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咲「ホラー映画見たい」和「断固拒否」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 02:22:24.89 ID:UZnB+h9DO
咲「眠れないよ・・」

和「寝てください」

咲「本当にあった怖い話見た?」

和「あんな子供騙しみたいなの見ませんよ」

咲(見たのかな?)

和「明日学校ですからね」
咲「私、実は昨日こっそりTSU○AYAで借りてきたんだよ」

和「ちょ、何で立ち上がってパソコンのスイッチをつけるんですか!?」

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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
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【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
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ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
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【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 02:34:37.72 ID:UZnB+h9DO
咲「気にしない気にしない」

和「気にしますから! お願いですからベッドに戻ってください!」

咲「・・だって、和ちゃんさっきから当たるんだもん」

和「こ、これは、不可抗力です。って、どこを見ながら言ってるんですか!」

咲「気になって眠れないよ。煩悩を払うために私はホラー映画を見るんだよ。ねえ、ノ○イでいいかな?」

和「ふざけないでください! というか、本当に私だめなんですそういうの!」
咲「私、恐がってる和ちゃんを見ながらノ○イ見たいな」

和「わ、私、今日咲さんに何かしてしまいましたか?」

咲「え? 何もしてないよ?」

和「じゃあ、なんで」

咲「いいからいいから、はい、おっきしようね〜」

和「い、いやあああ! ベッドにいさせてくださいいい!」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 02:47:43.74 ID:UZnB+h9DO
咲「和ちゃん、再生ボタン押していいかな?」

和「聞こえません」

咲「ずっと、後ろから抱き締めてるから、ね?」

和「う・・い、いやです。・・咲さんには、私の気持ちなんて」

咲「わかりたいよ、和ちゃんのことならなんでも」

和「っ・・・このタイミングでそんな優しく言われたって」

と、窓からカツンという音がした。

和「ひゃあ!?」

バッ!

咲「和ちゃん、自分から抱きついてくるなんて・・」
ピッ。

和「違います! ちょっとびっくりして、って!? 何で再生ボタン押したんですか?!」

咲「あ、変なおじさんが出てきたよ。記者かな?」

和「や、や、やだ! いやです! 見ません! や、咲さん離して!」

咲「だーめ。ねえ? 一緒に見ようよ。そうじゃないと、私、今日、和ちゃんをもっと夜更かしさせちゃうよ」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/10/13(土) 03:16:41.30 ID:g8s0kb5to
これはすばらっ!
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/13(土) 06:34:03.14 ID:YmwuJGM9o
ほほぅ……キラーン
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 06:54:33.99 ID:UZnB+h9DO
和「い、いじわる言わないでくださいっ・・・うっ」

咲「あ、ご、ごめんね。泣かないで・・・」


和「・・・貞操の危機と精神崩壊の危機が迫っているだなんて信じたくないです」

咲「そんなに嫌だなんて・・ごめんね」


和「止める気になってくれましたか?」

咲「じゃあ、映画は止めるね。でも、興奮して眠れないや。和ちゃん」

和「言ってるそばから」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/10/13(土) 06:57:45.60 ID:jskwfAbAO
まーたまた原村さん、まんざらでもないくせに
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 07:15:51.56 ID:UZnB+h9DO
咲「何したら、よく眠れるかな?」

和「さ、さあ? とりあえずこの腰周りに張りついた手をのけないことには・・」

咲「いや?」


和「い、いやとかじゃなくて」

咲「・・・じゃあ、私、もう知らないよ?」

ギュっ

和「あっ・・・、やめて、咲さん・・・わ、わかりましたホラー見ますから! 」

パッ

咲「え? ホント!」

和「は・・・い」

和(・・咲さん、先日、トイレで私の腰をくだけさせたのをわすれているのでしょうか・・・)ドキドキ


咲「でも・・・せっかくなら、実際にそういうスポットに行ってみたい・・・だめ?」

和「ひっ・・」

咲「あ、怖い顔になった・・じゃ、やっぱり和ちゃんで解消するしか・・・」


和「い、いえ! 行きましょうか?! 心霊スポットとかそんなオカルトありえませんし」ガクガク


咲(・・・可愛いなあ)
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 07:28:31.36 ID:UZnB+h9DO
咲「私ね、やっぱりまずは神社とかお寺だとかかなって思うんだ」

