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レジアイス「じゃきー!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/26(金) 04:41:18.31 ID:+jtt/+TGo

レジアイス「じゃきー!(だれだおまえ!)」


レジアイス「じゃきーじゃきー!(ここははいってきちゃいけないんだぞ!)」プンプン


レジアイス「じゃき……………じゃきー?(わかったらとっとと…………え?)」キョトン


レジアイス「じゃ、じゃきー……?(え、わたしをつかまえにきた……?)」


レジアイス「…………じゃきー!! じゃきーじゃきー!(…………ばかにするなー! わたしはなー!すっごくえらくてつよいんだぞー!)」プンプン


レジアイス「じゃきー! じゃきー!!(わたしのおとーさんはすっごくすごいんだぞ! だからわたしもすごいんだぞ!)」


レジアイス「じゃきー!……じゃきー(それにすっごくつめたいんだぞー!……どうだ、すごいでしょー)」フフン

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バームくんへ @ 2025/06/11(水) 20:52:59.15 ID:9hFPsRzXO
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秘境 @ 2025/06/10(火) 00:47:53.81 ID:BDVYljqu0
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【安価】上条「とある禁書目録で」鴻野江「仮面ライダー」【禁書】 @ 2025/06/09(月) 21:43:10.25 ID:qDlYab/50
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ツナ「(雲雀さん?!)」雲雀「・・・」ビショビショ @ 2025/06/07(土) 01:30:36.87 ID:AfN9Rsm0O
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【安価コンマ】障害走を極めるその5【ウマ娘】 @ 2025/06/06(金) 01:05:45.46 ID:RaUitMs20
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貴様たちの整備のお陰で使いやすくしてくれてありがとう @ 2025/06/04(水) 20:56:21.03 ID:QjuK6rXtO
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阿笠「わしの乳首に米粒をくっ付けたぞい」コナン「は?」灰原「は?」 @ 2025/06/04(水) 04:01:13.39 ID:ZjrmryLdO
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レッド(無口とか幽霊とか言われるけどまだ電脳世界) @ 2025/06/02(月) 21:21:00.13 ID:ix3UWcFtO
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/26(金) 04:42:58.15 ID:+jtt/+TGo

レジアイス「じゃきーじゃきー…………じゃき? じゃきー?(ふっふーん、わかったんならとっとと…………ん? だれそいつ?)」ドリュウズ


レジアイス「じゃき? じゃきじゃきー?(なによ、やるきなの? いたくなってもしらないよ?)」


レジアイス「?…………じゃきー! じゃきーー!(?…………なんだとー! ほんとにつよいんだぞー!)」プンプン


レジアイス「じゃきー! じゃきーじゃきー!(もうおこった! ばーかばーか!)」チャージ


レジアイス「じゃきー!(えやー!!)」ビーム


レジアイス「…………じゃきー!(…………どーだまいったか!)」


レジアイス「じゃき? じゃきー?(あれ、どうしたの? いたくないの?)」キョトン


レジアイス「……じゃ、じゃきー! じゃきーじゃきー!(……あ、ちがうもん! いまのはてかげんしたんだもん!)」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/26(金) 04:44:13.44 ID:+jtt/+TGo

レジアイス「じゃきー! じゃきーー!…………じゃきー!!(むきーっ! ほんとにつよいんだってばー!…………ほんとだよー!!)」


レジアイス「じゃき! じゃきー!(もうしらない! しんじゃえばかー!)」ロックオン


レジアイス「じゃきーーー!!!(とりゃーーー!!!)」デンジホウ


レジアイス「ふー…………じゃきー!(ふー…………どうだおもいしったか!)」


レジアイス「じゃき? じゃきー?…………じゃきー?(ってあれ? なんともないの?…………あれー?)」


レジアイス「じゃきー! じゃきー!(ちょっとー! なんかずるしてるんでしょ!)」プンプン


レジアイス「じゃきー!…………じゃき? じゃきー?(ずるはいけないんだよー!…………え? あいしょう?)」


レジアイス「じゃき? じゃきじゃきー?(たいぷ? なにそれわたししらないよ?)」キョトン

4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/26(金) 04:45:26.91 ID:+jtt/+TGo

レジアイス「じゃきー? じゃき?(れいとうびーむ? どうやってやるのそれ?)」


レジアイス「じゃきー! じゃきー……じゃき、じゃきー?(あ、それはしってる! えーっと……あれ、どうやるんだったっけ?)」コゴエルカゼ


レジアイス「じゃきー! じゃきーー! じゃきーじゃきー!(あー! またばかにしてー! わたしばかじゃないもん!)」


レジアイス「じゃききー! じゃきー!(できるのまだあるもん! ばかじゃないもん!)」


レジアイス「じゃき! じゃき! じゃきー!(いいもん! みてて! すぐやっちゃうから!)」


レジアイス「じゃきー(せーーーのっ)」ググッ


レジアイス「じゃきー!(やー!)」ドワスレ


レジアイス「……」


レジアイス「…………」


レジアイス「……じゃき?(……ふぇ?)」ポカーン


レジアイス「じゃきじゃきー?(あれ、おにいちゃんだれ?)」


レジアイス「……じゃき!(……あ!)」


レジアイス「じゃきじゃきー! じゃきーー!(ここははいっちゃだめなんだぞー! でてけー!)」




おわり。
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2012/10/26(金) 05:06:00.59 ID:+jtt/+TGo

以上です。

流行の京太郎ssを書こうとしていたはずがなぜかレジアイスssになってた。

レジアイスかわいいよね。じゃきー!



