このスレッドはSS速報VIPの過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は管理人までご一報ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。

青年「サモンナ・・・・・・ポケモン?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/21(月) 10:41:45.30 ID:t3FkwcX60
・赤青緑黄色知識のみ(金銀なら若干わかる)

・ポケモンぽいバトルは期待しないでください。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1358732505
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

【安価スレ】あかるくたのしい傭兵生活 @ 2024/05/04(土) 01:17:50.63 ID:3fwRECJNO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714753070/

モバP「コンマ1桁が0でカオス・マジキチ化する安価SS?」 @ 2024/05/02(木) 12:55:16.10 ID:lZ9SQusw0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714622115/

酸 @ 2024/05/01(水) 23:00:19.57 ID:lK9RWrTc0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714572018/

【進撃の巨人】俺「安価で巨人を駆逐する」 二匹目 @ 2024/05/01(水) 21:08:53.38 ID:iiJDb4My0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714565332/

旅にでんちう @ 2024/05/01(水) 14:47:47.55 ID:KgjR8ljxO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1714542467/

【クリスマス・年末・年始】連休暇ならアニソン聴こうぜ・・・【避難所】 @ 2024/04/30(火) 10:03:32.45 ID:GvIXvHlao
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1714439011/

VIPでガンダムVSシリーズ避難所【マキオン】 @ 2024/04/30(火) 07:03:33.32 ID:jpWgxnqGo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1714428212/

今日も人々に祝福 @ 2024/04/29(月) 23:42:06.06 ID:cZ/b8n+v0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1714401725/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/21(月) 10:47:19.92 ID:t3FkwcX60





 マサラは まっしろ はじまりのいろ





青年「…………」

青年(波の音が聞こえる……)

青年(なんでだ? 俺んちから海まで相当遠かったはず…)

青年「………ああ、これが……死後の世界か」パチッ






青年「………あ? ここ……日本?」




3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/21(月) 10:56:26.11 ID:t3FkwcX60


 ―――記憶を掘り起こす。


 先日、サモンナイト2で58週目のクリアをした時だ。


青年「……………なんで俺は引きこもりなんだ?」


 サモンナイト1はリア充高校生が異世界最強の力を取り込んで異世界で無双する話。

 サモンナイト2は世界で一番不幸かのような勘違い主人公が、自分の何倍も不幸な方々に支えられながら世界を救う物語。

 サモンナイト3は………あんな可愛いベルフラウを……くっ。


青年「もうだめだ……生きる気力がわかない…」


 
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/21(月) 11:47:53.77 ID:t3FkwcX60

 言葉に出した途端、意思は身体を蝕んだ。

青年「あれ……ね、む……い?」バタリ

 目の前が暗転し、俺はなぜか自分がこの世界から脱落したのだと感じた。





 ―――そして、現在……。

青年「日本……じゃないよな」キョロキョロ

5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/21(月) 11:50:09.65 ID:t3FkwcX60
青年「………腹減った…」グタリ

青年(そういえば徹夜でサモンナイトしてたんだった……)

???「………」

青年(だれ……だ?)

???「じいちゃーん、人が倒れてるぞー」

???「なんとっ? それは大変じゃ」

青年(赤い帽子と…白い……ふ、く)

6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/01/21(月) 11:55:07.69 ID:t3FkwcX60
青年(………ここは…)

???「お前から先に選べよ」

???「いいの? じゃあ、僕は……ヒトカゲ、君に決めたっ!」

青年(人影? なんだそれ…)パチッ

???「それじゃあ俺はゼニガメ、お前にするぜ」

???「レッド、グリーン、お互い良いパートナーを選んだようじゃな」ニコニコ

グリーン「うん、ありがとう! …レッド、さっそく俺のゼニガメと勝負しようぜ。ま、結果は見えてるけどな」

レッド「………うん」コクリ

青年「え、ええっ!?」

赤緑「「………っ!?」」ビクッ

青年「ぽ、ポケモン!?」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/21(月) 15:08:34.69 ID:+Nmk7kr20
なぜ1 2 3とやって4をやっていないんだ
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/21(月) 16:25:03.65 ID:fwYm78SSO
4はあともう少しだけ主人公の年齢上げていれば大変良かったのに
9 :inマサラタウン [saga]:2013/01/22(火) 01:30:13.26 ID:G7APzgzq0
つづきー。
10 :inマサラタウン [saga]:2013/01/22(火) 01:36:56.19 ID:G7APzgzq0
レッド「お、起きたの…?」ドキドキ

グリーン「んだよー、邪魔しやがってよー」

オーキド「おー、大丈夫じゃったかのー。気絶していた所をレッド君が見つけてくれたんじゃ」

青年「ありがとうレッド君」

青年(まじかよ…。でも、どう見てもオーキド博士の研究所だし…)キョロキョロ

グリーン「いいから、こんなおっさんは放っておいてレッド! ポケモン勝負しようぜ!」

レッド「う、うん…」

青年「………!」

青年(リアルでポケモンバトルが見える!!)ワクワク
11 :inマサラタウン [saga]:2013/01/22(火) 01:39:09.93 ID:G7APzgzq0
グリーン「いけっ! ゼニガメ!」シュッ

ゼニガメ「ゼニッ!!」

レッド「………ヒトカゲ、君に決めた」ポンッ

ヒトカゲ「かげっ!!」

青年「………」ジーッ

オーキド「………」

オーキド(この黒髪の青年……澄んだ瞳をしておるのぉ。もしかしたら彼も…)スッ
12 :inマサラタウン [saga]:2013/01/22(火) 01:44:11.99 ID:G7APzgzq0
レッド「ヒトカゲ! きりさく!!」

ヒトカゲ「かげっ!!」シュバッ

グリーン「ゼニガメ! かわして体当たりだっ!」

ゼニガメ「ゼニッ!」シュッ

レッド「鳴き声!」

ヒトカゲ「……ギャォオオオオオオ!!」

ゼニガメ「!?」ビクッ

青年(ほうほう、実際の鳴き声は攻撃力を減らすのではなく、威嚇して攻撃を失敗させるのか…)

オーキド「青年、ポケモンバトルを見るのは初めてかな?」

青年「あ、え、ええ。そうですね…」

青年(初期ポケならポケモンマスターになったけど…)

オーキド「しばらくウチで休養して、体調が整い次第、ポケモンを育てて見ないかの?」

青年「えっ!」

グリーン「うわっ! 負けたぁあああ!」

レッド「………ヒトカゲ」ギュッ

ヒトカゲ「かげっ!!」ニコッ
13 :inマサラタウン [saga]:2013/01/22(火) 01:48:54.65 ID:G7APzgzq0
グリーン「くっそー、次は負けね―からな! よしっ、こうなったらレッドより先にバッジを全部集めてやるっ!」ダダダッ

レッド「………」

オーキド「……とりあえず、青年、君はワシの自宅へ行こうかの?」

青年「は、はいっ」

青年(な、ナナミさんに会える!)

レッド「……いこっ、ヒトカゲ…」

ヒトカゲ「かげっ!」

青年「あ、レッド君、その子の名前はフレアらしいよ」

レッド「………?」

ヒトカゲ「かげっ!?」ニパァアアア!!

レッド「ヒトカゲ」

ヒトカゲ「……かげ…」シュン

レッド「フレア」

ヒトカゲ「かげっ!!かげかげっ!」ニパァァァ!!

レッド「いこっ、フレア!!」

フレア「かげっかげっ!!」

オーキド「………」
14 :inマサラタウン [saga]:2013/01/22(火) 01:53:39.23 ID:G7APzgzq0
グリーン宅。

ナナミ「おじい様、おかえりなさい。珍しいですね」

オーキド「すまんすまん、最近研究が忙しくてのぉ」

ナナミ「お体壊さないようにしてくださいね」ウフフ

オーキド「わかっておるわかっておる。それより、この青年のために料理を作ってくれんかの」

青年「は、初めまして」

ナナミ「あら、あらあら、お客様がいたなら先に行ってくださいよ」オロオロ

青年「お、お気遣いなく!」

青年(やば、二頭身のナナミしかしらないから、実物マジ美人!)ドキドキ

ナナミ「そ、それじゃあすぐに作りますね!」タタタッ

オーキド「さて、青年君、さっきのあれなんじゃが…」

青年「あれ?」
15 :inマサラタウン [saga]:2013/01/22(火) 02:02:56.76 ID:G7APzgzq0
オーキド「なぜ、あのヒトカゲが喜ぶ名前が分かったんじゃ?」

青年「え?」

オーキド「この世界にはポケモンの名前を付ける専門家もおるんじゃが、君の呼んだ名前は彼らなど比較にならないほどヒトカゲ…フレアは喜んでおった」

青年(そうだったのか? 昔から生き物、持ち物、ゲーム、色んなものに名前を付けるのは好きだったけど…)

青年「いや…なんででしょうか…自然に頭の中に沸いてきたって言うか…」

青年(それで能力が向上すれば、まるでサモンナイトの召喚獣みたいだ)

オーキド「どうじゃ、ポケモンマスターを目指してみんかの?」

青年「……はい、まぁ、チャンスがあれば…」

青年(どうせ、地球に帰ったってすることないし…)

ナナミ「まぁまぁ、先にご飯にしましょ」ドンッ

青年(大きな皿いっぱいの……チャーハン?)

ナナミ「ナナミ特製チャーハンよっ♪」

青年「い、いただきます!!」ガツガツ

青年(う、うめー!!)

ナナミ「ふふふっ、良い食べっぷりね♪」

オーキド「ところで、君はどこ出身なんじゃ? 聞いたことのない訛りじゃが」

青年「………いや、それが…」

青年(異世界から来たって言っていいのか?)
16 :inマサラタウン [saga]:2013/01/22(火) 02:09:20.24 ID:G7APzgzq0
青年「………という訳なんです」

青年(結局、記憶喪失ってことにした。異世界から来たってことを簡単に信じてくれるわけだろうし、万が一信じてくれても……ポケモンの一種にされても困るからな…)

オ―キド「ふぅむ、それならばなおのこと世界を旅した方がいいの」

青年「そうです…ね」

ナナミ「君さえ良ければいつまでだって居て良いのよ?」

青年「えっ」ドキッ

ナナミ「だって、レッド君にグリーンが出て行って、この街に若い子がいなくなっちゃったんだもん」

オーキド「ナナミも旅に出てはどうじゃ?」

ナナミ「それじゃあ、おじい様の面倒は誰が見るの?」ジトー

オーキド「……ごほん、どちらにせよ、しばらくは休養しなさい。ちょうどグリーンの部屋が空いたし好きに使うと良い」

青年「はいっ」

ナナミ「うふふ、よろしくね」ニコッ

青年「はい////」

オーキド「そうじゃ、この子を渡しておこう」スッ

青年「モンスターボール?」

オーキド「そう、ボタンを押して、床に投げてみなさい」

青年「はい」ポィ
17 :inマサラタウン [saga]:2013/01/22(火) 02:23:02.19 ID:G7APzgzq0
ガーディ「おんっ!」

青年「ガーディ?」

オーキド「ほう、ポケモンのことは覚えておるのか」

青年「ガー……いや、コマイヌ、おいで」

コマイヌ「!? おぉんっ!」タタタッ

オーキド(これは……本当に素晴らしい……)

ナナミ「あら、すごい懐いてるね」

青年「コマイヌ、よろしくな」クシクシ

コマイヌ「おんっ!」グルルッ

オーキド「さて、それじゃあ、ワシは研究所に戻るとするかの」スクッ

青年「あのっ、博士……ありがとうございました」ペコリ

オーキド「かまわんよ」スタスタスタ

ナナミ「ねっ、一休みしたらこの街を案内してあげるね」

青年「は、はい///」

コマイヌ「くぅ〜ん」スリスリ

青年(………俺…がんばろ)グスッ
18 :inマサラタウン [saga]:2013/01/22(火) 02:25:18.21 ID:G7APzgzq0
数日後。

青年「すっかり体調良くなったな」

青年(まぁ元々引きこもりでまともな生活してなかっただけだけど…)

コマイヌ「くぅーん」

青年「よし、今日も草むらへ行こうか」

コマイヌ「おんっ!」タタタッ

ナナミ「………」
19 :in1番道路 [saga]:2013/01/22(火) 02:31:32.46 ID:G7APzgzq0
青年「いけ、コマイヌ! かみつく!」

コマイヌ「おんっ!」ダッ



ラッタはつかまった



青年「よしっ、放してあげて」

コマイヌ「………」パッ




ラッタは逃げだした




青年「ガーディのレベルは12…個の辺りのポケモンじゃレベル上げにもならないな…」

青年(そろそろ旅に出るか……)

コマイヌ「くぅ〜ん」スリスリ
20 :inニビシティ [saga]:2013/01/22(火) 02:35:29.31 ID:G7APzgzq0

――その頃、レッド。

タケシ「……そんな、ヒトカゲ一匹にやられるなんて…」

レッド「………フレア」ナデナデ

フレア(リザード)「ギャォ!」

タケシ「もっていけ、グレーバッジだ」


レッドはグレーバッジを手に入れた


レッド(フレアが強すぎて他のポケモンが育たないな…)

21 :inマサラタウン [saga]:2013/01/22(火) 02:41:01.17 ID:G7APzgzq0
青年「……え、今なんて?」

ナナミ「旅に出たければ私を倒しなさい」

青年「い、いや…そんな」

青年(こんなにお世話になった人と戦えないよ)

オーキド「…すまん、青年君。ナナミは一度決めたら覆さないんじゃ」

青年「………」

ナナミ「それとも、負けるのが怖いのかしら」ウフフ

青年「んー、そんなことはな……」

ナナミ「負けるのが怖いんだ?」ズイッ

青年(今のナナミさんの方が数倍怖いです…)

ナナミ「……だって、寂しいじゃない。見送るだけの人生なんて……」

青年「………ナナミさん」

ナナミ「……あ、か、勘違いしないでよっ! 決して、好きだからとかそういう感情じゃないんだからねっ!」オロオロ

青年(くっ、ツンデレなのか天然なのか分からないDTにその言葉はきつい…)

青年「わ、分かりました…やりましょう」

ナナミ「わぁ、ありがとう青年君♪」ギュッ

青年「………///」
22 :inマサラタウン [saga]:2013/01/22(火) 02:43:28.74 ID:G7APzgzq0
オーキド「それじゃあ、お互い持ちポケモンは一体のみ。どちらかのポケモンが戦闘不能になった時点で試合終了じゃ」

青年「はい」スチャッ

ナナミ「青年君、あなたのポケモンだけばれてるのはフェアじゃないから先に言うけど、私のポケモンは




―――ギャラドスよ」




青年「………えっ」
23 :inマサラタウン [saga]:2013/01/22(火) 02:49:41.04 ID:G7APzgzq0
ナナミ「お願いギャラドス!」ポンッ

ギャラドス「ギャァアアアアアアアオオオオッ!」ゴォォォ!

青年「なっ、ななっ…」



ナナミポケモン
ギャラドス(LV.25)

VS

青年ポケモン
コマイヌ(LV.12)



青年「コマイヌ、無茶すんなよっ!」ポンッ

コマイヌ「おんっ!!!」

オーキド(…レベル、種族、相性、大きさ、全てギャラドスの方が上…さぁ、青年はどうするのか)

青年(ゲームだったらとっくに諦める相手だな……)

オーキド「それでは……試合開始!!」


ナナミ「先手必勝よ! ギャラドス、りゅうのいかり!!」

24 :inマサラタウン [saga]:2013/01/22(火) 02:57:26.61 ID:G7APzgzq0



ギャラドスはりゅうのいかりをはなった!




青年「コマイヌ! 避けろ!」

コマイヌ「おんっ!」サッ

ナナミ「なっ!?」

オーキド(あの俊敏な動き、何レベルも上のガーディですら…)

青年「コマイヌ! かみつくだっ!」



コマイヌはかみついた! が、硬いうろこに阻まれダメージを与えられない



青年「……くそ、現実は数字じゃないよな…」

ナナミ「ギャラドス! あばれる!」

ギャラドス「ギャォオオオオオオッ!!」ドンドンドンッ



ギャラドスはあばれまわった!




青年「コマイヌ! 睨みつけろ!」

コマイヌ「おんっ!!!」キッ

ギャラドス「!?」ビクッ

ナナミ「なっ……」

オーキド「格下の睨みつけるにひるんだじゃと!?」

青年「いけっ! コマイヌ、ひのこ!」

コマイヌ「おんっ!」ゴォッ

オーキド「ぬぉっ! なんという熱風! これがひのこじゃと!?」

ギャラドス「ぐぉおおおお!」

ナナミ「ギャラドス! かみなり!!」

青年「なっ!?」

ギャラドス「ぎゃぉおおおお!!」


ギャラドスはかみなりをおとした!


コマイヌ「………くぅ〜ん」ドサッ

青年「コマイヌ!」ダッ

オーキド「勝負あり……じゃな」

ナナミ「………」

25 :inマサラタウン [saga]:2013/01/22(火) 03:04:25.68 ID:G7APzgzq0
青年の部屋(元グリーンの部屋)。

青年「あー、負けちゃったなぁ…」

青年(なんだかんだで勝ちたかったんだなぁ俺…)ゴロンッ

コマイヌ「くぅん」スリスリ

青年「あはは、お前のせいじゃないよ。レベル差を覆せないのはトレーナーの責任だよ」ナデナデ

青年(でも……手ごたえはあった。……こいつは強い…)

コマイヌ「くぅん?」

青年「あーあ、ナナミさんをどう説得しよう」

ナナミ「その必要はないわよ」ガチャ

青年「!? な、ナナミさん!?」ビクッ

ナナミ「青年君、今すぐ支度して旅立ちなさい」

青年「え……どうして?」

ナナミ「あなたは才能があるわ。それに好奇心もある。ポケモンにも好かれてる。どう転んでも、ここで収まる器じゃないわ」

青年「……でも…」

ナナミ「………優しく、しないで」グスッ

青年「………」

青年(…くそ、ポケモンの世界でこんな胸が締め付けられる思いするなんて……ネスティ、俺を助けてよ!)

ナナミ「………青年君、お願いがあるの」

青年「……?」





ナナミ「このギャラドスを連れて行って」





青年「え…」

26 :inマサラタウン [saga]:2013/01/22(火) 03:13:43.75 ID:G7APzgzq0
ナナミ「実はこのギャラドス、あの戦いが初めての戦いだったの」

青年「マジですか」

ナナミ「うん、元々は500えんで買ったコイキングを育ててたんだけど、いつの間にかギャラドスになっちゃって…」

青年(そりゃ、ゲームじゃないんだから時間経過でも進化するよな)

ナナミ「だから、外の世界を見せてあげたいの。……青年君ならもしかしたらポケモンマスターになるかもしれないしね」ウフフ

青年「……でも…」

ナナミ「実はね。私も夢ができたの」

青年「え…」

ナナミ「私、ポケモンコーディネーターになりたいの」

青年「コーディネーター?」

ナナミ「うん、まだこの辺じゃ知名度は低いけど、ポケモンの美しさやかしこさ、力強さを競う大会があって、それに出たいと思ってるのよ」ウフフ

青年「すごい、……すごいですよ!」

ナナミ「そ、そうかな///」

青年「それじゃあ、俺も――「ダメ」

ナナミ「あなたは今すぐ旅に出て、バッジを8個集めてチャンピオンリーグに出るのよ」

青年「………」

ナナミ「……じゃないと、あなたがコーディネーターになったら、私じゃ勝てそうにないもん」エヘヘ

青年「ナナミさん…」

ナナミ「はいっ、そうと決まったら、さっさと支度して旅に出なさい!」

青年「はいっ!」ダッ



ナナミ「………行ってらっしゃい」



27 :inマサラタウン [saga]:2013/01/22(火) 03:21:06.88 ID:G7APzgzq0
研究所

オーキド「そうか、やっと旅に出る気になったか」

青年「ええ、自分の力を試してみたいと思います」

オーキド「それなら、これを渡しておこう」

青年「ポケモン図鑑ですね」

オーキド「そうじゃ。この世界にいるポケモンたちのデータを収集して欲しいのじゃ」

青年「はいっ、協力します!」

オーキド「それと、この子の面倒も見てほしいんじゃが」

ピカチュウ「………」トコトコ

青年「ピカチュウ?」

オーキド「そうじゃ。どうも、青色の電気を放出する所為で群れからはぐれたみたいなんじゃ」

青年「……………」

ピカチュウ「………」

青年「……ライトニング?」

ライ「チュゥ!?」ビクッ

青年「……一緒に行くかい?」

ライ「……チュゥ」コクッ

青年「いこっ! ライ!」

ライ「ぴかっ!!」ニパ

オーキド「活躍を期待しておるぞー」ニコニコ
28 :inマサラタウン [saga]:2013/01/22(火) 03:24:43.84 ID:G7APzgzq0
助手「博士……あのピカチュウ…本当に彼に託して良かったのですか?」

オーキド「………ワシにも分からん」

助手「フーディンのサイコパワーと、ライチュウの電撃を併せ持つ、能力合成型試作ポケモン…」

オーキド「どちらにせよ…ワシらのそばにおるよりは幸せじゃろう」

助手「そうですね」

オーキド「それよりも、気になるのは―――」




???「ぬふふ、良いこと聞いたにゃー♪」




29 :inマサラタウン [saga]:2013/01/22(火) 03:25:12.68 ID:G7APzgzq0





―――第1章「旅立ち」 完





30 :inマサラタウン [saga]:2013/01/22(火) 03:28:23.09 ID:G7APzgzq0
現在の青年の持ちポケモン。

コマイヌ(ガーディ)LV.12
・かみつく
・ひのこ
・にらみつける
・ほえる

ギャラドスLV.25
・あばれる
・ふぶき
・りゅうのいかり
・たいあたり

ライトニング(ピカチュウ)LV.5
・でんきショック(蒼い)
・なきごえ
・でんこうせっか
・たいあたり
31 :inときわのもり [saga]:2013/01/22(火) 03:30:06.23 ID:G7APzgzq0






―――第二章「二対の槍」







32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/22(火) 03:31:31.38 ID:MBRVeodIO
面白い!
ポケモンたちの性別もちょっと気になる
33 :inときわのもり [saga sage]:2013/01/22(火) 03:40:05.66 ID:G7APzgzq0
青年「うーむ………」

ライ「………」バチバチバチ

ピカチュウ1「ピカァ」

ピカチュウ2「ピカ?」

ピカチュウ3「チュウ!!」

青年(ウチのライトニングがイジメに遭っています…)ウッ

ライ「ぴかっ! ぴかっ!」ビビビッ

青年「必死に友達アピールで蒼い電気を放つも…」

ピカチュウ達「「びっ!?」」ビクッ

青年「見たことのない電気に怯えるピカチュウ達…」

ライ「……ぴかぁ…」

青年「落ち込むライトニングかわゆす…」ハァハァ

ライ「ぴかぁ…」ウルウル

青年「…まぁ、良いじゃないか。コマイヌもウロボス(ギャラドス)もお前を仲間だと思ってるんだし」クシクシ

ライ「ぴ、ぴかぁ」スリスリ

青年「……可愛すぎる…」ギュッ

ライ「ぴっ、ぴかぁ」ニパッ

青年「さて、ライトニング…そろそろお前にもステップアップをしてもらわねばならない」

ライ「ぴかっ」

青年「というわけで実戦だ」

ライ「ぴかっ!」

青年「相手はそうだな………スピアーでいいか?」

ライ「ぴっ!?」

青年(レベル5に対してスピアーは酷だな…)

青年「まずはビードルで様子を見ようか」

ライ「ぴかっ!」
34 :inときわのもり [saga sage]:2013/01/22(火) 03:44:17.83 ID:G7APzgzq0
1時間後。

青年「………勝てない」

ライ「ぴかぁ……」グスン

青年(あの蒼いでんきショック。敵に触れてもまるでダメージを与えられていない…一体…)

ライ「ぴか……」ギュッ

青年「ん?」

ライ「………」

青年「…ああ、心配すんな。俺はお前を見捨てたりはしないよ」ナデナデ

ライ「ぴかぁ」スリスリ

青年(まぁ、実際チャンピオンになりたいとか思ってないし、ライトニングは弱くても珍しい時点で残留決定だからな)



虫とり少年「た、たすけてぇええ!!」



青年「な、なんだ!?」
35 :inときわのもり [saga sage]:2013/01/22(火) 03:50:18.99 ID:G7APzgzq0




??「な、なんだ!? かんだと聞かれたら」




??「答えてあげるが世の情け」





以下略





??「あ、にゃーんてにゃ」




青年(ムサシコジロウニャース!? この世界はゲーム版のポケモンじゃないのか!?)

ムサシ「へいそこのイモボーイ。そのピカチュウを渡しなさぁい」

青年「い、いも…」

コジロウ「俺達がロケット団のために有効活用してあげよう」キランッ

ニャース「そうだにゃ。それこそが幸せだにゃ」

青年「えっと、サトシのピカチュウは?」

ムサシ「ぬっ……あんたジャリボーイを知ってんの!?」

コジロウ「…あのピカチュウも魅力的だ。ああ魅力的だっ!」

ムサシ「だけどね、あんたのそのピカチュウはその何倍も魅力的なのよ!」

青年「………?」

ニャース「つべこべ言わずさっさと渡すにゃ!!」バッ
36 :inときわのもり [saga sage]:2013/01/22(火) 03:56:15.20 ID:G7APzgzq0
ムサシ「いけ、アーボ!」

アーボ「アーボッ!」シャァ

コジロウ「いけドガース!」

ドガース「どがぁ」フワフワ

青年(アニメと一緒だぁ)キラキラ

ニャース「にゃーのきりさくを食らうのにゃっ!」バッ

青年「危ないっ!」バッ

ライ「ぴかっ!」

ムサシ「へぇ、人間がポケモンをかばうなんて、ジャリボーイみたいね」

コジロウ「しかーし、その勘違いの甘さが命取り!」

ムサシ「アーボ! しめつけるのよ!!」

コジロウ「ドガース! ヘドロ爆弾!」

青年「くっ、いけっ! ウロボス!」



ウロボス「………」ギロッ



アーボ「!?」ビクッ

ドガース「!!ピタッ

ムサシ「なっ…」

コジロウ「嘘だろ…」

ニャース「………黒い…ギャラドス」


ウロボス「………」ギロッ


青年「ウロボス! りゅうのいかり!」

ウロボス「ギャォオオオオオオオ!!」ブンッ


R団達「ぎゃぁああああああ!!」ドォォォォンッ

R団達「やーな感じーーー!!」キラーンッ


青年「……お疲れ様、ウロボス」ナデナデ

ウロボス「ギャオッ」
37 :inときわのもり [saga sage]:2013/01/22(火) 03:58:00.02 ID:G7APzgzq0
>>32


ありがとうございます。


コマイヌ ♂
ウロボス ♂
ライトニング ♀

フレア ♂

ゼニガメ ♂

です。
38 :inときわのもり [saga sage]:2013/01/22(火) 04:06:36.10 ID:G7APzgzq0
虫とり少年「青年さん! 助けてくれてありがとうございました!」

青年「いや、どっちかというと俺のポケモンを狙ってたみたいだし」

虫とり少年「それでも、僕が襲われたのは事実ですから」

青年「……まぁいいや。ところで、君のポケモンはやっぱり虫なの?」

虫とり少年「はい、キャタピーとビードルです」

青年「あー、いいなぁ。俺も捕まえよっかなぁ」

虫とり少年「それなら、ときわのもりの西側で、巨大スピアーの巣があるって噂ですよ」

青年「………怖いんだけど」

虫とり少年「そのスピアーの巣には…そもそも巣の外にいる僕らの知ってるスピアーって大体♂なんですよ。でも、その巨大な巣には一匹だけ♀が外にいて、なおかつ先陣を切って戦うらしいですよ」

青年(勝手に語り始めた……)

虫とり少年「そのスピアーの両腕の針はとても細くて鋭くて、とても美しい………って、噂です」ウットリ

青年(気になるけど………巣を守るスピアーを捕まえることなんて……)

虫とり少年2「お、おい! 虫とり少年、来てくれ!」

虫とり少年「どうした!?」





虫とり少年2「巨大スピアーの巣が燃えてるんだ!!!」




39 :inときわのもり [saga sage]:2013/01/22(火) 04:08:24.40 ID:G7APzgzq0
今日はここまで

おやすみなさい。



ちなみにギャラドスは黒いギャラドスでした。最初の戦闘の時書いておくべきでした。

では。
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/22(火) 04:18:03.10 ID:MBRVeodIO

ライトニングちゃんかわいい
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/22(火) 05:26:07.82 ID:7U5ftdMj0
五文字制限・・・
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/22(火) 08:05:00.57 ID:YlFdal8ko
細けえこたあいいんだよ
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/22(火) 10:46:26.85 ID:KMiNAAYW0
このガーディすげえな
ラッタって結構デカとおもうけど。
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/22(火) 12:49:58.56 ID:WjQVftgyo
少しばかりのサモンナイト要素が……良スレ
45 :inときわのもり [saga sage]:2013/01/22(火) 15:50:08.23 ID:G7APzgzq0
続きいきます。
>>41
ゲームではライトニングはライになります。
ラッタは間違えました。進化したてだと思ってください。

では続きー。
46 :inときわのもり [saga sage]:2013/01/22(火) 15:57:31.34 ID:G7APzgzq0
虫とり少年「……そんな…燃えてる…」ガクッ

スピアー1「ギィィィィィィ!!」ブンブン

スピアー2「ギィ! ギィイイ!!」ブンブンブン

コクーン「」ボト

燃えるビードル「ギィィィ…」

青年「ひ、酷い……」

青年(…ともそれほど思わないのは害虫駆除大国日本に生まれたせいだろうか…)

スピアー♀「ギィィアァ!! ギィィァ!!」

青年「泣いてる……」

青年(そうか…虫だって意思を持てば悲しいし、泣ける器官があれば泣くんだ…)

虫とり少年2「なんで、なんでこんなことにぃぃぃ!!」
47 :inときわのもり [saga sage]:2013/01/22(火) 15:58:30.31 ID:G7APzgzq0







ムサシ「なんで、なんでこんなことにぃぃぃ…と聞かれれば―――」







48 :inときわのもり [saga sage]:2013/01/22(火) 16:08:50.80 ID:G7APzgzq0


(中略)

コジロウ「ホワイトホール、白い明日が待ってるぜ」

ニャース「あ、にゃーんてにゃ♪」


青年「ロケット団……」ギリッ

ムサシ「へい、イモボーイ。さっさとピカチュウを渡しなさぁい」

ニャース「にゃー達は目的のためなら何だってやるにゃ」

青年「それでスピアーの巣を…?」

ムサシ「あんた見たところポケモン愛に溢れてそうだし、効果的でしょう?」

青年(あー…くそっ。リアルがあんな間抜けな訳ないかっ)

スピアーの群れ「「ギィィイイイィイッ!!」」

ムサシ「ふんっ、野生の群れなんかにやられる訳ないでしょ! いけ、アーボ!!」

コジロウ「今回はさらにこんなものまでご用意しました」サッ

コクーンの群れ「「」」

スピアーの群れ「「!?」」

ニャース「炎で油断したところをさっとかっさらってやったのよ!」

スピアー♀「………ギィィィィィ!!!」シュンッ

ムサシ「…しょせん虫ポケモン、単細胞……かっ!」グチュッ

コクーン「」グチャ

スピアー♀「!?」ピタッ

ニャース「自分の立場が分かったようだにゃー」


49 :inときわのもり [saga sage]:2013/01/22(火) 16:14:42.36 ID:G7APzgzq0
青年「……いけっ! ウロボス!」

ウロボス「ギャァアアアアアアアス!!」

青年「ウロボス! ハイドロポンプ!! 巣を消火するんだっ!」

ウロボス「ギャァアア……ぁ?」キョトン



ウロボスはハイドロポンプをおぼえていない



青年(ギャラドスの水技はもっとレベル上がってからか…)クッ

コジロウ「はーはっはっは!! さぁ! ピカチュウを渡せ!!」

青年「……くっ、なぜそこまでこのピカチュウを? ただ群れからはぐれただけの弱いポケモンだぞ!」

ニャース「無知は罪にゃ! 教えてやるにゃ。そこのピカチュウはオーキド研究所で開発されたサイコパワー搭載型の新種のピカチュウにゃ!」


青年「!?」



50 :inときわのもり [saga sage]:2013/01/22(火) 16:22:20.66 ID:G7APzgzq0
青年「サイコパワー?」

コジロウ「そうだイモボーイ! フーディンの遺伝子を掛け合わせてできたそのピカチュウは未知のパワーを秘めている!!」

ムサシ「だぁかぁら、さっさとピカチュウを渡しなさぁい」

青年「ライトニング……」

ライ「……ちゅぅ…」オドオド

青年「大丈夫、お前を見捨てたりは絶対にしない」ナデナデ

ライ「ピカァ…」スリスリ

虫とり少年「青年さん! それよりスピアーの巣が!!」

スピアーの群れ「「ぎぃぃぃ!」」ギャァギャァ




 きょだいスピアーのすは もろくも くずれさった




スピアー♀「ギ、ギィ……」ドサ

青年「………こんな気持ち…初めてだ」

青年(身体が怒りで沸騰しそうだ…)

ムサシ「なんだか知らないけれど今がチャーンス♪ 行きなさいアーボ!!」

アーボ「アーボッ!!」シャァ
51 :inときわのもり [saga sage]:2013/01/22(火) 16:27:24.08 ID:G7APzgzq0

青年「コマイヌ……頼む」シュッ

コマイヌ「「ォオッォオオオオオオオンッ!!」

アーボ「しゃぁ!?」ビクッ

青年「コマイヌ! ひのこだぁあああ!!」

コマイヌ「ぐぅぅぅぅ……がぁっ!!」ボォッ



 コマイヌから はなたれたおおきなほのおは アーボをほねまでやきつくす!




アーボ「」ドサッ

ムサシ「アーボっ!?」

青年「………」ギロッ

ムサシ「ひっ……お、覚えてなさい!!!」

コジロウ「ニャース! 退却だ!!」

ニャース「た、ただでは逃げないにゃ!!」ポチッ



 ニャースがスイッチをおすと きょだいなほのおのうずが スピアーのむれをおそった!!



52 :inときわのもり [saga sage]:2013/01/22(火) 16:29:14.54 ID:G7APzgzq0








青年「ダルク!!!」








53 :inときわのもり [saga sage]:2013/01/22(火) 16:34:02.60 ID:G7APzgzq0


スピアー♀(ダルク)「!!」シュンッ

虫とり少年「あれがスピアーの動きか!?」

青年(くそ…一匹しか名前を呼べなかった……爆弾に気付かせてやれなかった)

青年「ロケット団の卑劣さをよく知ってたはずなのに……」クッ

ダルク「ギィィ…ギィィ」スッ

スピアー「」ボロッ

ダルク「ギィィッ」スッ

コクーン「」ボロッ

虫とり少年「ぁ…ぁああぁああ」ガクッ

虫とり少年2「………」ボロボロ

青年「ダルク……もういい、もういいんだ」スッ

ダルク「っ、ギィィィッ!!」ブンッ

青年「っ!?」サッ


ダルク「………」ブブブ


 やせいのスピアーがおそいかかってきた!


54 :inときわのもり [saga sage]:2013/01/22(火) 16:38:30.10 ID:G7APzgzq0
青年「やめろ!! やめてくれ!!」

ダルク「ギィ!!」ブンッ

コマイヌ「ガァッ!」ガッ

ダルク「ギィィィッ!」ズザザザッ

青年「止めろコマイヌ!」

コマイヌ「!? ……くぅぅん」スリスリ

青年「あ…ああ、分かってる。俺を守ろうとしてくれたんだよな」ナデナデ

コマイヌ「おんっ♪」

青年(……考えろ。あのスピアーをこれ以上不幸にしない方法を……)

青年「どうにかして俺の気持ちを伝えられれば……」

『そこのピカチュウはオーキド研究所で開発されたサイコパワー搭載型の新種のピカチュウにゃ!』

青年「!!」バッ

ライ「ぴか?」キョトン

青年「……もしかしたら…」スッ
55 :inときわのもり [saga sage]:2013/01/22(火) 16:46:44.42 ID:G7APzgzq0
青年「ライトニング……俺の気持ちをでんきショックに乗せてスピアーにぶつけてほしい」

ライ「……ぴかぁ?」キョトン

青年「フーディンの遺伝子を持つお前ならきっとできる……」スッ

ライ「……! ぴかっ!」パァッ

青年「たのむぞ……ライトニング! でんきショックだっ!」

ライ「ピィカァ……チュゥゥゥ!!」


 ライトニングは あおいでんきショックを はなった!


ダルク「!? ギィィィ!! ………ギィ?」キョトン

青年(頼む……俺の気持ちを……お前を助けたい。俺も“両親を事故で失くしてる”から……一人の辛さが分かるから…)

ライ「ピィィ……」

青年「ライトニング!! 信じてるぞっ!!!」

ライ「ピッ! ピッカァアアアア!!」


スピアー「………っ!?」


青年「………っ」ドクンッ

虫とり少年「青年さん!?」

青年(ライトニングが力を制御しきれてないんだ…だから俺の命まで持ってかれそうになった…)ハァハァハァ

ライ「ぴ、ぴかぁ…」オロオロ

青年「大丈夫……大丈夫だ…」ゼェゼェ

青年(たしかにとてつもない力を秘めてる……な)フラッ

ダルク「!?」シュッ


56 :inときわのもり [saga sage]:2013/01/22(火) 16:47:33.87 ID:G7APzgzq0







 ダルクは せいねんを からだでささえた!








57 :inときわのもり [saga sage]:2013/01/22(火) 16:51:09.43 ID:G7APzgzq0
青年「……ダルク…お前…」

ダルク「………ギィッ///」

青年「は、ははっ……ツンデレかよ」

ダルク「ギィギィギィ!」

青年「……モンスターボール?」

ダルク「ギィギィ///」ブンブン

青年「……あぁ、新しい巣が欲しいんだな」スチャ

ダルク「………///」


 せいねんは ダルクに モンスターボールをなげた


ダルク「………」ニコッ

青年(!? わらった!?)


 せいねんは ダルクを つかまえた!


青年「ひそかに初めてのゲットか……」フラッ


 せいねんはめのまえが まっくらになった
58 :inおつきみやま [saga sage]:2013/01/22(火) 16:54:32.60 ID:G7APzgzq0

 ―――その頃のグリーン。


グリーン「ぐっ………」ゴホッ

ロケット団員「なんだよこいつ、よえーくせに」ドガッ

グリーン「ごぼっ…」

ロケット団員2「お前のズバットパーティにやられるくらいだからな」

ロケット団員3「う、うるせぇ! ズバットの超音波は暗闇で役に立つんだよ!」

グリーン「た、たすけ……」

ロケット団員「はははっ! こいつ命乞いしてるぜ!」グリグリ

グリーン(こんなはずじゃ…こんなはずじゃ…)ウゥ…




レッド「やめろ!!!」




59 :inニビシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 17:03:50.22 ID:G7APzgzq0
青年「………」パチッ

ジョーイ「あら、起きました?」

青年(ピンクの髪…大きな胸…白衣…本物のジョーイさんだ…)

ジョーイ「あなた三日も気を失ってたんですよ?」

青年「あ、ありがとうございます」フラッ

ジョーイ「あら、いきなり起きるとまた倒れるわよ」

青年「みんなは……?」

???「心配するな好青年!」ニカッ



青年「あ、あなたは……?」



60 :inニビシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 17:06:54.60 ID:G7APzgzq0
タケシ「俺の名はタケシ! ニビジムのジムリーダーだ!」ニカッ

青年(色黒短髪糸目……本当にタケシだ…)

タケシ「好青年、君らのポケモンはほら、机の上で休んでいるぞ」

青年「あ、ありがとうございます」スチャ

タケシ「いやいや、俺は何にもしてないさ。全ては麗しきジョーイさんのお・か・げ」キラキラキラ

ジョーイ「あらあら、タケシさんはいつもいつも」ニコニコ

青年(ナンパ師タケシはそのままなんだ)

61 :inニビシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 17:15:37.04 ID:G7APzgzq0
ニビジム

タケシ「いきなりポケモンバトルを申し込んでくるとは、君も生粋のポケモントレーナーなんだなぁ」

青年「……ええ、ポケモンと一緒にいるのが一番の回復手段ですから」ニコッ

タケシ「良い目だ。そうとなったら全力で迎えようと思う」スチャ



 せいねんは タケシに しょうぶをいどんだ!



持ちポケモン

タケシ
・イシツブテLV12
・ゴローンLV32
・イワークLV28

VS

青年
・コマイヌLV15
・ライトニングLV8
・ウロボスLV29
・ダルクLV28


タケシ「俺のポリシーは岩ポケモン! やわな攻撃はびくともしないぞ!!」

青年(やっぱジムリーダーだけあって強いな……)
62 :inニビシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 17:23:39.73 ID:G7APzgzq0
タケシ「いけっ! イシツブテ!」

イシツブテ「ツブテっ!」ムンッ

青年(体調戻ってないし、長引くとまずいな…)

青年「いけっウロボス!」

ウロボス「ギャァアァァァス!!」

青年「ウロボス! たつまきだ!」

ウロボス「グルァアアア!」


イシツブテ「つぶてぇえ!」ドサッ


タケシ「……レベル差か? 戻れイシツブテ」スッ

青年「良くやったぞウロボス」ナデナデ

タケシ(いや…この感じ…前にどこかで…)


レッド『いけフレア!』


タケシ(面白い……)スチャ

タケシ「いけっ! ゴローン!!」

ゴローン「ごろーん」ゴロゴロ

63 :inニビシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 17:32:07.25 ID:G7APzgzq0
青年(自爆を使ってくるのか? ……いや、タケシはポケモンを愛するジムリーダー。そんなことはしないはず…)

青年「いけっ! ウロボス! りゅうのいかり!」

ウロボス「ギィァアアア!!」ドンッ

タケシ「ゴローン! うちおとす!!」

ゴローン「ごろーん」ドドドッ

青年「しまっ」

ウロボス「がぁぁっ」ドサッ

タケシ「たたみかけるぞ! ころがる!!」

ゴローン「ゴロゴロゴロ」

ウロボス「ぎゃぁ!」

青年「ウロボス! たつまき!」

ウロボス「……ぐぅ…がぁあ!」シュバッ

ゴローン「ぎっ」

タケシ「大丈夫だゴローン! もう一度ころがる!!」

ゴローン「ごろごろごろ」

ウロボス「………キュゥ…」ドサ

青年「戻れウロボス」シュィン

青年(くそ…初期ポケタケシで油断していた……)

青年(炎タイプじゃ相性悪いし…ライトニングじゃレベル差があり過ぎる…)

青年「お前だけが頼りだっ! いけっダルク!!」シュッ
64 :inニビシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 17:37:43.59 ID:G7APzgzq0



ダルク「ギ、ギィ/////」


青年(な、なんでいきなり照れてるんだ? お前だけが頼りって言ったからか?)オロオロ

ダルク「ギィィィッ」ドクドクドク

青年「ちょっとダルク!! 自信の剣のような腕で自分の頬斬ってるぞぉおお!」

タケシ(か、かわいい…///)ハァハァハァ

ダルク「………」オエッ

タケシ「………」ズーン

青年「よし、ダルク、初試合で初勝利と行くぞ! ダブルニードル!!」

ダルク「ギィィッ!!」シュバッ

ゴローン「ごろーーーん!」


 ゴローンは どくにかかった!


タケシ「なっ……岩だぞ!?」

青年(たしか最近のポケモンのダブルニードルは何十パーセントかでどく状態にするんだよな。……これも名前補正で効果が上がってるのか?)



 ダルクの名付け特性
・能力向上。
・状態異常技が100%当たるようになる。

65 :inニビシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 17:44:17.50 ID:G7APzgzq0
青年(スピアーってまさに蜂のように舞う美しい戦い方だよな…)

ダルク「………ギッ」シュバッ

青年「ダルク! みだれづきだっ!」

ダルク「ギィィィ!!」ブンッ

青年「その動きは…?」


 ダルクのするどいうでが ゴローンをきりさく!


ゴローン「」

タケシ「なっ、堅さ自慢のゴローンの岩を切断した!?」

ダルク「ギィ」フンッ

青年「すごいぞダルク!!」

ダルク「……ギィッ」ツンッ///

青年(可愛すぎる……)

タケシ「くそ、こうなったら……いけっイワーク!!」

イワーク「いわぁああ!」ギャァアス

青年「いけっ! ダルク!!」

ダルク「ギィッ!」シュンッ
66 :inニビシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 17:48:27.22 ID:G7APzgzq0


 青年は ジムリーダータケシにしょうりした!


青年「やったなダルク!!」ギュッ

ダルク「ギッ///////」

タケシ「完敗だよ青年君。これがグレーバッジだ」スッ

青年「ありがとうございます」スチャ

タケシ「君のポケモンは平均的なポケモンの能力を逸脱しているな。まるでレッド君のリザードのように…」

青年「あ、フレアのことですか? 強かったでしょ?」

タケシ「知ってるのかい?」

青年「ええ、僕が教えてあげましたから。彼の名前」

タケシ「???」

青年「そっか、彼らもとっくに次のステージへ向かってるんだな」グッ

タケシ「あ、あのっ…」

青年「よし、みんな次の町へ行こう!!」ダッ

タケシ「………ジョーイさんに慰めて貰おう…」グス


67 :inニビシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 17:54:51.63 ID:G7APzgzq0
ニビジムの前

青年「いやぁ、ほんと強いなぁダルクは」ニコニコ

ダルク「ギ、ギィ…」スッ

青年(ん? 頭を下げて…撫でて欲しいのか?)ナデナデ

ダルク「!!!???/////」スチャッ

青年「えっ、えっ!?」

ダルク「ぎ、ぎぃぃぃぃいぃいいいい!!」シュバッ

青年「な、なんでぇえええええ!!」ダダダッ




 ポケモン図鑑
・スピアー
女王スピアー以外のメススピアーは生殖器官を持たない。
そのため、認めた相手とは頭をすり合わせて疑似生殖行動をとる。
あいさつはお互い首を垂れる。



青年「やーな、かんじぃいいいいいいい!!」ダダダッ
68 :inニビシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 17:55:43.13 ID:G7APzgzq0







 ―――第二章 完









69 :inニビシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 18:00:18.00 ID:G7APzgzq0
二対の剣にすればよかったOrz

現在の持ちポケモン

・コマイヌ(ガーディ♂)
・ウロボス(ギャラドス♂)
・ライトニング(ピカチュウ♀)
new・ダルク(スピアー♀)

いまだ人間のヒロインは出ず…。
70 :inおつきみやま [saga sage]:2013/01/22(火) 18:05:24.41 ID:G7APzgzq0
青年がタケシに勝利する三日前。


ロケット団員「つ、つぇええ…」

レッド「………」

フレア(リザードン)「ギァアアアアアア!!」

ロケット団員「に、逃げろぉおおお!!」

レッド「………大丈夫?」

グリーン「あ、ああ…」

グリーン(くそ…こいつにだけはこんな姿を見られたくなかった…)

レッド「それじゃ…」



グリーン「………くそ、くそぉ!!」ダンッ



グリーン(何をしたって強くなってやる!)

グリーン「………ん? これは?」スチャ


 グリーンは 能力増強剤(非合法) をてにいれた!


