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ハギヨシ「ふふっ、明日の夜が楽しみです・・・」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:37:31.66 ID:GCY7wbnd0
ホモがダメな人はやめたほうがいい
性転換ダメな人もやめたほうがいい


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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
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【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
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ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713736565/

【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:37:59.69 ID:GCY7wbnd0
一「何か分かった?」

智紀「・・・僕達5人は、肉体的に、かつ社会的にも完全に男性になってるみたい」

一「社会的にも?」

智紀「戸籍の性別が男になってる、画面見てみて」

一「・・・うわー本当だ」

智紀「もう、何が何だか」

一「どうしたのこれ? 役所まで行ったの?」

智紀「いや、役所まで行かなくても、あの、えと、その・・・」

一「・・・」

智紀「まあ聞かぬが花ってことで」

衣「伸びてた! 身長伸びてた! わーい!」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:38:27.48 ID:GCY7wbnd0
一「えー、すごい。何センチ?」

衣「1.7センチ!」

一「・・・へー」

衣「わーいわーい!」

一「僕も計りに行こうかな」

智紀「行くんかい」

純「ただいまー」

衣「おかえりー!」

一「どこ行ってたの?」

純「ちょっと外走ってきた。いやー、胸ないと楽だわー」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 22:38:49.00 ID:8FxKUn6AO
VIP意外で初のハギヨシのホモスレか…
いろいろと捗るな
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:39:05.29 ID:GCY7wbnd0
一「もともとそんなに無かったじゃん」

純「揺れる程度にはあったんだよ」

衣「ねえ純!」

純「なんだ?」

衣「衣、昨日とどこか違うところあるんだけど、・・・当ててみて!」

純「ちんこ生えてる」

衣「それじゃない!」

純「リボン付いてない」

衣「ちーがーう!」

純「冗談冗談、身長だろ?」

衣「当たり! ふふーん」

純「そっかー、俺も4センチ伸びてたよ。やっぱ世界違うなー」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:39:34.58 ID:GCY7wbnd0
衣「え・・・」

純「えっ・・・何かいけないこと言った?」

智紀「うん」

一「うん」

衣「・・・ふん、背の高い低いなんてどうでもいいし」

純「・・・国広くん、詳細を」

一「あのね・・・」

衣「もう寝る!」

智紀「まだ午後六時だけど」

衣「寝るの!」バタン

純「・・・あ〜、そういうことか、やっちまった」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:40:02.60 ID:GCY7wbnd0
純「後で謝るわ・・・」

一「まあ、数値を出したのがまずかったね」

智紀「でも、男になったからと言って特に何も変わってないよね」

一「そういえば、そうだね」

純「うん、俺は特に変わってないな」

一「それ言ったらおしまいだよ」

智紀「ふふっ」

透「そうだな、特に何も変わってないな」

一「・・・あー」

透「レモンを投げつけられたなら、レモネードを作ればいいのだよ!」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:40:33.60 ID:GCY7wbnd0
智紀「・・・」

純「・・・」

透「来年は男子の団体戦に出ます、そして」

一「・・・」

透「原村和を倒す! そして奴よりも目立ってみせる!」

一「あのー、透華?」

透「今は透だが」

一「あー、透、そのキャラでいいの? それでいくの?」

透「キャラ? 何の話だ?」

一「いや、わかんないならいい」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:41:03.67 ID:GCY7wbnd0
智紀「男子だと原村とは当たらない」

透「なっ・・・!」

純「・・・バカ?」

透「・・・いや、でも構わない。奴は絶対プロに来る、俺もプロになる、そこで原村和を倒す!」

一「はいはい、原村さんが大好きなんですねー」

透「すっ、好きとかそういうわけじゃない、あいつは私のライバルだ」

智紀「男になっても?」

透「当然だ」

純「それってさー、エロい目なしで?」

透「は?」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:41:35.88 ID:GCY7wbnd0
純「例えばさー、今、男になって、女の時になんとなくライバル視してた奴の写真見るとするじゃん」

一「うん」

純「理由はわかんないんだけど、なんかさ、何かがこない?」

智紀「あー」

純「だろ?」

智紀「わかる」

一「え、二人とも何わかってんの?」

透「・・・意味不明」

智紀「ちょっと待って・・・今プロジェクタに原村の写真出す」カタカタカタ

純「オッケー、電気消すわ」パチパチ

透「ちょ、何してんだ!」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:42:03.81 ID:GCY7wbnd0
智紀「・・・はい」ッターン

純「おお、原村だ」

一「・・・あ、何か智紀たちの話わかった」

純「だろー?」

智紀「あとで竹井の写真出そうか?」

一「やめて」

純「どうだ透? 今の気分は?」

透「・・・何が?」

純「何かこない?」

透「くるって何がだよ・・・」

純「何ていうか、こう、何か」

透「・・・バカはお前だろ」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:42:29.38 ID:GCY7wbnd0
純「・・・うーん、ところでさ、立ちションってした?」

