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咲「霞…お姉ちゃん?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 01:17:17.21 ID:nEOD2GKI0
※全国大会後の話です

※宮永咲と石戸霞が中心



〜 長野 清澄高校 〜

キーンコーンカーンコーン

咲「霞お姉ちゃん! 部活に行こう?」

霞「あら、咲ちゃん。お姉ちゃんは日直のお仕事を終わらせてから行くから咲ちゃんは先にいってらっしゃい」

咲「ううん、霞お姉ちゃんのこと待ってるよ」

霞「そう? うふふ、咲ちゃんは可愛いわねぇ」

咲「えへへ」

和「」コッソリ

和「」ギリギリギリギリ

優希「のどちゃん… 先に行こうじぇ。お姉ちゃんモードに入った咲ちゃんに何を言っても無駄だじぇ」

和「どうしてこんなことになってしまったんでしょうか…」

和「全国大会後は私と咲さんが幸せなキスをして終了するんじゃなかったんですか!?」

優希「何の話だじぇ? さっ、そんなことより私たちだけでも部室に行かないと卓が立たないじぇ」ガシッ

和「咲さん…」ズルズルズル

霞「ええっと、咲? 和ちゃんが優希ちゃんに引きずられていってるけどあれはいいの?」

咲「和ちゃんと優希ちゃんは仲がいいからね。そういうこともあるんじゃないかな?」

霞「それならいいけど… さぁ、お仕事も終わったし行きましょうか?」

咲「うん!」ウデクミ

霞「もう、咲はほんとに甘えん坊さんねぇ」ナデナデ

咲「んふふ、霞お姉ちゃんだけだも〜ん」

霞「ふふ、全く困った妹だわ」

咲「えへへ、私は困らないよ〜だ」

霞「はいはい、早く部室に行くわよ」

咲「は〜い」

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木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
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いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
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【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
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こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 01:18:18.47 ID:nEOD2GKI0
〜 全国大会終了後 〜

咲「優勝したけどお姉ちゃんと仲直りできなかった…」ズーン

霞「あら? あれは」

全国大会会場の休憩室で一人悲嘆に暮れる咲を見つけた永水高校の石戸霞。

霞「(宮永咲ちゃんね。団体戦で戦ったときに一番『魔』の力を感じた子だったけど… 今はその残滓も感じられないわね)」

霞「泣いてる…? のかしら?」

咲「お姉ちゃん… お姉ちゃん…」シクシク

霞「こんにちは」

咲「ふぇ…? あなたは…」

霞「お久しぶりね」

咲「ええっと、鹿児島の…石戸さん?」

霞「うん、霞でいいわよ。あなたは長野の宮永咲ちゃんね?」

咲「はい、そうですけど…」グスッ

霞「ふふ、いきなり声をかけちゃってごめんなさい。お姉さんあなたが泣いているように見えたのだけど、何か困ったことでもあったの?」

咲「ふ、ふぇ… お、おねえさん…」

霞「ん?」

咲「おねえちゃぁぁぁん!!」ガバッ

霞「えええ!?」



〜 咲の家 〜

霞「(あれから色々あって懐かれちゃったのよね…)」

咲「霞おねえちゃ〜ん」ギュー

霞「(咲ちゃんは凄く可愛いし、なんというか庇護欲が湧きたてられてすごく好みなんだけど…)」

咲「霞お姉ちゃん」

霞「何かしら?(来た…)」

咲「おっぱいもみもみしていい…?」トロン

霞「(このままじゃ私の貞操が危ないのが難点ね…)」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 01:19:10.96 ID:nEOD2GKI0
〜 鹿児島 永水高校 〜

小薪(神)「長野代表の宮永咲から凄まじい『魔』を感じました」

霞「はい」

小薪(神)「ということで霞ちゃん、行ってきてください♪」

霞「はい?」

霞「ええっと、それはどういう意味でしょうか?」

小蒔(神)「はい♪ あれは生半可な者ではとても清めることはできません。よって体液の交感を行うことによって早急に清めなければなりません」

小蒔(神)「ということで霞ちゃんは長野の清澄高校に転入し宮永咲との同衾を経て速やかに体液の交感を行ってきてください♪」ニッコリ

霞「は」

霞「はいぃ!?」

小蒔「もう交通の手配と宮永咲のお父さんとのお話は済ませてあるので明日の晩の飛行機で関西空港へと飛んだ後新幹線で…」

霞「はい…(とんだことになったわね…)」



霞「小蒔ちゃん、起きた?」

小蒔「ふぁ…? はい…おはようございます、霞さん」

霞「明日、長野に転入することになったわ」

小蒔「ふえ?」

小薪「ふえぇぇぇ!!??」

霞「小薪ちゃん、私がいなくてもしっかり朝起きるのよ?」

小蒔「ええ、は、はい。というか何故急にそのようなことに…」

霞「小蒔ちゃんのせいよ…」

小薪「ふぇえええええ!?」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 01:19:58.37 ID:nEOD2GKI0
〜 長野 咲の家 〜

