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【本気で】男「カミサマ!?」神「うん」【SS】 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆EXhPSTRctc [sage]:2012/10/13(土) 23:06:09.41 ID:wRZNJXOAO
男「カ、カミサマって、あの神様ですか?」

神「その神様だよ」

男「ど、どこからいらっしゃったんですか?」

神「君のアタマの中から」

男「い、いつですか?」

神「一万年と二千年前かな」

男「な、なんで神様がわざわざボクの部屋なんかに?」

神「男君を迎えにきたの。早く支度して」ニコッ

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諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
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二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

2 : ◆EXhPSTRctc [sage]:2012/10/13(土) 23:08:19.74 ID:wRZNJXOAO
男「さっきから全く意味が――」

神「全部冗談よ」クスッ

男「えっ?」キョトン

神「"男君を迎えに来た"ってのはある意味本当なんだけどね」

男「そ、そうですか……」

神「私だって一応神様だもん、役目があるの」

男「でもボクには――」

神「ただの小学生くらいの女の子にしか見えない? それとも小学生にしては大きすぎるこの胸が気になる?」タユンタユン

男「そ、そんなこと!」

神「揉んでみる?」モミモミ

男「」

神「だから冗談だってば」クスッ

男「か、からかわないでくださいよ……///」
3 : ◆EXhPSTRctc [sage]:2012/10/13(土) 23:10:57.93 ID:wRZNJXOAO
男「そういえばさっき、ボクを“迎えに来た”とか言ってましたよね」

神「迎えに来たっていうより、導きに来たっていうのが正しいかな」

男「な、なんの神様なんですか?」

神「死神だよ」ニコッ

男「し、死神!?」

神「怖がらないで良いよ。別に取って食べたりはしないから」クスッ
4 : ◆EXhPSTRctc [sage]:2012/10/13(土) 23:11:45.08 ID:wRZNJXOAO
神「簡単に事情を説明するね」

男「お、おねがいします」

神「君たち人間には『寿命』というものがあるの」

神「この『寿命』の長さは人それぞれなんだけど」

神「生まれたときには既に決められているの」

神「そしてその『寿命』が残り少なくなった人の所には」

神「私のような死神が『寿命』を告げにやって来る、というわけ」

神「難しかった?」
5 : ◆EXhPSTRctc [sage]:2012/10/13(土) 23:13:41.22 ID:wRZNJXOAO
男「いえ、ダイジョウブですが……イマイチ――」

神「信じられないかな?」

男「は、はい(だってそれがホントだったら……ボクは)」

神「それじゃあ、訊きたいこととかある?」

男「……ボクの『寿命』は後どれくらいなんですか」

神「1週間よ」

男「えっ?」

神「あと7日間しかないの」

男「7日間……?」

神「うん……」

男「えぇぇぇえ!?」ガガガガーン
6 : ◆EXhPSTRctc [sage]:2012/10/13(土) 23:15:14.28 ID:wRZNJXOAO
〜翌朝・通学路〜

男「ハァ……」トボトボ

男(昨日はさんざんだったなぁ……)

男(母さんには“夜中に大声出すな!!”って怒られるし)

男(神様は“おやすみ!”とか言って急にいなくなっちゃうし)

男(寝ようにも全く寝付けなかったし)

男(1週間……)

男(なんか実感わかないなぁ……)
7 : ◆EXhPSTRctc [sage]:2012/10/13(土) 23:16:09.77 ID:wRZNJXOAO
友「男! おはよう!」

男「おはよう……」

友「うわっ、お前顔色悪いぞ! なんかあったのか?」

男(あのことは黙ってた方がいいかな……)

男「ただの寝不足だよ」

友「珍しいな、お前が夜更かしだなんて」

男「ちょっと調べものしててね」

友「ふーん……? 程々にしとけよ?」

男「善処するよ」

友「じゃ、また後でな!」

男「またね」
8 : ◆EXhPSTRctc [sage]:2012/10/13(土) 23:17:57.74 ID:wRZNJXOAO
男(それにしても、これからどうすればいいかなぁ)