一「した! 便器に青い的みたいなのが書いてあってさ」

純「そうそう! 何なんだろー、ってずっと思ってたけど、あれがガイドだったんだな」

一「うん! わざとちょっと上目の所狙ってみたりね」

透「おい」

純「悪いなー、国広くんは」

一「いやー、それほどでもー」

透「おい」

純「便座はちゃんと上げた?」

透「おい!!!」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:42:55.66 ID:GCY7wbnd0
純「なんだよ」

透「消せよ! 原村の写真!」

智紀「はい」カタカタ ッターン

純「なんだよー、何にもこないんじゃなかったのか?」パチパチ

透「別に、気に食わなかっただけだよ」

純「それは悪かったな」

透「・・・一! 今日もネトマでのどっちと打つ! 付いてこい」

一「はいはーい」

バタン

純「真面目なとこは変わんないなー・・・で、智紀はどうなの?」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:43:26.52 ID:GCY7wbnd0
智紀「・・・僕も真面目だよ」

純「じゃなくて、立ちションした?」

智紀「・・・いや、してない」

純「えー、なんでだよ」

智紀「尿が便器外に飛び散るリスクが大きすぎる」

純「いや、案外小さいから、リスク」

智紀「・・・でも、いやだ」

純「しょーがねーなあ」

智紀「わっ」

純「俺がちんこ持ってやるからやってみろよ」ガチャ

智紀「えー・・・」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:43:52.57 ID:GCY7wbnd0
純「ほら、脱いで」バタン

智紀「・・・うぅ」

純「・・・へー、剥けてないんだ」

智紀「か、仮性包茎だよ、剥いたら剥けるし」

純「どれ」

智紀「ひゃっ」

純「へー」

智紀「先に言ってよ・・・」

純「悪い悪い、ほら、しろよ」

智紀「無理」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:44:25.13 ID:GCY7wbnd0
純「は? なんで?」

智紀「・・・その位置に顔があると、かかっちゃいそうで」

純「なら、・・・ほら」

智紀「ひゃっ」

純「・・・どうした?」

智紀「純が立ち上がったから、今度は、顔・・・近いなって思って」

純「あっ・・・」

智紀「・・・」

純「・・・」

ジョロロロロ
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:44:52.45 ID:GCY7wbnd0
純「・・・大丈夫だったろ」

智紀「うん・・・」

純「ほら、振るぞ」

智紀「もういいよ! ティッシュで拭くから」

純「いいから!」

智紀「あっ・・・」

純「・・・」

ジャー

智紀「流すのくらい自分でやったのに」

純「・・・何か責任感じたから」

智紀「・・・」

ハギヨシ「皆様! 夕食ができあがりましたよ!」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:45:21.52 ID:GCY7wbnd0
純「・・・」ガチャ バタン

智紀「・・・」

衣「わーい!ごはんだー!」ガチャ

透「くっそー、PCの起動が終わったかと思ったら・・・」ガチャ

一「今度智紀に見てもらおう、って、智紀?」

智紀「えっ?」

一「顔赤いよ? 純も」

純「ああ、何でもないんだ」

智紀「うん・・・」

衣「・・・いつもよりも、たくさんごはんがあるぞ?」

ハギヨシ「皆様が男性になられたとのことですので、ガッツリ、そしてヘルシーなメニューをご用意しました」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:45:52.08 ID:GCY7wbnd0
透「・・・うがー!」

一「あちゃー」

透「連荘で捲ろうとしてるところをあんな安手でー!」

一「さすがのどっち・・・ふぁ〜」

透「あくびとかやめろよ気が散る・・・ふぁ〜」

一「いや〜、なんか眠いんだよね〜」

透「・・・仕方ない、今夜はここまでにするか。俺も眠い」

一「そう、それでは、失礼します」

透「おやすみ」

一「おやすみなさい」ガチャ バタン

透「・・・はぁ〜」ベッドニダイブ
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:46:27.74 ID:GCY7wbnd0
透(元気なふりを通したが、原村との直接対決が遠のいたのは事実)ゴロン

透(プロになり、男女混合戦で当たる確率は・・・)ゴロン

透(女に戻る方法を、どうにかして見つけられればいいが)ゴロン

透(性転換手術・・・、はあまり賢くない。戸籍上の性別、社会的な性別を変えるのは前例はあるだろうが)ゴロン

透(これは龍門渕家の力を用いても大変そうだ。やはりこの男体化の謎を突き止めて)ゴロン

透(逆操作を行う。これが正攻法なのかもしれない。とはいえ、どうすれば・・・)ゴロン

透(・・・こういう時は)ゴロン

透「ハギヨシ!」

ハギヨシ「お呼びでしょうか?」シュタッ

透「今回ばかりは参った。どうすればいいのか全く見当がつかない」

ハギヨシ「と、申しますと?」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:47:04.71 ID:GCY7wbnd0
透「わからないのか? 元の性別、女に戻るためにどうするかだ」