以下細々と不定期に小ネタを透華する予定。思いつき次第に。

ものを書く力はだんだん付いていくと思うので、暖かい目で見ててください。
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/10/26(金) 05:28:10.03 ID:sPqQlQxAO
>>5
> 以上です。

レジアイスが可愛いのはわかったからちょっとポケモンセンター行こうか
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/26(金) 07:52:00.21 ID:fR25aGuy0
一発ネタかと見に来たらレジアイスに萌え殺されるスレだったでござる
>>6
俺も行ってくる
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/26(金) 08:44:07.33 ID:xwuDMW9IO

方向性変わり過ぎじゃないかwwwwww
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage saga]:2012/10/26(金) 09:27:32.13 ID:FsMcn2no0
俺もうレジアイス厳選しない
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/26(金) 09:50:06.29 ID:l84vQ+i8o
さあ、次は縁側でお茶をすすってるようなレジギガスを書くんだ
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/10/26(金) 10:52:04.19 ID:J7LJgGHAO
ジャギー
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/26(金) 12:01:49.30 ID:xwuDMW9IO
B2でレジアイス捕まえられたっけ?
ちょっと捕まえて来る
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]:2012/10/26(金) 13:15:04.14 ID:AlOmq/LAO
レジロック捕まえてる別バージョンのソフトと赤外線でキー交換すれば出来るよ。
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/10/26(金) 16:15:33.87 ID:tD60Kd770
オタマロ「ふぇ?」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/26(金) 22:30:18.27 ID:ckVGHOEdo
友達にレジアイス殺してセーブさせられたの思い出してしまった
16 : ◆P0NHVGGGLA :2012/11/18(日) 02:39:41.64 ID:uP6GYqFYo


わたしはレジアイスである。



名前はまだない。

17 : ◆P0NHVGGGLA [sage]:2012/11/18(日) 02:40:25.16 ID:uP6GYqFYo

ない、というより、「レジアイス」とそのまま呼ばれてる。

このことに、わたしは大層憤慨しておる。

考えてみよ。

愛猫を「猫」とよぶ主がどこにいるというのだろう。

……え? いるの?

まあいいや。
18 : ◆P0NHVGGGLA [sage]:2012/11/18(日) 02:41:04.69 ID:uP6GYqFYo


そんなわけで、わたしを「レジアイス」と呼ぶことに少しばかり不満があるのだ。

それはまあ、希少種だし、ほぼ個体名とも言えなくもないけれど。

せっかく拿捕(ゲット)したのだから、もう少し愛着を持っても。

いいんじゃないのかな?

19 : ◆P0NHVGGGLA [sage]:2012/11/18(日) 02:42:49.45 ID:uP6GYqFYo

ていうか「レジアイス」って名前かわいくなさすぎ。

なによ家族みんなしてレジレジレジって。

せめて女の子くらい別にしてくれてもいいのに。

ねーそう思うでしょ?

ねーねー。

だからかわいい名前つけてってば。

うん。

…………うーん。

レジ子は、やだなぁ。

レジ美もやだ。

愛子……はちょっといいかもだけど、絶対適当でしょそれ。

20 : ◆P0NHVGGGLA [sage]:2012/11/18(日) 02:48:11.86 ID:uP6GYqFYo

……もー!

ちゃんとかんがえてってば!

もっとかわいい名前がいいの!

たとえばさー、いちご、とか、みかん、みたいな。



なに? おいしそう?

なんでよ。かわいいじゃん。

むー。

じゃあなにがいいのさー!
21 : ◆P0NHVGGGLA [sage]:2012/11/18(日) 02:51:44.37 ID:uP6GYqFYo

今日はこんなとこで。
面白く書けてるのかわからんけど。

続きはまた……いつになるだろう。
1か月ほっといたら落ちるんだっけ?
それまでには来ます。
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 13:36:25.63 ID:Q6Un+9xG0
たまげたなあ
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 21:04:10.67 ID:xR/nLIP3o
そのランオフェンスでTD取れなかったチームが2部にまだいるんですがそれは
もし北大札学あたり圧倒出来るとするなら、なんというか1部と2部のレベル差が怪しくなってくる
24 : ◆P0NHVGGGLA [sage]:2012/12/16(日) 21:06:02.64 ID:xR/nLIP3o
ミスった

ミスった


法政負けて悔しいついでに更新します
非常にゆっくりいきます
25 : ◆P0NHVGGGLA [sage]:2012/12/20(木) 06:33:48.64 ID:eMSZP+Gho

レジアイスとはボールで捕まえずに仲良くなりたい。
警戒しつつも初めての友達に内心ウキウキしてるレジアイスかわいい。

カタコトでロボ口調なレジアイスかわいい。
流暢に話せるようになるまでずっと付きっきりで教えてあげるよレジアイス。

ミックスオレ飲もうとしたら体温で凍っちゃうレジアイスかわいい。
なんで凍ったのか分からなくて不思議そうにしてるけど結局そのままシャリシャリ食べ始めてアホかわいいよレジアイス。

ふみつけしようとしても足が短くて上手くできないレジアイスかわいい。
ムキになってジャンプし始めるレジアイス。でもそれってもう別の技だよね。

すっかり信頼しきっちゃって甘えまくるレジアイスかわいい。
頭を撫でてあげるとほんわかした笑顔向けてくるレジアイス。でもそんなに信用しちゃって本当にいいのかな?

脈絡なくデコピンしてみると涙目で見上げてくるレジアイスかわいい。でも笑顔を向ければなにもなかったかのように笑顔を返してくる。
一息ついたら今度はちょっと力を込めてビンタしてみる。なにがなんだか分からないといった表情で震えながらこちらを見上げてくるレジアイスかわいい。

大爆発するよう命令したらウルウルしながらこっち見てくるレジアイスかわいい。
威力もそんなにないし瀕死になっちゃうけど、良い子だからちゃんと命令は聞くよね。

努力値を振る為に延々とヒトモシを倒すよう命令する。
最初はバトルに張り切ってたけど、ヒトモシのことがだんだん可哀想になってきて表情が暗くなっていくレジアイスかわいい。

50匹倒したあたりでもう止めたいと言い出し始めるレジアイス。
でもまだ目的の数値に達してないから続けなきゃだめだよレジアイス。まだまだがんばれるよね?

