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男「幸せだ」 女「?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 18:24:51.53 ID:mO9I42Hk0

俺はなんて幸せものなのだろう。

これはもしかして今が人生のピークなのだろうか。

これまで二十数年間も生きてきた中で初めての人生のピーク。

否。二十数年間しか生きてきていない中での初めてのピーク。

いやいや。ピークって言っているのに何度もあるのはおかしいのか。

男「ふふっ」

そんなくだらないことを考えていて、思わず苦笑する。

ともかく、幸せだ。この形容しがたく、なんとも歯がゆいがなんだか心地の良いこの感情。





男「幸せだな。彼女とともに暮らせるというのは。」

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2 :名無し :2012/10/28(日) 18:25:45.14 ID:QCmqB7VAO
うんこ
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 18:43:06.87 ID:mO9I42Hk0
そう。俺は彼女と同棲生活を送るのだ。
ここまでくるのは思っていたより早かった。
割ととんとん拍子で物事は進んでいる。
実のところマイペースな俺だが、しっかりとやるところはやる、というのを見せなければ。
特にこれからはこれまで以上の幸せが待っているのだから。

男「ゆくゆくは結婚……そして子供ができて、それからそれから……」

女「……何言ってるの。」

彼女がこちらに視線を向ける。ちょっと怒ってるのかな。

男「あぁ……あ、ゴメンゴメン。しっかし重いなぁ。」

いかんいかん。なんだかんだでマイペースは直らん。ここが俺のダメなところなのだ。
今は持ってきた荷物を運ぶことが最優先。それが終わってから彼女とのティータイムかな。

女「そう」



4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 18:52:54.19 ID:mO9I42Hk0
男「幸せだなぁ」

女「?」

手を止めているとまた怒られそうだったので次は手を動かしながら呟いてみる。
ぼそっと述べただけだったので彼女には聞こえなかったらしく、首を傾げている。

男「幸せだね」

女「そう」

男「もう」

彼女は基本あまり感情を表に出さないタイプだ。
先ほどはすこしむすっとしていたようだったが、それも彼氏である俺だからこそ分かるもの。
……だと思っている。
まぁ、そういうミステリアスなところが俺が彼女を好きになった理由の一つである。


5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 19:09:08.76 ID:mO9I42Hk0
そういえば彼女と出会ったのは去年の今頃だったかな、なんてまた過去を回想してみる。
もちろん手は動かしながら。
そして彼女に視線を移す。
去年初めて出会ったときは彼女はすっきりしたポニーテールだった。
今はそれをやめてロングヘアーになっている。
頭を見ると、とても黒々としていて艶のある綺麗な髪だ。
健全な男子共なら綺麗な女の子の髪の毛を触ってみたいと思ったことが一度はあるだろう。

男「触りたいなぁ」

女「やめてよ、嫌よ」

ありゃりゃ。これがツンか。
可愛いなぁ、もう。
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 19:21:37.77 ID:mO9I42Hk0
そうこうしている内に、準備は大方終わった。
彼女はベッドの上にいる。その姿もなんとも麗しい。

男「ふぅ……疲れた」

言って俺は買ったばかりの時計を見て時間を確認する。

男「あれ、もうこんな時間か」

男「ご飯作らなきゃな」

男「おい、なんか食べたいものあるか?俺が作ってやろう」

女「別に……いらない」

男「まぁまぁ……そのうち腹も減るさ」

今日はけっこう汗書いてるだろうしな。なにか物事に集中するとあまりお腹はすかないものだ。
それに加えて、彼女は小食だ。
俺はけっこう食う方だから、彼女が小食というのは少々寂しい。

男「そんなところも可愛いけどね。」

女「……」

とりあえず俺は台所に向かう
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 19:39:39.69 ID:mO9I42Hk0
そこで冷蔵庫から先ほど入れたばっかりの食材を確認しようとして冷蔵庫を見る。

男「これを運ぶのはなかなか難しかっただろうな……」

男「譲ってもらえて良かったよ」

開けて中を見てみる。といっても作るものは決まっていたが。
ずばり、カレーライス。

男「よし、これだけあれば」

料理はこれまでしたことなんてほとんどなかったが、彼女のためにできることを、と思い、
練習し始めたのだ。
カレーライス一つにしても、作るからには最高のものを作りたい。
やるからには徹底的に。マイペースな人間ほど熱中したものにはとことん熱中するというものだ。

