勇者「俺魔王倒したから英雄だよね！？」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/29(火) 20:10:24.05 ID:+uTZsVEH0

勇者「これで…トドメだ！」

魔王「ぐああああああああ！！！」

勇者「ふぅ…これで魔王討伐は終わったんだな」

魔法使い「…」

戦士「…」

僧侶「…」

勇者「どうした皆？魔王を倒したんだぞ？」

戦士「…お前強すぎ。俺らいる意味ないじゃん」

僧侶「こんなつまらない旅初めてでした」

魔法使い「そんなんじゃ一人で魔王倒しにくれば良かったのに」

勇者「え、ちょ、どうしたんだ？皆おかしいぞ？」

戦士「おかしいのはお前の力だよ！！戦士の俺より剣の腕は遥かに上だろ！？」

魔法使い「それに魔法使いの私より魔法の威力も防御力も上っておかしいでしょ」

僧侶「私の回復力よりもすごい上回ってますしね」

勇者「え！？皆一体どうしたんだよ！！今まで仲良くやってきたじゃないか！」



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少し暑くて少し寒くて ＠ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 ＠ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
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二次小説の面白そうなクロス設定 ＠ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 ＠ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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全レスする（´；ω；｀）part56 ばばあ化気味 ＠ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 ＠ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ ＠ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 ＠ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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2 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/29(火) 20:13:30.92 ID:RBK7mrWR0

支援

3 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/29(火) 20:16:40.04 ID:+uTZsVEH0

戦士「…仲良いと思ってたのはお前だけだ。俺らはずっと我慢してた」

魔法使い「敵が出てきたら私が魔法を放つより先に魔法で一掃するし」

僧侶「戦士さんや魔法使いさんが傷ついたときも私が治してあげようとしたのにそれを横取りして。」

魔法使い「挙げ句の果てに『まだまだ俺は修行が足りないな』だって？」

戦士「お前といるとな…つまらないんだよ！！」

4 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/29(火) 20:22:45.81 ID:+uTZsVEH0

勇者「え…」

戦士「俺らは殆ど何もしてない。魔王戦もお前一人で戦ってたじゃないか。」

魔法使い「それって私たちは必要ないってことでしょ？」

僧侶「だから、私たちは魔王討伐の報酬などいりません。」

勇者「何を言っているんだよ！どうしたんだ一体…」

戦士「だからお前といるとつまらないって言っただろ。俺はこのまま故郷に帰る。一人で王様のところにでも行くんだな。」

僧侶「私も教会に帰ります。勇者様お元気で。」

魔法使い「私も村に帰るわ。もう勇者様なんかと関わりたくないから。さようなら。」

5 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/29(火) 20:27:52.90 ID:+uTZsVEH0

勇者「お、おい待てよ！待ってくれ！みんな！」

勇者「何でこんなことになっちゃったんだよ…」

勇者「…とりあえず王様に報告しに行くかぁ…」

----------王宮の間----------

王様「おお！勇者！よく戻られた！魔王討伐ご苦労だった！」

勇者「…いえ」

王様「なんだ、元気がないな。そういえば、仲間の戦士と魔法使いと僧侶はどうしたんだ？」

勇者「！」

勇者「…彼らは今それぞれの故郷にいます。報酬はいらないと言っていました」

6 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/29(火) 20:30:43.96 ID:VF7J8cXp0

勇者ssスレってSS速報に毎日の様に立てられてるけどこれは良スレの予感

7 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/29(火) 20:31:40.69 ID:/JAc1jnAO

これは期待
チート勇者か

8 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/29(火) 20:31:55.64 ID:+uTZsVEH0

王様「なにがあったのだ？…いや聞かないでおこうか」

勇者「はい。それでは…失礼します」

王様「待て。報酬はどうするんだ？」

勇者「それは彼らの故郷に送ってください。僕はいりません。」

王様「あ、待て！…待てと言うのに」

9 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/29(火) 20:37:31.26 ID:+uTZsVEH0

勇者「…」

勇者(戦士達が怒った理由…それは…)

勇者(俺が強すぎること…だよな…？)

勇者「…」

村人1「あ、あれ勇者様じゃないか？」

村人2「本当だ！魔王討伐終わったらしいな。これで平和に過ごせるぜ！」

村人1「そうだな。でも…何で一人なんだ？」

村人2「何か理由でもあるんだろう。何て言ったって英雄なんだからな！」

10 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/29(火) 20:39:41.97 ID:UlQbQLADO

