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地獄兄弟「「魔法少女……」」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/08(月) 19:55:45.48 ID:qeG+iXlX0
このSSはまどマギと仮面ライダーカブトの地獄兄弟のクロスオーバーSSです。
更新は毎週土曜日曜はそこそこ更新できると思う。平日はまちまち。
キャラ崩壊が心配だけど、それでもいいならどうぞ。

∇オープニング∇

矢車「いいよなぁお前らは……」

まどか・さやか・仁美「えっ」

矢車「何の悩みも無く平凡な青春をしてる、泣いたり笑ったり」

矢車「俺はもう……そんな気持ちにはなれない」

影山「兄貴……」

さやか「(何?こんな人たち、見滝原にいたっけ?)」ヒソヒソ

まどか「(分かんないけど……すごい暗いよね)」ヒソヒソ

仁美「(何ていうのでしょう……生気を感じませんわ)」ヒソヒソ

さやか「(ってか、あの二人の服装……一昔前って感じだよね)」ククク

矢車「」ピクッ

矢車「今、相棒を笑ったな?」

さやか「!え、あ……その……」

矢車「俺も笑ってもらおうか。ほら、笑えよ、あぁ?」

影山「汚してやる……太陽なんて……!」

さやか「まどか!仁美!逃げよう!」

ワーワーキャーキャー

矢車「だから女は嫌いなんだ……!」

影山「兄貴……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1349693745
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/08(月) 20:13:40.00 ID:aAT3zX/V0
なんという俺得スレwwwwww
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/08(月) 20:24:46.85 ID:qeG+iXlX0
∇友達に恵まれてていいよなぁ∇


さやか「さっきの何だったのかね?あたしのまどかに手を出そうって奴ならただじゃ……」

まどか「いや、多分そういう人じゃないと思うけど……」

仁美「分かりませんわ、世の中色んな人がいますから」

まどか「うーん……でもね」

さやか「?」

まどか「あの肌黒の方の人と……夢の中で会った、ような……」

さやか仁美「えっ」

まどか「えっ」

*

QB「やぁ!仕事は順調かい?」

矢車「よぉ……インキュベーター」

影山「あいつ等が、お前の言う魔法少女か?」

QB「いや、僕が狙っているのはあの桃色の髪をした子だよ」

矢車「あのおどおどしてた奴か……アイツは友達に恵まれてていいよなぁ」

矢車「俺なんて……最高の相棒を守れなくて……」

影山「そんなこと無いよ兄貴!この仕事が終わったら、俺も蘇れるんだから」

影山「だろ?インキュベーター」

QB「そう、僕のお願いを仕事が終わるまで聞き続けてくれればいい」

QB「そうしたら、彼を”本当に”生き返らせてあげるよ」」

矢車「……言ったな?」

矢車「……相棒、絶対に生き返らせてやるからな……」

影山「兄貴……」

QB「彼等はこの世界にとってはイレギュラーな存在。使いようによっては役立つかもしれない」ボソ

矢車「さて、俺たちはこれからどうする?」

影山「とりあえずラーメン食べようよ兄貴!」

矢車「あぁ……」

QB「それじゃあ、僕は失礼するよ」スタスタ


矢車「(魔法少女……か)」


〜魔法少女まどか☆マギカ-HELL BROTHER MAGIKA-〜
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/08(月) 20:31:14.75 ID:qeG+iXlX0
∇じごくきょうだいはルーラをつかった!∇


矢車「その前に……相棒」

影山「どうしたの兄貴?」

矢車「この世界には兄弟ラーメン……売ってるのか?」

影山「……」

矢車「行けば分かる。行こう」

〜スーパー〜

影山「兄貴!あったよ兄弟ラーメン!!」

矢車「!本当か!」

アニキーコッチコッチ ワカッタマッテロ

矢車「兄貴塩に……弟味噌」

影山「俺、兄貴とまた一緒に食べれるなんて……嬉しいよ!」

矢車「あぁ」

矢車「(俺も……ここん所は食ってなかったな)」

矢車「(……もう一度、二人で)」

矢車「よし、じゃあ行くか」

店員「あ、お客様。代金の方は……」

矢車「あ?俺は生憎だが持ち合わせていない、相棒。頼んだぞ」

影山「いや、俺はてっきり兄貴のオゴリだって思ってた……」

矢車「……」

影山「……」

店員「お客様……?」

矢車「あ!」ユビサシ

影山「あ!」ユビサシ

店員「え?」クルッ

矢車影山「」ダダダダダダダダダダダダ

店員「あ!待て!誰か!万引きだ〜〜!!」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/08(月) 20:41:24.54 ID:qeG+iXlX0
∇あっにっきっのっしおっ∇

影山「此処まで逃げれば……大丈夫」

矢車「あぁ……。はぁ……」

矢車「……あのインキュベーターから生活資金を巻き上げておけばよかったな」

矢車「まぁいいか……あの店員もどうせ、俺たちの存在なんて忘れちまう」

矢車「これから……バイトでも探すか」

影山「兄貴、3分経ったよ。食べよう」ズルッズルル

矢車「あぁ……」

矢車「(インキュベーターの話によると……相棒は形だけ蘇生させられている)」

矢車「(そして、アイツはこの世界にとって”イレギュラー”の俺たちにお願い(命令)を下す)」

矢車「(何を企んでいるのかは知らないが……)」

矢車「(相棒とまた白夜の世界を目指せるなら……何でもいい)」

矢車「(俺は絶対に……相棒を生き返らせてみせる!)」

矢車「(その時は……俺たちだけの光を……)」

影山「……あの、兄貴?」

矢車「……あぁ何でもない、早く食おう」

影山「いや兄貴、とっくに時間過ぎてるよ」

矢車「なに?」

影山「ずっと考え事してたから、5分は経ってる」

矢車「」

矢車「……」ベリッ

影山「兄貴塩……ふやっふやだね」

矢車「ウソダドンドコドーン!」

影山「落ち着いて!落ち着いて兄貴!」

ギャーギャー

???「あの人たち……何してるんだろ」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/08(月) 20:53:27.90 ID:bR5wMlMm0
OK、良スレハケーン。
          ∧_∧
    ∧_∧  (´<_`  ) 流石だよな俺ら。
   ( ´_ゝ`) /   ⌒i
   /   \     | |
  /    / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
__(__ニつ/  FMV  / .| .|____
    \/____/ (u ⊃
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/08(月) 20:59:59.50 ID:8ay9K3IDO
>>6
いいからブラクラゲットしとけ
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/08(月) 21:06:11.28 ID:qeG+iXlX0
∇恋愛スイッチ オン!∇

矢車「……」ズルゥッ!

影山「(今思うと兄貴って、一口で4分の1くらいの量を啜ってるよなぁ……)」

矢車「……」モグモグ

矢車「……」ズルゥッ!

影山「(兄貴の目……昔みたいに戻ってる)」

影山「(……俺は、心だけ呼び戻されてるのか。それとも、一時的に生き返ってるって意味なんだろうか)」

影山「(……兄貴)」

???「キャァァァッ!」

影山「!?悲鳴!」ダッ

矢車「おい!」

蛹ワーム「キシャアアアアアア!!」

???「キャアッ!」

影山「変身」

『change punchhopper!』

Pホッパー「はぁっ!」バァン!

蛹ワーム「ギィィッ!?」

Pホッパー「大丈夫……か…?」

麗奈「はい、ありがとうございます……」

Pホッパー「間宮……麗奈!?」

麗奈「え、どうして私の名前を……?」

矢車「おい、影山!お前はまだ……」

矢車「……!」

蛹ワーム「キシャッ!」ダダダダダ

Pホッパー「っ!おい!」

麗奈「!」

『change kickhopper!』

ガキィィィィン!!

Kホッパー「消え失せろ……」ドカァッ!

蛹ワーム「ギィィ……ギシャアアァァァッ!!」ドカァァァァン!
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/08(月) 21:26:22.37 ID:qeG+iXlX0
∇アニキの恋のきゅゥピット∇

Kホッパー「貴女は……」ギュイーン

麗奈「助けてくれてありがとうございます…」

矢車「貴女がどうして、此処に?」

麗奈「え、いや……買い物帰りにあなた達が見えたから……」

影山「なぜお前が生きている?死んだんじゃなかったのか……」

QB『その件に関しては僕が説明をするよ』

矢車「!インキュベーター……」

影山『インキュベーター、これはどういうことだ?』

QB『簡単だよ、矢車想は心のどこかで間宮麗奈を諦めきれてなかったんだ』

QB『そんな矢車の想いは、この別世界に影響した』

QB『今の彼女は、ただの人間さ。この世界での間宮麗奈、と言ったほうがいい』

矢車「俺は……まだ未練があったのか」

QB『僕には感情が無いから分からないけど、失恋した傷っていうのは簡単には消えないんだ』

QB『だから、この世界では彼女との時間を楽しんでくれればいい』

影山『おいインキュベーター、兄貴は俺と一緒に闇に堕ちたんだ。今更、間宮麗奈なんて……ね?兄貴』

矢車「あぁ……闇を失った間宮麗奈に、もう興味は……」

麗奈「ッ……!」ギロ

矢車「…!(闇が……ある?)」

矢車「影山、3人で一緒に堕ちよう」

影山『怒るよ兄貴』

矢車「俺にもう一度だけ……チャンスをくれ」

矢車「きっと、成功してみせる……この人と!」

影山『兄貴!!』

QB『後は君たちで好きにやっててよ』

QB『最後に矢車』

QB『何で君はわざわざ喋って会話してたんだい?』

矢車「……え?」

QB『テレパシーで会話できるのにさ、言わなかった?』

影山『兄貴の言葉……丸聞こえだったよ』

矢車「」

麗奈「あ、それじゃあ失礼しますっ!」ダダダダッ!