和「は・・・はい」

咲「そうと決まれば早く行かないと! 今、0時前だからね」チラ


和「は・・・・・・い」ビク


咲(なんだかビクビクしてる)


咲「懐中電灯あるかな?」
スクッ

和「玄関にありますので、あ、咲さん待って・・」

咲「え?」

パサッ


和「そんな格好じゃ風邪をひいてしまいますよ? 少し冷え込んできましたから、上着着ていってください」

咲「あはは、そうだね。ありがとう」ニコ


和(この純粋な笑顔に騙される・・・・)ドキッ

10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 07:40:52.68 ID:UZnB+h9DO
咲「和ちゃんも、その寝間着の上に前側が隠れる服着ていってね」

和「ええ、そうですね」

咲(気付いてるのかな? 興奮素材の半分はそのお洒落な胸の穴ってことに)

ジッ

和「咲さん?」

咲「うんん、準備できたね、さあ行こうか」

クイッ

和「あ、あのぉ」

咲「うん?」

和「エトペン持っていってもいいですか・・・?」プルプル

咲「・・・和ちゃん、そんなの私に聞かなくていいのに」

和「あ、じゃあ・・!」

パア

咲「でも、邪魔になるから置いてこ」

スポッ、ポイッ。

和「えとぺええええん!」
咲「私の手ずっと握ってたらいいよ」

ズルズル

和「ううっ・・・えどべんんんん」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 07:58:13.31 ID:UZnB+h9DO
外に出て、まずは近所の神社を目指す。

咲「そこまでひっつかれたら歩きにくいよ」

和「ひ、ひっつきたくてしてるんじゃないんです・・・」

咲「この土手沿いだと、神社は五分で着いちゃうね」
和「ええ、一刻も早く終わらせましょう。そして帰りましょう」

咲「何か起こるまでは帰れないよ」

ごそごそ

和「咲さん!? そんなオカルトもが」

バッ

咲「もうそれ禁止だよ? 幽霊さんたちが逃げちゃうかもしれないからね」

和 「う、はい・・・」

咲「うん、よろしい。じゃあ、あっちの方行こうか」

和「え、遠回りになりますよ?」

咲「だからだよ。それに、お墓の中を突っ切る形になるからね」ニコッ

和「」ピタッ

咲「さあ、行こう?」

テクテク

和「ひぁっ・・おいてかないでください!」


12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 08:12:02.61 ID:UZnB+h9DO
テクテク

和(これなら)

咲「お墓とうちゃーく」


和(家でノ○イとか言うのを見た方が良かったかもしれません。でも、あれ血みどろのお面が・・)ブル

パキッ

和「きゃあ!」

ダキッ

咲「大丈夫、小枝を踏んだ音だよ」

和「ふ、ふぅ」

ザクザク

―――サワサワ

咲「木々の擦れ合う音が、泣いてるみたいに聞こえるね」

和「い、いえ、ごまを磨っているように聞こえます」
咲「あ、猫の声」

和「はい・・・」

咲「まるで、赤ん坊みたい」

和「咲さん!? ほんとに、ほんとに怖いんです! 分からないかもしれないですけど!」

咲「あ、明かりが」

和「ひゃあっ」ギュゥ

咲「苦しいよ和ちゃん。あれは、懐中電灯かな」

和「・・・ほっ」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 08:31:52.88 ID:UZnB+h9DO
咲「あっ」