男(こんなこと誰にも相談できないし)

男(神様は昨日の夜から全然出てきてくれないし)

神「おはよう!」

男「っ!? 急に目の前に出てこないで下さい! ビックリするじゃないですか!」

神「ゴメンゴメン」

男「今まで何してたんですか? 今朝起きてすぐに神様のこと呼んだのに……」

神「え、呼んだの?」

男「呼びましたよ……何回も」

神「ビリーズブートキャンプしてたんだ」キリッ

男「朝っぱらから何やってるんですか……」

神「ゴメン、本当は寝てたんだ」テヘッ

男「いいですよ、なんとなく分かってましたから」
9 : ◆EXhPSTRctc [sage]:2012/10/13(土) 23:19:51.10 ID:wRZNJXOAO
男「あ、言い忘れてましたけど」

神「どうしたの?」

男「今は周りに誰もいないから良いですけど、学校ではあまり話しかけてこないで下さいね?」

神「大丈夫だよ、私テレパシー使えるから」

男「え? ホントですか!?」ワクワク

神「ゴメン、嘘」

男「……」ムスッ

神「ゴメンゴメン、スネないで」クスッ
10 : ◆EXhPSTRctc [sage]:2012/10/13(土) 23:22:22.79 ID:wRZNJXOAO
〜教室〜

男「おはよう……」ガラガラ

幼馴染(以下、幼)「あ、男おはよー! あら、アンタどうしたのその顔?」

男「寝不足」

幼「ふーん……寝不足ねぇ……?」ジーッ

男「ど、どうしたの?」

幼「……自家発電?」ニヤニヤ

男「そ、そんなわけないでしょ!?」

幼「冗談だってば」ニヤニヤ

男「もう! 幼までからかわないでよ!」プンスカ

幼「“幼まで”? 何かあったの?」

男(し、しまった!)

神(男君……天然?)
11 : ◆EXhPSTRctc [sage]:2012/10/13(土) 23:24:23.13 ID:wRZNJXOAO
男「き、気にしないでよ」

幼「誰かに何かされたんだったらアタシに言いなよ?」

神「この娘、男君の彼女? 可愛いね」クスッ

男「ほっといて下さい!」

神「ち、ちょっと!」

幼「ゴ、ゴメン……よけいなお世話だった?」

男「い、いや、今のは違うんだ!」

幼「いいよ、アタシに気を使わなくて」ニコッ

男「ホントに違うんだってば!」

幼「良いって良いって。また後でね」
12 : ◆EXhPSTRctc [sage]:2012/10/13(土) 23:29:27.29 ID:wRZNJXOAO
男「あぁぁぁ……」

神(男君やっぱ天然だ)


男「どうしよう……」

神「ゴメン、私のせいで」

男「神様のせいじゃないですよ」

神「でも良い娘だね? 幼ちゃん」

男「はい……後で謝らなきゃ……」

神「じゃあ、私はしばらく寝てるね」

男「えっ? また寝るんですか?」

神「これ以上、男君の邪魔したくないし。それに――」

神「まだまだ寝足りなくてさ……」テヘッ

男「そうですか……」

神「大丈夫だよ、寝てても君のそばに憑いてるから」

男「? どういう意味――」

先生「ほら、席に着けー」ガラガラ

神「じゃあお休み!」シュッ

男「あ、消えちゃった……」
13 : ◆EXhPSTRctc [sage]:2012/10/13(土) 23:31:17.19 ID:wRZNJXOAO
〜グラウンド〜

