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勇者「ふぅ・・・今日こそは!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/26(土) 19:56:51.82 ID:bjuC5+PY0
※かなり遅いです


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1359197811
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A Day in the Life of Mika 1 @ 2024/05/09(木) 00:00:13.38 ID:/ef1g8CWO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715180413/

真神煉獄刹 @ 2024/05/08(水) 10:15:05.75 ID:3H4k6c/jo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715130904/

愛が一層メロウ @ 2024/05/08(水) 03:54:20.22 ID:g+5icL7To
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1715108060/

ハルヒ「最近わたしのss見かけなくなったわね」 @ 2024/05/07(火) 15:04:17.64 ID:FJQjQ6ct0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1715061856/

孤独のエレナ Season3 @ 2024/05/06(月) 23:06:58.73 ID:mOA71iC60
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1715004418/

雑談はヒーローごっこじゃない @ 2024/05/06(月) 20:39:20.98 ID:e5NXmnk+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714995560/

朝顔 @ 2024/05/06(月) 00:25:05.84 ID:AB/bv7Jv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714922705/

オゾン層依存症って3回 @ 2024/05/05(日) 18:17:43.14 ID:JwHCDSU70
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714900662/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/26(土) 19:58:42.01 ID:bjuC5+PY0

勇者「わーっふー!」

カランコローン

ルイーダ「いらっしゃ……勇者か」

勇者「あつかいがひどい!」

ルイーダ「そりゃ…1ヶ月も毎日来てたらね」

勇者「いや、だって」



勇者「一緒に魔王退治してくれる仲間いないんだもん✩ミ」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/26(土) 20:00:51.81 ID:bjuC5+PY0

女戦士「おーい勇者さーん!」

勇者「お?おー!女戦士ー!」

女戦士「…どうです?今日私とひと狩り」


ルイーダ(お?やっとたびに出るのか?)


勇者「受けて立つ!」つPSP

女戦士「それでこそ!」つPSP

勇者・女戦士「「ひと狩りいこうぜ!」」


ルイーダ「頼むからただで飲みまくらないで…」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/26(土) 20:02:10.08 ID:bjuC5+PY0

2時間後

勇者「ひゃー!今日も楽しかったよ!」

女戦士「では明日はPSO2で」

勇者「了解!」


ルイーダ「旅出ろよ…魔王倒してこいよ」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/26(土) 20:06:24.30 ID:bjuC5+PY0

翌日


勇者「僕は仲間が少ない!」

ルイーダ「『いない』の間違いじゃないのか?」

勇者「テッキビシィー!」

ルイーダ「そんなお前にとっておきのを用意した」

勇者「え?」


勇者(用意?…まさか仲間じゃないだろうな!)

勇者(今までだって仲間になろうとしてきたやつを買収して、勇者一行をやめさせたんだ)

勇者(だめだ!こんなところで俺の永遠にこの街で勇者として暮らす!の計画がぁあああ!)


ルイーダ「じゃあ、及びよー!」

スタスタ


女僧侶「ど、どうも…そ、僧侶……です…」

勇者「……」


勇者「結婚を前提に付き合ってください!」

女僧侶「え……えぇぇぇ」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/26(土) 20:20:07.18 ID:QhwVsMRR0
タイトルでいきなり抜いてんじゃねーよ
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/26(土) 23:42:57.87 ID:6+nuel4a0
とりあえず期待
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/28(月) 03:23:43.76 ID:FSXKIl26o
まだなのかね
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/28(月) 20:47:27.97 ID:WGLJ0ZVW0

僧侶「え、いや……その…!」

ルイーダ「そいつ男だぞ」

勇者「それでも……え?…メンズ?」

僧侶「う、うん……ほら」ピラッ


勇者「…お、俺と同じものが…付いている?!」

ルイーダ「一応飲食店なんで、そういう粗末なものはしまってもらえるかな?」

僧侶「は、はい!」



勇者「…」

勇者(俺のよりでかかった…しかも通常時であれか……なんか悔しいぞ!)
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/28(月) 20:54:20.39 ID:WGLJ0ZVW0


勇者「もう9時か…帰ろ」

勇者「じゃーねー」

カランラーン


勇者「せーかーせーかーセカセカセカーンッ!」〜♫

「きゃー!」

勇者「夜の星空の下…幼女の叫び声のする方向に目を向けたらなんか中坊が幼女に汚物を
擦り付けている…と、いう光景が目に入ってきて俺は今ものすごく……興奮している!」

勇者「水瓶座であったことを…これをほど嬉しく思ったことはない!」キラッ

DQN「ん?なんだてめぇ…?」

幼女「うぅ…たすけてぇ」

勇者「…こい!悪党」

DQN「あ?なんだおっさんww俺とやる気?w」

勇者「二度は言わん…よ〜く聞け」

DQN「あ?」

勇者「…変態よ…消えろ…さもなくば俺が制裁を加える」ビシィッ

DQN「あ?何だ?もやしのおっさんが何か言ってるw」

DQN「野郎ども!出てこい」

勇者「…ど、どうもスミマセンデシタァア!」ダッシュッ
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/28(月) 21:00:21.67 ID:WGLJ0ZVW0

DQN「追え!」

取り巻き達「まてごらぁああ!」ドコドコドコ

勇者「っ!俺は戦う力なんて…!」

勇者「餓鬼相手ならなんとかだが、アイツ等もろやばいマッチョ君たちの相手なんか無理!」


勇者(俺に力があれば!)

(それが…貴様の願いか?勇者)

勇者「え?」ピタッ

取り巻き「あぁ?止まったってことはやられる覚悟出来たんだよなぁ!」

勇者「…ハッ!」

勇者(やられる…!)


取り巻き「ぐあっ!」バタッ

勇者「……え?」ナンデ

取り巻き「な、なんだ…こいつ…!このぉ!」ザッ

勇者「ひっ!」

(勇者よ、立ち向かいなさい!)

勇者「む、無理ィ!」

(無理ではありません!…今のあなたなら『見える』はずです)

勇者「な、何を!」

(それは目を開いたらわかるでしょう)
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/28(月) 21:06:54.83 ID:WGLJ0ZVW0

勇者「……えーい!ままよ!」パチッ

取り巻き「   」

勇者「あ、あれ?…こいつ…止まってる?」

勇者「どうなって…」

(あなたが望んだ力です)

勇者「俺が?」

(そうです、あなたが望んだ『戦うため』の力)

勇者「…こ、これじゃあ戦えないけど」

(貴方は動けるでしょう?)

勇者「…」クイクイ

勇者「確かに…」

(今は完全に時を止めていますが、あなたが望めば、時は動き出します)


勇者「てかあんたは誰?さっきから頭の中に話しかけてきて」

(女神です、勇者に力を与えるためにあなたを見ていました、が、あなた全く望まないからそろそろ
飽きてきたところでした)

勇者「な、なんかすみません」

(ま、そんなことはどうでもいいので、そこのゲス野郎を倒してください)

(んじゃ、私はしばらく寝ますんで、お一人で頑張って!)

