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少女「aisiteru」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/09(水) 22:51:05.84 ID:2Kf79vB8o

少女「今日も、曇りが嫌ですね」

男「ん、起きたのか、おはよう」

少女「耳が冷える時もあるよ」

男「そうだね」

男「じゃ、朝ごはんにしようか」

少女「あなたは、居ますか」

男「待ってて、直ぐに準備するから」

少女「a、……そして零れて見える」

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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713522243/

旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

2 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/09(水) 22:52:18.79 ID:2Kf79vB8o

・キチガイ注意

・バッドエンド注意

・不定期

・日常系
3 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/09(水) 23:02:52.49 ID:2Kf79vB8o

少女「明るい」

男「そう、良かった」

少女「左手が動きます」

男「うん」

少女「モグモグ」

男「いただきますって言わないと……」

少女「……パンが」

男「……まったく」

男「はい、牛乳」

少女「ン、……これは凄い訳ではない」ゴク
4 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/09(水) 23:03:29.78 ID:2Kf79vB8o

男「話を聞かないのは、相変わらずだね」

男「ま、仕方ないか」

少女「もちろん、認可された事です」

男「はいはい」

少女「……モグモグ」

少女「ゴクン」

少女「……モグモグ」
5 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/09(水) 23:04:04.99 ID:2Kf79vB8o

男「……食べ終わったら、何しようか」

少女「……、誰でもいい」

男「今日は休みだから、ずっと一緒に居られるよ」

男「んー、でも、何ってする事も無いか」

少女「51」

男「え、買い物?」

少女「52」

男「そうだね、新しい服を買うのも良いか」

男「じゃあ、食べ終わったら着替えてきてね」

男「僕は、先に準備してくるよ」カタン

少女「……」
6 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/09(水) 23:04:33.50 ID:2Kf79vB8o

男「いやぁ、綺麗な青空だ」

少女「明るい」

男「そうだね」

男「まだ2時なのに入道雲が出てる」

少女「テレビも見てるの?」

男「それは、まだかな」

少女「今日が最初の話ですね」

男「心地良い風だね」

少女「でしょう」
7 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/09(水) 23:15:24.07 ID:2Kf79vB8o

男「車に気をつけて」

少女「まだそれじゃないから」

少女「もっと」

少女「難しい言葉が溶けていく」

少女「これだけでも」

少女「uresii」

男「……」

男「うん、僕もだ」
8 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/09(水) 23:16:32.68 ID:2Kf79vB8o
>>6の最初に
『………』
入れるの忘れまし
9 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/09(水) 23:17:37.25 ID:2Kf79vB8o

………


男「着いたよ」

少女「底の方に俯いて歩く事が素敵だと心得ますね」

男「そうだね、日曜日だから、ヒトが多くて大変だ」

男「でも」

男「大丈夫だよ、僕が傍に居るから」

少女「………」

少女「聞こえたました」

男「そう……良かった」
10 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/09(水) 23:18:23.57 ID:2Kf79vB8o

………


男「このワンピースはどうかな」

少女「揺れている」

男「無地で、薄い空色の」

男「キミに似合うと思う」

男「試着してみようか」

少女「ゆらゆら」

男「着替えたら呼んでね」

少女「ゆらり」
11 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/09(水) 23:19:19.47 ID:2Kf79vB8o

………


少女「こんにちわ」

男「あ、もう大丈夫?」

男「カーテン開けるよ」

少女「こんにちは」シャ

男「ん、やっぱり似合うね」

男「着た感じは、どうかな」

少女「虹は叩くと割れてしまいます」

男「そか、気に入ってもらえて何より」

少女「静かに渡りましょう」

男「店員さーん」
12 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/09(水) 23:20:18.81 ID:2Kf79vB8o

………


少女「輪投げの事は良いの」フリフリ

男「気に入ったのは分かるけど、その場で着替えたのは初めてだよね」

男「洗濯のり、気にならない?」

少女「a、」

男「なら良いんだけどさ」
13 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/09(水) 23:21:10.49 ID:2Kf79vB8o

