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武闘家「オッス!」女勇者「へ?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/06(日) 06:27:42.37 ID:jwNs7TNn0
初投下。
深夜テンションで思いつきを書き上げただけなのでお見苦しい点もあるかと思いますが、そんな時はそっとご指摘お願いします。



東の小国の王城
−謁見の間−



王様「おぉ、勇者よ死んでしまうとは何事か」

(Lv:14、HP:31、MP:60)
女勇者「うぅ…面目ありません…」


大臣「これで通算死亡回数99回、いくら勇者殿に加護があるとは言え流石に死にすぎですじゃ」

女勇者「ぐす…、返す言葉もございません」

王様「いや謝るべきはこちらだ…、今の我が国は非常に財政難にあり勇者に対する支給すらままならぬ状況なのだ」

大臣「王っ!それは!」

王様「良いのだ大臣、中央では今魔王軍との戦いが激化しており。この地にはもう勇者の力になりそうな傭兵すらおらぬ。そのような中で勇者はよくやってくれておる。本当にすまぬな…」

女勇者「そんなっ!王様!お顔をお上げください!全ては私の実力不足が致すところ!今度こそは必ず魔王の尖兵達を倒して見せます!」

大臣「そう言ってから早1ヶ月!未だ橋向こうにある魔王軍の駐屯基地にさえ辿りつけてはいないではないか!」

女勇者「あ、ぅぅ…、それは…」

王様「よさんか大臣」


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VIPでTW ★5 @ 2024/03/29(金) 09:54:48.69 ID:aP+hFwQR0
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小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
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満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
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にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
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にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/06(日) 06:29:40.60 ID:jwNs7TNn0

大臣「しかしですな、勇者殿以外この国に加護を受けた戦士はもう残ってはおらんのです!勇者殿に頑張って頂かなければ中央国の支援をすることも、受けることもままなりませぬ!」

王様「先ほど言ったとおり勇者には無理を強いておるのじゃ、それぐらいにしておけ」

大臣「はぁ…」

王様「しかし勇者よ、ワシとて気持ちは大臣と一緒じゃ…。今は東の大国が何とか前線を維持してくれておるが現状は劣勢。この戦を始め、勇者のお主が東の小国を始め東の大国や中央国へ勝利をもたらしてくれると信じておるのじゃ」

女勇者「も、申し訳ありません…」

王様「しかし、何度も言うようにお主にはまだ名だたる武具も、屈強な仲間もおらん…、そこでじゃ!」

女勇者「はっ、はいっ!!」

王様「何とかしてお主の力になりとうて、偉大な戦士達の所在を調べさせておったのじゃ!」

女勇者「? …と言いますと?」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/06(日) 06:33:12.59 ID:jwNs7TNn0
大臣「おほん、ここから先は私が説明しましょう。私の調べた情報では今この東の地には前魔王大戦で活躍をした武術の天才が隠れ住んでおるらしいのじゃ」

女勇者「武術の天才…、しかし前の大戦はもう100年以上も前ですよ?」

大臣「うむ、しかし伝聞では武術の天才殿は龍の生き血を飲んでおり数百年生きるとされている。言い伝えどおりであれば"おそらく"はまだご存命の筈なのじゃ」

女勇者「はぁ…」(おそらくって…。ってかそんな人が凄い人がいるのならその人が退治しに行ってくれれば良いのに)

大臣「そこで弱いお主はその武術の天才殿に教えを請い力をつけるのじゃ!もしくは可能であれば仲間になって頂き共に魔王の尖兵達を蹴散らすのじゃ!!」

女勇者「…して、その者は今どちらに?」

王様「うむ、それが…」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/06(日) 06:37:28.10 ID:jwNs7TNn0


東の国
-崑崙山-
ふもとの山道

女勇者「…なんて言われてここまで来てしまったけれど…、ボクってどうしてここまで流されやすいんだろう…うぅ、大体ボクが勇者の加護を受けるってところからして間違ってるんだ…、そもそもボクより強い人なんてこの世の中いっぱいいるんだからその人達が頑張れば良いじゃないか。加護を受けた勇者だってボク以外にも50人以上いるって聞いたことあるし…、っていうかこの辺の魔物強いし、そろそろ薬草もなくなりそうだし、霧は深いし、山道辛いし…、なんでボクがこんな目にばっかり会わなきゃいけないんだ」ブツブツブツ
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/06(日) 06:38:03.94 ID:jwNs7TNn0
魔物A(お、おい何だあいつ…)

魔物B(さっきからずっと一人言呟いてマス…)

魔物C(ヤベェヨヤベェヨ…!危ない奴がヤッテキタヨ!)