勇者「え、ち、ちょっと!………」


勇者「まじかよ」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/28(月) 21:21:47.59 ID:WGLJ0ZVW0
勇者「……たしか思えば動くんだよな…」


勇者「!?……」ニヤッ

勇者「そして時は…動き出すっ!」

キュイィーン

取り巻き「らっ!……あれ?」

勇者「こっちだっ!」

ドムッ

取り巻き「ガハッ!い、いつのま…に…!」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/28(月) 21:28:17.79 ID:WGLJ0ZVW0
取り巻きB「こいつゥ!」ビュンッ

勇者「時は止まる…」

ピタッ

勇者「ナイフは投げたら……」

勇者(なんか後ろから銃で狙われてたんだけどォーーー!)

勇者「ま、まぁ…今の俺に恐れるものはないな…うん!」

勇者「えっと、…ナイフをとって、コイツの後ろ…はだめだな」

勇者「…目の前に立って…と」


勇者「そして時は動き出す」

キィンッ

取り巻きB「…!?い、いつの間…!?」

勇者「ナイフはねげるんじゃなくて…近くでこう!!」シュパッ

取り巻きB「ひ、ひぃ!」バタッ

勇者「時はゆるやかに動く」

取り巻きB「た〜す〜け〜て〜〜」

取り巻きC「…!?」

バァン

勇者「銃を撃ったか…だがしかし、」


勇者「その弾遅し!」スッ

勇者「時は正常に戻る!」


取り巻きC「な!避けた…だと!?」

勇者「時は加速する!」シュンッ

取り巻きC「うわ!」バンバンッ

勇者「時はとま──」

勇者「ぐっ…肩を…」

取り巻きC「お、おら!」バンッ

勇者「時は止まる!」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/28(月) 21:31:39.23 ID:WGLJ0ZVW0

勇者「ふっ…!」


勇者「前の時は永久に止まる」スッ

取り巻きC「  」

勇者「the.end」

勇者「時は動き出す」


取り巻きC「……    」バタッ


勇者「ふぅ」

取り巻きB「ひ、ヒィ!化物ぉ!」

勇者「時は…いや」

勇者「借りるぞ」


勇者「…死ね」バンッ

取り巻きB「───!!?」

バシュッ
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/28(月) 22:19:35.30 ID:WGLJ0ZVW0

翌日

勇者「てな夢を見ましてね」

ルイーダ「いいから、仲間探して魔王倒してこい」

勇者「魔王って…無理に決まってるじゃないですかw」

ルイーダ「仲間は用意してやった」

ルイーダ「いでよ!勇者一行!の候補達よ!」



戦士「およびかな?」

勇者「男…却下!」

戦士「そんなぁ!?」

勇者「次ー!」

戦士「ま、まって!待って!」

勇者「何?」

戦士「じ、自己紹介とアピールだけでもさせて!」



勇者「5分だ」

戦士「ありがとう!」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/28(月) 22:23:03.70 ID:WGLJ0ZVW0
戦士「名前は戦士!」

戦士「得意なことは魔法!」

勇者「なら僧侶になれよ」

戦士「そしてもっと得意なことは剣技!」

勇者「うん」

戦士「そして最も得意なことは──」

勇者「没!」

戦士「なぜ?!」

勇者「説明がウザイ」

勇者「得意なこと言ってるのに、またさらに得意なことは!…とか…ない」

勇者「はい、没!」

戦士「……ママーーー!」シュビッ


勇者「次っっ!」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/30(水) 17:58:08.46 ID:5gzInD8O0

僧侶「そ、僧侶です!よろしくおねしゃすっ!」

勇者「…得意技〜」

僧侶「は〜〜〜!!テラ・ゾーーマ!」

ポッ

勇者「……てらショボス、没!次!」


僧侶「ありがとうございました…」


19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/30(水) 18:01:13.14 ID:5gzInD8O0

侍「……ワタシサムライ…ヨロシクネー」

勇者「転生してこい!」ヒュッ

侍「?!」

シャキンッ


勇者「…俺の投げた藁人形が…斬られた」

侍「スマナイ…私はどうも飛んできた物を斬る癖が」

勇者「キャラはしっかりつくろうね」


勇者「う〜ん…よし!保留!お前保留!」

侍「前向きな検討を望んどくよ」


勇者「あと何人?」

ルイーダ「一人」

勇者「次!」

ルイーダ「しめいよー姫〜」


勇者「え?!」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/30(水) 18:05:36.47 ID:5gzInD8O0

勇者「ひ、姫って……まさか?!」


姫「そのまさか…よ」ゴゴゴゴ

勇者「ひぃ!」

姫「勇者…あなたまだこの国にいたのね…てっきりもう魔王を倒したかと思ってたわ」

勇者「無理無理!」

姫「今回の魔王退治は私もついていくから…そのつもりでよろしくね……勇者!」ズバァァァンッ!!

勇者「ふぇぇ?!は、はひ!わはりまひは!!」ビクビクッ

姫「…よろしい…ルイーダさん…この哀れな勇者のツケは私が払います…おいくら万G?」

ルイーダ「ざっと見積もって……3億Gね」

姫「カーーーーーー〜〜〜!」ごぅおおっ

勇者「さ、侍!」

侍「何だ?」

勇者「お前採用!だから今すぐ俺とこい!」

侍「…ふっ…承知!」スタッ



姫「…ゆ〜〜〜う〜〜し〜や〜〜〜!!!」ドドドドド
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/30(水) 18:09:40.67 ID:5gzInD8O0


姫「あれ?勇者は?」

僧侶「なんか出て行きましたけど…」


姫「ほぅ…この私から逃れようと…ハハハ…ハハハハハハハ!」ドッドッドッドォ

姫「…逃がすかよぅ」

姫「こい、僧侶に戦士……勇者に魔王を倒させる」

僧侶「は、はいです!」シュビッ

戦士「わかりました!」シュビッ

姫「目標勇者……捕えよぉ!」ビシィィッ!!
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/30(水) 18:15:45.20 ID:5gzInD8O0

路地裏〜


勇者「こ、ここなら…もういいだろう」

侍「……」チラッ モジモジ

勇者「…ん?何だ?」

侍「はひゃ!?……あ、いや…そのぉ」

勇者「ん?」


侍「わ、私をこんなところに連れ込んで…どうするつもり?」

勇者「え?」

侍「……///」モジモジ


勇者「ん?…」

勇者(あれ?こいつなんか…胸膨らんでね?)

侍「っ…」ユサユサ 


勇者「……」

勇者(……女っ!?)
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/30(水) 18:20:24.83 ID:5gzInD8O0

侍「ん?!…誰だ!」シャキッ


姫「ふははは…見つけたぞ勇者ァ!」ドドォォンッ!!


