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【咲:安価】京太郎「……家が無い」桃子「20っすよ、京ちゃんっ!」【鶴賀】 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/19(水) 22:15:07.00 ID:+WtOpQ6+0
咲-saki-の数少ない男手こと須賀京太郎君が安価で500万を集めるSSです

part10以前はこちらから【咲:安価】京太郎「……家が無い」健夜(第三)「真の10!」【龍門渕→鶴賀】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1349799755/

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜Part10(龍門渕)の壁〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

前々々々々々々々々スレ【咲:安価】京太郎「……家が無い」桃子「その11っす!」【鶴賀】http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1350311946/
前々々々々々々々スレ【咲:安価】京太郎「……家が無い」睦月「その12」【鶴賀】http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1350831948/
前々々々々々々スレ【咲:安価】京太郎「……家が無い」智美「ワハハ、その13だぞ、男子」【鶴賀】http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1351268996/
前々々々々々スレ【咲:安価】京太郎「……家が無い」ゆみ「その14だな」【鶴賀】http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1351695525/
前々々々々スレ【咲:安価】京太郎「……家が無い」佳織「えっと……その15だよ」【鶴賀】http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1352216694/
前々々々スレ【咲:安価】京太郎「……家が無い」咲「その16だよ、えへへ」【鶴賀】http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1352903622/
前々々スレ【咲:安価】京太郎「……家が無い」咲「その17 」【鶴賀】http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1353684583/
前々スレ【咲:安価】京太郎「……家が無い」健夜「その18だよ 」【鶴賀】http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1354429458/
前スレ【咲:安価】京太郎「……家が無い」はやり「19ですっ☆」【鶴賀】http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1355150328/


簡単なまとめ

京ちゃんの両親が500万の借金をしたまま逃げちゃったので、2ヶ月以内に500万を返しましょう!

500万を手に入れるためなら何しても構いません、でも大体何も出来ない。やっぱり麻雀でがんばって(震え声)

臓器をうったり、犯罪をしたり←最近この文が不要だと気がついた

あ、でも法的な手段で解決とかは許してください、マジで。

なお、ここの京ちゃんはたまに女装します。 でも、鶴賀編に移動してから描写が少ない、くすん

ついでに、割とパロネタを使ったりします。

ついでについでに、短編が多めです、イッチが誤字する度に一日一つ書きます、逆に言えば小ネタを書かない日はほとんどない

二週目、借金15日目。

モモの告白を受け入れました

現在の雀力44 所持金51,890円


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1355922906
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
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【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
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ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
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【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
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2 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/19(水) 22:16:03.93 ID:+WtOpQ6+0
現時点では、借金500万、二ヶ月、時期は入学して一週間くらいから。

午前中に学校にいくかどうかを選べる、行けば好感度、それと運がよければいい儲け話が、行かなければバイトor賭場or雀荘。

昼も同じ、早退可。昼

夕方、麻雀部、バイト、賭場の三つ、勿論麻雀部で雀力が上がる。

ヤクザさんの下でバイトも出来ます、失敗確率=ゲームオーバー確率

夜はバイト、賭場。

宝くじは継続。

煎餅を買うとコンマでカードがついてきます

同じカードを七枚あつめるとそのプロが!?

なお、現在の一覧(+が枚数、☆が召喚済み、キラキラはいつでも召喚可能)
00〜24モブ +++++++
25〜40のよりん←NEW!
41〜50藤田プロ ++++
51〜60☆すこやん +++++
61〜70うたちゃん ++
71〜80☆はやりん +++++
81〜90良子さん +++++
91〜99大沼プロ +


大体こんな感じ、もしかしたら色々と変わる、かも
3 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/19(水) 22:16:33.50 ID:+WtOpQ6+0
賭場においては1点=1円、5円、10円、50円、100円、500円のうちのどれかで麻雀が行われます。
間違っても点1じゃないです、正直すまんかった。

麻雀の判定は安価で取ります。
まず四人の順位を安価+雀力の値で決めます。
次に京ちゃんの得点安価を取りその数値に応じて点数を決めます、下図のように

25000+安価*500 =一位
25000+安価*300 =二位
25000-安価*300 =三位
25000-安価*500 =四位

そこでの得点、失点がそのまま手に入る、または失う金額につながります

30000点返しとか無いです、許してください(震え声)

レートごとの雀力表 (結局変わりました)
円=〜雀力

1=〜15
5=〜25
10=〜45
50=〜60
100=〜85
500=85〜
4 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/19(水) 22:17:00.93 ID:+WtOpQ6+0
宝くじについて。

まずこちらが00〜99までの番号を6個決めます
>>1-12のように安価を出します。
その安価内に決められた6個の番号があった場合当選します。

もらえる金額は1つで25,000円、2つ50,000円、3つで250,000円、4つで500,000円、5つで2,500,000円、6つで5,000,000円となります (予定)

なお、2枚以上買った場合、買った枚数に応じて当たり数字が増えます。
最高10枚(当たり数字15個)ですので、あしからず。
5 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/19(水) 22:17:29.02 ID:+WtOpQ6+0
病み度という設定があります

その値により、BADエンドへの可能性が高まります

5以上になると流血沙汰が起こり始めます。

まあ、よっぽどのことが無い限りあがりませんが
6 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/19(水) 22:18:02.42 ID:+WtOpQ6+0
安価連続取得は>>○-○と設定されてる、または麻雀安価においてはあり。

その他――同じレスに>>○ >>△などの二つの安価があった場合など――の場合においては、連続取得禁止でございます


わかりにくくてすまぬ
7 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/19(水) 22:18:29.88 ID:+WtOpQ6+0
・1日5誤字は当たり前、1日10誤字も
・1レス2誤字も日常茶飯事
・1回の投下で誤字が3つ見える
・むしろ誤字のし過ぎで全てを発見しきれていない
・投下をするだけで住民が即座に誤字を指摘した、それを生きがいにする住民も
・スッと投下しただけで3人くらいから指摘が入った
・あまりに誤字をするので1誤字につき1小ネタを宣言した時期も
・宣言後あっという間にストックが10個溜る
・その小ネタ中にも誤字、しかも増える
・付いたあだ名はバードカフェイッチ、誤字の宝石箱、ゲーメストイッチと多彩
・住民との会話で誤字るというファンサービス
・名前欄でも余裕の誤字
・イッチの誤字に釣られて住民も誤字
・投下が無くても総合スレで誤字る徹底ぶり
・本人は「キチンと推敲して投下している」といったのはあまりにも有名



↑大体実話

こんなふうに、ゲーメストと揶揄されるほど誤字が多く、かつ行き当たりばったりなイッチですので

何かご不満や不思議な点、あと誤字があれば指摘していただけると幸いです。

以上、テンプレ終わり

8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 22:25:49.97 ID:9KB8rxnFo
おっつおっつ
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 22:27:40.20 ID:R98hx7PPo
立ておつ
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 22:30:38.43 ID:KL6/7p3r0
立ておつです
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 22:31:08.83 ID:VGvSt2mho
立て乙ー
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 22:31:09.90 ID:/cIZELfg0
立て乙っす
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 22:31:28.88 ID:9KB8rxnFo
前スレ>>1000
まさかの狡猾返しww
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 22:32:11.73 ID:SVqvgMKF0
前1000なかなかにすばらだ!
見事な意趣返しww
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 22:32:34.04 ID:6hyRH5Gio
立て乙ー
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 22:33:32.73 ID:ESgPLRXDo
立て乙

前スレ1000は天才だと思う
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 22:34:12.01 ID:d97Y1W/Xo
立ておつ
モモに決まっちゃったか
同級生補正は強かった
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 22:34:14.16 ID:R98hx7PPo
前スレ>>1000
すごいのきた
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 22:34:58.56 ID:qojEevUAO
好感度順だとどんな感じの並びなんだろ
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 22:40:48.72 ID:VGvSt2mho
人の絆に飢えている娘がちょっとしたことで不安を抱き、病んで尽くそうとするのってすっごい可愛いよね!
ヤンデレの真髄って流血沙汰じゃなくて、行き過ぎた滅私による献身にあると思うんだ(キリッ
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2012/12/19(水) 22:48:54.10 ID:j5z4MLqy0
>>20
お前は良く分かってる(握手)

堕ちネタの時のかおりんみたいなのが至高

そもそも対象の幸せを願うものだからヤンデレ=流血沙汰ってあんまり繋がんないよな、あっても自傷(自殺)行為的なものだし
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 22:52:39.20 ID:fear7d+7o
>>20
たどりついたか・・・ヤンデレの真髄に・・・!

最近はヤンデレ=猟奇と勘違いしてる人が多い
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 22:55:10.18 ID:dKBoB0Hqo
きみのぞ、緑、看護婦…うっ、頭が…
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 22:59:19.11 ID:rVRVlLHyo
あれはもはやサイコパスですわ
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 22:59:27.91 ID:bfTf5b5No
メンヘラと混同してる人が多い気がする
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 23:08:11.54 ID:Zuyng2Dg0
未来日記の由乃みたいな感じか。
判断基準が「ユッキーのためになるか」「ならないか」の2択だけでほかの事は(自分自身も含めて)心底どうでもいいと思ってる感じの。
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 23:12:01.07 ID:f4cPjEth0
NHKにようこその岬ちゃんぐらいのヤンデレで良いです一緒に堕ちたいです
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 23:12:24.71 ID:915/gtT8o
好きな人のためを思ってやりすぎちゃうのがヤンデレ
自分が幸せになろうとするのがメンヘラみたいな感じだったかな?
後ヤンデレは好きな人の周りが被害被ってメンヘラは本人に被害がいくとかなんとか
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 23:13:59.12 ID:c+xdlr4no
正しいヤンデレは好意の対象に危害は加えないうんぬん
30 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/19(水) 23:16:50.82 ID:+WtOpQ6+0
対象の幸せを願う上での猟奇なんかはヤンデレの範疇だと思います
有名なのだと言葉様とか
世界を殺したのは誠を殺された恨みですし、飛び降りは彼の中から永遠に消えないように、という
形はおかしくてもどちらも誠を狂ったほどに愛した結果に成り立ってます

でも、例えば自分の肉を食べて?とか他の女が近づくから云々は何か違うと思います
前者はメンヘラで後者は単なる独占愛ですし
それで男は喜ぶか、いいや喜ばない
ヤンデレって自分の喜び<<愛する人の喜びだと思いますし

違うんです、ヤンデレって違うんです、別に包丁持って振り回す=ヤンデレじゃないんです
あれだけ単純流血堕ちネタ書いておいてどの口が言うんだって話ですけど、本当にそれがヤンデレじゃないんです
例え何があろうと異常に献身し、異常につき従い、異常に愛するのがヤンデレだと思うんです
何があろうと愛し続けるのがヤンデレであり、そんなヤンデレがイッチは好きなんです
必ずしも猟奇は必要じゃないんです

あと、ヤンデレって過程も重要だと思うんです
『おはよう、私貴方が好き、だから[ピーーー]!』とかそれヤンデレちゃいます
今出したのは極論ですが、出会いがしらに病まれたところで、いや、だからなんだよって話しですし
その人と出会って、その人と普通に恋をして――何かが狂って――その人を愛して、その人だけを愛して
その何かが狂った部分がないとヤンデレに萌えることって出来ないと思うんです
普通から異常への転換の過程ってすっごく重要だと思うんです


ここまで書いてて、自分で気持ち悪いと思った
あくまでイッチ個人の考えです、間違っても一般論じゃないです
でもイッチはこんな女の子が大好きです、だからありがとう>>1000、本気出す


戻りましたが、風呂入りますので、もうちょっと時間かかります、済まぬ
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 23:20:25.84 ID:9KB8rxnFo
済まぬ
まで読んだ
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 23:22:42.73 ID:f4cPjEth0
元ぐう畜三銃士からの本気宣言出ましたよー!
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 23:27:11.12 ID:VGvSt2mho
最初の4行以外はほぼ同意
しかし積極的行為が愛する人以外に向けられている時点でヤンデレとしては二流だと思う(ココハゴミヲナガメルメデスルースルトコロ


そしてのイッチの本気には期待せざるを得ない
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 23:32:15.91 ID:/cIZELfg0
いいフィールだ
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 23:32:53.96 ID:SvO9CWnpo
鮮血の結末での言葉様の行動はどうなるのでしょうか?
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 23:33:17.89 ID:2nlFPRGuo
ヤンデレは猟奇があってもなくても怖いが先立つ
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 23:38:55.71 ID:xQ1m8dFh0
アクセル全開じゃないですかー
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 23:41:59.83 ID:PWy+sqcw0
いつの間にヤンデレを語るスレになった…
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 23:47:15.94 ID:EPhpmbZHo
今回の小ネタは本編の前哨戦と理解していいのか?ww
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 23:49:42.03 ID:NXLDPvX30
住人の意思が、人類の無意識がヤンデレを望んでいるのだ!
41 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/19(水) 23:54:50.85 ID:+WtOpQ6+0
>>33
例えば愛する人が『あの女を殺せ』と言った場合、
付き従うのがヤンデレか、止めるのがヤンデレか。
出来ないよ……はぅ……と困っているところに冗談だよって頭を投げて笑顔にしてあげたい。

>>35
普通→異常の転換の仕方によってはヤンデレもヤンデレじゃなくなるんですよ(適当)


そ、そんなに期待しないで(震え声)


あ、後前スレ>>990
考えているネタとしては
・宮守でギャルゲーみたいな感じ、攻略5人+αに加えハーレム、トゥルー搭載、オリジナル設定満載のSS
・MOTHERを咲キャラで(主人公等は安価で決まります)
・トマトアドベンチャーを(ry
・白糸台で何か(未定)
くらいですかね


それじゃ、続き始まります
42 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/19(水) 23:55:24.21 ID:+WtOpQ6+0
投げてどうするんだよ、撫でるんだよ、俺そこまでぐう畜じゃないよ
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 23:56:00.15 ID:VGvSt2mho
>頭を投げて
本性を隠さなくていいんだよ?(ニッコリ
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 23:56:30.16 ID:3jPrMTKvo
頭を投げるくそわろた
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 23:56:36.67 ID:PWy+sqcw0
今日も小ネタだね(ニッコリ)
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 23:56:40.16 ID:iG6YTJQwo
イッチの本性が誤字から滲み出たか…
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 23:57:10.11 ID:3jPrMTKvo
困っている女の子に頭を投げる小ネタ……?
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 23:57:39.08 ID:ESgPLRXDo
酷い誤字もとい怖い本性ですね
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 23:59:04.75 ID:Ri8gh/tz0
頭を投げる?
アンパンマンのジャムおじさんならあるいは……
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 23:59:19.46 ID:fEGFuVDbo
アンパンの人だったらちょっと友達が少ないだけでぐう聖やろ!!
51 :僕はぐう畜じゃない信じてくれよおぉっ! ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/20(木) 00:04:53.54 ID:l7Rp1gQl0
京太郎「……」

桃子「……京……ちゃん?」

京太郎「……その前にさ、一つだけ、大切なことを話させてくれ」

桃子「……私の告白は大切じゃないっすか?」

京太郎「そうじゃないけど」

そんなわけないけれど。

京太郎「……それを答えるには、知っていて欲しい」

京太郎「いや、知らなければいけないんだ」

桃子「……?」

……とくん、と心臓がはねる。

さっき、モモに告白された時になった、まるで春の音色を告げるような優しい音色じゃない。

それになぞらえて言うなら、冬の到来を予期するような、不安そうな音色。

京太郎「……聞いてくれるか?」

桃子「よくわからないっすけど……」

桃子「それが、それほどまでに大切なら私は喜んで――」

桃子「――あ、喜ばしいことじゃないっすかね、えっと……」

桃子「……ともかく、ちゃんと聞くっす!」

京太郎「……そうか」

桃子「っす!」

京太郎「……誰にも話さないと約束してくれるか?」

桃子「嘘ついたらハリセンボン飲んでやるっすよ!」

京太郎「……そうか」

……言わなければならない。

断らないのなら言わなければならないんだ。

……こんな障害が付きまとってしまう。

母親への恨みつらみがさらに貯まった。

京太郎「……俺さ」

彼女を腰に抱きつかせたまま話す。

人のいない公園。

それなら、二人が喜ぶ形で話そうじゃないか。

京太郎「……借金、してるんだ」

桃子「えっ……?」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:08:55.95 ID:oMpU4tK4o
宮守ギャルゲースレを建てよう(提案)
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:12:07.18 ID:CcfVFsNko
SS総合の方で書いてた白糸台の面々が楽しそうだったから、
ああいうのがもっと見れたらな、と思った。

とりあえず小ネタ狙うか(ケツイ)
54 :ところで、三週目の需要はあるみたいですが、高校はまた変更ですかね? ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/20(木) 00:12:55.06 ID:l7Rp1gQl0
京太郎「性格には俺の叔母さんが……かな?」

桃子「……あの、叔母さんっすか?」

京太郎「……ああ、そうか、あったことあったっけ」

桃子「ええ、あるっす」

桃子「……そんな、借金しそうな人に見えなかったっすけど――」

京太郎「そりゃそうだよ、叔母さんは借金なんかしてないんだから」

京太郎「したのは俺の母親で、押し付け先が俺の叔母さんだ」

桃子「……いくらっすか?」

京太郎「500万」

桃子「ごひゃっ――」

京太郎「しーっ!」

桃子「むぐ――っ」

……流石に他の人の耳に入るのはいけない。

だから、驚きのあまり叫ぼうとする彼女の口を無理やり押さえる。

京太郎「……静かに、な?」

桃子「……ぷはっ」

桃子「えっと……マジっすか?」

京太郎「こんな大切な時間で嘘をつくと思うか?」

桃子「……」

桃子「……期限、は?」

京太郎「二ヶ月――だから、あと45日かな?」

桃子「むぐっ――!」

今度はモモは自分で口をふさいだ。

……そんな単純な仕草が可愛らしい。

彼女を受け入れると決めたからこそ、受け入れたたいと思ったからこそ。

よけいに、可愛らしい。

京太郎「……で、貸してる相手はヤクザ」

桃子「……そろそろ驚きが許容範囲を超えてきそうっす」

京太郎「俺もそんな感じだったよ」

京太郎「でも、これは全部事実なんだ」

京太郎「全部全部、本当に俺の周りに起こっていることなんだ」

桃子「……」

とくんとくんと警鐘が鳴る。

こんなこといわなければ、今頃キスの一つでもできていたんだろうか、なんて童貞思考。

……でも。

俺だって彼女が好きだから。

そんな騙すようなことは出来ない。

京太郎「……だから、俺はいつか死んでしまうかもしれない」

それなのに、話さないわけには行かないだろ。
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:13:50.41 ID:csijdNP4o
とうとう晩成で借金を
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:14:25.93 ID:NxRhrrBUo
永水で借金か
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:15:26.31 ID:ksrwjNC6o
新道寺ー
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:16:23.73 ID:SH1oHAEt0
白糸台
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:17:25.30 ID:pYFBc1wuo
白糸台か永水でオナシャス
普通のほのぼのが見たいんや(震え声)
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:17:33.23 ID:DYS3isf70
宮守
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:17:58.26 ID:2UjQycOHo
現在進行中スレほどぐう畜じゃない白糸台を……
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:18:09.56 ID:Ew6as1dz0
借金発覚時の千里山の面々の反応を見てみたい
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:19:29.78 ID:S9QxKZWJo
気が早いのですボクたち
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:19:40.58 ID:59F50baoo
鶴賀をさっくりもう一周(震え声)
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:20:01.04 ID:lowaCLit0
原点に回帰して清澄が見たいです
66 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/20(木) 00:22:35.88 ID:l7Rp1gQl0
>>53白糸京ちゃんのテスト勉強法?淡→菫?てるてる大特価祭?
……思った以上にいろいろ書いてた。


白糸台人気やね

まあ、多分また安価かなんかで決めることになると思います。


京太郎「二ヵ月後には、もう跡形も無く蒸発してるかもしれない」

京太郎「ありえないはなしじゃない」

京太郎「……ありえない話じゃなくなったんだ」

そんな漫画でしか見ないような話が現実で起こってしまっている。

今でだって、信じたくない。

けれど俺は確かにヤクザさんとあったし、賭場にもいったし、賭けもしたし。

……もう、見てみぬふりなんか出来なかった。

京太郎「不意打ちは嫌だから、今宣言させてくれ、モモ」

京太郎「俺、須賀京太郎は、命の危機に瀕している」

京太郎「どれほど愛してくれようと二ヵ月後には死んでしまっているかもしれない」

京太郎「……それ以前に、モモにも余計な迷惑をかけるかもしれない」

京太郎「危険な目に合わせるかもしれない」

それなら、はじめから断れよ。

そんな簡単な話なのに。

俺だって。

京太郎「……それでも、モモは俺を好きでいてくれるか?」

お前のことが好きなんだから。

これが愛だとか恋だとかは置いておいて。

お前のことが大好きなんだから。

京太郎「俺を愛してくれるか?」

お前を受け入れたいんだから。

お前と長い時間を共にしたいんだから。

だから。

だから……モモ。

桃子「……」

……少しだけ間が開く。

モモは、よりいっそうぎゅぅ、と抱きしめた。

……もう、離さないぞと。

離れないでください、と。

桃子「……当然っす」

桃子「当然っすよ!」

桃子「だって、私は、京ちゃんが大好きっすから!」

目がだんだんと細くなっていく。

涙がこぼれていく。

……だけれどもその表情は。

どうしたことか、笑顔だった。
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:23:06.81 ID:ASOOh4Gpo
淡ちゃんと透華ちゃんとエイちゃんが見たいので金髪だけの学校を作ろう
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:23:12.32 ID:csijdNP4o
これはビデオレターあるな
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:24:14.57 ID:LsiSd0b3o
今のペースで余裕を持って借金返済できるかな
なんか不安
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:26:30.03 ID:p+lMq+ALo
もう消化試合感がハンパない
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:26:47.07 ID:DYS3isf70
彼女出来たんだし、他のキャラの好感度上げより雀力上げを優先すれば残り一ヶ月半あるんだしあっという間さ
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:29:36.59 ID:59F50baoo
好感度はともかくイベントは見られるので
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:30:13.06 ID:SH1oHAEt0
なおスナイパーが現れる模様
74 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/20(木) 00:31:27.85 ID:l7Rp1gQl0
京太郎「……モモ?」

桃子「えへっ……えへ、えへへへっ!」

京太郎「おい、モモ、どうしたお前、泣きながら笑ってるぞ?」

桃子「だって、だって、仕方ないじゃないっすか!」

桃子「『俺を愛してくれるか?』って!」

桃子「俺は愛しているっていってるも同然じゃないっすか!」

えへへ、と涙がこぼれる。

京太郎「……ぁ」

京太郎「あ……あああぁ」

京太郎「……しまった……ミスったよ、俺……」

桃子「嬉しいに決まってるじゃないっすか!」

桃子「涙が出るほど喜ぶに決まってるじゃないっすか!」

桃子「ああ、もう、なんなんっすか、なんなんっすか!」

桃子「どうしたらいいっすか、今すっごく恥ずかしくて、でも嬉しくて!」

桃子「ああっ、もう、本当、っ、あはっ、えへっ、あはは!」

ついに俺の体から腕が離れた。

その腕で自分のおなかを抱えて大きく笑う。

京太郎「……っくそ」

折角あれだけ真面目に言ったのに。

雰囲気がこんなにも和やかになってしまった。

満面の笑みで笑いやがって。

……満面の笑みで笑いやがって。

桃子「……ふぅ」

しばらくあばれて、漸く落ち着く。

彼女は俺の目の前まで戻ってきた。

京太郎「……落ち着いたか?」

桃子「落ち着いたっす」

桃子「……だから、最後にオチ、つけないとっすね」

くす、と笑う。

少しだけ見上げる瞳はまだうるうると揺れていた。

桃子「……それでも、私は京ちゃんと一緒にいたいっす」

京太郎「……そっか」

桃子「出来ることならその返済だって手伝いたいくらいっす」

桃子「……私の家そんな裕福じゃないっすし、こんな体質じゃバイトも出来ないっすから……あまり手伝えないかもっすけど」

京太郎「……別に、俺の家のことなんだからさ」

桃子「いいや、違うっす」

桃子「京ちゃんが私を愛してくれるのなら、それは私のことにもなるっす」

京太郎「……」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:32:59.97 ID:SH1oHAEt0
彼女決まったしアラフォーやはやりんに会うときは気を付けなきゃな
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:34:00.82 ID:yq5ttHvq0
咲「……」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:34:56.76 ID:SH1oHAEt0
そういえば最近咲出てこないね
78 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/20(木) 00:38:43.83 ID:l7Rp1gQl0
桃子「……だから」

桃子「いや、それでも……っすかね……?」

桃子「……ああ、もう、ともかく!」

桃子「たとえ京ちゃんがどんな状況であろうと私は京ちゃんを愛する!」

桃子「それだけは変わらない事実っす!」

京太郎「……そっか」

桃子「それが、私の答えっす、えへ」

京太郎「……ありがとう」

肩の荷は完全に降りない。

ただ、また少しだけ楽になった。

健夜さんのときといい、こうして悩みを話して。

そして、こうして力になってくれるっていうのは本当に嬉しい。

桃子「……それじゃ、本題に戻るっすよ?」

京太郎「……ああ」

そっか、そういえば、これは俺がずらしたんだっけ。

なら、確かに本題に戻らないとな。

桃子「須賀京太郎君」

ポツリ、と呟く。

桃子「私、東横桃子は貴方が好きっす」

その表情はどこか明るい。

桃子「貴方を愛しているっす」

失敗なんてまるで考えていない。

約束された勝利の告白だった、なんて。

桃子「……貴方は私を愛してくれるっすか?」

そして、俺の目をじぃっと見た。

はやくはやく、と待ちわびるように。

……ああもう、順序がずれてしまった。

それもこれも借金の所為だ。

京太郎「……ああ」

だから、その借金も全て消して。

そして。

どうか、モモと幸せな2年と10ヶ月の高校生活を遅れますように。




モモが恋人になりました。
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:39:58.13 ID:s+MxbmSAO
そ〜いやあと5日後・・・・
80 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/20(木) 00:40:02.04 ID:l7Rp1gQl0
今日はこれでしゅーりょー

小ネタ書く気力も無いので>>1000は明日書きます。


そんなわけで、お付き合いありがとうございましたー


……ところで、でっかいお城のようなホテル描写はいれたほうがいいんですかこれ
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:41:00.00 ID:S9QxKZWJo
恋人おめ!!
やったね京ちゃんおもちがあるよ
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:41:03.34 ID:ZK+j7J7Zo

そらこの後ホテル直行やろ(ニッコリ
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:41:12.86 ID:csijdNP4o
乙ー
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:41:33.11 ID:SH1oHAEt0
乙です
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:41:33.42 ID:NxRhrrBUo
おつー
もう少しイベント重ねてからがいいんじゃね
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:41:53.29 ID:eBz3nt1v0
五日後なんかあったっけ?もしかして阿知賀編のこと?
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:47:35.87 ID:fWztuC1Vo
性の六時間か……
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:48:46.50 ID:/YTo9DiRo

…密かにすこやんを狙ってたのに…ゾロ目のバカッもう知らないっ!!
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:50:34.45 ID:mUdBw7Ki0
もうヒロイン戦争は見れないのか…

京ちゃんには難聴具合が足りない
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:51:15.49 ID:dTZYTOxUo
>>88
今からでも遅くはないんやで(ニッコリ
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:55:17.14 ID:EuojOOof0
のうイッチ
>貸してる相手はヤクザ
って所さ貸してるじゃなく借りてるやないの(メソラシ
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 00:59:49.54 ID:9Z8dIC1Vo
乙やでー
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 01:34:40.76 ID:TsBlivlso
借金返済するまでは清い関係で、ならワンチャンあるんじゃね
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 01:35:29.51 ID:ksrwjNC6o
気を付けないとビデオレター
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 04:00:11.94 ID:LbqkEF/H0
何!?
京太郎がパワポケダッシュみたいに手紙を送ってくるって?
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 05:34:37.00 ID:BPc68mh4o
この光景をこっそりヤクザに見られてるという妄想を…
もうワハハがヒロインになることはないんだな…
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 07:28:35.34 ID:/+8RPzJz0
京ちゃんを言行不一致のカスにしなければならないのが安価スレの辛いとこ
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 09:26:46.73 ID:p7haspzKo
しかし京ちゃんがちゃんとおもちのあるヒロインとくっついたのを見るのは珍しいな。
単独ヒロインのスレならともかく、選択式だと貧乳ヒロインばっかなイメージがある。
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 11:13:21.22 ID:pnPE5i1ro
これって二股とかできるの?>>1000取らないとダメってことないよね? すこやんならいい愛人になってくれそう
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 13:00:51.58 ID:gKOFjdQbo
早く咲ちゃんを絶望の淵に落としたい
101 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/20(木) 20:17:11.07 ID:l7Rp1gQl0
〜前スレ>>1000


桃子「服よ〜し……持ち物よ〜し……」

桃子「……っし、準備万端っす!」

鏡の前でえい、と決めポーズをしてみた。

記念すべき初デート。

だというのにどうして気合を入れないことがあるっすか?

桃子「……ふふっ」

思わず笑みがこぼれる。

だってだって、ずっと楽しみにしていた夢が叶ったっすもん。

笑みどころか涙だってこぼしたいくらいっす!

……でも、デートだから。

記念すべき初デートだから。

笑顔を絶やすわけにはいかな逸すし、涙を見せるわけにもいかないっす。

世界で一番の幸せを、彼と共に。

……なんて、ちょっとくさいっすかね

桃子「……っし!」

さて。

準備ができたのなら早速出撃しよう。

……待ち合わせ時間の45分も前だなんて気にしない。

恋する乙女はどんなことにも猪突猛進っす!
102 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/20(木) 20:17:48.65 ID:l7Rp1gQl0
桃子「……ま、やっぱりいないっすよね」

ルンルン気分でスキップしながら待ち合わせ場所まで。

いつもの場所だ、家からそう離れているわけでもない。

……だから、まだ京ちゃんは来ていない。

でも、こうして彼氏を待つのもデートの醍醐味だと思うっす。

……ちょっと慌てたようにこっちにくる京ちゃんだったら。

ああ、私のために急いで来てくれたんだなって。

普通に歩いてこっちにくる京ちゃんだったら。

私の待ち時間を聞いたらびっくりするかなって。

ちょっと遅れるようだったら。

それまでの時間今日起こる出来事はどんなのだろうって期待を膨らませる。

どんな展開でもポジティブになる。

どんな展開だって嬉しくなる。

桃子「まだかな〜っ!」

……おっと、思わず声に出てしまったっす。

いけないいけない、お口チャックっすね。

両手でふさいだりしてみる。

……そういえば、この手は京ちゃんと握ったことあるっすね。

……間接キス?

なんて、えへっ。

ああ、もう、楽しみが止まらないっす!

どうしたらいいっすか、どうしたらいいんっすか!

早く来てほしいっす、でも来たら来たでこの泡ずっぱい思いが消えそうでちょっといやっす!

桃子「……ぅ〜」

待ち合わせまではまだまだ。

早く、早く来て欲しいっす。

こんなに楽しみだったっすから。

……きっと、こんなに京ちゃんも楽しみだったはずっすから。

私みたいに、早く来てくれないっすかね。

私と一緒で、我慢できなくなって、ついつい早く来てくれないっすかね!
103 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/20(木) 20:18:23.83 ID:l7Rp1gQl0
桃子「……来たっ!」

うちに秘めた思いが爆発しそうになる頃。

ようやく、遠目に金色の男性が見えた。

……こっちには気づいていないみたいだ。

ならばよっていこう。

知ってるっすか、京ちゃん。

このシャツもジーンズもパーカーも。

全部ぜんぶぜ〜んぶ京ちゃんに褒めてもらうために買ったっすよ?

ねぇ、可愛いっすかって聞いて。

ちょっと恥ずかしがりながら可愛いって答えてくれる京ちゃんがいとも簡単に想像できるっす。

……答えてくれなくても、それはそれで新鮮だからいいっす。

恋っていうのは不思議っすね。

どんなものでも明るくさせるなんて、まるで魔法っす!

桃子「はっ、はっ」

金色が近づく。

恋色が近づく。

第一声はなんと声かけたらいいっすかね?

遅いっすよ、なんてちょっとすねてみたり。

京ちゃん、って抱きついてみたり。

……でも、やっぱり私らしさが一番。

だったら、私らしい掛け声といえば。

たっ、たっ、とかける。

京ちゃんは目の前に。

だから私は急ブレーキをして、腕を上げた。

桃子「おはよっす!」

……うん、やっぱりこれが私らしいっすね、多分。

いつも、こうやって話したらまるで犬みたいに撫でてくれるっす。

すっごく気持ちよくて嬉しいっす。

だから、今日も。

……ちょっとそれを期待しながら私は声をかけた。

京太郎「……」

――だというのに。

京ちゃんは私からす、と視線を逸らすと、待ち合わせ場所に目を向けた。

無人のそこに目を向けた。
104 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/20(木) 20:18:52.07 ID:l7Rp1gQl0
……ぁれ?

おかしいっすね……聞こえなかったっすか?

……あ、イヤホンはずしてるっす。

なるほど、だから聞こえてなかったみたいっすね。

視線も携帯に落としていたみたいっすし。

……ん〜、失敗失敗。

もっかい、っすね。

桃子「おはよっす、京ちゃん!」

今度は後ろから声をかける。

京太郎「……」

桃子「……京ちゃん?」

……おかしいっすね、振り向いてくれない。

もう、耳の病気にでもかかったっすか?

桃子「……ねぇってば!」

痺れを切らして、パンと彼の肩を叩く。

ビクリと肩を震わせて、京ちゃんはこちらを向いた。

そして、キョロキョロと辺りを見回す。

……たまに、私の顔の向きを向く。

でも、視線が合わず、焦点が合わない。

――私を見てくれない。

桃子「……京ちゃん?」

思わず首を傾げる。

京太郎「……気のせいか」

そして彼はくるりと正面を向いた。

彼が見つめるのは、無人の待ち合わせ場所。

京太郎「っあ〜……早すぎたかな……」

そして、そう呟く。

何が早すぎたというのだろうか。

私はここに入るというのに。

桃子「……ぇっ?」

桃子「ね、京ちゃん?」

もう一度声をかける。

目の前で手を振ってみる。

……でも、私に視線は向かない。

私が見えていない。
105 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/20(木) 20:19:20.15 ID:l7Rp1gQl0
桃子「嘘……っすよね?」

信じられない。

信じたくない。

桃子「だって、あんなに見ててくれたじゃないっすか」

桃子「たくさん褒めてくれたじゃないっすか……っ!」

叫ぶ。

でも、向かない。

向いてくれない。

見てくれない。

認識してくれない。

どうして。

桃子「……あははっ、なんかの冗談っすよね?」

桃子「ああ、もう冗談がすぎるっすよ!」

ペチンと彼の肩を叩く。

……今度はそれを気にも止めなかった。

まるで何も無かったかのように、京ちゃんは私が歩いてきた道を見つめている。

そこからくる誰かを待ちわびているように、じぃと、じぃっと。

桃子「……京ちゃん」

桃子「いい加減にして欲しいっす」

桃子「そんな性質の悪い冗談は嫌いっすよ?」

返事が無い。

返事が無い。

返事が無い。

桃子「……そんなことしたら、嫌いになっちゃうっすよ?」

返事が無い。

桃子「そんなことしたら、泣いちゃうっすよ?」

返事が無い。

桃子「……ね、京ちゃん」

返事が無い。

桃子「京ちゃんっ!」

返事が無い。

桃子「京ちゃぁんっ!」

返事が無い。

どれだけ待っても、どれほど話しかけても。

ちょっと脅迫したりしても、ちょっと可愛い子ぶってみたりしても。

彼は誰かを待ち続ける。

目の前にいる誰かを待ち続ける。

……認識してくれない。

京ちゃんが、最愛の京ちゃんが。

認識してくれない……っ!
106 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/20(木) 20:19:50.28 ID:l7Rp1gQl0
桃子「ねぇ、京ちゃん、冗談がすぎるっす!」

がんと彼に体をぶつける。

ぎゅうと抱きしめる。

桃子「あんなに私のことを見てくれたじゃないっすか!」

桃子「簡単に見えるって言ってくれたじゃないっすか!」

そして、そのまま思いを叫ぶ。

けれど、彼はまるで時間が止まったように動かない。

催眠にかかったように、私の存在を認識しない。

例えば、ここで押し倒したとしても、私を見てくれるとは限らない。

……むしろ、京ちゃんの中では普通に立っているも等しいのかもしれない。

桃子「なんで、今日に限って!」

桃子「なんで今更見えなくなるっすか!」

それなら、もう私にできることは思いを告げることしかないっす。

どうか、この胸のうちが彼の心に伝わるように。

目の前の私に気づくように。

桃子「ずるいっす、ふざけるなっす!」

桃子「ちょっと経験したらそれでポイっすか!」

桃子「最低っす、最低の屑野郎っす!」

……ちょっとくらい怒ってよ。

私が、こんなにも罵倒してるっすよ?

なのに――なんでこっちを見てくれないっすか。

怒ることも無く、困ることも無く、なんでただ呆然と立ってるっすか。

……ねえ、冗談っすよね?

だって、私見えなくなったことは合っても、認識されなくなったことは無いっすよ?

こうして、目の前でずっと叫んでいて、見られなかったことなんて無いっすよ?

なのに。

どうして、今更。

どうして、今日に限って。

どうして、思いが結ばれてから。

どうして、京ちゃんに。

桃子「……ぅ」

我慢出来ない。

恋は人を幸せにする魔法って言ったやつは誰っすか。

こんなにも、こんなにも、こんなにも苦しいっすのに!

桃子「ぅ……う、うわあああああぁぁぁんっ!」
107 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/20(木) 20:20:32.37 ID:l7Rp1gQl0
桃子「ねえ、冗談っすよね、冗談って言ってくださいっす!」

桃子「ねえ、ねえ、ねえっ!」

ぐいぐいと裾を引っ張る。

でも、京ちゃんはこちらを向かない。

涙が止まらない。

止まるわけがない。

数十分前の私の喜びを返せっす。

本当に返してほしいっす。

その力強い腕で抱きしめて、返して欲しいっす。

桃子「うわあぁん、うわああああぁぁんっ!」

みっともない。

もう高校生っすのに。

こんなに涙を流して。

こんなにも叫んで。

……でも、見てくれない。

桃子「京ちゃん、京ちゃあああぁんっ!」

桃子「私はここにいるっす、ほら、ほら、そんな方向から来ないっす!」

桃子「ねぇ、京ちゃん、こっちを向いてよおぉっ!」

桃子「わああぁんっ、うわあああぁぁんっ!」

それでも見てくれない。

見て、見てよ、見てください、見なさい、見て欲しい、見なければ、見ろ。

桃子「ぐずっ……ずずっ……ひっく」

……認めたくない。

京ちゃんが私を認識できなくなったなんて。

認めたくない。

認めるはずが無い。

桃子「ずずっ……ね、京ちゃんっ……っく……ってば!」

ああ、嗚咽が入ってしまった。

もうまともに喋れない。

桃子「好きっす……ぐずっ……大好きっす!」

桃子「だから私……っず……見て……っく」

桃子「見て……よ、……っく……ぅ……わああああぁぁんっ!」

……ああ、ついに服も握れなくなったっす。

立つこともできなくなったっす。

へにゃりと座り込んじゃったっす。

……それでも、止むわけがないっす。

桃子「わぁんっ、わああああぁぁぁんっ!」

その場で私は思い切り無く。

神様、どうか私を……京ちゃんを元に戻してくださいと。

でも、京ちゃんは決してこちらを向かなかった。
108 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/20(木) 20:21:02.12 ID:l7Rp1gQl0
桃子「……ひっく……ひっく」

一通り泣き終える。

もう涙は枯れ果てた。

でも、嗚咽は止まらないし、悲しみも止まらない。

今日、明日、明後日と過ぎても、止まらないかもしれない。

止まるわけがない。

こんなにも愛しい彼だ。

自分の全てを投げ打ってでも愛し続けたいほど愛しい人なんだ。

なのに、どうして、こんなにも愛しているのに。

桃子「……っく……ぅ」

……でも、見えないものは仕方が無い。

仕方が無いはずはないが、どうしようもない。

どうしようも無いっす。

桃子「……」

漸く力の入り始めた足でかろうじて立ち上がる。

呆然と見つめる彼は、時計を見ていた。

時刻はいくつだろう……そろそろ待ち合わせ時間を過ぎただろうか。

桃子「……」

このままだったら、京ちゃんは一回帰るっすかね?

それとも、電話くらいするっすかね?

電話なら通じるっすかね?

――それでも、私を認識してくれないっすかね?

桃子「……っ」

ぶる、と身震いした。

――そんなこと、耐えられない。

今でさえ、こんなにも、消えてしまいたいほど苦しいのに。

京太郎「……おっそいな……」

京太郎「寝坊でもしたのかな……」

いいえ、私は楽しみすぎて寝付けなかったっす。

クマは何とか隠したっすけど、それでも、寝付けなかったっすよ?

こんなにも楽しみにしていたっす。

桃子「……」

――もしも、このまま彼が私を認識してくれないのなら。

……そうしたら、きっと全世界が私を認識してくれないのだろう。

唯一私を見てくれる彼が見えないっすもん、他人に見えるはずが無いっす。

……それなら、私はどうしようか。

どう、生きていったらいいだろうか。

109 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/20(木) 20:21:33.82 ID:l7Rp1gQl0
桃子「そんなの……っ!」

京ちゃんのいない世界なんて考えられない。

それなら、私のやることは一つじゃないのだろうか。

守護霊のように、彼に付き従い。

喜びも、悲しみも、怒りも、楽しみも、全てを一緒に味わうことしかない。

桃子「……」

耐えられるっすか?

いいや、多分耐えられないっす。

じゃあ、京ちゃんのいない世界に先に行くのと、京ちゃんと一緒にいるのと、どっちがいいっすか?

