このスレッドはSS速報VIPの過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は管理人までご一報ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。

妹「マンコファイヤー!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/01(火) 21:20:47.15 ID:tn4+TRH00
兄「え………何?」

妹「何って、何? お兄ちゃん」

兄「いや、だってお前、今………」

妹「なんでもないよ、お兄ちゃん」

兄「……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1357042847
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713522243/

旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/01(火) 21:24:38.47 ID:tn4+TRH00
兄「何か言ったろ、お前」

妹「………お兄ちゃん、早く学校に行かないと、遅刻しちゃうよ?」

兄「えっ、あ、もうこんな時間か………」

妹「ちゃんと一人で学校行けるよね、お兄ちゃんなんだから」

兄「うん? ………うん」

妹「お弁当忘れないでね」

兄「………ああ、わかってるよ」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/01(火) 21:26:36.15 ID:tn4+TRH00
妹「―――お兄ちゃん」

兄「うん?」

妹「一人で、学校に行ってね」

兄「………あ、ああ。 お前も早く行けよ」

妹「わかってるわかってる」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/01(火) 21:29:31.57 ID:tn4+TRH00
登校中

兄「………なんだってんだ? 本当に」

『………くーん!』

兄「ん?」

女「兄くん、おはよう!」

兄「お、おはよう」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/01(火) 21:33:32.06 ID:tn4+TRH00
女「いい天気だね」 キョロキョロ

兄「ん………うん」

女「ふふん。 よし、どうやら大丈夫みたいね………」

兄「何が?」

女「ううん、なんでもないよ」 (邪魔者はいないみたいだなー、って)

兄「?」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/01(火) 21:37:57.22 ID:tn4+TRH00
女「兄くん、いつもは『一人で』行くの? 学校」

兄「ん、まあ………」 (妹が途中まで一緒な時はあるけどな………)

女「………私さ、………私はだよ? 一人じゃつまんないって思ってたり………するんだよね」

兄「ん、俺もそう思うことあるよ」

女「そう? だからさ、だったら、」

7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/01(火) 21:41:30.13 ID:tn4+TRH00
女「い、いっしょ………」

兄「ん?」

女「い、」

兄「………」

女「いいい、い! 遺書って書いたことある?」

兄「え? えーっと」

女(チクショオオオオオオ――――ッ!)
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/01(火) 21:46:59.28 ID:tn4+TRH00
兄「遺書はない………けど、まあ、死について考えたことはあるよ。」

女「いや、違うの………別に真面目に返事してくれなくてもいいんだよ、今のは」

兄「?」

女「………兄、くん」

兄「ん」

女「い、一緒に学校行かない!?」 (言ったァアアアアアッ!)
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/01(火) 21:53:09.98 ID:tn4+TRH00
兄「………ははは、うん。 今日はこのまま行こっか」

女「! あっ、あの、今日だけじゃ、なくて………」

兄「ああ、明日からも大丈夫大丈夫。 一人だといろいろ、変なことばっか考えちまってさ」

女「―――ッ!」

その時、俺は彼女の顔が紅潮したように………見えた。
最初の一瞬は、そんな風に見えなくも、なかった。
それは事実だった。
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/01(火) 22:00:04.98 ID:tn4+TRH00
彼女の横顔が太陽のように、紅蓮の炎を発しているようだった。
俺の顔にも熱が伝わってくるようだった。
否、熱が伝わってきた。

焦げ臭い匂いがして、ようやく異変に気づいた。
そこで冷静さを少し取り戻し、ふと身の危険を感じて、横を見る。

『マンコファイヤー!』

業火が、彼女を俺の視界から消した。
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/01(火) 22:06:29.97 ID:tn4+TRH00
炎の中で身を揺する黒い影を立ち尽くしながら眺めていた。
その影を、さっきまで俺に話しかけていた女子だと思い出すまでに、情けないことだが、いや、有り得ないことだが、数秒かかった。

『地獄の膣炎に灼かれて灰塵と成せ………!』

兄「………ッ!」

揺らめく炎に照らされた妹は、まるで会ったことのない誰かのようだった。
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/01(火) 22:11:03.57 ID:tn4+TRH00
兄「い、妹ッ………! い、いや、」