ようやく極振りが終わってほっとするレジアイス。ヒトモシたちの断末魔が頭に響いて夜も眠れないレジアイスかわいい。
それじゃあ次はマッギョを倒しにいこうねレジアイス。

淡々と野生ポケモンを倒してくうちにレジアイスの瞳がみるみる淀んでかわいい。
瀕死な姿と悲鳴で心が壊れそうになるけど、大好きなトモダチがいるからなんとか繋ぎとめられてる。
ずっと一緒にいてあげるから安心してね。余計なことは考えなくてもいいんだよ。

全てが終わってとっても強くなったレジアイス。「頑張ったね」と久々に優しく撫でてあげると、目の光と笑顔がだんだん戻っていってかわいい。
しばらく甘える余裕がなくて出来なかった分、ごろごろとじゃれてくるレジアイスかわいい。こっちもぎゅっと抱きしめて応えてあげる。



ん、どうしたのレジアイス?
ああ、これは学習装置だよ。他の子に持たせる用のね。



それじゃ、もうちょっと頑張ろうか。
みんなのためにがんばれる優しい子だもんねレジアイスは。
かわいいよ、レジアイス。



かしこ
26 : ◆P0NHVGGGLA [saga]:2012/12/20(木) 06:42:58.13 ID:eMSZP+Gho
うーんこの

この



宣言しといて4日あけるという暴挙。でもageてなかったから誰も見てないであろう罠。もといミス。
そもそもこのスレどういう方向性のss書くかも明確に出来てないっていう。
まあいいか。

これから冬休みに入るのでちょくちょく投下したい。
というセルフプレッシャーをかけてみる。
ではお休みなさい。
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 11:06:49.42 ID:KYxmkNaAO
何があったらこんなにレジアイスを愛でることができるんだWWW
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 12:14:44.74 ID:JmItA/nAO
レジスチルは鋼の置物
ただし波紋疾走すれば英雄になれる

異論は認めた
29 : ◆P0NHVGGGLA :2012/12/20(木) 18:19:56.51 ID:eMSZP+Gho

【ひかえめレジアイス】

レジアイス「じゃきー」



【おくびょうレジアイス】

レジアイス「じゃきー」



【おだやかレジアイス】

レジアイス「じゃきー」



【ずぶといレジアイス】

レジアイス「じゃきー」



みんなちがってみんないい。

おわり
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 20:14:15.18 ID:aVLckK9to
なんてヤロウだ

そこまでやってもwiーfi対戦での結果(勝利)に繋がらなくて徒労・無力感・絶望に打ちのめされるレジアイスかわいい

何度やっても勝てなくて、トレーナーが隠した溜め息を聴いて更に落ち込むレジアイス

対戦用の手持ちを再編するための孵化厳選で、孵化したてのポケモンを親もなく野生に返すトレーナーを見るレジアイス

厳選が終わり、また新しいポケモンの努力値を振りが始まると知ったレジアイス

そして努力値振りの途中、倒しているポケモンが今まで逃がしたポケモンだと気付いてしまったレジアイス

そんなレジアイスを見たいだなんて、とても同じ人間とは思えない(棒)
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 21:05:32.52 ID:eCmRbFhuo
ここには様々な愛の形が満ち溢れている…
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 18:24:39.52 ID:9doaAmWv0
今日レジアイス厳選してつかまえた瞬間このスレを思い出して開いたらまだあった

じゃきー
33 : ◆P0NHVGGGLA [sage]:2013/01/09(水) 18:01:50.00 ID:KXYFYrW1o
俺も今更新見て思い出した(震え声)

書こう書こうとはしてたんだけどネタが思いつかないっていう
せっかくだから日付変わる前になんか書きますね

なにかリクエストというかネタ提供してくれたら非常に嬉しい(チラッ
34 : ◆P0NHVGGGLA [sage]:2013/01/10(木) 04:57:04.03 ID:MeeE7Hkmo
レポートのばかやろうマーケティングなんか知るかぼけなす
明日こそは書きます

ageてなくてよかった…
なんだか見てくれてた人地味にいるみたいだし
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/10(木) 11:37:05.37 ID:RTHTCgU6o
そのマーケティングをネタに書いてくれよ
36 : ◆P0NHVGGGLA [sage]:2013/01/11(金) 01:12:54.53 ID:LTRF5coTo
おうふ、天則やってたら日ぃまたいでた
今からなんかかいてきます

>>35ど、どうネタにすれば……
37 : ◆P0NHVGGGLA :2013/01/11(金) 03:24:04.16 ID:LTRF5coTo

【最初の3体がレジだったら】


オーキド「おお、よくきたな! まっておったぞ」

レッド「お待たせしてすみませんでした。お電話いただいたあと腹の調子が悪くなって……」

オーキド「いやなに、気にせんでもいい。そこまで急ぎの用ではないからのう」

レッド「いやほんと申し訳ないです……それで、一体どういったご用事で?」

オーキド「うむ、そのことなんじゃがのー……ほれ、そこに三つのボールがあるじゃろ?」

レッド(ボール……ポケモンか? にしてはガラスケースに監視カメラもついててなんだか物々しいな……)

レッド「あ、はい。なんていうか、やけに厳重なようで」

オーキド「この3匹はちょいと特別なポケモンでのお、研究を依頼されて預かっているものたちなんじゃ」

レッド「はあ」

オーキド「それで、だ。察しているだろうが今日君に来てもらったのは他でもない、このポケモンに関してなんじゃ」



オーキド「単刀直入に言おう。レッドよ、預かってはくれないか?」

38 : ◆P0NHVGGGLA :2013/01/11(金) 03:26:06.96 ID:LTRF5coTo

レッド「あず……って、え? 僕が預かるんですか?」

オーキド「ああ。聞いたが、レッド君は近々トレーナーとして旅に出るそうじゃないか。孫が話しておったぞ」

レッド「ええ、まあ。前々からそれは考えていたんですが、来週父が単身赴任から帰ってくるので丁度良い機会かなと思いまして」

レッド(母さん一人残して出てくのはアレだったからな……)