ハギヨシ「ああ、そんなことですか」

透「そんなこととは何だ! 俺は真剣に困っているんだ! それでも執事か?」

ハギヨシ「先ほど『元の性別』とおっしゃいましたが」

透「は?」

ハギヨシ「私にとって、あなたの性別はずっと男だったんですよ」

透「意味がわからん」

ハギヨシ「もうすぐわかります。・・・3、2、1」

透「・・・!?」

ハギヨシ「透お坊ちゃまのためだけの、スペシャルメニューです」

透「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・ハギヨシ、はぁ、はぁ」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:47:40.39 ID:GCY7wbnd0
ハギヨシ「他の4名には、安眠メニューしかご用意しておりません。ご安心ください」

透「ご安心するさ! はぁ、はぁ、冗談じゃねえぞ、もしみんなに、こんなものを」

ハギヨシ「これはスペシャルメニューです。わざわざベッドに寝転んでくださって、いろいろな手間が省けました」

透「ふざけるな! 夕食に何を入れたんだ!」

ハギヨシ「まだ効きが薄いようですが、もう少しすればもっと気持ちよくなりますよ」

透「気持ちよく・・・、は・・・、はぁ、はぁ、はぁ」

ハギヨシ「・・・ご気分はいかがですか? もしご気分が悪いようならバッドトリップ時用の注射を行います」

透「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

ハギヨシ「生憎、この注射は深刻な副作用による後遺症が残る可能性が84%という論文がございます」

透「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

ハギヨシ「とはいえ、もう論理的判断は不可能でしょうね。どうです? 気持ちいいですか?」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:48:18.21 ID:GCY7wbnd0
透「・・・気持ちい」

ハギヨシ「この薬の説明書通りの反応ですね。紅潮した頬が非常に美しい」

透「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

ハギヨシ「これも説明書に書いてあったことです。それでは、失礼いたします」

透「あっ」

ハギヨシ「ふむ、透お坊ちゃま、完全に勃起してはいるものの、真性包茎により亀頭が完全に露出してらっしゃいません」

透「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、あ、さわらない、で・・・はぁ」

ハギヨシ「失礼ながら、剥かせていただきます」

透「はああぁ・・・!」

ハギヨシ「痛かったですか? 申し訳ありません。でもこの媚薬は粘膜に塗布するものでございます。」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:48:56.67 ID:GCY7wbnd0
透「はぁ、あっあっ、あっあっ、あっ、はぁ、はぁ、あっ、あっあっ、あっ」

ハギヨシ「・・・はい、塗り終わりました」

透「はぁ、はぁ、はぁ」

ハギヨシ「さてこれから、私の陰茎が、あなたの肛門を貫きます。いかがですか? 今の気分は?」

透「・・・はぁ、ハギヨシは、この、あと、どう、なるの?・・・」

ハギヨシ「・・・まず今夜のことは必ずバレます。龍門渕家をクビになり、無職になります。しばらくぼーっとした後、別の家で執事をするでしょう」

透「はぁ・・・いやだ、行かないで、はぁ・・・」

ハギヨシ「残念ながらお嬢様、私は同性愛者であり、なおかつ、あなたを愛してしまったのです」

透「はぁ・・・なに・・・それ・・・はぁ、はぁ・・・」

ハギヨシ「ふふっ、愛する人の性別を変えることなど、執事にとって何でもない事です」

透「はぁ、あっ、はぁ、はぁ、だから、はぁ」

ハギヨシ「他の4人のことですか? それはお嬢様が寂しくならないようにと思って、ついやっちゃいました」

透「はぁ、はぁ、きらい、はぁ、あっ」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:49:26.28 ID:GCY7wbnd0
ハギヨシ「どうぞ私を嫌いになってください。あなたと次に会うのは裁判所になるでしょう」

透「はぁ、はぁ、いやだ、それ、はぁ」

ハギヨシ「・・・嫌だ?」

透「いやだ、あっ、こんな、こと、で、あっ、ハギヨシ、を、あっ、はぁ、はぁ」

ハギヨシ「・・・私を?」

透「あっ、きらいに、なるの、あっ、いやだ、はぁ、あっ」

ハギヨシ「・・・」

透「これが、はぁ、おれの、きもち、はぁ、はぁ」

ハギヨシ「・・・次の朝にはみんな元に戻ってます」

透「はぁ、はぁ」

ハギヨシ「失礼いたします」

透「待って」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:49:53.58 ID:GCY7wbnd0
ハギヨシ「・・・どうなさいましたか?」