矢車「ぶるあああああっ!!」ダダダダダッ!!

影山「お帰り兄貴!」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/08(月) 21:29:41.30 ID:qeG+iXlX0
▼アニキドリーム▼


――ここは……?


矢車は不意に目が覚めた。というより、意識が戻ってきたと表現した方が正しいだろう
辺りには摩訶不思議な光景が広がっており、宙に浮く謎の浮遊物は生き物に見えないことも無い


――見慣れない場所だな

そんな状況に動揺することも無く、矢車は飛び掛ってきた使い魔を一撃でのした
それを火種に他の使い魔が一斉に襲い掛かる。矢車は頭の中でホッパーゼクターを呼ぶ

『change kickhopper!』

矢車はキックホッパーに変身すると、回し蹴り一つで使い魔達を一掃した


ドゴォォォン!!


――! ダッダッダッ


――此処は……


目の前に居たのは桃色の髪をした少女と、白い動物

その少女の目線の先では、別の黒髪の少女が化け物と戦っていた

戦況を見ると、黒髪の方が押されている


すると、桃色髪の少女がこちらに気づいた。駆け寄ってきて涙ながらに助けを求めてくる
俺は断れなかった。
白い動物は”ワルプルギスの夜”という魔女を倒せばいい、と言う。


矢車は跳んだ


「ライダージャンプ……」




そして目が覚めた
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/08(月) 21:35:29.40 ID:qeG+iXlX0
∇魔法カード死者蘇生を発動ォッ!∇


矢車「……う、う……」

QB「目が覚めたかい?」

矢車「っ!」バッ

QB「身構えなくたっていいよ、僕は敵じゃない」

矢車「……」

QB「君も夢の中で僕に会っただろう?」

QB「僕の名前はインキュベーター」

QB「時間も無いから、僕の目的を簡単に説明するよ」

矢車「おい」

QB「君の弟を形だけ蘇らせた」

矢車「!!」

QB「君というイレギュラーな存在に彼は欠かせない様だしね」

QB「君たちには、これからテレパシーで会話を送る」

QB「君たちとは今後テレパシーでコンタクトを取る」

QB「今後僕のお願いを聞き続けてくれたら、元の世界に返してあげるよ」

矢車「……元の世界、だと?」

QB「此処は君たちがいた世界とは別の世界なんだよ、矢車想」

QB「僕の目的が完遂されたら……影山瞬を本当に生き返らせてもいい」

矢車「おい、相棒はどこだ!?どこにいる!?」

QB「……時間みたいだ」

矢車「おい待――



――」

矢車「っ!」バッ

矢車「影山!どこだ!?」

影山「兄貴」

矢車「……影山?」

影山「ただいま、兄貴」

矢車「……おかえり、相棒」

*

QB「……ふぅ」

QB「僕の思惑通りに事が進んでくれて助かるよ」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/08(月) 21:37:50.29 ID:qeG+iXlX0
今回はここまで

次回は明日の朝に少しくらい投下するかもしんない
兄貴、ネタにしてゴメンよ
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/08(月) 21:46:52.43 ID:D6jHzb7O0
乙です、明日も楽しみにしてますー
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/08(月) 22:09:35.98 ID:MpqMcoJ7o
地獄兄弟がSSに登場するとは。楽しみにしてる
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/08(月) 23:30:30.30 ID:dU3TX3li0
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/09(火) 04:52:28.62 ID:DxpT+ir80
少しの間、投下開始します
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/09(火) 04:53:48.03 ID:DxpT+ir80
∇テレパシーコンタクト∇


QB『やぁ!』

矢車「……」

影山『インキュベーターか』

QB『早速だけど最初のお願いだよ』

矢車『……あぁ』

QB『どうしたんだい?やけに苦しそうだけど』

矢車『もう恋なんてしない』

影山『その方がいいよ兄貴!この世界の間宮麗奈なんて、あいつ等と同じ眩しい太陽』

影山『太陽なんて汚してやろう!』

矢車『……あぁ』

QB『それじゃあ早速、最初のお願いだよ』

QB『君たちには見滝原中学校で教師をやってほしいんだ!』

矢車『……教師?』

QB『本当の目的はあくまで鹿目まどか及び魔法少女としての資質を持った少女の……勧誘』

影山『でもさインキュベーター……』

QB『なんだい?』

影山『俺たち……教師としてあの中学でやっていける自信無いんだけど……』

矢車『どうした……相棒……』

影山『だってさ兄貴……』

影山『あの中学校、授業内容が大学レベルらしいよ』

矢車『……』

矢車『あぁ、無理だな……』

QB『別に僕の力を使って屋上で住み込んでくれたっていいんだよ』

矢車『……へぇ』

矢車『……それで?見返りはなんだ?』

QB『見返りはいらないよ、これから僕のお願いをずっと聞いてくれる君たちの為さ』

QB『君たちは屋上に住んでても何の違和感も無いように設定をしておくよ』

影山『寝床ゲットかぁ……よかったね兄貴』

矢車『……いや』

矢車「俺はこの世界でしか……出来ないことを」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/09(火) 04:58:56.34 ID:DxpT+ir80

∇GKY グレートコックヤグルマ∇


早乙女「それでは今日は転校生を紹介します!」

ほむら「暁美ほむらです、宜しくお願いします」

ほむら「……」ジーッ

まどか「……?」

早乙女「それと、今日は何と!教育実習生の先生を紹介します!」

ほむら「!?」

さやか「……まどか、あの転校生。やけに反応してない?」

まどか「教育実習生の人と知り合いなのかも」

さやか「何〜っ!そこから、教育実習生と転校生の禁断の恋が……」

まどか「それは、無いと思うけど…」「ですよね」

早乙女「家庭科を担当する、矢車先生です!」

矢車「お前らはいいよなぁ……幸せそうで」

矢車「今の俺に……お前らは眩しすぎる……」

早乙女「は、はい。宜しくお願いします!」

まどさや「」

ほむら「(え……え?)」

*

さやか「あの転校生、まどかの事がん見してたよね」

まどか「うん……」

さやか「いや、それよりあの教育実習生!朝の!」

まどか「先生だったんだね、しかも家庭科の」ウェヒヒ

さやか「あれは家庭科じゃなくて体育顔だわー!」

矢車「今、俺を笑ったなぁ……?」

まどさや「」ビクッ

矢車「笑いたきゃおもいきり笑えよ」

まどか「ごご、ごめんなさい……」

さやか「ご、ごめんなさい」

矢車「……」クルッ

さやか「……」

さやか「(怖ーっ!?)」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/09(火) 05:17:10.72 ID:DxpT+ir80
∇スクール イズ マイホーム∇

影山「……太陽、俺はお前が憎いよ」

影山「いつもいつも闇を光で包み込んで……そのくせに、俺たちには同じように光をくれなかったな」

影山「天道……」ギリッ

ガチャ

矢車「影山」

影山「兄貴……」

矢車「悪いな、俺だけ……」

影山「……いいよ、兄貴がやりたいなら」

影山「でも何でまた豆腐を……?」

矢車「あの世界では、豆腐は眩しすぎた」

矢車「不思議な気持ちなんだがなぁ……この世界では、豆腐をそんな風に感じなかった」

矢車「影山……お前は思わないか?この世界は、俺たちを受け入れてるんだって」

影山「兄貴、それは違うよ!」

矢車「!」

影山「兄貴は……身の回りで良いことが起き続けてるだけだよね。気の迷いだよね」

影山「いいよなぁ兄貴は……間宮麗奈を、本当はまだ諦めてないだろ?」

影山「でも、間宮麗奈とは絶対に結ばれない」

影山「だって兄貴は闇の世界の住人だもんね。豆腐だって……」

矢車「……あぁ、分かってる」

影山「……でも、俺」

影山「兄貴の麻婆豆腐食べてみたいんだ」

矢車「……俺のか?」

影山「うん」

矢車「これから生徒に料理を教える身としては……丁度いいかもな」

矢車「ちょっと待ってろ」ダッ

影山「うん!」

ギィィ バタン!