オーキド「いやあ、母親想いの良い子じゃ……まったくうちのグリーンときたらまったく、君の爪の垢を飲ませてやりたいわ」

オーキド「まあ旅に行かせたのはわしなんじゃが……っと、話がずれたな」

オーキド「で、だ。ちょっとした理由があっての、旅の道連れにこのうちの一匹を連れて行ってはくれないかと考えたのじゃよ」

レッド「それはまた、なんていうか……その、大事なポケモンなんですよね? それを僕なんかに……」

オーキド「実は最近研究がひと段落ついてな、こいつらをここに置いておく必要があまりなくなって来たんじゃ」

オーキド「しかしこんな田舎の研究所で暇をさせているのも可哀想じゃろうて、せっかくイッシュから遥々来てくれたのじゃからカントーのあちこちに連れ回してやろうかと思ったんじゃが」

オーキド「わしももうジジイ! 長旅をしようにも体がついていかん。それに残って出来る研究もまだまだ残っているしな」

オーキド「そこで、若くて元気なトレーナーが旅立とうという話を聞いたのじゃ。ならば任せてしまう他ないと考えるのは当然じゃろ? なあ、レッド君よ」
39 : ◆P0NHVGGGLA :2013/01/11(金) 03:27:36.90 ID:LTRF5coTo

レッド「いやいや博士ってばそんなこと言って、全然元気ですって。」

レッド「でも余所から預かっている大事なポケモンなんですよね? 僕みたいな駆け出しの新米に……本当にいいんですか? いえ、旅の仲間が増えるのは吝かではないというかむしろ嬉しいんですけども」

オーキド「いい、いい。ほら、君はポケモンの扱いというか、心を通わせるのが昔から上手かったじゃろ。あのピジョンの件は今でも覚えておるぞ、うん」

オーキド「それとこのポケモンの扱いに関しては向こうさんからも『全面的に一任する』ということで依頼されているしの」

レッド「そういうことなら……いやでも、いくらなんでもこんな子供に任せるのは話が別なんじゃ?」

オーキド「まったく細かいのう……。いいんじゃよ、このわしが判断したんじゃ。誰にも文句は言わせん」

オーキド「それに、これもれっきとした研究の一環でもある。君もよく知っているじゃろう? ポケモンというのはトレーナーと共にいることでしばしば新しい面を見せてくれるものじゃ」

オーキド「だからの、君がこの子たちを連れて旅をすることで、これまでの研究では発見されていなかった何かが浮かび上がるはずなんじゃ」

レッド「……」

オーキド「……さて。ここまで聞いて、まだ何かゴネることはあるかな?」

レッド「ゴネるだなんてそんな……いえ」


レッド「……はい、分かりました。是非引き受けさせていただきます」


オーキド「うむ! よくぞ言ってくれた!」

40 : ◆P0NHVGGGLA :2013/01/11(金) 03:38:49.42 ID:LTRF5coTo
ねむいねます
非常に筆が遅くて自分でびっくり。SS投下してる人たちすげえ、改めて思った。
慣れれば文章湧くのも早くなるんかな。
続きは明日(今日)授業中にでも書くかもしれません。多分。

あ、レジアイスたんの設定決めかねているんだけど、なにかこういうのがウケがいいってのあれば教えてください
怜:幼女 元気な幼女 クールな幼女 ツンデレな幼女 中二な幼女 大人の幼女



しかしこのトリップ大文字多いな、かっけえ
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 03:44:09.08 ID:MVp8DJs3o
幼女しかいねえ!
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 06:42:09.05 ID:VyaDbIUao
大人の幼……女?
経験済みなのか大人っぽいのか
それとも見た目は大人、中身は幼女なのか
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 17:11:48.95 ID:ZZh494sO0
見た目は幼女! 中身は大人! その名は……
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 18:42:11.24 ID:30E5nkTAO
ロリババア!
45 : ◆P0NHVGGGLA [sagesaga]:2013/01/13(日) 03:10:48.27 ID:5ydQ6jAbo
>>44
そ れ だ

授業中に書くといったな、あれは嘘だ。テスト前の講義でそんな余裕なかった
今から書いてきます。投下時間は前回3レスに2時間かけたことからもお察し
46 : ◆P0NHVGGGLA [sagesaga]:2013/01/13(日) 04:07:34.48 ID:5ydQ6jAbo

レッドがようやく、とはいってもそこまで渋っていたわけでもないが、頷いてくれたことにオーキドは安堵の息を吐いた。

オーキド「いやー安心したわい。君が引き受けてくれなかったらどうしようかと……いや、ありがたいありがたい」

レッド「博士の頼みですし、断るなんて真似はとてもできませんよ。連れて行くポケモンもどうしようかと思っていたとこですし」

レッドも数匹ポケモンを持っていたが、如何せん彼にとって家族のような存在であり、旅に連れて行って野生のポケモンと闘うことになるのが嫌だった。
加えて彼の母親も同じくポケモンたちを家族として大切にしていたので、いなくなってしまっては母を悲しませてしまう。それをレッドは絶対に避けたかった。

オーキド「君に連絡を入れる前も一応他の信頼できる知り合いに頼んでみたりしたんだがのう、どいつもこいつも頭が固いのなんの。あーだこーだ言って受けてはくれなかったんじゃよ」

頑固なのは君もじゃがの、とオーキドはかぶりを振った。レッドは苦笑しつつ、

レッド「それはまあ。さっきの話からもそうですし、こんな厳重に保管してるくらいだから相当大変なポケモンなんでしょう? 責任がちょっと重いっていうか、こう」

オーキド「おおそうじゃそうじゃ、まだこのポケモンたちについて紹介していなかったな。……態となんだが」

ボソリと最後につぶやいた言葉はレッドの耳に届かなかった。
オーキドはパソコンや大量の紙資料が載った自身のデスクに向かった。そしてカチカチとマウスを一、二操作するとレッドを手招く。
レッドがオーキドの隣に並ぶと、

