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春香「黒のプロデューサー」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/28(月) 00:34:00.15 ID:iPKyWoiR0
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バームくんへ @ 2025/06/11(水) 20:52:59.15 ID:9hFPsRzXO
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秘境 @ 2025/06/10(火) 00:47:53.81 ID:BDVYljqu0
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【安価】上条「とある禁書目録で」鴻野江「仮面ライダー」【禁書】 @ 2025/06/09(月) 21:43:10.25 ID:qDlYab/50
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1749472989/

ツナ「(雲雀さん?!)」雲雀「・・・」ビショビショ @ 2025/06/07(土) 01:30:36.87 ID:AfN9Rsm0O
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【安価コンマ】障害走を極めるその5【ウマ娘】 @ 2025/06/06(金) 01:05:45.46 ID:RaUitMs20
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貴様たちの整備のお陰で使いやすくしてくれてありがとう @ 2025/06/04(水) 20:56:21.03 ID:QjuK6rXtO
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阿笠「わしの乳首に米粒をくっ付けたぞい」コナン「は?」灰原「は?」 @ 2025/06/04(水) 04:01:13.39 ID:ZjrmryLdO
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レッド(無口とか幽霊とか言われるけどまだ電脳世界) @ 2025/06/02(月) 21:21:00.13 ID:ix3UWcFtO
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 00:35:58.93 ID:iPKyWoiR0
黄「ほらよ、次の任務だ」

黒「961プロ……」

黄「大手の芸能プロダクションだ。そこが、裏で契約者と繋がってるらしい。ゲート関連のブツも持ち出してるってぇハナシだ。後はわかるな?」

黒「……契約者と関わりを持った者を消せばいいんだな」

黄「まあそう焦るな、追って指示は出す……とりあえず、ホレ」

黒「……? これはなんだ、765プロ?」

黄「ああ、961プロのライバル事務所らしい、今回、お前はそこにプロデューサーとして潜入しろ」

黒「……なぜだ」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 00:38:03.68 ID:iPKyWoiR0
黄「あん?潜入は基本だろうが、それともなにか?961プロの新人アイドルって設定のほうが、まぁだよかったか?」

黒「いや、そうじゃないが……」

猫「止せよ黄、黒にアイドルなんて無理に決まってる」

黒「……もういい、あとはこっちでやる」

銀「……黒」

黒「なんだ?」

銀「サイン……もらってきて……」

黒「……誰のだ?」

銀「……真」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 00:58:02.24 ID:iPKyWoiR0
李「ここか……あのー、すいません」コンコン

ガチャ
小鳥「はーい!えっと、どのようなご用件ですか?」

李「あの、今日からプロデューサーとして……」

小鳥「ああ、李さんですね!お待ちしておりました、どうぞ中へ!」

李「は、はぁ……失礼します」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 01:00:58.66 ID:iPKyWoiR0
P「いやぁ、助かりますよ。正直、プロデューサーの手が足りなくて……」

李「いえ……それで、僕は何をすれば?」

P「うーん……とりあえず顔合わせをしましょう、事務所のみんなに紹介しますよ」

李「はい、お願いします」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 01:03:26.22 ID:iPKyWoiR0
P「……というわけで、新しいプロデューサーとして今日からいっしょに働く……」

李「李 舜生です、李と呼んでください。よろしく」

春香「李さんは外国の方なんですか?」

千早「外国の音楽について詳しく聞きたいわね……」

亜美「ってか、なんか兄ちゃんと似てない?」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 01:05:24.67 ID:iPKyWoiR0
律子「ホント、メガネかけたらもっと似るんじゃない?」

美希「うーん、ハニーはあんなに目が死んでないと思うな」

李「あの……菊地真さんですよね?」

真「ハイ?なんですか?」

李「サインをお願いしたいんですけど……」

小鳥「あら、真ちゃんの男性ファンなんてめずらしい」

真「うわぁ……い、いいですよ!ボク、何枚でも書いちゃいます!」

李「あ、名前は『銀ちゃんへ』で……」

真「い、いんちゃん?」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 01:06:47.66 ID:iPKyWoiR0
亜美「じゃーさ、今日は新しい兄ちゃんの歓迎会だね!」