矢車「……気の迷い、だよな」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/09(火) 05:26:57.34 ID:DxpT+ir80
∇ほむらちゃんほむほむ∇

ほむら「(どういう事……?このタイミングで、私の他にイレギュラーが出てくるなんて……)」

ほむら「(時間を遡り続けた結果かしら……あの教育実習生の登場で何かが起きるとは思えないけど……)」

女子A「ねーほむらちゃん!」

女子B「やっぱり可愛いー!」

ほむら「(毎回のように沸いてくる……もううんざりだわ)」

ワイワイガヤガヤ

まどか「……矢車先生って、怖いね」

さやか「うん……何ていうか、気の合う人なんてほんの僅かって感じの……」

まどか「私達を受け付けないオーラが出てるよね……」

さやか「何があったんだろ……」

まどか「でも家庭科って、ちょっとギャップだよね」ウェヒヒ

さやか「ww」

ほむら「……」

さやか「Σうわぁっ!?」

ほむら「(でもやっぱり……いつもと一緒か)」

ほむら「貴女がこのクラスの保健委員ね」

まどか「え、うん……」

ほむら「連れて行ってもらえるかしら」

ほむら「保健室」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/09(火) 05:45:56.40 ID:DxpT+ir80
∇夢の中で会ったな うん絶対会ってる∇


まどか「……いや、変な意味じゃなくてね!その、格好いいなって…」

ほむら「(毎回毎回このパターンね……そろそろ変化があってもいいのに)」

矢車「おい」

ほむら「!」ビクッ

まどか「あ、矢車先生……」

矢車「丁度いい……お前らにはいずれ話をしないといけなかったからなぁ……」

ほむら「は、はい……(矢車……)」

まどか「あ、あの、話って……」

矢車「お前ら、魔法s『ヤグルマ!』

QB『何をしているんだい?僕がお願いをするまでは、勝手な行動は慎んでもらいたいね』

矢車『魔法少女は多いほうがいいんだろ?だったら、俺が勧誘やってやるよ』

QB『だからって手当たり次第に勧誘してもらっても困るんだ。それで魔力がカスみたいな子を勧誘してもらっても困る』

矢車『……』

まどか「あの、先生……?」

矢車「何でもない」スタスタ

まどか「行っちゃった……何だったんだろうね?」

ほむら「さ、さぁ……?」

ほむら「……」

ほむら「ヤグルマ……ソウ」ボソッ

まどか「?」クルッ

ほむら「あ、何でもないわ。行きましょう」

ほむら「(……何か忘れているような)」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/09(火) 06:48:55.05 ID:DxpT+ir80
∇無限UPキノコ∇

*

QB「ハッ…ハッ…」タタタタッタタタッダダッ

ほむら「クッ!」ガチャ

バァン

QB「!」パァン!

QB2「」ダッ

ほむら「くっ!」タタタッ バァン!

シュッ

QB「うっ!」

QB『――助けて』


――助けて

*

〜CDショップ〜

まどか「……♪」シャカシャカ

さやか「♪」シャカシャカ

矢車「……」シャカシャカ

影山「……」シャカシャカ

さやか「…♪」
さやか「Σ!!?」

さやか「え!?え、えぇぇっ!?」

矢車「あぁ、お前は中学の……」

影山「笑いたければ笑えよ」

さやか「いや、笑うっていうか……えぇ!?えぇ!?」

オキャクサマ テンナイデハオシズカニ

さやか「あ、すいません」

さやか「…なんで矢車先生と、えーと……」

影山「影山だよ」

さやか「影山さんがCDショップなんかに……?」

矢車「インキュ……じゃない、曲を聴きに来たんだ」

影山「流行の歌手を知ることも大人のたしなみだから。ね、兄貴!」

矢車「……」コクッ

さやか「は、はぁ、そうですか……」

まどか「♪」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/09(火) 06:52:27.56 ID:DxpT+ir80
一旦投下終了

今日は書き溜めるんで明日の朝にでも続き投下できたらするわ
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県) [sage]:2012/10/09(火) 07:12:09.99 ID:DXs53ZENo
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/09(火) 14:50:14.23 ID:xadyrH3DO
兄貴が影山を蘇らせる為に奔走するって、ライジェネ2もそんな感じだったな
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/09(火) 20:04:09.77 ID:DxpT+ir80
>>25

なんで分かった
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) [sage]:2012/10/09(火) 23:45:11.22 ID:WjyHbSioo
いいね、面白い
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/10(水) 04:33:40.87 ID:UBCCAaNA0
∇サイクロンジョーカー∇


矢車「(インキュベーターの奴……俺達との会話中に突然会話を切りやがったなぁ……」

矢車「(だが、鹿目と美樹との接触は成功……これで命令は遂行できているサ)」

ジロジロ

矢車「……あぁ?」

アノヒトタチ、ヘンナカッコー
コラ!ミチャダメ!

矢車「あぁ?笑いたきゃ笑えよ」

影山「おもいきり笑えよ」

アッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャ!
コラ!

矢車「どうせ俺なんて……」

さやか「(他人のフリしとこ……)」ササッ

まどか「…あ、矢車先生!」

さやか「Oh……」

まどか「矢車先生と……朝の人、ですよね?」

影山「影山、影山瞬だ」

まどか「影山さんかー、初めまして!」

影山「あぁ……」

まどか「二人はどうして曲を聴きに?」

矢車「俺達が曲を聴きに来たらいけないのか?」

まどか「あ、いや、そうじゃなくて……」

矢車「いいさ、どうせ俺なんて……」

――助けて

まどか「!」

矢車影山「!」

まどか「今、助けてって……」

影山「兄貴、これってインキュベーターの声じゃ……」

矢車「あぁ、何かあったみたいだな」

矢車「行くぜ、相棒」ダッ

影山「あぁ、兄貴」ダッ

まどか「私も……助けに行かなくちゃ!」ダッ

さやか「あっ、まどか!」ダッ
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/10(水) 04:34:55.92 ID:UBCCAaNA0
∇ヤグルパンマン∇


ガァン

矢車「おいインキュベーター!何処だ、何処にいる!?」

影山「おーい!インキュベーター!」

まどか「此処だ……ここから助けを呼ぶ声がする」

さやか「ちょ、ちょっと3人とも待ってよ……!」

ガタッ

矢車「!上か!」

影山「兄貴!何か落ちてくるよ!」

ガタンッドサッ!

まどか「!夢で見た……あの」

ほむら「まどか、ソイツから離れて」チャキッ

まどか「ほ……ほむらちゃん!」

矢車「止めろ、暁美ほむら」

ほむら「出たわね、お邪魔虫」

矢車「虫か……そうだな、今の俺は地べたを這いずり回る哀れな虫……」

ほむら「私、貴方のその自嘲気味な態度……気に入らないわ」

矢車「何とでも言え……」

矢車「とりあえず、その銃を下ろしてもらおうか」

ほむら「嫌よ。その淫獣は私が始末する」

矢車「コイツに死なれると俺が困るんだよ……!」

ほむら「だったら自分で……止めてみたら」チャキッ

矢車「!」

バァン!
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/10(水) 05:20:32.80 ID:UBCCAaNA0
∇シュンおじさん&さや子さん∇


ほむら「威嚇射撃よ……次は外さない」カチャ

ほむら「その汚らわしい淫獣を渡しなさい、鹿目まどか」

まどか「……なんで?なんでこんな事するの?」

まどか「こんなの絶対、おかしいよ……」

ほむら「っ……いいから早く渡しなさい!」カチャッ

影山「変身」

『change punchhopper!』

パァン!

ほむら「(!しまった手が……)」

まどか「っ!」ギュッ

『power punch!』

Pホッパー「はぁっ!」バァン!

ほむら「!(何……魔法少女じゃない、こんな奴が……)」

プシャアアアアアッ!

