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マミ『魔王少女…?…え?私』 -
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1 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/07(日) 15:51:46.58 ID:TMsf7e/AO
オリジナル&マミさんのクロス。
まどマギではマミさんしか出てきません。悪しからず。
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1349592706
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
[
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コナン「博士からメールが来たぞ」 @ 2025/07/23(水) 00:53:42.50 ID:QmEFnDwEO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1753199622/
4日も埋まらないということは @ 2025/07/22(火) 00:48:35.91 ID:b9MtQNrio
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1753112915/
クリスタ「かわいいだけじゃだめですか?」 @ 2025/07/19(土) 08:45:13.17 ID:AK1WfFLxO
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八幡「新はまち劇場」【俺ガイル】Part1 @ 2025/07/19(土) 06:35:32.67 ID:BGCulupRO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1752874532/
【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 @ 2025/07/18(金) 23:44:57.84 ID:Xc8IdKRvO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1752849897/
どかーんと一発 @ 2025/07/18(金) 21:10:10.35 ID:CEsRuBor0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1752840609/
冒険者育成学校 @ 2025/07/18(金) 01:36:01.28 ID:PkrtUMnv0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1752770160/
たてづらい部!! @ 2025/07/17(木) 23:24:46.15 ID:o3A0TqwG0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1752762285/
2 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/07(日) 15:57:51.39 ID:TMsf7e/AO
――ここは、どこ。
――頭が痛い。
――……変な匂いがする。
――…これは…何かの料理…?
――…あ、目…開けれる。
家来『おはようございます。“魔王様”…お食事の用意が出来ましたのでお目覚めになって下さい』
マミ『……は?』マミッ
家来『…どうかされましたでしょうか?』
マミ『…御免なさい…私、まだ寝ぼけているみたい…もう少し寝かせてもらうわ…』ゴソゴソ
家来『そんなッ、せっかく腕自慢のシェフ達が早起きして作った料理なのにお食べにならないのですか!!酷いですっ、流石魔王様鬼畜外道ですね!!』
マミ『(褒めてるのかけなしているのかわからないわね…)』
3 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/07(日) 16:03:36.78 ID:TMsf7e/AO
マミ『…起きるから…その前に聞きたい事があるのだけれど…』ムクリ
家来『はっ…何なりとお聞き下さい』
マミ『…ええとまずは…その魔王様って…何?』
家来『何をおっしゃいます…貴女様はこの世界の魔王、幾多の魔物を従える、魔物の王でございます』
マミ『……ドッキリ?』
家来『まさか』ヘラッ
マミ『…そう…じゃあもう一つ』
家来『どうぞ』
マミ『…これは、夢?』
家来『ところがどっこい…っ…これが現実です…っ』
マミ『(張り倒したいわねこの子)』
4 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/07(日) 16:09:51.43 ID:TMsf7e/AO
マミ『(…まさか、私の病気がここまで進んでいたなんて…ぼっちの頂点にまで達したのかしら…)』
マミ『…とりあえず、解ったわ…私が魔王なのね?』
家来『その通りでございます』
マミ『…頭が痛くなりそうね…』
家来『…頭をお打ちに?…そういえば、先日の戦いの時に強く頭を打ったと聞きましたが…まさかそれが』
マミ『(先日?)…私がどんな打ち方したか、聞いたのを覚えてる?』
家来『ええと…確か…』
家来『ジャーマンスープレックスを部下から食らって後頭部をずどんと』
マミ『(そんな馬鹿な…)』
5 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/07(日) 16:19:48.28 ID:TMsf7e/AO
マミ『ま、まあ良いわ……記憶が混雑しているみたいだから…食事をしながら話してくれると助かるわ』スト
家来『はっ、仰せのままに…』
―――――
マミ『(食べ物は私の居た世界と変わらないわね…むしろ美味しいわ)』モグモグ
マミ『(にしても魔王…ね…魔法少女じゃなくて魔王少女…てね。)』モグモグ
マミ『(実にくだらないわね…鹿目さん達に言っていたら引かれるわ、きっと)』モグモグ
マミ『(さて…)…ねえ、少しこの世界の事を教えて欲しいのだけれど…』
家来『はっ…そうですね、今は西暦5525年。この世界はとある神が作った世界と言われています』
マミ『…神?』
家来『はい、事実かどうかは私も知りませんが…昔からの言い伝えで…』
【世界は一度滅びた】
【神はそれを嘆き、自身の身体を世界へと変えた】
【神の身体は大地になり、草木になり、海になり】
【この世界が作られた】
家来『と、言う風な言い伝えがあるんです』
マミ『(信じたくはない話だけれど…信じないわけにはいかないわね)』
6 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/07(日) 16:41:33.51 ID:TMsf7e/AO
家来『そしてまだあるんですよ…ここからが大事です』
【しかし神は無慈悲にもこの世界に災害を置いていった】
【闘争心だ】
【生きとし生ける者の全てに闘争心という感情を置いた】
【この世界は戦いだけが生きる術】
【生きたいのなら強くなれ】
【この世界は名はヘイト、ヘイトなり】
家来『…と、言う感じです』
マミ『…物騒な事ね』
家来『思い出しましたか?』
マミ『まあ…少しだけね。…という事は…私…魔王の勢力の方も他の勢力が居るのね?』
家来『お察しの通りでございます。お教え致しましょう。』
家来『先ずはマミ・トモエの魔王少女勢力』
マミ『(…やっぱりそういう名前になっているのね)』
家来『二つ目は剣魔王勢力』
家来『三つ目は破魔王勢力』
マミ『破魔王?(凄いネーミング)』
家来『魔を滅する魔王勢力、という意味です』
マミ『成る程ね(矛盾してるじゃないッ)』
7 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/07(日) 16:47:31.16 ID:TMsf7e/AO
家来『四つ目が…これが今一度勢力を伸ばしている…新世界軍です』
マミ『新世界?』
家来『はい、各勢力から引き抜き…裏切りを行った者達による勢力になります』
マミ『(ゲームみたいな設定ね)ふんふん……それで?』
家来『今、その新世界軍と剣魔王軍、破魔王軍が勢力争いで争っている最中なのです』
マミ『(ん?)…私達の軍は?』
家来『我らは正直どうでも良いので参加していません』
マミ『なん…ですって…?』
8 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/07(日) 17:01:24.13 ID:TMsf7e/AO
家来『だって面倒くさいじゃないですか』
マミ『…まあ、ごもっともね』
家来『それに私達の勢力。魔王様を含めて10人しか居ませんし…』
マミ『……は?』
家来『ですから…』
マミ『』バァンッ
家来『』ビクウッ
マミ『…話にならないわ。他の勢力の大体の人数を教えて』
家来『え、ええと…剣魔王軍は約8000人。破魔王軍は約9500人。新世界軍は…約7800人です…』パラパラ
マミ『…勢力拡大よ…』
家来『えっ』
マミ『勢力拡大よっ、こうなったら自棄だわッ…やってやろうじゃないのッ』
家来『え、えぇえ?』
マミ『まずは、そうね…部下を集めてちょうだい…作戦会議よ』キリッ
家来『は、はいっ』ドタバタ
マミ『(夢かどうかなんてもう良いわ…私は今居るこの世界から生き延びて…帰らなきゃいけないんだから…)』
9 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/07(日) 17:16:10.41 ID:TMsf7e/AO
家来『と、言う訳で集まって貰いました』
家来(♀)
剣士(エルフ♂)
剣士(エルフ♀)
二刀剣士(人型♂)
魔術師(ゴブリン♂)魔術師(人型♂)
弓使い(人型♀)
治癒術士(人型♀)
あと二名逃亡
マミ『二人逃げてるじゃないのよッ』
家来『す、すみません…つい目を離した隙に…』
マミ『まあ…良いわ…八人の能力はどのくらいになるのかしら…?』
家来『それではちょっと数値化してみましょうか』
家来(♀)魔力:500
剣士(エルフ♂)魔力:120
剣士(エルフ♀)魔力:100
二刀剣士(人型♂)魔力:155
魔術師(ゴブリン♂)魔力:130
魔術師(人型♂)魔力:115
弓使い(人型♀)魔力:160
治癒術士(人型♀)魔力:180
マミ『この魔力っていうのは…?』
家来『俗に言う戦闘力になります。高ければ高い程強いという事ですね』
マミ『…成る程……ちなみに私は?』
家来『魔王様は…』
マミ・トモエ魔力:5500 必殺技 ティロ・フィナーレ 各勢力の長の中で抜群の魔力を誇る魔王少女。見た目に騙されていたら痛い目に合うぞ。
マミ『…何かこう、何故私だけ丁寧な説明なの?』
家来『仕様です』
10 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/07(日) 17:23:21.86 ID:TMsf7e/AO
マミ『まあ…解ったわ…勢力拡大というよりも…一人一人を鍛えた方が良いかもしれないわね』
家来『…成る程』
マミ『…とりあえず…私はこの世界の事をもっと知らなきゃいけないわ』
マミ『だから…少しお留守番をお願いしたいの』
家来『…え?』
マミ『ちょっと挨拶がてらに各勢力を回ってみるの、それじゃあお願いね?』
家来『え、ちょっ…』
マミ(変身)『それじゃあ、行くわよッ!』
家来『ま、待って下さいよーッ!!』
―序章 完―
11 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/07(日) 18:15:53.61 ID:gKyXmUtDO
ふむ、面白そうですね。
どこか日本一ソフトウェアな感じがしますが。
12 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[sapa]:2012/10/07(日) 18:33:47.50 ID:TMsf7e/AO
第一章 魔王少女マミの猛進
マミ『さて…血気盛んと来たは良いけれど…』
マミは魔王軍の城から飛び出した後、地を駆け、山を駆け、跳んだり跳ねたりとしている内に見知らぬ所へと来てしまった。
まあ、元から知らない土地だったんですが。
マミ『…そういえば…地図を貰ってくるべきだったかしら…失敗したわね』
マミ『…うーん…誰かに道を聞きたいけれど』
広がるのは草木が覆い茂る森…いいえ、森というより樹海と言った方が正解か。
マミ『…困ったわ…うん?』
マミ『……これは…何の音かしら、行ってみましょう…』
―――
…キンッ
…ガッ、ガッ
キンッ、キンッ、ガガガッ!!