オーキド「ほれ、ここに映っているのがその三匹じゃ」
47 : ◆P0NHVGGGLA [sage]:2013/01/13(日) 04:54:11.96 ID:b5oMk2IAo
深夜に書くのがいけない(確信)
次から時間帯に気をつけてやろう

明日成人式で暇だろうから書きます
48 : ◆P0NHVGGGLA [saga]:2013/01/15(火) 01:50:26.67 ID:NPaDaGg8o

レッドがパソコンのディスプレイを覗くと、三つのウインドウが表示されていた。
そこには恐らくポケモンであろう写真が映し出されていた。恐らく、というのもそのどれもがレッドにとって見たことのない姿かたちをしていたからである。

レッド「これは……? 見たことないポケモンですけど……」

オーキド「これらは、左から『レジロック』『レジアイス』『レジスチル』という。最近になって発見されたから、まあ知らなくても当然じゃな」

オーキド「まだ世界で報告例が五にも満たなくてな。ここにいる三匹はイッシュ地方にある遺跡でまとめて見つかったものじゃ」

レッド「! 五って……それ貴重ってレベルじゃないでしょう!?」

ポケモンは生物である以上、一部の例外を除いてその殆どが繁殖能力を持っており、希少性に差はあれど非常に多数の個体が各地に生息している。
しかし中には世界中を捜してもわずか一匹しか確認されていない、もしくは伝承や神話にて存在が示唆されているポケモンがいる。

オーキド「そう、いわゆる『伝説のポケモン』というやつじゃよ」

49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/16(水) 23:08:10.78 ID:mSozpdoD0
何だこのスレ、俺得以外の何物でもない

支援つttp://blog-imgs-41-origin.fc2.com/d/e/n/den21/nmoe48.jpg
50 : ◆P0NHVGGGLA [sage]:2013/01/21(月) 02:48:12.57 ID:UtaEjhwxo

レジアイス「そう。見たところその機械に記録されている数値はあくまで種の平均に過ぎないし、なにしろ基本的な能力値しか纏められていないの」

レッド「能力値って、えっと……体力、物理攻撃、物理防御、特殊攻撃、特殊防御、素早さ……の六つ、のことだよな。これ以外にもまだあるってこと?」

レジアイス「それ以外、というよりもその六つの分類が曖昧すぎるの」

考えてもみなさい、と馬鹿にしたような眼差しを向けながら続ける。

レジアイス「物理攻撃に関しては、そもそも攻撃ってのは手段や部位で威力が変わるものでしょ。パンチの威力は腕力から求められるし、キックをするなら脚力による」

これはまた話が変わってくるんだけど、と一言挟む。

レジアイス「同じパンチでもその場に立ったまま殴るのと助走をつけて殴るのとで威力は変わるでしょ?助走をつけるとするとそのスピードの違いでも威力は変わってくる。つまり足の速さ……『素早さ』によって『攻撃翌力』が変わるのよ。」

レッド「あ……うん、そうだな。そりゃそうだ」

当然でしょ、とでも言わんばかりのレジアイスの視線を受け、レッドは話を曖昧に理解しつつも相槌を打った。

レジアイス「他にも……例えば、私はパンチ力はそこまで強くもないのよ。多分トランセル一匹殴り潰すことも出来ないわね」

レジアイス「でもほら、私って『すっごい体が重い』じゃない? その二百キロある『すっごく重い』私に圧し掛かられたらトランセル君はどうなるかしら?」

なんだか妙にショッキングな映像が頭に浮かび、レッドは気分が些かダウンした。

レッド「……っていうかまだ根に持ってるのか。何回も謝っただろ」

レジアイス「うっさいバカ」

レジアイスはジロリと怒気を含んだ目でにらみつけてきた。こわい。

レジアイス「それで、よ。普通にパンチしても倒せないけど、全身で『のしかかり』という攻撃をしたら倒せちゃいます。さて、私の『物理攻撃翌力』は高いのでしょーか、低いのでしょーか?」

51 : ◆P0NHVGGGLA [sage]:2013/01/21(月) 02:49:12.74 ID:UtaEjhwxo
ミスなのよー
↑は無しですの
52 : ◆P0NHVGGGLA [sage]:2013/01/21(月) 02:49:48.75 ID:UtaEjhwxo

レッド「で…………っ」

伝説のポケモン。その名の通り土地どちで伝説にて語り継がれる、強大で唯一の存在。その雄姿は数多くの研究者、冒険者、トレーナー、青年、子供、本で読み聞いた者、実際にその目にした者、様々な人々を虜にし魅了する。

レッドもその例に漏れず、小さい頃に絵本で読んだ伝説の鳥ポケモンに憧れを抱いている少年の一人であった。
彼の知るそのポケモンではないにしろ、世界中の人々が夢に見た伝説が、今目の前にある。そんな彼の心境たるや。

オーキド「わしはそっち方面にはあまり詳しくないのじゃが、なんでも洞窟の奥にある古い遺跡に封印されていたらしい」

封印というのはあくまで例えじゃがの、と挟む。

オーキド「以前から各地の遺跡で壁画などで存在そのものは示唆されていたが、実際に個体そのものを確認するには至っておらんかった。しかしつい二年前、ホウエンの考古学者がその辺の謎を解読することに成功したんじゃ」

オーキド「まあ細かいことは省くが、そのおかげでレジロックらに関する手がかりが一気に解明してな。現在ではそれまでに発見されていた同種と見られる遺跡の全てで個体の確認、ないし捕獲がされておる」
53 : ◆P0NHVGGGLA [sage]:2013/01/21(月) 02:50:41.43 ID:UtaEjhwxo