ほむら「!」

さやか「まどか!あと、先生と影山さんこっち!」

ほむら「しまった……!」ケホッケホッ

矢車「消火器なんてどっから持ってきたんだ?お前……」

Pホッパー「兄貴、その子達を連れて早く避難して」

矢車「相棒……?」

Pホッパー「俺さ……兄貴が間宮麗奈と出会ったときに思ったんだ」

Pホッパー「この世界は……俺たちを見放してはいないんじゃないかって」

Pホッパー「兄貴も同じ気持ちだったんだろ?」

Pホッパー「だからさ……俺は少し光を求めてみたいんだ」

矢車「(……この世界の影山も)」

矢車「(……俺も、無意識に光を求めている)」

矢車「(中途半端な闇に浸かって……光を拝もうと必死に足掻いてる)」

Pホッパー「さぁ!早く逃げて!」

矢車「(俺は……どうしたいんだ?)」

さやか「行こう、まどか!……先生?」

矢車「……悪いな、相棒」

Pホッパー「いいよ、俺は俺の意思でやってるだけだから……」

矢車「違う。俺はお前の頼みを……聞き入れない」

Pホッパー「……兄貴」

矢車「もう相棒を一人にはしない」

矢車「もう二度と……失わない為に」

矢車「来い……ホッパーゼクター!」

矢車「変身」

『change kickhopper!』
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/10(水) 06:25:49.92 ID:UBCCAaNA0
∇闇と相棒だけが友達さ∇


Kホッパー「……ふぅ」

まどか「先生まで……」

さやか「あれって、変身!?あの、特撮のヒーローとかがやるあの変身!?」

Kホッパー「お前ら……」

さやか「は、はい!」

Kホッパー「お前らは今すぐにその動物を連れて外へ逃げろ」

Pホッパー「早く逃げろよ」

まどか「……行こうさやかちゃん!」

さやか「あぁ!」

ほむら「待って!っ……」

ほむら「貴方達……そこをどいて」

Pホッパー「断る」

Kホッパー「って言ったら……どうする?」

ほむら「遠慮無く通させてもらうわ」カチッ

―――――――

Kホッパー「――」

Pホッパー「――」

ほむら「時間を止める」スタスタスタ…

ほむら「私のこの能力には……貴方達がどんなイレギュラーであろうと勝てるわけが無い」スタスタ…

カチッ

Kホッパー「……なに?」

Pホッパー「暁美ほむらが……消えた?」

ほむら「後ろよ」ファサァッ

Kホッパー「!」

Pホッパー「!」

Kホッパー「お前……時間を止められるのか?」

ほむら「えぇ、そうよ」

Pホッパー「……へぇ」

ほむら「これで、貴方達と私の差が分かったでしょう?それじゃあ大人しく……」

Kホッパー「……ククク」

Pホッパー「ハハハ……」

ほむら「……何がおかしいの?」

Pホッパー「時間を止める?面白い能力だなぁ……」

Kホッパー「俺たちも見せてやろうぜ……」

ほむら「何かしら、ハッタリなら通用しないわ」

Kホッパー「お前はいいよなぁ……時間に制限が無い上に時を完全に止めれるなんて」

Pホッパー「どうせ俺たちなんて……」

ほむら「……?」

K・Pホッパー「「クロックアップ」」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/10(水) 06:40:13.15 ID:UBCCAaNA0
∇堕ちた闇の住人∇


マミ「あなた達、大丈夫?」

マミ「あら……?キュゥべぇを助けてくれたのね?ありがとう」

まどか「あの……貴女は……?」

マミ「見滝原中学3年生の……巴マミよ」

さやか「マミさん!あっちにまだ人が……」

マミ「えっ!?それは大変だわ、行きましょう!」

QB「ありがとう……鹿目まどか、美樹さやか」

さやか「え?何であたし達の名前、知ってんの!?」

QB「それはね……」

ほむら「返してよっ!」

まどか「向こうからほむらちゃんの声が……!」

さやか「行こう、まどか!マミさんも!」

QB「……チッ」

*

まどか「あっ!先生と、影山さん!」

さやか「変身解除してる!なんで!?」

マミ「暁美さん……?」

ほむら「お願い、返して」

矢車「ダメだ……」

ほむら「ねぇ、返してよ」

影山「ダメ」

ほむら「……」ホムゥ

影山「……」

矢車「影山」

影山「分かってるよ兄貴……」

さやか「転校生の装備を取り上げてる……」

まどか「いいなぁ、3人仲良しみたいで」ウェヒヒ

QB「マミ!魔女が……」

マミ「あ、そういえば……忘れてた」

マミ「えぇと……鹿目さんと美樹さんは、あっちの大人の人と一緒に避難してて!」ダッ

さやか「あっマミさん!ちょっ、ちょっと待ってって!あの大人の人のことで話がー!」

まどか「行っちゃったね」

矢車「ほれほれ……」ブーラブラ

ほむら「ふんっ、くっ」ピョーンピョーン

影山「ほーら……こんなところまで……」

ほむら「んっ、はっ」ピョーンピョン

影山「兄貴……俺、昔の気持ちを何となく思い出したよ」

矢車「俺もだ……堕ちるっていいなぁ」

ほむら「返してよ!」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/10(水) 06:56:15.76 ID:UBCCAaNA0
∇まずは話し合おう、それからだ∇


矢車「鹿目、美樹。俺は逃げろって忠告をしたよな?」

まどか「ご、ごめんなさい……」

さやか「でも、でもさ!あのマミさんって人が化け物を倒してくれたから……先生と影山さんを連れてこなくちゃって思って」

影山「……俺たちに構うのか?」

さやか「当たり前でしょ……ですよ!」

ほむら「隙ありっ!」ピョーン

影山「よっと」ヒョイ

矢車「どうせお前らも……内心俺たちのことを馬鹿にしてんだろ?暗い奴だって……」

まどか「確かに二人ともネガティブ思考で場の空気が悪くなるけど……」

さやか「(まどかド直球すぎるよーっ!)」

まどか「でも、二人とも悪い人じゃないと思うんだ」

矢車「……」

影山「……!」

ほむら「隙ありっ!」ピョーン

矢車「よっと」ヒョイ

さやか「…そろそろ転校生にその盾みたいなの返してあげません?」

矢車「返した瞬間、何をされるか分かんないからな」

矢車「俺は返さん」

影山「兄貴がそう言うなら、俺も」

ほむら「……分かったわ、分かったわよ!」

ほむら「今日はもう帰る……これでいいでしょう!?」

矢車「本当だな?」

ほむら「……」コクッ

矢車「……影山」

影山「……ほら」

ほむら「っ……次は容赦しない」クルッ タッタッタ…

まどか「あっ、ほむらちゃんっ!」

さやか「放っておこう、まどか」

さやか「それより、マミさんを助けに行かないと!」

矢車「そういえば……魔法少女がどうとか言っていたな……」

影山「アイツはいいよなぁ……孤高の狼って感じで」

矢車「どうせ俺たちなんて……」

さやか「何でそこでネガティブになる!」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/10(水) 08:31:57.45 ID:cnn18ItDO
時間停止とクロックアップどっちが強いかと思ったが先に出したもん勝ちだな
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2012/10/10(水) 17:24:22.32 ID:MsAmnfDz0
え? 何この俺得すぎるスレ
嬉しすぎる
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/11(木) 13:42:15.20 ID:AVbPl8/80
∇質問すれば返ってくるのが当たり前か?世間はお前らのお母さんではないッ!∇


マミ「ティロ・フィナーレ!」ドォォォン!

魔女「ヌアァァァァ・・・」

マミ「ふぅ……」

さやか「マミさんかっけーっ!」

マミ「Σ」ビクッ

マミ「……美樹さんに鹿目さん!大丈夫だった?」

まどか「はい、途中で変な怪物に襲われたんですけど……先生と影山さんが倒してくれました」

さやか「先生も影山さんも凄いよね!変身した瞬間、2秒経たない内に怪物を倒してさー!」

矢車「……ふん」

影山「そういえば……インキュベーターは?」

まどか「あ、あれ?居なくなってる……」

QB「僕なら此処さ」

矢車「インキュベーター。あれは何だ?説明しろ……!」

QB「あれは魔女さ……魔法少女の敵」

影山「そんな話、俺たちは聞いていないぞ」

QB「聞かれなかったからね」

影山「お前……!」

QB「魔女の退治は、君たちの仕事でもあるんだよ。矢車に影山」

矢車「……何?」

QB「本来なら、君たちに課すべき使命は”魔法少女の勧誘”のはずだったんだ」

QB「けれど、君たち二人の力を見たところ、勧誘よりも魔女を倒してグリーフシードを集める役の方が向いている」

QB「というよりも、何で君たちそんな力があるのに言わなかったんだい」

矢車「聞かれなかったからな」

QB「……ならいいよ」

さやか「あのさ、話の腰を折るようで悪いんだけど……何であたし達は急に変な世界に巻き込まれたの?」

QB「君たちが魔女の結界の中に入ってきたんじゃないか」

マミ「その辺は私が説明するわね」


〜説明中〜


マミ「……ってこと」

矢車「じゃあ、お前はずっと一人で魔女と戦ってきたのか?」

マミ「えぇ……」

マミ「でも、鹿目さんにテレパシーを送った理由……キュゥべぇ、聞かせてもらえる?」

QB「鹿目まどか……僕と契約して」

QB「魔法少女になってよ!」

37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/11(木) 14:26:20.09 ID:AVbPl8/80
∇ホムラムラ∇


