    i

亜美『すぴー…』
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:31:30.94 ID:TsAtbS0Yo
P『…全く』

P『こんな寒い中、そんな格好で寝てたら風邪引くどころじゃないぞ』

P『……』

P『(ジャケットかけて、俺の肩に寄せておくか)』

P『よっこらせ…』グイッ…

亜美『ん、んー…Pちゃーん…』ムニャムニャ…

P『……』

P『…メリークリスマス、亜美』

P『(こうして学園生活最後のクリスマスの夜は更けていった…)』
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:32:16.71 ID:TsAtbS0Yo
【それぞれの想い】

P『年も明けて新学期!』

P『(ちょっと風に辺りに屋上に来たんだけど…)』


真美『―――!―――?』

亜美『―――!―――…』グスッ…


P『(俺はいない方が良さそうだな…)』
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:32:43.08 ID:TsAtbS0Yo
―――そして、時は流れ


P『3月1日…卒業式…』

P『今日、最後の制服…』

P『この道を歩くのも最後になるんだな…』

P『……』

P『…行こう』
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:33:09.75 ID:TsAtbS0Yo
P『卒業式も終わっちゃったな…』

亜美『ねぇ、Pちゃん?』

P『亜美』

亜美『中庭行こ?』

P『中庭?』

亜美『うん』

亜美『二人きりで伝えたいことがあるんだ』

亜美『だから一緒に中庭、行こ?』

P『…わかった』
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:33:36.09 ID:TsAtbS0Yo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

亜美『……』

P『亜美…』

亜美『…亜美ねー、自分ではまだまだ子どもなんだって思ってたんだ』

P『えっ?』

亜美『楽しく遊んでいられたら、それで良い』

亜美『だけど、それもいつまでも続かないんだよね』

亜美『昨日、遊んだと思ってたら今日はもう卒業式で…』

亜美『亜美もこれからは自分で考えて行動してかなきゃいけないのかなーって思ってんだ』

P『…なんだか亜美じゃないみたいだな』

亜美『あはは、そうかもっ』
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:34:02.60 ID:TsAtbS0Yo
亜美『ホント、亜美らしく無いっていうかさ…』

亜美『…いや、むしろこれがホントの亜美なのかな』

P『本当の亜美…?』

亜美『ずるくてさ…誤魔化してばかりで…』

亜美『どうして…亜美は…』

P『…亜美はそんな奴じゃないだろ』

亜美『ううん。違うんだなーこれがさ』

亜美『それでいて、バカなのは変わらない…』

P『……』
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:34:29.39 ID:TsAtbS0Yo
亜美『ホントにバカだよ、亜美…』

亜美『真美の気持ち、知ってたのに…』

亜美『真美のことを応援するって決めてたのに…』

亜美『なのに…どうして…』

P『…亜美』

亜美『ごめんっ!伝えたいことはそーいうんじゃなくてさっ…!』

亜美『…だけど、亜美はやっぱりずるいんだ』

亜美『心の中、ぐちゃぐちゃでわかんない…』

亜美『だから…今からPちゃんのこと困らせるようなことを言うね』

亜美『亜美、Pちゃんのことが好きだよ…』

P『…!!』
496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:35:07.15 ID:TsAtbS0Yo
亜美『ごめんねっ!こんなこと言っても、やっぱ困るだけだよねっ!』

P『亜美…俺は…』

亜美『…真美がね、伝説の木の下で待ってるよ』グズッ…

亜美『だからさ、真美のとこ行ってあげて…?ね…?』

亜美『…バイバイッ!!』ダッ…!

P『…!!』

P『(……俺は)』

P『(……俺はっ!!)』ダッ…!!
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:35:33.54 ID:TsAtbS0Yo
P『亜美っ!!』

亜美『…!!』

亜美『な、なんで亜美のこと追いかけてきてんのさ!?』

亜美『早く真美のとこ行ってあげてよ!!』

P『…亜美、聞いてくれ』

亜美『えっ…?』

P『俺は、亜美のことが好きなんだ』

亜美『…!!』

P『だから…真美のところには行けない』

亜美『そんな…わかってんの!?』

亜美『真美はPちゃんのことが好きなんだよっ!?』

P『……』
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:35:59.70 ID:TsAtbS0Yo
P『知ってたよ、真美が俺のことを好きなのは…』

亜美『…!』

P『だから、亜美がずるい奴なら俺だってずるい奴だ』

P『だけど、自分自身の好きだって気持ちに嘘をつくことは出来ない』

P『俺は亜美のことが好きなんだ!』

亜美『…っ!』

亜美『バカっ!!』

バシッ!!

P『……っ』

亜美『……』

亜美『…Pちゃん、バカだよ』

亜美『バカぁっ!!』ガバッ…!
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:36:33.48 ID:TsAtbS0Yo
真美『……』

真美『…自分の気持ちをナシにして真美の気持ちを優先してくれた』

真美『亜美は真美にとって最高の妹だよ…』

真美『だけど、妹の幸せを願わない姉はいないんだからね?』

真美『そして…Pちゃん…亜美の想いに応えてくれてありがとう…』

真美『自分自身の気持ちにウソをつかずに真っ直ぐ受け止めてくれた…』

真美『真美が好きになったのがPちゃんで良かった…』

真美『……』

真美『…うぐっ、ぅっ…』ツー…

真美『よ、かった…よかっだよぉ…』グズッ…
500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:37:00.36 ID:TsAtbS0Yo
リンゴーン!リンゴーン!

P『俺は確かにバカかもしれない』

P『だけど亜美のことが好きだから…』ギュッ…!

亜美『…良いんだよっ』


―――バカで良い

―――亜美はね

―――そんなPちゃんのことが好きなんだよ…
501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:37:30.12 ID:TsAtbS0Yo
                ト、
             __   |:.れ,
.       ..:.´.:.:.:.:.:.:.:.:`|:.:.:イ
      /⌒丶.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:ノ
.          ,.:´.:.:.:.:.:∧厂〉 ___
       /⌒ー―〈fア゙´.:.:.: .:.:.:.:.:. ``.:. 、
            ,..:./:.:.:.:.:. : i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :.:.、
           ,.:.:. /:.:.:.:.:.:.:.:.i|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: 、:.:.:.:丶
        / .:.: i:.:.:.:.:.:.:.:.:八:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. \:.:.:.:.:.
.         ′:.:从:.:.:.:.:.: /   \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.‘,:.:‘,
.         i|:.:.:.' ⌒ヽ:.: /  /⌒丶.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,: :.!
.       八:.:.|   ∨         )イ!:.:.:.:.:.:.:.i.:.:. l!
.        ヽ!             |i:i.:.:∧:.:|:.:.:,'
.           ! y=ミ    y==ミメ |:i:i/i:i:iVi:.:/イ、
.               ,            j/⌒ヽ:i:i:/ノリ:.:>
            ′                う ノi:i彡<
.          人   F    ヲ    r=彡'⌒ヾ:.:.:.:.>  END
             \ `    ´    / __   V´
            \      イフ´     `丶',
.                ー<\,/´         \
                 _厂ィ´/               \
            / /ノ ノ              \
                \/ /  ☆                \
             r|/o   ∧               _    |
            //〉o <   >          / \:\ |
.             ////|     ∨   \    /     \l,/
             レ' レ':.;o            \  l \    ヽ
            /:.:. ′             \/___/      ′
              /:.:./   o∧o        / /      /
          /:.:./  <  >         / /      /
            /:.:./    o∨o         / /      /
        /:.:./                  / /      /
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:38:46.53 ID:TsAtbS0Yo
亜美編終了です
次回更新時はやよい編を投下予定です
まだまだ先は長いですが良かったら最後までお付き合いください
503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/09(火) 02:39:09.97 ID:z/0xBeZIO
おつ
あみもなかなかいいものだなぁ
504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/09(火) 02:40:27.32 ID:IJCydK7ro


気になったんだけど>>467って亜美と真美の2人が同じクラスになったの?
505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 02:43:07.62 ID:TsAtbS0Yo
>>504
あーこれはミスだ…
でも同じクラスってことで補完してくれたと思います
506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/09(火) 02:48:59.20 ID:9b5P7fUIO
乙乙
507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/09(火) 03:07:43.44 ID:D/xfAWP4o
隣のクラスのあずさちゃん・・・だ・・と・・!?


亜真美は辛いなぁ
508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/10/09(火) 07:10:18.40 ID:hmKrR2Mxo
どちらかを選べばもう1人が…
辛いな…
509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/09(火) 09:26:26.57 ID:TsAtbS0Yo
>>505
これもミスだwwwwww
×補完してくれた
○補完してくれたら

でも違うクラスの方が良いのかな
そこらへんはみんなに任せるよ
510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/09(火) 09:30:57.67 ID:39t91hnVo
亜美は天使すなぁ
511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/09(火) 17:48:23.86 ID:V509b0+a0
(亜美と真美二人一緒にいただいたら)アカンのか?
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/10/09(火) 19:31:32.53 ID:yWc8Ixvho
(俺も是非見てみたいがときメモ的には)アカンでしょ
513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/10/09(火) 22:27:34.18 ID:WunOI/VAO
次はやよいかwktk
514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/10(水) 00:38:21.48 ID:eaEetF49o
乙ー
亜美も真美も可愛いなあ!!
全員やるのは大変だろうけど頑張って下さい
515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/10(水) 23:55:00.70 ID:ezRe7i3co
やよいはまだか!
516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/10/11(木) 21:07:32.04 ID:JYkFkNyho
どちらかを選ばないといけないのは辛いな…
517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/10/11(木) 23:54:12.25 ID:seYf9WuAO

期待して待ってる
やよいはよ
518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 00:50:45.46 ID:gOpBlfxXo
【優しい人が声をかけてくれました!】

P『ふぅ…』

P『散歩がてらにウォーキングをしてたら随分と遠くまで来ちゃったな…』

P『目の前のスーパーとか見たことないぞ…』

P『…ん?』

?『んしょ…!んしょっ…!』

P『(小柄な女の子が凄い大荷物を抱えて出てきた…)』

P『……』

?『ふぅー!』

?『今日はたくさん買えたなー!』

P『大丈夫?ちょっと持とうか?』

?『えっ?』
519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 00:51:18.05 ID:gOpBlfxXo
?『えっ?わ、私ですか…?』

P『うん。そこの大荷物のキミ』

?『え、ええっ!?』

?『そ、そんな悪いですっ!』

?『見ず知らずの方に…そんな…!』

P『いやーでも、これを見過ごせっていうのも酷な話でさ…』ヒョイ…

?『あっ…』

P『ほら?こっちの方が早いでしょ?』

?『……』

?『ありがとう…ございます…』

P『いえいえ』
520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 00:52:05.16 ID:gOpBlfxXo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P『へぇー。じゃあ大家族なんだ?』

?『はいっ!私が長女です!』

P『でも高校にも通ってないって…大変でしょ?』

?『うーん…そう言われれば確かにそうかもしれませんー…』

?『でも、へーっちゃらです!』

?『みんながいるだけで私は幸せですので!』

P『…そっか』

P『(良い子だなぁ)』

?『あっ、ここまでで大丈夫ですっ!』

?『本当にありがとうございましたー!』

P『あぁ、いやいや。俺もホント帰るついでだったし』
521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 00:53:02.29 ID:gOpBlfxXo
やよい『あの!私、高槻やよいっていいますっ!』

やよい『そのー…良かったらお名前をー…』

P『あぁ、うん。俺の名前?』

P『俺はプロ。プロデューサー』

やよい『プロさんですねー!』

やよい『あのっ!今日はホントにありがとうございました、プロさんっ!!』ペコッ!

やよい『良かったらまたお会いしたいなー…なんてー…』 モジモジ…

やよい『…えへへ』

P『……』

P『(かわいい)』
522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 00:53:56.83 ID:gOpBlfxXo
        /: .: .: .: .: .: .: .: .: .>. :´ .: .: .: .: .: .: .: .: .: .‐<: .: .: ./: .: .: .: .: .: .: .: .`ヽ
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    /.: .: .: .: .Y´.:.:.: .: .;' : .: .: .: .i |: .: .| !.:.:.: .: .l ! : .| .!: .|: .: .: .ハ ):::::::::::::\.:.:.:.:.: .: .: .: .}
.     ミ: .: .: ..i.: .: .: .: .i: .ハ: .: .斗.!: .: .i‐.i : .: .: .l 丁: .ト|:.:.i: .: .: .: .i,): .: .: .: .::::.:..: .: .: .: ., '
      `ヽ: .ノ : .: .: .: .V: .i: .: .: l   ̄    ̄ ̄    ̄ \|.: .: .: .: .} : .: .: .: .::::): : .: ./
.         / :.: .: .: .: .:::i: .: .V ̄ ィテミ、      テミヽ、 .i: .: .: .l :,': .: .: .: .:::/: : ../
      .: .: .: .: .: .:..::::::::i.: .::∧ 〃んイ }       .しイ::i i}.,': .: .: .i/: .: .: .: .: .: .: ./
     /: .: .: .: .:/::::::::::i,:.: .::::ハ.ト 乂_ソ     乂_ソ // : .: .: .i`ヽヽ: .: .: .: ./{_
.     { : .( : : (::::::::::::::::l.: .: ::::::i               /: .: .: .: .:| ハ:.: .: .: ./: .: .`ヽ
     ミ.: .\: :\:::::::::::i.: .::::::::{    r―  ‐┐   /イ : .: .: .:i  ノ : .: .: .: .: .: .: .: .\
      `ヽ : .: .: . ::/.!.: .::::::人    マ´    |   /! : .: .: .:|"´ : .: .: .: .: .: .: .: .:::::) i}
        ): .): ::(  ハ.: .::::::! >   ヽ   _,ノ  イ  | : .: .: .:トミ.:: .\ : .: .: .: .::::彡イ
        / 彡イ: ::/   ‘;:::::::|     >r    <  |  .|: : .: .: ;'  ).: .: .\: .: .::::(__
      {::::::::::'⌒V    .〉:::::!,.-―/  ,|      |`フ.!. : .: ./ ヽ.{::::::彡:::::::::::::::::::::i
        \(       ,イ .\!   ',/,ノ       / ,!: .: .イ   マニ=:::::::::(⌒ヽ::/
        ヽ       \  \ ∧      /  / /  _, -‐、`ヽ:::::::) .:/
               /\     \   /    ./  <    ヽ )イ

P『やよいちゃんの都合がつく時なら喜んで』

やよい『ホントですかー!?やったー!』

やよい『あっ、じゃあじゃあ…お電話の番号を教えてもらっても…』

P『あぁ、うん。じゃあ、これ番号ね』

やよい『うっうー!ありがとうございますー!』

やよい『また、ぜーったいにお会いしましょうねー!』
523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 00:54:48.24 ID:gOpBlfxXo
【また優しくしてもらいました!】

P『さて!体育祭だ!』

P『正直、身体は鍛えてきたから自信あるぞ!』

P『……』

P『とか言って意気込んでると、しんどくなるな…』

P『…うん』

P『意気込んだだけで充分だ』

P『今日は蒸し暑いし運動するには適して無い』

P『サボろう!』

美希『そうしよう!』

P『うおっ!?』

美希『ちょうど、共犯を探してたとこなの!』

美希『ほら、先生に見つからないうちに外、いこっ?』グイッ…

P『ちょ、ほ、星井さん…!』
524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 00:55:18.23 ID:gOpBlfxXo
P『星井さん?』

美希『なに?』

P『外に出たのは良いけど、これからどうするんだ?』

美希『わかんない』

P『ええっ!?』

美希『だってミキ、保健室や屋上以外でサボることしないし…』

美希『でも今日は保健室も屋上も使えないし…』

美希『だから、わかんない!』

美希『そういうあなただって考え無しでしょ?』

P『まぁ…そうだけど…』

美希『でしょ?』

美希『でも、とりあえず近くにいたら危ないから、もうちょっと学校から距離とろう?』

P『あぁ、そうだな…』
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 00:55:53.17 ID:gOpBlfxXo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

美希『…ってことなの!』

P『……』

美希『あれ?どうしたの?』

P『星井さんって結構喋るんだね…』

美希『うん。ミキ、お友達とのおしゃべり好きだよ?』

P『…!』

P『(俺は友達のカテゴリに入ってたのか!)』

P『(ちょっと感動…)』

美希『ていうか、おしゃべりしながらお散歩してたのは良いんだけど…』

美希『ここ、どこ?』

P『あっ…』

P『このスーパーは…』

P『(こんなところまで歩いてきてたのか…)』
526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 00:56:22.80 ID:gOpBlfxXo
美希『結構ミキ達、歩いたよね?』

美希『そろそろUターンした方が良いと思うな?』

P『そうだな…このままじゃHRまで終わってしまう…』

P『…ん!?』

美希『ん?なに?』

やよい『よいしょ…!よいしょっ…!』ウググ…

P『やよいちゃん…』

美希『あの子…大変そうだね』

P『なぁ、星井さん?』

美希『うん?』

P『俺、あの子の手伝いしたいから先に戻ってていいよ』

美希『……』

P『星井さん?』
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 00:56:50.84 ID:gOpBlfxXo
美希『それじゃあ、ミキはただのヒトデナシなの!』

P『えっ!?』

美希『ミキは確かに他人にそんなに興味無いけど…』

美希『困ってる人を見過ごすほど落ちぶれてはいないの!』

美希『だから、ほらっ!』グッ…!

P『お、おいっ…!』

美希『ねぇねぇ、そこのあなた!』

やよい『う?』

やよい『あ…』

やよい『あーっ!!』

P『や、やぁ…やよいちゃん…』
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 00:57:18.76 ID:gOpBlfxXo
やよい『プロさーん!こんにちわー!!』

P『うん。こんにちわ』

美希『あれ?知り合いだったの?』

やよい『えっと…』

美希『ミキは星井美希なの。この人のお友達』

やよい『あっ、そうでしたかー!』

やよい『あっ、自己紹介が遅れてすいませんっ!高槻やよいですっ!』

美希『うん。こんにちわ、やよい』ヒョイ…

やよい『わっ!?わ、私の荷物…』

P『まぁ、そういうことなんだよ』ヒョイ…

やよい『わわっ!?もう一袋も!?』

美希『3人で運べば早いの』

やよい『え、そ、そんな…悪いです!』
529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 00:57:46.81 ID:gOpBlfxXo
P『悪くない、悪くない』

美希『そうなの。ミキ達が好きでやってるの』

やよい『で、でもぉー…』

P『やよいちゃん、こうなったら彼女は聞かないぞ?』

P『可愛いけど中々のひねくれ者だからな』

美希『それ褒めてるの?けなしてるの?』

P『褒めてるよ』

美希『んー…まぁ、いいの』

美希『やよいのかわいさに免じて見逃すの』

やよい『はわっ!?』

P『あぁ、確かにかわいいなぁ』

やよい『はわわっ!?』
530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 00:58:15.24 ID:gOpBlfxXo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

やよい『ほんっとーにありがとうございましたー!!』

美希『いいの、いいの。おしゃべり楽しかったし』

P『早く家族に美味しい料理を作ってあげな』

やよい『…!』

やよい『はいっ!』

やよい『……』

やよい『…えっとぉ』モジモジ…

美希『またね、やよい』

P『またね、やよいちゃん』

やよい『!!』
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 00:59:04.43 ID:gOpBlfxXo
                _    _ _
                 , .イ: : : :≠: : : : : : : : >.、         _
              _/ : : : :/:ヽ: :/: ミ: :、: : : : : :\γY У: : : : : : : : : :ヽ
            /У: : : :/: : : : : : : : : : : :\: : :ヽ: :ヽノ- 、 : : : : : : : : : : |
        _  ィ_/: : :/ /:f: : : : : : :l: : : 、 : \: : : : : : ヽ .ノ: : ; :- 、: : : : :|
    /: : : : ; :八 }: : : : :, : :|: : : : : : :|: : : :ヽ: : : : : : : : : : マ Y:.:.:.:.:.:.:ヽ: : : !
   ./: : : : //: /_/: : : : : l: : :l: : : : : : :|: :i!: : : : : : ヽ: : : : : : ト 1: : : : : : } : : l
   }: : : : f :/: :ノ_/: : : :l : :|: : : :|! : : : : |: : !: : : |: : : : :l: : : : : :}八:.:.:. : : / : : /
   |: : : : :}f: :γ {: : : : l : :|: :i : |1: : : :.:ト : |: : :_|_: : : : : : : : : : :Y:.:.:.:. f : : ; イ _ _
   |: : : : :ヾ: : :Y : : : : |: : l: :i! :| _.: : :.:.| ヽfヽ: :|ヽ: : ;ィ: : : : : : :|:.:.:.:.:. : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ノ
   ヽ : : : : : : : i!:.: : : : l : ;レf: :| ヽ:ハ;j     }ノ  V |: : i : : : } 、:.:.:.:.:..._: : : : : :/
    \: : : : : : |: : : : : l: : 、:|_:」             |: : l: : |: | > ": : : : : : /
      ヽ : : : : ! : : : : : : :ヾノ            ィ≠ = 、.!:/ : : l: : f :<: : : : : : : 〈
      _ ,ノ: : : : 入: : : : : :ト 、:〉,≠ =         /:1: : : |: l  ー  ≠: : :ノ
   /: : : : : :< /:} : : : : :\         '   xxx /' ,: : : :ハ:|    }: :.:.:.人
  /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:Y: ; : :ハ: : : ヽ}、 xxx   r   ̄ !    /: : : :!_ !     ー ―'
  ゝ:.:.:.:.:.:.:.:.:._/ y 1: :| ヽ : : :|ヽ     ヽ   ノ  /}; : :./  \
   ̄ ̄ 7: {´_ ノ!  ヽ:|  \ : ;へ>o。。. 二 .。イ /; !: /_ー   〉
     f: : : :_:ノ    、 / У  yYヽ / |      .l ヽ V _ -   /ヽ
     ヾ: : : ー:.ソ  , イ/  / /‐.! '       l ハ ノ    ' .|
        ̄     入 ヽ   ´ ス          , ヽ l   .∧_八
             /  \ \     ト _   ノ /  ハ  / Y !
                l     Y 〉   八      /   f::ヽ  /  |\l
                |  /{  ヘ   /::! \  /    イ:::::...、ノ
               } /  |  \/::::ハ_ >ー.||   ヽ ー    /  .|
              //〈    ヽ     ̄ 〉 ||   ||    ゝ _ ノ    ト
           〈/        \ _ /  .||   ||    |         
          /             /   ||   ||_             \
                         /    .||  l ゝノ
          l               (ソ l       \       /

           \ _  /            、        ゝ _ ノ

やよい『はいっ!!またっ!!』ニコッ


美希『てか、今何時?』

P『…げっ』

P『(このあと、俺と星井さんが職員室で仲良くお説教を受けたのは言うまでも無い…)』
532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:00:27.79 ID:gOpBlfxXo
【でーとしてくれるんですか?】

P『もうすぐ夏が来るな!』

P『女の子を誘って海でデートも悪くない…』

P『……』

P『番号教えあったんだし、誘っても良いよな?』

trrrrrrrr…

ガチャ…

P『すいません。高槻さんのお宅でお間違いないでしょうか?』

やよい『あっ!プロさーん!お電話くれたんですねー!』

P『あっ、やよいちゃん?』

やよい『はいっ!』

やよい『何か私にご用ですかー?』

P『あっ、えっと…』
533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:01:12.11 ID:gOpBlfxXo
P『もし、良かったら7月になったら一緒に海でも行かない?』

やよい『7月…』

やよい『えっと、海ですか?』

P『うん。どうかな?』

やよい『…はいっ!』

やよい『よろこんでっ!』

P『良かった。じゃあ、7月の頭でも大丈夫かな?』

やよい『はいっ!なんとかしてみますっ!』

P『じゃあ、7月の最初の休日に駅で待ち合わせで良いかな?』

やよい『はーいっ!楽しみにしてますねー!』

ガチャ…

P『っしゃー!!』
534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:01:53.48 ID:gOpBlfxXo
【本番当日です!】

P『まだ、やよいちゃんは来てないみたいだな…』

やよい『はぁはぁ…す、すいませーんっ…!』

P『あっ、やよいちゃん』

やよい『ご、ごめんなさい!お待たせしちゃいましたよね!』

やよい『出かける時に、ちょっとあれこれ大変でー…』

P『大丈夫。俺も今来たところだよ』

やよい『あっ!?本当ですかぁ!?良かったぁ…』

P『(あれこれってやっぱり家族絡みだろうか?)』

P『それじゃあ行こうか』
535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:02:23.26 ID:gOpBlfxXo
やよい『お待たせしましたー!』

P『…うん』

やよい『ほえ?どうかしましたか?』

P『髪をほどいた、やよいちゃんもかわいいね』

やよい『ふぇっ!?そ、そんなことっ…!』

やよい『…からかっちゃ、やですよぅ…///』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

やよい『うっうー!今日はとーっても楽しかったですっ!!』

やよい『時間頑張って作るんで、またぜーったいに誘ってくださいねっ!!』

P『うん。また連絡するよ』

やよい『あのー良かったら途中まで一緒に帰りませんか?』
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:03:03.24 ID:gOpBlfxXo
【家族愛?】

P『今日は花火大会だ!』

P『出店も出てるし誰かと一緒にまわりたいな』

P『……』

P『やよいちゃん、来てくれるだろうか?』

trrrrrrrr…

ガチャ…

やよい『はい!高槻ですっ!』

P『あっ、やよいちゃん。俺、プロ』

やよい『プロさん!えへへ…私に何かご用ですか?』

P『これから一緒に花火大会って行けるかな?』

やよい『あー…花火大会ですかぁ…』

やよい『うーん…』

P『(ありゃ、やっぱ忙しくてダメかな…)』
537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:03:31.73 ID:gOpBlfxXo
?『姉ちゃん、行ってきなよ!』

?『デートのお誘いなんでしょ?』

やよい『ちょ、ちょっと二人とも…!?』

やよい『って、長介…!?』

P『ん?』

?『あーすいません。今から姉ちゃん行かせますんで』

?『河川敷公園で待っててもらっても良いですか?』

やよい『こ、こらぁっ!勝手に…!』

?『そういうわけなんで、よろしくお願いしまーす』

ガチャ…

ツーツー…

P『……』

P『…大丈夫なのか?』
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:04:00.96 ID:gOpBlfxXo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P『やよいちゃん、ホントに来るのかな?』

やよい『あっ、ぷ、プロさーんっ!!』ダダダッ…!

P『おわっ!?』

やよい『はぁっ…はぁっ…!』
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:04:45.34 ID:gOpBlfxXo
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.:::::::::::::::::::::::;   -‐- ./: .: .: .: .: ./V   x" _ ) ハ  ̄    ´_) 心`ヽ  .ハ::::::::..: .: .:.;   \:::::::::_彡 ⌒): .: .: .: .: .: .ノ
::::::::::::::::::/     ./: : : : : : : :.∧ . ヘ. 《 弋:::::り         辷:::り  》 / }:::::::::. : :.ハ     ̄    /: .: .: .: .: .: '
::::::::::::/    ./ : .: .: .: .: .: ./  \ ハ (⌒)                 (⌒) /  ,' /!:::::: .: .: .',        {: .: .: .: .: ./
\::::(      / :,ィ .: .: .: .: .:.:.;'.     `ヽ_  /////,///////   /_ ,.イ/ .|:::ハ: .: .: .}        `ヽ: ./
  \::}     .{.:( {.: .: .: .: .:.:..i.        ハ                /   ./  |/ i: : : :.;          ノ´
   \    \!‘,: :.: : /i: :|.        込_                イ     /  .l : .: .,'         /
              \: :{. \:          >   (⌒   ⌒)  r<         i : : /
               \.   \            |  >  ̄ <  .|          / /
                 \            |         |         /

やよい『ご、ごめんなさいーっ!ウチの弟が勝手なことをっ!!』
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:05:21.70 ID:gOpBlfxXo
P『あぁ、さっき出た子は弟くんだったんだ』

P『ていうか、大丈夫?息、切らしてるよ?』

やよい『あっ、へ、へっちゃらですっ!』

やよい『その…プロさんがホントに河川敷公園に来てたら申し訳ないなと思って…』

やよい『ちょっと急いで来ただけなので…』

P『来てくれたってことは一緒に花火、見れるのかな?』

やよい『あっ…そのぉ…』

やよい『……』

やよい『…ご迷惑でなければ、ご一緒したいかなーって…』モジモジ…

P『迷惑なものか、一緒に見よう』

P『(こうして、やよいちゃんと花火大会を過ごした)』

P『(ただ、家が気になるのか常にそわそわしてたので遅くならないうちに送ってあげた)』
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:06:13.20 ID:gOpBlfxXo
【絶対だからね!】

P『今日から新学期だ!』

P『もう秋かぁ』

P『芸術の秋…スポーツの秋ともよく言うよな』

美希『ミキは食欲の秋かな!』

P『星井さん』

美希『ねーねー、今度おにぎり持ってピクニック行こうよ!』

美希『やよいも誘えたら良いな!』

P『でも、家のことでやよいちゃん忙しそうだしなぁ…』

美希『ぶー…』

美希『じゃあじゃあ、いつかやよいのお家でパーティしようよ!』

美希『それなら出来ると思うな!』

P『パーティか…良いかもな』

P『(きっと賑やかなことになるんだろうなぁ)』
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:06:49.41 ID:gOpBlfxXo
【デートしてもらえませんでした…】

P『そろそろ文化祭だ!』

P『ところで小鳥先生?』

小鳥『はいはーい?』

P『一般のお客さんとデートするのってOKですか?』

小鳥『あら、デートだなんて大胆!』

小鳥『もちろん一般のお客様も入場可だから出来るわよー♪』

小鳥『なになに?どんな子なの!?』

P『…あー、今回は誘えなかったんですけど』

P『ちょっとお家のことで忙しいみたいで…』

小鳥『あぁ、やよいちゃんなのね』

P『……』

P『えっ!?なんで、やよいちゃんのこと知ってるんですか!?』

小鳥『とっぷしーくれっとよ♪』

P『(やよいちゃん、いつか一緒に文化祭を過ごせたら良いな…)』
543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:07:31.81 ID:gOpBlfxXo
【いつか絶対にやると思ってた】

P『今日はクリスマスだ!』

P『…っていっても予定が無い』

trrrrrr…

P『おや…電話なんて珍しいな…』

P『はい、もしもし!』

小鳥『プロデューサーくーん!』

P『うわっ!?小鳥先生!?』

小鳥『今、暇?暇よねー?』

小鳥『遊園地行くわよー!!』

P『ゆ、遊園地…?』
544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:07:59.55 ID:gOpBlfxXo
P『そんな唐突に…』

小鳥『えー!?無理なのー!?』

P『いや、無理ってことは無いですが…』

小鳥『せっかくやよいちゃんも誘ったのにー』

P『えっ、やよいちゃん!?』

P『どうやって誘ったんですか!?』

小鳥『ちょっと拉致って…♪』

P『早く110番を…!』

小鳥『あぁ!?ストップ、ストーップ!?』
545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:08:48.86 ID:gOpBlfxXo
【真実】

P『すいません、遅くなりました…』

小鳥『いやいやベストタイミング!』

やよい『あのー…私も一緒に良いんでしょうか…?』

やよい『お二人のお邪魔では〜…』

小鳥『良いのよ、やよいちゃん!この子、私よりやよいちゃんの方が好みみたいだから♪』

やよい『……』

やよい『はわっ!?///』

P『いやまぁ、否定しませんけど』

小鳥『…ヒドい』グスン…

P『一体何なんですか…』
546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:09:16.51 ID:gOpBlfxXo
P『しかし、小鳥先生がやよいちゃんが中学生の時の非常勤の美術教師をしてたとは』

P『それなら知り合いでもおかしくないわけだけど…』

P『やよいちゃん、大丈夫?この人に変なこと教えられなかった?』

やよい『えっとぉ…多分…』

やよい『今でも受けと攻めの定義って、よくわかってませんけど…』

P『そこの美術教師、ちょっと来い』

小鳥『あ、R15に抑えておいたから大丈夫なはずよっ!』

P『中学生のR15はアウトだ!』

やよい『?』
547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:10:02.58 ID:gOpBlfxXo
【デートします】

小鳥『じゃあ、最初はメリーゴーランドに乗ろうか?』

小鳥『プロデューサーくん、どんな感じで乗りたい?』

P『やよいちゃん、腰に手を回して良いよ』

やよい『なんだか照れちゃいます…///』キュッ…

小鳥『……』

小鳥『良いもーん…1人で馬車に乗るもーんだ…』

〜〜〜♪

〜〜〜♪

〜〜〜♪
548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:10:31.66 ID:gOpBlfxXo
P『足元、気を付けて』スッ…

やよい『あっ、ありがとうございますっ!』

やよい『えへへっ!プロさんは優しいなぁ♪』

P『そんなことないよ』

小鳥『そうよ、そうよ!』

P『それじゃあ次はコーヒーカップに行こうか?』

やよい『あっ、はいっ!』

小鳥『あぁっ!?スルーしないでぇ!』

〜〜〜♪

〜〜〜♪

〜〜〜♪
549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:11:41.62 ID:gOpBlfxXo
やよい『あっ、私…そろそろ帰らないとだ…』

P『えっ?もうそんな時間?』

やよい『クリスマスですし、家族のみんなと出来るだけ一緒に…』

P『あぁ、そっか…』

P『……』

P『家まで送るよ』

やよい『そ、そんな!悪いですっ!』

やよい『プロさんは、まだ遊園地を楽しんでいても…!』

P『俺はやよいちゃんと一緒にいることが楽しいから』

やよい『えっ…?』

やよい『……』

やよい『……私もですっ』

やよい『お言葉にあまえちゃっても良いですか…?』

P『もちろん』

P『(ただでさえ、会える時間も少ないんだし)』
550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:12:14.10 ID:gOpBlfxXo
小鳥『……』

小鳥『…ふむ』

小鳥『まぁ、良いでしょう!』

小鳥『やよいちゃんも彼と一緒にいるのが嬉しそうだったし…』

小鳥『さって私は、もう一度メリーゴーランドにでも…』


P『(こうして学生生活1年目のクリスマスは終わりを迎えた…)』
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:13:19.43 ID:gOpBlfxXo
【俺も年賀状書こう】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

P『年賀状…来てるかな…』

P『おっ…』

P『やよいちゃんから年賀状が来てるぞ!』

P『さて、やよいちゃんを初詣に誘いたいところだが…』

P『新年早々、大家族の時間に水を差すのもなんだ…』

P『ここは我慢我慢…』
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:14:04.12 ID:gOpBlfxXo
【もしかしてですっ!】

P『今日はバレンタインだ!』

美希『あっ、プロデューサーくん、いたの』

P『星井さん。もしかしてチョコでもくれるの?』

美希『ミキ?あげないよ?』

P『えっ?』

美希『それよりも早く行ってあげるの。校門前』

P『こ、校門前…?』

美希『まっ、頑張るのー』ヒラヒラ…

P『(校門前に誰かいるのか…?)』
553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:14:36.34 ID:gOpBlfxXo
P『(校門前で待ち合わせっていうのも…)』タッ…

P『(心辺りは…)』

P『…えっ』

P『や、やよいちゃん!?』

やよい『あっ、ぷ、プロさんっ!』

やよい『こ、こんにちわー!』

P『えっ?どうして、こんなとこに?』

やよい『え、えっと、そのぉ…』モジモジ…

やよい『こ、これ!受け取ってくださーいっ!』バッ…

P『えっ?これってもしかして…?』

やよい『その、もしかしてですー!それではまたーっ!』タッ…

P『……』

P『(これは味わって食べよう…)』
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:15:12.87 ID:gOpBlfxXo
【はい!た〜っち!】

P『さて、そういうわけでやってきましたホワイトデー』

P『(やよいちゃんにとって、最高のお返し…)』

P『(それは!)』

やよい『うっうー!いーっぱい買えましたぁ!!』ニコッ!