マミ『(…誰かが戦っている?)』
マミ『(これは……)』
13 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/07(日) 19:00:14.47 ID:TMsf7e/AO
『ウォオオオオッ!!』
『ヌゥウウウンッ!!』
マミの前に広がる光景、まさに戦争という言葉が相応しい光景だった。
マミ『(…これが、この世界の戦い?)』
マミ『(…私…私達魔法少女がして来た戦いとは違う…まさに真正面から命を賭けた戦い)』ギュッ
マミ『(……心が、高鳴る…っ)』
マミ『(…戦いたい、戦ってみたい…私も…)』
マミ『戦ってみたいんッ!?』ガバッガツンッ
マミ『〜〜〜ッ?!』
どうやら頭を打ったみたいですね。
マミ『い、いったい何なのよ…っ』ヒリヒリ
???『く…ふ……っ』ビクビク
マミ『ちょっ…だ、大丈夫ッ?!』
14 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/07(日) 19:08:16.39 ID:TMsf7e/AO
???『…い、いや…だ、大丈夫…大丈夫…物凄く痛かったけれど…』ヒリヒリ
マミ『ご、御免なさい……え、ええと…貴女は?』
???『あ、ああ…失礼…拙者、この戦いを見物していた…人呼んでさすらいの侍でござる』
マミ『まあ…お侍さん…?(この世界にも居るんだ…)』
女侍『はい、これは新世界軍と剣魔王軍の戦いでござる…まあ、戦いは新世界軍が押しているでござるが』
マミ『…そう…新世界軍は強いの?』
女侍『はい、最近破魔王軍から強力な人材を引き抜いたと言われているので…それもあるのでしょうな』
マミ『……それは厄介ね』
女侍『…して、貴女は何者でござるか?…拝見した所、相当な実力を持っているようでござるが…』
マミ『ええと…そうね…魔王少女、と言えば解るかしら?』
女侍『なんと…貴女があの魔王少女…残虐非道の魔王少女というのか…』
マミ『(あれ、私そんな酷い事していたのかしら…)』
15 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/07(日) 19:18:41.45 ID:TMsf7e/AO
女侍『…ふむ、一つ提案があるのでござるが…』
マミ『…あら、奇遇ね…私も一つ、あるのだけれど…』
女侍『……ふむ、お互いにこの状況での提案』
マミ『…考える事は、一つしかないわよね?』
ザザッ!!
互いに距離を取る。一方は長くしなやかな刀を、一方はどこからともなくライフル銃を。
マミ『…もう一つ提案。私が勝ったら…私の軍に入ってくれないかしら?』
女侍『構わないでござる。…拙者が勝てば…貴女の代わりに魔王軍を率いさせてもらおう』
マミ『構わないわ…負ける気なんて、さらさらないから』
女侍『それは此方とて』
マミ『ふふッ』
女侍『ふふふ…』
女侍 魔力:?500 必殺技 ??? ヘイトを彷徨う、自称さすらいの侍。実力は…魔王クラス?
互いに得物を構えたまま勝負の時を狙う。
はらり。
枯れた葉が両者の間を縫って行く。
マミ『―――!!(今ッ!)』
女侍『――!!(遅いッ!!)』
女侍がマミより早く動き出す。一瞬で狭まる互いの距離。
16 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(岡山県)
[sage]:2012/10/07(日) 19:20:21.26 ID:w3LPZukLo
マミさんは
ライフルでない
マスケット
17 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/07(日) 19:27:00.62 ID:TMsf7e/AO
マミ『(速ッ――)』
マミは至近距離の女侍へとライフル銃の引き金を―。
ギィンッ!!
―引く前にライフル銃を弾かれ、銃は宙を舞う。
マミ『くっ――』
女侍『ふ――』
間髪無く、女侍の鋭い刃がマミの身体を横薙ぎに通り過ぎる――。
キィンッ!!
マミ『…っ…』
女侍『ぬ…ぅ…っ』
そこに間一髪、マミの出したライフル銃に阻まれ防がれた。そこに――。
フォン、カチャ―。
マミ『――…運は私に向いたわね』
宙を舞っていた片方のライフル銃が、導かれる様にマミの片手に収まり――女侍の眼前に銃口を突き付ける。
女侍『…貴女が引き金を引くより早く、弾けば良いだけでござる』
マミ『…出来るかしら?そうすればもう一つが貴女の身体を貫くわよ?』
女侍『―――…どうかな』
マミ『―――…やってみる?』
マミは引き金をゆっくりと、力を込めて引く。
18 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/07(日) 19:29:02.63 ID:TMsf7e/AO
>>16
…oh…そうでした。
脳内補完、または都合の良い設定として下さい…あくまでSSなのでご勘弁を。
19 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/07(日) 19:35:42.82 ID:TMsf7e/AO
女侍『…参った』フゥ
マミ『…助かったわ』フゥ
女侍が先に根を上げれば互いに得物を仕舞う。
女侍『あいや…流石は魔王少女…実力もさながら、運も中々でござるな』
マミ『そう言ってくれて有り難う…嬉しいわ(死ぬかと思ったわ…刀怖い)』
マミ『…じゃあ、約束通り…』
女侍『うむ…武士に二言はない…貴女を主として仕えるでござるよ』
マミ『有り難う…これから宜しくね、お侍さん?』
女侍 魔力:3500 見事仲間にした即戦力の女侍。勿論ポニーテールの袴姿。そして鉄壁の胸のサラシ、グッジョブ。
20 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[sage]:2012/10/07(日) 19:41:25.68 ID:TMsf7e/AO
ちょっと休憩します。また暇な時に書きますね。
21 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/07(日) 20:17:02.01 ID:pWRH6Vjy0
他の魔法少女を別魔界の魔王として出してもいいのよ
確実にディスガイアだがwww
22 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/07(日) 22:30:05.11 ID:e9oSwUW60
>>21
魔王少女だけに某白い空戦魔導師でも出させる気か己はww
23 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 02:12:20.14 ID:h4+J9ZyAO
家来『……は?』
マミ『仲間にしたの』
女侍『でござる』
家来『』ガゼンッ
マミ『…所で、他の人達はどんな調子?』
家来『は、はいっ…ええとそれが…』
マミ『それが…?』
家来『逃げ出しました』
マミ『』
女侍『愉快なジョークでござるな』カラカラ
結局の所、魔王軍に残った部下は家来を残して一人残らず脱走。
家来だけが何故か残った。
家来『私が逃げる訳には行きませんしね』
マミ『(……?)…まあ、良いわ。部下の分は女侍さんが補ってくれるだろうし…むしろ戦力は高まったくらいよ』
女侍『拙者が居れば百人力でござる』
マミ『と、言う訳よ』
家来『だ、大丈夫でしょうか…』ハア
24 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/08(月) 02:23:41.45 ID:/QivLXVDO
ほむら「魔王少女はね…魔翌力が尽きたり、絶望に負けて心が折れて…ソウルジェムが黒く濁りきったら…」
マミ「ど…どうなるの?」ゴクリ…
ほむら「痴女になるのよ…!」ズキュウゥーン!
マミ「そ…それは本当なの…?」ワナワナ…
ほむら「…えぇ」
マミ「どうせ、痴女になるしかないなら…」チャキ…
マミ「こうするしかないじゃない!」ガシャコン!
ぱきゅーん!ぱきゅーん!
ほむら「ちょ…やめなさい!…当たったらどうするの!!」アセアセ…
マミ「うわーん!うわーん!」
ぱきゅーん!ぱきゅーん!
ほむら「いい加減にしなさい!」ガッ!
マミ「へなっぷ!」バタ…
25 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 10:03:18.16 ID:h4+J9ZyAO
>>24
ほむほむどこから来たよ。
女侍『して、拙者はメインキャラクターになるのだな?』
家来『自分で言っちゃってるし…』
マミ『まあ、そうなる予定だけれど…やっぱりまだ戦力が足りないわ』
マミ『ねえ、家来…貴女、強くてまだ誰の仲間にもなっていない人って知らない?』
家来『そんな都合の良い人が居れば誘ってますよ………いやまてよ』
マミ『?…どうかしたの?』
家来『少し思い当たる人が居たのですが…少し厄介でして』
マミ『…厄介?』
家来『はい…魔女と言われている方です』
マミ『(魔女……)…その人はどこに?』
家来『ええと…今は北にある大きな湖の近くに身を置いてるみたいですが…あまりオススメはしません』
マミ『ん?…どういう事かしら?』
家来『…癖がある方なんですよ、何というかこう…遊び好きなんです』
マミ『遊び好き?』
26 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 10:12:26.93 ID:h4+J9ZyAO
家来『来客に魔法を掛けて幻覚を見せたり、惑わしたりして遊んでいるんです…他には実験なんかにもされたり…』
女侍『傍迷惑な魔女でござるな』
マミ『…魔女という事が気になるわね…(まあ、私達が戦ってきた魔女ではないのは確かだけれど…)』
マミ『…解ったわ…私が行ってみる。二人には少し別な事をして貰うわ』
家来『別な事ですか…?』
マミ『…城の掃除よ』
家来『………ああ、成る程』
マミ『ちょっとは掃除しなさいよ?』
女侍『…最初の仕事が掃除でござるか、先が思いやられるでござるな』
――――
27 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 10:26:55.33 ID:h4+J9ZyAO
マミ『…ここね』
マミは家来から聞いた湖の近く、小さな小屋へと来ていた。
マミ『(…何かしら、凄く嫌な予感がする)』
小さなな小屋からは人の気配は感じられず、どこか重い雰囲気を漂わせる。
マミ『…すみません。誰か居ますかー?』
しーん……マミの声が小屋の前に響く。
マミ『…反応なし、ね』
マミは扉の前に立ち、ドアノブをゆっくりと捻る。
マミ『…開く、わね……入ってこいという事かしら』ガチャリ
マミ『……誰か、居ますか?』
マミは扉を開けてゆっくりの小屋の中を覗く、その先に広がる景色は、以前見た事があるような…ファンタジーチックで、小さな少女が好みそうな内装。
マミ『…嫌な内装ね…幻覚を見ているのかしら』
そう言って小屋…部屋へと足を入れる。
フォン。
部屋に入った途端に扉が消える。マミが来るのを待っていた様に。
マミ『…歓迎されてるみたいね、早く顔が見てみたいものだわ』
28 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/08(月) 12:14:43.12 ID:7+1NJXBE0
ミスティックアークの猫魔女ばあさん思い出すな
29 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 13:11:46.20 ID:h4+J9ZyAO
―ようこそ、いらっしゃい…我が領域へ―
マミ『?……居ない…どこ?』
―探しても無駄。お前の頭の中に直接言葉を送っているからな―
マミ『…随分、器用な事が出来るのね?』
―お褒め頂き有り難う…さて、この空間はなお前の為に用意した空間だ―
マミ『…私の?』
―そう、お前を試す為だ…そのお遊び…試練を超えたらお前の願いを叶えてやろう―
マミ『…良いわ、やって上げる』
―くく…良い返事だ…では、ショータイムと行こうじゃあないか―
パチン
