このスレッドはSS速報VIPの過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は管理人までご一報ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。

エイラ「サーニャが連絡絶ったって?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:12:31.38 ID:dTHQcBec0
ストライクウィッチーズのクロスSSです。

・オリジナル要素が多めなので、苦手な方にはごめんなさい。

・贔屓キャラがいますので、そちらに比重が置かれたらごめんなさい。

・時間軸は、2終了直後くらいからです。

では、楽しんでいただけたら幸いです。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1349097151
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713798788/

【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713788018/

ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713736565/

【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713613334/

ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713522243/

旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:13:04.90 ID:dTHQcBec0
ミーナ「ええ、報告では06:00時の定期通信の途中で通信が突然消えたそうよ。」
エイラ「まさか、ネウロイに…」
坂本「いや、現時点でこの地域にネウロイ出現の報告は受けていない。」
バルクホルン「しかし、通信が途絶えて10分。何かあったのは間違いない。」
ハルトマン「また軍の上層部で何かやってるんじゃないだろうねえ?」
ミーナ「いえ、そんな動きは無いわ…。」
シャーリー「ちょっと、みんな来てくれ!」
ミーナ「どうしたのシャーリーさん?」
シャーリー「いいから早く!」
エイラ「それどころじゃないダロ!サーニャが行方不明なんだゾ!」
シャーリー「そのサーニャに関する事なんだ!」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:13:41.86 ID:dTHQcBec0
シャーリー「見てくれ!これを。」
坂本「これは、なんだ?」
芳佳「サーニャさんが映ってます。」
シャーリー「これはリベリオン陸軍航空隊が開発中のテレビジョンなんだ。」
シャーリー「これがあれば無人でネウロイの巣に攻撃できる爆撃機を作れるって事で実験を頼まれて。」
ルッキーニ「それでつけてみたらいきなり、サーニャが。」
リーネ「あの、これサーニャさんを追っかけているように見えます。」
ペリーヌ「馬鹿なことをおっしゃい。どうやってウィッチが飛んでいるところを追っかけて撮るんですか。」
エイラ「だけど、実際にサーニャの後をついていってるじゃないか。」
ミーナ「映像に関しての追求は後にします。サーニャさん救援のため全機出撃します。」
一同「了解。」
ミーナ「坂本少佐、宮藤さん。申し訳ないけれど帰国はもう少し後になりそうです。」
芳佳「はい。私に魔翌力が残ってれば助けに行けるのに。サーニャちゃん。」
バルクホルン「宮藤、お前はあれだけの事をやったんだ気にするな。」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:14:36.76 ID:dTHQcBec0
芳佳「行っちゃいましたね。」
坂本「ああ。だが魔翌力の無い我々には何もできない。その上、基地のレーダーも無線も使えないとなるとだまって待

つしかない。」
1945年7月、ヴェネチアのネウロイの巣を殲滅した時に二人は魔翌力を失った。
それだけの大戦果を挙げたエースだが、魔翌力の無い二人が前線にいる事はできずまた、501も解散し二人は扶桑への帰

還の途に着く予定ではあった。
しかし、突如艦船や航空機の行方不明事件が発生し、日増しに増えていったのである。。
その場所では小型の移動するネウロイの巣と思しき物が目撃され、世界中のウィッチ達に警戒と待機が発令された。
坂本「新しい敵が来るかもしれないというのに、何も力になれないか。帰ったら後輩をびしびし鍛え育てるしかない

な!」
芳佳「頑張ってください!坂本さん。」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:15:19.13 ID:dTHQcBec0
ミーナ「シャーリーさん、先行して。」
シャーリー「了解!」
ルッキーニ「わたしもいくー!」
エイラ「私も。」
ミーナ「いえ、エイラさんは私たちと一緒に。」
エイラ「なんでだよ、私だってサーニャを助けたいんだゾ。」
ミーナ「わかってるわ。だけど今は二人を先行させます。第一あなたにあの二人についていけて?」
エイラ「それは、そうだけド。」
バルクホルン「全員が合流するまでの時間稼ぎの意味もあるんだ。合流してからお前の出番だ。」
ハルトマン「間に合ってもどんな敵かわからないじゃないか。」
ペリーヌ「それは先行した二人から通信があるから」
ミーナ「無いわ。通信が遠くなればなるほどきかなくなる。迂闊だったわ。」
リーネ「そんな。」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:15:53.25 ID:dTHQcBec0
シャーリー「なんだあれ??」
そこには、ネウロイとも違う見た事もない巨大な生物がいた。
ルッキーニ「なんか、信号機みたいな顔してるね。」
シャーリー「あいつ、変なビームだしてるぞ!」
ルッキーニ「サーニャを狙ってるんだ!」
シャーリー「サーニャは弾切れみたいだし、いくぞルッキーニ!」
ルッキーニ「ばっびゅーん!」
上空から攻撃をしながら降下していく。
サーニャを助けるための威嚇でもあった。
しかし。
シャーリー「なんだよこれ、全然効果でないぞ!」
ルッキーニ「再生速度が速いのかなー?」
サーニャ「違う、全然効かないの。」
二人「効かない?」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:16:23.83 ID:dTHQcBec0
シャーリー「ルッキーニ、あれやるぞ!」
ルッキーニ「おー!」
サーニャ「だめ!」
ルッキーニはいつものようにシールドを展開し敵にむかっていく。
三つの光る巨大な目の中央を狙っていくが突然その目が光線を発した。
ルッキーニ「ひゃぁ!」
シャーリー「危なかったな、大丈夫か?」
ルッキーニ「なんとか。」

その巨大な生物はネウロイと違いウィッチの攻撃にまったくダメージを受けていない。

シャーリー「とにかく、みんなと合流しよう。大丈夫か?サーニャ」
サーニャ「わたしは大丈夫。」
ルッキーニ「わたしも大丈夫だよー!」
シャーリー「じゃあ、急ごう。あいつあんな格好で速そうだから気をつけろ。」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:16:53.93 ID:dTHQcBec0
ミーナ「追いついたわ。」
バルクホルン「あれは、なんだ?今まで見た事もないしネウロイでもないぞ!」
ミーナ「リーネさん、援護して。」
リーネ「はい。」
攻撃が命中してもまるで効果が無い。
ネウロイなら装甲を破壊することができる攻撃が、この生物にはまるで攻撃に効果がない。
ミーナ「サーニャさん、怪我はないわね?」
サーニャ「はい、みんな大丈夫です。」
エイラ「よかったなー、サーニャ。心配したんだぞ。」
ハルトマン「安心するのは早いよ。あいつこっちに向かってくるぞ。」

ミーナ「基地との連絡もとれないし、援軍も頼めない。なんとかここを切り抜けるのよ。」
しかし、ちょっとでも離れると無線が通じなくなる。
ある程度固まっていないと、意思の疎通も難しい状態だった。
ペリーヌ「中佐、このままじゃあ全滅してしまいます。」
ミーナ「わかってるわ。だけど、攻撃も聴かないし確実に私たちを追ってくる。」
バルクホルン「弱音を吐くなペリーヌ! しかし、どうするミーナ。」
生物の攻撃がその横をかすめる。
だれかが叫び声が聞こえた。
ミーナ「どうしたの?」
リーネ「ペリーヌさんが被弾しました!」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:17:34.61 ID:dTHQcBec0
落ちていくペリーヌ。
下は海。
ストライカーユニットは完全に破壊され機能していない上にペリーヌも気を失っている。
ミーナ「ペリーヌさん!」
急降下で助けようとするミーナ、バルクホルン、ハルトマン。
と突然、海が裂け青い光が飛び出してきた。
エイラ「あれハ」
サーニャ「青い巨人」
シャーリー「敵か?」
ルッキーニ「みかたみたいだよ。」

青い巨人は落ちていくペリーヌを救い上げるとミーナたちに渡す。
そして宙に浮かぶ、巨大生物にむかっていった。
青い巨人は、数度攻撃を生物に加えると生物は逃げ始めた。
しかし、巨人はその生物に向かって腕から光線を放った。
バルクホルン「あの巨人も光線を出せるのか!」
ミーナ「そのようね。とりあえず敵ではないみたいだけれど。」
ミーナはためしについてくるようにジェスチュアをする。
巨人は頷くとウィッチーズの後ろを基地まで向かって飛んでいった。
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:18:04.11 ID:dTHQcBec0
芳佳「坂本さん、あれ!」
坂本「ああ、帰ってき、なんだあれは?」
芳佳「大きい人が一緒に飛んでいます!なんですかあれは?」
坂本「わからん。少なくとも敵じゃないみたいだが。」
芳佳「サーニャちゃんが連絡途絶えたのもあの人が原因なんでしょうか?」

バルクホルン「しかしミーナ。大丈夫なのか?」
ミーナ「わからないわ。だけど敵ではなさそうなら話て見る価値はあるでしょう?」
ハルトマン「なんか宮藤みたいな言い方だな。」
ミーナ「ふふ、そうね。」
そういいながら、バルクホルンとハルトマンが運ぶペリーヌの様子をみる。
命に別状はなさそうだ。
基地に帰還すると、巨人も滑走路の広いところに降り立った。
降り立つと同時に、輝きその姿を小さくしていく。
ほぼ人の大きさになったとき光の中から一人の男があらわれた。

芳佳「みんなー、大丈夫ですかー!ペリーヌさん!」
坂本「ペリーヌ、無事か生きてるか?」
「大丈夫だ、命に別状はない。」
ミーナ「あなたは?」
「私はセリザワ・カズヤ。」
ハルトマン「あの青い巨人がお前かぁ?」
セリザワ「そうだ。あれが本来の姿、ウルトラマンヒカリだ。」
一同「ウルトラマン、ヒカリ?」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:18:39.20 ID:dTHQcBec0
バルクホルン「もしかしてお前は、宮藤博士と何か関係があるのか?」
藤宮「宮藤?聞いた事はない。」
バルクホルン「ちょうど宮藤も含めて我々の危機に来た同じ扶桑人で変身するし、関係があるかと思ったんだが。」
芳佳「あの、バルクホルンさん。」
バルクホルン「なんだ?」
芳佳「いくらお父さんでも、ああいう姿に変身する研究はしてないはずです。」
ハルトマン「トゥルーデ、宮藤のこと気にしすぎじゃない?」ニヤニヤ
バルクホルン「そ、そんなことはない、ただ博士の知人だったらと思ったし、新しい魔働機関かなにかかとだな!」
バルクホルン「それになぁ、扶桑の連中のやる事は時々、予想を超えるだろ!だからだ!」
坂本「それよりあなたはなぜここに?」
セリザワ「次元の乱れを調べていたら、ここに来た。その乱れから突然怪獣が現れたからな。」
ミーナ「怪獣?それはさっきの?」
セリザワ「それとは別の怪獣だ。ここに出たあれは電波を食う怪獣でビーコンと呼ばれている。」
坂本「話を聞かせてもらえるか。」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:19:08.56 ID:dTHQcBec0
エイラ「じゃあ、なんだヨ。誰かの悪意がここにあんなの呼び出したってのカ?」
坂本「そういう事になるな。何のために呼び出したかはわからないが。」
エイラ「それじゃあ対策の立てようもないじゃないカー。」
セリザワ「それを調べにここに来た。君たちにも手伝ってもらう事はあると思う。」
ミーナ「では調査はセリザワさんを中心にお願いするわ。それと少佐、宮藤さん。」
芳佳「はい!」
ミーナ「このところの異常事態を含め、解散、各自の帰国は延期となりました。ごめんなさい。」
坂本「いや、それは仕方ないことだろう。」
坂本「移動式の小型の巣に加え我々ウィッチの攻撃も効かない敵が現れたんだ。船も飛行機も危険だろう。」
リーネ「大変なことになっちゃったね。芳佳ちゃん。」
芳佳「うん、ペリーヌさんも怪我しちゃってるし、私よりみんなのほうが大変だよ。」
坂本「ミーナ、ペリーヌの容態はどうなんだ?」
ミーナ「命に別状はないんだけれど、光線によるショックでまだ意識がもどらないの。」
芳佳「大丈夫です!ペリーヌさんの意識は必ず回復します。」
バルクホルン「そうだな。」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:19:40.41 ID:dTHQcBec0
後日
マロニー「入れ。」
ミーナ「失礼します。」
マロニー「何の用だね?君たちのお陰でこんな閑職にいる私を笑いにきたかね?」
坂本「いえ、今回のネウロイ以外の敵の襲撃により、閣下にお力を借りようと思い伺いました。」
マロニー「私に?ウォーロックでしくじった私になにをさせようっていうんだ?」
ミーナ「これを。」
マロニー「なんだ?これは…。」
坂本「カールスラントと扶桑で研究中の新型爆弾です。」
マロニー「こんなものを私に寄こすとは、軍機を漏らすどころではないな?本物か?」
坂本「今回の出現にこの新型爆弾の完成が急務となりました。しかし扶桑とカールスラントでは製造が間に合いませ

ん。」
ミーナ「そこでカールスラント、扶桑双方の最高司令部からブリタニア、リベリオン双方での開発に任せると。」
坂本「私とミーナ中佐に密命が下されました。」
マロニー「成る程。だがなぜ私に。」
ミーナ「このような事態では、表立って動ける人にお願いすると新たな危機から群集にパニックを呼ぶと判断されま

した。」
坂本「閣下なら、現在閑職ゆえにこのような事態にも目立つことなく遂行できる状態にあるというのが、両司令部の

結論です。」
マロニー「ふん、言ってくれるな。だが、悪い話じゃない。」
坂本「成功させれば閣下の復権も可能、だそうです。」
マロニー「わかった。では任せてもらおうか。」
ミーナ・坂本「では、失礼いたします。」
マロニー「まったく、人を小馬鹿にする魔女どもめ。だが、まあいい。これを完成させれば私もまた復権できる。」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:20:35.32 ID:dTHQcBec0
ミーナ「ほんと、どこの世界も男って単純ね。」
坂本「そうね。もっと苦労するかと思ったわ。」
ミーナ「あとは、あの基地の全員をどうするかね?」
坂本「でもやっかいなのが来てしまったわ。」
ミーナ「まったくね。あれをどうにかしないと計画はうまくいかないわ。」
坂本「だけど、まだもうひとつの計画がうまく進んでいないわ。」
ミーナ「大丈夫、そっちの方も大量に増援を送ったわ。」
坂本「そう、じゃあ大丈夫ね。」
ミーナ「ええ、私たちが目的を達成するのも間近よ?」
二人「ふふふ。」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:21:27.65 ID:dTHQcBec0
芳佳「ペリーヌさん、気がついてよかったぁ。」
ペリーヌ「あたりまえですわ。私があの程度で死んだりするもんですか。」
リーネ「でも気絶して落ちてく時は本当に心配したよ。よかったペリーヌさん無事で。」
ペリーヌ「あれは、不意を突かれたからですわ。まさかあんなに硬いなんて。」
芳佳「でもネウロイじゃないって。」
ペリーヌ「あの怪獣とやらは、まるで常識外ですわ。なんであんな硬かったり変な光線をだしたりできるのやら!」
坂本「確かにな。我々ウィッチが今まで戦ったことの無い相手だ。ペリーヌが撃墜されるのも頷ける。」
ペリーヌ「少佐。ご心配おかけしてもうしわけありませんわ?隣の殿方はどなたですか?」
坂本「彼か?彼はお前の命の恩人だ。感謝しとけよ。」
リーネ「本当にありがとうございます。」
セリザワ「気にするな事はない。」
芳佳「でも、え?」
坂本「非常警報?何事だ?」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:22:18.92 ID:dTHQcBec0
ミーナ「ネウロイの巣が現れたわ。」
坂本「小型のやつか?場所は?」
バルクホルン「いや大型で固定式、この基地の沖合い150km上空だそうだ。」
ミーナ「まだネウロイは出現してないわ。ロマーニャの航空隊が偵察にでてるわ。」
サーニャ「中佐、普通のネウロイの巣と反応が違います。」
ハルトマン「またあの怪獣とか言う奴がいるのか?」
ミーナ「偵察隊の報告を待つしかないわね。みんないつでも発進できるように準備しておいて。」
一同「了解。」
ミーナ「セリザワさん、もしものときは援護お願いできるかしら?」
セリザワ「わかった。だが怪獣を相手にした経験が無いなら、武器の効果がないとわかったら直ぐに引かせるんだ。


シャーリー「やってみないとわからないさ。」
セリザワ「ほとんどの世界で怪獣相手にそういった小火器が効果がない。弾頭を特別にするしかない。」
ミーナ「たしかに、前回の怪獣には効かなかったわね。」
セリザワ「もっと強力な武器を使うか、あるいは魔翌力というので効果を出すかしかないと思う。」
坂本「大丈夫だ。ウィッチに不可能はない!」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:23:00.87 ID:dTHQcBec0
偵察隊から送られた情報は、外観はこれまでのネウロイの巣とほぼ変わらないものだった。
だが、現れるネウロイは、まるで違っていた。
巨大な生物とネウロイが融合したような、これまでに見た事もないものだった。
501基地では、偵察隊から送られた写真と資料を基に作戦を練っていた。
ミーナ「このネウロイは、まるで古代の恐竜のようね。」
坂本「過去にも、生物的なネウロイはいたが、ここまで生物の要素を残してる奴はいなかったぞ。」
エイラ「なぁ、これもやっぱり怪獣ってやつナノカ?」
セリザワ「テロチルスという怪獣に、君たちの言うネウロイを一部融合させたようだな。」
バルクホルン「それは、だれかがそうしたってことか?」
リーネ「ウォーロックの時みたいなものですか?」
ミーナ「かもしれないわね。誰が首謀者か判らないけれど。」
ハルトマン「実験に失敗した何かかな?」
シャーリー「中佐、来てくれ!」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:23:32.78 ID:dTHQcBec0
ミーナ「ネウロイの巣から、一機この基地に向かってきています。」
ペリーヌ「それは、ネウロイがこの基地を目標にしてるってことですか?」
ミーナ「恐らくそうね。」
坂本「私と宮藤、ペリーヌは基地で待機、基地の防衛はセリザワにお願いする。」
ペリーヌ「少佐、私も飛べます!」
坂本「だめだ。いままで受けたこと無い攻撃を受けて、どう影響うけているかわからん。」
ペリーヌ「でも!」
ミーナ「ペリーヌさん、あなたのストライカーはまだ修理中です。ここはおとなしく待機してて。」
ペリーヌ「わかりました。」
ミーナ「では、ストライクウィッチーズ、発進!」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:24:02.41 ID:dTHQcBec0
ペリーヌ「これはさっきのテロチルスという奴ですの?」
ミーナ「攻撃、開始!」
ネウロイの要素を持ってる部分なら攻撃が効くと判断したミーナはそこを重点的に叩くように指示をした。
しかし、通常のネウロイと違い異様に頑丈だった。
ミーナ「怪獣の要素ってやつかしらね。」
バルクホルン「どうする?ミーナ!」
テロチルスは嘴からロケット弾のような攻撃をウィッチーズに仕掛けてくる。
一発食らえば確実に被害を受けるだろう。
だがウィッチにはシールドがあった。
そのシールドもロケット弾の爆発の反動までは打ち消しきれない。
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:24:42.69 ID:dTHQcBec0
リーネ「ミーナ中佐!私がやってみます!」
ミーナ「わかったわ、任せます!」
嘴の中央、鼻の穴の先の部分にあるロケット弾状の物を打ち出す部分に狙いをつける。
他のメンバーはリーネに攻撃がこないように援護をする。
リーネ「いまだ!」
間髪をいれず次の弾を装填する。
続けて狙い打つ。
数発を叩き込む。
相手の嘴は根元から爆発した。
内部のロケット弾状物質が誘爆したのだ。
ミーナ「そんな、再生していく!」
怪獣にネウロイの再生能力がプラスされていた。
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:25:14.71 ID:dTHQcBec0
坂本「なんだこの地響きは?」
芳佳「海のほうから聞こえます。」
ペリーヌ「まさか別の敵?」
セリザワ「そのようだな。」
海を割って現れる怪獣。
芳佳「戦艦?怪獣じゃない、戦艦ですよ、坂本さん。」
坂本「ああ、だが見た事の無い戦艦だ。」
姿を現すと同時に基地に向け砲撃してくる。
セリザワ「アイアンロックスだと?安全な場所へ避難するんだ。私が相手をする。」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:26:13.89 ID:dTHQcBec0
バルクホルン「基地が襲われている?」
ミーナ「基地に別の敵が現れたわ。」
だが戻るに戻れない。
テロチルスは、ミサイルだけではなく口からクモの糸のようなものを吐きかけ絡めとろうとする。
ルッキーニ「うじゅー、これじゃあ近寄れないよ。」
エイラ「ネウロイの巣、まだ何か来る!」
円盤状のネウロイだった。
複数のネウロイがウィッチたちを攻撃してくる。
ハルトマン「ミーナ!あれ!」
指差す方向の空には銀色の渦巻きが現れた。
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:26:54.48 ID:dTHQcBec0
ヒカリは浮上した戦艦アイアンロックスに対して続けざまに光弾を放つ
ヒカリ(聞いた物より強度があがっているのか。)
攻撃はバリアで防ぎ、基地への損傷は最小限に抑えている
アイアンロックスは攻撃の手を緩めず基地へと侵攻していく。
さらにヒカリの両手足に鎖のついた枷を飛ばしてきた。
動きを封じられたかに見えたがヒカリは、全身のエネルギーを使いそれを引きちぎる。
アイアンロックスはさらに強力に砲撃をしてくる。
そこにいずことも無く現れたキューブ状の多数のネウロイが加勢する。
坂本「セリザワ!そのネウロイの本体は一機だけだ!」
ペリーヌ「ですが、あの戦艦を相手にしながらでは難しすぎます!」
ヒカリは、アイアンロックスとネウロイの双方を相手に戦っていた。
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:27:36.20 ID:dTHQcBec0
ミーナ「今度は何が来たの?」
銀色の渦巻きから現れたのは、30mを越えようかという巨大な航空機だった。
「聞こえるか、こちらはチームEYES隊長、フブキ。」
ミーナ「チームEYES?聞こえているわ。あなたの所属は?」
フブキ「君たちはと別の地球だ。」
ハルトマン「また別の地球人かぁ。」
フブキ「話は後だ。そちらを援護する!」
「出たほうがいいか?」
フブキ「頼む、ジャスティス。」
巨大航空機から光が飛び出し、テロチルスに向かっていく。
現れたのは別のウルトラマン。
ジャスティス「怪獣は私が引き受ける。」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:28:09.44 ID:dTHQcBec0
坂本「ミーナたちは大丈夫そうだ。」
ペリーヌ「敵を殲滅したんですか?」
坂本「いや、援軍が来た。」
芳佳「よかった!援軍てどこですか?ロマーニャ?カールスラントですか?」
坂本「いや、ウルトラマンだ。」
ペリーヌ「またウルトラマンですか?いったいこの世界は何が起こってるんですの?」
芳佳「ペリーヌさん落ち着いてください。」
ペリーヌ「落ち着いていられますか!ネウロイだけでも苦労してるのに、怪獣とやらも現れて!」
坂本「いいから落ち着け、ペリーヌ。傷に障るぞ。」
ペリーヌ「は、はい少佐。」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:28:37.59 ID:dTHQcBec0
フブキ「こちらはウルトラマンを援護するので他は頼む。」
ミーナ「了解。ネウロイは元々私たちの仕事ですしね。」
バルクホルン「私たちは基地の援護に回ろうか?」
ハルトマン「やっぱ宮藤が心配?」ニヒッ
バルクホルン「バカ、そんなのじゃない、基地を失ったら元も子もないだろう!」
ミーナ「確かにそうだけれど、この数を振り切っていける?」
シャーリー「急ぐならあたしが行くよ?」
バルクホルン「いや、ネウロイを落としながら行くならパワーのある私のほうがいい!」
ミーナ「わかったわ、トゥルーデお願い。援護はリーネさん、よろしくね。」
リーネ「はい!」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:29:08.00 ID:dTHQcBec0
ヒカリ「やはりな!」
アイアンロックスの中央に強力な爆薬がセットしてあるのに気がついた。
ヒカリ「しかたない!」
ナイトブレードを振り下ろしネウロイの攻撃を受けながらもアイアンロックスに切りかかる。
ブリッジ部分を切り落とすと中からコンピューターコアと爆薬を取り出す。
坂本「あれではネウロイの攻撃を防げないぞ。」
ペリーヌ「しかし、戦艦の動きは止まっています。」
ヒカリは周囲を見回すと一機だけ離れているネウロイに気がついた。
コアを持つ本体。
そのネウロイに向かって飛び立つ。
他のキューブ状ネウロイが後を追う。
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:29:39.30 ID:dTHQcBec0
バルクホルン「まったくしつこいやつらだ!」
リーネ「前方にまたネウロイです。」
バルクホルン「報告する前に撃て!」
手にした機関銃二挺を逆さに構えるとバルクホルンは前方にまわりこんでくる円盤型ネウロイ群にたたきつける。
リーネ「いけます!」
リーネがコアが露出したネウロイを次々と狙う。
バルクホルン「いい調子だ、リネット・ビショップ!」
しかし、基地への道のりはまだまだ遠い。
と、突然基地方向の空が明るく輝いた。
バルクホルン「少佐、宮藤聞こえるか!!応答しろ!!」
リーネ「芳佳ちゃん聞こえる!?」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:30:09.42 ID:dTHQcBec0
ミーナ「美緒聞こえる?美緒!!」
フブキ「爆発はかなり上空のようだ。安心していい。」
ミーナ「わかったわ、みんな、敵を迎撃することに専念しましょう!」
怪獣テロチルスはウルトラマンジャスティスに追い詰められている。
ネウロイの再生速度と怪獣の強度をもつとは言え、光線技やパワーに任せた攻撃はダメージを蓄積させていく。
フブキ「ジャスティス、いまだ。」
ジャスティスに邪魔をしようと近寄るネウロイを攻撃しつつ、フブキはチャンスとみてとった。
ジャスティスの一撃を受けてテロチルスは爆発、四散していった。
ミーナ「こちらも、全ネウロイを迎撃しました。基地に帰還します。」
ミーナ「お二人も、色々お話を伺いたいのでご一緒願います。」
フブキ「そのつもりだ。」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:30:42.15 ID:dTHQcBec0
芳佳「良かった、みんな無事で帰ってきた!」
坂本「あたりまえだ。はっはっは。」
芳佳「そうですね!ははは。」
ペリーヌ「笑ってる場合じゃないですわ。今度おなじ事が起こったら手に負えませんよ?」
バルクホルン「その頃にはもう少し体制も整ってるといいが。」
リーネ「うん、私たちが戻ってくるのもだいぶ遅かったし…。」
ミーナ「ただいま、美緒。」
坂本「全員無事で良かった。あのウルトラマンは?」
芳佳「ウルトラマンの人、光の塊になってこっちへ来ましたけど、どこへ?」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:31:14.33 ID:dTHQcBec0
ジュリ「ウルトラマンジャスティス。この姿の時はジュリでいい。」
芳佳「いきなり背後に現れないでください!!」
坂本「はっはっは、宮藤、気が緩みすぎだぞ!」
リーネ「あの大きい飛行機から降りてくる人がフブキさんですね?」
フブキ「別の地球から来た、SRCチームEYES隊c、なんて格好してるんだ??」
ジュリ「失礼だぞ、フブキ。自己紹介はちゃんとすべきだ。」
フブキ「いやだってほとんど、あれだってシタギ…」
ウィッチーズ「??」
セリザワ「セリザワ・カズヤ、君とも違う世界から来た。」
フブキ「いや、なんで落ち着いてられるの?」
セリザワ「私もいろんな世界や星を廻った事がある。文化の違いは気にしない。」
フブキ「イヤダケドオンナノコガアンナカッコウ」
ジュリ「フブキ、それは地球人の偏見というやつだぞ。」
フブキ「いや、それは違うぞ、ジャスティス…。」テイウカ、イチオウチキュウ…
ミーナ「とりあえず、お話を伺いたいので、こちらに来てもらえるかしら?」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:31:46.12 ID:dTHQcBec0
ミーナ「あなたたちの世界の別のウルトラマンが?」
ジュリ「ああ、同じ様にウルトラマンがいない世界に行き、そこを実験場としていた宇宙人と戦った。」
エイラ「どうしてそんな事するんダヨ。」
シャーリー「そうだよな。世界を超えるなんて予算もバカにならないんじゃないか?」
セリザワ「予算という概念がないとしたら?」
坂本「予算という概念が無い?」
セリザワ「そうだ。予算という概念がなければ何をするにも目的に向かっていける。」
芳佳「な、なんで私をみるんです!!」
シャーリー「いや、採算とか損得考えないで突っ走るやつがいたなと思って。」
バルクホルン「宮藤の性格を悪くした奴らが大勢いると考えればいいのか。」
ペリーヌ「それも特に性悪になってですわ。」
ハルトマン「ペリーヌの性格に宮藤のやり方かぁ。手に負えそうに無いなぁ。」
ペリーヌ「ちょっと、失礼な事いわないでくださいます!?」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:32:25.34 ID:dTHQcBec0
坂本「フブキ、この機体は?」
フブキ「テックストライカーKS。ワー…、空間跳躍の実験機だが、重力を利用する事で次元も超える事ができた。」
ジュリ「それを知って私がこれを利用させてもらった。」
ジュリ「コスモス、他のウルトラマンから知った情報では次元を超えて破壊活動をしてる連中が増えているというからな。」
芳佳「ウルトラマンっていっぱいいるんですか?」
セリザワ「大勢いる。」
リーネ「すごいねえ。私たちの世界にもいるのかなあ?」
セリザワ「この世界には存在しないかもしれない。なにしろすでにウィッチという存在がいるからな。」
坂本「どういう事だ?」
セリザワ「私のようなウルトラマンの他にも別の世界のウルトラマンには、地球から力を得た者もいる。」
ジュリ「それと近い力を発揮する者が存在している世界もある。この世界のウルトラマンはウィッチかもしれない。」
坂本「うむ、確かにウィッチに不可能はないからな!はーっはっはっは。」
フブキ「豪快な少佐だな。」
芳佳「ははは。」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:33:08.73 ID:dTHQcBec0
3日後