真美「それいーかも!ねぇねぇ、やろーよりっちゃーん!」

律子「そうねぇ……じゃあみんな、仕事が終わったら事務所に集合ってことで!」

春香「はーい!」

響「じゃあ行ってくるぞー!」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 01:09:21.38 ID:iPKyWoiR0
李「僕はどうすれば……?」

P「そうですね……今日のところは、音無さんに仕事について教えてもらってください。俺は仕事がありますんで」

李「わかりました、あの……よろしくお願いします」

P「(ちょっと暗い感じだけど、いい人そうだな)」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 01:12:26.00 ID:iPKyWoiR0
小鳥「えっとですね、それはそこで……あっ!あとあれをこうして……」

亜美「ねえねえ兄ちゃん、今ヒマ?」

真美「いっしょに遊ぼーよー!」

李「え?いや、僕は仕事を……」

亜美「そんなのいーじゃん!」

律子「こぉーら!仕事の邪魔しないの!」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 01:15:19.38 ID:iPKyWoiR0
小鳥「あっ、歓迎会の準備もしなくちゃ!」

律子「あー、食べ物とか買いに行かなくちゃですね……うっ、しかし今月は事務所のお金がピンチ……」

小鳥「じゃあ何とかして安く抑えないとですね……」

李「な、何かすみません……」

律子「いえ、そんなつもりじゃ!」

小鳥「どうしましょうか……」

李「あの……でしたら……」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 01:18:17.06 ID:iPKyWoiR0
雪歩「ただいま帰りましたー……?」

ワイワイガヤガヤ

真「あ、雪歩、お疲れ!」

雪歩「ど、どうしたの?なんか騒がしいけど……」

春香「あっ雪歩!ほら、机の上見て!」

ズラーッ

雪歩「うわぁ、す、すごい料理……ずいぶん奮発したんですね」

小鳥「実はね、これぜーんぶ、李くんの手作りなのよ!」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 01:21:24.94 ID:iPKyWoiR0
李「ええ、下のお店を借りて……お口に合うといいんですけど……」

千早「私、料理なんてほとんどできないのに……」

亜美「ねーねー!もう食べていいでしょ?!」

真美「お腹ペコペコリナイトだよー兄ちゃーん」

P「古いよ……これは李くんの歓迎会だろ?」

李「アハハ……いいですよ、冷めないうちに食べましょう」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 01:24:20.10 ID:iPKyWoiR0
やよい「この炒飯、すっごくおいしいですー!」

あずさ「あら、ホント……」パクパク

貴音「こちらの春巻もなかなか……」ムグムグ

律子「はー……すごいですねぇ、プロデューサー?」

P「ああ、こんなの毎日食べれたらいいだろうな」

春香「り、李さん!今度私にも料理教えてくれませんか?!」

李「え、ええ……」

美希「春香、下心見え見えだよ?」

春香「へっ?!む、ごほっごほ」

律子「あー、ほら、お水お水」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 01:26:43.83 ID:iPKyWoiR0
ワンヤワンヤ

李「(いつかカーマインが言っていたな……)」

『もっと美味いものを食べさせてやろうと思った。もっと喜ぶ顔が見たいと思うようになった……』

響「自分、プロデューサーはプロデューサーよりもコックの方が向いてると思うぞ!」

亜美「765プロのお抱えしぇふってやつですな?」

伊織「フフン、そんなの家にだっているわよ」

やよい「これ、兄妹たちに持って帰ってもいいですかー?」

李「いいですよ、今度、また作ります」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 01:29:24.43 ID:iPKyWoiR0
春香「李さん、すごくいい人みたいだね!」

千早「ええ、そうね」

あずさ「あらあら、お料理の上手な男の人は信用しちゃダメよ」

やよい「そうなんですかー?」

雪歩「じ、じゃあ李さんは、悪い人……?」

李「……四条さん、今度ラーメン作ってあげましょうか?」

貴音「あずさ、らぁめんを作れる男性に悪い人などいません」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 01:33:21.94 ID:iPKyWoiR0
千早「お疲れ様でした」