P『(スーパーの特売の付き添い!!)』

やよい『プロさん、やりましたぁ!』スッ…

P『ん?その手は何?』

やよい『あっ、え、えっとぉ…』

やよい『いっぱい買えたお祝いにー…』

やよい『二人でハイタッチしたいかなーって…えへへ…///』

P『……』

P『(かわいい)』
555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:15:47.79 ID:gOpBlfxXo
やよい『えっと、ダメですかぁ…?』

P『…ダメなものか』

P『こんなにもたくさん買えたんだ!』

P『喜びたくもなるよなっ!』

やよい『あっ…!じゃあじゃあ…!』

P『やろうか』スッ…

やよい『…!』

やよい『はいっ!!』

やよい『じゃあ、いきますよぉ!』スッ…

やよい『はい、たーっち!』
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:16:51.79 ID:gOpBlfxXo
', ',  ‘,   ‘,   ヽ ^ ー ': :/⌒j /: : : : : : : : : : : : : : ヽ ): : : : : :l
. , ',.  ‘.   ‘.    V: : : :/  .,′: : :/: : : /ヽ: : : : ヽ: : :Y ): : : :.ト-、
 ', ',   ‘          V: : {  j: :/: /: : /〃  V: : : : :\: Y: : : : : : : /_   _
  ',                V: j  |: ': :/_ノ-/    _V-ト: :l: :`ヽ:_彡: :/: / /: :/
  ‘.      _   /   V  l: :Y               ̄`y: : :l: : :/: :/ ./: : : :.ヽ
   V  _/     /         l: :.|  __ ぅ    r=   /: : : 厂: : :/ ̄´::::/⌒ヽ
   ヽ               j: : } 〃⌒     -=ミメ {: : : :.ト、: : : : : : :::: /
     `ヽ            ノ: : j     _′    ` 从: : :!:::::>-、: ::::/
       \        >-- '/: : :ハ  rァ   `ヽ.   /yヘ: :\    }¨´{
        >--< 彡: : :/: : :.l ヽ ヽ     }  / '   }: ト: ヽ_/  ィ
          ヘ:\: : : : /: :|: : : |{ { >  ー '  <:} ) /: :.l l: } : :}>'
           ヽ: : ̄´: : : ::|ハ: |: : >::::|: >< 〃:::ノ: :./: : /: :リ: r'
.              \: : : :_:」、: ゝ: / ヽ{ト、   /}<: : : :/: /: : : /
             ` ̄    ヽ: /   ヾ>< 〃 \://ー ´
                        Y     ヾrぅ=え   У
                    に二}   {y⌒ rァ  {
                     ヽ>-ミ_`ー ' <

やよい『いぇい♪』パァン!
557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:17:53.39 ID:gOpBlfxXo
【音無小鳥。職業、教師】

P『さて今日から2-Aだ!』

P『知ってる顔はいるかな?』

P『…おっ?あれは…?』

美希『あふぅ…』

P『星井さん』

美希『…プロデューサーくんなの!』

美希『ちょうどいい相手見つけた♪先生もいないしサボりにいこっ♪』

P『そうだな、そうするか』

小鳥『…一応、私って教師なんだけどなぁ?』

P&美希『あれ?』
558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:18:48.85 ID:gOpBlfxXo
【サボりは、めっ!】

P『ふあぁーあ…』

P『春眠暁はなんとやら…』

P『昼からの授業…』

P『やる気が無いなら頑張ったって無駄だと思うな…』

美希『ミキもそう思うな』

P『星井さんも保健室に?』

美希『いや、もう帰ろうかなって思ってるの』

P『……』

美希『……』

P『その考え、のった!』

美希『きゃー♪プロデューサーくんったらノリ、いいー!』
559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:19:16.15 ID:gOpBlfxXo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

美希『ねぇねぇ?』

P『ん?どうしたの?』

美希『この時間に、あそこのスーパーに寄ったらやよいに会えるかな?』

美希『ミキ、久しぶりにやよいとおしゃべりしたいな』

P『あー確かに』

P『普段会う機会なんて、そうそう無いからなー』

美希『ミキ達と同い年で学校行ってないって凄いよね』

P『それだけ大変な家庭環境なんだろうな…』

美希『でも、やよいは幸せそうなの』

P『うん、そうだな』

美希『……』

P『……』

美希『スーパー行ってみようよ』

P『そうだな』
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:20:00.40 ID:gOpBlfxXo
P『さてと…そろそろあのスーパーが見えてくるころだけど…』

美希『あっ』

P『ん?』

やよい『ふぇっ?』

やよい『はわっ!?』

美希『やよいー♪久々なのー♪』ギュー

やよい『美希さんだー♪お久しぶりですー!』

P『やぁ、やよいちゃん』

やよい『わぁ、プロさーんまでー♪こんにちわー!!』

P『…おや?』

?『えっと…』

P『(こっちの女の子は…?)』
561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:20:31.12 ID:gOpBlfxXo
やよい『ほら、かすみもご挨拶して?』

やよい『お姉ちゃんのお友達だよ?』

かすみ『こ、こんにちわ…』

かすみ『高槻かすみです…』

美希『わっ?なにこの子、かわいいの!』

美希『やよいの妹ちゃんなの?』

かすみ『……』コクコク…

美希『ミキは星井美希だよ』

美希『よろしくね、かすみ』

P『俺はプロデューサー』

P『よろしくな』

かすみ『あっ…』
562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:21:23.24 ID:gOpBlfxXo
    x≦三ヽ x≦´  ̄  ≧<{´} ̄`ヽ
    ,'二二ヽ :}: / :/: : : : : : : :`丶/,ィ}}
     { ハヘヘV/: : /: : : : : : : : : : : : : \ノ
    乂}_,>イ/: ::/:|: : : :|: : ||::_|: : :|: :V ハ
       |:\|: : :|斗┼: |: /||: :|`ヽl: ::|: : }
       |:\|: : :|_j N_|/  ̄N__ノ : |: }:|
       ∨=|: : :| イ什リ   什リハN/l//
        { V : |  ー'    ー' /: :|
         \ハ: |""    ` ""j: /
.            ∧|\    ` ´ /|/
            _/|> r<
          / | \. l|  ',_
        rへ   |  \|   ! \
       /\::\|   ,へ  |   >、
       {--、 ハ:::ハ / O\|  / ∧

かすみ『はい…!よろしくおねがいしますっ!』
563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:21:55.67 ID:gOpBlfxXo
美希『かすみは姉妹で何番目?』

かすみ『えっと…私とお姉ちゃんで…』

やよい『あっ、うちは後は弟が3人です!』

美希『わぁ…7人家族なんだ…』

P『そりゃ大変だな…』

かすみ『だから、今日は学校を早退してお姉ちゃんのお手伝いを…』

やよい『もー!ちゃんと学校は行かなきゃ、めっ!だよー!』

P&美希『……』

やよい『あれ?お二人ともどうしたんですか?』

P『…いや、ちょっと耳が痛くてね』

美希『お願い。何も言わずに今日も手伝わせて』

やよい『えっ?えっ?』

かすみ『?』

P『(こうして、学校をサボってやよいちゃんの手伝いをした…)』

P『(純粋な目が痛かった…)』
564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:22:31.88 ID:gOpBlfxXo
【何も反省していない】

P『さて!今日は体育祭だ!』

P『……』

P『去年もこうやって意気込んでた気がする…』

美希『意気込むだけなら誰でも出来るの!』

美希『ミキ達にしか出来ないことがあるはずだよ!』

P『星井さん…!』

美希『プロデューサーくん…!』

P&美希『サボろう!!』

P『それじゃあ、やよいちゃんにでも会いに行くか』

美希『うん』
565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:22:58.69 ID:gOpBlfxXo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P『これは一大事だ…』

P『やよいちゃんが出没するルートを辿っているはずなのに…』

美希『やよいに会えないの…』

P&美希『……』ズーン…

美希『あっ、でもでも、偶然かすみと会えるかも!』

P『その手があったか!』

美希『…なんか犯罪者みたい』

P『確かに…』
566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:23:24.73 ID:gOpBlfxXo
美希『うーん…まだお家にいるとか?』

P『もしくは買い物が終わって家にいるかだな』

美希『それってお家まで行けば良いんじゃないの?』

P『突撃お宅訪問か』

P&美希『……』

美希『アリかも』

P『アリだな』

美希『やよいのお手伝いするの!』

P『学校なんて知らん!』

かすみ『…あれ?』
567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:23:56.36 ID:gOpBlfxXo
P『おっ、かすみちゃん』

美希『今、帰るとこなの?』

かすみ『そうですけど…』

かすみ『こんなところでどうしたんですか?』

P『俺達は今から、やよいちゃんに会いに…』

美希『かすみ達のお宅にお邪魔をするところ…』

かすみ『今日って765学園の体育祭ですよね?』

かすみ『お姉ちゃん、お二人の応援しに行くんだって…』

かすみ『さっき765学園に…』

P&美希『……!?』
568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:24:22.59 ID:gOpBlfxXo
かすみ『体育祭、もう終わったんですか?』

P『…星井さん』

美希『…ミキ達にしか出来ないこと、見つけたの』

P『またな、かすみちゃん!!』ダッ…!

美希『気をつけて帰ってね!!』ダッ…!

かすみ『えっ?えっ!?』
569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:24:53.68 ID:gOpBlfxXo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

やよい『(プロさんも美希さんも見当たらないなぁ…)』キョロキョロ…

やよい『(もしかして、今日お休みなのかな…?)』

やよい『(だとしたら残念…)』

やよい『(お弁当、作ってきたから3人で食べようかなーって思ってたのに…)』シュン…


『ただいまより、二人三脚を開始します』

『出場ペアは入場門まで…』


小鳥『プロデューサーくーん!?美希ちゃーん!?』

小鳥『あぁ、もう!?またサボり〜!?』

小鳥『二人とも運動出来るのに、なんでこんな時まで〜!!』

美希『…お待たせ!!』ザッ…!

P『…どうやら間に合ったみたいだな!!』ザッ…!

小鳥『えっ!?』
570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:25:21.01 ID:gOpBlfxXo
小鳥『ふ、二人とも…!?』

美希『小鳥!入場門はどこ!?』

P『俺達がサクッと1位を取ってきますよ!』

小鳥『…!』

小鳥『ふ、二人が意欲的になるなんて…』

小鳥『やっと私の想いが二人に伝わったのね…!』

小鳥『先生…嬉しいっ…!』グスッ…

P『あっちみたいだな!』

美希『行くのっ!』


やよい『あっ…!』

やよい『(プロさんと美希さんだー!!)』パァッ…!
571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:26:07.12 ID:gOpBlfxXo
【きまぐれ覚醒モード】

真『ヒーロは遅れてやってくるってやつ?かっこいいね!』

響『それでも自分達には勝てないぞ!』

P『真…響…!』

美希『甘くみないで欲しいな』

美希『ミキは今、覚醒モードなの』

美希『適当にやって何でも出来るミキが本気を出したら、一体どうなると思う?』

美希『プロデューサーくん、付いて来れるよね?』

P『当然』

真『へへっ、言ってくれるねー!』

響『相手にとって不足無しだなっ!』
572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:26:37.47 ID:gOpBlfxXo
『それでは位置について…』

P&美希『……』ザッ…!

真&響『……』ザッ…!


やよい『……』ドキドキ…!


『よーい…!』

パァン!

真&響『せーのっ…いち、にっ!』ダッ…!

P&美希『……』ダダダダッ…!

真&響『…えっ!?』

真『(か、掛け声無しで全力疾走!?)』

響『(に、二人三脚で、そんなのアリなのかー!?)』


やよい『わぁっ…!!』

やよい『プロさーん!美希さーん!頑張ってくださーいっ!!』


P&美希『…!!』

P&美希『いっけぇぇぇぇぇっ!!!』ダダダダダダダダ…!
573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:27:04.99 ID:gOpBlfxXo
『1着は赤組。プロ、星井ペア!』

ワァァァァァッ…!!

P『まぁ、ざっとこんなもん!』

美希『なの!』

響『あんなの反則だよー!!』

真『でも、紐で結んだ足並みは綺麗に揃ってたから文句は言えないよ…』

P『そんじゃ、行くか』

美希『うん』

真&響『えっ!?まだ退場の合図は…!?』
574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:27:34.29 ID:gOpBlfxXo
やよい『お疲れさまでーすっ!』

P『やよいちゃんっ!』

美希『やよいっ!』

やよい『お二人とも、すーっごくかっこよかったですっ!』ニコニコ

P&美希『……』

P『星井さん』

美希『言いたいことはわかるの』

P&美希『この笑顔が見たかったってね』

やよい『う?』

P『(こうして今年の体育祭は俺と星井さんが大暴れして幕を閉じた)』

P『(やよいちゃんが作ってくれたお弁当はとても美味しかった)』
575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:28:14.42 ID:gOpBlfxXo
【やよいだって甘えたい】

P『あー…毎日あっついなぁ…』

P『……』

P『こういう日はコンビニでアイスでも買って…』

P『…おや?あれは…』

やよい『うーん…でもでもー…やっぱり贅沢は良くないよねー…』

P『(やっぱり、やよいちゃんだ)』

P『やよいちゃん』

やよい『はいっ?』クルッ…

やよい『あっ!』

やよい『プロさーん!こんにちわっー!』

P『こんにちは』

P『やよいちゃんもアイス買うの?』

やよい『あっ…』

やよい『え、えっとぉ…』

P『…?』
576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:28:42.92 ID:gOpBlfxXo
やよい『さ、さっきまではそういう気分だったんですけどー』

やよい『でも、今はそうじゃないかなーって…』

P『(目が泳いでる…)』

P『(…そっか)』

P『(高校に入ってない大家族の長女…)』

P『(無駄遣いはしないように…ってことか…)』

P『……』

P『やよいちゃん』

やよい『はい?あ、ご、ごめんなさいっ!ここ邪魔ですよねっ!』

やよい『さぁ、どうぞどうぞー!』

P『どれが食べたい?』

やよい『……』

やよい『ふぇっ?』
577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:29:18.10 ID:gOpBlfxXo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

やよい『あ、あのっ…!やっぱりお金…!』

P『良いよ良いよ』

P『一つのアイスを二人で半分こなんだからさ』

やよい『で、でもー…』

P『ほら、それよりも早く食べな?溶けちゃうよ?』

やよい『はわっ!?』

やよい『……』

やよい『ううっ…!ありがとうございますっ…!』

やよい『いただきまーすっ!』ヒョイ…

P『はい、どうぞ』

やよい『あむっ…』モグ…

やよい『〜っ!!』

やよい『つめたくて、おいしい〜…♪』

P『(かわいいなぁ)』
578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:29:57.14 ID:gOpBlfxXo
やよい『えへへ…♪』

やよい『プロさんとアイスを二人で半分こして食べるなんて…』

やよい『なんだか、妹になった気分っ…♪』

P『ん?』

やよい『……』

やよい『…お兄ちゃん』

P『……』

P『えっ?』

やよい『はい、あーん?』スッ…

P『……』

P『えっ?』

P『(こ、これは…!?)』
579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:30:24.56 ID:gOpBlfxXo
P『あ、あーん…?』ンガッ…

やよい『あーん♪』ヒョイ…

P『あむっ…』パクッ…

やよい『えへへー♪』

やよい『おいし?』

P『(こ、これって間接…キスだよな…?)』ドキドキ…

やよい『…お兄ちゃん』

やよい『私にも、あーんしてね?』アー…

P『…!?』
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:31:34.79 ID:gOpBlfxXo
                             _/ ̄`ヽ
                         |: :{: /: : ヽ: : >、
                         ∧八{:rヘ>< ̄ ̄ ‐- .
                          /: :.〉''"´ ̄ ̄`ヽ: : : : _`ー--、   ,r=ミx
                            {:/: : : : : : : / : : : : : : : \: : : :.\/:./ ̄`ヽ
                          // : /.:.:.:. :/: /: : : : ハ: : : :小: : : : : Y´-──--{
                      /'.:.:./:/.: :.:.:./: /: : : : / l: : ..U}: :ヽ: : 廴}⌒ヽ\:.ハ
                        /:.:.:./:/.: :.:.:./: /l: .:.:.:./  八,′|:.|: : : l: :廴}`ヽ.:.\\ハ
                          /: : : l::レ'⌒メ、: l l: : :./  /: : : : :|:.|: : : |: :》、}: : :}: : : V气
                      /: : : : レ─'´ └┘|:.:./_/: : : : :./ :|: : : |'´人} : 八: :.U: 入
         _/ヽ__  へ     l:.:.:.:. : {  _、    ̄ ./`ヽ: : ./: イ: : : :|彡イ: :/:.:.)) U(.: : l
.      /´     `´ __ ヽ.__   |: : : : ,'z'´ ̄ヾ    __ \: : :V://.: : :..:.レ': :| /: :((: : ノ: : )./
     /       / }\_} \ |: :l: :/  ;;;;;; '     ==ミx \//': : : : /:.|.:.://: : :.:.): : : : :./
.    /         `--┴-、`ー´}: :|:.{    ,r‐‐、.     ヾ /: : : : :/: /彡' : : : : : : .:.:./
  '"´            ,r'¨¨¨´`¨¨´:.:.|∧    l  {ハ   ;;;;;;; ∨: : :. :./: /イ: : : : : :/:.:.:./
          ,.  '"´       |: :|:j∧.  l     }       /: : : : ://j/}: : : :.:./.:./
      '"´             |: :ト、{ {\ ヽ_.ノ     /: : : : : '   {:. : :.:.//
                        レ'i乂Nニ_> _____   /: ///    .\ 八(
                      /  /: :/〃 __.}  -=彡'/イ:/       ヾ《: }
                   /    l: :.l〃 { (____/>.》、__      ノ:)ノ
                  ヽ   人:,《   `ー───‐´ 〃' へ     ///
                       ハ /: :/〈 `ヽ         メ//   ヽ  ヾ((
                   | |': : :〃: :`ヽ   ‐-----‐'´〃       ハ   ヽ
                   | l: : 〃: : : : : : : :ー‐┬‐‐'〃        l
                   | |: 〃: : : : : : : : : : .:.:.|: :.:〃 -─     }

やよい『あーん♪』

P『……』ヒョイ…

やよい『あむっ…♪』ングング…

やよい『う〜んっ!!』

やよい『やっぱり暑い夏はアイスで決まりですっ!』

P『(やよいちゃん…大家族の長女だから甘えたい願望があるのかな…)』

P『(でも同い年の子にお兄ちゃん呼びされるのは…いや、うん…)』

P『(……顔が熱い)』
581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:32:09.19 ID:gOpBlfxXo
【ちょっと鈍感さん】

美希『もうすぐ修学旅行だよ』

P『そうだな』

美希『やよいにお土産買ってあげようよ!』

P『おお、それ良いな』

P『何が良いかな?』

美希『とりあえずプロデューサーくんは何か形に残る物を買ってあげないとダメ』

P『俺は?』

美希『うん』

美希『やよい、きっとすっごく大切にすると思うな』

P『(なんで俺は形に残る物じゃないとダメなんだ?)』
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:33:08.55 ID:gOpBlfxXo
【天使がいないと問題児】

P『今日から修学旅行だ!』

美希『行き先はどこ?』

P『聞いて無かったなぁ』

美希『ミキもミキも』

小鳥『沖縄ですっ!早く搭乗口まで行って!』
583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:33:50.25 ID:gOpBlfxXo
【この人も色々問題ある】

P『(初日はクラスで団体行動だ)』

P『(そして、今はバスで行動しているわけなんだが)』

小鳥『皆さま、左手をご覧ください♪』

小鳥『あちらに見えますのが沖縄が誇る美ら海でーす♪』

P『(なんで小鳥先生がバスガイドやってるんだろう…)』

美希『…zzz』
584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:34:48.36 ID:gOpBlfxXo
【だってミキ、ただの女子校生だし】

P『今日は自由行動の日だ!』

美希『やよいへのお土産、買った?』

P『いや、これから買うつもりなんだ』

美希『えっ?なになに?何買うの?』

P『服を買ってあげようかなって』

美希『服?』

P『ほら、やよいちゃんがいつも着てるトレーナー…』

P『だいぶ襟のとこ、くたびれてきてるだろ?』

美希『確かにそうかも。長いこと着てるんだろうね』

P『大切にしてるのは良いけど、やよいちゃんも女の子だから着飾らせてあげたいなと』

P『だから買ってあげるなら服が良いかなって』
585 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:35:14.31 ID:gOpBlfxXo
美希『うーん、悪くは無いと思うんだけどねー』

P『なにか問題がありそうか?』

美希『あっ、ううん。やよいは喜んでくれると思うの』

美希『でもね、普通に考えたらさ?』

P『ん?』

美希『男の子が女の子に服を買って着せてあげるって、なんだかHかも』

美希『付き合ってるならなんの問題も無いと思うけど』

P『…そういうもんかな?』

美希『アイドルじゃないから、わかんないや』

P『(うーん…やっぱりエプロンとかにしておこうかな…?)』

P『(こうして沖縄での修学旅行を満喫した)』
586 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:36:15.32 ID:gOpBlfxXo
【やよいも実は会いたがってた】

P『さて今日は日曜!明日は修学旅行休みだ!』

P『お土産も渡したいし、こういう時こそデートに誘わないとな!』

trrrrrrrrrr…

ガチャ…

やよい『はい、高槻ですっ!』

P『あっ、プロですけど…やよいちゃん?』

やよい『わぁー♪プロさんっ♪なにかご用ですかぁ!?』

P『明日なんだけど時間あるかな?』

P『一緒に動物園行かない?』

やよい『んーと…明日ですか?』

やよい『えっと…はいっ!大丈夫です!』

P『あっ、良かった。じゃあ明日バス停で待ち合わせってことで良いかな?』

やよい『はーい!えへへ♪楽しみだなぁ♪』

P『(っし!)』
587 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:36:43.71 ID:gOpBlfxXo
【となりのねこ】

P『(さて…やよいちゃんは…)』

やよい『あっ!おーい!おーいっ!』フリフリ…

P『やよいちゃん』

P『ごめん、待たせちゃったかな?』

やよい『いえ!全然ですっ!私も今、来たところですから!』

P『そっか、それなら良かったよ』

やよい『それじゃ、いきましょ?』
588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:37:43.68 ID:gOpBlfxXo
                          -‐- 、
                  ___ . イ__ /: :.\
     .ィf⌒ヽ    '"´: : : : : '"´ ̄ >く__: : :\
    升十xヘry'´. : :ミx.. : : : : : : : : ´: : :.:}\ト、\: :.:\
     |: : : : ry/: : : : : : : : : : : : ⌒ :、/: :.:.′: ヽ 〉:.:\:. :.\
     |: : : r y′: : : : : : : : : : \: : : :\/:..:.:}l: :l:ヽ. :. :.ヽ.:.:.:.\
     |: : : レ′: : : : : : : : : : : :. :.:\: : : :\/,′!:ハ\: : : : : : : ヽ
    ',: :./: : /: : : : : : : : :ヾ . : : :.:.:.\: : : :゙ ,:..:l: : :ト、 \: : : : : : :.)
.     y′ .′:.|: : : :.|: : : :.|:! ト、: : : : :ヽ. : : :V: : : ト、\: `二ニ=-:::  ┐
.      ′:.:.l: : : l!: : : :|: : : :.l:l:.l: :.\:.ヽ : :. : : :.'.: :} |: :`二ニ==---:::: :.::.ノ
      l: : |: |:.i : |l: :. :.:|: : : :.|:!:レヘ⌒ヽ.ト、: |: :. :.:V .:!、:.:. : : : : :.___):`)
      |.:.:.|: |:.|:.:.|:!: : : ト、:. :.:l:|:ト、_xッ==ミ|! !: :. :.:.|:.:八\: :. .イ:./: : :/
      |:.:.:|: |:.l: : Y⌒ :'.. \从j  レiし:::.j}| ト、: : :.レ′ `¨¨´ l_{: : :.:く
      |:.:.:|: ト、\_〉`ー┘     V(/_ソ| l '.:.:.:|        `7/
‐-    |.:.:.|: ヽ.:ト、  x≠z        '''''' j/ ハ:.:.i⌒ヽ      (
   \'. : '. :. :.'. Y′    ,          イ│:.l>ヘ
.      \:.:.ヽ. l. 人'''''    、__, '`ー‐'′┴┴┐´ ̄ `ヽ
.      \ノ:.ヽ>`¨¨¨¨¨´            /  ̄   、}
\       \ノ          __     '"´  ./ ̄ `ヽ.\
.  \         `¨´           ̄\/     /′    ', .〉
⊂  >                     J \  / /           }
.   .′し   ( ・ )       ( ・ )       V: : /    }    .V
⊂ ,            _        .=====キv′    ′    ',
二二ニニ===        `¨´          -‐<    /
 l^Y¨¨ _┐       ___       / ,.ヘ   \_〈       |
. /Y / ̄ )    '"´      ` 、   て二二 ヽ ゙ ,\_     |
│.| ´ 7  /    ⌒   ⌒ \  `ゝ       〉 〉 `ヽ

やよい『ねこ、つかまえましたー♪』
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:38:17.78 ID:gOpBlfxXo
P『(俺達は今、いぬねこふれあい広場にいるわけなんだが…)』

P『ソイツって、ねこなの?』

やよい『ちがうんですか?』

P『いや、違うのかと問われれば…』ジッ…

ねこ『…!!』

P『……ねこだな』

ねこ『…!?』
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:39:19.35 ID:gOpBlfxXo
【ずっと大切にします!】

やよい『今日はほーんとに楽しかったですっ!!』

やよい『また良かったら、お誘いして欲しいかなーって…///』モジモジ…

P『うん。また誘うよ!』

やよい『うっうー!ありがとうございますー!』

P『あっ、そうだ。修学旅行のお土産』ガサゴソ…

やよい『えっ?』

P『受け取ってくれるかな?』

やよい『これ…貰っちゃって良いんですか?』

P『もちろん』

やよい『…ありがとうございます…ずっと大切にしますっ…!』キュッ…

P『(良かった。凄く喜んでくれたみたいだ)』
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:40:10.11 ID:gOpBlfxXo
【賞品が食材だったので】

P『今日は文化祭だ!』

美希『どうする?屋上も保健室も空いて無いよ?』

P『とりあえず適当に見て回らないか?』

美希『うーん。なら、そうしよっか』

P『じゃあ、料理部にでも行こう』
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:40:36.37 ID:gOpBlfxXo
美希『そういえば結局、やよいへのお土産ってエプロンにしたんだっけ?』

P『あぁ、そうだよ』

P『ほら、あんな感じの』スッ…

美希『ん?どれどれ?』

部員『もやしを使ったお料理バトル…制したのは…』

部員『Aコーナー!高槻やよいさん!』
593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:41:21.42 ID:gOpBlfxXo
                              _
             ≠: ̄: ヽ. _    _ ≠.: : : :\
            /: : : : : ≠斗==`-´=ミx:ヽ: : : : : :ヽ.
       ,......∠ -:‐:=:≠´: : : /: : :!、: : : :\ヽ: : : : `ゝ、
       i : : : : /: : 〃: : / ,/,/: : /||ハ :ト.: : ヽ:マミ: : : : :`ヽ.
  __     .: : : /: : : /:{/!: :{:,ム-L...l」 lj +リ、i: : !N.:マ: :ヾ:.、: : : :}
. {  `ヽ  ヽ: ノ.: : :,' : : :ト.ノ'   __    __  ヽリ:、: i: : : : :.}.: :/
 ゝ.  ,ハf: ̄: : : : : | : : /!  ,r==   =ミ:、 { : :\: : : (.:/
   ` ‐ 、、_: : : : : ∧: :.lΑ .´: :    '    : :` ム i: : :ヽ: : : : ̄:.}
    r‐-゙r―_う7:ハ: :l' ハ   :'´ ̄ ̄ヽ  /}゙|:l: : : : i.: : : : :/
   ,ノ:.;.、ハ マ´゙/`r ミハゝム、 丶.   ノ  /. ィ!': i!≠゙´´`.<-┐
  .乂{ r': :! ' / / f ー'ヘメ、>。.   .。<≠ /.:/ハィ′` ` /: :l
      乂ム\    `ヽ!ゝマ `:/∧: ̄ :∧《 .ンイ≠    .ィリノ
       ̄ `ヽ    !:、r‐-'/_ ヘ...../ ハ.マ斗:i′   ,ィ ´)ノ
            |    |: :l {ィ!  ̄`冖‐´ハ}! !:.!   ´.ハ ´
            x!    !: :| `  r:゚ニ゚:i.  ´.ハ:|    |メ、
           {:.|   lヽ:!   ゞゝ:ク   l: :|   |: :}

やよい『うっうー!やりましたぁ!』ピョン!
594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:41:56.65 ID:gOpBlfxXo
美希『あのエプロン、中々良いと思うな』

P『着ている子も可愛いしな』

美希『うん、やよいそっくりで可愛いね』

P『うん、本当にそっくりだ』

やよい『あっ、プロさーん!美希さーん!!』フリフリ…

やよい『遊びにきましたー!!』

P&美希『……』

P『体育祭の時の失敗を学んだな、俺達』

美希『ふふん。トーゼンなの』

P『(このあとはやよいちゃんを引き入れてテンションが高くなった俺達は時間いっぱい文化祭を満喫した)』

P『(こうして2年目の文化祭は終わりを告げた…)』
595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:42:35.07 ID:gOpBlfxXo
【クリスマス1人でしょ?】

P『ウィンドウショッピングも久々だなぁ』

P『しかしもう街はもうクリスマス一色って感じだな』

伊織『あら…?』

P『ん…?』

伊織『テスト前日におでかけなんて大した余裕ね?』

P『なんだよ…お前だってそうだろ?』

伊織『あら?この伊織ちゃんを甘くみないでくれる?』

伊織『私はアンタと違って常に成績上位者なのよっ!』

P『なっ…!?』

P『(流石は良いとこの令嬢…教育はバッチリか…!)』

伊織『にひひ♪』
596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:43:04.10 ID:gOpBlfxXo
伊織『だから、こうしてクリスマスプレゼントをじっくり吟味出来るってわけなの』

伊織『おわかりかしら?』

P『クリスマスプレゼント?』

伊織『ほら、もうすぐ水瀬家で開催されるクリスマスパーティ』

伊織『もしかしてチケット手に入れて無いわけ?』

P『クリスマスパーティ…』

P『(そうか…そういうのもあるのか…)』

P『(…もしかしてパーティと称すれば高槻家に遊びに行けるんじゃないのか?)』

伊織『……』
597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:43:31.28 ID:gOpBlfxXo
伊織『あぁ、もう。見てられないわねー』

伊織『どうせアンタのことだからクリスマス1人なんでしょ?』

伊織『しょうがない…そんな惨めなアンタに…』

伊織『伊織ちゃんから早めのクリスマスプレゼントをしてあげるわよ!』スッ…

P『えっ?』

P『クリスマスチケット?』

伊織『た、またま1枚余ってたのよ!』

伊織『暇だったら…来れば…?』

P『……もしかしたら行くかも』

伊織『はぁ!?なにそれ!?』

P『(チケットは嬉しいが、やよいちゃんと過ごしたいんだよな)』
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:44:07.06 ID:gOpBlfxXo
【なによー!?1人じゃないわけー!?】

P『さて、期末テストですよ!期末テスト!』

P『……』

P『まぁ、可も無く不可も無くだな』

美希『ねぇ、クリスマスどうする?』

P『星井さん』

美希『でこちゃんからパーティのチケット貰ったんだけどさ』

P『星井さんも?』

美希『プロデューサーくんも貰ったんだ』

P&美希『……』

P『やよいちゃんにアポ取ってみるよ』

美希『オッケーだったらチケット返そっか』

伊織『惨めになるから、やめてよ!?』

P&美希『うわっ!?』
599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:44:55.28 ID:gOpBlfxXo
【1人どころか大人数】

やよい『クリスマスパーティですか?』

P『うん。もし良かったらでいいんだけど』

P『俺と星井さんで食材とか飲み物持って行くからさ』

P『やよいちゃんや、その兄弟達と一緒に過ごせたらなと思って』

やよい『……』

やよい『えっ!?私のお家で!?』

P『う、うん…やっぱりダメかな?』

やよい『い、いえ!そんなことっ!』

やよい『そのっ…プロさんや美希さんが遊びに来てくれるってことを聞いたら驚いちゃって…』

やよい『……』

やよい『私達と一緒に過ごしてもらっていいんですか…?』

P『もちろん!』

P『(こうして今年のクリスマスはやよいちゃんの家でパーティをすることになった!)』
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:45:40.61 ID:gOpBlfxXo
【家族と過ごすクリスマス】

P『さーて!クリスマスですよ!クリスマス!』

美希『ありがとう、かすみ。お迎えに来てくれて』

かすみ『いえ、そんな』

かすみ『お姉ちゃんや弟たちもそうですけど…』

かすみ『私も今日のこと、楽しみにしてましたから』

美希『えへへ♪そっか♪』ナデナデ…

かすみ『えへへ…♪』テレテレ…

かすみ『ところで今日のお夕飯って一体なにを買ってきたんですか?』

P『あぁこれは料理してみれば…』

美希『わかるの!』

かすみ『?』
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:46:10.75 ID:gOpBlfxXo
ガチャ…

かすみ『ただいまー』

P&美希『おじゃましまーす』

?『あっ、もしかしてお兄さんが姉ちゃんの彼氏?』

P『えっ?』

かすみ『こらっ!失礼なこと言わないの!』

かすみ『まずはご挨拶でしょ?』

?『わかってるよー』
602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:46:58.90 ID:gOpBlfxXo
長介『あっ、どうも。高槻長介です』

長介『多分前にお兄さんと電話で話したの俺です』

P『あの時の……あぁ、俺、プロデューサー』

美希『ミキもはじめましてかな』

美希『ミキは星井美希だよ』

長介『うわっ…!?すっげー美人…』

長介『えっ?付き合ってるの?』

かすみ『長介っ!』

美希『そんなことないよ?』

P『まぁ、そうだな』

かすみ『えっ?』

P『ん?どうしたの?』

かすみ『い、いえ…』

かすみ『(恋人同士なのかと思ってた…)』

P『?』
603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:47:51.73 ID:gOpBlfxXo
P『そういえば、やよいちゃんは?』

かすみ『あっ、今日の仕度をしている最中かと…』

美希『それならミキ、手伝ってくるね』

美希『お夕飯の食材、やよいに渡さなきゃ!』ダッ…!

P『お、おい!人の家で走るなって!』

P『…全く』

かすみ『あのー…プロさん?』

P『ん?』

かすみ『その…美希さんとは付き合ってなかったんですね…』

P『え?』

長介『なんだよー。結局自分も気になってるじゃん』

かすみ『こ、これは…!』

長介『まぁ、そうなるよな』

長介『なんてたって姉ちゃんの…』

かすみ『ぷ、プロさん!私達も早くっ!』グイッ…!

P『わっと!?』

長介『あっ、待てって!追いてくなよー!』

P『(…なんなんだ?)』

かすみ『(ますます応援に熱が入るっ…!)』グッ…!
604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:48:21.61 ID:gOpBlfxXo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

浩太郎『ねぇねぇ、次はこのゲームで…!』

P『おっ、懐かしいな。よーし…』

やよい『お夕飯の用意できたよー!!』

浩太郎『あっ、ご飯の時間だ』

P『やよいちゃん』

やよい『あっ、Pさん…///』

P『メリークリスマス』

やよい『あ、うっう…』

やよい『メ、メリークリスマース…///』モジモジ…

美希『やよい、お鍋持ってモジモジしてたら危ないよ!』

やよい『は、はわっ!?す、すいませんっ!』ペコ…

美希『お辞儀しようとしなくても大丈夫だから!』

P『あはは…』
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:49:17.38 ID:gOpBlfxXo
                       x‐==‐- . _
                          /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:>-ヽ、_                  ,.ィ:.> .
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     x=\  _         ,!:/:.:.:.:.:.:.:.:.:/:./⌒:./:.:.:.:.:.:.:.:.:/´ ̄`:.ト、|:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.マヽ:.:.:.:\:.:.:.:..
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      〉 、  \ヽ=x  〈:.;':.:.:.:.:._」 -'''7´ _,..、       ,二ニ‐_"L:,_:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::';:.:.:マ〉:.:.:.:.:.:.:.:.
.      !  ゙ヽ、ノ、.\} lヽ Vィ:''´,':.:.:.:.:.:.: / ,..ヽ      '"xュ、  ゙ヽ  `'、!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;.:./:}:.:.:.:.:.:.:.:.:.
      /''ト 、  )、 \.}. 〈:.:.:.:.;':.:.:.:.:.:.:.:!,'  i人!         i::l!::ヘ   ヘ   |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.}:':.リ:.:.:.:.:.:.:.:.:.
     ‘、   `¨).\\\-、:,':.:.:.:.:.:.:.:.:!.!  {:Yリ         |ノマ:::}   }  |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.!:./}:.:.:.:.:.:.:.:.:.
       !、   _)  .ヾ,\\ヽ:.:.:.:.:.:.:.:..   V_'         !:Ycノ   !  .,':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:l:.':.:ハ:.:.:.:.:.:.:.:.
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      '、: : : : : : ',', . . . . . . l. l! ∨:.:.:.:.! ヽ   ヽ : : : : : : :}.     '/:.:.:.:.:.:.:.:.:,:.:./:〃イ >:.:.:.:.:.:.:¬´
.      ヽ: : : : : :.',', . . . . ..ノ.  ゙ ∨:.:.:|.   > 、¨ ¬、_)  .  7:.:.:.:.:.::.:.//=-'   \:.:_;,r‐'´
        | : : : : : : ゙ー-=‐''゙     ∨:|  _,,.-―'~゙ー''Tノ     ,イ:.:.:.:.:.>'‐''"        そ
        | : : : : : : : : : : ∧       ヽ!イ : : : : : : : : }.ヘ   ∠ - ''ヽ._
       | : : : : : : : : : : :.∧、  ., イ´: : : : ,: : : :,. イ .ヘ.ヘ      _,,...≠_ム、
.        l : : : : : : : : : : : : ヘ:ヽィ": : : : : : :,:,.才´     ゙ー ニニ¨-‐'゙了´: : : :`i
        l : : : : : : : : : : : : :.l :.`: : : : : : : :/                   | : : : : : :ヘ

やよい『わぁー…』

美希『やよい、よだれ出てるよ』

やよい『は、はわっ!?』
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:49:52.61 ID:gOpBlfxXo
長介『うわっ!?この肉、マジでうめぇ!』モグモグ…!