カチッ

和「ちょ、なんで懐中電灯を消したんですか!」ギュゥ

咲「しっ」

和「な、なんですか」

咲「いる」

和「え、え、あ・・・」

クルッ

ガシッ

和「う・・離して咲さん・・・・い、いるって、な、何がいるんですか・・」

咲「え? 人だよ、人」

和「あ、人ですか」ドギマギ

咲「うん、でもあれ・・・してる」

和「はい?」

微かに水音が聞こえた。

咲「・・・あれ、京ちゃんと優希ちゃんだ」

和「お二人がなんでこんなところに、というか咲さん目良すぎです」

咲「和ちゃん、こっち側に来たら分かるよ」

ヨジリヨジリ

和「・・・あ」カアッ

咲「私も初めて見るよ・・すごい、京ちゃん獣みたい」ボソボソ

和「口に出さないでください!」ボソボソ

咲「優希ちゃん小柄だから、小学生を後ろからしちゃってるように見えるよ・・・」

和「咲さん! バックから突っ込むだなんて!」

咲(そうは、言ってないけどね)

咲(う、でもさっき我慢したから、またムラムラしてきた)
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 08:46:39.97 ID:UZnB+h9DO
和「うう・・」モジモジ

咲「和ちゃん」チラッ

和「な、なんでしょう」

咲「この前、私が体育で怪我しちゃって保健室にお見舞いに来てくれたね」

和「え、ええ」

咲「あの時さ、和ちゃんが心配そうに駆け付けてくれて、本当に嬉しくて、だから思わず泣いちゃったんだ」

和「あれは、そういうことだったんですか」

咲「でもね、申し訳ないなって思ったの。私のせいで悲しませちゃったらって」
和「咲さん・・・」

咲「だから、つい、和ちゃんをベッドの中に引き入れて求めちゃったんだ」

和「・・・」キュン

和(はっ・・・何こんな場所でときめいているんですか! これは咲さんの策略に違いないです・・・)

咲「あの日は、乱暴に扱ってごめんね。でも、今夜は優しくするから」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 09:02:41.77 ID:UZnB+h9DO
和「さ、咲さん?」

咲「さっきからずっと和ちゃんの悲鳴ばかり聞いてるせいかな、私、もう濡れちゃってるみたい」

ギュッ

チュッ

和「っん・・!」

咲「やっぱり下にもジャージか何かはかせるべきだったよ」




すいません、眠くて。続きは夜に。
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/13(土) 15:54:00.67 ID:hUzoltSno
すばらっ!
今夜楽しみにしてるわ
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 16:25:10.06 ID:3vDSfgDDO
咲和いいよいいよ!
早く夜になってくれ
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 22:53:32.13 ID:UZnB+h9DO
和「さ、叫びますよ?」

咲「京ちゃんたちの邪魔できる?」

和「こんなムードで襲われる私の気持ちも察してください!」

咲「だって、だって・・・そこにいたら抱き締めたいし、触りたいし、和ちゃんに甘えたくなるんだもん・・・そんなに嫌がらないで・・泣きたくなるよぉ」

和(目を見たら負ける・・・)

咲「こっち向いて?」

はむッ

和「っ・・みみぃっ」ゾク
咲「おいしい・・・」

モムモム

和「ん、あっ・・・」

和は、わずかに目蓋を開く。

和「ひぃぃぃ!」ビクゥ!?

ドンドン!

咲「チュパッ・・・離さない」

和「あ・・あ・・・い、い」

咲「もう、イッちゃうの?」

和「」ブンブン

咲「?」

和「そ、そんな・・・ありえません・・」

アトズサリ

咲「もう、和ちゃん、どうしたの?」

和「咲さん・・・頭、重くないですか・・・」

咲「え? 特には」

和「だって・・・鬼みたいなのが・・・」クラッ

ガクッ、ズシャ

咲「だ、大丈夫?」

和「や、来ないで!! お願い来ないで!」

咲「の、和ちゃん?」ズキッ
和「刀・・・刀を抜いてます?! 咲さん止めてください!」ガクガク

咲「私じゃないよ! なに、何が見えてるの!?」

和「や?!、刀で服を切られ・・・」

ファサッ

咲「あ・・・うそ胸がぽろりしたよ! エロい・・・」ゴク

和「み、見てないで止めてください!?」ガクガク

咲「そんなこと言われても・・・こんなおいしい展開なのに」


和「い、や・・・」ポロポロ
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 23:26:16.92 ID:UZnB+h9DO
咲「の、和ちゃんがほぼ半裸で泣き叫んでるなんて・・・いい!」