春香「今日はごちそうさまでした、李さん!」

李「どういたしまして……気をつけて帰ってください」

春香「はい!じゃあまた明日」

李「……」

猫「なかなか楽しそうじゃないか、黒?」

黒「……気のせいだ」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 01:36:58.34 ID:iPKyWoiR0
猫「黄からの指示だ。まず961プロと契約者のつながりを示す証拠を掴めとさ」

黒「証拠?」

猫「ああ、なにかしらの物証が欲しいらしい。どうする?」

黒「……」


961プロ事務所
黒「ここか……銀?」

銀『……三階の、右端の窓……そこから、中に入れる』

黒「……」ヒュン キュルルルルルルル スタッ

黒「証拠か……やはり社長室か?」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 01:38:53.58 ID:iPKyWoiR0
ガチャガチャ
黒「やはり鍵がかかっているな、どうする?」

黄『まだこっちが探っていることを知られたくはねえ、とりあえず今回は手を退け』

黒「わかった」

ダッシュ「こんな時間に客とは珍しいな」ヌッ

黒「……」クルッ

トップロープ「おっと、逃がさないぜ」ヌッ

黄『おい、どうした?』

ダッシュ「他にも仲間がいるようだな……どこの組織だ?」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 01:41:45.90 ID:iPKyWoiR0
黒「……お前たちはこの事務所の人間か?」

ダッシュ「いいからこっちの質問に答えろ」

黒「フン……」ダッ

トップロープ「逃がすか!」キイイイイン

黒「やはり契約者か」ヒュッ

トップロープ「こいつ、俺のロープを躱して……」

ガシャアアン

トップロープ「待て!」

ダッシュ「いい、追うな。それより……能力は使うなと言っただろ」

トップロープ「ああ、スマン。だが……」

ダッシュ「……とにかく、社長に報告だ」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 01:46:56.15 ID:iPKyWoiR0
翌朝
春香「おはようございます!」

李「おはようございます、えっと……天海さん」

春香「あっ、覚えてくれました?」

李「ええ、午前中の撮影、僕と行くことになりました。よろしくお願いします」

春香「えっ、そうなんですか?……って、こ、こちらこそ!よろしくお願いします!」

李「アハハ……」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 01:50:59.56 ID:iPKyWoiR0
黒井「空き巣だと?」

ダッシュ「ああ、すぐに逃げて行ったがな」

黒井「本当にただの空き巣なのか?まさか、お前らの存在が勘付かれたんじゃないだろうな?」

ダッシュ「……それは問題ない」

黒井「ならいいが……とにかく、念のため、そいつについて調べておけ」
バタン

トップロープ「……スマンな」

ダッシュ「いいさ、秘密をバラされる前にあいつを見つけて口を封じればいい」


黒井「まったく……とんだヘマをしてくれる」

アンバー「相変わらず人使いが荒いね」

黒井「秘密が漏れて困るのは君たちも同じだろう?」

アンバー「……」

黒井「フン、お前が契約者でなければ、ウチでアイドルとして売り出してもよかったんだがな」

マキ「調子に乗らないでよ、おじさん」

黒井「おじ……!」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/01/28(月) 01:52:53.34 ID:SPDhI/tG0
黒と黒井と961プロか。ややこしいなw
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 01:53:51.04 ID:iPKyWoiR0
李「撮影、お疲れ様です」

春香「お疲れ様です!これで今日のお仕事はおしまいですね?」

李「ええ、どうですか?これからお昼ご飯でも」

春香「ふふっ、ひょっとして李さんのおごりですか?」


ファミレス
春香「り、李さん、これ……」

李「どうかしましたか?」

春香「まさか、これ全部……ひとりで食べるんですか?」

李「は、はあ……あ、ひょっとして食べたいんですか?」

春香「いりませんよ!そんなに食べて、太らないんですか?」

李「ええ、まあ……」

春香「……それ、あずささんが聞いたら泣いちゃいますよ」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 01:55:23.19 ID:iPKyWoiR0
春香「ごちそうさまでした!」

李「いえ、いいんです」

銀『黒……』

黒「……どうした」

銀『誰か……つけてる……ファミレスから……』

黒「……数と人相は?」

銀『ひとり……やせ形で長髪の男』

ダッシュ「……」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 01:57:23.71 ID:iPKyWoiR0
黒「(……昨日の男か)」