かすみ『このお肉、高かったんじゃ…?』

美希『気にしないで食べて』

P『こうやってパーティに参加させて貰ってることを考えたら安いもんだから』

やよい『このお肉のせいで、お鍋の仕度しながら震えちゃいましたよう…』

美希『ほら、やよいも食べてっ!』

美希『ふーふー……はい、あーん』スッ…

やよい『えっ?』

やよい『あ、あー…?』アー…

やよい『んぐっ…んぐんぐ…』モグモグ…

やよい『お…』

やよい『おいしいっ〜!!』

美希『でしょでしょ?まだまだたくさんあるよ☆』

P『長介くん!この肉は俺のだ!』グググ…!

長介『いくらお兄さんでも、これは譲れないです!』グググ…!

かすみ『お行儀わるーい!』

美希『あはっ☆』

やよい『えへへ♪』
607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:50:21.13 ID:gOpBlfxXo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

やよい『今日はホントにごちそうさまでしたっ!』

やよい『えっと、お見送り…』

美希『大丈夫。一応この人いるし』

P『ていうか、星井さんなら何かあってもなんとかしそうだし』

やよい『で、でも…』

美希『…やよいのその気持ちだけでお腹いっぱいだよ!』

美希『今日はありがとね☆』

P『楽しかったよ、やよいちゃん』

P『来年もよろしくね』

やよい『あっ…』

やよい『はいっ!今年もお世話になりましたっ!!』

やよい『来年もよろしくおねがいしまーすっ!!』ペコッ!
608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:51:12.92 ID:gOpBlfxXo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

美希『ねぇ、プロデューサーくん?』

P『ん?』

美希『ホンネで言うと、やよいのことはどう思ってるの?』

P『そうだな……今日のことでもう家族みたいな存在にはなったかな』

美希『ミキもそうかな』

P『それがどうかしたか?』

美希『…ミキ達の存在が、やよいを笑顔にするんだったら…』

美希『少なくともミキはずっとやよいの傍にいたいなって思ってね』

美希『プロデューサーくんはどう?』

P『…そうだな』

P『俺は…』

P『(こうして2年目のクリスマスの夜は更けていった)』
609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:51:58.03 ID:gOpBlfxXo
【兄弟に背中押された】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

P『さて、年賀状は来てるかな?』

P『おおっ』

P『今年もやよいちゃんから年賀状が届いたぞ!』

ピンポーン!

P『ん?誰だ?』
610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:52:25.09 ID:gOpBlfxXo
ガチャ…

やよい『新年!あけましておめでとうございまーす!』

P『やよいちゃん!?』

やよい『あの!新年のご挨拶にきました!』

やよい『なので、良かったらその〜…』モジモジ…

やよい『ご一緒に初詣はいかがですか!?』

P『あ、あぁ…うん…』

P『行こうか…』

やよい『ホントですかぁ!?やったぁ♪』

P『(やよいちゃんが来てくれるなんて夢にも思わなかったよ)』
611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:53:17.77 ID:gOpBlfxXo
【お嫁さん…ですか?】

P『おせちはもう食べた?』

やよい『あっ、はい!』

やよい『って言っても、私の手作りなんですけどね…えへへっ…♪』

P『えっ?おせちも作れるんだ、やよいちゃんって』

やよい『あっ、でもでも…そんな大したものじゃあ…』

P『凄いなぁ。やよいちゃんは将来、良いお嫁さんになれるよ』

やよい『えっ…』

やよい『…良い、お嫁さん…?』カァァッ…

P『ん?』

P『あ…』

やよい『…///』モジモジ…

P『お、お参り行こうか!?』

やよい『はい…』

やよい『あ・な・た……えへへー///』

P『(…かわいいなぁ)』

P『(今年も1年、頑張るぞ!)』
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:53:59.99 ID:gOpBlfxXo
【もしかしなくても、そうです!】

P『今日はバレンタインだ!』

美希『いたの』

P『あっ、星井さん』

美希『ミキはあげないけど外』

P『えっ?』

美希『じゃあね…あふぅ…』

P『(外って…まさか…)』
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:54:31.23 ID:gOpBlfxXo
やよい『……』チョコン…

P『やよいちゃん!』

やよい『あっ!ぷ、プロさんっ…///』

P『もしかして…』

やよい『もしかして、です…///』

やよい『頑張って作ったので食べてくださーいっ!』ダッ…

P『あっ!?…行ってしまった…』
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:55:18.95 ID:gOpBlfxXo
【ときメモ主人公の必殺技。誕生日スルー】

P『さて、ホワイトデーもやよいちゃんに返して…』

P『これで心おきなく3年生に…』

美希『ねぇ、プロデューサーくん?』

P『ん?どうした?』

美希『やよいって「やよい」だから、きっと3月生まれだよね?』

美希『誕生日、もう過ぎちゃったかな?』

P『……』

P『…いや!まだ間に合う!』

美希『あっ!じゃあじゃあ…!』ワクワク…

P『学校サボって、やよいちゃんの誕生日プレゼント買いに行くぞー!』

美希『おー!』

P『(危ない…忘れてた…)』
615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:56:18.93 ID:gOpBlfxXo
【最高のお友達】

P『ふぅ…』

P『(星井さんと一緒にやよいちゃんに誕生日プレゼントを贈ってあげたけど…)』

―――――――
――――――
――――

やよい『う、うあああぁぁぁん…!!』

美希『えっ!?ど、どしたの?』

P『もしかしてプレゼント…気に入らなかった…?』

やよい『…っ!!』フルフル…

美希『じゃあ、どうして泣いてるの?』

やよい『だっでぇっ…!』
616 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:57:20.35 ID:gOpBlfxXo
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     ,灯 j: : l: : : :/_」斗:' |: : : : : :厂\___}: : : :.|i : : :|: : {
  _,//: | i| :i:l:i: : :|∧:/__;八: : : :/ j/‐-} |i: : : :.|i : : |: : : :\
    〈: : | i| :i:l:|: : :|i_,」L./   ^⌒  ァ=‐-ミ|i : : :亥 : 八: : : : : ;
    _,.≧.,i|_:i:l:|: : :|{f^⌒tぅ     〃  とつ: : :| }/): : : : : /
   ( ( (丶_〉从: :とう.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|i: : : jイ \:} ; /
   〈\\\`¨” ̄ \     ;      八: : :爪   V/
    {\ ____       ト, ⊂-‐  ⊃ /小: : ;少     ′
     ;: :厂/ (__}_ / {(≧: .,__ ,. <ニニ}: :/′     |、
    ノノ {__ }_  __//\\ニニニニ/,′/       |\:.__,
  ̄    ! {^   ー ' ノ  ) ”¨ニ¨” /: : {        |
        :, \___ イ /l       ,  //jノ         |
          | 、 `汽/,  | {__ // / {   ,  /     ,
         | \ __/  | j⌒い,} /  } / /     ,:′
        |          | | {(ノヘ  }′/    /{

やよい『お二人がらっ…お誕生日プレゼントを貰えるだなんて…』

やよい『わだし…すっごい、だいじに思われるなぁって…』グスグス…

やよい『わぁぁぁぁぁんっ…』

美希『……』

美希『なんだか、こっちが泣けてくるの…』グスッ…

P『(星井さんとやよいちゃんはもうすっかり親友同士だな)』
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 01:58:43.54 ID:gOpBlfxXo
【ずっと一緒にいられたら】

P『さて、やよいちゃんの誕生日を祝ってたら春休みが終わったぞ!』

P『ついに最上級生か…』

小鳥『ええ。最後の1年よ』

P『小鳥先生…』

小鳥『女の子の交友関係は把握してる?』

小鳥『いつまでもみんな仲良しだと良いわね♪』

小鳥『というわけで、今年も私が担任です!』

小鳥『最後まで面倒見てあげるからよろしくね!』
618 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:00:03.33 ID:gOpBlfxXo
【まるで成長していない】

P『さて担任は変わらずともクラスは変わった…』

P『誰か知っている子は…』

P『あっ…』

P『星井さん!』

美希『プロデューサーくん!』

美希『サボる?ねぇ、サボる?』ワクワク…

P『よしっ!行くか!』

美希『おー!』

小鳥『お願いだから始業式ぐらい最後まで学校いてよー!!』

P&美希『わっ!?』
619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:00:31.17 ID:gOpBlfxXo
【となりのねこの主題歌】

P『朝のジョギングも久々だなー』エッホ…!

?『あーるこー♪あーるこー♪わたしはげんきー♪』

P『(おや?どこからともなく、甘ったるい歌声が…)』

P『って、この声…』
620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:01:27.45 ID:gOpBlfxXo
                                         ,.、,...、
                                    __ ,=.、 /:.:':.;ノ'´:,`:.ヽ
                                    ,.ィ':.:´:.',:.:.:` ̄`ャ/:.:.:.:.:.:.:.、::..
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                                   /:i _  };.:.:.:.!:.:.:.:` ̄ソ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:)
                              ,' ノ `ヽ .!,':.:.:.:!、.:.:.:.:(:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;ノ
                                  .':i , -、 j:.:.:.:.:iノ.:.:.:.:.:ノヽ:.:.:.:..:<
                                 !:.ヽゞ.ノ ./ィ:.:.:.:.!:.:.:/j:.:.:f´:.:.:.:.:.:iリ
                                  '、:.ゝ-‐ / !:.:/リ,j_)、(/{:'Y(:.:/):ノ
                                ∨! ._/_)、!/-!´  `ヽ`  ゞ
                       __   _ >'リ´ ! ,::.i'  > '´ ̄-ァ、
                      __, ァ-‐-f´   ̄ :..、   , -〃!,__>〃   /    `ー、
             三三、 ̄   .j   !      ` ー-// ii  //    ,'    ,...:´:'ヽ-- 、
.               `彡'´7_ノ´`ー‐人____...::::::j:;'.  lj //   /    ,.::': ´      `ー- __
                                  ̄.}i   〃    (   .:'               )- 、
                                          }i   ,','  ..   ,.:ィ-───---==--  ___/   /ー--==、
                                        ∨'r-'_ヽ  `:::´  i              `ー- '`ヽ ュ_. 三'
                                  ,'___f´ijヾ:..     |                        ヾ,   ̄
                                 ,′ !¨フノ',       |
                                 ,′   `¨  .',     !
                                   {_,.-==-=----`- 、  .}
                                       j´         ヾ/
                                     ;' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽノ
                                ,'   _       ,イ
                                      i'   jヽ!_,)       / .',
                               ,'   ゙くi,.r'         ',
                                ,'                  ∧
                             /`ー---===二二二    .',
                                /      , '´ ̄ ̄ヽ  ̄ ̄`.{
                             '′    ./      ∧    ∨
                           ,.′     /          ∧     ゛、
                      , '     ., '            ゛、.    ヽ
                         /      .∧             ヽ      ∨
               __   .j < ̄ `< ̄ `ヽ               丶     ',_
             ´       ̄ ̄ ̄ `ー-      ・ `ー-ャ,       ∧ /´ ∨
.           , ´                     ,     )            ',´   ∨
. ,、_    _, ′     `ゝ、               ーt-y'           ∧     ',
..乂   ̄ ̄           ` 、             ,  /´ /.               \    `}
  ,ゝ    j!                )       ,.、_/   ` ´                   l   ノへ
.. `ヾ,___>'弋..         /__.  , ´¨                         〈../  ,.イ
.            ´>--ァ    〆´ { ./                            ノj〈_/   )
                i  ._..,ィ´`¨´/                            r、彡'   /ノ
                } ̄イ  /                              {_」______ノ ̄

やよい『あるくのーだいすきー♪』

P『…やよいちゃん』
621 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:02:06.04 ID:gOpBlfxXo
P『って、あれ?やよいちゃん、犬飼ってたっけ?』

響『おっ、デューサーじゃないか!』

P『おお、響』

響『ジョギングか?良かったらこれから一緒にいぬ美の散歩でもどうかな?』

響『デューサーの知らない子も一緒だけど…』

P『あぁ、そういうこと』

響『ん?』

P『(あとで聞いた話だと、響とやよいちゃんはやよいちゃんがいぬ美に構ったのをキッカケに最近交流が出来たらしい)』

P『(意外な交友関係を知れたな)』
622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:03:04.21 ID:gOpBlfxXo
【事前に言っておけばサボリじゃない】

P『さぁ、学生生活最後の体育祭だ!』

P『…不思議だ』

P『これだけ意気込んでもサボろうって選択肢も浮かんでくる…』

美希『でも、去年学んだよね』

P『あぁ、サボるなんて言語道断だ』

小鳥『あなた達…』ジーン…

美希『眠たいから早退するの』

P『頭痛が痛いので帰ります』

P&美希『じゃあ、行こうか?』

やよい『お二人とも大丈夫ですかー…?』

小鳥『……』

小鳥『ええっ!?ちょっとぉ!?』

P『(こうして学生生活最後の体育祭は幕を閉じた…)』
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:03:43.33 ID:gOpBlfxXo
【そろそろ怒るわよ?】

小鳥『はいはーい!期末テストの結果発表ー!』

P『おおっ…!』

P『無駄に家庭科のテストが満点だ!』

小鳥『やるわねー♪』

小鳥『担任名利に尽きるわ♪』

P『ありがとうございます!』

小鳥『美希ちゃん、漢字書き問題「合挽き肉」だけ正解って…』

美希『やよいの影響なの!』

小鳥『わかってるわね?補習よ?』

美希『や!』

小鳥『いや、やじゃなくて本当に卒業出来なくなるわよ』

P『(小鳥先生、声と目が本気だ…)』
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:04:22.77 ID:gOpBlfxXo
【ミキは女の子だから無理なのに!】

P『(とある夏の日、俺と星井さんはやよいちゃんの家へと遊びに来ていた)』

美希『へぇーお家でお野菜育ててるんだぁ』

やよい『はいっ!この時期は、もやしそーめんとかおすすめですよ!』

やよい『今からお二人の分のお昼ご飯も作っちゃいますね!』トテテ…

美希『…お嫁さんにほしい』

P『奇遇だな。俺もだ』

美希『ずるいっ!』

P『なにが!?』
625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:05:37.33 ID:gOpBlfxXo
【近所の大学でも探して入学してね♪】

P『今日から新学期だ!』

小鳥『はいはーい。進路相談の時間よー』

P『あっ、はい』

小鳥『まぁ、そんなのどうだっていいわね』

P『!?』

小鳥『あなたの成績なら行くアテはありますし』

P『そ、そんなアバウトな…』

小鳥『それよりも大切なのは女の子との関係でしょ?』

小鳥『良い?今から言うことは大切なことだから、ちゃんと良く聞くのよ?』
626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:06:16.12 ID:gOpBlfxXo
小鳥『美希ちゃんはあなたとやよいちゃんのことを応援してくれているわ』

小鳥『ここで重要なこと!』

小鳥『文化祭やクリスマスはやよいちゃんと二人きりで過ごすのよ!』

小鳥『美希ちゃんなら理解してくれるから大丈夫!』

小鳥『これを守らないと、やよいちゃんは告白してくれないから気をつけるのよ?』

小鳥『はい!進路相談は終わりですっ!』
627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:06:52.68 ID:gOpBlfxXo
【もう手段は選ばない】

P『さて10月だ!』

小鳥『はい!みんな、おはようございまーす♪』

小鳥『今日はあなた達に大切なお知らせ!』

小鳥『今年の文化祭はクラスで出し物をすることに決定しました!』

P『また唐突な』

小鳥『ていうわけで、みんな意見をちょーだいな!』

P『(ふむ…)』

P『(出し物か…)』

美希『…zzz』
628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:07:20.82 ID:gOpBlfxXo
小鳥『…じゃあ、仮装行列をすることに決定!』

小鳥『みんなで頑張りましょうね!』

美希『…あふぅ。どーなったの…?』ゴシゴシ…

P『仮装行列だよ』

美希『ぎょーれつ…?なんだかめんどくさそう…』

美希『ねぇ…?サボって、やよいと一緒に文化祭見て回ろうよ…あふぅ…』

P『…あっ、ごめん。俺、文化祭はやよいちゃんと二人で…』

美希『えっ?』

美希『…へぇー。プロデューサーくんも意外と積極的なんだね』

美希『そういうことならミキは邪魔しないの!』

美希『1人でサボって応援してるね!』

小鳥『美希ちゃんはサボったら留年よ』

美希『あんまりなの!?』

P『(あとでやよいちゃんを誘っておかないとな…)』
629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:07:50.73 ID:gOpBlfxXo
【いや、かわいいけどさ】

P『今日は文化祭だ!』

P『…いや、しかし』

P『やよいちゃん、その格好…どうしたの?』

やよい『う?』
630 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:08:48.56 ID:gOpBlfxXo
              ,、
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              |:::::::/.  `{" ′  Vン/::::::::::/ レ'     r':::r―'
              |:{::::{   人 、_,  /::::::::::/イ       ソ
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                        /´  ̄` ̄  ヽ
                     /       '.    \
                 /{           /  }
               ,/!  !       / /  , !
              r'::::::::ヽ、i       レ'  /´ ,'
             /::::::::::::::::.!       /  /   !
             !::::::::::::::::::l       i:.ー/   l
             ,':::::::::::::::::::l      ;.:::/.|   .!
.              /:::::::::::::::::::::|     レ' .!   |
            i:::::::::::::::::::::::|     {   .!  .`、
            |:::::::::::::::::::::::!   {イ    !    }
            !::::::::::::::::::::::,'    |、   '.    !
           ;::::::::::::::::::::::.;     |:\  :   |
           i:::::::::::::::::::::::l    |::::::\ !  l
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           ,':::::::::::::::::::::::!    l::,r' ⌒ゝ、::、 |
           i:::::キ::::::::::::::::!    !:::f     }::::`、
           !::::::キ::::::::::::::!    ;:::::ゝ,_,、 ノ:::::::::V
           l::::::/\:::::::::|    :::::::::::::::::::::::::::::::::::
           !:::/   \::!    .;:::::::::::::.,':::::::::::::::::::.!
           |/     `;   ,':::::::::::,.':::::::::::::::::::::ノ
          /      ,ノ    ;:::::::::,:',:ヽ、,.:_,.:イ
          /   _,. イ `   !,.イ´/¨      ,'
         ,'  /´      ノ   /       ,'
         i  / ,〉 ,    /´  ,'       /
         | ヽ/ / / /    /       /

やよい『え、えっと…仮装をするって聞いたんで…』

P『いや、仮装するのは俺達だけで良いんだよ…』

やよい『はわっ!?そうだったんですかぁ!?』

P『…やよいちゃんも一緒に行列にまざる?可愛いし』

やよい『え、え…』

やよい『……』

やよい『は…恥ずかしいから無理かなーって…』

P『(まぁ、俺以外に見せたくないって気持ちもあるな)』

P『(こうして今年最後の文化祭は幕を閉じた…)』
631 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:09:31.98 ID:gOpBlfxXo
【なによー…ばか…】

P『さて、もうじきクリスマスだ!』

伊織『そうね』

P『……』

伊織『……』

P『誰!?』

伊織『はぁっ!?』

P『おお…いおりんか…』

P『久々だな…』

伊織『なによ、その呼び方…』
632 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:10:30.72 ID:gOpBlfxXo
P『えっ?ていうか、どうしたの?』

伊織『いや、どうしたもこうしたも…』

伊織『今年はパーティ来るのかしらって思って…』

伊織『去年はアンタもあのバカもホントに来なかったし…』

P『あぁ、その件はすまなかった…』

伊織『全く…』

伊織『で、どうなの?ちゃんと来るならチケットあげるけど…?』

P『うーん…』

P『……』

P『…なぁ、いおりん?』

伊織『いおりん言わないの』
633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:10:59.19 ID:gOpBlfxXo
伊織『なによ?』

P『お前から貰ったクリスマスチケットって765学園以外の子でも入れるか?』

伊織『まぁ、ちゃんとチケット持ってれば…』

P『2枚買った!』

伊織『……』

伊織『えっ!?なに!?アンタ、もしかしてそういう子がいるの!?』

P『誘えるかはわからない!』

P『でも3年間、お疲れ様の意味も込めて2枚欲しいんだ!!』

伊織『……』

伊織『…まぁ、せいぜい頑張んなさいよ?』スッ…

P『おお、ありがとう!いおりん!』

伊織『全く…じゃあね?』ザッ…

伊織『……』

伊織『(…そういう子がいるのかぁ)』

美希『デコちゃんにはミキがいるよ!』ガバッ!

伊織『きゃっ!?』
634 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:11:43.74 ID:gOpBlfxXo
【今年は二人が良いかなーって…】

P『クリスマスまであと少し…』

P『よし……やよいちゃんに電話を…!』

trrrrrrrr…

P『おや?電話がかかってくるなんて珍しい…』

P『もしもし?』

やよい『あのー…プロさんのお宅でよろしかったでしょうかー…?』

P『やよいちゃん?』

やよい『あっ、プロさんですか!?』

P『あぁ、うん。俺』

P『どうしたの?』

やよい『あっ…えっと…』
635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:12:12.76 ID:gOpBlfxXo
やよい『そ、その…』

やよい『ううー……』

P『……』

P『…やよいちゃん』

やよい『は、はいっ!?ごめんな…』

P『俺もやよいちゃんに用事があってさ』

P『聞いて貰えるかな?』

やよい『えっ…?』

やよい『は、はい…?』

P『クリスマス…二人きりで会える時間って作ってもらえないかな?』

やよい『……』

やよい『ふえぇっ!?』
636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:12:40.28 ID:gOpBlfxXo
P『ダメかな?』

やよい『い、いえ!?そんなことないですっ!』

やよい『むしろ私から…その…』

P『えっ?』

やよい『あぁっ!?そ、そのっ!?ち、違うんですっ!?』

P『…当日はショッピング街で待ち合わせでどうかな?』

やよい『えっ?』

やよい『は、はいっ…!』

やよい『……楽しみにしてますからねっ…?』

P『うん』

P『(やよいちゃんから誘ってくれようとしたのか。感激だな)』
637 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:13:36.72 ID:gOpBlfxXo
【甘えたい。甘えても良いの?】

P『さてと…やよいちゃんは…』

やよい『プロさんっ!』

P『やよいちゃん』

やよい『えへへっ……来ちゃいましたよ?』

P『うん、ありがとう。嬉しいよ』

やよい『…私もですっ♪』

P『それじゃあ、早速だけどそこのブティックで着替えて貰っても良いかな?』

やよい『えっ?着替え…?』

P『うん。パーティ用の衣装にね』
638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:14:19.05 ID:gOpBlfxXo
                            ,∠二ニヽ
                             /        \
              __/´ ̄_`ヽ   /_,. - ‐ ‐ - .._\  /´ ̄`ヽ__
            __厂   ,:'゙´  `':,ァ'"´          `゙' ,y'"´`゙' ,'´  `ヽ._
          /´/´ ̄` ';.     !   ,. - ‐- -‐ -  .._  ;    ; /´ ̄丶`ヽ
          l/      _ゞ._ _,/''"´,. -─ - - ─-  .._゙ヾ:,._ _.,.,'_       }
          |   /´,:'´   `;′/            \V´  `゙':,⌒ヽ  ,ノ
           j'  /   :,   ,/ ´               ヾ:,    ,ゝ、 !  {
            {    {⌒ヽ_〃     ,   /       、       j> ─'  ,ノ    }
          \   ,ゝ    `\  / '// l  !|   ヽ     /       `\/
               Y´  o      ヽ‐ヽ // l | l l  l\   _/    o     }
            /   ー(_, o   _丿/  | l | l 、 | ヽヽ(__  o _)‐'     ヽ
           /            /'´,二._`l L.l│/´,二_`ヽ}ヘ              \
         /          /ハ〈 {しj}`     ´{しリ 〉 ハ j\_          ヽ
           /           ノ__ l ` ´         `´  / /r─'´            丶
         /               _,八     、      ,. イ へ、              \
.      /                / ヽ \  r──,   / // / \             ヽ
      /            /  \ヘヽ 丶 ` ー _ ∠._ 〃 /    `ヽ               〈
   _ノ              ´/      ヽゝイ    ̄  `{_i _トく_        {             \
  /             /─r─一く _」,」        |_!_j,」   ̄ >へ,ヘ             ヽ
  〈               / 、  \   l_|_|          l_l _」  /  /  ヽ                ノ
.  \           /   \ ,ハ   !_l」        |」 _|  / /     j              /
   / \          /    _,ゝ ハ  j 」}_       ,!」_j_ j' /‐- _ {          _   ´\
  {   `  .._     ノ-‐  ̄ `ヽ ,ゝ'"´  `゙' ー ‐ '"´     `゙'i       ̄ゝ.._ -‐ ´    ノ

やよい『ど、どうでしょうかー…?』バッ…

P『うん、似合ってるよ』

やよい『えっと、これって…』

P『あぁ、俺からのクリスマスプレゼント』

やよい『ええーっ!?でもでも、これ高いんじゃあ…!?』

P『大丈夫、この日の為にお金も貯めてたし』

やよい『で、でもぉ…』

P『…可愛いよ、やよい』

やよい『…えっ!?』
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:14:51.51 ID:gOpBlfxXo
やよい『い、今…?』

P『多分、今日だって家族のみんなに行っても良いか聞いてから来たんでしょ?』

やよい『え…?は、はい…』

P『でも、聞かなくても大丈夫だったと思うよ』

P『「行ってくるね」の一言できっとみんなは笑顔で送り出してくれたと思う』

P『いつも頑張ってくれている大好きなお姉ちゃんがそう言ってるんだから』

やよい『えっと…?』

P『たまには甘えて、わがままになったって良いんだよ』

P『俺は全部、受け止めるからさ』

やよい『プロさん…』

P『だからその服を着て今からパーティに行こう。……やよい!』スッ…

やよい『…!!』

やよい『…うん』

やよい『……うんっ!!行こう、デューサーくんっ!』ギュッ…!

やよい『今日はずーっと一緒だよっ!!』

P『(こうして学園生活クリスマス最後の夜は更けていった…)』
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:15:36.38 ID:gOpBlfxXo
【あなたも家族】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

P『今年もやよいから年賀状が来てるな』

P『……』

ピンポーン!

P『はーい?』

ガチャ…

やよい『新年あけましておめでとうございますっ!』

P『やよい』

やよい『…えへへ』

やよい『ねぇ、良かったら私の家でみんなでおせち食べよ…?』

P『えっ…?』
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:16:03.44 ID:gOpBlfxXo
P『良いのか?』

やよい『もっちろん!』

やよい『デューサーくん、来たらみんな喜ぶもんっ!』

P『やよいも喜んでくれるか?』

やよい『えっ?』

やよい『う、うん…』

やよい『喜ぶよ…?』モジモジ…

P『じゃあ行こうかな?』

やよい『えー?なに、それー?』

P『あはは』
642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:16:29.64 ID:gOpBlfxXo
―――そして、時は流れ


P『3月1日…卒業式…』

P『今日、最後の制服…』

P『この道を歩くのも最後になるんだな…』

P『……』

P『…行こう』
643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:17:06.32 ID:gOpBlfxXo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P『(卒業式も終わっちゃったな…)』

P『(さて、帰ろうかな…)』

P『……』

P『(…あれ!?)』

P『(そういや今日、星井さん見てないぞ!?)』

美希『あっ、良かった!まだいた!』

P『わっ!?』
644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:17:35.88 ID:gOpBlfxXo
P『星井さん!?』

美希『良かったぁ、間に合って』

P『いや…卒業式終わっちゃったよ…?』

美希『そんなことはどうでも良いの』

P『ええっ!?』

美希『伝説の木の下、行ってあげて』

P『えっ?』

美希『やよいが待ってるよ』

P『やよいが…?』

美希『うん』

P『…ありがとう。行ってくる!』ダッ…!

美希『……』
645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:18:05.10 ID:gOpBlfxXo
美希『とまぁ、ミキの遅刻の理由はこんなカンジ』

美希『別に後悔はしてないから好きにして良いよ?』

小鳥『全く…あなたは最後まで…』

小鳥『学生としてはとても褒められたものじゃないわ』

小鳥『でも……友達を思いやる心は満点そのもの!』

小鳥『卒業証書、渡してあげるからきなさいな♪』

美希『ホントに!?やったー♪』
646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:18:32.48 ID:gOpBlfxXo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

やよい『あっ…デューサーくん…』

P『やよい』

やよい『えへへっ…卒業おめでとうっ!!』

P『うん、ありがとう』

やよい『うん…おめでとう…』

やよい『……』

P『…やよい?』

やよい『……やだ、どこにも行かないで』

P『えっ!?』
647 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:18:58.88 ID:gOpBlfxXo
やよい『私、デューサーくんがいなくなったやだ…』

P『ど、どうしたんだ?俺は別にどこにも行かないぞ?』

P『卒業してもこの街にいるし…』

やよい『違うの!そうじゃないの!』

やよい『デューサーくんや美希さんが卒業して、この街にいたとしても…』

やよい『私達の思い出は15歳からの思い出…』

やよい『デューサー君たちが高校生の時に出来た思い出…』

やよい『そして今日、765学園を卒業するんだってことを聞いたら、なんだか私だけ取り残されちゃう…』

やよい『そんな気がして…』

P『……』
648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:19:25.68 ID:gOpBlfxXo
P『そんなことないよ…卒業したって…』

やよい『うん…二人がそう言ってくれるのはわかるよ…』

やよい『だって二人とも優しいんだもんっ…』

やよい『いつもこんな私に優しくしてくれた…』

やよい『今日だって美希さんは私の為にお迎えに来てくれた…』

やよい『ホントにいなくなっちゃう前に、自分の気持ちを全部伝えなきゃって言ってくれて…』

やよい『いつもいつも…幸せを貰ってばかりで…』

やよい『私…』グスッ…

P『やよい…』
649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:20:35.39 ID:gOpBlfxXo
やよい『こんな私と仲良くしてくれた…』

やよい『高校にも通ってない私をイヤにならないで一緒にいてくれた…』

やよい『まるでね…?高校生になった気分だったんだよっ…?』

やよい『あなたと出会ってからの3年間…ホントに楽しかった…』

やよい『これからも一緒にいられたらどんなに楽しいのかな…?』

やよい『きっときっと、今まで以上に楽しくなるって思う…』

やよい『嬉しくなるって思う…』

やよい『そんな時間をいつまでも過ごしたい、感じたいっ!』

やよい『だから、あなたをどこにも行かせないために思いっきりわがまま言っちゃうのっ!!』

やよい『私、あなたのことが好きですっ!』

やよい『ずーっと前から好きでした!!』

やよい『これからもずーっと一緒にいてくださいっ!!!』

P『…!!』
650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:21:06.09 ID:gOpBlfxXo
P『やよい…俺はやよいに幸せをあげてばっかりいたわけじゃないよ』

やよい『えっ?』

P『優しいやよいがいるから俺もやよいに優しく出来た』

P『そんなやよいと一緒にいることが俺にとっての幸せだった』

P『いつも幸せを貰っていたのは俺だってそうだったんだ』

やよい『あ…』

P『俺も…俺もやよいのことが好きだよ』

やよい『…!』

P『どこにも行かないから、ずっと傍にいるよ』

やよい『うん…うんっ…!どこにも行ったりしないで…!』グスッ…

やよい『ずっと私の傍にいて…お願いっ…!』
651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:22:54.52 ID:gOpBlfxXo
リンゴーン!リンゴーン!

P『伝説の鐘…』

やよい『はわっ?私、この学校の生徒じゃー…』

P『良いんじゃないかな?何度か遊びに来てたし、伝説のご利益を受けてもおかしくはないよ?』

やよい『そうかなー…?』

P『そうそう』

やよい『…そっかぁ!』

やよい『うっうー!ありがとう、デューサーくん!!』

やよい『ねぇ…デューサーくん?』

P『うん?』


―――私ね、さいっこーに幸せだよっ!

―――これからも…ううん…

―――あなたがいれば、ずっとずーっと!!
652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:23:21.43 ID:gOpBlfxXo
   /  : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::x=-- 、: :', ',: : : : : :',: :/: :/: : : : : : : :
  /   : : : : : : : : : :/: : : /: ://: : //: :/: : : : / .γγ::::::ミリヘ .|: :i: : : : : :|: :/,, i|: : //: :
 /     : : : : : : : : //  / /// i /i //  /(/ ! .マ》::V彡ミiヾ: |: : : : : :|: :// | |/ /: : : :
/      : : : : : : : ://  / i i |/ |_ | し"       V::::::::::: ノ |: :|: :i: : : :.|/ / /ノ  \: : :  END
  : : : : : : : : : : : : : ::|/| /| | ||/i x=ュ           ゝ- "  .|: :|: :|!: : : |/ ヘ彡ヽ   ヽ: :
    : : : : : : : : : ::::::::::ヾ| ∧.',| .|.,' :::::ミ,,             / ./ / |: : : | ⌒i | / ヘ    ',: :
   :::::\::: : : :::::::::::::::::::::ヽ|ヽ ヾ.|( マ彡》!            / .ィ /: :|: : : | ノ.ノ"  ',
  ::::::::::::::::_ :::::::::::::::::::::::::::::ノ  ヽ. ', ヾ:ゝ '、::          /: :/|/: : |: : : |-‐"  _ ゞ
  :::::::::ヽ ヽ ` 、::::::::::::::::/    ',   `"   _.....‐=ヽ  _ノ / i: : ::/: : : | _,,.-‐": : : : :
  ::::::::::::|  .i   ` ‐-"      ',     ィ:::::::::::::::::::::::|  `"  ./: : /: : : :〈: : : : : : :
 ::::::::::::::::|  .|            λ    丶::::::::::::::::::::|     /: : /: : : : / ',: : : : :
 :::::::_ノ-‐"    __      .\    \:::::::::::::ノ    ./: : :/: : : ::/  ',: : : :
  :::::::ゝ_     /: : : : : : : :\- v-、 \       ̄   /: /: : : : /    i: : : :
  :::::::/   /: : : : : : : : : : : : : :,: :: ヽ.  丶、       / _//: : : :/  _-‐: : : : :
`"〈:::::〈    /: : : : : : : : : : : : : : :i|: ト-\    `  、__ - ̄ /: : /: :ヽ,/: : : : : : : :
   ヘ'    i: : : : : : : : : : : : : : :/|: :i ',  ヽ-‐‐"       /: //: : : : : : : : : : : : : :
        |: : : : : : : : : : : : : ::/ .|: :', ヽ          /:/  |: : : : :/ヽ: : : : : : : : : : : :
        |: : : : : : : : : : : : : /  |: : ', ヘ          ̄   /ヽヘノ: : : : `- _: : : :/ ̄
653 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 02:25:57.14 ID:gOpBlfxXo
やよい編終了です
次回更新時は美希(イベント追加編)を投下予定です

いつも感想ありがとうございます
感想だけでなく、ここはこうして欲しいと意見なども気軽にお待ちしてます
出来る限り参考にします
654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 02:35:42.12 ID:lIErs25Fo

やよい可愛すぎ
次も楽しみにしてる
655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/10/13(土) 04:43:52.20 ID:6wp4egS2o
ゃょぃヵゎぃぃ
656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/13(土) 06:47:13.75 ID:LAmggaSWo
乙乙今回もよかった

ゃょぃヵゎぃぃ
657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 08:58:21.60 ID:9f1uS09DO
ここまで来ると誰を攻略済みで誰を未攻略なのかわからなくなってきた…

とりま乙
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 09:05:33.91 ID:r5MgUhzMo
やよいは可愛いなあ
659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) :2012/10/13(土) 09:17:40.12 ID:5ojfG8JAO
小鳥
伊織
亜美
真美
やよい
美希←

美希が終わるともう折り返しなんだな
660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 09:30:32.01 ID:9f1uS09DO
>>659
Thanks、前のまた読み直したせいか雪歩も攻略済みと脳内がががが
661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 10:13:57.55 ID:tbsUxbQ5o
やよいが可愛すぎて朝から幸せ
662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 11:52:24.90 ID:9f1uS09DO
ゃょぃカヮィィ!どうせなら某葉っぱのみたいに双子√つまり双子ハーレム√がみたいなーって(チラチラ)
663 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 12:14:49.85 ID:TJsSiXcIO

しかし安価でやよいルート行くには、難易度高そうな構成になってたんだなぁ…
664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/10/13(土) 12:15:36.24 ID:upvqdEfJo
最初から安価になどしなければああはならなかったものを
665 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/13(土) 13:00:34.47 ID:83kV7iuao
スタートラインで結構差があったしキャラ数的にも争い起きない方がおかしいレベルの設定だからな
666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/10/13(土) 13:07:47.68 ID:5ojfG8JAO
まぁでも、ときメモだし
それでも1週目の雪歩vs貴音は聖戦だったと思う
667 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/10/13(土) 21:14:30.85 ID:b3d4oIuDo

やよいいいわー
関係ないけどデューサー呼びがツボに入った
668 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 21:47:20.71 ID:9f1uS09DO
俺は今まで登場しなかった律子がどうやって出会ってどうやって告白する流れになるのかが気になるし律子が一番攻略ムズそう
その点最初から好感度が高いリボンは簡単に落とせそう難易度EASYヒロイン
669 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/10/14(日) 02:38:14.23 ID:OkbcVJQto
気持ち寿さん要素が多い気がする
大吉頂戴可愛かったなぁ

外井、咲之進に期待
670 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/14(日) 04:36:20.22 ID:9lBnekiEo
乙ですよー
タメ語のやよいが凄く新鮮でとっても可愛いのです
671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/14(日) 13:50:38.45 ID:MCjcc62DO
>>669
誤爆か?
672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/14(日) 13:54:05.38 ID:H8xSNlZwo
原作の方の話じゃね
おつおつ
673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/10/15(月) 00:33:37.46 ID:T0WvAWKAO

タメ口のやよいもかわいいなぁ
674 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/16(火) 05:56:03.69 ID:cej9IhkDO
ところで>>1に質問だけど次回作のモンファーとのクロスだけどクロスするモンファーはどのモンファー?
DSやPS2やGBAなど色々あるが....できるなら一番わかりやすい1と2がいいな
てかそれ以外はアニメしかわからない
675 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:09:18.03 ID:RBaKDDhBo
【サボりの常連】

P『ふぁぁぁぁ…』

P『なんで、こう昼下がりっていうのは眠たくなるのかね…』

P『次の授業は…小鳥先生の美術か…』

P『……』

P『教科書代りの同人誌、持ってくるの忘れたな…』

P『保健室でサボるかな…』
676 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:09:56.17 ID:RBaKDDhBo
ガラッ…

P『失礼しまーす…』

P『って、あれ?』

P『(先生、いないのかな?)』

P『もしもーし!』


?『うー…うるさいのー…』モゾモゾ…

?『保健室では静かにしないとダメなの…』


P『あっ、ご、ごめんなさい…!』

P『(先客がいたのか…)』

P『(しかし…)』


?『あふぅ…』ンー!