ならクズ戦士ボコボコしてぶっ殺せ

11 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/29(火) 20:42:17.33 ID:+uTZsVEH0

勇者(もう街では知られているのか…)

？「あ、勇者様！！」

勇者「ん？ああ…何だ村娘ちゃんか。」

村娘「何だってどういうことですか！？勇者様が帰ってくるのをずっと待っていたのに！」

勇者「ごめんごめん。ありがとな」

村娘「いえいえ！」

勇者「…今はとても疲れているんだ。休ませてくれないかな？」

村娘「あ、はい！それでは勇者様おやすみなさい！」

勇者「うん」

12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/29(火) 20:45:27.59 ID:+uTZsVEH0

----------勇者宅----------

勇者(はぁ…とても長い旅だったな…)

勇者(戦士…魔法使い…僧侶…あの日々が懐かしいな…)

勇者(…どうしてこうなっちゃったんだろう)

勇者(明日…皆の故郷に行ってみよう)

勇者(今日は…寝る)

勇者「おやすみ」

13 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/29(火) 20:51:42.87 ID:+uTZsVEH0

----------戦士の故郷----------

戦士(故郷に帰ってきた…)

「あ、戦士様！おかえりなさい！」

「おい！戦士様がお帰りになられたぞ！」

戦士「みんな、ただいま」

「戦士様が帰ってきたということは、魔王討伐は無事に終わったんですね！？」

戦士「…ああ、無事っちゃ無事だ」

「何か曖昧ですね…でも世界は平和になったんですよね？」

戦士「…ああもちろん。勇者のおかげでな。」

14 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/29(火) 20:55:52.43 ID:+uTZsVEH0

戦士「とりあえず長旅で疲れたし、休ませてもらうとするよ」

「あ、はい！おやすみなさい！」

戦士「おう」

----------戦士宅----------

戦士(はぁ…疲れたなぁ…)

戦士(…勇者にあんなこと言っちゃったけどただの嫉妬だよな。)

戦士(…いや、俺は間違ってない。正しい判断をしたんだ)

戦士(まぁいいや…今日は寝よ)

戦士「おやすみ」

15 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/29(火) 21:02:17.31 ID:+uTZsVEH0

僧侶(教会に帰ってきました…)

僧侶(神父さんは成長したと褒めてくださるでしょうか…？)

僧侶(勇者様に任せっきりで何もできなかった私のことを…)

「あれ？僧侶さんじゃないですか！」

僧侶「あ、シスターちゃん！」

シスター「お久しぶりです！勇者様のお供、ご無事でしたか？」

僧侶「…うん。あ、神父さんは？」

シスター「あ、中にいますよ！入ってください！」

16 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/29(火) 21:58:19.65 ID:P7LCm8Nqo

勇者が強過ぎと言うより、敵が弱すぎなんじゃね

17 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/29(火) 22:29:38.19 ID:cnYc6dRL0

チート勇者…ｲｲﾈ！

18 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/31(木) 00:19:20.32 ID:j7/a80iZ0

昨日は寝落ちしました。

また書きます

19 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/31(木) 00:45:32.09 ID:j7/a80iZ0

神父「おお、僧侶。帰りましたか。」

僧侶「はい！神父様。ただいまです。」

神父「おかえりなさい。…ずいぶん見ないうちに成長したじゃないか。」

僧侶「…成長なんかしてません。全部勇者様にまかせっきりにしていました。」

神父「そんなことはない。貴女は十分成長していますよ。今までに私が嘘をついたことはありましたか？」

僧侶「あ、ありません。そうですね。神父様が成長してるというなら成長しているのでしょうね」

神父「はい、そうですよ。長旅のあとですから疲れたでしょう。今日はゆっくり休みなさい」

僧侶「分かりました。失礼します」

20 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/31(木) 00:52:15.76 ID:j7/a80iZ0

神父（やれやれ…何か隠し事をしてることぐらいお見通しですよ。まだまだ甘いですね僧侶は）

神父（それでは王様のところに行ってきますか）

シスター「神父様！どちらへ？」

神父「友人に会ってきますよ。…古くからのね」

シスター「そうですか。お気をつけて！」

21 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/31(木) 00:55:54.81 ID:j7/a80iZ0