音が響くと同時にマミの目の前に無気味な生物が姿を現す。
マミ『…あまり良い事を感じさせない奴ね』
マミの目の前に現れたのは外見は可愛らしい人形。
???『………』
マミ『…私を試しているのかしら?』
マミはそう言って両手に二つ、マスケット銃を取り出す、そして。
バンッ バンッ
現れた人形に容赦なく銃を撃つ。
マミ『容赦はしないわ。全力で潰す』
弾を放ったマスケット銃を手放し、更に銃を取り出す。
バンッ バンバンッ バンッ、バンッバンッバンッ
一つの銃を撃つ度に銃を放り、新たな銃を取り出せば人形を撃ち抜く、容赦ない繰り返し。
マミ『――…で、これは何?…私の記憶から取り出したとでも言うのかしら?』
30 :
1
[saga]:2012/10/08(月) 14:09:27.46 ID:U4D6tqIX0
何が起こると言うのか
31 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/08(月) 14:11:09.10 ID:U4D6tqIX0
>>30
すんません。コテ付いたまんまっしたorz
32 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 14:49:36.10 ID:h4+J9ZyAO
>>31
ほむほむ出したくなったじゃないかぷんぷん。
―そうだな…これはお前の潜在意識…その中で一番恐れている物だ―
マミ『私が?』
―そうだ…ほら、目を離すと…後が怖いぞ?―
マミ『…言われなくても』
マミは弾痕が残る人形へと視線を移す、途端に人形の口からは得体の知れない生物が現れる。
マミ『…相変わらず、気味の悪い事ッ』
マミは生物が現れた瞬間、身体の回りに銃を数多く現す。
―…お前はこの生物の名前を知っているか?―
マミ『どういう事よッ』
答えながら一つを手に取りその引き金を引く。
バンッ
しかしその生物は身体をくねらせ銃弾を上手く避ける。
マミ『チッ…』
???『―――』ガパッ
マミ『っ……』
その生物は大きな口を広げ、マミへと飛びかかる。寸前の所でマミはそれを避けて撃った銃を放る。
―お前は名前も知らない奴を…今まで躊躇いなく殺して来たのか?―
33 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 15:31:25.55 ID:h4+J9ZyAO
マミ『どういう、意味よッ…』
たん、と飛び上がりマミは自身のリボンを手に珍妙は生物へとそのリボンを伸ばし、頭部の部分に絡める。
???『―――!?』
リボンを絡められたせいで生物の口が縛られてしまう。そして魔女の声が続く。
―お前の事は知っている、私は見て来たからな…お前の事を―
マミ『ストーカーはあまり嬉しくないわね』
余裕の出来たマミは淡々と銃を口を塞がれた生物へと撃ち放つ。
バンッ バンッ
―ストーカー?…いや、違うバンッ…私はバンッバンッ…お前にバンッ…おバンッ…おい―
マミ『何かしら』
―余裕があるなら話を聞いてくれ…―
マミ『黙ってて、今忙しいの』
―………―
34 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 15:52:03.54 ID:h4+J9ZyAO
―…トドメは刺さないのか?…例のあれで―
マミ『…ティロ・フィナーレかしら』
身動きのしなくなった生物に視線を向けたまま弾のなくなった銃を放り投げる。
マミ『…そんな事しなくても、これは幻覚でしょう?』
―…果たしてどうかな?そら、良く見てみるが良い―
マミ『(…?)』
マミは動けなくなった生物を凝視する。
グニャリ
マミ『……!?』
生物の身体が歪み、空間が捻れていく。
そうして歪みが収まる頃に、見知った姿がマミの瞳に映る。
マミ『……どういう事、これは…』
―…余興だよ。私が遊び好きなのは聞いているだろう?―
マミの目の前に現れたのは、自分自身…マミだった。
マミの姿をした生物から声が響く。
???『お前の事は何でも知っている…魔法少女、ソウルジェム、グリーフシード、ぼっち』
マミ『最後は余計よ』
35 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/08(月) 16:15:50.25 ID:Yd37u/rjo
こいつ、マミさん最大の弱点をついてきやがった……
36 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2012/10/08(月) 16:35:55.84 ID:Qx1G1erGo
追いついた
面白い
37 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 17:01:06.57 ID:h4+J9ZyAO
???『…それにお前が魔王…魔王少女になったのかも私は知っている』
マミ『――!?』
偽マミ『ふふ、知りたいか…知りたいならば――私と戦って勝つ事ね、巴マミ?』
偽マミ 魔力:8500 必殺技:??? 圧倒的な魔力を誇る謎の生物。マミに変身した姿はまるでマミの裏の姿 つまりはリア充
マミ『なら…っ…勝たせて貰うわッ』
マミは瞬時に手を空に差し出しスライド、数丁のマスケット銃を並べる、が。
ブォンッ
マミ『―――カッ!?』
偽マミは銃を取ろうとするマミより遥かに速く動き、マミの首に自身と同じ手で掴み上げる。
マミ『ぐ、ぅ…!?』
偽マミ『…知っているわ、貴女は力を使う度にソウルジェムが濁って行く』
マミ『―――ッ!?』
偽マミ『その濁りを取り除くにはグリーフシードが必要…これでしょう?』
そう言って偽マミは握っていた片手を開き…手の中にある宝石―グリーフシードをマミに見せる。
マミ『グ…グリーフシー…ド…っ…』
38 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 17:13:26.14 ID:h4+J9ZyAO
偽マミ『そう、貴女の世界の魔法少女…つまりはインキュベーターが居る世界ではその原理がないと魔女化してしまう…』
偽マミ『…まあ、違う未来もあるのでしょうけれど…貴女が居た世界ではその原理で成り立っていた』
マミ『っ……』
苦し紛れにマミは空いた手にマスケット銃を握り、銃口を偽マミへと向け―。
バァンッ
マミ『―――っ!?』
偽マミ『…残念だけれど…私には貴女の攻撃は効かないの。貴女の世界の魔法原理とこの世界の魔法原理とじゃあ…格が違うわ』
放たれた弾丸は、偽マミの眼前で回転しながら止まっていた。
マミ『そ、んな……っ』
偽マミ『良かったわね、巴マミ…貴方が最初に相手にしたのが剣士…侍で』
偽マミ『破魔王組だったら、きっと痛い目に遭っていたわ』
偽マミはぱっ、とマミの首から手を離し――腹部へと蹴りを放ち込む。
39 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/08(月) 17:23:34.52 ID:dAlH8KMDO
SG式のままだったのか。
40 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 17:23:57.26 ID:h4+J9ZyAO
マミ『ぐ――っ!?』
衝撃でマミの身体は後ろへと飛ばされるが、壁に衝突する寸前で床へと踏み止まる。
偽マミ『…貴女の世界の原理…そうね…自身の願いを対価に魔力…つまりは魔法少女としてのエネルギーを得る』
偽マミ『悪くはないわ。それを考えたインキュベーターも狡賢いわね』
そう言って偽マミは手に持ったソウルジェムを砕く。
マミ『っ……』
偽マミ『今のはただの幻…気にする事でもないわ』
偽マミ『…話を戻しましょう。この世界の魔法原理は知っている?…いいえ、この世界の原理…神意と言った方が正しいかしら』
マミ『しん、い…ですって…?』
41 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 17:38:01.36 ID:h4+J9ZyAO
偽マミ『聞いたでしょう?…この世界は闘争心で成り立っているの』
偽マミ『簡単に言うわ…あなたの世界の、貴女たった一人の願いの力と』
偽マミ『この世界の闘争心の力…どちらが上かしら?』
マミ『………』
偽マミ『答えるまでもなく闘争心。貴女があの侍娘に勝てたのは本当にまぐれ…運が良かっただけ』
マミ『っ……』
マミは唇を噛み締める。
偽マミ『…悔しい?悔しいでしょう?今のままでは貴女は勝てない。負け続けるだけ』
言葉を続けながら偽マミはマミへと歩み寄って行く。
偽マミ『強くなりたいのなら、闘争心に身を任せなさい』
ぴたりと偽マミはマミの目の前で立ち止まり、手にはマミと同じマスケット銃を握る。
偽マミ『そうすれば…今まで出来なかった事、成せなかった事が出来る筈よ』
マミ『…出来なかった…成せなかった…』
―…求めれば、守れなかった人を守れるの?
偽マミ『そう、守れる…強くなりたければ』
偽マミ『この世界に身を委ねなさい、巴マミ』
42 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 17:42:44.43 ID:h4+J9ZyAO
マミ『…っ…』
マミは勢い良く立ち上り、偽マミから距離を取る。
偽マミ『…さあ、貴女はどうするの?』
マミ『…私は、私は…』
マミ『…私を超えるッ!』
パリン―…
その瞬間、マミのソウルジェムが――音を立てて、崩れ去った。
―第二章 完―
43 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 17:59:40.72 ID:h4+J9ZyAO
―第三章 マミ進化―
マミ『――え…っ?』
音を立てて崩れ去るソウルジェムを目に、マミは絶句する。
偽マミ『…よし――展開。術式九十―魔力変換』
マミ『――は…?』
突如、マミの足元に魔法陣が現れてマミの身体を包み込む。
マミ『え、ちょっ…何これっ…』
偽マミ『大人しくしてないと魔女化しちゃうわよ?…今から貴女の今ある魔力をこの世界の魔力に変換するの』
偽マミ『だからそのソウルジェム…媒体が邪魔になっているから…壊させて貰ったわ』
マミ『そ、そんな…っ』
偽マミ『大丈夫、安心なさい?…変換が終われば、貴女はグリーフシードを集めなくて済む、魔女化しなくて済む…そして強くなれる』
偽マミは手を四方八方に、何かの印を組む様に揺らす。
偽マミ『だから大人しく待ってなさい』
マミ『…は、はい……』
偽マミ『良い子ね、貴女ならきっと大丈夫よ』
マミ『(…私の姿で言われると、恥ずかしいわね…)』
マミ『(…私自身に言われるなんて…少し恥ずかしいわね…)』
偽マミ『あ…でも、ぼっちは解消出来ないからね?』
マミ『黙れよ』
44 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[sage]:2012/10/08(月) 18:05:51.78 ID:h4+J9ZyAO
同じ事書いてもうた…気にしないでくれると助かります。
45 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/08(月) 18:06:59.50 ID:dAlH8KMDO
大事な事なので
46 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 19:13:28.95 ID:h4+J9ZyAO
――――
偽マミ『…よし、出来たわ』
そう言って偽マミは手を下ろす。同時に床に現れていた魔法陣も消える。
マミ『え、もう終わり…?』
偽マミ『ええ、終わり…これで貴女は魔法少女の宿命に悩まされなくて済むわ』
マミ『…そ、そんな簡単で大丈夫なの…?』
偽マミ『大丈夫よ?私はこの世界の魔女。貴女達の世界に現れる魔女と力的には変わらない』
マミ『…でも、何かが変わった様には感じられないわ…』
偽マミ『変わって行くわ、貴女は魔法少女…いえ、魔王少女として成長出来る様になったのだから』
マミ・トモエ(覚) 魔力:8600(現時点) 必殺技:ティロ・フィナーレ ???