魔物D(おい!早くこのこと誰か知らせに!ってやばい!こっち来る!)

女勇者「ちくしょー!ボクは勇者なんだぞー!頑張ってるんだぞー!誰かボクに優しくしろー!なぐさめろー!抱きしめて愛をささやけぇぇっっ!」

魔物E(マジで危ない奴だ!みんな見つからない内に逃げろっ!!)

魔物F(くそっ!なんだってこんな時に!!)ガサッ!

魔物一同(!!!!!)

女勇者「っ!?誰かいるのかっ!」
〔女勇者は「錆びた鉄の剣」を装備した〕
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/06(日) 06:39:38.33 ID:jwNs7TNn0
魔物B(くそ!!こうなったら仕方ないデス!)

魔物A「予定変更だ!みんないくぞ!一斉攻撃だ!!」

魔物一同「ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!」

『魔物A、B、C、D、E、Fがあらわれた』

女勇者「って魔物多っ!!」

魔物達の連携連続攻撃。
女勇者に8のダメージ、9のダメージ、7のダメージ、5のダメージ、会心の一撃
が入った!18のダメージ!
魔物Fは様子をみている。

女勇者は倒れた。

『魔物達は勝利した』

魔物A「…あら?」

女勇者「」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/06(日) 06:41:03.10 ID:jwNs7TNn0

-----

-崑崙山-
崖の山道

???「はぁ〜…腹減ったなぁ〜…、今日は何を食おうかなぁ…」フラフラ

???「昨日は熊食ったし、蝙蝠も食い飽きたしなぁ…」テクテク

???「…んー」(崖が崩れる)ガラッ

???「おーっ!あららアアアアァァァー!!」(落下中)

-----
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/06(日) 06:43:17.70 ID:jwNs7TNn0
魔物A「うわ、なんだこの人間ヨワッ!」

魔物B「いやミー達が強くなりすぎたですネ」

魔物D「で、この人どうします?」

魔物C「食って良い?食って良い?」

魔物E「良いんじゃあないか?前祝い的な意味で」

魔物F「じゃー俺右足〜♪」

女勇者(…この前洞窟で見つけた命の指輪のおかげでHP1の状態で守られた…、でもこのままじゃ間違いなく食べられちゃう!!こんなことなら死んでサって教会に戻った方が断然良かった!!!)

魔物A「じゃーとりあえずササッと食べてから先へ進もう!」

魔物B「ですネ」

魔物D「では、魔王様に感謝を込めて」

魔物一同「いただきます!」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/06(日) 06:43:59.48 ID:jwNs7TNn0
女勇者(くそっ!こうなったら全魔力を込めたボクの火炎魔法で道連れにして「ァァァァァァァアアアアアアああああああああーっ!!!!!」…ん?)

魔物一同「ん?」(上を見上げる)

???「おわぁぁぁぁっ!おーい!危ねーぞぉー!」

魔物F「へ?」

ドゴーン!
〔何かが降ってきて魔物Fに直撃〕

魔物Fに300のダメージ
魔物Fは倒れた

魔物F「」

魔物A「F−−−−−−−−−−−−−−−−!!!!」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/06(日) 06:47:04.70 ID:jwNs7TNn0
魔物B「くそッ!何事デス!!」

???「オッス!」

魔物一同「」



「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」



魔物D「でたぁぁぁぁぁぁぁ!!!化け物人間だああああ!!!」

魔物C「メーデー!メーデー!」

魔物E「おぉぉぉぉおちけつっ!!我々エリート魔団はうろたえないっ!!」

魔物A「みんな落ち着いて編隊を組むんだっ!」

女勇者(何っ!何事っ!?)

???「なんだまたおめぇ達かー」

魔物A「我々はお前を倒すまで何度でも挑み続けるぞ!」

???「良いけどさー、そろそろおめぇらの尻尾なくなっちゃうぞ」

魔物A「うるさいっ!良くも我々の尻尾をパクパクパクパクと!!おかげで再生も間に合わず…」

魔物B「これじゃあ格好悪くて本隊に戻れないザンスっ!!」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/06(日) 06:47:51.35 ID:jwNs7TNn0
???「ならオラにもう挑まなきゃ良いじゃねぇか」