霞「(早急に体液を交換、つまり性交をしてこいってことだけどそんなに簡単に出来るものじゃないわよ!)」

霞「(一応私も女子高生なんだし初めてなんだから緊張するし…)」

咲「霞おねえちゃん?」

霞「ええっと、その前にご飯にしましょう? 咲ちゃんもお腹空いたわよね?」

咲「ん、うん…」

霞「ちょっと待っててね、ご飯は炊けてるし煮物もできてるから」

咲「お姉ちゃん、今日お父さん帰ってこないんだよ?」

霞「え、ええ…分かってるけど」

咲「じゃあ、その…」モジモジ

霞「咲ちゃん、よく聞きなさい」

咲「うん」

霞「人間は順々に欲求を満たそうとするものなの。つまり、せ、性欲を満たすのは食欲を満たした後よ?」ニッコリ

咲「そ、そっか。流石お姉ちゃんは物知りだね! それなら早くご飯食べよ?」

霞「はいはい。咲ちゃんも手伝ってね?」

咲「うん!」

霞「(なんとか今日もごまかせたけどいつかは決心しなくちゃいけないのよね…)」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 01:20:29.91 ID:nEOD2GKI0
〜 夕食後 〜

咲「」…zzZ

霞「ご飯を食べてお風呂に入って膝枕してあげながらテレビ見てたら咲ちゃん寝ちゃったわ…」

咲「ん…ムニャ…お…ね、ちゃん」

霞「咲ちゃんが夢に見ているお姉ちゃんは…誰なのかしらね」

〜 次の日 昼休み 〜

和「咲さん、たまにはお昼ご飯を一緒に食べませんか? 最近全くご一緒してませんよね?」ゴゴゴ

咲「ひっ!(和ちゃんからドス黒いオーラが出てる…)う、うん、そうだね」

和「良かった! では中庭で二人で食べましょう」ウデクミ

咲「わ、わ、お、お姉ちゃん今日は一緒に食べられないよごめんねぇぇ〜」ヒキヅラレ

霞「ふんふむ(なんだか無性に腹立たしいわね…)」

久「あら、咲に振られちゃったみたいね、霞。お昼一緒にどう?」

霞「はいはい、喜んでご一緒させて頂くわよ」

6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 01:22:09.98 ID:nEOD2GKI0
ゆっくり投下していくんで趣味の合う人はお付き合い下さい。
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 01:25:56.60 ID:hnNXSMkT0
こういうのを待ってた
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 02:31:46.07 ID:CCdwpuf5o
これは…すごくいいと思います
頑張ってください
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 03:26:28.22 ID:6xOQzuq3o
お姉ちゃん?叔母さn
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 03:45:00.48 ID:VSkbpMwFo
霞咲なら評価する
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 06:13:31.75 ID:/8alYYZIO
霞咲良いね
期待
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 11:28:28.08 ID:rR2TrYIC0
和「そういえばどうして石戸先輩はいきなり鹿児島からいきなり長野に引っ越してきたんですか?」

