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王「勇者よ安価で魔王を倒すのじゃ」2 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 20:55:44.57 ID:GgtoFwADO

中の人は前スレ消費に一月以上かかるほど遅筆です。また仕事がら変な時間にレスが出来たり逆に2.3日
放置してしまうこともあります。

もしもしからのレスなのでsaga機能はほとんど使いません。

あまり先のことを考えているわけではない&安価スレなのでタイトル詐欺になる可能性が存在します。

微妙にパクリやパロディネタがあることもあります。

以上のことを踏まえて自分に合わないと思った方は『戻る』のボタンを、それでも良いという
方は続きを見ていってくださいませ。

あらすじ
特に特徴が無いのが特徴のパン屋の次男が、『勇者の証』という印に選ばれた事から
勇者として旅立つ事に。魔女っ子や妖精、ニンジャといった仲間と共に冒険をしていくが、
とある遺跡にてとんでもない不幸が重なり、パーティ離散の憂き目に会う。
そんなトラウマを抱えながらも新たにゴリラな女戦士、褐色肌の女盗賊、無口なメイド
というまたもやちょっとくせのある面々を揃えるのだった。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1356782144
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諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 20:56:46.93 ID:GgtoFwADO
登場人物

勇者
 その名のとおり勇者。王国に伝わる伝説のアイテム『勇者の証』に選ばれた事からこの物語は進む。
…とはいえ、もともとがパン屋の息子であるため特に特徴たる特徴は無い。
勇者になった当初は色々と暴走したり奇行に走ったりしていたが、周りの生暖かい目に見守られながら
徐々に成長してゆく。
現在はトラウマによってやや脱力状態だが、それでも何とか仲間を集め終わったところ。

レベル7 年齢不明(酒の飲める年) 肌の色不明 髪の色不明 瞳の色不明 中肉中背らしい 
職業 勇者 継戦能力係数1.3
(特徴)死亡すると所持金が半分になり王都の国王の宮殿へ転送される。
※その際には仲間も一緒に転送さてるが、仲間が死亡していた際は復活はされない。
また、戦闘判定時に死者が出る判定が出る際には庇う事で自ら率先して死亡する事が出来る。
※継戦能力が0=全滅の時や、乱戦等の場合、更にイベントなどでは庇う事が出来ない
レベルによって『勇者の証』より魔法を伝授され、レベルが7上がるごとに戦闘能力が1上がる。
装備
鉄の剣・戦闘能力4 鉄の鎧・戦闘能力4 鉄の盾・戦闘能力3 勇者の証・???
呪文
ホイミ・継戦能力+5
ギラ・戦闘力6、継戦能力−4
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 20:57:21.71 ID:GgtoFwADO
メイド
 奴隷商人が売っていた妙齢の女性。
本来は最低でも20万Gはするという超高価な高級奴隷だが勇者が奴隷を買うという宣伝効果を
考え装備一式込みの状態を無料同然で売り渡される。
性格は無口で無表情、男だけでなく女の相手も出来るムッツリだったりするのだが、
奴隷の呪いによって主人公に対しては絶対服従。ついでに避妊のために回復魔法を覚えさせられたという
かなり変化球なキャラ。このスレが18禁になるかならないかはこのキャラへの対応次第である。

レベル15 年齢妙齢(酒の飲める年) 肌の色・やや白い 髪の色・金色 瞳の色・青 背の高さ・普通
職業 メイド 継戦能力係数0.8
(特徴)家事一般はもちろん、一通り以上の教養をもつ。また、高貴な人物を接待する事に関しては
プロフェッショナル。…なのだが、性格が無口で無表情であるため成金や若造以外にはほとんど効果なし。
その代わりメイドとしては例外的に簡単な回復魔法を扱える。
二刀流(短剣)・武器が短剣の時に限り二刀流で戦う事が出来る。その際には武器の威力が1割減少する。
暗器・通常武器のほか、アクセサリーに暗器を装備する事で戦闘力を底上げできる。
装備
銀のナイフ×2・戦闘能力5×2 バトルドレス・戦闘能力6 ホワイトブリム・戦闘能力1 
暗器・銀のフォーク 戦闘能力1
魔法 
愛の調べ・継戦能力+4
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 20:57:51.25 ID:GgtoFwADO
盗賊
 全てを失った勇者が再び仲間にした女性。褐色の肌に露出の高い装備という中々にビッチな
風体なのだがあるのだが本人にはその気は無く、実際には単なるファッションである。
性格は明るく姉御肌。盗賊であるだけに勇者の仲間になればなんでもやり放題と喜ぶが、
実際はそんなこと無いことに少なからず不満顔だったりする。
ちなみに容姿は10段階で7。胸元を開けた装備から覗かせるおっぱいは中々のものである。

レベル7 年齢勇者より年上 肌の色・褐色 髪の色・金色 瞳の色・エメラルド 背の高さ・やや高い
職業 盗賊 継戦能力係数0.8
(特徴)所謂スカウト系の盗賊。遺跡や洞窟内での罠の発見や宝箱の開錠など、所謂盗賊の仕事の
一切を引き受ける。
また、野営中の警戒においてはレンジャーほどではないが敵察知能力を持つ。
その分攻撃に関しては専門職に大きく劣るため、前衛には向かない。
装備
盗賊のダガー・戦闘能力4 革の鎧・戦闘能力3 鉄の小手・戦闘能力3 蛍石の髪飾り・戦闘能力2
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 20:58:19.50 ID:GgtoFwADO
戦士
 非常に残念な容姿を持つ女戦士。勇者曰く『性別と品性をどこかに落としてきた』という言葉が
ぴったりで、一言で言えばゴリラ。粗野で乱暴ではあるが気風は良く、そういう意味では
盗賊と非常に相性が良い。とりあえず仲間になったばかりなのでまだ色々と不明。

レベル7 年齢勇者より年上 肌の色・浅黒 髪の色・黒 瞳の色・黒 背の高さ・非常に高い
職業 戦士 継戦能力係数1.5
(特徴)典型的な筋肉ダルマ。非常に高い継戦能力で皆の盾となり、死者判定が出た際には
勇者と同じように他の人間の身代わりとなり死亡する事が出来る。
※継戦能力が0=全滅の時や、乱戦等の場合、更にイベントなどでは庇う事が出来ない
また職業専用装備や男性限定装備など一部の装備と杖やロッド以外はほとんど装備できるため、
非常に幅広い戦い方が出来る。もちろんそれだけ金も掛かるが。
装備
蛮族の大剣(両手持ち)・戦闘能力10 鉄の鎧・戦闘能力4 バンデットヘルム・戦闘能力3
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 20:59:01.34 ID:GgtoFwADO
その他の人々
ニンジャ
 初期におけるバランスブレイカー。街を一歩出ると途端に無表情になり、こちらに殺意を向ける
モンスターを一瞬でなぎ倒すその姿は勇者だけではなく魔女っ子までもドン引きさせるほど。
しかし、街の中に入ると色々とアドバイスをしてくれる好青年に変化する。
どちらが本当の顔なのかわからないままに離脱。
…しかし、彼の持つ刀によって勇者の仲間になった経緯など謎は多く……

魔女っ子
 初期におけるパーティの良心。基本的に明るく勇者の行う様々な奇行に対し生暖かい眼で見守ったり
暴走を直前で引き止めたりと、戦闘以外でも大活躍した少女。
 しかし、とある遺跡にて人間に絶望し、グレーターデーモンを召喚してパーティを離脱する。

星影妖精
 もとは魔女っ子によって300Gというとんでもない破格値で買った妖精。見せの店主曰く、
『何者でもない妖精』であるため、死んでしまえば復活させる手立ては無くそれが前パーティの不幸となる。
因みに本人は勇者や魔女っ子がドン引きするほどの虐殺劇を見てもきゃいきゃい喜んだり
自分が死んだら復活できない事も、あっけらかんと言い放つほど生への執着が少なかった。
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 20:59:31.47 ID:GgtoFwADO
各種能力について
・基本的に勇者たちは能力を全員で一元化させて表記されます。

継戦能力…所謂HPとMPを合わせた能力で、この数字がパーティ全体の体力代わりとして
扱われます。基本的に各人のレベルに各職業の固有の継戦能力係数を掛けた数値を
全員分足したものに、回復魔法の数値を足し、攻撃魔法の数値を減らした数値になります。

また、この最大数値の2割以下になると誰かが死亡し、1割以下で2名死亡、0になると
全滅となりますのでご注意を。

戦闘能力…その名のとおりパーティの戦闘力です。単純に全ての武器や魔法の数値と、
戦士や勇者の様な戦闘専門職種の基礎点を足した数値になります。
(魔法を使って攻撃する際には武器の数値はほとんどの場合無視されます)
敵全体の強さの数値−(戦闘能力+コンマ)の数値がこちらのダメージとなり、そのダメージが
継戦能力から引かれ、生き残っていれば勝利となります。

他にも罠察知レベル、開錠レベル、話術レベル、商才レベルなど存在しますが、それらも
目標点−(各種レベル+コンマ)が0以下なら成功となり、それ以上なら失敗となります
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 21:00:12.83 ID:GgtoFwADO
変更点(戦闘編)
今回のスレから敵に弱点と耐性がある場合があります。
ゴーストの場合、ノーマル武器耐性+1と聖属性弱点−3、火属性弱点−1を持っており、
たとえば、主人公一行の武器がノーマル武器2人に、火属性魔法使用者1人、聖属性魔法使用者1人の場合、
ゴーストの能力は1+1−1−3で−2の弱点となります。
尚、この弱点や耐性は敵一体ごとに判定するため、ゴーストが1匹なら−2、4匹なら−8の補正となります

また、今回の変更によって今まで戦闘設定は街に出た直後しか出来なかったのをキャンプを張れば
いつでも可能に変更します。
※ただし、戦闘に入ってからの変更は今までどおりできません。
その代わり、継戦能力−6の魔法から継戦能力−4の魔法にチェンジさせても継戦能力は
回復されません。(体力を最大まで回復させるまで上限も変わりません)
逆に継戦能力−4の魔法を継戦能力−6の魔法にチェンジさせると継戦能力は−2されます。
(上限も下がります)
つまりぽこぽこ魔法を変更すると何もしていないのに継戦能力が下がるという罠があるので
ご注意を。

変更点(システム編)
今回のスレで2スレ目になったことで今回から安価は直下ではなく下2とします。
またその際、このスレのローカルルールとして直下のレスを取った時間から5分間安価が無ければ
直下の安価を取った方が再安価しても採用とします。

コンマによる連続判定は今までどおりお一人の方が何度連続で行っても採用します。


ではでは前スレに発言した再開予定次期よりも随分はやいですが、テンプレが出来上がっちゃったので
再開を致します。
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 21:00:39.85 ID:GgtoFwADO
1.盗賊から前もっていわれていたとおり、メイドと泊まる。

勇者(……まあ、メイドは俺の命令が絶対だからな。変なことは起きないだろう)

基本的に性に関しての煩悩というものがほとんど無い勇者はそう考えると前もって
盗賊から提案されていたどおりの部屋割りにする。

盗賊「ん。あたしはおーけー!」

戦士「ふ〜ん」にやにや

メイド「………」

勇者(なんだか、ものすごーく勘違いされているな。まぁ、俺だって男だしもしかしたらもしかするけど)

…前言撤回。勇者の煩悩がほとんど無いのはあくまでロリっ娘に対してのみであり
自身の理想像に限りなく近いメイドに対してはそうでもないらしい。
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 21:02:23.38 ID:GgtoFwADO
〜〜普通の宿 ツインルーム〜〜

本来であれば食事の時間なのだが、今回は酒場で既に宴会を終えた後である。

流石にこれ以上腹に何かを詰め込む必要など無く、勇者は暢気に浴室へと入る。

勇者「はぁ〜、びばのんの。男の風呂のシーンなんて書いてもツマランから飛ばしてた〜〜」

そんな謎の歌を歌いながら浴槽の中でくつろぐ勇者。

考えてみれば今までは一番風呂は魔女っ子が入っていたので、少しだけ新鮮だ。
…もちろん、そのことを思い出しては少し気分が重くなったりしているのだが。

と、そんな風に一日の終わりが締められようとしていると…

かちゃん。

脱衣所の方のドアが開けられる音がする。

勇者(ん?メイドさん…顔でも洗いにきたのかな?)

脱衣所には水がめが置かれているためそんなことを思っていると…
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 21:02:58.45 ID:GgtoFwADO
がらがらがら…

なんと、メイドさんが浴室に入ってきたのだ。…一糸纏わぬ生まれたままの姿で。

勇者「わ、わわわ!メイドなにやってるの!?」

大慌てで入り口から顔を背け、背中向きになる勇者。

メイド「………ご主人様のお世話はメイドの仕事…」

大慌ての勇者に対し、不思議そうに答えるメイド。

勇者「ご主人様のお世話って、俺の体でも洗うの?」

メイドの言葉にほんの少しだけ理性が働きそんな言葉を投げかける。

メイド「………はい」こくん

勇者(……そういえば聞いたことがある気がする。大貴族って自分の体を下男とかメイドに
洗わせてるって。彼女は20万Gもする超高級奴隷、当然本来売られる相手ってそういう人たちなんだ…)

メイド「……上がって。…洗うの上手…」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 21:03:37.30 ID:GgtoFwADO
勇者(………むむむ、これは予想外の展開。まさか、まともに話す初めての会話がこれとは。でももし、
彼女にメイドとしての誇りがあるのなら多分これを断るとものすごく傷つける事になる。
俺だって他人に自分が作ったパンを食いたくないと言われたらかなり凹むし)

メイド「………」

勇者「そ、それじゃ、せめて服を着てくれない?」

メイド「……お風呂で服を着るのはマナー違反」

勇者(……いやまあ、そのとおりだけどさ。本来ならそうだけどさ!俺だって風呂場で服着ている
人を見たらおかしな奴だって思うけどさ!!)

このまま背中向きでいるのも限界がある。それに彼女は裸でいるのだ。このまま放っておいたら
風邪を引くかもしれない。

どうしますか?
1.とりあえず拒否したらかわいそうなので背中だけ洗ってもらう。
2.俺が嫌だといったら絶対にいや!!
3.しかたがない。それで彼女の気が済むならなされるがままにされよう。
4.その他

安価>>↓2
※このスレから安価は↓2になってます、ご注意くださいませ。詳しくはテンプレ参照
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/29(土) 21:05:04.62 ID:6psvvBaSO
よろしくお願いしまーす!
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/29(土) 21:13:30.62 ID:qq9K3Rexo
1
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 21:35:45.47 ID:GgtoFwADO
1.とりあえず拒否したらかわいそうなので背中だけ洗ってもらう。

硬直状態に入って約1分。勇者にとっては非常に長い時間だった。

勇者「…そ、それじゃ、背中だけ洗ってもらおうかな?」

このまま硬直していても何の解決にならないことに気付いた勇者はほんの少しだけ譲歩する事にする。

メイド「………」わきわき

振り返ると彼女は既に両手に泡を作って待っているようだった。

勇者(………は!?ものすごーく見とれてた!)

浴槽の中からメイドを見ると白い肌が、そして形の良い双丘が、その天頂に位置する恋ピンク色の
さくらんぼが…勇者の霧散していた煩悩を再び形成してゆく。

メイド「……背中…だけ?」

勇者「そ、そう。背中だけ」

何とか自分の理性を最大限に奮い立たせ一人用の小さな椅子に座る勇者。…一応手にしていた
手ぬぐいで股間を隠しているが、まだ十代のそれは見事なまでにテントを作っている。
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 21:36:12.51 ID:GgtoFwADO
ぺと…

柔らかな感覚が背中をくすぐる。それは予想していたたわしではなく…

勇者「あ、あのぉ…メイドさん、もしかして手のひらで拭いてません?」

まさかという感覚に恐る恐るそう尋ねる。

メイド「たわしは…肌を傷つける……」

勇者(まじか!?この感覚ってあのメイドさんの手!?柔らかくてすべすべしていて…)

えも言われぬ気持ちになる勇者。

というかもうここまで来ると完全に生殺しである。

…と、まるでそんな勇者の考えを見抜くかのように柔らかい愛撫が…石鹸の潤滑が、
なによりもすぐ傍に感じるメイドさんの女性の匂いが…勇者を的確に刺激していく。

勇者「あ、……あぅ…」

思わず情けない声を出す勇者。それはもう明らかに単なる背中流しを逸脱しており…
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 21:36:43.76 ID:GgtoFwADO
勇者(………)

どうしますか?
1.もう辛抱たまらん!
2.その他

安価>>↓2
※このスレから安価は↓2になってます、ご注意くださいませ。詳しくはテンプレ参照
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/29(土) 21:39:33.61 ID:0BE8MU/00
盗賊乱入でまさかの三つ巴
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/29(土) 21:43:44.05 ID:UAukyLrAO
>>18
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 21:46:39.22 ID:GgtoFwADO
>>18-19
えっと。このスレはその性質上NPCの行動を指定することは出来ないです。

なので再安価

安価>>↓
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/29(土) 21:48:11.88 ID:0BE8MU/00
思いとどまる
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 21:53:41.25 ID:GgtoFwADO
思いとどまる

勇者(ちょっと待て俺!メイドは単に背中を洗ってくれているだけだ!)

そう心に強く思う勇者。

しかし、彼も男。そして相手は勇者の好みドストライクな美女。しかも裸で自分が振り向いても
絶対におこられる事は無い。

果たしてそのような状況で本当に我慢できる男などいるのだろうか?

安価>>↓にレスをください。
その際のコンマが
5以上 何とか理性が欲望を跳ね除けた。
4以下 ……もーしんぼーたまらん!!

となります。
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/29(土) 21:54:44.20 ID:6psvvBaSO
憎かったんだよ
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 22:16:56.13 ID:GgtoFwADO
0=4以下 ……もーしんぼーたまらん!!

結論からいえば、メイドと勇者が同じ部屋で泊まる事を選択した時点で遅かれ早かれこうなる事は
ほとんど決定付けられていただろう。

なぜなら彼女はメイドである前に最高級の奴隷。昼間は淑女の如く、そして夜は娼婦のように
主人に仕えるのがその使命なのだ。たとえ勇者がどんなつもりで彼女を買ったとしても。

勇者「……」ちらっ

ほんの少し後ろを覗き見る。その先には盗賊に比べると小ぶりではあるが非常に形の良い胸。
とても彼女が奴隷だとはわからないほど美しく、そして肉感的だ。

勇者(…肌の白さなら星影妖精の方が白いけど、それだけの彼女の美しさはビスクドールのような
美しさなんだよな。それの比べてこのメイドさんの肌は人間の血が通う色。…血は人を狂わせる)

もう、チラ見ではなく、堂々と見ている。

メイドの方はそれに気付いても全く関係なく背中を文字通りマシュマロのような感覚の肌で洗う。
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 22:17:30.80 ID:GgtoFwADO
勇者「……め、メイド……さん」

メイド「………」

勇者「あの…寒いから湯船に入らない?…一緒に」

メイド「………」こくん

勇者の言葉は実る。正確にいうとその呪いによりメイドが拒否をすることは絶対に無い。

そして、それが意味することをメイドが気付かないわけは無く、彼女はさりげなくお尻が見えるように
わざわざ通常とは反対向きに反転してみせる。

勇者(………見えた!)ゴクッ

生唾をのむ勇者。恐らく彼の思考は強烈なトラウマによって僅かに壊れている。それは、
彼が自分自身を守るための自衛手段であって悪い事では一切無い。

もし、まともな神経を維持していれば彼自身がそれに耐えられなくなるのは目に見えているのだから。

メイド「……ご主人様も」

短く答える全裸のメイド。普段から無口無表情なのに主人の前なのだろう。僅かに頬を桜色に染め
昼とは別人のように良く喋る。
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 22:17:59.63 ID:GgtoFwADO
勇者「あ、ああ」ザブン

メイド「……大きい」

勇者「ご、ごめん」

メイド「………」

勇者(!?……さ。触ってる)

メイド「………ご主人様は…初めて?」

勇者「へ!?そ……それって…?」

メイド「………」こくん

勇者は…
1.もちろん童帝
2.1人だけ経験あり
3.実はそれなりにある。
4.実はもてもてだったり。
5.その他

安価>>↓2
※このスレから安価は↓2になってます、ご注意くださいませ。詳しくはテンプレ参照
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/29(土) 22:19:40.59 ID:UAukyLrAO
集団逆レイプされた事あり
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/29(土) 22:22:26.09 ID:0BE8MU/00
女性恐怖症
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 23:11:32.44 ID:GgtoFwADO
女性恐怖症

勇者「……実は…怖いんだ」

メイド「???」

そこではじめて勇者は告白する。

勇者「実は…女の人が怖いんだ」

そう、今までひたかくしにしてきたが、勇者は女性が怖いのだ。

メイド「……うそ。それなら全員女のパーティなんて作らない」

勇者「……」

一瞬で嘘がばれた。そう、勇者は別段女性恐怖症ではない。もし、その言葉が本当ならば
ハーレムパーティなんて作らないはずだしそもそもメイドの奴隷なんて買う理由が無い。

勇者(……やっぱり口先の嘘じゃあっさりばれるな)

自分の発言に後悔する勇者。あっさりばれる嘘を仲間についたのだから仕方が無い。
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 23:12:17.50 ID:GgtoFwADO
せめてもの救いは、メイドが勇者に対して絶対忠誠の呪いを掛けられているので
この言葉で嫌われることが無いということだ。

…などと思っているうちに、対面越しに座っていたメイドはこちら側…つまり、勇者の膝の上に
座る。

形の良い胸が見えなくなる代わり、彼女のうなじが目の前に現れ…自分の股間にあるものが
彼女の腰に思いっきりあたる体勢になる。

勇者(こ、これって…誘ってるよな)

どう考えても誘っている。というよりも少しあからさま過ぎてメイドとしては失格とも言える行動だろう。

メイド「……ほら、もっと大きくなった。やっぱり…うそ」

振り向きながらいきなり勇者の唇を奪う。

それは契約の時とは違う非常に濃厚なものだった。

勇者(……もうだめだ〜〜)

こうして勇者は諦め、メイドと一線を越えてしまうのだった。
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 23:12:54.23 ID:GgtoFwADO
〜〜普通の宿屋 朝〜〜

腰の辺りがムズムズする。

勇者「は!?………あはは!そうだよな、あんなの夢だよな。都合のいい夢……」

ムズムズするのはきっと変な夢を見たから夢精をしてしまったのだろう。

そんな風に思いベッドのシーツを捲ると…

メイド「………おはよう」

勇者の腰の位置でもぞもぞしているメイド姿の女性が現れる。

勇者「……えっと、俺のあれ握って何してるのかな?」

メイド「……朝のお手入れ。きちんと抜かないと、病気になる」

勇者「……えっと…もしかして…俺……やっちゃった?」

メイド「………」こくん

そういいながら三本の指を上げる。
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 23:13:42.26 ID:GgtoFwADO
勇者「…3発?」

メイド「………初めてだったから痛かった。でも、ご主人様のため頑張った」

勇者「……ごめん!責任取るから!!」

がばっと起き上がり土下座をする勇者。

メイド「……大切にしてください」

土下座する勇者に同じように三つ指を突き頭を深々と下げる金髪のメイド。

勇者「わかった。それじゃさっそく式の用意を……」

メイド「………冗談。ご主人様は気にしなくていい。避妊の魔法が掛かってるからだいじょーぶ」

何故かVサインを作るメイド。彼女としては一仕事した事に満足しているのだろう。

勇者「そ、そんな問題なの?」

メイド「そんな問題。昨日は痛かったから今日はもっと奉仕できる。それが嬉しい」

勇者「………」

そんなこんなでメイドの破瓜の証をタオルで濡らし、少しだけ薄まるのを確認すると
一階へ降りるのだった。
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 23:14:16.15 ID:GgtoFwADO
〜〜王都 広場〜〜

盗賊「昨日はお楽しみだったね〜〜」にやにや

戦士「いや〜、隣の部屋だったからねぇ。丸聞こえだぜ」にやにや

勇者「ま、マジですか?」

正確には嘘だがある意味では本当である。行為に夢中だった勇者は気付かなかったのだが、
盗賊と戦士は隣の部屋で聞き耳を立てていたのだ。

もちろんそれを肴に酒を飲んでいたりするのが彼女らの悪癖なところであるが。

勇者(…も〜死にたい!)

だが、勇者は気付いているだろうか?こういう新しい体験がほんの少しずつ自らの
心の傷を癒しているのだという事を。

と、そんなこんなことをしているうちに………街の中央部へたどり着く。
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 23:14:44.58 ID:GgtoFwADO
勇者「さて、どうしましょうか?」

戦士「そうだねぇ。魔王退治なら当然西に向かうべきじゃないか?」

盗賊「その前に装備の調達よ。大体パーティに薬草が一個も無いなんておかしくない?」

勇者「装備の調達にはお金が要りますけどね。そういう意味ではギルドに行くのも策かもしれません」

メイド「………」

どうしますか?
1.とりあえず、冒険に出るために王都を出る。
2.薬草程度なら買えるはずだから道具屋へ向かう。
3.当座の資金調達のためギルドへ向かう。
4.その他

安価>>↓2
※このスレから安価は↓2になってます、ご注意くださいませ。詳しくはテンプレ参照
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/29(土) 23:16:46.31 ID:0BE8MU/00
とりあえず実家に帰る
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/29(土) 23:16:48.12 ID:wRdz1RVAO
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/29(土) 23:16:49.95 ID:TUAT85LVo
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 23:36:07.43 ID:GgtoFwADO
2.薬草程度なら買えるはずだから道具屋へ向かう。

勇者「それじゃ先に薬草を買いに行きましょうか」

現在の所持金は550G。最悪今夜稼ぎが無かった事を考えると200Gは残さなくてはいけないが
それでもまだ300G以上の余裕はある。

そう考えるとまずは道具屋へと向かうのだった。

〜〜王都 道具屋〜〜

店主「いらっしゃいませ!……あなたは……ああ、そうだ。勇者さんだ。なんだか
顔ぶれが全然違うから気付かなかったよ」

勇者「………」

店主「それはそうと…どうしたんだい?」

勇者「ああはい。薬草を買おうかと思って」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 23:36:35.52 ID:GgtoFwADO
店主「そうだねぇ。あ、そうだ。余計なお世話かもしれないけど頭防具を買うのも策だよ。
一番安い革の帽子は100G。たったこれだけで戦闘能力+1されるんだから下手に薬草を
買うよりもお得だよ」

勇者「なるほど…」

戦士「因みにあたいはバンデッドヘルム、盗賊は蛍石の髪飾り、メイドはホワイトブリムを
装備しているから、もし買うなら1つで十分」

どうしますか?
1.薬草を買う。(1つ50G)※購入個数もお書きください。最大購入可能数10個
2.革の帽子を買う(100G)
3.その他

安価>>↓2
※薬草の値段が当初より高くなってますがシステム変更の為です、ご容赦を。
所持金550G
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/29(土) 23:37:54.45 ID:0BE8MU/00
今度こそ、アモールのみずをかう
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/29(土) 23:38:09.37 ID:TUAT85LVo
3 2と1を3
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 23:45:47.75 ID:GgtoFwADO
3 2と1を3

勇者「それじゃその革の帽子とあとは…薬草を3つください」

店主「毎度。全部あわせて250Gだね」

勇者「はい」つ250G

店主「まいどありー!」

りざると
所持金が300Gになりました。
薬草を3つと革の帽子を購入しました。
自動的に革の帽子を勇者に装備させます。

〜〜〜
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/29(土) 23:46:18.83 ID:GgtoFwADO
〜〜〜

勇者「ふむ。…鉄の鎧に革の帽子って全然似合ってませんね」

盗賊「そーね。まあ慣れよ慣れ。そのうち馴染むって。ね、メイド」

メイド「………」こくん

勇者「…そう?それならいいけど…。それよりそろそろ今日の予定を決めようか?」

どうしますか?
1.とりあえず、冒険に出るために王都を出る。
2.当座の資金調達のためギルドへ向かう。
3.その他

安価>>↓2
※このスレから安価は↓2になってます、ご注意くださいませ。詳しくはテンプレ参照
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/29(土) 23:48:18.42 ID:UAukyLrAO
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/29(土) 23:48:46.68 ID:0BE8MU/00
金稼ぎと経験値稼ぎのために拳闘大会に参加
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 00:00:35.20 ID:h8ftrKlDO
金稼ぎと経験値稼ぎのために拳闘大会に参加

勇者「それにしても…金稼ぎか。そういえば…この王国って闘技場があるよね」

盗賊「そーね。まあ参加するのはモンスターや奴隷ばっかりだけどね。
あ、年末に王国主催の武闘大会もあるね。因みに徒手空拳の拳闘大会なんて
武闘家以外にはなんの面白みも無い大会あるわけないわよ」

勇者「それに出て…勝てると思う?」

戦士「ん〜、あたいはパス。そんな道化やりたくない」

盗賊「いっがーい。そうなの?」

戦士「まあね。あんなの動物の見せもんだよ。大体奴隷と同一視されるのがゆるせねぇ」

一同(ああ、自分がゴリラ顔って自覚あるんだ)

勇者「俺…でようかな?死んでも復活できるし」

盗賊「…え〜と、みんな誰かが死ぬのを見にきてるのに不死の人間が闘技場に出ても
しらけるだけじゃない?」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 00:01:02.17 ID:h8ftrKlDO
勇者「そっか。…おれの腕の証のせいで勇者ってことがばれる。たとえ自分が不死である事を
秘密にしても勇者が死んだって話が広まれば人々は絶望する。どちらにしろ無理か」

戦士「そういうこと。不正防止のために装備は支給品のみ。腕の『勇者の証』を隠すほう方が無い。
まあ、メイドなら命令すればその闘技場に参加すると思うぜ。
何しろこいつはお前に絶対忠誠を誓ってるからな」

メイド「………」こくん

勇者「………」

どうしますか?
1.メイドを闘技場に出す。
2.そんな非人道的な事はしたくない。
3.その他

安価>>↓2
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 00:03:38.56 ID:tRg4yKkAO
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 00:03:40.07 ID:BIlwkQA7o
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 00:04:50.40 ID:KOzRxK4A0
変装して、肌の色変えたりして自分が出る
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 00:13:30.43 ID:h8ftrKlDO
2.そんな非人道的な事はしたくない。

彼女は護衛用の奴隷であるために戦闘能力は低くない。いや、むしろ高いといえるだろう。

しかしそれは二刀流や暗器を用いた戦いであり、闘技場で出される普通の剣や槍での
戦いではその実力の半分も出す事は出来ないだろう。

勇者「……う〜ん…辞めとくか。第一、生死の判定があるって意味なら闘技場もギルドも変わりないし」

盗賊「ま、そーね。あたしもそう思う」

そんなことをいいながら…

どうしますか?
1.とりあえず、冒険に出るために王都を出る。
2.当座の資金調達のためギルドへ向かう。
3.その他

安価>>↓2
※このスレから安価は↓2になってます、ご注意くださいませ。詳しくはテンプレ参照
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 00:16:40.22 ID:7JQI7UxQo
2
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 00:17:46.65 ID:BIlwkQA7o
3 例の石迷宮について話す
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 00:33:35.33 ID:h8ftrKlDO
3 例の石迷宮について話す

勇者にはほんの少し心残りがある。

それはあの遺跡。石造りの遺跡の門番はつい最近まで生きていた。という事は
恐らく中の遺産は残っていたという事だ。

あのときの感覚から考えてこのメンバーならば何とかなるような気もする。

これはあくまで傾向なのだが、人の住処に近い遺跡は何故かその危険度は低くなるのだ。

…もちろんあくまで傾向であって、絶対ではないのだが。

勇者(でもあの遺跡の話をするなら…なんで知っているかを話さなきゃいけないかな?)
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 00:34:32.12 ID:h8ftrKlDO
それはまだ彼女らには話していない事実。おそらく話せば勇者の行動がどれだけ迂闊だったかを
責められるだろう。…それについては何の弁明もしようもないし、非難も受け入れるつもりだ。

だが。それによって出来上がったパーティの絆が切れてしまうかもしれないのだ…勇者にはなによりそれが怖い。

どうしますか?
1.話すならやっぱりはやい方がいい。ニンジャや魔女っ子、星影妖精のことを話す。
2.いや、まだ話すのは尚早。そのことはあいまいにして話す。
3.…秘密を隠しつつ話すのは不和の素だ。遺跡の話自体をしない。
4.その他

安価>>↓2
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 00:48:07.95 ID:LyYOij1lo
1?
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 01:45:20.57 ID:PT5htPFAO
3
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 09:17:06.87 ID:h8ftrKlDO
3.…秘密を隠しつつ話すのは不和の素だ。遺跡の話自体をしない。

いつかは話さなくてはならないだろう、それはわかっている。だが…今は辛い。

今はまだ、自分に刻み込まれた傷から血はとめどなく流れており、そのことを他人に話せば
その傷の疼きは感情の奔流となり自分を押しつぶすだろう。

勇者(今はまだ……。せめてもう少し…記憶が思い出になるまでには……)

こうして勇者は石の遺跡のことを話すことはなかった。

盗賊「…?キミ、なに呆けてんの?昨日やりすぎて馬鹿になった?」

不意に現実に引き戻らせる問いかけ。

勇者「そ、そんなわけ無いでしょ。それより今日は…」

ほんの僅かに動揺しながら…

どうしますか?
1.とりあえず、冒険に出るために王都を出る。
2.当座の資金調達のためギルドへ向かう。
3.その他

安価>>↓2
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 09:21:53.69 ID:tRg4yKkAO
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 09:27:48.14 ID:d7BVx+PAO
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 10:23:23.05 ID:h8ftrKlDO
2.当座の資金調達のためギルドへ向かう。

勇者「それじゃ、当座の資金を集めるためギルドにでも行きましょうか?」

盗賊「そーね。確かにあまり資金残ってないし。何かの時のために1000G位は貯めておきたいわね」

戦士「んだよ。しみったれた依頼は嫌だかんね」

メイド「………」

と、わいわい話しながらギルドへ向かうのだった。

〜〜王都 冒険者ギルド〜〜

勇者「え〜と、皆ギルド証もってる?」

戦士「とーぜん」

盗賊「ほら」

メイド「………」ふるふる

勇者「そっか。それじゃ…あっちでギルド証を発行してきてもらってね」

メイド「………」こくん
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 10:23:56.90 ID:h8ftrKlDO
〜〜一時間後〜〜

たったった…

メイド「………」つギルド証

勇者(あれ!?魔女っ子と星影妖精のときはもっとかなり時間が掛かったんだけど…まあいいか)

そんな風にあっさりとギルド員となったメイドを連れ受付へと向かう。

〜〜冒険者ギルド 受付〜〜

受付「いらっしゃい……あれ?お連れ様が以前と違いますね」

勇者「はい。まあ…」

受付「もしかして…別れちゃいました?」

勇者「……まあ…」

受付「………少々お待ちを」

受付は何故か勇者の言葉に反応すると、幾つかの書類を飛ばし、奥へと引っ込んでいく。
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 10:24:41.11 ID:h8ftrKlDO
勇者「???」

戦士「おいおい、なんかあったのか?」

勇者「…さあ?」

と10分ほど放置されていると、受付の女性が戻ってきている。

受付「ふ〜、魔女っ子さんの所在…つかめませんねぇ。これは不味いかもしれません」

勇者「……もしかして、魔女の秘密って…」

受付「やはり勇者様もご存知で仲間にしておられましたか。魔女とは人でも魔でもないその中間。
現在魔との対立が激化する中、彼女という存在は非常に危ういので、こちらとしても警戒対象
だったのですが…」

勇者「………」

盗賊「な、何のことよ?私達にわかるようにはっきり言いなさい」

受付「端的に申し上げますと、魔女がこの数日、ギルドがある街に立ち寄った形跡がありません。
単にギルドの無い村に駐留し続けているのであれば良いのですが………」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 10:25:24.70 ID:h8ftrKlDO
勇者「……そんなのわかるんですか?」

受付「はい。重要人物にはギルド証を特注のものにしますので。魔女は何時の時代も
敵であり味方であり…その圧倒的な魔法力を持つ存在はどちらの陣営にも注目されるのです。
…以前は不幸にして彼女らを弾圧しようとした事もあるのですが、今では弾圧するよりも
仲間につけてしまった方が有用だという事が主な意見となっております」

勇者「それじゃ…もしかして俺のも?」

受付「……まあ、そうですね。これにより勇者様の動向が確認できるのでたとえば
魔族領へ進入したなどの情報をいち早く一般の方々へお伝えする事が出来ます。
もちろん普段は守秘義務によりお守りされているのでギルド外へ出ることはありえませんので
ご心配なく」

勇者(そうか…魔女狩りってそんな背景があったのか。だから彼女たちは人のすまない森の中で
生活していた、か)

受付「まあ、彼女の行動はこちらで追跡してみますので勇者様は今までどおり魔王退治に
邁進してください」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 10:25:53.73 ID:h8ftrKlDO
勇者「はい。それで…そのためにも資金を調達したいんですが」

受付「そうですね。ではいつものようにこれらの中から選択してください。今回は4人パーティ
なので日跨ぎの仕事を受けることも出来ますよ」

どうしますか?
1.身の丈にあった依頼
2.身の丈以上の依頼
3.お得な依頼
4.その他

安価>>↓2
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 10:29:58.44 ID:tRg4yKkAO
4 ニンジャさんについて聞いてから1
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 10:49:18.59 ID:LyYOij1lo
>>66
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 10:57:39.33 ID:h8ftrKlDO
ニンジャさんについて聞いてから1

勇者「そ、それじゃ、もう一人…ニンジャさんは…」

受付「ニンジャ…?誰ですかそれは?貴方のパーティは魔女っ子さんと妖精さんの3人パーティでは?」

勇者(あ!?そういえば、ニンジャさんって一度もギルドに立ち寄ってない!?ってか、
どう考えてもギルド証をもってない!)

彼は影。そもそもギルド証のような自分の身分を知られてしまうものを所持するわけが無い。
いや、あるいは偽造した証なら持っているかもしれないが。

つまり、ギルドの絶対的な組織力をもってしてもそれを認識する事は出来ないのだ。

盗賊「ねえ、さっきから魔女っ子だのニンジャだの。前のパーティのこと?
そんなに気にしてるの?」

勇者(……しまった、喋りすぎた!?)

あまりに会話に熱中したため魔女っ子のことどころかニンジャのことまで喋っていることに気付いた勇者。

どうしますか?
1.あいまいにごまかす。
2.黙っていても仕方が無い。正直に話す
3.その他

安価>>↓2
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 11:05:35.11 ID:d7BVx+PAO
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 11:11:58.81 ID:tRg4yKkAO
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 11:38:35.50 ID:xfQrHnqAO
亀だがスレ立て乙ー
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 11:56:23.89 ID:h8ftrKlDO
2.黙っていても仕方が無い。正直に話す

物事にはきっかけというものがある。

何も無いところから話を構成するにはある程度自分で物事を組み立てる必要があり、
感情的にならないようにするにはある程度の自制が必要となるだろう。

しかし、こうしてお膳立てされていれば骨組みに肉付けをしていけばいいだけ。つまり、
自分にとっても打ち明けるには最良のタイミングともいえた。

勇者「……じつは……」

それから長い長い話が続く。勇者として選ばれた事。武器屋の主人にボコボコにされた直後、
ファンシーな衣装の少女に出会ったこと。たった300Gの儚くも賑やかな妖精を買ったこと。
途轍もない強さを誇る伝説の職業の人物に出会ったこと。

……そしてその別れ。
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 11:57:08.24 ID:h8ftrKlDO
皆は静かに聴いていた。特に意外なのはこういう話にチャチャを入れそうな戦士や盗賊まで
口を挟む事無く。

そして…話は終わる。

勇者「……と、いうことなんだ」

最後にニンジャと別れた事を告げ、話は締め括られる。

メイド「………」

盗賊「そっかぁ……」

メイドは普段どおり無表情。そして盗賊は勇者の境遇に僅かながらの同情を抱く。

戦士「………話はわかった。お前腹筋に力入れておけーーー!!!!」

ドッコーーーーーーン!!!!!

女性とは思えない筋肉が一瞬、パンプアップしたかと思うとものすごい唸りを上げて勇者の
胴を貫く!
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 11:57:40.45 ID:h8ftrKlDO
ガッシャーン!!

鉄の鎧を着込んでいるはずの勇者は、その衝撃で吹き飛ばされ1メートルほど背後の地面に叩きつけられる。

勇者「…(ぐはぁ)……」

戦士「……よし、とりあえずこれで許した!」

そう宣言する戦士。彼女の拳はグローブ越しながら赤いものが滲んでおり、実際に鉄の鎧で
守られている勇者よりも非常に高いダメージを受けていることが想像できる。

勇者「…ありがとう」

意外なことに勇者にはそれが少しありがたかった。勇者は誰かに許して欲しかったのだ。
だが、同時に裁いて欲しくもあった。そして目の前の粗野で粗暴な暴力女は
それを同時に行ってくれたのだ。鉄の鎧越しという実際には自分の方が非常に痛む条件でありながら。

勇者「……そう。俺は……」

戦士「それはいい。問題はそれからだ!お前はどうしたい!その気持ちを抱えたまま魔王を退治に行くのか」

勇者「……いや。そんな……」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 11:58:17.00 ID:h8ftrKlDO
メイド「………」スクッ…

と、その言葉が続くよりもまるで魔法に掛かったようにメイドがゆらりと動く。

彼女はいつの間にか両手に銀に輝くナイフを持っており戦士の背後に迫っていた。

戦士「じゃかーしぃ!!」ブン!!

ほんの一瞬遅かったならばメイドの銀のナイフは戦士の頚動脈を切り裂いていただろう。
しかし、その一瞬で戦士は彼女の麗しいドレスの襟首を掴み強引に投げ飛ばす。

メイド「……ご主人様を傷つけるものは……殺 す」

投げ飛ばされた直後、まるで猫のように優雅に体を捻り見事に着地するメイド服の佳人。
その瞳には薄暗い殺意がふつふつと沸いていた。

戦士「面白い!白雉人形ごときにあたいを殺せるものかよ!」

背中に背負った蛮族の体剣をかざす戦士。

戦士の瞳には戦闘狂の輝き。純粋に戦いを楽しむ狂った輝きが灯る。
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 11:58:54.12 ID:h8ftrKlDO
盗賊「キミ!止めなさい!!護衛奴隷は主人の危機には誰であろうと立ち向かうわよ!!!」

正に一色触発の状態。既に戦闘力にて劣る盗賊の出番は無く、彼女は唯一その場を押さえられる
人間にそう叫ぶ。

勇者「……メイド、止めるんだ!」

あまりにも突然の事にあっけに取られていた勇者はようやくそう叫ぶ。

メイド「………」スチャッ

その言葉に彼女の薄暗い殺意は消え去り、あっさりと武装解除する。

戦士「ちっ!いいところだったのによ。…まあいい。それよりも、だ。お前、このままでいいのか!」

メイドと退治していた筋肉ダルマは勇者へ再び詰め寄る。

勇者「…いいのかっていわれても……」

戦士「今のお前は単なる弱虫だ!嫌なものから目を背けるだけの卑怯者だ!!」

勇者「………」

戦士「卑怯者が悪いわけじゃない。お前とお前の心に聞いている!お前はできうる全ての事を
やりつくしたのか!?ニンジャとやらの事を聞いたということは、まだ心に何かあるんじゃないのか!」

勇者(そうだ。俺はまだ心残りがある。だけど…一体どうすれば……)
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 11:59:23.77 ID:h8ftrKlDO
戦士「何か、ヒントになるものは無いのか!?その冒険で彼、彼女から聞かなかったのか?
そいつらが立ち寄りそうなところ、そいつらの故郷、なんでもいい。何かヒントになるものは無いのか!」

勇者(………立ち寄りそうなところ……故郷……)

勇者は考える。今までのパーティでの会話を。その何か…今の勇者と彼らを結ぶ線になるものを……

何かヒントになるものは……
1.何も思い浮かばなかった。
2.そうだ!(内容もお書きください)
3.その他

安価>>↓2
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 12:10:03.58 ID:d7BVx+PAO
2妖精の里
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 12:17:19.50 ID:tRg4yKkAO
2妖精の里 魔女の森
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 12:33:01.49 ID:h8ftrKlDO
2妖精の里 魔女の森

※妖精の里はコンマの結果に載っていただけなので勇者は存在を知りませんし、
現在パーティは条件を満たしていないので入ることも出来ません。ご注意ください。

勇者「そうだ!そういえば…魔女っ子はこの王都の南東の森に住んでたって…」

そう思い出す勇者。

受付「……魔女が…南東の森に?」

意外なことにそれにはじめに食いついたのはギルドの受付。こういう場では冒険者の日常会話が
おもわぬことがらに進展する事もあり、受付はその会話を聞いていたのだ。

勇者(……しまった!魔女って人間からの迫害から逃れるために街の外に住んでるんだった。
話しちゃ不味い。……でもこの前、この辺は全て調査済みって言ってたらか魔女住む森を
知らないわけが無い……どういうわけだ?)

どうしますか?
1.受付にはなし、情報を求める。
2.なんだか恩を仇でかえすことになりそうな気がする。一旦この場を離れる。
3.その他

安価>>↓2
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 12:36:32.46 ID:PT5htPFAO
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 12:36:47.29 ID:xfQrHnqAO
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 12:43:14.88 ID:PT5htPFAO
もう情報は漏らしてしまった
下手にこの場を離れて、ギルド総出で魔女探しとかやられたら困る
もし魔女探しをやるなら、向こうに迷惑がかからないようにしてほしいし
できれば自分達に任せてほしいということを勇者として主張したい
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 12:49:02.28 ID:h8ftrKlDO
>>83
はい、大正解です。


1.受付にはなし、情報を求める。

勇者「実は……」

勇者も詳しくは知らないのだが、知っている事を受付に話す勇者。

受付「なるほど…今の話を総合すると、魔女の住む場所はこの辺ですね。
ですが…不思議ですねぇこの辺にそんな小屋があるという話は聞いたことが無いのですが…」

勇者「そうですか…」

受付「ですが情報公開感謝します。これより本ギルドは魔女討伐の緊急クエストを開始いたします」

勇者「!!!!」

受付「はい。もう、勇者様は気にしなくてもいいですよ。我々と契約を結んでいる冒険者に
依頼を掛けますので。恐らくかなり強力な結界で守られているでしょうが、勇者様のお話では
相手は魔女一人とその伴侶のみ。被害はそう大きくは無いでしょう」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 12:49:35.58 ID:h8ftrKlDO
勇者「ちょ、ちょっと!!なんでそうなるんですか!!!!」

受付「???…え?だって、そういう意味で情報を公開していただいたのでしょう?」

勇者「そんなつもりはありません!」

受付「ですが……自分の娘が魔に堕ちた。そんな魔女の母親がこの王都周辺に住むのです。
我々には王都民を守る義務があります。これはもう勇者様の個人的な問題ではございません」

勇者「………不味い!」

受付「ああそうだ。情報提供のお礼金です。お受け取りください」つ2000G

どうしますか?
1.…そんな金いるか!!!急いで魔女の住む森へ向かう。
2.……素直に2000G貰って魔女の事は忘れる。
3.その他

安価>>↓2
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 12:58:40.90 ID:PT5htPFAO
魔女っ子が魔に堕ちたのは自分の責任だし、もしかしたらまだ彼女をこちら側に
戻す方法があるかもしれない
魔女は討伐するより仲間に引き入れるという方針が主流だとさっき言っていたはず
母親との話し合いは自分にまかせてほしい
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 13:01:36.53 ID:0TO5rETwo
>>86
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 13:25:13.19 ID:h8ftrKlDO
勇者「魔女っ子が魔に堕ちたのは俺の責任です。それにもしかしたらこちら側に戻せるかもしれない。
魔女は迫害するよりも仲間に引き入れるのが最近の主流であるのなら母親との話し合いは
俺に任せてくれませんか?」

一気にそうまくし立てる勇者。自分のせいでこれ以上不幸の連鎖を続けさせるわけにはいかない。

受付「……まず、先ほども言ったようにこれはもう勇者様個人の問題ではありません。
たとえ今まで無害だったとしても、自分の娘が魔に堕ちたのを知ったとして
人間を恨まない人がいると思いますか?」

勇者「そ、それは……だから俺が説得するんです。それに今、あなたは『人』といいました。
つまり、まだあなたは魔女の人としての部分に期待しているんでしょう?」

受付「……まあ、どちらであれ、勇者様のライセンスはS級。他の方々よりも優先的に依頼を
受ける権利がございます。それをお受けしますか?」

勇者「だけど…討伐だなんて……」

受付「そうですね。今回の本当の意味での目的は王都民の安全確保。その点を鑑みるに
魔女の森からの退去を条件としても構いません。それを為すことができれば魔女が
人間に敵対する意志が無いものと見ましょう」

何だかんだで勇者の言葉にほだされたようで随分と甘い提案をしてくる。
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 13:25:49.38 ID:h8ftrKlDO
勇者「………」

受付「ですが、あくまで勇者様の持つものは『優先権』です。明日には一般の冒険者にも
開示しますので期限は実質1日だけ。それが出来たのならば先ほどの2000Gは
その成功報酬としてお支払いします。…どうです?」

勇者「………」

どうしますか?
1.こうなったらやるしかない。依頼を受ける。
2.…だから依頼とかそんなことじゃない!依頼を受けず森へ走る。
3.その他

安価>>↓2
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 13:31:52.52 ID:PT5htPFAO
1
ここで断ったら、1日の猶予が無くなりいますぐ討伐が始まってしまう
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 13:36:25.84 ID:tRg4yKkAO
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 13:36:44.23 ID:d7BVx+PAO
>>90
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 14:24:54.35 ID:h8ftrKlDO
1.こうなったらやるしかない。依頼を受ける。

勇者(俺の迂闊な言葉で魔女っ子どころかその母親まで危険にさらされている…
なんとかしなくちゃ!)

安易な発言で様々な人々を不幸にしている。それをどこかで止めなくては…
そう判断した勇者はその依頼を受け、ほんの僅かな時間も惜しいとばかりにギルドを飛び出す。
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 14:25:40.38 ID:h8ftrKlDO
〜〜王都周辺 南東の森〜〜

戦士「しかしまあ、やっちまったなぁ。な〜んか隠してるとは思っていたが、まさか
こんな話に進展するとはねぇ〜」

盗賊「そんなことより急ぎましょ。幾ら魔女だって、王都のギルド直属の冒険者全員を
返り討ちに出来るなんて思えない。彼らの最高クラスのパーティには竜殺しだって
いるんだから」

メイド「………」

勇者「それにしても…この辺って弱い敵しか出ないな」

たまに敵が出没するのだが、出てくるのは所謂雑魚ばかり。戦闘態勢に入るよりも速く
メイドと戦士が敵をあっさりと一刀両断にする。
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 14:26:37.50 ID:h8ftrKlDO
勇者「…この辺……のはず」

約2時間。休む事無く森の中を移動した勇者たちは恐らく目的と思われる場所にたどり着く。

だが、

勇者「……なにもない…だと!?」

そう、そこはうっそうと茂る木々に囲まれて入るが、木漏れ日に映し出される光景に人の住めそうな
ものは一切存在しない。

盗賊「これは…やっぱり、結界だねぇ」

そう呟く盗賊。ギルドの受付も言っていたがこの地は既に幾百人の冒険者によって探索されつくされた場所。

今更新たなる発見があるはずは無く、もしそれがあるのならば結界の中に隠されている場合のみである。

勇者(結界か……こんなときニンジャさんがいてくれれば…)

ニンジャの持つ太刀。それは鞘が勇者の右腕に当たるだけでも謎の激痛を発するほどの強力なものであり、
古城に掛けられた結界をキーアイテムも無しに切り裂く、掛け値なしの伝説級魔剣である。
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 14:27:29.13 ID:h8ftrKlDO
勇者(…まさか……ニンジャさんが最後まで付き合ってくれてたのって!?)

そこでようやく何かに思い当たる勇者。ニンジャが、勇者に対して最後に期待していたのはもしかして
これではなかったのではないだろうか?

もし、魔女の家に行く事になったときを想定して、勇者から離れずギリギリまでその行動を
伺っていたのではないだろうか?

勇者(……そうか。だから俺が『仲間を募る』って言った時に去っていったのか……)

仲間への贖罪よりも先に新たなる仲間の事を先に考えた勇者を、そこで初めて見捨てたのだろう。

裏を返せば、もしあそこで魔女っ子の事を考えられる余裕があれば…

勇者(ごめん、ニンジャさん。俺って…馬鹿だったんだな…)

そんなことを思っていてもあの結界破りの剣は手元には存在していない。自分に出来る事は…

どうしますか?
1.魔女が聞こえていることを願って大声で叫ぶ。
2.結界が張られているなら、そのキーとなるものがあるはず。それを探してみる。
3.その他

安価>>↓2
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 14:31:29.66 ID:PT5htPFAO
1
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 14:39:10.48 ID:d7BVx+PAO
1と2を同時に
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 15:00:03.07 ID:h8ftrKlDO
1と2を同時

勇者「時間が無い。ここは大声で魔女さんに呼びかける役とキーとなるアイテムを
探す役の二手に分かれよう」

この周辺に出る魔物が弱いこともありそう提案する勇者。

戦士「そうだな。それじゃモンスターを呼びやすい大声の約はあたいに任せな」

盗賊「当然あたしはキーアイテム探しよね」

などと話していると…

???「阿呆ではないみたいですね。お主らの言葉…既に聞こえています」

どこか遠くで…否、すぐ耳元で、その澄んだ声は麗しく…どこか物悲しい。

勇者「へ!?」

シュン!!

その瞬間、突然世界が入れ替わる。それはまるで…あの時のテレポーターの感覚に近い。
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 15:00:37.14 ID:h8ftrKlDO
勇者「!!!」

そして、目の前に現れるのは不思議な光景。確かにそこは森の中。小川が流れ
水車が回り、その脇にはにわとりがのんびりと地面を突いている。

それは、どこか懐かしい田舎の光景にも見えた。

勇者「ここは!?皆は!?」

戦士「おう、ここにいるぜ」

盗賊「あたしも」

メイド「………」

勇者「みんな無事か…よかった」

テレポーターの悪夢を知るだけに現在の状況に一安心する勇者。
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 15:01:20.52 ID:h8ftrKlDO
???「よく来ましたね。娘のお友達とその仲間の方々」

先ほどまでは声だけだったそれは、今では姿も見える。

勇者「……貴方が…?」

???「はい。私があの子の母です」

それは腰まで伸びた非常に長い髪を持つ絶世の美女だった。

メイド「………」

???「それで…今日はどのような御用で?」

銀色に輝く非常に珍しい瞳でそう尋ねる魔女っ子の母。

勇者「そ、そうだった。」

どうしますか?
1.まずは魔女っ子が魔に堕ちた事を伝え謝る。
2.そんなことよりもここが危険だと伝える。
3.その他

安価>>↓2
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 15:07:11.51 ID:LyYOij1lo
2を伝えてから1と順序よく伝える。
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 15:12:30.74 ID:d7BVx+PAO
まず土下座から入り2の後1をテンポよく
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 15:20:40.54 ID:h8ftrKlDO
えっと、>>68のときもそうですが、一回の安価で2つの行動を指定してもたいていの場合は
一つの行動後にそれに対するリアクションが発生するので大抵の場合二つ目の行動が無視されますよ。


まず土下座から入り2の後1をテンポ良く

勇者「すみませんでしたー!」

いきなり土下座をする勇者。その思いも寄らない行動にその場にいる全員が引く。

???「何がすまないのですか?」

先ほどの言いようから恐らく全てを知っているのだろうがそう尋ねる魔女っ子の母。

勇者「実は…俺の迂闊な発言でこの場所がギルドに知られちゃって…討伐例がでてしまいました。
それに…」

???「………」

安価>>↓にレスをください。
その際のコンマが
6以上 わかりました。あっさりそれを許した。
2〜5 そうですか。それでは私も…ここで朽ちましょう。
0.1 …なんてことをしてくれたんですか!当然怒り出した。 

となります。
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 15:26:02.31 ID:xfQrHnqAO
とう
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 15:34:54.12 ID:PT5htPFAO
また1が出まくるのか…
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 15:35:09.76 ID:h8ftrKlDO
1=0.1 …なんてことをしてくれたんですか!当然怒り出した。 

???「まず最初に…自分の意見だけを押し付けるのはおやめなさい」

勇者のやる行動は自分の発言を聞いてもらいたい子供が言葉で言葉を繋いで相手に発言させないのと
同じだと諭す。つまり、他の人と真面目に話したいのであればその癖は悪いものだと
言っているのだ。

勇者「でも、言わなくちゃいけないことが多くて…」

???「ですがだからといって大切な事をついでで話すその態度。とても人と真摯に話す態度ではありません。
そして…この場所をギルドに売り渡したのですね?どうりであの娘が魔に堕ちたわけです」

勇者「すみません!…でも」

???「何がでもなのですか?貴方は、この地をギルドへ教えたのでしょう?」

勇者「………」

どうしますか?

