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杏子「あんずの杏に子どもの子だ」響「あんこ?」ひな「あんこ?」 -
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1 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 13:54:47.06 ID:wrkKauQe0
まどマギとアイマスとパパ聞きのクロス
まどマギキャラとアイマスキャラメインなのでパパ聞き要素めっちゃ薄いです
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1359262486
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
[
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]: ID:???
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もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。
諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/
少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/
渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/
二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/
佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/
全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/
君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/
笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/
2 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 13:56:37.07 ID:wrkKauQe0
【某日 駅前広場】
響「ふわぁ……」
響「遅いなぁ……10時に駅前って言ったのは真なのに……」
響「うーん……早起きしすぎたかな……映画見てる最中に眠くなっちゃうぞ……」ゴシゴシ
「…………」ジー
響「?」
「おそろい!」ピョコピョコ
3 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 13:57:56.84 ID:wrkKauQe0
響「??」
「おそろいー!」ピョコピョコ
響「あ、ああ髪型かー。確かにちょっと似てるね、あはは」
響(……迷子かな?)キョロキョロ
響「君、お父さんとお母さんは?」
「? んーと、とおくにでかけてる!」
響「遠くに?」
「」コクコク
4 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 13:59:24.07 ID:wrkKauQe0
響(よくわかんないけど……交番に連れて行った方がいいのかな)
響「おいで。一人で歩き回るのは危ないから」
「あーい」テクテク
響「名前はなんていうのかな?」
ひな「ひな! たかなしひな! さんしゃい!」
響「おー、ちゃんと自己紹介できるなんて偉いなー」
ひな「えらい? ひなえらい?」
響「うん、偉いぞ!」
ひな「えへへー♪」
5 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:00:52.98 ID:wrkKauQe0
響「お姉さんは我那覇響、って言うんだ。よろしくね」
ひな「ななは?」
響「が・な・は」
ひな「が・は・は」
響「……響の方が言いやすいんじゃないか?」
ひな「ひびき? ひびきおねえたん?」
響「そうそう、よく言えたなー」
6 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:01:47.82 ID:wrkKauQe0
ひな「ひびきおねえたん、これからどこいくの?」
響「んー、とりあえずお巡りさんのとこに行って、ひなちゃんの家族を捜してもらおう」
響(……と、思ったんだけど)
響(あ、あれ? 道間違えたかな? 交番ってこっちじゃなかったっけ?)
ひな「? おねえたん?」
響「だだだ大丈夫だぞ! 迷ってなんかないからな!」
響(参ったなぁ……あずさの迷子癖が移ったかなぁ……)
7 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:03:05.62 ID:wrkKauQe0
響「い、一旦引き返そうか」
ひな「あーい」
響(とりあえず駅前に戻ろう……)
響(でも、おかしいな……交番まで距離そんなになかったと思うんだけど……)
響「あれ?」
ひな「?」
響「さっきこんな道通ったっけ……?」
8 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:04:17.57 ID:wrkKauQe0
響(誰かに道聞こうと思ったのに全然人気がないし……どうなってるんだ……)
響(うう……なんか不安になってきた……)
「そこの二人!」
響「?」
ひな「?」
「…………」ツカツカツカ
響(よ、ようやく会えた……)ホッ
響「あ、あの、ちょっと道を聞きたいんだけど……」
「……なんでここにいる」
響「へっ?」
9 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:06:26.28 ID:wrkKauQe0
「いや、何で入ってこれた? 大分広い結界だったはずだ。同業者ってわけでもなさそうだし……」
響「…………」
響(ようやく見つけた通行人が電波さんだった……もう帰りたい……)
ズズッ
「! 近づいてきた! あんたたち早くここから離れろ!」
響「え? え? 何か周りが暗く……」
「大通りを真っ直ぐ走れ! 早く!」
ひな「お、おねえたん……」
響「も、もう! 何なんだ!」ダダッ
10 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:08:24.55 ID:wrkKauQe0
響「ひな! 自分の背中に乗って! 何かわからないけど走るぞ!」
ひな「う、うん」ヒョイッ
響「はぁ……はぁ……」
響(まだ昼前なのに……どんどん暗くなっていく……!)