今は、まず、
兄「水! 水だッ! 妹、水を………!」

妹「………ちゃ、ひとりで」

兄「どうした!」

妹「お兄ちゃん、一人で行くって言ったよね? 私に約束したよね?」

兄「………!?」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/01(火) 22:30:26.15 ID:wPVf28UAO
なんだこれwwwwwwwwww
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/01(火) 22:36:05.87 ID:tn4+TRH00
兄「お、お前がやったのか! な、なんで、こんなこと」

妹「お兄ちゃん、ちょっと黙ってて。 大丈夫だから」

兄「だッ………!? 大丈夫って、お、お前! 女さんを、こ、殺し………」

妹「いいから静かにして。 それと………どいて。 そこを、どいて。 お兄ちゃんどいて、そいつ殺せない」

兄「お、

  『あははっはははっははははははッははははは!』

兄「!?」 
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/01(火) 22:44:13.97 ID:tn4+TRH00
普段は聞かない甲高い笑い声に身をすくめてしまったが、しかしその声を聞いて、その声を咀嚼して、俺は
胸を撫で下ろしたような、無理やり胸を撫でられたような気分になった。

声のする方向を見れば、そこには女さんが揺れるように立っていた。
地面を向いているので、髪で表情は伺えない。
息を荒げてはいた。
楽しく息を荒げていた。
笑いを押し殺そうと、腹を抱えていた。
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/01(火) 22:48:54.48 ID:tn4+TRH00
女「あはっ、あはははは」

兄「あ、あ………?」

炎が、消えていた。

妹「お兄ちゃん、だから言ったでしょ、殺せないって」

兄「え………?」

妹「死なないの。 それくらいじゃ、こいつは殺せない」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/01(火) 22:57:33.62 ID:tn4+TRH00
兄「………お、女さん」

女「なあに?」

凄い笑顔を向けられ、俺は反射的に背筋を伸ばし、危うく敬礼とかをしそうになった。

女「大丈夫だよ兄くん、私に心配はいらないから」

兄「う、うん」

女「まったく、問題ないよ。 これッッッ      ぽっちも、ダメージは残ってないから」

妹「………」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/01(火) 22:58:32.12 ID:saSWrCnio
熱い展開だな
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/01(火) 23:04:40.19 ID:tn4+TRH00
ふと、女さんの頬が緩まる。
炎とは別の熱は静かに無表情に還った。

女「兄くん。 ………ごめんね?」

兄「え?」

女「今日は一緒に行けないよ、学校。 ………どうしてもヤキを入れないといけない相手が、できちゃったから」

兄「………」

妹「―――間違ってるよ」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/01(火) 23:13:38.19 ID:tn4+TRH00
女「―――へえ? 何? 何か文句でもあるの」

妹「間違いを指摘したまでなんだよ。 ただ単に、それだけだよ」

女「間違い?」

妹「むしろ勘違いに近いよ。」



妹「―――焼かれるのは、お前だ」

女「………ガキが」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/01(火) 23:20:33.95 ID:tn4+TRH00
兄「………妹」

妹「大丈夫だよお兄ちゃん。 お兄ちゃんは学校に行って、いつも通り過ごせばいいんだよ。 お勉強頑張ってね」

兄「いや、頑張れない。 俺もう、この登校の時点で頭が痛くなっちまった。 朝っぱらからオーバーヒートだよ。 
お勉強を頑張れる精神状態じゃねえよ」

妹「お兄ちゃん、メリハリが大事だよ。 お勉強するときはお勉強に集中。 今見たことは全部忘れて、ね?」

兄「無理だな」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/01(火) 23:23:13.14 ID:tn4+TRH00
兄「一ついいか、妹」

妹「なあに? お兄ちゃん」

兄「この話はギャグなのかシリアスなのか、どっちだ」

妹「………」

兄「それを聞けば、それがわかれば少しは安心できる気がするんだ」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/01(火) 23:26:42.77 ID:tn4+TRH00
妹「ギャグ、シリアス………」

兄「………」

妹「そんなの、どっちでもないよ」

兄「………え?」

女「そうね………どっちでもないわね」

兄「ちょ、ちょっと待てよ!」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/01(火) 23:33:43.27 ID:tn4+TRH00
兄「話の方向性とか、目的くらい、あるだろ!」