勇者「な!…なぜ見つかった!」

姫「貴様のその剣…我が父からの贈り物…故に…細工がしてあるのだよ」

勇者「うそんっ?!」

姫「その剣の鍔部分…GPSです!?」キャピィ

勇者「えい!」シュッ

姫「あ……」



姫「剣を…投げた?!」

勇者「行くぞ!」シュビッ

侍「承知!」シュッ
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/30(水) 18:23:36.31 ID:5gzInD8O0

姫「…だが無駄ァ!!いけ!僧侶!君に決めた!」ズビシッィィッ

僧侶「……何をすれば?」

姫「っ!いけ!戦士!君に決めた!」

戦士「……ウホッ」モミモミ

姫「何をしている?」

戦士「姫様のをもんでいます」

姫「あ、……そこはっ!…ん!」

姫「んあああああ!」


姫「肩こってねぇよ!いけ!」

戦士「イエスマァムっ!!」シュビッ
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/30(水) 18:28:14.13 ID:5gzInD8O0

戦士「天上天下唯我独尊……切り裂け!剣」

ザンッ

勇者「うわホッ!」シュッ

戦士「逃げるな!…捕まれ!」ザンザンザン

侍「……一刀流…二式!…」

キランッ


侍「煌き!」カチャッ

戦士「?!……がっ!」



姫「…一撃で戦士の防具を全て…なかなか」

僧侶「雷神咆哮!…煌めけ雷!」

ドンガラガッシャーンッ!!

戦士・勇者・侍「「「ほへっ!?」」」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/30(水) 18:31:13.91 ID:5gzInD8O0

姫「おみごと!」ヨッ

僧侶「えへへ」



勇者「な、なぁ」シュゥゥ

戦士「あ?……」シュウ

勇者「…あいつしめる…!」シュゥゥゥ

侍「がってん……承知…の…助!」

スクッ


姫「ん?」

僧侶「…?」



勇者「建物の上から見下ろすお前らに告ぐ…」

戦士「俺たちを攻撃したこと…」

勇者・戦士「「こうかいさせてや──」」

姫「いい加減おとなしく捕まれ」シュンッ

勇者(移動が早い!?)

ドガッゴッガンッ  ゴーーーーンッ
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/30(水) 18:35:02.04 ID:5gzInD8O0

翌日

カランコローン

ルイーダ「いらっしゃーい」

ルイーダ「…え?何その…犬(?)」

姫「私の忠実なる魔王を倒すためのペットです」

勇者「クゥーンッ」

戦士「クォーーン」

僧侶「わん…」

姫「もっと…リアルに鳴け」ギラァ

僧侶「ウォンッ!ウォンウォン!!」


ルイーダ「哀れな…で?何か用かい?」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/30(水) 18:40:56.90 ID:5gzInD8O0

姫「私も旅に出るから…そうびチョーダイ!」テヲサシダス


ルイーダ「…先代勇者の遺品ならあるけど」

姫「クレ!」

ルイーダ「……おーいアレ持ってきてー」

==

姫「なんか…ずっしりくるわね」

ルイーダ「その分防御力は抜群よ」

姫「……んふ!ありがと」

ルイーダ「いえいえ」

姫「…さぁ行くぞ!僕達!」

3人『いえっさー!』

姫「…あ?」

3人『……ウォンッ!』

姫「んふ!」

侍「皆大変だね」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/30(水) 18:44:08.79 ID:5gzInD8O0


1週間後──


姫「重い…」ズシィィン

勇者「……」



姫「おぶれよ」ズシズシ

戦士「……」


姫「なぁ…」

僧侶「……」


姫「……勇者…おぶれ」

勇者(おれかーーー!!)

戦士(たすかったー!)

僧侶(おし!!!)


侍「荷物もちも大変だよ」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/30(水) 18:51:20.94 ID:5gzInD8O0

姫「快適…だ」〜♫

勇者「コォォォォオ」ズシン、ズシンッ


戦士「……」スタスタ

僧侶「…」スタスタ

侍「〜〜♫」


姫「あ、魔物!…勇者!戦え!さぁ!」

勇者「お、おりてぇ〜」グオォー


戦士「行くぞ!」シャキッ

僧侶「いてら」

戦士「…お前も」

僧侶「……お願いね」


魔物「グオオオオオオ!」


戦士「うおぉぉ!」

魔物「…ごぉ!」シュッ


姫「魔物の右手が戦士の体にクリーンヒット!…そして戦士吹き飛ばされるぅ!」

勇者「じ、実況しないで…降りて…あいつここの縄張りのボス…だから」

侍「勇者さん…ここは私が!」シュタッ

勇者「が、がんば…て!」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/30(水) 18:53:08.44 ID:5gzInD8O0

侍「…戦士さん…剣をお借りします」

戦士「お、お前の…は?」

侍「私のは…剣を抜くのがめんどくさいのでっ!」シュンッ


戦士「…えぇぇ」

32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/30(水) 18:57:38.89 ID:5gzInD8O0

侍「僧侶さん…あの魔物の目の前を爆発させてください!」

僧侶「は、はい!」


僧侶「氷炎…爆!」


魔物「グオオオ!」

バフンッ

魔物「ごぉん!?」


侍「ただの目くらましです!」



姫「アイツの動き…早いな」ゴゴゴ

勇者(う、上のお方のオーラが…重い!)


侍「一刀…一閃!」

シュンッ

侍「足払い斬り!!」

魔物「ヌオォオン」


姫「魔物の足を切って立てなくした……なかなか」

33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/30(水) 19:01:08.61 ID:5gzInD8O0

侍「一刀…突き!」

ドスッ


姫「魔物の首を突き刺した!」


魔物「グオオオオオオッッ!」

侍「もう一刀…一仭剣」

スパッ

魔物「ぐ──!」



姫「首に突き刺した剣をそのまま横に切って首を落とした…」

勇者「お、おも…い」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/30(水) 19:04:05.32 ID:5gzInD8O0

勇者「……ま、まずい!」

姫「あぁ…まずいな…私のことを重い…と言った事がな」ゴゴゴ


勇者「ちが…う!」

勇者「…縄張りのボスが死んだんだボスを倒した奴が新たなボス…だから」

勇者「そのボスを試そうと、新たに集まってくるのが…」


魔物達 ゾロゾロゾロ


勇者「このように…新たなボスを試そうとやってくる」

姫「ひえぇ!」

勇者「少し降りててね…姫様」

姫「へ?…へ?」


勇者「戦士…僧侶」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/30(水) 19:07:56.95 ID:5gzInD8O0

戦士「あ?」

僧侶「なんでしょう」

勇者「戦えるか?戦士」


戦士「なめんな…まだまだいける!」

僧侶「え?別に大丈夫だけど…?」

勇者「この森の魔物すべてを…駆逐する!」シャキッ

二人「…おう!!」

侍「手伝います……あ、戦士さんこの剣返します」

戦士「あ、ありがとう」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/30(水) 19:15:22.94 ID:5gzInD8O0


勇者「僧侶は目くらましを…連続出来るか?」

僧侶「体力だけは自身あるよ」

勇者「俺と戦士と侍で特攻する…姫様は動かないでね」

姫「う、うん!」コクコク


勇者「全員…雑魚どもを消せ…」ドドドドド

侍「右は任せろ」シュビッ

戦士「じゃあ俺真ん中──」

勇者「俺がまんなかだ!」シュビッ

戦士「あ、ずりぃー!」シュビンッ


巨大魔物A「ごおおおお!」

巨大魔物B「どぅららああ!」

巨大魔物C「んっふ」


勇者「天裂く剣は勇者の証!…切り裂け!英雄剣(ヒーローソード)!」

巨大魔物A「グロォォォオオオ!」ゴオオオ

勇者「一閃両断!…はっ!」

ザンッ

巨大魔物A「がぁああ!」


姫「魔物の腕が一撃で……すごい」

僧侶「雷神咆哮!…放て!超電磁砲!」ビリリリリ

ボキューーンッ

巨大魔物A「?!」

ドゴォォォッ!

