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【ストパン】ミーナ「母親って大変ね……」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 21:55:56.58 ID:dDNx3OGU0

〜設定〜


ストパンの2次創作。ミーナとバルクホルンがカップルに
なってほしいな〜って思ってたら少し形になったから書いてみた。


ミーナ(妻)とバルクホルン(夫)は、20代後半。結婚4年目。

夫であるバルクホルンは超一流大学を卒業し、エリート官僚として
働いている。その真面目な性格と、仕事へ対しての真っ直ぐな姿勢から
仲間からの信頼は厚い。趣味は学者の書物や論文の朗読。

ミーナは出産を機に一度退職したが、
現在は職場に復帰し、女性ならではの視点から
センスのあるマーケティングで企業に貢献している。
また後輩の指導役も一任されており、厳しくも愛の
ある指導は後輩社員から好評で、特に女性社員から
の支持は絶大である。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1357217755
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寝こさん若返る @ 2024/05/11(土) 00:00:20.70 ID:FqiNtMfxo
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第五十九回.知ったことのない回26日17時 @ 2024/05/10(金) 09:18:01.97 ID:r6QKpuBn0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715300281/

ポケモンSS 安価とコンマで目指せポケモンマスター part13 @ 2024/05/09(木) 23:08:00.49 ID:0uP1dlMh0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1715263679/

今際の際際で踊りましょう @ 2024/05/09(木) 22:47:24.61 ID:wmUrmXhL0
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誰かの体温と同じになりたかったんです @ 2024/05/09(木) 21:39:23.50 ID:3e68qZdU0
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A Day in the Life of Mika 1 @ 2024/05/09(木) 00:00:13.38 ID:/ef1g8CWO
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真神煉獄刹 @ 2024/05/08(水) 10:15:05.75 ID:3H4k6c/jo
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愛が一層メロウ @ 2024/05/08(水) 03:54:20.22 ID:g+5icL7To
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 21:56:38.96 ID:dDNx3OGU0

バルクホルン「ミーナ、それじゃあ行ってくる」


ミーナ「いってらっしゃいあなた、気を付けてね」


エーリカ「パパ、お土産買ってきてね!!」


バルクホルン「了解した、いい子にしてるんだぞエーリカ」なでなで


エーリカ「パパ〜〜、バイバ〜〜イ!!」



近所の人A「いいわね〜、バルクホルンさんのお宅」


近所の人B「ホントね、旦那さんはイケメンでしっかりしてそうだし、奥さまも
上品で美人だしお似合いだわ〜〜」



そこには誰もがうらやむ理想の家族の風景があった。
しかし、夫婦生活は山あり谷あり苦労の連続。
バルクホルン、ミーナ夫婦とてそれは例外ではなかった……
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 21:57:08.90 ID:dDNx3OGU0

(リビング)


バルクホルン「おいミーナ、カッターシャツの替えがないぞ」


ミーナ「あら、そうだったかしら」


バルクホルン「ちょっと見てくれ」


ミーナ「え、そこにない?」ゴソゴソ


バルクホルン「見当たらないぞ」


ミーナ「ほんとね……」


バルクホルン「おいおい、困るじゃないか」


ミーナ「ごめんなさい、今日の帰りにクリーニング屋でとってくるから今日は違うのを着ていって」


バルクホルン「はぁ……たのむぞミーナ」


ミーナ(もう、トゥルーデだっていっつも無くなるか無くならないかってとこで言ってくるんだから。
もう少し早く言ってくれればいいのに……)


【ミーナはストレスがたまった……ミーナのやる気が下がった……】



ミーナ(早くエーリカ起こさないと幼稚園のバスに間に合わないわ)
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 21:57:39.57 ID:dDNx3OGU0

(寝室)


ミーナ「エーリカ、もう朝よ起きなさい」


エーリカ「ん……うぅん……」


ミーナ「早く起きないと朝ごはん食べれなくなっちゃうわよ」


エーリカ「おかし……」


ミーナ「お菓子はありません、ほらエーリカ」ゆさゆさ


エーリカ「あと90ぷん……」


ミーナ(もうこの子ったら、人の気も知らないで)


エーリカ「Zzzz♪」


【ミーナの疲れがたまった……】
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 21:58:07.13 ID:dDNx3OGU0

ミーナ「エーリカぁ〜、もうすぐバス来ちゃうからお洋服着替えておいてね〜」


エーリカ「は〜〜い」


ミーナ「ママの洗い物終わったらすぐに出れるようにしておいてね」


エーリカ「あ!今日のワン子だ!!ママ、ワン子が出てるよ!!」


ミーナ「時間ないから、ほら、テレビ消して」


エーリカ「チェッ……ママのケチ〜」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 21:58:35.18 ID:dDNx3OGU0

(外)


エーリカ「ママ、変な石落ちてたよ!!」


ミーナ「……」


エーリカ「ほら、ママってば!!」ギュッ


ミーナ「あのねエーリカ、時間がないの。いい子だから
ママに協力して」


エーリカ「なにさ……いっつも時間時間って」グスッ


ミーナ「……はぁ」


ミーナ「ごめんね、お休みの日になったらいっぱい遊んであげるから
泣かないで、ね?」


エーリカ「うっ……泣いてないもん」


ミーナ「そうよ、強い子ねエーリカ」なでなで
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 21:59:02.71 ID:dDNx3OGU0

キキィ、、(バス)


