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義姉「貴方……私たちの娘よ///」幼女「パ……パパぁ」男「」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/10/30(火) 02:23:41.64 ID:sCy+mb5s0
義姉「ふふっ/// 可愛いでしょう?」ギュゥッ

幼女「マっ……ママぁ……」

男「……」

義姉「ほら、そんなところで立ってないで! 家族三人、仲良く御夕飯にしましょうねー!」

幼女「わっ……わーいっ」

男「姉貴」

義姉「ん? 違うでしょあなた?子どもの前ではマ・マ――」

男「犯罪だけはしないと信じてたよ」カチカチ

義姉「待って男君!通報しないで!」

幼女「……ふえぇ」

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諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/10/30(火) 02:37:42.07 ID:sCy+mb5s0
男「最近、働き始めたから安心していた。このまま、まともな人生を歩んでくれるもんだと思っていた。
だから就職祝いのプレゼントをした。あんたに対する尊敬も取り戻した。心からあんたの人生を祝福していたんだ――だが」

男「その結果が、この様か……誘拐なんて……あんたを外に出した俺が間違っていたんだ……」

義姉「違うの男君!いや、強ち間違いではないけれど!」

義姉「そうね!私を外に出したのは男君の重大な過ちでした!
大事に大事に男君のお部屋に閉じこめられ朝と夜の区別も付かなくなるほど!ただ男君の願望に弄ばれる人生!
それはそれで良いと私は心から思っています!でも違うの!いや、これを機にそうしてくれるなら私は他に何も
いらないわ……///」

男「頼むからもうしゃべられないでくれ。独房で[ピーーー]」ギュッ

幼女「えっうっぅ???」ツー

義姉「でもこれは違うの!男君、私を信じて!」

男「しゃべんなっつったろ。警察を呼ぶから大人しくしてろ」

prrrrr

男「あっちから掛けて来てくれるなんてな……はいもしもし」

義姉「待って!どうせなら男君の愛の流刑地で私をお嫁さんに(無期懲役)してぇ!」


男「……友?」

幼女「っ!」ビクッ
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/10/30(火) 02:45:40.25 ID:sCy+mb5s0
男「ん? えっ? あぁ……あぁ……解かった。そうか……ちょっと待ってくれ、一度家に来てくれないか?」

幼女「……」ビクビク

義姉「あら、友君が来るの?それじゃぁ四人分の御飯用意しないといけないわね」

男「……うん。じゃぁついでに警察にも――」バッ

義姉「あ、友君!?お久しぶり!その節はどうも〜!今から家に来るのね!解かったわ!
美味しいごはんを用意して待ってるから!おみあげとかは良いからね!友君だけで来てね!!
それじゃぁ待ってま〜す〜は〜い〜」ピッ

ボキッ

義姉「……ふぅ。危ない危ない」

男「……おい、俺のケータイ」

義姉「もう男君たら……私以外、電話帳に入れちゃ駄目だからね」ニコッ

男「いやそういう問題じゃねーだろ」

義姉「まずはね?落ち着こうか。ね?ね??」

男「あんたが落ち着いてくれ……」


幼女「……」プルプル
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/10/30(火) 02:54:07.35 ID:sCy+mb5s0
男「それで――ねぇ君。このおばさんに何かされなかった?大丈夫だった?」

幼女「えっ?あっ……はっ、はい……お、お姉さんはとっても優しいです。お、お友達です……」

幼女「あ、あのっ! お、お姉さんは、悪くないんですっ……! 全部、わたしが……!」

男「あんた……洗脳までしたのか……!」

義姉「どうしてそうなるのっ!?」

男「大丈夫だからね。ちゃんとお家に帰してあげるから。……怖かったね。ごめんね?」ナデナデ

幼女「あっ……うっ……えっと、あの……」チラッ

義姉「!! 男君、聞いて!」

男「黙ってろつってんだろハゲ」

義姉「は、ハゲてないもん!!」

幼女「うぅ……」

ピンポーン

男「友か」ガチャッ

友「男! もしかしてだけまさか――あっ!」

幼女「あっ……ッ……!!」ビクッ

友「……良かったぁ……!」ハァァァァァ

男「……はぁ」

義姉「????」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/10/30(火) 03:08:51.18 ID:sCy+mb5s0
友「……心配したよぉ……幼女ちゃん……」