魔物D「まぁそこは我々も魔族なので…」

魔物E「敗北感たっぷりでよぉ!おめおめと引き下がる訳にはいかんのだァァァっ!!」

???「フーン、なら良いけどよぉっ。オラが買ったらまた尻尾貰っちゃうかんね!」

魔物A「今日こそはいつものようにいかんぞ!いくぞみんな!必勝六芒星の陣だ!」

魔物B、C、E「オォッ!!」

魔物D「Aさん…」

魔物A「うん?」

魔物D「Fさんが」

魔物F「」

魔物A、B、C、E「あ」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/06(日) 06:49:07.35 ID:jwNs7TNn0

???「だりゃーっ!!!」
???の連続攻撃

「ぶべっ」「アウチッ」「オヘーッ」「ぐふっ」「タコスッ」

魔物A、B、C、D、Eは倒れた
〔???は戦闘に勝利した〕

???「じゃあ約束どおりちょっと尻尾また分けてもらうかんねー」スッ
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/06(日) 06:49:43.14 ID:jwNs7TNn0
女勇者(え?何!?何が起こってるの!?助かったの?それともまだピンチ!?この場の溜めた魔法力はどうしたら良いの!?)

???「おーし、今日の昼飯は尻尾の丸焼きだな!」

女勇者(ちょっとだけ薄目開いて、と…)

〔???は素手で魔物達の尻尾をちょっとずつスライスしていった〕

女勇者「ってギャアアアアアアアアアアアアアア!!!!」(火炎魔法発射)

???「ぎゃーーーーーーーーーーっ!」

女勇者「って、しまった!ついビックリして反射的に(ボクの最大)魔法を!!大丈夫っ!?今回復魔法を」

???「おーあちちっ!!なんだなんだ!?まだ仲間がいたのかっ!!」スッ

女勇者「ってえええええー!!」(何で無事なのー!?)
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/06(日) 06:53:51.56 ID:jwNs7TNn0
???「はー、ビックリしたー。やいやいやい!いきなりビックリするじゃねーか!!」

???「この尻尾はオラの昼飯だ!絶対に返さないぞ!」

女勇者「あ!ごめんなさい。って、ちょっとキミ!そんなの食べちゃ駄目だよ!!」

???「…ん?なんだおめぇ。魔物じゃねーの?」

女勇者「どっからどう見ても人間でしょっ!!」

???「人間?」

女勇者「そう。ボクは勇者、女勇者って言うんだ」

???「ふ〜ん、オラ武闘家って言うんだ」

武闘家「よろしくな!」

女勇者「へ?」


-opening- 終
続く?



思いつきなのでこれで終わったら…済まぬ…
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 07:10:12.44 ID:OZrM2Gouo
この武道家はレベルどれぐらいだろ
16 : ◆jPpg5.obl6 [age age age age age age saga]:2013/01/06(日) 07:16:20.47 ID:cY4HR/Kz0
>>15
LV:∞
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/01/06(日) 08:30:05.94 ID:iCM+LXKK0
いや、さすがにここで終わらないで欲しいぞw
18 :NIPPERにかわりましてvipperがお送りします [age age age age age age saga]:2013/01/06(日) 10:17:11.98 ID:cY4HR/Kz0
それにしても孫悟空みた…ゲフンゲフン
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 11:09:50.48 ID:FSgAvuxko
股間にパンパンはよ!
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/07(月) 13:52:04.09 ID:6MWiN38w0
読んでる人がいるとは
一応あと二人仲間にするぐらいまでは続けようと思います
あと武闘家のイメージは想像通りの人です

こっから続き投下


21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/07(月) 13:54:34.92 ID:6MWiN38w0
女勇者「キ、キミが武闘家!?」

武闘家「オッス!」

女勇者(そんな!まだ子供じゃないか!え!?だって言い伝えでは100年以上前の…)

武闘家「なーんだー、おめぇオラのメシ狙ってた訳じゃないのか?」

女勇者「あ、うん…別にいらないよ」

武闘家「そっか、オラてっきりメシを横取りにしに来たのかと思ったぞ」

女勇者「取らないよ!! ってかキミそんなの食べるの?だって魔物の尻尾でしょ?」

武闘家「あぁ、美味いぞ!」

女勇者「はぁ…(変わってる子)」

武闘家「いやー、でもオラ人間見んの死んだじっちゃん以外初めてだ」

女勇者「死んだおじいさん?」

武闘家「あぁ、オラを育ててくれたじっちゃんだ。もうずっと前に死んじまったけどな」

女勇者(ま、まさか…!)