リーネ「おはようございます!」


ミーナ「おはようございます」


ミーナ「ほらエーリカ、先生にあいさつして」


エーリカ「おはよう〜……」


リーネ「エーリカちゃんどうしたの?ご機嫌ななめかな」


エーリカ「べつに……ママが」ブツブツ


ミーナ「それじゃあ娘をお願いします」


リーネ「分かりました。お母さんもいってらっしゃい!!」


ミーナ「えぇ、それでは」ペコリ


ミーナ(ここのところ忙しくエーリカと遊んであげられなかったからあの子
もさみしかったみたいね。週末は遊園地にでも連れてってあげないと)


【ミーナのやる気が上がった↑】
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 21:59:34.88 ID:dDNx3OGU0

(会社)


ミーナ「Aくん、おはよう」


社員A「おはようございます、ミーナさん」


ミーナ「例のプロジェクトの件なんだけど、取引先との交渉を
あなたに任せたいんだけど頼めるかしら?」


社員A「はい、了解しました」


ミーナ「何か困ったことがあったらすぐに連絡して。あなたは
とてもできる人だけど、一人で全てかかえこむ必要はないのよ」


社員A「はい、ミーナさんが後ろにいると思うと自分も心強いです」


ミーナ「まぁあなたなら何も問題ないでしょうけどね」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 22:00:12.91 ID:dDNx3OGU0

ミーナ「Bさん」


社員B「は、はい……」


ミーナ「新商品の企画書見せてもらったけど、あれいいじゃない。
きれいにまとまっててすごく見やすかったわ」


社員B「はい、ありがとうございます//」


ミーナ「あなたは優秀なんだからもっと自分に自信を持っていいのよ。ね?」


社員B「ありがとうございます、これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い
します!!」


ミーナ「うふふ、こちらこそよろしくね」


部長(やはり彼女が戻ってきてくれてよかった。
復帰してから半年だというのに既にうちの部署の
リーダーだからね)


ミーナ「」てきぱき


部長(これからも頼むよ、ミーナ君)
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 22:00:55.14 ID:dDNx3OGU0

(昼休み)


社員C「ミーナ先輩、ご一緒にランチどうですか?」


ミーナ「えぇもちろん」


社員C「さっき見てきたんですけど、今日はさばのみそ煮定食でしたよ」


ミーナ「ちょうどよかったわ、今日は和食の気分だったの」


社員C「あはは、それじゃあ行きましょう!!」


…………
……
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 22:01:37.75 ID:dDNx3OGU0

ミーナ「まぁ、おいしい」


社員C「……」ジーっ


ミーナ「……えっと、Cさんどうしたの?」


社員C「いや〜、ミーナさんはやっぱすごいな〜って思いまして」


ミーナ「ごふっ…おふっ……」ゴホゴホ


ミーナ「ごめんなさい……Cさんいきなりどうしたの?」


社員C「だってすごいじゃないですか。まだ職場に復帰して
そんなに経ってないのにもうリーダーじゃないですか!!
部長とかなんもしてないし」


ミーナ「そ、そんなことないわよ」


社員C「うちの商社ってけっこう自分で仕事取ってきて、個人で行動することが多いじゃないですか?」


ミーナ「えぇ、そうね」


社員C「私商社って言うと給料が高くて、海外とかにも行ってバリバリ働く
すごく華やかなイメージでこの会社入ったんですけど、実際はそんなイメージと
全然違ってて」


ミーナ「うん」


社員C「毎日ミスしないように神経すり減らしながら仕事して、
なんとかここに置いてもらえるような、いわゆるぶら下がり社員だったんです」


ミーナ「……」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 22:02:16.52 ID:dDNx3OGU0

社員C「ぶっちゃけこの仕事合わないな〜って思ってて、もうやめようかなって思ってたんです」


ミーナ「そうだったの……」


社員C「でもミーナさんが戻ってきて、ミーナさんの部下として働くようになってから
考えが変わりました」


社員C「私嬉しかったんです。ミーナさんは私のことをちゃんと見てくれて、私のいいところを
見つけて褒めてくれたのが」


ミーナ「……」


社員C「それで私もここにいていいんだ。私にできることをやればいんだって思ったら
すごく楽になって、仕事にも積極的に打ち込めるようになりました!!これも、ミーナ
さんのおかげです」


社員C「私、ミーナさんに出会えて本当によかったです!!」


ミーナ「その、なんて言ったらいいか……」


ミーナ「あなたが私のことをそんな風に思っていてくれてるなんて思わなかったわ」


社員C「えへへ、憧れですから//」


ミーナ「ありがとうCさん、これからも一緒にがんばりましょ」


社員「はい、ずっとついていきます」


【ミーナやる気がかなり上がった↑↑ ミーナの疲れが少しとれた↑】
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 22:02:51.95 ID:dDNx3OGU0

ミーナ(それにしてもさっきの話)


社員C(ぶっちゃけこの仕事合わないな〜って思ってて、もうやめようかなって思ってたんです)


ミーナ(社員が孤立して一人で悩みを抱え込まないように職場環境のマネジメントをもっと強化しないと)


社員A「ミーナさん、ちょっといいですか?」


ミーナ「Aくん、どうしたの?」


社員A「実はスオムス物産との交渉で、前回までは
何も問題なく進んでいたのですが、今になって急に
ゴネだしまして」


ミーナ「ゴネだした?」


社員A「われわれが指定した納入期限には無理があるって」


ミーナ「無理って、これでも私たちは2回も譲歩したのよ」


社員A「えぇ、なので私も少し戸惑ってて」


ミーナ「はぁ……うちもなめられたものね」


社員A「すみません、私がふがいないばっかりに」


ミーナ「あなたのせいじゃないわ、でもこのままじゃ計画が大きく狂ってしまうわね」


社員A「……」


ミーナ「いいわ、私が直接出向いてどういうつもりなのか向こうに聞いてみましょう」


社員A「私も行きます!行かせてください」


ミーナ「えぇ、それじゃあ部長に外出の許可をもらってくるわ」


ミーナ(めんどうなことになったわね)


