とある中国武侠の学園都市――The Cyber Slayer―― - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 ： ◆wPpbvtoDhE [saga]：2013/01/10(木) 23:55:42.91 ID:YUNojuni0

―六月一日―



佐天「中国武侠っぽくなる能力・・・・」


佐天「・・・・って診断結果が出たけど、素直に喜べないよ」


佐天（てゆーかどんな能力よコレ。レベル１って言われたけど実感湧かないんだけど）



初春「あっ、佐天さーん！今回の診断はどうでした？」


佐天「あー・・・・・一応レベル１になったよ」


初春「本当ですか！？で、どんな能力に！！？」


佐天（丁度いいや。初春で試そう・・・・多分害はないだろうし）



佐天「えいっ」ｷｭｨﾝｯ!


初春「・・・・どうしたんですか？」


佐天（あれっ？効いてない？）



佐天「いやっ！何でもないよ気にしないで！！」ｱﾀﾌﾀ


初春「もー、ツォウティンタンさんったら何か変ですねー」


佐天「・・・・はい？」

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1.5 ：荒巻＠管理人★(お知らせ) [Twitter]： ID:???

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2 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/10(木) 23:59:40.36 ID:rQzQ0lcYo

鬼哭街か？

3 ： ◆wPpbvtoDhE [saga]：2013/01/11(金) 00:12:13.65 ID:r51RcIdA0

佐天「あのさ、今なんて言ったの？」


初春「？・・・ツォウティンタンさんの名前を呼んだだけですよ？」


佐天「・・・・・・・・」


佐天「ねぇ、アタシの名前をフルネームで言ってくれないかな？」



初春「佐天涙子《ツォウティンタン・アルトンデンイェンレイ》、ですよね？」



佐天（なんて言った！？語呂悪っ！！）


佐天（えーっと・・・・よく考えろ涙子）


佐天「あのさ、私の苗字ってツォウティンタンだよね？」


初春「当たり前じゃないですかー、今日のツォウティンタンさんは本当に変ですよー」


佐天（中国武侠ってこんな能力なの・・・・・意味がわからないよ）


佐天（つーかアタシの名前語呂悪すぎでしょ！特に名が！！）



佐天「あははっ・・・・ごめんね初春。あんま気にしなくていいからさ」


初春「・・・・ウイハルって誰ですか？」


佐天「えっ？」



佐天「・・・・・・」


佐天「ちょっとごめん。昨日頭打ったせいか色々ボケてるみたいなのアタシ」


初春「そんなに強く！？」


佐天「結構ヤバイ痛みだったし・・・・それで、アナタの名前を教えてくれないかな？」



初春「初春飾利《ツォーチュン・ツァンシーシンシィ》ですよ」



佐天「無駄にかっけぇ！」


初春「それより頭大丈夫ですか！？病院に行きましょうよ！！」


佐天（・・・・初春の頭が心配だよ。能力のせいだけど）


佐天「いやいや、大丈夫だからあんま気にしないでよ！！」

4 ： ◆wPpbvtoDhE [saga]：2013/01/11(金) 00:22:07.43 ID:r51RcIdA0

>>2
鬼哭街とクロスさせるわけじゃないです。登場人物は禁書オンリーで。
鬼哭街みたいな中国武侠のノリで脳筋バトルさせよーかなーって。



あと能力名を中国語にしたら

未元物質《プーヤンウーツィ》
ベクトル操作《ニィンリーツァツォ》

とかいった感じでバカ馬鹿しくて面白かったから。




マジで思い付きで立てた感じです。

5 ： ◆wPpbvtoDhE [saga]：2013/01/11(金) 01:04:14.01 ID:r51RcIdA0

―六月十七日―


佐天「あー・・・・ついにレベル５なっちゃった」


佐天（てか、中国武侠の小説読んでたらすぐにレベル上がるってどうよ）


佐天（結局みんなにはこの能力のこと隠し通したまんまだし・・・・）



佐天「ま。いっか！折角だし発動させてみよう！！」




佐天『　中国武侠片―The Cyber Slayer―　』ｷｭｨﾝｯ!!