----------魔法使いの故郷----------

魔法使い「何これ…どういうことよ！？」

魔法使い「村が…無い」

魔法使い「村が無くなってただの草原が広がっている…？」

魔法使い「道を間違うなんてことありえない！どうゆうことなの…」

22 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/31(木) 00:57:32.45 ID:j7/a80iZ0

魔法使い「きっと何かの間違いだわ…」

魔法使い「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！！」

魔法使い「」

バタッ

23 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/31(木) 01:00:32.05 ID:j7/a80iZ0

勇者「んん…朝か」

勇者「皆おはよう！」

勇者「…あ、そっか。旅は終わったんだったな」

ガヤガヤ…

勇者「ん？何か外の方が騒がしいぞ？」

24 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/31(木) 01:07:15.28 ID:j7/a80iZ0

？「どきなさい！私は勇者様に用があるの！」

兵士「勇者様は旅から帰ってきたばかりでお疲れだ。通すわけにはいかない」

勇者「…どうしたんだ？」

兵士「あ、勇者様！あのですねこの方ｇ「あ、勇者様！！お久しぶりです！あの、大変なんです！」

勇者「え、君は誰だ？どこかで会ったっけ？そして何が大変なんだ？」

？「え？覚えてないんですか？私、魔法使いさんの村にいた女商人です！」

勇者「女商人…？」

女商人「はい！」

25 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/31(木) 01:11:19.52 ID:j7/a80iZ0

勇者「…あ、ああ！思い出した！俺らの武器を総入れ替えしてくれたあの女商人ちゃんか！」

女商人「そうですよ！そんなことより勇者様！大変なんですよ！！」

勇者「さっきも言ったけど、何がそんなに大変なの？」

女商人「私あのときはあの村にいたんですけど、あれからちょっと別の街に移動したんですよ」

勇者「うん」

女商人「それで、昨日久しぶりに村に帰ったら…村が無かったんです！」

勇者「え…？どういうことだい？」

26 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/31(木) 01:18:47.98 ID:j7/a80iZ0

女商人「言った通りのまんまですよ！村が無くなって草原になってたんです！」

勇者「そんなことありえるのか？」

女商人「ありえないから大変だといっているんじゃないですか！」

勇者「怒らないでよ…それで俺が何しろと？」

27 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/31(木) 01:22:50.62 ID:j7/a80iZ0

女商人「その原因を突き止めてほしいんです！」

勇者「え、何で俺が？」

女商人「だって世界を救った英雄でしょ？」

勇者「まぁ、そうなんだけど…」

女商人「というわけでよろしくお願いしますね！」

勇者「あ、ちょっと！…行っちゃったよ」

28 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/31(木) 01:28:05.56 ID:j7/a80iZ0

勇者「はぁ…とりあえず王様にでも相談しに行くか…」

----------王宮の間----------

勇者「王様。よろしいですか…って先客がいますね」

王様「おお、勇者。紹介しよう。私の古くからの友人の神父だ。」

神父「初めまして勇者様。神父です」

勇者「初めまして。勇者です」

神父「魔王討伐の旅本当にお疲れ様でした。それにうちのところの僧侶も連れて行っていただいて…」

勇者「え！？僧侶の教会の神父さんだったんですか？…僧侶から何か聞きましたか？」

神父「そのことで王様と話していたのですよ。」

王様「うむ。そうじゃ。勇者。そなたは自分が強いことで悩んでいるのだろう？」

29 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/31(木) 01:35:34.51 ID:j7/a80iZ0

勇者「…そうですけど今日は別のことで相談があるんです」

王様「ほう？別のこととは？」

勇者「実は…かくかくしかじかで」

王様「なるほど…そこに勇者の強さの謎が含まれているかも知れんな。勘だが」

勇者「ほんとですか？」

王様「勘だが」

勇者「勘ですか」

王様「うむ」

勇者「まぁいいです行ってみます」

王様「おお、行く前に仲間を連れて行ｋ「いりません！！！仲間なんて…」

王様「…そうか。それなら一人で行くがよい」

王様「気をつけてな」

勇者「はい」

30 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/31(木) 01:36:06.02 ID:j7/a80iZ0