姫「っ!……ま、魔物の体が…消えた」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/30(水) 19:22:56.17 ID:5gzInD8O0

僧侶「後処理はお任せを!」


戦士「はっ!…あんな大技隠してたのかよ」

巨大魔物B「…グオゥッ!」ボウッ

戦士「なっ…っ!火吹くとか、ありかよ!」


僧侶「氷刃…風牙!…氷の刃は風にのり汝を切り裂く!」

シュンシュンシュン


巨大魔物B「?!」

ザシュッザッザッザ

巨大魔物B「グオォォオオ!」

戦士「らぁあ!必殺!……目潰しィいいい!」

巨大魔物B「グラァ!」パシッ

戦士「アウッ」ヒュンッ


姫「あいつ弱いな…」

僧侶「光その手に…闇は地に…混合魔法!」

僧侶「ダークファンタジー!」

巨大魔物B「…?!ぐおおおおjぎdshぎうあshぉいwjふぉいえfjw@pl」


姫「な、何…?あいついきなり暴れだして!」

勇者「なんか知らんが…天・一閃!」

スンッ

巨大魔物B「ヴァっ!」ズシンッ…バタンッ
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/30(水) 19:27:15.55 ID:5gzInD8O0

姫「勇者がありえないところまで飛び上がって、魔物の脳天を貫いた…」


侍「一刀流…神刀…一仭・貫き」シュッ

巨大魔物C「んはっ」

侍「一刀、断刀!」ザッ

侍「奥義…五月雨の舞」

巨大魔物C「んっ…あっ……あぁぁあん!」

侍「神技…天罰!」



姫「なんか飛んだり跳ねたりして切りまくっている…」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/01/30(水) 19:27:51.27 ID:5gzInD8O0
ここまでかな今日は
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/30(水) 20:18:18.86 ID:scNbeEqmo
乙でした

戦士w
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/01(金) 15:58:02.85 ID:4FbSh8ux0
僧侶「おてつだ──」


侍「助太刀したら殺す…」キッ


僧侶「声は聞こえないけどなんて言われたかわかった気がする!?」

姫「怖いわね、まるで魔王よ」


侍「……無の太刀……絶」カチャッ

巨大魔物C「    」サァァァ


姫「魔物が砂になって…きえた!」ドドォンッ
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 13:12:06.22 ID:NxYbCffK0

勇者「……」ゴゴゴ

侍「ごごご!」ゴゴゴ

戦士「  」ズタボロ


姫「お、おつかれ…さま」

僧侶「二人°、…強いね」

戦士「お、俺の方を見ないで言った…そして二人を強調しやがってこのぉ!」

僧侶「うるせ」

戦士「少なくともお前よりは強いぞ?」

僧侶「お?…やるのかい?」サッ

戦士「……喰らえ!」斬

僧侶「燃え散れ!」炎

ドラッ ボラッ

オラオラオラオラオラオラオラオラァ
ムダムだムダムだムダムア


姫「行こうか」スッ

勇者「その俺へ向けた両手は何だ?」

姫「抱っこorおんぶ」

侍「ヒューヒューw」

姫「さぁ……さぁ!!」ドドンッ

勇者「の、乗り出すね」

姫「姫ですから」

勇者「関係あります?」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 13:19:00.84 ID:NxYbCffK0

結局──

勇者「あれ?…なんかさっきより……オモ」

姫「それ以上言ったら殴るわよ…」

──おぶることになりました


侍「それにしても…ほかの魔物は見てるだけで襲ってこなかったね」

戦士「俺たちの希薄にビビったんだろw」

僧侶「戦士だけ小さい魔物にも襲われてたよね…てことは〜
戦士くんの気迫は魔物には通じなかった…てことだよねぇ〜ww」ニヤリッ

戦士「な!…そ、そうなのか?」オドオド

勇者「馬鹿にされてるぞ…お前」

戦士「!?…てめぇ僧侶……消えろ!」斬

僧侶「おっと…危ないな〜いきなり切りかからないでよね」

戦士「その割にお前…余裕そうだな」

僧侶「いやいや、戦士くんの斬撃が遅すぎるだけだよ」ニタッ

戦士「てんめぇ!」


姫「このふたりはなんなの?」

勇者「仲良し…?」

侍「『喧嘩するほど仲がいい』、て言うしね」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 13:24:53.82 ID:NxYbCffK0

姫「なんか喉渇いたわ…水は?」

戦士「…あ」ポロッ

僧侶「今、戦士くんが飲み干しましたー」センセー

勇者「お?…あれは」

姫「せーんすぃー?!」ドドド

勇者「お姫はんや」

姫「なんや?勇者殿」

勇者「前方にあるあの水色はなんでしょう」

姫「……お、オアシス…ね」

勇者「行きますか?」

姫「い、行く!」ガバッ

勇者「や!お、おんぶしてる状態で身を乗り出すと…たおれる!」バタッ

姫「ハブッ」バタッ


戦士「あ?オアシス…だとぅ」

僧侶「君はここで待っていなよ…永遠に」

戦士「あぁ?なんで!」

僧侶「あれ?できないの?忠犬ハチ公が、犬ができたことを君は出来ないのかい?」

戦士「!…い、犬…が出来た……」

戦士「いいだろう…やってらる!」

僧侶「そう、じゃあがんばってね」ニヤッ


侍「またからかわれてるよ?」

戦士「何ィ?!」ウソンッ!
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 13:29:58.61 ID:NxYbCffK0

勇者「……」

姫「……」


侍「勇者が姫様を抱えたまま倒れていて、姫様も微動だにしない…」

勇者「……助けて」

姫「み、右同じく」

侍「正しくは下に同じくだけどね…て言うか姫様が勇者からはなれれば──」

ガバッ

姫「な、ななななな!なによそれ!そ、そそそれじゃあ私が勇者に好きでくっついてるみたいに
聞こえつじゃないのォ!」

侍「だ、誰もそんなことは…」

勇者「姫が立ち上がる時に俺の顔をけっていった……イダイ」(´;ω;`)