安価>>↓2
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 15:39:10.61 ID:LyYOij1lo
焼き土下座をしてひたすら自分の想定外の事態になったことをわびる。
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 15:40:09.89 ID:d7BVx+PAO
>>108
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 15:44:06.84 ID:PT5htPFAO
S級ライセンスを使って討伐令が出るのを1日遅らせてもらったから、
どうか今のうちに逃げてください
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 15:48:54.15 ID:h8ftrKlDO
焼き土下座をしてひたすら自分の想定外の事態になったことをわびる。

勇者「すみません!」

もしその場に鉄板があればそれをバーナーで炙って熱し、その上で土下座をしたくらいだ。

そしてそれは偶然にも存在した。

勇者(…あれは……鉄板!?)

それは小屋の片隅に置かれた鉄板と薪。恐らくバーベキューなどに使うもので
それにメラで火をつければ焼き土下座は可能だろう。…だが、それをしたからといって
それは単なる勇者の狂気であって何の解決にもならない。

どうしますか?
1.本当に焼き土下座をする。
2.その他

安価>>↓2
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 15:51:06.33 ID:d7BVx+PAO
焼き土下座だってしますという
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 16:06:40.82 ID:jr0qIGtlo
詳しく経緯を話す
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 16:36:49.63 ID:h8ftrKlDO
詳しく経緯を話す

勇者「実は……」

勇者は詳しく経緯を話す。…それを聞いてくれたのは魔女っ子の母のせめてもの情けだろう。

???「…つまり要約すると、この場所を知りたくてギルドに場所を聞いた…と」

勇者「…はい」

???「……愚か者。やはりお主の愚かな行為が原因でしょう」

初めから言っている事と結果的にはなんらかわりは無い。つまりいくら説明しようと全面的に
勇者が悪い事に何の違いも無いのだ。

???「去りなさい。もう貴方のような愚か者と話すことはありません」

勇者「だけど…討伐令がでてます。このままじゃ結界が…」

???「…そうですね。貴方が原因で娘は魔に堕ち、私は滅ぼされる。貴方は実に勇者らしいでは
ないですか。人間にとっての希望としては素晴らしい成果でしょう」
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 16:37:33.45 ID:h8ftrKlDO
勇者「そ、そんな……」

盗賊「ちょっと、あんたねぇ。勇者がこれだけ謝ってるんだからちょっとくらい許してあげなさいよ」

話の終盤。この話は勇者の問題と口をつぐんでいた盗賊だが堪忍袋の緒が切れたのか
そんな言葉を投げかける。

???「そうですね。娘への謝罪であれば元々娘のこと。許すも許さないも娘の判断に口出しする
つもりはありませんでした。…まあ、心残りといえば『魔』の力が強い妹が『人』に憧れを
抱くように『人』の力が強い姉が『魔』に憧れを持ちました。故に…魔の力ゆえに『人』に
絶望した妹の代わり、魔の弱さゆえに『魔』に絶望した姉の手助けをして欲しかったのですが…」

勇者(姉?……そういえば、魔女っ子にはお姉さんがいるっていってた。彼女のことか…)

盗賊「手助けして欲しいならそういいなさい。勇者だって、人助けぐらいするわよ。ね」

勇者「も、もちろんです!だから、ここから離れて…」

???「大丈夫。火の粉を払う位はわけありません。それに貴方のような人に
大切な娘達を任せるわけにはいきません」
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 16:38:07.32 ID:h8ftrKlDO
勇者「!!!」

勇者の必至の訴えも今までの現状を知る魔女っ子の母には通用しない。

メイド「……『銀眼の魔女』」ぼそっ…

と、そこでメイドが唐突に呟き、

戦士「銀眼の…魔女!?」

とそれを聞いていた戦士が明らかに狼狽して聞き返す。

銀眼の魔女「知っている人がいましたか」

メイド「………」こくり

勇者「それって…何?」

戦士「おまえ…そんなことも知らないのかよ。『銀眼の魔女』…伝説の魔女だぜ。
まさかこんな人里の近くに住んでたなんて…勇者、こいつはヤバイ」

勇者「………」

どうしますか?
1.ここまで話が決裂してしまえば仕方が無い。もう戻るしかない。
2.その他

安価>>↓2
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 16:44:28.72 ID:PT5htPFAO
ギルドは「勇者の説得が成功して、魔女が森を去るのなら、魔女には人間に
敵対する意志はないとみなす」と言っていました
あなたがここでギルドの討伐隊を迎え撃てば、あなたの娘二人も人間の敵と
見なされて討伐対象にされてしまう
どうか逃げてください!魔女っ子とそのお姉さんの為に!
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 16:48:29.47 ID:d7BVx+PAO
>>117
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 16:52:59.89 ID:tRg4yKkAO
言いたい事は分かるけどお前が言うなだよなこれ

安価下
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 17:08:57.98 ID:h8ftrKlDO
勇者「ギルドは貴方がこの森を去るなら貴方が人間に敵対する意志は無いと判断するといっているんです。
貴方がここでギルドの討伐隊を迎え撃てば、あなたの娘2人も人間の敵とみなされてしまう。
どうか逃げてください!魔女っ子とそのお姉さんのために!」

それは勇者の最後の訴えだった。

銀眼の魔女「……その娘の一人は既に魔に堕ちました。目の前の男のお陰で。そして
一つ勘違いをしています。我々は人の庇護を必要としていません。魔女とは人にあらず。
あくまで人間に憧れたのは娘の一人でしかないことをお忘れなきよう。そしてその子の心は
既に人間に向けられはいません」

それはどの口がそんなことをほざくのかという侮蔑の表情であった。
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 17:09:27.06 ID:h8ftrKlDO
勇者「!!!」

銀眼の魔女「…ですが、確かにもう一人の子は不憫です。もし、貴方に贖罪の意識があるのならば…
もう一人の私の娘を……。いえ、それはあまりにも私の都合でしょう。ならば…私は…。」

安価>>↓にレスをください。
その際のコンマが
7以上 わかりました。一旦この場を離れましょう。
4〜6 …やはりこの場をはなれるつもりはありません。
3以下 …この場を離れましょう。…そして我々は魔族に味方をします。

となります。
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 17:10:50.21 ID:T8t85lJS0
ふん
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 17:12:13.76 ID:iQS0QXHSO
なんで、こう、コンマが悪い方へ悪い方へ行くんだろぅな…
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 17:19:09.12 ID:PT5htPFAO
魔女っ子関連のコンマは1しか出ない法則
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 17:34:13.22 ID:d7BVx+PAO
コンマ運が悪すぎてどうにもならない件
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 17:42:56.02 ID:tRg4yKkAO
酷いよ!あんまりだよ!こんなの絶対おかしいよ!
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 17:53:04.53 ID:+PvJktPio
このまま魔女に殺されてゲームオーバー?
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 18:13:44.20 ID:h8ftrKlDO
えっと…この前の3連続1から、容姿設定の6.2を抜かしてまたもや2連続1。
5連続として0.1の5乗なので単純に0.001%。もはや奇跡ですね。


1=3以下 …この場を離れましょう。…そして我々は魔族に味方をします。

勇者の心からの訴え。しかし勇者は本質的な意味で最後まで勘違いをしていた。
つまり、魔女はギルドの主張どおり決して人間の味方とは限らない、むしろ危険な存在だという事実だ。

銀眼の魔女「……わかりました。私はこの庵を引き払いましょう」

それは勇者の心に一筋の光を与えるに十分な言葉だった。

勇者「それじゃ…!!」

銀眼の魔女「…この世代の勇者がどれだけ迂闊で愚かなのかをこの眼で見ることが出来ました」

勇者「…は!?」

銀眼の魔女「次に会うときは戦場です。精々私を楽ませてください」

勇者「ちょ!?ど、どういう……」

その言葉が言い切られる前に世界は暗転し……

〜〜〜
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 18:14:19.10 ID:h8ftrKlDO
〜〜〜

???「ちょっとぉ、キミ、キミってば!生きてる〜〜!」

ゆさゆさと揺らされる勇者。

勇者「う、う〜ん…」

???「あ、起きた。残念だったわね。あと1分遅かったらメイドの人工呼吸が待ていたのに」

その言葉の主は綺麗な金髪に大きな胸の持ち主、褐色肌の美女(?)だった。

勇者「……あ、元の世界に戻ってきたのか……」

目の前にたわわに揺れる果実を眩しく眺めながら独り言を吐く。

盗賊「そうみたい。それにしてもあの魔女失礼よね。こっちは謝ってるんだから
少し位は許してくれてもいいモンじゃない!」

と、彼女はひとりぷりぷり怒っている。
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 18:15:43.09 ID:h8ftrKlDO
勇者「しょうがないよ。俺だって長年親しんだ場所を理不尽な理由で立ち退けといわれたら切れる。
しかも相手はある意味娘の敵。今回は完全に俺の責任だ。それより…」

戦士「ち〜っとやばいぜ。あれ、本物の銀眼の魔女なら下手したら魔王以上にヤバイ敵を
作っちまったことになる」

勇者「さっきから言ってるその銀眼の魔女って…何?」

戦士「そうだな…数百年前、何世代か前の勇者と共に魔王を倒し、一時は自身が
魔王として生きた人と魔の中間の存在。彼の夫はその勇者が倒した魔王って事になる」

勇者「……まじ!?」

戦士「あくまで御伽噺だけどね。それからも、幾人かの勇者に加護を与えたり逆に
敵として現れたり…人間側から見ても敵か見方かわからない、つまり黒でも白でもない
その中間である銀の魔女ってことだよ」

勇者「白と銀を合わせたら灰じゃね?」

戦士「ま、それもそうだな。とはいえ、魔女の瞳、銀色だっただろ?」
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 18:16:19.02 ID:h8ftrKlDO
勇者「そうだね。ちょっと恐ろしい瞳の色だった」

戦士「とにかく、この世代では彼女は敵に回った。つまり、冒険の難易度が飛躍的に上がった
ってことさ」

勇者「…どうしよう?」

戦士「どうしようもなかったさ。まあ、謝る事が出来たし、魔女っ子とやらの母もあっちにいったのなら
魔女っ子もこっちに戻ってくる事はなくなった。逆に言えば心配の種が消えたってこと…」

勇者(そんな簡単に割り切れるか!第一全ての原因って俺の失敗じゃないか。俺は
俺の責任で出来てしまった敵を勇者面して倒していくのか!?ふざけるな!)

戦士「…まあ、言いたい事はわかる。お前をふっかけたあたいにも悪いところはあった。すまん」

勇者「そんな…。だけどあんな事でも無いとこのことはずっと俺の胸の中だし。
結果は最悪だったけど、ほんの少しだけ心の荷がおりました」
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 18:16:52.30 ID:h8ftrKlDO
戦士「……そうだな。とりあえず、銀眼の魔女がこの場からいなくなったのは事実。
どうする?成功報酬を貰っておくかい?」

盗賊「もらっちゃいなよ。いなくなったことが成功なんでしょ?何にもせずに2000G
なんておいしすぎるよ〜」

勇者「だけど…正直に報告した方がいいんじゃない?」

戦士「ま、決めるのは勇者さ。今回の話は勇者の問題だ。あたいたちはお前の判断に従うよ」

どうしますか?
1.依頼を成功したことにして2000Gを貰う。
2.素直に説得に失敗した事を報告する。
3.その他

安価>>↓2
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 18:29:11.37 ID:PT5htPFAO
2
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 18:38:50.80 ID:xfQrHnqAO
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 19:37:18.70 ID:h8ftrKlDO
2.素直に説得に失敗した事を報告する。

勇者「う〜ん。いや、やっぱりウソの報告は良くない。今回は素直に失敗した事を報告しておこう」

戦士「そうかい。ま、銀眼の魔女は『庵を引き払う』って言っていた。という事は討伐令を出しても
被害は無いって事。…ギルド側にとっても魔女側にとっても」

盗賊「気真面目ねぇ。ま…しょうがないか」

そういうと3人は今度は足取りも重くのそのそと戻るのだった。
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 19:37:58.53 ID:h8ftrKlDO
〜〜王都 冒険者ギルド〜〜

受付「…そうですか、失敗しましたか……」

勇者「あれだけ啖呵きっておいてすみません…」

熱心な演説していただけに申し訳なさもひとしおである。

受付「まあ、寝ていた獅子を不用意に起こしてしまったことは残念ですが、
銀眼の魔女がこの地から去ったことも事実。ほんの些少ですが報奨金です」つ200G

勇者「…いいんですか?」

受付「まあ、お使い代です。勇者様がいなければあんな場所に魔女が隠れていたなんて
盲点過ぎて誰も気づきませんし。何より敵か味方か確定しただけでも収穫が
あったといえなくもありません」

勇者「そういってもらえると…たすかり…ます」

勇者(…敵であることが確定って状況としてはかなりひどいきもするけど…)

まあ何であれごく僅かな成功は認めてもらえたようで当初の1割ではあるが
報酬を貰う事も出来た。

それはウソの報告をして気を重くするよりは十分な報酬といえるのだった。
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 19:38:27.42 ID:h8ftrKlDO
〜〜王都 大通り〜〜

勇者「それにしても…もう日も暮れるねぇ」

盗賊「そうね、会談だけだったとはいえ、往復だけで4時間以上の道のりだったからねぇ」

戦士「今夜は自棄酒だ!勇者、宿取ろうぜ!」

勇者「…えっと、所持金は500Gか。まあ薬草買ったり革の帽子買ったりしたから
少し減ってるな……」

どうしますか?
1.豪華な宿に泊まる(4人で600G)
2.普通の宿に泊まる(4人で200G)
3.質素な宿に泊まる(4人で100G)
4.実家に戻る(無料)
5.その他

安価>>↓2
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 19:44:01.65 ID:LyYOij1lo
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 19:45:58.02 ID:PT5htPFAO
4
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 20:49:39.00 ID:h8ftrKlDO
4.実家に戻る(無料)

勇者「そういえばみんなうちの実家知らないよね?」

ふと思いやる勇者。このパーティになってまだ2日だが、なんとなく自分を知ってもらうには
丁度いい機会だと思う。

戦士「その家って酒倉あるか?」

勇者「…いや、そんなのはないなぁ…ああ、だけど兄と父は酒を飲むからボトルくらいならあるはず」

盗賊「それじゃ若い男は?…もちろんいい男限定よ」

勇者「…一応兄と弟がいるけど…あんまり期待はしないで欲しいかも」

メイド「………奉仕できると思ってた」

勇者(いや、理由の半分はその理性を保つためだし)

三人の反応は正直それほど良かったものではなかったが、まあ多少は興味はあるのだろう。

結局反対らしい反対は無く、勇者の実家へ戻るのだった。
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 20:50:08.70 ID:h8ftrKlDO
〜〜王都 パン屋〜〜

母「いらっしゃい……って、勇者じゃないか。どうしたの?戻ってきたの?」

勇者「まあ、そんなところ。今日泊まってもいい?」

母「もちろんだともさ。…あれ?前の娘さんとちんまい妖精は?」

勇者「…いや、ちょっと事情があって別れたんだ。今はこの…」

戦士「戦士だ」

盗賊「こんにちわおば様」

メイド「………」ぺこり

母(……こりゃ、近いうちに孫の顔がみれそうだねぇ)

その後、当たり障りの無い会話をし、三人と勇者は2階の母屋へ通される。
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 20:50:45.75 ID:h8ftrKlDO
〜〜パン屋 2階〜〜

弟「兄ちゃんおかえり〜〜!…あれ?魔女っ子さんは?」

兄「…でかした弟よ。盗賊さんとメイドさんは俺に任せろ!」

姉「あらま〜。これは見事なまでのハーレムパーティね」

妹(お兄ちゃん……ふけつ!)

4者4様の反応で迎えてくれる。

そして…

兄「ふぬ〜〜!!」

戦士「うっりゃーーーーー!!」

ガバン!!!

兄「ぐわっは!ま、まさか女に腕相撲で負けるとは…」

戦士「いやいや、あんたも中々のモンだ。職業戦士とほとんど互角の腕力なんて
誇っていいよ」

兄「そりゃあね。パン屋ってのは力仕事だからな」

そんな会話や
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 20:51:16.13 ID:h8ftrKlDO
姉(………むむむ、出来る!)

盗賊(……う〜ん。胸のサイズは互角。色艶は私の方が上、張りは向こうの方が少しいいか…)

姉「あんた、なかなかやるわね」

盗賊「あんたこそ。よし、風呂の中でもっと間近に勝負だ!」

と、妙なところで張り合う声、それに…

妹(………なんだか苦手…)

メイド「………」ぼー

妹(…何か話さないといけないよね)

メイド「………」ぼーー

と、声にならない静かな戦い。
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 20:52:20.82 ID:h8ftrKlDO
最後に

弟「ね〜、兄ちゃん!魔女っ子さんはどうしたのさ!なんで別れたんだよ!」

勇者「うっさい!大人には大人の事情があるの!」

弟「何が事情だよ!どうせデリカシーの無い言葉で傷つけたんだろ!」

勇者(う、正解じゃないけど近いところをついてきやがる。この弟、弟ながら鋭い!)

そんなこんなで自分が傷心であることも忘れさせる賑やかな夜はふけていく。
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 20:52:56.44 ID:h8ftrKlDO
〜〜パン屋 夜〜〜

兄「なあ、勇者。あのメイド…奴隷だろ?」

勇者「うん。なんだか勇者だと大特価になるらしい」

兄「…筆おろししてもらったか?」

勇者「ぶはっ!な、何言ってるんだよ?」

兄「そりゃ、お前の兄を何年やってると思ってるんだよ」

勇者「……まあね」

兄「そっかそっか。それじゃ俺が手をつけるわけにもいかんなぁ。ま、女性というのは
我侭なもんだ。お前が遠慮してると向こうが欲求不満になっちまうぞ。
女というのは多分お前が思ってるよりもエロイ。幻想を抱き過ぎないこった」

勇者「………」

兄「よし、寝れ。夜の猥談は終わりだ」

こうして兄と弟の少ない会話は終わるのだった。
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 20:53:29.42 ID:h8ftrKlDO
〜〜パン屋 朝〜〜

勇者「それじゃ行ってくるよ〜〜」

母「はいはい。またいつでも戻ってきていいからね〜」

勇者「実際に戻ったら呆れるくせ」

母「そりゃ金も落とさないでただ飯食って寝に来るだけの息子ならね」

勇者「わるうございました」

と親子の会話をし、昨日のパンの残りを昼飯代わりに包んでもらうと朝から出発するのだった。
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 20:53:58.06 ID:h8ftrKlDO
〜〜王都 大通り〜〜

盗賊「意外と大家族の中ってのもいいものね」

戦士「ああ、偶にならいいかもね。…酒を飲むのを遠慮しなくちゃならないのが辛いが」

メイド「………」

勇者(メイドは微妙に不満顔だな。まあ、普段から無表情だから気のせいかもしれないけど…)

勇者「それはそうと…今日はどうしようか?」

どうしますか?
1.そろそろ真面目に冒険に出るために王都を出る。
2.まだまだ資金調達のためギルドへ向かう。
3.その他

安価>>↓2
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 20:55:36.02 ID:0TO5rETwo
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 21:01:31.68 ID:d7BVx+PAO
皆でどのようにしたら良いか話し合う
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 21:12:11.36 ID:h8ftrKlDO
皆でどのようにしたら良いか話し合う

勇者「皆はこれからどうすればいいと思う?」

そう尋ねるのは彼に自信が無いから。やることなすこと裏目に出る自分の体質が恨めしいから。

盗賊「そんなの知らないわよ。だって、リーダーは勇者でしょ?」

戦士「考えるまでも無い。魔王退治だろ」

メイド「………」

勇者(……意味のある意見が全然でない。…まあ当たり前だよな。スタート台にすら立ってないのに
どうすればいいって聞かれても答えようが無い)

そう、このパーティになってまだ冒険らしい冒険はしていない。つまり、『魔王を倒す』という
最終目標しかないのだ。

盗賊「どうしたらいいのかわからないってことなら、勇者なら冒険に出るのが普通でしょ。
勇者がギルドでせせこましく金を稼ぐなんて聞いた事が無い」
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 21:12:38.76 ID:h8ftrKlDO
勇者「そ、そうだよな。当たり前だよな」

そう、勇者は死んでも復活できる。つまりデス&トライが基本なのだ。

勇者「そっか、俺たちは普通の冒険者と違って死ぬことが出来るんだ。多少の無茶は
承知の上なんだよな」

そう結論付ける。

どうしますか?
1.そろそろ真面目に冒険に出るために王都を出る。
2.まだまだ資金調達のためギルドへ向かう。
3.その他

安価>>↓2
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 21:13:19.19 ID:LyYOij1lo
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 21:14:58.01 ID:iQS0QXHSO
1
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 21:38:56.09 ID:h8ftrKlDO
1.そろそろ真面目に冒険に出るために王都を出る。

勇者「それじゃ、流石に冒険に出ようか?」

戦士「その言葉、待ってたぜ」

盗賊「そうそう。ギルドの仕事って意外と盗賊技能使うことって少ないのよね」

メイド「………」

冒険者の本懐とは冒険である。彼女らの中に反対意見は無く、勇者たちはようやく冒険への
第一歩を踏み出すのだった。
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 21:39:39.56 ID:h8ftrKlDO
〜〜王都周辺〜〜

勇者「さて、王都からむかえるのは4方向だね」

戦士「ああ。前にも冒険をしているのなら知っているだろうが、北へ向かえば雪と氷の国。
美しいと評判な女王様が統治する国だな。とはいえ、ここは現在悪魔軍と交戦状態にある。
悪魔軍のは魔族の中でも中心となる軍だからかなり強い敵がうろうろしているな」

盗賊「西へ向かうと帝国領。更に西が魔族の領地だから人間界では最も激戦の地。それだけに
敵も帝国兵も非常に強い。まあ、魔族領への最短ルートとも言えるかな」

戦士「南は熱帯地方。直接魔王軍と戦う事はないが、亜人種が非常に多く、また亜人種自体
魔族とは敵対関係に無いから王国軍が亜人種がこちらに歯向かわないように駐屯地に軍を置いている。
…いいたくは無いが、そこでは亜人種を弾圧し奴隷狩りが横行している。人間の汚い面を
見たくないのであれば向かわないことさ」

盗賊「……戦士もあの惨状知ってるんだ」

戦士「…あんたもその肌から察するに南の出身なんだろ?私は以前、ギルドの傭兵として
向かったことがある」
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 21:40:18.92 ID:h8ftrKlDO
盗賊「そっか。…ま、人間同士の戦争よりはマシさ。あ、話が逸れたね。最後の目的地は東。
一般的には東には砂漠地帯しかないけど、その先は不思議と神秘の国の数々だ。
武闘家の聖地や勇者が仲間だったという伝説のニンジャがいる国がある。そこでは双璧として
最強クラスの剣術士、サムライも有名だね。とはいえ、そこまで行くには最低でも一月は必要。
魔王退治という目的があるから寄り道しすぎになるかな」

勇者「…でも、[ピーーー]ばこっちへ転送されるから復路は考えなくていい分勇者であることの得もあるね」

盗賊「ま、その辺は任せるよ。それでどうする?北?南?西?それとも東?」

どうしますか?
1.一度行ったこともある北の雪と氷の国へ!
2.魔王退治への最短距離?西の帝国へ!
3.…人間の汚い面?南の熱帯地方へ!
4.ニンジャさんのいた国か…超長旅になるが東の砂漠の入り口へ!
5.その他

安価>>↓2
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 21:41:34.04 ID:d7BVx+PAO
ニンジャさんのルーツもしくは足取りを知るため4
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 21:42:30.68 ID:dn0w4FQu0
4
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 21:42:42.15 ID:LyYOij1lo
>>157
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 21:43:40.21 ID:xfQrHnqAO
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 22:12:16.58 ID:h8ftrKlDO
4.ニンジャさんのいた国か…超長旅になるが東の砂漠の入り口へ!

勇者(………国境の村の地図はあるけどほとんど塗りつぶしたんだよな。そう考えると
いっそ新しい場所へ行くべきか)

そう判断すると、もともと興味があることもあり東へと進路を取る事になる。

〜〜王都 〜 キャラバン出発の地〜〜

王都からキャラバン出発までの道中。

勇者「昨日の雑魚よりは強いけど…」

戦士「うりゃーー!あたいの敵じゃないね!!」ザシュッ!!

メイド「………」シュパーン!!

頭に角の生えたウサギもどきや巨大な芋虫など、北への道とは異なるモンスターを倒しつつ
ひたすら東へ向かう一行。

そして夕暮れ前。
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 22:12:43.38 ID:h8ftrKlDO
〜〜キャラバン出発の地〜〜

勇者「ようやっとたどり着いた〜」

盗賊「ほんと、泥だらけ」

戦士「盗賊は元々褐色だからかわんねーよ」

盗賊「あら、それなら日焼けの戦士も同じでしょ?」

戦士「はっはっは、ちがいねー」

勇者(……なんでこんなに仲いいんだ?出遭ったのは俺と同じくらいのタイミングだよな…)

そんなことを思いながら倒した敵の素材を換金する。
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 22:13:11.35 ID:h8ftrKlDO
勇者「…たった100Gか。パンプキンの魔法が無いだけで結構少なくなるな」

戦士「それより、今日も今日とて宿探しだな。キャンプの出発地だけあって寝床は豊富みたいだぜ」

勇者「そうか…」

どうしますか?
1.豪華な宿に泊まる(4人で600G)
2.普通の宿に泊まる(4人で200G)
3.質素な宿に泊まる(4人で100G)
4.その他

安価>>↓2
※現在の所持金600G
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 22:13:43.24 ID:+PvJktPio
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 22:14:24.53 ID:d7BVx+PAO
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 22:49:31.52 ID:h8ftrKlDO
2.普通の宿に泊まる(4人で200G)

勇者「それじゃ普通の宿に泊まろうか」

盗賊「そーね」

戦士「ま、そのへんが妥当だな」

そういうといつものように普通の宿を探しチェックインする。
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 22:50:00.24 ID:h8ftrKlDO
〜〜キャラバン出発の地 普通の宿〜〜

受付「貴方は…!?もしかして勇者様?」

勇者「あ、はい。一晩泊まりたいんですけどいいですか?」

受付「もちろんでございます。部屋数は二部屋でよろしいですか?」

勇者「はい」

受付「では、どうぞ」つ鍵×2

盗賊「それじゃ、今日も私と戦士、キミはメイドさんとでいいわよね」

そういうと、有無を言わせず鍵を一つぶんどる。

勇者「………しかたないか」

と、既に諦めの境地の勇者だった。
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 22:50:36.83 ID:h8ftrKlDO
〜〜普通の宿 食堂〜〜

戦士「ぷっは〜〜!オヤジ!もういっぱい!!」

既に赤ら顔な戦士はゴリラ顔で木製のジョッキを振り回す。

勇者「戦士、あんまり飲むと宿代から足が出るよ」

戦士「ダイジョーブ大丈夫!な、マスター」

マスター「は、はい。この地方では水よりもエールの方が安いくらいですので」

勇者「そ、そうなの?」

マスター「はい。アルコールは腐らないのでキャラバンには必須なのですよ」

勇者「そっか。言われてみればそうかもしれない」

盗賊「いやいや、だったら樽には水入れてればいいじゃん」

マスター「まあつまりは共に運送費に比べれば屁みたいなものという訳です。移動の余り樽を
格安で受け取ってますし、それに厳密には水は腐れます」
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 22:51:16.00 ID:h8ftrKlDO
勇者「……いや、そんなビール談義はいいから、ここからどうやって東へ行くか考えようよ」

戦士「そんなの商隊にくっついていくしかないだろ。大体簡易寝具じゃ砂漠の中で
テントを張る事も出来ないぜ」

勇者「え、そうなの?」

戦士「か〜、そんなことも知らんのかね。まあ、いい機会さ。キャラバンの護衛の仕事をしてれば
旅の厳しさは嫌でも思い知らされる。まあ、馬車とかをもっていれば運がよければ個人でも
砂漠越えが出来るだろうけどね」

勇者「馬車か……でもあれって基本的に街道しか移動できないから旅には不向きなんだよね」

戦士「ま、そうだな。どちらにしろ明日は商隊に交渉。こういう交渉は本来メイドだって
出来るはずなんだが…」チラッ

メイド「………」もぐもぐ

戦士「うちのメイドじゃ無理か。まあ、よほど欲張らない限り交渉が決裂する事なんて
ないから安心しな」

そういうと再び注がれた琥珀色の液体を一気に飲み干す戦士だった。
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 22:51:52.38 ID:h8ftrKlDO
〜〜普通の宿 ツインルーム〜〜

勇者「ふぁ〜。さてっと…」

メイド「……えっちのじかん」ぬぎぬぎ

勇者「やっぱりそれ?」

メイド「……盗賊に『勇者は傷心だから思いっきり慰めてやれ』ていわれた」

勇者(盗賊〜〜!この恨みはらさずでおくべきか〜〜)

メイド「………今日はいっぱい愛して」

勇者「………」

勇者とメイドの情事…表示しますか?
1.このスレは全年齢対象です。超簡略で済ませる
2.ま、ソフトにR−16くらい?
3.この板にはR−18が少ない。エロ成分ありで。
4.その他

安価>>↓2
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 22:53:05.61 ID:dn0w4FQu0
3
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 22:53:15.54 ID:d7BVx+PAO
キング・クリムゾン!
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 22:53:30.97 ID:LyYOij1lo
4:3と見せかけて、戦士と盗賊の様子の実況中継
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 22:53:54.66 ID:iQS0QXHSO
てんちょー、一発ドギツイのをたのまぁ。


どんくらいのエロをお書きになるか知りてーんで
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 22:57:31.18 ID:+PvJktPio
あ、省略された
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 23:25:57.60 ID:h8ftrKlDO
>>173
結果として変化がないのでおまけに書いときました。

>>174
まあ、ぼちぼちぐらいです。一応今回の選択が今後の情事の基本となるので
特別なことがない限り基本ショートカットになりますが…


キング・クリムゾン

〜〜2時間後

メイド「………つやつや」

勇者「…も〜、これ以上出ません」

メイド「……うそ。まだ、がんばれる」かぷ

勇者「た〜す〜け〜て〜〜」

こうして彼の甘く目くるめく一日は更けてゆくのだった。
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 23:26:37.08 ID:h8ftrKlDO
〜〜普通の宿 隣の部屋〜〜

戦士「ち!たった4発かよ。勇者のやつなさけねーな」

盗賊「まあ、まだ初心者だからね。最初の一発なんてみこすりはんよ」

戦士「ま、出刃ガメしてるあたいたちも大概だけどね」

盗賊「違いない。そんじゃ、向こうも勇者がダウンしたみたいだし寝よか」

戦士「おーけー」

こうして前回と同じように勇者とメイドの痴態を肴に親睦を深めるのだった。
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 23:27:11.05 ID:h8ftrKlDO
〜〜キャラバンの出発地 広場〜〜

勇者「………」げっそり

メイド「………」つやつや

盗賊「ま、お盛んだこと」にやにや

戦士「まだ新婚だからね。一番楽しい時期だろ?」にやにや

勇者「盗賊〜。メイドにとんでもないこと吹き込んだでしょ」

盗賊「あら?余計なお世話だった?」

戦士「しかしまあ、メイドももうちょっと乱れてもいいんじゃねぇか?
男は女の嬌声に興奮するもんだぜ?」

メイド「………」こくん

勇者「せ・ん・し・さ〜ん。何目の前でとんでもないこと言ってるんですか?」

戦士「ま、い〜じゃね〜か。気持ちよかったろ?」

勇者「そ、そりゃ…ま……まあ…」
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/30(日) 23:27:37.45 ID:h8ftrKlDO
盗賊「いっやらし〜。テント張ってるわよ」

勇者「……仕方ないでしょ。……男なんだから」

そんなこんなで朝からとことんおもちゃにされながら…

どうしますか?
1.早速商隊へ護衛として雇ってもらえないか交渉する。
2.今日一日適当にふらついてみる
3.その他

安価>>↓2
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 23:31:51.93 ID:PPqe/8sK0
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 23:32:18.76 ID:u5x57UB8o
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/31(月) 00:32:03.26 ID:a8ExmY4DO
1.早速商隊へ護衛として雇ってもらえないか交渉する。

勇者「それじゃ昨日の予定通り商隊へ行きましょうか」

ようやく気を取り直し、そうみなに尋ねる勇者。

盗賊「そーね。せっかくだから寝心地のいい荷馬車隊だといいんだけど」

戦士「ま、商隊は結構上下関係が厳しいからね。できればぬるいところがいいが」

メイド「………」こくん

勇者「とりあえず全員一致だね。それじゃ、とりあえず商人ギルドへ行って見ましょうか」

そういうと、一向はラクダや馬などが繋げられている事務所へと向かう。
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/31(月) 00:32:48.79 ID:a8ExmY4DO
〜〜キャラバンの出発地 商人ギルド〜〜

勇者「すみません、今日出発する商隊で護衛の仕事はないですか?」

受付「新規の方ですか?何か身分を証明できる正式な文書はお持ちですか?
冒険者であればB級以上のギルド証があれば確実ですが…」

勇者「あ、それなら俺が持ってます」つS級証明書

受付「これは…S級!?……え〜と…それは勇者の証!?」

勇者「ま、そういうことです。一応身分は国王から保証されていると思いますが」

受付「そ、そうですね。失礼しました。それではお連れの方もどうぞ」

ここでも『勇者の証』は特権階級の証であることを示し、本来誰の紹介もない状態での新規では
かなり難しい審査をあっさりとパスする。

勇者(やっぱりなんだかんだでこれ便利だな)

そんなことを思いながら自分の右腕に張り付いたタトゥを見つめる勇者だった。
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/31(月) 00:33:17.28 ID:a8ExmY4DO
受付「はい。それでは本日出発するキャラバンは途中のオアシスまで資材を送る
荷馬車隊と、東の大国まで向かう大型商隊、それに絹の道の最終地まで向かう中型商隊が
ございます。どの商隊の護衛をご希望ですか?」

勇者「それって…どう違うんですか?」

受付「そうですね。まず荷馬車隊はあくまで資材を運ぶだけですので比較的安全といえます。
…まあ、砂漠では資材も大切な商品ですので絶対に安全かといえばそうもいえませんが。
そして東の大国まで向かうのは大型商隊。大型だけに貨物に余裕があり、旅にはそれなりに
余裕があります。ただ、その分盗賊に襲われやすく、戦いで命をも落としかねません。
最後に最果ての極東まで向かう中型商隊。中型なので貨物はかなりぎりぎりまで詰まれており
時には荷台から降りて行動しなくてはいけないでしょう。つまり、かなりハードです。
中型は大型商隊に比べるとやや盗賊に狙われにくいのが救いでしょう」

勇者「なるほど…」

どうしますか?
1.砂漠のオアシスまで向かう荷馬車隊
2.東の大国まで向かう大型商隊
3.東の最果てまで向かう中型商隊
4.今日の便はやめておく

安価>>↓2
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/31(月) 00:38:41.21 ID:9i0Pwndzo
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/31(月) 00:40:53.10 ID:9tqrJMDAO
187 :1 [sage]:2012/12/31(月) 00:50:24.92 ID:a8ExmY4DO
ではでは今日はここまで。
明日は更新できるか微妙ですのでいつものごとく気長にお待ちください。
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/31(月) 02:27:42.57 ID:htnUzIWQo
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/31(月) 17:30:08.91 ID:a8ExmY4DO
2.東の大国まで向かう大型商隊

勇者(本当はニンジャさんのルーツである東の最果てまで行きたいんだけど…
東の大国のほうが日数的に短いし何より大型商隊にお世話になるほうが楽だからな)

そう考えると勇者は大型商隊を紹介してもらう。

〜〜キャラバン出発の地 大型商隊〜〜

大商人「ふ〜ん。東の大国まで護衛…ねぇ」

紹介された商人はやや肥満気味の男。腰に短剣を装備しており周りには何人も屈強な男を
護衛させている。

勇者「はい。こちらの目的は移動ですので料金は多少割安でもいいんですけど…」

先日の酒場での話しどおり勇者のパーティには話術スキルを使えるものも商才のあるものもいない。

ゆえに、ある程度の譲歩を試みる。
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/31(月) 17:30:39.00 ID:a8ExmY4DO
大商人「ふむ………わかりました。勇者様が護衛に入るということが盗賊どもの耳には入れば
予防策にはなるでしょう。歓迎しますよ」

と、ここでも勇者という肩書きが役に立つ。

勇者「それじゃ……」

大商人「っと、その前に契約の中身を商談しましょう。東の大国までの日程は一ヶ月。
その間の日当を計算して……」

この時代、比較的高級品とされる紙にペンでさらさらと報酬を書き込んでいく。

勇者(こ、こんなに!?)

大商人「勇者様は自分の馬車はお持ちで?」

勇者「い、いいえ」

大商人「ふむ。となると馬車を賃貸しなければなりませんね。ちなみに御者スキルと持った
お仲間はいますか?ポーター系や下男系、それに騎士系の職業なら確実に持ってますよ。
あ、あと、騎乗スキルのスキルが高くても代用できますね」
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/31(月) 17:31:19.98 ID:a8ExmY4DO
勇者「御者スキル…持ってる?」

戦士「あ〜、あたいは騎乗スキルはあるけどレベル1だわ。メイドは…下女系だから無理か、
盗賊が持ってるわけないね」

大商人「なるほど。ということは御者も貸し付けなければなりませんね。他にも食料、水樽、酒樽
シーツの交換費用、道中の薬草代……」

次々と雑費を引かれ……

大商人「ふむ。出ましたな。各種護衛手当てを加えて全員で10000G。いかがです?」

勇者(30日拘束で10000G!?…いや、食費や寝床となる馬車代も加わってるから
そうひどいものでもないのか?何より目的は東の大国に行くことであって金儲けは
二の次だし…)
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/31(月) 17:32:01.12 ID:a8ExmY4DO
大商人「あ、そうそう。ひとつ重要なことがあります。この国では国王陛下のお触れによって
勇者様の購入するものが格安になってますが、東の世界において、あなたは勇者としては
扱われません。ゆえに宿代などはすべて今の倍額ほどになることをご了承ください」

どうしますか?
1.この大型商隊にお世話になる。
2.もう少し護衛代を交渉する。
3.やっぱり東の国へ行くのをやめる。
4.そのほか

安価>>↓2
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/31(月) 18:10:47.13 ID:z2TjaGpAO
交渉するには経験が足りないし戦士と盗賊(とメイド)の同意が得られたら1で
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/31(月) 18:30:32.69 ID:d1ey3WiAO
>>193
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 02:47:50.69 ID:RjyI0cIPo

過去作があれば、教えて頂けますか?
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 13:52:16.78 ID:yI9rBGcDO
遅くなりましたがあけましておめでとうです。

ようやく実家から戻ってきたので本日より再開させていただきます。


>>195
乙ありがとうございます。
過去作については、それを他の方が持ち出してきて空気が悪くなった過去があり、
荒れる元になると判断したので、開示はしません。
とはいえ、その元が本当に自分のものなのか、それを知る人は自分も含めて誰一人いないと思いますが。
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 13:52:49.33 ID:yI9rBGcDO
1.この大型商隊にお世話になる。

勇者「戦士、盗賊、この条件でいいと思う?」

そうたずねる勇者。もちろんその中には東の国への長旅に対する意見も含まれている。

盗賊「ん〜、いいんじゃない。移動をしながら稼げるなら御の字よ」

戦士「正直言って驚いたな。あたいの予想より報酬がずいぶんと多いよ。おそらく勇者手当てが
弾まれてるんだろうな」

勇者(そっか…まあ、30日もこの地を離れることに不安がないっていえば嘘になるけど、
取り立てて急ぐ用事はないからな)

ちくりと痛むのは前日の会話の内容。それは『魔」に絶望した魔女っ子の姉がまだ人間界にいる、
という話だったが何しろ何の手がかりもない状態である。それに、あの銀眼の魔女とは
交渉自体は決裂したが、娘に対する愛情は本物に思えた。つまり、自分たちだけ魔族領へと
向かって、その姉だけを人間界に放置という事はないだろう。

つまり、現在において勇者にできることなど何もないのだ。

そう判断し、この大型商隊のお世話になることにするのだった。
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 13:53:31.57 ID:yI9rBGcDO
〜〜キャラバン 賃貸馬車〜〜

商人「こちらがあなた方の馬車です。移動手段であり住居でありまあすのでできるだけ丁寧に
お乗りください」

そう言葉にするのは先ほど交渉した大商人の配下の一人。大商人が小太りの男であったのとは
対照的に浅黒い肌をした好青年に思えた。

盗賊「ちょ〜っと年代ものねぇ」

商人「まあ、荷台自体はすでに大規模の荷物を載せられなくなったものですからね。ですのでこうして
護衛人に貸し出したりして余生を過ごしているのです」

戦士「ま、そうだな。だけど幌もついているし、砂よけも車輪も車軸も歪みがない。それなりに丁寧に
扱われていたんだな」

商人「そういってもらえるとありがたいですね。そして幌の中にはおよそ10日分の食料とフルーツ、
水樽、それに酒樽…中にはラム酒が入っております。あとは、こちら…薬草樽ですね。
他にも毛布やシーツ、簡易食器などがありますので、壊したりしないようにお願いします」
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 13:54:20.77 ID:yI9rBGcDO
勇者「壊しちゃうと…どうなります?」

商人「もちろんその分報酬から引かせてもらいます。特に水樽は零してしまいますと
地獄ですので扱いには十分にご注意ください」

勇者「わ、わかりました。あと…薬草樽って何ですか?」

商人「そうですね。最もわかりやすい表現をするのであれば『保存の利かない薬草』です。
本来、薬草というのは保存が利き持ち運びしやすい形状で販売しているのですが、こちらは
その利便性を犠牲に生産性を高めたもので、薬草樽の中に満たされている薬液に浸っている間は効果が
持続するのですが、一旦それから出してしまうと急速に劣化してしまいますね。長旅には
必需品ですよ。まあ、一日一回、薬草樽の中をかき混ぜないと劣化するのでいろいろと大変ですが」

勇者「…なるほど…」

商人「はい。中には大量に水薬草が入っているので一戦一戦のあとに使えば、まず死ぬことは
ないでしょう」

勇者「それは便利ですね」

商人「とはいえ、携帯できない上に薬草樽自体はかなり高価なので冒険にはあまり役立ちませんけどね」

勇者「なるほど、わかりました」
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 13:55:09.35 ID:yI9rBGcDO
商人「あとは……おい」パンパン!

御者「へい!」

商人「こちらが今回のお前の主だよ。失礼のないようにね」

御者「へい。へっへっへ。あっしは御者でございます。今回は護衛の仕事ということで
戦闘が多いと聞いております。しかしながらあっしはあくまで御者。戦闘能力は
皆無でございますので、あてにはしないでくだせい」

勇者(…この左腕の文様…この人も奴隷か。ま、普通の労働奴隷はこんな感じで使役されているんだろうな)

御者「???どうしたんで?…ああ、あっしの食事や寝床のことは気にしないでください。他の専用の
荷台に備え付けられていますんで」

勇者「あ、ああ。いや、これからよろしく」
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 13:55:47.17 ID:yI9rBGcDO
商人「では、そろそろ時間ですね。今日のところはそれほど厳しい乾燥地帯ではないので
昼間から出発しますが、明日か明後日には移動は朝、夕。真昼と真夜中は休息時間になりますので
体調管理にはご注意を」

そういいながら去っていくのだった。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマがぞろ目ならちょっとラッキーなことがおき、
コンマが0だった場合は少し不幸なことが起きます。
また、ぞろ目でも0でもない場合は『10』回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
※※00はぞろ目で判定します。
※※※10回判定後に最初の中継地『砂漠のオアシス』に到着します。
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 13:58:08.90 ID:OEUDQeEAO
00
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 13:59:20.73 ID:OEUDQeEAO
この勇者旅立つ前にお祓いの方が必要だったんじゃね
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 14:32:52.97 ID:yI9rBGcDO
0=少し不幸なこと発生!

それは旅の初日、いきなり起きた。…いや、起きるべくした起きたというのが正解なのかもしれない。

勇者「それにしても…砂漠っていってたからあたり一面砂模様を思い浮かべてたんだけど…
そんなことはないな」もぐもぐ

メイド「………この辺は…礫砂」むきむき…

勇者「礫砂って、何?」もぐもぐ

護衛という仕事。警戒のために常に馬車の外で見張っていなければならない。…ということはなく、
現在勇者とメイドはのんきに幌の中で用意されていたフルーツに口をつけていた。

メイド「…粒の大きさ。……大きいと馬車でも走れる」むきむき…

金髪メイド服の美女はフルーツの皮を剥きながら無表情に話す。
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 14:33:25.88 ID:yI9rBGcDO
勇者「ふ〜ん。そういえば砂漠といえばラクダのイメージだけど、今回は馬だもんな。知らないことが…」

戦士「あ!!!!てめーーー!!なんてことしてるんだ!!!」

そんなのんきな会話の中、哨戒任務についていた戦士が戻ってくるなり勇者を怒鳴りつける。

勇者「え!?え!?……戦士さんも食べます?」

なぜ怒られたのかわからない勇者は思わず食べかけのフルーツを取り出し戦士に差し出してみる。

戦士「てめーー!!そのフルーツはな!新鮮な食料が食べられないキャラバンの道中の数少ない味覚。
いや、それ以上に希少な栄養摂取の方法なんだよ!」

すさまじい剣幕で荷台に上がりこむとその豪腕で勇者の体を吹っ飛ばす。

勇者「うぼあ!!!え…だって……」

あまりの衝撃に、口に含んでいた果実を吐き出し、悶絶しながら答える勇者。
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 14:34:09.51 ID:yI9rBGcDO
戦士「……そうだな。お前は長期の移動における厳しさを知らないんだったな。覚えておけ、
こんな何の変哲もない砂漠の旅の中で必要なものは娯楽だ。そして同時に新鮮な食料は貴重な
栄養源でもあるんだ!」

勇者「え!?…これっておやつとかデザートじゃ…ないの?」

戦士「おいメイド。お前は知ってたよな?」

メイド「………」こくん

戦士「じゃあ何でこんなに消費するの許した?もう一人で1/3は食ってるじゃねーか」

メイド「………ご主人様が…ほしがったから」

戦士「……ああ!この能面が!!知識や教養があっても絶対服従じゃ意味がねーじゃねーか!!
……とりあえず勇者、お前の分の果実は終わりだ。これから9日間、地獄を味わえ」
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 14:34:40.12 ID:yI9rBGcDO
勇者「……まじですか!?」

戦士「マジだ。…メイド、お前も勇者に譲ったりするなよ?」

メイド「………」ふるふる

戦士「………もう、ドンだけ勇者に甘いんだよお前は!?」

こうして、勇者は戦士から痛めつけられるという散々なスタートを切るのだった。

リザルト
戦士からの友好値が減少しました。
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 14:35:08.12 ID:yI9rBGcDO
〜キャラバンの道 二日目〜

勇者「……初日からつまずいてしまった…。大体、果実がそんなに大切なものなら
はじめから言ってくれてればいいのに…」

ぶつぶつ……

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマがぞろ目ならちょっとラッキーなことがおき、
コンマが0だった場合は少し不幸なことが起きます。
また、ぞろ目でも0でもない場合は『9』回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
※※00はぞろ目で判定します。
※※※9回判定後に最初の中継地『砂漠のオアシス』に到着します。
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 14:39:46.98 ID:fS1ILUUU0
@
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 14:40:28.71 ID:fS1ILUUU0
@
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 14:41:10.38 ID:fS1ILUUU0
@
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 14:41:52.72 ID:fS1ILUUU0
ぞろ目こい
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 14:42:34.43 ID:fS1ILUUU0
ぞろ目こい
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 14:43:12.38 ID:fS1ILUUU0
ぞろ目
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 14:44:05.30 ID:fS1ILUUU0
縺槭m
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 14:44:06.94 ID:Z2utFLIBo
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 14:48:59.30 ID:OEUDQeEAO
8日目に不幸か
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 15:18:01.96 ID:w32Raz/AO
ここまで運がない安価スレ始めて見た
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 15:21:03.16 ID:xNA3wIdA0
いや普通だろ
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 15:56:29.48 ID:yI9rBGcDO
8=二日目特に何もなし
1=三日目特に何もなし
8=四日目特に何もなし
2=五日目特に何もなし
3=六日目特に何もなし
8=七日目特に何もなし
0=不幸なこと発生!

二日目以降、ようやく景色は砂漠らしくなっていく。

とはいえ、この周辺の砂漠はメイドの言葉どおり礫砂漠と呼ばれるもので勇者が本の知識で
知っている砂漠とは様相がかなり異なっている。

盗賊「まあ、普通に想像する砂漠って、南方地方のさらに南の大陸の砂漠だからねぇ…」

とは南方出身の盗賊の言葉である。

〜〜〜
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 15:57:17.12 ID:yI9rBGcDO
〜〜〜

そして、地獄は始まる。

それまでも蠍や砂漠を飛ぶマンタのような生物の襲来があったのだが三日目には砂漠の盗賊が
現れ始め勇者たちを悩ませる。

特に彼らは狡猾で、戦いに負けても決して死人を出さず、また負傷者もラクダに乗せ撤退するという
徹底的な組織戦術で行動しており、倒しても倒しても数が減る様子がない。

勇者(向こうにも僧侶なり薬草なりが豊富にあるってことか…)

こちらにも薬草樽があるおかげで負傷はしても傷を癒すことができる。しかし、精神的な負担は
限りなく、また、代わり映えのない光景というのは勇者に一種の幻覚すら与える。
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 15:57:57.65 ID:yI9rBGcDO
勇者「………」

商人「お、そこの護衛人…荷馬車の車輪が礫にはさまっちまった。ちょっと押すの手伝え」

勇者「は、はい」

そして、敵は怪物やモンスターだけではなかった。移動は先に進むにつれ困難になり
馬車の車輪が砂漠に取られるのは朝飯前。そのたびに勇者たちは車輪を砂や礫から脱出させる
手伝いをしなくてはならないのだ。

そのほかにも昼の日差しはすさまじく幌の中でも汗が止まらない。運良く岩場の影に
身を寄せることができても、休憩は真昼と真夜中という変則的な生活に
体は追いつくことができない。

勇者「………」

精神的に徐々に追い詰められる勇者。唯一の楽しみは食事と酒なのだが、その食事は
からからに干された干し肉にパンと呼ぶのもおこがましいビスケット状の小麦。
戦士の言うとおり、この状況下においては甘くみずみずしい果実はまさに甘露であり
それを一日目に食い尽くした勇者の後悔は筆舌にしがたい状況だった。

…もちろん、メイドからそれを融通してもらってはいるのだが。
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 15:58:41.55 ID:yI9rBGcDO
〜〜8日目〜〜

勇者「み、みず〜〜」

昼間は馬車の中という生活にもかかわらずずいぶんと日焼けした勇者は、一足先に
哨戒任務から戻り半ば朦朧とした意識の中、水樽の中を開け、ひしゃくにそれを汲む。

ガタン!!!

しかし、その瞬間、馬車は何かを踏んだようで大きく弾み……

どんがらがっしゃーーーん!!!