妹「いや、これは小説じゃないんだよお兄ちゃん。 というよりも、お話ですらないんだよ」

兄「じゃあ何なんだよ!」

妹「単なるストレスの発散だよ」

兄「………」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/01(火) 23:40:41.19 ID:tn4+TRH00
兄「………ス、」

妹「いや、だから、あんまり見ないほうがいいよ。 見てもいいけどきっと、見苦しいよ。

兄「ごめん、理解が追いつかない………今、必死に追いつこうとしてるけど」

妹「バッティングセンターに行ってめちゃくちゃなフォームで空振りを繰り返す人っているでしょ」

兄「いや、俺は見たことないけど」

妹「まともにボールも見ずにとにかく腕を振りまくってる、踊ってるみたいな人いるでしょ」

兄「いや、だから見たことないけど」

妹「そう言う人となんら変わらないんだって」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/01(火) 23:46:36.74 ID:tn4+TRH00
兄「………わかった。 いや、わからないけどわかった。 ええと、もう一つ、いいか」

妹「?」

兄「俺もう、行っていい?」

妹「………うん、いいよ」

俺はその日、いつもよりいい笑顔で教室に入った。
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/01(火) 23:48:11.77 ID:tn4+TRH00
先生「あら、女さんは今日お休みかしら?」


男友「………珍しいなあ、お前知ってる?」

兄「全然知らねー」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/02(水) 00:03:25.03 ID:d07viyvC0
生徒たちのざわつきは、教室のドアが開く音で殺された。

女「すみません、遅れました」

先生「………ギリギリセーフということにしておくわね。 おっと、この調子なら皆勤賞も狙えるわよ」

女「頑張ります」

微笑むだけで、その部屋の全員の視線を釘付けにできる魅力を、彼女は持っていた。

男友「………ズルいねえ」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/02(水) 00:09:53.02 ID:d07viyvC0
女「屋上」

休み時間になると、俺の席まで歩いてきた彼女は足を止めずにそう言った。
彼女が本気を出すとどの程度の力を持っているか、わかったものではなかったので、俺は彼女から少し離れて目立たないように教室を出た。
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/02(水) 00:20:35.93 ID:d07viyvC0
兄「………ていうか屋上て。 そんな、ガラの悪い奴が使うテンプレートなセリフ」

いや、彼女にはしっくりくる。
朝の彼女になら。

女「………実際に屋上まで行って密会してたら目立つから、歩きながら言うわよ」

兄「………なんだ」

女「兄くんの妹、中々に厄介な相手だわ」

兄「………」

それ聞いて俺にどうしろと。
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/02(水) 00:29:27.18 ID:d07viyvC0
女「兄くん。 妹を退治して」

兄「嫌だよ」

女「あんな妹、嫌でしょ」

兄「………………嫌だよ、確かに嫌だよ。 ていうかもう、何もかもが嫌だよ」

女「マンコファイヤーを封じるだけでもいいのよ」

兄「何言ってんだよ! もうわかんねーよ俺には! なんなんだよこれ!」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/02(水) 00:34:50.82 ID:d07viyvC0
兄「どこに向かってるんだよ! 迷走するにも程があるだろうが!」

女「いいじゃないの。 人生長いんだし、少しくらい道に迷ってしまうのは普通のことだと思うし」

兄「いや、迷ったら迷ったで戻ろうよ! 早く戻れよ! 頑張って戻ろうとしろよ! マンコファイヤーって
一体なんなんだよ!」

女「私にも全てはわからない。 彼女は地獄の膣炎と言っていたわ………」

兄「真面目に返すなよ! 気が狂いそうだよ俺は!」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/02(水) 00:47:39.65 ID:d07viyvC0
女「………あら」

兄「ん?」

女「屋上はやめましょう。一階の、食堂方面で」

兄「………何が違うんだ。 なあ、俺帰っていいか?」

女「いや、帰っても食堂方面でも同じだと思うけれど」

兄「?」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/02(水) 00:58:27.30 ID:d07viyvC0
妹「こんにちは」