咲「霞おねえちゃん? うん、私も詳しいことは聞いてないんだけどお家の事情でどうしても長野でやらなくちゃいけないことがあって

  それをするために私の家を借りてるっていってたよ」

和「ふむ、そうなると咲さんに関連性のあることなのかもしれないですね」

咲「何でそう思うの?」

和「だって全国大会で対戦したからといっていきなりホームステイをさせてくれと申し込んでくるのもおかしな話じゃありませんか?」

咲「ううん…」モグモグ

和「あ、咲さんこの卵焼き食べてみませんか? すごくよく出来たんですよ」

咲「う、うん、ありがとう。 じゃあ、はい、和ちゃんにもこのから揚げあげる」

和「ありがとうございます! これは咲さんの手作りですか?」

咲「ううん、今日のお弁当の当番は霞お姉ちゃんなんだ」

和「そうですか(咲さんのお弁当を1日毎に食べられるなんてあの女羨ましすぎます…)」

和「んむんむ(しかもすごく美味しいです…)」

咲「えへへ〜、霞お姉ちゃんの作るご飯はとっても美味しいんだよ?」

和「そうですね… 私は咲さんの作るお弁当も食べてみたいですけど(これはしっかりみりんで下味をとってますね。しかもこの食感、地鶏でしょうか?)」

咲「あはは、私のなんか霞お姉ちゃんには全然適わないよ」フリフリ

和「味もありますけど、重要なのは咲さんの作ったお弁当だということなんです!」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 11:29:13.87 ID:rR2TrYIC0
咲「心がこもってるとかそういうこと? 和ちゃんでもそういうこと気にするんだね?」

和「むむ、咲さんは私がそんなに冷血にみえるんですか?」

咲「ううん、でも和ちゃんだったら『誰がつくろうが美味しければ関係ありません!』とかいいそうだなって思って」クスクス

和「少し違いますね(咲さんは分かっていません。咲さんの作った料理ならば咲さんの唾液、汗、もしかすると髪の毛なども混ざってるかもしれないんです!)」

咲「そう? って、ずっとおしゃべりしてたらお昼休憩終わっちゃうね。早く食べちゃわないと」モグモグ

和「そうですね(しかし、なぜ卒業を控えたこの3年の9月に石戸先輩はよりにもよって咲さんの家に… 少し警戒する必要がありますね…)」モグモグ

和「でも」

咲「うん?」

和「久しぶりに咲さんとこうしてお話出来て良かったです」

咲「あ、あはは。わたし最近は霞お姉ちゃんと一緒にいることが多かったから」

和「私は少し、寂しかったんですよ? 咲さん?」ジト

咲「うん、ごめんね。和ちゃん」

和「これからは気を付けて下さいね?(咲さんは将来私の旦那様になる方なんですから)」

咲「うん」

14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 11:30:14.60 ID:rR2TrYIC0
〜 部室 〜

霞「珍しいわねぇ。あなたからお昼の誘いがあるなんて」

久「いつもは霞と咲はべったりじゃない。流石にあんなに嬉しそうな咲を引っぺがしてまでお昼に誘おうとは思わないわよ」

霞「ふふ、そうかしら」

久「ええ、そうよ。全国大会が終わって霞がこっちにきてから咲はずーっと霞にべったり。それこそ不自然なほど」

霞「…… 何が言いたいのかしら?」

久「担当直入に聞くけど、霞。あなたは何しに長野のしかも清澄高校にやってきたのかしら?」

霞「……」

久「お家の事情とは聞いていたけど、あなたの実家阿は鹿児島の高名な檀家さんのごく近い分家筋だったかしら? そんな人がこの長野の辺境に何の用があるかなんか想像も出来ないんだけど」

霞「よく調べてるわねぇ。あなたにはなんでもお見通しなのかしら?」

久「あなたの目的は分からないわ。ただ、それが咲に関係していることは分かる」

霞「もし仮にそうだったとしたら、久ちゃん。あなたはどうするのかしら?」

久「咲は私の、唯一無二の大切な後輩よ。咲を泣かせるようなことをすれば… 私はどんな手段を使ってでもあなたに復讐するわ」

霞「あらあら、部員想いの部長さんね。あなたは本当にその言葉を実行してしまいそうだから怖いわ」

霞「でも」

霞「心配しないでいいわ。わたしは決して咲ちゃんのこと、悲しませにきたんじゃないから」

久「そう」

久「それならいいわ。さっさとお昼食べちゃいましょ?」

霞「くすくす」

久「な、なによ?」

霞「久ちゃんは咲ちゃんのこと、よっぽど心配してるのね」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 11:30:45.36 ID:rR2TrYIC0
久「そりゃ、そうでしょ… 全国大会が終わって結局お姉さんと仲直りできなかった」