覚醒を果たしたマミ。魔力は以前より格段に高くなっており強くなった。武器はマミ特有のマスケット銃だが…覚醒のお陰で色々な銃器を扱う事が出来る様になった。もう何も怖くない!
47 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(岡山県)
[sage]:2012/10/08(月) 19:16:50.55 ID:kyZF38v/o
あかんそれ死亡フラグや
48 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/08(月) 19:29:22.66 ID:1kQRwmOGo
/(^o^)\
49 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 19:31:04.30 ID:h4+J9ZyAO
――――
『おい、聞いたか』
『何をだよ』
『あの魔王軍だよ』
『ただの魔王軍か?それがどうしたんだよ』
『いや、あの変人で有名な湖の魔女…仲間にしたらしいぜ?』
『…嘘だろう?あの湖の魔女をか…』
『ああ…何でも湖の魔女自ら仲間になったらしい…』
『どういう事なんだ…わけが解らないよ』
『おい、貴様ら…』
『ん?…!?…は、はッ、何でございましょうかッ』
『今ァの話…本当だろうなァ…?』
『は、はいッ…確かな情報かと思われますッ』
『そうか……クククッ、ハッハハハッ…』
『………』ビクビク
『クククッ…なら良い。邪魔だ…俺の前から消え失せろォッ!!』
『ひ、ひいいいッ!!』
『…ッククク…魔王軍か、そうか……そこに俺の渇きを満たしてくれる奴が居るという訳か…ッ』
『良いぞ―…魔女の力を手にした魔王…その力で、俺の渇きを満たしてみせろォッ!!』
―ハッハハハハハハッ!!!―
50 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 19:47:25.35 ID:h4+J9ZyAO
―――――
マミ『……!?』ゾクウッ
女侍『む?マミ殿、どうされました?』
魔女の件の後、無事魔女を仲間にした魔王軍(4人)は午前のティータイムをしていた。
マミ『ああ…うん…ちょっと寒気がしただけよ…大丈夫』
魔女『ぼっち病じゃないか?ほら、まだ治ってないんだし…』
マミ『何時までそのネタ引っ張るのよ』
家来『というか…そろそろ個人的な名前が欲しいです…』
マミ『メタるな』
偽マミ(魔女)『ぼっちが寂しいの…だれかお友達になって…』
マミ『喧嘩売ってるの?ねえ?』
女侍『名前でござるかぁ…確かに欲しいでござるな…』
名前のない三人『欲しいなぁー…』
マミ『(#^皿^)外に出なさい』
――――
マミ『…それじゃあ、ティータイム中だけれど作戦会議を始めます』
三人『………』ボロボロ
魔女『…何で私までボコボコにされたんだ…おかしくないか』
女侍『…前より物凄く強くなっているでござるな…』
家来『……ぐふっ…』ゴフッ
51 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 20:05:15.57 ID:h4+J9ZyAO
マミ『まずは簡単に戦力図を作ってみたわ』パラリ
マミ 魔力:8600
魔女 魔力:8500
女侍 魔力:3500
家来 魔力:1000
魔女『…20000弱か、4人でこれなら良い方じゃないか?』
女侍『一騎当千を狙うのも良いでござるな…』
家来『…修行してて良かった…』
マミ『最低でも後5人…女侍さんくらいの魔力を持った人が欲しいわね』
魔女@『分身すれば良いじゃないか』
魔女A『私なら分身魔法も容易いわ』
マミ『なに自然と分身してるのよ…それに分身したら魔力も分散しちゃうでしょう?』
魔女『まあな…オススメはしないな』
家来『うーん…やはり引き抜きとか…』
魔女『無理だな…特に剣魔王軍の結束…いや、結束というより強制か…』
マミ『うん?…どうしたの?』
52 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 20:27:04.76 ID:h4+J9ZyAO
魔女『剣魔王軍には見えない…いや、見え過ぎている強制力が働いているからな…引き抜きは無理だろう』
マミ『強制力…誰かがその強制力になっているの?』
魔女『そうだ…剣魔王軍将軍…バルバトスが強制力の原因だ』
マミ『バルバトス……』
バルバトス=ゲーティア 魔力:?0000 必殺技:???
皆さんお馴染みの鬼畜外道さん。魔力値はぶっ飛んでおり、一人ではまず勝ち目のない人物。逃げようものならジェノサイドブレイバー。戦おうものならジェノサイドブレイバー。どっちにしてもジェノサイドブレイバー。
53 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(岡山県)
[sage]:2012/10/08(月) 20:29:41.64 ID:kyZF38v/o
アイテムなんざぁ!使ってんじゃぁ!ねえぇ!!!
54 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 20:43:34.63 ID:h4+J9ZyAO
マミ『…………』
家来『…………』
女侍『…………』
魔女『ん?どうかしたか?』
マミ『…いえ、何かこう…私達全員で戦っても勝てなさそうな気がして…』
魔女『…だろうな。奴の強さはキチガイだ。まともに戦っても…小細工して戦っても負けるだろう』
―小細工なんかしてんじゃねぇぇ!!
マミ『…なんて声が聞こえてきそうね』
女侍『…一度は手合わせしたみたいが…一瞬で負けるでござろうな…』
家来『………』ガクブル
魔女『まあ、戦わないに限るわ…出会ったら死を覚悟しなさい』
マミ『…でも、何時かは戦わなければいけない相手なのよね…』
一同『………』
55 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/08(月) 20:44:14.53 ID:NLjJvpKB0
簡易トラウマメーカーさんじゃないですか、やだー
56 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(岡山県)
[sage]:2012/10/08(月) 20:49:38.90 ID:kyZF38v/o
ミスター理不尽
57 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 20:59:37.82 ID:h4+J9ZyAO
マミ『…と、とりあえず…大丈夫よ…そんな強い奴が今の私達に興味なんか示す筈がないわ』
家来『…あかん、それフラグや…』
マミ『えっ』
魔女『あー…ここで魔王少女マミの快進撃も終わりか…』
マミ『え、いや…』
家来『新しい軍を探さなきゃ…』
マミ『ちょっ…』
女侍『む、このおれんじぺこーなる紅茶、美味しいでござるな』
マミ『マイペースね貴女は』
58 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 21:16:34.18 ID:h4+J9ZyAO
―――――
マミ『冗談はさておいて…続けるわよ』
魔女『だな…襲ってきたとしても、一度目なら対策出来るぞ』
マミ『一度目は?』
魔女『ああ…私が城に絶対防御障壁を貼る。これは対物利用の場合、その物に対して一度切りしか使えない。しかし一度目なら絶対に破壊されない…継続期間は1ヶ月という所だ』
家来『1ヶ月ですか…長い様で短いですね』
女侍『もし襲ってきたら…1ヶ月の間は大丈夫だが、それ以降の心配はないという事でござるな…』
魔女『…まあ、もしかしたら一度目で倒す事も可能かもしれない』
マミ『…何かあるの?』
魔女『あるも何も…お前だよ、マミ』
マミ『……え?』マミッ
魔女『お前の新しい力…各銃器系統のオールマイティ使用。…そして城、思い付く事は?』
マミ『……籠城戦?』
魔女『御名答』
59 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 21:25:13.14 ID:h4+J9ZyAO
魔女『貴女の出す武器は全て単発式、だから弾は一発限り』
魔女『でも力の制限…ソウルジェムがなくなったお陰でほぼ無制限に出せる』
魔女『だから―――』カキカキ
魔女『相手がもし来た場合、探知魔法を仕掛けてあるからすぐに知る事が出来る』
魔女『…次に私が絶対防御障壁を城に貼る』
魔女『…貴女はその間、出来る限りの銃器を城から城下に向けて設置する』
魔女『…相手が所定の所に来たら…フルコンボを叩き付ける……どうだ?』
女侍『…成る程…』
家来『…これが作戦会議なんですね…』
マミ『…でも、私は一人よ?…一気に引き金を引くなんて…出来るのかしら…』
60 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 21:39:29.37 ID:h4+J9ZyAO
魔女『出来る出来ないじゃない…やるか、やらないかだ』
マミ『………』
魔女『(私、今良い台詞言ったぞ…)』
マミ『…解ったわ。練習してみる』
魔女『うむ…その息だ』
家来『にしても…何だかさっきから、寒くないですか?』
女侍『確かに…少し、肌がピリピリするでござる――!?』ビリッ
魔女『―――!!』ピリッ
マミ『―――っ!』ビリッ
家来『……え?え?』キョトン
魔女『くそッ…この反応、誰だッ…こんな馬鹿デカい魔力…ッ…フラグだったのかッ…!…展開、術式百八、絶対防御』
フォン…
魔女の魔法により城の周りに絶対破られない障壁が貼られる。
魔女『マミ、先に言っておくが…絶対防御の魔法は外からの攻撃は通らないが、中からの攻撃は通る。遠慮なくやれ』
マミ『解ったわッ』
マミ『二人はここに残ってて、もしもの時は…戦わなきゃいけないから』
家来『…わ、わかりました』
女侍『御意…』
61 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[sage]:2012/10/08(月) 21:42:16.37 ID:h4+J9ZyAO
ちょっと長い戦闘になります。
何でネタを考えながら休憩します。
62 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/08(月) 22:28:15.48 ID:1kQRwmOGo
乙
63 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 23:01:12.43 ID:h4+J9ZyAO
―――――
『今日の俺はァ…紳士的だ…』
『だから、真っ正面から、顔を拝みに行ってやる…感謝しろ、魔王少女…』
『……んん?…何だ、あれはァ…クッククククッ…』
『…あくまで小細工か…良いだろう…先ずは様子見だ…手加減してやるとしようじゃあ、ないか…クックククク…』
―――
マミ『…見えたわ』
魔女『準備は良いか…?』
マミ『勿論、新必殺技の御披露目と行こうじゃないの』
ばっ、とマミは両手を広げる。
バッ ダダダダダダッ ガチャ
途端にマミの身体の周りに数十、数百もの数、多種多様の銃器が現れ、銃口を城下の目標に合わせる。
―――
『…ほう…?…あれが魔王少女のお姿という訳か…』
『……若い、若過ぎる…十代と言った所かァ…』
『…面白い、撃て…撃てみろォォッ!!!』
―――
ビリビリビリッ
マミ『く…っ…声だけでこんな…』ビリッ
魔女『怯んじゃ駄目だッ…狙いを定めて撃て、マミッ』
マミ『…良いわ、お望み通り』
マミは手を掲げる。そして高らかに叫ぶ。
マミ『行くわよ――…ティロ・バーストッ!!』
言葉が城下に響き渡ると同時に、盛大な音を響かせて多種多様の銃器が、城下の目標へと火を噴き――命中する。
64 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 23:16:26.01 ID:h4+J9ZyAO
城下に見えるのは砂煙と穴だらけになった地面のみ。
マミ『………』
魔女『…見えないわね』
マミ『…けれど、ダメージは通っている筈よ』
魔女『…だと良いんだが――!?』
マミ『―――!?』
砂煙の中、立ち竦む影。
『フッ…ハハハッ…』
『…良いぞ、良いぞ良いぞ…』
『もっとだ、もっとだ…俺をもっと楽しませろ…』
『俺の渇きを満たしてみろオォォォォッ!!!』
ブワァッ
目標の声だけで砂煙は吹き飛び、マミ達へとその傷一つない身体を露わにさせる。
マミ『っ――…う、そ…』ビリビリッ
魔女『…何という奴だ…っ』ビリビリッ
バルバトス=ゲーティア 魔力:30000(手加減)
手加減でこれです。チートワロス。
今回は紳士的ですがあくまで紳士的(笑)です。
65 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/08(月) 23:38:02.48 ID:h4+J9ZyAO
