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桐生「第一回東城会テニス大会だと?」真島「せやでぇ!」 -
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1 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/10(日) 23:50:39.74 ID:U1BfhS9o0
龍が如くシリーズのネタバレが有りますので、ご容赦ください。
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1360507839
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/
笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/
トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
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【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713788018/
ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
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【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713613334/
ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713522243/
2 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/10(日) 23:52:25.69 ID:U1BfhS9o0
沖縄 アサガオ
遥「おじさん! 真島さんから手紙が来てるよ?」
桐生「真島の兄さんから? 一体何の用だ?」
遥「開けてみようよ。もしかしたら急ぎかもしれないし」
桐生「何? 第一回東城会テニス大会のお知らせだと?」
遥「テニス大会? 東城会が?」
桐生「真島の兄さん、一体何を考えているんだ?」
遥「飛行機のチケット2枚分付いてるよ。私たちも行こうよ」
桐生「ああ。そう言うわけで、悪いが俺と遥は東京に行くことになった」
遥「琉道一家の人に、留守番頼んでおくから言うことちゃんと聞いてね」
子供たち『はーい!』
3 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/10(日) 23:57:54.55 ID:U1BfhS9o0
東城会本部
秋山「おや、桐生さんに遥ちゃん」
遥「こんにちわ、秋山さん!」
桐生「秋山も呼ばれたのか?」
秋山「ええ、そんな所です。と言っても俺たち、東城会の人間じゃないんですけどね」
品田「そうですよ! いきなり眼帯した強面のおっさんに引き連れられてきたんですよ! あー、怖かった。高杉さん、マジでビビってたしな」
秋山「品田は真島さんと面識が無かったっけか?」
品田「東城会で知ってる人って言ったら、冴島さんと堂島君ぐらいですし。後、馬場さんが冴島組に入ったんでしたっけ」
桐生「しかしどういうことだ? 品田まで駆り出して」
秋山「ここに谷村も来れば、完璧だったんですけどね。流石に本部内に現役の警察いれるわけにいかないんでしょう」
遥(警察からのスパイがいたんじゃなかったっけ……)
4 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 00:03:58.83 ID:kDATx1tx0
品田「そりゃこれだけヤクザがいればねぇ……。俺堅気だから凄く居づらいんですけど」
秋山「俺だって堅気だよ?」
品田「全ての極道が頭を下げた時点で、普通じゃないです」
桐生「しかし組員全員集めて、どうするつもりだ?」
真島「桐生ちゃぁぁぁぁ〜ん! 待っとったでぇ!!」
遥「真島さんと冴島さんだ」
桐生「久しぶりです、兄さん」
冴島「全員揃っとる様やな」
大吾「……」
品田「堂島君どうしたんだろう。なんか困ったみたいな顔してるけど」
桐生「……イヤな予感がするぜ」
5 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 00:11:53.29 ID:kDATx1tx0
真島「良く聞けやぁ! 今から第一回東城会テニス大会〜7代目会長はお前やぁ!!〜を始めるでぇ!!」
桐生「何!?」
秋山「7代目だって!」
品田「ええ? ってことは堂島君、辞めちゃうの!?」
大吾「いや、真島さんが勝手に」
真島「お前らかて景品が有った方が燃えるやろ? なぁ?」
冴島「会長になりたいかぁ!?」
平組員『おおおおおお!!!』
真島「ええ返事や!」
大吾「嘘、俺の人望低すぎ?」
桐生「そいつは聞き捨てならねえ話だな。大吾だって会長になって6、7年経っている。度々ピンチに陥ったのは事実だが、それでもやっていけてるのは大吾だからだろ」
大吾(東城会をピンチに陥れてるのは、むしろ4代目の方なんですけど)