兄「………」

妹「………お兄ちゃん、これ」

女「あら、それは………お弁当じゃないの」

妹「お兄ちゃん、忘れていった」

女「あらあら、大事なお弁当をどうして忘れていってしまったのかしら」

妹「………朝に、ちょっと」

兄(ヤバイこの雰囲気………これまた、さっきとは別の理由ですごく帰りたい)

35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/02(水) 01:01:12.45 ID:d07viyvC0
今日はここまで
          続くのか?
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/02(水) 01:23:46.54 ID:lX+d3OKx0
この調子だと女も何か使えるのか卑猥な技が
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/02(水) 01:24:13.33 ID:L/48QXQ3o
おつー。みてるよー。
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/02(水) 01:59:55.34 ID:tlMSRCvDO
何だこれwww
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/02(水) 08:43:04.04 ID:v5nvcGuIO
炎を諌めるマンコキュートスを使うんじゃないかな
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/02(水) 09:23:29.09 ID:+lLAZWkIo
冷凍ビームを発射するチクビームかもしれん
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/02(水) 12:57:28.89 ID:pn+92aGAO
わくわくしながら続き待ってる
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/02(水) 21:55:41.36 ID:RmZMxCY40
地獄の膣炎、ってなんだかすげえ痛そうに聞こえるw
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 21:41:42.52 ID:xm5DjM870
教室

男友「………お、どうした?」

男「………」

男友「一人か?」

男「うん。」

自分なりに考えた末、女と妹は、食堂に置いてきた。
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 21:45:54.14 ID:xm5DjM870
男「ほら、お前今日は焼きそばパンの日だろ」

俺は食堂で買ってきたものを袋から順番に出して、机に置く。

男友「おおう。 ………え、でもまだ昼休みじゃないぜ? しかもこれ、おごり?」

男「いや、金は普通に払ってくれ」

男友「………なんだよオイ、随分勝手だなー」

唇を少し突き出す男友。
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 21:51:35.91 ID:xm5DjM870
男友「え? どういうつもり? 人の昼飯を勝手に決めるの流行ってんの?」

男「いや、悪いことは言わないから、今日はこれを昼飯にしてくれ。 ………食堂には、近づくな」

男友「はあ」

男友が首を傾げる。
男友が激しく貧乏ゆすりしていた………ように見えた。
いや、揺れている。
あれ? 俺も、揺れている?
一瞬遅れて、地響きがクラスを襲った。
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 21:55:22.95 ID:xm5DjM870
 「え? 何?」 「………」
「地震だろ」  「地震?」
   「止まった」 「え?こんなに短いの?」
「震度1くらいだな」 「んだよ、つまんねーの」

男友「………たいしたことなくてよかったな」

男「いや………」

俺には理解。
今の衝撃は、食堂方面から伝わってきた。
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 22:01:30.43 ID:xm5DjM870
次の授業は数学だったが、休み時間が終わっても担当の先生は教室に現れなかった。
生徒たちは廊下の窓に張り付いて、食堂を眺めていた。

「うおっ………割れてんぞ! コンクリート!」
「え? 何、」  「煙?」
「ガス爆発だろ、それ以外ないね」
「中国かよ」
「もしかして帰れる?」  「終了ー! ハーイしゅうりょー! 今日の授業おわりー」

好き勝手に妄想を膨らます生徒たちを尻目に、俺は廊下を走った。

男友「―――あっ、オイ! どこ行くんだよ!」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 22:10:53.91 ID:xm5DjM870
男「あー! もうー! なんだよどうすれば良かったんだよ帰りたいよー!」

俺は走る。
メロスは激怒したらしいが、俺は性格が女々しいので、グダグダと文句を垂れるだけだ。
格好悪い。
いや、もしかしたらメロスもこんな気持ちだったのかもしれない。
そのほうが共感できる。
なんで妹ってこんなに意味不明なんだよ、みたいなことを愚痴愚痴と言いながら走っていたのかもしれない。

男「………いや! まだあいつらが関わっていないという可能性もある! 妹も女も、関係ない! かも!」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 22:20:27.14 ID:xm5DjM870
我が校の食堂は、ダメージこそ負っていたものの健在だった。
食堂内を見ようとする生徒は少なく、食堂裏の影を覗き込むために数人が集まっていた。