久「それで、もし咲がそのまま沈みこんじゃったら… 私が今のあなたみたいに咲の姉代わりになろうと本気で思っていたもの」

霞「ふふ、ごめんなさいね。その位置を横取りしてしまって」

久「ほんとよ! ああ、咲が妹だったらとっても可愛かっただろうなぁ」

霞「とっても可愛い妹よ?咲ちゃんは。でも…」

久「でも?」

霞「目に入れても痛くないからこそ、傷付けてしまわないか過剰に不安になってしまうわ」

久「……」

霞「きっと宮永照も… 本心では咲ちゃんとの和解を望んでいるはず」

霞「もしそうじゃなかったら、咲ちゃんは… 不幸すぎるわ」

久「そうね…… あら、霞。その卵焼き美味しそうね。頂くわ」パクッ

霞「あら」

久「んむんむ… 本当に美味しいわね。何か悔しいぐらい」

霞「うふふ、それはそうよ。何と言っても鹿児島の薩摩鶏の卵を送って貰ったからね」

久「へぇぇ… じゃあこのから揚げも貰ってもいいかしら?」

霞「どうぞ」

久「んむ… すごい! これも食感から何から別格だわ! でも、なんでこんな高級なの送ってくるの?」

霞「私のごく近い親戚に畜産農家の子がいるの。その子の家に格安で卸してもらってるのよ」

久「いいわね。そんな知り合い私も欲しいわ」モグモグ

霞「咲ちゃんはね、私と暮らし始めた最初の頃は凄く落ち込んでたから、美味しい物を食べさせてあげたかったの」

霞「即物的だけど、人間美味しい物を食べると元気が出るものなのよ」モグモグ

久「……」

久「ちゃんといいお姉ちゃんやってるじゃない」

霞「ふふ、ちゃんと出来てるのかしらね? それであの子が喜んでくれればなんでもいいわ」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 15:28:47.97 ID:4JMBWYLFo
檀家制度は仏教関係じゃねとツッコんでみる
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 16:03:38.44 ID:zXExnpeAO
いいな
支援
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/30(日) 19:59:48.33 ID:GOk4n95mo
久しぶりの霞咲支援
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/31(月) 03:45:40.33 ID:VOJkcMXd0
〜 放課後 部室 〜

久「さぁ、今日も練習始めるわよ」

まこ「あんたは受験勉強に専念せんでいいんか?」

久「一日2時間ちょっと息抜きするぐらいで落ちるぐらいなら大学なんか行かないわ」

和「部長の将来が心配です…」

優希「いいからさっさと始めるじぇ!誰が入る?」

久「そうね…昨日結局あんまり打てなかった咲と霞は入るとして…私と優希が入りましょうか」

咲「分かりました。霞お姉ちゃん頑張ろうね」

霞「ふふ、二人でワンツー出来るといいわね」

霞「(この学校に来て嬉しいのは咲ちゃんと同卓出来ることね。この部の中で唯一私と同じ、ある種の『能力』と呼ばれるものを持ってる)」

霞「(これは今まで生きてきた培った直観だけど)」

霞「(この『能力』はそれを持つ者同士で対局すればするほど、その支配力や破壊力を増す)」

霞「(咲ちゃんほどの能力者と毎日のように対局出来れば、相当の経験を積むことが出来るわ)」

霞「(おそらく、咲ちゃんとの対局は清澄高校全国優勝の勝因の一つね)」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/31(月) 03:46:25.18 ID:VOJkcMXd0
半荘戦 東1局 ドラB

起親 片岡優希 東家 優希 南家 咲 西家 久 北家 霞


優希「よおし、わたしが起親だじぇ!」

霞「(片岡優希ちゃん。おそらく彼女も能力者としての素質を持ってはいるけど、それをまだ自覚的に操れるほど昇華出来てはいないわね)」

優希「5か! 出親で自山からとは幸先がいいじぇ!」

咲「ほんとに優希ちゃんは起親が多いよね」

優希「咲ちゃんの嶺上開花に比べたら全然マシだじぇ!」

咲「あはは」

和「そんなオカルトありえません… といいたい所なんですけど、もはや咲さんは確率を超越しているとしか言いようがありませんね」

霞「私も咲ちゃんの嶺上開花にはやられたわ。正直まさかあの大将戦の面子で敗退するとは思ってなかったもの」

咲「あのときはごめんね? 霞お姉ちゃん」

和「咲さん、あのときの石戸先輩は敵だったんですからそういった心配は無用ですよ?」ガルル

霞「(あの卓は、最後に末原ちゃんが覚醒してしまったのが咲ちゃん、私、ひいては豊音ちゃんの想像力を超えちゃったのよね)」

霞「(お家には悪かったけど、貴重な体験ができたわ)」

優希「出来た!リーチだじぇ!」ガッ

咲「相変わらず早いな〜、優希ちゃん」打北

久「このお家芸には毎回心を折られそうになるわね」打X

霞「ふんふむ、さて、どうしようかしらね」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/31(月) 03:46:57.14 ID:VOJkcMXd0
1=萬子
@=筒子
T=索子