6 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 00:17:40.12 ID:kDATx1tx0
桐生「それに真島の兄さんも冴島も、会長の座は興味なかったはずだ」
真島「いらんよ?」
冴島「自分の組もっとるだけで十分や」
秋山「俺も結構ですね。本業が忙しいですし」
品田「このメンバーの上に立つのはちょっと……」
桐生「ならどうして7代目会長の座を賭ける?」
真島「その方が燃えるからや。見てみ、あいつらの目」
平組員『会長の座、会長の座……』
冴島「下剋上のチャンスが来たんや。揃いも揃って本気で来るやろ」
大吾(助けてくれ、峯えもん……)
桐生「分かった。なら俺も本気でいかせてもらうぜ? 遠慮はいらねぇ、会長になりてぇ奴だけかかってこい!!」
真島「桐生ちゃん、落ち着けや。こんな大人数イチイチ勝負しとったら、埒が明かんわ」
冴島「それでや。第一予選は、上から降ってくるテニスボールを多く手に入れたもん勝ちや」
7 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 00:21:36.07 ID:kDATx1tx0
桐生「上から降ってくる?」
遥「おじさん、あれ!」
桐生「あれは……、伊達さん?」
秋山「あれ警察のヘリじゃないですか!」
遥(伊達コプターだ……)
真島「いーっひっひ! ええで、落とせやぁ!」
伊達「真島ー! これは貸しだからな!!」
品田「上からテニスボールが降って来た!!」
平組員『うおおおおおお!!』
真島「俺らも行くでぇ!」
冴島「うおおおおおお!」
8 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 00:29:21.17 ID:kDATx1tx0
遥「凄い光景だね」
平組員「邪魔だどけ!」
遥「きゃっ!」
桐生「遥!! 大丈夫か!?」
遥「う、うん。突き飛ばされて驚いたけど、けがはないよ。おじ、さん?」
桐生「――」
秋山「あちゃー」
冴島「やってしもうたな」
品田「これは教育だよねぇ」
真島「アカン。桐生ちゃんからオーラが出とるわ」
平組員「ボールは俺のものだぁ!!」
桐生「おい、お前! 死ぬ覚悟はできてるんだろうな」
平組員「は?」
R2 怒龍の気位
平組員「ぶべら!」
9 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 00:32:57.06 ID:kDATx1tx0
桐生「うおおおおおおお!!!」
平組員「ひぃ!!」
冴島「これはたまらんな」
真島「ええでええで! わしらも暴れとうなったわ!」←ドス構える
秋山「なんだか喧嘩になって来たね」
品田「なんでこうなるかなぁ……」
大吾「ま、また東城会が弱くなる……」
遥「大吾さん……」
真島「キュイ!!」
冴島「行くでぇ!!」
品田「おら!」
秋山「よっと!!」
10 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 00:38:00.54 ID:kDATx1tx0
遥「東城会が、壊れちゃうよー!!」
桐生「ぜぇ、ぜぇ……」
秋山「はぁ、はぁ……」
品田「俺達、テニスしに来たんですよね?」
真島「なんや、こいつらもう立てんのかい」
冴島「だらしないやっちゃ。雪山でマタギの修行してこいや」
平組員達だったもの「死ーん」
大吾「これ、再建できないだろ……」
遥「東城会が壊れちゃったよ……」
真島「しかし生き残っとるんは俺らだけかいや」
秋山「結局、いつものメンバーですね」
真島「それじゃトーナメント表組むでぇ!」
11 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 00:46:53.24 ID:kDATx1tx0
第一死合 堂島の龍桐生一馬VS嶋野の狂犬真島吾朗
第二死合 極道18人殺し冴島大河VS伝説の金貸し秋山駿
第三死合 非業の天才バッター品田辰雄VS東城会六代目会長堂島大吾
遥「ところでどうしてテニスなんですか?」
真島「うちの若いもんが読んどった漫画が、ごっつおもろくてのう! テニスっちゅうんは楽しいもんやで!!」
桐生「ふっ、あんたらしいぜ」
遥(もしかしてテニ○リ読んだのかな……)
第一死合 桐生一馬VS真島吾朗
真島「いきなり桐生ちゃんかい! こりゃたまらんわ!」←グルグルまわーる(グルグルまわーる)
桐生「こうやってあんたと拳を合わせるのは、いつ以来だろうな」←グルグルまわーる(グルグルまわーる)
真島「いーっひっひ! 桐生ちゃん、腕落ちてへんよな? 楽しませてもらうで!」バサッ←早脱ぎの音
桐生「行くぜえええええ!!」バサッ←早脱ぎの音
12 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/02/11(月) 00:48:04.11 ID:nCbxP9WWo
おい、テニスしろよ
13 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 00:56:03.19 ID:kDATx1tx0
真島「キュイ!」
桐生「オルァ!!」
秋山「これは凄い! 桐生さんのパワーボールに、真島さんは超スピードで移動して返している」
真島「ガラ空きやでぇ!!」
桐生「ぐはっ!」
冴島「1−2! ゲーム兄弟や!!」