P『(これまたアイドル級の存在感がある女の子が…)」』
677 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:10:32.50 ID:RBaKDDhBo
?『……』

?『…ねぇ、そこの人?』

P『お、俺?』

?『あなたしかいないって思うな』

?『今、何時?』

P『えっと…今は13時半だけど…』

?『歴史の時間か…めんどくさいの…』

P『……』

P『(髪の色のとおり、不良ってことなのか…?)』

?『あぁ、そこの人?』

P『は、はい?』

?『ミキの隣のベッド空いてるよ?』

?『あなたもサボりに来たんじゃないの?』

P『えっ…あぁ…うん…』
678 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:10:59.90 ID:RBaKDDhBo
P『まぁ、そうなんだけど…』

?『なんの授業?』

P『美術』

?『あはは!小鳥の授業かー!』

美希『でも、小鳥は見てるだけで飽きないからミキは好きだな!』

P『ミキ?』

美希『うん。ミキ。あぁ、ミキの名前ね』

美希『ミキは星井美希なの。1年生』

P『俺、プロデューサー。俺も1年』

美希『ふーん。まぁ、どうでもいいの』

P『えっ?』
679 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:11:54.41 ID:RBaKDDhBo
             ,. -==ミ
         / _,二つ∠.. _
            ,≠´       `  、
       /             \       _
              |丶   丶     ヽ     ⌒ヽ`ヽ
       /    ∧斗−\      ヽ         } ノ'⌒丶
  i{ ̄ ̄′   / }/   ノヽ  ',   }  \    /      \
 八        | '′ n´   i   }   ノ_  `ー=彡      、          )ヽ
     i 人  N         }/}/ Y´:.:.:.:.:.: ̄:.¨:.:.:<⌒       \ノ     /  }
  @ |   \ト、ノ} 、     '′/  {:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.` <⌒ヽ   ー=彡 __/
  | 人{\  ハ       /ィ   \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.:....._    /
  |     \ 人   (⌒ / /     ミ=-:.:.:.   、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ー'^Y
  |  乂ー=彡' 个: . ノ}  /  ,. <⌒ヽ}i }:.     \:.:.:.:.:.:.:.:     {
  人   `て   ー=个く { xく⌒ヽ く\└ミ      .:\:.:.:.:.
     ヽ    ` ー={`V^Yーヘ、  )ー}   \ヽ:.:.\  .:.:.:.:.:\:.
         f⌒ヾヽ} 乂  r<:.:.:.└=ミ、..}:.|:.:.:.:.:\:.:.:.:.:.}:.:.:.\
      ',  人'ー┘J   }_に  \:.:.:.:.:.:.ヽ}人:.:.:.:.:.:.:\冫:.:.:.:.:.:.ヽ
        }   > .   {_、    丶_:.:.:.ゝ:.:.:.:.:.:.:.:.:rく:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
        人____,> . __\               ̄{ {:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.', __
                  `ニ=-         _\\:.:.:.:.:.:.:.:.:.}   ` ー─
                                       ̄`    ´
美希『ミキ、また寝るから…あなたも寝るなら静かに…』

美希『…zzz』

P『……』

P『(これは知り合いになれたのだろうか…?)』
680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:12:29.84 ID:RBaKDDhBo
【モテモテも楽じゃない】

P『予定が無いからといって家の中でダラダラするのも良く無いよな』

P『もしかしたら、こういった散歩の中で新たな出会いなんかが待ってるかも…』


キョウミナイノ


P『…ん?』

P『今の声は…』


p『でも、君にはアイドルとしての素質が…』

美希『だから興味無いって言ってるの』

美希『しつこい男の人は嫌われるよ?』

p『ううっ…』


P『…星井さん?』
681 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:13:07.72 ID:RBaKDDhBo
p『い、一度話だけでも…!』

美希『あ』

p『えっ?』


P『え?』

美希『ごめんね。彼氏を待たせてるの』ギュッ…

P『うわっ!?』

P『(む、胸が…)』

P『ほ、星井さん…?』

美希『良いから話を合わせるの』

美希『それじゃあ、ごめんねー☆』

美希『行くの』グイッ…

P『わわっ…!?』


p『彼氏がいるのかぁ…』

p『まぁ、あれぐらいキラキラしてる子なら当然か…はぁ…』
682 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:13:40.42 ID:RBaKDDhBo
美希『……』スタスタ…

P『ほ、星井さん…?』

美希『ミキねー、ああいうナンパ多いの』

P『えっ?』

美希『まぁ、ミキが可愛いのはわかるけど』

美希『それってつまりミキの中身を見てないってことじゃないの?』

P『いや、そうとは限らないんじゃ…』

美希『入学式で知らない人、31人から告白されても?』

P『さ、31人!?』

P『(こうして星井さんがアイドル級の女の子だってことを再認識した…)』
683 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:14:22.27 ID:RBaKDDhBo
【二人はサボりま!】

P『さて!体育祭だ!』

P『正直、身体を鍛えて無いから自信が無いなぁ…』

P『……』

P『サボるのもアリか…』

美希『良いと思うよ』

P『星井さん?』

美希『なんで6月なんて蒸し暑い日に体育祭なんかやるのかなー?』

美希『意味わかんない』

P『…つまり一緒にサボろうと?』

美希『そうしよう!』

P『……よし!サボるか!』

美希『わーい!共犯みっけ☆』

P『(こうして星井さんと一緒に体育祭をサボった)』

P『(帰りのHRに遅刻して仲良くお説教を受けた……)』
684 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:15:01.37 ID:RBaKDDhBo
【ずっと寝てたの…】

P『期末テストですよ!期末テスト!』

P『うーん…』

P『まぁ、こんなものだろう』

P『補習が無いだけ良しだ』

美希『ミキはテスト中に寝てたから補習なの…』トボトボ…

P『ええっ!?』
685 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:15:49.22 ID:RBaKDDhBo
【おにぎりきらきら】

P『さて、夏の終わりと言えば花火大会だろう!』

P『これは女の子との距離を一気に縮めるチャンス!』

P『仲良くなりたい女の子…』

P『……』

P『よし!星井さんに電話してみよう!』

trrrrrrrrr…

ガチャ…

P『もしもし?星井さんの番号でお間違いないでしょうか?』

美希『今から眠るところなんだけど一体なに…?あふぅ…』

P『もし良かったら一緒に花火大会行かない?』

美希『花火大会かー…うーん…たまには良いかも』

P『じゃあ、河川敷公園で待ち合わせで大丈夫かな?』

美希『わかったの。ミキが来なくても寝ているだけだから心配しないでね』

P『(…不安だが河川敷公園に行くか)』
686 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:16:18.60 ID:RBaKDDhBo
P『さてと…星井さんは…』

美希『プロデューサーくん』

P『あっ、星井さん』

美希『さっきのさっきだからね』

美希『とりあえず来たの』

P『あ、ありがとう…』

P『(星井さん…普段着だ…)』

P『(ちょっとだけ浴衣姿も期待していたんだけどな…)』

美希『?』

美希『あっ、始まるみたいだよ?』
687 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:16:46.90 ID:RBaKDDhBo
ヒュー…パーン!パーン!パーン!

美希『うーん、大きな花火なの』

P『お腹空いてくるね』

美希『うーん!ホントそう!』

美希『おっきな、おっきな!キラキラしたおにぎりなの!』

美希『ねぇねぇ、おにぎり売ってる屋台無いかな?』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

美希『今日は眠くならないくらいに面白かったの!』

美希『こういう誘いならまたして欲しいな!』

P『うん、また誘うよ』

美希『それじゃあ、ミキは帰るの。バイバイ』
688 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:17:40.40 ID:RBaKDDhBo
【おにぎり的な意味で】

P『今日から新学期だ!』

P『もう秋かぁ』

P『芸術の秋…スポーツの秋ともよく言うよな…』

P『しかしここは食欲の秋!』

P『星井さんとはこの前の花火大会で距離がグッと縮まったはずだ!』

P『仲良くなるには今しかない!』

trrrrrrrr…

ガチャ…

P『もしもし?』

美希『プロデューサーくんかぁ。何かミキに用事?』

P『えっとさ…』
689 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:18:07.44 ID:RBaKDDhBo
P『もし良かったら、今度の休みの日、並木道でも散歩しない?』

美希『あっ、いいね!ミキ、おにぎり持っていくの!』

P『じゃあ、今度の休みの日に公園前で』

美希『はーい。プロデューサーくん来なくてもミキは勝手にするからねー』

P『(っし!)』
690 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:18:39.88 ID:RBaKDDhBo
【至福の時間】

P『正直、星井さんとのデートをすっぽかすって…』

P『全人類の男を敵に回す気がするんだよね』

美希『そうかも』

美希『ミキと二人きりで遊べるなんて幸せなことなの』

P『(自分で言っちゃってるよ…)』

美希『それよりも行くの、ミキお腹空いたの』

P『あっ、うん。じゃあ行こうか』
691 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:19:36.45 ID:RBaKDDhBo
          ,ィ
           /,    ,,ィ ´  ̄  `  、
            { {、 イ           `
            ヽ v´               \
             /       、   、      ハ
           / /    , .、  \   ヽ、    l
        / /   / ∧_ヽ,   ヽ,ニニ.、、 |   !
        | /! /  | /´ ヽ` \ ヽ.,__ヽ ! .!  !
        ヽ | ト、 | ト .z=ミ  ` 〃 ̄` / イ、  !
             l ! ヽl !〃     ,   ///Yノヽ、 .!     
          ヽ  ヽ!/// 、   __f    !  ` |
.          /   ヽ  ノ  ̄   `   /     \
         /     > ,,_    _,,<        \
        / /      .}  ̄ .{        ヽ、_.`__
      /イ´/  ,..ニニ,,..ノ´`ー "ヽーr― - 、   \
        /  /   ./_/  __ ,>‐-=.、 .',       \
      `ー,   ,  .,.r´ィニ弌|::::::::::::にニニ、ヽ  !  ` ー―`
   、_ /   !  | ´ ,.-―ヲ!::::::::::::ヒ―- 、 !  !    ` ‐- ,,_

美希『ん〜///お空の下で食べるおにぎりの味は格別なの〜///』

P『(うわっ…もう3個目に手をつけちゃってるよ…)』
692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:20:03.35 ID:RBaKDDhBo
美希『うーん!今日はとってもとっても楽しかったって思うな!』

美希『また一緒に遊ぼうね!』

P『うん、また誘うよ!』

美希『途中まで一緒なの。おしゃべりしながら帰ろう?』

P『そうだね』
693 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:20:50.71 ID:RBaKDDhBo
【友達だと思ってるの】

P『さて…帰るか…』

P『おっ、あれは…』

P『(星井さんか…)』

P『(友達と思われるのかはわからないけど最近よく話す気がする…)』

P『(呼び名を変えてみるか?)』

P『……美希!』

美希『わっ?……びっくりした』

美希『ミキに何かご用?』

P『良かったら一緒に帰らない?』

美希『構わないの。プロデューサーくんとのおしゃべり、ミキは好きだから』

P『良かった、じゃあ帰ろう』
694 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:21:19.05 ID:RBaKDDhBo
P『そういえばもうすぐ文化祭だね』

美希『めんどくさいの』

P『あれ?こういうイベント、あんまり好きじゃない?』

美希『お祭り自体は嫌いじゃないけどね』

美希『準備とかするのは、面倒かな』

P『あはは…』

P『(ということを話ながら下校した…)』
695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:22:54.31 ID:RBaKDDhBo
【いつかお話してみたいな】

P『さて!文化祭当日だ!』

P『うーん…』

P『せっかくだし誰かと一緒に見てまわろうかな?』キョロキョロ…

P『おっ…ちょうどいいところに…』

美希『ん?どうしたの?』

P『美希。良かったら一緒に文化祭、見てまわらないか?』

美希『うん、いいよ。1人よりも2人の方が楽しいだろうし』

P『良かった』

P『それじゃあ、合唱部にでも行こう』
696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:23:20.30 ID:RBaKDDhBo
美希『ミキ、あの人結構好き』

P『ん?どの人だ?』

美希『真ん中の人。如月千早さん』


千早『……』


P『なんだかキツそうな女の子に見えるな…』

美希『おしゃべりしたこと無いけど、きっと良い人だよ』

美希『あと、歌の練習してるの聴いたことあるけどとっても良い歌声なの。尊敬出来るな』

P『美希が尊敬って……よっぽど上手いんだな』

美希『あっ、しーっ。始まるよ』
697 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:23:46.74 ID:RBaKDDhBo
アオイートリー

P『…上手いな』

美希『でしょ?とっても澄んだ優しい声してる』

美希『千早さん、いつかおしゃべりしてみたいな』

P『合唱部に入れば良いんじゃないのか?』

美希『ミキ、1日で幽霊部員になっちゃうよ?』

P『幽霊部員になるのは確定事項なのか…』

P『(こうして高校生活最初の文化祭は幕を閉じた…)』
698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:24:18.25 ID:RBaKDDhBo
【ひたすら寝てたの…】

P『期末テストですよ!期末テスト!』

P『……』

P『うん』

P『平均的だな』

美希『美希は保健室で寝てたから補習なの…』 トボトボ…

P『ええっ!?テストすら受けなかったのか!?』
699 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:25:36.64 ID:RBaKDDhBo
【でも小鳥先生も可愛いと思う】

P『今日はクリスマスだ!』

P『…っていっても予定が無い』

trrrrrr…

P『おや…電話なんて珍しいな…』

P『はい、もしもし!』

小鳥『プロデューサーくーん!』

P『うわっ!?小鳥先生!?』

小鳥『今、暇?暇よねー?』

小鳥『遊園地行くわよー!!』

P『ゆ、遊園地…?』
700 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:26:03.57 ID:RBaKDDhBo
P『そんな唐突に…』

小鳥『えー!?無理なのー!?』

P『いや、無理ってことは無いですが…』

小鳥『せっかく美希ちゃんも誘ったのにー』

P『えっ、美希?』

P『行きます!すぐ行きます!現地集合ですか!?』

小鳥『…感じわるーい』

P『す、すいません…』

小鳥『まっ、いっか♪じゃあ、現地で落ち合いましょー!』
701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:26:38.40 ID:RBaKDDhBo
【あなたがいれば怖いモノ無し!】

P『すいません!遅くなりました!』

小鳥『いやいやベストタイミング!』

美希『あっ、プロデューサーくん!』

美希『プロデューサーくんを誘うなんて小鳥もなかなかわかってるの!』

P『えっ…?』ドキッ…

美希『勝手な行動してもプロデューサーくんと一緒になら怖くない!』

P『ああ…そういうね…』

美希『プロデューサーくん!まずは売店でいちごババロア買いにいこっ!』

P『よし、行くか!』

小鳥『あの…今日は課外授業じゃないからね?私のことも忘れないでね?』

P&美希『あれ?』
702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:27:17.45 ID:RBaKDDhBo
小鳥『それじゃあ気を取り直してメリーゴーランドに乗ろうか?』

美希『プロデューサーくん、あのゆりかごで寝てても良い?』

P『あれはゆりかごじゃなくて馬車だな』

小鳥『そうね!3人でかぼちゃの馬車に乗りましょう!』

美希『えー?狭いの』

小鳥『狭くないの!』

〜〜〜♪

〜〜〜♪

〜〜〜♪
703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:27:45.97 ID:RBaKDDhBo
美希『…zzz』

P『速攻で寝ましたね』

小鳥『まぁ、確かに眠くなるような音楽だけど』

美希『…ん?』

美希『…あふぅ』ンー!

美希『…良い夢見れたよ!』

P『良かった。とても楽しかったんだな』

美希『うんっ!』

小鳥『良かったわ。じゃあ次は観覧車に乗りましょうか?』

美希『またゆりかごだね』

P『あれは……まぁ、ゆりかごだな』

小鳥『じゃあ、また3人で乗りましょうか?』

〜〜〜♪

〜〜〜♪

〜〜〜♪
704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:28:12.92 ID:RBaKDDhBo
P『意外にも景色を楽しんでたな』

美希『むっ。意外って失礼かな』

美希『ミキはこれでもバードウォッチングが趣味なんだから!』

P『意外だ!』

美希『むー!』

小鳥『え?なになに?私がどうしたの?』

P『あの人は?』

美希『見てるぶんには楽しいよ』

P『そっか』

小鳥『えっ?えっ?』
705 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:28:41.26 ID:RBaKDDhBo
小鳥『いやー!今日は1日楽しかったわねー!』

美希『ミキも楽しかった!』

美希『今度は学校サボって平日にも行けたら良いね!』

小鳥『美希ちゃん…私が先生なの忘れてないわよね…?』

美希『小鳥も一緒にサボればいいじゃない』

小鳥『えっ!?』

小鳥『……』

小鳥『だ、ダメよ!そんなこと…!』

P『ちょっと考えましたよね?』

P『(こうして高校生活最初のクリスマスは幕を閉じた…)』
706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:29:20.20 ID:RBaKDDhBo
【だって初夢もまだ見てないし…】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

P『年賀状…来てるかな…』

P『おっ…』

P『美希から年賀状が届いてたぞ!』

P『せっかくだ。初詣にでも誘ってみようかな』

trrrrrrrrr…

ガチャ…

P『もしもし?』

美希『うーん…プロデューサーくん…?』

P『あっ、美希』

美希『あふぅ…』

P『…もしかして寝てた?』

美希『うん…』

P『…すまん』
707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:29:48.00 ID:RBaKDDhBo
美希『何かご用…?』

P『あっ、えっと。今から初詣一緒にどうかなって』

美希『うーん…気乗りしないの…』

P『そ、そっか…』

美希『ごめんね…ミキ、まだ寝てるの……』

美希『…zzz』

P『おい、まだ寝るな!』

美希『あふっ…?』

P『(仕方ない…俺も寝正月を過ごそう…)』
708 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:30:35.05 ID:RBaKDDhBo
【ミキからのバレンタインだよ?】

P『さて、今日はバレンタインだ!』

美希『プロデューサーくん』

P『おっ、美希』

美希『ミキのおはぎ、わけてあげるの』

P『えっ?おはぎ?』

美希『不思議だと思わない?』

美希『おはぎはあるのに、チョコレートで包んだおにぎりは一般的じゃないの』

P『(むしろ存在するのか…?)』

美希『チョコおにぎりとかあったらミキ毎日食べるな!』

P『(俺は無理だ…)』
709 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:31:07.54 ID:RBaKDDhBo
【バレンタインだったのに!】

P『さて、そういうわけでやってきましたホワイトデー!』

美希『わくわく♪わくわくっ♪』

P『……』

P『…チョコ貰ったっけ?』

美希『ええっ!?おはぎ、わけてあげたのに!』ガーン

P『えっ!?あれがバレンタインだったのか!?』

美希『ヒドイ!ミキから奪うだけ奪ってポイなんて!』

P『ひ、人聞きの悪い言い方を…』
710 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:31:35.79 ID:RBaKDDhBo
P『でも、ごめん…あれがバレンタインだって認識してなかったのは悪かった…』

美希『むー…』

P『お詫びとして、これから学校サボってキャラメルマキアートでも食べに行かないか?』

P『もちろん俺の奢り。それがホワイトデーってことで』

美希『……』

美希『…いちごババロアも食べたいな』

P『了解、了解』

P『(なんとかフォロー出来たかな…?)』
711 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:32:12.15 ID:RBaKDDhBo
【小鳥先生以外じゃ手に負えない】

P『さて今日から2-Aだ!』

P『知ってる顔はいるかな?』

P『…おっ?あれは…?』

美希『あふぅ…』

P『星井さん』

美希『…プロデューサーくんなの!』

美希『ちょうどいい相手見つけた♪先生もいないしサボりにいこっ♪』

P『そうだな、そうするか』

小鳥『…一応、私って教師なんだけどなぁ?』

P&美希『あれ?』
712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:32:46.07 ID:RBaKDDhBo
【嫉妬なんてしてないよ?】

P『春もうららか…ぽかぽか陽気に誘われて保健室に…』

真美『わりとマジでなに言ってんのPちゃん?』

P『早い話が眠いからサボりに来た』

真美『おおっ、案外ワルなんだねぇ』

P『そういう真美こそ保健室なんて珍しいな』

真美『いやー数学の宿題、忘れちゃってさー』

P『怒られたくないから逃げてきたと』

真美『まぁ、どっちにしてもあとで怒られるんだけどねー…』

P『難儀だな…』

ガラッ…

P『おっ?』

真美『およ?』

美希『…ん?』
713 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:33:25.03 ID:RBaKDDhBo
真美『おお、ミキミキじゃーん』

P『保健室の常連が来たな』

美希『……』

美希『…ごゆっくりなの』

ピシャ…!

P&真美『……』

P『…あれ?出ていっちゃったな…』

真美『ほほう…これはこれは…』

真美『そっかー…ミキミキでもそんなこと思うんだなー…』

P『…?なんのことだ?』

真美『いあいあ、なんでもないよん♪』

真美『乙女のひ・み・つ♪』

P『?』
714 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:33:58.59 ID:RBaKDDhBo
【…嫉妬だったかも】

P『さてと…たまには美術の授業にも出るか…』

P『(そういえば、さっき美希が保健室に入らないままどこか行っちゃったけど…)』

P『……』

P『(まさか、もう帰ったり?)』

美希『プロデューサーくん』

P『(…は、してなかったか)』

P『美希、さっきは…』クルッ…

P『…あれ?』
715 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:34:53.96 ID:RBaKDDhBo
                          _,, ─=二 ̄フ
                         _,-'       } ノ
.                                メ'′
            r─- 、      _,-ァ ____/
          _∠    `ヽ、,-v 彡 ' "        ` ヽ 、
          ノ    ,‐-、  v ′          ヽ    `ヽ、
        /     r‐⌒ソ´              ',    ヽ ヽ
        |/     ィ´ レ'          |      l ヽ   ヾ ヽ
.        /   ./   .ノイ          |      ハ |   ', ヘ `ゝ
       /  ∠_  / .|', ,'     i    l     イ/ ヽl|_ .i }
 、____ノ      入/|  l ソ     .ノ   .ルL、  ル' ./Y  .| i
  `ヽ、     /  /  .|l  /     ノ ナナ斤⌒ン /  /_,,-| 从ん
    `ー --/   i  .仆ノ     / /メ __,,,Lメ、   ,仞 i. / ノノ `ヽ、
       /_,メ.  i / ソ     .ノ/ ィ" {;;;iii;}`   i り ル'‐一''" ̄
    ‐ '´‐7 ,   レ' _,ノ   ,,, ‐'メヾゝ ヽ _ ‐'    ヽ  |
      / イ    ̄ ̄ ̄戉丕イく〈`i_             ノ
.      レ { /      i | └、`‐-、‐'。        ,ィ /
       |.|      |', ヤ   ̄`ュ丁^  、     '‐'/
       |.| i    i | ヘ',    ⊥メ    ` ー r一'
       ',', |    ハ.|  ヽ  / /下ヽ、__ ノ-、
        ヤ',|   i |ヘ|    ヾ-/.ハヽ     |ヽヽ , ̄ ̄ヽ、
        ヽ',   ||      { / ヽ \ \   ',.∧    ヽ
          ヘ  |l|      ソ   ヽ `_x-- N〈  ヽ ノ  ,'
          ヘ  .|      ./     ヽノ  ̄.レ~"   \. i
           i  |     /       .ト     \    >i
           | .|     {        iヘ      、 /r `ヽ、
           | .ノ     .l        }冫'^``''^…

美希『ん?どうかしたの?』

P『いや、髪の毛…縛ってるの初めて見たなと思って…』

美希『だって、こういうのが好きなんじゃないの?』

P『えっ?』

美希『ほら、サボりに行こっ』

美希『二人の専用ベッドが待ってるの!』

P『……』

P『(もしかして真美と一緒にサボってたのを見て嫉妬してたのか…?)』

P『(いや、そんな……え?)』

美希『〜♪』
716 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:35:49.52 ID:RBaKDDhBo
【プロデューサーくん以外には頼まないよ?】

P『(GW…昼寝をしてたら突然、美希に呼び出された…)』

P『(美希の方から呼び出してくるなんて珍しいな…)』

美希『遅いの』

P『遅いの、って言われても突然だったし』

美希『おかげでミキ、変な人にいっぱい声をかけられちゃった』

P『え、ええっ!?変な人!?』

美希『ただのナンパなの』

P『なんだ…ナンパか…』

美希『なんだ、で済ましちゃダメだよ?』

美希『ミキにとっては面倒なことこの上無いんだから!』

P『(まぁ、そりゃそうか…)』

P『(しつこい奴だっているだろうしな…)』

美希『ていうわけで、プロデューサーくんは今日1日ミキの彼氏になるの!』

P『……』

P『ええっ!?』
717 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:36:17.47 ID:RBaKDDhBo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

美希『ねぇねぇ、ハニー♪これなんてどうかな?』フニョン…

P『い、良いんじゃないかな?』

P『(ナンパ対策とは言え…)』

P『(美希の彼氏のフリだなんて…)』

P『(ていうか、腕組みって!胸、当たってるし!)』

美希『ちょっと、ハニー?聞いてるー?』ブー

P『なぁ、美希…何もここまでしなくても…』

美希『勘違いしないでほしいな』

P『えっ?』
718 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:37:26.57 ID:RBaKDDhBo
                     /                 、        \
                      〃                ハ        ヽ
                  /   ノ          ′   / }      、
                      -=≦ゥ       i    |  / ヽ / ,      ',     ',
                      ,' /  /  |    |考ミト、 //|         ハ
                 -=≦-=≦      |    | rく,_,ハヽ |∧   }   /′
                    .′  } /   |  Ν乂ン     l/  ,   ′   }/}
                /   丿.′    从   | \       厶  ′  ハト .
                     Y  {     :i  \:{   `      んか/   ′,  }   `丶
                  ,   人  \   :|            ゝ' ノ   / /        \
                  /  > ‐=ミ   !               .: 厶イ}/、 ノ        \
           /,       /     \乂 、         '^   人: : : |   > ´         〉
       _ . : 彡'              ヽ{ //>、    ´. :< : : ):> ´         /
       ⌒>      /           ',∨/⌒'ー=≦}: : : > ´             . ´
        /         /               \_⌒ヽノ ´
                . :′  _,, -=ミト .   }   ⌒  '。             .  ´
.      /  /    . : : { ,,≦{      `  ミト .  \  }!  ′       ,. <
    .′     . : : :/⌒>ミト .      ヽ ヽ   ヽ廴厶  _,. <    \
     {        . : : /  '´   ヽ`  ミト .    、/    V{⌒'く⌒   \     丶.
    ∨ ,     . : : ;′ ;{      ,    ` ミト、  }: .  } }^⌒⌒\    丶      `   、
     /     . : : :{   {ヘ      ′      ' 〉,ハ: . /} }__ 、    \             \
.    / /   / : : 八  ‘'ヘ.     ;.        '彡ノイ }ノ  ハー=ニ⌒ヽ    、  丶      ヽ
   / /{   . : : : : : : : :>: . _:,   /ヘ        '//,       }     }: .         、\    ',
   .′ / : : : : : : : : : : : : {ー<///∧       V/,               ; : : .    丶  ',  ヽ
  { {  〉: : : : : : : : : : : : : : :\///> ^,        ∨,     ノ丶     / : : : : .     \}   ',    }
  、∧/: :/{: : : : : : : : : : : : : :{ ̄  ノヘ      ∨/⌒´    ヽ / : : : : : : : .    \  }  ハノ

美希『ミキだって人は選ぶの』

P『えっ?えっ!?』

美希『よーし、次行くのー♪』

P『(こうして美希の彼氏のフリをした…)』

P『(俺は終始、顔が熱かった…)』
719 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:38:20.39 ID:RBaKDDhBo
【敵は小鳥先生だけじゃなかった】

P『さて!今日は体育祭だ!』

P『……』

P『去年もこうやって意気込んでた気がする…』

美希『意気込めるだけで凄いなって思う…』

P『美希…流石に制服のままはやる気無さ過ぎだろう…』

美希『あふぅ…』
720 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:38:47.17 ID:RBaKDDhBo
美希『でも、ミキはそれでも信じてるよ』

P『なにを?』

美希『プロデューサーくんも制服に着替えて、これからミキと一緒におでかけしてくれるって!』

P『……』

美希『……』

P『…この会話、小鳥先生に聞かれてないよな?』

美希『行動に移すなら今だよ!』

P『よし、行くか!』

美希『やったー♪』

伊織『はい、確保』グイッ…

P&美希『……』

P&美希『…あれ?』
721 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:39:13.69 ID:RBaKDDhBo
P『い、伊織!?』

美希『でこちゃん!?』

P&美希『どうしてここに…』

伊織『…借り物競走よ』ペラッ…

『サボりそうな子、二人』

P&美希『え?』

伊織『小鳥ー?コイツらで良いわねー?』

小鳥『伊織ちゃん、お手柄ー♪』

P&美希『ええっ!?』ガーン

伊織『にひひっ♪ざまーみなさい♪』

P『(このあと、俺と美希は体育祭に強制出場させられた挙句、お説教まで受けた…)』

P『(くそー…来年こそは…)』
722 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:39:52.51 ID:RBaKDDhBo
【トコトコかわいいの!】

P『さて!2年生の夏!』

P『今、デートに誘わないでいつ誘う!?』

P『さてと…美希は起きてるかな…?』

美希『その声はプロデューサーくんなの!何かミキにご用?』

P『あっ、美希?えっとさ…』

P『次の休みの日に一緒に水族館行かない?』

美希『悪く無いの!ミキ、ペンギンさん可愛いって思うな!』

P『じゃあ、次の休みの日に水族館の前で待ち合わせってことで』

美希『了解なのっ。起きれなかったらごめんね』

P『(っし!)』
723 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:40:47.56 ID:RBaKDDhBo
【そこまで食い意地はってないの…】

美希『遅いの!』

P『うわっ?美希、もう着いてたんだ…』

美希『今日の為に昨日の夜はグッスリだったんだから当たり前なの!』

P『(俺とのデートを楽しみにしててくれたってことかな…?嬉しいな)』

美希『それじゃあ行くの!』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

美希『うーん!ペンギンさん、かわいいのー!』

P『エサ、美味しそうだね』

美希『…流石のミキもお魚丸飲みはちょっと…』

P『…それもそうか』

美希『ショーも終わったし一緒に帰るの。良いよね?』

P『よし、帰ろう』
724 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:41:27.56 ID:RBaKDDhBo
【いくじなしっ!】

P『さて、今日から9月だ!』

P『今日も彼氏のフリして、おでかけ?』

美希『なの!』

美希『どんな時でもミキに声をかけてくる男は減らないの!』

P『(まぁ、美希と一緒にでかける分には男して本望なんだが…)』

P『(フリっていうのも、なんだかなぁ…)』

美希『……』

美希『なんだか不満そうだね?』

P『い、いや。そんなこと…』

美希『手ぐらいなら繋いでも良いよ?』

P『…えっ?』

美希『はい』スッ…

P『(…これは)』
725 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:41:55.76 ID:RBaKDDhBo
P『(でも、あくまでもフリだしなぁ…)』

P『恥ずかしいから良いよ…』

美希『…そ』スッ…

P『(あっ、手をひっこめちゃった…)』

美希『プロデューサーくん、今日はもう帰っていいの』

P『えっ?』

美希『ここまで一緒に来てくれてありがと。助かったの』

美希『じゃあ、バイバイ』ダッ…

P『あっ…』

美希『……』クルッ…
726 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:42:50.78 ID:RBaKDDhBo
    /〃   ,´/            ヾヽ  /     ヽ
.     /〃   /./  /  ヘ         ヽ /       ',
.     //    {/  彳    {ヽ    `ヽ、   l   / ヾ   l
    ノ/     | 〃     ', ヽヾ、   \`ー |  /   \  .|
   ノ       〃  /    .ヘ.  ヾ\  \`ゝ |    ┃    |
  /   i  .‖  /  ,' l ヤ.   ヘ  ヾ \ \ |.    ┃    }
  ‐"7/ |  ‖  /  ,' | ヘ    ヘヽヽヾ  `ヽ、|...   ┃    |
  ノ/  l.  ||  メ__∧. ハ  ヘ   ト、ヾ\ヽ\ _ .|...   ┃    ハ
  〆   ゝ ll N ノ 弋ム_.ヘ  |\ゝ>弋へ  |..    ┃    | \
  _ ィ  / ヽヾ レ___ \ ヾ、ヘ \≦≧、 \|.    ┃    | ヤ─
. ノ  及 》心', ヤ=====::::\',\ヘ:::与=====|...   ┃    | ヽ
.    〃 ヽV``', ヘ  { 三 } :::三三三:::. { 三 }  ノ|.     ┃    |  \
   ノ /  ヽ`ヽ',  弋_ノ  ───  弋_ノ    |   ┼┐   | ┌_\
 // ィ´⌒ヽ~~',        ''';'''         ハ   丿 」  ハ  \  ̄
.   イ'       ̄ゝ                イ ヘ.       ハヽ、 \
 '"//      /;;;;イ ヽ、   ,- ── -、  , イ ヘヘ ヽ     ノ  l  ヾー
. /|     i ./;;;;/ ☆ `ヽ└------┘ '  ☆ ヘ;ヘ ゝ__ノ  .l 、 ヾーゝ
.   |     ∨;;;/\ヽ  ヾジ` ー ´  ノ ☆  ,ィヘ;ヘ ノ      ノ \ ヽ
   》、   ./;;;;;,'  `☆ _      ∠_レ‐'´  .|;;;〈      人  \-ゝ
 イ /    ,';;;;;;,'     `☆ `` `ー‐' ´ ,☆     |;;ヘ     〈 \  \
 / ,'    i;;;;;;;i       `ーlVlT|<T´       |;;;;ヘヽ    |  、\ \
 /⌒` ー‐'⌒ヽ、_          ,        .ィ⌒ヾ-'⌒`ー┼─-、-`ニ
      ',    ヾ;;;;;ト広ミi ._ ヘ /  .,--、,--<ノ   l|    ヽ  .ヽヽ、
      ',     ヽ┴へ;;;|T|;;;;;ト Y メ|;;;/        L-‐-、.     ヽ

P『…!!』

P『……』

P『(失敗したかな…)』
727 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:43:26.86 ID:RBaKDDhBo
【しおりすら持ってない】

P『今日から修学旅行だ!』

美希『行き先はどこ?』

P『聞いて無かったなぁ』

美希『ミキもミキも』

小鳥『沖縄ですっ!早く搭乗口まで行って!』
728 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:44:06.23 ID:RBaKDDhBo
【きっとNo1】

P『(初日はクラスで団体行動だ)』

美希『今日ばかりは団体行動のありがみが身に染みるな』

P『どうしたんだ?らしくもないこと言って』

美希『待ち時間の時に他の修学旅行生にナンパされちゃってね』

P『あー…遠出しても苦労してるんだな…』

美希『挙句の果てにキャバ嬢に興味ありませんか?だって!』

P『ええっ!?』

美希『ミキ、まだキャバクラで働ける年齢じゃないのに失礼しちゃう!』プンプン!