女勇者「ね、ねぇキミその人の名前は?」

武闘家「じっちゃんか?えっと…なんだっけ、武闘家してるって言ってたっけな?オラずっと『じっちゃん』って呼んでたから忘れちまった」ハハハ
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/07(月) 13:56:46.49 ID:6MWiN38w0
女勇者「あ…そう、なんだ…」

女勇者(その人だ!…きっとその人がボクの探してた伝説の武闘家だ…。でもずっと前に死んでるなんて、やっぱ言い伝えなんて頼りにならないなぁ…)

武闘家「おめぇ王都ってところから来たんだろ?なんだか迷惑かけちまったみたいだしオラん家来いよ、ご馳走してやる」

女勇者「え?いや、別にいいよ」(正直魔物の尻尾なんて食べたくないし…)

武闘家「遠慮すんなって!死んだじっちゃんも言ってたぞ、もし都から人が来たら助けてやれって。それになんかおめぇひょろひょろしてて弱そうだしな!」

女勇者「よ、弱っ!?」

女勇者(一応これでも人並み以上には強いんだけど…)

武闘家「なんだ来ないのか?」

女勇者「う、う〜ん…」

武闘家「帰るなら早くした方が良いぞ、暗くなったらこいつら(魔物達)もっと出てくるからな」

女勇者(こ、こんな魔物達がもっと!?一匹でもそこそこ強いんですけど!?)

カラス「カァーカァー」(夕暮れ時)

武闘家「ー♪」テクテク

女勇者「…ちょ!ちょっと待ってよ!?ボクも行く!行くから!!」ダッ

女勇者「その代わり変なことしたら承知しないからねっ!」テクテク

武闘家「なんだ変なことって?」テクテク

女勇者(あ、そっか。この子おじいさんしか人間見たことないんだから変なことの意味も知らないんだ)テクテク
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/07(月) 13:58:33.35 ID:6MWiN38w0
女勇者「ブッ!こ、これは腫れてるんじゃなくて元々こうなの!!」テクテク

女勇者「それにさっきのは妖術なんかじゃなくて魔法、火の精霊と契約をした者が使えるうんぬんかんぬん…」テクテク

武闘家「フーン…」ジッ

女勇者「…何?」

武闘家「ほいっ」ツンツン

プニプニ

女勇者「」

武闘家「やっぱおめぇ女って奴か!じいちゃんが言ってたぞ女っちゅーんは胸やら尻がやわらかいんだと!」

女勇者「こっ…」

武闘家「ん?」

女勇者「こらああああああああああああ!!!!!」

〔女勇者の本気げんこつ〕ゴチーン
武闘家に3のダメージ

武闘家「あいてっ!何すんだよ!」

女勇者「胸をツンツンしちゃ駄目!」

武闘家「ん?そうなの?何で?」

女勇者「何でも!!」

武闘家「ふーん…女っちゅーんは変わった生き物なんだなー!」

女勇者「全く、どういう育て方をされたらこうなるんだろう…」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/07(月) 14:13:24.13 ID:6MWiN38w0
−崑崙山−
武闘家の家

武闘家「着いたぞ、ここがオラん家だ!」

女勇者「はー、キミこんな所に一人で住んでるの?凄いねー」

武闘家「そうなのか?よぅ分からん」

武闘家「ただいまじっちゃん!!」タタタッ

女勇者「おじいさん?え?」

武闘家「ん?あぁ、これ!じっちゃんの形見なんだ!」

〔翠の玉〕

女勇者「へー、綺麗な宝玉ねー」

武闘家「触っちゃ駄目だぞ!じっちゃんには女と言えど触っちゃいけないんだ!!」

女勇者「分かった分かった触らないよ」

武闘家「なら良いんだ、オラちょっとメシの支度してくる」タッタッタ

女勇者「あ、ありがとう…」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/07(月) 15:21:45.35 ID:6MWiN38w0
女勇者(…この子ちょっと変わってるところあるけど、実力はかなりのものなのよね…)

女勇者(魔物もあっという間に倒しちゃうし、ボクの魔法も全然効いてなかった…)

女勇者(ちょっとレベル見せてもらおうかな)ガサゴソ

〔女勇者はスペクタクルズを使った〕

武闘家「丸焼き丸焼きー♪」 武闘家:Lv:6、HP:350、MP:20 属性:無し

女勇者「ぶぁぁぁぁっ!?!?」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/07(月) 15:25:25.44 ID:6MWiN38w0
武闘家「おわっ!なんだなんだっ!?」

女勇者「い、いや。なんでもないよ…」

女勇者(え!?ちょっと待って、道具の故障!?)