　　　この能力の影響は、学園都市全土を覆い込んだ。上条当麻と一方通行を除く全ての人物に即座へと干渉する。


　　　能力の強度がレベル１の時よりも更に上がっており『度合い』が酷いことになっていた。



　　　そして、学園都市はこの日より『魔都』と化す―――――――――。






・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・



上条「・・・・ん？」




スキルアウト「へっへっへ、女人は暇を持て余すと見たが・・・？」


スキルアウト「常盤台の制服と来りゃあ、富豪であることは相違あるまいよ！！」


御坂「・・・・・・」



上条（あー、ナンパか・・・・助けるかね・・・）ﾀﾀｯ



上条「すんませーん、ソイツ俺の彼女なんでー」


スキルアウト「あ？我らに楯突くか？」


スキルアウト「何奴だ貴様？」


上条（なんでコイツら古風なんだよ）



御坂「・・・・おい」


上条「えっ？」

6 ： ◆wPpbvtoDhE [saga]：2013/01/11(金) 01:39:01.40 ID:r51RcIdA0

上条「俺・・・・？」


御坂「汝じゃない・・・・そこの如何にもといった風体の悪漢共よ」


スキルアウト「けっ、女人のくせして武侠気取りとは・・・・・」


御坂「倒す前に名乗っておくわ」



御坂「常盤台の超電磁炮《クゥイタオパオ》・・・・・耳にしたことは？」



スキルアウト「なっ！？もしや、お前が！！？」


スキルアウト「やべぇ！分が悪い！一旦退けっ―――――――」


御坂「人を選んで唾を吐くとは、まさに悪漢の所業・・・・・逃がさないわよ」



御坂「その足りない脳味噌に刻んでおくことね――――――私の名を」



御坂『学園都市第三位―――――御坂美琴《イーパン・メイシン》の名をッ！！！』



　　　上条当麻は目を疑った。


　　　メイシンという名の女子は信じられない速度でスキルアウト達に詰め寄り、目にも止まらぬ打撃を撃ち込んだのだから。



御坂「附ッ！！」ﾎﾞｯ!


スキルアウト「ごッぽォ！！？」ﾄﾞｶﾞﾝｯ!!


御坂「疾ィ゛！惺ァ゛ッ」ﾋｭｯ!ﾊﾞｺﾞｯ!!


スキルアウト「ごべェッ！！！」ﾊﾞｷｬｯ!!!


スキルアウト「おパッ！！？が・・・ァ゛・・・・！」ﾄﾞｻｯ･･･



　　　しかもその威力が半端ではない。一人目を当て身にて8ｍは吹っ飛ばした。因みにそいつは車道まで飛ばされ車に跳ねられる。


　　　二人目は顎に掌打を喰らい、宙へ5ｍは飛んだだろうか・・・・その後、4人、5人、ついには6人目を瞬殺。この間およそ10秒もかかっていない。




上条「にっ、人間かお前・・・・・！」


御坂「クゥイタオパオを用い脳のリミッターを解除したまでよ。電气加速《ダンシージャースー》といったところかしら」


御坂「次からは、私を見ても助けようなんて思わないことね」ﾀﾝｯ!!



　　　戦闘を終え上条に言葉を投げかけつつも、歩法の動作後より型を成す――――――――。

7 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/11(金) 01:42:20.86 ID:bRUOZn470

あかん、メイシンが紫電掌使ってまう……！

8 ： ◆wPpbvtoDhE [sage]：2013/01/11(金) 01:44:32.40 ID:r51RcIdA0

とりあえず今日はここまでに。


誰を樟賈寶（ジャンジャボウ役）に当てようか・・・・・阿修羅憤怒弾とか使わせてぇｗｗ

9 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/11(金) 07:38:12.05 ID:P/+WQmwd0

オルソラシェリーどうなったんだよ、

10 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/01/11(金) 13:16:08.39 ID:c7nV6hY5o

超電磁法って
ちゃおー でぃえんつー ぱおー
じゃね？

11 ： ◆wPpbvtoDhE [sage]：2013/01/11(金) 13:57:27.21 ID:r51RcIdA0

>>10
俺はGOOGLE翻訳で調べてたんだけど、「超電磁砲」を変換した場合は「轨道炮」。発音はGuǐdào pàoだったよ。
音声で聞いてもクゥイタオパオって感じ。

因みに、「超」、「電磁」、「砲」の三回に分けて変換すると、「超　Chāo」、「電磁　Diàncí」、「砲　Dàpào」といった感じになった。
これなら「ちゃおーでぃえんすーだーぱお」になるから>>10さんの発音と大体同じになるね。



>>9
オルソラ＆シェリーは暫くやりません。ガンアクションよりも徒手拳法や剣劇のほうが赴きがあって楽しいと気付いた。
ただし、今回のSSでシェリーは登場させるかもしれないです。