和「え?」

咲「幽霊さん、もっと下の方もおねがぐは?!」

ドシャ

咲「・・・」チーン

和「ゆ、ゆーき?」

ザッ

優希「天が地が、我を呼ぶ! この世の穢れに宿りし異怪の魂達に制裁を!」

和「・・・」ボーゼン

鬼「ごぎゃ? ごぎゃぎゃ!」

和「しゃべりました!? しゃべりましたよ!?」

優希「のどちゃんがエロくてついやっちまった、と言ってるじぇ。特に太ももが最高だって」

和「ど、どうして・・・」
優希「たぶん咲ちゃんの意識がないから本体が完全に現世に現われたんだじょ!」

和「意味が、意味がわからない!? 優希、突っ込みたいことがたくさんありすぎますが、あれを、どうにかできるんですか?!」

優希「お任せあれだじょ! 行け、京太郎!」

京太郎「がってんでい!」
和「ええ?! ちょ、ゆーき?!」

優希「大丈夫だじょ! 京太郎は鍛え方が違うじぇ!」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/13(土) 23:47:50.59 ID:UZnB+h9DO
和「そういう問題ですか!?」

京太郎「秘技!! 狸寝入り!」

ゴロン

鬼「ぐが?」

ツンツン

和「・・・」

優希「油断したな! これでもくらえ! 悪霊退散!」

バサッ

和「お、お札?」

鬼「ぐぎゃぎゃ」

ピンッ

ポトツ

和「だ、だめじゃないですか!? 指で弾き返されちゃいましたよ?!」

優希「一年前に買ったからな! 湿気てたのかも」

咲「う・・・ん」

鬼「ぐがが、ぐが」

和「さ、咲さん!」

咲「へ?」

ムクリ

咲「や、あ、な、にこの刀?」

カチャ

ブンッ

スパッ

和「やああああ! 咲さん止めて!!」

ハラハラ

優希「おお、見事にパンツを残して切られているじょ」

咲「うそ・・・私の妄想してた和ちゃんが目の前に」
優希「なるほど、やっぱり! その鬼は咲ちゃんの煩悩で作り出されたもの! つまり、咲ちゃん自身なんだじょ!」

和「さ、咲さん!」

咲「そんな・・・照れるよぉ」

和「誉めてません!」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/14(日) 00:24:30.13 ID:yb48I5eTo
照れるなw
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/10/14(日) 00:47:49.87 ID:bXjmRF2H0
携帯の充電器消えたので、急遽PCで打ってます。すいません。