今日は寝ますまた明日見てくださる人いるか分かりませんが書きます

31 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/31(木) 01:42:29.76 ID:nIe8dWY2o

乙

32 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/31(木) 01:53:11.18 ID:BPZ8mtsAO

乙
見てるよ

33 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/31(木) 02:13:41.43 ID:TR8/IRTSO

乙乙

34 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/01/31(木) 04:34:04.30 ID:Mt4FgVkq0

期待するぜ
「俺が魔王だ」とかの魔王倒して嫌になるみたいな感じのやつが好きなんだよ

35 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/01/31(木) 19:01:35.89 ID:eYIbg7+p0

すっごく楽しみにしている
お気に入りに登録済み

36 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 03:46:01.75 ID:BSjB3Zdz0

こんばんは
続き書きます

37 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 03:52:15.51 ID:BSjB3Zdz0

----------戦士の村----------

戦士(暇だな…)

戦士(…俺らは魔王倒したんだよな？)

戦士(…いや、俺らじゃなく勇者か)

戦士(今、みんな何しているんだろ)

戦士(僧侶は教会で頑張っているだろうし…)

戦士(魔法使いは村で楽しくやっているだろうか？)

戦士(そして勇者…)

38 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 03:56:25.62 ID:BSjB3Zdz0

戦士(勇者か…)

戦士(俺もあれ程の力があれば…！)

戦士(魔物に襲われた人達を…家族を救うことができたのに)

戦士(そういや…何で勇者は勇者になったんだろう)

戦士(…まぁ俺には関係ないか)

39 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 04:01:07.27 ID:BSjB3Zdz0

？「あー、ねみー…」

？「今日はどこまで行こうか…」

？「…ん？何だあれは」

？「何か倒れている…って人間じゃないか！」

40 ：勇者という名の>>1 ：2013/02/01(金) 04:06:11.88 ID:BSjB3Zdz0

？「おい！大丈夫か！？しっかりしろ！」

魔法使い「…」

？「ダメだ反応がない」

？「というかこんな何もない草原で何をしていたんだ？」

？「…とりあえず一番近い村に連れて行こう」

41 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 04:15:09.27 ID:BSjB3Zdz0

魔法使い「ん…」

？「お、気が付いたか？」

魔法使い「…誰？ここはどこ？」

？「俺は旅人だ。ここはあの草原から一番近い村だ」

魔法使い「草原…やっぱり村はもう無くなってしまったの…？」

旅人「え？」

魔法使い「ああ、何でもないわよ。じゃああの草原からここまで連れて来てくださったのは旅人さんなの？」

旅人「そうだぞ。歩いてたら倒れてる人を見つけたんでな。放っておけなかった」

魔法使い「それは…ありがとうございました」

旅人「いえいえ」

42 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 04:20:53.59 ID:BSjB3Zdz0

旅人「…さっき村が失くなってたって言ってたけど…それと君が倒れてたのに関係あるよね？」

魔法使い「…」

旅人「…話したくないならいいけど」

魔法使い「じゃあ話さない」

旅人「…」

魔法使い「…」

43 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 04:26:13.82 ID:BSjB3Zdz0

旅人「しかしまぁ…どうして倒れていたんだ？」

魔法使い「…」

旅人「質問変えてもダメか」

魔法使い「さっきの質問と同じこと聞いてるじゃない」

旅人「ばれたか。てかそれが助けてもらった人に対する態度か？」

魔法使い「怖い」

旅人「悪い」

魔法使い「…」

旅人「…」

44 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 04:31:11.20 ID:BSjB3Zdz0

旅人「まぁいいや。そういえばまだ名前も聞いてなかったななんて言うんだ？」

魔法使い「魔法使いよ」

旅人「魔法使いちゃんか。よろしくね。いっつも何してるの？」

魔法使い「…前は勇者達と一緒に魔王討伐してた」

旅人「…勇者？彼にさっき会ったよ？」

45 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 21:10:57.66 ID:BSjB3Zdz0

こんばんは。
ペース遅くてすみません。
続き書きます

46 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 21:16:26.34 ID:BSjB3Zdz0