霞手牌

11122ABCCDX中中 ドラB

優希捨牌

北ACY3東

霞「(2順目からドラターツ外し、そして最終手出しは初牌のダブ東ね…)」

霞「(おそらく配牌で2向聴以上、そして私の手配と場を見れば縦伸びであることが分かる)」

霞「(ここでツもらせるよりは…)」打2

優希「それだじぇ!ロン!立直即は…裏無しで4800だじぇ!」


南南南DDDGG22789


霞「あらあら、いきなりやっちゃったわね。はい、どうぞ」チャラ

優希「ふふふ、今日は霞先輩にも勝てそうな気がするじぇ!」

久「あら、親リーの一順目にそんなとこ切るのね」

霞「ふふ、手が進んじゃって降りられなくなっちゃったのよ」

咲「……」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/31(月) 03:47:47.10 ID:VOJkcMXd0
和「私は親リーの一順目でも条件によりますが打点12000以上が確定していれば勝負するときもありますね」

咲「(流石だよ、霞お姉ちゃん)」

咲「(優希ちゃんの次順ツモはもう片シャボのG。お姉ちゃんが分かっていて打ったとしてもツもり三暗刻に振れば断么九付なら18000まであった)」

咲「(でも場の牌と自分の手牌傾向、優希ちゃんの切り出しで断么九の線を切って打点予想を4800〜12000に絞る)」

咲「(優希ちゃんが即でツモれば霞お姉ちゃんの失点は4000点〜6000点になるから、デジタルならどう考えても即の振込はマイナスにしかならないね)」

咲「(でも… 私と霞お姉ちゃん、そして東場のみ無自覚の支配を働かせる優希ちゃんがいるこの対局においては場の主導権が何よりも最優先事項になる)」

咲「(その場で優希ちゃんに親満〜親跳をツモらせるよりは打ちこみで主導権を渡さないことを優先したんだね)」

咲「(それにおそらく、私の支配を考慮して優希ちゃんに裏が乗らないことも分かっていた)」

咲「(とっても、素敵だよ… 霞お姉ちゃん…)」コウコツ

霞「」ゾクッ

霞「(咲ちゃんと対局してる時に不意に来るこの背筋を舐めまわされるような感覚は何かしらね…)」

霞「」チラッ

咲「?」ニコニコ

霞「(はぁ… こんな可愛い子がこと麻雀になるとここまでの魔を放つなんて… ほんと、人は見た目じゃ分からないわ)」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/31(月) 03:48:14.42 ID:VOJkcMXd0
東4局 親 霞 ドラ中

優希28800 咲28900 久27000 霞16300


霞「さて、この親で頑張らないとね」カチャッ

優希「なんか東場なのにあんまり調子が出なかったじぇ」チャ

久「毎回毎回東場で爆発されてたらこっちもたまったもんじゃないわよ」チャ

咲「優希ちゃんにしては珍しいね」チャ

霞「ふふ、そんなに簡単には勝たせてあげないわよ?」

咲「霞お姉ちゃん頑張れ〜」

和「咲さんは勝負事をしているという自覚が足りません!」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/31(月) 03:48:56.93 ID:VOJkcMXd0
8順目

霞手配 ツモ1

2345ABCDTUV中中

霞「(打とうかしらね…)」

霞「(咲ちゃんは字牌整理が終わった所かしら…なかなか辛そうなツモね)」

霞「(優希ちゃんは一順前に一副露して今やっと混一色の2向聴って所かしら)」

霞「(久ちゃんは… 聴牌が近そうね。この点差、そしてドラが初牌で優希ちゃんが混一色に行ってる以上よっぽどの待ちの強い勝負手じゃない限りリーチは打たないでしょう)」

霞「(数牌は優希ちゃんが筒子を多く持ってることを考慮すると筒子が弱い。さらに中がこの順目で初牌で混一色仕掛けがいるから中シャボや中ポンへの受けも見ない方がいい)

霞「(AD筒の役無し延べ単に受けて三色や中ツモを見るか、打ちADで立直を打つか…)」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/31(月) 03:51:12.02 ID:VOJkcMXd0
>>16
自分の勘違いだったので、檀家うんぬんはスルーでお願いします