なんと勇者はひしゃくごと水樽を盛大にこぼしてしまう。

勇者「あ!?し、しまったーーー!!」

大いにあせり睡眠のときに使うシーツにそれを含ませる勇者。しかし、シーツに含ませても
覆水盆に帰らず。飲み水としての使用はとてもじゃなくできるようなものではなく…

しばらくして戻ってきた戦士、盗賊に土下座して謝ることになるのだった。

〜〜〜
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 15:59:19.70 ID:yI9rBGcDO
〜〜〜

商人「あっちゃ〜、水…こぼしちゃいましたか……」

これまた呆れ顔で話す商人。

勇者「す、すみません。それで……水の補充をお願いしたいんですけど……」

残り2日。水がない生活などできるはずはない。それはこれまでの8日間でいやというほど
味わった事実であり、勇者は仕方なく商人にそう告げる。

商人「ですがここは乾燥地帯。水を補給できることはありません」

勇者「………」

商人「……仕方ないですね。では、他の馬車組みから水を買ってください。大抵の組は
砂漠における水の重要性を熟知してますので、多少の余裕はあるはずです」

その話を聞くと勇者は大きな商隊を駆けずり回り、残り2日分の水を確保するのだった。

…もちろん、単なる水にかかった費用は莫大なもので、その分報酬から天引きされるのだったが…

リザルト
護衛報酬が10000Gから9000Gに下がりました。
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 16:00:10.76 ID:yI9rBGcDO
〜〜キャラバンの道 9日目〜〜

勇者「……水が2日分で1000G…か。ぼったくりもはなはだしいな…」

盗賊「仕方ないわ。提供してくれた人たちにとってもある意味自分の生命線なわけだし」

戦士「こぼしたお前が悪い」

メイド「………」

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマがぞろ目ならちょっとラッキーなことがおき、
コンマが0だった場合は少し不幸なことが起きます。
また、ぞろ目でも0でもない場合は『2』回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
※※00はぞろ目で判定します。
※※※2回判定後に最初の中継地『砂漠のオアシス』に到着します。
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 16:02:44.90 ID:XfZIdAfAo
ふふっ
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 16:02:51.98 ID:t5hxg39w0
a
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 16:03:01.53 ID:XfZIdAfAo
ごめんなさい
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 16:03:38.59 ID:t5hxg39w0
これは魔女の呪い!
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 16:17:48.34 ID:yI9rBGcDO
おっかしいな…00をぞろ目にしている分、ぞろ目のほうがコンマ0よりも出やすいはずなのに…


0=少し不幸なこと発生

勇者「………」

ぼーっとしている勇者。それは疲労のピークに達したこと。そしてそれよりも
予想の何倍も過酷なこのキャラバンの護衛という仕事で盆ミスを繰り返してしまったという
事実からのモチベーションの低下から来るものだった。

しかし、それは…勇者としての名声の低下であること…それを勇者が知ることはなかった。

リザルト
勇者の名声値が下がりました。
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 16:18:14.27 ID:yI9rBGcDO
〜〜キャラバンの道 10日目〜〜

勇者(なんだか、最初は愛想がよかった商人や他の護衛の人たちの目が少し冷たくなってる)

そんなことを思う勇者。

とはいえ今夜には最初の休憩地、通称砂漠のオアシスに到着するはずである。

そこまでいけば再び補給を受けられるので再び気合を入れなおす勇者。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマがぞろ目ならちょっとラッキーなことがおき、
コンマが0だった場合は少し不幸なことが起きます。
また、ぞろ目でも0でもない場合は『1』回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
※※00はぞろ目で判定します。
※※※1回判定後に最初の中継地『砂漠のオアシス』に到着します。
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 16:27:56.54 ID:f+opctgOo
よっしゃ
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 16:47:03.76 ID:yI9rBGcDO
4=10日目 特に何もなし

いつものように明け方に起き、それから4時間ほど馬車で移動、そしてそれから6時間ほど休憩、
更にそれから3時間ほど移動すると…夕暮れ前の景色に砂や礫、岩石以外のものが
見え隠れしてくる。

勇者「あ、あれは!?」

御者「あれが最初の中継地でがす。町ほど大規模じゃないので皆砂漠のオアシスっていってるだす。」

馬を操作している奴隷が珍しく口出ししてくる。おそらく彼にとっても砂漠行は決して楽なものではなく、
砂漠のオアシスにたどり着いて事を心から喜んでいるらしい。

盗賊「えっと……これで全工程の1/3くらい?」

戦士「そーだな。今日はゆっくり宿に泊まれる…か?」

盗賊「今まで狭い馬車ですし詰めだったもんねぇ。まともに水浴びもできなかったし。
ほらぁ、もう肌がぼろぼろよ」ちらっ
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 16:47:30.21 ID:yI9rBGcDO
勇者「そういえばたしかこの砂漠のオアシスまで王国領なんだよね」

盗賊「そうそう。王国領だからここまでは宿の値段は王国特価で寝れるから…
最後に贅沢しとく?」

メイド「………宿代は報酬から天引き」

勇者「………」

どうしますか?
1.豪華な宿に泊まる(4人で600G)
2.普通の宿に泊まる(4人で200G)
3.質素な宿に泊まる(4人で100G)
4.贅沢は敵、今日も馬車に泊まる(無料)
5.その他

安価>>↓2
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 16:48:16.42 ID:t5hxg39w0
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 17:01:43.80 ID:XfZIdAfAo
1.
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 17:47:26.10 ID:9fTqIxcAO
東着いたらお祓い行こうぜ
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 17:51:39.37 ID:0wRjJ3NAO
0をファンブルではなくクリティカルにすればいいと思うよ!
で、ゾロ目の方を不幸にすればいい
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 17:52:47.82 ID:t5hxg39w0
そうすると次からゾロ目パレードになる悪寒
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 18:09:14.82 ID:yI9rBGcDO
ではためしに次の中継地点まで、ぞろ目と0のコンマ結果を逆にしてみましょうか。
これで本当に次はぞろ目ばかりだと流石に手の施しようがないですが。


1.豪華な宿に泊まる(4人で600G)

勇者「……そうだね。これから先は俺は勇者として扱われない世界らしいし、
ここで最後の贅沢をしようか?」

盗賊「よし!さっすが勇者」

戦士「話がわかるな」

メイド「………」こくん

勇者の判断は全員の賛同を得ることができたようで、意気揚々と豪華なホテルへと向かうのだった。
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 18:09:56.51 ID:yI9rBGcDO
〜〜砂漠のオアシス 豪華な宿〜〜

砂漠のオアシスは規模としてはたいしたものではない。

そもそもこの地にはわき水があるだけで、特に特産になるものや商売になるものはなく、
生活をすることすら厳しい場所であることには変わりはないのだ。

とはいえ、その水のおかげでこうして宿や補給地としての役割を果たしているのだが。

そして当然交易の中継点であればそこに泊まる交易商も多く、商人用の豪華な宿、
護衛用の普通の宿、召使用の質素な宿、奴隷用の雑魚寝施設など、種類も豊富であり、
勇者はその特権の東限であるこの施設の豪華な宿をとることにするのだった。
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 18:10:27.62 ID:yI9rBGcDO
からんころーん

勇者「こんばんわ」

この地にて冒険者が豪華な宿を取ることは実はそう珍しいことではない。なぜなら
かなりの時間を拘束される代わりに得られる報酬。それはかなりの額になるのだが、
その使い道はこういった中継地にしかないからだ。

ゆえに受付の商人も特に怪訝な表情をすることもなく、愛想良くチェックインを済ませる。

盗賊「さすが、砂漠の中のオアシス。いい感性してるじゃない」

うきうき気分で鍵を受け取る盗賊。もう部屋割りに関しては勇者に決定権は欠片もないらしい。

勇者「それじゃ、最初にシャワーで汗と埃を洗い流してご飯にしましょう」

上級ホテルでは食事はルームサービスにもしてくれるのだが、せっかくの4人旅である。

寝るのはともかくとして食事という絶好の交友機会を逃す術はない。

盗賊「おっけー。それじゃ2時間後に。それじゃ戦士、いこっか」

戦士「おいまて。先にシャワーに入るのはあたいだよ」ドカドカ

盗賊「ふっふ〜ん。早い者勝ちよ」トタトタ

そんな風に去っていく二人。そして…
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 18:10:55.43 ID:yI9rBGcDO
〜〜豪華なホテル ツインルーム〜〜

ざーざーーーざーーー…

高級ホテルとなると上水も完璧であり、蛇口を捻ると圧力のかかった水が噴出してくる。

勇者「さて………」

まるで何かを待つように独り言をしゃべる勇者。やがて…

がちゃん

勇者の予想通り、脱衣所とメインルームを仕切る扉が開く音がし…そこから裸のメイドが現れる。

彼女の白い肌は10日もの旅によってごくわずかに赤くなっているが日焼けとは異なり
数日元の生活に戻ればその白さは戻るだろう。

それよりも、そのわずかな汚れにもかかわらず、彼女の美しさにわずかな変化もなく、
勇者の興奮は最高潮に達する。

…10日も禁欲生活を迫られたのだ。それは仕方のないことだろう。
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 18:11:50.19 ID:yI9rBGcDO
〜〜2時間後 豪華な宿 食堂〜〜

盗賊「キング・クリムゾンって、便利だよね〜〜」

戦士「いきなりどうした?」

盗賊「ん、こっちの話。それより早く食べよ」

勇者(…おっかしいな。豪華な宿なら声が漏れることはないはずなのに…)スッキリ顔

メイド「………」スッキリ顔

盗賊(いや、そんなにスッキリ顔で気づかない人はよほど朴念仁よ。まあ、SEX覚えたて
の男が10日も禁欲生活されてたんだから仕方ないか。それに性欲が私に来ないなら文句もないし)

勇者「……それよりさ…」

なんだか変な雰囲気になってることを悟った勇者は話題を変えるべく……

どんな話をしますか?
1.誰かと話す(最低でも話す相手、内容に希望があれば内容もお書きください)
2.全員と話す(内容に希望があればお書きください)
3.その他

安価>>↓2
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 18:13:22.44 ID:XfZIdAfAo
kskst
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 18:15:19.35 ID:0wRjJ3NAO
戦士
旅慣れているようなので、これ以上ミスを重ねないために何かアドバイスを求める
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 18:52:32.96 ID:yI9rBGcDO
戦士
旅慣れているようなので。これ以上ミスを重ねないために何かアドバイスを求める。


勇者「そういえば、キャラバンの宿でもそうですけど、戦士さんって旅なれてますよね?」

この砂漠ではほとんど食料は取れない。故に食べ親しんだ食事に舌包みを打ちながら
そう尋ねる。

戦士「まーね。最近までパン屋だった勇者と違って専門戦士だからね」

とは、いきなり酒を飲み干す戦士。その光景はどう見ても女には見えず、子供が見たら
泣き出しそうな人相である。

勇者「それじゃ、これからミスをしないようアドバイスをもらえますか?」

それはこの10日間で大きなミスを連発した勇者ならではの言葉だった。

戦士「まーねぇ。こういったものは実際に体験しないと身につかないもんだからね。
たとえば初日にいきなり果実を食えなくなってお前は残り9日間、どうだった?」
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 18:53:14.18 ID:yI9rBGcDO
勇者「………地獄でした。なんの代わり映えもない光景、全然うまみのない食事。
常に敵襲来にさらされる緊張感。休憩の時だって、ぐっすり眠れるわけじゃないし…
甘いものを食べるというのは最大の娯楽だって」

戦士「だろ?こういうのは実際に体験しないとね。たとえばあたいが、どうしても水がないときは
自分のションベンを飲めとアドバイスする。…お前は今、それを実行できるかい?」

勇者「………」

戦士「返事はできないだろ?それは自分がそれだけの極限の状態にはないからだ。
長期旅行というのはどれだけ自分を極限状態に置かないかということに尽きる。
そのためには自分が一度極限状態に置かれて、何が大丈夫で何がいけないか知ることからはじめる」
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 18:53:45.00 ID:yI9rBGcDO
勇者「それじゃ、アドバイスというのは……」

戦士「ぶっちゃけると無いね。ミスをしないというのはそもそも何がミスかと知ることから始まる。
もちろん、あたいの目の前でミスをしようとしているときはぶっ飛ばしてでも止めるけど、
こればっかりはお前さん次第だ。自分で判断しなくちゃいけない時、そのときに
アドバイスを必要としているなら助け舟も出すさ」

そう締めくくるのだった。

リザルト
戦士との友好値が少しだけあがりました。
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 18:54:36.20 ID:yI9rBGcDO
〜〜豪華な宿 ツインルーム〜〜

勇者「う〜ん、わかったようなうまくはぐらかされただけのような…」

戦士の言葉を反芻する勇者。とにもかくにも自分の失敗はある意味当たり前の行動で
それを身に染みこませ、同じミスをしないことが重要…とも読み解くことができる。

勇者(でも、今回は取り返しのつくミスだった。もし、取り返しのつかないミスをしてしまったら…
どうすればいいんだろう?)

ベッドの上で胡坐をかき、そんなことを思う勇者。

メイド「………」ぬぎぬぎ…

勇者(………)

メイド「……」ぺちゃ……

勇者「………えっと…メイドさん。何してるの?」

メイド「……嘗めてる。まだまだ元気いっぱい…」れろぉ…

勇者(俺はまじめに考え事することもできないのか〜〜!!!)

がばっ!!!!

いつの間にやら露出された下半身。勇者は、覚えたてのサルのように生まれたままの姿の
メイドに襲い掛かるのだった。
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 18:55:34.54 ID:yI9rBGcDO
〜〜砂漠のオアシス 出発所〜〜

勇者「ふぁぁ。こんなに早くから出発しないといけないのか……」

まだ夜も明ける前に起こされ、メイドに鉄のよろいの装備を手伝ってもらい出発所まで
歩く勇者。

御者「あ、だんな様、補給の準備は終わらせましたぜ」

しかし、早く起きるものはもっと早く起きるらしい。奴隷であり御者である彼はすでに
勇者たちの馬車の整理をしてくれていたようだ。

薄暗い中幌の中を見ると食料や水樽、洗濯されたシーツなどあらかた補充されている。

勇者(本来の奴隷ってこんな仕事してるんだな)

そんなことを思いつつわずかな休息で魂の洗濯をした後、旅の続きを始めるのだった。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0ならちょっとラッキーなことがおき、
コンマがぞろ目だった場合は少し不幸なことが起きます。
また、ぞろ目でも0でもない場合は『10』回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
※※00はコンマ0で判定します。
※※※10回判定後に次の中継地『砂漠の街』に到着します。
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 18:56:49.17 ID:XfZIdAfAo
そぉい!
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 19:00:20.51 ID:9fTqIxcAO
どうよ?
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 19:00:58.08 ID:1oFVvjfzo
でませんように
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 19:06:06.27 ID:Z2utFLIBo
こういうときに限って
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 19:06:20.87 ID:RjyI0cIPo
こい
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 19:06:46.14 ID:Z2utFLIBo
ゾロ目が
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 19:07:34.49 ID:FYh9Invto
は!
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 19:08:33.03 ID:1oFVvjfzo
ゾロ目!
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 19:09:09.04 ID:rzrQb0qKo
0!
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 19:09:30.39 ID:t5hxg39w0
あざz
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 19:09:58.72 ID:t5hxg39w0
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 19:10:38.17 ID:XfZIdAfAo
何もない素晴らしい旅だった
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 19:13:34.81 ID:0wRjJ3NAO
良かった良かった
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 19:13:55.52 ID:IGl6P3N6o
うん、普通の旅だな
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 19:39:31.67 ID:yI9rBGcDO
ここまで何にもないと結果を逆にした意味がないですねぇ。
でも、何も無いのがちょうどいいのかもしれないので次も逆パターンでやってみます。

と、ついでに何も無かったので閑話をはさんだり…

7=初日特に何もなし
1=二日目特に何もなし
8=三日目特に何もなし
7=四日目特に何もなし
7=五日目特に何もなし
4=六日目特に何もなし
9=七日目特に何もなし
3=八日目特に何もなし
4=九日目特に何もなし
9=十日目特に何もなし
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 19:40:23.78 ID:yI9rBGcDO
残りの工程は2/3。もしこの工程が連続であるのならばとても耐え切れるものではない。

しかし、一度オアシスで心をリセットし、はじめの工程で地獄を味わった勇者には
最初よりもずいぶんと心が軽くなっていた。

それは戦士に『失敗は実際に体験しないと身につかない』と言われたとおりであり
同じ失敗をしないことを心がけている勇者にはほんのわずかだが余裕が生まれたから…ともいえる。

盗賊「なんだか勇者、少し男の顔になったね」

戦士「旅は人を大人にするからな」

それは馬車から少し離れたところ。戦士と盗賊がほんの少し気を利かせて勇者をメイドと
二人きりにさせていたときの一幕。

盗賊「な〜んだ。戦士も勇者のこと、認めてるんじゃん」

戦士「まーな。ガキのお守りは好きじゃないが、あれは成長する。挫折を早いうちに知ったからな」
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 19:41:04.83 ID:yI9rBGcDO
盗賊「…あの魔女の話?」

戦士「ああ。正直あれはもう復活できないかと思った。だが、今こうして旅をしている。
まあ、魔女の話から逃げたくて東に向かっている…ともいえるが」

盗賊「……なんだか姐さんは達観してるねぇ」

戦士「ぶ!?ね、ねえさん?」

盗賊「ん?駄目だった?」

戦士「い、いや…駄目じゃないが…なんだかこそばゆいねぇ」

盗賊「いいじゃん。それよりさ…姐さんって処女じゃないよね。猥談も好きだし」

戦士「お〜、馬鹿にしてるね。そうさ、あたいはずいぶん前に生娘じゃなくなってるよ。
あんときはあたいもまだ若くて体重も半分くらいだったからねぇ」
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 19:41:33.51 ID:yI9rBGcDO
盗賊「へ!?体重半分って…今くらいの身長で?」

戦士「馬鹿にすんなよ。あたいだって花も恥らう年頃だったときがあるんだ。あのときの
あたいはモテモテだったんだぜ。…まあ、いろいろあってね。今じゃ、男だか女だかわかんなく
なっちまったが」

盗賊「そっか〜、姐さんもいろいろあったんだねぇ…」

戦士「そうさ。……さて、そろそろあいつたちの逢引も終わったかね。そろそろ戻ろうか?」

盗賊「そーね。思いっきり冷やかしてやんないと。こんな寒空に女二人を追い出したんだから」

そんな笑い声の中、戦士と盗賊は馬車に戻るのだった。
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 19:42:10.56 ID:yI9rBGcDO
〜〜砂漠の街 休息地〜〜

勇者「今回は昼間前にたどり着いたね」

そこは泥と土でできた街。日差しは強いが、粘土質の部屋には熱が入ってくることは無く、
風通しの広い窓が思いのほかすごしやすくしている。

盗賊「おっふろ、おっふろ!勇者、早く宿をとろ!」

戦士「そうだな。…それにしてもずいぶんと雰囲気違うなぁ…」

勇者「そうですね。ここはもう王国の領地じゃないって言うのがよくわかります」

そんなことを話しながら…

どうしますか?
1.豪華な宿に泊まる(4人で1200G)
2.普通の宿に泊まる(4人で400G)
3.質素な宿に泊まる(4人で200G)
4.贅沢は敵、今日も馬車に泊まる(無料)
5.その他

安価>>↓2
※宿代は天引き。残り報酬8400G、所持金400G
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 19:46:04.50 ID:wYfdWMaAO
2
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 19:48:07.87 ID:OEUDQeEAO
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 20:08:14.19 ID:yI9rBGcDO
2.普通の宿に泊まる(4人で400G)

勇者「大商人さんの話じゃここから勇者特価にならないんだよね」

盗賊「そーね。まあ、質素すぎなきゃ問題は無いわよ」

戦士「酒が飲めればかまわん」

メイド「………」

勇者「そうか…それじゃ、普通の宿にしましょう。10日間も馬車暮らしをしたとは
思えないくらいみんな元気ですから」

盗賊「おーけー!」

こうして、あっさりと宿が決まる。
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 20:08:48.89 ID:yI9rBGcDO
〜〜砂漠の街 普通の宿屋〜〜

受付「いらっしゃいませ」

勇者「ツインルームを二部屋ください。って、言葉…通じます?」

受付「大丈夫ですよ。中央区の人間、共通言語も西方言語も東方言語も扱えます」

勇者「へぇ。そういえば俺たちが普段使ってるのが共通語、一応それ以外にも
西方語というのもつかえる。一般的に言語の振り分けは人間語、エルフ語、ゴブリン語とか
種族で分けられてるしね」

盗賊「説明台詞ありがとう。それはそうと…まだ日は高いわね」
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 20:09:30.01 ID:yI9rBGcDO
戦士「そうだな。少しくらい自由行動するか?」

盗賊「いいねぇ。それじゃ…ちょっと観光にでも行きますか」

勇者「観光…か」

どうしますか?
1.そうだ!メイドさんとデートをしよう。
2.…盗賊さんの胸、あきらめられん。盗賊さんにデートを誘おう。
3.戦士さんにはお世話になりっぱなしだな。お礼を含めて一緒に出かけよう。
4.俺には誰も選べん!全員まとめてデートに誘おう。
5.俺はメイドさんといちゃいちゃしたいんだ。キングクリムゾン抜きでえっち!
6.そのほか

安価>>↓2
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 20:13:16.24 ID:4XINKIDP0
5しかねぇ!
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 20:15:04.94 ID:gaJi4zFfo
4というか・・・・・皆を連れて慰労する
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 20:27:34.33 ID:XfZIdAfAo
何だかんだで戦士も良い味出してるな
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 20:28:40.42 ID:yI9rBGcDO
4というか・・・・・皆を連れて慰労する

勇者(そっか…観光か)

再び思案する勇者。観光となるとそれなりにお金がいるだろう。

勇者「それじゃみんなで観光しない?」

故にそう訴えかけることにする。

盗賊「え〜、子供じゃないんだから、みんな一緒に行動なんて…ねぇ」

戦士「そうだな。そうするくらいなら…観光資金でももらったほうがありがたいな」

メイド「………」

勇者(むむむ…盗賊はなんだか即物的だな…どうしよう?)

どうしますか?
1.観光資金をみんなに渡す。(一人頭に渡す金額を10〜100Gまでお書きください)
2.どうしてもみんなで観光したい。
3.やっぱり他の人を一人だけ誘う(誘う人物もお書きください)
4.そのほか

安価>>↓2
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 20:36:58.33 ID:XfZIdAfAo
kskst
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 20:37:23.60 ID:OEUDQeEAO
1 50G
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 21:09:53.14 ID:yI9rBGcDO
1.観光資金をみんなに渡す。(一人頭に渡す金額を10〜100Gまでお書きください)

50G

勇者「そうですね。それじゃ観光資金を渡しておきましょう」

ここで無理に全員誘ったとしても、受け取り側としてはありがた迷惑…否、
盗賊のような性格であれば間違いなく迷惑だと明言するだろう。

そう判断した勇者は戦士の言葉どおり観光資金を渡すことにする。

盗賊「え、いいの?ありがとー」

戦士「ふむ。感謝する」

ありがたくそれを受け取る2人。その額は過不足のあるものではないらしく、
感激されることも不平を言われることも無かった。

勇者「それじゃメイドも…はい」つ50G

メイド「………」ふるふる
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 21:10:30.37 ID:yI9rBGcDO
勇者「どうしたの?いらない?」

メイド「………」こくん

勇者「う〜ん。いらないとってもなぁ…みんな仲間だし、一人だけ渡さないのも悪いし…」

メイド「……それじゃ…一緒に……」

蚊の鳴くような声。まともに口を開くことは非常に少なく、何か聞かれたときにYESやNOで
答えられないときや情事の際にしか開かない口が開かれる。

勇者「いっしょ…?もしかして俺と一緒がいいって事?」

わずかに自分の体温が上がるのがわかる。年甲斐も無く体中の血液がどくどくとめまぐるしく循環し、
彼女をいとおしいと思わせている。

メイド「………」こくん

勇者「そ、そうだね。それじゃ……一緒に行こうか?」

ぎこちなく返答する勇者。彼は鉄のよろいを脱ぎ、中綿だけの姿になると、メイド姿の彼女と
普通の宿屋を出るのだった。

盗賊(ふっふ〜ん。面白くなったわね、姐さん)

戦士(時々思うけど盗賊って悪趣味だな。…いや、あたいも人の事いえないけど…)

その背後、行動追跡のプロである盗賊と、更にその背後に戦士の姿があることを勇者は知らない。
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 21:11:16.27 ID:yI9rBGcDO
〜〜砂漠の街 中央広場〜〜

勇者「え〜と。この辺で有名なのは……泥の神殿と珍しい動物たちを集めた動物園、
それに…おいしいものが売っている中央市場だって。…どこに行きたい?」

そう尋ねるのはおもっ苦しい鎧と盾を脱ぎさり、鉄の剣だけを腰に刺した状態の勇者。

彼にとっては鉄の剣よりも『勇者の証』からの供給により扱えるようになったギラの方が
強力なのだが、見た目による抑止力を考えても行動である。

メイド「……ご主人様と…いっしょなら……どこでもいい……です」

こうして太陽の下で聞く彼女の声は美しい。常々思っていたことだが、これほど美しい声を
ほとんど発しないのはものすごくもったいないと思ってしまう。

勇者「そうか…。う〜〜ん………」

どうしますか?
1.そういえばメイドって僧侶系の魔法が使えるんだよな。泥の神殿にいってみよう。
2.動物の嫌いな女の子はいないはずだ。動物園へ
3.もっとも当たりさわりの無い中央市場で何か食べよう
4.その他

安価>>↓2
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 21:14:52.06 ID:gaJi4zFfo
1?
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 21:14:54.26 ID:omWwu3iRo
4 露店を覗く
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 21:36:58.34 ID:yI9rBGcDO
4 露天を覗く

勇者(ふむ……メイドってばものすごい無表情無感動なんだよな……)

彼女を売っていた奴隷商はそれを欠点だといっていたが、勇者にはそれも魅力に見える。

それは自分だけにわずかに見せる表情の変化、夜だけ見せる嬌声、それらがよりよく見えるからだ。

そんな風に思っていると、普段からボーっとしているとしかいえない彼女の視線が一点で
止まっているのを見つける。

勇者(……あれ?もしかして何か見ている?)

その視線を追うとその先には一軒の露天。個人的に女性が好きそうなものは売っては
いなそうなのだが、彼女の視線の先にまるで何者かに惹かれるように歩き出す。

露天商「いらっしゃい。見るだけならただだよ」

そういうのは木綿の衣を頭にまで巻きつけた老婆。あまりに見慣れないその姿に一瞬ひるむ
勇者だったが、いつの間にかその脇にまで歩いてきた美しいメイド姿の彼女を見ると
ひるむ姿もみっともなく思い、思い切って話しかける。
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 21:37:24.94 ID:yI9rBGcDO
勇者「これって、何ですか?」

露天商「これかい?これは民族衣装の人形だよ。衣装のはぎれで作るんのさ」

勇者(……なんだか変なの。…こんなのがほしいのかな?)

メイド(………)

勇者「…欲しい?」

メイド「………」

勇者(無反応。一応今まではYESかNOくらいの反応はあったのに…)

どうしますか?
1.無反応ということは欲しいって事かな?買ってプレゼントしてみる。
2.無反応ということはいらないって事だろう。他の場所へ移動する。
3.そのほか

安価>>↓2
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 21:40:30.34 ID:XfZIdAfAo
kskst いくらだろう
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 21:41:47.97 ID:gaJi4zFfo
3:呼吸音とか鼓動とか発汗状況とか体温変化とかのメイドさんの様子を
よりしっかりとチェックして欲しいかどうかを判断してみる。
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 22:10:19.96 ID:yI9rBGcDO
3:呼吸音とか鼓動とか発汗状況とかのメイドさんの様子をよりしっかりとチェックして
欲しいかどうかを判断してみる。

勇者(よし、メイドさんの呼吸音とか鼓動とか、発汗状況をチェックだ!)

そう考えた勇者は公衆の面前でありながらメイド服の上から鼓動を…つまり彼女の左胸を
わしづかみにする。

メイド「………」

勇者(鼓動音に変化なし。つぎは……呼吸音だ!)

そう判断し、彼女の口元に自分の顔を近づける…

盗賊「ばっかもーーーーーーん!!!!」

ばちぃぃぃぃ!!!!

すさまじい勢いで突撃してくる盗賊。その瞬間、完全に無抵抗なメイドを勇者の魔の手から
引き剥がし、勇者にはびんたをぶちかます。
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 22:10:58.34 ID:yI9rBGcDO
勇者「いって〜〜!……何をす……って、盗賊さん!?あれ?観光にいったんじゃ……」

盗賊「……あんたこそなにやってんのよ!ばっかじゃないの!?」

勇者「…え!?だって…彼女のことを知ろうと……あ!?」

自分のうかつな行動にようやく気づく勇者。

盗賊「あんたねぇ。どうして私がみんな別行動を提案したと思ってるの?あんたたちの
仲を取り持とうと思って邪魔者は消えるためでしょ!」

勇者「そ、そうだったの!?」

戦士「…おいおい、喧嘩はそこまで。でばがめしていたあたいたちもなかなかに悪趣味だろ。
これでおあいこだ」

勇者「………ごめん、盗賊、戦士さん。なによりメイド。俺は君の事を知ろうと必死すぎて
周りが見えてなかった…」

そうあやまる勇者。
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 22:11:24.85 ID:yI9rBGcDO
盗賊「…興がそがれたわ。戦士、もう帰りましょ」

戦士「そうだな。勇者も帰った方がいいぞ。これ以上無様な姿をさらしたくないならね」

そんなことをいいながら立ち去る。

勇者(しまった。大体どうやって服を着た上から呼吸音とか鼓動とか発汗状態を知ろうっていうんだ。
そんなことしようとしたらセクハラ以外の何者でもないし、最低でも道端でできる行為じゃないじゃないか)

せっかくのチャンス。しかし、勇者はそのテンパリ具合から盗賊と戦士の侮蔑の表情を
投げかけられるだけだった。
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 22:11:52.38 ID:yI9rBGcDO
〜〜普通の宿 食堂〜〜

勇者「…盗賊さん、ごめん」

開口一番そう話す勇者。盗賊はすでに食事を始めており、それはやけ食いにも見えた。

盗賊「………」

完全に無視する盗賊。それはメイドの真似に見えた。

勇者(……ま、仕方ないか。盗賊は怒りを後に延ばさないタイプだから今日はもうあきらめて
明日からまた一生懸命働いて挽回しよう)

そんなことを思う勇者だった。
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 22:12:25.36 ID:yI9rBGcDO
〜〜普通の宿 ツインルーム〜〜

勇者「今日はごめん」

メイド「……なぜ?」

すでに一通りの行為は終わっており、勇者は同じベッドで横たわる裸体の女性にそう言葉を投げかける。

勇者「道端で君を辱めた。…テンパっていたからといって道端で胸をもんだり口に顔を近づけたり…」

ちゅっ

そのとき、勇者の唇に甘くやわらかい感触が訪れる。

メイド「……おあいこ。…大丈夫」

彼女の青い瞳が勇者を捕らえる。それは慈愛の様であり親愛のようであり情愛のようであった。

勇者「………」むくり

既に3発は発射したはずの勇者の息子が鎌首をもたげる。

そして…結局その日は更に3発を彼女の膣で果たすのだった。
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 22:12:56.46 ID:yI9rBGcDO
〜〜砂漠の街 休息地〜〜

勇者「ようやく全工程の2/3、このままいけば問題なく東の大国へいけそうですね」

戦士「そうだな。東の国はあたいも初めてだ。いったい何があるんだろうね?」

そんな会話と共に再び大商隊と共に出発する一行。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0ならちょっとラッキーなことがおき、
コンマがぞろ目だった場合は少し不幸なことが起きます。
また、ぞろ目でも0でもない場合は『10』回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
※※00はコンマ0で判定します。
※※※10回判定後に目的地『東の大国玄関町』に到着します。
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 22:15:16.74 ID:4XINKIDP0
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 22:15:44.76 ID:4XINKIDP0
@
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 22:16:01.25 ID:omWwu3iRo
ぞろ
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 22:16:10.01 ID:4XINKIDP0
like
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 22:16:27.61 ID:omWwu3iRo
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 22:16:41.64 ID:4XINKIDP0
ファイア!
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 22:16:53.38 ID:omWwu3iRo
そい
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 22:17:19.68 ID:omWwu3iRo
さて
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 22:17:50.69 ID:omWwu3iRo
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 22:18:18.35 ID:omWwu3iRo
90
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 22:22:51.37 ID:XfZIdAfAo
普通の旅でした
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 22:25:11.88 ID:4WGm9bwAO
おまかせあれ
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 22:40:57.47 ID:t5hxg39w0
このスレのコンマ神は意地が悪い
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 22:58:57.59 ID:qDMxJnGIO
ゾロ目じゃないだけマシさ
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 23:13:29.32 ID:yI9rBGcDO
4=初日特に何もなし
6=二日目特に何もなし
8=三日目特に何もなし
1=四日目特に何もなし
1=五日目特に何もなし
4=六日目特に何もなし
8=七日目特に何もなし
8=八日目特に何もなし
9=九日目特に何もなし
5=十日目特に何もなし


三人寄れば姦しいという言葉もあるのだが、この三人が一箇所に集まることは珍しい。

盗賊「ねえ、あんた…いくら呪いをかけられている奴隷って言ってももう少し意見ははっきりさせた方が
いいわよ」

その言葉の主は豊かな胸と健康的な褐色の肌が美しい金髪の女性だった。
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 23:14:09.88 ID:yI9rBGcDO
戦士「そうはいってもなぁ。奴隷の呪いに無表情になるってのは無いはずだぜ。生来の性格だろ?」

そう尋ねるのはこの三人の中ではひときわ背の高い女性。女性といっても体を筋肉の鎧で纏い、
胸も脂肪ではなく筋肉。そして顔はゴリラという非常に残念な女性。

メイド「………いや?」

口数少なくそう答えるのはこの話の中心であるメイド。ショートカットの金髪をホワイトプリムで止め、
優雅なメイド服に身を包む高級奴隷である。

盗賊「そう。大体、あんた…処女もささげて、宿に泊まる度に奉仕してるんでしょ。悲しくないの?」

メイド「……ご主人様に奉仕するのはあたりまえ」

何か感じ入るものがあるのか、珍しく言葉らしい言葉で返事する。

戦士「まあ、そういう類の呪いだからな。この辺は盗賊も奴隷商人から聞いたんだろ?」

盗賊「そ、それはそうだけど……。人前で胸揉んだり口付けしようとするなんて常識はずれよ」

メイド「……これ以上…ご主人様を侮辱するのは許せない……」

一瞬だけ瞳に攻撃の色が含まれる。
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 23:14:46.29 ID:yI9rBGcDO
盗賊「……ふう。あんたには何いっても無駄なのね」

あきらめたように首を振る盗賊。もともとそういうものだとは覚悟していたが、
実際に彼女から勇者に奉仕する言葉以外が出ないことにげんなりする。

戦士「まあ、メイドにはメイドの価値観があるってことだ。あきらめろ。そして勇者のことも
許してやれ。別に盗賊が辱められたわけじゃないだろ?」

盗賊「そ、それは…そうだけどさ。歯向かえない女の子にあれはないんじゃない?」

戦士「だから、それはお前の価値観であってメイドの価値観じゃないんだよ。盗賊もあんまり
ムキになると男と結婚できないぞ」

盗賊「………むぅ。……それじゃさ、メイドに聞くけど…あんたSEX痛くないの?
そろそろ気持ちよくなるころだろうけどさ、あたしなんて、初めの数回は痛いだけだったわよ」
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 23:15:21.15 ID:yI9rBGcDO
戦士「おいおい、いきなり猥談かよ」

メイド「……あんまり痛くない。…魔法で痛みをやわらげられるし…感度も上がる」

盗賊「………もしかして処女を散らしたときも?」

メイド「………」こくん

盗賊「…はあ、まさかそのこと勇者に言ってないわよね?」

メイド「………」こくん

盗賊「…そう考えると勇者も哀れよね。……ま、そのことを聞けたなら少しだけ鯨飲も下がったわ。
いい。これは女同士の秘密よ。あと、あんた…本当に男より女がすきなの?」

メイド「……一番はご主人様」

盗賊「そっかぁ。それを聞いて少し安心したわ。よし!勇者の阿呆な行動も許した!
いい女があんまりぷりぷり怒っていてもしかたないもんね」

メイドとの会話でストレスを発散させた盗賊はその副効果でメイドと仲良く(?)なり
勇者への不信感を吹き飛ばすのだった。
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 23:16:10.87 ID:yI9rBGcDO
〜〜東の大国玄関町 キャラバン発着場〜〜

一ヶ月かけようやく砂漠を横断し終えた一行。

時には強力な敵を相手にし、時には狡猾な盗賊一団と死闘を繰り広げ、4人はそれなりに成長していた。

大商人「契約はここまでですな。おかげで積荷のほとんど全部が無事でした。これも
勇者殿の名声のおかげですな」

にこにこ顔なのは大商人。今回の積荷を東の大国に下ろすことでどれだけの利益をもたらすか、
それを思い浮かべるだけでもにやけ顔が止まらないのだろう。

勇者「いえ。こちらも無事東の国にたどり着きました。それで報酬の方ですが…」

大商人「もちろん忘れてはいませんよ。10000Gから天引きさせていただいて…のこりは
8000Gですな」

そういうと10G銀貨が800枚入った硬貨を渡す。

勇者「……あれ?王国銀貨じゃない!?」

それは龍の刻印の入った不思議な硬貨。文字も勇者の知らない不思議な形である。
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 23:16:50.30 ID:yI9rBGcDO
大商人「ああ、これは東の国の硬貨です。この地方ではこちらの硬貨が基本的な
貨幣となります。まあ、キャラバンの通る道ではどちらも同じように使えますし、
ここでならば通貨交換もわずかな手数料で行うこともできますよ。
この地で行動するのならこちらの貨幣の方が便利でしょう」

そう話す。

勇者「そうでしたか。それじゃ遠慮なく東国硬貨でいただきます」

こうして勇者たちは東国硬貨で8000Gを手に入れるのだった。

リザルト
30日の旅を終え、
勇者のレベルが7→10となりました。
盗賊のレベルが7→10となりました。
戦士のレベルが7→10となりました。
(戦士の攻撃基礎点が1→2となりました)
※メイドははじめからレベル15と高いため変化はありません。
8000Gを手に入れました。所持金、8300G

〜〜〜
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/03(木) 23:17:29.63 ID:yI9rBGcDO
〜〜〜

盗賊「ようやくお勤めから開放された〜〜!!」

戦士「流石に長旅だったな。ってか、魔王のこと、完全に無視してるけど大丈夫なのか?」

勇者「ま、ここまできたら仕方ないですよ。いざとなれば死 ねば王国に転移できますし」

メイド「………」

盗賊「さて、それはそうと…この20日間何にも大きな出来事が起きなかったからなんだか
寝てばかりだけど…今夜の宿も探さないとね。どうする?」

勇者「………」

どうしますか?
1.豪華な宿に泊まる(4人で1200G)
2.普通の宿に泊まる(4人で400G)
3.質素な宿に泊まる(4人で200G)
4.贅沢は敵、今日も馬車に泊まる(無料)
5.その他

安価>>↓2
※所持金8300G
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 23:26:12.57 ID:t5hxg39w0
1! 1!
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 23:30:44.75 ID:LMBGr64ho
2
320 :1 [sage]:2013/01/04(金) 00:10:21.65 ID:AHUSzDLDO
ではでは今日はここまで。
途中から大人のピタゴラスイッチに見惚れてて、更新忘れてました…

おやすみなさいませ。
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 00:21:09.14 ID:LkJe1OnF0
おつーおやzすみ
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 00:26:49.45 ID:Y3er7wSao

調子に乗ると 8000 G ぐらいすぐに無くなるな
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 00:45:35.68 ID:L3pdoPToo
>>196
返答有難うございます
そのような訳があるのですね
ではこのssばかりと、存分に楽しませて頂きます
おやすみなさい
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 12:37:23.51 ID:AHUSzDLDO
2.普通の宿に泊まる(4人で400G)

盗賊「よし、それじゃ開放祝いに豪華な宿にとまろ!」

戦士「ちょっと待った。この地方では勇者特権が使えないんだろ。そういう意味では
多少節約するべきだ」

メイド「………」

勇者「う〜ん……盗賊の意見ももっともだけど、確かに勇者としての特権を
得られないなら節約したほうがいいと思う」

盗賊「むぅ。…まあ、旅の道中で一度豪華な宿に泊まったし…ま、しょうがないわね」

褐色がまぶしい整った顔立ちにやや不服そうな顔を見せるが、そもそも道中の宿が
今回の先払いであったことを了承している盗賊は無理やり納得する。

戦士「まあ、地方が変われば食事も変化する。こっちの飯も旨いかもしれないよ?」

と、そんな戦士のフォローと共に勇者たちは普通の宿に泊まるのだった。
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 12:38:07.55 ID:AHUSzDLDO
〜〜東の大国玄関町 普通の宿屋〜〜

受付「いらっしゃいネ。一人一泊100Gネ」

勇者「はい。それじゃツインルームを二つで」

受付「しぇーしぇ」

勇者(なんだか少し訛りがあるんだな。何言ってるかはなんとなくわかるけど)

メイド「……謝謝はありがとうって意味」

勇者「メイドってもしかして東方言語もわかるの?」

メイド「………」こくん

勇者(メイドの教養ってすごいな…流石は高級奴隷。って、普段は無口で無表情だから
まったく役に立たないけど)

更にいうならば絶対服従の彼女はたとえ勇者の判断が間違いでもそれを正そうとはせず黙って従う。

故に、勇者はメイドのそういう面を知ることはほとんど無いのだった。
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 12:38:46.58 ID:AHUSzDLDO
〜〜普通の宿屋 食堂〜〜

盗賊「へえ、こっちてパン食はほとんど無いんだ…」

そういいながら陸米で作られたお粥をレンゲに掬いながら口に含む盗賊。
ほのかに塩味が聞いており、他の薬味とあわせることによりさまざまな味に変化するという。

戦士「くぅ!!こっちの酒は強いねぇ。ちょ〜っと、味に癖があるが」

その隣では戦士がこの地方では標準的な酒…いわゆる濁り酒を飲んでいる。

勇者「……なんというか…全体的に辛め?」

メイド「………」もぐもぐ

そんな風に東の国で初めての食事を取る一行。
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 12:39:28.58 ID:AHUSzDLDO
戦士「そんなことより…勇者、いまさらだけどこんな東の国まで来て何をするつもり?」

勇者「え!?」

盗賊「そーそー。はじめはさ、ニンジャとかいったっけ?昔仲間だった人のルーツでも
知りに行くのかと思ったけど…この辺って東の国の西の端、ニンジャの出身地である
極東の真反対でしょ?」

勇者「………」

どうしますか?
1.こっちの世界を見聞に来た。
2.こっちの世界でも魔ははびこってるはず。勇者らしく魔物退治にきた。
3.ここから更に東の端まで旅をして極東へ向かう。
4.レベル上げとお金のため。これから死んで西へ戻る。
5.レベル上げとお金のため。これからまたキャラバンの護衛をしながら西へ戻る。
6.ただなんとなく。
7.その他

安価>>↓2
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 12:52:33.85 ID:oyLF8abAO
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 12:52:39.35 ID:HR0JBm0ro
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 13:47:34.07 ID:Hkgd2sOAO
道すがら鍛えて経験積んでいかないとな
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 13:48:02.32 ID:AHUSzDLDO
3.ここから更に東の端まで旅をして極東へ向かう。


勇者「そのことなんだけどさ…ここから更に東に行って極東を目指そうとおもうんだけど…」」

何気なく答える勇者。

戦士「………」

盗賊「………」

メイド「………」もぐもぐ

そして静まる食卓。

戦士「……そうだった。お前はつい最近までパン屋で世界地図すら見たこと無いんだったな」

呆れかえるように、言い放つ戦士。その表情には侮蔑に近いものが浮かんでいる。
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 13:48:40.02 ID:AHUSzDLDO
盗賊「………えっと…確かにここは東の大国で極東の隣だけど……東の大国の大きさって知ってる?」

勇者「……いえ。大国って言うくらいだから大きいんじゃないかって」

盗賊「そう。大きいわよ。私たちの王国と北の雪と氷の国、南の南国、西の帝国、更に魔族領を
足した大きさよりもね」

勇者「…まじ!?」

戦士「横に長細いわけじゃないけど、それでもこの西の端から東の端はひたすらに遠い。
オヤジ、こっから東の海まで歩いて何日だい?」

店主「え〜、こっから東の海ですと?…そうですな。馬車隊の話なら10日ほど、
歩きならその3倍はかかるネ」

盗賊「…ついでにその間宿場町ってある?」

店主「そんな街なんて歩いてぽんぽんあるもんじゃないネ。そうさね、短い距離の場所なら
2日ほど歩けばあるけど、内陸部じゃ一週間くらい歩き詰めじゃないとたどり着かないんじゃないかね?
もっとも南回りで歩けば東にたどり着くのは遅くなるけど、町との間隔は幾分かましになるネ」
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 13:49:22.68 ID:AHUSzDLDO
戦士「…ということだ。つまり最短で30日。お前はそんなことも知らなかった…ん
だろうねぇ」

呆れ顔で言い放つ。もう、勇者にそういった面で期待した自分が馬鹿だったと言わんばかりである。

勇者「あ、でもさ。それならここに来たみたいにキャラバンがあるんじゃない?それに
乗っけてもらえば…」

戦士「だから!あんたも聞いただろ。勇者としての特権はこの地では使えない。
あんたが勇者であるという特権…ひいてはS級のギルド証はこっから東では使えないんだよ。
大体、そんな目的があるなら初めから極東行きのキャラバン隊の護衛にしろよな。」

勇者「……だって、一応確認とったときOKしたじゃないか」

戦士「したよ!お前がそこまで阿呆だとは思わなかったからな!」ドン!

勇者(なんだよ。高々30日くらいいいじゃないか)

戦士「はぁ……まさか、せっかくあっちの出発地で極東行きのキャラバンがある状態なのに、
こんなところから歩きになるのかい…地獄の次は大地獄だぜ」
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 13:49:58.47 ID:AHUSzDLDO
盗賊「……ちなみに、キャラバンの護衛の仕事はルート途中からは受けられないわよ。
そもそもそんな余裕があるなら荷物を積むのが彼らだし」呆れ顔

勇者「………」

どうしますか?
1.反対を押し切って極東へ向かう
2.やっぱり極東行きはあきらめよう
3.そのほか

安価>>↓2
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 13:56:50.92 ID:pwZdKZfuo
3:東の大国内専用の物資の輸送と郵便事情について調べてみる。

・・・・・・・・正直なところ国際便は国境近くの交易拠点までで、より東とかへ向かう便は国内の業者が
専門にやってそうなものですが・・・・・・・・・・・・・。
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 14:18:08.37 ID:k3zApk3AO
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 14:25:02.80 ID:AHUSzDLDO
>>335
えっと…まあどちらにしろ勇者の特権は東の国では使えないので意味は無いですけどね。

それに過去のシルクロードでは実際にウイグル商人、イスラム商人、中国商人、果てはインド商人や
ユダヤ商人までさまざまな商人たちが交差しており、実際に国の中心まで彼らは進入してましたし。
※モンゴル帝国が商人を最大限に利用して世界最大国家を作ったというのは結構有名な話ですね。
あと、この世界観ではすべての人類が共通語を扱えるというのも地味に大きなファクターだったりする…かな


2.やっぱり極東行きはあきらめよう

勇者(…そうだな……国内専用の物資の輸送とか調べて……って、どうやって?
俺には勇者としての特権も、この地方におけるコネもツテもない。財力も無ければ権威も無い。
無い無いづくしでいったいどうやってそんなことを調べられるんだ?)

いろいろ考えをめぐらせるが、これ以上自分が駄々をこねたところで仲間の信頼を更に失うだけだろう。

そう判断し、極東行きをあきらめることにする。
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 14:25:28.40 ID:AHUSzDLDO
勇者(となると、ここに来た意味がなくなるな…。でもせっかくここまで来たんだし
手ぶらで帰るのも癪だし…)

どうしますか?
1.しばらくこっちの世界を見聞しようた。
2.こっちの世界でも魔ははびこってるはず。勇者らしく魔物退治に挑戦。
3.レベルもあがったし、これから死んで西へ戻る。
4.レベル上げとお金も随分貯まったしこれからまたキャラバンの護衛をしながら西へ戻る。
5.その他

安価>>↓2
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 14:51:42.99 ID:ZDsd3ytAO
ハァ…だからあの時3を選ぼうとしたのに…
2
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 14:54:53.03 ID:Hkgd2sOAO
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 15:17:24.13 ID:AHUSzDLDO
4.レベル上げとお金も随分貯まったしこれからまたキャラバンの護衛をしながら西へ戻る。

勇者「それじゃ、しょうがないな。西へ戻ろうか?」

当初の目的はニンジャのルーツ探しであったが、ここから極東の距離を計算に入れておかなかったことを
後悔する勇者。

盗賊「…はあ。まあ仕方ないわね。それじゃ勇者の死亡転移の力使う?」

勇者「いや、あの力って所持金が半分になるというデメリットがあるし、帰りがてら
レベル上げにもなるからもう一回キャラバンに乗ろうかと…」

戦士「……お前ってタフだな」

盗賊「………あの地獄をまたぁ!?せめて3.4日は休憩してからにしようよ。
行ってすぐ帰るなんて勇者ってばどれだけモチベーションを削ってくれるのよ?」

勇者(いわれてみればそれもそうか……でも、帰りもキャラバンなら2ヶ月も魔族のことを
放置することになる。状況的にどうなっているかもわからないし、できれば早く帰りたいんだけど…)

どうしますか?
1.盗賊の言葉どおり3日ほど休暇をとる。(1200G消費)
2.いや、明日にはキャラバンに乗る。
3.その他

安価>>↓2
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 15:19:38.32 ID:ZDsd3ytAO
1
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 15:35:05.98 ID:HR0JBm0ro
現金をこちらの名産(工芸品や美術品や宝石)に変えてから勇者死亡
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 16:06:39.95 ID:hdDWv1Gro
せっかく来たのに探索もせずに帰るのか
と言っても東の国に関する情報が殆ど無いから何をすべきかも分からんが
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 16:25:02.92 ID:ZDsd3ytAO
1が判断するために必要な情報をほとんど出さずに、重要(だったと後から
判明する)行動安価をガンガン出してくるから、全部勇者が考え無しに
やったことにされて仲間の好感度がだだ下がりになるのがツラい

選択肢を選ぶ前に、毎回毎回仲間(というか実質1)にお伺いをたてて
1の意図をくんで動くようにしないと、今のパーティーとも険悪になって
奴隷以外とは別れることになるだろうね…
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 16:40:46.01 ID:L3pdoPToo
じゃあ安価で勇者に勉強させればいいのかな?
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 17:03:49.34 ID:AHUSzDLDO
えっと過去にも書いてますが、一度安価で決めたことを直後の安価で覆すことはできない
というローカルルールがるのでもう一度安価。

どうしますか?
1.盗賊の言葉どおり3日ほど休暇をとる。(1200G消費)
2.いや、明日にはキャラバンに乗る。
3.現金をこちらの名品や工芸品に変え死亡転送
(この地方では勇者特権が存在せず購入に2倍の額が必要になるので実質ほぼ無意味)
4.その他

安価>>↓2
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 17:06:45.35 ID:ZDsd3ytAO
1
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 17:18:50.09 ID:B6j6VHm0o
4
取り敢えず近辺の情報を集めてみて今後の行動を決める
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 17:26:28.55 ID:AHUSzDLDO
なんだか選択肢だけが増えていく…
今度から二択の選択にはその他の選択肢はつけないほうがいいかな?
一度安価で決めたことは直後の安価で覆すことはできないローカルルールがるので更に再安価。

どうしますか?
1.盗賊の言葉どおり3日ほど休暇をとる。(1200G消費)
2.いや、明日にはキャラバンに乗る。
3.現金をこちらの名品や工芸品に変え死亡転送
(この地方では勇者特権が存在せず、このパーティに商才もちの人物もいないのであまり意味はありません)
4.とりあえず近辺の情報をあつめて今後の行動を決める。
5.その他

安価>>↓2
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 17:35:03.53 ID:ZDsd3ytAO
4
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 17:40:59.98 ID:L3pdoPToo
>>351
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 17:48:39.92 ID:Hkgd2sOAO
なんでキャラバンの予定も確認せずに明日とか言い出すの…
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 18:00:21.98 ID:2phjFYxeo
探索するなら地図がほしいな
それに、勇者の教養がアレすぎるから世界地図も見ておきたい
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 18:02:17.72 ID:AHUSzDLDO
ちょっと亀レスですが>>345はある意味正解です。
勇者がすでに知っていること以外>>1は公開しません。
これはTRPGの大原則であるPCが知らない事はPLも知らないことを
前提として行動しなければならないというものにあたります。
※但しこのスレは不特定多数の人間が参加しているので、知っていることに対しては
自動的に選択したり、前もって勇者なり仲間なりが極力独白するようにしています。

ちょっときつい表現ですが、すべての行動を100%成功していきたいという性格の方にはそもそも
TRPGは向いていません。まあ、最近は失敗行動を続けても
無理やり大団円にするGMもいますので一概にはそう言い切ることもできませんが。

とまあ、勢いで他のGMに聞かれたらお叱りを受けそうなレスをしてしまいました。
気分を悪くした人がいたらごめんなさい。
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 18:02:51.08 ID:AHUSzDLDO
4.とりあえず近辺の情報をあつめて今後の行動を決める。

盗賊「…で、どうするの?」

熟考する勇者。それは先ほどの自分の発言の根源となる部分についてだ。

勇者「…やっぱり……戻るのはやめてとりあえず近辺の情報を集めようか?」

そう返事する。

盗賊「え?それじゃ、すぐに帰るのは…無しなの?」

エメラルドの瞳にわずかに輝きが戻る。

勇者「はい。流石に来てすぐ帰るなんてアホ過ぎです」

戦士「だよなぁ。あたいも何やってんだかって思ってたぜ」

と戦士がバンバンと勇者の背中をたたく。
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 18:03:36.00 ID:AHUSzDLDO
勇者「そ、そうですよね。それじゃ、明日にでもこの辺の酒場で聞き込みでも…
…って、ここ食堂兼酒場ですよね」

盗賊「そうね。明日の夜に聞くのも時間つぶし過ぎるし、少し話し聞いてみる?」

勇者「はい。まあ、基本的な情報なら簡単に手に入るでしょう」

そういうと、勇者一行は立ち上がりさっそく行動し、基本的な情報を手に入れる。

どれくらい情報を仕入れる?

安価>>↓にレスをください。
その際に1/10が奇数の場合、盗賊の隠しスキル『色仕掛け』が発動し、+2の補正を得ます。
コンマ+(発動すれば)色仕掛けの結果が
9以上 おお!この近くの妖魔のねぐらを聞き出せた。
7.8 ふむ…妖魔の実態を知ることができた。
4〜6 この周辺の村の位置関係がつかめた
2.3 この町の長老の存在を知った。
0.1 ここいらで暴れるモンスターは妖魔と呼ばれることを知った。

※コンマで高い数字を出した場合、それ以下の数値の結果も全て取得できます。
※※色仕掛けは酒場や酔っ払い、若い男などを誑かす場合に発動するスキルです。
同性はもちろんよほどエロい商人以外の商人には効果はありません。
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 18:15:22.95 ID:ZDsd3ytAO
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 18:16:59.06 ID:oyLF8abAO
あはん
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 18:35:45.66 ID:AHUSzDLDO
5+(色仕掛け+2)=7

7.8 ふむ…妖魔の実態を知ることができた。

勇者たちは…少しだけ驚きを隠せなかった。

盗賊「ほらぁ。もっと飲んでぇ」

もともと露出の多い革の鎧とその下に履くフリルで器用にしなを作り酔っ払いに酌をする。

よっぱらい「ああ〜。君みたいな〜ウエイトレス〜〜初めてだねぇ〜〜」

それに当然気をよくする酔っ払い。

盗賊「そ〜おぉ。それよりさ〜〜」

酔っ払いの首筋に近づく盗賊。褐色の肌がわずかに赤く色づき…果てしなく淫猥だ。
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 18:36:27.81 ID:AHUSzDLDO
よっぱらい「なんだ〜い。おじちゃん何でもしちゃうよ〜〜」

盗賊「そ・れ・じゃ……」

次々と情報を引き出してゆく盗賊。

そのほとんどは意味の無いものだったが、この周辺には妖魔という存在の魔族とはまた異なる
種族が跋扈しているということ、東方の地方町は基本的に長老と呼ばれる存在がその地方の頭であること。
更にその長老の住む屋敷の場所、この周辺から最も近い村の位置、そして…

よっぱらい「妖魔っちゅうのはねぇ。人間を喰らうんだよ。こわいよね〜」

盗賊「…[ピーーー]んじゃなくて?」つとっくり

よっぱらい「殺してどうするんだよ〜。あいつらは…人間が好物なんだよ。
だから、人間を絶滅させるほどには襲わないんだ。おじちゃんたちは彼らのしょくりょうなんだよ〜」

盗賊「……つまり組織だっての侵略は無い…ってこと?」

よっぱらい「そーだよ〜。一月に一回人身御供を差し出せばその町は襲われないんだ〜〜」

盗賊「……つまりこの辺にも妖魔はいるって事?」

よっぱらい「そーだよ〜」
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 18:36:55.38 ID:AHUSzDLDO
盗賊「………それで、その場所はわかる?」

よっぱらい「それはわかんないよ〜。生贄を葛篭に入れて俺たちは立ち去るんだ〜。
そうすると次の日には葛篭の中身は空。それで俺たちは一月の安全が保障される〜〜」

盗賊「どうやら、こっちも安全ってわけじゃないようね。キミ、この状況…どうする?」

勇者「………」

どうしますか?
1.当然妖魔退治をする。
2.郷に入っては郷に従え、この件に関してはノータッチ
3.その他

安価>>↓2
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 18:46:00.58 ID:ZDsd3ytAO
まずは長老に会いに行って、妖魔を退治してほしいかどうか聞いてみる
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 18:52:03.37 ID:2phjFYxeo
あまり慎重になりすぎるのも安価ssとしては良くないかな?
それに、場所も知らないまま討伐に赴くわけでもあるまい
1
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 19:28:27.14 ID:AHUSzDLDO
1.当然妖魔退治をする。

勇者「当然討伐するべきでしょう」

確かに月に一名の犠牲で平和が保たれ、それを町の人々がそれで構わないというのであれば
部外者である人間に口出しする権利は無い。

しかし、本当にそれでいいのだろうか?勇者は勇者の証をつけているから勇者なのだろうか?