捕獲、という単語にレッドは小さく驚いた。
伝説のポケモンは一般に協会……ポケモンリーグや研究者団体などによる連盟協会によって保護という名の監視がされており、トレーナーが個人で所有することを禁止されている。
というのも、伝説のポケモンは総じて非常に強い能力を有しており、普通のトレーナーでは捕まえようとしても手酷い返り討ちに遭ってしまうのが関の山で、中には死亡または重症の怪我を負うことも過去に幾度もあった。
その上気位が高いため、例え捕獲に成功してもトレーナーの言うことをまともに聞くともとも限らず、暴走して周囲に損害を与える危険性がある。
そのため伝説のポケモンの捕獲、ないし捕獲行動を禁止されている……のであるが。

レッド「でん……伝説のポケモンって、捕獲が禁止されているんじゃ……?」

オーキド「原則的にはな。今回は複数個体が確認されているということもあって、研究目的の名目で限定的に許可を取り付けたらしい」

オーキド「その際に協会側が、但し研究機関については協会の信頼のおける施設を指定する、という条件を付けてのう。そこで選ばれたのがこのワシのところだったんじゃ」

老人のドヤ顔ってすごい、レッドは初めて思った。なんというか、どこか説得力に溢れている。気がする。

レッド「はあ、そうですか……それにしてもよく捕まえられましたね」

伝説のポケモンであるということは、この三匹も相当な力を持っているのだろう。
そう思ったレッドは疑問を口にした。
54 : ◆P0NHVGGGLA [sage]:2013/01/21(月) 02:51:21.95 ID:UtaEjhwxo

オーキド「そこなんじゃよ。発見者連中の話だと、なんでもこやつら三匹ともやけに大人しくて、いくら近づいても威嚇行動の一つもしてこなかったらしい」

オーキド「そこで当地の研究者連中は試験的にと捕獲に乗り切ったんじゃが、なんともあっさり、ボール一個で簡単に捕まってしまったというのじゃ」

オーキド「伝承によるとなにやら重要な何かを護るために鎮座している……らしい、のじゃが、そんな素振りは欠片も見せんでのう。まったく謎が深まるばかりじゃ」

オーキドは困ったような、楽しいような、そんな表情を浮かべた。研究者の性、というべきだろうか。謎を解明することが使命であると共に、謎そのものに直面することが生きがいであり趣味なのであろう。
レッドはオーキドのこういった面を深く尊敬していた。『好き』を極限まで成就させる真っ直ぐな生き方をするオーキドをレッドは目指していた。

55 : ◆P0NHVGGGLA [sage]:2013/01/21(月) 02:59:49.64 ID:UtaEjhwxo
とりあえず出来た分ここまでで投下
>>50はかなり後の未定の部分なのでスルーをば。

肝心のレジアイスたんがまだ出てきてません、ごめんなさい
あと10レスしないうちに登場するので、急いで頑張ります
56 : ◆P0NHVGGGLA [saga]:2013/01/21(月) 04:10:54.14 ID:X364469uo
>>52

×オーキド「以前から各地の示唆されていたが、
○オーキド「複数の遺跡から存在を示唆する壁画が見つかるなどはしていたが、

上げ忘れついでの訂正
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/21(月) 08:19:35.77 ID:1bYFBRHAO

ロリババアなレジアイスにwktkして待ってる
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/21(月) 12:58:18.23 ID:ic5olLqAO
レジをボール一個で・・・!羨まし過ぎる・・・
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/22(火) 19:30:06.57 ID:8hCVjRAFo
レジ三体をプレミアで捕まえようとしたのはいい思い出
60 : ◆P0NHVGGGLA :2013/01/27(日) 23:55:08.90 ID:wOw8mmMyo


オーキド「…………っと、そんなことよりだ。決まったからにはさっそく君とこいつらでご対面といかんとのう!」

そう言うとオーキドはなにやらパソコンを数秒操作した後、ボールの置かれたケースに近づいた。そして台座についている大きなボタンを押すと、ピッ、と小さな電子音が鳴り響いた。

話をさっさと切り上げボールを取り出そうとしているオーキドに対し、レッドは少々どころではない緊張の面持ちで博士の行動を見つめていた。
ボールの中身を聞いた直後は、憧れていたものが目の前にあるという喜びで胸が躍っていた。
だが改めて考えてみるとなると、自分がこれから相対しようというのは、並のポケモンではそうそう歯が立たないほど強く、過去に幾人も人間を葬ってきた『あの』伝説のポケモン……それに類するポケモンなのである。しかも、それが三匹も。
先ほど捕獲当時の様相を聞いて多少の安心はしているが、それでも恐怖―――畏怖の念は拭いきれない。

レッド「…………」

しかし、先ほど了承の旨を口にしたばかりで弱気な態度を見せるのはなんとも情けないと思われるし、自分を信頼してくれたオーキドに不信を抱かせるのは忍びなかった。
なので心中は様々な感情がグルグル飛び回りつつも、堂々とした態度を崩さないよう気を張っていたのだった。
そんなレッドの心境など気付きもせず、オーキドはケースからボールを取り出すとまた別の取っ手の付いた小さなケースに移し替えると、レッドに向き直った。

オーキド「さあ、付いてくるといい。ここじゃちと狭いからのう、外に行くとしよう」

レッド「あ……はい、わかりました」

そう言いさっさと出て行こうとするオーキドに、レッドは戸惑いを振るい落とす暇もなくその後を追うこととなった。
オーキドの自室を出、三人の研究員が作業をしている所内を通り出口に向かう、その間。
研究員たちは期待と激励の念が込められた見守るような眼差しを、レッドの背中に向けていた。