ほむら「その必要は無いわ」ファサァッ

マミ「暁美さん……帰ったんじゃなかったの?」

ほむら「まどかに言い忘れたことがあったのよ」カチッ

――――

ほむら「(あの二人の変な技を受けるわけにはいかない……先手必勝、ね)」スタスタ

まどか「――」

ほむら「……」

ほむら「……」ゴクッ

ほむら「……」ソーッ

ほむら「……できない!こっそりまどかの唇を奪うなんて……」

ほむら「(でも……でもやっぱり、いやでも……)」

ほむら「(あぁもう…!まどかが可愛すぎてどうしたらいいのか分からない!)」

ほむら「(落ち着いて、落ち着くのよ私……)」

ほむら「……」ピトッ

まどか「魔法少女って……ってあれ?ほむらちゃん!?」

ほむら「よよ、よく聞いててまどかかか……(落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け……)」

まどか「?」

ほむら「スゥーハァースゥーハァー……」

ほむら「……絶対に、魔法少女にはならないで」ファサァッ

まどか「え?……え?」

ほむら「コイツは貴女を騙そうとしている、お願い。絶対にこの淫獣と契約なんかしないで」

まどか「う……うん」

ほむら「約束して」

まどか「……うん、約束する」ウェヒヒ

ほむら「(まどかの笑った顔が可愛い可愛いよぉ!)」

ほむら「マズイマズイマズイ……」カチッ

――――

矢車「お前……帰るって言ったよなぁ?」

ほむら「えぇ失礼するわっ!」ダダダッ

矢車「……あ?」

影山「何しに来たんだ、アイツ……」

QB「それでまどか、魔法少女に……」

まどか「ちょっと、考えさせて」

QB「!うん……」

マミ「まぁ、詳しい話は私の家でしましょう?」

さやか「そうだねー、色々聞きたいこともあるし……先生と影山さんは?」

矢車影山「帰る」

さやか「あ、そーですか……」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/11(木) 15:21:02.20 ID:AVbPl8/80
∇あっ!あんな所に、兄貴を惑わす女がいるぞー!……ライダージャンプ∇


矢車「なぁ相棒……」

影山「どうしたの兄貴?」

矢車「お前、変だと思わないか?」

影山「……?なにがさ」

矢車「インキュベーターだよ……」

影山「あぁ、インキュベーター?確かに、あのほむらとかいう子に狙われていた理由は釈然としないけどさ……」

影山「それ以外は、あの魔女を倒すためにただ味方を増やしているだけじゃないかな?」

矢車「……何か他に企んでいるな」

影山「……そうなの?」

矢車「いや、勘だ……でもインキュベーターの目的は決して善意では無い」

影山「その根拠は?」

矢車「善意じゃないなら、味方である筈の魔法少女に攻撃されるなんて普通無いだろ……?」

影山「もしかしたらあの子、願い事だけ叶えてもらえなかったとか」

矢車「……どうだかな」

矢車「まぁいい、俺はお前を生き返らせることだけが重要だ」

影山「兄貴……」

矢車「中途半端に光を求めてる俺を……お前は笑うか?」

影山「笑えないよ……怒るさ。俺を生き返らせることと、他の奴等と同じ光を求めることとは話が別さ」

矢車「……そうか」

矢車「……ん?」

矢車「……!」

影山「……?どしたの兄貴?」

麗奈「あ、先日の」

麗奈「先日は本当にありがとうございました!すいません、急に逃げ出したりして……」

矢車「いや、気にしなくてもいい。それより、今日はどうしたんですか?」キリッ

影山「怒るよ兄貴」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/11(木) 16:11:09.73 ID:AVbPl8/80
∇ジェントルマン兄貴∇

麗奈「いえ、買い物の帰りで……」

矢車「そうでしたか。何か変わったことはありませんでしたか?」

麗奈「いえ、大丈夫ですよ……」ニコ

矢車「」

影山「(やっぱり兄貴は間宮麗奈がまだ好きなんだ……)」

影山「(……また裏切られるよ、兄貴)」

麗奈「?どうしたんですか?」

影山「何でもないよ……」

矢車「そうだ、昨日みたいな怪物が出たら危険です。私が家まで送っていきましょう」

麗奈「い、いえ、悪いですよ……」

矢車「気にしないで下さい!」

影山「兄貴……もうその辺で……」

麗奈「いえ、本当に……。

……!」

麗奈「あっ!すいません!私、急用を思い出したんで失礼しますっ!」ダダダッ

矢車「あっ!麗奈さんっ!」

影山「……行っちゃったね」

矢車「影山、麗奈さんの後を追おう」

影山「兄貴、それじゃストーカーだよ」

矢車「そうじゃなくて……!今、一瞬だけ麗奈さんの瞳にあの闇が見えた」

影山「……闇?兄貴、それはあり得ないよ」

影山「俺たちの世界での間宮麗奈はワームだった」

影山「でもこの見滝原ではあの間宮はただの人間だ。兄貴は、間宮麗奈が俺たちと同等の闇を持っているって言いたいの?」

矢車「……あぁ」

影山「……」

影山「……いいよ、兄貴。後を追おう」

影山「俺たちは俺たちの光を……掴める最低限の光を求めれば良い」

影山「それを決めるのは……兄貴だ」

矢車「……」

影山「いいよ兄貴、無理しなくても」

影山「インキュベーターだって言ってただろ?彼女との時間を楽しめばいいって」

矢車「あぁ……ありがとう、相棒」

矢車「よし……追うぞ」

影山「でも見失ったよ兄貴」

矢車「」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/11(木) 16:29:21.22 ID:AVbPl8/80
∇嬉しくなると、ついやっちゃうんだ☆∇


矢車「……!大丈夫だ、追跡カメラに麗奈さんを追わせているからな」

影山「追跡……カメラ?」

矢車「あぁ、カメラに映された映像はあのハンバーガーとかナゲットを通してこの機械に送られてくる」

影山「ハンバーガー?ナゲット?」

影山「……兄貴、まさかそれフードロイ「ハンバーガーとナゲットだ」

矢車「他にも、シェイクとかポテトとか……」

影山「兄貴それどこで買ったの」

矢車「ツ○ヤで、昨日」

影山「いつの間に……」

矢車「!おい、影山。この場所って……」

影山「廃病院……って感じかな?」

矢車「アレじゃないか……?」ユビサシ

影山「あー……そうだね」

矢車「やっぱり……何かあるな」

影山「ちなみに兄貴。何も無かった時はそのカメラどうしてたの?」

矢車「行こう、麗奈さんが危険だ」

影山「……」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/11(木) 16:46:13.14 ID:AVbPl8/80
▽オトウトドリーム▽


――俺が目を開けて最初に目にしたのは


――暗く静まった空


影山は虚ろになっていた頭の細胞を活性化させると、体を起こした。
先ほどまで感じていた体の痛みはもう感じない。
自分の体の変化に戸惑っていると、前方から鼓膜が破れる程の爆音が響いた。


――兄貴に……まどか達?

影山の目に映ったのは、キックホッパーに変身した矢車と魔法少女に変身したまどか達。
知らない顔もあったが、それは間違いなく本人達だ。
そして、皆で目の前の巨大な魔女と戦っていた。そして俺は――


――俺は死んだ?

いや、死んでいない。俺はこうして生きている。
足はあるし、息もしているし、心臓の鼓動も聞こえる。
兄貴が俺に近寄ってくる。兄貴は混乱している俺を抱きしめた。


「相棒……」

――あぁ、そうか。俺は今まであの化け物と戦っていたのか。

目の前で耳障りな笑い声を発するワルプルギスの夜。
影山はホッパーゼクターを呼ぶと、ベルトにゼクターを装着した。

「変身」

『change punchhopper!』

体を起こすと、真っ直ぐにワルプルギスの夜を見据えた。
横から自分の名前を呼ぶまどかの声に、ワルプルギスの夜から目を逸らす。
そして、自分を心配してくれている彼女達に、影山はマスクの下で思わず笑みを零した。


――ありがとう


影山は飛んだ


「ライダージャンプ……!」




そして目が覚めた。

横には、俺の名前をうわ言の様に呼び続ける兄貴がいた。
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/11(木) 17:56:45.82 ID:AVbPl8/80
∇魔女とワームとホッパーズ∇


麗奈「……」ピッ

矢車「麗奈さん!」

麗奈「!?」ビクッ

麗奈「や、矢車さん……でした?」

麗奈「どうして……此処に?」

矢車「貴女の抱えている闇が……気になったんです」

麗奈「……なにを、キャッ!?」ドガァァァン!

矢車「!麗奈さん!」ダッ

影山「……この空間は、さっきの!」

矢車「魔女の結界……だったか?」

影山「さっきみたいな化け物が……また出てくるかもね……」

矢車「さっきのは雑魚だったからなぁ……あのでっかい魔女を相手取ってみたいもんだ……」

麗奈「う、うぅ……」

矢車「……影山、麗奈さんが危険だ。まずは避難を……」ドォォォォン!