P『……』

P『(いても違和感無い…って言うのはやめておこう…)』
729 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:44:45.06 ID:RBaKDDhBo
【あなたなら良いよ】

P『さて、今日は自由行動だ!』

美希『プロデューサーくん』

P『美希』

P『…なんだか不機嫌そうだな?』

美希『朝から「自由行動一緒に行こう!」って、男の子達から誘われてそろそろウンザリなの…』グテー…

P『美希と一緒に行きたい奴は多いだろうなぁ…』

美希『プロデューサーくんは?』

P『えっ?』

美希『……』ジー…

P『…一緒に行動しようか、美希』

美希『うんっ♪』

P『(おお…!これはかなり嬉しいぞ…)』
730 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:45:39.67 ID:RBaKDDhBo
【苦いのにも限度があるの!】

美希『沖縄はまだまだ暑いねー』

P『そうだな。歩いてると喉がカラカラになるな』

美希『ホントにそう!ミキ、おにぎりしか持ってきてないのに…』

P『おにぎりは必須なんだな…』

P『…おや?』

P『美希、あそこに自販機があるぞ』

美希『えっ、ホント!?』

P『なんか冷たいもの買ってくるよ。ちょっと待ってて』

美希『うん!』

P『(さてと…どれに…)』

P『(おっ、これは…!)』
731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:46:20.18 ID:RBaKDDhBo
       / ̄ヽ\
          , -─┘`ー-- 、
.        /           `ヽ
      /               ヽ
     /                 \
.    /                   \     ノ
.    /     ハ                  ̄ ̄フ   ィ
    i    ,' ',            ヘ      ヌ_/ノ
    {    l  ヽ  {\\ 、_\  .}下__─ 彡^`ー-‐'-フ
.    i   |__, \ ヽ`ーゝ-─ ̄ヽ }} ヽ  ̄  `ー≦─イ
    i /\'l, ___  ̄  / __   .川 ,イ      ヽ<__,
   _,ノレ1ミヘ  /     ̄    川 / .|  \\  ヘ\ ,
    ̄  |.| ヘ            ./  } i l`ー==一ヘ ̄
      メ'  }ゝ  ┬--─┬、 ノ   } ノ| .|     ヘヘ
.    ノ    } | ` ヽ',:::::::::::::レ < ``   ノノ i ∧     ', .i
        ノ,升   ゝ:::::::ノ|  `mikiル' ノノ .l      .l }
        从 |    丁ヘ ̄`ー-- 、,, -'' ⌒l      .l |
      / i | |     | ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、;;;;;;;;;;;;l      l|
     "   { | .|    .|  ゝ;;;;;;;;_,,-'⌒`ー--‐l      |
        V |    .|    `´        l     |
          |    .|             .l     .|
          |    |              .l     |

美希『……うえぇ…にがいのぉ…』

P『そりゃゴーヤ茶だしな。苦いだろう』

美希『苦いだろう、じゃないよー!』

美希『こんなの選ぶなんてヒドい!』

P『いや、おにぎりのお供にはお茶だと思って…』

美希『これじゃあ、おにぎりの風味が台無しなのっ!』

P『(わりと本気で選んだのにショックだ……)』ゴクッ…

P『(……にがっ)』
732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:47:24.85 ID:RBaKDDhBo
【思い出作り】

P『ふぅー…良いお湯だった…』

美希『プロデューサーくん』

P『美希』

美希『ねぇ、一緒に写真取ろう!』

P『写真?』

美希『うん!修学旅行の思い出!』

美希『普段、学校サボってるからこういうところで思い出作りしないとね!』

P『ははっ、そうだな』

P『じゃあ、ちょっと外に出るか?』

美希『うんっ!』
733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:48:38.13 ID:RBaKDDhBo
    /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \    .|!         r 、   | .i
    /: : : : : : : : : : : : : : : : :`ヽ: : : : : :ヽ   ノi          ヽ.'.,  | ,|
   /: : : : : : : : : :`: : 、: : : : : : : ヽ: _,: 彡`"/           '., ', .ノ 〉ヘ
   ノ: : : : : : : : : : : : : : : : : >_<: ゝ: : : : /:`>ー------- 、  ', ~∧  ヘ
  f: : : : : : : : ミヽ、-‐/ ̄x==x .`ヽ: -: ': : : : : : i: : : _: :- 、: : : `ヽ、〉 i / ./',
  |: : : : : :`ト,,: : : : : `ゝ-:f!ヘ::::ヽ   ヾ; 、: : : : : ::|: : :  ̄ヘ: ',__: : ', .∨i/ ',
  |: : : ::ヘ: : ', _`,=― "  .ゞ'     ノヽ: : : : :| : : :/ ̄ヾ)××ヘヘ     ',
   i: : : : ::ヘヾ_<"__            i: : ',: : : : |: `ヽ ヽ×××××xヽ_    \
   .',: : : : : :'|  .xi:ヘ           |: : i: : : : : : : |×x \×××××x `    .\
   ヽ: : : : : :', 《λ;;;リ  `     、  ヾ彡: : : : : : |××x \×××××x \    \
    ヽ、: : : :ヽ`.  ̄     ヾ、丿 i   .|: : : : : : :', \××.\×××××x ゝ
       ̄ノ`- `> 、  .r 、  iヘ_,,ィ   |: :|!: ヽ: : ',:  > 、××_×××x〈x \
   ヽ、_ ,,/,xイ: : : `='__‐-ヘ 'x,'":| .| /) .',: |ヘ: :ヾ: : \_ ̄××××.ヽ××x.',×x\
      ̄   |: : : ',: \ ` ,',,. ヾ| .|/./、  .ヾi ヽ: ヽ ` =-`--××××x ` ‐ 、',××\___
         |: : : ::',: : : `ヽ `'    〈:: |>   ` ヘ:ミヾヘ 、××××××××.\___×××××x/
         i: : : : ::〉: ,, -=ゝ      ',リ_     ',. ヽ|--=-×x_×××××××x\ヘ×x__/
         /: : : : (: : `‐-- 、      ',ミ ヽ    ', |××x //××××××××x ヽ ̄
        /: : : : : : `、: : : : : :ヽ、    ',三ミミ _ ヘ',××xi/×××××××××x./ ̄` ミヽ_
                     \  \   _>-××x|!×××x/×××××/     /  ゝ、

P『はい、チーズ…』

美希『なのっ!』ブイッ!

カシャ!
734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:49:07.21 ID:RBaKDDhBo
P『満点の星空をバックに…なかなかシャレてるな』

美希『うん。キラキラなお空の下…』

美希『良い場所で写真が撮れたね』

P『そうだな』

美希『ねぇ、プロデューサーくん?』

P『ん?どうした?』

美希『修学旅行から帰ったら今度は一緒にプリクラ撮ろう?』

P『…美希』

P『…よし、約束な!』

美希『うんっ♪』

P『(こうして修学旅行最後の夜は終わりを迎えた…)』
735 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:49:54.37 ID:RBaKDDhBo
【部活じゃ無くてもはや事務所】

P『さて、今日は文化祭だ!』

美希『プロデューサーくん!』

P『おお、美希』

美希『一緒に見てまわろう?良いよね?』

P『あぁ、ちょうど誘おうと思ってたところだよ』

美希『あはっ☆以心伝心♪』

P『でも他の男子から恨みを買いそうだな…』

美希『文句は言わせないよ。ミキから誘ったんだし』

P『(ちょっと感動…)』

P『じゃあ、演劇部にでも行くか』
736 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:50:20.80 ID:RBaKDDhBo
美希『アイドルマスターシンデレラガールズ?』

美希『シンデレラじゃなくて?』

P『なんか女の子のアイドル活動を記録した劇みたいだぞ』

P『ほら、案内見てみ?』スッ…

美希『えっと…登場する女の子は総勢…』

美希『…100人以上!?』

P『凄いよな。とても名前とか覚えきれないよ』

美希『それよりも、演劇部の人数の多さにびっくりなの…』

美希『一気に眠気が覚めちゃった…』

P『(劇が始まる前から眠たかったのか…)』

P『(こうして高校生活2年目の文化祭を美希と過ごした)』
737 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:51:06.56 ID:RBaKDDhBo
【あなたもそうだったんだね】

P『さて、残る行事は期末テストとクリスマス!』

P『11月ももうすぐ終わりかー』

P『なにか忘れてることは無いかな?』

P『えーと…今日は勤労感謝の日…』

P『……』

P『…!!』

P『そうか!』

P『今日から3連休か!』ティン!

P『テスト勉強がはかどるな』カリカリ…

P『(後に俺は美希の誕生日を忘れていたことを後悔することとなる)』
738 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:52:04.63 ID:RBaKDDhBo
【美希のいない日常】

P『さて、期末テストですよ!期末テスト!』

P『……』

P『うん、そこそこ良い点数だが…』

小鳥『そうね…素直に喜べないわよね…』

P『先生…』

小鳥『美希ちゃん…テストの日、保健室にも来なかったわ…』

小鳥『昔からサボりの常連だったけど、ここまでヒドいのは初めてね…』

小鳥『先月まではあなたがいる影響か欠席もほとんどなかったのに…』

P『……』

小鳥『もし良かったら美希ちゃんを見かけたら声をかけてあげて』

小鳥『あなたの言葉なら、きっと彼女も聞いてくれるだろうし』

P『(…美希)』
739 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:52:39.15 ID:RBaKDDhBo
【ミキと本気で向き合ってくれる?】

P『うーん、フラっと街に出たのは良いけど…』

P『特にすることも無いんだよな…』

P『帰るか…』

P『…って、あれ?』


美希『……』


P『美希…』

P『…美希っ!!』ダッ…


美希『…!』

P『美希…お前、何やってんだよ…』

P『テストも受けないで…』

美希『…誰、あなた?』

P『えっ?』
740 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:53:06.16 ID:RBaKDDhBo
P『いや、誰って…』

美希『ナンパ?そういうのは余所でやってほしいの』

P『お、おい…!あんまりふざけた態度取るなよ…!』

P『こっちはお前のことを心配して…!』

美希『…っ!』

美希『そんなのウソなのっ!』

P『…えっ?』

美希『あなたはホントにミキのことを考えてくれていると思っていた!』

美希『でも、それは全部ウソだったの!』

美希『結局はミキの見た目だけでホントのミキ自身と向き合ってくれなかった!!』
741 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:53:37.49 ID:RBaKDDhBo
P『ホントの美希自身…?』

美希『手は繋いでくれなかった…』

P『…!』

美希『お誕生日だって祝って貰えなかった…!』

P『あ…』

美希『ミキは…ミキはあなたこと信じてたよ…!』

美希『他の男の子とは違うんだって信じてたのにっ…』

P『……』

P『(そうか…俺は友達以上の付き合いをしながらも…)』

P『(どこか一歩、線を引いて行動していた…)』

P『(それでいて誕生日さえも忘れる始末…)』

美希『…っ!』

P『(美希…)』
742 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:54:05.34 ID:RBaKDDhBo
P『ごめん…美希』

P『美希が今、言ったことに対して言い訳はしない…』

美希『……』

P『…だけど!』

P『俺はお前のいない学校生活なんて考えられないっ!』

美希『…!』

P『サボるにしてもさ、全く来ないってのはやめようぜ?』

P『それじゃあ俺もサボりにくくなるだろ?』

美希『…その言葉もウソなの』

P『嘘だって言われても良い』

P『お前に何を言われたって構わない』

P『だけど、俺の前からいなくなるってのだけは絶対に許さないからな!!』

美希『…!!』
743 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:54:36.18 ID:RBaKDDhBo
P『俺はこれからは本当の美希と向き合って美希と接していきたい』

P『これが俺の本心だ』

美希『……』

美希『…ばかなの。あなたはばかなの』

P『…そうかもしれないな』

美希『だけど…あなたみたいなばか…ミキ、はじめて…』

P『……』

美希『…あは』

美希『本気で向き合おうとしなかったのはミキも同じだったね…』

美希『あなたの言葉で…ミキ、気づいちゃった…』
744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:55:25.49 ID:RBaKDDhBo
               -─- 、
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                  ト、    、 {\     ',
            |    | \ 、 \'⌒丶、   @
            | @  N斗−ヽ{\{ ,ィ 圷ヽ | 八
            | 八  |r灯 圷    弋リ Ν   \
             /   ヽ圦弋リ   ,       |   {\丶
         /     k           ,   从 ∧  、
            }    | \    ー  ´  , ' / }  ∧
         /  /   八⌒)ト ,_  __/⌒v/
         / 人    \ )__|     | _彡 } ,′  ',
        / (,≧ミヽ   、└v   Ц_  //     }
        〃  〃 └ェハ|  ミ=-Y。   。ィ }/   /、
       i{   i: : : : └vノヽ   ハ } ゚心゚ {/   /: :|
       リ   l : : : : : : : (_}   }iく      {    {: : : :|
 乂 _ 彡  Vーr'´ : : : : }リ  ,ノ} }    /∨ /人 : : |
    /   /  `ヽ: : : :/( /(   人   i{ { {: : : : : :|

P『…俺はこれからも美希と仲良くしていきたい』

美希『ミキも…』

P『じゃあ…』

美希『だからっ!ミキは本気のミキで、これからあなたと向き合っていくのっ!!』

P『わっ!?』




美希『もうミキのこと悲しませたりしちゃヤダよ?』

美希『は・に・い///』
745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:56:33.33 ID:RBaKDDhBo
【バカップル】

P『さーて!クリスマスですよ!クリスマス!』

P『伊織本人からクリスマスチケットも貰ったし…』

P『多少小奇麗な格好をして行けば大丈夫だろう!』

P『って、思うんですよね?』

新堂『伊織お嬢様のご友人の方でいらっしゃいますか?』

P『はい。本人からチケットも…』ペラッ…

新堂『拝見させていただきます…』ジッ…

新堂『…結構でございます。どうぞごゆっくりとお楽しみくださいませ』

P『あっ、どうも』
746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:57:08.60 ID:RBaKDDhBo
P『いやー流石に豪華なパーティーだな…』

P『テレビで見るようなお偉いさんの顔まで…』

P『…まぁ、それはともかくだ』

P『俺もパーティを楽しまないとな』

P『誰か知ってる顔はいるかな?』

美希『ハニー!』ギュッ…!

P『おわっ!?』
747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:57:37.59 ID:RBaKDDhBo
美希『もー!なんでミキと二人きりで過ごしてくれなかったのー?』

美希『浮気とか、いくら相手がでこちゃんでも許さないよ?』

P『いや、浮気とか……ってか、こんな人前で…とりあえず離れて…』

美希『や!』ムギュッ…!

P『いや、やじゃなくて…』

伊織『…なーに、人の家でいちゃついてるわけ?』ゴゴゴ…

P『なんか伊織が怖いから……な…?』

美希『や!でこちゃんにはあげないもん!』

伊織『でこちゃん言うな!』
748 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:58:13.61 ID:RBaKDDhBo
伊織『ていうか、美希…アンタ、ロクに学校来てなかったわりには元気そうじゃない…?』

美希『うんっ!ハニーと一緒だから元気だよ♪』

伊織『……ハニー?』イラッ…

小鳥『あっ、美希ちゃん!いたー!!』

美希『げっ!?小鳥!?』

小鳥『美希ちゃーん!補習受けなさーい!!』ダッ…!

美希『やー!』ダッ…!

小鳥『やー!じゃなくてホントに留年しちゃうわよー!!』ダッ…!!

伊織『会場で走るんじゃないわよ!!』

伊織『…全く』

伊織『…で?』ギロッ…

P『え?』
749 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:58:40.61 ID:RBaKDDhBo
伊織『なに?アレと付き合ってるわけ?』

P『いや…そういう関係には…』

伊織『じゃあ、どういう関係よ?』ジー…

P『……親友?』

伊織『……』

伊織『…ふーん、まぁウソは言ってないみたいね』

伊織『まぁ、仲が良いのは美しきかなとは言うけれど過剰なスキンシップは目障りだから控えなさいよね』

P『うう…すまん…』

伊織『(……なんだ。付き合ってるわけじゃないのね)』
750 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:59:20.70 ID:RBaKDDhBo
【どう見てもバカップル】

P『さて、そろそろプレゼント交換の時間だな』

P『まぁ、ランダムだから欲しいものが貰えるわけじゃないけど…』

P『どうせ貰えるなら彼女の…』

美希『はい、どうぞなの☆』スッ!

P『……』

P『いやいや、直接貰ったらプレゼント交換の意味が…』

美希『ミキがハニーのを貰えば交換じゃないの?』

P『まぁ、それはそうなんだが…』

美希『じゃあ、貰うねっ♪』

P『…良いのかなぁ?』

伊織『…良いわけないでしょ?』ゴゴゴ…!

P『おおう!?』ビクッ!

P『(こうして高校生活2年目のクリスマスは幕を閉じた…)』
751 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 00:59:57.53 ID:RBaKDDhBo
【叶わない願いは無いよ!】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

P『さてと、誰か初詣に誘おうかな?』

ピンポーン!

P『おや?誰だろう?』

ガチャ…

美希『ハニー!明けましておめでとうなのー!』

P『おお、美希。どうしたんだ?』

美希『どうしたもこうしたも新年はハニーと一緒にいたかったの!』

美希『だから、ミキと一緒に初詣いこ?』

P『おお、初詣か。ちょうど行く相手を探してたんだ』

美希『ミキ以外と行ったら、や!』

P『悪い悪い、俺もミキと一緒に行きたかったよ』

美希『あはっ☆』

P『(美希のやつ、素直でかわいいな)』

P『よし、行くか』
752 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:00:24.40 ID:RBaKDDhBo
美希『ハニーはなにをお願いするの?』

P『そうだな…美希と仲良くなりたい…かな?』

美希『仲良しだよ?』

P『今よりもっとじゃダメか?』

美希『それはミキが叶えてあげるっ!』

P『えっ?』

美希『ね?手、繋ご?』スッ…

P『あっ…』

美希『……』ドキドキ…

P『そうだな。その方があったかいしな』ギュッ…

美希『あ…』

美希『…えへへ///』

P『(願い、叶っちゃったな)』

P『(さて、今年も1年頑張るか!)』
753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:01:20.66 ID:RBaKDDhBo
【留年はシャレにならないんだからっ!】

美希『ねー、ハニー?遊びにいこうよー?』

P『まぁ、遊びに行きたいのは山々なんだが…』カリカリ…

美希『ノートに向かってカリカリなんて、ださいの!』

美希『ミキ、そんなハニー見たくないっ!』

P『とは言っても、この課題プリント終わらせないと美希が留年しちゃうしなー…』カリカリ…

美希『ならハニーも一緒に留年するの!』

P『……』

P『…なるほど』ティン

小鳥『ダメに決まってるでしょ!?』

P&美希『げっ!?』

P『(結局、その後は小鳥先生が付きっきりで美希の課題に付き合うことになった)』

P『(美希は終始、文句を言ってたがなんとか全部やりきったので進級は大丈夫だろう…)』
754 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:01:51.31 ID:RBaKDDhBo
【愛情たっぷり!】

P『さて、バレンタインだ!』

P『今年はどうだろうか?』

美希『は・に・い♪』

P『お?その声は…』
755 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:02:41.79 ID:RBaKDDhBo
   , ‐==、__,,-──-、__ノ
   // _,-' "    `ヽ、 , \,__
   ヾ /   ─-、_   ヽ`ー-┬一'  /
    ソ、       `ヽ、 ヽ `ヽ二=‐''´ ̄``\
    ノ  ヽ、  ミー-、≧ヽ_ヘ ̄ ̄´        ヽ
.   / / .i ヽ_`ヽ、 二`==二 ̄| ヾ__,-──‐- 、ヽ
.   { |  |\ヽ`ー─ ‐' ̄ヽ/弋 }`ー─‐'⌒      \|
.   | ハ ',⌒ ̄ ヽ''⌒   ソ/_
   ヾ ヽ.ヾ⌒_,-‐-_   .〈 /ィ⌒
    ,-‐-_.ソ ☆. ヽ / 〈     _,, - ''⌒ ー- 、     ┌─、_
    { ,- 、 梦ヽ,' ノ'"二二二ユ-‐'"         ` ヽ、_ノ
    ソ≦豸 .幺ミヽ〈 , -‐ < _`ー-ゝ-、  ___           /
    f三ミツ_⊥ー / / ̄ \ ヽ`ー  <      ` ヽ 、   _ ィ ´
   ヽ. `ヽレ  /メ:::     ヽ ヽ    `  、       ̄ ̄
    \ }{__イヒ"〈::::::::  .::  |  ヘヽ 、    `  、
.    心北-‐' ∨   .:メ‐'  .ノ   ヘ `ヽ、     ヽ
.    / ::::ヽ::.   ヾ:::.  /:::  /`ー--┘     ヽ、   ヽ
.   / ::::::::|ヽ:.   ヾ ./:   /           ヘ     ヽ
.   { :::::::::ト ヽ:.    /   ノ.            ヘ
    `- -' ヽiヽ   /   ≧             l     ヽ
        冫:::`ー‐'     ̄`ヽ、         l
       /l     _ ィ‐" ̄ヽフ          l      ヽ
.       | ハ   /ヘヘヘヘ\  ヽ 、        l  __   l
.       |.ハ / i i ヽ ヽヽヽ\   `ヽ、     レ'    `ー┘
       1 i Y i  i .i ヽヽ \\   _\
.       ト i | ./  i .i  ヽヽ  ヽ と;;;;;;;;;;<__ゝ
        トi ./  i .i   i .i_ 人_,,-';;;;;;;r‐┘
        〉∨   i i_  i ∨;;;;;;;;;rゝ一'
.       / / _ィ7   ) ̄ ̄ 7`一'"

美希『お待ちどうなのっ!ミキの本命チョコ宅配便だよ☆』

P『美希、わざわざありがとな』

美希『ねぇねぇ、ハニー?ミキがあげるチョコはこの1個だけなんだよ?』

P『え?そうなのか?』
756 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:03:12.78 ID:RBaKDDhBo
美希『だって義理チョコって義理ってことでしょ?』

美希『女の子から愛を伝える日なのに、そんなのわけわかんないもん』

P『確かに…元々はそういう日だったな…』

美希『だからハニーも、このチョコ以外は貰っちゃダメだよ?』

P『えっ!?ダメなの!?』

美希『ダメなの!』

P『(まぁでも、実際このチョコ1つで充分だよな)』
757 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:03:41.34 ID:RBaKDDhBo
【本命なんだけどさ】

P『さて、ホワイトデーですよ!ホワイトデー!』

美希『わくわく、わくわくっ☆』ワクワク…

P『大丈夫だよ、美希。ちゃんと用意してるから』スッ…

美希『やったぁ♪』

美希『ねぇ、ハニー?これ本命?』キラキラ…

P『えっ?』

美希『……』キラキラ…

P『み、美希にしかあげてないしな…』

美希『きゃー///』

P『(恥ずかしくて本命なんて言えないだろ…)』
758 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:04:17.34 ID:RBaKDDhBo
【若いわねー♪】

P『ついに最上級生か…』

小鳥『ええ。最後の1年よ』

P『小鳥先生…』

小鳥『美希ちゃんはあなたにゾッコンよ』

小鳥『寂しい思いはさせないようにね?』

小鳥『ってわけで今年も私が担任です!』

小鳥『最後まで面倒見てあげるから残り1年よろしくね!』
759 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:04:54.55 ID:RBaKDDhBo
【この為の小鳥先生】

P『さて担任は変わらずともクラスは変わった…』

P『誰か知っている子は…』

P『あっ…』

美希『あっ…!』

P『み…』

美希『ハニー!!また一緒のクラスだねっ!!』ギュッ…

P『お、おい…美希…教室では離れろって…』

美希『やっ!』

小鳥『やっ、じゃないの。HR始めるわよ。席に着いて』グイッ…

美希『わーん!ハニー!』ズルズル…

P『あはは…』
760 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:05:32.03 ID:RBaKDDhBo
【ハニーの為に新しい水着も買ったよ!】

美希『ハニー!』

P『美希。どうしたんだ?』

美希『ねぇねぇ、この近くに最近室内プールがオープンしたんだって!』

P『へぇ、室内プールか。泳ぎたい時に泳げて、そりゃ良いな』

美希『今度の日曜日、一緒にいこ?ねっ?』

P『そうだな、一緒に行くか』

美希『やったぁ☆』

P『じゃあ、日曜日に駅前で待ち合わせで良いか?』

美希『うんっ!日曜日が楽しみなのー♪』

P『(ホント、楽しみだな)』
761 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:05:59.68 ID:RBaKDDhBo
P『さてと、美希は…って、もういるし!』

美希『ハニー!遅いよー!』

P『遅いって言っても、まだ10分前だし…』

美希『待ち合わせ時間より早くても、ミキが来た時間にハニーがいなきゃそれは遅刻なの!』

P『(そんな無茶な)』

美希『ほらっ!遅れた時間を取り戻しにいこ!』

P『わかったわかった。そんな慌てるなって』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P『(美希はまだかな…)』

美希『お待たせっ☆』

P『おおっ!?』
762 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:07:04.63 ID:RBaKDDhBo
                               ____
                                   / /     \
                                    \ く
                                -‐─ゝ'二=−-
                              ,. ´              ` .
                           , '′ /                 ,
                        /  /                 ′
                          /   /        /           ,
                         ー=7′   .:l  /   /          }     ′      l ̄}
                      /    i |/   /l         ,イ       :        {_l
                       /     抖-==ミ、 |       / |     i                   /〉
    (⌒⌒)                   /    八( んし}ハ |  /  /  |     |                 〈/
     \/             /  /  }{  廴ソ  }/l_彡=ミ、 |   l|   !         o ゚o。. ゚ 。
                    /   ,/   八              んし}ハ}  八  イ         ゚     %
      。゚⌒Y⌒ヽ     /___/    l{           廴ソ 八/}  )八     /⌒Y⌒゚o   。゚    厂 ̄」
     (        )          /,.     八        '        / 八  {     {      }゚。♂        ̄ ̄
      \   /     ー=彡′){    \  「   ァ    -=彡 / } ) │     \   /
        \/           / //八     .}\  ー      ,x兮 /  V  八     \/
                   / /:i(   \   :|  ` 、_  -r=爪 / /    l{   \
                    / /  l〔   \,ノ}       {  リ/ /    八 \_\
                 /  ′_,.〕}   〔          `'ー─-イ(_,    ヽ  \
                ー=彡' //⌒八   { ̄ 丶     __/⌒ヽ}     |    \
              /  /     \ \                {     l|     \_     )
              /   ,′      ,)ヽ  \           | l    八        ⌒ミ=‐'
    (⌒⌒)    /     ′      /  \  )              乂   /  `ー=ミ、     \__
      \/   /      i      }' /     )/              〃  / }       \       ⌒丶
.           {       }      レ:::::.、      l{       ..:::{{   /  ::        \        \
          |       ,ハ    /::::::::::\    .:       /::::::{l /   i          ヽ       }
          |i      / |   .::::::::::::::::::::\   i    /:::::::::::人(     |         / }      /
.          八   ヽ  ,′ |    {:::::r::::::::::::::::::}__} _/:::::::::::::::::::}    !          |       /、
       ー=彡′}ヽ  ー=彡1     ;::::--‐─一'⌒¨7'⌒>‐-;:::::::::::::/      i          ,八     /  \
..   / ̄/    |      |    \      _/       ` ̄ ̄7     |               )ー‐=彡′  \
   (  /     |:.     |      l}           ー    イ       |            /    }l     丶
    ヽ{       八、    l      l                    │     |          /     }|        ヽ
   )八        \   |       |               |       |        /        /        |

美希『ね?この水着、どうかな?』

P『ダメだ、美希。セクシー過ぎて目の毒だ…』

美希『あはっ☆ハニーったらHなんだー♪』

美希『もーっと、じっくり見ても良いんだよ?///』グッ…

P『(くっ…!胸を強調してきて…!)』

P『そ、そんな風に挑発してくると……触るぞ?』

美希『…いいよ?///』

P『……』

P『いや、ダメだろ!』

美希『あーん!ハニーのいくじなしー!』
763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:07:47.55 ID:RBaKDDhBo
【だから逃がさないってば】

P『さぁ、学生生活最後の体育祭だ!』

P『…不思議だ』

P『これだけ意気込んでもサボろうって選択肢も浮かんでくる…』

美希『ミキはハニーに着いていくよ!』

P『美希…』

P『じゃあ、サボ…』

伊織『小鳥ー?借り物競走、今年もコレでいいわねー?』ガシッ!

『最後の体育祭なのにサボりそうな人』

P『!?』

小鳥『はーい!伊織ちゃん1位ー♪』

伊織『…て、わけよ。アンタもバカねー』

美希『でこちゃん!ハニーといちゃついたらダメっ!』

伊織『別にいちゃついてないわよ、本物のバカ!』

P『(こうして今年の体育祭もサボるのを失敗した…)』

P『(美希は俺と二人三脚を組めたのが嬉しかったらしく終始ご機嫌だった)』
764 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:08:27.90 ID:RBaKDDhBo
【やれば出来る子】

P『期末テストだ!』

美希『だ!』

P『どうだった?』

美希『ちょっと本気出したよ!』ピラッ…

P『おおっ!?全部、平均点超えてる…!』

美希『どうどう?惚れなおしたでしょ?』

伊織『私の家庭教師のおかげでしょうに』

美希『あー!でこちゃん、ネタバラシ早いのっ!』

P『(伊織の家庭教師付きでも、この結果は充分凄いよ)』
765 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:09:11.14 ID:RBaKDDhBo
【まさに以心伝心】

P『たまには家でのんびり情報誌でも…』ペラッ…

P『おっ、夏休みの間に遊園地に行くとナイトパレードがあるのか…』

P『きっとキラキラしてて綺麗なんだろうなぁ』

P『……』

P『美希を誘うしかないな!』

trrrrrrr…

ガチャ…

P『もしもし?』

美希『えええっ!?今、ハニーに電話しようとしてたとこだよー!?』

P『そうなのか?』

美希『なになに!?そっちから言って!!』
766 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:09:43.50 ID:RBaKDDhBo
P『あっ、えっとさ。夏の終わりに一緒に遊園地行かないか?』

美希『ミキも!ミキもハニーを誘おうって思ってとこなんだよ!』

P『えっ?そりゃ凄いな』

美希『以心伝心…意思疎通なの…///』

P『じゃあ、夏の終わりにバス停で待ち合わせってことで大丈夫か?』

美希『うんうんっ!遅れちゃやだよ?』

ガチャ…

P『っし!』
767 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:10:15.95 ID:RBaKDDhBo
【伝説のパレード】

美希『ハニー///』

P『うわっ!?30分前なのに、もう来てる!?』

美希『トーゼンなの!』

美希『ハニーとのデートの為に昨日の夜はぐっすりだったんだから!』

P『(美希は一体いつから待ってるんだ…?)』

美希『さっ、いこ!』

美希『今日はパレードを見るから夜まで一緒だよっ!』ギュッ…!
768 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:10:56.76 ID:RBaKDDhBo
                    /■\.∩    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                   (´∀` ,,) ノ  < おにぎりワッショイ!
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/ ウオー     /       .■■■■■       .\   ドドドドドドドドドドドド…
        ∠______■■■■■______\
      /■\|/■\|__|/■\/■\/■\/|___|  /■\
     (´∀` (´∀` .∩(´∀` (´∀` (´∀` .(´∀`∩(´∀` )
     ⊂f;;;;y;;;;;f f;;;y;;;;f ノ {::::y::::::}.f;;;;y;;;;;f f;;;y;;;;f/{::::y::::::}.f;;;;y;;;;;f.つ '' )
   ζ,  /,,,,ノゞ,,,メ,,人,,,,,ゝ ノ,,,,ヘ,,,,,./,,,,ノゞ,,,メ,,人,,,,,ノ,,,,ヘ,,,,,,メ,,人,,,,,ゝ  ヾ,., λ
  (, ,, ..  ゝ (_)し ゝ_)  丶(_) ゝ (_)し ゝ_) 丶(_)  し ゝ_) ,.., ノζ, ,,)

         ワーワー
      .∧_∧                   ∧_∧ ∧_∧ スゴーイ
  ∧ ∧ (;;;;;;;;;;;;;;;)     ∧∧  ∧∧      (;;;;;;;;;;;;;;;;);;;;;;;;;;;;;;;)
  (;;;;;;;;゚ )(;;;;;;;;;;;;;;.)∧∧ (;;;;;;;;;;゚)(゚ *;;;;;;;)     (:;;;;;;;;;;;;;;;;);;;;;;;;;;;;;;;)
  ノ;;;;;;;;;| |;;;;;;|;;;;;;|(;;;;;;;;;;) ノ;;;;;;;;つ |;;;;;;;;|   ∧∧ |;;;;;;|;;;;;;;;|.|;;;;;;|;;;;;;|

美希『凄い…!ミキ、こんな素敵なパレード見るの初めて…!』

P『…俺も初めてだよ』

P『(ていうか、なんだこのパレード…)』

美希『こんなパレードをハニーと一緒に見られるなんてロマンチックなの…///』

P『ロマンチックか…?』

P『(まぁでも、喜んでくれたみたいで良かった)』
769 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:11:30.86 ID:RBaKDDhBo
【伝説のダンス】

P『さて、9月になったな!』

P『読書の秋、芸術の秋…』

美希『だけど、やっぱり食欲の秋なの!』

P『美希』

美希『ねぇねぇ、ハニー!見ててね?』

P『ん?』

美希『おにぎりワッショイ♪』ズンチャズンチャ…

P『……』

美希『どう?』

P『…とりあえず学校で踊るのはやめような』

美希『えー!?』
770 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:12:09.28 ID:RBaKDDhBo
【ステージは独占なの!】

P『さて10月だ!』

小鳥『はい!みんな、おはようございまーす♪』

小鳥『今日はあなた達に大切なお知らせ!』

小鳥『今年の文化祭はクラスで出し物をすることに決定しました!』

P『また唐突な』

小鳥『ていうわけで、みんな意見をちょーだいな!』

P『(ふむ…)』

P『(出し物か…)』

美希『(出し物…)』
771 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:12:36.16 ID:RBaKDDhBo
小鳥『……はい!じゃあ音楽ライブをすることに決定!』

小鳥『みんなで頑張りましょうね♪』

P『ライブか。また思い切ったのを提案したな』

美希『最後の文化祭だし、どうせならド派手にキラキラしたいなーって!』

P『てことは、美希は演奏する側を希望か』

P『歌うのか?それとも楽器隊か?』

美希『ヴォーカルも楽器隊もやるのっ!』

P『えっ!?両方出来るのか!?』

美希『ちょっと練習すればなんとかなると思うよ!』

P『(流石、天才肌…言うことが違うな…)』

P『(けど、最後の文化祭…そう思うとやる気も出てくるな…)』

P『(なら、俺は美希に最高の衣装と楽曲を提供しよう!!)』
772 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:13:34.51 ID:RBaKDDhBo
【マリオネットの心】

P『今日は文化祭だ!』

美希『むー、ハニーと一緒に舞台に立ちたかったなぁ』

P『けど、衣装と楽曲は俺の提供だ』

P『考え方を変えれば俺も美希と一緒に舞台に立っているようなものさ』

美希『あ…///』

美希『うんっ!ミキとハニーはいつだって一緒だね☆』

P『そうさ!だから充分に暴れてこいっ!』

美希『はいなのっ!』

『ただいまより3−A組による音楽ライブを開始いたします』
773 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:14:00.51 ID:RBaKDDhBo
http://www.youtube.com/watch?v=Vo-bYNiNOts
774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:16:08.19 ID:RBaKDDhBo
                  __
                /, ─'             <トffヽ
.               < 「     , -- 、 -===、 <ト||♀)
                \\  /´_,,-''" ⌒`ヽ、   <ト||♀i
                 _>ゝ      ‐-、   ヽ、 .<ト|| 叭l
                 ル        `ヽ、`ヽ、  〒" !! 叮',)
               ル1      ト、    ゞ、 _ゝ'ヘ  ヾ ',',|
              メ,' i     へ 、\` ‐-〆S   \_キ',',|
             / .〔 ,'   i i/二⌒  .ィhヽ.ト、.从  ̄.キ',',|
             {   V入,  トソ イ `    ミリ. ',∨    キ',',|
             !   メ. ソへ. ヽ ` ミリ    、   } ヘ.    キ',',|
               / ノ人ゞ、ヾゝ    _ -┐ ./ .トゝ   キ',',|__
               /   `ー-ニ┬、  ヽ __, ノ   ',    キ',`_ヽヽ
              ノ        ',, -` ┬ ‐     ',   ._キ'`ーニ ヽ、
         `、__ ノ  ィ´     ,'    ', ミミ、     ',  ヘ_キ',',Y┴└i
          `‐-‐‐' /      .i.     ト、`゙゙ミミ 、',ヽ ヘ   キ'`.i⌒> )
              ノ       l     トヽ __ ,、h卞 ヽヘ.  キ',∠-‐./
            /        l     .ノヘ   `♀\.  `` 、 キ',',',| /
           / ソ   /     .i  _,-''" 人.    `ヽ   }  キ',',',|
         ノ  /   イ    _,,彡安ミヽ/丿      }  /.ハ/.キ',',',|
          / / /     Y{《圏》)K ィ       i 厂勺,-┴i キ',','|
       ._/- '   ノ      女岩彡) .ト >、_ ノ"; ; ; ∨ll :;:;レキ',',',|
             ノ  /     .l    .lヘく;;;;;;; ; ; ; ; ; ; ; ;;;|lll :;:;:;', キ',',',|
            ノ .イ       l     l', ', ヽ;;;;;;; ; ; ; ; ; ; ;|llll :;:;:;:~キ',',',|
          ///        l    └‐、ノ;;;;; ; ; ; ; ; ; ;;;|llllll ::;:;:;. ト',',',| ffN
         ル ´ /   ノ/    .l       `丶 、; ; ; ; ;; ;;ヘww:;:;:;:;: ト',',',|彡 .i
       /    i  / ./      ` ー 、       ` ー-≧ 毛:;:.  ',',',',  .|
         ,、 メ⌒∨.ル 人   」i_,,-''"; ` ┬ 、 _   そ 乍`ヽ ' ',',',|li .ノ
         / ノ   ∨L,-‐‐' ̄;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヘ ヘ;;;;;;;;;;; ̄ そ从     ヾア h
        レつ<勹 ⌒/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; ; ; ; ; ; ; ; ;ヘ ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;ソlll/ヘ.     ヘ、ヘ
        メと ̄ ̄y´ /;;;;;;;;;;;;;;; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ヘ  ヘ; ; ; ;/llll| :;_:;〉 ,、 n .ヘ ノ  ヘ
       /  `ー、 (匸ヽ;;;; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;;ヘ  ヘ; ;;|lllll| ヘ`'ノ‐' ん) ア',   ヘ
       ∠ゞ〆▽⌒ヽ」; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;;ヘ  ヘ;|llllll| :;:⌒~~:;:;:`' ヽ 、  ヘ
       ,'´ 入/卞(て ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ヘ  \ll| :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;,;, oヘ
        ∨⌒| _」入へ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ヽ  \ :;:::;;:;:;:;:;:;;!!!!!!!!:;:;:;,;,  ヘ
          ヘ 入 コU/へ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;;\  \:;:;:;:;:;:;:;∞∞:;:;:;;,;,0 .|⌒L
           ∨ヨ ┌┴┐冫; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;;;;;;\   \:;:;:;:i.i.i.i.i.:;:;:;:;; o 衣/)
           广 ∨>、 X匸 へ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;;;;;;;ヽ    ヽ 、__ ノ.ノ; ;) ノ┐
           へ⌒<Τ ソ Ц >;;::__; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;;;;;;;;;;`ー ノ凵Q___ノ; ; ノ f ん
              ヘ Y`ヘ├へ▽\ /; ┌─┐; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ヘ; ノ┐|∠)
               ∨  冫∨ ,-‐┘ >冖 人-‐'⌒L人 ̄\_┌─7_イ ̄レ〈ノ⌒〉ゆ K
                  ヘ_/>少厂⌒(ーん>ヘヒヨ ̄つケ‐┘⌒ケ⌒乍/7 )イト∨」 ノ
                    メ=と   ┌<`┼─→`ート┬く_√`ヽ┬√⌒─ メ┬┘<レ'
                   >=兀ミ<んw )>─丙  /ゞ、  ゞ\6几 ∧冫 )⌒─'
.                  く/.ノノ .||‖wwww△    `ー-┘  ∨┬冫r┘ ∨  ⌒
               __/ ∠ノ  ~~ /        _,, -  " ̄
             ノ"" ノ      ./   _,, -  " ̄
           r';;;;i;;;;;;;/      ./_,, - "
           i;;;;;ヘ;;/      .ノフ
           ヘ;;;;;/      ノ ̄
            ソ     人
.            /     ノ;;;;;ヘ
           /    ノ;;;;;;;;;;;;;ヘ
          /    .イ|;;;; ; ; ; ; }
         /    .ノ ヘヘ; ; ; ;  ノ
        /    ノ   ヾ>‐-‐'
      イ.フ   ノ
     ノ ヘ、  ハ
            ` ─ '
ワァァァァァァッ…!!!

