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まどか「同じ道あなたとわたしで歩む時」  - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 21:00:01.50 ID:zkX+mf+wo
*注意書き*

・魔法少女まどか☆マギカのSSです。一応、シリアスを目指してます
・基本的にアニメ版及び映画版の魔法少女まどか☆マギカに準拠しています
 小説版なんてなかった
・ドラマCDの方もあった世界としています
・虚淵玄氏の公式の設定は守るよう努力してます
・魔法少女おりこ☆マギカのネタは入ることがある予定です。
・魔法少女かずみ☆マギカのネタは入れる予定は今のところありません
・ほむらが元の作品以上に(自分の中での)理想化されています
・敵の方にオリキャラのようなものが出る可能性があります
・まどかが契約した後の続きの話のつもりです
・なお、魔法少女まどか☆マギカのお話は少なくとも見滝原中学校では
 セメスター制(欧米における9月から学校が始まる制度)を
 採用していると解釈しほむらの退院が3月であったと仮定しています
 (理由としては、まどかが中学二年生で14歳、桜の描写等を根拠としています)
・それに合わせて、魔法少女まどか☆マギカの物語は2016年であったと仮定しています
 (2000年以降で、第十話でのカレンダー(3月と仮定して)に
  当てはまる年が21世紀で2016年、2044年、2072年しかありませんでした)


前置きが長くなりましたが、始めさせて頂きます

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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
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【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
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ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
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【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 21:01:13.78 ID:zkX+mf+wo
まどか「ずっと、我慢してたけど」

まどか「そろそろ、ほむらちゃんに会いた...会えないけど見ていたいなぁ」

まどか「少しくらい、いいよね...」

まどか「導く時まで、我慢するって決めてたけど、やっぱり無理だよ...」

まどか「別に、時間なんて無限なんだし...いいよね...?」

まどか「神様なんだし、わたしが決めていいよね。決めちゃうよ! てぃひひ!」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 21:01:47.67 ID:zkX+mf+wo
見滝原 早朝

まどか「ほむらちゃんは、どこかな〜?」

まどか「あれ...あの青い髪の子と緑の髪の子ってもしかして。」

さやか「ほむら、遅いね〜」

ひとみ「珍しいですわね 暁美さんが、遅刻するなんて」

まどか「仁美ちゃん...それにさやかちゃん? どうして、生きてるんだろう」

まどか「うーん、魔法少女じゃないみたいだし...ここは、違う世界なのかな?」

まどか「...だとしたら、どのほむらちゃんは、どうなんだろ」

まどか「メガネかけてるかな...リボンつけてるかなぁ... 楽しみになってきたよ、てぃひひ」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 21:03:08.90 ID:zkX+mf+wo
タタタッ

さやか「お、きたきた」

ほむら「はぁ...はぁ...ごめんなさい 寝坊しちゃって...」

さやか「おそいよー、ほむら」

ほむら「ごめんなさい...」

さやか「悪い子だなぁ...わたしの嫁となんかしてたのかぁ?」

ほむら「もう、謝ったでしょ あんまりくどいと...」

さやか「わ、わぁ ごめんってあんまりほむらをいじめることができないからね?ね?」

ほむら「まったくもう... 仁美もおはよう」

ひとみ「おはようございます、ほむらさん」

まどか「いつのものクールなほむらちゃんだ なんか安心しちゃったや」

まどか「ソウルジェムは...持ってるね」

まどか「なんかわたしと一緒にいたときよりも、二人と仲良さそうだね!」

まどか「違う世界みたいだけど、安心しちゃったよ」

まどか「しばらく、この世界でゆっくりしてよっかなぁ...」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/11(火) 21:06:00.28 ID:zkX+mf+wo
ほむさやひと「キャッキャッキャッ」

さやか「それでね...」

ほむら「さやか!」

バンッ

さやか「え?」

キィィィィ

さよか「ちょっと、ほむ...」

バンッ

ほむら「ッ...」

ドサッ グチャッ パリンッ...

まどか「...?」

まどか「え、そ、そんな... う、嘘だよね... ウソッ...」

さやか「ほ、ほむらああああああっ」

ひとみ「あ、暁美さん しっかり...しっかりしてください...」

ほむら「...」

まどか「ソウルジェムが...ソウルジェムが...」

まどか「あ、ああぁ...あぁぁああああ...」

まどか「そうだ、導いてあげないと...」

まどか「そ、そうだった... ソウルジェムが...」

まどか「そんな... ほむらちゃんを...導いてあげれない...」

まどか「う、嘘だよ... わたし、わたし...なんのために...契約したんだろ...」

まどか「ううう... うぅぅぅぅううう」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/11(火) 21:08:26.49 ID:zkX+mf+wo

違う世界にて

まどか「ごめんね、ほむらちゃん...」

まどか「わたし、魔法少女になる」

ほむら「それじゃ…それじゃ私は、何のため...」

まどか「ごめん。ホントにごめん。」

まどか「これまでずっと、ずっとずっと、ほむらちゃんに守られて、望まれてきたから、今の私があるんだと思う」

ほむら「うぅ...うわぁあああああああ」

まどか「ほむらちゃん...聞いてお願い...」

ほむら「あはは...あはは...」

ほむら「もういいや...もういいの...」

ほむら「見て、わたしのソウルジェム...」

まどか「ねぇ、ほむらちゃんしっかりして...」

ほむら「えへへ...もう、無理かな...」

ほむら「あはは、あはははははは」

ほむら「ごめんね、ごめんね...」

ほむら「あなたを救えなくて、ごめんなさい...」

ほむら「こんな役立たずで、ごめんなさい」

ほむら「それとね」

ほむら「看取ってくれてありがとう...」

まどか「ほむらちゃん!」

パリンッ
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/11(火) 21:09:41.47 ID:zkX+mf+wo
まどか「う...嘘よね...?」

まどか「ほむらちゃん...うぅぅうわああああああああ」

まどか「.........」

まどか「あはは...あはははは...」

QB「まどか、契約はどうするんだい?」

まどか「もういいや、わたしに関わった人はみんな不幸になるんだね」

まどか「厄病神だったんだね、わたし...」

まどか「えへへ、えへへへへへへへ」

QB「まどか、しっかりするんだ ほむらの魔女が...」

まどか「えへへ、ほむらちゃん大好きだよ」

まどか「あなたに、殺されるなら本望だよ」

まどか「こんな、悪魔で良ければ同じ世界に行きたいな...」

QB「お願いだ、まどか 僕と契約を!」

まどか「えへへへへ」

ザシュッ...
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/11(火) 21:11:11.87 ID:zkX+mf+wo

QB「折角の逸材だったのに、残念だなぁ...」

QB「はぁ...また、地道に契約か...」

QB「しかし、暁美ほむらからのエネルギーはとんでもないものだったな」

QB「まどかがグリーフシードになる時のエネルギーとは、比較にならないだろうけど」

QB「それでも、相当なものだったね」

ガシッ

QB「きゅっぷぃ... そうかい、僕が結界にいるのは邪魔かい?」

QB「魔女になっても、変わらずか...」

ガツッ ガツガツッ...

homelilly「............」

9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/11(火) 21:13:54.77 ID:zkX+mf+wo

また別の世界にて

ほむら「はぁ...はぁ... 間に合った...」

ほむら「うぅ、トラウマを見せてくる魔女はやっぱり苦手だわ...」

ほむら「まどか、無事かしら?」

まどか「......」

ほむら「...まどか?」

ほむら「嘘よね、死んでなんかいないわよね」

ほむら「嘘...」

ほむら「いままで、きっといちばん仲良くしてくれたまどかだったなぁ...」

ほむら「なんか、どうでもよくなってきたわね...」

ほむら「まどか、付いて行ってもいいかしら?」

ほむら「ダメとは、いわせないわよ...」

ほむら「最高の友達...」

チャキッ... 

パンッ...

..........
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/11(火) 21:14:56.09 ID:zkX+mf+wo


まどか「うぅ... あれ、わたし?」

まどか「たしか、魔女に... ほむらちゃんかな、助けてくれたの...」

ほむら「......」

まどか「え...嘘... ほむらちゃん、しっかりしてよ」

まどか「やだ、息してない... ソウルジェムは...」

まどか「ほむらちゃん、約束守るよ」

まどか「だから、そっちの世界にわたしも付いて行っていいよね?」

まどか「ごめんね、パパ・ママ・たっくん...」

まどか「わたし、好きな人のいる世界に行きます...」

まどか「ほむらちゃん、この銃で撃ったのかな」

まどか「じゃあ、わたしもこれで...」

まどか「大好き...」

パンッ...
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/11(火) 21:16:00.99 ID:zkX+mf+wo
まどかのいる異空間

まどか「色々な世界を見てきたけど」

まどか「どうやらわたしとほむらちゃんが、一緒にあの日を越せている世界はないみたい...」

まどか「なぜだか、元のわたしがいる世界には干渉が完全にできないし...」

まどか「たぶんなんだけど、もともとわたしがいた世界にしか鑑賞ができない」

まどか「その世界はその世界でのわたしが契約するしか無いみたいで...」

まどか「それにわたしが契約してないと、絶対にワルプルギスの夜を超えることができないみたい」

まどか「わたしが、見てきた限り パラレルワールドというのは...」

まどか「その場の選択として可能性があったもの」

まどか「例えば、道端でお金を拾って届けたか届けなかったかとか」

まどか「届けた時、その通り道にいた虫を踏んだり 人にぶつかったり」

まどか「どの交番か、誰に届けたか 受け取られたか、受け取った人が本人か」

まどか「とかのような、可能性がでてくるの」

まどか「届けなかった時も、同じようにね」

まどか「つまりね... その人一人の可能性というのは、一日でも果てしない数あって」

まどか「その一つ一つの可能性が、その世界...」

まどか「そうなるはずなんだけど...」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/11(火) 21:18:46.14 ID:zkX+mf+wo
まどか「そのお金を拾った人、受け取った人にとって あまりに価値がないとき」

まどか「あっても、なくても変わらないレベルのもののときはね 世界が変化しないの」

まどか「それに、可能性があったって そのことによって、変化が小さい時はパラレルワールドが、作られることはなくて」

まどか「お財布の中から一円玉がなくて、困る人があまりいないのと同じでね...」

まどか「それを、地球単位に合わせると この世界ではね、人一人の命の有り無しでは」

まどか「パラレルワールドが、作られることはないの...」

まどか「本当は、あるのかもしれないけど わたしが認識できるパラレルワールドの数には」

まどか「関係がないみたいなの...」

まどか「そうだね...ピラミッドを作るとき作業員が、一人いなくなっても」

まどか「終わる時間や作られるものがほぼ変わらないと同じかな?」

まどか「変わる例としては...」

まどか「例えば、ドイツが第二次世界大戦に勝った時とか南アメリカが征服されなかったりしていまと人口比率が違ったり」

まどか「ここまで大きくなくても世界のおおまかな流れが、変わりかねないことのありうる可能性で」

まどか「パラレルワールドは、できあがっているようなの...」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/11(火) 21:21:41.19 ID:zkX+mf+wo
まどか「結果的に、同じ世界に収束することも多いから そこまで、パラレルワールドがあるわけでもないのだけど...」

まどか「ただね、ほむらちゃんが時間遡行をしていた時だけなんか色々違うみたい...」

まどか「結果的な話をすると... ほむらちゃんの周辺での出来事」

まどか「さやかちゃんが、契約したり... マミさんが、魔女に負けたり」

まどか「それくらいの出来事でも、その一ヶ月の間はパラレルワールドが、できていて...」

まどか「だから、その一ヶ月の間は、すごい数のパラレルワールドがあるの」

まどか「ほむらちゃんの魔法は、パラレルワールドを作り出すものともいえるし」

まどか「それだけ、ほむらちゃんの魔法の力が強かったみたいだね...」

まどか「さすが、ほむらちゃんだね... てぃひひひ」

まどか「時間、世界に干渉しただけ、あって...もしかしたら」

まどか「世界が、わたし達を存在しなかったことにしようと」

まどか「自浄作用が、はたらいているのかもしれないの...」

まどか「最終的には、多分だけど... わたしが、契約した世界に収束していて...」

まどか「わたしとほむらちゃんが、一緒になることはないようにされてるんだと思うの」

まどか「覚悟していたつもりだったんだけどなぁ...」

まどか「でも、やっぱり最高の友達...」

まどか「ほむらちゃんとわたしが、仲良くしてる世界があって欲しかったなぁ...」

まどか「わたしのせいで、ほむらちゃんが苦しんでいるんだよね...」

まどか「どうにかならないかなぁ...」

まどか「無理だよね...もう干渉することはできないから...」

まどか「うぅ...少し休もう疲れないはずなのに...」

まどか「なんか、凄く疲れたよ...」

まどか「ほむらちゃんに会いたいなぁ...」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/11(火) 21:23:58.99 ID:zkX+mf+wo

まどか「うぅ...よく寝た」

まどか「眠くなるなんて、初めてかも」

まどか「ここは...?」

まどか「うぅ...なんか肌寒いよ...」

まどか「あれ?」

まどか「おかしいなぁ... この床歩けるよ...」

クシャクシャ

まどか「この草触れるよ... もしかして...もしかしてなのかな?」

まどか「それに、この景色... いつもの景色... あ、ありえないよ...」

まどか「わたし、概念だもの... 神様だもの...」

まどか「ありえない... ありえないよ... ヒッグヒッグ」

まどか「戻ってこれたのかな... 見滝原に...」

まどか「私が契約した... あの世界に...」

まどか「まやかしじゃないよね? わたしが、想像で作った世界じゃないよね...?」

まどか「ここは、やっぱりいつもの通学路...」

まどか「...」

まどか「...」

まどか「ほむらちゃん... 大丈夫かな...」

まどか「もしかしたら、ほかの世界みたいに...」

まどか「ほむらちゃん!!」

タタタタッ...
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/11(火) 21:25:57.96 ID:zkX+mf+wo
3月30日水曜日夕刻


ピンポーン ピンポーン

まどか「はぁ... はぁ... ほむらちゃん...」

まどか(いっつも、空を飛んでたから体が重いよ...)

ほむら「はい」

まどか(い、いたぁ...よかったぁ...)

まどか(うぅ...なんて挨拶していいか、考えてなかったよ...)