響「! 駅が見えた!」
グオオオオォォォォ
ひな「!」ビクッ
響「ひっ!」ビクッ
ズズゥゥゥン
響「な、なんだこれ……でかい……化け物……!?」
響(道を塞がれた……!)
11 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:09:30.99 ID:wrkKauQe0
ひな「こ、こあいよおねえたん……」ギュッ
響「ゆ、夢なら醒めて……お願い……」ガタガタ
グオオオオォォォォ
響「ひいぃっ!」
「たああぁぁっ!」
ザンッ
「ったく、めんどくせぇ!」
響「! さ、さっきの……」
「下がってろ。すぐ終わる」
12 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:10:32.87 ID:wrkKauQe0
響「す、すぐ終わるって……逃げた方が……!」
「…………」クイッ
ザシュッ
響「!?」
ひな「わぁ……」
響(地面から槍が……化け物が……串刺しに……)ガタガタ
グオオォォ……
「ホントに終わっちまった……あっけねぇ」
「おい、怪我は……」クルッ
響「うっ……ぐすっ、うえぇぇ……」ボロボロ
ひな「ひびきおねえたん、よしよし」ナデナデ
「……はぁ」
13 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:12:11.46 ID:wrkKauQe0
………………
…………
……
響「……さっきはありがとう」
「やっと落ち着いたか?」
響「あれ、何だったんだ? 夢……じゃないんだよな」
「残念だけどな。まあ、あんたたち運が悪かったんだよ」
響「…………」
「でも、アレは世界中どこにだっている。みんな気づかないだけで、襲われるのはそう珍しいことじゃない」
響「君……何者なんだ?」
「…………」
14 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:13:28.63 ID:wrkKauQe0
……………
響「魔法少女……? 魔女……? わ、わけがわからないぞ……」
「信じないなら信じないでいいさ。それこそ悪夢だと思っといた方が幸せかもしれない」
響「し、信じるよ……信じるけど……」
「…………ま、忘れた方が今後のためかもな。運が良けりゃ一生会わないよ」
ひな「ひな、むずかしいおはなしわかんない……」
「……わかんなくていい」
「じゃあな。私はもう行く」スクッ
15 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:14:46.93 ID:wrkKauQe0
響「待って!」
「?」
響「名前、まだ聞いてないぞ」
「聞いてどうすんだよ」
響「えっと……さっきのお礼をしたい……」
「いらない」スタスタ
響「うぅー! そんなこと言わずにぃ!」ガシッ
「うわっ! な、なんなんだよ!」
響「自分、ホントに感謝してるんだ! 君が来てくれなかったらどうなってたか……ぐすっ」
「わ、わかった! わかったから泣くな! 服を放せ!」
16 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:15:57.09 ID:wrkKauQe0
響「自分、我那覇響!」
ひな「じぶん、たかなしひな! さんしゃい!」
「そうか。……響、ひな、達者でな」スタスタ
響「……」ガシッ
「うわっ! か、髪を掴むんじゃねぇ!」
響「名前……」
ひな「なまえ……」
「わかったよ……」
杏子「……杏子。佐倉杏子だ」
17 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:17:14.85 ID:wrkKauQe0
ひな「きょーこ?」
杏子「そう。あんずの杏に子どもの子で杏子だ」
杏子「まあ、あんずって書けばそのまんまなんだけど……」
響「あんこ?」
ひな「あんこ?」
杏子「きょうこだっつってんだろ!」バンッ
18 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:18:19.27 ID:wrkKauQe0
ひな「あんこ怒ったー! ひびきおねえたんー!」ギュッ
響「こ、こらあんこ! 子供を怖がらせちゃダメだぞ!」
杏子「お前らわざとやってんだろ……!」
杏子「もういい! 私は帰る!」
響「あ、これ、自分の連絡先……」
杏子「……」パシッ
杏子「受け取りはするけど、ぜってー連絡してやらねーからな!」スタスタスタ
19 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:19:32.51 ID:wrkKauQe0
……………
杏子「…………」スタスタスタ
杏子「いるんだろ、キュゥべぇ」
QB「呼んだかい?」ヒョコッ
杏子「……あの二人、どう思う?」
QB「どう、って?」
杏子「素質はあんのか?」
QB「あるよ。少なくとも我那覇響には」
QB「小鳥遊ひなは魔法少女になるには幼すぎるね」
杏子「ふーん……」