桃子「……一緒にいたいに決まってるじゃないっすか……っく!」

桃子「ずっとずっと一緒にいたいに決まってるじゃないっすかぁっ!」

ふらふら、と彼に抱きつく。

こうしていると安心する。

……その腕で抱きしめられれば、もっともっと安心するのに。

桃子「……京ちゃん」

決めた。

誰も私を認識してくれないというのなら。

どうせ誰も私を見ないというのだから。

桃子「……ずっと、一緒っす!」

永遠に貴方に付き従います。

一生を貴方にささげます。

桃子「どんなことも一緒に体験して、どんなことからだって守ってやるっす!」

……空元気、空元気。

笑顔でいれば、声を大きくすれば……いつしか楽しくなってくる、から。

だから……だから……っ。

桃子「……」

桃子「……ね、京ちゃん」

桃子「どうせ、私のことには気づいていないっすよね?」

当然、その答えにも反応は無い。

だって、私は存在を認められていないのだから。

桃子「……なら」

桃子「少しだけ……っ」

どうせ、ばれやしない。

どうせ、気づかれやしない。

……だから。

お願い、京ちゃん、一回だけ。
110 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/20(木) 20:22:21.64 ID:l7Rp1gQl0
桃子「……っく……」

嗚咽を漏らしながら、彼の顔をこちらに寄せる。

大丈夫、彼にとっては何も起こっていないも同義っす。

桃子「……」

だから、一回だけ。

お願い、一回だけ。

桃子「……ちゅ」

幸せだった私を、思い出させて欲しいっす。

京太郎「……じゅる」

桃子「!?」

京太郎「じゅ……ちゅぱ……」

え、いや、え、えええ、え、ええ、ええ?

ちょ、なんで下が口の中に入って――

京太郎「……ちゅ……む……んっ」

なんで、抱きしめられて――

京太郎「は……む……んむっ」

なんで、見つめられているっすか――!?

京太郎「……ぷは」

桃子「ぷはっ!」

桃子「ちょっ、京っ、ちゃん、ど、どういうこと……っすか!?」

おかしい。

あれだけ喋っても、話しても、こっちを向いてすらくれなかったのに。

なんでたった一つのキスだけでこんな……っ。

そんな、魔法みたいなこと――。

京太郎「ああ」

京太郎「冗談でしたー」

……きっと涙の跡が面白いほど残っているはずの私に。

軽く笑って、彼は答えた。

桃子「……」

京太郎「いやー、大変だったぜ、認識しないふりをするのはさ」

京太郎「俺って演技派だろ……どう?」

桃子「……」プルプル

京太郎「……モモ?」

桃子「ふ……ざ、けるなっ、っす!」

……ああ、止まったと思ってたのに。

水分がどんどんと消えていくっす。
111 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/20(木) 20:24:58.86 ID:l7Rp1gQl0
桃子「どれだけ、辛くて、怖い思いしっ、たと思っ、うっ、すか!」

桃子「どれっ、ほどいた、かった、と思ってる、っすか!」

ぼろぼろと、ぼろぼろと。

桃子「どんなに、悲しか、った、と、思ってる、っすか!」

桃子「ふざっ、ふざけ、ふざ、ふざけるな、っす!」

京太郎「……モモ」

どんどんと彼の胸を叩く。

今までの私の不満と不安をすべてそこに込めて。

どん、どん、と。

桃子「っく、どれ、だけ、っ、つらい、と!」

桃子「この、途方にくれっ、ていた、気持ちが、京ちゃ、んっ、にわかる、っすかっ!」

京太郎「……ゴメンな」

京太郎「きりのいいところでやめようとは思ってたんだけど……思いのほかモモが可愛いくて」

桃子「人の泣き、顔をっ、可愛い、なんてっ、そんな、性質の悪っ、いこと、言うな、っす!」

京太郎「……それに、モモの俺の愛しようを聞いていると、嬉しくなってさ」

桃子「――っ!」

京太郎「ごめんな」

ふわり、と彼の腕がぽんぽんと叩く私の体を包む。

やはり暖かくて、やはり気持ちが良くて、やはり愛しい。
112 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/20(木) 20:25:44.57 ID:l7Rp1gQl0
桃子「……許さないっす」

京太郎「……」

桃子「絶対に、っ、許さない、っす!」

桃子「どんなに、私が――っ!」

桃子「――許さないっす、絶対に許さないっす!」

桃子「私といっぱい遊んでも、私にチョコ買ってくれても、私に可愛いって言ってくれても、私とキスなんかしちゃっても!」

桃子「絶対、絶対、絶対、絶対許さないっす!」

桃子「だから、京ちゃんは私に許してもらうようがんばるべきっす!

桃子「どんなことをしてでも私を喜ばせて、幸せにして、許してもらうようにがんばるべきっす!」

桃子「京ちゃんが他の人を好きになっても、私は絶対許さないっす」

桃子「京ちゃんが、私に許してもらえる前で、私から離れることを絶対、絶対、絶対、絶対、許さないっす!」

桃子「私は、絶対、京ちゃんを許さないっすけど!」

……なんでだろ。

こんなにも怒ってるのに。

こんなにも嬉しくて。

……前よりも彼に甘えてしまいそうな。

なんでだろう。

桃子「いいっすか、絶対許さないっすからね!」

京太郎「……了解」

京太郎「俺の全力を尽くして、お前を楽しませてやるよ」

桃子「絶対許さないっすけどね!」

桃子「いーっだ!」

京太郎「……くす」

桃子「何笑ってるっすか!」

京太郎「いや、モモは可愛いなって」

桃子「……っああ、もうっ!」

桃子「ほら、私に許してもらえるために、いっぱいエスコートするっす!」

京太郎「了解です、お姫様」

京太郎「んじゃ、まずは手を繋ぐか」

桃子「……ふんっ!」

ぷい、とそっぽを握って私は彼の手を握った。

……どうかこの手がもう二度とは慣れることの無いように、と祈って。

どうせなら肘まで祈ろうと思って。

どうせなら腕まで祈ろうと思って。

……彼に抱きつきながら私は歩いていた。

京太郎(……計画通り)

桃子「だから、何笑ってるっすか〜〜〜〜っ!」



おしまい
113 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/20(木) 20:27:51.94 ID:l7Rp1gQl0
>>91 京ちゃんがヤクザになっちゃったね(白目)

>>98 そもそも鶴賀にちっちゃなおもちがあまりいないのが大きい。

>>99 出来ますよー


今日本編出来ないので、これで終了です、済まぬ。
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 21:04:26.50 ID:JZnYbK0Go
下が入って→舌が入って
もしくは下に入って
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 21:11:37.30 ID:2UjQycOHo
京太郎にかなりゲスなことされたはずなのに、離れられないモモかわ
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 21:15:07.94 ID:K6umSU1U0
乙ー

やはりモモは依存が似合うね
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 21:33:17.07 ID:zH5NoDKIO
京ちゃんの下(のもの)がモモの口に入る?(難聴
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 23:10:03.56 ID:YuSWbhv9o
一瞬腕と肘を折ったのかと……
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 23:22:25.97 ID:rSyTDzBbo
私に許してもらえる前で

は慣れる
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 23:51:10.33 ID:FKisbfOaP

ニヤニヤしながら読んでた
でも認識しない振りじゃなくて、絶望させたままが良かったなぁ
諦め切れずにストーカーしつつあれやこれやいろんな手段を試みるも無残な結果
そして絶望しきって自らこの世を去る
・・・ゾクゾクしてきた
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 23:53:37.03 ID:Hlm8Q/aVo
それもう狡猾な罠じゃねえよ
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 00:19:48.80 ID:yPtNgtdao
くっさい妄想をこんな所で垂れ流すな
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 00:26:17.09 ID:oKnjDA950
・・・ゾクゾクしてきた→異常性癖な俺カッケーww
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 00:31:57.40 ID:vc1XC+D6o
さすがにここまで来ると気持ち悪い
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 00:34:47.31 ID:jGAJ7zkco
さすがに引く
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 00:52:36.65 ID:MHVU60seo
気持ち悪いからROMってろ
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 00:58:27.27 ID:fWxSZcJ5o
これが末尾Pか…
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 01:52:21.41 ID:nlTT4e5s0
ふんどしつけた風の妖精がそっち行ったぞ
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 06:35:09.98 ID:BUAh7AuDP
不快にさせてしまってすみません
以降ずっとROMで通します
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 08:06:19.25 ID:eGQk8eJco
とりあえず他人のトラウマで遊ぶ京太郎がゲスなことに変わりないな
親しき仲にも礼儀ありというかなんというか
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 08:36:06.71 ID:L8d1yrHW0
>>102
×泡ずっぱい→甘酸っぱい
かな?
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 11:51:49.98 ID:/tTkFFkAO
>>131
あわあわが見てる
133 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/21(金) 22:41:27.06 ID:s/Ct7O9z0
>>114、119、131、毎度毎度誤字すいません。

京子ちゃんが出ているスレがあるなんて知らなかった、わぁい!

猫叉3rdアルバム決定だ、いやっほう!
ビタミンポップとClumsy thoughtsが入りますように。


はじまるでー
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 22:45:49.95 ID:A/NsUlQro
さあお城に行こう(ゲス顔)
135 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/21(金) 22:47:22.67 ID:s/Ct7O9z0
桃子「……っと」

桃子「えーっと……これで、私達は恋人同士っすよね……?」

京太郎「ん……ああ、そうだな」

京太郎「今ならあのアクセサリ屋にいくとペアルックで半額になるぜ」

桃子「ついでに、あの占い師の叔母さんにも報告しに行くっす!」

京太郎「やめてください」

桃子「……でも、恋人か……」

桃子「……んー」

ぴ、と顎に指をあてて考える素振りを見せる。

桃子「……恋人ってどうしたらいいっすか?」

京太郎「どうしたらって……」

いや、恋人になりたいって言ったのはモモの方なのに。

……それを了承したのは俺だけど。

京太郎「……んー」



1、……やっぱり、キス、とか?
2、まあ、いつもどおりでいいんじゃねぇの?
3、あのお城みたいなところに行こう(ゲス顔)

>>136-140
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 22:47:36.52 ID:VNujhUN1o
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 22:47:37.35 ID:dBu4tyCho
ピンクキャッスル? (難聴)
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 22:47:44.67 ID:rldFtPPto
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 22:47:56.32 ID:jGAJ7zkco
2
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 22:47:58.62 ID:TQ8vS1BR0
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 22:48:21.05 ID:dBu4tyCho
すんません2で
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 22:53:16.46 ID:fWxSZcJ5o
このスレにゲスはおらんのか(驚愕)
143 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/21(金) 22:57:59.52 ID:s/Ct7O9z0
あんだけいっておいて誰もお城にいかないじゃないですかー!
まあ、言ってたら病み度上がってましたけど。


京太郎「……まあ、いつもどおりでいいんじゃねぇの?」

桃子「いつもどおり……っすか?」

京太郎「ああ、いつもどおりだよ」

いつもどおり。

別に無理に変わろうとする必要なんか無い。

変に性格を変えたらそれこそ恋にこいしているような門じゃないのだろうか。

……あれ、ちょっと違う?

桃子「……でも」

桃子「恋人になったからもっと特別なこととか――」

京太郎「別に恋人になったからって俺らが変わるわけでもないだろ」

桃子「いや、まあ、そうっすけど――」

京太郎「例えばさ、高校から中学に上がる時、そんな無理やり性格変えたか?」

桃子「風の噂で臆病だった子がある高校の頂点にのし上がったって話は聞くっす」

京太郎「そんな間違えすぎた高校デビューはいいから」

京太郎「モモの話だよ」

桃子「私……」

桃子「……そうっすね、性格は変わってないと思うっす」

桃子「環境は激変したっすけど」

くすり、と微笑む。

とくんと胸がはねる。

恋の弊害か、特典か。

京太郎「……そんなもんなんだよ」

京太郎「恋人っていう称号に俺たちを当てはめるんじゃなくてさ」

京太郎「俺たちの姿こそが恋人という称号にすればいいんだよ」

桃子「……おお」

桃子「……なんか格好いいこと言ってる風っす」

京太郎「いやいや、これは格好いい言葉なんだよ」

桃子「自画自賛っすか」

京太郎「この台詞を言ったキャラが格好いいって言われてたからな」

桃子「漫画の中の話っすか!?」

桃子「ちょっと感動した私を返せっす!」

もう、と頬を膨らませる。

そんな反応をしてくれるのなら、わざわざ逃げなくても良かったのかもしれない。

……いや。

……だって、こんな恥ずかしいこと考えたなんていいたくねぇし。
144 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/21(金) 23:03:48.27 ID:s/Ct7O9z0
……なんて風に、モモの評価を気にするようになったのもきっと恋の所為。

性格が変わらないなんて思わず言ってしまったけど、本当にそんなことが出来るのだろうか。

京太郎「……ともかく」

京太郎「いつもどおりの俺たちでいればいいんだよ」

京太郎「モモだって明確に何かがしたいわけじゃないんだろ?」

桃子「……むぅ、まあそうっすけど……」

桃子「……いや、一つだけあったっす!」

京太郎「ん?」

彼女の頭に豆電球が見えた気がした。

京太郎「……どういうこと?」

とりあえず聞き返す。

よっぽど変なことだったら流石に了承しないが、そこはモモだ、安心は出来る。

なんだかんだ常識人だし。

……常識人だよな?

桃子「えっとっすね……」

もう一度俺に近づく。

さっき見たく、抱き疲れるのだろうか。

桃子「こうっす!」

案の定彼女は腕を広げてこちらに伸ばした。

……しかし狙うものは腰よりももっと細い。

桃子「ぎゅっ!」

京太郎「いや、声に出すなよ」

桃子「いいじゃないっすか、そういう気分なんっすよ!」

どんな気分だ。

……さて、結局彼女のしたかったこととは、こうして俺の腕に抱きつくこと。

文字通りの意味である。

京太郎「……」

……むにゅ、と柔らかい感覚がする。

そういえば、モモっておっきかったよな、何とは言わないけれど。

……。

……ゴクッ。

桃子「そんなわけで、こうしてデートしたいっす!」
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 23:05:59.62 ID:Kcd3w5mW0
門になってる
146 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/21(金) 23:10:59.40 ID:s/Ct7O9z0
京太郎「……こうして?」

桃子「こう、ぎゅむーってして!」

余計に力強く握られる。

というか、包み込まれる。

何にとは言わないけれど。

京太郎「……」

京太郎「……なあ、モモ?」

桃子「嫌っすか?」

桃子「漫画で見たことあったから、やってみたいな――って思ったっすけど」

京太郎「ああ、なるほど……」

……確かに、こういうシーンはよくあるわな。

京太郎「……」

ハーレム系主人公ってすごい。

だってさ、これくらいなら何も感じないんだろう?

適当にあしらえるんだろう?

桃子「……京ちゃん?」

いや、本当破壊力やばいですってこれ。

なんかもう、やばいですって。

話が耳に入らなくなるほどやばいですって。

桃子「……ダメ、っすか?」

京太郎「ああ、いや……」

京太郎「……お」

京太郎「狼に気をつけてくれるなら……」

桃子「この現代社会のどこに狼がいるっすか!?」

京太郎「すぐ傍に」

桃子「きゃっ!」

更に強くなる。

畜生、墓穴を掘った。

なんていうか、コアラみたいだ。

抱きついて、離そうとしないところとか。

京太郎「……」

桃子「?」

京太郎「いや……それじゃ、行くか」

桃子「!」

桃子「はいっす!」

逃れられないなら受け入れるしかない。

……というか、慣れるしかない。

どうせ、今日一回で終わりってわけじゃないだろうから。


どこに行く?
>>149
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 23:11:58.09 ID:rku2leleo
東横宅
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 23:12:13.43 ID:VNujhUN1o
ボーリング
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 23:13:48.92 ID:jGAJ7zkco
バッティングセンター
150 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/21(金) 23:21:36.33 ID:s/Ct7O9z0
京太郎「……で、しばらく歩いてみたわけだが」

桃子「見事に皆避けて歩くっすね」

京太郎「きっと俺たちのラブラブオーラにあてられたんだな!」

桃子「そうっすね、えへっ!」

乗ってくれるとは思わなかった。

いや、本当にみんな複雑な表情をして俺達から遠ざかる。

……というか、すっごい羨ましそうな表情をして。

桃子「ね、京ちゃん、京ちゃん、あれ見てっす!」

そりゃ、こんな美少女が俺の腕にくっついてらっしゃったら、そんな顔にもなるのだろうか。

京太郎「……」

桃子「私じゃなくて、あっちっす!」

京太郎「モモって可愛いな」

桃子「……おぉぅ」

桃子「いきなり言われると何か来るものがあるっすね……」

京太郎「モモって超可愛いな!」

桃子「そうすると何か胡散臭くて何も来なくなるっす」

京太郎「真実を言ったまでなのに」

桃子「そういうこと言うからいけないっすよ!」

桃子「もっとこう……彼女が喜びそうなことを口にするっす!」

京太郎「モモって可愛いな!」

桃子「何も変わってないじゃないっすか!」

京太郎「嬉しくないのか?」

桃子「さいっこうに嬉しいっす、どうもありがとうっす!」

――しかし何も変わらない。

距離が物理的に近づいたとはいえ――きっと精神的にも近づいているけれど。

間に入る会話は何も変わらなかった。

変わらないでいようっていったのは俺だけど。

京太郎「……くす」

桃子「ふふっ……」

だけど、さっきよりもほんわかとした気分が俺達を包んだ。

騒がしいだけから、少しおとなしくなったような気分。

桃子「……あ」

京太郎「どした?」

桃子「私、あれ行って見たいっす」

唐突にモモが指を指した先にあるのはバッティングセンターだった。
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 23:26:55.98 ID:VNujhUN1o
周りの人はモモ見えてるのか
152 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/21(金) 23:29:50.73 ID:s/Ct7O9z0
>>151 普通に歩いている中、恋人に抱きつきながら歩くって目立つから(震え声)


桃子「というわけで、がんばるっす!」

京太郎「モモがやるのか」

桃子「ダメっすか?」

京太郎「……意外だなって」

すっごい勝手なイメージだけど、スポーツとかしなそうな顔している。

どんな顔だよ。

桃子「ふふん、舐めないでくださいっす」

桃子「私、わりとこういうところに来るっすよ?」

京太郎「あ、そうなんだ……やっぱり意外だな」

桃子「だって、機械だったら私を感知してくれるっすから!」

前言撤回。

モモらしい答えでした。

京太郎「……」

京太郎「……キャッチボールくらいなら付き合ってやるからさ」

桃子「本当っすか!?」

桃子「……っし、俄然やる気出て来たっす!」

軽いバットを握ってモモはスクリーンと向き合う。

京太郎「……」

しかし、見ているというのも暇だ。

彼女の服装的に、チラリズムが見えることもなげふんげふん。

京太郎「がんばれー」

桃子「勿論っす!」

桃子「さ……かかってこいっす!」

……そして、一球目が投げられる。

モモはそれを普通に打ち返す。

桃子「ふふん、こんなもんっすか!」

二球目が投げられる。

同じく、容易く打ち返す。

桃子「私を舐めたのが運の尽きっすね!」

三球四球五球と、どんどんと打ち返していく。

桃子「どうしたっすか、その程度の実力っすか!」

桃子「リトルリーグにでも帰れっす!」

桃子「へいへい、ピッチャービビってるっす!」

そのたびに挑発しているモモを見ていると、いたたまれない気持ちになってきた。

……きっと、本当にこうしてやっていたんだろうな、と。

……。
153 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/21(金) 23:36:49.40 ID:s/Ct7O9z0
桃子「……いやー、すっきりしたっすねーっ!」

京太郎「……モモ」

桃子「へ……ぇっ!?」

そして、二十球打ち終えた後、こちらに戻ってくるモモに俺は抱きついた。

桃子「ちょ……っ、京ちゃん!?」

桃子「確かにここには人いないっすけど……」

京太郎「モモ……」

京太郎「もう頑張らなくてもいいんだ、モモ……」

桃子「……いや、何の話っすか?」

京太郎「もう無理しなくてもいいんだ……っ!」

桃子「だから何の話っすか!?」

ああ、涙がこぼれそうだ。

否、もう泣ききったのだから流れるものなんて無い。

あるのは、彼女に対する同情と愛情。

京太郎「もうこんなところに来る必要はないんだ」

桃子「店員さんにすっごい失礼っすね!?」

桃子「……えっと、なんで来たらダメなんっすか?」

京太郎「強がらなくていいんだ、もう……」

桃子「だから何の話っすか!?」

京太郎「……俺が、いるから……っ!」

桃子「京ちゃんの中ではどういったサクセスストーリーが進んでるっすか!?」

京太郎「……」

もう一度、強く抱きしめる。

その弱弱しい肩を包み込むように。

桃子「……で、抱きつく口実はできたっすか?」

京太郎「!?」

桃子「……」

京太郎「……」ダラダラ

やべぇ、ばれた。

くそう、このまま押し通せると思ったのに。

桃子「……もう、仕方ないっすね」

……かといって、恋人になった彼女がそれを拒むこともなかった。

桃子「……おかしいっす、今日は抱きついてばっかりっす」

京太郎「俺も抱きつかれてばっかりだな」

桃子「だから、こうして抱きついているっすか」

京太郎「いや、なんとなく抱きつきたくなっただけ」

桃子「どんな変態っすか」

京太郎「うるせぇ、モモだって抱きつきたい〜……っていったくせに」

桃子「私変態っすもん」

京太郎「開き直った!?」
154 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/21(金) 23:42:23.54 ID:s/Ct7O9z0
桃子「……っと」

桃子「そろそろ十分っすね」

京太郎「といいながら腕から離れないモモであった」

桃子「十分なのは京ちゃんの方っす!」

京太郎「俺の体調まで理解してるのか」

桃子「恋人っすから!」

桃子「……恋人……ふふ」

京太郎「きゃー、変態さんが笑ってるー」

桃子「がおー、食べちゃうっすよー……」

京太郎「……や、優しくお願いします」

桃子「チェンジ」

京太郎「ひでぇ!?」

桃子「冗談っす!」

京太郎「冗談にならないからマジ勘弁してください」

一日で恋人チェンジとかもうギネスにのるレベルじゃないだろうか。

桃子「……さて」

桃子「京ちゃんはやってくっすか?」

京太郎「いや、そろそろ帰ろうぜ」

京太郎「時間も時間だし、さ」

具体的には五時の鐘がなる頃。

烏が鳴くから変える時間。

桃子「む……物足りないっすね」

京太郎「結構あそんだじゃねぇか」

桃子「いや、確かにそうっすけど……」

桃子「……恋人になってからの遊びが短くて」

桃子「何か物足りないっす」

京太郎「……」


1、……仕方ねぇな(夕方安価消滅)
2、ほら、俺にも色々あるから……さ
>>158
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 23:42:45.05 ID:Z0GYcc3Jo
1
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 23:43:00.76 ID:TQ8vS1BR0
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 23:43:45.30 ID:dBu4tyCho
1
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 23:43:45.92 ID:rku2leleo
1
159 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/21(金) 23:51:10.18 ID:s/Ct7O9z0
京太郎「……仕方ねぇな」

桃子「!」パァ

京太郎「いや……でもな」

桃子「……」シュン

京太郎「……それでも、やっぱり」

桃子「!」パァ

京太郎「だけど……」

桃子「……」シュン

面白い。

こういう表情の変化が激しい人って見ていて飽きない。

京太郎「……ん」

京太郎「それじゃ、次はどこ行く?」

桃子「!」パァ

そして、最終的に笑顔に落ち着いた。

叔母さんには……まあメールしておけばいいだろう。

桃子「だ、大丈夫っすか!?」

京太郎「大丈夫だよ」

ちょっとくらい。

……少し楽観視しすぎだろうか。

しすぎだろう。

だって――。

京太郎「……いや」

桃子「え、ダメなんっすか!?」

京太郎「ああ、違う、今の俺の独り言だから!」

京太郎「不肖須賀京太郎、モモのためならどこへだってついていくぜ!」

桃子「おおっ、格好いいっす!」

京太郎「どやぁっ!」

桃子「前言撤回っす!」

京太郎「ひでぇ!」

……うん。

あと45日もあるんだ。

45日もあるんだから。

……。

桃子「えっと、っすね、それじゃ私――」

それなら、一日くらい大好きな人のために使ったっていいじゃないか。



どこに行く?
>>163

風呂入ってくるので、ちょっと休憩
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 23:53:05.73 ID:xetNUMCHo
カラオケ
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 23:53:22.15 ID:Z0GYcc3Jo
カラオケ
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 23:53:46.25 ID:/gYFdaT40
カラオケ
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 23:54:00.78 ID:/MSCamL80
須賀家
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 23:54:07.05 ID:TQ8vS1BR0
カラオケ
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 23:56:54.44 ID:hYjATK7io
まだ45日もあるのかww
166 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/22(土) 00:03:49.72 ID:h1ZkfgJ80
休憩はもうちょっと先送りになりました



桃子「京ちゃんの家に行きたいっす!」

京太郎「……へ?」

桃子「須賀京太郎君の家に行きたいっす!}

京太郎「いや、そこじゃなくて」

京太郎「……俺の家?」

桃子「はいっす!」

京太郎「……なんで?」

桃子「人の家に行くのに理由が要るっすか?」

京太郎「いや、要るだろ」

遊びたいだとかだって立派な理由だし。

なんとなく、とかいってこられてもこっちが困る。

桃子「……わかってないっすね、京ちゃん」

桃子「いいっすか、今の私達の状態を言ってくださいっす」

京太郎「恋人」

桃子「もっと大きな声で」

京太郎「恋人!」

桃子「……改めて言われると、恥ずかしいっすね///」

京太郎「このセンター中に聞こえるくらい大声で言った俺の方が恥ずかしいわ」

桃子「いいこいいこ」

京太郎「……ぐぬぅ」

頭を撫でられておとなしくなる。

俺もモモも単純だった。

桃子「……で、私達は恋人じゃないっすか」

京太郎「ああ、そうだな」

桃子「……なんか、何も変わらないっすけど、恋人じゃないっすか」

京太郎「そうだな」

桃子「で、恋人の私達っすよ?」

桃子「……家族に報告しなくてどうするっすか?」

つまり、俺の叔母さんに報告しに行きたいのだろうか。

それなら別にモモの家でもいいと思うが。

桃子「あと、個人的に京ちゃんの家に遊びに行きたいっす、久々に!」

……まあ、そっちがメインなんだろうなぁ。

やけにモモの目が煌いている気がする。

京太郎「……わかったよ」

桃子「やった!」

京太郎「叔母さんに聞いてみるから、ちょっと待ってろ」

桃子「踊ってた方がいいっすか?」

京太郎「その舞うじゃなく」
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 00:05:58.97 ID:lO6IM8KAO
恋人同士の男女が家に……

ふぅ……
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 00:08:18.14 ID:AzxDoQv9o
>>167
はえーよ
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 00:09:59.20 ID:0TeCHn/B0
ちょっとだけ須賀家(跡)にしようか迷ったよ
170 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/22(土) 00:10:32.43 ID:h1ZkfgJ80
簡単に許可してくれた。

簡単に許可しやがった。

桃子「ぎゅむー」

だから、叔母さんの家に向かう。

相変わらず、モモは右腕から離れない。

モモ使いのキョウタロウが現れた!……って気分だ。

京太郎「……」

そして、こっちもこっちでそろそろ慣れてしまった。

その胸の間に腕を挟まれる感覚に。

いや、例えばあったかい気持ちとかは止まることなくあふれ出ているけれど。

羞恥心だけはどこか遠くに飛ばしてしまった。

こうしてバカップルは出来ていくのだろう。

京太郎「……」

桃子「?」

桃子「どうしたっすか?」

京太郎「いや……」

俺達はまだバカップルじゃない。

……よな?

桃子「……っと、ついたっすよ!」

京太郎「……ああ、本当だ」

バカップルではない証拠を脳内で探しているとモモに腕を引かれる。

彼女の指の先に、確かに家があった。

京太郎「……」

どくん、と胸がなる。

自分の家に帰るだけなのに。

……そりゃあ、恋人報告なんだから。

緊張しないほうがおかしい。

京太郎「……」

でも、ま、いつかは告白することなんだし。

立ち止まっていてもしょうがないか、と一歩踏み出す。

桃子「……」

また、腕をひかれた。
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 00:10:48.60 ID:/ig5EiSl0
この二人の勢いだったらヤリかねない
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 00:13:18.47 ID:ciyCH616o
付き合う前からバカップルだっただろいい加減にしろ!!
173 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/22(土) 00:18:53.47 ID:h1ZkfgJ80
京太郎「……モモ?」

見れば、モモはその場所から一歩も動いていない。

桃子「……いや、ちょっと待ってくださいっす、ちょ〜っと待ってくださいっす!」

桃子「あれ、なんすかこれ……おかしい、おかしいっす……う〜む……」

京太郎「どうしたんだよ?」

桃子「ああ、えっと」

桃子「……体、動かなくなっちゃって……」

京太郎「……はぁ!?」

桃子「いや、だって、ダメって言われたら……って思うと、怖いっすもん!」

京太郎「大丈夫だって、うちの叔母さんだったら適当にセクハラしながら認めてくれるから!」

桃子「そうかもしれないっすけど、でも、ダメって言われたら……って!」

桃子「消えないっすもん、この不安!」

桃子「100%不安っすよ、もうっ!」

京太郎「いや、提案したのモモだからな!?」

桃子「それはこれ、これはそれっす!」

京太郎「普通に繋がってる!?」

かたくなにモモは動こうとしない。

京太郎「大丈夫だって、モモ、ほら!」

桃子「……いや、理性は大丈夫だっていってるんっす」

桃子「本能が怖がってるっす」

桃子「どくんどくんって心臓がなるたびに、体が震えて、動けなくなるっす!」

……さっきまでの威勢はどこへいったのか。

その気持ちはわからなくないでもないけれど。

……例えば、親が認めてくれなくても、俺はモモとこうして交際を続ける気は満々なのだけど。

きっとそういう意味じゃないんだろうな。


1、……いつか言うんだったら、どうせ今言おうぜ?
2、……んじゃ、また今度だな。

>>176
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 00:19:27.92 ID:URLKCgL+o
1
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 00:19:37.99 ID:lO6IM8KAO
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 00:19:40.47 ID:5YsqybrZ0
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 00:19:54.61 ID:iS50ACj70
178 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/22(土) 00:26:56.53 ID:h1ZkfgJ80
なんか文法がおかしなことになってるじゃないですか、やだー!


京太郎「どうせいつか言うんだったら、今いおうぜ?」

桃子「……まあ、そうっすけど」

桃子「でも……ほら」

桃子「京ちゃんの家の事情が――」

……借金、か。

そうか、そういうのがあったら普通こうして交際しないはずだもんな。

それは不安にもなるかもしれない。

確かに、相手が認めてくれても、そんな状況にある両親が認めるとは限らないだろう。

普通なら。

京太郎「……」

……でも。

それなら。

それに迷っているのなら――。

京太郎「それこそ大丈夫だ」

叔母さんは俺が普通の学園生活を過ごすことを望んでいる。

恋人になるのは、普通の学園生活か、否か。

そんなの決まっている。

……だから、心配なんてほとんど無いようなもんなんだけど。

勿論、それが彼女に伝わることは無い。

京太郎「……モモ」

桃子「……わかってるっす」

桃子「もうちょっと……」

と、一歩を踏み出そうと躍起になっているモモの胸から腕を抜き出す。

……そのとき手の平に感じた感触を、俺は一生忘れない。

さて、その余韻に酔いしれている暇は無い。

ほら、案の定不安そうな顔をしているじゃないか。

京太郎「ほら、モモ」

だから、俺は彼女の空いた手の平を握る。

依存されるわけじゃなく。

俺が導く繋がり方。

京太郎「一緒に行こうぜ」

桃子「……」

京太郎「俺達は恋人なんだからさ」

桃子「……うん!」

ぐい、と彼女の腕を引く。

まるで石造のようだった彼女がいとも容易く俺の隣に並んだ。

そして、そのまま、妙な緊張を胸に秘めたまま家の扉を開いた。
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 00:31:18.62 ID:yUTf/OPNo
石造
180 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/22(土) 00:33:22.83 ID:h1ZkfgJ80
京太郎「ただいま」

桃子「えっと、こんにちはっす!」

叔母「おう、お帰り、んでこんにちは」

すぐに叔母さんが迎えに来る。

人がいないから。

休憩しているわけでもなく、本当にたまたま人がいなかったからこうして俺達の元にやってきた。

叔母「えっと……遊ぶんだよな」

京太郎「そうだけど……えっと、その前に」

叔母「ん?」

……ふ、と彼女に視線が落ちる。

その先には、繋がれた腕。

叔母「……ふーん」

顔を上げた叔母さんはニヤリと笑っていた。

なんか全てを悟ったように。

悪戯っぽく笑っていた。

叔母「……言いたいことがあるんだな?」

桃子「え、あ、はい、そうっす!」

叔母「そうかそうか……うん」

叔母「……んじゃ、聞いてやるよ、どうせ暇だからな」

からから笑いながらそういう。

そして、黙りこくって俺達の方をじっと見た。

ニヤニヤ顔は止まらない。

京太郎「……」

ああ、もう絶対気がついているよ、この人。

くっそ、なんかむかつく。

桃子「えっと……っすね」

桃子「その……」

桃子「……あとは頼んだっす」

京太郎「はやいな、おい!?」

叔母「いいじゃねぇか、いつだって女を支えるのは男だぜ?」

京太郎「支えてもらう人もいn――」

叔母「――何か言ったか?」

京太郎「いえ、何も」

叔母「ならいい」

叔母「ほら、早くしろよ、客が来るだろ?」

京太郎「……」

すぅ、はぁ、すぅ、はぁ。

うむ、やっぱり羞恥心なんて消えるはずが無い。

くそう、全部俺に押し付けやがって。
181 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/22(土) 00:42:20.99 ID:h1ZkfgJ80
京太郎「……えっと」

京太郎「ええ……ああ……本日は晴天なり」

叔母「茶番はいいから」

京太郎「……」

どうして、気づいている人間に言わなければいけないのか。

ああ、もう、そんなわかりきった顔で俺を笑うな。

京太郎「……単刀直入に言うぜ?」

叔母「おお、かかってこい」

京太郎「俺とモモ、付き合うことになった」

桃子「〜〜〜〜〜〜〜っ!!///」

自分とモモを指差して、本当に端的にそう言った。

隣でモモが赤くなっていたが、きっと俺も負けていないはずだ。

まるでここだけ夕焼けが差し込んだようになっているはず。

叔母「ははっ、おめでとさん」

叔母「祝福してやるよ」

京太郎「ん、サンキュ」

桃子「〜〜〜」

桃子「……?」

桃子「……あ、あれ?」

モモは表紙抜けしたように眼をぱちくりとさせた。

だからいったじゃないか、心配する必要は無いって。

叔母「そんな可愛い嫁だ、大事にしろよ?」

桃子「よ、嫁!?」

京太郎「気が早ぇよ」

桃子「気が早いって……そ、そういう気があるってことっすか!?」

京太郎「いや、それは言葉のあや」

桃子「あ……ああ、そ、そうっすよね!」

桃子「よかっ……いや……あれ?」

叔母「……それで終わりなら、後は部屋でやれって」

叔母「いつ客が来るかわからねぇんだからさ」

京太郎「ああ、それもそうだな」

……そういう意味でも単刀直入に言ったのは間違いではなかった。

京太郎「んじゃ、行こうぜモモ」

桃子「確かに嫁じゃないけど……でも、なんか否定されるのも――」

ぶつぶつと呟くモモを引っ張って、俺は、俺達は俺の部屋へと向かった。

叔母「……」

叔母「……恋人、か」

叔母「京太郎のためにも……がんばるか」


叔母さんが更に頑張り始めます、バイトにおける賃金、叔母さんの一日の習得金額が増えます。
ただし、叔母さんの習得金額は失敗率も上がりました。
そんなわけで、叔母さんの今日の習得金額>>185×700(7の倍数でマイナス)
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 00:43:47.51 ID:ciyCH616o
おまかせあれ!
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 00:43:58.45 ID:iS50ACj70
ほう
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 00:44:05.82 ID:+uOoJce/o
おまかせあれ!
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 00:44:13.62 ID:WjPV0YERo
おまかせあれ!
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 00:44:13.92 ID:JPtWyzKMo
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 00:45:05.32 ID:ciyCH616o
大天使イチタリナイ
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 00:45:22.78 ID:Zs99hSSpo
みんな幸せにしたい
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 00:46:08.39 ID:pXY2EgdD0
京ちゃんの嫁はわた……咲さんがいるからしょうがないね(ニッコリ
190 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/22(土) 00:46:50.02 ID:h1ZkfgJ80
62*700=43400 返済ボックス133.500→176,900

それじゃ、本日はこれでしゅーりょー


誤字しましたし、何か書きます>>195
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 00:48:08.80 ID:iS50ACj70
狡猾な罠部長編
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 00:48:08.94 ID:lO6IM8KAO
モモとポッキーゲーム
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 00:49:15.55 ID:cQfCcF94o
狡猾な罠姫様
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 00:49:17.70 ID:WjPV0YERo
恋人の借金をなんとかしようとするモモ(意味深)
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 00:49:20.83 ID:5YsqybrZ0
宮守にて京太郎の狡猾な罠






などお見通しの塞さんの狡猾な罠
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 00:49:35.24 ID:Dq3ydfNvo
智美と祭りへ行くぞ
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 00:50:44.02 ID:85Eahm7i0
咲と車椅子
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 01:36:35.42 ID:48p7C3/Y0
>>197
闇の書とか持ってそうな咲さんですね
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 01:41:47.10 ID:NIpDx0bio
鶴賀スレなのに誕生日を祝われなかったゆみちんの切ない一日
200 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/22(土) 02:06:56.99 ID:h1ZkfgJ80
〜狡猾な罠、宮守へ塞「待たせたな!」〜



胡桃「京太郎君、知ってる?」

胡桃「今日……世界滅亡の日なんだよ」

京太郎「ああ……何かの文明の予言でしたっけ?」

豊音「そうだよー……」

豊音「うぅ……今日で世界が終っちゃうなんてちょーさみしーよー」

エイスリン「ヒトメデイイカラ、モウイチドカオヲミタカッタ……」

塞「……どこで覚えてきたのさ、それ」

エイスリン「ドラマ!」

胡桃「そういうの影響悪いから見ちゃダメだよ」

エイスリン「?」

白望「……」

なんだかしんみりムードがあたりを埋め尽くす。

仕方ない、だって今日が地球最後なんだから。

ってことは人類も最後だろうし、この楽しい時間も最後だろうから。

胡桃「でね、京太郎君」

胡桃「なんでも、その滅亡時刻は丁度日付の変わる頃なんだって」

京太郎「……つまり、明日になる瞬間ってことですか」

豊音「そうなるねー」

豊音「……わわっ、もう三分もないよー!」

白望「……今日、最後なら」

白望「みんなで一緒に入れてよかった……かも」

エイスリン「!」

エイスリン「ワタシ、モ!」

胡桃「うん、私も」

塞「ずっと皆一緒にいたんだもんね〜」

豊音「死んじゃうのは嫌だけど……でも、みんなと一緒なら、まだ、まし、かな、えへへ」

京太郎「……まあ、そうですね」

ほう、と呟く。

しんみりした空気にほんの少しだけ灯りがともされた。
201 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/22(土) 02:07:41.98 ID:h1ZkfgJ80
胡桃「……あと、ちょっと」

白望「……京太郎」

京太郎「ん、どうしました?」

白望「……肩、借りる」

シロは左肩に寄り添った。

どこか震えているように見える。

エイスリン「……」

次に、無言でエイちゃんが右肩に寄り添う。

ぎゅぅ、と握る手はいつもと違って弱弱しかった。

胡桃「……ね、京太郎君」

胡桃「充電、して?」

次いで、胡桃が前に座った。

その表情には胡桃らしくない怯えが見えた。

豊音「……京太郎」

豊音「ちょー、こわい、よー」

そして、後ろから豊音が抱きつく。

涙がほろりと流れていた。

塞「……あははっ、京太郎君、人気者だね」

京太郎「……みんな」

京太郎「不安なんですよ」

胡桃「だってだって、地球の滅亡だよ!?」

豊音「いたいのかな……苦しいのかな……」

エイスリン「……」カキカキ

白望「……どうせなら楽に、だって」

エイちゃんの書いた笑顔の天使にそんな意味が込められてるとは。

塞「……私も、甘えちゃっていいかな――っと思ったけど」

塞「場所ないや」

胡桃「上とか!」

塞「……胡桃」

塞「こんな場所でえっちなこというだなんて――」

胡桃「そういう意味でいったわけじゃないよ!?」

塞「でも……上……」

京太郎「いやいや待ってください、覚悟を決めないでください」

京太郎「決められても俺が許可しませんから」

塞「ちぇ、残念」
202 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/22(土) 02:10:18.05 ID:h1ZkfgJ80
塞「……さて、残り1分をきったわけだけど」

塞「暇だから、カウントダウンでもする?」

京太郎「おおよそ今から死にいく人の言葉とは思えないですね」

胡桃「じっと待つより、そっちの方が気持ちが楽だよ!」

豊音「こう、新年を待つつもりで数えたら楽になるんじゃないかなー?」

胡桃「でも0が終った後、どういう掛け声をするの」

エイスリン「はい!」

白望「……エイスリン?」

エイスリン「オモイツイタ!」

エイスリン「エト……Happy new era!」

白望「……いい、かも」

豊音「……eraの意味ってなんだっけー?」

塞「確か時代とかじゃなかったかな?