李「天海さん、ぼくはこのままスタジオのほうへ行かなきゃいけないので、これで」

春香「そうなんですか?じゃあ、お疲れ様です!」

李「お気を付けて」

黒「……」


ダッシュ「別れたか……」

黒「……」スタスタ
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 01:59:38.05 ID:iPKyWoiR0
ダッシュ「(人気のない方へ行くな……仲間と合流するのか?)」

黒「」スッ
タタタタ
ダッシュ「……?(確かにこの角を曲がったハズ……)」

ヒュン キュルルル

ダッシュ「ぐえ……っ……!」

黒「……961プロの手先か?」

ダッシュ「く……お前、何者だ?」

黒「質問に答えろ。961プロとの関係は?」

ダッシュ「……さあな」

ボキイッ

ダッシュ「ぐあっ!」

黒「素直に話したほうが身のためだ」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 02:03:47.62 ID:iPKyWoiR0
ダッシュ「お……俺たちは、黒井社長に雇われたんだ。代わりに、それなりの生活を約束してくれるって……」

黒「雇われた?」

ダッシュ「ああ……事務所の運営資金を稼いだりとかな……」

黒「……それで?他にも契約者はいるのか?」

ダッシュ「か、数は俺も知らない……本当だ」

黒「……」シュルルル

ダッシュ「……ッ!」キイイイイン

黒「!」

ダッシュ「(このまま一気に距離をとる……ッ?!)」

ビイイイイン

ダッシュ「く、いつの間に、足にワイヤーを……!」

黒「契約者らしい合理的な判断だな……お前らの顔を見ていると、反吐が出そうだ」キイイイン

ダッシュ「ぐあああぁあぁあああああああぁ!」バリバリバリバリ
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 02:05:51.76 ID:iPKyWoiR0
961プロ
黒井「なに……?ダッシュの星が流れた?」

アンバー「うん、ついさっきね」

トップロープ「馬鹿な……」

黒井「チッ……敵の正体も分からんままか」

イツァーク「それは問題ない。ダッシュに言われて、街中に糸を飛ばしておいた……奴を殺した男も見た」

トップロープ「どんなやつだった?」

イツァーク「細身の男だ。どうやら向こうも契約者らしい」

黒井「契約者だと……?」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 02:09:18.34 ID:iPKyWoiR0
イツァーク「ああ」

アンバー「BK201、通称『黒の死神』……聞いたことあるでしょ?」

魏「ええ、噂は聞いていますよ……それはぜひ手合わせしたい」

黒井「……とにかく、一刻も早く敵の口を封じてくれたまえ」

魏「お任せください」

黒井「期待しているよ、VI952」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 02:14:09.33 ID:iPKyWoiR0
魏「それで?他に手がかりはないのですか?」

イツァーク「……ダッシュと交戦するまで、女と一緒だった。その女から、何か分かるかもしれんが……」

魏「どんな女です?」

イツァーク「特に特徴もない……強いて言うなら、頭にリボンか」

黒井「頭に……リボン……?もしかして、この女じゃないかね?」バサッ

イツァーク「……ああ、こいつだ」

黒井「……ククク、やはり私の邪魔をするのはお前だったか……高木ィ!」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 02:16:31.75 ID:iPKyWoiR0
亜美「やっほー!あれ?李兄ちゃんは?」

律子「李さんなら春香と撮影行ったわよ」

真美「えー、最近ずっとはるるんと仕事じゃーん」

P「はは、李さんはまだ仕事に慣れてないから……春香ならしっかりしてるし、ちょうどいいと思ってな」

亜美「む、それじゃまるで亜美たちがしっかりしてないみたいじゃん!」

律子「ほら、いいから早く仕事行きなさい!」

真美「ちぇーっ」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 02:20:08.44 ID:iPKyWoiR0
スタッフ「はーい、30分休憩でーす!」