麻雀描写が初めてなので違和感があれば改善のためご指摘お願いします
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/31(月) 05:08:42.07 ID:VOJkcMXd0
>>21の霞手牌にツモC追加でお願いします
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/31(月) 07:34:11.98 ID:VOJkcMXd0
重大なミスががが…
ノベタンAD筒には受けられないので霞の打牌選択を
打D役無し三色手替わり待ちか
打ちADリーチに脳内変換お願いします
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/31(月) 21:57:16.71 ID:c7i7cMiqo
咲ちゃん可愛い
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 13:03:05.56 ID:n3DpEZP80
霞「(普通に打つならノータイムで打点7700点〜12000点を見込めるAD切り36待ちのリーチ)」

霞「(でも…)」チラッ

咲「?」ニコッ

霞「(そんな真っ当な打ち筋でこの場を支配できるわけがない)」

霞「(ここは…)」打D 聴牌役無し36待ち

優希「(く…、そこは鳴けない…)」

優希「(と思ったら張ったじぇ!)」

優希手牌 ツモH

@@CDEFFG中中  AAA

優希「東場の主導権はわたさないじぇ!」打F 聴牌@中待ち

久「(優希から手出しで筒子の真ん中… 流石に聴牌と見た方がよさそうね)」

久「(ドラの中も出てないし、ここは降りる)」打U

咲「……」打T
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 13:04:16.53 ID:n3DpEZP80
霞「(ふんふむ…)」

霞手配 ツモ@

12345ABCTUV中中

霞「(さっきの手でリーチをかけていればこの@はここで打たざるを得なかったわけね)」

霞「リーチ、と行きますわ」打C 聴牌36待ち

優希「げぇぇぇ…」

優希「(頼む、ツモってくれだじぇ…!)」

優希「うぅ…」打北

久「(お手上げね)」打北

咲「(流石だよ…霞お姉ちゃん)」打U

霞「ツモ、立直一発ツモ三色ドラ二つに裏一つ」

霞「8千オール、頂きますわ」ニッコリ

優希「うげぇ…えげつないじぇ霞先輩…」 28800→20800

久「親倍かぁ」27000→19000

咲「やったね!霞お姉ちゃん!」28900→20900

霞「ふふ、ありがとう、咲ちゃん」16300→40300

霞「(これで…支配の主導権は一応貰ったかしらね)」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 13:08:25.71 ID:n3DpEZP80
〜 オーラス 〜

咲「ツモ3本、5本です」23800→24900

久「ありがとうございました」13000→12700

優希「うぅ…ありがとうございましたぁ…だじぇ」11200→10900

霞「ふふ、ありがとうございました」51800→51500

咲「ありがとうございました」ペコッ

和「結果を書きますね」※3万点返しのウマが5,10のオカ有りです

優希−29

久−22

咲±0

霞+51


和「さ、き、さん…」ゴゴゴゴ

咲「な、何かな? 和ちゃん…」

和「またやりましたね…?」ギロ

咲「ち、違うよ! これはたまたまだよぉ…」

和「石戸先輩が来てからまたやり始めましたね? 罰として私の胸で窒息の刑です!」バフッ

咲「わぷっ!く、苦しい… 霞お姉ちゃんたすけて…」

霞「あらあら、うふふ」

霞「(結局、咲ちゃんの支配を完全には壊せなかったわね)」

霞「私もちょっと悔しかったし、混ざろうかしら?」バフッ

咲「ちょ、霞お姉ちゃん!? うぷ、い、息が出来ない…」キュー


優希「咲ちゃん、我が校の2大巨乳を一人占めだじぇ」

久「そうね、須賀くんが諸事情でたまたま学校を休んでくれててよかったわ」

まこ「ただでさえ、霞が来てから発情しっぱなしじゃからのう」

久「(咲… 霞が来てからまた部内で±0を使うようになったわね。どうしてかしら?)」



和「(はぁはぁ… 咲さんの香り、咲さんの柔らかい…」ギュウギュウ

霞「(ん、あ… 咲ちゃんに触れてると何故か変な気を起こしてしまいそうになるわ…)」ギュウギュウ

咲「」キゼツ
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/23(水) 23:33:40.38 ID:eNTEIexwo
続きマダー
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/23(水) 23:39:41.58 ID:bOeiyEH6o
下げろよ
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/31(木) 13:40:51.67 ID:00Kngt5i0
〜 放課後 〜