男「ふんふ〜ん」

おぉ、鼻歌。作り始めるとどうしてもしてしまう。これには抗えない。

男「ふふふふ〜ん」

順調順調。野菜を切るのはなかなか楽しい。みじん切りが特に。
順調順調。肉を切るのもなかなか楽しい。これは一口サイズに。

男「よし」

あとは煮込むだけ。飯ももうちょっとで炊けるだろう。

それまで少々時間があるので俺は彼女のところに戻った。
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 19:52:20.68 ID:mO9I42Hk0
男「もう少しでできるからね」

女「いらないって言ったのに……」

男「まぁいいじゃん、自信はある!」

女「あっそう」

男「うぅ…そんなこと言われるとショックだなぁ」

女「……」

彼女は黙った。おお。これはあれだ。
ちょっと言いすぎてしまったかもしれないと思ってくれている。
でもなんて言っていいか分からないでいる状態。
口下手な彼女が見せるその表情。可愛い。

男「そんな照れなくてもいいのに」

女「うるさい」

まだまだデレの段階までの道のりは長いようだ。

なんて言っているうちに。

ピーピーピー

ご飯が炊けたようだ。
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 19:59:34.43 ID:mO9I42Hk0
男「ご飯!ご飯!」

女「本当脳内お花畑ね」

男「君とこうしていられるんだ、そりゃそうなるよ」

言って、台所に向かう。
おぉ……遂に初めて彼女に手料理を振る舞う時。
緊張して皿を持つ手が震える。
カレーもおいしそうだ。

男「ふぅ、良かった良かった」

まずは、無事に完成したことに安堵。
あとは彼女がおいしく食べてくれればいいのだが。

10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/28(日) 20:05:04.24 ID:7KuFYHrSo
監禁か
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 20:09:46.25 ID:mO9I42Hk0
自分の分は大盛りに、彼女の分は少し少なめに装う。

男「おまたせぇい」

女「何を入れたの?」

男「あぁ、鶏肉に、じゃがいもに、にんじんに、玉ねぎ」

男「まぁシンプルだな、シンプルイズベストってことで」

女「そうじゃ……ない」

男「ん?あぁ隠し味?入れたよ、ソースを少しね」

男「マイルドになるんだよねぇ」

女「そう」

彼女はそう言って俺の作った料理を凝視している。
まぁ分かる。料理経験の少ない、というか俺の場合、最近までゼロだった人間に
作らせた料理だ。おいしいよりはまずい確立の方が遥かに高い。
見た目はおいしそうなんだけどなぁ。
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 20:20:37.97 ID:mO9I42Hk0
男「いただきます!」

まぁ食べてみればすぐに分かる。
……結果は明らかだった。

男「うううううううめええええええええ!」

あぁ、素晴らしい。
うまいよ、うまい。
手料理、最高。

男「ん〜、ん」

そうだ。あまりのおいしさに本来の目的を忘れていた。
彼女の反応。
それが全て。
俺の全て。

女「それは良かったわね」

男「ほらほらそんなこと言ってないで、君も食べなよ。」

女「別に食べたいわけじゃ……っ」

グゥゥと。音がした。
最高のスパイスがふりかけられた瞬間だった。
こんな見栄えの良いカレーライスが目の前に存在しているのだ。
減っていないお腹も減る。

13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 20:27:16.02 ID:mO9I42Hk0
男「おう……」

女「うっ」

照れてる姿も可愛い。
そして早く料理の感想を聞きたい。

よし。カップルといえばあれしかないだろ。
彼女のカレーをスプーンですくう。

男「あ、あ〜ん」

彼女の口元にスプーンを持っていく。

女「くっ」

この初々しさは今でしか味わえないだろう。
それよりこのカレーを彼女に味わってほしいものだが。

男「冷めちゃうって、ほら」



ガチャリ。はむ。



どうだ!?
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 20:35:01.20 ID:mO9I42Hk0
男「おおおおいしい?どどどうだった!?」

テンパりすぎだ、俺。
そして彼女が口を開く。





女「……おいしい」


よっしゃ!やったよ!