―――あいつらがやりあったのは裏か?
………良かった、食堂の中でやってなくて。
それくらいの良識や常識は残っていたようだ。

女「兄くん!」

兄「ッお、」

女さんが鞄を抱えながら駆け寄ってきた。
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 22:23:16.06 ID:xm5DjM870

ミスった………。   兄と男、統一しないと
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 22:30:55.62 ID:xm5DjM870
女「こっち来て………どこか、隠れれ、るら、る………『隠れられる』ッ場所!」

男「え、あ、ああ」

その表情は必死さを隠すための無表情に固められていた。
俺も衆目に晒されるのは出来ることなら遠慮したかったので、一緒になって走って逃げた。

男「―――いや待てよ、あいつは、妹は! 大丈夫なんだろうなあ!」

女「とっくに逃げたわよ! あの子はここの制服じゃないから目立つし!」

生きてるのか。
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 22:36:29.20 ID:xm5DjM870
女「………今、あのまま[ピーーー]ばよかったのにとか思ってなかった?」

男「思ってねーよ。 ただめんどくせーだけだよ。 何やってんだよお前ら。 学校壊すなよ」

女「私は被害者よ。」

男「えー………」

校内で一触即発のオーラ出してたのはどこのお二人さんだよ。
無関係決め込んだ俺も悪いけど。
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 22:48:08.17 ID:xm5DjM870
男「いや、確かに最初に攻撃したのは妹だけどよ! お前も大人なら平和的な解決をだな、」

女「………、違うの」

男「ん? 何が?」

女「私とあの子は………、男くんの妹は、確かに、そう、周りに迷惑かけそうになったから
校舎の裏、建物の裏に行ったわ。 あの子がヒステリックに騒いだらいけないと思って」

男「………お前も悪かっただろ。挑発的な笑顔だったじゃねーか」

女「そうしたら、あの女が………」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 23:00:36.97 ID:xm5DjM870
男「やっぱり妹から仕掛けてきたのか? くっそ、帰ったら叱っとくから」

女「………違うの、アイツは、アイツは突然能力を使ってきて。 完全な不意打ちだったわ。 妹ちゃんの持ってたお弁当を落として、それで妹ちゃんはもう、それだけで逃げて行って………それから私を」

男「うん?」

女「妹ちゃんはただ、男くんにお弁当を届けたかっただけだった。 だからそのお弁当を落としちゃったら、もうここに来た意味はないの………」

男「え、いや、ちょっと待て」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 23:05:44.44 ID:xm5DjM870
男「いいか、整理するぞ? ………妹を、その、攻撃したのはお前なんだな?」

女「違うわ」

男「………」

女「男くんおかしい。 私の話聞いてた?」

男「いや、聞いてた。聞いてたが………」
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 23:19:34.05 ID:xm5DjM870
落ち着け………落ち着け、俺。

男「ええと、何があったんだ、つまり」

女「………私にもまだ、わからない。 アイツが何者なのかわからない、けど」

女は一瞬、数学の問題を解くような険しい表情をしてから俺に向き直った。

女「新手のマンコファイターよ」

男「………」

今度は俺が眉間にしわを寄せる番らしい。
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/04(金) 23:26:36.97 ID:xm5DjM870
女「第三のマンコファイターよ」

男「………いや、言い換えなくてもいいから」

俺は周囲に目をやった。
かなり走って、人の目がない廊下で二人っきりである。
今は人の目は食堂に張り付いていて、教師が来て俺たちを注意することは、まず、ない………。

女「私と妹ちゃんが1stと2ndだとすれば、奴は3rdね」

男「いや、そんな未来日記みたいにしなくても」

58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/05(土) 00:08:28.43 ID:53nvW0C90
女は、天敵の接近を察知した草食動物のように周囲を見回す。

女「………ここも、危ないかもしれない」

男「逃げるか。 で、その新手とやらは、どんな奴だったんだ?」

俺も焦燥感に駆られる。
コンクリート製の柱にヒビを入れるような相手………妹は退避した。
妹の能力よりも強力だとすれば、だとすればだ、俺の命なんて次の瞬間に消えていてもおかしくない。
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/05(土) 00:28:35.75 ID:53nvW0C90
女は目を細めて遠くを見る。
口を少し開くが、言葉が続くのには少し間があった。