幼女「……」

男「やっぱりお前んとこの……」

友「あぁそうだ……母さんから帰って来てないって言われて……もう町中走り回って……いやぁ……疲れたぁ……!」

男「ご苦労さん。何か飲むか?」

友「いや良い。普段運動不足だからさ、もう心臓ばっくばくで……飲んだら吐いちまうよ」

男「世話掛けたな……これも全部うちの大荷物が……」ギロッ

義姉「えっ?えっ??」

男「……」チッ

義姉「ど、どういうこと??えっ???」

男「友。被害届、頼むぞ」

義姉「えぇっ!!??」

友「あっはっはっ!いやいやそんなことしませんから。安心してくださいよお義姉さん。
それよりも、うちの義妹がお世話になりました。こんな夜遅くまで……迷惑掛けました」

義姉「え?あっ、いいえ……こちらこそ……幼女ちゃんとは仲良くさせてもらってまして……本当に良い子で……
えっ?それよりもっ、えっ??」

男「義妹……?」

友「ん?あぁそうそう。この間親同士が再婚して――」

幼女「――おじゃましました」スタスタ

友「あっ――幼女ちゃんっ」

義姉「? ??」

幼女「……お姉さん。夜遅くまで、わがまま言ってすみませんでした。男さん……お姉さんは悪くありません」トントン

男「……」

幼女「……それじゃぁ、お休みなさい」ペコッ

ガチャッ

友「あっ――そ、それじゃぁな男!今日は悪かった!また明日学校で!お義姉さん!男とお幸せに!」

義姉「勿論!」

友「ははっ!じゃぁ!」

バタン

男「……」

義姉「良い友達を持ったわね……男君」チラッ

男「……」

義姉「……」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/10/30(火) 03:22:48.82 ID:sCy+mb5s0
DQN「太陽って絶対俺のこと大好きだよな。だっていっつも俺の事見てるもん」

男「そうだな」

DQN「月も金星もアンドロメダ銀河も……たくっ。星に愛された男はつらいぜっ!」

男「そっか。お前の姉ちゃん星だったのか」

DQN「ね、ねねねね姉ちゃんは今関係ないだろ!」キョロキョロ

男「……そういえば、最初に見つけた星には自分で名前が付けられるんだよな。なんて付ける?」

DQN姉「DQNちゃんと私ラブラブ星……///」ポッ

DQN「ぎゃあああ!!どっから出てきた!!」


友「おーっす!ってあれ?なんだ。DQNは居ないのか」

男「先にイッた」

友「そか。ひっでーなー。待っててくれたも良いのにさー」

男「そうだな」

友「よしっ!じゃぁ、行くか!」

男「……あぁ」

友「……」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/10/30(火) 03:35:25.92 ID:sCy+mb5s0
友「……お前の家も確か、再婚だったよな」

男「あぁ。そうだよ」

友「……うちと大体同じ?」

男「いや。こっちは、俺が父親の連れ子」

友「……そっか」

男「……俺は、すんなり受け入れたよ。義姉さんも……多分。なんとなくへぇそっかぁぐらいに思って、
そのまま……こうなった」

友「ははっ。お前んち、仲良いもんな〜。姉弟の垣根が存在しないくらいにさ」

男「実質存在していないからな……」

友「羨ましいね〜。あんな楽しい美人さんと同じ屋根の下!それも!許された背徳の関係なんてさ!!
漫画みたいな話だよなぁ、まったく」

男「笑えねーよ」

友「ははっ、悪い悪い。しかし、羨ましいのは本当だよ。……うちも、そんな感じかなぁって、思ってた」

友「……案外大変なんだなぁ、家族って。もっと簡単に上手くいくかと思ってた」

男「……おばさんは、元気か」

友「……」

友「……まぁ、なんとか、な」

男「……そっか」

友「……あっ、学校……よしっ!今日も一日!頑張るぞ!!」

男「……あぁ、頑張れ」

友「何言ってんだ!お前もだよ!!」

男「……はいはい」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/10/30(火) 03:43:38.29 ID:sCy+mb5s0
友「DQNもさ、姉ちゃん居るよな」

DQN「今姉ちゃんの話をするんじゃねえ……[ピーーー]ぞ」ギロッ

友「わ、悪い……」

男「すげえ仲良いよな」

DQN「だから止めろっつってんだろぉお!!???あぁいやー!!」ブルブル

友「皆きょうだい仲良しかぁ……良いなぁ。なんかさ、秘訣とか、ないの?」

DQN「生まれる」

男「出会う」

友「役に立たねー……」

DQN「生まれ、そして出会う……それだけが世界の愛の秩序なのだ……」

男「吐くぞ」

DQN「いやああああああ!!」ブルブル

友「……そうだよなぁ。本当なら、きっとそれだけで十分なんだよなぁ……」

男「……」

DQN「そう通りだ――え?どういうこと???」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/10/30(火) 03:54:05.78 ID:sCy+mb5s0
DQN「くれよ」