20 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:21:22.59 ID:wrkKauQe0
QB「あったらどうするって言うんだい? まさか、ライバルになる前に潰そうとか考えてるのかい?」
QB「僕としては是非穏便に済ませてもらいたいところだけど」
杏子「そんなことしないって。ただ……」
QB「? 何か他に気になることでも?」
杏子「さっき戦った魔女……私を無視してあの二人にまっしぐらだった。よほど美味そうな餌に見えたのか、それとも……」
杏子「結界もそうだ。あの二人が迷い込んできたんじゃない。魔女が結界ごとあの二人に近づいてったんだ」
QB「…………」
21 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:22:22.05 ID:wrkKauQe0
杏子「キュゥべぇ。あの二人のこと調べられるか?」
QB「僕の情報網を使えば造作もないけど……やれやれ、僕はあくまで魔法少女としての君をサポートしてるんだけどなぁ」
杏子「ごちゃごちゃ言うなよ。いっつも魔法少女候補を追いかけ回してストーカーしてるくせに」
QB「語弊があるよその言い方には……。じゃあ、とりあえず行ってくるよ」
杏子「ああ、頼んだぞ」
22 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:23:52.29 ID:wrkKauQe0
【翌日 765プロ】
響「はいさーい……ふわぁ」
P「おはよう響。何か眠そうだな」
響「んー……昨日あんまり眠れなくて……」
P「昨日は真と映画見に行ったんだろ? さてはホラー映画でも見て怖くなったな?」
響「……半分当たり」
P「? まあ、遊ぶのもいいけどオフの日はなるべく身体を休めといた方がいいぞ」
響「はーい」
23 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:25:42.90 ID:wrkKauQe0
響「……まだ時間あるよね、プロデューサー。自分、ちょっとソファに横になる」
P「ん、ああ。大丈夫か? 体調悪いなら今日はキャンセルしておこうか?」
響「大丈夫……」ドサッ
響(……早く忘れたい……昨日のこと)
響(でも、あんこにはまた会いたいな……)
響(交番には連れてけたけど……ひなは家族に会えたかな……)
響「すぅ……すぅ……」
P「風邪引くぞ、まったく……」
P「えーと、毛布毛布」ガサゴソ
24 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:26:42.17 ID:wrkKauQe0
………………
…………
……
【同日夜 響宅】
響「うぅ……やっとお仕事終わった……眠い」
響「いぬ美たちには悪いけど、お風呂入ってさっさと寝よう……」
ガチャ
響「ただいまー」
杏子「よう、邪魔してるぜ」
ひな「じゃましてるぜ!」
響「…………はい?」
25 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:27:55.89 ID:wrkKauQe0
響「……」ゴシゴシ
杏子「夢じゃないよ」
響「どうやって入ったんだ!?」
杏子「魔法ってのは便利なんだよ」
響「悪用はよくないと思うぞ……」
杏子「それより、何なんだよこの動物園は……」
響「自分の家族だ!」
26 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:28:47.31 ID:wrkKauQe0
ひな「わにさんー♪」ペタペタ
ワニ子「♪」
杏子「お、おい、危なくないのかあれ」
響「心配ない! ワニ子は大人だからなー」
響「……そうじゃなくて、何で二人がうちにいるんだ?」
杏子「まあ、昨日のことで色々話があって来たんだよ」
響「…………」
杏子「忘れろとか言っときながら、悪いな」
27 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:29:58.12 ID:wrkKauQe0
響「それは良いんだけど……何でひなが一緒なんだ?」
杏子「私が連れてきた」
響「良いのか? こんな時間に……家族が心配するんじゃ……」
杏子「……耳貸せ」チョイチョイ
響「?」
杏子「あの子の両親、少し前に飛行機事故で行方不明になってんだよ」
響「えっ……」
杏子「それだけじゃない。ひなはその後叔父に引き取られて二人の姉と一緒に暮らしてたらしいんだけど」
杏子「……その三人も行方不明になってる」
響「な、なんで……?」
28 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:31:03.32 ID:wrkKauQe0
杏子「理由はわからないけど……ただ、叔父と姉の方は……おかしいんだよ」
響「おかしい?」
杏子「本当にその三人が存在したのかが曖昧になってる」
響「??」
杏子「覚えてるのがひなだけなんだよ。警察とか役所とかが調べたみたいだけど……"家族の方が見つからない"」
響「ど、どういうことなんだ……?」
杏子「……魔女に喰われたのかもな」