ほむら「何方様ですか?」

ガチャッ

まどか「え、えっとぉ... お久しぶり」

まどか「ほむらちゃん...? てぃひひ」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/11(火) 21:29:58.89 ID:zkX+mf+wo

ほむら「え... ま、まどかなの?」

まどか「うん...まどかだよ... あの時契約したまどかだよ」

ペタンッ ドサッ

まどか「だ、大丈夫? ほむらちゃん!!」

ほむら「えぇ... ちょっと嬉しすぎて、嬉しすぎて...」 ヒッググスッ

まどか「ほむらちゃん...」

ほむら「おかえり...おかえりなさい... まどか」

ほむら「おかえり、まどか!」

まどか「ただいま、ほむらちゃん!」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/11(火) 21:34:09.50 ID:zkX+mf+wo
まどか「落ち着いた? ほむらちゃん」

ほむら「えぇ... それでどうして戻ってこれたの?」

まどか「実はね、よくわからないの...」

ほむら「...?」

まどか「色々な世界をめぐってたらね 色々なほむらちゃんを見て」

まどか「また、一緒に色々したいなって思ってたらね」

まどか「気を失ってね いつの間にかいつもの通学路にいたの」

ほむら「よくわからないわね」

まどか「そうだね... てぃひひ」

ほむら「なんであろうと... まどか、またあえて嬉しいわ」

まどか「うぇひひひ、わたしもだよ、ほむらちゃん!」

まどか「えっとね...」

ほむら「どうしたの?」

まどか「うーん、嫌なことだけど、どうしても伝えなきゃいけないことがあるの」

ほむら「嫌よ... また、離れるなんて...」

まどか「そういうことじゃないんだけどね...」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/11(火) 21:36:42.80 ID:zkX+mf+wo
まどか「もしかしたら、わたしとほむらちゃんをこの世界から消そうとする力が働いているかもしれないの...」

ほむら「...意味がよくわからないのだけど」

まどか「えっとねぇ、わたしもほむらちゃんの願ったことが、大きすぎて」

まどか「世界が、元に戻ろうと作用してるみたいなの」

まどか「例えば、ほむらちゃんの場合はね、時間を戻すということで」

まどか「色々な世界ができちゃって... えっとね、すごく大変なんだって世界が!」

ほむら「...難しくてよくわからないのだけど 結局、どうしたら良いのかしら?」

まどか「それも、わからないんだぁ 正直なとこね」

ほむら「さらっと言ってたけど、とんでもない話しよね」

まどか「うん、とんでもない話だね」

まどか「それにしても、そんなにおどろかないんだね」

ほむら「あなたとまた出会えたのだもの... 別にそれくらいじゃ驚かないわ...」

まどか「うぇひひひ、うれしいなぁ...」

ほむら「また、乗り越えるだけよ 今度は、まどかもいるし...」

ほむら「一人じゃないもの...」

まどか「ほむらちゃん...」

まどか「もう、ずっと一人じゃないよ ずっとね...」

ほむら「うふふ、あなたこそ ずっと一人だったじゃない...」

まどか「違うよ、お別れした時に言ったよ ずっと、みんなと一緒だって」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/11(火) 21:39:22.28 ID:zkX+mf+wo

ほむら「そうだったわね... でも、寂しかったんじゃないの?」

まどか「寂しかったよ...」

まどか「でもね、それ以上に他の世界でほむらちゃんとわたしが、バラバラにされてるのを見るほうが悲しかったよ...」

ほむら「.......」

まどか「ごめんね、ちょっと辛気臭い話しちゃって...」

ほむら「仕方ないわよ... ところで、まどか」

まどか「なぁに、ほむらちゃん?」

ほむら「世界から消すって、どういうことをされるの?」

まどか「えっとねぇ、いろんなところを見たけどね」

まどか「大体の世界で、死んじゃうんだよね わたしたち...てぃひひ」

ほむら「ちょ、ちょっとまって 本当なの?」

まどか「どっちかが、死んじゃう確率は100% 片方生きてたのはわたし10%ほむらちゃん5%くらいだったかな...」

ほむら「はぁー... また、大変そうね...」

まどか「本当にね」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/11(火) 21:43:15.92 ID:zkX+mf+wo


ほむら「楽観的に受け取ってるみたいね...」

まどか「だって、ほむらちゃんと一緒なら 乗り越えれそうだし...」

ほむら「...そうね 乗り越えるだけよ」

ほむら「前の時なんて、二人共生き残ることなんてなかったものね」

まどか「そうだね、そう考えると今回のほうが楽そうだね」

ほむら「はぁ... わたし達はなんでこんなに危ない橋を何度も渡ることになるのかしら?」

まどか「仕方ないよ、お互いやりたいことがあるんだもん」

ほむら「そうよね、頑張りましょう!」

まどか「ところで、今日は何日なの?」

ほむら「わたしが、転校してニ週間目くらいかしら...」

ほむら「だから、えっと3月30日かしら?」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/11(火) 21:52:47.33 ID:zkX+mf+wo

まどか「なるほどね...」

まどか「ちょっとまって、もしかしてさやかちゃんって...?」

ほむら「さやがどうかしたの? 最近は、仲良くやってるわよ」

まどか「そうじゃないよ! 今日は、たぶん...」

まどか「さやかちゃんが、契約した日だよ...」

まどか「マミさんが、生きている世界だと」

まどか「さやかちゃんは、前の世界より早く契約して」

まどか「その前に、魔女になっちゃうんだよ...」

ほむら「えっ...それが、どう関係してるの?」

まどか「そっか、あの時より少し前にきちゃったんだ...」

まどか「ほむらちゃん、駅だよ 行くよ!」

ほむら「...よくわからないけど もちろんよ!」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/11(火) 21:57:17.54 ID:zkX+mf+wo

まどか「ほむらちゃんとまた会えたんだ」

まどか「この世界だけは、この世界だけは...絶対に譲れないよ...」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/11(火) 22:03:36.52 ID:zkX+mf+wo

ほむら「ここね...」

まどか「早くしないと...いた!」

まどか「一気に仕留めちゃうよ!」

ほむら「えぇ、まかせたわ」

バシュッ ズババババッ

さやか「おぉっとぉ!?」

ほむら「危ないとこだったみたいね、さやか」

さやか「助かったけど、危なかったよ...」

マミ「あら、助けに来てくれたのね ありがとう」

マミ「結構、危ないとこだったのよ」

杏子「まったく、無茶するんじゃないぞ さやか」

まどか「♪」

マミさやあん「!?」

マミ「その子って、もしかして?」

ほむら「...そうよ 前に話したまどかよ...」

さやか「魔力の感じが、ほむらとは違うなと思ったけど 本当に...」

まどか「お久しぶりです、さやかちゃん、マミさん、杏子ちゃん!」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 22:15:55.36 ID:zkX+mf+wo
地名表示くらい入れるのが、礼儀かな? 
↑の場所はまどかが契約して概念になった後
ほむらが戻ってきた場所です
その前は、ほむらの家です
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 22:16:43.96 ID:zkX+mf+wo

――マミの家――

マミ「そう...すべての魔女を倒したいか...」

マミ「不思議なのよねぇ... そんな相談されたような記憶あるのよね...」

杏子「わたしもだ、マミの部屋でケーキ食いながら話したような」

まどか「ありましたねぇ、そんなことも...」

マミ「それでなのだけど、あなたは本当に概念なの?」

まどか「概念といえば、そうですし 違うといえば、違うのかもしれません」

まどか「概念であるなら、こう話ができるのもおかしいし」

まどか「なんというか、本当に神様みたいな感じなのかな...」

マミ「神様と会話ね... なんか恐れ多い感じだわ」

まどか「そういわないでくださいよ」

まどか「ほら、ドイツ語では神様のことを友人とかを呼ぶときの二人称を使うとか言うんですから」

まどか「友達らしく付き合って欲しいかなぁって」

マミ「そうね、他の世界では先輩後輩として仲良くしてたのだから...」

さやか「全く、親友だったのに... いや、いまも親友だと思うけど」

さやか「仲良くしたいよね」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/11(火) 22:21:30.79 ID:zkX+mf+wo

まどか「ありがと、さやかちゃん」

まどか「さて、そろそろ本題に入るのだけど どうしてわたしが、ここにいるのか」

まどか「それと、なんであんな無茶な方法で助けたか...」

杏子「たしかに変だよなぁ、あの状態で矢撃ってくるような奴信用はできないよな」

さやか「きょ、杏子...」

ほむら「そう、思われても仕方ないわよね どうしてなの、まどか?」

まどか「あそこで、ああでもして魔獣を倒しておかないと大変なことになってたの」

杏子「大変なことって、なんだ?」

まどか「本当はね、今日さやかちゃんが死んじゃうはずだったんだ...」

さやか「..........」

マミ「美樹さん、心当たりあるのね?」

さやか「...はい 正直、あの数で攻撃されてたら全員死んじゃうなって思ったから」

さやか「特攻をかけようとしてました...」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/11(火) 22:26:17.92 ID:zkX+mf+wo

杏子「な...馬鹿野郎なんで... そんな...」

さやか「し、仕方がないじゃない... あのままだと、きっときっと...」

さやか「みんな死んでた...」

さやか「それなら、せめてわたしが...」

さやか「わからないの... なんで、死のうなんて思ったのも...」ヒッグ

杏子「一人欠けたほうが、マシか... 気持ちは、わからんでもないけどよ...」

杏子「そこまで、わたし達が不甲斐なかったか... 少し残念だな」

さやか「違う、そういう意味じゃ...」

杏子「いいんだよ、さやか もっと強くなろうじゃん?」

さやか「杏子ぉ...」

さやか「ごめんなさい、ごめんなさい...」

マミ「美樹さん、いいのよ あなたの気持ち伝わったから...」

まどか「さやかちゃん、あのね もしかしたら、それはさやかちゃんの意思じゃないかもしれないの」

さやか「ど、どういうことなの?」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/11(火) 22:30:11.11 ID:zkX+mf+wo

まどか「本当なら、あそこで死んでいた」

まどか「それはね、わたしが契約した世界でもあの時期くらいに死んでたから」

まどか「元に、戻そうとする力が働いて」

まどか「つまり、そういう風に誘導されていたのかもしれないの」

さやか「ごめん、まどか よくわからないよ...」

まどか「簡単に言えば、本当は死ぬべきとこだったから、そこで死なせようとされたかな」

さやか「え、わたし死ぬの?」

さやか「い、いや... そんな、わたしまだ死にたく...」ゾワッ

まどか「大丈夫だよ、きっと わたしだって、本当は帰ってこれないのに帰ってこれたんだから」

まどか「大丈夫、きっと 死なないでみんなと生きていけるよ...」

さやか「まどかぁ... まどかぁ...」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/11(火) 22:40:13.05 ID:zkX+mf+wo
杏子「そうだな、わたし達が死なせないぜ」

マミ「ええ、そうよ せめて順番くらい守ってもらうわよ」

ほむら「ちょっと、それだとあなたが死んでしまうわよ」

まどか「そう言ってしまえば、マミさんも死にかけるようなことありませんでした?」

マミ「ええ... 可愛い魔女に噛られかけて...」

まどか「やっぱり... でも、それを回避すれば無事に生きていけそうですね」

まどか「なら、杏子ちゃんも気をつけてね...」

杏子「なんだよ、わたしも死んだのかよ」

まどか「うん、さやかちゃんの魔女と心中する形でね...」

杏子「らしくない死に方してるな、わたしも」

まどか「わたしとしては、杏子ちゃんらしいと思うんだけどね」

さやか「あはは、巻き込んじゃってごめんね杏子」

杏子「絶対こいつのために死のうなんてありえねー」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 22:47:09.54 ID:zkX+mf+wo
さやか「そんなこというなよ、うりうりー」

ほむら「さやか、もう落ち着いたの?」

さやか「いや、まぁ... さっきの話道理なら、しばらくは大丈夫かなって」

さやか「気にしないことにしたよ!」

ほむら「相変わらずの、脳天気ね」

さやか「はいはい、しかしいつもよりほむらもごきげんそうだね」

さやか「誓い合った中... そういう関係なんだもんね!」

ほむら「......」

さやか「ほらほら、赤くなってってちょっとほむら 胸を掴むな 痛いって痛いって」

まどか「そうだよ、わたし達そういう関係だもんね!」

ほむら「ま、まどか...」

マミ「やけにストレートね...」

まどか「はい、誰にもわたしの嫁は、譲りませんからね!」

ほむら「は、恥ずかしいわよ...」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 22:51:35.49 ID:zkX+mf+wo

まどか「赤くなってかわいいなぁ、ずっと我慢して多分覚悟してもらうんだからね!」

ほむら「ちょ、ちょっと...」

さやか「そういいながら、嫌そうじゃないのがって、痛いって痛いってぇほむらあああああ」

ほむら「ふぅ... 八つ当たりも楽しいわね」

さやか「ないからって、嫉妬しちゃってって...」

ほむら「そうね...」

さやか「ごめんなさい、もういいません」

まどか「ちっちゃくても、魅力的だから安心してね!」

ほむら「...本題に戻りましょう」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 22:54:26.90 ID:zkX+mf+wo

まどか「そうだね、それでなんだけど」

まどか「条件とかは、わからないけどほむらちゃんから聞いたと思いますが」

まどか「他の時間軸で、死んだ時の前後で死ぬことがある」

まどか「それとわたしが覗いた他の世界軸の話なんですが」

まどか「わたしとほむらちゃんが、同時に生存してることがなかったんですよ」

マミ「...それってまずいわよね」

まどか「まずいですね」

マミ「どうするの?」

まどか「どうしましょうね」

マミ「......」

ほむら「まぁ、今回はまどかも魔法少女だし、きっと他の世界よりは...」

まどか「まぁ、アルティメットまどかモードだし 大丈夫だよ!」

ほむら「...」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 22:57:26.92 ID:zkX+mf+wo

ほむら(マミが喜びそうな、名前ね...)