白望「……あ」

白望「……あと20秒」

塞「じゃ、残り5秒になったらはじめよっか?」

京太郎「結局やるんですか」

胡桃「暇だもんね」

豊音「暇だしねー」

京太郎「……なんだこれ」

ちら、と時計に目を向ける。

……残り7秒。

塞「それじゃ、始めるよー、5!」

目を閉じる。

ぎゅぅ、と何かに耐えるように。

白望「……4」

胡桃「3!」

豊音「2〜」

エイスリン「1」

京太郎「0」

……京太郎君が0といった同時に、部屋の電気が消えた。
203 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/22(土) 02:11:18.50 ID:h1ZkfgJ80
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


少し前


胡桃「いい、今回の作戦は、地球の崩壊であることを利用して京太郎君にくっつくこと!」

豊音「えーっ、今日地球終っちゃうのーっ!?」

胡桃「どうせ終らないから大丈夫!」

エイスリン「……?」

エイスリン「キョウ、4ガツ……?」

白望「エイプリルフールじゃなくて」

白望「……そういう予言がある」

エイスリン「……シラナカッタ」

胡桃「最近になって騒ぐってことは信憑性なんてないってことだよ!」

白望(……一応昔からその話はあったけれど)

胡桃「ともかく!」

胡桃「塞に負けないように、それぞれががんばって京太郎君の四方にくっつくこと!」

豊音「……今日地球終らないといいなー」

エイスリン「シヌトキ、ミンナ、イッショ!」

白望「……ダル」

胡桃「真面目に聞いてよ!」

白望「……じゃあ、どこでやるの?」

胡桃「え……部室?」

白望「昼間から?」

胡桃「ぐ……」

豊音「昼だとあんまり怖くないよねー」

エイスリン「ソト、クラクナイ!」

豊音「滅亡には関係ないかもしれないけどさー」

胡桃「……でも、そうかも」

胡桃「周りの空気もそんな風にしないと、自然とくっつけないだろうし」

白望「……そういう問題?」

胡桃「うるさい、そこ!」

胡桃「……それじゃ、そのとき、部室でお泊りってことにしよっ!」

豊音「わ、わ、お泊りできるの!?」

豊音「ちょー、うれしいよー!」

エイスリン「……」カキカキ

白望「……『おやつはいくらまで?』だって」

胡桃「遠足じゃないよ!?」
204 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/22(土) 02:12:35.23 ID:h1ZkfgJ80
………………………………………………………………………………………………………………

塞「……ふーん」inロッカー

ロッカーの中。

残っておいて良かった。

塞「……しかし、あの四人が結託しているとは思わなかったなー」

正々堂々京太郎君を取り合っているんだ。

最近、私が頑張っているから彼は私の傍にいる。

それを阻止するように、と団結するのはおかしいことではない。

塞「さって……どうするか……」

塞「……いいや、方法なんてもう一つしかないよね

塞「そういう方法で来るなら……こっちだって――」

でも残念。

私の方が一枚上手みたい、なんて。

塞「そうと決まれば早速……」

塞「――この会議終ってくれないかなぁ」

出るに出れないから。

ほら、もうそんな遊んでないで!

……ああ、もう、何を楽しそうなことしてるの!

皆でお絵かきなんて……ずるいっ!

私も混ぜて欲しいんだけど……うぅ

出れないし……うぅ〜〜〜〜っ!

……え、何、今度は私の話?

……。

…………。

え、やだ、そんなに褒めないでよ!?

ちょっ、恥ずかしい、し、……嬉しい、けど!

……いやいや、そんなことないから、私そうでもないから!

……あ〜〜〜っ、もう、皆頬ずりしたい、抱きしめたい!

も〜〜〜〜〜〜〜っ、皆大好きっ!
205 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/22(土) 02:13:18.18 ID:h1ZkfgJ80
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


そんなことがあった。

……ああ、顔赤くなってきた。

ごめんね、嬉しかったけどさ。

やっぱり、京太郎君は渡せない。

だから、私はその後京太郎君と結託した。

皆を驚かせてやろうって。

京太郎君は簡単に承諾してくれた。

作戦は簡単。

0になった瞬間に電気を消す。

胡桃「えっ、何、何!?」

豊音「嘘――本当に世界が――!?」

時刻は24時、当然真っ暗だ。

次に、京太郎君が囲まれた場所から逃げだす。

胡桃「わーっ、体が浮かんでる!?」

胡桃「どういうこと、わ、わ、ちょ、こわ、ひゃぁっ!?」

……ちなみに、京太郎君が持ち上げているだけである。

暗闇ってすごい。

塞「……」

後は私が彼を連れて行くだけ。

さっきまで思い切り暗闇を見ていた私の眼には彼の居場所がいとも容易くわかった。

だから、彼の腕を掴む。

そして引く。

走り出す。

部屋を出る。

エイスリン「……アレ?」

白望「京太郎……?」

胡桃「……塞も」

豊音「二人ともどこいっちゃったのー……?」

豊音「……はっ、まさか宇宙人に連れ去られて――」

漸く目が慣れた頃には私も京太郎君もいない。

そうなったら、皆驚くだろう。

それが、私たちの作戦。

胡桃「……違うよ、豊音」

白望「……また、塞の勝ち」

豊音「えっ、えっ?」

エイスリン「……クヤシイ」

そして、それをした理由は、こうして京太郎君と二人になること。
206 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/22(土) 02:13:55.60 ID:h1ZkfgJ80
塞「……ふふっ、皆今頃驚いているかな?」

京太郎「何もこんなところまで逃げなくても……」

階段を三つくらい駆け上った気がする。

塞「何事も徹底が重要なんだよ、京太郎君」

京太郎「……どうせすぐ戻るのに徹底も何もありませんよね」

京太郎「というか、こんなにすぐ戻るなら――」

塞「意味ならあるよ、京太郎君」

こうして二人で会えた、だけじゃなくて。

塞「あのさ、京太郎君」

塞「25日、暇?」

本当は24日も、と思ったけど。

それよりも、皆と遊びたいって思いが上だったから。

24日は皆で遊ぶ日、ってことで。

だからあいた25は私が貰う。

京太郎「……へ?」

塞「もしよかったら、私と遊ばないかな……って」

京太郎「25日……クリスマスですか」

塞「うん」

塞「……もしかして、もう予定はいっていたりする?」

それなら、今回の作戦のほとんどが意味を成さなくなるのだが。

それどころか――。

京太郎「いや、大丈夫ですよ」

塞「……ん、そっか」

ほっと胸をなでおろす。

どころか、私の胸の中では喜びの舞を踊るちっちゃな私がいっぱい現れた。

勿論、そんなもの外には出せない。

……そんな恥ずかしいもの外に出せるわけ無いって。
207 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/22(土) 02:14:47.39 ID:h1ZkfgJ80
塞「それじゃ、あそぼ?」

京太郎「はい、わかりました」

塞「……二人きりで、だからね」

塞「誰にも、私と遊ぶってことを内緒にすること」

京太郎「……なんでですか?」

塞「なんででも」

……二人きりで遊ぶっていってるんだから、ちょっとくらい察して欲しい。

やっぱり私には魅力が無いのだろうか。

エイちゃんは金髪美人だし、シロは銀髪おっぱい星人だし。

豊音はおっきいし、胡桃はちっちゃいし。

……あれ、もしかして、私って何も無い?

塞「……」

京太郎「……まあ、わかりましたよ」

京太郎「25日、ちゃんと空けときま――」

塞「――京太郎君」

京太郎「はい、なんでしょ?」

塞「今すぐ私の長所を言ってみて?」

京太郎「……はい?」

塞「言わないとめつぼうするよ?」

京太郎「……?」

塞「ちなみに、棒(意味深)を消滅させる、略して滅棒――」

京太郎「――塞さんのいいところですよね!」

京太郎「優しくて、頼りがいがあって、肌が綺麗で、髪がつやつやで――」

……よし、今言ってくれたのを全部私の魅力ってことにしちゃおう。

……。

……ごめん、言い過ぎだって、京太郎君。

ほら、私困ってる、超困ってる顔だよ?

ね、だから、そろそろ、止めて……やめ……。

あの、恥ずかしいから、本当に恥ずかしいからぁっ!



おしまい
208 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/22(土) 02:15:36.85 ID:h1ZkfgJ80
言い訳:眠気


あまり狡猾じゃなかったかもしれない、すまぬ>>195

それじゃ、今日はこれで終わりです、お付き合いありがとうございましたー
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 02:33:09.77 ID:iS50ACj70
乙ー

塞さんの魅力……臀部(ボソッ
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 02:51:06.65 ID:6nmkndxKo
しかしどのスレでも誕生日に触れられない加治木先輩
清澄勢との熱い人気の差を見た
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 07:14:40.88 ID:0u1WilYIO
乙ー
あーはやく借金返済したいんじゃー

モモに賭博ついて来られるのだけは避けたい
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 09:02:29.71 ID:Zs99hSSpo
叔母さんにもお世話になってるし甲斐性を見せたい
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 10:26:34.50 ID:yUTf/OPNo
かじゅの誕生日忘れてたww
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 10:36:42.04 ID:85Eahm7i0
>>198
そういえば、中の人同じだったね
あんな感じで書けば、良いのか
ふむふむ
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 17:02:32.08 ID:QHg4KybP0
ザフィーに命令して京太郎を襲わせるんですねわかります
216 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/22(土) 22:34:21.81 ID:h1ZkfgJ80
よし、かじゅの誕生日(を忘れられていた)ネタを書こう!(提案)


音ゲーのやりすぎで人差し指の爪が折れました、おかげでその状態でTamaと花リミをやることに、いてぇ。
それもこれも、100円3クレが悪い(断言)


言うほどひどくはないけど、ちょっと痛いので、投稿感覚があくかも。

そんなわけで、はじまりますー
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:34:40.23 ID:lYBiZT8u0
さすがはやてさんきたない!
218 :ちなみに>>197の元ネタが一向にわかりませんでした ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/22(土) 22:44:38.06 ID:h1ZkfgJ80
京太郎「……で、俺の部屋の前に来たわけだが」

京太郎「いい加減、動いてくれないでしょうか?」

桃子「……ふっふっふ、私をここから動かすには――」

京太郎「そういう茶番はいいから」

桃子「……まあ、なんって言うっすかね……」

桃子「……これが、恋人と友達の違いってことっす」

京太郎「変なところで認識しないでください」

桃子「だって、何か恥ずかしいっすもん!」

桃子「恋人と密室で二人きりっすよ!」

桃子「……恋人と密室で二人きりっすよ!」

二回言わなくてもわかっています。

京太郎「友達だった時からそうしていたじゃないっすか」

桃子「……いや、そうっすけど!」

桃子「だって、恋人っていうことは、その……」

桃子「……そういうこともするっすよね?」

つんつん、と人差し指同士をつつき合わせながら、上目遣いで頬を赤らめた。

色々と直行しすぎだ。

そもそも、キスとかすらしていないのに。

せいぜい抱き合いで止まっている。

京太郎「……」

……しかし、なんと答えるべきか。

そんなことをいわれては、こっちだってそんな気分になってしまう。

だが、初日。

それも、まだ成立してから10時間も立ってないし、叔母さんもいるし……。

……。


1、(さ、さきっちょだけなら……)
2、いや、麻雀しようと思っただけだから。
3、いや(自由安価)しようと思っただけだから
>>222
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:45:01.41 ID:zCGoYXz+o

デュエル
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:45:48.42 ID:a39Q4NCu0
1
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:46:26.20 ID:iS50ACj70
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:46:48.55 ID:cQfCcF94o
3 童貞卒業
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:46:50.66 ID:flIVtHNAO
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:49:03.61 ID:HkWtvicIO
地雷か?
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:50:38.97 ID:KfEs6z+Po
おい






おい
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:50:51.61 ID:BTbP3ta+0
oh…
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:51:24.81 ID:ciyCH616o
はえーよ
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:51:40.88 ID:ZB0Qn0VJ0
脳内ピンク過ぎぃ!
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/22(土) 22:51:46.27 ID:wK4qY8Y/0
病み値上がっちまうんじゃね?
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:52:22.48 ID:f7uCrK2No
自由安価一つで決めるほど鬼畜ではないはず
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:53:52.75 ID:yLXh+B4IO
ラブホ行ったら病み度上がる予定だったんだからこれで上がってもなんの不思議もない
232 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/22(土) 22:54:41.62 ID:h1ZkfgJ80
>>236
50以上
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:54:57.45 ID:U+m9ecsIo
ひええ
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:55:02.18 ID:f7uCrK2No
5割て
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:55:18.72 ID:zCGoYXz+o
が、いいのかな
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:55:20.19 ID:KfEs6z+Po
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:55:24.00 ID:ciyCH616o
無理無理
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:55:35.59 ID:iS50ACj70
だい
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:55:59.09 ID:flIVtHNAO
南無
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:56:00.33 ID:dZwM3WoIO
どうすんですか...
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:56:43.09 ID:f7uCrK2No
おお、セーフ
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:56:50.53 ID:JSPB9MVlo
やらかしたな
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:57:19.17 ID:KfEs6z+Po
今日の戦犯:俺

orz
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/22(土) 22:57:47.65 ID:wK4qY8Y/0
50以上でアウトなのかセーフなのか書かれてないから・・・
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:57:54.91 ID:eBfV3K3r0
50以上で実行するということでしょだよね(震え声)
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:58:09.18 ID:y8tmVesuo
50以上がセーフなのかアウトなのか
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/22(土) 22:58:57.50 ID:wK4qY8Y/0
たぶん100パーセントの確立でモモのビデオレターに・・
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 22:59:09.76 ID:ciyCH616o
>>243
原因は早漏な>>222だから…
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 23:00:52.47 ID:U+m9ecsIo
ホモはせっかちだからね、仕方ない
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 23:04:52.69 ID:85Eahm7i0
ちょっと遅レスですまんが
>>218
214的には八神さんと咲さんの中の人が同じって事ですね

あと197に元ネタは多分ないはず 原作の車椅子少女を除けばね……
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 23:07:36.93 ID:1/e0SYJCo
これだから早漏童貞は困る
252 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/22(土) 23:11:31.44 ID:h1ZkfgJ80
50以下(キスの)童貞卒業、特にお咎めなし
51以上病み度上昇確定、奇数ぞろ目で親ばれ、偶数で誰かに見られる……etc

>>250単行本派のイッチは断片的にしか知りませんでした……ありがとう。
ついでに、八神様は本気でわからない。


京太郎「……なぁ、モモ」

桃子「ん、なんっすか?」

京太郎「もしもの話だけどさ」

京太郎「俺が――」

躊躇う。

いや、本当にこんなことを話してもいいのだろうか、と。

しかし、俺をこんな脳内ピンク色に仕立て上げたのはこいつだ。

だから俺は悪くない。

そもそも、こんな年中無休でピンク色な猿にそんなことを話し掛けたこいつが悪い。

だから俺は悪くない。

『だから僕は悪くない』なんて。

京太郎「――もしも、そんな気があるなんていったらどうする?」

桃子「え……っ?」

京太郎「……」

桃子「そんな気って……えっと……そういうことっすよね……?」

京太郎「……まあ、そういうことだな」

桃子「……」

かぁ、と頬が染まる。

取り方を間違えたらセクハラじゃないのか、これ。

京太郎「いや、もし、もしの話だから!」

桃子「あ、ああ、ああ、そうっすよね!」

……こうやって必死に仮定であることを弁明すると逆にそれが真実だって言っているようなもんだけど。

きっと冷静になったらそれくらいはわかっていたのだろうけど。

嫌われたくないというグループの中に含まれるいろんな思いが混じり混じって俺を更に慌てさせる。

桃子「もし、もしっすか……」

桃子「……そうっすね……」

桃子「えっと……う、嬉しいっす」

ピン、とどこかが張り詰める。

桃子「だけど……ちょっと、悲しいっす」

京太郎「……」

……元に戻る、とは言わないけれど、いきり立ったそれはどこか居心地が悪くなったように感じた。
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 23:13:20.49 ID:ciyCH616o
逆に考えるんだ、ゾロ目じゃなくてよかったとそう考えるんだ
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 23:15:40.48 ID:yUTf/OPNo
なのは知らんのか
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 23:19:50.79 ID:7JBQpMM+0
魔王繋がりで有名だなww
256 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/22(土) 23:20:18.81 ID:h1ZkfgJ80
>>254知らぬ、マジで。


桃子「や、ちょっと悲しいっていうと違うっすけど……なんっていうっすかね?」

桃子「こう……準備して、お互いにそういう気分になってから……って感じがいいっす」

桃子「その方が……通じ合っている感じがするはずっす」

京太郎「そうか」

桃子「そうっす」

京太郎「……」

桃子「……」

桃子「な、何言わせてるっすか!?」

京太郎「いや、まあ、気にしていたようだし」

京太郎「別にそんな気は無いから安心しろよ」

まったくの嘘である。

ただ、少しだけ切なそうな顔をしている彼女を見ていて、そんな気分にもなれるわけが無い。

果ててないのに賢者モードになった気分。

桃子「そ、そうっすよね!」

京太郎「ああ!」

京太郎「モモに欲情するはずがないだろ!」

桃子「実家に帰らせていただくっす!」

京太郎「ジョークジョーク、帰ってきてくださいって、せめて少しくらい入ってくださいって」

第一、さっきまでそんな気分だったばかりだっての。

勿論、そんな言葉口に出せるはずも無いんだけど。

桃子「そうっすね……」

桃子「……カピバラ触りたいから、入るっす」

京太郎「あくまで俺のためじゃないのか」

桃子「だって、京ちゃん私のこと眼中に無いって言うっすもん」

京太郎「だから、冗談だってば」

桃子「つーん」

……すねてしまった。

まあ、変に追及されたり、顔を紅潮されたりするよりはそのほうがいいのだろうか。

そういう意味では、ナイスだ、俺。

ただ、この機嫌を直すのは相当の苦労が必要そうだ。

頑張れ、俺。
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 23:20:29.03 ID:KfEs6z+Po
あら? お咎めなしでキスはできるの?
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 23:22:11.37 ID:85Eahm7i0
リリカルなのはの八神はやてさんですね
>215さんいうザッフィーはその使い魔というかわんこ(?)

借金イッチがこの小ネタを書くことになったらどう捌くか単純に興味があったってのもあります
(構想中のネタで咲さんを交通事故で下半身不自由にしようとしてるなんて口が裂けても言えない)
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 23:24:19.40 ID:85Eahm7i0
カピにも報告しないとね
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 23:24:57.71 ID:rv5yasaK0
大松「言う気がないなら書き込むなよ」
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 23:26:35.99 ID:PnV1zFeC0
もうそろそろ終わりに近いな
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 23:27:53.94 ID:lprz/7uRo
イッチがとらハ3知ってるかどうか
263 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/22(土) 23:30:46.00 ID:h1ZkfgJ80
>>257折角安価取ったしそれくらいなら……。
本当は口で卒業(デメリット大)にしようかと思ったけど、流石にひどいと思ったので。

>>258取れてたらH×Hのリールベルトさんの車椅子で無双する咲さんになる予定でした。
だって、それしか車椅子キャラしらないもの。

>>262好きなものはとことん好きな、深く狭くタイプなイッチは大体何も知らないです。
それこそ、有名作品でさえ。




桃子「久しぶりっす!」

キュー「キュッ!」

部屋に入るとベッドの上でくつろいでいたカピバラを真っ先に抱きしめた。

気持ちよさそうにぎゅぅと抱きしめる。

いや、そんな枕みたく抱くなよ。

京太郎「……はぁ」

一息ついて、キューが寝ていた布団に座る。

ちょっとだけあったかい。

桃子「お疲れっすか?」

京太郎「まあ、ずっと歩きとおしだったしな」

京太郎「……いろいろあったわけだし」

とモモの顔を見る。

いつか、彼女がこの家に来てキューを抱いた時とあまり変わらない表情をしていた。

少なくとも表面上は。

京太郎「……」

……さっきまで男の人の部屋に入って恥ずかしい、と思っていたのだから。

心の中の彼女はとっても慌てているのかもしれない。

そう考えるとちょっと嬉しくなって。

それを表に出さないのはちょっとだけ悲しい。

桃子「ふふっ、知ってるっすか……キューちゃん」

桃子「実は私、京ちゃんと付き合うことになったっすよ!」

キュー「キュ!?」

桃子「ふふん、これからは私も飼い主っすね!」

キュー「キューッ、キューーッ!」

桃子「きゃっ、そんなに暴れないで……っす!」

京太郎「……」

仲良しだなぁ。

少しだけ妬ける。

……いや、動物相手に嫉妬してどうするんだよ。

でも、俺じゃなくて、キューに構っているところを見ると。

……だからぁ。

そんな、嫉妬するなって。
264 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/22(土) 23:36:58.90 ID:h1ZkfgJ80
キュー「キュ、キュ!」

桃子「あははっ、くすぐったいっすよ!」

キュー「キューッ!」

京太郎「……」

しかし、本当に蚊帳の外だ。

久しぶりの遊び相手だからか、キューも楽しそうにモモにじゃれている。

そうなると、本当に蚊帳の外で。

京太郎「……」

いらいら、と。

むらむら、と。

どっちも同じくらいふつふつと湧き上がってくる。

桃子「や……っ、そんなところ触ったらダメっすよ……っ!」

京太郎「」

プチ、と何かが切れた。

そんな声、俺でさえ聞いたこと無いのに。

とういか、普通俺が一番最初に出させる声のはずなのに。

キューによって、何か感じたような声を出すモモにいらいらとする。

京太郎「モモ」

……さっきも言っていた通り、俺の脳内はいろいろあってピンクに染まっていた。

一瞬で変わるわけ無いじゃないか。

他の色に変えようとしたところで、その色を過剰に混ぜなければその面影は消えない。

だから、消えない。

消えていない。

桃子「何――」

視線をおなかの上に載るキューから俺に写す。

上目遣いになる彼女の頬を両手で掴んで、そして唇を近づけた。

有無を言わせる前に、すぐに。

京太郎「ちゅ……」

桃子「――!?」

京太郎「……」

……そのまま躊躇って。

……舌を引っこめた。

ようするに、俺こと須賀京太郎はへたれだったわけだ。
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 23:38:10.49 ID:lprz/7uRo
しゅぷキャン知ってるなら知ってると思ってた
なのははとらハ3からの派生なのよ
266 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/22(土) 23:45:29.14 ID:h1ZkfgJ80
>>265イッチは2000円持って特化ゲーから神ゲーを探すのが好きな人間です、SNOWは本当にあたりだった、あれ700円とか世の中どうかしてる。
というか、なのはって枕関係してるんですか?



京太郎「ぷは」

顔を離す。

そうして、目を開くと、驚き100%で構成された彼女の頬が視界に入った。

桃子「え……ええええぇぇっ!?」

桃子「いや……え、き、キス、今のキスっすか!?」

京太郎「いいや、接吻だ」

桃子「何も変わらないじゃないっすか!?」

ばたばたと暴れ始める。

キューにあたると困るので、ひょいと彼女から離してベッドの上に置いた。

桃子「なんで……ちょ、なんでっすか!?」

桃子「さっき、ムード、とか、お互いの、気分、とか、そういうこといったばっかりじゃないっすか!」

京太郎「俺の中では摩天楼が見えるくらいにムードが完成されてたぜ?」

桃子「私の中ではせいぜい飼育係の仕事中っすよ!」

桃子「ムードもへったくれもないっす!」

文句を言いながら指を唇に近づける。

……だが、触れようとしない。

もてあました手はやはりばたばたと揺れた。

……枕でも抱かせておいたほうが良かっただろうか。

京太郎「いやだったか?」

桃子「……」

桃子「嫌じゃないから、いやなんっす!」

京太郎「おぉ、まったく意味がわからねぇ」

桃子「だから、ムードとか必要っていったじゃないっすか!」

京太郎「……はぁ、わかってないな、モモ」

桃子「なんで私がそんな呆れられるっすか!?」

京太郎「いいか、仮にムードを作ってキスしたとしよう」

京太郎「……終ったら、当然満面の笑みの二人になるわけだ」

桃子「そりゃそうっすね」

京太郎「そしたら、その慌てた時の可愛らしい表情が見えないだろ?」

我ながら、面白いくらいに言葉が出てくるものだ。

生前はホストでもやっていたんじゃないだろうか。

桃子「〜〜〜〜〜〜〜っ!///」

案の定、顔を真っ赤にさせる。

だから、それが可愛いんだって。
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 23:49:47.45 ID:lprz/7uRo
ごめ枕関係なかった 来月枕新作くるで
サクラノ詩はまだ出ないけど……
snow700円とかいい買い物やねー
268 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/22(土) 23:54:36.77 ID:h1ZkfgJ80
>>267知ってるで。
煌さんの絵目当てで買うか買わないか迷っているところです。
サクラノ詩なんて無かったんや……


桃子「ぁ……ぅ……」

京太郎「おーい、モモー、しっかりしろー」

桃子「だっ、れっ、のっ、所為だと思ってるっすか!」

京太郎「キューと遊んでいたモモの所為だな」

桃子「……へっ?」

あ、やべ。

桃子「……キューと、遊んでいた?」

京太郎「……」

とりあえず目を逸らす。

桃子「……」

モモは体を動かして俺の顔を除きこみにやってきた。

まだ赤い口元は綺麗に三日月を描いていた。

桃子「……やー、そーっすかー」

桃子「京ちゃんってば私がキューちゃんと遊んでいるのを見てやきもちを妬いていたっすね−」

京太郎「!?」

当然だが思い切りばれた。

残念だ、生前の俺、お前多分あまり人をひっかけられないナンパ師だ。

京太郎「……はは、まさかそんなことあるわけないだろ」

桃子「そうっすか」

桃子「んじゃ、キューちゃん、もうちょっと遊んでいようっす!」

京太郎「……へ?」

桃子「ほーら、こっちに来るっすー」

キュー「……キュッ!」

桃子「ふふ、いい子いい子……ぎゅーってしてあげるっす」

キュー「キューッ!」

……やっぱり仲良さそうにじゃれている。

ふつふつと込みあがってくる。

ああ、どうしよう、本当に燃やしてるよ俺。

単純だな、おい、強化系か。

京太郎「……」

キュー「キュ?」

キューを引き剥がして、もう一度ベッドの上に置く。

桃子「……ほら、やっぱり嫉妬してるじゃないっすか」

京太郎「うるせぇ」

桃子「キューちゃんに可愛いっすね、京ちゃん」

京太郎「うるせぇ」

……と、次の言葉を出される前に俺はもう一度彼女の唇をふさいだ。

レモン味もへったくれもなかった。
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 23:57:03.77 ID:lprz/7uRo
一応予約した
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 23:58:10.43 ID:9ynKxBO90
ずっとモモのターン
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/22(土) 23:59:06.51 ID:wK4qY8Y/0
モモを嫉妬させるために京太郎も遊ぼう。
モモはカピバラだったし、京太郎は・・・うさぎ?
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:00:01.06 ID:X/zYwsnko
うさぎ……衣の暗喩?(すっとぼけ)
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:00:42.79 ID:HZ+KKj3/0
咲ちゃんでいいんじゃないかなぁ……
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:00:45.58 ID:LmSrCTvao
うさぎ……衣?
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:01:14.01 ID:MkGNpgrV0
久しぶりに番外編で衣さん登場の予感がしてきたww
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:01:32.90 ID:NJRGrf+5o
モモの前世の記憶ネタやばそうだな
277 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 00:04:15.46 ID:O2PMULp30
>>268 下から四行目→桃子「キューちゃんに嫉妬なんて可愛いっすね、京ちゃん」


まあしかし、一発目と比べたらお互いがお互いある程度想定していたからか。

唇をつけて、離して、つけて、離して。

どちらも侵入しない、小学生のようなキスだったけれど、不思議と恥ずかしくは無かった。

それどころか体中がモモで満たされていく感覚がする。

なんだろう、モモの活力がこちらにわたってくるような。

そして、俺の活力もまた向こうに渡っていくような。

そして、無くなった活力をモモが補充する。

俺がモモに、モモが俺に、みたいな、そんな気分。

あらわしがたいけれど、これがきっと二人で一つになる感覚なのだろう。

生涯のパートナーとするために、

俺を彼女に、彼女を俺に。

桃子「……」

京太郎「……ふぅ」

桃子「……くす」

桃子「すごいっす、いま、しあわせでいっぱいっす」

京太郎「欲しかったムードは作れたか?」

桃子「そこはお得意の想像力で、っすね」

桃子「……ふふ」

モモは先ほどは躊躇っていた動きをする――唇を指でなぞる。

プルン、と触れる唇を見ていると、もっとキスしたい、と感じる。

想像さえしなかった、女の子の唇がこんなにも柔らかいだなんて。

京太郎「……はは」

ああ、本当、嬉しくなってくる。

俺の中でモモがはしゃぎまわってる。

桃子「ふふっ……」

共鳴するように、モモもまた笑った。

そして、向き合って、なんともいえない幸福感に包まれながら笑いあう。

……今度はキューがのけ者になっていた。

ざまあみろ、と思う俺は子供だった。

そりゃ、可愛いなんていわれるわ。

桃子「……ね、京ちゃん」

ふ、と彼女が話しかける。

言わなくても、何をしたいか、なんてわかった。

もう一度彼女はなぞる。

やはりプルンと震える唇の彼女に口づけをした。

決して侵入することの無い、お遊びのようなキスだったけれど。

互いに幸せに慣れるなら、それでいい。

それが、恋人ってもんだろう。
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:04:42.60 ID:3++ltjKqo
ヤンころたんがまた来ると
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:05:32.90 ID:d2/JYrcf0
前世のヤクザさん来ないかな
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:05:40.66 ID:2uD+Ou570
現世の京太郎がモモを認識できなくなってたら狡猾な罠のモモみたいになるんだろうな
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:06:00.45 ID:trp+F8bl0
思ったか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:06:24.87 ID:TK4bJS8Go
>とういか、普通俺が一番最初に出させる声のはずなのに。
タイポが
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:09:53.88 ID:kf0DisEfo
ヤクザころたん?(難聴)
284 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 00:13:45.83 ID:O2PMULp30
>>271うさぎで真っ先に灼を思い出したのは俺だけじゃないと信じている。

>>282前週透華さんの仕業(責任転嫁)


桃子「……んっ」

京太郎「ちゅ……」

桃子「く……」

京太郎「……む」

叔母「夜だっつってんだろおおおがあああぁぁぁっ!」

京桃「」ビクッ

怒号で目を覚ます。

正確には正気に戻る。

抱き合って顔を近づけていた俺達は、首を動かしてその音源の主を見た。

叔母「飯食うか、帰るか?」

般若がいた。

口調は何も変わらないのに、声が怖い。

さすが、叔母さんだ。

何がさすがなのかしらないけど。

桃子「か、帰りますっす!}

桃子「ありがとうございましたっす!」

それに怖気づいたモモは何か余韻を残すこともなくどたばた、と走り去った。

勿論そのまま放置しておくことなんて出来ないので、追いかける。

どた、ばた、どた、ばた、と。

……結局彼女を捕まえたのは家を出てから。

桃子「ふぅ……怖かったっす……」

京太郎「ああ……俺もあの表情は始めてみたよ」

やはり気にしているのだろうか。

紹介するような人間もいないのだけど。

桃子「……」

京太郎「……」

さて、こうして二人きりになったら、また唇がむずむずとしてきた。

ええと……何分くらいあの状態でいたんだ?

確かに喋ったりして休憩はしたけど……何回したんだ?

桃子「えっと、今日は本当にありがとうっす!」

京太郎「ああ、いや、ほら、ずっと約束してたし、な」

桃子「それも、っすけど――」

京太郎「――ああ」

夢じゃない。

何度も何度も痛みを感じているのだから、

夢じゃない。
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:18:26.80 ID:NJRGrf+5o
おお……また食堂に通ってむっきーとネトマする日々が始まるのか……
286 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 00:20:31.90 ID:O2PMULp30
桃子「……」

もじもじ、と彼女は視線を落とした。

そう言った仕草が俺の心の恋心を揺さぶる。

ほんわかした気分と一緒に、なんだかえっちな気分が浮かび上がる。

面倒くさい。

京太郎「――俺も、モモにそういってもらえてよかったよ」

桃子「なんすか、それ」

京太郎「なんとなく、思っただけ」

桃子「くすっ、そうっすか」

だから、そのほんわかした気分を増やすために、適当に話す。

笑いかければ笑顔が返ってくる。

それに思わず笑うと、やはり笑顔が返ってくる。

絶えない。

桃子「――っと、いつまでもここにいるのもあれっすね」

桃子「それじゃ、今日は……超名残惜しいっすけど、帰るっす」

京太郎「……仕方ないよな」

桃子「私だって帰りたくないっす」

京太郎「俺だって帰らせたくねぇよ」

お泊り会みたいなのが出来ればいいのに。

桃子「でも、うん」

桃子「――」

京太郎「……モモ?」

桃子「京ちゃん」

す、と一歩踏み出す。

こうして、俺とモモの顔の距離は拳一つ分に。

桃子「……ちゅ」

そして、それを縮めるのなんで造作も無いことだった。

彼女は、さっきまでおんなじように唇を近づける。

桃子「今日はこれで我慢っす」

京太郎「……明日まで持つかな」

桃子「頑張り次第っすね、くす」

桃子「それじゃ……また、っす!」

京太郎「ああ、また」

笑顔で、踊るように歩く彼女を手を振って見送った。

……途中、何度も何度も彼女が振り返るから、俺は手を振ることをやめなかった。
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:23:21.26 ID:6pWJ7LI10
夜パートはあるんだろ?
288 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 00:23:31.56 ID:O2PMULp30
叔母「……おまえさぁ」

京太郎「いや、マジ悪かったと思ってるって」

叔母「……別にせめるわけじゃなぇけど」

叔母「別に、責めるわけじゃねぇけど!」

京太郎「……」

いや、絶対責めてるよ、この人。

叔母「せめて、こっちの声くらいは聞いてくれ。

京太郎「だから悪かったって」

少し夢中になりすぎた。

熱中しすぎて、周りが見えなくなってた。

叔母「……さて」

叔母「夕飯食ったらどうするんだ?」


1、バイト
2、ネトマ
3、メール(鶴賀、すこやん、咲、はやりん)
4、散歩(コンビに、宝くじもこちらから)
5、ヤクザさんのバイト
6、賭場
7、返金ボックス(現在176,900、行動には含まれません)
6、その他(自由安価)
>>302
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:23:54.36 ID:LmSrCTvao
遠い……
290 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 00:25:41.26 ID:O2PMULp30
訂正
>>294
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:25:52.88 ID:Ix0xpZtIO
1
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:26:03.09 ID:JiuPHeiZ0
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:26:05.05 ID:NJRGrf+5o
3むっきー
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:26:06.09 ID:7pR0oYcAO
3咲
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:26:06.25 ID:TK4bJS8Go
3かじゅ
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:26:06.37 ID:LmSrCTvao
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:26:06.47 ID:6pWJ7LI10
シ薙°縺倥e
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:26:07.82 ID:3++ltjKqo
5
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:27:47.58 ID:6pWJ7LI10
もはやモモ無し
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:28:50.81 ID:LmSrCTvao
そろそろ金ためよーぜと思ったのにこいつらは
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 00:29:02.11 ID:ols43mNI0
先に咲に彼女が出来た報告をするんだろ
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:29:05.02 ID:Dvny3slLo
え?惚気メールするんじゃないの?
303 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 00:29:57.97 ID:O2PMULp30
京太郎「……別に、何も用事無いぜ」

叔母「ん、そっか」

京太郎「つーわけで、飯くれ、飯」

叔母「それが飯貰うやつの態度かよ」

京太郎「態度はマナーでしめすから」

叔母「そういう問題じゃねぇよ」


………………。
…………。
……。


京太郎「……さて」

久しぶりに咲にメールしてみようか、と思い立った所存。

しかし、何を書こうかまったく思いついていなかったのです。

……まあ、さっき思い立ったばかりだし。

仕方ない仕方ない。

……さて。


1、とりあえず恋人ができた報告でもするか
2、次はいつ遊びに来るのかな……っと
3、そっちの調子はどうよ
4、その他(自由安価)

>>306
ぞろ目で……?
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:30:00.49 ID:3++ltjKqo
リミットあと何日だっけ?
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:30:04.09 ID:LmSrCTvao
>>301-302
そういうことか任せろ
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:30:10.37 ID:VxNmAiPqo
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:30:12.26 ID:LmSrCTvao
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:30:51.20 ID:LmSrCTvao
任せろって言った傍からorz
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:31:16.89 ID:pO1NwwAd0
出遅れた……
やくざさんに彼女を紹介するチャンス逃した
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 00:31:24.83 ID:ols43mNI0
彼女が出来たのにそういう風に期待させて・・・
以前修羅場ったの忘れたのか?
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:31:38.69 ID:TK4bJS8Go
というか範囲内で加速して取ったらダメだろ
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:31:52.36 ID:9YuGoM+9o
修羅場らせたいんでしょ
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:32:03.03 ID:ro+hzHz50
そんなもん忘れたね
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:33:24.30 ID:kf0DisEfo
ただのリロード忘れでしょ
315 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 00:40:23.09 ID:O2PMULp30
>>304 今15日目だからあと45日


京太郎「次は何時遊びにくるのかな……っと」

『いきなりメールしてきたと思ったらそれ!?』

『私結構寂しかったんだけど!?』

京太郎「だから遊ぼうぜ……っと」

『いや、それは大変嬉しいけれど!』

『……なんか複雑』

京太郎「なんで?……っと」

『京ちゃん全然私の心配しないし』

京太郎「それだけお前を信じてたってことだよ……っと」

『……そういう問題じゃないよ』

京太郎「それに、咲だってメール送らなかっただろ?」

京太郎「んじゃ、大丈夫ってことじゃねぇか……っと」

『……まあ、そうなんだけど』

『……やっぱり複雑』

京太郎「この世っていうのは単純な答えばかりじゃないのだよ……っと」

『……なんか京ちゃんらしくない』

『何かあった?』

京太郎「……」

自慢するべきか、しないべきか。

……モモには了承を取っていないのだから、と俺は後者を選んだ。

京太郎「いんや、別に?……っと」

『そう?』

京太郎「そうですとも!……っと」

『アイスと言えば?』

京太郎「爽ですとも!……っと」

『さて、遊ぶ話だけど……』

スルーかよ、おい。

いや、拾われても困るけれど。

『うーん……そっちまで遊びに行けるとなるとやっぱり土曜か日曜なんだけど……』

『……どっちか、京ちゃんの空いてる日、ある?』



1、来週土曜
2、来週日曜
3、まだわからない
>>319
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 00:41:23.39 ID:ols43mNI0
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:41:30.58 ID:JiuPHeiZ0
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:41:32.26 ID:wS0K2ITxo
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:41:33.21 ID:TK4bJS8Go
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:41:36.30 ID:NJRGrf+5o
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:41:36.83 ID:suQBYUPf0
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:41:49.70 ID:LmSrCTvao
うかつな約束は危険3
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:41:51.16 ID:d2/JYrcf0
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 00:46:54.55 ID:ols43mNI0
そしてモモが来週の土曜日にデートをしようと言う。
どっちを選んでも病み度上昇。
325 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 00:48:12.39 ID:O2PMULp30
京太郎「来週の土曜とか……っと」

『あれ、京ちゃんのところって土曜学校あるんじゃなかったっけ?』

京太郎「午後なら遊べるだろ?」

『いや、そうだけど……』

『……大丈夫、疲れてない?』

京太郎「くくっ、知らないのか咲?」

京太郎「俺は風の子雨の子元気の子っていわれた男だぜ……?……っと」

『ごめん、よくわからない』

京太郎「つまり、別に大丈夫ってことだよ……っと」

『ん、そっか』

『まあ、当然だよね、叶えることのできない約束なんて普通しないもんねー』

京太郎「……」

遠まわしに責められている気がした。

京太郎「そんなわけで、来週の土曜、いいか?……っと」

『ん、オッケー』

『楽しみに待ってるね』

京太郎「おお、楽しみにしてろ」

京太郎「また、めいいっぱい楽しい日にしようぜ?……っと」

『勿論!』

『遊ぶたんびに楽しさを塗り替えていこうね、京ちゃんっ!』

京太郎「そうだな」

京太郎「遊べば遊ぶほど、次が楽しくなる……最高だな……っと」

『最高も最高です!』

『最高すぎて最低すぎるほどに!』

京太郎「ごめん、よくわからない……っと」

『つまり、宇宙は丸かったってことだよ!』

京太郎「結局意味わかんねぇ!?……っと」

言葉が無尽蔵にあふれ出る。

次はどんな会話をしよう、と。

そんなのを考える暇も無く、ぽんぽんと口からさまざまな話が出る。

……勿論、恋人云々だけはまったくでなかったけれど。
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:49:18.57 ID:nbKw88zj0
つーか来週?今日曜の今週じゃなくて?
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:50:32.97 ID:U4WEAtL6o
彼女いるのにふたりで会うのはあかん
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:51:13.97 ID:LmSrCTvao
付き合い始めたばかりでいきなり他の女と遊ぶ約束させるってどーなん
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 00:52:20.20 ID:ols43mNI0
もうこれ以上被害女性を増やさないためにも
京太郎を早めにデッドエンドさせるべきか
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:52:48.10 ID:NJRGrf+5o
てか日曜はやりんとの約束あったな。忘れてた
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:53:17.79 ID:cTxF358ho
前回は付き合い始めてからは誠実だったのに…
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:53:50.88 ID:X/zYwsnko
今回は付き合い始めてから不誠実なんやな
BADENDが見えてきた(白目)
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:54:00.56 ID:pO1NwwAd0
被害を増やした結果が前週の一ちゃんであり今週の咲さんね
334 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 00:54:38.51 ID:O2PMULp30
>>326次の土曜ってかけばよかったね、済まぬ。


『……あ、もうこんな時間だ!』

京太郎「何かやることあるのか?……っと」

『明日学校でしょ、早く寝ないと!』

……さすがは文学少女。

優等生っぽい静かさを持つだけはある。

京太郎「……そうか……学校か……」

京太郎「……学校なのか……っと」

『すっごい憂鬱そう!?』

『え、何、京ちゃんも何かあったの!?』

京太郎「いや……っと」

むしろ、楽しみで楽しみで仕方ないです。

『それなら……ほっ』

京太郎「……あ、そうだ、咲」

京太郎「その後、調子はどうだ?……っと」

『んー……良好かな?』

『頑張ってるよ』

京太郎「そっか……っと」

『ま、そういった詳しい話は次の土曜に、ね?』

『……あ、そうだ、京ちゃん』

『あらかじめ聞いておくけど……今度は私に会わせたい子とかいるの?』



>>338
鶴賀、すこやん、はやりんから、何人でも可
ただし、人数の分だけコンマが厳しくなり、コンマに失敗すると二人きりで遊びます
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 00:55:24.98 ID:ols43mNI0
モモ
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:55:37.91 ID:X/zYwsnko
彼女(モモ)を紹介しよう
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:55:38.73 ID:d2/JYrcf0
すこやん
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:55:38.89 ID:pO1NwwAd0
むっきー、すこやん
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:55:41.03 ID:JiuPHeiZ0
モモ
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:55:42.56 ID:LmSrCTvao
モモ
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:55:46.19 ID:7pR0oYcAO
かおりん
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:55:54.17 ID:3++ltjKqo
モモ
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 00:57:19.43 ID:ols43mNI0
すこやん、はやりんはまだ分かる。
紹介するってのも有名人だから納得できる。
・・・むっきー紹介してどうするんじゃい
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:57:21.53 ID:ahYbwVB7o
なんだこのチョイス…
345 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 00:57:45.20 ID:O2PMULp30
>>347
75以上で失敗
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:57:56.55 ID:TK4bJS8Go
えい
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:57:58.10 ID:LmSrCTvao
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 00:57:58.34 ID:ols43mNI0
失敗しろ
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:58:09.38 ID:NJRGrf+5o
ゆるいな
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 00:58:44.11 ID:X/zYwsnko
あれだよ、むっきーにまたすこやんと会わせてあげようっていう先輩へのサービス
351 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 01:08:59.83 ID:O2PMULp30
京太郎「……時に咲……っと」