響「!!」
29 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:32:52.77 ID:wrkKauQe0
杏子「推測だけどな。そんなわけで、ひなの家族は全員生きてるか死んでるかもわからない状況だ」
響「あんこは何でわかるんだ? ひなに叔父さんとお姉さんがいるって」
杏子「……信頼できる情報筋がいるんだよ。信用はあんまりしてないけどな」
響「?」
杏子「それはどうでもいい。……おい、ひな!」
ひな「なぁにあんこー?」
杏子「……今日からしばらくこいつの家で暮らすんだ、いいな?」
響「へっ?」
30 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:34:37.41 ID:wrkKauQe0
ひな「でもおいたんとおねえたん……」
杏子「叔父さんから頼まれてるんだよ。しばらく預かってくれ、って」
ひな「んー……」
杏子「私も一緒に暮らすけど……やっぱりイヤか?」
ひな「いやじゃない! ひな、あんこもひびきおねえたんもすきー♪」
杏子「そうか。なら決まりだな」
響「待った待った! 何勝手に話を進めてるんだ!」
31 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:35:35.15 ID:wrkKauQe0
杏子「んだよ……私にお礼したいって言ったのはあんただろ。頼みくらい聞いてくれたっていいじゃねぇか」
響「言ったけど……まさか居候を頼まれるとは……」
ひな「わんちゃん!」
いぬ美「♪」ピコピコ
杏子「大丈夫だよ。なるべく迷惑はかけないから。寝るとこがありゃ十分だ」
杏子「生活費もできる限りはなんとかするさ。それに、多少は大丈夫だろ? あんたそこそこ有名なアイドルらしいからな」
響「うっ……知ってたのか……」
32 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:36:27.18 ID:wrkKauQe0
杏子「別に男と同棲するわけじゃないんだからかまいやしないだろ。スキャンダルになるわけじゃなし」
響「そういう問題かなぁ……?」
杏子「まあ、ひなのためだと思ってくれ」
響「……二人とも動物は平気か? うち、見ての通りなんだけど」
杏子「私は大丈夫だよ。ひなは……」
ひな「うねうねー」
ヘビ香「…………」
響「……大丈夫そうだな」
33 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:37:53.51 ID:wrkKauQe0
杏子「ま、とりあえずよろしくな。響」
響「……わかった。よろしくな、あんこ!」
杏子「……お前な……」
ひな「あんこー! ひびきおねえたんー!」
響「んー? どうしたんだひなー?」
杏子「…………」
…………………
…………
……
【深夜 公園】
杏子「…………」
QB「どういう風の吹き回しなんだい?」
杏子「………また覗き見かよ。趣味悪いな」
QB「君らしくない行動だと思ってね。気になったんだよ」
34 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:39:48.52 ID:wrkKauQe0
杏子「もしかして、私があいつらを守るためにこんなことしたと思ってんのか? あんなの、魔女をおびき寄せる為の餌だよ、餌」
杏子「魔女はあの二人を狙ってくるんだろ? あいつらの不幸を目印にして」
QB「まあ、一番の原因は二人が接触してしまったことだろうけど」
杏子「なんにせよ、待ってるだけで獲物が集まってくるなんて、こんな美味い話をみすみす逃してたまるか」
杏子「せいぜい満足するまで利用させてもらうさ。その後はどうなろうと知ったこっちゃないけど」
QB「ふぅん……なるほどね」
35 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:42:02.66 ID:wrkKauQe0
ガチャ
杏子「…………」
響「ぐぅ……むにゃ……」
ひな「すぅ……すぅ……」
杏子「どっからどう見ても姉妹なんだけど……」
杏子(髪下ろしてもそっくりじゃねぇか……)
杏子「ったく、無防備に眠りこけて……ん?」
いぬ美「」クンクン
杏子「……なんだよ」
杏子「……安心しろ。あんたのご主人は私が守る」ナデナデ
いぬ美「♪」
杏子「……ま、利用させてもらうさ」
36 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/27(日) 14:43:38.31 ID:wrkKauQe0
今日のところはこの辺で
のんびりゆっくり投下していきます
37 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2013/01/27(日) 14:45:08.40 ID:I9f4QMa30
今度はあずささんと迷い猫オーバーランの都築乙女の競演を……
機会があったらでいいので……