男「体育かぁ……」

友「男、頑張ろうな!」

男「なにを?」

友「おいおい……、今日からサッカーだって言われてただろ」

男「あ、そうだった……」

友「オレとお前が組めば絶対勝てる!」

男「友……」

友「なんだ自信ないのか?」

男「べつにそういうわけじゃ……」

友「男」

男「なに?」

友「……まだあの時のこと引きずってんのか?」

男「……その話はやめてよ」

友「もう良いだろ、あれは事故だったんだよ」

男「友は……友はそれでいいの?」

友「何度も言っただろ。気にしてないって」

男「でも――」

友「そんなことより今日のサッカー頑張ろうぜ! なっ?」

男「うん……」
14 : ◆EXhPSTRctc [sage]:2012/10/13(土) 23:35:03.47 ID:wRZNJXOAO
〜二年前〜

友『男! 幼を賭けて勝負しろ!』

男『ホントに今日やるの?』

友『今日じゃなきゃダメなんだ!』

男『なんでわざわざ幼の誕生日に……それに雨が降るって天気予報で――』

友『つべこべ言わずに勝負しろ!』

男『わ、分かったよ!』

友『負けた方は潔く幼を諦める。それで良いな?』

男『もちろん』

友『オレが一度でもお前を抜けたらオレの勝ち』

男『ボクがキミからボールを取ればボクの勝ち、だね?』

友『よし……雨が降る前に始めるぞ』

男『さぁ来い! 友!』







ザァー

友『ハァハァ……』ザッ

男『ぐっ……』ズシャッ

男(だいぶ地面がぬかるんできた……)

友『中々粘るな……男』

男『キミの方こそね……友』

友『そろそろ決着付けるぞ!』

男(クソッ……もう脚が……)フラフラッ

男『ハッ!? し、しまっ――』ズブッ

友『貰った!』ザッ

男『くそっ!』ズザァーッッ

友『っ!? うぁぁぁあっ!!』ドシャァッッ

男『友!?』

友『ぐ、うぅ……!!』ドクドク

男『そ、そんな……!』

男『き、救急車!』ザッザッザッザッ
15 : ◆EXhPSTRctc [sage]:2012/10/13(土) 23:39:59.90 ID:wRZNJXOAO
〜病室〜

男『友……ケガはダイジョウブ?』

友『平気平気! 高校入る頃までには治るってさ!』

男『スポーツ推薦は……どうなるの?』

友『スポ薦は……試験が受けられなくなったから無理だって』

男『そんな……』

友『気にすることないさ! スポ薦が無理なら一般入試受ければ良いだけだし』

男『でも――』

友『あ、そうだ! さっきの勝負だけどさ、引き分けで良いよな?』

男『ボクの負けだよ』

友『ダメだダメだ! この脚が治ったらまた――』

男『ボク、サッカー止めるから』

友『なっ……!?』

男『友、また明日ね』

友『おい!! ちょっと待てよ!』

男『……』

友『オマエはそれで良いのかよ!』

男『……』クルッ

友『男!』

男『……っ!!』タッタッタッタッ
16 : ◆EXhPSTRctc [sage]:2012/10/13(土) 23:42:44.74 ID:wRZNJXOAO
男(友……ボクはまだ自分が許せないよ……)

神「男君、おはよう!」シュッ

男「あ、おはようございます……」
神「どうしたの? 元気ないみたいだけど」

男「そうですか?」

神「気のせいなら別に良いんだけど」

男「いえ、ちょっと中学の頃のことを思い出しましてね……」

神「中学の頃? 何かあったの?」

男「まぁ、いろいろと……」

神「私に話してみて? これでも神様だから」

男「はい……二年前のことなんですけど――」
17 : ◆EXhPSTRctc [sage]:2012/10/13(土) 23:46:51.11 ID:wRZNJXOAO
神「事情はよくわかったわ……それでサッカーするのが嫌なのね?」

男「あまり気は進まないですね……授業とはいえ」

神「そう……そういうことなら――」

神「私が男君の変わりにサッカーしてあげよっか?」ダキッ

男「〇▼☆Å√♪※Σ!? な、なにしてるんですか!?(ムネがっ!! 背中にやわらかい感触がっ!!)」ジタバタ

神「暴れない暴れない」グイグイ

男「な、なにをするつもりですか!?」ムニィッ

神「私が男君の代わりにっ……!」グググッ

男「どういう意味ですか!?」ムニムニ

神「後……、少しっ……!」ググッ

神「それっ!」スポン
18 : ◆EXhPSTRctc [sage]:2012/10/13(土) 23:48:57.58 ID:wRZNJXOAO
男「っ!? 神様? どこに行ったんですか?(あぶなかった……いろんな意味で)」