女「………嫌な奴だったわ」

男「――なんだそれ、随分と抽象的というか………もうちょっと真面目に説明しろよ」

女「………見てないのよ」

男「え?」
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/05(土) 00:37:39.99 ID:53nvW0C90
女「不意打ちって、不意打ちだったって、さっき言ったでしょ。 だから、物陰から突然………」

男「………」

女「ほとんど見えなかった。 だから、」

嫌な奴だった。
と、彼女は続けた。

男「………そうか」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/05(土) 01:05:11.49 ID:53nvW0C90
女「………教室、戻りましょうか」

男「いや、何言ってんだよ、危ないだろ」

女「大丈夫よ、向こうは私と妹ちゃんの二人っきりの時に狙ってきたわ………漁夫の利的に、ね」

男「………」

女「あ、私からは離れたほうがいいわよ、危ないから」

そう言って彼女は教室に向かって歩き出す。
無駄にかっこいい背中だった。
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/05(土) 01:20:01.33 ID:53nvW0C90
女「………考え方が甘かったとしか言い様がないわね」

男「ん?」

女「私、私が巻き込まれたのは………マンコバトルだと思った」

男「………」

女「でも違った。これはむしろそう、マンコロワイヤル、とでもいうべきね」

俺の頭痛は当分、収まりそうもない。
なんだよこれ。
なんだその、かっこいい背中は。
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/05(土) 01:21:11.77 ID:53nvW0C90
きょうはここまで
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/05(土) 01:52:28.55 ID:ZM2Z5zVro
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/05(土) 02:00:41.87 ID:loY4e/Gmo
おつ
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/05(土) 15:24:16.91 ID:zLvV3QAB0

なんという壮大な展開wwwwwwww
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/15(火) 00:58:17.78 ID:Mlld6UhAO

続きはよ
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/15(火) 03:31:13.08 ID:Crd5EOMjo
汚物で消毒だ!
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/16(水) 22:43:57.39 ID:eP8D2Pk30
男の携帯に一通のメールが届いた。

男へ。
今日、従姉ちゃんがやってくるそうです。
母さんは、友達と温泉旅行に行って来るので帰りません。
従姉ちゃんと仲良くやってください。      母より。


男「………」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/16(水) 22:54:33.89 ID:eP8D2Pk30
女「………どうしたの?」

男「いや、メールでちょっと」

女「困ったこととかあるの?」

男「あー………今日は母さん帰らないって」

女「………」
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/16(水) 23:10:40.61 ID:eP8D2Pk30
女「こほん。つかぬことをお聞きしますよ、男くん」

男「はあ」

女「男くんのお母様がお家にいらっしゃらない。 そして、そうなるとお父様は?」

男「ん? ああ、親父も会社に篭もりっきりでな………帰ってこないんだよなー」

女「ほほう!」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/16(水) 23:22:20.99 ID:eP8D2Pk30
女「そうなると、邪魔もの、じゃない、ええと、妹ちゃんが何らかの理由で消えてしまえば、私と二人っきりになるというわけね?」

男「はあ」

女「これは意外と行けるかもしれないわ。 そうと決まればお家に急ぎましょう」

男「いや、待てよ」
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/16(水) 23:47:16.72 ID:eP8D2Pk30
男「授業、まだあるだろ」

女「細かいことは気にしない。 食堂がぶっ壊れる騒ぎがあれば生徒の一人や二人、消えても怪しまれないわよ」

男「怪しまれると思うけどなあ………、意外とアクティブな性格をお持ちで」

女「そうでしょう?」(そのまま惚れろッ!)