【ミーナはストレスがたまった……】
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 22:03:20.37 ID:dDNx3OGU0

(スオムス物産)


二パ「イッル〜、なんかお客さんが来たって」


エイラ「おい二パ、会社の中じゃ部長って言えっていつも言ってるだロ」


二パ「ごめん、部長」


エイラ「そんで、客っていうのはどんなやつダ?」


二パ「なんだったかなぁ〜、あ、そうだ!カールスラント商事のミーナさんだって」


エイラ「!!」


エイラ(うぇっ、ヤバいやつじゃねぇカ。やっぱりあの件だろうナ)


エイラ「今日はめんどうだから、いないって言ってくレ」


二パ「いいの?平静を装ってたけどかなり怒ってたみたいだよ」


エイラ「……」


エイラ「分かったヨ、10分後行くから茶でも出して待たせとケ」


二パ「りょうか〜い」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 22:03:48.38 ID:dDNx3OGU0

ミーナ「……」


ガチャ、、


エイラ「おう、これはカールスラント商事のミーナさんじゃないカ。ど、どうしたんダ?」


ミーナ「いつもお世話になってますエイラ部長、本日は少々お聞きしたいことがあって参りました」


エイラ「な、なんダ!?(納期のことだろうナ〜)」


ミーナ「弊社が提示した納期の期限が守れないっていうのはどういうことでしょうか?」


エイラ(やっぱり来たカ……)
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 22:04:18.57 ID:dDNx3OGU0

エイラ(まさか、この前営業に来た美人なネーちゃん(サーニャ)に一目惚れして無理な条件を
飲まされて、カールスラント商事にまで手が回らねぇとか言えねぇシ、
言ったら怒るかナ?怒るだろうナ〜)


ミーナ「何か特別な事情でもあるのでしょうか?」


エイラ「いや、その……なんていうカ」


ミーナ「納期が引き延ばされたのは、今回が初めてではありませんよ」


エイラ「うっ……」


ミーナ「どうなんですか?」


エイラ「ちょ、ちょっと待ってくれヨ……ミーナさん、うちにも色々あってだナ」


ミーナ「エイラ部長、あなたも重々ご存知だとは思いますがビジネスの世界はスピードが命なんです。
もし今回も快い返事がいただけないのであれば今後の取引はもういたしません」


エイラ「!!」


エイラ(カールスラント商事は昔からのお得意様で、うちの売上シェアの30%近くを占めていル。
あのネーちゃんも大口で受注してくれたけど、今後も続くか分からねーしナ……会社のことを考えると
安定して売上につながってる方を選ばねーといけねーナ)


エイラ「わ、分かった!!納期は守る。絶対守るからそれだけはやめてくレ!!!」


ミーナ「ではこの契約書にサインをお願いします、部長」二コ


エイラ「よしっ、分かっタ。二パ〜〜、ハンコ持ってこい!」


二パ「おっけい、イッル」


エイラ「部長だって言ってんだろバカタレー!!!」


エイラ(とほほ……ビジネスの世界は厳しいナ)
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 22:04:46.06 ID:dDNx3OGU0

社員A「いや〜さすがですミーナさん」


ミーナ「うまくいってよかったわ」


社員A「でも、まさか始めからあんなに強気でいくとは思いませんでした」


ミーナ「ふふ、Aくん私たちと顔を合わせた時の部長の顔を見た?」


社員A「いえ、そんな余裕はありませんでした」


ミーナ「やばいやばいてのが顔に出てたの。笑いをこらえるのが大変だったわ」


社員A「あはは」


社員A(やっぱりミーナさんは本当にすごい人だ。この人についていけば俺ももっと成長できる)
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 22:05:15.95 ID:dDNx3OGU0

(終業)


部長「それじゃあみんな、今日も一日お疲れ様」


おつかれしたー


ミーナ(ふぅ〜……今日もいろいろあったわね。
まさかの事態でちょっと焦ったけど、うまく対処できたわ)


ミーナ(あとは幼稚園までエーリカを迎えにいってそれから夕飯の買い物か)


バルクホルン(おいミーナ、カッターシャツの替えがないぞ)


ミーナ(あっ!クリーニング屋に行くのも忘れちゃダメね)


ミーナ「はぁ……」


ミーナ(覚悟してたとは言え、仕事と家庭を両立するのは大変だわ)


【ミーナはストレスがたまった……ミーナの疲れがたまった……】
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 22:05:44.87 ID:dDNx3OGU0

(幼稚園)


ミーナ「こんにちわ〜」


エーリカ「ママだ!!」ぱぁ


タッタッタ、、、


エーリカ「ママぁ〜〜〜」ギュッ


ミーナ「いい子にしてた?エーリカ」なでなで


エーリカ「うん!!」二コ


リーネ「エーリカちゃん、とってもいい子にしてましたよ」


ミーナ「そうですか」


エーリカ「今日ね、外でどろだんごいっぱい作ったんだよ!!ママほしい?」


ミーナ「ありがとう、でもそれはいらないわ」


エーリカ「え〜〜」ブーブー


リーネ「うふふふ」クスクス


ミーナ(やっぱり子どもの無邪気な笑顔はいつ見ても癒されるわね。
この子のためならいくらでもがんばれるわ)