神『私はここだよ』キィーン

男「ア、アタマの中から声が聞こえる……?」

神『男君のカラダの中に居るからね』キィーン

男「うぅ……なんかヘンなカンジ……」

神『男君は見てるだけで良いよ』

男「えっ? うわっ……!」グイッ
19 : ◆EXhPSTRctc [sage]:2012/10/13(土) 23:50:39.04 ID:wRZNJXOAO
男(カ、カラダが勝手に!?)

男(あれ? く、くちも動かない!!)

男(神)「ねぇ、友君!」スタスタ

友「ん? どうした?」

男(神)「絶対勝とうね!」

友「あ、ああ」

友(やけに元気いっぱいだな?)

男(神)「楽しみだなぁ!」クスッ

男(ノリノリですね神様……)

男(神)「友君、試合が始まったらすぐ私にパスを回してね」

友「分かった!」
20 : ◆EXhPSTRctc [sage]:2012/10/13(土) 23:53:15.26 ID:wRZNJXOAO
ピーッ

友「男っ!」パス!

男(神)「ありがとう!」トラップ!

男(神)「行っくよー!」ドリブル!

敵FW「なっ!?」

FW「マジか……!」

DF「あいつ、なんかいつもと違うぞ……!」

MF「一瞬で敵FW抜きやがった!」

友(やっぱすげぇ……!)

敵MF「そう簡単n「遅いよっ!」なっ……!?」

男(神)「この私を止められると思わないことね!!」スイスイッ

敵DF「サッカー部ナメんなぁ!」プレス!

男(神)「ナメてるのは君の方だよ!」マルセイユルーレット!

敵DF「バカな!?」

男(神)「友君っ!」パス!

友「よっしゃ!」ヘディング!

敵GK「くっ……!」
ピピーッ
21 : ◆EXhPSTRctc [sage]:2012/10/13(土) 23:55:50.00 ID:wRZNJXOAO
〜試合後〜

男(神)「フゥ……疲れたぁ」

男(神)「男君、体返すね」

男「ス、スゴかったです」

神「運動神経には自信あるからね」ニコニコ

友「男! 今日は大活躍だったな!」

男「たいしたことじゃないよ」

友「いやいや、凄かったぞ今日のお前のプレー! まるで昔のお前みたいだった!」

男「そうかな」

男(昔のボク……)

男(友……ボクは)

友「なぁ男」

男「なに?」

友「今日の放課後サッカー部の見学に来てくれないか?」

男「えっ? でもボクは――」

友「見てるだけで良いからさ。部活終わったら話したいこともあるし」

男「うん……そこまで言うなら」
22 : ◆EXhPSTRctc [sage]:2012/10/13(土) 23:56:38.15 ID:wRZNJXOAO
〜教室〜

友「――でさ、――だったんだよ!」

幼「へぇー! アタシも観たかったなぁ……」

男「あのさ、幼……」

幼「どうしたの?」

男「その……さっきはゴメンね」

幼「え? 良いよ良いよ別に気にしてないから」クスッ

男「ありがとう」ニコッ

幼(や、やっぱり男は可愛いな……///)
23 : ◆EXhPSTRctc [sage]:2012/10/14(日) 00:00:17.20 ID:8MyZSnGAO
〜自宅・男の部屋〜

男「疲れたぁ……」ドサッ

神「お疲れ様」

男「心残りがひとつなくなりました……」

神「友君とちゃんと話を出来たんだね」

男「神様のおかげです」

神「そんなことないよ」

男「ハァ……あと6日かぁ……」

神「うん……」

男「実は、思い残すことはあまり無いんです」

神「そうなの?」

男「サッカー止めてからはなにもしてこなかったですから……」

神「幼ちゃんのことは良いの?」

男「えっ!? ボ、ボクは別に――」

神「君の幼ちゃんへの態度でバレバレだってば」クスッ

男「あぅ……///」

神「好きなんでしょ? 幼ちゃんが」

男「は、はい……///」

神「明日デートにでも誘ってみたら?」
24 : ◆EXhPSTRctc [sage]:2012/10/14(日) 00:03:11.40 ID:8MyZSnGAO
男「えっ!? ム、ムリですよ!」