男「そういえば、そろそろお昼だね」

男「なにか食べてから帰ろうか?」

少女「底が暗い所です」

男「ん、じゃあ、家帰ったら何か作るから、ちょっとだけ我慢してね」

少女「もう後ろの音が越えていく」

男「うん」

少女「良い事もあれば」
14 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/09(水) 23:22:23.63 ID:2Kf79vB8o
おやすみなさい
15 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/10(木) 14:05:51.32 ID:sNPwURV8o

………


男「タマネギがいっぱいあったから」

男「インスタント麺を豪華にしてみました」

男「さあ召し上がれ」

少女「音が零れる綺麗」

男「見た目はね……でも、味は保証するよ」

少女「召し上がれ」
16 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/10(木) 14:06:18.13 ID:sNPwURV8o

少女「ズズ……モグモグ」

男「どう?」

少女「……a、」

男「そか、良かった」

男「僕も、食べようかな」

男「いただきます」

少女「モグモグ」

男「……うん、おいしい」

少女「モグモグ」
17 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/10(木) 14:06:47.45 ID:sNPwURV8o

………


少女「向日葵が燃えている」

男「え、散歩?」

男「昨日も言ったけど、もう5時だから散歩はダメだよ」

男「もう1、2分もすれば土砂降りになるしさ」

少女「んー」

男「夏の雨は、いきなり降るものなの」

男「ほら、入道雲がこっちにきてるでしょ」

少女「窓がくぐれませんね」

男「ならいいけどさ……」
18 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/10(木) 14:07:17.90 ID:sNPwURV8o

男「雷も鳴るから、僕の近くに居た方が良いと思うよ」

少女「謙遜は非常に不必要かと」

男「ん、分かったなら良いけど」

男「……たぶん、明日もこの話するんだろうなぁ」

少女「お任せします」

男「僕は、夕食の準備をするから」

少女「ン」

男「……」

ザー・・・

男「降ってきたか」
19 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/10(木) 14:07:45.21 ID:sNPwURV8o

少女「……?」

男「大丈夫だよ」

男「いつも通りだから」
20 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/10(木) 14:08:14.19 ID:sNPwURV8o

………


ゴロゴロ・・

少女「ふぇぁ……」ギュッ

男「はいはい、雷ね」

男「近くには落ちないよ」

男「停電もないから、安心して」

男「……って言っても、無理か」
21 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/10(木) 14:08:41.05 ID:sNPwURV8o

ピカッ

少女「っ!」

男「やっぱり、カーテンしめようか」

少女「……」コクコク

男「じゃあ、ちょっと火を止めて……」

男「……」

少女「……」
22 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/10(木) 14:09:12.96 ID:sNPwURV8o

男「……カーテン閉めるから」

男「ちょっと放してくれるかな?」

少女「……?」

男「窓に近づくけど、いいの?」

少女「っ!」パッ

男「あはは……」
23 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/10(木) 14:09:41.92 ID:sNPwURV8o

少女「こ、この味はとても吐き出します……」ムー

男「あー、ごめんごめん」

ゴロゴロ・・・

少女「ひぁっ」

男「……っと、カーテンカーテン」シャッ

男「音はどうにも成らないから、我慢してね」

少女「最もです」

男「はいはい」

男「怖かったら、僕の服、掴んでればいいよ」

少女「……」ギュ
24 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/10(木) 14:10:10.82 ID:sNPwURV8o

………
……


男「ごちそうさまでした」

男「お粗末さまでした」

少女「糸、切れそうに思える」

男「お風呂、準備してくるから」

男「テレビでも見て、時間潰しててね」
25 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/10(木) 14:10:44.84 ID:sNPwURV8o

少女「雲が拡がる景色」

男「大丈夫、何処にも行かないから」

少女「朗報です」

男「それじゃ、ね」スタスタ

少女「昨日は明日ですか」

少女「下を目指して飛ぶと浮きません」

少女「それならば、仕方がない」

少女「あなたは……いつまで」

少女「itumade……」
26 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/10(木) 14:11:14.97 ID:sNPwURV8o

………


男「ふぅ……」

男「23分」

男「……」

男「今日も、綺麗な満月だ」

男「………」

男「明日は、日曜日か」
27 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/10(木) 14:11:59.13 ID:sNPwURV8o

