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男「化物が集まるこの家」 -
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1 :
◆PdlzBqh.jg
:2012/10/17(水) 00:12:29.35 ID:zxremfNW0
立ったら書く。
できる限り毎日数レス更新を心がけていきます。
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1350400349
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/
渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/
二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/
佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/
君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/
笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/
【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/
2 :
◆PdlzBqh.jg
:2012/10/17(水) 00:13:03.42 ID:zxremfNW0
男「ただいまー」
母「おかえりー」
吸血鬼「遅いぞ男!朝のオセロの続き!はよ!はよ!」
サキュバス「おかえり、疲れたでしょう?あたしにする?あたしにする?それともあ・た・し?」
ウンディーネ「お、おとこさん…おとこさんのへや、おひるねしてるあいだにびしょびしょにしちゃったみたいです・・・」
男「今日は三人か、少ない方だな」
3 :
◆PdlzBqh.jg
:2012/10/17(水) 00:14:01.62 ID:zxremfNW0
吸血鬼「男!オセロ!オセロ!」
こいつは吸血鬼。僕の家に集まる化物の中でも古参の中の古参で、一番最初に来た奴だ。
現代機器…ゲームとかパソコンとかだな。
ああいう物よりもオセロとか、将棋とか二人以上でやるボードゲームにハマってしまって以来ほぼ24時間僕の家に住み着いてる。
サキュバス「ねえ男〜。男のあっついのがほしいのぉ…」
これはサキュバス。年中発情期で、不定期に僕が学校から帰るタイミングで家に来る。
大体飽きるまで僕を誘って、僕が乗らないと見たら帰っていく。
前にふざけて頬にキスしたら顔を真っ赤にして帰ったから、多分口だけなんだと思う。
ウンディーネ「ごめんなさい…ごめんなさい…」
ウンディーネ。
吸血鬼と共に僕の家に住み着いてる幼女。
いつも持っている水瓶を寝るときに毎回こぼし、そのたびに僕の部屋はびしょぬれになってしまう。
幼女だから許す。
4 :
◆PdlzBqh.jg
:2012/10/17(水) 00:14:45.94 ID:zxremfNW0
男「はぁ、分かった分かった。一人一人相手してくからサキュバスとウンディーネは待ってろ」
サキュバス、ウンディーネ「「はーい」」
吸血鬼「男の番からだぞ!私は角を2個もとってるんだからなー♪」
男「ここ置いて…」パチンパチンパチンパチン
吸血鬼「あっ!盲点だった!待った!」
男「待ったなし、後がつっかえてるんだ、早くしてくれ」
吸血鬼「負けました…。なんで!?あんなところに置くなんて普通考えられない!」
男「コツがあるんだコツが。今度本買って来てやるから母さんが夕飯作り終わったら相手してもらえ」
5 :
◆PdlzBqh.jg
:2012/10/17(水) 00:15:29.15 ID:zxremfNW0
男「次はサキュバス、か」
サキュバス「ついに私とヤる気になったわけー?」
男「…お前毎回ヤるヤる言ってるけど他の奴とヤったことあるのか?」
サキュバス「ウッ」
男「処女なんだろ?」
サキュバス「ウッウッ」
男「処女は本当に好きな奴で捨てろよ、いくら淫魔だからって」
サキュバス「お、男の事が本当に…ごにょごにょ」
男「ん?」
サキュバス「なんでもない!!」
6 :
◆PdlzBqh.jg
:2012/10/17(水) 00:16:15.76 ID:zxremfNW0
サキュバス「なによ、男だってどうせ童貞でしょ!」
男「いや、違うけど?」
サキュバス「えっ」
男「つい前お前の母さんとヤったよ」
サキュバス「リ、リリス母さんと!?」
男「なーんて、うっそー」
サキュバス「〜〜〜!!!!」ポカポカ」
男「いたた」
7 :
◆PdlzBqh.jg
:2012/10/17(水) 00:17:15.73 ID:zxremfNW0
男「ウンディーネ」
ウンディーネ「はい…」
男「君は怒られると思っているね」
ウンディーネ「はい……」
男「僕が言いたいのはウンディーネが水をこぼしちゃったことじゃなくてね」
男「なんで毎回寝るときに隣に水瓶を置くのかな…そりゃ溢れるに決まってるじゃないか」
ウンディーネ「つ、つみをつぐなうためにできしします…」
男「いやいやそこまではしなくていいから!」
8 :
◆PdlzBqh.jg
:2012/10/17(水) 00:17:45.83 ID:zxremfNW0
男「そういうことじゃなくて、寝るときに水瓶を置かないでいただけると助かるかなって」
ウンディーネ「わたしからみずがめをとるということは、しをいみします。うっ、おもっ」どさり
男「いやいや今明らかに重くて水瓶置いたでしょ!後付け設定しないでよ!」
ウンディーネ「てへぺろ」
男「あざとい!でも幼女だから許しちゃう!」
9 :
◆PdlzBqh.jg
:2012/10/17(水) 00:18:12.45 ID:zxremfNW0
―――
――
―
男「ウンディーネと吸血鬼も寝て、サキュバスは照れて帰ったし、やっとゆっくりできるな」
男「えーっと、前対ウンディーネ用にサラマンダーから貰った体毛を置いてっと」
男「おおすげえ、一気に吸われてくな…」
母「おとこー、入るよー」
男「はーい」
10 :
◆PdlzBqh.jg
:2012/10/17(水) 00:18:57.00 ID:zxremfNW0
母「吸血鬼ちゃんのオセロの相手ずっとやらされて困っちゃったよ、全く。明日は男が相手してやってよね」
男「いいじゃん、母さんどうせ暇なんだし」
母「母さんはしっかりと主婦の仕事してますー。…いつからだろうねぇ、家にああやって人じゃないモノが来るようになったのは」
男「母さんも元々そういう力があって、昔は集まってたんだろ?」
母「うん、でもあんたを産んでから私に会いに来てくれる化物はいなくなってねぇ」
母「きっとアンタに力が全部宿ったんだろうね」
男「いらない力だよ、全く」
母「とかいって割と楽しんでるじゃない」
男「暇潰し程度にね」
11 :
◆PdlzBqh.jg
:2012/10/17(水) 00:19:33.79 ID:zxremfNW0
男「さて、俺はそろそろ寝るよ」
母「はいはい、お休み」
男「…吸血鬼ー、横入るぞー」
吸血鬼「ん…ぅぃ…」zzz
いつかこうやってこいつらと会えなくなるのかもしれない、と考えると少し寂しくなるな。
そんな事を思いながら僕は深い眠りについた。
明日はどんな化物が来るんだろう。
びちゃびちゃん。
意識が遠のく瞬間、隣で水瓶が倒れる音がした。
12 :
◆PdlzBqh.jg
:2012/10/17(水) 00:20:02.24 ID:zxremfNW0
今日の投下はこれで終わり。
1投下大体10〜レスほど。
13 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/17(水) 00:22:28.21 ID:lGYjQY3DO
面白そうだ。
期待
14 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)
[sage]:2012/10/17(水) 00:25:18.17 ID:aC+wURGAO
乙、これは期待する
15 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(中部地方)
[sage]:2012/10/17(水) 00:38:11.78 ID:EQfbmJLj0
乙
これはかなり期待
16 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)
[sage]:2012/10/17(水) 01:08:20.77 ID:0/oPgnmAO
きたいほしゅしえん