品田「いやいやいや! テニスって、ボールを相手のいないところに打ち返すんですよね! 何で思いっきりボディ狙ってるんですか!? しかも食らったら点取られるって!」
真島「その方が早いからや!」
冴島「そういうことや。テニスはな、野球と違うんや」
品田「いや、そう言う問題じゃなくて」
桐生「品田、止めるんじゃねぇ。これは俺と真島の兄さんの闘いだ。口を出すな」
真島「いーっひっひ! そうこなアカンわなぁ! それじゃあ行くでぇ。とっておきや!!」
14 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 01:00:58.76 ID:kDATx1tx0
品田「な、なんだありゃあ!」
秋山「真島さんが、分身した!?」
大吾「えー」
冴島「兄弟、あん時より分身の数が増え取るわ。10対1。桐生はどう切り抜ける」
真島's『キュイ!!』
遥「分身もボールを打って来たよ!」
品田「ちょ! ええ!? な、何が何だか……」
秋山「10個のボールがバラバラに飛んで行った!」
桐生「うおおおお!」△
秋山「あれは! ティッシュ配り、じゃなくて驚愕の極み!」
遥「高速移動してボールを返してる! 凄いよ、おじさん!!」
真島「いーっひっひ! それでこそ桐生ちゃんやで!」
15 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 01:05:55.15 ID:kDATx1tx0
冴島「タイブレーク突入やぁ!!!」
桐生「ぜぇ、ぜぇ……」
真島「やるやないけ、桐生ちゃん。でも、もう限界やな」
秋山「お互い大技だしまくりで、体力が底を尽きたか」
品田「でもタイブレークはきついね。7ポイント先取だし、2人にそんな体力が」
冴島「大吾、よう見ておくんや。それで、若いもんに伝えるんや」
冴島「伝説は最後まであきらめへんってな」
大吾「諦めない……」
真島「キュイ!」
桐生「ウラァ!!」
真島「しもた! ロブをあげて」
桐生「勝機!」○□×
真島「ぐはっ! やっぱ桐生ちゃんは、ごっついのう……」
16 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/02/11(月) 01:06:36.60 ID:qHY42LIIO
くそっwwwはらいてぇwww
助けて峯えもんwww冷麺さんwww
17 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 01:12:02.83 ID:kDATx1tx0
秋山「真島さんが倒れた!」
冴島「兄弟試合続行不能や! うぃなー、桐生!!」
桐生「はぁ、はぁ……」
遥「おじさん、これ上げる」つ金麦
桐生「あぁぁぁ」体力80回復、酔いどれ
秋山「それじゃ、次は俺と冴島さんの試合ですね」
冴島「秋山が相手か。不足は有らへんな」
第二死合 秋山駿VS冴島大河
品田「秋山さん、サッカーとかは凄く強そうだけど、テニスはどうなんだろ」
遥「冴島さんがラケット持つと凄く小さく見えるね」
冴島「行くでぇ! よっしゃああ!!」
18 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 01:16:04.85 ID:kDATx1tx0
秋山「いいサーブだぁ!?」
遥「ボ、ボールが破裂した……」
冴島「カウント15−0や」
品田「いやいやいや! ボールが破裂するサーブって、ええ!? 返せるわけないでしょうが!」
秋山「確かに、こいつを返すのは骨が折れそうだな」
品田「いや、リアルに折れるでしょ……」
冴島「行くでぇ!!」
秋山「よっと! あー、ダメか。破裂してしまった」
遥「こんなの、返せないよ……」
品田「こりゃサービスゲームは落とせないなぁ」
秋山「参ったねぇ」
19 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 01:19:50.05 ID:kDATx1tx0
品田「1−0! ゲーム冴島さん! コートチェンジ!」
秋山「こっちのサービスですね」
冴島「こいやぁ!!」
遥「秋山さん、どうするんだろう」
秋山「よっと!」
品田「と、飛んだ!?」
秋山「飛ばない金貸しはさ、ただの金貸しだ!」
遥「えっと、それが普通です」
秋山「ヤァ!」
冴島「おっ、やるやないけ!」
品田「秋山さんは高速サーブか! 高い打点から最短距離目掛けて鋭い一撃をかます。これなら冴島さんも簡単には返せない!」
20 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 01:24:21.20 ID:kDATx1tx0
品田「0−40!」
秋山「ふぅ、次も取らないとな」
冴島「なかなかのもんやな。やけど、見切った!!」
遥「ああ! サーブ返されちゃった! また割れちゃうよ!」
秋山「ならば!」
品田「あ、秋山さん? ラケットを足に付けて……」
秋山「うりゃ!」
冴島「ぐふっ!」
遥「蹴り返した! ラケットで!」
秋山「こっちの方が向いてるか、やっぱ。ボールは地面に当たらなきゃ割れないみたいだし、KO狙いで行くか?」
冴島「今のは聴いたでぇ、秋山」
品田「ははっ、もうなんとでもなーれ」
21 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 01:32:09.77 ID:kDATx1tx0
冴島「アゲアゲやぁ!!」バゴン!