74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/17(木) 00:04:48.87 ID:afX1kzpd0
騒ぎに紛れて帰宅する二人。

男「紛れてる気がしないけど………まあいっか、SSだし」

女「SSだしね」

男「あ、あれ? あそこにいるのは………」

妹「………」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/17(木) 00:23:04.68 ID:afX1kzpd0
男「おーい、妹」

妹「! お兄ちゃ………と、女も」

女「………フン」

男「どうしたんだ。 帰らないのか? 家に。」

妹「………あ、あの、変な人が………変な人が、家にいて」

男「なんだって?」
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/17(木) 00:27:24.24 ID:afX1kzpd0
男「俺んちに………宗教の勧誘か何かか?」

女「不審者ってこと?」

妹「あ、あの、そういうのじゃなくて、変な人っていうのは」

???「おーい! 男くーん!」

男「ん」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/17(木) 00:32:58.18 ID:afX1kzpd0
男「あ、従姉、もう来てたんだな」

妹「あ………」

女「………ッ!」

従姉「こーら、私のほうがお姉ちゃんなんだから、敬語」

男「えー、まだそういうこと言うのかよー」

78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/17(木) 00:41:55.30 ID:afX1kzpd0
従姉「もう、男ったらまた背が伸びたんじゃない? それに変なのくっつけちゃって」

男「もう身長は止まったよ。 ん? 変なの? 俺の顔に何かついてる?」

従姉「ううん、身体にまとわりついてる」

男「身体に?」

従姉「でっかいゴミが二つもあるよ」
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/17(木) 00:51:27.49 ID:afX1kzpd0
従姉「ねえ男、燃えるゴミってどうやって捨てる?」

男「いきなり何の話だよ………え?ゴミ箱に?」

従姉「うんうん。 正解。 だけど土に還る様なゴミなら、埋めてしまうのもいいよね」

男「………?」

女「男くん、伏せて!」

男「え、あ、」

妹「マンコファイヤー!」

妹が俺に向かって………いや、従姉に向かって炎を放つ。
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/17(木) 00:59:21.23 ID:afX1kzpd0
俺は咄嗟に動いて炎を躱す………というか、元々俺に当たる攻撃ではなかったようだ。
ちょっと待て、このままだと従姉に当たる!

従姉「マンコクラック!」

従姉は伏せて炎を躱すと同時に、地面に手をつく。
手をついて、衝いた。
アスファルトが身震いし、ひび割れ、裂け目が出現する。

妹「うわっ!」

女「ちょッ、と!」

二人の足場が暴走し、生き物のようにねじれる。
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/17(木) 01:07:46.63 ID:afX1kzpd0
男友「マンコクラック………直訳するとマンコの割れ目とでも言うべきか………集中させたマンコパワー
を大地に向かって開放する。
恐ろしい技だ。」

男「………えっ、お前いたの?」

男友「しかし、なんて卑猥な技名なんだ。 マンコとつけるだけでこんなにも淫乱な感じになるなんて!」

男「淫乱っていうかあまりにも安易な気が………え、何お前、解説役!?」
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/17(木) 01:30:04.03 ID:afX1kzpd0
従姉「あなたの攻撃、膣炎(マンコファイヤー)は確かに強力ッ! しかしこの足場で! 自分の足元の心配をしながら私を倒すことができるかしらッ!」

妹「くっ………!」

男友「人間は姿勢が不十分だと能力が発揮できない! これは体験してみないとわからないぜッ! 一見して直接的ではない攻撃にも見えるが、これは想像以上に厄介だぜ! 
マンパワーを凝縮し大地を味方につける恐ろしい敵だ!
くっ………果たして突破口はあるのか!?」

男「頑張ってるなお前………」
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/17(木) 01:40:58.24 ID:afX1kzpd0
男友「いや、頑張ってるなじゃなくてお前も頑張れよ、なんか喋ってくれよ」

男「え、えっとー、女ー!」

女「男くん! ゴメン今は忙しい!」

男「それはわかるけどー!」

女「マンパワーっていうのはマンコのエネルギーのことだよー!」

男「それはわかる! いや、違うけど! 違うよ! マンパワーってそんなんじゃないよ!」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/17(木) 01:47:58.16 ID:afX1kzpd0
妹の炎が従姉に迫るが、余裕で躱している。

妹「当たれーッ!」

従姉「あはははっ! マンコクエイク!」

町内が揺れる。

男友「俺も『気になっていたこと』があるッ! 技名がいちいち卑猥だが、
『マンコが全然関係していないこと』とかな!」

男「………そこんとこ、どうなんだ、女ー!」

女「わかんない!」

男「わかんないのか!」

85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/17(木) 01:59:19.27 ID:afX1kzpd0
妹「まんこが濡れて、力が出ない………」