【ミーナのやる気がかなり上がった↑↑ ミーナの疲れがとれた↑】
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 22:06:20.00 ID:dDNx3OGU0

(スーパー)


エーリカ「んしょ、んしょ」ゴソゴソ


ミーナ「あら、ダメじゃない。お菓子は1個っていつも言ってるでしょ」


エーリカ「えぇ〜、いいじゃんいいじゃん!!お菓子いっぱい食べたいよ〜〜」


ミーナ「欲張りはいけません!」


エーリカ「う〜〜……ママのケチ」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 22:07:05.04 ID:dDNx3OGU0

(家)


エーリカ「ママ、今日のご飯なに?」


ミーナ「今日はハンバーグよ」


エーリカ「やったー!!ポテトもついてる!?」


ミーナ「えぇ、ついてるわ」


エーリカ「やったー!!!」


ミーナ「ご飯できるまでテレビでも見ててね」


エーリカ「はーーい!!」


ミーナ「うふふ」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 22:07:37.14 ID:dDNx3OGU0

エーリカ「ママ、さっき買ったコーラ飲んでもいい?」


ミーナ「うん、冷蔵庫に入ってるからちょっと待って、ママがとってあげるから」


エーリカ「だいじょうぶだよ、自分でとれる」ゴソゴソ


ミーナ「待ってエーリカ、危ないから」


エーリカ「ん〜〜、もう少し……」グイ


コツン!!


ミーナ「あ」


エーリカ「いたたた……」


ミーナ「ほら言ったじゃない、無理に取ろうとするから」


エーリカ「う、うわああああ〜〜〜ん」ボロボロ
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 22:08:11.58 ID:dDNx3OGU0

ガチャ、、


バルクホルン「ただいま」


エーリカ「痛いよぉ〜〜……あだまあだったぁ」ぽろぽろ


バルクホルン「おいエーリカ、どうして泣いているんだ?」


ミーナ「あなた……この子ったら届きもしないのに冷蔵庫のコーラを取ろうとして
ケチャップの容器が頭に落ちてきたの」


バルクホルン「なんだ、そんなことか」


エーリカ「いだいよ……」グスッ


ミーナ「落ち着くまで見ててくれる?」


バルクホルン「分かった、私に任せておけ」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 22:08:49.31 ID:dDNx3OGU0

テレビ「次のニュースです。昨夜から行方不明になっていた○○さんが、
山のふもと付近で無事救助されました。○○さんは、30日に山岳サークルの
仲間と一緒にーー」


バルクホルン「まったく、こんな季節に登山なんて何を考えているんだ」


ミーナ「どうしたの?」ジュー


バルクホルン「遭難だよ、日の出を見に山に登ろうとした若者が途中で
仲間とはぐれてしまったらしい」


ミーナ「まぁ、それで助かったの?」


バルクホルン「あぁ、命に別条はないようだ。しかし困ったものだ。
冬の間は入山規制をするなりして、登山なんかできないようにしないと
またこういうことが起こるぞ。毎年のことじゃないか」


ミーナ「そうね……」


エーリカ「うわああああ!!!!!」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 22:09:16.89 ID:dDNx3OGU0

エーリカ「あはは、おもしろ〜〜い!!」


バルクホルン「おいエーリカ、何をやっている!?」


エーリカ「あのね、コーラあけたらね、しゅわしゅわしゅわ〜ってなってバーン!!ってなった」


バルクホルン「さてはお前、キャップを開ける前にこいつを振ったな?」


エーリカ「うん!!パパどうして分かったの?」


バルクホルン「いいか?コーラに含まれている炭酸ガスは気圧が変化するとーー」


ミーナ「何をやっているの!?」


バルクホルン「エーリカにコーラを振った直後にキャップを開けると噴き出す仕組みを説明していたんだ」


ミーナ「バカじゃないの!?のんきに説明なんかしてないで早くタオル持ってきて!!カーペットが染み
になるじゃない」


バルクホルン「わ、分かった」アセアセ


エーリカ「や〜〜い、パパ怒られてる〜〜」キャッキャッ


バルクホルン「こんの〜、元はと言えばお前が」


ミーナ「早くして!!」


バルクホルン「はいっ!!」


タッタッタッタ、、、


ミーナ「もう……忙しい時に仕事増やさないでよ」


【ミーナはストレスがたまった……ミーナの疲れがたまった……】
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/03(木) 22:09:43.36 ID:dDNx3OGU0

ストックがなくなった……
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 15:14:24.43 ID:2hYawx+s0
いいじゃないか、まだ見たいんだが
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/19(土) 15:15:28.36 ID:2hYawx+s0
いいじゃないか、まだ見たいんだが
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/19(土) 22:22:52.97 ID:QNYVGUoQ0

(就寝前)


バルクホルン「どうだ?エーリカは寝たか?」


ミーナ「えぇ、寝たくないってぐずるから本を
3冊も読んでやっとよ」


バルクホルン「そうか、なぁミーナ今夜久しぶりにどうだ?」


ミーナ「え……今日はちょっと」


バルクホルン「おいおい、前にやったのはもう2週間以上も前だぞ?
いくら忙しいとは言えレスは離婚の原因にー」


ミーナ「ごめんなさい。ここのところ色々あって本当に疲れているのよ。
週末になったらシテあげるから」


バルクホルン「本当だな?」


ミーナ「えぇ、もちろんよ」


バルクホルン(くっ……性欲を持て余す)


【バルクホルンがストレスがたまった……】
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/19(土) 22:37:54.34 ID:QNYVGUoQ0

(朝)


バルクホルン(今日は去年からずっと尽力してきた
法人税の引き下げ案が可決されるかどうかが決まる日だ)


バルクホルン(わが国の経済を活性化させるには民間企業が
もっと元気にならなければいけない。そのためには法人税を
始めとする営業に関わる規制をもっと緩和させなければー)



プシュー、、


バルクホルン(おっと、電車が来たか……)
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/19(土) 22:38:23.42 ID:QNYVGUoQ0

ギューギュー!!