侍「……いくよ、ほら」グイッ

姫「……///!」ボフッ


46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 13:32:51.76 ID:NxYbCffK0

『オアシス』の入口は⇒です


戦士「オアシスって表札あんのな」

僧侶「ねぇ〜初めて知ったよ」

戦士「これ──があるってことは、国が認めるオアシス…なのか?」

僧侶「たぶん…?」


僧侶「考えても意味ないか!さぁ!オアシスへ!」

戦士「おぉー!」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 13:36:33.09 ID:NxYbCffK0

『オアシス』の入口は⇒です


勇者「…これは」

姫「わ〜……露骨に怪しいわね」

勇者「こんなのに引っかかるバカいるのか?」

姫「確かに…だって」

勇者「だって」

勇者・姫「「この矢印と反対方向にオアシスが見えるのに!!」」


侍「でもその馬鹿が引っかかったみたいだよ」

勇者「え?」

侍「ほら、この足跡」


姫「馬鹿ねぇ…どこの誰だかみてみたいわww」

侍「僧侶と戦士だよ」

姫「カーーーー    」(´○_○`)
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 13:38:52.97 ID:NxYbCffK0

勇者「……ま、大丈夫でしょ、僧侶がついてるし」

姫「はっ…確かにそうね、大丈夫ね!」

侍「二人共行っちゃったから、手遅れなんじゃ…?」


勇者「おうぞ!」

侍「承知!」

姫「……わ、私はオアシスに〜」ソロォー

ガシッ

姫「え?」

勇者「こい!」グイッ

姫「キャーーーーーー!!」アワワワ
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 13:45:05.77 ID:NxYbCffK0

戦士「……ここは?」

僧侶「表札通りに来たら美女ふたりに『服脱げコノヤロウ』と言われ、身ぐるみ剥がされ、
そのあとに『こっちがオアシスだ』と言われきたら…」

戦士「牢屋にはいっていましたぁ〜♡」アハ

僧侶「ね〜♡」


戦士・僧侶『ッザッケンナッ!』

僧侶「出してぇー!だーーしーーてーー!…燃え散れ!」炎

戦士「手刀!」

僧侶「あ、今鉄格子を炎で熱したからすでは──」

ジュゥゥゥ

戦士「あ、アバタケタブーーー!?」

戦士「あっつ!…熱いーーー!」

僧侶「あ、あぁと……そうだ!」ピキーン ニヤッ

僧侶「凍えろ…氷華!」

ヒュゥゥ

戦士「ひ、ヒィィィ」ガクブルガクブル

僧侶「あ、パンツいっちょの戦士にはキツイか…」

戦士「   」カッチーン


僧侶「…ほ、ほっとけば溶けるよね?」アハハ
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 13:49:09.84 ID:NxYbCffK0

勇者「……で?助けに来たらこの状況は?」

戦士「   」

僧侶「あ、アハハ〜…ハハ………てへぺろ」(。・ ω<)ゞ

勇者「断ち切れ…斬ッ!」

ガキンッ

僧侶「ひょぉ!?」


勇者「牢屋の入口を斬っただけだよ」

僧侶「な、なんだ…」

勇者「ついでにお前も斬っとくか?」シャキッ

僧侶「遠慮いたします!」


侍「わぉ…綺麗に凍ってるね…人って凍るんだね」

姫「き、記念に一枚…」カシャッ
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 13:53:18.19 ID:NxYbCffK0

真・オアシス


勇者「ふぃ〜……きもちぃ〜」

侍「本当だね〜」



勇者「お、オアシスってお、おふ…ろ…だったんだな」アセアセ

侍「うん…びっくりしたねぇ〜」

姫「……なんでいるの?」

勇者「あ、アレェ〜…こっちは男湯じゃぁ…」

壁むこうの戦士『おーい勇者ー…ソッチにいるのか〜?』

壁むこうの僧侶「勇者だいたーんww」



勇者「失礼しましたァ!」

姫「侍…記憶を消せ」

侍「えぇ〜…なんで?」

姫「あんたも恥じらいを…羞恥心をもて!」

侍「そんなものは生まれた時に…母の腹の中にすててきた!」キリッ

姫「かっこいいけど、カッコよくないわよ!」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 13:57:38.81 ID:NxYbCffK0

オアシス─男湯

勇者「た、ただいま〜…」ゲッソリ

戦士「あははー!勇者大胆だねぇ〜w」

僧侶「まったくだね」

勇者「……お、女?!」

僧侶「いや、男…見た目は女だけどね」

勇者「ほ、…ホッ」ホッ

僧侶「ふふふ」

戦士「…で?…どうだったよww」

勇者「な、なにが」

戦士「とぼけるなよぉ〜…二人のバスト…それにヒップ…今は言えないが色々みたんだろぉ〜ww」ニヤニヤ

勇者「なっ!」


『せんしー…変なこと考えてたら殺すわよ』


戦士「?!!」

 
『わかった〜?』


戦士「ひゃい!!」


『ん〜……あ、侍胸おっきー』


戦士「?!!バストッ」

勇者「死にたくなかったらおとなしくしてろ」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 14:00:49.75 ID:NxYbCffK0


一時間後─


勇者「女って」

僧侶「なんでこんなに風呂長いの?」

戦士「なぁ卓球あるぜ?」

勇者「至れり尽くせりだな…ここは旅館か!」

僧侶「そういえば…この建物何?」

勇者「…だれもいな…のに着替えに着物が人数分……元の着替えは何処え?!」

僧侶「武器とかはあったけどね」

勇者「…あぁ〜、これはあれだ…なんかやばいやつだな」

僧侶「だね」

戦士「アーチェリー場もあった!」スゲー

勇者・僧侶『黙って座ってろ馬鹿』

戦士「は、はい…」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 14:06:30.75 ID:NxYbCffK0

姫「いや〜気持ちよかったわね〜」

侍「だね〜」タユンタユン


姫「……」スラッ


勇者「スラッとピーンッww」

戦士「いやいや、スラッとガポーンでしょ!」

僧侶「いや、スラッとペタッ…これでしょう」


姫「聞きたくないけど…一体何の話?」イライラ

三人『貧乳の話』キッパリッ

姫「死に晒せぇ!」ぐぁあ
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 14:12:21.31 ID:NxYbCffK0

侍「…あのぉ、それで衣服はどこへ消えたのでしょう?私はいつもとあまり変わらぬ
着物なのですが、…みなさんは甲冑ごとどこへ?」


姫「どこ隠した?」

勇者「ど、どこにも…俺らもなくなったのが気になって…」

僧侶(ひ、姫つえーー!ぱねぇー!)

戦士(お、れはもう…だ…め)クタッ

僧侶(センシィィーーー!)