マミ「ちょっと、なにか言いたそうね。 三人とも」

杏子「気のせいだよ」

まどか「それで、ですね」

まどか「何が起こるかわからないので、気をつけて欲しいと伝えに来たわけです」

さやか「なんか、あったらすぐに呼んでよね!できることなら、なんでもするよ!」

まどか「さやかちゃん、それ立場が逆だよ...」

マミ「よくわかったわ... あなた達も気をつけてね?」

まどか「もちろんです。久々にみんなと話せてよかったです」

まどか「さて、そろそろ...」

マミ「ちょっと、待ってくれないかしら?」

まどか「?」

マミ「今日くらい、一緒にお食事しない?」

マミ「せっかくだし、歓迎パーティくらいさせて欲しいわ...」

まどか「え、でも悪いです...」

杏子「なぁに、言ってんだよ。せっかく帰ってきてくれたんだからさ」

杏子「少しくらい、祝わせろってんだよ」

さやか「そうだよ、もっとお話聞かせて欲しいよ」

まどか「みんな...」

マミ「決まりね、じゃあちょっとお買い物行きましょうか」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 23:02:01.88 ID:zkX+mf+wo

まどか「.......」

ほむら「大丈夫かしら?」

まどか「大丈夫、ちょっとうれしいだけだよ」

まどか「でも、この服だと恥ずかしいかな...」

マミ「そうね... 佐倉さんの服一着貸してもらえないかしら?」

杏子「オッケーだよ、好きなの選んでいいよ」

まどか「じゃあ、失礼して...」

まどか「あ、可愛い服いっぱいあるね」

まどか「この服見てる杏子ちゃんみたいな〜」

杏子「は、恥ずかしいだろ...」

マミ「可愛いでしょ?佐倉さんに、似合うかなって色々買っちゃったのよ!」

まどか「凄くいいね〜、これも可愛い、絶対似合うなぁ〜」

ほむら「ところで、まどか?」

まどか「なぁに、ほむらちゃん?」

ほむら「その羽根どうするの?」

まどか「あぁ、忘れてたよ ちょっと待ってね」

シュウウ

まどか「これでよしっと!」

ほむら「魔法で作った羽根かしら?」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 23:05:41.39 ID:zkX+mf+wo

まどか「魔法少女になった時から、あったからよくわからないや」

ほむら「そうなの...」

ほむら「魔法少女姿をやめたら、自然に羽根が消えそうだけど...」

まどか「それだと、この場で裸になっちゃうからやーだーよ」

まどか「はぅ... ま、まさか... ほむらちゃんは、それを狙って?」

ほむら「ち、違うわよ...」

マミ「あらあら、わたし達はお邪魔かしらね」

ほむら「ちょっと、茶化さないでよ...」

まどか「そういうのは、二人っきりのときにしようね!」

ほむら「だから、違うって... もぉ」

まどか「はいはい、すねないの」

まどか「あ、これにしようかな いつもの私服に似てる気がするし」

マミ「はい、じゃあ着替えて 行きましょうか」

まどか「あ、ほむらちゃん以外はちょっと外してくださいね」

ほむら「わたしも外れるわ...」

まどか「えー、せっかくなのに寂しいなぁ...」

ほむら「あなた見ないうちに、本当に変わったわね...」

まどか「てぃひひひ、ほむらちゃんの思いを知っちゃったからだよ〜」

ほむら「あぁ、もう! 早く着替えなさい」 タタタッ

まどか「さてっと... 魔法を止めてっと」

まどか「ふぅ... 久々の服だよ なんか、うれしいな」

36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 23:07:23.60 ID:zkX+mf+wo
まどか「お待たせしました!」

マミ「あら、似合ってるわね」

ほむら「そうね...」

まどか「ほむらちゃんが、気に入ってくれそうなの選んだんだよ!」

ほむら「はぅ...」

さやか「まどかぁ... ほむらが、困ってる...」

まどか「うぅ... 久しぶりだからちょっと、距離感がつかめなくて...」

ほむら「まどか...」

まどか「将来のお嫁さんだし、これくらいいいかなって...」

ほむら「まどかぁ...」

さやか「こりゃ、ダメそうだね」

杏子「手遅れだな」

まどか「あれ、さやかちゃんと杏子ちゃんもこんなかんじなってる世界は、多かったよ?」

さやあん「誰が、こんなヤツと!」

マミ「息ぴったしね...」

ほむら「ここまで、あってると...」

マミ「えぇ...」

さやあん「そこ、なにかいった(いってんだ)」

ほむマミ「.......」

さやあん「.......」

まどか「えっとぉ... 行きましょうか...」

さやあん「はい...」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/11(火) 23:11:30.55 ID:zkX+mf+wo

「なるほどね...」

「あの子にもね、日常をなるべく取り戻してあげたいのよ」

「そうね...賛成なんだけど、戸籍とか大丈夫なの?」

「まぁ、なんとかするわ...」

「まぁ...わたしはそれに賛成したいわ」

「ありがとう...」

「フォローとかは、まかせなさい」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 23:13:44.29 ID:zkX+mf+wo
自己満足系の文章ですが...
こんな感じで続けていきたいと思ってます。
本日はここまでです
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/12(水) 00:08:33.08 ID:RtFxQ9rAO

期待
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/12(水) 00:37:12.71 ID:F6NzgtAS0
ちょっと濁点使いすぎて文章がおかしくなってないか?
どこぞの戦場カメラマンみたいな喋り方になってるぞ
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/12(水) 11:09:59.98 ID:jX1NTFE00

まどほむ期待
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/12(水) 17:17:51.23 ID:9cOfFjATo
Z
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/12(水) 21:53:26.29 ID:bagv70CLo
こんばんわ、乙ありがとうございます
今から、投稿します

>>40
句読点と濁点を入れすぎる癖が、全然取れないのです
少しずつ直していってみます
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/12(水) 21:54:09.74 ID:bagv70CLo
杏子「マミ、これ買っていいか?」

マミ「また、おやつ?」

杏子「いいだろ、せっかくのパーティなんだし」

マミ「あなたの場合一週間くらい先のおやつを買おうとしてるように見えるわ」

マミ「まぁ、いいわよ」

杏子「サンクス、マミ」

さやか「ところで、ほむらとまどか... どこいったんですか?」

マミ「服を買いに行ったわ」

マミ「わたしも、早く買い物終わらせて色々着せたいのなぁ」

さやか「マミさん、そうですねわたしもしたいなぁ」

さやか「まどか、なんかおっとりしてた感じだけど色々似合いそうだしね」

マミ「そうね、可愛い感じの服が似合いそうね」

杏子「わたしと似た感じの服になりそうじゃねぇか」

杏子「マミは、単に可愛い服が好きなんじゃないのか?」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/12(水) 21:54:58.49 ID:bagv70CLo

マミ「佐倉さんと鹿目さんとはちょっと違うかな」

マミ「そうねぇ 可愛いけどちょっとラフな感じとか」

マミ「鹿目さんはねぇ 子供っぽい感じの服が似合いそうかなって」

マミ「魔法少女の格好だと大人っぽかったけど」

マミ「佐倉さんの服を着ると、子供っぽい感じが残っててね」

杏子「わたしには、よくわからないわ」

マミ「あなたは、それでいいのよ?」

杏子「どういうことだよ...」

さやか「そうですよね、マミさーん!」

杏子「うぜぇ、ちょーうぜー」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/12(水) 21:56:03.61 ID:bagv70CLo
しまった、昨日場所くらい説明しようと思ってたのに...
>>44は見滝原のショッピングモールです
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/12(水) 21:56:54.32 ID:bagv70CLo

まどか「ねぇ、ほむらちゃん?」

ほむら「何かしら?」

まどか「一体どれだけ試着させる気なの!」

ほむら「あなたは今着れる服がないんだから」

ほむら「色々見ないと ね?」

まどか「うー、言い返す言葉がないよ〜だ」

ほむら「はいはい、マミが来る前に終わらないと大変なことになるよ?」

まどか「ふぇ?」

まどか「...」

まどか「......」

まどか「ほむらちゃん」

ほむら「何かしら?」

まどか「早く終わらせないと」

ほむら「そうね、でももう手遅れだと思うわ」

まどか「わたし、みんなのきせかえ人形じゃないのに」

ほむら「はいはい、諦めなさい」

まどか「絶対、お返ししてやる〜」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/12(水) 22:03:15.07 ID:bagv70CLo

マミ「やっと、買い物が終わったわ」

さやか「ちょっとまって、マミさん重い〜」

杏子「急ぎ過ぎだよ、マミ」

まどか「来ちゃったよ...」

ほむら「それじゃあ、マミ」

ほむら「ここに買う予定のものをおいてあるから」

ほむら「他に気に入ったものを試着させてあげてね」

ほむら「わたしは他に用事があるから」

マミ「わかったわ、さぁ鹿女さん? 覚悟はいいかしら?」

マミ「どれにしようかなぁ?」

まどか「神様なのに、神様に助けを求めたいよ...」

ほむら「それじゃあ、まかせたわ」

マミ「これも、これもいいわね」

まどか「た、助けてほむらちゃぁあん」

49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/12(水) 22:13:28.64 ID:bagv70CLo
さやか「あー、疲れた」

マミ「さぁ、色々着せるわよ!」

さやあん「......」

さやか「なんで、あんな元気なんだろ」

杏子「わかんね」

杏子「ところで、ほむらはどこいったんだ?」

さやか「さぁ?」

マミ「あの子に、日常を戻してあげたいんだって」

杏子「なるほどな〜」

さやか「え、どういうこと?」

杏子「ふぅ、やっぱり、ぼんくらだな」

さやか「な、どういうことよ!」

マミ「はいはい、そこまでよ」

マミ「これ運んでね?」

さやか「こ、こんなにですか?」

マミ「頼んだわよ、他にもみてこないと」

杏子「まだ着せるのかよ」

マミ「だって、これも似合いそうだし...」

杏子「.......」

さやか「いつまで、かかるんだろうね」

杏子「お腹すいた〜」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/12(水) 22:17:40.81 ID:bagv70CLo

ほむら「このサイズでいいかな」

ほむら「あとは、文房具くらいかしら」

ほむら「楽しみなのだけど、ちょっと心配だわ」

ほむら「きっと、嫌がるだろうし、わたしのこと嫌いになるかもしれない」

ほむら「それでも、日常を取り戻して欲しいのよ」

ほむら「まどかぁ」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/12(水) 22:21:37.98 ID:bagv70CLo

ほむら「おまたせ」

マミ「あら、早かったわねもう少しで終わるわ」

杏子「お腹すいた〜」

マミ「はいはい、このお菓子あげるから静かにね」

杏子「やった〜」

さやか「ずるい、わたしも!」

マミ「はいはい...」

ほむら「.......」

ほむら「やけに母親ポジションが板についてるわね」

マミ「なんか、なれちゃってね」

ほむら「似合ってるからいいと思うわ」

マミ「納得行かないけど、そうね」

マミ「それが例の物ね?」

ほむら「えぇ、わたし、センスないから気に入ってもらえるかわからないけど...」

マミ「大丈夫よ、あなたの選んだものなら喜んでくれるわよ」

ほむら「受け入れてもらえるかしら」

マミ「あの子も望んでいることだと思うわよ」

ほむら「そうだと、いいのだけど...」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/12(水) 22:25:08.54 ID:bagv70CLo

マミ「鹿目さん、着替え終わったかしら?」

まどか「はい...」

マミ「うん、これはこれで」

マミ「お疲れ様、これでおわりよ」

まどか「はぁあ〜、もうつかれたよぉ」

ほむら「お疲れ、まどか」

まどか「原因は、ほむらちゃんにもあるんだよ?」

ほむら「そうね、二人きりのファッションショー楽しかったわよ」

まどか「むー、そう言われると悪い気がしないよ!」

マミ「それじゃあ、それを着替えたらお会計行きましょうか」

ほむら「そうね」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/12(水) 22:27:18.37 ID:bagv70CLo

ほむら「それで、これ全部?」

マミ「うーん、あなたが買うって決めてたのと合わせるとこれくらいになっちゃったわ」

ほむら「そう」

ほむら「じゃあ、お会計はわたしだから気にしないでね」

マミ「え、悪いわよ わたしが、選んだ分くらい」

ほむら「いいえ、この事はわたしの役目なのよ」

ほむら「ここはわたしに譲って欲しい」

マミ「それなら、別に他に言うことはないわよ」

ほむら「ありがとう」

マミ「でもね、暁美さんにも鹿目さんにもわたし達を頼って欲しいし」

マミ「なによりね、わたし達の大切な友達なんだから」

ほむら「肝に命じておくわ」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/12(水) 22:29:41.57 ID:bagv70CLo

まどか「おまたせ!」

ほむら「さて、お会計行きましょうか」

マミ「ええ」

まどか「ほむらちゃん、それ本当に全部買うの?」

ほむら「そうよ、しばらくこれだけあればどうにかなると思ってね」

まどか「わたし一文なしだし、こんなこと言いたくないけど...」

まどか「お金大丈夫なの? これから、食費でもなんでも二倍になっちゃうんだよ?」

ほむら「大丈夫よ、お母さんに相談すれば」

ほむら「それにね」

まどか「?」

ほむら「なんとなく、こういう日が来るかなと思ってて」

ほむら「少し貯金してあったのよ」

ほむら「だからね、気にしないでね?」

まどか「わかったよ」

まどか「ところで、マミさん?」

マミ「なに?」

まどか「ほむらちゃんにも、服買ってほしいなって」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/12(水) 22:32:01.32 ID:bagv70CLo

マミ「いいわね?」

ほむら「いや、そのわたしは間に合ってるから...」

まどか「いこうよ、ね?」

ほむら「まどか?」

マミ「さぁ、いくわよ暁美さん?」

ほむら「マミ?」

ほむら「なんか、いつもと雰囲気が違うわよ?」

ほむら「いや、ちょっと肩掴まないで!」

ほむら「ちょっと、さやか杏子助けなさい!」

ほむら「あぁああああああ」

さやか「さて、ゆっくり待ちますか」

杏子「あんな雰囲気の二人止めるの無理だわ」

さやか「だよねー」
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/12(水) 22:33:05.93 ID:bagv70CLo

ほむら「うぅ... 疲れた」

まどか「可愛かったよ、ほむらちゃん!」

ほむら「なんか、ありがとうと言いたくない気分だわ...」グテー

マミ「さて、これはわたしが買っておくわ」

ほむら「いや、それは」

マミ「いいの、わたしからのプレゼントよ」

まどか「じゃあ、わたしはこれをプレゼントするね」

ほむら「あなた、お金ないじゃない」

まどか「つけといてね、ほむらちゃん!」

ほむら「はいはい」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/12(水) 22:37:00.19 ID:bagv70CLo

店員「お会計○○万○○○○円になります」

ほむら「デビット決済で、お願いします」

ほむら(まぁ、どうにかなるわよね...)