李「お疲れ様です。後半は衣装を着替えるんで、準備しておいてください」

春香「はい!わかってますよ!」

楽屋
春香「えーっと、衣装、衣装……」

ヒュン

ブリタ「ウフフ……」

春香「へ……んむぅ?!」

ブリタ「ん……プハッ。可愛いわね、アナタ」

春香「な、なん、なんっ……」

ブリタ「少しの間、じっとしててね」キイイイイン

ヒュン
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 02:23:08.53 ID:iPKyWoiR0
楽屋
李「天海さん?そろそろ始まりますよ?」コンコン

シーン

李「……開けますよ?」ガチャ

李「あれ……いない?」

魏「どうかしましたか?」

李「あ、いえ……そうだ、ここにいた高校生くらいの女の子を見ませんでしたか?」

魏「ええ、知っていますよ。さて……今頃どうなっているんでしょうねえ」

黒「……何?」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 02:25:30.01 ID:iPKyWoiR0
魏「クハハ……落ち着いてください、今はまだ無事です」

黒「……お前も961プロの契約者か」

魏「今から一時間後、地図にある廃工場までひとりで来てください」ピラッ

黒「……」

魏「楽しみにしていますよ……」スタスタ
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 02:30:24.66 ID:iPKyWoiR0
春香「う……ん?」

ブリタ「おはよう、気分はどう?」

春香「へ……って、ここは……?」

ブリタ「ごめんなさい、私の能力って、服は連れてこられないの。毛布一枚で我慢しててちょうだいね」

春香「もうふ、いち……?ひょええっ!」

魏「……来ましたか」

春香「え……?」

黒「……」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 02:34:23.56 ID:iPKyWoiR0
春香「(だ、誰……?)」

黒「……その女を離せ」

魏「ええ、もちろん。ただし、あなたが私に勝てたら、ですが……さあ、始めましょうか!」ブシィッ

春香「ひっ!」

魏「ああ……自分の血を流すのが、私の対価なのですよ!」ビッ

黒「ッ!」ヒュッ

魏「避けて正解でしたね」パチンッ

ボゴオォオ

黒「血が付着した部分を消滅させる能力か……」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 02:37:40.96 ID:iPKyWoiR0
春香「な、何……?」

ブリタ「聞いたことはない?契約者の存在を……」

春香「け、契約者……?」

魏「ハアッ!」ピピッ

黒「しまっ……」

パチン

黒「ぐっ!」

魏「どうです?私の血の味は?」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 02:42:06.04 ID:iPKyWoiR0
黒「……」

魏「終わりですか……あっけなかったですね、BK201」

黒「……死ぬのは、お前だ!」ヒュン ドス

魏「ッ……!チッ、まだナイフを持って……ガアアアァアァァアァァ!」バリバリバリ

ブリタ「……今回は私たちの負けみたいね」キイイイイイ

黒「待て!」

ブリタ「フフ……さよなら」チュッ

春香「ひっ!」

ヒュン
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 02:44:37.72 ID:iPKyWoiR0
黒「(あの女も契約者か……)」

春香「……あ、あの……」

黒「……」ダッ

春香「あっ、ちょっと!……行っちゃった……」

バン!

斎藤「警察だ!大人しくしろ!」

春香「ひっ!」

河野「せ、先輩!あれ……」

斎藤「こりゃあ、死体か……?どうなってんだ」

河野「違いますよ、あれ!天海春香じゃないっすか、アイドルの!」

霧原「……大丈夫?ここで何があったの?」

春香「あ、あの……」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 02:46:39.13 ID:iPKyWoiR0
ここまでにします
今度はちゃんと終わらせるんで
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 09:27:47.12 ID:tZIQfMDSO
期待
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/28(月) 18:06:15.51 ID:3qip93KZo
頑張れ

さて何人生き残るか……
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/29(火) 03:52:47.99 ID:KbuLdeypo
VIPでっやてたやつか
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/02/02(土) 22:47:07.47 ID:amSDs5/P0
外事四課
春香「それで、あの黒い人が来て……」

霧原「黒い人?」

春香「はい、黒いコートで、仮面をつけてて……」

霧原「(……BK201!)」

春香「その後、あの二人が……それで……」

霧原「……もうわかったわ、どうもありがとう。最後に、簡単な検査を受けてもらうわね」

春香「は、はぁ……」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/02(土) 22:50:52.77 ID:amSDs5/P0
事務所
P「李さん!春香は見つかりましたか?」