マロニー「また君たちか。」
坂本「はい。閣下状況は?」
マロニー「順調だよ。詳しい事は彼、オッペンハイマーに聞いてくれ。」
ミーナ「いえ、私達は無事に計画が進んでいることがわかれば大丈夫です。」
坂本「閣下、私達の予想では最大の侵攻は間近です。」
ミーナ「それまでに、より効果的に新兵器が使えるようにこちらも準備いたします。」
マロニー「そうか。ならそちらの方は任せておく。」
ミーナ・坂本「では、私達は失礼いたします。」
マロニー「妙にへりくだりおって。まあ、いい。」
廊下にでる坂本とミーナ。
坂本「状況はどうか?」
坂本「順調のようよ?そちらはどうなの?」
坂本「こちらもなんとか予定通りと言う感じね。」
ミーナ「そんなに手こずる相手なの?」
ミーナ「ええ、損失が半端ではないの。でも、予定通りにはこちらにもってこれるわ。」
そうれだけ言うと闇に消えていく。
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:33:34.25 ID:dTHQcBec0
シャーリー「なあ。」
フブキ「なんだ?」
シャーリー「これ、どれくらい速度でるんだ?」
フブキ「速度?そんなのが気になるのか?」
ルッキーニ「シャーリーはぁ、速度記録だすのに燃えてるんだよねぇ!」
フブキ「へえ。こいつは大気圏内ならマッハ10、大気圏離脱時にはマッハ30、宇宙空間で光速の30%か。」
シャーリー「マッハ10?音速の10倍!!いいなぁ!乗ってみたいなぁ。」
フブキ「ははっ、まあそのうちにな。」
ジュリ「フブキ、私というものがありながらもう他の女性を口説いているのか?」
フブキ「な、ジャス…、ジュリ、そういうのじゃないし、大体俺とお前の間もそういうものか?」
ルッキーニ「にひー、今度こそ。」
ジュリ「」すぃ
ルッキーニ(また避けられた…)
ミーナ「お二人はご夫婦なのかしら?」
フブキ「違います!」
ジュリ「ひどい言い方だな、フブキ。」ニッコリ
ペリーヌ「いったいどういう事なんですの?」
フブキ「ジャスティス…、ジュリは地球に来るようになってからこういう冗談を覚えたんです。」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:34:04.62 ID:dTHQcBec0
坂本「すまないが来てほしい。ネウロイの巣に変動がでてるそうだ。」
フブキ「変動?」
セリザワ「ああ。レーダーの様子がおかしい。磁場変動が増えているようだ。」
ミーナ「ネウロイの巣で磁場やその変動って今まで聞いたことはないわ。」
ジュリ「じゃあ、調べて見る必要があるな?」
セリザワ「そうだ。テックストライカーならネウロイの巣に近づいて調べる事ができるだろう?」
フブキ「それは可能だ。だが俺一人では難しいぞ。」
セリザワ「だから私が一緒に行く。」
ミーナ「あと私もね。私の固有魔法を使って調べる事でより情報が得られると思うの。」
ミーナ「それとサーニャさん。あなたも一緒に。」
エイラ「じゃあ、わたしモ。」
坂本「いや、エイラは基地の防衛だ。」
エイラ「ちぇー。おいフブキー。サーニャに怪我なんかさせるんじゃないゾー。」ニジリヨリ
フブキ「」ニガワライ
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:34:33.46 ID:dTHQcBec0
坂本「やはり気づかれたようね?まったく光の国の住人はおせっかいが大好きね。」
ミーナ「ええ、あの基地にさらに牽制をかけないといけないわね。」
ミーナ「じゃあ、別の世界から適当に相手を連れてくるわ。」
ミーナ「おねがいね。私は基地周辺に人がこれないようにするわ。」
坂本「では私達は、ここからあの基地をみはってるわ。」
坂本「ここからなら、動きがそれなりにわかるものね。」
ミーナ「そうね。」
4人「うふふ、ふふふふふ」
笑いながら黒い陰の中に消えていく。
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:35:01.13 ID:dTHQcBec0
リーネ「何かわかるといいね、芳佳ちゃん。」
芳佳「うん。でもそれよりも、みんな無事に戻ってきて欲しいな。」
ペリーヌ「大丈夫でしょ。私達より何倍も技術の進んだところから来てる人の乗り物よ。」
ペリーヌ「万が一にもネウロイにやられる事はないでしょ。」
リーネ「でも、やっぱり攻撃が効かないから怖いよね。」
ペリーヌ「貴方方らしくないですわ!今までなんて言ってましたの?」
芳佳「でも…。」
ジュリ「怪獣は不得手か?」
芳佳「ジュリさん。」
芳佳「ジュリさん、怪獣ってやっぱり動物なんですか?」
ジュリ「一応、あれも生命の形のひとつだ。」
芳佳「何とか助けられないでしょうか?同じ生物なら助けられるなら助けたいんです。」
ジュリ「ふふ」
芳佳「私、何かおかしい事いいましたか?」
ジュリ「いやちょっと知ってる奴みたいな言い方だったからな。」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:35:42.98 ID:dTHQcBec0
坂本「みんな、基地内に入れ!」
ペリーヌ「少佐、何があったんですか?」
坂本「わからないが、銀色の壁が基地にむかってる。陸地のほうからだ。」
ジュリ「新手か。」
リーネ「また怪獣かなにかですか?」
坂本「まだわからん。だが念のため基地の中にはいるんだ!」
芳佳「坂本さん!あれ!」
ペリーヌ「なんですの?あの猫の妖怪みたいなのは!」
坂本「化け猫か??」
リーネ「でもあんなの多数が町にいったら危険です。」
シャーリー「少佐!どうする?」
銀色の壁から現れる化け猫は、基地へと侵攻してくる。
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:36:08.71 ID:dTHQcBec0
坂本「ペリーヌ、基地へ入れお前はまだ本調子じゃない!」
ペリーヌ「いえ、大丈夫です!」
坂本「基地内を守れ!命令だ!」
ペリーヌ「わかりました。少佐、ご無事で!」
バルクホルン「撃つより叩いたほうが早い!」
坂本「まかせる、とにかく基地施設内にいれないようにするんだ。」
シャーリー「ネウロイの気配が無い。こいつらもネウロイじゃないぞ!」
ハルトマン「いったいどうなっちゃってるんだよ。」
バルクホルン「文句を言ってる暇はないぞ!」
ルッキーニ「少佐危ない!」
坂本「しまった!」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:36:51.00 ID:dTHQcBec0
「大丈夫か?」
坂本「ああ、だが、お前はなんだ??」
「響鬼です!」
バルクホルン「ヒビキ?人間か??」
響鬼「鬼です。」
鬼といわれればそう見える濃紫色の体のバイクにまたがった怪人物。
響鬼「そんなことより、化け猫退治が先じゃないかな。いくぞ!はぁーっ!」
ハルトマン「なんか、トゥルーデみたいな戦い方だな。」
バルクホルン「失礼な!私はあんな変な格好にはならん!はああっ!」
響鬼「俺、変かなぁ?」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:37:40.29 ID:dTHQcBec0
ジュリ「坂本、基地に入ろうとした奴らは全部倒したぞ。」
坂本「すまない。宮藤たちは無事か?」
ジュリ「無事だ。ところであの紫色はなんだ?」
坂本「鬼だと名乗ってる。」
ジュリ「人間みたいだが、変わった奴も現れたな。」


坂本「鬼といわれれば鬼だが、扶桑でも見た事ないぞ。」
バルクホルン「人が変身するのはまあいいが、格好というものがあるだろう!あれでは敵か味方かわからん!」
ヒビキ「いや、格好でいったら君たちも俺的にはへんかなぁ?」
バルクホルン「まったく、他の世界はどういう感覚をもってるんだ!」
坂本「響鬼。どうしてここに来たんだ?」
ヒビキ「ちょっと化け猫を退治にいったら変な壁と円盤が化け猫を吸い取っててね。」
ハルトマン「それで後を追ってきたっての?」
ヒビキ「そう。まあ、一応仕事だしね。」
ペリーヌ「扶桑っていったいどういう国ですの?」
芳佳「別の世界の人ですよ!ペリーヌさん!!」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:38:27.37 ID:dTHQcBec0
ミーナ「あれは何?」
サーニャ「ネウロイじゃない。」
フブキ「俺も見た事の無い怪獣だが、セリザワさん、わかりますか?」
セリザワ「実際に見るのは初めてだが、ガルバドスだろう。」
空中に浮翌遊する巻貝状の甲羅と無数の触手をもつ怪獣。
ネウロイの巣を守るかのようにその周辺を浮翌遊していた。
フブキ「近寄ってみよう。」
牙の生えた口の上の穴から火炎を放射してくる。
ミーナ「危なかったわ。」
サーニャ「3時方向、来ます。」
触手が絡め獲ろうと襲ってくる。
フブキ「反撃するぞ!」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:39:32.15 ID:dTHQcBec0
セリザワがウルトラマンヒカリに変身して外にでる。
ナイトブレードで触手を切り落とす。
フブキ「サーニャ、撃て。」
サーニャ「はい。」
ミーナ「上昇して!」
フブキ「了解!」
ミーナ「真上からいける?」
フブキ「わかった。」
ミーナ「サーニャさん、私の合図で同時に撃って。」
サーニャ「はい。」
ミーナ「今よ!」
攻撃と同時にヒカリもナイトシュートを放つ。
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:40:26.32 ID:dTHQcBec0
フブキ「やれやれ、良いチームになったな。」
セリザワ「帰還しよう。」
ミーナ「おかしいわね、ネウロイがこの状態でもでてこないなんて。」
フブキ「そうなのか?」
ミーナ「ええ、これまでの経験からここまで派手に巣のそばで戦闘があったらでてくるはず。」
セリザワ「たぶん、ネウロイもコントロールされているのだろう。」
サーニャ「あの。」
ミーナ「どうかしたの?」
サーニャ「戦闘中におかしな電波みたいなものが感じられました。」
フブキ「やはり怪獣を操ってるのか。」
サーニャ「わかりません。」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:40:53.15 ID:dTHQcBec0
坂本「戻ってきたな。」
バルクホルン「向こうも何かあったみたいだな。」
エイラ「サーニャは無事なんだろうナァ。」
坂本「機体に損傷がないんだから誰も怪我なんぞしておらんだろう。心配のしすぎだ。」
ミーナ「お疲れ様、美緒。そちらは誰?」
ヒビキ「ヒビキです!」〆シュ
ミーナ「ヒビキさん?、あのどういう方?」
坂本「鬼、だそうだ。」
フブキ「鬼?普通の人にしか見えないが。」
ヒビキ「鍛えてますから。」
フブキ「そうなんだ。」



47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:41:19.43 ID:dTHQcBec0
ミーナ「そう、そういう理由で。」
セリザワ「あらゆる平行世界を漁っているという感じだな。」
ヒビキ「そっちにでるでかいのが来ても、ちょっとこちらじゃあ苦労しそうかなぁ。」
バルクホルン「そうは言うが、こちらに色々やってこられても困る。」
ペリーヌ「そうですわ。ネウロイだけでも大変なのに怪獣だの魔化魍だの。」
ジュリ「その魔化魍というのは、他にも捕まえられていたのか?」
ヒビキ「そういう情報は入ってこなかったねえ。むしろイレギュラーな感じ?」
坂本「何か、裏がありそうだな。」


48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:41:47.18 ID:dTHQcBec0

翌朝、早朝
坂本「…」すぅぅーー…
波が打ち寄せてくる、その瞬間
坂本「烈風斬っ」
波頭をちょっと裂いただけだった。
坂本「烈風丸もない今、やはり、もう無理か。」
ヒビキ「あれ少年。こんな早くに練習?」
坂本「しょうね、少佐だ!一応、侍(もののふ)として鍛錬は欠かせない。貴様こそ何をしてる。」
ヒビキ「鍛えてます!」シュ
坂本「」
ヒビキ「」
坂本「まあ、いい。魔法力を失ったからな。せめて技だけは極めようと思っただけだ。」
ヒビキ「魔法力が無いと、やっぱり何もできないんだ?」
坂本「私たちの世界は基本的に魔法力は年齢とともに消える。それとともに引退だ」
ヒビキ「もっちゃんは、引退しないの?」
坂本「モッチャンッテ…。できれば、引退はしたくない。現状からやはり私には戦いしか生きる道はないと思う。」
ヒビキ「ふーん。まあ、色々選択肢はあってもいいと思うんだけれどね。」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:43:42.17 ID:dTHQcBec0
ペリーヌ「な、しょ、少佐が殿方と一緒に朝帰り??!!」
ヒビキ「いや、もっちゃんと途中で会っただけだよ。」
ペリーヌ「ももも、もっちゃん??坂本少佐をもっちゃんなんて!!」
フブキ(やきもち?この世界の人間はよくわからん。)
坂本「気にするな、彼は軍人ではないからな。」
ペリーヌ「しかし、少佐。少佐のことをもっちゃんて、そんな失礼きわまりない!!」」
ヒビキ「まぁまぁ、落ち着いてめがねちゃん。」
ペリーヌ「変な呼び方はやめてください!」
シャーリー「つかみどころのないおじさんだよなぁ。」
芳佳「そうですねえ。」
リーネ「どうやって変身するんだろうね?」
ルッキーニ「あたしも変身できるっかなー?」
シャーリー「無理じゃね?」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:44:59.99 ID:dTHQcBec0
ミーナ「少佐、大尉。食事が終わったら私と一緒に来てください。」
坂本「何かあったのか?」
ミーナ「昨日の偵察の情報が解析できたそうです。」
バルクホルン「ならみんなで見たほうがいいんじゃないか?」
エイラ「そうだよ。私らだって相手にするんだから。」
フブキ「いや、まだ全員に発表できる段階じゃないんだ。」
セリザワ「まず君たちの上官に見てもらって判断をしてもらいたい。それとヒビキ。」
ヒビキ「あ。俺も?」
ジュリ「一応な。」
シャーリー「なあ!ヒビキ!」
ヒビキ「何?」
シャーリー「あとであのバイク見せてくれないか?」
ヒビキ「別にいいけど、機械の詳しい事はわからないよ、俺。」ドヤッ!
シャーリー「いいって、いいって!じゃあ後でな!」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:45:43.31 ID:dTHQcBec0
セリザワ「この雲の中心部を見てくれ。」
フブキ「これは?」
セリザワ「この銀色のものは、おそらくスフィアと呼ばれるモノの一部。」
ミーナ「スフィア?」
ヒビキ「スフィア?歌でも歌いそうな名前だねえ。」
坂本「暢気なやつだな。これがなぜ中心にあるんだ?」
セリザワ「このスフィアは、怪獣の合成をたやすく行えるという話だ。」
ジュリ「ではあの怪獣とネウロイを融合したのもこれを利用して。」
セリザワ「恐らく。」
バルクホルン「どういう仕組みなんだ?」
ヒビキ「便利な仕組み、ってことだろうねえ。」
ミーナ「…、それ以外にここを。」
坂本「これはなんだ?」
セリザワ「一種のワープゲートだろう。恐らく他の世界につながっている。」
ミーナ「そこから怪獣を呼び寄せてるのね。」
ジュリ「でなければ、こちらから何かを連れて行くか。」
フブキ「行方不明になったウィッチとかいないのか?」
バルクホルン「まだそういう情報は無いはずだ。」
ミーナ「これらの情報を司令部に送りますけれど、皆さんの情報も渡す事になります。」
ヒビキ「いや、俺的にはかまわないよ?」
フブキ「まあ、俺もかまわん。」
ジュリ「私のことも伝えてくれてかまわない。」
坂本「セリザワもOKか。」
バルクホルン「なら問題はないんじゃないか?ミーナ。」
ミーナ「ええ、ただもし出頭と言う事になったら、どうしようかと思って。」
坂本「補給をついでにしてもらえるなら、いいじゃないか。」
ミーナ「まあ、それはそうなんだけれど。」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:46:36.84 ID:dTHQcBec0
シャーリー「おー!ヒビキ!会議は終わったのか?」
ヒビキ「とりあえずな。」
シャーリー「なぁ、ヒビキ。メーターが240までってキロメートルか?」
ヒビキ「らしいよ、一応それだけ出るらしいんだけどね。」
シャーリー「この形のバイクででるのか?異世界すごいなぁ。出した事あるのか?」
ヒビキ「ないです。」
シャーリー「どうしてだよ、出してみたいと思わないのか?」
ヒビキ「いやぁ、まだ出す場所も機会もなくってねえ。」コワシタコトアルシ。
シャーリー「じゃあ、今度あたしが出してみるよ!いいかな?」
ヒビキ「え?だいじょうぶなの?」
ルッキーニ「シャーリーならなんでもだいじょうぶだよねー!」
シャーリー「なんでもかはわからないけれど、バイクならぜったいだいじょうぶだ!」
ヒビキ「じゃ、今度チャンスがあったら。」
シャーリー「約束だぞ!」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:47:03.03 ID:dTHQcBec0
ミーナ「以上がこれまでこちらで判明したことです。」
将軍A「世界各地から、移動式のネウロイの巣の目撃に加えて今回の件か。」
将軍B「アフリカでは、正体不明の飛行物体も確認されている。」
将軍C「扶桑および太平洋上の国々でも海洋での巨大な何かが目撃されている。」
将軍B「幸いそちらの、フブキ・ケイスケか。彼のおかげで直接報告にこれたとは言え事態は切迫してるとみていいだ