神「何で? このまま死んじゃって良いの?」

男「死ぬからこそです……イタズラに幼を傷つけたくないですから……」

神「ダメ。それじゃ私が来た意味が無いじゃない」

男「? 『寿命』を言いに来たんじゃないんですか?」

神「それだけだったらもうとっくに帰ってるよ」


男「あ、そうか」

神「君に心残りが無いよう導くのも私の役目なの」

男「でも――」

神「たまには男君もワガママ言わなきゃダメだよ」

男「じゃあ……で、電話してみます///」

神「ファイト!」
25 : ◆EXhPSTRctc [sage]:2012/10/14(日) 00:05:11.10 ID:8MyZSnGAO
とりあえずキリが良いとこまで投下したから
風呂入ってくる

上がったらすぐ投下再開するから
あまり期待しないで待ってて
26 : ◆EXhPSTRctc :2012/10/14(日) 00:17:46.21 ID:8MyZSnGAO
>>25と一応書いたものの

まさか……ひとりも読者居ないんじゃないだろうかorz

頼む! 誰か返事してくれ!!



……空しくなったところで
風呂入ってきます(泣)
27 : ◆EXhPSTRctc [saga]:2012/10/14(日) 00:51:27.60 ID:8MyZSnGAO
結局自分一人でなんかジタバタしてるだけだった

投下再開↓
28 : ◆EXhPSTRctc [saga]:2012/10/14(日) 00:56:44.93 ID:8MyZSnGAO
男「もしもし?」

幼『どうしたの? こんな時間に』

男「あ、あのさ……明日はなにか予定とかある?」

幼『予定? 特にないけど?』

男「じ、じゃあさ……その、二人でどこか行かない?」

幼『えっ? ど、どこかって?」

男「ど、どこでも良いけど」

幼『もしかして……デートに誘ってくれてる?』

男「う、うん……。ダメかな?」

幼『い、良いよ! じゃあ8時に駅前で待ち合わせね!』

男「うん」

幼『じゃあね!』プツッ

男「……や、やった! やりましたよ神様!」

神「良かったね!」

男「そうと決まれば今日はもう寝ます! 神様おやすみなさい!」

神「お、おやすみ」クスッ
29 : ◆EXhPSTRctc [saga]:2012/10/14(日) 00:58:21.89 ID:8MyZSnGAO
〜翌朝・駅前〜

男「こ、この服ヘンじゃないですよね?」

神「良く似合ってるよ」クスッ

幼「ゴメーン、待ったー?」タッタッタッ

男「ううん、さっき来たとこ」ニコッ

幼「それでさ、今日は行きたいとことかってある?」

男「特にないかな」

幼「アタシ行くとこ決めてたんだー」

男「へぇー、どこ?」

幼「それは着いてからのお楽しみ!」
30 : ◆EXhPSTRctc [saga]:2012/10/14(日) 01:02:56.07 ID:8MyZSnGAO
〜ファッションショップ〜

男「ここ、女物しか無いんだけど……」

幼「良いじゃん。服選び手伝ってよ」

男「別に良いけどさ……」

幼「よし! たくさん買うぞー!」ガシッ

男「あっ! ひ、引っ張らないでよ!」

神(中々良い感じじゃない)







幼「ジャジャーン!」シャッ

男(カ、カワイイ……///)

幼「どう? 似合ってる?」

男「スゴく似合ってるよ!」

幼「えへへー、じゃあこれにしよっかなっ!」

男「他の服も着てみたら?」

幼「うーん……そうしよっと!」

男「楽しそうだね」

幼「お、男とのデートだからよ///」

男「そ、そうなの///」

神(もうラブラブじゃない、なんか見てて微笑ましいなぁ)
31 : ◆EXhPSTRctc [saga]:2012/10/14(日) 01:06:50.81 ID:8MyZSnGAO
幼「わぁ! これも可愛い!」