17 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛知県)
[sage]:2012/10/17(水) 02:11:27.30 ID:etiZ3/bfo
ふむ、これは期待
18 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/17(水) 09:03:51.56 ID:f45u82cIO
期待
19 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/17(水) 21:54:02.12 ID:PPEhxtL0o
期待
20 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)
[sage]:2012/10/17(水) 22:10:07.31 ID:E7rZfV32o
乙
21 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/18(木) 00:48:13.61 ID:9kaOfBrA0
投下開始します。
22 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/18(木) 00:48:39.60 ID:9kaOfBrA0
男「おはよう」
母「おはよー」
サラマンダー「押忍!男!先に朝食を頂いているぞ!」
鬼「母君の朝食はいつもうまいなぁ!火竜よ!」
サラマンダー「ああ!これをいつも食える男は幸せものだ!!」
男(朝からうるさい…。しかも部屋はびしょびしょだったし)
母「あ、さっきウンディーネちゃんがまた水瓶持って泣きながら出てったわよ」
男「やっぱりか…」
23 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/18(木) 00:50:57.32 ID:9kaOfBrA0
鬼「火竜!今日はなんのトレーニングをする!?」
サラマンダー「日暮れまで町内マラソンだ!頑張るぞ!」
こいつら熱血二人はサラマンダー(男)と鬼(女)。
二人共筋肉バカで、週2くらいで家に飯を食べに来る。で、大抵その後は筋トレしてるか……ああ、あいつらが飯食ってる所と筋トレしてるところ以外見たことないや。
鬼は前ナンパしてきた不良をぺちんと軽く叩いただけで気絶させてしまったし、サラマンダーは短期な上にキレると火吹くから手がつけられない。
どっちも僕の手には負えないやつだ。
24 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/18(木) 00:51:52.08 ID:9kaOfBrA0
男「鬼とサラマンダーはマラソン行ったし、今日は学校休みだし、部屋でゆっくりするかー。」
男「吸血鬼まだ寝てるのかよ…。俺も二度寝しようかな、よっと」バサリ
「キャッ」
男「!? ……って、鵺っ!ご、ごめん!(おっぱいに手が…)」
鵺「…すいません……いいんです……私が…勝手に布団にいたのが悪いんです…償って切腹します…」
男「なんでウチのネガティブ軍はこうやってすぐ死にたがるんだよ!…ったく、今回は僕が悪い…鵺もほら、布団ひいてやるからさ」
鵺「えっ……私のために布団を…?……私、そろそろ死期なんでしょうか」
男「いやいや…」
25 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/18(木) 00:52:25.52 ID:9kaOfBrA0
鵺「すぅ…すぅ…私…生きてていいの…?…すぅ…」
男「どんな寝言だ…」
この今すぐに自殺しそうなネガティブガールは鵺。
何かあるごとに自分を責めて死のうとする、落ち込み度で言ったらウンディーネを遙かに越す色々とヤバい奴。
こいつもサキュバスと一緒で不定期に来ては俺をネガティブトークで笑わせてくれる。
ちなみに、おっぱいが大きい。たぶん幸せが全部おっぱいにいってるんだと思う。
26 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/18(木) 00:53:00.18 ID:9kaOfBrA0
鬼・サラマンダー「ただいま!」
男「おかえりー…ってどうしたんだそんな血管浮かせて」
鬼「私の方が確実に息切れしていなかった。火竜ははぁはぁ言ってたろう」
サラマンダー「それは貴様だ阿呆!俺はあんなものじゃ汗一つかかんわ!貴様のような貧弱女だろう、息切れしてたのは!!」
鬼「なんだと!?やるのか?」
サラマンダー「受けて立つ!己の弱さを噛み締めよ!」バッ
バキバキッ ドーン! ブチッブチッ ボゴッ ボン!!
みるみるうちに家の玄関がボロボロの廃墟みたいに荒れ果てていく。
こいつらまじか。外でやってくれよ…
27 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/18(木) 00:54:14.82 ID:9kaOfBrA0
鬼「くそっ、中々しぶといな」
サラマンダー「ふん、貴様もな!続きは明日だ!腕を磨いて待っていろ!!」
鬼「お前こそな!」
母「男ー、吸血鬼ちゃんに風呂入れって言ってー……ってなにこれ!?」
男「鬼とサラマンダー。たぶん今度直しに来ると思う」
母「あらー…派手に暴れたわねー…」
普通はこれだけ家ボロボロにされてこんな普通に対応できないだろ…。
化物との付き合いが長いだけあるな…。
28 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/18(木) 00:54:47.51 ID:9kaOfBrA0
―――
――
―
男「ふう、やっと夜か。」
吸血鬼「男、風呂上がったぞ…ってなに独り言ぶつぶつ言ってるんだ?」
男「んー、まあちょっとこっちの事情っていうか」
吸血鬼「は?…よくわかんないけど、ほら早く風呂入ってこい!湯が冷めるぞ!」
男「はいはい、じゃあ行ってくるよ」
吸血鬼「ふふん、一緒に入ってやろうか?」
男「サキュバスみたいな事言ってんじゃねえ、ほらさっさと寝ろ」
29 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/18(木) 00:55:27.10 ID:9kaOfBrA0
男「ふぅ…」ちゃぽん
風呂に浸かりながら今日も変な意味で充実した一日だったなあ、と思った。
ウンディーネは夕飯時になったらちゃっかり帰ってきて、水瓶をしっかりとリビングに置いて寝させた。
…あ、玄関がまだぼろぼろのままだから明日鬼とサラマンダー呼んで直させよう。
さて、そろそろ上がるかと思ったら、洗面所から音が聞こえた。
鬼「おい…悪いと思い玄関直しに来たらお前の力が強すぎて更に壊れたぞ」
サラマンダー「何!?鬼のせいだろう!」
鬼「なんだ!?やるのか!?」
…かんべんしてくれ。
30 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/18(木) 00:56:45.63 ID:9kaOfBrA0
今日の投下終了。次回、次次回辺りまでは化物紹介となります。
そのため展開はやい!と思うかもしれませんが、ご了承ください。
それではまた次回。
31 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(京都府)
[sage]:2012/10/18(木) 00:58:19.29 ID:lYZ0XQ6to
乙
面白い。キャラ設定が好みだ
まだ増えるのか。何が来るんだろうかww
32 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/18(木) 02:44:57.05 ID:kql0uygpo
乙ー
面白いな。
33 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(不明なsoftbank)
[sage]:2012/10/18(木) 09:41:05.52 ID:aCQCut9Qo
乙面白い
34 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/18(木) 12:42:37.36 ID:GBJ/ICVIO
乙
35 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2012/10/18(木) 17:49:44.83 ID:Y/CwnJnAO
これは面白くなりそうな予感(`・ω・)
36 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/19(金) 00:04:06.13 ID:STRoPrA90
投下開始します。
今日で一応登場人物紹介は終わり…かな?