透「この、はぁ、かたく、なってるの、はぁ、くるしい、はぁ」

ハギヨシ「それでは、私が口で致してよろしいですか?」

透「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

ハギヨシ「・・・」

透「はぁ、やれ、はぁ、はぁ」

ハギヨシ「・・・わかりました」

透「あっ・・・あっ・・・はぁ・・・」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:50:24.12 ID:GCY7wbnd0
衣「・・・背が元に戻ってた」

純「あっはっは」

衣「笑うなー!」

純「安心しろ、俺も戻ってるから」

衣「・・・そーか、ざまあ見ろ」

純「なんだとこのやろー!」

衣「わー!」

一「いったい何だったんだろうね」

智紀「戸籍も元に戻ってる」カタカタ

透華「皆さん!」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:50:56.76 ID:GCY7wbnd0
透華「また今日から、全国への道が始まりますわよ!」

一「はいはい」

透華「待ってなさい、原村和・・・、真のアイドルは私ですわ!」

衣「・・・」

透華「・・・何ですの?」

衣「・・・透華が元に戻った!」

透華「はぁ?」

一「やれやれ、自覚なしか」

純「記憶ないのかよ、昨日の」

智紀「昨日の映像残ってたけど、見る?」

純「見る見る!」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:51:26.92 ID:GCY7wbnd0
純「・・・」

智紀「・・・」

純「ぶっはっはっはっはっは」

智紀「くすくす」

純「やっべー、マジおもしれー」

透華「・・・ふん! ハギヨシ!」

ハギヨシ「はい、・・・ハッ」シュタッ

智紀「あれ、止まった」

純「えー、いいとこだったのに」

智紀「ファイルを開き直そう・・・、ってファイルがない!?」

透華「下がりなさい」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:51:53.45 ID:GCY7wbnd0
ハギヨシ「はい」シュンッ

衣「あれー?」

一「どうしたの、衣?」

衣「透華、顔赤くない?」

透華「そんなことありませんわ!」

一「反応速っ」

透華「別に、いつもの通りですわ」

衣「うーん・・・」

透華「・・・もう、早速打ちますわよ!」

衣「やった!」

透華「智紀、一、入りなさい!」

智紀「はい」

一「はーい」

純「じゃあ俺走ってくるわ」

カン
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:52:25.90 ID:GCY7wbnd0
## 次回予告 ##

神様はどうして、女同士では子が残せないように定めたのか。
私と、彼女は、こんなに愛し合っているのに。
何十年も先の、iPS 細胞の実用化なんて待てません。
だから、私が・・・。
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 22:58:34.74 ID:GCY7wbnd0
>>4さんは満足してくれたかなあ、期待外れだったっていう確率大だと思うけどw
さて、ホモも男体化も嫌いなのにここまで読んでしまった人、ごめんなさい、でもこういう世界もあるんですよ。
ホモも男体かも大好きでここまで読んでしまった人、ごめんなさい、男体化ってこういうことじゃないですよね。

このSSの元になったのは、雑談スレの「ハギヨシがみんなを男体化させて刺しまくる」という書き込みでした。
だけど書いてるうちに「前の性別の記憶が残ったまま自分の性別が変わってしまったら」というアイデアが加わって、
こんな感じになりました。正直、書いてて楽しかったです。
純や一が全然変わんねー台詞だけじゃw という事実とか、
透華(透)が男体化すると全然印象が変わってしまったりだとか。

こんなあとがきまで読んでくれてありがとう。
ともかく、楽しんでいただけたら幸いです。
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 23:35:49.61 ID:IUnlOgZJo
乙!
ホモスレいいね
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/05(水) 11:08:00.28 ID:ydEXcVuH0
>>33
ありがとー
こんな感じでよければもうちょい続けるつもり、たぶん、思いついたら。
もし、男体化させて欲しいキャラがいれば教えて欲しいな。
ハギヨシを全国に出張させるのでw
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 12:01:08.56 ID:OKVuCaJAO
乙 これが人類の進化か

次は清澄が舞台のようだからリクエストは風越鶴賀両校かなぁ
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 12:05:43.50 ID:f8CQHCrAO

血濡れ王女と犬臭い忍者という意味でキャップを推す

あと カンちゃんで可愛かったから 部長も
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/12/05(水) 14:11:24.01 ID:ydEXcVuH0
>>35
ありがとー むしろ退化じゃね?