秋山「リズムに乗るね!」パコン!
品田「お互いサービスゲームは落とさないか。これはまたタイブレークになるか?」
桐生「どっちが勝っても、俺は勝つぜ」
遥「おじさん! 顔赤いよ? 大丈夫?」
桐生「少し、酔っただけだ。この方が強くなれるぞ」
品田「5−6! ゲーム冴島!」
秋山「ホントサービス取らないと不利なゲームだねぇ。行くぞおおおおお!」
桐生「秋山は、かかと落としでサーブをするのか」
品田「足にラケットテーピングしてるんです。走りにくいと思うんですけどね、あれ」
冴島「ごるぁ!!」
秋山「のわっ! ラケットが折れるって、おいおい」
遥(良く足折れないなぁ)
22 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/02/11(月) 01:33:02.46 ID:mn7SUWW30
越前「なんだ、ただのテニヌか」
23 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 01:39:07.83 ID:kDATx1tx0
秋山「シャァ!」
冴島「行くでぇ!!」
秋山「くっ!球威がつよ」
冴島「クソッ、足に来たか!」
遥「ボールが! ネットの上に」
品田「コードボールか! 冴島さん足に来てるみたいだし、これは返せないか?」
桐生「冴島の方に落ちるのか!?」
秋山「ラッキー、なのかな?」
冴島(靖子、俺は……)
靖子『お兄ちゃん』
冴島「うおおおおおおお!」R2 △
冴島「向こうに入らんかああああああ!!!」猛虎 地裂の極み
24 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 01:43:11.97 ID:kDATx1tx0
遥「冴島さんが地面を殴った!」
桐生「あれは……!」
品田「うわぁ! じ、地震!?」
大吾「つ、机の下に隠れないと!」
真島「兄弟、ごっついのう……」
秋山「そんなの有りですか?」
品田「ゲームセット! ウォンバイ、冴島さん!」
冴島「よっしゃあ!」
桐生「冴島とか。ふっ、楽しみだぜ」
冴島「俺もや。前は負けたけど、今度はそうもいかんで」
秋山「いやぁ、参った参った。堅気にゃキツイね」
品田「いや、秋山さんも十分人間辞めてますよ」
25 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 01:51:46.25 ID:kDATx1tx0
秋山「次はまだ見てて微笑ましいのかね? 大吾さんと品田の勝負だ」
大吾「辰雄……」
品田「堂島君とテニス勝負をするなんてね。さっきの試合見てて、俺身体を動かしたくて仕方ないんだよね」
大吾「そうか、俺もお前にだけは負けたくないと考えていたところだ」
品田「奇遇だね。俺もだよ。素振り腹筋腕立て、毎日やってるんだ。堅気と思ってバカにしちゃ、痛い目合うよ」バサッ
大吾「俺も茨の道を歩いて来たつもりだ。行くぞ、辰雄!」バサッ
デデデデデンデーンデーデデデデデデ デデデデデデデデデデ
デデデデデンデーンデーデデデデデデ デデデデデデデデデデ
デッデデッデデ デッデッデデ デッデッデデ デッデッデデ
堂島大悟
秋山「すりーきーれーたーBlue Jean 似合うお前と」
桐生「ひとーみーにーRoad Movie映しながらー」
遥「ヒムロックって楽しいね!」
26 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 01:56:43.22 ID:kDATx1tx0
大吾「うおー!」
品田「やるねぇ! でも、得物の扱いなら、俺が勝つよ!」
大吾「うわー!」
遥「品田さん、バットじゃなくてラケットも器用に使うんだね」
秋山「品田は武器を使わせたら天下一品だからねぇ」
桐生「それに、今尚鍛錬を積んでいるパワーバッターだ。大吾に勝ち目はあるのか?」
大吾「うおー!」
品田「のっ! コーナー狙うの上手いなぁ」
秋山「2−2! ゲーム大吾さん!」
冴島「射撃の腕は一流やからな。際どいところ狙うんは得意なんやろ」
品田「品田ホームラン!」
大吾「ぐはー!」
遥「大吾さんが飛んで行った!」
27 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 02:05:53.36 ID:kDATx1tx0
品田「ぜぇ、ぜぇ、もう終わり?」