38 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/01/27(日) 15:28:59.05 ID:YtvP3SJGo
GNHくんとgnhくんの共演とはたまげたなぁ…
39 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/01/27(日) 16:55:05.59 ID:9s+Pe79IO
くさくない
いいにおい
40 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/01/27(日) 18:53:01.47 ID:+Pmw7mZB0
>>39
GJ部?
41 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/01/27(日) 21:32:45.54 ID:JMW7wVJb0
この三人のSS前に見た覚えがあるな
42 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/01/27(日) 23:30:46.59 ID:2Rz21MTt0
"家族の方が見つからない"
不穏な雰囲気がプンプンする……
ひなが可哀想なことにならないことを祈るばかりだ
43 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/29(火) 14:37:37.81 ID:TNqf36v30
………………
…………
……
【翌朝】
ガサゴソ
杏子「むにゃ……」モゾモゾ
ペロペロ
杏子(んー……顔になんか温かいものが……)
いぬ美「」ペロペロ
杏子「…………」
杏子「響ぃぃぃ!」ダダッ
響「おー、起きたかあんこ」
ひな「おはよー、あんこ!」
44 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/29(火) 14:39:05.53 ID:TNqf36v30
杏子「おはようじゃねぇ! 起きたら顔中涎まみれだよ! あの犬私の布団に近づけんな!」
響「起こしてきて、っていぬ美に頼んだんだ。ありがとな、いぬ美」ナデナデ
いぬ美「♪」
杏子「ったく! ……なんだよ、何か用でもあんのか?」
響「朝ご飯」
杏子「……は?」
響「もうすぐできるから」
45 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/29(火) 14:40:29.63 ID:TNqf36v30
杏子「べ、別にそこまでしなくても……ひなはともかく私はいらねぇよ」
響「えー!?」
ひな「えー!?」
杏子「…………」
杏子「わかったよ食うよ。食えばいいんだろ」
響「あんこは何か苦手なものあるか?」
杏子「ない」
46 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/29(火) 14:42:40.33 ID:TNqf36v30
響「ひなは?」
ひな「?」
響「何か嫌いなものあるか?」
ひな「んー…………おふお!」
響「?」
杏子「?」
ひな「おふお!」
響「えっと……」
杏子「お風呂、じゃないか?」
響「なるほど!」
47 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/29(火) 14:44:34.55 ID:TNqf36v30
響「ってそうじゃなくて……嫌いな食べ物の話なんだけど……」
ひな「にがいのきらーい」
響「あー……じゃあゴーヤとかピーマンはイヤかぁ。でも、好き嫌いしないでちゃんと食べないと大きくなれないぞ?」
杏子「朝からゴーヤ食わせようとしてたのかよお前……」
響「そういうわけじゃないぞ? いや、でも別にいいんじゃないか? 朝からゴーヤチャンプルでも」
杏子「もっと朝食向けの料理いっぱいあんだろ……まあ出されりゃ何でも食うけど」
48 :
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[saga]:2013/01/29(火) 14:45:24.43 ID:TNqf36v30
…………
響「さあ! たっぷり食べるといいぞ!」
杏子「……ご飯と目玉焼きと味噌汁とサラダ……なんていうか……普通だな」
響「普通が一番! いただきまーす」
ひな「いたあきまーす!」
杏子「……いただきます」
49 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/01/29(火) 14:46:36.30 ID:TNqf36v30
…………
響「自分、今日は学校行ってその後仕事に行っちゃうから」モグモグ
杏子「ん。わかった」
響「そういえば、あんことひなは学校と保育園……」
杏子「……私は行ってないからいい。ひなは……こんな状況じゃ通えないだろ」
ひな「おいしー♪」モグモグ
響「……あんこって、いくつなんだ?」
杏子「13。多分」
50 :
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[saga]:2013/01/29(火) 14:47:55.15 ID:TNqf36v30