男「………オイ! だんだん色々といい加減になってきてるぞ! 大丈夫か、色々!」

女「仕方ないわね! マンコブリザード!」

従姉「ふんっ、2対1になったくらいでやられるわけにはいかないわ!」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/17(木) 02:18:14.84 ID:89oTXP+AO
まんこが濡れて、力が出ないwwwwwwwwwwww
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/18(金) 13:23:27.27 ID:fKrItvhIO
凄い面白いと思います
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/18(金) 13:24:20.54 ID:/Cuio0iSO
ファイヤーするとき下半身は丸出しなんでしょうか?
わたし気になります
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/24(木) 22:56:04.13 ID:6LB9+Jmp0
男友「おっとォ! これは激しい! 解説役の俺も危ういくらいの凄まじい攻防だ!」

男「ていうか逃げようぜ」

女「ちょっと! 逃げるって、男子なんだから俺が守ってやるとか、そういうこと言ってよ!」

男「うるせえ! 俺は卑猥な技使えねーんだよ下半身丸出しにしやがって! 助ける気も失せるわ!」

男友「痴話喧嘩も始まったーッ!これは同時進行でヤバイぞぉー!」
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/24(木) 23:06:09.71 ID:6LB9+Jmp0
従姉「よそ見している暇なんかないわよ!」

町のアスファルトを亀裂が走る。

女「そんな! だってさっき、凍らせたはず………動きを封じたはずなのに!」

従姉「あたしの衝撃波を使えば氷をカチ割るなんて造作もないわ………」

男友「これは相性が悪いかァッ!? 必殺技が通じないーッ!これはこの先どうるんだー!」

男「おい男友。足、足!」

男友「え? う、うおおおおおおーッ! なんじゃこりゃー!」

男「凍ってる!」

91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/24(木) 23:16:45.62 ID:6LB9+Jmp0
従姉「ホラホラぁ! さっきまでの威勢はどうしたのかしらァ!? この三下がァ!」

女「くっ!」

アスファルトがばっこんばっこんと砕かれ、バッタみたいに跳ねる。

男「おい、やばいぞコレ………でも俺にはどうしようも」

男友「助けてくれー! 曲がらないよォーッ! ヒザが曲がらないんだよぉーッ! このままじゃ、つんのめってしまうよォー! 明日もバイトがあるんだよォー!」
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/24(木) 23:21:58.18 ID:6LB9+Jmp0
女が壁に、民家の塀に追い詰められる。

従姉「これで終わりよ! マ………

女「マンコスリップ!」

従姉の足元が真っ白になる。

従姉「なっ………
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/24(木) 23:29:04.57 ID:6LB9+Jmp0
従姉が派手に転ぶ。

従姉「くっ………こ、こしゃくな真似を!」

女「敵の体を凍らせなくてもいい………地面を氷で覆うだけでも十分よ」

従姉「………何を勘違いしているの? 私はまだ戦えるわ!」

女「ここからは私たちのターンよ」
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/25(金) 00:00:53.69 ID:lIJ6AUY+0
従姉「はあ? 何を活きがっているのかしら? この

妹「クーピドーの鏡!」

従姉「!?」

妹「虚血! スワール、タンブル、スキッシュ! 悪しき魂よ! 愚者よ! 灼熱の産道で永久の影痕を生きよ!」

従姉「これは………、詠唱! しまった、足場が」

妹「灼熱地獄! マンコインフェルノ!」

あまりの熱で目が開けられなかったので、俺はその時の光景を見ていない。
覚えてもいない。
とりあえず町は大破した。
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/25(金) 02:21:01.17 ID:XwFq7Bfno
灼熱の産道...
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/25(金) 17:47:09.07 ID:ufgSMqsq0
真面目な顔でマンコファイヤーとか叫びながら、マンコをつき出したり
くぱぁしたりしてと思ったが違うのかと思ったらやっぱり違わなかった
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/14(木) 00:06:44.67 ID:pzPD3/0j0
あげとこ
32.26 KB   
VIP Service SS速報VIP 専用ブラウザ 検索 Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)