男「はえーよ」

DQN「友にも女姉妹が出来たんだろ

友「いや……まぁ……当たり」

DQN「くれよ」

友「やらねーよ……」

DQN「因みに姉と妹どっち?」

友「……妹」

DQN「くれよ」

友「やらねーよ」

DQN「はぁ!?なんで!!」

男「お前には素敵なお姉さんが居るだろう」

DQN「ふざけんな!!あんなのいらねぇ!ばくれ友!頼む!!」

男「すっげえ山田花子に似てるぞ」

DQN「おいてめえふざけんなよ!今俺は俺に甘えてくる大橋のぞみちゃんを想像してんだよ!邪魔すんじゃねえ!!」

友「絶対お前にだけは逢わせない」

DQN「そんなぁ……御慈悲をぉ……友様ぁ……」

男「なさけねー……」

友「あっはっはっはっはっ!」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/10/30(火) 04:09:33.51 ID:sCy+mb5s0
DQN「さて、学校も終わったことだし。俺たちの妹ちゃんを迎えに行こうぜ」

友「いつからうちの義妹は共有財産になったんだよ……」

男「……あれ?校門に居るの、DQNのお姉さんじゃないか?」

DQN「お前そういう心臓に悪い嘘吐くのやめろよ!ぶっ[ピーーー]ぞ!!」

友「男、本当に呼んでくれ……それが社会の為だ……」

DQN「解かった。話し合おう。というか、お前は勘違いしているが俺は紳士だぜ友?
イエスロリータノータッチ。俺はその為だけに生きていると言っても過言じゃぁない」

友「白々しいな……」

DQN「いやこれは本当なんだって……!」

男「……で、今日はどうするんだ?」

友「俺はまっすぐ帰るよ。昨日の今日だしな」

DQN「そっか。じゃぁ今日は友んちだな」

友「来るな」

DQN「いやいやいや」

友「いや、いやいやいやじゃなくてっててめえ無限ループ臭い返しするな、面倒くさい」

DQN「チッ……これで明日俺が死んだら、お前後悔するからな!」

男「マジか。やったぁ」

DQN「うっ……せんせー!皆が僕を虐めるよぉ」

友「おねーちゃんに相談だな」

DQN「うああああああああああジイイイイイイザアアアアアアス!!」ダダダダダダダダダ

男「……俺たちも帰るか」

友「そだな……」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/30(火) 04:16:01.99 ID:omSSQrxDO
わざとやってるならいいが、目欄にsagaでピーーーは消えるよ
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/10/30(火) 04:21:50.51 ID:sCy+mb5s0
男「……」ペラペラ