グリーン「………俺は……」
71 :inハナダシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 18:07:39.19 ID:G7APzgzq0






 ―――第三章 カスミの苦悩





72 :inハナダシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 18:17:52.80 ID:G7APzgzq0
ハナダジム

カスミ「………はぁ」

カスミ(この前戦ったレッド…。リザードン一匹で私の水ポケモン達を…)



カスミ『ちょ、ちょっと! あんた何でそんな強いのよ! 相性だって!!」

レッド『………? 僕はフレアが最強だと信じているだけです』

フレア『ぐるぅ…』スリスリ

カスミ『くっ…、まるでわたしがポケモンを信じていないみたいじゃない…』

レッド『………違うんですか?』

カスミ『!?』



カスミ(最近水ポケモン以外にも育てたいポケモンいっぱいいるのよね…ラッキーとかピッピとか…)

海パン小僧「り、リーダー! ……きょ、今日も美しいですね」ヌフフ

カスミ「うん……」

海パン小僧(無防備なカスミ……き、際どいポーズ)ハァハァハァ

青年「こんにちわー」ガチャ

海パン小僧「………ちっ」


73 :inハナダシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 18:23:31.15 ID:G7APzgzq0
海パン小僧「まずは俺と勝負してもらおうか?」

青年「いいですよ」スチャ

海パン小僧「いけっ! メノクラゲ!」

青年「いけっ! ウロボス」

メノクラゲ「しゃ―――」

ウロボス「………」ゴゴゴゴ



 せいねんは かいぱんこぞうに しょうりした




カスミ「つ…つよい…」
74 :inハナダシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 18:27:30.86 ID:G7APzgzq0
ジムトレーナー達「「きゅぅ」」

青年「お願いします」

カスミ「え、えーっと……ごめんなさい!」

青年「え?」

カスミ「ちょっと今スランプで……」

青年(ジムリーダーがスランプを理由に勝負を拒否するのか?)

カスミ「本当は拒否できないんだけど、なんでもするから許して!!」

カスミ(これ以上ボコボコにされちゃ自信が0になっちゃうわ!!)

青年「………いいよ」

カスミ「ほんとっ!?」

青年「それじゃ、行こうか」ギュッ

カスミ「えっ?」カァ///

青年「なんでも言うこと聞くんだよね?」ニコッ

カスミ「う、うん…」///

海パン小僧「………」グヌヌ…
75 :inハナダシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 18:28:20.59 ID:G7APzgzq0
ちょっとキリがいいのでご飯食べてきます。

カスミをヒロイン扱いするかどうか…そこが悩みどころだ。
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/22(火) 20:11:05.86 ID:UKR5w3KAO
ナナミさんはヒロインじゃないって言うんですか!!

つーかタケシとカスミはサトシと旅してないんだな
予測不能な展開ばっかで面白い、完結まで頑張ってくれ
77 :inハナダシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 21:08:43.91 ID:G7APzgzq0
つづきー

>>76
ナナミンの存在を忘れてた!!

かなりオリジナルな展開になるんでよろすくゥ
78 :inハナダシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 21:15:13.88 ID:G7APzgzq0
ハナダカフェ

青年「………」チュー

カスミ「………」チュー///

通行人「ねぇねぇ、あれってカスミちゃんよね」ヒソヒソ

通行人「きゃー、それじゃ隣の人って彼氏!?」ヒソヒソ

通行人「でも男の人の方も不思議な感じしない?」コショコショ

通行人「わかるー。なんかこの世の人とは思えない儚げな感じって言うかー?」

カスミ「あ、あの…」///

カスミ(なによ…私は何カ月もタケシやサトシと旅したじゃない! 今更男の人で恥ずかしがるなんて…)

青年(あー、ポケモン世界の食べるものも飲むものもめちゃくちゃうめー)ボーッ

カスミ「あ、あのっ!」

青年「ん? 何?」

カスミ「な、なんでこんなとこに行きたがったの!?」

青年「あー、えーっと……いや、カスミちゃんが何かつまらなそうだったから?」

カスミ「あ、え?」オロオロ

青年「ご、ごめっ、勘違いだったら良いんだ! ジムリーダーのカスミちゃんが水のジムにいてつまらない訳ないよね」アセアセ

カスミ「………」シュン
79 :inハナダシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 21:17:45.94 ID:G7APzgzq0
カスミ「………聞いてもらって良いですか?」

青年(強気シャカリキおてんば娘のカスミとは思えないしおらしい態度…。これもアニメの世界じゃ分からなかったことだなぁ)

カスミ「実は私………水ポケモン以外のポケモンが育てたいんです!!」

青年「………?」

カスミ「………?」

青年「え、えっと……育てたら?」アハハ…



カスミ「!?」ガーーーーーン



青年「え、えぇ!?」オロオロ
80 :inハナダシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 21:20:16.22 ID:G7APzgzq0
カスミ「だ、だって私……ハナダシティのリーダーですし…」ポロポロ

青年「あ、え、えっと」オロオロ

通行人「やだぁ、あの人カスミちゃん泣かせてるわよ」ヒソヒソ

通行人「酷い人ねー」コソコソ

青年「………行こう!」ギュッ

カスミ「えっ?」




青年「ポケモンを捕まえにだよ!!」




81 :inおつきみやま [saga sage]:2013/01/22(火) 21:32:06.86 ID:G7APzgzq0
カスミ「………」///

青年(女の子の泣いたところなんて初めて対峙したから、どう声をかけていいかわからない…)グシグシ

ダルク「………ギィ」ヤレヤレ

青年「ちょいっ! ダルク! お前何女心も分からないなんてって顔してるんだよ!」

ダルク「……ギィ」ニマァ

青年「勝ち誇った顔しやがって! 確かにお前は綺麗で華麗なポケモンだけどな! マスターをバカにすんなよ!」

ダルク「ギッ!? ……ギィ」///

カスミ(照れてる……何あの感じ…ポケモンがマスターに恋を?)

青年「分かってくれたか」ナデナデ

ダルク「!?」ジャキッ///

青年「ちょっ!? また!?」

ダルク「ギィィィィ!!」

青年「やーめーてー!!」ダダダッ

カスミ「気のせいか」アハハ

カスミ(でも……ポケモンから懐かれてる…まるでサトシみたい)ボーッ


サトシ『カスミ! 自分のポケモンを信じろ!』ニッ


カスミ「………」

青年「どうしたの?」ズズイ

カスミ「あ、いえっ!」カァ///

青年「ねぇ、カスミちゃん。髪ほどいてみて?」

カスミ「あ、え……い、良いですけど」シュルッ

青年(可愛い……)

青年「カスミちゃん、ストパーあてたらもっと可愛くなりそうだね」ニコッ

カスミ「スト……パー?」

青年(この世界にはないのか?)

82 :inおつきみやま [saga sage]:2013/01/22(火) 21:36:45.78 ID:G7APzgzq0
ダルク「ギィギィ」スッ

コマイヌ「おんっ」ボボボッ

青年「ありがとダルク、コマイヌ」

カスミ(ストライクの腕をガーディの炎で温めて、それで私の髪をすく…何の意味が……)

青年「……よし、できたっ! 鏡持ってる?」

カスミ「あ、え……うん」スッ

青年「はい、カスミちゃんストレートバージョン♪」ジャンッ

カスミ「………これが…私?」

青年「カスミちゃん肌白いし、オレンジ色の髪綺麗だから、このほうが絶対美人に見えるよ」

青年(二次元で極めまくった髪形スキルが役にたったぜ! リプレ母さんは俺の嫁!)キリッ

カスミ「………エリカさんみたい…」ポーッ

青年「カスミはポケモンのことで悩みすぎなんじゃないか?」

カスミ「え?」

83 :inおつきみやま [saga sage]:2013/01/22(火) 21:43:03.13 ID:G7APzgzq0
青年「カスミちゃんの人生は何もポケモンと関わるだけじゃないだろ。おしゃれだってしたらいいし、遊びや勉強ももっとしたらいい」

青年(やっぱ日本の教育機関って素晴らしいよなぁ…)

カスミ「青年さん……」ウルウル

青年「ポケモンにしたって一緒さ。タイプなんて関係ない。カスミちゃんが好きだと思ったポケモンこそが、カスミちゃんの育てるべきポケモンなんだ」

カスミ「………はぃ」グスッ




 ―――ドォォォオオオォオオン!!!




青年「な、なんだ!?」
84 :inおつきみやま [saga sage]:2013/01/22(火) 21:49:59.60 ID:G7APzgzq0
上略。

ニャース「あ、ニャーンてにゃ♪」

青年「今の音、お前達が!!?」

ムサシ「そうよーん、この山に眠る古代ポケモンの化石を大量に集めるの」

コジロウ「そして! ロケット団の超技術で復活させた古代ポケモンを使って! 世界を征服してやるのだ!」

カスミ「あんたたち! まだそんなことやってたの!!」

ムサシ「げっ、ジャリボーイと一緒にいたチンチクリンじゃない」

カスミ「誰がチンチクリンよ!」

コジロウ「……なんか可愛くなってないか?」ジロジロ

ニャース「髪形が違うにゃ!」

カスミ「べ、別にそんなことは良いじゃない!」///

青年「カスミが可愛いのは皆(日本国民)知ってるから! 今はその悪事をやめるんだ!!」

ムサシ「あららー、止めろと言われて止めるロケット団はいないわよーん」

コジロウ「そうだっ! そしてこれを見ろ!!」

ピッピ「ぴぃっ! ぴぃっ!!」ジタバタ

カスミ「ピッピ!!?」

青年「……また人質か…」

ムサシ「私達の恐ろしさは知っているでしょう?」

カスミ「ふん、そんなこと言って、アンタ達が傷つけたり殺したりしたことないじゃない!」

青年「えっ!?」

85 :inおつきみやま [saga sage]:2013/01/22(火) 21:59:15.25 ID:G7APzgzq0
青年(やっぱり、こいつらはロケット団ってだけで本当は心優しい二人と一匹なのか!?)

ムサシ「ふふん、それはアンタ達はまだ子供だから優しいモードで対応してあげてただけよ」フフン

コジロウ「だがしかし、大人であるその男には容赦はしない!」

ニャース「それがロケット団クオリティにゃのにゃ!!」ニャッハッハ

青年「カスミ……こいつらの言ってることは本当だ。実際、このダルクの巣は……焼き払われた」

カスミ「なんですって……」

ダルク「………ギィ…」グググッ

青年「やめろダルク。ピッピの安全が優先だ」

ムサシ「おーほっほっほ! 分かったらさっさとピカチュウを差し出すのよ!!」

カスミ「ピカチュウ!? まだアンタ達サトシのピカチュウを!?」

コジロウ「ノンノンノン。そのピカチュウではなーい」

カスミ「え?」

青年「俺のライトニングだ」ポンッ

ライ「………チュゥ」テレテレ///

カスミ(“俺の”って部分に照れてる…)

ムサシ「さぁ、どうするのぉ? 野生のピッピの命か、それとも自分のポケモンか」

青年「くそっ………」

青年(容赦なく叩き潰すしかないのか? 甘やかせばいずれとんでもないことをするかもしれない…)

カスミ「ゴルちゃん! さいみんじゅつ!!」シュッ

ゴル「ゴルァ!!」サイミンジュツー

コジロウ「あ……」ドサッ

ニャース「にゃんだか眠く……」ドサッ

青年「よし、ダルク! ピッピを――

ムサシ「そこまでよ!」スチャッ

カスミ「さいみんじゅつがきいてない!?」
86 :inおつきみやま [saga sage]:2013/01/22(火) 22:06:50.57 ID:G7APzgzq0
ムサシ「おーほっほっほ! 私が何度アンタ達にやられてると思ってるの!? とっくに耐性ついたわよそんなの!」

カスミ(…なさけな)

青年(情けない…)

ポケモン達「………」ジトーッ

ムサシ「……ぐっ、勝てばいいのよ勝てば!! さっさとピカチュウを出しなさい!」

カスミ「………くっ」

青年「……カスミ、もう一度さいみんじゅつだ」

カスミ「え…でも…」

青年「命令する時に、ドレイドと呼んでやってくれ」

カスミ「え…何それ…」

青年「信じろ、俺を」

カスミ「あ……」


サトシ『信じてるぞ! ピカチュウ!』

ピカチュウ『ぴっかー!!』


カスミ(私……誰かと信頼関係を結びたかったんだ…。ジムトレーナーの皆はジムリーダーの私を信頼している。カスミとしての私じゃない。サトシとタケシがしてくれたみたいに…)


カスミ「ドレイド!! さいみんじゅつよ!!」

ドレイド(ゴルダック)「!! ドラァ!」ニッ

カスミ「ゴルちゃんが……笑った」


ドレイド「ドラァアアアア!」ブゥゥゥゥン


ムサシ「おーほっほっほ、そんなの……なん、どやった……って……ZZZ」ドサッ

ピッピ「ぴぃっ! ぴぃっ!」タタタッ

青年「あ、……カスミ、捕まえる?」

カスミ「ううん、いいの。……それより、ドレイドって何?」

青年「ん? そのゴルダックの本当の名前」

ドレイド「ゴラァア!」

カスミ「分かるの?」

青年「それが俺の能力みたいなんだ。ポケモンのみやぶるみたいなもんかな?」アハハ
87 :inおつきみやま [saga sage]:2013/01/22(火) 22:09:33.06 ID:G7APzgzq0
カスミ「ドレイドちゃん……」ギュッ

ドレイド「………」ニィッ

青年(あの表情…どうやら吹っ切れたみたいだな…)

カスミ「………ねぇ、お願いがあるの」

青年「………っ」///

青年(上目づかいやべぇ!)

カスミ「私の他のポケモンの名前も教えて?」

青年「あ、ああ、そんなことならお安いごようさ」

カスミ「………ありがとっ」ニコッ



ライ・ダルク「………」ムスッ



88 :inハナダシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 22:15:28.26 ID:G7APzgzq0
カスミ「ルールはお互い二体のポケモンを使った同時バトルよ」

青年「うん、おっけー」

カスミ「私はドレイドとホクトを使うわ」

ドレイド「ごらぁ!」

ホクト(スターミー)「ジェアッ!」

青年(がちがちの水タイプだけど…スターミーは10まんボルトを使えるし、ゴルダックはエスパー技が使える……)

青年「………うん、決めた! いけっ! ウロボス! コマイヌ!」

ウロボス「ギャァアアアアス!!」

コマイヌ「おぉぉぉぉんっ!!」ガァ

青年(手持ちポケモンどれ出しても不利だ…ライはまだ成長中だから使えないし……頼むぞ)



短パン小僧「それじゃあ、試合……開始!」



89 :inハナダシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 22:21:05.80 ID:G7APzgzq0
カスミ「……黒いギャラドスなんて珍しい……だけど、ホクト! 10まんボルトよっ!」

ホクト「ジュワッ!」バリバリバリ

青年「ウロボス! かみなりで迎え撃て!」

ウロボス「ギャァアアアス!!」ドォォォン

カスミ「くっ……ドレイド! サイコキネシス!!」

ドレイド「ゴルァアアア!!」ウィィィン

青年「コマイヌ! ほえろ!!」




コマイヌ「     ガァアアアアア!!!    」




ドレイド「!?」シュゥン

カスミ(声でかき消した!?)

青年(これで相性はなんとかなる……後は…)

青年「ウロボス! りゅうのいかり!!」

ウロボス「ギャァアアア!!」ドンッ

カスミ「ドレイド! 避けて!」

ドレイド「ごらぁ!」サッ

青年「そこだ! コマイヌ! たいあたり!」

コマイヌ「おんっ!!」ドッ

ドレイド「………ごらっ」ドサッ

カスミ「ドレイド!! ……ホクト! スピードスター!!」

ホクト「ヘアッ!!」シュンシュンシュン

ウロボス「グァアアアアア!」ドンドンドン

青年(くそ……的が大きい分当たりまくる…)
90 :inハナダシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 22:25:46.76 ID:G7APzgzq0
青年「いけコマイヌ! ひのこ!!」

コマイヌ「ぅぅぅぅ……おんっ!」ボォッ!!

カスミ「ドレイド! なみのりよ!」

ドレイド「ごらっ!」ザザザザッ

コマイヌ「オーーーーーンッ!」ズザザザザッ

青年「コマイヌ!!」

コマイヌ「………ぐるる…」フラフラ

青年(もろに相性技を食らってしまった…)

青年「コマイヌ! 信じてるぞ!!」

カスミ「……ほんと似てる…」

カスミ(私が初めて……)

カスミ「ホクト! とどめよ! バブルこうせん!!」

ホクト「へあっ!!」ブブブブブッ

青年「しまっ―――」




ウロボス「ぐぅぅぅ……」ドドドドドッ



青年(ウロボスが……コマイヌをかばった!?)

コマイヌ「……くぅん…」

ウロボス「………」ギッ

コマイヌ「………おんっ」グググッ
91 :inハナダシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 22:26:22.07 ID:G7APzgzq0








 ―――おや コマイヌのようすが・・・







92 :inハナダシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 22:31:03.91 ID:G7APzgzq0
コマイヌ(ウィンディ)「おぉぉおおおぉおぉおんっ!!」ガァアァァアァァ!!

青年「黄色い炎の…ウィンディ?」

コマイヌ「ぐるるるるるっ」



 おめでとう! コマイヌはウィンディにしんかした!



青年(………この色……まさかライトニングと同じ…?)

青年「迷うな……コマイヌ! “黄色い炎”!!」

コマイヌ「ぉぉぉんっ!!」ボォッ

カスミ「なっ!?」


 ドレイド、ホクト ともにこうかばつぐんだっ!


ドレイド「………ごらっ」ドサッ

ホクト「へあっ…」ドサッ


海パン小僧「勝負あり!! 挑戦者の勝ち!」


 せいねんは ジムリーダーカスミにしょうりした!


93 :inハナダシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 22:33:35.18 ID:G7APzgzq0
カスミ「すごいわ……まさか水タイプに効果を発揮する炎を使えるなんて」

青年「ああ…」

青年(それが喜ばしいことなのか……)ナデナデ

コマイヌ「……オンッ」シュンッ

青年(蒼に変化した?)

青年「……なんにせよ二人ともお疲れ様」シュンッ

コマイヌ「おんっ―――」

ウロボス「ギャス―――」


94 :inハナダシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 22:38:16.47 ID:G7APzgzq0
二日後。

カスミ「………もう行っちゃうの?」

青年「ああ、うん」

青年(この二日間で俺の知ってる日本の美容技術を全て伝えられた気がする)

カスミ「……あ、あのさ…///」

青年「?」

カスミ「私髪伸ばすからさ…。そしたら、また髪形見てくれない?」カァ////

青年「? もちろんいいよっ!」ニッ

カスミ「!! ぜったい、絶対だよ!!」

青年「ああ、絶対だ。 それじゃ、またな!!」

カスミ「………っ♪」ギュッ

水着のお姉さん「……あーあ、彼絶対分かってないわよ」

水着のお姉さん2「ハナダの人魚姫伝説の話ね。髪を二度すいた男を夫として迎え入れなければならない」

水着のお姉さん「そこから、私達ハナダシティに住む者にとって、髪をすくことは………」

カスミ「〜〜〜♪」

二人「「……ま、いっか♪」」
95 :inハナダシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 22:38:51.36 ID:G7APzgzq0



―――第三章 完




96 :inサントアンヌ号 [saga sage]:2013/01/22(火) 22:44:33.29 ID:G7APzgzq0
レッド「……大丈夫ですか?」

船長「おろろろろ、だ、大丈ぶろろろろろろ」

レッド「………」ナデナデ


・・
・・・

レッド「……秘伝マシンを貰ってしまった」

レッド(まぁ、これでクチバジムを突破できるか……)

レッド「がんばろう、フレア」

フレア(リザードンLV62)「ぐるぁ!」グッ




レッドの手持ちポケモン現在―――1体




97 :inサントアンヌ号 [saga sage]:2013/01/22(火) 22:45:26.24 ID:G7APzgzq0
キリがいいので、いったん終わって風呂入ってきまーす!
もしかしたらまた更新するかも♪

とりあえずいってきま!
98 :inクチバシティ [saga sage]:2013/01/22(火) 23:46:27.36 ID:G7APzgzq0






―――第四章 新たなる出会い




99 :in6ばんどうろ [saga sage]:2013/01/23(水) 00:01:29.52 ID:RQvb8Oqg0

???「あれ……ここ、どこだ?」

虫とり少年「! 君、目があったね! ポケモンバトルしようよ!」

???「ぽ、ポケモンバトル!? 何それ!!」

虫とり少年「え、ポケモンバトルしらないの!?」

???「バトルならいいよっ、やろっ♪」ジャキッ

虫とり少年「……え、鉄砲?」






ソノラ「私の名前はソノラ! 海賊なんでよろしくぅ♪」





100 :in6ばんどうろ [saga sage]:2013/01/23(水) 00:04:36.50 ID:RQvb8Oqg0
青年「………んー、クチバシティまであとちょっとだなぁ♪」

ライ「ぴーか♪」

青年「ライトニングもだいぶ強くなったよな。普通の電気も使えるようになったし」

ライ「ぴかぁ♪」スリスリ



虫とり少年「ぎゃぁああああ!! たすけてぇえええ!!」



青年「な、なんだ!?」

ソノラ「まてまてー」バキュンバキュン

虫とり少年「殺される〜〜〜!!」ダダダッ

青年「え………え? 




 ソノラちゃん?」




ソノラ「? 今、私のこと呼んだ!?」ピタッ
101 :in6ばんどうろ [saga sage]:2013/01/23(水) 00:08:09.43 ID:RQvb8Oqg0
青年「マジだ……マジもんのソノラちゃんだ……」

ソノラ「へ、へへっ…そんなまじまじ見られたら照れるなぁ」///

青年「金髪へそ出しホットパンツのあざといイラストには何度お世話に……おっと」

ソノラ「?」

青年「そ、それより、ソノラちゃんはなんでこっちの世界に!?」

ソノラ「こっちの世界?」キョトン

青年「……え、えーっと…もしかして、召喚術の暴走に巻き込まれたとか?」

ソノラ「………あー、そうかも」テヘヘ

青年「………」

ソノラ「でも大丈夫大丈夫♪ きっと先生達が何とかしてくれるって♪」ニヒヒ

青年「そっか…な」

青年(ゲームの時期なら、それどころじゃないと思うけど…)

ソノラ「それよりさ、なんで私達のこと知ってんのさ?」
102 :in6ばんどうろ [saga sage]:2013/01/23(水) 00:14:10.89 ID:RQvb8Oqg0
青年「………というわけなんだ」

ソノラ「……うーん、信じられないけど、機族の技術なら簡単にできそうだし…」

青年「いやー、それにしても、ポケモンの世界だけじゃなくサモンナイトの世界まであるなんて…」カンゲキ…

ソノラ「さっきから言ってるポケモンって何?」

青年「この子たちのことさ」ポンッ

コマイヌ「おんっ♪」

ソノラ「うわっ! 鬼族の召喚獣!!」

青年「あはは、たしかにそれっぽいけど、こいつはポケモンさ」ナデナデ

ソノラ「……あなたは召喚士なの?」

青年「いや、違うよ。この世界では誰でもポケモンを仲間にして共に戦うことができるんだっ!」

ソノラ「な、なんですとーーー!」

青年「良かったら、ソノラさんも捕まえてみる?」

ソノラ「ソノラで良いよ♪ うん、捕まえてみたい♪」

青年「それじゃあソノラ、モンスターボールを構えて」

ソノラ「うん……」スチャ

コラッタ「………」トコトコ

青年「今だ―――!?」

ソノラ「あら? 身体が…」

青年「送還術!?」

ソノラ「あはは、案外早かったね。それじゃ、またね」ポトッ

青年「………」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/23(水) 00:17:11.78 ID:EFqKUQq/o
ソノラぁ!?
104 :in6ばんどうろ [saga sage]:2013/01/23(水) 00:17:49.07 ID:RQvb8Oqg0
青年(もしかしたら…本来俺はサモンナイトの世界“リィンバゥム”へ召喚されるはずが、手違いでこっちの世界に来たんじゃないか?)

青年「それなら、適正な名前をつけることで能力が上がる力も説明できる…」

青年(なら…俺を呼びだした召喚士は俺の事を……)

コマイヌ「くぅん…」スリスリ

青年「……今は考えてても仕方ないな」ナデナデ



虫とり少年「………死ぬかと思った…」ハァハァハァ



105 :inクチバシティ [saga sage]:2013/01/23(水) 00:22:37.96 ID:RQvb8Oqg0
青年「………ここがクチバシティか…」キョロキョロ

青年(たしかサントアンヌ号でいあいぎりを貰わなきゃジムリーダーのマチスに勝負は挑めないんだよな…)

青年「でも、俺チケット持ってないし…」

??「あら、それならあげましょうか?」フフフ

青年「!?」ゾクッ

??「そんな驚かなくても良いじゃないか」フフフ

青年「お前は!? ナツメ!!?」

ナツメ「…私の事分かるなんて



 さすがは異世界人だな」



青年「………」

青年(心を読まれたのか?)

ナツメ「そうよ。そして、過去読みの力であなたの過去を覗かせて貰ったわ。あなたが数多くあるポケモンssという架空のお話で、私が出る話を読んでニヤニヤしていたことも知っているわよ」

青年「うぐっ///////」

青年(家族にエロ本がばれるくらい恥ずかしいっ!!)
106 :inクチバシティ [saga sage]:2013/01/23(水) 00:29:01.08 ID:RQvb8Oqg0
ナツメ「どう? あなた、ロケット団に入らない?」

青年「……断る」

ナツメ「ふふっ、迷っているな。さらに私がロケット団に本当はいたくないのでは、と心配もしてくれている。本当に心優しい男の子だ」

青年「どうなんだ?」

ナツメ「私はね、青年。この広大な世界にいても、常に一人、一人なんだよ」

青年(エスパーの力は強大すぎて、一般人、仲間、家族の闇まで見てしまう…)

ナツメ「そんな中、君は私の事がとても大好きだ。エスパーの力に対しても壁を作らない」

青年「……恥ずかしいな」

ナツメ「どうだ。


この我の者となれ青年よ」


青年「ちょっ…」

ナツメ「このアニメが好きなのだろう?」

青年「確かに…お前にちょっと似てるけど…立場とか雰囲気とか…おっぱいとか」
107 :inクチバシティ [saga sage]:2013/01/23(水) 00:33:29.61 ID:RQvb8Oqg0
青年「………やっぱり無理だ。ロケット団には入れない」

ナツメ「何故だ」

青年「ロケット団に入れば、お前をロケット団から救うって俺の考えた最高のssが現実に起こせないだろ?」

ナツメ「………ふん」バッ

青年「飛んだ!?」

ナツメ「それならば早く救いにくることだな。このままでは私は多くの過ちを起こしてしまう。そうなれば純粋なお前とは一緒にいられない」

青年「くっ…そんなデレられたら反応に困る…」

ナツメ「早く、早く来るんだぞ!!」シュンッ

青年「………消えた」ン?


 せいねんは ひでんマシン1号を てにいれた


青年「……ただの壮大なツンデレだった………」
108 :inクチバシティ [saga sage]:2013/01/23(水) 00:36:20.37 ID:RQvb8Oqg0
クチバジム

マチス「……oh」


 せいねんは ジムリーダーマチスに しょうりした!


マチス「……ナンテツヨサネ」ガクッ

青年「………戻れ、ライトニング」

ライ「ちゅぅ」シュン

青年(ライトニングが徐々に力を覚醒し始めている。……エスパーによる電気の操作、そして性質変化…)

青年「……一度オーキド博士に連絡をとってみよう」

109 :inクチバシティ [saga sage]:2013/01/23(水) 00:39:16.13 ID:RQvb8Oqg0
ポケモンセンター

オーキド「おー青年君、元気かな?」

青年「博士! なんで今までライトニングとコマイヌのこと教えてくれなかったんですか!?」

オーキド「……そのことか。……直接話がしたいから来週タマムシシティへ来てくれぬか」

青年「………分かりました」

オーキド「………くれぐれも、気をつけてな」ブゥン

青年「………何に気をつけるんだよ」
110 :inイワヤマトンネル [saga sage]:2013/01/23(水) 00:47:44.30 ID:RQvb8Oqg0
レッド「………君は?」

サトシ「………は、はは…俺はサトシ…ちょっと岩に挟まっちゃってさ。助けてくれね?」

レッド「フレア」

フレア「ぎゃお」スッ

サトシ「助かったよ。君の名前は」スッ

レッド「……レッド」

サトシ「レッド? なんか聞いたことある名前だな」

レッド(1年くらいお隣さんだったんだけどな…)

サトシ「まぁいいや。行くぞピカチュウ!」

ピカチュウ「ぴかっ♪」

レッド「あ……」

サトシ「え?」

レッド「いや、なんでもない」

サトシ「そっか、じゃあまたなレッド!」タタタッ

レッド(彼もリザードン使い……)


 レッドの持ちポケモン
・フレアLV72


 サトシの持ちポケモン
・ピカチュウLV‐‐
・リザードンLV36
・バタフリーLV32
・フシギダネLV25
・ゼニガメLV20
・ゴーストLV24

111 :inタマムシシティ [saga sage]:2013/01/23(水) 00:53:53.87 ID:RQvb8Oqg0
―――1週間後。

青年「……着いた」

ダルク「ギィ♪」

青年「………ここに、エリカさんが…」(当初の目的を忘れている)

エリカ「……呼びました?」

青年「!?」ビクッ

エリカ「私がエリカですが…あなたは?」ニコッ

青年「………」ボーッ///

青年(美人だ…)

エリカ「大丈夫ですか?」

青年「…っ、は、はいっ、大丈夫です」アハハ

エリカ「うふふ、それは良かったですわ」ニコッ

青年「エリカさんこそジムリーダーなのになぜこんな所へ?」

エリカ「ふふ、実は先週ジム戦で2度も完敗してしまいまして…」ハァ

青年「エリカさんほどの実力者が!?」

エリカ「ふふふ、嬉しいですわ。でも、サトシ君もレッド君もとても強かったですわ…」

青年「レッド!? 彼もここに!?」

青年(それにサトシって…あのサトシかな…)

エリカ「あらまぁ、お知合いなのかしら」ウフフ

ラフレシア「らふー」

エリカ「あら、もう良いんですの?」

ラフレシア「らふー(彼とゆっくり喋りたいんでしょ?)」

エリカ「/// も、もう、この子ったら…」

青年「?」
112 :inタマムシシティ [saga sage]:2013/01/23(水) 00:56:57.09 ID:RQvb8Oqg0
タマムシデパート屋上

エリカ「それでは、あなたは記憶が…」

青年「ええ…レッド君に助けられなかったら今頃……」

エリカ「それもまた運命ですわ」ニコッ

青年「あ、あのエリカさんっ!」

エリカ「はい、なんでしょう?」ニコッ

青年「か、彼氏などはい「おーい! 青年君!! ここにおったかのー!」ブンブン

エリカ「まぁ、オーキド博士ではありませんか!」

オーキド「おや、エリカ君までおったのか! 久しぶりじゃのう二人とも」

青年「………ええ…」グスッ

エリカオーキド「「???」」

113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/23(水) 00:59:56.32 ID:/eqaGdo5o
ダルクちゃんをストライクにメタモルフォーゼさせてはいけない(戒め)
114 :inタマムシシティ [saga sage]:2013/01/23(水) 01:03:07.43 ID:RQvb8Oqg0
エリカ「私まで話をうかがってもよろしいのですか?」

オーキド「もちろんじゃ。エリカ君には遺伝子の配合でずいぶんお世話になったからのう!」

エリカ「そんな、新しい植物の造り方をお教えしただけですわ」

青年「応用してできたのが…この子たちなのか?」

オーキド「……そうじゃ。ピカチュウ…ライトニングはフーディンとピカチュウの配合。コマイヌはガーディをベースにフーディンとピカチュウとカイリューの遺伝子を配合されておる」

青年(コマイヌはドラゴンの力まで!?)

エリカ「……それは少々命をもてあそびすぎではございませんか?」

青年(怒った表情のエリカさんマジ可愛い…)ボーッ

オーキド「分かっておる。……じゃが、世界の危機から救うためなのじゃ」

青年「世界の危機? ミューツーか?」

オーキド「!? なぜその名前を知っておるんじゃ!?」

青年「しまった……」

オーキド「……おぬし、やはり記憶喪失ではなかったんじゃな?」

エリカ「そうなんですか?」

青年「………仕方ない」


 せいねんは すべてを うちあけた


115 :inタマムシシティ [saga sage]:2013/01/23(水) 01:10:01.19 ID:RQvb8Oqg0
エリカ「……異世界…」

オーキド「まさか人間が住んでいる世界が他にあるとはのぉ…」

青年「だから、ミューツーの存在もその悲しい運命も知っているんです」

青年(映画の中だけど…)

エリカ「そのミューツーというポケモンは本当に存在するのですか!?」

オーキド「………そうじゃ。存在する」

青年・エリカ「「!?」」

オーキド「じゃが、とある研究所から逃げだしてから数年間、一向に姿を見せんのじゃ」

青年(ハナダの洞窟にいるのか?)

オーキド「あやつが動けばこの世界は確実に壊れてしまう! じゃからワシらは……」

エリカ「同じ道を歩んだ…と」

オーキド「…そうじゃ。もちろんこの汚れた手が2度とポケモンを愛する資格を持てないことは承知しておる」

青年「………」

オーキド「じゃが、それもこれも、ポケモンのいるこの世界を護りたいがためなんじゃ。…頼む、分かってくれ」

エリカ「………」
116 :inタマムシシティ [saga sage]:2013/01/23(水) 01:16:56.09 ID:RQvb8Oqg0
オーキド「……ライトニングとコマイヌは一生研究所の部屋の中で過ごすつもりじゃった」

青年「!?」

オーキド「サイコパワーを身につけてしまったせいで、いずれは己の生い立ちをしってしまうことじゃろう。そうなったら、人間に刃向かい、殺されるやもしれん。ならばいっそ隔離された世界で安全に過ごさせるつもりじゃった…」

エリカ「…そんな」

オーキド「じゃが、そこに青年、君が現れた。ポケモンを心から愛し、またポケモンから愛される純粋な心の持ち主が…」

青年「それで俺にライとコマイヌを……」

オーキド「……そうじゃ。君なら2匹とも最後まで護り続けてくれる。そう確信したんじゃ」

エリカ「………(なんとなく分かりますわ…)」///

オーキド「どうか青年君。2匹をこれからも連れて行って欲しい」フカブカ

青年「! 頭を上げてください。俺は二人を手放すつもりなんてありませんから」

オーキド「そうか……ありがとう」

エリカ「………」

オーキド「ミューツーのことはもはや君も他人事ではなくなった。情報が入り次第連絡しよう」

青年「………」コクン

オーキド「それまでは旅を続けてくれんかの。君と君のポケモンが強くなればなるほど、世界を救える可能性が増えて行くんじゃ」

青年「もちろんです」

オーキド「……それじゃ、ワシは研究所に戻る。二人とも元気での」

エリカ「ええ、博士もお元気で」ニコッ
117 :inタマムシシティ [saga sage]:2013/01/23(水) 01:23:38.57 ID:RQvb8Oqg0
タマムシジム

エリカ「………この試合で私が勝てば、あなたは旅を止め、私があなたを護りますわ」

青年「…それすごい魅力的な提案なんですけど」

エリカ「えっ」カァ///

青年「……でも、残念ですが、負けるわけにはいかないんです」ニコッ

エリカ「………私も負けませんわ」

ジムトレーナー達((リア充爆発しろ))



エリカ「お互いポケモンは一体のみで勝負ですわ」

青年「はい」

エリカ(この人は私が草タイプばかり使うと思っている。……それなら)



ジムトレーナー「それでは試合……開始!」



エリカ「いけっ! ケンタロス!」

ケンタロス「グモォオオオ!!」ザッザッ

青年「いけっ! ダルク!」

ダルク「ぎぃっ!」ブブブッ

青年「あれ? エリカさんケンタロス?」

エリカ「ええ、私は草タイプのポケモンが好きなだけで、本気のバトルの時はタイプにこだわったりしませんの」ウフフ

青年(それはそれですっげー嬉しいけど…)

青年「ダルク……負けないよな」ニッ

ダルク「……ギィッ」ニッ

青年「いけっ! ダルク!! ダブルニードル!!」
118 :inタマムシシティ [saga sage]:2013/01/23(水) 01:26:15.04 ID:RQvb8Oqg0
エリカ「ケンタロスさん、はかいこうせんをお願いいたします」

ケンタロス「………」シュゥゥゥゥン‐‐‐‐ドッ!!

青年「なっ!?」

青年(実際はレールガンじゃん!!)

エリカ「決まりましたわ!!」

ダルク「ぎぃっ!?」



青年「ダルクぅぅううううう!! きりさけっ!!」



ダルク「ギィッ!!」ブゥンッ




 ダルクは はかいこうせんを せつだんした




エリカ・ケンタロス「「!?」」
119 :inタマムシシティ [saga sage]:2013/01/23(水) 01:30:45.90 ID:RQvb8Oqg0
青年「俺のダルクは剣のように鋭い腕を持っているんだ!」

青年(コマイヌの炎も余裕で耐えられていたから試してみたけど……ダルクが傷つかなくて良かった)ホッ

ダルク「………ギッ!」


 ダルクのダブルニードル!


ケンタロス「……ぐ、ぐもぉ…」ドサッ


 ケンタロスはもうどくじょうたいになった


エリカ「なっ!?」

青年「わお」

ダルク「………」ブンッ

青年「ダルクの剣を振り下ろした後ろ姿まじ美人…」ウットリ

ダルク「………っ」ツンッ///

エリカ「………」

ケンタロス「………ぐもっ」フラフラ

エリカ「ケンタロス御戻りくださいませ」シュイン


ジムトレーナー「勝者、青年!!」


 せいねんは ジムトレーナーエリカに しょうりした!


青年「やったぜダルク!!」ダキッ

ダルク「………」///
120 :inタマムシシティ [saga sage]:2013/01/23(水) 01:33:59.84 ID:RQvb8Oqg0
エリカ「……また完敗ですわ」ハァ

エリカ(今回だけは本気で勝ちたかったのですが…)

青年「……エリカの気持ちは十分いただきました」ニコッ

エリカ「……まぁ」ポッ///

青年「でも、俺はまだまだ旅を続けて行きたいんです!」

エリカ「……そうです…か」

青年「それでは…、ダルク行こう!」

ダルク「ぎぃっ!」




エリカ「行ってしまわれた………」

エリカ(このままでは……彼は…死ぬ)

121 :inタマムシシティ [saga sage]:2013/01/23(水) 01:34:50.20 ID:RQvb8Oqg0





 ―――第四章 完





122 :inロケット団のアジト [saga sage]:2013/01/23(水) 01:39:01.47 ID:RQvb8Oqg0
二日前。ゲームセンター地下




フレア「ぎゃぁっ!」

ゴーリキー「アヤメッ!!」ムキッ

レッド「くっ……フレア! かえんほうしゃ!」

??「ユンゲラー、サイコキネシス」

ユンゲラー「マゲマスマゲマス」グィ

フレア「ぐぉぉおおぉおお」ドサッ




レッド「………なぜ」ヨロッ

フレア「………」ハァハァハァ

グリーン「………」

レッド「なぜ君がロケット団なんかにいるんだ!! グリーン!!」

123 :inロケット団のアジト [saga sage]:2013/01/23(水) 01:39:35.76 ID:RQvb8Oqg0







 ―――第五章 赤と緑






124 :inロケット団のアジト [saga sage]:2013/01/23(水) 01:42:49.54 ID:RQvb8Oqg0
半月前。


グリーン「………」ボロッ

グリーン(薬……、薬はどこだ…)フラフラ

ロケット団員「ふふふ、今日もきたな」

グリーン「あ…、く、くすりをくれぇ!」

ロケット団員「ふふっ、ロケット団は薬を欲しがる奴からお金をとるほど鬼畜じゃないのさ」ドサッ

グリーン「あ、ああっ…」ガサガサッ

ロケット団員(まぁ中身はカビゴンも狂ってしまう非合法のドラッグだけどな)

グリーン「……これで、これでレッドに勝てる……」プルプル

??「それはどうかな?」

グリーン「………お、おまえは?」

125 :inロケット団のアジト [saga sage]:2013/01/23(水) 01:45:29.92 ID:RQvb8Oqg0
一週間前。

??「ふふふ、ずいぶんそれらしくなったじゃないかグリーン」

グリーン「はっ、全てはあなたのおかげであります」

??「ははは、そう硬くなるな。お前は今では私の右腕として大活躍じゃないか」

グリーン「はっ、ありがたき幸せです―――




 サカキ様!!」




サカキ「ふはははは!! これからも活躍期待しておるぞグリーン!!」
126 :inロケット団のアジト [saga sage]:2013/01/23(水) 01:47:08.49 ID:RQvb8Oqg0
キリがいい?のでこの辺で今日は終わっときます。

五章は長くなる予定です。

ダルクは超絶かっこいいスピアーです!!てかスピアーってめっちゃカッコイイよね!! なんで当時必死にバタフリー育ててたんだろ!! では!!
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/23(水) 02:16:20.08 ID:EFqKUQq/o
乙ー
結局ソノラはなんだったのよ
128 :inロケット団のアジト [saga sage]:2013/01/23(水) 14:40:18.39 ID:RQvb8Oqg0
つづきー
>>127
ソノラは一番好きなキャラだす!!
129 :inロケット団のアジト [saga sage]:2013/01/23(水) 14:45:05.85 ID:RQvb8Oqg0
ゲームセンター

青年「うーん…、どうしたものか…」コンッ

774

青年「物語自体はレッドがクリアしてくれんのかなぁ」コンッ

774

青年「でも、サトシもいるんだよなぁ…」コンッ

774

青年「………」コンッ

774

青年「絶対これ遠隔してるだろーーーー!!」ガァ

??「お客さん、ちょっとうるさいですよ…」

青年「え? ああ、すいません」

??「あ、抵抗するんすか? ちょっと事務所まで来てもらえます?」ガシッ

青年「え? あ? え?」ドウヨウッ

??「早く行きますよ」ズルズル

青年「あーーーれーーーー」

130 :inロケット団のアジト [saga sage]:2013/01/23(水) 14:53:16.74 ID:RQvb8Oqg0
事務所

青年(地下のアジトだけじゃなく、こんな広い事務所があったのか…)

??「久しぶりだな、おっさん」

青年「あれ? 君、グリーン!!?」

グリーン「へっ、今頃気づきやがって…」

青年(やつれた顔、かすれた声、本当にグリーンなのか?)

グリーン「お前、おじい様からピカチュウ預かってんだろ? 返せよ」

青年「嫌だ」ソクトウ

グリーン「へっ、そういうと思ったぜ」パチンッ

ロケット団員「おらっ、さっさと進めっ!」ドンッ

レッド「ぐっ…」

青年「レッド!?」

レッド「青年さん……」ボロボロ

グリーン「こいつが不法侵入したからちょっと捕まえてやったのさ」ニマァ

青年(腕とか逆に曲がってないか!? 子供相手に……)グググッ

青年「今すぐレッドを解放しろ!!」

グリーン「くくく……良いだろう。―――ただし、俺に勝てたらなっ!!」



 ロケット団のかんぶが しょうぶをいどんできた!



131 :inロケット団のアジト [saga sage]:2013/01/23(水) 14:58:05.73 ID:RQvb8Oqg0
青年「いけっ! ダルク!!」

ダルク「………」ブブブブブッ


 ダルクは いかりにふるえている!


青年(こいつらが仲間の敵であることが分かるのか……本当にかしこい奴)

グリーン「ふんっ、なかなか育てらているようだな。だが…」シュッ



フレア「ギャァアアアアオオオオオオッ!!!」



 フレアはわれをみうしなっている!



青年「フレア!? グリーンお前!!」ギリッ

グリーン「ふんっ、こいつが役に立たないからな」シュッ

カメール「」ピクッピクッ

青年(なんだあの浅黒い色……ゲームでもアニメでも見たことないぞ…)

グリーン「さぁ、いけリザードン。あいつらを………殺せ!」

フレア「ぎゃぁあああぉお!!」ダンッ
132 :inロケット団のアジト [saga sage]:2013/01/23(水) 15:02:58.51 ID:RQvb8Oqg0
青年「ダルク!! ダブルニードルだっ!!」

ダルク「ギィッ!!」シュンッ

グリーン「リザードン。“吐きだせ”」

フレア「ぐ……ぐぼぉああああああっ!!」


 フレアは げんかいぎりぎりのほのおを はきだした!


ダルク「ぎぃ!?」ビクッ

青年「ダルク! 高速移動!!」

ダルク「ぎっ…」シュンッ


 ダルクは やけどをおった!


青年「あんな無茶させたら……」

フレア「………」ボロッ

グリーン「くくく…強いだろう? ロケット団のドーピング技術はカントー位置だっ!」

青年(ドーピングだと? 人のポケモンを勝手に…)ギリッ

133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/23(水) 15:06:36.52 ID:f2SobllOo
カントー位置……
いや、カントー1でもショボい事にかわらんってなんだ
134 :inロケット団のアジト [saga sage]:2013/01/23(水) 15:10:16.81 ID:RQvb8Oqg0
青年「ダルク! 高速移動からダブルニードル!!」

ダルク「ぎぃっ!」シュンッ

グリーン「ふんっ……フレア、“受け止めろ”」

ダルク「ギィィィッ!」ブンッ

フレア「………ぐっ」ガシッ

青年「わざと食らって!?」

グリーン「“はきだせ”」



フレア「…ぐぉおおぁあああ!!」



青年「くっ、ウロボス! ハイドロポンプ!!」シュッ

ウロボス「ギャァアアアアアス!!」ドドドドッ


 フレアのほのおと ウロボスのハイドロポンプが うちけしあった!!