バルバトス『んん?…どうした…来ないなら…知らんぞ…?』
マミ『…く…っ…。(挑発に乗っちゃ駄目…遠距離から攻撃していればっ…)』
マミは再び手を掲げる。
すると現れたのは巨大な銃器――それも5丁。
バルバトス『…ほう?…これはこれは…面白い武器だな…』
マミ『私のパワーアップしたら力…甘く見ないで欲しいわ…』
マミ『…全力で行くわよッ――ティロ・フィナーレ・バーストッ!!』
5丁の巨大な銃口から放たれる砲弾は、目標に向かって着弾し――爆発、爆発爆発爆発、爆発。
魔女『く…っ…ちょっ…城が…っ』
マミ『…全く疲れない…力が抜ける気がしない…』
―いけるッ…少しずつ削ればいけるわ…っ―
バルバトス『クククッ…ああ…最高だ…実に最高だ…』
マミ『―――!?』
バルバトス『…痛みが身体に伝わってくる…満たされるぞ…俺のォ、渇きがァ…』
砂煙の中、バルバトスの声だけが鈍く、鋭くマミと魔女の耳に響く。
バルバトス『…だが、つまらん…この壁がつまらんのだよ…』
バルバトスは絶対防御障壁の目の前に立つ。そして障壁へと手を添える。
66 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/09(火) 16:40:14.10 ID:eomgTpHAO
頭痛い…一つだけ投下。
バルバトス『邪魔だあァァッ!!消し飛べェェッ!!』
バリィンッ
バルバトスによって絶対防御障壁は、いとも容易く、打ち破られてしまう。
魔女『っ…馬鹿なッ…!!』
マミ『嘘でしょ…っ…破れないって…』
バルバトス『ハッハァッ…俺様に不可能はァ…ない…最強なのだ…』
そう言ってバルバトスは身の丈程もある見るからに禍々しい斧を地面へと突き立てる。
バルバトス『さァ…来い…貴様らに絶望という言葉を教えてやろう…』
くい、とマミ達に指先を曲げて見せる。
マミ『!!…望む所よッ』
マミは城壁から飛び降り、手に二丁のグレネードランチャーを召喚する。
マミ『食らいなさいッ』
ボンッ
宙を舞いながらグレネードランチャーをバルバトス目掛けて放つ。
ドムッ
命中、しかしバルバトスの身体には傷一つ付かない。
バルバトス『痒いな…攻撃ってぇのはなぁ…』
バルバトスは突き立てた斧を手に取り、高らかに叫ぶ。
バルバトス『こォすんだアァァァッ!!!』
斧から放たれる凄まじい邪気を纏った一撃がマミへと一直線に向かう。
マミ『―――しま!?』
魔女『反射ッ』
マミの身体前方に見えないシールドが張られる。
マミ『っ―――』
マミはその隙に身体を横に投げて回避行動を取る、と。
バリバリバリッ
シールドに当たったバルバトスの禍々しい攻撃は反射する事なく左右に拡散する。
バァアンッ!!
拡散したそれはマミすらも爆風に巻き込んでしまう。
67 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/09(火) 17:54:19.06 ID:eomgTpHAO
魔女『マミッッ、大丈夫かッ!?』
マミ『く…っ…掠っただけなのに…身体が重い…』
ジェノサイドブレイバー 効果:当たった相手を無条件で消し飛ばす。掠っただけでも防御力99%ダウンの効果。
マミ『けど…まだ負けていない…』
マミはゆっくりと重い身体を起こす。そして両手には放つと同時に散弾する、ショットガンを二丁。
マミ『(…遠距離からの攻撃が駄目なら、近距離で圧す…それなら前に資料で見た…このショットガン)』
マミ『(…変身している最中なら、反動もどうって事はない…だから)』
だっ、とマミはバルバトス目掛けて駆ける。
マミ『(アイツに零距離発射でダメージを負わせるッ…)』
バルバトスとマミの距離が徐々に縮まって行く。
バルバトス『んー…?…今度は何だ…俺様と張り合うと言うのか…魔王少女…』
バルバトス『良いだろう…貴様の力…俺様に見せてみろオォォッ!!』
バルバトスは絶叫し、マミに向かって突進する。
魔女『マミ…接近戦を挑む気…?…無謀だけれど…奴の身体…きっと攻撃が効かない訳じゃない…』
魔女『……そうだ、なら無理矢理通せば良い…よし』
魔女『―――展開、術式五、貫通』
魔女は城壁からマミへと魔法を掛ける。バルバトスの身体は攻撃が効かない訳ではないと踏んだ上での補助魔法。
68 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/09(火) 18:12:21.20 ID:eomgTpHAO
魔女『…ちゃんと見極めろ、マミ』
マミ『(身体が重い…足が重い…力が入らない…っ)』
駆ける最中、マミの足から力が抜けて行く。
マミ『(く…っ…こんな、化け物が居るなんて…っ)』
徐々にスピードが落ちて行く。
マミ『(…勝てる訳…ないじゃない……)』
落ちて行く。
マミ『(…っ…死ぬ?…死ぬの…私…?)』
そして立ち止まる。
魔女『!?マミッッ、止まっちゃ駄目だッ!!』
マミ『(…さっきの技を受けてから…身体が…おかし…)』
―マミィッ…―
マミ『(…声が、聞こえない…)』
マミ『(ああ……私…もう駄目…)』
直後、バルバトスの斧がマミ目掛けて振り下ろされる、容赦ない一撃。
―諦めちゃ駄目です、マミさん―
マミ『(―――っ!!?)』
バァァァァアンッ!!!
69 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/09(火) 18:24:51.21 ID:TdJGT3DDO
どうなったんだッ!?
70 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/09(火) 19:22:03.87 ID:eomgTpHAO
マミ『………』
バルバトス『………』
魔女『………どう、なった…』
バルバトス『ごはァッッ!!』
バルバトスは口からショットガンの衝撃からか大量に血反吐を吐き出す。
マミ『…ッハ…ッハ…』
ショットガンの銃口からから出る煙。そしてマミの身体、真横…地面に突き刺さり地面を陥没させている斧。
マミは間一髪、自慢の巻き髪を切り落とされただけで済んだ。
魔女『や、やった…っ』
マミ『…やったわ……』
バルバトス『……ックククク…』
マミ『……!?』
慌てて後ろへと跳躍し距離を取るマミ。
バルバトス『…あァ…久しぶりのォ…痛みだァ…クククク…ッ…』
マミ『(な、何コイツ……)』
魔女『(不死身か…っ…この化け物はッ…)』
バルバトス『ハッハハハ…魔王少女…良いぞ…貴様が…貴様が乾きを満たしてくれる…』
バルバトス『…そして、貴様は……』
バルバトス『……可憐だ…』
マミ『……うん?』
魔女『(………カレンダー?)』
71 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東)
[sage]:2012/10/09(火) 19:37:17.11 ID:YTRdFsIAO
あああ貴重なマミさんのドリルがぁああああ
72 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(岡山県)
[sage]:2012/10/09(火) 20:12:05.71 ID:QoQmABW3o
ドリルがああああ
73 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/09(火) 20:21:49.15 ID:eomgTpHAO
バルバトス『…魔王少女…次に戦う時は覚悟しておくんだな…』
バルバトス『…貴様を負かした暁には…俺の女にして俺様だけに尽くして貰う…』
マミ『な……そ、そんな事…させる訳にはいかないわッ!』
バルバトス『クククク…ッ…そうだ、その息だ…魔王少女…』
バルバトス『その息が…何時まで続くかな…?…精々足掻いて見せろ…俺様以外に負ける事はァ…許さんぞ』
マミ『…貴方にも負けるつもりはないわ…』
バルバトス『フッハハハハッ…良いだろう…今日の所はァ…引き下がってやろう…感謝しろ、今日の俺はァ…紳士的だからなァ…』
マミ『…行くなら早く行きなさい、トドメを刺されない内に』
バルバトス『クククク…ッ…では、さらばだ…』
そう言ってバルバトスの姿が歪み、完全に姿を消してしまう。
魔女『(転移魔法……あんなものまで使えるのか……ん?)』
マミ『……人生で初めて告白されたわ』
魔女『』
74 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(岡山県)
[sage]:2012/10/09(火) 20:23:17.26 ID:QoQmABW3o
ぼっち
75 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/09(火) 20:52:17.49 ID:eomgTpHAO
マミ『で…でも敵なのよね……ちょっとキュンとしちゃったのが悔しいわ』
魔女『(…あんな奴にキュンとしちゃうのか、まあ…ぼっちだから仕方ないか)』
マミ『今失礼な事思ったでしょう?』
魔女『ぼっちだから仕方ない(まさか、思う訳ないぞ…?)』
魔女『あ』
マミ『ξ(#´^ω^)ζ』
魔女『(・ω・`)』
魔女『(´・ω・`)』
―――――
76 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(岡山県)
[sage]:2012/10/09(火) 20:53:20.67 ID:QoQmABW3o
こっちみんな
77 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/09(火) 21:11:58.44 ID:eomgTpHAO
女侍『無事でござったか、マミ殿…』
マミ『ええ…何とか…貴女達は出なくて良かったと思ってるわ…』
家来『城の中に居ても恐ろしい魔力に潰されそうでしたよ……で』
女侍『魔女殿は何故こんなボロボロに…?』
魔女『………』ボロボロ
マミ『私がやったわ、後悔すらない』
女侍『………またでござるか』
家来『………またですね』
魔女『…そういう宿命なのだよ』シャキ-ン
マミ『便利な魔法ね…』
魔女『任せろ』
―――――
魔女『とりあえず…危機は去った。しかも奴はマミに惚れた…まあ、しばらくは剣魔王軍は放置しても問題ないだろう』
マミ『…あまり何とも言えないけれど、嬉しい限りね』
女侍『問題は…』
魔女『…新世界軍と破魔王軍だな』
マミ『…そういえば、何故新世界軍は新世界という名前なのかしら?』
78 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/09(火) 21:14:55.32 ID:NldPU9Zao
本拠地が通天閣なんだよ
79 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/09(火) 21:32:04.98 ID:eomgTpHAO
魔女『そうだな…この世界の原理、闘争心は知っているな?』
魔女『簡単に言えば、その闘争心をなくそうとしている集まりが新世界軍だ』
魔女『…奴らは厄介でな、闘争心に頼らない戦い方をしてくる』
魔女『例えで言うなら…ちょっと前までのマミだ』
マミ『…私?』
魔女『お前は元の世界の力の原理の元に…力を使っていた』
魔女『奴らはそれと同じ様な力の行使をしてくる』
魔女『しかもその力は…この世界の闘争心のそれ以上の力を持っているのだ』
家来『…それにそれが一人だけじゃなくて複数居るんです。そういう方達を上に成り立っているのが新世界軍なんです』
女侍『…確かに厄介でござるな…』
マミ『…代表的な奴は誰か知っている?』
家来『残念ながら…解りません』
魔女『情報が流れて来ないんだ…しかも私の透視、千里眼の魔法すら通らない強力な魔法結界が新世界軍の領地に張られている』
魔女『お陰で私にすら解らないよ』
80 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/09(火) 21:50:23.93 ID:eomgTpHAO
家来『あ……でも、一人だけ…噂話を聞いた事があります』
マミ『…誰なの?』
家来『良くは聞いていないのですが……銃一つ、黒いゴーグルと黒いマントを羽織ってるそうです』
魔女『……不審人物か?』
家来『…確かにそれっぽいのですが…その人、滅茶苦茶強いみたいなんです』
家来『…持ってる銃は、デザートイーグルで…撃つ弾は普通の弾じゃないみたいなんです』
女侍『…マミ殿の様な弾ではないという事でござるか?』
家来『はい…聞く所によると……“夢”の力で弾を撃つらしいです』
魔女『夢?…また非現実で闘争心よりも弱そうに聞こえるが…』
家来『…噂では、その銃から放たれる力は、一個師団すら数発で潰せる力があるとか…』
??? 魔力:不明 必殺技 ???