ガチャッ

義姉「ただいまー。男くーん?お姉ちゃんが帰ってきまちたよー?」

男「……」チッ

ダダダダダッ

義姉「こら!ちゃんとお出迎えしなさい!!」バタンッ

男「うるさい。人の部屋の扉を勝手に開けるな」

義姉「私は気にしないもん!」

男「誰もあんたの話はしていない」

義姉「男君?良いですか?他人と共有しない認識なんて何の意味もないんですよ?
わかりまちたか?あい良い子でちゅねー」ダンッ

ブフォッ

男「いい歳こいて飛ぶな」

義姉「はうぅ///男君の布団男君の臭いがするよぉ///あぁ……あの日々が懐かしいなぁ……」

男「また布団が雌臭くなる……はぁ」

義姉「うふふふふふふ――はふぅ……さてと。ケーキ買ってきたけど、男君食べない?」

男「食う」

義姉「こ……こういうときは本当に素直なんだから……」

男「姉貴は此処に居ても良いぞ。その代わりあんたの分は貰うが」

義姉「な、何故急にそんな究極の選択を……!もふもふとアーン……くっ!私はどちらに……!」

バタンッ

義姉「あーん!!」
13 :どうも [sage saga]:2012/10/30(火) 04:42:29.33 ID:sCy+mb5s0
ギィ

幼女「あ……お邪魔してます」ペコッ

男「……いらっしゃい」

幼女「あ、はい……」

男「……今、六時だけど」

幼女「あっ……はい……」

男「大丈夫……?」

幼女「はい……」

男「家の人に連絡した?」

幼女「あっ……は、はいっ」

男「そっか」

幼女「……」

男「……ケーキ、今用意するね。牛乳で良い?」

幼女「あっ……ありがとうございます」

男「……姉さんとは、図書館で出会ったの?」

幼女「あっ、はい……そうです…………本。貸してもらったり、お勧めを教えてもらったりしました」

男「へぇ、そっか……君も姉さんに?」

幼女「は、はい……でも、ほとんどはお姉さん読んだものばっかりで……その、凄いお姉さん、です」

男「……まぁ、弟の俺でも倫理観以外は結構出来た人だと思うからね……はい、どうぞ」コト

幼女「あ、ありがとうございます……頂きます」

モグモグ

男「……美味しい?」

幼女「は、はい……!すごく、美味しいです!」

男「そっか。おかわりはあるから遠慮なく言ってね」

幼女「は、はい!」


義姉「(それってまさか私の分……?)」コソコソ
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage saga]:2012/10/30(火) 04:48:57.49 ID:sCy+mb5s0
幼女「ごちそうさまでした!」

男「俺の分もほとんど食べられたなぁ」

幼女「えへへ!美味しかったです!」

男「まぁ俺は姉さんのがあるから良いが」

幼女「あ、駄目ですよ!ちゃんととっておいてあげてください!お姉さんすごく嘆いてました!お兄さんが虐めるって!
もっと大事にしてあげてください!」

男「やだ」

幼女「我が侭言っちゃ駄目なんですよ?」

男「……」ベー

幼女「子どもじゃないんだからべぇってしない!」

男「俺まだ十六歳ですー子どもですー」

幼女「屁理屈です!」

男「うちの姉貴は俺に甘えられることを望んでいるんだから、これで良いんだよ」

幼女「良くないです!それにお姉さんが望んでいるのはそういうものじゃないはずです!」

男「そういう事ちゃんと識別出来るんだな。偉い偉い」ナデナデ

幼女「子ども扱いしないでください!」パシンッ

男「子どもだろ」

幼女「立派なしゅくじょです!」

男「意味も分かってない癖に」

幼女「解かります!えっと……お姉さんみたいな人です!」

男「残念でした。あれはただの変態だ」ナデナデ

幼女「だから頭に触らないで!」

ガヤガヤ


義姉「(入るタイミング無くした……)」ズーン

prrr

義姉「ん?」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage saga]:2012/10/30(火) 05:09:25.08 ID:sCy+mb5s0
義姉「はい……はい……えぇ、家で。はい……あ、すいません。ご連絡もせずに……はい」

義姉「(……幼女ちゃん……)」


幼女「お兄さんは自分が幸せだって気付くべきです!あんな優しくて綺麗ではくがくなお姉さんを持っていて、
あんな態度を取るなんて……ありえません!」

男「そっか。で、博学の意味は?」

幼女「お姉さんみたいな人です!」

ピンポーン

幼女「」ビクッ

男「ん?誰だ――って、おばさん……?今――」ガチャッ


義姉「お待ちしてましたー」

友母「いやぁごめんなさいねー。あと、初めまして。えっと、男君のお姉さんよね?」

義姉「はいー。今後とも姉弟揃ってよろしくお願いしますー」

友母「あはは!まさか男君にこんな綺麗なお姉さんが居たなんてね――あっ、男君久しぶり!
知らなかったよおばさん!なんでもっと早く紹介してくれなかったの!?ってこんな綺麗な
お姉さん居たら独り占めしたいか!あはは!!」

義姉「まぁ///」ポッ
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage saga]:2012/10/30(火) 05:10:07.25 ID:sCy+mb5s0
男「……おばさん、お久しぶりです」

友母「全然会いに来てくれないからおばさん会いに来ちゃった!えへっ!」

男「……歳考えくださいよ」

友母「そうこの子ね、昔っからこうなの。黙ってたら可愛いのに、口開くともー罵詈雑言!
でもね、根は優しい子だからさ〜そのギャップ?っていうの??それがね、たまらん!」

義姉「そうなんですよねぇ、解かります!?」

友母「わっかるって〜何年付き合ってると思ってるの〜」

義姉「因みに何年?」

友母「もう十年くらいに〜なるかな〜」

義姉「(負けた……)」ガクッ

男「……おばさん上がってきなよ。ケーキ食べる?」

友母「えっ?良いの??」

義姉「男君……それ私のケーキじゃない?」

友母「あ、そうなの?じゃぁ良いや!というかおばさんね、最近太っちゃってさ〜お菓子とかはNG!あ、でも男君が奢ってくれるって言うなら、いつでもデート誘ってくれて結構よ?」