魔法使い「…そうですか。ですが私には関係はないですね旅は終わったわけですし」

旅人「勇者と何かあったのかい？」

魔法使い「…」

旅人「無言ってことは図星、だな」

魔法使い「まぁ。そんなところですね」

旅人「おおよそ、喧嘩別れ的な感じかな？」

魔法使い「…はい」

47 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 21:19:27.74 ID:BSjB3Zdz0

待ってました！！

48 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 21:24:42.76 ID:BSjB3Zdz0

旅人「さぁ世間話も程々にまずは行くか！」

魔法使い「行くって…どこに？」

旅人「決まってんだろ。戦士のとこだよ」

魔法使い「戦士？何で戦士なの？」

旅人「ふふふ…何を隠そうここは戦士の村だからだ！」

49 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 21:26:59.05 ID:BSjB3Zdz0

魔法使い「戦士って…本当に戦士の村なの？」

戦士「呼んだ？」

旅人「呼んだ」

戦士「そう」

旅人「うん」

魔法使い「…何その示し合わせたようなやり取り」

50 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 21:35:53.89 ID:BSjB3Zdz0

旅人「実は、さっき魔法使いが寝ているときにこっそり戦士のところに行ったのだ」

----------回想----------

トントン

戦士「ん、何だ…」

旅人「すいませーん。戦士さんいますかー？」

戦士「います。どなたですかー」

旅人「旅人といいまーす、実はですね」

戦士「旅人さんね。何ですか」

旅人「魔法使いさんが倒れていたのですよ。ご自身の、元、村でね。」

戦士「何だって？魔法使いが？」

旅人「はい。魔法使いさんが」

戦士「何でだ？」

旅人「さっき、元、村と言ったでしょう？それと関係があるんですよ」

戦士「元、村ってどういうことだ？」

旅人「それはですね…まぁ待ってください。とりあえず家に上がってもいいですか？いいですね。はい」

戦士「ちょ、勝手に話を進めんな！そして、勝手に上がるな！」

旅人「まぁまぁいいじゃないですか。話してあげるんだし」

戦士「何その上から目線」

----------回想一旦終了----------

51 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 21:43:20.50 ID:BSjB3Zdz0

魔法使い「え、旅人さん強引。そして図々しい。厚かましい。まさかダメ人間なんですか？」

旅人「そんなわけないじゃないですか。僕はただスムーズに話をしたいだけですよー」

戦士「そう…こいつは本当にいろんな事を仕出かしやがった…」

旅人「まぁまぁ。別にいいじゃないですか」

魔法使い「そんなことより。何で村が草原になったってことを知ってんのよ。私が村のこと話す前でしょこれって」

旅人「いやだって僕もあの村の出身ですから」

魔法使い「…え？本当に？でも貴方の顔に見覚えはないわよ？」

旅人「それはそうでしょう。だって僕はこう見えてもアラフォーですから。貴方が物心つく前に村を出ましたよ」

戦士「はぁ！？あんたそんな歳だったの！？」

52 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 21:47:52.17 ID:BSjB3Zdz0

旅人「そんな歳ですよ。見えないですか？見えないですよね。見えるわけありませんよ。だって僕は20代ですから」


魔法使い「はぁ？今アラフォーって言ったじゃない」

旅人「アラフォーですよ？でも、20代なんです」

戦士「…まさか呪いとか？」

旅人「惜しいですね。ちょっと違いますけどまぁそんな感じですね。じゃあ回想の続きいきますか」

53 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 21:49:14.36 ID:BSjB3Zdz0

謎の旅人ｗｗｗｗｗｗ
このキャラ好きだわ

54 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 21:52:53.07 ID:BSjB3Zdz0

----------回想再開----------

戦士「で？ 」

旅人「で？って何がですか？」

戦士「元、村と魔法使いの関係」

旅人「ああ、そのことですか」

戦士「それ以外に何がある」

旅人「何もないです」

戦士「…」

旅人「…」

55 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 22:01:37.01 ID:BSjB3Zdz0

戦士「…早く話せよ！」

旅人「はいはい。そんなに急かさないでくださいよー」

戦士「…いいから話せ」

旅人「あー、えっとー魔法使いさんは村の前で倒れていたんですよー」

戦士「それはさっき聞いた」

旅人「でも実際そこに村はなかったんですよね〜」

戦士「…それなら何で村があったってわかるんだお前は」

旅人「それはー僕があの村の出身だからですよー」

戦士「そーなのか。へー」

旅人「興味なさそうですね」

戦士「興味ないし」

旅人「まぁいいです。それでここにきた理由はですね。あの村が無くなった原因を突き止めるためです」

56 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 22:06:10.02 ID:BSjB3Zdz0