店員「ありがとうございました」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/12(水) 22:38:02.15 ID:bagv70CLo

マミ「さて、作るわよ!」

ほむら「わたしも、手伝うわ」

マミ「助かるわ、まぁ、食材を切ったりするだけなんだけどね」

ほむら「やっぱり、鍋ね」

マミ「うん、すき焼きよ」

マミ「さすがに、あの時間からパーティの物を作るのは骨が折れるから」

ほむら「そうね、凄く妥当だと思うわ」

まどさやあん「わーわー」

ほむら「それにあの感じだし、ゆっくりできる食べ物で良かったと思うわ」

マミ「そうね」

ほむら「さて、さくさくっとおわらせましょう」

マミ「ええ」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/12(水) 22:44:28.60 ID:bagv70CLo
>>58 
また忘れた^q^
マミさんの家ですOTL
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/12(水) 22:45:44.70 ID:bagv70CLo

ほむら「おまたせ」

杏子「待ちくたびれたぜー」

マミ「お話しは楽しかったかしら?」

さやか「そういう風に言われちゃうと何も言い返せないよ」

ほむら「そういう意味じゃなくて、どんな話をしたのかなってね?」

さやか「わたし達が、どんな関係だったとかだよ」

マミ「その話、わたしも気になるわね」

まどか「てぃひひ、マミさんはいい先輩だったっていう話ですよ」

マミ「もう、からかっちゃって!」

まどか「本当ですよ!この世界でもそうじゃないですか!」

マミ「うぅ、恥ずかしいわ」

さやか「わたし達もいい仲だったとかね」

まどか「もちろんだよ!よく遊んだりしたんだから」

ほむら「そうね、あなた達は、仲が良かったわ」

まどか「うん、そうだね...」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/12(水) 22:48:51.33 ID:bagv70CLo

まどか「他の時間軸だと、ほむらちゃんとみんなが険悪だったことも多かったし」

ほむら「仕方ないわよ、そう見られるようにやってたから」

さやマミあん「.........」

ほむら「あら?なんか気負いしてるのかしら?」

ほむら「気にしなくていいのよ そっちの方が、都合が良かっただけだから」

ほむら「むしろ、わたしから拒絶してたのだからね」

さやか「それでも、いやだよ みんなで、仲良くしていたいよ」

ほむら「この世界では、できてるじゃない?」

ほむら「気になるなら絶望したりしないで、しっかり生きてほしいわ」

さやか「そうだね、ごめんよほむら せっかくのご飯の前に」

ほむら「うぅん、わたしがこういう話に誘導しただけだから」

まどか「うぅ、ごめんね」

ほむら「なんで、あなたが謝るのよ」

ほむら「さぁ、食べるわよ 早くしないと、全部わたしが食べちゃうわよ」

さやか「はいはい、そのない胸を成長させるためにどうぞ、どうぞ」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/12(水) 22:55:15.67 ID:bagv70CLo

ほむら「そうね、あなたの分は絶対残さないわ」

杏子「あ、ほむらずるいぞ!」

あんさやほむ「ガヤガヤガヤ」

まどか「うん、いつものみんなだよ...」

マミ「ほらほら、あなたは傍観者側じゃもうないのよ?」

まどか「てぃひひひ ちょっと、まだ信じられなくて...」

マミ「そうね、だけど、楽しんでね」

まどか「はい、もちろんです!」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/12(水) 22:58:23.77 ID:bagv70CLo

杏子「はぁ、食った食った」

マミ「はいはい、お粗末さま」

まどか「美味しかったです」

マミ「そう?」

マミ「またしましょうね」

まどか「はい!」

ほむら「さて、そろそろいい時間ね」

まどか「あー、そうだね」

まどか「色々話したいこと未だあるんだけどなぁ」

マミ「楽しみにしてるわ」

まどか「うん、今度はほむらちゃんがメガネかけてた頃のお話とか!」

ほむら「ちょ、ちょっと待ちなさいよまどか!」

まどか「ん? ほむらちゃんの可愛さに突いてもっと知ってもらおうってね」

ほむら「あぁ、もう!」

ほむら「と、とにかく、魔獣とかに気をつけてね!」

まどか「テンパったほむらちゃんも可愛いなぁ」

ほむら「あぁ、もう行くわよ!!」

64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/12(水) 23:02:32.66 ID:bagv70CLo

杏子「やれやれ...」

さやか「うん、きっとあの子とは友達だったんだなぁって」

さやか「すっごく納得したよ」

マミ「そうね、開いてた穴がすっぽり埋まった感じだったわ」

杏子「まぁ、仲良くやってけそうじゃん?」

さやか「しっかし、ほむらのこと気に入ってますねぇ」

マミ「まぁ、前聞いた時の話が本当なら仕方ないのじゃないかしら?」

杏子「そうだなぁ、命掛けで助けてもらった相手だ」

杏子「好意は持つわな」

さやか「さて、わたしもそろそろ...」

マミ「あら、そうね」

さやか「おじゃましました!」

マミ「また、来てね」

杏子「じゃあな、さやか」

さやか「じゃあね、マミさん、杏子!」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/12(水) 23:06:37.61 ID:bagv70CLo

帰り道

ほむら「案外、みんなおとなしかったね」

まどか「そうだな、もっと驚くかと思ったけど」

ほむら「きっとね、みんなあなたのことを全て忘れることはできなかったのよ」

まどか「そうなのかな?」

ほむら「奇跡だって、あるのよ きっとね!」

まどか「ほむらちゃんも、変わったねぇ」

ほむら「そうね、あなたと一緒にいた時よりは、丸くなったわね」

ほむら「みんなのおかげよ、色々助けてもらってるし」

まどか「そうかな?」

ほむら「?」

まどか「それも、あるだろうけどね」

まどか「きっと、重荷がとれたからじゃないかな?」

ほむら「...」

ほむら「そうかもしれない」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/12(水) 23:10:48.67 ID:bagv70CLo

ほむら「重荷とは、思ってなかったのだけど」

ほむら「きっと、そういうものだったのよね」

まどか「ありがとうね...」

ほむら「まどか?」

まどか「本当に、ありがとう...今までも、これからもわたしのせいで」

まどか「ほむらちゃんの人生は、大きく変わっちゃった」

ほむら「それは、悪いことばかりじゃないのよ?」

ほむら「魔法少女になる前は、きっと自殺してもおかしくないような子だったから」

ほむら「病気で死んだかも、親に見捨てられて死んだかも」

ほむら「あなたのおかげで、強くなれたのもあるのよ」

まどか「あはは、それだとわたしのせいだね」

ほむら「そうだとしても、今あなたと共に歩けるのは凄く嬉しい」

ほむら「それは間違いないから」

まどか「うん、わたしもずっとほむらちゃんと一緒にこの世界を歩きたいな」

ほむら「もちろんよ!」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/12(水) 23:13:16.46 ID:bagv70CLo

ほむらの家にて

ほむら「しかし、よかったわね」

まどか「うん、楽しかったよ!」

まどか「また、パーティしようね!」

ほむら「そうね」

まどか「ふあぁぁ〜、ちょっと、疲れちゃったみたい」

ほむら「案外、体力ないのね...」

まどか「だって、歩くの久々なんだもーん」

ほむら「ずっと、飛んでたのね」

まどか「そういうことだよー」 ポフッ

ほむら「こら、シャワー浴びないと...」

まどか「スースー」

ほむら「全く、もう」

ほむら「この服をしまってから シャワー浴びましょう」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/12(水) 23:19:56.69 ID:bagv70CLo


ほむら「ふぅ...いいお湯だったわ」

まどか「スー スー 」

パンパンッ

ほむら(まどか おかえりなさい、本当に...)

ほむら(神様、本当にいるのでしたら...)

ほむら(この幸せを、ずっと・・・ずっと・・・)

ほむら「神棚に祈るなんて久々ね」

ほむら「ちょっと、らしくなさすぎたかな」

ほむら「さてと、タンスに布団あったかしら」

ガサガサ

ほむら「あった、あった」

ほむら「まどか、おやすみなさい」

ほむら「明日も、一緒にいてくれるわよね?」

ほむら「怖い」

ほむら「大丈夫よね?」

ほむら「ずっと、一緒だって約束したもの」

ほむら「おやすみ」
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/12(水) 23:21:40.31 ID:bagv70CLo
まだ、眠くないけどきりがいいのでここまでで
ありがとうございました
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/13(木) 00:10:03.84 ID:W8oldhGAO

終始sage進行なのか
さやかや杏子は一人称あたしじゃなかったか
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/13(木) 01:09:36.52 ID:nD0nZDcl0

さやかの一人称は私もあるから問題ない
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/13(木) 21:46:27.89 ID:2GdVI1CEo
こんばんわ、では続きを書きたいと思います

>>70,71 
コミックスとアニメを確認すると、「あたし」になってたのでそっちに統一します
さやかと杏子は似たもの同士である方が好きなので
ご指摘ありがとうございます
後、sage云々はこだわりないんで、今日はsageなしにしてみますw
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/13(木) 21:48:40.23 ID:2GdVI1CEo
あと、そうでした
最初の方のパラレル云々とかわかりにくかったかなと思うので
何か質問があったら、聞いてくださいな
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/13(木) 21:49:44.93 ID:2GdVI1CEo

3月31日木曜日
ほむらの家にて

まどか「う、ふわぁぁああ」

まどか「よく寝たぁ」

まどか「あれ、ここは?」

まどか「そっか、ほむらちゃんの家だったね!」

まどか「ほむらちゃんのいい香りがする てぃひひひ」

まどか「あ、わたしベッドで寝ちゃったからほむらちゃん床で寝てるよ」

まどか「悪いことしちゃったなぁ...」

ほむら「スー...スー...」

まどか「うん、やっぱり、可愛い///」

まどか「ん?」

まどか「この感覚って///」

まどか「あぁ、そっか昨日お食事したからお手洗いかな?」

まどか「すっかり、忘れてたよ」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/13(木) 21:52:05.39 ID:2GdVI1CEo

ほむら「むぅ」

ほむら「朝?」

ほむら「あれ、わたしなんで床で」

ほむら「あ、そうだった、まどか?」

ほむら「あれ、嘘」

ほむら「ベッドにいない?」

ほむら「え?」

ほむら「うそ...」

ほむら「まどかぁ...まどかぁ...」

ほむら「まどかぁぁぁぁぁあ」

ジャアアアッー

ほむら「まどか?」

ガチャッ
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/13(木) 21:54:03.84 ID:2GdVI1CEo

まどか「あれ?」

まどか「ほむらちゃん、なんで泣いてるの?」

ほむら「まどか... まどかぁ....」

まどか「しっかりして?」

まどか「しっかりしてよ、ほむらちゃん」

ほむら「あなたが、いなくなったと思って」

ほむら「いっそね...」

ほむら「うぅん、ごめんなさい...」

ほむら「ありがとう」

ほむら「一緒にいてくれて」

まどか「大丈夫、ずっと一緒だよ 大丈夫だよ!」

ほむら「まどか、うん、安心したわ」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/13(木) 21:57:30.64 ID:2GdVI1CEo

ほむら「取り乱してごめんね」

ほむら「それで今日はどうするの?」

まどか「うーん、ほむらちゃんは学校だから」

まどか「町を一人でふらつこうかと思ったけどぉ」

まどか「ほむらちゃんと一緒に行きたいから」

まどか「昨日買ってきてもらった服とかほむらちゃんの私物とか漁ってようかな」

ほむら「な、何言ってんのよ、悪い感じはしないけど」

まどか「てぃひひひ、半分冗談だよ、半分は」

まどか「学校終わりそうな、時間に迎えに行くからね」

ほむら「わかったわ、二人っきりがいい?」

まどか「うぅ...」

まどか「それをわたしから言わせるの?」

ほむら「深い意味はないわよ?」
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/13(木) 22:02:03.60 ID:2GdVI1CEo

ほむら「わいわい町を見たいか、二人でさくさく見るかの違いよ」

まどか「うーん、みんなが付いて行きたそうだったら連れてきてよ」

まどか「いっつも、二人っきりだからね!」

ほむら「うん、わかったわ」

ほむら「それでなんだけど、先生と少しお話があるから」

ほむら「少し遅目に来てもらったほうがいいかもしれないわ」

まどか「わかった」

ほむら「それじゃあ」

ほむら「鍵は、これね」

ほむら「あぁ、そうだ朝ごはん忘れてたわ」

ほむら「今から、作るわね」

ほむら「ちょっとまってて」

まどか「わたしもお手伝いしたいなぁって」

ほむら「なら、パンを焼くのと冷蔵庫に入ってるから」

ほむら「サラダの盛り付けをお願いするわ」

まどか「わかったよ!」

79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/13(木) 22:08:04.40 ID:2GdVI1CEo


ジュウウウウ

まどか「いい匂いだね」

ほむら「そうね、ただのベーコンと卵なのだけどね」

ほむら「今日は特別な気分」

まどか「てぃひひひ、一緒のご飯楽しみだな〜」

まどか「これが、毎日 てぃひひひひ」

ほむら「うふふ、そうね」

ほむら「すごく楽しみだわ」

ほむら「よし、できたわ」

まどか「はい、お皿」

ほむら「ありがとう」
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/13(木) 22:11:17.56 ID:2GdVI1CEo
カチャン コトッ

まどほむ「せーの」

まどほむ「いただきます!」

まどか「はい、ほむらちゃん牛乳」

ほむら「ありがとう」

まどか「どういたしまして」

ほむら「いいものね 人と食事をするのは」

まどか「そうだね、なんでもないのに楽しい気分かも」

ほむら「なんでもない...か」

ほむら「なんでもなくないのだけどね、わたし達にはね」

まどか「いいんだよ、奇跡さえ起きちゃえば」

まどか「それはもうね」

まどか「ふつうのコトなんだよ!」

ほむら「そうね!」

まどか「そうなの!」

まどか「さて、ほむらちゃんもっと牛乳飲んでね」

ほむら「腑に落ちないわね...」
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/13(木) 22:22:41.34 ID:2GdVI1CEo

まどか「あ〜、いきなりほむらちゃんが硬くなったよ」

ほむら「......」

まどか「いじわるしないでよ、わたしだっておっきくなったんだからね」

ほむら「......」

まどか「むー、いじわる〜」

ほむら「ふふっ」

ほむら「あら、やっぱりそういう意味入ってたのね?」

まどか「カマかけは、ずるいよ〜」

ほむら「わたしのウィークポイントの話なんだから、それくらいいいじゃない?」

まどか「あーもー、なんだかんだでほむらちゃんに勝てる気がしないよ〜」

ほむら「はいはい」

ほむら「さて、時間ね」

ほむら「それじゃあ、そろそろ行くわね」

まどか「あっと、えっとね?」

ほむら「どうかしたのかしら?」

まどか「いや、その、学校行く前に...」

ほむら「?」

まどか「もういいよ!」

まどか「いってらっしゃいほむらちゃん!」

ほむら「え、えぇ」

ほむら「いってきます、ま、まどか?」
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/13(木) 22:32:12.62 ID:2GdVI1CEo

まどか「ほむらちゃんの鈍感!」

まどか「わたしの意気地なし!」

まどか「ふええぇ、ちょっと積極的すぎたかな」

まどか「ハグしたかったよぉ...」
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/13(木) 22:34:03.75 ID:2GdVI1CEo

さやか「おっす、ほむら!」

仁美「おはようございます、ほむらさん」

ほむら「おはよう、さやか、ひとみ」

さやか「おやおや〜、今日は機嫌良さそうですねぇ〜!」

ほむら「もう、茶化さないで///」

さやか「まんざらでもない様子だね、よかったよかった」

仁美「さやかさん、ほむらさんがどうかされましたの?」

ほむら「昔の親友がお泊りしてるのよ」

仁美「あら、それは素晴らしいことですわね」

さやか「それで、上機嫌っていうわけなのさ!」

仁美「それで、まどかさんは今日どのように?」

ほむら「今日は、おうちにいてもらってるわ」

さやか「...?」

さやか「ひとみ、なんでまどかのことを?」

ほむら「!?」

ほむら「あなたもしかして覚えているの?」

仁美「いえ」

仁美「.なんとなく、そんな気がして」

仁美「前、ほむらさんから聞いたような」

ほむら「そうよ」

ほむら「その子が来てるのよ」

仁美「そうなのですか、わたくしも一度お会いしてみたいですわ」

ほむら「そうね、ひとみにもあわせてあげたいわ」

ほむら「でも、また今度ね」

ほむら「まどかもしばらくいるみたいだし」

仁美「楽しみにしておきますわ!」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/13(木) 22:42:45.34 ID:2GdVI1CEo

キーンコーンカーンコーン

起立 気をつけ さようなら さようなら

ほむら「早乙女先生 放課後少しお話よろしいですか?」

早乙女「いいけど、大切なお話かしら?」

ほむら「はい、できれば職員室でお話したいです」

早乙女「わかったわ、行きましょう」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/13(木) 22:46:26.16 ID:2GdVI1CEo
職員室にて