ろう。」
将軍C「オペレーションマルスでの損失もまだ補充が終わってない今、君たちにも負担をかけることになる。」
ミーナ「わかっています。」
将軍B「なんとか反攻作戦がまとまるまで、前線にがんばってもらうことになるがそれは君たちだけじゃない。」
フブキ「で、自分を呼んだのは何かあるんじゃないんですか?」
将軍C「そうだ。折り入ってというか、すでに協力してるようだが501との連携をお願いしたい。」
フブキ「それはかまいませんが、ほかにありそうだな。」
将軍A「できれば、奴ら、そう怪獣だったか。あれに関する情報がほしい。」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:47:53.22 ID:dTHQcBec0
ジュリ「長かったな。」
フブキ「怪獣と、ついでに武器の知識が欲しいといわれた。」
ジュリ「で、どうするんだ?」
ミーナ「現在のこちらの技術では複製できないことを伝えたらあきらめたわ。」
フブキ「ただそれじゃあ、あいつらに負担が多い。」
ミーナ「こちらの技術でも、できそうな事だけは協力することで納得してもらったの。」
ジュリ「大変だな、君も。」
ミーナ「これも隊長の務めよ。」
ジュリ「ん?」
フブキ「どうした?」
ジュリ「あの男、なにか様子がおかしいが?」
ミーナ「マロニー中将ね、たぶんウォーロックの件で降格されて以来私たちのこと嫌ってるから。」



芳佳「あ、帰ってきた。」
リーネ「相変わらず大きい音だね。」
ミーナ「ヒビキさんはどちら?」
芳佳「あ、裏庭にいるはずです。」
ミーナ「ありがとう。」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:49:19.84 ID:dTHQcBec0
ヒビキ「薬草あーるーぞー、はーぶであるぞー、ぞー、ぞー、ぞー、…、ぞぞぞぞぞぞぞぞ雑炊だー、あ、何か。」
ミーナ「いえ、独特の歌ねえ。」
ヒビキ「めがねちゃんにハーブの事教えてもらってね。」
ペリーヌ「だから、めがねちゃんって呼ばないでくださいます?!」
ペリーヌ「大体そのあと、変な歌うたって作業するし。」
ミーナ「あのなんで?ハーブを?」
ヒビキ「ここで戦うには、ここの大地の力を借りようと思って、まず霊気の高いここのハーブからと。」
ミーナ「そうですか。あ、そうそうちょっとご相談があるんですが、よろしいかしら?」
ヒビキ「いいですよー。」
芳佳「ペリーヌさんの育ててるハーブってそんなにすごいの?」
リーネ「ペリーヌさんが育ててるからすごいんだとか?」
ペリーヌ「まさかそんな事があるわけないでしょう。忘れましたの?ここの地下。」
芳佳「あ、そうかそうだったね。」
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:49:55.93 ID:dTHQcBec0
ヒビキ「しばらく共同戦線ってことでしょう?」
ミーナ「そうです。わかりました?」
ヒビキ「いやぁ、そうじゃないかな、と思ってねえ。」
ミーナ「ええ。協力いただけるなら、司令部も助力を惜しまないはずです。」
ヒビキ「あ、そう…。じゃあ、お願いしちゃおうかなぁ?」
ミーナ「何か、ご要望が?」
ヒビキ「うん。服をね、俺サイズの服を補給してくれるとありがたいかな。」
ミーナ「服、ですか?」
ヒビキ「そう、燃えちゃうんだよね。」
ミーナ「燃えちゃう?変身のときにですか?」
ヒビキ「俺の場合はそう。あ、ちょっと失礼。」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:50:24.04 ID:dTHQcBec0

ヒビキ「見かけないけど、どなたですか?」
鳴滝「鳴滝という。それよりヒビキ。君はなぜこの世界へきた。」
ヒビキ「化け猫を追ってたら。」
鳴滝「化け猫?ディケイドに連れてこられたわけじゃないのか?」
ヒビキ「ディケイドって、誰?」
鳴滝「世界の破壊者だ。」
ヒビキ「世界の破壊者ねえ。」
鳴滝「しかし、君がディケイドにもディエンドにも呼ばれてきたのでないなら事情が違う!」
ヒビキ「どういう事かな?教えてくれるとおじさんうれしいな。」
鳴滝「理由はわからない。だが、この世界での事やほかの世界の事を調べてまた君に会いに来る。」
ヒビキ「ここの世界での俺のことはどうするつもりだ?て、聞いてないな。」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:50:59.48 ID:dTHQcBec0
2日後
ルッキーニ「はぁ…」
シャーリー「どうしたルッキーニ。」
ルッキーニ「だってさ、いまだにジュリのは確認できないしぃ。」
ジュリ「何度やっても、後ろをとれないしぃ?」
ルッキーニ「うん、なんかすぐ気づかれちゃうんだよね、ええ?」
シャーリー「ジュリ、いつからいた?」
ジュリ「いまだにジュリのは確認できないしぃのところから。」
ルッキーニ「うにゅー、もう中々手ごわいよ。」
ジュリ「まあ、いい。イエーガー、ちょっと来てくれ。」
シャーリー「なんだい?」
ジュリ「試してもらいたいものがある。」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:51:25.84 ID:dTHQcBec0
シャーリー「なんだこの馬鹿でかい銃と、ブースター?」
ミーナ「カールスラントから急遽送られてきた、魔働補助ジェットブースターと、50mm機関砲です。」
バルクホルン「これをもって飛ぶのか?ジェットストライカーでないとだめだろう。」
坂本「怪獣騒ぎ以前から開発していたものを急造だが完成させたらしい。」
シャーリー「これをどうするんだ。」
ミーナ「ストライカーに装着して使います。ただし、5分が限度。」
ハルトマン「それ以上は、魔翌力の消耗が激しくて危険だって。」
坂本「以前の欠点は改善されてないのか。」
ミーナ「だから、タイムリミットが設定されてるの。」
シャーリー「使わないならデッドウエイトだよ。」
ペリーヌ「機関砲も重いですし通常のままでは無理なんじゃないでしょうか?」
坂本「一応、ぎりぎりの許容量だそうだ。」
ミーナ「ただ弾数は少ないわ。一撃必殺を繰り返すことになるの。」
ルッキーニ「ねえ、こっちの箱はなに?」
坂本「それは、フリーガーハマーの弾頭を改造したものだそうだ。徹甲弾の応用だそうだ。」
ミーナ「それはリベリオン陸軍の技術の応用みたいね。」
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:51:53.14 ID:dTHQcBec0
シャーリー「じゃあ、あたしはこれをもってブースターを試せばいいんだな。」
ミーナ「ええ、安定して持って飛べる方をメインにしてもらうから。」
ジュリ「威力に関しては私が持っている厚さ1mのコンクリートブロックを打ち抜いてもらう。」
フブキ「打ち抜ければとりあえず怪獣への効果は期待できそうだからな。」
坂本「じゃあ、はじめよう。頼むぞシャーリー。」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:52:21.07 ID:dTHQcBec0
ペリーヌ「速度テスト始めます。」
シャーリー「了解。」
ミーナ「加速は十分みたいだな。」
坂本「シャーリー、異常はないか?」
シャーリー「今のところはない。いや、ちょっとおかしいかな?」
ミーナ「どんな状況なの?」
シャーリー「ストライカーとの接続部分が弱い。1分超えたらがたがた言い出したぞ。」
坂本「わかった、加速を停止しろ。」
ミーナ「仕方ないわね。射撃テストに移ります。」
シャーリー「了解。基地に戻る。」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:52:47.37 ID:dTHQcBec0
ミーナ「ブースターは装備したままで行います。まずは50mm機関砲。」
シャーリー「了解。」
ズドォォーーーン・・・・
坂本「すごい音だな。」
ハルトマン「炸薬の量が多いみたいだよ。」
ミーナ「結果は?」
フブキ「表面に直径1m、深さ30cmの穴。ブロックには効果があったようだ。」
シャーリー「反動が強すぎるけど、大丈夫そうだ。」
ミーナ「じゃあ、次をお願い。」
シュゴオオオオオオオーーーーン・・・・
ミーナ「結果は?」
フブキ「コンクリートは粉砕。」
坂本「使えそうじゃないか。」
ミーナ「そうね。ただ一気に増やすという事はできそうにないのが問題ね。」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:53:15.53 ID:dTHQcBec0
シャーリー「ミーナ。陸地から何か来るぞ?」
ミーナ「敵?ネウロイの警報はでてないわ。」
シャーリー「いや、軍のトラックと車だ。」
坂本「どういう事だ?」
ミーナ「わからないわ。全員帰還して。」
一同「了解。」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:53:42.35 ID:dTHQcBec0
ミーナ「マロニー中将。どういうご用件で?」
マロニー「どういうご用件?ずいぶんとご挨拶だな。」
坂本「ご挨拶もなにも、中将はこちらにこられる用件はないはずですが?」
マロニー「ふむ、まあいい。いろいろとあるモノだからな。」
バルクホルン「何か隠しているような物言いですが?中将。」
マロニー「君は知らん事だからいきり立つのもわかるがな。だが完成し、攻撃の許可を得たのでな。」
ミーナ「何が完成したんですか?まさかウォーロック?」
芳佳「またあんなの作ったんですか?」
マロニー「いい加減芝居はやめたらどうかね?中佐。」
坂本「芝居?どういう事だ?」
マロニー「立場というやつか?だがすでにロマーニャの基地をでた爆撃機がネウロイの巣を攻撃する。」
ルッキーニ「ばくげき?」
マロニー「そう新型爆弾のな。これで一気に方をつけることができるはずだ。」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:54:11.98 ID:dTHQcBec0
セリザワ「一気に方をつけられる爆弾など、この時代にはないはずだ。」
フブキ「いやひとつだけある。この時代の決戦兵器、核。」
ヒビキ「世界大戦じゃない世界なんだから、そんなのぉ?」
遠方で閃光が発生した。
セリザワ「やはり、核か。」
ジュリ「いったいいつの間に作り上げたんだ?核実験すら無かったのに。」
シャーリー「なんだ?なんなんだあれは?」
セリザワ「指揮所に急ごう。」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:54:42.88 ID:dTHQcBec0
マロニー「どうだね?君達の持ってきてくれた情報と原料で作った新兵器の威力は。」
ミーナ「私達?どういう事?美緒何か知ってる?」
坂本「いやさっぱりわからない。中将、何を言ってるんだ?」
フブキ「中佐、核兵器なんて誰が使用したんだ?」
ハルトマン「そこにいる中将だよ。」
エイラ「なんだよいまのわ?サーニャが起きちゃったダロ。」
サーニャ「ネウロイ、いえネウロイの様でネウロイじゃない反応が。」
ミーナ「G-ネウロイよ。」
芳佳「え?ミーナ隊長?え?え?」
リーネ「こっちにも坂本少佐が!」
ペリーヌ「いったいどういう事ですの??」
マロニー「何?いや、君達は、どういう事だ!!」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:55:11.56 ID:dTHQcBec0
ジュリ「偽者か。」
セリザワ「お前達、ピット星人。そうかここでの事件はすべてお前達の。」
ミーナ(ピット星人)「そうよ。意外と気づくの遅かったわね。ウルトラマンヒカリ。」
坂本(ピット星人)「わざわざこの世界の地球人に核兵器を作らせて目を欺いた甲斐があったわね。」
ピット星人「ふふふ、うふふふふふふふふ」
耳障りな笑い声へと変貌していくと同時に正体を見せるピット星人。
響鬼「はぁぁーーー、はっ!」ゴォッ
芳佳「ひひひ、響鬼さんが口から火を!」
ペリーヌ「ととと、トリックですわ!」
リーネ「ひ、一人燃えちゃいました。」
響鬼「鬼火。さすがに熱いだろ。」
ピット星人「あなたは誤算だったわ。でももう、大丈夫。」
マロニー「どういう、ことだ?」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:55:39.34 ID:dTHQcBec0
坂本(ピット星人)「別の世界から必要なものを運んできたの。」
バルクホルン「また少佐の格好をしたやつが!」
ミーナ(ピット星人)「別世界最強の生物の遺伝子、この世界の怪物ネウロイ。」
ピット星人「いくつかの生物と、ウィッチの力を利用して最後に必要なものを与えて完成したわ。」
シャーリー「レーダーが回復した。」
サーニャ「何かが基地に向かってやってきます。」
坂本「サーニャ、報告は正確に!」
坂本(ピット星人)「無理よ、この世界は存在しないものなんだから。」
ミーナ(ピット星人)「まず、この基地とあなた達を壊滅させてあげる。それから世界をね。」
セリザワ「そうはさせない。」
ピット星人「じゃあ、がんばってね。」
3人のピット星人は忽然と姿を消す。
マロニー「な、なんていう事だ。そんな馬鹿なことが。」
ミーナ「中将…、あなたたち、中将を営倉へ。」
命令されて兵士たちはマロニーを営倉へと運んでいく。
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:57:10.05 ID:dTHQcBec0
フブキ「ミーナ中佐、聞こえるか?」
ミーナ「ええ、フブキ隊長。」
フブキ「確かに使われたのは核兵器だ。だが放射能、放射線が急激に消滅している。」
セリザワ「爆心地の様子が伝えられるか?」
フブキ「ちょっとまってくれ、なんだこれは?」
ジュリ「たしかに、あれは異様だ…」
坂本「何が起きてるんだ。」
フブキ「巨大な怪獣がいる。ネウロイとも怪獣とも言える姿だ。」
ジュリ「しかもこちらに向かっているし、ピット星人というのがコントロールしてるようだな。」
サーニャ「確かに、普段使われない電波のような物も感じます。」
ミーナ「迎撃をいそぎます。美緒、司令部へ連絡をお願い。」
坂本「わかった。」
シャーリー「さっきの武器は使えるのか?」
ミーナ「予備の弾はあります。」
シャーリー「わかった。ロケット弾の方ででる。」
坂本「シャーリー、ブースターははずす時間がないぞ!」
シャーリー「つけたままでいい。」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 22:59:05.40 ID:dTHQcBec0
芳佳「ミーナ隊長、坂本さん私は何をしたら?」
坂本「宮藤。お前はここにいろ。」
芳佳「でも、何かできることがあれば!私もみんなを助けたいんです。」
坂本「私もお前も前線に出ることのできない身だということを忘れたか!」
芳佳「で、でも!」
響鬼「じゃ、みんなのためにご飯つくってまってるっていうことで。」
芳佳「え?」
坂本「ふむ。」
響鬼「もっちゃんも。」
坂本「わ、わたしもか??」
ミーナ「少佐は指揮所からの情報をお願いします。宮藤さんは響鬼さんの言うとおりでいいかしら?」
芳佳「は、はぁ…。」
リーネ「大丈夫だよ、芳佳ちゃん!」
ペリーヌ「そうですわ。あなた一人いなくてもあんなもの私達で。」
バルクホルン「それにリベリアンが帰ってきて言うぞ。」
ハルトマン「はらへったー、って。」
ミーナ「ストライクウィッチーズ、緊急出動。準備を急いで。」
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:00:26.99 ID:dTHQcBec0
響鬼「さて、ちょっと忙しくなりそうだぞ。」
ジュリ「そうだな、海の気配があやしい。」
セリザワ「私は彼女達についていく、フブキ、君はどうする?」
フブキ「放射能の事もある。俺も一緒に行こう。」
ジュリ「気をつけろ。今まで見たこと、感じたことの無い気配がする。」
セリザワ「確かに。ああ、そうだ、線量計かなにかあるか?」
フブキ「一応、簡易型なら。」
セリザワ「じゃあ、彼女達に渡してやってほしい。警報がでたら直ぐ引き返すように、と。」
フブキ「わかった。みんなも気をつけてくれ。」
響鬼「大丈夫。かなり鍛えてます!」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:00:55.12 ID:dTHQcBec0
ミーナ「少佐、フブキ隊長から放射線を感知する機械というのを借りれるわ。」
坂本「わかった。だが放射線とか放射能ってなんなんだ?」
ジュリ「核爆発の後にでる猛毒だ。」
坂本「ジュリか。それが放射線測定器か?」
ミーナ「少佐、そちらは大丈夫なようね?」
坂本「ああ。だが中佐、前方の巨大生物はかなりな速度で進んできている。」
ミーナ「全員の準備が揃い次第でます。司令部に応援を依頼しておいて。」
坂本「わかった。死ぬなよ。」
ミーナ「ええ。もちろん誰も死なせないわ。」
バルクホルン「中佐、50mm機関砲の弾はこれだけか?」
ミーナ「ええ。だからトゥルーデ、弾が切れたら即時撤退して。シャーリーさんも。」
シャーリー・バルクホルン「了解。」
ミーナ「ストライクウィッチーズ、全機発進!」
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:01:37.50 ID:dTHQcBec0
芳佳「みんな…」
ジュリ「どうした、宮藤芳佳。施設内に入っていろ。」
芳佳「はい。あのジュリさん。」
ジュリ「なんだ?」
芳佳「みんなを、私の仲間をお願いします。」
ジュリ「それは無理だ。」
芳佳「え?」
ジュリ「彼女達について行くのは、セリザワとフブキだ。私はお前達を手伝う方だ。」
響鬼「まあ、そういう事だね。早く建物内に入るといいよ。」
芳佳「はい。」
坂本「ジュリ、響鬼。基地周辺の海の様子が変わってきている。」
ジュリ「わかった。そちらも防備を固めてくれ。」
響鬼「だまされたおじさんの部下も使っていいと思うよ?」
坂本「そのつもりだ。」
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:02:07.66 ID:dTHQcBec0
ハルトマン「うわ、前の方すごい事になってるな。サーニャー、なんかわかるか?」
サーニャ「まだノイズが若干ありますが、巨大な相手が一体だけみたいです。」
エイラ「中佐ー、危険信号はまだ出てないのカ?」
ミーナ「そうね。ウィッチの能力が放射能というのを防いでいると思っていいみたいね。」
フブキ「そのようだ。周辺の放射線数値が若干あがってる。」
シャーリー「魔翌力が低下したらそっちに乗ればいいか?」
セリザワ「帰還できそうになければそうした方が、まて。」
ミーナ「どうしました?」
フブキ「周辺の放射能がほぼ自然数値になった。どういう事だ?」
リーネ「中佐!あれ!!」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:02:35.60 ID:dTHQcBec0
前方に現れたそれは黒い恐竜のような形をした怪獣であった。
直立した恐竜の体がネウロイとなっているような姿、背中の巨大なヒレはネウロイの赤い部分の色そのままだった。
だが、その背ビレの付け根は写真に撮られたスフィアの体組織に似ている。
しかし、動きは怪獣のそれでありまたネウロイが苦手とする海水にも平然と体をつけていた。

ピット星人A「ネウロイの弱点を補い、この地球の生物を取り込ませたのよ。」
ピット星人B「スフィアと異世界の怪獣の強力な遺伝子細胞も加えているの。」
ピット星人C「この怪獣G-ネウロイは、この世界はおろか平行する世界でも最強よ。」
ピット星人B「光の国の戦士なんて、もはや敵ではないわ。」
爆心地の近くにいるピット星人の母船は怪獣コントロール装置を使いG−ネウロイを501の基地へと向かわせる。
進路上には、迎撃にでたウィッチーズとテックストライカーKS。
ネウロイの泣き声を低くしたような声を上げ、G-ネウロイはウィッチーズに向かっていく。

フブキ「来るぞ!」
ミーナ「全機、攻撃開始!」
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:03:02.55 ID:dTHQcBec0
ジュリ「やはりこちらにも来たか。」
ピット星人E「うふふ、ウルトラマン。あなたに退場してもらうわ。」
響鬼「それはそっちじゃないか?」
ピット星人E「どうかしら?シャドウマンとあなたのところの魔化魍を倒してからじゃないかしら?」
耳障りな笑い声を残し空間に消えていくピット星人。
海岸から、人の形をした半透明の影が上陸してくる。
滑走路の先から化け蟹が数匹、上陸しようとしていた。

坂本「総員基地の防衛に当たれ!銃を撃てるものは全員が防衛にあたるんだ。」
芳佳「坂本さんは、どうするつもりですか?」
坂本「とりあえずは指示を出す。それよりも宮藤、お前は安全なところにいるんだ。」
芳佳「今はどこも同じくらい危険です。ならここにいます。少しは何かできるはずです。」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:03:30.10 ID:dTHQcBec0

ジュリ「実体が無いのか。幽霊というやつか?」
響鬼「幽霊、ね。じゃあ俺の専門分野かもしれないね。」
ジュリ「できるのか?」
響鬼「魔化魍を倒すときの清めの音撃を打ち込めば大丈夫。」
響鬼「それに、こういう時のための俺達だ。」
ジュリ「ではあのカニの化け物は私がやろう。」
響鬼「わかったまかせた。じゃあ行くぞ?」
ジュリ「ああ。」
響鬼「響鬼、紅!」

響鬼「音撃打、豪火連舞の型!」
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:04:01.26 ID:dTHQcBec0
坂本「相手に銃弾が効かない?すり抜ける?」
芳佳「幽霊なんですか?あれは。」
坂本「わからん。わからんが何とかしないと基地に侵入されてしまうな。」
芳佳「あ、坂本さんあれ!響鬼さんが真っ赤になってます。」
坂本「響鬼が真っ赤?なんだ?炎を振り回していると敵が消える!」
坂本「ジュリはどうした?」
芳佳「あそこ、滑走路の先です。」

ジュリ「はあぁぁーーーーっ」

芳佳「すごいジャンプ力。」

ジュリ「ふん」
魔化魍化け蟹に触れるとそこから電撃を放つジュリ。
芳佳「ペリーヌさんと同じ固有魔法?」
化け蟹はその電撃に吹き飛ばされると、霧状に消えていく。
現れる化け蟹に次々と電撃を食らわせるジュリ。
坂本「一体、何匹あらわれるんだ。」
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:04:29.83 ID:dTHQcBec0
響鬼「おっと。」
シャドウマンが霧状のものを響鬼に吹き付ける。
避ける響鬼。
しかし、突出してきた兵士の一人がそれを浴びてしまった。
響鬼「縮んだ!?」
霧を浴びるとコップサイズまで縮んでしまったのである。
響鬼「少佐!こいつらに近づかないように指示をだすんだ。みな縮められちまうぞ!」
坂本「わかった。って、縮む?」
芳佳「坂本さん、あれ!」
前方にさらに巨大な化け蟹が現れた。
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:04:57.92 ID:dTHQcBec0
ミーナ「なんて頑丈さなの。」
シャーリー「中佐、もう一回やつの頭を狙っていってみる。」
ミーナ「危険だわ。」
シャーリー「大丈夫、スピードを上げての一撃必殺で行く。」
バルクホルン「まてリベリアン。ハルトマンと私、あとサーニャで先に陽動をかける。」
エイラ「じゃあ、三人の援護はわたしがするヨ!」
ミーナ「わかったわ。」
ペリーヌ「中佐、私達は?」
ミーナ「二人は、シャーリーさんが離脱したときの援護を。」
ペリーヌ・リーネ「了解。」
ルッキーニ「あたしは?」
ミーナ「私とここにいて。いざという時に援護を行います。」
ミーナ「作戦開始。」