グリーン「くくく…ポケモンバトルの精神を汚す行為だな」

青年「うるさい!! お前とまともなバトルをする気はない!!」

グリーン「そうか? まぁ……俺もだがな」パチンッ


 ロケット団員は ジムトレーナーエリカを つきとばした


エリカ「きゃぁ…」ドサッ

青年「エリカさん!?」

エリカ「……掴まってしまいました」テヘ

ロケット団員「黙れっ!」バキッ

エリカ「あぐっ!」ドサッ
135 :inロケット団のアジト [saga sage]:2013/01/23(水) 15:14:39.62 ID:RQvb8Oqg0
青年「エリカさんは関係ないだろ!!」

グリーン「くくっ、関係あるかどうか、関係あるのか?」

青年「ぐっ……」

グリーン「さぁどうする? もちろんピカチュウを差し出したところで、全員助かるかどうかは分からんがな」

青年「くそっ…」スッ

エリカ(ダメですの…そこで戦う選択を選べば…)




ナツメ『近々お前の心を奪う男が現れる。その男は翌日にロケット団員を皆殺しにし、




 その罪に耐えられず廃人になるだろう』




エリカ「……くっ…」

青年「みんな……すまん。俺と共に―――」
136 :inロケット団のアジト [saga sage]:2013/01/23(水) 15:16:06.40 ID:RQvb8Oqg0






カスミ「青年さん!! 仲間を信じて!!!!」





137 :inロケット団のアジト [saga sage]:2013/01/23(水) 15:19:26.49 ID:RQvb8Oqg0
青年「カスミ!?」

エリカ「カスミさん! 来てくれたんですね!!」

カスミ「もちろんよっ!」

??「俺も一緒だぜ!!」

ピカチュウ「ピッピカチュウ♪」

青年「サトシ……とピカチュウ?」アゼン

タケシ「おーっと俺のことも忘れてはいけない」ニッ

レッド「………」

サトシ「青年さんっ、あんたのことはカスミから聞いたぜ! 俺にも戦わせてくれ! いけっ! リザードン!!」

リザードン「ぎゃぁああおおおお!!」

フレア「………」ギロッ

青年「……みんな…」

グリーン「くそっ…見張りは何やってんだっ!!」




―――外。


ムサシコジロウニャース「「………きゅ〜」」ボロッ

138 :inロケット団のアジト [saga sage]:2013/01/23(水) 15:21:55.80 ID:RQvb8Oqg0


リザードン「ギャオギャオ(お前には誇りはないのか?)」

フレア「ぐるる…(モンスターボールが…制約が邪魔をするのだ…)」

リザードン「………ぐるっ(そうか……せめて楽に…)」

フレア「ぐっ?(え、助けてくれないの?)」

リザードン「…………ギャオオオオオ!!(いくぞぉおおおお!!)」

フレア「こいつ単細胞だ!!」ギャォオオオ!!
139 :inロケット団のアジト [saga sage]:2013/01/23(水) 15:26:47.81 ID:RQvb8Oqg0
青年「ライトニング! コマイヌ! サイコパワーで二人を助けてくれ!」ポンポンッ

ライ「ぴぃぃぃかぁぁぁぁちゅぅうぅううう!」バリバリ

コマイヌ「ぎゃぁあああおおおおお!」ボォオオオ!!

サトシ「青年さんのピカチュウから蒼い電気が!?」

タケシ「それだけじゃないぞ! ウィンディも蒼い炎を放っている!!」

カスミ「ど、どうなってるの!?」



レッド「………?」パラパラ

ロケット団員「なっ、ロープが!?」


エリカ「………」シュンッ

ロケット団員「消えた!?」


グリーン「………ぐっ、リザードン! 格下相手に何やってんだ!!」

フレア「ぐっ…(そんなこといったってしょうがないじゃないか…)」

サトシ「ポケモンはなぁ……レベルが全てじゃないんだよ!!」


グリーン「くそ、くそぉおおおお!!」
140 :inロケット団のアジト [saga sage]:2013/01/23(水) 15:27:18.34 ID:RQvb8Oqg0





サカキ「くくくくく、手こずってるようだな」




141 :inロケット団のアジト [saga sage]:2013/01/23(水) 15:31:42.89 ID:RQvb8Oqg0
青年「お前は!?」

サカキ「俺の名はサカキ。ロケット団総帥にして世界を牛耳るものだ」

サトシ「ロケット団総帥!?」

タケシ「なっ!?」

カスミ「えっ!?」

三人(私達の前には三バカしか来なかったのに、こんなにあっさりと……)

サカキ「くくく、未知のパワーを秘めた二匹のピカチュウ。それに謎の力を持ったウィンディ。……欲しい、欲しいぞ!!」

青年「あんたトキワのジムリーダーだろ!! こんなことは止めろ!!」

サカキ「なっ!?」

ロケット団員「え?」

ロケット団員「え?」

ロケット団員「え?」

グリーン「え?」

サカキ「な、なぜそれをぉおおお!」

エリカ(悪の総帥が健全なポケモントレーナーの未来を力添えするジムリーダーなんてバレたら赤面ものですわね…)
142 :inロケット団のアジト [saga sage]:2013/01/23(水) 15:35:02.72 ID:RQvb8Oqg0
ロケット団員「そ、総帥…」ドウヨウ

サカキ「バカ者!! ジムリーダーに扮して、将来邪魔になるトレーナーを潰していたに決まっておるだろう!!」

ロケット団員達「「し、失礼しました!!」」


カスミ「うまいわね」

タケシ「うまいな」

エリカ「お上手ですわ」

サトシ「……くそぉ、そうだったのか……」

三人「「………(さすがサトシ…)」」


サカキ「…さて、そろそろ本題に戻るとするが、二人とも大人しくポケモンを渡してくれんか?」


青年「だれ「そんなのは絶対お断りだぜ!!」

サトシ「ポケモンはそんな道具みたいに扱っちゃいけないんだ! ピカチュウは俺の最高のパートナーなんだ!!」

ピカチュウ「ぴっぴかちゅう!!」

青年「………」

ギャラリー((台詞とられたな……))

143 :inロケット団のアジト [saga sage]:2013/01/23(水) 15:38:41.27 ID:RQvb8Oqg0
サカキ「そうか、残念だよ」チャキッ

サトシ「えっ?」

サカキ「マスターが死ねば、そのポケモンは自由だろ」



―――パァアアアン!!!




青年「サトシーーーーー!!」バッ

リザードン「ぐぉおおおおおお(まにあええええええ!!)」




――――ぎぃぃぃぃんっ!!




青年「なっ? ――――フレア?」

フレア「ギィィィィィ……」

サカキ「なっ、ゴローニャの皮膚も軽く貫通する弾だぞ!?」

青年「こいつの悲しみは、怒りは、苦しみは、そんなものじゃねーんだよぉおおおお!!」




ダルク「ギィィィイイィイイィ!!!」ブゥンンッ



サトシ「は、はやい!!」

カスミ「やった!?」
144 :inロケット団のアジト [saga sage]:2013/01/23(水) 15:39:28.76 ID:RQvb8Oqg0








 サカキは げんえいだった! ダルクのこうげきは くうをきった!







145 :inロケット団のアジト [saga sage]:2013/01/23(水) 15:41:26.46 ID:RQvb8Oqg0
サカキ「ちっ、ナツメ! このアジトを自爆させろ!!」

ナツメ「はっ」

青年「なっ、ナツメ!?」

エリカ「ナツメさん!? あなたが!?」




ナツメ「………早くしてって言ったでしょ」ツンッ///




タケシ「ツンデレエスパー少女…」ハァハァ

サトシ・カスミ「………うわぁ」ドンビキ

146 :inロケット団のアジト [saga sage]:2013/01/23(水) 15:41:58.63 ID:RQvb8Oqg0
ちょっとキリが悪いですが時間がないのでここまで!!

ダルク可愛いよダルクはぁはぁ
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/23(水) 17:11:58.40 ID:Ng+ebkG2o
ダルクって雌のスピアーでいいんだよね?
あの虫飛行の?蜂っぽい見た目の?
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/23(水) 17:32:58.41 ID:XTFAA6Ag0
>>147
そうです。メスのスピアーです。ストライクではありませんorz
ただ腕はレイピアのように細くなっており、技によっては物体を斬ることも可能である、と。
今のところ青年の捕まえた唯一のポケモンで、ツンデレです。
と、仕事の合間に説明。
149 :inロケット団のアジト [saga sage]:2013/01/23(水) 17:41:23.43 ID:XTFAA6Ag0
しまった、sageてなかったorz

ちょっとだけ続き。というか番外編。
150 :in忘れられた島 [saga sage]:2013/01/23(水) 17:47:47.19 ID:XTFAA6Ag0
ソノラ「だからほんとなんだってー!」

ナップ「……て言われても…」チラッ

ウィル「僕にふらないでよ…」

ソノラ「うぅ…先生〜。先生は信じてくれるよねぇ〜」ナミダメ

レックス「あ、あはは……」

マルルゥ「マルルゥは信じるですよー♪」

マグナ「俺は信じるよ」

ネスティ「君はバカか!? この世界以外に人間と召喚獣が共に暮らす世界があるなんて本気で信じているのか!?」

マグナ「あはは……久しぶりに聞いたなそのセリフ…」

ハヤト「おう、俺も信じるぜ」

ネスティ「エルゴの王、あなたまで…」

ハヤト「なんてったって、俺が呼び寄せようとしたんだしな。そいつ」アハハ


一同「…………え?」


151 :in忘れられた島 [saga sage]:2013/01/23(水) 17:52:07.27 ID:XTFAA6Ag0
レックス「ま、まさか人間を召喚するだなんて…」

ネスティ「そんなことはいくらエルゴの王とはいえ間違ってる!!」

ハヤト「うーん…そんなことはないと思うけどなぁ。事実俺だって人間だけど召喚された身だし」

ネスティ「それはそうですが…」シュン

ハヤト「あはは、なんで蒼の派閥のあんたが落ち込むんだ。あれは無色の派閥のせいだろ」

マグナ「まぁ、でも、俺らの派閥も同じ状況で間違いを犯さなかったかと言われれば…」

ハヤト「でも、今まで犯してないんだから、それは犯さなかったと断言していいんじゃねーか?」

ネスティ・マグナ「「……はい」」

ソノラ「そーんなこーとーよーりー!!」

ハヤト「?」

ソノラ「なんで召喚しようとした人が違う世界にいるの!!?」

ハヤト「あー………なんでだろ?」エヘ



一同((絶対忘れてたな……))



152 :in忘れられた島 [saga sage]:2013/01/23(水) 17:55:30.88 ID:XTFAA6Ag0
ハヤト「エルゴの王になってからな、違う世界をのぞけるようになったんだよ。それでたまに地球を覗いてたらさ。……あいつ召喚師の才能がありそうだったから召喚しようとしたら、弾かれちまった」アハハ

ソノラ「何に?」

ハヤト「わからんw たぶん彼がいる世界の何かじゃないか?」

ネスティ「で、では、いずれその男を召喚するのですか?」

ハヤト「うーん……それは状況次第かな…」

ハヤト(あいつが死にたいと思わない限りは放置しておいてもよさそうだけど…)



ハヤト「それにしてもあの白くて小さい召喚獣…強かったな」


153 :inタマムシジム [saga sage]:2013/01/23(水) 17:58:32.03 ID:XTFAA6Ag0
青年「………」

エリカ「………」

カスミ「………」

タケシ「………」

レッド「zzz」ボロッ

グリーン「」キゼツ

サトシ「あはは〜♪ ピカチュウが二匹もいる〜♪」マテマテ~

ピカチュウ・ライ「「ピカピカァ♪」」キャッキャ

カスミ「サトシの奴…」スッ

青年「やめてあげよう。彼は直感で動くタイプ。ここで悩んでも意味ない」

タケシ「……確かに」
154 :inタマムシジム [saga sage]:2013/01/23(水) 18:04:20.18 ID:XTFAA6Ag0
青年「……話をまとめよう。この世界に産み落とされたミューツーという異質な存在」

エリカ「ミューツーは世界を滅ぼすほどの力を秘めています」

青年「それを阻止するために、オーキド博士は内面的に新種のポケモンを生み出した」

カスミ「それがライトニングとコマイヌ…」

タケシ「この二体は本来ピカチュウとウィンディには備わらないエスパーの力を備えている」

青年「その力の存在を知って、自分のものにしようとしたのが……ロケット団のサカキ」

サトシ「サカキはすげー悪い奴だっ! 絶対やっつけてやる!!」

一同((入ってくんな……))

青年「しかし、サカキには強い仲間がいる」

カスミ「まさか、ナツメさんがロケット団だったなんて……」シュン

エリカ「ええ、にわかには信じられませんわ…」

タケシ「自分はナツメさん(のおっぱい)を信じています!」

カスミ・エリカ「「………」」ジトーッ
155 :inタマムシジム [saga sage]:2013/01/23(水) 18:26:53.52 ID:XTFAA6Ag0
青年「……それにしても…」チラッ

レッド「………うぅ…」

エリカ「こんな子供に対して……酷い」

グリーン「」キゼツ

タケシ「グリーン君にしてもそうだ。彼は正義感にあふれる良い目をしていた」

サトシ「ロケット団といえばあいつらしか思い浮かばないから油断してたけど、けっこう怖い連中なんだな」

青年「ああ…俺も驚いた。だけど、悪を名乗るからにはあれくらいはして当然か……」

サトシ「……あれ? こいつら…」

カスミ「どうしたの?」




サトシ「あぁ〜〜〜! こいつら近所のレッドとグリーンじゃねーかっ!!」



一同(いまさらかよ……)

156 :inタマムシジム [saga sage]:2013/01/23(水) 18:38:00.96 ID:XTFAA6Ag0
青年「この世界には一瞬で怪我を治す方法はないのか?」

エリカ「そうですね…。草タイプのポケモンの中には治癒能力を高めるポケモンもいますが…」

タケシ「岩タイプにはいないな…」

カスミ「水タイプには……草タイプと同じで治癒能力を高めるしかできないわ…」

青年「そうか…なんとか怪我を治してあげたいけど…」

青年(心の傷でポケモン恐怖症にならなければいいな…)

エリカ「かわいそうですが、今はこの子は自然に任せましょう。できる治療は終わってますし」

カスミ「そうね…。当面の問題は…」

青年「ミューツー、ロケット団、そして……グリーンか…」

グリーン「」キゼツ

タケシ「調べた結果、この子はまだ軽犯罪しか犯していない。操られていたということで、なんとかごまかせないものか…」

エリカ「それよりも、この子に根付いた薬の後遺症のほうが心配ですわ」

青年「薬の怖さは俺のいた世界でもよく知っている…」

サトシ「………」

カスミ「何よサトシ…珍しく考え込んで…」

サトシ「そうだっ!! 目にはメノクラゲ! 毒にはドククラゲだ!!」

一同(………え〜…)シンパイ

サトシ「そうと決まれば、行こう青年さん!!」

青年「え……どこに?」



サトシ「シオンタウンさっ!!」



157 :inシオンタウン [saga sage]:2013/01/23(水) 18:44:18.58 ID:XTFAA6Ag0
青年「………ここがシオンタウン…」

青年(実際はサイレントヒル並みの町でした……)ブルブル

グリーン「このロープほどけよ…」

サトシ「ダメだ! お前、ほどいたら逃げるだろ!」

グリーン「にげねーよ。お前らのうちの誰かを殺すんだよ」ニヤァ

カスミ「生意気なガキね」ゴツンッ

グリーン「いってーなっ! ブス!! ジムリーダーの癖に髪形なんて気にしやがって!!」

カスミ「なっ!?」カァ///

カスミ(サトシにばれたらなんていわれるかっ…)チラッ

サトシ「………」ボーッ

カスミ(し、心底どうでもよさそ〜〜〜〜〜!!!)ガーーーンッ

タケシ「それにしても、このメンバーで旅するのも久しぶりだなぁ♪」

カスミ「そうね…久しぶりよね。…“久しぶり”よね」ズーン…

青年(あ、あはは…見てられん)ナデナデ

カスミ「ふぁ、ふぁぁ!?」ビクッ///

青年「あ、ごめん、つい」

カスミ「い、いえ……うれし…です」ゴニョゴニョ

タケシ(エリカさんナツメさんだけでなくカスミまで!! この人は神かっ!?)

サトシ「ついた! ここだっ!」バンッ
158 :inシオンタウン [saga sage]:2013/01/23(水) 18:48:35.22 ID:XTFAA6Ag0


 ポケモンタワー ポケモンたちのねむるばしょ


青年「……こわっ」

カスミ「わ、私もここ苦手……」ギュッ

青年「だ、大丈夫。出てくるのはゴースとかゴーストとかポケモンだから…」

サトシ「あはは、情けないなぁ二人とも、お化けなんか出るわけないじゃん」アハハ

カスミ・青年((その能天気さが今はうらやましい!!))

グリーン「………」

タケシ(急に静かになったな…)
159 :inシオンタウン [saga sage]:2013/01/23(水) 18:51:48.89 ID:XTFAA6Ag0
青年「ライトニング! サイコショックだ!!」

ライ「ちゅぅ!!」バリバリ

ゴース「あばばばば」プシュ~

サトシ「すげぇ、ピカチュウがエスパー技つかってる!! ピカチュウ! お前も負けずにサイコショックだ!!」

ピカチュウ「ぴ? ぴか?」オロオロ

カスミ「やめたげなさいよ」ゴンッ

サトシ「いってー!! ……あれ? カスミ、髪形変えた?」

カスミ「えっ!?///」

サトシ「お前から活発な髪形とったら、何にものこんねーぞ」アハハ

カスミ「う・る・さ・い!!」バキッ

サトシ「あべしっ!!」ドサッ



グリーン『フン、ノーテンキナヤツラメ』



一同「!?」バッ
160 :inシオンタウン [saga sage]:2013/01/23(水) 18:58:05.14 ID:XTFAA6Ag0
グリーン『コノオトコハ ワタシガノットッテイル モウスグシヌ』

青年「何!?」

グリーン『ワタシノナハ ゲンガー ジンルイニアクムヲモタラスモノ』

カスミ「ドレイド! サイコキネ「やめろ!!」

青年「彼を攻撃すれば、肉体も傷つく…」

グリーン『フハハハハ ヨクキガツイタナ イマヤワタシハ「いけっ! ピカチュウ!! 10まんボルト!!」

グリーン『  エ?  』

ピカチュウ「ぴぃかぁ・・・・・・じゅぅううう!!」バリバリバリ

グリーン『 アバババババババババ 』ビリビリビリビリ


一同「   うわぁ   」

サトシ「よーしピカチュウ、いいぞ!」ナデナデ

ピカチュウ「ちゅ〜♪」

ライ「………」ジトーッ

ピカチュウ「!? ……ピカピカ(ライトニングさん、ぼ、僕はっ…)」

ライ「ピカピカ(好きにしたら? 私乱暴な人嫌いだし)」

ピカチュウ「がーん」ピカァ

サトシ「ぴ、ぴかちゅう?」


グリーン『お、おのれ……」


青年「結果オーライでグリーンの体からゲンガーが出てきている!!」

161 :inシオンタウン [saga sage]:2013/01/23(水) 19:01:57.83 ID:XTFAA6Ag0
グリーン「お…れの、からだ…からでていけ…」

ゲンガー『ナントイウイシ…クソ、コレジャア…』

???「ゲンガー! 逃げるのは許さないわよ!!」ビビビビビッ

ゲンガー『ウッウゥウウウ…』ゴゴゴ

タケシ「な、なんだ!?」


??「なんだかんだと聞かれたら」ムサシ

??「答えてあげるが世の情け!」コジロウ

ニャース「あ、にゃーんてにゃ♪」


サトシ「お前たち! また性懲りもなく!!」


ムサシ「あららぁ? とうとうジャリボーイまで一緒にいるのぉ?」

コジロウ「どうやら俺たちとお前たちは運命の赤い糸でつながっているようだな」

カスミ「いや、それはキモいから」

ムサシ「だまらっしゃい! いくのよゲンガー! この悪意増幅装置であなたの餌をたくさんあげる!!」ビビビッ


グリーン「う、うわぁあああああ!!!」バリバリバリ



162 :inシオンタウン [saga sage]:2013/01/23(水) 19:22:25.73 ID:XTFAA6Ag0
グリーン「お、おれは…ダレニモ まけ タクナカッタ」

サトシ「な、何が起きてるんだ?」

タケシ「グリーンの心とゲンガーが主導権を争っているんだ!」

グリーン「おれのおじいさまは ユウメイナハカセ マゴノオレガ 恥をかかすわけにはいかない…」ハァハァハァ

青年「………(いざというときは頼むぞ、ライ、コマイヌ)」スチャ

グリーン「レッドは俺よりもサイノウにあふれタライバルだ…。おいていかれたくナイ」ポロポロ

カスミ(わかるわ。その気持ち…。私も成長するサトシの背中を見て、焦りや不安を感じていた時期もあった…)

ゲンガー(ぬふふ……いい具合に苦しんでおる………ぬおっ!?)




グリーン「だけどな……」



ゲンガー『ナ、ナンダ!?』

グリーン「俺は未来のポケモンチャンピオン……」グググッ

ゲンガー『ウ、ウチヤブラレル…』グヌヌ

ムサシ「ぞ、増幅装置で……」アセアセ

青年「ダルク!! ダブルニードル!!」

ダルク「ギィィイイイ!!」ジャキンッ

ニャース「にゃぁああ!? 徹夜で造ったニャーの発明品がぁあああ!!」

163 :inシオンタウン [saga sage]:2013/01/23(水) 19:28:43.37 ID:XTFAA6Ag0



グリーン「俺はグリーン! マサラが生んだ未来のチャンピオンなんだぁああああ!!!!」



ゲンガー『ぬ、ぬぉおおおおおおお!!』ドォォォンッ



青年「現れた!! ライ! コマイヌ! ダブルサイコキネシス!!」

ライ「ぴかぁああ!」

コマイヌ「おんっ!!」


 こうかはばつぐんだっ! ゲンガーはたおれた!


ゲンガー『』ピクピク

サトシ「よっしゃぁああ!」ガッツポーズ

ムサシ「な、なんてこと……」

コジロウ「こうなったら……」

ニャース「飛行ロボで逃げるにゃ」ソソクサ

ニャース「あ、あれ? 動かないにゃ」ガチャガチャ

コジロウ「な、なんか煙出てないか?」


ダルク「………ぎぃ」ニヤリ


 ――――どぉぉぉぉおおおん!!


164 :inシオンタウン [saga sage]:2013/01/23(水) 19:29:18.96 ID:XTFAA6Ag0





ムサシコジロウニャース「やぁなかんじーーーーーー!!」ヒューーーーーーンッキラリンッ






165 :inシオンタウン [saga sage]:2013/01/23(水) 19:33:09.28 ID:XTFAA6Ag0
グリーン「……ふん、貴様らに助けられるとはな」ツンッ

青年「そんなことはない。最後は自分の意志で勝ち取ったんだ。君が、君自身の手で…」

グリーン「………俺が…俺自身の手で…」グッ

ゲンガー『………』ジーッ


 ゲンガーがグリーンのなかまになりたそうにみている!!


カスミ「あらあら、気に入られちゃったみたいね」

タケシ「ゲンガーは人の心を食らう生き物だから、心の強いグリーンになついたんだろう」

グリーン「………一緒に来るか?」ツンッ///

ゲンガー『ゲンガッ!!』パァッ

青年「解決か……」

サトシ「よしっ! そうとなったらタマムシシティに戻ろうぜ!!」

タケシ「そうだな」

カスミ「そうねっ」



青年「あ、みんなは先に帰っててくれるか? グリーン、君もタマムシで待っててくれ」



一同「?」
166 :inシオンタウン [saga sage]:2013/01/23(水) 19:38:32.11 ID:XTFAA6Ag0
ポケモンタワー最上階。

カラカラ『ありが とう』



 さまよえるたましいは じょうぶつした…



カスミ「お母さんを探してたんだ…」

青年「ああ、本当ならレッドが成仏させてあげるはずだったんだけど…」

カスミ「青年さん、優しいんだ」ニヒヒ

青年「ありがと。でも、それだけじゃない…」

カスミ「どういうこと?」

青年「今のところ、大筋では俺の知っている初代ポケモンの流れにそっている。だけど、少しづつ歪んできているのも確かだ…」

カスミ「……未来が変わっちゃうってこと?」

青年「未来が変わるのは、ゲームと現実だから絶対にぶれるだろうけど、一つだけ同じにしなくちゃいけないことがある…」

カスミ「ロケット団の壊滅…」

青年「ああ、特にここのロケット団は殺しも平気で行う最悪の集団だ。絶対に許しちゃいけない」

カスミ「………なんでそこまで?」

青年「………嫌なんだ…。何の罪もない人が理不尽に死ぬのは…」

カスミ(青年さんの目……悲しそう…)ウルッ

青年「さっ、帰ろう?」

カスミ「はいっ!」
167 :inタマムシシティ [saga sage]:2013/01/23(水) 19:40:56.29 ID:XTFAA6Ag0



―――バキィッ!!



グリーン「つっ!?」ドサッ

エリカ「おやめくださいレッドさん!!」バッ

レッド「はぁはぁはぁ……」バキッドガッ

グリーン「ぐぅ…」

サトシ「レッド! やりすぎだぞ!!」グッ

タケシ「いや、まてサトシ」バッ

レッド「なんで、なんで相談してくれなかったんだよ」ポロポロ

エリカ「……え?」




レッド「友達だろ!! 俺たち!!!」

グリーン「!!?」



168 :inタマムシシティ [saga sage]:2013/01/23(水) 19:43:56.88 ID:XTFAA6Ag0
レッド「俺は!」バキッ

レッド「お前を!!」バキッ

レッド「信じていたんだ!!」バシッ

グリーン「………」ポロポロ

レッド「俺より先にポケモンリーグを勝ち抜いて…」ググッ

グリーン「う、うぅ……」ボロボロ

レッド「チャンピオンになってくれるってさ……」ボロボロ

グリーン「うわぁああああ!! すまんレッド!!!」ウワァアアン

サトシ「………」ポロポロ

タケシ「………」ウルウル

エリカ(素晴らしい友情ですわ)ウルッ


青年「……どうやら、俺たちの出る幕はなさそうだね」

カスミ「ええ、ライバルって良いものね」

169 :inタマムシシティ [saga sage]:2013/01/23(水) 19:56:50.95 ID:XTFAA6Ag0
翌日、ジム前

青年「行くのかグリーン?」

グリーン「ああ、こいつが早く俺と一緒に戦いたがっているんだ」

ゲンガー『ゲンガー♪』

フレア「ギャオギャオ!」

レッド「フレア、グリーンを頼む…」

フレア「ギャオッ!」

グリーン「……すまん、フレアはいつか絶対返す…」

レッド「ううん、いいんだ。僕も彼に頼りすぎていた…。ここらで一回出直ししようと思う」

エリカ「ロケット団には気を付けてくださいね」

グリーン「ああ、もちろんだ!!」

サトシ「それじゃ、俺も行くわ!!」

ピカチュウ「ぴかっ!!」

タケシ「俺もまたジムに戻らないとな」

カスミ「私も、お姉ちゃんに怒られちゃう…。でも、でもぉ…」ウゥ

青年「俺もカスミについていくよ」

エリカ「えっ!?」ブンッ

カスミ「えっ///」

タケシ「な、なんでなんだ?(こいつまさかカスミのお姉さままで…)」グヌヌ…

青年「ちょっと気になることがあるんだ…」
170 :inタマムシシティ [saga sage]:2013/01/23(水) 20:02:42.37 ID:XTFAA6Ag0
レッド「………どうしよう」


 レッドは てもちのポケモンが いったいもいない



青年「……レッド、こいつを頼む」スッ

レッド「この子は?」

青年「ナナミさんから預かったギャラドスのウロボスだ」

レッド「ナナミ姉さんから? いいの?」

青年「この子はナナミさんから“世界を旅させてほしい”と頼まれたんだ。……それは俺よりレッドのほうが適任だと思う…」

レッド「………わかりました」


 せいねんは レッドにウロボスを てわたした!


レッド「出ておいでウロボス」ポンッ

ウロボス「ギャァアアス!」

青年「………」ジッ

ウロボス「………」ジッ

レッド「………いこっ! ウロボス!」

ウロボス「………(ありがとうマスター)」スッ

青年「!?」

青年(今…声が…?)

エリカ「あらあら、片腕が折れているというのに元気ですわね」

青年「だね」アハハ

青年(気のせいか…)
171 :inタマムシシティ [saga sage]:2013/01/23(水) 20:04:22.59 ID:XTFAA6Ag0

 こうして、マサラが生んだ未来の英雄が二人、また旅立った。

 彼らの前に立ちはだかるは、つらい困難か、厳しい現実か。

 それでも彼らは進む、進み続ける。

 彼らが己を見失わない限り、どこまでもこの世界は続いていく。。。




―――第五章 完



172 :inタマムシシティ [saga sage]:2013/01/23(水) 20:07:46.02 ID:XTFAA6Ag0
キリがいいので、いったん離れます。

サモンナイト要素が強くなってほしくないと思っている方は安心してください。
本筋にサモンナイト側の人間は(ほとんど)出ないです。

第五章はどちらかというと、人間模様だったので、第六章は再びポケモンメインで行きます。

ハナダに戻る用があると言えば………。

すぐ戻ってきたらごめんちゃい。
173 :inタマムシシティ [saga sage]:2013/01/23(水) 20:36:07.81 ID:XTFAA6Ag0
本当にすぐ戻ってきてしまった………。

現在のメンバー(青年、レッド、グリーンのみ)

青年
・コマイヌLV45
 かえんほうしゃ
 あおいほのお
 きいろいほのお(サイコショック、サイコキネシス)
 ほえる

・ダルクLV34
 こうそくいどう
 ダブルニードル
 きりさく
 いあいぎり

・ライトニングLV28
 でんきショック(通常、蒼い)
 でんこうせっか
 たいあたり
 10まんボルト

レッド
・ウロボスLV48
 はかいこうせん
 りゅうのいかり
 たつまき
 ハイドロポンプ

グリーン
・フレアLV82
 かえんほうしゃ
 きりさく
 だいもんじ
 そらをとぶ

・ゲンガーLV32
 さいみんじゅつ
 ゆめくい
 あやしいひかり

174 :inハナダのどうくつ [saga sage]:2013/01/23(水) 20:39:43.97 ID:XTFAA6Ag0

 ハナダには人魚姫の伝説のほかに、もう一つ伝説がある。

 ハナダのどこかにあるほの暗い洞窟には、高レベルのポケモンが数多くいて、

 迷い込んだトレーナーを一瞬にして葬り去ってしまう。

 しかし、その奥の奥にいる白い輝きは、



 この世界のはじまりにしておわりをもたらすだろう。。。




 ―――第六章 最強のポケモン



175 :inハナダのどうくつ [saga sage]:2013/01/23(水) 20:46:31.33 ID:XTFAA6Ag0
青年「はぁはぁはぁ…」ボロッ

カスミ「な、なによ…ハナダにこんなとこがあったなんて…」ボロッ

青年「か、カスミは帰ってもいいんだぞ。なみのりでここまで連れてきてくれた時点でありがたいんだ」

カスミ「な、何言ってんのよ! 青年さんを一人でここに置いておけるわけないじゃない!!」プンッ///

青年「ははは、ありがとう。どっちみち、君を一人で帰らすつもりもないからね…」


 やせいのゴルバット(LV52)×3があらわれた!


青年「やれやれ……ライトニング! 頼んだ!!」

カスミ「ドレイド! 出番よ!」

ライトニング「ちゅうっ!」

ドレイド「ごるぁ!」


 やせいのマルマイン(LV52)×3が、やせいのユンゲラー(LV51)×3が、やせいの……


青年「くそっ、このままじゃあ体力が尽きちまう……」

カスミ「こ、このまま死んじゃうの…」ガクッ


176 :inハナダのどうくつ [saga sage]:2013/01/23(水) 20:47:18.95 ID:XTFAA6Ag0




ミューツー『やめろ』




177 :inハナダのどうくつ [saga sage]:2013/01/23(水) 20:50:16.57 ID:XTFAA6Ag0
青年・カスミ「「!?」」ビクッ


 やせいのポケモンたちはにげだした!


ミューツー『ふん、意外そうだな。私を探しにきたのだろう?』

青年「あ、ああ…、でもまさか自分から出向いてくれるとは…」

カスミ「あ、あ……」ガクガク

青年(くっ、圧倒的存在を前にカスミが正気を失いかけている…)

ミューツー『ハハハ、出向いた? この私が? 違う違う、間違っているぞ人間』

青年「なに?」

ミューツー『私はな……



 お前たちを狩りにきたのだ!』



 やせいのミューツー(LV70)が現れた!!



178 :inハナダのどうくつ [saga sage]:2013/01/23(水) 20:55:44.08 ID:XTFAA6Ag0
青年(ゲームだとマスターボールでいっぱつだけど、今はスーパーボールしかない…)スチャ

ミューツー『人間よ。私がボールなどに収まるとでも?』スッ


 ミューツーのサイコキネシス! せいねんとカスミの所持している空のボールがすべて壊れた!!


青年「なっ……」

ミューツー『早くこい。退屈だ』

青年「くそっ、みんな頼む!!」シュッ

ライ「ぴかっ!」

コマイヌ「おんっ!」

ダルク「ぎぃっ!」

カスミ「あ、あぁ……」ズルッ

青年(くそっ、カスミ…なんで水着なんだ…恐怖でおもらしの演出が台無しじゃないか…)

ダルク「ぎぃっ」ドンッ

青年「いたっ! さ、刺さないでくれよ!!」

ダルク「ぎぃっ!!」///


 ダルクはカスミに しっとしている!!


青年「ダルク……」

ライ「………ぴかっ」クイクイ

青年「ライトニング?」

ライ「ぴかっ(僕は子供じゃないからしないけど怒ってるからね)」ニコッ

青年「な、なんか何言ってるかわかる……」ブルブル

ミューツー『………』
179 :inハナダのどうくつ [saga sage]:2013/01/23(水) 21:02:26.96 ID:XTFAA6Ag0
ミューツー『愚かな』ブゥゥゥンッ


 ミューツーのサイコキネシス!



コマイヌ「ぐぅぅ・・・」フワッ

ライ「ぴかっ!? ぴ・・・」フワッ

ダルク「ぎぃぃ・・・」

青年「みんなっ!!」

ミューツー『人間に使役されることしかできない愚かな存在よ……散れ!』



 ミューツーのサイコキネシス! こうかはばつぐんだ!



三匹「!!」ズザザザザッ

青年「なっ!」

ミューツー『ふん、私の対策に造ったポケモンらしいが、拍子抜けだな』

青年「………くそっ」

ミューツー『その表情、まさか私が簡単に心を開いてくれるとでも思っていたのか?』

青年「………」

ミューツー『滑稽なり! 私はお前らによって生み出された悪意そのもの! お前のような正義感の強い光あふれる人間に使役されるものかっ!』

ダルク「ぎぃ……」ググッ

青年「ダルク…」

ライ「ぴかぁ…」ググッ

青年「ライトニング…」

コマイヌ「ぐるるる…」ググッ

青年「コマイヌ…」

ミューツー『本当に愚かな存在よ…』ググッ
180 :inハナダのどうくつ [saga sage]:2013/01/23(水) 21:08:08.28 ID:XTFAA6Ag0
青年「やめろ!!」バッ



 ミューツーのサイコキネシス! せいねんはおおきくふきとんだ!



青年「ぐぁあああああ!!」ズザザザザッ

三匹「「!?」」

ミューツー『ふんっ、人間から先に死んだか…』

カスミ「あ、ああ……」ブルブル

ミューツー『目障りだ』ブンッ


 ミューツーのテレポート! カスミはきえてしまった!


ライ「……ぴかぁあああ!!」バリバリ


 ライトニングの10まんボルト! しかしこうかがないようだ・・・


ライ「ぴっ!?」

コマイヌ「おぉおおおん!!」ボォオォォォオ!!


 コマイヌのかえんほうしゃ! しかしこうかがないようだ・・・


ダルク「ぎ………ギィイイイ!!」ザンッ


 ダルクのきりさく!! しかしこうげきはあたらない・・・


ミューツー『私は最強のポケモンミューツー。そのような攻撃が効くものか』ドンッ


 ミューツーのサイケこうせん! さんびきがおおきくふきとぶ!!


三匹「」キゼツ


ミューツー『………もう終わりか』スッ
181 :inハナダのどうくつ [saga sage]:2013/01/23(水) 21:08:44.30 ID:XTFAA6Ag0





 ―――待てよ、シャイン。




182 :inハナダのどうくつ [saga sage]:2013/01/23(水) 21:13:12.15 ID:XTFAA6Ag0
ミューツー『シャインとはなんだ?』クルッ

ミューツー(その言葉を聞くと鼓動が高鳴る…)トクントクン

青年「……そ、それがお前の本当の名だ…シャイン」

ミューツー『本当の名前? 私は生まれた瞬間、遺伝子元であるミュウの存在からとってミューツーと名付けられた』トクントクントクン

青年「ああ、“人間”にはそう名付けられただろうな。……だが、“お前の親には?”」

ミューツー『お、や?』

青年「そうだ。お前の親であるミュウはお前に名前を付けていたんだよ」

ミューツー『……そ、んな…』

青年「シャイン。どういう意味でつけられたか分からないけど、俺たちの世界でそれは



 太陽の光を指し示す言葉だ」



ミューツー『私が? 太陽の光?』フラッ

青年「さぁ、シャイン。恐れることはないんだ。俺と共に……いこう」スッ

183 :inハナダのどうくつ [saga sage]:2013/01/23(水) 21:17:58.52 ID:XTFAA6Ag0
ミューツー『ダメだっ!』ブンッ

青年「ぐぅ…」

ミューツー『私は、私の力は世界を滅ぼす。……そうだ、シャインとは太陽の焼き尽くす熱量の意味なのだ』


青年「ちがう!!」


ミューツー『!』



青年「お前の親は、ミュウは、お前を愛していないわけない!!」

ミューツー『ならば…なぜ……私を…』

青年「それはわからない。わからないが!!」

ミューツー『テレポート!』


 ミューツーはテレポートをはなった! さんびきがきえさった!


青年「くっ、あきらめたりはしないからな!!」

ミューツー『……次に会うときは……たし……すく……れ』


 せいねんはめのまえがまっくらになった。


184 :inハナダジム [saga sage]:2013/01/23(水) 21:20:47.49 ID:XTFAA6Ag0
青年「………ここは?」パチッ

カスミ「青年さんっ!!」ギュッ

青年「か、カスミ……」

水着のお姉さん「あなた三日間くらい眠ってたのよ」

青年「……三日間…」

水着のお姉さん2「この子ったら一睡もしないで、ずっとあなたを看病していたの」ウフフ

カスミ「ちょ、おねえちゃん!!」///

青年「ありがとう、カスミ」ナデナデ

カスミ「………///」
185 :inハナダジム [saga sage]:2013/01/23(水) 21:27:17.46 ID:XTFAA6Ag0
カスミ「………あれがミューツー…」

青年「ああ、確かに世界を滅ぼす力を持っている…」

カスミ「……怖かった」ギュッ

青年(そりゃ漏らすくらいだからな……なんて言えない雰囲気になっている…)

青年「……でも、あいつにも…心はあった」

カスミ「………また行くの?」

青年「ああ、でも、今じゃない。今は……強くならなきゃ…」

お姉さん二人((この子…ほしいわ!!))ゾクゾク

青年「……?」

カスミ(…また姉さん達のDTレーダーが反応してる…)

カスミ「さっ、青年さん、そうと決まったら旅に出ましょう!」

青年「え?」

カスミ(こんなとこにいたら、二人に青年さんが……///)

青年「そういえばみんなは?」

カスミ「はい、これ。それじゃおねえちゃん達、ジムよろしくねーーー♪」スタコラサッサ

お姉さん二人「はいはいー」

お姉さん二人((カスミちゃんが童貞奪うなんて到底無理だからね♪))ウフフ

お姉さん二人「「楽しみだわ―♪」」
186 :inハナダシティ [saga sage]:2013/01/23(水) 21:30:14.33 ID:XTFAA6Ag0
カスミ「で、行きたいところはあるの?」

青年「うん、俺の知っている物語通りに、次はヤマブキシティに行きたいと思っている」

カスミ「ヤマブキかぁ…ナツメさんのいるところね…」

青年「うん」

青年(そして……ロケット団の本部があるところ…)

カスミ「なんだか燃えてきたぁああああ!!」ヨッシャァアアア

青年(アニメ版のカスミより元気だ…)

カスミ「行くわよみんな!!」

青年「お、おー!」
187 :inハナダシティ [saga sage]:2013/01/23(水) 21:30:56.68 ID:XTFAA6Ag0





 ――第六章 完




188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/23(水) 21:43:01.89 ID:tDEax/8AO
閑話休題で、サモン側が集いの泉利用して皆で様子を見る とか面白そうだな
189 :inハナダシティ [saga sage]:2013/01/23(水) 22:04:20.28 ID:XTFAA6Ag0
>>188
それも面白そうですね。
いったん離れるので、戻ってきたらそれをするかも。

1〜3で出してほしいキャラいたらレスお願い。

ネスティとソノラは絶対出します。絶対出します。

ユエル好きがいたら酒をかわそう。

2でゴレム(鋼)を多用してたやつも酒を飲もう。

では、いったん離れます。
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/23(水) 22:33:15.11 ID:tDEax/8AO
マグナとネスがいるならアメルもいそうな気がする
あとハヤトにもキールorカシスorクラレットがついてきてそうだな
さすがに1パートナー複数はアカンと思うからorにしたけど
191 :in忘れられた島 [saga sage]:2013/01/23(水) 23:06:27.15 ID:XTFAA6Ag0




 
    サブシナリオ
  〜傍観者達のうたげ〜




192 :in忘れられた島 [saga sage]:2013/01/23(水) 23:40:18.85 ID:XTFAA6Ag0
ガゼル「…くそっ、お前がどうしてもついてきてくれって言うからきてやったのに…」

ハヤト「あはは、ごめんごめん」

カシス「とかいっちゃって〜♪ 言わなくてもついてきたくせにー♪」ニヒヒ

ガゼル「ばっ、馬鹿言うなっ!!」カァ///

ロッカ「兄さん……」ニヤニヤ

リューグ「俺みたいだとか言ったらぶっ飛ばすぞ…」

マグナ「エルゴの王がみんなをここに呼んだ理由って……」



ネスティ「………その男を見るためだけ…だと?」



アメル「私はみんなと一緒にいれてうれしいですけどねー♪」ウフフ

マルルゥ「マルルゥも、とってもうれしいですよぅ〜♪」

ユエル「ユエルはねー、木の実盗ってくる!!」ダダダッ

モーリン「ちょ、あんたそれ、字間違ってないかい!!」ダッ

ミスミ「騒がしいのぉ、キュウマ♪」オホホ

キュウマ「はい……斬りますか?」チャキッ

レナード(ついでに俺を地球に返してくれ……なんていえねぇよな)ハァ
193 :in忘れられた島 [saga sage]:2013/01/23(水) 23:44:58.84 ID:XTFAA6Ag0
ハサハ「………ご主人に似てる…」

マグナ「ん? 彼がかい?」

ハサハ「………」コクリ

ガゼル「お前にも似てるな。…無鉄砲なとことか」ハッ

ハヤト「あはは…否定できないや」

アズリア「お前にもな、レックス」

レックス「そうか? アズリアだって仲間のためなら身体張るじゃん」

アズリア「なっ///」カァ

マルルゥ「あー! ラブコメ禁止なのですよぅ〜」ブーブー

レックス&アズリア「///」


ミモザ「……それにしても興味深いわねん、ポケモンって♪」

ギブソン「ああ、召喚獣のように主従関係を結ぶが、召喚獣より時間の共有が長い」


ハヤト「いずれはポケモンも召喚してみたいなぁ…」ハァ

アメル「ピッピちゃんかわいいですぅ」///

ルゥ「ルゥはねー、ゲンガーちゃん!」

一同((それはない……))
194 :in忘れられた島 [saga sage]:2013/01/23(水) 23:48:12.76 ID:XTFAA6Ag0
ガゼル「そういえば…ネスティだっけ? お前身体大丈夫なのかよ」

ネスティ「……心配には及ばないよ。今はいたって健康だ。だが、心配してくれて礼を言おう」

ガゼル「なっ、べ、別に礼がほしくて言ったわけじゃねーよ!!」///

ロッカ「兄さん?」ニヤニヤ

リューグ「ぶっ飛ばすぞ…」チャキ


アメル「それにしても、青年さんは不思議な力を持ってますね」

ハヤト「あ、気づいた?」

マグナ「うん、誰かに似てる……」


???『にゃはは〜よっぱらちゃったにゃ〜ん♪』


一同((名前は出さないでおこう…))

195 :inロケット団のアジト [saga sage]:2013/01/24(木) 01:13:19.73 ID:L+46/p950
ガゼル「お前、いらんことしてねーだろうな」ギロッ

ハヤト「い、いや、確かにこっちきたらエルゴの王の力を分けて仕事の半分をごにょごにょ…」

カシス「ひえ〜〜〜! そんなことしようとしてたの!!」

マグナ「……それはちょっと…」

ネスティ「………」ジトーッ

ハヤト「ひ、ひぃいい…」

ギブソン「ところでロッカくんリューグくん…」

兄弟「「??」」


ギブソン「ポケモン世界のジムリーダー達の中で誰が好みなんだい?」


兄弟「「ぶっ!」」///

リューグ「お、おめぇ!!」

ロッカ「………」///

ギブソン「ははは、いいじゃないか。俺達だけの秘密にしよう」

リューグ「後でミモザにばらしてやる…」

ギブソン「それは勘弁いただきたいな。で、誰なんだい?」

196 :in間違えました忘れられた島 [saga sage]:2013/01/24(木) 01:18:41.01 ID:L+46/p950
ロッカ「ぼ、僕はエリカさんです……///」

ギブソン「へぇ〜」

リューグ「へっ、てめぇならそいつを選ぶと思ってたぜ! 大人しいタイプが好きだもんな」

ロッカ「……そういう兄さんはカスミさんでしょ。活発女子好きだもんね」

リューグ「なっ!!?」カァ///

ミニス「えぇええ!? 私みたいなのが好きなの〜〜〜!!」

リューグ「だ、誰がてめーみたいなクソガキ!!」

ミニス「誰がクソガキよっ!!」ダンッ

ハヤト「ガゼルはもちろんナナミさんだよね」

ガゼル「あ?」

ハヤト「だってリプレみた「黙れごらぁあああ!!」ガァ!!


ネスティ「やれやれ……」

アメル「マグナは誰なんですか?」ニコニコ

マグナ「……え」



アメル「マグナは誰が好みなんですか?」ニコニコ



マグナ&ネスティ((ひ、ひぃいいいい))ガクガク




197 :in忘れられた島 [saga sage]:2013/01/24(木) 01:22:50.40 ID:L+46/p950
アズリア「お、お前は……いや、なんでもない」カァ///

レックス「……もちろん…」グィ

アズリア「……あ…」///

レックス「君だよ」ニコッ

アズリア「///////」


ウィル「………」ジトーッ


レナード「やれやれだ」シュボッ


ハヤト「………あ、そうだ」

一同「?」

ハヤト「皆さえよければ、さ」




ハヤト「彼に力を与えたいんだけど、いいかな」




198 :inヤマブキシティ [saga sage]:2013/01/24(木) 01:23:48.92 ID:L+46/p950





―――第七章 目覚める力




199 :inヤマブキシティ [saga sage]:2013/01/24(木) 01:32:08.83 ID:L+46/p950
青年「……ここがヤマブキシティ…」

カスミ「いつ来ても都会よね…」

ロケット団員「………」

青年(スーツを着ていても、その悪意むき出しの表情はおそらくロケット団なんだろうな)

青年「カスミ……気をつけろよ」

カスミ「ええ、分かってるわ」

青年(カスミ凌辱の薄い本を読んでなくて良かった…)

カスミ(青年さんがポニータに乗った王子様のように助けてくれるんだろうな…)

青年「シルフカンパニーに行くか…それともヤマブキジムへ行くか…」

カスミ「私はナツメさんと会って話がしたい。…ロケット団にいるような人だとは思えないもの…」

青年「そうだね。うん、先にジムへ行こう!!」
200 :inヤマブキジム [saga sage]:2013/01/24(木) 01:34:33.61 ID:L+46/p950
ナツメ「ふふふ、良く来たな。待ちわびたぞ」

カスミ「ナツメさん!」

青年「ナツメ!! もうやめるんだ!!」

ナツメ「ふふふ、なんのことかな?」

青年「ロケット団のことだ! お前はそんなところにいる人間じゃない!!」

ナツメ「………まぁ、いくら言葉を交わしたところで…」スッ



ナツメ「最終的にはこれで決着だ!!」



 ジムリーダーナツメが しょうぶをいどんできた!!