デザートイーグルに夢を込めて戦う青年。その力は夢によって左右される。戦い方次第ではバルバトスすら凌駕する人物。主の個人的な好き物。解る人居るかな?
81 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/10(水) 10:46:53.66 ID:bbNTmdAq0
スパロボの修羅の人達とかが好きそうな世界だな
82 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/10(水) 14:33:02.65 ID:PfO+QfEb0
髪が中途半端じゃ格好付かないだろうし、サイドテール化かね?
83 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/10(水) 15:07:46.35 ID:IdqI/NtAO
マミ『…あまり納得のいかない情報ね』
魔女『無いよりかはマシ…だがな』
家来『用心しておくに越した事はありませんが…あのバルバトスみたいに襲ってくるとは考えにくいですね…』
女侍『確かに…今は頭の片隅に入れておけば良いと思うでござるな』
マミ『…そうね……』クルックルッ
魔女『……何をしているんだ?』
マミ『え?……あ、御免なさい…バルバトスとの戦いの時…髪が、ね?』
マミの以前の巻き髪はバルバトス戦以降、左の巻き髪は巻き髪ではなくなっている。つまりは中途半端にストレート。巻き髪すると左右のバランスが悪くなるからである。
魔女『…ああ、そういえばな…いっそのことストレートにすれば良いんじゃないか?』
マミ『…うーん、それも良いけれど…何か、こう…大切な何かを失う気がするの』
84 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[sage]:2012/10/10(水) 15:42:20.50 ID:IdqI/NtAO
http://mup.vip2ch.com/dl?f=35191
85 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[sage]:2012/10/10(水) 15:44:52.69 ID:IdqI/NtAO
参考@
86 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[sage]:2012/10/10(水) 15:47:27.54 ID:IdqI/NtAO
参考A
87 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/10(水) 15:51:59.23 ID:anv+Mn3DO
なんだ、この圧倒的可愛さは……っ!!
88 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東海)
[sage]:2012/10/10(水) 16:02:06.77 ID:1e23ojJAO
マミさん可愛いよマミさん♪
89 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/10(水) 16:14:47.99 ID:IdqI/NtAO
魔女『伸びればまた戻せば良い事だろう?』
マミ『うーん……じゃあ、しばらくはストレートにしようかしら…』
家来『ああ、貴重なドリルが……』
マミ『ドリル言うなよ』
こうして激しい戦いの日は終わって行く。
マミのドリルを犠牲にして。
マミ『おい』
―第三章 完―
次章 マミさんの武器勉強会
90 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/10(水) 16:29:36.96 ID:anv+Mn3DO
俺にはドリルってよりコルク抜きに見えたな。
91 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東)
[sage]:2012/10/10(水) 16:36:09.68 ID:LaKPu6QAO
>>85
-
>>86
なんだ、ただの天使か
…ふう
92 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/10(水) 16:38:37.20 ID:IdqI/NtAO
―第四章 マミさんの武器(銃火器)勉強会―
マミ『………』
マミ『(先日の戦いで解った事…)』
マミ『(状況に応じて私の武器を変えれば今まで出来なかった事も出来る)』
マミ『(でも、私にはあまり知識がないわ…だから)』
マミ『お勉強しましょう』メガネ装着
―――――
―魔王城 書庫―
マミ『…この世界にも銃関係の資料が沢山あるのね…これは良い知識になりそうね』
マミ『ええと……あ、これなんてどうかしら…』パラ
アサルトライフル(Assault rifle)とは、実用的な全自動射撃能力を持つ自動小銃の総称である。一般に、小銃より反動の弱い弾薬を使用することで全自動射撃を容易にしている。それは拳銃弾と小銃弾の中間に位置する。一方で従来のフルサイズの小銃弾を使用するものは区別上バトルライフルなどと呼ばれる。
この世界でのアサルトライフルの流通は多く、最も一般的な銃器となっており、現在では特に新世界軍がよく多用している。
突撃銃とも訳されるが、小銃とも呼称されており突撃銃の名称はあまり使用されていない。この世界のアサルトライフルの主流は89式5.56mm小銃が多く使用されている。
マミ『……うーん、良く解らないわね…アサルトライフルと言っても、私の使う物は単発式だから…使えないわよね…銃器を出せれば後は弾を転装して使い回せば良いかしら…?』
93 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/10(水) 16:51:25.84 ID:anv+Mn3DO
銃の威力ならダムダム弾
砲の威力ならナパーム弾
こう思ってる。
94 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/10(水) 17:06:41.24 ID:IdqI/NtAO
マミ『種類は何があるのかしら……』パラ
AK-47
制式名称は「7.62mm アブトマット・カラシニコバ」であり、「AK-47」の呼称は、後にいくつもの改良型が登場したため、それらと区別するためであった。
AK-47は7.62×39mmの口径を持つ銃で、実包はバナナ型といわれることもある30発入りの箱型弾倉、または75発入りのドラム型弾倉に収められている。一度弾を込めて発射すると、発射時に発生する高圧ガスを銃口手前から引き込んで、重いピストンを後方に押し下げ、その先にある部品が自動的に次の弾を込めるようになっている。この射撃と送弾を連続的に行うことにより連射が可能となり、AK-47は一分間に600発以上の速度で射撃ができる。
銃床内には、メンテナンス器具を納められるスペースが設けられており、バッドプレート中央にそれらを収納するための蓋が付いている。
AK-47は銃剣としても使用可能であり、その為には専用の備品を付けなければならなくなる。
マミ『…これは有名は銃よね、一般的に知られている中ではとても強い銃じゃないかしら…』
マミ『…弾があればとても強い武器にはなるけれど……この際、弾を仕入れる事も視野に入れようかしら…』
95 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/10(水) 17:19:39.48 ID:IdqI/NtAO
マミ『…ええと……これなんて面白そうね…』パラ
FN SCAR
より近代的な改良を加えるという事を元に設計されたアサルトライフル。様々な改良を加えられた結果、事実上ほとんど別のライフルになってしまっている。
SCARはボルトキャリアの前方で発射後のガスを受け止めてボルトを後退させる機構を取っている。そのため、命中精度は若干低下するものの、ボルトキャリアが汚れることはなくった。
また、SCARの特徴の一つとして、高い汎用性が挙げられる。SCARには5.56x45mm NATO弾と7.62x51mm NATO弾という二つの弾を使用するモデルが存在するが、二つのSCARの相違点を少なくした上で共通性を持たせる事で維持コストを下げ、新しい口径の弾丸が開発されたとしても最小限の改良で対応できる、低コスト万歳。
また多量の埃がある環境で6000発発射させる品質テストが実施された事もあり、この試験ではSCARを10丁用意し、1丁につき6000発が射撃され、全体では1つの種類につき60000発が発射された。
テストにおいて、SCARは226回のジャム(排莢不良)を起こしたが、さしての問題もないだろう。
マミ『……これはスカーって読むのかしら』
マミ『…どうでスカー?……なんちゃって』
96 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[sage]:2012/10/10(水) 17:21:47.89 ID:IdqI/NtAO
休憩……ウィキからコピペして変更したりすると疲れる。
因みにサブマシンガンのP90が大好きです。
マミさんはもっと好きです。
97 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/10(水) 17:28:18.13 ID:anv+Mn3DO
スカーっとなったわ(苦笑)
98 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(鹿児島県)
[sage]:2012/10/10(水) 18:44:30.04 ID:BjusCDkt0
>>80
ムシウタ?