P『(この盛り上がり具合、大成功だな)』

P『(最高に輝いてるよ、ミキ)』

P『(お前の気持ち…俺にはちゃんと届いてる)』

P『(こうして高校生活最後の文化祭は終わりを迎えた…)』
775 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:16:56.59 ID:RBaKDDhBo
【アンタも美希も大好きよ…】

伊織『ねぇ、アンタ?今年のクリスマスはどうするの?』

P『おお、伊織か』

伊織『今年もパーティ来るなら…その…』

伊織『チケット…あげても良いわよ?』

P『……』

P『…悪い、伊織』

伊織『…!』

P『今はまだ行けるかどうかわからない』

P『だからチケットは受け取れないんだ』

伊織『……』
776 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:17:24.12 ID:RBaKDDhBo
伊織『…そっか』

P『あのな、伊織…』

伊織『一緒に過ごしたい奴がいるんでしょ?』

P『えっ?』

伊織『とりあえずチケットを受け取って結局来ないってのよりは、アンタにしては良い答えよ』

伊織『まぁ、せいぜい頑張りなさい』ヒラヒラ…

伊織『……お幸せにね』ボソッ…

P『伊織…』

P『ありがとう…』
777 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:18:20.45 ID:RBaKDDhBo
【君と過ごしたいから】

美希『ねぇ、ハニー』

P『美希』

美希『えっとね…』

美希『クリスマスの日、空いてるかな…?』

P『え?』

美希『ミキと…ミキと一緒に過ごそう!』

美希『二人っきりで過ごそう!』

P『…!!』

P『……』

P『あぁ、もちろんだよ』

美希『あ…///』
778 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:18:46.93 ID:RBaKDDhBo
P『どこが良い?』

美希『ミキは…』

美希『ミキはハニーがいるならどこだって良いよっ!』

P『そっか、じゃあ俺がどこに行くか決めておく感じで良いか?』

美希『うん!うんっ!!』

美希『ハニーと二人きりでクリスマス…夢みたい…///』

P『おいおい、まだ気が早いぞ』

美希『でもでも、今年1番嬉しいことなんだもんっ!』

美希『思わず、とろけちゃうのっ!!』

P『(美希と二人きりのクリスマス…)』

P『(楽しみだな…)』
779 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:19:17.21 ID:RBaKDDhBo
【今はまだ言わないで】

P『クリスマス当日だ!』

美希『ハニー、ここって丘の上の公園?』

P『色々、考えたんだけどさ』

P『美希と二人きりのクリスマスを過ごすなら静かで景色の良い場所が良いかなって』

P『それとも他の場所の方が良いか?』

美希『ううん!そんなことない!』

美希『ここなら…ハニーとホントに二人きりだもんっ…///』ギュッ…

P『美希…』

P『…もうちょっとこっちおいで』グイッ…

美希『あっ…』
780 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:20:18.91 ID:RBaKDDhBo
        / ̄ ̄ ヽ  _____
               _}/)X<>X<>X<>丶、
        |: . . ./X<>X<>X<>X<>X<>X\
        人:_/X<>X<>X,/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`丶、
        /X<>X<>X(/                \
        <>X<>X_/  ___,ノ⌒¨¨¨¨¨¨⌒ヽー- `丶、
       |>X</    丿          \     \ \
       |<>/    //  ,  |            i      〉
       |X,′   /  :| i/ ,/|       |   |   ∨
       ∨       |〈/  | {        |__ |   |
             ′   |'´ ̄ `\    '´|ヽ     ハ |
       { : . .   | i  ∧|___  \(\    |__} / | /,ノノ
.      /\ : : . . | |  | 《{爪(__丶 \ \爪(_/》/レ /
      厶イ {___: : ,八 |  V:::::ツ       {:::::ツ '}人_,ノ
        |  /\: \\_::..`゚¨      .:. ¨゚´.:/ノ |ー=彡
       /  /  i \_} {          ′ー=彡 |                    /⌒\_____
.      ///  /|  { \\___,ノ  {  フ   人ノ} |                /\ー : : : : ヽ: .ー―‐‐}
     ,/ /  /八  \  ー<      . イ/ ,ノノ           {/\\: : : : : } |二二´
   /  /  //  \_,>―--≧=‐<{ /| ̄/\、_________/: : /: :\\ : : : ├――〉
  /   /  /    }/: : : : : : : : : \_:_]八|: : : : : : :ヽ: : : : : : : : : /: : : :/ : : : : } }: : :_:_厂 ̄
.  ′  ,/  ′    /′ : : : : : : :-‐…‐-――‐<: : -┴―=ミ /: :

美希『ハニー…///』

P『こうすれば…あったかいだろ…?』

美希『うん…あったかい…///』ポスッ…

P『……』

P『なぁ、美希…俺はな…』

美希『あっ、待って!』

P『え?』
781 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:20:46.35 ID:RBaKDDhBo
美希『その言葉は…美希から言いたいの…』

美希『3月の…卒業式に…』

美希『ダメ…かな?』

P『…そんなことないよ』

P『待ってるな、俺』

美希『…!』

美希『うんっ!!』

P『(こうして高校生活最後のクリスマスの夜は更けていった…)』
782 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:21:14.13 ID:RBaKDDhBo
―――そして、時は流れ


P『3月1日…卒業式…』

P『今日、最後の制服…』

P『この道を歩くのも最後になるんだな…』

P『……』

P『…行こう』
783 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:21:42.21 ID:RBaKDDhBo
P『もうすぐ卒業式が始まるな…』

美希『そーんなの、関係無いって思うな?』

P『美希?』

美希『ねぇねぇ、ハニー!』

美希『これから高校生活、最後のサボりをしにいこうよ!』

P『えっ?』

美希『…ねっ?』

P『……』

P『そうだな!あとでパーッと怒られるか!』

美希『なの♪』
784 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:22:08.69 ID:RBaKDDhBo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

美希『あはっ☆流石に美希とハニーの二人だけだね?』

P『そりゃ今頃はみんな体育館で卒業証書貰ってる最中だしな』

美希『ミキ達って結構大胆だよねー』

P『お前が誘ったんだろうが』

美希『来た時点で一緒に来た時点でハニーも戦犯なのっ!』

P『うぐ…』

美希『あはっ♪』
785 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:22:35.26 ID:RBaKDDhBo
P『でも、仕方ないだろ?』

P『美希に誘われる』

P『俺にはもう断る理由なんてどこにも無いんだ』

P『あの日、本当の美希と向き合うって決めた時から…』

美希『ハニー…』

美希『…ミキ、言っちゃうよ?』

美希『ホントにホントに言っちゃうよ?』

P『俺の前からいなくなるのは許さないって言ったのは俺の方だぞ?』

美希『あっ…///』
786 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:23:25.34 ID:RBaKDDhBo
美希『〜〜〜〜っ!!!』

美希『ハニー!ミキね、ハニーのことがだーい好き!!』

美希『ずっとずっとね!だーい好きだったの!!』

美希『あなたじゃなきゃ、ミキはヤなの…』

美希『ずっと、これからも…ミキのそばにいて欲しいって…』

美希『心からそう言えるのっ///』

P『…ありがとう。美希』

P『俺も美希のことが大好きだよ』

美希『…!!』

P『美希が言ってくれたように、ずっとずっと…お前のことが大好きだった』

P『ずっと待たせちゃってごめんな?』

美希『…わぁっ☆』
787 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:24:39.58 ID:RBaKDDhBo
リンゴーン!リンゴーン!

美希『ハニー!!///』ダッ…

P『わっ!?』

美希『…むぎゅっ///』ギュッ…!

P『そんなに力強く抱きしめなくても俺はどこにも行かないって』

美希『ダメなの。少しも離れちゃダメなの』

P『どうして?』

美希『そんなの簡単なの!』

美希『だって…』

美希『こうしてる時間がミキにとって一番キラキラしてる時間だからっ☆』


―――それにね、ハニーはミキの未来の旦那様なの

―――旦那様はいつもお嫁さんの近くにいないとね

―――お嫁さん、寂しくって、すぐに、むー!ってしちゃうんだから♪
788 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:25:35.01 ID:RBaKDDhBo
                  /  _,,-'/     /         /   .:
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                 レ   /   / .::::::::,- 弋: : :.,,-'"..:::::::_,,-イ   ..:::::/|::::.      |:.
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              `‐-二 ̄ ̄|  /.:/  ̄ i 〃ミx     . : :/ .:::::/   : : ヘ::::::::.   ,':::::.
                 ` ─┤ .//--ァ‐ | ll / ハ   . : : /..:::::/     : : ::ヘ::::::::.  ,':::::::
                    .ヘ .レ-‐' ̄  .i. 代り    /, - '_,,====──--ヘ::::::::. ,'::::::::   END
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789 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 01:28:05.64 ID:RBaKDDhBo
美希編終了です
次回更新時は貴音(イベント追加編)を投下予定です

>>662
このSSが完結したらドラマシリーズ的な感じで亜美真美アフターストーリーみたいなのも書くのは確かに面白いかも

>>674
俺もモンファーは1と2しかわからないので安心してください
790 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/10/17(水) 01:34:59.35 ID:2RD4bLg+o
乙なの!
791 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/17(水) 06:44:18.01 ID:QPKI02ioo


初日で31人にも告られてるのにこんな甘々でよく生きてたな
792 :VIPにかわりましてAMAMIPPERがお送りします [sage]:2012/10/17(水) 07:34:05.31 ID:xuuCv5hK0
乙です。
>ドラマシリーズ的な感じで亜美真美アフターストーリーみたいなのも書くのは確かに面白いかも
是非お願いします、マジで読んでみたいです。
793 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/10/17(水) 08:05:00.83 ID:89Y39Ztvo
乙。美希ルートはあまあまじゃのう…おにぎりワッショイにワロタけどwwww
このPはよく他の男子にボコられなかったな
794 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/10/17(水) 09:50:09.88 ID:Djda3o0g0
裏でいおりんがこっそり手を回したんだよ、きっと
795 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/17(水) 12:29:17.94 ID:7y7v5AoIO

ミキミキ天使すなあ
796 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) :2012/10/17(水) 12:41:45.83 ID:ZoeMAcnAO
美希のAAはかわええな
797 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/10/17(水) 12:53:24.21 ID:EbRX2mP7o


千早の出番があって俺は満足だ
798 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/17(水) 13:24:07.16 ID:TJorLV9DO

美希の水着はこんな感じかな?
要望あったらいうからダメ元で双子√の話したら通ったwwww
モンファーは2以降わけわからなくなって止めたんだよね2までが面白い
799 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/17(水) 13:42:16.99 ID:wi5+zuOIO
800 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/10/17(水) 13:58:17.43 ID:n9EeIr+AO
最高だ……最高だ!
801 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/17(水) 18:00:35.98 ID:43uzfB860
想像以上にあまあまでよかったわ
しかしあそこは手をつながないのが正解なのね
802 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/17(水) 20:52:44.90 ID:Da0bI7axo
貴音は過去改変以外にもなんか特別な物使えるのかな?
というかここでも他ルートだったけど改変するイベントも載っけるの?
803 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 21:38:22.64 ID:RBaKDDhBo
>>802
過去改変はあくまで?イベントでキャラ別イベントとカウントしないのでカットします
804 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(田舎おでん) :2012/10/17(水) 22:55:28.74 ID:kiUipYZeo
今回の美希はやよいが一切絡まなかったけど前回のとは別物って考えた方がいいのかな?
だったら貴音雪歩も前回とは違うストーリーになるよね
805 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/17(水) 23:53:17.69 ID:RBaKDDhBo
>>804
別物と考えてくれて大丈夫です
やよい攻略なら美希との絡みが必須ってだけで美希攻略ならやよいとの絡みは必要無いって感じです
806 :VIPにかわりましてMIKIPPERがお送りします [sage]:2012/10/18(木) 01:05:11.56 ID:OOnTQVSW0
>>798
あなたは神か!!ありがとう、そしてありがとう
807 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/18(木) 02:22:06.04 ID:9m00b7NDO
>>805
別ヒロインの特定イベント見ないと本命のエンディング行けないとか昔のギャルゲーでよく見たなぁ
東鳩のあかり√が酷かった記憶がある
今じゃ一本道多いから、その形式も無くなってきてんのかね
808 :VIPにかわりましてAMAMIPPERがお送りします [sage]:2012/10/18(木) 08:51:49.68 ID:OOnTQVSW0
>>807
当時は攻略性やゲームとしての要素も大きかったからな
それに合わせて攻略系の雑誌とか本もそれなりにあった位だったからな

ああ、こみパのあさひや東鳩の綾香とかのいわゆる隠しヒロイン(攻略難度高め)が懐かしいなーって
809 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:39:24.03 ID:zRAI8cnxo
【突然こくられました】

P『(高校生の赤点はシャレにならんから日々の積み重ねが大切だ)』カリカリカリ…

P『……』

P『って、もうこんな時間か!?』

P『(しまった…普段慣れない図書館で勉強なんかしたもんだから…)』

P『(つい時間を忘れて集中してしまった…)』

P『(流石にそろそろ月が出てもおかしくない時間だ…早く帰ろう…)』
810 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:39:56.86 ID:zRAI8cnxo
P『って、もう完全に夜じゃねーか!』

P『星もお月さまも綺麗だぞって!』

P『この学校、色々と開放し過ぎだろ!』

?『ええ。屋上も開放されていますよ』

P『屋上かぁ…こんな夜はさぞかし空の眺めが良いだろうなぁ…』

?『ええ。この数億年前から続く煌めき…まこと美しく映ります…』

P『……』

?『……』

P『えっ?』

?『はて?』
811 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:40:25.90 ID:zRAI8cnxo
P『えっ…えっと…?』

?『……』

P『(な、なんだ…この神秘的な女の子は…)』

?『……』

P『(な、何か話した方が良いか…?)』

P『(え、えっと…)』

P『つ、月が綺麗ですねっ!』

P『(…って、なに言ってんだ俺は!?)』

?『まぁ…///』

?『うふふっ…お上手ですね♪』

P『えっ?』
812 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:41:29.13 ID:zRAI8cnxo
             -― ⌒  ー― - , 、
            /  _       _   \
        ___/ , '´    ̄ ヽ、 _     `i  \
       イ  /´_ -――‐- ,  \i.     |    ヽ
       l /レ ´        ` 、 !     |     '
       l / /   /          `l    l       ,
       ! ,/   イ    i   ! k   l     l       l
       ! !  ! ! | !    | !  .l  l.   i     !       l
        l !/i l ! !l   l lヽ !  \、_l     l    ,   l
       l ! ヽ!、!⌒!ー―宀'  ̄⌒ー' 亅   了    ',   l
       l  \Y升心    升小⌒ハY     、    ,   l
       !    ト 弋ツ     弋七'  |      ',     k l
      i    l::::',   ,         !          ヽ !
      '     !:::::〉   `         l      \    ヽl
     /    l:::::/::\  ー- −'   /!l         \、   ',
      /    l/::!::; -',ヽ、       /  l l   ..     /\   \
    い    l::;/-ニ_  ー -イ   l !、.........:i   ./:::::::::ヽ   ヽ
     \    !::`ー- 、' 、    |   ,l , ' 〉、:::::i   /:::::::::::i:::::',   l
       ヽ  |:::::::::::::::::::\\    | /! l−' ヽ::::l  ./::::::::::::::l::::::l::   l
     / ) :::::::::::::;r−'´ヽ l   /V  l l    lノ /l::::::::::::::/:::::::l   |
  ,r ' ´ , イ    /   ,ノノ ノ   l !  /  ./ !:::::::::::/:::::::::l   l

?『…それでは、あなた様…良い夢を…』スッ…

P『あっ…』

P『一体なんだったんだ…?』

小鳥『あら?貴音ちゃんとお知り合いだったの?』

P『うわっ!?』
813 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:42:02.27 ID:zRAI8cnxo
小鳥『うわっ!?って失礼ねー!』

P『あっ、小鳥先生…すいません…』

P『それよりも…たかね?』

小鳥『四条貴音ちゃん。1年生よ』

小鳥『神秘的な子よねー』

小鳥『ミステリアスっていうのはああいう子のことを指すのね!』

小鳥『やっぱり女の子は秘密があった方が…燃えちゃう?』

P『四条貴音さん…か…』

P『(また会えるだろうか…?)』

小鳥『もしもーし?無視しないでー?』
814 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:42:36.43 ID:zRAI8cnxo
【君をもっと知りたくて】

P『俺としたことが、また夜になるまで図書室に籠りっぱなしになってしまった…』

P『ていうか、この図書室は閉館何時だよ!?』

P『…帰ろう』

P『……』

P『(…そういえば)』

P『(前に四条さんと会った時に屋上も開放されてるって…)』

P『……』

P『(行ってみようかな…)』
815 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:43:08.48 ID:zRAI8cnxo
ガチャ…

P『おお、本当に開放されてる!』

P『うーん!夜風が気持ちいいなぁ』

貴音『ええ。今宵の風は私達を優しく包んでくださいますね』

P『あっ…』

貴音『御機嫌よう。あなた様』

P『四条さん…』

貴音『このような夜に屋上とは如何なされました?』

P『あぁ…いや…』

P『なんかこの前、四条さんと話した時に屋上も開放されてるって話を聞いたの思い出してさ…』

P『なんとなく、つい足を運んだっていうか…』

貴音『うふふ。そうだったのですか』

P『(…上品な子だよなぁ)』
816 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:43:35.80 ID:zRAI8cnxo
P『そういう四条さんはこんな時間に屋上だなんて、どうしたの?』

貴音『私ですか?』

貴音『そうですね…』

貴音『…月の導きに誘われたと申しましょうか?』

P『えっ?』

貴音『つまり…私もつい足を運んでしまったわけです♪』

P『……』

P『そうだね。今日の月は一段と輝いてるし、その気持ちわかるよ』

貴音『ええ♪』

P『(神秘的で上品で…とっつきにくい子かもしれないって思ってたけど…)』

P『(もしかして、結構お茶目で可愛い子なのかな…?)』
817 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:44:08.62 ID:zRAI8cnxo
P『…あのさ、四条さん?』

貴音『はい?如何なさいました?』

P『良かったら今度、一緒にどこか遊びに行ったりしない?』

貴音『えっ?』

P『ダメかな?』

貴音『……』

貴音『うふふ。構いませんよ』

P『あっ、ホントに?』

貴音『ええ。あなた様からのお声掛け、心よりお待ちしておりますね?』

P『うん!絶対に誘うよ!』

P『(不思議な導き…とか俺は信じてないけど…)』

P『(それでも彼女と出会い、仲良くなりたいと思う気持ちに俺は…)』

P『(何か運命的なものを感じられずにはいられなかった)』
818 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/22(月) 02:44:31.69 ID:pW5QECHvo
貴音様ふつくしい
819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:44:50.25 ID:zRAI8cnxo
【あだ名はお姫ちん】

P『さて!体育祭だ!』

P『やっぱり一番の楽しみと言えばフォークダンスだよな!』

P『さて、次の相手は…』

貴音『まぁ、あなた様!』

P『あっ、四条さん』

貴音『この様な余興で、あなた様と巡り合えるとは…』

貴音『これもまた…月の導き…』

P『そう…なのかな?』

P『(ていうか、余興って…)』

貴音『さぁ、お手を…』スッ…

P『あぁ、うん』スッ…

貴音『〜♪』

P『(四条さん、舞踏会のお姫様みたいに優雅だな)』

P『(…そんな彼女を手を取ってるとか…)』

P『(…なんかドキドキしてきた)』

P『(こうして高校生活最初の体育祭は終わりを迎えた…)』
820 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:45:49.16 ID:zRAI8cnxo
【片仮名言葉は苦手です…】

P『(さて、期末テストなわけだが…)』

P『……』

P『うん。中々良いんじゃないか?』

貴音『あなた様、如何でしたか?』

P『四条さん』

P『まぁ、わりと良かった方かな』

貴音『それは何よりでございます』

P『四条さんはどうだった?』

貴音『その…私はお恥ずかしながら赤点を…』

P『えっ!?意外だな…』

貴音『英語…面妖な文字の羅列に私は成す術も無く…』

P『(あぁ…なんかわかるかも…)』
821 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:47:16.77 ID:zRAI8cnxo
【君と一緒に見たい】

P『さて、夏と言えば花火大会だろう!』

P『これは女の子との距離を一気に縮めるチャンス!』

P『……』

P『四条さん、来てくれるかな…?』

trrrrrrrr…

ガチャ…

貴音『はい』

P『あっ、プロと申しますが…四条さんの…』

貴音『あなた様?私に何か急用でも?』

P『あっ、四条さん?』

P『突然電話してごめんね』

P『もし良かったらこれから一緒に花火大会に行かない?』

貴音『花火大会…ですか』

貴音『ええ、構いませんよ』

P『本当?じゃあ、河川敷公園で待ち合わせで良いかな?』

貴音『はい。承知いたしました』

P『(よっし!じゃあ河川敷公園に向かうぞ!)』
822 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:48:01.97 ID:zRAI8cnxo
【理由なんていらない】

P『四条さんはまだ来てないみたいだな…』

貴音『あなた様』

P『あっ、四条さん』

貴音『夜空に浮かぶ大輪を眺める為に集められた人の波…』

貴音『面妖な光景ですね』

P『(あっ、四条さん。浴衣着てる)』

P『四条さん、浴衣姿可愛いね』

貴音『えっ…?あっ…』

貴音『か、可愛い…ですか…?』

P『うん』

貴音『…着てきて良かった』ボソッ…

P『あっ、そろそろ花火が打ち上がるな』
823 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:48:29.15 ID:zRAI8cnxo
ヒュー…パーン…パーン…

貴音『夜空に浮かぶ大きな大輪…』

貴音『人は何故、あの輝きに心打たれるのでしょう…』

P『理由なんていらないんじゃないかな?』

貴音『えっ?』

P『美しいものを素直に美しいと思えること…』

P『そう思える心だけで俺は充分だと思うな』

貴音『……』

貴音『そうですね』

貴音『あなた様のおっしゃる通りですね…♪』

貴音『今日という、この刻…まこと充実した時間を過ごせました…』

貴音『感謝致します』

P『いやいや、そんな…』

貴音『宜しければ、途中まで帰路をご一緒させていただいても…』

P『うん。帰ろう』
824 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:49:10.15 ID:zRAI8cnxo
【だって銀髪だし】

P『今日から新学期だ!』

P『もう秋かぁ』

P『芸術の秋…スポーツの秋ともよく言うよな』

P『だが、しかし俺は読書の秋を選ぶぜ!』ペラッ…

P『何々…アイドルマスターシンデレラガールズ大特集?』

P『この蘭子って子、四条さんとは違ったベクトルでミステリアスだな…』

貴音『お呼びですか?』

P『うわっ!?』

貴音『きゃっ…?』

P『し、四条さん…』ドキドキ…

貴音『も、申し訳ありません…』

貴音『驚かす、などということは全くもって…』シュン…

P『(本当、神出鬼没だよなぁ…)』
825 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:49:40.76 ID:zRAI8cnxo
P『いや、大丈夫。いきなりだったからちょっとびっくりしただけ』

貴音『ですが…』

P『いや、本当気にしないで』

P『四条さんにはそんな憂いに満ちた顔は似合わないよ』

貴音『…!』

貴音『あ、あなた様ったら…♪』

P『……』

P『(流石にゲームの女の子を指さして…)』

P『(四条さんだ!)』

P『(…なんてバレたらシャレにならないよな)』
826 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:50:28.41 ID:zRAI8cnxo
【もっと君に近づきたくて】

P『そうだな』

P『四条さんとはこの間の花火大会でぐっと距離が縮まったはずだ!』

P『俺はもっと彼女と仲良くなりたい!』

trrrrrrrr…

ガチャ…

貴音『はい』

P『あっ、プロと申しますが…』

貴音『まぁ、あなた様』

貴音『今日は一体どのようなご用でいらっしゃいますか?』

P『えっとさ…』

P『今度の日曜日、中央公園に一緒に行かない?』

貴音『はい。私で宜しければお供させていただきます』

P『じゃあ、今度の日曜日に中央公園の前で待ち合わせで良いかな?』

貴音『はい。承知いたしました』

P『っし!』
827 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:51:05.08 ID:zRAI8cnxo
【友達?恋人?】

P『さて、中央公園の前にいるわけだが…』

貴音『あなた様』

P『あっ、四条さん』

貴音『お待たせをしてしまい、まこと申し訳ございません…』

P『いや、俺も今来たところだよ』

貴音『ほっ…ならば一安心です』

P『(四条さんは礼儀正しいよなぁ)』

貴音『では、参りましょう?』
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:51:36.15 ID:zRAI8cnxo
貴音『この並木道を歩く男女…恋仲である男女が多いのですね』

P『俺達もそう見えるかな?』

貴音『…うふふっ♪』

貴音『形だけなら、なんとやらというところでしょうか♪』

貴音『私は…構いませんよ?』

P『えっ?』ドキッ…

貴音『うふふっ♪』

P『(これは一本取られたな…)』

貴音『あなた様と過ごす刻の早さの流れは残酷です…』

貴音『その、宜しければ帰路を共に…』

P『うん、一緒に帰ろうか』

貴音『…はいっ♪』
829 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:52:04.70 ID:zRAI8cnxo
【もぐもぐ】

P『今日は文化祭だ!』

P『誰か誘ってまわりたいところだけど…』

P『あっ…』

P『四条さん!』

貴音『まぁ、あなた様』

貴音『何かご用でしょうか?』

P『良かったら一緒に文化祭を見てまわらない?』

貴音『ええ、もちろん。お供させていただきます』

P『あっ、良かった』

P『それじゃあ、料理部にでも行こうか』
830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:52:49.29 ID:zRAI8cnxo
               / /  / |       |  |    |
                .′.′ .′|    i|  、 | |     |
                  {     ; \ |∧  i|、 (\ k   |      |
                    ハ i{_j_{,,=ミトヘ.__{廴ー=¬トミk|      | U
                 ∨l∧《  ノ^ト       ャ_,示うK|      | @
                |  ∧゛弋_y     弋__y |      h |i
                |  / }    ,         |      l } 八
                |  ″          ´´   |      リ  \
                |/ :{{    ト、__         .小     \
                   ,′八    ′   ` ο    .′    、    ヽ
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           // / .ィn^ ,    } : : : :_; ∧ ̄   /:::::;ハ: : /   / : : :
         / .′ ィn,' ,'冫}  人 _/ノ_/Vハ   /:::/ }ン゙  .′: : :
        /{  {  {n,' ,'/)ノ / / /:{⌒只⌒}/:::/  /  . :i{\: : :

貴音『あななしゃま、ほれはまももひみなうものれす』モグモグ…

P『…四条さん、一度飲みこんでからもう一度喋って貰っても良いかな?』

貴音『……』コクリ…ゴクン…

貴音『あなた様、これはまこと美味なるものです』キリッ

P『四条さん、キリッと言い直してくれてありがとう』

P『でも、口に食べカス付いてるよ』

貴音『なんとっ!?』

貴音『み、見ないでくださいましっ…』バッ…

貴音『は、恥ずかしい…』

P『(口に頬張りながら喋ることには抵抗無かったのに…)』

P『(でも、恥ずかしがる四条さんって新鮮で可愛いなぁ)』

P『(こうして高校生活最初の学園祭は終わりを迎えた…)』
831 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:53:40.31 ID:zRAI8cnxo
【彼女が来るなら当然】

P『今日はクリスマスだ!』

P『…っていっても予定が無い』

trrrrrr…

P『おや…電話なんて珍しいな…』

P『はい、もしもし!』

小鳥『プロデューサーくーん!』

P『うわっ!?小鳥先生!?』

小鳥『今、暇?暇よねー?』

小鳥『遊園地行くわよー!!』

P『ゆ、遊園地…?』
832 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:54:09.68 ID:zRAI8cnxo
P『そんな唐突に…』

小鳥『えー!?無理なのー!?』

P『いや、無理ってことは無いですが…』

小鳥『せっかく貴音ちゃんも誘ったのにー』

P『えっ、四条さん?』

P『行きます!すぐ行きます!現地集合ですか!?』

小鳥『…感じわるーい』

P『す、すいません…』

小鳥『まっ、いっか♪じゃあ、現地で落ち合いましょー!』
833 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:54:54.46 ID:zRAI8cnxo
【姫と小鳥と】

P『すいません、遅くなりました…』

小鳥『いやいやベストタイミング!』

貴音『この様な日に、あなた様と一日過ごすことが出来るとは…』

貴音『月の力に感謝致します…』

小鳥『月の力って凄いわねー!』

小鳥『男の子1人動かしちゃうんだから!』

P『ちょ、やめてくださいよっ!?』

P『そ、それよりも早く入りましょうよ!』

小鳥『はいはい♪』
834 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:55:23.08 ID:zRAI8cnxo
小鳥『じゃあ、最初はメリーゴーランドに乗ろうか?』

小鳥『プロデューサーくん、どんな感じで乗りたい?』

P『四条さん、一緒に乗ってくれるかな?』

貴音『あなた様がお望みとあらば…』

小鳥『あら、良いわねー♪』

小鳥『二人が白馬なんて王子様とお姫様って感じで、絵になってるわよ♪』

P『そんな、俺と四条さんじゃ月とすっぽんですよ』

貴音『そうです、小鳥嬢』

貴音『そのような発言は、彼に失礼にあたります』

P『いや、俺がすっぽんのつもりで発言したんだけど…』

小鳥『ふふっ♪』

〜〜〜♪

〜〜〜♪

〜〜〜♪
835 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:55:49.92 ID:zRAI8cnxo
P『四条さん、足元気を付けて』スッ…

貴音『あっ…はい…///』スッ…

小鳥『良いわねー。プロデューサーくんが貴音ちゃんの手を取って…』

小鳥『もう1枚、写真撮っておこうかしらね♪』カシャ!