201 :inヤマブキジム [saga sage]:2013/01/24(木) 01:40:02.36 ID:L+46/p950
ナツメ「ルールは3対3の同時バトルだ! いけ! フーディン! バリヤード! スリーパー!」

フーディン「フーディン!」

バリヤード「バリバリ!」

スリーパー「すりーぱっ!」

カスミ「ゴリゴリのエスパータイプね! 青年さん!」

青年「ああ、いけっ! ライトニング! ダルク! コマイヌ!!」

ライ「ぴかぁ!!」

ダルク「ぎぃっ!」

コマイヌ「おんっ!!」

青年(どくタイプを持つダルクが若干の不利か……)

ナツメ「フーディン! スピアーにサイケこうせん! バリヤード全員にあやしいひかり! スリーパーさいみんじゅつ!」

三匹「「ギョイッ!」」

青年「はやいっ! ライトニングコマイヌ! 蒼い力で打ち消せ!」

ライ「ぴかっ!!」バリバリ

コマイヌ「おんっ!!」ボォォォオォオ

ナツメ「くっ、最強のエスパー達の攻撃をかき消すだと!?」

青年「ダルク! 高速移動からきりさくだっ!!」

ダルク「ギィィィィッ!」シュンッ

ナツメ「バリヤード! リフレクター!!」

バリヤード「バリバリ!!」バリヤー
202 :inヤマブキジム [saga sage]:2013/01/24(木) 01:42:40.22 ID:L+46/p950





―――ギィィィンッ!!




ダルク「………ギィッ」シュッ

バリヤード「バリ………ば  」ドサッ


ナツメ「バリヤードのリフレクターを斬り開くなんてやるじゃないか」パチパチパチ

青年「よしっ! ダルクいい―――


ナツメ「スリーパー“呪い”」


スリーパー「ウィンウィン」カチカチカチ


バリヤード『 』スッ

ダルク「ギィッ!?」

カスミ「ダルク! よけてぇええ!」



 ダルクはバリヤードののろいをうけた! ナツメのいうことにあらがえない!


203 :inヤマブキジム [saga sage]:2013/01/24(木) 01:46:13.73 ID:L+46/p950
ナツメ「ダルク…といったか? ふふふ、良いスピアーだ」ナデナデ

ダルク「ぎ、ぎぃ……」

バリヤード『  』

青年「ダルクを放せ!!」

ナツメ「これはポケモン勝負なんだ。口で言わず実力でなんとかしてみろ」

青年「ぐっ…。ライトニング! 10まんボルト!」

ライ「ぴぃかぁ…ちゅぅぅ!!」バリバリ

フーディン「ふぅううううああああ!!」ビリビリビリ

フーディン「」ドサッ


カスミ「やった!?」


ナツメ「スリーパー“呪い”」


スリーパー「ウィンウィン」カチカチカチ

フーディン『 』スッ

ライ「ぴっ!?」



 ライトニングはのろいをうけた! ナツメのいうことにあらがえない!



ナツメ「ふふふ、形勢逆転だな」

青年「………それはどうかな?」ニヤリ
204 :inヤマブキジム [saga sage]:2013/01/24(木) 01:48:54.50 ID:L+46/p950



青年「コマイヌ! ほえろ!!」

コマイヌ「オォオオオオオオオオオオン!!!」



 コマイヌのほえる! ダルクとライトニングののろいがきえた!



ダルク「ぎぃっ!」シュンッ

ライ「ピカピカッ!」タタタッ

ナツメ「ちっ…」

青年「よし、後はスリーパーだけだ!!」




ナツメ「それはどうかな?」スッ




青年「なっ、何をしている」

ナツメ「何って、私も参戦するのだよ」スタッ



ナツメ(LV--)
・サイコキネシス
・さいみんじゅつ
・はどう
・テレポート


205 :inヤマブキジム [saga sage]:2013/01/24(木) 01:54:00.42 ID:L+46/p950
カスミ「なっ、さっきこれはポケモンバトルだって言ったの忘れたの!?」

ナツメ「ふふふ、私はロケット団だぞ? 約束を守ると思っているのか?」

ナツメ「さぁ、立ちあがれ」スッ


 きぜつしたバリヤードとフーディンがたちあがった!


ナツメ「マリオネット化したポケモンは強いぞ」

青年「………くっ、それなら…」スタッ

カスミ「青年さん!?」

青年「俺はこいつらと一緒に戦う!!」

ダルク「ギィッ!」

ライ「ピカピカ」ヤレヤレ

コマイヌ「おんっ」スリスリ


ナツメ「ふふふ、バカな奴だ」


青年「ライトニング! 蒼いでんきショック! コマイヌ! だいもんじ!!」

ライ「ぴっかぁ!!」バリバリ

コマイヌ「ぐるるるぅううううがぁあああ!!」ボッ


ナツメ「バリヤード…“みがわりになる”」


バリヤード『   』スッ


 バリヤードはすべてのこうげきをうけとめた!


バリヤード『   』プスプスプス

青年「酷い……」

ナツメ「何、後でポケモンセンターには連れて行ってやるさ」

カスミ「こんな人がジムリーダーだったなんて……」ギリッ
206 :inどこかの研究所 [saga sage]:2013/01/24(木) 01:57:25.01 ID:L+46/p950

―――その頃、とある研究所。


ナツメ「あーあ……私じゃないのに…」ハァ

ニャース「何をぶつぶつ言ってるのにゃ! 早く大人しくビームを受けるのにゃ!!」

ナツメ(悪意増幅装置…日に日に威力を増している。受け流せるのも後少しね…)

ムサシ「しぶといわねー。これじゃサカキ様に怒られちゃうじゃない…」

ナツメ(勝手に人のサイコパワーを吸収して、私のドッペルゲンガーを暴れさせてるくせに…)

ナツメ「早く迎えに来てよ。王子様…」


207 :inヤマブキジム [saga sage]:2013/01/24(木) 02:00:36.12 ID:L+46/p950
青年「ぐっ………」フワッ

ナツメ「ふふふ、ポケモンだけなら、何とかなったかもしれないのに…」

ダルク「ぎっ!?」シュンッ

バリヤード『   』

ダルク「ぎぃっ…」イライラ

ライ「ぴかぁああ!!」バリバリ

フーディン『   』クイッ

ライ「………ぴかちゅ」ヤレヤレ

コマイヌ「………」

スリーパー「………」


ナツメ「ふふふ、さぁ、あなたをふかーい眠りにいざなってあげる」キィィィィィンッ


青年「ぐっ、ぐぅっ……」

青年(頭が……割れる…)
208 :inどこか [saga sage]:2013/01/24(木) 02:03:40.82 ID:L+46/p950

 記憶にないどこか。


青年「あ、あれ? ここは…?」


??「よう、ひさしぶりだな? 元気か?」


青年「だ、誰?」


??「まぁ、俺が誰かなんてどうでもいいじゃないか。俺はお前に“力”を与えに来た」


青年「力?」


??「ああ、“こっちの世界”ではな、召喚獣から人間へ力を分けてもらうことができるんだ。そのシステムをお前に積み込んでやる」


青年「………もしかして…」


??「気にすんなって。まぁ、いずれ迎えに行くかもな」ニッ


青年「――――っ!!」


??「がんばれよーーー!」


209 :inヤマブキジム [saga sage]:2013/01/24(木) 02:09:37.64 ID:L+46/p950
ナツメ「さぁ、さっさと観念しなさい…」グググッ

青年「ら、ライトニング………


 俺に力を分けてくれ……」グッ


ライ「ピカァアアアア!!」パァアアア!!


ライトニング
半憑依 MP10 電気の力を可視化できるほど集め、剣の形を造ることができる。


青年「うぉおおおお!!」ザンッ

ナツメ「な、なんだその力は!!」シュンッ


カスミ「……本当になんなの…それ…」


青年(これは……召喚術…?)バチバチッ

ライ「………ぴか(おどろいた…)」

ダルク「ギィ(いいな……)」

コマイヌ「おんっ(俺も俺も!)」ハッハッ


青年(この力があれば……ロケット団に勝てる!!)


青年「ダルク! 召喚!!」


ダルク
半憑依 MP15 蜂のように舞い、蜂のように刺す。


青年「………行くぞっ!」シュンッ

ナツメ「なっ!?」
210 :inヤマブキジム [saga sage]:2013/01/24(木) 02:14:12.98 ID:L+46/p950
青年「―――終わりだ、ナツメ」シュッ

ナツメ「ちっ……」

バリヤード「」キゼツ

スリーパー「」キゼツ

フーディン「」キゼツ

ナツメ「………」


青年「さぁ、約束通り―――」


??『その子は偽物よ! 殺して!!』


青年「!?」フラッ

カスミ「どうしたの!?」

青年「い、今……声が…」

ナツメ「………やっと、やっと助け出してくれた…」フラフラ

ナツメ(くくく…油断したところをナイフで一突きだ…)


青年「あ、ああ……良かった―――」


??『私を信じて!!』


青年「!?」

ナツメ(偽物)「ひゃはははは!! しねぇえええ!!」

青年「ふんっ!」ズシャッ


ナツメ(偽物)「ば……れ…た、か」バタリ


青年「………ふぅ」ドサッ

カスミ「青年さん!」
211 :inヤマブキジム [saga sage]:2013/01/24(木) 02:19:12.81 ID:L+46/p950
青年「どうやら、俺達は偽物と戦っていたらしい…」

カスミ「それじゃあ…」

青年「ああ。本物のナツメはどこかにいる!」

カスミ「……でも、どこに…」

フーディン「………」グググッ

青年「フーディン?」



 フーディンは さいごのちからをふりしぼって テレポートをはなった!



フーディン(ナツメ様を頼みます…)

青年「……ああ、任せとけ」シュンッ




―――とある研究所。


ニャース「ふふんふーんだにゃ♪ これでこいつも終わりだにゃ♪」

ナツメ「ふんっ、もうすぐ助けがくるんだからっ」

ナツメ(さすがにあれを受け流すのは無理ね…)

超巨大悪意増幅装置「」ドドーン

ムサシ「減らず口もそこまでね!」

コジロウ「今後はロケット団の仲間としてよろしくぅ!!」

ニャース「それじゃあカウントダウン開始にゃ!」

ナツメ「あーあ……一度くらい恋してみたかったなぁ…」

ムサシ「3」

コジロウ「2」

ニャース「1」

青年「はい」

三人「ぽちっと……にゃ?」エ?
212 :inヤマブキジム [saga sage]:2013/01/24(木) 02:21:59.61 ID:L+46/p950





青年「ぼきっと………なっ!!」ブンッ





 せいねんはバットをふりまわした! ロケット団にクリティカルヒット!!




三人「きゅぅ…」キゼツ

ナツメ「あ、ああ……」ドクンドクン

ナツメ(私の……王子様……///)

カスミ「………おっけー! これで部屋の扉は解除されたわ!!」

青年「ナツメ! 大丈夫か!?」ダッ

ナツメ「………会いたかった!!」ギュッ

青年「え、ええっ!?」カァ/////

カスミ「な、なにしてんのよぉおおお!!」ダンダン
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/24(木) 02:28:38.93 ID:6CLODBvIO
ライトニングちゃん
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/24(木) 02:29:41.25 ID:6CLODBvIO
ライトニングちゃんとダルクちゃんが擬人化してラッキースケベとかムフフなことする番外編q
215 :inタマムシジム [saga sage]:2013/01/24(木) 02:29:55.15 ID:L+46/p950
エリカ「……それでは、ナツメさんは監禁されていた、と」イライライラ

ナツメ「うん、僕、怖かったよ」ギュッ

青年「もう大丈夫。大丈夫だから」ナデナデ

カスミ「そ、それで? 小さいころから監禁されたせいで外見とは裏腹に中身はまだ子供なんだ?」イライライラ

ナツメ「良く分かんないけど、僕は青年様がいれば大丈夫!」ギュ~~ッ

青年「ははは、困ったなぁ」テレテレ///

青年(僕っ子の上におっぱいでかくてエスパー少女だと!? 完璧か!?)

エリカ「も、もう我慢できませんわ!」バッ

青年「え?」

カスミ「私も!」バッ

エリカカスミ「「えぃ」」ギュ~~~ッ

青年「こ、これは……」

青年(ハーレムというやつなのか!?)

エリカ「………落ち着きますわ」ハァ///

カスミ「これもあなたが貰った力なのかしら…」フゥ///

青年「かもね。エルゴの王は偉大だから」

ナツメ「青年君………」チュッ

青年「くぁwせdrftgyふじこ」コンラン

ダルク「ギィイイイッ!!?(なにやってんのあいつ!!)」

ライ「ぴかぴかっ!!(僕だって怒る時は怒るよ!)」

コマイヌ「くぅ〜ん(やれやれ…)」

カスミ「わ、わた、私だって!」ン~

エリカ「あらあらずるいですわ」ンー

青年「は、ははは……」
216 :inタマムシジム [saga sage]:2013/01/24(木) 02:35:59.89 ID:L+46/p950

グリーン「………なにやってんだ?」ボウゼン…

青年「グリーン!!」

カスミ「あっ!」ズルッ

エリカ「失敗ですわ」アンッ

ナツメ(らっきー)

グリーン「最終決戦だからって急いできたのに、いちゃいちゃ見せつけんなよ」

青年「ご、ごめん…」

ダルク「ぎぃっ(全くその通りだっ!)」

ライ「ぴかぴかっ(僕も彼に同意見だよ)」

レッド「まぁまぁ、青年さんは本当に魅力ある人だから」

青年「レッド君!!」

レッド「お久しぶりです。皆さん」ニコッ

エリカ「久しぶりってほど時間は経っていませんけどね」フフフッ

レッド「でも、こんなに仲間が増えたんだ」ニコッ


レッドの手持ちポケモン

・ウロボスLV52
・プテラLV51
・ギャロップLV50
・カビゴンLV52
・オニドリルLV48
・ナッシーLV49
・カイロスLV45

217 :inタマムシジム [saga sage]:2013/01/24(木) 02:40:56.49 ID:L+46/p950
エリカ「まぁ…すごいですわ」

カスミ「短期間に……」

青年「そりゃ、未来のチャンピオンだからな…」

グリーン「ちょーっと待った! 俺だって負けてないぜ!」


グリーンの手持ちポケモン

・フレアLV92
・カメックスLV52
・カイリューLV56
・ラプラスLV45
・マルマインLV51
・ゲンガーLV54


エリカ「たしかに……」

カスミ「強いわね…」

グリーン「レッド! お前のナッシーとフレアを交換してくれ!」

レッド「………うんっ!!」


エリカ「あらあら、仲がよろしいこと」ウフフ

ナツメ「青年君、僕にもポケモンちょうだい?」

青年「今度一緒に捕まえに行こうか?」

ナツメ「………うんっ」ニパーッ

カスミ(悔しいけど、子供ナツメ可愛すぎる!!)

218 :inタマムシジム [saga sage]:2013/01/24(木) 02:47:43.05 ID:L+46/p950
青年「俺の仲間が…」


青年の手持ちポケモン

・ダルクLV51
・ライトニングLV48
・コマイヌLV57


青年「強くなったなお前達」ダキッ

三匹「「//////」」ギュッ


エリカ「あらあら、羨ましいですわ」

ナツメ「僕もまぜてー」ギュッ

カスミ「あ、ずるい!」ギュッ


グリーン「それで! いつ決行するんだ!?」


青年「そのことだけど、来月の初めにしようと思うんだ!」

グリーン「二週間後かよ!? それまで何するんだ!?」

青年「俺はその間に新たな仲間を探そうと思う!」

レッド「僕は…」

グリーン「俺と修行だろ!?」

レッド「……うん」コクリ


カスミ「私も付き合うわ!」

エリカ「あら、じゃあ私もお手伝いしますわ」

グリーン「いいのかよ?」チラッ


ナツメ「ぎゅー」

青年「はいはい」ナデナデ


カスミ「………いいのよ。今は檻から出て来た喜びを邪魔したくない…」

エリカ「そうですわね。……諦めたわけじゃありませんしね」

グリーン「ふーん」

カスミ「生意気言ってないで、修行するわよっ!」グイグイ

グリーン「ちょっ、腕引っ張んなよ!!」

レッド「………」クスッ
219 :inタマムシシティ [saga sage]:2013/01/24(木) 02:51:44.00 ID:L+46/p950
青年「じゃあ、行こうか?」

ナツメ「うんっ」

ダルク「ぎぃっ!」スッ

ナツメ「あ、間に入られた…。じゃあ逆に…あ」

ライ「ぴか」トコトコトコ

ナツメ「うう………」グスッ

コマイヌ「………おんっ(乗れ)」

ナツメ「ぐすっ」ストッ

コマイヌ「くぅん(女子のお尻やわらけぇ…)」トコトコトコ


青年「目指すは…伝説のポケモンだ…」


続く。。。
220 :inタマムシシティ [saga sage]:2013/01/24(木) 02:52:10.15 ID:L+46/p950




―――第七章 完





221 :inタマムシシティ [saga sage]:2013/01/24(木) 02:53:16.15 ID:L+46/p950
>>213にお応えして





―――番外編  とある日の白昼夢





222 :inどこかのどうろ [saga sage]:2013/01/24(木) 02:55:13.49 ID:L+46/p950

青年「ふぁ〜…良い天気だなぁ〜」

ナツメ「……ねむい」クシクシ

ライ「ピカァ…」

コマイヌ「………」ウトウト

ダルク「……ギィ」

青年「ちょっとひと眠りしようか?」


・・・
・・



223 :inどこかのどうろ [saga sage]:2013/01/24(木) 02:57:20.68 ID:L+46/p950
青年「………ここは?」

??「ここは温泉街だよっ!」

ナツメ「温泉、初めて」

ダルク「こ、混浴はダメなんだからねっ!」ツンッ///

ライ「私は別にかまわない…」

青年「」

コマイヌ「ん? どうしたご主人?」

青年(わたくしのポケモン達が………



人間になってるぅううううううう!!!?)



224 :inどこかのどうろ [saga sage]:2013/01/24(木) 03:03:51.21 ID:L+46/p950
ライ「ご主人様? 何を寝ぼけているの?」

青年(涼●ハルヒに出てくる佐々木って子に似てる! 髪の毛黄色だけど!)

ダルク「ど、どうせエッチな想像でもしてたんでしょ!」ツンッ///

青年(とある魔術の禁書目●に出てくる神裂火織さんに似ている! 髪の毛黒ベースで前だけ黄色メッシュだけど!!)

コマイヌ「はははっ、温泉につかる前からのぼせるなんてご主人様らしいな」

青年(たくましい男の人がいる!!)

ナツメ「………一緒に入る?」

青年「え、そ、それは…」

ライ「………」ジトーッ

ダルク「………」ジトーッ

青年(あふんっ、そんな顔で見ないで)

コマイヌ「あははっ、お呼びじゃない俺様は先にどっかで温泉を堪能させてもらうぜ!」タタタッ

青年「………行っちゃった」

ナツメ「………ここ、個室の露天風呂がある」クィクィ



『イチャラブホテル』



青年「全然隠せてないぃいいいいい!!」

ダルク「ま、まったく、ご主人はめんどくさがりだなぁ!」

ライ「そうね。これ以上探すのがめんどくさいなんて」グィ

青年「ちょ、ちょっと!?」

ナツメ「観念しなさい」グィグィ

225 :in温泉街 [saga sage]:2013/01/24(木) 03:07:34.54 ID:L+46/p950
201号室。

ナツメ「じゃあ、先に入ってるから」スッ

ライ「待ってるわね」スッ

ダルク「あ、ちょっと待って! タオルが、タオルが小さくて!」アタフタ

青年「そ、そんなに暴れたら!!」ダッ

ダルク「……あ…」ハラリ



 せいねんは とてもいいものを みてしまった!



ダルク「あ、あぁ……あ…」カァ///////

青年「だ、ダルク……素敵だね」ニコッ

ダルク「きゃぁあああああ!!」スパパパァンッ



 ダルクのおうふくビンタ! こうかはばつぐんだ!



ダルク「し、知らないっ!」ピシャッ

青年「………ビンタをする度に……お、おっぱいが……」ハァハァ
226 :in温泉街 [saga sage]:2013/01/24(木) 03:13:03.30 ID:L+46/p950
青年「し、しつれいしまーす」ガラガラ

ライ「……遅いですよ。ご主人様」ムゥ

青年(スレンダーながらも主張した張りのあるおっぱい。小柄なのに、なんだか……すごくドキドキする…)ハァハァ

ライ「……あ、布が―(棒読み)」ハラリ

青年「!?」ブッ

青年(ら、ライのあられのない姿が!! め、目が離せない!!)ジーッ

ライ「………僕だって少しばかりの恥じらいはあるんだよ///」クネクネ

青年「はぁはぁ……」

ナツメ「青年、遅い」ギュムッ

青年(ギュムッ!? それはなんの効果音ですかぁ!!?)プルプル

ナツメ「待ちくたびれた」ギュムギュム

青年(な、なんという圧力、弾力、包容力!! も、もうダメだ理性が…)


ダルク「………ご、ご主人様っ!」


青年「は、はひっ!」

ダルク「………背中、流してやろうか?」カァ///

青年「ぜ、ぜひおねしゃす!!」ダッ
227 :in温泉街 [saga sage]:2013/01/24(木) 03:19:43.12 ID:L+46/p950
ダルク「ご主人様、力加減はどうだ?」スッスッ

青年「ありがとう。ちょうどいいよ」ハフゥ///

ダルク「あのさ……ご主人様。聞いてくれるか?」

青年「何?」

ダルク「ご主人…いや、青年が初めて私の名を呼んでくれたあの日のこと、覚えているか?」

青年「ああ…忘れる訳がない。悔しさでいっぱいだから…」

ダルク「………っ」ウルッ

青年「ダルク?」

ダルク「あ、いや、それでさっ、私……嬉しかったんだ。完全なオス社会のスピアー兵隊の中で、誰からも必要とされず生きて来た私が、青年に名前を呼ばれて。……必要とされて…」ポロポロ

青年(泣いてる…?)

ダルク「あの日からずっと……青年の事が……だ、だいすき…なんだ」ギュッ///

青年「………ああ、ありがと……」ムニッ

青年(むにっ?)

ダルク「あ、あ……あ…」プルプル

青年「しまった! 手を握ろうとしたら胸を握ってしまった!!(棒読み)」

ダルク「…………殺すっ!」ギンッ

青年「ぎゃぁあああ! やなかんじーーーー!!」

ライ「………やれやれ、次は僕の番だと言うのに…」

ナツメ「………///」ホッコリ
228 :in温泉街 [saga sage]:2013/01/24(木) 03:23:41.79 ID:L+46/p950
202号室。

青年(こっちの部屋も使って良いっていうから来たものの、一人は寂しいなぁ)


――コンコン。


青年「あいてるよ?」

ライ「お邪魔します」カチャ

青年「ライトニング。どうしたの?」

ライ「どうしたのって、僕が僕のご主人様に会いに行くのに理由なんているのかい?」

青年「い、いや…」

青年(ライトニングってそういう性格なんだ……)

ライ「……お邪魔します」スッ

青年「な、なんか一緒の布団は緊張するな…」ドキドキ

ライ「僕を抱き枕にしたことなんて何度もあるでしょ」ヤレヤレ///

青年「だ、だって……いつものライトニングも魅力的だけど、今のライトニングは…その…なんていうか///」

ライ「……興奮する?」///

青年「う、うん///」
229 :in温泉街 [saga sage]:2013/01/24(木) 03:28:08.82 ID:L+46/p950
ライ「……いいよ」

青年「え?」



ライ「………僕と……えっちなことしよ?」カァ///



青年「くぁwせdrftgyふじこlp;」

ライ「だってさ、ダルクはポケモンの姿でも人間に近いじゃないか」

青年「ま、まぁそうだね」

ライ「ナツメはボンキュッボンだし、カスミは可愛いし、エリカは美人だし…」ムゥ

青年「もしかして…やいてる?」

ライ「………悪い?///」

青年「め、めっそうもござーせん!!」ブンブンブン

ライ「だから……僕は……」

青年「………」ギュッ

ライ「ふぁ?」///

青年「俺は…ライも、ダルクも、世界一愛してるよ」ニコッ

ライ「も、もうらめ………ちゅーして」

青年「う、うん……」スッ



230 :in温泉街 [saga sage]:2013/01/24(木) 03:29:24.43 ID:L+46/p950





コマイヌ「おいおい、ご主人。俺はれっきとした男だぜ」

青年「!?」ビクッ

コマイヌ「まぁ、ご主人がどうしてもって言うなら?」ムキッ

青年(まぁ、たくましい///)

コマイヌ「今夜は良い夢見せてやるぜ」ニヤリ

231 :inとあるどうろ [saga sage]:2013/01/24(木) 03:32:41.91 ID:L+46/p950
青年「あーーーーーーーーっ!」ガバッ

ナツメ「zzz」

ダルク「zzz」

ライ「zzz」

コマイヌ「zzz」

青年「ゆ、夢だったのか?」ハァハァハァ

ミュウ「〜〜〜♪」スィー

青年(でも、なんだか皆の言ってるのは本当だった気がする!)ナデナデ

ダルク「………ぎぃ♪zzz」ニマニマ

ライ「ぴ、ぴかぁぁ///zzz」モジモジ

青年「……も、もっかいねよ!」ガバッ



結局、その日青年は夢を見ることはなかった。



―――番外編 完


232 :inとあるどうろ [saga sage]:2013/01/24(木) 03:33:50.06 ID:L+46/p950
ごめんなさいこれが限界です。

しかも白昼夢というかがっつし夢だし。

それでは今日はここまで! おやすみなさい!!

ダルクダルクーーー! はぁはぁはぁ!!

可愛いよダルクー!!!!

良い夢を。
233 :セキチクシティ [saga sage]:2013/01/24(木) 14:29:34.50 ID:L+46/p950

青年「………ふぅ、なんとかピンクバッジゲット…」

キョウ「………」ガクッ

ナツメ「なみのり使うのに必要だものね。そのバッジ」ギューッ

青年「うん、……ただ、水タイプがいないという……」ハァ

ライ「………ぴかぁ」ウーン

青年(あの夢を見て以来、皆が人間みたいに思えるときがあるんだよな…)

ダルク「ギィ?」///

青年「あー、ごめんごめん。見つめすぎちゃったね」ナデナデ

ダルク「ぎぃっ…」ツンッ///←慣れて来た

ナツメ「………」

青年「ん? どうした?」

ナツメ「あなたの世界のピカチュウってなみのり使えるのね」

青年「ああ、特別配信版だけ…ど、ね」チラッ

ライ「ぴかっ!?(嫌な予感…)」

青年「ライトニング……お前は海を駆ける人魚だ」ガシッ

ライ「ぴ、ぴかぁ…?(ぇえ〜?)」
234 :セキチクシティ [saga sage]:2013/01/24(木) 14:30:52.61 ID:L+46/p950






―――第八章 伝説との出会い 序






235 : [saga sage]:2013/01/24(木) 14:36:17.07 ID:L+46/p950
ライ「ぴかぁ…(この僕がなみのりをするなんて…)」イソイソ

青年(なんだかんだ言いながら、ポケモン用水着を着用するライトニング萌えー)///

ダルク「ぎ、ぎぃ…」

青年「ダルクは海水苦手だよね。ボールに入ってて」シュンッ

コマイヌ「………」

青年「コマイヌは炎タイプだから論外、と」シュンッ

ナツメ「コマイヌの扱いだけ雑になってない?」

青年「そうかな?」

ライ「ぴかっ!」ビシッ

青年「おー! 蒼いビキニ可愛いよ♪」ナデナデ

ライ「ピカピカ♪」///

ナツメ「……実は私も…」ヌギヌギ

青年「えっ、あ……/////」

ナツメ「黒い」ボンッ

ナツメ「ビキニ」キュッ

ナツメ「似合う?」ボンッ

青年「………///」ボーッ///

ライ「ピィィィィ!(キーッ悔しい!!)」

青年「お、おっぱい……」ワキワキ

ナツメ「だめ。ライフセーバーに捕まっちゃうよ?」

青年「はい…」シュン

ナツメ(可愛い…///)

236 : [saga sage]:2013/01/24(木) 14:39:33.19 ID:L+46/p950
海上

青年「サーフィンは一度しかしたことないけど行けるかな…」

ナツメ「私は初めて…」

ライ「ぴかっ!」ザザザッ

青年「ひっ」

ナツメ「………」キリッ

ライ「ぴかぴか〜♪」スイスイスイ

青年「む、むりだばばばばばばばばばb」

ナツメ「………」スイスイ

ライ「ぴ、ぴかぴか〜!(ご主人様〜)」

ナツメ(センスのない青年君かわゆす///)

青年「じ、じぬ……」プカプカ
237 : [saga sage]:2013/01/24(木) 14:47:59.95 ID:L+46/p950
青年「こうなったら……召喚!!」パァァァ!!

なみのりライトニング

半憑依 MP5
なみのりができるようになる。



青年「ひゃっほ〜〜〜♪」スィスィ

ライ「ピカァ♪(ご主人様となみのり楽し〜♪)」スィスィ

ナツメ「zzz」フヨフヨ←飽きた





青年「あっという間に着きましたふたごじま」

ライ「ぴかぁ…(もっと遊びたかった…)」

ナツメ「……さむい…」

青年「本当なら先にグレンじまに行くんだけどね。今回の目的はフリーザーだから」

ナツメ「フリーザー?」

青年「うん、伝説の鳥ポケモン。サンダーファイアーフリーザーのフリーザー。ロケット団と戦うにはこれほど戦力になる仲間はいないからね」

ナツメ「うん、フリーザーって…」

青年「ん?」

ナツメ「あれ?」ユビサシ

フリーザー「………」バサバサ

青年「」

フリーザー「………」バサバサ

青年「ぎゃぁああでたぁあああ!!」



 でんせつのとりぽけもんが あらわれた!!



238 :ふたごじま [saga sage]:2013/01/24(木) 14:52:28.11 ID:L+46/p950
青年「氷には炎だ! いけっコマイヌ!」

コマイヌ「おんっ」ボォォォオ!

フリーザー「………」バサバサ

青年「コマイヌ! フリーザーにだいもんじ!」

コマイヌ「おんっ!!」



 コマイヌのだいもんじ! こうかはいまひとつのようだ・・・



青年(ミューツーの時もそうだったけど、伝説や幻の類にタイプ攻撃は通用しないのか?)

フリーザー「ザーッ!」



 フリーザーのれいとうビーム!



コマイヌ「ぎゃんっ!」ビシッ



 コマイヌの後ろ足は固まってしまった・・・



青年「さすがに強い…戻れコマイヌ!」

フリーザー「………」バサバサ

青年「くそっ! いけっダルク!!」

ダルク「ぎぃっ!!」

青年「ダルク! ダブルニードル!!」

239 :ふたごじま [saga sage]:2013/01/24(木) 14:56:02.97 ID:L+46/p950




フリーザー『愚かな………』




青年「喋った!?」

ダルク「ぎぃぃっ!」シュンッ



 フリーザーのふぶき!



ダルク「ぎっ……」ヒューーーン



 ダルクは氷漬けになった!



青年「戻れダルク!」

フリーザー『我にポケモンの理が通用するとでも?』

青年「え?」

フリーザー『我は伝説にして』シュンッ

サンダー『幻』

青年「サンダーに変わった!?」

サンダー『幻にして』シュンッ

ファイアー『唯一無二の存在』ボォォォ

青年(くそっ、言ってることがわかんねぇ!!)

ファイアー『そして………』シュンッ




240 :ふたごじま [saga sage]:2013/01/24(木) 14:57:35.73 ID:L+46/p950






ミュウ「すべてのポケモンのはじまりなのだから」





241 :ふたごじま [saga sage]:2013/01/24(木) 15:05:28.27 ID:L+46/p950
青年「ミュウ!?」

ミュウ「あはは♪ 驚いた驚いた♪」

ナツメ「始祖ポケモン…初めてみた…」

青年「ミュウがサンダーファイアーフリーザーだったのか?」

ミュウ「違うよ? フリーザーならこの洞窟の奥で寝てるよ?」

青年「ならなぜこんな所に!?」

ミュウ「久しぶりに君の顔が見たくなってね」

青年「え?」

ミュウ「それにしても君は僕の思った以上の才能があるみたいだね」

青年「才能?」

ミュウ「そう、ポケモンを愛し、愛される才能さ」

青年「俺に…?」

ミュウ「君はポケモンの本当の名前をつけたつもりでいるだろうけど、本当は違うんだ」

青年「えっ…」



ミュウ「ポケモン達は、君に心をこめて名付けて貰った名前が能力に影響するくらい嬉しいんだっ!」



242 :ふたごじま [saga sage]:2013/01/24(木) 15:18:09.00 ID:L+46/p950
青年(頭に浮かんでいた名前は……俺が考えていただけ!?)

ミュウ「ふふっ、どっかの王様は自分が与えた力だと思っているようだけど、それは君の立派な才能さ♪」

青年「そう…だったのか」

ナツメ「あなたは自分の息子をどうにかしないの?」

青年「そ、そうだっ! ミューツーは君のことを待ってる!!」

ミュウ「うーん、そうしたいのは山々なんだけど…」

青年「?」

ミュウ「僕とミューツーが接触したら、カントー地方は跡形もなく吹っ飛ぶだろうね」アハハ

青年「わ、笑いごとじゃねー…」

ミュウ「だから、彼のことは君に任せるよ。その代わりと言ってはなんだけど…」



 ミュウはモンスターボールを せいねんにわたした



青年「これは?」


ポケモン図鑑
『該当するデータがありません』

ミュウ「出してみたら?」

青年「出てこい」シュッ
243 :ふたごじま [saga sage]:2013/01/24(木) 15:22:05.29 ID:L+46/p950





リオル「リオ?」




244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/24(木) 15:27:30.71 ID:c/tmuiEdo
完走してくれよー みてるから
245 :ふたごじま [saga sage]:2013/01/24(木) 15:31:09.01 ID:L+46/p950
青年「リオル?」

ミュウ「そう、彼の一族は強さへの好奇心から無謀にも僕に挑戦してきたのさ」ヤレヤレ

青年「殺したのか?」

ミュウ「そんなことするわけないじゃない。追っ払ったよ」

リオル「??」キョロキョロ

ミュウ「だけど、この子だけは僕との戦力差を見極めてた。戦いの才能があるんだね」ニコッ

青年(初期ポケしかいないこの世界にリオルがいて良いのか?)

ミュウ「そんなことはないよ。人間達が作った国際法のせいでお互いのポケモンをあまり見たことがないだけさ」

青年「そうだったのか……」

ミュウ「その子に名前をつけてやってくれないか?」

青年「あ、ああ……」ジッ

リオル「リオ??」キョトン

ミュウ「そんな考え込まないで、大事なのは愛情さ」

青年「そうだな…君の名前は………マリアだ!」

マリア「リオ?」

ナツメ「え、女の子なの?」

ミュウ「さすがだね♪ わざと彼と言ったのに見抜いちゃうなんて」

青年「まぁ……うん///」

青年(ちょっとおっぱいが出てるように見えたからなんて言えない///)
246 :ふたごじま [saga sage]:2013/01/24(木) 15:38:13.90 ID:L+46/p950
ミュウ「後、もうひとつお願いがあるんだ」

青年「ん?」

ミュウ「伝説の三匹は捕まえずに倒して欲しいんだ」

青年「理由は?」

ミュウ「彼らにモンスターボールは狭い。おそらく捕まえれば力の大半を……失う」

青年(ゲームの三匹も強そうに見えて、案外そうでもないのはそれが理由か…)

ミュウ「その代わり彼らは多くの経験を与えてくれるはずだ。だからお願い…」


青年「………分かった」


ミュウ「ありがと♪ ……それじゃ、僕は行くね」スゥ…

青年「ミュウ! いつか、いつか俺に、お前の名前をつけさせてくれないか!!」

ミュウ「……ふふっ♪ 気持ちだけ受け取っておくよ。僕にはすでに名付けてもらった名前があるからね♪」シュンッ

青年「そっか…」


『君にだけ教えてあげる。僕の名前は………』


247 :ふたごじま [saga sage]:2013/01/24(木) 15:38:54.46 ID:L+46/p950





―――破へ続く。。。





248 :ふたごじま [saga sage]:2013/01/24(木) 15:40:30.95 ID:L+46/p950
>>244
ありがとうございます。ちょうど誰からのレスもなくて寂しかったんです。

がんばります。

でも、いったん離れます。

更新は夜になりますーでは
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/24(木) 16:31:21.78 ID:c/tmuiEdo
休憩しながらでもいいから全部終わらせてくれww
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/24(木) 16:53:05.36 ID:XejouYVAO
他の人のレスがほしいならsaga、sageの2つ入れるのではなく
sagaだけにした方が更新きたのわかってもらえて人が来やすいよ
251 :inふたごじま内部 [saga sage]:2013/01/24(木) 17:30:46.12 ID:JOnoenlm0
>>249
がんばります。

>>250
そうですね。更新時はageてみます。

少しだけつづきー
252 :inふたごじま内部 [saga]:2013/01/24(木) 17:36:26.38 ID:JOnoenlm0
マリア「りおっ……」ハァハァ

青年(レベル的にダルク達じゃあ経験値ほとんど入らないから、マリアを使ってみたけど…)

パウワウ「アウッアウッ♪」パンッパンッ

マリア「りおっ…(くそっ、こいつ手ごわいぜ…)」チッ




青年(マリアくそよえーーーーー!)ガーンッ



マリア「リオーーーーッ!!」ハッケィ!

パウワウ「アウッ!」レイトウビーム!



マリア「」カチンコチン

青年「も、戻れマリア!」シュンッ



パウワウ「」ドサッ

ライ「ピカァ…」ファサッ

ナツメ(耳を髪のようにかきあげてる…)プルプル

253 :inふたごじま内部 [saga]:2013/01/24(木) 17:44:41.96 ID:JOnoenlm0
青年「大丈夫かマリア」ヤケドナオシー

マリア「り、りおっ!(まだまだやれるぜマスター)」グッ

青年(ミュウはこの子の才能を認めていた。……きっと強くなる)ギュッ

ナツメ(弱いから使いたくないんじゃなくて、弱いから傷つけたくないって思考がすでにトレーナー向きじゃないなぁ…)ソコガスキ///



青年「マリア! ハッケイ!」

マリア「リオッ!」ハッケィ

コダック「あぁ?」


青年「マリア! カウンター!」

シェルター「しぇるっ!」シュバッ

マリア「りーーーおーーーっ・・・!?」ゴキッ

マリア「」シビビビビビッ


青年「マリア! でんこうせっか!」

マリア「りおっ! りおっ!」シュンッ

ヒトデマン「へあっへあっ!」スピードスター

マリア「あんっ」ドサッ


青年(な、なんか色っぽい声に聞こえる……末期かな)///

マリア「りぃ…お…」グググッ
254 :inふたごじま内部 [saga]:2013/01/24(木) 18:02:35.96 ID:JOnoenlm0
ふたごじま最深部

青年「なんだかんだで、最深部まできてしまった」

マリア「りおっりおっ!」ムンッ

青年「え、フリーザーと戦うの!?」

マリア「りおっ!(任せとけっ)」ドンッ

青年(し、心配だなぁ…)

ナツメ「!? ……強い、力を感じる」

青年「力……あっ、あれは!」


 やせいのフリーザーは ねむっている!


青年「なんて神々しいんだ…」

ナツメ「今のうちに攻撃したら?」

青年「意味ないでしょ…」



『そんなことは無意味です』



青年「え?」

フリーザー『私は氷のポケモン。停止しているように見えて、活動しているのです』ファサァ

青年「あ……あ…」フラッ

ナツメ「!?」
255 :inふたごじま内部 [saga]:2013/01/24(木) 18:12:20.33 ID:JOnoenlm0
ナツメ(ポケモンと心を通わせられる才能を持っているばかりに、フリーザーという存在に心を奪われている…)

青年「……あ、ああ」

フリーザー『ふふふ、そうです。私の美しさを理解できるあなたは、特別に深い深い場所へと連れて行ってあげましょう』サァ・・・

青年(フリー・・・ザー・・・うつく・・・し)


マリア「りおぉおおおおっ!」ダンッ


 マリアははっけいをはなった! フリーザーはマヒをした!


フリーザー『な、何を………』シビビビビッ

青年「……はっ!? いったい何が…」

マリア「…ふーっ、ふーっ」キッ

青年「まり…あ?」

マリア「リオッ!」グッ
256 :inふたごじま内部 [saga]:2013/01/24(木) 18:20:47.18 ID:JOnoenlm0
『この子だけは僕との戦力差を見極めてた。戦いの才能があるんだね』


青年「……やれるのか? マリア」

マリア「リオッ!」グッ

フリーザー『ふふふ、この私にそのようなか弱き者をぶつけるなんて、無謀ですね』ファサァ


 フリーザーはおおきくはねをひろげた! しろいひかりがマヒをうちけす!


青年「無謀かどうかは、終わってみなくちゃわからないぜ!!」

マリア「リオッ!!」

青年「マリア! はどうだん!!」

青年(本来進化したルカリオの技だ。……だけど名前補正とこいつの才能があれば…)

マリア「りぃぃぃ…」ブゥンッ

フリーザー『その力は危険ですね。避けましょう』バサッバサッ

ナツメ「空を飛んだぞ!」

青年「無駄だっ! はどうだんは回避不可能の必殺技!」

マリア「ぃぃぃオッ!!」ダンッ


 マリアははどうだんをはなった! フリーザーにめいちゅう!


青年「よっしゃ! やったなマリア!」

マリア「………」グッ

フリーザー『………凍りなさい』



 フリーザーはれんぞくでれいとうビームをはなった!



マリア「リオっ!?」

青年「マリア!!」

マリア「リオォオオオオ!!」ブゥンッ


 マリアはまねっこした! れんぞくではなたれる れいとうビーム!


フリーザー『!?』
257 :inふたごじま内部 [saga]:2013/01/24(木) 18:29:14.98 ID:JOnoenlm0
青年「フリーザーとの間に…」

ナツメ「大きな氷の鏡が…」

フリーザー『これは…私が舐めてかかった戒めの鏡ですね』バサッバサッ

マリア「……リオッ」フラッ

青年「マリア!?」

フリーザー『そんな小さな体で高出力のれいとうビームを何度も放てば、体内エネルギーが枯渇してしかるべきです』

マリア「………リオッ!」バッ

青年「マリア……」

マリア「………」ジッ

青年「………わかった。やりたいだけやるんだ…」

マリア「! リオっ!」ババッ

ナツメ「格闘技の構え?」

マリア「りぃぃぃおぉぉぉぉ・・・」コォォォオ


 マリアのきしかいせい! ちからがみなぎってくる!


フリーザー『な、その小さな体のどこにそんなエネルギーが!?』

青年「マリアの一族は無謀な挑戦に挑み続けた。それは、愚かだからじゃない、いつか…いつか越えられる壁だからだ!!」

マリア「りぃぃぃぃ・・・」ブゥン

青年「いけぇええマリアぁああああ!!」


マリア「リオォォォォォオ!!」ゴォォオォォ
青年「はどうだん!!」ゴォォォッ


フリーザー『そ、そんなっ!!?』


 マリアと青年のダブルはどうだん! フリーザーをやっつけた!


ナツメ(今、青年君はどうだん放ってなかった?)ドンビキ

258 :inふたごじま内部 [saga]:2013/01/24(木) 18:36:54.83 ID:JOnoenlm0
フリーザー『私の負けです二重の意味で』

フリーザー(人間の手からエネルギーの塊が出るなんて思いませんでした…)ドンビキ

青年(無意識のうちに憑依召喚術してたんだろうな…)アハハ

マリア「リオッ!」

青年「マリア!!」ギュッ

マリア「リオッ!」ギュッ

青年「これからもよろしくなっ!」ギュ~~

マリア「り、りおっ…///」チュッ///

ナツメ「!?」

青年「!?」

マリア「/////////」

ダルク「ぎぃぃぃぃ!?」ボンッ

ライ「ぴかぁあああああ!!」ボンッ

青年「なっ、二人とも、なに勝手に出てきてるんだよ!!」アセアセ

ナツメ「青年君〜?」ゴゴゴゴッ

青年「ひ、ひぃいいいいい!!」スタコラサッサ

一同「「まてぇええええ!!」」ダダダッ


フリーザー『……やれやれ、騒がしい人たちだ』

ミュウ「お疲れ様♪」

フリーザー『あなたの言われた通りやりましたよ。まったく…』

ミュウ「ごめんね。ぐっと手加減してもらってさ」

フリーザー『…ミューツーが本当に破壊を起こすなら、それは他人事ではない。そして…』

ミュウ「うん、彼らの…特にマリアの力が必要なんだ…」

フリーザー『…さて、私はもう一眠りしますか…』

ミュウ「あ、僕も添い寝していい?」

フリーザー『………もう勝手に子供産まないでくださいよ?』

ミュウ「あはは、今度はポッポを産むからさ、ね?」

フリーザー『まったく…あなたという人は///』

ミュウ「………青年君、がんばれ」
259 :inふたごじま内部 [saga]:2013/01/24(木) 18:40:49.55 ID:JOnoenlm0
発電所裏

サンダー『な…なに…』

??「ふふーんお疲れサンダー♪ なんちゃって☆」

サンダー『む、無念…』ドサッ

??「回収しなさい」カチッ

ロケット団団員「はっ」

??「そっちはどう?」

??『たった今、ファイアーを捕獲したところだ。案外簡単だったぜー』

??「そう、よかったわね。それじゃあ…」



ムサシ&コジロウ「『いっちょカントー征服しちゃいますか』」



260 :inはつでんしょうらまちがえた [saga]:2013/01/24(木) 18:42:05.36 ID:JOnoenlm0






―――第八章 伝説との出会い   破





261 :inタマムシジム [saga]:2013/01/24(木) 18:47:47.02 ID:JOnoenlm0
レッド「あれ? 早かったですね」ハッハッ

グリーン「まぁ、俺たちは待ちくたびれてたけどな」ハッハッ

青年「ごめん、連絡受けて飛んできたよ」

ナツメ(僕のテレポートを使ってね)

エリカ「まぁまぁ、お久しぶりです青年さん」チュッ

青年「ほ、ほっぺっぺっぺ…///」

ナツメ「エリカ!」ゴォォォ!