女勇者(わ、私のレベルは…)

女勇者:Lv:14、HP:31、MP:60 属性:全

女勇者(こ、故障じゃない…。)

女勇者(この子…ボクよりレベルは低いくせにしてボクよりも強いんだ…!)

女勇者(これはもしかしたら…、ボクはとんでもない逸材を見つけたのかもしれない…!)
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/07(月) 15:27:38.00 ID:6MWiN38w0
武闘家「なぁ、オラさっきのあいつらの尻尾食うけどおめぇ食べたくねぇんだろ?まだ猪の乾燥肉があったはずだからそれ食わしてやるよ」ヒョッコリ

女勇者「ね、ねぇそんなことより武闘家君!キミはさ、今この世界がどうなってるか知ってる?」

武闘家「? 知らねぇ。オラこの山から降りたことねぇもん」

女勇者「そうなんだ…。今世界はね「魔王」って奴が支配しようと領土を広げてるんだ」

武闘家「領土?」

女勇者「あ、えーっと…、と、とにかく色んな人に悪いことをいっぱいして困らせてるってこと」

武闘家「ふ〜ん…強いのかそいつ?」

女勇者「え?あ、うん。多分無茶苦茶強いんだと思う。今まで色んな国の軍隊も勇者も挑んでは勝てなかったみたいだから」

武闘家「ほぇー、やっぱ世の中には強い奴がいるんだなー」

女勇者「武闘家クンは強い奴に会いたいの?」

武闘家「あぁ!オラもっともっと強くなりてぇかんな!」

女勇者「それならさ、武闘家クンもボクと一緒に旅をしてみない?」

武闘家「オラも?」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/07(月) 15:29:56.98 ID:6MWiN38w0
女勇者「そう!武闘家クンって山を降りたことないんでしょう?世の中にはいっぱい強い人がいるんだから!男だったら色んな所に行って修行しなくちゃ!」

武闘家「修行すればじっちゃんみたいに強くなれるかな?」

女勇者「なれるなれる!それに世界には面白いところがいっぱいあって、大っきな建物とか、海とか、人間がたくさん住んでる町とかあるし、超大型の魔物や化け物なんかもいるんだよ!」

武闘家「へー!! 面白そうだなー行ってみようかな!」(ワクワク)

女勇者「よーし、決まりっ!!これから宜しくね武闘家クン!」

武闘家「おぉ!よろしくな!!」

【武闘家が仲間になった】
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/07(月) 15:32:03.72 ID:6MWiN38w0
女勇者(上手くいった!お金もかけずにこんな強い味方ができるなんて♪わざわざこんな山の中まで来た甲斐があったわ!フフフッ!)
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/07(月) 15:34:30.98 ID:6MWiN38w0
一旦中断します
再開は早ければ夜になります
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/01/08(火) 06:32:59.57 ID:EG6vGNf10
・・・ここまでは何のひねりも無しだが・・・
もう少し読んでみるか
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/09(水) 02:45:36.43 ID:eKUfYcju0
今回の更新もとくにひねりなく武闘家編で進みます…
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/09(水) 02:46:20.49 ID:eKUfYcju0


〜次の日〜
-朝-


女勇者「んー!良く寝たー!」

女勇者(武闘家クンに魔王軍や世界情勢のことを夜遅くまで教えてたら寝るの遅くなっちゃったよ)

女勇者(その割にはほとんど覚えてなさそうだったけど…はぁ…)

女勇者「さて、と。準備よしっ…、武闘家クン行くわよー」

武闘家「おぉ!」ダダッ!

女勇者「あ、その玉持って行くんだ」

武闘家「あぁしばらく帰ってこれねぇんだろ?だったらじっちゃんも連れて行く」

武闘家「それからこれも」

女勇者「何その棒?」

武闘家「金箍棒って言って、これもじっちゃんの形見なんだ」

女勇者「伝説の武闘家が使ってたんなら凄いんだろうね」

武闘家「凄いかどうかは分からんが面白い棒だぞ」

女勇者「ふーん」(結構由緒あるものなのかな?)
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/09(水) 02:47:21.96 ID:eKUfYcju0
武闘家「それでこれからどこ行くんだ?」

女勇者「まずは近くの町に一旦寄って、それから魔軍と交戦中の防衛拠点を目指すよ」

武闘家「よう分からんから任せる」

女勇者「よし、じゃあ手を出して」

武闘家「こうか?」グイッ

女勇者「うん、じゃあ行くね」ニギッ

女勇者「……ブツブツブツ<転移魔法>!!」

〔女勇者は転移魔法を唱えた〕
『温かい光が辺りを包み空へと飛んでいった』

武闘家「いぃっ!?体が宙に浮いたァァァーーーーー!?!」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/09(水) 02:49:03.76 ID:eKUfYcju0
-東の大きな町-
-入り口-