一応補足として・・・・今回はいつものように沢山の死人が出ると思います。

12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/11(金) 17:21:13.97 ID:XI6nwpaxo

久々にひといものを見た(誉め言葉

13 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/11(金) 19:12:52.72 ID:z4b5woZYo

まあストーリーに深く影響するわけでもなし
その辺の細かいことは>>1にオマカセ！でいいと思う

14 ： ◆wPpbvtoDhE [saga]：2013/01/11(金) 23:18:47.84 ID:r51RcIdA0

上条「・・・・つーかさ」


御坂「何よ？」


上条「お前がそこまで強いんなら、殺す必要はあったのか？」


御坂「・・・・・・」


　　　
　　　これは流石に上条の言う通りだった。



上条「第三位だかなんだか知らねぇけどよ・・・・痛い目合わせるくらいで済んだはずだろ！」



　　　一人目は当て身で胸骨を砕かれ、内蔵が破裂した状態で車跳ねられ即死。


　　　二人目は宙に5ｍも舞う程の掌打を顎に喰らったとなれば能ミソがフルシェイクされている状態。残りの連中も死んでいた。



御坂「　笑止千万　」



上条「！？？」


御坂「漢とは名ばかりの悪漢など、この國には不要」


御坂「武侠の矜恃を穢したその罪、死を持ってすら生温い」


上条「イカレてんのかオマエ・・・・！？」


御坂「そう思慮するのなら汝が立ちはだかれば良いだけのこと」


御坂「私の！『心意六合拳』を極めた私の功夫の前にッ！！」ﾀﾝｯ!!



上条「お前が内家拳法の使い手だと・・・・？」


上条「冗談も大概にするんだな」


御坂「五臓六腑を破壊されなきゃ気が済まないらしわね・・・・！」


上条「・・・・俺にはわかるぜ」


上条「お前が心意六合拳を極めたなんてことは嘘だって」ﾊﾞｻｯ･･･



　　　そう言い放ちながら上条は上着を脱ぎ捨てる――――――露わになった肢体は『功夫を極めた者』のみが持つことを赦された体であった。



御坂「ッ！！？」


上条「いいぜ、立ちはだかってやるよ」


上条「『六合八法拳』を極めた！この俺がなッ！！」

15 ： ◆wPpbvtoDhE [saga]：2013/01/11(金) 23:50:28.12 ID:r51RcIdA0

御坂（私には判る・・・・コイツが、本物の功夫を積んでいるこいうとが！）



　　　間を詰めつつも、虎形拳の型を取り、一撃必殺の套路へと導かん。


　　　目の前に立つ漢の底は量り知れない・・・・額から嫌な汗が滲み出る。




御坂（だが、奴は私を軽視している・・・・それは死活だと・・・・）ｼﾞﾘｯ･･･


御坂「痴れッ！！！」ﾀﾞﾝｯ!!


上条「！！」



　　　ダンシージャースーにての凄まじい加速を伴い、御坂は一気に懐まで猛突する。



御坂（もらったッ！！）



御坂『　七星十四打気哭崩拳（ホゥニィクーチースーチャオシーシン）ッ！！！　』



　　　目にも止まらぬ十四連撃が上条を襲う――――――！


　　　それは人迎、関元、府舎、天枢、気海を二撃づつ狙う破壊の套路。一撃でも受けようものなら地に伏すだろう。



上条「お前の功夫とはそんなものか？」


御坂（なっ！！？）



　　　パ！パ！パッ！パパンッ！パパッパッ！！パパンッ！！


　　　福音を刻むかのように、上条はその拳を払いのける。



御坂「馬鹿な・・・・！」



　　　決して一撃が軽いわけではなかった。同格が相手だとしてもこれら全てを打ち払うなど有り得ないことだ。



御坂（嘘だ・・・・こんな！嘘みたいなことがッ！！）



上条「今のは小手調べのつもりか？だとしたら過小評価されてもんだな」


上条「見せてみろ・・・・お前の内勁をッ！！」

16 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/12(土) 19:01:33.85 ID:quZU8jJw0

なんぞこれw
鬼哭街とやらは知らんがノリで楽しめるわ

17 ： ◆wPpbvtoDhE [saga]：2013/01/12(土) 22:11:57.58 ID:Oltl4T+s0

御坂「やってやろうじゃない・・・・！」


御坂（――心・意―――意・気―――気・力――）ｺｫｫｵｯ･･･



上条（ほぉ・・・・内勁を練るほどの功夫は積んでいたか）



　　　御坂は己の四肢に渡る勁絡へと練気を充足させ『内なる勁』を生み出す―――――。

　　　　
　　　それは本物の内家拳士こそが使える殺戮の絶技《アーツ・オブ・ウォー》。布に通せば剃刀と化し木槌に込めれば鉄槌と化す。



御坂『轟雷功（パォシャーリーフォン）ッ！！！』ﾀﾞﾝｯ!!