姫「そこ…声出さないだけで、迫真の演技しない!」ビシィィィッ

56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 14:15:12.87 ID:NxYbCffK0

サァッ



勇者「…ん?」

姫「ん?…何」

勇者「いや、奥の方にいま白い影が」

姫「ば、馬鹿言うな!…幽霊なんていにゃい!」

勇者「いや、幽霊とはだれも…」ニャイッて

姫「そ、そうよね…」///
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 14:19:50.26 ID:NxYbCffK0

侍「…にしても…この旅館(?)妙な感じです…頭がグラグラする感じが」

勇者「そう?」

姫「そう?」

僧侶「そう?」

戦士「ほへ?」オッペケパー

侍「……勘違いだと思います」ハズカシイ

58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 14:25:17.62 ID:NxYbCffK0

勇者「…でもさっきから俺たちの周りに何かがいるのは確かだな」

勇者「俺が女湯から男湯に俺たちの服を来た5人組がいたのは確かだ」


姫「ん?ww」

侍「それって」

僧侶「間違いなく…」

戦士「俺たちと同じ客だな」ウンウン

ドスッ

戦士「ガハラッ」

僧侶「間違いなく」

侍「私たちの服を盗んだ犯人でしょうね」


勇者「おぉー…まじか」

姫「あんた…その人たちは?」

勇者「俺の方見たら慌てて逃げたから……そのまま」

姫「総員!」

侍「はい」

僧侶「はっ!」

戦士「イエッサー!」

姫「まだ命令出していないよ」

戦士「シャッス」


姫「その命に変えても…我々の衣服は無傷で取り返せ…!」

三人「イエッサーー!」

姫「散!」

勇者「忍びじゃないんだか──」

シュンッ

勇者「   」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 14:47:06.96 ID:NxYbCffK0

この話のジャンルは一体何なんだろう…と考えています。
しばしケーキ作ってきます。
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/03(日) 15:03:54.95 ID:4rkKENVNo
乙でした

ケーキうp
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 16:21:01.44 ID:NxYbCffK0
完成は明日なので、あしたね
UPの仕方知らんし
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 17:44:51.55 ID:NxYbCffK0

戦士〜


戦士「……ここはどこだ」

──役たたずでした。


僧侶==

僧侶「……オアシスの外は何もない草原…逃げるのは不可能…故に…どこだ!」

──こちらも役たたず


侍◇◆

侍「…オアシス周辺…気配…5……南西にはっけん」シュンッ

──何者?



勇者「さて、俺も行こ」

姫「とう!」シュビビィィンッ

ドサッ

勇者「ほがぁ!」


姫「さぁ行け」

勇者「sなかに飛び乗るの…だめ!」グヌヌ
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 17:48:08.92 ID:NxYbCffK0

侍「…勇者?ここで何してるの?」

勇者「荷物運搬を」

姫「だれが貨物だ!」

侍「はは…敵はこっちだよ…ついてきて!」スタタタ

勇者「お、おぅ」シュタ
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 17:54:21.49 ID:NxYbCffK0

「お、おい!」

「なん?」

「…これはどういうことだ」

「し、しりませんよぅ」

「おまえが〜…へましたんだよw」

勇者「…お前達…名前は?」

偽勇者「お、おれは勇者だ!」

偽魔法使い「魔法使いさ!」

偽僧侶「僧侶」

偽戦士「かみだ!」

偽武闘家「武闘家」


勇者「…あ、偽物か」

侍「みたいだね」

姫「あぁ、あなたたちが」

三人「へぇ〜〜」

五人「なんだよ!」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 18:00:06.59 ID:NxYbCffK0

勇者「…!」ニヤリ


勇者「も、もしかして勇者一行様ですか!?」

姫「え?なにい──ムグッ」


偽勇者「お、おぉ!そうだ、俺たちが勇者一行様だ!」

五人「フンスー」ドドーン


姫「何考えてるの?」ヒソヒソ

勇者「…何も」

ベシッ

勇者「顔面平手打ち…頬ならわかるも顔面…」ウルウル

姫「で、…どうするの?」


勇者・侍「「ぶちのめす!」」キラキラ

姫「楽しそうね…」ハァ
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 18:07:05.76 ID:NxYbCffK0

偽勇者「──だから俺たちは国王の許しを得ている…だから、そこをどけ」

勇者「で〜も〜服を盗むのは〜勇者様でも〜…犯罪ですよ〜」

侍「ね〜?」

勇者「ね〜」

偽勇者「ふ!知ったことか!」

勇者「へぇ〜……じゃあ、なんで〜……服なんか盗んだんだ?」

偽勇者「お前らには関係な」

シャキッ

勇者「──くないですよね?それ俺の服だし、関係大アリなんですよ〜」ニコニコ

侍「勇者ー、ほか四名縛り終えたー」

偽勇者「ば?!馬鹿な!いつの間に!」

勇者「…どうも、自己紹介がまだでしたね?」


勇者「私、名は勇者、職業は……勇者をしております」ペコリッ

侍「勇者一行が兵士…侍です」

姫「そして我が下僕どもの主…姫ちゃまです✩」キラ





勇者「さ、服返してもらおうか?」

姫「うわああぁぁぁぁぁああんっ!」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 18:09:15.81 ID:NxYbCffK0

着替え終了〜


勇者「あぁ〜…スッキリ」

戦士「俺も!馴染んだ服が一番」

僧侶「だねぇ〜」

勇者「着替え中にいきなり空から降ってきたから…着替えさせて連れてきた」

侍「……へぇ」

姫「いや、そこはツッこむところよ!?」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 18:12:09.09 ID:NxYbCffK0

勇者「……で?あの偽物たちは?」



姫「私達着替えてたし…ねぇ?」

侍「」コクコク



戦士「そもそも偽物って何?」

僧侶「僕に聞かないで…で?何?」


勇者「みんな一斉に着替えたから…逃げられた?!…しかも裸で逃げたのか?!」

戦士「女いた?」

侍「二人いたね」

戦士「(☆∀☆)」

僧侶「えい」

ドスッ

戦士「そ、その岩…いったいてんどこから…!?」

僧侶「ハハ、魔法さえ使えればなんだって出来るんだよ」ヤンデレーン

69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/03(日) 18:18:08.75 ID:NxYbCffK0

勇者「一つ聞いていい?」

僧侶「ん?」

勇者「…お前男…だよね?」

僧侶「さっきお風呂で見たじゃん」

勇者「だよ…ね…うん、ありがとぅ」

僧侶「いえいえ」


姫「あのこどうなの?」ヒソヒソ

勇者「うーん」

勇者「とりあえず、害は俺たちにはない…とだけ」ヒソヒソ

侍「とりあえず行こうよ、あの建物にはもう戻りたくないし」

勇者「よし!…あ〜…行こう!次の街へ!」

70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/04(月) 00:12:42.85 ID:7MqhJsUO0
次回!『なんやかんやで強い勇者一行…と姫様』〜

サブタイトルいがいは内容も未定
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/04(月) 00:21:35.06 ID:tMxL4MWAO
『高貴な姫さまとその下僕達』じゃないのか・・・
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/04(月) 15:30:45.79 ID:7MqhJsUO0
…いいねそれ、よし!それにしよう!
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/05(火) 20:55:24.66 ID:BWbXGy7P0

オアシスと後にした下僕と姫一行は
『次の街』へ向け旅をしていた、が──

勇者「姫さーん」

戦士「どこだ〜?」

僧侶「ひめ〜〜」

侍「姫殿〜」


──姫様はトイレに行ったっきり迷子になっていました


勇者「にしてもさ姫が『少し森の中でお花をつんできます』て言った時は驚いたわ
高貴なお嬢様なのに野糞をなんとも思わないのな」

僧侶「野糞て…まぁ確かに…それになんか強いよね…僕と戦士は歯が立たないよ」

戦士「まったくだ…城で一体どんな暮らししてきたんだよ」

侍「……」

勇者「…とにかく!姫だ、今は姫様を探さなきゃ」

勇者がそう言った瞬間…!
特に何も起こらず戦士が屁をこいた。
「プッ」

僧侶「…うわぁ」

戦士「あ?」

勇者「…お前…」

侍「ちょっとぉ」

戦士「え?…え?w」
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/05(火) 20:57:58.62 ID:BWbXGy7P0



勇者「俺と僧侶で─」

僧侶「あ、僕は戦士と探すよ…勇者は侍とお願い」

勇者「あ、あぁ…了解です」

僧侶「さ、行くよ」グイッ

戦士「あ、ちょい」

ハ、ハナセヨー アニュハセヨ? チゲー!