バルクホルン(……狭い)


ムワ〜〜


バルクホルン(うっ……なんだこの匂いは…ひどい加齢臭だ)


バルクホルン(毎朝のことだがこの
出社ラッシュは相当に堪えるな。しかし、
ミーナは今の暮らしが気に入っているみたいだし
引っ越ししたいと言ってもきっと聞いてもらえない
だろう)


バルクホルン「はぁ……」


【バルクホルンの疲れがたまった……】
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/19(土) 22:57:43.99 ID:QNYVGUoQ0

バルクホルン「……」ドキドキ


ガチャ、、


バルクホルン「局長!!」


局長「あぁ……」


バルクホルン「法案は……」


局長「だめだった、否決だ」


バルクホルン「な、なんだって!?」

33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/19(土) 22:58:33.36 ID:QNYVGUoQ0

バルクホルン「どうしてですか、局長!!」


局長「……」


バルクホルン「あの法案が可決すれば多くの企業が事業にまわせる資金が
増えて、国際的な競争力がー」


局長「分かっている」


局長「私も手は尽くしたさ、だけど上がどうしても首を縦に振らないんだ。
こればかりは仕方ないさ」


バルクホルン「くっ……なら私がもう一度直訴してきます。絶対にあの法案を通して見せる」グッ


局長「やめたまえバルクホルン君!!」


バルクホルン「……どうして」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/19(土) 22:59:11.96 ID:QNYVGUoQ0

バルクホルン「私たちはずっとがんばってきたじゃないですか!?この国の
経済がよくなるようにと、毎日夜遅くまで勤務し、土日も勉強会に出かけ身を粉にして
がんばってきたんですよ!!」


局長「分かっているよ」


局長「だけどね、われわれの官僚組織で生き残っていくためには
上の言うことを聞いて、その通りにするのが一番なんだ」


バルクホルン「あなたって人は!!」


局長「国のために自らの身を破滅させることもないじゃないか。
君も家族がいるんだろう?身の振り方は心得ておいた方がいいよ」


局長「それじゃあ私は仕事に戻る。君も引き続き頼むよ」


バルクホルン「……」グッ


バルクホルン「くそおおっ!!!」バン!


バルクホルン(この組織は腐っている……そしてこの組織が
中心となって運営されているこの国も…)


【バルクホルンのやる気がかなり下がった……バルクホルンはストレスがかなりたまった……】

35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/19(土) 23:11:57.01 ID:QNYVGUoQ0

その夜)


バルクホルン「ただいま…」


ミーナ「もう、何時だと思っているの!?
遅くなるなら連絡してっていつも言ってるでしょ?」


バルクホルン「……」イライラ


ミーナ「ちょっとトゥルーデ?聞いているの!?」


バルクホルン「!!」ブチッ


バルクホルン「うるさい!!このバカ者め!!!!」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/19(土) 23:12:39.70 ID:QNYVGUoQ0

バルクホルン「お前はこんな夜遅くまで働いてきた夫に対してねぎらいの言葉ひとつないのか?」


ミーナ「そ……そうね、それは悪かったわ」


バルクホルン「なにが連絡だ、そんなものなくても大した問題じゃないだろ。お前はいつもそうだ、
細かいことばかり気にして私に注文ばっかりつけて」


ミーナ「……」


バルクホルン「はっきり言うがお前のそういうところが私は気にいらない。
ストレスがたまるんだよぉ!!」


ミーナ「」ビクッ
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/19(土) 23:17:22.36 ID:QNYVGUoQ0

ミーナ「確かに帰りの遅くなったあなたに対していきなり
しかってしまったことは反省してるわ。だけどあなたも
そんな言い方はないんじゃない?」


バルクホルン「何がだ!?」


ミーナ「私が細かいことばかり気にして注文ばかりつけるってところよ。
私はあなたと協力してやっていきたいから、生活の中でしっかり意志疎通
してやっていきたいのよ」


バルクホルン「そういうところが面倒だって言ってるんだ」


ミーナ「なんですって!?」


エーリカ「うわぁ〜〜ん、ママとパパ喧嘩やめてよ〜〜」ぽろぽろ
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/19(土) 23:24:48.22 ID:QNYVGUoQ0

ミーナ「あっ、エーリカ」


エーリカ「わぁ〜〜ん……」ボロボロ


バルクホルン「ふん、もういい。私はもう寝る」


スタスタ、、、


エーリカ「パパこわい…」グスッ


ミーナ「大丈夫よエーリカ、パパはちょっと疲れてるだけだから
明日になったら元通りになるわ」なでなで


エーリカ「ほんと?」


ミーナ「ほんとよ」二コ


ミーナ(こんなはずじゃなかったのに……この前のトゥルーデの誘いを
断っちゃったから今日は気合い入れて待っていた分、帰宅が遅くなった
あの人に高圧的な態度を取ってしまった。反省しないと)


【ミーナはストレスがたまった……ミーナのやる気が下がった】
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/19(土) 23:52:55.17 ID:QNYVGUoQ0

(次の日)


エーリカ「……」


バルクホルン(気まずい……)


ミーナ(気まずいわね……)