男「へぇー、さっきのも良いけどこれも良いね」

幼「そうだ! 今度は男が着てみたら?」

男「ボ、ボクが!?」

幼「フッフッフー。実は化粧道具もカツラもバッチリ持ってきてたのだー」スッ

男「さ、最初からそのつもりだったな!」

神(何か面白そうだね)

神「男君、カラダ借りるよ!」ダキッ

男「なっ!? ちょ、ちょっと神様!」ムニイッ

神「ヌッフッフー。今暴れたら幼ちゃんや他のお客様に変な目で見られるよ?」ギューッ

幼「さあ、ついてくるのだー」グイッ

男「は、離してよ!」スポン

幼「抵抗しない!」

男(神)「うん! さあ行こうか!」クスッ

男(ヒィィィイ!?)
32 : ◆EXhPSTRctc [saga]:2012/10/14(日) 01:09:11.09 ID:8MyZSnGAO
男の娘「うぅ……もうお婿に行けない……」シクシク

幼「か、可愛い! アンタ素質あるわ!」

男の娘「なんのですか……?」

神「男君、良く似合ってるよ!」クスッ

男の娘「うぅっ……不幸だぁ……」シクシク

幼「よし! このまま帰りましょ!」

男の娘「えぇー!? さすがにそんなのムリだよ!」

神「また乗り移られたいかな?」ニヤニヤ

男の娘「勘弁して下さい……」シクシク

店員「お会計25800円になりまーす(わっ! この娘スゴくカワイイ!)」

幼「アンタ払ってよ」

神「男君、払ってあげなよ」クスッ

男の娘「払うよ……払いますとも……」シクシク
33 : ◆EXhPSTRctc [saga]:2012/10/14(日) 01:12:27.88 ID:8MyZSnGAO
男の娘「バ、バレないかな?」ソワソワ

幼「大丈夫よ。女の子と全く見分けが付かないくらいだから」

神「男君、下手したら幼ちゃんよりも可愛いよ」ニヤニヤ

男の娘「うぅ……嬉しくない……」

チャラ男A「お、君たち可愛いね?」

チャラ男B「俺らとどっか行かねえ?」

神「早速ナンパされてるし」

幼「アタシ達これから行くとこあるから」

チャラ男A「そっちの彼女はどう?」

チャラ男B「俺らと来ねえ?」

男の娘「(裏声)ワ、ワタシはそういうのはチョット///」

チャラ男A「ちぇっ、行こうぜ」

チャラ男B「またダメかよ、これで断られるの4回目だぜ?」スタスタ

チャラ男A「諦めんな! どっかにきっと良い娘がいるはずだ!」スタスタ

男の娘「あ、あぶなかった……」
34 : ◆EXhPSTRctc [saga]:2012/10/14(日) 08:17:51.73 ID:8MyZSnGAO
幼「あ、アタシこれから用事があるからもう帰るね!」

男の娘「えっ? 今日は用事はないって――」

幼「細かいこと言わない! 今日はスッゴく楽しかった! またねー!」タッタッタッタッ

男の娘「あ、行っちゃった……」

〜自宅・男の部屋〜

神「良かったね? 家に誰も居なくて」

男「居たら帰ってきてないですよ……うちは共働きですから」

神「でも女装スゴく似合ってたよ?」ニヤニヤ

男「それ褒めてます?」

神「あの世に逝ったら私の部下にならない?」

男「なれるんですか?」

神「なれるなれる」

男「軽いですね」

神「いーっぱい可愛がってあげるから」クスッ

男「ホントにもう勘弁して下さいよ……」
35 : ◆EXhPSTRctc [saga]:2012/10/14(日) 08:19:45.21 ID:8MyZSnGAO
そうして5日後、ボクは交通事故に遭い、命を落とした。
現世に未練がなかったわけじゃないけど、なんだかんだで結構良い人生送れてたと思う。
葬式の日にはクラスのみんなやボクの家族、それから友や幼も、みんなボクのために泣いてくれた。
友は“いつかまたサッカーしような!”って言ってくれたし、
幼は“あの世でも女装してね……!”とか言いながら号泣してた。