『あれ、いきなり話題転換?』

京太郎「麻雀、やってる?……っと」

『……あー』

『うん、一応……』

京太郎「そっか……っと」

『京ちゃんと遊ぶためにね、えへへ』

そりゃ、嬉しいことだ。

京太郎「……いや、実はな」

京太郎「……小鍛治プロと、ひょんなことから知り合って」

京太郎「丁度だから会わせてみようかなって……っと」

『……えーっと、小鍛治プロってあの小鍛治プロ?』

京太郎「多分想像している人であってるぞ……っと」

『……よく知り合えたね』

京太郎「まあ、いろいろあってな」

文章にしたら1行ですみそうだが。

京太郎「で、どうせプロを紹介するなら麻雀やったほうがいいし」

京太郎「麻雀なら四人でやったほうがいいだろうし」

京太郎「それでもう一人くらい紹介するつもりだけど……っと」

『……ん、そっか』

京太郎「ダメか?……っと」

『んー』

『……頑張ってみる』

京太郎「……そっか……っと」

『私からも色々変わらないとね、えへ』

京太郎「……」

京太郎「頑張れよ……っと」

『そんなに頑張らないといけない人なの?』

京太郎「そういう意味じゃねぇ……っと」

『くすくす、じょーだん』

……さて、一応許可は貰ったけど。

小鍛治プロの許可は貰ってないし、誘ってすらいない、そしてもう一人は決まってすらいないんだよな。

……どうせプロに合わせるなら睦月先輩だろうか……。

……まあ、暇な時にでも誘っておかないと。
352 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 01:14:03.23 ID:O2PMULp30
>>330あんな書き方したイッチが悪いけれど、日曜には約束してません。
いつか、遊びたい日を言ってくれればいつでも飛んでくるってだけで。


『んじゃ、話もまとまったところで』

『今日はこの辺でしおりをはさもうかな?』

京太郎「おお、文学少女っぽい……っと」

『ふふん』

京太郎「……んじゃ、今日もありがとな、咲」

京太郎「俺のくだらない話に付き合ってくれて……っと」

『楽しければ問題なし!』

『……っと、このままだと何時まで立っても終らないから、ね?』

京太郎「……だな……っと」

『それじゃ、今度こそおやすみ!』

京太郎「ああ、おやすみ……っと」

パタ、と携帯を閉じた。

……。



1、もう寝る
2、誰かにメールする(60以下で失敗、再安価)
3、家を抜け出す
>>356
2,3の場合、明日の朝に支障が出る可能性があります
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:14:52.90 ID:JiuPHeiZ0
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:14:57.51 ID:kf0DisEfo
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:15:10.03 ID:TK4bJS8Go
2かじゅ
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:15:11.04 ID:LmSrCTvao
2モモ
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:15:11.46 ID:7pR0oYcAO
1
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:15:21.08 ID:d2/JYrcf0
2すこやん
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:15:23.16 ID:PFIY2+Xz0
2 すこやん
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:16:52.77 ID:HXb6AkeJ0
追いついたが今日は変な選択肢取るのが多いな・・・
361 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 01:17:08.78 ID:O2PMULp30
京太郎「……」

メールしてみた。

返事は返ってこなかった。

京太郎「……やっぱり良い子は寝る時間なのかなぁ……」



1、寝る
2、いいや、誰かとメールを(60以下で失敗、再安価)
3、家を抜け出す
>>363
2,3の場合、明日の朝に支障が起きる可能性があります
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:17:24.26 ID:LmSrCTvao
2モモ
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:17:24.61 ID:pO1NwwAd0
直接モモを対面させるよりはって思ったんだけどな

まあ意外な組み合わせに変わりないけど
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:17:25.27 ID:7pR0oYcAO
1
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:17:28.42 ID:TK4bJS8Go
2かじゅ
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:17:54.38 ID:pO1NwwAd0
ごめん安価したです
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:17:54.42 ID:d2/JYrcf0
2すこやん 
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:18:09.77 ID:3++ltjKqo
2モモ
369 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 01:20:23.04 ID:O2PMULp30
京太郎「……しゃあない」

返事をしてくれないのなら仕方が無い。

今頃彼女は夢の世界へと旅立ったのだろう。

……もしかしたら、そこにも俺がいるかもしれない。

京太郎「……」

俺だって。

彼女の夢をみたい。

そうでもしないと、寂しくて。

寒くて。

京太郎「……くっそ」

いい感じに依存し始めている。

恋って恐ろしい、と思いながら布団にもぐった。

……。

……どうか、モモの夢を見れますように。




明日(16日目)サボりますか?
>>372
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 01:20:36.20 ID:ols43mNI0
勝手に約束したけど、すこやんとむっきーの予定も聞かなきゃ駄目だろ
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:20:39.12 ID:LmSrCTvao
サボりません
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:20:49.08 ID:Ix0xpZtIO
いく
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:20:57.44 ID:d2/JYrcf0
サボる
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:21:00.80 ID:3++ltjKqo
サボらない
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:22:07.46 ID:HXb6AkeJ0
モモと恋人になったと聞いた部員達の反応が楽しみだ
376 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 01:22:29.30 ID:O2PMULp30
普通に登校が決まったところでしゅーりょー

>>370その通りでございます


それじゃ、本日はこれでしゅーりょー

誤字しましたが、眠いので明日の昼ごろ書きます>>380
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:23:30.27 ID:bp3pTpjCo
おつー
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:23:43.83 ID:JiuPHeiZ0
狡猾な罠衣編(記憶有り)
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:23:45.96 ID:NJRGrf+5o
咲ちゃんとポッキーゲーム(本編モモの前で)
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:23:46.63 ID:VxNmAiPqo
今回の借金も龍門渕が仕組んだものだった!
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:23:46.75 ID:ejqxf3kR0
モモがかじゅに京ちゃんを寝取られたぞ!
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:23:47.69 ID:LmSrCTvao
姫様の狡猾な(つもりの)罠







を察していたが健気に頑張っているので乗ってあげる気になって、押し倒したら本当にムラムラして辛抱できなくなる京太郎









と、ここまでが霞さんの狡猾な罠
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:23:51.48 ID:d2/JYrcf0
ヤクザさんが京子ちゃんに一目惚れしちゃったよ
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:23:54.27 ID:bRgijnoR0
実は八尺様のハーフである豊音は京太郎に好意を持つが八尺様が愛した男は無条件に死なせてしまうジレンマがある
ハーフなので八尺様としての力も薄くなっているので死なないかもしれないという希望もあったが確かではなかった
なので京太郎には長生きしてほしいと切に願う豊音は京太郎への恋心を押さえつけてなかったことにしようとしたが
本当はこんなにも愛しいのに愛してはいけない苦悩と自分の出生に嘆き毎夜布団の中でむせび泣く日々を送っている
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 01:24:14.88 ID:ols43mNI0
モモを嫉妬させるために京太郎もうさぎ(衣)と遊ぼう。
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:24:22.00 ID:pO1NwwAd0
乙です
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:25:43.83 ID:cTxF358ho
乙やでー
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:26:21.08 ID:LmSrCTvao
おつー
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:26:40.05 ID:TK4bJS8Go
おつ
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:26:48.85 ID:JiuPHeiZ0
乙ー
391 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/23(日) 01:27:20.70 ID:O2PMULp30
>>380 了解、鬼畜路線とドッキリ路線とどっちがいいですか?


>>382、385一言だけ言わせて下さい。
もうスレ立てればいいじゃないですかー!
……でも、書きたい、悔しいビクンビクン
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:29:02.82 ID:VxNmAiPqo
じゃあ鬼畜路線でー
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:32:57.37 ID:3++ltjKqo
おつー
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 01:36:05.85 ID:LmSrCTvao
>>391
書きたいなら書いてもいいのよ(ニッコリ
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 06:13:03.75 ID:vurfNU5E0
>>258 そうだよ。盾の守護獣ザフィーラさんのこと
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 07:02:30.74 ID:cSKMOSwso
まぁアラフォーは予定聞かんでもどうせ暇だろ
397 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/23(日) 11:45:51.77 ID:O2PMULp30
〜全ての元凶は龍門渕でした〜


透華「ただいま戻りましたわ」

一「ん、おかえりー」

一「どうだった?」

透華「ええ、ばっちり」

透華「ちゃんと、彼の住所を手にしました」

衣「うむ、でかしたぞ透華!」

透華「当然ですわ!」

純「どれどれ……」

純「……おい、ここどこだよ」

智紀「ちょっと待って」

智紀「……あ、あった」

智紀「ここから、結構遠い場所」

純「……めんどうくせぇ」

一「そこ、面倒くさいとか言わない!」

純「いや、面倒くさいだろ、最低でも5時間はかかるぞ……?」

一「僕達の愛の距離に比べれば短いよ!」

純「……うわぁ」

一「え、なんで、引かれたの、僕?」

衣「純はおかしなところがあるからな」

純(……なんで俺がおかしいって言われてるんだよ)

透華「はいはい、私語はそこまで!」

透華がパン、と手を叩く。

透華「ともかく、彼の住所を手に入れましたわ」

透華「さっき適当に脅して契約書を書かせたので、500万の借金を負うことになりましたの」

智紀「……良心的」

一「まあほら、今回は一般家庭だし?」

智紀「がんばって、ちょっと集められないくらい……?」

一「そんな感じだね」

純(……いや、無理だろ、おい)
398 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/23(日) 11:46:24.15 ID:O2PMULp30
衣「あえて無理難題を送りつけることで、賭博に頼らなければならなくなるからな!」

透華「そして、そこが狙い目、ということですわ」

透華「彼が訪れそうな賭場を全部潰して、新しく建てて」

透華「1円レートからありえないほど強い奴らを配備しておけば、破産間違い無しですわ!」

一「で、僕達の下に送られてくると」

透華「その通り」

透華「周りの人間を適当に脅しておけば、どうせ私たちの言うことには逆らわないでしょう?」

透華「そのときこそ、私達の下に彼が帰ってきますの!」

衣「おおっ!」

衣「さすがだ透華!」

衣「邪知暴虐の女帝なだけあるな!」

透華「それは褒めてるんですの?」

衣「?」

透華「……まあいいですわ」

透華「ハギヨシ!」

ハギヨシ「はっ!」

透華「この地区の裏世界を完膚無きまでに潰してくださいまし!」

ハギヨシ「承知」

透華「……さて、準備が整いましたわね」

透華「あとは一ヶ月もしないうちに、私達は彼を手に入れられますわ」

一「……一ヶ月も我慢しなければいけないのかぁ」

透華「一ヶ月我慢すればなんでもし放題――彼が私たちのペットになりますの」

透華「永遠のペットですわ、それなら一ヶ月くらい容易いものではなくて?」

一「……過ぎたらそういえるんだけどねー」

衣「激しく同意だな」

衣「輪廻転生してまで会いに来たんだ、一分一秒が待ち遠しいぞ!」

一「……衣の場合前世では成功してたけどね」

智紀「……というか、輪廻転生ってちょっと違う」

衣「細かいことは気にするな!」

透華「……まあ、そんなわけで、全部決まったところで」

透華「ハギヨシが返ってくるまでトランプでもしてましょう」

一「そだね、うん」

智紀「……」

衣「負けないぞ!」

純「……はぁ」

純(……別に俺、あいつとそこまでかかわり無かったんだけどなぁ)
399 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/23(日) 11:46:55.77 ID:O2PMULp30
智紀(裸見られた……から、責任、とってもらわないと)

一(今度こそ、今度こそ京太郎君を手に――っ)

透華(……ずっと、一人で寂しかったんですもの……添い寝くらいしてもらわないと)

衣(前世で結ばれたんだ、だから現世だって――)

ハギヨシ「ただいま戻りました」

衣「」ビクッ

透華「……早いですわね」

ハギヨシ「愛の力です!」

透華「……は?」

ハギヨシ「……こほん、失礼しました」

ハギヨシ「さて、壊滅ついでにこちらのビルをきれいにしておきましたので――」

ハギヨシ「――ああ、人材もそのまま生かしてます」

透華「ご苦労ですわ」

透華「それでは、向かいますわよ!」

一「うんっ!」

衣「いくぞ!」

智紀「……」コク

純「……おー」

ハギヨシ「京子ちゃんがみt……こほん、参りましょうか」



おしまい
400 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/23(日) 11:47:23.68 ID:O2PMULp30
鬼畜って難しい(KONAMI)
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 11:57:50.47 ID:q5mWgTKIO
おつー

相変わらずダメヨシぶれてねぇww
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 12:12:09.35 ID:OMjTHmgIO
これは返り討ちにした京太郎で復讐パートやね
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 12:13:47.18 ID:5P6QdbXf0
京太郎の復讐でみんなが京太郎のペット?(難聴)
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 12:18:16.91 ID:kf0DisEfo
ハギヨシ「んっ…お止め下さいっ…」
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 12:22:21.11 ID:KKJC06sWo
相変わらずのダメヨシっぷり
406 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/23(日) 13:06:56.61 ID:O2PMULp30
〜おまけ:八尺豊音〜


豊音「ぽ、ぽ、ぽ……っと」

豊音「……んー、やっぱり消えないよー」

歩くたびに音が鳴る。

自然に口から出しているみたいなんだけど、自分ではそんな気がしないから余計性質が悪い。

……この口癖のようなものの所為で何度恐れられたか。

何度忌まれたか。

豊音「ん……っと、よし、もう一回!」

誰もいないボロ小屋で端から端まで言ったり来たり。

なんとかしてこの音を消そうと。

歩いて、歩いて、歩いて。

ぽ、ぽ、ぽ。

豊音「……そだ!」

豊音「口ふさぎながらやればいいんじゃないかなー?」

そうと決まれば早速、と口を両手でふさぐ。

そして端から端まで歩く。

……かすかな声は手の平によってさえぎられた。

成功だ。

豊音「……」パァ

豊音「できたよー! ちょーうれしいよー!」

どったんばったん、はねる、飛ぶ。

こんな大きな体で飛ぶんだ、みしみしと木が重圧に耐えられなくなってくるのは不思議なことじゃない。

豊音「ひえっ!?}

そしてその音自身に怯えていた。

村中に……否、国中に恐れられる妖怪の姿とは思えない。

豊音「うぅ……この家もそろそろ限界なのかなー?

豊音「どうしよ……家を建て直す技術は知らないし……」

豊音「……外は嫌だよー」

ぶつぶつと独り言を話す。

聞いてくれる人はいない。

母――八尺様は勇気ある村の人々によって殺された。

父はその巻き添え。

そして、その時に暖炉の裏に隠されてなんとか逃れた豊音――人間と八尺様のハーフ。

そんな気味の悪い生物に集まってくる者なんていない。

……最も、小さな子供たちは彼女の存在すら知らないのだが。
407 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/23(日) 13:07:50.10 ID:O2PMULp30
豊音「……そうだ、あっちの人に聞いてみよ!」

豊音「こうして口をふさいでればばれないもんねー」

生前、母が残した。

貴方が歩くと口から出るその音は人を憎ませる呪いであると。

その言葉を出さないようにするまで、村に近づくなと。

……あるいは、その声を聞いてもなお貴方を好いてくれる人の下以外にはいくな、と。

だから彼女はずっと一人で過ごしてきた。

食材は山に入り、木の実を取ったりウサギを狩ったり。

お風呂は山の中腹辺りにある泉で水浴びをしたり。

原始的な生活を繰り返していた。

豊音「……よし、行ってみよう!」

豊音「……っと、口ふさがないとねー……むぐっ!」

豊音「むぐむぐむぐむぐ(それじゃ、いってきまーす)」

しかし今日、漸くそれを防ぐ方法を見つけた。

だから彼女は口をふさいだまま歩き始める。

ちょっと離れたところにある、小さな村へと。

ぬかるみを頑張って超えて、いつか行ってみたいと望んだ小さな村へと。

豊音「む……む……む(ぽ、ぽ、ぽ)」

音は消えない。

ならば防げばいい。

単純な答えだ。

豊音「……む、むぐむぐ(あ、ちょうちょだ)」

豊音「むぐー(わーいっ!)」

途中見つけた蝶々に気を取られ、それを追いかける。

両手で口をふさいだまま蝶々を追いかける。

……不安定な道でそんなにも不安定に走っていたら躓くのも無理ない。

豊音「むぐっ!?(わっ!?)」

がく、と足がすべった。

そしてそのまま仰向けに倒れる。

……あれ、そういえば昨日雨は降っていなかっただろうか?

そう思う頃にはすでに彼女の背中は地面についていた。

べちゃり、と嫌な音がする。

豊音「……うげぇ〜」

遅れて、髪も地面についた。

ああ、空はこんなにも蒼い。

豊音「……服、汚れちゃった」

豊音「こんな服じゃいけないよねー」

変な目で見られるだろうから。

折角、今日はいけると思ったのにな。
408 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/23(日) 13:09:28.03 ID:O2PMULp30
豊音「……」

豊音「服も……髪も洗わないとー」

豊音「……ん、今日はやめっ! いつもの泉に行こうっと!」

まだ時間はいっぱいある。

いっぱいあるのだから、と言い聞かせた。

普通の人と比べたら――聞いた話でしかたないけれど。

豊音「……」

――お母さんとお父さんが教えてくれた。

自分は特別なんだって。

……いい意味じゃない方の。

いろいろと教えてもらった。

色々と。

豊音「ええと……こっちだよね」

その思いを払拭するようにぶんぶんと頭を振った。

少しだけ悲しそうな目をしていた彼女はもうおらず、いつもどおり明るい笑顔で森に目を向ける。

豊音「そうと決まれば全速全身だよーっ!」

豊根「ぽ、ぽ、ぽ!」

もう歩くたびに溢れる音を隠す必要は無い。

だから彼女は泥だらけの服を着たまま、思うが侭に山を走り、登った。


………………。
…………。
……。


泉にたどり着く。

木々の隙間から差し込む光が泉に反射し、幻想的な空気をかもし出していた。

――現在では信じられてもいない、妖怪という存在である彼女はその空気にぴったりと当てはまるようだった。

豊音「さて……まずは服からだよねー」

上に来ていたワンピースを脱いで泉に入れる。

――ちょっとだけ汚くなっちゃうけど、それはどこかに流れていくから大丈夫、

でもごめんなさいだよー、と誰にともなく謝りながらせっせせっせと服を洗った。

瞬く間にその作業は終る。

後は乾かすだけだ、とそれをその辺の木にかけた、

――次は私かなー?

そう思った彼女は衣服を全て脱ぎ、木にかけてから、泉の中にちゃぽんと飛び込む。
409 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/23(日) 13:10:14.54 ID:O2PMULp30
豊音「ん〜、やっぱり気持ちいいよー!」

これが冬だったら少し寒かったかもしれないが今は太陽がもっともがんばる時期だ。

豊音「んしょ、んしょ……っと」

肩まで泉につかりながら、ごしごしと髪を洗う。

豊音「……そうだ、折角だから泳いじゃおうっと!」

どうせすぐ泥は消える。

けれど、この気持ちよさからはなかなか抜け出したくないし、それならちょっと遊んじゃえ!

豊音「ざぶんっ!」

豊音「ぐぶぐぶ……はっ!」

豊音「すいーっ」

豊音「あははっ、ちょーたのしいよー!」

まるで自分もののように彼女は泉ではしゃぎまわる。

それを咎めるものなんて誰一人いないからどんどんとその行動はエスカレートする

全裸で泉で水泳。

現代社会なら捕まりそうだ。

豊音「えへへっ!」

豊音「みゅーん」

しかしここは隔絶された世界。

ただ一人で構成された世界。

ならば捕まることも無くただ彼女は自由に泳ぎまわる。

豊音「ぴょんっ!」

……ただ、その世界に迷い込む人はいるかもしれない。

なんせ、現実世界と隣接された隔絶世界なのだから。

豊音「……ん?」

水底からピョンと飛び上がり、水面から顔を――体を彼女が見たものは一人の人間だった。

金色の髪の活発そうな少年。

?「」

ぱくぱくと口を開いて少年は豊音を指差す。

豊音「……?」

豊音「……もしかして、人?」

?「ごごご、ごめんなさい、ごめんなさいっ!」

?「いや、覗いてしまってマジすいませんでした、本当に!」

全裸で首を傾げる豊音と土下座をする少年。

――そんなシュールな出会いが二人の始めての邂逅だった。


つづく?
410 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/23(日) 13:10:58.66 ID:O2PMULp30
>>384を見ていたら俺の中の何かが反応したので。

需要があれば続きます
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 13:21:45.25 ID:TI5nznFNo
続きクレメンス
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 13:23:42.95 ID:fTnQP1kKo
ハッピーエンドまで書くのなら大いに
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 13:25:17.14 ID:5P6QdbXf0
続けてくれ、お願いします
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 13:42:16.86 ID:OMjTHmgIO
これは大恋愛末に村の人間達を変えるまでいくハッピーエンドが求められますね
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 14:29:14.77 ID:Dvny3slLo
これはすばらやなぁ
ぽぽ帯さんを幸せにしておくれ
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 14:34:57.66 ID:q5mWgTKIO
これは今度の小ネタで狙わざるを得ない
417 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/23(日) 14:37:50.83 ID:O2PMULp30
それじゃ、続けますか。
一応EDは出来上がってます、勿論ハッピーエンド。
まだ即興で思いついただけですけど。

ただ、このスレでやると異様に長くなるし、多分小ネタしばらく取れなくなりますが。
……というか、別スレ立てたらいいのか。
>>384の許可さえあればの話だけど
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 14:42:45.44 ID:QGL1KYcbo
隔絶された村で呪われた血を愛してしまったとか最終的に二人ともころされる展開しか想像できないけどハッピーなんだよね?
419 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/23(日) 14:50:56.76 ID:O2PMULp30
>>418 大丈夫、借金イッチのSSだよ!
……冗談はおいておいて、ちゃんとハッピーエンドです。

420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 14:59:59.52 ID:TI5nznFNo
し あ わ せ
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 15:21:00.03 ID:bRgijnoR0
まさか拾われるとは思わなかった
イッチの好きなように料理してくだせい
422 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/23(日) 15:31:07.90 ID:O2PMULp30
>>421 マジですか、やたー!

じゃあ、全力で頑張ります、はい
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 16:46:45.41 ID:t0ZUwawso
前回のハッピーエンドがあれだったからな…
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 17:12:38.32 ID:Ix0xpZtIO
しばらく小ネタなくなるのか……
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 17:18:08.01 ID:XfY5HRIIO
ハッピーエンド(鬱)
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 17:21:01.56 ID:iAYAGCkmo
(イッチが)ハッピー(な気分になれる鬱)エンド
かもしれん
427 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/23(日) 17:36:44.89 ID:O2PMULp30
>>426だから純愛が好きだと(ry

>>424さっきはそういいましたが多分普通にこれからも続けると思います。
小ネタ書くの楽しいですし。

>>423正直すまんかった、でも病み度3だし仕方ない(言い訳)


書き溜めが適度に溜まったらスレ立てる、かも。
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 18:59:33.54 ID:eLE35Te60
病み度が上がらないってことは前回より難易度低めなんだな
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 19:07:27.19 ID:OMjTHmgIO
内部数値になっただけと予想
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 19:20:06.57 ID:X/zYwsnko
病み度が表示されないとか恐怖ってレベルじゃねーぞ!
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 19:21:33.95 ID:+YTmu6L7o
前回の衣エンドいいじゃないか
幸せな家庭を築けたじゃないか
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 19:21:57.79 ID:OMjTHmgIO
咲:病み度4
モモ:病み度3
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 20:16:28.49 ID:UvLJNGnIO
誰でも病む可能性があるとは、なんてヒロイン達だ
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 20:25:10.85 ID:vZD3MP1R0
>>431
なお今回はむしろ幸せを壊したい者達が活躍する模様・・・
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 20:40:55.05 ID:gPkyi6WQ0
正直ゾロ目イベントが拍子抜けだったのは俺だけじゃないはず
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 20:43:18.30 ID:0S4XJHcho
ぞろ目で酷い目に会いたいんだったら鹿児島か白糸台に行ってください(震え声)
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 20:52:30.76 ID:bRgijnoR0
昔はここもぐう畜三銃士と呼ばれてたんだよな(遠い目)
438 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 22:47:26.83 ID:O2PMULp30
やっぱりこのスレでやろうと思い直しました。
内輪ネタを外に広げるのもあれですし。


>>435 昔からそんなにひどいぞろ目は無かったと思いますが。
まあ、病み度上げ続けてれば阿鼻叫喚の嵐になるんじゃないですか(適当)

>>437 正直ビデオレター以外にそんなひどいことはやっていないと思います
つまりイッチはぐう聖


それじゃ、はじめるでー

439 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 22:50:58.14 ID:O2PMULp30
その前に、朝安価

>>442
440 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 22:51:23.99 ID:O2PMULp30
訂正、出会うキャラ>>443
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 22:51:28.64 ID:JiuPHeiZ0
モモ
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 22:51:43.18 ID:q5mWgTKIO
モモ
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 22:51:45.31 ID:Vrweq7Dlo
かおりん
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 22:56:24.86 ID:k0huUhCWo
そろそろモモ以外の面子にも借金のこと話すべきだと思うんよ


安価なら↓
445 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 23:05:43.48 ID:O2PMULp30
借金16日目(月) 所持金51,890円


京太郎「ふぁ……」

京太郎「んぅ……昨日は色々あったなぁ」

……おかげさまでいい夢は見れた。

変わりに、とっても眠い。

もっと夢を見ていたかった。

いや、現実でその夢の内容を起こせば言いだけなんですけどね。

……まあ、色々ありすぎたし。

佳織「……あ」

佳織「おはよっ、須賀君」

京太郎「あ、おはようございます」

ほわほわ、と幸せな気分に浸りながら歩いていると声をかけられる。

……これが、モモの声だったら良かったのに、なんて思いは胸にしまった。

佳織「……?」

京太郎「どうしました?」

佳織「いや……」

佳織「……なんかすっごく楽しそうな顔してるな――って」

京太郎「そうですか?」

佳織「うん」

佳織「宝くじ一等あてたときみたい」

……あててみたいなぁ。

京太郎「……まあ、色々ありましたし」

佳織「そうなの?」

京太郎「ええ」

佳織「ふーん」

妹尾先輩は不思議そうに首をかしげた。
446 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 23:07:35.34 ID:O2PMULp30
佳織「……ふふっ」

京太郎「どうしました?」

二度目である。

佳織「なんていうのかな……」

佳織「……他人が嬉しい気分になっていると、自分も楽しい気分にならない?」

京太郎「……あー」

なんとなく判る気がする。

すっごい楽しそうな人が隣にいれば、自分も楽しくなるし。

すっごい悲しそうな人が傍にいれば、自分も悲しくなる。

……そういう理論で。

すっごい好きな人がいれば、自分も更に好きになるのだろう。

相乗効果のような。

佳織「……あ、また嬉しそうな顔」

佳織「ふふっ、思い出し笑い?」

京太郎「……そんな感じです」

佳織「くすくす」

……ああ、本当、こんな美人な先輩と隣で歩いているって言うのに。

頭の中は彼女のことばっかりだ。

京太郎「……あ、そうだ」

京太郎「妹尾先輩はこの休みに何か楽しいことありましたか?」

佳織「……私?」

流石にそれは先輩にも失礼だ、と思って適当に話題を振ってみる。

佳織「えっと……そうだね……」

佳織「……あ、麻雀の役、またいっぱい覚えてきたよ!」

京太郎「そうなんですか?」

佳織「うん!」

佳織「小四喜と大四喜と緑一色と――」

京太郎「なんで役満ばっかりなんですか」

佳織「あ、あと白一色っていうのも――」

京太郎「それは違うと思います」

佳織「えっ、違うの!?」

佳織「せっかく練習したのに……」

京太郎「出来るんですか!?」

佳織「が、がんばってる最中ですっ!」

京太郎「出来ないと思うのでやらなくていいと思います」

……もしできるようになったらどうしよう。

それはそれで面白そうだと思うけど。



かおりんの好感度があがりました。
447 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 23:11:08.47 ID:O2PMULp30
桃子「昼、お昼、お昼っすよ!」

京太郎「お、おう……」

京太郎「……今日は何時にもまして元気だな」

桃子「そりゃもう、元気になるにも決まっているじゃないっすか!}

桃子「だって、だって、京ちゃんとのお昼っすよ!」

桃子「ある種初めてのお昼っすよ!」

京太郎「……あー」

まあ、いいたいことはわからないでもないけれど。

京太郎「……」


1.一緒に
2、学食
3、帰る
>>450
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:11:27.39 ID:nkhhuMnho
1
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:11:30.23 ID:ahYbwVB7o
1
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:11:33.02 ID:7pR0oYcAO
2
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:13:11.06 ID:O3EgaTOE0
安定のスナイパー
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:15:30.05 ID:NJRGrf+5o
しってた
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:15:50.52 ID:EkggwhGF0
スナイプなのか報告するためなのか
454 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 23:15:52.17 ID:O2PMULp30
京太郎「でも……あのー」

桃子「……え、マジっすか?」

京太郎「マジ、で、ございます」

桃子「……」

桃子「……まー、仕方ないっすよね」

桃子「うん、仕方ない、仕方ない……」

京太郎「……えっと、すいませんでした」

桃子「や、謝ることじゃないっすし……」

桃子「……別に、大丈夫っす、仕方ないっすもん!」

京太郎「……」

桃子「ほら、早く行かないと込むっすよ!」

桃子「いってらっしゃいっす!」

京太郎「……ああ、言ってきます」

桃子「……」

桃子「……別に、悲しくなんてないっすもん」




かじゅ>>453
かおりん>>454
むっきー>>455
さとみー>>456

50以上でいます。
全員50以下の場合全員います
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:16:03.93 ID:JiuPHeiZ0
なんて彼氏だ……
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:16:10.65 ID:UpI2o0dr0
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:16:21.75 ID:VxNmAiPqo
てい
458 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 23:16:28.23 ID:O2PMULp30
おおう、ずれた。

かじゅ下1
かおりん下2
むっきー下3
さとみー下4
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:16:42.83 ID:UpI2o0dr0
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:16:43.80 ID:Vrweq7Dlo
おまかせあれ!
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:16:46.78 ID:VxNmAiPqo
えい
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:16:48.94 ID:JiuPHeiZ0
463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:18:23.46 ID:KKJC06sWo
みんないたな都合がいい
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:18:29.28 ID:0S4XJHcho
モモハブ……
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:20:20.38 ID:EkggwhGF0
ちょうどいいからモモと彼氏彼女になったの報告しようぜ、こういうのは早い方が良いし
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 23:22:41.05 ID:ols43mNI0
むっきーに土曜日のこと伝えておかないと
467 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 23:25:39.50 ID:O2PMULp30
京太郎「……」

京太郎「全員勢ぞろいですか」

智美「モモはいないけどなー」

佳織「東横さんっていつもどうしているの?」

京太郎「ああ、教室で弁当食べてます」

睦月「そうなんだ」

京太郎「というか、ここに来なかったら大体それくらいじゃないですか?」

ゆみ「……まあ、そうだろうな」

智美「でも、購買とかもあるぞー?」

京太郎「まあ、そうですね」

佳織「購買のパンって美味しいの……?」

佳織「私食べたこと無いんだけど……」

睦月「……まあ、それなり?」

ゆみ「可も無く不可も無く……かな」

佳織「そっか……」

佳織「……ちょっと食べてみようって思ったんだけど、別にいっかな」

佳織「学食のご飯美味しいし」

京太郎「ですよね」

睦月「うむ」

ゆみ「……で、その美味しいご飯も取らず、机で駄弁っているわけだが」

智美「運よく場所はとれたからなー」

京太郎「……で、誰が取りに行くんですか?」

ゆみ「勿論、君だ」

京太郎「五人分ですか」

ゆみ「冗談だよ」

ゆみ「……んじゃ、丁度いいから私と京太郎君と智美で行ってくる」

佳織「二年生がお留守番だね」

睦月「任されました」

智美「それじゃ、行ってくるなー」



1、ゆみちんと話す
2、かおりんと話す
3、むっきーと話す
4、さとみーと話す
5、恋人になったことの報告

>>470
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:25:59.52 ID:uj+Dx4Wj0
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:26:09.54 ID:ahYbwVB7o
5
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:26:10.31 ID:VxNmAiPqo
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:26:10.73 ID:UpI2o0dr0
472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 23:26:15.26 ID:ols43mNI0
473 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 23:30:18.40 ID:O2PMULp30
京太郎「……あ、そうだ、睦月さん」

睦月「ん?」

京太郎「えっと……土曜、暇ですか?」

睦月「土曜……?」

睦月「何かあるの?」

京太郎「いや、友達と遊ぼうと思いまして」

睦月「……えっと、それと私とどういう関係があるのかな?」

京太郎「遊びませんか、と」

睦月「……へっ?」

京太郎「遊びませんか、と」

睦月「いや、聞こえてるけど」

睦月「……なんで、私なのかな、って」

睦月「……私の知ってる人なの?」

京太郎「いや、多分赤の他人です」

睦月「だから、なんで私を呼ぶんですか」

京太郎「……何でといわれても……」



>>476
50以上で成功
474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:30:50.19 ID:suQBYUPf0

475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:30:56.08 ID:kf0DisEfo
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:30:56.79 ID:UpI2o0dr0
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:31:06.81 ID:NJRGrf+5o
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:31:15.70 ID:uj+Dx4Wj0
ほい
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:32:12.43 ID:cSKMOSwso
ムッキー相変わらずすげえな
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:34:23.80 ID:gDVrwji60
彼女がいるのに女三人とデート
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:35:19.52 ID:UpI2o0dr0
恋人関係を隠したまま他の女と遊ぶとかまたヒロインを病ませたいのか
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:36:38.11 ID:kf0DisEfo
むっきーはすこやんに夢中だから(震え声)
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:36:44.98 ID:vZD3MP1R0
スナイパーだから、の一言で終了
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:37:07.15 ID:gDVrwji60
イケてんじゃん、鶴賀スレ!
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 23:37:12.97 ID:ols43mNI0
これは前の安価で咲にすこやんとむっきーに会わせるって約束してるから
確認とってかないとモモより恐ろしい者が病んでしまう
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:38:42.10 ID:UpI2o0dr0
その時は予定が合わせられなかったと謝れば済む話だと思うんだが
487 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 23:39:32.88 ID:O2PMULp30
京太郎「健夜さんも来るから、ですかね」

睦月「行く」

京太郎「即答ですか」

睦月「むしろ、行かないって答えがあると思う?」

京太郎「いや、無いと思います」

睦月さんのキャラ的に。

京太郎「……まあ、まだ約束できてないんですけどね」

睦月「えっ?」

京太郎「でも、言質は取りましたし」

睦月「それさ、詐欺って言うと思うんだけど」

京太郎「冗談ですよ」

京太郎「……でも、来たらそういう特典がありますよ……っていう」

睦月「……んー」

睦月「……来なかったら誰が来るの?」

京太郎「俺の昔の友達です」

睦月「へー……」

睦月「……本当に、なんで私が呼ばれるの」

京太郎「……」

人数あわせというのも忍びないし……。

というか、そう言ったところで絶対に参加しないだろうし。

京太郎「……まあ、睦月さんとも遊びたかったんですよ」

睦月「!」

京太郎「割と話してますけど、ほとんど遊んだことありませんし」

せいぜい健夜さんと話したときくらいだろうか。

あれも遊んだとはいえないだろうし。

そういう意味では、それも嘘だったわけじゃない。

だから、俺は悪くない。

睦月「……」

睦月「……それなら……うん」

睦月「……がんばってみる」

京太郎「いや、遊ぶのに何をどう頑張るんですか」

睦月「……人付き合い?」

京太郎「そんな頑張らなくても大丈夫です」

……むしろ、頑張るのはきっと向こうの方だから。

京太郎「まあ、そんなわけです」

京太郎「それじゃ、土曜、よろしくお願いしますね」

睦月「うむ」



むっきーの好感度が上がりました
488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 23:41:14.50 ID:ols43mNI0
>>486
スナイパーによって京太郎が自分から会わせたい人として紹介することになってる。
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:41:18.36 ID:y9GmEQGe0
イッチニキもノリノリ、はっきりわかんだね
490 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 23:42:29.00 ID:O2PMULp30
京太郎「放課後だな」

桃子「放課後っす!」

桃子「部活っすね」

京太郎「部活だな」

桃子「……大丈夫っすよね?」

京太郎「いや、何がだよ」

桃子「今日、部活来るっすよね?」

京太郎「……」


1、行く
2、行かない
>>493
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:42:52.69 ID:JiuPHeiZ0
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:43:01.94 ID:NJRGrf+5o
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:43:02.77 ID:UpI2o0dr0
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:43:02.94 ID:jBj90qZ6o
1
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:43:05.07 ID:yJFYjzSCo
1
496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:43:12.70 ID:k0huUhCWo
>>488
兄弟、そろそろsageようぜ

安価なら↓
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 23:43:49.57 ID:ols43mNI0
これからすこやんにも確認取らないといけないんだよね。
これですこやんが無理とか言ったらどうするんだろ?
京太郎と咲とむっきー接点ないはすこやんいないし恋人のモモもいない・・・
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:44:06.91 ID:KKJC06sWo
1
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:44:32.48 ID:UpI2o0dr0
>>488
だから「紹介したい人の予定が合わなかった」と言うんじゃないの?
500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:45:20.03 ID:ols43mNI0
システムクリーンかけてたの忘れてた。
>>496ありがとう
501 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 23:51:03.96 ID:O2PMULp30
京太郎「大丈夫だって、ちゃんと行くよ」

桃子「……ほっ、よかったっす」

ぐい、と彼女は腕を引いた。

京太郎「わっ!」

桃子「えへへっ」

そのまま腕を組む。

桃子「すごいっすよ、京ちゃん、今までの私だったらこんなこと出来なかったっすよ!」

京太郎「……今でも俺はあまりしたくないんだけど」

桃子「私のこと嫌いっすか!?」

京太郎「いや、そうじゃなくて……」

京太郎「……恥ずかしいなって」

桃子「大丈夫っす、まだきっと見えてないだろうっすから!」

京太郎「どこからそんな根拠が出て来るんだよ」

桃子「ふふっ、人一倍視線に敏感な私っすもん!」

やっぱりどんな根拠かいまいちわからない。

桃子「でも、いいじゃないっすか、私達は恋人っすもん!」

桃子「こうやって、腕組んでいたって全然問題ないっすよね!」

京太郎「……いや、問題は無いんだろうけどさ」

京太郎「……やっぱり恥ずかしいなって」

桃子「大丈夫っす、ずっとこうしていればなれるっすよ!」

京太郎「いや、慣れるとかじゃなくて……」

桃子「えへへ〜」

すりすりと頬をこすりつけてくる。

……。

……本当に見えてないのか、これ?」

桃子「えへへっ!」

京太郎「……」


1、このまま部室に
2、……流石に部室でこんなのは見せられないよなぁ

>>505
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:52:32.78 ID:ahYbwVB7o
1
503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:52:43.63 ID:vNPC4kYpo
1
504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:52:47.98 ID:JiuPHeiZ0
505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:52:48.15 ID:NJRGrf+5o
506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:52:48.51 ID:EgJPBcKB0
507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:52:48.85 ID:UpI2o0dr0
508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:52:52.09 ID:Vrweq7Dlo
1
509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:58:10.86 ID:pO1NwwAd0
すこやん単体だと根掘り葉掘り聞いてくるだろうから、むっきー入れたんだけど
そこまで不評なんか……

ちょっとメゲルわ
510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 23:59:19.35 ID:CYp1afxA0
姉帯さん=八尺様で
両親が殺されたなんて事は無く、自分で記憶を改竄していただった事に気付くルートが浮かんだ。
京太郎の頭蓋骨を愛しそうに抱え、全国を回る姉帯さん(八尺様)とか。

姦姦蛇羅(咲)さん、メリー(衣)さん、八尺(姉帯)様、雪女(凍華)で京太郎を賭けた闘牌勃発まで妄想した。
511 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/23(日) 23:59:55.66 ID:O2PMULp30
京太郎「……流石に部室でこんなのは見せられないよなぁ」

桃子「ん、何かいったっすか?」

京太郎「いや……」

京太郎「……流石にそろそろ離れてくれないかなって」

桃子「えー……」

京太郎「離れていたって俺達の間は離れていないだろ?」

桃子「クサいっすね」

京太郎「そうでもしないとモモ離れなそうだし」

桃子「むぅ……」

……頬をぷく、と膨らましながらモモはしぶしぶと離れた。

桃子「……ね、京ちゃん」

京太郎「ん?」

桃子「京ちゃんは私達が恋人であるってこと、言いたくないっすか?」

京太郎「……いや、そういうわけじゃないけれど」

京太郎「ただ、こんな格好で来たりしたら向こうにも迷惑だろ」

……真面目に麻雀やっている途中でこんなにもイチャイチャしていたらボコメキョにされるかもしれない。

というか、こっちも真面目にできない。

部活の場所くらい、普通にいたほうがいいだろう。

桃子「……ま、わかったっす」

桃子「あーあ……腕が寒くなるっす……」

京太郎「……」

京太郎「我慢してくれ」

桃子「むぅ……」

桃子「……いいもん」

桃子「その分、部室まで京ちゃん分を堪能するっすから」

ぎゅぅ、とより強く腕を締められた。
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:01:43.07 ID:itl7Dw0ro
>>509
修羅場の可能性があるから、モモにしておけばよかったのに
513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:02:24.13 ID:WT/KnFqKo
>>509
単純に彼女いるのに他の異性と遊んでるのがヤバイんだよ
むっきーとかすこやんとか関係なくな
514 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 00:04:08.09 ID:aWZkVXSO0
京太郎「こんにちはー」

桃子「っすー」

そして、部室。

勿論、腕は離れている。

……でも、ちょっとだけ間が近いかもしれない。

その辺の距離感は俺には良くわからないけれど。

ゆみ「やっと来たか」

京太郎「……あれ、そんなに遅かったですか?」

智美「いつもはあと三分前くらいだなー」

睦月「何かあったのかなって心配してたよ」

桃子「いやいや、別に何もないっすよ」

ただ、くっついて歩いているから遅くなったんだろう。

ゆみ「……ま、それならいいけど」

ゆみ「それじゃ、今日もいつもどおり始めるか」


1、四人で麻雀(雀力の増減多め)
2、二人で麻雀(好感度の増減多め)
>>517
515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:04:40.03 ID:9KMlcS6so
2
516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:04:45.79 ID:1+W/YDh/0
517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:04:46.90 ID:k8eZCV0AO
2
518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:04:48.74 ID:RO3hP9tOo
1
519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:05:07.16 ID:YiIBiI9q0
モモと付き合ってるのを話す
520 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 00:05:08.23 ID:aWZkVXSO0
誰と?
>>523
521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:05:24.07 ID:WT/KnFqKo
もも
522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:05:32.80 ID:1+W/YDh/0
モモ
523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:05:33.98 ID:tbphWahto
むっきー
524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:05:40.10 ID:YiIBiI9q0
もも
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:05:43.54 ID:fZ7zMkVC0
モモ
526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:05:46.65 ID:ZKkrmM+B0
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:07:32.59 ID:JDDzE/vo0
これもうあれだな、むっきーは今後咲かモモの病み度が上昇した時に殺されるな
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:07:42.05 ID:/HtpvU5p0
相変わらずのむっきースナイプ
529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:07:46.09 ID:m/hjAPYXo
スナイパーが躍動している
530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:09:29.70 ID:YiIBiI9q0
修羅場は小ネタだけで十分だよ・・・
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:10:11.54 ID:XQzr3Znio
ああスナイプってそういう…
532 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 00:10:13.04 ID:aWZkVXSO0
京太郎「もう定番だな」

睦月「……あはは」

桃子「……」

桃子「……あのー、津山先輩?」

ゆみ「ダメだ」

桃子「なんで、そっちで断られるんっすか!?」

智美「くじは絶対なんだぞー」

智美「ついでに安価も絶対なんだぞー」

桃子「何の話っすか!?」

京太郎「……ま、そういうわけだから」

京太郎「いつもどおり、こっちにやってますね」

ゆみ「ああ」

桃子「……」

桃子「……むぅ」

膨れっ面は消えなかった。

京太郎「それじゃ、始めますか」

睦月「うむ」

睦月「……今日もよろしく」

京太郎「ええ、よろしくお願いします」



1、モモとの関係について
2、土曜日について
3、その他(自由安価)
>>535
533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:10:37.82 ID:1+W/YDh/0
534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:11:08.58 ID:XQzr3Znio
1
535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:11:09.92 ID:RO3hP9tOo
1
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:11:10.19 ID:m/hjAPYXo
537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:12:06.71 ID:I9EVP/Mp0
あそこで他のルート断っても良いならモモ一択だけど、この流れは他の人もまだ狙ってる流れですね……
大丈夫だろうか
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:12:12.76 ID:rn+frF2Z0
この状況でスナイプは殺しにかかってるようなもんだと思うわ
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:14:56.94 ID:eIH/4Mm50
つーかイッチくんも関係話すまで安価入れるつもりだっただろ
540 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 00:28:31.92 ID:aWZkVXSO0
桃子「……」ジィーッ

睦月「……」

桃子「……」ジィーッ

睦月「……あの、京太郎君」

京太郎「どうしました?」

桃子「何かすっごい強い憎悪を向けられてる気がするんだけど」

京太郎「いや、そこまでひどいもんじゃないと思います」

ただの、羨ましいなーっていう視線だ。

俺だってひしひしと感じている。

睦月「……私何かやったのかなぁ?」

京太郎「……いや」

間違いなく睦月先輩は何もやっていない。

逆に言えば、俺といるだけで何かをやっていることになる。

なんていったって……なぁ?