フブキ「くそ、でかい割にすばやい円盤だな。」
セリザワ「一度、彼女達と合流しよう。」
フブキ「なぜだ?」
セリザワ「あれはワープゲートを兼ねてる母船のようだ。」
フブキ「そうか、あとで怪獣共を追い払うのにも使えるのか。」
セリザワ「おそらく。」
フブキ「わかった、合流する。」
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:05:23.41 ID:dTHQcBec0
シャーリーが位置につく。
バルクホルンたちが攻撃に転じると同時にペリーヌとリーネは怪獣の背後に回る。
リーネ「ペリーヌさん、あれ!」
ペリーヌ「背ビレが光って?中佐、何か起こります!」
ミーナ「了解、全機散開!怪獣からはなれて!」
散開を始めると同時にG-ネウロイの口から赤味がかった青白い熱線が放射された。
シャーリー「いまだ!」
G-ネウロイの口にロケット弾叩き込むと即上昇して退避する。
そこに、バルクホルンたちが集中攻撃を加えた。
ミーナ「なんの効果もない。」
G-ネウロイは咆哮をあげると、さらに熱線を放つ。
上空にいるウィッチーズに向けてなぎ払うように放射してきた。
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:05:51.09 ID:dTHQcBec0
リーネ「シールドが!」
ペリーヌ「持ちこたえられない?」
同時に、ストライカーユニットのエンジンが不調をきたす。
リーネ「お、落ちる!」
ウルトラマンヒカリは、バリアを張って全員を攻撃から守る。
だが、熱戦はそのバリアを押し戻し、突き破ってウルトラマンヒカリに命中する。
リーネ「ヒカリさん!」
エイラ「早く避けろヨ。」
リーネとペリーヌの手を引いて飛ぶエイラ。
ペリーヌ「いきなり何を!」
そこを熱線が通過する。
エイラ「危なかったロ。」
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:06:20.30 ID:dTHQcBec0
フブキ「全員退却だ。今のままじゃやられる一方だ。」
ミーナ「わかりました。一時退却します。」
シャーリー「だめだ、ミーナ!あれを!」
ハルトマン「あれ?あれは、移動式のネウロイの巣。」
バルクホルン「いや、ミーナ達に化けてた連中の乗り物だろう。」
数機の円盤が雲、ネウロイの巣の擬態を解くと光球を飛ばす。
海上に触れるか触れないかの瞬間に爆発したかのように広がり中から怪獣がさらに現れた。
フブキ「くそ、どれだけえげつないんだ。」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:06:50.20 ID:dTHQcBec0
ミーナ「こんな数、相手にできない。」
バルクホルン「急いで撤収しよう。」
シャーリー「とりあえず分散してでも逃げないとやられちまう。」
フブキ「そうしてくれ。退路は俺がなんとかする。」
ミーナ「わかりました。各機、個別に退却。基地に戻ります。コースは自由に!」
フブキ「ヒカリ、そっちはなんとかしてくれよ。」
ミーナ「フブキ隊長。あの怪獣はなんだかわかりますか?」
フブキ「改造されてるようだが、エレキングだそうだ。」
バルクホルン「ただでさえ手ごわいのがさらに10匹だと。」
ミーナ「みんな、武器を捨てて身軽になって!」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:07:17.61 ID:dTHQcBec0
ウィッチーズが退却に入ると同時にフブキはエレキングの大群に対し攻撃を加える。
だが、それほど効果があったようには見えない。
ウルトラマンヒカリの方も、G-ネウロイの頑健さに苦戦している。
前線は見る見る後退して行く。
ナイトシュートもナイトブレードも一応の効果はあるようだが、その進軍はとまらない。
ついに、ヒカリのカラータイマーが点滅を始めた。
ピット星人A「さすがのウルトラマンもかなわないみたいね。」
ウルトラマンヒカリ「まだだ!」
ヒカリは片手を空高く突き上げる。
その手に向かって光が降って来ると、それはアーブの鎧として彼の体に装着された。
再び、G-ネウロイに挑むヒカリ。
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:07:46.76 ID:dTHQcBec0
ジュリ「来たか。」
前方のG-ネウロイとエレキングの群れ、それに押されながらも戦うフブキとヒカリ。
響鬼「また凄いのが現れたな。」
ジュリ「すまないが、化け蟹は相手にできそうにない。」
響鬼「特大がひとつなら、俺でいいかな。」
坂本「私も手伝おう。」
ジュリ「無理だ。並の力、武器では相手にならない。」
坂本「私も侍だ。黙ってみているわけにはいかない。」
芳佳「だめです!坂本さん。自分でも言っていたじゃないですか、今の私たちには戦う力がないって!」
坂本「宮藤、それでも今はなにかしないとならない時だ。」
響鬼「いや、宮藤の言うとおりだ。今は足手まといになる。」
坂本「響鬼っ。」
ジュリ「今の坂本では確かにそうだ。下がってもらいたい。」
芳佳「坂本さん、早く!」

ジュリ「行くぞ。」
響鬼「ああ。」


ジュリが変身し飛び立つと同時に散開して退却してきた501のメンバーが各々帰還する。
滑走路側の海岸では、響鬼が最後の化け蟹に音撃を叩き込み清めの音を流し込んでいた。
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:08:14.32 ID:dTHQcBec0
ミーナ「少佐、状況は?」
坂本「海から来た連中はあの二人が倒した。あとはあそこの化け蟹と、あの怪獣たちだ。」
ハルトマン「あんな頑丈なの、初めてだよ。死ぬかと思った。」
バルクホルン「弱音を吐くな、ハルトマン!我々が戦わずに誰が守るんだ。」
エイラ「でも、勝ち目が無いのも事実だナ。」
シャーリー「不吉なカードでも出たのか?」
エイラ「うン。死神。」
ルッキーニ「こんなときにイヤなもんださないでよー。」
坂本「とにかく全員無事なんだな?」
ペリーヌ「はい。ただ、武器はもう無いんですが。」
ミーナ「退却時に、少しでも身軽になって速度を稼ぐためにしかたかったのよ。」
リーネ「わかってます。でもこのままだと。」
坂本「いや、まだ武器はあるはずだ。」
芳佳「坂本さん、何をする気ですか?」
ミーナ「待ちなさい、美緒!」
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:09:30.01 ID:dTHQcBec0
ジャスティスの参戦により、ヒカリはG-ネウロイだけに集中することができた。
エレキングは、数は多いがただ倒すという事だけで戦えばなんとか倒していける。
一方響鬼は外殻を強化されたのか、音撃鼓を使った音撃でもなかなか化け蟹に清めの音が通じきらず、時間がかかってしまっていた。
響鬼紅の姿はもって1時間。
体力も消耗するし、時間も迫っている。
だが、叩き込み続ける内に化け蟹の外殻に亀裂が走ってきた。
響鬼「ようし、ここで一気に行くぞ!」
さらに強く一撃一撃を加えていく。

ジャスティスがエレキングを倒していくのとは対照的にやはり前線は基地へと接近していた。
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:09:55.85 ID:dTHQcBec0
フブキ「こちらフブキ。基地内に安全なシェルターがあるならそこに退避しろ。」
ミーナ「倒すことは不可能そうですか?」
フブキ「残念ながら、そのようだ。すまない。」
ミーナ「いえ、気にしないでください。」
坂本「みんな滑走路を空けてくれ。これを出す。」
シャーリー「少佐、それは零戦。」
ハルトマン「無理だ、いくら爆弾を使うといってもそれでは数も威力も足りない!」
坂本「避難の時間を稼げると思う。」
ペリーヌ「少佐、それでは少佐の命が!」
坂本「大丈夫だ、私だって死にに行くわけではない。」
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:10:26.39 ID:dTHQcBec0
そのとき、G-ネウロイの熱戦がヒカリを捕らえ、ヒカリは基地滑走路前の海に吹き飛ばされてきた。
ジャスティスは、エレキングを5体残し、基地前に飛来する。
響鬼は、吹き飛ばされたヒカリが起こす波が来る前に化け蟹を清めた後、波に押し流され基地後方の遺跡のあたりま

で流されてしまった。
響鬼「何が起こった?」
G-ネウロイはほぼ基地の正面200mほどのところに立っていた。
マロニー「これが、こいつが私が作り出してしまったものなのか。」
営倉の窓から見えるその威容にマロニーは戦慄する。
ピット星人C「さあ、G-ネウロイ。その基地を目障りなウィッチと共に破壊しちゃいなさい。」
コントロール装置のパネルを操作するピット星人。
G-ネウロイの背びれが発光する。
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:11:03.00 ID:dTHQcBec0
ミーナ「みんな伏せて!」
G-ネウロイの熱線が発射されると同時に、ヒカリはその前に立ちふさがる。
熱線をもろに受けるウルトラマンヒカリ。
円盤がヒカリを攻撃しようとするがそれをフブキは撃墜する。
近寄るエレキング。
しかしジャスティスがそれを撃退する。
G-ネウロイの熱線を受けていたヒカリが爆発を起こす。
吹き飛ぶアーブの鎧。
カラータイマーの点滅するヒカリが立ち上がろうとするが、力尽き倒れる。
坂本「いかん、第二波がくる!」
芳佳「坂本さん、危ない!」
零戦のコックピットに乗ろうとしていた坂本に抱きかかり、引き離す芳佳。
間一髪、円盤の放つ光線が零戦を直撃する。
ミーナ「美緒、宮藤さん!」
芳佳「無事です!」
しかし、滑走路には爆発でできた穴が開いている。
坂本と芳佳はそれぞれ爆風で離れたところに飛ばされているが芳佳が確認し答える。
同時に、G−ネウロイが熱線を放つ。
芳佳「坂本さん、逃げて!」
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:11:33.19 ID:dTHQcBec0
フブキ「しまった!基地が。」
避難の終わっていない基地へ熱戦が直撃する。
基地施設構造物の女神像に直撃した熱線は、そのまま下に向かっていく。
バルクホルン「宮藤、逃げろ!」
芳佳「あ…。」
坂本「みやふじっ!」
爆風で飛ばされた坂本は芳佳に手を伸ばしながら立ち上がるが遠すぎた。
熱線が直撃する直前、ウルトラマンジャスティスが芳佳をかばい立ちはだかる。
熱線の直撃を受けるジャスティス。
しばらく熱線を押し返そうとしていたが、カラータイマーが点滅し始めていたジャスティスは徐々にひざをつく。
熱線を受けながら体を返し芳佳を庇うように身をかがめると強い光が発生した。
ミーナ「宮藤さん!ジュリさん!」
爆音と共にウルトラマンジャスティスと芳佳の姿はそこから消滅していた。
フブキ「ジャスティス!」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:18:13.54 ID:dTHQcBec0
響鬼「大丈夫?」
セリザワ「ああ、なんとか大丈夫だ。ほかのみんなは無事か?」
響鬼「まだ確認してないんだ。急ごうか。」
ミーナ「響鬼さん、セリザワさん。」
セリザワ「どうした?みな無事なのか。」
バルクホルン「宮藤と、ジュリが…」
ヒビキ「やられたのか?」
エイラ「うわっ、顔だけもどってル!」
ピット星人A「どう、あなたたちがどんなにがんばっても勝てない事実がわかったかしら。」
坂本「なに?」
ピット星人A「だから、この世界が終わる様をしっかりみていてね。」
ピット星人C「さあ、G-ネウロイ、基地に止めよ。」
再度熱線を放ち、ほぼ基地上部構造物を破壊する。
雄たけびのような声を上げると、G-ネウロイは基地から離れていった。
方向は、ロマーニャ。
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:18:42.28 ID:dTHQcBec0
フブキ「行方不明はジャスティスと宮藤か。」
坂本「私のミスだ。なんとかしようと焦ったあまりに、宮藤とジュリを犠牲にしてしまった。」
ヒビキ「まだ死んだとは限らないんじゃないかな?」
ミーナ「そう思いたいわ。でも目の前で爆発したのよ。」
フブキ「だが誰も死んだ姿をみていない。」
ペリーヌ「でも、そうは言ってもあんな目の前の出来事を否定しきれません。」
ミーナ「残念だけど、事実は受け止めないと。」
フブキ「いや、ウルトラマンも一緒だ。」
バルクホルン「気休めならよしてくれ。」
フブキ「あきらめるな。ウルトラマンがいて、お前の仲間と一緒に消えたのならまだ可能性がある。」
坂本「しかしあの攻撃でウルトラマンも一緒に消えている。いくらなんでも無理だ。」
ミーナ「残念だけど、私たちには打つ手がもうないわ。」
フブキ「ウィッチに不可能はない!」
坂本「!」
フブキ「そういったのはお前達だろう!」
ミーナ「フブキ隊長!」
フブキ「ミーナ中佐。隊長なら仲間なら、わずかな可能性があるなら希望を捨てるな!」
シャーリー「まったく、どこの世界にも宮藤みたいなやつはいるんだな。」
リーネ「隊長、私もフブキ隊長の意見に賛成です。」
ペリーヌ「そうね、宮藤さんだけじゃ頼りないけれど、ウルトラマンがいるんでしょう?」
シャーリー「なら、それに賭けてみるのもいいんじゃないか、ってところか。」
ミーナ「そうね。」
坂本「…」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:19:12.85 ID:dTHQcBec0
翌日、姿を消したピット星人の円盤とエレキング、G-ネウロイの捜索は続いた。
基地の機能はほぼ失われていたが、501飛行隊は次の指示が来るまでの間、基地待機となった。
サーニャ「エイラ、これ…。」
エイラ「ああ、宮藤に前買ってきてもらっタ。」
サーニャ「うん、枕。」
エイラ「フブキやヒビキはああいってたけド、どうなんだろうナ。」
サーニャ「エイラは芳佳ちゃんの事、信じられない?」
エイラ「信じたいけどサ。」

ペリーヌ「リーネさん、なにぼーっとしてるんですか?」
リーネ「ペリーヌさん、芳佳ちゃんが帰ってきたとき困らないように荷物をまとめておこうかと。」
ペリーヌ「そんなこと、帰ってきてから本人にやらせなさい!それよりほかにやる事たまってるのですよ。」
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:19:50.32 ID:dTHQcBec0
基地、遺跡近く。
坂本「烈風斬!」
ヒビキ「よ、鍛えてるね。」
坂本「ヒビキか。だが、烈風斬も討てない状態では鍛えてるとは言えるのか。」
ヒビキ「もっちゃんはさ、魔法力とか言うのがないと、鍛えた技も使えないの?」
坂本「もっちゃんはよせ。技という事で言えば使えるだろうが、強い、効果のある技はダメだ。」
ヒビキ「ふーん。でもその技ってのは魔法力を効果的に使うための技だったんだろう?」
ヒビキ「なら、もっさんが鍛えた技ってのは生きてるんだろうし。」
坂本「呼び方は諦めた。ネウロイを討つ、敵を倒すために必要な力はだせないんだ。」
ヒビキ「技を出すために力がないとだめなのか、技を出すから力がでるのか、どっちなんだろうね?」
坂本「それは、両方だ。」
坂本「技だけではない、魔法力があってそれを生かす技があれば、敵を倒せるんだ。」
ヒビキ「じゃあ、技でほかの力を利用すれば?」
坂本「ほかの力と簡単に言うな。」
ヒビキ「だって、魔法力だって自然の力を借りてるようなものでしょう?」
ヒビキ「守りたいものがあって、本気ならその力も借りれるんじゃないのかな?」
坂本「守りたい、か。宮藤ならできるかもしれんが、私は違う。」
坂本「私は、ただ戦う事が生きがいなんだ。守るという事で戦う事ができるとも思えない。」
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:20:17.41 ID:dTHQcBec0
セリザワ「本当にそう思うか?」
坂本「なに?」
セリザワ「戦うだけの者が、守る事を知って巨大な敵を倒す力となったこともある。」
坂本「それは?」
セリザワ「星斬丸。」
坂本「扶桑刀のようだが、聞いた事はない。」
セリザワ「扶桑刀ではない。これを持っていたものは強さを求め続けた者だった。」
セリザワ「この刀を使い、守る戦いを覚えた彼は仲間と共に、強大な敵を倒した。」
坂本「その使い手は?」
セリザワ「命を落とした。だが、守る事でその敵を倒す事ができたんだ。」
セリザワ「この刀を預ける。これを使いこなしてみるんだな。」
ヒビキ「いいの?地球人には妖刀とか言うんじゃないだろうね?」
セリザワ「心が弱ければそうなるかもしれない。」
ヒビキ「じゃ、もっさん次第だね。」
坂本「星斬、丸…」
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:20:49.76 ID:dTHQcBec0
フブキ「セリザワさん、ちょっと。」
セリザワ「なんだ?」
フブキ「この変に、変な反応があるんです。」
セリザワ「確かに。なんなんだ?この反応は?」
ヒビキ「どうした?」
フブキ「おそらく宇宙生命体の反応ですが、基地内に出た。」
坂本「いきなりか?どう言う事なんだ?」
ヒビキ「反応の強いところに行けばいいんじゃない?」
フブキ「よし、行ってみよう。」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:21:17.91 ID:dTHQcBec0
坂本「ペリーヌ、リーネ。何をしているんだ?」
リーネ「あ、少佐、みなさんも。」
ペリーヌ「いえ、この前宮藤さんと一緒に植えた種を見にきたらもう花が咲いていて。」
坂本「ほう。変わったチューリップだな?」
フブキ「ペリーヌさん、この花はどこで?」
ペリーヌ「え?確かリーネさんと宮藤さんが買ってきてくれた花では?」
リーネ「いえ、私たちチューリップの種は買ってきてません。」
ヒビキ「それ、いつの話?」
ペリーヌ「え?たしか、数日前、いえ、数週間前?」
セリザワ「失礼。」ガッ
リーネ「ペリーヌさん!」
坂本「どう言う事だ?」
セリザワ「これか、この機械だ。」
坂本「なんだ、この小さい針みたいなのは?」
セリザワ「これで、精神をコントロールしているんだ。」
フブキ「みんな、反応はこの花だ。」
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:21:43.77 ID:dTHQcBec0
坂本「ペリーヌ、気がついたか?」
ペリーヌ「はい、少佐。あの私はどうして?」
ミーナ「ペリーヌさん、どこまで覚えています?」
ペリーヌ「どこまでって、いきなり花の事を聞かれたところまで。」
坂本「そうか、ペリーヌ。この花の種を誰にもらったか覚えているか?」
ペリーヌ「この花は、ええと、そうです!少佐に頂いた物です。」
坂本「私に?」
ペリーヌ「ええ、最初に怪獣が現れた日の夜に…」
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:22:10.94 ID:dTHQcBec0
数日前 病室
坂本「クロステルマン、入るぞ。」
ペリーヌ「少佐、わざわざ来ていただいて。」
坂本「いや、部下の様子を見るのも上司の務めだからな。」
ペリーヌ「もったいないですわ、それにクロステルマンだなんて。いつも通りペリーヌと。」
坂本「そうか、ペリーヌ。すまないな。見舞いを持ってきた。」
ペリーヌ「ありがとうございます、少佐!少佐??」
坂本「ペリーヌ、これはお守りだ。」スッ
ペリーヌ「はい…」
坂本(ピット星人)「いいかペリーヌ、この種は、宮藤とビショップにもらったものだ。」
ペリーヌ「はい、これはリーネさんと宮藤さんにもらいました。」
ピット星人「お前は暫く、目を覚まさない。」
ペリーヌ「はい、目をさましません。」
坂本(ピット星人)「その間に私にこの基地とほかのウィッチについて教えなさい。」
ペリーヌ「はい、教えます。」
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:22:44.26 ID:dTHQcBec0
ペリーヌ「な、なんと言う事。私、すっかり忘れていたなんて。」
フブキ「いやおそらく忘れさせられていたんだろう。」
ペリーヌ「そんなの慰めになりませんわ。私があいつらに情報を与えたりしたから、宮藤さんを!」
坂本「ペリーヌ、お前の所為じゃない。」
ミーナ「おそらく、最初からペリーヌさんを狙っていたのよ。」
バルクホルン「ミーナや少佐、私が撃墜され前線を離れると、事態が大事になる。」
エイラ「それでペリーヌか。」
ハルトマン「階級は私だって同じなのになんでペリーヌなんだ?」
バルクホルン「お前は普段からねっぱなしだし情勢もつかんでおらんだろう!」
ハルトマン「そっかー。って、なんかちょっとやだ。」
ペリーヌ「私がもっと気をつけていれば。少佐に化けたあいつらに気づいていれば。」
ヒビキ「無理だと思うよ。」
坂本「ヒビキ!」
ヒビキ「だって、他人に化ける奴なんていなかった世界じゃない。めがねちゃんが責任感じる事じゃないよ。」
ペリーヌ「でも。」
ミーナ「そうね、ヒビキさんの言うとおりよ。私たちだって自分の偽者を見るまで考えもしなかったもの。」
坂本「そうだ、ペリーヌ。今お前にできるのはすぐにでも元気になることだ!」
ペリーヌ「はい、少佐。」
リーネ「芳佳ちゃんが戻ってくるまでがんばろう!」
ペリーヌ「?、あのリーネさん?」
リーネ「ん?」
ペリーヌ「なんで煤くさいんです?」
ヒビキ「あー、それね。」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:23:18.81 ID:dTHQcBec0
フブキ「みんな、反応はこの花だ。」
ヒビキ「じゃあとっとと雑草狩りしようか、お?」
リーネ「なにか黒いもの出してます。」
セリザワ「マイナスエネルギーの塊みたいな感じだ。」
響鬼「とりあえず、花は焼いておくよ。」
フブキ「セリザワさん、この粒子はどうします?」
セリザワ「花が焼かれればすぐに消えるだろう。」
リーネ「雑草を焼くためのバーナーもってきました、あ。」
響鬼「あ」
ぼん
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:23:46.74 ID:dTHQcBec0
ヒビキ「というわけで黒いお花畑は見事に焼いておいたから。」
坂本「リーネの活躍でいいのか?」
フブキ「いいと思う。」
セリザワ「危うく焼けそうだったが。」
フブキ「あの植物は、マイナスエネルギーを集めていたそうだ。」
セリザワ「他の怪獣を強化するかなにかのためだろう。」
ミーナ「じゃあ、私たちの心を折るためにまた何かしてくると?」
坂本「かもしれんな。」
ペリーヌ「大丈夫でしょうか?」
リーネ「大丈夫だよ、ウィッチに不可能はない!だよ、ペリーヌさん。」
坂本「うむ、よく言ったリーネ。」
ミーナ「でも、みんな急に元気が増してるのはなぜ?」
セリザワ「あの花だろう。マイナスエネルギーを集めるために、みなの恐怖を増幅してたようだ。」
バルクホルン「ウィッチが恐怖に負けたら、それだけで世界に希望がなくなるな。」
フブキ「案外、それが狙いかもなぁ。」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:24:15.27 ID:dTHQcBec0
翌早朝

坂本「烈風ーーー斬っっ!」
バキン
ヒビキ「鍛えてたんだねえ。」
坂本「ヒビキか。木刀で岩を斬る程度にはな。」
ペリーヌ「さすが少佐ですわ!これなら、あんな宇宙人物の数じゃないですわ。」
坂本「いや、まだだペリーヌ。」
ペリーヌ「どうしてですの?烈風丸かその刀、星斬丸でしたっけ?それを使えば大丈夫なんじゃないでしょうか?」
ヒビキ「納得のいく太刀筋になってないっていうんじゃない?」
坂本「その通りだ。何!警報?」
ペリーヌ「また敵襲ですの?」
坂本「わからん。急ぐぞ。」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:24:52.63 ID:dTHQcBec0
ブリーフィングルーム
ミーナ「全員そろったわね。」
坂本「ミーナ、何があった。」
ミーナ「今から説明します。本日未明、G-ネウロイがロマーニャに上陸しました。」
ルッキーニ「ロマーニャに!」
バルクホルン「状況はどうなっているんだ?」
ミーナ「上陸後、ロマーニャ陸軍が攻撃を加えましたが壊滅、現在G-ネウロイはローマに向かって進行中だそうです。」
ルッキーニ「ローマ、私の街が壊されちゃう。」
シャーリー「落ち着けルッキーニ。」
ミーナ「現状で私達のストライカーは修理中のため出撃できません。」
坂本「だとすると、他のウィッチや連合軍の通常兵器か。」
ミーナ「ええ、その予定ですが応援が間に合うか。」
バルクホルン「情報は何とか入らないのか?」
エイラ「ラジオで何かやってるんじゃないカ?」
シャーリー「そういや、ラジオがあったな。」
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:26:56.85 ID:dTHQcBec0
「──ら上陸した、巨大なネウロイはロマーニャ首都、ローマに向かい進行しており進路及び、その近郊十数キロにわたる住民の迅速な避難が行われています。
また、目的地とされるローマに一直線に進んでいるため、ロマーニャ軍は防衛体制を整えると共に、市民の大脱出作戦が急遽実行されていますが、輸送手段の不足が発生し、混乱しはじめています。
そんな中、ロマーニャ皇国第一公女マリア様は次のように述べております。」

マリア「皆さん、現在私達の国は非常に恐ろしい敵に襲われています。ですが、この敵から皆さんを守るために戦う人たちがいます。
もしかしたら、このローマもロマーニャも破壊されてしまうかもしれません。
しかし、人が残れば、私達が生き延びればガリアのように再生の道を歩めるはずです。
恐怖にまけず、落ち着いてこの災厄から逃れ、再びこの地に戻り、街を再建するために生き延びましょう。
そして、傷つきながらもなお、私達の盾となるべく尽力する人たち。
その人たちを迎える事ができるように私たちもまた、強くあらねばなりません。