早乙女「それで、どんな話?」

ほむら「わたしの知り合いなんですが」

ほむら「訳ありで、学校に通ってない子がいるんです」

早乙女「......」

ほむら「一人の子は、家族が心中してしまって戸籍上亡くなっている子」

ほむら「それといろいろなことが重なってしまって、存在していないことになっている子がいるんです」

ほむら「これが、その二人のプロフィールです」

早乙女「なるほどね」

早乙女「無視することは、できない話ね」

ほむら「私立の中学校だからこそどうにかならないかなと思って相談してみたんですが」

早乙女「暁美さん、転校してきてからかわったわね?」

ほむら「そうですかね?」

早乙女「最初は、生き急いでてなんでもできるけど心がそこにないような感じ」

早乙女「そんな子だと思っていたけどね」

早乙女「今はやっと自分を見つけた感じがするの」

早乙女「あなたの思いを無駄にしたくない」

早乙女「だから、やれることはやってみるわ」

早乙女「思いついている方法なんだけど、校長と直談判か、養子にすることかしらね?」

ほむら「養子ですか?」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/13(木) 22:53:05.13 ID:2GdVI1CEo

早乙女「わたしの友達でね、娘を欲しがっている子がいてね」

ほむら「わたし、女の子だとは一言も...」

早乙女「あら?」

早乙女「あなたは、そんな危ないことをするタイプなの?」

ほむら「ち、違いますよ!」

ほむら「ただ...」

早乙女「大丈夫、なんだかねほうっておけないのよ」

ほむら「......」

早乙女「養子にするのは心配かしら?」

ほむら「いえ、大丈夫だと思います」

早乙女「ふぅ...」

早乙女「まぁ、あなたがいったとおりここは私立だから」

早乙女「ある程度融通は、効くでしょうけどね」

早乙女「あなたの時も、色々あったのよ?」

ほむら「申し訳ないです...」

早乙女「そういう意味じゃないわよ ただね?」

ほむら「?」

早乙女「あなたの成長が嬉しいだけよ」

早乙女「なんとかしてみせるわ」

早乙女「さて、急いでる感じね?」

ほむら「ありがとうございます」

ほむら「それとなんで、わかったんですか?」

早乙女「オ・ト・ナの感よ!」

87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/13(木) 22:58:13.96 ID:2GdVI1CEo

学校の外にて

ほむら(早乙女先生、思ってた以上の強敵ね)

ワーワー

ほむら「さて、まどかは?」

カワイイー ドコカラキタノ? テンコウシテクルノ? ヨロシクネ!

まどか「あはははは」

さやか「はいはーい!」

さやか「連れの人が来たよ、撤収だよみんな!」

エエー ア、アケミサンダ シカタナイナー

ほむら「まどか、何があったの?」

まどか「えへへへ」

まどかよくわからないけど、みんながかわいいってさ、てぃひひひ」

さやか「それじゃ、また明日ね!」

さやか「まどか!ほむら!」

さやか「二人共一線は、超えるなよ?」

まどか「ちょ、ちょっと、さやかちゃん!」

さやか「ばいば〜い!」

まどほむ「.......」

ほむら「えっと」

ほむら「いきましょう?」

まどか「うん...」

88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/13(木) 23:08:24.48 ID:2GdVI1CEo

ほむら「さて、何が見たい?」

まどか「うーん、とりあえず大通りに行こうよ」

ほむら「わかったわ」

まどか「わたしが久々に来たっていうだけであんまり変わってないなぁ」

ほむら「そうなの?」

ほむら「よくわからないわ」

まどか「え?」

ほむら「こうやって、景色を楽しむのも最初くらいだったから」

まどか「そうだね、本気でやりたいこと見つけちゃうと見えなくなるよね」

ほむら「そうねぇ」

ほむら「全くわたし達何歳なのよ?」

まどか「だってねぇ、精神年齢だけならすごい歳だよわたし達」

ほむら「年増同士なかよくしましょう?」

まどか「そうだね!」

ほむら「そうだ、はいこれ」
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/13(木) 23:11:06.43 ID:2GdVI1CEo

まどか「お財布?」

ほむら「気に入らないかもしれないけど...」

まどか「すっごく嬉しいよ!」

まどか「ありがとう、ほむらちゃん!」

ほむら「それと、お小遣いみたいなの入ってるわ」

まどか「え?」

まどか「うわ、こんなに!」

まどか「だ、だめだよ」

ほむら「いいの、ちょっと多いかもしれないけど」

ほむら「今、まどかは服くらいしか持ってないじゃない」

ほむら「だからさ、必要なもの買って?」

まどか「あうぅ...」

まどか「ありがとう、迷惑かけるけどありがと...」

ほむら「気にしないで」

ほむら「でも、すぐ使いきっちゃダメよ?」

まどか「つ、使い切れないよ!」

ほむら「うんうん、いい子だね」
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/13(木) 23:16:32.97 ID:2GdVI1CEo

まどか「うー、年増同士なのになぁ」

ほむら「いいじゃない、同士なんだから」

まどか「あ、そうだ」

まどか「お財布もありがと」

まどか「これね、店で前見て欲しいなぁって思ってたやつなの」

まどか「ちょっと、可愛すぎるかなってやめてたんだけど...」

ほむら「それくらいで、お似合いよ」

まどか「ありがと、大切にするね!」

ほむら「あ、そういえば、まどか昼ごはん食べた?」

まどか「そうだよ、ほむらちゃん!」

まどか「わたしお腹空いたよ」

ほむら「ごめんなさい、忘れていたわ」

まどか「忘れてたなんて、酷いよ!」

まどか「じゃあ、今日はほむらちゃんのおごりでねぇ」

まどか「大通りいったら食べたい店あるから行こうね!」

ほむら「わかったわ」

91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/13(木) 23:23:17.92 ID:2GdVI1CEo

大通りにて

まどか「歩くと結構距離あるね」

ほむら「電車で移動することが多いから、知らなかったわ」

ほむら「知ってたのに、歩いたの?」

まどか「うん!」

まどか「一緒に歩きたかったから」

ほむら「そうね、一緒に歩けて楽しかったわ」

まどか「ティヒヒヒ、それは、よかったよ!」

まどか「ついた、ついた、こっちの店だよ!」

ほむら「良さげなお店ね」

まどか「一度来てみたかったんだ〜」

カランカランッ

92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/13(木) 23:27:21.87 ID:2GdVI1CEo

とあるイタリア料理店にて

まどか「さて、何頼もうかなぁ」

ほむら「イタリア料理?」

まどか「あれ、ほむらちゃん苦手だった?」

ほむら「そうじゃなくてね」

ほむら「そのね、あまり食べたこと無いのよ」

ほむら「家でも、病院でもほとんど和食だったから」

まどか「そうなんだ」

まどか「でもね、大丈夫だよ!」

まどか「イタリア料理は絶対美味しいから!」

ほむら「たしかに、美味しそうよね...」

まどか「チーズは、大丈夫?」

ほむら「大丈夫、たぶん」

まどか「じゃあさ、おすすめのもの頼もうよ」

ほむら「この生ハムをのせたカルボナーラかしら?」

まどか「うん、カルボナーラは王道で美味しいからね!」

ほむら「じゃあ、それにするわ」

まどか「それでねっと」

まどか「わたしはエビのリゾットトマトクリームソースで」

ほむら「頼みましょうか」

まどか「サラダ付きのセットもつけてね」

ほむら「よく食べるわね」

まどか「うー、食べれる時に食べたいの」

ほむら「すいませーん、ご注文よろしいですか?」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/13(木) 23:34:53.24 ID:2GdVI1CEo

ほむら「それで、何かお話あるの?」

まどか「そうだね...ほむらちゃんのこと概念になってから」

まどか「色々見させてもらったんだけど...」

ほむら「そう...」

まどか「苦労してきたんだね... わたしのこと以外も」

ほむら「......」

まどか「みんなの前で話すつもりはないけど、あの会社の三女なんだよね?」

ほむら「.......」

ほむら「わたしの過去を見てしまったのね?」

まどか「悪いとは思ったけど、因果とかのことでどうしても調べたかったの」

まどか「普通の子からするとね、願いことがすごいものだったから」

まどか「不思議に思っていたの」

ほむら「あそこに生まれたことのメリットがあの時あったなんてね」

まどか「...」
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/13(木) 23:35:29.89 ID:2GdVI1CEo

まどか「深くはみなかったよ」

まどか「細かいことは、ほむらちゃんの口から聞きたかったから」

まどか「まさかこんな早く会って話せるとは思ってなかったのだけどね...」

ほむら「ごめんなさい」

ほむら「ここでは深い話はしたくないわ」

まどか「うんそうだよね、時間があるときゆっくりお話したいな」

まどか「もしかして、わたしのことを守りたいと思ったのは」

まどか「このことが、関係あったのかなって...」

ほむら「終わった話じゃない?」

ほむら「あまり気にしないで」

まどか「推測で話をしてごめんね」

まどか「わたしは、色々なほむらちゃんを見てきたからこそね」

まどか「もっと、ほむらちゃんに幸せになって欲しくて、この話をしたいの」

まどか「迷惑かもしれないけど...」

まどか「全てを受け入れた中で、ほむらちゃんと仲良くしたいから」

ほむら「うん...」

まどか「それとね」

まどか「これから、色々な事あるかもしれないけど」

まどか「きっと、大丈夫だから...」

ほむら「そうね」

ほむら「ひとつの警告とも受け取っておくわ」

まどか「ありがと...」

店員「お待たせしました」

95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/13(木) 23:43:32.55 ID:2GdVI1CEo

まどか「さて、美味しそうだね」

ほむら「そうね」

ほむら「ちょっとしんみりした話をしたあとなのに元気ね...」

まどか「もとから話すつもりだったからね」

まどか「少しホッとしているよ」

ほむら「わたしが怒ると思った?」

まどか「それで済めばいいなぁって」

ほむら「まぁ、誰にも話したことなかったからね」

ほむら「正直、驚いたわ」

まどか「ごめんね」

まどか「でも知らないふりするのはね」

ほむら「そうね、言ってくれてよかったわ」モグモグ

ほむら「あら、本当に美味しいわね」

まどか「でしょ?」

ほむら「うん」

まどか「よかったぁ、この店選んで!」
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/13(木) 23:50:38.95 ID:2GdVI1CEo

ほむら「とりあえず、わたしに伝えたかったことはそれだけ?」

まどか「うーん、わたしがこっちに戻ってきてとかの話以外でね」

まどか「わたしが死んで、ほむらちゃんが生きていた世界があって」

まどか「ほむらちゃんが、どうするのか見ることになって」

まどか「...」

ほむら「良くないことね?」

まどか「うん...」

まどか「そういうわけでね」

まどか「この世界は、わたしが存在している時点で」

まどか「普通の世界じゃないのは、わかってるのだけど」

まどか「他の世界で見た、未来の出来事が起こりうるから」

まどか「まだ詳しくは話せないかな」

まどか「ほむらちゃんの将来にも関わるようなこともあるから」

ほむら「そう...」

ほむら「あの時の立場とは逆転したわね」

まどか「そうだね、だからこその警告だよ」

まどか「近い将来ね、ほむらちゃんは大きな選択をすることになると思うの」

ほむら「......」

まどか「具体的には、言わないし」

まどか「きっと、ほむらちゃんが想像するようなことじゃないかもしれないけどね」

ほむら「よく、覚えておくわ...」

まどか「それにしても、美味しいねぇ」ハムハム

ほむら「本当にね」モグモグ

97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 00:04:38.06 ID:kSiCG9Ozo

まどほむ「ごちそうさま」

まどか「美味しかったね」

ほむら「うん、また来ようね」

まどか「うん!」

ほむら「そろそろお買い物をしようかしら?」

まどか「そうだね、じゃあお会計行こうか」

ほむら「えぇ」

ほむら「御合いそうお願いします」

98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 00:05:45.32 ID:kSiCG9Ozo

ほむら「さてと、じゃあ必要なものを買いましょうか?」

まどか「そうだね」

ほむら「具体的に何を買うの?」

まどか「そうだね、ほむらちゃんの部屋殺風景すぎるから」

まどか「もうちょっと、生活必需品を揃えたいなって」

ほむら「そう?十分だと思ってたんだけど」

まどか「部屋に時計がない人が、行っても説得力無いよ?」

ほむら「携帯があれば、十分よ...」

まどか「それが、ダメなの!インテリアは癒しになるんだよ!」

まどか「わたしの部屋見たことあるよね?」

ほむら「人形がいっぱいで可愛かったわ」

まどか「でしょ?そういうものでもいいから色々見ようよ?」

ほむら「で、でもキャラじゃないし...」

まどか「だーめ、わたしはそういうのが似合うと思うの!」

ほむら「そ、そうかしら?」

まどか「そうだよ!」

まどか「だからさ、行こ?」

ほむら「わかったわ...」

まどか「じゃあ、地下街行こう!」

ほむら「えぇ」

99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 00:06:25.57 ID:kSiCG9Ozo

とある雑貨屋

ほむら「へ〜、いっぱいあるわねぇ」

まどか「えへへ、おすすめの店だよ!」

ほむら「このフォークとスプーンの詰め合わせ安いわね」

まどか「あ、これねセールしてることあるから今日はやめといたほうがいいよ!」

ほむら「あら、そう...」

ほむら「あ、この食器も可愛い」

まどか「あー、もう」

ほむら「これも!これも!」

まどか「あはは、やっぱりお似合いじゃん」
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 00:09:46.07 ID:kSiCG9Ozo

ほむら「はぅっ、まどか?」

まどか「大丈夫、ここにいるよ」

まどか「全く、夢中になっちゃってわたしのこと無視してるんだもん」

ほむら「ごめんなさい」

まどか「ほら、お似合いじゃん!」

ほむら「返す言葉がないわ...」

まどか「あはは、それで何を買う?」

ほむら「そうねぇ、家具とかはちょっと今日買うのは無理だから」

ほむら「お揃いの食器とか買わない?」

まどか「あ、いいね!」

まどか「そうしよ!そうしよ!」

ほむら「うーん、どれにしましょう?」

まどか「えー、ほむらちゃんが好きな奴選んでよ」

ほむら「わたしもまどかに選んでほしいわ」

まどか「じゃあ、一種類ずつ選ぼ?」

ほむら「ええ!」

まどか「じゃあ、わたしは...」

まどか「この花の模様のついたお皿で」

ほむら「そうねぇ...」

ほむら「じゃあ、わたしはこの二つでセットに成ってるカトラリーセットで」

まどか「うん、おそろいだね!」

ほむら「うん!」

101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 00:10:38.47 ID:kSiCG9Ozo

ほむら「さてと、家具を買うにしてもここじゃちょっと大変ね」

まどか「そうだね、またの機会にだね」

ほむら「まどか、こんな店他にないの?」

まどか「いや、あるけど」

まどか「どうかしたの?」

まどか「もしかして、駅までいくの?」

ほむら「案内して!」

まどか「ちょ、ちょっと」

まどか「ほむらちゃん、ノリノリすぎだよぉ〜」

102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 00:13:18.73 ID:kSiCG9Ozo

まどか「あー、疲れた」

ほむら「あら、もう夜なのね」

まどか「そうだね、あっという間だったね」

まどか「喫茶店くらい行きたかったなぁ」

ほむら「あう、ごめんなさい...」

まどか「じゃあ、夜のお店はほむらちゃんが決めてね?」

ほむら「わ、わかったわ」

103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 00:14:02.76 ID:kSiCG9Ozo

まどか「それで、ここに連れてきたの?」

ほむら「ここなら、なんでもあるかなって」

まどか「いやいやいや、さすがにビュッフェレストランはないよ!」

ほむら「うぅ...」

まどか「ここで二時間も待てないよ!」

ほむら「まさか、こんなに混む店なんて」

まどか「ここは混むことで有名な店なんだよ!」

ほむら「覚えておくわ...」

まどか「じゃあね、この奥におすすめの店って」

まどか「またイタリア料理になっちゃうよ」

まどか「うーん」

ほむら「そうだ、この近くにてんぷらの美味しい店が」

まどか(デートの時の食べ物なのかなぁ)

ほむら「何度か行ったことあるから、味は保証するわ!」

まどか「じゃあ、そこにいこっか」

ほむら「そうしましょ!」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 00:16:47.76 ID:kSiCG9Ozo

店内にて

まどか(丼物頼んだら下品に見られるかなぁ)

ほむら「♪」

まどか(ほむらちゃんは、気にせず定食のページ見てるし)

まどか「ほむらちゃんは、何にするの?」

ほむら「え、わたしは この時期のおすすめにしようかなって」

まどか(天然だよね、ほむらちゃんって)

ほむら「まどかは?」

まどか「うーん、蝦定食にしようかな?」

ほむら「あら、丼物にしないの?」

まどか「ふぇ?」

ほむら「いや、悩ましそうに丼物のページ見てたから」

まどか(こういうとこだけ、察しがいいんだよね...)