大吾「ま、まだだ……」
真島「しっかし、6代目も大きくなったのう」
桐生「ああ。最後まであきらめない心、それこそ会長の証だ」
冴島「そうや。今の大吾の目、輝いとるで」
大吾「うおおおおお!」
遥「大吾さんの掛け声に勢いがついてきた!」
品田「こ、これは!!」
大吾「一度でいいから言ってみたい、勝機!」○○×
品田「ふ、不動明王!?」
大吾「東城会6代目会長、堂島大吾を……舐めるなぁああああああ!!」
品田「のはぁん!!!」
秋山「品田、KO!! この勝負、大吾さんの勝利!」
28 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 02:15:52.69 ID:kDATx1tx0
大吾「辰雄、大丈夫か?」
品田「堂島君。やっぱり、会長ってすごいんだね」
大吾「周りが俺以上に凄い人ばかりなんだ。いやでもそうなるさ。辰雄のホームランも、ガツンと来た」
品田「あはは! テニスなのにさぁ、ホームランって!」
大吾「ああ、お笑いだな」
桐生「男同士の友情、素晴らしいな」
遥(大吾さん×品田さん……。って私何を考えてるの!?)
真島「つーことは、勝ち残ったんはこのメンバーやな!!」
第四死合 桐生一馬VS冴島大河
秋山「龍虎あいまみえる、ですか。こりゃ楽しみだ」
品田「って冴島さん、足大丈夫なんですか?」
冴島「心配いらん。松屋のデミたまハンバーグ定食食べて、回復したわ」
遥「松屋って凄い、改めてそう思った」
29 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 02:31:05.12 ID:kDATx1tx0
冴島「桐生。俺らの間に、小難しいもんはいらん」
桐生「ああ、そうだな。ボールをぶつけ合って、立っていたほうが勝者だ」
冴島「望むところやぁ!! 死ぬより辛いテニスが有るっちゅうこと、その身に教えたるわ!!」バサッ
桐生「遠慮はいらねぇ、殺すつもりで掛かってこい!!」バサッ
冴島「行くで桐生ううううううう!」
桐生「冴島あああああ!!」
http://youtu.be/xdwUA5RgeW4
遥「プ・レ・プレパ プ・レ・プレパ ワレテバリバリ」
秋山「まぁ間違ってないもんね」
品田「うわぁ、イロイロ台無しだ……」
真島「純情プレパレードやぁ!!」
30 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 02:36:50.23 ID:kDATx1tx0
桐生「うおおおおおお!」
冴島「うおらあああああ!!」
遥「凄い……。ボールを互いにぶつけ合って、それでも立っている!」
品田「はぁ、これカウントしても仕方ないですよね」
大吾「ああ。これが、伝説と伝説を継ぐ者の闘いだ」
秋山「ラケットとボールが、もどかしいぐらいだ」
冴島「ま、まだまだいけるでぇ?」
桐生「こっちもだ! うおらああああ!!」
冴島「よっしゃああああ!!」
遥「テニスなのに、こんなにボロボロになって……。おじさん、冴島さん……」
真島「2人とも、本気の喧嘩を楽しんどんや。受けた傷は、俺達極道もんの誇りや」
冴島「ぐはっ!」
桐生「くっ、ここまで、か?」
31 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 02:42:13.18 ID:kDATx1tx0
遥「2人とも倒れちゃった……ッ!」
秋山「えっと、中学テニスのルールじゃ、先に立ちあがった方の勝利みたいだけど」
品田「どこの世界にそんな格闘技みたいなテニスのルールが有るんですか!」
大吾「桐生さん、冴島さん……!」
桐生「くっ……」
冴島「まだ、倒れるわけにいかへんのや……」
真島「兄弟!」
秋山「冴島さんが立った! 桐生さんは……」
桐生「ま、まだ終わっちゃいない……!」
遥「立った! おじさんが、立った!!」
桐生「行くぞ、冴島。うおおおお!」
32 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 02:48:35.18 ID:kDATx1tx0
冴島「――」
桐生「さえ、じま?」
冴島「――」
秋山「冴島さん、あんた……」
品田「これは……」
真島「兄弟、気を失ってもなお、立ち上がるんかい」
桐生「おい! 冴島!!」
大吾「気を失ってるだけです。命には別状はないと思います」
遥「良かったぁ……」