勇者(いや、それは違うはず。確かに俺は勇者の証に選ばれた。それは正直重荷で
俺の人生を狂わせた最悪の出来事だけど…でも、それでも、それには何かの意味があるはず。
俺は勇者として…見過ごすわけには行かない)

そう判断する。

戦士「ま、当然だな」

盗賊「でも、このことを決めたのが村の長であるなら…村の協力は得られないわよ」

勇者「…まあ、なんにしろ今日行動できることはほとんど無い。とりあえず今日はもう
寝て、明日の朝、これからどうするか決めよう」

そう宣言すると、残りの食事を済ませ、二階の寝室へと向かうのだった。
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 19:29:00.26 ID:AHUSzDLDO
〜〜普通の宿 ツインルーム〜〜

勇者「それにしても…流れでこうえっちしてるけど…メイドは嫌じゃないの?」

それはいつものように事が成された後。勇者が風呂に入っていると、静かに乱入してきた
メイドによって溜まりに溜まった精を彼女の中へと放出した後。

メイド「………」ふるふる

静かに首を振り、嫌じゃないと表現する。

勇者「…そう。俺のこと…好き?」

メイド「………」こくん

勇者「……俺のために…命賭けられる?」

メイド「………」こくん

勇者「そっか…」

どこか寂しそうな勇者。それは、今回の妖魔の件について少し思うことがあっての質問である。
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 19:29:44.51 ID:AHUSzDLDO
〜〜東の大国玄関町 中央広場〜〜

勇者「…今回の件、ちょっと案があるんだけど」

そういうのは昨日、悩みに悩んだ勇者。よほど寝付けなかったのだろう。彼の目の下には
隈ができている。

戦士「何か名案でもあったか?」

勇者「……多分、普通に妖魔退治を長老たちに進言しても絶対に受け入れらら無いと思う」

盗賊「でしょうね。最小限の被害で止められているというのはある意味理想だし。私は耐えられないけど」

勇者「うん。この町の人々は…全員じゃないけどあのよっぱらいのように『自分は妖魔の餌』という
認識が根本的なところで植えつけられてるんだと思う」

盗賊「そーね。あたしの見立ても同じよ」

勇者「だけど、当然死にたがってる人なんていないよね」

戦士「……なるほど。読めてきた」

勇者「だから…メイドを生贄にして妖魔を誘い出そうと思う」

勇者は断腸の思いでそう告げる。
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 19:30:11.60 ID:AHUSzDLDO
メイド「………」

そして、まるでそれを予見していたかのように無表情なメイド。

勇者「生贄を差し出すという提案なら町の長老だって反対はしないと思う」

盗賊「………」

どうしますか?
1.勇者が決めたのならそれでいい。
2.あまりにもリスクが高すぎる!反対する。
3.その他

安価>>↓2
※今回は例外として盗賊の発言となります。
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 19:47:02.99 ID:vV1BEQ6Zo
ksk
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 19:56:43.20 ID:vV1BEQ6Zo
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 20:18:33.90 ID:k3zApk3AO
あっメイドさん死んじゃう……
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 20:19:35.43 ID:HR0JBm0ro
コンマ良ければ助かるだろ問題ない
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 20:24:51.91 ID:vV1BEQ6Zo
>>371
メイドは妖精じゃないんだから、死んでも生き返らせられる
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 20:48:48.45 ID:td+9uXXSo
いくらかかるか分からん上に蘇生のデメリットも詳しく説明されてないから安心は出来ないけどな
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 20:49:41.45 ID:HR0JBm0ro
ここのスレは後出しじゃんけんが多いからな、安心はできんね
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 21:30:16.46 ID:AHUSzDLDO
まあ、流石に面と向かって『後出しじゃんけん』といわれると凹みますねorz
今までのコンマがめちゃくちゃだったので仕方ないといえば仕方ないですが。


1.勇者が決めたのならそれでいい。

盗賊「!!!」

当然その言葉には反対である。その行動はあまりにもリスクが高い。

だが、その言葉の主がもっともそれを熟知し、それでもこの町のためと判断したのだ。

盗賊「……わかったわよ」

そうつむぐのがやっとの行動だった。

戦士「だけど、案としてはいいものだよ。勇者も気づいたんだろ。あのときの
酔っ払いの会話では翌日になると『葛篭の中身は空』といっていた」
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 21:30:46.98 ID:AHUSzDLDO
勇者「はい。葛篭の中は空。それはその場で喰らうのではなく、一旦本拠地へ
生贄を連れて行っていることを示してます」

盗賊「な、なるほど。確かにその場で食べちゃうなら葛篭の中は血まみれって表現するはずだもんね。
可能性としては人間を丸呑みにできるサイズの妖魔って事も考えられるけど」

戦士「それほどでかいなら人間を月に一人しか要求しないって事はないだろう」

盗賊「そ、そうね。よし!少し希望が見えてきた!!勇者、喜んで。メイドの
無表情で無愛想なところがはじめて役に立つわよ!」

そういいきると、まるで自分を鼓舞するかのように勇んで長老のいるといわれる屋敷へと向かうのだった。
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 21:31:27.83 ID:AHUSzDLDO
〜〜東の大国玄関町 長老の屋敷〜〜

長老「なるほど。この町の生贄に彼女を売りたいと…」

盗賊が長老の使用人にいけにえ用の人間を売りたいと申し出たことで、無事面会することに成功する。

盗賊「そうなのよ。彼女は西の国の奴隷なんだけどね。知ってます?」

長老「ええ。この町に立ち寄るキャラバン隊にその腕と同じような刻印を打たれたものたちが
おりますので。この国では見かけない印ですな」

盗賊「それがね。この子、奴隷でメイドって話なのに無愛想で、酒の酌も満足にできないし、
何を言っても無反応だし、せっかく高い金出したのに、はっきりいって無能なのよ」

メイド「………」ぼー

長老「…なるほど。確かにこれだけ罵詈雑言を聞いても反応しませんな」

盗賊「でしょ〜。それにさ、この子、リーダーに絶対忠誠なのはいいけどさ、こっちが
リーダーの悪口言ったら、ナイフを構えてこっちに攻撃してくるのよ?仲間相手に
信じられる?」
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 21:32:12.12 ID:AHUSzDLDO
長老「なんと!…それは確かに問題ですな」

勇者(と、盗賊…そんなこと思ってたのか?)

確かに過去。勇者が戦士にぶん殴られたとき、メイドは仲間である戦士にナイフを突きつけたこともある。

しかし、勇者は知らないことであるが、盗賊は決してメイドを嫌っていない。

〜かつて彼女がメイドに対して怒ったり諭したりする光景が過去にあった。

それは、キャラバンの道のりの途中。それは狙ったものではないのだが勇者がメイドの
胸を鷲づかみにし、唇に体を接近させたという事件が起きた直後。

盗賊はメイドを呼び出し、もう少し勇者に意見するようにと怒ったことがある。

それは、奴隷である彼女を対等な立場であると認めている故の発言であり、
結果としては芳しくなかったものだが、その事実はなんら変わりは無い。

そういう意味では奴隷の立場、価値観というものを知り、盗賊に
自分の価値観を押し付けてはいけないと発言した戦士のほうがメイドを奴隷として
正しく扱っているとも言える。

とにもかくにも盗賊の言葉は口八丁であり、本心ではない。
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 21:32:43.50 ID:AHUSzDLDO
しかし、客観的に見たとき、その盗賊の言葉に偽りはいっぺんも無く…

長老「なるほど…そのような問題だらけのメイド。確かに心中お察しします」

と、あっさり信用させることに成功する。

長老「それで……代金はいくらほどでしょうか?」

勇者「え!?代金…?」

もともと今回の話自体フェイク。金銭の授受など考えてもいなかった勇者は思わず聞き返し、
その瞬間、盗賊の肘鉄で言葉を無理やり押さえ込まれる。

盗賊「そ〜ですねぇ。買ったときの値段を考えればあまり安くしたくないんですけど、
まあこちらで買い取ってもらえるなら、この子も今まで生きた意味もあるというもの。
…3000Gでいいですよ」

それは西方の労働奴隷としてはあまり高くない値段。そして、表向き奴隷制度の存在しない
東方の国としては格安の値段だった。
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 21:33:28.02 ID:AHUSzDLDO
長老「わかりました。それでは、その奴隷。うちで買わせていただきますよ」

そういうと奥の座敷から使用人を呼び出し、銀色の硬貨の入った袋を差し出してくる。

盗賊「よし、交渉成立ね。あ、あくまで半分ボランティアとしてこの子を売るのであって
他の目的で使われたらたまらないかあたしたちも生贄を運ぶの同行するわよ?いいでしょ?」

最初にそう言葉にする盗賊。

勇者(美味い!自分から相手に交渉内容の反故が無いようにと言いくるめることで
こちらが優位な状況でメイドと一緒にその場へ向かえる)

勇者であれば、相手から不審がられるよりはやくその言葉をつむぐことはできなかっただろう。

長老「ふ〜む。本来、籠を運ぶのはわれわれの役目なのですが……そうですな。われわれからも
運び屋を手配いたしますので一緒に向かわせましょう」

と、本来であればYESといわない状況下において譲歩案を出させる。

盗賊「それでいいわよ。よかったわね、メイド。あんたの命のおかげでこの町の
罪も無い人間の命が一人助かったわよ」

意地悪にそう言い放つ盗賊。それは前もってその話を聞いてなければまさに邪笑としか
いえない表情だった。
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 21:33:53.82 ID:AHUSzDLDO
長老「それでは…そのメイドをこの屋敷の座敷牢に放り込んでおくとして…
次の貢物の日は3日後、あなたたちはどうなされるかね?」

盗賊「そうね。もしよかったらこの屋敷に世話になりたいんだけど。たった3000Gで
奴隷を売ったんだから、それくらいの融通、いいんじゃない?」

長老「そうですな。我々としてもあなたたちを監視できる…という意味ですな?」

盗賊「随分と察しがいいのね。そのとおり」

こうしてなんの問題も無く、勇者たちは交渉を成立させるのだった。
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 21:34:27.45 ID:AHUSzDLDO
〜〜三日後 長老の屋敷 夜〜〜

そして、その晩…久しぶりに勇者たちはメイドと対面する。

長老「ふむ。確かにこのメイド。とてつもない能面ですな。…恥ずかしながら
生贄に決まったものたちは大抵泣き叫び、絶望するのですが、彼女は
そんなそぶりも無く、出された食事を普通に食べ、夜も普通に眠っていたようです」

盗賊「でっしょ〜。こんなになっても無表情なんだから。一緒に冒険してて本当に
ストレスだったわよ」

ここに来て彼女の性格に偽りが無いことが判明し、長老はもう完全に信じ込んでいる。

勇者(なるほど。盗賊の言っていた『メイドの性格がはじめて役に立つ』ってこのことか)

そんなことを思う勇者。

そしてメイドはいつものメイド服に身を包み、籠の中に入れられる。
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 21:35:08.87 ID:AHUSzDLDO
〜〜東の大国玄関町 はずれ〜〜

村人「さて、葛篭を置くところはここね」

がこん!

一ヶ月に一度の光景。すでに村人に罪悪感というものは無く、ただ自分の感情を[ピーーー]かのように
事務的に行動する。

勇者「……いつもは何時くらいに妖魔は来るんですか?」

村人「そうさねぇ。基本的にはおいら達は妖魔を見るのもおっかねえんですぐに帰っちまうが、
……そういえば、一度運ぶのに遅れたとき……帰りに奇妙な気配を感じましたねぇ」

勇者(なるほど…ということはそんなに待たなくても大丈夫か……)

村人「それじゃ、見たろ?帰るべ」

ガコッ!!!!

戦士「すまないね。あんたたちだけ帰って、あたいたちが戻らないことを吹聴されたらこまるんだ」
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 21:35:35.12 ID:AHUSzDLDO
村人は2人。片方は戦士が背後から峰打ちで気絶させ、もう一人は…

村人2「ZZZ…」

道中で盗賊の渡したお茶…このときのために用意した眠り薬入りのお茶によって眠らせられる。

勇者「ありがとう。早く彼らを町にもどして…」

せっせと運び、この3日間で探し出していた人の滅多に入ってこない水車小屋に彼らを閉じ込める。

そして……物陰にかくれ……
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 21:36:03.01 ID:AHUSzDLDO
〜〜東の大国玄関町 はずれ 未明〜〜 

がさごそ……

やがて葛篭が開けられる音がし、何者か…得体の知れない物体が立ち去るのがわかる。

盗賊「……それじゃ、予定通り追跡するわよ。追跡スキルは私しか持ってないから、
絶対に私の背後から3メートルは背後にいること。わかった?」

戦士「了解。信用してるよ」

勇者「大丈夫。ここまできたらやるしかない…」

安価>>↓にレスをください。
コンマ+(盗賊レベル10)が
12以上 完全に成功!相手は完全に無警戒でアジトに戻っていった。
10.11 …少し違和感を覚えられたか?わずかに警戒しながらもアジトへ戻っていった。

となります。
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 21:40:41.24 ID:vV1BEQ6Zo
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 21:45:55.59 ID:td+9uXXSo
何て言うか、読者も遺跡の事がトラウマになってるよな
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 21:49:59.99 ID:LkJe1OnF0
さすがに2%には当たらんよな!
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 21:57:09.44 ID:eaipSgDAO
1の四連続やら不幸の0連発やら幸運になった途端に0がでなくなったり、ぞろ目が皆無だったり
前に言ったがもう一度言わせてもらう。
ここまで運がない安価スレは見た事ない。一度くらい幸運あっても良さそうなのに
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 22:01:33.54 ID:Y3er7wSao
多分くじ運の無い俺がこのスレを読んでいるからだろう
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 22:11:12.47 ID:AHUSzDLDO
すみません、GMとしてあまりに感情的に凹みの文を書いて心配させてしまいました、ごめんなさい。

とはいえ、GMやってれば厳しい事いわれるのは仕方ないとしても…
正直コンマの結果まで言われるとなんともいえない気持ちになります。
え、だったらコンマ判定を甘くしろ?それだったらそもそも安価スレにしませんです。はい。
…そこで、じゃあ安価スレは止めろって意見は流石にマジ凹みするので
本当にそう思っていても皆の心の中で押しとどめてもらえるとありがたいです。

後出しじゃんけんかはわかりませんが、キャラバンのちょっと幸運なことでは、最初のぞろ目では
戦士が御者スキルを覚えるとか、次は盗賊の戦利品としてシャムシールを手に入れるとかでした。
もし戻るときもキャラバン隊のままなら同じ結果なので試すのもよいかもしれません。
…とはいえ、魔王軍を放っておくと徐々に勢力を伸ばすのであんまりのんびりと構えるのも
お勧めはしませんが。
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 22:11:56.66 ID:AHUSzDLDO
4+盗賊レベル10=14

12以上 完全に成功!相手は完全に無警戒でアジトに戻っていった。

そもそも妖魔は狩るものであり人間とは狩られる存在である。

つまり、この一帯に他の妖魔がおり、それが獲物を横取りするという事態が無い限り
妖魔が後をつけてくる存在があると思うことは無い。

盗賊(……予想通り完全に無警戒ね)

そこまでは全て盗賊…いや。このパーティの計算どおりだった。

残りの問題は…妖魔のアジトの規模。

月に一人で大丈夫ということは大した規模ではないと思うのだが……
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 22:12:53.87 ID:AHUSzDLDO
〜〜妖魔のアジト 入り口〜〜

そこは岩山に掘られた洞窟だった。

盗賊(……見張りは……いない。ということはそれほどの規模じゃないということ?)

戦士(いや、それだけ強者と弱者の関係がはっきりしているんだろう)

勇者(…どうします?急がないとメイドが……)

盗賊(…そうね。おそらく直ぐに食うって事は無いと思うけど…早く合流したほうが
こっちの戦力は高い状態になれる)

戦士(今なら入り口付近でメイドを担いだ妖魔に対峙できる。急いで突っ込むか?)

勇者(………)

どうしますか?
1.ここで事を荒立てて敵に見つかるのはやばい。盗賊を先行させ様子を確認する。
2.ここは速攻勝負。一気に妖魔を切り伏せメイド奪還を最優先。
3.その他

安価>>↓2
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 22:13:40.49 ID:vV1BEQ6Zo
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 22:17:18.23 ID:td+9uXXSo
お疲れ様
デスルーラも良いけど王様に何と説明するか、その場しのぎは後々効いてくる
それはともかくコンマ判定が甘くされないのは良かった
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 22:17:54.23 ID:fbgbo//w0
3 勇者がひとりでいく
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 22:18:02.67 ID:Y3er7wSao
2.
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 22:18:11.16 ID:td+9uXXSo
...すみません
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 22:38:33.78 ID:AHUSzDLDO
>>399
いえ、読者さん同士で意見を言われるのはかまわないと思います。
というか、情報の共有という意味では逆に推奨するくらいです。
まあ、それが中の人の心を直撃する非難になると流石に先ほどみたいに凹んじゃいますが。


勇者がひとりでいく

勇者(もう我慢できない!)ガバッ!!

彼の感情は爆発寸前だった。

戦士(馬鹿!!!こんなタイミングで立ち上がるんじゃねぇ!!)

皆で突っ込むのであればともかく、一人で突っ込むなんて自殺行為以外のなにものでもない。

戦士は強引に勇者の頭を押さえつけると再び隠れていた場所に姿を隠す。

勇者(なんで止めたんですか!?)

戦士(馬鹿かお前!?お前一人の暴走で全員が危険にさらされるところだったんだぞ!)
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 22:39:19.22 ID:AHUSzDLDO
勇者「………」

盗賊(……んもう。どうやら距離のおかげでばれては無かったみたいだけどタイミングは
逃しちゃったわ。もう、これは私が潜入して状況を確認するしかないみたいね)

戦士(…大丈夫か?)

盗賊(……こんな大仕事…久しぶりだわ)

そんなことを言いながら長く美しい金色の髪を後ろで縛り、ヘアピンで留める。

盗賊(いまならメイドのにおいで人間のにおい自体がまぎれてる筈。幸い
洞窟の中はあまり光が無いみたいだから、相手の数が少なければ…うまくいくはず)

勇者(…ごめん)

盗賊(……無事に戻ったらおいしいお酒、奢りなさいよ)

そういうと、金属類を自分の身からはずし、暗闇に紛れてゆく。

安価>>↓にレスをください。
コンマ+(盗賊レベル10)が
16以上 完全に成功!盗賊はメイドを連れ脱出してくる。
13〜15 成功!盗賊はメイドのいる牢獄の場所までを確認してくる。
12以下 失敗。盗賊は見つかることは無かったが、収穫無しで戻ってくる。

となります。
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 22:40:32.49 ID:Y3er7wSao
はい
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 22:40:33.36 ID:OX6bKEaA0
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 22:40:52.61 ID:LkJe1OnF0
たあ
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 22:43:37.95 ID:vV1BEQ6Zo
急に運が向いてきたな!
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 22:47:11.84 ID:Y3er7wSao
今なら初夢宝くじ買っても当たりそう
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 23:07:56.80 ID:AHUSzDLDO
9+(盗賊レベル10)=19

16以上 完全に成功!盗賊はメイドを連れ脱出してくる。

10分?30分?1時間?どれくらいの時間がたったのだろうか?

勇者(……もう我慢できない!)

戦士(だからもう少し待てって!もし何かあったら盗賊が声なり何なりで教えてくるはずだ!)

もともと待つというのも戦士や魔法使いなど、隠密を持たないものの役目だ。

そういう意味で戦士は職業冒険者であり、いてもたってもいられない勇者を押さえ込むことに
成功している。

………やがて…

戦士(誰か戻ってきた?……足音が…2つ!?)

最初にそれに気づいたのは戦士。冷静な心を失っていなかったことでその足音に気づく。
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 23:08:35.26 ID:AHUSzDLDO
盗賊(…お待たせ。鍵はかかってたけど見張りはいなかったからメイド盗んできちゃった)

メイド(………)ぺこり

勇者(盗賊さん!いや、盗賊様!!ありがとう!!!!)

あまりに興奮した勇者は盗賊の胸に顔を埋めて抱き寄せる。

盗賊(ちょ、ちょっとぉ!相手が違うでしょ)

豊かな胸に勇者の頭がこすり付けられ、盗賊は困ったように引き離しに必死になる。

勇者(あ、ご、ごめんなさい。…メイド……つらい仕事させて御免)

メイド「………」ふるふる

戦士(おっと、感動のご対面は後にしな。今はまだ気づいていないみたいだけど、
もしメイドが逃亡したことを知ったら、妖魔の怒りは人里に向けられるかもしれない)
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 23:09:11.32 ID:AHUSzDLDO
勇者(そ、そっか。メイドを助けたら終わり…じゃいけないんだ)

盗賊(そういうこと。ほら、メイド。あんたの獲物よ)つ銀のナイフ×2

メイド「………」こくり

戦士(さて、今が最大のチャンスだ。今の戦力はあたいが19、盗賊が12、メイドが18、あわせて49
継戦能力はあたいが15、盗賊が8、メイドが16あわせて39となっている。
で、勇者だけど、鉄の剣とギラ、どちらを中心に戦う?)

勇者(継戦能力は魔法使い系が一人もいないから流石に高いな。ここは
攻撃翌力を重視してギラにするか…それともいつもどおり鉄の剣にするか…どうしよう?)


どうしますか?
1.いつもどおり鉄の剣で前衛役(戦闘力合計61、継戦能力合計57)
2.このパーティには魔法が足りない。ギラで。(戦闘力合計63、継戦能力合計53)

安価>>↓2
鉄の剣はノーマル属性の武器、ギラは炎系の魔法です。
(今回のスレから敵には弱点や耐性がある場合があります)
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 23:10:22.68 ID:eaipSgDAO
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 23:10:56.34 ID:vV1BEQ6Zo
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 23:12:33.49 ID:HR0JBm0ro
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 23:22:08.56 ID:AHUSzDLDO
2.このパーティには魔法が足りない。ギラで。(戦闘力合計63、継戦能力合計53)


勇者(戦士もメイドもバリバリの前衛系だ。そうなると前方向で詰まる可能性もある)

そう考え今回は攻撃翌力を重視してギラを戦いの方法に使うことにする。

戦士(よし、それじゃ決まりだな。相手にメイドが逃げたことを知られるよりも早く
この洞窟を制圧するよ!)

そう決めると行動は早い。先頭にメイドと戦士、そして盗賊がその直ぐ後ろ、殿に勇者という体制で
一気に突っ込む!

そして…

???「キーー!キャッキャッキャ!!!」

金切り声。それは予想通り人のそれとは大きく異なる発音で、いうなればサルの悲鳴がもっとも
近い表現であろう。

戦士「妖魔…さならが妖猿ってとこか」

メイド「………」チャキッ!!

盗賊「すでに罠は解除してるから安心して戦って!」

勇者「それじゃいきますか!!」
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 23:22:35.27 ID:AHUSzDLDO
妖猿×3が現れた!!

勇者一行の戦闘能力合計63

妖猿の戦闘能力25×3=75

75−63=12

安価>>↓にレスをください。
その際の12からコンマを引いた数がダメージとなります。
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 23:22:49.36 ID:vV1BEQ6Zo
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 23:46:15.21 ID:AHUSzDLDO
12−6=6 6ダメージ!!

戦士「うおりゃ!!!」

ガコ!!!

流石は職業戦士。戦士の両手剣はすばやく動き回る猿のような妖魔の顎を正確に砕き、そのまま
貫くと一撃で妖魔を絶命させる。

メイド「………」

キンキンキン!!!

一方メイドの攻撃もまた苛烈で順手もちの右のナイフで肉を切り裂くと左に逆手で持った
銀色に輝くナイフで妖猿の頚動脈を欠き切る。

勇者(さっすが護衛用奴隷。どう考えても前衛向きじゃない職業メイドさんなのに
あっさりと倒してる)

一方、戦闘が専門ではない盗賊はやや劣勢に立たされていた。
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 23:46:43.61 ID:AHUSzDLDO
盗賊「なんて速さなの!?」

もともとすばやさでかく乱するのが盗賊の戦い方。しかし猿のような敵もまた同程度の
すばやさを持ち合わせており…なかなか決め手にならず、共に血を流してゆく。

勇者「……いまだ!ギラ!!!」ボワーーー!!!

と、そこに殿でタイミングを計っていた勇者の魔法が炸裂し、最後の妖猿は大きくのけぞる。

盗賊「さんきゅ!!」

ザシュ!!!

一瞬の隙が命取り。のけぞった猿に対し、体を預けるように全身の体重とばねを使った一撃が
最後の妖猿の命を刈り取るのだった。

リザルト
妖猿を3匹倒しました。
継戦能力合計が47/53となりました。

〜〜〜
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 23:47:19.48 ID:AHUSzDLDO
〜〜〜

勇者「……こいつから剥ぎ取れる素材……何も無いですね?」

盗賊「ん〜〜……無いね。びっくりするくらい」

戦士「ま、報酬はすでにメイドの代金3000Gがあるだろ。それでいいじゃないか」

メイド「………」こくん

勇者「それじゃ残りの敵を倒しにいきましょう。思ったとおり規模は大きくない。
多分、あと一戦で終わりでしょう」

そしてその勇者の予言は当たっていた。

なぜなら、今回の戦いの騒ぎで敵も集まって戦うことを決めていたから。

そして…最奥。やや広い空間に松明が二つ。もともとこの妖猿にはあまり光は必要ないのだろう。

ボス妖猿「キッキッキ……」

妖猿コック「キキーーー!!」

妖猿「キキキキキ!!!」

勇者「……でかい!?勝てるのか?」

戦士「大丈夫。先に3匹しとめたのが大きかったな」チャキッ!!
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 23:48:08.39 ID:AHUSzDLDO
ボス妖猿、妖猿コック、妖猿が現れた!!

勇者一行の戦闘能力合計63

ボス妖猿の戦闘能力35
妖猿コックの戦闘能力30
妖猿の戦闘力25
合計90

90−63=27

安価>>↓にレスをください。
その際の27からコンマを引いた数がダメージとなります。
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 23:48:55.61 ID:OX6bKEaA0
おう
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 23:54:54.04 ID:vV1BEQ6Zo
47−26で21か・・・
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/05(土) 00:00:13.93 ID:mlFdCA0Bo
これは退治の証拠を持って帰った方がいいのかな
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/05(土) 00:18:44.57 ID:L67BF2oDO
27−1=26ダメージ! 


ボス猿の強さはすさまじいものだった。おそらく冒険当初の勇者たちではこの一匹相手でも
勝つことは出来なかっただろう。

ガコッ!!!

ボス妖猿の豪腕が戦士とメイドをまとめて弾き、唯一武器らしい武器を所持している
妖猿コックの巨大な包丁が盗賊の短剣の攻撃を簡単に弾き飛ばす。

勇者「ちぃ!!ギラ!!!」ボワーーーー!!

妖猿「キキキーーー!!」

唯一五分以上に戦えるのは一番格下の猿と対峙した勇者。

しかし、この勝利が最終的な勝利を導き出す。

勇者「よし、倒した…次はあの包丁持ちだ!」

勇者が雑魚猿を倒したことで次なる戦闘…つまり盗賊と戦っている妖猿が1対2の状況になり
そのまま優位にコックを倒すことに成功。残すはボス猿だけになる。
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/05(土) 00:19:12.59 ID:L67BF2oDO
ボス妖猿「キッキッキ!!!」

確かにそれは強敵であった。しかし、すでに状況は1対4。その巨大な猿の攻撃もすぐさま
勇者のホイミやメイドの回復魔法で回復され、戦士の攻撃は的確にボス猿を追い詰める。

…やがて……

ボス妖猿「……キィ……」

大地に伏した猿は…最後まで命乞いをすることなく、静かにその命のともし火を消してゆくのだった。

リザルト
ボス妖猿、妖猿コック、妖猿を倒しました。
コックの巨大包丁を手に入れました(売価100G)
継戦能力合計が21/53となりました。

クエストクリアボーナスの経験を得ました。
勇者のレベルが10→11となりました。
(勇者はトラマナを覚えた!※ほぼイベント用魔法です)
盗賊のレベルが10→11となりました。
戦士のレベルが10→11となりました。
※メイドははじめからレベル15と高いため変化はありません。

〜〜〜
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/05(土) 00:19:51.02 ID:L67BF2oDO
〜〜〜

勇者「………勝った…のか?」

戦闘の直後、大の字に寝転ぶ勇者。精も根も尽きたという雰囲気だ。

戦士「ああ、人間を捕食するものの名は伊達じゃないね。小さな集団だったから勝てたものの…」

盗賊「ええ。あと3匹くらいいたら正直勝てるかどうかわからなかったわよ」

戦士も盗賊も同じように寝転ぶ。

メイド「………」

勇者「それはそうと…勝手に退治したんだけど……大丈夫かな?」

戦士「ああ?」

勇者「ここの妖猿だよ。これを倒したことで…結果的に何か不都合が……」

盗賊「それは流石に考えすぎよ。まあ、どんなに取り繕っても長老たちをだましたという事実は
変わらないからいい顔はされないかもしれないけど」
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/05(土) 00:20:46.24 ID:L67BF2oDO
勇者「そうか…勝てば官軍…てわけにはいかないもんだね」

戦士「まあね。部外者が勝手に首を突っ込んだんだ。最悪の場合、『もし失敗したらどうするんじゃ〜』
って怒りを買うかもな」

勇者「……人間って難しい生き物だね」

盗賊「でも、キミはみんなに褒められたくてやったわけじゃないんでしょ?いいじゃない。
結果的に誰も傷つかなかった。そして町の人の命は救われた。…その事実だけじゃ不服?」

勇者「いや。俺は勇者としてこの町を救えたんだ。それがたとえ自己満足だったとしても…
それはそれでいい」

盗賊「さっすが勇者。大丈夫、町の人たちには怒られるかもしれないけど、私も戦士も
そしてきっとメイドもその行動は誇りに思うわ」

勇者「………ありがとう」

戦士「さて…これからどうする?町に戻って妖猿を倒したことを報告する?
それとも何も言わずに次の町に行くか?」
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/05(土) 00:21:27.39 ID:L67BF2oDO
勇者「……そうだね。猿を倒したからって長老にうそをついた事実は変わりは無い。
もしかして今頃ものすごく怒ってるかもしれない」

盗賊「あたしはどうでもいいわよ。どちらにしろ報酬としてメイドの代金3000Gは貰っちゃうし」

戦士「おまえなぁ。…いや、まあ確かにそれもいいか。馬鹿正直に何でもかんでも報告すれば
いいってもんじゃない。あたいたちは冒険者じゃなくて勇者だ。人知れず善行を積む旅も
悪いもんじゃないな」

勇者「………」

どうしますか?
1.怒られても一応報告したほうがいいだろう。町へ戻る。
2.…人知れず善行の旅か。勇者っぽくていいかもしれない。町へは戻らず他の町へ移動
3.その他

安価>>↓2
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/05(土) 00:23:56.41 ID:U+Binbkoo

今後、無意味ないけにえが捧げられないよう、、籠のところに、倒した証拠を置いていく
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/05(土) 00:23:57.50 ID:DyKhJNyPo
手紙で「もう生贄は要りませんよー」とだけでも報告しておいたらどうだろう
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/05(土) 00:36:29.51 ID:L67BF2oDO
えっと、>>429は2+手紙という安価でいいのかな?

とりあえず今回、かなりあからさまに村に戻ったときの長老の対応で運が悪かったときの
反応を先に書いてみましたが、これくらいダイレクトに(コンマで悪い反応がある可能性があるときの)
展開予想をこれからも書いたほうがよいですか?

それとも流石にヒント駄々漏れ状態すぎて冒険の本質を無視していると思われますか?

毎回毎回、先の先まで考えているわけではないので(というよりも安価スレでは無駄な行為のため)
書けるわけではないですがどうしましょう?

と、質問を投げかけたところで今日はここまで。

もしよろしければ意見をお聞かせください。

ということで、今日はここまで。お休みなさいませ。
431 :1 [sage]:2013/01/05(土) 00:37:39.19 ID:L67BF2oDO
あっとしまった。最後にあげてしまいました、ごめんなさい
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/05(土) 00:45:02.71 ID:U+Binbkoo
悪いほうだけをここまでダイレクトにしていただく必要はない
(というか、ここまで書くと、>>1があからさまに誘導している
ように見える)ですが、せっかく複数の仲間がいることですし、
いい可能性と悪い可能性の両方を台詞に入れてもらえると
コンマに失敗した時に後から「こんなの聞いてない!」と
言われることはなくなると思います
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/05(土) 00:59:04.12 ID:DyKhJNyPo


>>430 そういうことです
あと >>432 に賛成です
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/05(土) 01:03:32.50 ID:hCV2EhaAO
あと、戦士には以前アドバイスを求めたおかげで「お前が致命的な間違いを
しそうになったらぶん殴ってでも止める」と言ってもらえて、今回それを
有言実行してもらえたおかげで助かった

メイドにも「自分が間違いを犯しそうになったら止めてくれ」って、予め
命令しておけば、ミスをスルーするのを止めてもらえるかも?
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/05(土) 02:12:16.07 ID:mlFdCA0Bo

これは詰まるところどの程度安価に委ねるか、と言う話になるのでは無いでしょうか?
今は流れとして少し慎重に行動を選択しているよう感じられます、この流れがより進めば、自由安価、安価+動機と言ったものが増える可能性もあります
会話や独白で情報が示される場合、その直後の安価の焦点は明確になるかと思います
それによって、自由安価以外の、提示された選択肢による進行がしやすくなるとも考えられます
この場合3人ともその後の町の混乱(妖魔の襲撃を恐れる等)に対する配慮が無いように受け止められます
(尤も>>428のレスにはその事への対処も含まれていますが)これが安価に与える影響も無きにしもあらずなのでは、と思いました
>>350で自由安価への制限の話が出たので、GMさんとしては安価の自由度に対してどのようにお考えなのかな?と気になりまして...
駄文の上長文失礼しました
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/05(土) 02:55:04.97 ID:ztfoS5D30
正直、ここまでおんぶにだっこはきもちわるい。
GMはヒントとして最悪の結果だけでも教えようか?といってるのに
その回答が最悪だけじゃなく、すべての答えを教えろって回答している時点で
GMのモチベーションが心配
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/05(土) 08:27:57.53 ID:hCV2EhaAO
最悪の結果だけを教えるということは、戦士や盗賊の台詞でそれを避ける
逃げの安価ばかり選ばれるよう誘導している状態になるし、 それを無視して
リスクのある安価を選ぶと友好度も下がって最悪の事態になりやすくなる
参加者が常にGMの誘導の通りの安価しか取られず、それ以外の安価を取ると
人間関係が悪化してルーザー扱いされる自由度のないスレにしないでほしい

両方の結果を先に出すのはおんぶに抱っこだというなら、ヒントの出し方を
キャラの台詞による誘導ではなく、選択肢の後ろに(コンマ判定あり)と
警告をつける程度でいいのではないだろうか

1.一応報告したほうがいいだろう。町へ戻る(コンマ判定あり)

こんなかんじで
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/05(土) 11:04:07.07 ID:PliFZy6l0
さすがにスレ主の精神状態が不味いような気がしてきたから元GM経験者から一言。
GMはプレイヤーの意見を参考にするのはいいが、意見を求めてはいけないっていうのが鉄則。
GMがGMをやりたいのは自分でストーリーをつくれるからという創作意欲からくるものだろうけど
他人に伺いを立てるのは、結果的に自分のストーリーじゃなくなって、書かされている感、つまり
プレッシャーとモチベーションの低下につながる。普通の作家さんならそれでお金をもらっているんだから
仕方ない面があるにしても、あなたはボランティアというか、あくまで個人趣味の一環でやっているんだろう。
となると、俺みたいに未完で終わる可能性が高くなるだけ。
GMの誘導どおりに行動しないとルーザーになるなんておそらくGMとしては一寸も思ってないだろうけど
プレイヤーの心理なんてそんなものだ。
(そして当然心当たりのある奴が俺はそんなこと言ってないだろ!と噛み付くところまでがテンプレ)
プレイヤーを卑下するつもりはないけど、不特定多数の人間が見る安価スレを普通のTRPG感覚で
やったら必ず失敗する。俺の視点、紛いなりにもGMを経験していた面から見ていると
このスレの安価は十分甘い。魔女の一件なんてあからさまに「恩を仇で返すような気がする」
って誘導感満載の選択肢をあえて踏まれ、その時点でもアウトにする理由十分なのに、
0と1以外はセーフ、さらに失敗してもチャンスまで与えているなんて甘甘甘甘だ。

まあ、それらの問題を回避する方法があるなら全員トリップを入れて不特定多数では
なくす方法だけだけど、そんなこと出来るはずないし。

何が言いたいかというと、「GMの考えたこと以外はアウトなんだろ」なんてわめいている
人間はいわゆるラウドマイノリティだと割り切って無視してしまえということだ。
満足している人間はそもそも発言自体少ない。そして文句のある奴は自然と発言が多くなり
結果としてスレが殺伐となる。一寸前も、噛み付いていた奴がいるがそのときには
無視するのが一番って言ってたろ?
黙[ピーーー]るのが最善の手段とは言わんが、GMは何でもかんでも気にしすぎだ。

一番偉いのはGM。
これだけは覚えておいて損はないし、この発言にどんな非難中傷が飛んできても、それは
俺に対する非難であって、GMにはまったく関係ない。
つまり今回の意見によって、GMはシステムを変更してもいいし、それが心の負担に思うのなら
変更しなくてもいい。何より大切なのは自身のモチベーションの低下を防ぐこと。その一点で
あって、そのためには多少のプレイヤーの取捨選択もしかたがないと割り切ること。
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/05(土) 11:51:02.64 ID:v0/P3w2AO
まあ>>1はもっと淡々としてた方がいいな
>>1のスタンスさえ揺るがなければそのうち俺らもコツを見いだせるだろう
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/05(土) 12:20:25.46 ID:ztfoS5D30
細かい異論はあるが概ね>>438の異見に同意。
俺は今までの展開で充分楽しんでいるが安価以外でレスしたのは
>>436がはじめてだ。

確かにPCの意見を取り入れていった結果糞スレ化した安価スレは多いし
そういうスレをそっとじしてたらいつの間にかDAT落ちしていたこともある。

あえて苦言をのべるなら極東にいくのに30日かかるという事実を
店主との会話だけで済ませて選択肢に
1.仲間の疲労を考えて諦める
とすれば角がたたなかったと思う

441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/05(土) 12:42:37.44 ID:8SA8uc61o
まあ帰るのにまた30日かけて帰ったら王国は滅んでました!とかなければ旅は問題ないだろ

魔女参戦で一気にミリタリーバランス崩れた気はするがその辺の統合性はどうなんのかね
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/05(土) 12:45:58.79 ID:VBnzocDAO
>>441
流石にそれはないだろww
もしそうなったらドS確定だわここの>>1wwwwww
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/05(土) 13:02:54.48 ID:AYfWH94oo
そもそもの始まりはコンマ運の悪さから
このスレにはコンマの神の祝福とお菓子と飲み物が不足している
444 : [sage]:2013/01/05(土) 15:06:02.73 ID:L67BF2oDO
えっと…色々と考えさせられる意見をいただきましたので、
しばらく考えさせてください。

とりあえず、レスだけしていきます。

>>432
この意見は申し訳ありませんが却下します。先のわからない展開だからこその
安価&コンマなのに、よい結果も悪い結果も書いちゃうとリスクとリターンのバランスを
皆さんに想像してもらうことができなくなるので。
もちろんものすごく危険な安価の場合、誘導してしまうこともありますが。

>>433
はい、了解です。

>>434
メイドに善悪の判断は呪いによってできません。
より正確に言えば彼女に主体性というものは存在していません。
彼の至上はご主人様の言葉、しかも直近の言葉であるので、
たとえ勇者が「俺はお前とは絶対にえっちしないから俺が命令しても服は脱ぐな」
と命令したとしても次の瞬間に勇者が服を脱げと言えば躊躇無く脱ぎます。
故にものすごく危険な生贄の代わりという役も何の表情の変化も無く受け入れてます。
445 :1 [sage]:2013/01/05(土) 15:06:50.62 ID:L67BF2oDO
>>435
町のその後の混乱のことは当然考えており、その際に何らかの手段で知らせておくという
安価は当然考えていました。というよりもこの選択肢を用意したらほぼ間違いなくこの
選択がされるとは予想されました。しかし、それゆえにこの選択は削りました。
なぜならそれはあくまで勇者側から考えた思考。長老側の思考を照らし合わせれば
その行為がどれだけ危険かわかると思います。
…まあ、選ばれちゃいましたんでそのとおり安価行動をするのが、本来のスタイルなのですが…

>>436
そうですね。申し訳ありませんがこのゲームはTRPGを下地にしているため、
CRPGとは異なり攻略本片手のプレイは推奨できません。

>>437
……え〜と……先日も書きましたがコンマの結果まで中の人の所為にされるのは正直ショックです…
自分ではTRPGの隠れ常識、五割成功の行動は成功率7割に調整するという
行為に対して不特定多数の安価スレなのでもう少し甘くしているつもりなのですが…
とはいえ、(コンマ判定あり)をつけるのはいいアイディアだと思います。
(但し、選択された直後、文章を書いているうちに不意にコンマをつけてしまうこともありますが)

>>438
先輩なのですか。そうですね、正直テンパリ気味です。
全員酉つきというのはサークル系やなりきり系のスレではたまに見ますね。
とりあえず、少し休憩して自分がどうするべきか、自分がやりたいようにしても
大丈夫なのか。その辺を考えておきます。
446 :1 [sage]:2013/01/05(土) 15:07:39.80 ID:L67BF2oDO
>>439
そうですね。スレ主がぐらぐらだと読者さんもコツがつかめないですよね、すみません。

>>440
そうですね。確かに、店主との会話のみで完結すればよかったかもしれません。
その辺は、スピード命で書いているので推敲不足です、すみません。
…とはいえ、きちんとNPCたちの心境を書いてないと「聞いてなかった」が
発動するので…「誘導」と「聞いてなかった」…両立させるのは難しいですね。

>>441
え〜と、>>392の下のほうの文を読むとヒントになると思います。

>>442
>>1の今までの内容を読んでいるならわかると思いますが、基本的にSとかMとか
関係なしに行動に失敗すればそれに対するペナルティは課します。
…正直言って、色々と展開を考えていただけに妖精消滅に一番気を落としたのは
多分、中の人です。妖精の概念…しかも何の化身でもない純粋な妖精ってものすごく万能なんですよねぇ。
順調に育っていけば、勇者なにそれ?ってぐらい魔女っ子との無双コンビになるはずでした。

>>443
そうですね。正月に神社でお参りしたので少しはましになる…といいなあ。
447 :1 [sage]:2013/01/05(土) 15:08:31.04 ID:L67BF2oDO
総じて。皆さんの意見は意外なほどばらばらですね。行動結果を書いてほしいと思うもの、
それを誘導だと断ずる人。応援する人、非難する人、真剣に答えてくれる人、
面白おかしくスレが荒れるのを防ごうとする人、…本当にさまざまです。

とりあえず目下の問題は『誘導』と『聞いてなかった』のバランスでしょうか?
その辺に自分なりの答えが見つかったら再開します。
…とか言っておきながら、我慢できずに何の変化も無く続きを書いてしまいそうですが。

では、早ければ今夜、遅ければ数日後にお会いしましょう。
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/05(土) 16:30:49.84 ID:VBnzocDAO


まあ〜まおゆう系の話はコンシューマゲームがベースになってるから難易度甘でパワープレイな話や安価スレが多いのよね…
そんな参加者でTRPGを基準で自由安価ありにすりゃそりゃ嫌でも難易度は上がるわな

後基本的にまおゆう系の話では『何故か魔王側は動きが鈍い(魔王側が戦力において質、量共に優勢な場合が多いにもかかわらず)』がお約束と言えるなか旅先で王国滅亡イベント発生したらドSでなければKYだわww戻ってから滅亡イベントなら良いけど

とりあえず再開らしいので期待
449 :1 [sage]:2013/01/05(土) 18:34:23.16 ID:L67BF2oDO
ん?
何でこのスレをまおゆう系と思ってるのか、わりかし本気で疑問に思うのですが…?

何か勘違いさせるような内容ありました?
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/05(土) 19:12:36.85 ID:VBnzocDAO
え?違うの?
基本的にDQ的世界を下敷きってか共通概念として扱ってるし単語もDQの多いからそうだと思うけど
451 :1 [sage]:2013/01/05(土) 19:54:01.80 ID:L67BF2oDO
まおゆうがDQ下地?

いやそれ以前に、このスレここまで読んで呪文と雑魚モンスターの名前以外にドラクエ要素ありました?
宿代は高いし、一日に一回は寝なくちゃいけない、装備もことごとくDQには無いものばかり。
金を稼ぐのはモンスター狩りじゃ効率悪すぎ。仲間への対応も有機的にしなくちゃいけない。
どうしてもCRPGに例えたいならWIZ系の方が近いのですが…

あ、そういえば主人公は勇者でしたね。…まあ、今までの文を読んで本当に彼が勇者なのか?
それなふうに疑問を持ってくれていれば中の人的には万々歳です。

とまあ、以上のようにこのスレはドラクエでもまおゆうでもなく、ごく普通のTRPGを下地にしたオリジナルです。
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/05(土) 22:10:46.80 ID:DyKhJNyPo
ちょっと外野が文句言い過ぎたかも知れんね
再開楽しみにしてます
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 00:11:51.81 ID:2b69DRJAO
序盤おつかいするしかない状況はどっちかいうとジルオールぽい
まああれは失敗しても別の主人公が無限に湧いてくるからな…
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/06(日) 18:44:48.51 ID:tR6eNyxDO
さて中一日開けたところで再開します。

正直言って結論なんて全然出てませんが、結局のところ中の人がブレなければ
読者の方々がこのスレを取捨選択することが出来るというすごく基本的な事を
見落としていたような気もします。

ということで何事も無かったように続きをば…


2+手紙でもう生贄はいりませんよと報告する。

勇者「でもさ、やっつけたことだけでも知らせておいたほうがいいんじゃない?」

そう紡ぐのは純粋に町のことを考えたのか、それともわずかな自己顕示欲ゆえか。

戦士「ば〜か。どうやってそれを知らせるんだよ?」

勇者「そ、それは……手紙にしたためるとか」

盗賊「って、その紙は無いでしょ?」

勇者「そっか……」

この時代、紙というものは一般的に羊皮紙かパピルスであり、かなり高級なものであった。
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/06(日) 18:45:28.74 ID:tR6eNyxDO
勇者(そういえば、大商人が紙を使ってたとき、俺ってそんなこと思っていたな)

盗賊「どうしてもって言うなら勇者が剣の手入れに使ってるボロ布に炭のかけらで書けば大丈夫…
というか、この妖魔の首でも持っていけば大丈夫だけど…それって、結局報告に行くのと変わらないわよ?」

勇者「いやだから、こっそりと……そうだ。葛篭に入れておけば……」

戦士「だらかお前は阿呆と呼ばれるんだよ。俺たちがメイドの入った葛篭を置きに行って
どれくらいの時間がたってると思うんだ?今頃、町あげて俺たちを捜索してるぞ」

盗賊「それに水車小屋に入れていた町人たちも起きてるころ。私たちが約束を反故にしたことは
もうばれてるわ。たとえそれを結果論で許してくれたとしてもメイドの代金で払った
お金は返却しないといけなくなるわよ。頼まれもしないで勝手に倒して勝手に報酬を要求するなんて
ごろつきの手法と変わんないし」

戦士(まあだからといってこのまま代金を猫糞するのもなかなかの神経だけどな)

勇者「だけど……妖魔を恐れて葛篭の周辺には行かないかも……」
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/06(日) 18:45:55.18 ID:tR6eNyxDO
戦士「あ〜お前は!大体な、今は混乱してるだろうけど、最悪来月の生贄の日には判明するんだ。
お前はどれだけ町の人間を無能だと思ってるんだ?」

勇者「………」

どうしますか?
1.見つかるのを覚悟で手紙を渡しにいく。
2.……確かに皆の言うとおりだ。今回はあきらめる。
3.その他

安価>>↓2
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 18:50:09.46 ID:6+PfPFxoo
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 18:52:03.91 ID:JuZSntuAo
3:みつからないようにこっそりと証拠を置いて別の地へ移動する
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/06(日) 18:59:00.70 ID:tR6eNyxDO
3.みつからないようにこっそりと証拠を置いて別の地へ移動する。

勇者「それじゃさ。みつからないように……」

盗賊「そんなの当たり前でしょ!!なに!?今まで隠れることもせずに堂々と
行動しようとしてたの?」

勇者「そ、そんなに怒らなくても……」

戦士「で、どこにおくんだ?街道沿いはあきらめたほうがいいと思うぞ。あんまり辺鄙なところなら
見つかる前に証拠…この場合は妖魔の屍骸だな。それは野犬にでも食われるだろう。
逆に近ければまず間違いなく見つかるだろうし。何しろ決めるのはお前だ。
あたいは正直お前はなぜそこまでいこじなのかわからん」

勇者「………」

どこにおきますか?
1.町の近辺(100%見つかります)
2.葛篭の中(ほぼ見つかります)
3.かなり遠くの街道(30%程度で見つかります)
4.それ以上遠いところ。(ほぼ見つかりませんが、逆に証拠を見つけてくれる可能性は低いです)
5.その他

安価>>↓2
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/06(日) 19:15:39.45 ID:l2GXrcpj0
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 19:28:42.84 ID:6roMriQo0
4
勇者のじこまんぞくと仲間の感情考えたらこの辺が妥当
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 19:29:47.35 ID:2b69DRJAO
463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 19:51:43.31 ID:TKk5s7sAO
てか勇者が安価によらず馬鹿過ぎる気がするな…………これは隠しパラメータに知識以外に賢さとかあるのかな?
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 20:12:45.30 ID:6roMriQo0
いや100%馬鹿安価のせいだろう
町人が総出で探してるから見つかりに行くようなもの⇒こっそり行こう

それができるなら問題にしないって。
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/06(日) 21:01:07.30 ID:tR6eNyxDO
>>463-464
スキルに知識や教養はありますが、基本的にそれらのスキルはNPCにのみ存在します。
(ちなみにメイドの知識レベル3教養レベル2。戦士と盗賊は両方とも持ってませんが
その代わりになる機転や経験があります)

勇者の行動は基本的に安価で決定され、なおかつたんなるパン屋なので知識、教養系のスキルはありません。
書くか書くまいかずっと悩んでましたが『確信の無い自由安価は推奨しません』
できれば、選択肢で安価をとってくれればありがたいです。


4.それ以上遠いところ。(ほぼ見つかりませんが、逆に証拠を見つけてくれる可能性は低いです)

勇者「………」

少し考える勇者。

勇者(…そうなんだよな。結局俺のしようとしてることって、仲間にとっては得は無く
俺だけの問題なんだよな)

自分は勇者であり仲間は冒険者。その違いによる意見の対立はパン屋の息子にとって
よいものであるわけは無く、両者にとっての妥協案を示す。
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/06(日) 21:01:38.55 ID:tR6eNyxDO
盗賊「……まあ、それくらい離れてるなら、見つからないか…」

戦士「どうせ、次の村に行くにはある程度歩きやすいところを行かなきゃならんし」

勇者の提案は仲間の怒気を払拭させるには十分だった。

盗賊「でもそれなら今から行かないとね。日が明るくなったら見つかる可能性が跳ね上がるし」

勇者「…そうですね。いっそのこと、この場で一泊することも考えてましたが
流石に明日の朝だと、次の村へ向かう途中に発見されるかもしれない…」

戦士「そうだな。それじゃもう少し歩けるところまで歩こうか」

そういうと、勇者たちは再び気力を振り絞り次なる村のある南へ向かうのだった。
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/06(日) 21:02:26.36 ID:tR6eNyxDO
〜〜旅の道中 多少見晴らしのよい場所〜〜

ドスッ!!

勇者「この辺なら…見つけてくれますかね?」

猿のような妖魔の首を下ろす勇者。

戦士「どうだろうな?まあ、街道沿い…とまでは言わないがもしかしたら旅人が見つけてくれるかもな」

勇者「……でも意外ですね。この東の大国って妖魔はいるみたいだけど、凶暴なモンスターは
全然見ません」

盗賊「そうね。おそらくモンスターも妖魔の食料なんでしょうね」

戦士(……なるほど。ようやくわかった。つまり妖魔は……いや、このことは
勇者に話すのは止めておこう。それにこの想像はあくまで仮定。絶対にそうだとはいえない)

勇者「???」

盗賊「……それじゃもう少し歩いたらキャンプにしましょう。…そういえば食料って……」
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/06(日) 21:03:04.71 ID:tR6eNyxDO
勇者「あ、それなら大丈夫。ずいぶん前だけど、保存食をもらっているので」

そういいながらいつも背負っている道具入れの中から干し肉や同じように乾燥された芋などを取り出す。
それはかつて他の仲間と冒険をしていたとき。とある領主からの報酬としてもらったものである。

戦士「へえ。なかなか用意がいいんだな」

そういうと勇者の手の中の干し芋をぶんどると、満足げに口に含む。

勇者(…一緒に冒険するようになってわかったけど、戦士も盗賊も怒るときは怒るけど
その後は何も無かったかのように振舞うよね)

そんなことを思いながら更に歩き、……輝く星々の元、キャンプを張るのだった。


リザルト
簡易テントで眠ったため継戦能力が最大値の半分回復しました。
継戦能力合計が47/53となりました。
食料を一日分消費しました。(残り2日分)
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/06(日) 21:03:33.31 ID:tR6eNyxDO
〜〜〜東の大陸 名も無き街道〜〜

朝、勇者たちは前の町の酔っ払いから聞いたとおり南に進んでいた。

勇者「……早ければ今夜にはたどり着けますね」

戦士「おそらくな」

旅の必須道具であるコンパスは最初から戦士が持っていた。

盗賊「まあ、モンスターがいないことはほとんど確定……いえ、そうじゃないみたいね」

戦士「ああ。おそらくここから南はあの妖魔のテリトリー外。ここから先はあたいたちの
大陸と変わらないみたいだぜ」

そんなことを言いながら完全に癒えたとは言えない状況で次なる町を目指すのだった。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜2であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は8回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 21:04:38.62 ID:6+PfPFxoo
00
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 21:08:33.77 ID:OpqzbgNco
敵だ〜!
472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/06(日) 21:21:07.22 ID:tR6eNyxDO
2=敵出現!

それは歩いてすぐのことだった。

……ノソッ

それは見るからに鈍重、逃げようと思えば逃げられそうな敵。いわゆる亀だった。

サイズはすさまじく巨大だが。

勇者「………逃げます?無駄な争いはあんまり好きじゃないし」

戦士「…だが、亀の甲羅は高値で売れるんだぜ」

盗賊「でも本当に価値のある鼈甲が取れるのは海に住む亀だからこいつらの甲羅は
鎧の補強材とか薬の材料としての価値だけだけどね」

勇者「……なるほど」
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/06(日) 21:21:39.50 ID:tR6eNyxDO
オリエントタートル×4が現れた!