咲「お疲れ様でした!」

優希「うぅ〜、今日はあんまし調子が出なかったじぇ… それと言うのも犬が勝手に学校サボるからだ!」

和「ふふ、心配なら須賀君の家まで訪ねてあげてみてはどうですか?」

久「あら、須賀君なら今日は龍門渕高校までお邪魔してるみたいよ?」

優希「あいつご主人様をほっといて遊んでるなんていい度胸だじぇ! とっちめに行って来る!」ダッ

霞「ふふふ、それは本当にそれは遊びなのかしらねぇ…?」

咲「か、霞お姉ちゃん…?」

霞「咲ちゃんはまだ知らなくていいことよ?」

咲「う、うん…」

和「石戸先輩! 咲さんに変なことを吹き込まないで下さい!」

霞「あらあら、和ちゃんはそっちの教養も持ってるのね?」

和「なんのことですか!」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/31(木) 13:41:46.14 ID:00Kngt5i0
咲「霞お姉ちゃんと和ちゃんは何の話をしてるんですか?」

久「咲も知りたいの?」

咲「はい」

まこ「あんたは余計なこと言わんでいいわ」

咲「染谷先輩は知ってるんですか?」

まこ「ま、まぁ健全な女子の端くれなら知っとってもおかしくはないじゃろうが…」

咲「私は健全ですよ!」

久「はいはい、咲。どうしても知りたいなら私が教えてあげるけど?」

咲「あ、うぅ… ちょっと怖いけど、知りたいです」

久「そう… なら今夜私の家に…」

霞「はいそこまでよ、久ちゃん?」

久「ちぇっ」

咲「あ、霞お姉ちゃん」

霞「咲ちゃんにはそういうのはまだ早いのよ? ここにいたら危ないから今日はもう帰りましょうか?」

咲「そうなんだ… うん、帰ろう! 霞お姉ちゃん!」

和「わ、わたしも一緒に帰ります!」

咲「うん。和ちゃんも一緒に帰ろう?」

久「ふふ、咲は両手に花で羨ましいわね?」

まこ「あんたの羨ましいは霞に対してじゃないんか?」

久「ふふ、どうなのかしらね…」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/31(木) 13:43:14.16 ID:00Kngt5i0
〜 宮永家 霞の部屋 〜

霞「えぇ、今の所は問題ないわ」

初美『そうですか〜、しっかし霞ちゃんもとんでもないお仕事を引き受けちゃいましたね〜』

霞「これも9面の神のお導きよ。それに私自身、今の咲ちゃんは危ういと思うわ」

初美『うん? 宮永さんは霞ちゃんに懐いてくれて万事うまくいってるんじゃないですか〜?』

霞「表面上はね… でも、今の彼女は段々自分で自分の魔を制御することを放棄し始めてる。それも無意識に」

初美『どうしてそう思うんですか〜?』

霞「大会で最初に咲ちゃんを見た時、まだ彼女は麻雀のために己の魔を利用しようという意志が見てとれた。そして次に大会後に彼女を見た時…」

霞「咲ちゃんは照さんの拒絶によってもはや麻雀で勝つことに意味を見出すことが出来なくなってしまった」

霞「その結果、力の吐きだし口を失った魔の力は自分で外に出ようとしている」

初美『な、なんか本格的にやばそうな感じですね〜…』

霞「最初は麻雀をしているときに咲ちゃんの人格が少しだけ、本人も気づかないぐらいの範囲で乗っ取るだけだったわ」

初美『というか、その時点でもう結構ダメなんじゃないですかね〜…?』

霞「まだマシなのよ。その程度じゃ」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/31(木) 13:45:30.61 ID:00Kngt5i0
初美『そ、そこからどうなるんですか〜?』

霞「日常生活の一部でその片鱗を表し始めているわ」

初美『い、一部とは?』

霞「それは、咲ちゃんの意識が薄まる時… 就寝前ね」

初美『な〜んだ。それぐらいなら大丈夫そうですね〜』

初美『すぐ寝ちゃったら何も悪さなんか出来ませんしー』

霞「大問題よ」

初美『え?』

霞「就寝前にその人格は人の雀力を喰おうとするわ」

初美『もしかして、その方法って…』









霞「わたし達と同じ。魔に乗っ取られた咲ちゃんは体液の交換を求めて私に夜這いをかけてくるの…」

初美『あ〜…… それで霞ちゃんは覚悟がどうとか悩みまくっていたわけですね〜…?』

霞「そりゃそうじゃない… 私だって一応花の女子高生なのよ…?」

初美『ただし見た目は〜』

霞「初美ちゃん…?」ゴゴゴゴ

初美『は!? 電話越しからでも禍々しい物が…』ブルブル
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/31(木) 13:47:48.90 ID:00Kngt5i0
霞「まぁ、そういうことで。こっちもそれなりに大変なのよ」