『空から降ってきた光は無事着陸すると霧散していった』

武闘家「うわわわわわわわわわー!?!?!」

女勇者「はい、到着」

武闘家「ひぇー…なんだ今のは…、やっぱおめぇ妖術使いだろう!」

女勇者「違うよ、魔法だよ、魔法。魔法で見えない紋章を作って、紋章を刻んだ場所にはいつでも行けるようにする転移魔法さ。ほとんどの人はこうして町の入り口に紋章を置いておくのさ」

武闘家「へー、世の中には便利な技があるんだなー」

女勇者「まぁ転移までに詠唱の時間がかかるから、戦闘中とか急いでいる時には使えないけどね」

武闘家「魔法かー、すんげぇーだなー」

女勇者「にしても…なんだか町の様子がおかしいな。武闘家クン!様子を見に」

町人「…もしかして…勇者様ですか!?」

女勇者「へっ!?」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/09(水) 02:53:11.51 ID:eKUfYcju0
女勇者「あ、はい。そうですけど…」(うわびっくりした…)

町人「良かった!良い所に来てくれました!!」

町人達「勇者様ですって!?」、「本当だ!勇者様だー!」、「勇者様が来てくれたぞー!」

武闘家「わわっ!スゲー数の人間が出てきたぞ!」

女勇者「すみません、何かあったんですか?」

町人「実は昨日急に魔物の一団が襲ってきまして…。結界のお陰で昨日はなんとかなったんですが。魔物達の攻撃の所為で結界は破られつつあります!勇者様!どうかお助けください」

女勇者「そんな…この町の守備隊はどうなっているんですか?」

町人「それが、この東の防衛拠点にも強い魔物が攻めて来たとのことで…いま東の地に残っている戦力のほとんどはそちらに集結中でしてその隙を突かれてしまったみたいです」

女勇者(この東の地にも司令塔として優秀な魔物が配備されたのかな…?)

女勇者「では、今この町にはどれくらいの戦力が…」

町人「はい、それでしたら…」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/09(水) 02:55:16.95 ID:eKUfYcju0
武闘家「はー…よう分からん話になって来たな…ん?」

少女「!」ビクッ

武闘家「オッス!」

少女「こ、こんにちは…」


女勇者「昨日襲ってきた魔物達はどれくらいいましたか?できれば種類も分かると嬉しいのですが…」

町人「はい、数はおよそ30以上はいたかと…。獣系の魔物で構成されてまして、率いていたのはオーク族の…」


武闘家「オラ武闘家ってんだ」

少女「私少女…、あ、あなたは勇者様の仲間なの?」

武闘家「勇者?あぁっ!女勇者のことか!そうだよ、一緒に旅することになったんだ」

少女「じゃああなたも強いの…?」

武闘家「おおっ!オラ強いぞ!」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/09(水) 02:57:37.49 ID:eKUfYcju0


女勇者「参ったなぁ…一匹ずつならスライムやアリクイ獣にも勝てるけど。オーク族って北の大陸に住むこの地方にはいない強いモンスターじゃないか…。とても今のボクのレベルじゃ太刀打ちできないぞ…」

町人「はい…、今この町を警備してくれている兵士さん達だけの力では如何ともし難く…」


少女「じゃあ、私達のこと守ってくれるの?」

武闘家「よう分からんが困ってんなら力になるぞ、でもなんで自分達で戦わないんだ?」

少女「む、無理だよ…わたし…達はそんなに強くないもん…」

武闘家「フーン…」

少女「…?」

武闘家「んっ」パンパンッ!

少女「キャアッ!!」

女勇者「ん?」

武闘家「おまえ女だろ?」

少女「え、え…?!」(照)

女勇者「だーっ!?」ダダッ!