まどか「じゃあ、海老天丼で!」

ほむら「はい」

ほむら「じゃあ、店員さん呼ぶわね?」

まどか「うん!」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 00:17:48.86 ID:kSiCG9Ozo

まどか(やっぱり、上品に食べれなかったよ)

ほむら「よかったわね!」

まどか「うん...」

まどか(ほむらちゃんは、上品に食べてたなぁ...)

ほむら「さて、どうする?」

まどか「うん?」

まどか「あぁ、そっかどうしよう」

ほむら「元気になった?」

まどか「あ、うん大丈夫」

まどか(まだ、おすすめの店あるのかな?)

ほむら「それじゃ、さっきの案内の続きを...」

まどか「ほむらちゃん、どんだけインテリア好きなの...」

ほむら「えへへ///」

まどか「照れても、可愛くないよ!」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 00:23:20.52 ID:kSiCG9Ozo

ほむらの家にて

まどか「つーかーれーたー」

ほむら「ご、ごめんね?」

まどか「きーにーしーなーいーでー」

ほむら「あう...」

まどか「おーふーろー」

バタンッ

ほむら「ふぅ...」

ほむら「疲れたけど、楽しかったなぁ」

ほむら「///」

ほむら「また行こうね、まどか」

まどか「そうだね!」

ほむら「わひゃっ!?」

まどか「てぃひひひ」

まどか「案内させ続けたお返しだよ!」

ほむら「も、もう///」

まどか「しっかし、10店もはしごするわね!」

ほむら「///」

まどか「それじゃ、入ってくるね」

ほむら「えぇ」

ほむら「お皿とカトラリー洗って置かないと...」

ほむら「うん、可愛い」

ほむら「いい店もあるものねぇ」

ほむら「それに、コップも買っちゃった」

ほむら「///」
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 00:30:21.73 ID:kSiCG9Ozo

まどか「出たよ!」

ほむら「あら、早かったわね」

まどか「うん、ほむらちゃんも疲れてるでしょ?」

ほむら「ありがと、じゃあ入ってくるわ」

バタンッ

まどか「さて、買ってきた時計いつ渡そうかなぁ」

まどか「えへへ、絶対似合うよね」

まどか「いつ渡そうかなぁ、楽しみ!」

まどか「さてっと...」

まどか「勇気を出そう!」

まどか「ほむらちゃんと添い寝するぞ///」

108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 00:31:55.53 ID:kSiCG9Ozo

ほむら「でたわよ」

ほむら「そういえば、シャンプーはわたしのと同じでよかったの?」

まどか(ほむらちゃんと同じ奴がいいだけなのに)

まどか「うーん、このシャンプーもいい匂いだからさ」

まどか「これ使ってみようかなって」

ほむら「そう?」

ほむら「嫌なら、一緒に買いに行きましょうね」

まどか「好きで使ってるんだけどなぁ」

109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 00:32:31.09 ID:kSiCG9Ozo

ほむら「さて、風呂あがりだけどもうこんな時間ね」

まどか「うん、まだいっぱいしたことあるけど」

まどか「もう、眠いよぉ」

ほむら「じゃあ、今日はもう寝ちゃいましょ?」

まどか「うん」

ほむら「布団引くから、まどかは先に寝てて?」

まどか「あ、あのね」

ほむら「?」

まどか「ほむらちゃんが床で寝させるのが嫌だからさ」

まどか「い、一緒に寝ない?」

ほむら「な///」

まどか「ダメ...かな?」

ほむら「い、いや」

ほむら「嫌じゃないわ!}

まどか「そ、そう?」

まどか「う、嬉しいな///」

まどか「じゃあ、寝よう!」

ほむら「は、はい!」
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 00:33:19.11 ID:kSiCG9Ozo


ほむら「...」

まどか「...」

まどほむ(寝れるわけ無いじゃない(よ)...)

まどほむ(本当に幸せ...)

まどほむ(ずっと、ずーっと一緒よ(だよ))
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 00:34:18.47 ID:kSiCG9Ozo
とりあえずここまで、後半がちょっと投げやりだったかもしれません...
ありがとうございました
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 07:02:37.26 ID:Z4j5ztSno
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 08:55:17.20 ID:HDN+8r0AO
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 18:58:29.18 ID:JKVwwi0Fo
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 22:21:46.84 ID:U7PovO2Bo
こんばんわ、これより始めたいと思います
そろそろ、話を動かしたいとこ...
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 22:24:41.77 ID:U7PovO2Bo

4月1日金曜日

ほむら「それじゃあ、行って来るわね」

まどか「うん、行ってらっしゃい」

ほむら「うん、そうだった昼ごはんは」

ほむら「お弁当を置いといたわ」

ほむら「せめて、同じ物を食べたいかなって」

まどか「ありがとう、うれしいよ」

まどか「あ、ちょっとまってね」

ほむら「どうしたの?」

まどか「行ってきますのハグだよ!」

ギュウウ

ほむら「ちょ、ちょっとまどか///」

まどか「恥ずかしいけど、毎朝しようね///」

まどか「一緒に暮らしている感じがするよね///」

ほむら「う、嬉しいわ///」

パッ

まどか「それじゃあ、行ってらっしゃい!」

ほむら「えぇ、行ってくるわ///」
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 22:25:36.11 ID:U7PovO2Bo

ほむら「  」ポケー

さやか「今日は、ずーっとあの調子だよ」

さやか「全く何があったんだかね、クスクス」

仁美「きっと、いいことですわ」

さやか「うーん、やっぱりまどか関連かなぁ」

仁美「あそこまで、ほむらさんを骨抜きにさせるなんて本当に興味がわきますわ」

さやか「普通の子なんだけどねぇ...」

仁美「あぁ、素晴らしい世界が見えそうですわ」

さやか「ひ、仁美?」

仁美「あ、いえなんでもないですわ」

さやか「おい、ほむらお昼だよ?」

ほむら「  」ポケー

さやか「ほむら!」

ほむら「は、はい」

ほむら「美樹さんなんですか?」

さやか「本当に、大丈夫?」
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 22:29:12.03 ID:U7PovO2Bo

ほむら「は、なんでもないわ さやか」

仁美「まるで、別人みたいでしたね」

ほむら「も、もう、やめてよ」

ほむら「恥ずかしいわ///」

さやか「一体、何があったの?」

ほむら「うぅ///」

さやひと(一体何をしたら、ここまで恥ずかしがれるのだろう)

さやひと(一戦を超えたとかかしら?)

ほむら「え、えっとね...」

ゴクリッ

ほむら「朝送ってくれる時にね、ハグをしてくれたの///」

さやひと(え?)

さやか「案外、あんた達初々しいのね...」

仁美(凄くいい関係だと思いますわ///)

ほむら「そうね、こう仲良くできたことがあまりなかったから...」

さやか「うん、仲良くできてて安心したわ」

ほむら「ありがと、さやか」
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 22:45:34.89 ID:WEY72pEEo

キーンコーンカーンコーン

起立 気をつけ さようなら さようなら

早乙女「暁美さん、放課後いいかしら?」

ほむら「  」ポー

早乙女「暁美さん?」

ほむら「ひゃ、ひゃい!?」

早乙女「大丈夫ですか?」

ほむら「今日は心ここにあらずという感じですね」

ほむら「はい」

早乙女「まぁ、悪いことがあったわけじゃなさそうだしいいとするわ」

ほむら「///」

早乙女「じゃあ、ついてきて?」

ほむら「はい」
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 22:48:01.75 ID:WEY72pEEo


ほむら「それで、どうですか?」

早乙女「佐倉さんの方は、問題無さそうなんだけど...」

早乙女「鹿目さんの方は...このままだと無理みたいなの」

ほむら「そうですか...」

早乙女「例の養子の件なんだけど...そっちの方なら可能かもしれないらしくてね」

ほむら「養子ですか」

ほむら「どのような方が向かい入れてくれそうなんですか?」

早乙女「それがね、驚いたことに苗字が同じひとなのよ」

早乙女「わたしの友達でね、鹿目絢子と言うの」

ほむら「!?」

早乙女「安心してくれたみたいね、お知り合いなの?」

ほむら「い、いえ」

ほむら(なんだかんでいって家族というものは、ひかれあうものか...)

早乙女「そこの家なら、明日からでも来てくれていいって言ってるのよ」

ほむら「なんで、そんな急に?」

早乙女「本人たちもよくわからないって言ってたわ」

早乙女「女の子が欲しかったはずなのに、結婚した年を考えると」

早乙女「今、中学生くらいの女の子がいてもおかしくないからなのか」

早乙女「凄くノリ気でね...」

ほむら「そうですか...わたしからあの子に話してみます」

早乙女「佐倉さんの方はいいのかしら?」

ほむら「巴さんの方から、もう伝わっていると思いますので」
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 22:52:52.36 ID:WEY72pEEo

ほむら「大丈夫だったとだけ伝えておきます」

早乙女「そう」 

早乙女「手続きの方は各家庭の方でやってもらうから」

ほむら「なら、わたしのできることはここまでですね」

早乙女「ありがとうね」

ほむら「?」

早乙女「わたしを頼ってくれて」

ほむら「あ、いえ 御迷惑かけてすいませんでした」

早乙女「もうちょっと、柔らかくでいいのよ」

早乙女「あなたは、わたしを頼ってくれないから担任として認めてもらえてないのかなってね」

ほむら「いえ、そんなことは」

早乙女「うふふ、冗談よ」

早乙女「それで、なんだけどその友だちと別れてさみしくないの?」

ほむら「いるべきところに帰るのだから」

早乙女「え?」

ほむら「なんでもないです」

ほむら「.ありがとうございました」

ほむら「失礼します」



早乙女「だいぶ、表情が豊かになってきた感じかなぁ」

早乙女「無愛想だった時も、あんなにもててたのにどうなっちゃうのかしら」

早乙女「あぁあ、わたしもあんな娘ほしいなぁ〜」


122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 22:57:25.04 ID:WEY72pEEo

ほむらの家にて

ほむら「ただいま...」

ほむら(正直、言い出せない)

まどか「おかえりなさい!」

ほむら(切り替えないとね)

ほむら「元気ね、お昼は美味しかった?」

まどか「うん、美味しかったよ!」

ほむら「よかったわ、ところでまどか今日の夜は何が食べたい?」

まどか「どうしようかな、ほむらちゃんの手作り?」

ほむら「まどかが食べたいなら?」

まどか「うん、じゃあほむらちゃんの作ったクリームシチューが食べたいな!」

ほむら「わかったわ」

ほむら「じゃあ、食材買ってきましょうか」

まどか「そうだね、スーパー行こう!行こう!」

ほむら(言い出せない...)

ほむら(喜んでくれると思うんだけど...)

ほむら「えぇ!」
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 22:59:38.46 ID:WEY72pEEo

まどほむ「ただいま」

まどか「ふぅ、やっぱり歩くと疲れるなぁ」

ほむら「そうね、足腰を鍛えないとね」

まどか「うん、毎日運動しないとね!」

ほむら(元気が良すぎて、言う勇気がない...)