私、いえ私達の大事な友、仲間の勝利と帰還を信じていまの苦境を乗り越えてください。」

「なお、マリア公女は市民の避難を優先させるため現在もまだ居城に残り脱出は最後にすると言う事です。」
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:27:33.71 ID:dTHQcBec0
※BGMはこれで
ttp://www.youtube.com/watch?v=4XpiEAe4eXE
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:28:11.78 ID:dTHQcBec0
護衛「本当によろしいのですか?」
マリア「はい。私には私の務めがあります。」
護衛「しかし、お命が危なくなるばかりです。」
マリア「私が率先して逃げればそれだけ国民に不安と不信を生みます。それは、命がけで戦う私の友人に対する裏切りでもあります。」
護衛「わかりました。では私共も、最後までお供いたします。」
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:30:42.86 ID:dTHQcBec0
ルッキーニ「マリアが、マリアが最後までって!」
リーネ「落ち着いて、ルッキーニちゃん。」
エイラ「だけど、陸軍も空軍も足止めすらできてないんダロ?」
ミーナ「ええ。」
ルッキーニ「それじゃあ、マリアが、マリアがああああ。」
シャーリー「泣くな!ルッキーニ!」
ルッキーニ「でも、でもこれじゃ何にもできないよぅ。」
シャーリー「そうだ!フブキ、お前の飛行機ならなんとかなるだろ!」
フブキ「それなんだが、敵に何か仕掛けられてないか整備モードにしてしまって数時間動けない。」
シャーリー「そうか、そうだよな。」
ペリーヌ「すみません、私が敵に操られてしまったばかりに。」
坂本「ペリーヌの責任じゃない。気にするな。とはいいたいが、難しいところだな。」
ヒビキ「チャック、チャック、いえーがー♪」スチャ
シャーリー「これは、バイクの鍵。」
ヒビキ「うん。約束だからね。」
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:31:10.22 ID:dTHQcBec0
シャーリー「じゃあ、全速で行くぞ。」
ヒビキ「あ、ちょっと待ってて。」チーン…キュイイイ
ルッキーニ「何やったの?」
ヒビキ「もしもの時のお守り。」
シャーリー「へえ、色々できるね。」
ヒビキ「そりゃあもう」
ミーナ「鍛えてらっしゃるんですものね。」
ヒビキ「はい。」
ミーナ「シャーリーさん、ルッキーニさん。武器はほとんど無いけれどがんばってね。」
シャーリー「了解、中佐。」
ルッキーニ「じゃあ、行ってきまーす!」
ミーナ「凄いスピードねえ。」
ヒビキ「じゃ、こっちも急いで準備しよっか!」


シャーリー「すごいなこれ!今まで乗ったどんなスピードブレイカーよりスムーズなエンジンだ!」
ルッキーニ「とばせー!シャーリー!」
シャーリー「おーっ!」
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:31:40.84 ID:dTHQcBec0


芳佳「光?朝…、違う!ここは?」
芳佳「はい、ここは、ってジュリさん凄い火傷!」
ジュリ「大丈夫だ、私はウルトラマンでもあるから少しじっとしていれば治る。」
芳佳「でも、大丈夫そうに見えません。」
ジュリ「そんなことより、あの光が見えるんだな?」
芳佳「はい、見えます。でも、ここはどこなんですか?」
ジュリ「光量子空間と言ってもわからないか。生と死の狭間とも亜空間ともいえる場所だ。」
芳佳「え!じゃあわたし死んじゃったんですか!」
ジュリ「まだ、死んでいない。」
芳佳「よかった。でもどうやって出ればいいんでしょう?」
ジュリ「あの光が出口になる。」

113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:32:08.96 ID:dTHQcBec0


フブキ「チェックが今すんだ。問題はないようだ。」
セリザワ「他のところにも仕掛けられた形跡はない。」
バルクホルン「後は、私達のストライカーユニットの修理、整備次第か。」
ペリーヌ「私が敵のコントロール下に落ちなければ、こんな手間がかかる事には。」
リーネ「しょうがないよ、ペリーヌさん。」
バルクホルン「うむ、敵の目的もわからなかったからな。」
ミーナ「はい、みなさん。良い知らせと悪い知らせがあります。」
ハルトマン「うわ。なんかやな予感がする。」
坂本「良い知らせは扶桑海軍が二式大艇を輸送用に廻してくれる事になった。」
エイラ「悪い知らせってなんダヨ。」
ミーナ「使えるストライカーの数が限られてしまいました。」
バルクホルン「どう言う事だミーナ!」
ミーナ「先の攻撃の時、完全に破壊されたものが数機。」
フブキ「修理もできないのか。」
ミーナ「ええ。修理不可能なのは、サーニャさん、エイラさん、それと私の。」
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:32:39.19 ID:dTHQcBec0


ルッキーニ「うにゅ、シャーリー。なんか嫌な感じがする。」
シャーリー「なんだー?せっかく広い道に出たのにネウロイか?」
ルッキーニ「違うとおもうけど、なんかぞわっとする感じで、って前!」
シャーリー「なんだあの土煙。」
ルッキーニ「あれ、顔がしたについてるっ。」
シャーリー「なんか気持ち悪いな。ルッキーニ、バズーカ有ったろう?」
ルッキーニ「うん、持って来た。」

シャーリーとルッキーニの前に現れた怪獣ツインテールは、街道を走る二人に向かって突き進んでくる。

シャーリー「こっちに向かってくるなら射程に入ったら撃て!」
ルッキーニ「りょうかーい!」
シャーリー「ふふっ、地上だって私らのコンビネーションは変わらないぞ。」
ルッキーニ「シャーリー、そろそろ。」
シャーリー「よし!目を狙え!」
ルッキーニ「いけーーーー!」
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:33:07.14 ID:dTHQcBec0
ミーナ「そういわけで、しばらくの間出撃は、ハルトマン中尉、バルクホルン大尉、クロステルマン中尉、リネット曹長。」
坂本「それにシャーリーと、ルッキーニか。」
バルクホルン「しかし、これでは攻撃翌力に不安が残るな。」
リーネ「大丈夫です!ウィッチに不可能はありません!」
坂本「よく言った、リーネ!成長したな!」
リーネ「いえ、そんな、ありがとうございます。」
ミーナ「それと、この基地から移動します。」
エイラ「どこへ移動するんだ?」
ミーナ「以前つかっていたブリタニアの基地です。」
バルクホルン「そうか、懐かしいな。」
フブキ「何か手伝う事はあるか?」
坂本「いや、フブキたちにはシャーリー達を迎えにいってほしい。」
フブキ「わかった。すぐ準備する。」
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:34:33.56 ID:dTHQcBec0
シャーリー「ようし、やったなルッキーニ。」
ルッキーニ「うん、目つぶしてやった!」
シャーリー「よしよし、こっからは全速で逃げ切るぞ。」
ルッキーニ「えー、弾残ってるんだし、やっつけておこうよー。」
シャーリー「バカ、ここで時間くったらマリアのところに間に合わないだろう!」
ルッキーニ「そうだけどさー、こいつが追ってきたら。」
シャーリー「そん時はそん時だ!」
ルッキーニ「わかった。」
シャーリー「あれ?」
ルッキーニ「何あれ?むし?」
シャーリー「うわ、あれも敵だ。光線撃ってきたぞ!」
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:35:03.30 ID:dTHQcBec0
フブキ「ローマへ向かうのは、俺と少佐。あとは誰だ?」
ミーナ「サーニャさんとエイラさんも一緒に。」
エイラ「わかっタ。」
サーニャ「了解。」
坂本「輸送機の護衛は、セリザワに一任するしかない。頼む。」
セリザワ「ああ。まかせてくれ。」
ヒビキ「俺、どっちについて行こうか?」
フブキ「輸送機の方じゃないか?何が来るかわからないし。」
ヒビキ「まっそうだね。」
ミーナ「では、全員出撃します。フブキ隊長、みんなをよろしくね。」
フブキ「了解。」
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:35:30.26 ID:dTHQcBec0

芳佳「ジュリさん、光が強くなってます。」
ジュリ「そうか、お前の仲間も強いな。」
芳佳「はい。みんなすごいんです。」
ジュリ「よし。これなら早く戻れるかもしれないな。」
芳佳「でもジュリさんの怪我がまだひどいですよ。」
ジュリ「大丈夫だ。ウルトラマンの姿になれば影響はない。」
芳佳「そんなこと言っても無理する事には変わりはないです。無茶をしたらいけません。」
ジュリ「宮藤、お前の周囲のオーラの様子が変だが?」
芳佳「え?あれ。まさか。」
ジュリ「どうした。」
芳佳「ちょっとまっててください。今なら、ここなら魔法が使えるかもしれません。」
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:35:59.15 ID:dTHQcBec0
杉田「どうした。」
兵士「それが、これを。」
杉田「これは坂本少佐の烈風丸。」
兵士「はい、これが先ほどから発光しています。」
杉田「どう言う事だ?そうだ、震電の方はどうなってる?」
整備兵「魔導エンジンにわずかに反応が。」
杉田「ふむ。我々は勝てるかもしれないぞ。いや、勝てる。」
副長「どう言う事でしょう?」
杉田「うむ、勘だ。」
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:36:26.99 ID:dTHQcBec0
シャーリー「くそ、こいつら危ないししつこいし!」
ルッキーニ「こんなむし、やだよー。なんとかしてー。」
宇宙昆虫の群に攻撃される二人。
「キュイイイーーーー」
シャーリー「なんかいったか、ルッキーニ?」
ルッキーニ「え?何も言ってないよ?」
シャーリー「じゃあ、何の音なんだ?まさかバイク壊れたとかぁ?」
ルッキーニ「違う、シャーリーこれ!」
バイクのサイドバックから飛び出す赤い円盤。
シャーリー「なんだこれ!」
ルッキーニ「ヒビキの言ってたお守り?」
シャーリー「あの虫を落としてるぞ。」
ルッキーニ「あ、鳥のかっこうになった。」
ディスクアニマルアカネタカ。
ヒビキによって二人をもしもの時に守るように指示され、宇宙昆虫に向かっていく。
ルッキーニ「ああ、やられちゃうのもいるよーっ」
シャーリー「わかってるけれど、とまれないだろ!」
ルッキーニ「ごめんねー、みんなー。」
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:37:57.78 ID:dTHQcBec0
フブキ「テックストライカーKS、発進する。」
坂本「頼むぞ。」
エイラ「わたしたちはレーダーとか見てればいいのカ。」
フブキ「ああ。操作はそう変わらないだろう?」
サーニャ「私達のより簡単かも。」
坂本「操縦も簡単そうだな。」
フブキ「そうか?」
エイラ「なァ、敵が来たら反撃してもいいのカ?」
フブキ「できるのか?」
エイラ「できるヨ。な、サーニャ。」
サーニャ「うん。」
フブキ「なら、頼む。」
坂本「よし!シャーリー達の援護にむけ、発進!」
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:38:33.46 ID:dTHQcBec0
マリア「避難の状況はどうですか?」
護衛「市民の避難は終了しました。」
マリア「そうですか。」
護衛「ですが、私達の脱出に使えるものはすでにありません。」
護衛「軍からの報告ではネウロイは、ローマにあと数キロだと言う事です。」
マリア「わかりました。お二人は、可能な限りローマから離れてください。」
護衛「いえ、最後までお供いたします。」
マリア「ありがとう。」
マーリーアーーーーー
護衛「この声は?」
マリア「まさか、ルッキーニさん?」
ルッキーニ「マリアーーーー!!」ガッシャーン
シャーリー「すまん、ガラス割っちゃった。」
マリア「いえ、それ位はかまいません。なぜここに?」
ルッキーニ「残ってるっていうから迎えに来た!」
護衛「しかし、この二輪車でですか。」
シャーリー「そっか、マリアだけじゃないんだよな。」
護衛「いえ、でしたら私達にもまだ護衛用の二輪車があります。」
シャーリー「よし、それで行こう。」
ルッキーニ「いそごう、マリア。あの嫌なヤツもうすぐローマに入っちゃう。」
マリア「はい。」
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:39:03.29 ID:dTHQcBec0
芳佳「ジュリさん、いけます!光が強くなると治癒魔法もどんどん回復していきます。」
ジュリ「しかし。まあ、いい。お前の好きにしろ。」
芳佳「怒っていますか?」
ジュリ「いや、そういうバカは嫌いじゃない。」
芳佳「バカって。私はあきらめたくないし、」
ジュリ「わかってる。諦めないことで、大きな問題に立ち向かったヤツを知っているからな。」
芳佳「その人、どうなりました?」
ジュリ「その問題を解決して、星を守ったさ。」
芳佳「なら、私もあきらめません。」
ジュリ「やってみろ。お前の諦めの悪さに私もかける。」
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:39:34.85 ID:dTHQcBec0

シャーリー「そのバイクか。」
マリア「問題が。」
シャーリー「うん、スピードがなぁ。たぶん全速でも脱出に間に合わないと思う。」
護衛「いけるところまでついていきます。なによりマリア皇女の安全をお願いします。」
シャーリー「わかった。それでいいんだな?」
マリア「いけません。」
護衛「いえ、今はマリア様が生き残るのが先決です。あなたが生き延びれば国民への希望につながります。」
ルッキーニ「みんなを守るために、二人が犠牲になるのって、なんかやだ。」
護衛「むざむざ死んだりしません。ただ一緒にいけないだけです。」
シャーリー「わかった。こっちは速度で勝っているから、近道でも抜け道でもなんでもいいや。」
マリア「生き延びてください。」
護衛「命に代えても。」
ルッキーニ「命に代えたら生き延びれないじゃん!」
マリア「そうですね。では命がけで逃げてください。」
護衛「わかりました。」
シャーリー「じゃあ、行くぞ。」
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:40:03.02 ID:dTHQcBec0
ヒビキ「あ、たしか鳴滝。」
鳴滝「そうだ。君に伝えにきた。いいか良く聞け。」
ヒビキ「今忙しいんだけどな。」
鳴滝「いいから聞いてくれ。あの怪獣、やつらがG-ネウロイと呼ぶあの怪獣の元にした怪獣がわかった。」
ミーナ「私にも聞かせていただけるかしら?」
ヒビキ「隊長も聞く権利あるよね?」
鳴滝「ああ、ある。いいか、あの怪獣が居た世界では怪獣の王と呼ばれる生物を使った。」
ヒビキ「なんなんだ?その怪獣って。」
鳴滝「その怪獣は、ゴジラと呼ばれている。」
ミーナ「ゴジラ?」
鳴滝「そうだ。核兵器の実験で産まれたともよみがえったとも言われるその世界の最強怪獣だ。」
ヒビキ「そんなのコントロールしようっていうんだ、あいつら。」
鳴滝「そのためのこの世界のネウロイなんだろう。いいか、ヒビキ。」
ヒビキ「策でもあるのか?」
鳴滝「今はない。今はないがこれ以上世界を壊すような事はしないでくれ。」
ヒビキ「それは俺に言う事じゃないな。」
鳴滝「まあいい。私にはまだやることがある。」
ミーナ「なんなんですか?あの人は。」
ヒビキ「なんなんでしょうねえ?」
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:40:29.86 ID:dTHQcBec0
坂本「ローマにもう着いたか。」
フブキ「ああ。どうする?」
エイラ「G-ネウロイはもうすぐ市内に入るゾ。」
サーニャ「それとは別に反応があります。」
フブキ「どこだ?」
サーニャ「地下、もうすぐ出ます。」
坂本「なんだあの変な逆立ち怪獣は?」
フブキ「知らん、初めて見る。」
坂本「なんにせよ、倒さねばマリア王女もシャーリー達も救えん。先にあの逆立ちのヤツを倒すぞ。」
サーニャ「少佐、フブキ隊長、あの怪獣の目が。」
エイラ「潰されてるゾ。」
フブキ「ならこちらの攻撃が効くってことだ。エイラ中尉、攻撃は任せる。」
エイラ「いいのカ?」
坂本「タイミングはエイラに任せる。行け!」
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:40:57.77 ID:dTHQcBec0
ルッキーニ「シャーリー、あれ!」
シャーリー「あれは、テックストライカー。あとはあの逆立ち怪獣か。」
マリア「あれもウィッチーズの?」
ルッキーニ「うーん、いやそうじゃないんだけど。」
シャーリー「味方なのは間違いない。助かったぞ!」
護衛「例の巨大ネウロイもこちらに近づいてます。お急ぎください。」
シャーリー「わかってるって。」
ルッキーニ「こちらルッキーニ。聞こえますかー?」
坂本「ルッキーニか?どこに居る。」
ルッキーニ「場所は、王宮外の街道?」
坂本「わかった。この逆立ち怪獣をおっぱらったら迎えに行く。」
フブキ「もう少し接近するぞ。」
エイラ「いいヨー。」
サーニャ「G-ネウロイに高熱反応。」
坂本「エイラ。」
エイラ「もう少しだ。」
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:41:28.82 ID:dTHQcBec0
バルクホルン「そんな事を言ってきてたのがいるのか。」
ミーナ「ええ。でも今は移動を最優先で考えて。」
ハルトマン「そのゴジラってのが、元ならあれ倒すの苦労するってことでしょ?」
ペリーヌ「でもゴジラというのの正体がわかりませんわ。」
ヒビキ「それは、あの鳴滝ってのが教えてくれると思うよ。」
リーネ「でも、いつ来るかわからない人だし。」
バルクホルン「いや、いつ来るかわからないなら確実に倒すようにすればいいだけだ!」
ヒビキ「まあ、そりゃそうなんだけれどね。」
ミーナ「今は、ブリタニアの基地へと移動する事が大事です。作戦はそこで立てましょう。」
セリザワ「ゴジラ、か。」
バルクホルン「心当たりでもあるのか?」
セリザワ「いや、噂程度の存在なんだが、やたら危険な存在とは聞いている。」
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:41:58.00 ID:dTHQcBec0
坂本「エイラ、効果は?」
エイラ「上の頭はやっつけたと思うんだケド。」
フブキ「下が本体だと思うぞ?」
エイラ「上ダ。」
坂本「どうした。」
フブキ「G-ネウロイの熱線がかすめた!」
サーニャ「被害は軽微です。」
エイラ「問題になるところはないヨ。」
フブキ「俺がちょっと手を怪我しただけだな。」
坂本「大丈夫か?」
フブキ「中尉、逆立ち怪獣は?」
エイラ「倒したみたいだゾ。」
坂本「確かに動いてないな。」
フブキ「じゃあ、大尉たちを回収して脱出だ。」
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:42:25.84 ID:dTHQcBec0
シャーリー「おーい!助かったよ。」
坂本「遅くなったな。大丈夫か?」
ルッキーニ「みんな無事だよ!」
シャーリー「どうしたフブキ隊長、血がでてるぞ。」
フブキ「ちょっとな。大尉、操縦できるか?」
シャーリー「前に聞いた通りならできるけど。」
フブキ「なら頼む。戦闘はしない、逃げるだけだ。」
エイラ「急がないともうすぐ熱線がとどく所ダゾ。」
坂本「わかった。公女、護衛の方もこちらに。」
シャーリー「あ、ヒビキのバイクも積めるよな?」
フブキ「こっちへ。」
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:42:58.90 ID:dTHQcBec0
ミーナ「ロマーニャの状況は?」
バルクホルン「怪獣を一匹倒したと報告があったそうだ。」
ハルトマン「やったね。ついでにG-ネウロイも倒しちゃえばいいのに。」
ペリーヌ「無茶を相変わらず。」
セリザワ「しかし、だとするとこちらに攻撃が来るかもしれんな。」
ミーナ「ありえますわね。」
操縦士「前方、感有り。」
ミーナ「ネウロイですか?」
操縦士「いえ、こちらと同サイズ飛行物体ですが、ネウロイではありません。」
セリザワ「私の出番だな。」

ピット星人A「さあ、行きなさいシルバーブルーメ。」

シルバーブルーメはピット星人の指令を受けると巨大になった。
100mほどになったシルバーブルーメは移動中の二式大艇にむかってくる。

ミーナ「回避!」
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:43:26.55 ID:dTHQcBec0
フブキ「バイクは固定した。操縦は大丈夫か?」
シャーリー「大丈夫だって。基本は計算機がやってくれるんだろ?」
フブキ「補助するだけだ。基本は人の腕が頼りだ。」
シャーリー「だったら任せろ!」
坂本「急げ!ミーナたちのところに新手が現れた。」
ルッキーニ「少佐、そら!」
ピット星人「あなた達があがいても無駄だってことをようく教えてあげます。」
坂本「生意気な!」
ピット星人A「あなた達の伝説のウィッチ、それももうおしまいです。私達のシルバーブルーメによって。」
ルッキーニ「なにあの大王くらげ。」
エイラ「あいつ、二式大艇飲み込むつもりだ。」
フブキ「なら急ごう!」
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:43:55.59 ID:dTHQcBec0
ピット星人「残念ながら、ローマの伝説のウィッチも終わりなの。」
ミーナ「あれは美緒たち。」
ペリーヌ「少佐達の方にG-ネウロイが!」
セリザワ「我々の仲間はそう簡単に倒せないぞ、ピット星人。」
ピット星人「どうかしら。あなた達勝てる装備をもっているとでも?」
リーネ「私達はまけません!」
ペリーヌ「そうですわ、あなたみたいな人たちに好き勝手にさせるものですか!」
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:44:26.42 ID:dTHQcBec0
通信兵「大尉、これを!」
マルセイユ「なんだ?私は忙しいんだ。」
通信兵「いえ、例の報告にあった敵勢宇宙人という者の通信が。」
マルセイユ「だからそれがどうした。私は今あの敵を落とすのに忙しい。」
通信兵「いいんですか!ストライクウィチーズが狙われているんですよ?」
マルセイユ「そんなどうでも良いことを報告するな。やるべき事をやるんだ。」
通信兵「しかし、なんとかしないと。」
マルセイユ「無駄な事を言うな。」
通信兵「」
マルセイユ「あいつらに手助けは必要ない。エーリカ・ハルトマンのいる部隊だぞ。」
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:44:54.71 ID:dTHQcBec0
ヒビキ「やぁ、なんか気持ちの悪い生物だねえ。」
セリザワ「おそらくこの輸送機を飲み込むつもりなんだろう。」
ミーナ「逃げられるかしら?」
操縦士「逃げて見せます。」
バルクホルン「ハルトマン、左の機銃座だ!」
ハルトマン「了解トゥルーデ!」
ペリーヌ「私は上部機銃座にいきます。リーネさんは機首機銃へ!」
リーネ「はい!」
ミーナ「あのくらげの触手に気をつけて。タイミングを見てウルトラマンがでます。」
操縦士「了解。」
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:45:23.41 ID:dTHQcBec0
坂本「G-ネウロイの位置は?」
サーニャ「ローマに今入りました。」
フブキ「ブリタニアの基地と言っていたな。場所は?」
シャーリー「それはまかせておけ!落とされないようにしててくれ。」
ルッキーニ「これ武器は?」
フブキ「それは俺が撃つ。いったんG-ネウロイに機首を。」
シャーリー「了解!」
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:45:49.56 ID:dTHQcBec0
ミーナ「各員、攻撃は触手に集中して。旋回、左へ。」
操縦士「了解」
バルクホルン「ミーナ、ストライカーででるのはだめか?」
ミーナ「無理よ、まだでれる状態ではありません。」
セリザワ「ヤツより上の高度にでてくれ、そこから行く。」
ハルトマン「大丈夫なのか?」
セリザワ「大丈夫だ。」
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:46:16.93 ID:dTHQcBec0
シャーリー「フブキ、正面に捉えたぞ!」
フブキ「わかった。ユーティライネン中尉、攻撃は同時に頼む。」
エイラ「了かイ。どこを狙えばいいんダ?」
フブキ「頭部に集中しよう。」
坂本「よし、衝撃にそなえろ。ルッキーニ!王女のそばへ!怪我をさせるな!」
ルッキーニ「りょうかーーい!」
サーニャ「目標に高熱発生。」
フブキ「撃て。」
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:46:44.27 ID:dTHQcBec0
ミーナ「上昇!」
リーネ「ウルトラマン、目標の正面に出現。」
ハルトマン「触手が全部ひっこんでいくよ。」
ペリーヌ「上空、敵円盤一機。」
ミーナ「攻撃してくる様子は?」
バルクホルン「無い、ただ見てるだけだ。」
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:47:11.17 ID:dTHQcBec0
サーニャ「G-ネウロイ全身が超高温状態。」
シャーリー「きんきゅう、じょうしょおおおおおおおお!」
坂本「エイラ、後方の確認!」
フブキ「大気圏離脱してもかまわないぞ!」