勇者「………行くか」

侍「うん」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/05(火) 21:02:23.62 ID:BWbXGy7P0

ルート『勇者・侍』


勇者「…どうやって探す?」

侍「木を全部切り倒すとか?」

勇者「そのなんでも『斬る』という発想はやめなさい」パシッ

侍「じゃぁ……気をたどる?」

勇者「常人には無理だ」

侍「私できるよ?」

勇者「達人?!」Σ(ーー゛)
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/05(火) 21:04:21.96 ID:BWbXGy7P0

勇者「え、できるの?」

侍「半径10bなら」

勇者「…パッと見10b以内にはいないよね」

侍「だね」

勇者「……」

侍「……」

勇者「地道に探すか」

侍「賛成」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/05(火) 21:06:18.81 ID:BWbXGy7P0

ルート『僧侶・戦士』

戦士「ば…お前どこ触って!」

僧侶「じっとして!…今楽にしてあげるから」

戦士「…あっ!…そ、そこは!」

僧侶「ここ?…ここがいいんだ」

戦士「お前…」

僧侶「ふふ……」

78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/05(火) 21:09:07.09 ID:BWbXGy7P0

僧侶「はい、取れたよ」

戦士「あ〜!気持ち悪かった〜!」

僧侶「いきなり上からカエルが落ちてくるとは誰も思わないよ」

カエル「ゲクォ」

僧侶「さ、お帰り」

カエル「ゲコォ」ピュンピュンッ


戦士「にしても…まだ背中が変な感じだ」

僧侶「いい記念になったでしょ」

戦士「こんな記念いらねえ」

僧侶「『初・戦士の背中にカエルが入り込む!』てね」
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/05(火) 21:13:15.74 ID:BWbXGy7P0

ルート『勇者・侍』


ザッ

勇者「ん?」

侍「どうしたの?」

勇者「…いまあそこの草陰に…人(?)みたいなのが」

侍「…いく?」

勇者「もちのロンロン!」シュタタタッ

侍「承知!」シュタタタ
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/05(火) 21:18:51.84 ID:BWbXGy7P0

「!」

勇者「ハッ…ハァ…追い詰めたぞ!姫──じゃない?」

侍「っ!…お前は」ジリッ

「……『貴様は』」

勇者「?!あ、頭に直接声が」

竜人「『我は竜族が竜人』…『お前ら人間が』『なぜ我らが神聖なる天の森にいる』」

勇者「?」

侍「…竜族…」

竜人「『貴様…確か前にも…いや』『それならばもう死んだはずだ…』
『では何故』」

勇者「ま、待てよ…お前知り合い?」

侍「…いや、人違いじゃ」
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/05(火) 21:32:59.32 ID:BWbXGy7P0

竜人「『いや、確かにその匂い、雰囲気、声、容姿…その男のような用紙は確かに』」

竜人「『…古の英雄…遥か昔の『勇者』』」

勇者「ゆ、ゆうしゃ?」

侍「…」

竜人「『の一行が一人で我らが神…竜神様…!』」

勇者「…ごめん、話についていけないんだけど…」

竜神「『生きておられたのですね…』」

侍「…人違いだ」

竜神「『…ならば、胸の傷があるかないかを確かめさせていただきたい!』」

侍「…」

勇者「傷?……(そういやこの前の風呂で…胸に三本クロスされた傷があったような…)」

侍「…嫌だ」

竜人「『…やはり…そうなのですね』」

侍「…行こう勇者」

勇者「え?」

竜人「『生かせません!…同じ人の体をしていようと力は我らが竜族の方が上…行かせない!』」

竜人「『あなたには帰ってきてもらいます…竜神様!』」

勇者「だから…話についていけないよ!?」

竜人「『だまれ!人間!』」

突ッ

勇者「──?!手刀で…俺の腕を…」

侍「?!…貴様…!!」ゴゴゴ

82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/05(火) 21:37:34.76 ID:BWbXGy7P0

侍「…一つ言おう…私は竜神ではない」

竜人「『まだ言いますか?!』」

侍「だが!…だが、竜神(りゅうがみ)にはあったことがある」

竜人「『?!…ど、どこで!』」

侍「…私の家で…彼は旅をしていた──」

10年前──

幼侍「おかーさーん」

侍母「ん〜?どうしたの?侍ちゃん」

幼侍「あのねー!おいえのまえでおにいさんがたおれてるのぉ」

侍母「え?」

──

侍「彼は私の家の前で今にも死にそうな感じで倒れていた」
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/05(火) 21:42:00.66 ID:BWbXGy7P0

侍「彼は母と父が家で治療していた、幸い父はもど衛生兵…多少の治療なら出来たからね」

侍「そしてかれは一週間もしたらピンピンしていた…」

─────

幼侍「ねーおにーさん」

竜神「ん?どうしたの」

幼侍「おにーさんがいつももってるソレ…なーに?」

竜神「?!」

母侍「ご、ごめんね?この子たまに変なこと言うのよ…侍ちゃん、お兄さんは何も持ってないわよ?」

侍父「そうだぞぅ」

====

====


竜神「侍ちゃん侍ちゃん」コッチコッチ
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/05(火) 21:46:26.02 ID:BWbXGy7P0

幼侍「な〜に?」

竜神「これ、見えるの?」

幼侍「うん…なんでー?」

竜神「そっか……君には見えるんだね」

幼侍「うん!その…ぼお?かわいからわたしすきー」

竜神「そっか…よし!これは侍ちゃんにあげよう」

幼侍「いいのー?!」

竜神「うん、でもお母さんとお父さんには内緒…いい?お兄さんとの二人だけの内緒」

幼侍「うん!やくそくするー!」

竜神「…うん…ごめんね…ヒグッ」

幼侍「なんでないてるの?」

竜神「いや…ごめん…ハハ
なんでもないよ」エヘヘ

幼侍「?…へんなのー」

侍母『侍ちゃんとお兄さん!ご飯よー』

竜神「あ、はーい…さ、行こうか」

幼侍「うん!」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/05(火) 21:57:40.68 ID:BWbXGy7P0


侍「…それから五年位かな?お兄さん…いや、竜神様は私達家族と一緒に暮らしてくれていた」

竜人「『い、今は…どうしていらっしゃるのだ!?』」

侍「しんだ……五年前の戦争…人間のね、それで私の住んでいた国は滅びた…
国を守る戦いでお兄さんも戦ってくれたよ…すごかった、素手で10万の兵を軽々
でも最後は…魔法兵団に捕まって…クッ」

竜人「『貴様ら人間のせいで…我らが神は死んだ…そう言っているのか!?』」

侍「うん…そうだよ、そして死ぬ前にお兄さんが言ってくれた…私がもらった棒は
竜神に伝わる宝剣だと」

侍「そしてその宝剣が力が解放されれば、その剣の持ち主にはとある傷…」バッ

勇者(着物の襟を掴んで胸を…ぎ、ギリギリ見えないッ!)