……まあ、話すべきだろう。

ここまで、こんな感情を向けられていて、隠すことなんて出来ないだろう。

京太郎「……実はさ」

睦月「うん」

京太郎「俺とモモ、付き合うことにしたんだ」

睦月「……えっ?」

京太郎「嘘じゃないです」

睦月「……え、本当に?」

京太郎「本当ですとも」

ツモ切りに設定して後ろを振り向く。

すごく驚いた表情で俺とモモを交互に指していた。

睦月「いや……え、えぇ!?」

京太郎「そこまで驚くことですか?」

睦月「そりゃ、驚くってだって――」

智美「どうしたー?」

睦月先輩が指差す方向から声が聞こえる。

麻雀が一時中断したようだ。

……まあ、こんなに大声で話していたら当然そうなるかもしれないけれど。

桃子「……もしかして」

京太郎「もしかしなくても、っす」

桃子「じゃ、もう宣言してもいいっすよね!」

キラキラ、とモモの表情が輝いた。

さっきまで不満そうに口をつむんでいた人と同じ人とは思えない。

桃子「私、東横桃子は須賀京太郎とお付き合いしてるっす!」

そして、俺の返事を待たずに彼女はそう高らかに宣言した。

睦月先輩含めて、四人がポカンと口を開いた。
541 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 00:29:25.19 ID:aWZkVXSO0
京太郎「……ええと、マジです」

ダメ押しする。

四人はポカンと口を開いたまま動かない。

ゆみ「」

佳織「」

睦月「」

智美「」

……時が止まる。

なんだかドキドキしてしまう。

……どうせならモモに近づこうか。

睦月「……ええと」

睦月「おめで……とう?」

京太郎「なんで疑問系なんですか」

睦月「いや……なんていうかまだ信じられなくて――」

ゆみ「いきなり言われても……な」

智美「ワハハ……まあ、何はともあれ、おめでとう」

佳織「……そっか、嬉しくなってたのって」

京太郎「ええ」

佳織「……ふふっ、おめでとう」

漸く時が動いた。

皆がみんな、それぞれ俺達を褒めてくれる。

京太郎「ええと、ありがとうございます」

桃子「ありがとっす!」

だから俺たちは笑顔で返した。

……こうして、俺達の仲は公認になったわけだ。

桃子「これで、もう恥ずかしげも無く恥ずかしいことがいっぱいできるっすね!」

京太郎「いや、しないからな」

桃子「えー……」

睦月「……」

睦月「……くす」

京太郎「どうしました?」

睦月「いや……」

睦月「……おめでとう」

……ちょっとだけ、寂しそうに笑っている気がした。

気のせいだけど。



かじゅ、さとみー、むっきー、かおりんの好感度がある程度下がりました。
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:30:20.79 ID:tbphWahto
桃子「何かすっごい強い憎悪を向けられてる気がするんだけど」
今日も小ネタが楽しみだな
543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:30:45.78 ID:QEQIbhrbo
モモ翌優遇されすぎだろ…
544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:31:47.34 ID:I9EVP/Mp0
どれだけ交感度高くても告白したもの勝ちだよ
545 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 00:31:48.95 ID:aWZkVXSO0
>>542間違えた、済まぬ

あ、雀力安価>>547の一の位÷3の切捨て分だけあがります。
546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:32:22.23 ID:1CoE4z1G0
流石に毎回選択肢に入るとなぁ…
547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:32:24.43 ID:7mP4vxlfo
うむ
548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:33:15.23 ID:Sxy3WxNZo
優遇といっても彼女なんだから当然の結果としか
549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:34:10.89 ID:4R8j69q/0
前回病むような安価とりまくった挙句のEDに文句タラタラだったから救済措置が入っても仕方ないんじゃね
550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:36:22.88 ID:YiIBiI9q0
修羅場よりも平和にイチャイチャしたいんだよ!
551 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 00:40:53.57 ID:aWZkVXSO0
44→45
>>546どの選択肢のことかはわかりませんが、好感度の下がる安価はこれ以後ないはずです。
少なくとも、この部活安価では。


桃子「いやー、今日も楽しかったっすねーっ!」

京太郎「……」

結局話してから更にモモが積極的になった。

部室に入る前のあの悩みが無駄なものになってしまった。

智美「ワハハ、あつあつだなー」

桃子「当然っす!」

桃子「だって、京ちゃんのこと好きっすから!」

ゆみ「……いちゃつくのはいいけど、部活は真面目にやってくれ」

桃子「やったじゃないっすか!」

ゆみ「いや……確かに今日は真面目だったけれどな」

京太郎「……まあ、これからもちゃんと気をつけますので」

流石にこの空気を部活に持ち込めない。

それこそ退部させられるかもしれないし。

部活の風紀が……とか、そんな理由で。

……いや、そこまでひどいことにはならないと思うけどさ。

京太郎「……っと、ここまでだな」

桃子「えー」

京太郎「いや、えーって言われても」

桃子「……いや、仕方の無いことってわかってるっすけど」

ぱ、と離れる。

やっぱり寂しそうな顔をする。

そんな顔されても……まあ、帰らなければいけないし。

そっちに行く用事もないし。

京太郎「……じゃ、またな」

智美「また、だぞー」

智美先輩と一緒にグループから抜けた。
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:43:41.90 ID:RXLpyWM10
交際申告安価のことじゃないのか?知らんけど
553 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 00:45:19.80 ID:aWZkVXSO0
智美「……にしても、男子に恋人が出来るとはなー」

京太郎「男子ですから」

智美「ワハハ、それもそうかー」

京太郎「ええ、それもそうです」

……沈黙がいつもよりも早く訪れた。

向こうも遠慮しているのだろうか。

かといって、何か話題が思い浮かぶわけでもない。

だから、黙々と、二人で並んで歩く。

智美「……あの、さ」

京太郎「どうしました?」

智美「恋人が出来るってどんな感覚なんだー?」

京太郎「どんな感覚……」

京太郎「……あんまり、言葉では言い表しがたいですね」

智美「そっかー」

智美「……私にはそんな色濃い沙汰がなかったからなー」

京太郎「そうなんですか?」

智美「ワハハ」

智美「……こんな、ワハハと笑う少女なんて可愛いわけないだろー?」

智美「そりゃ、誰も見向きしなくてもおかしくはないぞ」

京太郎「……」


1、俺は智美先輩のこと好きですよ?
2、いや、そんなこと無いと思いますよ?
>>557
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:45:54.56 ID:ZKkrmM+B0
555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:46:06.46 ID:ieiPqYRGo
2
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:46:23.12 ID:I9EVP/Mp0
2

色濃いのね
安価下
557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:46:25.49 ID:QEQIbhrbo
558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:46:32.56 ID:W1T7SiFLo
2
559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:49:41.04 ID:n6ydtBsGo
夜道で刺されそうな京太郎だな
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:51:40.09 ID:XQzr3Zni0
戦争のネジを巻き直すんだ!まだ正妻は決まっていない!
561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:51:40.58 ID:4qdg4NaO0
アカン
562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:52:07.78 ID:4qdg4NaO0
>>560

いや決まってるだろ
563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:52:56.84 ID:W1T7SiFLo
>>560
終戦してるだろ
何言ってるんだ?
564 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 00:53:06.48 ID:aWZkVXSO0
>>552なるほど。
一人ひとりに伝えていてもくどい言われるだけですし、どうせなら一気に。
なので、全員が揃っている場ではあの安価は常に出す予定でした。
なんかすまんね。

>>556済まぬ


京太郎「俺は智美先輩のこと好きですよ?」

智美「えぇっ!?」

京太郎「だって、智美先輩面白いですし」

京太郎「いてて楽しいですし……あと、名前が呼べない可愛いところありますし」

智美「ぐぬ……」

智美「も、もう呼べるぞー」

智美「きょーたろー……ほら!」

京太郎「でも、しばらくいえなかったじゃないですか」

智美「そうだけど……」

智美「……そ、そんな簡単に名前が呼べるほうがおかしいんだぞ!」

京太郎「こっちの所為ですか!?」

智美「そうだ!」

京太郎「理不尽にもほどがある!」

京太郎「……なんて、顔を真っ赤にしながら言い逃れをするところも可愛いと思います」

智美「な……っ!?」

京太郎「……ほら」

京太郎「智美先輩が知らないだけで、智美先輩の可愛いところはいっぱいありますし」

京太郎「そういうところを好きになる人だっていっぱいいると思いますよ?」

智美「……」

京太郎「……あれ、俺変なこといいましたか?」

智美「もう、変なことばっかりだ!」

智美「まったく……」

京太郎「おっかしいなぁ……そのままいただけなのに」

智美(……少なくとも、恋人のいる人がいう台詞じゃ……)

智美「……ワハハ」

京太郎「なんですか、その乾いた笑い」

智美「いいや、なんでもないぞ」

京太郎「?」


さとみーの好感度があがりました。
565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:54:25.54 ID:ZKkrmM+B0
逆にここでタラシ発言しようものなら普通は好感度さがるぞ世間的に
566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:55:16.57 ID:RsGBwvKS0
むっきー知ってるよ、お別れ√もあるって
567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:56:52.62 ID:RsGBwvKS0
そのまま言った、だな
568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:57:53.94 ID:I9EVP/Mp0
色恋沙汰も良いけど、本来の目的を忘れてはいけない
569 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 00:58:03.16 ID:aWZkVXSO0
京太郎「ただいま」

叔母「お帰り」

叔母「……お疲れ様」

京太郎「何がだよ」

叔母「恋人と一緒の授業はどうだった?」

京太郎「……」

京太郎「……知ってるか、俺とモモって席、隣同士なんだぜ?」

叔母「……マジ?」

京太郎「嘘ついてどうするんだっつの」

叔母「そりゃ、災難だったな」

京太郎「おかげで授業は楽しかったけれどな」

叔母「そっか、そりゃいいことだ」

叔母「……で、これからどうする?」



>>563
1、バイト
2、ネトマ
3、メール(鶴賀、すこやん、咲、はやりん、道場、借金の報告もこちらから)
4、散歩(宝くじもこちらから)
5、ヤクザさんのバイト
6、賭場
7、返金ボックス(176,900+α)
8、その他(自由安価)


>>564×700(7の倍数でマイナス)
叔母さんの今日の稼ぎ
570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:58:49.99 ID:YiIBiI9q0
3 すこやん道場
571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:58:56.76 ID:1+W/YDh/0
3 すこやん道場
572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:59:09.60 ID:W1T7SiFLo
安価先どこよ?
573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:59:18.79 ID:+wvuwOlIO
ミス?
574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 00:59:30.01 ID:ZKkrmM+B0
575 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 01:01:06.15 ID:aWZkVXSO0
ミスった

下3が今日すること

下4が叔母さんの稼ぎで
576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:01:28.38 ID:QEQIbhrbo
ksk
577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:01:37.00 ID:KRLAg7Mpo
3 すこやん道場
578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:01:37.83 ID:tbphWahto
3 すこやん道場
579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:01:38.51 ID:m/hjAPYXo
3かじゅ
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:01:40.39 ID:UG6h9dug0
8モモに別れを告げに行こう
581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:01:40.42 ID:7mP4vxlfo
3すこやん道場だー
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:01:47.92 ID:I9EVP/Mp0
>>570
583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:01:52.99 ID:W1T7SiFLo
3 すこやん道場
584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:02:03.68 ID:YiIBiI9q0
3 すこやん道場
585 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:02:08.00 ID:ZKkrmM+B0
道場
586 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:03:29.00 ID:k8eZCV0AO
>>580
これは取れてたら多数決になるの?
だとしたら範囲はどれくらいで、この安価を取った人は多数決に参加できる?
587 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 01:04:13.93 ID:aWZkVXSO0
700*51=35,700
176,900→212,600

3すこやん道場了解、でも本編はここでおしまい

グダグダですまんかった


一応小ネタ安価>>590
眠気が優先しそうだったら明日書きます
588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:04:57.76 ID:W1T7SiFLo
>>382
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:05:18.11 ID:1+W/YDh/0
狡猾な罠部長編
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:05:19.16 ID:4R8j69q/0
>>382
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:05:19.69 ID:m/hjAPYXo
告白の練習をしているところを京太郎に見つかるかじゅ
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:05:19.97 ID:QEQIbhrbo
モモの目の前で京ちゃん事故死
593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:05:20.69 ID:7mP4vxlfo
智美と祭りに行こう!
594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:06:00.65 ID:ZKkrmM+B0
宮守と怪談話in合宿

怖がるふりをして大胆に抱きつこうと企んでいたが
京太郎の話す三毛別羆事件があまりにもリアルに表現されていて
本気で怖がって夜も眠れず京太郎にまとめて添い寝してもらう宮守の皆


しかしそれは皆を囲って寝ようと企んでいた京太郎の狡猾な罠
595 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/24(月) 01:06:25.95 ID:aWZkVXSO0
>>586多数決有り、7人の参加有りになると思います


>>590了解
596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:08:01.73 ID:k8eZCV0AO
7人かー…、なかなか別れたりはしないみたいね
597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:15:26.20 ID:zRWXaSGDO
普通何の落ち度もない彼女を特に理由もなく一方的に捨てるようなクズは以後他の女子から見向きもされなくなる気がするなー
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:17:34.83 ID:1YzNzafao
>>592
畜生がここに居ますね〜
ワハハー
599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:22:36.12 ID:7hCPQWrIO
なんで別れること前提何ですかねえ…
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:27:32.92 ID:Sxy3WxNZo
なんでここにきて畜生共が活性化しているのか
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:29:34.81 ID:xXAh4hwD0
なんでそんなに別れさせたいんですかねぇ……
602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:30:31.06 ID:4BaQV3K2o
やだなあこういうのは荒らしっていうんですよハハハ
603 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/24(月) 01:37:56.47 ID:aWZkVXSO0
書いてた文章全部消えたのでもうちょっと遅くなります
604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:39:00.22 ID:4R8j69q/0
ゆっくり書いていけばいい
辛いなら次にやればいいのよ
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 01:39:12.54 ID:RJWNDZle0
安価スレな以上安価を取られたら文句言えないもんなぁ…
606 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/24(月) 02:14:03.16 ID:aWZkVXSO0
>>382


京太郎「小蒔さん……?」

京太郎「……あれ、寝てる」

障子を開けると、布団も敷かずにだらしなく寝ている小蒔さんの姿があった。

うつぶせだから、あまり服の乱れはわからないけれど。

とりあえず、袴の方はそこまで乱れておらず、生足なんかはあまり拝めない。

京太郎「……いや、変態かよ、俺」

お世話になっている人にそんな思いを抱えてどうする。

……とりあえず俺は小蒔さんを跨がないようにして襖を開き、その中にある掛け布団を取る。

現在冬。

なんでこんな格好なのかはわからないが、暖房が効いているとはいえ寒いだろう。

京太郎「まったく……」

京太郎「人を呼び出しておいて……」

ぐちぐち、と愚痴を言いながら布団を持ち上げる。

小蒔「……うーん」

それと、小蒔さんの寝返りはほとんど同時だった。

うつぶせから仰向けへと変わる。

……ゆっくりと体が動く。

……ゆっくりとおもちも動く。

ぷるんと揺れるそれは恥ずかしげも無く谷間を見せていた。

その谷間に一切の障害物なし。

……つまるところ、ノーブラだった。

京太郎「……」

いや、本当なに考えているんだこの人。

男だっているのに……変な気分にさせたらどうするのか。

責任を取ってくれるのか。

――責任、取って欲しいなぁ。

いや、冗談、冗談。

京太郎「まったく……」

もう一度呟きばさ、と掛け布団を小蒔さんの上空で綺麗にする。

そして、それをす、と小蒔さんに掛けようとした。

小蒔「えっ?」

京太郎「えっ?」

小蒔「……」

小蒔「……す、すー」

……おかしいな。

今、俺は確かに小蒔さんの声を聞いた気がしたんだが……それもちゃんとすぐ前で。

しかし、目を落としても小蒔さんは目を瞑っている。
607 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/24(月) 02:14:51.38 ID:aWZkVXSO0
小蒔「……すー」

きっちりと寝息を立てて。

わざとらしく、寝息を立てて。

京太郎「……」

まさか本当は起きているのだろうか。

いや、そうとしか思えないのだけれど。

京太郎「……」

……ちょっと悪戯してみよう、という小学生みたいな感情が訪れる。

仕方ないじゃないか、彼女は今ノーブラで目の前で寝ているんだ。

あんなにも豊満な胸を惜しげもなく見せびらかして。

……勿論全部が全部見えているわけじゃない……強いて半月のようだ。

突起は見えていないからちょっとだけ違うけれど。

でも、そんな大きな白い胸がぷるんと目の前で揺れている。

……悪戯したい思いが出てきても仕方のないはずだ。

京太郎「……まあ、そんなひどいことはしないけれどな」

お世話になっているんだ。

まさかへんなことなんて出来るはずがない。

だから、小さな悪戯で自分を満足させよう。

小は大をかねるかもしれない。

さて、折角しいた掛け布団を俺は小蒔さんの足側に行って、引き剥がした。

本人は不満そうな声を上げていたし、問題は無いはずだ。

京太郎「小蒔さん」

小蒔「す、すー」

そしてまたもや露になる小蒔さんの体を覆うように四つんばいになった。

両腕を肩の上につき、両膝を腹の横につき。

京太郎「……キス、しちゃいますよ?」

なんてふざけてみる。

どうせ起きているんだ、どんな真っ赤な反応が返ってくるだろう。

いつもいつも、小蒔さんは初々しくて――それが可愛らしい。

小蒔「はい……っ!」

京太郎「……は?」

小蒔「あ、いや、えと、あの!」

小蒔「……すー」

もう一度小蒔さんは目を瞑った。

……いや、完全に起きていただろ。

そして、合意していただろ。

何を望んでいるのか。

ナニを望んでいるのか?
608 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/24(月) 02:15:57.10 ID:aWZkVXSO0
京太郎「……」

じぃ、と白い顔を、桃色の唇を、黒いまつげを見つめる。

今ここで顔を下ろしたら丁度唇と唇が触れ合う。

この穢れ無き白い肌を俺の体で汚すことが出来る。

京太郎「……」

そう、彼女はどこまでも綺麗だった。

まるで全ての悪から隔絶されたような世界で生きていたような白い肌が綺麗でなくてなんというのか。

俺の語彙力が少ないのが悔やまれる。

それ以外――髪だって唇だって瞳だって。

そのどれもが他人に宿っていたらその少女はそれだけで美少女と呼ばれるような。

完成された美のような白い肌だった。

……言い過ぎかもしれないけれど。

少なくとも、俺にとってはそうだったんだ。

そして、その白い肌は今目の前に。

俺に覆われている。

俺に征服されるのを今か今かと待ちわびているようだ。

……こんな高翌嶺の花のような白い肌を。

泥で塗りたくる。

そう考えるだけで、気持ちが高ぶる。

京太郎「……それじゃ」

あそこで返事が無ければ俺がこんな気持ちになることもなかった。

少しは自制できたかもしれない。

しかし彼女は合意した。

合意し、そして目を瞑る。

……今なら何をやっても黙認する。

逆に言えば何をしても許されるのだろう。

顔を下げる。

目の前にある唇を今すぐむさぼりたいが、その前に。

小蒔「すー……」

京太郎「キス、しますね?」

小蒔「……は……ぃ」

耳元で囁くと、同じく囁き声が返ってきた。

もう一度顔を戻す。

まだ目を瞑っている。

いつまでその設定を続けているのだろう。

京太郎「……ちゅ」

小蒔「ちゅ……っ」

触れ合う。

……それだけ?

何をしても許されるのに?
609 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 02:17:02.47 ID:aWZkVXSO0
京太郎「はっ……ちゅ」

小蒔「ちゅ……ぱっ……はぁ……んちゅ」

小蒔「……っぱ……んぅ!」

例えば、こうしてバタフライキスの嵐の中、胸をまさぐったり。

京太郎「はぁ……ちゅ、ちゅぱ……ん……れろ」

小蒔「〜〜〜っ!?」

未だ汚れの知らない彼女を更に深く制圧したり。

京太郎「んちゅ……ぺろ……む……ぐ」

小蒔「ぁ……ちゅ……ぅ……ゃ……ん」

そのまま巫女服を動かしてその豊満な胸をさらけ出し。

それを空いた手で弄んだり。

おかしいな、最初は自制するはずだったのに。

なんとか小さな悪戯ですませようとするつもりだったのに。

ああ、もう我慢出来ない。

小蒔「っぷは!」

小蒔「はぁ……はぁ……京太郎……くん」

小蒔「……き、て……欲しい、です」

顔を赤らめながら俺をそうして求めるんだ。

不器用に自分も、と絡みつく彼女の舌が触れて。

手持ち無沙汰になった腕を俺に絡み付けるようにして。

俺を放さないぞ、と彼女がしてくるんだ。

どうして我慢できるのか。

京太郎「小蒔さん……」

小蒔「ぇへ……大丈夫、で、す」

小蒔「私、頑張ります……っ!」

小蒔「だか……ら」

小蒔「京太郎……く、ん」

小蒔「その……もっかい」

小蒔「ちゅー……して……くれません、か?」

京太郎「小蒔さんっ!」

小蒔「んっ!?」

……結局彼女のその稚拙な罠にやられてしまったわけだ。

おかしいな、俺はそれを知った上で彼女をからかおうと思ったのに。

小蒔「っぷは…………えへ」

小蒔「幸せ……ですっ!」

いつの間にか、彼女の手の平で踊らされていたようだ。

だけど、満面の笑みを浮かべる彼女を見ていたらそれでいいかな、と思えた。

――神降ろしの巫女なんかじゃなくて、もう彼女はただの女神だった。
610 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 02:20:25.34 ID:aWZkVXSO0
………………………………………………………………………………………………

『小蒔さんっ、好き、大好き、ですっ!』

『わ、た、しも、っです、っ!』

霞「……あらあら」

初美「あれ、なに見てるですかー?」

霞「わっ、いたの?」

初美「通りかかっただけですー」

初美「それで、何見てたんですかー?」

初美「そんな怪しくパソコンをすぐ閉じて」

霞「……んー」

霞「アニメの最終回?」

初美「アニメ……以外です」

霞「あらあら、私だって女子高生よ?」

霞「恋愛系アニメくらい見るわ」

初美「……やっぱり以外です」

霞「……どういう意味かしら?」

初美「な、なんでもないですよー!」

霞「……まったく」

はぁ、と走り去った彼女を見て溜息をついた。

……何がいけないのだろう。

何が私をそんなお姉さん――いや、それよりもっと上に見せるのだろう。

私だって普通に女子高生をしているつもりだった。

普通に勉強して、普通に遊んで、普通に恋をして。

……そして、普通に失恋して。

霞「……はぁ」

霞「ライバルに手助けするなんて、何してるのかしら、私」

やっぱりこういうところがお姉さんに見せる要因なのだろうか。

……相手が姫様だったというのもあるのかもしれない――なんていい訳だけど。。

だって、私は、私の意志で、姫様を応援したんだから。

……初めて健気に恋をする姫様を見て、応援したいと思って。

そして、約束してしまったのだから――。

霞「……ふふ」

諦めたつもりだった。

ならば何故このビデオを撮ったのか。

そんなの、諦め切れていないからに決まっている。

霞「二人とも、おめでとう」

ビデオに向かって語りかける。

そして、右みて、左見て、後ろ見て、今度こそ誰もいないことを確認して、扉を閉めて。

……少しだけ、泣いた。


おしまい
611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 02:21:39.89 ID:n6ydtBsGo
>そんなの、諦め切れていないからに決まっている。

つまりビデオをネタになんやかんやすると
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 02:22:29.19 ID:BNDPlI2zo
おつー
次は3Pですね(ゲス顔)
613 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 02:24:57.94 ID:aWZkVXSO0
没ネタ


初美「……わっ、すごい鼻血です!?」

霞「ふふ、全然大丈夫よ」

初美「平然とした表情で鼻血流す人が大丈夫なわけないじゃないですかー!」

霞「いいえ、違う、違うの」

霞(だって、あんなにも萌える恋愛とぎこちない遊戯を見せられたんだもの!)

霞(興奮しないほうが間違ってるわ!)

霞「……冬コミはこのネタで決まりね」

初美「冬……?」

霞「ああ、いえ、なんでもないわ」

霞「うふ……うふふ、うふふふふ」

初美「わっ、ちょっとどこへ行くんですか!」

霞「呼んでいるのよ……ふふ」

初美「何が読んでいるか知らないですけど、とりあえず鼻血くらい拭いてからいってくださいですっ!」






>>604ここで寝たほうがネタを忘れそうでしたし……
思いついたらさっと書きたいイッチなんです。


ちょっとキャラや口調が違うかもしれませんでした、ごめんなさいでした。


それでは、今日はここでしゅーりょー、お付き合いありがとうございましたー
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 02:27:27.83 ID:rn+frF2Z0
没かすみんから某姉御臭がするww
615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 02:27:39.04 ID:B7zz0l2p0
霞さん…
616 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 08:40:46.34 ID:LMT+NJ4qo
雨にも負けず、風にも負けず、モモ推しにも負けず・・・

借金返して三週目に期待だ
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 12:54:43.82 ID:CRniVxnF0
まだだ、まだ終わらんよ!
618 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 13:17:19.24 ID:hmM+wD7no
モモとイチャつけると思った結果www
修羅場の予感しかしないンゴ…
619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 13:22:30.30 ID:EigJBMcQo
まだ全体の4分の1しか経ってないのに彼女が決定したからな
もっと他のキャラとの絡みも見たいって人は多いだろ
620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 13:42:28.08 ID:1C9JkX5Jo
他のキャラとの絡みを見たがるのはいいが、それならそれで酷い修羅場にならないように気を遣えってことじゃないのか

モモ√が気に食わないからぶち壊そうとしているとか疑われかねないし、そうなって空気が悪くなるのは嫌だろ
621 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 13:55:32.65 ID:2RPrJl0lo
彼女以外とのいちゃいちゃは小ネタのように本編とは関係のない時空で行えばいいんじゃないか
それなら浮気じゃない
622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 14:26:41.93 ID:XQzr3Zni0
そもそも誘導しようとする所が間違ってる

安価スレだぞここは
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 17:12:52.08 ID:I9EVP/Mp0
予定と被せたり、放置しない限り酷い状態にはならんだろ
同じ家で暮らしてるわけでもあるまいし
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 18:49:00.76 ID:SLeCKeXDO
病み度マックスモモが斥候兵の如くナイフで血の海を見せることを期待している
625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 19:54:33.76 ID:m68HTX4J0
どこのサイボーグ忍者だよ
626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 20:42:12.02 ID:n6ydtBsGo
修羅場ンババンバン♪
627 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 22:09:58.23 ID:aWZkVXSO0
有言実行。

すこやんのアルペジオ、いろいろと注意
628 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/24(月) 22:10:27.13 ID:aWZkVXSO0
〜すこやんのアルペジオ〜


健夜「もしもし、京太郎君?」

健夜「……あれ、忙しいのかな?」

健夜「えっとー……パーティの準備できたよー」

健夜「もう、こっちに向かってる?」

健夜「この留守電聞いたら返事してね」

健夜「じゃあね」

健夜「……ふぅ」

ぴ、と電源を切った。

小さな部屋を精一杯お金を使ってツりーを置いたりレースで飾り付けたり。

勿論、プレゼントも買った。

あと、いつもの部屋だとちょっと殺風景過ぎるかもしれないから笑顔のぬいぐるみをいっぱいおいて。

準備万端、いつでもばっちこい。

健夜「……何してるのかなぁ」

京太郎君。

折角、彼と二人きりで過ごせると思ったのに。

……うん、でも彼にもいろいろと用事はあるんだもんね。

最初に約束してなかった私が悪い。

……いや、でもよかったら……って誘った気はしたんだけどなぁ……。

……いや、誘った、ちゃんと誘ったもん。

確かに昨日誘ったばかりだけど。

ちゃんと誘ったんだもん。

健夜「……もしかして夢?」

うわぁ、それはそれで悲しい。

勿論そんなことは無い。

無いってば。

健夜「……はぁ……」

健夜「……喉渇いたな」

京太郎君とのパーティのために用意したジュースを飲んでしまう。

一本だから、一本くらいなら。

……あと、お菓子も一袋くらいならいいよね?

ケーキは食べないし……うん、別にいいよね、うん。
629 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/24(月) 22:11:06.17 ID:aWZkVXSO0
健夜「……」ポリポリ

健夜「……」

健夜「……」プルルプルル

健夜「あ、京太郎君?」

健夜「えへへっ、ちょっと盛り上がってきたよ、こっち!」

健夜「……いや、私しかいないんだけどね」

健夜「えっと……この留守電聞いたら電話ください」

健夜「じゃあね」

健夜「……」ポリポリ

健夜「……」

健夜「お酒って美味しいよね……」

京太郎君と一緒に飲もうと――いや、一緒には飲めないけれど。

そのために用意していたお酒も飲んでしまう。

いいもん、ちょっと待つだけだから。

ほろ酔い状態で持っていたほうが盛り上がりを演出できるよね。

健夜「ふふふ……」

なんといったって、今日はちゃんと小道具まで買っているのだ!

がさごそとポケットを弄って鼻眼鏡を取り出す。

似合ってるかな?

似合ってないほうが面白いけど。

健夜「……」

ああ、早く来てくれないかな。

……はっ、もしかして色々準備してくれてるのかな?

それじゃ、期待してないとね、えへへっ!

健夜「……」

ため息はつかない。

頬杖をついて、ゴクゴクと酒を飲む。

……ああ、何か眠くなってきちゃった。

京太郎君に電話しとこう。

健夜「……」プルルプルル

健夜「……もしもし、京太郎君?」

健夜「今……もう、飲み物とかほとんど飲んじゃったから」

健夜「なんか飲みたいのあったら買ってきて?」

健夜「じゃあね」

……ああ、眠い。

いっそ寝てしまおう。

襲われちゃったりして、なんて、ふふっ。

健夜「……」

ちょっとうたた寝。

返事を返さない京太郎君が悪いんだから。
630 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/24(月) 22:11:40.49 ID:aWZkVXSO0
『待たせたな!』

健夜「あれ、京太郎君?」

健夜「なんで、そんな窓から――」

『ふっふっふ、今日の俺は俺じゃないです』

『貴方に幸せを届けに来たサンタですよ』ドヤァ

健夜「やだ……格好いい……」

『さあ、行きましょう健夜さん!』

健夜「行くって……」

『こんなにも綺麗な雪空の下、空中散歩って言うのも乙なものじゃありませんか?』

『……さ、この手を取って』

健夜「……うんっ!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


健夜「行くっ!」

ば、と目が覚めた。

ロマンチックな風景はそこには無く、こたつと乱雑したお菓子とペットボトルの山。

健夜「……夢かー」

ああ、どうしよう、すっごい虚しい。

……。

…………こんな気分は京太郎君と話して払拭するに限る。

健夜「……」プルルプルル

健夜「……おーい、もしもし?」

健夜「あのー……何回も電話したんだけど……」

健夜「えっと……今日は……大体何時でも大丈夫だから」

健夜「うん……」

健夜「……じゃあね」

……帰ってこない。

えっと時間は……。

……うん、まだ今日が終るまでには時間がある。

もっとお酒飲んで、楽しい気分になっていたらきっとすぐ時間は経つよね。

がぶがぶ。

がぶがぶ。

がぶがぶ。
631 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/24(月) 22:12:08.69 ID:aWZkVXSO0
健夜「もしもし!」

健夜「早く来たほうがいいよこれ!」

健夜「私があみだした動き本当すごいから!」

健夜「これ!」

健夜「超……おもしろい!」

……返事は返ってこなかった。

ちくたく。

時間は無常にも過ぎる。

あとちょっと。

あとちょっとで明日になる。

健夜「……」

ぐび、とお酒を飲んでそれを待つ。

……ああ、0時だ。

健夜「……もういいもん」

たがが外れた。

もういい、もう京太郎君なんて知らない!

健夜「ふーんだ!」

京太郎君のために用意したプレゼントを自分であけて自分でつけた。

わぁ、綺麗な首飾り。

健夜「あははっ、もういいもん、もういいもんだ!」

健夜「クリスマスなんてそもそも一人で過ごすもんなんだもん!」

健夜「あははっ、あははっ」

健夜「お酒美味しい、超美味しい!」

健夜「……ふふっ、一番健夜、踊ります、なんて!」

健夜「……っへーい!……っへーい!」

聖なる夜に、尻を叩いて、自分でも驚くようなダンス。

勿論見る人なんていない。

だからこそ、思い切りできる。

酒の勢いもあるけれど。

振られた勢いもあって。

やけだ。

やけ。

健夜「あははっ、私超面白い、あははっ!」

泣いてない。

ただ、鼻眼鏡が自分で泣いただけだ。

私は泣いてなんかいない。


おしまい
632 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/24(月) 22:12:49.27 ID:aWZkVXSO0
元ネタはBUMP
すいませんでした。

本編はもうちょっと後で始めます
633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 22:26:38.59 ID:ieiPqYRGo
すこやん……報われんなぁ
634 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 22:28:56.61 ID:o3NUZ7mto
ほーしーのーあるーぺじーおー
.: : : : : : : : :: :::: :: :: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::☆:::::::+::::::::::::::
  . . : : : ::::/⌒ヽ: ::: :: : :::: :: ::: ::: :::::::::::::::::::::::::..,,::。:+:::::::::::::::::::::::
  . .... ..::::/  <`O:: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::+,::o;;::・;,:::::::::::::::::::::
     ⊂ニニニ⊃. . .: : : ::: : :: ::::::::: ::::::::::::::::..<;;::・,,::;ゞ;;o;*::.:::::::::::
     /:彡ミ゛ヽ;)ー、. . .: : : :::::: ::::::::::::::::,,;;;<;+::;;;´;*::o*:,,;;ゞ;;::::::::
    ./ /ヽ/ヽ、ヽ  i. . .: : : :::::::: :::::::::::;;;*;;;〇;ゞ;*::;;:<;;;*;:;ゞ;;o;
   / / 。  ヽ ヽ l   :. :. .:: : :: ::<;;;;〇;ゞ;*::o,ゞ ;*;;;;*ゞ;*:o
  ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄     ;;;*;;;〇;ゞ;*::;;;;;*ゞ;*::o, 〇;;; *
                       : : : : : : llllllll : : : : : :
                           田田田
635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 22:33:13.17 ID:n6ydtBsGo
>振られた勢いもあって。

掘られた勢いもあって。
に見えて目を疑ったが目を疑って正解だった
636 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 22:43:24.30 ID:aWZkVXSO0
健夜「……あれ、もしかしてこれ服脱いだらもっと面白くなるんじゃないのかな!」

健夜「きゃーっ、すこやん天才!」

……どんどんキャラが壊れてく。

でもいいもん、どうせ誰も来ないもん。

健夜「そうと決まれば早速……んしょっと!」

健夜「あははっ、聖なる夜に一人全裸だなんて!」

健夜「これこそ性なる夜だね、うふふふっ!」

健夜「さあ、行くよ、私の超面白い動き!」

健夜「っへーい!……っへーい!」

聖なる夜に尻を叩いて一人で、自分でも驚くようなダンス。

……ガチャリ、と扉が開いたのは、私がそんな風にノっているのと同じとき。

健夜「……」

なお、私、全裸。

そして、扉に向けて尻を叩いている最中。

京太郎「……えっと」

やってきたのは、愛しい彼だった。

健夜「……」

京太郎「……」

そのまま時が止まった。

尻を――もしかしたら、色々なところを見せ付けたまま。

京太郎「……」

健夜「……」

京太郎「せ……性なる夜……ですか?」

健夜「うわああああああああああんっ!」

京太郎君への怒りより見られることの羞恥心が勝った。

炬燵にいきおいよく入って、きっと京太郎君を睨む。

健夜「なんで、なんでいるの!?」

健夜「一回も電話しなかったくせに!」

京太郎「いや……部活仲間と遊んでいましたし……」

健夜「私と約束したのに!」

京太郎「……」

健夜「いいもん、京太郎君なんか大嫌いっ!」

京太郎「……あのー、健夜さん?」

健夜「つーん」

京太郎「約束したの、クリスマスの夜ですよね?」

健夜「覚えてるのに来なかったの!?}

京太郎「今日、クリスマス・イブ、じゃないですか?」

健夜「……」

京太郎「……」

健夜「……ああ……そういえばそんな日もあったね」
637 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 22:44:25.26 ID:aWZkVXSO0
京太郎「怒られ損じゃないですか、俺!」

健夜「えっ、何、それじゃ私有りもしない約束を破られたことに腹を立ててたの!?」

健夜「やだ、もう、超はずかしいっ!」

……服を着たくないくらいに体が熱くなった。

健夜「そ、そうならそうと早く行ってよ!」

京太郎「だから遊んでいたから携帯電源切ってたんですって!}

健夜「あ、そっか、そうだよね……うん」

健夜「……はー」

健夜「……もう死にたい」

京太郎「生きて下さい」

健夜「だって、京太郎君の目の前で、全裸で踊ってたんだよ!?」

健夜「私考案の超面白い動きを全裸で見せていたんだよ!?」

京太郎「あ、あまり面白くなかったです」

健夜「なんでオーバーキルするかなぁ!?」

もうやだ、穴があったら埋まりたい。

京太郎「……ま、ええと」

京太郎「今、もうクリスマスじゃないいですか」

健夜「……そうだけど」

京太郎「今からパーティに付き合いますから、それで許してください」

健夜「……そもそも、京太郎君が許しを請う方が間違ってるんだけどね」

京太郎「自分で言っちゃいますか」

健夜「私だってそれくらいはわかってるよ……」

だからこんなに死にたくなっているんだから。

健夜「……でも」

健夜「付き合ってくれる……っていうなら、付き合ってもらおうかな」

京太郎「ええ、何時間でも付き合いますとも」

京太郎「クリスマスはまだ始まったばかりです!」

健夜「……そっか」

健夜「ふふ……ありがと」

全裸で、いろんな恥ずかしいところ見られたのに、そういって簡単に笑っちゃって。

私って単純だなぁ。

……でも、それだけ彼を待っていた。

それだけ彼と遊びたかったんだから。

健夜「……っし、それじゃ、早速パーティだよ、京太郎君!」

京太郎「了解です!」

健夜「でも、その前に服着るからちょっと待ってて!」

京太郎「了解です!」

……あと23時間50分くらい。

京太郎君と遊んで遊んで遊んで遊んで遊びつくしてやるんだから!