エーリカ「パパ、何読んでるの?」


バルクホルン「これか?マルクス主義の思想を要約した書物だ」


エーリカ「この写真の人がまるくす?」


バルクホルン「そうだ。マルクスはドイツを代表する社会学者で、
彼の考えはマルクス主義と唱えられており、他にも史的唯物論をはじめ、
世界に数々の影響を与えているすごい人物なんだ」


エーリカ「……」ボへ〜


ミーナ「もう、あなたったら、エーリカにそんなことが分かるはずないじゃない」クス


バルクホルン「それもそうだな」クス
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/19(土) 23:53:23.89 ID:QNYVGUoQ0

バルクホルン「あ〜、ミーナ。昨日は怒鳴ったりして悪かった。
仕事が思うようにいかずイライラしてたんだ」


ミーナ「いいえ、私の方こそ悪かったわ。仕事で疲れて
帰宅したあなたにあんなことを言って」


バルクホルン「なぁミーナ、今日はみんなで外食にでも行かないか?」


ミーナ「いいわね。今日は天気もいいしちょうど外に出かけたい気分だったの」


バルクホルン「エーリカ、お前は何が食べたい?」


エーリカ「え?う〜〜ん……」


ミーナ「なんでも好きなもの言いなさい。今日はパパが
あなたの好きなところに連れていってくれるわ」


エーリカ「そんじゃイモ!!イモが食べたい」


バルクホルン「イモ料理か……」


ミーナ「どういうお店がいいかしらね……」

41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/20(日) 00:04:08.58 ID:DDhAEsx90

バルクホルン「結局ファミレスになったわけだが」


ミーナ「いいじゃない。値段も気にせず食べれるし」


バルクホルン「そうだな」


リーネ「フライドポテトおまたせしました〜」


エーリカ「キターーーー!!!!」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/20(日) 00:04:36.16 ID:DDhAEsx90

エーリカ「ポテトおいしい〜」モグモグ


ミーナ「よかったわねエーリカ」


エーリカ「うん!!ママだ〜〜い好き♪」チュッ


ミーナ「あら//」


バルクホルン「おいエーリカ、パパにはしてくれないのか?」


エーリカ「や〜だよ〜」


バルクホルン「そりゃないぞ」


ミーナ「ウフフフ」


エーリカ「あはははは!」


バルクホルン「フフっ、まったく」



子供のエーリカの無邪気なフォローにより仲直りに成功したミーナとバルクホルン。
二人は喧嘩したことで、以前よりも互いのことを分かりあえた気がして絆が深まったように思えた。
明日からまたこのパートナーと共に幸せな日々を歩んでいきたいそう思っていた。



しかし……




夫婦生活はそう思い通りにいかないものなのである。
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/20(日) 00:05:30.99 ID:DDhAEsx90

あいあむごーいんぐとぅーすりーぴんぐ
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/20(日) 16:30:35.86 ID:FpHoyZzAO
嫁がミーナさんで子供エーリカとか勝ち組過ぎるWWW
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/20(日) 19:56:53.88 ID:Cby1V4LB0
これはいいね····ムフフ····
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/20(日) 21:47:31.58 ID:DDhAEsx90

>>42ミス


エーリカ「ポテトおいしい〜」モグモグ


ミーナ「よかったわねエーリカ」


エーリカ「うん!!ママだ〜〜い好き♪」チュッ


ミーナ「あら//」


バルクホルン「おいエーリカ、パパにはしてくれないのか?」


エーリカ「や〜だよ〜」


バルクホルン「そりゃないぞ」


ミーナ「ウフフフ」


エーリカ「あはははは!」


バルクホルン「フフっ、まったく」


【バルクホルンのやる気がかなり上がった↑↑バルクホルンの疲れがかなりとれた↑↑】
【ミーナののやる気がかなり上がった↑↑ミーナの疲れがかなりとれた↑↑】



子供のエーリカの無邪気なフォローにより仲直りに成功したミーナとバルクホルン。
二人は喧嘩したことで、以前よりも互いのことを分かりあえた気がして絆が深まったように思えた。
明日からまたこのパートナーと共に幸せな日々を歩んでいきたいそう思っていた。



しかし……




夫婦生活はそう思い通りにいかないものなのである。


>>7で保育士として登場させたリーネを>>41でも
登場させちまったwwリーネは使い勝手いいから仕方ないか
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/20(日) 21:51:34.54 ID:DDhAEsx90

(次の日)


バルクホルン(インテルの昨日の結果はっと)ペラ(新聞)


インテル長友躍動!!90分を通して左サイドを制圧


バルクホルン「おぉ!さすが長友だな。最近ますます頼もしくなった気がするぞ」ウンウン


ドタドタ、、、


ミーナ「ちょっとトゥルーデ!!」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/20(日) 21:52:03.46 ID:DDhAEsx90

バルクホルン「ん、どうしたミーナ?」


ミーナ「どうしたじゃないわよ……これ、昨日はいていったズボンを
洗濯したらポケットに千円札が入っていてグシャグシャになっちゃったじゃない」


バルクホルン「あ……」


ミーナ「もう、前から言ってるでしょ?会計のおつりは
めんどくさがらずにちゃんと財布にしまってって」


バルクホルン「ぐっ……しかしだな、お前も洗濯する前に
一度確認してくれたっていいじゃないか?」


ミーナ「あなた、私のせいにするの!?普通ポケットにお金が
入っているなんて誰も思わないじゃない。それにお札なんて
想像できないわよ」


バルクホルン「……悪かった、次から気をつける」


ミーナ「お願いね、お金がもったいないし、後片付けも大変なんだから」サッサッ


バルクホルン(ちっ、休みだと言うのに朝から気分が悪いな)