>>36
ありがとー カンちゃんってvipのあれかー。ちらっと見たけどたしかにかわいい

リクエストもありがとう、次回予告は書いたけど全然何も考えてないからw
全てを無視して險谷でやるかもしれないしw
のんびり待っててね。リクエストはいつでも受け付けますよ〜
38 : ◆USVRhMfUyo [saga sage]:2012/12/09(日) 16:52:51.62 ID:j3ywn9i+0
次回予告通り咲和ですが

NLダメな人はやめたほうがいい
ちなみに全国大会は終わった体で
39 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/09(日) 16:53:57.95 ID:j3ywn9i+0
咲也「や〜、おまたせ〜」

和「遅いですよ! ・・・ってどうしたんですかその痣!」

咲也「ははは・・・、別に平気だよ?」

和「平気って、何があったんですか」

咲也「いやさっき一緒に麻雀しろって声かけられて」

和「はぁ」

咲也「でも和ちゃん待ってるからさ、急いで勝ったらなんか一発やられちゃった」

和「・・・呆れて物が言えません」

咲也「何で!? 急いだんだよ!?」
40 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/09(日) 16:54:33.56 ID:j3ywn9i+0
和「まあいいです、私のうちで治療しましょう」

咲也「え? 別に大丈夫だけど。それよりも、何か用事があるんでしょ?」

和「・・・早く治すために氷で冷やします」

咲也「え、あの・・・」

和「・・・」

咲也「う、うん、わかった、ちょっと待って」カチャ

和「はい・・・」

咲也「・・・」プキプキプキプキ プルルルル

和「・・・」

咲也「・・・あ、お姉ちゃん?」
41 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/09(日) 16:55:05.16 ID:j3ywn9i+0
咲也「あのね、今日ちょっと和ちゃんちに寄って帰るから」

和「・・・」

咲也「違うよう、そういうんじゃなくて、ちょっと事情があって」

和「・・・」

咲也「あー、いいよ、もうそういう事で。じゃーねー」

和「・・・」

咲也「・・・え、何? はい、シャンプーね。わかった了解、はーい」プキ

和「・・・どうしたんですか、その携帯」

咲也「今お姉ちゃんが家に来てるんだけど、もらったんだ。お下がりだって」

和「それはよかったですね」

咲也「うん!」
42 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/09(日) 16:55:32.64 ID:j3ywn9i+0
咲也「わー広ーい!」

和「そうですか」

咲也「客観的に見て広いよ! あとなんか女の子っぽい!」

和「ありがとうございます」

咲也「・・・あの、和ちゃん」

和「とりあえずベッドに座っておいてください。お茶と氷を取ってきます」

咲也「あ、うん・・・」

和「」バタン

咲也「・・・」ソワソワ

咲也「・・・」キョロキョロ
43 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/09(日) 16:56:08.27 ID:j3ywn9i+0
和「氷を持ってきました」ガチャ

咲也「おかえりー」

和「これを頬に当てておいてください」

咲也「はい、わ、冷たーい。ていうかさっきも言ったけど大丈夫だよ?」

和「お茶です」

咲也「あ、・・・うん、ありがとう」ゴクリ

和「・・・」

咲也「和ちゃん?」

和「何ですか?」

咲也「僕、何か悪いことしたかな?」
44 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/09(日) 16:56:37.99 ID:j3ywn9i+0
和「・・・いいえ、どうしてそう思うんですか」

咲也「あの、なんかうまく会話が通じてないような・・・?」

和「・・・」

咲也「気のせいかな?」

和「・・・気のせいですよ」

咲也「・・・なーんだ、気のせいかー」

和「・・・」

咲也「でも、さっきちょっと不安になっちゃったよ」

和「私は何も変わっていませんよ」
45 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/09(日) 16:57:11.68 ID:j3ywn9i+0
咲也「うん、そうだね、僕達ずっと、こんな感じだったね。でも・・・」

和「・・・でも?」

咲也「何か・・・もっと大きな力みたいなものが・・・」クラッ

和「眠いなら寝転がってかまいませんよ」

咲也「・・・ああ、ありがとう」ゴロン

和「・・・」

咲也「大きな力が・・・僕達を引き離しちゃいそうな気が・・・」

和「そんな大きな力ありえません」

咲也「・・・ふふっ、そうだよね・・・和ちゃんならそういうと思ってたよ」

和「・・・」

咲也「・・・」スヤァ
46 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/09(日) 16:57:55.86 ID:j3ywn9i+0
ブー ブー

和「」ビクッ

ブー ブー

和(咲さんの携帯・・・、ズボンのポケットの中の・・・)スッ カチャ

和(・・・メールですか)プキ

From: お姉ちゃん<teruteru@hardcache.ne.jp>
To: 咲也<rinshan@hardcache.ne.jp>

電話で言い忘れたけど、
シャンプーはスーパーナチュラルの
白いボトルを買ってきてください。

和「・・・」プキ

メールを消去しました
47 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/09(日) 16:58:34.82 ID:j3ywn9i+0
咲也「・・・うわぁ、寝ちゃったぁ」ガバ