女勇者「女の子の股間をパンパンすなっ!!」(ゲンコツ)

武闘家「あイデっ!」


町人「…大丈夫かなこの人達で…」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/09(水) 02:58:18.40 ID:eKUfYcju0
武闘家「いちち…。よぅ分からんが、女が困ってたら助けろってじっちゃんも言ってたかんな。その魔物達をぶっとばせば良いんだろ?」

女勇者「そうだけど…、敵にはオークっていう強い魔物もいるからボク達だけじゃ…。まずは国王に応援を求めて、それから時間を稼ぐ作戦を練らなきゃ…」

武闘家「…いや、なんだかその暇はなさそうだぞ」

女勇者「えっ?」

見張り兵「大変だー!また魔物の軍勢が攻めてきたぞー!!」

町人「なんだって!?」
ワー!ワー!
ニゲロー!
タスケテー!
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/09(水) 02:58:45.31 ID:eKUfYcju0
女勇者「そんな!まだ何の準備もできてないのに!」

町人「あわわわわっ!ひぇ〜〜!!!」

武闘家「ねぇねぇ、その魔物達どっちから来たの?」

見張り兵「え?あぁ、あっちからだけど」→

武闘家「そっか!ありがとう」

見張り兵「よし、じゃあちょっくらやっつけに行くか!」

女勇者「え、ちょっと待って!武闘家クン!まずは作戦を!!」

武闘家「突撃ぃっ!!」ダダダダダッ→

女勇者「武闘家クーン!!!」

見張り兵「行っちゃった…」

女勇者「あぁんもうっ!連れ戻さなきゃ!兵士さん!出入り口を固めて!ボク達が戻ってきたら門を閉めて、それからボクが結界に魔力を注いで強化するから!」

見張り兵「わ、分かりました…!!」

女勇者「お願い…!無茶しないでね武闘家クン…!!」ダッダッダ!
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/09(水) 02:59:36.35 ID:eKUfYcju0
-東の大きな町-
-町外れ-

〔角突きウサギ、スライム、アリクイ獣、蝙蝠おばけ達の混成部隊は全員気絶している〕

女勇者「」


女勇者「ワオ」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/09(水) 03:01:00.22 ID:eKUfYcju0
女勇者「まさかこれ全部武闘家クン一人で…?」

女勇者「って、どんだけ強いのよあの子…」

女勇者(でも武闘家クンが見当たらない…、リーダーのオークも見当たらないし…どこに行ったのかしら…、まさかやられてたりしないよね…?)

女勇者「おーい…、武闘家クーン。無事なら返事してー…」

シーン

女勇者「…うぅ、参ったなぁ…どっちに行ったんだろう…」

ガサガサッ!!

女勇者「武闘家クンっ!?」


オーク「フーッ!フーッ!!」


女勇者「」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/09(水) 03:03:49.93 ID:eKUfYcju0
(時は少し遡る)

-----

オーク(クソックソックソッ!)

オーク(なんなんだあのクソガキ!!この俺様がまるで手も足も出せず逃げ出すハメにまでなるとは…!)

オーク(だがあのガキの身のこなしは半端じゃなかった…、何か対策しなければすぐに追いつかれてちまうぜ…クソッタレ!!)

「…武闘家クーン。無事なら返事してー…」

オーク「ん?」

女勇者「…うぅ、参ったなぁ…どっちに行ったんだろう…」

オーク「…チャーンス」ニヤ

ガサガサッ!!

-----
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/09(水) 03:04:27.11 ID:eKUfYcju0
武闘家「くっそー!逃げ足の速い豚妖怪め!一体どこいったんだ?」タッタッタッタ

女勇者「ヤ、ヤッホー」^^;

武闘家「あ、女勇者!って、あーっ!」

オーク「グフュフュフュッ…」

武闘家「何やってんだ?おめぇ?」

女勇者「つ、捕まっちゃった…」

オーク「おい!動くなよクソガキィッ!!ちょっとでも動けばこの女の命はないぞ!!」

武闘家「おーい!おめえ勇者なんだろー!しっかりしろよー!」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/09(水) 03:06:18.75 ID:eKUfYcju0
女勇者「無茶言わないでーっ!!オークなんてモンスター、本来レベルを上げてから!!物語のもっと中盤以降に出てくる魔物なの!!そんなのにボクが勝てるわけないだろーっ!!」

オーク「そういうことだ、グフュフュフュッ!!さぁガキ!俺はこいつを連れて逃げる!その間一歩でも動いてみろ!すぐにこいつをぶっ殺すからな!!」

女勇者「エェッ!?」

武闘家「おい!おめぇそいつ連れてってどうするつもりなんだ!」

オーク「そりゃオメェ…、持ち帰って〔禁則事項〕して俺様の〔禁則事項〕で〔禁則事項〕をたっぷり注いでよがり狂わせてやるのよ!!」

女勇者「ヒィッ!?た、助けてっ!!!武闘家クンーッ!!」

武闘家「まったくしょうがねえなぁ…」
〔武闘家は背中の『金箍棒』を装備し構えた〕
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/09(水) 03:07:33.71 ID:eKUfYcju0
オーク「こらテメッ!動くなっつてんだろうがっ!この姿が見えねぇのか!!」