男「一日、一緒に居られるかな」

男「そうだ、洋服を買おう」

男「ワンピースとか、似合うだろうな」

男「…………」

男「…………………」

男「…………」

男「……………」

男「……」

男「……月、綺麗だな」
28 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/10(木) 14:12:28.15 ID:sNPwURV8o

………


少女「ン」

男「23分、いつも通りか……」

男「湯加減は、どうだった?」

少女「明るい」

男「そう、良かった」

少女「一度は、困る事ですか」

男「……僕も、風呂入ってくるよ」

少女「瑠璃色の黒が零れている」

男「……」
29 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/10(木) 14:12:54.49 ID:sNPwURV8o

男「ごめん、ちょっと、考え事してたんだ」

少女「……」ナデナデ

男「ん……ありがと」

少女「a、」

男「大丈夫だよ……大丈夫」
30 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/10(木) 14:13:22.43 ID:sNPwURV8o

男「きっと、大丈夫だから……」

少女「知って居れば、居る事の出来るなのに」

男「……ありがと」

男「風呂、行くね」スタスタ


少女「………」

少女「……」

少女「…」
31 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/10(木) 14:14:10.31 ID:sNPwURV8o

………


男「……」カポーン

男「……はぁ」

男「あったかい」

男「………」

男「ついでに、歯も磨こうかな」

男「……」

男「……大丈夫」

男「きっといつか……」
32 : ◆mb8OSD1pt5qb :2013/01/10(木) 14:15:05.32 ID:sNPwURV8o
おやすみなさい
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/10(木) 16:26:51.47 ID:kEmSooaGo
気になる支援
絶対最後まで書いて下さい
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/10(木) 17:08:41.18 ID:/CKN9Q78o
何をやってるか情景が見えないから文字読んでるだけの感覚
面白かったかはオチ次第だね
35 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/14(月) 00:32:54.23 ID:+it2WP2Uo

………


男「風呂、出たよ」

少女「……」

テレビ「ワーワー」

少女「……」ジー

男「テレビに夢中、か」

男「……ん?」

男「こんな番組やってたっけ」

男「……まぁいいや」
36 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/14(月) 00:33:26.12 ID:+it2WP2Uo

少女「……」

男「ちょっと横、失礼するよ」

少女「ン」

男「……」

少女「……」

テレビ「ワーワー」

男「……」

少女「……」

男「……」
37 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/14(月) 00:34:15.74 ID:+it2WP2Uo

………


少女「ふわぁ……」

男「おっきな欠伸だ」

男「もう寝ようか?」

少女「ン」コクン

男「分かった」
38 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/14(月) 00:35:32.08 ID:+it2WP2Uo

男「テレビ消して、先に歯磨きしてて」

少女「ン」コクン

男「僕は、戸締り確認してくるから」スタスタ

少女「……」

少女「大きく揺れる事が出来た」パチ

テレビ「ブツッ……」

少女「……」トコトコ
39 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/14(月) 00:36:06.26 ID:+it2WP2Uo

………


少女「……」シャコシャコ

男「……」シャコシャコ

少女「……」シャコシャコ

男「……」シャコシャコ

少女「……」シャコシャコ

男「……」シャコシャコ

少女「……」シャコシャコ

男「……」シャコシャコ
40 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/14(月) 00:36:43.16 ID:+it2WP2Uo

………


男「おやすみ」

少女「ン」

男「……」

少女「……」

男「……」

少女「……」スヤスヤ

男「……相変わらず、寝るの早いね」

少女「……」

男「……」

男「……おやすみ」
41 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/14(月) 00:37:13.81 ID:+it2WP2Uo


 ◆ ◇ ◆



??「……て……」

男「……ん?」

??「…きて……」

??「朝だよ、起きてー」
42 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/14(月) 00:37:41.70 ID:+it2WP2Uo

男「ふぁ……」

少女「あ、やっと起きた」

少女「もう九時過ぎだよ」

男「……ン」

少女「朝ごはん、準備してあるからね」

少女「少し冷めちゃったかもしれないけど……」

男「……分かった、今行くよ」

少女「じゃ、私は先行ってるから、着替えてきてね」

男「……ねむ」
43 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/14(月) 00:38:08.58 ID:+it2WP2Uo