蛹ワーム「キシャァァァァッ!!」

影山「ワーム……!」

蛹ワーム2「キシャァァァァッ!」

蛹ワーム3「キシャァァァァッ!」

使い魔「キシャキシャキシャァ」

その他使い魔「キシャキシャァ」

矢車「……絶望的な状況だな」

影山「どうする?」

矢車「……戦おう」

矢車「……変身!」

影山「変身!」

『change kickhopper!』

『change punchhopper!』

Kホッパー「クロックアップ」
Pホッパー「クロックアップ」


ゼクター『clock up』


Kホッパー「オラァッ!」ドガドガドガドガドガッ!
Pホッパー「ウリャァッ!」ドカドカドカドカドカドカッ!


ゼクター『clock over』
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/11(木) 18:33:54.41 ID:VQolnvpDO
ワーム……やっぱり出て来ちゃうのか
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/11(木) 18:54:09.63 ID:AVbPl8/80
∇マミさんの教えて!魔女退治∇


蛹ワーム達「キシャァァァァァァ!!」ドォォォン!!

使い魔達「キシャシャシャシャ」パァン!

Kホッパー「ワーム共は死なないか……」

Pホッパー「さっさと片付けよう、兄貴」カチャッ

Kホッパー「あぁ」カチャッ

『『Rider Jump!』』

Kホッパー「はっ!」

Pホッパー「はっ!」


カチャッ

『Rider Kick!』

『Rider Punch!』

ドカァァァァァァァンッ!

Kホッパー「……はぁ」

Pホッパー「……!?兄貴、間宮麗奈がいない!」

Kホッパー「何ぃ!?」

マミ「あの女性なら……私が避難させておきました」

Pホッパー「……お前は確か」

マミ「巴マミです」

Kホッパー「マミ、麗奈さんは無事なんだろうなぁ?」

マミ「えぇ」

Pホッパー「……それで、お前らは何でいるんだ」

さやか「ギクッ いやぁ、マミさんの魔女退治の……見学?ってところですかねー」

まどか「魔法少女になる前に、まずは魔女との戦いを見ておこうと思ったんです」

Kホッパー「そうか……それより、此処に魔女はいないみたいだな」

マミ「いや、魔女ならあそこにいますよ」ユビサシ

Pホッパー「……ドア?」

マミ「行きましょう、鹿目さん、美樹さん」

Pホッパー「俺達も行こう……兄貴」

Kホッパー「麗奈さん……」

さやか「(先生ってあの女の人に興味があるみたいだよ)」ヒソヒソ

まどか「(フラれたからあんなに暗かったのかな……)」ヒソヒソ

さやか「それは元からだと思う」

Pホッパー「(聞こえてるぞ……)」

Kホッパー「(どうせ俺なんて……)」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/11(木) 18:55:53.93 ID:AVbPl8/80
投下終了

次は日曜日に更新できると思う
それまでできるだけ書き溜めておくよ
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2012/10/11(木) 19:08:07.23 ID:dfrN6O6e0
乙〜
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/10/11(木) 20:50:06.49 ID:Bfq218OAO
乙ッス、二人とも素の人間でもカッコいいのだがライダーキック&パンチ着弾後ジャッキがカシャンってなって爆発するのが好きなんだよな〜クラヒでさらに好きになったわ。
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/11(木) 21:05:34.52 ID:AVbPl8/80
>>47
そういえばアンカージャッキ音入れてなかった
次からはジャッキのカシャンって音入れておくように気をつけるよ
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/11(木) 23:56:35.15 ID:OsQCuXQX0

ガンバライドでもあるしね>ジャッキがカシャン
ところで矢車さんの連続ライダーキックはいつ見れますか?
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/12(金) 05:13:31.73 ID:cF0u5V8/0
>>49
ジャッキの音、なんならジャッキに昨日気づいたばっかりだから
なるべく早めに出したいと思ってる
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/13(土) 19:27:24.22 ID:t5AaW87T0
暇で書き溜めも結局少ししかできなかったんで投下
勝手でスマソ
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/13(土) 19:30:33.96 ID:t5AaW87T0
∇グリーフシードから”ーフシ”を取るとグリードになるんだぜ!∇


〜薔薇園の魔女・ゲルトルート戦〜

バァン!バァン!バァン!バァン!バァン!


Kホッパー「あれが魔法少女の戦いか……」

Pホッパー「思ってたよりもずっと現実的だなぁ……」

さやか「影山さん、まさかフリッフリの服を着てファンタジーな技を出すとかそういうイメージ持ってました!?」

Pホッパー「ば、違う!」

Kホッパー「影山、お前そんなイメージいつ持ったんだ?」

Pホッパー「誤解!誤解だよ兄貴!」

まどか「影山さん可愛い」ウェヒヒ

Pホッパー「やめろ、やめろやめろやめろ!」

マミ「(いいなぁ……皆で盛り上がってる)」

マミ「きゃっ!?」

さやか「…!マミさんが!」

マミ「大丈夫……」

シュル シュルルル……

Kホッパー「あれは……」

Pホッパー「あの魔女を……拘束してる」

マミ「未来の後輩に、あんまり格好悪いところ見せられないものね!」

シュパッ!

マミ「ティロ・フィナーレ!」

ドォォォォォォン!!

Kホッパー「実際の魔法少女はあんなにリアリティがあるんだ……覚えておけ、影山」

Pホッパー「誤解なんだってば兄貴!」

シュゥゥゥゥゥ

さやか「元の景色に戻ってる…」

マミ「鹿目さん、美樹さん。これがグリーフシードよ」スッ

まどか「これが……」

さやか「へぇー……」

矢車「グリーフ」ヌゥッ
影山「シード?」ヌゥッ

マミ「ちょ、ちょっと!驚かさないでください!」

矢車「おい、インキュベーター。何処だ?」

QB「此処さ」ヒョイッ

矢車「あれは何だ?魔女を倒したら出てきたグリーフシードとはなんだ?」

QB「魔法少女になるとソウルジェムっていう宝石が出るのは知ってるかい?」

53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/13(土) 19:36:13.74 ID:t5AaW87T0
∇マミネット社長∇


影山「初耳だ」

QB「ソウルジェムっていうのは、いわば魔法少女の魂みたいな物だよ」

QB「ソウルジェムが壊れれば、魔法少女も死んでしまう」

マミ「だから、これは私の命よりも大切な物なの」

影山「へぇ……」

矢車「それで、グリーフシードはどうするんだ?」

QB「魔力を使ったり絶望したりして精神的にダメージを負うとソウルジェムに穢れが溜まっていくんだ」

マミ「それをこうやって……」スッ

矢車「……それがソウルジェムか」

影山「お世辞にも綺麗とは言えないね」

マミ「グリーフシードを当てると……」シュゥゥゥゥゥ・・・・・・

マミ「穢れが無くなって、いつも通りのソウルジェムに早代わり!」

さやか「ご家庭に一つ!是非グリーフシードを!」

まどか「さて社長!このグリーフシードのお値段は、一体おいくらですか?」

マミ「ふっふっふ……今回は特別!大出血サービスで!」

マミ「1980円!更に、こちらのQB型サンドバックをお付けいたしまして!」

マミ「お値段変わらず、1980円です!」

矢車「社長、もう一声!」

影山「頑張れ社長!」

さやか「あら〜、社長。皆さんも期待してますけど……張り切っちゃいます?」

マミ「そうですね……困りました」

まどか「でも、ここで社長なら何とかしてくれる!」

マミ「……分かりました!では、こちらのQB型サンドバックにプラスして」

マミ「この……QB型サンドバックをもう一つ!お付けいたします!」

マミ「カラーの色は、桃・青・黄・赤・黒の五種類の内から選べます!」

「わぁー!」

マミ「そしてお値段変わらず1980円!1980円!」

「おぉー!」

マミ「そしてさ・ら・に!今から十分以内にお電話してくださった方には!」

マミ「このQBボクシンググローブをセットでお付けいたします!」

マミ「このグローブ、殴ると「きゅっぷい」と音を上げる特注品!」

マミ「是非、サンドバックとセットでご活用ください!」

マミ「なお、ボクシンググローブは在庫が無くなり次第終了ですので、早めにお電話を!」

さやか「なにぃ!これは大変だ、早く電話しないと」

まどか「私も!」

矢車影山「俺達も!」

マミ「電話番号は、****-***-***まで!」

マーミネットマーミネットー
ユメノマミネット トモエー

QB「君達は僕に余程恨みがあるのかい。わけが分からないよ」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/13(土) 19:38:29.76 ID:bxfAc6tWo
マミさん知ってるのかよソウルジェム本体wwwwww
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/13(土) 19:46:34.44 ID:t5AaW87T0
∇ハッピーマーボー∇


矢車「さて、今日は皆で麻婆豆腐を作ってみたいと思う」

マーボードウフ?エー、ケーキガイイー

矢車「静かにしろ……!」バン!

矢車「いいか、料理が上手な奴は大抵モテる!」

矢車「男女関係無く、特技が料理ってだけで異性を惹きつけることだってあるんだ!」

矢車「お前らも……頑張れよ!」

オマエラ"モ"!?センセー、マサカカノジョイルノ!?スキナヒト?ダレダレダレ?