【バルクホルンはストレスがたまった……】
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/20(日) 22:15:40.18 ID:DDhAEsx90

(また次の日)


テレビ「次のニュースで。球春到来です!!
各地でキャンプが終了し、明日からはいよいよオープン戦が開幕します」


バルクホルン「フフっ、ついに開幕か。待ちわびたぞ」


テレビ「果たして万年Bクラスのベイスターズの快進撃はあるのでしょうか?
目が離せません」


バルクホルン「正直ベイスターズは厳しいだろうな……とにかく他のチームとの
戦力がありすぎる」



ミーナ「あの、ちょっといいかしら?(あんまり言いすぎるとトゥルーデのストレスになるから
できるだけソフトに……)」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/20(日) 22:16:47.54 ID:DDhAEsx90

バルクホルン(この顔……まただ)


バルクホルン「なんだ?」


ミーナ「夜食を食べるのはいいんだけど、食器は水につけておいてくれるかしら?」


バルクホルン「……」チラッ


ミーナ「あんまりうるさく言いたくないんだけど……時間が経って汚れが固まっちゃうと落としにくいから」


バルクホルン「はぁ〜〜〜」


ミーナ「!?」



バルクホルン「分かった分かった。私が悪かったよ」


ミーナ「ちょっと、本当に分かったの?今回が初めてじゃないんだから」


バルクホルン「分かったって言ってるだろうるさいな!!しつこいんだよ」


ミーナ「!!」


ミーナ「なによその言い方!?洗うのは私なのよ?やる方の身にもなってみなさい!!」


バルクホルン「あ〜そうか……」


バルクホルン「じゃあこうやって」ジャー


バルクホルン「私が自分で洗えばいいんだろ」ジャー、、キュッキュッ


バルクホルン「どうだ、これで文句ないだろ、ふんっ!!」バン


ミーナ「そんな乱暴にお皿を扱って、割れちゃったらどうするのよ!!」


バルクホルン「また新しいのを買えばいいだけだろ」


ミーナ「あなたねぇ……」イライラ

51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/20(日) 22:17:34.74 ID:DDhAEsx90

バルクホルン「じゃあ私はもう出る、どいてくれ」


ミーナ「トゥルーデ、ちょっと待って!!私は反省してほしいだけなの。ねぇってば」


バルクホルン「時間がないんだよ!!」ドン


ミーナ「きゃあっ!!」


バルクホルン「……」


スタスタ、、、



ミーナ(はぁ、またこうなちゃった。でもトゥルーデもどうして分かってくれないのかしら……)


【ミーナのやる気がかなり下がった……】
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/20(日) 23:00:32.52 ID:DDhAEsx90

(会社のランチタイムで)


後輩「ミーナさん、ちょっと相談に乗ってもらっていいですか?」


ミーナ「えぇ、もちろんよ。なぁに?」


後輩「実は私、ずっと付き合ってる彼氏がいるんですけど〜
今の彼とこのまま付き合ってていいのかな〜って思って」


ミーナ「彼氏さんはどんな人なの?」


後輩「芸能人で言うと〇〇似のいやし系で、一緒にいると落ち着くんです」


ミーナ「あら、いいじゃない」


後輩「でもなんてゆーか根性がなくて、すぐ仕事やめちゃうんですよね〜。
やっぱり結婚とか考えたら今の彼氏じゃ頼りないかな〜とか思って」


ミーナ「そうだったの……確かに仕事を転々とする人はちょっと心配よね」


後輩「ですよね〜〜っていうかミーナさんって結婚してましたよね!?旦那さんはどんな人なんですか?」


ミーナ「え?どんな人って……普通の人よ」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/20(日) 23:01:01.03 ID:DDhAEsx90

後輩「ミーナさん!!旦那さんのこと教えてくださいよ」ズイ


ミーナ「あの〜後輩さん、あなたの相談はいいの?」


後輩「今はどうでもいいです。ねぇミーナさん!聞かせてくださいよ〜〜!!」ズイズイ


ミーナ「あはは……(困ったわね)」


後輩「写メとかないんですか!?」


ミーナ「あることはあるけど……恥ずかしいわ」


後輩「え〜〜見せてくださいよ!!ミーナさ〜ん」ギュー


ミーナ「うぅ…分かったわ、見せるから抱きつくのやめてもらえる?」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/20(日) 23:01:35.74 ID:DDhAEsx90

ミーナ「一応この人が私の旦那よ」スッ


後輩「キャーー!!」


ミーナ「え?」


後輩「めっちゃ素敵じゃないですかぁ〜」キラキラ


後輩「どこで出会ったんですか?仕事は何してるんですか?」


ミーナ「出会ったのは大学の語学の授業の時で…仕事は公務員をしているわ」


後輩「大学で出会ってそのままゴールインか〜、いいな〜〜。そう言えば
ミーナさんって〇〇大学でしたよね?ってことは偏差値から考えたら旦那さんって
もしかして公務員の中でも一番エリートのキャリア官僚とか!?」


ミーナ「えぇ……まぁ、そうよ…」


後輩「すっごおおお!!かっこよくて頭よくて仕事のスペックも高いとかどんだけですか!?
いいな〜〜ミーナさん、こんな素敵な人と結婚できて」


ミーナ「そうかしら?」


後輩「そうですよ〜〜!!こんな人この国の人口の1%もいませんよ!?
ミーナさんは間違いなく勝ち組ですよ」


ミーナ「勝ち組って……」


後輩「いいな〜〜、私もこんな人と結婚したいな〜〜」キラキラ


ミーナ「……」


バルクホルン(分かったって言ってるだろうるさいな!!しつこいんだよ)