咲「こ、これがさっき和ちゃんが言ってた、鬼さんだね・・・!」

優希「京太郎が使えなくなった今、打つ手はもうないじょ・・・」

和「はやすぎます!」

咲「あ、あれ・・・また、体が勝手に!?」

すっ

優希「おお、咲ちゃんが上段の構えをとっているじょ!」

和「関心してないで止めてください!」

咲「わ、わ、わ・・・だめえ!?」

ブンっ 

優希「おお、刀の軌道がずれて・・・うひょおお!?」

ハラリ

和「ゆ、ゆーき!? 大丈夫ですか!?」

咲「お、鬼さん止めて!? 私、ペチャパイには興味ないんだよ・・・・!」

和「咲さん?!」

優希「さすが、咲ちゃんだじぇ。やはり・・・・式神は咲ちゃんだったのか。京太郎とまぐわってたかいがあったじぇ」

和「し、式神?」

優希「式神とは使役される鬼のことだじょ・・・。今、完全に咲ちゃんは自分の意思で刀の軌道を変えた・・・ということ・・・・式神の巫女は和ちゃん!?」

和「何、漫画みたいなこと言ってるんです?! わかるように説明してください!」

優希「後で、説明するじょ・・・こうなったら話は早いじぇ! おい、京太郎! いつまで寝てるんだじょ!」

京太郎「い、いやだって、俺そういう力ねえしさ・・・・」ビクビク

優希「つべこべ言わず、咲ちゃんと鬼を融合させる儀式に移るじょ!」

和「融合って、何を言ってるんですか!?」

優希「のどちゃんよく聞くじょ・・・、これから二人には天照を倒す旅に出なければならないんだじょ・・・。それが、式神と式神の巫女の宿命」

咲「ゆ、ゆーきちゃん・・・?」

和「理解が及ばないのですが・・・・」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/10/14(日) 01:14:03.94 ID:bXjmRF2H0
優希「二人はそこから動かないでいいじょ!」

ダダダッ!

カキカキ

咲「・・・円?」

京太郎「ちっ・・・、これで咲と和じゃなかったらあとでひどいからな!」

カキカキ

優希「お前は私の言うことを聞いていればいいんだじょ! 変態プレイで喜んでたくせに!」

京太郎「喜んでたよ! 野外最高でしたよ、ええ、はい! でも、召喚の儀式に破瓜の血の香とかもうホント勘弁してくださいマジで」

優希「これも、昨今の麻雀界のオカルト現象をなくすためだじょ。のどちゃんは、一般人の希望の星だじぇ!」

和「・・・落書きが光ってる・・・」

咲「うッ! 頭が割れそうだ・・・・よっ」ガクッ

和「さ、咲さん・・・!」

優希「のどちゃん、今、咲ちゃんに近づいちゃだめだじょ!」

咲「・・・ぐ・・・・ッ・・・・」フラッ

カチャ

ヒュン

スパッ

ハラリ

和「い、いやああああ?! し、下着がやああ!?」

京太郎「・・・・言い切れ味じゃねえぐはっ?!」

優希「見んな! おたんこなす!」

咲「・・・や、やだよ・・・こんなの」フラリ

和「さっ、咲さん・・・?」

咲「私、私は! 和ちゃんに無理やりするの好きだよ! でも、やっぱり、やっぱりね・・・・」

ググっ

ざくっ

優希「刀が・・・地面に刺さった・・・今だじょ! 京太郎、祝詞を!」

京太郎「おう! 我、導くは現の身に、汝、式を宿し異敵天照を打つべく交わらん!」

ゴッ!

和「地面が・・・・光って・・・・風?」

咲「・・・・優しく抱き寄せるのが何より幸せだって、思うよ!」

光が、その辺り一体を包み込んだ――――。









24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/10/14(日) 01:29:44.48 ID:bXjmRF2H0

次の日 朝


チュンチュン―――


咲「ッ・・・・頭痛い・・・」ズキッ

キョロキョロ

咲「ここ、和ちゃんの部屋だ・・・・あれ、私たち確か神社に行こうとして・・・」

和「ん・・・・」

ゴソゴソ

咲「全裸の和ちゃん・・・・」ゴクリ

サワッ

咲「は! じゃなくて・・・夢じゃなかったんだ」

和「さ、きさん・・・・?」

ムク

咲「あ、おはよう」

和「おはようございます」

グシグシ

タユンタユン

咲「・・・・」ジッ

和「何を見て・・・・は?!」

咲「・・・触っていいかな?」

和「い、い、い、いやああああああああ!?」

その後、咲の頬に赤い花が咲いた。





という感じで、なんだかよくわからないうちに全国編に突入ですが、面白いかどうか
わからんのですが続き見たい方とかいますか?
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/14(日) 01:46:37.78 ID:ZMLXNrTDO
鬼とか儀式とか正直よくわんなかった。と言うか必要だったのか。
咲和がイチャイチャしてくれるのを期待してる
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2012/10/14(日) 01:47:01.49 ID:UXdeqsRK0
一途に変態な咲が面白いので続けてください
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/10/14(日) 01:57:45.47 ID:bXjmRF2H0
>>25、26
ありがとうございます。
ご意見を参考に、この設定のまま、イチャイチャ度を増やしていきます。
超展開お許し下さい。
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/10/14(日) 02:25:20.49 ID:bXjmRF2H0
学校