響「み、3つも年下なのか……」
杏子「3つも年上なのかよ……その身長で」
響「う、うがー! 気にしてるのにー!」
杏子「ほら、ちゃんと食べないと大きくなれないぞ」ニヤニヤ
響「うう……牛乳たくさん飲んでるのに……」
杏子「……別のとこに栄養行ってんじゃねぇの」モグモグ
51 :
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[saga]:2013/01/29(火) 14:49:05.59 ID:TNqf36v30
響「でも、だったら中学生でしょ? 学校行かないと家族が心配するんじゃないか?」
杏子「……いいんだよ、別に。私のことは気にするな」
響「親御さんは魔法少女について知ってるのか?」
杏子「……知ってたよ」
響「? 止められたりしなかったのか? ここに泊まることもOKしてくれたのか?」
杏子「……やめろ」
響「え?」
杏子「私について余計な詮索すんじゃねぇ……! あんたは黙って協力してりゃいいんだ」ギロッ
52 :
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[saga]:2013/01/29(火) 14:51:02.56 ID:TNqf36v30
響「……」
ひな「あんここあいよ……」オロオロ
杏子「!! わ、悪い……」
響「自分こそ……ごめん……」
響「ただ、一緒に暮らすんなら、自分たち家族だから……あんこのこと知っておきたくて……」
杏子「……」
響「あ、あはは、ちょっと調子に乗りすぎちゃったな! 自分、もう行くね!」
杏子「ひ、響……」
53 :
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[saga]:2013/01/29(火) 14:51:45.54 ID:TNqf36v30
響「食器、洗っといてくれると嬉しいな! じゃ!」
ガチャ バタン
杏子「あ、おい……」
ひな「……」
杏子「……」
ひな「あんこ!」
杏子「……なんだよ」
ひな「ひびきおねえたんなかせた!」プンスカ
杏子「……悪かったよ」
54 :
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[saga]:2013/01/29(火) 14:53:09.11 ID:TNqf36v30
杏子(家族か……)
杏子(まさか、ここまでお人好しだと思わなかったな……はぁ)
杏子「…………ひな」
ひな「?」
杏子「頬にマヨネーズついてるぞ」
ひな「ん」ゴシゴシ
杏子「それと、食器まとめとけ。後で洗うから」
55 :
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[saga]:2013/01/29(火) 14:54:49.26 ID:TNqf36v30
いぬ美「…………」ジー
杏子「……」スッ
いぬ美「」プイッ
杏子「……嫌われたもんだな」
杏子(──その夜は、響のペットたちに総攻撃をしかけられて散々だった)
杏子(──響にはあんまり逆らわない方がいいかもしれない……)
56 :
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[saga]:2013/01/29(火) 14:56:51.33 ID:TNqf36v30
今日はこれだけ
元々、我那覇くんと赤我那覇くんとロリ我那覇くんとのほのぼのが書きたかっただけだからストーリーには期待しないようにおねげぇします
じゃあの
57 :
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[sage]:2013/01/29(火) 22:06:20.60 ID:o4UgqN2lo
のヮの<見てますよー
58 :
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[sage]:2013/01/29(火) 22:14:39.35 ID:FhsDPUBwo
やっぱり我那覇くん繋がりじゃないか(歓喜)
59 :
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[sage]:2013/01/29(火) 22:33:32.57 ID:OeRcNwB60
千早のとこにはほむらがいたりしてな
60 :
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[sage saga]:2013/01/29(火) 23:29:52.98 ID:TNqf36v30
見てくれてる人ありがとう
普段アイマスSSしか書かないから杏子とひな喋らせるのが新鮮で楽しい
私こんな気持ちでSS書くの初めて……
61 :
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[sage]:2013/01/30(水) 10:17:57.28 ID:MKnSrjTxo
もう何も怖くない!