エリカ「ナツメさん。    おとなしくしなさいまし?   」ゴゴゴゴゴゴ

ナツメ「ひっ」ビクッ

青年(な、ナツメをビビらせるってどんなだよ!?)ガクガク

カスミ「やれやれ、それが世界を救う男の顔なの?」

青年「カスミ!」パァッ

カスミ「な、なによっ///」

カスミ(私の顔見てそんな喜んでくれたら照れるじゃない!)///

エリカ「ところで青年さん、傷だらけじゃありませんか?」

レッド「ほんとだね」

グリーン「まぁ、そんくらい厳しい環境で旅してもらわないと先が思いやられるけどな」アハハ

青年「はは、ははは…」

青年(言えない! マリアにキスされてみんなに襲われた傷だなんて!)
262 :inタマムシジム [saga]:2013/01/24(木) 18:50:44.17 ID:JOnoenlm0
タケシ「おーおーお前ら! 世間話はそのくらいにして、本題に移ろうぜ」

サトシ「そうだぜ! わざわざ戻ってきたんだからな!」

ピカチュウ「ぴかっ!」

青年「タケシ! サトシ!!」

エリカ「今回は事態が事態だけに、万全を期さねばならないと思いまして、皆様をお呼びしました」

青年「それで本当なのかい?」





―――サンダーとファイアーが死体で見つかったって。




263 :inタマムシジム [saga]:2013/01/24(木) 18:52:35.21 ID:JOnoenlm0
カスミ「……ええ、本当よ」

エリカ「今は情報統制が敷かれて、一般人には隠しているけど、場所が場所だけに噂はどんどん広まっています」

サトシ「場所ってどこなんだ?」

タケシ「ポケモンセンターの前…ってことはないよな」

エリカ「ええ、場所はもっと深刻……」



カスミ「シルフカンパニーのエントランスよ」



一同「「!?」」
264 :inタマムシジム [saga]:2013/01/24(木) 18:59:57.52 ID:JOnoenlm0
エリカ「メディアはなんとか押さえつけていますが、何せカントー1の巨大企業なので、人の行き来はとてつもない数ですわ」

カスミ「それに、あいつらはサンダーとファイアーを見世物にさえしてる。今は置いているだけだけど、工場ではグッズを作っているって噂よ」

サトシ「……ひでぇな」

レッド「許せない…」

グリーン「………」

青年「シルフカンパニーはロケット団の本部だからな」


一同「「え?」」


青年「社長のサカキはロケット団総帥のサカキ、そしてトキワジムのジムリーダーサカキだ」

エリカ「そ、…んな」プルプル

カスミ「たしかにシルフカンパニーのやり方は横暴だし、いくつもの黒い噂を聞いていたわ。……けど、昔はすべてのポケモントレーナーが幸せになれる素敵な商品を作るんだって言ってたのに…」

タケシ「まさか事態はこれほどまで複雑化してたなんて…」

サトシ「ピカチュウ……行くぞ!」

ピカチュウ「ぴかっ!!」スクッ

青年「待て、サトシ」バッ

サトシ「なんでだよ! 今すぐサンダーとファイアーを助け出させてくれよ!!」

ピカチュウ「ぴかぴかっ!!」

青年「………口で言ってもわからないか。…なら、ポケモンで決着をつけよう」スッ

エリカ「青年さん!?」

カスミ「何言ってるの! こんな時に!!」

青年「みんなも同じだっ!」

一同「!?」
265 :inタマムシジム [saga]:2013/01/24(木) 19:03:10.56 ID:JOnoenlm0
青年「これは命を懸けた戦いだ。考えなしに突っ込むなんて、死ににいくようなもんだ」

サトシ「でも! 俺とピカチュウは今までだって!」

ナツメ「それじゃあ……」シュンッ

サトシ「がっ、な、なにを・・・」グググッ

カスミ「ナツメさん! そのナイフをおろして!!」

ナツメ「ロケット団は殺しを恐れない。君が生かされていたのは、




 単に死体の処理がめんどくさかっただけだ」




サトシ「……そんな…」ガクッ

ピカチュウ「ぴか…」
266 :inタマムシジム [saga]:2013/01/24(木) 19:12:14.06 ID:JOnoenlm0
レッド「………それでも」

グリーン「………ああ」

青年「?」

赤緑「「青年さんは戦ってきたじゃないか」」

青年「!!」

カスミ「そ、そうよ! 私たちだって死にたいわけじゃないけど世界を守りたいもの!」

エリカ「ええ、私は青年さんの腕で死ねるなら、本望ですが」

ナツメ「青年、あなたは死なないわ。私が守るもの」

青年「僕の記憶を読むのはやめてください。惚れます」

ナツメ「////」

サトシ「そうだ…そうだよね」

ピカチュウ「ぴかっ」

サトシ「大切なポケモンを守るためじゃないか! 少しくらいの危険は承知の上だぜ!!」

タケシ「それでこそサトシだ!!」

タケシ(ジョーイさんの顔も見納めか…)

青年「……みんな…」



『青春ごっこは終わりかしらぁ?』



一同「「!!?」」
267 :inタマムシジム [saga]:2013/01/24(木) 19:15:14.30 ID:JOnoenlm0
青年「ニャースの…ロボット?」

ロボニャース『あーてすてす。こちらロケット団のムサシ。あなたは?』

青年「! ……青年だ」

ロボ『オッケーどんぴしゃ! 





それじゃあバイバイ』プシューッ




青年「なっ!? みんな! 逃げろ!!」

青年(くっ、誰を出せばいいんだ!?)



ダルク「ギィィィィィッ!!」ボンッ



 ダルクのこうそくいどう! ロボニャースをそとへとつれだした!!



青年「ダルクぅううううううう!!」



――――       !!!!!



268 :inタマムシジム [saga]:2013/01/24(木) 19:18:18.71 ID:JOnoenlm0



ダルク「」ピクッピクッ



青年「う、うあ……あ…」ギュッ

カスミ「せ、青年さん……」スッ

エリカ「………」グッ

カスミ「……だって…だって」ポロポロ

青年「ダルクぅ……」ボロボロ


ダルク「ぎ、ぎぃぃ……」ヨロヨロ


青年「ダルク! ダルク!!!」


タケシ「! 急いでポケモンセンターに!!」

ナツメ「任せて!!」シュンッ

青年「頼む、頼む頼む!! ダルク!! ダルクぅうう!!」


 ナツメのテレポート! ナツメとダルクはきえさった!


青年「う、うぅ………あぁあああああああああ!!!!」

一同「「………」」ボーゼン
269 :inタマムシポケモンセンター [saga]:2013/01/24(木) 19:21:53.56 ID:JOnoenlm0



 変わり者のメススピアー。



 それが私に対して周りが下した評価だった。

 巣を守るのはオスの役目。

 メスの役目は女王を世話すること。

 私は……それでも、みんなに認めてほしかった。

270 :inタマムシポケモンセンター [saga]:2013/01/24(木) 19:26:18.18 ID:JOnoenlm0

 私は必死に戦った。

 自分より大きなポケモン相手にもひるまなかった。

 密猟者たち相手にも果敢に戦いを挑んだ。その時は仲間の三割が死んだ。

 私は戦いを有利に進めるために、腕を研いだ。研いだ。研ぎ続けた。

 その結果、誰よりも鋭く、誰よりも強い私だけの武器が出来上がった。
 気づけば徹夜になっていた。



 けれど、これでみんなが認めてくれる。



 やった。やっと認めてくれる。



 私は、私は本当にみんなを守りたいだけ。



 みんなと変わらない。いえ、みんな以上に巣を愛したスピアー。



「みんなっ!!」




271 :inタマムシポケモンセンター [saga]:2013/01/24(木) 19:26:45.36 ID:JOnoenlm0







 巣は、轟々と燃えていた。




272 :inタマムシポケモンセンター [saga]:2013/01/24(木) 19:28:53.65 ID:JOnoenlm0


「あ、ああ………」


 私の愛した巣が。仲間が。女王が。


 火の粉を上げて舞い落ちていく…。


 私は呆然と宙を浮き続けた。


 なぜ。


 なぜこんなことに。


 思考の闇に囚われそうになった、その瞬間―――、
273 :inタマムシポケモンセンター [saga]:2013/01/24(木) 19:29:53.02 ID:JOnoenlm0






「ダルク!!!」





274 :inタマムシポケモンセンター [saga]:2013/01/24(木) 19:33:54.64 ID:JOnoenlm0

 私の名前はダルクではない。

 だけど、透き通った優しい声は、私がダルクであると錯覚させた。


「ギィィイイイ!」


 気づけば、体が動いていた。


 新しい巣の名前はモンスターボール。


 主人の名は青年。ちょっと気弱で軟派な人間。


 青年は、私を人間扱いしてくる。


 私の照れている姿を見て本気で興奮していた時はちょっと引いたが、とてもうれしかった。


 青年が笑うと、私もうれしい。青年が悲しいと、私も悲しい。




 あの日見た温泉の夢は、私が一生大切にする宝物だ。



 
275 :inタマムシポケモンセンター [saga]:2013/01/24(木) 19:36:40.22 ID:JOnoenlm0


 目の前の人工の何かが音を立てた時、私は戦慄した。



 ―――大切なものが、また、奪われる。



 結果、青年を悲しませることになったけど、まぁいい。いいんだ。



 私はスピアー。主を守る神速の兵隊。



 だ、大好き…な、大好きな青年を守れて……とてもうれしい。



 
276 :inタマムシポケモンセンター [saga]:2013/01/24(木) 19:37:48.31 ID:JOnoenlm0


 ああ、意識が遠のいてきた。


 これが…死。


 仲間たちは私を待っていてくれるかな…。


 でも、もし、もし願いがかなうなら。



『次は人間として、青年の横を歩きたい…』



277 :inタマムシポケモンセンター [saga]:2013/01/24(木) 19:40:19.21 ID:JOnoenlm0

ダルク「………ぎぃ?」

カスミ「ダルク!!」ギュッ

ダルク「ぎぃ??」キョロキョロ

エリカ「あなたは助かったのですよ」ニコッ

ダルク「……ぎぃ…」

サトシ「よかったな♪」

ピカチュウ「ぴっかぁ♪」

ダルク「ぎぃ……! ぎぃ? ぎぃ!?」キョロキョロ

カスミ「あ………」

ダルク「ギィギィ…」キョロキョロ

エリカ「ダルクさん。落ち着いて聞いて。青年さんは―――」

ダルク「………―――」

278 :inヤマブキシティ [saga]:2013/01/24(木) 19:44:32.79 ID:JOnoenlm0
ロケット団団員「き、きさまぁ!」

青年「………どけっ」ブンッ

団員「」ドサッ

団員「い、いそいでサカキ様へれんら―――」ドサッ

青年「………」ブンッ



ムサシ「な、何よあれ! 体から青い光が出てるじゃない!」ガクガク

コジロウ「しかも剣みたいに人間をぶった切ってるぜ!」ブルブル

ニャース「こ、こわいにゃー!」ガクガク

279 :inヤマブキシティ [saga]:2013/01/24(木) 19:45:06.80 ID:JOnoenlm0





青年(エルゴの魔王)『スベ、テ、ヲ、コワス』ブンッ




280 :inヤマブキシティ [saga]:2013/01/24(木) 19:45:51.14 ID:JOnoenlm0






 第八章 伝説との出会い  終






281 :inヤマブキシティ [saga]:2013/01/24(木) 19:46:45.34 ID:JOnoenlm0
いったんここまで。

エルゴの魔王がわからないひとはサモンナイト1で仲間を殺しまくろう!!
主人公で仲間を攻撃しまくってもいいよ!!


282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/24(木) 20:06:33.45 ID:vYoxqOOAO
乙。確か魔王エンドは自分の召還獣が死んでもカウントされるんだよな

青年が超ハイスペックだったりクロスSSとしては変則的だったりするから好き嫌いは分かれるかも知れないけど、投下量多いしテンポも良いから読みやすいわ
完結まで頑張れ
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/24(木) 20:06:45.93 ID:XejouYVAO
カルマルート突入は救われないものが多いからなぁ・・・
しかしファイアーさん睨み付けるで弄られてるのにセリフすらもらえないなんて
284 :in忘れられた島 [saga]:2013/01/24(木) 20:41:05.09 ID:JOnoenlm0





ハヤト「………」ワロエナイ…






285 :in忘れられた島 [saga]:2013/01/24(木) 20:42:53.74 ID:JOnoenlm0
マグナ「………」ジーッ

ネスティ「………」ジトーッ

レックス「………」ハァ

アメル「………」グスッ

カシス「………」ヤレヤレ

兄弟「「………」」ツメタイメ

レナード「………」ポンポン

キュウマ「………」ツメタイメ

ハサハ「………ぐすっ」



ハヤト「……………」プルプル



286 :in忘れられた島 [saga]:2013/01/24(木) 20:44:45.86 ID:JOnoenlm0
モーリン「………」ボーゼン

マルルゥ「………」ガンナキ

ルゥ「………」ジトーッ

ギブソン「………」ポンポン

ミモザ「………」ウーン

ガゼル「お、おい、待てよ。こいつだけの責任じゃねーだろ」


一同「「!!!!????」」


ガゼル「………え…」

ハヤト「ガゼルゥ・・・」ウルウル
287 :in忘れられた島 [saga]:2013/01/24(木) 20:47:05.79 ID:JOnoenlm0
マグナ「……まぁ、俺も暴走したことあったし…」

アズリア「レックスなんて暴走が趣味みたいだったしな」

レックス「ひどい!」ガーン

カシス「ハヤトだって、私がいなかったら魔王になっちゃってたよ」ヤレヤレ

ガゼル「ていうかなってたし…」ジトーッ

ハヤト「あ、あはは……」


ネスティ「……で、この落とし前はどうつけるんだい?」


ハヤト「………そ、それは……」


???「にゃ、はは〜ん♪ そんな時はメイメイさんにお任せにゃーん♪」デイスィ


一同「「!?」」ビクッ
288 :in忘れられた島 [saga]:2013/01/24(木) 20:52:12.27 ID:JOnoenlm0
ハヤト「い、いや、メイメイさんはやめておいたほうがいいと……」

メイメイ「にゃんだとぅ? 私に何度も助けられたくせにぃ〜」

ハヤト(悪化したことも何度もあるけどな…)

マグナ「そ、そうだよ。異世界への干渉はよくないよ」

メイメイ「あぁん? 調律者で世界を改変したあんたがよく言うわよ」

マグナ「うぐっ」

アメル「そ、そうですよ…やめておきましょう?」

メイメイ「天使は人間の話題に触れないでくださーい」

アメル「あうっ!!」ガーンッ

レックス(突っ込まないようにしよう…)

メイメイ「とーにーかーく! メイメイさんは決めたことは覆さないんだから!!」


ハヤト「あ、ちょ、ちょっと待て!!」


一同「???」


ハヤト「あれ……エルゴの力だけど……なんか違う…」

ハヤト(まるで………世界そのもののような…)

289 :inシルフカンパニーエントランス [saga]:2013/01/24(木) 20:55:25.24 ID:JOnoenlm0



 ―――ガシャァァアアアン!!



青年「はぁはぁはぁ……」クッ

青年(身体が…熱い…)


サンダー「」

ファイアー「」


青年「!?」ビクッ


『壊せ』


青年「う、うぉ……」グググッ


『壊せ』


青年「……しょう・・・かん」


マリア「………りお…」ポンッ

マリア MP50
憑依 はどうだんを撃てるようになる。


『壊せ!!』


青年「うぉおおおおおおおお!!!」ドンッ


サンダー「」パリィィンッ

ファイアー「」パリィィィンッ


青年「………が、ガラス?」
290 :inシルフカンパニーエントランス [saga]:2013/01/24(木) 21:00:52.57 ID:JOnoenlm0
ミューツー『ふん、やはりな……』ブゥン

青年「シャイン!?」

ミューツー『その名前で呼ぶな。お前が名付けたのだろう』ゴンッ

青年「あいたっ! 実体なのか?」

ミューツー『念体であろうと、お前に触れるくらい造作もない』

青年「つ、つえぇ・・・」

ミューツー『お前に宿る力を取り入れたら、私はさらに強くなる』ククク

青年「!?」

ミューツー『別世界の力だろう?』

青年「な、なぜわかったんだ?」

ミューツー『ふん、そんなことはどうでもいいだろう。それより、自分の状態を理解しているのか?』

青年「………」
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/24(木) 21:01:22.14 ID:gSegjwYAO
ポケモンか
292 :inシルフカンパニーエントランス [saga]:2013/01/24(木) 21:09:37.32 ID:JOnoenlm0
青年「エルゴの魔王になった者は……自我を失い……世界を滅ぼす」

ミューツー『ふん、ミイラ取りがミイラになるとはな…』

青年「抑えきれなかったんだ……ダルクが…殺されて…」

ミューツー『………。見てみろ』ブゥン

青年「こ、れは?」


―――泣き叫ぶダルク。


ミューツー『お前は勝手に絶望し、愚かにも魔王になったんだよ』

青年「そ…んな」

ミューツー『………だが、その仲間に対する心構えは認めてやらんこともない』

青年「シャイン……」グスッ

ミューツー『ええいうっとうしい! 契約だ!』

青年「契約?」




ミューツー『お前が死す時、私にその力をよこせ』



青年「え?」

293 :inシルフカンパニーエントランス [saga]:2013/01/24(木) 21:10:43.00 ID:JOnoenlm0






ミューツー『それまでは、私が後ろから魔王の力を抑え込んでやろう』





294 :inシルフカンパニーエントランス [saga]:2013/01/24(木) 21:16:17.07 ID:JOnoenlm0
青年「………っ!?」ハァハァ

青年(時間が…止まっていた!?)

青年「ダル……いや、今はそれよりも!」キッ

青年「サカキを倒す!」




―――ドォォォンッ!!




青年「な、なんだ!?」グラグラ



ムサシ「な、なんだかんだと言われたら」

コジロウ「答えてあげるが世の情け」

ニャース「このビルはもう崩れ去るにゃー♪」ニャーハッハ


青年「!?」


三バカ「「にゃーっはっはっはっは!!」」サッサ

295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/24(木) 21:18:17.17 ID:gT5Inh8U0
サモンナ知らない俺に仲間殺しまくるワロタ
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/24(木) 21:21:02.36 ID:XejouYVAO
サモンナイト知らん人に分かりやすく言うと

ひんし回数一定以上でバッドエンドルート直行

って事だ
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/24(木) 21:33:23.30 ID:gT5Inh8U0
召喚した方を瀕死にするって意味か、勘違いした、ちょっとググってみよ
298 :inシルフカンパニ― [saga]:2013/01/25(金) 00:34:00.35 ID:t5TIN90d0
青年「………どうしよう」チラッ

受付嬢「あ、ああ……」

青年(おそらく、会社の裏をしらない人間も多数いるはずだ…)

青年「テレポートで? いや、無理だ…」グラグラ

青年(結局…人一人の力なんてこの程度…)シュッ

ライ「ぴかっ!」

コマイヌ「おんっ!」

青年「……できる限りの人間を助けよう…」

マリア「……りおっ!」グッ

ナツメ「手伝うわ」シュンッ

青年「ありがと」ニコッ

ナツメ「……あ、あなたのためじゃないんだからっ///」

青年「だから俺の過去を読むな」
299 :inシルフカンパニ―跡地 [saga]:2013/01/25(金) 00:36:39.05 ID:t5TIN90d0




 ……結局、死者は数十人にも及んだ。




青年「………くそ」

ジュンサ―「ご協力感謝します!」ビシッ

ナツメ「いい」フリフリ

ジュンサー「失礼します!!」タッタッタ

青年「人が…いっぱい死んだ」

青年(それもこれも、俺が勝手に誤解して、最強になったつもりで敵地へ乗り込み…自滅した)

ナツメ「責めるな。お前が弱いことなどみんな知ってる」

青年「………だな」ハァ…

青年(何を今まで勘違いしてたんだろう…)
300 :inシルフカンパニ―跡地 [saga]:2013/01/25(金) 00:38:56.76 ID:t5TIN90d0
ナツメ「いずれにしても、今回の件はすべてあいつらロケット団の仕組んだことだ。きっかけはお前にしろ、原因はあいつらだ」

青年「そう……かな」

ナツメ「ああ、気にするな」ポンポン

青年「ナツメ?」

ナツメ「ちょっと用事ができたから、行ってくる…」シュンッ

青年「………はぁ」

青年(見捨てられたかな…)
301 :inシルフカンパニ―跡地 [saga]:2013/01/25(金) 00:44:32.64 ID:t5TIN90d0
サカキ「ふふふ、落ち込んでいるな、青年」

青年「!?」バッ

サカキ「そう警戒するな。これも幻影だ」

青年「お前……罪のない人間達を……」

サカキ「……本当にそうか?」

青年「え?」

サカキ「シルフカンパニーには黒い噂があることは知ってるだろう?」

青年「………」

青年(カスミが言ってたやつか…)

サカキ「違法ドラッグ、肉体改造、洗脳、モンスターボールの改造、数えきれない罪をこの会社は犯してきた」

青年「……それと、罪のないにんげ――



サカキ「無知は罪じゃないのかね?」



青年「え?」

サカキ「さらに言えば、一般人に広まる噂を彼ら社員が知らないとでも?」

青年「そ、それは…」

サカキ「彼らは知っていたんだ。自分の会社がどういうところであるか、自分の働きが一体どれほどのポケモンを苦しめるか」

青年「そんなことは! ……な、い」

青年(日本でも多くの会社が脱税や違法行為を繰り返している……俺の両親も…)グググッ

サカキ「彼らには会社の暴走を止める機会があった! 力もあった! 数もあった!」



サカキ「―――だが、見て見ぬふりをした」ニマァ



302 :inシルフカンパニ―跡地 [saga]:2013/01/25(金) 00:47:28.31 ID:t5TIN90d0
サカキ「考えることだ。今回の倒壊で死んだ人間が、果たして本当に生きる価値のある人間達だったかどうか」

青年「………」

サカキ「そして思いしれ。世界に正義など一つも存在しないことを」

青年「………めろ」

サカキ「その時、私は再びお前の前に現れよう。そして――

青年「やめてくれ!!」



サカキ「お前を、私の後継者として迎え入れよう」ボソッ



青年「!?」バッ

サカキ「はははっ! 幻影というのは嘘だ! 私はここにいる!」ポンッ

オニドリル「………」ギロッ

青年「待て!!」

サカキ「オニドリル、そらをとぶ」

オニドリル「キィィィィィィ!!」シュンッ



青年「………」ガクッ
303 :inシルフカンパニ―跡地 [saga]:2013/01/25(金) 00:49:07.55 ID:t5TIN90d0
ライ「……ぴか…」スリスリ

コマイヌ「おん……」スリスリ

マリア「りお……」ギュッ

青年「みんな……大丈夫、俺は大丈夫だから……」ギュッ





―――しかし、その時、溢れた涙は止まることを知らなかった。





304 :inシルフカンパニ―跡地 [saga]:2013/01/25(金) 00:49:38.39 ID:t5TIN90d0







―――第八章 完






305 :inシルフカンパニ―跡地 [saga]:2013/01/25(金) 00:53:13.99 ID:t5TIN90d0
キリが良いので、飯&風呂してきます!

サモンナイトをしたことがない人はぜひ遊んでみてください!

シミュレーション苦手だわーって言う人は、サモンナイト1なら主人公に経験値全振りすればクリアはできますから!

イラストはキノの旅の人(名前を変えてる)が描いてるのでキノファンもぜひ!

シナリオは2が最高です!ただ、全員不幸しょいすぎて鬱状態ですが(特にネスとアメル)。

ちょっとシリアスが続きすぎている(というか基本シリアスばっか)なので、次は番外編に行きます!

では!
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/25(金) 01:05:16.83 ID:hn/FwUcAO
商品宣伝の気は無いが

ゲームアーカイブスにて サモンナイト、サモンナイト2が
PSPリメイクにて サモンナイト3、サモンナイト4が
それぞれ出てたはず

あとは年内にサモンナイト5が出るんだったかな?
307 :inシルフカンパニ―跡地 [saga]:2013/01/25(金) 01:15:59.57 ID:t5TIN90d0
>>306
サモンナイト5する前に4をクリアせねば…Orz


つづきー
308 :inタマムシジム [saga]:2013/01/25(金) 01:20:14.68 ID:t5TIN90d0





 番外編 ある日の午後











309 :inタマムシジム [saga]:2013/01/25(金) 01:27:46.70 ID:t5TIN90d0
青年「いけっ! ダルク!!」

ダルク「ギィ!!」シュンッ

レッド「フレア! 避けろ!!」

フレア「ギャアッス!」サッ

グリーン「そこだゲンガー! サイコキネシス!」

ゲンガー「ゲン・・・ガッ!」ウィンウィン


カスミ「元気ねー」サッサッ

エリカ「本当ですわ」ウフフ

ナツメ「カスミ、それ何?」

カスミ「ああこれ? 髪をストレートにしてるのよ」

コマイヌ「アオンッ」

エリカ「へぇ、最近ますます可愛くなられたと思ってましたの」フフ

ナツメ「そうだな。羨ましい」

カスミ「………二人に言われると嫌味にしか聞こえないし…」ハァ

エリカ・ナツメ「「???」」キョトン

カスミ「そうだっ! コマイヌ、ダルクと交代してきて!」

コマイヌ「きゅ?」キョトン

カスミ「おーい青年さーん! ダルクとライトニング借りるねー!」

コマイヌ「アオーーーン!」

青年「……? ほーい」シュッ
310 :inタマムシジム [saga]:2013/01/25(金) 01:36:03.22 ID:t5TIN90d0
別の部屋。

ダルク「??」

ライ「………」クシクシ

カスミ「ふふふっ♪」

エリカ「お二人をどうしますの?」

ナツメ「なんか悪い顔になってるぞ?」

カスミ「ふふふっ、聞いて驚きなさい!



第一回、青年の心を射止めるのは誰だ選手権〜♪」パチパチパチ



ダルク「!?」

ライ「!!」

エリカ「まぁ」

ナツメ「………」

カスミ「今から、全員おしゃれして青年さんの前に出ます! 青年さんの心を一番動かした人が優勝でーす!」

ダルク「ぎぃ!」

ライ「ぴかっ」ファサッ

エリカ「それは私たちも参加ですの?」

カスミ「もっちろん♪ 各自一番可愛いと思う恰好をしてきてね♪」

ナツメ「………よし」シュンッ

エリカ「こうなったら急ぐしかありませんわ」タタタッ

 
311 :inタマムシジム [saga]:2013/01/25(金) 01:37:54.55 ID:t5TIN90d0

―――二時間後。

青年「ダルク達遅いな……」

レッド「そうですね…」

グリーン「ああ、もう帰っていいか?」ファァ


カスミ「おっまたせ〜♪」


三人「「!?」」

312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/25(金) 01:38:48.44 ID:+6U0ZyqAO
ダルクェ
313 :inタマムシジム [saga]:2013/01/25(金) 01:42:06.76 ID:t5TIN90d0
エントリーナンバー1 エリカ

エリカ「……少し恥ずかしいですわ…///」

頭部  赤い帽子
上部  白のロンT(手が半分隠れる長さ)
    黒のパーカー
ズボン ダメージジーンズ


レッド「ボーイッシュなエリカさんだ」

グリーン「……ふんっ」

青年「いつもと違うから新鮮で可愛いね」

エリカ「////」サッ

314 :inタマムシジム [saga]:2013/01/25(金) 01:44:34.88 ID:t5TIN90d0
エントリーナンバー2 ライトニング

ライトニング「………」スッ

頭部 ピンクのリボン


レッド「あ、ピンクのリボンだ」

グリーン「いいじゃねーか」

青年「可愛いよライトニングはぁはぁ///」パシャパシャパシャ

ライ「/////」サッ


レッド「趣旨が読めて来たね」

グリーン「ああ、俺達がいる意味はないだろうがな」

青年「あ〜、らいとにんぐぅ〜」

エリカ「」ズーンッ…
315 :inタマムシジム [saga]:2013/01/25(金) 01:47:44.15 ID:t5TIN90d0
エントリーナンバー3 ナツメ

服 堕天使エロメイド


レッド「/////」ブッ

グリーン「なっなっ!?///」

青年「こ、これは…はぁはぁ///」パシャパシャパシャ

ナツメ「あなたはこれを着る人と私を重ねている」

青年「や、やばいっ!」ハァハァハァ///


エリカ「」ズーンッ

ライ「」ズーンッ

ナツメ「………ふふ、勝ったな」


カスミ「それはどうかな!!」バンッ
316 :inタマムシジム [saga]:2013/01/25(金) 01:49:50.17 ID:t5TIN90d0
エントリーナンバー4 カスミ

服 ポケモンコスプレ服 ピカチュウVER


レッド「………」アチャァ

グリーン「………」ホジホジ

青年「………か、可愛いね」ニコッ


カスミ「」ズーンッ

エリカ「ドンマイですわ」ポンポン

ライ「………」ヘッ

ナツメ「優勝はいただき……」


青年「最後はダルクか…」
317 :inタマムシジム [saga]:2013/01/25(金) 01:55:02.10 ID:t5TIN90d0
エントリーナンバー5 ダルク

ダルク「………ギィ///」

青年「!?」


上部 白のブラウス
   ベージュのセーター

下  紺のスカート(学生用)

足  白のニーソ



ダルク「ぎぃ…///」モジモジ

レッド「……青年さん」ガシッ

グリーン「ああ、青年さん」ガシッ

青年「………生きてて良かった」グスンッ

ダルク「ぎ、ぎぃっ!(見るな! こっち見るな!)」///


カスミ「」ズーン

エリカ「」ズーン

ライ「」ズーン

ナツメ「」ズーン

ナツメ(しかも、堕天使エロメイドはダルクの方かよ…)ズーン

318 :inタマムシジム [saga]:2013/01/25(金) 01:58:48.53 ID:t5TIN90d0
カスミ「ぐすん……、優勝はダルクー」

ダルク「ぎ、ぎぃ…///」

青年「ダルク、可愛いよダルク」ハァハァハァ///

負け犬達「………」ブーブー

青年「皆もすごい可愛かった! 癒されました」フカブカー

負け犬達「………///」

レッド「いこ、グリーン」

グリーン「ああ、これ以上臭いのは見てられね―からな」

青年「みんな……今日はありがとう!!」


五人「「でへへ〜〜〜」」デレェ///






ミュウ「………AKBの服なら勝てるかな…」

フリーザー『……一生やってろ…』



319 :inタマムシジム [saga]:2013/01/25(金) 01:59:19.65 ID:t5TIN90d0





番外編 完





320 :inタマムシジム [saga]:2013/01/25(金) 02:01:38.65 ID:t5TIN90d0






―――第九章 絆





321 :inグレンタウン [saga]:2013/01/25(金) 02:05:10.52 ID:t5TIN90d0
グレンジム

カツラ「ぎゃぁあああ!! まけたぁあああ!!」

青年「よっしゃ! やったなマリア!」

マリア「りおっ♪」ガシッ

カツラ「……これがクリムゾンバッジだ」スッ

青年「よっしゃー! クリムゾンバッジ、ゲットだぜ!!」

ライ「ぴかぁ!」

マリア「りおっ!」

コマイヌ「おんっ!」




青年「………ダルク」ハァ

ポケモン達「「………」」
322 :inグレンタウン [saga]:2013/01/25(金) 02:08:39.00 ID:t5TIN90d0
ポケモンセンター

通信BOX前

エリカ『ダルクさんは順調に回復しております。ご心配なくー♪』

青年「はい、ありがとうございます」プツンッ

マリア「………リオッ」ドスッ

青年「ぐふっ…マリア…気合入れてくれてありがとう」ナデナデ

マリア「リオォ///」テレテレ

青年(バッジも残すところあと一つ……だけど…)

青年「グリーンバッジはサカキが…」

323 :inトキワシティ [saga]:2013/01/25(金) 02:09:58.36 ID:t5TIN90d0
トキワジム 閉鎖中

青年「……だよなぁ…」ハァ

レッド「………」

グリーン「………」

三人「「………え?」」キョトン

324 :inマサラタウン [saga]:2013/01/25(金) 02:15:46.68 ID:t5TIN90d0
ナナミ「あらあら、久しぶりね皆〜♪」

グリーン「ただいま」

レッド「お久しぶりです」

青年「た、ただいま…///」

グリーン「なっ、おまっ、なんでただいまなんだよ!」

青年「だ、だって、グリーンが旅立ってからしばらくお世話になったし…」

グリーン「ね、姉ちゃん!? 一緒に住んでいただって!?」

ナナミ「あらあら、お姉さんが誰と一緒にいようが勝手でしょ?」

グリーン「で、でも、こいつはこいつはぁ!」ブンブン

レッド「青年さん、グリーンは重度のシスコンなんですよ」アハハ

青年「あ、ああ…」

ナナミ「あらあら、私は別に何番の女だっていいのよ? たまに愛してくれればね♪」ニコニコ

グリーン「」ガーンッ

青年「え、えっと……」

グリーン「しょ、しょしょ、勝負だぁあああ!!」

青年「え、ええ?」

オーキド「ほっほっほ、それは良い提案じゃの♪」

三人「博士!! お久しぶりです!!」

オーキド「ほほっ、久しぶりじゃのぉ♪」
325 :inマサラタウン [saga]:2013/01/25(金) 02:18:51.77 ID:t5TIN90d0
オーキド「それじゃあ、審判はワシが務めるぞ♪」

グリーン「はいっ!」

青年「はぁ…」

レッド「がんばれー」

オーキド「ルールは簡単じゃ。ワシが渡した最初のポケモンの一対一の勝負じゃ♪」

グリーン「……カメックス」グッ

青年「コマイヌ、頼むぞ」グッ

ナナミ「青年くーん、勝ったら良いこと……しよ?」




青年「よっしゃぁあああ! 本気だぜぇええええ!!!」



グリーン「」ガーンッ
326 :inマサラタウン [saga]:2013/01/25(金) 02:21:20.42 ID:t5TIN90d0
青年「いけっ! コマイヌ!」シュッ

コマイヌ「アオォォオオオオン!!」ポンッ

グリーン「いけっ! カメックス!」シュッ

カメックス「カメェエエエエ!!」ギャオォォ

オーキド「ほっほっほ、二人とも、良く育てたのぉ♪」

二人「「はいっ!!」」



オーキド「それでは……試合、はじめぇ!」バッ



グリーン「先手必勝! ハイドロポンプ!!」

カメックス「かめぇええ!!」ボッ
327 :inマサラタウン [saga]:2013/01/25(金) 02:30:28.18 ID:t5TIN90d0
青年「コマイヌ! 黄色い炎を走らせろ!!」

コマイヌ「うぅ………おんっ!!」ガァッ


 コマイヌのきいろいほのお! ハイドロポンプをでんきのほのおがかけめぐる!


グリーン「ちっ、カメックス、からにこもる!!」

カメックス「かめぇ!!」サッ


 コマイヌのきいろいほのおはカメックスのこうらをとおさない・・・


グリーン「そのまま、ロケット頭突きーー!!」

カメックス「カメェエエエエ!!」ドーンッ

青年「コマイヌ! 正面から受け止めろ!!」

コマイヌ「………おんっ!」ニヤッ


 カメックスのロケットずつき! コマイヌにダメージ!


ナナミ「あーんっ!」

青年「まだまだぁ! すてみタックル!!」

コマイヌ「グォオオオオオオン!!」ドンッ

カメックス「ぐぉおおおお…」ズザザザザッ

コマイヌ「ギャンッ」ズザザザッ



レッド「……すごい」

オーキド「お互い、綺麗な勝ち方など望んでいない。パートナーを勝利に導きたい、それしか考えておらぬのぉ」

レッド「それって……すごいカッコ良い!!」

オーキド「そりゃそうじゃ! なんせワシの息子達なんじゃからのぉ! レッド、おぬしもじゃぞぉ」

レッド「……うん」テレテレ///
328 :inマサラタウン [saga]:2013/01/25(金) 02:32:26.95 ID:t5TIN90d0
グリーン「カメックス……お前と一緒に戦えて…本当に嬉しい」

カメックス「かめぇ!」グッ

青年「コマイヌ、俺もお前と一緒に旅ができて本当に良かった!!」

コマイヌ「オンッ!!」ニィ



二人「「さぁ! 決着だっ!!」」

二匹「「ガァアアアアッ!!」」



329 :inマサラタウン [saga]:2013/01/25(金) 02:36:00.79 ID:t5TIN90d0
―――夜。


青年「ナナミさん、相変わらず美味しいですね」パクパクパク

ナナミ「あらあらー、うれしいわー」ギューッ

グリーン「………」ムスッ

レッド「あ、あはは…」

オーキド「今日の戦いは本当に僅差じゃったのぉ♪」

青年「ええ、お互い効果ばつぐんのわざでしたから」

グリーン「俺が負けたのはカメックスのせいじゃねーからな! 俺が…俺が未熟だったからだ!」

青年「………ああ! 俺だってもっと強ければコマイヌを楽させてやれていた!」

グリーン「次はチャンピオンリーグで勝負だっ!」

青年「望むところだ!!」

レッド「……僕もね」

ナナミ「青春ねー」パクパク

オーキド「若いのはいいのぉ〜♪」ハッハッハ
330 :inマサラタウン [saga]:2013/01/25(金) 02:41:18.46 ID:t5TIN90d0
ナナミの部屋。

グリーン「きょ、今日だけ特別だからなっ!!」バンッ

青年「………」ハァハァハァ///

ナナミ「………照れちゃいますね///」

青年「は、はひっ!」

青年(生まれて二十年近く、ようやく俺も卒業の日が!!)

ナナミ「……もっと近くへ……」

青年「は、はい…」スッ

ナナミ「……あなたの鼓動が聞こえてくるわ…」スッ

青年「そ、そんなところ触られたら……あふん」

ダルク「………」

ナナミ「あら、あなたもかたくなる使えましたの?」

青年「いえっ、僕のは自然現象ですぅ〜」

ダルク「………」

ナナミ「あらあら、顔に似合わず凶暴なのね」ウフフッ

青年「はやくナナミさんを食べたい……と…」エ…

ダルク「ギィ……」ギロッ

ナツメ「…早く会いたいと思ったから………」

青年「あ、あの…これは…その…」

ダルク「ぎぃ(言い訳などいらない…)」ジャキンッ

青年「ちょ、ちょちょっ!」バッ

ナナミ「あ」

青年「」パオーン

ナツメ「//////」

ダルク「?」←スピアーなので分かっていない



青年「もう……



不幸だぁああああああ!!!」




331 :inマサラタウン [saga]:2013/01/25(金) 02:43:29.30 ID:t5TIN90d0


キリがいいので、今日はここまで。

続きは明日の夜になります! では!!

ダルク可愛いよダルクはぁはぁはぁ…


おやすみんさい!
332 :inマサラタウン [saga ]:2013/01/25(金) 10:26:46.93 ID:iWXBMSLl0
――翌日。

青年「………っ」ボロッ

ナナミ「………はぁ」

グリーン(………何があったんだ?)

ライ「………」ポンポン

ダルク「ぎぃ………」ハァ…


ナツメ「……それで、僕の力でサカキを探して欲しいの?」


青年(口調が戻ってる…。この前のはなんだったんだ…?)



レッド「それなら、探す必要はないよ」バンッ



一同「「え!?」」
333 :inマサラタウン [saga ]:2013/01/25(金) 10:31:54.49 ID:iWXBMSLl0
テレビ

リポーター『ヘリからの中継です! こ、これはなんでしょう?』バババババッ



―――そびえ立つ神殿。その中心には“R”の文字が。



リポーター『おつきみ山が崩れ、突如現れた巨大な神殿! その入口には多くのロケット団員の姿が見えます!』

ロケット団員「………」チャキッ

リポーター『ろ、ロケット団員の一人が何かをこちらに向けております!』

操縦士『お、おい、やばくねぇか?』ヒソヒソ

ロケット団員「………ね」ドンッ

リポーター『な、何かをはっ……ざざざざ・・・―――



青年「………これは…」

レッド「ロケット団…」

グリーン「あのやろう…」グググッ
334 :イタニイニイスラ !! :2013/01/25(金) 10:38:09.42 ID:TemYaN2H0
邪悪なる龍 究極完全態グレートモス ☆11 At 3500 Df 3500 むし ひこう
マギカのミュウツー ☆6 At 2250 Df 2400 属性は 死亡条件 → 闇属性 魔法使い族
335 :inマサラタウン [saga ]:2013/01/25(金) 10:51:06.37 ID:iWXBMSLl0
サカキ『久しぶりだな。マサラの子供たち』ブゥン

ナナミ「な、なに!?」


??「な、なに!? と聞かれれば」トウッ

??「答えてあげるが世の情け!」トウッ

中略

ムサシ「銀河をかけるロケット団の二人には」

コジロウ「ホワイト中略待ってるぜ」

ニャース「にゃーんてにゃ」

レッド「ロケット団!」


ニャース「我らがボスサカキ様のありがたいお言葉にゃ! 心して聞くにゃ!」

一同「………」

サカキ『改めて言うが、私がロケット団の総帥“サカキ”だ。いずれは世界の覇権を握る男だ』

グリーン「何をぬけぬけと…」

サカキ『テレビは見てもらったかな? あれが我々の新しい“家”だ』

青年「………家」
336 :inマサラタウン [saga ]:2013/01/25(金) 11:00:48.08 ID:iWXBMSLl0
レッド「いたずらに破壊や殺戮を繰り返して! お前たちはいったい何がしたいんだ!!」

サカキ『ははは、その問いに対する答えは、この映像を見ればわかるだろう』パッ

一同「!?」


――どこかの草原でくつろぐポケモンたち――


青年「何をする気だ!?」

サカキ『何を…だと? これは各地で保護したトレーナーに見捨てられたポケモンたちだ!』

一同「「なにっ!?」」

サカキ『ロケット団は人間に対して悪事を働く一方で、こうした保護活動も行っていたのだよ』

ムサシ「サカキ様は偉大なのよ」

コジロウ「そうだ! その慈悲もわからないガキンチョ共め!」


グリーン「だがっ! お前たちは違法ドラッグやポケモンの乱獲などをしていたじゃないか! いまさらその罪が許されるとでも!?」


サカキ『それが、我々の名を騙った別の組織だったとしたら?』


一同「!?」

ニャース「ギンガ団? だとか、アクア団、マグマ団、いろんな組織が我々を利用して悪事を働いていたにゃ!」

レッド「そ、それじゃあシルフカンパニーは…?」

サカキ『……あれは長い計画だった。我々より権力も財力もあったあの会社を潰すのは…』

グリーン「……マジかよ…」

青年「だ、だけど! スピアーの巣を破壊したのはお前達だ!」
337 :inマサラタウン [saga ]:2013/01/25(金) 11:01:39.30 ID:iWXBMSLl0








サカキ『巣が巨大化したり、メススピアーが兵隊をしたりする生態系が自然に発生したとでも?』





338 :inマサラタウン [saga ]:2013/01/25(金) 13:01:00.88 ID:iWXBMSLl0
青年「そ……それは…」

サカキ『スピアーのメスを兵隊化させ、人間の兵器として転用しようとしていたのはマグマ団だ』パチンッ

ムサシ「これがその計画書よ」パサッ

グリーン「………本当だ」

サカキ『生態系を歪めて人間の道具にする? なんというおこがましい考えよ』

青年「しかしっ! 焼き払わなくても…」


サカキ『ならば、彼らに人を、ポケモンを殺す生物兵器になれと?』ギロッ


青年「ぐっ……」

サカキ『お前の気持ちはよく分かる。ポケモンは大事だ。ポケモンが傷つけば自分の心が傷つくし、ポケモンが泣けばそれは我々の罪だ』

コジロウ「サカキ様は誰よりもポケモンを愛しておられる! そんなサカキ様だからこそ建設できたのが、あのポケモン神殿よ!!」

レッド「……ポケモン…神殿」

グリーン「俺を……俺を薬漬けにしたのは?」

サカキ『アクア団の密輸集団だ。今はもうカント―地方から締め出しているがな』

グリーン「………そうだったのか…」

グリーン(部下が信用できなかった理由はそれだったのか…)

青年「それなら何故ファイアーとサンダーを殺した!!」


サカキ『殺してなどおらん。ギンガ団が捕獲しようとしていたから、保護したまでだ』


ファイアー『キュィィィィィ!!』バサバサ

サンダー『ギャァアアアアアアア!!』バサバサ


青年「………俺が…間違っていたのか?」
339 :inマサラタウン [saga ]:2013/01/25(金) 13:09:44.52 ID:iWXBMSLl0
青年(ゲームのロケット団は悪いことをしていた。アニメもだ。しかし、それはあくまで架空の出来事。この世界は同じようなポケモンが出てくる別の世界だ。それなのに俺はレッテルを張って本当の悪を見誤っていた…と?)