37 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/19(金) 00:05:01.64 ID:STRoPrA90
男「ふう、こんなもんか」
今日も昨日に引き続き休みのため、早起きして朝ごはんを作っていた。
…といっても、俺が毎日朝ごはんを作っているわけではない。
今日はとある「来客」があるのだ。
ガララッ。窓が開いた。やっと来たか。
?「フハハハハ!男よ!しっかりと朝食は用意したんだろうなぁ!!」
男「ああハーデス、しっかりとオムレツ作ってあるよ」
ハーデス「ご苦労!では早速…」モグモグ
ハーデス「美味!とても美味だ!男のオムレツはいつになってもうまいままだ!天才だな!」
38 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/19(金) 00:05:43.91 ID:STRoPrA90
男「いやいや、そんなことないって。母さんの方が料理はうまいよ」
ハーデス「む!?そうなのか!?」
この窓から入ってきた騒がしい男はハーデス。
皆様お知りの通り、冥界神の方のやつである。
多忙のため月の始めと終わりにしか来ない。最初に来たときに食べたオムレツの味が忘れられず、来る時間帯は大概早朝だ。
男「今度こんな明け方じゃなくてもう少し遅くにきて、母さんの朝食食ってみろよ」
ハーデス「むぅ…食いたいのは山々だが仕事があるからなぁ」
男「神様は大変だな」
39 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/19(金) 00:06:14.84 ID:STRoPrA90
ハーデス「あ、そういえば今日は男にプレゼントがあるんだったな」
男「ん?」
ハーデス「おーい、もってこい」ユビパチーン
ケルベロス「ハーデス様、お持ち致しました」シュバッ
男「おおう…相変わらずどこから現れたのか分からん…。
こいつはハーデスの忠実な部下、地獄の番犬でお馴染みケルベロス(♀)。
番犬とはいっても人間体だが。
吸血鬼曰く、全ての魔物は人間界に入るとき形状が人間へ近づくらしい。
その為、サラマンダーやケルベロスも人間体なのだ。
40 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/19(金) 00:06:58.80 ID:STRoPrA90
ハーデス「冥界恋守りだ。最初に触れた者に次に触れた者が24時間のみ惚れるというモノだ。」
男「それお守りじゃねえ…。…まあ使い道はないだろうがありがたく受け取っておくよ。」
ハーデス「あ、俺もケルベロスもしっかりと触るときは手袋していたから安心しろ、ほれ」
男「おう、ありがとう」
ハーデス「それじゃあそろそろ仕事の時間だ!さらば!」
男「気をつけて帰れよー」
41 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/19(金) 00:07:57.00 ID:STRoPrA90
男「さーてハーデスの迎いもしたから二度寝すっか」ガララッ
リリス「はーい、男っ」チュッ
男「――…ッもごごっ……」
リリス「来ちゃった☆」
男「来ちゃったじゃねえ!開口一番ディープキスとは何事だ!さすがの僕も驚きだ!」
…リリス。前も言ったと思うが、サキュバスの母親。
サキュバスの数倍はエロい…っていうか、妖艶、じゃないな。淫乱だ。
この前はそうだな…トイレに行ったら脚に「肉便器」と描いてM字開脚で座っていたときは一周回って呆れた。
行動の9割がエロという、エロの申し子みたいな奴だ。
42 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/19(金) 00:09:25.94 ID:STRoPrA90
男「何しに来た、サキュバスなら今日は来てないぞ」
リリス「好きな人に会いに来る、それに理由なんているかしら?」ドヤァ
男「ドヤ顔しなければ良い言葉だったのに…っていうか、お前、前に吸血鬼にもキスしてたじゃねえか。誰でもいいのに好きな人とか言うんじゃねえ!」
リリス「あら、妬いてるのかしら?」
男「いや、他の奴にやるんなら僕にやらないでほしいって」
リリス「いやねぇ、一番のお気に入りが男なのよ☆」
男「人に好かれて嫌だったことなんて初めてだ…」
43 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/19(金) 00:11:11.86 ID:STRoPrA90
吸血鬼「―…ん…ねむ…。男…?…って、おばさ…リリスもいたのか。」
ほら、お前が騒がしくするから吸血鬼が起きてきただろうが…。
っていうか、さっきのキスシーンを見られてたら俺、一週間は軽蔑されてたな…。
リリス「あなた…今おばさんって言いかけたかしら?」
吸血鬼「あ、あはは…そんなわけないだろう」
リリス「いや私は聞いてたわ!お仕置きのキス連発よ!」チュッチュッチュッチュ
吸血鬼「ギャー!」
ったく、一触即発だな…。
大体いつも吸血鬼とリリスが会うとこうやってじゃれあい…って言っていいレベルじゃないが、ソレが始まる。
その官能的なシーンをただただ見せられてる僕はある意味かわいそうなのかもしれない。
44 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/19(金) 00:13:08.94 ID:STRoPrA90
リリスが吸血鬼にキス攻撃をしてる時、ドアが開いた。
サキュバス「お母さん!やっぱりここにいたのね!」ガラッ
リリス「あら、サキュバス。どうしたのかしら?」
サキュバス「どうしたもこうしたもないわよ!今日は月一回の淫魔集会の日でしょ!お母さんだけだよ来てないの!」
リリス「え、そうだった!?……と、ということだから、来たばっかりだけどイカせてもらうわ」
男「こらこら字が違う。ああ、早く行ってこい、急ぎなんだろ?」
リリス「ありがとっ!今度お詫びに【ピー】するわね☆」
男「なんて用語を使いやがる!!……おいサキュバス!お前もとりあえず淫魔なんだから軽蔑の目で見るんじゃねえ!」
45 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/19(金) 00:14:16.60 ID:STRoPrA90
男「…、騒がしい奴らだな…。」
吸血鬼「あぅぅ…」
男「吸血鬼はキス地獄で倒れてるし…、全く、朝から濃すぎる一日だ。」
男「あ、そういえばリビングにお守り置きっぱだったな。母さんとかに触られたら大変だ、取りに行こう」ガララッ
サラマンダー「押忍男!今日は鬼がいないのだが…もう朝食は済ませてしまったのか!?…それより、なんだこのお守りは?冥界恋守り…?」スッ
男「あっ!バカ野郎ッ!」
サラマンダー「う…うう…??………男、なんだかお前を見てると心がドキドキするのだが…」
男「や、やめろ!近づくな!離れろ!うわああああああああ!!!!」
その後僕が24時間サラマンダーに追い回されたのは言うまでもない。
46 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/19(金) 00:14:51.74 ID:STRoPrA90
今日の投下終了。
次回からストーリーになるはず…。
47 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/19(金) 00:17:22.15 ID:rhQFBW1Xo
乙
楽しみに待ってる!
48 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)
[sage]:2012/10/19(金) 00:23:02.86 ID:AaYPex7go
乙でした
49 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(京都府)
[sage]:2012/10/19(金) 00:24:38.23 ID:M4vVItZio
乙
さぁその24時間をじっくり書くのだ!