勇者一行の戦闘能力合計63

オリエントタートル18×4=72

72−63=9

安価>>↓にレスをください。
その際の9からコンマを引いた数がダメージとなります。
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
この敵は特性『鈍足』もちなため、安価に逃げるとコメントすると必ず逃亡できます。
474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 21:22:03.72 ID:6+PfPFxoo
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/06(日) 21:34:44.96 ID:tR6eNyxDO
9−2=7 7ダメージ!!


実のところこの東洋の亀はモンスターではない。基本的に草食であり、その巨大な体躯も
非常に固い甲羅も身を守るために存在するのであって、攻撃するためにあるのではないのだ。

しかし、それは皮肉にもこのオリエントタートルが乱獲される原因にもなるのだった。

カンッ!!!

戦士「ちぃ!!かてえ!!!」

戦士の両手剣をもってしてもそれを貫くことはできず、逆にその甲羅で突撃を喰らいもんどりうつ。

盗賊「こういう敵は守られてないところを切るのが基本」

メイド「………」

しかし、いかに強力な武器でも通じない甲羅をもってしても守れるのは甲羅のみ。
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/06(日) 21:35:11.79 ID:tR6eNyxDO
首や手足など、甲羅に守られていない部分は硬いとはいっても甲羅ほどではなく……

勇者「……はあはあ…倒せましたね」

予想よりはるかに大きな傷を負うことになったが、それでも亀を倒すのに成功したのだった。

リザルト
継戦能力合計が40/53となりました。
東洋ガメの甲羅×4を手に入れました(100G×4)
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/06(日) 21:36:10.47 ID:tR6eNyxDO
〜〜〜東の大陸 名も無き街道〜〜

勇者「……重い」

戦士「ああ。これをもって移動するの…かなりきついぞ」

盗賊「…何いってんの。肉体労働は戦士と勇者の仕事でしょ?」

メイド「………」

勇者「メイドは持たなくても大丈夫。女の子に力仕事なんて任せられないし…」

戦士「あたいは女じゃないってのかい?」

勇者「……なんて、冗談ですよ冗談」

そんな風に進んでゆく。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜2であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は7回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 21:37:13.50 ID:JuZSntuAo
さて、次は・・・・・・?
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 21:37:45.32 ID:6+PfPFxoo
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 21:38:10.10 ID:OpqzbgNco
まただよ・・・
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 21:38:36.90 ID:OpqzbgNco
このスレの0・1.2率は異常
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 21:41:13.49 ID:OpqzbgNco
え?
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 21:46:16.47 ID:TKk5s7sAO
おい誰かガチでお祓いしてくれ
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 21:48:08.31 ID:JuZSntuAo
あれ?強敵が出そうですね・・・・・・・・すみません。
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/06(日) 21:55:09.78 ID:tR6eNyxDO
0=敵出現

重い甲羅を持ちながら更にとことこ歩く勇者たち一向。とこそに…

ヒュン!!

突如、鋭い音と共に鉄の鏃のついた矢が勇者の頬を掠める。

勇者「………敵!?」

戦士「そうみたいだな。しかも弓を使うということは厄介だぜ」

持っていた甲羅を放り投げ、弓の射線上を見つめる。

蛮族1「へっへっへ。こいつは極上の獲物だぜ」

蛮族2「そっちの大女と男は殺しちまうか。残りの女は両方上物だぜ」

盗賊「な、この変態が!」

嘗め回すような目で見る蛮族に普段は露出している胸元を閉め、戦闘態勢に入る。

戦士「くそ。亜人じゃなくて人間かよ!?追い払っても何の得にもならねーじゃねぇか」

キャラバンの仕事をして覚えたのだが、蛮族に限らず盗賊というのは本拠地でも襲撃しない限り
逃げることに長けていて勝てないと見ると直ぐに逃げてしまう実入りの少ない敵である。

蛮族3「へっへっへ。もう勝った気でいやがる。さあ、いいことしようぜぇ!」
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/06(日) 21:55:37.19 ID:tR6eNyxDO
荒地の蛮族×3、荒地の蛮族(弓兵)が現れた!

勇者一行の戦闘能力合計63

荒地の蛮族20×3=60
荒地の蛮族(弓兵)18

78−63=15

安価>>↓にレスをください。
その際の15からコンマを引いた数がダメージとなります。
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 21:56:26.97 ID:OX2r9+ydo
HAHAHA
488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/06(日) 22:14:19.40 ID:tR6eNyxDO
15−7=8 8ダメージ!

勇者「ちぃ!!ギラ!!!」ボワワーー!

蛮族1「なんだと!鉄の鎧着てるくせに魔法を使う!?」

勇者の行動に驚く蛮族たち。

蛮族2「こいつら…場馴れしてやがる。おい弓兵!」

弓兵「………」

シュン!!

勝てないと見るや逃げの一手に走るのが彼ら。怪我であれば薬草や回復魔法で何とでもなるが
彼らには死亡だけはどうしようもない。
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/06(日) 22:14:52.28 ID:tR6eNyxDO
彼らは勝てないことを理解すると、懐から小さな袋を取り出し。

ブォン!!

盗賊「なに?これは煙幕!?」

戦士「まずい。メイドと盗賊を守れ!!」

彼らの第一目的はこちらの金銭だが、それが出来ないのであれば最悪女だけ攫ってしまうという
可能性もある。それをいち早く察知した戦士は深追いすることよりも早く、自分たちの犠牲を
最小限にすることを選ぶのだった。

リザルト
継戦能力合計が32/53となりました。

〜〜〜
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/06(日) 22:15:32.09 ID:tR6eNyxDO
戦士「ちぃ。やっぱり何にもおとさねぇか」

追い払うことには成功したのだが、結果としてこちらは疲弊しただけ。

いや、正確にはそれなりの経験は得ているのだがそれを実感することは難しく、
疲労感のみがパーティを襲う。

勇者「…そういえば継戦能力が最大値の20%以下になると犠牲者が出るんだよね」

盗賊「ええ。今の状況なら10以下になるとアウトだから余裕はあと11ね」

勇者「………まずくないですか?」

盗賊「そういえば薬草が3つ残ってるわよ。使っちゃう?」

勇者「……それは移動中に考えましょう。極端な話、死んでも西の王国に戻れるだけだと
割り切ることも出来ますし」

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜2であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は6回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります
※※レスの無いように『薬草を○個使う』等と書くとコンマの内容にかかわらず薬草を使います。
残り3個。一つ使うごとに継戦能力は1回復します。
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 22:20:20.39 ID:oJq9dFIG0
はい
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 22:21:49.64 ID:oJq9dFIG0
忘れてた
薬草は2つ使う
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/06(日) 22:27:08.86 ID:tR6eNyxDO
9=何もなし
薬草を2個使う。

勇者「それじゃ死なないために薬草を2つ使いましょう」

ぽわわわわーん

名称こそ薬草ではあるのだが、実際にはわずかながら魔法力を回復させる効果もあるため
継戦能力そのものを回復させることの出来るアイテムである。

勇者「……よし、すこし回復できましたね」

こうして再び歩き出すのだった。

継戦能力合計が34/53となりました。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜2であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は5回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります
※※レスの内容に『薬草を○個使う』等と書くとコンマの内容にかかわらず薬草を使います。
残り1個。一つ使うごとに継戦能力は1回復します。
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 22:27:20.29 ID:oJq9dFIG0
このままいきますようにっと
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 22:30:26.64 ID:oJq9dFIG0
連投だが
496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 22:41:50.21 ID:OGgwCFgwo
ほい
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 22:57:37.21 ID:OpqzbgNco
1の敵は初めてやね
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/07(月) 17:22:32.29 ID:hPDl9oPIO
まあ歩きでは確立的に敵と戦うのが基本と思えばよかろ
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 18:58:48.97 ID:WzOGG4hDO
すみません、昨日はいつの間にやら寝落ちしてました。

9=特になし
4=特になし
1=敵出現!

時はすぎ…日はすでに傾いていた。

勇者「はあ…はあ……」

戦士「……あの亀。出るなら村の近くで出ろよな……」

冗談のように重い亀の甲羅。それを二人で4つも持っているのだからその辛さは言うに及ばず。

盗賊「んもう。だらしない。……ていうか、あたし達ってアイテム所持の制限って無いわよね?」

勇者「そうだね。薬草の上限個数は10個だけど、それ以外は特に制限ないね」

戦士「すると何かい?その気になれば鉄の鎧10個とか持ち歩けるのかい?」

盗賊「それは流石に無理でしょ。まあそのうち素材はあわせて10個しか持ち歩けないとか
それなりの制限がかかるわよ。……多分」

そんな会話をしていると……

………
500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 18:59:14.86 ID:WzOGG4hDO
………

戦士「…気配がする」

勇者「……敵!?……どこ?」

メイド「………きます」

シャドータイガー×3が現れた!!

勇者一行の戦闘能力合計63

シャドータイガー25×3=75

75−63=12

安価>>↓にレスをください。
その際の12からコンマを引いた数がダメージとなります。
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 19:01:04.09 ID:kRgaQZA6o
はい
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 19:34:25.65 ID:WzOGG4hDO
12−9=3 3ダメージ!!

ガコンッ!!!

不意に強烈な衝撃が勇者を…正確には勇者の持つ亀の甲羅に走る。

勇者「…!!……虎だ!?」

攻撃を受けて始めてその存在を知覚することが出来たそれは、漆黒の虎であった。

戦士「…よし!虎の狙いは甲羅…正確には生きていたころの亀を獲物だと認識している!!」

それは肉食獣ゆえに草食獣を襲うという基本的な観点。特に同じ地方に住むこの二種は
完全に捕食するものと捕食されるものが決定付けられていたのだろう。

盗賊「そういうことなら!!」

シュパーン!!

盗賊のダガーが煌くと漆黒の獣から鮮血が舞い散る。
503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 19:34:57.96 ID:WzOGG4hDO
戦士「うぉりゃ!!!」

メイド「………」

勇者「うわ!わっわっわ!!!」

そしてそれに追従するように漆黒の獣を倒してゆく仲間。勇者は亀の甲羅でシャドータイガーを
おびき寄せる役である。

そして…

勇者「ふう。被害は最小限でしたね」

戦士「ああ、世の中何がいい方向に行くかわからんな」

盗賊「ん〜。虎の毛皮なんて高く売れそうなんだけど…剥ぎ取る技術がねぇ…」

勇者「でもこんな危険なところで皮剥いでたら、他の魔物呼び寄せますよ?」

盗賊「それもそうか。それじゃ……」

腰の短剣を引き抜くと、毛皮の代わりに爪を数本引き抜く。

盗賊「こんなのでもまあ、少しくらい価値はあるでしょ。…多分」

と妥協するのだった。

リザルト
黒虎の爪×3を手に入れました。(30G×3)
継戦能力合計が31/53となりました。

〜〜〜
504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 19:35:24.72 ID:WzOGG4hDO
〜〜〜

勇者「それにしてもさっきの敵、昼間に出てきて助かりましたね」

盗賊「本当よ。あんなのキャンプ中に出たら夜襲を受けやすいだけじゃなくて
敵としても間違いなく強さが跳ね上がるわよ。ほんと、出会ったのが太陽が出ているうちでよかった」

戦士「そうだな。それよりも驚きなのが亀の甲羅がまだ全然無事だってことだ。一体どんだけ硬いんだよ?」

そんなことを言いながら更に歩き始める。


安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜2であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は2回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります
※※レスの内容に『薬草を○個使う』等と書くとコンマの内容にかかわらず薬草を使います。
残り1個。一つ使うごとに継戦能力は1回復します。
505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/07(月) 19:35:43.43 ID:Z2l6o7JWo
薬草1
506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/07(月) 19:36:16.27 ID:Z2l6o7JWo
ほい
507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 19:45:36.86 ID:WzOGG4hDO
薬草1

勇者「……ん〜。流石に次敵出てきたら危ないですよね?」

盗賊「死んでも王都に戻るだけって割り切ることも出来るけどね。…勇者が私たちを
身を挺して守るって前提だけど」

勇者「そっか。それじゃ残りの薬草使いましょう。割り切るよりも最善を尽くすべきでしょう」

そういうと最後の薬草を使うのだった。

リザルト
継戦能力合計が32/53となりました。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜2であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は2回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります
※※レスの内容に『薬草を○個使う』等と書くとコンマの内容にかかわらず薬草を使います。
残り0個。一つ使うごとに継戦能力は1回復します。(残りが0個のときは使えません)
508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 19:48:47.88 ID:kRgaQZA6o
はい
509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 19:49:23.23 ID:kRgaQZA6o
ほい
510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 20:26:09.65 ID:WzOGG4hDO
8=特になし
3=特になし

そして夕暮れも過ぎ、一番星が空に輝きを放つ。

勇者「……あ、灯りだ!」

盗賊「ふう。どうにかこうにか助かったわね」

戦士「ああ。ってか、喉がからからだ。食料あっても水はほとんど無かったからな」

盗賊「そうそう。まあ、非常用の水筒くらいはいつも用意しるから今回は平気だったけど」

勇者「そうですね。水って量に対して重さが半端じゃないですもんね」

そういいながらようやく次の集落地へたどり着くのだった。
511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 20:26:58.98 ID:WzOGG4hDO
〜〜小さな集落 広場〜〜

盗賊「にゃははははは。笑いがとまらんねぇ」

早速重い甲羅と爪、それに妖魔が持っていた巨大な包丁を換金した勇者一向。

戦士「…そうだな。これで所持金は12390G。10G銀貨だけだととんでもない重さになるから
ある程度は100G金貨と1000Gプラティーン硬貨にしておいたぞ」

盗賊「1000Gプラティーン硬貨なんて金持ちしか持たないお金だと思ってたけど
実際何とかなるもんねぇ」

黄金よりも光り輝く白銀に輝くそれをうっとりと見つめる盗賊。

勇者(…3000Gをネコババしてること、全然気にしてないんだな。いや、あの妖魔たちを
退治したことに対する報酬と考えれば文句は無いけど)

盗賊「それにしてもあの地獄のキャラバンの次の日にとんでもなく疲れる行軍を
しちゃったもんねぇ。とりあえず今夜の宿、決めちゃおうか?」

勇者「そうですね。」

どうしますか?
1.豪華な宿に泊まる(4人で1200G)
2.普通の宿に泊まる(4人で400G)
3.質素な宿に泊まる(4人で200G)
4.その他

安価>>↓2
※所持金12390G
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/07(月) 20:27:36.90 ID:Z2l6o7JWo
513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/07(月) 20:27:55.97 ID:o6jz5VYno
514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 20:42:28.70 ID:WzOGG4hDO
2.普通の宿に泊まる(4人で400G)

勇者「それじゃ、普通の宿にしましょうか」

盗賊(え〜〜!暗に高い宿に泊まとうっていってんのに、この朴念仁!本当に気がきかないわね)

メイド「………」

戦士(盗賊がものすごく不満顔だな。…わからんでもないが)

キャラバンの地獄から直ぐに妖魔退治、更に野営から南へ移動と、言葉にすればとんでもない
強行軍の後の宿である。こんなときくらいは贅沢しても罰は当たらないと思うのは仕方ないことだろう。
515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 20:43:13.06 ID:WzOGG4hDO
〜〜小さな集落 普通の宿〜〜

受付「いらっしゃいませ」

勇者「それじゃ4人で一泊」

受付「了解しました」

こうしていつものように勇者とメイド、戦士と盗賊で組み分ける。

〜〜普通の宿 酒場〜〜

盗賊「うぃ〜〜!もういっぱい!!」

まるで自棄酒のように酒を注文する盗賊。

戦士「ん〜。酔っ払いはあたいの役なんだけどねぇ」

勇者「それはそうとして…これからどうしましょう?」

戦士「…まあここは小さな集落だからねぇ。移動の中継地くらいの役にしかたたないだろうから
次の目的地に行くしかないんじゃないか?」
516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 20:43:46.87 ID:WzOGG4hDO
盗賊「ぷふぁぁ!!メイド。たまには酌しなさいよ」つ酒瓶

メイド「………」とくとくとく

盗賊「ん。ありがと。……んま〜〜い!」

勇者(あ、今回盗賊から意見もとめるのは無駄だな。面倒だからこのまま酔い潰しちゃえ)

そんなことを思いながら…

明日の予定はどうしますか?
1.次の町の場所を聞き出し移動する。
2.小さな集落だとたいしたものは売ってないだろうけど道具屋に行ってみる。
3.流石に最近体を酷使しすぎだろう。一日オフにする。
4.みんなの意見を聞いてみる
5.その他

安価>>↓2
517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/07(月) 20:48:34.87 ID:Fskuc7JAO
518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/07(月) 20:54:28.94 ID:DOE4Qeg/0
4
519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 21:45:32.91 ID:WzOGG4hDO
4.みんなの意見を聞いてみる

勇者(それにしても今日は本当に逆だな。いつもは戦士さんがよって盗賊さんはあまり酔ってないのに。
…ん?戦士さんが酔ってない?)

勇者にはふと閃くものがあった。

勇者「戦士さん。貴方個人的にはこれからどうすべきだと思います?」

考えてみれば戦士と間近で真面目な話が出来る初めてのタイミングではないかと思う勇者はそう切り出す。

戦士「ん?なんだい藪から棒に。まあ、いいけど。…あくまでこれは個人的な意見だよ」

そう前置きしてわずかに押し黙る。それは自分の考えをまとめているように見えた。

戦士「……そうだね。あたい個人としては、もう王国へ戻るべきだと思う」

勇者「え!?そうなんですか?」

戦士「ああ。盗賊も、いや、多分勇者も気づいているだろうけど、今のこの状況はあまり美味しくない」
520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 21:46:37.68 ID:WzOGG4hDO
勇者「……勇者特権。ってやつですか?」

戦士「そうだ。基本的には王国内の特権だけど、西の国々ならば容易に戻ることが出来、
そこで通常の半値で武器や防具を仕入れることが出来る。帝都ほどではないにしろ王都で
仕入れることの出来る装備はかなりのものだ。…もちろん、魔法のかかった武器には大きく劣るけどね」

勇者「はい。実際に俺も一時魔法のかかった武器を探してましたから」

戦士「そうだろうね。そういう意味でここで魔法の武器を探すという選択肢もあるけど…
それならば尚更だ」

勇者「…というと?」

戦士「お前だって心に引っかかっているんだろ?銀眼の魔女だよ」

勇者「………」

戦士「人一人が加わったところで戦局に大勢が変わることが無いというのは戦いにおける常識だ。
だけど、もし……彼女が軍を率いるようになったとしたらどうなると思う?」

勇者「……それは……」
521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 21:47:39.77 ID:WzOGG4hDO
戦士「ああ。あくまでこれは仮定でしかない。だけど。これほど離れていれば西の国の情報なんて
ほとんど入ってこない。入ってくるほどの情報となるとキャラバンによる一月遅れの情報だし、
何より、国が滅びるくらいの大きな出来事じゃない限りあたいたちの耳に入るほど拡散されるとは思えん」

勇者「なるほど…」

戦士「そして戻るなら出来るだけ早く。……出来ることなら『勇者の証』の力を使って」

勇者「……更に30日かけるのは危険…ってことですか?」

戦士「流石に魔女が魔王軍に加わりました。直ぐに軍が再編されました。なんて
魔族に都合が良いことがおきるとは思えん。だけど、60日あればそれは決して不可能じゃない」

勇者「……でも。お金が……」

戦士「そこだよ、問題は。ここで稼いだ金を持ってキャラバンで帰る。それが理想だろう。だけど、
どんなにがんばっても時間は巻き戻らないし、後悔は先に立たない。たとえ今、所持金が
半分になったとしても、ここで使う額が2倍であることを鑑みればここで旅をするのと
結果としてなんら変わらないんだよ。」

勇者「…最悪、帰ってみれば国がなくなってたという状況もありえる…と?」
522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 21:48:37.04 ID:WzOGG4hDO
戦士「想像したくない未来だけどね。王国が消滅すればそ根本的に王のお触れも意味が無くなる。
それにお前には家族が住んでいるんだろう?王都に」

勇者「………」

戦士「それにもう一つ問題がある。あたいも後から気づいたんだけどあの妖魔を倒したことは、
ありがたがられることではないだろう」

勇者「え!?」

戦士「まあ、説明が面倒だから詳しくは省くが、そういう意味でキャラバンの出発地に戻るのは危険だ」

勇者「……戦士さんの予測が当たるにしろ当たらないにしろあれからまだ全然日数はたってない。
朝早くにあの町にたどり着いてキャラバンに合流できるとは限らないですね」

戦士「そういうことだ。もちろんこの予測はあたいが勝手に想像したものだ。
だけど、魔族の動向がここでは全くわからないというのは変わらぬ事実。こっちでもう少し
旅をするのもいいだろうけど、目的は無いんだろう?」
523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 21:49:02.43 ID:WzOGG4hDO
勇者「…そう…ですね」

戦士「ま、決めるのは勇者の仕事さ。あたいは意見はするが決定するのは勇者の仕事。
…だけど忘れちゃいけない。行動を決定するということはその責任を一人で負うってことを」

勇者「…厳しいですね」

戦士「ああ。パーティのリーダーはどこもそんなんだよ。あんたも覚えておいて損は無いよ」

そういうと、いつの間にか酔いつぶれた盗賊の肩を持つとそのまま2階の部屋に戻るのだった。
524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 21:49:33.43 ID:WzOGG4hDO
〜〜普通の宿 次の日〜〜

盗賊「う〜。頭が痛い……飲みすぎたわ」

戦士「お前は飲みすぎなんだよ。こっちの酒、まだ慣れてないんだろ?」

盗賊「だって〜。口当たり良かったし……」

勇者「それはそうと今日の予定ですけど……」

どうしますか?
1.次の町の場所を聞き出し移動する。
2.小さな集落だとたいしたものは売ってないだろうけど道具屋に行ってみる。
3.流石に最近体を酷使しすぎだろう。一日オフにする。
4.戦士の言葉どおり自害し『勇者の証』の力で王都へ戻る。
5.その他

安価>>↓2
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/07(月) 21:55:32.23 ID:Z2l6o7JWo
とりあえず薬草補充はしたい

526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/07(月) 21:57:44.21 ID:Pjvb63EJo
2
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 22:12:56.38 ID:WzOGG4hDO
2.小さな集落だとたいしたものは売ってないだろうけど道具屋に行ってみる。

勇者「それじゃまず、道具屋に行きましょう。それくらいなら大した時間もかからないでしょうし」

戦士「そうだな。なんだか結構薬草買い忘れることが多いからな」

そういうと、早速この集落で唯一の冒険者向けの道具屋へと向かう。
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 22:13:26.94 ID:WzOGG4hDO
〜〜小さな集落 よろずや〜〜

店主「いらっさい。こんなところに冒険者なんて珍しいね」

勇者「ええ。それよりも売ってるもの見たいんですけど…」

店主「はいはい。って、予想しているだろうけど、ここで買えるものは薬草と普通の寝具
くらいね。普通の寝具は簡易夜具と回復量は変わらないけど、寝心地はそれなりだから
お仲間の不満はある程度和らぐね。あと、砂漠や雪原みたいな特殊な場所じゃなければ
設営できるようになるよ」

勇者(王都に戻ればもっといい寝具も買えそうだけど…その分値段も張るだろうし……)


どうしますか?
1.薬草を購入する 1個200G(購入する個数もお書きください。購入できる最大数は10個です)
2.普通の寝具を購入する。 2000G
3.何も買わずに戻る
4.その他

安価>>↓2
※一発で購入を確定させるので二種類以上買う場合は、複数選択可です。
所持金11990G
529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/07(月) 22:16:17.32 ID:JjPlfiXYo
薬草10個
寝具は別の場所で良い奴買ったほうがいいでしょ
530 :1 [sage]:2013/01/07(月) 22:16:52.59 ID:WzOGG4hDO
あ、しまった。薬草の値段は一つ100Gです。

安価↓
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/07(月) 22:20:10.22 ID:zmywshhGo
薬草10 寝具
532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 22:28:25.72 ID:WzOGG4hDO
薬草10 寝具

勇者「それじゃ薬草10個と寝具ください」

店主「おお。そんなに購入してくれますか。では3000Gね」

勇者「はい」つ3000G

店主「どうもありがとうございました〜」

リザルト
薬草の個数が10個になりました。
普通の寝具を購入しました。
寝具は特別な理由が無い限り1種しか持てないので簡易寝具を50Gで売りました。
所持金が9040Gとなりました。

〜〜〜
533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 22:29:03.52 ID:WzOGG4hDO
〜〜〜

勇者「やっぱり普通の寝具の方がふわふわですね」

戦士「その分かさばるし重いけどな。…まあ、持てないほどじゃないからいいけど」

盗賊「それじゃ、今度こそどうするか決めないとね」

どうしますか?
1.次の町の場所を聞き出し移動する。
2.流石に最近体を酷使しすぎだろう。一日オフにする。
3.戦士の言葉どおり自害し『勇者の証』の力で王都へ戻る。
4.その他

安価>>↓2
534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/07(月) 22:35:22.52 ID:zmywshhGo
ksk
535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/07(月) 22:40:03.26 ID:JjPlfiXYo
3
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/07(月) 23:34:07.64 ID:zmywshhGo
あ、今わかった
あの妖魔は、今まで月1の生贄と引き換えに、他の魔物の侵攻を防いでくれていたんだ・・・
537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 23:50:45.80 ID:WzOGG4hDO
>>536
結果論ではそのとおりです。但し、それがあの町の人間が意図してそうなったのか、
単純にあの妖魔が自分のテリトリーを守っていた結果そうなったのかは結局のところ不明です。


3.戦士の言葉どおり自害し『勇者の証』の力で王都へ戻る。

勇者「……そのことなんですけど…そろそろ王都に戻ろうと思います」

それは覚悟のいる選択だった。

盗賊「ん〜〜。そうね、普通の冒険者としての旅もいいけど、キミは勇者だもんね」

そう答える盗賊。もともと覚悟していたのか、意外なほどあっさりした答えだった。

勇者「ええ。それじゃ…遣り残したことはありますか?」

盗賊「ん〜。お酒を……って、ててて…あ〜やっぱりいらない。なんだか二日酔いがひどいし」

戦士「あたいも特にないねぇ。大きい町なら武器屋によってみるのも悪くないだろうけど
こんな辺境じゃねぇ」
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 23:51:13.72 ID:WzOGG4hDO
勇者「そうですか。それじゃ……」

自分の持つ鉄の剣を自分の首筋に当てる。

勇者「………」

戦士「…大丈夫。解釈してやるよ」

踏ん切りのつかない勇者に戦士はそう言葉を続ける。

ザシュッ!!

その言葉に背中を押された勇者は鉄の剣をゆっくりと動かし…その瞬間鈍い感覚と共に
意識を失うのだった。

〜〜〜
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 23:51:52.52 ID:WzOGG4hDO
〜王都 宮殿〜


???「おお勇者よ、死んでしまうとは情けない…」

意識を取り戻しつつある勇者の前で、昔聞いた言葉が再び聞こえる。

勇者「う、う〜〜ん」

???「ほれ起きろ。一体今までどこにおったのじゃ?」

勇者「……は!?こ、ここは…?王都に戻ったのか?」

???「うむ。自覚があるということは死んだという自覚もあるのじゃな?」

勇者「あ、へ、陛下。…ご無沙汰振りです」

王「うむ。……それよりも良いタイミングで戻ってきた。勇者に早急に向かってもらわなければ
ならぬところがある」

勇者「え!?早急に…ですか?」

王「ああ。お主も知っておろうが、南の熱帯地方で亜人どもが反乱を起こしたのじゃ!」
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 23:52:39.31 ID:WzOGG4hDO
勇者(南?……そういえば戦士が南は魔族にも人間にも属さない獣人や亜人が住んでるって…)

王「きゃつらめ!我が軍が統治してやっているというのに、反乱とは!!勇者よ、
今回の亜人たちの反乱、鎮めるのに力を貸すのじゃ」

勇者「でも…南国ははじめから亜人種たちの世界だったんじゃ……」

王「だからじゃよ。魔族との戦争にはわれらが力をあわせて当たらねばならん。それを
あの未開の住人たちは我らに力を貸さぬと抜かしおる。それどころか、今まで散発的に
小規模で行われていたそれが突然、統率を持って行われておるのじゃ。…背後に
魔族の煽動があったに違いないわ!」

勇者「………」

王「よいな、これは依頼ではない。命令じゃ」

勇者「……承知しました」

命令といわれれば従うしかない。今の勇者という特権は国王によって保証されており
逆に言えば国王に首輪をつけられているのだ。

勇者は、なんとなく腑に落ちない気分になりながら仲間と共に王宮から去るのだった。
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 23:53:17.94 ID:WzOGG4hDO
〜〜王都 広場〜〜

勇者「……陛下の話、どう思います?」

盗賊「………南の南国地帯はさまざまな小規模種族が住んでいる場所。そんな彼らが一致団結しなければ
ならないほど追い詰められた。…ってところじゃない?」

その褐色の肌からわかるように盗賊は南国の出身であり、そう回答する。

戦士「だけど、確かにおかしい。彼らは少数ながら誇り高い種族。そう簡単に他の種族と
手を取り合うとは……統率が取れだしたということは…誰か求心力の強い人物が……」

勇者「……それもしかして……銀眼の魔女?」

昨日の記憶がまだ新しい勇者は思わずそう口出しする。
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/07(月) 23:54:11.11 ID:WzOGG4hDO
戦士「それはどうだろう?確かに魔女は吟遊詩人の詩に出るほどの人物。いわば生ける伝説だ。
だけど、魔族領に向かった彼女がこうもはやく行動できるだろうか?」

盗賊「そうね。まだ結論を出すには早い。…それはそうと、これからどうする?」

勇者(陛下から早急に行動するようにといわれたけど……正直言って俺たちは旅の疲労が半端じゃない。
幸い王都は娯楽が多い場所でもある。…一日くらいオフを作ってもいい気もするけど…)

どうしますか?
1.国王の命令なら仕方が無い。とりあえず南へ向かう。
2.…勇者にだって休養は必要だ。今日一日オフにする。
(その際に1人当たりにどれだけお小遣いを与えるかもお書きください)
3.とりあえず王都に戻ったなら武器防具道具屋へいこう。
4.その他

安価>>↓2
所持金4520G
543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/07(月) 23:56:45.93 ID:zmywshhGo
2 一人500G
544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 00:02:22.17 ID:ZXjuucy+o
545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 00:03:44.04 ID:wDoTA8kCo
ああ、前に親父攻撃して返り討ちになった武器屋か・・・
546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 00:49:33.55 ID:ySSq+f3DO
3.とりあえず王都に戻ったなら武器防具道具屋へいこう。

勇者「それじゃとりあえず装備を整えましょう。所持金が半分になったとはいえ、
物価も半分。結果としては変化は無いはずですし」

そういうと、早速冒険者のための総合ストア。……いわゆるデパートと呼ばれる場所へ向かう。

〜〜王都 デパート〜〜

そこは3F仕立ての巨大な建物だった。

勇者「へえ。こんなところあったんだ」

戦士「ん?お前ははじめてか?まあ気を抜けよ」

盗賊「なんだかいやらしい…」

二ヒヒと笑う盗賊を尻目に買い物を始める。
547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 00:50:34.00 ID:ySSq+f3DO
何を買いますか?
1.鉄の剣+1 戦闘力5 1000G ノーマル 戦、勇
2.鋼の剣   戦闘力6 1500G ノーマル 戦、勇
3.鋼の剣+1 戦闘力7 2500G ノーマル 戦、勇
4.毒虫のダガー 戦闘力5 2000G 毒属性 戦、勇、盗、メイド
(戦闘時、30%の確率で戦闘力+2※但し、アンデット、アストラル体、ゴーレムなどは無効)
5.銀のナイフ  戦闘力5 2000G 銀属性 戦、勇、盗、メイド
6.聖鉄のナイフ 戦闘力6 3200G 聖属性 戦、勇、盗、メイド
7.盗賊の弓 戦闘力6 2500G 対空属性 盗
8.装飾されたレイピア 戦闘力8 4500G ノーマル属性 メイド(二刀流が使えません)
9.鋼の鎧 戦闘力5 1500G ノーマル 戦、勇
10.鋼の鎧+1 戦闘力6 2500G ノーマル 戦、勇
11.皮の鎧+1 戦闘力4 1000G ノーマル 戦、勇、盗
12.古聖樹のベスト 戦闘力5 2200G ノーマル 戦、勇、盗
13.古聖樹のベスト+1 戦闘力6 3600G ノーマル 戦、勇、盗
14.鋼の盾 戦闘力4 1500G ノーマル 戦、勇
15.鉄のかぶと 戦闘力3 1200G ノーマル 戦、勇
16.鋼のかぶと 戦闘力4 2000G ノーマル 戦、勇
17.ヒスイの髪飾り 戦闘力3 1700G ノーマル 盗、メイド
18.銀細工のティアラ 戦闘力4 2500G ノーマル 盗、メイド
19.寒冷地仕様の寝具(雪原での野営が可能。その他は普通の寝具と同じ) 1000G
20.砂漠仕様の寝具(砂漠地帯での野営が可能。その他は普通の寝具と同じ) 1000G
21.軽い寝具(普通の寝具より扱いやすく不満が更に減る。但し、危険地帯では仕様不可) 2000G
22.薬草(最大所持数の上限は10個。現在10個持っているため購入不可) 50G
23.普通の保存食(一日分の食料。最大所持数は他の食料と合わせて10食。現在所持数2食)100G
24.豪華な保存食(一日分の食料。最大所持数は他の食料と合わせて10食。現在所持数2食)500G
25.簡易濾過装置(水探しのときにボーナス。また道中で水分補給が出来る場所が現れる) 200G

安価>>↓2
(一括で購入するので複数選択可。所持金4520G)

勇者装備 鉄の剣・戦闘能力4 鉄の鎧・戦闘能力4 鉄の盾・戦闘能力3 皮の帽子・戦闘能力1
メイド 銀のナイフ×2・戦闘能力5×2 バトルドレス・戦闘能力6 ホワイトブリム・戦闘能力1 
盗賊 盗賊のダガー・戦闘能力4 革の鎧・戦闘能力3 鉄の小手・戦闘能力3 蛍石の髪飾り・戦闘能力2
戦士 蛮族の大剣(両手持ち)・戦闘能力10 鉄の鎧・戦闘能力4 バンデットヘルム・戦闘能力3
548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 00:57:05.00 ID:vHD08Lpso
簡易濾過装置は欲しいな
寝具も欲しいがかったばっかりなのでスルー
549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 01:03:00.32 ID:tgBh6tfAO
鉄のかぶとを勇者に
簡易濾過装置
550 :1 [sage]:2013/01/08(火) 01:15:41.68 ID:ySSq+f3DO
寝る前に見たら確定してますね。では今日は買い物がおわったところでここまで。

おやすみなさいませ。
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 01:20:30.82 ID:J38z2/RS0
おつー

状況は確実に悪化していってる気がするがなんとかなるっしょ(楽観)
忍者さんも魔女っ子も死んじゃいねーみたいだし
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 19:19:09.48 ID:ySSq+f3DO
15.鉄のかぶと 戦闘力3 1200G ノーマル 戦、勇
25.簡易濾過装置(水探しのときにボーナス。また道中で水分補給が出来る場所が現れる) 200G

勇者「………」

あっけにとられる勇者。そこは勇者の知るどのような商店よりもはるかに大きく品揃えも
非常に豊富だ。

戦士「まあ、こんだけ種類があると選ぶのも一苦労だろうな」

実際の言葉どおり直ぐに購入するものは決まらず、一時間近く見回した後……

勇者「それじゃ、鉄のかぶととこの簡易濾過装置にしましょう」

と、決めるのだった。

リザルト
鉄のかぶとを買い、勇者が装備しました。
簡易濾過装置を買いました。
皮の帽子を装備する人がいないので50Gで売却しました。
所持金が3170Gになりました。

〜〜〜
553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 19:19:54.57 ID:ySSq+f3DO
〜〜〜

勇者「♪♪♪」

戦士「ほっほぉ。馬子にも衣装とはよく言ったもんだねぇ。なかなか様になってるじゃないか?」

勇者「ですよねぇ。今まで鉄の装備で固めてたのに頭だけ皮の帽子でちょっと間抜けでしたもんね」

盗賊「それにしてもよくそんなに重い装備してられるわね。あたしじゃ絶対に無理だわ」

勇者「これでも一応勇者ですから。…冒険に出たときは移動するだけでも一苦労でしたけどね」

そんな会話をしながら……

どうしますか?
1.国王の命令だし仕方が無い。とりあえず南へ向かう。
2.…勇者にだって休養は必要だ。今日一日オフにする。
(その際に1人当たりにどれだけお小遣いを与えるかもお書きください)
3.その他

安価>>↓2
所持金3170G
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 19:22:53.68 ID:RdmppLHAO
ksk
555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 19:24:04.08 ID:dwkhUnVFo
情報収集のために酒場へ
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 19:35:00.09 ID:ySSq+f3DO
…ん〜、やっぱり自由選択はしばらく無しにしましょうかね。
理由は以下の文を見ればわかると思います。


情報収集のために酒場へ

勇者「それじゃまずは情報収集のために酒場へ行きましょうか?」

戦士「ん〜。それも悪くないけど、酒場の本番は夕方以降。まだ午前中だぜ?」

盗賊「そうねぇ。実際宿屋の一階が酒場であることが多いし、この前のキャラバン到着のときも
夕食のときに情報収集したでしょ?」

勇者(あ…そういえばそうだ。……ていうか、メイドがいなかったときは毎回夜に何をするかの
選択が出てたよな。あれって、酒場に行って情報を収集しろっていう意味だったんだ)

現在において夜は目下メイドといちゃいちゃするための時間。そのため行動選択は
夕食のときに変わっていたりする。…もちろん、前回の宿屋での一件のとおり
それで不都合が生じるわけではないのだが。
557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 19:35:27.30 ID:ySSq+f3DO
戦士「まあ、行ってみるのもいいが人がいなけりゃ情報は集まらない。正直言って
夜まで待って酒場に行ったほうがいいぞ」

勇者「………」

どうしますか?
1.夜まで待って、昼間は自由時間にする。
(その際に1人当たりにどれだけお小遣いを与えるかもお書きください)
2.昼間にだって情報は集まるかもしれない。今から酒場へ
3.夜までは待てない。このまま南へ向かう。

安価>>↓2
(そのほかの選択だった場合は更に安価下)
558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 19:40:57.36 ID:xR65k0MAO
設定や伏線考えても読まず考えない安価ばかりで大変だなww
もっとも無理ないけど

安価下
559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 19:43:16.35 ID:dwkhUnVFo
>>558
うるせえガラケーもしもしは黙ってろ
もう夕方くらいにはなったと思ったんだよ


560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 19:44:07.65 ID:dwkhUnVFo
小遣いは60Gで
561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 19:46:04.66 ID:zgLB065y0
1 200g

今回の変更は英断だな。
実際自由選択でミス連発してるし。
562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 20:21:24.51 ID:ySSq+f3DO
え〜と。>>1ももしもしガラケーなんですけど…謝ったほうがいいですか?
ちなみに夕方になったと判定した場合は一番はじめに宿の選択が発生します。



1.夜まで待って、昼間は自由時間にする。
(その際に1人当たりにどれだけお小遣いを与えるかもお書きください)

60G

勇者「そうですね。それじゃ……今日はオフにしましょうか?」

そういうと、60Gの資金を渡す。

戦士「……そうだな。そういえば…体がくたくただ」

盗賊「正直久しぶりの休暇はうれしいけど……ちょ〜っとしょっぱいわね」

貧乏時代であるならともかく今はそれなりの財政が潤っている。60Gという額は
戦士にも盗賊にも感銘を与える額には遠く及ばないようだった。

勇者「さて、それじゃメイドも……」つ60G

メイド「………」ふるふる

勇者「ん?いらないの?」

メイド「………」こくん
563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 20:21:57.70 ID:ySSq+f3DO
勇者「だけど、メイドも仲間だし……」

メイド「……………です」

本当にか細い声。その内容を正確に聞き取ることはできなかったが、勇者の鎧の下の綿入れの袖を
つまんでいるところを見ると一緒に行動したいらしい。

勇者「………」

どうしますか?
1.よし、今日はメイドさんとデートをしちゃおう!
2.…そういえば、一番友好値低いの多分盗賊さんだな。ちょっとご機嫌とっておこうか
3.それにしても人は顔によらないな。一番お世話になってる戦士さんを接待だ!
4.…自由行動のときは唯一キングクリムゾンが発動しない。ここはメイドさんとえっちだ!

安価>>↓2
564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 20:34:22.31 ID:RvRbIVOx0
4  攻めの姿勢!
565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 20:35:07.27 ID:dwkhUnVFo
566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 20:59:23.27 ID:ySSq+f3DO
そういえば…中の人もすっかり忘れてましたが、このスレは>>8の変更点にあるように
下1のレスから5分以降であれば連レスOKとしています。
もし、どうしても安価をとりたい人はとりあえず適当にレスして5分間待つほうが
早いですよ…多分ですが。


1.よし、今日はメイドさんとデートをしちゃおう!

勇者「よし、それじゃ今日はデートだ!」

そう宣言する勇者。

メイド「………」

無口で無愛想、そして勇者の直球ど真ん中の容姿を持つ勇者と同じくらいの年齢の女性は小さくうなずく。

勇者「でも……どこにしようか?メイド、行きたいところある?」

メイド「………」ふるふる

勇者「だよねぇ」

今までもそうだが、基本的に彼女は絶対に自己主張しない。はっきりいえば今回のわずかな
ジェスチャーすら彼女にとっては大胆な行動に思える。
567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 21:00:06.57 ID:ySSq+f3DO
勇者(……戦士さんやら盗賊さんの性格は手に取るようにわかるからデート場所なんて
考えなくてもいいんだけどなあ…)

そもそもあの自己主張が強い2人なら、こちらから提案せずとも向こうが強引に決めてしまうだろう。

勇者(……さて、戦士さんと盗賊さんに60Gしか渡していない手前、俺もあんまり羽振りの良い場所
へはいけないな)

どこへ向かいますか?
1.今日は天気もいいし、王都の中央公園でのんびり日向ぼっこ(0G〜)
2.実家へ戻ってメイドとパン屋の手伝いでもするか(0G〜)
3.…まあお金もかからないし、適当にウインドショッピングでもしておこう(0G〜)
4.そういえば珍しい動物とか集めた動物園があるよな?(30G〜)
5.…ここは意外な盲点かも。闘技場で賭けに興じてみる(100G〜)※増えることもあります。
6.ふむ。そういえばメイドって意外と酒に強いんだな。普通の酒場へ(50G〜)

安価>>↓2
(しばらくの間はその他は無し。その他安価はその直下とし、選択肢のみの行動となります)
568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 21:01:55.68 ID:RdmppLHAO
5
569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 21:02:18.98 ID:dwkhUnVFo
570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 21:39:55.90 ID:ySSq+f3DO
ん〜〜、今日の安価って全部dwkhUnVFoさんがとってますねぇ。
まあ人が多くない(?)のと携帯から見ると一人一人のIDを確認しづらいので
今まではあまり気にしてなかったのですが…
ここまで連続でスナイプされると他のスレみたいにちょっとくらい規制入れたほうがいいのかな?
(全部偶然だったらすみません)

3.…まあお金もかからないし、適当にウインドショッピングでもしておこう(0G〜)

勇者「…それじゃ、その辺ぶらぶらしようか?」

メイド「………」こくん

もう少し使える金があれば選択肢は増えるだろうが、金額を決めたのは勇者自身。
自身の判断にちょっとだけ後悔しながら商店街へと足を向ける。
571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 21:40:48.39 ID:ySSq+f3DO
〜〜王都 大通り〜〜

ここは王都に住む一般人の坩堝。さまざまな人々が冒険では決して着ることの出来ない衣装を
買いあさり、さまざまな所に出店されている屋台のファストフードに舌鼓を打っている。

勇者「……何か欲しいのある?」

勇者が歩く三歩後ろにはメイドがすまし顔…否、無表情で歩く。

彼女の装備であるバトルドレスは一見すると普通のメイド服と変わらず、また左腕と右の足首に
つけられた奴隷の印から、人々から好奇の目で見られていた。

…もっとも、本当に目を引いた理由はメイド服でも奴隷の印でもなく、その美しさからであるが。

勇者(…ふう。やっぱり無反応か。そもそもこういったものに興味なさそうだもんな)

一般の女性であればこういうものに興味のある年頃だろう。しかし、高級奴隷へ施された呪いは
主人に対しての絶対の忠誠を誓わせるという極悪なものであり、結果、彼女は自身への
興味も含めて欲というものがほとんど存在しない。
572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 21:41:27.94 ID:ySSq+f3DO
メイド「………」

それでも、本来の高級奴隷は主人を楽しませるために演技をする。それは、自分が何かに
興味を持つことで主人を喜ばせるという行動を深層心理に埋め込まれているためであるのだが…
生来無口で無表情である彼女は、そういうことすらしない。

つまり、奴隷商人がいっていた『高級奴隷としては味噌っかす』という言葉は事実なのだ。

勇者(……ちょっと失敗したな。だけど彼女にはやっぱり欲はほとんど無い。たぶん欲があるとすれば
それはあくまで俺という主人と共にいたいということだけなんだろう)

それを知っただけでも収穫である。次はこういう物欲を刺激する場所ではなく、勇者自身と
のんびり出来る場所にしようと思う勇者だった。
573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 21:42:24.19 ID:ySSq+f3DO
〜〜王都 中央広場〜〜

戦士「ふう、なんだかんだでリフレッシュできたぜ」

盗賊「うんうん。今日は一日……羽を伸ばしたなぁ…」

勇者「そうですか。俺はまあまあってところでしょうか?」

戦士「ああそうだ、酒場で情報を仕入れたいならあまり高級な場所に泊まるべきじゃないぞ。
高級な場所は商人や富豪が泊まる場所。冒険者として必要な情報を知りたいならそういう人物が
泊まる場所にするべくだ」

勇者「なるほど……」

どうしますか?
1.豪華な宿に泊まる(4人で600G)
2.普通の宿に泊まる(4人で200G)
3.質素な宿に泊まる(4人で100G)
4.実家に戻る(無料)

安価>>↓2
(しばらくの間はその他は無し。その他安価はその直下とし、選択肢のみの行動となります)
574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 21:46:38.38 ID:dwkhUnVFo
取り過ぎたかスマソ

安価↓
575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 21:56:38.75 ID:xOVcs6jno
では2.で
576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 22:30:33.43 ID:ySSq+f3DO
2.普通の宿に泊まる(4人で200G)

勇者「そうですね。それじゃ今日も普通の宿にしましょう」

盗賊「そ〜ね。あんまり安すぎると冒険者じゃなくてごろつきの宿になるしね」

そう勇者に賛同する盗賊の言葉もあり、あっさりと普通の宿に決まるのだった。
577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 22:31:06.67 ID:ySSq+f3DO
〜〜普通の宿 酒場〜〜

盗賊「それにしても、今日も大変だったわねぇ」

木製のジョッキを片手にしみじみとそうつぶやく。

勇者「え?今日って買い物以外って何かありました?…もしかして自由行動中?」

盗賊「……いっちゃっていいかな?」

戦士「…もう半分いてるだろ。今後のために教えておいてもいいんじゃないか?」

勇者「な、なんだかずいぶんもったいぶりますね?」

盗賊「そうでもないんだけどね。今日の朝、勇者ってば自害したよね?」

勇者「はい。……戦士さんに介錯してもらってますが」

それはいまだに残る嫌な感触。出来ればあのまま忘れていたい感触だ。

盗賊「それよ。勇者が自害する。そのことで、貴方の護衛奴隷……どうしたと思う?」

メイド「………」もぐもぐ
578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 22:31:57.40 ID:ySSq+f3DO
勇者「まさか!?」

盗賊「そうよ。…でもまあ、最下層の奴隷じゃなくて良かったわ。肉壁用の奴隷なら
勇者の身代わりになって死んじゃってただろうし」

戦士「…まあありていに言えば、勇者を殺したあたいにメイドが攻撃してきたんだよ」

勇者「!?」

盗賊「まあ、ある程度予想がついてたからその攻撃を私がしのいだんだけど…
あんたが完全に死亡するまでものすごい猛攻だったわよ」

メイド「………」もぐもぐ

戦士「ああ。力はあたいが圧倒的に上、すばやさは盗賊のほうが上なはずなのにな。
まあ、あたいたちはメイドに攻撃できないというハンデはあったが」

勇者「……メイド…今の話、本当?」

メイド「………」こくん
579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 22:32:41.00 ID:ySSq+f3DO
戦士「勇者が完全に死んだら一気にここに転送されて、直後王の親衛隊に押さえつけられたから
面倒ごとにはならなかったがな」

勇者(そういえば……生き返ったとき。周りに誰もいなかったな…直ぐに陛下から討伐命令が
でたから考える暇も無かったけど)

戦士「まあ今回のことでわかったことは2つ。メイドは勇者の危機に対しては危険人物を攻撃する。
そして、勇者が死んでも呪いは解けないということだ」

勇者「…へえ。」

そんな会話が続いた後……

どうしますか?
1.当初の予定通り情報を集める。(どんな情報を求めるかもお書きください)
2.どうせなら今の話をもう少し詳しく考える。
3.いや、せっかく今日はオフだと決めたんだ。ぱーっと騒ぐ。(100G消費)
4.今日の自由行動でどんなことが起きたか雑談する。

安価>>↓2
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 22:33:46.23 ID:dwkhUnVFo
ksk
581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 22:38:00.75 ID:wDoTA8kCo
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 22:38:09.17 ID:vHD08Lpso
4
583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 22:38:38.80 ID:wDoTA8kCo
あ、求める情報は、これから行く予定の南の様子とかについて
584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 22:54:17.07 ID:ySSq+f3DO
1.当初の予定通り情報を集める。(どんな情報を求めるかもお書きください)
これから行く予定の南の様子とかについて

 
勇者「それじゃ予定通り情報を集めましょうか?」

盗賊「そーね。それで、どんな情報を集めるの?」

勇者「当然、これから行く南についてです」

盗賊「……それって多分、集める必要ないわよ?」

勇者「え!?」

盗賊「だってあたし、南の国の出身だし」

あっけらかんと言い放つ盗賊。

戦士「ついでに言えばあたいはギルドからの出向で南で傭兵をしたことがある。
まあ、一ヶ月以上前の話だから勇者は忘れてるだろうけど」

勇者「……そ、そっか。でも、欲しい情報って最新のものがいいんだけど…」

盗賊「ま、それもそうか。だったら南の軍駐屯地で聞けば早いような気もするけどね」
585 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 22:55:10.67 ID:ySSq+f3DO
戦士「聞いた話だと内戦は起きたばかり。傭兵として稼ぎに行った冒険者がもう帰ってくるとは
なかなかに考えづらいか。まあ、だけど情報くらいなら集められるかもな。向こうに行って
何かが必要とわかっても手遅れだし」

そういいながら情報を集めることにする。

安価>>↓にレスをください。
その際に1/10が奇数の場合、盗賊の隠しスキル『色仕掛け』が発動し、+2の補正を得ます。
コンマ+(発動すれば)色仕掛けの結果が
8以上 おお!なんと盗賊も知らない情報を持つ南国から帰ったばかりの冒険者を発見!
7以下 …うん。南国出身の盗賊以上に詳しい人なんてそうそういないよね。

となります。
※コンマで高い数字を出した場合、それ以下の数値の結果も全て取得できます。
※※色仕掛けは酒場や酔っ払い、若い男などを誑かす場合に発動するスキルです。
586 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 22:55:45.34 ID:DUMq7h7SO
んっふ
587 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 22:59:21.93 ID:wDoTA8kCo
補正込みで6かぁ
588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 23:01:04.07 ID:xOVcs6jno
oshii
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 23:49:08.67 ID:ySSq+f3DO
4+(色仕掛け)2=6

7以下 …うん。南国出身の盗賊以上に詳しい人なんてそうそういないよね。

盗賊「おにぃさ〜ん。今の熱帯地方って…どうなってるか知ってるぅ?」

おにいさん「お、いい女。…そうだねぇ。直接は行ってないけど、俺たちがネコミミ族って呼んでいる種族、
あれって本当はシャーズっていうんだぜ」ドヤ顔

盗賊「……そんなの知ってるわよ」プイッ

戦士「う〜ん。流石に最新情報はあんまり無いね。南国で大規模な反乱が起きてることを
知らないやつもいるくらいだ」

勇者「……そうか、仕方が無い。盗賊が知っていることだけでも教えてよ」

盗賊「そ〜ね。…何からいえばいいかしら?」

戦士「まずは熱帯地方で何が起こっていたかだな。そもそも何故反乱が起きたのか、それを知らなくちゃ
どうしようも無いだろう」

勇者「…そうですね。盗賊さん。教えてもらえます?」
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 23:50:06.02 ID:ySSq+f3DO
盗賊「うん。って、このことについては戦士のほうが詳しいんじゃない?」

戦士「……なんだよ。せっかく花を持たせてやろうと思ったのに。…まあひと言でいうとな。
王国の経済は南国地帯の犠牲の上に成り立ってるんだよ」

勇者「……そういえば……昔、どこに行こうか悩んでいたときそんなことを言ってましたね」

戦士「ああ。あの時も『人間の汚い面を見たくないのであれば向かわないこと』っていったね。
王国は…まあ、西の国々ではほとんどの国がそうだけど、奴隷経済ってやつが根幹にある。
まあ、あたいなんて経済の話なんてさっぱりだが、奴隷を売り買いするととてつもない利益が出るし
奴隷を労働者として扱えば格安で物が作れる。そして国はそれに税をかけることで莫大な国庫を得る。
これくらいは想像がつくだろう?」

勇者「そうですね。それくらいなら」

戦士「それじゃその奴隷はどこから調達してくると思う?」

勇者「……もしかして…熱帯地方……ですか?」

戦士「全部とは言わないけどね。実際、メイドの肌は白いだろう?戦災孤児や貧困家庭、
奴隷同士の結婚のよって生まれた子供。他にも自分自身を売ることで糊口をしのぐ人間や
罪を犯して市民権を失った犯罪者。まあ色々いるよ。だけど、その中で一番利益がでかいのが
『奴隷狩り』だよ」
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 23:50:50.45 ID:ySSq+f3DO
勇者「………」

戦士「奴隷狩りなら捕まえて攫ってしまえばいいからね。その後はそれを『知らないことにしている』
商人が、奴隷印を刻み込めばもう、それは完全に奴隷になる。呪いの効果はさまざまだけど、
その呪いの力で奴隷は主人に反抗しようとする気概が削られてゆくのは共通しているはずさ」

勇者「…そしてその奴隷狩りがもっとも盛んなのが南の南国地帯…」

戦士「そうさ。あたいは傭兵として南に行ったことがある。実際、その仕事っていうのは
無理やり弾圧して半ば強制的に反乱を起こさせ、それを気に一気に捕縛し、奴隷にしてしまうって寸法だよ。
いや、もっとえげつない方法もあったね」