ミーナ「」ズキッ


ミーナ「でもね後輩さん」


後輩「はい?」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/20(日) 23:02:14.12 ID:DDhAEsx90

ミーナ「結婚して、家庭を持つってやっぱり大変よ」シュン


後輩「ミーナさん、いきなりどうしたんですか?」


ミーナ「あっ!いや、ごめんなさい。なんでもないの忘れてちょうだい(いけないいけない。
今朝の喧嘩のこと思い出しちゃった)」


後輩「はぁ……」


ミーナ「そろそろ午後の就業時刻ね、準備しなくちゃ」テキパキ


後輩「はぁ〜、仕事めんどくさ」


ミーナ「こら、そんなこと言っちゃだめよ♪」


後輩「は〜い」
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/20(日) 23:10:31.52 ID:DDhAEsx90

(別の日)


ミーナ「くっ……」ズシリ


ミーナ(スーパーの特売の日にまとめ買いするとどうしても
荷物がいっぱいになっちゃうわ)


ミーナ(本当はトゥルーデにもついて来てほしかったけど、あんな風に熱心に
スポーツ中継にかじりついてる所を見ると……言えないわね)


ガサガサ、、、


ミーナ「ん?」


???「よいしょっと、へへへ、あともう少しだな〜♪」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/20(日) 23:11:02.67 ID:DDhAEsx90

おやすみなさい
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/20(日) 23:51:35.09 ID:FpHoyZzAO
アカン…こんな生活続けとるとミーナさんの小皺が増えてまう
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/22(火) 01:17:00.35 ID:LZrvuTis0

(別の日)


ミーナ「はぁ……重いわね」ズシリ


ミーナ(スーパーの特売の日にまとめ買いするとどうしても
荷物がいっぱいになっちゃうわ)


ミーナ(本当はトゥルーデにもついて来てほしかったけど、あんな風に熱心に
スポーツ中継にかじりついてる所を見ると……言えないわね)


ガサガサ、、、


ミーナ「ん?」


???「よいしょっと、へへへ、これでお〜〜わりっと♪」

60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/22(火) 01:17:34.81 ID:LZrvuTis0

ミーナ「ちょっとあなた、ここで何やってるの!!」


シャーリー「うわわわわっ!?ビックリしたなぁ〜〜!」


ミーナ「なにやら作業をしていたようですがこの敷地は私たちの家族のものです。
あなたは誰の許可があってこんなことをしているの?」


シャーリー「あの奥さん、落ち着いてくださいよ!私はー」


ミーナ「返答によっちゃ即警察に電話しますよ」キッ


シャーリー「だーかーらー違うんだってば!!私はリべリオン電器工業の
社員で、今日はお宅の家のオール電化の工事をしにきたんだよ」


ミーナ「え?」


シャーリー「よっと、ちょっと待ってね」ゴソゴソ


シャーリー「ほら、これが社員証。なんなら今から本社に電話して
聞いてみるかい?」


ミーナ「でも……オール電化の工事なんて私は聞いてませんよ」


シャーリー「え〜〜、ホントかよ?5日ほど前にお宅の旦那さんから電話が
あってできるだけ早く来てくれて言われたよ」

61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/22(火) 01:18:28.25 ID:LZrvuTis0

バルクホルン「ただいま」


ミーナ「トゥルーデ!!」


バルクホルン「ミーナ、そちらの方は?」


シャーリー「え〜っと、私はリべリオン電器工業のイェーガーって言うもんなんだけどさ、
旦那さんって先日電話でうちにオール電化の工事依頼してきたゲルトルート・バルクホルンさんで間違いないよね?」


バルクホルン「あぁそうだ。私がゲルトルート・バルクホルンだ」


ミーナ「!!」


シャーリー「あぁよかった〜」ホッ
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/22(火) 01:19:21.47 ID:LZrvuTis0

バルクホルン「それで工事はもう終わったのか?」


シャーリー「はい、工事はもう終わったんですけど……」チラッ


ミーナ「……」イラッ


シャーリー(なんなんだよ〜!!奥さんめっちゃ怒ってるじゃねぇか)


バルクホルン「そうかそうか、御苦労だったな。今日工事をしたわけだが、
もうサービスはすぐに受けることができるのか?」


シャーリー「はいもちろん!!事前にお電話いただきましたので手続きはもう終わってます」


バルクホルン「おぉ〜〜それはいい、どうもありがとうイェーガーさん」


シャーリー「いえいえとんでもない、そんじゃここにサインいただいていいですか?」チラッ


ミーナ「……」イライラ


シャーリー(ヒエェ〜〜っっ!!こりゃ早く退散した方がよさそうだな……)



バルクホルン「」サラサラ〜ッ


バルクホルン「こでいいか?」


シャーリー「はい!そんじゃどうも〜〜、何かあったらまたお電話ください」ピュー


バルクホルン「なんだ?えらく急いでいたみたいだが、まだ他の工事が残っているのか?」


ミーナ「……」


バルクホルン「まぁいい、これで我が家もオール電化になったんだ。
これからは今までよりもっと快適で、経済的にも優しい生活が始まるぞ」二コ


ミーナ「あなた、私何も聞かされてないんだけどこれはどういうこと?」キッ
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/24(木) 03:45:33.72 ID:o7JlxFxg0
シャーリーと結婚したら毎日楽しそう
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/30(水) 07:30:46.50 ID:cu2tQsWH0
シャーリーマジ女神
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/03(日) 19:26:06.49 ID:dnQfDzJ+o
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