P『って、あれ?小鳥先生、乗らなかったんですか?』

小鳥『カメラマンよ。カメラマン!』

小鳥『貴音ちゃんがプロデューサーくんに抱きついてる光景…』

小鳥『良い写真を撮らせてもらったわ♪』

貴音『そ、そんな…そのようなはしたない姿…』

貴音『恥ずかしいです…』モジモジ…

P&小鳥『(可愛い)』
836 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:56:17.27 ID:zRAI8cnxo
小鳥『じゃあ、次は観覧車に乗りましょうか!』

小鳥『プロデューサーくん、どう乗りたい?』

P『俺と四条さんばっかり楽しむのも悪いんで3人一緒に乗りましょう』

P『四条さんも、それで良いかな?』

貴音『ええ、もちろん』

貴音『このような刻を設けてくださった小鳥嬢にとっても良い日であって欲しいですから』

小鳥『あなた達…』ジーン…

小鳥『先生想いの優しい生徒たちを受け持って、私幸せ…♪』

小鳥『こんな子たちがいるなら、もう恋人なんて…』

P「(おいおい…)」

〜〜〜♪

〜〜〜♪

〜〜〜♪
837 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:56:49.31 ID:zRAI8cnxo
小鳥『さてと、だいぶ良い時間ね…』

小鳥『あんまり遅くなっちゃうのもあれだし、そろそろ帰りましょうか』

P『そうですね』

貴音『今日という刻…げに素晴らしき一日でした』

貴音『心より感謝致します』ペコッ…

P『俺もとても楽しかったです』

小鳥『喜んでもらえて良かった♪』

小鳥『また機会があったら3人で遊びにいきましょうね♪』

P『はい!』

P『(こうして高校生活最初のクリスマスは幕を閉じた…)』
838 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:57:50.37 ID:zRAI8cnxo
【おみくじは凶でした】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

P『年賀状…来てるかな…』

P『おっ…』

P『四条さんから届いてるぞ!』

P『初詣、誘ったら来てくれるかな?』

trrrrrr…

ガチャ…

貴音『はい』

P『あっ、プロと申しますが…』

貴音『まぁ、あなた様』

貴音『新年から私に何かご用でしょうか?』

P『あっ、四条さん?』

P『もし良かったらこれから一緒に初詣に行かない?』

貴音『初詣ですか…ええ、喜んで』

P『じゃあ、神社の前で待ち合わせしよう』

P『(よっし!準備して行くか!)』
839 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:58:18.48 ID:zRAI8cnxo
P『(さてと…四条さんは…)』

貴音『あなた様』

P『あっ、四条さん。明けましておめでとう』

貴音『初詣という一大いべんとへの誘い…』

貴音『まこと感謝の気持ちで一杯でございます』

貴音『どうか今年も宜しくお願い致します』

P『そんな大袈裟な…』

P『あっ、四条さん。晴れ着だね?』

貴音『あっ…は、はい』
840 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:59:19.20 ID:zRAI8cnxo
                                r‐-r-ミ
                                  (⌒「`'r┴=ミメ、、
                         .  -―=个込丿{{マ]l});) ハ
                           ‐==-- - ミ: : : :f父竺父多’.:|
                      r笠笠ミメ、 . : : ≧入___辷少′. | :  .
                     厂. : : : : : `ヾ」: : : : : : }: : : :     . : :||   ,
                        / . : : : : : : : : : : \: : : :,′ .:     . : :|U
                   / . : : : |: :八: : : : : : : : :/: : .:     . : : :| :.   : .
                      . : l : : : |./  \ : : . : レ′: :′ . . : : : : :|U  ;  ′
                 八 : l : : :ノ ,. -― \ : : | : : 人___シ. : : : : :||  :.   .
                   `弋二   笊芳ミ). :ノ: : ( : :\__シ : : : :| :.   i  .  .
                     ー'鋩}    `″ (: : ./`\: : \__シ: : ノU  :.   .  ′
                        {:У          \(⌒ヾ : .、 丶/ : !   i  .  :.  .
                       _r少.、_-          \、. : : : ) . : ) : : .:.   :.  :  :.
..   -―=个=―- 、      .人 . :从__,. -     ___ノ:).ゞ/: .ィ": : : .人.     .  ′
     . : |: .   .′  .:7:、   : {: :爪     (: : ( . :( . :.八 : : :( : : \  : .i
  :,   . : |: .   .′  .:/: .    _乂ノ.ハ _   斗分、: . (,,ノ\ : ゙"`ヾ: :\: : :\乂_.:
   :,  . : |: .  .′  :/: .   .:′ /`:. i   ,,)´  ) . :)    、 ノ . : ゙).、: : .\
   :,  . : |: .     .::/: .  ..:′  (  ノ丿 ,;'"   (_:/      ≧==彡. \: : .丶
    :, . : |: .    .:/: .  ..:′     .,; '"゙´    , : :": ,       ; : :`Y ` .  )
:.    :, . : |: ..′ .:/: .  .:′ .:/   ,;″: .    . : : : : : : : :゙: :`'":゛:″: : /|  . : :)
 :.    :,. : | .′..:/: . ..:′. :/  .; '" . : : :`. . ' : : ; '゙゙"`”' 、: : : : : : : : : {,ノ  : i
  :.   -=个=- ミ  ..:′ /  ;": : : : : : : : :, '" /⌒Y    `゙"゙' ; : : ; :父_乂_
:、 ´    .:|:.      ` /   .;゙: : : : : : : :,.;"゙. :(,ノ(_入ノ`ヽ : . . . : : |゙____\: : .
: \       |:      /ヾ    ゙';.   '"゙ . : /. : (_ イ )_仄_)   . : : |: .    `ヽ
:   \     |:    /     /    . : ′ /. :    :じ′ : . . : : : /\:.      ) 厂
:     \   |:   /     Y´: .    : : } :/. :            . : : {: : : }彡' /: : }  \
:       \ | ./      八: : : . :(`ヽ }/._:ノ . : : .         . : : : \/: : : /: : /: : .
―――― 〔l〕――――‐ '゚:, : : (⌒/ ̄  _(〕rぅ   . :    : : : 〈`ー'⌒ヽ|: : : : : .
    r‐-孑'゙⌒ヽ、r―=ミ、/\___/    (_ノ. : .           : : / ̄ `ヽ . :\__ノ
:.   r七つ‐┐   :|: : : : ./\__/: :   , :〔         .(__`Y´). :/{:/   \_人
::\ 〈厂__):厂   .:|: : 、/\__厶. : 〔_ノ(__,)      (_ラ . : /    . : :}        \
 . .:`( う/7斗r匕⌒|_, :斗. : : . . : : .        . : : . . : : : : : /    . : : :}
.   .:′/7  :,   /: .                   . : : : /    . : : : :}     . : : :
  .:′/7    :.,/: .                 . : : . . : : : : : /    . : : : : :}      }: : : :/
. .:′/7  _/: :                     . : : : /    . : : : : : :}     }: :/
.:′/7 / /: : : : : . . : : .     ┐      . : : . . : : : : : く                }/
 r七爪  /.: :     (⌒Y´ ノ      . : : : : : : : : : : : :\________}


貴音『いかがでしょうか…?』

P『バッチリ似合ってるね。可愛いよ』

貴音『そ、そんな…嬉しい…///』

P『それじゃあお参りに行こうか?』

貴音『私はあなた様と共に…』

P『それじゃあ行こう』
841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 02:59:47.04 ID:zRAI8cnxo
貴音『御神籤がございますね』

貴音『あなた様はお引きになられますか?』

P『おみくじかー…うーん…』

P『せっかくだから引いていこうか?』

貴音『お供致します』

P『よし…今年の運勢は…』

P『大吉!今年の俺は一味違うぜ!』

P『(四条さんはどうだったかな?)』

P『四条さん、どうだった?』

貴音『……』

P『…四条さん?』

貴音『待ち人、来ず』

P『えっ』

貴音『待ち人、来ず』

P『……』

P『(凶か…大凶か…これ以上は深く突っ込まないでおこう…)』
842 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:00:14.00 ID:zRAI8cnxo
貴音『あなた様のおかげで晴々しい新年のすたぁとが切れました』

貴音『まこと感謝致します』

P『いやいや、そんな』

P『俺の方こそ四条さんと一緒に初詣に来れただけで今年1年良い年だったよ』

貴音『まぁ、そんな…///』ポッ…

P『(今年も1年、頑張るぞ!)』
843 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:00:54.34 ID:zRAI8cnxo
【貴音さん】

P『さて、帰ろう…』

P『おっ、あれは…?』

P『(四条さん…)』

P『……』

P『(最近、仲良くなってきたと思うし…)』

P『(呼び方を変えてみるか?)』
844 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:01:22.87 ID:zRAI8cnxo
P『貴音さん!』

貴音『やっぱり、あなた様でしたか』

貴音『気配でわかりましたよ♪』

P『良かったら一緒に帰らない?』

貴音『ええ、喜んで。一人よりも二人の方が何卒賑やかでしょう』

P『じゃあ帰ろう』

P『(貴音さんと楽しく下校した)』
845 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:02:00.49 ID:zRAI8cnxo
【隠し味はとっぷしーくれっとです♪】

P『さて、今日はバレンタインだ!』

貴音『あなた様』

P『貴音さん』

貴音『つまらないものですが…』スッ…

P『おお、実は期待してたんだ!』

貴音『うふふ…♪』

貴音『そういった反応を示していただけると手作りした甲斐があります…♪』

P『えっ?』

P『(貴音さんの手作りなのか!嬉しいな!)』
846 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:02:33.79 ID:zRAI8cnxo
【とんこつ味】

P『さて、そういうわけでやってきましたホワイトデー』

P『貴音さんは…どこにいるだろう…?』

貴音『お呼びですか?』

P『わっ!?いつから、そこに!?』

貴音『うふふ…♪』

P『(実は超能力者とかじゃないよな?)』

P『でも、ちょうど良かったよ、貴音さん』

貴音『…?はて?』

P『これバレンタインのお返し。チョコ美味しかったよ』スッ…

貴音『…!!』

貴音『こ、このような品を本当に頂いても…!?』

P『うん、もちろん』

貴音『あなた様…あなた様は…空に散る星よりも輝いて…』

P『そんな大袈裟な』

P『(ラーメンキャラメル…まさかこんなにウケが良いとは…)』
847 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:03:15.07 ID:zRAI8cnxo
【実際、小鳥先生の趣味でした】

P『さて…今日から2-Aだ!』

P『知ってる顔はいるかな?』

P『…おっ?あれは…?』

貴音『まぁ、あなた様!』

P『貴音さん、同じクラスだね』
貴音『月よ…不思議な運命の巡り合わせに心から感謝致します…』

P『(多分、小鳥先生の趣味…っていうのは言わないでおこう)』

P「(同じクラスになれて嬉しいしな)』
848 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:04:09.76 ID:zRAI8cnxo
【かふんし…ちくしっ】

貴音『ちくしっ』

P『え?』

貴音『あ、あなた様…!?』

貴音『はしたない姿をお見せしてしまい申し訳……ちくしっ』

貴音『……うぅ』ズズ…

P『えっと…今のくしゃみ?』

貴音『お恥ずかしながら…花粉症を患ってしまい…』

P『……』

貴音『ちくしっ』

P『(…可愛い)』
849 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:04:54.86 ID:zRAI8cnxo
【断る理由が存在するわけが】

P『おっ、この雑誌に載ってるラーメン屋、うちの近所だな』ペラッ…

P『貴音さん、誘ったらきてくれるかな?』

trrrrrrrr…

ガチャ…

貴音『はい』

P『あっ、貴音さん?俺、プロだけど…』

貴音『やはりあなた様でしたか』

貴音『月の導きが私にこの予感を教えてくれました』

貴音『ご用件はなんでございましょうか?』

P『えっとさ…』
850 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:05:22.81 ID:zRAI8cnxo
P『今度の日曜日、水族館の隣のラーメン屋に行かない?』

P『魚介のスープが絶品らしいよ』

貴音『まぁ!なんと素晴らしきお誘いでしょう!』

貴音『是非、お供させてくださいませ!』

P『じゃあ、日曜日に水族館の前で集合で良いかな?』

貴音『はい!承知いたしました!』

P『(よっし!日曜日は食うぞー!)』
851 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:05:58.13 ID:zRAI8cnxo
【らぁめん、おかわり】

P『貴音さんは…あっ、もう来てる!』

貴音『あなた様っ!』

P『ごめん。待たせちゃったかな?』

貴音『そのようなことは二の次でございます!』

貴音『一刻も早く隣接しておられる、らぁめん屋へと参りましょう!』

P『あ、あははっ…』

P『(ラーメン食べたさに早く来たのか…)』
852 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:06:24.77 ID:zRAI8cnxo
               /ヽ
                /  s i
          /    .|/\――ァ      _ / ̄/ ̄:::''‐、.       ら
.    r―――くS    /   |―― ァ     ./::/ /::::::::::::::::::::::\.   お.  あ
     \__r――― '――― ァ_ノ    /::::::/ /:::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ.   か  め
.    r、{ ̄∽  \∽   ∽∽ ノ―ァ ア    ./_/__i i:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ  わ.  ん
  r、! \   r――――― '‐―ァ/}.     ../ | .|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|  り
 !\ S. ` 、r‐` ――――――‐ァ―ァ      /┃ ヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
  r――――.\______ ,ノ―ァ     (   (7::::::::i:::::::::::::::::::::::::/
.  \∽   { ̄∽   ∽∽  ,フ /       .\ /::::::::::/:::::::::::::::::::::::(
.   \: : : : :\: : : : : : : : : : : :/: :/        /:::::::::::く::::::::::::___\_______
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\::::::::\:::::::::::/ __  _  /
                        ,r'―――.//_,,..-‐"::::::/ /  / /// /
                        ,`‐η‐-' く::::::\:::::::::::/ /ヽ / /~/ /
―――――――――――――――ヽ‐<...,,__/)λ" ):/ / / / / / /――――
                                 ヽ ) (/ / "/ / / /
853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:06:52.84 ID:zRAI8cnxo
P『す、凄い食べっぷりだね…四条さん…』

貴音『ええ…この魚介が生みだす旨み…』

貴音『一度手を付けたら…止められませぬ…』ズルズル…

P『(…栄養は全部、胸にいくのだろうか?)』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

貴音『まこと、美味でございました』

貴音『このお店は贔屓にいたしましょう』

P『(結局、何杯食べたんだっけな…)』

貴音『あなた様、その…腹ごなしと申しましょうか…』モジモジ…

P『そうだね。少し遠回りして帰ろうか?』

貴音『は、はいっ!』

貴音『何処までも、お供致します♪』
854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:07:32.49 ID:zRAI8cnxo
【あの風、散すハヤテのごとく】

P『さて!今日は体育祭だ!』

P『さてと、100M走に出場するぞ!』

P『うおおおおおおおお!!』タッタッタ…!

〜〜〜1位〜〜〜

P『…ふぅ』

P『俺、はえー…』

貴音『あなた様…』

P『貴音さん』

貴音『あの風、散す疾風の如く…』

貴音『私、惚れ惚れいたしました…///』ポッ…

P『(やったぜ!)』
855 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:08:06.19 ID:zRAI8cnxo
【惹かれない方が無理がある】

P『さて!2年生の夏休み!』

P『今、遊ばないでいつ遊ぶ!?』

P『……』

P『貴音さんって凄いスタイル良いよな…』

P『水着姿、見てみたいかも…』

trrrrrrrrr…

ガチャ…

貴音『はい』

P『あっ、貴音さん?俺、プロだけど』

貴音『あなた様…あなた様もお声をお聞き出来るだなんて今日という刻は、げに素晴らしき…』

貴音『今日はどのようなご用件で?』

P『えっとさ…』
856 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:08:34.95 ID:zRAI8cnxo
P『今度の休みの日、良かったら一緒に海に行かない?』

貴音『ええ、喜んで。あなた様のお誘いとあらば…』

P『あっ、良かった。じゃあ今度の休みの日に駅で待ち合わせで良いかな?』

貴音『はい。遅れずに参りますゆえ…』

ガチャ…

P『っし!』
857 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:09:09.89 ID:zRAI8cnxo
【ぼん!きゅっ!ぼんっ!】

P『さてと、貴音さんは…』

貴音『あなた様///』

P『貴音さん、もう来てたんだ』

貴音『当然です』

貴音『殿方を…あなた様をお待たせするわけにはいきません』

P『ごめんね。俺ももっと早く来れば良かったね』

貴音『いいえ。私はあなた様をお待ちしている時間さえも尊いものだと感じてますゆえ』

P『(貴音さんは女性の鑑だなぁ…)』

貴音『では、参りましょう?』

P『そうだね』
858 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:10:07.39 ID:zRAI8cnxo
                 _ ___
              ,  ´      ``ヽ、
            /   ``´     ´  `ヽ、
           /        `> ====\:.\
          /   /   /´,.   ´  ̄ ̄ ̄ `ヽ}
           .′   /   /::/         `ヽヽ\\
          i   |  | |:/   i : ハ  ヽ.j:|:|:| トヽヽ
          .   |  | |    | :| | :} .:.ィ´トトトト、ハハ:}
          i   {  | | j.:i:.:i :| :| |:ハイィイ.:Vイイi: i ノ
          |    '. '. V´ナナナiノノノ l/ヒりノ N l: l
          |.:.i. : ::ハ }: : Vフ不心     ゙゙゙ リ:l: l
           /〃. :/レ'⌒ヽ 弋:ソノ   、   j:.:l: l_
         / /. /  丿ノノ:.i )'''''     ,  ハ:.l:ト、`ヽ
          / /:/    `ヽイ: 〈      `   イ ハ\: \}
      //:/   ´ ̄ `  つ  > -イ l/ \\: \
     //.:.:/  、 __  <´: ヽ`ヽ   〈  , ′`ヽ\ヽ: :〉
    / /: :.〃   /.:/     } }  }ー-  /     V: : Vハ
    / / .//   /:/      リノ  ノ            \〈  }
   〈 〈://    //       ノ  ∧     /      \ノ
   ノ: ://    〃     /  /  '.   ヽ ′          ヽ
, .:´: :://     /     /    ′   '.   \         ハ)
 : : :〃     /    /ハゝ   `ヽ  i     ヽ       /ハ
 : :./     /   / : i | |  `ヽ  }  }      ト、 _ __,. イ i リ
 : :i      /  イ .:.: :.| | ト、  /  /  八 _ _, イト、: : : : : : ∩り
 : :l       イ: : i . : : j | |  V  / __ ノ: : : : : : : ハ:.:.>=<ノ_ノ
 : :.ゝ一 ´:ノ:ノ: :.ノ   ノノノ  \ \.: : : : : : : ; イ /:.}: }ト、
 V. : : :イ イイ /     イ    ノ_ ノ` ー一 ´   /: ノ:,ハ:ヽ\
 〈 イ  レ'´    ,  ´              /:イ イ    \〉
  ヽレ'´ . '´, イ/                 /_ ノ: ノ
   〃〃:〃´ 〈               / / V ( (
   リ リ:〃    \            /l
    V       \         /  !
      l          \  _ __ .ィ´     l
      |            ヽ: : : /       |
     .               ` く        |

      ヽ               i          |
貴音『あなた様、お待たせをして申し訳ありません』

P『…!』
859 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:10:34.10 ID:zRAI8cnxo
貴音『…?惚けにとられて如何なさいました?』

P『貴音さん、セクシー過ぎだよ』

貴音『せくしぃ…ですか?』

P『うん…』

P『あまりに綺麗で見とれちゃったよ…』

貴音『まぁ…///』

貴音『うふふ///あなた様ったら…///』

貴音『けれど、そう仰っていただけて光栄です///』

P『(周りの男の視線、全部持っていくぐらいだよ)』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

貴音『素晴らしい刻を過ごさせていただき、まこと感謝します』

P『俺も楽しかったよ』

貴音『あの…』モジモジ…

P『一緒に帰ろうか?』

貴音『…はいっ♪』
860 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:11:14.02 ID:zRAI8cnxo
【いつだって君と一緒にいたい】

P『9月ですよ!9月!』

P『修学旅行前日も貴音さんと一緒に遊びたい気分だ!』

P『早速電話しよう』

trrrrrrrr…

ガチャ…

貴音『はい』

P『あっ、貴音さん?俺、プロだけど』

貴音『あなた様…お電話お待ちしておりました…』

貴音『今日は私にどのようなご用でしょうか?』

P『えっとさ…』
861 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:11:42.07 ID:zRAI8cnxo
P『もし良かったら修学旅行の前日の日曜日…』

P『一緒に遊園地に行かない?』

貴音『断る理由など存在しません』

貴音『仰せのままに』

P『じゃあ、日曜日はバス停前待ち合わせで大丈夫かな?』

貴音『はい。承知いたしました』

P『(よっし!これで今週も頑張れるぞ!)』
862 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:12:31.17 ID:zRAI8cnxo
【物の怪は苦手です…】

P『遊園地かー』

貴音『…?どうかなされましたか?』

P『あぁ、いやいや』

P『(この前の遊園地は小鳥先生もいたしな)』

P『(貴音さんとは結構遊んでるけど二人きりって考えると、やっぱドキドキするな)』

貴音『ところであなた様、本日のご予定は?』

P『そういえば最近、お化け屋敷が出来たみたいだよ』

貴音『…!?』
863 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:12:57.82 ID:zRAI8cnxo
貴音『お、お化け屋敷…』

貴音『なんと面妖な響きで、ございましょうか…』ガタガタ…

P『…あれ?』

P『貴音さん、もしかしてお化け屋敷って苦手?』

貴音『あっ!?いや、その…!』

貴音『……』

貴音『……お恥ずかしながら、物の怪の類は…その…』

P『へぇー。なんだか意外だな』

貴音『申し訳ございません…』シュン…

P『じゃあ、行こうか?』

貴音『なんとっ!?』

P『冗談だよ』

貴音『…いけずですっ』プクー

P『(頬を膨らませて怒る貴音さん、可愛い)』
864 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:13:27.03 ID:zRAI8cnxo
貴音『あなた様、あなた様』

P『ん?どうしたの?』

貴音『その…』

貴音『まだ月が昇るには少々…』

P『うーん、そうだね』

P『それじゃあ、どこか寄り道でもして帰ろうか?』

貴音『は、はい!』

貴音『終わりまで、お供させてくださいまし…///』ポッ…
865 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:14:14.88 ID:zRAI8cnxo
【基本的に先生の話は聞かないP】

P『今日から修学旅行だ!』

P『あれ?そういえば行き先ってどこだったっけ?』

P『……』

P『あぁ、そうだ。京都、奈良だったな』

P『それじゃあバスに乗って出発だ!』
866 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:14:43.64 ID:zRAI8cnxo
【だって祇園だし】

P『(初日はクラスで団体行動だ)』

貴音『祇園精舎の鐘の声…』

P『諸行無常の響きあり…』

P『ところで祇園精舎ってどこにあるんだろう?』

P『やっぱり見てまわったりするのかな?』

貴音『…はて?修学旅行は京都・奈良以外も見てまわるのですか?』

P『えっ?京都・奈良だけだと思うけど…』

P『どうして?』

貴音『いえ、祇園精舎は印度にありますゆえ…』

貴音『1週間という短い日程で見てまわるには…』

P『えっ!?インドなの!?』

貴音『そ、そのように記憶しておりますが…』

P『(ずっと京都だと思ってた…)』
867 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:15:36.98 ID:zRAI8cnxo
【あなた様のお傍にいたくて】

P『さて、明日は自由行動の日だ』

貴音『あなた様っ♪』

P『あれ?貴音さん、どうしたの?』

貴音『こほん…』

貴音『えー…』

貴音『…///』モジモジ…

貴音『その…明日のご予定を…お聞きしたくて…///』

P『(これは一緒に自由行動しようっていう誘いかな?)』
868 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:16:03.61 ID:zRAI8cnxo
P『ちょうど貴音さんのことを誘おうと思ってたんだ』

貴音『なんと!?』

貴音『ま、まことでございますか…?』

P『うん。良かったら一緒にまわろうよ』

貴音『ああ…あなた様からそのようなお申し出…』

貴音『まるで夢の中にいるようでございます…///』

P『そんな大袈裟な』

P『それよりも明日は朝にロビーに集合って感じでも大丈夫かな?』

貴音『はい!何も問題ございません!』

P『(貴音さんと二人きりか…楽しみだな)』
869 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:16:31.31 ID:zRAI8cnxo
P『さて、今日は自由行動の日だ!』

貴音『あなた様っ♪』

P『貴音さん、おはよう』

貴音『本日は晴天…』

貴音『まるで私達を祝福してくれているかのように…』

P『あはは、そうだね』

P『きっと貴音さんがいうように今日という日を祝ってくれているんだね』

貴音『ええ///』

貴音『清々しいほどの青空……良かった///』

P『よっし!それじゃあ祝福も受けたことだし元気よく行こうか!』

貴音『はいっ♪』
870 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:17:11.08 ID:zRAI8cnxo
【せめて親子から貰いなさい】

貴音『むむ…』

P『どうしたの?難しい顔して?』

貴音『あぁ、いえ…』

シカ「モシャモシャ」パリパリ…

子ども「あっ!おせんべいたべてるー!」

母親「ふふっ。きっと鹿さん、お腹を空かせてたのね」

貴音『……』ジー…

P『…食べたいの、鹿せんべい?』

貴音『…あちらの鹿から分けていただくのは……』

P『そうだね。やめておこうね』

貴音『…無念です』シュン…

P『(見かけによらず食い意地はってるよなぁ…)』
871 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:17:53.39 ID:zRAI8cnxo
【二人の時】

P『ふぅー…良いお湯だったー…』

貴音『あなた様、お時間よろしいでしょうか?』

P『貴音さん?どうしたの?』

貴音『あ…その…』

貴音『今宵の星々たちはまこと美しく輝いていて…』

P『へぇー。そうなんだ』

貴音『はい…』

P『じゃあ、今から一緒に見に行こうか?』

貴音『…!』

貴音『はいっ!是非とも!』
872 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:18:20.06 ID:zRAI8cnxo
P『うわ…本当に満開の星空だね』

貴音『ええ…』

貴音『このような煌めきをよもや最終日に見ることが出来るなんて…』

貴音『この修学旅行…』

貴音『これ以上に無い思い出となりました…』

P『そうだね、こんなにも綺麗な星空』

P『一生の素敵な思い出になるね』

貴音『はい…』

貴音『けれど、この星空だけじゃなく…』

貴音『もう1つのことがあったからこそ素敵な思い出となりました』

P『えっ?なになに?』

貴音『うふふ…それは…』
873 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:19:12.88 ID:zRAI8cnxo
                     }: / : : : : : : : : : : :`ヽ::::::Y: : : : : ヽ: : : :ヽ
                   /´: : : ,: : : : : :i!: : : : \: \}: : : : : : : 〉: : : :ハ
                   /: : : :./ !ハ: : : :{ : : : : : : \/: : : : : : :/: : : : : :
                    ! : |:|:/ー{'、 }: : : 、: :i!: :{: : : /: : : : : : :/: : : : : : :
                     W从、__ ミ ー- ヽハ: :ヽ: /: : : : : : :/: : : : : : : :
                   /: :ハ、{心    芹笊ミ/ : : : : : : ハ: : : : : : : :
                      /: :/: :} ツ    、Y( 〉: : : : : : : :{ .}: : : : : : : :
                    /: : : : : ! {        /: : : : : : : :八ノ: : : : : : : :
               /: : : : : : :/ 〉     _   /: : : : :\ : : : {: : : : : : : : :
              / : : : : : : : / ∧ ¨ ̄    {: : : : : : : :\: : ヽ、: : : : : :
              、 : : : : : : : { .{: :ヽ    __ j: : : : : : : : : : ー=ミ: : : :
               \: : : :_: : } .}: : : `¨¨¨:_:}_人: : : : : : : : : : : : : : :ヽ\
                ヽ:/_ `ヽ 〉: : : : :/   > .. : : : : : :ノ : : : :}: :
                /`ヽ `ヽ !: : :_:__{____/     `ヽ:/: : : : :/、: :
                 ヽ Tヽ   |:_/:/::/:::::/     .. :´: : : : : : :/: : \
                   }人}    !::ノ、/:::::/   .. :´: : : : : : : : : : /: : : : : :

貴音『とっぷしーくれっとですっ♪』

P『(でも、本当に良い思い出になった)』

P『(貴音さんと修学旅行を一緒に過ごせて良かったな)』

P『(こうして修学旅行、最後の夜は終わりを迎えた…)』
874 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:20:05.99 ID:zRAI8cnxo
【四条さんLOVE】

P『さて、今日は文化祭だ!』

雪歩『はいっ。お茶のおかわりは自由ですよー』

P『……』

P『うーむ…』

P『お祭りなのに、茶道部のこのまったり感…』

貴音『これもまた風流ではございませんか?』

P『あれ?貴音さん?』

雪歩『あっ!四条さん!いらっしゃいませっ!』

貴音『雪歩、私も休息の時をいただいてもよろしいでしょうか?』

雪歩『あっ、はい!どうぞ、ごゆっくり!』

雪歩『今、お茶とお茶菓子を用意しますねっ!』
875 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:20:32.70 ID:zRAI8cnxo
P『貴音さんと萩原さんって仲が良いんだね?』

貴音『そうですね…』

貴音『少なくとも私にとっては彼女の存在はかけがえのないもの…』

雪歩『そ、そんな!私なんて…!』

雪歩『でも、四条さんにそんな風に言ってもらえるなんて…///』

貴音『雪歩、お茶菓子のおかわりをいただいてもよろしいですか?』

雪歩『あっ、はい!ただいまー!』

P『(なるほど)』

P『(萩原さんが貴音さんに懐いているって感じなんだな)』

P『(まぁでも、女の子からしたら凛としてる貴音さんは憧れの存在でもおかしくないよな)』

P『(こうして2年目の文化祭は終わりを迎えた)』
876 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:21:12.93 ID:zRAI8cnxo
【誤りでは無いはずですっ!】

P『さて、帰るか…』

P『おっ、あれは貴音さん…』

P『貴音さん!』

貴音『先ほど冬の風の噂で知りました…』

貴音『あなた様がこうして私に声をかけてくれること…♪』

P『良かったら一緒に帰らない?』

貴音『はい。お供します』

P『じゃあ、帰ろう』
877 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:21:38.59 ID:zRAI8cnxo
P『期末テストの準備はどう?』

貴音『万全とは言い難いですね…』

貴音『私、やはりどうしても英語だけは…』

P『シャンプー』

貴音『しゃんぷぅ?』

P『あははっ、可愛いな』

貴音『むぅ』プクー

P『(などということを話ながら下校した…)』
878 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:22:25.14 ID:zRAI8cnxo
【予言は、ばっちりです♪】

P『もうすぐクリスマス!』

P『けど23日が祝日だな』

P『だったら貴音さんと前祝いでもしようかな!』

trrrrrrr…

ガチャ…

貴音『お電話お待ちしておりました、あなた様…』

P『えっ?』

貴音『その日でございますか?空けております』

P『……』

P『(ふ、普通に話を進めても良いのか?)』

P『えーと、じゃあ23日にショッピング街に付き合ってもらっても…』

貴音『承知いたしました。必ずや迎います』

P『(四条さんは本当にミステリアスだな…)』
879 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:22:58.20 ID:zRAI8cnxo
【信じる気持ち】

P『さてと…貴音さんは本当に来てるのかな…』

P『って…いた』

貴音『あなた様っ♪』

P『ごめん、四条さん。待たせちゃったかな?』

貴音『いいえ。微塵も』

貴音『あなた様に来ていただけるということを考えているだけで…』

貴音『刻はあっという間に過ぎ去ってしまうものですし…///』

P『(貴音さん、いつからいたんだ?)』

貴音『しかし、街の色はもう、くりすますで彩られておりますね』

P『うん、そうだね』

P『みんなサンタクロースは信じないのに、こういうイベントには積極的だよなぁ』

貴音『……』

P『…貴音さん?』
880 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:23:25.25 ID:zRAI8cnxo
貴音『信じる、気持ち…ですか』

P『貴音さん、どうしたの?』

貴音『…あなた様』

P『ん?』

貴音『あなた様は神秘的な力や生物…』

貴音『そのような類の存在は一切認めたりはしませんか?』

P『えっ?』

P『し、しじょ…』

貴音『答えてください』

P『…!!』

P『(貴音さんの目…本気だ…)』

P『……』
881 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:23:52.72 ID:zRAI8cnxo
P『信じられる…と言われたら難しい…』

貴音『…!』

P『だけど、期待はあるかもしれない…』

貴音『…期待、ですか?』

P『貴音さんの言う神秘的な力や生物が何を指すのかはわからない…』

貴音『……』

P『だけど信じたいと思えるなら信じたい』

P『子どもがサンタクロースを信じるように…』

P『そういう気持ちは持っていたいかな』

貴音『……』

貴音『…そうですか』ニコッ

貴音『不躾な質問をしてしまい申し訳ありませんでした』ペコッ…

P『いや、そんな全然…』
882 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:24:20.53 ID:zRAI8cnxo
貴音『…あなた様にそう言っていただけて良かった』

P『貴音さん、この質問って…』

貴音『……』

貴音『申し訳ありません』

貴音『今はまだ…』

貴音『とっぷしーくれっとにさせてくださいまし』

P『……』

P『…うん、わかった』

P『(四条さん…君は一体…)』
883 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:25:13.72 ID:zRAI8cnxo
【王子と姫】

P『さーて!クリスマスですよ!クリスマス!』

P『伊織本人からクリスマスチケットも貰ったし…』

P『多少小奇麗な格好をして行けば大丈夫だろう!』

P『って、思うんですよね?』

新堂『伊織お嬢様のご友人の方でいらっしゃいますか?』

P『はい。本人からチケットも』ペラッ…

新堂『拝見させていただきます…』ジッ…

新堂『…結構でございます。どうぞごゆっくりとお楽しみくださいませ』

P『あっ、どうも』
884 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:25:40.72 ID:zRAI8cnxo
P『いやー流石に豪華なパーティーだな…』

P『テレビで見るようなお偉いさんの顔まで…』

P『…まぁ、それはともかくだ』

P『俺もパーティを楽しまないとな』

P『誰か知ってる顔はいるかな?』

P『貴音さんがいたら嬉しいんだけど…』

『もし?そこの素敵なあなた様?』

P『えっ?』
885 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:26:26.32 ID:zRAI8cnxo
                         _,,
                    ___ 〃7公ミ、,
                    _ ,z乙二二二{{、{{゙=彡}!_
              >rグ´       ゞ ゙=≠ノ⌒ヽ
             ノ /            ̄ヾ,   ゙,
             {i〃 '              '!    i
             }|  i  }! |  ! !  ヽ   :!|!     !
             {|  | ,ハ  j  | ト、  }}  ,刈    !
                从 厂⌒ヽハ、 彳厂广'寸  〃    |
              ,>=ヘ」 、rf_   ̄  xニミハ〃,      |
          /: :r _;リJムハ)u!   〃h;Jリ》 {{/  !   |!
         , : : : ; : :゙vク  ゞ ,    ゞソ .;り、_ ,リ   |i
         」x,、: ノ: : :ノ ;ハ '''  ヽ    '''' ,ム__)ヽ)、  ぃ
        く;.;.;.;.;゙xr< / r゙\  ゝ  '゙  ,ィ゙__)、_,,ノ゙;.v |、ヽ
        ,/`'`';.;.r゙/! '_ノ   > _  < ,!;>     r゙ | ヽ \
       /  /''゙゙ ' | |゙¬   j/゙ }ミ三彡|7    ,ノ 八  \ ヽ
      ,/   ハ  ゝj /⌒;   )'´ ゙⌒⌒´ノ    く    ヽ __) )
      /   ムゝ_ /   ,ノ  ノ、  /_  )    ノ ̄ ヽ     く
  ,r'⌒7   ハ,_,,     ノ  ,ノ  ゙; '´ ̄_メ   r゙    V;ハヽ  ゙
  ゞ /    ム ヽ, ク 〃7 ,r'゙  、_    7   r゙     ' :! ;!  |
 r一`;    ノ彡ノ ゙ ノ゙〃く)_   )゙  ryr7   ノ ┐    ! :レ'   !
 {  `;!   ノ゙x'〃_ノ/ ;! . . ヽ)_ / ry ゙. ⌒ヾ;.ノv゙ ,ノ    } !   ノ
  ゞzバ=彡ミ彡ゾハ:;  '. . . . .ヽ);ry゙. . . . . .:::::!  :!く ゙''=   i  ,  {
    ヽ_,ノ⌒゙´  八  ゞ_::::::::ノ(::::.. . . . .::::ノ  ' ヽ    |  ゝ  ヽ
    {{ }}    ノ  ゝ __ 二{><} ==彡  ノム  ∨  ! }     ゙,
    {{ }}   /,  ; 州 「! : :  ̄ゝ  _  彡ムハ    j ハ     ;
    {{ }}   !ム.i j |:!:!:j !: :(_): : ,: : /: :ム////  }   ;   ヽ   ノ
         ゝソ ; 川 リ: : : : : : ; : :!: :.ム///   !   ノ  ,r  ) ノ
          ヽ ∨/:川: : (_): :j: : |: : {///   !  ( _ ノ /[ (
            ∨/:ノ/ノ: : : : : : }: : !: : {/ハ   ハ     / ノ  ヽ

貴音『よろしければ私と踊っていただけませんか?』

P『貴音さん…』

P『……』

P『俺でよければ是非』

P『さぁ、お手をどうぞ。お姫様…』スッ…

貴音『まぁ…///』

貴音『うふふ…///』

貴音『では、踊り場へと参られましょう…』

貴音『私の王子様…///』スッ…

P『(貴音さんとダンス相手になれるなんて光栄だな)』

P『(こうして学生生活2年目のクリスマスは終わりを迎えた…)』
886 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:27:13.44 ID:zRAI8cnxo
【美人だけど可愛い】

P『謹賀新年ですよ!謹賀新年!』

ピンポーン!

P『ん?誰だろう?』

ガチャ…

貴音『あなた様、新年のご挨拶へと参りました』

P『おぉ、貴音さん』

貴音『その挨拶のついでと言ってしまうのも…えーと…』

貴音『宜しければ…ご一緒に初詣でも…』

P『あぁ、行く!準備するよ!』

貴音『…!良かった』

P『そういえば貴音さん、晴れ着だね』

貴音『ええ…その…おかしくはございませんでしょうか?』

P『可愛いよ』

貴音『か、可愛い…ですか…?』

貴音『……嬉しい///』ポッ…

P『じゃあ、ちょっと待っててね』

貴音『ええ、ごゆるりと』
887 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:28:09.08 ID:zRAI8cnxo
【素敵な温もり】

貴音『荒れ狂う人の波…』

貴音『まこと…面妖な光景でございます…』

P『荒れ狂うって…まぁ、確かに凄い人ごみだけど…』

貴音『これでははぐれてしまいますね』

P『いや、ちゃんとそばにいるから大丈夫だよ』

貴音『はぐれてしまいます』キリッ

P『……』

P『(左手でグーパー作ってる…)』

P『…こうすれば安心かな?』キュッ…

貴音『…!!』パァッ…!

貴音『は、はいっ!』

貴音『こ、これならば…例え茨の道でも…///』

P『(照れてる顔が本当可愛いな、四条さんは)』

貴音『…るん♪』
888 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:28:43.02 ID:zRAI8cnxo
【大凶でした…】

貴音『御神籤…』

貴音『…おのれっ!』

P『……』

P『(去年、貴音さんは良く無い結果だったんだよな…)』

P『とりあえず引く?』

貴音『りべんじまっちです』

P『(去年は相当悔しかったんだな…)』

P『さて…今年の運勢は…』

P『き、凶…』

P『(貴音さんはどうだったかな?)』

P『貴音さん…おみくじ…』

貴音『おだまりなさい!』

P『!?』 ビクッ…

貴音『…はっ!?』

貴音『も、申し訳ありません…!』アセアセ…

P『(今年もダメだったのか…)』
889 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:29:10.85 ID:zRAI8cnxo
貴音『この時間となると人も疎らになりますね』

P『もうお昼時だしね』

貴音『私、少々腹の音が…』クー

P『……』

貴音『……』

P『何か食べて帰る?』

貴音『らぁめん!』

P『はいはい』

P『(今年も1年、頑張るぞ!)』
890 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:29:59.46 ID:zRAI8cnxo
【あなた様ぁ///】

P『1月21日…』

P『今日は貴音さんの誕生日だ!』

P『さて、貴音さんは…』

貴音『お呼びですか?』

P『あっ、貴音さん。ちょうど良かった』

貴音『…はて?』

P『今日、誕生日だよね?』

P『おめでとう!これ、俺からの誕生日プレゼント!』スッ…

貴音『…!!』

貴音『あ、あなた様…』フルフル…

P『…あれ?』

P『(も、もしかして日にち間違えたか…?)』』

貴音『あなた様っ…!』ダッ…!