李「いえ……楽屋にも戻ってないみたいです……」

律子「どうしたのかしら……仕事ほっぽりだすような子じゃないのに……」

千早「心配だわ……」

李「すいません、僕が目を離したばっかりに……」

P「俺、もういちど探してきま……」

春香「えーっと、ただいまー……」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/02(土) 23:00:26.53 ID:amSDs5/P0
P「は、春香?!今までどこにいたんだ!」

春香「へ?今までって……今日は収録だったんじゃ……」

小鳥「春香ちゃん?もう夕方なんだけど……」

春香「……へ?えええええ?!」

黒「……」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/02(土) 23:03:11.14 ID:SmJflRcHo
きてたわー
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/02(土) 23:05:37.81 ID:amSDs5/P0
大塚「あ、課長!」

霧原「大塚、天文部の解析はどうだ?」

大塚「はい、通報があった時間帯にいくつかの星の活動が報告されています。そのなかのひとつに……」

霧原「BK201……か」

霧原「(BK201……関わった案件全てに死が付きまとう呪われた契約者……)」

大塚「あの、それで、さっきの女の子はどうしたんですか?」

霧原「ん?ああ、斎藤に彼女の事務所の近くまで送らせた。話を聞く限り、巻き込まれただけのようだったが……」

霧原「(765プロ……か)」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/02(土) 23:11:12.95 ID:amSDs5/P0

猫「なるほど、MEによる記憶消去か。それであらかじめあいつらに通報しておいたってわけだな」

黒「おかしい……なぜ春香が狙われた?」

猫「お前が765プロのプロデューサーってことが、961プロにバレてる……ってのが、一番しっくりくるな」

黒「……一度、黄と話をする必要があるか」

猫「まあ、しばらくは仕掛けてこないだろう。今回の件で警察も動いているだろうしな」

黒「……」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/02(土) 23:31:43.48 ID:amSDs5/P0
961プロ
黒井「チッ……結局黒の死神とやらは殺せなかったんだろう?役立たずめ」

ブリタ「……」

黒井「まあいい、計画も大詰めだ……あとはヤツさえ目覚めれば……」

アンバー「(黒……あなたはどの未来を選ぶ?)」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/02(土) 23:35:40.20 ID:amSDs5/P0
事務所
李「星井さん、起きてください。もう出発しないと……」

美希「うんー、あと五分……」

真「ほら起きなよ美希!李さん困ってるから!」

響「むーっ!こうなったら自分が担いでいくぞ!」

李「はぁ……星井さん、行きの車で、僕が作ってきたおにぎりあげますから……」

美希「ふたりとも、モタモタしてないではやくするの!」ヒュン

真「ちょっ、待ってよー!」ドタドタ
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/02(土) 23:38:51.02 ID:amSDs5/P0
律子「ふふっ、李さんもプロデューサーが板についてきましたね。みんなの動かし方が分かってきたっていうか……」

李「いやあ……まだまだです」

律子「……春香、あれからどうです?」

李「え……?」

律子「ほら、何か変わったところとか……」

李「いえ、特には……一応、病院にも連れて行ったんですけど」

律子「そうですか……」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/02(土) 23:56:24.38 ID:amSDs5/P0
やよい「あ、あの……李さん」

李「はい、何ですか?」

やよい「あの……えと……」

李「……?」

伊織「もう!言いにくいんなら私が言うわよ?」

やよい「ま、待って!……李さん、あの……今日……」

李「今日……?」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/03(日) 00:00:29.65 ID:cjztcEmA0
やよい「今日、うっ!家に、ご飯を作りに来てくれませんか?!」

李「……は?」

やよい「あの……兄妹みんな、また李さんの料理食べたいって……」

李「ええ、いいですよ」

美希「プロデューサー!おーにーぎーりー!」

李「……じゃあ、帰ったら、また」

やよい「は、はい!」
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/03(日) 00:09:58.88 ID:cjztcEmA0
半端だけどおやすみなさい
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/03(日) 16:48:58.90 ID:Oi6cnVhro
あれの続きか
嬉しいぞ
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/02(土) 22:45:20.23 ID:9WRCZIexO
いつくるんだ
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