おしまい
638 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 22:45:21.31 ID:aWZkVXSO0
よし、本編始めます

どうせクリスマスなんて予定ないし。
どうせクリスマスなんて予定ないしー!
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 22:47:20.54 ID:o3NUZ7mto
「遊べる……遊べるんだ!」
京太郎から完成した料理をを受け取り、テーブルへと運ぶする健夜、
その顔に光る笑顔はそれまでの悲しさとは無縁のものだった・・・

翌日、ベンチで冷たくなっている内川が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った


おつやでー
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 22:48:21.01 ID:ieiPqYRGo
クリスマスなんて滅べばいい……
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 22:49:42.47 ID:I9EVP/Mp0
今日はアニメ放送日だね
はぁ…… 契約してないよ
642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 22:50:41.51 ID:ilPWq+R60
???「それはいけない!早く契約するんだ!」
643 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 22:57:41.00 ID:aWZkVXSO0
クリスマスに一人でゲーセンに行った時の場違い感。
前二台の指が両方リア充に占拠されるとは思わなかった。

そして俺も契約していない。
なんだ、サンタは俺に絶望を与えているのか。


京太郎「ええと……もしかしたら出かけるかもしれないから」

叔母「ん、そっか」

京太郎「とりあえずそういうわけだから」

京太郎「着替えてくるな」

叔母「了解」


………………。
…………。
……。


京太郎「……さて」

ええと、健夜さんの番号は……と。

ああ、あったあった。

京太郎「……えっと」

京太郎「今暇ですか……っと」

『ばっちり暇人です!』

すぐ帰ってきた。

もうなんか怖い。

京太郎「……仕事しているんですか……っと」

『してるよ、失敬な!』

『ちゃんと稼いでお母さんたちを楽にしてあげてるんだよ!』

京太郎「はぁ…………っと」

『何その疑わしい返事!?』

京太郎「お察しの通りです……っと」

『どういう意味!?』

『……それで、今日は何の用かな?』

京太郎「暇なら麻雀打ってくれませんか……っと」

『……ん、今日も練習だね』

『ふふっ、えらいえらい』

京太郎「別に、褒められるようなことじゃないですよ」

やらなければいけないだけだからやっているだけだ。

京太郎「で、お願いできますか?……っと」

『うん、ばっちり暇人だからね!』

『それじゃ、いつものところで待ってるよ?』

京太郎「ああ、はい、了解です……っと」

『でも、暇だからもうちょっとこうしてメールしてて!』

京太郎「……メールしながら向かいますね」
644 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 23:01:48.06 ID:aWZkVXSO0
絶望を送る片翼の天使なんていらないから笑顔をくれる宮守の天使をください(懇願)


京太郎「おはようございます」

健夜「そろそろきついんじゃないかな?」

さて、駅前。

こうして健夜さんを迎えに行くのもなれたものだ。

京太郎「それじゃ、こんばんは」

健夜「うん、そっちは早すぎるね」

京太郎「いいじゃないですか、地球のどこかでは今の時刻でも正しい挨拶ですよ」

健夜「ここは日本だから日本語で話してほしいな」

そして、こうして適当に話すのにもなれた。

最初はちょっと緊張していたのに。

今となってはこんなに自然に会話している。

……人間って不思議だなあ。

健夜「……さて、京太郎君」

京太郎「ん?」

健夜「今日はどうする?」

健夜「技術?」

健夜「それとも、能力?」

京太郎「そうですね……」


1、能力
2、雀力
>>648
645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:02:11.54 ID:tbphWahto
646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:02:20.24 ID:JDDzE/vo0
647 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:03:00.59 ID:o3NUZ7mto
648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:03:02.63 ID:1+W/YDh/0
649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:03:03.18 ID:m/hjAPYXo
ksk
650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:03:03.42 ID:QEQIbhrbo
651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:03:38.42 ID:I9EVP/Mp0
??「私と契約して一緒に楽しもうよ 京ちゃん」ゴッ
652 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 23:10:16.59 ID:aWZkVXSO0
京太郎「それじゃ、能力の方で」

健夜「了解」

健夜「でも、基礎をおろそかにしたらいけないよ?」

京太郎「45じゃ足りませんか?」

健夜「私そんなに年とって無いもんっ!」

京太郎「いや、年齢の話じゃないですって!」

健夜「まだアラサーだから、全然セーフだから!」

健夜「うん、大丈夫、大丈夫!」

……自己暗示はいってないか、コレ。

京太郎「……それじゃ、行きましょうか」

健夜「うん、大丈夫だよ!」

京太郎「いい加減戻ってきてください」

ペチ、と頭を叩いたほうがいいだろうか。

健夜「あははっ、私だってそこまですぐ壊れたりしないって」

京太郎「すっごいうそ臭いんですけど」

健夜「私をどんな目で見てるのかな?」

京太郎「頼れるお姉さんです」

健夜「やった、嬉しっ!」

健夜「お礼に京太郎君には鞄の中に入っていた飴上げる」

京太郎「わぁ、喜ぶべきか喜ばないべきか、超微妙!」

健夜「いや、喜んでよ」

京太郎「だって、それ何時のかわかりませんし」

健夜「そこまでずぼらじゃないよ!」

健夜「私をどんな目で見てるのさ!」

京太郎「可愛いお姉さんです」

健夜「ふふふっ、超うれしいっ!」

健夜「お礼に鞄の中に入っていた飴あげる!」

……ちょろい……のだろうか?



1、恋人になったことについて話す
2、土曜暇かどうか聞いてみる
3、その他、適当に話す(自由安価)
>>656
653 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:11:23.12 ID:4qdg4NaO0
2
654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:11:23.74 ID:JDDzE/vo0
655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:11:49.68 ID:1+W/YDh/0
656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:11:51.56 ID:m/hjAPYXo
657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:11:58.27 ID:ieiPqYRGo
2
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:15:28.99 ID:A/sjgkhi0
あと15分か
659 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 23:18:15.91 ID:aWZkVXSO0
京太郎「ああ、ところで健夜さん」

健夜「ん?」

京太郎「土曜暇ですか?」

健夜「土曜……」

健夜「……えっと、今週のだよね?」

京太郎「そうですね」

健夜「んー……」

京太郎「……もしかして、何か予定はいってますか?」

そうしたらそうしたで割と危ないのだけど。

俺と、咲と、睦月先輩。

……あと一人、誰か誘わないといけなくなる。

健夜「……いや、今思い出してる最中」

京太郎「仕事に対して真面目になってください」

健夜「これでも真面目だよ!」

京太郎「自分でこれでもって言っちゃってるじゃないですか」

健夜「……」

健夜「……あ、そうだ、確かメモ帳に記録してるはず……」

健夜「ごめん、京太郎君、ちょっと待って」

京太郎「ああ、わかりました」

……長引かせられるほうが心臓に悪い。

咲に、睦月先輩にあれだけ大見得きっていったんだから。

……これで、いけないことになったら。

……。

……はやりさんでも呼んでみようか。

健夜「ああ、あったあった」

数十歩歩いて、漸く健夜さんがその手帳を見つけた。

パラパラとめくり、指で確認する。

健夜「えっとね――」



00〜49 ……ごめん、用事はいっちゃってる
50〜99 ふふふっ、やっぱり私は超暇人だったね!

>>663
660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:18:59.03 ID:1+W/YDh/0
661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:19:04.50 ID:QEQIbhrbo
ksk
662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:19:11.36 ID:m/hjAPYXo
えい
663 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:19:12.84 ID:4qdg4NaO0
ほい
664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:19:29.60 ID:k4vjj/XF0
いえい
665 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:22:53.10 ID:RO3hP9tOo
せふせふ
666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:24:29.09 ID:JDDzE/vo0
だが、すこやんは大人としてアウト
667 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 23:32:33.83 ID:aWZkVXSO0
>>658 見れない人の分まで楽しんできてください(血涙)


健夜「……く」

京太郎「?」

健夜「く……くーっくっく!」

健夜「ふふふっ、やっぱり私は超暇人だったね!」

京太郎「……」

京太郎「本当に仕事してるんですか?」

健夜「してるよぉ!」

京太郎「だって、いつもいつも付き合ってくれてるじゃないですか!」

健夜「それは……」

京太郎「ほら、それ暇だって証拠じゃないですか!」

健夜「……」

健夜「……じゃあ、もう京太郎君に教えないっ!」

京太郎「ああ、すっごいすいませんでした!」

健夜「ふふっ、わかればよろしい!」

健夜「……で、何するの?」

結局ぼかしていた。

……本当に仕事しているのだろうか、この人。

まあ、色々といって不機嫌になられても困るので、黙る。

一応こうして遊びに来ているあたり、生活苦ではないだろうから……うん、大丈夫、大丈夫。

京太郎「ああ、土曜に俺の友達がこっちに来るんですけど」

健夜「ふんふむ……」

京太郎「そのとき、麻雀とかもするかもしれないし、どうせだったら紹介しようかな……って」

健夜「……ふーん」

健夜「多分私をそんなことに駆り立てられるのは世界中探しても二人だけだよ」

京太郎「俺と誰ですか?」

健夜「こーこちゃん」

京太郎(誰だ)

健夜「……ん、まあわかった」

健夜「一応その場所は明けておくね」

京太郎「ありがとうございます」

健夜「いやいや」

健夜「京太郎君のお願いだし?」

京太郎「俺ってそんなに大切なんですか?」

健夜「気軽に話せる友達の一人だからね」

健夜「きっと一生大切にするよ」

京太郎「……」

健夜「……京太郎君?」

京太郎「いえ……ありがとうございます」

健夜「ふふっ、どういたしまして」
668 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 23:35:44.84 ID:aWZkVXSO0
健夜「さて、到着だね」

京太郎「到着しましたね」

健夜「いざ、進めや雀荘!」

京太郎「目指すはじゃがいもですか?」

健夜「おぉ……通じるんだ……」

京太郎「通じないほうが良かったですか?」

健夜「通じてくれて本当に良かった」

そして、中に入る。

適当に空いている席を見つけて、二人で座った。

健夜「それじゃ、今日もすこやん道場はっじまっるよー」

京太郎「わー」パチパチ

健夜「ええと……確か初期段階はクリアしたんだよね?」

京太郎「初心中の初心ですけど」

健夜「それじゃ、次のステップかな」

健夜「……よし、それじゃ、はじめるよ!」

京太郎「はいっ!」



>>669-772
ぞろ目があれば能力習得チャンス
669 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:36:14.78 ID:1+W/YDh/0
ニン
670 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:36:19.98 ID:k4vjj/XF0
てい
671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:36:24.57 ID:m/hjAPYXo
えい
672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:36:34.76 ID:Rht2k/J20
健気だな
673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:37:15.66 ID:RO3hP9tOo
範囲クッソ広いwwwwww
674 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:37:27.69 ID:4qdg4NaO0
妖怪イチタリナイ…
675 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:37:52.36 ID:hdZ/7y9bo
この範囲の広さなら余裕だな!
676 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:38:35.87 ID:HESzuEn9o
やったぜ範囲超広い!!
677 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:39:00.40 ID:tbphWahto
>>673がやってくれた!
678 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:39:07.81 ID:1+W/YDh/0
範囲広すぎワロタ
679 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 23:39:47.79 ID:aWZkVXSO0
うわ、本当だ、超広い。
しかも>>673さん普通にぞろ目出してらっしゃいますし……元々範囲外やったけど


さすがにそのままでは出来ないので、下5まで再安価。
ついでに、イッチのミスだし、ぞろ目一歩手前有りで
680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:40:02.41 ID:QmULGBEM0
誤字り出すお時間だね
681 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:40:10.42 ID:NO8+exd3o
とれるかなー
682 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:40:13.82 ID:1+W/YDh/0
やふ
683 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:40:22.87 ID:IA80v7lAO
せい
684 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:40:25.89 ID:tbphWahto
ほあ
685 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:40:51.73 ID:ieiPqYRGo
もほ
686 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:41:25.12 ID:m/hjAPYXo
2個でた
687 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:41:28.77 ID:4qdg4NaO0
ゾロ目一歩手前があるな
688 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:41:37.72 ID:rj4Da82ko
>>683
good
689 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:44:19.04 ID:9KMlcS6so
>>687
そーゆーおまえはw
690 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 23:45:10.98 ID:aWZkVXSO0
京太郎「……見える……見えるぞ……っ!」

健夜「あ、本当?」

京太郎「大体ですけど、なんとなく」

目線の動きで手牌の察知。

今はまだこうして目を凝らさなければいけないレベルだけど。

なんとなくわかり始めてきた。

特訓の代物だ。

健夜「いや、誤字の代物……」

京太郎「何か言いました?」

健夜「ううん、なんでもないよ、うん!」

健夜「さて……それじゃ、あと一息だね」

健夜「この9つの牌から私の手牌で鳴けない牌を一つだけ探してみて?」

ぱらぱら、と山から牌を持ってくる。

……まるで、そこに何があるのかわかっているような素振りだった。

もしかしたら本当にわかっているのかもしれないけれど。

京太郎「……」

ぐぬぬ、と彼女と牌をいったり来たりする。

そして俺は――



>>693 京太郎
>>694 すこやん
京ちゃんの方がコンマが高ければ習得
691 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:45:55.04 ID:1+W/YDh/0
カッ
692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:46:45.00 ID:HESzuEn9o
俺の運命は嵐を呼ぶぜ!
693 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:46:51.29 ID:hdZ/7y9bo
おまかせあれ!
694 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:46:52.40 ID:ieiPqYRGo
695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:47:05.50 ID:JDDzE/vo0
さぁ
696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:47:45.63 ID:Xq2d0i/ko
>>693
や玄糞
697 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:48:29.06 ID:I9EVP/Mp0
いじめちゃだめなのよー
698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:48:32.73 ID:HESzuEn9o
もとより誤字で得たチャンス…こんなもんさ…
699 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:49:37.71 ID:ieiPqYRGo
スマン…
700 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 23:49:45.24 ID:aWZkVXSO0
京太郎「……これ!」

健夜「残念でした」

京太郎「なん……だと……!」

健夜「……ふふっ」

健夜「でも、惜しかったね」

京太郎「惜しいじゃダメなんですよ」

京太郎「手に入れないと、いけないんです」

健夜「……」




1、もう一回(ぞろ目を出す必要はもうありません)
2、雀力安価へ
>>702
701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:49:59.75 ID:YiIBiI9q0
1
702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:50:11.95 ID:rj4Da82ko
1
703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:50:12.50 ID:1+W/YDh/0
704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:50:50.79 ID:OmwJK36j0
1
705 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/24(月) 23:53:05.91 ID:aWZkVXSO0
健夜「……それじゃ、もう一回」

健夜「一回手牌配りなおして……」

一度崩して、山から適当に牌を取って、新しい手牌を作る。

だから俺は、彼女と、彼女の目の動きを見る。

じぃ、と。

全てを見通すように。

京太郎「……」

健夜「覚えた?」

京太郎「見えてる……はずです」

健夜「……ん」

健夜「それじゃ、行くよ」

また、無造作に山から牌を取り出す。

そして、一つずつ表になっていく。

健夜「この中に一人だけ、仲間はずれがいます」

健夜「どーれだ?」

京太郎「……」


>>709 京太郎
>>710 すこやん

京太郎の方が上でゲット
706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:53:38.85 ID:1+W/YDh/0
あい
707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:53:45.59 ID:o3NUZ7mto
グォレンダ
708 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:53:49.85 ID:U6RqXGJvo
のよー
709 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:53:57.68 ID:I9EVP/Mp0
いけー 99
710 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:54:01.42 ID:QEQIbhrbo
あったか〜い
711 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:54:06.00 ID:rn+frF2Z0
ひく〜く
712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:54:31.30 ID:RO3hP9tOo
ゲットだぜ!
713 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:54:33.88 ID:prhIp8hwo
おまかせあれ!
714 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 23:55:59.78 ID:kBicogkt0
姉より優れた妹は存在しない、はっきりわかんだね
715 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/25(火) 00:00:39.33 ID:TZfmvAMV0
京太郎「……これ、ですか?」

健夜「……ファイナルアンサー?」

京太郎「ふぁ……ファイナルアンサー」

健夜「……」

京太郎「……」

健夜「……」ゴゴゴ

京太郎「……」ビクビク

健夜「……」ドドド

京太郎「」ビクンビクン

健夜「正解っ!」

京太郎「やったぁっ!」

店員「うるせぇ!」

京健「はい、すいません!」

二人して謝った。

息ぴったりだ。

京太郎「……いやぁ……よかった……わかってよかった……」

健夜「お疲れ様」

健夜「はい、目薬」

京太郎「ありがとうございます……」

健夜「すっごい血走ってるよ?」

京太郎「まあ、全力で見ていましたし」

全身の神経を全て目に注ぎ込むような。

京太郎「……あー……」

ぴと、と目薬が目に刺さる。

く……ぅ……すっごい目にしみる……っ。

京太郎「……ふぅ、ありがとうございました」

健夜「どういたしまして」

健夜「これで、京太郎君もまた一歩階段を上ったね」

京太郎「ええ……超頑張りました」

健夜「頑張りすぎだってば」

あはは、と曖昧に笑う。

健夜「……頑張らなきゃいけないのはわかってるけどさ」

健夜「頑張りすぎたって疲れるだけなんだから、もっとリラックス、リラックス」

健夜「そうしないと見えないモノだってあると思うよ?」

健夜「今回は見えちゃったけどさ」

少しだけ呆れた表情になった。

ただ、馬鹿にするというよりは弟を心配する姉のような。

京太郎「……ありがとうございます」

やはり、頼れる姉のよう、という言葉は間違っていなかった。


すこやんの能力Lv2(6の倍数で無条件勝利)を手に入れました
716 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:01:55.13 ID:zbsSjaaHo
もう二つくらいはレベル上げたいところ
717 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/25(火) 00:05:27.06 ID:TZfmvAMV0
健夜「さって……」

健夜「京太郎君が疲れたならもうおしまいにするけど、どうする?」

京太郎「いや、まだ俺は――」

健夜「そんなに目を赤くしている人が言う台詞かな?」

健夜「まるで吸血鬼みたいだよ?」

京太郎「ぎゃおー、食べちゃうぞー」

健夜「……そんな、こんなところで……っ!」

京太郎「いや、食欲的意味ですから」

健夜「食欲的意味でもこんなところで食べるのはどうかと思うな?」

京太郎「そうですけども」

京太郎「……ぎゃおー」

健夜「……」

健夜「きゃっ、こわーい」

健夜「……くすくす」

自分で演じて自分で笑っていれば世話無い。

健夜「……で、どうするの?」

京太郎「俺は――」


1、もう一段……っ!
2、んじゃ、今度は普通に打ちましょう
3、帰ります
>>721
3以外は夜安価消滅


>>722ぞろ目で……?
718 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:05:56.48 ID:zbsSjaaHo
719 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:05:58.04 ID:GwDwqmai0
3
720 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:06:02.54 ID:LkDguTjfo
1
721 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:06:09.89 ID:k8WaqMSzo
2
722 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:06:26.07 ID:PiSvttoIO
3
723 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:06:28.22 ID:8upyqDcq0
724 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/25(火) 00:13:29.04 ID:TZfmvAMV0
京太郎「んじゃ、今度は普通に打ちましょう」

健夜「ん、了解」

健夜「それじゃ、後二人くらい待たないとね」

京太郎「そうですね」

一応二人うちもできないことは無いが、できることなら四人で打ちたい。

折角だから、この力を使ってみたい、というのもあるが。

健夜「……あ、来たみたいだよ」

京太郎「すぐきましたね」

健夜「タイミングが良かったんじゃないかな?」

入り口の方からリーマン二人が入ってくる。

仕事帰りなのか、少し疲れたような表情をしていた。

敵1「……ふぅ」ドスッ

敵2「ええと……よろしくお願いします」

京太郎「ああ、はい、よろしくお願いします」

健夜「よろしくお願いします」



麻雀安価
京太郎>>725 +45(6の倍数で無条件勝利)
健夜(第一)>>726 +50
敵1>>727 +42
敵2>>728 +47

得点安価>>729

順位、得点により雀力上昇率変化
725 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:14:03.94 ID:oKeqLFlf0
さい
726 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:14:07.78 ID:Y/KQQt6IO
レジェンドツモ
727 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:14:16.12 ID:8upyqDcq0
ふい
728 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:14:20.64 ID:1jNL55SXo
うぬ
729 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:15:41.94 ID:0BQHN1I80
それ
730 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:15:45.60 ID:+1+6yRcuo
えい
731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:20:38.45 ID:Y/KQQt6IO
すばらっ!
732 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/25(火) 00:21:29.73 ID:TZfmvAMV0
もう賭場にいけるんじゃない?(適当)

1位
得点25,000+47,000→72,000


京太郎「……ふっ、使うまでもなく、今日の俺はノっているぜ!」

京太郎「ロン! 7700です!」

敵1「ぐげっ!」

健夜「……わぁ、すごいね、京太郎君」

京太郎「あはは」

京太郎「……健夜さんが手加減してるからっていうのもありますけどね」

健夜「いやいや、そんなことないよ」

京太郎「そんなことありますって」

京太郎「確かに俺は調子がよかったけれど……健夜さんにここまで差をつけられるとは思いませんし」

京太郎「出来たら、本来の健夜さんと戦ってみたいです」

健夜「……」

健夜「……それは、無理な注文だけど」

するする、と来ていたシャツを脱ぐ。

健夜「……ここから先は、第二形態の私がお相手するね」

くす、と笑う。

確かに、感じる威圧が倍になっているように感じた。


麻雀安価
京太郎>>733 +45(6の倍数で無条件勝利)
健夜(第二)>>734 +100(7の倍数で無条件勝利)
敵1>>735 +42
敵2>>736 +47

得点安価>>737

順位、得点により雀力上昇率変化
733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:22:12.49 ID:oKeqLFlf0
さい
734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:22:25.02 ID:k8WaqMSzo
キツイカ
735 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:22:30.27 ID:zbsSjaaHo
うぇい
736 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:22:33.66 ID:beLNCA4O0
737 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:23:04.28 ID:+1+6yRcuo
えい
738 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/25(火) 00:27:40.08 ID:TZfmvAMV0
3位
得点25,000-27*300=16,600


健夜「あ、ツモ」

健夜「4000オール」

京太郎「」

敵2「ロン」

敵2「5200」

京太郎「」

敵1「はっはっは、さっきで運を使い果たしちまったか?」

京太郎「……そんな感じですね」

まだツケが残っていそうで怖い。

健夜「残念だったね、京太郎君」

京太郎「……くそ」

健夜「ふふ、ドンマイドンマイ」

健夜「何時だって上手くいくわけじゃないんだからさ」

京太郎「慰めてもらわなくたって、それくらいはわかってますよ」

京太郎「別に、落ち込んではいませんし」

……あの時。

持ち金を全部持っていかれたときに比べたら。

健夜「さて……」

健夜「そろそろいい時間だけど、どうする?」


1、まだ続ける
2、帰る
3、能力
>>741
(1,3の場合、明日の朝に支障が出る可能性があります)
739 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:28:09.93 ID:LkDguTjfo
1
740 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:28:43.30 ID:1jNL55SXo
2
741 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:29:20.92 ID:XOsogm020
3
742 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:29:22.76 ID:TDl47lLzo
2
743 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/25(火) 00:32:11.23 ID:TZfmvAMV0
能力了解、でも今日は本編これでしゅーりょー。



折角クリスマスですし、学校ぐるみで何かクリスマスネタ書きます。
そんなものよりコレを書けって言われたらちゃんと書きますが。
何か学校名を書いてくれると嬉しいな>>748
744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:33:13.71 ID:RptU7mBb0
乙白糸
745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:33:16.37 ID:8upyqDcq0
白糸台
746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:34:21.23 ID:k8WaqMSzo
千里山
747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:34:52.85 ID:iXLOgRi3o
新道寺
748 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:34:53.57 ID:zbsSjaaHo
晩成
749 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:34:54.15 ID:+1+6yRcuo
鶴賀
750 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:34:54.36 ID:5UwKSdMho
白糸台 菫ミニスカサンタコス
751 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:34:58.16 ID:h2xPJF0do
阿知賀
752 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:34:58.77 ID:1fv4KWgLo
新道寺
753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:35:18.54 ID:XOsogm020
宮守
754 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 00:41:12.82 ID:NnUTLVKr0
鶴賀
755 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/25(火) 01:00:47.62 ID:TZfmvAMV0
〜晩成のクリスマス〜


初瀬「えっと……それじゃ、第一回晩成クリスマスパーティ、はじまりーっ!」

やえ「主催は私、王者こと小走やえが勤めさせてもらう!」

紀子「……」

由華「……」

良子「……」

日菜「……」

やえ「いや、少しくらい乗れ!」

由華「……いや、そんなこと言われても……」

良子「そもそもオレ達どうしてあつめられたかもわかってないんだけど」

やえ「だから、クリスマスパーティだって言っているじゃないか!」

紀子「……あのー、すいません」

紀子「カレシと約束あるんで帰っていいッスか?」

日菜「……わ、紀子ちゃん彼氏いるんだ……」

紀子「いやいや、そんな羨ましがるもんじゃないッスよ」

紀子「男なんてどーせエロイことしか考えてない猿ッスから」

由華「……そうなの、良子先輩?」

良子「あー……そうだなー……」

良子「……確かに、オレの調べた限りだとそうだなー」

由華「……どこから調べてきたんですか……聞いた私もそうだけど?」

日菜「それなら、もういかなくていいんじゃない?」

紀子「あー、それもいいッスね」

紀子「えっと……『用事が入っていけなくなっちゃった、ごめんなしゃい☆』……っと」

やえ「聞け!」

紀子「……あー、すいません」

紀子「カレシと約束してるんで……」

やえ「お前は断ったばかりだろ!」

紀子「いや、私カレシ11人いるんでー」

日菜「紀子ちゃんすごーいっ!」

由華「……いや、それはそれでやりすぎ……?」

良子「つーか、11人もよく断らねぇな」

紀子「そこは……ほら、私の美貌……見たいな?」

やえ「だから、聞け、このニワカども!」

紀子「うるさいッス、この恋愛ニワカ!」

やえ「恋愛ニワカ!?」

紀子「どうせ『初恋は王者のようにたくましい小学校の先生だ』……とか言うんでしょ?」

やえ「私をなんだと思ってるんだ!」

紀子「じゃあ、言えるッスか、初恋?」

やえ「う……」

やえ「と、ともかく!」
756 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/25(火) 01:01:42.63 ID:TZfmvAMV0
やえ「ほら、折角こうして集まったんだから、な?」

良子「だから、どうして集めたんだっつの」

やえ「だからクリスマスパーティだって言ってるじゃないか!」

やえ「初瀬、例のものを!」

初瀬「了解!」

初瀬「じゃん!」

やえ「名づけて王者のビンゴ大会!」

紀子「……」

日菜「ほ、ほら……誰か反応してあげなよ……」

良子「いや、流石に反応できねぇって」

由華「えっと……わ、わー」

やえ「聞こえてるよ畜生!」

やえ「なんでそんな誰も乗り気じゃないんだよ!?」

紀子「カレシといるところ呼び出されたッスしー」

良子「昼寝してるところ起こされたし……」

日菜「図書館で『王者のパーティだ!』とか言って連れ去るし……」

由華「私は……あ、私は特に何も無いです」

やえ「私とそれらとどっちが大切なんだ!」

紀子「カレシっすね」

良子「昼ね」

日菜「勉強」

由華「え、えっと……」

由華「……じゃ、じゃあお華で」

やえ「〜〜〜っ!」

やえ「もういい、グレてやる!」

やえ「灼に慰めてもらってくる〜〜〜〜〜っ!」ダッ

初瀬「あ、ちょっと、やえ先輩っ!」ダッ

良子「……言った、か」

紀子「どうせ、こうでもしないと行かないッスもんねー」

紀子「本当、面倒くさい恋愛ニワカッスよ」

日菜「まあ、これで灼さんが用事がなければやえは向こうで楽しむだろうし」

由華「こっちはこっちで楽しみますか」

良子「……お、ビンゴの景品にwii○入ってるぜ」

日菜「さすが……王者、なのかな?」

紀子「それじゃ、みんなで山分けするッスか」

由華「……いいのかな?」

良子「ちゃんとやえと初瀬の分も残しておいたら大丈夫だろ」

良子「さって……それじゃ、じゃーんけーん」

四人「ポン!」


おしまい
757 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/25(火) 01:04:32.00 ID:TZfmvAMV0
やえ→灼大好きな一途な王者
初瀬→先輩大好き
紀子→勝手に男が言い寄ってくるので、搾取して使い捨てるタイプ
良子→男
日菜→読書とか勉強が好きな活発タイプ
由華→無口、おどおど、みたいな?


もう一校くらいなら書ける……かも>>761
書けなかったら明日書きます
758 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 01:05:07.37 ID:zbsSjaaHo
乙ksk
759 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 01:06:58.02 ID:Xvw9aJvi0
白糸台
760 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 01:07:00.61 ID:fVg8TOWn0
新道寺
761 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 01:07:52.37 ID:k8WaqMSzo
千里山
762 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/25(火) 01:09:25.76 ID:TZfmvAMV0
やっぱり明日に繰り越します、そろそろ限界

お付き合いありがとうございましたー
763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 01:11:33.95 ID:8upyqDcq0
乙なのよー
764 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 01:12:01.35 ID:LkDguTjfo
おつなのよー
765 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 01:14:28.68 ID:k8WaqMSzo
766 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 01:19:16.83 ID:IMXkeYMdo
乙やでー
767 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/25(火) 21:29:18.58 ID:TZfmvAMV0
長い(驚愕)

千里山のクリスマス、竜華→怜→京太郎要素あり、あとエセ関西弁の疑い。

苦手な方はご注意を
768 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/25(火) 21:30:11.52 ID:TZfmvAMV0
〜千里山のクリスマス〜


泉「……今日ってクリスマスですよね?」

セーラ「せやなー」

浩子「光ってる家とかも結構ありましたね」

泉「……なんで、皆さんここにいるんですか?」

セーラ「呼ばれたからに決まってるやろ」

泉「いや、そうなんですけど!」

泉「もっとこう……ラブラブデート!……みたいなので休んだりしないんですか?」

セーラ「俺達にそんなんあると思うか?」

京太郎「ないですね」

セーラ「なんでお前が答えんねん!」ビシッ

京太郎「あうっ!」

浩子「……まあ、実際女子だけでこうも駄弁っててあるなんていえませんけどね」

京太郎「あのー、俺も女子扱いですか?」

浩子「京太郎君はそもそも性別を決めるのが難しいです」

京太郎「カタツムリと同類!?」

泉「あー……その金髪とか……」

京太郎「触覚は生えてませんけど!」

セーラ「それじゃ、生やしてみようぜー!」

京太郎「やっ、ちょ、引っ張らないでください!」

京太郎「ガキ大将ですか、あなたは!」

セーラ「どっちかといったらガキ中堅やな」

京太郎「なんだそれ!?」

浩子「ところで、怜だけいませんけど……」

竜華「怜は今日健康診断があるからこれへんねんて」

京太郎「あ、そうなんですか……」

竜華「残念や……めっちゃ残念や……」

竜華「怜と一緒にクリスマス過ごしたかったなぁ……」

京太郎「俺たちとじゃダメなんですか?」

竜華「……」

京太郎「うわぁ、すっごい露骨に目を逸らされた!?」

浩子「そりゃ、そんなナンパなこというたらそう反応されますわな」

京太郎「別にそういう気は微塵もなかったんですけどね」

竜華「……それもそれでちょっと複雑やけど」
769 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/25(火) 21:30:44.47 ID:TZfmvAMV0
竜華「ま、過ぎたことを気にしててもしょうがないし」

竜華「怜の分までいっぱい楽しむで!」

浩子「まるで死人みたいな扱いですね」

竜華「そこ! 縁起の悪いこと言わない!」ビシッ

京太郎「……んじゃ、まず何します?」

セーラ「ケーキ!」

浩子「……色気より食い気ですか」

京太郎「いつも色気はありませんけどね」

浩子「……おかしいです」

浩子「否定するべきところのはずなのに、まったく否定できないです」

泉(……あんな服いつも着てたらなぁ)

竜華「いやいや、その前にやることが一つあるやろ!」

京太郎「……やること?」

セーラ「えー……早く飯食いたいねんけど……」

泉「遊んでおなかを減らしてからってことですか?」

浩子「いや、多分ケーキの準備ですね」

竜華「そういうことちゃうって!」

竜華「クリスマスと言えばサンタやろ?」

竜華「だから、サンタを呼ぶ準備!」

京太郎「……は?」

竜華「えっと……まず煙突を取り付けなあかんな……」

浩子「いや、ここ部室ですからね」

泉「煙突なんて一朝一夕で取り付けられるもんでもないですし」

竜華「えっ、無理なん!?」

京太郎「むしろ、どこを思って大丈夫だと思ったんですか……」

セーラ「上の階をこう……ずがーんって壊せばいけるで!」

京太郎「やめてください」

竜華「そんな……」

竜華「それじゃ、サンタさん呼べないやん……」

京太郎「……ええと、ちょっと待ってください、竜華さん」

京太郎「サンタ、信じてるんですか?」

竜華「……何をアホなこというてんねん」

竜華「サンタさんがいるからクリスマスプレゼントもらえるんやろ?」

京太郎「……」

泉「……ちょ、ちょっと、どないするんですか、これ」ボソボソ

セーラ「いや……まあ……誰かが言うしかないんやろうな……」ボソボソ

竜華「はぁ……サンタさん今年も来てくれるかなぁ……」

京太郎「……ごめんなさい、俺にはあの期待する表情を消すことは出来ません」ボソボソ

セーラ「俺だって無理やって!」ボソボソ
770 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/25(火) 21:31:34.85 ID:TZfmvAMV0
浩子「……はぁ」

浩子「まだサンタ信じてたんですか?」

京泉セ「!」

竜華「……信じてるも何も、いるやろ?」

浩子「あれ正体親ですよ」

浩子「そんな非科学的なことあるわけないじゃないですか」

竜華「」

竜華「……え、ほんまに?」

浩子「ほんまです」

竜華「なくしていた靴下をお願いしたら枕元においてあったのも?」

浩子「おかんでしょうね……っていうか、何やってるんですか」

竜華「次のテストで100点とれるようにお願いしたら絶対に100点とれるおもちが置いてあったのも?」

浩子「……効力あるんですか、それ」

竜華「胸を大きくしたいって言ったらマッサージの方法が書かれた紙が枕元においてあったのも?」

浩子「……おかんも大変やなぁ」

竜華「……え、ほんまに?」

浩子「だから、ほんまですってば」

浩子「ねぇ?」

京太郎「……あー、うん」

泉「サンタ……ですしね」

セーラ「可愛い奴やなー」

竜華「……」

竜華「そう……なんか……」

京太郎「ああ、目に見えて落ち込んだ!」

浩子「……本気だったんですね」

竜華「……はぁ」

竜華「……消えてしまいたい」

セーラ「……なー、竜華からクリスマスに似つかわしくないオーラがでてんねんけど」

泉「ある意味クリスマスらしいですけどね」

竜華「そっか……サンタいないんや……」

竜華「はは……みんな知ってたんやなぁ……」

京太郎「……あのー、なんか可哀相になってきたんですけど」

京太郎「体育座りで落ち込むの久々に見ました」

セーラ「でも、いつかは皆知ることやで?」

泉「この年齢まで知らん方が珍しいですよね」

浩子「ただ……まあ、さっきみたいな明るさが嘘みたいですね」

京太郎「ばらすのは明日でも良かったんじゃ……」

浩子「そんな非科学的なこと信じて欲しくないんです!」

京太郎「……」
771 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/25(火) 21:33:08.92 ID:TZfmvAMV0
京太郎「……で、どうするんですか、これ」

セーラ「……なー、竜華ー、ご飯食べる?」

竜華「いらん……先食っといて……」

京セ泉浩「……」

浩子「……わ、私のせいちゃいますよ?」

京太郎「間違いなく貴方のせいですけどね」

浩子「いや、だって皆言えオーラ出してたじゃないですか」

浩子「私は皆の気持ちを代弁しただけです!」

京太郎「ぐ……」

セーラ「……まー、否定できんよなー」

泉「……でも、このままクリスマス……っていうのも味気ないですよね、暗いですし」

浩子「せやけど……」

5人「……」

??「……」カチャ

京太郎「あれ……誰かきま――」

雅枝「やっほー、皆元気してるかー?」サンタコス

浩子「……」

雅枝「がんばってる皆のためにサンタのおばちゃんがやってきたでー」

浩子「いや、おばちゃん何して――」

京太郎「わぁ、すげぇ、サンタだ!」

セーラ「ほんまや! ほんまもんのサンタや!」

泉「清水谷先輩、見てください、サンタですよ!」

竜華「……いや、いない言うたやん……サンタなんていない言うたやん……」

京太郎「それがいたんですってば!」

京太郎「ほら、こっち向いて!」

雅枝「……これどういうことなん?」ボソボソ

泉「サンタがいないとしってナーバスな清水谷先輩を慰める会です」ボソボソ

セーラ「そんなわけで、協力してくれへんか?」ボソボソ

浩子「……ええと、私の責任でもありますし、私からもお願いします」

雅枝「……」

竜華「……ほんまにサンタがいるん?」

京太郎「いますって、ほら、後ろ向いて!」

竜華「……」
772 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/25(火) 21:33:37.95 ID:TZfmvAMV0
竜華「……」チラッ

雅枝「サンタやで?」

竜華「!」パァ

竜華「ほんま? ほんまにサンタなん!?」

雅枝「サンタやでー、もう超サンタやでー」

竜華「……でも、髭生えてへんけど……」

雅枝「サンタにもいっぱい種類がおんねん」

雅枝「私は関西地方のサンタや」

竜華「そっか……なるほどー……」

竜華「それじゃ、ほんまもんのサンタなんやな?」

雅枝「そりゃもう、私以外はにせもんのサンタや」

雅枝「……関西地方の中のサンタだけやけどな」

竜華「ほら、サンタはおるやん!」

京太郎「ええ、いましたね」

泉「私たちが間違ってたみたいです」

竜華「ふふん!」

竜華「そうやって信じへんからサンタが親なんて妄言吐くねん!」

浩子「……」

セーラ「我慢してくれ、な?」

浩子「わかってますよ……」
773 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/25(火) 21:34:20.51 ID:TZfmvAMV0
雅枝「んで、関西地区のサンタが皆にプレゼント届けに来たでー」

竜華「ほんま!?」

雅枝「ほんまほんま」

雅枝「ほら、この袋の中にたっくさん入ってるで」

雅枝「ええと……んじゃ、まずは泉!」

泉「え……わ、私!?」

京太郎「……プレゼントってなんなんでしょ」ボソッ

浩子「大方この前のアンケートちゃいますか?」ボソボソ

セーラ「あー……そういえばそんなんとってたな」ボソボソ

京太郎「この前のアンケート…………あっ!」

セーラ「ん、どないしたん?」

浩子「何か変なことでも書いてたんですか?」

京太郎「いや、そんなこと――」

京太郎「……あ、あはははは!」

雅枝「そこ、うるさいわ!」

京太郎「」ビクッ

雅枝「んで、泉へのプレゼントやけどな」

雅枝「これ」

泉「……ん、なんですか、これ?」

雅枝「イーピンキーホルダー」

泉「……ちょっとまってください」

泉「私そんなもの頼んだ覚えないんですけど?」

雅枝「うっさい」

泉「ちょっ、サンタは欲しいもの何でも持ってきてくれるんじゃないですか!?」

雅枝「全自動卓なんか買えるか!」

雅枝「いくらかかると思ってんねん!」

泉「サンタならそんくらい大丈夫ですよね!」

雅枝「無理無理、サンタも今景気が悪いねん」

雅枝「ほら、ちゃんと買ったんやから満足せい!」

泉「……だって、これ、もう持ってますし、自分で買いましたし」

雅枝「……」

泉「……」

雅枝「次、セーラ」

泉「無視せんといてくれます!?」

雅枝「ほら、用が終ったあんたは向こうの方で遊んどき」

泉「扱いひどくないですか!?」
774 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/25(火) 21:35:03.72 ID:TZfmvAMV0
セーラ「……んで、次俺か」

雅枝「せや」

雅枝「セーラへのプレゼントは……っと、これ」

セーラ「……袋?」

雅枝「あけてみぃ」

セーラ「……」ゴソゴソ

セーラ「……いや、まてや」

雅枝「またん」

セーラ「待ってください、たのんます」

雅枝「またん」

京太郎「何が来たんですか?」

セーラ「見せへん!」

京太郎「なんで!?」

浩子「ふむ……」

浩子「……大方、女物の服とかきたんちゃいます?」

セーラ「ぎくっ!」

京太郎「……」

浩子「……ばればれですね」

セーラ「いや、ちゃうねん、俺普通に服が欲しい言うたんや」

雅枝「だから服買ってきたやん、何が文句あるん」

セーラ「服は服でもこんな服望んでないわ!」

セーラ「俺はジーンズとかダウンとかそういうのが欲しかったんや!」

雅枝「知らん」

雅枝「だって、あんた服としか書かなかったやん」

セーラ「俺の性格的にわかるやろ!」

雅枝「せやなー」

雅枝「休日とか、一人で化粧品屋の前をうろちょろしてるセーラやもんな」

セーラ「はぁ!?」

京太郎「……意外ですね」

浩子「外では男ぶってても心は乙女言うことですよ」

セーラ「いや、俺そんなことしてへんって!」

竜華「まー、綺麗な服着たいいうのは女の子なら誰でも思うもんやろうしな」

泉「……でも、江口先輩でもそういうこと思うんですね」

セーラ「だからしてないいうとるやろ!」

浩子「またまたー、照れちゃってー」

セーラ「だから、してへん!」

竜華「なんなら今度買い物一緒に行く?」

セーラ「人の話を聞け!」

雅枝(……まあ、でまかせやけどな)
775 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/25(火) 21:35:38.59 ID:TZfmvAMV0
雅枝「んじゃ、次、浩子」