和「おはようございます」

咲也「今何時?」

和「もうすぐ9時になります」

咲也「そっかー・・・、やばい、ドラッグストア閉まっちゃう!」

和「そうですか」

咲也「もう帰るね、きょうはありがと」

和「はい、また明日」

咲也「またね!」ガチャ

和「・・・ハギヨシさん」

ハギヨシ「はい」シュタッ
48 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/09(日) 16:59:18.29 ID:j3ywn9i+0
ハギヨシ「ちゃんと精液は採集できましたか?」

和「見ていたんなら分かるでしょう」

ハギヨシ「失礼いたしました。どうされますか? もう一日延長されますか?」

和「いいえ、結構です」

ハギヨシ「了解いたしました。iPS細胞の一日も早い実用化を心から願っております」

和「iPS細胞も要りません」

ハギヨシ「・・・それはなぜでございますか?」

和「咲さん、咲也さんの携帯に付いてたマスコット、私が昔あげたものだったんです」

ハギヨシ「ほう」

和「というか、交換したんです。それを見たら、なんだかバカバカしくなってしまって」

ハギヨシ「なるほど」

和「ついでにいうなら」

ハギヨシ「何でしょう」

和「男はないですね」
49 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/09(日) 16:59:53.25 ID:j3ywn9i+0
和「・・・」プルルルル

和(咲さんから・・・)プチ

和「はい、原村です」

咲「和ちゃんおはよー!」

和「おはようございます。朝から言わせていただきますが」

咲「何?」

和「電話は距離の離れた人にかける物です。隣の人にかける物ではありません」

咲「いいじゃん最初くらい、でもそういえば」

和「どうしました?」

咲「私、和ちゃんの番号登録したっけ?」

カン
50 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/09(日) 17:00:29.56 ID:j3ywn9i+0
## 次回予告 ##

ほら、面白そうじゃない。
私はちょっと怖いです。
大丈夫よ、実績多数って書いてあるわ。
(2件)とも書いてありますけど。
いいじゃない、たとえ元に戻れなくたって、私たちは変わらないわ。
・・・そうですね。
51 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/09(日) 17:10:52.90 ID:j3ywn9i+0
・・・次回はちゃんとホモなので安心してください。
っていうのもなんか逆転してるよね、ごめんねー本当に。
私こう言うのを面白いと思ってるんだ。

リクエストは引き続き受け付けていますが、
今回のように、男体化はハギヨシが依頼を受けて行う小遣い稼ぎ、という感じです。
誰が誰を男体化するかをはっきり書いていただけると、がっかり感が和らぐと思います。

例1)ドムが文堂さんを男体化させてカードをカツアゲする
これが基本形で、

例2)ドムがドムを男体化させて相撲部に入る
というふうに自分に男体化をかけるというのもありですし

例3)塞さんが他の宮守全員を男体化させてホスト部を作る
複数人もありです。

こんな感じかな。でもリクエストは必ず実現するとは限りませんw
のんびりいきますので、よろしくお願いします。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。楽しんでいただければ幸いです。
52 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/12(水) 13:42:21.34 ID:/9oIhmVj0
今度は部キャプですがホモです
53 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/12(水) 13:42:49.74 ID:/9oIhmVj0
垂穂「皆さん、特打お疲れ様でした」

「「「お疲れ様です!」」」

垂穂「じゃあ、ちょっと気になったとこ言っていきます。まず文堂さん」

星夏「はい」

垂穂「最後五筒切りでまくられた時がありましたね」

星夏「はい」

垂穂「一応デジタル的には正解ですが、南入するまでに、
   最悪オーラスまでに、相手の癖や性質は把握しておくべきです。
   相手が部員ならなおさらです」

星夏「はい」

垂穂「容易なことではありませんが、全国では必須のスキルです。
   まだ時間はあるので頑張ってください」

星夏「ありがとうございます」

垂穂「あとは、えーと池田さん」

華菜「はい!」
54 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/12(水) 13:43:17.35 ID:/9oIhmVj0
垂穂「全体1位ですね、おめでとうございます」

華菜「ありがとうございます!」

垂穂「と、言いたいところですが」

華菜「へ?」

垂穂「ふむ・・・色々言いたいことはあるのですが、全体的に雑ですね」

華菜「えー、ちゃんとやってますよー!」

垂穂「後で牌譜を見て、同じことが言えるかどうか考えてみてください」

華菜「ぶー・・・」

垂穂「雑でも勝てているのは、他の部員のおかげです」

華菜「・・・」

垂穂「手加減しようとか、遊んでやろうとか、決して思わないように」

華菜「はーい・・・」
55 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/12(水) 13:43:43.41 ID:/9oIhmVj0
垂穂「・・・それでは、次回は今回上位陣の方々で池田さんを狙い撃ちしてください」