G-ネウロイは全身を発光させると、爆発的に光が広がった。

フブキ「熱と光と、ガンマ線、やつは自爆したのか?」
ルッキーニ「さっきの攻撃が効いたんじゃない?」
サーニャ「いえ、存在は感じます。」
シャーリー「見ろ、本当に宇宙まで来たぞ!。」
坂本「反転だ、シャーリー。」
シャーリー「了解。確認かい?」
フブキ「熱と放射線が急速に収束してる。様子を見たい。」

そこにはローマの半分を廃墟に変えた中に再生中のG-ネウロイがたっていた。
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:47:40.14 ID:dTHQcBec0
ルッキーニ「ロマーニャが、わたしの街が…」
シャーリー「今は泣くな、ルッキーニ。」
フブキ「故郷を破壊された人に泣くなというのは無理だ。」
マリア「ルッキーニさん、確かにローマは破壊されてしまいましたがまだ人は生きています。」
ルッキーニ「まりあー」
マリア「人がいれば、いつでも街は建て直せます。だから悲しまないでください。」
坂本「とにかくあいつを倒さないと、ここと同じ目にあう街が増える一方だ。」
フブキ「基地へ帰還しよう。」
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:48:07.01 ID:dTHQcBec0
ウルトラマンヒカリ「ブラック指令を真似たか、ピット星人。」
ナイトブレードでシルバーブルーメを切り裂く。
ウルトラマンヒカリ「だが、この地球の人間も我々の世界の人間と同じ!絶対に暴虐に屈しない!」
ミーナ「ヒカリの切り裂いたところに集中攻撃。」
バルクホルン「自由に飛べないのはもどかしいな。」
リーネ「機首を向けてください。」
ペリーヌ「対装甲ライフル、機銃より威力はありますけれどなにをする気ですの?」
リーネ「いきます!」
ウルトラマンヒカリ「みたか、ピット星人、人の力を思いを!」
シルバーブルーメは傷口を集中攻撃され、ヒカリのナイトシュートを受け、爆発した。
ミーナ「基地へ向かいます。」
全員「了解。」
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:48:39.23 ID:dTHQcBec0
通信兵「大尉!」
マルセイユ「言ったろう、私は忙しいと。」
通信兵「もうしわけありません。ですがストライクウィチーズが敵を倒しました。」
マルセイユ「だから見る必要はないと言ったんだ。こちらも負けてはいられないぞ。」
通信兵「はい。」
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:49:06.09 ID:dTHQcBec0
ブリタニア 旧501基地
ミーナ「マリア公女、ご無事でなによりです。」
マリア「みなさまのおかげです。ご尽力ありがとうございます。」
ルッキーニ「でも、ローマが。」
ペリーヌ「大丈夫ですわ。ガリアのように復興できます。」
フブキ「いや、そう簡単には」
ペリーヌ「なぜですの!」
シャーリー「あの後G-ネウロイが姿を消したのでちょっと調べたら。」
坂本「放射能というのが残ってたそうだ。」
マリア「大丈夫です。いつまでも残る毒じゃないんでしょう?」
ルッキーニ「でも、いいところだったのに。」
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:49:33.45 ID:dTHQcBec0
セリザワ「その後のG-ネウロイの行方はわからないのか?」
ミーナ「ええ、司令部もその所在を把握できなくなっているようで。」
ヒビキ「じゃあ、どこにでるかもわからないんだ。」
ミーナ「それだけじゃないわ。」
坂本「どういう事だ?ミーナ。」
バルクホルン「ピット星人が、全世界の主要都市上空に映像を流した。」
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:49:59.72 ID:dTHQcBec0
ピット星人「私達に、抵抗する愚かな地球人に告げます。
私達は、明朝G-ネウロイと私達の怪獣軍団により、この地球を攻撃します。
戦力差は明らかななので、ハンデとして攻撃する地域を指定してあげましょう。
あなたたちのヨーロッパ、ガリアと呼んでいる所を目標とします。
どのように力を要れ、再興させようとしても、無駄だと言う事をしるといいでしょう。」
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:50:28.52 ID:dTHQcBec0
シャーリー「なんだそれ、ほんっと腹がたつなーっ!」
ペリーヌ「せっかく、みんなが頑張って復興させているガリアを狙うなんて。」
セリザワ「多分、ガリアだけじゃないだろう。主要な戦力には狙いを定めていると思う。」
ミーナ「他のウィッチや、主要軍事施設を狙うというわけね。」
フブキ「都市も狙う可能性がある。」
坂本「今の我々では、全地域を押さえる事もできないか。」
ヒビキ「仲間が居るなら、他の連中にも手伝ってもらえばいいんじゃない。」
ミーナ「連携するには時間も物資も足りないわ。」
フブキ「なら、足りるように作戦を考えるか。」
坂本「そうだな。明朝まで時間がある。一旦各自に休息を取らせよう。」
ミーナ「では、3時間後に。」


148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:50:55.28 ID:dTHQcBec0
ヒビキ「よっ、少佐。休息しないんだ。」
坂本「私は休息より訓練の方が性に合ってる。」
ヒビキ「休息は大事だよー?体壊したら元も子もないからね。」
坂本「そんなヤワな体はしていない。試してみるか?」
ヒビキ「それじゃあ、一発やってみる?」」


149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:51:22.80 ID:dTHQcBec0
ヒビキ・坂本「はぁ、はぁ」
ペリーヌ「少佐、ヒビキさん?!」
坂本「どうした?ペリーヌ。」
ペリーヌ「いえ、そのちょっと散歩してましたら、そのお二人の、ハゲシイイキヅカイガ。」
ヒビキ「ああ、鍛えた成果を試してたところ。」
坂本「うむ、今のところ私の二敗だ。」
ヒビキ「ちなみに、俺は一敗。」
ペリーヌ「はぁ、そうでしたの。私すっかり、その。」マッカ
ヒビキ・坂本「?」
鳴滝「ヒビキ!」
ヒビキ「お、絶好のタイミング!」
鳴滝「どういうことだ?」
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:51:50.19 ID:dTHQcBec0
501基地 〜ブリーフィングルーム〜
ミーナ「これより、作戦会議の結果を伝えます。なお、すでに司令部許可はとりました。」
坂本「緊急時でもあり、作戦立案、検証はフブキ、セリザワの両名の協力があるという事からの許可だ。」
バルクホルン「そんな大規模作戦なのか?」
ミーナ「総力戦ね。」
ハルトマン「でもこっちには満足にストライカーユニットもないじゃない。」
エイラ「そうだぞ。私達は何もできないゾ。」
フブキ「大丈夫だ。そこもちゃんと考慮にいれてある。」
ミーナ「いい、作戦はこうよ。まず、サーニャさん。」
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:52:18.65 ID:dTHQcBec0
ブリタニア 23:00
シャーリー「よし、時間はちょうどいい。通信やってくれ!」
サーニャ「はい、これより世界中のナイトウィッチに連絡をいれます。」

501基地 ブリーフィングルーム
坂本「加えて事前にサーニャの交信と別に、こちらも艦隊などへの通信を行うが、これには、」
ミーナ「ノイエカールスラントで開発した暗号機エニグマを利用します。」
バルクホルン「そうか、Uボートに伝達を頼むのか。」
坂本「各国大使館の解読器も総動員する事になる。」

扶桑 横須賀港
土方「通信が入ったと?」
通信兵「はい、在扶桑カールスラント大使館より、入電。」
土方「内容は。」
通信兵「攻撃は明朝。各国ウィッチ及び全軍は迎撃体勢にて待機。」
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:52:47.18 ID:dTHQcBec0
501基地 〜ブリーフィングルーム〜
エイラ「でも、私タチ、ストライカーユニットないゾ。」
フブキ「そこで、テックストライカーを使う。」
ハルトマン「私達で操縦できるのか?」
シャーリー「以外と簡単だったぞ。」
フブキ「空中戦をやるとなるとちょっとは操作もふえるが、楽は楽になってる。」
ペリーヌ「中佐とエイラさん、サーニャさんの3名で動かすのですか?」
ミーナ「いえ、各自1機ずつです。」
フブキ「テックストライカーは、3機に分離できるんだ。」
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:53:14.73 ID:dTHQcBec0
テックストライカー 〜コックピット〜
エイラ「じゃあ、これとこれで基本的に操縦できるんだナ。」
フブキ「そうだ、攻撃はこれで。」
サーニャ「私の方はどうすれば?」
フブキ「そっちはライトコアで、レーダーと大型砲の連携が取れる。」
ミーナ「普段の装備と同じ感じね。」
エイラ「レフトコアにはなにかないのカ?」
フブキ「大型砲がない分、分離時は機動力があがる。」
ミーナ「そして私の使うセンターコアが、指揮系統をつかさどるのね。」
フブキ「レフト、ライト両機からの情報のリンクで現場の把握、分析が可能だ。」
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:53:40.70 ID:dTHQcBec0
501基地 〜ブリーフィングルーム〜
ペリーヌ「では、私達は?」
ミーナ「ストライカーと武装はあります。あなた達はガリアの防衛ラインについてもらいます。」
リーネ「私達だけですか?」
坂本「ブリタニア、リベリオン、カールスラント、ガリア等、近隣の艦隊、航空隊が協力する。」
バルクホルン「少佐たちはどうするんだ?」
坂本「私か?私達は…」
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:54:07.80 ID:dTHQcBec0
〜ブリーフィング数時間前〜
鳴滝「何で、私がそのような事を。」
ヒビキ「情報を持ってきたのは鳴滝さんだよ?」
坂本「そうだ。その情報をうまく利用するためには協力してもらわないと困る。」
フブキ「宇宙人の機械だっていうなら俺がコントロールする。」
ミーナ「敵母船に乗り込むアイデアを持ち出したのは鳴滝さんですよ?」ニッコリ
鳴滝「たしかにそうだが。」
セリザワ「私達はそのゴジラの居たという世界の情報はないのだから、協力してもらわないと困るな。」
鳴滝「わかった。で、どうやって乗り込むつもりだ?」
フブキ「あれ。」
鳴滝「あれは、旧式の飛行艇だぞ!」
セリザワ「だが、シルバーブルーメから逃げる事もできたし撃退に効果をだした。」
鳴滝「まったく、むちゃくちゃな連中だ。許さんぞディケイド…。」
ヒビキ「いや、だからディケイドって人、関係ないよね?」
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:54:34.62 ID:dTHQcBec0
ミーナ「作戦の骨子は以上です。質問は?」
バルクホルン「宮藤たちの事はどうするんだ?」
ハルトマン「宮藤がいないと不安?トゥルーデ。」ニッシッシ
バルクホルン「違う、戦力の不足というのがだな、作戦では如実に現れるんだ!」
ミーナ「大丈夫です。そちらはジュリさんと宮藤さんがきっとなんとかすると思います。」
フブキ「何、すぐに合流してくるさ。」
リーネ「本当ですか?」
フブキ「保証する!前も似たような事があったが、そいつも最後には復活してきたんだ!」
リーネ「わかりました!」
坂本「で、ミーナ。作戦名は。」
ミーナ「作戦名ね。作戦名はオーバースカイ。」
フブキ「世界中の空を越えての反撃作戦ってところか。」
ミーナ「以上、時間がありません。作戦準備開始!」
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:55:02.48 ID:dTHQcBec0
翌早朝
ミーナ「皆さん、準備はいいですか?」
坂本「聞くまでもないだろう。」
バルクホルン「まったくだ。人の事を馬鹿にしたあの連中を痛い目にあわせてやる。」
ミーナ「冷静にね、トゥルーデ。」
シャーリー「武器はちょっと心もとないけどな。」
ルッキーニ「武器がだめならわたしたちの技があるし!」
ヒビキ「みんな鍛えてるからねー。」
坂本「うむ。頼もしい限りだ。」
ミーナ「ではみなさん、オペレーションオーバースカイ、開始します!」
一同「了解!」
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:55:31.14 ID:dTHQcBec0
ピット星人A「夜明けと共に、G-ネウロイと怪獣達をガリアに上陸。準備はいいわよね?」
ピット星人C「大丈夫よ。よそにはネウロイなんかも配備してやったし。」
ピット星人A「じゃあ、そろそろ攻撃開始ね?」
ピット星人B「G-ネウロイと第一怪獣軍団、出撃!」
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:55:59.99 ID:dTHQcBec0
ミーナ「敵が動き出したわ。」
坂本「よし、こちらも出発する。」
ミーナ「バルクホルン大尉、G-ネウロイは海岸からの上陸コース。」
バルクホルン「了解。全機攻撃開始!」
サーニャ「海峡上空に、母船です。」
坂本「了解。」
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:56:39.48 ID:dTHQcBec0
バルクホルン「敵を上陸させるな。」
ブリタニアパイロット「先行してこちらが行きます。」
シャーリー「気をつけてくれ。ネウロイより強力な熱線を出す。」
ブリタニアパイロット「わかってます。」
ハルトマン「だいじょうぶかなー。」
バルクホルン「大丈夫じゃないだろうな。」
シャーリー「だな。」
ルッキーニ「そんなことないよ!」
バルクホルン「いや、あの連中もそれは覚悟してるんだ。」
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:57:07.56 ID:dTHQcBec0
坂本「海峡上の母船、あれか。」
鳴滝「たしかにワープゲートを持ってるようだな。」
ヒビキ「じゃ、突入準備っていきますか。」
坂本「そうしよう。みんな、私達が突入したら、すぐに退却してくれ。」
操縦士「いいのですか?」
フブキ「撃墜されるだけだと思う。逃げてあとで迎えにきてくれ。」
操縦士「了解です。」
坂本「直上から降下だ。」

ピット星人A「あんなので攻撃してこようなんて、バカもいいところね。」
ピット星人B「攻撃するわ。」

坂本「ネウロイのビームより威力は低いな。」
フブキ「まあ、そんなところだろう。」
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:57:36.03 ID:dTHQcBec0
ルッキーニ「ああ、みんなやられちゃった。」
バルクホルン「艦砲が来るぞ。」
G-ネウロイに集中砲火をする連合艦隊。
しかし、ダメージは見受けられない。
ハルトマン「トゥルーデ、あれ!」
バルクホルン「どうした。」
突然、駆逐艦が爆発炎上した。
現れる数匹のエレキング。
シャーリー「どうする?バルクホルン。」
ペリーヌ「大尉、私とリーネさんでガリアに先行します。」
バルクホルン「大丈夫か?」
ペリーヌ「ガリアは私の故郷です、私が守ります。」
リーネ「私もペリーヌさんの意見に賛成です。」
バルクホルン「わかった、先行しろ。こちらもすぐ追いつく。」
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:58:28.63 ID:dTHQcBec0
マルセイユ「こちらにはネウロイの大群か。スコアを稼がせてもらうぞ!」
砲兵「対空砲火で進路を開きます、ちょっとまってください。」
マルセイユ「急げよ。これから私達は忙しくなるぞ。」
整備兵「補給いつでも戻ってきてください。」
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:58:56.47 ID:dTHQcBec0
ミーナ「エイラさん、サーニャさん、前方の円盤を落とします。」
エイラ・サーニャ「了解。」
サーニャ「中佐、海上にさらに別の怪獣が出現。」
エイラ「うェ、ネウロイまでだしてきタゾ。」
ミーナ「各自個別に攻撃。」
洋上の艦隊を狙う怪獣に攻撃を加えるサーニャ。
円盤に攻撃を加えるミーナ。
ネウロイを落とすエイラ。
ピット星人C「司令円盤を狙うとは無謀ね。別世界の物でも所詮地球人のモノよ。」
ピット星人A「無駄な攻撃よ。」
ミーナ「あら、その割には煙がでているわよ?」
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/01(月) 23:59:25.48 ID:dTHQcBec0
坂本「いくぞ!」
ヒビキ「じゃあ、俺が先にいく。」
坂本「頼むぞ。」
フブキ「鳴滝さん、しっかりしてくれ。」
鳴滝「色々あったが、こんな無茶はしたことなかった。」
ヒビキ「はぁ!」
ゴォッ
響鬼「いくぞ、灼熱真紅の型!」
ドォオオオオオン
円盤の外壁が赤熱して振動する。
坂本「頼むぞ、星斬丸。行くぞ!烈っ風ーー斬っ!」
響鬼「お見事。見事に大穴が開いた。」
坂本「ああ。まだまだ私もいけるもんだな。」
響鬼「じゃあ、いくか!」




フブキ「まて、おまえ達。俺はお荷物をせおってるんだぞ!」
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:00:04.02 ID:O4/Id+5e0
ピット星人1「まさか外壁を破って侵入なんて!」
響鬼「はあっ。」
ピット星人1「ぎゃっ」ボォ
坂本「烈風斬」
ピット星人2「ぐはっ」
ピット星人3「あなたは一体何者なの?光の国の連中でもなさそうね。」
響鬼「響鬼です。」シュ
ピット星人3「どこの星からきた星人なのかしら。」ビッ
響鬼「星人じゃないねえ。」
ピット星人4「なら何者なのかしら?」
坂本「鬼だそうだ。」ズバッ
ピット星人3「鬼?どういう事。」
響鬼「鍛えたんだよ。」ドォン
ピット星人5「鍛えた??わけがわからないわ。」
坂本「護るために!」ガシュ
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:00:35.28 ID:O4/Id+5e0
フブキ「おまえ達、ちょっと早すぎるぞ。」
響鬼「早いほうがいいでしょう。」
坂本「そうだ。こんなとんでもない事をしようと言うんだ。」
鳴滝「しかし、この世界が滅ぶかもしれないぞ。」
坂本「大丈夫だ。私達ウィッチがいる!」
フブキ「成功させれば問題はないじゃないか、文句ばかりだなあんた。」
響鬼「そうそう。」
ピット星人25「なんだおまえ達!」バシュン
響鬼「ストライクウィッチーズです!」シュッ
フブキ「あんた違うだろ。」
響鬼「まあまあ。今回はそういう事で。」
鳴滝「あった、これだ。」
フブキ「これが次元転送装置かあ。」
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:01:04.10 ID:O4/Id+5e0
ミーナ「あなた達の勝手な都合で、私達の世界は壊させません。」
エイラ「中佐、上。」
ピット星人A「避けた。あの攻撃をかわせるはずがないのに。」
エイラ「わたしタチをなめるナヨ。ちょっと先のことならすぐわかるンダ。サーニャ、左ダ。」
サーニャ「うん。」
ズッドン
アリゲラは尻尾より追跡光弾を連続発射する。
エイラ「右ダナ。」
ミーナ「まかせて。」
ピット星人B「まさか、あれを落とすなんて。」
サーニャ「みんな離れて。」
アリゲラの尾に攻撃を集中する。
エイラ「じゃ、とどめダ。」
ピット星人A「そんな。あなた達の技術でもないものを使ってるのに。」
ミーナ「技術はどうであれ、今はこれが私達のストライカーパック。」
エイラ「スキ勝手にやってくれたおかえしはするカンナー。」
サーニャ「エイラ、一緒に。」
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:01:43.78 ID:O4/Id+5e0
ブリタニア ロンドン港
竹井「これが、怪獣というやつか。」
セリザワ「そうだ。レジストコードはぺスター。」
竹井「あなたが、ウルトラマンね。」
セリザワ「そうだ。ウルトラマンヒカリ。」
竹井「わかりました。504飛行隊、発進。怪獣をロンドンに上陸させるな。」
5匹のぺスターに向かい、ウルトラマンヒカリと504飛行隊が向かっていく。
ぺスターは口から青白い火炎を吐いて攻撃してくる。
動作は、独特の形をしているために他の怪獣より鈍い。
ブリタニア海軍の砲撃も加わり優勢となっていた。
ウルトラマンヒカリ「見ているか、ピット星人。どこの星でも侵略者の自由にはならない!」
竹井「全機、残りの怪獣に集中攻撃。」
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:02:14.92 ID:O4/Id+5e0



芳佳「ジュリさん、光が強くなってくると一緒に私の魔法力も強くなってます。」
ジュリ「頼もしい仲間だな。まだかかるのか?」
芳佳「もう少し待ってください。」ピョコッ
ジュリ「なんだ?耳が。」
芳佳「多分、だいぶ魔法力が戻ってきた証拠です!」
  (リーネちゃん、ペリーヌさん、坂本さん、ミーナ中佐…、みんなまっててもうすぐ戻ります!)
ジュリ「まったくどこの世界にいっても地球人、いや地球の連中は最後まで諦めないな。」
芳佳「はい、諦めたら、誰も護れません。」
亜空間の中に広がって行く光。
同時に強くなっていく芳佳の治癒魔法。

171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:02:42.80 ID:O4/Id+5e0
ペリーヌ「なんですって!」
リーネ「ペリーヌさん、どうしたんですか?」
ペリーヌ「G-ネウロイの侵攻方向にある村が、まだ避難してないのですわ。」
リーネ「え?どうして。」
ペリーヌ「みんなで力を合わせて復興させた村ですもの。」
リーネ「まさか、あの橋の。」
ペリーヌ「ええ。」
リーネ「じゃあ、急ぎましょう。みんなを避難させないと。」
ペリーヌ「言われるまでもありません。」
リーネ「皆さん、私達は先行して村の救助に当たります。」
ガリアパイロット「了解。幸運を祈ります。」
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:03:08.76 ID:O4/Id+5e0
少女「ペリーヌおねえちゃん!」
ペリーヌ「みんな、どうして避難しないの?」
少女「だって、せっかく直したのに。」
村人「なんとかぎりぎりまで、待ってと思いまして。」
老人「私たち年寄りはもう、避難するよりも最後はこの村でと。」
老婆「子供達と若者だけでも避難をとは思いますが。」
リーネ「でも、死んでしまったら。」
青年「すでに一度諦めた故郷がここまで戻って、また壊されるよりは。」
リーネ「そんなこと、」
ペリーヌ「守ります。」
リーネ「はい?」
ペリーヌ「聞こえなくってリーネさん。村を守ります、と言ったのよ。」
リーネ「はい、でも戦力が、」
ペリーヌ「お忘れになって?」
リーネ「ウィッチに不可能はない、ですね!」
ペリーヌ「行きますわよ!」

芳佳「リーネちゃん、ペリーヌさん!」
ジュリ「どうした?」
芳佳「今、二人の声が聞こえた気がして。」
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:03:37.87 ID:O4/Id+5e0
バルクホルン「くそ、やつらどれだけ戦力を隠してるんだ、次々と。」
ハルトマン「まったく弾ももたないよ。」
シャーリー「そうだ!ルッキーニ。」
ルッキーニ「なに?シャーリー。」
シャーリー「あのな、おまえの魔法をちょっとアレンジしてやってみないか?」
ルッキーニ「うにゃー、それおもしろそうー」
バルクホルン「何をしてる大尉。」
シャーリー「おー、バルクホルン。ちょっと試したい事があるんで援護頼む。」
ルッキーニ「たのむー。」
バルクホルン「ちょっとまて!」
シャーリー「行くぞー、ルッキーニ!」
ルッキーニ「おっけー!」
ルッキーニは通常と違い魔法の展開を、普段のシールドのようではなく水平に展開する。
光と熱の円盤状に広げたそれを前方に構えてエレキングに向かう。
ルッキーニ「ひっさぁーつ、ルッキーニカッター!」
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:04:09.25 ID:O4/Id+5e0
ブリタニアパイロット「あのデカブツの首を切り落とした!」
意気が上がる連合軍。
ルッキーニ「でもちょっと気持ちワルーイ」
シャーリー「まあ、対して汚れないし気にするな。」
ルッキーニ「きにするよー」
バルクホルン「そうか、リベリアン流石だな。」
シャーリー「褒めてくれるとは珍しいな。」
バルクホルン「バカみたいな事をさせたら天下一品だ、いくぞハルトマン。」
ハルトマン「了解、トゥルーデ。」
機関銃を逆さにもつと、エレキングの角にたたきつけるバルクホルン。
ロマーニャ水兵「おお、角を砕いた!」
バルクホルン「いまだ、ハルトマン!」
ハルトマン「シュトルムッ」
角が砕かれ弱くなっていた頭部が破壊され倒れるエレキング。
ルッキーニ「やっぱりちょっと気持ちわるいかなぁ。」
シャーリー「まあ、相手も生物だからなぁ。血がでるんだろうなー。」
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:04:36.30 ID:O4/Id+5e0