61 : ◆P0NHVGGGLA :2013/01/27(日) 23:56:22.69 ID:wOw8mmMyo

―――――オーキド研究所前

オーキド「ふむ、ここなら通行の邪魔にもならんじゃろ」

研究所の脇、出入り口から歩いて僅かも無いところでオーキドは止まった。
手に持っていたボールケースを地面に置き蓋を開け、しゃがんだ姿勢のままレッドに声をかけた。

オーキド「さあ、手に取ってみるといい。既に君を所有者として登録しておるからいつでも出して大丈夫じゃ」

レッド「……はい」

レッド(登録済んでるって……これ初めから俺が断らないって踏んでたな)

やや腑に落ちない発言を聞き流しつつ、レッドはオーキドの元へ寄って一つのボール―――とりあえず右端のものを選んだ。
中身は分からないがどうせ全部開放するのだから、と適当に考えての選択だ。

レッド(よし。まだ緊張は解けないけど……肚ぁくくるとすっか)

ボールの中央についた大きなボタンを押しセーフティを解除する。すると手の中でボールが一回り大きくなり、ポケモンを外へ出す準備が完了した。
もう一度ボタンを押しこみ、そのままにする。その指を離せば約一秒にポケモンが目の前に現れるだろう。

オーキド「そこまで大きいポケモンではないから、気にせんでその辺に投げるといい。手の中で出すと大変なことになるがの」

オーキドの指南にレッドは頷きで返し、目の前十メートルほどの地面を見つめる。
目標は決定した。
意を決し、レッドは右腕を振りかぶった。

レッド(出てこい……っ! 伝説のポケモン……っ!)

レッドの手から離れたモンスターボールはゆっくりと放物線を描いた。
そしてボールが地面に着く刹那。

小さな光と共に、異形の怪物が姿を現した。

62 : ◆P0NHVGGGLA :2013/01/29(火) 04:27:53.50 ID:S1gV3SfWo


―――パシュ、と空気が抜けるような音がした。何度も聞いたことがあるボールの音だ。
レッドがボールを投げた先に現れたのは。

レジロック「……………………」

岩の塊だった。
黒、茶、黄色がかった白など色をした幾つかの塊が、人の形に集まって出来ているような外見。
恐らく顔であろうパーツに小さい点がH字にある。目、もしくは鼻といったところだろうか。
先ほど研究所で見せられた画像の記憶が正しければ……『レジロック』なのであろう。
というか見たまんまの名前だ。

オーキド「こいつはレジロック。見ての通り岩タイプのポケモンじゃ」

レッド「レジロック……これが……」

レッド(初めて……見る、これが『伝説のポケモン』…………このプレッシャー……!)

レジロック「…………」

何かを見つめているのかピクリとも動かないレジロック。
さして巨大という訳ではないが、黙して直立する岩石のポケモンはそれだけで相対するレッドにその存在感を伝えてくる。

レジロック「………………」

レッド(動かない……? 大人しい、と博士は言っていたが……)

全く思考が読めない。ただ黙ってそこにいるだけのように見える。
しかしレッドの脳内には、伝説というネームの先入観からか、レジロックの背後にゴゴゴゴゴ…………と重々しい文字が映像に付け足されていた。

レジロック「……………………」

一向に動く気配がない。
しかしそれだけで、何物も寄せ付けることのないオーラを滲ませるレジロックに、レッドも硬直し一切の行動を起こせずにいた。

63 : ◆P0NHVGGGLA :2013/01/29(火) 04:28:23.30 ID:S1gV3SfWo

レッド(く……このプレッシャー……『伝説』……! 一歩も動けやしねえ……くそっ!)

レッド(いや……だけどこのままじゃ埒があかねえ。向こうが動かない以上こっちからモーションを起こすしか……)

レッド(と、とりあえず…………そう、会話だ。とにかくコミュニケーションをはかるんだ。まずは……そう……それしかない……!)

レッド、この日何度目かの決意を固める。
状況を打開する一手……レッドはコミュニケーションをとることでまずは一歩、行動を起こそうと考えた。

レジロック「…………………………」

レッド(よし……よし! やるぞ! まずは一つ会話を……通じるか分かんないけど……やってやる……!)

レッド(会話の基本…………そうだ、挨拶………挨拶だ……! 『こんにちは』……たった一言…………言ってやる…………!)

レッド「えーっと……こ、……こんにちは……」

ようやく口をついた言葉は、少々まごつきながらもしっかりとレジロックに向けて放たれた。

レッド(よし……言ってやったぞ!)

レジロックに対して言葉を投げかけられたことでレッドは小さな満足感を得た。
なんとも情けない姿だが、今のレッドには緊張のせいでそれが精一杯だった。
だがしかし、

レジロック「…………」

そんなレッドに対し、レジロックが返した反応は変わらず無言であった。
もはや聞こえているのかも疑わしくなってくる。
64 : ◆P0NHVGGGLA :2013/02/01(金) 23:54:52.88 ID:yeCvHzXno

レッド(…………)

レッド「……博士」

オーキド「ああなに、気にするんじゃない。ワシといるときも常にこんな感じじゃよ」

レッド「はあ……」

鳴き声の一つも上げないレジロックに、レッドは何をすればいいのか考えに窮していた。
直接触るってみるか。いや無理だ。
そもそも怖くて近づくことが出来ない。
話しかけることすら躊躇われる。

オーキド「まあ、なんじゃ。レジロックのことはひとまず置いておいて、残りの二体を出してみたらどうかの」

オーキドは困り果て動けないレッドを見かね、提案を出す。

レッド「あ、はい…………そうします」

とりあえず次に出来る行動が見つかり、ほっとする。
レジロックに向けていた視線を、ボールが二個残っているケース、足元に転がっている空のボール、そして再びレジロックへと移動する。
レッドはオーキドに問いかけた。

レッド「あの。この……レジロックはどうしましょう。もう一度閉まった方がいいですか?」

オーキドは、「ふむ」と呟きレジロックの方を見やる。

オーキド「いや、そのまま出しといてやろう。せっかくの外なんじゃしこのまま遊んでおいてもらおうかの」

あれで一体どんな遊びをするというのだろう、と思いつつレッドは了解の意を首肯で答える。
見るとレジアイスの周りに数匹の小鳥が集まっていて、頭や肩に留まっていた。
和む。先ほどまで感じていたプレッシャーは何だったのだろうか。