男「ねーよ」

友母「ねーか!あはは!」

友母「あ、ところで……えっと、幼女ちゃん、居るよね?」

男「あっ……はい」

友母「あ、じゃぁ……お邪魔して良い?」

男「どうぞ――」

スタスタスタ

友母「あっ……幼女ちゃん」

幼女「……迎えに来てくれたんですね、ありがとうございます」

友母「あ、ううん良いの。それじゃぁ、帰ろうか?ね?お姉さんとお兄さんにちゃんとお礼言って――」

ギリッ

幼女「……はい。お兄さん、お姉さん、ありがとうございました」

義姉「あ、うん……またいつでも来てね」

幼女「……!はいっ!」ニコッ

友母「……っ!」ビクッ

男「……」

友母「それじゃぁ……またね、二人とも。今度ゆっくりお話でも……それじゃぁ行こうか、幼女ちゃん……」

幼女「……はい」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage saga]:2012/10/30(火) 05:52:26.90 ID:sCy+mb5s0
男「……」

義姉「……――良い人だったね。友君のお母さん」

男「うん。良い人だよ」

男「あの人は、本当に良い人だ。今まで女手一つで友を育ててきた。それに、俺たちの面倒だって見てくれた。
料理がすごく美味い。綺麗好きで、無理を推してでも学校行事に参加して、友に絶対寂しい思いなんかさせない……。
本当に優しくて、良い人だ……あの人に育てられた友だって、凄く良い奴なんだよ……!」

義姉「……幼女ちゃんも、悪い子じゃないよ」

男「知ってるさ……だからどうしたら良いか、解からないんだ……なんとかしてやりたい……でも……どうしたら良いんだろう……」

義姉「私も男君も……こういう経験無いからね……」

男「……俺たちは恵まれているんだろうな……それじゃぁ、幼女はずっと寂しい思いをしてきたのかな……?」

義姉「……多分。そうだろうね……時間に解決してもらうしか、他にないよ……」

男「でもそれじゃぁさ、その間にぶっ壊れたもんはどうすれば良いんだ?友は?おばさんは?
……おばさん、すごい老けたよ。昔は、あんなに綺麗だったのに……友だって……空元気だ……
二人とも……」

男「……なんとかしないと……!」

義姉「っ! こ、こういのって無理にどうにかしようとしたら、駄目だと思う……心の問題だから……!」

男「だけどこのままじゃ……!」グッ

義姉「幼女ちゃんも気持ちの整理が付かないんだと思う……だから今強引に何かしたら余計に塞ぎ込んで――」

男「だから悠長にしてたら!おばさんと友はどうなるんだよ!――ガキの都合なんて知ったこっちゃない!!
なんで優しいあの二人が!俺なんかみたいな糞ガキに優しいあの二人がこんな目に合わないといけないんだ!?
なぁ!時間が解決するっていつだよ!?明日か?明後日か??――解決しなかったらどうするんだ!!」

義姉「男君、落ち着こう」

男「落ち着いてられっかよ!何年も何十年もあの二人が苦しみ続けるなんて、俺は絶対に許さないぞ!!」

ダキッ

義姉「男君。落ち着こう?……ね?」

ナデナデ

男「……」

義姉「男君の言うとおりだね……男君は間違ってないよ。良い子だよ」ナデナデ

男「……違うよ……俺は最低な人間だ……」

義姉「大事にしてくれた人たちを大事に思うのは、男君の良い所だと思うな。
だからそれは大切にしないと駄目だと思うの。
でもね、今度はこれから私たちが大事にする人たちの事も、少し考えてみようか。
どうすれば良いか……皆で考えるのも良いかもね。
一緒にお買いものしたり、お出かけしたり、ご飯食べたり、お家に呼んだり、行ったりして……
そうやって、いつの間にか、男君が友母さんを大好きになったように、友母さんが男君を家族みたいに思ってくれたように……皆で家族みたいになれると良いね……」

義姉「時間はきっとかかってしまうけれど……でも、きっと無理じゃないから……二人で、そして皆で、一緒に頑張ろう?」

男「……うん」

義姉「ふふっ。よしよし、解かってくれたね。偉い偉い」ナデナデ

男「……もう良いよ、大丈夫だから……離して」

義姉「うん。偉い偉い。男君は強い強い」ナデナデ

男「止めろって……寝る。おやすみ」タッタッタッタッタッ

義姉「うん。おやすみなさい」

義姉「……」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage saga]:2012/10/30(火) 06:18:01.03 ID:sCy+mb5s0
義姉「(……)」