62 :
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[saga]:2013/01/31(木) 01:35:24.84 ID:V0Trvwxp0
………………
…………
……
【数日後】
響「ただいまー!」
杏子「おかえり」
ひな「おかえり!」
杏子「……ほら、ずれてんぞ。ちゃんとなぞらないと」
ひな「むー……」
響「? 何やってるんだ?」
ひな「おえかき!」
杏子「字の練習な。絵は描いてないだろお前」
63 :
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[saga]:2013/01/31(木) 01:37:42.34 ID:V0Trvwxp0
響「へー、お勉強かぁ。偉いなーひな」
ひな「えへへー♪」
響「? そのテキスト、どうしたんだ?」
杏子「……私が買ってきた」
響「へっ? ひなのために? わざわざ?」
杏子「……そうだよ」
響「へー!」ニヤニヤ
杏子(うぜぇ……)
64 :
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[saga]:2013/01/31(木) 01:39:54.45 ID:V0Trvwxp0
杏子「た、ただの気まぐれだ! 魔女の気配もないから暇なだけ!」
杏子「それに……保育園も行けないからって何もしないわけにいかないだろ」
響「あんこはアレだなー、ツンデレさんなんだな」
杏子「なんだよそれ?」
響「素直になれないけどすっごく良い子ってこと。たぶん」
響「自分の友達にもいるからわかるぞ!」
杏子「……ふん」
65 :
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[saga]:2013/01/31(木) 01:42:24.45 ID:V0Trvwxp0
ひな「あんこ、これつまんなーい」
杏子「ちゃんと終わらせないと、明日のひなの分のおやつ私が食っちまうぞ?」
ひな「うー……じゃあやる……」
杏子「よしよし、聞き分けの良い奴は好きだぞ」ナデナデ
響「あんこ、ちっちゃい子の扱い上手いなー」
杏子「お前が『ちっちゃい』とか言うか」
響「身長の話じゃないぞ!」
66 :
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[saga]:2013/01/31(木) 01:45:26.63 ID:V0Trvwxp0
響「なあなあ、あんこって兄弟いるのか?」
杏子「……さあな」
響「弟か妹がいるんじゃないか? 何か"お姉ちゃん"って感じがするぞ!」
杏子「……」
杏子「……響。お前、アレだな」
響「?」
杏子「勘は鋭いのに肝心なとこで鈍いから損するタイプだ」
響「よ、よくわからない……」
杏子「一言で言うと……『間が悪い』」
響「うぅ……なんか酷い言われようだぞ……」
67 :
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[saga]:2013/01/31(木) 01:48:38.47 ID:V0Trvwxp0
杏子「響はどうなんだよ。兄弟いるのか?」
響「にぃにがいるぞ!」
杏子「にぃに? 兄ちゃんのことか?」
響「そうそう。自分以外はみんな沖縄の実家にいるから全然会えないけど」
杏子「へぇ……寂しくないのか?」
響「なんくるないさー! みんながいるからな!」
杏子「みんな? ああ……」チラッ
動物一同「……」ギロッ
杏子(まだ根に持ってんのかよこいつら……)
68 :
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[saga]:2013/01/31(木) 01:52:10.10 ID:V0Trvwxp0
響「それに、今はあんことひなもいるし」
杏子「居候その1とその2だけどな」
ひな「……」ウトウト
杏子「寝んな」ペチ
ひな「はっ! うー……」カキカキ
響「一緒に住むんだからもうみんな家族だぞ」
響「そりゃ最初はびっくりしたけど……妹が二人もできたみたいで嬉しいな」テレテレ
杏子(頼りない姉だな……)
響「今すごく失礼なこと考えなかったか?」
杏子「ホント勘鋭いのな。無駄に」
69 :
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[saga]:2013/01/31(木) 01:54:56.09 ID:V0Trvwxp0