戦士「何で俺の元に？」

旅人「それは勇者一行だったからですよ〜」

戦士「…そうか。予想したとおりの答えが返ってきた」

旅人「なら質問しないでくださいよ」

戦士「悪い」

旅人「はい」

戦士「…」

旅人「…」

57 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 22:11:39.19 ID:BSjB3Zdz0

旅人「さて、話すことも無くなったし魔法使いさんの下へ行きますか」

戦士「魔法使いはどこにいるんだ？」

旅人「宿屋」

戦士「了解」

旅人「さ、行きますか」

戦士「おう」

58 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 22:18:26.73 ID:BSjB3Zdz0

旅人「着きました」

戦士「よし。入るか」

旅人「え、一緒に入るんですか？嫌ですよそんなの」

戦士「え？何で俺拒否られてんの？え？どゆこと？」

旅人「うるさいです」

戦士「ごめん」

旅人「じゃあ僕が合図をしたら入ってきてくださいね」

戦士「さっき言ったやつだな、了解」

旅人「じゃ、後で」

----------回想終了----------

旅人「とまぁこんな感じです」

魔法使い「つまり、村が無くなった原因を突き止めるために戦士を連れてきたってわけね」

旅人「そうです」

魔法使い「あんた一体何者なの？いきなり現れたし、村の無くなった原因を突き止めるとか言い出すし…」

旅人「そうですね…まぁただのお節介野郎ですかね。ただの気まぐれですよ」

59 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 22:19:31.44 ID:BSjB3Zdz0

風呂落ちします。また後で書きます。
見ている方いたら要望とか受け付けますんで良かったら言ってください

60 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/02/01(金) 22:29:11.66 ID:eJeTUO+Qo

おつ

61 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/02/01(金) 22:29:21.24 ID:M3Yyjy5Ko

乙です

好きなように書いてください

62 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/02/01(金) 22:55:11.51 ID:PA6efzFio

>>53はなんだったんだ…

63 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/02/01(金) 23:23:47.08 ID:Mw8vXk0ho

今気づいたわろたw

64 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 23:30:03.92 ID:BSjB3Zdz0

ただいまです
風呂落ちしてからいろいろやってましたｗｗ

>>53は誤爆ですｗｗ

続き書きます

65 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 23:35:41.42 ID:BSjB3Zdz0

旅人「それじゃあとりあえずもう二人集めますか」

魔法使い「二人って？」

旅人「決まってるじゃないですか。勇者と僧侶ですよ」

戦士「勇者だと？あんなやつ誘ってどうするんだよ。戦い以外には役にたたねえよ」

魔法使い「勇者はホント戦いにしか才能がないのよ？」

旅人「だからこそ勇者を呼ぶのです」

66 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 23:51:57.13 ID:BSjB3Zdz0

魔法使い「どういうことよ？」

戦士「意味わかんねぇ」

旅人「今は意味が分からなくてもいいでしょう。まずは僧侶のところに行きましょう」

魔法使い「今は意味が分からなくてもいい…？」

戦士「本当意味わかんねぇなおい」

67 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/01(金) 23:56:05.92 ID:BSjB3Zdz0

旅人「さぁ、この道具で僧侶の教会まで一っ飛びだー！…と言いたいところですが」

戦士「どうしたんだよ」

旅人「生憎そういう道具を持ち合わせていないものでね」

魔法使い「じゃあ私の魔法で移動しましょう」

魔法使い「“フライ！”」

戦士「…相変わらず魔法の名前ダサいなおい」

魔法使い「しょうがないでしょーが」

68 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/02(土) 00:09:40.01 ID:eLA8OUNx0

あーごめんなさいそろそろ寝ますｗｗ
眠気が…ｗｗ
それでは読んでくださっている皆様おやすみなさい！
明日は昼から書いているかもしれません

69 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/02/02(土) 05:15:51.87 ID:hx83sskNo

乙乙ー

70 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/02/02(土) 09:37:50.44 ID:FSnfWQXro

おつ

71 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/02/02(土) 10:14:20.62 ID:rj/9EV9zo