50 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2012/10/19(金) 03:35:41.81 ID:PzgLGM+AO
乙
51 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/19(金) 23:02:37.16 ID:STRoPrA90
申し訳ありません、今日急用ができて投下できなくなりました。
明日2日分、20レス投下致します。
52 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(中部地方)
[sage]:2012/10/20(土) 00:18:56.08 ID:xFdodaYU0
乙
急用も休養もがんば!(ドヤ顔
53 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(不明なsoftbank)
[sage]:2012/10/20(土) 19:06:57.48 ID:A7sEgkxGo
乙
サキュバスとリリスが俺の家にコナイカナー
54 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)
[sage]:2012/10/20(土) 22:06:31.05 ID:YyvWiUnAO
>>52
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
55 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/21(日) 00:21:00.49 ID:MDtH0DEI0
投下開始します。
今回はウンディーネ編。
56 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/21(日) 00:21:37.79 ID:MDtH0DEI0
第一の化物:ウンディーネ
57 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/21(日) 00:24:04.65 ID:MDtH0DEI0
湖や泉などに住んでおり、性別はないが、ほとんどの場合美しい女性の姿をしているとされる。
人間との悲恋物語が多く伝えられている。
パラケルススによると、ウンディーネには本来魂がないが、人間の男性と結婚すると魂を得る。しかしこれには大きな禁忌がつきまとう。
ウンディーネは水のそばで夫に罵倒されると、水に帰ってしまう。
夫が不倫した場合、ウンディーネは夫を殺さねばならない(一旦水に帰った後でも)。
水に帰ったウンディーネは最終的には魂を失う。
―Wikipediaより
58 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/21(日) 00:26:41.95 ID:MDtH0DEI0
僕がウンディーネと出会ったのはとある休みの日の夜だった。
既に僕の前に現れていた吸血鬼と共に公園へ夜の散歩へ来ていたとき、噴水の横にびしょ濡れになって倒れていたのだ。
高熱を出していたため、救急車を呼ぼうとすると吸血鬼から止められ、水の精ウンディーネということを教えてもらった。
家へと連れ帰り、きちんと寝させておこう、と布団へ横たわらせておくと次の日の朝、部屋が水浸しに。
そしてその部屋の中央で泣いている幼女がいた。
これが僕とウンディーネとの出会いであった。
59 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/21(日) 00:28:00.12 ID:MDtH0DEI0
―――
――
―
ウンディーネ「おとこさん!プールにいきましょう!」
男「はあ?プール?」
ウンディーネ「なつももう、おわりですし!なんといってもこのちきゅうじょうに、みずであそべるばしょがあるなんて!」
男「まあいいけどさ…吸血鬼は来るか?」
吸血鬼「行く行く!!当たり前だろう!!」
男「そうだなー、じゃあ明日の午前から行くかー?」
ウンディーネ「わーい!!!」
60 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/21(日) 00:29:20.87 ID:MDtH0DEI0
―次の日
男「うーん…」ピチャリ
男「……ん?ピチャリ…?…ってうわぁ!!!部屋がいつも以上にびしょ濡れになっている!!!」
ウンディーネ「えへへ、おとこさんすいません!あまりにもたのしみすぎてみずがはしゃいじゃったみたいです!」
吸血鬼「水がはしゃぐって何よ…」
男「…なんだ二人共、ちゃっかりもう水着になっちゃって」
吸血鬼「向こうにいったらすぐに遊べるようにってウンディーネがうるさいから…」
ウンディーネ「ぬれぎぬです!きゅうけつきちゃんがみずぎさきにきちゃわない?っていったじゃないですか!」
男(俺も今のうちに着替えちゃうか)
61 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/21(日) 00:30:48.82 ID:MDtH0DEI0
男「市民プールは近いし歩いていくかー」
吸血鬼・ウンディーネ「はーい」ビチャビチャビチャビチャ
男「お、おいウンディーネ!なんか水瓶からびっちゃびちゃ漏れてるぞ!」
ウンディーネ「あ…。ごめんなさい、わたしのみずがめのなかのみずはわたしのかんじょうにさゆうされてうごくんですよ」
ウンディーネ「いまははしゃいでるので、みずがめをつきやぶってでてきちゃったみたいですね」
男「大丈夫か…?」
ウンディーネ「はい、大丈夫ですよ!」ビッチャアアアアアア
吸血鬼「ほんとうに大丈夫なの…?」
62 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/21(日) 00:32:09.21 ID:MDtH0DEI0
―市民プール
ウンディーネ「ついたー!!!!」ビチャビチャ
吸血鬼「ああっ、ガムテープで塞ぐたびに他の穴から流れでてくる!」
男「でも全部出たらもう出ないんじゃないか…?」
吸血鬼「ダメよ、ウンディーネの水瓶の中の水は無制限に出てくるの。」
男「まあ、プールだし水が出る分にはいいか。プールサイドに置いておけよ」
ウンディーネ「はーい!」
63 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/21(日) 00:34:16.16 ID:MDtH0DEI0
ウンディーネ「きゃはは!きゅうけつきちゃんくらえ!」ビシャー
吸血鬼「ちょ、ちょっと!なによその水圧ビーム!いたたっ、痛いわよ!」
男「ウンディーネは水を操れるんだなぁ…。にしても、はしゃぎすぎてさっきから水が滝のように溢れてるんだが…」
ウンディーネ「おとこさんもくらえ!!」ビシャー
男「痛い、痛いってウンディーネ!」
ウンディーネ「きゃはは!ぷーるってたのしいー!!!」
64 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/21(日) 00:35:41.70 ID:MDtH0DEI0
ウンディーネ「みずでかたちをつくって…できた!」
吸血鬼「おおー、水で男のオブジェができたー」
男「や、やめてくれよ恥ずかしいから!」
ウンディーネ「わかったー、こわすねー」ビチャーン
男「うわっ!!!俺の上でわざわざ壊すな!」
ウンディーネ「あはははは!!も、たのしすぎてしにそう!!」
そのとき、突然と水位が上がった。
辺りを見回すと、プールサイドへ置いてあった水瓶から水があり得ないスピードで噴出している。
65 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/21(日) 00:38:07.75 ID:MDtH0DEI0
男「まずい、ウンディーネがはしゃぎすぎて水位が上がってる!このままじゃ溢れでてここら一体が水浸しになるぞ!」
ウンディーネ「あはは!!みずたくさん!たのしい!えい!」ビシャー
ウンディーネは大量の水に興奮してるのか、水圧ビームでそこら中の人々を襲う。
この状況はまずい…ウンディーネをまず止めないと。
男「吸血鬼!協力してウンディーネを止めるぞ!」
吸血鬼「うん!」
ウンディーネ「ふたりとも、いっしょにあそぼうよ!みずでしゃてきだよ!!」
男「ああ、遊んでやるけど射的よりも、プールで遊んだほうが楽しいぞ!」バッ
吸血鬼「ウンディーネ!やめて!」バッ
66 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/21(日) 00:43:55.20 ID:MDtH0DEI0
ウンディーネ「なんなのふたり!やめて!やめてよ!!」バシャバシャ
男「一粒一粒の水滴の力が強い…吸血鬼、大丈夫か!?」
吸血鬼「なんとか…」
男「…埒があかない!ウンディーネ!ごめん!」パンッ
僕の水平チョップがウンディーネの脊髄部へと当たる。
ウンディーネはぱしゃん、とプールへ倒れた。
67 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/21(日) 00:45:54.50 ID:MDtH0DEI0
―――
――
―
ウンディーネ「う…ん…?」
男「気づいたか、ウンディーネ」
ウンディーネ「な、なに?そんなこわいかおして」
男「ふざけんなよ、ウンディーネ。やってもいいこととな、悪いことがあるんだよ」
ウンディーネ「え?え?わかんないよ」
男「とぼけるな!お前のせいで今日の市民プールに来てた人達は怪我したんだぞ!」
68 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/21(日) 00:47:09.31 ID:MDtH0DEI0
ウンディーネ「と、とぼけてなんかない!」
男「…毎回思ってたけどさ、ウンディーネがいてもらって迷惑なんだよね。部屋は水浸しだし…」
吸血鬼「お、男!言い過ぎだよ!」
男「吸血鬼は黙ってろ!…とにかくウンディーネ、お前には失望したよ」
ウンディーネ「ひ、ひどい!わたしなにもしてない!!」
ウンディーネ「おとこさんなんてしらない!しんじゃえ!」ピチャンッ
ウンディーネはそう言い残すと、水瓶の中へと消えていってしまった。
水瓶はいつの間にかに全て修復されていた。
69 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/21(日) 00:47:50.61 ID:MDtH0DEI0
吸血鬼「男!ウンディーネは久しぶりの水場ではしゃいじゃっただけで…」
男「…帰ろう」
僕は水瓶を持ち、その場を離れた。
ウンディーネは自分のしたことをとぼけるようなやつじゃないって、思ってたんだけどなぁ。
70 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/21(日) 00:49:09.93 ID:MDtH0DEI0
―――
――
―
男「ただいまー」
母「おかえりー…ってあれ?ウンディーネちゃんは?」
男「ウンディーネは…。市民プールで暴走して、怒ったら水瓶の中へ入っていっちゃったよ」
母「暴走って…。ああ、ウンディーネ特有の水場へ久々に行くとはしゃいじゃうあれね」
男「ウンディーネったらひどいんだよ。いくらはしゃぐって言ったって知らない人をケガさせて、その上とぼけるなんて…」
母「とぼける?あんた何言ってるの?ウンディーネは暴走中の記憶が消えるのよ?」
男「え?」
71 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/21(日) 00:50:42.31 ID:MDtH0DEI0
吸血鬼「…男、もしかして私達ウンディーネにとっても酷いことしちゃったのかも」
男「…」
その日、僕は少し早めの就寝へとついた。
そして、早朝。まだ日があける前の時間に夜の公園へ、散歩へ出た。
水瓶を持って。
72 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/21(日) 00:51:13.36 ID:MDtH0DEI0
投下終了です。
続きは明日。
73 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(京都府)
[sage]:2012/10/21(日) 01:13:47.21 ID:bABjorHxo
乙
ストーリー始まったな
いいね続きが楽しみだ
74 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/21(日) 08:17:28.41 ID:9qaMnCaIO
乙
75 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/21(日) 17:35:18.92 ID:MDtH0DEI0
再び申し訳ないです、今日も投下できそうにありません。
明日二日分投下させていただきます。
76 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福島県)
[sage saga]:2012/10/21(日) 19:47:04.06 ID:RXngy6hv0
野暮を承知で書かせてもらうが、吸血鬼って流水(川とか)を越えられないらしい。
プールとか風呂とか大丈夫なんだろうか?