男「本当か!あぁ、良かった」

もぐもぐ、はむはむ。
誰かがものを食べているのを見るのは好きだ。
彼女ならさらに好きだ。




結局全部食べてくれた。作る側として冥利に尽きる。
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 20:41:07.18 ID:mO9I42Hk0
男「ふぅ、ごちそうさま」

男「おいしそうに食べてくれて良かったよ」

男「じゃあ休んでて、片づけてくるから」


台所に食器を持っていく。
とても良いことをした気分だ。
カレーはまだ残ってた。
もちろん明日食べる。
一日目でこの味だ。二日目は相当うまいだろう。
なんだか楽しみでしかたないな。
遠足の前日のようだ。
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 20:43:58.27 ID:mO9I42Hk0
ジャー

男「ふんふーん」

鼻歌再び。
皿洗いもまた、鼻歌を誘発させる。
料理が成功したからなのか、いままで生きてきた中で
一番楽しい皿洗いだった。
もっとも、皿洗いなんていうのも全然やったことなどないが。
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 20:54:13.85 ID:mO9I42Hk0
キュッ、キュッ

男「おう、綺麗になった」

皿洗いを終え、俺は一息つく。
これなら毎日料理するのも悪くないな、と思った。

男「世の中のカップル共はこんな楽しいことしてたのか」

ふと、そんなことを思った。
そして、考えていくとキリがない。



18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 21:00:08.26 ID:mO9I42Hk0
男「けっこうあるな……」

ざっと考え付くのでも、映画館、レストラン、本屋、喫茶店、遊園地、水族館、
動物園、服屋、春になれば花見、夏になれば祭りとか。
割とメイド喫茶なんてのもいいな。
それで自動的に、流れるように、彼女がメイド副を着た姿を想像する。

やべ。この可愛さは。
プライスレス。

19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 21:05:58.04 ID:mO9I42Hk0
男「さて、食後のデザートでも食べるかな」

用意するのは紅茶。
そこには一つの理由がある。むしろ一つしかないが。

彼女はコーヒーより紅茶派。

それは知ってる。

そしてこれも想像しなければならないだろう。
彼女が苦手なコーヒーを飲んでその苦さに顔をしかめている姿を。

男「破壊力抜群」

20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/28(日) 21:07:00.66 ID:ZCBIs1T40
これ彼女レイプ目じゃね?
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 21:16:44.05 ID:mO9I42Hk0
お湯を沸かしながら先ほど考えていたことを思い出す。
行きたいところがたくさんあるということを。

男「さぞ楽しいだろうな……」

デートがしたい。
そういうことだ。
同棲までしといてデートをしたことがないというのは実に妙な話だが。

男「まぁ行きたがらないだろうなあ」

男「本を読むのは好きなんろうけど」

彼女はアウトドア派ではないのだ。


プシュゥゥ

お湯が沸いたので、ティーカップに注いでいく。
ついでにリンゴがあったので、剥いていく。

包丁で剥くのはなかなかどうして難しい。
慣れない。どうも包丁を持つ手に力が入ってしまう。

男「デートしてみたいなぁ」

行きたいな。行ければいいな。









……行ければ。
22 :お風呂行ってきます・・・ :2012/10/28(日) 21:21:25.51 ID:mO9I42Hk0
女「っ」


女「う」


女「ん」






















ひゅるっ
23 :いい湯だった・・・ :2012/10/28(日) 21:59:20.78 ID:mO9I42Hk0
男「リンゴってうまく剥けないなぁ」

男「紅茶冷めちゃうな」

男「んっと」


シャリッシャリッ
トルル……あの……

シャリッシャリッ
はい……
シャリッ






男「ん?」




あれ?
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 22:07:31.12 ID:mO9I42Hk0
あれれ


あれれ




そのまま彼女に駆け寄る



男「どうしたの?」









女「……っ」

25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 22:14:05.19 ID:mO9I42Hk0
彼女がリビングに居た。






ありゃりゃ





男「俺のケータイ……」


男「どこにかけてたの?」


男「ダメじゃないか、勝手に使ったら」






男「というか、勝手に出てきちゃ」





女「……い」

彼女が何か呟く。
聞きとれない。

男「何?」

女「……らい」

男「あ?」


聞き返しといてあれだが、なんだか聞きたくない。

聞きたくない。
言うな。














言うな。

26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 22:26:27.39 ID:mO9I42Hk0


彼女は言う。立っているのでも精一杯のように見える。


女「……嫌い」

女「嫌い」

女「消えて」



あぁ……
もう終わりかな。
嫌だな。嫌だ。





男「どうしたの?急に」

男「もしかしてカレー、実はおいしくなかった?」

女「違う」


男「じゃあなん…」

女「もう、終わりに……しよう」










ああああ






















詰め寄る。
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 22:32:04.02 ID:mO9I42Hk0