　　
　　　内勁を己の電气《ダンシー》に練合せ、それを込めた脚を地へ踏みつけた―――――！



上条「ッ！！？」



　　　御坂が放つ強烈な内勁が地に伝い爆裂する。その威力や街の一画を爆ぜさせ、周囲のビルを全て崩壊させるほどであった。


　　　上条も流石に抑え切れなかったのか、30ｍ上空まで吹き飛ばされる。



上条「ちィッ！」


御坂「内勁を込めたこの一撃・・・・喰らえッ！！」



　　　舞った上条へ追い打ちをかけるよう、御坂自身もロケットのように宙へ飛ぶ。



御坂『　双撃ィ゛ッ！！紫電掌ォ゛ッ゛！！！　』


上条「ッ゛ウ！！！？」



　　　ズドンッ！！！――――――双手が上条の腹部へ叩き込まれた。その余破だけで一学区の建物全てが崩れさる。



御坂「・・・・なっ！？」


上条「素晴らしい内勁だが・・・・・達していない」



　　　二人は世紀末さながらに崩壊した街へと再び降り立つ。




上条「良きものを見せてくれた礼だ・・・・俺の内勁を目に焼き付けろ・・・・！」

18 ： ◆wPpbvtoDhE [saga]：2013/01/12(土) 22:37:17.72 ID:Oltl4T+s0

上条「―――気――骨――形――髄――提――還――勒――伏―――」ｺｫｫｵｵｫｯ････!


　　　身体は心と合わす

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　心は意識と共に在れ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　意は気と成り

　　　　　　　気は魂と合わせ持つ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　魂は動と会合す

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　動は無へと還る
　

御坂（何！？何がっ――――――！）


上条『　心意六合八法（リューフゥカイファリィウシー）　』


御坂「！！？」



　　　ゴゴゴゴッ！！！


　　　凄まじい地響きが鳴ったかと思うと、それは自らの足元の大地が天へと登る白鯨の息吹であった。



御坂「えっ！？何！！？一体何が―――――！！！」



　　　上条と御坂を大地が天へと運ぶ。その高さは上空500ｍにまで登った。



上条『　ヴァラス・ヴィダーヒ（இன் நண்பகல் ・விட்டு கொடுக்க）　』



　　　ド　ド　ド　ド　ッ　ド　ド　ド　ッ　ド　ド　ド　ド　ッ　ド　ッ　ド　ド　ド　！　！　！　！　！　


　　　印を結ぶと、上条の身体の至る箇所から黄金のオーラが大海を造るかのように地上へ溢れ落ち、地上の人々は喝采を祝した。



「何！？なんなのこの光りは！？神の息吹のよう！！」

「うわぁぁああぁっ！力が！力が溢れるようだ！」

「幸せに包まれたかのようだ・・・・・！神だ！神が降臨した！！」




御坂「あんたなんのつもりで――――・・・いや！？何をするつもりなの！！？」


上条『　天地創造　』


御坂「！！？」


上条「お前は第二の世界の、観測者となればいい・・・・この不浄の地の。創造を知る賢者へと成れ」


御坂「ええ・・・・わかったわ。神（デーヴァ）と共に在りましょう」



　　　――完――

19 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/12(土) 22:58:42.25 ID:qwrquphSo

え？あれ？

20 ： ◆wPpbvtoDhE [sage]：2013/01/12(土) 23:16:17.09 ID:Oltl4T+s0

ちょっと真面目にオリジナルのSS書こうと思うって。

打ち切りさながらのレベルでこちらは終わらせました。ごめんなさい。

21 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/12(土) 23:35:43.23 ID:+F30S5Tko

クソワロタ

22 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/13(日) 01:29:30.12 ID:Mcc9unXb0

えwww
先生の次回作にご期待下さい！

23 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/13(日) 07:43:43.73 ID:z2M67DKmo

バラスwww

24 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/14(月) 13:32:36.05 ID:LPJClDq5o

龍盤七朝的なやつか
って終わってた
乙