浩子「私ですか」

雅枝「ええと……ああ、あったあった」

雅枝「ほら」

浩子「……これは……USBですか?」

雅枝「せや」

雅枝「データ記録媒体が欲しい言うてたから、16GBや」

浩子「おおう……」

雅枝「……不服か?」

浩子「前二人がボケ倒しやったのに、私だけ普通でちょっと違和感覚えてます」

浩子「……変なものはいってないですよね?」

雅枝「私をなんやと思ってるん?」

浩子「私のおばちゃんです」

雅枝「ほな、しゃーないな」

浩雅「あっはっは!」

京太郎(……似てるなぁ)

浩子「……んじゃ、確かめてみましょ」

浩子「誰かそこのノーパソとってくれません?」

泉「ああ、はい、どうぞ」

浩子「あんがと」

浩子「ええと……電源はつけっぱやから……そのまま入れて……」

浩子「……」

浩子「……ん?」

雅枝「どうしたん?」

浩子「いや……」

浩子「……絹と洋榎とおばちゃんの画像がめっちゃはいってんねんけど」
776 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/25(火) 21:36:51.94 ID:TZfmvAMV0
雅枝「!」

雅枝「やばっ、間違えた、ちょっ、返しい!」

浩子「うわー、おばちゃんもこんないい笑顔で写真写るんですね」

雅枝「ちょっ、みんな!」

浩子「……おばちゃん、二人の寝顔とかもちゃんと撮ってるんやな」

浩子「いやー、子煩悩なことで」

雅枝「返せ、返さんとパソコン壊すで!」

浩子「今パソコンが壊れたらこの写真データも全部消えますけど?」

雅枝「ぐ……」

京太郎「……どんな画像なんだろう」

竜華「監督の笑顔とか想像つかんわ……」

セーラ「な、フナQ、ちょっとでいいから見せてくれへん?」

浩子「ええですよ……これなんか特に――」

雅枝「やーめーんーかーっ!」

浩子「くっくっく……こっちにデータはあるんですよ?}

雅枝「……」

雅枝「誰か、こん中で浩子がおねしょしたときの写真みたいもんおらん?」

浩子「!?」

雅枝「あとは、転んで泣きじゃくってる写真とか……」

浩子「ちょっ、待ってください!」

浩子「なんでそんなもん持ってるんですか!?」

浩子「っていうか、何時のころの写真ですか!?」

雅枝「はん、何年あんたのおばちゃんやってきたとおもっとるん?」

雅枝「さぁ返せ、でなければ全部晒すで?」

浩子「ぐ……」

竜華「……なー、なんでサンタが浩子のおばちゃんやっとるん?」

京太郎「浩子さんがサンタの親戚だからですよ」

竜華「そうなんや、すごいな!」

セーラ「……単純やなぁ」ボソッ
777 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/25(火) 21:37:20.92 ID:TZfmvAMV0
雅枝「ふぅ……後でちゃんと新品を渡すからな」

浩子「了解です」

竜華「……結局見れんかったなぁ」

京太郎「すっごい気になるんですけど、監督の笑顔」

雅枝「うっさいわ」

雅枝「それじゃ次……えー、竜華」

竜華「はいっ!」

竜華「サンタさん、私にもプレゼントくれるん?」

雅枝「あー……」

雅枝「……その前に、あんたが欲しがったもん覚えとるか?」

竜華「お願いしたもの……」

竜華「せや、健康な怜!」

京太郎「……あの、竜華先輩ってサンタを根本的に勘違いしてませんか?」

セーラ「神と同類なんやろ」

竜華「もしかして、怜、健康になったん!?」

雅枝「……あー」

雅枝「あとは本人の意思次第ってとこやろな」

浩子「……おばちゃんすごい困った顔してます」

泉「まあ、でも経過良好らしいですし」

京太郎「あながち間違ってはいないかもしれませんね」

雅枝「そんなわけで、連れて来たで」

竜華「!」

四人「!?」

雅枝「ときー、もうええでー」

怜「……」ヒョコッ

竜華「怜や、ほんまもんの怜や!」

浩子「しかもサンタコス……」

セーラ「ミニスカって寒そうやな……やっぱズボンの方がええわ」

京太郎「というか、上半身も寒そうな服装ですしね……レースクイーンみたいな」

泉「……ヘソ出しって大丈夫なんですか……体調的に?」

怜「……あーっと」

怜「遅れてごめんなさい」ペコリ

竜華「謝ることちゃうって!」

竜華「そんなことより、大丈夫なん、怜!」

怜「大丈夫ちゃうかったらここにいーひんって」

竜華「いや、だって怜のおばけかもしれんし……」

怜「私をなんやとおもっとるんや」

怜「……まあ、別になんともないって」

竜華「そうなんや……よかった……」
778 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/25(火) 21:38:06.33 ID:TZfmvAMV0
竜華「あー、それにしても抱きしめたいくらい可愛いなぁ、怜!」

竜華「抱きしめていい?」

怜「なー、京ちゃん京ちゃん」スルー

竜華「……あれ?」

京太郎「どうしました?」

怜「この服、似合う?」

京太郎「目のやり場に困るくらいには」

怜「そっか……」

怜「……ん、褒めてるん、それ?」

京太郎「褒めてます」

怜「目、逸らしてるで?」

京太郎「目のやり場に困るので」

怜「そっか……そんならしゃーないな」

京太郎「ええ、しゃーなしです」

怜「そんなら、目の届かないところにおいておかんといけんなー」

京太郎「……怜先輩?」

怜「えいっ」ムギュ

京太郎「!」

竜華「!?」

セーラ「おー、積極的やなー」

浩子「いつものことですけどね」

泉「……あのー、清水谷先輩が向こうで震えてるんですけど」

京太郎「ええと……」

怜「……抱き返してくれへんの?」

京太郎「抱き返しませんよ!」

京太郎「というか、なに抱きついているんですか、離れてください!」

怜「だって、目の届かないところ行け言うたやん」

怜「だからこうして、目の届かない死角におるねんで?」

京太郎「ああ、もう、じゃあ比喩表現ってことにしますから!」

竜華「……京太郎君?」

京太郎「ほら、なんかもう竜華先輩がすごい形相でこっち睨んでるんですけど!」

京太郎「離れてくださいってば!」

怜「……」

怜「きゃー、助けてー、京ちゃんに食べられてまうー」

竜華「」プチッ

京太郎「なにわざわざスイッチ入れてるんですか!?」

怜「てへっ」

京太郎「そんな可愛げのある顔してもだめです」

779 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/25(火) 21:40:27.86 ID:TZfmvAMV0
竜華「……きょ」

竜華「京太郎君ばっかずるい!」ダッ

竜華「私だって、怜に抱き疲れたいねんで!」

京太郎「いや、俺に言われても困るんですけど」

竜華「ほら、怜、ハウス!」

怜「私は犬か」

怜「……」

怜「……私の家は、京ちゃんの家やから、一緒に帰ろ?」

京太郎「へっ……?」

竜華「ずるい、ずるい〜〜〜〜っ!」

竜華「いったいどんな魔術つかったんや、京太郎君!」

京太郎「いや、俺は何も……」

竜華「……む〜」

竜華「こうなったら、無理やりにでも引き剥がすで!」

怜「やーだー京ちゃんからはなれたくないー」

竜華「昔はずっと私に抱きついてたやん!」

怜「ちゃうって、膝枕してもらってるだけやって」

竜華「違わない!」

怜「……なー、京ちゃんもどうにかしてくれへん?」

京太郎(……やっぱりおもちすばらだなぁ……二人とも……眼福、眼福)

怜「……京ちゃん?」

竜華「……はっ、どこ見てんの!?」

京太郎「胸です!」

怜「おおう……迷い無き一言」

怜「格好いいなー、京ちゃん」

竜華「!?」

竜華「……」

竜華「怜、私もあんたの胸見てるで!」

怜「……何言うてんの?」

竜華「その扱いの差はなんなん!?」

竜華「あー、もうっ!」

竜華「『将来は竜華と結婚するー』言うてた怜はどこいったんや!」

怜「そんな怜はどこにもおらんわ」

竜華「ええやん、ちょっとだけ、ちょっとだけやから、な?」

怜「私は京ちゃんと離れたくないねん」ギューッ

京太郎(……そのままキャットファイトでも……ああいや、怜先輩虚弱だし、無理か)
780 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/25(火) 21:41:30.58 ID:TZfmvAMV0
泉「……途端に騒がしくなりましたね」

浩子「三人で完結しているとはいえ、傍から見てたら面白いですからね」

セーラ「……ああ、せや、監督」

雅枝「ん?」

セーラ「京ちゃんと怜、二人はどんな願いしてたん?」

雅枝「……あー」

雅枝「二人とも一緒や」

浩子「ほうほう……それは興味深いですね……」

泉「なんて書かれてたんですか?」

雅枝「……」

雅枝「楽しい一年が過ごしたい、だって」

セーラ「……あの二人も二人で根本的に間違ってるなー」

雅枝「神社の絵馬にでも書いてくればええのにな」

浩子「……そういえば、正月はどうするんですか?」

雅枝「あー、私は娘ら連れて初詣行くけど」

雅枝「ついてくる?」

浩子「んー……考えときますわ」

セーラ「行くんやったら俺もいくでー」

泉「それじゃ、私も……あと、多分あそこの三人も行くと思います」

雅枝「いや、わざわざ私についてけーへんでも……」

浩子「おばちゃんも千里山麻雀部の一員だということですわ」

雅枝「……」

浩子「……どないしました?」

雅枝「いや」

雅枝「……ええ、部員を持ったなぁ、思って」

セーラ「まあ、大半の部員は今学校にいないねんけどな」

浩子「皆遊びに行ったり恋人と遊んだりしてますからね」

雅枝「……つまり、ここはあぶれものの巣窟か?」

セーラ「いーや、俺ら仲良し麻雀部のたまり場やな」

竜華「とーきー! なー、お願いやから、あんたの顔をひざに乗せさせてーな!」

怜「うちの顔は京ちゃんのもんや」

竜華「私の太ももは怜のもんや!}

怜「んじゃ、そのままキープで」

竜華「ひどいっ!」

京太郎(もうちょっと……もうちょっとかがんでもらえれば……っ!)

雅枝「……あれは仲良すぎると思うねんけど」

浩子「京太郎君は性別無しですから仕方ないですね」

セーラ「ん、しゃーない、しゃーない」

雅枝「……?」


終われ
781 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/25(火) 21:42:19.34 ID:TZfmvAMV0
オチがわからなくなったから唐突に終らせたよ!、マジ済まぬ

本編はもうちょっと後から始めます、始められたら
782 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 21:47:35.06 ID:beLNCA4O0
意外と怜しか京太郎狙ってない設定なんやね
竜怜大好きな俺には最高の小ネタでした!サンクス!!
783 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2012/12/25(火) 22:05:09.72 ID:zPAD8dkS0
さらに京→竜だったら修羅場ってたのかな……
ここの怜はおもち持ちなんだな
784 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2012/12/25(火) 22:08:14.25 ID:zPAD8dkS0
ついでに>>779
×抱き疲れたい
○抱き付かれたい
785 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 22:14:20.12 ID:LkDguTjfo
http://imepic.jp/20121225/800190
786 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 22:56:23.02 ID:KheLR48eo
流石ファンサービス誤字の余念がないな、流石誤字ッチあざとい
787 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 23:07:40.29 ID:fygA2wlXo
千里山いけるやん!楽しそうだ

クリスマスに医者に行くようなのは定期検診とか言う気がするな。
健康診断でも間違ってないけど、怜さん持病持ちだから。
788 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 23:10:46.42 ID:OjWydL/+o
あ、ここ借金スレか
誤字指摘見るまで千里山スレかと思ってたわ
789 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 23:14:10.40 ID:MktDLvEB0
http://c.fc2.com/imgsa/http%3A%2F%2Fblog-imgs-52-origin.fc2.com%2Fk%2Fo%2Fd%2Fkodoku21%2F20120510232057a61.jpg/これはイッチは知ってるかな?
790 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 23:16:01.94 ID:ID/+AXdCo
なんかURL気持ち悪くて踏みたくないから
誰か人柱頼んだ
791 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 23:18:13.74 ID:LkDguTjfo
>>790
リアルしず(悶絶ver)だった……泣きたい
792 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 23:19:04.27 ID:MktDLvEB0
すまんダメだったよ穏乃の画像見せたかったんだよ(m´・ω・`)m
793 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/25(火) 23:46:55.94 ID:TZfmvAMV0
>>783それで書こうと思ったけれど、ただでさえ収集がつかなくなりそうなのでやめました。
でもいいですよね、そう言った恋心のサイクルみたいなの。

>>784済まぬ

>>785やだこれ、超可愛い

>>789もっと可愛いシズの画像はなかったんですか(憤怒)

>>787検査っていうとちょっと違うかなー、って思った結果です。
しかしおっしゃる通りですね、ご指摘ありがとうございます

>>788判断の場所がおかしくありませんかねぇ……(困惑)


こんな時間になっちゃいましたし、今日本編無しで。
済まぬ
794 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 23:49:10.22 ID:5UwKSdMho
やってもええんやで?てかおなしゃす!
795 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 23:51:47.73 ID:+1+6yRcuo
いや疲れてるって意味じゃないか?
796 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 23:52:19.29 ID:5UwKSdMho
そうか、ならすんません
797 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 23:53:14.98 ID:MktDLvEB0
自分のURLのせいなら謝りますごめんなさい
798 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 23:54:27.79 ID:LkDguTjfo
把握なのよー
今、アラフォーにはクリスマスをいっしょに過ごす異性がいません。誰か愛の手をお願いします
799 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/26(水) 00:03:08.86 ID:cjSB0UNr0
>>796-797

なんでそんなに悲観的なんですかー!
>>796は別に謝ることないですし、>>797の所為ではありません、大丈夫です。
800 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/26(水) 01:05:15.97 ID:cjSB0UNr0
ちょくちょく書いてた八尺豊音の続きがすこしだけ出来たよ!

そんなわけで投下します、続けるって言っちゃったし

そんなもんいらんわ、この屑が!という方はNGに八尺とお入れください
801 :八尺 ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/26(水) 01:06:54.62 ID:cjSB0UNr0
〜八尺豊音続き 前回>>406-409


豊音「それで……えっと、君は人間……だよね?」

?「あ、はい、そうです!」

京太郎「須賀京太郎と言います、このたびは本当に申し訳ございませんでした!」

京太郎と名乗った少年は頭を地に着けたまま豊音と会話する。

豊音「?」

元来一人きりで生きてきた。

確かに小さな頃、親と過ごしていたものの、それ以外の他人と過ごしたことはない。

だから、自らの姿を見せることに恥じらいを覚えない、豊音だ。

少年が頭を下げている理由がよくわかっていない。

豊音「えっと……よくわからないけど、別にいいよー?」

京太郎「本当ですか、ありがとうござ――」

豊音「?」

京太郎「いませんでしたああああっ!」

あげた頭を下げる。

思春期の少年には年頃の女の子の裸はいささか刺激が強すぎた。

泥を塗りたくっていっそ前すら見えなくなってしまいたい、と地面に頭をこすり付ける」

豊音「えと、ええっと、いや、大丈夫、大丈夫だから!」

豊音「よくわかんないけど、ね、ほら、顔上げて?」

京太郎「……」ス

顔が上がる。

彼の目の前には、やはり白い肌が。

何も隠そうとせず、開放的だ。

野生児ですらこうは行かない。

京太郎「……あの」

京太郎「このままだと俺はいつまでも地面に頭をこすり付けることになるんですけど」

豊音「……え、なんで?」

京太郎「……」

京太郎「出来れば、服を着てください」

何も言わなければ裸を見続けることができたかもしれないのに。

彼がそれをしなかった理由は、やはり自分が悪いと思ったから。

……それは、言い訳で、本来は、恥ずかしかったから。
802 :八尺 ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/26(水) 01:07:59.27 ID:cjSB0UNr0
京太郎「お願いします」

豊音「わ、わ、わかったよー」

かたくなに頭を下げ続ける京太郎に折れた豊音は傍の岸から陸に上がる。

……そう、それは、偶然にも少年の隣。

京太郎「あり――」

顔を上げた少年の視界に彼女の全てが入った。

京太郎「――っ!」

ガン、と頭をもう一度打ち付ける。

落ち着け自分、変な気分になるな、と。

ガン、ガン、ガン、ガン。

音こそなりはしないものの彼の頭はそれ一色に染まっている。

豊音「ぽ、ぽ、ぽ……」

だから少年は、その奇妙な声を耳にすることがなかった。


………………。
…………。
……。


豊音「ん……着替え終わったよー」

京太郎「……」

おそるおそる、顔を上げる。

三度目の正直とは本当の言葉だった。

京太郎「ありがとうございます」

豊音「?」

豊音「よくわからないけれど、えへへ、どういたしましてー」

漸く自分の中に巣食う羞恥心が消えてくれた、と溜息をついて豊音に眼を向けた。

不気味なほどに黒一色の服。

帽子やその長い長髪でさえも真っ黒だからなおさら。

京太郎「……」

しかし、彼の胸に宿ったそれは真逆をさしていた。

不気味さと妖艶さは紙一重である。

……そして、彼にとってその黒さは艶やかな色の塊であり。

――綺麗だ。

日差しを浴びる彼女を見てなおさらそう思った。

豊音「どうしたのかなー?」

京太郎「あっ、いえ、なんでもないです、はい、なんでもないです!」

豊音「そう?」

恥ずかしさを紛らすように、たっ、と京太郎は豊音に駆け寄った。
803 :八尺 ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/26(水) 01:08:34.14 ID:cjSB0UNr0
豊音「それで……君――京太郎君はここで何してたの?」

京太郎「ああ、えっと……」

京太郎「……実は、山の中で迷ってしまって」

京太郎「山菜や茸は取るだけ取ったんですけど……」

豊音「そっかー……」

豊音「……人里から来たんだよね?」

京太郎「ええ」

京太郎「生憎、天狗の子なんかじゃないので」

豊音「鼻大きく無いもんねー」

くすくす、と笑いあう。

ああ、何とか打ち解けられて良かった。

それは双方とも思ったことだった。

まさか気まずい雰囲気でいつまでもいるわけにもいかない。

――折角人と話せているのだから。

――折角同じ迷い人と思われる人と出会ったのだから。

豊音「さて……えっと、人里だから……」

……ついてきて。

そういいかけて、口をつぐむ。

お母さんが言っていた。

そのぽ、ぽ、という声を聞いたらあなたはきっと忌まれる。

だから、その声が出なくなるまで人前に出るな。

豊音(どどど、どうしよう、約束やぶっちゃったよー!)

豊音(でも……でも、京太郎君困ってるみたいだし……)

豊音(あー……うー……)

京太郎「……あの?」

豊音「はっ!」

豊音「ご、ごめん、ちょっと考え事してて」

京太郎「ああ、いや……」

しかしどうしようか。

折角あった人間だ、友達になりたい。

友達なら、困っていることを助けたい。

そうすれば私は忌まれてしまう。

豊音「……むー」

京太郎「……」

……いや、思い返せ。

よく考えたら、私は先ほどここまで歩いていなかっただろうか。

そして、そのとき、声を出していなかっただろうか。

……あれ、もうばれてる?
804 :八尺 ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/26(水) 01:09:24.84 ID:cjSB0UNr0
豊音「……よし!」

それならもう迷う必要は無い。

私がぽ、ぽ、と鳴くのがばれているなら、隠す必要も無い。

やった、これで助けられる!

豊音「京太郎君、私が人里まで案内してあげる!」

京太郎「へっ……」

京太郎「……わかるんですか?」

豊音「ばっちりね」

この山は幾度と鳴く歩き回り、そして人里の前でいつも止まっていた。

ああ、私もあそこで遊んでいる輪の中に入りたい。

けれど――と。

京太郎「……それじゃ、お願いします」

豊音「うん、任されたよ!」

豊音はドンと胸を叩いて、京太郎のいる方向とは逆方向に向かう。

豊音「それじゃ、行こう?」

京太郎「はいっ!」

豊音「ぽ、ぽ、ぽ――」

歩き始める。

豊音はもはや隠すことをしなかった。

彼がもしも悪い人間だったらどうするというのだろうか。

……一概に善い悪いなんて決められないが。

京太郎「……?」

京太郎は彼女から聞こえるその声に首をかしげた。

聞こうか聞くまいか。

迷っているうちに、自然と彼の耳はそれを受け入れた。

彼の耳がその音になじんだ。

京太郎「……ぽ、ぽ、ぽ」

豊音「!」

京太郎「?」

豊音「……ぽ、ぽ、ぽ!」

京太郎「……ぽ、ぽ、ぽ!」

だから口に出す。

それは豊音を驚かせるに十分で、豊音を喜ばせるにも十分だった。

そして、彼女はむしろ意図的に声を出してそう歩く。

すると、少年もまた意図的に強く声を上げた。

ぽ、ぽ、ぽ、と奇妙な合唱が森の中に響く。

それに呼応するかのように鳥も鳴き始め、木々もざわめき。

ウサギがひょっこりと顔を出し、リスが隙間から二人を見つめる。

そして、小さな歩くオーケストラとその観客の図が出来上がった。
805 :八尺 ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/26(水) 01:10:31.07 ID:cjSB0UNr0
……………………………………………………………………………………………


京太郎「わ、本当だ、ついた!」

豊音「よかったね、京太郎君」

京太郎「ええ!」

そろそろ日も暮れる時間。

豊音はまだしも、人間である少年にとっては出歩くことすらはばかれる時間帯だ。

それまでに帰ってこれたのは豊音のおかげだろう。

京太郎「本当にありがとうございますっ!」

豊音「どういたしましてだよー」

だから彼は胸いっぱいの感謝をありったけ彼女に渡そうと思った。

まさか言葉だけで渡せるはずも無い。

京太郎「よかったら、一緒にご飯食べませんか?」

豊音「――」

魅力的な提案だ。

魅力的な提案だ、が。

仮に少年がこうして私と話してくれるとして。

全員が全員、普通に付き合ってくれるだろうか。

――植え込まれた知識は払拭するのはなかなか難しい。

豊音「……ん、今日はやめとくよー」

京太郎「そうですか……」シュン」

豊音「ごめんね」

――まだ、癖が治ってないから。

豊音「……それじゃ、私はそろそろ帰らないといけないから」

豊音「またね!」

京太郎「あ、ちょっと――」

もう一度声をかける前に豊音は姿を消した。

人里までもう少し、というところで急に一人きりになった彼に、ひゅうと寒風が押し寄せた。

京太郎「……うぅ、寒っ」

早く家に帰ろう、と歩き出す。

……途中、何度か振り向いて。

京太郎「……また、会えるかな」

――まだ、名前すら聞いていないあの人に。
806 :八尺 ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/26(水) 01:11:46.91 ID:cjSB0UNr0
胡桃「あ、京太郎君」

家の庭先に入ると、黒髪の小さな女の子が少年に声をかける。

彼女は胡桃。

庭でいつの間にか遊んでいて。

そうしていつの間にか消えてしまう。

まるで渡り鳥のような存在だった。

……もっとも、そのスパンはそれに比べて遥かに短いのだが。

胡桃「お帰り、今日は遅かったんだね」

京太郎「ただいま」

京太郎「いや……ちょっと道に迷っちゃって……」

胡桃「えぇ、大丈夫だったの!?」

京太郎「ええ、何とか……」

胡桃「……まあ、そうじゃなかったらここに帰ってきてないよね」

京太郎「そういうこと」

小さい頃からの付き合いだった。

しかし、少年が年を重ねていく中、少女は少女のままだった。

まあ、そういう人もいるのだろう、と少年は特に不思議には思わない。

京太郎「……まあ、助けてもらったんだけどな」

胡桃「へぇ……誰に?」

京太郎「えっと……」

京太郎「名前は知らないんだけど、歩くたびにぽ、ぽ、ぽって言ってる人」

胡桃「……」

京太郎「割と可愛かったんだけど……でも、この辺ではみないんだよな……」

胡桃「あの、京太郎君」

京太郎「ん?」

胡桃「何かされなかった?」

京太郎「……いや……せいぜい、一緒に歩いたくらいだ」

胡桃「そっか……」

胡桃「……なら、まだ大丈夫なのかな?」ボソリ

京太郎「ん?」

胡桃「ああ、うん、なんでもないよ!」

胡桃「……っと、私そろそろ帰らないと」

胡桃「京太郎君」

胡桃「えっと……そのこと、あまり人には話さないほうがいいよ?」

胡桃「それじゃ!」

京太郎「え、ちょっと――」

――今日は逃げられることが多いなぁ。

いつの間にか姿の見えなくなった胡桃に伸ばした手をしまって、そう呟いた。

いったいどういうことなのだろう、話さないほうがいい、というのは。

……まあ、長年の付き合いの胡桃からの忠告なのだから素直に聞いておこう、と心に決めた。。
807 :八尺 ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/26(水) 01:12:58.40 ID:cjSB0UNr0
京太郎「ただいま」

エイスリン「キョウタロウ!」

京太郎「ええ、京太郎です」

家に帰って彼を出迎えたのは、金色の髪と蒼い瞳を持つ、不思議な少女。

道先で倒れていたのを拾って以来、こうして家に住まわせている。

――どうせ、この家には人がいないのだから。

自らが間違いを犯さない限り安全で、そして自分は間違いを犯さないのだから、とそういった理屈の下に、少年は少女と一人屋根の下で過ごしていた。

京太郎「今日のご飯は山菜鍋です」

エイスリン「……サンサイ?」

京太郎「ああ、えっと……これ!」

エイスリン「!」

エイスリン「……オイシイ?」

京太郎「美味しいですとも!」

京太郎「騙されたと思って、食べてみてください!」

エイスリン「……ウムム」

彼女は言葉を話せなかった――正確には、出会ったときに自らの名前しか話せなかった。

その頃から、色々な言葉を教え続けて、そして今に至る。

京太郎「それじゃ、作りますね!」

エイスリン「ン、マッテル」

エイスリン「〜♪」

そしてもう一つ。

彼女は何度でも書き込め、何度でも消せる不思議な板と、それに線を引くための、墨をつけることの無い不思議な筆をもっていた。

――ぞくに言う、スケッチボードと油性ペンなのだが、彼はまだそれが何であるかを知らない。

エイスリン「デキタ!」

京太郎「こっちはまだ出来てないですけどね」

エイスリン「サンサイ!」

そして彼女が見せるボードには先ほど少年がとってきた山菜が。

エイスリンの右手にもその山菜が握られていた。

京太郎「……?」

おかしいな、自分は確かに全部入れたはずだけど。

エイスリン「ドウゾ」

京太郎「ああ、うん、どうも」

……ううむ、すこし取りこぼしたか。

ま、いいや、今からでも間に合うし、と楽天的に考えて、彼はエイスリンから山菜を受け取った。

京太郎「それじゃ、待っていてくださいね」

エイスリン「ン!」

そうして、それも煮込む。

……ぐつぐつ、と煮えたぎるそれを身ながら。

少年は山中で出会った不思議な少女のことを思い続けていた。


つづく?
808 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/26(水) 01:14:30.84 ID:cjSB0UNr0
こんなの書いてるから鶴賀スレと呼ばれないんだ(真理)


明日、明日はちゃんと本編やります(震え声)
809 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 02:12:39.02 ID:SlC8wQ4Qo
おつー

三週目候補だと思って楽しんでるよ
810 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 02:20:37.74 ID:fNI7KXw3o
改めておつー
811 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 02:32:05.70 ID:SGNTbAOx0
これは京太郎の人外ハーレムなのか?
812 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 11:33:38.39 ID:6xRXzPhIO
人外咲キャラハーレムとかいいよね
813 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 12:41:57.90 ID:1ssoa29IO
本編でも魔王な咲さん大勝r
814 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 14:35:07.69 ID:kMayL1VAO
どっかで某妖怪エロゲネタで小ネタやったの無かったっけ?>>人外

姉帯さんが影女だったり胡桃が座敷童だったやつ
815 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 15:40:42.41 ID:6xRXzPhIO
清々荘だな

また安価とらないと…
816 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 17:05:28.82 ID:kMayL1VAO
>>815
そうだったっけ……?何か違う気がするんだよなぁ……
817 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 17:12:35.74 ID:GDp9xKYIO
岩手スレでしょ
818 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 17:27:52.93 ID:uXRdYX+go
影女ネタは清々荘でもやったな
819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 17:55:14.76 ID:kMayL1VAO
>>818
そっちは見てないから知らなかった

後で見てみようかな
820 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/26(水) 23:05:40.79 ID:cjSB0UNr0
>>811人外ハーレムちゃうで、あくまで豊音さん一本道やで

>>812咲キャラに限らず人外ハーレムはいいものです。
というか、人外大好きです、人型でも、人型じゃなくても。

先日言いました、『コレが終わった後にやるかもしれないこと』の中の白糸台で何かは普通に白糸台でギャルゲーすることに決まりました。
卓球告白法パロって麻雀告白法でもやろうと思ったけど、イッチが麻雀下手だった。


それじゃ、はじめるでー
821 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:12:16.32 ID:tSMDP70U0
いまいち内容得ないけど三周目は白糸台ってこと?
822 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/26(水) 23:13:44.87 ID:cjSB0UNr0
・宮守でギャルゲー
・白糸台でギャルゲー
・他適当な高校で借金
・MOTHER2を咲キャラで

と、一応四つの案がありますので。
まあ、安価か何かで次やることを決めようかと。



京太郎「能力で!」

健夜「……まだ頑張るんだ」

京太郎「まだまだ頑張れます!」

健夜「……本当?」

京太郎「ええ!」

健夜「……わかった」

健夜「でも、その前にご飯食べよ」

京太郎「……えー」

健夜「京太郎君だっておなか空いたでしょ?」

京太郎「……」

京太郎「まだなんとかいけます!」

健夜「なんとかいけるって人間は基本的にいけないの」

京太郎「本当、大丈夫ですから、後一回、後一回だけ!」

健夜「……」

健夜「あと、一回だけだよ?」

京太郎「はい!」

健夜「んじゃ、次のステップね」

健夜「今まではさ……もう食い入るようにガン見してたじゃん?」

京太郎「……まあ、そうですね」

京太郎「そうでもしないと、わからなそうでしたし」

健夜「でも、それって相手からは疑われるし、下手したら退場になるんだよね」

京太郎「……あー」

健夜「そんなわけで」

健夜「次は、あくまで平常心で私を見て」

健夜「そして、今までしてきたことをすること」

健夜「……いい?」

京太郎「……」

京太郎「が、がんばってみます……」

健夜「うん、がんばれっ」



>>823-825
ぞろ目で、チャンス

823 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:14:07.97 ID:xX9Uu+sUo
もらった
824 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 23:14:47.57 ID:vzYeVqWd0
ぽぽぽ
825 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:14:55.60 ID:4VQ7wyC7o
やれ
826 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:15:27.46 ID:RRHwwJ1Lo
ふん!
827 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:15:42.50 ID:Ha7Y5rJs0
駄目なのよー
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:16:27.01 ID:1ssoa29IO
ふぇぇ
829 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:19:16.84 ID:qj23HnO90
やはりドラゴンロードでないと・・・
830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:19:56.17 ID:fNI7KXw3o
おうふ
831 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/26(水) 23:20:51.10 ID:cjSB0UNr0
京太郎「……」

健夜「京太郎君?」

京太郎「はい?」

健夜「そんなにじぃーっと見つめられると恥ずかしいかな」

京太郎「……そんなに見つめてました?」

健夜「うん」

健夜「シャーペンを突き刺したら避ける前に眼球に当たるくらいに」

京太郎「たとえがグロい!」

……おかしいな、そんなに見つめていたつもりはなかったのだけど。

京太郎「……っ、う」

眼の力を緩める。

……ああ、緩めることができたならきっとそれだけ見つめていたんだろう。

健夜「目薬、いる?」

京太郎「……貰っときます」

健夜「どうぞ」

京太郎「どうも」

受け取って、パチとさした。

……やはり、痛い。

なんかもう、切り傷が出来てるんじゃないかってくらいしみる。

京太郎「……ふぅ、ありがとうございました」

健夜「どういたしまして」

健夜「……で、あと一回やったわけだけど」

健夜「もっと続けるなら、ご飯食べてから、だけど、どうする?」

京太郎「そうですね……」


1、ご飯食べて帰ります
2、帰ります
3、ご飯食べた後、もっとします
>>835
3は明日の朝に支障が起こる可能性があります
832 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:21:11.22 ID:xX9Uu+sUo
833 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:22:46.53 ID:7gm18SkO0
834 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:22:57.55 ID:RL7a+3aco
3
835 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:22:58.52 ID:vzYeVqWd0
836 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:23:56.39 ID:4VQ7wyC7o
1
837 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/26(水) 23:32:39.78 ID:cjSB0UNr0
京太郎「……まあ、もう帰ります」

健夜「うん、そのほうがいいよ」

健夜「案外、一日置いたほうができるようになっていたりするしね」

京太郎「そういうもんですか」

健夜「そういうもの」

健夜「丁度目も疲れたんだろうし、いいんじゃない?」

京太郎「ええ……」

京太郎「今日はゆっくり休みますよ」

健夜「うんうん」

健夜「……えっと、私はご飯今から食べるけど、一緒に来る?」

京太郎「あー……っと」

京太郎「今日は遠慮しておきます」

健夜「ん、そっか」

健夜「それじゃ、また一緒に駅まで歩こうか」

京太郎「そうですね」

立ち上がる。

ん……っと背を伸ばすと、パキ、ポキと大きく音がなった。

京太郎「……ずっと座ってたからなぁ」

健夜「私も……ん……っ」

健夜「ふぅ……それじゃ、行こっか」

京太郎「ええ」

健夜「これで、すこやん道場終了……っと」

健夜「お疲れ様でした」

京太郎「お疲れ様でした」



1、適当な話(自由安価)
2、恋人ができた話
>>841

>>842ぞろ目で……?
838 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:33:12.10 ID:1IwjMV760
1結婚しよう
839 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:33:21.25 ID:7gm18SkO0
840 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:33:45.25 ID:l0F8r3A9o
2
841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:33:58.16 ID:1ssoa29IO
2
842 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:34:02.90 ID:4VQ7wyC7o
2
843 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:34:06.71 ID:RRHwwJ1Lo
2
844 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:34:11.16 ID:Ha7Y5rJs0
ほい
845 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:36:49.39 ID:YxG+Mrdjo
アラフォーの地雷がwwww
846 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:37:44.05 ID:fNI7KXw3o
>>838のかゾロ目で強制すこやん√ですね。わかります
847 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/26(水) 23:41:48.32 ID:cjSB0UNr0
京太郎「……そうだ、健夜さん」

健夜「ん?」

京太郎「いや……」

京太郎「……んー」

報告するべきだろうか。

いや、でもなんだかんだお世話になってるし……まあ、言うべきだよな。

健夜「どうしたの?」

俺の顔を覗き込むように聞いてくる。

よし、と心に決めて、口を開いた

京太郎「いや、実はですね」

京太郎「……彼女が出来たんですよ」

健夜「」

ぴた、と健夜さんの時が止まった。

年に似合わないくりくりっとした瞳が完全に光を失ってる。

健夜「」

京太郎「あ、あのー……」

健夜「あ……」

健夜「あてつけ……?」

健夜「それ私に対するあてつけなのかな?」

京太郎「……はい?」

眼に光が宿らないまま再起動してしまった。

怖いよ、この人怖いよ。

健夜「28になって彼氏の一人も出来ない私へのあてつけなのかなぁ!?」

京太郎「いや、ちょ、健夜さんっ!」

健夜「あははっ、高校一年生でさえ彼女を作ったのに、私は?」

健夜「ねぇ、私は?」

京太郎「いや、聞かれても!?」

京太郎「ちょっ、落ち着いてください!」

健夜「うるさいよ、この勝ち組っ!」

京太郎「落ち着いてください、まだ勝ってません!」

健夜「結婚なんて人生の終着点だもんね!」

健夜「私はまだまだ人生を楽しみたいの、だから結婚しないの!」

京太郎「だから落ち着いてくださいってば!」

京太郎「というか、俺だって結婚してませんし!」

健夜「どーせ18になったらすぐ結婚しようとか言ってるんでしょ?」

健夜「このド変態っ!」

京太郎「なんで俺がなじられなきゃいけないんですか!?」

健夜「あー、もー、やーだーっ!」

光の返ってきた瞳を瞑って、彼女は駄々をこねていた。

やべぇ、地雷踏んだ。
848 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:43:51.18 ID:htr7pBvMo
もうすこやんルートでいいんじゃね…?
849 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:46:06.32 ID:2bXR5Evxo
すこやんかわいい
850 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:46:27.50 ID:fNI7KXw3o
すこやんは愛人ポジションが似合ってる
851 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/26(水) 23:50:22.05 ID:cjSB0UNr0
健夜「折角独身仲間ができたと思ったのに……」

京太郎「花の高校生活はまだ始まったばかりなんです」

健夜「うるさい、どうせ、女の子のお花をいじる高校生活なんでしょ!」

京太郎「道端で何を言ってるんですか、貴方!?」

……酔っ払ってるのかこの人。

褒めることもなく、ただ彼女は自分を自虐してる。

京太郎「落ち着いてください、ね、ね?」

健夜「……恋人のいる人は大人でいいねー」

健夜「だから、私はまだ子供、だから落ち着かない!」

京太郎「子供ですか!?」

健夜「子供だもんっ!」

健夜「恋人の一人も出来ないお子様だもんっ!」

健夜「うわああああぁぁんっ!」

京太郎「ちょっ、流石に泣くのは――」

健夜「まあ、嘘泣きだけどね」

京太郎「……」

健夜「……さて」

健夜「ひとしきり呪詛をはいた後で……おめでとう、京太郎君」

京太郎「ありがとうございます」

健夜「お祝いに、一生女の子と触れられない呪いを掛けてあげる」

京太郎「健夜さん、まだ抜けきってません」

健夜「いいの、人は誰しもどこかで闇を抱えて生きてるんだから」

健夜「そんなわけで、お呪いに会った女子皆から『……あれ、何かくさくない……?』って聞かれる呪いを掛けてあげる」

京太郎「健夜さん、ランクアップしてます」

健夜「……はーあ」

……やっぱり話さなかったほうが良かっただろうか。

健夜「……一応、お祝いする気はあるよ、私だって」

きっと、そういった俺の不安そうな顔が眼に入ったのだろう。

健夜「でも、それ以上になんていうか……妬ましい気持ち万歳、みたいな?」

健夜「ほら……おめでとう、死ね!」

健夜「今の私はそんな気分」

京太郎「せめてオブラートに包んでください」

健夜「最大減オブラートに包んだよ?」

それでその言葉ですか。

……。

……とりあえず、恋人関係は健夜さんには話さないことにしよう。
852 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:50:31.29 ID:H6hb0xdxo
やはり狙われてたのかwwww
853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:51:56.41 ID:vzYeVqWd0
アラフォー怒りの寝取り

最大減 ⇒ 最大限
854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:52:05.68 ID:H6hb0xdxo
最大減はわざとなのか…?
855 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:52:50.54 ID:Ha7Y5rJs0
すこやんが土曜日紹介する友達=恋人って脳内変換したら ぞっとするね
まあ違うんだけど
856 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/27(木) 00:01:08.10 ID:EICiALoL0
>>854基本的に誤字は意図的じゃないよ!
くそう

健夜「……ふぅ、落ち着いた」

健夜「心は」

京太郎「体も落ち着いてください」

健夜「一発殴らせてもらったら」

京太郎「じゃあ、もういいです」

健夜「……もう、麻雀が打てなくなっても――」

京太郎「やめてください」

……はぁ、あ、と大きな溜息がまた聞こえてくる。

そろそろ30回目じゃないだろうか。

俺が何を話してもきっと健夜さんを余計にいらだたせる要因になると思うので、黙る。

……楽しかったはずの麻雀道場が一気に暗いものに。

健夜「……あのさ」

ふ、と健夜さんが話し掛けた。

健夜「どうして私にそれを教えたの?」

健夜「それこそ、私なんて赤の他人なのに」

京太郎「独身仲間じゃないんですか?」

健夜「私はそう思ってるけど、京太郎君は?」

京太郎「何度も言ってますが、頼りになるお姉さんのような人だと思ってます」

京太郎「……だから、話したんですよ」

健夜「……」

京太郎「お世話になっていたから、話すべきだ、と思ったんです」

健夜「……そっか」

健夜「私が嫌いだから自慢したわけじゃないんだ」

京太郎「俺をなんだと思ってるんですか」

健夜「可愛い弟かな?」

健夜「……くす」

静かに笑った。

漸く笑ってくれた、俺は何もしていないけれど。

857 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/27(木) 00:01:56.87 ID:EICiALoL0
健夜「……本当におめでとう」

健夜「でも、まだ……終ってないんでしょ?」

京太郎「ええ……」

京太郎「本当は終ってからの方がよかったのかもしれませんけど……」

健夜「ううん」

健夜「何か目標があるとより頑張ろうって気分になるでしょ?」

健夜「ただ漠然と明日を迎えるより、あの子に会いたいから明日を迎える……って」

健夜「きっとそういう気持ちが京太郎君の中に今あるから」

健夜「正しい選択じゃなかったかもだけど、だからこそ頑張れるんじゃないかな?」

京太郎「……まあ、そうなんですかね」

京太郎「確かに……一人でいるときよりは、なんだかちょっとやる気が溢れてる気がします」

健夜「くす」

健夜「その気持ちを忘れないようにね」

京太郎「……ええ、ありがとうございます」

健夜「……ふぅ」

一度息をつく。

やっぱり、なんだかんだ喜んでくれているのだろうか。

ありがとう。

健夜「……さて」

健夜「一通り祝ったから今度こそ呪詛を吐いていいかな?」

京太郎「やめてください」

健夜「……もー」

健夜「なんで恋人出来ないんだろう……」

京太郎「……あはは」



健夜さんの好感度がある程度下がりました。
858 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:02:42.77 ID:8YUeMVFko
咲ちゃんと会う時にすこやん変な事言わないよね…?
859 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:03:01.38 ID:AgnqkJSvo
あーああああ
すこやんの好感度が…
もう一度上げよう
860 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:04:24.34 ID:LZWhInOlo
はやりんに「俺の姉みたいな存在がいきおくれてるんですが」って相談しよう
861 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:04:30.86 ID:0ZG4yoUeo
あの時ゾロ目さえ出なければ…ちくせう
862 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:05:54.57 ID:QNkACHB50
>>860
「はやりさんより年下なんですが」とうっかり付け足そう
863 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/27(木) 00:08:21.18 ID:EICiALoL0
>>858安価次第(ボソッ


京太郎「ただいまー」

叔母「おう、随分遅かったじゃねぇか」

京太郎「楽しいことしてるとすっごい時間が早く感じるよな」

京太郎「俺にとっての一時間がきっと皆にとっての三時間くらいになってたんだよ」

叔母「そうか」

京太郎「わぁ、スルーですか」

叔母「ほかにどう反応しろっていうんだよ」

京太郎「いや、どうしようもないけど」

叔母「……んで」

叔母「ご飯は?」

京太郎「食ってない」

叔母「だろうな」

叔母「置いてあるからチンして食え」

京太郎「了解」



寝る前に何かする?