〜市立図書館〜

義姉『こんにちわ』

幼女『っ!? ……こんにちわ』

義姉『ふふっ。ちゃんと挨拶出来たね。偉い偉い』ナデナデ

幼女『ぅえっ!? やっ、子ども扱いしないでください!わたしもう小学四年生です!』

義姉『ちゃんと自己紹介出来るんだね。偉い偉い』ナデナデ

幼女『だ、だから子ども扱いしないでください!』

義姉『そこの小学校だよね?』

幼女『そ、そうですけど……』

義姉『偉い偉い』ナデナデ

幼女『な、何がですかっ?』

義姉『偉い偉い』ナデナデ

幼女『や、やめてくださいっ!お姉さん、お仕事しなくて良いんですか!?』

義姉『これが私のお仕事ですから!』

幼女『……嘘ですよね、それ』

義姉『えへへ。でもまぁ、同好の士と語り合うのは愛書家の仕事だよ?』

幼女『どうこうのし……?あいしょか……?』

義姉『ふふっ。つまりね、幼女ちゃんが読んでるそれ、私も大好きだった』

幼女『そ、そうなんですか……まぁ、普通に売ってるものですから……』

義姉『因みに好きなシーンは一部主人公が時間稼ぎの為に一人で大軍に突っ込むんだけど、失敗して、
でも脅威を与えたとして、とどめを刺した敵将軍に花を手向けられるところかな〜』

幼女『わたしもそこ大好きです!あの将軍が違う形で出会いたかったって言ったところ、凄く感動的でした!』

義姉『あぁ、そこ私ボロ泣きしちゃったよ〜。今読んでもきっと泣くなぁ』

幼女『わ……わたしもです……あ、あと二部主人公をその将軍が育てて、別れ際に一部主人公の話をしたとき……』

義姉『それ見たらもう二部一巻読めないなぁ。色々なところにあの将軍だっていう伏線がちりばめられてて』

幼女『そ、それで!!四巻で今度は将軍が敵大軍と戦うことになって……!』

義姉『でも二部主人公が来るんだよね。その時に将軍が、まるで一部主人公と一緒に戦っているような気分になって、あぁ……あそこは複雑だったなぁ……』

幼女『自分があのとき一部主人公と一緒に戦っていたらって……後悔して、落ち込んじゃうけど、でも!心を持ち直して二部主人公と生きることを決めた時の将軍!大好きです!』

義姉『ふふっ。あ、ちなみに幼女ちゃんこういうの知ってる?』

幼女『いいえ……読んだことないです』

義姉『じゃぁ読んでみない?それで読み終わったら、また、おしゃべりしよう?』

幼女『はいっ!』
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage saga]:2012/10/30(火) 06:36:53.12 ID:sCy+mb5s0
幼女『あっ……お姉さん!』