77 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/21(日) 20:43:58.32 ID:MDtH0DEI0
>>76
と、特別個体ってことでお願いします(震え声)
78 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[sage]:2012/10/21(日) 21:42:10.31 ID:Qs9+4AWi0
いや,吸血鬼は止まった水は平気だから風呂やプールは大丈夫じゃないかと。
79 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(京都府)
[sage]:2012/10/21(日) 21:53:46.10 ID:Kn4MiU5Ao
流れるプールで悶絶する吸血鬼可愛いね
80 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)
[sage]:2012/10/21(日) 23:54:05.68 ID:CUfXvN6co
波のプールで溺れる吸血鬼か
81 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(京都府)
[sage]:2012/10/22(月) 00:17:58.68 ID:DGLypUf3o
>>79-80
かわいいww
82 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/22(月) 22:55:55.49 ID:rOfbgf9T0
すいません、二日分と言いましたがウンディーネ編は総レス25?くらいなので、今日の投下は10レスほどになってしまいます。
次の話へ行って半端な所で終わるのも嫌なので、次の話は次回へ回したいと思います。
それでは投下開始。
83 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/22(月) 22:58:29.02 ID:rOfbgf9T0
―公園
水瓶を噴水の前へと置き、必死にウンディーネのことを考える。
はじめてあったときのこと。
部屋をびしょ濡れにして怒ったこと。
一緒にあそんだこと。
一緒にご飯を食べ、風呂に入り、共に寝たこと。
男「ウンディーネ、ごめんっ…許してくれ…」
84 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/22(月) 22:59:38.14 ID:rOfbgf9T0
水瓶は動かない。
涙が滲み、ぽつりと水瓶の中へ落ちたとき。
『しょうがないですねぇ、おとこさん。よるのこうえんでないちゃって…』
ぴちゃ、ぴちゃぴちゃ…。びちゃっ、ぶしゃああああああああ!!!!
水瓶の水が波紋を生んだかとおもいきや、水滴が飛び散り中の水が飛びててきた。
驚いた僕の前で、その水がどんどんと人形になり―
ウンディーネ「ただいま、おとこさん」
85 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/22(月) 23:01:21.88 ID:rOfbgf9T0
男「ウンディーネ!」ガバッ
ウンディーネ「お、おとこさん!やめてくださいしんでしまいます!」
男「ごめん、俺全然お前の事知らなくて…」
ウンディーネ「…いえ、わたしもはしゃぎすぎちゃって…ごめんなさい…」
抱きあう僕達の近くに足音が…
86 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/22(月) 23:02:53.26 ID:rOfbgf9T0
吸血鬼「なに幼女抱きしめてんのよ変態」
鬼「そんな趣味とは…知らなかったぞ…」
サラマンダー「警察か?精神病棟か?」
サキュバス「性の処理なら…」
リリス「私達に任せればいいのに!」
87 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/22(月) 23:03:52.45 ID:rOfbgf9T0
…ほんと、わざわざ来て…こいつらいい奴らだよなぁ…。
男「誰が、ロリコンだ化け物ども!」
吸血鬼「なっ、化物とは心外です!」
鬼「サラマンダーが化物ってのはわかるけど、私は違うでしょ」
サラマンダー「なに!?怪力女が良く言う!」
鬼「ああん!?」
リリス「男ぉ〜、幼女のためじゃなくて私のためにも泣いてぇ〜」
サキュバス「な、わ、私のためにも!!」
88 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/22(月) 23:07:34.66 ID:rOfbgf9T0
男「はは、やめろって!」
ウンディーネ(おとこさんしあわせそうだなぁ)
ウンディーネ(ひとをおもいやるこころ…このばあいはひとじゃなくてばけものか。)
ウンディーネ(それを、しってもらえたかなぁ?)
ウンディーネ(もし、しってもらえたなら、わたしもしあわせだ…)
シュゥゥッ。
ウンディーネの方から砂が散るような、サラサラとした音が聞こえる。
振り向くと、ウンディーネがどんどんと薄くなっていっていた。
89 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/22(月) 23:10:27.83 ID:rOfbgf9T0
男「ウンディーネ…?」
吸血鬼、鬼、サラマンダー、サキュバス、リリス「…」
ウンディーネ「ありがとう、おとこさん。わたしみたいなこといっしょにすごしてくれて。」
男「どういうことだよ…おい!ウンディーネ!」
ウンディーネ「どういうこと…ああ、このきえているげんしょうのこと?」
男「そう、それだよ!!なんで、なんで消えていってるんだよ!」
ウンディーネ「えへへ、きっと、おとこさんもじきにわかるはずだよ。」
ウンディーネはどんどんと薄くなっていき、消える直前にこう言った。
90 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/22(月) 23:11:55.26 ID:rOfbgf9T0
『うわきをしたら、ゆるさないんだから。』
91 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/22(月) 23:12:30.78 ID:rOfbgf9T0
〜ウンディーネ編 完
92 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/22(月) 23:12:58.37 ID:rOfbgf9T0
<おまけ>
吸血鬼「なんだこれ!水が流れているぞ!!男!」
男「ああ、流れるプールな。どこのプールにもあるだろ…」
吸血鬼「飛び込みだ!えい!」バシャーン
男(ん?どこだかで吸血鬼は流水ダメって聞いた気が…)
吸血鬼「あがぼぼぼぼぼぼぼぼぼ」ビチャーン
男「吸血鬼ィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!」
93 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/22(月) 23:14:17.49 ID:rOfbgf9T0
今日の投下を終了します。
ウンディーネが消えた謎とは?化け物たちが黙っていたわけとは?
その謎は、物語の終盤で。
明日からはサキュバス編となっております。
See you again!