…………
ひな「すぅ……むにゃ……」
響「ふわぁ……自分も眠くなってきた……」ゴシゴシ
杏子「寝て良いぞ。ひなの勉強、付き合ってくれてありがとな」
響「あんこは寝ないのか?」
杏子「私は……ちょっと出かけてくる」
響「こんな遅くにどこに……まさか、魔女か!?」
杏子「違うよ。……ま、安心して寝てろ。じゃあな」
響「あ、ちょ、ちょっと……」
ガチャ バタン
70 :
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[saga]:2013/01/31(木) 02:00:18.20 ID:V0Trvwxp0
【深夜 公園】
杏子「……寒いから手短に話す」
QB「なんだい?」
杏子「そろそろ魔女があいつらを狙ってくる頃だと思ってるんだけど」
杏子「狙われるどころか来る気配すらない。どうなってんだ?」
QB「……僕にもわからないよ」
杏子「ホントにあいつらは餌として認識されてるんだろうな?」
QB「それはまず間違いないと思うよ」
71 :
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[saga]:2013/01/31(木) 02:02:23.18 ID:V0Trvwxp0
杏子「当てが外れたか……? これじゃ、何のためにあの二人に近づいたかわかりゃしねぇ……はぁ」
QB「その割には残念そうに見えないね。杏子」
杏子「……うるせぇ」
QB「これはあくまで僕の予想だけど……」
杏子「?」
QB「あの二人に近づいてきた魔女は、その途中でより魅力的な人間を見つけたんじゃないかな」
杏子「? 意味がわからねぇ」
72 :
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[saga]:2013/01/31(木) 02:05:00.00 ID:V0Trvwxp0
杏子「美味そうな匂いに釣られて肉に近づいたら、その隣にもっと美味そうな肉があったとかそういうことか?」
QB「例え話は苦手だけど、イメージとしてはそんな感じになるのかな」
杏子「めんどくさいな……」
杏子(ひなには近しい人間なんていないに等しい……ってことは……)
杏子「響の近くにいるってことか……? とびきり美味そうな不幸を漂わせた奴が」
QB「調べてみる価値はあるんじゃないかな」
杏子(こいつ……何か知ってやがるな)
杏子「……わかったよ。それじゃあな」
QB「頑張ってね、杏子」
73 :
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[saga]:2013/01/31(木) 02:09:12.12 ID:V0Trvwxp0
今日はここまで
おやすみなの
74 :
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[sage]:2013/01/31(木) 07:42:05.42 ID:HPndBKdL0
乙。
響の近くにいる不幸を漂わせた奴……行き遅れのあの人か!
75 :
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[sage]:2013/01/31(木) 11:00:05.91 ID:PC6/WnEIO
ピヨッ!?
76 :
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[sage]:2013/01/31(木) 11:12:09.96 ID:/JOaY0FB0
胸がないのは不幸じゃないだろっ!
77 :
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[saga]:2013/01/31(木) 17:54:26.12 ID:MiiJztBi0
???「好きでもやし食ってるわけじゃねぇよ! なめんじゃねー!」
78 :
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[sage]:2013/02/24(日) 14:58:45.65 ID:YkJAwTVgo
私まーつーわ
29.98 KB
[ Aramaki★
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