女勇者「イヤーーーッ!!武闘家クン!穏便に助けてー!!」

武闘家「…伸びろーっ!『金箍棒』ーーーッ!」

女勇者・オーク「「なっ!?」」

武闘家の攻撃
〔金箍棒は急速に伸びオークの顔面にクリティカルヒット〕

オーク「プギィッッ!!」

オークは力尽きた
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/09(水) 03:08:17.20 ID:eKUfYcju0
武闘家「ほっ!一丁あがりー!!」

女勇者「…た、たった一撃で…」

武闘家「無事かー?女勇者ー」

女勇者「あ、ありがとう武闘家クン…」

武闘家「全く情けねぇんだなー、勇者っちゅーんは」

女勇者「い、いや、キミが異常なんだよ…」

女勇者(しかし…本当に異常な強さだ武闘家クン。この子と一緒なら本当に世界を救えるかもしれない…!!)

48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/09(水) 03:09:04.77 ID:eKUfYcju0
-東の大きな町-

町人達「「「おおおおおおっ!!!」」」

「流石勇者様だ!」、「まさかたった二人で魔物の軍勢を退けてくれるとは!」、「勇者様バンザーイ!バンザーイ!!」

町長「私が町長ですじゃ、勇者殿、武闘家殿。この町を救ってくださって本当になんて感謝をすれば良いやら…」

女勇者「気にしないでください。勇者として当然の責務を果たしただけですので」キリッ

町人「流石は勇者様だ!なんて奥ゆかしいんだろう!」

やんややんややんや!!
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/09(水) 03:09:46.71 ID:eKUfYcju0
少女「あのっ…」

武闘家「…ん?あぁ、おめぇさっきの…」

少女「あの、助けてくれてありがとうございました」

武闘家「気にすんなって…、困ってたんだろう?」

少女「でも、町の人達みんなを助けてくれたから」

武闘家「別に良いって、それより…」

少女「はいっ?」

武闘家「メシ食わしてくれ…、オラ…腹減って死にそうだ…」

少女「え?」

武闘家「きゅうっ」××

少女「あぁっ!」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/09(水) 03:10:21.82 ID:eKUfYcju0
武闘家「ガツガツムシャムシャ!!」

女勇者「なんか悪いですね、ご飯に宿まで用意して頂いて」

町長「気にしないでくだされ!お二人のお陰でこの町は救われたのですから」

女勇者「いえそんな、きちんと御代は払わせて頂きますので…」

武闘家「うんめぇっーうんめーぇっ!ズズッ!!」

町長「それで、勇者様達はこれからどうなさるおつもりなので?」

女勇者「はい、ボク…いえワタシとしてはこれから中央の国を目指したいのですが…」

女勇者「やはりその為にもなんとかしてこの東大陸と中央大陸を結ぶ橋を魔物達から解放しなければなりませんので、やはりまずは東軍の防衛拠点に向かうつもりです」

町長「そうですか…、でも勇者様達さえ合流すれば魔物の侵略部隊なんてイチコロですな!!」

女勇者「ハ、ハハッ…そうだと良いんですが…」(チラッ)

武闘家「ガツガツハフハフ! あ、これおかわりー!」

女勇者(もしかしたら、東大陸解放の鍵はこの武闘家クンかもしれないなんて、きっと誰も信じてくれないんだろうなぁ…)
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/09(水) 03:15:41.00 ID:eKUfYcju0
〜〜〜
宿屋の一室
-夜-

武闘家「食ったー食ったー、オラ腹ポンポンだー♪」

女勇者「よし、それじゃあ明日に備えて寝る準備しようか」

武闘家「おぉ!」

女勇者「二部屋借りるのは勿体ないんで同じ部屋にしたけど…絶対に変なことしないでよ!」

武闘家「だからなんなんだ?その変なことって」

女勇者「いや、だから…その…ごにょごにょ…」

女勇者「な、なんでも無いよ!良いから先にお風呂入って来ちゃいなよ!」

武闘家「風呂?」

女勇者「…もしかしてお風呂、知らないの?」

武闘家「?」

女勇者「…キミには色々一般常識から教えていかなきゃいけないみたいだね…」


-続く?-
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 04:58:24.45 ID:FwG1vsTSO
構わん続けろ下さい
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/01/13(日) 07:34:18.88 ID:/uGn4NkQ0
おーい、続きはどうしたー?
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