94 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/22(月) 23:18:40.87 ID:WuLQagZDO
>>1
乙
きっと流れ水も弱点ではなくて、吸血鬼にとっては「大嫌い」なだけなんだよw
95 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福島県)
[sage saga]:2012/10/22(月) 23:22:34.60 ID:Gj49LueH0
>>94
どこのアーカードさんだw
96 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(京都府)
[sage]:2012/10/22(月) 23:41:37.94 ID:DGLypUf3o
乙
次回ウンディーネとの別れからシリアスな匂いがするが…サキュバス…エロの匂いもするなww
97 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)
[sage]:2012/10/23(火) 00:00:44.21 ID:G69g69lAO
サキュバス編という凄まじいピンクのしおりの香りに枕元に牛乳設置せざるを得ない
98 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/24(水) 00:06:36.50 ID:eODt1EnR0
投下開始。
サキュバス編となります。
サキュバス編は総レス3日分くらい…かな?
99 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/24(水) 00:08:03.73 ID:eODt1EnR0
第二の化物:サキュバス
100 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/24(水) 00:08:32.49 ID:eODt1EnR0
夢魔(むま)
夢魔のうち、男性型のインクブス(en:Incubus、英語ではインキュバスと言う)は睡眠中の女性を襲い精液を注ぎ込み、悪魔の子を妊娠させる。
女性型の夢魔は、スクブス(en:Succubus、英語ではサッカバス・サッキュバス・サクバス等、数通りの発音がある)といい、
睡眠中の男性を襲い、誘惑して精を奪う。
どちらも、自分と性交したくてたまらなくさせるために、襲われる人の理想の異性像で現れる。
そのため、その誘惑を拒否することは非常に困難だった。
それぞれラテン語の「のしかかる(incubo)(上に乗る)」、「下に寝る(succubo)」に由来しており、
これはスクブスやインクブスがどのような悪魔であるのかを明確にあらわしている。
一説にはインクブスとスクブスは同一の存在であり、自身に生殖能力が無いため、
人間男性の精液を奪って人間女性を妊娠させ、繁殖しているとされる。
―Wikipediaより
101 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/24(水) 00:09:21.44 ID:eODt1EnR0
…僕がサキュバスと出会ったのは…。
思い出したくもない、夏の日の悪夢の日であった。
何者かに追いかけられる夢で、魘されていた僕が目覚めたとき、サキュバスが僕の腰あたりでクネクネしながら誘惑してきたのだ。
おまえのせいか!と叫びながら押し倒したのを鮮明に覚えている。
あ、押し倒したといっても怒ったり抓ったりしただけであってやましいことはない。
…ほ、ほんとだぞ。
102 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/24(水) 00:11:29.03 ID:eODt1EnR0
それからサキュバスはリベンジという名の下、僕が帰ってくるたびに家で自由に過ごしている。
まあ、騒がしくも面白いやつなので置いてやっている。
なんだかんだ可愛いやつだしな。
こいつの親で夜の魔女リリスがいるが、またその話は別でさせてもらおう。
103 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/24(水) 00:15:00.74 ID:eODt1EnR0
男「ただいまー」ガチャ
サキュバス「あ、男、おかえりー…」
男「サキュバスだけか。他はどうしたんだ?」
サキュバス「知らない…」
男「…?どうした?元気がないな?」
サキュバス「昨日の夜のこと、覚えてないの…?」
男「昨日の夜?」
104 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/24(水) 00:18:41.86 ID:eODt1EnR0
―昨晩
男「うわああああ麻婆豆腐の波だあああああ!!!!」
男「はっ!!……なんだ、夢…か…?」ムニャムニャ
??「おとこ…おとこ…」グスン
男「ん?(姿からして吸血鬼か?)」
男「んん…まあいいや、ね…よ…。ZZZ」
105 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/24(水) 00:19:22.06 ID:eODt1EnR0
男「吸血鬼が泣いてたような?」
サキュバス「…うん、そうだね。泣いてたね。吸血鬼、が。」
男「なんだよサキュバス、ほんと大丈夫か?」
サキュバス「近寄らないで!」
男「は、はあ?心配しただけだろ?どうしたんだよ、マジで」
サキュバス「…もう、この家には来ない。じゃあね、男」
男「お、おい!サキュバス!」
バタン
106 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/24(水) 00:20:14.64 ID:eODt1EnR0
男「なんだよ、あいつ…」
男「俺何かしたかぁ?」
―――
――
―
ガチャッ
サキュバス「ただいま」
リリス「あらおかえり。…ってどうしたのサキュバス!男にレイプでもされた!?」
サキュバス「ぐすっ…あのね…」
107 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/24(水) 00:21:00.37 ID:eODt1EnR0
―再び昨晩
サキュバス「今日こそ夜這いをしかけるぞ!」
サキュバス「男は大体この時間帯にトイレで起きる。そこで待ちぶせしておこう!」
サキュバス「夢魔はその人の理想の女性に変化できる…。ま、どうせ男のことだから変化せずに私のままだろうけど!」
サキュバス「変化!」ボゥン
サキュバス「…。きゅう、けつき…?」
108 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/24(水) 00:21:51.73 ID:eODt1EnR0
今日の投下終了。
109 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(京都府)
[sage]:2012/10/24(水) 00:34:17.26 ID:c0gRItqno
乙
ほぉ…ww面白い展開になった
110 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(不明なsoftbank)
[sage]:2012/10/24(水) 08:08:45.02 ID:3mzwVw9Zo
なるほど乙ww
111 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/24(水) 08:54:05.95 ID:DPX7iGUIO
ほう
112 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/24(水) 09:30:50.93 ID:SN3f38Ato
まさかの展開wwww
113 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/24(水) 21:25:08.03 ID:eODt1EnR0
投下開始します!
114 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/24(水) 21:29:12.66 ID:eODt1EnR0
―――
――
―
リリス「…って、あのねぇ…」
サキュバス「ぐすっ、ん…?」
リリス「私達夢魔・魔女がターゲットに教えるのは「煩悩」であって「恋心」ではないのよ…?全く…」
サキュバス「っ…こ、恋なんてしてない!」
リリス「じゃあなんで昨日の夜、無理やりにでもヤらなかったのかしら」
サキュバス「そ、それは…」
115 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/24(水) 21:29:53.80 ID:eODt1EnR0
リリス「あなたは結局、男と恋をしたいのよ。夢魔なのに。」
サキュバス「そ、そうかも…」
リリス「…」
サキュバス「おこっ…てる…?」
リリス「…ふふ、怒るわけないでしょ。それよりも、私の子供ならね。一度落とすと決めた男ならとことんつきまといなさい!」
リリス「男の理想が吸血鬼ぃ?知らない知らない!私達夢魔・魔女はねぇ、男を奪うものなのよ!」
サキュバス「奪う…」
リリス「そう!吸血鬼よりも理想の女になって、男を振り返らせちゃえ!」
116 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/24(水) 21:30:59.96 ID:eODt1EnR0
サキュバス「…うん!」
リリス「分かったらほら、男に突然家を出てごめんなさいってしてきなさい」
サキュバス「分かった!リリス母さん、ありがと!」ガチャッ バターン
リリス「…全く、昔の私を思い出すわ…」
―――
――
―
117 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/24(水) 21:31:42.36 ID:eODt1EnR0
―男の家
男「サキュバスどうしたんだろう?昨日の夜っていってもなぁ。来たのに俺が寝てたから怒ってる、とかか?」
ガチャッ
サキュバス「ただいまー!」
男「さ、サキュバス!心配したんだぞ!」
サキュバス「ごめん!今日生理だからイライラしてて☆」
男「そんなカミングアウト聞きたくなかった!もっと重要なことかと思っただろ!」
サキュバス「えへへ、ごめんなさーい!」
118 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/24(水) 21:33:40.51 ID:eODt1EnR0
鬼・サラマンダー「男ォ!」
吸血鬼「ただいまー…男助けて…」
男「うおっびっくりした…突然大声出すなよ…。どうした?吸血鬼を鉄アレイみたいに掴みやがって…」
鬼「今日は何の日だ!」
サラマンダー「3」
男「えっ」
鬼「2」
サラマンダー「1」
鬼「っだっしゃー!!!」カタパーン
男「理不尽!」
119 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/24(水) 21:36:49.13 ID:eODt1EnR0
サラマンダー「今日は近くの神社で祭りだぞ!…全く、一年の重要行事であろう!」
鬼「答えられなかった男は罰として吸血鬼と同じく屋台の手伝いだ!」
男「それが罰ならさっきの肩パンはなんだったんだよ!」
鬼「…サービス?」
男「そのサービスいらねえええええ!!」
サキュバス(ま、祭り…。アピールのチャンスかも?)