………


男「んー、良いにおい」

少女「来た来た。早速食べよ」

男「うん」

男「いただきます」

少女「モグモグ」

男「モグモグ」

少女「あ、またいただきますって言い忘れちゃった」

少女「今更だけど……いただきます」
44 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/14(月) 00:39:12.07 ID:+it2WP2Uo

男「やっぱり、ご飯は美味しい」

少女「モグモグ」

少女「……っ!」

少女「ご、ご飯がのどに……」

男「……まったく」

男「はい、牛乳」

少女「ン、……あ、ありがと……」ゴク
45 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/14(月) 00:39:45.24 ID:+it2WP2Uo

男「落ち着いて食べなよ」

少女「大丈夫だって、アナタがいるから」

男「はいはい」

少女「……モグモグ」

少女「ゴクン」

少女「……モグモグ」
46 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/14(月) 00:40:39.99 ID:+it2WP2Uo

少女「……そうだ、食べ終わったら、何しようか」

男「ん……何でも良いけど」

少女「今日も休みだから、ずっと一緒に居られるよ」

少女「んー、でも、何ってする事も無いか」

男「じゃあ……遊園地とか」

少女「え、遊園地?」
47 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/14(月) 00:41:28.24 ID:+it2WP2Uo

男「僕にはちょっとアレかも知れないけど」

男「どうかな?」

少女「わ、私、そんな子供みたいに……」

少女「……まぁ、アナタがそれで良いって言うなら、良いけど」

男「僕は、キミと過ごせればそれで良いよ」

男「キミが喜んでくれるならなおさら」
48 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/14(月) 00:42:02.19 ID:+it2WP2Uo

少女「ン……そうね」

少女「分かったよ」

少女「じゃあ、食べ終わったら着替えてきてね」

少女「私は、先に準備してくる」カタン

男「……」

男「素直じゃないなぁ」
49 : ◆mb8OSD1pt5qb :2013/01/14(月) 00:42:51.09 ID:+it2WP2Uo
おやすみなさい
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/16(水) 03:18:20.38 ID:7fxAw3o4o
また変わった感じでいいね
乙っす
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/17(木) 00:52:26.99 ID:oW/R4WTxo
乙乙!
52 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/22(火) 00:45:58.29 ID:RzdEr1BVo

………


男「おー、いい天気だ」

男「雲ひとつ無いね」

少女「ふわぁ、太陽が眩しい」

少女「すごいねー、日本晴れ」

少女「ひとつも雲が無いよ」

男「そうだね」
53 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/22(火) 00:46:28.48 ID:RzdEr1BVo

男「じゃ、行こうか」

少女「うん、晴れの日は気持ちよね」

少女「って、歩きながら話した方がいいね」

少女「ごめんごめん」

少女「さ、行こっか」

男「うん、行こう」
54 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/22(火) 00:47:06.63 ID:RzdEr1BVo

………


少女「とうちゃーく」

男「遊園地か、何年ぶりかな」

男「いや、それよりも、キミは本当にここでよかったの?」

男「少し遠くなるけど、もっと大きなレジャー施設でもいいのに」

少女「遊園地、久しぶりだね」

少女「前来た時の事、全然覚えてないなぁ」

男「そうだね、僕もぼんやりとしか覚えてないよ」
55 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/22(火) 00:47:40.95 ID:RzdEr1BVo

男「んー」

男「乗り物は減っても増えてもないようだね」

少女「うぅん、そんな事、ないよ」

少女「私は、ここがよかったの」

少女「他の遊園地じゃ、むしろ嫌だよ」

少女「……って、ちょっと言い過ぎかもしれないけど」

少女「それに、人が少ない方が、楽だもん」
56 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/22(火) 00:48:14.29 ID:RzdEr1BVo

男「そ、か……」

男「そう言われたら、これ以上はどうこう言えないけど……」

男「分かった」

男「でも……」

少女「ほらほら、細かいことは気にしないで、行こうよ」

男「……細かい事って」

男「ま、いいけどさ……」

少女「じゃ、れっつごー」

男「おー」
57 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/22(火) 00:49:07.83 ID:RzdEr1BVo