「「「はーい」」」

華菜「勘弁して下さい!」

ドッ

垂穂「自業自得です。こんなとこですかね。後質問ある方は・・・」

華菜「はいはいはい!」ノ

垂穂「・・・他に質問は?」

華菜「無視すんなー!」

垂穂「はいどうぞ」

垂穂「もう彼女は出来ましたか!? もうすぐクリスマスですよ?」

垂穂「・・・(この場合、彼氏になるのかな)いいえ」

華菜「かわいそうですねー、せっかく女子高まで来て麻雀教えてるのに!」
56 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/12(水) 13:44:18.83 ID:/9oIhmVj0
垂穂「・・・そうですね、女子高で出会いがなくて彼氏ができないのと、
   同じくらいはかわいそうかもしれません」

華菜「な、何をー!」

垂穂「ふぅ、今日も池田さんの逆ギレを見て満足したので失礼します。解散してください」

「「「お疲れさまでしたー」」」

華菜「おい待てー!」

垂穂「お疲れさまでした」バタン

華菜「にゃーーー!」

未春「華菜ちゃん落ち着いて」

華菜「・・・ふーっ!」

星夏「でも不思議ですよね、どうして福路さんはわざわざ風越まで来て、
   麻雀を教えてくれてるんでしょうか」

華菜「タルホくんに自分の学校で麻雀部作る甲斐性がないからでしょ?
   今さら何言ってるの?」

未春「でも、垂穂先輩のおかげで、私たち強くなったよね」

華菜「まあ・・・」

星夏「ありがたいけど、麻雀強いのに、もったいないですよね・・・」
57 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/12(水) 13:44:59.36 ID:/9oIhmVj0
垂穂(男体化されたらいじられ役になるとは・・・、高校も変わってるし)

垂穂(風越『女子』だから、風越に行けなくなるのは分かってたけど、まさかこうなるとは)

垂穂(それで、久はまだ来て・・・ない・・・?)

久「・・・たーるほ!」ギュッ

垂穂「わぁっ・・・もう、遅いですよ・・・って」

久「へへー」

垂穂「どうしたんですかその髪!」

久「床屋さんで短くしちゃった」

垂穂「何てことを・・・戻ったときどうなるか・・・」

久「別に平気だよ、それにほら、似合ってるでしょ?」

垂穂「それは、そうですけど・・・(似合ってるっていうか、かっこいい)」

久「垂穂も切る?」

垂穂「いいえ僕は・・・それよりも」

久「何?」

垂穂「男同士がこんなに街中で密着してるのはちょっと・・・女子ならともかく」

久「・・・ああ、ごめんごめん」

垂穂(もう・・・)
58 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/12(水) 13:45:29.62 ID:/9oIhmVj0
久「へー、それは大変だったわね」

垂穂「大変なんてもんじゃないですよ・・・女子高生ってホントめんどくさい」

久「ははは、確かにそうだね」

垂穂「で、ヒサはどうだったの?」

久「ヒサシ」

垂穂「え?」

久「漢字は変わってないけど、読みは『ヒサシ』。垂穂が決めたんでしょ?」

垂穂「ああ、ごめんなさい、久」

久「許す!」

垂穂(そうだった、僕の名前も、久が一生懸命考えてつけてくれたんだ)

垂穂(美穂子の「穂」の付く男性名で、一番私に似合う物って)

垂穂「・・・そういえば」

久「ん?」
59 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/12(水) 13:46:02.18 ID:/9oIhmVj0
垂穂「さっきから気になってたんですけど、何飲んでるんですか? すごい色ですけど」

久「爽健美茶とメロンソーダのミックス、それにコーヒーミルク1杯」

垂穂「おいしいですか?」

久「まずい」

垂穂「バカですか・・・」

久「飲む?」

垂穂「要りません」

久「いやー、ファミレスのドリンクバーでこういうの作るのやってみたくて」

垂穂「・・・」

久「女だと恥ずかしくて無理だったんだけど、男だと全然抵抗ないな」

垂穂(・・・男ってバカだなあ)
60 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/12(水) 13:46:38.41 ID:/9oIhmVj0
久「あー、まずかった!」