120 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/24(水) 21:38:38.32 ID:eODt1EnR0
―リリス家
サキュバス「リリス母さん!」
リリス「次はなによぉ」
サキュバス「今日!祭りなの!浴衣!浴衣!」
リリス「浴衣ー?…あ、そういえば前に商店街のくじ引きで当たったような」
サキュバス「本当!?」
リリス「ほら、これこれ。黒い生地に華の刺繍…似合うと思うわ」
サキュバス「き、着替え方わからない…」
リリス「そんなことだろうと思ったわ…。ほら、着つけてあげるから」
121 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/24(水) 21:39:12.89 ID:eODt1EnR0
サキュバス「おおー!!」
リリス「かわいいじゃない」
サキュバス「ありがと!待ち合わせしてるからいってくるね!」ガチャッ
リリス「はいはい、いってらっしゃい。楽しんできなさい」
バターン
リリス(…ふふふ。こんなタイムリーにくじ引きで引くわけ無いでしょ)
リリス(バイト多くした甲斐があったわ…)
122 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/24(水) 21:41:10.14 ID:eODt1EnR0
サキュバス(待ち合わせ場所は…祭り会場に現地集合だったっけ)
サキュバス(よーし!今日はアピールしまくるぞー!)
サキュバス「こんな感じで?」チラッ
サキュバス(きゃー!)
?「おい、あの女今パンツ見せてたぞ」
?2「誘ってんな」
?3「やっちまうか」
123 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/24(水) 21:42:05.26 ID:eODt1EnR0
?「ねえねえお嬢ちゃん」
サキュバス「?はい―…ウッ」
?2「ヒョー!レイプ魔君バットで殴るとかカッコイー!」
レイプ魔「へへへ…上玉だな。廃墟にでも連れてくか」
レイプ魔3「早くワゴン乗せろ乗せろ」
鬼・サラマンダー「ふはは!楽だぞ男!」
男「うぐぐ…筋肉バカ二人をおんぶはさすがにむりだよぉ…」
吸血鬼「あはは―……って、あれ!サキュバスちゃんじゃない!?」
男「は?―…お、おい!連れてかれたぞ!!」
124 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/24(水) 21:43:13.96 ID:eODt1EnR0
投下終了です。
連れて行かれたサキュバスはどうなってしまうのか?
男はどう出るのか!!
To Be Continued!!!
125 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(静岡県)
[sage]:2012/10/24(水) 21:50:23.73 ID:vCXliQ9Wo
乙
リリスに惚れた
126 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(兵庫県)
[sage]:2012/10/24(水) 21:53:25.98 ID:Q99Xr5NUo
乙
127 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(京都府)
[sage]:2012/10/24(水) 23:41:24.88 ID:c0gRItqno
乙
親娘でかわいい
128 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(田舎おでん)
[sage]:2012/10/24(水) 23:57:46.05 ID:mt5BrYbXo
レイプ魔くんマジ腐れ外道
129 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/25(木) 21:35:48.24 ID:QvRVI4jF0
本日は私情により投下できません。
誠に申し訳ないです、明日2日分投下させて頂きます。
130 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(田舎おでん)
[sage]:2012/10/25(木) 21:57:05.73 ID:T1fHWyuXo
待ってる
131 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/26(金) 23:18:49.74 ID:UmsbR0S20
投下させて頂きます
132 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/26(金) 23:20:30.00 ID:UmsbR0S20
―――
――
―
サキュバス「ん…」
レイプ魔2「レイプ魔くーん!女目、覚ましたよー!」
レイプ魔「ククッ、寝心地はどうだった?淫乱女」
サキュバス「は…、ど、どういうことよ!何よこの縄!」
133 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/26(金) 23:21:33.84 ID:UmsbR0S20
レイプ魔3「お前立場分かってんの?」
サキュバス「知らないわよ!私は祭りに行きたいんだから、早く解きなさい!」
レイプ魔2「ここ、山奥の廃墟だよー。間に合うはず無いじゃん!」ゲラゲラ
レイプ魔「ま、そういうこった。素直にヤられてくれや」
サキュバス「い、いや!脱がないで!やめて!」
レイプ魔3「自分は街中でパンツ露出させたのに脱ぐなって、中々センスいいなぁ、おい」
レイプ魔「さーて、お前も脱がせてやるよ」
134 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/26(金) 23:22:54.74 ID:UmsbR0S20
サキュバス「やめ…ちょ…」
サキュバス(折角着つけてもらった浴衣、剥がされちゃう…っ)
ドゴーン!!
レイプ魔2「ああん??」
鬼「やめろガキ共がー!!」
男「それ絶対に僕のセリフだろ!とるなよ!!」
サラマンダー「肌焦がしたろか!?」
吸血鬼「が、がおー!!」
135 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/26(金) 23:24:50.03 ID:UmsbR0S20
レイプ魔「…なんだてめえら」
男「そ、その女の子を返せ!」
レイプ魔2「なに!?僕、この子の彼氏!?ませてんねー!!」
サラマンダー「否!我らは仲間!仲間が仲間を助けるのは至極当然のこと!」
レイプ魔3「プッ、おっさん仲間とか古いんだよ、ボコすぞ―ゴホッ」バキャァ
鬼「黙ってろ」
レイプ魔2「ヒッ……お、おいレイプ魔君…やべぇよあの女…」
136 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/26(金) 23:27:33.29 ID:UmsbR0S20
サラマンダー「さっきからちょびちょびと小賢しいぞ、少し燃えておけ」ボオォォッ
レイプ魔2「あっちいいいいいいいい!!!」
鬼「喧しいわ小僧!」ドゴォ
レイプ魔2「」
レイプ魔(…)
レイプ魔(やばい)
男「あ、あいつらの武力半端ねえ…。今のうちにサキュバスの縄解こう…」ブチブチッ
137 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/26(金) 23:29:20.21 ID:UmsbR0S20
サキュバス「男…あ、ありがと…」
男「おう、礼は吸血鬼に言ってくれ。吸血鬼が発見して、使い魔のガーゴイルを出してくれたから来れたんだ」
吸血鬼「いやいや、そう言うまででもないぞ」
サキュバス「ほんとに、ほんとにありがとう…吸血鬼…」
レイプ魔「ぐわーっ」ボコォ
男「あ、最後の一人やられたみたい」
鬼「ふーっ、久々の実践運動はさっぱりするなー!」
サラマンダー「全くだ!すこぶる爽快である!」
138 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/26(金) 23:35:27.07 ID:UmsbR0S20
サキュバス「ごめんね…私のせいで祭り行けなくて」
男「なにいってんだ、今から行くに決まってるだろ」
サキュバス「え、だって間に合わないんじゃ―」
吸血鬼「ガーゴイル!」パチンッ
ガーゴイル「ウィッス!…ってえ!!!さっきのでもきつかったのに更に一人増えるんスか!!」
吸血鬼「文句垂れるな!オラ乗せろ!」
ガーゴイル「ヒー!!!」
男「…と、まあこんな感じだ」
サキュバス「あ、あはは…」
139 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/26(金) 23:39:36.77 ID:UmsbR0S20
―祭り会場
男「屋台の当番ありがとう、鵺」
鵺「いえ…私みたいなゴミクズがお手伝いできて光栄です…。あぁすいません、私が作った焼きそばなんてゴミ同然ですよね…買い取りますよ…」
男「ネガティブすぎだって!…鬼、サラマンダー。手伝いたいのは山々なんだけどさ」
鬼「ああ、分かってるよ。サキュバスと楽しんできな」
サラマンダー「もちろん吸血鬼は手伝ってくれるよなぁ!?」
吸血鬼「え!!そんな!」
男「ははは!じゃあ、行かせてもらうよ」
鵺「…彼女、そろそろでしょうね」
サラマンダー「…ああ、そうだな」
鬼「しかたのないことだが…」
吸血鬼「少し、可哀想…」
140 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/26(金) 23:44:55.14 ID:UmsbR0S20
サキュバス「いいの男?」
男「いいんだいいんだ。俺がいてもいなくても大して変わらねーしな」
男「それよりサキュバス。もう祭りも終わりが近づいてる。で、サキュバスに見せたいものがあるんだ」
サキュバス「え?何?」
男「まあ、ちょっと来てくれよ」ギュッ
サキュバス(っ…手…///)
141 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/26(金) 23:48:17.80 ID:UmsbR0S20
―――
――
―
男「ここ。神社の裏の山の平原なんだけどさ」
サキュバス「何が見えるの?」
男「まあ、少し待っててくれよ。ほら、もう時間だ」
サキュバス「ん?―…」
ヒュー!ドン!ドン!バーン!