65 : ◆P0NHVGGGLA :2013/02/02(土) 02:08:16.02 ID:mZWKIH0bo

先ほどまでレジロックが入っていた、空のボールを拾い上げケースの元にあった場所へ戻す。
そのまま隣にあるボールの一つを手に取った。
と、

レッド「ぅおっ冷た!?」

ボールを掴むと、まるで氷のような冷感がレッドに伝わった。
加えてカタカタと小さく振動していることにも気づいた。

オーキド「そのボールにはレジアイスが入っておる。……しかしボールの外にまで冷気が漏れているのか……興奮しておるのかのう」

レッド(ちょ、興奮って)

オーキドは不思議そうに首をかしげるが、その言葉を聞きレッドは恐々と――――有体に言うとビビった。

オーキド「もしかしたらレッド君に反応しておるのかもしれん。これは楽しみじゃな! さあ出してみるといい!」

レッド(えっ、これ出すの? マジで?)

何故かノリノリになるオーキドと、早々と腰が引けてしまっているレッド。
しかし尊敬する人に急かすように見つめられ、レッドはさっさと事を済ませてしまうことにした。

レッド(なんもかんも政治が悪い……政府のせいだ……)

レッド「ああくそ、出てこいレジアイス!」

やけくそ気味に投げられたボールはレジロックがいる場所から少し横にずれた地点に落ちる。
そして先ほどと同じように、小さな音とともに発光し、その場にポケモンが……
66 : ◆P0NHVGGGLA :2013/02/02(土) 02:08:59.69 ID:mZWKIH0bo





レジアイス「じゃきー!!!!!!!」




67 : ◆P0NHVGGGLA :2013/02/02(土) 02:09:56.22 ID:mZWKIH0bo

……出てくると同時に、レッドに向かって文字通り飛んで来て、



レッド「なにえちょおおおおおおおおおおおおお!?」



ビタッ、と手前一メートル程で急激に静止した。

68 : ◆P0NHVGGGLA :2013/02/02(土) 02:34:38.99 ID:mZWKIH0bo
とりあえずキリつけれた(満足)
区分つけるとしたらここまでがプロローグ?的な感じので、ここから出会い編みたいなアレ


ポケモン世界に多少の現実身を持たせようと考えるじゃん
アニメとゲームを思い出してみるじゃん
え、なにこれどうなってんの!?じゃん

ボールからポケモン出すのってどういう仕掛けになってるのみたいな
出た後のボールって勝手に戻ってくるの?転がってるの?みたいな

そんな感じで手が遅いのです、という言い訳でお茶を濁す
週一数レスを最低限にやっていくのでどうぞよろしくお願いします
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/02(土) 07:55:21.19 ID:D8i6c+xQo
じゃきー(ポケモンは地味に科学技術が発達してるから仕方ないね)
じゃきー!(それは兎も角乙。楽しみにしてる!)
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/02(土) 13:02:31.34 ID:OunLh+Oho
なにこれかわいいおもしろい
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/07(木) 22:45:18.13 ID:cX4sA6ZRo
お前がレジアイスと咲が好きなのは良く分かった
楽しみだ
72 : ◆P0NHVGGGLA [age]:2013/02/08(金) 00:08:47.77 ID:ZcmftXMfo
>>64最後のほう
×レジアイス○レジロック
レジアイスレジアイス打ち過ぎてレジまで打つと指が勝手にアイスを続けてしまう病
処方薬あったらいいな

明日夜数レス投下します
73 :すみません、今日はこれだけ  ◆P0NHVGGGLA :2013/02/09(土) 01:37:17.74 ID:jNg+2JjIo


レッド「おおおおおおぉぉぉ……って、え、あ、なに」

激突する、と思いレッドは身を強張らせたが、ぶつかる直前で急停止したことが分かると腰を抜かしてその場にへたり込んだ。
その際ぶわっと強烈な風がレッドに吹き付け、被っていた帽子が飛ばされる。

レジアイス「じゃきー!!!」

目の前の物体、レジアイスは金属音のような―――鳴き声を浴びせながら、両腕を高く上げている。
威嚇なのだろうか。どこか怒っているように感じられる。

オーキド「お、おい大丈夫かレッド君!」

レッド「え、なに俺なんかした? え、ごめんなになんなのこれなんで怒って……って寒ッ!? いやちょ寒いってマジこれ寒い!」

ふと、レッドはまるで冷凍室にいるかのような感覚に襲われた。
非常に寒い。
季節は初夏、風通しの良いポロシャツに薄手のズボンという出で立ちのレッドは、尻もちをついたまま身体をすくませ二の腕をさすった。

レッド(なんだこれ……? 急に寒く……って、このレジアイスが原因なのは考えるまでもないけど……)

オーキド「まったく、どうしたというんじゃ。普段はもっと大人しいはずなんじゃが……」

74 : ◆P0NHVGGGLA [sage]:2013/03/05(火) 04:25:09.38 ID:q/gki1CLo
ちょっと投下出来る目処が立たないのでHTML化申請してきました
単位やら部活やらでヤバいヤバい

いつか改めてスレ立てようと思います
タイトルは恐らく変えませんが、変えるにしてもそれとなく判るようにはしたいと思います
75 : ◆P0NHVGGGLA [sage]:2013/03/05(火) 04:29:40.80 ID:q/gki1CLo
いつか、というのはかなりアレでした
具体的には10月の第2週くらいでほぼ確定的に暇ができるのでその頃に。
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/09(土) 03:58:06.13 ID:jMDeA5zRo
忘れないからな
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/10(日) 01:34:24.65 ID:MrYTD4QZ0
まだこのスレがあったことに驚いた
乙です
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