義姉『あ、幼女ちゃん。こんにちわ』

幼女『はいっ!あの、お姉さんに勧めてもらったの、楽しかったです!いつもありがとうございます!』

義姉『そっか〜いや〜趣味が合うね私たち』

幼女『えへへ、そうですね!』

幼女『あの、他には何かありますか?』

義姉『うん。家から持ってきたのがあるから、それ読んでみて』

幼女『そんなわざわざ……ありがとうございます!』

義姉『良いよ良いよ。また色々なの持ってくるから、読んで、それで、一緒に話そうね』

幼女『はいっ!……お姉さんのお家、一杯本があるんですか?』

義姉『ん?まぁ、図書館ほどじゃないけど……幼女ちゃんの気に入りそうな本は沢山あるかな。
そういうのだったら、きっとうちの方が沢山』

幼女『――あ、あの……迷惑じゃなかったら、今度、行ってみても、良いですか!?』

義姉『えっ?あぁうん、良いよ。いらっしゃい』

幼女『今日良いですか!?』

義姉『えっ、今日!? 今日、これから?でももう五時だよ? 幼女ちゃんお家の人、心配するんじゃない?』

幼女『……大丈夫です!遅くなるって、連絡しますから!』

義姉『そっか、なら安心だね……』


義姉「……」


義姉『……幼女ちゃん、昨日ちゃんと連絡しなかったの?』

幼女『……しました。でも、多分確認してなかったんだと思います』

幼女『――それよりもお姉さん!今日も行っても良いですか!?』

義姉『良いけど……ちゃんと連絡はしないと駄目だよ?』

幼女『はい、大丈夫です!ふふっ、やったぁ!』


義姉「……」


友母『もしもし!男君のお家ですか!?』

義姉『あ、はい。そうですけど……』

友母『あの、うちの――娘、来ていませんか!?』

義姉『あ、幼女ちゃんですね?はい、預かっていますけど……連絡は?』

友母『それが……来ていなくて。昨日もお邪魔しちゃったのよね?えっと……貴女は男君のお義姉さん?』

義姉『あ、はいそうです。えぇ、そうです家で……すみません。こちらからも何も連絡せずに……』

友母『男君のお家ならそんな遠慮はいらないわよ!それじゃぁ今から迎えに行きますから!シーユー!」ガチャッ

義姉『……』

義姉「……幼女ちゃん
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage saga]:2012/10/30(火) 07:01:39.60 ID:sCy+mb5s0
義姉「(幼女ちゃんはとっても良い子で……友母さんも友君も、男君の言うとおりすごい良い人たち……なのになんでこうなっちゃうのかな?
幼女ちゃんは二人に心を閉ざして、二人は、なんだかそんな幼女ちゃんに怯えている……男君が、二人が壊れてしまうっていうのが、私もなんとなく解かるよ……あの三人が家族をしているようには全然見えない。まるで家主と召使いみたい。幼女ちゃんにとっては、もしかしたらそう見えているのかな? 

 ……あの子が、誰かと楽しそうにしているのを、見たことがない。いつも一人で本を読んでいた。だから話しかけてみた。そしたらすごく良い子で、だから男君とだってすぐに打ち解けられた。でもこのままだったら、男君は貴方を嫌いになっちゃうよ、幼女ちゃん……。

 幼女ちゃんだって、孤独が好きなわけじゃないよね。本当なら、誰かと一緒に居たいよね。だから私に懐いてくれて、沢山お喋りしてくれる。それでも……一人になることには慣れているのかな?寧ろ……見下した相手と一緒にいるくらいなら、孤独である方が良いって思えるほど……だからあんなに心を閉ざせるのかな。

 だとしてそれはきっと……貴方を追い込んだ全部が悪いんだろうね。背負わせた人たちも、助けるのが遅れた私とかも皆……。

 でも、間違ってるよ……。

 友君と友母さんは、絶対に貴女の思っているような人じゃないから……)」



義姉「……でも、どーしたらいいんだろ」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage saga]:2012/10/30(火) 07:20:06.74 ID:sCy+mb5s0
友「おーっす。ってあれ……男は?」

DQN「メール来てないか?休むってさ」

友「えっ?あっ……やべっ、携帯家に忘れてきた」

DQN「おいおいしっかりしてくれよ。俺が誰かに虐められている時に助けにきてもらえねーだろ」

友「いや連絡貰ってもいかねーよ」

DQN「ひっでぇ親友だなぁ!」

友「あはは……で、男はなんで休むんだ?」

DQN「寝不足だってよ」

友「は?あいつなんつー理由でサボってるんだよ……仕方ないな。今から引っ張りに行くか?」

DQN「良いな。俺が子守唄歌ってやるから、お前らしっかり眠れよ」

友「お前のデスヴォイスで誰が眠れるかよ。ストレスで永眠するって」

DQN「……」

友「ん?なんだよ、突然黙って」

DQN「いや……そうか、ストレスで人は死んでしまうのか」

友「いや、それは言葉の綾というかなんというか」

DQN「なんで神様は皆ハッピーにしてくれないのかね?造った責任くらい持とうぜよ」

友「どしたんだ突然」

DQN「いや別に。諸行無常だなぁと」

友「何悟り開いているだよ……」

DQN「まぁ、なんにせよ、あれだ。逃げたかったら逃げろ。お前の母ちゃん連れて、とりあえずな。
後は全部、俺に任せれば良いんだよ。なんたって俺は――星に愛された男だからな」キリッ

友「お前の姉ちゃん星だったのか」

DQN「お前らの突っ込みはそれしかねーのかよ!」

友「うっせえ、ばーか」

DQN「んだとぉ!?」

友「はっはっはっはっ!」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage saga]:2012/10/30(火) 07:40:36.36 ID:sCy+mb5s0
友「(DQNにまで心配させて……情けないなぁ、俺)」

友「(最近あんまりよく眠れてないからなぁ……はぁ)」

友「(きょうだいが出来るって言われて、最初は、男の家みたいではないにせよ、希望もあった。仲良くやっていける自信もあった。
義父さんの話から、今までどんな生活を強いられてきたのか、そしてこれからはどんな生活をさせたいのか……全部、きっとなんとかなる。
すぐに男の家みたいになるって思っていた。でも……違った。幼女ちゃんは俺や母さんが思っていたよりも深刻だ。彼女は俺たちを完全に異物と見做している……彼女は俺たちと家族になるつもりが、きっと微塵もない)」