男「祭りが終わるときに打たれる花火。鬼達が教えてくれたんだ、ここが一番いい場所だってね」
サキュバス「わぁ…綺麗…」
142 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/26(金) 23:53:16.40 ID:UmsbR0S20
男「これを見せてやりたかったんだよ。祭り楽しみにしてたっぽかったしな」
サキュバス「男…ありがとう…」サァァァァ
男「おう―……って、さ、サキュバス?なんか、消え、消えてってるぞ…?」
サキュバス(―…ああ、私の任務は終わったのか)
サキュバス「私のね、任務は終わったの」
男「任務…?」
サキュバス「私の任務は「煩悩」。でも、私はたぶん、煩悩じゃなくて「恋心」を教えたかったんだと思う」
サキュバス「でもね、やっぱりその恋心を教えるのは私じゃないみたい。
143 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/26(金) 23:56:52.37 ID:UmsbR0S20
キュバス「っていうかね、反対に私が恋心抱いちゃってたね。えへへ、私ってだめだなぁ」
男「い、意味がわかんねーよ!なんでウンディーネみたいに消えてってるんだよ!」
サキュバス「さよなら男。でも、最後に―…」
チュッ
男「ッ―…」
サキュバス「ごめんね。気持ちにふんぎりつけるの、これくらいしないと無理なの…」ポロポロ
サキュバス「元気にね、男―」サッ
144 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/26(金) 23:58:29.30 ID:UmsbR0S20
サキュバスの涙がぽとり、と座っていた僕の膝に落ちた瞬間、サキュバスは消えていった。
145 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/27(土) 00:00:32.15 ID:ofXbQeo50
ウンディーネに続いて、サキュバスまで消えた。
俺には何が起こっているのか、ほんとうにわからない。
化物は「任務」というものを持っているのだろうか。
謎な事だらけだ。
僕は何もする気になれず、家に帰ってすぐに布団に入った。
窓に、黒い羽が見えたような気がした。
リリス(サキュバスと一緒にいてくれて、ありがとう、男。)
146 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/27(土) 00:01:39.68 ID:ofXbQeo50
―サキュバス編、完
147 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/27(土) 00:02:31.15 ID:ofXbQeo50
投下終了。
次回、鬼編。
148 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(京都府)
[sage]:2012/10/27(土) 00:09:39.45 ID:MZcktcUdo
乙
任務ってなんだよぉ…
毎回消えていくのかな…男が壊れなければいいけど
149 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(京都府)
[sage]:2012/10/27(土) 00:13:32.95 ID:bBSAyna7o
な、なんでや!なんでなんや!
150 :
◆PdlzBqh.jg
[saga]:2012/10/27(土) 19:18:07.14 ID:ofXbQeo50
仕事上の関係でこれ以降も二日に一回投下が多くなると思うので、2日1回更新とさせていただきます。
1日1更新を目標としてましたが、申し訳ございませんでした。
151 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2012/10/27(土) 20:20:58.68 ID:eT2T9B3AO
乙
無理しないで、自分のペースでやってくれ
152 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)
[sage]:2012/10/27(土) 22:37:45.24 ID:6h+Z1rYAO
KBSトリオ……いやなんでもない
乙、作者のペースで頼む 応援してるぜ
153 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(埼玉県)
[sage]:2012/10/27(土) 23:38:24.13 ID:cv2u03kLo
乙乙!
恋心抱いたら消えてくのかな?
したらサラマンダーと…
154 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/29(月) 12:30:30.56 ID:anZj8cwpo
あれか、男さんに教えることがあるんだな・・・
155 :
◆PdlzBqh.jg
:2012/11/01(木) 01:10:18.19 ID:w7C1TC/50
体調不良のため投下停止していましたが、来週から投下再開します。
検査の結果胃潰瘍でした。
2ヶ月の休暇要請が通ったので、ばんばん投下していくつもり…です。
これからもよろしくお願いします
156 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)
[sage]:2012/11/01(木) 01:12:08.30 ID:oxDvLDWMo
楽しみにしてるが無理すんなよ
157 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/11/01(木) 07:09:12.24 ID:i995uuoOo
あまり無理するなよ
ゆっくりでも支援
158 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2012/11/01(木) 09:06:41.78 ID:yljSIXbAO
投下は嬉しいけど無理すんな
159 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/11/01(木) 10:22:00.19 ID:YDPSJX51o
無理スンナよマジ
160 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(埼玉県)
[sage]:2012/11/02(金) 05:44:07.47 ID:lMvLWynZo
休めしwww
161 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)
[sage]:2012/11/02(金) 22:07:47.63 ID:JMlZZ4/Go
穴空くぞw
162 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/11/12(月) 02:24:46.89 ID:xJaynvXYo
体大丈夫か?
163 :
◆PdlzBqh.jg
:2012/11/21(水) 22:03:21.04 ID:aQvJpPbv0
どうも、投下すると言っておいて無理でした、すいません。
Twitterの方で報告しようと思ったんですがPC・携帯使用禁止令が出て触れませんでした。
えっと、簡単に言うと穿孔を起こしていました。胃に穴が空いているということですね。
全治2ヶ月、ようやくPCに触れましたが投下はできそうにないです、すいません。
来月中旬には投下できるまで回復してそうなので、それまで待ってていただけると幸いです。
それでは。
164 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)
[sage]:2012/11/21(水) 22:18:52.06 ID:1pPPyTmWo
あいてたのか
なーんも考えずにのんびり休め
お大事に
165 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/11/22(木) 09:46:59.70 ID:h87H+LCWo
秘孔をつれたのか… ゆっくり休むといいよー
166 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/12/18(火) 23:21:29.24 ID:JZnC23/2o
へーい
167 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2012/12/25(火) 06:05:12.02 ID:CODHiQXIO
大事にな
168 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/01/12(土) 10:31:11.79 ID:mav5XjwIO
まだか
169 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/01/20(日) 19:55:30.13 ID:PSSvnOfIO
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