オーキド「ならば、なぜピカチュウ達を追い回す?」

グリーン「おじい様!」

レッド「博士!」

サカキ『くくく、オーキド博士、久しぶりですね』

オーキド「質問に答えんか。なぜ他人のポケモンを奪おうとするんじゃ」

サカキ『………念のためだ』

オーキド「なんじゃと?」

サカキ『オーキド、あなたは子供の未知なる可能性を信じて未来を託すのが“趣味”なようだが、それで良いと思っているのか?』

オーキド「………ぬぅ」

サカキ『その趣味のおかげで、一人の子供が薬漬けにされて未来を閉ざそうとした!』

グリーン「言うな!!」

オーキド「なんじゃと?」

ムサシ「あなたのお孫さんは悪の組織に凌辱されて廃人になっていたのよ」

オーキド「お、おお…それは本当かグリーン…」ブルブル

グリーン「おじい様………すみません。僕が…弱いばっかりに」クッ

オーキド「あ……ああぁあああ!」ガクッ

サカキ『……己の愚かさに気付いたか…』

ナツメ「私を監禁していたのは…なぜ?」

青年「ナツメ……」

340 :inマサラタウン [saga ]:2013/01/25(金) 13:17:41.57 ID:iWXBMSLl0
サカキ『……それはまだ言えん…』

ナツメ「なぜっ! あなたが直接命令していることは調べがついてるのよ!」

青年(それであの時いなくなったのか……)

サカキ『……ちっ、ニャース、見せてやれ』

ニャース「………これだにゃ」スッ



【ポケモン遺伝子による人体実験】



ナツメ「な、なにこれ…」プルプル

ムサシ「触れちゃだめ!」バッ

ナツメ「………あ」パサッ

『死んだ。また死んだ』

『これで何人目だ?』

『しらねーよwまぁなんぼでも調達できるし気にスンナww』

『おーい、フーディンの死体引き上げてくれー』

『3000体使ってもまったく効果なしか・・・』

『いっそフーディンじゃなくコダックでも使ってみるか?ww』

『馬鹿w そんなことしたらアホが生まれて暴れたらどうすんだよww』

『それなら殺せばいいじゃんwww』





  それなら殺せばいいじゃんwww




ナツメ「………っ」ガクッブルブルブル

ナナミ「いけない! 過呼吸よ!!」

青年「袋……くそっ!」ガバッ

ムサシ「わお…」

コジロウ「愛の力だねぃ」

ニャース「美しいにゃー」


ナツメ(……ふふ、青年君の唇…いただ…き)ガクッ


341 :inマサラタウン [saga ]:2013/01/25(金) 13:21:36.14 ID:iWXBMSLl0
青年「…お前はミューツーについても知っていたのか?」

サカキ『ああ、もちろんだ。この世のありとあらゆる情報を集めているからな。…だが、その件は君に任せている』

青年「なぜだ!?」

サカキ『君が本当に心優しいポケモンを愛する青年だからだよ』

青年「………っ」


サカキ『………さぁ、説明はここまでだ。今から行うのは“勧誘”だ』


青年「勧誘?」

サカキ『ああ、そうだ。お前達―――ロケット団に入らないか?』

一同「「!?」」

ムサシ「………」

コジロウ「………」

342 :inポケモン神殿 [saga ]:2013/01/25(金) 13:28:40.38 ID:iWXBMSLl0
―――1か月前。

ムサシ&コジロウ「「えぇ!? あいつらをロケット団にぃ!?」」

サカキ「……ああ、迎え入れようと思う」

ムサシ「で、ですが、青年はともかくレッドとグリーンはまだ子供です!」

コジロウ「薬漬けになったグリーンを救うために特例は施しましたが、今回は…」

サカキ「わかっている…だが、彼らは強い。……強いがゆえに危険なのだ」

ムサシ「……私たちがそうだったように…」

コジロウ(ムサシと俺はホワイトホールという義賊まがいのヒーローをしていた。ある時ギンガ団につかまり殺されかけたところを助けてくれたのがサカキ様…)

サカキ「お前達もわだかまりがあるだろうが……頼む」スッ

ムサシ&コジロウ「「!?」」

サカキ「………子供たちの未来を…守りたいのだ」

ムサシ「サカキ…さま」
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/25(金) 13:32:16.71 ID:K7G+iqcxo
予想外の展開だ
344 :inマサラタウン [saga ]:2013/01/25(金) 13:32:30.57 ID:iWXBMSLl0
ムサシ(そして、サカキ様立案のシルフカンパニー爆破計画の際に、青年の心に疑惑の種を植え付けた)

コジロウ(青年は正義の心でそれを育て……そして、今、芽が生えた……)

サカキ『頼む……カント―地方の…、いや世界のポケモンと人間たちの未来を共に守ってくれ…』フカブカ

一同「「………」」

グリーン「お、おれは……」

レッド「………」オロオロ

オーキド「………」

ナナミ「………」チラッ




青年「断る」




サカキ『!?』

ムサシコジロウニャース「「!?」」

一同「!!」

345 :inマサラタウン [saga ]:2013/01/25(金) 13:38:05.41 ID:iWXBMSLl0
ムサシ「な、なぜ!」

コジロウ「俺たちが悪ではないことはわかってくれたはずだ!!」

ニャース「そうだにゃ! 人間の言葉を話せるせいで迫害されたニャーを助けてくれたのもサカキ様にゃ!」

サカキ『………理由を聞こう』

青年「……あんたらが悪じゃないことはわかった。根拠がありすぎる」

ムサシ「な、ならっ」

青年「だけど、弱きを助け強きをくじくことだけが必ずしも生態系を守ることとは限らない」

コジロウ「な、なんだよ。難しい言葉を使うなよ」

青年「俺の両親は共に科学者だった」

ナナミ「青年君の…」

グリーン「過去…」

346 :inマサラタウン [saga ]:2013/01/25(金) 13:47:26.76 ID:iWXBMSLl0
青年「俺の世界でも時代の流れは開発から保護へと移り変わっていた。地球環境を守れ、希少動物を保護しろ、開発をやめろ、と」

ムサシ「それのどこが悪いのよ!」

青年「母さんは野生の動物の生態系を崩さないように、かつ人間が共生する手段を研究していた」

サカキ『………』

青年「父さんは医療の発展のため、モルモットを使って臨床実験を何度も行っていた」

ニャース「り、りんしょ?」

ムサシ「動物に薬を使ったり、メスを入れたりして経過をみる実験よ」

青年「ある日、保護団体は両親を同時に提訴した。


理由は“弱い動物を虐殺している”と」


ムサシ「……まぁ、事実じゃない」

青年「確かにそうだ。提訴した側も心の底から良心と正義心からの訴えだった。そして、両親は敗訴し、研究は無期限に停止となった」

コジロウ「そ、それで…?」




青年「十年後には、肉食動物はほとんど消え、大陸の緑がほとんど消え去った」

一同「!?」

青年「保護団体が両親の次に標的にしたのは、草食動物を食べる生態系ピラミッドの上部“肉食動物”だったからだ」


347 :inマサラタウン [saga ]:2013/01/25(金) 14:00:20.83 ID:iWXBMSLl0
青年「肉食動物が消えると、一時期草食動物が爆発的に増えた。反比例して草花がどんどん食べられ、減っていった。しかし、保護団体は草食動物を守ることに必死だった」

グリーン「なぜだ!?」

青年「見た目が可愛いからさ。草食動物のほとんどが小さく、か弱い。人間の保護欲を上手に煽るんだ」

レッド「緑がなくなったの?」

青年「いや、ある時点で保護団体もそれがいかにやばいことか気づいたよ。……そして、草食動物の間引きが始まった」

サカキ『しかし、手遅れだった…』

青年「…そう。枯れ果てた大地にかつての栄華を取り戻す体力はなかったんだ。世界の半分以上が砂漠化した」

ムサシ「…そんな、……彼らは守ろうとしただけ…」

青年「一方で、父さんの研究が中断したことによる弊害も出てきた」

一同「!?」

青年「草食動物の一部、ネズミが増えたことにより、感染病が蔓延したんだ。しかも、生態系が崩れたために従来のワクチンが効かない病原体がうじゃうじゃと出てきた」

ナナミ「そんな……」

青年「笑えるのが、あれだけ弱い動物を守れと声を荒げていた保護団体の奴らが、野良ネズミに対しては容赦のない駆除を行ったんだ。…わざわざネズミ専用の駆除ウイルスまで開発したんだ。



―――モルモットを使ってな」



オーキド「………」

青年「世界が終焉に傾くと、“守る者達”は再び両親を責めた」

一同「!?」

青年「なぜあの時敗訴したんだ。もっと強くこの事態になることを予測していれば! と」

レッド「なんて奴ら…」

グリーン「吐き気すらしてくるな」


青年「そして、両親は死刑になった」


一同「………え?」
348 :inマサラタウン [saga ]:2013/01/25(金) 14:05:45.62 ID:iWXBMSLl0
青年「俺は監禁され、古いゲームと少しばかりの運動スペースのある部屋で何年か過ごして……この世界に飛ばされたんだ」

青年(同じゲームばかり何度も何度もやらざるを得なかったのが一番の苦痛だったけど)

青年「だから………守るなんてのはエゴでやってはいけないんだ」

一同「………」


サカキ『………』


青年「以上が俺が断る理由だ。言いたいことはあるか?」

サカキ『………ない。が、我々と君の世界の勘違いした者達を一緒にしてもらっても困る』

青年「一緒なんだよ!!」

青年「世界のためとか! ポケモンのためとか! お前たちは“今”しか見ていないんだ!!」

ムサシコジロウ「「………」」

青年「絶対に止めてやる。お前が正義だったとしても、俺はお前達を止めてみせる」



青年「世界は誰かに守られるものじゃない! 共に歩んでいくものなんだ!!」


349 :inマサラタウン [saga ]:2013/01/25(金) 14:06:18.60 ID:iWXBMSLl0








―――第九章 完







350 :inマサラタウン [saga ]:2013/01/25(金) 14:06:49.87 ID:iWXBMSLl0
キリがいいのでいったん離れます。

ではb
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/25(金) 14:46:51.77 ID:To8Yt3/DO
もりあがってまいりました
352 :inマサラタウン [saga ]:2013/01/25(金) 17:31:17.66 ID:iWXBMSLl0


―――ロケット団はおとなしくひきあげた。。。



青年「…ああは言ったものの…」ウーン…

青年(どう考えても、ロケット団は悪じゃないよなぁ)ハァ

レッド「青年さん…」

ナナミ「………」

青年「俺は断ったけどさ。君らは好きにするといい」

グリーン「………」

青年「現状で苦しめられているポケモンや動物がいるのは確かなんだ。ロケット団はきっと彼らの手助けになるはずだよ」

オーキド「………わしは、間違っておったのか?」

青年「いえ、オーキド博士の決断は子供たちに未来を与える素晴らしいものだと思います。間違っているのは、ギンガ団など子供に危険を及ぼす存在です」

オーキド「……じゃが…」


グリーン「決めた。俺、とりあえずチャンピオンになるわ」


レッド「………」コクリ

グリーン「正義とか悪とか人間として決める前に、俺は“ポケモントレーナー”としてやれることをやりたい」

レッド「うん、ロケット団に入るかどうかは後から決めれば良い」


オーキド「………」ウルウル


赤緑「「という訳で、行ってきます!!」」ダッ


353 :inマサラタウン [saga ]:2013/01/25(金) 17:43:25.88 ID:iWXBMSLl0
オーキド「君はこれからどうするんじゃ?」

青年「……博士、ナナミさん。ナツメをお願いできますか?」

ナナミ「もちろんよ。任せておいて」ニコッ

オーキド「……青年君、君にこれを預けたい」スッ

青年「これは……?」

オーキド「次の世代に渡すはずじゃったポケコミじゃ」

青年「ポケコミ?」

オーキド「ポケモンコミュニケーションツール。これをつければポケモンの考えていることが分かるんじゃ」

青年「すごいですね」

オーキド「ポケモンとのコミュニケーションを深めてくれる一方で、“ポケモン側”へ引き込まれないか危惧もしておる」

青年(確かに危険だな…)

オーキド「じゃが、青年君の強い意志があれば大丈夫じゃろう」


 おめでとう! せいねんはポケモンのことばをりかいできるようになった!


オーキド「……わしはもう一度、自分を見つめなおしてみる…」

青年「………」
354 :inトキワのもり [saga ]:2013/01/25(金) 17:48:49.56 ID:iWXBMSLl0
青年「………」モクトウ

ダルク『それはなにをしてるの?』ギィ

青年「君の家族に挨拶をしてるんだ」

ダルク『あいさつ? しんでいるのに?』ギィ

青年「ああ、俺の世界では死んでも魂として大地の一部になるんだ。だから、挨拶…」

ダルク『むずかしいのわからないけど、わたしもあいさつする』ペコリ

青年「え、それ挨拶だったの? 撫でて欲しかったんじゃ…」

ダルク『!! あれはえっちなこと! つぎやったら! ……やったら…///』

青年「やったら?」

ダルク『………おこるんだからね///』

青年(博士、すみません。すでにポケモン側に引き込まれそうです…)

355 :inトキワのもり [saga ]:2013/01/25(金) 17:52:15.33 ID:iWXBMSLl0
ライ『みんなひさしぶりね』ファサ

ピカチュウ『よぉ、あおねずみがなんのようだ?』ギャハハ

ピカチュウ2『よわいからでんきのいろまでよわっちぃんだよ』ハハハ

ライ『…むかしならはんろんしたかもしれないけど、いまはどうでもいいわ』

ピカチュウ達『『!?』』

ライ『わたしにはきずながある。だれにもまけないつよいきずなが』

ピカチュウたち『………』


青年(やばいライトニング健気すぎ泣いた///)
356 :inトキワのもり [saga ]:2013/01/25(金) 17:58:15.36 ID:iWXBMSLl0
青年「コマイヌは行きたいところとかやりたいことあるか?」

コマイヌ『んー……あるじのそばにいられればなんでもいいよ」ワフッ

青年「撫でまわしていいか?」

コマイヌ『…かゆいところを言いまくるからな』

青年「はいっ、喜んで」ワシャワシャ

357 :inトキワのもり [saga ]:2013/01/25(金) 18:01:32.06 ID:iWXBMSLl0
青年「はっ! ほっ!」セイケンセイケン

マリア『ごしゅじんさま! ありがとうございます!!』シュッシュッ

青年「稽古に付き合って欲しいって、ほんとにそれだけでいいのか?」

マリア『はいっ、じぶんまだうまれたばっかりでなにがたのしいとかわかんないっす!』

青年「…口調、もっと女の子らしくならない?」

マリア『……すいっちいじったらなんとかなるっすか?』

青年「いや、ごめん、なんでもない…」
358 :inトキワのもり [saga ]:2013/01/25(金) 18:29:57.18 ID:iWXBMSLl0
青年「さて……」

青年(やっぱり生きてる限り闘争は生まれる。貧富の差も。…ただ、ポケモンたちは腹が膨れれば満足するけど、人間は違う…)

ライ『おにぃたま、そんなかおしてどーされましたか?』

青年「んー? これからどうしよっかなぁって思って」

ライ『そーでしたかー』ニコッ

ライ(ちっ、いもうとぞくせいじゃなかったか…)



青年「………はぁ」

ダルク『どうしたんだ?』

青年「ん? ああ、ライトニングにも言ったんだけど、これからどうしようかと思ってさ」

ダルク『……にんげんはふべんだな』

青年「なんで?」

ダルク『いろいろかんがえても、やれることはひとつしかない』

青年「……たしかに」

ダルク『それならなやむだけむだ。わたしならやりたいことをやる』

青年「………」

ダルク『…! だ、だが、そんなあるじだからこそ、わたしはほれたのだ!』アセアセ

青年「……ありがとっ」ニコッ

ダルク『/// ふ、ふん、わたしになぐさめられるとはおちたものだなっ』///

青年「……ところで、わたしはほれたのだ! についてだけど」

ダルク『なっ!?/////』

青年「あ、いや、んー、なんでもない」ナデナデ

ダルク『んっ、あっ、……や、やめろぉ…』



青年「お母様、新しい道が拓けそうです」



359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/25(金) 20:03:25.36 ID:hn/FwUcAO
いかん
1でラミ 2でミニス 3でアリーゼを迷いなく選んだ俺にライトニングのセリフは抜剣覚醒ものだわ
360 :in [saga]:2013/01/26(土) 01:33:01.28 ID:jFt7J7hF0
>>359
系統が見えすぎるw
リプレ、モーリン、ソノラを迷いながら選んだ俺に死角だらけ


では続きー
361 :inタマムシジム [saga]:2013/01/26(土) 01:53:01.06 ID:jFt7J7hF0
エリカ「………ロケット団…まさかこのような活動をなさっていたなんて…」

カスミ「かんっぜんにアンタ達のせいで見下してたわ…」

ムサシ「う、うるさいわねぇ!」

コジロウ「俺達だって頑張ってたんだよ!」

ニャース「おみゃーらを傷付けるのが怖くて本気出せなかったんだニャー」

エリカ「それで、私達をロケット団の勧誘にいらしたの?」

ムサシ「そうよ! あんたらがロケット団ばかり攻撃するから、今カントー地方は勢力拡大を図る悪の組織に狙われてるのよ!!」

カスミ「そ、それは……」

コジロウ「縄張り争いって言うのは、ハッタリも必要だったんだ。……だが今はそれも通用しない」

エリカ「確かにそれは私達が原因ですわね」

カスミ「ロケット団口だけだしね」

ニャース「言いすぎだにゃ!!」

362 :inタマムシジム [saga]:2013/01/26(土) 01:58:03.76 ID:jFt7J7hF0
エリカ「他の方々はどうお答えしましたの?」

コジロウ「そ、それは……」

ニャース「か、各自で判断してほしいから言わないで欲しいって言われたにゃー!」

ムサシ(ナイスよ!!)

カスミ「うーん……私はパス」

ムサシ「な、なんでなのよ!」

カスミ「いや、ロケット団に入りたくないんじゃなくて、私はジムリーダーとして、ハナダジムを護らなきゃ」

エリカ「そうですわね。ご協力できることはさせていただきますが、今回はお断りさせていただきますわ」

コジロウ「む、ムサシ…」

ムサシ「………」




ムサシ「ばーかばーかっ!」ナミダメ




一同「………」

ムサシ「うわぁああああん、やなかんじーーーーー!!」ダダダッ

コジロウ「最近情緒不安定でははは……」ダッ

ニャース「また連絡するにゃ!」ダッ


二人「「………」」
363 :inマサラタウン [saga]:2013/01/26(土) 02:08:02.25 ID:jFt7J7hF0
ナツメ「………」ボーッ

ナナミ「………」

ナツメ「僕は…造られた…存在」

青年「俺だって両親に造られた存在だよ」ポンポン

ナツメ「青年君……」ウルウル

青年「途方に暮れるよなー」ハァ

ナツメ「………」

青年「俺の父さんはさ、かなりの低血圧で朝弱くてさ」

ナツメ「?」

青年「徹夜明けの朝なんかは俺に怪しい薬打ちまくったんだ」

ナツメ「………」

青年「気にするなとは言えないけどさ。俺は気にしてないよ」ニッ

ナツメ「…………うぇぇ」ボロボロ

青年「おわっ! ごめん! 言い方が悪かったかな」アセアセ

ナツメ「うぇええええええん」ガバッ

青年「あばばばばばばば」

青年(おっぱいに殺されるぅうううう///)


ライダルク((殺す……!))
364 :inマサラタウン [saga]:2013/01/26(土) 02:18:46.00 ID:jFt7J7hF0
青年「落ち着いたか?」

ナツメ「………うん」

青年「そっか、それじゃ



ロケット団の所へ行って来い」



ナツメ「え?」

青年「ナツメはロケット団に護ってもらった恩があるだろ?」

ナツメ「う、うん…」

青年「じゃあ、その恩は返さなきゃな」ナデナデ

ナツメ「で、でも、青年君はサカキを止めるって」

青年「ああ、止めるさ。





―――サカキが道を踏み外したらな」





青年(ミューツーの言葉の意味が分かった…)

青年「俺が抑止力になる。そのためにはまず―――」
365 :inマサラタウン [saga]:2013/01/26(土) 02:21:22.23 ID:jFt7J7hF0







 第十章 ポケモンマスター






366 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/26(土) 02:34:28.18 ID:jFt7J7hF0

―――二週間後。


青年「いけっ! ダルク! きりさく!」

ダルク「ぎぃっ!」ザンッ

コンパン「ギィイイッ」

青年「いけっ! モンスターボール!」ボワンッ


 せいねんはコンパンをつかまえた!!


青年「ふぅ、この子……リドルをモルフォンにすれば残りはプテラとオムナイトだけか」

ダルク『ながかったな』

青年「ああ、それでも、ポケモンマスターへの道のりはまだまだ遠い…」

ライ『じかんはたっぷりあるしがんばろ、兄様♪』

ライ(ふふふ、修行の成果で兄の呼称をはっきりと言えるようになった)グッ

青年「ああ、そうだね」ナデナデ

ライ(まるで…効いてない…だと?)ガクゼン

マリア『おれにももっとたたかわせろー』

青年「心配しなくてもチャンピオンロードはマリア一人に任せるから」

マリア『うぉおおおお! もえてきたぜぇええ!』

青年(女の子……だよな?)
367 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/26(土) 02:42:41.98 ID:jFt7J7hF0
青年(二週間前、ナツメと別れた俺はすぐにチャンピオンリーグ運営に連絡を取り、ジムを長期間放置していたサカキを解雇させた。結果、トキワジムのジムリーダーに就任したのがナナミさんだったもので、多くのトレーナーがチャンピオンリーグの参加資格を得ることとなった)

青年「チャンピオンリーグ…」

青年(チャンピオンリーグはゲームの四天王を倒し、ライバルを倒し殿堂入りというシステムではなく、アニメ版によく見られるトレーナー達によるトーナメントバトル方式だった)

青年「開催まで後一週間か…」
368 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/26(土) 02:49:46.94 ID:jFt7J7hF0
青年(そこで優勝し、どの地方へも行ける権利を得る。現在は国際法が厳しくて、地方のポケモンを連れ出すことはほぼ不可能だからだ)

コマイヌ『それでかくちのわるいやつをぶっとばしていくんだな』

青年(ああ、世界中の悪が俺を恐怖するようにしてやる)

青年「その時には……ミューツーも連れて行きたいな…」

マリア『みえた! あれがチャンピオンロードだ!』

青年「一週間ぶりだな…」

ライ『てつだわなくてだいじょうぶ? お兄ちゃん…』

青年「ああ、俺とマリアに任せとけ」ナデナデ

マリア『よっしゃーきあいだぜー!!』

369 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/26(土) 02:50:43.80 ID:jFt7J7hF0
中途半端ですがねます。おやすみなさい。

370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/26(土) 04:15:29.25 ID:U9m7I9t00
乙。 面白い
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/26(土) 10:27:35.62 ID:QhwVsMRR0
立った時からずっと見てる<●><●>
サモンナイト面白そうだし買おうかな
372 :第十章 ポケモンマスター [saga ]:2013/01/26(土) 10:28:29.32 ID:RTrfDSex0


 チャンピオンロード 深部


青年「だいぶ深くまできたなぁ」テクテク

マリア『そうだな。てきもなかなかやるぜ』リオッ

青年(相変わらず野生の雑魚敵に弱いなぁ…)



『待っていました』



青年「!?」バッ

ファイアー『私です』バサッバサッ

青年「ファイアー!!」

373 :第十章 ポケモンマスター [saga ]:2013/01/26(土) 10:33:47.15 ID:RTrfDSex0
ファイアー『あなたたちを待っていましたよ』

青年「えっ…」

ファイアー『一週間前は素通りしようとされましたので、何度も睨み付けましたが無駄でした』

青年(なんか暑かったのはファイアーがいたからだったのか…)

ファイアー『サカキにお願いを入れて待ってていたのですが、あの日は炎を涙で鎮火しました』

青年(伝説っぽくない……)

マリア『うぉおおお、もえてきたぁあああ!!』バッ

青年「マリア! ……ファイアー、もちろん待ってた理由は一つだよな」

ファイアー『ええ、私はあなたたちに試練を与える存在。本気できなさい』ファサァ



 でんせつのとりが しょうぶをいどんできた!



374 :第十章 ポケモンマスター [saga ]:2013/01/26(土) 10:40:00.23 ID:RTrfDSex0
青年「マリア! でんこうせっかからはっけい!」

マリア『リオッ!』シュンッ

ファイアー『……そんな技が通用するとでも思っているのですか?』バサッ


 ファイアーはそらたかくまいあがった! マリアのこうげきははずれた・・・


青年「くっ、マリア! はどうだん!!」

マリア『コォォォォオ……はっ!』ブンッ


 マリアのはどうだん! しかしマリアははどうだんをつかえない・・・


青年「!?」

ファイアー『遅いですよ』ゴォォォォォ


 ファイアーのそらをとぶこうげき! マリアに大ダメージ!


マリア『きゃぁ!!』ズザザザッ

青年「マリア!!」

マリア『………り、お…』

青年「さっきの悲鳴はすごく女の子っぽくて可愛かったぞ!!」

マリア『えっ!?』ドキッ///



 ………おや、マリアのようすが。。。



青年「えっ、進化!? このタイミングで!?」
375 :第十章 ポケモンマスター [saga ]:2013/01/26(土) 10:47:33.43 ID:RTrfDSex0
マリア(ルカリオ♀)『じ、じぶん、そんなこといわんとってーな///』



 おめでとう! マリアはかんさいべんのルカリオにしんかした!!



青年(なぜに関西弁…?)

マリア(うわぁ、ウチなんで今までこの気持ちに気付かんかったんやろ…///)ルカッルカッ

ファイアー『……そうですか。あなたがミュウの言っていた“時空の鍵”ですか』

青年「時空の鍵?」

ファイアー『おっと、口が滑りました。さぁ、続きと行きましょう』

マリア『せやな、ウチもたたかいとーてうずうずしてるわ』

青年(る、ルカリオに関西弁あわねー……)

マリア『はぁああああああ!! はどうだん!』ボッ

ファイアー『コォォォオオ……だいもんじです』ボボボッ


 マリアのはどうだん! ファイアーのだいもんじ! いりょくはごかくなようだ!


青年「マリア! すかさずしんそくだ!!」

マリア『いくでっ!』シュンッ
376 :第十章 ポケモンマスター [saga ]:2013/01/26(土) 10:55:19.56 ID:RTrfDSex0

 
 マリアのしんそく! ファイアーに小ダメージ!


ファイアー『い、いたくなんかないんだからね!』キッ


 ファイアーのにらみつける! マリアのぼうぎょりょくがさがった!


青年「マリア! インファイト!」

マリア『ルカッ!』バッ


 マリアのインファイト! ファイアーに小ダメージ! ファイアーのぼうぎょりょくがさがった!


ファイアー『へ、へいきなんだからね』ギロッ


 ファイアーのすごいにらみつける! マリアはすごくいやなきもちになった!


マリア『あ、あかん、ウチメンタルごっつ弱いんよ』ハァ

青年「ちょ、逆に考えろ! にらみつけるはかまってほしい証拠だっ!!」

ファイアー『え?』

マリア『ほんまか!? ほな、思う存分相手したるわ!!』バッ

青年「マリア! インファイトからはどうだん!!」

マリア『やっやっ!!』ダダダッ

ファイアー『ぐぬぬ……』

マリア『はぁあ……』シュゥゥンッ

ファイアー『そんな技、私のゴットバードで一撃粉砕です!』ボシュッ

青年「いっけぇええええええ!!」
377 :第十章 ポケモンマスター [saga ]:2013/01/26(土) 10:57:50.21 ID:RTrfDSex0
青年・マリア「『はどうだん!!』」

※今回は青年は掛け声だけです。

ファイアー『ゴットバーーーード!!』シュゴォォォォォ!!



マリア『あぁああああぁああああ!!』ドォォォォォン!!



 マリアのはどうだんがきゅうしょにあたった! ファイアーはたおれた!



青年・マリア「『……よっしゃぁああああ!!』」
378 :第十章 ポケモンマスター [saga ]:2013/01/26(土) 11:05:10.77 ID:RTrfDSex0
ファイアー『負けました……』

青年「ありがとうファイアー。とても楽しかったよ」

ファイアー『…あなたの行く先にはこれからも数多くの困難が待ち受けているでしょう。しかし、ポケモンとの絆がある限り、きっと乗り越えられるはずです』

青年「………ああ!」

ファイアー『それでは、私はサカキの下へ帰ります』バサバサ

青年「……ファイアー! お前、サカキのとこで幸せか!?」

ファイアー『ふふっ、私は伝説のポケモン。世界のどこにいようが、同じです』シュォォォンッ

青年「………」

マリア『ふぅ…』

青年「お疲れさん」ポンポン

マリア『ちょ、恥ずかしいことせんとってー///』テレテレ

青年「そういいながら喜ぶなよ」ナデナデナデナデ

マリア『そ、そんなことあるかっ///』

青年「はいはい」ニコニコ

マリア『………たく』フゥ…
379 :第十章 ポケモンマスター [saga ]:2013/01/26(土) 12:15:05.11 ID:RTrfDSex0
〜セキエイ高原〜

青年「……着いた…」

赤・緑「「青年(さん)!」」

青年「久しぶりー」

サトシ「青年さん、お久しぶりです!」

青年「今年の開催は今回だけだもんな。そりゃ来るよな」

レッド「………」コクリ

グリーン「へっ、俺がチャンピオンになるのは確実なのにご苦労なことだぜ」

サトシ「それはどうかな! 俺のポケモンたちも強くなったぜ!」

ピカチュウ「ぴかっ!」

青年(あれ…サトシ君のピカチュウからは声が聞こえない…)

グリーン「そうだ! お互いの持ちポケ見せ合おうぜ!」

サトシ「ああ! 面白そうだな!!」
380 :第十章 ポケモンマスター [saga ]:2013/01/26(土) 12:22:11.45 ID:RTrfDSex0
レッド
・ウロボスLV82
・ダグトリオLV76
・ドードリオLV74
・メタモンLV67
・マタドガスLV80
・サイドンLV71

青年「うわ……つよそ…」

レッド「たぶん…強いと思います」

グリーン「次は俺だぜ!」

グリーン
・フレアLV99
・カメックスLV89
・ナッシーLV58
・ブースターLV52
・フーディンLV70
・ゲンガーLV80


サトシ「これまた強力なポケモンばかりだな!」

グリーン「ふふん、ガタイこそ強さよ!」
381 :第十章 ポケモンマスター [saga ]:2013/01/26(土) 12:35:10.43 ID:RTrfDSex0
サトシ「俺のポケモンたちも見てくれ!」

・ピカチュウLV――
・リザードンLV80
・ピジョットLV80
・バタフリーLV80
・キングラーLV80
・カビゴン LV80

青年「こ、これまた…」

青年(アニメでも本気出してたら絶対すべてのリーグを突破できるもんなぁ…)

サトシ「青年さんのも見せてくれよ!」

青年「おっけー!」


・ライトニングLV88
・コマイヌ  LV91
・ダルク   LV85
・マリア   LV70


サトシ「みんな強くなったなぁ!」

ピカチュウ「ぴかぁ!」

グリーン「ふんっ、四匹で戦い抜こうなど無謀なだけだ」

青年「ところがどっこい、今回は」スッ

・ハツデン(マルマイン♂)LV60
・アベサン(カイリキー) LV70

青年「増員しております」

グリーン「なっ……」

レッド「こりゃやばいかも…」

サトシ「おもしろくなってきたぜー!!」

ピカチュウ「ぴかぁ!!」


カスミ「……チャンピオントーナメントは持ちポケ3体って聞いてないの?」ハァ

エリカ「あらあら」ウフフ

赤緑サトシ青年「「   」」

382 :第十章 ポケモンマスター [saga ]:2013/01/26(土) 12:40:28.28 ID:RTrfDSex0
サトシ「カスミ達はなんでここに?」

カスミ「そりゃ、お仕事に決まってるじゃない」

エリカ「ええ、私は青年さんの応援のついでですが」ウフフ

カスミ「ぐぬっ…」

青年「エリカさん、ありがとう!」

エリカ「いえいえ///」

カスミ「ジムリーダーには毎回交代で実況解説の仕事があるの」

エリカ「本当なら私は観戦に集中できるはずでしたが、サカキがリーダーをやめたので急遽変わってくれと…」

カスミ「青年さんの魅力を世界中に伝えたいですわ。って志願したのは誰よ」

エリカ「そ、それは言わない約束です!!//////」

青年「あはは…」

383 :第十章 ポケモンマスター [saga ]:2013/01/26(土) 12:53:32.30 ID:RTrfDSex0
カスミ「受付はちゃんとしてる? ポケモンの回復はすませた? おなか減ってない?」

赤緑「だ、大丈夫だよ・・・たぶん」

エリカ「そうですね……レッドさんとグリーンさんの名前はトーメントの真ん中あたりにありましたわ」フムフム

サトシ「俺は俺は!?」

エリカ「サトシはもちろんシードよ! よかったわね!」

サトシ「ぇえ、バトルが一回少なくなるじゃん!」

赤緑((あれが噂のバトル中毒か…ならないように気を付けないと…))

青年「俺は………」


青年
VS
改パン小僧

次回シード
ワタル


青年「\(^o^)/」
384 :第十章 ポケモンマスター [saga ]:2013/01/26(土) 12:58:18.24 ID:RTrfDSex0
青年「な、何で俺が第一シード下なんだよぉおおお!」

カスミ「無名だし」

青年「」ズーン

エリカ「無名ですし」

青年「」ズーンズーン

ナツメ「弱そうだしな」

青年「涙でてき……ナツメ!!」ギュッ

ナツメ「ふぁぁ?///」アワワ

カスミ・エリカ「「」」

青年「久しぶりだなっ! 元気にやってるか!?」

ナツメ「あ、ああ、元気だから、元気だからっ!」ハァハァ////

青年「ロケット団はどうだ? 変わりないか?」

ナツメ「あなたが抑止力になってくれたおかげで、ずいぶんおとなしい」

青年「そか」ニコッ

エリカ「あ、あの……私も…」ゴニョゴニョ

カスミ「あ、ずるい!! 私も抱いて!!」


一般人たち「「!?」」バッ

一般人たち「「おぃ、あれってカスミちゃんだよな」」ボソボソ

一般人たち「「こんな人前で抱いてなんて、やっぱジムリーダーって変態なんだな」」


カスミ「\(^o^)/」

385 :第十章 ポケモンマスター [saga ]:2013/01/26(土) 13:00:18.62 ID:RTrfDSex0
館内放送『選手の方は控え室までお集まりください』

サトシ「お、時間みたいだな」

赤・緑「「よし、行こう!」」ダッ

青年「じゃ、みんな行ってくる」ギュッ

エリカ「あんっ///」

カスミ「ちょ、ちょっといきなりはっ///」


青年「じゃっ!」タタタッ


ナツメ「がんばれ…」グッ
386 :第十章 ポケモンマスター [saga ]:2013/01/26(土) 13:02:58.80 ID:RTrfDSex0
選手宣誓

ワタル「我らポケモントレーナーは! トレーナー精神に則り! フェアな精神で存分に殺しあうことを誓います!!」


一同「   」アングリ


シバ「くっくっく、さすがワタル殿」

館内放送『30分後に一回戦をはじめますので、2番3番4番5番・・・』

青年「よし…やるかっ!」

387 :第十章 ポケモンマスター [saga ]:2013/01/26(土) 13:08:53.10 ID:RTrfDSex0
中途半端ですがいったんここまでです。
ではb
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/26(土) 15:23:15.18 ID:YTelYar0o
がんばれ
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/26(土) 22:15:55.81 ID:0Zo2BptAO
初代はカイリューが覚えないはずのバリアーを使い
ポケスタ金銀では持ち物重複をやってのけ
金銀のドット絵は露出狂に見えるワタルさんが正々堂々と申すのかwwwwww
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/26(土) 23:33:22.09 ID:GD9Zfa14o
野暮なこと言うとはかいこうせん撃たれるぞ
391 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/27(日) 01:24:34.67 ID:aYb1y31F0
つづきー

ワタルが活躍する回!!か?
392 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/27(日) 01:32:21.59 ID:aYb1y31F0
第一回戦 青年VS海パン小僧

カスミ「さぁ、始まりました! カントー1を決めるチャンピオンリーグ!! 第一回戦は青年対海パン小僧! これに勝利したら、四天王最強と名高いワタルに挑戦できます!」

ギャラリー「「うぉおおおおお!!!」」

カスミ「一回戦は時間の都合上、使用できるポケモンは三体までで―す♪」

カスミ(あー…なんでこんなことしなくちゃならないのよー…しかも水着だし…)

ギャラリー「「うぉおお!! カスミちゃーーん!!」」

カスミ「あ、あはは」ヒラヒラ

青年(ワタルは強いからな…主力は隠しておくか…)

海パン小僧「ちょーっと待ったぁああああ!!」

一同「!?」

カスミ「な、何よいきなり…」ドキドキ

海パン小僧「お、俺は…ジムリーダーカスミを愛してるぅうううううう!!!」


一同「!?」


393 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/27(日) 01:41:38.04 ID:aYb1y31F0
海パン小僧

「カスミ!カスミ!カスミ!カスミぃぃぃいいいいわぁああああああああああああああああああああああん!!!

あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!カスミカスミカスミぃいぃいぃいぁわぁああああ!!!

あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん

んはぁっ!ハナダの人魚カスミたんのオレンジ色の髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!

間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!

アニメ初期のカスミたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!

アニメでヒロインやれて良かったねカスミたん!あぁあああああ!かわいい!カスミたん!かわいい!あっああぁああ!

ブラック2ホワイト2も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!

ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら…

カ ス ミ ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!

そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!カントー地方ーーーー!!

この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?ドット絵のカスミちゃんが僕を見てる?

ドット絵のカスミちゃんが僕を見てるぞ!カスミちゃんが僕を見てるぞ!セル画のカスミちゃんが僕を見てるぞ!!

映画のカスミちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!

いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはカスミちゃんがいる!!やったよエリカ!!ひとりでできるもん!!!

あ、コミックのカスミちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!

あっあんああっああんあナツメ様ぁあ!!!!ナナミぃいいい!!ジョーイさぁああああああん!!!ジュンサぁぁあああ!!

ううっうぅうう!!俺の想いよカスミへ届け!!ハナダジムのカスミへ届け!

394 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/27(日) 01:42:08.86 ID:aYb1y31F0








カスミ「      」シロメ







395 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/27(日) 01:46:20.65 ID:aYb1y31F0
海パン小僧「はぁっはぁっ、はぁはぁ……というわけだ青年!!」ビシッ

青年「どういうわけだ…」

海パン小僧「お前がハナダジムに来たあの日から、俺はお前をライバルと思っていた!」

青年(いたっけ…)

海パン小僧「お前のせいで俺のカスミたんが夜な夜なラブレターを書いてあまりの恥ずかしさに枕抱えてゴロンゴロンしたり、歌に出てくる固有名詞を全て青年とカスミに変えて歌ったり、俺にとって苦痛の日々が続いたんだぞ!!」

カスミ「にゃぁあああああ!! いやぁああああああ!!///////」ブンブンブン

ギャラリー「「お、おおふ/////」」


解説者「これは素晴らしいですね」

エリカ「ええ、正直悔しいですわ」

解説者「え?」

エリカ「問題はカスミの返事と、青年さんの気持ちですわね」


カスミ「こらぁああ! そこ煽ってんじゃねぇええええ!!」
396 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/27(日) 01:52:06.78 ID:aYb1y31F0
海パン小僧「さぁ! 俺の愛という名の大海へ飛び込もうじゃないか俺だけの人魚姫!」

カスミ「おぇええええええ!」

海パン小僧「吐くほど嬉しいんだね! 俺も嬉しいよ! 挙式はいつあげようか! ああ、でもでも、恋人期間が一番楽しいよねぇ! 手の繋ぎ方はどっちにする! 俺は腕を組んでもらってもかまわないよ!!」

カスミ「も、もうやめて…」


 カスミはこんらんしている!


海パン小僧「もうこんな大会なんてどうでもよくなってきた! さぁ! 今すぐパーティぬ「黙れ小僧」

青年「ほんっとうにだまれよ…」ゴゴゴ

海パン小僧「あ? お前はもう用済みなんだよばーか!」

青年「てめぇ……いい加減にしろよ? お前の気持ちの大きさは十分わかった。だが、カスミはどうだ? 聞いたのか? 相手の気持ちも知らないで愛を語れると思ってるのか?」

海パン小僧「うるさいうるさいうるさい! 俺達は愛し合ってんだい!! ねぇカスミたん!!」バッ

カスミ「………無理」

海パン小僧「……そんな、皆の前だからって…」

397 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/27(日) 01:53:14.61 ID:aYb1y31F0
青年「口でいくら言ってもわからねーみたいだな」ポリポリ





                       ヘ(^o^)ヘ いいぜ
                         |∧  
                     /  /
                 (^o^)/ てめえが何でも
                /(  )    思い通りに出来るってなら
       (^o^) 三  / / >
 \     (\\ 三
 (/o^)  < \ 三 
 ( /
 / く  まずはそのふざけた
       幻想をぶち壊す!!!


青年「ポケモンバトルだっ!!!」

カスミ「だ、第一回戦開始!!」

ナツメ(あの変なポーズ可愛い///)
398 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/27(日) 01:58:01.83 ID:aYb1y31F0
青年「いけっ! ダルク! 君しか見えない!!」バッ

ダルク『まかせとけ』ブンッ

海パン小僧「く、くっそぉおお、恥かかせやがってぇ…」

カスミ(私が末代までの恥だよ……)

海パン小僧「いけっ! アズマオウ! 愛のたきのぼりだっ!」

アズマオウ『しょうじき、しんどいっすわー』アズマオッ

青年「大変だな…」

青年(だけど、カスミのために手は抜かない!!)

青年「ダルク! ダブルニードルだ!!」

ダルク「ギィイイ!!」ビュンッ

海パン小僧「アズマオウ! なみのり!」

アズマオウ「アズマオッ!!」ゴォォォォオオッ

カスミ「この荒波を乗り越えられるかー(棒読み)」


解説者「完全に疲れてますね」

エリカ「ええ、三歳くらい老けて見えますね」

399 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/27(日) 02:05:55.73 ID:aYb1y31F0
青年「ダルク! そのままこうそくいどうで波を突き破れ!」

ダルク「ぎぃっ!!」ドフッ

海パン小僧「な、なにっ!」



 ダルクのダブルニードル! アズマオウにダメージ!

 アズマオウはもうどくじょうたいになった!


ギャラリー「「おぉおおおおおお!!」」

海パン小僧「くぅ、いったん戻れ! いけっ! ドククラゲ!」

ドククラゲ「ドクァ!」

青年「水と毒には電気とエスパー! 行け! ライトニング!!」

ライ「………ぴかっ」ビシッ


解説者「あれは…ジョジョ立ちですか?」

エリカ「メタ発言は止めていただけます? まぁ、ライトニングさんはナツメさんの協力の元、青年さんに好かれようと色々勉強なさってましたからね」


青年「くぅうううう! そこらのピカチュウには真似できない立ち振る舞い! 

 そこにしびれる!

 あこがれるぅ!!」


海パン小僧「いけっ! まきつく!!」

ドククラゲ「どくっ!!」ビュッ

青年「一撃で決めるぞ! ライトニング!! カミナリだ!!」


ライ『黄昏よりも暗きもの………ギガ…ディイイイイン!!』


青年(色々混ざってるけど愛を感じるよライトニング…)ウルウル



 ライトニングのカミナリ! ドククラゲはHPゲージ三本分のダメージを受けた!



ギャラリー「「うおぉおおおおお!!」」
400 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/27(日) 02:09:02.74 ID:aYb1y31F0
海パン小僧「こいつで大逆転だ! いけっ! ラプラス!」

ラプラス「らぷらっ!!」

ライ「………」

ラプラス「………」

ライ「………」ニマァ

ラプラス「    」





カスミ「勝者、青年!!」

ギャラリー「「うぉおおお! つぇえええええ!!」」


ドククラゲ・ラプラス・アズマオウ「「 」」プスプス…


ライ『おにいさまやりましたのー』ギュッ

青年「はははっ! 最高だぜライトニング!!」ギュッギュッ

ライ『すきすきすきぃ〜』スリスリスリ


海パン小僧「ま、負けた……」

カスミ「………」ザッ

海パン小僧「か、カスミたん…」ウルウル
401 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/27(日) 02:09:45.46 ID:aYb1y31F0






カスミ「通報したから、塀の中で反省してね」ニコッ


海パン小僧「 」





402 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/27(日) 02:12:13.71 ID:aYb1y31F0
控室。

カスミ「怖かったよぉおおおお!!」ギュッ

青年「よしよし。もう大丈夫だから」ナデナデ

カスミ「えぐっ、ひっく…ぐすん」

青年「どうせ俺の相手はワタルだし、次の試合までそばにいるよ」

カスミ「……あ、ありがちょぉ…」グズグズ

青年「レッド達は頑張ってるかな…」



控室裏

ワタル「………青年か…まずいな」サッ
403 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/27(日) 02:16:15.38 ID:aYb1y31F0
レッド「いけっ! ウロボス!!」

ウロボス「ギャァアアアアアス!!」ドーンッ

虫とり少年&カイロス「」キュ~

エリカ「勝負あり! 勝者レッドですわ!」

ギャラリー「「うぉおおおおおお!!」」


グリーン「いけカメックス! ロケットずつきだっ!」

カメックス「がめっ!!」ドンッ

ミニスカート&プリン「」

ナツメ「勝者、いいんだよグリーンだよ」



サトシ「俺の初戦の相手は……」

???「お、お願いしますぅ」

サトシ「へぇ、ちっちゃいのにチャンピオンリーグに参加するなんてすげーな! よろしく!」

???「あ?」

サトシ「へ?」
404 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/27(日) 02:21:25.48 ID:aYb1y31F0
ミカン「この髪形じゃないとわかんねーかぁ!!」グイッ

サトシ「み、ミカン!!」

ミカン「どこにいるかと思えばカントー地方にいるなんて!! さっ、ジョウト地方に変えるわよ!!」

サトシ「そ、そんなぁ〜」

ピカチュウ「ぴかぴかぁ」ヤレヤレ

エリカ「サトシ選手、不法入国のため、失格で―す」

サトシ「お、俺はカントーの人間だぁ!」ズルズルズル

ミカン「はいはい、行きますよ―」


解説者「な、なんだったのでしょう」

エリカ「誰かがめんどくさかったんじゃないでしょうか」ウフフ

解説者「は、はぁ…?」キョトン



ワタル(………ルールの変更はできた。後は……)ササッ
405 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/27(日) 02:29:15.92 ID:aYb1y31F0
カスミ「さぁ! 気を取り直して第二回戦始めるわよー!」

ギャラリー「「わぁああああああ!!」」


ワタル「青年君、正々堂々戦おう!」ニッ

青年「ええ! 望むところです!」


カスミ「それでは第二回戦からは、シード選手も参加するということで、特別ルールを適用します!」

青年「特別ルール?」

カスミ「えっとねぇ…今年から導入されたルールで、使用ポケモンの数や、大まかなルールをシード選手が決める権利を持っています!」

ワタル「………」ウンウン

青年「それってずるくね?」

ワタル「どうせ俺達の勝ちは決まってるからな。よりギャラリーが楽しめるようにしたのさっ!」

青年「………」カチン

ワタル「ルールは3対3の同時バトル。ただし、自分が決めた種族のポケモンが残っていなかったら仕切り直しで残りの3体で通常勝負だ」

青年「なんでもいいですよ」

ワタル「それじゃあ君の大将ポケモンを選びたまえ」

青年「えっと、じゃあ、コマイヌで」

ワタル「それじゃあ俺はドラゴン使いらしくカイリューだ」


カスミ「準備はできたかな!? それじゃ、試合、開始!!」


青年「いけっ! ライトニング! ダルク! コマイヌ!!」

ライ「ぴかっ!」

ダルク「ぎぃっ!」

コマイヌ「おんっ!」


ワタル「ふふふっ、勝負あったな」

青年「?」

ワタル「いけっ! “カイリュー”!!」
406 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/27(日) 02:32:31.42 ID:aYb1y31F0
カイリュー「カイリュ!」

カイリュー「カィリュ!」

カイリュー「カイリユ!」


ギャラリー「「!?」」

青年「なっ…」

カスミ「おーーーーっと、ワタル選手はすべてカイリューだ!!」


解説者「この場合、ワタル選手の大将ポケモンはカイリューなので…」

エリカ「どのカイリューが勝ち残ってもルール上勝てますわね」


ワタル「はーはっは! 四天王というのは、ポケモンの扱いだけでなく頭脳の扱いも違うのよ!!」

青年「ひ、卑怯な…」

青年(だけど…3匹ともひこうがついてるのって、圧倒的不利じゃね?)
407 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/27(日) 02:37:40.87 ID:aYb1y31F0
青年「一気に決めるぞ! ライトニング! コマイヌ! ダブル10まんボルト!!」

ライ「ぴかぁあああ!」ビリビリビリ

コマイヌ「おんっ!!!」ビリビリビリ


カスミ「おーーーーっと、青年選手のウィンディは10まんボルトを覚えている!!」


解説者「これは珍しいですね!」

エリカ「カイリューはひこうどらごんのため、でんき技は効果抜群ですわね」


ワタル「それはどうかな?」


カイリュー達「「むんっ」」バチッ



 ライトニングとコマイヌの10まんボルト! カイリューたちにダメージ! こうかはいまひとつのようだ・・・



青年「なに!?」

ワタル「はーっはっはっは! いつからカイリューが飛行タイプだと勘違いしていた!」

青年「ち、違うのか?」

ワタル「そもそもひこうタイプとはなんだ? 羽根が生えていることか? 風が読めることか? いや違う!!」
408 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/27(日) 02:38:10.57 ID:aYb1y31F0







ワタル「空中を浮いていることだ!!」

青年「 」





409 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/27(日) 02:44:28.64 ID:aYb1y31F0
ワタル「地に足をつけている限り、カイリューたちはただのドラゴン! でんきタイプなんて屁じゃないぜ!!」

青年「く、くそぉ…」


ギャラリー((四天王のくせに小者臭がすごい…))




次回予告

ワタルの作戦にまんまとはまってしまった青年。

カイリュー軍団を打ち破るすべは見つかるのか!

一方で、恋のチャンピオンリーグも幕を開けていた。

一歩リードのカスミ

淡々と隙を窺うエリカ

一途に思い続けるナツメ

遠く離れた地で介護を続けるナナミ

そして、種族を超えたポケモン達の想いは届くのか!