咲「・・・」

テクテク

女生徒A「でね、そこのケーキ屋さんのタルトにね」

咲(・・・B)

女生徒B「あ、知ってる知ってる! 梅塩キャラメル味出たんでしょ?」

咲(・・・A)

和「あ、咲さん」

咲(測定不能)ヌフ

咲「・・・・え? あ、和ちゃん」

和「どうしたんですか、なんだかいつもより笑い方気持ち悪いですよ」

咲「和ちゃんに会うといっつも嬉しいんだ。それでかな」

和「そ、そうですか・・・」カア

咲「照れてる?」

和「・・・別に」

咲「拗ねた?」

和「・・・拗ねてませんけど、でも」

咲「でも?」

和「昨日のこと思い出してしまって・・・」

咲「昨日はごめんね、全裸に剥いちゃって」

和「こ、こんな所で言わないでください!」

咲「あ、ごめんごめん」

和「違いますよ。鬼とか、巫女とかってそんなオカルト話のことです」

咲「和ちゃんは信じたの?」

和「・・・信条を砕かれた気分です」

咲「・・・私は面白そうだなって思ったかな」

和「私は・・・咲さんが痛がったり、悲しんだりするのは見たくないです・・・」

ギュウッ

咲「和ちゃん・・・」ドキッ

和「何かを倒すとかって、ゆーきが言ってましたけど・・・咲さんをそんな危険な目に合わせたくないです」

咲「・・・」

咲は和を抱き寄せる。

和「さ、咲さん・・・周りの人が見て」

咲「何があってもね・・・」

和「・・・え」

咲「和ちゃんがいれば私は強くなれる。前に進んでいける、そんな気がするよ」

和「・・・咲さん」

咲「ずっと、包んでいてね・・・」

和「はい・・・」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/10/14(日) 02:37:08.30 ID:bXjmRF2H0

咲(天照を倒すって言ってたけど・・・天照大神のこと、だよね? 神様を倒す?)

咲(確か、女の人だったよね・・・歴史の教科書では・・・)

咲「Cカップくらいあったかな」ポロ

和「咲さん・・・?」

咲「あ」

和「誰のことですか?」

咲「えと、私の胸のことで」

和「嘘・・・咲さんのは明らかにAです」

咲「これでも、和ちゃんに吸われたり、揉まれたおかげで大きくなったんだけどなあ」

和「シャラップ!」
 
咲「てへ・・・」

ったった!

和「あ、逃げないでください!」

咲「えー、和ちゃんまた怒るでしょ?」

和「怒りますよ。怒らずいられますか・・・ッ」

咲「和ちゃんは笑ったほうが絶対可愛いのにねえ」

和「誰が怒らせてると思ってるんですか・・・」

咲「鬼さんこちら、手のなる方へ」

和「言いましたね? 行っちゃいますよ?」

ったった!

咲「えへへッ・・・」


30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/10/14(日) 02:49:26.88 ID:bXjmRF2H0
屋上

優希「・・・のどちゃんが咲ちゃんを好きにならなければ、姉妹が戦うこともなかったんだじぇ・・・」

京太郎「なあ、咲も天照側の人間じゃないのか? 明らかに俺たちと違う人種じゃんか」

優希「そう・・・だから最後には、長野の地、天の岩戸に封印することになるんだじょ・・・」

京太郎「和に知らせなくていいのかよ」

優希「知ったところでどうしようもないじぇ・・・・それに、もう天江衣や鹿児島のお姫ちゃんも動き出してるじょ・・・」

京太郎「・・・あのデカパイ姫か・・・」

優希「・・・・」

ゴスッ!