………


男「メリーゴーランド、ジェットコースター、観覧車、その他もろもろetc……」

男「どれ、乗りたい?」

少女「んー……あの、大きな船みたいなのは?」

男「あれはバイキングって言う奴で……って、絶叫系は大丈夫なの?」

少女「ほぇー揺れてるねー」

男「……聞いてる?」
58 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/22(火) 00:49:38.09 ID:RzdEr1BVo

男「遠くからじゃそうでもないかもしれないけど」

男「下手するとジェットコースターよりも怖いよ?」

少女「面白そう!乗ろうよ!」パタパタ

男「え、ぁ、走ると危ないよー」

男「……はぁ」
59 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/01/22(火) 00:50:20.12 ID:RzdEr1BVo

………

少女「ふぇ……っぐ……」

少女「こ、怖い……っく、乗り物……って……言ってよ……」

男「ごめんごめん、悪かったよ」

男「最初に言えばよかったね」

男「完全に忘れてた」

少女「えぇう……」

男「ほら、泣き止んで」

少女「ぅ、うぅーー……」

男「次は、ゆっくりな乗り物に乗ろう?」

少女「……ン、」
60 : ◆mb8OSD1pt5qb :2013/01/22(火) 00:51:23.62 ID:RzdEr1BVo
失速気味頑張ります
おやすみなさい
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/23(水) 14:47:32.19 ID:IgXdQXtco
乙乙!
62 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/02/06(水) 17:43:44.04 ID:rrm8EbUlo

……


少女「あ、もうこんな時間……」

男「色々と廻ってる内に、もう5時か」

男「そろそろかな?」

少女「んー、」

少女「もうそろそろ帰る時間だよね」

男「そうだね」

少女「じゃあ、最後に乗りたいのがあるんだけど…」

少女「…いい?」

男「もちろんだよ」
63 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/02/06(水) 17:44:33.35 ID:rrm8EbUlo

男「ひとつだけ、キミが好きなはずなのに乗ってなかったよね」

男「最後に、乗りたかったんでしょう?」

男「……観覧車」

少女「……あ、あのさ」

少女「んと、ね」

少女「私が、最後に乗りたいの、何だか分かる?」

男「えーと……観覧車?」

少女「やっぱり、分かっちゃうかな」

少女「んとね……」

少女「観覧車、乗りたいの」
64 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/02/06(水) 17:45:42.22 ID:rrm8EbUlo

男「観覧車か、良いね」

男「行こうか」

少女「ちょ、ちょっとだけ……恥ずかしいんだけどね」

少女「アナタと、乗りたいから」

男「うん、分かってるよ」

少女「えへへ」
65 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/02/06(水) 17:46:48.94 ID:rrm8EbUlo

………


少女「見てみて、あれ、お寺が見えるよ!」

少女「あ、電車が走ってる!」

少女「私達の家も見えるかなっ」

男「どうだろうねー、目視出来るにはちょっと遠いかなぁ」

男(……満月だ)

男(真っ赤な、夕日よりも赤い、満月)

男(……観覧車だから、建物に邪魔されずに見えるのか)
66 : ◆mb8OSD1pt5qb [sage saga]:2013/02/06(水) 17:47:25.32 ID:rrm8EbUlo

少女「鳥がいっぱい飛んでる、お家に帰るのかな」

男(綺麗な夕焼けに、真っ赤な満月か)

少女「雲が一個も無いよ、今日は良い天気でよかったねー」

男(こんなに美しい風景なのに……)

少女「今日はすっごく楽しかったよ」

男(なぜだろう)

少女「また、来ようね」

男(灰色で、どろどろとした不安が、心の奥にへばりついて離れない)
67 : ◆mb8OSD1pt5qb :2013/02/06(水) 17:48:46.76 ID:rrm8EbUlo
おやすみなさい
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/06(水) 22:02:43.30 ID:voL6qZkAO
乙です。

読んでる方も不安になる。
ぜひこの調子で。
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