侍「この傷がでる…と」

竜人「『!そ、それは正しく竜神様の…傷!』」

侍「…もう一回言わせてもらう…私は貴方達の神様じゃない…ごめんなさい」

竜人「『…では何故そんなにもあなたは…貴方様はあのお方に似ていらっしゃるのだ!?』」

侍「さぁ…なんでだろうね?私も知りたいよ」ハハ

竜人「『……これまでの無礼を詫びよう…そして…我らが里、竜族の里に招待いたしたい』」サッ

侍「あ、頭をあげて…ください!」

竜人「『そうですか…』」

侍「どうする?」

勇者「え?……あぁ…ま、任せます」

侍「…では少しだけ」

竜人「『!は、はい!こちらです!』」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/05(火) 22:04:03.66 ID:BWbXGy7P0

ルート『勇者・侍』──竜族の里──


竜人「『貴様は呼んでいないぞ?』」

侍「私の主です…」

竜人「『こんな人間が…』」

勇者「……ドモ」

竜人「『…私は認めん』」

勇者「あんたに認められる意味はないんだけどね」ボソソッ

竜人「『竜族は人間の数百倍の嗅覚、視覚、聴覚…いろいろ人間より優れているんだ…
故に聞こえている、聞かれたくなければ心の中にとどめておけ』」

勇者(うわぁ〜嫌味な奴!)

竜人「『ちなみに感も人間よりはいいぞ…お前のその表情…どうせ『うわぁ〜嫌味な奴!』
とでも思っていたのだろう』」

勇者(心に留めても意味ないじゃん!)

竜人「『さ、つきました…我らが竜族の里の長が住まう家です…私はこれで』」


コンコン

侍「し、失礼します」
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/05(火) 22:10:10.16 ID:BWbXGy7P0

勇者「失礼し──」

ガバッ
ドアを開けた瞬間、何者か─と言ってもここは長の家なので、お災害にはありえないと思うが─が
勇者に抱きつく。

「待っていたよ!勇者、侍!」

勇者「だ、誰?!」

龍「やぁ!私はここのおさをしている…名前は〜龍とでも呼んでよ」ニコニコ


勇者「……(超幼女!?…でも…羽?ww尻尾(?)ww何だこれww)」

龍「ん?あ、これ…私も一応龍族だからね…まだ生まれて300年くらいだから制御できなくて
たまに出てきちゃうんだよ」

勇者(さん……ババアじゃねぇか!?)

龍「あ、今ババアとか思った?…これでも人間の年齢で言ったら11歳くらいだよ!」

勇者「……計算できねぇww」

侍「はしめまして…のはずですよね?」
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/05(火) 22:14:48.55 ID:BWbXGy7P0
龍「そう、構えないで…ね?…そうだよはじめましてだ…直にあうのは、ね」

侍「?」

勇者「え?」

龍「といっても私が君たちを見ていただけだけど」

勇者「…?」

龍「私はね、職業は占い師なの」

龍「で、気まぐれに占いしてたんだ、そしたら勇者!君が結果として出てきたわけよ」

勇者「は?…なんで俺?」

龍「うん…ちょっと世界の終わりと始まりについて占ってたんだけど〜」

勇者(そ、壮大なこと占ってるな)

龍「…で、世界を破壊する勇者と救う勇者が…二つの結果がでてきたわけ!…すごくない?!」

勇者「あ、あぁうん…すごい」
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/05(火) 22:19:48.43 ID:BWbXGy7P0

龍「…ま、話は置いといて…君たち探してる人いるんでしょ?」

勇者「…あ!!」

侍「忘れてましたね」

龍「その人…今この里にいるよ…牢屋の中に」

勇者「え?!何故」

龍「あぁ…うちの里の馬鹿が『我らの里に侵入者が入ったから牢屋にいれて反省させる!』
て」

勇者「はぁ…」

龍「ま、引き取っていってよ」アハハ
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/05(火) 22:21:46.90 ID:BWbXGy7P0

今日の分…おわRI
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/05(火) 23:20:44.26 ID:vRG9s4p0o
乙でした
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/09(土) 20:13:32.87 ID:UXes3GTT0

牢屋──


ガンッ!ガンッ


勇者「やべ〜なんかすごい音が聞こえる」

侍「ん〜…暴れてる?」

勇者「…ひめさまー!」

ヒメサマー ヒメサマー サマー サマー …マァ


「勇者か!?」


勇者「はいそうで──」

侍「うるさいぞ人間!」ニヤニヤ

「ひっ!す、すみません!」

==


侍「ハハ、少し冗談がすぎたかな?」

姫「……ざむらいぃ〜!!」ナキッ

勇者「うわお、泣いちゃったよ」

姫「うわぁ〜〜!ゆうじゃもいづー!」

勇者「泣いてるから何言ってるかいまいちはっきりしない」

姫「だずげでぇーー!」

勇者「はいはい」カチャカチャ

ガチャンッ

姫「勇者ぁ!」ダキッ

勇者「うわっ」

姫「ごわがっだぁあ!!」ギュゥゥ
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/09(土) 20:15:29.72 ID:UXes3GTT0

勇者「あ、あぁ……よしよぉし」ナデナデ

姫「うぅ〜あの人もういない?」ウワメズカァイッ

勇者「?…誰もいないよ」

姫「……」ブワッ

勇者「えぇ…」

───


侍「二人の邪魔…いや、姫様の邪魔はしちゃいけないね」フフ
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/02/09(土) 20:24:07.63 ID:UXes3GTT0

ルート『僧侶・戦士』



戦士「あぁ〜…ここどこだ?」

僧侶「全く、『俺に任せろ!』なんて言うからついてきたのに…全くダメじゃん」

戦士「しょうがない!…知らない場所なんだから!」

僧侶「なら任せろとか言う?!ふつう」

戦士「まかせろなんて言ってないぞ」

僧侶「言ったよ!」

戦士「俺に任せろ!とは行ったが、任せろとは言っていない」

僧侶「そんな屁理屈どうでもいいわ!燃えろこのやろう!」ボウッ

戦士「ぐあっ!」
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