次回 ポケットモンスター異聞録

『さらばワタル! 不正発覚の末路に見た夕日』


ジョーイさん「それじゃあ、次回も…サービスしちゃいますぅ」ウッフン

タケシ「はぁはぁはぁ(ルイズコピペ略)」

410 :1です。 [saga]:2013/01/27(日) 02:45:15.23 ID:aYb1y31F0
寝ます。 おやすみなさい。
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/27(日) 15:16:45.27 ID:Or1zKpYpo
起きるんだ
412 :1ですか。 [saga]:2013/01/28(月) 01:29:46.56 ID:1/9jGw6t0
続きです。
413 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/28(月) 01:33:35.39 ID:1/9jGw6t0
ワタル「ふははははっ! 残念だったな! 四天王こそ最強! 四天王こそ至高! 我の炎に抱かれて眠れ!」

青年「うわぁ…」

ダルク『わたしが……いく』ブンッ


カスミ「おーーーっと! スピアーが一歩前に出たぁあああ!!」


青年「…よし、頼むぞ。ダルク! ダブルニードルだっ!」

ダルク「ギィイイイイ!」





ワタル「…………」ニヤリ


414 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/28(月) 01:35:22.68 ID:1/9jGw6t0







ワタル「カイリュー! はかいこうせんだ!!」



カイリュー×3「「ギィアアアアア!!」」

青年「ダルク!!」

ダルク『………大丈夫だ』シュンッ




415 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/28(月) 01:42:00.88 ID:1/9jGw6t0


 カイリュー×3のはかいこうせん! ダルクのしかいいっぱいにひかりがおそう! 



ダルク『………ダブル……ブレード』ザンッ

カスミ「なんだこれは!! 普通のスピアーとは違う細い腕を交差させたぁああ!」


解説者「あのスピアー、まるで刀のような腕をしていますね」

エリカ「ええ、ご自分で腕を研いであそこまで細くしたそうです」

解説者「それはすごいですね! …どうやってそれを知ったんです?」

エリカ「乙女の秘密です」ウフフ




―――   ザンッ    ―――




ワタル「なっ!?」

ギャラリー「「お、おおおおおおお!!」」



 ダルクのダブルブレード! はかいこうせんはかくさんしてきえてしまった!



ダルク「………ギィ」ブンッ
416 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/28(月) 01:47:51.20 ID:1/9jGw6t0
ワタル「くっ、も、もう一度はか……」


 カイリューたちははんどうでうごけない!


青年「! よし、今だっ! コマイヌ、だいもんじ! ライトニング、サイコショック! ダルク……ダブルブレードだっ!」


三匹『『はいっ!!』』



 コマイヌライトニングダルクのデルタアタック! カイリューたちにだいダメージ!



カイリュー達「「ぐあぁああああ!」」ドサッ

ワタル「……くっ…」

青年「たたみかけるぞ! もう一度同じ攻撃だっ!!」


三匹『『はいっ!』』


ワタル「………っ」ニヤリ



ワタル「  カイリュー……“だいばくはつ”そして“   ”  」


417 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/28(月) 01:50:56.18 ID:1/9jGw6t0








カイリュー1・2のだいばくはつ! つよいひかりがかいじょうをつつむ!


青年(コマイヌを護らなきゃ………でも、誰かを犠牲になんて―――)


ライ『わたしにまかせて』


青年「えっ…」





―――       ―――




418 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/28(月) 01:56:26.92 ID:1/9jGw6t0
カイリュー1・2「「  」」ピクピクッ

ライ「  」ドサッ

ダルク「ぎ、ぎぃ…」

青年「くっ……ライトニング…。お前のおかげで勝てた―――」

ワタル「それはどうかな!!」

青年「なに?」

カスミ「おーーーーっと!! これは一体どういうことでしょう!!」


コマイヌ「  」キュー…


青年「コマイヌ! なんで!?」


カスミ「スピアーが気絶していないので、勝負は青年の勝ちですが、特別ルール適用により後半戦にもつれこんだぁ!!」


青年「コマイヌ……なんで」ギュッ

ワタル「教えてやろう! 俺のカイリューはお前のウィンディを“みちづれ”にしたのさっ!」

青年「みちづれ…?」

ワタル「ああそうだ! だいばくはつに巻き込まれて倒れるカイリューに使わせたのだ!」

青年「おまえ……ポケモンを何だと思ってるんだ…」




ワタル「道具だが文句あるのか?」

青年「お前……」グググッ



419 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/28(月) 01:59:28.85 ID:1/9jGw6t0
カスミ「あれは…?」

エリカ「いけませんわ!」

解説者「???」

赤緑「「シルフカンパニ―へ行った時の青年さんになろうとしてる!!」」

青年「ぽ…ポケモンは道具なんかじゃない…」

『殺せ』

青年「お、俺は……」

『壊せ』

青年「スべて、ヲハカいす…」


マリア『おちついてマスター…』ポンッ


420 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/28(月) 02:06:04.78 ID:1/9jGw6t0
解説者「あれは……ポケモン…ですか?」

エリカ「ええ、カントー地方には見られませんが、リオルの進化系ルカリオと言います。強さへの探求心が強く、自分より強い相手にも臆せず立ち向かう勇気あるポケモンですわ」

解説者「さすがエリカさん、博識ですね」

エリカ「そんなことはありません。知ってることだけです。私が教えられるのは」



マリア『………はっけい』パァァァァ!!



カスミ「ルカリオが青年の腹部に両手をあてると、光り輝き始めました!!」

青年「お……れは…マお…じゃ、ない…」フラッ

マリア『だいじょうぶ、マスターはやさしいひと』ギュッ

青年「………マリア?」

マリア『ゆっくりこきゅうして…だいじょうぶだから』ポンポン

青年「あ、ああ…」
421 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/28(月) 02:14:54.04 ID:1/9jGw6t0

―――ふたごじま。

ミュウ「あ、とうとうルカリオが覚醒したみたいだね」

フリーザー「みたいですね(いつまでここにいる気だろう…)」

ミュウ「青年の中にある“異世界の力”は青年君の中が狭すぎるみたいだ。だからちょっとしたきっかけで暴れる」

フリーザー「吐き出しちゃえばいいんじゃないんですかねー」

ミュウ「青年が優しすぎて、それを邪魔してるんだ。だから、力は青年を“別の何か”に変えようとする」

フリーザー「あの蒼いポケモンごときが力を抑えつけてると?」

ミュウ「いや、抑えつけるくらいなら、他のポケモンにだってできる。ルカリオは波動の力を使って力を青年に馴染ませてるんだ」

フリーザー「へー、そしたら結局青年は変質しちゃうんじゃないの?」

ミュウ「まぁね。だけど、青年は力を望んでいるし、異世界の力自体も悪い力じゃないしね」

フリーザー「ふーん(眠たいし早く帰らねーかなぁ)」

ミュウ「……ぐすっ…ひどいよフリーザー」ウルウル

フリーザー「ちょ、泣かないでくださいよ!」

ミュウ「あ……生まれた」


イーブイ(赤ちゃん)「ブイィイイイイ!!」


フリーザー「……誰が育てるんですかぁー」モー


ミュウ「そうだね。青年がチャンピオンになったら育ててもらおうかな」

422 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/28(月) 02:23:41.78 ID:1/9jGw6t0
カスミ「…青年さん、試合…できますか?」

青年「……ああ、もちろんだ」

ワタル「………くくく」

ワタル(カイリュー達で勝てばよし、負けそうになったらみちづれ作戦で後半戦に持ち込む。大体の奴が俺相手に温存なんてしないから残り三匹はカスポケモンばっかり。くくく、最高の作戦だぜ)


マリア『……わたしひとりでいきます』スッ


青年「マリア……」

マリア『マスターがんばりましょうね』ニコッ

青年「………関西弁はどうしたの?」

マリア『………く、くろれきしです』カァ///

青年「そ、そうなんだ…」


カスミ「それでは特別ルール適用により後半戦スタァアアアト!!」

ギャラリー「「うぉおおおおおおお!!」」


解説者「正直、シード下の青年選手がここまで健闘するとは思いませんでした」

エリカ「ええ、そうでしょうね」

解説者「しかし、ワタル選手相手にポケモンを温存する選手はいないでしょうから、これは不利ですねー」

エリカ「どうしてです?」

解説者「知らないんですか? ワタル選手の主力は、



プテラ、ギャラドス、そしてリザードンなんですよ」



エリカ「……ドラゴンタイプじゃありませんわね」

解説者「………ご察しください」
423 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/28(月) 02:27:15.13 ID:1/9jGw6t0
ワタル「いけ! プテラ! ギャラドス! リザードン!」

三匹「「ギャァアアァァァアアスッ!!」」


青年「つ、強そうだな…」

マリア『……だいじょうぶ、わたしをしんじて…』ニコッ

青年(あの優しい表情、マリアって名前がほんと似合うなぁ…)



カスミ「それでは後半戦、レディィイイイ! ゴーーーー!!」



ワタル「プテラギャラドスリザードン! はかいこうせんだ!!」

ギャラリー「「さ、さいてーだーーーーー!!」」

カスミ「おーーーーっと、ギャラリーから総ツッコミを受けるワタル選手!!」

青年「信じてるぞマリア! はどうだん!!」

マリア「ルカァアアア!!」キュゥゥゥゥゥン…
424 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/28(月) 02:29:15.12 ID:1/9jGw6t0







マリア『はどうだん!!』ゴォオオオオオオ!!!



―――    !!!―――



カスミ「ご、互角!! 互角です!! 三匹のはかいこうせんとルカリオ一匹のはどうだんが全くの互角です!!」

ワタル「な、なんで…」ガクッ

青年「………」コクリ

マリア「………」コクリ
425 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/28(月) 02:30:24.88 ID:1/9jGw6t0






青年「マリア! “まねっこ”だっ!!」

マリア「ルカッ!!」



 マリアのまねっこ! マリアのまえにしろいひかりがしゅうそくしていく!



三匹「「」」シビビビ



 さんびきははんどうでうごけない!



426 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/28(月) 02:38:06.96 ID:1/9jGw6t0
青年「いっけぇえええ!! はかいこうせん!!」

マリア「ルッカァアアアアア!!」ゴォッ



 マリアのはかいこうせん! さんびきに大ダメージ!!



三匹「「   」」キュ~

カスミ「試合終了!!」



ギャラリー「「……ぉ……お、おぉおおおおおおおおお!!!!!」」



解説者「大番狂わせが起きました!!」

エリカ「まぁ当然のことですわ」

解説者「え?」

エリカ「それより、四天王が負けるとどうなるの?」

解説者「えーっと…四天王は一回戦で負けると即解雇となります。そして、任期中に刑事事件を犯した者に関しては法に裁かれる場合があります」

エリカ「その解説をチョイスするということは…?」

解説者「はい、ワタル被告は数々の犯罪で容疑をかけられているため、すぐに更迭となるでしょう」

エリカ「それであんなに必死だったんですね」

解説者「誰だって逮捕されたくありませんからね」


ワタル「そ、そんなぁ……」ガクッ


青年「………」スッ

ワタル「お、お前のせいで、お前のせいで俺のみrプギャァアアアア!」ドグシャァ!!


ギャラリー「「!!?」」


カスミ「ちょ、ちょっと青年さん!!」

ワタル「な、殴ったね! 訴えてやるんだから!!」

青年「お前は…ポケモンの痛みを…、愛情を知れ!!」

ワタル「………う、訴えるんだから…な」ガクガク

ジュンサ―「さ、行くぞ」グイ

ワタル「う、うぅうううう…」
427 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/28(月) 02:43:37.44 ID:1/9jGw6t0
ジュンサ―「…青年さん、シルフカンパニー倒壊事件の際はお世話になりました」

青年「あ…う、うん」

ジュンサ―「……しかし、先ほどの暴行はれっきとした暴力事件。あなたが負けた事件で逮捕します」

青年「ま、まじ…」

ジュンサ―「……だから、優勝して、チャンピオンになってください。そしたら任期中は法で裁けませんから」ニコッ

青年「うん、絶対優勝する」

ジュンサ―「………」チョイチョィ

青年「?」チカヨル…



ジュンサ―「優勝したら、警官コスプレエッチしてあげるね」ボソッ///



青年「ま、マジですか////」

ジュンサ―「優勝したらねっ♪ じゃっ!」ナゲキッス

青年「………頑張ろう」


カスミ・エリカ「「き、気になる…」」

ナツメ「………呪ってやる」ボソッ


青年「なんにせよ、勝ったぞぉおおおお!」


レッド「……僕もがんばろう…」

グリーン「俺の次の対戦はシバか……絶対勝ってやる」

428 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/28(月) 02:45:31.23 ID:1/9jGw6t0
……こうして、シード選手の四天王ワタルに勝利した青年。

次に彼を待っているのは、困難か、それとも苦難か。

それでも、青年の戦いは続く。続くったら続く。。。
429 :1だす [saga]:2013/01/28(月) 02:46:15.94 ID:1/9jGw6t0
寝ます。マリアはぁはぁ、でもダルクはぁはぁはぁはぁ

おやすみなさい。
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/28(月) 21:21:11.36 ID:ohUkkFiIO
ワタルがクズwww
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 21:58:00.33 ID:t5lNTVBso
乙! フラグ立てたからにはコスプレエッチ書いてくれるんだよな?(ゲス顔)
432 :ゲス1だす。 [saga]:2013/01/29(火) 01:07:07.23 ID:d6RDSC+y0
よくよく考えたら本職エッチだった・・・。

本編まじめ?にきてるので、終わってから・・・・・・ぐへへ(ドゲス顔)
433 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 01:12:56.23 ID:d6RDSC+y0
ホテル【チャンピオンリーグ】

青年「グリーンの試合見たかったなぁ」

ナツメ「でも、ポケモン達の回復もしなくちゃ」

青年「まぁ、シバくらいには勝ってもらわないとな」

青年(本当だったらチャンピオンとしてレッドと戦うはずだったし)

ナツメ「青年、一つだけ言っておきたいことがある」

青年「えっ」ドキッ

青年(そ、それってもしかして…)ドキドキドキ

ナツメ「い、言いにくいのだが……」モジモジ///

青年(ちょ、ちょっと、さっき二回戦終わらせたばかりなのに、夜の三回戦が始まっちゃうのぉおおお!?)ハァハァハァ



ナツメ「青年はなんで戦略立てないの?」

青年「え…」ヌギヌギ



434 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 01:17:36.37 ID:d6RDSC+y0
青年「せんりゃく……だ、と?」

ナツメ「うん。今日のワタルとの試合、ワタルは汚い手を使ったにせよ、戦略は立っていた。青年が無名じゃなくもっと警戒されていたら負けていたかも」

青年(俺がアニメ見ながらサトシに思っていたことを言われてしまったーーーー)ガーンッ

ナツメ「たしかにポケモンを信頼することは大切。だけど、頼りっきりじゃダメだと思う」

青年「………」

ナツメ「あっ、えっと……わ、私なんかに言われちゃ迷惑だよね…」ウルウル///

青年「ナツメっ!」ギュッ

ナツメ「ふぁぁあああ!? ちょ、ちょっと!!」

青年「そうだ! そうだよ!! 俺にはまだまだやれることがある! あいつらのために頑張れるんだっ!」

ナツメ「う……うん…(なんか複雑…)」

青年「よし、そうとなったら、練習だ!」ダダダッ

ナツメ「あ……」ポツン…
435 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 01:22:43.28 ID:d6RDSC+y0
試合会場

カスミ「レッド、グリーン二回線突破おめでとう!」

レッド「ありがとうございます」

グリーン「けっ、シバなんて余裕だったつーの」


シバ「す、ストレートで負けた…うは…」


カスミ「これでベスト32が決まったわけね」

グリーン「どんな感じ? ……あ? サトシ棄権負け?」

レッド「あ、なんかいつの間にか国籍が変わってたみたいで、強制送還させられていたよ」

グリーン「……マサラの面汚しが」

カスミ「まぁまぁ、あいつはあーゆーバカなとこが可愛いんだから」

レッド「……好きなの?」

カスミ「ほぁ!?」////

グリーン「ああ、そういえばサトシが言ってたなぁ」ニヤニヤ

カスミ「な、なな、何を!?」

グリーン「カスミみたいなガキンチョより、二ドクインのほうがよっぽど魅力的だって」

カスミ「あ、あいつぅううううう!!」

レッド「い、言ってないよ! 言ってないから!!」

グリーン「それで、残った奴らはどんな感じだ?」

レッド「えっとね」スッ 
436 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 01:28:48.68 ID:d6RDSC+y0
レッド「左ブロックには青年さんと四天王のカンナさんがいるね。後は聞いたことないや」

グリーン「右ブロックは俺らとキクコばあさんか。レッドがあのばばあ倒せば俺達で準決勝だな」

レッド「うん!」

グリーン「あのさ……レッド」

レッド「……ん?」

グリーン「………こいつを…フレアを返すよ」

レッド「なんで!?」
437 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 01:34:23.05 ID:d6RDSC+y0
グリーン「フレアがさ、時折寂しそうな顔して空を見上げるんだ」

レッド「空を?」

グリーン「ああ、そして、空を壊さんばかりに吠えるんだけど、それが俺には、




レッド―――お前を呼んでいるように聞こえるんだ」




レッド「………フレア」

グリーン「………フレア、出てこい」ポンッ

フレア(LV99)「………」

グリーン「今まで…ありがとな」ナデナデ

フレア「グルゥ……」

グリーン「それじゃあ、俺……「グリーン!!」シュッ

グリーン「なっ! いきなり危ねーじゃ……これはウロボスのモンスターボール?」

レッド「ナナミさんはいつも言っていた。私もグリーンの役に立ちたいって」

グリーン「……姉ちゃん…」グッ

レッド「………僕たちははじまりのまち“マサラ”の子供だ」

グリーン「ああ、ポケモンに関して誰にも負けちゃ…いけない」


赤緑「「次は試合会場で会おう!」」グッ


438 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 01:35:38.45 ID:d6RDSC+y0







エリカ「お、男同士の友情、萌えますわ」ハァハァハァ///








439 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 01:41:26.01 ID:d6RDSC+y0
夜。


青年「………はぁはぁはぁ」アセビッショリ

ダルク『マスターこれいじょうはあしたにひびく』

青年「ああ、そうだな…」ドサッ

ライ『ポケモンのきもちをしるためにいっしょにたたかうなんてさすがにぃにですわー』ギューッ

青年「ははは…、結局お前らの足元にも及ばなかったけどな」ナデナデ

コマイヌ『だが、まなぶことはおおかった』

青年「ああ、皆の視点を間近で感じられたのはすごい良かったよ!」

マリア『……かたをかします』グィ

青年「ありがとうマリア。お前って肌すべすべだよな」

マリア『なっ/// ふ、ふけつです!』カァ///

青年「ご、ごめん!」

ダルク『わ、わたしもかたをかそう!』

青年「あ、ありがとう………」ジーッ

ダルク(さぁ褒めろ!)

青年「ダルクはほんと虫っぽい感触してるよなぁ」プニプニ


ダルク「」


ライ『やれやれですわ』
440 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 01:53:10.34 ID:d6RDSC+y0
ホテル エントランス

カスミ「あ! 青年さん! 一体どこ行ってたのよ!」

青年「ごめんごめん。ちょっと修行を…」アハハ

レッド「これ以上強くなられると困る…」

グリーン「ほんとだぜ。まぁ、疲れが明日まで残って負けちまうと良いんだ」

カスミ「ちょっとアンタら何て言い草よ!」ムキーッ

青年「いや、いいんだ。俺は決勝で君らを待ってるから必ず上がってくるんだぞ」

赤緑「「もちろん!」」

エリカ「あらあら、青年さんたらそんな汗かいて」ウフフ

青年「あ、あはは、ちょっと風呂入ってきます」フラフラー

カスミ「あ、ちょっと! 倒れたらダメだよ!!」ガシッ

エリカ「………」ニコニコ

レッド「行かなくていいの?」

グリーン「あいつ、風呂の中までついていきそうだぜ」

エリカ「……私の得意な戦法は状態異常にして長期戦に持ち込むこと。今焦ってしまっては私の価値が下がっちゃいますわ」ウフフ

レッド「ポケモンバトルは人生にも応用できるんだなぁ」

グリーン「お前の主体性のなさは、どんな状況にも対応できる順応性を表しているだろ」

レッド「それ褒めてるの?」

グリーン「さぁな」

レッド「君のごり押し戦法は女子に嫌われそうだね」

グリーン「うっせ。時代は肉食系なんだよ」

レッド「グリーンなのにww」

グリーン「ぶっ飛ばすぞ」

レッド「ごめん」
441 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 01:58:50.34 ID:d6RDSC+y0
青年の部屋 シャワールーム

青年「………」ウトウト

カスミ『起きてる―?』

青年「………」zz

カスミ「あっ! 青年さん! シャワールームで寝たらダメ!」ガラッ

青年(……あ、裸のおねーさんがいる…)ギュッ

カスミ「あんっ/// ちょ、ちょっと抱きついて、ふぁ、ら、らめっ」ジタバタ///

青年「すごい良い匂い…。好きかも」

カスミ「!!!!!!!!!」/////

青年(ここのホテルは良いせっけん使ってるなぁ)

石鹸「輸入品のミルタンクのミルク石鹸だぜ」

カスミ(す、す、好きって言われちゃった!!?)ヘナヘナ

青年「ずっと抱きしめていたい……」ギュウッ

カスミ「………///」ギュッ

青年(エリートトレーナーさんは良いからだしてるなぁ。なんでここにいるか分からないけど)ウトウト

カスミ「ね、ねぇ………




キス、してもいい?」




442 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 02:04:59.93 ID:d6RDSC+y0
青年「………」zzz

カスミ「………」

青年「むにゃむにゃ…」zzz

カスミ「だぁああ! アンタはサトシかぁああああ!!」

青年「むにゃむにゃ………カスミは…俺が…まも、る…」グゥグゥ

カスミ「………今日の夢見てるのかな…」ナデナデ

カスミ(ちょっとずるいかもしれないけど……)

カスミ「いいよね……」チュッ


青年(…………タイミング良く起きてしまいました…)


カスミ「んっ、ふぁ…んちゅ……と、とまらないよぉ」チュッチュ

青年(こ、これはラッキースケベを超越した。エクセレントスケベ!!)パチッ

カスミ「んはっ…はぁはぁはぁ…これ以上は起きちゃ……う…」

青年「………あ、あはは……おはようカスミ」ヤァ

カスミ「………」フラッ

青年「ちょっ、カスミさん、カスミさぁああああああん!!」


青年の部屋

ナツメ「………」

443 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 02:09:30.44 ID:d6RDSC+y0
翌日。

カスミ「ふぁぁ…なんか昨日の記憶が曖昧なのよねー」

青年「そ、そうなんだ…」

青年(一生心の中にしまっておこう…)

エリカ「あらあら、朝から一緒に部屋を出てくるなんて、一線越えましたの?」ウフフ

カスミ「あ……あぁあああ!! ほんとだ!! 私なんで青年さんの部屋から出てきてるのよ!!」

青年「そ、それは! お、俺にも分からない!!」

青年(気絶したカスミを部屋まで運ぶ体力がありませんでしたー!)

カスミ「そ、そういえばパジャマに着替えてたし…」ワナワナ

青年「誤解だ。違う。何も起きていない」

青年(着替えはマリアに頼んだしな。まぁ、鏡越しに凝視したけどね!!!)

ナツメ「何もなかったのは本当だ。私もいたからな」

カスミ「え?」

青年「え、え?」

ナツメ(…私の方が凝視する価値あるぞ)ボソッ

青年「」

444 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 02:16:40.73 ID:d6RDSC+y0
グリーン「なんだよ朝っぱらから騒がしい」

レッド「ほんと、青年さんの周りにはいつも人がいるよね」

青年「二人ともおはよう」

エリカ「あ、そういえば、元四天王のワタルさんが脱走したそうですよ」

青年「え」

エリカ「何やらジュンサ―さんの隙をついて逃げたらしいんですけど、青年さんは背中に気をつけてくださいね」ニコッ

青年「き、気をつけます」


カンナ「あら、あなたがワタルを倒した青年君ね」ムチッ


青年「か、カンナさん!!」ジッ

青年(豊満な胸! 色々ギリギリなスーツ風の服装! 大人の色気! はぁはぁたまらん)コウフンッ///

カンナ「あら、あなたポケモンバトルだけじゃなく、こっちもすごそうね」スッ

青年「くぁwせdrftgyふじこlp;」

カスミ「ちょ、離れなさーい!!」バッ

カンナ「あらあら、妹さんに邪魔されちゃった。それじゃ、準決勝で会いましょう」ナゲキッス

青年「ああ、カンナさん素敵だ…」

グリーン「あんなババアのどこがいいんだか」

レッド「ナナミさんと同級生だよ」

グリーン「え」

エリカ「あらあら、ちなみに私とも同年代ですけど……?」ゴゴゴゴ…

グリーン「ひ、ひぃいいい!」ダッ

カスミ「逃げた…」

青年「さて……カンナさんと戦うためにも、今日のバトルは頑張らなくちゃね」

445 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 02:22:05.54 ID:d6RDSC+y0
夕方。


青年「余裕の準決勝進出でした」

カスミ「青年さん、おめでとうございます!」

ナツメ「今日は戦略のある戦いだったな」

エリカ「今日も凛々しかったですわ」ウフフ


カンナ「あらあら、青年さんも勝ち残ってしまわれましたの?」

青年「あ、はい! 明日はよろしくお願いします!」

カンナ「ええ、よろしくね」スッ

青年「え?」



カンナ(あなたが大人しく負けないと、マサラの研究所が吹き飛ぶわよ)ボソッ

青年「!?」

カンナ「え、あなた私とディナーを一緒にしたいの? 仕方ないわねぇ、ついてきて」

カスミ「ちょっと! 何勝手に決めてるのよ!」

エリカ「そうですわ。今日は私たちとご一緒するおやく――

ナツメ「二人とも、待て」バッ

ナツメ(窓の外から二人…いや五人もこちらを狙っている?)

青年「………ナツメ、皆を安全な所へ」

青年(ロケット団も他人事じゃなさそうだしな)

ナツメ「ああ、分かっている」テレポート



青年「………」

カンナ「うふふ、行きましょう」
446 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 02:30:47.92 ID:d6RDSC+y0
青年「うまうま」

カンナ「……こ、こんな状況でこちらの用意した食事を食べるなんていい度胸ね」

青年「そんなことより、あんたはギンガ団か? それともマグマ団? アクア団?」

カンナ「うふふ、気になる?」

青年「別に。どこか分かればロケット団が潰しに行ってくれるだろうし」

カンナ「ふふっ、いいわぁ。あなた最高ね」ガタッ

青年「………」

カンナ「ねぇ、話の前にお姉さんと良いことしない?」ギュッ

青年「その注射器を後少しでも近づけたら足元のライトニングがあなたを殺しますよ?」

カンナ「………!」バッ

青年「おあいにく様。俺はそんなに甘くないんだ」

青年(ふーーーっ! あぶねぇ!! もう少しで良いことしてもらうところだったぜぇ!!)

カンナ「うふ、うふふ、うふふふふふ! あなた本当に最高! 最高だわっ!!」パチンッ

伏兵「………」ジャキッ

伏兵「………」ジャキッ

伏兵「………」ジャキッ

青年「………」

カンナ「後五人は外であなたを狙っているわ。少しでも反抗的な態度を取れば、すぐに昇天しちゃうわよ」ウフフ

青年「目的は何?」

カンナ「それはね―――」
447 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 02:31:24.87 ID:d6RDSC+y0








カンナ「ロケット団の復活よ」







448 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 02:38:26.02 ID:d6RDSC+y0
青年「ロケット団の復活?」

カンナ「ふふふ、混乱してるわね。ロケット団ならお月見山にアジトを構えてるじゃないかって」

青年「ああ、ロケット団は滅びてなんかいない」

カンナ「そうかしら。少なくとも、彼らにとって今のロケット団はロケット団じゃないらしいけど」

青年「………そういうことか」

カンナ「うふふ、察しが良い子は好きよ。そう、その通り。この子たちは元ロケット団の団員。あまりに犯罪行為が利己的だったがためにロケット団を解雇させられた可愛そうな捨て犬ちゃん達よ」

伏兵「お前が……お前のせいで…」ワナワナ

カンナ「落ち着きなさい。ロケット団は早かれ遅かれ解体させられていたわ。サカキなんて甘ちゃんに続けられるほど悪の組織は簡単じゃない」

青年「それで、あんたがロケット団の総帥になるのか?」

カンナ「いいえ、新ロケット団の総帥はワタルにやってもらうつもりだったわ」

青年「………」

カンナ「彼はポケモンバトルの実力、残虐性、独占欲、何をとっても悪の総帥にふさわしい人材だった」

伏兵「それをお前が! またお前がぁあああ!」

カンナ「黙りなさいと言っているでしょう」ギロリ

伏兵「!! し、失礼しました!!」

カンナ「うふふ、彼らをここまで鍛え上げるのは大変だったんだから」
449 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 02:45:35.26 ID:d6RDSC+y0
青年「……で、なんで俺に明日の試合で負けろと?」

カンナ「困るのよ」

青年「困る?」

カンナ「今私はとある事件の容疑をかけられている。それ自体は私がやったことじゃないから良いのだけれど、色々調べられたらまずいことがあるのよ」

青年「………しかし、準決勝で負けても四天王を解雇されはしないのでは…」

カンナ「ところがされちゃうのよー。これまたあなたがワタルを倒したせいでね」

青年「?」

カンナ「一回戦であなたと当たって破れたワタルが解雇されて、準決勝だからと言って同じあなたに負けた私が解雇されないなんておかしな話でしょう?」

青年「たしかに…」

カンナ「だから、あなたにだけは負けるわけにはいかないの」

青年「断ったら?」

カンナ「さっき言った通り、多くの人に迷惑をかけることになるでしょうね」

青年「………」

カンナ「幻滅したかしら? でも、四天王なんてそんなもんよ。シバもグリーン君だっけ? 彼に負けて解雇されちゃったけど児童買春容疑で捕まっちゃったわよ。少年を買うなんて罪だわー」

青年「今にロケット団がお前らを潰しに行くぞ」

カンナ「それは怖いわねー。…でも、サカキにそんな暇あるかしら?」

青年「………?」

450 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 02:51:24.19 ID:d6RDSC+y0
カンナ「おつきみ山一帯に毒性の強いウィルスをまき散らしたの」

青年「なっ!?」

カンナ「まぁ、死ぬことはないでしょうけど、それは逆に“がんばれば助けられる”ということ。心優しいサカキが可愛そうなポケモンを無視して私達を潰しにくるかしら」

青年「……卑劣な…」ワナワナ

『この薬品を感染力の強いウィルスと変えておけば、あいつの研究はストップするはずだ!』ボソボソ

『あいつが新薬を開発する度に医者の仕事が減っていった。そろそろ消えてもらわないとな』ボソボソ

青年(同じだ)

カンナ「さぁ、約束しなさい。私にはきっぱりすっかり負けると!」

青年(こいつらは自分の利益しか考えていない。他人のことなんて気を使ってやれない……)

伏兵「はやくしろ!」

伏兵「殺すぞ!」

伏兵「何黙ってるんだよ!」





ミューツー「悩んでいるようだな。少年」フワフワ

青年「!?」

一同「「な、なんだお前!!」」

カンナ「う、うてぇえええ!!!」
451 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 02:55:35.01 ID:d6RDSC+y0
伏兵達「「わ、わぁあああああ!!」」ドガガガガガッ

ミューツー「無駄だ」スッ


カンナ「銃弾が空中で止まった!?」

ミューツー「私に物理攻撃は効かない」パララララッ

青年「は、はは……相変わらず最強だな」

ミューツー「さて、カンナと言ったかな?」

カンナ「………」

ミューツー「この男の命は俺が予約済みだ。悪いが契約は破棄させてもらうぞ」

カンナ「嫌だと言ったら?」

ミューツー「そうだな…、お前のすみかであるこのセキエイ高原を跡形もなく吹き飛ばしてやろうか?」

カンナ「!?」

青年「……できそうだな」

カンナ「………」

ミューツー「………」

カンナ「……ちっ、帰るよ皆!」バッ

伏兵達「「はいっ!!」」
452 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 03:00:42.15 ID:d6RDSC+y0
青年「………」

カスミ「青年さん大丈夫だった!!?」

青年「カスミちゃん!?」

エリカ「あらあら、うまく行きましたわね」ウフフ

青年「え?」

ミューツー「」グニャグニャ

メタモン「めめたぁ……」グニャァ

青年「………は、ははっ、そういうことか」

カスミ「私のアイディアなんだよ!」

ナツメ「弾丸止めたのは私だがな」

エリカ「台詞は私が考えたんですからね」

青年「は、ははっ、ははは!」ギュッ

三人「「ふぁぁ!?」///


青年「みんなありがとう!! ありがとう!!」ギューーーッ


エリカ「いえいえ」ニコッ

カスミ「あ、あんなのどうってことないわよ」カァ///

ナツメ「いつか身体で返してもらう」ニコッ


青年「でも……ミューツーが俺のために来てくれたのかと思って期待しちゃった」アハハ

カスミ「何言ってんのよ。あいつが来るわけないじゃない!!」アハハ



部屋の外。

ミューツー「………(帰ろう…)」

453 :存在がダストダスだす! [saga]:2013/01/29(火) 03:01:40.40 ID:d6RDSC+y0
今日はここまで。
第十章もあと少しで終わりです!!
では!
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/29(火) 08:42:01.58 ID:5eg+GJP5o
ミュウツーがツンデレの可能性・・・
ダストダスとかベトベトンは出自を考えると少し悲しいよね
455 :好きなポケモン映画は逆襲! [saga]:2013/01/29(火) 17:36:15.48 ID:ULTvey590
>>1です。というかそれしかみたことないです。
続きー
456 :ロケット団アジト [saga]:2013/01/29(火) 17:38:48.68 ID:ULTvey590
サカキ「ふはは、ふははははははっ!」

元ロケット団団員達「「」」キュ~

コジロウ「俺たちロケット団がいる限り!」

サンダー「ギィイイイイイス!!」

ムサシ「この世に悪は栄えない!」

ファイアー「ファァアアアアアア!!」

ニャース「正義のロケット団は永久に不滅だにゃー!!」

サカキ「さぁ、後はお前だけだぞ



ワタル!」



ワタル「………」
457 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 17:52:04.72 ID:ULTvey590
翌日。

カスミ「さぁ! やってきました! チャンピオンリーグも残すところ三試合! 勝つのは青年かカンナか! レッドかグリーンか! 手に汗握るバトルをご期待ください!!」

ギャラリー「「うぉおおおおおおおお!!!」」ドドドドドド

解説者「いやぁ、今回は本当に大番狂わせの連続ですねー」

エリカ「そうでございますね。四天王の方が一人しか残ってませんものね」

解説者「さて、その四天王カンナ選手に関してですが、現在、環境破壊未遂の容疑をかけられているそうですね」

エリカ「ええ、わたくしがテープレコーダーを警察に渡しましたから」

解説者「となると、この試合、青年選手に負けた時点で拘束されることが決定します」

エリカ「万が一勝ったとしてもイメージの低下から解雇させられそうですけどね」フフフ

解説者「ポケモンが強いことが全ての四天王制度において、例外がこのチャンピオンリーグと人気のなさですからね」

エリカ「ワタル選手は厨二病を患わせた子供たちから、キクコ選手はおじいちゃんおばあちゃんから、シバ選手はたくましいお兄様達から、そしてカンナ選手は若い男性から人気がありましたが、今回の事件でどうなることか」

解説者「いやー、いずれにせよこの準決勝! 熱い戦いになること間違いなしですね!!」


カンナ(ちっ、人気なんてちょっと鎖骨のあたりチラ見せすれば回復すんのよ!)

青年「………」スチャ

カンナ「ふふ、何だんまりしてるの? もしかして私が怖い?」スッ

カンナ(昨日のことが結構効いたみたいね…ふふ、今から寝返るなら私の側近にしてあげるわよ)ボソッ

青年「………」
458 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 18:00:34.60 ID:ULTvey590
カスミ「ブレイク! ブレイク!!」シャァー!!

カンナ「ふふ、良いことしたいでしょ」ツカツカツカ

青年「………」


解説者「この大会にブレイクというルールはなかったはずですが…」

エリカ「ふふっ、嫉妬でしょうね」

解説者「はぁ、嫉妬ですか…」


カスミ「そ、それでは、試合ルールの説明します/// 今回も四天王ルールを適用します」

カンナ「私が説明するわ」ブンッ

カスミ「あ、ちょっとそれ私のマイクよ!!」ムキーッ


カンナ「私の、四天王カンナのルールは“HP1デスマッチ”よっ!」


ギャラリー「「な、なんだってぇええええ!」」


解説者「ギャラリーはノリで驚いていますが、一体どういったルールなのでしょう?」

エリカ「えーっと…、簡単に言ったら風船割りゲームみたいなものですね。ポケモンの体の一部に相手の技が当たる、つまり風船に針が刺さると…」

解説者「パンッ! てことですね」

エリカ「スピードタイプのポケモンがトレーニングで使うゲームですわ」

解説者「はぁ〜。勉強になります」


青年「………」

カンナ(ふふ、私のポケモンたちは全てドーピング済み。スピードだけならマルマインにの二倍はあるわ)フフフ

459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/29(火) 18:03:47.71 ID:SgVvzstAO
そう言えば初代はマルマインが最速でしたね
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/29(火) 18:10:12.69 ID:5eg+GJP5o
キクコはクビか・・・
461 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 18:17:47.55 ID:ULTvey590
カンナ「使用ポケモンは六体よ! 行きなさい! スターミーたち!!」

スターミー×6「「ヘアッ!」」シュタタタタッ

カスミ「おーーっと、なんということでしょう! これはワタルよりひどい!! 六体ともスターミーです!!」

カンナ「ふふふ、大富豪では三枚カードもらうタイプなの」

青年「………いけ、ダルク」

ダルク「ぎぃ!」シュタッ

カンナ「あら? 一体だけなの?(スターミー達、こうそくいどう)ボソッ」

カスミ「青年さん、本当にいいの?」

青年「ああ、かまわない」

カンナ(本当に負けてくれるのね? ふふ、これで捕まることはないわ)


解説者「スピアー一体で大丈夫なのですか? 青年選手の持ちポケモンにはマルマインもいたようですが」

エリカ「ええ、きっと大丈夫ですわ」フフフ

解説者「はぁ…。そういえばエリカさんはずっと青年選手を知っているような口ぶりでしたが親しいのですか?」

エリカ「……いえ、親しいなんてそんな…」


カスミ「それでは試合……かい「スターミー! スピードスター!!」


ナツメ「卑怯な!」

ギャラリー「「ブーブー!!」」


エリカ「青年選手…いえ、青年さんは誰よりもポケモンが好きで」


青年「―――ダルク、こうそくいどう」


エリカ「青年さんは誰よりもポケモンを理解していて」


ダルク「ぎぃ!!」シュンッ


 ダルクのこうそくいどう! スターミーたちのスピードスターはそらにきえていった・・・


カスミ「おーーっと!! これは素早い! カンナ選手の卑怯な攻撃を簡単によけました!」

カンナ「ぐぬぬ、これならどう? スターミー! バブルこうせん!!」

スターミー「「………ヘァッ!!!」」ビビビビビッ


エリカ「………そして、誰よりも正しいことを知っている人」

解説者「た、正しい?」

エリカ「ええ、だから、誰かを傷つけるようなことは絶対にできませんの」

解説者「だから親しくないと?」

エリカ「ふふっ、私が彼を独占すれば泣いてわめく子達がこの会場にもいますからね」

カスミ・ナツメ「「お前なんかに独占させるか」」

エリカ「ふふふっ♪」

解説者「おーっと!? これはいったい!?」

462 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 18:23:57.71 ID:ULTvey590


 ダルクのつるぎのまい! バブルこうせんがすりぬけていく!


カスミ「おーーーーっ! まさに、まさに蜂の舞いです! 無数に襲いかかってきたバブルこうせんをことごとくよけました!!」

カンナ「な、なんなのよあんた。負ける気がないのになんでそいつ一匹なのよ!!」

青年「お前は……トキワの森にあった巨大スピアーの巣を覚えているか?」

カンナ「!! ああ、あれね。マグマだかギンガだかが持ち込んできた計画が面白そうだったからやってみたけど、虫ポケモンなんて嫌いだから中止してやったわ」

ダルク「………」プルプル

青年「………そっか」ニコッ

カンナ「な、なによ…」


青年「あんたが根っからの悪で助かったよ」ニコッ


ダルク「ぎぃぃっ!!」シュンッ
463 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 18:31:15.34 ID:ULTvey590
青年「ダルク!! ダブルニードルだ!」

ダルク『あぁあああああああああ!!!』ボロボロ


―――虫ポケモンでも、悲しいと泣くのか…―――


青年(そっか…お前は今、“憎い”より“悲しい”ことのほうが強いんだな)

ダルク(マスターは、マスターはっ、そんなあんたでも…)



〜前日〜

ダルク『………あいつがげんきょう…』

青年『ああ、………』

ライ『おにいちゃままよってる?』

ダルク『なにに?』

コマイヌ『……あいつをたおすこと…だろ』

青年「………ワタルが四天王を解雇されるなんて知らなかったんだ…」

マリア『ですが、つみはつみ、ばつをうけねばなりません』

青年「でも、もし操られているとしたら!? 本当は良いやつだったら!? 俺には……くっ」

ダルク「ぎぃ………」

青年「ぎりぎりまで待とう。もし……もし、カンナが悪だった時は……ダルク、お前の仲間の仇をとる」



ダルク『こころのなかではたすけたかったんだぞぉおおおおおお!!』シュバッシュバッ!

青年「………」ホロリ
464 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 18:38:29.79 ID:ULTvey590


 ダルクのダブルニードル! スターミー×2はたおれた!


カンナ「なっ!?」

カスミ「おーーーーっと! なんということでしょう! 一撃です! ダメージを与えるどころか一撃でスターミーを気絶させてしまいました!」

カンナ「くっ、スピード以外は鍛えなかったからよ! それ以外考えられないわ!」

青年「ダルク、ダブルブレード」

ダルク「ぎぃ」ブゥンッ


 ダルクのダブルブレード! スターミー×2はたおれた!


カンナ「あ、ありえない……ありえないわ…」ガクガク

カンナ(スピアーのあの殺気。青年の顔……まさか、“私を殺そうと”?)

青年「ダルク、ダブルブレード」

ダルク「ギィィイイイィィ!!」ドンッ

カスミ「は、はやっ・・・」

カンナ「す、スターミー! “みちづ『おそい!』シュバッ

スターミー「「」」ドサッ

ギャラリー「………」


解説者「………」ゴクリ

エリカ「ふふっ」


カンナ「あ、ああ……」ガクガク

カスミ「し、試合終了で―――」



――――ザクッ!!―――



カンナ「あ……あ、あ…」ドクドクドク

ダルク「………ギィ」グイッ

カンナ「………そう、…あ、なた、が…そのすぴ…あの…」ダクダクダク


ギャラリー「………」ゴクリ


465 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 18:45:06.51 ID:ULTvey590
カンナ「ふふっ、ごほっ! かはっ……ひ、ひとつだけいって…はぁはぁ・・・おくわ」

ダルク「………」

カンナ(私はねぇ、子供のころ、虫ポケモンを踏み潰して殺すのが趣味だったのよ)ボソッ

ダルク『………かなしいひと』シュバッ

カンナ「ごぽっ………」フラッ

カンナ(あーあ……私も……この子ように愛され……たか…った)ドサッ


カスミ「………」


ギャラリー「な、なぁ、あれ死んでるよな…」

ギャラリー「に、逃げたほうがよくないか」

ギャラリー「「」」ザワザワザワ

エリカ「お静かに!!」


青年「どうだ? 少しは気が晴れたか?」フキフキ

ダルク『……マ、スター…ふくがちで…』

青年「いいんだ。……いいんだよ」フキフキ

ダルク『…わたしにはわからない。あいつのきもちが……わからない』ポロポロ

青年「……それが、俺たち人間の罪であり、ポケモンたちの美しさだ」ギュッ

ダルク『うぇええええん! マズダァアアアアア!』ギュッ

カスミ「えぐっ……ひくっ…」

466 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 18:49:41.02 ID:ULTvey590
ジュンサー「……青年君、これじゃあコスプレエッチどころか、牢屋でエッチすることになるわよ」

カスミ「エッチ自体させないわよ」

青年「………」

ジュンサー「本当ならあなたをカウンセラーの所へ連れていかなきゃならないけど、今はチャンピオンリーグ中。あなたが負け次第拘束し連れて行きます」

青年「それは無理だよ」

ジュンサー「えっ」

青年「だって俺、チャンピオンになるもん」ニコッ


グリーン「こっちもおわったぜ!!」

カスミ「ど、どっちが勝ったのよ!!?」

カスミ(どっちにしろ、青年さんに負けるように言わなきゃ)アワワワワ
467 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 18:52:19.02 ID:ULTvey590



レッド「勝ったのは僕だ」



カスミ「!」

エリカ「おめでとうございます」ニコッ

ナツメ「やるじゃないか」

ジュンサー「おめでとう」

グリーン「フレアがいるかいないかが勝負の分かれ目だったな」

レッド「違う。僕が強いから勝ったんだよ」ニコッ

グリーン「このっ、言うようになりやがって!!」

レッド「あははっ、決勝で会いましょう青年さん」ニコッ


青年「………」クルッ


レッド「青年……さん?」

グリーン「なんだあいつ? 無視しやがって」

カスミ「………あのね」

赤緑「「??」」
468 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 18:58:42.05 ID:ULTvey590
ホテル 青年の部屋

青年「はぁ〜〜〜〜〜! 明日はレッドと試合かぁーーーー」

青年(歴史通りレッドをチャンピオンにしなきゃいけねーだろうなぁー。でも捕まっちゃうしなぁ〜)

ダルク『マスター?』

青年「ダルク、今日はお疲れ様」ニコッ

ダルク『う、うん…』

青年「何かご褒美いるか?」ニコッ

ダルク『あ、あのね……』

青年「ん?」



ダルク『あたま……なでてほしい』カァ/////

青年「」プクッ


※スピアーメス(女王スピアー以外)の頭を他人が触れることはセックスすることと同意義です。


ライ『ぬ、ぬけがけは―――』

コマイヌ『やめとけ』カプッ

ライ『ちょ、ちょっと! くびねっこかまないでよ! あーんっおにいたまぁあああああ!』ジタバタ

マリア『い、いけませんわ、みてはいけません……』ジーッ///


青年「ほ、本当にいいのか?」

ダルク『……う、うん』グィ///
469 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 19:05:05.15 ID:ULTvey590
青年「……優しくするからな」スッ

ダルク『………んっ、あっ、だめっ…』クネッ

青年「ダルク……かわいいな」サワサワ

ダルク『や、ゃぁ…ぃうなぁ……////』モジモジ

青年「ダルク、愛してるぞ」チュッ

ダルク『んっ!!!???』ビクッ

青年「!? だ、ダルク……一つ聞いていいかな?」

ダルク『はぁはぁはぁ……な、なぁに?』///
470 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 19:06:03.19 ID:ULTvey590



青年「俺の太ももに刺さった針って、刺さると即死? それとも遅効性?」ダラダラダラ



ダルク『あ、あぁああああ!! マスタァアアアアアア!!』

マリア『い、いけませんわ、こうなったらわたしのいやしのキスで!』ダッ

コマイヌ『やれやれ…なにやってんだか』ハァ

ライ『そろそろはなしてくださいます?』

コマイヌ『ほいよ、いってこいよ』パッ

ライ『ひゃっはー! おぶつはしょうどくだぁーーー!』ムシヨケスプレー

コマイヌ『それはむしよけスプレーだろうが』ヤレヤレ



※エリカの所持ポケモンたちの活躍により青年は翌日すっかり元気になりました。
471 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 19:09:59.38 ID:ULTvey590
同時刻 レッドの部屋。

レッド「………」

グリーン「悩んじまうな…」

レッド「うん」

カスミ『青年さんは負けると捕まるんだからわかってるわよね!』

レッド「………」

グリーン「俺なら…さ。捕まりたくないし、負けてほしいと願う」

レッド「………」

グリーン「でも、お前は違うんだろう?」

レッド「………ポケモンバトルを、青年さんとの勝負を汚したくない…」

グリーン「なら、それでいいんじゃねーの?」

レッド「え?」

グリーン「お前の思うとおりにすれば。まぁ、あいつなら負けてもなんとかするだろ。国外に逃げるとか」

レッド「ぷっ、もしかしてそれでマサラタウンに流れ着いたのかな」

グリーン「あははっ、明日それ言ったらあいつ泣くぞ」

レッド「……グリーン」

グリーン「………」コクリ




レッド「僕……チャンピオンになるよ」




472 :第十章 ポケモンマスター [saga]:2013/01/29(火) 19:17:40.33 ID:ULTvey590



同時刻 ハナダのどうくつ



ミューツー「………くっ」ハァハァ

ガスマスクの男性「どうだね? この素晴らしいウィルスは。人にしか感染しないはずのウィルスにお前が感染し、私にひれ伏すなど滑稽な話だな」

ミューツー「………がぁっ!」ブンッ

「なっ!?」バッ

ミューツー「はぁはぁ…どうだ、ヒトに効くウィルスなのだろう?―――サカキよ」

サカキ「………ぐ、ぐ…」フラフラ

ミューツー「な、なんとかしなければ…」グググッ

サカキ「ぐははははっ!! きかんなぁ」ニマァ

ミューツー「なんだと!?」


「その答えは単純にして明快。サカキは――“ヒトじゃないからさ”」


ミューツー「………くっ…」

サカキ(融合)「私はついに手に入れた。すべてのポケモンを楽園に導く方法を」ドクンドクンドクン

ワタル「そうだ。ポケモンたちは全部お前が受け入れろ。そうすれば誰も傷つかない」

サカキ「私は…私は、


世界を救うんだぁあああああ!!」ドォォォォンッ!!