P『えっ?』
891 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:31:11.68 ID:zRAI8cnxo
                     _|_
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                     ‐┼‐ ._|_
                 (二フヽ   | ─‐
                          | ─‐
                   つ
       __, _- ニ二 _ ̄`ー- ,,._
      l´  __,厶-──-、ヽ  ̄`ヽ   ̄`ー'´ ̄ ̄`ヽ
      レ'´ / | /l   ヽ〉   `ー─--─‐┐  }
      / //.  |/ ヽ _,ハ\  .∧      |  |
.     〈__/一'      三三 .∨`/: ̄`ヽ     └┐ `ーァ
      / l 三三     ///// /: : : : :/─-、__,r‐v'   /
   ___/__,}///// r‐.┐     /: : : : :/          /
  \ノ`´: :l      ヽ::ノ    /: : : : :/          `ー┐
   く__: : ::〈        ,.x≦く: : : : : `ー┐        /ヽ/
     V: : `: :ー─┬<⊥ノ ノ\: : : : /──--一'
     丁≧─--/ヽ─┴一'_/ /丁 ̄`ヽ
      `ー─┐ ヽ┐二二´__//:.:.:.:.:.:.:.ハ
           ̄レ亡三三/'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:', __
              \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:´:.:.:./

P『わっ!?』

貴音『私の誕生日を覚えていてくださっただけでも感激ですのに…』

貴音『そのうえ贈り物まで頂けるなんて…』

貴音『私…感謝してもしきれませぬ!』ギュッ…!

P『ちょ、ちょっとタンマ!』

P『(む、胸が…!)』

貴音『あなたさまぁ…///』

P『(まぁでも、喜んでもらえて良かった)』
892 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:31:51.44 ID:zRAI8cnxo
【変化球です♪】

P『今日はバレンタインだ!』

貴音『あなた様♪』

P『貴音さん』

貴音『時に甘い物はいかがでしょうか?』

P『もしかしてチョコくれるの?』

貴音『いえ、あんみつです』

P『あんみつ!?』

貴音『ちょっとひと工夫…♪』

P『(貴音さんは本当に読めないなぁ…)』
893 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:32:26.92 ID:zRAI8cnxo
【変化球返し】

P『さてとホワイトデーだ!』

P『やっぱりここ貴音さんにも変化球で返すべきだろう』

貴音『お呼びですか?』

P『うん、会いたかった』

貴音『まぁ…///』ポッ…

P『今日、学校が終わったらラーメン食べて帰らない?』

貴音『なんと?』

P『もちろんホワイトデーだし俺のおごりでさ』

貴音『なんと!?』

貴音『あなた様…あなた様が放つ光は月光かの如く…』

P『(良かった。凄く喜んでくれたみたいだ)』
894 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:33:17.35 ID:zRAI8cnxo
【そうでしょ?】

P『ついに最上級生か…』

小鳥『ええ。最後の1年よ』

P『小鳥先生…』

小鳥『貴音ちゃんは正直、謎の多い子よ』

小鳥『けれど、それを受け止めてあげるだけの器量…』

小鳥『あなたは持ってるでしょうけどね♪』

小鳥『ってわけで今年も私が担任です!』

小鳥『最後まで面倒見てあげるから残り1年よろしくね!』
895 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:34:04.00 ID:zRAI8cnxo
【ムーンプリズムパワーよ♪】

P『さて担任は変わらずともクラスは変わった…』

P『誰か知っている子は…』

P『あっ…』

P『貴音さん!』

貴音『あなた様…』

貴音『偶然…?いえ、必然…』

貴音『月と…小鳥嬢に感謝致します…』

P『えっ?小鳥先生?』

小鳥『月の力に導かれて二人を同じクラスにしました♪』

P『先生、そんな権力持ってるんですか!?』

P『(こうして今年も貴音さんと同じクラスになった!)』
896 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:34:59.59 ID:zRAI8cnxo
【残された時間を】

P『(月の晩にお会いしたい、と貴音さんからの電話があった…)』

P『なんだ!?月に帰るのか!?』

P『帰らないよね!?』

貴音『え、えぇ…』

P『…良かった』

貴音『私はただ…』

貴音『あなた様とこうして肩を並べ…』

貴音『夜空を眺めたい…』

貴音『それだけのことですゆえ…』

P『…貴音さん』

P『(でも、なんでそんな哀しそうな横顔を見せるんだ…?)』
897 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:35:30.77 ID:zRAI8cnxo
【尻が本当に凄い】

P『さぁ、学生生活最後の体育祭だ!』

貴音『騎馬戦ですか…』

P『落ちないようにしっかり支えてるから安心してね』

貴音『あなた様…』

貴音『はい…!この身…あなた様に預けます!』ヨイショ…

P『(うおっ!?)』ムチッ…!

貴音『では、参りましょう!』

P『(太ももが!尻がっ!!)』ムチーン

貴音『…あなた様?』

P『いや、大丈夫だ…問題ない…』

貴音『…?』

P『(こうして理性とも闘いながら騎馬戦に臨んだ)』

P『(色々な意味で俺は…勝った…)』

P『(こうして学生生活最後の体育祭は終わりを迎えた)』
898 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:36:15.51 ID:zRAI8cnxo
【気づかぬ愛の囁き】

P『もうすっかり夏の夜って感じだね』

貴音『ええ』

貴音『ほら、見てください…あなた様…』

貴音『この夏空の満天の星々に敵う美しい輝き…』

貴音『この世に存在するのでしょうか?』

P『だけど…月も綺麗だよ』

貴音『…まぁ///』ポッ…

P『(天体観測が趣味なんて貴音さんらしいな)』

P『(でも、なんで「月が綺麗」で照れ笑いするんだろう?)』
899 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:36:56.03 ID:zRAI8cnxo
【色々な場所に行こう】

P『学生生活最後の夏休み…』

P『貴音さんに会いたいな…』

trrrrrrr…

ガチャ…

P『もしもし、貴音さん?』

貴音『あなた様からのお電話…待ち焦がれていました…』

貴音『ご用件はなんでございましょう?』

P『あっ、えっと…』

P『今度の日曜日、動物園に行かない?』

貴音『はいっ。喜んで♪』

P『ホント?じゃあ、日曜日はバス停に集合で大丈夫かな?』

貴音『はい。承知致しました』

P『(っし!)』
900 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:37:39.55 ID:zRAI8cnxo
【そういえばカエルは両生類】

P『さてと、日曜日だ!』

P『今日は日差しが強いから屋内を中心に見て回ろうか?』

貴音『私はあなた様に従います』

P『それじゃあ、屋内へ行こう!』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

貴音『あなた様は爬虫類はどう思いですか?』

P『カエルの着ぐるみとかは可愛くて好きかな』

P『本物はちょっと苦手かも』

貴音『まぁ!』

貴音『あなた様もよもや私と同じ感性をお持ちになっていらっしゃるとは…』

貴音『まこと面妖なものです…』

貴音『実物は受け付けられないのに…』

貴音『創作されたものは、きゅーと、と感じ私も心惹かれてしまうのです』

貴音『その…あなた様…』モジモジ…

P『うん、一緒に帰ろう』

貴音『はいっ♪』
901 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:38:19.77 ID:zRAI8cnxo
【特別だけど特別じゃない】

P『今日から新学期だ!』

小鳥『はいはーい。進路相談の時間よー』

P『あっ、はい』

小鳥『まぁ、そんなのどうだっていいわね』

P『!?』

小鳥『あなたの成績なら行くアテはありますし』

P『そ、そんなアバウトな…』

小鳥『それよりも大切なのは女の子との関係でしょ?』

小鳥『良い?今から言うことは大切なことだから、ちゃんと良く聞くのよ?』
902 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:38:46.49 ID:zRAI8cnxo
小鳥『貴音ちゃん…あの子の誕生日は絶対に忘れちゃダメ』

小鳥『そして、あなたはそこで大きな決断を迫られることになる』

P『大きな決断…』

小鳥『だけど、貴音ちゃんのことを特別だなんて思わないでね?』

小鳥『あの子も1人の女の子なんだから』

小鳥『彼女の気持ち…大切にしてあげてね?』

P『……』

小鳥『それじゃあ進路相談はおしまいですっ!』
903 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:39:37.91 ID:zRAI8cnxo
【その言葉が聞きたくて】

貴音『今宵は十五夜でございますね』

P『うん、晴れて良かったね』

P『満月がはっきりと見えるよ』

貴音『ええ…』

貴音『……』

貴音『…その、あなた様?』

P『ん?どうしたの?』

貴音『こんな夜だからこそ…その…』モジモジ…

P『(あぁ、月に対しての感想かな?)』
904 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:40:17.24 ID:zRAI8cnxo
P『(天体観測が趣味だから、他人の感想とかも参考にしてるんだろうな)』

P『うん。今夜も月が綺麗だね』

P『貴音さんと見るからかな?』

P『(って、キザ過ぎるか?)』

貴音『…!』

貴音『あなた様…///』ポッ…

P『(って、凄い喜んでもらえてる…)』

貴音『……死んでもいいです///』ボソッ…

P『えっ?』

貴音『なんでもございませんっ♪』

P『(なんて言ったんだろう?)』
905 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:41:11.91 ID:zRAI8cnxo
【お店の名は二十郎に致しましょう】

P『さて10月だ!』

小鳥『はい!みんな、おはようございまーす♪』

小鳥『今日はあなた達に大切なお知らせ!』

小鳥『今年の文化祭はクラスで出し物をすることに決定しました!』

P『また唐突な』

小鳥『ていうわけで、みんな意見をちょーだいな!』

P『(ふむ…)』

P『(出し物か…)』

貴音『(催し物…)』
906 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:41:38.34 ID:zRAI8cnxo
小鳥『…はい。ラーメン屋をすることに決定!』

小鳥『みんなで頑張りましょうね!』

貴音『味見はお任せあれ』キリッ

貴音『みなの納得のいく味が完成するまで私が食しますゆえ!』

P『ラーメンマイスターの貴音さんの納得するラーメンか…』

P『ところで貴音さんが一番好きなラーメンって何味なの?』

貴音『ヤサイニンニクアブラカタメ』

P『……』

P『(お、男らしい…)』
907 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:42:07.37 ID:zRAI8cnxo
【なまえをよんで】

P『うっ…』フラッ…

小鳥『あらっ?具合でも悪いの?』

P『ええ…ちょっと…』

P『(ここ最近、ちゃんと休んで無かったからな…)』

小鳥『ダメじゃない!無理しちゃー!』

小鳥『文化祭、出られなくなったらどうするのー?』

小鳥『ここは私達に任せて保健室で休んでらっしゃいな』

P『でも…』

小鳥『良いから、良いから』

小鳥『ちゃんとあなたがいない分まで頑張るわ』

P『ううっ…すいません…』
908 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:42:34.05 ID:zRAI8cnxo
ガラッ…

P『失礼しまーす…』

P『……』

P『誰もいないのか…?』

P『ううっ…意識し出したら猛烈に目まいが…』フラッ…

P『勝手にベッドで休ませてもらいますよー…』バタッ…

P『……』

P『…zzz』


ガラッ…

貴音『……』
909 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:43:01.07 ID:zRAI8cnxo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P『……』

P『…はっ』

P『すっかり寝ちゃってたな…』

P『外は…もう結構薄暗いな…』

P『ん…んんっ…』

P『そろそろ起きないとな…』

貴音『お加減はもうよろしいのですか?』

P『えっ?』
910 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:43:53.59 ID:zRAI8cnxo
 /          /::::::::::::::::::\ヽ  !
.   !      r: /:::::>―――‐ヽ! |
  j         l/:::::/          \}
  /       |:/j     i  、   ヽ、
. /          ! /   ! j、l !  Nヽ\.  }
/ /   {     l // /| / | N_j |ィY7rー{
  :|  :ヽ、   !/ /-l√`   仞 '∧\ヽ
/ |  : : :ト、.  ∨イ yタ示.    レ゙ {/ :::::) 〉
  :|   : : :K^ヽ ∧〈匕り     、 }::::::/
  :!  : :/ `7l  ∧           /:::::
 / : : /  ∧l  ∧.     ー '/:::::
   >r―‐〈  l  / ∧ーr――...::::::::
 / l: ヽ.: : :ヽ、!   / /V :::::::::::::::::
√ ̄l:::: : :、: : :.|   / /\:::::::::::
. : : :.j:::: : : :\:八   /  / ヽ
: : : /:::: : :-、: :\:\   /  /
: : 〈:::::: : : : :\: : : : 〉
: : : ヽ::: : : : : : \: 〈

P『し、四条さん…?』

P『(えっ…?いつのまに…?)』

P『(ていうか、いつからいたんだ…?)』
911 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:44:21.11 ID:zRAI8cnxo
貴音『あなた様が保健室へ向かわれるとこを目撃し…』

貴音『あなた様のお身体の加減を案じ…』

貴音『勝手ながら今というこの刻まで付きそわさせていただきました』

貴音『もう、大丈夫なのですか?』

P『……』

P『(じゃあ、昼過ぎからずっと俺のこと看てくれていたのか…?)』

貴音『保健教諭には許可は取っております』

貴音『まだ完全では無いのでした、お身体を横にしていても…』

P『いや…もう大丈夫…』

貴音『…まことですか?』

P『うん』

貴音『…良かった』ホッ…
912 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:44:47.31 ID:zRAI8cnxo
P『えっと、四条さん…』

貴音『……』

貴音『つーん』ツーン

P『えっ?』

貴音『…貴音と呼んでくださいまし』

P『あっ…!』

P『ご、ごめん…貴音さん…つい…!』

貴音『……』ムゥ…

P『…ていうか、意外と気にしてたんだね呼び名』

貴音『当然ですっ』キッパリ

P『おおっ!?』
913 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:45:14.08 ID:zRAI8cnxo
貴音『あなた様に名を呼ばれること…』

貴音『それは私にとって、どれほど嬉しいことか…』

P『貴音さん…』

貴音『…あなた様はいけずです』

P『……』

P『…ごめんね、貴音さん』

貴音『……』

P『良かったら一緒に帰ろう?』

貴音『…!』

貴音『お望みとあらば…///』

P『じゃあ、帰ろう』

P『(名前を呼ばれて嬉しいか…)』

P『(なんか俺も嬉しくなっちゃうな)』
914 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:46:17.42 ID:zRAI8cnxo
【はらぺこお姫ちん】

P『今日は文化祭だ!』

P『って、貴音さん…休憩中だから良いけどさ…』

貴音『はひ?』モグモグ…

P『お客さんに出すぶんまで食べないようにね?』

貴音『ご安心ください』

貴音『最近、腹八分目という言葉を覚えましたゆえ』

P『そっか。それなら安心かな』

貴音『すみません。おかわりを』

P『って、おい!』
915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:46:45.17 ID:zRAI8cnxo
【あの子の傍にいてあげて♪】

P『ふう…だいぶ良い時間になりましたね…』

小鳥『そうねーそろそろキャンプファイヤーの時間よ♪』

P『あっ、キャンプファイヤー…』

小鳥『一緒に見たい子…いるんでしょ?』

P『……』
916 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:47:20.04 ID:zRAI8cnxo
【時間よ、止まれ】

貴音『この炎のゆらめき…』

貴音『最後の文化祭も終わりを迎え…』

貴音『高校生活も残りわずかということを実感いたしますね…』

P『そうだね…』

P『でも、まだ終わりじゃない』

P『最後の最後まで…』

P『俺は貴音さんとの思い出を作りたい』

貴音『あなた様…』

貴音『……もう少し、そちらに寄ってもよろしいでしょうか?』

P『うん…』

貴音『……ずっとこのままでいられたら良いのに』ピトッ…

P『(貴音さん…)』

P『(こうして高校生活最後の文化祭は終わりを迎えた)』
917 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:47:59.94 ID:zRAI8cnxo
【聖なる夜は…】

P『さて…クリスマスパーティがあることも考えて服屋に来てみたが…』

P『よく考えれば俺はそんなに着飾る必要も無いよな…』

P『けど、女性物の方は凄いバリエーションだな…』

貴音『どれがあなた様のお好みですか?』

P『このサンタ服とか可愛いと思うなぁ』

貴音『ほほう』

P『……』

貴音『……』

P『いつからいたの!?』

貴音『とっぷしーくれっとです♪』
918 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:48:26.79 ID:zRAI8cnxo
貴音『しかし、この様な可愛らしい衣装…』

貴音『私に、合いますでしょうか?』

P『えっ?』

貴音『……』

貴音『もし…?』

貴音『私が、この衣装を着ると宣言したら…』

貴音『24日…一緒に過ごしていただくことは出来ますか…?』

P『…!!』
919 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:48:55.30 ID:zRAI8cnxo
P『…そんな宣言しなくたって良いよ』

貴音『…!』

貴音『そう、ですか…』

貴音『不躾な質問をしてしまい、申し訳…』

P『俺は衣装とか関係無しに』

貴音『えっ?』

P『貴音さんと一緒にクリスマスを過ごしたいから』

貴音『…!!』

貴音『…ま、まことでございますか…?』

P『もちろん』

P『俺で良かったら、喜んで』

貴音『夢現では、無いのでしょうか…?』

P『ほっぺた、つねり』ぐいっ

貴音『あいたっ…!?』
920 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:49:21.90 ID:zRAI8cnxo
貴音『な、何を…?』

P『痛かった?』

貴音『そ、それはもう…!』

P『じゃあ、夢じゃないんだよ』

貴音『…!!』

P『な?』

貴音『……』

貴音『…もっと、ろまんのある、手段は無かったのでしょうか?』

貴音『…あなた様は…いけずです…///』
921 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:49:56.57 ID:zRAI8cnxo
【二人、1つのマフラー】

P『いやー来たる24日!』

P『伊織が今年もクリスマスチケットをくれたから今からパーティ会場に向かうわけなんだが…』

P『貴音さん、待ち合わせ場所にまだ来てないな…』

P『どうしたんだろう…?』


『良い子にして待っておられましたか?』


P『えっ?』
922 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:50:49.40 ID:zRAI8cnxo
                /: : ,, ..、 ,. ,, :ヽー\
                ,/ ''"      `^'' ,, :\
.              ,:'    -. ===ミ 、,,  `':,ハ
                  ;ィ 〃.´/ / / | i ヽ`\ー,. ;. }
               /l /  / / :l{ | l | ! .', ヽ ヽ,⊥.
             , / | i !{  || | l | | .', lハ j.',  '.
                 ,. {. | i.斗-.―ハ. ! ーl l<.} | | ., .... '
             , 八r 1.ィ=ミ、    ,. =ァ、7イ{.ハ ',
              / j |.ハ代::イ    {:::リ〃! ハ ヽ ,
              /ノ ,. ハ }ヘ""""  , """"/.イ 八  \
.          / / /j. V!.へ    -   . イー1 l. }   ヽ
.         /  ノ - /  ヽ   ≧.  .≦   ,リ .トヽ    \
       /   /: : : :{  \ヽ .,'ー、v.., ァ';  ノ/ j:⌒ヽ.   \
.     /    /: : : : : \ r ― --rt-----i   //:_: :ハ\   `  、
.    /   //!: :ニヽ ''--、1ニ {ミミ:H´:ラ-- | ≦、'^'' .,: : ハ .\     ヽ
    {    { / .{ヽ,:' ., ^ 、::i   }´ノ } ト、ヽ ̄.! -::く '':, '; :.ハ ',.ヽ     }
    ハ   /  ヽ; ;' /´::::}、 ー― | |― --イ::::::::::ヽ '; .;∧. ∨ }   /
.  / ノ   {    f '.ヽ!::/i. \   | |  /. i::::::::::::ノ,:', '/ } /  j   { \
. ´ /   /\ \! ハ{ ノ{´ )マ ァ十、ー―:{::::マ !{  l | ∨  ./!   \ `
     ./  ./\  \. } !ヽ::::ヽノ!::/: {:::!ヽ:}ヽ::ト :j:ハ ヽ! {  ,' \   ヽ
    //   /   }   リ/ }: : T: :.ト': : :ト j: ト': :}ー: :,'  \ ヽ. \ ヽ  ヽ 、
  / { {   l | ノ j  ノ/ ハ: : :!: : i: : (こ): |: : :|: : ハ  }ヽ }  ト ヽー' } ヽ
  {  ヽ \  ヽ {. f  ハl / ',: :.|: : |: : |: :j: : :j: :イ l  j } j  /ノ  ノ/  ノハ
923 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:51:16.17 ID:zRAI8cnxo
P『た、貴音さん…?』

P『(その衣装…あの時の…)』

貴音『良い子に待っておられた、あ、あなた様には…』

貴音『さんたのお姉さんからの…贈り物です…』

貴音『う、受け取って…くださいますでしょうか…?』

P『あ、う、うん…』

P『……』ガソゴソ…

P『…これはロングマフラー?』

貴音『み、水瀬家への道のりは遥か遠くでございます』

貴音『そのような道のりをこの様な軽装で歩いてたら…その…』

貴音『と、凍死は免れません!』

P『免れないの!?』
924 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:51:54.75 ID:zRAI8cnxo
貴音『ですので…その…』

P『…1人で巻くには長すぎるなぁ』

貴音『……』 モジモジ…

P『…一緒に巻いて、歩こうか?』スッ…

貴音『…!!!』

貴音『…は、はいっ!』

貴音『あなた様が…お望みとあれば…///』

P『よっし、じゃあ行こうか?』

貴音『はい…♪』

P『(こうして高校生活最後のクリスマスは終わりを迎えた…)』
925 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:53:00.81 ID:zRAI8cnxo
【まずはあなた様のお顔を拝見したい】

P『謹賀新年!』

P『えーと、貴音さんから年賀状…』

P『……』

ピンポーン!

P『おや、誰だろう?』

ガチャ…

貴音『新年も私に付きっきりでも、よろしいかと…』

P『わっ?貴音さん?』

貴音『新年のご挨拶と初詣へのお誘いへ参りました』

P『えっと…』

貴音『もしや既にご予定が…?』

P『いや、そんなことは!』

貴音『ならば、いざっ!』

P『……』

P『(行動力あるなぁ…)』
926 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:54:03.31 ID:zRAI8cnxo
【かけがえのない温もり】

貴音『さぁ、お手を繋ぎましょう』パッ…

P『えっ?』

貴音『はぐれる可能性を無くすことは勿論のこと…』

貴音『二人の手と手が合わされば…』

貴音『凍傷の心配も無くなりますゆえ』

P『(凍傷って…いや、寒いけどさ…)』

P『(でも…)』

P『そうだね。こうした方があったかいね』ギュッ…

貴音『あっ…///』

貴音『はい…』

貴音『まこと…あったかです///』
927 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:54:29.76 ID:zRAI8cnxo
貴音『御神籤に使う刻はございません』

P『えっ?』

貴音『残された刻…』

貴音『今は一分一秒という刻…』

貴音『あなた様とこうして過ごす時間を…』

貴音『私は…大切にしたいのです…』

P『(貴音さん…)』
928 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:55:15.96 ID:zRAI8cnxo
【この温もりを忘れないから】

P『1月も後半へ…』

P『……』

P『ふぅー…』

貴音『あなた様…』

P『うん…』

P『18歳の誕生日…おめでとう』

貴音『恐縮です…』

P『……』

貴音『……』

P『…なんとなく前々から予感はしてたんだ』

貴音『えっ?』

P『卒業まで一緒にいられないんじゃないかって』

貴音『…!』
929 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:55:43.93 ID:zRAI8cnxo
貴音『あなた様…』

P『…どこへ行くの?』

貴音『……』

貴音『…それは』

P『……』

P『(…きっと、こんな言葉を投げかけるのは無駄なことなのかもしれない)』

P『(それでも俺は…)』

P『(俺は…!!!)』

P『行かせないよ…』

貴音『えっ…?』

P『貴音さんはどこにも行かせない!!』

貴音『あなた…様…』

P『…それでも行かなければならないのなら約束して欲しい』

貴音『約束…ですか…?』

P『絶対に俺の元に…帰ってきてくれるって…』

貴音『…!!』
930 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:56:13.17 ID:zRAI8cnxo
P『これっきりなんて絶対に許さないんだからなっ!』ニコッ…

貴音『…!!』

貴音『ふふっ…』

貴音『…あなた様という方は、まことに…』

貴音『まこと…欲張りな方で…ございます…』グスッ…

貴音『その約束…守れるかは約束は出来ますぬ…』

貴音『けれど…絶対に忘れたりは致しませぬ…!』

P『うん…』


貴音『あなた様…お願いがございます』

P『なにかな?』

貴音『私のことを…きつく抱擁してください…』

貴音『…そして』

貴音『―――。―――』

P『……』

P『…うん』ギュッ…
931 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:57:17.37 ID:zRAI8cnxo
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    |::::|`'::|  |' v-|ト 、|: : : : : : :|: : : : : :i: :i: i/: : : : /: : :/
    i::::|::::::|   ,`:: ! `|゛:::、: : : |: : : : : i: :i::/: : : : /: : :/
     i::::|::::::|   /      ヽ、:|: : : : ::/: /: : : : :/: : ::/
    ',:::|::ゝ' __i          ` ‐-|:/: : :
     /   彡"_ュ,,,_         /
    r'          ̄        /   /  /
   ',:..
    ',::::               /     /
    /
    ヽ  、          /    /
     .i 、ヽ
     ヾ
      ',       /: :
       ',      /: : : : : : :::/
       ゝ__ /: : : : : : : :/
        ',::|::i::/: : : : : : //
        丿:|/::i::/: : : : : /

貴音『行ってまいります…あなた様…』

P『行ってらっしゃい…』

P『(貴音さんから感じる、この温もり…)』

P『(俺は絶対に忘れたりしない…)』
932 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:58:06.83 ID:zRAI8cnxo
【娘の幸せを願わぬ父親などおらん】

貴音父『…地球へ戻りたいだと?』

貴音『勝手なお言葉だと重々承知しております』

貴音『しかしながら、私には果たすべき約束を残してきてしまいました』

貴音『その約束を果たさぬことは、私にとって一生の悔いとなりえます』

貴音『ですので、どうか…』

貴音父『ふむ…』

貴音父『貴音よ、顔を上げろ』

貴音『…はっ』スッ…
933 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:58:35.08 ID:zRAI8cnxo
貴音父『その約束はお前の一生を左右するほどの価値はあるか?』

貴音『…はい』

貴音『今の私にとっての全てと言っても過言ではない』

貴音『そう考えております!』

貴音父『…ならば、再び地球に戻るが良い』

貴音『…!』

貴音『よ、よろしいのですか…?』

貴音父『なぁに。私も地球は好いておる』

貴音父『かくいう私も765学園で青春を過ごしたのだ』

貴音父『だから、お前を765学園に通わせたのだからな』

貴音父『お前の人生だ』

貴音父『決まりに縛られることは無い!』

貴音父『その約束とやら、四条家の名のもとに果たしてくるが良い!』

貴音『…!!』

貴音『…心より感謝致しますっ!!』
934 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:59:01.13 ID:zRAI8cnxo
―――そして、時は流れ

P『3月1日…卒業式…』

P『今日、最後の制服…』

P『この道を歩くのも最後になるんだな…』

P『……』

P『…行こう』
935 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:59:27.35 ID:zRAI8cnxo
P『さて…卒業式も終わったな…』

P『あとはもう帰宅をするだけか…』

P『……』

P『だけど、彼女は約束してくれたんだ』

P『必ず、また逢うことを…」

P『……』

P『伝説に何か信じちゃいないさ…』

P『だけど…』

P『やっぱり信じる気持ち…忘れたくはない…!』

P『伝説の木の下…か…』
936 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 03:59:56.68 ID:zRAI8cnxo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P『(伝説の木の下…)』

P『……』

P『やっぱり約束は約束のままだったのかな…』

P『貴音さん…』

P『俺は今…!』

P『君に…会いたいっ!!』


『呼びました?』


P『…えっ?』
937 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 04:00:32.26 ID:zRAI8cnxo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P『…貴音…さん?』

貴音『あなた様…///』

貴音『…今日というこの学生生活での一大いべんと…』

貴音『あなた様に再び巡りあえたことを…』

貴音『月の導きに心より感謝致します…』

P『…本物だよね?』

貴音『ほっぺた、むにー』つねっ

P『あいたっ!?』
938 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 04:01:03.10 ID:zRAI8cnxo
貴音『痛かったですか?』

P『そりゃ、いきなりなにを…!?』

貴音『夢現では無いということでございます』

P『…!!』

貴音『それにしばしの別れを告げてから…もう既に私達の再会は約束はされていた』

貴音『あなた様も、そうお考えだったのでしょう?』

P『う…』

P『そりゃ…絶対忘れないって言ってくれたし…』

貴音『ええ』

貴音『だから、こうしてあなた様の元へと参りました』

貴音『大切な言葉を…伝える為に…』
939 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 04:01:29.60 ID:zRAI8cnxo
P『大切な…言葉…?』

貴音『ええ…』

貴音『私がいつも、その言葉をいただいて貰ってばかりでしたから…』

貴音『あなた様と初めて出会いした、あの夜…』

貴音『あなた様は私に囁いてくれました…』

貴音『これ以上に無い、口説き文句を…』

P『(…そんなの言ったっけ?)』

貴音『…私はその言葉を受けてからでしょうか』

貴音『あなた様のことが寝て覚めても…頭の中から離れる日というもの存在しませんでした…」

P『……』
940 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 04:01:58.78 ID:zRAI8cnxo
貴音『さて…この学校の伝説に乗っ取って私は…』

貴音『あえて直情的な台詞であなた様にこの胸の内を伝えたいかと存じます』

P『うん…』

貴音『お慕い申しております』

貴音『誰より強く…かけがえない私の想い…』

貴音『どうか…受け取ってくださいますか?』

P『……』
941 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 04:03:01.08 ID:zRAI8cnxo
P『…期待はしていたんだ』

貴音『えっ?』

P『けど、叶わないと思っていた…!』

P『だって貴音さんは…!』

貴音『あなた様…』

P『俺も…俺も貴音さんのことが大好きだよ』

貴音『…!!』

P『クールでミステリアス…だけど可愛らしくて…』

P『そんな君といた時間は俺にとっての全てだったんだ…』

P『だから…だから会えなくなるだなんて…耐えられなかった…』

貴音『あなた様…』
942 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 04:03:32.31 ID:zRAI8cnxo
リンゴーン!リンゴーン!

貴音『これは…伝説の鐘の音…』

貴音『鳴らないはずと噂には聞いたのですが…』

貴音『けれども…鳴るって信じておりました…』

貴音『いえ!鳴って欲しかったんですっ!!』

P『2つの伝説の祝福を受けたんだ』

P『俺達、二人の関係は永遠だよ』

貴音『嬉しい…』

貴音『こんなにも幸せ…良いのでしょうか…』

P『あっ、ところで四条さん?』

貴音『はい?』
943 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 04:04:14.89 ID:zRAI8cnxo
P『俺が貴音さんに言った口説き文句って一体何?』

貴音『えっ?』

P『月が綺麗ですね、で照れ笑いをしてるのは見たことあるけど…』

P『あれは違うよね?』

貴音『……』

P『四条さん…?』

貴音『あなた様は…いけずですっ!』

P『えっ!?』

貴音『けれども…』ギュッ…

P『わっ…』

貴音『そんなあなた様だからこそ…』

貴音『これほどまでに惹かれてしまったのかもしれませんね…///』

貴音『もう…どこへも行きません…』

貴音『…私は、未来永劫…あなた様のお傍に…』
944 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 04:04:41.98 ID:zRAI8cnxo
P『うん…』

P『離さないよ。もう二度と』ギュッ…

貴音『はい…』

貴音『私もです…』

貴音『この温もりを二度と…』

P『ねぇ、貴音さん』

貴音『はい?』

P『また、しても良いかな?』

P『この前の誕生日の時みたいに…』

貴音『…はい///』


―――こちらからお願いしたほどです

―――どうか、あの夜みたいに…

―――優しく、口づけて…
945 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 04:05:24.30 ID:zRAI8cnxo
              , '´     ,. :´: : _ ;: - - ::;_`  ',  `ヽ
          /    , ' .,. ' : -'"´        ~"'‐ ',.   ゙'、
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            l       .l, '    /.|       |.',     il .     l
         ,|      ! /   l |       | .i      ll .     l
         /| l    l.,'.   ,l |_/l     |=i     ll    !
        ,'| l    li .,_=≠'´     ̄ ̄ ̄   ̄ ̄`' l    l    END
        / ll l    lハ' ´                      !     l.
       ,′.l !    |    __=-      ≦ィニミェ、.|    |!
       ,'  l ,'     | 、,ィ.彡-一‐'          ` l    |.',
       ,'   l,'    |.`´           、         ,!     |. ',
      .,.'  , ./  l   iヽ                      /,|     |. ',
     ,.'  /./   .l   |、._'.,                ,'´.|    !  .',
.    ,.' , ' /.   .!   |l ∧     マ ̄ ̄ソ     イ :::|      l  ヽ
   /,. '" ,.'     ',    |::::::::::ヽ.      ̄     .< .:::::::::| /   ',.  ヽ
 _.ィ'´   /      ヘ   |:::::::::::::. `ト  _   ,.ィ ::::::::::::::: ,l ,'     ',   \
'´    , '        `.、 ',:::::::::::,ィ'.|        |、 .:::::::::::/'´      '.,.   .\
     i′ 、       ゙'.、.',: : / `ヽ、_       .!ハ:::::::::,.'        \     ` 、
     l.   ' ,          `、Y     `ー 、_,. '"ノ\_/           ゙'.、    ヽ
.     `‐- ..,_',        ゙ .、     Y´`Y´   /                 '.,     ' ,
            ',             `ヽ    .l  .l  ,'              ',.      '.,
946 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/22(月) 04:07:36.89 ID:zRAI8cnxo
貴音編終了です
次回更新時は雪歩(イベント追加編)を投下予定です

恐らく雪歩編はこのスレだけじゃ収まりきらないので次回更新をする際に、このスレに次スレのURLを張って更新という形を取ろうかと思います
よろしくお願いします
947 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/22(月) 07:57:49.82 ID:I5+FMK7qo
貴音は良い所を上げるには余りにも完璧で
悪い所を上げるには余りにミステリー

貴音はやっぱり完璧さー
948 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/22(月) 08:10:36.22 ID:pPbWvngoo
おつおつ
貴音かわいいよ貴音
VIPでやってた時に好感度高かった方からやってるのかな?
クリア出来そうになかった千早ルートが気になる
949 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/22(月) 09:26:38.05 ID:CcdUChODO
まだ攻略されてない中で律子が一番気になる
はるるんは超EASYぽいから攻略簡単そうだし
千早と律子は攻略ムズそう…そもそも律子出番が今までないからどうなるか想像できないな
やよいで美希みたいに律子も誰かの好感度も必要そう
律子だから竜宮小町メンバーの好感度+ピヨ子のも必要そうだな
そうだとしたら律子は攻略一番ムズいな
950 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) :2012/10/22(月) 10:09:19.81 ID:f21EQ/uAO
良いな
恋愛色が前よりも強くなってて
951 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/22(月) 13:26:38.21 ID:H2QZ3aQIO
お姫ちんと結婚したい
952 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/10/22(月) 15:39:09.59 ID:SjX0E9s5o
953 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/22(月) 16:20:06.17 ID:d0UjYkAIO
乙ー
お姫ちんペロペロ
954 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/22(月) 17:12:23.72 ID:SG2Nq6s9o

ちょいちょい本家のオマージュがあるの楽しいね
955 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/10/22(月) 21:56:56.43 ID:VOrabvWW0
次は次スレか
956 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/25(木) 04:25:40.55 ID:lbaDsJyIo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1351106681/

次スレを立てたました
よろしくお願いします
957 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/25(木) 13:01:41.90 ID:6c2r84qj0
終わったらここに報告入れた方が良いかと
現状同じスレタイで2つ立ってるし

HTML化依頼スレッド Part5
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1344511790/
958 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/25(木) 13:03:54.40 ID:6c2r84qj0
しまった!1000まで行けば自動でHTML化されるのか!
スレ汚し本当に申し訳ありません!
959 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/25(木) 14:13:38.87 ID:TTxqTohho
1000行っても処理手順自体は手動だけど、1000行かないと例え作者が完結宣言してても2ヶ月以上経たないと処理されない

そういう意味では依頼しとくべきかもしれないな
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