……そして今、ボクは神様の下で部下として働いてる。
女装はしてないけど。
これから先、たくさんの人との出会いや色々な事件があるんだけど、それはまた別のお話ってことで――

〜続く〜
36 : ◆EXhPSTRctc [saga]:2012/10/14(日) 08:22:06.77 ID:8MyZSnGAO
ふぅ……やっとプロローグ終わった

続きは需要が出てくるまで書かない
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/14(日) 08:38:21.54 ID:E5n1gXBho
続きはよ
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/10/14(日) 13:44:00.39 ID:HrWimRuTo
はよはよ
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/14(日) 20:10:41.28 ID:tRcl1BhHo
続きはよ
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/16(火) 05:31:31.55 ID:CQJc8uFso
もう書かないでいいよ
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/10/17(水) 00:34:07.73 ID:Qwd+n2z5o
はよ
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(田舎おでん) [sage]:2012/10/17(水) 01:10:50.10 ID:JRawWg1co
プロローグだったのかよ
続きはよ
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/17(水) 08:26:30.70 ID:4VJ2Uf9IO
     ...| ̄ ̄ | < 続きはまだかね?
   /:::|  ___|       ∧∧    ∧∧
  /::::_|___|_    ( 。_。).  ( 。_。)
  ||:::::::( ・∀・)     /<▽>  /<▽>
  ||::/ <ヽ∞/>\   |::::::;;;;::/  |::::::;;;;::/
  ||::|   <ヽ/>.- |  |:と),__」   |:と),__」
_..||::|   o  o ...|_ξ|:::::::::|    .|::::::::|
\  \__(久)__/_\::::::|    |:::::::|
.||.i\        、__ノフ \|    |:::::::|
.||ヽ .i\ _ __ ____ __ _.\   |::::::|
.|| ゙ヽ i    ハ i ハ i ハ i ハ |  し'_つ
.||   ゙|i〜^~^〜^~^〜^~^〜
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/17(水) 15:58:45.62 ID:8UY63ZkIO
>>43のIOいつも同じAAで上から目線なんだよな
誰かに気づいて欲しいの?自己主張したいならコテつけろよ

肝心のSSは、ラノベの真似?気持ち悪い部分真似しちゃったね
しかもキャラがどこでなにしてるかわかりづらい、描写不足

面白いとは言えない
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/17(水) 16:05:50.19 ID:Q82UeTR0o
>>44
SSがつまらんことは否定しないが、その定番AAに文句付けるのは違うと思うぞ
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/17(水) 16:49:02.24 ID:8UY63ZkIO
>>45
何が違う?倫理的に?ww
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/17(水) 17:54:50.63 ID:Q82UeTR0o
>>46
あ、気付いてないならいいです^^;
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/17(水) 17:56:33.22 ID:8UY63ZkIO
>>47
うまく言えないからって逃げるなよ^^
49 : ◆EXhPSTRctc [saga]:2012/10/22(月) 16:37:47.82 ID:Zu1bo3nAO
ゴメソ
一週間ほど寝込んでた

続きは……もう書かなくて良いか
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/22(月) 17:53:51.01 ID:IgF8yOgCo
書きたくなかったら書かなくていい

というか、そのレスで読む気なくしたからどうでもいいがな
じゃあのノシ
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/22(月) 18:05:11.01 ID:gJwOgUpIO
みんなひきとめて!僕のSSを必要として!面白いって言って!アピールが凄いですね
52 : ◆EXhPSTRctc [saga]:2012/10/22(月) 18:52:59.30 ID:Zu1bo3nAO
>>52
>>51

気分を害したようですまない
潔く打ち切るよ
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/22(月) 23:39:14.95 ID:NRiU9Yflo
>>52
黙ってHTML依頼してきなさいよ
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