ミューツー「………せい…ね、ん」ドサッ
473 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/29(火) 19:20:48.09 ID:ULTvey590






最終章 そして朝を迎える





474 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/29(火) 19:26:35.65 ID:ULTvey590
決勝戦 特別会場

解説者「いよいよ決勝戦となりました」

エリカ「ええ、二人ともマサラタウン出身で、お互い一緒に旅をしたこともありますから、いかに相手を出し抜くかが勝負のカギとなるでしょうね」

解説者「エリカさんはどちらが勝つと?」

エリカ「うふふ、愚問は二度としないでくださいね」ニコッ

解説者「は、はひっ」



カスミ「それじゃあ、ルールはオーソドックスな六対六の勝ち抜きバトルよ!」

レッド「はい!」

青年「ああ!」

カスミ(元気よく返事して、レッドあんたわかってんでしょうね〜)オロオロ

レッド「青年さん」

青年「ん?」

レッド「僕、負けませんから」

カスミ「!?」

青年「………ああ! 俺を倒してみろ!」ナデナデ

レッド「………///」


エリカ「!?」ガタッ

解説者「ど、どうしました!?」

エリカ(まさかレッドさんのほうに素養が?)ゴニョゴニョ

解説者「………」コワイ…
475 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/29(火) 19:31:05.03 ID:ULTvey590
カスミ「それじゃあ、お互い持ちポケモンを提示して」

青年「ほい」

・ダルク
・コマイヌ
・マリア
・ライトニング
・ハツデン
・マネ(メタモン)

レッド「はい」

・フレア
・ウロボス
・カメックス
・フーディン
・ゲンガー
・カイリュー

青年「そ……それ、やりすぎじゃね?」

レッド「このくらいのハンデがなきゃ、名前補正のある青年さんとはフェアにならないでしょ?」ニコッ

グリーン「ぜってー負けんなよぉおおおお!!」

青年「あ、あはは、面白い! 最高の展開だよ!!」

青年(チャンピオンのグリーンを倒したレッドを金銀で倒す。まるでそんな展開じゃないかっ!)

カスミ「それじゃあ、準備はいい!? ポケモンバトル・・・・・・開始!!」


レッド「いけっ! カイリュー!」

青年「いけっ! ハツデン!」


観戦席

??「………くくく」
476 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/29(火) 19:33:54.16 ID:ULTvey590
カイリュー「カイリュッ!」ムンッ

ハツデン「マルマァ!!」ゴロゴロ

レッド「いけっ! カイリュー! りゅうのいかり!」

カイリュー「がぁあああ!!」ブンッ

青年「遅い! ハツデン! かげぶんしんして10まんボルトだっ!」

カイリュー「がぁっ! ……リュ?」キョロキョロ

ハツデン『おそい……カァッ!』ピカッ

カイリュー「ぐぁあああああ!!」

カスミ「おーっと! 素早さで上回るマルマインが見事先制攻撃を食らわせたーーーー!」


ギャラリー「「おぉおおおおおお!!」」


477 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/29(火) 19:41:48.80 ID:ULTvey590
青年「いやなおとだっ!」

ハツデン「キィィィィィィィィィンッ!!」

カイリュー「ぐ、ぐぉ……」

レッド「くっ…相性が悪すぎる…戻れカイリュー!」ブゥンッ

レッド「いけっ! フーディン!!」

フーディン「しゃぁああああ!!」

青年「ハツデン! 10まんボルトだっ!」

レッド「フーディン! スプーンまげ」

フーディン「ふーーーっ!!」グィグィグィ

ハツデン「まる?」バリバリバリ


カスミ「なんだこれは!? ハツデンの攻撃がまるで見当違いの方向に!?」


解説者「スプーンまげとは一体なんでしょう?」

エリカ「ユンゲラーとフーディンが使える技で、スプーンを曲げるときに発生する特殊な力の流れが、攻撃を反らしているのですわ」

解説者「ほぉ、さすがエリカさん博識ですね」

エリカ「適当に言ってみただけですわ」ウフフ

解説者「え…」


レッド「フーディン! サイコキネシス!!」

フーディン「ガァッ!」ブンッ

ハツデン「ぐぅっ!!」ドゴッ

カスミ「おーっと、マルマインが大きく地面にたたきつけられたぁ!」

青年「ハツデン! いやなおとだっ!」

ハツデン「キィィィィィィンッ!!」

フーディン「ぐ、ぐあっ」

レッド「大丈夫、フーディンならやれる」

フーディン「ぐ……ぐぁっ!」ドンッ


 フーディンのサイケこうせん! ハツデンはたおれた!


青年「ハツデンよくやった! いけ! ライトニング!」

ライ「ぴかぁ!!」
478 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/29(火) 19:43:24.34 ID:ULTvey590
フーディン「………」

ライ「………」

カスミ「これはいったいどういうことでしょう! お互い動きません!!」


解説者「これは?」

エリカ「先ほど言った特殊な力の流れを奪い合っているのでしょう。エスパータイプにしかわからない見えない戦いがあるのですわ」

解説者「………」

エリカ「疑ったら、脳みそスプーンで曲げますよ?」ニコッ

解説者「ひ、ひぃ!」
479 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/29(火) 19:52:21.91 ID:ULTvey590
ライ(さすが、本職のポケモンは違いますわね)ムゥ

フーディン(なんだこのピカチュウ。なぜ私の領域に入れる…)ドウヨウ

ライ「!?」

青年「相手は動揺しているぞ! ライトニング! でんこうせっかだ!」

ライ「ピカァアアアアア!」ダダダッ

フーディン「ぐはっ!」ドゴォ

カスミ「おーーー! これは痛い! ピカチュウの体当たりがみぞおちに直撃!!」

青年「続けざまに10まんボルト!!」

ライ「ぴぃかぁ・・・ちゅ☆」キュピッ


 ライトニングのかわいい10まんボルト! 相手のフーディンはたおれた!


ギャラリー「ぴっかっちゅ! ぴっかっちゅ!」

ライ「………」ファサッ

レッド「さすが青年さん…いけウロボス!!」

ウロボス「ギャァアアアアアアス!!」

カスミ「で、でたぁああ! 黒いギャラドスです!」


青年「ウロボス……久しぶりだな」

ウロボス『あれ、元彼じゃーん♪ 久しぶりー♪』キャピキャピ

青年「……え?」


※ウロボスは♂です。


レッド「ライトニングはエスパー能力が強い分素早さが他のピカチュウより劣る! まきついて離すな!」

ウロボス『えー? 女とか興味ないしー! でもま、可愛いマスターのためなら!』ビュンッ

ライ「ぴかぁ・・・」ゾワゾワ

ウロボス『ええい!』ギュッ

ライ『せ、せいりてきに・・・むり』ガクッ

青年「ライトニングーーーーーー!!」

レッド「これで五対四だね」

青年「まだまだ! いけ! ダルク!!」

ダルク「ギィ…」サスサス

青年「おなかさすって何を?」

ダルク『ねぇこのこのなまえはなににする?』

青年「お前は子供うめねぇだろぉおおお!!」

ダルク『そうだった!!』





480 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/29(火) 19:58:07.97 ID:ULTvey590
レッド「……ダルクか…。ここは一発で…はかいこうせんだっ!」

ウロボス「ギャァアアアアス!!」

青年「ダルク! こうそくいどう!」

ダルク「ギィッ!」シュンッ





??「ミューツー、はかいこうせんだ」

ミューツー「」スッ




―――              !!!!!!―――




カスミ「きゃぁあああああ!」フワッ

青年「!? カスミぃぃぃ!」

ダルク「ぎぃっ!」ガシッ

カスミ「あ、ありがとう」

ダルク「ぎぃ」


青年「だ、だれだっ!?」
481 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/29(火) 20:00:41.88 ID:ULTvey590
ムサシ「だ、だれだっ!? と聞かれたら」

コジロウ「答えてあげるが世の情け」

(中略)

ムサシ「銀河をかけるロケット団の未来には」

コジロウ「ホワイトホール、白い明日が待ってるぜ」

ニャース「あ、にゃーーーーーーーんてにゃ!」


青年「ロケット団!? ということは…」


サカキ「ふははははっ! 久しぶりだな青年!」


青年「サカキ!!? ……と、あれは、ミュー…ツー?」


ミューツー「………」


青年「ミューツー!!!!!」
482 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/29(火) 20:01:27.84 ID:ULTvey590
いったんここまで、明日には終わりそうだ。

では。
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/30(水) 00:22:26.85 ID:Ue7/sSbWo
ふぅ、やっと追いついた
乙ー
484 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/30(水) 01:23:45.60 ID:rHJL3j7/0
青年「何やってんだよ! ミューツー!!」

ミューツー「………」

青年「サカキ! お前もだっ!」

サカキ「ふはははっ、何をやってるだと?」バッ

レッド「………」



サカキ「世界を……ポケモン達を救っているのだ」ニマァ



青年「あの様子……何かおかしい?」

ナツメ「サカキから無数の意思を感じる」

青年「無数の意思?」

ライ『にぃさま、あのひとのからだのなかにいるのは……』



コマイヌ『ポケモンたちだ』グルルルル…



青年「!?」
485 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/30(水) 01:31:17.91 ID:rHJL3j7/0
サカキ「この世界に人間がいる限り、ポケモン達は虐げられる運命にある!」

ムサシ「だからサカキ様は!」

コジロウ「自らの体に“世界”を造った!」

サカキ「私はすべてのポケモンを“新世界”へ導く!!」


エリカ「………狂ってますわ」

解説者「そうですね。このまっがっ!? ………」ドサッ

エリカ「なっ!?」プスッ

ワタル「くくく、そこで眠っていろ」

カンナ「世界は我々のために」ウゴウゴ

ワタル「……その腹に寄生しているメタモンはなんとかならないのか? 気持ち悪いぞ」

カンナ「生きるためなら何だってやってやるわよ。あいつらを殺すまでは……」

ワタル(メタモンに意識を操作されてるって知ったらなんて言うのだろうな)ククク


サカキ「さぁ、ポケモン達よ。私に集え」バッ

ミューツー「…………っ」グググググッ


ギャラリー「あっ、俺のモンスターボールが!?」ポンッ

ギャラリー「ストライク! 俺のストライク!!」ポンッ

ギャラリー「あんっ! 待ってピッピちゃん!」ポンッ


グリーン「ポケモン達が……」

カスミ「吸いこまれていく……」

青年「………」
486 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/30(水) 01:41:40.52 ID:rHJL3j7/0
サカキ「ふはははっ! 聞こえるぞ! ポケモン達の喜ぶ声が! 世界の産声が!!」

青年「………ミューツー!! お前は望んでそれを手伝っているのか!!」

ミューツー「………」

サカキ「そうだ! 彼は私の計画に賛同し、共に闘うことを誓ってくれた!」

青年「嘘だ! ミューツーは誰かに頼った生き方なんか望んじゃいない!!」

サカキ「それはお前のエゴだ。理想を押し付けているのだ! ミューツーが最強でいてほしいという、男の子の妄想だ!!」

青年「黙れサカキ!! 正義を見失ったお前に言葉を語る資格はない!!」

ミューツー「………」

サカキ「青年よ。私は認めているのだ」

青年「?」

サカキ「心・技・体すべてにおいて私より優れていることを! だから私はお前と語り合う気はない!!」ババッ

ミューツー「………」グググググググッ


ギャラリー「………あ…」ドサッ

ギャラリー「……な、にこ…」ドサ

ギャラリー「………」ドサッ

カスミ「皆がどんどん倒れていく…」

487 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/30(水) 01:47:24.82 ID:rHJL3j7/0
サカキ「新の世界を、空間を維持するには莫大なエネルギーがいるのだ。ポケモンがいなければ何もできない人間などこの世に必要ないだろう」

青年「……だから殺すのか…」

サカキ「違う、糧となるのだ。われわれが牛を、豚を糧とするように」

レッド「せいね……んさ…」フラッ

青年「!? ライトニング!!」

ライ「ぴかっ!」ブゥンッ

レッド「あ、ありがとう…」ハァハァ

青年「ライトニング、コマイヌ、レッドのフーディンも、仲間を護るんだ!」

ライ『だけどにいたま、ミューツーはだれが…?』

コマイヌ『そうだ。おれたちはあいつをたおすためにうまれたそんざい――』

青年「違う!!」

ライ・コマ「「!!」」

青年「お前らは俺と旅するために生まれたんだ!! それ以外にない!!」

ライ『……にぃに…すきだよ』ダッ

コマイヌ『しぬなよ』ダッ

青年「………行くぞ、マリア」ポンッ

マリア『……はい』スクッ


 ロケット団とミューツーがあらわれた!!


488 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/30(水) 01:52:48.76 ID:rHJL3j7/0
青年「召喚!!」ブゥンッ

マリア
半憑依:MP100
ルカリオの能力を持つことができる。


マリア『マスター、ごしじを』

青年「サカキは体内に世界を宿しているから簡単には動けない。二人でミューツーを叩くぞ!」

マリア『はい!』


ムサシ「そうもいかないのよねー」

サンダー『世界は革命を迎えるのだ』

コジロウ「サカキ様の野望は俺達が叶える!」

ファイアー『人間の時代は終わりを告げるのよ』


青年「………いるんだろ」




ミュウ「あ、ばれた?」ヒョコ

フリーザー『まったく…伝説の鳥をタクシー代わりに使うなんて』ハァ

カスミ「あれはフリーザー!?」

グリーン「まじかよ……伝説の鳥が三匹そろってる…」

レッド「グリーン、こっち」グイッ

グリーン「な、なんだよ?」タタタッ
489 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/30(水) 01:55:53.72 ID:rHJL3j7/0
ミュウ『たく…、我が息子…娘だっけ? 情けないよミューツー』

青年「出会うと爆発するんじゃなかったっけ?」

ミュウ『あのね、ポケモンの始祖とも言われる僕がそんな昔のこと克服してないと思ったの!?」

青年「はい、すいません…」

ミュウ『まぁ、どら息子のことは青年君に任せるよ。僕はフリーザーと共にサンダーファイアーの相手をするから』

フリーザー『え?』


サンダー『フリーザー、賢いお前が俺たちに敵対するとはな』

ファイアー『ざんねんだ』ギロ


フリーザー『帰りたい……』ハァ

ミュウ『………いくよ!』
490 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/30(水) 01:59:53.50 ID:rHJL3j7/0
ミューツー「………」

青年「ミューツー!! 早く目を覚ませ!!」バッ

マリア『えんごします! はどうだん!!』ブンッ

ミューツー「………」ゴッ

青年(はかいこうせんと互角以上のはどうだんを素手で弾き飛ばすか…)ゾクリ

青年「はっけいだっ!!」ブンッ

ミューツー「………」サッ

青年「しま―――「………」ゴッ

青年「ごほぁっ!」ドガッ

マリア『はぁあああああ!』シュパッ

ミューツー「………」ガシッ

マリア『あ……』

ミューツー「……サイコブレイク」ドッ

マリア『 』ドガァ!!

青年「くっ!」ガシッ

マリア「」

青年「しっかりしろ!!」

マリア『!? だ、だいじょうぶ!!』

青年「くそ……やっぱつえーな」

491 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/30(水) 02:05:26.88 ID:rHJL3j7/0
ワタル「見ろカンナ。これが世界の終わりの始まりだ」

カンナ「はい、ワタル様」

ワタル「ここが片付いたらカントー地方全土を終わらせる。その次は外の国だ」

カンナ「そして、我々だけが生き残る」

ワタル「そう、用が済めばサカキもポケモンもろとも消し去ってやる」

グリーン「それが真の作戦ってわけね」

ワタル「誰だ!?」

レッド「お前たちの悪事を止めに来た!」

ワタル「ふん、誰かと思えばマサラのクソガキ共か。お前ら、俺に逆らえば故郷が吹っ飛ぶぞ」

レッド「………故郷はカントー地方だ。お前らには好きにさせない」

グリーン「大人しく投降しなよ。じゃないと四天王のプライドズタボロにしちゃうぜ?」

ワタル「生意気なガキ共が!!」



 もとしてんのうのワタルとカンナがしょうぶをいどんできた!!



グリーン「いくぞレッド。俺達の最初で最後のタッグ戦だ!」

レッド「うんっ!」

492 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/30(水) 02:12:24.29 ID:rHJL3j7/0
ミューツー「………」ブンッ

青年「」ドサッ

マリア「」


カスミ「青年さぁあああん!!」

ライ(…戦いながら、こっちに対するプレッシャーも増す一方なんて…)

コマイヌ(ほんと、無謀だったな。俺達であいつをなんとかしようなんて…)


サカキ「ふん、一度は勧誘したよしみだ。人間だが特別に吸いこんでやろう」ザッ


ダルク『させない』ブンッ



―――ザンッ!―――



サカキ「ぐあぁああああ!」

ムサシ「サカキ様!!」ダッ

コジロウ「ここは任せたぞ! サンダーファイアー!」ダッ

ニャース「サカキサマぁああああ!」ダダダッ


サンダー『………ち、やっと離れやがった…』

ファイアー『なんで俺があんな雑魚に使われなきゃならねーンだ』

フリーザー『え、なんで急にキャラ変わってんの?』

ミュウ「君達マスターボールで捕まってるでしょ」

雷炎『『うん』』

フリーザー『マスターボール?』

ミュウ「ああ、マスターボール。どんなポケモンでも一発で捕まえられるボールさ」

フリーザー『それに捕まると言うことを聞いちゃうの?』

ミュウ「逆らえないだろうね。何せ僕の遺伝子がふんだんに使われたボールだから」

三鳥「「え…」」

ミュウ「そ、そんな目で見ないで。今呪縛から解放するから」ギンッ

493 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/30(水) 02:16:37.12 ID:rHJL3j7/0
サカキ「………貴様らは…」

ダルク『マスターをいじめるやつはゆるさない』

ナツメ「お前を信じていたのに…」

サカキ「ならそのまま信じ続けろ。私が正しいのだ」

ナツメ「ポケモンの意思を尊重できないものを信じられるか!」

ダルク「ギィ!!」

サカキ「ふん、所詮は造られし存在か。ミューツー」パチンッ

ミューツー「………」バッ


ダルク「ぎっ!? ぎぃ……」ジタバタ

ナツメ「か…はっ……な、に…」

ダルク『マス…た…』グググッ

ナツメ『せい…ね、ん…』グググッ


青年「」グッタリ



494 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/30(水) 02:23:45.89 ID:rHJL3j7/0
どこかの遺跡。

青年「……あれ? ここはどこだ?」

??「“境界点”さ」

青年「ハヤト…いや、エルゴの王?」

ハヤト「ああ、その通りだ」

青年「本当に……いたんだ」

ハヤト「そりゃ、俺がお前をつれて来たんだからな」

青年「でも、邪魔された」

ハヤト「ああ、ミュウっていう白いポケモンにな」

青年「なんで俺なんかを?」

ハヤト「俺は青年、君が生まれてからずっと見てたんだ。両親が殺され、君が隔離され、死を受け入れるあの時まで」

青年「理由になってない」

ハヤト「俺はさ。地球に平凡だけど楽しい家族がいた。人生も平和だった。友達もたくさんいた」

青年「嫌味かww」

ハヤト「それでこっちの世界に召喚されて、エルゴの王の力が宿って、敵を圧倒した」

青年「主人公補正かww」

ハヤト「そんな幸運に恵まれた僕の目にとまった君だ。きっと何かあるに違いない。そう思ったら召喚していた」

青年「俺を召喚した理由かるっwwおやつ決める感覚かww」

ハヤト「でも、君は思った通り、主人公にふさわしい人格者だった」

青年「そうか?」
495 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/30(水) 02:28:02.95 ID:rHJL3j7/0
ハヤト「仲間のために怒り、苦しみ、悲しみ、そして笑える人間。それが主人公じゃないなら誰が主人公になるんだ」

青年「………」

ハヤト「だけど、君とポケモン数体の力じゃどうしようもなくなった」

青年「………ああ」

ハヤト「………そんなことはない。君には力がある」

青年「力?」

ハヤト「ああ、そしてそれはエルゴの王の力じゃない。君がずっと使ってきた力だ」

青年「???」

ハヤト「……おや? そろそろお別れの時間だ」

青年「あのさっ! ……いつか、俺をそっちに召喚してくれないか?」

ハヤト「…君さえ良ければいつでもね」

青年「! 絶対だぞ!」

ハヤト「とりあえずは、そっちのヒーローとして世界の一つでも救ってくれよ」ニコッ

青年「任せとけ!!」グッ
496 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/30(水) 02:32:09.22 ID:rHJL3j7/0
サカキ「やめろミューツー。私がとりこむ」

ミューツー「………」スッ

サカキ「……四人まとめて一度に吸いこんでやろう」バッ


青年「………っ」ガバッ


サカキ「何!?」

ミューツー「っ!」バッ


青年「止めるんだ“シャイン”!!」


ミューツー「!?」ビクッ

サカキ「な、何をやってる!?」

青年「………終わりだサカキ」

マリア『おわりですわ』シュィィィィィン……




ミュウ「……時のカギが開く…」




青年&マリア「「はどうだん!!」」ドォォォォォォンッ

サカキ「ぐ、ぐぉおおおおおおお!!」














497 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/30(水) 02:32:44.70 ID:rHJL3j7/0











―――カチャリ―――







498 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/30(水) 02:36:53.77 ID:rHJL3j7/0
サカキ「ぐ、ぐぉおお!? な、なんだこれは!?」

青年「サカキのお腹が……白く…輝きだした…」

レッド「全部こいつらの仕業だったよ」ドンッ

ワタル「く、くそっ、ロープをほどけ!!」

カンナ「………メメタァ」


サカキ「や、止めろ。止めてくれ。たのむ青年」ガシッ


青年「………」


サカキ「彼らの、ポケモン達の居場所がなくなる…」ガタガタ


青年「なくならないよ」


サカキ「えっ?」


青年「ポケモンは強く気高く美しい。そんな彼らを人間ごときがどうにかできるはずもない」


サカキ「………」


青年「だから、大丈夫だ」ニコッ


サカキ「………す、まな、い」ドサッ






―――             ―――





499 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/30(水) 02:40:28.43 ID:rHJL3j7/0
カスミ「な、何!? 何が起きたの!?」

ピッピ「………」グイグイ

ギャラリー「……ぴ…ぴちゃ、ん?」

ストライク「ギィァ!」グイグイ

ギャラリー「お、おれのストライク……」


レッド「……皆が、元に戻っていく…」

青年「終わったんだ……」

グリーン「ずいぶんあっけない終わり方だな…」

エリカ「……世界が平和なら、それに越したことはありませんわ」

カスミ「そうね」

ナツメ「だな」

500 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/30(水) 02:44:27.89 ID:rHJL3j7/0

 ―――その後、いつの間にかミューツーは消え、ロケット団の三バカとサカキもいなかった。

 チャンピオンリーグ事件はいつまでも語られるだろう。

 ワタルとカンナは捕まり、牢屋に入れられた。二度と日の光を拝むことはないだろうとジュンサ―さんは言っていた。

 レッド、グリーン、キクコ、そして無事再入国してきたサトシは、新四天王としてカントーの平和を維持することを誓った。

 ナツメは元のヤマブキジムへ戻った。カスミとエリカも。



 そして、俺とポケモン達は………



 
501 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/30(水) 02:48:10.87 ID:rHJL3j7/0
シロガネ山



ミューツー「………来たか」




青年「待ちくたびれたって?」

ミューツー「ああ、その通りだ」

青年「ポケモン達、出ろ」ポンッ

ダルク「?」

ライ「ぴか?」

コマイヌ「おん?」

マリア「………」



青年「皆、お別れだ」



四体「「!?」」

ダルク『ま、マスター?』

ライ『嘘ですよねにぃに…』

コマイヌ『………』

マリア『………っ』


青年「お前たちは……ぐすっ、さいこうの仲間だ…」ボロボロ

ダルク「ぎぃ! ぎぃぎぃ!!」ボロボロ

ライ『嘘です。嘘と行ってください』ボロボロ
502 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/30(水) 02:55:28.68 ID:rHJL3j7/0
マリア『ミューツー……かれのため……ですね』

青年「………ああ」

ダルク『なんで! なんでこんなやつ!』ギロッ

ミューツー「………」

ライ『あなたのせいで…あなたのせいでマスターが!!』


青年「やめろ!!!」


ダルク・ライ「「!!!」」ビクッ

青年「お前たちのことはナツメに任せてある。心配するな。お前らならどこでだってうまくやっていける」

ダルク『むり、むりだよマスター!!』

青年「………ミューツーはこのままじゃ一生お前らの今の状態なんだ…」

ライ『……だから、マスターがぎせいになる…と?』

青年「ちがう。俺もまた、この世界に本来いてはいけない存在なんだ」

ミュウ「ごめんね皆。僕が無理やり呼びつけたんだ」スゥ

コマイヌ「……本当にダメなのか?」

青年「………俺はさ、お前達がこの世界で自由に駆け回るのを、いつまでもいつまでも見ていたいんだ」

マリア「………好き、好きですマスター!!」

ダルク「! 私も! 世界で一番好き! 大好き!!」

ライ「私もです! 愛してますわ!! も、もう一生離れたくないくらいに!!」

青年「………俺もだよ」スッ

ミューツー「もういいのか……」

青年「ああ、ありがとう。通訳をしてくれて」

ミューツー「………いいんだ」
503 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/30(水) 03:00:38.96 ID:rHJL3j7/0
青年「みんなっ! ナツメはうすうす感づいてたけど、他の子たちは何も知らないんだ! 良かったら元気づけてほしい!!」

ライ「お任せくださいですの!!」

青年「ライトニング!!」

ライ「?」

青年「お前の色んな妹キャラ、めっちゃ萌えたぜ!」

ライ「もう、お兄ちゃんったら///」

青年「コマイヌ! お前のおかげで旅を始められた! 感謝してる!」

コマイヌ「………ああ、こちらこそ」

青年「マリア! いつまでも最強を追いかけてくれ!!」

マリア「はい!! マスター!!」

青年「ダルク!!」

ダルク「……ぐすっ…はぃ…」エグッ

青年「お前が人間だったら…と、何度も思った…。お前を救ってやれて本当に嬉しいし一生の誇りだ」

ダルク「ぐすっ…ま、まずだぁ…」

青年「本当に………出会ってくれて…




ありがとう」シュンッ





四匹「「………」」
504 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/30(水) 03:07:09.44 ID:rHJL3j7/0
〜忘れられた島〜


青年「いだっ!」ドンッ

マグナ「わ、本当にきた!」

青年「こ、ここは…」

アメル「だ、大丈夫ですか?」

青年「か、可愛い……///」

ネスティ「バカだ…バカが一人増えた…」

ガゼル「たく、立てるか?」

青年「ああ…」スクッ

ユエル「ねぇねぇ、君が新しい仲間?」

青年「本物のユエルだっ!」モフモフ

ユエル「わわっ、なんで私の名前知ってるのぉ!?」///

モーリン「へぇ、なかなか好青年じゃないか!」ニッ

レナード「ジャパニーズか…話は合いそうにねーなぁ」ハァ

青年「………本当に……来たんだ」

ミューツー「………」

青年「来たんだよ! ミューツー!!」ガシッ

ミューツー「………///」ポリポリ

青年「あれ? ミューツー…だよな?」

ミューツー「あ、ああ…///」

青年「な、なんで色白美少年になってんの?」

ミューツー「知るかよ」ケッ

メイメイ「にゃはーん♪ それはミュウ君? とやらが君らをこっちの世界へ送った道が“転生路”と呼ばれる“なりたい自分になれる道”だったからだにゃーん」ニャハハ

青年「お前、人間になりたかったのか」

ミューツー「うっせ///」

ハヤト「喜ぶのはまだ早いぞ」

青年「あ!!」
505 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/30(水) 03:11:23.59 ID:rHJL3j7/0
ダルク(黒髪の女の子)「あ、あの……///」モジモジ

ライ(金髪の少女)「な、なかなか恥ずかしいですわね///」

コマイヌ(狛犬)「なんで俺だけ…まぁいいけど」ワフッ

マリア(青髪の活発少女)「うぉおおおお!!人間だぁああ!!」

青年「あ、あは、あはは」

ハヤト「さらに」

カスミ「へぇ、ここが…あ、青年さーん!!」

エリカ「まぁまぁ、自然豊かな良い場所ですね」

ナツメ「ここは良い世界だ」

青年「良いのか?」

ハヤト「何人増えようが一緒でしょ。こんだけいたら」アハハ

マグナ「確かに」ハハハ

レックス「そうだね」アハハ
506 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/30(水) 03:15:18.41 ID:rHJL3j7/0
ライ「と・こ・ろ・で♪」

青年「え?」

マリア「そうだな。決めなきゃな」

青年「決める?」

エリカ「ええ、もちろん…」

青年「………まさか」

カスミ「青年さんの正妻を!!」

ダルク(も、もちろん私だな。うん///)

ナツメ「………あ、悩んでる」


一同「………」ギロッ


青年「あ、あはは……っ!」ダッ

ミューツー「なにやってんだか…」

ハヤト「君は誤解されたままでいいの? 本当は女の子なんでしょ?」

ミューツー「い、いいんだっ!!///」

ミューツー(あいつには孤独な世界から救ってくれただけで胸いっぱいなんだよ!///)


一同「まてぇえええ!!」


青年「ちょ―――
507 :最終章 そして朝を迎える [saga]:2013/01/30(水) 03:15:45.88 ID:rHJL3j7/0







青年「やぁなかんじぃいいいいいいいい!!」







おわり。
508 :>>1です。 [saga]:2013/01/30(水) 03:19:39.01 ID:rHJL3j7/0
くぅ〜疲れましたwwこれにて完結です!

(中略)

ジュンサ―「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

キクコ「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

タケシ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

カツラ「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」

シバ「・・・ありがと」ファサ

では、

俺「皆さんありがとうございました!」

509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/30(水) 03:30:59.16 ID:3Dc344/6o
510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/30(水) 09:40:24.13 ID:xF6tCzhXo

普通の感想ぐらい言ってもいいのよ・・・
511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/30(水) 20:29:40.06 ID:jn62viuAO

青年は機鬼霊獣と適正ありそうだけど、ポケモン世界から来た人達はどの召喚術に適正あるんだろうな?ww
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/30(水) 23:02:41.00 ID:hNmj+daz0

513 :>>1です。 [saga sage]:2013/01/31(木) 01:38:19.14 ID:I7Kz5ppk0
番外編行きます。

【設定】
・舞台は本編終了後、サモンナイトの世界
・青年の持ちポケは全員擬人化(ミューツーも)
・エリカ・カスミは持ちポケを召喚獣として召喚できる
・エロあり
・サモンナイトのキャラは基本3まで

ではいきます。
514 :番外編 第一話 [saga sage]:2013/01/31(木) 01:40:16.58 ID:I7Kz5ppk0






番外編 第一話 【謎】〜誰が初めてを奪われたのか〜





515 :番外編 第一話 【謎】 [saga sage]:2013/01/31(木) 01:49:17.36 ID:I7Kz5ppk0
リィンバウム 聖王国 領土のとある土地

青年「………よいしょっと。この木はどこに置く?」

エドス「おお、サンキュー。すぐ使うからその辺に置いてくれ」

青年「ほい」ドサッ

ガゼル「ちっ、何で俺まで…」カンカン

ハヤト「文句言うなって、ここでも戦争孤児たちを育てて貰えるんだからさ」トンカン

青年「フラットだけじゃ限界があるもんな」

ガゼル「……分かってんよ」チッ

青年「しかし、こんな自然豊かな良い土地をただ同然で貰っていいのか?」

ハヤト「ああ。なんてたって俺はエルゴの王だからな。青年もだけど」

青年「プチエルゴの王だろ。まぁ、エルゴの王には逆らえないよな」

ハヤト「だから遠慮せず住んでくれ」

青年「ああ、ありがとう」

516 :番外編 第一話 【謎】 [saga sage]:2013/01/31(木) 01:58:29.24 ID:I7Kz5ppk0
リプレ「みんなぁ、ご飯の時間だよ〜」

ラミ「………」トテトテトテ

フィズ「あはは、ガゼルが真面目に働いてる〜♪」

ガゼル「うっせ! 早く飯をよこしやがれ!」

ユエル「おにぎり投げるよー! ほいっ!」シュッ

ガゼル「!? もがっ、も、もが……」フラッ

エドス「お、おいっ!? ガゼル!!」ユサユサ

一同「「あはははははっ」」

ハヤト「あれ? そう言えばカントーの皆は?」

青年「ああ、皆なら2のメンバー……とと、マグナ達のとこに行ってる」

ハヤト「へぇ、寂しくないの?」

青年「………あの時、一生会えないと思ってたからな。少し離れるくらいどうってことないさ」

ハヤト「…分かるよその気持ち。俺も地球に戻ってカシスが迎えに来るまで寂しさでどうにかなりそうだったさ」

ガゼル「ところでよー! 青年!」ガシッ

青年「え?」

ガゼル「………あいつらの中で誰が一番好みなんだ?」

リプレ「………」ピクッ

ハヤト(あー、リプレの前で女の話するなよなーガゼル…)ハァ

エドス(まぁ、リプレもガゼルかレイドかお前かで悩んでるしな。良い機会じゃないか)ボソボソ

ハヤト(ばっ、おま、俺にはカシスがいるんだから、リプレとなんかあるような言い方絶対にすんなよ!!)

エドス(ははは、相変わらず尻に敷かれてるなー)
517 :番外編 第一話 【謎】 [saga sage]:2013/01/31(木) 02:08:26.28 ID:I7Kz5ppk0
青年「………んーーーーー」グワングワン

リプレ「も、もしかして……ハーレムルート?」////

青年「ぶっ」

ハヤト「羨ましい限りだ」ウンウン

エドス「お前も似たようなもんだったがな」

ハヤト「マグナやレックスや青年に比べたら可愛いもんさ」

エドス「あの二人は正直羨ましすぎるな。周りに女が多すぎる」

青年「いや……正直に言って…」

リプレ・フィズ「「正直に言って???」」

ハヤト「なんだかんだでノリノリだなリプレも」

エドス「まぁ、コイバナは乙女の潤滑油だからな」



青年「正直に言って、全員抱きたい」



ハヤト・エドス「「ぶっ」」

ユエル「ちょっとユエルにご飯飛ばさないでよー」

リプレ「………///」

フィズ「だ、抱くって、そういう意味の抱くだよね///」フンフン

ラミ「//////」

青年「ダルクとエリカとナツメのエロ可愛さには毎日苦しめられています。カスミは一緒にいて楽しいし、マリアはすごいなごむんだ。ライトニングはめちゃくちゃ可愛いし、全員大好きだな」

フィズ「きゃーーーー! ごちそうさまぁああ!!」///

青年「でも、俺としてはリプレも可愛いし、フィズやラミは将来美人になるから仲良くなっときたいけどね」ニコッ

リプレ「まぁ////」

フィズ「……まぁ、悪い気はしないよね///」ポリポリ

ラミ「………////」ニンギョウ

ガゼル「………おいてめぇ…」ワナワナ

ハヤト「あ……まずい」

エドス「食事を避難させよう」
518 :番外編 第一話 【謎】 [saga sage]:2013/01/31(木) 02:12:14.15 ID:I7Kz5ppk0
ガゼル「フラットのメンバーにちょっかいかけてんじゃねぇえええ!」ブンッ

青年「ほ、本気だって!!」カンッ

ガゼル「余計たちわりぃんだよ!!」シュッ

青年「ちょ、投げナイフ本気じゃねーか!!」サッ

ガゼル「問答むよぉおおおお!!」ダンッ


フィズ「いやー、ガゼルってバカだよねー」

リプレ「だね。まぁ、そこが可愛いんだけど」ゴニョゴニョ

ラミ「ハヤトお兄ちゃん止めなくていいの?」

ハヤト「……ああ、いいんじゃね?」

エドス「そうだな。最近戦いから離れてるし、たまには身体動かさなきゃな」

ユエル「ユエルも混ざるぅうううう!!」ダンッ

ハヤト・エドス「「やめとけ」」ガシッ

ユエル「くぅぅん……」シュンッ


青年「お、おちつけってぇええええ!!」サッサッ

ガゼル「死にさらせぇええええ!!」ブンッブンッ

519 :番外編 第一話 【謎】 [saga sage]:2013/01/31(木) 02:20:12.40 ID:I7Kz5ppk0
ルウの隠れ家

アメル「皆、おやつできたよー」

エリカ「うまくできたか分かりませんが…」

カスミ「何言ってんのよ。カントーのメンバーで唯一料理できるくせして」

エリカ「あら、そんなことありませんわ。最近マリアさんとライトニングさんは腕を上げてますのよ」

ライ「乙女力がグングン上がってますわ」

マリア「……マスターが喜んでくれると思って///」

ダルク「私は……一向にうまくならない」ズーン

ルウ「大変だねー。青年君一人を奪い合うなんて」

ナツメ「私は二番目で良い」パク

エリカ「そう言いながら、お風呂上がりにはバスタオル一枚で青年の前に行ってますわよね」ウフフ

ナツメ「あいつはスケベだからな……///」

カスミ「それは言えてる」

ミューツー「ほんと、お前らはくだらない話で盛り上がれるな」パク

エリカ「あら、青年さんに女であることを気付かれようと、毎日髪形を変えてるのは誰かしら」

ミューツー「………」カァ//////

一同((エリカ怖い……))ガクガク

エリカ「うふふ」
520 :番外編 第一話 【謎】 [saga sage]:2013/01/31(木) 02:32:18.07 ID:I7Kz5ppk0
ミニス「ところでさっ、そんなスケベな人なら、もうイクとこまでいったの?」ニシシ

アメル「み、ミニスさんっ///」

ルウ「イクとこって?」

アメル「ルウさんも!!///」

ナツメ「もちろん、セックス●だ」

カスミ「●で隠せてないからっ!」

ミューツー「………セックス…」モンモン///

エリカ「私は手すら繋いだこともありませんが、ここの中にはとても進んでいる方もいますね」

一同「「!!」」

521 :番外編 第一話 【謎】 [saga sage]:2013/01/31(木) 02:42:51.65 ID:I7Kz5ppk0
ミモザ「あら、その話詳しく聞きたいわねぇ」ニコッ

アメル「み、ミモザさん!?」

ケイナ「私もいるわよ」ニコッ

ルウ「ケイナ!! 久しぶりー」

ケイナ「久しぶりー。ところで、さっきの話の続きは?」

ルウ「ほんとコイバナ好きだねー」

カスミ「こっちの人達みんな綺麗だよねー」

ダルク「そ、そうだなっ、みんな綺麗だ!!」

ライ「二人とも何を誤魔化そうとしてるの?」ニコニコ

ナツメ「ちなみに私はハグだけだ」ムンッ

エリカ「威張るところですか?」ハァ

アメル「ということは……」

ミモザ「はい、青年の唾液の味知ってる人ー」

ケイナ「さすがミモザ…えげつないわね…」



カスミ「………は、はい」プルプル



一同「「!!」」
522 :番外編 第一話 【謎】 [saga sage]:2013/01/31(木) 02:47:10.36 ID:I7Kz5ppk0
ライ「ま、まさかカスミだったなんて…」ズーン

ダルク「カスミ……死ぬ?」チャキッ

カスミ「だぁああ! ちょっと話を聞いてよぉおおおお!!」

ナツメ「ちなみに私は透視で見ていたがな」

カスミ「にゃぁああ!? ま、マジですかぁあああ!!」

エリカ「私は盗聴器で聞いていました」ニコッ

カスミ「にゃぁああ!!?//////」

ナツメ「やるな」

エリカ「あなたも」

カスミ「変なとこで認めあってんじゃねぇええ!!」////

マリア「………クッキー美味しい」パクパク




――――ドォォォンッ!!




ルウ「わ、私の家が…」

アメル「後で直すね…」アハハ


ミューツー「……早く状況を説明しろ」ギロッ


カスミ「は、はいぃいいい」ブルブル
523 :番外編 第一話 【謎】 [saga sage]:2013/01/31(木) 02:56:34.54 ID:I7Kz5ppk0
カスミ「………あの日の夜、トレーニングのしすぎで青年はシャワールームで倒れてたの」

ミモザ「ふんふん、裸を見てどう思ったの?」

カスミ「案外普通の身体つきだなぁ…って何言わせんのよ////」

エリカ「それで、どうしたんですか?」

カスミ「とりあえずシャワールームから出さなきゃって思って、青年を抱きかかえたんだけど…」

ナツメ「なんとびっくり、青年の方がカスミに抱きついた」

一同「「!?」」

ミューツー(殺すか……)

カスミ「……それで、ドキドキして……つい」

アメル「………はう///」

ミモザ「…あんた、乙女みたいな反応してるけど、マグナととっくにセックスしてるでしょ」

アメル「あ、あぁああ、そ、それっ、それは…//////」カタカタ

ルウ「ミモザもギブソンとしてるんでしょ?」

ミモザ「……………」ズーン

ルウ「どうしたの?」

ミモザ「……………あいつ、……あんま起たないのよ」

一同((なんか可愛そう…))

ケイナ(フォルテは毎日相手してくれるなぁ…)
524 :番外編 第一話 【謎】 [saga sage]:2013/01/31(木) 02:59:50.14 ID:I7Kz5ppk0
ライ「……私は裸を見られましたわ!」

ダルク「私もキスされた! ……ポケモンの時だけど…」

マリア「私も抱きしめられましたわー」

ナツメ「ポケモン勢はポケモンだったからなぁ…」

ライ・ダルク・マリア「」ズーン


ミモザ「それなら、今日帰ったら、セックスしてみれば?」


一同「「!!?」」

ケイナ「………今日は修羅場ね」

525 :番外編 第一話 【謎】 [saga sage]:2013/01/31(木) 03:01:38.62 ID:I7Kz5ppk0
―――夜。





青年「今日は君だけなの?





ミューツー」





ミューツー「………う、うん///」
526 :番外編 第一話 【謎】 [saga sage]:2013/01/31(木) 03:03:57.45 ID:I7Kz5ppk0
ミューツー(エスパーでズルしたけど……いいよね)

青年「元ポケモンとはいえ、男の子と二人で寝るってなんだか変な感じだなぁ…」

ミューツー「………」

青年「ミューツー?」

ミューツー「……あ、あのさ…」モジモジ///

青年「?」




ミューツー「僕に……女の子の名前を付けて欲しいんだ」

青年「え?」

ミューツー「………っ」ガバッ

青年「えっえっ!!?」ドウヨウ
527 :番外編 第一話 【謎】 [saga sage]:2013/01/31(木) 03:09:23.98 ID:I7Kz5ppk0
ミューツー「………僕、女だよ」ギュッ

青年(ま、まじですかぁああああ!?)

ミューツー「……だから、ねぇ、名前つけて」ボソ

青年「………ミユ」

ミューツー「え?」

青年「君の名前はミユだ。今までごめんね。気付かなくて」ギュッ

ミユ「あっ……///」

青年「こんなに綺麗なのに、気付かなかったな…」ナデナデ

ミユ「仕方ないよ……元があんな見た目だったし…」

青年「でも…気付いた。ミユがこんなに可愛くて綺麗なことに」

ミユ「……んっ…」モジモジ///

青年「可愛い…よ。ミユ」チュッ

ミユ「す、好きだ…よ。んっ、大好きっ、だ、だから……



エッチ……しよ?」



青年「!!」
528 :番外編 第一話 【謎】 [saga sage]:2013/01/31(木) 03:15:55.28 ID:I7Kz5ppk0
青年「………触るぞ…?」

ミユ「……う、うん…」ドキドキドキ

青年「………濡れてる…」クチュ

ミユ「あ、んっ、んんっ///」ギュゥゥゥッ

青年「…い、入れるよ…」

ミユ「は、はやくぅ…」ギュ~

青年「……くっ、はいっ……た」

青年(気持ちいい……これが…セックス…)

ミユ「………っ」ハァハァハァ///

青年「動く…よ」ズッ

ミユ「あっ、んっ!?」ギューーーッ

青年「ご、ごめっ、痛かった!?」

ミユ「い、いいっ! もっと動いて!」

青年「くっ…」ズッズッ

ミユ「あ、あんっ、んっ、好き!」
529 :番外編 第一話 【謎】 [saga sage]:2013/01/31(木) 03:17:41.95 ID:I7Kz5ppk0
翌日


青年「………」ボーッ

青年(あれ……昨日、俺…)ン?

ミユ「………」zzz

青年「」




530 :1です。 [saga sage]:2013/01/31(木) 03:18:41.00 ID:I7Kz5ppk0
……第一話終わり。

何やってんだ俺は……。

おやすみなさい。
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/01(金) 22:26:53.22 ID:G+bhrinh0
sageだったから気付かなかったけど
乙ー
348.84 KB   
VIP Service SS速報VIP 専用ブラウザ 検索 Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)