さやか「矢車さん、今日は全く暗くないなー」

まどか「昨日、先生が好きな人と一緒に買い物に行ったらしいよ」

さやか「ほぉほぉ……」

さやか「……って何で知ってるの!?」

まどか「影山さんから聞いたんだー」

さやか「あー!まどかズルイ!あたしも影山さんに後で話聞いてくる!」

さやか「しかし……料理が出来るとモテるのかぁ……」

まどか「さやかちゃんも好きな人、いるの?」

さやか「アタシの嫁はまどかだけだーっ!」ダキッ

まどか「ちょ、ちょっとさやかちゃん///」

ギャーギャー

ほむら「……」

ほむら「……」

ほむら「……」

ほむら「……す」

*

〜そして料理完成〜

矢車「どうだ、麻婆豆腐」

ウメー!デモセンセーノガイチバンオイシイ!

矢車「だろ……?この麻婆豆腐で、俺は幸せを掴んでみせる」

センセーカッコイイ!ガンバレー!オレモツカムゾー!ナカサワ、オマエ・・・

矢車「……」ニコニコ

さやか「(あれは、フラれた時のショックが大きいだろうなぁ……)」モグモグ

まどか「でも、先生の麻婆豆腐ホントに美味しいね」モグモグ

さやか「それは認めるけどさ」モグモグ

ほむら「(さやかばっかり……)」

ほむら「(……まどかと仲良くしちゃってさ)」プクー

ほむら「(……美味しい)」モグモグ
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 19:52:12.88 ID:TZe1KuNDO
ぷくれほむほむ可愛い
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/13(土) 20:05:24.58 ID:t5AaW87T0
∇影山お悩み相談室∇

〜屋上〜

影山「ハァ……」

さやか「お、影山さーん!」

影山「ん?……君は確か……美樹……?」

さやか「さやかちゃんでいいよーさやかちゃんで」

影山「……どうしたのさやか……ちゃん」

さやか「矢車先生の事なんですけど」

さやか「(……先生が好きな人ってどんな人なの?)」ボソッ

影山「Σ」ブフォ

影山「エホ…ゲホッ……な、何でそれを?」

さやか「まどかから聞いた」

影山「……喋ったなアイツ!」

―朝 屋上―

影山「ハァ……」

まどか「アレ?影山さん、どうしたの?」

影山「……鹿目?」

まどか「下の名前で呼んでくれると、嬉しいな……」

影山「まどか……ちゃん、どうした?」

まどか「いや、影山さん元気無いなーって思って」

影山「いや、何でも無いよ」

影山「ただ、兄貴が間宮麗奈と買い物なんか行っちゃってさ……」

まどか「麗奈さんって……まさか、先生の彼女?」

影山「あ、今のナシ。今のナシ」

*

影山「って事があった」

さやか「影山さん天然でしょ」

影山「いいさ……どうせ俺なんて……」

さやか「それで、先生の彼女はどんな人?」

影山「別に……さやかちゃんには関係ない」

さやか「ちぇ、ノリが悪いなー」

さやか「綺麗?美人?」

影山「さぁね……俺には理解できない」ピラッ

さやか「……あ、綺麗な人じゃん!さっすが矢車先生、やるねぇ〜!」

さやか「結局教えてくれたね影山さん」

影山「」

さやか「影山さん天然(バカ)でしょ」

影山「さやかちゃんにだけは言われたくない」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) [sage]:2012/10/13(土) 20:22:38.50 ID:2xcqG4eZo
この兄弟何時の間に地獄から抜け出したんだ
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/13(土) 20:37:48.66 ID:t5AaW87T0
∇マミの知らせ∇


矢車「ふんっ♪ふんっ♪」

影山「ノリノリだね……兄貴」

矢車「まぁな……」

影山「もう地獄に堕ちてた頃の面影が無いね」

影山「まさか兄貴、地獄から抜け出すなんてしないよね?」

矢車「……それは違う」

矢車「俺は、お前を置いて幸せを掴んだりはしない」

矢車「三人で、地に落ちよう」

矢車「そして、俺達だけの光を探そう」

影山「兄貴……!」

影山「やっぱり、兄貴は兄貴だ!(間宮麗奈を加えるのは気に入らないけど)」

矢車「俺は決して地上に舞い戻ったりはしない……さて、影山。特訓するぞ」スッ

影山「うん!兄貴!」

矢車「ファイッ!ファイッ!ファイッ!ファイッ!ファイッ!」バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!

影山「兄貴っ!兄貴!」

影山「兄貴wちょw兄貴ww」

QB「君達」

矢車「!?」

影山「うわっ」

QB「今、マミが魔女と戦っている」

影山「また……大変だね」

矢車「それで……また俺達が行くのか?」

QB「これが君達の仕事みたいなものだろう?急いでくれないか」

QB「というより、矢車が仕事しなければ影山は蘇らないんだ」

QB「早く、急いで」

矢車「……場所は何処だ」
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/13(土) 20:51:39.44 ID:t5AaW87T0
∇皆がマミったのも、乾巧って奴の仕業なんだ∇


〜お菓子の魔女・シャルロッテ〜

マミ「悪いけど一気に決めさせてもらうわよ!」

マミ「ティロ・フィナーレ!」

ドォォォォォン!

さやか「やったマミさん!」

ニュルン

シャルロッテ「アーン」

マミ「え……」

ガブゥッ!

さやか「あ……」

まどか「え……」

シャルロッテ「♪」モグモグ・・・

さやか「あ……あ……!」

まどか「きゃぁぁぁぁぁぁっ!!」

QB「早く!契約を!(想定してた以上に簡単にいきそうだな)」

シャルロッテ「……?」・・・モグ?

マミ「……?」

さやか「! マミさん!」

QB「……」

マミ「あれ?……私」

さやか「マミさん、逃げましょう!早く!」

マミ「あ、腰が抜けて……」

ヒュンッ

マミ「……?」

さやか「マ、マミさんが瞬間移動した!?」

まどか「マミさん、さやかちゃん!逃げよう!」

シャルロッテ「」ギロ

さやか「!」

まどか「!」

マミ「あ、あ、あ……!」

シャルロッテ「」ニュルン アーン

ガブッ!
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/13(土) 21:07:15.78 ID:t5AaW87T0
∇強いよ!地獄兄弟∇


ガキィィン!!

Kホッパー「はぁ……」

Pホッパー「何なのさ……この芋虫」

さやか「矢車先生……影山さん……」

まどか「先生……?影山さん……?」

マミ「助かった……助かっ……うぅ!?」バタン

さやか「マミさん!?」

マミ「ソウルジェムが……黒く……」

まどか「マミさん!グリーフシードを……」

マミ「もう……無いの。グリーフシードは……」

Kホッパー「おいインキュベーター、ソウルジェムに穢れが溜まったらどうなるんだ?」

QB「黒くなるよ」

Kホッパー「穢れきったらって事だよ……!」

QB「魔女になるよ」シレッ

マミ「!?」

QB「(正直、今日の戦闘で植えつけられたトラウマはマミの中に一生残る……)」

QB「(そんな中途半端な魔法少女は、いらないよ)」

QB「(早いところマミを魔女にして、矢車と影山に片付けてもらおうかな)」

K・Pホッパー「ライダージャンプ……」

『『Rider Jump』』

Kホッパー「ライダーキック…」
Pホッパー「ライダーパンチ…」

『Rider kick!』
『Rider punch!』

ドガガァァァァァァン!

カチャッ カチャッ

ドガァァァン!ドガァァァン!

シャルロッテ「」ドガァァァァァァン!