盗賊「…まあ、南の部族はみんな誇り高くてよい意味でも悪い意味でも他の部族とは馴れ合わない。
つまり、結束するという思考自体がなかったのよ。だから、結局もう何年も同じことの繰り返し。
キミだって奴隷市場で見たでしょ?ネコミミ族…あたしたち風にいえばシャーズやエルフが
奴隷として販売されているのを」
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 23:51:26.53 ID:ySSq+f3DO
勇者「…はい」

戦士「そういう意味で今回のことは王国にとっては衝撃的…いや、彼らにとっては必然なのかもしれない」

勇者「…でも…俺って……人間側の立場として鎮圧しなくちゃいけないんですか?」

盗賊「………わからない。でも、キミが他の人たちから『勇者』と呼ばれたいのなら……
国王の命令は絶対よ。キミが勇者なのは『勇者の証』に選ばれたからじゃなくて、国王に
認められているからなのよ」

勇者「……でも、なんだか割り切れません」

戦士「そうだな。だけど、お前に実感は無かったとしてもこの国はその犠牲の上に成り立っていた国だ。
お前がそれをどんなに他人事として扱おうと思っていても、南国を救おうと思うのならおまえ自身、
国を裏切り、この国の経済の疲弊…特に魔族との戦争中の今、それは致命的になりえることを
知る必要がある」

勇者「…なんとか……話し合いで決着は出来ないんですか?」
593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 23:52:12.06 ID:ySSq+f3DO
戦士「それは無理だな。お互いの言い分が最初からかみ合っていない。奴隷制度をなくし、
開放をしようという動きは確かに皆無じゃない。事実、奴隷商人はそれを感じているからこそ
高級奴隷のメイドをお前にただ同然で譲ったんだ。…お前はもうプロパガンダとして利用されてるよ」

勇者「そ、……そんな。おれはそんなつもりでメイドを買ったわけじゃありません」

戦士「お前の考えは問題じゃないんだ。結果が全てなんだよ。大体積年の恨みを解消することなんて
そう簡単には出来ない。事は『魔王を倒せばよい』だけの勇者の範疇から大きく逸脱している。
お前に出来ることといえば……そうだな。どれだけ被害を少なく、この反乱を鎮圧するか、ってくらいだ。
もちろん、国王に反旗を翻すって判断もあるが…死亡して転送される先が王宮であるのなら、
死ぬことは出来なくなるし勇者としての数々の特権もなくなるだろう。
…それに、メイドとは間違いなく離れ離れになるな。奴隷反対の人間が奴隷を持ってていいと思うか?」

勇者「………」
594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/08(火) 23:52:51.73 ID:ySSq+f3DO
盗賊「……どうする?どっちに付くか、もう決めちゃう?」

勇者(………)

どうしますか?
1.俺は勇者だ。この国のために南の熱帯地方を征圧する。
2.まだ、決めてしまうには情報が足りない。とりあえず南にいってから考える。
3.王国がそんな酷いことをしていたなんて。勇者である前に人間として許せない、国を裏切り南国側につく

安価>>↓2
※あくまで現在における勇者のスタンスです。もし選んだスタンスと逆の情報が加わればスタンスを
変更できることもあります。
595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 23:56:17.60 ID:tgBh6tfAO
596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 00:00:59.14 ID:RUsmF03Wo
597 :1 [sage]:2013/01/09(水) 00:02:46.10 ID:2/sOFjZDO
あ、最後の※をコピペ忘れました。

※スタンスは早いうちに決め、最後までブレなければいいことがある…かもしれません。
逆にブレブレだったり日よりみすぎるとチャンスを逃す…かもしれません

安価>>↓
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 00:03:28.68 ID:RUsmF03Wo
599 :1 [sage]:2013/01/09(水) 00:18:28.47 ID:2/sOFjZDO
では1に決まったところで今日はここまで。

この一連のイベント、今回の選択も含めて重要なものになる…
というか、予想されてる方もいるでしょうが今後のシナリオ自体が大きく変化する可能性が
あるので多数決にしようかな?とも思ってますが、安価スレじゃ無くなってもいいですか?
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 00:30:09.98 ID:RUsmF03Wo
多数決にするなら、できれば安価出す前に言ってほしかった・・・・
まぁ構いませんけど
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 00:37:05.45 ID:VIvFILZA0
おつ

次から多数決もでてくるってこと?
おkですよー
602 :1 :2013/01/09(水) 00:57:31.87 ID:2/sOFjZDO
>>600
確かにそのとおりですね。
ということで、一番ブレブレなのは中の人という皆さんには大変申し訳ないことをしてしまいますが、
もう一度、今回は試しに『多数決』にて投票を募りたいと思います。
せっかく安価をいただいた>>600さんに申し訳ないので、票が同数だった場合、1を選択します。

王国と南の熱帯地方との関係、勇者はどちらのサイドを支持しますか?
1.俺は勇者だ。この国のために南の熱帯地方を征圧する。
2.まだ、決めてしまうには情報が足りない。とりあえず南にいってから考える。
3.王国がそんな酷いことをしていたなんて。勇者である前に人間として許せない、国を裏切り南国側につく
(心は南国側だとしても、何の準備も無くいきなり裏切るほど勇者は阿呆ではありません)
4.それ以前に多数決は反対。

今回はあくまでお試しの多数決です。
締め切りは次回更新執筆開始予定のの19:00まで。一つのIDで一票のみ有効とします。
(先ほど安価された方ももちろん投票可です)
その中で選ばれた最も多い選択をいたします。
また引き続き、多数決という判定についてご意見があればお伺いいたします。
※あくまで現在における勇者のスタンスです。もし選んだスタンスと逆の情報が加わればスタンスを
変更できることもあります。
※スタンスは早いうちに決め、最後までブレなければいいことがある…かもしれません。
逆にブレブレだったり日和見すぎるとチャンスを逃す…かもしれません。
603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 00:59:51.22 ID:5GD5AnuSO
2
604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 01:25:59.06 ID:VIvFILZA0
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 01:29:54.03 ID:3ABwzoa4o
1
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 01:42:05.20 ID:1s7IfeFXo
607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 01:52:25.93 ID:5Uwr0MMqo


多数決自体はたまに入れると面白くて良いと思います(時間かかるけど)
安価踏んでみたいけど追い付いた時にはもう誰かが踏んでました、という状況だった人も参加出来て良いと思います
他の人がどう思ってるのかも分かるし
608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 06:38:09.71 ID:BpoWbT0Q0
1
609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 10:29:41.62 ID:uaqLoN/b0
3

ラジアータストーリーの終盤を思い出させるな。
こっちを選べば獣人やエルフとムフフな展開もありそうだし、最近ドワーフの女といったら毛むくじゃらじゃなくて
ロリっこに転身してるしみたいだし。

なにより人間に反逆する人間なんて燃える!
610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 11:21:51.49 ID:CIpu6W8AO
1
王国に反逆したら、死んだ時に敵のど真ん中に転送されることになるし
勇者のメリット全て剥奪になるだけではなく、家族や友人にも危害が及ぶ
あと、メイドと一緒にいられなくなる(もし仮に呪いが解けたとしても
勇者のことを憎みこそすれ慕ってくれることはありえないだろう)


それにしても、この選択肢はなんだか、タクティクスオウガのロウルート・
ニュートラルルート・カオスルートの分岐点みたいだな…
611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 11:28:54.80 ID:2MM0uNps0
3

いや、普通にシャーズを種族として出すほどのスレ主だし、ドワーフ女は顎髭生やしたマッチョおばさんだろ。

てかシャーズ出してくるとは…スレ主は最低でも30過ぎのオサーンだな。
……それがいい。
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 11:45:14.55 ID:0bxWsHgW0
>>610
あくまで予測だが、※に書いているラッキーな事って、亜人側についた方がでかい気がする。
あくまで予測だけど南国で扇動してる人って、すでに会っている人かその家族のような・・・。
もし、彼女と和解が出来る、もしくはカッカケを得られるなら俺はメイドより彼女を選ばせてもらう
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 11:47:20.75 ID:0bxWsHgW0
3
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 11:52:15.44 ID:CIpu6W8AO
ああそうか…
あと、王国側についたら、盗賊とお別れになる可能性も出てくるな…
3に訂正できますか?
615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 14:09:08.72 ID:kz7OVnXAO
616 :Ben :2013/01/09(水) 18:29:15.67 ID:J95/A5JE0
2
時間は命です、特に今回の場合、反乱を収まるは第一なのです。

王都で頼りなる奴がいなければ、重い装備を勇者の家に置く、馬を手に入れる、南方の村や都市で休むと同時にもっと良い情報と盾を手に入れる。

ちなみに、馬を買うも良し、料金を払って借りるも良し、王様や将軍に貰う方法もありえる。

情報だけが欲しい、と言うなら、奴隷商人に聞けば一番と思います、情報は商人の命ですから。
また、交渉が旨くいけば、王様より多くな支援を手に入れると思います。リスクも多いですけれど。

とにかく、更なる情報は無けらば、何もできません。現地に到達した後で判断する、と私のお勧めです。
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 18:39:01.07 ID:svLFW6EAO


何やら「アバター」的な展開
しかしこれどっち選んでも不幸にしか成らなそうだなww
展開予想ではベトナム戦争みたくベトコン(亜人)が米軍(王国)と死闘を広げてサイゴン陥落するけどホーじいさん(魔王軍)によって森の中に消えるんだろなぁ……
618 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 18:40:45.46 ID:KiGxG50AO
619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 18:50:06.30 ID:AHY4YRQGo
>>617
      ./       ;ヽ 
      l  _,,,,,,,,_,;;;;i  <いいぞ ベイべー!
      l l''|~___;;、_y__ lミ;l  逃げる亜人は反乱軍だ!!
      ゙l;| | `'",;_,i`'"|;i |  逃げない亜人はよく訓練された反乱軍だ!!
     ,r''i ヽ, '~rーj`c=/ 
   ,/  ヽ  ヽ`ー"/:: `ヽ
  /     ゙ヽ   ̄、:::::  ゙l, ホント 南方は地獄だぜ! フゥハハハーハァー
 |;/"⌒ヽ,  \  ヽ:   _l_        ri                   ri
 l l    ヽr‐─ヽ_|_⊂////;`ゞ--―─-r| |                   / |
 ゙l゙l,     l,|`゙゙゙''―ll___l,,l,|,iノ二二二二│`""""""""""""|二;;二二;;二二二i≡二三三l
 | ヽ     ヽ   _|_  _       "l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |二;;二二;;二=''''''''''' ̄ノ
 /"ヽ     'j_/ヽヽ, ̄ ,,,/"''''''''''''⊃r‐l'二二二T ̄ ̄ ̄  [i゙''''''''''''''''"゙゙゙ ̄`"
/  ヽ    ー──''''''""(;;)   `゙,j"  |  | |


3で
620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 18:58:05.81 ID:fPLuIAiqo
2
王国について知らな過ぎるんだよな
どうして勇者が駆り出されたのか、そもそも勇者が何であるかもはっきりとは分からないし
621 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 19:29:24.66 ID:bCVtQWPXo
3
622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/09(水) 20:11:41.29 ID:ikHcykZJ0
3
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/09(水) 20:49:18.29 ID:2/sOFjZDO
皆様たくさんの投票ありがとうございます。
結果は1が4票、2が4票、3が9票でしたので、3で進めます。

そして、特に多数決について反対の意見はないようなので、これからもたまに(主にこれからの
シナリオが大きく分岐する際に)『多数決』で決めさせていただきます。

たくさんの投票ありがとうございました。
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/09(水) 20:49:45.87 ID:2/sOFjZDO
3.王国がそんな酷いことをしていたなんて。勇者である前に人間として許せない、国を裏切り南国側につく
(心は南国側だとしても、何の準備も無くいきなり裏切るほど勇者は阿呆ではありません)

場所は酒場から勇者のとった宿屋の一室へと移動していた。

勇者「……正直言ってまだわかりません。ただ今の話を聞いただけで答えるのなら…
やっぱり俺は王国が正しいとは思えない」

勇者の判断はある意味において王国だけでなく、人間への反旗とも取れる選択だった。

戦士「……そうだな」

盗賊「……うん」

本来であればそれが正しい正しくないにかかわらず、王国で募った仲間に返事をする内容ではない。

しかし、ここにいるのは南国で行われている弾圧を知るものと、実際にそこで生まれたもの。
そして最後に主人には絶対服従のもの。

いかなる偶然か、それを発言することが許される状況だった。
625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/09(水) 20:50:17.97 ID:2/sOFjZDO
勇者「もちらんまだ、確定は出来ません。今までのことを知ったからといって、今起こっていることが
それと関係しているのかはわかりませんし」

戦士「…まあそうだな。国王の言葉どおり、もし本当に南の国が魔族に煽動されて
本意ならずに反旗を翻しているのであればその魔族を打ち倒せば鎮静化がすすむはず。
それが彼らにとっての幸せかはどうかは彼らが決めることだ」

盗賊「そうね。なんにしろある程度の前情報は今教えたとおり。南に住む部族の種類とか
位置関係、大体の規模とかはあたしの頭の中に入っているから、もし必要になったら
教えてあげるわね」

こうして、勇者は王国へ不信感を抱くのだった。
626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/09(水) 20:50:46.02 ID:2/sOFjZDO
〜〜王都 中央広場 朝〜〜

勇者「ふぁぁ〜〜………」

戦士「あいかわらずだな。夜にがんばるのもいいが、次の日に影響出るほど盛るなよ?」

盗賊「ほんとほんと。腰が立たなくなってもしらないんだからね?」

勇者「…い、いいじゃないですか。誘ってくるのはメイドからなんですからね!」

盗賊「はいはい。それじゃ…そろそろ向かいましょうか?南の駐屯地は一日でつくらしいわよ」

そんな会話をしながら…

どうしますか?
1.早速南の熱帯地方へと向かう。
2.…そういえば遣り残したことがある。
(遣り残した内容もお書きください)

安価>>↓2
627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 20:54:31.11 ID:VIvFILZA0
家族に会っておこう
628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 20:57:07.35 ID:CIpu6W8AO
2 装備の見直し(必要なら買い足し)
南に出る魔物に有効な武器防具道具等ないか盗賊にアドバイス求める
629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/09(水) 21:19:02.39 ID:2/sOFjZDO
装備の見直し(必要なら買い足し)
南に出る魔物に有効な武器防具道具など無いか盗賊にアドバイスを求める。

勇者「そういえば盗賊は南の国出身なんですよね。今の装備で大丈夫だと思います?」

盗賊「そうねぇ。……魔物相手なら余裕でしょ。それより今回の問題は……敵が
亜人種になるかもしれないということ。彼らは……強いわよ。ドワーフたちが精錬している
ミスリス製の武器は『魔法銀』と呼ばれるほど強力だし、ドラコンやドラコケンタウロスは
その名のとおり半竜。つまり炎に対して強力な体性を持ってるから勇者のもつギラの効果は
ほとんど効かない。ウルフリングはワーウルフと呼ばれる種族に近い特性を持ってるから同じように
ノーマル属性の武器に耐性を持ってるし、エルフの強力な精霊魔法は高位になると
精霊そのものを召還することすら可能にしている。…敵の攻撃が一様じゃないから、これがあれば
便利とか、そういったものは無いわね。」

勇者「……つまり、何かに特化させた編成ではなくバランスよく装備している必要があると?」

盗賊「そうね。…でも、非戦闘員は人間と同じで大体の種族共通で非力よ。だからこそ
奴隷狩りなんてとんでもないことがまかり通っていたわけだけど…」
630 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/09(水) 21:19:35.80 ID:2/sOFjZDO
戦士「……ついでにいうと、敵が亜人になるとは限らない。場合によっちゃ…わかってるな?」

勇者「…そうですね」

暗に敵は人間になる可能性をほのめかしていることくらい勇者もわかっている。

……どうしますか?

1.よし、それじゃ買い物をしよう
2.…亜人と戦うつもりはない。魔物相手なら余裕というなら南へ向かおう
3.他にも遣り残したことがある。
(遣り残した内容もお書きください)


安価>>↓2
631 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 21:21:50.94 ID:bCVtQWPXo
熱帯で砂漠あるなら砂漠用のテント欲しいな・・・
安価下
632 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 21:22:08.62 ID:AHY4YRQGo
633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/09(水) 21:28:02.81 ID:2/sOFjZDO
1.よし、それじゃ買い物をしよう

勇者「なんだか昨日も買い物しまくったんだけど…少し心配だな。後悔先にたたずってことで
もう一回買い物に行きましょう」

そういうと昨日のデパートと呼ばれる場所へ向かう。

何を買いますか?
1.鉄の剣+1 戦闘力5 1000G ノーマル 戦、勇
2.鋼の剣   戦闘力6 1500G ノーマル 戦、勇
3.鋼の剣+1 戦闘力7 2500G ノーマル 戦、勇
4.毒虫のダガー 戦闘力5 2000G 毒属性 戦、勇、盗、メイド
(戦闘時、30%の確率で戦闘力+2※但し、アンデット、アストラル体、ゴーレムなどは無効)
5.銀のナイフ  戦闘力5 2000G 銀属性 戦、勇、盗、メイド
7.盗賊の弓 戦闘力6 2500G 対空属性 盗
9.鋼の鎧 戦闘力5 1500G ノーマル 戦、勇
10.鋼の鎧+1 戦闘力6 2500G ノーマル 戦、勇
11.皮の鎧+1 戦闘力4 1000G ノーマル 戦、勇、盗
12.古聖樹のベスト 戦闘力5 2200G ノーマル 戦、勇、盗
14.鋼の盾 戦闘力4 1500G ノーマル 戦、勇
15.鉄のかぶと 戦闘力3 1200G ノーマル 戦、勇
16.鋼のかぶと 戦闘力4 2000G ノーマル 戦、勇
17.ヒスイの髪飾り 戦闘力3 1700G ノーマル 盗、メイド
18.銀細工のティアラ 戦闘力4 2500G ノーマル 盗、メイド
19.寒冷地仕様の寝具(雪原での野営が可能。その他は普通の寝具と同じ) 1000G
20.砂漠仕様の寝具(砂漠地帯での野営が可能。その他は普通の寝具と同じ) 1000G
21.軽い寝具(普通の寝具より扱いやすく不満が更に減る。但し、危険地帯では仕様不可) 2000G
22.薬草(最大所持数の上限は10個。現在10個持っているため購入不可) 50G
23.普通の保存食(一日分の食料。最大所持数は他の食料と合わせて10食。現在所持数2食)100G
24.豪華な保存食(一日分の食料。最大所持数は他の食料と合わせて10食。現在所持数2食)500G

安価>>↓2
(一括で購入するので複数選択可。所持金2850G)

勇者装備 鉄の剣・戦闘能力4 鉄の鎧・戦闘能力4 鉄の盾・戦闘能力3 鉄のかぶと・戦闘能力3
メイド 銀のナイフ×2・戦闘能力5×2 バトルドレス・戦闘能力6 ホワイトブリム・戦闘能力1 
盗賊 盗賊のダガー・戦闘能力4 革の鎧・戦闘能力3 鉄の小手・戦闘能力3 蛍石の髪飾り・戦闘能力2
戦士 蛮族の大剣(両手持ち)・戦闘能力10 鉄の鎧・戦闘能力4 バンデットヘルム・戦闘能力3
634 :Ben :2013/01/09(水) 21:34:28.32 ID:J95/A5JE0
3
王宮に行こう
王宮魔法使いに願い、属性を武器に加える事しましょう。
635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 21:48:15.79 ID:6siYVZffo
盗賊の弓 
636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/09(水) 21:58:27.64 ID:2/sOFjZDO
>>634
え〜と、かなり前に何度か書きましたが、この世界では剣や防具に永続的な魔法をかける技術は
失われています。(初期パーティが遺跡などを駆けずり回って魔法の武器を探していた理由です)
…なので、魔女っ子の服に『まじない』がかけられて強化されていたり、
魔女っ子が魔物やごみ等を『永続的にかぼちゃに変える』魔法を使えることに
勇者は度肝を抜かされたりしています。
(結構あからさまに書いているので気づいた人もいるかもしれませんが
この辺が魔女っ子の家系がチート級であることの伏線でした)


7.盗賊の弓 戦闘力6 2500G 対空属性 盗

勇者「……亜人種で空を飛ぶ人……っています?」

盗賊「ん〜〜。一応ドラコケンタウロスは飛べるけど……あの種族は格闘による肉弾戦が
得意で、戦闘中に飛ぶことはほとんど無いわよ?」

勇者「…そうですか。…でもまあ、属性がついていて損することは無いでしょう」

今の盗賊の装備はダガー。もともと弓は両手武器の割には攻撃翌力が低い武器であるため人気は無い。

しかし例外的に盗賊の装備する小手とは干渉しあわないため装備することが出来るという
特性を最大限に生かすことにするのだった。

リザルト
盗賊の弓を購入し装備しました。
※盗賊のダガーは汎用アイテムとして使う道具なので売却しません。
所持金が350Gとなりました。
637 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/09(水) 21:59:15.76 ID:2/sOFjZDO
〜〜王都 中央広場〜〜

勇者「…あれだけあったお金が消し飛びましたね」

戦士「そうだな。まあ、今夜の宿代くらいはあるからいいだろう」

どうしますか?

1.準備万端!南の熱帯地方へと向かう。
2.…まだ遣り残したことがあるな
(遣り残した内容もお書きください)

安価>>↓2
638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 22:00:15.30 ID:6siYVZffo
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 22:26:39.19 ID:6siYVZffo
640 :1 [sage]:2013/01/09(水) 22:40:52.23 ID:2/sOFjZDO
すみません、何故か猛烈に眠気に襲われてます…

なので今日はここまで。
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 22:41:06.72 ID:VIvFILZA0
おつおつ
642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 22:42:06.45 ID:6siYVZffo
乙でした!
643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/10(木) 19:27:37.78 ID:NPX/gVqDO
1.準備万端!南の熱帯地方へと向かう。

勇者「……よし。これで準備は大丈夫でしょう!」

そう宣言すると国王の命令より一日遅れで出発するのだった。
644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/10(木) 19:28:16.47 ID:NPX/gVqDO
〜〜南の軍駐屯地〜〜

王都から南へ数時間。南国への国境付近にそれは作られていた。

勇者「…ふう。結構近いんですね」

盗賊「まあ、あたしに言わせれば王国が小さいんだけどね。…まあ、正確には横に長細い
国だし」

勇者「そういえば…東へ向かった時は砂漠地帯の1/3くらいは王国の権威が通じてましたね」

砂漠のオアシスでは勇者の特権が使えることを思い出しそう口にする。

と、そこに…

門番「そこのもの止まれ!ここは王国軍の駐屯地だ。一般人の駐留は禁止されている!」

勇者と同じような鉄の鎧を着込んだ兵士が勇者たち一行の前に立ちふさがり威圧してくる。

勇者「あ、俺は陛下の命令で……」つ勇者の証

門番「し、失礼しました!!将軍がお待ちです。こちらの中央テントへお越しください」

勇者の証=勇者という図式はこの国において常識となっており、武装および所持アイテムのチェック、
武装解除など、一般的な常識を略して将軍のいるテントまで案内される。
645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/10(木) 19:28:45.72 ID:NPX/gVqDO
〜〜南の軍駐屯地 中央本部〜〜

門番「失礼します!勇者様がご到着なされました!」

おそらくこの門番自体この中央テントへ入ることに萎縮しているのだろう。

裏声に近い声を張り上げ、勇者を案内するとそくさと退出する。

???「ああ、久しぶりですな勇者君。斥候からの伝令では昨日つくと聞いていたから心配していましたぞ」

そう言葉にするのは……

勇者「ああ!!貴方は…正騎士さん!?」

そこで見た将軍は、かつて国王から勇者の仲間の候補として紹介された正騎士だった。

正騎士「覚えておられたのですな。光栄の至りとでもいうべきですな」

がははと豪快に笑いながら再開を喜ぶ。…とはいえ、言葉を交わしたのはほんの2.3言。

内容も『勇者に選ばれて災難でしたなぁ』と今までの冒険の旅を先読みするかのような言葉だった
ので印象としては良いとも悪いともいえなかった。
646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/10(木) 19:29:34.77 ID:NPX/gVqDO
しかし、勇者はその前から彼を知っている。彼こそ3年前の大武闘大会の優勝者。

おそらくこの王国でも五指に入る強さの持ち主であるのだ。

勇者「まさか、正騎士さんがこの駐屯地の責任者だったなんて…驚きです」

正騎士「拙者といえどただ飯で暮らすわけには行きませんからな。この駐屯地には
正規の軍以外にもギルドなどからの出向扱いになっている傭兵や冒険者なども
多いですからな。根っからの職業軍人よりも拙者のような男のほうが美味く運用できるのですよ」

勇者「な、なるほど。……それはそうと……俺は何をすればいいんですか?」

正騎士「そうでしたな。と、…その前に……そちらの盗賊とお見受けする女性……その肌…
こちらのほうの出身ですな?」

一瞬きらりと瞳が光る。
647 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/10(木) 19:30:06.69 ID:NPX/gVqDO
盗賊「そうよ。だから何?」

正騎士「…王国の市民権はお持ちですかな?」

盗賊「…あるわよ、ほら」つ市民証

正騎士「ちょっと失礼……ふむ。本物のようですな、失礼いたした」

盗賊「…どーも」

市民権。それは王国国民…特に王都に永住するのであれば確実に必要な権利の一つで
一時的な仮宿として駐留するにしてもこれかギルド証が必要という大切な証であった。

勇者(…あれ?何で持ってるんだろう?盗賊って南の国出身だよね)

そんなことを思う勇者だが、持っているという事実があれば問題ないらしい。謝罪した正騎士は
それからは何も無かったように話す。ちなみに普通の生活をしていれば市民証を見せろと
いわれることは無いため勇者は王都の実家であるパン屋に置きっぱなしである。
648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/10(木) 19:30:46.89 ID:NPX/gVqDO
正騎士「それでは本題ですな。勇者殿もお聞きになっていると思いますが、南国地帯において
大規模な武装蜂起が起きています。知ってのとおり南の南国地帯は人間のほかにも亜人種が
数多く住んでおり、各部族が独立独歩。良くも悪くも連携することは無く、今までは
その隙を突いて鎮圧していたのですが…」

戦士「…各部族が連携した」

正騎士「やはり知っておりましたな。そのとおり。彼らの動きは今までに無いほどに能動的に
なっているのです」

勇者「……思い当たる点はありますか?」

正騎士「ふむ。それについては幾度と無く軍議を行ってきましたが、これといった決め手は
ありませんな。捕虜に拷問で口を割らせた結果でよければ情報はあるのですが…
情報がさまざまに錯綜されており、おそらく捕虜のものどもも正確な情報を知るものは少なく、
それを逆手に味方内に別の情報を知らせているのでしょう。まこといくら連携していても
独立独歩の精神ゆえに出来る荒業ですな」
649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/10(木) 19:31:19.16 ID:NPX/gVqDO
勇者「………」

正騎士「しかし、裏を返せばそこまでして守るべき情報であるということ。つまりは…
格小部族を纏め上げた人物がいるのではないか?というのが大方の予想です」

軍というのも馬鹿ではない。情報を得られないという情報から新たな結論を生み出したようだ。

勇者「……つまり俺たちは?」

正騎士「その纏め上げた人物を葬っていただきたい。それほどの切れ者であれば軍を動かせば
身を隠すなりなんなりするでしょう。その切れ者自身が小部族連合にとっては弱点ですからな。
その切れ者はおそらく自身の価値というものを知っているでしょう」

勇者「………なるほど。でも…俺に出来ると思いますか?」

正騎士「…それは正直わかりませんな。しかし、勇者殿も王国民。もしこの反乱が大規模になれば
王都にまでなだれ込むかもしれません。ここから王都までわずか半日でたどり着くのですから。
それを想像できるのであれば、勇者であるかどうかは別にしても従わざるを得ないのでは?」
650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/10(木) 19:32:00.15 ID:NPX/gVqDO
勇者「………」

何か聞きたいことはありますか?

安価>>↓2
(2.3回聞いた後、今日はこの駐屯地で就寝します)
651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/10(木) 20:47:43.67 ID:GYWPyRZAO
拷問で聞き出したという情報kwsk
たとえ嘘情報だとしても、その種族と接するときに役に立つかもしれない
652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/10(木) 20:56:41.16 ID:GYWPyRZAO
人いないのかな?
>>651でお願いします
653 :Ben :2013/01/10(木) 21:36:27.20 ID:tZJ04k3j0
>>636
先日はすみません、忘れていたので。

後今回の安価の質問について:
地図を見なから、その主謀者の現在いる所、今までの行動ルート、そしてそう思わせる理由を聞きたい。

理由:この手の事は、別に正解じゃなくでも、我が国がそう思っているのが重要。知っても悪くない。仲間に期待しましょう。
654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/10(木) 23:33:19.59 ID:NPX/gVqDO
拷問で聞き出したという情報をkwsk

勇者「…それじゃ、その拷問で得た情報というのを詳しく知りたいんですが…」

正騎士「ふむ。これから潜入してもらう勇者殿は知らないほうがいいと思うのですが。
…我々の考えでは今回の情報というのは罠の可能性が高い。もちろん本物が
含まれている可能性も存在するが。となると流言内容を知り、亜人と接触したさいその情報を元に
行動すると『自白を強要されたとき言い含めていた情報』を知っている男となる。
亜人たちがそんな男を信用するとお思いですか?
無知であることが相手を信用させる要因になることもありますぞ?」

勇者「………」

正騎士「一応念のために申し上げるならば、南の亜人は決して無能ではない。自白の罠が
単にそれを信用しているからではなく、デマを流すことで混乱させている、もしくは
自白の内容を知っている相手を敵と認識するための罠…とも取れますぞ」

どうしますか?
1.それでも聞いておきたい。
2.確かに自白の意図そのものが流言飛語だったらやばいので聞くのを止める。

安価>>↓2
655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/10(木) 23:36:13.78 ID:GYWPyRZAO
2
656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 00:07:52.43 ID:vMY4HKhAO
>>655
657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 00:53:27.45 ID:MG9VMQyDO
2.確かに自白の意図そのものが流言飛語だったらやばいので聞くのを止める。

この若くして正騎士号を得ることになった男、決して腕力だけの男ではなかった。

その個人的武勇はいうに及ばず、まだ30代後半の年齢にあるにもかかわらず『将軍』と
呼ばれる地位にまで上り詰めているのだ。

つまり、彼の言葉は信用に足るものであった。

勇者「…そうですね。確かに自白自体が罠だとすれば……罠が一種類とは限らない。
罠だと見破ることが出来たのに、わざわざ引っかかる必要はありませんね」

故にそう答える勇者。

正騎士「ご理解いただいて幸いですな。それでは…まだ知りたいことはございますかな?」

勇者「………」

どうしますか?
1.もう十分聞いた。
2.他にも聞きたいことがある。
(聞きたい内容もお書きください)

安価>>↓2
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 00:56:29.94 ID:rktYOA5uo
kskst
659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 01:08:35.29 ID:vMY4HKhAO
ksk
660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 01:13:39.16 ID:vMY4HKhAO
ここ数日の王国軍と反乱軍の動きと
今後自分達が首謀者探しをしている間、はどういう動きをする予定なのか
661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 01:47:21.08 ID:MG9VMQyDO
ここ数日の王国軍と反乱軍の動きと
今後自分たちが首謀者探ししている間、はどういう動きをする予定なのか

勇者「…それじゃここ数日の動きを教えてくれませんか?」

単刀直入にそう尋ねる勇者。

正騎士「そうですな。ここ、南の熱帯地方は彼らの土地。故に彼らの戦い方は基本的にゲリラ戦
をおこなっています。こちらが進軍すれば目的地からいなくなり、気がつけば退路を絶たれ、
複数種族による包囲殲滅作戦を敢行する。…敵ながら天晴れな戦い方ですな。
こちらの正規軍はそれなりに対応できますが、冒険者崩れの傭兵どもは統率が悪く、いいように
やられています。彼らの主戦力は武闘派としてしられる、半竜のドラコンやドラコケンタウロス、
それにウルフリングが前衛、そして時には後ろから精霊魔法が飛んできますのでエルフの一部も
積極的に加わっているようですな。逆に位置関係からドワーフ、数の関係からネコミミ族は
ほとんど見かけません」
662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 01:48:12.24 ID:MG9VMQyDO
勇者「なるほど。ゲリラ戦ですか。…ということは彼らの居住地もほとんどわからないんですね?」

正騎士「まあ。大まかの位置なら予測でいますが、武装蜂起した彼らのことです。定住は
しないと見て間違いないでしょうし、そこには罠が張り巡らされているでしょう」

勇者「…それじゃ、俺たちが首謀者探しをしている間の動きは?」

正騎士「それは当然今までどおり鎮圧に当たるでしょうな。勇者殿は死んでも
王宮にて復活されますでしょう?我々としてはこのような搦め手に近い作戦を敵に知られるわけには
行きませんからな。妙な動きをする愚行はいたしませぬぞ」

勇者(…確かに)

正騎士「首謀者を探す方法は一任します。こちらで変に作戦を授けても連絡が取れあえない時点で
意味はありませんからな。敵の弱点を探し出していぶりだすもよし、そちらの盗賊を使うもよし。
…ただ、潜入するのであれば…そちらの奴隷はお連れすることはお勧めしませんな」

メイド「………」
663 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 01:48:51.09 ID:MG9VMQyDO
勇者「…どうしてです?」

正騎士「聞くまでも無いでしょう?この南方地方が武装蜂起をした理由の一つは間違いなく
それが原因だからですな。たとえそれが熱帯地方の奴隷ではなくとも、奴隷を引き回している人間に
たいしてこの国の人間族が友好的になることは無いでしょう。無論、南国の人間も奴隷印のことは
十分承知してます。もし交渉に立つとすれば間違いなくその印の有無を調べられるでしょうな」

勇者「………」

正騎士「どうします?もし、そのメイドを連れてゆかないのであればこちらから手練のものを
派遣しますが?」

勇者「………」

どうしますか?
1.メイドはどうしても連れてゆく。
2.メイドは置いてゆくが、臨時の仲間は派遣は拒否する。
3.メイドを置いてゆき、代わりの戦力を求める

安価>>↓2
664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 01:54:47.02 ID:yxrrATFX0
僧侶がいなければ、2で行きたい。
665 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 02:44:16.08 ID:Lb694zJw0
2
666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 15:56:52.78 ID:MG9VMQyDO
2.メイドは置いてゆくが、臨時の仲間は派遣は拒否する。

勇者は悩む。ここでメイドを置いてゆくということは、自分が叛意を持つことに気づかれたときに
彼女が人質になるのではないか?と。

しかし同時に正騎士の言葉はおそらく真実であり、メイドが奴隷だと知られれば亜人種と交渉の
テーブルにつくことすら難しいだろう。

…そして勇者は不意に昨晩のことを思い出す。戦士は前もってあちらに着くのならばメイドとは
遅かれ早かれ別れることになるだろうと宣告していた事を。

勇者「………そうですね。メイドは申し訳ありませんがこの場に残してゆきます。ですが、
臨時の仲間はいりません」

正騎士「なんと。…それでは3人で南へ向かうと?」

勇者「はい。確かに戦力がかなり減るのは厳しいですが、同時にもし臨時の仲間が亜人たちに
顔が割れていれば…メイドを外した意味がありません」

もっともらしくそう説明する。…もちろん本当の理由としては別にあるのだが。
667 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 15:57:22.31 ID:MG9VMQyDO
正騎士「ふむ。確かにそのとおりですな。ということは勇者殿は向こう側に潜入するということですな?」

勇者「…そうですね。虎穴に入ずんば虎子を得ず。こちらには運良く南方出身の盗賊がいます。
それを最大限に利用しようかと」

正騎士「なるほど。確かに南方にもぐりこむには良い材料…わかりました。では、
そこの奴隷は拙者が責任を持って保護いたしましょう。……では、そろそろ夜も更けてきましたな。
今夜は宿代わりの宿泊所を設けております。全員個室を用意しておりますのでぐっすりと
お休みなさいませ」

そういうと従者に命令し、勇者たちをそれぞれのテントへと向かわせるのだった。
668 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 15:57:53.37 ID:MG9VMQyDO
〜〜南の軍駐屯地 宿泊用テント〜〜

…いつの間にかメイドが勇者のテントへと入ってくる。

メイド「…うぅ……」

今までの夜の生活でもっとも淫猥に乱れるメイド。

それは…まるで今生の別れを惜しむようだった。

勇者(呪いのためとはいえ…俺はこんなにも慕ってくれている彼女を裏切ろうとしている。
それなのに彼女は不満一つ無く今まで尽くしてくれて……俺は…本当にこのまま
祖国の王国よりも南の熱帯地方に肩入れしていて…良いのだろうか?)

ここで再び多数決による分岐です。

選択肢
1.メイドと別れることはわかっていた事だ。初志貫徹で南国側につく
2.……わからん。正直…選べない。
3.俺は…祖国には家族や友人がいるしやっぱり彼女を見捨てることは出来ない。王国側につく。

日時は本日の21:00まで、一つのIDで一票のみ有効とします。
上記の3つの選択肢の中からお一つを選び投票ください。
また、途中の変更は受け付けますが、変更の際はその旨もお書きください。
同数の場合は、前回と同じ結果である1を選択します。
669 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 16:59:52.60 ID:+j7Z3JBO0
1

変更する理由がなにひとつ無い
670 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 17:08:29.45 ID:nRfKIcdV0
2
671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 17:13:36.59 ID:+j7Z3JBO0
1
672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 17:19:19.28 ID:aGqu747v0
あ、すみません。
>>669が反映されてないと勘違いしてレスが被りました。
>>671は無視して下さい
673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 17:25:02.54 ID:aGqu747v0
あれ!?
IDが変わった?回線切ってもIDは変わらないはずなんですけど…すみません。671と672は同一人物です
674 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 17:34:59.37 ID:T1Rfkw2p0
1
675 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 17:36:04.77 ID:y38Xn815o
1
676 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 17:54:14.19 ID:kLE11k5AO
677 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 18:06:56.04 ID:vMY4HKhAO
今メイドが勇者を慕っているのは、呪いによる偽りの主従関係のせいだし
勇者を思いとどまらせるようなことをしてくるのも、奴隷商が、自分への
裏切り行為を防ぐため徹底的に教育したせい

きっと本心では奴隷の呪いを憎んでいるだろうし、勇者が奴隷解放の
為に動くのに賛成してくれるはずだ
678 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 18:40:08.81 ID:/GkImF+40
3
679 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 19:10:41.94 ID:zhbVoZah0
2、まだ決断をする時ではない。
が、いずれメイドの呪いを解く、本当の意味で仲間してもらう
680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 19:11:02.47 ID:/GkImF+40
あ、すいません>>678です
sage忘れてました
681 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 19:50:55.47 ID:rktYOA5uo
意見が分かれてますね

自分は1.で
682 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 19:59:03.10 ID:AzcDZKs5o
こんな時ニンジャさんがいればなぁ・・・

1で
683 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 21:04:49.47 ID:MG9VMQyDO
ではでは、一番多数の意見は1だったのでそれを選択します。


1.メイドと別れることはわかっていた事だ。初志貫徹で南国側につく

勇者(……だけどメイドのこの行動もきっと……)

考えると虚しくなるので考えなかったこと。偽りの感情で彼女を支配している自分。

それは…とてつもなく邪悪にも思える。

勇者(…だけど彼女には罪は無い)

正直な話、勇者はどうすればいいのかわからない。彼女を解放したとして今までの行動が
無かったことにはならないのだ。

勇者(…何かを手に入れるためには何かを捨てないといけない……。たとえ彼女に
救いが無いとしても……)

目の前の女性をどんなに哀れんでも…自分は前に進むしかないのだと自分に言い聞かせる勇者であった。
684 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 21:05:16.91 ID:MG9VMQyDO
〜〜南の軍駐屯地 朝〜〜

正騎士「行かれるのですかな?」

それは早めの朝食の後。向かう先は駐屯地の南だが、それが南の住人に見られると不味いことになるので
一旦北の門から弧を描くように大きく旋回し、ここから数キロ先から南の熱帯地方へ入ることになっている。

勇者「はい。それはそうと…たくさんの食料ありがとうございます」

正騎士「なんのなんの。食料には国の紋章などは入っておりませんからな。持っていたとしても
不審がられることなど無いでしょう」

と、再び剛毅に笑い飛ばす。

勇者「それでは…行ってきます。メイドのこと…なにとぞよろしくお願いします」

と、4人から1人少なくなった状態で旅立つのだった。
685 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 21:05:56.71 ID:MG9VMQyDO
〜〜南の熱帯地方 入り口〜〜

勇者「…さて、それじゃ最初にどこに行こうか?」

盗賊「そのことなんだけどさ、まずあたしの故郷に行かない?婆様ならあたしの言うこと
聞いてくれると思うしさ」

戦士「そうだな。何の手がかりも無い状態から手探りで行くよりはいいが……あの将軍の話じゃ
集落の位置は変わってるって言ってなかったか?」

盗賊「そうだけどさ。…多分、あそこだという目星はついているのよね〜」

と少しだけ自慢げに話す。

勇者「それってここから遠いですか?」

盗賊「うん。まあ歩いて二日くらいかな」

戦士「二日か…少し遠いな。本来この辺の魔物は雑魚同然だったが、今はメイドがいない。
故に戦闘力が一気に減ったせいで魔物相手もそれなりに気を抜けなくなっている」
686 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 21:06:38.86 ID:MG9VMQyDO
盗賊「しょうがないでしょ。あの時は四人の戦闘力で測ったんだから。勇者だって
それを承知で3人旅にしたんでしょ?」

勇者「ま、まあ…そうですね」

戦士「だが…あの将軍……意外と切れ者だったな。血筋だけの無能軍人であれば
そこまで深く考えなくとも大丈夫だと思っていたが…。もしかしてあたいたちの
心理をある程度予測しているかもしれんよ」

勇者「…そ、そうなんですか?」

戦士「まあ、あくまでも『もしかしたら』程度だろうけどね。一番大きいのが
勇者が臨時の仲間を断ったことだ。あれによって情報が漏れる心配はなくなったが
同時にあの将軍は違和感を感じたはずさ。何故自ら戦力の増加を断ったのか?
自分たちの息のかかった人物を加えるのを好まなかったんじゃないか?ってな感じでな」
687 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 21:07:23.82 ID:MG9VMQyDO
勇者「…そうですね。とっさに顔が割れているかもしれないからと答えましたが…
兵士ではなく冒険者の中から選ぶのであればその心配はほとんどありませんからね。
第一、冒険者が怪しいのであれば俺たちも亜人たちから見れば十分に怪しいということになる」

戦士「やっぱり気づいていたか。だからこそ、人質としてメイドを引き受けた…のかもしれん。
もちろん、もしものときの保険程度の認識で9割は善意からの行動だろうけど」

勇者「…彼女。俺たちが反乱軍に加わったら…どうなると思います?」

戦士「まずは当然人質に使うだろうけど…奴隷を人質にしてどの程度効果があるかは
おそらく将軍自体が疑問視してるだろう。性格はともかくあれだけの美しさとスキルだ。
運がよければ再び商人によって奴隷の呪いを上書きし、中古品として卸されるかもな」

勇者「運が悪いと?」

戦士「当然見せしめとなるだろうな。散々嬲られ……最後は…」

自分の人差し指でちょんと自分の首を横に叩く。
688 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 21:08:01.16 ID:MG9VMQyDO
勇者「……そんな…。そんなことって…」

戦士「あんまり甘えたこというなよ。あれはあくまでも奴隷だ。今のあれはすでに
奴隷じゃないころの彼女じゃない。そういう意味では…すでに生きた屍骸みたいなもんなんだよ。
お前はそんな悲劇をいつまでも繰り返させないために決断したんじゃないのか?」

勇者「………でも…」

戦士「わかっている。助けられるならもちろん助けるさ。だがな、国を裏切るということは
そういうことなんだ。お前だってそれくらいわかっていたことだろう」

勇者「……そうですね」

そんな風にしみじみとなる。

盗賊「暗くなるのはわかるけどさ…あたしたちの行動、そろそろ決めない?」

どうしますか?
1.今は盗賊のコネに頼るしかない。その目星がついているという場所へ行ってみる。
2.もっと近い集落を探してみる。
3.今のうち各種族の特徴などを聞いておく。

安価>>↓2
689 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 21:14:40.13 ID:zhbVoZah0
1
690 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 21:26:44.57 ID:eNN9csEB0
>>689
691 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 21:51:18.34 ID:MG9VMQyDO
1.今は盗賊のコネに頼るしかない。その目星がついているという場所へ行ってみる。

勇者「…そうですね。食べ物は豊富ですし、熱帯地方は比較的水分補給が容易な区域。
今もっている水筒と簡易濾過装置を使えば2日間の移動工程に問題は無いはずです」

戦士「ああ。しかしその道のりで亜人たちに出会わなければいいが…。今の状況から考えて
道すがらあった亜人たちはほとんど交渉の余地は無い。亜人にとって今のあたいたちは
敵でしかないからね」

盗賊「そういう意味で亜人が出たら逃げるしかないってわけね。……まあ、大丈夫でしょ」

そんなことを言いながら早速南国に向かう3人。

〜〜〜
692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 21:51:43.82 ID:MG9VMQyDO
〜〜〜

戦士「ああ、その前に…お前、今回はどんな方法で戦う?」

勇者「それはギラを使うか鉄の剣を使うかということですね?」

盗賊「ん〜〜。ギラは炎系の呪文だからドラコンやドラコケンタウロスには効果が低いし
鉄の剣はノーマル属性だからウルフリングにはあまり効果が無い。…まあ、今回、もし
亜人との戦いになっても倒すのが目的じゃなく、あくまで逃げるためのけん制
になるからあんまり関係なけどネ」

勇者(え〜と。戦士さんの戦闘値は19、盗賊さんが14、あわせて33、
継戦能力は戦士さんが16.5、盗賊さんが8.8であわせて25.3か。
俺の戦闘力は11+α、継戦能力は19.3−αだから…)

どちらを攻撃法にセットしますか?
1.鉄の剣をセット。(戦闘能力48.継戦能力44.6≒45)
2.ギラをセット(戦闘能力50.継戦能力40.6≒41)

安価>>↓2
693 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 21:52:53.48 ID:y38Xn815o
逃げ回るなら継戦能力高いほうがいいだろ

694 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 21:57:37.31 ID:whqbUL7Go
1
695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 22:10:44.14 ID:MG9VMQyDO
1.鉄の剣をセット。(戦闘能力48.継戦能力44.6≒45)

勇者「…そうですね。それじゃ、継戦能力を重視して鉄の剣にします」

戦士「そうか。それじゃ…盗賊、あとは頼むよ」

盗賊「おーけー!それじゃ、あたしの後についてきてね」

そういうといきなり小道から離れて歩き出す盗賊。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜2であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は8回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります
(コンマ0は亜人と遭遇します)
696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 22:11:20.72 ID:y38Xn815o
697 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 22:12:16.23 ID:y38Xn815o
スマソ
698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 22:25:10.31 ID:w1dmQb560
1
699 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 22:27:35.57 ID:MG9VMQyDO
2=敵出現

盗賊の歩く道は獣道であり、舗装は当然のごとく一切されていない。

戦士「…こんな道歩いていたら…獣にあうんじゃないか?」

盗賊「そりゃあね。でも、道を間違えないためには……って、もう出た!!」

盗賊の言葉どおり…それは獣道の向こう側からすさまじい勢いで突進してくる!
700 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 22:28:03.40 ID:MG9VMQyDO
暴れ大猿×3が現れた!!

勇者一行の戦闘能力合計48

暴れ大猿19×3=57

57−48=9

安価>>↓にレスをください。
その際の9からコンマを引いた数がダメージとなります。
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 22:28:15.28 ID:AzcDZKs5o
702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 22:28:24.63 ID:y38Xn815o
703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 22:44:54.62 ID:MG9VMQyDO
9−8=1 1ダメージ!!

勇者「大猿!?」

戦士「ちぃ!…だが!!!」

ザシュッ!!!

一刀で両断する戦士。

盗賊「そーね。つい最近似たような敵を倒したもんね」

勇者「そのとおりです!!」

はるか東の大国で妖猿を相手に大立ち回りをした一行である。

いまさら普通の猿ごときに苦戦するはずも無く、あっさりと撃退に成功するのだった。

リザルト
サルの肝を手に入れました(15G×3)
継戦能力が44/45となりました。

〜〜〜
704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 22:45:33.39 ID:MG9VMQyDO
〜〜〜

勇者「俺たち…強くなってますね?」

盗賊「キミの鉄のかぶとと私の盗賊の弓でずいぶん戦闘力が底上げされたもんね」

戦士「だが、今回は野営しなくちゃいけない。こういう小さな体力の消耗も
塵も積もればなんとやら。その辺は敵に会わないことを祈るしかないな」

そんなことを言いながら…

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜2であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は7回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります
※※レスの内容に『薬草を○個使う』等と書くとコンマの内容にかかわらず薬草を使います。
残り10個。一つ使うごとに継戦能力は1回復します。(残りが0個のときは使えません)
(コンマ0は亜人と遭遇します)
705 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 22:46:03.82 ID:AzcDZKs5o
706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 22:53:32.67 ID:rktYOA5uo
やっぱり遭遇率高いな
707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 22:54:05.62 ID:MG9VMQyDO
2=敵出現

盗賊「……しまったわね」

戦士「ああ。まさか…ここが大猿たちの巣だったとは…ねぇ」

勇者「……人間たちの戦争で住処を追われているのかもしれませんね」

気がつけばまたもや3匹の大猿に囲まれる。

暴れ大猿×3が現れた!!

勇者一行の戦闘能力合計48

暴れ大猿19×3=57

57−48=9

安価>>↓にレスをください。
その際の9からコンマを引いた数がダメージとなります。
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
708 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 22:55:02.95 ID:AzcDZKs5o
709 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 23:13:45.68 ID:MG9VMQyDO
9−5=4 4ダメージ!!

最初のグループはあっさり倒すことに成功したのだが、今回のグループは
その大猿を倒した人間への復讐戦である。

勇者「っく!!」

大猿の豪腕を盾で防ぐがその衝撃はすさまじく盾ごと吹き飛ばされる勇者。

戦士「ちぃ!やっぱり3人じゃ連携がとりづらい!」

盗賊「だけど、地力なら勝ってるから…耐えるしかない!」

こうして傷を負いながらも大猿退治に成功するのだった。

リザルト
サルの肝を手に入れました(15G×3)
継戦能力が40/45となりました。

〜〜〜
710 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/11(金) 23:14:14.51 ID:MG9VMQyDO
〜〜〜

戦士「しっかしまぁ。薬草買えるだけ買っててよかったな」

盗賊「そうね。まだまだ余裕はあるけど、薬草が満タンだと安心感が違うわ」

勇者「なんにしろ…もう猿たちが出ないことを祈るだけです」

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜2であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は6回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります
※※レスの内容に『薬草を○個使う』等と書くとコンマの内容にかかわらず薬草を使います。
残り10個。一つ使うごとに継戦能力は1回復します。(残りが0個のときは使えません)
(コンマ0は亜人と遭遇します)
711 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 23:15:30.65 ID:rktYOA5uo
はい
712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 23:15:34.09 ID:AzcDZKs5o
713 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 23:16:00.39 ID:AzcDZKs5o
ff
714 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 23:16:26.26 ID:AzcDZKs5o
jk
715 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 23:17:02.58 ID:AzcDZKs5o
ほい
716 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 23:17:29.71 ID:AzcDZKs5o
おしまい
717 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 23:17:37.11 ID:rktYOA5uo
無事に抜けますように
718 :1 [sage]:2013/01/11(金) 23:40:48.36 ID:MG9VMQyDO
ではでは、最後に敵が出てきたところで今日はここまで。

おやすみなさい
719 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 23:53:47.58 ID:rktYOA5uo
720 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/11(金) 23:59:05.05 ID:y38Xn815o
いいテントを買ったから、寝たら前よりも回復するはず・・・?
721 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 19:04:36.61 ID:g7ocih0DO
5=特に無し
9=特に無し
9=特に無し
6=特に無し
8=特に無し
1=敵出現


おそらく猿のテリトリーを抜けたのだろう。それからは特に問題なく行動することが出来た。

勇者「それにしても…この辺は水が豊富ですね。それに果実もなってるし」

盗賊「そーね。この熱帯地方はスコールとか多いし。ドラコンたちが住んでるも〜っと南にいくと
砂漠でほとんど雨が降らないけど」

戦士「流石に熱帯地方は濾過装置込みでコンマ7以上で水場発見は流石に甘すぎたか?」

勇者「まあ、出ない時は出ないですからねぇ。一日分の水は常に補給して出発しているわけだし」

と、そんなメタな会話をしていると…

ぶ〜〜ん……

どこからとも無く危険な羽音が聞こえる。

勇者「…敵!?」

???「おちゅーしゃでござる!!」ズサッ!!

盗賊「危ない!」カンッ!!

勇者「…蜂がしゃべった!?」
722 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 19:05:05.08 ID:g7ocih0DO
ハニービー×3が現れた!!

勇者一行の戦闘能力合計48

ハニービー20×3=60
※ハニービーの近距離武器耐性+1、対空武器弱点−2により±0!

60−48=12

安価>>↓にレスをください。
その際の12からコンマを引いた数がダメージとなります。
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
723 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 19:05:37.66 ID:SnW9SNAFo
00
724 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 19:57:07.08 ID:g7ocih0DO
12−6=6 6ダメージ!

その魔物は…まさに蜂…に見えるのだがその顔の部分は人…しかも美少女に見える。

勇者「…なんて戦いにくい!!」

空を飛んで攻撃するという敵のアドバンテージもさることながら、見た目の愛らしさも
勇者が攻撃するには躊躇され、その隙に注射器型の槍でひたすら突かれる。

盗賊「………」シュン!!