京太郎「ゲホオッ!?」





31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/10/14(日) 03:19:12.24 ID:bXjmRF2H0
優希「無駄口叩く暇があったら、須佐之男の召喚でもしてこい!」

京太郎「ごほごほッ・・つーか、お前だって夜にしか力が使えないのどうにしかしてくださる?」

優希「それはご先祖様に言うんだじぇ!」

キーンコーン
カーンコーン

京太郎「やべッ」

ダダダダ!

優希「お昼休み終わっちゃたじょ・・・」

ダダダダ!

京太郎「そういや、天江衣の巫女は誰かわかったのか?」

優希「・・・龍門渕透華だじょ・・・」

京太郎「あの人? でも、どうやって・・・咲みたいにエロパワーで?」

優希「咲ちゃんは別にそれだけじゃないじょ・・・龍門渕の人は・・・たぶん、母性みたいなもんだと思うじょ・・・・」

京太郎「はあ?」

優希「世の中、綺麗なものもあるんだじょ・・・おまえと違ってな」

京太郎「俺は汚いってか・・・」

優希「天江衣が昼間に襲ってこないことを祈るじぇ」

京太郎「・・・・その時はどうなるんだ」

優希「・・・・咲ちゃんには鹿児島に行ってもらわないと行けないじょ・・・」

京太郎「お前に勝てるのか?」

優希「さあ・・・どういうわけか相手も夜の方が本領発揮するみたいだし・・・相打ちするかもな」

32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/10/14(日) 03:21:34.33 ID:bXjmRF2H0
寝ます。また今日の夜に
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(田舎おでん) [sage]:2012/10/14(日) 03:49:00.66 ID:bgqr1eeN0
おつー
なんだか急展開だが、すばら!
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/15(月) 01:17:13.60 ID:BgqnZgXDO
龍門渕家


衣「とーか? 本当に行くの?」

透華「ええ、あなたのその肩にいるツキモノに、今のところ危険性はないとは思います。しかし、それでも外部から教われる可能性があるならば行かねばなりませんわ」

衣「ツキモノじゃない!ネコタだ!」

透華「いくら猫に似てるからといってさすがにそのネーミングはどうかと・・・」

衣「でも、本当に信じてるのネコタの話?」

透華「完全には・・・」

衣「衣は咲や和が、衣のこと襲ったりしないって信じてるよ」

透華「私だって信じてますわ・・でも、敵はそれだけじゃないようですし・・ネコタの力もよくわかっていません」

衣「心配するな! もしもの時は衣が透華を守ってやるから!」

透華「・・・ぷっ」

衣「あ、笑ったな? 本当だぞ?」

透華「それより、清澄に行く準備はできまして?」

衣「おやつ持っていくからちょっと待って!」

透華「はいはい」

透華(・・・何もありませんわよね)

透華(他の人には見えないみたいですし・・・相談もしたいですわね)
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/15(月) 01:29:39.87 ID:BgqnZgXDO
透華(まさかこんな形で再会することになるなんて)
衣「とーかー、準備できたよー」

トテトテ

リュックにお菓子ずっしり
ポロッ

衣「あ、グミが落ちた」

ヨイショ

透華「・・・衣」

衣「なあに?」

透華「あなた最近太りましたわよ」ニコ

衣「な、透華のバカ! 衣は太ってなんかないぞ!」
透華「・・・というか、虫歯になるからそのリュックごと置いていきなさいな」
クイクイ

衣「だ、だめなのか・・・? 咲たちにあげようと思ったんだが・・・」

透華「はあ・・・まあいいですわ」

衣「うわーい!」

透華「遠足に行くんじゃありませんでしてよ!?」
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