冴島「――」
品田「とりあえず、冴島さん運びましょう。ぐぬぬ、重い!」
秋山「そりゃこれだけ大きけりゃ重いさ。んぬぬぬ……」
遥(気を失った冴島さんは、木像の様に運ばれていきました)
33 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 02:55:36.37 ID:kDATx1tx0
桐生「冴島、お前のガッツに敬服するぜ」
大吾「桐生さん……」
桐生「そうか。最後は、お前だったか」
大吾「このテニス対決を得て、俺は色々なことを学びました。諦めないこと、たとえボロボロになっても、立ち上がらなくちゃいけないこと」
大吾「先の抗争で幹部が壊滅状態の今、俺は現実と闘わなければいけない。極道の未来のためにも、今一度東城会を強くしたい」
桐生「そうか。なら、俺に勝ってみろ。最後までしぶとくあがいて、立ち上がれなくなるその時まで、ラケットを離すんじゃない」
遥「サービス大吾さん!」
大吾「行くぞおおおおお! きりゅー!!!」
桐生「お前の誇りと全てを賭けてかかってこい!!」
大吾「うおおおおおお!!」
桐生「おらあああああ!!」
遥「おじさん! 大吾さーん!!」
34 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 02:59:33.24 ID:355pu5qE0
桐生「はぁ、はぁ……」
大吾「き、りゅうさん……。まだ、これか……ら」
品田「堂島君!!」
秋山「決着がつきましたね」
冴島「大吾、お前はようやった。不動明王も笑っとるやろ」
真島「ウィナァ、桐生ちゃんやあああああああ!!!」
遥「おじさん、やったね!」
桐生「ああ。大吾、お前はもう立派な、親だ」
大吾「です……」
桐生一馬、東城会七代目会長襲名とともに、八代目会長に堂島大吾を推薦して引退。
35 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 03:03:50.69 ID:IwlmgXmw0
沖縄 アサガオ
遥「えいっ! 遥ゾーンだよ!」
桐生「ボ、ボールが吸い込まれていくー(棒)」
遥「決めるよ! 虹色プリズムスター!」
桐生「取れない! 遥はテニスも強いな」
遥「えへへ」
太一(おじさん、わざと遥お姉ちゃんの方にボール打ってるよね)
綾子(本当に親バカだね)
郵便「ちわーす、御届け物でーす」
遥「あっ、はーい!」
36 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 03:09:06.23 ID:KicFZsY50
遥「あれ? 真島さんからだ」
桐生「真島の兄さんから? 今度はなんだ?」
遥「開けるね。にしても、相変わらずキャラクターに合わない達筆だよね」
桐生「ああ見えて、根はマジメな人だからな」
遥「えーと? 第一回東城会近江連合親善バスケットボール大会……。バスケ?」
桐生「え?」
遥「おじさん、3ポイントシュート決めてよ!」
ミレニアムタワー
チョーシハズレナコエダッテ
真島「黒子のバスケ、おもろいやないけ!」
冴島(ニセコイちゅうもんは、ええもんやなぁ)
完
37 :
◆CiplHxdHi6
[saga]:2013/02/11(月) 03:09:39.71 ID:KicFZsY50
短めですが、これで終わりです。読んでくださった方、ありがとうございました。
38 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/02/11(月) 03:17:14.50 ID:qHY42LIIO
おつー
松屋の店員ももうなれたろうなぁ
腹抑えてボロボロなヤクザが定食頼むのも
39 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/02/11(月) 07:22:45.46 ID:RKFCskAIO
乙
笑わせてもらった
また龍が如くSS書いて欲しいな
40 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/02/11(月) 10:09:30.71 ID:M9OfwgvSO
イイハナシダナー…
とでも思ったか!
東城会半壊だよ!!
23.04 KB
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