しかし、それはちょうど弓を装備したばかりの盗賊にとっては的の練習台。

盗賊がすばやく矢を番え、そのまま空を飛ぶ美少女な蜂を次々と射抜く。

ハニービー「ばたんきゅ〜〜」

やはり空を飛ぶモンスターの常なのか、あっさりとやられふらふらになりながら見えなくなる
美しいハンターたち。
725 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 19:57:37.59 ID:g7ocih0DO
勇者「あれ、俺には蜂のきぐるみ着た美少女に見えたんですけど…?」

盗賊「ん〜、でもあれはれっきとした魔物よ。先人たちは何度か平和的交渉を試したしいんだけど、
駄目だったみたい。でも、彼女たちは『ばたんきゅ〜』になると戦意を喪失するからとどめを
刺すのは禁止になってるの。美少女って得よね」

とにかく、彼女らは危険な存在ではあるが殺生は好まれないらしい。勇者はなぜか彼女らの
落としていった蜂蜜を舐めるとその甘さに酔いしれながら更に先に進むのだった。

リザルト
ハニービーの落とした蜂蜜の効果で継戦能力が1回復しました。
継戦能力が35/45となりました。

〜〜〜
726 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 19:58:20.99 ID:g7ocih0DO
〜〜〜

戦士「…流石に真っ暗な中を歩くのは危険だな。今日はこの辺で夜営をするか」

場所は運良く水辺の近く。勇者たちは手際よくテントを設営し、勇者のメラで火をつける。

勇者「盗賊さん、道のりってあとどれくらいですか?」

火に小枝をくべながらそんなことをたずねる勇者。

盗賊「ん〜。あと6時間くらいかなぁ?でも、ここからは森の中層部。魔物はもっと強くなるわよぉ。
キミは剣じゃなくてギラを使ってね」

勇者「…何か剣じゃいけない問題でも?」

盗賊「この辺の敵からは強くなるからっていうのと、こっから先は精霊も出てくるのよねぇ。
銀製の武器ですら耐性がある精霊に、ノーマル武器はいうに及ばず。うちのパーティって魔法使いが
いないでしょ?精霊相手には魔法は必須だからねぇ」

勇者「そ、そうですね。今の武器って全員ノーマル武器だから精霊相手には素通ししちゃいますね」

盗賊「そういうこと。やっぱりパーティってバランスなのよねぇ」

そんな風に会話をしていると、戦士が話を中断してくる。
727 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 19:59:04.38 ID:g7ocih0DO
戦士「まあ、残り6時間なら当たらない可能性も高い。そんなことよりも夜営のことお前知ってるか?」

勇者「…まあ、昔夜営したことはありますが、そのときは眠っていても殺気を探知できるニンジャさんと
そもそも眠る必要が無い妖精が仲間にいたんで、見張り自体したことは無いです」

戦士「だろうねぇ。この前東の大国で夜営したときはモンスターが出る心配の無い場所だったしな」

盗賊「私たちの場合は3交代で全員が最低6時間眠れるように調整するわよ」

戦士「つまり1人3時間の見張りと6時間の睡眠。合計9時間が見張りの時間となる」

勇者「へえ。結構長いですね」

戦士「ああ。その代わり夜営箇所は敵に見つかりにくい場所にするから敵の出現率も移動よりも低い。
運がよければ一度も襲撃が無いかもな」

盗賊「ただし、運が悪いと奇襲を喰らっちゃうけどね」

戦士「まあこういうのは習うよりも慣れろだ。ちゃっちゃとやるか」
728 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 19:59:41.29 ID:g7ocih0DO
そういうと早速夜営の順番を盗賊→勇者→戦士とし、眠ることになるのだった。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜1であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は9回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります
また敵が出現時、1/10のコンマが1以下の場合敵の奇襲となります。
(盗賊が警戒中の1〜3回目は奇襲は発生しません)
※※レスの内容に『薬草を○個使う』等と書くとコンマの内容にかかわらず薬草を使います。
残り10個。一つ使うごとに継戦能力は1回復します。(残りが0個のときは使えません)
729 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 19:59:49.66 ID:zJTyMEO+o
1
730 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 20:00:41.44 ID:zJTyMEO+o
2
731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 20:00:58.10 ID:SnW9SNAFo
mm
732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 20:00:58.98 ID:zJTyMEO+o
3
733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 20:01:35.95 ID:zJTyMEO+o
でた!
734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 20:24:55.55 ID:g7ocih0DO
6=特に何も無し
4=特に何も無し
0=敵出現!(1/10が1以下のため奇襲…ですが、盗賊の警戒タイミングだったため未然に回避)


夜も更けたころ。勇者はゴリラ女こと戦士と一緒に寝息をたてていた。

………こぽっ

それはほんの一瞬。近くの水場に泡が漏れる音。おそらくそれが盗賊以外であれば気にもしない音。

しかし……

盗賊「みんな起きて!」

すばやく全員を起こし、火をそちらのほうへ向ける!

勇者「むにゃむにゃ……美少女!!っしかも半裸!!」

戦士「あほぉ!!?あれは水場の魔物だよ!!」
735 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 20:25:22.04 ID:g7ocih0DO
ルーサルカ×2が現れた!!

勇者一行の戦闘能力合計48

ルーサルカの戦闘力32×2=64

64−48=16

安価>>↓にレスをください。
その際の16からコンマを引いた数がダメージとなります。
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
736 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 20:25:31.29 ID:FhVxkAWAO
盗賊の時で良かった……
737 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 20:46:04.28 ID:g7ocih0DO
16−9=7 7ダメージ!

今回は全面的に盗賊のお手柄だった。

…とはいえ、彼女(?)らの強さは本物。アンデッドであり精霊であり…女神とも呼ばれる存在なのだ。

勇者「つ、つよい!!」

勇者をなまめかしい動きで縛る少女。半裸の少女の腕は柔らかく…冷たい。

戦士「くっそ!!」ガコオッ!

盗賊「いっけ〜!」シュン!!

ルサルカの望みは男を水の底へと連れ込み、朽ち果てるまで愛でること。それゆえに
ターゲットではない戦士と盗賊の奮闘で何とか勇者は水の中へ落ちる事無くすんだのだった。

リザルト
ルサルカの絹糸を手に入れました(20G×2)
継戦能力が28/45となりました。

〜〜〜
738 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 20:46:38.73 ID:g7ocih0DO
〜〜〜

勇者「ふぅ…助かりました。美少女こえ〜」

戦士「まあ目が覚めてよかったじゃねぇか」

盗賊「ふぁ〜あ。それじゃちょうど交代のタイミングだし、そろそろあたしも寝るね。次は
君の番だし…がんばってねぇ」

そう腕をひらひらさせるとテントの中にもぐりこんでゆく。

戦士「まあ、あたいもあんたもスキルとしての危険察知は持ってないからね。気を抜くんじゃないよ」

勇者「そうですね。それじゃまた3時間後に」

そういうと次は勇者が見張りに立つのだった。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜1であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は6回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります
また敵が出現時、1/10のコンマが1以下の場合敵の奇襲となります。
※※レスの内容に『薬草を○個使う』等と書くとコンマの内容にかかわらず薬草を使います。
残り10個。一つ使うごとに継戦能力は1回復します。(残りが0個のときは使えません)
739 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 20:47:20.90 ID:SnW9SNAFo
jk
740 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 20:52:49.55 ID:q/pv3H2Uo
741 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 20:55:10.45 ID:g7ocih0DO
0=敵出現!

勇者(だけど……あのルーサルカってものすごい美人だったよなぁ…)

彼女の手は冷たく勇者の肌を凍らせたのだが、あの美しさは本物。しかも薄絹一枚羽織っている
だけの彼女の姿は松明の光に照らされると、怪しくも艶やかだ。

などと思っていたのが悪かったらしい。

勇者が見張りになったことをいいことに、再びそれは水の底より現れる!

勇者「ひゃ、戦士さ〜ん!!盗賊さ〜〜ん!!」

軽く腰を抜かしそうなホラーな状態にそんな間抜けな叫び声をあげる勇者だった。
742 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 20:55:37.33 ID:g7ocih0DO
ルーサルカ×2が現れた!!

勇者一行の戦闘能力合計48

ルーサルカの戦闘力32×2=64

64−48=16

安価>>↓にレスをください。
その際の16からコンマを引いた数がダメージとなります。
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
743 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 20:59:56.07 ID:q/pv3H2Uo
744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 21:18:17.80 ID:g7ocih0DO
16−7=9 9ダメージ!!

軽く腰を抜かす勇者。剣を片手に左右に振り回すがまるで何事も起きていないかのように
彼女らは勇者の首筋に手を寄せる。

戦士「おっとそこまで!!」ガコッ!!

両手持ちの蛮族の大剣を振り下ろし、ルサルカを無理やり引きはなす。

盗賊「こいつ…あほのように強いんだけど…精霊とかアンデットの属性なのに
ノーマル武器でも十分通用するのが助けだよね」

そう、彼女らは精霊の性質を持ち合わせるアンデッドでありながら肉体を持つため
普通に切り裂くことが出来るのだ。

勇者「そ、それなら!!」

その言葉に奮起した勇者もようやくいつもどおりの剣筋になり……

ルーサルカ「………」

哀れな水霊は霧のように霧散するのだった。

リザルト
ルサルカの絹糸を手に入れました(20G×2)
継戦能力が19/45となりました。

〜〜〜
745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 21:19:55.86 ID:g7ocih0DO
〜〜〜

戦士「ん〜ちょっと運が悪いねぇ」

盗賊「ええ。普通の寝具で回復できるのは全体の1/2。このまま敵が出なくても全快はしないわね」

勇者「というよりまたルサルカが出てきたら下手したら死にますよ。犠牲が出る条件は継戦能力が
20%以下になること。つまり今回の場合は継戦能力が9以下になると犠牲が出てしまいます」

戦士「ふむ…となると、テントで回復するのは23、23に今の数値19を足すと42、
最大継戦能力は45だから薬草を3つくらいなら使っても損は無いか」

盗賊「明日の行動予定は6時間だけだけど精霊とかも出てくるかもしれませんしねぇ」

勇者「……まあ、その辺はおいおい考えて…とりあえず夜営を続けます」

そういうと再び警戒を始める勇者だった。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜1であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は5回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります
また敵が出現時、1/10のコンマが1以下の場合敵の奇襲となります。
※※レスの内容に『薬草を○個使う』等と書くとコンマの内容にかかわらず薬草を使います。
残り10個。一つ使うごとに継戦能力は1回復します。(残りが0個のときは使えません)
746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 21:22:43.13 ID:SnW9SNAFo
薬草3
747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 21:23:24.12 ID:/cFBET7r0
t−
748 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 21:24:19.91 ID:SnW9SNAFo
jk
749 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 21:26:49.39 ID:g7ocih0DO
薬草3

勇者「…そうだな。戦士さんの言葉どおり薬草使っておくか」

そうつぶやくと早速薬草を消費するのだった。

リザルト
継戦能力が22/45となりました。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜1であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は5回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります
また敵が出現時、1/10のコンマが1以下の場合敵の奇襲となります。
※※レスの内容に『薬草を○個使う』等と書くとコンマの内容にかかわらず薬草を使います。
残り7個。一つ使うごとに継戦能力は1回復します。(残りが0個のときは使えません)
750 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 21:27:58.96 ID:SnW9SNAFo
jk
751 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 21:28:28.68 ID:SnW9SNAFo
kkk
752 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 21:28:51.98 ID:/cFBET7r0
>>748は見逃してもらえたのかな
753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 21:29:07.83 ID:SnW9SNAFo
mmm
754 :1 [sage]:2013/01/12(土) 21:39:20.88 ID:g7ocih0DO
たまには自分で。
755 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 21:48:10.58 ID:g7ocih0DO
>>752
今までも明記せずに処理していましたが、見逃すというよりも薬草を使う時点で一旦キャンセルされます。
なので、もし良い結果だとしてもキャンセルになるのでお気をつけくださいませ。

6=何も無し
8=何も無し
8=何も無し
3=何も無し
8=何も無し

…そして夜が明ける。

勇者「ふぁぁ〜〜やっぱり普通の寝具だと寝心地が違いますね」

戦士「よお、起きたか。一応簡単な朝食作っておいたから食ったら出発の用意だ」

盗賊「へぇ。戦士ってば料理も出来るの?」

戦士「…まあ人並みだな。干したものを湯で戻したものだったりするから味は保障しないが」

勇者「どれどれ……んまい!!携帯食をこれだけアレンジできれば上等ですよ!」

戦士「そ、そうか?うん、まあ、要は塩梅だな」

がははと豪快に笑う戦士。珍しく彼女は照れているようだった。

リザルト
継戦能力が45/45となりました。

〜〜〜
756 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 21:48:41.43 ID:g7ocih0DO
〜〜〜

盗賊「さて、体力満タンということで…キミ、昨日いったように今日はギラを使うこと」

勇者「わかってます。それじゃあと6時間、気を張って行きましょうか」

そういうと再び移動を再開するのだった。

戦闘能力が50となり、継戦能力が41/41となりました。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜2であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は6回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります
※※レスの内容に『薬草を○個使う』等と書くとコンマの内容にかかわらず薬草を使います。
残り7個。一つ使うごとに継戦能力は1回復します。(残りが0個のときは使えません)
(コンマ0は亜人と遭遇します)
757 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 21:49:25.82 ID:SnW9SNAFo
99
758 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 21:53:28.52 ID:/cFBET7r0
説明ありがとー

敵はいきなりか
759 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 22:14:00.44 ID:g7ocih0DO
2=敵出現

日程としてはすでに半分を過ぎている。

しかし、それだけ森の深部に入るという事実は危険であるという事実もはらんでおり…

盗賊「……早速お出ましのようね」

そこに現れたのは数本の大木。

しかし、それの枝葉はうねうねと動き、勇者たちの行動を阻害しているように見えた。
760 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 22:14:33.18 ID:g7ocih0DO
エント(若)×3が現れた!

勇者一行の戦闘能力合計50

エント(若)の戦闘力21×3=63
※炎弱点のため戦闘力−2!
※※テンプレには敵一体ずつに対し影響と書きましたが、今回から味方1人の攻撃法に対し
影響に変更します。

61−50=11

安価>>↓にレスをください。
その際の16からコンマを引いた数がダメージとなります。
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
761 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 22:15:41.20 ID:P0elP8YKo
えいや
762 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 22:16:38.14 ID:P0elP8YKo
ごめ゙ん゙な゙ざい゙
763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 22:17:01.48 ID:zJTyMEO+o
うひゃー
764 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 22:34:47.74 ID:g7ocih0DO
11−0=11 11ダメージ!!

それは勇者たち一行よりもはるかに巨大な体の化け物だった。

戦士「ぬがぁ!!」ガシッ!!

戦士がそのすさまじい膂力で大剣をたたきつけるがその幹を一刀できるはずも無く、
わずかな傷をつけただけ。

盗賊「大木相手に弓でどうしろっていうのよ!」

それでも何とか無数の小枝の槍による攻撃をいなし、枝葉を揺らすがそれほどの効果はないようである。

勇者「だけど元が樹なら!!ギラッ!!!」ぼわわわわ〜

勇者の魔法によって盛大に燃え上がる古より存在する森の住人。
765 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 22:35:16.42 ID:g7ocih0DO
それは盛大に燃え上がり…いずれは灰なり炭なりになると思われたが…

ズン!!

燃え尽きる前、ほんのわずかに油断していた勇者の腹に風穴が開く。

勇者「…ぐふっ………ホイミホイミホイミ……」

すさまじい衝撃。それは炎に包まれたトレントの最後の攻撃。もし勇者がホイミを使えない立場であれば
即死もありえそうな状態であったという。

リザルト
トレントの炭を手に入れました(50G×3)
継戦能力が30/41となりました。

〜〜〜
766 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 22:35:56.06 ID:g7ocih0DO
〜〜〜

勇者「…ふう。死ぬかと思いました」

巨大な枝の槍を受け一瞬は死にそうになった勇者。しかし、魔法の力は偉大であり
今では普通に歩くことも可能になっている。

戦士「しかしまあ…結構削られたな」

盗賊「目的地まで残り5時間。まあなんとかなる……かな?」

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜2であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は5回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります
※※レスの内容に『薬草を○個使う』等と書くとコンマの内容にかかわらず薬草を使います。
残り7個。一つ使うごとに継戦能力は1回復します。(残りが0個のときは使えません)
(コンマ0は亜人と遭遇します)
767 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 22:36:55.00 ID:zJTyMEO+o
768 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 22:43:48.08 ID:g7ocih0DO
0=亜人登場!

そして悪い状況は続く。

エントを燃やし尽くしたのはいいがその煙を見た亜人がこちらへ偵察へ来たのだ!

戦士「まずい!逃げるぞ!!」

勇者「でも……話し合えば……」

盗賊「駄目よ!今は戦争中なのよ!いくらあたしがこっちの人間だからって相手に
同じ人間がいなくちゃ意味無いわよ!!」

勇者「ちぃ!仕方ないか!!!」

確認はしていないが偵察に来たのはおそらく3人前後。このまま突っ切れば燃え尽きたエントのほうに
気をやり逃げ切れるだろう。

そう判断すると一目散に駆け出す。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマで出た数字がダメージとなり逃げ切ることが出来ます
769 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 22:45:48.45 ID:zJTyMEO+o
770 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 22:56:44.19 ID:g7ocih0DO
5=5ダメージ!!

一目散に逃げ出す3人。地の利という意味では盗賊がいるため実はほぼ互角。

あとは純粋な根競べになるのであり…

シュンッ!!!

鉄の鏃のついた矢が勇者の腕に突き刺さる。

勇者「くぅ!!」

戦士「よし!あいつら弓を番えているってことは足は止まっているはず。お前、
絶対に止まるなよ!!」

その言葉どおり、攻撃は徐々に精度を落としてゆき…

かろうじて逃げ切ることに成功するのだった。

リザルト
継戦能力が25/41となりました。

〜〜〜
771 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 22:57:18.40 ID:g7ocih0DO
〜〜〜

鏃を抜き、傷口が化膿しないようにすばやく血を口で吸い出す。

勇者「ホイミ!」

ぽわわわわー

戦士「ふう。助かったな」

盗賊「よし、傷口もとりあえずは閉じた。後4時間」

勇者「やっぱり3人だと辛いですね」

盗賊「まあ…まだ少し余裕があるし、次敵が出たらまた考えましょう」

そういいながら再び歩き出す。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜2であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は4回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります
※※レスの内容に『薬草を○個使う』等と書くとコンマの内容にかかわらず薬草を使います。
残り7個。一つ使うごとに継戦能力は1回復します。(残りが0個のときは使えません)
(コンマ0は亜人と遭遇します)
772 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 22:57:46.53 ID:zJTyMEO+o
773 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 22:58:17.60 ID:zJTyMEO+o
774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 22:58:27.86 ID:/cFBET7r0
775 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 23:05:09.29 ID:g7ocih0DO
3=特に無し
0=亜人種出現!

亜人たちの追跡。それは簡単に終わるものではなかった。

盗賊「もう!しつこいわね!!」

戦士「……もういっそ、やっちまうか?」

盗賊「駄目よ!ここで戦ったら今までの苦労はどうするのよ!あと少しなんだからね!」

一瞬敵に向かい剣を抜こうとする戦士を制止し、再び逃亡劇を繰り返させる。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマで出た数字がダメージとなり逃げ切ることが出来ます
776 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 23:05:38.44 ID:zJTyMEO+o
777 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 23:15:55.06 ID:g7ocih0DO
4=4ダメージ!

再び敵の射程距離へと入ってしまう一行。顔を見られるのは仕方ないとしてもこちらに戦意があることは
絶対に見せてはいけない。

それはこれからの交渉のためには絶対必要な条件であり、盗賊や戦士、勇者も
小さな傷をたくさん作りながらも再び射程圏外へと逃げ出すことに成功するのだった。

リザルト
継戦能力が21/41となりました。

〜〜〜
778 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 23:16:28.11 ID:g7ocih0DO
〜〜〜

勇者「もうちょっと……あと2時間……」

戦士「だけど、あまりにも敵に会いすぎじゃね?」

盗賊「そーね。たった4時間で3回も遭遇するなんて運が悪いにもほどがあるわ。だけど
のこり2時間。これなら…」

勇者「え〜と継戦能力が8以下になると危ないから残りの余裕は12。亜人とエントなら
あと1戦くらいは何とかなるけど…」

盗賊「精霊に見つかると危ないわね。まあ判断は任せるわ。精霊相手でも一戦くらいなら
耐えられる可能性のほうが高いはずだし」

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜2であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は2回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります
※※レスの内容に『薬草を○個使う』等と書くとコンマの内容にかかわらず薬草を使います。
残り7個。一つ使うごとに継戦能力は1回復します。(残りが0個のときは使えません)
(コンマ0は亜人と遭遇します)
779 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 23:18:26.75 ID:zJTyMEO+o
薬草3つ
780 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/12(土) 23:26:24.59 ID:g7ocih0DO
薬草3つ

勇者「よし。それじゃ薬草を3つ使いましょう」

ぽわわわわ〜〜ん

盗賊「これで、とりあえず後一戦は耐えられるわね」

リザルト
継戦能力が24/41となりました。


安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜2であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は2回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります
※※レスの内容に『薬草を○個使う』等と書くとコンマの内容にかかわらず薬草を使います。
残り4個。一つ使うごとに継戦能力は1回復します。(残りが0個のときは使えません)
(コンマ0は亜人と遭遇します)
781 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 23:27:15.38 ID:P0elP8YKo
お願いします
782 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 23:27:42.06 ID:q/pv3H2Uo
どうかな?
783 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 23:31:01.46 ID:4dcrIcoL0
おお、やっと到着か。しかし薬草一気に減っちゃったな
784 :1 [sage]:2013/01/12(土) 23:36:29.17 ID:g7ocih0DO
ではでは、ちょうど区切りがいいので今日はここまで。

おやすみなさいませ。
785 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/12(土) 23:53:53.30 ID:mk0CiRKH0
786 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/13(日) 00:06:35.92 ID:YB0/T4Dc0
おつ
787 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/13(日) 00:10:17.95 ID:j33rwmejo
お疲れ様でした
788 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 15:50:57.66 ID:/7SPROADO
8=特に無し
6=特に無し


勇者たちの心配は杞憂であったようだ。

勇者「…薬草、使って損しましたね」

戦士「うんにゃ、確かに可能性は低かった。だが薬草なんざ王国で買えば一つ50G。
一回の冒険で全部使っちまうくらいの勢いでいいんだよ。死んじまったら全てが…
いや、お前は生き返るから今までの苦労がパアだからな」

やや貧乏性の勇者に比べ戦士は現実的だ。

盗賊「……そんなことよりそろそろつくわよ。それとキミ、右腕の『勇者の証』隠しておきなさい。
奴隷印は左腕と足首。つまりチェックされることなんてほとんど無いからね」
789 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 15:51:30.78 ID:/7SPROADO
勇者「…やっぱり黙ってたほうがいいですか?」

盗賊「当然よ、勇者っていうのはね、王国の希望なんだから。それがじきじきに南国に行くって
実はかな〜りやばい状況なのよ。…それに、可能性は低いけど『勇者が奴隷を引き連れている』
って情報がこっちまで届いているかもしれない。そうなったら私も庇いきれないわ」

勇者「…そうですね。そのためにメイドと離れたのに…意味がなくなってしまいますね」

盗賊「まあ、信用を得られるまでの辛抱よ。ある程度確固たる地位を築けば…正体を
知らしめることも出来る。そのタイミングによっては…それは王国にとって脅威になるはず」

戦士「そうだな。重要なのは『自分から正体をばらす』ことだ。多少のヘマは何とかなる場合が
多いが、絶対にばれるなよ。自分から話すのと秘密がばらされるのじゃ印象は正反対だからな」

勇者「わかりました」
790 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 15:52:05.92 ID:/7SPROADO
…などと話していると……

???「誰だ!!!」

突如3人がいる場所とはまったく違うところから声がかけられる。

盗賊「もう見忘れたの?ほらぁ、あたしよ。見覚えあるでしょ?」

その声に聞き覚えがあったのか動じることなく返事をする盗賊。そこに緊張はまったく感じることは無く、
どちらかといえばうれしそうにも聞こえる。

???「……その声……その姿……もしかして……盗賊さん!?」

盗賊「はい正解。それにしても懐かしいわね、元気してた?」

???「…信じられない…あんた……王国にいったって…聞いたから………戻ってきたんだね?」

盗賊「はいはい、感動のご対面はいつでもいいでしょ?それよりもばばさまは元気?
ちょっと会いたいんだけど」
791 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 15:52:43.93 ID:/7SPROADO
???「も、もちろんです。長老も喜びますよ、……そちらのかたがたは…?」

盗賊「ああ、こっちは大丈夫。あたしの仲間。みんなちょっとわけありでね。王国よりも
こっちに味方したいっていってるからつれてきちゃった」テヘッ

???「……本当にあんたって人は…どれだけ向こう見ずなんですか?でもまあ、確かに
ここまできたのなら追い返すわけには行かないですね。そのかわり武装は解除してもらいますよ?」

この場所を知られたからには生きて返すわけには行かない。という意味もあるのだろうが
その表情からはそこまでの決意は感じられない。どうやら盗賊は目の前の青年からは
かなり信用されているのだろう。

戦士「へえへえ、あたいはかまわんよ」つ蛮族の大剣

勇者「…わかりました」つ鉄の剣

???「信用した…とはいえませんが、今は彼女の友として歓迎します。…ただし、しばらくは
行動の自由は無いと思ってくださいね」
792 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 15:53:19.82 ID:/7SPROADO
盗賊「おーけ。…そんなに心配しなくても大丈夫だって。ほら、あたしにも
あっちのふたりにも奴隷の印はついてないでしょ?」

???「泥塗って隠したとか…でも無いようですね。……つきました。ここが我々の隠れ里です」

青年の言葉に気がつくといつの間にか周りの景色は森林地帯ではなく、開けた場所になっていた。

戦士「こりゃ驚いた…いったいどうなってるんだ?」

???「それは秘密です。それよりもまずは長老のところへ。今すぐ用件をお伺いする準備を
いたしますので」

そういうと3人を置いてきぼりにし去っていく青年。

戦士「ありゃぁ…天然のお人よしだね。あたいたちに自由は認めないといっておきながら
こんなところで放置だよ」

ぽりぽりと頭をかきながらそんな印象を口走る戦士。…とはいえ、突如現れた異邦人に
すでに盗賊と同じような褐色の肌の人間が詰め掛けているが。
793 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 15:53:49.78 ID:/7SPROADO
盗賊「あたしがいるからね。あいつ、あたしに惚れてるし」

むふーんと、自慢げに話す盗賊。今までの行動からは確信はもてないが、彼女の自信から見るに
嘘ではないだろう。

勇者「へぇ、盗賊さんモテモテなんですね…って、放置されるほうが怖いんですけど」

周りの人ごみの中には武装している男も見受けられる。剣を渡した状態である
今では正直あの青年がいたときのほうが安心感を感じてしまう。

盗賊「大丈夫よ。それよりも多分あのゲルがばばさまの居住区だと思う。とりあえずいこっか?」

そういうと盗賊は周りの人間に愛想を振りまきながら歩き出し、それにつれられるように
勇者と戦士も歩き出すのだった。
794 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 15:54:25.29 ID:/7SPROADO
〜〜南の隠れ里 長老の居住区〜〜

盗賊「ばばさま、はいるわよ〜〜」

まったく緊張感の無い声で扉代わりの帳をあける。

中は熱帯地方にしてはそれほど熱を感じずそれなりに心地よい風が来る。おそらく壁代わりの
布の素材が相当に通気性の良いものなのだろう。

???「…よう帰ってきたな。おぬしらのこと聞き及んでおるぞ」

それは第一声。予想外の言葉だった。その声の主は中央の巨大な椅子に座っており、
顔はしわくちゃ、赤いフードをかぶり細かい飾りで装飾されたローブを着ていた。

盗賊「あ、やっぱり!?ついさっきまで追跡されてたのよ。なんちゃって」

勇者(『ついさっき』と『ついせき』をかけたのか。…寒い)
795 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 15:55:07.26 ID:/7SPROADO
長老「そうさな。まっすぐこちらに向かってくる一団がおるといっておったからな、
お前か…もしくは他のものが奴隷の呪いをかけられ裏切ったのかととも思っておったが、
それにしては人数が少なすぎるうえ斥候としてはあまりに稚拙だったからの。
不思議に思って追ったところじゃ」

戦士「稚拙で悪かったな」

長老「まあよい。それで…王国へ向かったはねっかえりが今日はどうして戻ってきた?」

盗賊「ん〜、信じてくれないかもしれないけどさ、王国を見限ってきたのよ。で、
ついでにこっちに着たそうな2人も連れてきたわけ」

あっけらかんと嘘で言葉を飾る盗賊。もっとも、それが本当に嘘なのかは
まだ決まっていないのだが。

長老「なるほどな。…だが、おぬしならばわかるが…そっちの2人が祖国を裏切る理由が
わからんぞい」

一瞬だけ皺のような目を見開き、まるでこちらの心を見透かすかのように尋ねる。

戦士「あたいは簡単だよ、奴隷狩りがきにくわねぇ。正直な話、あんたたちの戦争には
それほど興味は無いよ。だけどあたいと盗賊はダチみたいなもんだからね。それに身寄りの無い
あたいにとって王国はしがみつかなきゃならんほど魅力的な国じゃない。
だったら祖国よりもダチ、一度の人生自分の思うがままに生きるのもいいもんさ」

と、豪快に笑い飛ばす。…このような状況で笑うことの出来るその胆力こそ彼女の彼女たるゆえんだろう。
796 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 15:55:36.92 ID:/7SPROADO
長老「…なるほど…。そっちの男はどうじゃね?」

戦士の言葉を信じたわけではないのだろうが、直ぐに処分しなくてはならないほどの
危険も感じなかったらしい。あえてそれに対する回答を濁し、話をこちらにふる。

勇者「………」

どうこたえますか?

安価>>↓2
(長文での回答は知らず知らずに矛盾や突っ込みどころを増やしたり、地雷を踏んづけたり
後で自分の首を絞める縛りになったりとあまり良くない結果にならないことが多いです。
安価の内容に自信が無いときは戦士と同じ理由と答えてください)
797 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 16:00:58.88 ID:MF77iGOAO
ksk
798 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/13(日) 16:13:58.12 ID:Zt1AjZqg0
戦士と同じ
但し、家族のことはいわない
799 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 17:46:16.46 ID:/7SPROADO
戦士と同じ
但し、家族のことはいわない

勇者(……ここで変に自分の首を絞めるわけには行かないだろう)

口は災いの元、沈黙は金なり。勇者にとって今最も必要なものは自身の信条をひけらかすことではなく
いかに地雷を避けるかである。故に、もっとも安牌な手段に出る。

勇者「俺も戦士さんと同じです。奴隷狩りはやっぱり間違ってると思う。そのために
虐げられる人がいる世界というのも。だから、こちらに来ました。俺だって
戦士さんや盗賊さんとは仲間で…もっといえば友達だと思ってます」

友達。…本当に勇者は彼女らを友達だと思っているのだろうか?力強い見かたである事は
間違えようは無い。しかし、盗賊も戦士も非常に我が強く、勇者のやろうとすることに対し
容赦なく駄目出しをするところがある。もっとも、それは勇者が戦士に望んだことでもあるのだが。
800 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 17:46:55.33 ID:/7SPROADO
勇者「……」

長老「……よかろう。実際お前たちも知っておろうが王国にも奴隷自体に反対しておるものもおる。
そやつらの隠れた支援があったればこそ我々のようなものでも王国に対し拒絶するだけの力を
得ているのじゃ」

それは勇者や戦士に対する返礼なのだろう。あっさりとこの南の熱帯地方が王国に反旗を翻せる
理由の一端を示す。

勇者(…そうか。やっぱり…俺たち以外にもそういう人がいるのか。だからこそ、
俺はプロパガンダとしてメイドという高級奴隷を無料同然であてがわれた。……そして
だからこそ俺は自分の返事の軽薄さに自身が許せなく思っている)

それは、はじめは単なる興味本位だったといっても過言ではないだろう。

仲間関係でわずらわしさを感じないようにするためという非常に単純な理由もあっただろう。

とにかく結果として勇者は奴隷を買い、その娘に恋にも近い感情を抱いていた。

それが彼女の偽りの感情だと戦士にきっぱり言われたときもどこかで彼女の本心もまた
そうなのだろうと思いたがった自分がいる。
801 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 17:47:26.66 ID:/7SPROADO
…だが、もしかしたら…勇者がそう思うことこそ奴隷商人の意図であり、勇者を彼女を介して
自らの傀儡にしようとした計画ではないのか?

そう思うと何より悲しい。…自分に対する悲しさではなく、そういう道具として作られた彼女という
存在がである。

勇者(……だからこそ……俺は…この悲しみを断ち切る!)

負の連鎖を感情に身を任せ続けていては同じような悲劇は決してなくならない。

それが本当に悲劇と感じるかはもちろん個人の感傷であり、国という大局を見ればシステムとして
絶対悪とは言い切れない。結局のところ、それは労働力をどこに求めるかの違いでしかないのだから。

…もちろん、勇者にそこまで難しい考えはない。ただ思うのだ。

今のままではいけない。と。
802 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 17:47:53.96 ID:/7SPROADO
勇者「…それで、俺が信用されていないことを承知で望みます。俺たちに出来ることって…
ありませんか?」

長老「…ふむ。……そうじゃな。……わしらの一存ではいかんともしがたいところがある。
今夜はとりあえず休め。もちろんテントを警備兵に見張りをさせるが、それなりに快適に
眠れるはずじゃ。それまでにおぬしらの処分を考えておこう。
…それと盗賊。お前とは話がある。後でわしの元へ来るのじゃ」

そういうと、長老はよっこらしょと椅子から立ち上がり、その応接の間より離れるのだった。
803 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 17:48:27.26 ID:/7SPROADO
〜〜南の隠れ里 はなれ〜〜

勇者「…ふう。とりあえずはいきなり信用を失うってことは無かったですね」

戦士「ああ、お前もまずまずの対応だった。まあ、おそらく紋切り型の回答だと思われただろうがな」

勇者「…そうなんですか?」

戦士「もちろんだよ。そしてこの会話も周りの警備兵とやらに聞かれてるだろうな」

勇者「へ!?…いいんですか、そんなにぶっちゃけて」

戦士「いいんだよ。どうせ長老も警備兵もわかっていてやってるんだから、な!!!」

最後の一言を大声で叫ぶと、ほんのわずかだけフェルト生地のゲルの側面が揺れる。

戦士「だろ。こういうのはセオリーがあるからな。まあ、全て本心なんだから聞かれても困らん。
逆に聞いてほしいくらいだ。…な?」

勇者「なるほど。情報を仕入れるためのセオリーなんですね」
804 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 17:49:01.22 ID:/7SPROADO
戦士「ああ。とはいえ、盗賊のやつ…遅いな。少数民族ってやつは同族の連帯感が強いから
変なことはされてないとは思うが…大丈夫か?」

などといっていると、うわさをすれば影という言葉どおり長い金髪の女性がテントに入ってくる。

盗賊「はぁ〜〜。参ったわよ、なんだったと思う?」

開口一番ため息をつき、そううなだれる盗賊。

戦士「…ふむ。最悪の結果はお前がこの集落へ戻る条件として、あたいと男を殺 すことという
難題を突きつけられた…ってところか?」

盗賊「まさか。おばばさまはそんなにむちゃくちゃな人じゃないですよ。…見合いです。
戻るのはいいけど、その条件としてこの村の男の誰かと結婚しろですって」

勇者「え!?な、なんでまた…」

あまりにも意外な答えに思わず口を挟む勇者。
805 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 17:49:39.45 ID:/7SPROADO
盗賊「おんやぁ。キミ、実は私のこと狙ってたぁ?」にやにや

戦士「おいおい、そんな話の脱線はいいから、詳しく教えてくれ」

盗賊「まあ一言で言えばこの集落の人不足ですよ。特に年頃の女性は奴隷狩りで結構減ったみたいですから」

あっけらかんと言い放つ彼女だが、その心境はきっとはらわたが煮えくり返っていることだろう。

戦士「……なるほど。切実だな」

過疎化というものは平均年齢が一定の値を過ぎると一気に加速する。それはこのような
小さな閉鎖的な集落であればなおさらのこと。若い男は外の嫁を求め外界へ出向き、
そして帰ってこないままあちらに帰化してしまう。

そういうことが繰り返されればたとえ奴隷狩りがなくなったとしても近い将来の滅亡は
間違いの無いことだろう。

勇者「そ、それで……どう答えたんです?」

身を乗り出す勇者。出刃がめ根性というよりも、自分たちが彼女の負担になっているのではないかという
心配からである。
806 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 17:50:19.75 ID:/7SPROADO
盗賊「ま、一応保留。もし、戦士さんとキミを信用してくれるというのなら考えてもいいって」

戦士「よくそんな玉虫色の答えで向こうが引き下がったな」

盗賊「だからこんな時間までもめてたんですよ。とりあえずしばらくは私もこのパーティとして
参加してもいいという結論は引き出しましたから喜んでください」

ものすごくいまさらな話だが、盗賊は戦士に話しかけるときと勇者に話すときでは口調が
まったく異なる。…いや、初めのころは似た感じだったのだが、いつの間にか盗賊は
戦士のことを信頼し、立場を自分より上だと認めている節があるのだ。

もちろんそれは勇者の知らない話の流れからのものであるのだが。
807 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 17:50:48.17 ID:/7SPROADO
戦士「そうだね。…とりあえず今の状況をすり合わせると、明日の処分がいきなり死刑になる
っということはなさそうだね。とりあえずは今日はじっくり眠っていてもいいってことか」

そう結論付けると戦士は今まで装備していた鎧をはずし、筋肉隆々な体に薄い衣という
なかなかにたくましい姿で用意された毛皮にくるまれる。

盗賊「んじゃあたしも寝よっと。…襲ってきたら返り討ちだかんね」

そういいながら彼女もまた胸を隠す絹のさらしと紫色のパンティーという無防備な姿になり
戦士の隣の藁にもぐりこむ。

勇者(…メイドがいたおかげなんだろうな。俺ってたぶん彼女らにとってはおもちゃ程度なんだろう…)

男としてのメンツをなんとなく汚されたような気のする勇者だった。
808 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 17:51:35.79 ID:/7SPROADO
〜〜南の隠れ里 長老の居住区 朝〜〜

そして朝になり勇者と戦士、それに盗賊は再び長老の住む居住区へと引き入られる。

長老「色々考えたんじゃが…やはり信用するにはそれなりの結果を出さねばならんという結論になった」

重々しくそう結果を述べるしわくちゃな老婆

戦士「だろうね。で、その結果って…なんだい?」

おそらくその回答は予期されていたのだろう。特に表情を変えることなく返事をする戦士。

長老「ふむ。それはな……王国軍の人間を殺してもらいたい」

勇者「!!!!???」

長老「どうした?出来んと申すのか?その程度の覚悟でここまで来たとでも?」

戦士「だけど、軍の人間なんて固まって行動するだろ。分断できないんじゃ物理的に無理としかいえん」
809 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 17:52:12.21 ID:/7SPROADO
長老「それは大丈夫じゃ。奴隷狩り…というものは今でも行われている。きゃつらの中には
欲に塗れて森の中層まで乗り込むものもおる。そういったものを片付けるのじゃ」

勇者(やっぱり…最後は態度で示せってことか……)

どうしますか?
1.信頼を得るためには仕方が無い。その任務を受ける。
2.他の任務はないかと尋ねる。
3.はっきりとそれは出来ないと答える。

安価>>↓2
810 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/13(日) 17:59:44.36 ID:YB0/T4Dc0
1

実際に、やるか・できるかは別としてここはこう答えておく方がいいだろう
811 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/13(日) 18:31:04.05 ID:MF77iGOAO
毒喰らわば皿までだな

812 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/13(日) 19:24:22.87 ID:UTmYwEdlo
奴隷狩りを止めさせる為には必要
813 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 19:37:44.37 ID:/7SPROADO
1.信頼を得るためには仕方が無い。その任務を受ける。

勇者「わかりました」

ここで躊躇するわけにはいかない。ましてや他の任務に変えてほしいなどというのはもってのほかである。
故に勇者はそう即答する。

長老「ほお」

ごくわずかに真っ白な眉を吊り上げるしわくちゃな老婆。

戦士「そういうこと。それじゃ、早速行かせてもらうよ」

勇者の判断の早さにゴリラ顔の彼女がやや感心したように言葉を続ける。が、

長老「しかし冒険者というのは4人行動が基本と聞く。おそらく奴隷狩りに参加している
兵士たちも同様であろう。ならば我らから1人貸し出そう。…槍使い、きなさい」

と、戦士の行動をさえぎり昨日勇者と最初に接触した青年を呼びつける。
814 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 19:38:19.73 ID:/7SPROADO
長老「わかっているとは思うがこやつは見張りじゃ。変な気を起こしたりすれば…わかっておるな」

勇者(…やっぱりそうくるか)

覚悟していたことだがやはり信用していないことを明言される。

そして、こういう表現で合流を迫られたのであればまず拒否することは出来ない。

勇者「…わかりました」

故にもう一度同じ言葉を返すしかない勇者だった。
815 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 19:39:06.09 ID:/7SPROADO
〜〜南の隠れ里 入り口〜〜

槍使い「改めてこんにちわ。…もしあなた方がスパイだったり扇動者だったりすれば
遠慮なく後ろから攻撃させてもらいますが、僕としてはそうならないことを望んでます」

盗賊「ふう。よりにもよってあんたとは……もしかして…昨日の話聞いてたの?」

槍使い「そ、そそそそ…そんな。まさか!」

戦士(…聞いていたのか)

盗賊は彼が自分に気があると言っており、長老は見合いを勧めていた。そして彼が半ば無理やり
パーティに合流してきた。

この結果から導き出される回答に誤解は無いだろう。

勇者「…それはそうですけど……この集落の外に行って他の亜人たちに見つかりませんか?」

槍使い「それは大丈夫。僕がいるから戦闘にはなりません」

ほんの少しだけドヤ顔でそう答える槍使い。
816 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 19:39:48.03 ID:/7SPROADO
戦士「それに4人いればエントや暴れ猿だって楽に倒せる。そういう意味では確かに助かるな」

順応性が高いのか、あっさりそう感想を言うと連携の打ち合わせとして彼の槍の間合いや
主な攻撃法を聞き出す。

勇者(……こりゃ本当に人間を倒すしかないな。問題はその場面を他の冒険者に
見られないことを祈るしかないんだけど…)

最悪のパターンを色々と想像する勇者。もっとも悪いパターンはいくつか考えられる。
『もっとも』と冠詞をつけても複数の結果が考えられるほど状況は切迫しているのだ。

勇者(…まず最初の判断。つまり本当に冒険者を倒すか、それとも…やはり王国を
裏切らずにあの槍使いを片付けて駐屯地へ戻るか…そのどちらかだけど…)

今までの心境は南国側だが、いざ裏切るとなるとそれなりに覚悟がいる。
ここで冒険者を倒すと…今まで心境としてだったものが実際行動したという
事実が付加され、後には戻れなくなるだろう。
817 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 19:40:15.14 ID:/7SPROADO
勇者(………)

ここで再び、そしておそらく今回のイベント最後の多数決です。

どう行動しますか?
1.ここまできたら後戻りは出来ない。南国側の人間として冒険者を倒す。
2.やっぱり王国を裏切れない。槍使いを倒し、駐屯地へ戻る。

日時は本日の22:00まで、一つのIDで一票のみ有効とします。
上記の2つの選択肢の中からお一つを選び投票ください。
また、途中の変更は受け付けますが、変更の際はその旨もお書きください。
同数の場合は、前回と同じ結果である1を選択します。
※ここでの判断は心境ではなく行動なので、ここで南国側の選択をした場合確実に
南国側として動くことになり、王国側に戻るとほぼ南国側につくことは出来ません。
※※最初に書きましたが行動に一貫性があると…
818 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/13(日) 19:51:11.90 ID:g3iOUe0AO
1
819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/13(日) 19:51:50.69 ID:MF77iGOAO
まあ1だろなここまでくれば
できればニンジャさんに再会して印を消してほしいがさて
820 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/13(日) 20:28:14.99 ID:n6E41wFr0
1だな、メイドいなくなるのは寂しいが仕方ないだろう
821 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/13(日) 21:16:34.49 ID:6WvJwh06o
1.
822 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/13(日) 21:21:19.23 ID:j33rwmejo
ここであえて2で。
長老をアブダクトしてから帰還できると面白いのでしょうが・・・・・・・。
823 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 22:01:39.56 ID:6rBouVkL0
1.盗賊の事を考えば、槍使いを倒す選択はありえないですね。
それに、軍は駄目ですが、奴隷狩などを幾ら倒しても、割と平気なのでは?
824 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 22:20:35.90 ID:/7SPROADO
>>819
ニンジャさんは現在とあるところでとあることをしています。

>>820
まあ、このゲームの最大の特徴としてプレイヤーに取捨選択を迫るというのがありますからねぇ。
全てを得ようとするとそれに見合うリスクが生じるので絶対に勧めません。

>>822
いやぁ。流石にどうあがいてもそれは無理でしょう

>>823
え〜と、勇者が独白していますが厄介なのは冒険者や軍を倒すことではなく
それを他の人物に見つかることです。そしてもっと厄介なのが、単なる冒険者ですらギルドからの
出向として『軍の傭兵』となっていることです。つまり、ものすごく大問題です。
この辺は良く見てもらうと所々にそのことがかかれてますよ。
(あえて書く必要が無いと思って省いてますが、戦時中における略奪、強姦、非戦闘員への殺害などは
この時代では常識です。)
825 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 22:21:04.13 ID:/7SPROADO
1.ここまできたら後戻りは出来ない。南国側の人間として冒険者を倒す。

それは今までの思考の集大成。

もし、それまでの判断が異なるものであったのならばもっと玉虫色の解法も思いついたかもしれない。

しかし、今までの気持ちがそれを妨げる。

勇者「…討ちましょう。彼らを」

静かに、しかし強い意志を持って答える。

盗賊「…そうね。敵は非戦闘員すらかどわかす最低のやつだし、そんなやつらけちょんけちょん
にしちゃおう」

戦士「……おし!そうと決まれば早速いくかぁ!!」

勇者の言葉の真意に感化されたのか、それとも槍使いがいるために演技をしているのか、
ともかくそれに同意し、一同は出発することになる。
826 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 22:21:59.51 ID:/7SPROADO
〜〜南国地帯 中層部〜〜

槍使い「……ということなんですよ」

この槍使いの青年。どうやら最初の印象どおり相当のお人よし…もしくは天然らしかった。

戦士「ほお。つまり、南の人間はほぼ前線に出ないんだね」

槍使い「はい。純粋に戦力としての能力が低いですからね。どちらかといえばシャーズなどと
一緒に伝令とか後方支援が主な役目ですね。まあ、僕を含めても戦闘向きってほとんどいませんから」

戦士「だが、その槍さばき…なかなかのものじゃないか」

槍使い「でしょ。女ほどじゃないですけど若い男も少ないですからね。僕みたいなのが
がんばらないと他の種族に馬鹿にされちゃいますから」

盗賊「馬鹿に?…そんなことになってるの?」

その思わぬ言葉に口出しする盗賊。その言葉にしまったという表情をしながら…
827 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 22:22:40.84 ID:/7SPROADO
槍使い「しかたないよ。人間種の部族は僕らのところを含めてもう3部族しか残ってないし。
種族間が疎遠だったときはそうでもないけど今は多少なりとも交流があるからね。
君たちも見なかった?うちの部族には護衛としてドラコケンタウロスが数人いるんだよ」

盗賊「ああ、あの種族ね。ドラコたちとはなんか気が合うんだよね」

槍使い「そうだね。みんなが集まって力を合わせる前から交流あったし」

勇者「ドラコケンタウロス…って、どんな種族なんですか?」

槍使い「ん〜、一言で言うとドラゴンと人間のハーフ…て感じだね。人間を素体として
角やら牙やら翼やら尻尾が生えた種族だよ。彼らは非戦闘員でもものすごく強いから
奴隷狩りの被害もほとんど無いんだよ。すごいよね」

盗賊「似た種族にドラコンっていうのもいるけど、あれは竜が二足歩行になった感じよ。
なんというか…寡黙でつまらないのよね。ドラコケンタウロスは陽気で気さくなんだけどねぇ」

などと話しながら歩いてゆく。
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 22:23:08.97 ID:/7SPROADO
ガサッ……

勇者(……!!)

最初に気づいたのは意外なことに勇者。今までの冒険でそれなり以上に鍛えられたのだろう。

勇者(……亜人じゃ…ない)

その様相を見るにどう見ても人間。そして南国の人間と明らかに異なる肌の色。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが
7〜9 …単なる冒険者崩れの奴隷狩りか
3〜6 …あれは…軍の兵士か
0〜2 あの姿は!?軍の正規兵か!

となります。
829 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/13(日) 22:24:33.80 ID:UTmYwEdlo
830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/13(日) 22:36:38.86 ID:YB0/T4Dc0
おっけ忍者さんにはまた会えそう

それにしても低確率で悪い方のコンマは確実に引くなこのスレ

安価↓
831 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 22:39:28.44 ID:/7SPROADO
0=0〜2 あの姿は!?軍の正規兵か!

その姿…いや、その鎧の紋章には見覚えがある。

あれは正規軍しかつけることの出来ない王国の紋章…つまり、あれは王国の正規軍ということだ。

勇者(まずい!あれは正規兵!?)

正規兵とはつまり職業軍人ということである。この時代、職業軍人の数は魔王との戦いにより
数が減っていき、全兵力の大多数は徴兵によって無理やり兵士となっているいわば徴収兵である。

勇者(…あんなのに手を出したら…本当に後には引けなくなる……)

だが同時に驚愕なのは冒険者崩れだけではなく正規兵まで奴隷狩りに加担しているという事実。

いや、もしかしたら単なる哨戒任務なのかもしれないが、それを見分ける手段…手に持ったものを
見ると…それは動物などを捕獲するときに使う網。破れやすい紐と強靭な縄が交互に張り巡らされ
もがけばもがくほど体に食い込み動きを束縛する凶悪な捕獲用具。

勇者(……まさかとは思うけど…)

用具としてはモンスターを捕らえたり食料用の狩猟に扱うものである。しかし、人間も動物。
あんなもので絡みとられたらなすすべも無く捕らえられてしまうだろう。
832 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 22:39:56.34 ID:/7SPROADO
槍使い(獲物ですね。それじゃ、前もって立てた作戦で……)

そういいながら先陣を切る槍使い。…おそらく盗賊の前でいい格好をしたいので
戦に逸っているのだろう。

勇者「ああ!もうやけくそだ!!!」

戦士「絶対に全員を捕らえろ!1人でも逃すと…まずいぞ」

盗賊「簡単に言ってくれちゃってもう!!」

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが
8.9 軽い奇跡!全員を打ち倒した!
5〜7 ちぃ!1人逃した!!
3〜6 くそ!2人逃した!
1.2 痛みわけだ!逃げろ!!
0 なんと!捕獲ネットに絡まってしまった!!

となります。
833 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/13(日) 22:40:56.49 ID:YB0/T4Dc0
はい
834 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/13(日) 22:41:33.09 ID:TgizsYv8o
99
835 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/13(日) 22:43:18.66 ID:6WvJwh06o
良かった良かった
836 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/13(日) 22:44:40.55 ID:TgizsYv8o
運が向いてきたか?
837 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 23:06:38.99 ID:/7SPROADO
9=8.9 軽い奇跡!全員を打ち倒した!

それは結果論だが勇者にとって最良の結果となる。

槍使いの突撃を見た正規兵たちは、まるでハンティングのように笑みを浮かべるとその
捕獲用の網を槍使いに向ける。

だが、それが発射されるよりも早く盗賊の弓が網を持った手を射抜き、その隙に槍使いが
もう1人の兵士の胸を刺し貫く。

正規兵2「うわ!!襲撃だ!!」

すばやく胸元に用意していた笛を口に持っていく正規兵。

戦士「おおっと!遅いよ!!!」

ザシュッ!!!

それが音を上げるよりも早く戦士の大剣が正規兵を絶命させ、恐慌状態になった残り2人のうちの
1人を生け捕りにすることに成功したのだ。
838 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 23:07:15.29 ID:/7SPROADO
ザシュッ!!!

否、生け捕りにした兵士が勇者の顔を見て…何か叫びそうになった瞬間、勇者自身がその手で
彼の息の根を止め、生き残ったものはゼロになる。

槍使い「すごい!皆さんすごいっすね」

その成果に喜ぶ槍使い。しかし勇者の心は暗くよどんでいる。

勇者(最後に叫ぼうとした人…多分俺を勇者だって気づいていた。だからあんな絶望的な顔をしたんだ)

王国民にとって勇者とは希望そのもの。しかし、その希望が自分たちを絶望のふちへと追いやったのだ。
そのショック…裏切りは言葉にすることは出来ないだろう。

勇者(だけど、それはあんたたちが勝手に俺を勇者に祭り上げたんだ。俺は…もう迷わない!)

自身が彼を刺し貫いたことで踏ん切りがついた勇者だった。

リザルト
正規兵退治およびイベントクリアボーナス経験を得ました!
勇者のレベルが11→12となりました。
盗賊のレベルが11→12となりました。
戦士のレベルが11→12となりました。
839 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 23:08:11.78 ID:/7SPROADO
〜〜南の隠れ里 長老の居住区〜〜

本来であればもう少し冒険者崩れを倒してより信頼を得ても良いのだが、今回の敵は『正規兵』
その証拠となる鎧などは長老たちも知っており、この一連の行動により勇者へのスパイの
疑いはかなり薄まり、逆に信頼に近いものを得ることが出来た。

長老「ようやった。まさか、正規兵をやってくれるとはな」

勇者「いえ…」

長老「ふむ。ほとんどの剣鎧は駄目になっておるが…この鎧は使えそうじゃな。
これはそちの手柄じゃ。体格も近いことだし装備するが良かろう」

勇者(正規兵の鎧!?……いや刻印を削れば大丈夫だろうけど……もし、この防具を
装備したまま向こうの軍人に出会えば……確実に怪しまれる…というか確実に逮捕される)

どうしますか?
1.もう向こうに戻ることは無いんだ。ありがたく正規兵の鎧をもらう。
2.……せっかく向こう側に知られること無く倒すことが出来たんだ。
余計な心配の種は増やさないようにするため遠慮しておく

安価>>↓2
※正規兵の鎧の戦闘力は6、鉄の鎧よりも2点高いです。
840 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/13(日) 23:09:38.61 ID:TgizsYv8o
なんだモンスターより兵士の方がレベル上げに向いてるじゃないか

これなら奴隷狩り狩りしてればレベル上げできそうだな
841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/13(日) 23:10:34.58 ID:EEqpeG0i0
2
842 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 23:24:53.36 ID:/7SPROADO
>>840
TRPG経験者やその系統のゲームをやったことがある人ならわかると思いますが
経験の取得量はイベント達成ボーナス>>>>>敵殲滅です。
以前盗賊を追い払ったときに人間型のほうが経験値は多くなることもさらっと書いているので
それも間違いではないですが。


2.……せっかく向こう側に知られること無く倒すことが出来たんだ。
余計な心配の種は増やさないようにするため遠慮しておく

勇者「…せっかくの申し出ですけど…それは遠慮しておきます」

そう答える勇者。と、その言葉に反応するかのように長老の言葉が続く。

長老「ふむ。殊勝なこと……というと思ったか?やはりお主…何か隠しておるな?」

それは年老いてなお長老が聡明なことの証明であった。

勇者「え!?な、何故……!?」

長老「当たり前であろう。せっかくの戦利品…しかも自分の生存の可能性が高くなる報酬を断る。
その理由を考えれば一目瞭然じゃ」
843 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/13(日) 23:25:20.90 ID:/7SPROADO
それは信頼を得たと思ったからこそはまる落とし穴。最後の最後にこの長老は罠を張ったことに
ここに来てようやく気づく。

勇者「……実は…」

どうしますか?
1.実はメイドが敵に捕らわれていて助けるためにその装備を着るわけには行かないという。
2.実は王都に家族がおり、彼らをこの地へ避難させるためにその装備を着るわけにはいかないという。
3.実はこれから外の世界に出るのでその装備をするわけにはいかないという
4.あわあわあわ…戦士と盗賊に救援を求める

安価>>↓2
844 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/13(日) 23:29:15.66 ID:UTmYwEdlo
845 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/13(日) 23:30:52.34 ID:vydrxqHq0
2
846 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/14(月) 00:13:25.92 ID:DIa0zaaDO
2.実は王都に家族がおり、彼らをこの地へ避難させるためにその装備を着るわけにはいかないという。

勇者はここに来て弱点にも切り札にもなる手を使うことにする。

勇者「実は…俺には王都に家族がいて…彼らをこの地へと避難させたいと思ってたのです」

本当ならばその弱点をメイドにしてこの地へ呼び寄せたい気持ちもあった。

しかし、彼女を何故この地へつれてこなかったかを考えるとそれは絶対に不可能。故に
もう一つの弱点をさらすことで理解を得ようとする。

長老「…ふむ。そういえばそちは家族がおらんとは言ってはおらなんだな。なるほど、
それならば合点が行く。そなたの家族とやら我らで匿うことは許す。なれどそれは同時に
人質であることを心に刻むのじゃ。それでも良いか?」

勇者「……はい」

長老「なれば早ければ早いほどよかろう。なれど、おかしなことをせぬよう今回も
槍使いを同行させるぞ」
847 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/14(月) 00:14:02.98 ID:DIa0zaaDO
盗賊「ちょっとおばばさま。それはあまりにも酷いんじゃない?あたしの仲間なんだからさ、
もうちょっと言いようがあるでしょ?」

あまりにも横柄に聞こえるのか、思わず口を挟む盗賊。

長老「おぬしの紹介が無ければこやつらは既に獣たちの餌じゃ。そもそも秘密を
隠したままなぞ、我らにどれほど危険をもたらすか……それくらいわからぬお主ではなかろう」

盗賊「だけどさ!」

勇者「いいんだ。家族のことを話さなかったのは俺の判断ミス。俺が長老を信じられなかったからだ」

長老「そうじゃな、この件はおぬしの潔さと盗賊の言葉によって不問にしようぞ。なれど…
我らはわしの一存により未来は決まるのじゃ。故に時に冷徹にならざるを得ない。
そのことはゆめゆめ忘れる出ないぞ」

そういうと鎧をおいたまま下がる長老。おそらく、もし信用を取り戻したいのならば
家族がこの地へ来た後はその鎧を着るように…とのように思える。
848 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/14(月) 00:14:38.83 ID:DIa0zaaDO
〜〜3日後 王都〜〜

勇者一行…正確にはそれに槍使いを加えた4人は特に問題も無く王都へとたどり着く。

盗賊(勇者ってば…自分が勇者ってことも秘密なのに…うまくいくのかね?)