初美『でもそれなら好都合なんじゃないですか? だって労せずして目的が達成出来るわけですしー。もしかして本気で恥の為にためらってるわけじゃないですよねー?』

霞「そりゃあ、私が我慢するだけで事が丸く収まるなら私はそうすることを厭わないわ」

霞「でも… それで咲ちゃん自身はどうなのかしら?」

初美『?』

霞「照さんの代わりの私に勝手に自分の預かり知らない所で抱かれて… そんなのあまりにも彼女が悲惨すぎるわ…」

初美『霞ちゃん…』

霞「彼女と本当の意味で心を交わすその時まで…私はそれを行う気はないわ。最も、タイムリミットはあるのだけれど…」

初美『咲ちゃんのお父さんの出張…ですかー?』

霞「それもあるわね。9面様の定めた期限は3カ月。それに…」






霞「咲ちゃん自身が完全に乗っ取られてしまう、その刻限も着々と迫っているわ」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/31(木) 13:49:05.33 ID:00Kngt5i0
初美『なんと!? もうそんなレベルまで乗っ取られてしまっているのですか〜!?』

霞「私という精神的な依代を見つけたおかげで幾分遅れたようだけど… インハイ後、すぐに大陸全土を飲みこむほどの魔の気配を一瞬だけ感じたのを覚えてるかしら?」

初美『えぇ。でもあれが咲ちゃん自身の本来の力だったとしたら…』

霞「えぇ、咲ちゃんは天照大神にも匹敵する力を持ってるみたいね」

初美『それは、もう私たちの手に負えないレベルだと思うのですよー…』

霞「とにかく何とかしなきゃいけないのは分かってるのよねぇ…」

初美『そんなもんさっさとセックスしてこいですよ!』

霞「…… 定時連絡は終わるわ」ピッ

初美『あ! こら…!?』ピッ



霞「咲ちゃんを本当の意味で救いたい」

霞「たった2ヵ月ぽっちしか一緒にはいてあげられてないけど」

霞「彼女と過ごして、触れ合って」

霞「そう思ってしまうのは、私のワガママなのかしらね? 九面様」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/31(木) 13:52:10.14 ID:00Kngt5i0
「霞お姉ちゃ〜〜ん! ご飯出来たよ!」





霞「はいはい、すぐ行きますわ」トコトコ

咲「えへへ〜、やっと霞お姉ちゃんに私の手料理食べてもらえるよ〜」ニコニコ

霞「咲ちゃん…」ギュッ

咲「ふぇっ!? か、霞お姉ちゃん!?」ドキドキ

霞「……」

咲「ん… どうしたの? 霞お姉ちゃん。何か辛いことでもあったの?」

霞「うん、なんでもないわ… ごめんなさいね?」

咲「霞お姉ちゃん… その、辛いこととかあったら何でも言ってね!?」

咲「わたし、わたし霞お姉ちゃんの為だったらきっと… 何でも、出来るよ…?」ゴゴゴゴ

霞「咲ちゃん……(無意識に、魔が…)」

霞「(そう… もうそんな所まで来ちゃってたのね…)」

霞「(私の力を全て使ってでもこの子を救う)」

霞「(この子を… 何一つ傷つけないように…)」

霞「ありがとう…… 私も咲ちゃんのために精一杯頑張るから… ね?」

咲「? う、うん! 頑張って! 霞お姉ちゃん!」

咲「あ! 今日はお姉ちゃんの好きって言ってた豚の角煮とか作ってみたよ!」

霞「ふふ、美味しそうな匂いがするわね… 早く準備して食べちゃいましょう?」

咲「うん!」








霞「(咲ちゃん… 今夜は、お互い頑張りましょう)」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/31(木) 13:55:27.38 ID:00Kngt5i0
投下間隔が空いて申し訳ありませんでした
これからはもう少し早めに投下するのでよろしければお付き合いお願いします
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/31(木) 20:36:55.45 ID:JQbERUL3o

待ってるわ
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/02(土) 02:40:22.64 ID:qc7ohSe7o
おつおつ
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/09(土) 11:03:26.12 ID:Fi0xYq250
まだか
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/11(月) 08:16:29.24 ID:QDIjY9jI0
続き期待
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/19(火) 00:39:56.73 ID:1ut1Zmuqo
そろそろ投下する筈・・・
俺は待ってるぜ
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/30(土) 09:41:36.40 ID:OGkrau3AO
まだかしら
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