1、メール(鶴賀、すこやん、咲、はやりん すこやん以外は60以上で成功、失敗は再安価)
2、家を抜け出す
3、寝る
4、寝る前に返金ボックスの編集(現在212,600円 行動には含まれません)
>>867
864 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:09:07.24 ID:mTerhtg90
865 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:09:21.32 ID:Mf63tS8P0
1すこやん
866 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:09:27.83 ID:GUtVbenAo
1はやり
867 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:09:30.97 ID:8YUeMVFko
1モモ
868 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:09:36.17 ID:3ETfKR1ho
1 すこやん
869 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:09:42.88 ID:AgnqkJSvo
1すこやん
870 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/27(木) 00:12:50.82 ID:EICiALoL0
京太郎「……そういえば、今日ほとんど話せなかったなぁ」

ご飯も食べ終わって、部屋へと戻る。

すぐベッドに転がる。

大丈夫、牛にはならない。

……多分。

さて、そんなことより

京太郎「昼も一緒に食べなかったし」

京太郎「恋人としていいのか、これ?」

京太郎「……」

京太郎「……メールするか」

電話帳からモモのメアドを開いた。



何を話す?
>>875
871 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:13:24.10 ID:Mf63tS8P0
彼女できたんだ
872 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:13:51.63 ID:LQghtJlAo
今何してる?
873 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:14:11.31 ID:8YUeMVFko
モモ以外のクラスメートと話した記憶がない件
874 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:14:46.96 ID:Lo3GMq0yo
>>873
875 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:14:48.23 ID:QNkACHB50
女の人だけど友達と遊びにいくことになった
876 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:14:51.70 ID:gZTMUo8Ro
べたべたするの鬱陶しいから止めてくれ
877 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:14:57.22 ID:L4Ne/2IAO
ヨーグルトに入ってるナタデココの話
878 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/27(木) 00:24:32.88 ID:EICiALoL0
京太郎「……ああ、そうだ」

咲と遊ぶこと。

……見られて、変に勘違いするのも怖いし、連絡しておこう。

起きているといいんだけど。

京太郎「女の人とだけど友達と遊びに行くことになった……っと」

『どういうことっすか、どういうことっすか、どういうことっすかぁ!』

京太郎「……はやいな……っと」

『そりゃ、京ちゃんへのメールの文面考えて、送ろうと思って、ずーっと携帯握ってたっすからね!』

京太郎「でも、俺の方が先立ったわけだ……っと」

『それで、このメールっすよ!』

『もう、どういうことっすか!』

『浮気っすか?』

『浮気はんたーい!』

京太郎「一人で話を勝手に進めないでください」

京太郎「……んで、昔の友達がこっちに遊びに来るから、一緒に遊ぶだけだよ……っと」

『……ふーん?』

京太郎「そんな疑わしい眼で見るなって……っと」

『京ちゃんには私の顔が見えてるっすか?』

京太郎「少なくとも、どんな顔をしているかは簡単に想像できるな……っと」

『……』

『……でも、昔の友達と……っすか』

京太郎「ああ、昔の友達と」

京太郎「他二人……っと」

『京ちゃん、聞き捨てならない単語が聞こえたっす』

京太郎「すごいな、モモはメールの声が聞こえるのか……っと」

『比喩っす!』


>>881
奇数でモモが駄々をこねます
879 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:24:57.49 ID:MO1lk9g2o
すなお
880 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:25:16.17 ID:L4Ne/2IAO
ダダッダー
881 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:25:20.15 ID:8YUeMVFko
だだをこねるのもかわいい
882 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:25:32.15 ID:Mf63tS8P0
だめだよこねちゃだめ
883 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:25:37.21 ID:KN+fO6rn0
責任はとるからゆるして下さい
884 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:26:36.78 ID:mTerhtg90
見事に奇数だらけで草生えた
885 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:26:52.95 ID:QNkACHB50
>>879-883
見事に奇数揃い
886 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/27(木) 00:27:12.37 ID:qH16ZugD0
別に咲には今の友達を見せたいだけだしむっきーはすこやんがいればそれでいいだろうし、
すこやんには勘違いされたくないし麻雀は負け抜けか何かでやればいいし

モモも呼ぼう(提案)
887 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:28:45.26 ID:LQghtJlAo
京太郎が抜けて他四人で遊べばいいんじゃないかな(適当)
888 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:29:13.59 ID:Mf63tS8P0
>>879-886 偶数取る気ないだろ
889 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:33:21.42 ID:bsuu5iwg0
咲ちゃんは京太郎の親友だし、彼女を紹介しても問題ないさ!‥‥‥多分
890 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/27(木) 00:34:24.98 ID:EICiALoL0
『で、誰っすか、誰なんっすか!』

『私の知り合いっすか?』

……一瞬迷う。

ただ、もし見られたら……うんぬんかんぬん。

京太郎「……睦月先輩と小鍛治プロだよ……っと」

だから、とりあえず送っておいた。

『……』

『四人はどういう仲なんっすか?』

京太郎「生憎、俺以外のつながりはほとんどないな……っと」

そういう意味ではすげぇ面子だ。

そろえた俺もだが、賛同してくれた皆も、おかしいんじゃないのだろうか。

『……』

『……あのー、京ちゃん』

京太郎「ん……っと」

『……私が言おうとしてる言葉、わかってるっすよね?』

京太郎「ああ……っと」

『私も行きたいっす〜〜〜〜っ!』

完全に予想通りだった。

『いいじゃないっすか、適当に集まった軍団なら私がいたっていいじゃないっすか!』

『私だって、この中で横のつながりほとんどいない、大丈夫!』

『ね、京ちゃん、お願いっすよ!』

京太郎「……メール打つの早いな、モモ……っと」

『それだけ行きたいんっす!』

『……っていうか、京ちゃんをそんな女の子の巣窟に放り投げられるわけないっすもんっ!』

『いやいや、それよりも、京ちゃんともっと遊びたいっすもん!』

『今日だって私ほとんど話せなくて――ああ、もうっ!』

『とにかく、連れて行くっす、行けっす、行かしてくださいっす〜〜〜〜〜〜っ!』

『はやく了承しないと私の枕がぎゅーってつぶれて、私の布団がバタ足で破れるっすよ!』

随分やわいベッドだな。

京太郎「……さて」

どうしようか


1、連れて行く
2、連れて行かない
>>904
なお、50以上で勝手についてくる模様
891 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/27(木) 00:34:51.25 ID:EICiALoL0
間違えた>>896
892 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:35:35.80 ID:mTerhtg90
893 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:36:19.31 ID:yikgOiH1o
2
894 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:36:23.51 ID:TNB/peJco
1
895 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:36:35.61 ID:KN+fO6rn0
1
896 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:36:36.47 ID:L4Ne/2IAO
2
897 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:36:37.41 ID:Mf63tS8P0
898 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/27(木) 00:36:42.47 ID:qH16ZugD0
1に決まっているっ!
899 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:36:43.52 ID:bsuu5iwg0
900 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:36:44.21 ID:Lo3GMq0yo
2
901 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:36:46.81 ID:bsuu5iwg0
902 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/27(木) 00:37:12.44 ID:qH16ZugD0
……マジかよ、おい……
903 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:38:33.76 ID:TNB/peJco
埋め合わせにデートでもすれば問題ないさ、多分
904 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:39:21.64 ID:0ZG4yoUeo
チョコ上納すればなんとかなるだろ(適当)
905 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:40:52.09 ID:bsuu5iwg0
まだ日にちあるしメールの自由安価とかで「やっぱり連れて行く」とかあり?
906 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:41:28.89 ID:LZWhInOlo
呼んどいて目の前でいちゃつくとか失礼だしな
二人ほど人外の領域に至りそうだ
907 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:42:22.02 ID:KN+fO6rn0
これは天の配剤なんじゃないだろうか
ここまで数回の安価潜り抜けるとかどんだけだよ……
908 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:46:37.80 ID:A1joi3680
本気で桃を壊しに来てる
909 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:48:20.78 ID:NAEhFBJ6o
910 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:51:32.00 ID:AgnqkJSvo
あかん
なんかモモルートに入った瞬間に嫌な予感がしてたんだ…
すこやんや咲ちゃんよりはるかに重い
911 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:52:54.77 ID:QNkACHB50
重くなるような安価を取りまくってる奴らのせいや
モモは何も悪くないんだ
912 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:53:01.64 ID:gZTMUo8Ro
なんか長くね?寝たか?
913 :遅れてすまぬ ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/27(木) 00:53:45.44 ID:EICiALoL0
京太郎「……ええと」

京太郎「……今回は勘弁してもらえませんでしょうか?……っと」

『』

空メール。

そして、即座にもう一度振動する携帯。

京太郎「ひぃ、電話かかってきた!」

京太郎「も……もしもし……」

『どういうことっすか〜〜〜〜〜っ!』

『なんでっすか、なんで私ダメなんっすか!?』

『何がいけないっすか!?』

『恋人っすか、恋人という立場っすか!』

『それなら、私は恋人をやめ――られるわけないっす、何言わせるっすか!』

京太郎「ええと……あの、とりあえずおちついて……」

『これが落ち着けるっすかーっ!』

『なんでっすか、なんでダメなんっすか!』

京太郎「……」

京太郎「どうせ遊ぶなら二人きりの方がいいだろ?」

『そういう問題じゃないっす!』

『三人が誰か京ちゃんに積極的アプローチしてきたらどうするっすか!』

京太郎「いや、それこそ大丈夫だって」

京太郎「俺の友達は、あくまで友達だし、睦月先輩だってただの先輩だし、健夜さんは健夜さんだし」

『京ちゃん側の好感度なんて誰も聞いてないっす!』

『ああ、もう、気が気じゃないっす!』

『どうしてもダメなんっすか!』

京太郎「……」

そのとき遊ぶのは、咲のため。

咲と楽しく遊ぶため。

咲の麻雀を見るため。

……友達として遊ぶなら。

京太郎「……ごめん」

きっと咲も、そんな俺の姿は見たくないだろうから。

なんて、自分勝手な考えで、モモを傷つけて。

京太郎「埋め合わせは絶対するからさ」

京太郎「今度二人で、めいいっぱい遊ぼうぜ?」

そして、そう取り繕った。

『……』

『約束……っすからね』

『絶対、ぜ〜ったい約束っすからね!』

『いいっすか、破ったら――』

京太郎「……破ったら?」
914 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:54:28.18 ID:V4PxwRj1o
重いか?
彼女になったばっかりなのに彼氏が女友達×3と遊ぶってなったら普通の反応じゃねw
915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:54:40.46 ID:Mf63tS8P0
>>912きっと疲れてんだよ
916 :遅れてすまぬ ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/27(木) 00:55:00.25 ID:EICiALoL0
『……』

『思いついてなかったから、今度考えるっす』

『……』

『……約束っすからね』

京太郎「わかってるって」

『遊べる日が決まったらすぐに電話っすからね』

『いいっすか、約束っすよ?』

『……ぜ〜〜〜〜〜〜ったいに、他の女になびいたりしたらだめっすからね!』

京太郎「大丈夫だっての」

京太郎「軽そうに見えるのはこの頭の色だけだ」

『信じてるっすからね』

『……信じてるっすからね!』

京太郎「ああ、任せとけ」

『……そんなに自信があるなら私も連れてけっす』ボソッ

京太郎「ん?」

『なーんでもないっすよ!』

『……あー、もう、布団がやぶけたっす』

京太郎「え、マジで?」

『比喩っす』

『それじゃ、おやすみ、京ちゃん』

京太郎「ああ、おやすみ」

京太郎「……愛してるぜ」

『……』

『私も……愛してる、っすよ』

『ひゃ〜〜〜〜〜っ、恥ずかしいっす、これ超恥ずかしいっす!』

京太郎「おお、奇遇だな、俺も今そう思ったところだ」

京太郎「心臓が超かゆい」

『同感っす!』

『ああ、もう、寝る前に何興奮させてるっすか!』

京太郎「その方がいい夢見れるだろ?」

『その通りっすけども!』

『……ああ、もう、このまま話してたら泥沼っす!』

『いいっすか、いっせーのーせ、で切るっすよ?』

京太郎「オッケー」

『それじゃ、いっせーのー』

京太郎「せ!」

プチ、と電源ボタンを押した。

通話が切れる。

……はぁ、と溜息をついた。

何に、とは言わない……言えない。
917 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/27(木) 00:56:40.02 ID:EICiALoL0
明日の朝、出会う人(30以下で成功)
>>921


病み度
>>922
70以上
918 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:56:57.86 ID:mTerhtg90
かおりん
919 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:57:08.16 ID:LQghtJlAo
モモ
920 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:57:18.88 ID:VgdHOWjVo
モモ
921 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:57:19.63 ID:QNkACHB50
モモ
922 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:57:19.74 ID:2/UqDreqo
むっきー
923 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:57:23.45 ID:Lo3GMq0yo
かじゅ
924 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:57:41.15 ID:KN+fO6rn0
大きいのいっぱ〜い
925 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:57:42.26 ID:gZTMUo8Ro
きたあああああwwwwww
926 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:58:13.29 ID:0ZG4yoUeo
妹尾さん
927 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:58:19.54 ID:bsuu5iwg0
70以上で上がらない・・・だよな(震え声)
928 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:58:34.62 ID:LQghtJlAo
むしろ今まで病んでなかったのが不思議なぐらい
929 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:58:36.88 ID:0m/ScvjG0
どうせ回避
930 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:59:20.72 ID:V4PxwRj1o
今回は病んでもしゃーない
931 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/27(木) 00:59:25.12 ID:EICiALoL0
病み度が1あがったよ、やったね!


それじゃ、今日はここでしゅーりょー

何か書きます>>935
932 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 00:59:56.23 ID:A1joi3680
モモ出会い失敗の津山病み上昇?
933 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 01:00:01.44 ID:2/UqDreqo
乙ー
いつ遊びの誘いが来るかわくわくして眠れないはやりん
934 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 01:00:13.32 ID:KN+fO6rn0
京ちゃんが浮気しちゃったよ
935 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 01:00:22.64 ID:flJwReFQo
>>933
936 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 01:00:34.95 ID:VgdHOWjVo
狡猾な罠久
937 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 01:00:55.80 ID:zasbsjiX0
ある日、突如モモの夢に流れる京太郎の前世の記憶。
その内容にモモは戸惑い、ただの夢とは思えぬまま日々を過ごす。
そんなある日……

?万に一つも京太郎を龍門淵に取られる事を恐れ、取られる事の無いようにモモはある行動を起こす。さすがに彼に殺人者の恋人というレッテルを貼るワケにもいかないので、モモは京太郎を誰にも取られないように……(ヤンデレ監禁ルート)

?どうしても京太郎のあの姿を忘れる事ができない……
「嘘だ。そんなはずはない」それほど衝撃的で、頭に焼き付いて離れないあの姿……
そんなモモに転機が訪れる。県大会で運命的な出会いを果たすのだった。その人物とは……ハギヨシ。
ハギヨシに事情を話すと、初対面にも関わらず彼は快諾し、ここに、「京太郎、京子ちゃん化計画」が発足した。(ギャグルート)
938 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 01:04:26.66 ID:gZTMUo8Ro
病み度1ってどんなもんだったっけ?
939 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 01:10:30.09 ID:LZWhInOlo
1だしせいぜい言葉様位じゃね?
940 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 01:11:07.63 ID:QCfkkVbho
こういうのが積み重なって殺されるんだろうなあ
941 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 01:11:20.97 ID:MO1lk9g2o
一ちゃんが1だったから余裕よ
942 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/27(木) 01:18:04.11 ID:EICiALoL0
〜わくわくはやりん〜


はやり「ん……楽しかった〜〜〜〜っ☆」

はやり「久しぶりに楽しめたのです、ふふっ☆」

はやり「小鍛治プロの言ってた通りだったね……」

はやり「うん、あえてよかった、あははっ☆」

はやり「あー……本当にたのしかったです☆」

はやり「そして、なんと遊ぶ約束もしちゃいました☆」

はやり「今度は麻雀だよね……」

はやり「小鍛治プロのお墨付きだから……強いのかな?」

はやり「……ううん、私だって一回のプロ!」

はやり「絶対に負けません☆」

はやり「……」

はやり「次、いつ遊べるのかなー?」

はやり「早く遊びたいなー……」

はやり「……はっ、いけないいけない」

はやり「京太郎君の用事に合わせて……うん、うん☆」

はやり「私から聞くなんてことはしたらいけないよね?」

はやり「……っと」

はやり「仕事して気を紛らせてよーっと☆」





はやり「ん、終った〜〜っ☆」

はやり「……メール来てるかな?」

はやり「……あれ、来てない」

はやり「ん〜……京太郎君も忙しいんだもんね!」

はやり「うんうん、仕方ない!」

はやり「だって、高校生だもん、きっといっぱい遊びたい年頃だもん!」

はやり「こんな私より……」ボソッ

はやり「……!」ハッ

はやり「いけないいけない、私の心はいつまでも高校生☆」

はやり「なんてったって、高校生役をやったり、声優をしたりもしてるもんね!」

はやり「……」

はやり「……もうちょっと仕事してようかな?」

はやり「あとやることは――」
943 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/27(木) 01:19:24.22 ID:EICiALoL0
はやり「……うぅ……もうやることないよ……」

はやり「どうしよう……なんで来ないのかな……」

はやり「やっぱり、こんな格好してる私なんて……」

はやり「……ううん、大丈夫!」

はやり「京太郎君が忙しいだけ、うん、うん!」

はやり「別にはやりが無理とかきついとかじゃなくて、忙しいからメールしないだけ!」

はやり「だから、仕方ないよね!」

はやり「……」

はやり「……早く遊びたいなぁ」

はやり「……!」

はやり「これじゃあ、まるで、恋する美少女みたい!」

はやり「なんてね、えへへ☆」

はやり「……」

はやり「……寝よっと」
944 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/27(木) 01:21:00.08 ID:EICiALoL0
はやり「う……」

はやり「……ううぅ」

はやり「うううううう……」

はやり「ねれなーいっ!」

はやり「なんで、なんでメール来ないの!?」

はやり「ちょっとくらい来てもいいよね、ここ最近忙しいからきついかも、といってくれてもいいよね!?」

はやり「……!」ハッ

はやり「……ううん、私そんなこと思ってない☆」

はやり「京太郎君だって忙しいんだもん、うん、うん!」

はやり「……」

はやり「……」

はやり「ああ、もうっ!」

はやり「早く遊びたい、遊びたーいーっ!」

はやり「でも、はやりからメールするのも……なんていうか、がめついみたいだし……」

はやり「だって、はやりはお姉さんだもん!」

はやり「だから、京太郎君、後は君にかかっているんだよ!」

はやり「君だけがはやりを幸せに出来るんだよ、なんてね☆」

はやり「ほら、早く、早くー!」

はやり「ねー京太郎君ってばー、あーそーびーたーいーっ!」

はやり「……はっ、いけない、明日仕事!」

はやり「早く寝ないと……うぅん……」

はやり「……」

はやり「……」

はやり「……今何か携帯がちょっと揺れたような気がした!」ガバッ

はやり「……うぅ、来てない」

はやり「ねぇ、まーだー!?」

はやり「はやり待ちきれない〜〜〜〜っ!」

はやり「……うぅ」

はやり「早く遊びた〜〜〜〜いっ!」


終わり
945 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/27(木) 01:23:58.52 ID:EICiALoL0
>>942 私→はやり

>>932モモの病み度が1です

>>941終盤のベロチュー一ちゃんは病み度2だったはず。


まあ、1なのでそこまでひどいことにはならないと思います。



そんなわけで、今日はここでしゅーりょー、おつきあいありがとうございましたー
946 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 01:24:44.18 ID:2/UqDreqo
はやりんにメールしてあげよう……乙ー
947 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 01:25:25.30 ID:VgdHOWjVo
おつ
病み度って下げられたよね?
948 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 01:29:48.43 ID:N0w6z5bV0
やっとモモらしくなって来るのか
949 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 01:32:06.70 ID:mTerhtg90
おつー

はやりん……
950 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 01:50:48.74 ID:flJwReFQo

はやくはやりんにメールしてあげ
951 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 01:56:58.15 ID:QNkACHB50

このはやりんを狡猾な罠にハメたい
952 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 03:12:11.94 ID:V/YHN5wx0
乙〜
二回のプロが登場するのを楽しみにしてる
953 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 05:00:17.43 ID:dMZ9Fxx1o

知ってるかみんな、病み度は一定までいかなくてもエンディング影響

衣の3で一家(龍門渕)離散だ
954 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 11:41:34.16 ID:Nc2/bwiAO
一回上がったら下がんないんだっけ?
955 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/27(木) 19:58:56.54 ID:qH16ZugD0
やってくれるじゃねーかスナイパーめ…(半分賞賛、半分恨み言)
病み度が下げられるんなら全力で下げに行かないと、衣エンドの時みたいなモヤモヤ感を味わうことになっちまうぜぃ
956 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 20:16:22.46 ID:u4gEZOZo0
壊れたものって直すのにすげー時間かかるんだぜ?>レジェンゴ
957 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 21:48:37.80 ID:zqJpwp2R0
1を0にしなければすぐ10にそしてやがて100になるだろうってじっちゃ(ビックボス)が言ってた!!

実際病み度上がり始めると一気にあがりそうなよかーん
958 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 21:57:37.81 ID:dMZ9Fxx1o
病み度3で服切り刻みイベントがあったのを忘れてはならない

つまり1〜2で咲に嫉妬、目の前で宣言、咲病み化も十分ありえるということ
959 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/27(木) 22:11:32.69 ID:EICiALoL0
解くことより結ぶことの方がずっと難しいんだ(某死神より)

>>952
いったい何が二回なんでしょうね

>>947,954(ぶっちゃけ下げたくないけど)下げられます。



とりあえず次スレ立てたいと思いますが>>738の雀力安価をやっていなかったので先にそれから
>>962のコンマの一の位÷2(小数点切捨て)だけあがります


あ、今日は多分やれません、済まぬ
960 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 22:12:40.50 ID:2/UqDreqo
一回のプロからして
961 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 22:12:42.58 ID:pQlDCmEa0
ksk
962 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 22:13:11.34 ID:MO1lk9g2o
963 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 22:13:16.65 ID:QNkACHB50
ぽぽぽぽ
964 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 22:14:17.80 ID:mTerhtg90
ぴぴぴ
965 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/27(木) 22:25:56.54 ID:EICiALoL0
たったでー、のりこめー
【咲:安価】京太郎「……家が無い」ゆみ「21だ」【鶴賀】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1356614446/


このまま埋めるのも何かもったいないですし、小ネタ書きます>>970
966 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 22:29:35.42 ID:P8Ttos3Do
魔法少女京子とゆみちゃんなぜか地元商店街でショーをすることに、スポンサー龍門渕
967 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 22:31:21.80 ID:MO1lk9g2o
立て乙
智美と祭りにいくぞー
968 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 22:32:49.40 ID:mTerhtg90
立て乙ー

狡猾な罠部長編
969 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 22:33:06.42 ID:QYCkW+Zko
京太郎に種蒔き(意味深)させようとする誘い受けなたかみーの狡猾な罠
970 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 22:33:07.41 ID:2/UqDreqo
学校が敵に襲われた!
皆を守る為に変身すると京子ちゃんは正体を知られてしまうかもしれない!
971 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 22:33:07.76 ID:Lo3GMq0yo
告白の練習をしているところを京太郎に見つかるかじゅ
ごまかして逃げようとしたらあすなろ抱きで逆告白
972 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 22:33:17.66 ID:pQlDCmEa0
最初はただの政略結婚であった
最初はこの理不尽な境遇に嘆いたりもした
最初はお互いに愛などないと思っていた
始まりはたしかに愛も何もない関係であったけれど共に生活していくうちに
京太郎は透華に心惹かれていき、透華は京太郎に心惹かれていく
いつしか偽りの夫婦関係であったはずの2人の間には本物の愛が芽生えるようになった
973 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 22:33:18.78 ID:QUs/hsd4o
かおりんの狡猾な罠
974 : ◆tXdh2WZ0lM [sage]:2012/12/27(木) 22:37:29.64 ID:EICiALoL0
>>972それは小ネタの範疇に収まるのでしょうか(震え声)
もう自分で書いたらいいじゃないですかー!


>>970了解
尺が余ったら969か971か972も書きます


多分もうすこし後に書くことになります。
975 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 22:41:09.08 ID:QNkACHB50
ひたすら焦らし、思わせぶりな言動をとる京太郎に、やきもきさせられる日々を送る瑞原はやり
久しぶりの二人っきりのカラオケでそんな彼女の忍耐は限界を迎えてしまった

気が付いた時には、一回りはなれた少年に手を出してしまった罪悪感と背徳感に胸を締め付けられていた

どうすれば私は許されるのだろう、どう彼に償えばいいのだろうと自分で自分を追い詰め続けるはやり
そんな彼女が自分で汚してしまった少年の言葉に逆らえるはずがなかった……




なんとこれは、はやりんの熟れ始めた女体を狙う京太郎の狡猾な罠だった
976 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 22:45:19.14 ID:QUs/hsd4o
ちょっと熟れ過ぎじゃありませんかね…
977 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 22:45:58.40 ID:zqJpwp2R0
やばい970が楽しみすぎる、きっと仲間の魔法少女も助けてくれるさ!
978 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 22:48:11.68 ID:QNkACHB50
安価用小ネタを書き上げて書き込んでみたらすでに970を通り過ぎていた、だと……?
979 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 23:05:17.28 ID:71qQwWqE0
魔法少女中の人関係で行くとあと二人か?
980 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 23:09:07.27 ID:GUtVbenAo
たかみーと和でもできるんだよな、一人足りないけど
981 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 23:14:03.53 ID:oNZC0ABio
むっきーの魔法少女画像あったな
982 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/27(木) 23:26:35.15 ID:EICiALoL0
〜魔法少女マジカル☆キョーコ、第72話『ピンチ! キョーコちゃんの正体が!?』 CM明け〜


ゆみ「大変だ、京k……京太郎!」

ゆみ「学校に奴らがやってきた」

京太郎「な……っ!?」

京太郎「そんな、今まで何があってもこの場所だけは狙わなかったのに!?」

ゆみ「奴らも本気を出してきたということだろう……」

ゆみ「さあ、京太郎!」

京太郎「ええ……わかってます……っ!」

た、とかける。

まさか皆の目の前で変身するわけにも行かない。

健夜「ちょ、ちょっと、どこ行くの!?」

京太郎「っ!」

急いで扉を開けようとするのだが、担任の先生に止められる。

京太郎「トイレです!」

健夜「こんな危ないのに、そんなところにいかせるわけないでしょ!」

確かに、外では爆音が鳴り響いている。

いつ老化が爆破されてもおかしくはなく、いつ俺達に直撃してもおかしくない。

健夜「ほら……ええと、ここにバケツがあるから――」

京太郎「人間の尊厳を捨てるくらいなら、俺は命を捨てます!」

健夜「だーめーだってばーっ!」

俺の服を掴む腕は離れない。

健夜「きっとなんとかなるから――ほら、京子ちゃんがすぐに助けに来てくれるよ!」

健夜「だから、もうちょっとだから、ね?」

健夜「……本当に使えなくなったらこれ使えばいいし」

京太郎「……」

平行線だ、これ以上はもう意味がない。

しぶしぶ、と教室の真ん中の方へ戻る。

ゆみ「……おい、どうするんだ」

京太郎「そんなこといったってどうしようもないよ」

京太郎「……キョーコちゃんが助けに来るはずがない」

京太郎「俺が出て行かない限り、キョーコちゃんが助けに来るはずがねぇのに」

……ここで、変身するわけには行かない。

醜態をさらすことになる。

……もしも、皆の憧れの魔法少女が俺だと知ったら。

俺はいったいどうなるのだろうか。

……皆の命と俺のこれからと。

それを天秤に掛けて、俺はどちらを選ぶのか。

選べないというのは果たして、魔法少女的に正しいのだろうか。

正しいはずがない。

皆の希望が、こんなところで墜落していてどうするんだ。
983 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/27(木) 23:27:28.46 ID:EICiALoL0
しかし、けれど。

京太郎「……う……うぅ……」

ゆみ「……京太郎」

京太郎「……は……はは」

京太郎「情けねぇな……俺……」

ゆみ「……」

ゆみ「……私がいる、それじゃあダメか?」

京太郎「……ゆみ……?」

ゆみ「私は何の力もない、ただの一般人だ」

ゆみ「ただ、私は、君のことをしっている」

ゆみ「だから、私は君を失わない……君を放さない」

ゆみ「君を独りにしない……それじゃあ、ダメか?」

京太郎「……」

ああ、もう。

いつもこの人は俺の数歩先をいく。

俺の考えをいつも読んで、俺の欲しがる答えをいつも話して。

京太郎「……」

京太郎「なんで……ゆみはそこまでしてくれるんだ?」

ざわざわ、とする人ごみから抜ける。

先生、こっちを見なくても大丈夫です。

俺が、今から――

ゆみ「なんで……か」

ゆみ「……私は」

ゆみ「私は君のことが――」

『はやりんフラーーーーッシュ☆』

突然、ゆみの顔が見えなくなる。

あたり一面真っ白だ。

『今だよ、キョーコちゃん!』

窓の中からそんな声が聞こえた。

……ああ、もう。

台無しだ……もうちょっとで、聞けたのに。

何がって?

いや、何かはわからないけどさ。

京太郎「……それじゃあ、ゆみ」

京太郎「いってくるね☆」

口調だけを変える。

その頃には、すでに眼が元に戻っていた。

みんなはまだ目を押さえている……今ならばれることはない。

だから俺は……私となった。


――次回予告『そんなことよりおうどんたべたい』
984 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/27(木) 23:28:14.89 ID:EICiALoL0
ごめん、限界でした。

969書きますので、埋めるのはもうちょっと待ってください
985 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 23:50:23.52 ID:cgleBq7xo
やっぱり一流だよなぁ、はやりんは
986 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/28(金) 00:06:04.61 ID:Zi0UoTyU0
〜たかみーの狡猾な罠〜


尭深「京太郎君」

京太郎「あ、どうしました、尭深先輩」

尭深「えっと……」

尭深「あ、ちょっとまって」

京太郎「はぁ……」

尭深「ん……しょっと」

尭深「それで、これをこうして……ん、いいよ」

京太郎「……あのー、どうしてビデオカメラを取り出すんですか?」

尭深「……人質」

京太郎「は?」

尭深「あ、うん、なんでもない……」

尭深「それで……えっとね」

尭深「京太郎君と一緒に種蒔きしたいな……って思って」

京太郎「……種蒔き、ですか?」

尭深「うん……」

尭深「……ダメ?」

京太郎「いや、それくらいなら構いませんけど」

尭深「……多分、腰痛くなるくらい、いっぱいするよ?」

京太郎「大丈夫ですって」

京太郎「俺は男ですし、いっぱい腰痛くなるくらい大丈夫です……それに、終った後ってそんなのがどうでもよくなるくらいに、気持ちよくなるじゃないですか」

尭深「……」

京太郎「……あのー、どうして、そこで黙るんですか?」

尭深「ううん……」

尭深「それじゃ……付き合ってくれる?」

京太郎「ええ」

京太郎「尭深先輩のお願いなら、どこへだって付き合いますよ!」

尭深「……」ジー

京太郎「……もしかして、人質ってこれですか?」

尭深「……」コク

尭深「これで、もう言い逃れは出来ないからね、ふふ」

京太郎「……」

京太郎「別に、やるといった手前、断る気はありませんよ」

尭深「そっか」

尭深「それは安心……ふふ」

尭深「っとそれじゃ、チャイムなるから」

尭深「あとで、昇降口で待ち合わせ」

京太郎「ああ、はい、わかりました」
987 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/28(金) 00:06:46.49 ID:Zi0UoTyU0
京太郎「お待たせしました」

尭深「……」ジー

京太郎「……まだ、録ってるんですか」

尭深「ちょっと、楽しくなってきた」

京太郎「何がですか」

尭深「……人間観察?」

京太郎「俺を観察して何かわかったことはありましたか?」

尭深「……えっと……」

尭深「右の鼻の穴から毛が出てるよ」

京太郎「え、マジで、超恥ずかしいっ!?」

尭深「冗談……クスクス」

京太郎「……」

尭深「あと、その困惑したような顔が可愛い、とか?」

京太郎「……っ」

京太郎「ああ、もう、種蒔きですよね!」

京太郎「ほら、早く行きましょうよ!」

尭深「……随分とやる気だけど……もしかして、ずっとやりたかった、とか?」

京太郎「ええもう、やりたくてたまらなかったです、それでいいですから!」

京太郎「人間観察をやめて、さっさと種蒔きしましょう!」

尭深「……」ジー

京太郎「だから、やめてくださいってば!」

尭深「……くすん」

京太郎「泣きまねしてもダメです」

尭深「……」ジー

京太郎「だからやめてくださいってば!」

尭深「……はーい」

尭深「……それじゃ、種蒔きに行こっか」

京太郎「……あれ、外にでるんですか?」

尭深「うん」

尭深「学校のお庭じゃなくて、私の家」

京太郎「……へっ?」
988 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/28(金) 00:07:59.89 ID:Zi0UoTyU0
京太郎「あの……ええと、お邪魔します」

尭深「お邪魔されます」ジー

京太郎「……」

尭深「恥ずかしがる顔、面白いよ」

京太郎「言うと思いましたよ!」

尭深「さて……」

尭深「ちょっとお茶入れてくるから、ここに座って待ってて?」

京太郎「あれ……先に種蒔きじゃないんですか?」

尭深「ん、後で」

京太郎「はぁ……」


………………。
…………。
……


尭深「お待たせ」

京太郎「いえいえ、ありがとうございます」

尭深「……っと」

京太郎「……あれ、そのビデオ弄って何してるんですか?」

尭深「……んー」

尭深「お茶の肴?」

京太郎「そんなのあるんですか?」

尭深「……」

尭深「再生……っと」

京太郎(聞いちゃいねぇ)

尭深「……さて」

尭深「いただきます……ずず」

京太郎「ああ、俺もいただきます……ずず」

『俺は、尭深先輩、に、種蒔きがしたいんです!』

京太郎「ぶーーーーーーっ!」

尭深「わ……っ」

尭深「……汚いよ、京太郎君」

『腰が痛くなるくらい、いっぱい、やりたいです!』

『……もしかして、ずっとやりたかった、とか?』

『ええもう、やりたくってたまらなかったです!』

『腰痛くなるくらい、いっぱいするよ?』

『やるといった手前、断りませんよ』

『それじゃ……付き合ってくれる?』

『尭深先輩、なら、付き合いますよ!』

尭深「……京太郎君……ちょっと、恥ずかしい」

京太郎「いや、ちょっとまってください!」
989 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/28(金) 00:08:58.62 ID:Zi0UoTyU0
京太郎「俺こんなこと言った覚えないんですけど!?」

尭深「でも、ビデオに残ってるから……」

尭深「ずっとヤりたかった……なんて……うぅ……やっぱり……恥ずかしい……」

京太郎「いや、だからぁ!」

京太郎「俺は種蒔きの話をしていたんです!」

尭深「……うん、私も種蒔きの話」

京太郎「……へっ?」

尭深「京太郎君との、種蒔きの、話……]

京太郎「……」

京太郎「あのー、ちょっと待ってください」

京太郎「もしかして、最初からそういう予定でした?」

尭深「……」コク

京太郎「家に来たのも?」

尭深「学校でやりたいなんて……初めて、なのに……」

京太郎「……」

京太郎「すいません、急用を思い出したので」

尭深「人質」

京太郎「ぐ……」

尭深「……ほら、もう事実は出来上がっちゃってるんだから」

京太郎「創ったの間違いですよね!?」

尭深「だから、出来上がった……って」

尭深「私がこれをばらまけば……ふふ」

京太郎「……」

尭深「さあ、京太郎君、今ここでチェリーの種を蒔くのと、話のタネを蒔かれるのとどっちがいい?」

尭深「ちなみに、私はいつでもハーベストタイムだよ?」

京太郎「……ち」

尭深「ち?」

京太郎「ちくしょーーーーっ!」

尭深「……っ!?」

京太郎「なんでだよ、なんでだよ、なんでなんだよぉっ!」

尭深「あれ……えっと、や、やりすぎた……? ご、ごめん!」オロオロ
990 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/28(金) 00:11:39.00 ID:Zi0UoTyU0
京太郎「もっと格好いい告白方法とか考えていたのによぉっ!」

尭深「……へ?」

京太郎「尭深先輩!」ガシッ

尭深「きゃっ!」

京太郎「いいんですね、これは尭深先輩の人質にもなるんですけど、いいんですよね!?」

京太郎「付き合ってくれる、と聞いたんですから、その気があるってみなしていいんですよね!?」

尭深「え……ああ、うん……」

京太郎「よし、それじゃ、種蒔きしましょう!」

尭深「……い、いきなりやる気に――」

京太郎「だから、俺はずっとヤる気満々だって言ってるじゃないですか!」

京太郎「尭深先輩が好きなんですから!」

尭深「……え……ぇえ、と……」

京太郎「反論は聞きません、俺をこんな気分にさせたのは貴方なんですから!」

尭深「ちょ……あの、せめて、場所を――」

京太郎「いつでもハーベストタイムならどこだって大丈夫です!」

尭深「なにその理論――んっ!?」

京太郎「……ああ、先ほどの答えですけど、チェリーの種を蒔くなら、まずさくらんぼを収穫しないといけませんよね?」

尭深「や……っ、そんな、いきなり……さわ……っ」

京太郎「くけけけ、ノーブラだなんて尭深先輩最初からヤる気満々じゃないですか!」

尭深「だって……ん……んぅっ!」

京太郎「ひゃっほう、身を収穫するにはまず皮をはがないといけませんよね!」

尭深「やっ……せめて電気を……」

京太郎「昼間ですから、意味なんてないんですよ、さぁその白い肌を――」

……………………………………………………………………………………………………………………

『ほうほう、これは確かにハーベストタイムですね、尭深先輩』

『豊穣のおもちをいざこの手に――』

尭深「……」ポリポリ

京太郎「……死にたい」

尭深「……もう一台、起動させておいてよかった、ビデオカメラ」

京太郎「なんでですか、なんで録るんですか!」

尭深「人質だってば」

尭深「くす……これで、もう言い逃れは出来ないからね?」

京太郎「ぐ……」

尭深「京太郎君に収穫されちゃって、私の心は冬になっちゃったから」

尭深「責任とって京太郎君につれてきてもらわないとね、春風さん」

京太郎「……ごめんなさい、比喩表現がよくわかりません」

『くっくっく、さすがハーベストタイム……尭深先輩ってば果汁100%ですね!』

尭深「あれよりはまだマシだと思う」

京太郎「……」


おしまい?
991 : ◆tXdh2WZ0lM [saga]:2012/12/28(金) 00:12:24.52 ID:Zi0UoTyU0
おしまい

埋めてくださると嬉しいです
992 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 00:12:38.90 ID:kG15kW92o
乙ー
993 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 00:13:31.53 ID:aC4vidTBo
乙だよー
994 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 00:14:51.29 ID:dbNI4eyto
995 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 00:15:19.67 ID:0GyBHVni0
乙〜
>>1000なら>>972
996 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 00:15:25.48 ID:BwxyoPmL0
乙ー
997 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 00:15:58.09 ID:ndVPu1gh0
>>1000なら>>972
998 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 00:16:59.83 ID:aQIFCu5/o
1000なら973
999 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 00:17:17.52 ID:P+x9b4Ejo
>>1000ならわははー
1000 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 00:17:18.34 ID:BwxyoPmL0
1000なら>>975
1001 :1001 :Over 1000 Thread
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QB「魔法少女が思い通りにならない。訳が判らないよ…」 @ 2012/12/28(金) 00:06:23.76 ID:DP9OwQus0
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VIPドールスレ避難所〜その14〜 @ 2012/12/27(木) 22:52:30.14 ID:Za7YOyEpo
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【咲SS】 京太郎「鹿児島で巫女さん!」 「14スレ」【安価】 @ 2012/12/27(木) 22:49:37.18 ID:17vYpVDa0
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咲「野球って楽しいよね。安価でいっしょに楽しもうよ!!」 五十一本場 @ 2012/12/27(木) 22:40:54.23 ID:ewx9sB3io
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【咲:安価】京太郎「……家が無い」ゆみ「21だ」【鶴賀】 @ 2012/12/27(木) 22:20:46.25 ID:EICiALoL0
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もし一方通行の精神が脆弱だったら2 @ 2012/12/27(木) 22:15:33.65 ID:Y5mhf6+H0
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ここだけ魔王の城 コンマ00で魔王様に怒られる @ 2012/12/27(木) 21:27:34.67 ID:g/8mbIiKo
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(・ω・) @ 2012/12/27(木) 21:23:17.25 ID:Js2v+Ho00
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