戦士(さあ。それ以前にメイドっていう奴隷と一緒に旅をしてたこと…家族全員知ってるだろ?
そっちのほうがやばくないか?)

槍使い「???」

今の状況、通常であればかなりやばいものである。しかし、槍使いはお人よしで天然。
とてもお目付け役に向くタイプとは思えず、今も自身の役目を忘れて半分おのぼりさん状態である。

勇者(……その辺に抜け道があるはずだ)

勇者と一緒にいることで褐色肌の槍使いも不審がられることは無い。数は少ないが
まだ王都内に住む南国出身者への弾圧は行われていないようだ。

どうしますか?
1.とりあえず一緒にパン屋へ向かう。
2.盗賊と一緒に少し観光をしてもらっているうちに1人でパン屋へ
3.思いっきり戦士と盗賊へ話題を振る

安価>>↓2
849 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/14(月) 00:17:43.47 ID:tW9qvXWso
850 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/14(月) 00:35:01.76 ID:GXoW8TtAO
851 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/14(月) 00:39:51.43 ID:tW9qvXWso
oh・・・
852 :1 [sage]:2013/01/14(月) 00:45:38.56 ID:DIa0zaaDO
ではでは中の人的にあからさまな誘導は罠に見えるのかな?
と、思いつつ今日はここまで。

おやすみなさい
853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/14(月) 13:13:28.96 ID:tW9qvXWso
ああ、「勇者が家族のところに行ってる間自分はデートしてました」って
槍男がうっかりしゃべったら、ババ様にばれたら全員疑われるかもね・・・
854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/14(月) 14:32:54.38 ID:11JtxOdA0
>>853
擁護のつもりだろうが本気でいってるならバカ丸出しだぞ
853のいってることは黄色信号が注意だからと止まって、赤信号で道を渡るようなもの
明日の食事の内容を心配して今日の食事に毒が入っていることに気づかないのと同じ

つまり可能性を心配して確実な罠に引っ掛かるようなものだろ
855 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/14(月) 15:45:35.01 ID:tW9qvXWso
>>1が「罠に見えるのかな?」と言ったから、
こういう意味かな?と思って補足したら
なんか知らない人にいきなりバカにされた
あんまりだ
私はちゃんと2を選んだのに
856 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/14(月) 18:52:43.97 ID:DIa0zaaDO
1.とりあえず一緒にパン屋へ向かう。

勇者「それじゃとりあえず俺のうちに行こうか?」

そう宣言する勇者。

盗賊「ちょ、ちょっと勇者!!」

その勇者の発言に驚きを隠せない表情の盗賊は、勇者の腕をむんずとつかみパーティから引き離す。

盗賊(ちょ、勇者!いきなりパン屋へ行かせていいの?)こそこそ

勇者(だって、変に小細工すると…あとあとまずそうですし)こそこそ

盗賊(……もしかしてノープランでいきなりパン屋へつれてく気なの?)こそこそ

勇者(………)

何かプランがありますか?
1.もちろんあるさ!(作戦の内容もお書きください)
2.もちろん行き当たりばったり
3.盗賊さん、何か案はありませんか?

安価>>↓2
857 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/14(月) 20:17:07.20 ID:GXoW8TtAO
858 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/14(月) 20:34:53.08 ID:tW9qvXWso

家に入る前に槍男に軽く事情を説明する
(家族には自分が南方の味方になることを何も話していないから、説得に時間がかかる
その間外で待っていてほしい、みたいな感じで)
859 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/14(月) 20:37:47.63 ID:tW9qvXWso
完全別行動(デート)だと疑われる可能性あるけど、家の前まで連れて行って
そこで待っていてもらえばちゃんと監視していたということになる気がするです
860 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/14(月) 21:08:25.92 ID:DIa0zaaDO
家に入る前に槍男に軽く事情を説明する。

勇者「大丈夫ですって、まあ見ててください」

基本的に能天気で楽天的なのだろうか?

勇者はそう自信満々に答えるとパーティに戻りパン屋の前まで到着する。

勇者「槍使いさん。じつは、まだ家族には南方に協力するってまだ言ってないんだ。
だからちょっと待っててほしいんですけど…」

結局のところ時間稼ぎなのだが、半分本当なので真実味はある。

しかし、勇者は自身の見立てが正解していたことは知らなかった。つまり彼は掛け値なしの
お人よしなのだ。

槍使い「そういうことなんですか。それならなおさら僕も行ったほうがいいですよね。
だって、実際に僕からも説明したほうが説得しやすいでしょ?」

………なるほど。と勇者は感心すると共に絶句する。

確かに槍使いの言葉に隙は無い。事実、説得するという意味では彼がいるほうがはるかに
成功率が高いだろう。
861 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/14(月) 21:09:04.70 ID:DIa0zaaDO
勇者「……だ、だけど……ほら、いきなりキミがいたらびっくりするでしょ?」

槍使い「え!?だからこそ僕が説得に加わるんでしょ?」

勇者の言い訳をあっさり論破する槍使い。彼としては善意の行動なので言葉によどみが無い。

勇者「……そ、それは……そうだけど……」

明らかにしどろもどろになる。相手が天然なだけに勇者が困っている事もかまわず
槍使いはずいずいと押してくる。

勇者(……助けて盗賊さん!!)

目で訴えかける勇者。

盗賊(馬鹿!!)

槍使いの背後で頭を振り、だめだこりゃというジェスチャーを見せる。

盗賊「…え〜と、槍使い。あたしの住処にちょっとだけ荷物が残ってるのよ。それを
引き取るの手伝ってくれない?」

それもまた十分に苦しいいいわけだろう。盗賊は軽く頭を抱えながらそんな提案をする。
しかし、この天然でお人よし、しかも盗賊に惚れている男にとってその提案は非常に魅力的であり……

槍使い「わ、わっかりました!!勇者さん、すみませんがこちらの用事を先に!!」

惚れている女の頼み。それは彼の中での優先順位が任務よりも上…ということではないが、
勇者の家族の説得に加わることよりは高いらしい。

勇者(ごめん……盗賊さん)

おそらく今回の一件。おそらく盗賊の中での勇者の株は大暴落だろう。しかし、それでも
勇者が南国側についたという事実による上昇によって何とか助け舟を出してもらえたようだった。
862 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/14(月) 21:09:39.88 ID:DIa0zaaDO
〜〜王都 パン屋〜〜

勇者「ただいま」

そこに現れたのは勇者と戦士。迎えてくれるのは彼の父と母、それにまだ焼き釜の前にいる兄。

父「どうした。なんだか浮かないな」

勇者「そのことだけど…ちょっと話しておきたいことがあるんだ。悪いけど少し時間をくれない?」

勇者のまじめな表情にのっぴきならない状況を感じ取ったのか、家族はパン屋のドアに『準備中』の
プレートを掲げ、勇者をリビングへと上げる。

勇者「……じつは……」

今までの経緯を話す勇者。それは手に職を持つ家族にとって悪夢のような出来事であり…

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが
8.9 勇者の行動に賛同しあっさりと南国に退避することになった。
5〜7 …賛同は出来ないが、このままではどうしようもないのでしぶしぶ従った。
3〜6 兄貴に思いっきり殴られた。
1.2 普通に家族一同からものすごく怒られた。
0 とりつくしまもなく追い出された。

となります。
863 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/14(月) 21:12:40.50 ID:tW9qvXWso
864 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/14(月) 21:15:40.99 ID:GXoW8TtAO
ぜ、
865 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/14(月) 21:44:32.90 ID:DIa0zaaDO
0=0 とりつくしまもなく追い出された。

全てを話し終える勇者。

父「……おまえ。それがどういう意味かわかって言ってんだよな?」

勇者「うん」

兄「………馬鹿が」

母「………」(ポロポロ)

勇者「だから……父さん…」

そう続けようとする勇者を父が手で抑える。

父「これからは父でもなければ子でもねぇ。俺は今から今聞いた現状を全て役所に言いに行く。
そうすれば俺とお前の縁が切れたことを証明できるはずだ」

親が子供を売る。それは両親にどれだけ残酷な選択を強いているのか…それがわからない勇者ではない。

父「今すぐ去れ!それが俺から言える最後の言葉だ」

つまり直ぐに逃げないと衛兵がここへやってくるといっているのだ。
866 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/14(月) 21:44:59.35 ID:DIa0zaaDO
勇者「……父さん。……ごめん!!!」

父「………くそったれが…」

兄「あいつは…馬鹿だ」

母「ごめんね…ほんとうにごめんね……」

家族なのに残酷な選択しなければならなかった。この選択以外でこのパン屋が生き残るすべは
残されていないだろう。

こうすることで、勇者を売った家族として…否、勇者の裏切りを国へ報告した家族として
この家族に勇者へ対する人質としての効果を消失させ、なおかつ裏切りを報告した臣民として
高く評価されるはずだ。

〜〜
867 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/14(月) 21:45:41.18 ID:DIa0zaaDO
〜〜

勇者(くそ!くそ!!くそ!!!)

この可能性が無いとは思っていなかった。だが、勇者は信じたかった。今まで育ててくれた
家族が自分を売るなどと。

だが、現実はそのとおりの結果。

勇者の正義よりも家族の平和を彼らは選択した。確かに彼らが南国に渡らなければならない理由など
まったく無い。

しかも、自分たちがそちらに行くということは、彼らは勇者への人質になるも同然だ。

故に、それはもしかすれば当たり前の行動なのかもしれない。

盗賊「…どうしたの?目が真っ赤よ」

勇者「……交渉は決裂しました。今頃父さんが役所へ行っているはずです」

盗賊「そ、それって……」

戦士「皆まで言うな。辛いのは勇者とその親父さんだ。共に生き残るために一番辛い選択を
したんだ」

槍使い「…それって……もしかして……」

戦士「……」こくり

こうして勇者たちは追っ手がくるよりも早く南国へと向かい、もう絶対に引き返せなくなるのだった。
868 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/14(月) 21:46:28.98 ID:DIa0zaaDO
〜〜南の隠れ里 長老の居住区〜〜

長老「…なるほど。おぬしの父上は聡明じゃな」

勇者「…え!?」

長老「自分たちがお前たちの弱点になることを恐れたのじゃろう」

勇者「……そんな…弱点だなんて…」

長老「もし、わしが家族を人質に無理難題を押し付けたとする。そのとき、そちは
その難題を拒否するか?」

勇者「………わかりません」

長老「そういうことじゃ。我らにつくにしろ王国につくにしろあの家族はお主への札として
利用されるじゃろう。それを自らの手で…もっとも残酷な方法で無効化したのじゃ。
ホンに辛いのはお主ではなく、おぬしの両親じゃろうな」
869 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/14(月) 21:46:59.61 ID:DIa0zaaDO
勇者「……でも、これで俺は名実共に逆賊」

長老「逆に言えば、今までは斥候だったとしてもこれからはそうではないということじゃ」

勇者「………」

長老「となると…おぬしに会ってもらわねばならぬ人物がおる。…このまま我らに
付き従うか?」

勇者「………」

どうしますか?
1.ここまできたら後には引けない。その人物に会いに行く。
2.こんなに酷い目にあうとは思わなかった。勇者特権抜きでも魔王を倒し、汚名を晴らす旅に出る。

安価>>↓2
870 :☆8【ショボーン】ぱんだショボーンLv31→.29 [sage]:2013/01/14(月) 21:47:44.90 ID:tW9qvXWso
 ● ●
(´◎ω◎)<引継ぎでぷらまいですた
871 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/14(月) 21:49:33.87 ID:GXoW8TtAO
1
872 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/14(月) 21:50:23.28 ID:tW9qvXWso
????
873 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/14(月) 21:58:05.37 ID:tW9qvXWso
ごばくすまそ
874 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/14(月) 23:08:02.43 ID:DIa0zaaDO
1.ここまできたら後には引けない。その人物に会いに行く。

もし、ここでくじければ結局のところ全てを失うだけだ。

そう判断した勇者は、その人物に会うための旅に出る。

そして…4日ほど移動すると……
875 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/14(月) 23:08:36.63 ID:DIa0zaaDO
〜〜南国 本拠地〜〜

そこは密林の中の一角。それほど込み入った場所ではないのだが、王国の駐屯地よりはるか南。

故に部地理的に見つかる可能性の低い場所にあった。

勇者「………すごい…」

そう口にする勇者。しかし、それは当然だろう。そこにいたのは人間以外にも
ドラコン、ドラコケンタウロス、ドワーフ、エルフ、ウルフリング、シャーズ、
リザードマン、ホビット……

さまざまな種族がこの拠点を行き交っているのだ。

槍使い「やっぱり驚かれましたね」

なぜかドヤ顔の槍使い。3人しかいないパーティでは行き着く前に倒れる可能性があるため
今回も同行している。

勇者「…それにしても……本当にみんな協力しているんだ……」

人間の世界では人間同士ですら協力しているとはいえない。現に国王は魔王討伐は
命じているが、他国の困っている国については完全にノータッチだったのだ。
876 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/14(月) 23:09:07.02 ID:DIa0zaaDO
槍使い「そうですね。ここまで状況が好転したのはここ数週間ですけどね。
すべて、これから会う方のおかげです」

勇者「…その、会う方って……どんな人なんですか?」

これだけの人種を纏め上げ、更に王国と対等に戦うだけの戦術的観点を持ち合わせている
人物など本当にいるのだろうか?もしかしたらそれは単独ではなく複数の人物なのではないか?
とも勇者は思っている。

槍使い「それは、会ってからのおたのしみ……っと、この部屋ですね。それでは僕は外で待っているので
中へどうぞ」

そういうと大きな扉の前で槍使いは引き下がり、勇者と戦士、それに盗賊の3人だけになる。
877 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/14(月) 23:09:39.27 ID:DIa0zaaDO
〜〜本拠地 書斎〜〜

トントン

勇者がノックをすると、聞き覚えの無い女性の声で『どうぞ』と言われる。

がちゃっ

勇者「失礼します…これからこっちでお世話になる………」

テンプレ通りの言葉を継げ、一旦下げていた頭をあげると、そこには……

勇者「……ま、魔女……っ子……?」

…そう、彼女は……勇者が一日たりとも忘れたことの無い女性……

彼女にそっくりな……少女が座っていた。

勇者「……いや……違う…」

いや、だが…それは魔女っ子ではなかった。そもそも彼女は金髪でファンシーなピンクの衣装を
纏っていたはずだが、目の前の少女はツインテールの黒髪をいわゆるドリルのようにロールさせており、
衣装はゴシックロリータを思わせるような黒。それに白のラインとフリルを纏わせている。
878 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/14(月) 23:10:20.96 ID:DIa0zaaDO
何より最大の違いは…彼女は10歳前後の魔女っ子とは異なり、年齢としては勇者とほぼ同じか
1.2歳年下。つまり、魔女っ子であるはずは無いのだ。

???「ふ〜〜ん。もしかしたらと思ってたけど……やっぱり…あんた、勇者でしょ?」

漆黒の長いまつげが一点を…勇者を見つめる。

勇者「え!?え………なんで!?」

それは、長老にも言っていない事実。おそらく自身に関する最大の秘密だったはずである。

???「やっぱりね。お母様の言葉どおりなんだもの。…だけど……本当に……」

勇者「…え!?お母様…?」

???「そう、もうわかってるんでしょ?私のお母様は銀眼の魔女。貴方によって
魔族に力を貸すことを決めた伝説の魔女」

…言われてみれば黒髪の彼女。もしはじめに魔女っ子の幻影にとらわれなければ魔女っ子よりも
銀眼の魔女のほうに似ている。
879 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/14(月) 23:11:30.55 ID:DIa0zaaDO
勇者「……もしかして……魔女っ子の……お姉さん?」

それは魔女っ子に聞いた話、6年前に魔女っ子と同じように修行の旅にでた少女。

???「そう。私はあの子の姉、黒魔女。妹が人間に絶望した魔であるのなら、私は魔族に絶望した人間。
おかしなものね、立場が違えば…もしかしたら私たちは…敵同士としてであうはずだったのに」

勇者「……ごめん。俺は……キミの妹を……」

黒魔女「気にする必要は無いわよ。遅かれ早かれ妹は人間に絶望したはずよ。彼女の力は
限りなく魔に近い。だからこそ、人間に憧れ人間の振りをして媚びていたのよ」

勇者「……そんな…」

黒魔女「その点はあたしも同じだけどね。あたしは限りなく人間に近い。だからこそ
魔族に憧れ魔族の振りをして…結局妹と同じ道を歩んだ。だから、勇者が気にする必要は無い。
それは必然、それは当然。そして…私たちがこうして出会うのもね…」

そっと近づく黒尽くめの衣装の少女。魔女っ子が明るく利発なのに対し彼女は静謐で妖艶だ。
880 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/14(月) 23:12:17.14 ID:DIa0zaaDO
勇者「……だけど…それでも…」

勇者の頬にそっと添えられるシルクの手袋。そして…

???2「も〜〜!!何をウジウジしてますの!!」

新たにぴょんと飛び出した、なぞの存在により一気に場が騒がしくなる。

勇者「よ、妖精!?」

そこに現れたのは小さな妖精。星影妖精がまだ下位の妖精だったころとほとんど同じサイズ。

そして、その色は今まで見たことの無い不思議な漆黒であった。

黒魔女「黒曜、出てきてしまったの?」

???2「す、すみませんですわ。この駄目勇者ったら、せっかく黒魔女様が許して差し上げているのに
ウジウジしていたので…」

勇者「…キミも…妖精を持っていたのか…」
881 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/14(月) 23:12:47.05 ID:DIa0zaaDO
黒魔女「そう。魔女にとって使い魔は自分の分身。必ず1人に一匹は連れているわ。私の場合は
彼女、『黒曜妖精』がパートナー」

黒曜「一匹なんて酷いですわ。私は黒魔女様のパートナーですわ」えっへん

黒魔女「そうね、悪かったわ。でも、勇者にとって…黒曜は辛い記憶を思い出させるのではなくて?」

勇者「………」

そう、それはそのとおりである。勇者にとっての妖精とはトラウマの塊。彼女の死こそ
勇者にとっての最悪の始まりであり、現在はその贖罪のために生きているといっても間違いではない。

勇者「………」

どうしますか?
1.改めて魔女っ子と銀眼の魔女を怒らせたことを謝る。
2.どうして黒魔女が指導者なのか聞く。
3.今の魔女っ子と銀眼の魔女がどうなっているのか聞いてみる
4.黒曜妖精に一度消滅した妖精は絶対に復活できないのか聞く
5.まずは自分と仲間の自己紹介を行う。
6.これからどうするのか聞く。

安価>>↓2
882 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/14(月) 23:14:34.27 ID:GXoW8TtAO
あっ一番大穴の人物が出てきた

安価なら下
883 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/14(月) 23:25:43.12 ID:AVL6lSE90
4
884 :1 [sage]:2013/01/14(月) 23:35:55.95 ID:DIa0zaaDO
ではでは今日はここまで。
おやすみなさい
885 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/14(月) 23:43:14.30 ID:XTnZQlQNo

またまた面白くなってきたけど難しい選択肢だね
886 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/14(月) 23:43:50.09 ID:tW9qvXWso
おつ
887 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/14(月) 23:44:40.85 ID:DsmXqzrN0


それにしてもやっぱり魔女姉か。
魔族に絶望、魔女が魔族側に立つ、
人間界にはいられない。

この辺纏めると彼女の居場所は亜人の世界だけだもんな。
888 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/15(火) 00:51:10.86 ID:njjEp2Kuo
これ王国内で薬草買ったりできるのかな
宿泊もままならなさそう
889 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/15(火) 01:09:15.59 ID:4gihv8GDO
明日更新用の文書いていたらいつの間にか分岐点まで行ったので一度だけ更新


4.黒曜妖精に一度消滅した妖精は絶対に復活できないのか聞く

勇者は自分の自己紹介よりもどうして彼女がここにいるのかよりも早く聞かなければならないことがあった。

勇者「…黒曜妖精。赤でも青でも緑でもない…不思議な色の君なら…知っているんじゃないか、
一度消滅した妖精というのは…絶対に復活できないのか?」

空を飛び、黒く輝く不思議な妖精にそうたずねる。

黒曜「……黒魔女様…いいですか?」

勇者の意外な行動に困ったように自分のマスターにたずねる。

黒魔女「いいわよ」

それに呼応するかのように彼女はこくんとうなずき、話を促す。
890 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/15(火) 01:09:49.09 ID:4gihv8GDO
黒曜「…ん〜……それじゃ……」

PON!!!

その不思議な黒曜妖精は空中で一回転すると…まるで黒い宝石が水に沈み込むようににじみ広がり
姿を変えてゆく。

勇者「ま、まさか……いや、もしかして…………星影妖精!?」

…そう、黒曜妖精だったものは…勇者の良く知る妖精……まごうことなく
魔女っ子のペットで使い魔の妖精へと変身してゆく。

星影(?)「ゆーしゃ、ひさしぶり〜〜。って、あたいって信じられないだろうけど」

勇者「……もしかして……本物…なのか?」

思わず目の前のしみ一つ無い美しい少女に手をかける。
891 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/15(火) 01:10:40.20 ID:4gihv8GDO
星影(?)「ん〜〜本物っと言えば本物だけど〜、記憶までは完全に再現できてないかな?
一番近い記憶の中に霧散した記憶ないし」

勇者「…どういうこと?」

星影(?)「どういうって、昔いったでしょ。妖精は『概念の集合体』だって」

勇者(この話……もしかして本物!?)

確かに勇者は彼女がまだ朝縹妖精と呼ばれていたときに聞いていた話だ。

星影(?)「だからね、あたいが消えちゃうと、あたいの概念は霧散するの。
で、それを他の妖精と一体化して混じり、融合し、消えていくの」

勇者「……つまり、この黒曜妖精には…星影妖精の概念が残ってるってこと?」

星影(?)「そーよ。マスターがね、概念の欠片の大部分を持っていったんだけど、
あたいたちは全にして個。留まり淀むことは出来ないの。水溜りの水を手のひらで全部掬うようなもの。
指の間からどんどん零れてゆくのよ。だからその一部は黒曜妖精のものになったのよ。
だからあたいは星影じゃなくて黒曜だね」
892 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/15(火) 01:11:18.39 ID:4gihv8GDO
勇者「……それじゃ……全部の概念を集めれば……」

星影(?)「うん無理。だって、あたいは……そうだなあ、ゆーしゃが持ってる鉄の剣みたいなもの。
ゆーしゃの剣は一本だけだけど、鉄の剣はいっぱいあるでしょ?それみたいにあたいは
…妖精はいっぱいいるの。それは妖精じゃないものにもなるしね」

勇者「妖精じゃないもの…?」

星影(?)「おっと、これは黒曜の知識だから話しちゃうのは反則だよね。とにかく、
勇者の剣だって折れたり無くしたりしても代わりの剣はいっぱいあるでしょ?
あたいたちもそれと同じ。あたいが消滅したら、かわりのあたいが生まれる。
そうやって妖精は増えたり消えたりしているの。…わかる?」

勇者「わからない。わかる理由が無い。だって…ここにお前がいるじゃないか!」
893 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/15(火) 01:12:02.47 ID:4gihv8GDO
星影(?)「そ〜ね、見た目も記憶も一緒だね。だけど、これはアイデンティティーの問題なの。
あたいは確かに黒曜の力を借りてこうして出てるけど…あたいは星影妖精じゃない。
ただ同じ考えをする別の星影妖精。ただ今回は…ちょっと特別。黒曜は普通の妖精じゃないからね」

勇者「……普通じゃ…ない?」

星影(?)「あっと…それも黒曜の記憶だから話ちゃ駄目だよね。とにかく一度消滅した妖精は
絶対に復活しないわ。同じ記憶、同じ感情を抱く妖精を作り出すことはできるけど、
アイデンティティまで同じに出来ない。人間だってたまに双子が生まれるけど、
まったく同じ人生を歩むわけじゃないでしょ?」

勇者「……つまり……どういうこと?」

星影(?)「ん〜〜、あたいという存在はもう消えちゃったの。今のあたいはその残り滓。
そして、同じ概念を集めて妖精を作ったとしても…それはあたいじゃないわ。だって…
妖精というのはうつろうもの。本当に正確に言うのなら…あたいはあたいがこの世界にいたときでさえ
色々と変化していったのよ」
894 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/15(火) 01:12:39.44 ID:4gihv8GDO
勇者「…変化?」

星影(?)「一番わかりやすいところじゃ…ブラウニーとの融合かな?ブラウニーと
融合してもあたいがあたいであったのはマスターがそういうあたいを好きだったから。
だからあたいは変わらぬあたいだったのよ。酷い言い方をすれば演技してたのよ」

勇者「!!!!」

星影(?)「もちろんマスターはそれを知っていたわよ。だって、あたいとマスターは
心と心でつながってたんだもん」

星影(?)「わかってくれた?それじゃばいばい。あたいだったものの大部分は今もマスターが
もってるから…あたいじゃないあたいがそこにいると思うよ。あたいとしては
もう…マスターには自由になってほしいんだけどな。…じゃあね!」
895 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/15(火) 01:13:14.85 ID:4gihv8GDO
勇者「ま、まってくれ!最後に一つだけ……俺のこと……恨んでないのか?」

星影(?)「消えた記憶が無いからなんともいえないけど…今となっては
…そんなのどうでもいいことよ。それが妖精ってものなの!」

最後に明るくウインクすると…彼女は再び薄れ……

やがて最初に見た黒曜妖精が姿を現す。

黒曜「どう?少しはすっきりしましたですか?」

勇者「……ああ。どうあがいても……彼女は帰ってこないんだな」

黒曜「ええ。今見たのも彼女の幻影ですわ。でも、その概念は変わっていないはずですわ」

勇者「………」

不覚にも涙を流してしまう勇者。思わぬとことで思わぬ姿、声を聞き、感情が爆発しそうだった。
896 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/15(火) 01:13:55.88 ID:4gihv8GDO
黒曜「もう、せっかく星影が励ましてたのに、本当にうじうじうじ太郎ですわね」

PON!

再び空中で一回転すると今度は黒曜妖精が2体に分裂する。

黒曜×2「ほら、妖精というのはこういう風に増えちゃうこともありますのよ」

PON!

今度は一体に戻り…姿が人間と同じサイズになる。

黒曜「ね、こんな風に大きさすら移ろうもの」

PON!

最後に再びもとの小さな黒い妖精に戻ると、

黒曜「だから、妖精なんてそんなものなのですわ。貴方がどんなにうじうじしても彼女は
ぜーったいに戻りませんの。あたしも、霧散されちゃえば黒魔女様とお別れですわ」
897 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/15(火) 01:14:31.81 ID:4gihv8GDO
黒魔女「………」

黒曜「ご、ごめんなさい…あたしはもう消えませんわ。黒魔女様といつまでも一緒です」

自身の失言に気づいたのか、黒曜石のような瞳を持つ妖精は悲しそうな顔で黒魔女の頬に
自らの頬を寄せる。

勇者(………)

黒魔女「納得しましたか?」

なぜか少しだけ疲れた様子の彼女がそう尋ねる。

勇者「……できない…っていっても……本人がそういってるのなら…どうしようもないじゃないか」

黒魔女「でしょうね。……それで、貴方はこれからどうするおつもり?」

勇者「………」

どうしますか?
1.もうこの地のことに構っていられない。一刻も早く魔族領へ向かう
2.とにかく、この地から王国軍を引かせるのが先決

安価>>↓2
898 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/15(火) 01:19:46.32 ID:/iolbJL8o
(ポージングを無意味に決めつつ)2
899 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/15(火) 01:21:10.07 ID:njjEp2Kuo
900 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/15(火) 09:42:12.25 ID:Ylf/ehOAO
「もう消えません」って…
この子も前に一度消えたのか…
901 :1 [sage]:2013/01/15(火) 20:06:36.64 ID:4gihv8GDO
今日は家に帰れそうにないのでおやすみにします。
902 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/15(火) 20:24:28.46 ID:njjEp2Kuo
お仕事頑張ってください
903 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/16(水) 19:09:14.95 ID:QO6AwApDO
それでは一日あきましたが再開します。



2.とにかく、この地から王国軍を引かせるのが先決

勇者とて感情に身を任せ、今の現状を無視できるはずはなかった。

勇者「俺は…この地を開放したい。そのために着たんです」

故にそう答える。

黒魔女「…そのために自分の身が切られることになっても?」

勇者「既に俺は家族に捨てられました。そして逆賊となった今、向こうに残したものも…
おそらく……」

勇者の脳裏に浮かぶのは金髪でメイド姿の彼女。おそらく今頃は自分が南側についたことが
知られ、軍の駐屯地にて勾留されていることだろう。それに対し何も出来ない自分がもどかしいのだが、
戦士の言葉を借りるならば『奴隷に人質の効果があるか疑問』だということなのでそれを
信じるしかないのが現状である。
904 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/16(水) 19:09:46.87 ID:QO6AwApDO
黒魔女「わかりました。では…あなた方には『勇者』として戦場に出てもらいます」

勇者「戦場…ですか?」

黒魔女「そう。戦場において重要なものの一つは士気。もし、王国の勇者だったものが敵国に
ついたとわかれば、相手にとってそれはいかに脅威と感じるか、そしてこちら側には
どれだけの高翌揚効果を与えるか…言うべくもありません」

勇者「……そうですね」

黒魔女「しかし、今のあなた方は弱い。3人がかりでも私1人に勝つことすら出来ない」

戦士「だろうね」

黒魔女の言葉にそばにいた戦士がそう反応する。

黒魔女「故にあなた方には力を得てもらいます。その方法は現時点で2つありますが時間的に
両方をこなすことは無理でしょう。そこでどちらを受けるかあなた方に決めてもらいます。一つは
ドワーフの鉱山へ行き、ドワーフ王の試練を受けてもらうこと。ドワーフ王の試練を
無事終えることが出来れば、ミスリル製の武器や防具を作ってもらえるでしょう」
905 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/16(水) 19:10:14.13 ID:QO6AwApDO
勇者「ミスリル製の武器…」

それは武器に永続的な魔法をかける技術が失われた現在において、唯一それに近い攻撃翌力を
持たせることの出来る不思議な金属。ときに魔法銀とも呼ばれる金属であり、最高クラスの
硬度と弾性を持つ武器の一群である。

黒魔女「そしてもう一つは私の師匠に訓練をつけてもらうこと。師匠は……すこし変わり者ですが
その実力は…おそらく私のお母様に匹敵します。彼に訓練をつけてもらえれば短時間で
見違えるほど強くなるでしょう」

勇者「………」

どちらの訓練を受けますか?
1.武器の強さは直接戦闘力に帰ってくる。ドワーフ王の試練を受けに行く。
2.基礎能力の強さは全ての基本。黒魔女の師匠に訓練をつけてもらう。

安価>>↓2
906 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/16(水) 19:17:02.71 ID:Rvrq9EZAO
907 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/16(水) 19:17:05.87 ID:8IUMb0w4o
908 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/16(水) 19:17:42.29 ID:1fQPKptAO
909 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/17(木) 01:25:12.04 ID:Y3iN/dL8o
魔女っ子のお師匠さんも気になるな
910 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/17(木) 08:14:03.30 ID:Q5+OIVyAO
銀眼の魔女と同レベルの強者とコネができるのは大きい
嫌われないよう行動に気をつけよう
911 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 18:04:49.32 ID:UovaokODO
あれ?思ったより早く回復してる…。ということで遅くなりましたが再開します。


2.基礎能力の強さは全ての基本。黒魔女の師匠に訓練をつけてもらう。

おそらく戦闘力の上昇という意味では強力な武器や防具を得ることのほうが早いだろう。

しかし、もしそれ以上の武器や防具を手に入れることになればそれは無駄になるのにたいし、
基礎能力は常に自らの力に影響するものである。故に勇者は後者を選ぶことにすると…

黒魔女「わかりました。師匠はここよりもはるか北。王国と雪と氷の国の国境付近の山に住んでいます」

喪服にも見えるゴシック調の衣装を着る彼女は静かにそう口にする。

勇者「……それって、もしかして国境の村の近くですか?」

勇者には一箇所だけ思い当たる場所がありそう尋ねてみる。
912 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 18:05:19.81 ID:UovaokODO
黒魔女「そうです。国境付近の村では禁足地として知られている場所です」

黒魔女の言葉は勇者の予想通りの場所。そこは勇者の持つ地方地図の中で数少ない
足を踏み入れてない地点である。

勇者「そこなら…地図があるので行けますよ」

黒魔女「しかし、あの地は師匠によって結界が張られています。通常の方法では山の中に
入ることすら出来ないでしょう」

勇者「……それじゃどうやって入るんですか?」

黒魔女「本来なら、私が同行するべきなのでしょうが残念ながら今の状況ではそうも言ってられません。
…ですので…」

黒曜妖精「わたくしの出番ですわね!」

今まで黒魔女の肩に乗っていた小さな黒い妖精が飛び上がる。
913 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 18:05:45.62 ID:UovaokODO
勇者「…え、いいんですか?」

勇者の知る限り魔女と妖精の仲は切っても切れないほどの絆で結ばれているはず。それがあっさりと
別行動することを提案してきたのだ。

黒曜「もちろん嫌ですわ。でも、黒魔女様のお頼みであるなら喜んで行きますわ」

PON!!

そういうと、先ほど勇者の目の前で行ったように……再び2人に分裂する。

黒曜1「それじゃ黒曜、あなたががんばるですの!」

黒曜2「嫌ですの。あなたががんばれですの!」

黒曜1「むむむ…それじゃじゃんけんですの!」

黒曜2「望むところですの!!」

そういいつつ、まったく同じに見える二つの妖精はのんきに…しかし本人はものすごくまじめに
じゃんけんをはじめ……
914 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 18:06:14.61 ID:UovaokODO
黒曜1「勝った〜〜ですの!!」

黒曜2「し、しかたがない……ですの」

と、本当にうれしそうな彼女と本当に無念そうな彼女は決着をつける。

黒曜2「仕方ないのから付き合ってやるですの」

勇者「……でも、あそこまでなら最短で4日。往復なら10日以上はかかるだろうけど…大丈夫?」

黒曜2「黒曜とは心でつながってますの。だから………寂しいけど我慢しますの」

と力強い(?)言葉が返ってくる。

黒魔女「師匠は黒曜をここまで育て上げた人物でもあります。彼女がいれば結界を一時的に
開けてくれるでしょう」

勇者「わかりました。それじゃ…早速行ってきます」

その言葉と同時に面会の予定時間は終わったようで、応接室の向こうから一匹のシャーズが
これからの軍議だと勇者たちを追い出すのだった。
915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 18:06:57.91 ID:UovaokODO
〜〜南の本拠地 入り口〜〜

槍使い「それじゃ僕はここまでですね。盗賊さん、気をつけて」

盗賊「はいはい。あんたもがんばって村を守るのよ」

手をひらひらさせあっさりと別れる褐色肌の槍使い。それは近いうちに再会できるという確信ゆえのことだろう。

戦士「それじゃちゃっちゃと行こうか。どうせ、王国や国境付近の村には寄れないんだろう?」

勇者「そうですね、俺たちは王国内ではもうお尋ね者。街道を使うのも危ないでしょうね」

黒曜2「大丈夫ですわ。わたしくの力は半分以下ですけど、この辺の敵ならけちょんけちょんに
してくれますわ」

勇者「ずいぶんと頼もしいんだね」
916 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 18:07:24.96 ID:UovaokODO
黒曜2「もちろんですわ。はやく用件を済ませて黒魔女様のところに戻らないと……黒曜1だけが
黒魔女様に可愛がられるなんて絶対に阻止ですわ!!」

どういうわけか目に炎を宿らせそう力説する小さな妖精。

勇者(…じゃんけんの時もあっさりと勝負がついたし、テレパシーみたいなので繋がってはいても
個としては別人格なのか…)

とそんなことを思う勇者。

盗賊「それじゃとりあえず食料も補給してもらったし、早く行こうか」

こうして勇者たちは再び旅に出るのだった。
917 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 18:07:54.50 ID:UovaokODO
〜〜禁足地までの道中〜〜

そして黒曜妖精の言葉どおりだった。

黒曜2「シャドーーーサーヴァント!!!!」

どっかーーん!!!

本来の半分の力しか出ないという彼女だが、聞いたことの無い魔法で分身……つまり
1/2+1/2=1の理論で本来の力を取り戻し、一気に雑魚を蹴散らす。

勇者「……あれ?俺たちって…結構強くなったはずだよね?」

戦闘中、あまりにもやることの無い勇者はそんな無駄口をたたくと…

戦士「だな。…あれで半分の力って……黒魔女本人の力ってどうなってんだよ?」

盗賊「ま、楽できていいんじゃない?」

と、勇者に同意するように緊張感のかけらも無い会話が続きあっという間に禁足地まで向かう。

〜〜
918 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 18:08:27.54 ID:UovaokODO
〜〜

勇者「そういえば…お礼遅れたけど、ありがとう」

不意に勇者は自分の肩に乗っている小さな妖精にそう声をかける。

黒曜2「…やぶからぼうにどうしましたの?」

当然心当たりの無い漆黒のドレスを来た妖精はきょとんとしている。ちなみに妖精には
もともと着飾るという文化が無いのだろう。彼女の漆黒の髪はカチューシャで留められているものの
腰まで届く髪を無造作に流している。

勇者「星影妖精のことだよ。…あれ…君の因子も含んでるんだろ?」

黒曜2「ま、ごく一部の因子で完全に復元は流石に出来ませんですしね。それに、
いくらあたしでもたゆたう概念を完全に隔離させることはできませんわ」

つまり、あの星影妖精は…彼女の言葉どおり純然たる意味の星影妖精ではないと言う事である。
919 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 18:09:00.99 ID:UovaokODO
勇者「だろうね。明らかに君の知識があるみたいだし、なにより言葉が昔ほど阿呆っぽくない。
それにアイデンティティーなんて小難しい言葉、星影妖精は絶対に知らない。
つまり彼女の言ったとおり純粋な意味での彼女は…やっぱり消えちゃったんだな」

しんみりと話す勇者。しかし、そこには昔ほどの悲壮感を感じないのは人間として『忘れる』
という特性ゆえだろう。

黒曜2「…ですわ。記憶や行動は記録として残りますけど記録は記録。
そこには思い出の断片しか残りませんわ」

まるで自分のことのように小さな手を胸に当てる。

勇者(……そして彼女も……多分そうなんだろうな)

まさに黒魔女と魔女っ子は合わせ鏡の光と闇。光が穢れれば闇もまた同じだったのだろうと
想像してしまう勇者だった。
920 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 18:09:33.04 ID:UovaokODO
〜〜北との国境付近 禁足地〜〜

南の本拠地から歩きで6日。街道を使えばもっと早くたどり着いただろうが尋ね人となった
勇者たちがそんな堂々と歩くわけにも行かず、全て野宿ですごしたのだ。

それでも旅が楽に感じたのは眠る必要の無い妖精が仲間にいたことで夜営で見張りを
かって出てくれたおかげだろう。

黒曜2「え〜と、確かこの辺だったんだけど……お〜〜い!ショタししょーー!!」

丘というには険しく山脈というにはやや低い山の麓、小さな黒曜妖精は漆黒の鱗紛をひらひら
させながらそんな風に叫ぶ。

勇者(……そんなんで開くの?結界って中と外を隔絶する技術だから中でも……)

と思っていると……

ふわっ…

ごく一瞬、この地方にしては珍しく冷たくない風が揺れ…
921 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 18:10:15.11 ID:UovaokODO
???「ん〜、誰かと思ったらおまえかにゃ!」

と、結界の中……いや、今では完全に単なる針葉樹林と化した森の中から気の抜ける声が聞こえる。

黒曜2「お前とは失礼な。ネコミミ、お久しぶりですわ」

一瞬だけ嫌な顔をした黒曜妖精だが直ぐに表情を和らげ漆黒のドレスの裾をつまんで礼儀正しく
挨拶を交わす。

ネコミミ「みゃ!久しぶり……あれ、あんたのごしゅじんしゃま…いつの間に男になったのかにゃ?」

勇者「…あ、いえ。俺は…勇者。え〜と、君が黒魔女さんの師匠ですか?」

ネコミミ…そう彼女の頭にはネコミミとしか言いようのない耳がついており、それがぴょこぴょこ
動いている。そして短いズボンには…やはり猫のしっぽとしか言いようの無い長い尻尾が
ふらふらしている。

ネコミミ「ん?ご主人様に御用かみゃ?……ん〜〜、ちんまいの。それはおみゃえ独断かみゃ?」
922 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 18:10:55.65 ID:UovaokODO
黒曜2「まさか。彼は黒魔女様の紹介ですわ。一応、ほら!勇者の証を継ぐものですわ」

ぐいっと勇者の腕をめくらせ右腕に隠してあった『勇者の証』をネコミミの少女に見せる。

ネコミミ「にゃんと!!……はじめてみたにゃ。……しかたないにゃ、ご主人様にあわせてやるみゃ」

そういうとついて来いとばかりに背中を向ける。

勇者(ふう…よかった。少し変わった人だって聞いてたからこのネコミミ族……っと、ちがった、
シャーズかと思っていたけど、どうやら違ったようだ)

勇者の知識ではネコミミがついた少女はネコミミ族と呼ぶのだがそれはあくまで王国風の読み方。
今、王国の敵となったからにはその名称ではなく、正式にシャーズと呼ばなければならないだろう。

と、そんな風に思いながら身軽な彼女の後をついてゆくと、数十分後に開けた丘に出る。
923 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 18:11:33.80 ID:UovaokODO
勇者「……あれ!?ここってかなり北のしかも標高もかなり高いとこだよね?」

戦士「ああ。ほら、隣の山は雪が積もってる」

そういいながら指差す先の山は確かに雪帽子をかぶっている。

盗賊「……不思議ね。全然寒くない。っていうか、春の陽気じゃない?」

ネコミミ「ふっふ〜〜ん。この辺はご主人様の結界内だにゃ。結界には陽光の力が強く働いてる
からこの辺は常春だにゃ」

黒曜2「何故貴女が誇ってるのかしら?陽光の力はこの辺の妖精女王の名…つまり偉いのは
私たち妖精なのですわ」

ネコミミと黒曜妖精、2人ともえっへんと胸を張っている。

勇者「…それよりも……もしかして…ご主人様ってあの人?」

そういいながら指差すほうには1人の少年が…ウサギ耳の少女に膝枕をしてもらって眠っている。
924 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 18:12:08.06 ID:UovaokODO
ネコミミ「にゃ〜〜!!抜け駆けだにゃ!!」

猫科の生物らしい俊敏な動きで勇者たちを置いてゆくと、ウサギ耳の少女に思いっきり蹴りをかまし
吹き飛ばす。

……ちなみに、眠っている少年もその勢いで思いっきり吹き飛ばされるのだが…。

???「……ん?……ああ、ネコミミ、どうしたの?」

と、ダメージは全く無いようで寝ぼけ眼のまま立ち上がる。

ネコミミ「あ、そうだったにゃ。ご主人様、お客さんだみゃ、黒魔女のお友達みたいだにゃ」

???「黒魔女の?……ということは亜人……あれ?…普通の人間?」

その少年は寝ぼけ眼のまま黒曜妖精のほうへ歩き出すと、妖精が飛びつくのも無視し勇者たちを
鑑定するかのように見定める。
925 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 18:13:01.59 ID:UovaokODO
黒曜「わ〜い。ショタししょー。ちょとだけ血ちょ〜だい」ちゅ〜〜

勇者「……え〜と……貴方が…黒魔女さんの師匠なんですか?」

…見た目には威厳のかけらもない。ネコミミの少女によってウサミミ少女と共に吹き飛ばされ、
今は思いっきり黒曜妖精が彼の首筋に歯を立て齧っている。

???「黒魔女…?、ああ、そういえばもう一ヶ月くらい見てないね。どうしたんだっけ?」

ネコミミ「ご主人さみゃ!?もう忘れたのかにゃ?黒魔女は銀眼の魔女が連れて行ったみゃ」

???「……??……あ、そーいえば……魔女さんは相変わらずだったねぇ」

ネコミミ「話の焦点はそこじゃないみゃ!それより、せっかくのお客さんなんだから
もてなすのが礼儀にゃ」

???「そうだね。それじゃ……ようこそ黒魔女の友達さん。大したもてなしも出来ないけど
ゆっくりしていってよ。それじゃ僕は眠いからもう一度……」
926 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 18:14:32.46 ID:UovaokODO
ネコミミ「そうじゃないみゃ!彼は勇者だみゃ!!」

???「勇者……?…ああ、そういうことか。……あれ?でも魔女さんは今回の戦いでは
魔族の味方するって……言ってなかった?デレたの?」

ネコミミ「ちがうにゃ!勇者は黒魔女の友達だにゃ!」

???「な〜んだ。それじゃ……何で来たの?」

勇者「…え〜〜と、修行をするようにって言われたんですけど…」

ようやく口出しする権利を得てそう話す勇者。
927 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 18:15:11.67 ID:UovaokODO
???「修行?……君たちレベルいくつ?」

勇者「全員12です」

???「そっか〜。それじゃぁ……あの家の地下に色々あるから勝手に使ってよ。
僕は眠いんだ。それじゃ…」

そういうと、再び草原の上に寝転びだす。

勇者(………)

どうしますか?
1.目の前の少年を無理やり起こしてもっと詳しく話をする。
2.少年と話すのをあきらめネコミミ娘と話す。
3.いつまで齧ってるの?黒曜妖精を少年から引き離し話しかける。
4.…ま、勝手に使ってというなら使おう。『あの家』とやらに向かう
5.そういえば…さっきネコミミに吹き飛ばされたウサギ耳が戻ってきたな。彼女に話しかける

安価>>↓2
928 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/19(土) 18:18:26.94 ID:YS87e41io
929 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/19(土) 18:34:35.49 ID:iom4zuRe0
930 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/19(土) 18:34:37.33 ID:6eevBaBmo
5
931 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 18:45:29.36 ID:UovaokODO
4.…ま、勝手に使ってていうなら使おう。『あの家』とやらに向かう

黒曜妖精が首元にくっついているのも構わずそのまま眠りにつく少年。

その姿はあどけなく、とても黒魔女の師匠には見えない。

勇者(……でもこういうのって、無理やり起こしすと機嫌を損なう……ってのはお約束だしなぁ…)

そんなことを思うとその少年の言う『あの家』とやらに向かうのだった。
932 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 18:46:06.53 ID:UovaokODO
〜〜結界内 小屋〜〜

その小屋は入り口こそ小さなものだったが、地下への道を入るとそれは迷宮のようになっていた。

戦士「…これは…?」

そんな中で見つけたのは『戦士用 推奨レベル10〜19』とプレートが掲げられている部屋。

盗賊「あ、こっちには盗賊用って書かれてるわね」

勇者「俺は…………って、勇者用まである!どういうこと?」

それぞれに見合った小部屋を見つけた3人は……とりあえず各部屋に分かれて入ってみることになる。

安価>>↓にレスをください。
その際のコンマの数値がそのままレベル上昇値となります。
(ぞろ目だった場合+2されます)
933 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/19(土) 18:48:36.35 ID:YS87e41io
00
934 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 19:10:40.71 ID:UovaokODO
5=5レベルアップ!!

がちゃん。……カチっ

一旦閉められた扉には自動的にロックがかかるようで勇者たちは完全に部屋に閉じ込められる。

勇者「しまった!!」

ドアノブをまわすが一向に開く気配は無く……

???「………」

ブンッ!!!

背後から迫る何者かの攻撃を間一髪でかわす。

勇者「……なんだこれは!?」

目の前にいるのは…ガラスで出来た自分。透明の材質の勇者と同じような武器と防具を
装備していた。
935 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 19:11:09.27 ID:UovaokODO
〜〜一週間後〜〜

カチッ

今まで何体の自分を破壊し続けただろう?眠っているときと食事のとき以外は常に
危機にさらされて神経が極限まで鋭敏になっていた勇者はその音を聞き逃さず
瞬間的に飛びのき一気に扉をあける!

勇者「で……出れた〜〜!!!」

その叫びと同時に戦士と盗賊も同じように扉から出てくる。

戦士「ふぅ……死ぬかと思ったぜ…」

盗賊「も〜〜あんな生活嫌!!」

戦士や盗賊も同じような経験をしたのだろう。それぞれが一段と筋肉に包まれたり
行動のすばやさが段違いになったり、一週間前の自分とは全く異なる自分になっていたのだった。

リザルト
勇者のレベルが17になりました。
(基礎戦闘力が+1されました。べホイミを覚えました継戦能力+12※ホイミとは重複しません)
戦士のレベルが17になりました。
(基礎戦闘力が+1されました)
盗賊のレベルが17になりました。
936 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 19:11:42.03 ID:UovaokODO
〜〜結界内 高原〜〜

ネコミミ「あ!生きていたにゃ!!」

勇者たちが『あの家』から出るとそこには一週間前とほとんど同じ状況だった。

勇者「…まだ寝てる……」

???「ん……ああぁ〜。……君たち……誰?」

少年に覗き込む勇者に気づいたのか、黒魔女の師匠らしき少年が目を覚ます」

ウサミミ「あ、起きたぴょん。ほら、この前言ったでぴょん、勇者だったら」

???「勇者……?……ああ、そういえば……」

一週間前のこと。しかも邂逅は一瞬だったためだろうか、覚えているのか覚えていないのか
微妙な反応を示す少年。

黒曜2「生きてたなら帰りますわよ。黒魔女様は今回の反乱はスピードが勝負と言っていましたから
そろそろ最終局面に入るはずですわ」

勇者「………」

どうしますか?
1.黒曜妖精の言葉どおり簡単に礼を言って下界へ戻る。
2.最後に少年に話しかけてみる。(話す内容もお書きください)
3.最後にネコミミに話しかけてみる(話す内容もお書きください)
4.最後にウサミミに話しかけてみる(話す内容もお書きください)

安価>>↓2
937 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/19(土) 19:13:08.26 ID:Y/ackKlAO
やっちゃえ
938 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 19:15:18.88 ID:tS+rJIOWo
2 ありがとうございました。
 最後にお聞きしたいのですが、あなたは何者なんですか?
939 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 20:06:49.54 ID:UovaokODO
2.最後に少年に話しかけてみる。(話す内容もお書きください)

勇者「いきなり押しかけてすみません、そしてありがとうございました。最後に
お聞きしたいのですが、あなたは何者なのですか?」

この地へたどり着いて一週間。まともに話すことも無くいきなり訓練場へと
放り込まれた勇者にとって現状では何もわからない。

流石に何もわからないまま帰るのも心残りなので最後にそんな質問をする。

???「僕のこと?僕はねぇ……ん〜〜君たちの先輩の先輩の先輩の……
5つくらい前の勇者の仲間だった賢者だよ」

ネコミミ「この方は大賢者様だにゃ!おそれおおいにゃ!」

勇者「五世代前の勇者の…仲間!?」

もしその言葉を真実のならば彼は最低でも千年以上前から生きていることになる。

しかし、目の前にいるのはどう見ても少年。10歳前後にしか見えない美少年である。
940 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 20:07:15.86 ID:UovaokODO
大賢者「あ〜そういえば、600年位前まではそういわれてたね」

件の少年はまるで人事のような感想を唱える。

勇者「………」

どうしますか?
1.正体も聞いたことだし今は時間が惜しい。山から下りる。
2.更に何か話すことがある(話す内容もお書きください)

安価>>↓2
941 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/19(土) 20:18:11.87 ID:jKPGSs0K0
2
勇者の末路
942 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/19(土) 20:22:34.80 ID:2T8O002Q0
2
本当に人間なのか
943 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/20(日) 19:30:25.21 ID:bgmiVSwAO
…地雷踏んだんじゃね?
944 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/21(月) 00:58:15.85 ID:piymOo/N0
ダメなのか?
945 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/21(月) 04:50:25.47 ID:+gmHxcDqo
失礼すぎるだろ
人間か魔族なんて些細な問題
946 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/21(月) 11:21:09.72 ID:KsmoACwAO
結果が出る前からマイナス思考は止めようや
仕事忙しくてなかなか更新できないだけだろう
947 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/21(月) 21:17:07.99 ID:Jw+FlLzAO
といっても怖いものは怖いんだよなあ
948 :1@パソコンより [sage]:2013/01/22(火) 00:03:02.14 ID:AobmGD2k0
えっと、酉無いので証明できませんが1です

色々な事情により携帯すらつかえなくなってるので知り合いの回線つかつてます。

えーと、とりあえず安価は地雷では無いです。ただ今回の選択で帰ることになるので長文になる&ちょっとしたスランプ
&仕事の都合とトリプルで重なりしばらく更新出来そうにありません。

いつ再開出来るかも未定ですので暢気にお待ちくださいませ。では…
949 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/22(火) 00:14:44.05 ID:D9hz6rRfo
うーんまじか

気長に待ちますわ
950 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/22(火) 00:32:41.12 ID:0aOt+3WE0
600年も生きてるとか言われたら聞いちゃうよな

特にこの勇者ならなおさら
951 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/22(火) 20:27:51.04 ID:jaOEvLSYo
舞ってます
952 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/23(水) 00:34:56.08 ID:uRranxxko
>>951

華麗にかwwwww
953 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/23(水) 20:44:25.96 ID:LOgwMGh8o
>>952
いいえ、エレガントに
954 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/02/16(土) 21:06:46.29 ID:tKnbDDV20
終わってんな
955 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/17(日) 00:52:24.90 ID:vhWdYZXmo
色々と忙しいんだろう
956 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/26(火) 23:24:17.82 ID:8FoQ/3G5o
マダカナー
957 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/09(土) 21:17:03.50 ID:k4NcOTwAO
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