垂穂「当たり前ですよ(でもちゃんと飲みきったのは偉い)」

久「お腹も膨れたし、どこ行く?」

垂穂「・・・正直帰りたいです」

久「あっはっは、そういうと思って」

垂穂「?」

久「まずは・・・ん?」ポタ

垂穂「雨・・・?」ポタポタ

ザーーーーーーッ

垂穂「キャーッ!」

久「うわわわ、とりあえずあそこに逃げ込もう!」ガシッ

垂穂「はい! (あ、手・・・)」

パシャッ パシャッ パシャッ パシャッ

垂穂(走るの速い・・・)
61 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/12(水) 13:47:14.88 ID:/9oIhmVj0
久「ふー・・・一瞬だけなのにずぶ濡れ」

垂穂「・・・はぁ、そうですね」

久「で、ここは?」

垂穂「・・・コインランドリーみたいですよ」

久「おお、ラッキー!」ガサガサ

垂穂「ちょ、何してんですか! こんなところで」

久「え・・・上着乾かそうと思って脱いだだけだけど」

垂穂「あ・・・(やってしまった)」

久「・・・(ふーん)垂穂も脱ぎなよ、乾かそ」

垂穂「はい・・・」
62 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/12(水) 13:47:43.51 ID:/9oIhmVj0
ゴウン ゴウン

垂穂「雨、止みませんね」

久「そうだねえ」

垂穂(・・・髪も乾かしたい)

久「うーん・・・」クシャクシャ

垂穂「何してるんですか?」

久「いや、髪濡れたらペシャンコになっちゃったなって思って」

垂穂「そういえば」

久「垂穂のその髪は濡れてるの?」

垂穂「当たり前ですよ」

久「ちょっと触らせて」

垂穂「いいですけど」

フワ フワ

久「わかった、毛量だ」

垂穂「何のことですか?」
63 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/12(水) 13:48:11.45 ID:/9oIhmVj0
久「こんなに濡れてショートボブが萎んでないのは内側に髪がたくさんあるんだ」

垂穂「そう言われれば、そうかもしれませんね」

久「うーん、こうなるんだったら切らなきゃよかったな」

垂穂「・・・僕は久の今日の髪型好きですよ?」

久「え、本当に?」

垂穂「雨に濡れる前のが」

久「貴様〜」コチョコチョ

垂穂「わわ、あはははは、やめて〜、あはは」

久「食らえ食らえ〜!」コチョコチョコチョコチョ

垂穂「あっはっはっは、はぁ、苦しい、はぁ」

久「ペシャンコになった奴の気持ちがわかったか」

垂穂「わかりました、ごめんなさい・・・」

久「・・・止まないな、雨」

垂穂「・・・そうですね」
64 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/12(水) 13:48:39.58 ID:/9oIhmVj0
久「ねえ、もしも、このままずーっとこの雨が止まなかったらどうする?」

垂穂「もしも?」

久「時間も止まってしまって、雨だけがずーっと降ってて閉じ込められたらどうする?」

垂穂「・・・119番に電話をかけて」

久「電話も圏外で」

垂穂「・・・ずぶ濡れ覚悟で家までダッシュして」

久「当たったら死ぬ雨だから無理」

垂穂「何が言いたいんですか?」

久「わからない?」

ガバッ

垂穂「んっ」

久「んっ、はぁ」
65 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/12(水) 13:49:18.90 ID:/9oIhmVj0
垂穂(こうなるかなってちょっと思ってたけど、不意打ち・・・)

久「ずっとここでイチャイチャして、キスして」

垂穂「セックスするんですか?」

久「そう、どちらかが枯れて死ぬまで」

垂穂「怖いこと言わないでください」

久「冗談冗談、しないよここでは、監視カメラもあるし」

垂穂「へ? ・・・あーっ!」

久「いや俺も今気づいたんだけど」

垂穂「ひーさーしー!」バスッ バスッ

久「痛い痛い、かばんの金具が当たって痛いから」

垂穂「・・・ふんっ」プンスカ

久「・・・雨、止んだね」

垂穂「あ、本当だ」

久「じゃ、上着が乾いたら行きましょうか」

垂穂「どこにですか?」

久「俺の部屋だけど」

垂穂「・・・なんだかいつもと変わりませんね」

カン
66 : ◆USVRhMfUyo [saga]:2012/12/12(水) 13:53:47.40 ID:/9oIhmVj0
はい、一応これで完結です。いやー、しんどかったw

部キャプもいろいろ考えてたんですが、
勝手にイチャイチャしだしたので放置したらそのまま終わりまでたどり着いてしまいました。恐るべし部キャプ
あと「垂穂」は本来「たりほ」と読むのですが、今回は「たるほ」でお願いします間違えたので。。。

最後にトリップもさらしとこう: #hagiyoshi です。
楽しんでいただけたら幸いです。
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/12(水) 14:50:08.47 ID:AfVA+1KAO
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/12(水) 17:16:25.90 ID:/9oIhmVj0
>>67
ありがとー
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