ほむら(いつもより活き活きしてて)

ほむら「うん」

ほむら「さてと他に用事はあったかしら?」

まどか「うーん、ほむらちゃんとゆっくりする用事かな」

ほむら「うふふ、そうね」

まどか「どうしたの、ほむらちゃん疲れちゃったのか」

まどか「今日は、いつもより元気ないね?」

ほむら「うん、ちょっとね」

まどか「じゃあさ、一緒にイチャイチャしようよ?」

ほむら「!?」
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 23:04:06.81 ID:WEY72pEEo
ほむら(忘れてたあまりのことに朝にハグしてもらったの忘れてた)

ほむら「うぅ///」

まどか「まだ、言ってなかったかなって」

まどか「ありがとうね、ずっと戦ってくれて」

まどか「だ、大好きだよ///」

ほむら「ど、.どういたしまして...///」

ほむら「わ、わたしも、まどかのこと大好きよ///」

まどか「嬉しいな!大切な友達だよ!」

ほむら「うん、わたしにとっても大切な友達よ!」

まどか「ありがとう、嬉しいよ!」

ほむら「わたしもよ!」

ほむら「それでイチャイチャって具体的に何をするの///」

まどか「えっとぉ...」

ほむら(何も考えてなかったみたいね)

まどか「うん、お話しようよ!」

まどか「昨日は、緊急な話以外の大切な話はしなかったからさ」

まどか「今日は、もっと話したいなって」

ほむら「そうね、イチャイチャしながらね...」

まどか「うぅ///」
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 23:13:21.15 ID:WEY72pEEo

ほむら「わたしの昨日食事しながら話したこともっとくわしく聞きたい?」

まどか「そうだね」

まどか「このゆるい空気が崩れちゃいそうだけど」

ほむら「うん、でも避けることはできないから」

ほむら「そうね、わたしは心臓を患ていたから」

ほむら「跡継ぎレースから、追い出されてね」

ほむら「普通なら、幼稚園から進学するのだけど」

ほむら「わたしは、家にいたの」

ほむら「期待もされず、どうでもいい存在だったろうからね」

ほむら「兄弟姉妹の中では、中継役を良くしていたわ」

ほむら「それは、それで楽しかったわ」

ほむら「それでも、勉強だけは頑張った」

ほむら「兄弟姉妹の中では成績は一番良かった」

ほむら「だけれどいつでも見下されるような気はしたし」

ほむら「お父様もお母様もわたしには、何も言ってくれなかった」

ほむら「お付きの人もわたしだけは一人で、苗字も母のものにされて」

ほむら「親戚にもいないことにされ、病気のこともあまりきにしてくれなかった」

ほむら「きっと、わたしを早く死なせたかったのだと思うの」
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 23:18:14.57 ID:WEY72pEEo


ほむら「持ちこたえていたけど、遂に倒れて病院に運ばれ」

ほむら「気づいた時には、体にメスが入ったあとだったわ」

ほむら「それでも、誰も見舞いにはこなかったわ」

ほむら「その後すぐに、圧力をかけられたのか見滝原病院に転院になって」

ほむら「あまりのことに病院の人も、大反対したそうよ」

ほむら「それでも、圧力に勝てずヘリを使ってやっと移動したとか」

ほむら「そしてね、わたしを遠くにやれたことに満足したのか」

ほむら「すぐに、持ち物とお金が届いて」

ほむら「完全に見捨てられたのを自覚したわ」

ほむら「わたしは、努力することをやめて...」

ほむら「まぁ、だからこそ今は自由に生活をしている感じがして楽しいのだけど」

まどか(見捨てられてたわけじゃないんだけどね...話すわけにはいかないかな)

ほむら「うん、だからね、まどかお金のことは気にしなくていいのよ」

まどか「そういう話じゃないんだよ」

まどか「わたしが魔法少女になって死んだ時」

まどか「どうして契約してまでわたしを救おうとしたか」

まどか「なんとなく、わかっちゃって悲しかったの」

まどか「そんな過去を持っている子に、更に背負わせちゃったんだなぁって」

ほむら「違うわ」

ほむら「何も背負ってなかったからこそ、何か背負いたくてあなたを助けたかったんだと思う」

ほむら「わたしには何もなかったからね」
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 23:26:30.00 ID:WEY72pEEo

まどか「......」

まどか「そっか、やっぱり大変だったんだね...」

まどか「ごめん、ほむらちゃんのことなのに」

まどか「わたし凄く気分が悪いよ...」

ほむら「このことを話したのは初めてなのだけど」

ほむら「やっぱりこういう感想になるのね」

まどか「みんなには話すつもりはないけど」

まどか「正直、ほむらちゃんが可哀想過ぎて...」

まどか「知ってほしいくらいだよ」

ほむら「気にしないで、気にしてないことだから」

まどか「それでも...」

ほむら「やめてよ、やめてよ!」

ほむら「わたしにだって、触れてほしくないことはあるのよ!」

ほむら「なんでなの?」

ほむら「勉強も頑張った」

ほむら「心臓が弱かったけど、運動だって出来る範囲で頑張った」

ほむら「なのに見捨てられた、病気だったから?」

ほむら「ひどいよ...ひどいよぉ...」

ほむら「認められたかった、物心ついてからほめられたことはなかった」

ほむら「わたしは、いらない子だったから」

ほむら「わたしなんて...」

128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 23:28:44.94 ID:WEY72pEEo

ギュゥ

まどか「ごめんね...」

ほむら「...」

まどか「嫌なこと思い出させちゃったけど、ほむらちゃんの本心が聞けて」

まどか「変な言い方になるけど、ありがとうね」

ほむら「うん...」

まどか「仮にね、他の誰もがほむらちゃんのことが嫌いだろうとわたしは大好きだよ」

まどか「それにね、マミさんもさやかちゃんも杏子ちゃんもきっとほむらちゃんのこと好きだからね」

まどか「ほむらちゃんは、絶対にひとりじゃないからね...」

ほむら「...」

ほむら「もう大丈夫よ」

ほむら「そういうわけでね、ここでわたしは一人暮らししているの」

ほむら「わたしが契約したのに、そのことが関係はあったかもしれないけど」

ほむら「今のわたしには関係ない、少なくても今後悔してないから」

まどか「そっか、強いねほむらちゃんは」

ほむら「弱いわよ、何度も折れて何度も立ち直って」

まどか「それが強いんだよ、きっと」

ほむら「そうかしら」
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 23:36:36.69 ID:WEY72pEEo


ほむら「さて、時間ねシチュー作りましょうか...」

まどか「わーい、まってました!」

ほむら「どうする、一緒に作る?」

まどか「そうだね、わたしもお手伝いしたいから」

ほむら「そうね、今日も一緒に作りましょう」

130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 23:38:50.88 ID:WEY72pEEo

まどほむ「いっただきまーす」

まどか「うん、美味しいよ!パパのとは、違う美味しさがあるよ!」

ほむら「そう、嬉しいわ!」

ほむら(昔、習ったものが役に立つとはね...)

まどか「なんだろう...」

まどか「なんか、上品なカンジがするよ!」

ほむら「さっぱりした感じで作ってみたの」

まどか「うん、これならいくらでも食べれちゃいそうだね!」

ほむら「う、うれしいわ///」

まどか「ほむらちゃんは、料理うまいんだねぇ」

まどか「ほむらちゃんとなら誰でも幸せになれそうだね!」

ほむら「あ、あなた以外とは」

まどか「?」

ほむら「う、嬉しいわ///」

まどか「ちょ、ちょっと顔を赤くしちゃってどうしたの?」ニヤニヤ

ほむら「うぅ...」

ほむら「い、いじわるするひとは、き、きらいよ!」

まどか「あ、ほむらちゃん嫌わないで」ウルウル

ほむら「なんで、そう今日は表情の移り変わりがすごいのよ」

まどか「だって、今日はずっとほむらちゃんと入れて嬉しんだもん!」

ほむら「わ、わたしもうれしいけど///」

131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 23:42:06.55 ID:WEY72pEEo

ほむら「今日はね、ちょっとしたプレゼントがあるの」

まどか「なに、なに!? すごく楽しみだよ!」

ほむら「まぁまぁ」

ほむら「ね?」

まどか「こ、これって 制服?」

ほむら「はい、これ勉強道具」

まどか「...」

まどか「い、嫌だよ...」

ほむら「ダメよ」

まどか「みんな忘れてるんだもん...」

まどか「会いに行くなんて...」

ほむら「迷惑だったかしら?」

まどか「そうじゃないよ、そうじゃないけど...」

まどか「やっぱり、怖いよ...」

ほむら「ごめんなさいね」

まどか「謝らないで.よ!」

まどか「わたしが、怖がってるだけなんだから」

まどか「わたしが、逃げてるだけだから」

まどか「現実を受け止められないだけだよ」

まどか「わたしは弱いから」

ほむら「あなたは、弱くないわ」

ほむら「むしろ、強い子よ」

まどか「でも...」

ほむら「わかるわよ!」

ほむら「みんな忘れてる中、自分だけが覚えてるなんて」

ほむら「わたしも、あったから...」
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 23:45:24.94 ID:WEY72pEEo

まどか(そうだよね、ほむらちゃんも...)

まどか「......」

ほむら「だからこそ、日常生活を送る中で」

ほむら「少しでも、もとの生活を手に入れて欲しいのよ」

まどか「ありがとう」

まどか「だけど、もう少し考えさせて」

ほむら「うん...」

まどか「ちょっと、風にあたってくるね...」
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 23:51:08.53 ID:WEY72pEEo

まどか「やっぱり、弱いよ...」

まどか(きっと、忘れてる)

まどか(誰も覚えてるわけない)

まどか(わかってた、契約する前から)

まどか(どれだけのことかなんてね)

まどか(ほむらちゃんが、覚えていくれただけで奇跡なんて言葉じゃ表せないくらいの奇跡)

まどか(それで、満足してないなんて)

まどか(わたし、わがままだよね...)

まどか(それだけの願いは、叶えた)

まどか(わかってても...わかってても)

まどか(対価が大きすぎて...)

まどか(その対価の大部分が帰ってきてくれたのに)

まどか(満足するどころかそれでも怖がってる)

まどか(やっぱり、間違いだったのかな...)

まどか(わたしなんかが、こんな大層な願い)

まどか(不釣り合いだったのかな?)

まどか(ほむらちゃんのおかげで、この願いを叶えられた)

まどか(わたしの努力じゃない、全部ほむらちゃんのおかげだ...)

まどか(やっぱり、わたし一人じゃ何もできないでいるんだね)

まどか(わたし、悪い子だ...)

まどか(弱いしダメな子だよ...)

まどか(叶えたんだ、対価を払うだけ...)

まどか(わたし、耐えれるのかな...)

ほむら「風邪引くわよ...」 ファサッ
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/14(金) 23:53:02.13 ID:WEY72pEEo

まどか「ほむらちゃん...」

まどか「上着ありが...と...  エッグエッグ...」

ほむら「ま、まどか...」

まどか「誰も、覚えてない...」

まどか「わかってた、わかってたけど...」

ほむら「辛いわよね?」

ほむら「辛いわよね...」

ほむら「わたしが、弱かったから」

ほむら「あなたが、その分苦労することになって」

ほむら「ごめんなさい、ごめんなさい...」

ほむら「許してなんてもらえると思ってない」 ギュウゥゥ

まどか「違うよ... 違うよ!」

まどか「わたしの無茶なお願いのためにほむらちゃんは苦労しただけなんだよ!」

ほむら「違うわ!」

まどか「違わない、違わない!」

まどか「バカァ、バカァ!!」

まどか「わたしの所為だよ!」

ほむら「違うわよ、わたしのせいであなたは、あなたは...」

ほむら「とんでもない、苦労をすることになった...」

ほむら「わたしが...」

ほむら「わたしが、わるいのよ...」

まどか「...ティヒヒ」

ほむら「まどか...?」

まどか「なんだかなぁ、同じだね!」」

ほむら「......」

まどか「お互い悪いって、思い合ってるんだね」

ほむら「そうね」

まどか「ほむらちゃんが、いるからきっと頑張れるよ...」

まどか「ほむらちゃんを見てると、安心するよ...」

まどか「絶対、絶対...」

まどか「一緒にいてね...」

ほむら「ええ、約束するわ...」

まどか「ありがとう」

まどか「悩んでたことも飛んでったよ」

まどか「わたしには、ほむらちゃんがいるんだ!」

ほむら「いるわ、絶対に」

ほむら「ずっとね」

まどか「ありがとう...」

ほむら「ほら、寒いし部屋に行くわよ」

まどか「うん!」
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/15(土) 00:00:01.78 ID:EcMH891qo

バタンッ

ほむら「それで、何を悩んでいたの?」

まどか「え〜?」

まどか「そういうのは、聞いちゃったらダメじゃないの?」

ほむら「わたしとあなたの中でもダメなのことなのかしら?」

まどか「いくら、ほむらちゃんといえども言いたくないことはあるんだよ!」

ほむら「いじわるね」

まどか「大丈夫だよ、ちょっとさみしかっただけ!」

ほむら「......」

まどか「でもね」

まどか「ほむらちゃんがいれば」

まどか「やっぱり、さみしくないかなって!」

まどか「だから、ずっと離れないことにしたよ!」

まどか「さぁ、明日の準備しないとね!」

ほむら「ありがとう ありがとう、まどか...」

まどか「なんで、ほむらちゃんがありがとうっていってるの?」

まどか「わたしが、ありがとうって言うべきところだよ!」

ほむら「そのね... やっぱり、負担だったかなって」

まどか「怖いには、怖いよ」

まどか「でもね?」

まどか「わたしは、ずっと足踏みを続けようとしてただけだから」

まどか「それを優しく、前に進ませようとしてくれたから」

まどか「やっぱり、ほむらちゃんは頼りになるなって!」

まどか「ありがとう、大好きだよ!」

ほむら「うぅ///」

まどか「ほむらちゃんと一緒ならもう何も怖くない!」

ほむら「やめて、それは...」

まどか「大丈夫、マミさんみたくはならないよ!」

ほむら「それは、それでマミのことを」

まどか「あぁ〜、もう!」

まどか「せっかく、元気になったとこ見せてるのに突っ込まないでよ!」

ほむら「あううぅ...」

まどか「さって、明日早いし寝るよ!」

ほむら「待って、明日の準備してな...」

カチッカチッ

まどか「おやすみ!」

まどか「ほむらちゃん、早くこないと寝る場所なくしちゃうよ!」

ほむら「ちょ、ちょっとまどかぁ!」

136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/15(土) 00:01:46.82 ID:EcMH891qo

まどか(ありがとう、ほむらちゃん)

まどか(あなたがいたから 頑張れそう)

まどか(大好きだよ!)

まどか(ずっと、ほむらちゃんといたいな)
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/15(土) 00:04:55.72 ID:EcMH891qo
と、まぁ一旦終わりかな
後半は、できごとが多くなると思うから
一回の投稿で一日分終わることはなくなるだろうけど
まぁ、ゆっくり行きます 
続き書いてみて、きりがいいところまで行ってたら
このあと投稿してるかもしれませんが...
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 07:11:19.42 ID:jzvEHb2Io
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 09:34:40.93 ID:Vdr+89oAO

この流れから養子の話に行くのは辛いな・・・
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/15(土) 20:42:19.47 ID:EcMH891qo
乙ありがとうです
では、続き行きます
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/15(土) 20:43:37.46 ID:EcMH891qo

4月2日土曜日

チュンチュン...

ほむら「寝坊してしまったわ...」

まどか「おはよう、ほむらちゃん朝ごはんできてるよ!」

まどか「どうぞ!」

ほむら「おはよう、まどか...ありがとう」

まどか「てぃひひひ、どういたしまして」

ほむら「ご飯作ったことあったの?」

まどか「パパの真似してとか、一緒に作ったのは何回もあるよ」

ほむら「よくできてるわ!」

まどか「うれしいな♪」

ほむら「うん、美味しい」

まどか「よかったぁ、少し早く起きた価値あったよ!」

ほむら「いい嫁ね...」

まどか「え、なんて?」

ほむら「な、なんでもないわ///」

142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/15(土) 20:44:57.94 ID:EcMH891qo

まどほむ「ごちそうさまでした」

ほむら「ふぅ」

まどか「てぃひひひ、今日はなにしよう?」

ほむら「まどか、昨日の話の続きがあるのよ」

ほむら「驚かないで、聞いてもらえる?」

まどか「え?」

ほむら「あなたがよければね、今日からでもあなたの家に帰ることができるのよ」

まどか「...」

まどか「.どういうことなの?」

ほむら「わたしが早乙女先生にね...学校にあなたが通えるように出来る方法を聞いたら」

ほむら「養子になるしか無いってことだったの」

ほむら「その候補としてね、あなたの両親が受け入れてもいいって話なの」

まどか「そ、そうなんだ」

まどか「ほむらちゃんは、それでいいの?」

ほむら「あなたが望むなら...」

まどか「...」

まどか(これ以上、ほむらちゃんの負担になりたくない...)

ほむら「あなたに日常を取り戻して欲しいのが本心だから」

まどか「そ、そっか...」

まどか「そうだね」

まどか(でも、ほむらちゃんといたい...)