ピット星人A「なんでこんな事に?」
ピット星人B「わからないわ。どこで計算が違ったのかしら?」
ピット星人C「大変よ、母船が敵に乗っ取られたわ。」
ピット星人B「そんな馬鹿な事があるわけない…」
ピット星人A「残念ながら、事実だわ。」
ピット星人B「でもこの司令円盤が残ってるわ。」

176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:05:04.51 ID:O4/Id+5e0
フブキ「で、鳴滝。ここからはおまえの指示で動くぞ。」
鳴滝「わかった。まず次元座標をあわせるんだ。」
響鬼「しかし良くわかるな。」
フブキ「そういう訓練をしてるからな。それより敵を近づけないでくれ。」
坂本「大丈夫だ。もういないし、生き残りも逃げたようだ。」
モニターに映る母船の外壁から脱出する小型円盤。
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:05:34.92 ID:O4/Id+5e0


ペリーヌ「弾の補給は随時くるそうですわ。全力であの化け物を押し出しますわよ!」
リーネ「はい!」
ペリーヌ「いきますわよ!」

シャーリー「もう一回いくぞ、ルッキーニ。」
ルッキーニ「うっしゃー!」
バルクホルン「全軍、こちらが怪獣に傷をつけたらそこを狙え!」
ハルトマン「こっちもいくよー、シュトルム!」

ミーナ「他の円盤があつまってくる、いえこれは戦闘能力はないわ。」
エイラ「でかい円盤ニ、どんどん回収されてルゾ。」
サーニャ「下方、ネウロイ来ます。」
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:06:02.07 ID:O4/Id+5e0
アドリア海
杉田「状況は?」
副長「戦闘に関しては問題はないようです。」
杉田「わかった。大和全速で戦線に参加する。」
副長「了解。」
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:06:27.44 ID:O4/Id+5e0
ペリーヌ「くっ、まだまだですわよー!」
リーネ「ペリーヌさん上。」
ペリーヌ「きゃ!」
リーネ「ペリーヌさん」
ペリーヌ「シールドごと吹き飛ばされるなんて!」
リーネ「各国航空隊も損害が大きいようです。」
ペリーヌ「まだまだ、負けてはいませんわ!」
少女「ペリーヌおねえちゃん、がんばって!」
ペリーヌ「なんでここに!」
リーネ「ペリーヌさん、ここあの橋です。」
ペリーヌ「しまった。」
G-ネウロイが背鰭を発光させる。」
ペリーヌ「リーネさん、シールドを最大で!あなた達は早く逃げて!」
リーネ「はい!」
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:06:54.21 ID:O4/Id+5e0
最大で張った二人のシールドに熱線がぶつかる。
熱線の威力に押されていく二人。
リーネ「ペリーヌさんのシールドにヒビが!」
ペリーヌ「持ちこたえるんです、なんとしても!!」
二人のシールドが破壊されようとした瞬間、光球がG-ネウロイに激突した。
ペリーヌ「あれは、ウルトラマン、ジャスティス?」
リーネ「じゃあ、芳佳ちゃんも!」
ペリーヌ「無事なら早く連絡をしてくればいいものを!」
リーネ「……、芳佳ちゃん、いない。」
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:07:21.41 ID:O4/Id+5e0
ジャスティスの攻撃に倒れていたG-ネウロイが立ち上がると、ジャスティスに向かっていく。
正面から受けるジャスティス。
光線や熱線を打ち合いながらも、少しずつでも村と橋から引き離していく。
だが、G-ネウロイもジャスティスを徐々に追い詰めていく。
ペリーヌ「橋と村を守るために、不利な戦いになってるんだわ。」
リーネ「援護しにいきましょう。」
ペリーヌ「ええ。」
G-ネウロイに対して機銃、対装甲ライフルで攻撃を加えるふたり。
そこに上空から光線が降り注いだ。
ペリーヌ「あれは、高速型のネウロイ。」
超音速機ににたネウロイはジャスティスに攻撃をしかける。
空中に飛ぶジャスティス。
G-ネウロイが再び前進を始める。
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:07:50.04 ID:O4/Id+5e0
ミーナ「全軍に通達、ウルトラマンが帰ってきました。」
バルクホルン「そうか、宮藤は一緒か?」
ミーナ「それはまだ確認されてません。」
シャーリー「大丈夫だ、あいつの事だからちゃんと帰ってくる。」
ルッキーニ「だよね。芳佳だもん。」

坂本「だそうだ。」
フブキ「そうか。状況は変わるか?」
鳴滝「いや、おそらくそう簡単ではないだろう。」
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:08:15.20 ID:O4/Id+5e0
ペリーヌ「まったく、大事なところで!」
リーネ「後ろに着かれてます、さらに2機同タイプがきました。」
ペリーヌ「さすがにまずい、ん?」
リーネ「どうしました?」
ペリーヌ「あれは左ひねりこみ。少佐と宮藤さんが使う技ですわ!」
リーネ「じゃあ、あのウルトラマンは芳佳ちゃん?」
ペリーヌ「まだわかりません、わかりませんけれど。」
その時G-ネウロイが再び熱線を発射する。
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:08:47.41 ID:O4/Id+5e0
リーネ「シールドが持ちません。」
ペリーヌ「まだまだ、ウィッチに不可能は無いっていってるでしょう!!」
リーネ「でも!」
二人の目の前にジャスティスが降り立つ。
ネウロイのビームと、G-ネウロイの熱線が集中しようとしたとき巨大なシールドを張る。
リーネ「これは、扶桑のシールド!」
ペリーヌ「まさか。」
リーネ「やっぱり芳佳ちゃん!」
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:09:14.50 ID:O4/Id+5e0
響鬼「そういう事ってあるの?」
フブキ「人と同化することもあるし、宮藤に同化しててもおかしくはない。」
鳴滝「ここは注意してやってくれ。間違えるわけにはいかないんだ。」
坂本「いそいでくれ。」
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:09:41.25 ID:O4/Id+5e0
ピット星人A「ガリア中のネウロイを、ウルトラマンに向け転送。」
ピット星人B「いいの?G-ネウロイだけで十分じゃないの?」
ピット星人A「だめよ。マイナスエネルギーの発生がまた落ちたわ。」
ピット星人C「あの宇宙植物の繁殖もとまってしまったわ。」
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:10:08.52 ID:O4/Id+5e0
リーネ「あれはネウロイの大群。」
ペリーヌ「いつの間にあんなに?」
リーネ「芳佳ちゃん、大丈夫?」
ジャスティス「ジュッ」
リーネ「芳佳ちゃん、声野太い…。」
ジャスティス(芳佳)「ジュリさん、声野太いって言われちゃいました。」
ジャスティス(ジュリ)「まあ、戦うためのボディだ。なんでウルトラマンなのか理解しているか?」
ペリーヌ「気をつけて!撃ってきますわよ。」
ネウロイが一斉にビームを撃つ。
リーネ「おっきいシールド。」
ペリーヌ「村を全部包むなんて。」
リーネ「あ、胸のランプ点滅してます。」
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:10:35.02 ID:O4/Id+5e0
カラータイマーが点滅をしている。
シールドにエネルギーを割きすぎた為、復活直後のジャスティスのエネルギーが切れかけていた。
そこにG-ネウロイの熱線が襲い来る。
ペリーヌ「リーネさん!」
リーネ「はい!」
二人は全力でシールドを張る。
ジャスティスは頷くと、シールドを張ったままネウロイの大群に向かっていく。
シールドに衝突し、砕け散るネウロイ。
ペリーヌ「あつっ。でもまだまだ!」
リーネ「行きます!」
二人は全力で熱線を押し戻そうとする。
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:11:09.44 ID:O4/Id+5e0
ミーナ「あの円盤に集中攻撃。」
エイラ「了解。他はドースル?」
ミーナ「後で落とします。今はあの円盤に集中。」
エイラ「了解。サーニャ、一緒にやるぞ。」
サーニャ「うん。」

バルクホルン「うおおおりゃああああ!」
ハルトマン「さすがに数がおおいよー。」
バルクホルン「泣き言を言うな、ハルトマン。それでもカールスラント軍人か!」
シャーリー「もう軍人云々言ってる場合じゃないだろうに。」
ルッキーニ「でも、バルクホルンらしいよね!」
ハルトマン「だね!」
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:11:40.33 ID:O4/Id+5e0
ミーナ「なかなか頑丈なのね。サーニャさん敵の進路は?」
サーニャ「このままだとロンドンに。」
エイラ「イヤ、確実にロンドンに向かってるゾ。」
ミーナ「ブリタニアの状況は?」
竹井「怪獣はロンドン港より先へは侵攻させていない。」
エイラ「やるナー、504.」
サーニャ「円盤より異常な電波をキャッチ。」
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:12:12.17 ID:O4/Id+5e0
ピット星人A「G-ネウロイにマイナスエネルギーを転送。リミッターをカット。」
ピット星人B「そんな事をいってもまだ収集予定より少ないわ。」
ピット星人C「まさか、こうも恐怖に打ち勝つ人間が増えるとは思わなかったわ。」
ピット星人A「それでもこの世界で使うには十分なはずよ。」
ピット星人C「各地の黒い花からマイナスエネルギー、転送したわ。」
同時に黒い花は枯れていく。
ピット星人B「そんな事をいってもまだ収集予定より少ないわ。」
ピット星人C「まさか、こうも恐怖に打ち勝つ人間が増えるとは思わなかったわ。」
ピット星人A「それでもこの世界で使うには十分なはずよ。」
ピット星人C「各地の黒い花からマイナスエネルギー、転送したわ。」
同時に黒い花は枯れていく。
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:12:38.95 ID:O4/Id+5e0
ペリーヌ「なんですの、あの黒い霧みたいなのは?」
リーネ「熱線が強くなってます!」
二人の元にジャスティス=芳佳とジュリが合流する。
ペリーヌ「宮藤さんのシールドも押されてる?」
リーネ「芳佳ちゃん。」
シールドが崩壊すると同時に熱線も止まるが、ウルトラマンの変身も解ける。
ジュリ「急に力が増したぞ?どう言う事だ。」
芳佳「わかりませんけれど、あの黒い霧が原因みたいです。」
ジュリ「あれは、凝縮されたマイナスエネルギーだ。」
リーネ「マイナスエネルギーってなんですか?」
ジュリ「人の心の負の力だ。」
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:13:06.68 ID:O4/Id+5e0
ウルトラマンヒカリ「絶望や、恐怖、憎しみなどが生み出す力。貴様らそれを!」
ピット星人A「そうよ。私たちの本来の世界ではもう集めにくいものだから。」
バルクホルン「そんなことのためにこの世界を壊させん!」
ピット星人C「そんなもので立ち向かってくるなんて。」
バルクホルン「ずぅおぅりゃああああああああ!」
ガッ
エイラ「すごいナー。」
ミーナ「トゥルーデいつの間に。サーニャさん、続けて攻撃。エイラさんサーニャさんの援護。」
エイラ・サーニャ「了解。」
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:13:34.40 ID:O4/Id+5e0




フブキ「よし、ロックした!」
鳴滝「場所もOKだ。」
響鬼「急いだほうがいいみたいだぞ。」
坂本「よし、いけ!」


195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:14:02.34 ID:O4/Id+5e0
ペリーヌ「まずい、あいつこちらを狙ってます!」
リーネ「ここじゃ、橋も村も巻き添えになってしまいます。」
ジュリ「しかたない、ここは私がひk」
ゴォオオオオオオオ……
吹き飛ぶG-ネウロイ。
芳佳「な、なにが起こったんです?」
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:14:35.33 ID:O4/Id+5e0
ピット星人C「あれは、まさか。」
フブキ「間に合ったな。」
鳴滝「オリジナルのゴジラ。」


ゴジラは、G-ネウロイを敵と認識し襲い掛かる。
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:15:11.07 ID:O4/Id+5e0
芳佳「な、なんなんですあれは!」
ジュリ「あれが、ゴジラだ。」
リーネ「なんかG-ネウロイより凶暴みたいなんですけれど。」


リミッターが解除されたG-ネウロイは力はゴジラと同じに見えた。
一方が熱線を吐けば一方も打ち返す。
一瞬の隙をつきゴジラがG-ネウロイの尻尾をつかむと振り上げ大地に叩きつける。

芳佳「地震が!」
リーネ「地面が振動してるだけよ、芳…」
ペリーヌ「まずいですわ、G-ネウロイがロマーニャでやったことをまたやりますわ!」

ピット星人A「オリジナルでもこれはできないでしょう。」

閃光と轟音をあげ、G-ネウロイが爆発する。
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:15:43.03 ID:O4/Id+5e0



芳佳「シールドを…」
光に包まれる4人。


坂本「しまった、宮藤!ペリーヌ!リーネ!」


ミーナ「みんな…。」
サーニャ「放射能はでていません。」
エイラ「熱もでてなイゾ。」
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:16:11.34 ID:O4/Id+5e0




光が消えるとそこには悠然とゴジラが立っていた。



ジュリ「やはりか。さっきより力が増してるぞ。」
ペリーヌ「どう言う事ですの?」

ピット星人C「まさか爆発のエネルギーをすべて吸い尽くしたの?」
ピット星人B「核エネルギーを吸収するとは聞いていたけれど。」

ゴジラは咆哮をあげると再生をおえたG-ネウロイに向かっていく。
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:16:46.58 ID:O4/Id+5e0



ペリーヌ「そうだわ、放射能!」
ジュリ「大丈夫だ。あの状況ならすべてゴジラが吸い取った。」
リーネ「確かに、反応してません。」



201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:17:13.44 ID:O4/Id+5e0
杉田「そうか、形勢が有利になったのだな?」
副長「はい。ただこちらで制御できるモノでもなさそうですが。」
杉田「そこが問題だが、今はこの難局を乗り切るのが先決だ。」
兵士「艦長、前方に怪獣らしきを発見。」
杉田「どれだ?」
副長「あのくらげの化け物みたいなやつですか。」

その怪獣は台風怪獣バリケーン。
アドリア海でエネルギーを補給している。

杉田「まだじっとしているな。今のうちに倒す。全砲準備。」

バリケーンは、大和の方に向き直ると傘の部分を回転させ始めた。
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:17:56.15 ID:O4/Id+5e0

ウルトラマンヒカリ「ピット星人、もう我々の世界に戻るんだ。」
ピット星人A「まだよ。」
ミーナ「バルクホルン大尉、他の人たちと合流を急いで。」
バルクホルン「了解。」
ピット星人B「用意できたわ。」
ピット星人A「スフィア起動、この円盤と怪獣、怪獣の怨霊を使いグランドキングを召喚。」
ピット星人C「マイナスエネルギータンク、全開。」
ウルトラマンヒカリ「まて!何をする!!」
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:18:23.90 ID:O4/Id+5e0

フブキ「司令円盤が怪獣化したって?」
鳴滝「私のできることはここまでだ。」
響鬼「わかってるよ。これ以上はここで待ってていいよ。」
坂本「あとは私たちでなんとかする。二式大艇を呼ぶ。」
母船を海上に降ろす。
すぐに二式大艇がそばに下りた。
響鬼「じゃ、ちょっと行ってくるか。」
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:18:49.96 ID:O4/Id+5e0
ペリーヌ「何ですって!」
芳佳「ペリーヌさん何があったんです?」
リーネ「宇宙人の円盤が怪獣と合体して怪獣になったって。」
ペリーヌ「敵はロンドンを狙っていますわ。私たちも急がないと。」
芳佳「あの、他のところの怪獣は?」
リーネ「残っているのもいるけれど、ほとんど居なくなってる。」
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:19:18.94 ID:O4/Id+5e0



杉田「主砲、撃て。」
大和の主砲が火を噴く。
バリケーンの傘に直撃し、体制を崩すバリケーン。
副長「かなり強い嵐を起こす怪獣のようですな。」
杉田「弩級戦艦はこの程度ではびくともしない、気にするな。続けて撃ち続けろ。」
巨大な主砲が発射する弾体は重量、速度がかさなり強力な質量攻撃となってバリケーンを襲う。
副長「全艦の攻撃が効果をあげてるようです。」
大和を回収するために来ていた弩級艦もあり大質量の飽和攻撃をうけ、バリケーンはついに爆発した。
杉田「通達、アドリア海の敵は殲滅した。」
副長「了解。」

206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:19:44.19 ID:O4/Id+5e0


シャーリー「すげーな。扶桑の戦艦の主砲って。」
ミーナ「アラバマも一緒だったそうよ。」
シャーリー「よし、こっちも負けてられないぞ!」
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:20:12.36 ID:O4/Id+5e0
ウルトラマンヒカリは、グランドキングと戦っているが強さはグランドキングが勝っている。
いいように翻弄されるウルトラマン。
バルクホルン「ロンドンには、上陸させん!」
ハルトマン「でも、いままでのと違って何もきかないよ。」
ミーナ「…異常だわ。」
サーニャ「ウルトラマンの胸のライトが赤に。」
エイラ「マズいぞ。時間がないじゃないカ。」
シャーリー「何か、これまでのと違っていやな雰囲気を垂れ流してるな。」
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:20:39.87 ID:O4/Id+5e0
グランドキングはヒカリをロンドン港まで押し込んだ。
空軍、ウィッチーズの攻撃もあるが効果がでない。
ミーナ「サーニャさん、エイラさん、ストライカーを合体させます。」
合体したストライカーとヒカリ、ストライクウィッチーズが同時に攻撃する。
バルクホルン「しまったウルトラマン!」
グランドキングの光線が、ウルトラマンヒカリを襲う。
カラータイマーが消える。
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:21:17.68 ID:O4/Id+5e0
バルクホルン「ここは?」
光が渦巻く空間にたたずむバルクホルン
ウルトラマンヒカリ(セリザワ)「すまない、私だけでは無理のようだ。」
バルクホルン「しっかりしろ、諦めるな!」
セリザワ「諦めてはいない。」
バルクホルン「だが、無理だと。」
セリザワ「私だけでは無理だ。だが君達の勇気と希望、それがあれば多分。」
バルクホルン「どう言う事だ?」
セリザワ「君に託す。」
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:21:44.27 ID:O4/Id+5e0
ハルトマン「トゥルーデ!ぼっとしてどうしたの?戦闘中だよ!」
シャーリー「ウルトラマンが消える…。」
ルッキーニ「そんなぁ。ここまでがんばったのに!」
バルクホルン「ルッキーニ、まだ終わっていないぞ。」
シャーリー「バルクホルン、その腕。」
バルクホルン「ああ、私たちがウルトラマンになる!」
ハルトマン「どうやって?」
バルクホルン「ここに、手を重ねてくれ!」
ルッキーニ「うん!」
シャーリー「で、どうするんだ?」
ナイトブレスのナイフを抜き、収めるバルクホルン。
バルクホルン「ストライクウィッチーズ、発進!」
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:22:13.05 ID:O4/Id+5e0
ミーナ「トゥルーデ、エーリカ、シャーリーさん、ルッキーニさん!」
エイラ「あいつラ、ウルトラマンになっちまったゾー。」
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:22:40.34 ID:O4/Id+5e0
光の渦巻く空間にいる4人。
バルクホルン「これは、ウルトラマンの中か?」
セリザワ「そうだ。君達の心がここにあつまっている。」
シャーリー「じゃあ、あたしらがウルトラマンとして戦うのか!」
セリザワ「君達なら、できる。」
ウルトラマンヒカリ「君達の勇気を、貸してくれ!」
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:23:06.67 ID:O4/Id+5e0
芳佳「私たちも急ぎましょう。」
ジュリ「だが、二人のストライカーユニットも破損してる。それでは行けないぞ。」
ペリーヌ「なんとか、何か方法があるはずです。」
リーネ「そうです、何か方法が!」
芳佳「諦めるわけにはいきません!」
ジュリ「あわてるな、これを。」
ジュリは、胸元の片翼のブローチをはずす。
ペリーヌ「これは?」
ジュリ「これに手を重ねて。」
芳佳・ペリーヌ・リーネ「はい。」
ジュリ「いいか、行くぞ!」
4人の手が重なると、ブローチにもう一方の翼がでる。
光の塊となって飛び上がる4人。
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:23:33.88 ID:O4/Id+5e0
エイラ「宮藤、アイツらまでウルトラマンになっタ!」
ミーナ「サーニャさん、G-ネウロイは?」
サーニャ「G-ネウロイは、ゴジラに押されて海岸線まで後退しました。」
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:24:00.03 ID:O4/Id+5e0
フブキ「テックストライカーに近づけてくれ。」
パイロット「速度差がありすぎます。」
坂本「じゃあ、着水してくれ。そこで乗り換える。」
パイロット「了解。」
坂本「ミーナ、聞こえるか?」
ミーナ「ええ。そこに向かいます。みんな少しの間だけまっていて。」
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:24:26.85 ID:O4/Id+5e0
ウルトラマンヒカリはウィッチが融合しているため変化がでていた。
グランドキングの侵攻を港内で抑えていたが、徐々に港外へと押し出していく。
バルクホルン「クリスの居るロンドンを、破壊させはしない!」
ルッキーニ「ローマのかたきーー。」
シャーリー「いくぞ、ルッキーニ!」
ヒカリは、その手を前方に出すと、ルッキーニのシールドが現れる。
全身が光に包まれると、超高速でグランドキングに向かっていく。
グランドキングはそのまま、港を押し出され洋上にたたきつけられる。
光が消えると、ウルトラマンヒカリの体には金色と赤のラインが増えていた。
バルクホルン「私がいく!」
両の拳が炎のように光る。
バルクホルン「おりゃああああああ」
連打を受け海中に没するグランドキング。
バルクホルン「やったか?」
シャーリー「いや!」
海中から光線がウルトラマンを襲う。
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:24:54.66 ID:O4/Id+5e0
坂本「済まないな、わざわざ迎えにこさせて。」
ミーナ「大丈夫、私たち11人でストライクウィッチーズよ。」
響鬼「今日は俺たちもかな?」
フブキ「そうだ。総勢15人だ。」
エイラ「中佐、急ごー。」
ミーナ「この席はお返しするわ、フブキ隊長。」
フブキ「今回はあなたがそこに座っててくれ。俺はメインパイロットだ。」
ミーナ「わかりました。急いで戦線に戻ります。」
フブキ「了解!」
サーニャ「残りの円盤が来ます。」
坂本「数は?」
サーニャ「5です。」
エイラ「4ダナ。」
フブキ「0だ。」
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:25:22.10 ID:O4/Id+5e0
グランドキングの光線をはじく別の光線。
高空から飛び込み、グランドキングを再び海中に没させるウルトラマンジャスティス。
ハルトマン「宮藤ー、無事だったかー。」
芳佳「みなさん、心配かけてすいません!」
シャーリー「そうだぞ、バルクホルンの落ち込みようは大変だったんだからな。」
バルクホルン「そ、そんな事はない!カールスラント軍人としてだな!」
セリザワ「つもる話はあとにしよう。今はアイツを倒すことが先だ。」
みんな「はい!」
ジュリ「しかし、力の差は歴然だな。」
ウルトラマンヒカリ「大丈夫だ、惑星アーブよ、もう一度力を!」
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:25:51.96 ID:O4/Id+5e0
ウルトラマンヒカリが右手を高くかかげる。
その手に向かい光の粒子が集まる。
粒子がヒカリを包み込むとそこには鎧を着たウルトラマンヒカリがたっていた。
ミーナ「あれは、みんなのストライカー?」
アーブの鎧がそれぞれのストライカーパックの要素をもって具現化されている。
リーネ「すごーい。」
ジュリ「じゃあ、私たちも。」
ジャスティスが両手を広げて輝く。
ペリーヌ「これは?」
ジュリ「みなの力を出せるように。」
芳佳「ウィッチーズモードですね!」
ペリーヌ「あなたねえ。」
セリザワ「それでいいんじゃないか?」
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:26:29.43 ID:O4/Id+5e0
海中から飛び出すグランドキング。
空から攻撃をしてくるグランドキングに二人のウルトラマンが反撃する。
2対1の空中戦でも余力を見せるグランドキング。
ウルトラマンヒカリ「そうか!どこかでマイナスエネルギーを吸収してるんだ!」
リーネ「あれ!」
そこには次々倒れた怪獣の体から黒い霧がわきあがっていた。
シャーリー「怨念?か幽霊?」
バルクホルン「そんな事があるか!」
怪獣から黒い霧を吸収しつくしたのか怪獣の死骸から霧は現れなくなった。
ジュリ「さっきよりもさらに強くなったか。」
芳佳「でも、負けません!」
ミーナ「一気に攻撃します!」
フブキ「了解!」
響鬼「怨念、か。」
坂本「どうした、響鬼。」
響鬼「怨念なら、俺の出番かなって。」
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:26:55.95 ID:O4/Id+5e0
ジャスティスの攻撃がグランドキングに命中するが、びくともしない。
背後からヒカリが攻撃する。
吹き飛ばされガリアの海岸に落ちるグランドキング。
そこにテックストライカーから集中攻撃が行われる。
ダメージも無く立ち上がるグランドキング。
そのグランドキングにゴジラが熱線を放射する。
ミーナ「狙ってたの?」
坂本「偶然だろう。」
ゴジラに光線を浴びせるグランドキング。
ものともせず進むゴジラ。
G-ネウロイにナイトブレードで斬りつけるヒカリ。
ジャスティスはグランドキングに光線を放つ。
グランドキングは全身を発光させ、ゴジラを跳ね飛ばすとジャスティスに光線を放つ。
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:27:24.04 ID:O4/Id+5e0
響鬼「じゃあ、あいつの頭に近付いてくれ。」
坂本「大丈夫なのか?」
響鬼「大丈夫、」
坂本「鍛えてます、か?」
響鬼「まね。」
坂本「不安とかはないのか?」
響鬼「無くは無いよ。だけどやる事があるからね。」
坂本「やる事?」
響鬼「今回は、ここを護る事。俺の仕事はみんなを護る事だからね。」
坂本「護る事か。」
響鬼「少佐もそうでしょ?護る力、失ってないと思うよ、俺的に考えて。」
坂本「!」
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:27:49.82 ID:O4/Id+5e0
ゴジラは立ち上がると再びグランドキングに向かっていく。
再び発光しようとしたときゴジラも体内放射を行う。
双方が光ながらぶつかり派手な爆発を起こす。
反対方向に吹き飛ぶ二頭。
立ち上がるゴジラの目の前には、G-ネウロイ。
ゴジラはG-ネウロイに掴みかかる。
再び、G-ネウロイは爆発を行おうとした。
ゴジラはそののど元に喰らいつく。
爆発のために貯めたエネルギーをゴジラに吸収されていく。
エネルギーを吸われ、倒れこむG-ネウロイ。
動かなくなったG-ネウロイを尾でたたき続けるゴジラ。
弱弱しい声を上げるG-ネウロイ。
弱いながらも、ビームをゴジラに放つ。
が、効果はない。
しかしその場をグランドキングの光線が襲った。
そのグランドキングに攻撃を浴びせながら、飛び去るテックストライカー。
グランドキング頭上には仮面ライダー響鬼。
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:28:15.28 ID:O4/Id+5e0
坂本「護る力か、確かに私もそれは失ってはいない!」
ミーナ「少佐、どうするつもり?」
坂本「もう一度ヤツの頭上にいってくれ!」
フブキ「難しい事をさらっと言うな!」
坂本「ウィッチに不可能はない!」
ミーナ「ダメよ、今の少佐では!」
坂本「大丈夫だ、護る力、護る心は失ってはいない!」
「その心、見せて貰おう。」
坂本「なんだ?今しゃべったのは誰だ?」
「護る力、失っていないというなら、見せてもらおう。」
ミーナ「少佐?誰としゃべってるの?」
坂本「わからん、誰かが話しかけているんだが、だれだかわからない。」
「この刀の本来の持ち主、ザムシャーと言う。もっともわずかな魂だけだがな。」
坂本「幽霊か?」
ザムシャー「どうでも良いことだ。お前の護る力を見てやろうというだけだ。」
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:28:41.61 ID:O4/Id+5e0
杉田「どうした?」
副長「坂本少佐の刀が。」
杉田「消えていく?」
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:29:10.11 ID:O4/Id+5e0
坂本「この輝きはなんだ?」
ミーナ「フブキ隊長、少佐を外に!」
フブキ「了解。いいのか?」
エイラ「早くだしたほうがイイナ。」
フブキ「わかった。」
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:29:35.44 ID:O4/Id+5e0
ハッチが開き、坂本は外に飛び出す。
その体を輝きが包み込む。
坂本「これは、どういうことだ。」
ザムシャー「鎧くらいは必要だろう。」
ウルトラマンヒカリ「ザムシャー?」
坂本「いや、坂本美緒だ。」
ウルトラマンヒカリ「しかし、ザムシャーの鎧が。」
身長がウルトラマンほどになった坂本美緒は、扶桑のボディスーツの上に、ザムシャーの鎧を纏っている。
ウルトラマンヒカリ、ウルトラマンジャスティス、そして坂本美緒がグランドキングに立ち向かう。
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:30:06.40 ID:O4/Id+5e0
ゴジラは、グランドキングの光線で体制を崩したが弱ったG-ネウロイを掴みあげると地面にたたきつけた。
ネウロイ状の外皮が割れ始める。
叩きつけられるたびに砕け散る外皮の中から、コアが見え始めた。
そのコアの上に、現れる爆弾。
2発目の原爆。
爆発をするが、その爆発は瞬時にコアに飲み込まれる。