抱き寄せる。



男「愛してる」

長ったらしい言葉はいらない。シンプルに。誠実に。


女「っ」

僕の思いはどうやら届いたようだ。




彼女も喜んでくれたみたいだ。

彼女の心に僕の言葉が、思いが、ぐさり、と刺さる。



お、喜んでくれているみたいだ。

うれしい。







ぐさりと。
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/28(日) 22:40:12.28 ID:EZO/1uD4o
改行うぜえ
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 22:41:23.05 ID:mO9I42Hk0
男「それで、さっきはどこに電話してたの?」


彼女も僕を愛してくれていることが分かったので、ここぞとばかりに聞いてみた。



女「……お母さん、お父さん」



彼女は人々の心をも癒せそうなほど優しくもか細い声で応える。

男「おぉ、そういえば同棲するってこと、まだ親御さんには伝えてなかったけ」

男「いつかは俺も顔を出さないといけないんだな」

男「でも安心して、ちゃんと君を守るから」



女「……ごめんね」



男「なんで謝られないといけないのさ、男として、当たり前のことだよ」

男「あぁ、それで親御さんはなんて」

彼女は、口を開いてくれなかった。

男「とりあえず紅茶持ってくるよ」








女「……ご…めん…ね……み…んな……」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 22:50:44.19 ID:mO9I42Hk0
男「紅茶、リンゴっと」

テーブルに運び、座る。

ほどなくして、チャイムが鳴る。鳴り響く。

男「あれ、こんな時間に、新聞か?宗教勧誘か?死神が迎えに来たりしてな」

特におもしろいジョークというわけでもなかったが、反応の一つくらい欲しいものだ。
言ってるうちに、2回、3回と鳴る
なんだかドンドンという音も聞こえるので、仕方ないが出ることにした。
こういうのはほっとくといつまでも来るだろうし。
ここで一発ガツンと言っておいた方が何かと楽かな。

男「じゃあちょっと行ってくるよ、そこで待ってて」

ドアを開ける。人生のピークが終わる。

そこからの記憶はない。
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 23:10:40.59 ID:mO9I42Hk0

アナウンサー「次のニュースです」

アナウンサー「昨日午後8時半ごろ、○○県○○市のアパートで女性が殺害されているのが発見されました」

アナウンサー「○○県警は部屋に居た男を、手に血の付いているナイフを持ち、現場に居た

       警察官を襲おうとしたことから、現行犯逮捕しました」

アナウンサー「殺害されたとされる女性からの110番通報があり、部屋からはロープが発見されたことから
       男が女性を監禁していたと見て、捜査を進めています」


          

       完
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/28(日) 23:18:44.89 ID:mO9I42Hk0
以上です。初ssです。
文に起こすとなかなかうまくいかないものですね。
あと時間をかけすぎてしまいました。
でも楽しい部分もありました。
高校生なもので、至らないところがありまして、
少々ペダンティックに感じさせてしまったかと思います。
機会があれば、またなんか作ってみたいと思います。
読んでくださった方、大変ありがとうございました。
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/29(月) 01:21:44.19 ID:W/c1ohU3o
改行がうざい
改行しときゃ上手く見える訳じゃないぞ
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/29(月) 19:49:39.15 ID:Bv4NaUoi0
>>33
>>1です
肝に銘じておきます
アドバイスありがとうございます
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/29(月) 20:54:06.19 ID:s/vC33lCo
とりあえず引退する事から始めようか
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/10/30(火) 00:27:58.65 ID:aydmSmE/o
書き切ることはいいことだとおもう
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 01:09:16.34 ID:AVah5Etho
まぁおもしろかったけど改行がうざいな
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/03(土) 23:09:23.63 ID:GDRsso1t0
またまた>>1です
改めて見直してみると改行に取り憑かれていたことを実感しました
あとミスリードがあまりうまくない・・・
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/04(日) 21:43:13.51 ID:sT2+p8fG0
改行だね
あとは良かったと思うよ
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