99 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[sage]:2012/10/10(水) 18:47:14.66 ID:IdqI/NtAO
>>98
かっこう格好良いよかっこう。
洒落じゃないですはい。
100 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/10(水) 20:00:54.71 ID:IdqI/NtAO
昔書いてた勇者系SS見てたら恥ずかしくなった件でござる。
マミ『次は…ハンドカン…良く暁美さんが使っていたものね』
ハンドガン―拳銃―(けんじゅう)は、片手で射撃するためにデザインされた銃の総称である。小型で携帯性・秘匿性に優れており、主に護身用に使用される。
両手で扱う他の火器と比較して、次のような特徴を持つ。
小型である銃床を持たず銃身が短く携帯性に優れている。各軍も拳銃を携行している事が多い。
拳銃弾を用いる小銃弾に比べて装薬量の少ない拳銃用弾薬を用いる。拳銃弾は小銃弾に比べ短いが口径は大きい傾向にある。結果として近距離で十分な威力を持つが距離による威力減衰が激しい特性がある。
片手でも射撃が可能拳銃弾は小型で低威力のため、反動が少なく片手でも使用できる。片手で使用できないものは拳銃の範疇に含めない。ただし片手持ちでは射撃精度が低くなり、また射撃の反動で肩を脱臼する可能性もあるため、通常は両手で保持する射撃姿勢をとる。
マミ『…まあ、私が扱う分には何も問題はないわね…確か家来が言っていた銃は…と…あ、これね』
デザートイーグル
強力なマグナム実包を安全に使用するため、自動拳銃では珍しいガス圧作動方式を採用している。
.357マグナム版、.41マグナム版、41アクションエクスプレス版、440コーボン版、.44マグナム版、.50アクションエクスプレス版が存在し、.50AE版は自動式拳銃の中ではこの世界最高の威力を持つ弾薬を扱える。
.50AE版は50口径(0.5インチ)と表記されるが、使用弾薬である.50AE弾の弾頭径は0.54インチとなっていて拳銃用弾薬としては最大となる。
発射された弾丸の運動エネルギーはAK-47等に使用されている7.62x39弾と同等であり、等に使用されていてボディアーマーを貫通する能力を持っている。
この世界での普及はあまりなく、新世界軍に数丁あるかないか、そのくらいの普及率。
マミ『…この銃はあまりこの世界で普及していないのね…』
マミ『私でも使えるけれど、集団戦には向いていないわね…』
101 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[sapa]:2012/10/11(木) 14:55:30.16 ID:2MsGiO9AO
再開再開。
マミ『次…ううんと…サブマシンガンとライトマシンガン…か』パラ
マミ『うーん、ライトマシンガン…軽機関銃なら使い道はあるかしら?サブマシンガンだとそこまで威力を出せる訳じゃないし…』
マミ『…とりあえず、ライトマシンガンの欄を見ておきましょ』
軽機関銃(けいきかんじゅう,Light machine gun,LMG)は、3脚や銃架に乗せて固定的に運用する重機関銃に対して、一人で持ち歩きできるぐらいに軽量化した野戦用の機関銃を指す。
持続射撃能力を妥協して軽便性を重視した結果、ボックス型の弾倉を用いることが多く、銃身交換機能が無いものも多い。
この銃は対空任務をこなせるほど発射速度が高く、またベルト給弾と銃身交換機能によって持続射撃能力も高かったため、三脚や銃架に載せて重機関銃として運用できた。それでいて軽量だったため、二脚を装備しての軽機関銃的な運用もごく当然に行えた。
戦場では各所に据えられた機関銃によって守られた陣地に対し、従来の大規模な歩兵の密度の高い横隊突撃は為すすべなく撃ち倒され全くの時代遅れとなり、小部隊ごとに広く散開する戦術が取られるようになった。その一方、散開によって低下した歩兵の火力の補完とその支援にはやはり機関銃が用いられたが、従来の重機関銃は重く、攻撃前進に追随するには困難が伴った。その解決策として重機関銃の機構のいくつかを簡略化し軽量化したものなども作られたが、次第に新しい戦術に適応した射手が一人で持ち運び、二脚を備え、給弾手とともに第一線歩兵の前進に追求できる軽機関銃が参戦国の間で広く用いられるようになった。
マミ『…後ろからこう、ばばばばばッて撃つ支援銃器って事かしら』
マミ『打っている時はさぞかし爽快でしょうね…弾次第だけれど』
102 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/11(木) 15:10:18.92 ID:2MsGiO9AO
マミ『とりあえず…威力の高そうな物…あ、これなんて』パラ
ブレン軽機関銃
発射速度は、モデルによるが毎分約480〜540発である。持続射撃を行って銃身過熱(オーバーヒート)を起こした時や、銃身が摩耗した時などのために、スペアの銃身に即座に交換できるような設計も原型と同じである。さらに後のバージョンでは、クロム処理が行われ、耐久性が向上している。
この銃はベルト給弾式の機関銃よりもはるかに軽く、それにより移動や、さらには立射なども容易になっている。弾倉は、以前の50連ベルト給弾を使う場合などのように弾薬が汚れることを防いだ。
ブレンガンは、他の武器と同様、弾倉のバネが強すぎることによる給弾不良やジャム(弾詰まり)を防ぐために、通常28〜29発だけ装填して使用された。なお、対空用途には、100連のドラムマガジンも使われることがあった。
何人かの使用者は、ブレンガンの射撃精度が高すぎると指摘した。しかし、制圧射撃の際に使えないということはなかった。
正確に射撃できた方が効果が高いと考えられたからである。通常の制圧射撃では、弾丸を拡散させることで鎮圧効力を持たせるが、銃の正確さと射手の熟練度があれば、必ずしも弾薬を拡散させる必要はなかった。
ブレンガンは、Mk.Iでは約8.7kgと、軽機関銃としては平均的な重量を持つ。このことは作戦中に、軽機関銃としてだけでなく、重機関銃として、射手と装填手の2名による持続射撃を行うことも可能とした。
マミ『…軽機関銃って重いイメージがあるけれど…このくらいなら両手持ちでも出来そうね』
マミ『マガジンがあれば、一気に殲滅戦くらいは出来そう…これは出しておきたいわね』
103 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/11(木) 15:54:06.35 ID:2MsGiO9AO
マミ『次は…ショットガン、散弾銃ね』
散弾銃(さんだんじゅう)又はショットガンとは、多数の小さい弾丸を散開発射する大口径の大型銃。クレー射撃や狩猟、軍用で使用される。
散弾銃は近距離で使用される大型携行銃で、弾丸の種類によっても特性が変わるが、散弾は概ね50m以内で最大の威力を発揮する。スラッグ弾を使用した場合でもライフルに比べ弾は遠距離までは飛ばず、貫通力も低いが、逆に言えば重大な事故が起きにくく初心者向けの銃と言える。また構造が単純なため安価で扱いやすく、狩猟やスポーツでは多く利用されている。
軍用では近接戦において多大な威力を発揮する。
散弾銃の実包(ショットシェル)はプラスチック製のケースと金属製のリムで構成され、ケースの中にはあらかじめ多数の小さな弾丸(散弾)が封入されており、銃口より種々の角度をもって放射状に発射され、一定範囲に均等に散らばり着弾する。散弾銃と称される所以である。
防弾ベスト等に対する貫通力を高めた多針弾頭弾(フレシェット弾)、暴徒鎮圧用弾丸として催涙弾(CN弾)やゴム弾(スタン弾)、ビーンバッグ弾などがある。
銃口付近のチョーク(絞り)が除去されることで、発射された散弾がすぐに拡散、至近距離の殺傷能力が増大するソドオーフ・ショットガンという物ある。
チョークの種類口径寸法は12ゲージの.730インチを基準となっていて。同じチョークでも口径に若干の差違が見られることもある。
口径による種類はゲージ番号は1ポンドの鉛球の(1/ゲージ)直径に対する一定の割合の実包を使用できる口径を持つ物をさす、なので番号が小さい程口径が大きくなっているという事である。
104 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[sage]:2012/10/11(木) 15:59:44.38 ID:2MsGiO9AO
訂正
ソドオフ・ショットガン
↓
ソードオフ・ショットガン
105 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/11(木) 16:12:12.74 ID:2MsGiO9AO
マミ『成る程…これは使えそう…先日の戦いみたいに、このソードオフ・ショットガンを使えばもっと威力が高めそうね』
マミ『これも出せる様にイメージしとかなきゃ………ふう』パタリ
マミ『少し休憩…意外と奥が深くて難しいわ』
マミ『……別にミリオタじゃないらしいから、にわかっぽい文章があるかもしれないけれど、それは勘弁してね?』
画面に居る人に向かって言葉を投げかけるマミ。
マミ『…やっぱり、近距離ならショットガン二丁で行こうかしら』
マミ『問題は弾の心配よね…家来に言って調達してもらうのが一番ね』
マミ『…何だか楽しくなってきている自分が居るわ、本当なら元の世界に帰る為に行動している筈なのに…』
マミ『…けれど、今はこの状況を何とかしなきゃ…帰るに帰られないわ』グッ
マミ『…それにしても、アイツと戦っている時に聞こえた声…』
―諦めちゃ駄目です、マミさん―
マミ『…どこかで聞いた様な気がする…けれど思い出せない』
マミ『はあ…モヤモヤするわ…勉強の続きでもしましょ…』パラ
106 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[sage]:2012/10/11(木) 16:30:46.25 ID:2MsGiO9AO
ショットガン
ウィンチェスターM1887
普通モデル
107 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/11(木) 16:34:27.30 ID:2MsGiO9AO
ウィンチェスターM1887 ソードオフモデル
ターミネーター2でシュワちゃんが使っていたモデルらしいです。参考までに
108 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[sage]:2012/10/11(木) 16:37:33.93 ID:2MsGiO9AO
一旦切ります。
109 :
名無しNIPPER
[sage]:2012/10/11(木) 17:31:51.97 ID:up8UcwFq0
乙
110 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/11(木) 17:43:18.74 ID:2MsGiO9AO
―――――
魔女『マミが勉強している間に…私達の設定をちょっと書こうか』
家来(名前無し) 性別:女 種族:エルフ 年齢:100歳
ヘイトの世界で暮らすエルフの女性。長寿のエルフではまだ若者。銀の長く美しく髪を結って纏めている。デフォは白いローブ姿。
魔王軍に幼い頃から在籍しておりそれなりの古株。
戦闘能力は一般兵より高めだがそこまでの戦闘能力はない。
マミが昔からの魔王と言い張るが、マミとの言葉に矛盾が出ており、何かしらの秘密がある…かもしれない?
女侍(名前無し) 性別:女 種族:鬼 年齢:120歳
ヘイトの世界を独りさすらっていた女侍。今は魔王軍主力。長い黒髪に額には鬼らしく小さな角二つ。デフォは袴姿に胸元を開けてサラシを巻いている姿。
長い刀を得物にしており、戦闘能力は高め。語尾は〜ござる。
魔女(名前無し) 性別:女 種族:人間(魔女) 年齢:300歳
ヘイトの世界の魔女『湖の魔女』と言われている。赤髪の長髪に伊達眼鏡着用。デフォは魔法使いが被る様な黒のトンガリ帽子に衣服、黒いマント。真っ黒黒スケ。
マミがこの世界に来た理由を知っており、マミの事をなんでも知っている人物。来た理由は教えていない。(マミから言わないでと言われている)
この世界の闘争心を得て、魔法を使っている。魔法の種類は様々で彼女は『展開、術式〇〇(数字)』と最初に詠唱して魔法を使う。数字は一〜二百まであるらしい。近接戦闘能力は……未知数?