フブキ「やつもゴジラの機能をもってるってことか。」
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:30:34.93 ID:O4/Id+5e0
力を回復したG-ネウロイは立ち上がりゴジラに掴みかかる。
一進一退を繰り返したがゴジラは再びG-ネウロイを叩き伏せる。
起き上がるG-ネウロイは熱線をゴジラに放つ。
今度はゴジラが倒れる。
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:31:02.50 ID:O4/Id+5e0
響鬼「じゃあ、始めるか。」
音撃鼓を装備帯からはずし、グランドキングの頭につける。
響鬼「はぁあああ!はっ!」
坂本「行くぞ、怪物!」
星斬丸でグランドキングに切りかかかる坂本。
熱線が坂本を襲う。
その熱線を切り払う。
ヒカリとジャスティスが両翼から光線で援護する。
響鬼の音撃が響くたびに、グランドキングから黒い霧が噴出し光に変わっていく。
ミーナ「援護射撃、サーニャさん。」
サーニャ「はい。」
エイラ「左だ。」
フブキ「了解。」
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:31:28.68 ID:O4/Id+5e0
ゴジラに尾で攻撃を加えるG-ネウロイ。
その尾に噛み付くゴジラ。
再び向かい合う二頭。
同時に熱線を放つ。
中央で爆発が起こる。
再び熱線を放とうとするゴジラに上空から攻撃がくる。
フブキ「まだいたか。」
ミーナ「ゴジラを援護して。」
エイラ「ミーナ、降下ダ。」
降下するテックストライカーを掠めるように熱線が通り過ぎた。
サーニャ「2匹います。」
テロチルスとアリゲラの二匹が同時におそってきた。
吸収されず生き残ったものが、指示を受け襲ってきている。
ゴジラは熱線を空に向けて撃つが届かない。
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:32:30.75 ID:O4/Id+5e0
バルクホルン「まだ残存がいたのか。」
ペリーヌ「かといってこちらも手が離せません。」
坂本「仕方ない、私が行く。しばらく、」
坂本が向かおうとした時、突然テロチルスが落ちる。
シャーリー「なんだ?」
空にはもうひとつの影、翼竜のような怪獣が飛んでいた。

鳴滝「ラドン、ついでだから呼んでおいた。」
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:32:59.84 ID:O4/Id+5e0
ラドンは、テロチルスを落とすとアリゲラに向かう。
ミーナ「あの翼竜を援護します。」
テックストライカーは再び飛び上がったテロチルスに集中攻撃を加える。
一方ジャスティスは、グランドキングの腕を取り抑えていた。
ペリーヌ「トネール!」
ジャスティスの両腕から、電撃が走りグランドキングの腕を爆発させる。
ハルトマン「ルッキーニ、手伝って。」
ルッキーニ「おっけぇー!」
両腕にルッキーニのシールドが現れると同時に、体の周囲を風が包み込む。
ハルトマン「シュトルム!」
グランドキングの背鰭がいくつか砕け散る。
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:33:27.70 ID:O4/Id+5e0
ゴジラは空からの攻撃が無くなり、再びG-ネウロイに向かっていく。
また爆発の攻撃をしようとするG-ネウロイ。
ゴジラは、そのエネルギーを吸収すると、体内放射を行う。
その衝撃で吹き飛ばされるG-ネウロイ。
その上に、テックストライカーに撃墜されたアリゲラが落ちる。
ゴジラが熱線を放つ。
爆発、炎上するアリゲラ。
炎の中から立ち上がるG-ネウロイ。
体当たりをするラドン。
急上昇したラドンはテロチルスの翼を突き破っていく。
落ちるテロチルス。
ミーナ「攻撃。」
テックストライカーの攻撃で爆発、四散するテロチルス。
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:33:56.43 ID:O4/Id+5e0
響鬼「はぁ!」
最後の一打が終わると、グランドキングの体から黒い霧が飛び散り光の粒子に変わる。
力が衰えるグランドキング。
響鬼「こんなところかな?」
坂本「響鬼、こっちへ!」
グランドキングの喉元を切り裂くと響鬼を手に取り、離れる。
芳佳「坂本さん、危ない!」
シャーリー「なんのー!」
坂本の前に飛び出すウルトラマンヒカリ。
熱線の直撃を受け、爆発するが、吹き飛んだのは鎧。
バルクホルン「まだまだー!」
走りこみ胴体に強烈なパンチを入れる。
ペリーヌ「リーネさん、狙いを!」
リーネ「はい!」
ペリーヌ「トネール!」
ハルトマン「シュトルム!」
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:34:24.12 ID:O4/Id+5e0
ゴジラはG-ネウロイに熱線を撃つ。
背後からラドンがG-ネウロイを嘴で攻撃する。
ミーナ「頭部に集中攻撃。」
エイラ「りょうかい。」
ビームが頭部に命中するが効果が無い。
しかし体性を崩すG-ネウロイ。
ゴジラがひときわ強く背鰭を発光させる。
エイラ「巻き込まれるゾ。」
フブキ「緊急上昇!」
ゴジラがハイパーウラニウム熱線をG-ネウロイに叩き込む。
限界を超えて崩壊していくG-ネウロイ。
ミーナ「G-ネウロイは消滅したわ。あとはあの怪獣だけね。」
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:34:51.11 ID:O4/Id+5e0
怨霊を浄化されたとは言え、グランドキングはまだ倒れていない。
合流した付近の艦船、航空機、ウィッチも含めた集中攻撃が始まる。
その場にゴジラが乱入してくる。
同時に消滅したG-ネウロイのマイナスエネルギーを吸収するグランドキング。
破壊された背鰭も再生されていく。
響鬼「ちぇ、また最初からやり直しか。」
坂本「人の頭の上で愚痴を言うな。」
響鬼「まあ、とっておきを出すから。」
装甲声刃を出す響鬼。
バルクホルン「何をする気だ?」
響鬼「響鬼、装甲!」
ゴジラは力を盛り返したグランドキングと激しく戦う。
ミーナ「航空隊、ウィッチは全員下がって、巻き込まれます。」
芳佳「はああーーっ!」
シールドで艦艇を護るジャスティス。
坂本「烈風ーーー斬!」
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:35:17.39 ID:O4/Id+5e0
坂本に向かって光線を撃つグランドキング。
星斬丸で受け止め、切り裂くが本体に届かない。
坂本「く、踏み込みが甘かったか。」
響鬼「ようし、もっちゃん!同時に行こう!」
坂本「同時に?」
響鬼「俺の音撃をその刀に乗せて切り裂け!」
坂本「わかった。準備ができたら言ってくれ!」
響鬼「いつでも!」
セリザワ「ルッキーニ、同時に頼む」
ルッキーニ「わかった!」
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:35:47.21 ID:O4/Id+5e0
ヒカリが光線にルッキーニの固有魔法を同調させて撃つ。
よろめくグランドキング。
喰らいつくゴジラ、全身をスパークさせるグランドキング。
斬りかかる坂本、その刀を鋏で受ける。
光弾を放つジャスティス。
ビームを撃つテックストライカー。
全てを振り払うグランドキング。
空中から襲い掛かるラドン。
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:37:11.53 ID:O4/Id+5e0
坂本「よし、行くぞ!」
星斬丸をたかく掲げる坂本。
響鬼・坂本「必殺、音撃翌烈風ーーー斬!」
袈裟懸けに切りつける。
グランドキングの胴体から派手に火花が散る。
つづいてゴジラの熱線が襲う。
ヒカリとジャスティスが同時に光線を撃つ。
光線は途中でひとつになりグランドキングの頭部に命中する。
よろめくグランドキング。
その頭を掴みたたきつけるゴジラ。
倒れたところに、バーンスパイラル熱線を放つ。
まばゆい光と巨大な炎ときのこ雲を上げ爆発していくグランドキング。
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:38:42.15 ID:O4/Id+5e0
ミーナ「フブキ隊長、上昇。」
サーニャ「敵円盤、上昇していきます。」
フブキ「捉えた。」
エイラ「サーニャ、同時にイクゾ!」
テックストライカーからビームとミサイルが発射される。
円盤は撃墜され、ピット星人の侵略は終わる。
ミーナ「次はゴジラをどうするか、ね。」

ゴジラは、海に消えていった。
ラドンも何処かへと飛び去っていく。
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:39:12.56 ID:O4/Id+5e0
ミーナ「みんな、どうしたの?」
ジュリ「ゴジラを取り押さえようとして、返り討ちにあった。」
芳佳「やっぱり一緒に戦ったのに乱暴に扱おうとしたのがまちがいだったんですよ。」
ペリーヌ「あなたね、怪獣にそういう考えが通用するとお思いですの?」
坂本「まあ待て、ペリーヌ。意外と宮藤にも理があるかもしれん。」
ヒビキ「そうそう、案外いいやつかもしれないよ?」
ミーナ「ヒビキさん?なんでコートだけの格好?」
フブキ「ちょっとその格好は恥ずかしくないか?」
ヒビキ「パンツじゃないから、恥ずかしくないもん。」ムネハリ!
セリザワ「なんだ、そりゃ。」
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:39:41.34 ID:O4/Id+5e0
翌日
ミーナ「というわけで、いま全軍でゴジラとラドンの行方を追っています。」
リーネ「どこにいるかまだわからないんですか?」
ミーナ「残念ながら、全然みつからないの。」
フブキ「じゃあ、俺たちも捜索に協力するか?」
坂本「いや、見つけた時のために待機することになってる。」
エイラ「それに誰もストライカーパックないシナ。」
ペリーヌ「まさか、どこかを襲う事はないでしょうね?」
鳴滝「多分、大丈夫だと思う。ヤツは元の世界で人と交流があったはずだ。」
セリザワ「それを憶えていればいいが。」

バルクホルン「ミーナ!ゴジラがロマーニャに上陸した。」
ミーナ「急ぎましょう。」
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:40:07.64 ID:O4/Id+5e0
ロマーニャ 〜ローマ上空〜
ルッキーニ「いた!」
シャーリー「こないだのクレーターに向かってるな。」
芳佳「ジュリさん、もう一回一緒に変身させてください。」
ジュリ「どうするつもりだ?」
芳佳「ゴジラになんとか話しかけてみたいと思います。」
ジュリ「わかった。」
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:40:35.87 ID:O4/Id+5e0
ジャスティスになった芳佳とジュリは、ゴジラの前に降り立つ。
興味なさげに通り過ぎるゴジラ。
芳佳「あの!」
ジュリ「聞いてないみたいだな。」
芳佳「ちょっと、あの勝手につれてきたのはすいません!でも…」
フブキ「上空ラドンだ。」
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:41:33.23 ID:O4/Id+5e0
ゴジラはクレーターの中心で立ち止まる。
同じようにクレーター中心に下りるラドン。



フブキ「これは?」
ヒビキ「どうした?」
セリザワ「放射能がなくなっていく。」
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:42:00.45 ID:O4/Id+5e0
芳佳「え?」
ジュリ「あいつらが放射能を吸収してるんだ。」

ルッキーニ「じゃあ、ローマは、ロマーニャは!」
シャーリー「ああ、すぐにでも復興できるぞ!」
ルッキーニ「ありがとー!」
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:42:27.28 ID:O4/Id+5e0
シャーリー「なんだ、あの二匹まさか、この土地を救うつもりだったのか?」
セリザワ「単に、失ったエネルギーを補給してるだけだと思うが。」
ルッキーニ「ちがうよ!、ローマを助けてくれたんだよ!」
坂本「そうかもしれんな。その方が気持ちがいい。はっはっはっは。」
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:42:54.86 ID:O4/Id+5e0
ヒビキ「じゃ、鳴滝さん、放射能吸収し終わったら帰してあげて。」
鳴滝「そんな暢気なもんじゃないと思うが、まあいい。」

バルクホルン「放射能とやらが0になったぞ。」
ミーナ「では、お願いします。」

ゴジラとラドンは銀色の渦に包まれると消えていく。

ルッキーニ「ロマーニャを助けてくれてありがとーー!」

ヒビキ「無邪気だねえ。」
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:43:21.25 ID:O4/Id+5e0
2日後
ミーナ「あら?」
坂本「ディートリンデ中佐、話がある。」
ミーナ「?どういうご用件かしら?少佐。」
坂本「私といれかわってもら」
ドォン
ミーナ「おしかったわね、異星人さん。美緒はそういう風には私を呼ばないの。」
ピット星人「おのれ…」
ミーナ「そうそういい忘れてたわ、少佐、魔眼戻ったそうよ?」
ピット星人「…。」
芳佳「ミーナ中佐!無事ですか!」
ミーナ「ええ。早いわね。」
坂本「私のところにも偽ミーナが来たからな。」
ヒビキ「鍛えてる最中にくるんだもん、一刀両断されてた。」
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/02(火) 00:43:28.56 ID:FIYfOJdAO
妄想垂れ流し中であります
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:43:44.47 ID:O4/Id+5e0
ミーナ「というわけで、今日でフブキさん、ジュリさん、セリザワさん、ヒビキさんともお別れです。」
シャーリー「えー、もう少しいろよ。」
フブキ「そうも行かないんだ。」
芳佳「せっかく平和になったのに。」
ヒビキ「まあ、たまには遊びにくるよ。」
バルクホルン「どうやってだ?あの円盤はすでに私たちで衛星軌道とやらに運んだぞ。」
エイラ「アノ鳴滝ってのに頼むのカ?無理ッポイぞ。」
サーニャ「もういないし。」
ヒビキ「まあ、アレ使えばなんとかなるっしょ。」
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:44:10.90 ID:O4/Id+5e0
501ブリタニア基地 〜滑走路〜
フブキ「じゃあ、また何かあたら。」
ミーナ「今度はこちらがお邪魔するかもしれませんね。」
ジュリ「かもしれないな。」
芳佳「あ、ジュリさん、フブキさん、これ。」
フブキ「なんだ?」
リーネ「芳佳ちゃんが作ったおはぎですって。」
ジュリ「ふふ、これも甘いな。」
芳佳「今度きたらみんなでお菓子いっぱい作りますね!」
フブキ「じゃあ。」

飛び立つテックストライカー
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:44:40.16 ID:O4/Id+5e0
坂本「ヒビキ、君には世話になった。」
ヒビキ「少佐はさ、これまで頑張ってきたんだし、その力は蓄えられてるんだから。」
坂本「ああ、忘れないようにする。」
ペリーヌ「あの、少佐のこと、ありがとうございました。」
エイラ「おー、ツンツンメガネがツンツンしてナイ。」
ペリーヌ「あなたね!こう言う時くらい茶化さないでくれます?」
ヒビキ「ははは、メガネちゃんも元気でな。」
ペリーヌ「メガ…、あなたもその性格治してからまた来てくださいね!」
ヒビキ「」
ペリーヌ「」
ヒビキ・ペリーヌ・坂本「はっはっは。」
鳴滝「じゃあ、行くぞ、ヒビキ。」
サーニャ「また出た。」
ヒビキ「はいよ、じゃあな、みんな。」

二人は、銀色のオーロラの中に消えていく。
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:45:08.32 ID:O4/Id+5e0
セリザワ「私も、戻るとしよう。いつか君達の力が必要な時があるかもしれない。」
バルクホルン「その時はまかせてくれ。」
ハルトマン「そうそう、トゥルーデはねえ。知り合いが危ないとすぐ駆けつけるからね。ニシシ」
バルクホルン「な、何を言うハルトマン。カールスラント軍人としてだな!」
坂本「セリザワ、ありがとう。この刀のお陰で勝てたようなものだ。」
セリザワ「少佐か。その刀、君が使うといい。」
坂本「いいのか?大事なものだと思うが。」
セリザワ「あったのだろう?元の持ち主。その持ち主と護る力を極めてくれ。」
坂本「ああ、そうしよう。」
シャーリー「じゃあ、またな。今度来る時は何か乗り物もってきてくれよ。速いの。」
セリザワ「考えておく。」
ルッキーニ「今度は復興したローマを案内するからね!いい街なんだよ。」
セリザワ「楽しみにしてる。」

ウルトラマンヒカリに変身すると飛び立ち、空に消えていく。
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:45:48.57 ID:O4/Id+5e0
ルッキーニ「ひとつ、腹ペコのまま学校へ行かぬこと。」
芳佳「ルッキーニちゃん、なにそれ?」
シャーリー「ウルトラ5つの誓いだって。」
リーネ「へえ、なんか変わった誓いですね。」
ルッキーニ「だから芳佳、ご飯よろしくねー。」
バルクホルン「ひとつ、天気のいい日に布団を干すこと。ルッキーニ、ハルトマン、生活を規律正しくだな!」
ルッキーニ「うじゅー。」
シャーリー「ひとつ、道を歩く時には車に気をつけること。」
ハルトマン「ニシ、ひとつ、他人の力を頼りにしないこと。」
ミーナ「守れそうな人、いそうにないわね。」
坂本「後ひとつはなんなんだ?」
4人「ひとつ、土の上で裸足で走り回って遊ぶこと。」
坂本「はっはっは、そいつはいい。」

ミーナ「さ、全員これから忙しくなるわよ。」
一同「はい!」


終わり
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/02(火) 00:46:37.54 ID:O4/Id+5e0
疲れた。
とりあえず、寝る。
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) :2012/10/02(火) 18:32:49.83 ID:CHhBNrjAO
おつ
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/02(火) 22:03:26.43 ID:O4/Id+5e0
年に何回か妄想垂れ流さないと死んじゃう病に付き合っていただきありがとうございました。
元から結構削ったはずなのに、結構長かった。
166.24 KB   
VIP Service SS速報VIP 専用ブラウザ 検索 Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)