ほむら「まどかが嫌なら」

まどか「い、嫌じゃないよ!」

ほむら「そう」

ほむら「昨日、学校行く事いやがったわよね」

ほむら「家族にあうのも、怖いよね?」

まどか「うぅん、大丈夫だよ」

まどか「昨日決心をつけたから大丈夫」

ほむら「それで、いつから行く?」

まどか「連絡はしてあるの?」

ほむら「えぇ、いつでもいいって」

まどか「じゃあ、今からいこうか!」

ほむら「うん...」
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/15(土) 20:46:03.40 ID:EcMH891qo

トテトテ

まどか「...........」

ほむら「...........」

ほむら「まどか?」

まどか「どうしたの、ほむらちゃん?」

ほむら「嬉しくなかったかしら?」

まどか「ほむらちゃんが、気にしてくれたことだもん」

まどか「嬉しくないわけ無いよ...」

ほむら「...」

ピンポーン

まどほむ「......」

ガチャッ
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/15(土) 20:50:13.41 ID:EcMH891qo

知久「いらっしゃい、君達が鹿目さんと暁美さんかい?」

ほむら「はい、はじめまして」

ほむら「.わたしが暁美でこっちが鹿目さんです」

まどか「よろしくお願いします」

知久「よろしく、僕は鹿目知久だよ...」

たつや「あ、まろかー」

まどか「え、たっくん...?」

たつや「まろかー、まろかー!」

知久「い、今なんと?ってこら、ちゃんと挨拶しないとダメだろたつや!」

たつや「うー、まろか、ほむら いらっしゃい」

絢子「いやぁ、ごめんね」

絢子「こんなに早く来るって聞いてなくてね」

絢子「いらっしゃい、二人共」

まどほむ「はじめまして...」

絢子「あれ、暁美さんって前公園であった子だよね?」

ほむら「はい、そうです」

ほむら「.お久しぶりでしたね...」

絢子「それで、こっちが鹿目さんか.」

絢子「うーん?」

まどか「はぅ...」

絢子「いい趣味してるじゃーん、わたしと気が合いそうね」

まどか「うぅ...」

絢子「とりあえず、上がって?」

絢子「お茶だすからさ」

ほむら「はい...」

まどほむ「おじゃまします」
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 20:51:46.14 ID:EcMH891qo

絢子「正直、突拍子もないことだなってわたしも思ってはいるんだよね」

まどか「養子の件ですよね、無理しなくても...」

絢子「名前聞いたりね、年齢聞いたりしてね」

絢子「こんな年になって言うのもなんな言葉なんだけどね」

絢子「運命的なものを感じてね」

まどか「運命ですか...」

絢子「前、ほむらちゃんとは話したよね?」

ほむら「はい」

絢子「不思議なんだよね、家族のみんながまどかっていう言葉を懐かしく思ってね」

絢子「たつやも、まだこの年なのにまどか、まどかってね」

絢子「俗に言う、イマジナリーフレンドっていうやつなのかな?」

絢子「それに、二階に子供部屋が2つあって」

絢子「ひとつの部屋は、女の子の部屋になってるんだ」

絢子「しかも、まどかちゃん?」
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 20:52:17.03 ID:EcMH891qo

まどか「?」

絢子「戸籍上いないことになってるんだって?」

まどか「はい...」

絢子「戸籍を消されるような、悪いことをするような子にも見えないし」

絢子「きっと、何かの縁だと思うんだ」

絢子「だからさ、これからよろしく頼むよ」

まどか「ありがとうございます」

絢子「そんな固くならないでよ、まどかはもううちの子なんだから...」

知久「決まりだね」

知久「それじゃあ、部屋に案内するね」

知久「まどかちゃん、ついてきて?」

まどか「はい」

知久「たつやもいこうか」

たつや「あえーう」

絢子「わたしは、ほむらちゃんと少し話がしたいんだけどいいかい?」

ほむら「あ、はい...」

147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/15(土) 20:54:43.38 ID:EcMH891qo

知久「ここが、部屋だよ」

まどか「なんだか、昨日まで使ってたみたいですね」

知久「この部屋の掃除だけは、かかせないんだ」

知久「それにこの人形とかも誰が来ても動かさないようにしてるんだ」

まどか「そうですか...」

知久「あっはっは、なんだかまどかちゃんと話してると懐かしいよ」

知久「それとね、折角家族になったんだから敬語はいらないよ?」

まどか「でも」

知久「いいんだよ、普通の言葉遣いのほうが、早く仲良くなれそうだし」

まどか「わかったよ、お、お父さん...」

知久「うーん、なんか違うなぁ」

知久「自分から、いうのもなんだけどパパって呼んで欲しいかな」

まどか「いいんですか?」

知久「こらこら」

まどか「うぅ、ありがとう、パパ!」

知久「そうだね」

知久「あれ、なんでだろう...なんで涙がでるんだろう」

まどか「大丈夫、パパ?」

知久「凄く懐かしいんだ」

知久「そして、まどかに会えて凄く嬉しいんだ!」

たつや「パパ〜、ないちゃらめ」

知久「あははは、ごめんごめん」

知久「嬉し泣きだから大丈夫だよ」
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/15(土) 20:56:05.29 ID:EcMH891qo

ほむら「話とは?」

絢子「会って二回目の子にこんな事聞くのなんだけどさ」

絢子「なんだか、すごい運命ってものあるんだなぁって」

絢子「不思議なんだよ、あの子と始めたあったはずなのに」

絢子「心の大きな隙間が、埋まったみたいなんだよ」

絢子「本当に、親子の縁みたいにさ」

ほむら「血がつながってあろうと、なかろうと」

ほむら「そういうものなんですかね」

絢子「わるいねぇ...こんな愚痴に付きあわせちゃって」

絢子「ありがとうな、あの子のこと早乙女先生聞いてくれて」

ほむら「いえ、こちらこそありがとうございます」

絢子「いや、それでもこっちから感謝を言わさせてくれ」

絢子「本当に、ありがとうな あの子に合わさせてくれて」

ほむら「......」

ほむら「では、戸籍云々のこともあるでしょうから」

ほむら「荷物類のまとめは、わたしがやっておきます」

絢子「そうか、悪いね じゃあ、手続きとかしてこようかしら...」

ほむら「そうしてください、あまり荷物はないのですぐ終わると思いますが」

ほむら「役所に行くときに、わたしのマンション」

ほむら「ここによってください」

ほむら「そこでわたしますので」

絢子「わかったよ」

ほむら「それでは、一旦失礼します」

絢子「あ、ほむらちゃん 今日の夜くらい一緒に食べないかい?」

ほむら「あ、いえ...せっかくですから家族水入らずで楽しんでください」

ほむら「おじゃましました...」

絢子「あ、ほむらちゃん?」

絢子「やれやれ、なんでこんなに身近な子はいい子ばっかりなんだが」

149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/15(土) 20:59:44.42 ID:EcMH891qo

ほむら「ふぅ...」

ほむら「準備できた」

ほむら「あれ、わたしの写真?」

ほむら「一体どこから、持ってきたのだろう?」

ほむら「未練にならないように回収しておきましょう」

ほむら「この包なんだろ、誰に上げるんだったんだろう?」

ほむら「家族に渡すのかな?」

ほむら「...」

ほむら「これで、これで...いいのよね」

ほむら「家族の方が、大切なはず」

ピンポーン


ほむら「お疲れ様」

まどか「うん、ばいばい」

ほむら「ばいばい、幸せにね...」

まどか「え?」

バタンッ...

ほむら「これで、いいのよね...」
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/15(土) 21:00:17.52 ID:EcMH891qo

ほむら「来たわね」

ガチャッ

ほむら「準備できてますよ」

まどか「失礼します.、準備ありがとうね」

知久「おじゃまします、荷物はこれかな?」

ほむら「はい」

ほむら「忘れ物があったら、連絡してね...」

まどか「一応、確認したいんだけど部屋に入っていい?」

ほむら「いいわよ」

まどか「えっと...」

まどか「たぶん...大丈夫かな...」

まどか(これで、よかったのかな?)

まどか「ねぇ、ほむらちゃん?」

ほむら「何かしら?」

まどか「えっと、本当に良かったの?」

ほむら「なんのことかしら?」

まどか「...」

ほむら「あなたには、家族がいるんだから一緒に生活するべきなのよ」

まどか「さみしくないの?」

ほむら「大丈夫、元の生活に戻るだけだから...」

まどか「わかったよ」

まどか「でも、ムリしないでね いつでも連絡待ってるから」

ほむら「ありがとう、.楽しんでね?」

ほむら「ところで、忘れ物は?」

まどか「これで、終わったよ」

ほむら「そうなの?」
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/15(土) 21:04:14.98 ID:EcMH891qo

ほむら「お疲れ様」

まどか「うん、ばいばい」

ほむら「ばいばい、幸せにね...」

まどか「え?」

バタンッ...

ほむら「これで、いいのよね...」
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/15(土) 21:04:40.95 ID:EcMH891qo

まどか「ほむらちゃん...」

まどか「バカ...」

知久「終わったかい?車に持ち物は積んどいたよ」

まどか「ありがとう、パパすぐ行くね」

153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/15(土) 21:05:44.81 ID:EcMH891qo

知久「さって、案外早く終わったね」

まどか「そうだね、もっと色々あるかと思ったけど」

知久「今日は何が食べたい?」

まどか「...あんまり、思いつかないなぁ」

まどか「昨日、大好物のクリームシチュー食べたから...」

知久「まどかは、クリームシチューが好きなのかい?」

知久「なら、僕の得意料理の一つさ、楽しみにしておいてね」

まどか「うん、ありがとうパパ!」

まどか(嬉しくて、幸せなのだけど何かが足りない...)

まどか「ほむらちゃんも料理得意なんだぁ!」

まどか「そうだ、今日ココア飲みたいな!」

知久「おやおや、それも僕の得意な料理だよ...」

知久「本当に、相性がいいようだね僕達」

まどか「うぇひひひ」

知久「でも、今の話は夕食だよ?」

まどか「じゃあ、ハンバーグがいいな!」

知久「お、いいね じゃあ、食材買っていこうか!」

まどか「うん!」

絢子「やれやれ、会ってすぐ息ぴったし、いいねぇ」
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/15(土) 21:07:17.40 ID:EcMH891qo

ほむら「ただいま...」

ほむら「やっぱり、家族の絆には勝てないなぁ...」

ほむら「うぅ、これで良かったんだよね...」

ほむら「まどか楽しそうだった...」

ほむら「きっと、満足してくれてる...」

ほむら「........」

ほむら?誰だそいつは、我が家にそんな軟弱な子はいないな

別に、いなくてもかわらないから、いないほうがいいかな

あいつ、無駄にシャッシャリ出やがって...お陰で勉強が大変だよ

ほむら様は、家族に嫌われてるんですって...

まぁ、持病持ちだったらね...

全くね病気なら、早くわかってくれればよかったのに

あんな子生まれてこなきゃよかったのに

ほむら「やっぱり、わたしは一人なんだよね...」

ほむら「わかってたけど...」

ほむら「わかってたけど...」

ほむら「寂しいなぁ...」

ほむら「わたしには、家族といえるものいないもの...」

ほむら「ヒック...グスッ...」

ほむら「どうせ泣いたって誰も助けてくれない...」

ほむら「あの子だけは、違ったけど...」

ほむら「あの子は、みんなといるべきなのよ」

ほむら「わたしは、一人がお似合いなの...」

ほむら「わかっているけど...ヒッグ...グスッ...寂しいよ」

ほむら「明日から、頑張る...」

ほむら「だからいいよね、今日くらい」

ほむら「うわぁぁん...うわぁあああああん」

155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/15(土) 21:22:21.02 ID:EcMH891qo


まどか「ほむらちゃんのバカ...」

まどか「ほむらちゃんのバカァア...」

まどか「嬉しいけどさ...」

まどか「本当にほむらちゃんは、これでいいの?」

まどか「わたし知ってるんだよ?ほむらちゃんがわたしと仲良くしたいって...」

まどか「ほむらちゃんがループしてきた時、気づいてたと思ってたんだけどなぁ」

まどか「せっかく、一緒に暮らしてたのに」

まどか「わたしもやっとほむらちゃんに好意を持ってるんだなぁって自覚できたのに...」

まどか「バカァ...」

まどか「本当はほむらちゃんにとって、わたしは重荷でしか無いのかなぁ?」

まどか「わたしってほむらちゃんにとって邪魔な存在だったのかな...」

まどか「わからないよ、わたしから開放されて違う思いが出たのかもしれないし」

まどか「上辺だけは、わたしに好意を持ってるようにしてたけど」

まどか「本当は、嫌われていたのかもしれないよね」

まどか「認めたくないよ...」

まどか「嫌われてたくないよ...」

まどか「嫌だよ、何度も何度も助けようとしてくれた人に嫌われちゃうなんて」

まどか「わたし、ほむらちゃんのこと...」

まどか「ヒッグ...ヒック...」

まどか「あれ、なんで泣いてるんだろ」

まどか「明後日からの学校が、怖いよ」

まどか「パパ、ママ、タツヤががわたしをなんとなくだけど覚えていてくれたのは、凄く嬉しかったし」

まどか「友達みんながわたしを忘れていてもそんなに怖くないけど」

まどか「ほむらちゃんに嫌われてるのだけは...」

まどか「絶対に、絶対に嫌だよ...」

まどか「大丈夫だよね?」

まどか「わたしのこと鬱陶しいなんて思ってないよね?」

まどか「...」

まどか「嬉しいこといっぱいあったのに」

まどか「なんで、こんな気持ちになってるんだろう...」

まどか「本当に、わがままだ。ほむらちゃんがわたしを嫌いなら」

まどか「それくらい普通認めちゃえばいいのにね」

まどか「みんなよくしてくれてるのに、それ以上を望んでるんだよね...」

まどか「.......」

まどか「やっぱり、わたしにとってほむらちゃんは特別な存在なんだね」

まどか「......」

まどか「嫌われててもいいや、ほむらちゃんが幸せなら...」
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/15(土) 21:23:19.75 ID:EcMH891qo
短いですが、ここまでで
一回の投稿で一日分とするつもりなので...
それでは
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 21:25:14.40 ID:MKQyaGVdo
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 01:18:25.98 ID:H2ebT+gAO

詢子よ漢字
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 21:40:23.51 ID:00FR6ib1o
>>1です、地の文を使わない文章に自分ができる表現力の限界を感じました。
執筆の意思はありますので、すでに改めて書き直し始めております。
その上で今週の火曜日には、また投稿を始めます。
HTML化依頼を出し、新しいスレで行う予定です。
一つのスレを無駄に消費したことを深く反省し、次に生かしていく所存です。
読んでくださっていた方々には、御迷惑お掛致しますが
このページを閉じる等お願いします。
次スレにて、皆様の来訪及びレスをお待ちしております。
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/18(火) 17:58:48.13 ID:2tfsNbWGo
お、おう
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 00:10:32.88 ID:jFq4T2Ooo
落ちているか、テス
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