友「(……このままじゃいけない。なんとかしないと……でもどうやって……母さん、やつれたなぁ……幼女ちゃんの分の御飯、食べては吐いて、食べては吐いて……なんであんな……くそっ、あぁ……もうやだ、何も考えたくない……)」

友「(腐っちまいそうだ……でも、此処で逃げだしたら、母さんが一人になっちまう……あの人は絶対に幼女ちゃんから逃げない……馬鹿……もうやだ、こんなことなら父親も、家も――妹なんて、いらなかった……)」

友「(あぁくそ……駄目だ……授業に集中しないと――)」

バタン

DQN「」ガタッ
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage saga]:2012/10/30(火) 07:58:45.11 ID:sCy+mb5s0
ピンポーン

男「……」

ピンポーン

男「……」

prrrr

男「……誰だよ。DQNか? くそっ、携帯の電源落して――」

着信 友母

男「もしもし!?おばさんどうかした!?」

友母『わっ!びっくりしたぁ……。ねぇ、男君今家にいないの? まさか、学校さぼって何処かに遊びに行ったりして――』

男「――今すぐ開けます!」ダダダダダダダダ

ガチャリ

友母「おっ。おっはー!男君〜聞いたよ〜?寝不足で学校休んだんだって?」

男「えっ、あ、まぁ……」

コツン

友母「体調管理はしっかりする!いつも言っていたでしょ?」

男「……はい」

友母「ふふっ、よしよし。それじゃぁ、お邪魔しまーす!ほれ、あんたも入りなさい!」

友「よぉ……」

男「おぉ……あれ、学校は?」

友「早退……」

友母「その子授業中にぶっ倒れたらしいんだよねー情けない。男の癖に」

友「……うっせ」

男「……大丈夫か?」

友母「大丈夫大丈夫!ただの睡眠不足だから!沢山ご飯食べてたっぷり寝ればなんとかなるって!元看護士が言うんだから間違いない!」

友「だからってぶっ倒れた息子に買い物手伝わせる親が何処に居るんだよ……」

友母「あたしが着いた時にはぐーすか寝てたでしょ?全快全快!」

友「クソっ……母親に殺される……助けてくれぇ、男ぉ……」

友母「残念でした〜男君はあたしの味方ですぅ!」

男「ははは……」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage saga]:2012/10/30(火) 08:17:00.35 ID:sCy+mb5s0
男「ごちそうさまでした」

友母「はい、お粗末様」

友「いやぁ、食った食った。すき焼きなんて久しぶりだなー」

男「昔はよく皆で食ったよな。友んちに泊りに行ったときにさ」

友「あぁ。泊りの時はすき焼きか焼き肉だったなー。だからお前らには泊りにきて欲しくて欲しくて仕方なかったよ」

男「金曜日になるとお前いっつも誘ってきたよな」

友「あぁ。だって皆で食うの美味いし、楽しかったからな」

男「……懐かしいな」

友「あぁ懐かしい……戻りたいな、昔に」

男「……」

友母「ばっかだねー。戻れる訳なんてないのに」

友母「辛気臭い顔して辛気臭いこと言ってんじゃないの。他人の家まで辛気臭くなるじゃない。そんな子に育てた覚えはないよ」

友「うっせ。育ちはともかく顔が辛気臭いのはあんたのせいだろうが」

友母「へー言うようになって!」

友「お生憎様あんたの息子だからな!」

男「ははっ!」

友「はっはっはっはっ……はぁ」

友母「ごめんねーいきなり押しかけて。家の子も、迷惑とか大丈夫?昨日、居る手前、ゆっくり話せなかったけどさ」

男「え?まぁ……良い子にしてましたよ。ただ、頭の良い子……なんですかね。切り替えは早いなって」

友「俺にはよくわかんねーよ。何を考えているのかさっぱりだ」

友母「あんたらは女心ってものが解かってないんだねー。だからモテないのよ」

男・友「「うっせババア」」

友母「悔しかったら彼女の一人でも連れて来いっての!」

男・友「「ぐぬぬ……!」」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/30(火) 09:43:06.82 ID:kfmxT/0SO
おみあげwwwwww
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/11/07(水) 19:36:54.26 ID:R5a8RL8lo
まだー?
27 :アセロラ [no]:2012/11/09(金) 21:47:32.60 ID:byEuh5jN0
は・や・く♡
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/25(火) 06:20:22.45 ID:BMbwFpcIO
まだか
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 07:42:36.25 ID:w3BItprAO
早く書かねーと俺が続きを捏造しちまうぞコラ
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