乙でした

72 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2013/02/07(木) 15:40:47.18 ID:SCHPrbyEo

来ないパターンね

73 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/10(日) 16:10:57.46 ID:mpWDMrV5o

まだー？

74 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/02/11(月) 16:38:53.60 ID:DhfAlE040

何故…来ない…
待ってるよ〜

75 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/02/11(月) 22:03:15.98 ID:w6YT63/H0

まだかなぁ……

76 ：勇者という名の＞＞１ ：2013/02/12(火) 21:14:28.25 ID:WBTAA5Ek0

僧侶「今日もいい天気ですねぇ・・・」

神父「そうですねぇ・・・」

僧侶「こんな日は空を見上げたくなってくｒ・・あれ？」

神父「どうしたのですか？」

僧侶「空を飛んでいる・・あれはなんでしょう？」

神父「鳥ですか？」

僧侶「あれはもしや・・・」

77 ：勇者という名の＞＞１ ◆PZgIJ3I3xI ：2013/02/12(火) 21:30:09.70 ID:WBTAA5Ek0

魔法使い「あ！教会が見えてきたわ」

戦士「やっとかよ・・・」

旅人「まぁまぁ。さぁ降りますよ」

僧侶「やっぱり！魔法使いさんたち！」

魔法使い「おひさー」

戦士「よーっす」

僧侶「久しぶり！いや、一週間くらいしか経ってないけど」

78 ：勇者という名の＞＞１ ◆PZgIJ3I3xI ：2013/02/12(火) 21:38:15.82 ID:WBTAA5Ek0

神父「お仲間さんかな？」

魔法使い「あ、はいそうです。私は魔法使いです」

戦士「初めまして、俺は戦士といいます。そしてこっちが・・」

旅人「いやぁ！神父様！お久しぶりです！」

魔法使い・戦士・僧侶「！？」

神父「おお・・？旅人様じゃないですかお久しぶりですねぇ」

魔法使い「ちょ、ちょっと旅人さん！神父様のこと知ってるの？」

旅人「ええ。旅の途中に毒を帯びてしまって。それでここの教会で神父様に助けてもらったのですよ」

戦士「なるほど・・そんなことがあったのか」

僧侶「私も知りませんでした・・」

79 ：勇者という名の＞＞１ ◆PZgIJ3I3xI ：2013/02/12(火) 21:52:56.83 ID:WBTAA5Ek0

神父「して、ここに来られた理由は？」

魔法使い「ああ、それはですね・・・」

戦士「魔法使いの村が消滅しちまったんだ。焼け野原って感じじゃなく本当にそこにあったのか？って感じだな」

旅人「だだっ広い草原が広がってたんです」

僧侶「なるほど・・・それで私を誘いに来たのですか？」

魔法使い「そうよ」

戦士「まぁな」

僧侶「・・・勇者さんは？」

80 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2013/02/12(火) 22:10:40.72 ID:WBTAA5Ek0

魔法使い・戦士「・・・」

旅人「・・ああ勇者さんなら僧侶さんの後に迎えに行くつもりですよ」

僧侶「そうですか・・」

魔法使い（仲直りできるかな・・）

戦士（勇者、か・・）

旅人「さぁでは行きましょうか」

81 ：勇者という名の＞＞１ ◆PZgIJ3I3xI ：2013/02/12(火) 22:21:48.76 ID:WBTAA5Ek0

魔法使い「“フライ！”」

戦士「相変わらずダサいな」（（（二回目

魔法使い「それさっきも聞いた」

戦士「悪い」

魔法使い「で？どこに行けばいいの？旅人さん？」

旅人「そうだな。とりあえず元村に行ってくれ」

82 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/02/13(水) 04:22:25.74 ID:Gv1oVX2ao

おっつつつおっつつつこーっつこーっつおっつっつ

83 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/02/18(月) 16:22:18.68 ID:Twf2LpRm0

まだかなぁー……

84 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/02/22(金) 10:15:05.18 ID:DK//ORbDO

続き早よ

85 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/03/25(月) 19:41:39.75 ID:tcPgkX+ao

まつ

86 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/08(月) 01:01:32.14 ID:KACYhH0Do

おもしろい

87 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2013/04/12(金) 15:20:18.13 ID:6UEzW7DJo

今日でさよならか