カチャッ カチャッ

Kホッパー「トドメだ」
Pホッパー「トドメだ」

『『Rider kick punch !!』』

QB「きゅっぷい」パァァァァァン!
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/13(土) 21:20:41.69 ID:t5AaW87T0
∇マミさんが生きてるならそりゃあ……ね∇


ほむら「(ダメだ、この時間軸でも捕まってしまった)」

ほむら「(……でもおかしいわね)」

ほむら「(いつもなら今頃、巴マミがマミって拘束が解けるはずなのに)」

ほむら「(そして私がまどかに契約を迫る悪しき淫獣の魔の手を振り払って一言)」

ほむら「その必要は無いわ」ボソッ

ほむら「(なんて言って魔女を倒す)」

ほむら「(そしたらまどかはこう言うわ)」

〜〜〜

まどか「ほむらちゃんありがとう!」

まどか「やっぱり、ほむらちゃんの方が可愛いし格好良いし強いし優しいし!最高のお嫁さんだよ!」

さやか「クゥ〜、まさか転校生にまどかを取られるとは。二人ともお幸せに!」ダダッ

ほむら「まどか…///」

まどか「ほむらちゃん…///」

ほむら「……」スッ

まどか「……!えへへ……」スッ


〜〜〜

ほむら「///(きゃぁぁぁぁぁぁっ!)」ジタバタ

さやか「大人になったらあの転校生、今日の事をふと思い出して枕に顔を埋めてジタバタしそうだな」

マミ「暁美さんの事だから、そんな過去でさえ受け入れるかも」

まどか「(どうしたんだろほむらちゃん……)」

矢車「同じ心境の者同士、俺も分かるぞ」

矢車「……相棒、あの黒髪も入れて」
影山「俺帰る」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/13(土) 21:22:04.27 ID:t5AaW87T0
今日の投下終了
次回からはシリアスが少し多くなるよん
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/13(土) 21:22:51.06 ID:bxfAc6tWo
このマミさやはほむらが真実話しても信じるな
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 21:29:23.19 ID:KY2hg6xT0
影山って兄貴のいない所だと素に戻ってる時があるよね
かがみんからアクセサリー貰っていくシーンとかで
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/14(日) 06:40:34.34 ID:CzttEt3m0
>>61
のあとに、シャルロッテのグリーフシードでマミさんのソウルジェムは復活してます
なんか描写不足に今気づいたから一応。ごめん
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/14(日) 07:24:30.36 ID:CzttEt3m0
∇おっとっうっとっみそっ∇

〜道中〜

影山「最近、兄貴も明るくなってきたなぁ」

影山「もう俺の事なんて、眼中に無いのかもね……」

――俺は、お前を置いて幸せを掴んだりはしない

影山「まさか、ね」

麗奈「あれ?影山さん?」

影山「(間宮……)あぁ、麗奈さん」

麗奈「矢車さんはご一緒じゃ無いんですか?」

影山「兄貴はまだだよ……」

麗奈「そう、なんですか」

影山「……?」

麗奈「矢車さんは、何時頃に、帰ってきますか?」

影山「さぁね……女子中学生にケーキの作り方教わってるから、多分一時間以上か」バシュッ

影山「……え……?」ガクンッ

麗奈「ちょっと、お話があるんですよ」

影山「(麻酔か……!くそ、体の動きが……!)」

影山「……なんだ、?」

麗奈「暁美ほむらとは関わらないでください」

影山「(暁美……ほむら?あの、黒髪か……)」

麗奈「以上です、その麻酔はあと十分もしたら効果が消えますよ」

麗奈「くれぐれも、肝に銘じておいてください」スタ・・・

影山「待てっ……ぐっ……」

影山「(あの女……やっぱりワームだった……!!?)」

影山「クソッ……!」

*

麗奈「……はい、分かりました」

ピッ

麗奈「……はぁ、マスクドライダーシステム……か」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2012/10/14(日) 09:43:39.83 ID:O9Sbh81Io
面白いのにサブタイトル?のセンスが残念
パロディつまんない
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/14(日) 16:54:24.99 ID:CzttEt3m0
>>68
まぁ、そう言わずに暖かい目で見ていただけたら
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/14(日) 17:14:11.62 ID:CzttEt3m0
∇さやか麻婆豆腐@∇


さやか「と、いうわけで矢車先生に教わった麻婆豆腐を作ってみました!」ジャーン

まどか「わぁ〜美味しいそう!」

さやか「なんたって、矢車先生直伝だからね!」

矢車「直伝というより……お前が無理やり教えてくれ、って頼み込んだんだろ……」

マミ「まぁ、まずは味見しましょう?」

矢車「そうだな……」

さやか「腰を抜かす程美味しいぞー!なんたって、さやかちゃんの得意なマーボーだからね!」

マミ「もう既に得意料理になってるのね……」

まどか「じゃあ、食べるよ?」

さやか「おかわりは自由!じゃんじゃん食べちゃってください!」

矢車「……いただきます」ムシャ

まどか「いただきまーす」ムシャ

マミ「いただきます」ムシャ

モグ
モグ
モグ

さやか「お味は……」

矢車「……あぁ」

マミ「なんというか……」

まどか「可も無く不可も無く……?」

矢車「まぁ、率直に言えば普通だ」

まどか「(どっちかって言うと中の下くらい……?)」

マミ「(……よくよく味わって食べてみると、何か変ね……?)

マミ「美樹さん、料理の中に何を入れたの?」

さやか「おっ!マミさんはお気づきになりましたか!そう、この麻婆豆腐には隠し味としてリンゴと蜂蜜、更にバニラエッセンスを少々……」

矢車「……」

まどか「……」

マミ「……」

さやか「……え、え?どしたの皆?」

マミ「……ケーキ食べる人」

矢車「(・ω・)ノ」

まどか「(^ω^)ノ」

さやか「」

矢車「……お前の料理のセンスに腰を抜かした」

*

影山「(兄貴ー……)」マスイジョータイ



71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/14(日) 17:28:25.46 ID:CzttEt3m0
∇さやか麻婆豆腐A∇


さやか「(……さて、恭介に作ってあげようと思ってた麻婆豆腐だけど)」

さやか「(……やっぱりダメかなぁ?)」

さやか「(手作り料理とか作ってあげたら好感度とか上がりそうだし、一から教わろうかな……)」

矢車「恋してますかぁぁぁぁぁぁっ!?」

さやか「Σわぁぁぁぁぁっ!?」

マミ「うるさいです、先生」

矢車「……美樹、お前「好きな人に手作り料理作ったら好感度上がる」とか考えてなかったか……?」

さやか「え?うぇい?ナンノハナシデスカー?///」

まどか「さやかちゃん、隠せてないよ」

矢車「……あ、お前”料理できる奴は異性にモテる”って俺の言葉に影響されたな?」

さやか「ギクゥ」

矢車「……正直、あの隠し味を抜けばいい」

さやか「……え?」

矢車「それじゃあ……俺は影山を待たせてるから、帰る……」

マミ「あれ、ケーキは……?」

矢車「お持ち帰りだ」グッ

まどか「ケーキは貰っていくんだね」

マミ「……それじゃ、美樹さんにもケーキを」ドンッ

さやか「……あ、ありがとうございます」

マミ「(彼氏くんのも、ね)」ボソッ

さやか「えっ、いやっ、そんなっ///」

まどか「さやかちゃん赤いー!」

さやか「///し、失礼しましたぁっ!」ダダダ

マミ「ふふ……」

まどか「ウェヒヒ」


矢車「いいよなぁお前らは……青春ができて……」

矢車「俺なんて……完全に場違い……」

マミ「(自覚はしてたのね……)」

まどか「(自覚はしてたんだ……)」

*

さやか「……」

さやか「喜んでくれるかな……///」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/14(日) 17:44:30.26 ID:hc/RMlnDO
あの隠し味はカレーにでも入れとけよ。
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/14(日) 19:12:03.73 ID:CzttEt3m0
∇さやか麻婆豆腐B∇

〜後日〜

さやか「と、いうわけで今日は麻婆豆腐を作ってきたよ!」

恭介「ありがとう、さやか」

恭介「でも珍しいね、いつもならCDとかなのに」

さやか「いや、まぁ……えへへ」

さやか「とりあえず食べてみてよ!」

恭介「うん……」

さやか「……食べさせて、あげよっか?」

恭介「えっ!?///」

さやか「い、いや、食べにくそうだから///」

恭介「///」

さやか「///」

恭介「じゃあ……お願いするよ……」

さやか「(おぉぉぉっ!やったぁぁぁっ!)」

さやか「う、うん……///」

さやか「……」フーフー

さやか「あーん……」

恭介「ちょ、ちょっとさやか……そんなあーんっていちいち言わなくても……」

さやか「あれ?昔の恭介はそんな事気にしなかったのに……まさか、あたしをそーゆー目で見てる?(ワレナガラナニヲイッテルンダ)」

恭介「ちっ、違うよ!///」パクッ

モグモグ

恭介「モグモグ……。……!」

恭介「(美味い!口に少し残る絶妙な辛さ、それでいて口の中に広がる旨み!)」

恭介「さやか……こんなに料理が上手だったんだね」

恭介「見直したよ……さやか!」

さやか「///」

さやか「(先生ありがとう……)」

さやか「(……でもあの隠し味はよかったと思うんだけどなぁ……)」

恭介「?どうしたんだいさやか」

さやか「えっ?ううん、何でもない!」

さやか「それよりホラ、もう……一口///」フーフー

さやか「あーん……」

恭介「あ、あーん///」

パクッ


仁美「……」
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/10/14(日) 19:18:20.97 ID:CzttEt3m0
投下終了
次は明日……か、明後日。
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/15(月) 12:47:44.59 ID:9IF67ruM0
はいはい、ごちそうさま(苦笑)
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 07:35:37.19 ID:LqWcAWPv0
(´ω `)
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/28(日) 08:46:20.11 ID:0uIUr42F0
sageろよ
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 20:48:49.81 ID:hNMRG7hv0
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