魔女『こんな物だな…お付き合い有り難う』
魔女『あと…私達の名前を決める事も視野に入れているらしいが…どうだろうか、画面のお前達…構わないか?』
魔女『………まあ、今は良いか。お前達に決めてもらっても良いが…適当に決められては困るからな』
魔女『ふむ…そうだ…展開、術式一…決定安価』
安価発動。
@三人の名前は主が決める。
A画面の皆さんが決める。
>>110
-
>>120
の間で多かった方に決定。
Aの場合は名前を出してくださった方の名前をランダム使用。
―では、少しばかりくだらない安価にお付き合い下さいまし―
111 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/11(木) 17:57:13.64 ID:9/PBtwvIO
家来:サクラ
女侍:ミキ
魔女:アケミ
112 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/11(木) 18:07:40.17 ID:Qx4ah02IO
>>111
でいいんじゃね?
113 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(岡山県)
[sage]:2012/10/11(木) 18:12:01.97 ID:UZEcPbvgo
>>111
だな、
114 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[sage]:2012/10/11(木) 18:14:40.26 ID:2MsGiO9AO
>>111
まさにぴったりだよ有り難う。
以降安価無効。
115 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(奈良県)
[sage]:2012/10/11(木) 18:57:21.86 ID:0jYVx3nWo
名前ついたら胡散臭くなったな
116 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/11(木) 19:23:41.80 ID:3VuGdW0E0
でもマミさんが真名とか二つ名を命名するんでしょう?
117 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/11(木) 22:50:15.79 ID:2MsGiO9AO
アケミ(魔女)『…妙な既視感と胡散臭さがあるが…まあ良い』
アケミ(魔女)『…さて…マミの勉強が終わったようだ、机に突っ伏して寝てしまっているよ』
アケミ(魔女)『あの子は良い子だ…出来るなら元の世界に帰してやりたいが…どうもそうはいかんらしい』
アケミ(魔女)『…まあ、マミにはおいおい話そうとするか…』
アケミ(魔女)『…奴の目的も、まだ解らない事だしな』
ふわをと水晶に布を掛けてその場から離れる魔女、アケミ。
アケミ(魔女)『…さて、いつ尻尾を出す事やら』
ふと呟くアケミ、その手には…武器としては不向きの弓。
アケミ(魔女)『……これを使って…どうやったというんだ、奴は』
こうして夜は更けて行く。
―第四部 完―
118 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/11(木) 23:00:49.08 ID:2MsGiO9AO
―第五部 新世界の兵―
※名前と姿を浸透させたいのでしばらく三人は〇〇〇(〇〇)の形にします。ご容赦を。
サクラ(家来)『魔王様、これで宜しいですか?』
マミの前に並べられたのは数多くの銃の弾、弾、弾。
マミ『ええ、有り難う…大変だったでしょう?これだけ集めるの…』
サクラ(家来)『いえいえ…そんな事ないですよ。苦労はしましたが…お金に関しては問題はありませんから』
マミ『助かったわ…後はこれを…こうね―展開―術式二…保管填装』
マミが呟けば目の前に並べられた弾薬が全てマミの前から消える。
アケミ(魔女)『おお、上手くいったな』
マミ『ええ、これで私の弱点が一つ消えたわ』
ミキ(女侍)『マミ殿の弱点…出す銃が全て単発式、でござるな』
マミ『ええ、今の魔法を使えば…出す銃全てに弾が込められた状態で出す事が出来る』
アケミ(魔女)『うむ、私が教えたかいがあったな。都合の良い魔法だろう?』
119 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/11(木) 23:09:52.04 ID:2MsGiO9AO
マミ『助かったわ。弾の填装さえ怠らなければ、この弱点はなくなったも当然よ』
ミキ(女侍)『これでマミ殿もまた強くなったでござるな…拙者も負けていられないでござるよ…』
サクラ(家来)『あははは…私はサポートに回った方が良いですね…』
アケミ(魔女)『…ん?』
マミ『…?…アケミ、どうかしたの?』
アケミ(魔女)『…いや…少し情報が入った。嫌な情報だ』
マミ『…どういう事?』
アケミ(魔女)『新世界の兵が、こちらに向かっている。数は300程度…中に魔力がぶっ飛んだ奴が居る』
ミキ(女侍)『戦いでござるか…』
サクラ(家来)『ど、どうしましょう…?』
アケミ(魔女)『…答えは一つだな』
マミ『ええ…そうね』
ミキ(女侍)『迎え撃つでござるな』
マミ『ええ…こちらから出迎えて、パーティーの準備でもしておきましょ』
120 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/12(金) 00:02:43.18 ID:QgCcoVgDO
レッツパーリー!!!!
121 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(不明なsoftbank)
[sage]:2012/10/12(金) 04:13:01.63 ID:qPsAhdSZo
>>28
こんなとこでアークの名前を見るとは
122 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)
[sage]:2012/10/12(金) 06:53:18.36 ID:7C3qpiE0o
乙
123 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/12(金) 16:54:24.03 ID:tQH3IRJAO
のんびりと再開です。後、マミさんとは違うオリジナルの魔法少女を有り難く借りてきたのでその子を登場させます。主の自己満SSなので暖かく見守って下さい。
―――――
『………』
『………』
ザッザッザッ
『………』
『………』
ザッザッザッ
地面に響く足音。総勢300人の軍から鳴る行軍。
『そのまま進め、隊を見出すな』
『………』
『ねえねえ、黙ってないでお喋りしようよー』
『…断る。あまり無意味な話はしたくないんでね』
『ちぇっ…ケチー』
『おい、あまり無駄口を叩くな…目標は近いんだ』
『でもさ、たったの四人だよね?…私達三人でも余裕じゃん』
『あっちには湖の魔女が付いている。油断は死に繋がるぞ』
『むう、別にお喋りくらい良いじゃーん』
『……ふん』
―くだらない…俺は早く、こんな戦いを終わらせて…―
『城が見えたぞ。各隊城を囲め。ネズミ一匹…いや、ネズミ四匹逃さぬように囲むんだぞ』
『『はっ』』
『…よし、では…貴方は此処に残って貰いたい。もしもの時は貴方にも出て貰いたいのでな』
『……解った。俺は様子見だな。のんびり見物させてもらう』
124 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/12(金) 17:13:59.75 ID:tQH3IRJAO
『ええー…かっこう君も一緒に行こうよー』
『…俺はお前より一応は位が高いんだが、命令する立場じゃないだろ』
『むううう』
かっこう(本名:???) 魔力:25000 必殺技:なし 『ムシウタ』という小説から拝借したキャラクターです。知らない人は読んでみてね、面白いよ。
そうしている間、軍は魔王城の周りを囲み、配置が整う。
『ねえ、こんな事して意味あるのー?』
『あくまで逃げられない様にする為の策だ…お前も言っただろう、三人でも余裕だと』
『当たり前じゃんっ…余裕のよっちゃんだよ!』
『…それならば行こうか、どうやらあちらはお待ちのようだからな』
『ふえ??』
身の丈の二倍はあるかと言う巨大な大剣を背中に背負った少女がきょとんと首を傾げて前方。城の手前へと視線を移す。
『………何、あれ』
『我には解らぬ、歓迎はされているようだがな…』
125 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/12(金) 17:23:30.99 ID:tQH3IRJAO
―――――
マミ『…攻撃はして来ないみたいね』
アケミ(魔女)『だな……うん、この紅茶美味いぞ』
マミ『…それはココアよ』
ミキ(女侍)『あはははッ、残念でござったな…拙者の方が紅茶でござるよ』
マミ『それはアイスココアよ』
ミキ(女侍)『』
サクラ(家来)『あ〜の〜…こんな事してて良いんでしょうか…』
魔王城前、四人が何をしているのかと言えば…テーブルと椅子を用意し、四人でテーブルを囲んで余裕のティータイムをしていた。
マミ『良いのよ。どうやら攻撃はしてこないみたいだし…こういう余裕がなきゃ魔王はやってられないわ』
そう言って自分のだけ用意した紅茶を口の中へとのんびりと流し込むマミ。
アケミ(魔女)『おい騙したな。これはココアという紅茶じゃなかったのかッああん?』バンッ
ミキ(家来)『ずるいでござるよッ、拙者達にも用意するでござるッ!』バンッ
マミ『ちょっと、二人共落ち着きなさいよ…』
サクラ(家来)『いや三人共落ち着き過ぎでしょう』
126 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[saga]:2012/10/12(金) 17:43:52.33 ID:tQH3IRJAO
マミ『…これも作戦の内…言うなら――ティーブレイク・アタックよ』マミッ
アケミ(魔女)『ああ痛い痛い、痛々しいな』ケッ
ミキ(女侍)『実に痛々しいでござるな』ケッ
マミ『…あら、仲間割れしちゃう?ん?』ニコッ
『我らを尻目に無視とは良い度胸だな、貴様ら』
スパンッと用意したテーブルに綺麗な線が刻まれ、二つに裂かれる。
マミ『おっと』パシッ
アケミ(魔女)『むっ』パシッ
ミキ(女侍)『よっ』パシッ
サクラ(家来)『』ビチャァ
三人はそれぞれのカップを中身を零さぬように上手くキャッチするが、約一名は頭から被ってしまう。
マミ『あら、のんびりティータイム中に攻撃なんて…失礼な人ね』
くいっ、と余裕見せる様にマミはカップを口元で傾け中身を喉へと流し込む。
『戦場で無防備な身体を晒すと、真っ先に死ぬぞ…魔王少女』
すっ、とサーベルの様な剣をマミに向ける黒いドレスを着た少女。
『そうだよー、真っ先に死んじゃうんだよー』
後に続く身長の小さく…しかし見た目に反して巨大な大剣を背負った少女。
アケミ(魔女)『ほう…これはこれは…また厄介な奴が来たな…』
127 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)
[sage]:2012/10/13(土) 10:14:14.33 ID:zqIZ7PXOo
乙
128 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/14(日) 16:01:25.92 ID:0qVFNDVB0
知っているのか、アケミ!
129 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/15(月) 12:52:03.87 ID:9IF67ruM0
サクラさん可哀想になww
130 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/15(月) 21:23:13.17 ID:aIV2GIGz0
夢は吸われて無くなるとかの制限はどうなってるのかねぇ?
131 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/12/08(土) 22:53:05.95 ID:UrpKDrQRo
はよ
132 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/12/10(月) 01:24:35.27 ID:CoXPKdKAo
...| ̄ ̄ | < 続きはまだかね?
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